以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/23(木) 14:39:12.30 ID:RYtQ.DAo<>

物語のネタばれ・続きの予想は禁止
dat落ちしたスレは変換機をどうぞ

ピカチュウ「昔はよかった・・・」避難所3
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1232964116/
ピカチュウ「昔はよかった・・・」避難所2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1225681079/
ピカチュウ「昔はよかった・・・」避難所
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1223300056/

◆本スレまとめ
まとめてくださっているサイト
http://yeisu.hp.infoseek.co.jp/matome/pikachu/pikachu.html
まとめwiki
http://www19.atwiki.jp/wktkwktk/

◆変換機
http://www.geocities.jp/mirrorhenkan/<>ピカチュウ「昔はよかった・・・」避難所4 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>saga<>2009/04/23(木) 15:15:55.31 ID:swtg13Io<>いちおつ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/23(木) 16:45:59.49 ID:ziScSWEo<>いちおつ

逆にすごかったな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/23(木) 17:02:51.43 ID:5sTJmZ6o<>>>1

何が起きたのか理解できなかった<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/23(木) 17:26:20.15 ID:Lh3oP.AO<>真っ昼間から一時間近くも顔真っ赤にしてせっせと携帯いじってる姿を想像したら泣けた<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/23(木) 17:35:00.77 ID:DJct396o<>>>1
>>2
乙<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/23(木) 18:23:46.28 ID:sYGyyOEo<>何だ何だ?何であれてたんだ?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/23(木) 19:05:53.16 ID:RD/TfHQo<>しまった、重複した・・・<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/23(木) 19:07:23.50 ID:ehkq0Pco<>確認してから建てろwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/23(木) 19:27:58.70 ID:RD/TfHQo<>すみません
あちらの方は削除依頼出してきました

ほんと申し訳ないです…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/23(木) 19:38:21.58 ID:mSRsUS2o<>凄い加速だった<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/23(木) 20:50:19.44 ID:LpGKCFso<>あれ、こっち?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/23(木) 22:00:49.47 ID:DP7gP6DO<>いったい何が起きた<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/23(木) 22:35:45.22 ID:emaNG2AO<>>>5

そういうノリすか?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/23(木) 22:37:02.05 ID:emaNG2AO<>>>5
お前マジでキモイな

人間か?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/23(木) 22:37:28.83 ID:emaNG2AO<>掲示板だから言いたい放題だぜヒャッホウ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/23(木) 22:37:57.25 ID:lbSwcIAO<>通報してきま<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/23(木) 22:41:38.38 ID:8kifh1Mo<>携帯はPCと違って通報されたら2ch生活終わりってことを知らないのかね<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/23(木) 22:42:08.89 ID:dauFsiIo<>ここ外部だけどな…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/23(木) 22:44:05.33 ID:emaNG2AO<>从 ゚∀从 〜♪
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/23(木) 22:46:13.19 ID:lbSwcIAO<>もう対策済でしたか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/23(木) 22:58:23.63 ID:emaNG2AO<>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>21<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/24(金) 00:59:18.91 ID:pGjIygAO<>>>1乙
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/24(金) 01:28:28.90 ID:l4fyNrY0<>いちおつ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/24(金) 01:28:43.98 ID:l4fyNrY0<>いちおつ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/24(金) 15:37:38.60 ID:hwoUnYAO<>いちおついちおつうっせーぞてめえら!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/24(金) 20:06:40.16 ID:8bMoTL.0<>いちもつ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 01:00:35.62 ID:dgjMIMAO<>いちもちゅう<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 01:02:46.10 ID:WuAS92Qo<>おってい<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/25(土) 01:15:28.89 ID:8x.6JISO<>もう変わってるだろうけどIDの通りNGだな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 04:29:20.86 ID:q1pMBdco<>すごいなあのケータイ
すばらしいニートの鑑だな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 07:51:54.80 ID:hk0o0vko<>1乙
作者が気づいてくれるのを祈るのみかね
落ちないから多分大丈夫だろうけど<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 10:23:53.01 ID:smHO2g6o<>他のスレにも爆撃してたっぽいな<> ◆ihjpPTk9ic<><>2009/04/25(土) 15:50:28.29 ID:B35TIBEo<>次々に衣装を試していると、まるで自分が着せ替え人形になったような錯覚がしてくる。
五着目を試すあたしを遠見しながら、コーディネーターの人が言った。

「あなた、香水は持ってる?」
「香水ですか?」

いいえ、と答えかけて、

「持ってます。一つだけ」
「どんな香水?」
「えっと、これです」

バッグを開けて、小瓶を取り出してみせる。
エリカさんから貰った試作品の香水『sweetrose』を、
あたしはなんとなくいつも持ち歩くようにしていたのだった。

「これ、メーカーはどこかしら?」
「たしか、レッドベルだったと思います」
「ふーん、レッドベルねえ……って、嘘はダメよ。
 あそこは香水業界の最大手で幅広い客層に対応してるけど、
 あたしは仕事柄、それらほとんどの香水を把握してるの。
 この香水は初めて見るわ。
 ラベルも貼られてないし、個人で作られたものでしょう?」
「あのう、その香水はまだ一般には売られていないものらしいんです」
「試作品ってこと?」

曖昧に頷く。

「どうしてあなたがレッドベルの試作品を持ってるの?
 家族にレッドベルの開発部門で働いている人がいるとか?」

アシスタントとコーディネーターの六つの視線が小瓶とあたしに注がれる。

「……エリカさんに直接もらったんです」
「それ、本当?」
「はい」

どこからともなく表れる三枚のサイン紙。

「今度エリカさんに会う機会があれば、サインもらってきてくれる?」
「は、はあ」
「エリカさんはOLの神様的存在なのよ。ねえ?」

アシスタント二名が満面の笑みで同意する。
コーディネートしてもらっている手前、断ることが出来るはずもなくて、

「い、いつお返しできるか分かりませんけど」
「いいのいいの。忘れた頃にでも貰えればサプライズプレゼントになるから」

あたしはサイン紙をバッグにしまった。
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 15:51:31.14 ID:LDkNT2Eo<>ktkr<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 15:52:05.02 ID:hk0o0vko<>お、作者ktkrって>>35早すぎww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 16:00:01.48 ID:c9gVgPw0<>リアル遭遇ktkr<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 16:00:26.87 ID:WuAS92Qo<>>>36
何が?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 16:01:06.64 ID:WuAS92Qo<>時間のことかw<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 16:01:22.50 ID:iJgRcXgo<>作者ktkr
専ブラに入れて毎日張り付いてた甲斐があったww<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/04/25(土) 16:23:39.33 ID:B35TIBEo<>それからさらに一時間後。
あたしは鏡を見ながら混乱していた。
魔女にドレスアップされたシンデレラも、今のあたしと同じ気持ちだったのかしら。

「終わったッス」
「こっちも今終わりました」

店を二分していた仕切りが取り払われる。
その間、あたしはずっと俯いていた。
タイチがどんな風に変わったのか知りたい気持ちよりも、
ドレスアップしてもらったあたしがどんな風にタイチの目に映るのか心配な気持ちが大きかった。
カエデならきっと、ポーズの一つでも華麗に決めているに違いないのに。
さっきまで騒がしかった店内は、水を打ったように静まりかえっている。
あたしは恐る恐る顔を上げて、

「………」
「…………ぷっ」

五秒と待たずに噴き出した。
タイチが直立不動の姿勢で、視線をぐっと中空に饐えていたから。

「わ、笑うことないだろ」
「だって、どこかのガードマンみたいよ、タイチ」
「ガードマンって……」

タイチが姿勢を崩す。

「今くらいが丁度いいわ」
「そ、そうか?
 こんな服着るのは初めてだからさ、
 どんな姿勢や歩き方がいいんだろうって考えてたら、余計にワケ分かんなくなっちまって……」
「まずはその喋り方を丁寧にすべきじゃない?」

それもそうだな、とタイチが笑って頭を掻く。
そして今更ながらにあたしの方を見て、「うお」とO字形に口を開けたまま絶句した。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 16:25:07.02 ID:LDkNT2Eo<>プロ並の絵師さんはどこだ
至急次のレスに備えろ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 16:57:56.29 ID:eMX6fsIo<>おや夢精の様子が・・・?

ピコピコ

タンタン タンタン タンタッタッター タンタン タンタン・・・<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/25(土) 17:52:46.56 ID:D7iZc6DO<>>>43
BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 19:15:44.12 ID:dgjMIMAO<>想像だけではもう限界だ創造出来る奴を誰か呼べえぇぇぇっ!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 19:25:23.98 ID:caeen1Ao<>>>45
アルセウス「呼んだか?」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 19:26:04.98 ID:WuAS92Qo<>>>46
チート乙<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 20:17:15.78 ID:dgjMIMAO<>>>46
美輪さんはお帰り下さい<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/25(土) 23:46:27.60 ID:B35TIBEo<>それが良い意味での絶句であることを信じて、あたしは少し勇気を出してみることにした。
シフォンミディアムドレスの裾を軽く持ち上げる。

「似合ってる、かな」
「…………」
「不相応に見えない?」
「…………」

どうして黙ってるのよ。
不安になって、すぐにそれが杞憂だったことに気付いた。
タイチの視線はドレスにではなく、開けた胸元に吸い寄せられていた。
どうしてタイチってこんなに馬鹿なんだろう。
自分の目線がどこに向いているか、見られてる本人から丸わかりだってことが分からないのかしら。

「タイチ?あたしが言ったこと、聞こえてる?」
「……はっ。
 あ、ああ、すごく綺麗だな。マジで似合ってる」

白々しいことこの上ないわね。

「あっそ」
「嘘じゃねえ。本当だって。俺はドレスの知識なんてこれっぽっちもねえけど、その黒の生地、すごくヒナタに似合ってる。
 普段着てない色の分、滅茶苦茶大人っぽく見えるぜ。それに……」

まだ適当な褒め言葉を並べるつもり?

「この匂い、香水付けてるのか?」
「わ、わかるの?」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/25(土) 23:52:12.04 ID:WuAS92Qo<>来た来た<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/26(日) 00:12:09.37 ID:Roq4pK2o<>タイチが一歩あたしに近づく。

「分かるよ」

身長の違いから、あたしはタイチを少し見上げながら言う。

「これね、エリカさんに貰った香水なのよ。
 いつも使ってたらすぐに無くなっちゃうから、使い惜しみしてたの」
「へえ。それにしてもいい香りだな」
「あ、ありがと」
「ヒナタに合ってる」

誉められるたびに、むず痒い感覚が体を這い回る。
あたしはタイチの正装を至近距離で眺めながら、
ぼうっとした頭で、返す言葉を考えた。
さっきはガードマンみたいで似合わないと思っていたタイチのスーツも、
今一度見直すと、新人ホストのそれのように格好良く見えてくる。
なんて言ったらいいんだろう。
普通に「似合ってるわ」でいいのかしら。
あたしは妙に緊張しながら顔を上げて、その言葉を飲み込んだ。

「あたし、よく分かったわ」
「な、何が分かったんだ?」
「タイチがデリカシーの欠片もない最低の馬鹿だということが、よ」

そんなに女性の胸の谷間に興味があるなら、
このヤマブキシティに山とある風俗店に行ってくればいいのよ。
結局タイチにとってはあたしのドレスや香水なんて、どうでもいいことなんだわ。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 00:16:39.31 ID:ZwuiIj6o<>なんだツンデレか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/26(日) 00:39:37.67 ID:Roq4pK2o<>タイチは慌てて視線を逸らして言った。

「ごめん。つい……」
「つい、で済まされると思ってるの?」
「だって仕方ねえだろ。これは不可抗力なんだ。男の性なんだ」
「開き直るのね」
「そうじゃないって。ヒナタが気にしすぎなんだよ」

口論に発展しそうな気配がしたところで、
「お披露目タイム終了ー」と生暖かい笑顔を浮かべたコーディネーターさんの止めが入る。
仕切りが元に戻され、あたしとタイチの間に壁が出来る。
ドレスを脱ぐのを手伝ってもらっているあいだも、
あたしはタイチへの苛立ちを鎮めることが出来なかった。
タイチ許すまじ。
あ、これ語呂いいわね――そんなことを考えて、なにくだらないこと考えてるのよ、と自分を詰る。
ふと我に返ると、既に最初の衣服に着替え終わっていて、
ほこほこした笑顔のアシスタント二人とコーディネーターさん一人が、じっとあたしを見つめていた。

「今日はありがとうございました」
「いいのよ。良い素材を磨くのは私たちにとって幸せなことなんだから。
 それに面白いものも見られたし。ねえ?」

こくこく、とアシスタントが頷く。<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/04/26(日) 00:47:59.53 ID:Roq4pK2o<>面白いものって何ですか?というあたしの問いに、
コーディネーターの人は「さあ。それよりエリカさんのサイン、忘れないでね」とお茶を濁すばかりだった。













章末
正直な話今何章か忘れた
もっと正直な話をすると章分けとか最早どうでもよくなってる<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 00:52:38.99 ID:ZwuiIj6o<>これだけ長くやってりゃあな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 01:09:38.70 ID:VxxWG7Uo<>おつー<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 01:16:09.35 ID:/wuhK.Ao<>はっちゃけたww乙<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 01:20:31.82 ID:ZUS9A/ko<>お疲れ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 01:22:53.04 ID:hxA5BYAO<>夢精許すまじワロスwwwwwwwwwwww
乙かれシャワーズ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 02:38:44.27 ID:2p2/V5Eo<>ずっと疑問だったんだが、カスミってひんぬーだよな?
なのにその娘がそこそこきょぬーってどういうこと?
サトシの母親からの隔世遺伝か?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 06:47:24.58 ID:/qEyM.DO<>>>60
アニメではまだ十歳ぐらいじゃね<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 07:45:55.40 ID:bj6dOEDO<>言われてみると、最近章分けされてないなww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:34:04.28 ID:58X9IGk0<>>>61
最初の方で“見事にカスミのコンプレックスを克服した”
とか言ってたからカスミはひんぬーだよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:35:08.29 ID:58X9IGk0<>>>61
最初の方で“見事にカスミのコンプレックスを克服した”
とか言ってたからカスミはひんぬーだよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:35:11.64 ID:58X9IGk0<>>>61
最初の方で“見事にカスミのコンプレックスを克服した”
とか言ってたからカスミはひんぬーだよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:36:38.19 ID:XN3DYo20<>>>61
最初の方で“見事にカスミのコンプレックスを克服した”
とか言ってたからカスミはひんぬーだよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:36:41.94 ID:58X9IGk0<>>>61
最初の方で“見事にカスミのコンプレックスを克服した”
とか言ってたからカスミはひんぬーだよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:36:51.48 ID:58X9IGk0<>うわ、なんか大惨事に<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:38:08.20 ID:5GOwJiA0<>>>61
最初の方で“見事にカスミのコンプレックスを克服した”
とか言ってたからカスミはひんぬーだよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:38:11.60 ID:XN3DYo20<>>>61
最初の方で“見事にカスミのコンプレックスを克服した”
とか言ってたからカスミはひんぬーだよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:38:22.02 ID:XN3DYo20<>うわ、なんか大惨事に<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:39:38.23 ID:5GOwJiA0<>>>61
最初の方で“見事にカスミのコンプレックスを克服した”
とか言ってたからカスミはひんぬーだよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:39:41.48 ID:XN3DYo20<>>>61
最初の方で“見事にカスミのコンプレックスを克服した”
とか言ってたからカスミはひんぬーだよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:39:51.52 ID:XN3DYo20<>うわ、なんか大惨事に<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:41:08.22 ID:PxGcVb20<>>>61
最初の方で“見事にカスミのコンプレックスを克服した”
とか言ってたからカスミはひんぬーだよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:41:14.03 ID:XN3DYo20<>>>61
最初の方で“見事にカスミのコンプレックスを克服した”
とか言ってたからカスミはひんぬーだよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:41:16.93 ID:58X9IGk0<>>>61
最初の方で“見事にカスミのコンプレックスを克服した”
とか言ってたからカスミはひんぬーだよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 10:43:27.95 ID:nk.FxmMo<>まじ☆きち<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 11:10:59.15 ID:hxA5BYAO<>なんだこの流れ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>saga<>2009/04/26(日) 11:13:12.10 ID:UqLLmnAo<>荒らし報告されてもおかしく無いレベル<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 11:20:37.04 ID:w4S4QjQo<>18も伸びてるから作者来たのかと思った俺のwktkを返せ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 11:21:36.21 ID:gfoicvgo<>重いからって連打すんな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 11:46:09.39 ID:ssfyc7go<>めちゃワロ田wwwwww<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/04/26(日) 13:02:43.25 ID:Roq4pK2o<>「作戦の説明は以上だ」

とサカキはペルシアンを介して僕に言った。

「任務遂行にあたって余計なことは考えるな。
 与えられた任務にのみ集中しろ。
 時間は限られているのだからな」
「ピカ」

了解だよ。
サカキは杖を突いて立ち上がり、ペルシアンに目で合図した。
それでもペルシアンはすぐにその場を動こうとしなかった。

「本当にいいのかニャ?」

片方に傷を負った双眸が僕を見つめる。
ペルシアンはあえて多くを言わなかったのだろう、と思う。
僕は鷹揚に

「ピーカ、チュウ」

大丈夫、と答えて見せた。それは本意でもあり、虚構でもあった。
傷が完全に癒えていない体で任務に就くのは、はっきりいって心懸かりだ。
それを知った上で僕に命を下したサカキのことを、恨めしも思う。
けど、システムの構想を打砕くという大義名分のもとでは、僕の不満なんて些細なものなんだ。
それに、今では僕は得心している。
これはサトシと再び会える最後のチャンスかもしれない。
ヒナタと再び合流するのが遅れる代わりに、彼女にお父さんの情報を少しでも持って帰ってあげられるかもしれない。
……いや、それでは半分嘘だ。
僕は純粋なサトシの元相棒として、サトシに再会したい。そう思っている。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/26(日) 13:03:53.31 ID:Roq4pK2o<>それを知った上で僕に命を下したサカキのことを、恨めしも思う。 ×

それを知った上で僕に命を下したサカキのことを、恨めしくも思う。 ○<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/26(日) 13:13:34.85 ID:VN59.wDO<>http://x88.peps.jp/daisukiryoka/album/?guid=on&cn=2
http://pr.cgiboy.com/12919666/<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 13:16:05.71 ID:/wuhK.Ao<>この中でも普通に始める>>1に惚れる<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/26(日) 13:51:51.86 ID:Roq4pK2o<>「来い、ペルシアン」

穏やかな声の裏には聞く者全てを隷従させる物々しさが満ちている。
ペルシアンはそろりそろりとベッド脇から離れ、サカキの不自由な側の足にすり寄った。
病室から出る際、サカキは一度だけ僕の方を振り返った。
そして眉間に刻まれた皺をほんの少し緩めたあと、今度こそ去っていった。
あれで微笑んだつもり、なのだろうか。
窓に近づいて、海と木々の匂いが入り交じった五の島の風を浴びる。
もしかしたら。サカキも心のどこかでは罪悪観を感じているのかもしれない。
力を制限された僕よりも能力の勝るポケモンは、少なからずともいる。
それを踏まえた上で僕に任務が与えられた理由、
それは僕が単純な一戦力としてではなく、
もしサトシがそこにシステム側の人間としていた場合、
複数の意味で彼に"対抗"できる唯一のポケモンだからだろう。
サトシにとっては予期せぬ僕との再会が、彼に動揺を与えることが出来る――。

「ピカチュウ?」

背後から看護婦さんの声がする。
サカキとの話が終わった頃合いを見計らって戻ってきたのだろう。
僕は振り返り、その次の瞬間に看護婦さんの胸に抱きしめられていた。

「あなたって人は……じゃなくて、あなたってポケモンは!」

君は自分の看たポケモンが退院する度にそうやって泣くのかい?
涙の理由は別のところにあると理解しながら、僕は心の中で看護婦さんをからかう。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/26(日) 14:39:41.88 ID:Roq4pK2o<>「どうして、どうして断らなかったんですか?」

悪い子だな。サカキの命令を僕が断るよう、彼の部下である君が望むなんて。
看護婦さんは洟を啜りながら、

「いえ……、それはもういいです。
 わたし、分かっていたんです。
 あなたが結局わたしの言うことなんてちっとも守る気がない頑固者だってことは。
 夜な夜な中庭であの男とこっそりリハビリしていること、気付いてないとでも思ってたんですか?」

僕が答えるよりも早く看護婦さんは言葉を続けた。

「ピカチュウ。あなたが行くことを止めることは諦めます。
 でも、これだけは約束してください。無茶、しないでください。
 いいですね」

看護婦さんの指が僕の頬にそっと触れる。
僕はその手を払いつつ、小さく横に首を振った。
無茶をしない、という約束はできない。
君には恩があるけれど、守れる保証のない約束はしても意味がない。
細くなっていた涙の筋の幅が再び広がる。
思い返してみれば、僕は君を困らせてばかりだな。
たくさん尽くしてもらいながら、僕は最後の最後まで反抗的な患者だった。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 15:07:28.23 ID:q2t9O.DO<>ピカチュウになりたい。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 15:46:40.14 ID:2p2/V5Eo<>このピカチュウ人間だったら間違いなくモテモテ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 17:46:50.28 ID:vSR2xT.o<>>>91
すでに人間にもモテているんだからその考えはおかしい<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 18:16:45.09 ID:ZUS9A/ko<>>>92
特にほっぺがモテモテ。しかしこのほっぺなら・・・な
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2276.jpg<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 18:25:40.89 ID:gsOMhEUo<>バケモノ見てトゲピーが泣いてる図にしか見えんwwwwwwwwwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 19:26:24.37 ID:hxA5BYAO<>キテルー!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/26(日) 22:50:32.51 ID:AjtcEsDO<>あ…すげ。看護婦さん、ピカと会話出来るようになってら<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>page<>2009/04/27(月) 20:49:22.38 ID:U03TXvY0<>あれ・・・? 誰か忘れてるような?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/28(火) 15:16:38.58 ID:OVqFlwAO<>カエデーカエデー<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/28(火) 16:30:58.60 ID:MLrPGvAo<>うーうー<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/28(火) 18:54:12.91 ID:OVqFlwAO<>勝 俣<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/28(火) 19:57:00.29 ID:iUEWofwo<>また懐かしいものを<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/28(火) 23:19:37.00 ID:EB/P1wDO<>>>100
もはや勝俣の面影もない…
<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/04/29(水) 18:21:49.93 ID:Oh8aVvIo<>「死んじゃうかも、しれないんですよ?
 それはピカチュウ、あなたが一番よく分かっていることでしょう?」

僕は抱擁から抜け出して、ベッドによじ登り、そこでさらに宙返りしてみせる。
痛みはほとんど消えている。
これもリハビリの賜だよ。

「強がったってダメです。
 わたしが、わたしが言っているのは……」

嗚咽がその先に続く予定だった言葉を潰した。
僕は複数の意味で、看護婦さんを宥める言葉を持たなかった。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/29(水) 18:28:44.70 ID:VxNJf6AO<>ピカチュウ並みかそれ以上のポケモンがミュウツー以外に存在するなんて想像出来ないな
何が出てくるのか楽しみだ
まさかアリアドry<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/29(水) 18:29:08.86 ID:9xgIjYAO<>リアルタイムきたこれ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/29(水) 18:39:19.29 ID:.t.gcnEo<>>>104
いよいよブースターの出番だな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/29(水) 18:57:14.75 ID:afm/wS.o<>はねっこが活躍する時が来たようだ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/29(水) 19:27:24.23 ID:kcAAxSYo<>おいおい、オクタンだろ?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/29(水) 19:58:57.50 ID:ZFgHJ.SO<>オオタチ!オオタチ!<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/04/29(水) 20:20:45.71 ID:Oh8aVvIo<>結局、エアームドの回復は間に合わなかった。
羽は動く。飛ぶのにも問題はない。
けど、自重と同程度の荷を乗せて長距離飛行するのはやはり自殺行為だとジョーイさんは言った。
墜落すればエアームドは勿論、乗っている人間もただではすまない、と。
途中で休憩しながら飛ぶことをタイチは再び提案したけど、
タマムシとヤマブキの間にポケモンセンター並の治療施設を備えた休憩所は存在せず、
仮に野宿で休憩しつつ翔破できたとしても、往復で四日以上かかる。
あたしたちはカエデと合流してレセプションに赴くことを、諦めざるをえなかった。
そして迎えたレセプション当日。

「出来ました」

とアシスタントの一人がそういうと、ゲンガーとピッピとスターミーは、
各々の表現方法であたしに自信を付けてくれた。具体的に言うなら、ゲンガーは

「うー……」

と解脱状態であたしを見上げ、ピッピは

「ぴぃっ、ぴぃっ」

とゴムまりみたいに飛び跳ね、
スターミーはコアをピコピコ光らせて鏡の中に映るあたしのドレス姿を演出してくれた。
あたしはアシスタントの人に言った。

「本当にありがとうございました。表の人たちにも、あたしに代わってお礼をお願いします」

今は営業時間なので、前回ドレス選びの時に手伝ってくれたコーディネーターさんやもう一人のアシスタントは、一般客の相手で忙しい。
ポケモンをボールに仕舞って、見るからに高そうな借り物のバッグに入れる。
今度また改めてお礼しなきゃ……そんなことを考えつつバックヤードから裏口に出ると、
待ちくたびれたらしいタイチがポケットに両手を突っ込んで、ぽけーっと藍色がかった空を眺めていた。

「それでくわえ煙草でもしてたら、もう少し大人に見えるのにね」
「俺は親父みたいにはならねえよ。
 肺ガンで死ぬなんてアホらしいからな」

タイチが軽くこちらに流し目を送って、

「待ち合わせの時間には少し早いけど、行くか。
 ああ、あとそれと………ドレス、似合ってる」

すぐに視線を前に向けなおす。この前の二の舞を演じまいとしているのかしら。
誉めるならちゃんと真正面から誉めて欲しいのに――。

「なに考えてるんだか」

我に返る。
見られたら怒って、目を逸らされたら拗ねて。
これじゃあただの我儘女じゃない。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/29(水) 20:24:36.26 ID:hcgPBI2o<>俺のハッサムが目覚める<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/04/29(水) 20:44:16.86 ID:Oh8aVvIo<>言わずもがな、フユツグの正装は完璧だった。
タイチやあたしの付け焼き刃的な装飾とは違う、
普段着をちょっとお洒落にしたような自然な着こなし。

「よくお似合いですよ」

フユツグの丁寧な物腰や優雅な所作に、今日はさらに磨きが掛かっているように見える。

「これを機に社交界に足を踏み入れてはいかがです?
 人脈形成に最低限必要な能力は身なりと話術です。
 タイチさんなら有閑を持て余したマダムの方々が、ヒナタさんなら青年実業家の方々が喜んでパトロンにつくと思いますよ」

フユツグはそんな冗談を口にしながら歩き出す。
その隣にあたしとタイチが並ぶ。フユツグの話に相槌を打っている間に夜歩きは終わった。
首を後ろに傾けると、光害に侵された夜空を背景にマスターボールの社標が輝いているのが見えた。
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/04/29(水) 22:14:42.14 ID:VxNJf6AO<>暇を持て余したマダム達の遊び<>
◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:38:42.98 ID:MoCO2AAO<>[ピーーー]や害虫wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:38:53.21 ID:MoCO2AAO<>[ピーーー]や害虫wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
<>
◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:39:01.08 ID:MoCO2AAO<>[ピーーー]や害虫wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:39:08.08 ID:MoCO2AAO<>[ピーーー]や害虫wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:39:15.96 ID:MoCO2AAO<>[ピーーー]や害虫wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:39:23.29 ID:MoCO2AAO<>[ピーーー]や害虫wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:39:27.43 ID:MoCO2AAO<>[ピーーー]や害虫wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:42:07.25 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:42:16.73 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:42:26.26 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:42:32.03 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:42:36.47 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:42:40.70 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:42:44.68 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:42:48.90 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:42:52.77 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:42:56.47 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:43:00.08 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:43:03.88 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:43:11.81 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:43:14.69 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:43:24.48 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:43:26.63 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:43:30.49 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:43:32.94 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:43:36.73 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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(^〜^)んるらる〜 (^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^

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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:43:39.08 ID:MoCO2AAO<>これからも僕を、応援してくださいね!^〜^
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(^〜^)んるらる〜 (^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^q^)ノ(^
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:44:34.91 ID:MoCO2AAO<>お前ここ大丈夫ですか?<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:44:42.19 ID:MoCO2AAO<>早くいえ<> 鳥居よしき<>sage<>2009/05/01(金) 04:45:25.11 ID:MoCO2AAO<>私いけぬまです(^p^)<> 鳥居よしき<>sage<>2009/05/01(金) 04:48:13.03 ID:MoCO2AAO<>http://imepita.jp/20090501/172590
↑コイツぶち●せwwwwwwwwwwww<> 鳥居よしき<>sage<>2009/05/01(金) 04:48:16.45 ID:MoCO2AAO<>http://imepita.jp/20090501/172590
↑コイツぶち●せwwwwwwwwwwww
<> 鳥居よしき<>sage<>2009/05/01(金) 04:48:19.66 ID:MoCO2AAO<>http://imepita.jp/20090501/172590
↑コイツぶち●せwwwwwwwwwwww

<> 鳥居よしき<>sage<>2009/05/01(金) 04:48:23.02 ID:MoCO2AAO<>http://imepita.jp/20090501/172590
↑コイツぶち●せwwwwwwwwwwww


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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:49:03.40 ID:MoCO2AAO<>お前らそんなつまんない奴に構うなや<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:49:19.64 ID:MoCO2AAO<>構って欲しいだけだろ。<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:49:40.39 ID:MoCO2AAO<>哀れ お前哀れ 可哀想 <> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:49:59.78 ID:MoCO2AAO<>ネットオタク 引きこもり 可哀想<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:50:14.67 ID:MoCO2AAO<>ねっとおたく<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:50:43.52 ID:MoCO2AAO<>(・∀∀・) ゲルゲルゲルゲルゲルゲルゲルゲルゲル
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 04:50:51.43 ID:fvRe./2o<>この時間に来るかw<>
◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:51:03.92 ID:MoCO2AAO<>哀れなネットオタクがほざくなや
哀れ<>
◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:51:16.86 ID:MoCO2AAO<>お前哀れ ガハハ<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:51:32.98 ID:MoCO2AAO<>引きこもり<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:51:54.63 ID:MoCO2AAO<>お前キングスペ 哀れ<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:53:01.53 ID:MoCO2AAO<>ほざくな<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:53:12.41 ID:MoCO2AAO<>雑魚がほざくなや<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:53:32.78 ID:MoCO2AAO<>鳥居よしき
かめいガハハ<>
◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:53:45.84 ID:MoCO2AAO<>スザンヌかわいいなガハハ<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:53:59.89 ID:MoCO2AAO<>モバG退会 ガハハ<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:54:25.13 ID:MoCO2AAO<>お前の力で俺を再入会させろf^_^;<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:55:17.00 ID:MoCO2AAO<>ゴミが嘘つきやがって母さんないてんぞf^_^;<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:55:25.02 ID:MoCO2AAO<>ツンデレが<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:55:38.56 ID:MoCO2AAO<>お前不細工ツンデレ ガハハ<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:55:54.71 ID:MoCO2AAO<>お前異常 ニートの鏡だわ<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:56:02.91 ID:MoCO2AAO<>お前ツンデレ<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:56:24.58 ID:MoCO2AAO<>真彩 つのがき しんや ^_^<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:57:05.89 ID:MoCO2AAO<>鳥居よしきに死の制裁を^_^<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 04:57:32.23 ID:fvRe./2o<>






































<>
◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:57:40.56 ID:MoCO2AAO<>エルアークをもう一回やらせろ<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:57:51.61 ID:MoCO2AAO<>スズナリ<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:58:46.65 ID:MoCO2AAO<>お前 ガハハ
病院いけよ<>
◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 04:59:54.29 ID:MoCO2AAO<>J( '∀`)しごめんねぇwwwwwwwwwwwwwwww<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 05:00:02.41 ID:MoCO2AAO<>
<>
◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 05:00:08.35 ID:MoCO2AAO<>
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 05:00:14.10 ID:MoCO2AAO<>

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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 05:00:21.16 ID:MoCO2AAO<>
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◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 05:00:26.62 ID:MoCO2AAO<>
<>
◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 05:00:34.52 ID:MoCO2AAO<>か<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 05:00:45.26 ID:MoCO2AAO<>かめいゴミ<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 05:01:16.54 ID:MoCO2AAO<>可哀想 (^-^)ノ~~<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 05:01:31.58 ID:MoCO2AAO<>お前哀れ。。<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 05:01:43.23 ID:MoCO2AAO<>スズナリ ガハハ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 05:10:14.91 ID:fvRe./2o<>とまったか?<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 05:20:28.18 ID:MoCO2AAO<>スペがきたぞガハハ
<>
◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 05:20:50.50 ID:MoCO2AAO<>モバやめろや<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 05:21:29.53 ID:MoCO2AAO<>お前哀れ ガハハ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 05:52:01.19 ID:BxuIJDUo<>また基地外が沸いたか。春って怖いな<> ◆RSEn8kD2k.<>sage<>2009/05/01(金) 06:24:59.61 ID:MoCO2AAO<>>>193
[ピーーー]<> 代理。<>sage<>2009/05/01(金) 06:25:46.77 ID:MoCO2AAO<>>>193 氏ね<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 07:28:05.11 ID:UsTAnEDO<>作者みたいに黙ってあぼーんしとこうぜ<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/01(金) 18:33:27.67 ID:BeKNO/Yo<>ビルに近づくにつれて、メインストリートに不規則に佇んでいる黒服が目に着く。
警備の人かしら、と勘ぐりながらシルフカンパニー正面に歩いていくと、
存外警備員の数は少なくて、制服も警官によく似た紺色だった。
あたしたちは想像していたよりもずっと落ち着いてシルフカンパニーに入ることができた。
報道陣は既に会場内で待機しているのかもしれない。
フユツグがあたしとタイチを付き添い人として参加者名簿に記す間に、
あたしは目線をエレベーター付近に固定したままタイチに話しかけた。

「ねえ」
「どうした」
「あたし、緊張してきた、かも」

数日前、フユツグと一緒に展示スペースを見に来た時とは、決定的に状況が違っている。
タイチもあたしと視線を平行にしながら答える。

「今更何言ってんだよ、俺なんか朝起きたときから緊張してる」

お互いに、声が上擦っていた。

「ヘマっちゃダメだからね」

粗相を見せて誰かに目を付けられたら終わりよ。

「大丈夫だって。どうせすぐに抜け出すんだからさ」
「抜け出すまでの短い時間を持ちこたえられるかが勝負ね。
 ……設定、忘れてないわよね?」

心配になって念を押したその時、

「終わりました。ヒナタさんはカエデという名で、
 タイチさんはリュウジという名で参加登録を済ませてきましたよ」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/01(金) 18:38:08.65 ID:BeKNO/Yo<>存外警備員の数は少なくて、制服も警官によく似た紺色だった。
あたしたちは想像していたよりもずっと落ち着いてシルフカンパニーに入ることができた。
報道陣は既に会場内で待機しているのかもしれない。  

×


存外入り口に警備員の影は少なくて、制服も警官によく似た紺色だった。
あたしたちは想像していたよりもずっと静かにシルフカンパニーに入ることができた。
報道陣は既に会場内で待機しているのでしょう、とフユツグが言ったけど、あたしはなんだか腑に落ちなかった。

×<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/01(金) 18:38:30.68 ID:BeKNO/Yo<>存外警備員の数は少なくて、制服も警官によく似た紺色だった。
あたしたちは想像していたよりもずっと落ち着いてシルフカンパニーに入ることができた。
報道陣は既に会場内で待機しているのかもしれない。  

×


存外入り口に警備員の影は少なくて、制服も警官によく似た紺色だった。
あたしたちは想像していたよりもずっと静かにシルフカンパニーに入ることができた。
報道陣は既に会場内で待機しているのでしょう、とフユツグが言ったけど、あたしはなんだか腑に落ちなかった。

○<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 18:59:28.33 ID:UsTAnEDO<>滅茶苦茶ヘマしそうな空気なんだがww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 19:00:26.07 ID:QOr06HYo<>俺なんか朝起きたときから緊張してる

がなんかエロく見えた吊ってくる<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 19:46:31.64 ID:UlqlGTko<>夢精「俺なんか朝起きたときから膨張してる」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 19:47:52.80 ID:Zjn8ms.o<>>>201
複数の意味でry

ターン・・・<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/01(金) 21:37:05.17 ID:BeKNO/Yo<>                            続きを書く前に言っておくッ!
                    おれは今「64版ピカチュウげんきでちゅう」を動画サイトでほんのちょっぴりだが視聴した
                  い…いや…視聴したというよりはまったく語意の範疇を超えていたのだが……
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『おれはPCの前で思い出に耽っていたと
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        思ったらいつのまにかN64を引っ張りだしてプレイしていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をしているわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        ピカチュウが可愛すぎて頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    萌えだとか嫁だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと愛らしいものの片鱗を味わったぜ…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 21:40:16.80 ID:E0NtiLco<>作者かよwwwwww
あれだよな、シーマンみたいなやつだよな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 21:40:33.57 ID:1xrc0pAo<>ちょwwwwww
作者wwwwwwwwwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 21:41:01.76 ID:L/fqtd.o<>wwwwwwwwwwwwwwwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 22:02:10.90 ID:jRpmbxoo<>げんきでちゅうの音声認識のひどさは異常
あれさえ改善されりゃあなぁ…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 22:28:46.09 ID:RciYvtko<>ピカチュウは可愛いよな
電撃食らってもいいからモフモフしたい<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/01(金) 22:34:02.10 ID:BeKNO/Yo<>「あたしたちのこと、詳しく問い質されたりしなかった?」
「問題ありませんでした」

