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HTML化した人:lain.
魔導の力手に入れたけど適正なさすギワロタwwww
1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/04/30(木) 03:28:00.05 ID:Bcahd1M0
得意なまほうはケアルですwwwwwwww
2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/04/30(木) 03:28:50.17 ID:Bcahd1M0
帝国ベクタ・・・
その奥にある、研究所である実験が行われようとした

「それで・・・シド博士?研究の方は順調なのか?」
緑色の衣服に身を包んだ男が尋ねる
シド博士と呼ばれた黄色いフード姿の男は
「はい・・・現在、幻獣から魔導の力を抽出中です・・・あと数日もあれば」
「数十人に注入する分の魔導の力は搾り出せるでしょう」
そう、少しばかり苦々しげに吐き出した
顔には少しばかりの嫌悪の表情も見て取れる
「それは結構です」
緑の衣服の男はシドの態度を特に気にする様子も無く
蛇のような笑みを顔に浮べた
「あなたもこの様な研究を任されて、研究者としては身に余る光栄でしょう?」
「・・・・・・」
シドは答えない
「・・・ふむ、いずれにせよ・・・」
ケフカはうっとりした様子で近くにあった巨大なガラスの容器を見つめる
中には・・・獣と人を合わせたような異様な形態の生き物が閉じ込められている

「良い結果を期待していますよ」

そういうと緑の衣服の男・・・ケフカは高笑いを浮かべ立ち去っていった

3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/04/30(木) 03:29:06.24 ID:Bcahd1M0
帝国ベクタ・・・
その奥にある、研究所である実験が行われようとした

「それで・・・シド博士?研究の方は順調なのか?」
緑色の衣服に身を包んだ男が尋ねる
シド博士と呼ばれた黄色いフード姿の男は
「はい・・・現在、幻獣から魔導の力を抽出中です・・・あと数日もあれば」
「数十人に注入する分の魔導の力は搾り出せるでしょう」
そう、少しばかり苦々しげに吐き出した
顔には少しばかりの嫌悪の表情も見て取れる
「それは結構です」
緑の衣服の男はシドの態度を特に気にする様子も無く
蛇のような笑みを顔に浮べた
「あなたもこの様な研究を任されて、研究者としては身に余る光栄でしょう?」
「・・・・・・」
シドは答えない
「・・・ふむ、いずれにせよ・・・」
ケフカはうっとりした様子で近くにあった巨大なガラスの容器を見つめる
中には・・・獣と人を合わせたような異様な形態の生き物が閉じ込められている

「良い結果を期待していますよ」

そういうと緑の衣服の男・・・ケフカは高笑いを浮かべ立ち去っていった

4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/04/30(木) 03:29:40.93 ID:Bcahd1M0
・・・気づいたら全裸で水の中にいた
ちょwwwwwwww俺さっきまで自宅で2ちゃんやってたはずwwwwww
しかも・・・水の中なのに呼吸可能wwwwwwww俺テラ両生類wwwwwwww


「博士!」
「どうした」
「被献体ナンバー『072』が目を覚ましたようです」
「本当か!?」
「ええ、しかし・・・」
「どうした?」
「その・・・言いにくいのですが」
「何だ!?まさか目を覚ましてすぐに絶命・・・」

「勃起していました」

「・・・ビンビンにか?」
「ビンビンです!」
「そうか・・・ビンビンか・・・麻酔投与してもう少し眠らせておけ」
「はい」
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/04/30(木) 03:30:15.64 ID:Bcahd1M0
急に睡魔に襲われてしばらく眠ってた
いきなり全裸で水泳とか悪い夢だろwwwwwwとか思ってた
起きたらきっとまたPCの前で2ちゃんできるだろとか思ってた時期が私にもありました
目を開けると・・・やっぱり全裸です、しかも朝立ちでギンギンです
本当にありがとうございました

「まさか・・・一番見込みの無さそうな奴が最初に目を覚ますとはな」

「ええ・・・適正はありましたが・・・数値は魔導の力を注入した72人中」
「ダントツの最下位でしたからね」

「うむ、まぁ初めての試みだからな、数値で全てが決まるわけではないが・・・」
「あの男の以前の職業は何だったかな?」

「ニートです」
「ニートか・・・」

「これは皇帝には報告できんな・・・」
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/04/30(木) 03:31:13.10 ID:Bcahd1M0
目を覚ましてから数日
周りの容器の中からもチラホラと目を覚ましだす奴らが現れた
容器の前にはプレートのようなものが付けられていて
「マランダ 23歳 男」
とか書かれている
どうやら出身地と年齢、性別のようだ
容器の外では黄色いフード着たおっさんと、白衣姿の若い奴が
容器を見回りながら手元の紙に何やら書き込んでいる
観察日記でもつけているのだろうか?
俺なんか見ても面白くないだろ?JKwwwwwwww