微笑みつつ、中指で眼鏡のフレームを押し上げる。
フユツグがすると気障な仕草に見えないから不思議だ。
エレベーターの前には屈強な警備員が二人立っていた。

「持ち物に危険品の有無がないかチェックさせていただきます」

フユツグは事も無げに財布から一枚のカードを取り出すと、

「私はヤマブキシティジムリーダー・ナツメの代理です。
 よって私にはこのレセプションの進行を監督・警衛する義務がある。
 あなたたちの警備体制を過小評価しているわけではありませんが、
 万が一場内にモンスターボールの不法所持者が発生、
 ポケモンによるレセプションの妨害や参加者に対する傷害があった場合、
 それを可及的速やかに鎮圧するには生身では分が悪い。
 モンスターボールの携帯を認めてもらえますか」

穏やかながらにも威圧感のある声でそう言った。
後ろで聞いているあたしでさえ、その言葉を否定するのが馬鹿馬鹿しいことのように思えてくる。
警備員の一人はフユツグにカードを返しつつ言った。

「結構です。しかし、こちらのお二方のモンスターボール携帯は、」

すかさずフユツグが返す刃で、

「私が彼らの身分を保証します」
「し、しかし……」
「いい加減にしないか。
 この二人は私の旧くからの友人であり、
 それぞれがリーグDランクのポケモントレーナーだ。
 当然、第一級危険種取扱者の資格も得ている。
 これ以上の言及は貴社の沽券に関わる、と心得てください」
「わ、わかりました。所持品の確認だけで結構です」

フユツグとタイチがジャケットを軽く広げる。
警備員はタイチの内ポケットに仕舞われていた三つの小型モンスターボールを認めたのちに、それを丁重に返却した。
タイチのポケットには何も入っていなかった。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 22:35:58.58 ID:L/fqtd.o<>>警備員はタイチの内ポケットに仕舞われていた三つの小型モンスターボールを認めたのちに、それを丁重に返却した。
>タイチのポケットには何も入っていなかった。

ミス?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/01(金) 22:59:32.34 ID:BeKNO/Yo<>警備員はタイチの内ポケットに仕舞われていた三つの小型モンスターボールを認めたのちに、それを丁重に返却した。
タイチのポケットには何も入っていなかった。  ×

警備員はフユツグの内ポケットに仕舞われていた三つの小型モンスターボールを認めたのちに、それを丁重に返却した。
タイチのポケットには何も入っていなかった。 ○<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/01(金) 23:14:57.96 ID:SKirIKEo<>おぉ来てるww
支援<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/01(金) 23:19:00.65 ID:fO8X.DYo<>ところで小型モンスターボールって何?
アニメ版のピンポン玉くらいの状態のこと?<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/01(金) 23:55:05.95 ID:BeKNO/Yo<>あたしは出来るだけ自然に見えるように微笑みを浮かべながら、

「持ち物をチェックされるくらいで大袈裟よ、フユツグ。
 警備員の方達も上から厳しく指導されているに違いないわ」

バッグを渡す。警備員は簡単に中身を確認すると、すぐにバッグを返してくれた。

「大変失礼しました」
「いいのよ。さあ、行きましょう?」

エレベーターに乗り込み扉が閉まったのを確認して、
あたしは素早く二層構造に分かれたバッグの下層から小型化したボールを取り出し、そのうち二つをタイチに渡した。
とにかく時間がない。ファーストステップをクリアしたことを喜ぶ暇もなかった。
タイチが素早くベルトに装着を済ませるのと、扉が開くのは同時だった。
緩やかな曲線を描く廊下に出ると、

「ご案内致します」

ボーイが恭しく一礼して、会場まであたしたちを誘ってくれた。

<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/02(土) 00:00:43.43 ID:BQnKb.DO<>警備員「おや?あなたポケットに何を入れてるんですか?」
タイチ「あ、いやこれは…」
警備員「出してください」
タイチ「こ、これは彼女がかわいすぎてですね…」
警備員「…?とりあえず確認させていただきます」
タイチ「あっいやちょっと!やめ、アッー!」ビクビクッ
警備員「!?」


タイチのポケットって言葉が見えた瞬間そんなビジョンが見えましたが何か<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/02(土) 00:56:45.21 ID:nP/.GSwo<>>>216
台無し吹いたwwwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/02(土) 10:53:58.93 ID:3sabesAO<>絶対に許す<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/02(土) 12:11:55.56 ID:csPp2xQo<>―――――――
――――
――

赤茶けた荒涼の大地に、たった独りで佇んでいる。
遠巻きにたくさんの人間が僕を環視していて、驚きと喜びと不安の入り交じった表情を浮かべている。
帯電した頬。
鋭敏な感覚。
電流が全身から迸る。
微かな痛みが現れては消えて。
今なら際限なく蓄電できるような気がする……。

夢はそこで途切れた。
現実の感覚が戻ってくる。
フックががっちりと固定されていることを確認しつつ、さきほどの夢を反芻する。
いつか見た夢の焼き直しのような夢だった。

「ウォフ?」

風防ゴーグルをかけたカイリューが振り向く。
その大きくも愛らしい顔に、僕は「ちょっと転た寝していただけだよ」と微笑み返した。

「ウォフー」

囂々と吹きすさぶ高度2500メートルの冷風をものともせず、
むしろそれが心地よい春風であるかのようにカイリューは飛翔する。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/02(土) 12:18:43.48 ID:08OQYuEo<>wktk<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/02(土) 12:32:05.11 ID:L1ErrMDO<>キター!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/02(土) 12:42:00.41 ID:MVXwXEDO<>カイリューかわゆす<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/02(土) 12:49:53.63 ID:/yGD50Uo<>ウォフー!<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/02(土) 15:17:56.75 ID:csPp2xQo<>夕陽は水平線に没して久しい。
雲の切れ目から差す月明かりさえ乏しい暗黒の空の彼方に極彩色の光の群れが見え始めたのは、
僕がカイリューの背に乗って五の島を発ってから三時間後のことだった。
眠らない街、ヤマブキシティ。
僕たちはその中央に君臨するシルフカンパニー屋上を目指している。

「ウォフッ」

カイリューの幽かな動揺はその背に乗っている僕に大きく響く。
風圧に煽られないように身を乗り出し、風防グラス越しに前方を見渡す。
目を凝らす。焦点を遠景から順に切り替えていく。
すると目映い人工の明かりを背に、複数の黒点が空を舞っているのが分かった。
高度は僕たちと比べると低い。

「チュウ?」

突破できるかい?

「ウォフー!」

訊くまでもなかったな。
カイリューは元より十六時間で地球を一周できるほど飛行能力に長けたポケモンだ。
その気になれば一時間足らずで五の島とヤマブキを往復できるのに、
あえてそうしないのは背中にしがみついている僕の負担を少しでも軽くする配慮だ。

<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/02(土) 16:00:57.61 ID:csPp2xQo<>カイリューが鋭角に高度を上げる。
ヤマブキシティを制空していたと思しき飛行ポケモンを遙か眼下に。
そこからは緩やかに高度を落としながら、ブレのない軌道でシルフカンパニーに直進する。
林立した高層ビルの中で抜きん出て高いビルを認める。
マスターボールの社標。
そろそろだな。

「ピッカァ!」

ここまで運んでくれてありがとう。
僕はカイリューと自身を繋ぎ止めていたフックを外した。

「ウォフ―」

カイリューは短い腕を緩慢に振りつつ、高速で作戦領域を離脱していく。
それを見届けることは叶わない。
僕の体が秒速130m程度で自由落下を開始したからだ。
相対風を利用しつつ、目標地点に向けて降下していく。
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/02(土) 16:03:45.70 ID:QLaxX/Mo<>wktk<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/02(土) 16:07:53.57 ID:3sabesAO<>ボーマンダやガブリアスが憎い!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/02(土) 20:01:59.96 ID:U/P8fkDO<>海流…優しいくて強いなんて最高じゃないか……ただ顔がムーm(ry<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/02(土) 20:38:15.31 ID:o68iDcgo<>>>228

                        ∧  ∧
                        |1/ |1/
                      / ̄ ̄ ̄`ヽ、
                     /        ヽ
                    /   ノ_ ヽ,,    |        私をあまり怒らせない
                    | ≦゚≧ミ:≦゚≧ .|           方がいい
                    /          |、_____         
                   /           |ヽ、   ̄`ヽ、
                   {             . :. . ..........:::=≧=‐- 、
                     ヽ、        ノ :::':.. .:..,. ''. ::     . :.:.:`ヽ
              , --―'´;.:.、.``ー――‐''".:::..:,.‐''".    .      .:、  :.:::}
             /   . :.:.ノ:. ..\.ヽヽ:  , -‐''´ ..::: ..    :     .::l . :.:.::|
           /   . .:.:.:./:.     `ヽ、::/     .:::、:.. .. . :.  :.  .::i ...:.:∧
            |  . . .:.:.:;イ::      .:i::.       . .::`''‐-=、ヽ、.:.. . .:: .:ノ: :!
          /{::. : : .: '´.:.i::.       . :|:      . .:: :.::::::::::::/゙"ヽ、:..:.::´::..: :|
          ,' `: :...:.:.:.::.::;!::.. .    .:.:|:     . . . :: :.:.:::::::::{::. .::;'`:‐ .::.: ;!:|
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         /`'''  、,,,___:ノ \::. :.....:.:ノ::..`'ー::.....;;;_;;:.-‐''....:...:::,>'=、  .::i :.::}
        . {:.:. .   ___\   ` ‐-=、:::.:.. ..::r ー-=、.....:...::..::::/      . .:::! :; ::|
         !ー: . /:::___;>┐    \:.. :! ,.-―:‐、:: ,,.:‐''´    . . :__;ノ.イ.:.:|
         ';.:../:::::/´、   ̄)ヽ. _,r―‐亠- 、!::::::::::::::|「:     . . - '''´. : :丿.:/
          ヽ!::::::{ :..  ̄ ̄厂:く__,.-‐''    ..|::::::::::::::|!:. .   . .. ... - =_ヲ''ーヘ
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           ヽ::::ヽ ー―ノ::人______,,.   ...:::|::::::::::::::|!    ..::/:. .. :.     .::|
            \:` ̄¨´/  `'-、‐' ...::::ノ|:::::::::__;;|! ..::/:.: :::. . .::..   .:::|

あとやっぱカイリューは海竜か怪竜で書いてほしい
異論は認める<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/02(土) 21:18:51.29 ID:cP7WhEAO<>>>229
きめえAAだなww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 01:30:04.41 ID:Ol7pMMDO<>>>229

超兄貴wwwwww
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 01:33:47.27 ID:QNf72dko<>うーうーの次はウォフーが頭から離れない<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 07:36:22.04 ID:7lzv7YDO<>フユツグが古泉で再生されるんだが…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/03(日) 11:36:31.29 ID:GKishtYo<>

               ,、   ,'ヽ、       _,__
               l _`',-イ::: ヽ_    , ' ´     ::`ヽ、
                `Y'   ヽ;;:::  ヽ、, '          ::ヽ
               /         i!            ::ヽ,
               /_            ト             .::::i!
             ,/_,   ―-、     `              .::|
         , -一'     ,                       ::l
         /        ,`'ー'                        ....::ト、
           l         ' ' '           - 、     . ..:::;ノ,ノ:
         ヽ、                         ̄て,-、‐'::`:::::
          ヽ、_      __ ,-―'''^ー、_,     ,_ _, -'::..:::::::::
               ̄ ̄´             ̄ ̄´:::::::::::::::::::..


            うぉふー…zzz<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 11:42:15.07 ID:2UJFlEUo<>くぁわいいいいいいぃぃぃぃぃ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 14:24:18.35 ID:u5bZF.go<>どこのムーミンですか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 15:28:46.80 ID:IWgkPIMo<>>>236
これはカイリュウだろ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 17:59:44.20 ID:x2nmvUU0<>にょろ〜んwwwwwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 18:01:08.64 ID:x2nmvUU0<>護縛<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 19:46:11.00 ID:d3A.d6AO<>ポケモンカードのハブネークはチート性能<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/03(日) 19:52:41.57 ID:GKishtYo<>3――2――1――開傘。
大型ライトの光条を避けながら、着地点を定める。
着地はそう難しくない。肝要なのはいかに素早く屋上の警邏を無力化するかだ。
僕はヘリが離着陸可能であることを示す印の中央に降り立った。
四肢で地面をとらえて衝撃を[ピーーー]。
遅れて夜間潜入用の小型パラシュートが屋上に舞い落ち、すぐに目立たなくなる。
しかし警邏の目は誤魔化せなかったようだ。

「今のは?」

ライトを逆手に構えた男が足音を消して近づいてくる。
眩しい光が僕を照らす。

「ピカチュウ……?」

動揺は一瞬。
よく訓練されていることを伺わせる切り替えの速さで、男の手が腰のボールに伸びる。
ただ、それを許す僕ではなかった。
肉薄した後は尾でベルトのボールを打ち払い、
無防備なポケモンが失神する電流の五分の一程度を流し込み、
手放されたライトをキャッチする。人間は脆い。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 20:03:53.01 ID:Ol7pMMDO<>作者来た<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 20:08:22.91 ID:2UJFlEUo<>衝撃を[ピーーー]?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage saga<>2009/05/03(日) 20:09:56.97 ID:2aXJ.oAO<>↑コロス<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 20:10:01.43 ID:2UJFlEUo<>当たってたけどパー速では微妙な表現が使えないな。
まとめる時に[ピーーー]のまま書くわけにもいかないだろうし<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage saga<>2009/05/03(日) 20:12:02.00 ID:2aXJ.oAO<>私みたいにsagaればおK
殺す ドラえもん<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 20:18:11.57 ID:iTtfMuAo<>>>234のAA貼ったの作者かよwwwwwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 20:21:55.05 ID:XfXs8kDO<>>>246
[たぬき]にはなんの罪もないのに…(´・ω・`)<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/03(日) 20:29:10.61 ID:GKishtYo<>屋内に通じるドアを探す。ドアはすぐに見つかったが、別の警邏が構えていた。
巡回している風には見えない。僕は致し方なく側面に回り込み、察知される前に失神させた。
そうして僕は屋内への侵入を果たした。
二人を失神させた時点で既に潜入活動と呼べなくなってきているが、
今回の作戦で求められるのは慎重さではなく確実な任務遂行とスピードだ。
風防グラスのフレームから飛び出した小さな突起を押す。
すると右側のレンズに階層ごとに分かれたシルフカンパニーの3Dマップが浮かびあがった。
便利な時代になったものだ。
マッピングが少々遅いのが難点だが。
ブリーフィングによれば、シルフカンパニーはサカキに占拠された十五年前から外観こそ変わっていないものの、
内部ではテクノロジーの進歩に足並みを揃えて、物理的に、体制的に、改修が行われているのだそうだ。
そして数年前にシルフカンパニーは、ビルの電力制御をソフトウェアに完全委託するオートメーションシステムを導入。
暖房、換気、空調、照明、およびネットワークコンピューティング機器全てを容易に管理できるようにした。
それは結果的に大幅な省エネルギーを実現した。
しかし裏を返せば、そのソフトウェアが不調をきたせば、シルフカンパニーの電力管理能力は一挙に失われてしまうということだ。
シルフカンパニーは技術者にセキュリティホール潰しを徹底させ、外部からのクラッキングを許さなかった。
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/03(日) 21:00:03.92 ID:GKishtYo<>僕の任務は、その強固な防壁を"内部から"崩壊させ、
電力管理を司るソフトウェアを一時的に停止させることだ。
サカキはそのソフトウェアの設計者を妻子を後ろ盾に恐喝し、デプログラムを作成させた。
僕の背中のバックパックの中には、そのデプログラムが書き込まれた記憶媒体がある。
記憶媒体はシルフカンパニー内に存在するLAN接続されたコンピュータのいずれかに差し込むだけでデプログラムを起動する。
わざわざメインコンピュータに赴くまでもない。
簡単便利なデュプレックスシステムが仇になったというわけだ。





            ∧  ∧
            |1/ |1/
          / ̄ ̄ ̄`ヽ、
         /        ヽ
        /  ⌒  ⌒    |
        | (●) (●)   |   住民の皆さん
        /          |
       /           |
      (          _ |
      (ヽ、       /  )|
       | ``ー――‐''"|  ヽ|
       ゝ ノ       ヽ  ノ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            ∧  ∧
            |1/ |1/
          / ̄ ̄ ̄`ヽ、
         /        ヽ
        /  ⌒  ⌒    |
        |  へ  へ    |   ふふ、呼んでみただけ♪
        /          |
       /           |
      (          _ |
      (ヽ、       /  )|
       | ``ー――‐''"|  ヽ|
       ゝ ノ       ヽ  ノ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 21:02:20.71 ID:7.qL26DO<>ふむ、また作者が壊れ始めた<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>saga<>2009/05/03(日) 21:08:01.00 ID:GL4PFywo<>逆に考えるんだ
この状態が普通と考えるんだ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 21:09:36.64 ID:iTtfMuAo<>作者かわいいよ作者<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 21:12:05.41 ID:E4q5Wmso<>作者・・・モフモフしたい<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 21:18:45.16 ID:9L9FTnso<>作者きめえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そしてサカキさんまじヒールwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 21:37:45.93 ID:wtKSgCQo<>解散したと言っても元ロケット団のボスだからな・・・

それと、アイテムの14番目でセレクトを押した後、Bボタン2回押して
作者バグらせた奴、怒らないから後で先生のところに来なさい<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/03(日) 21:44:56.50 ID:GKishtYo<>階段は最上階を除く全ての階に通じていた。
社員のほとんどはエレベーターを使っているのだろう。
黒ずんだ非常灯が虚しく光を放っていた。
僕は五階ほど下に降りたのち、壁に刻まれた階層の数字に、風防グラスのマップ表示を切り替えた。
シルフカンパニーでは社員一人一人に独立した従業スペースがある。
薄い仕切りによる簡単なものだが、曰く、作業効率が高まるのだそうだ。
僕にとっては都合のいい隠れ場所に過ぎないが。
従業スペースにつき必ず一台は設置されているであろうパソコンに記憶媒体を差し込めば、僕の任務は終わる。
人間のエージェントが実行しようとすれば困難極まる任務も、小柄で敏捷な僕なら簡単にこなすことができる。
僕はそう信じていた。
ぶ厚い鉄製の扉に行く手を阻まれる、その時までは。

「ピ……ピカァ?」

開かない。鍵は掛かっていないし、誰かが向こうから抑えつけているわけでもない。
ただ、ドアノブが少し高めの位置にあることと、ドア自体がかなり重いことの二つの要素が、
小さな電気ネズミである僕に開扉を許さなかった。
"体当たり"でぶち破ろうとすれば、フロアに存在する社員に気付かれるのは必至だ。
別ルートを探そうにも、時間がない。僕は途方に暮れた。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 21:46:13.92 ID:9L9FTnso<>ドアノブに向かってぴょんぴょん飛ぶピカチュウ想像したら萌え死んだ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 21:51:50.82 ID:2UJFlEUo<>よし、おじさんが開けてあげよう。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/03(日) 22:08:34.28 ID:u5bZF.go<>>>250
やっぱムーミンじゃねーかwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/04(月) 01:20:35.39 ID:sL/FuQAO<>ムーミンさんなにやってはるんですかwwwwww<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/04(月) 20:45:25.76 ID:PgoSQMIo<>映画館の上映直前のそれのように、照明が弱まり、巨大なスクリーンにシルフカンパニーの社標が映し出される。
同時に放談も密談に移り変わり、あたしを囲んでいた人たちは一緒に来た人のところへ散っていった。

「君と話せてよかった。それじゃあまた、のちほど」
「え、ええ」

最後に自称年収三千五百万某ベンチャー企業総取締役が、
ホワイトニングされた真っ白な歯を見せつけるように去っていって、あたしはようやく人心地をついた。
正直、何を話したのか全く覚えていない。
ただ相手の話に合わせて相槌を打っていただけだったような気がする。
もしあたしの身上を仔細に尋ねられたら、どうしようもなかった。
言い寄った女が実は年端もいかない小娘だと知れば、
不審に思ったり、そのせいで印象に残ったりするのは当然の帰結。

「今度うちにいらっしゃいな。
 ブーバーちゃんもあなたのことをきっと気にいると思うわぁ」
「は、はぁ……。あの俺……じゃなくて僕、待たせている人がいるので、これで失礼します」

貴婦人方に別れを告げて、招待客の合間を縫って、タイチがやってくる。
あたしと同じようにへろへろだった。

「ったく。どうして俺のところに寄ってくるのはお姉さんじゃなくて盛りを過ぎた貴婦人ばっかなんだ」
「孫みたいで可愛いからでしょ。
 大人の女性はきっとタイチが子供だってこと、見抜いているのよ」
「それは若々しい財界人に囲まれてた自分は大人に見えてるって言いたいのか?」
「別にそういう意味で言ったんじゃないわよ……。
 なによ。タイチはそんなにカレンさんみたいな大人の女性が好きなの?」
「どうしてここであの人の名前が出てくんだよ」

ささやかな口論になりかけたその時、

「お静かに。壇上に注目してください」

挨拶に回っていたフユツグが戻ってきて、あたしとタイチの間に立つ。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/04(月) 20:56:15.81 ID:sL/FuQAO<>りあるたいむ支援<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/04(月) 21:16:11.59 ID:Hs4oW2k0<>キテルー!!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/04(月) 21:49:56.60 ID:PgoSQMIo<>それは静聴を促す諫言ではなく、行動開始の合図。
暗転した場内で、参加者が壇上に注目している今こそが、シルフカンパニーの別階を探索するチャンスだった。

"くれぐれも慎重に行動してください"

眼鏡越しのアイコンタクトに、

"ありがとう"

と返して、あたしとタイチは気配を消しながら会場入り口に向かった。
防音に秀でた二重構造のドアを抜けると、あたしたちを案内してくれたボーイが立っていた。

「どうかされましたか?」

タイチがあたしを気遣うような素振りを見せながら

「ちょっと気分が優れないみたいなんだ。どこか休めるところはないかな」

と言い、あたしが『無理をして作ったような微笑み』を作りながら、

「お仕事の邪魔をしてごめんなさいね」

と続ける。ボーイは猜疑心の欠片もなさそうな真剣な表情で答えた。

「そういうことでしたら、すぐに医務室にご案内します。こちらへ」

<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/04(月) 21:51:18.51 ID:5uT/A6Eo<>なんという機転<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/04(月) 21:59:38.70 ID:iNpCQVYo<>このタイチ・・・できる男だな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/04(月) 22:30:23.22 ID:PgoSQMIo<>―――――――
――――
――

時間が無情に流れていく。
転機が訪れたのは、僕は非常階段経由でのフロア侵入を諦め、
屋上に戻ってビルの壁伝いに侵入するという無謀な計画を本気で視野に入れ始めた時だった。

「誰かいるの?」

僕が気休めにガチャガチャ回していたドアノブは、向こう側でも回ってたらしい。
それに気付いた女性社員が、不審に思って見に来たのだろう。
僕は今か今かと開扉の時を待った。
相手は僕が人間だと思っている。一息に足許を潜り抜けてしまえば、存在に気取られることはないはずだ。
ガチャ……と重い音を響かせてドアが僅かに開き、

「見間違いだったみたいねえ」

一瞬で閉められる。僕は咄嗟にその間に身を挟んだ。

「チャー!!」

激痛が全身を駆け抜ける。

「えっ、なにこれ、ピカチュウ?」

慌ててドアを開く年配の女性社員。僕は呻きながら抗議した。

「ピィーカァー……」

まったく。ドアを半開して向こう側をきちんと調べるのが普通だろう。
おかげでペシャンコになるところだったじゃないか。

「………」

その女性社員は最早僕のことが見えていないみたいだった。
マズイな。そう思った瞬間、

「キャ〜〜〜〜〜〜〜!!」

年齢に似合わない黄色い声が、廊下に、その廊下から枝分かれした部屋に、余すことなく反響する。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/04(月) 22:41:35.38 ID:nMCsAYAO<>あチャー!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/04(月) 22:43:59.09 ID:lw486cIo<>ピカチュウ発見して絶叫するのか…?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/04(月) 22:49:22.81 ID:5uT/A6Eo<>>>270
ドアに挟まれて真っ二つになってる生物を見たら…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/04(月) 22:50:16.72 ID:PgoSQMIo<>  /‖ミ
 /::‖_____
/::::‖      ‖
|:::::‖ガチャッ ‖
|:::::‖ /) /)‖
|:::::‖ / ⌒ ヽ‖
|:::::‖|●_ ● ‖  どうも、ピカチュウです
|:::::‖(〇 〜 〇‖
|:::::と_/    ‖
|:::::‖|   L/‖
|:::::‖ \   ‖
\::::‖  L/ ̄L/‖
 \::‖ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  \‖<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/04(月) 22:57:41.05 ID:lw486cIo<>作者AA結構持ってるなwwww

>>271
ピカチュウならむしろかわいいよ
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/04(月) 23:03:25.27 ID:d9/PqTAo<>受験勉強でストレス溜まってるんだな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/04(月) 23:04:10.99 ID:yG5SSmYo<>誰かと思ったら作者かよwwww<> 以下、名無しに変わりましてVIPがお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 00:29:44.47 ID:bnjXO.go<>明日早いのについ待ってしまうw<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 00:44:30.73 ID:l.Z2oe2o<>?<> 以下、名無しに変わりましてVIPがお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 00:47:49.04 ID:EMrFZ36o<>?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 00:50:30.50 ID:bnjXO.go<>なんだよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 00:58:43.77 ID:aUK8xeIo<>なんだかんだで結構な頻度で来てるよな
定期の時は全然だったのに<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 01:00:16.62 ID:bnjXO.go<>以外と受験なんて当日まで実感ないからな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 08:59:15.36 ID:AwkT0YDO<>ゲームのやりすぎで>>250のデプログラムがデウ゛ァプログラムに見えた
ちょっと休まなければ<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/05(火) 12:12:57.94 ID:pWDnN.so<>頭上で叫び続ける女を尻目に、僕は考える。
離脱。突入。
どちらを選ぶ?

「いたぞ! あそこだ!!」

背後から声がして、ライトがスポットライトのように僕を照らす。
屋上の警邏が意外にも早く目覚めたようだ。
結局僕は後者を選択させられた。
女性社員の太い足を躱し、廊下を疾駆する。

「どうした!?」
「何があった!?」

左右の部屋から飛び出してきた社員は、しかし、丸腰だ。
ポケモンを使役できない人間に僕を止めることは出来ない。
警報は鳴らなかった。
階下で行われているレセプションの参加者に不安感を与えないためだろう。
僕は風防グラスに表示されたマップを確認してから、右手の部屋に駆け込んだ。

「誰かそいつを捕まえろ!!」

怒号が静寂を掻き乱す。
作業に集中していた社員も立ち上がり、「何事か」と仕切りから顔を出す。
仕切りは絶好の障害物となって、社員や警備員の邪魔をしてくれた。
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 13:30:06.99 ID:pikQjQso<>作者キタワァ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 13:37:53.20 ID:pWDnN.so<>死角に入ったことを確認し、三角跳びで従業スペースの一つに侵入する。

「あっ――ぎゃっ」

着地までの流れでそこにいた社員(中年男性禿げ気味)に電気ショックを与え、気絶させる。
素早く記憶媒体をコンピュータに挿入し、ディスプレイを破壊する。
デプログラムの進捗を気取られないようにするためだ。
ディスプレイが壊れてもデプログラムは動作し続ける。
僕は仕切りを飛び越えて隣のスペースに移り渡り、そこにあるディスプレイを破壊しながら廊下に向かった。
フロアは今や大混乱に陥っていた。
このまま逃げ果せるか? 甘い考えが脳裡を過ぎり、

「エイパム、あのピカチュウを捕らえろ!」

シルフカンパニー警備員もまったくの無能というわけではないようだ。
仕切りを飛び越えつつ振り返ると、紫色の体をした尾長のポケモンが数体、僕を追ってきていた。
尻尾の先が手のように広がっていて、器用に足場を掴みながら、一直線に距離を詰めてくる。
廊下に出ると状況はさらに悪化した。
左右から新たなエイパムが現れたからだ。
警備員が誘導したのだろうか、廊下に出ていた社員はいなくなっている。
それは即ち、互いに技の使用に制限がなくなったことを意味する。
しかしこの土壇場で、僕は頬袋に大きな電力を溜めることを躊躇った。

『死んでしまうかもしれないんですよ?』

保養所で看護婦さんに言われたあの一言が、耳元でリフレインする。
――チン。
その福音がなければ、僕は無抵抗のままエイパムに捕らえられていたかもしれない。
"電光石火"を発動して、右側から迫っていたエイパムを突破する。
目指すは今し方到着したエレベータ。

「チュウッ!」

どけ。
この階で起こったことを何も知らない社員二名が、声にならない悲鳴をあげてエレベータから逃げ出していく。
それと入れ違いにエレベータに滑り込み、小さな数字を連打して伏せた瞬間、

「やむを得ん。スピードスターだ!」

無数の衝撃が閉じた扉を内側に凹ませる。
が、それだけの衝撃を受けて尚、エレベータの内部機構は無事だったようだ。
小さな振動とともに、僕を乗せた金属の箱は下降を開始した。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 13:49:14.43 ID:CoG7dV6o<>ハゲ気味のおっちゃん・・・<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 13:56:15.60 ID:pWDnN.so<>なかなか動悸が収まらない。
アドレナリンが過剰分泌されているのを感じる。
下降途中、上昇していく他のエレベーターとすれ違った。
まさか隣のエレベーターに不法侵入したポケモンが乗り込んでいるとは露程にも疑っていないだろうな――。
突然エレベーターが停止したのは、階層表示が一桁になったあたりだった。
照明が落ちる。
暗闇の中、監視カメラの赤い光がじっと僕を見つめている。
これは確実に、僕を捕まえるための緊急停止だ。
冷静になれ。考えろ。
僕はふと、幼い頃にヒナタと見たアクション映画を思い出した。
こんな状況なのに、笑みを抑えられない。
僕は"アイアンテール"を発動して、エレベータ天井の救出用ハッチをぶち破った。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 14:00:41.99 ID:pWDnN.so<>僕はふと、幼い頃にヒナタと見たアクション映画を思い出した。 ×

僕はふと、幼いヒナタと一緒に見たアクション映画を思い出した。 ○<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 14:10:53.74 ID:0fOxHoDO<>なんかこのピカチュウ、コナンくんみたいだな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 15:11:45.11 ID:Ck3AAX20<>すごいな
文を見てるだけで頭に映像が浮かんでくる<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 17:50:14.13 ID:bNAGEQAO<>隣のエレベーターとかもう絶対あれだろwwwwww
おもしろすぐる<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 18:44:07.68 ID:XtZeWaIo<>考えろマクガイバー!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 18:45:41.39 ID:qpCHOrwo<>>>292
随分と内省的な冒険野郎だな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 19:16:26.51 ID:pikQjQso<>考えない…考えない…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 19:45:31.47 ID:pWDnN.so<>医務室は上階にあるらしく、あたしとタイチはボーイの後に続いてエレベーターに乗り込んだ。

「シルフカンパニーは社員が快適に勤務できるよう、最大限の努力を払っています。
 同フロアの別室にはリラクゼーションルームやサロンも存在します。
 気分が優れてなお、レセプションに参加されるのが躊躇われるようであれば、そちらをご利用くださいませ」
「そうさせてもらうわ。ありがとう」

ボーイがボタンを押すと、小さな振動のあとで、エレベーターが上昇を開始する。
――オォン。
途中、別のエレベーターとすれ違った。
レセプションが行われている今も勤務中の社員はいるわけで、あたしはそのエレベーターに特に注意を向けなかった。
しばらくすると扉が開いて、ボーイが一歩前に進み出て会釈する。
あたしは財布を開きながら言った。こういうときはチップを渡すのが普通……なのよね?

「ここまでで結構よ。
 あなたは本来のお仕事に戻って頂戴」

するとボーイは頬を赤らめてエレベーターに戻り、

「医務室は廊下の突き当たりです。それでは失礼します」

逃げるように下に降りていってしまった。余計な気遣いだったかしら。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 19:47:34.99 ID:aUK8xeIo<>>>292
サトシかヒナタの前で死にそうだからやめて<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 19:50:37.22 ID:BA8Mb8.o<>あのエレベーターは軽い複線だったのか…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 20:04:22.79 ID:pWDnN.so<>「ここまでは予定通りだな」

体調不良を訴えて医務室がある別階に移動。
そこで十分ほど休むフリをした後、
レセプションが行われている部屋に戻ると見せかけて、
シルフカンパニーの探索に着手する。
その計画はおおよそのところ上手くいっていると言ってよかった。

「すみません。体調が優れないので、休ませてもらえますか?」

そういうと医務室に居たお医者さんは笑顔で快諾してくれた。

「名前を聞かせてもらってよろしいですかな」
「カエデと……」
「……付き添いのリュウジです」

それぞれ偽名を口にする。

「ふむふむ」

お医者さんは利用者名簿にそれを書き留めて、

「それではこちらの部屋へどうぞ」
「個室まで用意されているんですか?」
「シルフカンパニーほどの大企業ともなると、雇用者保障に大袈裟でねえ。
 医者の私でもやり過ぎなんじゃないかと思うくらいに施設が充実しているんですよ。
 それこそ社員が帰宅せず会社で寝泊まりできるくらいに。
 その割には社員の自己管理能力が高くて、利用者は少ないんです」

人懐こい笑顔を浮かべた。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 20:07:22.23 ID:bNAGEQAO<>シルフカンパニーの医務室は初回プレイじゃ気づかなかった<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 20:28:10.48 ID:pWDnN.so<>「この医務室では簡単なポケモン治療もできるようになっているんですよ」
「すごいですね……」
「ミニポケモンセンターみたいなもんだな」

あたしは計画が順調に進んでいる事実と、そのお医者さんの表情で、つい警戒を解いてしまった。
多分、隣にいるタイチも。
それがいけなかった。でも、気付いた時には既に手遅れだった。
お医者さんのあたしを気遣うような手に促され、個室に入った瞬間、

「きゃっ――んっ」

乱暴に背後から突き飛ばされる。
起き上がる間もなく、背中を押さえつけられて、両手を後ろ手に縛られる。
自分が傍観者になったのかと思うくらいに、抵抗の余地のない、鮮やかな手並み。
一瞬遅れて、あたしの横にタイチが転がる。

「く……うぅ……」

鳩尾を押さえて、苦しそうに呻いている。

「タイチっ!」
「抵抗するからだ。馬鹿が。
 初めからこの女のように無様に転がってりゃあ痛い目に合わずにすんだのによぉ」

体を捻ると、物足りなそうにグローブ同士をぶつけ合わせているエビワラーと、
その主と思しきスキンヘッドの男がいた。男はあたしにそうしたように、手際よくタイチを後ろ手に縛った。

「後は任せたぞ」
「あァ」
「悪いねえ、お嬢さん。
 君みたいな綺麗な子を騙すのは気が引けたが命令は絶対でねえ」

お医者さんは今や醜悪な冷笑を浮かべている。
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 20:31:00.02 ID:bNAGEQAO<>すぐにBAD ENDを想像してしまう俺の癖を誰かどうにかしてくれ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 20:33:21.57 ID:iCvNwTYo<>>>301
どんなバッドエンド?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 20:43:48.64 ID:pWDnN.so<>「あ、あたしたちはレセプションの参加者よ?
 こんなことをして、許されると思っているの?」
「ヒャハハハハ、こいつぁ傑作だ。
 このお姫様、この期に及んでまだ役に成り切ってやがるぜ。
 大した役者根性だな、えぇ?」

スキンヘッドが腹を抱えて笑う。
あたしは隙を見て起き上がろうとしたけど、エビワラーの目はあたしたちを捉えて微動だにせず、動けない。

「こら、静かにしないか。
 他のフロアの人間に聞きつけられたら面倒だろう。
 大多数の社員は通常業務に就いているんだからな」

真剣な口ぶりとは裏腹に、目は厭らしく笑っている。

「……っぐ……あぁ……」
「タイチ? 大丈夫!?」
「骨は折れてねえはずだぜ、カエデちゃん……っと、こっちは偽名だったな?ヒナタちゃん。
 リュウジくんならぬタイチくんも、生身で俺のサワムラーに刃向かった勇気は誉めてやるよぉ。ヒャハハ」
「どうしてあんたがその名前を――」
「"あんた"ときたか。お嬢様ごっこも終わりだなァ」
「くっ」
「どうしてってお前、考えてみろよ。
 簡単だろ。簡単すぎて笑っちまうくらい簡単だろ。なあ、ヒナタちゃん?」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 20:50:10.39 ID:bNAGEQAO<>>>302
うまく言葉に出来ないけどものすごい鬱になるような終わり方ばっかり浮かんでくる('A`)<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 21:02:26.84 ID:BA8Mb8.o<>やっぱり…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 21:05:16.50 ID:122oNRIo<>あぁ、何か上手く行き過ぎると思ってたよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 21:06:12.39 ID:qpCHOrwo<>ヒナタを後ろ手縛りとか最高に興奮する<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 21:08:31.22 ID:pWDnN.so<>慄然とする。スキンヘッドの男に、お医者さんに沸立っていた怒りが一瞬で凍り付いて、さらさらと崩れ去っていく。
後には何も残らない。

「嘘……でしょ……」

スキンヘッドは否定しない。それが全てを物語っていた。
無条件であたしとタイチに手を貸してくれたのは誰?
シルフカンパニー侵入の手引きをしてくれたのは誰?
偽名を使っていることを知っているのは、あたしとタイチの他に誰がいるの?