「さて・・・『072』か・・・何でこいつまた勃起してるんだ?」
「さぁ・・・見られて興奮してるんじゃないんですか?」
「・・・破棄してもいいんじゃないか?こいつ」

ちょwwwwwwww

「あっ、しぼみました」

7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/04/30(木) 03:31:40.98 ID:Bcahd1M0
目を覚ましてから二週間くらい過ぎた
何か水の中にも全裸なのにも見られるのにも慣れてきた
元々ニートだったのでやる事もなく時間を浪費するのは得意中の得意だ

「シド博士、研究は進んでいますか?」

なんか緑色の服のピエロみたいなのが現れた
「ええ、ごらんの通り順調です」
フードのおっさんは面倒くさそうに答える
「それは何より・・・ですが・・・」

「そろそろ結果を見せていただきたい。このプロジェクトには莫大な費用と」
「帝国の未来が掛かっています・・・くれぐれも皇帝を失望させないように」

緑のピエロ野郎が去っていった

「・・・そろそろ、間引きを行わんとな」
「はい」
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/04/30(木) 03:32:33.46 ID:Bcahd1M0
次の日だった
俺が目を覚ますと、所々容器の中身が空になっている
いや、所々どころかほとんど半分近くいない
ちょwwwwwwww俺居残り組?
どうやら、半分ほどの奴が容器から出してもらえたようだ
うらやましすwwwwwwww
だが、人生負け組みな俺にとってこの程度の仕打ちどうということはない

今日も俺は水の中でパンを加えた巫女服の少女と曲がり角で
フォーリンラブする妄想に明け暮れる
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/04/30(木) 03:33:14.73 ID:Bcahd1M0
次の日も、そのまた次の日も・・・空の容器は増え続けている
そろそろ俺も出れるかな?とか考えてた・・・

ドンドンドン!
突然鈍い音が響いてきた
「出せ!!ここから出してくれ!!」
隣の容器の中にいた奴が暴れだした
すぐに白衣を着たやつらが飛んできてなにやら容器の下にある機械を
ピコピコいじり始めた
すると・・・男は動きを鈍らせてゆき、最終的に意識を失った
男が意識を失うと容器の水が抜かれ、男はどこかへと連れて行かれた

うはwwwwあいつ力技で脱出しやがったwwwwww俺も出てえwwwwwwww

俺も真似をしようと思ったが残りの人数を考えると
そう頑張らなくてもその内出れるだろう

基本的に努力というのはしない主義なのだ

10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/04/30(木) 05:24:37.06 ID:DuonFHo0
おー面白そうだ
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/04/30(木) 10:36:03.52 ID:SQl9uY6o
ちゃんとこないだの続き書くなら許す
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/04/30(木) 10:46:00.02 ID:PcPlAmc0
ケフカってこんなやつだったか?
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/05/01(金) 04:11:52.32 ID:5Q216Woo
イケ
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/02(土) 01:19:00.52 ID:96PIras0
数週間が経った
水の中は意外と快適だ
この水に何か秘密があるのか食事を取る必要も排泄も特に必要が無い
ニートの理想郷の様な環境だ

最近は空の容器も大分増えた
残っているのは俺と・・・男が一人、それと・・・ちょっと可愛い女の子が二人奥の方の容器にいた
女の子は残念ながら全裸ではなく何かスーツの様なものを着せられている
どうやらここにいるのがトップクラスの出来損ないのようだ
男はいいとして、奥の女の子二人とも可愛いのに俺と同じ扱いとか・・・

次の日
空の容器が一つ増えていた
どうやら男が一人容器の外へ出されたようだ
これで残りは俺と女の子二人・・・この先はどうなるのだろうか?
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/02(土) 01:19:35.32 ID:96PIras0
さらに次の日
また誰かいなくなってるのかな?
そう思いながら目を覚ましたのだが女の子二人はいなくなっていなかった
少しだけ安心した
もし俺一人、最後まで残されたら泣く

小学校の頃一人だけ跳び箱が飛べなくて
俺のせいで授業が終わらずにクラス全員から攻められたことを思い出し
少しだけ容器の中の水に涙が交じった・・・
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/02(土) 01:19:57.43 ID:96PIras0
次の日・・・女の子たちも俺も外に出されない
次の日も、そのまた次の日も・・・そのまま数週間が経った

俺は、もう飽きられたんだろうな、って思った
そんでそのうち忘れられて一生このままこの水の中で過ごすんだろうな
あぁ、こんな事なら風俗でも行って童貞くらい捨てておくんだった
ちゃんと勉強して、いい学校でとくんだった
かあちゃんにも働くところくらい見せてやるんだった・・・

そんなことを考えていたら久しぶりにフードのおっさんが俺の容器の前に現れた
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/02(土) 01:20:23.08 ID:96PIras0
「・・・すまんな」

おっさんは開口一番そう言った
それを聞いて俺は、あぁ、これはきっと「死の宣告」でもされるんだろうな
って直感的に思った
まぁ仕方ない、俺みたいなニート何の価値も無いしね
ほら、聞いててやるからとっとと「死んでくれ」って言えよ

すると、俺の考えとは正反対に容器の水が抜かれた

18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/02(土) 01:20:46.10 ID:96PIras0
容器が開き、恐らく数ヶ月ぶりだろう空気を身に浴びる俺
タオルと服を渡されたので黙って体を拭いて服に袖を通す
久しぶりの感触に肌がザワザワする

どうしたんだろう?
これから殺されるんじゃないのか?

フードのおっさんは
「気分はどうだ」
と聞いてきた
俺は、頭に思いっきり?マーク浮べながらも
良くも悪くも無いと答える
「それは良かった」
おっさんは少しだけ笑った
「付いてきなさい」
そう言うとおっさん振り向いて歩き出した
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/02(土) 01:21:08.69 ID:96PIras0
おっさんは暗い廊下を黙って歩いていく
その後ろを、周りをキョロキョロしながら付いていく俺
見たことも無い機械やら何やらがそこらじゅうにある
「ここは帝国の研究機関だ」
おっさんがそう言った、何で俺がそんなところに
「話せば長くなるが・・・」

帝国が魔導だか何だかの力を戦争に利用しようとしているという話は
ニートの俺でも知っていた
何でも噂では、幻獣とか言う生き物を捕らえてその力を人間が使えるように
しようとしているとかいう話だった

「帝国は適そうがありそうな人間を各地から連れてきて魔導の力を注入する
実験を行っていた・・・しかし中々期待通りの結果を出す被研体は現れなかった・・・」

20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/02(土) 01:21:34.89 ID:96PIras0
「ある者は魔導の力に肉体が耐え切れず変異を起こし、またある者は幻獣に自我を破壊され狂っていった」

・・・ようするに人体実験か、酷いことしやがるな

「ははは、その通りだ。私も巷では悪魔に魂を売った男として忌み嫌われているよ」
おっさんは自虐的に笑った
「今までで既に数十人が命を落としておる。第一期、第二期の被験体は全滅だ」
「しかし、第三期となる今回・・・ついにワシらはを魔導の力を持った・・・
つまり適正のある人間に出会ったのだ」

「それが君『たち』だ」

・・・釣りですか?

21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/02(土) 01:26:08.30 ID:96PIras0
ちょっと待て・・・それじゃあ空になった容器にいた奴らは既に・・・
「ああ、彼らには適正が無かった・・・
適正が無かったって・・・それって・・・?

「破棄された・・・というわけじゃ・・・」

俺は「破棄」という言葉に意味が理解できない、いや、理解したくない
だって、人間だろ?「破棄」なんて・・・ふざけるなよ!!

「・・・すまない・・・本当に・・・」

おっさんは俺にではなく、見えない誰かに向かって謝っていた
俺はその姿があまりに痛々しげで、おっさんを攻めることが出来ないでいた

22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/02(土) 01:26:50.36 ID:96PIras0
しばらく無言で歩き続けると、一つの部屋の前に着いた
おっさんはドアを開くと、俺に中へ入るように促す

部屋の中には見覚えのある二人の女の子がいた
「こんにちわ」
髪の短い活発そうな方が挨拶をしてきた
女の子と話すのが中学以来の俺は咄嗟に何て話していいか分からなくて挙動不審になった
「・・・・・・」
もう一人、髪の長い金髪の少女は何も言わずこちらをじっと見ている
その目は生きているのか死んでいるのか分からないくらい生気の無い冷たい目をしていた

「彼女らは君と同じ魔導の力を持った人間じゃ、仲良くするといい」

これ何てエロゲ?