「喋りすぎるなと言ったはずだ」
「ハハ、すいません」

お医者さんはそれからスキンヘッドに何かを耳打ちし、
次の瞬間には博愛に満ちた微笑みを浮かべて医務室に戻っていった。
悪魔が天使に変化した瞬間だった。
パタン。ドアを閉じて内側から鍵をかけ、

「さあてと」

スキンヘッドが値踏みするようにあたしを眺め回す。
視線が体の上を這っているような感覚に寒気がしたけど、あたしはそれに抗う気力を失っていた。

「……ヒナタに指一本でも触れてみろ……ただじゃおかねえからな」
「カッコいいねえ、タイチくん?
 両手の自由が利かない上に腹痛に堪えながらナイト気取りか。
 ………アホかてめぇ」

鈍い音がした直後、

「ぐぁっ……あぁ……」

タイチの呻き声が部屋に反響する。

「やめて!」

なんとか体を動かして、タイチに近づこうとする。
ドレスが乱れることなんてどうでもよかった。
スキンヘッドは目蓋を押さえながら、

「こいつは純愛だなァ。ヒャハハ」

大きな背もたれ付きの椅子に腰掛けて足を組んだ。
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 21:13:00.85 ID:qypO5BY0<>作者のエロいおふざけだと思ったのに・・・エロじゃないのかぁ・・・<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 21:16:24.34 ID:XtZeWaIo<>期待期待期待ィィィィィィィッ!!!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 21:19:21.79 ID:GhbRB5c0<>気になったので今さらながら
>>303 敵ポケのエビワラーが、セリフではサワムラーに?…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 21:24:42.98 ID:bNAGEQAO<>嘘だよ、嘘だよ!

>>311
ネタバレ:スキンヘッドの名前はムラサワー
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 21:29:34.42 ID:pWDnN.so<>あたしのバッグから取り出したボール三つとタイチのベルトから外したボール二つを机の上に並べ、

「上物が揃ってるねえ。
 今からこいつらをボールの中に入ったまま叩き割るってのも面白そうだ」

エビワラーは興奮した主とは対照的に冷静に指示を待っている。
「割れ」と言われれば躊躇いなく拳を振り下ろす。そんな確信があった。

「……ふざけないで」
「ふざけてると思うか?ねえよ。
 第一シルフにゃボール持ち込みは禁止なんだ。
 危険物は排除。これ危機管理の鉄則だろ?」
「本気なの?」
「どうだかなァ」
「その子たちは何もしてないわ。やめて」
「物を頼むときはどうするか、親に習わなかったのか?」
「やめて……ください」

スキンヘッドは視線を逸らして、

「んな非人道的な所業、俺が働くわけねえだろ。ヒャハハ」

机の上に置かれたTVを付けた。
果たしてそこに映し出されたのは、現在進行中のレセプションの模様だった。
といってもTV局の生中継とは違って、場内に設置されたカメラの映像のようだった。
壇上に上っていた年配の人(シルフカンパニー社長だろうか)が袖に退き、
スクリーンにあたしが見たこともないような色のボールが映し出される。

「俺がお前らのお守りをするのはレセプションが終わるまでだ。
 それまでは精々仲良くしようや」
「レセプションが終わればあたしたちは解放されるの?」

あたしの問いに、スキンヘッドは憫笑を浮かべるばかりだった。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 21:30:27.30 ID:pWDnN.so<>訂正という名の脳内補正要請

サワムラー ×

エビワラー ○
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 21:40:57.52 ID:pWDnN.so<>      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
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   /                  ヽ 
    l:::::::::.                  | 
    |::::::::::   (●)     (●)   |  
   |:::::::::::::::::   \___/     |    こいつは純愛だなァ、ヒャハハ
    ヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 21:42:04.15 ID:XtZeWaIo<>「でもレセプションが終わってもお前は俺から離れられなくなるかもな」
男はそう言って股間に手をやると、ベルトをゆっくりと外し始めた。



なんかごめんよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 21:45:54.16 ID:jv9DTNwo<>露骨なエロ期待するなら他所に行け<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 21:49:02.13 ID:7/6VOk2o<>>>315
大ちゃんwwwwwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 21:50:29.89 ID:pWDnN.so<>――――――
――――
――

エレベーターの上部に脱出できたはいいが、
当然のことながらエレベーター用通路は真っ暗闇で、
僕はリスクを承知で"フラッシュ"を焚いた。
虫歯程度の痛みが頬に走る。
フラッシュに必要な電力は微少だ。
これくらいならまだ余裕で耐えられるか。

「ピィ……」

無様だな……。
昔は躊躇無く"十万ボルト"を連発していた僕が、"フラッシュ"如き技の成功に安堵するなんて。
脱出路がないか、周囲を見渡す。
目当てのものは拍子抜けするほど簡単に見つかった。
空調ダクト。
いよいよ僕も映画の主人公らしくなってきたな。
僕は再び"アイアンテール"でダクト入り口の金網を切り裂き、その奥に身を滑り込ませた。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 22:48:55.38 ID:zE4QJMAO<>わくてか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/05(火) 23:13:16.77 ID:pWDnN.so<>音を立てないように慎重に進んでいく。
ダクトの中は意外と清潔だった。
ただ、シルフカンパニー建造当時からダクトを根城にしているらしい鼠が、
仄かに発光しながら縄張りを通り過ぎる僕に興味を示し、後ろをついてくるのには困った。
これじゃあまるで親ガモと小ガモじゃないか。
等間隔に設置された床の格子から差し込む光に、フロアに降りてしまいたい衝動に駆られる。
降りた後はフロアを探索、適当な窓を選び、そこから外へ脱出するのだ。
が、窓に辿りつくまでの過程で誰かに見つかる危険性を考えると、僕は二の足を踏まざるをえなかった。
エレベーターを緊急停止させられたせいで、十階未満ということ以外、現在の階の正確な数字は分からない。
分かるのが窓から飛び出してからでは遅いのだ。
そしてなにより、再び発見されるリスクは関係なく、
サトシと再会する機会を捨てるのが勿体ないと思っているのも事実だった。
サカキは任務遂行後は適宜脱出しろ、と言っていた。
それは僕にとって、任務遂行後の自由をある程度認めるということと同じ意味を持つ。

「――次に紹介するのは重量級のポケモンに対する捕獲性能を向上させた、ヘビーボールです」

真下から聞こえてきた声に耳を澄ます。
どうやらレセプションの模様を社内の人間がモニタリングしているようだ。
格子から覗いてみると、一人の社員のパソコンに、他の社員が仕事をほったらかしにして群がっていた。
自分のパソコンからでも見られるだろうに。僕は溜息を吐きつつも、しばらくはその恩恵に与ることにした。
システムの連中が表立った行動を見せるとしても、デプログラムが作動してからだ。
僕が動き出すのも、それからでいい。





今日は終わり
「白い春」は神ドラマ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 23:14:53.57 ID:CoG7dV6o<>乙
今日も面白かったよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 23:17:26.91 ID:VCb8ZcEP<>乙<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 23:20:21.56 ID:XtZeWaIo<>乙
ガンテツさん…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 23:29:37.39 ID:bNAGEQAO<>乙だ、ねっ☆
大人のポケモン作ってほすぃ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/05(火) 23:47:21.13 ID:/Tr/KUDO<>乙。
のぞみちゃんかわいいよのぞみちゃん<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/06(水) 01:13:37.53 ID:dy5.IwSO<>乙
おもしろすぎてヤバい<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/06(水) 09:46:29.05 ID:oe4nAmUo<>受験勉強が本格化する前に終わらせたい、と思っている自分がいる
大幅な休載期間をおくと続きを書く気力を失ってしまいそうで怖いんだ、これまでの経験からして
だから土日やGWみたいな連休を利用して一気に……でも速度を重視するあまり拙文を書くことになるのは嫌だ

このジレンマ('A`)<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/06(水) 10:03:13.82 ID:6Mt.0MwP<>完結さえしてくれれば急いで話を進めることはないんだぜ?
別に大学入ってから終わってもいいじゃない。

あせって飛ばしてクオリティが下がるよりは余程うれしい<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/06(水) 10:23:36.18 ID:oe4nAmUo<>「――スピードボールは追尾機能を搭載し、捕獲可能範囲が広く設定されているため、
 投擲が不得手なトレーナーでも容易に敏捷なポケモンを捕獲することができます。
 欠点としては定着時間の長さと耐久性の低さが挙げられますが――」
「科学の進歩はすごいねぇ。
 俺みたいな一流トレーナーからすりゃあ、ボールなんてハイパーボールで充分だってのによォ」

レセプションの模様を観ることに飽きたのか、スキンヘッドは足を組み替えて言った。

「あんたが一流トレーナーですって? 笑わせるわ」
「減らず口はそこまでにしとけよ、ヒナタちゃん?」
「一流のトレーナーはポケモンに生身の相手を攻撃させたりしないわ」
「ヒャハハ、まだそこの坊やのこと根に持ってんのか?
 女の恨みは怖ぇなァ。まあいい、レセプションも飽きてきたし、いいこと教えてやるよ。
 箴言だと思ってよく聞けや。
 優劣決まった今となっちゃあ意味のねえ話だが、
 あのおっさんにお前らが連れて来られた時、俺とお前らは敵同士だったワケだ。
 俺は俺の目的のために、お前らはお前らの目的のために、相手をねじ伏せなきゃならない。
 そん時にどんな手を使おうが手前の勝手だ。
 使える道具は使う。自分の身体能力をぶっちぎってるポケモンがいれば、そいつに肉弾戦を任せる。
 あったりめえの理屈だろうが」
「でも、あんたはあたしたちを不意打ちで……」
「とことんおつむの弱ぇお嬢ちゃんだなァ。
 任務遂行に卑怯もクソもねぇんだよ。阿呆が。
 警戒を解いた方が悪い。騙された方が悪い。罠に気付かなかった方が悪い。
 悪いのは全部お前らだ」
「……っ」

言い返せない。目が潤む。
瞬きしたら涙が零れてしまいそうで、それでも目を逸らすのが悔しくて、あたしはスキンヘッドを睨み付けた。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/06(水) 10:37:22.29 ID:J2u1vuco<>作者ktkr<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/06(水) 10:47:23.33 ID:oe4nAmUo<>「怖ぇ怖ぇ。そうガン飛ばすなや。
 そういやあいつもヒナタちゃんと似たようなこと言ってたなァ。思い出したぜ。
 この街に格闘道場ってむさ苦しい道場があるだろ? 俺は昔そこに通ってたのさ。
 ポケモンで傷害事件起こして破門されるまでな、ヒャハハハ」

スキンヘッドはあたしたちのボールでジャグリングしながら言った。

「師範代は昔気質のくだらねえ野郎だった。礼節を重んじてなんになるってんだ。
 格闘ポケモンで気に入らねえ奴をぶちのめして何が悪い。
 兄弟弟子どもはこぞって俺のことを侮蔑しやがったが、誰一人俺に敵わなかった。
 弱ぇんだよ。覚悟が足りてねぇんだ。
 だからあと一歩のところで加減する。俺から言わせりゃただの腰抜けだ。
 傷害事件さえ起こさなけりゃ、今頃俺は師範代を超えてただろうなァ」
「……破門して正解だったってことね。
 あんたみたいなのが師範代になったら、格闘道場はめちゃくちゃよ」

スキンヘッドはあたしの挑発には乗らずに、ふっと真面目な顔になって、

「でも今は牢獄にぶち込まれて良かったと思ってる。俺はシステムに救われたんだ」
「システムに救われたって、どういうこと?」
「おっと、喋りすぎちまったなァ。またあのヤブ医者に叱られる。
 さぁ、静かにレセプションの続きを見ようぜ」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/06(水) 11:18:04.84 ID:oe4nAmUo<>―――――――
――――
――

空調ダクトに潜んでから約一時間後。
ルアーボール、ムーンボール、ヘビーボール、スピードボール。
新型ボールのプレゼンテーションは恙なく進行し、デプログラムはいっこうにその効力を発揮する気配がない。
不安になってきた僕をよそに、真下のモニターからは、最後のプレゼンテーションを始めるアナウンスが聞こえてくる。
プレゼン方式は各開発部門のトップが成果を発表するというもので、都合、壇上の人間はボール毎に入れ替わることになる。
そして次に壇上に上がり、マイクを取ったらしい人間の声に、僕は戦慄した。

「ご紹介に与りました、ハギノです」

ハギノ。
オツキミヤマにおけるピッピ乱獲およびカントー発電所占拠の中心的人物。
システム幹部が何故ここにいる?
システム最高指導者たる管理者がレセプションの参加者に紛れている以上、
その護衛がついていることは予測の範疇だったが、
まさか"シルフカンパニーの人間"が直接システムに属していたなんて――。

<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/06(水) 11:34:26.18 ID:6Mt.0MwP<>wwktk<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/06(水) 11:43:18.05 ID:oe4nAmUo<>「さて、お集まりいただいた皆様方には恐縮ですが、
 新型ボールについて説明する前に、一つ、閑話をお許しいただきたい」

ハギノは自身に満ちた声で語る。

「近年、ポケットモンスターの生態に変化が生じていることはご存じでしょうか。
 ええ、ええ、はい。その通りです。今そちらのご婦人が仰られたように、
 新種のポケモンが続々と発見され、旧種のポケモンの棲息圏と交わっていることも『変化』の一因です。
 しかし私が言いたいのは、既存ポケモンにおいて、突然変異種の発生や、
 修得する技の規則性に乱れが生じている、ということなのです。
 これはまだ第三者的な調査団体の裏付けを得ていない情報ですが、私は確信しています。
 疑いの眼を捨てきれない方も、この場には勿論いらっしゃることでしょう。
 そのため、私はこの場に、証拠を用意しました」

参加者の響めきが聞こえてくる。
ハギノが用意した物を、モニターを正面から見られない僕のために、社員が代弁してくれた。

「すごいな。ピッピとピクシーだ」
「かわいい〜」
「いやいや、そんなことを言ってる場合じゃないだろう。
 もし暴れて場内の人間に危険が及んだらどうする?」

<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/06(水) 11:57:27.78 ID:oe4nAmUo<>ハギノは朗々と響き渡る声で言った。

「場内の皆様、どうかご安心を。
 優秀なエスパーポケモンで何重にも防護壁を張っております故、危険は一切ありません」

コンコン、とガラスを叩くような音がした後に、

「ほら、このように」

響めきが収まる。ハギノは言った。

「……よろしいですかな。それでは御覧に入れましょう」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/06(水) 12:19:52.27 ID:5y0UBIco<>面白すぎるwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/06(水) 12:47:54.47 ID:DQVMUsAO<>ハギノって名前本当に悪役幹部って感じでぴったりだよな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/06(水) 18:03:48.60 ID:aUa7QB2o<>む?フユツグが黒だったってことか?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/06(水) 18:38:54.93 ID:oe4nAmUo<>―――――――
――――
―――

「………よろしいですかな。それでは御覧に入れましょう」

信じられない。
あの男が、ハギノが組織の人間としてシルフカンパニーと癒着していることは、ずっと前から予測できていた。
それが、こんな風に裏切られるなんて。

「どうした? 急に顔色が変わったなァ、ヒナタちゃん?」

TVに映るハギノの胸には、紛れもないシルフカンパニーの社員証があった。

「タイチ、分かる?」

タイチは苦しそうに身を捩って答えた。

「あぁ……あのオッサンだな……」
「なんだお前ら、ハギノさんのこと知ってるのか?」

驚いた様子のスキンヘッドに、

「どうして犯罪者が壇上に上ってるの?」

真顔で尋ねると、

「ヒャハハ、あの人もえらい言われようだな。
 何故って、あの人があの地位にいるに足る資格を持ってるからさ。
 俺たちはみーんな表の顔と裏の顔を持ってるんだよ。
 ついでに言っておいてやるが、ここを出てから告発しようなんて考えは捨てた方がいいぜぇ。
 ガキの言うことなんざシステムに簡単に揉み消されるんだからよォ」

スキンヘッドはせせら笑い、TVに視線を向け直した。
上司の"表"の仕事ぶりを見届けるつもりのようだった。
TVの中でハギノは、ピッピ二匹とピクシー二匹を目の前にして、エーフィを召喚した。
抗う意思を棄てていた四匹が、ハギノとエーフィを睨み付ける。
緊張した場内の空気を、

「この通り、私は彼らにすっかり嫌われているのです」

即興のジョークで緩めながら、ハギノはエーフィの耳と耳の間を撫でた。
きっとそれは、ハギノとエーフィの間でのみ通じる合図だったのだろう、
左端に居たピッピが「ピィッ」と小さな悲鳴を上げ、次の瞬間には"ゆびをふる"を発動していた。
ぶわっ、とピッピの体から白い胞子が舞い上がり、しかしそれらは場内に拡散することなく、無色透明の檻の中で、澱のように降り積もる。
ピッピは眠ってしまった。

「自分の技で眠っていては世話がありませんな」

再びジョークで場内を沸かせながら、ハギノは不意に表情を切り替えて言った。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/06(水) 19:11:27.22 ID:oe4nAmUo<>「聡明な参加者なら既にお気づきでしょうが、
 今"指をふる"を発動したピッピは、本来その技を習得できるレベルに、まだ達していないのです。
 続いて、こちらを御覧いただきたい」

ハギノがエーフィの頭を撫でる。
今度は左端から二番目、大人に成長したピクシーが小さな悲鳴を上げて、ハギノに飛びかかろうとする。
それであたしは確信した。
エーフィが念力等の視認できない技を使って、ピッピやピクシーを刺激していることを。

「危ないところでした」

ハギノは余裕の笑みを浮かべて言った。
ピクシーの拳は透明の壁に遮られ、そこを中心としてピクシーを囲むような直方体の氷の檻を作っていた。

「シルフカンパニーのトレーナーが優秀で助かりました。
 ピクシーの"冷凍パンチ"もリフレクターと光の壁の重ねかけには敵わなかったようです。
 ……連れて行け」

袖から現れたトレーナーとケーシィ二匹が、
"指をふる"を発動させたピッピと"冷凍パンチ"を発動したピクシーの透明な檻に寄り添い、一瞬で壇上から消失する。
鮮やかな"テレポート"だった。そこで場内カメラは別視点に切り替わり、レセプション参加者を映し出した。
みんな、見せ物をみるような愉快げな表情で、壇上に視線を注いでいる。

「異常だな」

タイチの呟きに、あたしは全面的に同意だった。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/06(水) 19:50:11.81 ID:oe4nAmUo<>カメラは再び壇上を映し出した。ハギノは言った。

「ピクシーが"冷凍パンチ"を使う。
 もしそのピクシーが裕福なトレーナーによって育てられているのなら、なんら不思議のない光景です。
 技マシンを使用することにより、ノーマルタイプのポケモンは特殊タイプの技を使うことができるようになるのですから。
 しかし、先程テレポートでこの場を去ったピクシーが、捕まえられてからそのまま手の付けられていないポケモンだとしたら、どうでしょう」

有り得ない――参加者の一人の発言に、ハギノは即答した。

「有り得るのです。
 事実、技の規則性は破壊され、本来自然には覚えないとされる技を、
 先天的に修得しているポケモンは、この世界に存在している。
 そこで私は問題提起したいと思います。何故このような事態が起りつつあるのか、と」

場内がざわめく。
ハギノの問題提起について高説を垂れるかに思えたスキンヘッドは、
さっきからずっと、あたしのモンスターボールを掌にのせて、冷や汗をかいていた。

「なぁオイ。お嬢ちゃんのピッピはいつもこんな風なのか?」
「こんな風ってどういうこと?」
「TVでピッピとピクシーの見せ物が始まってからずっとボールが震えてんだよ。
 まさか同族が虐められて怒ってんのか?ヒャハ―――」

馬鹿笑いが虚空に消える。モンスターボールが勝手に開いていた。

「ピッピ!!」

あたしの呼びかけを無視して、ピッピがTVに飛びつき、跳ね返って床に転がる。
それを何度か繰り返した頃には、スキンヘッドは平静を取り戻していた。

「びびらせんじゃねぇよ、クズが」

エビワラーの拳がピッピを捉える。
ピッピは壁に叩きつけられたあと、コロコロと転がり、あたしとタイチの間でぐったりと眼を閉じた。
眼の端には涙の跡があった。
――レセプションで見せ物にされているピッピやピクシーの中に、あたしのピッピのお父さんやお母さんがいるのかもしれない。
当たって欲しくなかった予感は、当たっていた。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/06(水) 20:22:28.65 ID:bfbqa6DO<>ピッピィィィィィィ!!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/06(水) 20:23:09.87 ID:YuE4wuUo<>ピッピが可哀想です(´・ω・`)<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/06(水) 21:32:06.58 ID:DQVMUsAO<>ピッピいぃぃぃ!

タマゴわざ覚えてるポケモンを個体値残念だからって逃がしまくってごめんなさい<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/06(水) 22:21:49.81 ID:j3IdFIDO<>wktkが止まらない<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/06(水) 23:21:21.09 ID:rgDMDIDO<>なんかそろそろ佳境っぽくて嫌だ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/06(水) 23:23:42.92 ID:xUL556DO<>ヒナタがタイチの眼前でレイプされる展開を<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/07(木) 00:10:00.54 ID:CVeaVwAO<>そうか、ポケモンリーグ行かなくてもサトシに会えそうな訳だからな…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/07(木) 00:53:48.86 ID:ri7gU6DO<>タイチがレイプされるのを見たヒナタが男嫌いになってカエデとキャッキャウフフになる展開を<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/07(木) 19:53:02.94 ID:kiL4F7Mo<>>>350
いまさら気づいたけど、タイチをさらったのはスキンヘッドってことは・・・・・・
いや、スキンヘッドが男なんて書いてないもんな。大丈夫だよなタイチ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/07(木) 19:54:04.57 ID:kiL4F7Mo<>あ、男って書いてたorz<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/07(木) 20:07:57.23 ID:TngJiO6P<>実はフユツグはサカキの知り合いなんだよ!
ナツメがサカキに協力していたわけだしサカキがシステムに送り込んだスパイに違いない
キットキット・・・そうでないと俺のヒナタが・・・
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/07(木) 21:02:09.35 ID:ri7gU6DO<>ストライクゾーンすれすれに敬遠球を投げるもんじゃないぜ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/07(木) 22:15:29.94 ID:o04QIgAO<>>>1も読めずによく2chやってられたな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/07(木) 22:30:50.02 ID:FUV2XNko<>タイチ仲間予想で荒れたもんなぁ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/07(木) 23:56:51.09 ID:sPwQV2DO<>うぉふぅーうー<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/07(木) 23:58:03.85 ID:kiL4F7Mo<>ぅーうー<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/08(金) 12:12:17.01 ID:EqtbheMo<>金銀リメイクキタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/08(金) 12:25:05.94 ID:G28qOIAO<>内部電池切れて早5年…

しかしなぜゴールデンサンとシルバームーンじゃないんだ…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/08(金) 13:27:52.16 ID:DRpWdpwo<>自分もリメイク出るなら月と太陽だと思ってたんだけどな
ハート&ソウルとは意外だった
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/08(金) 13:46:45.51 ID:xgNUGJI0<>>>360
俺のまだ電池切れてないんだけど・・<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/08(金) 15:55:45.92 ID:BneVgmwo<>ほこりかぶってた俺のDSがまた起動する日がくるんだな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/08(金) 15:57:41.16 ID:2TjxcUUo<>思い切ってプラチナ買ったばかりなのに…
でもまだ発売日決まってないしな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/08(金) 17:13:38.69 ID:MkvKk6DO<>どうせ延期するよ、金銀だもの<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/08(金) 17:16:25.08 ID:2TjxcUUo<>>>365
そういや延期したなw<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/08(金) 17:33:35.10 ID:G28qOIAO<>金銀バージョンってやつには自転車のかわりにスケボーが出てくるらしいぜ!!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/08(金) 17:39:04.45 ID:5ojRU9Qo<>ライチュウが進化してデンリュウってのになるんだって!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/08(金) 18:52:26.49 ID:G28qOIAO<>>>362
300時間で電池切れは早かったか<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/09(土) 01:22:33.02 ID:zc9Uffko<>―――――――――
―――――
――

「そこで私は問題提起したいと思います。何故このような事態が起りつつあるのか、と」

ハギノはその問題提起に対応する答えを持っているのだろうか。
オツキミヤマで出会ったピッピは、一般に定義されているレベルに満たないのに、"指をふる"を発動することができた。
僕はその事実に驚きながらも、真剣に謎解きに取り組もうとは思わなかった。
何千、何万分の一という確率で起こりうる突然変異種だと、安易な推量に満足していたのだ。
しかしハギノはそれが普遍化しつつあることを証明してみせた。

「ポケモンの能力に変化をきたす新型ウイルスの所為じゃないかな」
「そんなの有り得ないわよ。どこかのお金持ちが道楽で技マシンを野生ポケモンに与えてるんじゃないかしら」
「環境ホルモンが原因だって、絶対」

僕の真下で舌鋒鋭く論議するシルフ社員とは対照的に、
モニターの中にいる参加者が意見を述べる気配は無かった。
無知が露呈することを怖れているのかもしれない。
一分ほどの間をおいて、ハギノの声が聞こえてくる。

「答えに複雑なロジックはありません。自然科学の範疇で語る、実に単純な理由です。
 ポケモンのみならず私たち人間にも与えられた高等生物の特権、『進化』です。
 ここで注意されたいのは、私が指しているのが急激な外見の変化を伴うポケモン固有の『進化』ではなく、
 環境に適応し、絶滅の危機から逃れるために行われる遺伝的、本能的な『進化』だということです。
 オツキミヤマに棲息していたピッピやピクシーは、昨今の生態を顧みない過剰な捕獲によって、急激に数を減らしていた。
 妖精ポケモンという二つ名の通り、一般トレーナーが遭遇できる確率は低いが、
 発見されたが最後、自己防衛能力の低さからほぼ確実に捕獲される。
 逃げ延びるためには、生物として1ランク上の段階に進むしかない。
 かくしてピッピは先天的に高レベルの技を覚え、ノーマルタイプであるはずのピクシーが特殊系統の技を習得できるようになった。
 私はそう考えています。
 そして事実、ポケモン協会が発表している最新のデータでは、ピッピ、ピクシーの個体数は安定し、
 以前は不等式で示される関係にあった繁殖数と捕獲数も、今では等式に書き換えることができる」
 <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/09(土) 01:26:17.29 ID:zc9Uffko<>大規模改変


「答えに複雑なロジックはありません。自然科学の範疇で語る、実に単純な理由です。
 ポケモンのみならず私たち人間にも与えられた高等生物の特権、『進化』です。
 ここで注意されたいのは、私が指しているのが急激な外見の変化を伴うポケモン固有の『進化』ではなく、
 環境に適応し、絶滅の危機から逃れるために行われる遺伝的、本能的な『進化』だということです。
 オツキミヤマに棲息していたピッピやピクシーは、昨今の生態を顧みない過剰な捕獲によって、急激に数を減らしていた。
 妖精ポケモンという二つ名の通り、一般トレーナーが遭遇できる確率は低いが、
 発見されたが最後、自己防衛能力の低さからほぼ確実に捕獲される。
 逃げ延びるためには、生物として1ランク上の段階に進むしかない。
 かくしてピッピは先天的に高レベルの技を覚え、ノーマルタイプであるはずのピクシーが特殊系統の技を習得できるようになった。
 私はそう考えています。
 そして事実、ポケモン協会が発表している最新のデータでは、ピッピ、ピクシーの個体数は安定し、
 以前は不等式で示される関係にあった繁殖数と捕獲数も、今では等式に書き換えることができる」
 

×


「答えに複雑なロジックはありません。自然科学の範疇で語ることのできる、実に単純な理由です。
 いいですか。ポケモンのみならず私たち人間にも与えられている、高等生物の特権、『進化』です。
 ここで注意されたいのは、私が指しているのが急激な外見の変化を伴うポケモン固有の『進化』ではなく、
 環境に適応し、絶滅の危機から逃れるために行われる遺伝的、本能的な『進化』だということです。
 オツキミヤマに棲息していたピッピやピクシーは、昨今の生態を顧みない過剰な捕獲によって、急激に数を減らしていた。
 妖精ポケモンという二つ名の通り、一般トレーナーが遭遇できる確率は低いが、発見されたが最後、自己防衛能力の低さからほぼ確実に捕獲される。
 逃げ延びるためには、生物として1ランク上の段階に進むしかない。
 かくしてピッピは先天的に高レベルの技を覚え、ノーマルタイプであるはずのピクシーが特殊系統の技を習得できるようになった。
 私はそう考えているのです。
 ポケモン協会が発表している最新のデータでは、ピッピ、ピクシーの個体数は安定していることが証明されています。
 以前は不等式で示される関係にあった繁殖数と捕獲数も、今では等式に書き換えることができるようになりました」
 

○<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/09(土) 01:27:46.46 ID:ofWhjk6o<>おっリアルタイムktkr<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/09(土) 01:31:28.49 ID:3EdcwzUo<>sien<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/09(土) 01:33:19.40 ID:23TL6QYo<>ktkr<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/09(土) 01:39:25.33 ID:UrUE9B2o<>寝れwwいや、嬉しいんだけどね<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/09(土) 02:06:53.09 ID:AujlsIAO<>ktkrばっちこーい<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/09(土) 14:26:01.85 ID:zc9Uffko<>最近は関口尚の本をよく読む
「そのままの光」はすっきりとした読後感で良かった
長時間連続して本を読んでいると、文章を理解するのが苦痛になってくる
例えば村上春樹の本は好きだけど、何冊も連続で彼の本を読み続けるのは大変な作業に感じる
そこで、彼の本と本の合間に、関口尚氏の著書のような、あまり咀嚼せずとも頭に入ってくるような本を挟むと読書疲れが起りにくい
決して関口尚氏の著書に深みがないと言っているわけじゃない
でも、作者の違う作品を交互に読むことは、一つの思考に偏向しないという意味でも大切だと思う


以上、余談でした
以下、通常再開


おぉ、と場内から感嘆の声が上がる。
しかし、ハギノの演説に全ての参加者が靡いたわけではなかった。

「広義における進化とは、生物が世代を経るにつれて次第に変化し、
 適応を高度化、およびその種類を増加させることだ。
 環境を変容させる急激な変化が起きた場合、大抵の生物は適応が追いつかずに絶滅する。
 オツキミヤマのピッピやピクシーが減少し始めたのはなにも数千、数百年前の話ではない。
 この数十年で新たな能力を目覚めさせたというのならば、それは最早進化ではない」

――自己防衛本能の暴走だ。
男の声に、ハギノは臆した様子もなく答えた。

「ご明察、ありがとうございます。おかげで私の台詞が省けました。
 その方が仰ったように、絶滅に瀕した生物の対抗策として、ポケモンのそれには眼を瞠るものがあります。
 そして問題なのは、これが愛らしく大人しいピッピに限った反応ではない、ということです」

そこで一拍間をおいてから、

「新資源の開発、建築、道路事業の発展に新たな土地は不可欠です。
 しかしそれらの事業に携わる者を悩ませているのが、野生ポケモンの存在です。
 実際、この場にも彼らに着工を阻害され、辛酸を舐めさせられた方がおられることでしょう。
 もし仮に彼らの防衛本能が、生活圏を侵そうとする我々人類に対して目覚めつつあるとすれば、
 それは我々人類の発展にとって大きな憂患となり得る。
 我々の常識を越えた能力を持つポケモンが、縄張りを奪い返すために人を襲う。
 恐ろしいことです」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/09(土) 15:21:01.16 ID:t8ej1UAO<>リアルタイム<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/09(土) 15:36:48.85 ID:oye4dCIo<>俺のゴーストがゲンガーにならない…うーうー<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/09(土) 15:43:02.24 ID:23TL6QYo<>奇遇だな、俺もだ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/09(土) 16:12:19.68 ID:BMjFOqIo<>ゲンガー、フーディン、ごろーにゃ、カイリキーはCPU専用ポケモン<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/09(土) 16:31:37.89 ID:oVYe9Vwo<>ごろーにゃ☆<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/09(土) 18:40:38.25 ID:r0FvY6U0<>お前等・・・今はGTSで進化できる時代なのに・・・<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/09(土) 19:08:46.75 ID:AujlsIAO<>何ヶ月本読んでないだろう
最後に読んだのは星バーーーローーとへんないきものだったか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/10(日) 01:56:50.50 ID:GMSIYLs0<>誰かしりとりしようぜ
しりとり→リザード→??? <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/10(日) 01:57:30.97 ID:hR151V2o<>ドラゴン<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/10(日) 10:33:15.46 ID:dyp00KIo<>金銀リメイクはとくせいがあるのか…もう捨てだな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/10(日) 11:45:33.98 ID:mmQV90oo<>なら俺が拾おう<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/10(日) 17:33:31.43 ID:ys/RSUgo<>金銀秋発売→作者金銀のマップ要求→金銀作者取材として購入のコンボで受験追い込みの時に廃人化する>>1<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/10(日) 17:39:24.56 ID:xcqeOKwo<>作者がどこ大志望なのかは知らないけれど秋っつったら受験に本腰入れないと本気でやばい時期だぞ…

それまでに完結することを祈るまでです。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/10(日) 17:54:42.76 ID:RmU7FKco<>別に受験すっぽ投げでコレ書いているわけじゃなくて、勉強の息抜きがてら
書いているんだから秋までかかっても問題ないだろ
受験さえ終わっちまえばかなり時間はできるから、それから本腰入れて
完結させればいい

<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/10(日) 18:18:39.19 ID:EIVL3b.o<>実際完結させるもさせないも作者の自由なんだけどな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/10(日) 18:28:07.41 ID:GMSIYLs0<>完結したらエロ書いてやるって言ってたけどそれは伏線ダッタノカ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/10(日) 21:04:02.72 ID:Po3IASso<>3日前からまとめを読み始め、今しがた追いついた。
とりあえず1乙です。
無理せず書いてくださいね、息抜きのつもりで結構ですから。<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/11(月) 20:18:11.53 ID:muktka2o<>気取った声がハギノを野次る。

「世迷い言を。ポケモンは所詮ポケモンだ。
 人類の繁栄を補いこそすれ、それを妨げるなど有り得ない。
 それよりも、私は新型モンスターボールの発表を聞くために遠路遙々やってきたのだが?
 この長すぎる前座に意味はあるのか?」
「大いにあります。もし前述した仮定が現実のものとなるのならば、
 我々はそれに対抗する術を持たなくてはならない。
 飼い慣らしたポケモンが野生ポケモンを駆逐できるうちは危機感もないでしょうが、それでも保険を用意しておいて損はないでしょう。
 そして我々が開発した新型ボール――BWボールはまさにその保険になりうると、私は確信しているのです」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/11(月) 20:22:46.72 ID:G3f9nmso<>Black&Whiteボール?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/11(月) 20:29:21.21 ID:NWMfO9Yo<>きてるー<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/11(月) 20:29:42.33 ID:u6Fi64oo<>ブラックウォーグレイモンボールだろjk<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/11(月) 20:41:44.60 ID:muktka2o<>------------------------------------------

――コンコン。
外側から堅く閉ざされた扉がノックされたのは、
丁度ハギノが新型ボールの名前を告げた、その瞬間だった。
スキンヘッドがTVを消して立ち上がる。

「誰だァ?レセプションが終わるまでここには誰も来ないはずだが……」

BWボールのBとWの意味を考えていたあたしは、
すぐに考えることをやめて、来訪者の反応に耳を澄ませた。

「タイチ」

小声で呼びかけて、

「ああ」

目配せする。誰かは分からないけど、助けが来たのかも知れない。
胸に希望の光が灯りかけていた。
タイチがエビワラ―から受けたダメージは、時間の経過である程度は回復しているはず。
モンスターボールの収納機能を壊してしまったピッピも、
それ以来、金属製の拘束具で両手の動きを封じられているけど、体当たりくらいならできると信じたい。
けれど、扉の向こうから聞こえてきたのは、

「上からの伝達だ。扉を開けろ。
 ガキ共に盗み聞きされたくないのでな」

あたしたちの希望に蓋をする、無情な声だった。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/11(月) 21:14:33.37 ID:muktka2o<>「へいへいっと」

あたしはせめてドアの開かれる瞬間に、
体の小さなピッピだけでも逃げられないかと考えたけど、
ピッピは肉体的にも精神的にも傷ついていて、あたしの意図を読み取ってくれなかった。
スキンヘッドがドアノブに手をかける。