23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/05/02(土) 01:28:37.90 ID:elKhqlIo
パパススレから

今回も期待してる
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 01:25:30.22 ID:btYM1cs0
とりあえず部屋の中にあったイスに座る
髪の短い子が「よろしくね」と言ってきた
またしても挙動不審に陥る俺
耐性無さすぎワロタwwwwww

「さて、さっき二人には話したんだがもう一度話しておこう」
「君たち三人にはこの『魔導研究所』の中で訓練を受けてもらう」

訓練?何それ?
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 01:25:58.82 ID:btYM1cs0
おっさんの話を要約すると
俺達は魔導の力を手に入れ素質はあるがまだ使役できるわけではないらしい
そこで、訓練を受けその素質を開花させ
失われたちから「魔法」を使えるようになれ、とのことらしい
馬鹿だな・・・そんな面倒くさいことしなくても三十過ぎで童貞なら自然と魔法使(ry

とりあえず、大前提として俺はおっさんに聞いてみた
断ることは出来ないのか?
「断った場合は・・・帝国の秘密を知ったのだ・・・分かるな」
・・・コンクリ詰めで海沈むくらいは覚悟しろとwwww

「まぁいい、これで話は終わりだ」
「久しぶりに外へ出たことだし、今日くらいはゆっくりするといい」
「明日からは厳しい訓練がまっているからな」

おっさんは部屋を出て行った
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 01:26:23.46 ID:btYM1cs0
おっさんがいなくなると早速ショートカットの子が話しかけてきた
「始めまして、私はリズ、よろしくね」
俺は少し慣れてきたのか、何とか答えを返す
「ふ〜んニートって言うんだ?変わった名前だね、ここに来る前はどこにいたの?」
えっと・・・サマサに・・・
「サマサ・・・知らないなぁ、私はねジドールってとこにいたの、知ってる?」
クビを横にふる
「そっかぁ、残念。でも私も知らないからおあいこだ!」
一人で笑い出した
俺はその子を横目に奥にいた金髪の女のこの方に視線をやる
金髪の子は何かの本を読みふけっている
「彼女はセリスだよ」
リズが言うとセリスはこちらをチラッと見た後
「よろしく」
とだけ言ってまた読書に戻っていった・・・無愛想な子だ

27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 01:26:51.34 ID:btYM1cs0
自己紹介やら何やらが済んだ後、
その日はとりあえず休むことにした
どこで休めばいいのかと思ってると
「私、先に寝るから」
セリスがスッと立ち上がると部屋の奥の方に歩いていく
見ると奥にはもう一つ部屋がありそこが寝室になっているらしい
リズも
「私ももう寝ようっと・・・おやすみニート!」
そう言ってベッドに入った
・・・それにしても可愛い女の子二人と同室にするなんて・・・おっさん分かってるな
俺がwwktkしながらドアのノブに手をかける
ガチャ・・・ガチャガチャガチャ!

・・・開かない
「ニート?ゴメンねこの部屋ベッド二つしかないんだ」
「女の子と同室って言うのも気まずいだろうしさ、悪いんだけどそっち部屋で寝てくれるかな?」

・・・こっちの部屋にはソファすらないんだが
仕方なく俺はイスを三つ並べて寝た
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 01:27:25.82 ID:btYM1cs0
翌朝、イスの上で寝たせいか体中が痛い・・・
俺が体をほぐすためにストレッチをしていると
二人が起きてきた
「ニート早いね、やる気マンマンだ〜」
「朝から元気ね」
やる気などまったくと言っていいほど無いのだが二人には好印象を
与えられたのでよしとしよう

数十分ほどすると、美人のメイドさんが朝食を運んできてくれた
ちょwwwwww本物のメイドさん初めて見たwwwwww

「シド様からみなさんの世話を仰せつかっています、御用の際はなんなりと」
そういうとメイドさんは部屋を出て行った
ヤバイ、この生活・・・いいかもしれないwwww
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 01:28:11.39 ID:btYM1cs0
朝食を取った後、メイドさんに案内されて訓練場らしきところに行くと
教官と名乗る無骨な男が俺たちを待っていた
何ていうか「グラップラー」って感じ
素手でクマくらいなら倒せそうだ

簡単な挨拶を済ませると早速訓練が始まった
最初は基礎体力をつけるだとかでランニングやら何やら色々させられた
とりあえず元ニートの俺は体力が全く無い、すぐに息が上がり倒れこむ
すると、教官に腹を蹴られた
「おらっ!魔導だか何だか知らねえけどいい気になってんじゃねえぞ!」
「こんなことも出来ねえで、帝国の兵士になれるかよ!」

別になりたくありません

メイドさんで上がった俺のテンションは一気に急降下した

30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 01:28:47.15 ID:btYM1cs0
訓練はきつい
毎日基礎体力訓練に、魔導の修練、剣術やら座学やら・・・
一日何時間 やらせんだってくらいにやらされて毎日クタクタだった
他の二人はというと、セリスは何をやらせても優秀で教官のお気に入り
リズはセリスには及ばないものの、剣術と基礎体力はかなりのもの
座学は少し苦手なようだがそれを補ってあまりあるレベルだ

そして俺は・・・はっきりいって何をやってもダメ
ランニングすれば二人に二週差をつけられるし、剣術は女の子の二人に力負けするほど
挙句の果てに魔導はもうボロボロ
二人は早くも、ファイア系とブリザド系の資質を開花させ
まほうの習得にかかっているのだが
俺は未だにケアルしか使えないでいた・・・

「おらっ!またお前だけ出来てねえのか!?さっさとやれよこの072(オナニー)野郎!」
・・・もう死にたい
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 01:29:19.44 ID:btYM1cs0
今日も教官にズタボロにされる俺
最悪なのは俺が出来ないだけならまだしも、
俺のせいで他の二人にまで追加のノルマが言い渡されることだ
「今日もお前のせいで二人に迷惑がかかるんだぞ?あぁ?申し訳ないとおもわねえのか?」
返す言葉も無く、俺は黙々と訓練を続ける
すると、俺の態度に反発的な物を感じたのか教官は
「黙ってねえで何とか言えや!」
そう叫びながら俺を蹴ろうとしてきた・・・その時だった

ぐぁっ

腹に激痛を感じて倒れる俺
どうやら蹴りが入ったようだ
「教官、こんなのの相手をしていても訓練が遅れるだけです・・・続けてください」
教官はポカンとしたあと、
「そ、そうだな。てめえはそこで腕立て続けてろ!!」
そう言ってリズの方に歩いていった
「・・・とっとと追いついてくる?でなければ・・・とっとと辞めてくれないかしら?」
「あなたのせいで訓練が遅れるのは迷惑だわ・・・」
セリスはそういい残して訓練に戻った

俺は・・・腕立てをしながら悔しくて泣いた
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 01:29:42.52 ID:btYM1cs0
次の日も、相変わらず訓練では遅れを取る俺
今日からセリスが次の段階へ進んだため
俺とリズの二人でペアを組み訓練することになった

「・・・ねえ、どうしてニートはここに来たの?」
来た・・・・?いや、俺はむしろ気づいたら連れてこられてたんだが・・・
「そっか・・・私はね、売られてきたんだ」
・・・えっ?
「ジドール、ってねお金持ちばっかが住んでるところだったの」
「って言っても私は別にお金持ちの家の出身とかじゃないんだけど」
リズが笑いながら言う
そこでね、私は小さい頃から住み込みの家政婦をやってたの
それでね、ある時帝国の人が現れて
『おめでとう、あなたは選ばれました』
って言われたの
何のことか分からなかったけど、帝国の人は私の主人とニ、三言葉を交わした後
主人に分厚い封筒を渡したの
そのまま私は有無も言わせて貰えずに帝国に連れてこられたってわけ
・・・そうか
「ゴメンね、こんな話して」
リズは相変わらず笑っている
凄いなお前は・・・そんなことがあっても笑ってられるなんて
「凄くなんて無いよだって・・・」

笑ってないと泣いちゃいそうだから
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 05:05:54.45 ID:xoKHLwco
キャラが思い出せないww
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 22:53:51.82 ID:lTHMbDg0
次の日、リズも次の段階へと進み一人で基礎をすることになった
教官は二人に付きっきりで俺には目をくれない
俺は、今日は怒鳴られなくて済むと思いながら・・・寂しさと惨めさに襲われた

他人に厳しいが、それ以上に自分に厳しく、部屋に戻ってもトレーニングを欠かさないセリス
売られてきたという不幸な境遇にもめげず、精一杯訓練に取り組むリズ
そして・・・元々ニート、何をやっても上手くいかず、最早教官にも諦められているだろう俺

同じ日に訓練を始めたのに、この差はなんなのだろうか?
セリスに目をやると既にブリザドを習得し、教官からしきりに賞賛の声を掛けられていた

あぁそうか・・・


俺には『才能』が無いのだ
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 22:55:02.98 ID:lTHMbDg0
一週間後、俺はようやく次の段階へ進むことを許された
とはいえ、他の二人は既に更に上の段階へ進んでいる