「で、上からの伝達ってのは―――」

扉の隙間から姿を覗かせた偽医者の頭には、何故かハクリュウが浅く牙を突き立てていて。

「ご機嫌よう」

その背後から現れた黒髪の美女が、妖艶な微笑を浮かべて言った。

「二人を返してもらえるかしら?」
「エ、エビワラー!!」

顔面を引き攣らせたスキンヘッドが叫ぶ。すかさずエビワラーが美女とスキンヘッドの間に飛び込み、

「"噛み砕く"」

次の瞬間には、拳をワニノコの鋭利な歯に噛み砕かれていた。
黒髪の美女は屈み込み、足許で待機していたパウワウに告げた。

「"冷凍ビーム"」

激痛に悶えているエビワラーにそれが躱せるはずもなく、瞬く間に氷の像が一体できあがる。
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/11(月) 21:21:31.85 ID:u6Fi64oo<>(;´Д⊂) カエデキター<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/11(月) 21:24:25.47 ID:gEh5Vd.o<>久しぶりにカエデきたわwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/11(月) 21:36:17.14 ID:G3f9nmso<>ミニリュウは進化してるのにワニノコはそのままなのか…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/11(月) 21:59:37.43 ID:5sFv2N.o<>こういう燃える展開はベタだけど好きだわ
おもしろい<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/11(月) 22:13:33.19 ID:NJ8jzMko<>カエデ好きだわ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/11(月) 22:35:58.31 ID:69GjCy2o<>カエデ愛してる<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/12(火) 00:39:35.79 ID:qF7oChYo<>ワニノコのままエビワラーに勝つとかww
アリゲイツまではかわいいけど、御三家って最終進化で絶対ごつくなるんだよな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/12(火) 00:51:48.16 ID:RvHBcyYo<>チコは最終進化でも結構可愛い方だけど他はごついね
でも美人とごついポケモンの組み合わせって好きだな
シロナとガブリアスとかJとボーマンダとか
カエデとオーダイルも絵になりそう<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/12(火) 01:39:28.80 ID:PXUpd.DO<>ミカンとハガネールとか最高だよね<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/12(火) 01:42:34.98 ID:7TLzPoAO<>カエデかっけぇwwwwww
ハクリュウかわいいよハクリュウ
ムーミンさんはお帰り下さい<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/12(火) 01:43:45.67 ID:S3u5Pewo<>うぉふー<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/12(火) 02:01:25.74 ID:RkkgQ4co<>どうでもいい話だけど、金銀で出てきたボールってほとんど実際と
効果が違ったり、バグで役に立たなかったりしたんだよな

リメイク版では改善されるだろうか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/12(火) 02:30:44.59 ID:PXUpd.DO<>効果通りの名前になるんじゃね
ラブラブボールがウホウホボールになるとか


まぁマジレスするとプラチナとの互換性維持の為に金銀のぼんぐりボールは無くなると考えるのが普通
同様の理由で新しいポケモンや技の追加は無いはず<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/12(火) 07:54:26.69 ID:zmGIYMwo<>>>413
初代と金銀も完全に互換があったわけじゃないよな…
絶対ないとは言い切れないんじゃないだろうか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/12(火) 18:19:24.17 ID:FvqSEiA0<>せいなるほのおとかの技が復活するんじゃね<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/12(火) 19:40:56.39 ID:rg5YHsDO<>>>415
すでにある


さてタイチのカエデ好感度が上がったわけだが<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/12(火) 19:42:57.22 ID:/.FqOa2o<>技が無駄にいっぱいあってとくせいもあって400匹近くいる金銀なんて金銀じゃない<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/12(火) 19:45:18.77 ID:o.aZlaAo<>ナナシマにもいけてライバルとロケット団のイベントとかあったらいいのう<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 00:44:04.22 ID:jYn/5wAO<>新しい主人公がなかなか可愛くて安心した
プラチナから御三家とイトマルブビィにコノハナ連れてきてやんよフヒヒヒ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 01:00:08.41 ID:flDwVAoo<>プラチナ買ってやっと四天王まで行ったんだが…

四天王のゴヨウとかいう奴が 冬嗣にしか思えないwwwエスパーwwwメガネwwwww態度wwwwwwww

こいつ↓
http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/45/0000084045/24/img40fb2352zikazj.jpeg
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 01:04:33.69 ID:299.vbso<>>>419
ちょっと新主人公kwwsk<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 01:18:34.04 ID:299.vbso<>自己解決した<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 13:49:49.40 ID:Si0QVUco<>何この鮮明な画像
ああ、割れ厨さんですか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 14:06:30.18 ID:flDwVAoo<>>>423
google画像検索ですごめんなさい<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/13(水) 18:31:39.10 ID:76rTSl.o<>スキンヘッドの手がベルトを探ったところを、間断なくワニノコが"水鉄砲"で狙い撃つ。
ボールが部屋のあちこちに散らばる。
水に押されて尻餅をついたスキンヘッドは、その姿勢のまま後ずさり、やがて壁に行き当たって震え始めた。

「待て、待てよおい、なァ、まさか無抵抗の相手に攻撃したりしねえよな?
 俺の手許にはもう一つもボールがねえんだ。分かるだろ?
 防衛手段のない人間相手にポケモンで攻撃するのは重罪なんだぜ、
 ヒャハハ、ハハ、あんた犯罪者になりてえのか、違うだろ、なあ、やめろ、」
「黙りなさい。見苦しいわよ、あなた」

黒髪の美女はハクリューの鰭を撫でながら、

「"破壊光線"で終わらせてあげる」

事実上の死刑を宣告した。
ハクリューの正面に光の粒子が収斂していく。
そうして次の瞬間、

「なーんてね?」

黒髪の美女は高貴な雰囲気を自らぶち壊し、カエデの表情を覗かせた。
あまりの恐怖のために気を失ったらしいスキンヘッドを指さして、
「騙されてやんのぉー、この子が"破壊光線"撃てるわけないしー、こんなとこで撃ったらビル壊れちゃうしー」と嘲笑したのち、
無言であたしたちの方に近づいてきた。

「カエデ……」
「……どうしてここに?」

カエデはタイチの質問を聞き流して、

「二人とも、怪我はない?」

二人揃って頷く。
手首に何か触れたような気がしたかと思うと、両手の自由が利くようになっていた。
ワニノコのおかげだった。噛み切られたプラスチック式手錠を払い落としつつ立ち上がる。
タイチも普通に動ける程度には回復しているようだった。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/13(水) 18:33:00.60 ID:76rTSl.o<>無言であたしたちの方に近づいてきた。 ×

無言であたしたちの方に近づいてくるカエデ。 ○<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 18:36:40.81 ID:cG3n7nIo<>きてるー
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 18:39:32.89 ID:8fskngEo<>きたこれ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 18:40:53.95 ID:XF9Pg1Eo<>続きがすっげー気になってたわ。乙です<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/13(水) 18:55:14.81 ID:76rTSl.o<>「迎えにいけなくて悪かった。
 エアームドの翼が折れて、それが中々完治しなくて……」
「いいのいいの。あたし、タイチくんのこと信じてたから。
 何かトラブルがあって、その所為ですぐに迎えにこられなくなったんだろうなあって。
 だから全然気にしないで。ね?」

天使の微笑みを浮かべてそう言った次の刹那に、
タイチの死角で悪魔の形相を浮かべたカエデがあたしにだけ聞こえる声で囁く。

「な に も な か っ たん で し ょ う ね ?」
「え?」
「あ た し の い な い 間 に タ イ チ く ん と の 間 に 何 も な か っ た ん で し ょ う ね ?」

きゅっ、と心臓が痛む。
もしも、不可抗力とはいえ、ポケモンセンターで数日夜を共にしたことを告白したら、
カエデは躊躇いなく"破壊光線"をあたしに見舞うに違いない。カエデ自ら。

「カエデが心配するようなことは何もなかったわ」
「ホントに?」
「本当よ」
「ホントのホントに?」

タイチの言うことは素直に信じられても従妹のあたしの言うことは信じられないわけね……。
あたしは項垂れて言った。

「だから、本当だってば」
「抜け駆けは許さないんだから」
「抜け駆けって……」

あたしにはそんな気ないわ。そう言おうとしたのに、何故か声にならなかった。
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 20:06:41.87 ID:8.346jso<>きてる!まってたよー(・∀・)<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/13(水) 20:11:12.74 ID:76rTSl.o<>「と、ところで、カエデはどうやってここに来ることができたの?」
「そもそもどうやってヤマブキシティに来たんだ? まさか一人で歩いてきたのか?」
「んーっとね、ママと一緒に来たの」
「アヤメおばさまと? どこで合流したの?」
「タイチくんが来るのを待ってる間、退屈だったからデパートに通ってたんだけど、
 偶然、そこでママとサクラ叔母さんを見かけてー、
 しかも二人ともヤマブキシティに向かう途中の寄り道だって言うから、もうビックリよ。
 ヒナタとはぐれた事情は暈かして、ヤマブキまで一緒に連れて行ってって頼んだの。
 タイチくんと行き違いになるのが怖かったけど」
「ちょっと待ってくれ。確かカエデのお母さんてハナダジムのリーダーだったよな?
 ジムを休んでまでヤマブキシティに来た理由は何なんだ?」

これよ、と床を指さすカエデ。
意味の分からなかったらしいタイチの代わりに、あたしが言った。

「このレセプションに、アヤメおばさまも参加しているのね?」

カエデが頷く。
新型モンスターボールの発表会には各界の著名人が多数参加する。
そこにポケモントレーナーの象徴とも言えるジムリーダーが招待されていると、どうして考え到らなかったんだろう。

「なあカエデ、ジムリーダーが招待されてるってことは、もしかして俺の親父も――」

カエデは分かり易く肩を落としていった。

「探したけど見つからなかったわ。多分、来てないと思う。
 参加は強制じゃないから、ジムの仕事を優先したければ、来なくてもいいの」
「ということはエリカさんも……」
「来てないでしょうねー。ジムと会社の仕事で手一杯のエリカさんが、タマムシシティを離れられるとは思えないし。
 その点、うちのママは小旅行大好きだから、大喜びで招待を受けたみたい」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 20:25:51.62 ID:flDwVAoo<>タケシ不参加、ナツメ不参加、あれ?ほとんど参加してないじゃないか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/13(水) 20:34:24.51 ID:76rTSl.o<>あたしは不意に、あたしやタイチよりも早くヤマブキシティに旅立ったタケシさんのことを思い出した。
もしかすると、タケシさんもこのレセプションに参加していたのかもしれない。
余裕のなかったあたしやタイチが気付かなかっただけで……。
けど、その想像が正しいとして、タケシさんはどうしてそれをリュウジに教えなかったんだろう。
あたしはその小さな疑問を胸に仕舞いつつ、カエデに尋ねた。

「ヤマブキシティに着いたのはいつ?」
「たしか三、四日前、だったわね」
「どうしてすぐにあたしたちと合流してくれなかったの?」

こうしてカエデに助けてもらえたのは別行動していたが故だけど、
何故、ヤマブキシティに着いた段階で連絡してくれなかったのか、分からなかった。
カエデは憤慨して言った。

「しなかったんじゃないってば。出来なかったの。
 あんたとタイチくんがポケモンセンターにいるのは予想がついてたんだけど、
 いかんせん、この大都会には馬鹿みたいにポケモンセンターが充実してるでしょ?
 手当たり次第、電話で宿泊記録に二人の名前があるかどうか聞いてみたんだけど、
 個人情報がどうとかで教えてくれなくて、為す術ナシ。
 超絶鬱に浸ってたら、サクラ叔母さんがやってきて、
 自分の代わりにママの付き添いでレセプションに参加する?って言ってくれたの。
 サクラ叔母さん、あたしには超優しいのよねー。
 このドレスもサクラ叔母さんに借りたの」

似合うでしょ?とカエデが華麗にターンする。
インディゴブルーのショートドレスが翻り、それに合わせるように、黒髪が流れる。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 20:36:11.57 ID:XZDNDYIo<>夢精野郎モテすぎだろ
俺と代われ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 20:42:22.89 ID:94/UqqIo<>ヒナタは可愛い系の巨乳でカエデは美人系かな
タイチは幸せ者だな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 20:58:01.16 ID:woEAZcMo<>カエデに貧乳と言わないあたりにお前の優しさを感じた<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/13(水) 21:14:12.81 ID:76rTSl.o<>けれど一周したカエデの表情には、ほんの少しの翳りが見えた。

「ママには反対されたんだけどね」

温厚で優しいアヤメおばさまが、カエデの同伴を拒むとは思えなかった。

「どうして?」
「さあ。あたしみたいな小娘に社交場は早いとでも思ったんじゃないかしら。
 まあ、最終的にはサクラ叔母さんが説得してくれて、何とかなったけど……」
「ほらよ、ヒナタ」

ボールを選別していたタイチが、あたしの分を放る。
そして自分の分をベルトに装着しながら、

「カエデはどうして俺たちがここに閉じ込められていることが分かったんだ?」
「それは、ヒナタがあたしの名前を勝手に使ってたから」
「どういうこと?」

カエデは不愉快そうに眼を細めて言った。

「レセプション開始のアナウンスが流れる前のことよ。
 あたしに寄ってくる男のほとんどが、あたしの名前を聞いた後にこう言うの。
 つい先刻、奇しくもあなたと同じ名前の女性と話をしてきてところです、って。
 偽名使うならもっとありふれた名前使いなさいよね、馬鹿ヒナタ」
「ご、ごめんなさい」
「とにかく、それの所為であたしは、もしかしたらこの場にヒナタとタイチくんがいるかも、って期待して、ずっと場内に視線を走らせてたわけ。
 そしたら証明が暗転した直後に、会場から出て行こうとする人影が二つ見えたから、思わずその後を追ったの。
 二人の知り合いだって言ったらボーイはすぐに医務室があるフロアまで案内してくれたわ。
 でも、そこからが問題。医務室に来たはいいけど、どこにも二人の姿がないの。
 お医者さんに聞いても誰も来てないって言うし、あたしは一旦そこで引き下がったの。
 あたしの見当違いで、二人は全くの別人かもしれないとも思ったわ。
 でも、考えれば考えるほど、あの医務室が怪しいように思えてきて――」

ハクリューにかぶりつかせたの、とカエデは小悪魔的な笑みを浮かべた。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/13(水) 21:32:09.93 ID:76rTSl.o<>かぶりつかせた?
大胆、なんてレベルじゃない。
結果的に勘は当たっていたから良かったけど……。
もし外れていたらどうお詫びするつもりだったのかしら。

「カエデらしいな」
「でしょでしょ。
 ところでタイチくんとヒナタはどうやってレセプションに参加したの?」
「それは、」

話せば長くなるからまた後で、とあたしが言おうとしたとき、

「がうがう……」

ワニノコが困り果てた様子で主を呼んだ。
ピッピの両手の自由を奪っている拘束具は頑丈で、ワニノコの鋭い歯も通用しないようだった。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/13(水) 21:56:57.31 ID:Rbnq/8Y0<>支援<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/13(水) 22:10:14.52 ID:76rTSl.o<>「鍵は?」とカエデが言った。
「あいつが持ってるかも」

タイチがスキンヘッドに近づこうとしたその時、

「ヒャ、ヒャハハ……ハ……」

スキンヘッドが眼を覚ました。

「抵抗したら容赦なく攻撃するから。本気よ」
「お前のボールの開閉機構は潰してある」

スキンヘッドはさっきのように取り乱さなかった。
背中を壁に預けたまま、狂ったように笑っていた。

「鍵はどこ?」
「ヒャハ、ハハ、ねえよ、ンなもん」
「本当のことを言って」
「初めからねえんだよ、ヒャハ、どうしても外したきゃ、力任せに壊すしかねぇ。
 拘束具の中の腕がどうなるかは知らねえけどなァ、ヒャハハ」
「この野郎……!!」
「タイチ! 待って!」
「ヒナタ、でも、」
「こいつの言うことに乗せられちゃダメ」

冷静になれば、解決策が思い浮かぶはず。

「ぴぃ」

弱々しい声であたしを呼ぶピッピ。
閃きは意外と早く訪れた。

「ピッピ、"小さくなる"のよ」
「ヒャハハ、そいつはやめとけ。俺もグロい光景は見たくねェからな」

そしてその分、その閃きは一瞬で消えてしまった。

「小さくなれば拘束具を抜け出せると考えたのかもしれねェが、
 残念ながらそいつはポケモンのサイズに合わせて締まるように出来てる。
 加えて、一度締まったが最後、広がることは二度とねぇ。
 "小さくなる"を解除した時にどんな悲惨なことになるか想像してみやがれ」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 22:15:56.67 ID:8tkIVgDO<>この…!
ヒャハハ野郎…っ!!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/13(水) 22:47:29.71 ID:76rTSl.o<>閃光。
空気が揺らめく。
空調が存在理由を失うほどに、熱気が部屋に充満する。
バクフーンを従えて、タイチはスキンヘッドに歩み寄った。

「拘束具を外す方法を教えろ」
「脅しのつもりか? 坊やがどれだけ粋がったところで、
 ねぇものはねぇし、外せねぇものは外せねぇんだ。諦めな」
「……ッ」

あたしは自分の無力さを呪った。
ピッピはあれから泣きもしなければ暴れもしないけど、心の内の葛藤は計り知れない。
自分のお父さんやお母さんが、すぐ近くで弄ばれて、苦しんでいるのに、
自分は拘束具に囚われて、しかもそれが外れる見込みがない。そんな状況にいるピッピに、あたしは何もしてあげることができない。
カエデがピッピの拘束具に触れて言った。

「外から壊すのもダメ、小さくなって抜けるのもダメ、
 内側から壊せばピッピの腕は無事で済むけど、自力で外すのはピッピの力じゃ不可能よね……」

その時、あたしの意識裡にチラつくものがあった。
拘束具は小さいながらにも頑丈で、普通のピッピの腕力で壊せるような代物じゃない。
でも、その腕力を、延いては身体能力を増大させることが出来れば、
想定以上の負荷を与えて拘束具を壊せることができるのではないか。
あたしはバッグを探って、奥の方から目当ての物を取り出した。
タブレットケースはバクフーンの炎を反射して、目映い橙色に輝いていた。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 22:50:30.16 ID:WvjKDkIo<>来てたのか!wwktk<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/13(水) 22:50:41.27 ID:jYn/5wAO<>支援
伏線回収うまいなぁ…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 22:51:00.45 ID:flDwVAoo<>タウリンキター<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 22:55:20.24 ID:XF9Pg1Eo<>ちょっとゾクっときたよ
うめえな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/13(水) 22:55:35.09 ID:u.T2Z.AO<>タマムシのタウリンww
もう賞味期限切れてるんじゃねえの?ww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/13(水) 23:08:57.92 ID:76rTSl.o<>      肉 体 増 強 時 の 栄 養 補 給 に

       タ ウ リ ン 2 0 0 0 m g 配 合
           _     ___     ____ __   __
   | ̄| ! ̄|┌┘└‐P│└PPi  ノ ,r┐ |ヽ、__,ノ/| !  r、 ヽ
    |_|丿  ! 厂|  hヾ l ┌─‐!∠ 、ー'  ,! __ノ | .!  | ) }
    ∠__ノ/___j___,!l、_).!、_ ̄ ̄| ∠__ノ |____ノ |  '‐' _ノ
                  ̄ ̄             ̄ ̄
             タ マ ム シ 製 薬











明日に続く<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 23:09:57.13 ID:WvjKDkIo<>タウリン伝説が始まるのか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 23:10:22.18 ID:XF9Pg1Eo<>乙<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 23:15:06.68 ID:299.vbso<>まさかのリポD乙<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/13(水) 23:20:40.96 ID:woEAZcMo<>おつお<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/13(水) 23:54:40.13 ID:jYn/5wAO<>乙wwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/14(木) 00:18:39.50 ID:r.wIZ6DO<>また作者が狂行にww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/14(木) 01:17:26.87 ID:6sUwPkAO<>焦らし上手で色んな意味で馬鹿な作者が大好きだwwwwww
怪力ピッピとかまたギエピー!に一歩近づいたな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/14(木) 01:49:10.67 ID:Yp172ADO<>乙

色んなSS読んできたけどこんなに理想的な作者はいないよ
文章力はもちろん荒らしに対する反応率が零なのもすごすぎる
これからも頑張ってください<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/14(木) 16:47:02.49 ID:i7jpwb6o<>夢精仲間入り先読み事件を経て成長したんだろうな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/14(木) 17:18:44.98 ID:dmehSC20<>b…いや、なんでもない
それにしても伏線回収うまいな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/14(木) 23:41:34.01 ID:v5cCfYDO<>作者さん、間違っても手元が滑ってタイチのナニかに2000mg配合しないでね

夢精しちゃうぜ><<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/14(木) 23:51:44.10 ID:.55rwI.o<>おや、今日はまだなんだねー
無理しなくていいぞ!楽しみにまっとるよ

ところでリポDの伏線ってどこで出てたっけ?
見落としてたかも試練・・・<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/14(木) 23:54:31.61 ID:i7jpwb6o<>タマムシあたりだった希ガス<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/14(木) 23:57:10.78 ID:buHTfyco<>リメイクの主人公の件で
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org28500.jpg<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/14(木) 23:57:13.03 ID:.55rwI.o<>サンクス!ちょっと読んでくる<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/15(金) 01:16:44.98 ID:Ktf2jMAO<>>>463
わざわざ持ってきたのか出来る子だな
よく見ると服がマリオなんだな
足の色が途中で微妙に違ってるからニーソ主人公か興奮が止まらない<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/15(金) 09:22:08.70 ID:kZbcLM.0<>お前ら最初は当然ヒノアラシ選ぶだろ?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/15(金) 18:11:03.68 ID:Ktf2jMAO<>チコリータだろjk<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/15(金) 18:35:52.47 ID:Ktf2jMAO<>せっかくだから俺はピカチュウを選ぶぜ!
なんか足の色ただの光の加減に見えるけど気のせいだよな……<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/15(金) 18:55:47.75 ID:kvJk/kYo<>さすがに光の加減で色が違うってこたぁないだろう
よく見ると黒い部分より下も素足と色が違うし、間違いなくニーハイ

ところでバッグに耳かきが付いているのは何故なんだぜ?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/15(金) 19:30:15.72 ID:AaOjONIo<>ワニノコ選んでやれよwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/15(金) 20:44:50.02 ID:Ktf2jMAO<>ニーハイ万歳
確かに耳掻きのボンボンが見えるな
ワニノコも好きだけどもう水はな……
そろそろ新作御三家のタイプを変えてもいいと思うんだ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/15(金) 21:03:36.02 ID:hxCa5X.o<>あく→エスパー→かくとう↓
↑←←←←←←←←←←

こうだなw<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/15(金) 22:55:02.09 ID:AaOjONIo<>かくとうはシナリオクリア専用ですね<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 01:37:00.31 ID:F/pS5bAo<>銀河団のポケモンが悪と鋼だらけで泣いた
エスパー使いだぜ俺<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 01:51:12.20 ID:0qlED6AO<>そういや悪かくとうのポケモンって居たっけか
あのヨガの奴はエスパーかくとうだからな……<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 02:01:05.47 ID:8xnujh60<>最終的に
あく→あく&ほのお
エスパー→エスパー&みず
かくとう→かくとう&くさ
って感じになるかもwwwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 02:02:25.28 ID:c6ipjYIo<>>>476
カオスすぎるwwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 02:30:53.37 ID:Em1CwADO<>そろそろスレ違い<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 06:50:24.94 ID:CrEhvkDO<>盛り上がってるとこ悪いけど金銀の話しは別のとこでやってくれ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 07:05:06.02 ID:05UaKEAO<>かwwくwwとwwうwwくwwさww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 07:36:35.20 ID:Y2ce7e.0<>wwwwにょろ〜んwwwwwwwwwwwwwwww <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 10:00:43.97 ID:c6ipjYIo<>>>480
キノココ「…」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 11:02:28.18 ID:nBdE5oMo<>「ヒナタ、それってまさか……!!」

カエデはすぐにこれが何なのか気付いたようだった。

「どうしてあんたがそれを持ってるのよ!?」
「あの後、バッグの中を見たら、入ってたの。
 あの男の人、詐欺師じゃなかったみたい」
「どうして黙ってたの?」
「だってカエデが知ったら捨てられると思ったから……」

タマムシシティの路地裏であの男の人と対峙したとき、
カエデは禁止薬物に対して、嫌悪感をむき出しにしていた記憶がある。
実は薬をもらっていたことを告白したら、
「偽物かもしれない」だの「法に触れるからダメ」だのなんだの言われて、処分されそうで嫌だった。

「あんたねー、手に入っちゃったモンを捨てろなんてあたしは言わないわよ。
 むしろあの時の二万が無駄にならなくて良かったわねって喜ぶに決まってるじゃない」
「すまん、話の内容が見えないんだが」
「あ、タイチくん置いてきぼりにしてた。
 話すと長くなるから入手した事情は割愛するけどー、実はこの子が持ってるこれ、タウリンとリゾチウムなの」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 11:04:21.98 ID:mfqad2oo<>キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 11:10:15.67 ID:c6ipjYIo<>ギエピー!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 12:59:06.03 ID:M1I.44.o<>ピッピがギエピー!と叫ぶ日がやってきたのか!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 13:01:27.64 ID:nBdE5oMo<>「マジなのか?
 そういう薬物はもう何年も前に生産が中止されてるはずだ。
 なんでヒナタがそれを……って、事情は聞いちゃダメなんだったな」

あたしはピッピの近くに屈み込んで、

「今はこれが合法か違法かなんてどうでもいい。
 ピッピ、よく聞いて?」
「ぴぃ?」
「この注射を打つことで、その錠を自力で外せるだけの力があなたに備わるかもしれないの。
 痛いけど、我慢できる?」
「……ぴぃっ」

ピッピは大きく頷いた。
あたしはタブレットケースから注射器を取り出して――、

「ちょっと待って、ヒナタ。
 あんた注射の経験あるの?打たれる方じゃなくて、打つ方の」
「あ」
「あ、じゃないわよ。どうせあんたの知識なんて、打つ前に針の中の空気を抜いておく、くらいでしょ」

図星だった。

「ちょっと待ってなさい」

カエデはおもむろに泡を吹いて倒れていた偽医者をたたき起こし、

「あんた、一応は医者なのよねえ?」
「ふぁ、ふぁい?」
「注射器くらい扱えるかって聞いてんの!」
「で、できる。できます!」

その手にタウリンがたっぷり詰まった注射器を握らせた。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 13:06:12.88 ID:usXcLhAo<>昼間っから来るとは思わなかった
ヒナタもタイチも賢いくせに意外とアホの子のだからカエデ言ないと困る<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 13:12:38.58 ID:0qlED6AO<>医者がドーピングコンソメスープでタイチの処女がやばい<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 13:27:53.92 ID:nBdE5oMo<>「血管外したら承知しないから」

冷や汗を垂れ流して震える男とは対照的に、ピッピはじっと目を瞑り、注射針が皮膚を貫くその時を待っていた。
オツキミヤマで出会った頃のこの子なら、大泣きして暴れていたんだろうなと思うと、成長したピッピが嬉しい反面、少し寂しくもあった。
針がピッピの皮膚に埋没し、ピストンが押し込まれ、薬液がゆっくりと注入されていく。

「よ、よし。終わったぞ」
「どうもありがとう」

カエデが一瞬、この部屋にやってきた時と同じような妖艶な笑みを浮かべて、

「ぐふっ」

偽医者を昏倒させる。
あたしはピッピに尋ねた。

「どう? 体に変化はない?」
「ぴぃ……?」

外見は繕っていても、本当は痛かったのだろう、
目の端っこに浮かんだ涙を見て、抱きしめたくなる気持ちをあたしはなんとか押さえ込みつつ、

「こう、なんというか、内側から力が溢れてくるような感じはしない?」
「流石に気が早すぎないか。タウリンのことは俺もよく知らねえけどさ、
 注射してすぐに効き目が現れたりはしないだろうよ」
「そ、そうよね」

ピッピは今しばらく、この錠に行動を制限されることになる。
カエデが明るい調子で言った。

「とにかく、いったんここを出ましょ?
 あのハゲとこのおっさんにはもう何も用がないし」
「そうだな。増援がこないとも限らない」

あたしはピッピを抱え上げた。
そして踵を返し、ドアに手をかけた瞬間、

「ヒャハハ、この時を待ってたんだ。
 てめえらが俺に背を向ける、この時をよォ!!」

乾いた炸裂音があたしの耳朶を震わせた。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 13:46:30.42 ID:c6ipjYIo<>「ガッシ!ボカッ!」ハゲは死んだ。スイーツ(笑)<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 13:47:52.45 ID:Em1CwADO<>どこまでも卑劣なハーゲンダッツ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 13:54:23.39 ID:nBdE5oMo<>--------------------------------------

「お前、あんなのが開発されてること、知ってたか」
「いいや……初耳だ」

僕の真下でモニターを眺めている社員が呟く。
テクニカルタームが八割を占めるおおよそ来場者の理解を求めているように聞こえないハギノの説明が終了し、モニター内の聴衆は緘黙していた。
BrainWashingボール。それがBWボールの正式名称だった。
動物とポケモンを隔てる主因たる『特殊能力』、すなわち『技』を封[ピーーー]る、人間の切り札。
このボールに捕らえられたポケモンはみな闘争本能を失い、人に従順な愛玩動物に成り下がる。
『技』は使えなくなるのではなく、使い方を完全に忘れてしまうだけ。だから洗脳。
それが長広舌の要約だった。

―――ふざけるな。

僕は激情に任せて放電しそうになるのを抑えなければならなかった。
聞いた後でさえこれなのだから、ハギノが語っている間、どれだけ僕の忍耐力が試されたかは語るまでもないだろう。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 14:02:12.69 ID:TudYXbY0<>技忘れジジイ裏切りやがったな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 14:10:40.21 ID:nBdE5oMo<> ───アタシの名前はアヤ。心に傷を負った女子高生。モテカワスリムで特殊体質の愛されガール♪
アタシがつるんでる友達はポケモン役をやってるキュウコン、システムにナイショで
シルフカンパニーで働いてるハギノ。訳あって研究施設の一員になってるマサキ。
 友達がいてもやっぱりシステムはタイクツ。今日もキュウコンとちょっとしたことで喧嘩になった。
女のコ同士だとこんなこともあるから努力値が溜まるよね☆そんな時アタシは一人でサファリパークを歩くことにしている。
がんばった自分へのご褒美ってやつ?エリートトレーナーの演出とも言うかな!
 「あームカツク」・・。そんなことをつぶやきながらしつこい野生ポケモンを軽くあしらう。
「カノジョー、ちょっと縄張りから出て行ってくんない?」どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。
野生ポケモンはカッコイイけどなんか荒っぽくてキライだ。もっと等身大のアタシを見て欲しい。
 「おい、てめえ・・。」・・・またか、とキュートなアタシは思った。シカトするつもりだったけど、
チラっとトレーナーの男の顔を見た。
「・・!!」
 ・・・チガウ・・・今までのトレーナーとはなにかが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを
駆け巡った・・。「・・(カッコイイ・・!!・・これって運命・・?)」
男はタイチだった。連れていかれてバトルさせられた。「キャーやめて!」だいもんじを決めた。
「ガッシ!ボカッ!」アタシは逃げた。ヒナータ(笑)<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 14:13:41.58 ID:JiF4zyAo<>作者壊れてきてるよなwwwwwwwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 14:18:01.54 ID:0qlED6AO<>また壊れたぞwwwwwwwwwwww
システムに内緒で働いてるって大丈夫なのかよwwwwwwwwwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 14:18:52.22 ID:VKIjgCso<>作者ああああああああああああああ
戻って来い!
戻ってきて下さい!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 14:29:18.42 ID:nBdE5oMo<>「それではこのピッピとピクシーを使って、ボールの効力を御覧に入れましょう」

ハギノが朗々と語る間も、デプログラムが発動する気配はない。
僕は失敗したのか?
それともデプログラムに問題があったのか?
デプログラムは動作しているが、電力供給を停止させる時間が未だ訪れていないだけなのか?
サカキは僕に任務を与えたが、その全容は明らかにしなかった。
ブリーフィングの時はあえて尋ねなかったが、それが今となっては惜しい。
僕はさして迷わずに、モニターの声を拾える位置から、先に進むことを決めた。
一つはレセプションが実際に進行している2Fに赴くため。
そしてもう一つは、これからポケモンとしての尊厳を失う二匹の悲鳴を聞くのが、僕にとって耐え難い苦痛になりそうだったからだ。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 14:33:44.92 ID:5hk2l.ko<>おもしれぇー
支援<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 14:43:20.69 ID:nBdE5oMo<>------------------------------

銃声にも似たその音は、しかし、銃弾を伴ってはいなかった。

「っう、ぁあぁぁっ、あぁぁあぁぁっ!!」

火薬の匂いと。
スキンヘッドの悶絶と。
ひしゃげた黒い鉄の塊と。
有り得ない方向に折れ曲がった指と。
それらの要素は如実に、スキンヘッドが拳銃を取り出して引き金を引こうとした刹那、
銃身が爆発したことを物語っていた。

「大人しくしてりゃ良かったのにな」

タイチが吐き捨てる。
あたしはスキンヘッドの近くに立ち上る陽炎を見た。

「タイチが守ってくれたの?」
「やったのはバクフーンだけどな。
 相手が銃を持ち出したら、火薬の発火点まで銃を温めてやれ、ってカレンさんに教わったんだ。
 まさかこんなところで役に立つとは思ってなかったぜ」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 15:05:35.41 ID:0qlED6AO<>なんというヒャッハー的展開<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 15:21:10.17 ID:c6ipjYIo<>カレンさんGJ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 17:03:56.97 ID:zffw9YAO<>拳銃が暴発したら骨折じゃすまないだろ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/16(土) 18:18:46.76 ID:dN2KbJs0<>>>504
ぐちゃぐちゃになって指がおかしな方向向いてるんじゃね?
指が吹っ飛ばずに皮だけで繋がってるとか。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 18:20:25.73 ID:JiF4zyAo<>             /)
           ///)
          /,.=゙''"/
   /     i f ,.r='"-‐'つ____   こまけぇこたぁいいんだよ!!
  /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\
    /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\
   /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
      ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |
     / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 19:01:05.83 ID:qUot4/.o<>というか死ぬよな
軽くグロい<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 19:17:21.83 ID:0qlED6AO<>お前ら何言ってんだ?
子供の頃からイシツブテ合戦してたスキンヘッドさんがそんな事で死ぬわけないだろ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 19:44:31.26 ID:3YzYrLko<>あの世界で質量保存の法則が生きていたらトレーナは凄まじい怪力だよな
カビゴン六個とかエレベーター使えねえぞ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/16(土) 23:58:40.76 ID:F/pS5bAo<>拳銃なら骨折か指が飛ぶかくらいで済むとおもうけど
大型銃だと肘から先が吹っ飛んでもおかしくない<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 00:19:29.67 ID:pjzeVbEo<>>>510
おもちゃの銃だったんだよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/17(日) 00:27:37.21 ID:mxijYwoo<>ああああああああきもちいい
ごめんなさい拳銃暴発の結果がっこっせつじゃあ甘いよね
指とkぁぐちゃぐtysにならないとやあいよね
俺が適当な想像した所為でっこんなことにごめんなあい
今度からもっとインターネットで調べてから書きますごめんなさい味でごめん







はああああああああああああああsdfさd
明日かrkしきりなおす<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 00:29:43.28 ID:pjzeVbEo<>>>512
俺たちが悪かった。今は後悔してる。イ`<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 00:34:15.56 ID:kYXBA2go<>暴発って言っても千差万別だから骨折も何もしないこと有るよ
実際暴発させたとこ見た事あるけど拳銃程度じゃたかが知れてるよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 01:23:32.68 ID:2WdoGcAO<>ポケモンクォリティで現実と少しぐらい違っても大丈夫だとは思うけどな
だが前もって調べておくのは良いことだ明日に期待<> 505<><>2009/05/17(日) 01:30:40.70 ID:cKq7CII0<>>>515
そうだな
ポケモンで指吹っ飛ぶとかイヤだしな
余計なこと書いてスマンカッタ

作者、気にせず続けてくれ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 03:06:47.91 ID:mspHTIco<>ポケモン世界の人間は火薬とかの火力が同じなら
暴発くらい無傷でもおかしくない肉体だと思うけど<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 03:15:48.00 ID:BbcB4ADO<>まぁ破壊光線くらって原型保ってる人間もいるくらいだしな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 06:56:52.70 ID:nm4WCgE0<>あるてなさん、うんもさん、
あねさん盗ってすみませんでした<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 09:39:09.34 ID:RNXZUEDO<>マジレスの嵐だなw
作者かわいいよ作者<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/17(日) 13:05:32.79 ID:mxijYwoo<>ヘヴン状態でスレを見たのが不味かった
昨夜の既知害じみた文章は忘れてほしい

以下再開<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 13:06:23.51 ID:pjzeVbEo<>>>521
相当疲れてるな…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 13:25:30.42 ID:mspHTIco<>寝れww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/17(日) 13:29:38.28 ID:mxijYwoo<>「タイチくんすっごーい。あいつは自業自得よねー」

三人とも個室から出たのを確認して、
カエデがパウワウに言った。

「"冷凍ビーム"で扉を固めて」
「ぱうっ」

扉の隙間が氷で埋め尽くされる。
試しにタイチがドアノブに手をかけたけど、

「うおっ、冷てぇ!」

一秒と掴んでいられなかった。
これで少なくともシルフカンパニーを探索する時間くらいは、スキンヘッドと偽医者を閉じ込めておくことができる。
二人は怪我をしていたけど、あの個室には色々と物が揃っていたから、応急処置をするには困らないはず。
そういえば監禁されていた時は意識していなかったけど、あの個室には生活に必要な物がたくさんあった。
短期間なら外に一歩も出ずに生活できるくらい。
普通、社員の福利厚生のために、そこまでするかしら。
小さな疑問を胸に、あたしたちは医務室から廊下に出た。
廊下は来た時よりもさらに静まりかえっていた。

「妙に静かだな」

とタイチが言った。

「あれだけドタバタすれば誰か気づきそうなもんだが」

発砲音が近くで鳴って、異常を感じない人間はいない。
けど、このフロアから逃げ惑う人々の騒ぎは聞こえなかった。
そこから導き出される結論は一つ。

「誰かがこのフロアから離れるように、誘導したのね」
「ご明察です、ヒナタさん」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 13:32:13.89 ID:wHZSpuso<>フユツグか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/17(日) 13:51:13.18 ID:mxijYwoo<>三つの人影が、廊下のエレベーター側から近づいてくる。

「一足遅かったようですね。
 僕はあなたたちを過小評価していました。
 雑兵といえど彼らもシステムの人間です。
 それを下したことは誇りに思ってもらってもかまいませんよ」

先頭の男は少し距離を置いて立ち止まり、
敵意の欠片も感じ取れない優しい微笑みを浮かべて見せた。
フユツグだった。

「フユツグ、てめぇ、俺たちを騙してやがったな!?」
「騙すとは人聞きの悪い……と言いたいところですが、
 この期に及んで言い訳するつもりはありませんよ。そう、僕は裏切り者だ」

その一言で、あたしはそれまで繋ぎ止めていた一縷の願いを切り離した。
フユツグは協力者なんかじゃなかった。
あたしとタイチをシルフカンパニーに誘い込むための仕掛け人だった。
あたしたちを騙していた時のフユツグの言葉が、どこまで真実でどこまで虚構なのかは分からない。
けど、あたしに親身にしてくれた行動の全てが、演技だったことは疑いようもない。

「なに? ヒナタもタイチくんも、あの人のこと知ってるの?」

フユツグが言った。

「昨日までの友人ですよ」

すかさずタイチが言い返す。

「俺はお前と出会った時から一度だってお前に心を許した覚えはねえよ」
「そうですか、悲しいですね。
 しかし彼女……ヒナタさんはどうでしょう?」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 13:57:51.39 ID:wFZRmXoo<>おとなのおにいさんってこわい<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/17(日) 14:10:28.38 ID:mxijYwoo<>あたしは一歩後ずさった。
フユツグは眼鏡を左手でクルクルと回しながら、

「ヒナタさん、僕はできるならあなたを傷つけたくない。
 あなたにも成し遂げなければならない目的があるように、
 僕にも成し遂げなければならない目的がある。
 ここであなたたちが抵抗したところで、いたずらに拘束時間が延びるだけです。
 どうか降服して、大人しく捕らえられてもらえませんか」

優しい声が芽生えかけていたあたしの敵意を削いでいく。
でもあたしは知ってしまった。
丁寧な言葉遣いの裏には、計算し尽くされた権謀が秘められていることを。

「いやよ」
「なぜ? 抵抗は無意味だと言っているでしょう」
「フユツグは今、あたしにもフユツグにも、それぞれ成し遂げなければならないことがある、って言ったわよね」
「確かにそう言いましたが」
「それは間違いよ。
 あたしはピカチュウを本気で助けたいと思っているから、ここにいるの。
 フユツグは違う。ただ命令に従っているだけじゃない」
「動機の重みが違うと、そう仰りたいわけですか」

不意にフユツグは眼鏡を回すのをやめて、
手の中に眼鏡を掴んだまま、握りつぶした。

「甘えるな」

いつの間にかあたしの目の前から、フユツグはいなくなっていた。
そこにいたのは感情の欠落した表情で溜息を吐く、システムの人間だった。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/17(日) 14:53:05.03 ID:mxijYwoo<>「本気で誰かを助けたい? だから何だ。
 感情の強みで我が通ると思うな」
「……………」
「おっと、すみません。僕としたことが取り乱してしまいました」

表情に感情が戻り、フユツグが戻ってくる。
その光景はフユツグが剥がれ落ちた仮面を拾い上げ、もう一度はめ直すところを連想させた。

「ありがとう、フユツグ」
「礼を言われる覚えはないのですが?」
「今のでやっと、あなたのことを敵だと思えるようになったわ」

ゲンガーとスターミーを解放する。
背後で、カエデもポケモンを全て解放したようだった。

「あんたが誰だかはしんないけど、
 ヒナタの敵はあたしの敵ってことで、倒させてもらうわ」

タイチが言った。

「バクフーンの攻撃翌力を甘く見るなよ」
「確かに正面からでは少々不利ですね。
 ……回り込め、ツインズ」
「「御意」」

フユツグの背後にいた二人の黒服が同時にボールを展開する。
鳥をモチーフにしたこけしのようなポケモンは、あまり目に優しくない色をしていた。
黄緑の体毛に埋もれた小さな目が、ギョロリと一回転してあたしたちを見据える。

「回りこめって、ここは一本道だぞ。そんなこと出来るわけ――」
「「ネイティオ、"テレポート"だ」」

ツインズと呼ばれた黒服が、一瞬にしてあたしたちの背後に出現する。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/17(日) 14:56:34.65 ID:2WdoGcAO<>支援だぁぁぁあ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/17(日) 15:23:01.98 ID:mxijYwoo<>カエデが黒服の二人組を警戒しながら小声で言った。

「どうする、ヒナタ?」
「分担を決めましょ。
 一人がフユツグと、二人が黒服の二人組と戦うの」
「よし、じゃあ俺がフユツグと――」
「待って。フユツグは、あたしに戦わせて」
「本当にそれでいいのか? お前、フユツグと全力で戦えるのか?」

あたしは断言した。

「出来るわ」

タイチはまだ何か言いたそうな顔をしていたけど、結局は首を縦に振ってくれた。

「分かった。じゃあそっちは任せるぜ。
 カエデ、俺たちはあの黒服共を叩くぞ!」
「りょーかい、タイチくん」

タイチとカエデに背中を預けてフユツグと向き合う。
微笑みは不気味な嘲笑に歪んでいた。

「作戦が決まったようですね。
 ……屈服させろ、キリンリキ」

閃光。
現れたポケモンはとても奇妙な形をしていた。
動物のキリンを小さくしたような体躯に、首と同じくらいの長さの尾がついていて、先端は丸く膨らんでいる。
横から見れば左右対称に見えそうで、しかし黄色と黒の二色に分かれた体毛のおかげで、前半身と後半身が見分けられるようになっていた。
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 15:25:09.05 ID:cbc9/QDO<>うーうーさんは相性的に最悪?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 15:35:27.76 ID:2urWeMDO<>とりあえず催眠術か交代だな、俺なら
ゲームの話だけど<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 15:37:13.07 ID:pjzeVbEo<>ゴーストがレベル60越えても進化しない俺には関係ないお話<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 16:08:28.97 ID:g.yNszYo<>トゥートゥーさんとキリンリキか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 16:52:56.17 ID:mECTvgAO<>前々からフユツグって四天王イツキっぽいと思ってたけどポケモンも同じなのな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/17(日) 16:53:20.88 ID:mxijYwoo<>「あなたを拘束する前に、忠告しておきます。
 これは正式なポケモンバトルではない、よって僕はあなたに危害を加えることを厭わない。
 ご承知済みのことだとは思いますが、一応ね」

フユツグはキリンリキの胴を撫でながら言った。

「"サイケ光線"」
「ゲンガー、躱して接近して!」
「躱すのは大いに結構ですが、射線上に自身がいることをお忘れなく」

ハッとした次の瞬間、スターミーがあたしの正面に体を投げ出していた。

「スターミー!!」
「やはりまだ公式バトルのルールに縛られているようだ。
 いや、それ以前にヒナタさんが未熟なのか……。
 負傷したポケモンにかまけて命令待機中のポケモンを等閑にするのは未熟者の証ですよ」
「"シャドーパンチ"よ、ゲンガー!」
「そう、それでいい。
 ポケモンは体力が残っている限り、介抱のあるなしに関わらず勝手に立ち上がるのですから。
 キリンリキ、"高速移動"だ」

一発、二発、三発……。
シャドーパンチが当たらない。

「ゲンガー、ここは一度、影に隠れて!」
「良い判断です。しかし甘い。"フラッシュ"で炙り出せ」

眩い閃光が影という影を駆逐し、ゲンガーの躯がくっきりと浮彫になる。

「"踏みつけ"てやれ」

キリンリキが後ろ足を振り下ろす。

「うーっ!!」
「ゲンガー! そんなっ、どうしてノーマルタイプの技がゲンガーに――」
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 16:53:33.86 ID:mECTvgAO<>前々からフユツグって四天王イツキっぽいと思ってたけどポケモンも同じなのな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 16:59:28.08 ID:GglDBrso<>大事なことなので2回(ry<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 17:01:28.09 ID:MU5BlZoo<>今1章から読んでます。一部のキャラのセリフを何というか、バカっぽくしたらもっと良い<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 17:40:19.87 ID:4jPZoC2o<>きてたのかー。乙
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 17:46:00.18 ID:2WdoGcAO<>バトルかっけえ
フロンティアブレーン戦を見てるみたいだ
というかバトルキャッスルにまんまフユツグがry<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/17(日) 18:12:12.65 ID:kS5bOC6o<>おおう、来てた
更新乙<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 00:56:56.54 ID:iFw78EMo<>  _____
 |\ ◎-----、\     人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
 |  \丶-----ヽ\ < すごい一斗缶を感じる。今までにない何か便利な一斗缶を。       >
 |   | ̄ ̄ ̄ ̄|< 形状・・・なんだろう定められている日本工業規格(JIS規格)に。      >
 | //|  \ / | < 天板、地板は一辺の長さが238.0±2.0mm、高さは349.0±2.0mm、   >
 |   | (゚)=(゚) |< 質量は1140±60g、容量は19.25±0.45リットルと定められている。    >
 |   |  ●_● |< 規格の大元は、一斗=十升(約18.039リットル)を基準に考案されている。>
 |   |        | < 5ガロン缶とも呼ばれていた時期もある。(1ガロン = 3.7854118リットル) >
 \  | 〃----ヾ | < 5ガロンと18リットルで、5月18日は18リットル缶の日だよ。         >
   \|____|  YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/18(月) 18:33:24.50 ID:SQMPadMo<>「あまり僕に呆れさせないでくださいよ、ヒナタさん。
 ゴーストポケモンは至近距離から強い光を浴びると実体化を余儀なくされる。
 対ゴーストポケモンの基本戦術でしょう」

軽蔑の入り交じった言葉に、返す言葉が見つからない。

「キリンリキ、止めを刺せ」

キリンリキが身を反転させて、前脚でゲンガーを踏みつける。
ゲンガーは霊と虫、二種類の属性を持っている。
至近距離からエスパータイプの技を受ければ、瀕死は免れない。

「させない。スターミー、"水鉄砲"!」

背後からの攻撃に、キリンリキは回避か防御の二種類の選択を迫られる。
あたしはそう思い込んでいた。

「反らせろ」

高圧水流が軌道を変えて、壁面を浅く傷つける。
キリンリキには水滴一粒かかっていない。

「"光の壁"も"リフレクター"も使っていないのに、どうして攻撃が当たらないのか分からない、という顔をしていますね。
 タネを明かせば単なる"念力"の応用ですよ。
 ポケモンの特殊能力は攻撃技にカテゴライズされているものでも、応用次第で防御に転用することができる。
 しかもキリンリキには第二の頭脳がある。
 今ならあなたの方から見ることができるでしょう?
 尻尾の丸みに刻まれた目と口が。
 僕のキリンリキに背後からの不意打ちは無意味だ」

フユツグは饒舌だった。
あたしにポケモンの戦術を説くのが愉しくてたまらない、そんな様子だった。
悔しかった。
でも、不思議と耳を塞ぎたい気持ちにはならなかった。
それはポケモントレーナーを志す前に通っていた学校で、
意地悪だけど授業は分かり易い教師と対峙した時の気持ちとよく似ていた。

「スターミー、もう一度、"水鉄砲"を撃って」

フユツグには気取られないよう、一瞬だけ、天井に視線を移す。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 18:44:21.05 ID:IFM4DJso<>霊と虫かそんな設定だったのか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 18:46:12.20 ID:2AjD0BIo<>今日も着てルーお疲れです。
ってテスト期間とかじゃないの?大丈夫?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 18:48:55.56 ID:AZpWxVMo<>ゴースト・どく…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/18(月) 18:53:28.53 ID:SQMPadMo<>ゲンガーは霊と虫、二種類の属性を持っている。 ×
ゲンガーは霊と毒、二種類の属性を持っている。 ○


読者の校正は本当にありがたいです<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/18(月) 19:01:37.06 ID:SQMPadMo<>「結果は同じだというのに、あなたも成長しませんね。
 それではポケモンが可哀想だ。キリンリキ、反らせろ」

発射された高圧水流が、最初の時と同じように、キリンリキに命中する直前で反れる。
反れた水流はまたしても壁面を抉り、そのまま天井にあった『照明』を破壊した。

「ゲンガー!」
「うっうー!!」

明かりが消えて深まったキリンリキの影に、ゲンガーが同化する。

「小賢しい真似を――"フラッシュ"で炙り出せ!」
「二度も同じ技を食らうもんですか。"シャドーパンチ"!」

一刹那疾く放たれたゲンガーの拳が、真下からキリンリキを殴り飛ばす。

「深追いはせずに、距離を取るのよ!」
「うー」

フユツグはあくまで冷静だった。

「一発もらったか。立てるな、キリンリキ?」

キリンリキもダメージを表情に出さずに立ち上がる。
その僅かな時間を、あたしは追撃に指示に費やさなかった。
この長い廊下で、キリンリキはスターミーとゲンガーに挟まれている。
けど、二つの頭脳を持つことで、正面と背面のどちらから攻撃を受けてもそれを迎撃することが出来る。
たとえ片側から攻撃されても、もう片側からは決して"目を逸らさない"―――。
あたしの頭に閃くものがあった。

「なぜ追い打ちをかけなかったんですか?
 まさかキリンリキが体勢を立て直すのを待っていた、とでも?」
「違うわ」
「………?」
「考えていたのよ。あなたのキリンリキを倒す方法を」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/18(月) 19:18:29.52 ID:SQMPadMo<>あたしは追撃に指示に費やさなかった。 ×
あたしは追撃の指示に費やさなかった。 ○<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 19:29:10.81 ID:v2QBmpco<>支援だ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 19:43:27.18 ID:G.BlH6AO<>支援支援
そういやそんな設定だったなキリンリキ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/18(月) 19:44:52.61 ID:SQMPadMo<>「それはそれは。さぞかし鮮やかな着想が得られたのでしょうね?」
「もちろんよ。スターミー、スピードスター!」
「考えた結果がそれですか? "念力"で弾き飛ばせ」
「念力は確かに厄介だけど、これならどうかしら」

スピードスターが壁を反射しながら、様々な方向からキリンリキを襲う。
一つ二つを反らせても、全部を同時に反らすことはできない。

「チッ、"高速移動"で躱せ」
「躱すのは大いに結構だけど、射線上に自分の体があることをお忘れなく」

乱反射した光弾がキリンリキの背後、フユツグに向かう。
これであたしは、ついさっきの台詞をそのまま返した形になった。
仄かに見えた勝機に興奮しているのが、自分で分かる。
そこに相手トレーナーを直接攻撃することによる罪悪感が付けいる隙はなかった。

「知恵を付けましたね。しかし、僕が生身でこの場に立っているとでも?」

硬い音が響き、スピードスターが消滅する。
フユツグの正面には予め"リフレクター"が張られていたのだろう。

「反撃に移らせてもらいましょうか。
 キリンリキ、"サイケ光線"でスターミーから始末しろ」

そしてその言葉をフユツグが発した瞬間、あたしの勝利は確定した。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 19:46:50.61 ID:NvRmwM2o<>念力最強じゃないか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/18(月) 20:03:47.20 ID:SQMPadMo<>キリンリキがスターミーを正面に据えるために向きを変える。
同時に、キリンリキの背面、つまり尻尾の目がゲンガーと直線で結ばれる。
フユツグは焦る様子のないあたしを不審に感じたのか、

「目を閉じろ!」

と鋭く指示を出した。
けど、それよりも速くあたしが言った「"黒い眼差し"」で尻尾の両目は見開くことを余儀なくされていた。
あたしは言った。

「"催眠術"よ、ゲンガー」

ぐらり、とキリンリキの四肢が支える力を失う。
スターミーは指示するまでもなく水鉄砲を噴射していた。
キリンリキはカーペットの毛並みを乱しながら、フユツグの近くに転がった。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 20:03:49.83 ID:G.BlH6AO<>ヒナタ本当に成長してるな
最初のピカチュウ頼りが嘘みたいだ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 20:31:19.73 ID:wOBBlkDO<>冬ツグざまぁww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/18(月) 20:45:19.87 ID:SQMPadMo<>脳裡に、アヤやハギノのポケモンに対する酷い扱いが浮かぶ。
けれどフユツグは戦闘不能になったキリンリキを淡々とボールに戻して、俯き、肩を震わせ始めた。

「そうだ。そうでなくては」

フユツグは笑っていた。

「やられましたよ、ヒナタさん。
 背後からの奇襲に対応できるということは、背後からの攻撃を"認識"できなければならない。
 強みとは弱点の裏返しでもある。
 ここで一つ仮定の話をしてみましょう。
 もしあの時、僕が咄嗟に"サイケ光線"の目標をスターミーからゲンガーに切り替えていたら、どうするおつもりだったんですか?」
「そのたとえは有り得ないわ。
 "サイケ光線"を撃てるのは、キリンリキの正面からに限られているんだから」

あの切迫した場面で、前後の向きを入れ替える余裕は無かったはず。

「そこまで洞見されていましたか。感服を禁じ得ませんね」
「最初にゲンガーが止めを刺されかけたときのことを思い出して、不思議に思ったのよ。
 尻尾にも頭脳があるのに、サイケ光線を撃つときにわざわざ正面から向き合うように反転した理由が何なのか、ずっと考えてたの。
 多分キリンリキの尻尾にある頭は、第二の目となって後ろを警戒したり、単純な迎撃をしたりすることしかできない。違う?」
「その通りです。キリンリキの第二の頭脳はその小ささ故に複雑な思考が出来ない。
 いやはや、彼の娘という肩書きは伊達ではありませんね。
 惜しむらくはその勝利が二対一によるものだということですが……」

フユツグの肩の震えが止まる。

「さて、第二回戦といきましょうか」

懐から現れるは、傷だらけのハイパーボール。
あたしはそのボールの傷の付き方に見覚えがあった。

「待って、フユツグ。
 戦う前に、あなたに聞いておきたいことがあるの」
「何ですか?」
「フユツグのお母さんは……、ナツメさんね?」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 20:46:28.62 ID:LPA7sHko<>な、なんだってー>Ω ΩΩ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 20:55:37.62 ID:N.5XYcSO<>久々にリアルタイムで会えた
wktkが止まらない<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 20:57:41.88 ID:lF9GG6DO<>すごくツッコミたい点があるけどどうでもいい
わっふるわっふる<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/18(月) 21:01:14.60 ID:SQMPadMo<>フユツグのアルカイックスマイルが引き攣り、

「何を根拠にそんなことを――」
「ヤマブキシティに来てから昨日までのフユツグは、あたしやタイチを信用させるための、演技だったのかもしれない。
 でも、あたしを色々なところに案内してくれた時に、ナツメさんが心を病んだ理由を話すフユツグを見て感じたの。
 いつでも余裕があって、冷静なフユツグだったけど、」

――『例え精神の異常が超能力者の宿命であったとしても、その時期を遅らせるよう、努力すべきだったんです』―― 

「その言葉だけは本気だった。
 ナツメさんがそんな風になってしまったのは、逆算すれば、ちょうどフユツグが子供の頃だわ」
「それさえも演技の一つだとしたら?」
「あたしがそう思う理由は、まだあるの。
 ねえ、気付いてた? フユツグは誰にでも丁寧な言葉遣いをしていたけど、
 ナツメさんを呼ぶときだけは、呼び捨てにしてたのよ」
「………」
「最後に、そのハイパーボール。
 その傷の付き方、あたしがお父さんから受け継いだ、ピカチュウのモンスターボールのそれに、そっくりなの。
 だから、」
「黙れ」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 21:07:54.51 ID:iFw78EMo<>支援!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 21:08:50.76 ID:G.BlH6AO<>お断りします(AA略<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/18(月) 21:32:40.65 ID:SQMPadMo<>顔を上げたフユツグは仮面を忘れていた。

「僕の母親は殺された。僕が子供の頃にね」
「えっ、でも、ジムにはナツメさんが、」
「あれは、あの女は僕の母親なんかじゃない。ただの廃人だ」
「フユツグ……?」

フユツグの表情には鬼気迫るものがあった。

「正直に言えば、あなたと話していると非常に苛々させられましたよ。
 ポケモンに会えなくて悲しい、父親に会えなくて悲しい。
 求める相手があるだけマシだということに何故気付かないんですか?
 僕の母親は、まだ僕が物心もつかないうちに気が触れたんです。
 訳も分からない男に唆されてね。超能力の酷使は、彼女の発狂の刻限を早めた。
 彼女はそれを知りながら、幼い僕にとって母親という存在が永久に失われてしまうと知りながら、その男に荷担したんです」
 <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 21:34:05.41 ID:iFw78EMo<>な、なんだと・・・!?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 21:38:55.98 ID:ej3/PV6o<>支援<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 21:41:41.61 ID:mGukiSso<>サカキか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/18(月) 21:47:55.69 ID:SQMPadMo<>「狂った母が恐ろしくなった父は早々に逃げ出しましたよ。
 もっとも、僕も引き留めもしませんでしたがね。
 僕は孤児院に入れられ、ナツメの息子という肩書きは過去のものとなった。
 しかし、彼女の能力の一部は受け継がれていた。
 僕は幼い頃からエスパーポケモンを自在に扱うことができた。
 ある時知らない男が孤児院にやってきて、僕を引き取ると言った。
 もしその男が現れなければ、僕はきっとただポケモンの扱いに秀でた人間として終わっていたでしょう。
 僕はシステムに救われたんです」

――『俺はシステムに救われたんだ』――
スキンヘッドの言葉とフユツグの言葉が重なる。

「システムのやり方に、疑問は感じないの?」
「なぜ疑問を感じなければならないんです」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 21:48:08.73 ID:v2QBmpco<>フユツグ・・・<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 21:56:04.97 ID:G.BlH6AO<>駄目だこいつ……洗脳されてやがる……<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/18(月) 22:02:50.78 ID:SQMPadMo<>フユツグは即答した。

「僕はシステムのヒエラルヒーをのし上がるために任務をこなすだけだ。
 システムの任務に犠牲はつきものです。いちいち気にかけている余裕などない」
「どうして普通のポケモントレーナーとして生きる道を選ばないのよ」
「システムには僕が求める情報があるからです。
 僕の母を精神的に殺したのは、裏社会の暗渠を這い回る鼠のような男だ。
 その男の情報を手に入れるには、システムで高い地位に就くしかない」
「その男の情報を手に入れて、その後はどうするの?」

無表情に、自然な笑みが描かれる。

「[ピーーー]に決まっているでしょう?」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 22:06:16.68 ID:.Du7/x6o<>ヒエラルヒー?ヒエラルキー?

どっちも同じ意味として存在しているのか?

ただ英語とドイツ語かなんかの違いかな?
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 22:07:56.38 ID:LPA7sHko<>作者はsagaるべき<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/18(月) 22:09:03.11 ID:SQMPadMo<>いちいち気にかけている余裕などない ×
犠牲者をいちいち気にかけている余裕などない ○<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>saga<>2009/05/18(月) 22:21:14.37 ID:SQMPadMo<>背筋に悪寒が走る。
今の一言で分かった。
あたしがどれだけ説得の言葉を連ねたところで、
フユツグが積み重ねてきた復讐の念を解かすことはできない。
ましてやシステムに対する無条件の服従に、疑問を感じさせることなんてできっこない。

「昔話はもう充分でしょう」

閃光。現れたポケモンはあたしの良く知る旧種のポケモンだった。
ケーシィからユンゲラーを経た最終進化形態。念力ポケモン、フーディン。
フユツグは唯一言、フーディンに告げた。

「――制圧しろ」











今日は終わり 明日は書けない<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 22:25:18.66 ID:v2QBmpco<>>>577

どうすんの〜どうなんの〜<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 22:26:08.38 ID:IFM4DJso<>乙
インフル気をつけろよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 22:26:40.93 ID:v2QBmpco<>>>577

どうすんの〜どうなんの〜<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 22:36:01.58 ID:IFM4DJso<>>>580
重いのは分かるw<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 22:43:07.27 ID:G.BlH6AO<>>>577乙ーディン
フーディンとかフユツグリア充かよ……<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/18(月) 23:01:18.43 ID:G.BlH6AO<>乙!
ピカの方も気になるぜ…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/18(月) 23:51:23.13 ID:Ea7HQUSO<>乙
気が付いたら手に汗握ってた
書き方一つでここまで変わるものなのか……<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/19(火) 00:14:22.68 ID:NeGHiEDO<>フユツグはフーディンか……ちょっと悪タイプ育ててくるわ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/19(火) 05:20:35.30 ID:PAqlT1w0<>>>582
フーディンはナツメのだろ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/19(火) 07:18:45.67 ID:NeGHiEDO<>>>586
それくらい、さすがに俺でも読めばわかるよ

フユツグ(が出してきたの)はフーディン<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/19(火) 08:13:02.85 ID:3TlBbQDO<>え?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/19(火) 08:55:19.82 ID:nQwiXx2o<>力を出させる時に一言いう所を見て鰤思い出した<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/19(火) 12:16:06.78 ID:WcvdjoAO<>>>587
お前誰なんだよwwwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/19(火) 15:40:22.56 ID:yo/NZv.o<>  _  ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
 ⊂彡<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/05/19(火) 15:40:57.11 ID:yo/NZv.o<>誤爆<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/05/19(火) 22:52:58.73 ID:WcvdjoAO<>  _  ∩
( ゚∀゚)彡 ピカチュウ!ピカチュウ!
 ⊂彡         (スマブラ風)<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 15:40:57.99 ID:QWCBrgco<>これまだやってたのかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/20(水) 17:35:22.81 ID:mVn9IR.0<>>>587
だったらリア充とかフユツグが交換進化させたみたいな書き方するなよ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 18:50:35.69 ID:8inS52AO<>>>595
落ち着け
>>587は>>582じゃないぞ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 18:59:34.27 ID:.hDAEpUo<>>>596
そう思うけど実際はID変わってるから分からないっていう<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 19:16:48.43 ID:8inS52AO<>なんというか、ごめんなさい
>>582は俺なんだよ
バトルかっこよくて興奮してナツメのフーディンだって忘れてただけなんだ
だから>>587は俺じゃないってわかるんだぜ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 20:17:10.00 ID:.hDAEpUo<>>>598
こっちこそごめん…<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 20:21:02.85 ID:Tm/jSMco<>俺も何もして無いけどごめん<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 20:34:43.78 ID:utc5kFAo<>ごめんな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 20:41:46.11 ID:0zupCbIo<>なんか・・・すまん<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/20(水) 20:46:16.75 ID:2KZJJPwo<>--------------------

ビルの壁面を沿うように続く空調ダクトを降りていくのは骨が折れた。
両手両足を突っ張っれる丁度良い広さではあることは確かだが、
とっかかりがないために、いつ手足が滑って落ちてしまいやしなかと心に余裕がない。
フロアに通じる分岐路を見つけは入り込み、現在位置が2Fでないことを確認してから垂直降下を再開すること四回。
僕はモニター越しではない、生の拍手喝采を耳にした。マイクを通したハギノの声も、幽かに聞こえてくる。
それはあのピッピとピクシーが、ポケモンから動物に退化させられたことを意味している。
僕は居たたまれない気持ちになった。

「ピィ……」

ねえ、サカキ。
いったい君はいつ、このレセプションに幕を下ろすつもりなんだい?
このままなにも起らなければ、あと数分もしないうちに、レセプションは終わってしまう。
システムの管理者を拉致できる機会が、水泡に帰してしまう。
僕は半ば諦観しつつ、眼前に展開された網状のレーザーセキュリティシステムを眺めた。
他のフロアと違い、2Fの警備システムは尋常ではなかった。
もし無警戒に直進していたら、即座に警備員が駆けつけてきていただろう。そうなればまさに袋の鼠である。

「――他にご質問は?――」

空調ダクトを伝わる場内の音に耳を澄ませる。

「――BWボールは既に量産体制に入っているのかしら――」

質問はやはり、BWボールに集中していた。
聴衆の中にもBWボールを使うことで人間とポケモンのパワーバランスが崩壊し、
過剰使用の結果として、絶滅する野生ポケモンが現れることを危惧している人間はいるはずだ。
なのにBWの開発に異を唱える者は現れない。
それは単純に周囲から浮くのが嫌だからではなく、BWボールが金になると、誰もが確信しているからだろう。
土建屋は野生ポケモンの妨害によって滞っていた開拓事業の再開が可能になり、
ポケモンディーラーは『安全なポケモンを飼いたい』というニーズに完璧な形で応えることができるようになり、
警察や警備会社は容易にポケモン犯罪を抑制・鎮圧することができる。
だが、現実にはその通りにならないだろう。
BWボールが世の中に行き渡ればそれらの新事業は一過性の物に留まり、かつシルフカンパニーの利潤は小さくなる。
よって、

「――いいえ、残念ながらBWボールは法人・一般共に販売は行いません――」

BWボールは限定された組織に限定された個数貸し出される方式になる、と考えるのが妥当だ。
<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 20:54:03.81 ID:0zupCbIo<>キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 20:58:22.63 ID:V9Vqemco<>wwktk
ピカチュウ頑張れ!お前だけが頼りなんだ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 21:02:12.18 ID:utc5kFAo<>ピカチュウがこんな思考をしているかと思うとかわいらしくてしかたない<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 21:10:14.41 ID:8inS52AO<>筋肉番付状態になってるピカチュウを想像したらニヤニヤが止まらなくなった<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/20(水) 21:41:30.67 ID:2KZJJPwo<>この日を境に、ポケモンと人の関わり方は徐々に変遷していくことだろう。
土地開発によってもたらされる利便性に両目を曇らせた大衆に、
ポケモンの権利を主張する団体や学者の声は虚しく響き、
そう遠くない未来、人類はブレインウォッシングされていないポケモンを外敵と見なし、
ブレインウォッシングされたポケモンを安全な動物として都合良く扱うようになるだろう。
質問は続く。ハギノが時には的確に、時には曖昧に答えていく。
僕は黙してその遣り取りを聞いているだけだった。
そして。

「――それでは、次の方を最後に、質問を打ち切らせていただきます――」

束の間の静寂。
最後に質問する権利を与えられた男は言った。

「――誠に素晴らしいレセプションでしたな――」

ハギノが戸惑ったように言った。

「――それは……ありがとうございます――」

"サカキ"は喉の奥で転がすような笑い声が響かせて、

「――いや、恐縮するには及ばない。礼を言うのは私の方だ。
 シルフカンパニー社員の諸君、素晴らしい"余興"をどうもありがとう――」

マイクが拡声機能を失い、同時に、幾重にも重なった悲鳴と怒号が聞こえてくる。
僕は反射的に会場の天井に続くダクトを見た。侵入者を阻むレーザーの網は消滅していた。
デプログラムは正常に作動した。記憶媒体の挿入に失敗したのかと心配していたが、杞憂だったようだ。
まったく、随分待たせたじゃないか、サカキ。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 22:16:20.21 ID:0zupCbIo<>サカキ△<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 22:19:01.46 ID:.hDAEpUo<>イイヨイイヨー<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/20(水) 22:42:52.24 ID:2KZJJPwo<>ダクトを駆け抜ける。
等間隔に設置された格子から見えるのは暗闇だけで、
2F、もしくはシルフカンパニー全体の電気供給が失われたことが分かる。
場内の人間の怒号と悲鳴は、停電によるものだろうか、それとも――。
想像を振り払う。
いつしか喧噪は収まり、奇妙な静寂が場内を支配しているようだった。
僕は音を立てないよう、慎重にダクトを進んだ。
会場の真上まで辿り着き、格子にそっと顔を近づける。
そして僕は、信じられない光景を目の当たりにした。


-------------------------------------------------------------

「そん、な……」

何が起こったのか、正確に思い出すことができない。
あたしの理解が追いつくよりも先に、あたしの指示がゲンガーとスターミーに届くよりも先に、
フーディンはフユツグの唯一言の命令を、忠実に実行していた。

両手のスプーンが摺り合わされた次の瞬間には、
フーディンは前衛のゲンガーと後衛のスターミーの間に"テレポート"していた。
"念力"でスターミーの体が宙に持ち上げられて、
あたしはゲンガーにスターミーを助けるように指示した。
フーディンは初めから目を瞑っていた。瞳術は効かない。
ゲンガーは陰を滑るように移動して、腕を刃に変形させて斬りかかった。
けれどフーディンは片手でスターミーを束縛したまま、もう片方の手に握っていたスプーンをナイフに変形させて、ゲンガーの刃を受け止めた。
ゲンガーが動揺した隙に、フーディンはスターミーに"サイケ光線"を浴びせかけて、"テレポート"で最初の位置に戻った。
その時何故かフーディンの目は完全に開かれていて、あたしは反射的にゲンガーに"ナイトヘッド"を使うように言った。
フーディンは同時に"金縛り"を発動していた。ゲンガーは身動きがとれなくなり、フーディンは幻覚に襲われて体勢を崩した。
フユツグは「"瞑想"しろ」と最初で最後の追加命令を出した。数秒の瞑目の後、フーディンは正常な意識を取り戻したようだった。
そこで初めて、あたしは瞳術対決に誘われていたことに気がついた。
フーディンとは違って、ゲンガーには自力で状態異常を解除する術がない。
硬直したゲンガーを目の前に、フーディンは両手のスプーンを交差させた。青白い光がスプーンを包み、ゲンガーの体も同じように光で包まれた。
そしてその光が収まるのと同時に、ゲンガーは倒れた。

「今の技が何なのか分かっていないようですね。
 "サイコキネシス"ですよ。戦闘不能は必至だ」<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 23:00:05.56 ID:V9Vqemco<>作者続きを頼むよ!!!
wwktkが止まらんです<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 23:05:58.10 ID:hh1ZbGMo<>>ゲンガーは陰を滑るように移動して、腕を刃に変形させて斬りかかった。
影じゃなくて陰でおkなのかな?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 23:06:04.48 ID:wiTq9gDO<>そろそろピカチュウとヒナタ再開かいな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/20(水) 23:31:25.52 ID:2KZJJPwo<>フユツグはこめかみを押さえながら言った。

「だから言った。抵抗は無意味だと。
 キリンリキを倒した時はもしや、と思いましたが、
 あなたに僅かでも彼の能力の片鱗を感じ取った僕の目が間違っていた。
 第一印象は往々にしてその人物を正しく表していることを、再認識させられましたよ」
「どういうこと?」
「僕に与えられた任務は、つい先程まであなたが監禁されていた場所に、あなたを誘導することだった。
 あの部屋の備蓄は見たでしょう?
 何のつもりかは知らないが、上層部はあなたをしばらくの間、あの部屋に監禁するつもりでいたようです。
 僕は初めからあなたをシルフカンパニーに案内しても良かった。
 しかし、あなたが彼の娘であることを知って、好奇心がそれを上回った。
 彼の遺伝子を受け継ぐあなたと、ポケモントレーナーとして対話してみたかった。
 しかし実際に話してみれば、あなたは自分の父親がただ漠然と凄い存在だと知っているだけで、
 彼の能力を自身が受け継いでいる可能性はおろか、彼の能力がどういったものであるのかさえ認識していなかった」

あたしは理解した。
フユツグにとってあたしは、期待外れだったのだ。

「僕が言いたいことを察してもらえたようですね。そう、あなたはあまりに凡庸だった。
 バッジを5つ集めた事実は、あなたが"それなりに"優秀なトレーナーであることを証明しているが、
 所詮、代替のきく100人に1人、1000人に1人の逸材でしかない。最強と呼ばれた彼とは比べものにならない」

熱い何かが頬を伝う。
唇に染みたそれはしょっぱくて、あたしはやっと、自分が泣いていることに気付いた。

「何も泣くことはないでしょう。僕は別にあなたを責めているわけじゃない。
 怨むなら父の血を薄めた母を怨むことです。
 さて、拘束しましょうか。
 何、手荒な真似はしませんよ。あなたも"一応は"彼の娘ですからね」

止めようとしても、止まらなかった。膝をつく。
あたしは今まで、何を自信満々に自分のお父さんの名前を口にしてきたんだろう。
あたしのお父さんがあのサトシなら、あたしにもお父さんと同じ不思議な力が受け継がれていて当たり前。
なのに、あたしには何もない。ポケモンの機微を察することができても、ポケモンの心を読むことなんてできない。
あたしにお父さんの娘を名乗る資格なんて、ない。

―――それは違うよ、ヒナタ―――
―――それは違うな、マスター―――
―――それは違います、ヒナタさん――――

不意に、胸に温かいもの流れ込んでくる。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 23:36:31.04 ID:0zupCbIo<>流れ込んでキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 23:40:22.89 ID:g7mnI9oo<>通じ合った!<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 23:44:55.23 ID:8inS52AO<>どの言葉がうーうーのでもいきなり喋りだしたら噴かない自信がない
やっぱり王道っていいな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 23:47:15.55 ID:.hDAEpUo<>おいこれはああれあれえ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/20(水) 23:58:21.37 ID:FOYui3c0<>ヒナタを呼び捨てにするやつって……まさか!!
<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/20(水) 23:59:25.41 ID:2KZJJPwo<>初めはそれが何なのか分からなくて怖かった。
ピッピと、スターミーと、ゲンガーを順番に見て、やっと分かった。
安心して、嬉しくて、やっぱり涙が止まらない。