あるとき、見学と称して緑の服の男(ケフカと言うらしい)がやってきた
「どうですか訓練は?」
「はっ、各人順調に力をつけております」
「ほほう、それは素晴らしい!」
ケフカが気持ちの悪い高笑いを上げる
「そうですね・・・それではそこのお前」

ケフカが俺を呼んだ
「訓練の成果とやらを見せてもらいましょうか?」
・・・マジで?
「ケ、ケフカ様!?成果を見るならそいつよりもこちらのセリスのほうが」
「おや、私に口答えするのですか?」
教官が黙り込んだ
「ほら、さっさとやれ・・・新世代の魔導のちからを見せてみろ」
俺は仕方なくケアルを唱えた
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 22:56:04.31 ID:lTHMbDg0
「・・・他には?」
・・・ありません、俺に出来るのはケアルだけです
「・・・教官、先程あなたは私に言いましたよね?『各人順調に力をつけている』と」
「は、はい!」
「何ですか?このザマは?」
「いえ、その、そいつはたまたま出来の悪いようで・・・」
「ほう、出来の悪い・・・それならば・・・」

『なぜいつまでも出来の悪い人間がここにいるのですか?』
ケフカは俺を虫けらを見るような笑みで睨みつけながら言った
背筋が凍りつくというのはこういうのを言うのだろうか
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 22:56:23.85 ID:lTHMbDg0
その後、俺は教官にボコボコにされ
自室ではなく医務室へと運ばれた
目を覚ますと、横にはリズがいた
「大丈夫、ニート?」
・・・悪かったな、かっこ悪いところ見せて
「ううん、別に・・・」
・・・セリスは?
「先に部屋に戻ってるって」
そうか・・・呆れてるんだうな
「・・・あのねニート」
何だ?
「ナイショにしてっていわれたんだけど、ニートはセリスのこと知らないと思うから言うね」

「セリスって孤児なんだって」
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 22:57:01.44 ID:lTHMbDg0
・・・そうなんだ
「セリスね、幼い頃に帝国の人間に拾われて、それから帝国の外に出たことないんだって」
「小さい頃から英才教育っていうの?受けされられててそれで、あんなに厳しいみたい」
・・・そっか帝国の将来を任されたエリートさんなわけだ、
どうりで・・・出来のよいこった

「うん、その通り。小さい頃からやってるんだから出来て当たり前。そう自分も周りからも思われてる
「でもね、私それ聞いたときに辛いなって思ったの」
どうして?

「だって、それってセリスは一人ぼっちだって事じゃない?」
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 22:57:49.86 ID:lTHMbDg0
一人・・・だってあいつには教えてくれる人や期待してくれる人が
たくさんいるじゃんか?一人ぼっちなわけないだろう?
「確かに回りに人はいるけど・・・それは誰もセリスのことを見ていないってことだよ?」
「見ているのは結果だけ・・・私はそんなの・・・嫌だな・・・」

・・・そんなのは出来るやつの苦悩だろう?
「えっ?」
出来るからそんな贅沢な悩みがもてるんだ・・・違うか?
「それは、そうかも知れないけど・・・」
俺は出来なくて悩むよりも出来て悩む方が、期待されないよりも期待されて苦しむ方がいいと思うけどな
「違うの、私が言いたいのは出来るとか出来ないとかそういうことじゃ・・・」
そんなのは、お前も出来る側にいるから言えるんだろう!?
「ニー・・・ト?」

もういいだろ?出来るやつに出来ないやつのことが分からないように
出来ないやつに出来るやつのことなんて分かるはずが無いんだ!

「・・・ゴメンね、ニート」
リズは立ち上がると、ドアに向かって歩き出した
「でもね、ニート・・・セリスも最初から何でも出来たわけじゃないと思うよ?」
振り向かずに言った後、リズは出て行った
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 22:58:22.03 ID:lTHMbDg0
次の日、前日にかなりこっぴどくやられていた俺は
怪我の事もあり訓練を休むことになった
教官からは
「気合がたりねえから怪我なんかするんだよ!」
と怒鳴られた

ベッドの上でボーっとしていると
「・・・調子はどうなの?」
セリスがやってきた
俺は昨日のリズとのやり取りの事もあり少しばかり気まずさを感じていた
セリスはベッドの横に座ると切り出した

「二週間後、あなただけ試験を行うことになったわ」
試験?何で?
「ケフカが言いだしたらしいわ」
『後二週間で結果が出なければ被験体072号は破棄する』
「ってね」
・・・そうか、まあ予想できてたけどな
「事実上のラストチャンスよ?死にたくなかったらせいぜい頑張ることね」
じゃあ、と言ってセリスは部屋を出て行った