「……みんな……ありがとう……」

さっきのような人の言葉は返ってこない。
けど、心は通じ合っていた。
サイコキネシスで意識を乱されたゲンガーの苦しみが分かる。
サイケ光線を浴びたスターミーの痛みが分かる。
両腕を拘束されているピッピの歯痒さが分かる。
あたしは立ち上がった。

「妙な真似はするなと忠告したはずですが?
 体に分からせる必要があるようですね。
 フーディン、"念力"で押さえつけろ」

既視感が襲う。
ずっと前、まだピカチュウと一緒に旅を続けていた頃、オツキミヤマでハギノはエーフィに"念力"を指示した。
対象はあたしだった。怯えて目を瞑っていたあたしを助けてくれたのは、ピッピの"光の壁"だった。
今となっては懐かしい思い出。
手の甲で涙を拭って、フユツグとフーディンを見据える。
フーディンがスプーンを擦る。あたしはちっとも怖くなかった。

「なに?」

ピッピが"光の壁"を発動してくれることを、知っていたから。
どすん、と金属の拘束具が床に落ちる音がする。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/20(水) 23:59:29.88 ID:.hDAEpUo<>>>620
カエデ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 00:10:11.73 ID:/mBMW2AO<>かいりきピッピ、後のギエピーである<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 00:23:33.47 ID:t6.D0mQo<>そしてミュウスリーへ…<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 00:25:50.15 ID:jZs.B3so<>ギエピー!<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 00:26:18.17 ID:oFFDdS6o<>タウリン俺も買おうかな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/21(木) 01:41:38.91 ID:NRPs0vs0<>誰か無知な僕にギエピーが何か教えてください<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 01:45:22.76 ID:snHmAUwo<>ggrks<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/21(木) 06:06:38.34 ID:kKoPfiIo<>いいところで……相変わらず焦らすのがうまいなww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 06:34:47.63 ID:1ykoDoDO<>泣いた<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/21(木) 09:21:00.42 ID:gEIgMkk0<>>>615は順にピッピ、スターミー、ゲンガーでいいのかな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 09:33:15.09 ID:JUD3fZ.o<>言葉づかいから考えて、ピッピ、ゲンガー、スターミーな気がする<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 10:39:05.04 ID:mPszV8s0<>相変わらず面白すぎwwwwwwww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 11:16:10.73 ID:0lowPd2o<>てす<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/21(木) 11:42:11.51 ID:o30gY4.o<>ピッピは"指を振って"いなかった。
解放された両手を前に突きだして、一つの技として"光の壁"を発動していた。

「チッ、イレギュラーか」

フユツグがこめかみを押さえながら言う。
うっすらと額に汗が滲んでいるのが見える。

「誤算でした。しかし、修正可能な誤算だ。
 矮小なピッピなど、フーディンの敵ではない」

意識を集中する。
心に温かいもの――ポケモンの意識――が流れ込む。
ピッピは充分に戦える。
スターミーは"自己再生"である程度回復している。
けど、ゲンガーは"サイコキネシス"のダメージが深く、復帰は難しそうだった。
あたしは言った。

「みんな……任せてもいい?」

フユツグはESP能力を使ってフーディンと心を通わせている。
フーディンは戦況に合わせて自分で判断し、時折フユツグの指示を仰ぐ。
あたしはフユツグに比べて、経験も、知識も、圧倒的に不足している。
対抗するにはお父さんから受け継いだこの力で、お父さんの戦い方を模倣するしかない。

「ポケモンに判断を委ねる戦い方は大きなリスクを伴うと教えたはずですが。愚妹の極みですね。
 ESP能力による彼の模倣でさえ、体得するのに数年の時を要するというのに……。
 あなたのそれは彼に対する冒涜にも等しい」

もう何を言われても、心が乱れることはない。
三重の肯定があたしを勇気づけてくれる。
行け、とフユツグが言う。
スターミーが"水鉄砲"を放つ。
ピッピがフーディンに向かって駆ける。その疾さにあたしは目を疑った。
タウリンは確かにピッピの身体能力を強化していた。
でも、反射的な行動は相手に読まれやすい。
しかもピッピは拘束を解かれて嬉しいのか、冷静な判断力を失っている。

「ピッピ、後ろよ」

――だからあたしが、客観的な視点でそれを補う。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 11:53:21.26 ID:jZs.B3so<>作者が来てるぞ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/21(木) 12:14:37.29 ID:o30gY4.o<>休校措置美味しいです(^q^)




ピッピが即座に方向を変えて、何もない虚空に"体当たり"する。
"水鉄砲"が当たる直前、フーディンは予想通り"テレポート"を発動した。
出現先はピッピの目の前だった。
メキ、と鈍い音が響き、フーディンが蹌踉めく。
間髪入れずピッピがフーディンの右手からスプーンを"はたき"落とす。

「退けっ!」

更なる連撃を加える前に、フーディンが"テレポート"でその場を離脱する。

「やれやれ、偶然ほど恐ろしいものはない」

余裕たっぷりの言葉とは裏腹に、フユツグの表情は青ざめていた。

「不用意に近づくな。遠距離から始末しろ」

フーディンがスプーンで中空に円を描く。
スターミーが、"リフレクター"が展開されたことを教えてくれる。
あたしの瞳に映らない情報も、ポケモンの目を通せば視ることができる。
フーディンは次に、"サイコキネシス"を発動するに違いない。
エスパー系最強の技を防ぐには、"光の壁"はあまりに脆い。
技の発動を邪魔するにも、距離が離れすぎている。

―――諦めるにはまだ早いな、マスター―――

心に響いた声に、体が震える。
その声には確かに、暴走状態のゲンガーの名残があった。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 12:19:51.07 ID:jZs.B3so<>>>637
”はたき落とす”っていう技があって…ピッピが覚えるか知らんけど<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 12:20:42.36 ID:0lowPd2o<>勉強しろよー

俺はしないけど<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/21(木) 12:45:59.38 ID:o30gY4.o<>>>639
完結させてから本気出す




―――そう怯えてくれるな、あのヘタレの代わりに俺が出てきてやっただけさ――――

フーディンの体が強張る。

―――あいつは甘い。土壇場で俺の意識の一部を自分の核に移植しやがった―――

見ればフーディンの足許には、影から伸びた黒い腕が絡みついていた。

―――俺が出てくるのは、あのヘタレが気を失っている時か、俺の出現を許した時だけだ―――

ルビーの原石のように暗い赤の瞳が二つ、影の溜まりに浮かんでいる。

―――なに、安心しな。マスターのポリシーに反するようなことはしねえ。あのヘタレに消されるのは御免だからな―――

黒い影が足から胴体へとフーディンを包み込んでいく。

―――これが最初で最初のお喋りになる。じゃあな、マスター。俺は役に立つぜ、少なくともあのヘタレよりは、よ―――

あたしはただ呆然と、第二のゲンガーの言葉を聞いていた。
フユツグの叫び声で我に返る。

「この死に損ないが! 何を手間取っている、フーディン!」

フーディンがスプーンをナイフに変形させて、まとわりついた黒い影を切り刻む。
散り散りになった影は一点に集まり、ゲンガーになった。
動悸が痛い。
けど、今は第二のゲンガーの復活に、動揺している場合じゃない。
<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 12:54:05.62 ID:/CyNiLEo<>闇うーうーかっこいいよ闇うーうー<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/21(木) 13:26:26.75 ID:o30gY4.o<>ピッピがフーディンとゲンガーの位置に辿り着く。

「ぴぃっ!!」

ピッピがフーディンに飛びかかる。
ゲンガーが両腕を刃に変えて斬りかかる。
スターミーが誤射の有り得ない"スピードスター"で援護する。
強化されたピッピの身のこなしと、ゲンガーの経験則に基づいた体術があれば、エスパー系の技を発動する余裕を与えずにフーディンを倒せる。
あたしはそう思い込んでいた。

「まさかあなた如きにこの技を使うことになるとは……"予知夢"だ、フーディン」

フユツグが壁に手をついて言った。肩で息をしている。

――『こちら側の脳の負荷も、時間の経過とともに増大します。無理矢理回線をこじ開けているんですから』――

あたしはESP能力の代償を思い出した。
けど、ここで手を緩める選択肢はなかった。
スピードスターが リフレクターに罅を入れる。ゲンガの一薙ぎが透明の壁を完全に砕く。
ピッピが飛び跳ねる。フーディンがそれを最小限の動作で躱す。
ゲンガーの刃を受け流し、返す刃で両足を切りつける。
ダメージはなくともゲンガーは影に溶け込むことを余儀なくされる。
ピッピはナイフを"はたき"落とそうとして逆に切りつけられ、
背後から放たれた第二陣のスピードスターは、フーディンにかすりもしなかった。
まるでこちらの動きを全て知っているような挙動。

「無駄、ですよ……はっ…はぁっ…・・…あなたのポケモンの動きは、全て……、予知済みだ……、っ、……」

それを聞いてあたしの心に生まれたのは、諦めではなく、希望だった。

「ありがとう、フユツグ」

フユツグが困惑の表情を浮かべる。あたしはあなたに、本当に感謝しているのよ。
あなたのおかげで、あたしは一回りも二回りも、成長することができた。
強みは弱点の裏返し、とあなたは言ったわ。
完璧な技なんて存在しない。"予知夢"の弱点は、相手の行動を全て予測しているという、その慢心にある。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/21(木) 14:04:07.98 ID:o30gY4.o<>フーディンがスプーンを逆手に持ち変える。
フユツグの目は最早虚ろになっていた。
フーディンがフユツグを媒介にして喋っているような錯覚に囚われる。

「ククク……"サイコキネシス"の神髄を見せてあげますよ。
 予備動作に時間がかかるのが難点ですが、止められるものなら止めてみるといい」

さっきのサイコキネシスとは比べものにならないほど強い光がフーディンを包む。
あらゆる妨害は読まれている。単純な技の組み合わせでは歯が立たない。
でも――。

「ピッピ、"指を降る"」

果たしてフーディンの未来予知は、発動する側も予測できない技を、予知することができるのだろうか。
その瞬間、あたしと三匹のポケモンは、完全に思考を共有していた。
スターミーが"水鉄砲"で残っていた照明を次々に破壊する。
肥大化したゲンガーが、巨大な暗幕となってフーディンを覆う。
"指を降る"に未来予知は意味を為さない。直接目で見て回避することも出来ない。

「まさか巻き添えにする気か……?
 やめろ、そのゲンガーは瀕死だ! 発動する技次第では蘇生できなくなるかもしれないんだぞ!」
「承知の上よ」

暗幕の外で、ピッピが指を振り終える。

「サイコキネシスはやめだッ! テレポートで離脱しろ!!」

その指示はあまりに遅すぎた。
ピッピがステップを踏む。
そして、

「ぴぃっ!!!!」

渾身の"メガトンパンチ"を暗幕の内側に叩き込んだ。
あたしは信じていた。うーうーが大好きなピッピが、うーうーを傷つけるような特殊タイプの技を選ぶわけがない。
思い返してみれば、ピッピはいつだって"指を降る"で状況を好転させてきた。
ポケモンタワーでゲンガーからあたしを守ってくれたとき、サファリパークでキュウコンと対峙したとき……。
発動された技は決して『最強』の技ではなかったけど、その状況に一番ぴったりな、『最高』の技だった。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 14:18:16.30 ID:vKURvUQo<>作者きてるーーーーー!!<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 14:26:40.28 ID:1ykoDoDO<>泣いた<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 14:28:56.11 ID:jZs.B3so<>ピッピ「オラー!メガトンパンチだっピ!」<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/21(木) 14:58:19.07 ID:o30gY4.o<>フーディンが倒れるのと同時に、フユツグも膝をつく。
あたしはスターミーとゲンガーをボールに戻して、フユツグに歩み寄った。
フユツグは自嘲的に笑って言った。

「あなたが……継承者だったとは………。
 ふ、ふふ……完敗です……これが本物と贋物の差か……。
 もう、僕にESP能力を使う力は残っていない……煮るなり焼くなり、好きにするといい……」
「そんなことに興味は無いわ」
「……あなたを騙し、侮辱した僕が憎くないのですか?」
「あたしはピカチュウを探しにここに来たのよ。
 ねえ、フユツグはあたしのピカチュウがどこにいるのか知らない?」

フユツグはあたしから目を逸らして、

「知りません。ただ……」
「ただ?」
「屋上に行けば、面白いものが見られるでしょう」
「面白いものって何のこと?」
「さあね……僕は詳細を知らされていない。
 決して屋上には近づくなと、上から通達があった。それから推測したまでです」
「そう……、ありがとう」

立ち上がる。
フユツグは何か言いたげな顔であたしを見上げた。
その時、

「ヒナタ! 大丈夫か!?」
「あたしの許可無くやられたりしてないでしょうね?」

黒服を倒したタイチとカエデがやってくる。
二人とも疲労を感じさせまいとしているけど、苦戦したことはポケモンの傷から伝わってくる。
あたしは微笑んで見せた。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/21(木) 15:17:10.68 ID:o30gY4.o<>それからピッピと顔を見合わせて、ウインクする。
フユツグとの戦いの中で、ポケモンと心を通じ合わせられるようになったことは、今暫く、秘密にしておこう。

「てめえには山ほど聞きたいことがある」

タイチがフユツグの胸ぐらを掴む。
フユツグは抵抗しなかった。

「もういいの。もういいのよ」
「よくねえ。こいつは、この野郎は――」
「だから、いいって言ってるじゃない」

フユツグはただ命令に従っていたわけじゃなかった。
お母さんを唆した男を見つけ出そうと必死になって、
システムの犠牲者が目に入らなくなっていただけだった。

「ねえ、フユツグ。フユツグは少しでもナツメさんの傍にいようとして、
 ヤマブキシティジムの雇いのトレーナーになったのかもしれない。
 でも、月並みな台詞だけど、今の復讐に取憑かれたフユツグを見てもナツメさんが喜ぶとは思えないわ」
「彼女は喜びや悲しみという感情を失ってから久しい」
「もしナツメさんの心が正常だったら、の話よ。
 それに、あたしはこうも思うのよ。ナツメさんはその男に唆されたんじゃなくて、
 自ら進んで、その男に協力したんじゃないか、って。
 その男とナツメさんがどんな関係にあったのかも分からないのに、その男に殺意を向けるのは、間違ってる」
「やれやれ、年下の分際でこの僕に説教ですか」

フユツグは力なく笑った。
そして、ポツリと呟いた。

「しかしそれが彼の娘の言葉とあらば、拝聴の価値はある。……考えておきますよ」

フユツグはタイチの手を振り払うと、壁に背中を預けるようにして腰をおろし、目を瞑った。
ESP能力を酷使したことによる疲労は、相当なもののようだった。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/21(木) 15:31:32.82 ID:o30gY4.o<>「これからどうするつもりなの、ヒナタ?」

あたしはフユツグから聞いた話を二人に話した。

「屋上か。丁度こいつらがこの階に来る時に使ったエレベーターがそのままだ。使わせてもらおうぜ」
「ちょっと待って。先にピッピの止血を……」

ドレスの裾を裂いて、ピッピの肩の切り傷を縛る。
淡いピンクから乳白色に変わりつつあるピッピの体に、黒い生地はよく映えた。

「ぴぃっぴぃ〜♪」

ピッピが嬉しそうに飛び跳ねる。その時だった。
ごうん、と重たい音が空気を震わせる。
見れば非常階段に通じる通路に、厚い鉄の壁が降り始めていた。

「なになに、どーなってんの!?」
「慌てるな、カエデ。これは……防火壁だな。
 しかもこの振動からするに、シルフカンパニー全体で防火壁が作動してるみたいだ」

レセプション当日に限って、火事が起こるとは思えない。
あたしたちを捕まえるため?でも、そのためにわざわざ全部の階の防火壁を降ろす必要があるのかしら?
急に手を引かれて、思考がストップする。

「走るぞ。早くエレベーターに乗り込まねえと、この階に閉じ込められちまう!」

あたしは頷いて、走り出した。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 16:14:30.55 ID:t6.D0mQo<>おもしれーなおい<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 16:25:37.51 ID:PbAz52oo<>休校になったのか。体に気をつけてな〜<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 16:32:59.51 ID:AFDZp6so<>お、なんで今日こんな更新してるんだろと思ったら休校か。
気をつけてね<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 17:31:17.44 ID:snHmAUwo<>>>640
>これが最初で最初のお喋りになる

ミス?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 18:25:56.32 ID:/mBMW2AO<>作者キテルー
完結してから本気だすとか死亡フラグ立ちすぎだからやめろwwwwww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 18:56:09.06 ID:RzLnpAIo<>ピッピの指を振るで遊戯王を思い出すのは俺だけか<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 20:21:55.78 ID:jqauvBco<>>>640
>動悸が痛い。
って普通言わないよな?動悸がするとか動悸が激しいとかはよく聞くけど<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 20:36:29.59 ID:WSJ3KcDO<>>>656
痛いくらいの動悸、って意味じゃないのか<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 21:44:18.84 ID:t6YQrIDO<>>>653
最初で最初ってことは今後もしゃべるってことだろ?

おしゃべり好きなゲンガー可愛くね?可愛いからよくね?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 21:47:15.96 ID:RCMCeIDO<>休校イイナー(´□`)<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 22:49:45.40 ID:Eti6HMDO<>夏休みとか減っちまうんだぜ…<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 22:57:35.80 ID:vPYE3Wgo<>つーか完結してから本気出すって、前にジョウトの地図貰ってなかったか?
もしかしてもう推薦貰ってんの?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 23:06:25.45 ID:CALvfADO<>作者は京都か<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/21(木) 23:28:23.44 ID:/mBMW2AO<>京都民の俺が作者んちまでハブネーク<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/22(金) 00:28:26.64 ID:zUylIcIo<>小さい頃から文章を書くのが好きだった
でも書いては投げて書いては投げて
作品と呼べるものは何一つ完成しなかった
だからこのSSを完結させることが出来たそのとき、次のステップに進むことが出来る
そんな気がするんだ




要するに受験なんて二の次だお( ^ω^)wwwwwwwwwwwwwwww
終わりが見え始めた所為か最近はよく指が進む
<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 00:33:46.87 ID:ISCj.KMo<>終わりが見えてきた・・・だと・・・

寂しくなるな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/22(金) 00:38:02.20 ID:26.9YgAO<>まぁ今は勉強も抜かり無くやっておいた方がいいぞwwww

あれだよ、スイッチの切り替えが大事だww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 00:51:41.42 ID:SOx8iPso<>書いては投げて書いては投げてってよくわかるわ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 01:06:35.47 ID:26.9YgAO<>ツクールで作り始めては投げ作り始めては投げを繰り返していたあの頃
今はメイドin俺絶賛放置中です^q^
完結するのを楽しみにして待ってるぜ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 01:41:01.97 ID:3LYtRYSO<>>>667
これでもパー速では相当ペース早い方だぞ
他のSSスレなんか
書いて投げて投げて投げて投げて書いて投げて投げて投げて投げて投げて投げて投げて投げて投げて投げて投げて書いて投げて投げ(ry
こんなもんだ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 08:16:35.11 ID:w0cH1kgo<>>>664
頑張れ超頑張れ
終わったら受験勉強も頑張れ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 10:48:00.55 ID:z/jSd9Eo<>受験が終わった後のジョウト編に期待しておこう<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 14:38:57.84 ID:NWAmlMSO<>なんていうかもう作者大好き<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 15:27:02.78 ID:aF73kwMo<>指定校推薦でFランに行く作者が目に浮かぶぜ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 15:35:23.58 ID:nLzufVIo<>俺のいる大学に来れば作者に使用済み教科書や過去問貢ぐ
俺理系だけど。<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/22(金) 18:34:21.07 ID:zUylIcIo<>シルフカンパニー内で管理者を捕獲すると聞いた時、僕は初めそれは不可能だと思った。
管理者には最高の護衛がついているだろうし、その護衛は最高のポケモンを連れているだろう。
対するサカキは身分を騙りレセプションに参加することはできても、ポケモンを連れ込むことはできない。
その差はあまりに大きすぎる。
しかし現実にサカキは、捕物は可能だと断言した。
僕は彼が得意の知略を巡らせて、秘密裏にポケモンを持ち込むつもりなのだろうと想像した。
それが蓋を開けてみればどうだ。
サカキは特別な手法をとったわけではなかった。
自分が公にポケモンを持ち込めないのなら、公にポケモンを持ち込める人間に協力を仰げばいい。
そんな単純な考えを、実行に移しただけだった。

「静粛に」

元より、場内は静寂と暗闇に包まれていた。
パニックに陥った女の泣き声も、正義感に駆られた男の怒鳴り声も、随分前に失われていた。
夜目を利かせれば、それらが失われた理由が分かる。
会場に円形の空間が生まれている。
その中心にいるのは杖を突いたサカキと恰幅の良い二人の紳士。
三人の間に漂うものが穏やかな雰囲気ではないことは一目瞭然だった。
サカキのスピアーが両手の針を二人の喉元に突き付けているからだ。
そして、その空間を守るように立ち塞がっているのが、二人のジムリーダーと一人の四天王だった。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 18:36:28.29 ID:ply0UeQo<>タケシは確定として、人にためらわず攻撃できる四天王…ワタルか!<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 18:46:34.90 ID:26.9YgAO<>作者北フヒヒヒ

頼むから>>1くらい読んでくれよ……<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 18:47:53.49 ID:ply0UeQo<>忘れてた。死にたい<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 18:57:55.19 ID:aF73kwMo<>サカキの手持ちがスピアーとか…これは評価せざるを得ない
ポケスペもこのSSもおもすれえええええええええええええええ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/22(金) 19:22:13.26 ID:zUylIcIo<>アヤメ。
マチス。
キョウ。
その三人の実力者を前に、警備員は余りに無力だった。
増援が来る気配はない。アヤメのパルシェンが張ったのだろう、扉を覆う厚い氷は、部外者の侵入を堅く閉ざしていた。
ハギノを含むシステムの人間も、事態の収拾に乗り出すのを躊躇っているようだった。
何故か?
僕は自問自答する。
あの恰幅の良い二人の紳士のうち一人が、システムの最高責任者だからだ。

「まあまあ、落ち着きたまえ」

喉元に凶器を突き付けられたまま、左の紳士が諭すように言った。
歳は四十代半ば、黒く艶のある髪を整え、豊富に顎髭を蓄えた、精悍な顔つきの男だ。

「あー、君たちは、自分が何をしているのか理解しているのかね?」
「犯罪行為だ」

サカキがにべもなく答える。

「その通り、これは立派なポケモン犯罪だ。
 シルフカンパニーに停電を引き起こし、レセプションを台無しにし、
 罪のない参加者を混乱に陥れ、現在進行形で私と彼を脅迫している」
「冷静な状況把握ですな」
「君たちが働いた罪を挙げれば枚挙に暇がないが、
 より嘆かわしいのは、首謀者であるらしい君に、ポケモントレナーの象徴たるジムリーダーと四天王が幇助しているという事実だ。
 いったいこれはどういうことなのかね」

アヤメ、マチス、キョウの三人は沈黙を貫いた。
僕はその男の言葉に同意だった。
この事件は世間に大きく報道されることになるだろう。
そうなれば、マチス、アヤメ、キョウが築き上げてきたトレーナーとしての名誉は、永遠に喪われてしまう。
彼らはそれを覚悟でこの場にやってきているというのか。
全てを擲つ覚悟でサカキに従っているというのか。
そもそも、サカキはどうやってこの三人を説得したというんだ。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/22(金) 19:24:45.79 ID:zUylIcIo<>大規模改変


「君たちが働いた罪を挙げれば枚挙に暇がないが、
 より嘆かわしいのは、首謀者であるらしい君に、ポケモントレナーの象徴たるジムリーダーと四天王が幇助しているという事実だ。
 いったいこれはどういうことなのかね」

アヤメ、マチス、キョウの三人は沈黙を貫いた。
僕はその男の言葉に同意だった。
この事件は世間に大きく報道されることになるだろう。
そうなれば、マチス、アヤメ、キョウが築き上げてきたトレーナーとしての名誉は、永遠に喪われてしまう。
彼らはそれを覚悟でこの場にやってきているというのか。
全てを擲つ覚悟でサカキに従っているというのか。
そもそも、サカキはどうやってこの三人を説得したというんだ。


×


「君たちが働いた罪を挙げれば枚挙に暇がないが、
 最も嘆かわしいのは首謀者であるらしい君に、ポケモントレーナーの象徴たるジムリーダーと四天王が幇助しているという事実だ。
 ……いったいこれはどういうことなのかね?」

アヤメ、マチス、キョウの三人は沈黙を貫いた。
僕はその男の言葉に同意だった。
この事件は世間に大きく報道されることになるだろう。
そうなれば、マチス、アヤメ、キョウが築き上げてきた地位と名誉は、永遠に喪われてしまう。
彼らはそれを覚悟でこの場にやってきているというのか。
全てを擲つ覚悟でサカキに従っているというのか。
そもそも、サカキはどうやってこの三人を説得したというんだ。


○<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 19:24:57.67 ID:26.9YgAO<>ムホムホが止まらない
ナツメってあのツンツンお姉様か懐かしい<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 19:43:42.64 ID:RFhlCDIo<>支援!<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 19:52:14.84 ID:lZqVM8Eo<>このwwktkが止まらない展開
作者大好きだ!<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/22(金) 20:07:24.33 ID:zUylIcIo<>サカキは言った。

「建設的な話がしたい」
「犯罪者と話すことなど無いよ」

左の紳士が薄く笑う。
死と隣り合わせの状況下で、この余裕は異常だ。
やはりこの男が管理者なのか?

「拒否権は無い。喉に風穴を空けたくなくば、質問に答えることだ」

サカキは短く尋ねた。

「お前は誰だ? お前の付き添い人であるこの男は何者だ?」
「私はこのレセプションに招待された成金の一人だよ。彼は私の旧くからの友人だ」

それからその紳士は自分と右の男の経歴を簡単に述べ、

「なぜ私や彼が君たちに狙われなければならないのか、理解に苦しむ」

わざとらしい痛切な面持ちで締めくくった。右の男は一言も口を開かなかった。
サカキは静かに言った。

「誰が与太話を披露しろと言った」
「私は真実を話した。今の話の、どこが不満だと言うのかね?」
「全てだ。貴様らの"偽"の経歴など、聞かされるまでもなく調べ上げてある。
 貴様らだけではない。この会場にいる人間全ての経歴は、私の掌中にある。
 誰がシステムの人間で、誰がそうでないのかも分かっている」

サカキはマサキが先端科学技術研究所副所長であると同時に、システムの研究員であることを見抜いていた。
接触は諦めていたようだが、サカキは誰が表と裏の顔を使い分けているのか、知り尽くしていたのだろう。
裏の顔を持つ人物が、システムでどれ程の地位に就いているのかも。

「――だが、唯一貴様らの経歴には実体がなかった。
 貴様らはデータ上では、表社会にも裏社会にも、存在していないのだ」
「それで? それがどうかしたのかね?」<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 20:26:25.34 ID:RFhlCDIo<>こえーなジェントルマン<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 20:30:29.23 ID:UUwI0Mko<>ワークテーカー<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/22(金) 21:07:52.72 ID:zUylIcIo<>紳士は開き直ったように言った。

「私と彼が架空の存在だとして、それが何の証明になるというのだ?」
「貴様かその男のどちらかが、管理者であるという証明だ。
 消去法によるものだが、こうして貴様等が浮上したのだ、賭ける価値はあった」
「システムだの、管理者だの、さっきから君が何を言っているのか、私には皆目見当がつかないよ。
 君は何か性質の悪い妄想にとりつかれているようだ」

不敵な笑み。
右の男が身じろぎする。
その次の瞬間、壇上にいた黒服が叫んだ。

「動くなッ!」

スピア―の真横に3体のスリーパーが出現する。
だが、そこまでだった。
一体は氷の塊と化し、一体は白い繭となり、一体は雷に打たれたように煙を上げて倒れた。
奇襲は完全な失敗に終わった。レベルが違いすぎたのだ。

「惨いことを」

左の紳士が呟く。

「貴様の人望がそうさせたのだろう?
 親切心で忠告しておくが、"テレポート"で離脱しようなどとは考えないことだ。
 地下の脱出用通路にも二ビシティのジムリーダーを待機させてある。貴様らに逃げ場はない」

サカキは瀕死のスリーパーを一瞥して言った。

「着いてきてもらおう」

閃光。サイドンが現れる。
鋼の皮膚。屈強な肉体。
額から生えた一角は、荒々しく研磨された鉄鋼のように鈍く光っている。
サイドンは重い足音を響かせながら閉ざされた扉に近づき、角の一突きで厚い氷を粉砕した。
サカキが歩き出す。管理者と思しき紳士と隣の男がそれに続く。
包囲網は保たれたまま、二人の喉にはスピアーの針が突き付けられたままだ。
僕は彼らを追うためにダクトを進みながら、さっき感じた違和感を反芻した。
スリーパーが"テレポート"で奇襲をかけた際、右の無口な男は、スリーパーが"現れるより"早く反応を見せた。
あれは偶然だったのだろうか?
それとも――。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 21:11:10.85 ID:nLzufVIo<>これは…ああwwktk<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/22(金) 21:22:54.36 ID:F.gRBNc0<>私怨<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 21:24:05.43 ID:ZWjbYvAo<>作者同い年かー
高三でこんなん書けるとかスゲーよなぁ…<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/22(金) 21:51:57.94 ID:zUylIcIo<>廊下の天井を通るダクトに進む。
格子から下の様子を窺うと、サカキ一行はエレベーターに向かっていた。
電力供給が絶たれたシルフカンパニーで、唯一そのエレベーターの電力だけが生きていた。
デプログラムはシルフカンパニーを停電させることが目的ではない。シルフカンパニーのオートメーションシステムを掌握することが目的である。
数多の警備員が隙あらば襲いかかろうとしていたが、アヤメ、マチス、キョウの布陣に隙は無かった。
スピアーを除くポケモンを外に待機させたままエレベーターに乗り込み、扉が閉まる瞬間にボールに格納する。
2Fでの制圧を諦めた警備員が隣のエレベーターを呼ぶが、誰が使っているのだろう、そのエレベーターは上昇し始めていた。

「エレベーターを止めろ」
「電気系統がイカれてるんだ」
「復旧の目処は?」
「まだ経っていない」
「他のエレベーターは?」
「全て停止している」
「階段を使うしかないのか……」
「防火壁が降りて階段も使えなくなっている。
 これからポケモンを使って破砕作業に取りかかるらしい」
「上階の奴らに連絡は?」
「したが、やはり防火壁に阻まれて身動きがとれないらしい」
「警備をこの階に集中させたばかりに……」

警備員の話からするに、サカキの作戦は概ね順調に進行していると考えていいだろう。
エレベーターの現在位置を示す光が一番上で止まる。
防火壁の破砕は意外に早く終わった。階段に警備員が雪崩れ込む。
2Fに残ったシルフカンパニーの人間は、会場の反対側の扉から逃げようとする参加者の整理に躍起になっている。
僕はそっと格子を外し、薄闇の中に降り立った。
破砕口に歩を進めかけ、

「止まれ」

振り返る。懐かしい人物がそこにいた。
やあハギノ。久しぶりだね。どうしたのかな、こんなところで。
てっきり君も管理者を救い出すために、この先の階段を駆けずり回っている頃かと思っていたんだが。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 21:55:38.08 ID:26.9YgAO<>これは興奮する
どのブイズが出るか楽しみだ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 21:57:12.93 ID:aF73kwMo<>シャワーズ以外だろうな
相性的に考えて<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 22:08:33.97 ID:wNnKklc0<>wwktk<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 22:13:37.31 ID:C9lNuEDO<>ピカさんマジ頑張れ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/22(金) 22:20:00.75 ID:zUylIcIo<>「何故君がここにいるのかは問わない。
 あのサカキという先の無い老人の手駒となったか、
 或いは自らここに赴いたのか、私には興味がない。
 正直なところ、私はただ純粋に、驚いているんだよ。
 なぜならピカチュウ、君はとっくに死んでいるものだと思っていたのでね」

勝手に殺されては困る。

「こうして再会できたことにも何かの縁を感じる。
 だが、死に損ないの君を逃がしてやりたい気持ちも山々だが、
 見つけてしまった以上は、私は責任を全うしなければならないのだよ。
 君が大人しく掴まるようなポケモンでないことは熟知しているつもりだ」

君が僕の何を知っているというんだ。

「ここで私と出会ったのが、君の運の尽きだったな」

ハギノは贅沢にも三つのボールを展開した。
薄闇が晴れるとそこには、イーブイから派生する三体のポケモンが並んでいた。
ブースター。サンダース。エーフィ。
シャワーズがいないのは相性が悪いからだろうか。
僕は強さを見定め、やはりハイパーボールに仕舞われていたブースターが厄介だろうな、と結論を出した。

「行け」

ハギノの言葉を待たず三体が飛び出す。
電気技を使うことの躊躇いは消えていた。
頬が痛む。――だから何だ。
絶縁体の生成が追いつかない。――だから何だ。
僕の体が自壊する。――だからどうしたというんだ?
ハギノ、僕は君なんかに構っている暇はないんだよ。
自分の感覚に嘘はつけない。会場であの男を見た時に感じた懐かしさを、誤魔化すことはできない。
僕は彼のところへ行かなければならない。
会ってどうするかなんて考えていない。でも、僕は行かなくちゃならないんだ。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 22:22:35.82 ID:ply0UeQo<>ブースターが厄介

これはいい<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 22:23:11.51 ID:lZqVM8Eo<>ピカチュウはやっぱ弱体化してたのか(´・ω・`)<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/22(金) 22:28:34.54 ID:EmXtsCw0<>作者は不遇ポケ好き?唯一王やデリバード、カイリューの活躍は偶偶なのか?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 22:34:11.25 ID:BUg3kWMo<>リクエストあった中から汲んでくれてるとか?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 22:41:39.95 ID:26.9YgAO<>そういえば居たんだっけな
なんか前から推しまくってたあの子が近々出そうな気がしてwwktkが止まらない<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/22(金) 22:45:12.31 ID:zUylIcIo<>「な、なんなのよコレ! いったいどうなってんの!?」

カエデが悲鳴にも似た声を出した。
エレベーターで屋上から数階下のフロアに辿り着いたあたしたちが見たもの、
それは抵抗する時間も与えられずに戦闘不能に追い込まれたポケモンと、気絶した警邏の数々だった。
屋上に向かうには、このフロアの階段を上る必要がある。
そしてそこを阻むように降りていたらしい防火壁は、今では木っ端微塵に砕かれて瓦礫と化していた。

「すげえな……並の壊れ方じゃねえ。一撃で破壊されてる。
 誰かが俺たちよりも先に屋上に行ってると考えて、まず間違いねえだろうな」
「ね、ヒナタ。本当に行くの?」
「ここまで来て、引き返してどうするのよ」
「屋上にいるのは、あの分厚い防火壁を一撃で壊しちゃうようなポケモンの持ち主なのよ?」

あたしはカエデの答えを知りながら言ってみた。

「カエデはここで待っててもいいわよ」
「や、やだ。あたしも行く」
「ありがとう」

防火壁を乗り越えて階段に進むと、緩い風が吹いていた。
下を覗き込む。底がみえない。まるで奈落のようだった。

「やっぱり、先客は屋上にいるみたいだ」

階段の踊り場に倒れた警邏を見て、タイチが言った。
階段を上る。緊張が増していく。果たして屋上に通じる扉は、半開きになっていた。

「いいわね?」

カエデとタイチが頷く。あたしは深呼吸してから、扉を完全に押し開いた。










おk、テストの結果次第でPC剥奪キタコレ(*^ー゚)b
最長三週間休載します
ごめんね☆<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 22:46:25.85 ID:aF73kwMo<>つまり俺が作者の家庭教師になって手取り足取り教えればいいんですね<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 22:47:34.96 ID:dxnEidgo<>こんなwwktkするところで…<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 22:47:41.80 ID:lZqVM8Eo<>だから勉強も頑張れとあれ程・・・
待ってるぞ〜〜<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 22:56:18.45 ID:26.9YgAO<>それでも作者なら…作者ならやってくれるはず…!!
大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 23:06:11.59 ID:ply0UeQo<>(*^ー゚)bじゃねーよwwwwwかわいい<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/22(金) 23:12:01.72 ID:z/jSd9Eo<>>>703
おつー、無口な男って一人しかいないよな?
ピカチュウもいるし、ヒナタたちも屋上にむかったし
さりげにポケスペ設定も取り込んでるしwwktkすぎる

つーか、もっと緊張感持ってくれwwwwww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 00:01:40.56 ID:Z9tXNYDO<>やっぱりサカキはスピアーだな

乙<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/23(土) 00:41:37.83 ID:oo39BAA0<>テスト<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 00:58:35.41 ID:/avP566o<>じゃ、俺も<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 02:17:10.58 ID:JG6lW1Y0<>アヤメはこうなるのを知ってたから、カエデ参加に反対したんだな
しかし学校教育は作者の才能を汲み取ってくれないのか…<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 02:47:12.29 ID:2aMw1gAO<>あるぇ
アヤメって前からちょいちょい出てたのに全然覚えてなかったな
もう一回読み返してくる<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 02:53:39.98 ID:06RDMwgo<>あ、アヤメってカエデの母親かアンズと混ざってたww
サカキじゃなくてアヤメがパルシェン使ってるのはミスだと思ってた<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/23(土) 03:31:49.24 ID:aNd8x/.0<>某Kお大生でよければ作者に勉強おしえたいwwww
正直一日六時時間これを書くことに当てて毎日8時間寝ても楽勝で合格できんぞ・・・<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 03:38:25.30 ID:2aMw1gAO<>よくわからなくなってきたぞ
アンズが四天王だから…ってああ、金銀だとキョウが四天王だったか
じゃあ俺のツンツンお姉様はまだ出て来てないのね
とりあえずフグリーン一周してくる<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 03:43:16.68 ID:/avP566o<>>>717
お前がよくわからなくなってるぞwwwwwwwww寝ろwwwwww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 03:59:04.10 ID:rOwqIswo<>>>717
ツンツンお姉様=ナツメだろ?
フユツグの親=ナツメって分かってるよな? しっかりしろww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 06:05:48.59 ID:2aMw1gAO<>ああ、アンズはキョウの子供か
ナツメがフユツグの親ってのはわかってるから大丈夫だ
親の言ってるツンツンお姉様はあれだ、フグリーンの氷の四天王だ
<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 06:13:09.29 ID:/avP566o<>カンナ様か<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 06:18:41.61 ID:2aMw1gAO<>それだ!
パルシェンのイメージが強すぎて変になってたよ
興奮するとパッパラパーになる癖直さないとなwwwwww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 12:35:41.08 ID:0Qe6zKwo<>アヤメが協力したのは間違いなくサトシがいるからだよな
キョウとマチスはポケスペみたいに前からサカキの仲間だったのかどうか

うわああああああああ楽しいしいいいいいいいいいいいいい<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 13:14:29.30 ID:LRvHV.DO<>とりあえず>>1見て反省してこようか<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 14:34:24.66 ID:zZ2URQSO<>少しくらいの予想なら大丈夫って前に作者も書いてなかったっけ…<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 14:51:50.53 ID:4BOVDR.o<>まぁでも止めておいた方がいいのは確か
たった一行の予想でスレの雰囲気がぶち壊しになることもままあるから

自分の胸に留めてwwktkするが吉<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/23(土) 15:51:19.00 ID:uA1ZwlIo<>目は屋内にいた時から暗闇に慣れていた。
この近くにシルフカンパニーを超える高さのビルはなく、
下界のビルが放つ光が屋上の縁から溢れて、まるで光の海に浮かんだ孤島に立っているような錯覚がした。
見渡す限り、人影は無い。ただ、目の前の階段を上った先のヘリポートには、複数の人の気配がした。
姿勢を低くしながら、そろりと階段に足をかける。
ヘリポートの様子を窺えるギリギリのところまで、顔を出す。
そこに広がる光景に、あたしは呼吸をすることを忘れてしまった。

「そんな……どうしてママが……」

掠れた声でカエデが呟く。
あたしたちの視線の先には、アヤメ叔母さんがいた。
その隣にはクチバシティジムリーダーのマチス、現四天王の一角であるキョウがいて、
三人とも円を描くようにそれぞれのポケモンを配置させている。
そしてその中心にいるのが、杖を突いた年老いた男と、その男のポケモンらしいスピアーに針を突き付けられた、二人の紳士だった。
片方は不気味な笑顔をあたりに振りまき、もう片方は顔を伏せていて、表情が伺えない。
<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 15:52:38.49 ID:/avP566o<>ktkr<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 15:59:33.43 ID:ap3xc72o<>うわぁぁぁ!wwktkが止まらない<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/23(土) 16:09:09.18 ID:uA1ZwlIo<>ふいに、鼓動が早くなる。
言葉では説明できない熱い何かが、胸の奥から込み上げてくる。
屋上に、ピカチュウはいなかった。
あたしが目にしたのは不可解極まりない光景だった。
なのに、どうしてあたしはこんなに、胸がどきどきしているんだろう?
杖突の老人が腕時計を見ながら言った。

「間もなくだ」

不気味な笑顔の紳士が言った。

「何が予定されているかね?」
「ちょっとした小旅行だ。
 カイリューの背に乗って空を飛んだことは?」
「ある。最悪な乗り心地だったがね。
 彼らはまるで搭乗者のことなど考えていない。
 初めて乗ったときは二度と乗るものかと決心したほどだ」
「ほう。ならば私の采配は失敗だったな」

ごうっ、と大気を唸らせて、大きな影がヘリポートに着陸する。

「ウォフー」

大きな影――カイリューは――穏やかな鳴き声と共に姿勢を低くした。

「乗れ」
「どこへ連れて行こうというのかね?」
「それは貴様らが与り知るところではない」
「やれやれ」
「仲間の追跡には期待しないことだ。
 このカイリューは指折りのドラゴンポケモンでね、単純な飛行速度で右に出る者はいないのだよ」<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 16:23:05.26 ID:/avP566o<>ガブリ厨ざまぁwwwwwwwwwwwwww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 16:27:22.35 ID:LRvHV.DO<>シロナ「天空に舞え!ガブリアス!」
これには驚いたな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/23(土) 16:30:44.78 ID:uA1ZwlIo<>紳士は少し考える素振りを見せてから言った。

「素敵な小旅行を企画してくれた君には悪いが、辞退させてもらうとしよう」

言葉はその紳士が口にするには、あまりに不相応だった。
最強格のトレーナーと、最強格のポケモンに囲まれて、
しかもその喉元には、鋭い針が食い込んでいる。
絶体絶命を絵に描いたような状況。
一陣の風が吹き抜ける。
老人は言った。

「同じことを何度も言わせるな。貴様に拒否権はない」

紳士は高らかに言った。

「同じことを何度も言わせるな。私は二度とカイリューに乗る気はないのだよ。
 さて、もういいだろう。――カーテンコールだ」

戦慄が走る。次の瞬間、様々なことが同時に起こった。
青い電流が暗闇を払う。誰かが倒れ、呻き声が上がる。
少し離れたところで、吹き飛んだ何かが地面に叩きつけられる音がする。
状況が膠着したとき、趨勢は二人の紳士の圧倒的不利から、五分五分にまで覆っていた。

「マチス……貴様……ッ!」

右膝から下を失った老人が、エレブーに顔を地面に押しつけられながら、怨嗟の籠もった声で言った。
血は出ていなかった。さっきどこかに転がったのは、義足だったのかもしれない。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 16:41:11.59 ID:PaCvy.SO<>マチスこのやろう<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 17:17:07.14 ID:TaO6wlgo<>発電所事件とかな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 17:44:38.42 ID:eCN1csM0<>あれ…もしかして無口な男ってタカシじゃねw<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 17:44:53.80 ID:2aMw1gAO<>作者コレテルー
マチス貴様あぁぁ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 17:46:16.82 ID:2aMw1gAO<>>>736
^q^あうあうあー<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 18:26:37.17 ID:eCN1csM0<>^q^あうあーあうあうあー♪<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>hige<>2009/05/23(土) 18:33:49.69 ID:eCN1csM0<>^ q ^♯あーうーあーうーあー♪<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 20:35:17.70 ID:mulIEUAO<>追いついた!
wwktkが止まらない<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/23(土) 23:16:48.73 ID:uA1ZwlIo<>「よもや、貴様が裏切るとは……いつからシステムに寝返っていた………?」

パルシェンの鋭利な殻を喉に突き付けられ、口を開くこともままならないマチスの代わりに、
不気味な笑顔をより一層深くした紳士が答えた。

「初めからだ。彼は私の腹心であり、君の行動を監視するスパイだったのだよ。
 ジムリーダー同士には妙な仲間意識がある。
 ロケット団の元首領であるサカキも、かつてはトキワシティのジムリーダーだ。
 システムに対して行動を起こすとき、その繋がりを利用することは想像に難くなかった」
「カントー発電所占拠事件のときに疑いを持つべきだったか……。
 思えばマチス、貴様がシステムの雑兵如きに遅れをとるわけがなかったのだ」

紳士は愉快げに笑った。

「聞いたかね、マチスくん。彼は君のことをかなり高く評価していたようだよ。
 その分、裏切られたショックは相当なものだろうと察するがね」

思い返せば、不可解な点はいくつかあった。
例えばマチスは発電所を奪還できなかった理由を「油断したんだ」の一言で片付けた。
でも、シルフカンパニー専属の警備員をまったく寄せ付けないほどの実力の持ち主が、実戦で油断するわけがない。

「私の計画も最初から割れていたというわけか」
「無論だよ。そもそも、私がレセプションに参加するという情報自体が、恣意的に流されたものだった。
 そして君がシステムに忍ばせた三匹の鼠は、その情報を嬉々として持ち帰った、というわけだ」
「なら、なぜ私の侵入を許した。なぜ自らを危険に晒した」
「君を犯罪者として確実に牢獄にぶちこむためさ。
 リスクは仕方ない。
 なに、一思いに君を殺してしまうことも考えたのだがね、
 報殺の縁という言葉があるだろう、君は表社会から消えてなお、
 それなりの人望がある、下手に殺せばシステムに怨みを持つ輩が増えてしまう」
「何故今になって私を罠にかけたのだ?」
「前々から君のことは目障りに思っていた。
 が、こそこそと嗅ぎ回っているうちは可愛いものだと放置していたんだよ。
 しかし君が利口にもスパイを私の組織に送り込んでいることが分かり、見て見ぬふりは出来なくなった。
 君は知ってはならない情報を知ってしまった。
 そこで私が君を表舞台に引き摺りだすために、少々知恵を絞ったという次第だ」

副次的にジムリーダーと四天王もそれぞれ交代が必要になってしまったが、と紳士は哀れむような口調で言った。
<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 23:22:46.84 ID:sU0ELcDO<>ktkr<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 23:36:11.90 ID:/avP566o<>これはいいtねt<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/23(土) 23:51:29.69 ID:2aMw1gAO<>流石マチスさん生き残るためには何でもする軍人の鏡ですな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 00:05:14.96 ID:8M2lExw0<>超わくてかなんだが

アホだから某m2がポケモンマスターを目指すやつと混同する<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 00:05:58.83 ID:EoaYaLMo<>>>746
あれ?俺がいる・・・<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 00:50:21.76 ID:uPoK1sco<>「ママ………」

あたしはふと隣を見て、カエデが精神的に危うい状態にあることに気付いた。
目の前で繰り広げられている現実と思えない光景を見て、あたしは平常心を保てていた。
あのお爺さんが元ロケット団の首領で、
ジムリーダーと深い繋がりを持っていて、
マチスが実はシステム側の人間で、
あの不気味な笑顔の紳士は、システムの中でもかなり偉い人物らしくて――。
次々と明らかになる真実に圧倒されて、あたしはきっとこの光景を、どこか非現実のように捉えている。
でも、カエデはそれを確かな現実だと認めざるを得ない。
アヤメ叔母さんが、カエデにとってのお母さんが、そこに立っているから。
片足を失った老人――サカキは苦々しげに言った。

「私はいつでも貴様らを[ピーーー]ことが出来る」

不気味な笑顔の紳士は事も無げに答えた。

「私だっていつでも君を[ピーーー]ことが出来るよ。そうだろう、マチス?」

マチスが無表情で頷く。
瞳からは意思というものが全然感じられなかった。
その冷たい無機質の瞳に、あたしは機械のレンズを連想した。
エレブーの腕はアリアドスの吐いた糸で雁字搦めにされているものの、
サカキの後頭部をしっかりと押さえつけている。
高圧電流を流せば、対象はあっという間に黒焦げになってしまうに違いない。

「君は私の目的が知りたい。だからこのスピアーの針が私を貫くことは有り得ない。
 だが、逆は有り得る。私は君がこの国の警察に捕らえられることを願っているが、別に殺してしまっても問題は無いんだ。」<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 00:55:21.82 ID:kqsJR7so<>はらはら(;´Д`)<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 01:11:23.32 ID:4PwRUlIo<>ピカチュウぅぅうううううううううううううう
はやくうぅぅううううううううううううううう<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 01:12:33.34 ID:VZOS4.DO<>それでもタケシ、タケシなら<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 01:57:52.65 ID:uPoK1sco<>「貴様は……ひとつ勘違いしているな……」

地獄の底から響くような低い声に、

「なに?」

紳士の余裕が崩れる。

「私とて貴様と同じなのだよ。
 逃げ果せれば、仕切り直すことができる。
 そしてそのために……、私は手段を選ぶつもりはない」

ヒッ、と紳士が情けない悲鳴を上げたのと、ヒュ、とスピアーの針が紳士の喉笛を裂いたのは、同時だった。
スピアーの攻撃後の隙をエレブーが信じられない反射速度でとらえ、何かが潰れるような音と共に、スピア―が吹き飛ばされる。
エレブーは再びサカキを押さえつけようと試み、一刹那後にはアリアドスに"絡みつかれ"、"毒針"を首に突き立てられていた。
スローモーションになっていた景色が正常な速度で動き出す。
紳士の首から勢いよく噴き出す鮮血が、隣の無口な男を濡らす。
人が死にかけている。
ポケモンの攻撃を受けた人間が、死にかけている。
現実感がさらに希薄になる。
早く救急車を呼ばないと。
ああ、もうあんなに血が出てる。
止血したって間に合わない。
これは悪い夢? それなら、早く醒めなさい。
あたしはこんなの信じないんだから。
あたしは、あたしは、あたしは―――。

「ヒナタ!」

小さい、しかし力強い声があたしを呼ぶ。
現実感が戻ってくると同時に、吐き気が喉の奥から込み上げてくる。

「落ち着け。落ち着くんだ」

あたしの手を握ったタイチの手は、汗でじっとりと濡れていた。
それでも、吐き気は少し引いた。
半身が血濡れた男が、足許に転がる紳士を一瞥する。
スピアーが消えたことで自由になった首を軽く動かし、男はその顔を露わにした。
銀髪。漆黒の瞳。高い鼻梁。
真っ赤な血に怪我された青白い頬。

「自責するなマチス。お前は最善を尽くした」<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 01:59:35.45 ID:uPoK1sco<>真っ赤な血に怪我された青白い頬。 ×

真っ赤な血に汚された青白い頬。 ○<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 02:04:59.50 ID:s2KwdIoo<>サカキかっけえwwwwww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 02:06:10.07 ID:4PwRUlIo<>サカキ格好よすぎwwwwwwww
ぬれたwwwwwwww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 02:08:10.47 ID:1PXjSnAo<>まさに手に汗握る展開
wktkしすぎて興奮して眠れないww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 02:08:15.67 ID:jjsuVc.0<>^p^無口な男が空w気wすwぎwる<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 02:12:24.01 ID:l8RbggDO<>この無口な男……まさかな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 02:14:08.36 ID:QvRtJ1so<>ポケスペ設定だと思って油断してた
がっつり伏線はってるジャン<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 02:15:07.78 ID:21C9dEIo<>作者はsagaしないのかな?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 02:40:34.12 ID:uPoK1sco<>薄い唇が編み出した言葉に、マチスが頭を垂れる。
初めて耳にした男の声は、あたしが求めていたものにそっくりだった。

「この状況は想定の範囲内だ」

閃光。

「あとは私が始末を付ける」

現われたリザードンに、あたしは見覚えがあった。
バラバラになっていた記憶のピースが一枚の絵を作り上げる。
幼いあたしとタイチは大人の目を逃れて森に入った。
あたしたちはキャタピーを怒らせた。どうしようもできなかったあたしを炎の壁で救ってくれたのが、あのリザードンだった。
真夏の直射日光のような熱波が屋上を灼く。
それはずっと昔に資料で知った、炎熱系ポケモン最強の証。
仮説は憶測に、憶測は確信に。

「……おとう、さん」
「待つんだ、ヒナタ」

タイチの制止を乱暴に振り払って、階段を上る。
止められなかった。お父さんに会えた。生まれて初めてお父さんに会えた。
次は話したい。触って、その存在を確かめたい。
欲求が歩みを後押しする。
視界の果てで、それまでサカキの従者に徹していたアヤメ叔母さんとキョウが、初めて口を開いた。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 02:45:08.43 ID:hSAzlt6o<>ねれねぇ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 02:45:53.86 ID:1PXjSnAo<>腹減ったしトイレにも行きたいのになぜかPCの前から動けません<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 03:41:38.82 ID:Cm/jtsso<>もう寝たかなぁ・・・
終わる時は終わるっていってもらえるとありがたいが<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 06:19:18.71 ID:QvRtJ1so<>サトシ大物っぽい雰囲気出してるけど
そういや、負けそうになってピカチュウに泣きついたことなかったけ?<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/24(日) 09:56:14.17 ID:uPoK1sco<>「サトシくん、なのね」

お父さんは静かに首を振り、

「その名は捨てた」
「雰囲気が変わったでござるな。
 お主とかような形で再び相見えることになるとは……、残念極まる」

閃光。暗闇が濃さを増す。
目を凝らして、あたしはそこにヘドロ状のポケモンがいることを知った。
ベトベトンだった。
アヤメ叔母さんも逡巡するように爪を噛んでから、ハイパーボールを展開した。
キングドラが現われる。
アヤメ叔母さんがキングドラを持っていることを、あたしは今の今まで知らなかった。
最後に、キョウに肩を貸されて立ち上がったサカキが、瀕死のスピアーと入れ替わりに、サイドンを召喚する。
サカキはお父さんに尋ねた。

「サトシよ。お前はいつからシステムの奴隷に成り下がった」
「………」
「お前はまだ若い。やり直すことは可能だ」
「………」
「目を醒ますのだ。それが出来ぬのなら私が目覚めさせてやろう。
 かつてシステムに隷従していた私が、お前に目覚めさせられたように」
「……ご冗談を。私の居場所は、私が決める」
「管理者が死んだ今となっても、お前の居場所は変わらないのか」

お父さんは目を眇めて、サカキを見据えた。
そして足許の死体に視線を落とし、

「この男がいつ自らを管理者だと名乗った」
「…………」

サカキが言葉を失う。お父さんは淡々と続けた。

「管理者は、始めから不在だ」
「どこにいるのだ? 答えろ」
「答える義理はない」
「答えろ、と言っている」
「……諄い」
「ならば、力尽くで吐かせるまで」

サイドンが重い足音を響かせて、一歩、前に進み出る。

「老いとは恐ろしい。
 かつて私が目掛けていたあなたの鋼の自制心は衰えてしまったようだ」

サイドンに呼応するかのように、アヤメ叔母さんとキョウのポケモンも進み出る。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 10:28:56.00 ID:uPoK1sco<>アヤメ叔母さんは感情を露わにして言った。

「サトシくん、もう、やめましょう?
 あの子はまだあなたを待ってるのよ。
 あれからもう何年も経ってしまったけど、きっとあの子はあなたを許すわ。
 それに、あの子とあなたの間には、」
「やめろ」
「サトシくん……」
「戯れ言を紡いでいる暇があるのか。
 俺の――私の任務はあなた方をここに足止めし、治安当局に引き渡すことだ。
 時間の経過とともに、趨勢は私に傾きつつある」

サカキは言った。

「最早、相容れぬようだな」

陣形が完成する。アリアドス、ベトベトン、キングドラ、パルシェン、サイドン。
最強クラスの五体を前にして、お父さんはたった一体のリザードンで立ち向かおうとしている。
あたしは前のめりになりながら、歩を進めた。
都合の悪い事実には目を瞑って、耳を塞いで。

「……お父さん」

掠れた声は、まだ届かない。
自然と歩みが早くなる。
サカキは言った。

「サトシ。お前は強い。かつて最強と謳われたその実力は認めよう。
 だが、多勢に無勢という言葉を、お前が知らないわけではあるまい」

お父さんは言った。

「何事も試してみなければ分からない。ここに、八面六臂という言葉がある。
 行け、リザードン。要人には手を出すな、障害は遍く灰燼と為せ」<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 10:34:49.78 ID:G.rvMl6o<>まさかこんな時間から来るとはwwww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 10:42:27.02 ID:4PwRUlIo<>サトシの最後の台詞が読めない<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 10:53:10.32 ID:l8RbggDO<>作者……親御さんにバレないようにね<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 10:56:21.06 ID:5nnFOkAO<>作者キテルー
朝からwktk<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 10:57:42.49 ID:QvRtJ1so<>多分あまねく<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 11:05:13.45 ID:hWosD56o<>万象一切灰燼と為せ(笑)<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 11:06:41.38 ID:33tJ82go<>鰤と同じにおいが漂い始めた…だと…?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 11:09:16.31 ID:kqsJR7so<>灰燼
↑これじゃね?


はい・・・・はい…?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 11:15:13.60 ID:QvRtJ1so<>かいじんね

ようするにみんな燃えちゃえってことか<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 11:16:33.45 ID:uPoK1sco<>リザードンが夜空に舞い上がる。
近づくにつれて、お父さんの横顔が露わになる。
あたしはたまらずに駆けだした。
今なら声だって届く。

「お父さん!」

お父さんがあたしを見る。目を瞠る。
あたしだよ、お父さん。分かるでしょ?
ヒナタだよ。ずっと会いたかったんだよ、お父さん。ずっと――。

「ヒナちゃん!? 来ちゃだめっ!!」

アヤメ叔母さんが何か叫んでいるけど、その意味が分からない。
お父さんが空を仰ぐ。
どうしてあたしを見てくれないの?
あたしを見て。あたしに駆け寄って。あたしを抱きしめてよ、お父さん。

「待て、リザードン!」

咆吼。
空が真昼のように明るくなる。
あたしは太陽を探して空を見上げた。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 11:21:06.10 ID:uPoK1sco<>最近読んだブリーチの影響を受けていることがバレた……だと……?
強いポケモン出すときに「行け」とか「倒せ」じゃものたりんかな、と
鰤嫌いな人にはごめんなさいだお( ^ω^)<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 11:22:21.49 ID:QvRtJ1so<>最近の>>1は萌えキャラすぎるww
鰤は面白くないけど、好きだぞ。格好良くて<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 11:32:12.01 ID:OiJtj6DO<>鰤は雰囲気漫画<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 11:36:20.70 ID:kqsJR7so<>何か知らんががんばれ作者<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 11:38:05.85 ID:l8RbggDO<>作者wwww

wktkするからおk<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 13:33:41.85 ID:1PXjSnAo<>wktkが止まらない<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 13:59:02.25 ID:sdWPesAO<>ブリーチの影響ワロスwwwwww
やっぱりアリアドスだったよアリアドス可愛いよアリアドス
作者ありがとう<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 14:13:19.05 ID:uPoK1sco<>--------------

運命を信じるか?と今問われれば、僕は迷いなく頷ける。
階段を駆け登り、先行していた警備員を追い抜かし、
屋上に通じる扉が見えた頃、僕は懐かしい二つの"匂い"を感じ取った。
それは僕にとって最も馴染み深く、似通った匂いで、
片方がサトシ、片方がヒナタのものであることは確かだった。
何故シルフカンパニーにヒナタがいるのか、それは分からない。
でも、それは後で彼女に直接尋ねれば分かることだ。
問題は、ヒナタが彼女のお父さんに――サトシに会ったとき、事態がどのように変化するか、ということだ。
僕はこれまで上ってきた階段を見下ろした。
幽かにだが、足音が聞こえ始めている。
増援が屋上に迫りつつある。
そこにハギノはいないだろう。
彼が繰り出した三匹のイーブイ進化形を、僕は完膚無きまでに打ちのめした。
エーフィの額の結晶を砕き、
サンダースの体が耐えきれないレベルの電流を流し込み、
ブースターの炎が吐かれる瞬間に喉を潰した。
僕がカントー発電所で彼に下ったのは、あくまで人質の存在が大きかったからだ。
失うものがない僕にとって、ハギノはただの通過点でしかなかった。

「ピィ……カァッ……」

とはいえ、体力の消耗は激しかった。
全身の筋肉が悲鳴を上げている。脳に、動くのをやめてくれと懇願している。
僕はそれを無視して屋上の扉を押し開けた。そしてその瞬間、

――『死んでしまうかもしれないんですよ』――

僕を戒めていた看護婦さんの言葉は、跡形もなく思考から消え去った。
世界が停止したような感覚が僕を包み込む。
階段の傍で動けずにいるタイチとカエデを飛び越え、ヘリポートに着地する。
サカキも、アヤメも、キョウも、サトシも、そしてヒナタも、明るい夜空を仰いでいた。
奇妙な光景だった。リザードンの口端から炎が漏れている。
そしてその照準は、何故かヒナタに向いている。
旧友の行動が理解できなかった。
自分が何をしているのか分かっているのか?
君は、サトシの実の娘を焼き殺そうとしているんだぞ。
跳躍。リザードンの横頬に"体当たり"を食らわせる。
同時に感覚が元に戻る。僕は滞空しながら、反れた火球がヘリポートの一角をドロドロに溶かす様を見下ろした。
間に合ってよかった。
しかし――この状況からどうやって収拾をつけるか、僕には皆目見当もつかない。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 14:16:11.56 ID:s2KwdIoo<>ピカチュウキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 14:17:22.29 ID:sdWPesAO<>ハギノ涙目wwww
さぁどうなる…?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 14:24:46.45 ID:1PXjSnAo<>炎すら吐かせてもらえない唯一王に萌えたのは自分だけでいい<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 14:25:52.54 ID:kqsJR7so<>本気ピカチュウならリザードンくらい瞬殺だったろうに…がんばれピカチュウ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 14:30:28.23 ID:l8RbggDO<>trhdだぜ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 14:34:06.39 ID:sdWPesAO<>ブイズかわいそすwwww
夢の再会ktkr<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 14:59:40.70 ID:uPoK1sco<>「ピカチュウ?」

父娘の声が重なる。
炎で熱せられた風が、ヒナタの漆黒のドレスと亜麻色の髪を靡かせていた。
綺麗になったね、ヒナタ。
本心からそう思う一方で、僕は彼女に駆け寄り、再会の喜びを分かち合うことを躊躇った。
ヒナタの瞳は正しく焦点を結んでいなかった。正しく現実を映していなかった。
ともすればリザードンに殺されていたかもしれない事実を忘れて、僕とサトシに、純真無垢な視線を注いでいた。
溢れんばかりの喜びの表情が、僕にはとても儚いものに見えた。

「ピカチュウ!」

ヒナタが再び駆けだしたところを、

「ヒナちゃんっ」

アヤメが背後から抱き竦める。ヒナタは幼児のように喚いた。

「離してっ! どうして、どうしてこんなことするの?
 やっとお父さんに会えたのに、やっとピカチュウに会えたのにっ!」
「チュ……」

僕はたまらず視線を逸らした。振り返る。
元主との十何年越しの再会は、想像していたほど感動的ではなかった。

「ピカピ」

久しぶりだね、サトシ。
整えた銀髪に黒のスーツ。まるで別人のようだ。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 15:22:32.06 ID:AoTvm7oo<>ワークテーカー<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 15:35:15.98 ID:jjsuVc.0<>たしか光宙って名前の子いたよな可愛そうに・・・
光宙「^q^昔はよかった・・・」
<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 15:43:01.68 ID:hWosD56o<>ついに旧主と再会か
楽しいな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 15:55:37.47 ID:uPoK1sco<>「……来るな」

サトシは喉の奥から絞り出すように言った。

「……俺はお前を捨てた」

確かにそうだね。僕とあなたの主従関係が失われてから、もう何年もの時が流れた。
けど、袂を分かったトレーナーとポケモンが再会して、まともな会話一つないというのも寂しいと思わないか。

「俺がお前に話すことはない」

あなたがそうでも、僕は違う。僕には訊きたいことがたくさんある。
僕を捨てた理由は、どうでもいいんだよ。どんな理由でも、突き詰めれば僕が不要になったということだ。
悲しいけど、納得できる。
でも、カスミを捨てたのは何故だ?
ヒナタを捨てたのは何故だ?
システムはこの二人を犠牲にできるほど価値ある組織だったのか?
サトシが目を逸らす。唇は戦慄いている。

「チュウッ」

ヒナタを見ろ。あなたが捨てた過去を、その結果を直視しろ。
この子がどれだけ父親の影を追い縋って生きてきたか、あなたは知らない。
だが、これから知り、償い、溝を埋めることは出来るはずだ。

「……もう、遅いんだ」

遅くなんかない。時間はたくさん残されているじゃないか。

「……何も知らないお前が、知った風な口を利くな。
 あの日、あの時から、俺は過去を振り返ることをやめた」

ひたすらに平坦な声音で、サトシは断言した。
その言葉が嘘であると見抜けるポケモンは、きっと、世界中で僕だけだ。

<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 16:08:46.96 ID:TjsRdaMo<>あの時……。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 16:11:36.83 ID:kqsJR7so<>この時か…昔はよかった・・・
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org59087.jpg<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 16:12:56.71 ID:uPoK1sco<>「お父さんっ!」

あなたを呼ぶ声が聞こえるだろう?
この悲痛な叫びでさえ、ヒナタの心を席巻する巨大な氷の、一欠片が溶けたものにすぎないんだよ。
サトシの肩が震える。人は本気で感情を殺そうとするとき、それは表情に顕れず、手に顕れるという。
サトシの右手はきつく握りしめられていた。
それは娘に伸しそうになる手を、必死に留めているようにも見えた。
もしもこの時、この場にヒナタとサトシの二人だけが取り残されて、
他の人間やポケモンが消え去ってしまったなら、親子はその溝を埋める第一歩を踏み出せたかもしれない。
だが、運命はあまりに残酷だった。
赤いドレスを身に纏った少女が、サトシの背後から現れる。
そして、

「――行かないで、お父様」<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 16:15:11.72 ID:33tJ82go<>おいおいおいおいおい…<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 16:16:02.48 ID:5nnFOkAO<>うわあああ(´;ω;`)<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 16:18:33.07 ID:d88ThADO<>ハルカの子か!?ヒカリの子か!?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 16:18:57.02 ID:UsHMP1U0<>こいつ…母親はだれだ?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 16:24:01.00 ID:TjsRdaMo<> (∩ ゚д゚)アーアー聞こえない<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 16:26:19.81 ID:oxilDYAO<>大穴 カンナ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 16:33:09.64 ID:cPyRDUAO<>うわぁ(´;ω;`)
嘘だといいな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 16:34:38.29 ID:sdWPesAO<>なんの冗談だよ馬鹿やろう……<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 16:36:48.75 ID:lOCWGaEo<>席巻ってこれでいいのか?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 16:52:09.74 ID:uPoK1sco<>ああ……。僕は悟った。
この舞台が、最悪の形で幕引きを迎えることになることを。
サトシが目を瞑る。次に目蓋が開いたとき、彼の瞳からは一切の感情が失われていた。
それは僕の知らない瞳だった。

「アヤ」
「は、はいっ」

父親に呼びかけられ、アヤの顔が無邪気に綻ぶ。
乾いた音が響いた。
アヤの白皙の頬に、赤い跡が残っていた。

「ここには来るなと、連絡があったはずだ」
「……ひくっ……えぐっ……」

アヤの目の縁に、大粒の涙が浮かぶ。
カントー発電所やシステムの研究助で僕と対峙したアヤは、頬を打たれた痛みで泣くほど精神的に幼い女の子ではなかった。
だからこの涙は、父親に叱られた悲しみ、憤りの発露だ。

「……だって……、だってお父様は、全然わたしと会ってくださらないじゃないですか。
 それに、今だってわたしが呼びかけなければ、お父様は……」
「………………」
「わたし、知ってたんです。お父様にもう一人子供がいて、それがあの女だってことも、知ってたんです。
 お父様は何も言わなかったから、あたしも何も訊かなかった。お父様の娘はあたしだけだって、自分に言い聞かせて来た」
「少し黙れ」

アヤが萎縮する。しかし、もう一人の娘は黙らなかった。

「アヤ? 何、言ってるの?」

アヤメはヒナタを引き留める力を失っていた。覚束ない足取りで、ヒナタがアヤとサトシに近づいていく。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 17:19:40.56 ID:uPoK1sco<>「あたしのお父さんとアヤのお父さんが、同じなわけないじゃない」

叫びすぎて掠れた声は、しかし、この場で誰の声よりも重かった。

「お父さんも、どうして黙ってるのよ?
 お父さんの娘はあたしだけだって、どうしてアヤに言ってくれないの?
 そんな、これじゃあまるで――」

――本当にアヤがお父さんの娘みたいじゃない。
サトシの様子を窺いながら、アヤが口を開く。
事実、この場でヒナタと対等に話し合えるのは、アヤだけだった。

「だから、先程から何度も言っているじゃないですか。
 わたしはお父様の娘です。あなたもお父様の娘です。
 お父様の過去をわたしは知りません。でも、一つだけ確かなことがあります。
 お父様はわたしのお母様と、わたしを選んだんです」

浮かんだ表情は、勝者の笑顔というには、あまりに精細を欠いていた。
アヤには愛されている自信がないのだろう。だから自分に、そう言い聞かせている。
しかしそれが、今のヒナタには分からない。
ヒナタは真正面からアヤの言葉を受け止める。

「嘘よ。それじゃあ、ずっとお父さんが帰ってくるのを待っていたお母さんや、あたしはどうなるの?
 あたしはアヤの言うことなんか、絶対に信じない」

サトシを見つめて、

「アヤの言ってることは嘘よね?
 あたし、お父さんの言うことなら信じるわ。ねえ、本当のことを言って」<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 17:22:30.45 ID:sdWPesAO<>修羅場入りますた<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 17:23:43.58 ID:1PXjSnAo<>あれ・・・なんか視界が歪んできた<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 17:29:52.11 ID:G.rvMl6o<>まさかこんな展開とは…
昼ドラも真っ青だぜ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 18:26:24.81 ID:Ru0EsnYo<>お父様と聞いて薔薇水晶を思い出した
気まずいなこれは…<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 18:32:23.72 ID:uPoK1sco<>サトシの返答次第では、ヒナタの心は壊れてしまうかもしれないな、と僕は思った。
ヒナタはありのままの現実を受け止めていない。
サトシがシステムに与していることを、
ヒナタの叔母さんであるアヤメを含めた陣営に対立していることを、
アヤとサトシの父と娘としての遣り取りに真実味が溢れていることを、都合良く忘れ、解釈している。
再会の喜びがもたらした束の間の夢が覚めたとき、果たしてヒナタはそれらの現実を認めることができるのだろうか?
サトシが唇を開く。

「……俺の娘は一人だけだ」

ヒナタの顔に大輪の花が咲く。
アヤがぎゅっとサトシの袖に縋り付く。
サトシは言った。

「だから、馴れ馴れしく話しかけるな。お前とお前の母親など、私にとっては過去の遺物だ」

言葉の矛先は、紛れもなくヒナタに向けられていた。
それは到底、父から娘に投げかけられるべき言葉ではなかった。
大輪の花が萎れ、枯れ果てる。
惨い。あまりに惨すぎる。

「サトシッ!」
「お主、堕ちるところまで堕ちたでござるか!」

アヤメとキョウが叫ぶ。意外にもそれを諫めたのは、サカキだった。

「無駄だ。最早奴には何を言っても届かん」

サトシはアヤに告げた。

「離脱する。乗れ」
「……はい、お父様」

娘として認められたアヤの表情に、驚喜の色はない。

「待ちなさい!」
「待つでござる!」

二人を乗せたリザードンが、紅蓮の炎を地面に吐きかける。鉄筋は易々と溶解した。
威嚇はそれで充分だった。否、アヤメとキョウのポケモンは、リザードンが現れた時から、竦んでいた。
レベルが違いすぎるのだ。数十人のシルフカンパニーの警備員がジムリーダー数人と対峙するが如く。
ここでリザードンと対等に戦えるのはサカキのサイドンか、僕くらいのものだろう。
しかし、僕は行動を起こさなかった。起こすことができなかった。

「キョウ、アヤメ。ポケモンを収めろ。
 タイムオーバーだ。我々は失敗したのだ」

階段から複数の足音が聞こえてくる。
<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 18:34:08.44 ID:4PwRUlIo<>欝だ死ぬ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 18:35:47.15 ID:kqsJR7so<>なんてこったい/(^o^)\<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 18:38:31.09 ID:sdWPesAO<>もう駄目だ……誰も信じられない('A`)<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 18:40:16.88 ID:s2KwdIoo<>______
|←樹海|
. ̄.|| ̄     オワタ┗(^o^ )┓三
  ||           ┏┗   三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 18:49:48.11 ID:mKpGBGgo<> :: :::: ::::: ::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    : : ::: :::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    : : : :: ::: :::::::::::::::::::::: Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: 何なんだ・・・この鬱具合は・・・
      : : : :: ::::::: :: :/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : 
    ∧ _∧::::::::::::::::/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i     ∧ _∧
::::::::/⌒ ̄⌒ヽ)'ヽ::::::/ :::/;;:  ヽ ヽ ::l::::::::/⌒ ̄⌒ヽ)'ヽ:
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::::::|;;;;;;;;;::  ノヽ__ノ: : :::::::: :: :: : ::::::::::::::::::::::|;;;;;;;;;::  ノヽ__ノ
 ̄l;;;;;;:::  /::: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l;;;;;;:::  /
<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 18:55:59.42 ID:4PwRUlIo<>感動の再開を期待していたのに…
俺の脳味噌が、リザードンの格好良さ以外を記憶することを放棄した<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 19:02:48.39 ID:1PXjSnAo<>ヒナタが心配だ・・・<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 19:04:38.52 ID:uPoK1sco<>皮肉なことに、父と娘の再会はサカキたちを屋上に留め、治安当局が駆けつけるまでの時間稼ぎになっていた。
リザードンが屋上を飛び立つ。月を背に影は見る間に小さくなり、見えなくなった。
カイリューは透明な鎖で足を繋がれたかのように、羽をパタパタと動かしては、止めるを繰り返していた。
大きな目からは、怯えが見て取れる。このカイリューは優しすぎるのだ。
飛翔速度には目を瞠るものがあるかもしれないが、戦いには絶望的に向いていない。
僕は再び遠くに行ってしまった彼に呼びかけた。

「ピカピ」

サトシ。あなたは、本当にそれで良かったのか。
僕は見ていた。あなたがリザードンに乗るときに開いた手の平に滲んだ血の跡を。
へたり込んだヒナタの膝に登る。
ヒナタの視線は、彼女の父親と、もう一人の娘が消えた夜空に向けられていた。

「ピィ、チュ」

大丈夫かい。
ヒナタは視線はそのままに、僕の頭を撫でながら言葉を紡いだ。

「ピカチュウ……、あたし……、お父さんに捨てられちゃった。
 おかしいよね、あたしはお父さんに会いたくて会いたくて仕方なかったのに、
 お父さんはあたしのことなんか……、ずっと昔に忘れてたんだって……。
 うっ……あ……あたし、馬鹿みたい………お、お父さんにはアヤっていう……、ひぐっ……、新しい子供がいたのに……。
 ほんとに……、馬鹿みたい……ひくっ、……っ、……あたしには、最初から、……」

―――お父さんなんて、いなかったのにね。
その言葉を最後に、絶叫が屋上に響き渡った。
ヒナタの両手が、痛いほどに僕を抱きしめる。
駆けつけた警備員や警察は、ここに来た理由を忘れて、泣きじゃくるヒナタを呆然と環視していた。
僕は出来るだけ優しく、ヒナタに語りかけた。

「ピィ、カァ」

泣きたいだけ泣くといい。
十数年前のあの夜、カスミの嗚咽が止まるまで、彼女に寄り添っていたように。
君の慟哭が収まるまで、誰も君に近づかせない。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 19:07:32.44 ID:dz820h2o<>ピカチュウ・・・
ヒナタを慰めれるのはお前だけだ<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/24(日) 19:09:10.90 ID:uPoK1sco<>このSSもいよいよ最終章に突入するわけで
といってもその最終章がどれくらいの長さになるかはまだ分からないわけで
とりあえず今日は終わり
SS書きつつ勉強してたけど全然頭に入らなかった/(^o^)\今から真面目に勉強タイム<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 19:10:03.79 ID:kqsJR7so<>いや、俺が…<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 19:12:00.01 ID:fbp7b7so<>自分勝手なのはわかる
だがこれだけはいわせてほしい




ヒナタがセキエイを制するまで見届けたい<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 19:29:28.82 ID:Hi6WLZgo<>鬱だ
   ||     ⊂⊃
   ||    ∧ ∧
   ||    (  ⌒ ヽ
 ∧||∧   ∪  ノ
(  ⌒ ヽ 彡  V
 ∪  ノ  フワーリ
  ∪∪<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 19:33:03.28 ID:WUGLd.6o<>リーグに挑戦する意義が失われちゃったんだよなあ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 19:36:32.84 ID:sdWPesAO<>ヒナチュウ……
最終章=今までの半分ぐらいあると信じて
今日は本当によく頑張ったな作者
<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 19:47:32.12 ID:4PwRUlIo<>>>830
いやその考えはおかしい
今までが最終章の半分程度のはずだ
<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 19:50:00.30 ID:kqsJR7so<>そういやサトシ探すためにチャンピオン目指してたんだよな…ってことは


\(^o^)/オワタ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 19:54:34.21 ID:l8RbggDO<>mjky……(´・ω・`)<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 20:04:11.81 ID:htIaDMAO<>ハイパー鬱タイムですね わかります<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 20:12:40.83 ID:ktjRFeMo<>勉強優先してくださいね!
いつも楽しく読ませてもらってる俺ら、それを書いてる君が悲しんでる姿は見たくないよ!