『セリスも最初から何でも出来たわけじゃないと思うよ?』

そんなの知るか
あいつは出来て、俺は出来ない・・・ただそれだけだ


もう、いろんなことがどうでもいい・・・
「破棄」とやらをしたければすればいい

41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 22:59:02.61 ID:lTHMbDg0
セリスがいなくなった後
今度はシドが顔を出した
「こっぴどくやられたみたいだな」
・・・ああ
「あいつは怒ると見境が無くなるからな、私のところにも怒鳴り込んできたよ」
『使えない奴寄越しやがって!』
「ってな」
悪かったな、とばっちり受けさせて
「別に構わん、それよりも試験のことはもう聞いたか?」
・・・ああ
「スマン、私には何の手助けもしてやれんが・・・」
別に、あんたに謝られることじゃない
「そうか・・・スマン」
・・・あ〜あ、こんなことなら俺もニートじゃなくて帝国に拾われて
英才教育でも受ければ良かったな・・・そうすりゃ今頃はセリスみたいに・・・

「本気で言っているのか?」
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 23:00:14.34 ID:lTHMbDg0
おっさんの顔が険しい
「本気で言っているのか?」
もう一度聞かれて俺は黙り込んだ
「よく聞け、普通の子供が外で遊んでいる頃、あの子は何をしていたと思う」
・・・さぁ、勉強とかだろ?

「そうだ・・・しかし勉強は勉強でも・・・学んでいたのは戦争の仕方」

俺は思わず絶句した
「いいか?年端も行かぬ子供が、人の殺し方、戦術に戦略、それにともなう知識、そして人の使い方、従わせ方・・・」
「そんなものを本人の意思とは関係なく叩き込まれるのだ?想像できるか?」

・・・俺は答えることが出来なかった
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 23:01:09.21 ID:lTHMbDg0
「これは・・・あの子にはナイショにしてくれと言われたんじゃが・・・」
シドはついさっきあった出来事を話し始めた
訓練の最中、教官が上官に呼ばれた
戻ってくると教官はリズとセリスの二人に、
俺が破棄されることになったことを伝えた
リズは猛然と反対するが教官は聞き入れない
すると黙っていたセリスが
「教官・・・一つよろしいでしょうか?」

セリスは教官に俺の再試験を「提案」した
セリスの言い分は
「あれでも、魔導の資質を持った人間です。破棄するのは簡単ですが」
「魔導の資質を得られるのは数万人に一人・・・次の資質を持った人間が生まれる保障もありません」
「それならばここで見限ってしまうよりはもう少しだけ様子を見た方が建設的ではないかと・・・」
とのことだった
「・・・優秀なセリスの言い分とあっては教官も聞かざるを得ん」
「それでお前は二週間の猶予を貰ったと言う訳じゃ」
・・・そんなこと・・・そんなこと誰も頼んでねえだろうが!!
勝手に・・・ちくしょう・・・
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/04(月) 23:03:37.53 ID:lTHMbDg0
「私も驚いたのだがな・・・あの子が他人に興味を示すことなど無かったからな」
「さっきリズがこんなことをが言っていたよ」

『ニートが、二週間時間もらえるって聞いたときにセリスが初めて笑ったの』
「ってな」
「あの子は今までが今までだから不器用なところがあるかも知れん」
「しかし、お前たちと出会えた事ですこしづつ変わっていくように私には見える」
・・・随分とセリスのこと見てるんだな
「まぁな、小さい頃から知っているから娘か孫みたいなもんだ」
シドはそこまで言うと立ち上がった

「さて、そろそろ行くが・・・後二週間、頑張れよ」
・・・・あぁ
「それと今の話はくれぐれも私から聞いたとか言うなよ?」
・・・あぁ
「それじゃあな」

シドが出て行った後、良く分からないムシャクシャするような気持ちに襲われた

「怠け者ほど自己嫌悪に陥る」と言ったのは誰だっただろうか?
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/18(月) 20:27:27.22 ID:lqHdchc0
次の日
訓練に復帰した俺は教官から、昨日休んだ罰則として腕立てを命じられた
リズが教官に何か進言しようとしたが、俺は黙って腕立てをはじめる
「俺が良いって言うまでやめるなよ」
恐らく、今日は一日腕立てだろう・・・しかしそれでも別に構わないと思った