いつも本当にありがとう。ゆっくりした時間にでも書いてね(´∀`)<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 20:29:37.10 ID:7ADwGQSO<>こんな鬱になる再会になるとは…泣きたい(´;ω;`)
最後は是非とも大団円のハッピーエンドがいいけどどうなるか全然わからん…
あと、作者、何度も言うけど無理だけはしないでくれよ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 20:32:33.05 ID:1PXjSnAo<>作者乙!

今の鬱展開も、読み終えた後にはきっといい思い出になってるさ・・・
きっと・・・
今までのもっかい読み直そうと思ってまとめ行ったんだけど、
TOPのピカチュウいなくなっちゃったんだな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 20:42:56.91 ID:VZOS4.DO<>作者乙


セピアホワイトが受験までに完結
そして続編で純粋なヒナタの冒険を大学で……だったら燃える


てかタケシww来たのに何もしなかったなww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 22:28:25.22 ID:chvJ9d.0<>救いのあるエンディングを期待したい<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 22:34:33.50 ID:sDXTA6DO<>これ以上鬱展開続くなら読むの止めようかな……
何も信じられなくなりそうだ……<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 22:35:53.35 ID:dz820h2o<>>>778
いまさらだがやっぱり鰤の影響うけてたんだなwwwwww
フユツグあたりからえらくオサレ値が上がってた気がしてた<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 22:49:41.86 ID:eXJxTN.0<>>>839
まったくだ
 
ホント鬱になるww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 22:49:52.55 ID:eXJxTN.0<>>>839
まったくだ
 
ホント鬱になるww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 23:14:09.00 ID:pJvNZkDO<>来春あたり映画化しねーかな…<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/24(日) 23:51:06.87 ID:exrX7QDO<>完結したら書籍化希望

してもいいんじゃね?任天堂さんよ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 23:57:09.64 ID:hSAzlt6o<>そういう書籍化とかやめろ気持ち悪い
これだからVIP終わったなって言われるの<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>saga<>2009/05/24(日) 23:57:20.79 ID:gwHK7M6o<>鰤の影響受けているのにライブ感がまるで違うのはなんでだぜw<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/24(日) 23:57:25.40 ID:HA.s44Io<>>>845
対象年齢の問題が・・・<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 00:32:03.94 ID:O7ULj8Q0<>サトシ…松本梨香で再生して良いのか?ww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 00:32:35.79 ID:Fbr0wOco<>書籍化希望とか思想が変わり過ぎたのを感じて悲しい<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 00:37:50.60 ID:kYJX1TIo<>ここで見るのがいいんだよな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 00:42:29.74 ID:kYJX1TIo<>ここで見るのがいいんだよな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 00:42:58.31 ID:kYJX1TIo<>しっぱい…したんじゃなかったのかねJane君<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 00:48:07.63 ID:Kagj3WMo<>よくあること<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 01:12:06.76 ID:1GRE8wDO<>鬱展開好きな私歓喜!w
なんなら鬱endでもなんらかまわない
読むのやめようかなとか言ってる奴、勝手にしろよw
作者が書きたいものを書きたいようにやってくれるのが一番
まあここの作者にとっては大きなお世話かもしれんけど<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 01:24:05.80 ID:Hifml7.0<>最初の頃にシゲルが言わなかった新しい家庭云々も伏線だったのか…
それよりもこの展開が作者の心理状態の反映ではないことを祈る…<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 01:35:17.38 ID:4MMkiR20<>ありそうで困る
確かスレタイ見てすぐに大まかな筋書き思いついたって言ってたよね……<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 02:21:03.68 ID:SCZnPoYo<>そういう下種の勘ぐりはやめようぜ。
誰がそのレス読んでもいい気分にはならないだろ。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 07:27:25.43 ID:cgeYx.DO<>今のサトシは俺の中ではアニメのシルバーみたいなイメージ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 07:55:17.22 ID:B5kRMC6o<>30のサトシか・・・
自分の中ではアーロンとかゲンみたいな感じだ
タケシはあんまり変わってなさそう
アニメのシルバーは一部でサトシの父親説が噂されてたみたいだね<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 08:01:52.15 ID:4wsrxxso<>シルバーってアニメに出てきたのか
知らんかった<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 08:44:16.89 ID:U45aVn6o<>人居杉ワロタwww<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/25(月) 17:58:17.21 ID:sNBHr8ko<>鬱END予想してる人がたくさんいるみたいだが
正直なところエンディングをどうするかはまだ決めていないんだ
でも、たとえ鬱ENDになろうがHAPPYENDになろうが、
救いのない鬱ENDにはしないし、ご都合主義なHAPPYENDにはしないつもり<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 18:01:56.07 ID:Nxjn8t6o<>期待してる<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 18:04:46.91 ID:T97VT/go<>それでいい<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 18:05:16.95 ID:B5kRMC6o<>最後まで応援してるよ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 18:31:54.94 ID:OLAekxY0<>日々のささやかどころじゃない楽しみです

どんどん読みたいけど
私生活を大事にしてください
<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 18:33:11.15 ID:U45aVn6o<>だれかピカチュウの青版公式イラスト持ってない?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 18:43:28.53 ID:B5kRMC6o<>>>868
ポケモン 青 でググれば画像検索の1ページ目に出てくるぞ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 18:56:47.63 ID:U45aVn6o<>>>869
サンクス<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/25(月) 19:10:56.10 ID:UZsuggU0<>とりあえず作者が一番書きたいように書いてくれ
万が一先を読まれた場合があっても重なったから予定を替えるとか勘弁
やるトリの二の舞は見たくない<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 19:59:57.70 ID:ejVQZMAO<>タクトオブマジックやってて思ったんだけどこれのポケモンバージョン作れば大ヒットするんじゃないか<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 22:20:14.89 ID:ttr1vgDO<>任天堂に売り込むか<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/25(月) 22:23:28.06 ID:KzBZT7ko<>最近のお子様は任天堂の恐ろしさを知らないのか<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/26(火) 00:16:43.16 ID:.OJ9dcDO<>今は鬱だが、ピカチュウVSゲンガーがとうとう見れるのか<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/26(火) 00:38:43.17 ID:rUSoUv2o<>サトシ……アヤ……ヒナタ……ピカチュウ……
この先はまさkああ!窓に!窓に!<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/26(火) 13:45:10.31 ID:EhyXVUAO<>ゴキブロス が あらわれた!<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/26(火) 18:50:33.23 ID:SC9Kx.Mo<>ヒードランは"無駄に"捕獲率が低いだけが取り柄。

捕まえられんwwwwwww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/27(水) 03:00:12.11 ID:L4XYu6o0<>>>878
マスターボールコピーしちゃえよ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/27(水) 06:22:24.98 ID:.sVTYe.o<>>>879
ダークボール3つで捕まえた(´・ω・`)ハイパーボール(笑)<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/27(水) 07:28:02.89 ID:IH79oQDO<>雑談はほどほどにな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/27(水) 21:38:12.89 ID:/BR2Hy.0<>うわぁぁ!でもおもしろい・・・・・<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/28(木) 16:04:01.78 ID:9hVRxBco<>欝エンド最高やで
ハッピーエンドなんていらんかったんや<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/28(木) 19:48:21.40 ID:SwcVPAw0<>>>883
マサキさんこんなとこで何してんすかwwww<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/28(木) 19:59:37.10 ID:9b28ivso<>吹いたwwwwww<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/05/29(金) 22:29:03.44 ID:OMGLQXco<>障子を透かした朝の日の光は、優しい。悪い夢を溶かしてくれる。
隣でぐっすり眠っているカエデをそのままに、寝床から身を起こす。
ぎし、ぎし、ぎし。
朝の空気に、廊下の軋む快い音が響き渡る。
静閑な日本庭園の一角に、あたしは薄紅色の人影を認めた。

「昨夜も、深い眠りは訪れなかったんですの?」

エリカさんは枝垂れ柳を仰いだまま言った。

「いえ、昨夜はよく眠れました」

逆説を続けたい気持ちを抑える。
――でも、夢を見るんです。とても悪い夢を。
そう言うことで、余計な心配をエリカさんにかけたくなかった。

「だいぶ、落ち着いたみたいです」

エリカさんが振り返り、近づいてくる。
下駄と敷石が奏でる音はどこまでも優雅だった。
あたしは無理に微笑んで見せた。
それを見て安心したのかもしれない。
エリカさんはふと立ち止まると、告解する信者のように手を組み合わせて、こう言った。

「わたしくし、あなたに謝らなければならないことがありますのよ。
 仕事が重なり思うように時間がとれませんでしたが、今が丁度よい折ですわ」

また、謝られる。
誰も悪いことなんかしていないのに。
あたしは誰にも謝って欲しくないのに。<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/29(金) 22:30:33.61 ID:GYTNeG2o<>おおう<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/29(金) 22:31:05.92 ID:RByPXUDO<>ktkr<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/29(金) 22:34:40.95 ID:79rVcYAO<>リアルタイムktkr<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/29(金) 22:35:00.18 ID:k6SZmnYo<>作者キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/29(金) 22:42:02.03 ID:UGy3KPoo<>ヒナタとカエデは一緒に寝てるのか

……ふぅ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/29(金) 22:44:26.40 ID:79rVcYAO<>何日かぶりにキタヨー<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/29(金) 22:50:38.25 ID:NbyB/JMo<>タイチを寝かすとろくなことしない<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/29(金) 22:52:44.11 ID:tOB9pLgo<>おう、きてるじゃまいか
支援支援<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/29(金) 23:30:34.73 ID:nggQ7nU0<>続きを待ちきれずに紀伊国屋でポケスペ全31巻を衝動買いしてしまったが
やっぱり本物のほうが良いな<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/30(土) 08:17:51.84 ID:LWw7wMDO<>>>893
タイチもエリカさん家にお泊まりさせてもらってるなら……

夢見る→例の夢→夢から覚めるタイチ(この時エリカさんたまたま起こしに来る)→エリカさん「…ごきげんよう(タイチさんったら……////)」

あとは(ry<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/31(日) 05:02:07.25 ID:yVrwNwSO<>最終章を目前にしてニビシティの勝又を思いだしたせいで雰囲気ぶち壊しなんだが…<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/31(日) 06:41:57.73 ID:UpQKNIDO<>思い出すのは勝手だが自己責任だろそれは<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/31(日) 09:35:01.57 ID:XYaXm3go<>>>898
>>897は笑いネタで言ってるんだから…<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/31(日) 10:36:59.66 ID:H/aPN2DO<>更新止まったな
勉強忙しいのだろうか<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/05/31(日) 11:56:17.84 ID:yVrwNwSO<>今wiki読み直してきたんだが、いつヒナタはシステムのことを知ったんだ?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/05/31(日) 12:05:34.97 ID:yKVV6sAo<>http://blogs.yahoo.co.jp/simba_240/17428347.html<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/06/01(月) 00:49:43.12 ID:g6p841Ao<>>>901
そういえば<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/06/01(月) 01:10:01.49 ID:5JaZ8oSO<>ハゲとフユツグが言ってたから何となく分かったんじゃ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/06/01(月) 08:46:39.18 ID:k21ewoko<>作者は中間テストじゃね?<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/06/01(月) 22:34:02.20 ID:xfUQ/oDO<>久しぶりにみたらWiki充実してるね<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/06/01(月) 22:43:03.28 ID:EHTzaAgo<>>>906
トップ絵が定まってないけどw<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/06/03(水) 16:29:10.03 ID:QXMVF6DO<>携帯からで悪いが…
支援<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/06/03(水) 19:25:44.14 ID:WkfNSISO<>パ速は支援いらんよ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/06/03(水) 19:50:29.66 ID:R6fy4ywo<>あと携帯が嫌われるのは、勢いのあるスレでタイミングが読めないからこそ
まったりだから大丈夫だよ(^ω^)<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/06/03(水) 19:53:42.07 ID:0GCF88E0<>>>909
>>910
先程の携帯厨ッス

サンクス<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/06/05(金) 19:49:58.12 ID:ywRUS/Uo<>「あなたがあの方の娘であることには、初めて会った時から気付いていましたの。
 瞳がそっくりでしたわ。幼く、驕っていたわたくしに挑み、ポケモンバトルの醍醐味を教えて下さったあの方に」
「どうして、その時に教えてくれなかったんですか」
「口止めされていましたのよ。
 シゲルやアヤメ、そしてあなたのお母様と、その事実は伏せておくように、約束を交わしていたんですの」
「そんな……」

それが幾重もの優しさに包まれた約束だったことは頭で理解できても、
三人に嘘を吐かれていたという事実に、あたしは裏切られたような気持ちになった。

「ここ十数年もの間、あの方の行方は杳として知れぬまま。
 わたくしたちは可能性の一つとして、あの方がシステムに属していることをサカキから知らされていただけでした。
 その不確定な情報をヒナタさんに与えることで、ヒナタさんが誤った道に進むことを、わたくしたちはどうしても避けたかったんですの。
 ヒナタさんには、普通のポケモントレーナーとして、父親ではなく、ポケモンマスターを目標にしてほしい。
 それがわたくしを含めた皆の、共通の願いでしたわ」

あたしは、あたしの与り知らないところで、お父さんから遠ざけられていた。

「しかし無情にも――運命はあなたをあの方のところへ導こうとしていました。
 あなたが『組織』という言葉を口にした時に、わたしはそれを強く感じましたの。
 普通に旅をしていれば知るはずのないシステムの存在を、
 普通にポケモンマスターを目指していれば無意識に見過ごすシステムの闇を、
 何故ヒナタさんが追いかけようとしているのか……。
 わたくしは最初、理解できませんでした。
 心当たりが見つかったのは、丁度、あなたを屋敷の外へ見送る時でしたわ」

――『あなたはどうしてそのような組織を探しているんですの?』――

エリカさんの質問に、あたしは確か、

――『ピカチュウが、その組織の所為で、居なくなってしまったからです』――

と答えた。

「皮肉、ですわね。ヒナタさんを護り、正しい方向に導くために同行したピカチュウが、
 結果的にヒナタさんをシステムを追わせる根因となってしまった」<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/06/05(金) 19:50:41.41 ID:vxj4T0ko<>ktkr<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<><>2009/06/05(金) 19:51:07.61 ID:ywRUS/Uo<>次スレから「避難所」は抜いてもいいかな
ここに直接投下しているわけだから<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/06/05(金) 19:51:23.39 ID:THMWPKgo<>ピカ虫<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/06/05(金) 19:52:35.73 ID:FhloBUco<>待っていました<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/06/05(金) 19:52:53.46 ID:mYq.0UAO<>久々に来てるフヒヒヒ<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/06/05(金) 19:53:52.70 ID:Jd22/Hco<>テストの結果は…聞かないでおこうか<> 旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv<>sage<>2009/06/05(金) 19:54:05.24 ID:wFBJPQIo<>うひゃあ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/05(金) 20:10:02.09 ID:RxetcBco<>約2週間ぶりかな?
wwktkが止まらないぜ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/06/05(金) 20:30:53.51 ID:ywRUS/Uo<>テストはなんか普通に良かったお( ^ω^)




もしオツキミヤマ洞窟でハギノに出会っていなかったら。
もしカントー発電所で、ピカチュウと離ればなれにならなかったら。
あたしは、システムの存在を知っていただろうか。
――知らなかったに違いない。
あたしはきっと、カエデやタイチと一緒に旅をしながら、ポケモンマスターを目指していた。
セキエイのコンピュータでお父さんの居場所を探すという、果てしない夢を追いかけながら。

「心ない言葉に聞こえることを承知で言いますわね。
 わたくしは、あなたがセキチクシティでシステムの影を見失うことを、切に願っていましたのよ。
 同時に、わたくしは臆病風に吹かれていましたの。
 組織の追跡を諦めるよう説得する責務から逃げ、
 タマムシからセキチクへ誘導するという名目で、それをウツギ博士に押しつけた――。
 本来なら、ヒナタさんはセキチクでピンクバッジを得た後、"ゴールドバッジを得るため"にヤマブキシティに向かうはずでした。
 しかし運命はまたしてもヒナタさんを弄びましたわ。
 ヒナタさんはまたしてもサファリパークでシステムの影を認め、"ピカチュウを追うため"にヤマブキシティに向かってしまった」

完全なわたくしの失態ですわね、とエリカさんは痛切な面持ちで呟いた。

「もしわたくしがここタマムシシティでヒナタさんの未練を断っていれば、
 ウツギ博士の帰りを待つためにセキチクで長期滞在する必要もなく、システムと関わる未来は自然消滅していたはずでしたのに」

自然と唇が動いていた。

「そんなこと、言わないでください」
「……?」
「あたしはピカチュウに再会できて、嬉しかったんですから」

エリカさんの表情は変わらなかった。

「代償が大きすぎましたわ。
 あの方とヒナタさんの再会は、あまりにも時期尚早でした。
 特にあの方の立場に関する憶測が、現実のものとなっていた今となっては……」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/06/05(金) 20:50:33.19 ID:CE9o/x60<>wktk<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/06/05(金) 20:58:30.78 ID:ywRUS/Uo<>「でも、いずれあたしはあの人の立場を知っていたと思います」

あの日、あの夜、あの瞬間から、
あたしはお父さんをお父さんと呼べなくなった。
脳裡で揺れ動くお父さんとアヤの面影が、あたしの喉の震えを止めた。

「仮にヒナタさんがポケモンリーグを制覇して、
 セキエイのコンピュータからあの方の所在を突き止め、
 あの方と再会していたとしても、その後のヒナタさんの心境には大きな違いがあったと思うんですの。
 うら若いヒナタさんにとって、あの夜の記憶は重すぎますわ」







千と千尋の神隠しタイム<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/05(金) 21:00:48.36 ID:Jd22/Hco<>おまwww乙<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/05(金) 21:35:20.65 ID:mYq.0UAO<>湯婆婆もう五回は見たぞwwww
ピカチュウ(弱体化)おかえり!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/05(金) 21:40:15.88 ID:1VtT8zwo<>千かわいい<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/06/05(金) 21:44:21.93 ID:NfsbbP.o<>今回で完結するのかどうかだけ教えてくれ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/05(金) 21:49:17.53 ID:mYq.0UAO<>打ち切りかよwwww
湯婆婆=ドンカラス<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/05(金) 21:59:54.42 ID:YdhGOa20<>>テストはなんか普通に良かった
よかったじゃん!応援してるからねフヒヒ…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/05(金) 23:21:50.01 ID:Ons.gmoo<>今夜は戻ってくるのか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/05(金) 23:32:59.25 ID:Dgokhkso<>一方俺のテストは絶望的であった<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/05(金) 23:33:47.67 ID:Ons.gmoo<> . .... ..: : :: :: ::: :::::: ::::::::::: * 。+ ゚ + ・
        ∧ ∧.  _::::。・._、_ ゚ ・    ドンマイ!
       /:彡ミ゛ヽ;)(m,_)‐-(<_,` )-、 *
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::iー-、     .i ゚ +
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l  ゝ ,n _i  l
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄E_ )__ノ ̄<>
◆ihjpPTk9ic<><>2009/06/06(土) 10:37:17.43 ID:ZQ9TPUwo<>エリカさんは俯いて、

「わたくし、本当ならヒナタさんや他の皆さんから蔑まれても仕方のないことをしたと思っていますのよ。
 あの日、責任という言葉を建前に、わたくしはサカキの依頼を断りました。
 わたくしの身は既にわたくし自身のものではありません。あなたに協力すれば、社会的地位を失う者は、わたくしのみに留まらない、と。
 わたくしは譲歩として、作戦後の予定に狂いが生じた場合、屋敷の一部を潜伏場所として提供すると約束しました。
 サカキはそれで納得してくれました。
 しかし、今となってはわたくしの返事も、譲歩も、サカキの想定通りだったのだと思いますの」

冷えた体を温めるみたいに、自分を抱いた。
あたしは本心から言った。

「エリカさんのことをそんな風に思ったことは、一度もありません」

警察での長い取り調べが終わり、
"偶然その場に居合わせた不幸な子供たち"として解放されたあたしとカエデとタイチは、
エリカさんの使いと名乗る三人組(年配の男女二人、ペルシアン一匹)に連れられて、エリカさんのお屋敷に到着した。
余計な人目もなく、食べ物や寝る場所の心配もなく、静かに心を落ち着かせる時間を持てたのは、全てエリカさんがいたから。
そんな恩人を、蔑むなんてありえない。

「ヒナタさんは優しいんですのね。わたくしは逃げたも同然なんですのよ。
 もしわたくしがシルフカンパニーに赴いていたら、あの夜の悲劇は回避できていたかもしれませんのに……」
「もう、終わったことですから」

気落ちしたエリカさんを元気づけるための一言は、どこか自嘲的だった。

「終わったことを悔やんでも、仕方ないと思うんです。
 それにあたしは、エリカさんには本当に感謝しているんです。
 だから、気にしないで下さい」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/06(土) 10:39:05.78 ID:3N4IPc6o<>ktkr<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/06/06(土) 11:17:22.20 ID:ZQ9TPUwo<>-----------------------------------------------------

『ひくっ……えぐっ……っぁ……ぅ……』

ヒナタの嗚咽が止まる。
彼女の濡れた目が、改めて僕を認める。

『……ピカ……、チュウ……?』

もう、大丈夫みたいだね。
僕は頬袋に集めていた意識を解放した。
ヒナタを護るために展開していた高圧電流の壁が消滅する。
同時に、それまで静かにしていた無遠慮な警邏たちが、ヒナタと僕を取り囲む。

『お願い、離してぇっ! ピカチュウを返してっ!』

ヒナタの白く細い腕が、僕に伸びる。
その指先にわずかに触れた感触を最後に、僕の視界は夜よりも深い闇に覆われた。


――――――
――――
――


「ええ加減起きや、もうこんな時間やで」

目を開く。白髪混じりの蓬髪、着崩した白衣。
僕の担当医――マサキはあまり強くない調子で僕に起床を促した。

「……チュウ」

僕はベッドから身を起こした。思考はまだ微睡みの中にあるが、記憶ははっきりとしている。
あの夜、能力の酷使で意識を失った僕は、
様々な駆け引きの末に、タマムシ大学付属病院に搬送された、らしい。
目覚めた僕が初めて見たものは、今朝と同様、マサキの顔だった。
あの秘密の研究施設で僕を見捨てたマサキが、どうして再び、こんな形で姿を現したのか、
その問いにマサキは、

『僕がそうしたいと望んだからや。
 君にはシステムの人間として、旧い友人として、一人の研究者として、伝えんなあかんことがある』

と曖昧な言葉を返してきた。彼の表情から心境を読み取ることは難しかった。
それは僕がこの病院で十三度目の朝を迎えた今となっても、変わらない。<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/06(土) 11:19:44.87 ID:MfqOL6Ao<>作者お早う
今日もwwktkさせてもらうよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/06(土) 11:38:23.24 ID:jqFQ0sco<>wktkwktk<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/06/06(土) 11:49:39.93 ID:ZQ9TPUwo<>「今朝もきとったみたいやで、あの子」

あの子とはヒナタのことだ。

「愛されてるなぁ。ワイもあんなカワイイ子に毎日見舞いにきてもらいたいわ」

しかしヒナタと僕の面会が叶うことはない。
面会謝絶云々以前に、システムによって僕が在院している事実が抹消されているからだ。

「ピカ、ピカ、チュウ……?」

ヒナタに手出しはしていないんだろうね。

「何遍もいうてるやろ。そこらへんは安心しとき。
 あの子は気付いとらんようやけど、あの子にはエリカさんとこの若い衆が何人もついてる。
 ここではシステムも簡単に手出しできへん」

マサキは点滴の調節弁を弄りながら、何気ない調子で

「そや、精密検査の結果が今朝方やっと出たんや。
 君にも教えといたろ思てな。聞きたいやろ」

このタマムシ大学付属病院には元々、ポケモンの治療設備がない。
あるのは最新鋭の精密検査機器(それも人間用)だけだ。
目覚めてからの数日は、人間ドックならぬポケモンドックのようなことをさせられていた。
僕は水差しで喉を潤してから言った。

「ピ」

聞かせてくれ。マサキはふと表情に影を落として、

「悪い知らせと最悪な知らせがある。どっちから聞きたい?」

と言った。僕は苦笑する。
普通、そこは良い知らせと悪い知らせの二択だろう?
まあいい、悪い知らせから聞きたい。

「ワイは医者やないからな。
 悪い知らせは……、君の余命がもう残り少ないっちゅう話や」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/06(土) 11:52:03.15 ID:EGZgjkAo<>なん・・・だと・・・<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/06(土) 11:52:46.10 ID:3N4IPc6o<>    ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!
     cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・


  / ̄\   / ̄\   / ̄\
  │    |  │    |   │    |
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   |  |_    |  |_    |  |_
   ̄       ̄       ̄<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/06(土) 11:56:45.08 ID:MfqOL6Ao<>うあああああああ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/06/06(土) 12:03:57.78 ID:vmf1emw0<>な・・ん・・だと・?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/06/06(土) 12:07:31.57 ID:ZQ9TPUwo<>「チュウ」

そうか。

「冷静やな」

薄々感じていたからね。僕の体のことは僕が一番よく理解しているつもりだよ。

「君の体に限界が近づいてることは、あの強化骨格開発施設にいた時に、既に分かってたんや。
 ルージェラに"冷凍ビーム"食ろた足と、ライチュウに"アイアンテール"食ろた目の上の傷の治りが遅いことは、
 そのまま君の治癒・再生能力が低下しとることを如実に物語っとった」

マサキはカルテを捲りながら言った。

「外部からのダメージ修復を遅れさせるだけやったら、君が上手く立ち回ることで、何も問題は無かったんやけどな。
 不幸なことに君は電気ポケモンやった。なんで電気ポケモンが自分の電気で感電せえへんか、知ってるか?」

体の内部に絶縁体があるから、だろう?

「その通りや。でも絶縁体もずっと劣化せえへんわけやない。
 電気技使えば絶縁体は消耗する。当然の理屈やな。
 君の絶縁体の修復速度は、あの時既に、君の強力な電撃の自壊速度についていけてへんかった」<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/06(土) 12:21:15.47 ID:Yq5mowAO<>ンドゥバがLv100になったら弱くなるみたいなもんか・・・
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/06(土) 12:40:09.73 ID:jqFQ0sco<>これが悪い知らせって…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/06(土) 13:10:33.41 ID:0DcBRYDO<>最悪って何だよ…コワイよマジで<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/06(土) 14:05:52.20 ID:xr3oM060<>寿命は仕方ないとしても黒焦げは勘弁…<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/06/06(土) 19:27:00.54 ID:vmf1emw0<>>>944
まさかのシレンネタかよww

最悪怖いな・・・<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/07(日) 01:02:43.58 ID:AaVlgMo0<>('A`)<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/07(日) 10:39:17.07 ID:wOG.dwoo<>(年配の男女二人、ペルシアン一匹) これはフラグ?
まさか……ね<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/07(日) 11:44:06.93 ID:xtqpIADO<>フラグでもないだろ…

ピカさん…(・ω・`)<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/06/07(日) 13:14:58.16 ID:eTmoj2SO<>>>950
なんのフラグだよww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/07(日) 20:15:34.65 ID:LjPNKgIo<>wwktkって何かと思ったら二重wかwwwずっとwktkの上級系かと思ってたw<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/06/08(月) 02:49:39.10 ID:KWGR6BI0<>これまだやってんのかよ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/08(月) 10:24:57.07 ID:K8zVTN.o<>>>952
ピカは二人の事を知っててもヒナタは知らないだろ(´・ω・)?
<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/08(月) 12:18:50.62 ID:dg55j6SO<>あーそっかwwww
俺普通に気付いてなかったww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/08(月) 14:55:27.71 ID:pJ/UPkAO<>それが何のフラグになるのか全く想像出来ない俺は幸せ者<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/08(月) 16:17:59.74 ID:7jb7zhoo<>まぁ予想は自重したほうがいいだろうし言わんほうがいいかな<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/08(月) 17:17:30.35 ID:pJ/UPkAO<>金銀リメイクにポケピカ的な物が付いてきて俺大勝利!
主人公の名前ヒナタにして一緒に散歩するぜフヒヒヒヒ
え?ポケモンしか持ち運べない・・・だと・・・?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/08(月) 17:28:44.76 ID:jljLoWMo<>>>959
変態乙wwwあと次スレ立ててこようか?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/08(月) 17:37:38.58 ID:pJ/UPkAO<>もう>>960だったのか全然気づかなかったぜ
頼んだ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/08(月) 17:50:46.60 ID:jljLoWMo<>おk立てた。スレタイから避難所抜いといたお( ^ω^ )


http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1244450943/

<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/08(月) 17:57:55.44 ID:apuzbAMo<>>>962
おちゅ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/08(月) 18:05:11.04 ID:B3eX8bso<>普通の人だったら会社とか学校とかなんちゃら現実直視<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/08(月) 18:21:19.17 ID:pJ/UPkAO<>>>962
乙チュウ
現実から目を逸らすのが特技の俺は隙だらけだった<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/06/09(火) 01:46:28.37 ID:9lOe8uw0<>今言うことじゃないけどルージェラじゃなくてルージュラだよな空気読めなくてすまん<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/06/10(水) 00:45:23.32 ID:ni9O3T.0<>久しぶりに来たら作者がやはり神で安心した<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 05:21:13.52 ID:G85Y8wDO<>うめ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 17:56:29.70 ID:URJU6Bko<>た<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 17:56:39.69 ID:URJU6Bko<>ま<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 17:56:49.95 ID:URJU6Bko<>ご<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 17:56:57.44 ID:URJU6Bko<>か<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 17:57:05.98 ID:URJU6Bko<>け<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 17:57:15.93 ID:URJU6Bko<>ご<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 17:57:25.33 ID:URJU6Bko<>は<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 17:57:35.16 ID:URJU6Bko<>ん<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 17:57:44.58 ID:URJU6Bko<>た<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 17:57:53.42 ID:URJU6Bko<>べ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 17:58:03.01 ID:URJU6Bko<>た<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 17:59:34.05 ID:URJU6Bko<>い

キリ良く収まったな埋め<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 18:08:10.63 ID:nENDt5Mo<>一人でなにやってんだよwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 18:21:18.65 ID:lmzewowo<>ワラタwwwww<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 18:36:34.73 ID:HYk38C2o<>投下されてる夢を見た<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 23:21:30.90 ID:ONuby2DO<>梅卵かけご飯
ちょっと気になるから明日やってみる<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/10(水) 23:41:38.49 ID:XoRoqLEo<>味は濃い目<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/11(木) 06:38:57.20 ID:hBZrhADO<>スーパー卵ご飯食べたいタイムキタ━(゚∀゚)━!!<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/11(木) 10:56:49.24 ID:YSGy8H.o<>埋めついでに
ポケモンの世界って食用の卵あるんかな
ポケモンの卵って食えるんだろうか<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/11(木) 11:28:58.14 ID:3vY9vDYo<>ラッキーの卵は栄養満点て説明があったはず
技でたまごうみもあるし、食用になるんじゃないかね?

 …タマタマって、ウマイノカナ?<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/11(木) 11:58:10.79 ID:YSGy8H.o<>そういやラッキーの卵があったか!
しかしタマゴうみってどこから産まれてくるんだろう・・・

ラッキーといえばサファリパークでアヤにやられたあの子を思い出す<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/06/11(木) 12:03:24.53 ID:6IkSEdko<>>>989
ヒント: 反芻<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/06/11(木) 17:52:16.15 ID:A4w31gSO<>タマゴ厨乙


まぁ俺もだが<> アヤ<>sage<>2009/06/11(木) 18:17:25.03 ID:.JxPsno0<>[ピーーー]<> アヤ<>sage<>2009/06/11(木) 18:17:30.87 ID:X7hbg0M0<>[ピーーー]<> アヤ<>sage<>2009/06/11(木) 18:17:37.28 ID:X7hbg0M0<>[ピーーー]<> アヤ<>sage<>2009/06/11(木) 18:17:43.12 ID:.JxPsno0<>[ピーーー]<> アヤ<>sage<>2009/06/11(木) 18:17:49.35 ID:X7hbg0M0<>[ピーーー]<> アヤ<>sage<>2009/06/11(木) 18:17:54.70 ID:X7hbg0M0<>[ピーーー]<> アヤ<>sage<>2009/06/11(木) 18:18:01.14 ID:.JxPsno0<>[ピーーー]<> アヤ<>sage<>2009/06/11(木) 18:18:06.44 ID:X7hbg0M0<>[ピーーー]<> アヤ<>sage<>2009/06/11(木) 18:18:13.14 ID:X7hbg0M0<>[ピーーー]<> 1001<><>Over 1000 Thread<>
 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
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1000超えたのでHTML化の依頼をするでござるの巻
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<> 最近建ったスレッドのご案内★<><>Powered By VIP Service<>愉快な入院中と仲間たち @ 2009/06/11(木) 18:02:21.27 ID:DqaFqMEo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1244710941/

(・ω・) @ 2009/06/11(木) 16:53:13.13 ID:KPfG2USO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1244706793/

怒 @ 2009/06/11(木) 16:14:19.41
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4vip/1244704459/

ガンダムバトル開催 ゾロ目でMS発掘 103機目 @ 2009/06/11(木) 13:31:23.04 ID:0IUcc/6o
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眼鏡うp アンゴラもっふもふアルパカがっりがり @ 2009/06/11(木) 10:34:46.92 ID:EnO09UEo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1244684086/


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