数時間が経過した

俺の腕は最早体重を支えることもままならず
一回体を持ち上げるのに数分を要する程だった
しかし、それでも辞める気にはならなかった
訓練終了と共に俺は倒れこんだ
すると倒れこんだ俺の頭を教官が踏みつける
「終了の挨拶がまだ済んでねえだろうが!立て!」
俺は感覚の無い腕を支えに何とか立ち上がる
途中リズが手を貸そうとしたが
「手を出すな!」
という教官の一喝で引き下がる
立ち上がり挨拶を済ませた後
「やれば出来るじゃねえか・・・最初からやれっつーんだよ」
そう捨て台詞を残して教官は去っていった
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/18(月) 20:28:43.84 ID:lqHdchc0
訓練終了後、俺はパンパンに腫れ上がった腕と共に
部屋に戻り泥の様に眠った
幸い、次の日は訓練は休みだった
昼過ぎまで眠った後、イスの上から体を起こすと
他の二人の姿は無かった
オフだしどこかへ出掛けているのだろうか?
と言っても研究所の敷地から出れない俺たちにはいけるところなど
限られているのが実情だが

俺は顔を洗うと研究所の端にある資料室兼図書室に向かった
ノックをして扉を開くと、そこには俺の予想通り

セリスが本を読んでいた
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/18(月) 20:29:23.98 ID:lqHdchc0
資料室はそんなに広くは無いのだが
所狭しと本棚が置かれその中に無数の本が並べられていた
俺は適当な一冊を手に取るとセリスと同じ机の斜め向かいの席に座る
イスを引く音で気づいたのか、セリスがこちらを一瞥する

休みの日まで勉強か?
「・・・ただの絵本よ」
へぇ〜、絵本なんて読むのか?意外だな
とか言ったら睨み付けられた
俺は何事も無かったのかのように手にした本をパラパラとめくる
どうやら機械か何かの図がのっているようだが何が書いてあるのかさっぱりだった

「あなたこそ、読書の趣味があったなんて意外だわ」
少しばかり皮肉めいた調子で言う
はっきり言って俺は読書になんか興味は無い
というより、ここには読書をしに来たわけじゃないんだが・・・
「まぁどうでもいいけど、その技術書、上下逆よ?」

俺は何事も無かったのかのように本を置いた
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/18(月) 20:30:24.11 ID:lqHdchc0
「フフフ」
指摘された時の俺の様子が可笑しかったのかセリスが笑った

ドキッとした

セリスの笑った顔を見るのは初めてだが、正直可愛いと思ったのはナイショだ
アホみたいに鼓動が高鳴るバカ心臓をどうにか治めつつ、俺は話題を変えにかかる

その絵本、面白いのか?
「これ?これはそうね・・・面白くは無いわね」
面白くないのかよ!面白くないのに何で読んでるんだ?
「別に・・・ただの趣味よ」
そっか・・・

会話が続かない
それもその筈、前にも言ったが元ニートの俺が女の子と面白おかしく
話せる術など持っているはずが無い
しばらく無言で先程の本の表紙を睨みつける時間が続く
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/18(月) 20:31:15.22 ID:lqHdchc0
「・・・私ね」
不意にセリスが話し始めた
「私・・・帝国に拾われる前の記憶が全く無いの」
そういえば孤児なんだっけか、それにしても記憶が無いって・・・
「物心ついたくらいにはもう帝国にいて、そこからの記憶しかないの」
ふ〜ん・・・

セリスが自分の事を話すのは初めてだった、少なくとも俺には
「だけどね、唯一、覚えていることがあるの」

「恐らくだけど、小さい頃にお母さんか誰かに話してもらったおとぎ話」
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/18(月) 20:31:48.37 ID:lqHdchc0
たいした話じゃないの
ヒーローとヒロインがいて、悪い奴がいて・・・
ヒロインは悪い奴にさらわれるんだけどそれをヒーローが助けて
最後は本当に平凡なハッピーエンド、っていうどこにでもある話

どこか、遠くを見つめるような目で話すセリス

「それでかしらね、その話がもう一度読みたくて絵本を読むようになったのは」
セリスが微笑んだ、それと同時に
「何はなしてるのかしら私、こんな話あなたにしてもしょうがないのにね」
そう少しばかり自嘲的に言った

俺は黙っていることしかできなかった

51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/05/19(火) 01:12:15.29 ID:8x.I0qgo
お、久々に更新きてる
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/08/04(火) 12:26:24.78 ID:K3KCn6ko
  r⌒\,,,/⌒ミ
   ゞ     ヾ //
   ( ・ ▲・)///
   ノ (,,゚Д゚)///  <コアルァ!!
 C(    つ//
   ヽ;  )///
     ∪///
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