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HTML化した人:lain.
パワプロ君「ここがひびきの高校か・・・」
1 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:21:34.95 ID:/aoa5oI0
勝手な事情で移動。申し訳ない

前スレ
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1248222739/1-100


サクセス1
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1242740693/

サクセス2
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1246893796/l50
2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/07/22(水) 13:24:17.67 ID:7wJBZ2DO
>>1
最後まで書ききってくれ



ときメモ2とパワプロのコラボ、小学生のころよく妄想してたなぁ・・・
3 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:26:45.08 ID:/aoa5oI0
パワプロ「今日はテストの結果が発表されてるんだったな、見に行こう」


・・・・・・


八重「・・・」

パワプロ「あれ、八重さんがいるぞ。おーい、八重さーん」

八重「!・・・・何?」

パワプロ「そ、そんな怖い顔しないでよ」

八重「・・・別に、してない」

パワプロ「あ、いや、冗談だよ。本気にしないで」

パワプロ「俺もテスト順位見に来たんだよ、えーと・・・・・・・よかった、赤点は免れたみたいだ」

八重「そう・・・」

パワプロ「うわ、八重さん上位じゃん!すごいな〜!」

八重「別に・・・」
4 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:27:54.63 ID:/aoa5oI0
パワプロ「光も上位か・・・あはは、矢部君と奥居は赤点だ!」

八重「・・・誰?」

パワプロ「ああ、同じ野球部の人だよ。運動会で俺と二人三脚競った・・・」

八重「・・・そう」

陽ノ下「あ、パワプロ君!」

パワプロ「あ、光」

陽ノ下「どれどれ・・・。うん、良かったね!赤点免れて!」

パワプロ「ああ、良かったよ。監督から怒られる所だった」

奥居「お、パワプロ〜!」

矢部「テスト結果はどうだったでやんすか〜?」

パワプロ「あ、矢部君に奥居も来た」

八重「・・・」
5 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:29:13.83 ID:/aoa5oI0
奥居「げえっ!赤点とっちまった〜!」

矢部「オイラもでやんす!ショックでやんす!!」

パワプロ「ははは、ドンマイ」

陽ノ下「残念だったね!・・・それにしても、八重さん凄いね〜」

パワプロ「うん、本当だよ。八重さ・・・あれ、いなくなってる?」

陽ノ下「え?」

奥居「そそくさと、いなくなっちゃったぜ〜?」


パワプロ「・・・ねえ、光。八重さんって男嫌いなのかな?」

陽ノ下「うーん、わからないなぁ・・・私もあまり話しした事ないから・・・でも、なんか人との関わりを避けてる感じだよね」

パワプロ「性別関係ないのか?・・・一体何が・・・・」
6 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:30:49.87 ID:/aoa5oI0
パワプロ「今日から合宿だ!!」

矢部「身体を鍛え上げて今度こそレギュラーを狙うでやんす!!」

パワプロ「その通りだ、やるぞ!!矢部君!!」

佐倉「二人とも、随分張り切ってるけど無理はしないでね〜」

奥居「そうだぜ〜、怪我したら元も子もないしな〜」

パワプロ「確かに、それもそうだな。よし、怪我には十分気をつけて練習に望むぞ!!」

矢部「おーー!!でやんす!」



数時間後


グギッ


パワプロ「うがっ!!」
バタッ
7 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:32:17.67 ID:/aoa5oI0

奥居「パワプロ!」

矢部「ああっ!パワプロ君が倒れたでやんす!」

監督「パワプロ、大丈夫か!?」

佐倉「パワプロ君!!」


パワプロ「いててて・・・」

監督「・・・なんだ、大袈裟に倒れたからどうしたかと思ったが捻挫か・・・」

佐倉「よかったぁ・・・」

矢部「ビックリしたでやんすよ!」

パワプロ「ごめんごめん」

監督「すぐ動いては危険だ。パワプロ、お前は中で少し休んでいろ」

パワプロ「監督、すいません」
8 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:34:43.04 ID:/aoa5oI0
監督「佐倉、向こうに連れて行ってやれ」

佐倉「はい、わかりました。・・・パワプロ君、掴まって」

パワプロ「あ、ごめん・・・」

矢部「う、うらやましいでやんす」

奥居「オイラも捻挫してぇぜ〜」

監督「なに馬鹿な事を言ってる!さっさと練習に戻れ!」



佐倉「もう、だから無理しないでって言ったのに」

パワプロ「ごめんごめん、合宿ってやっぱ気合が入っちゃうからさ〜」

佐倉「これで大怪我負ってたらレギュラーどころの話じゃないんだよ?しっかりしてね」

パワプロ「うん、申し訳ない」

佐倉「・・・でも、ちょっと良かったかも」

パワプロ「ん?」

佐倉「私も中で涼んでたいな〜って思ってたから・・・ふふ」

パワプロ「そっか、怪我の功名って奴かな」

佐倉「そうかもね〜」
9 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:36:15.76 ID:/aoa5oI0
パワプロ「あ・・そういえば佐倉さんに聞きたかったんだけどさ」

佐倉「なに?」

パワプロ「八重さんって、男嫌いなのかな?」

佐倉「え?どうして?」

パワプロ「なんか、俺が話しかけると嫌そうな顔をするんだよ。佐倉さんといる時は普通な感じしてたんだけど」

佐倉「いや・・・八重さんは別に男嫌いとかそんなじゃないの・・・ただ・・・」

パワプロ「ただ?」

佐倉「・・ごめん、これは私の口からは言えない。・・・でも、八重さんは決して嫌な人じゃないの。・・・何時かは心を開いてくれると思うから・・・」

パワプロ「そっか・・・、ごめんね、困らせちゃって」

佐倉「ううん、いいの・・・でも、パワプロ君優しいね」

パワプロ「え?そう?」

佐倉「うん、優しい人だよ・・・」

パワプロ「そ、そうか、な・・・ははは」

「佐倉ー、ちょっと来てくれー!」

佐倉「あ、監督が呼んでる。行かなくちゃ!」

パワプロ「俺も少し休んだら戻るよ」

佐倉「うん、無理はしないでね?」

パワプロ「(・・・とりあえず、八重さんとは今まで通りに接していけばいいって事か)」
10 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:37:24.49 ID:/aoa5oI0
合宿三日目の夜


パワプロ「ふう、今日も疲れた疲れたーと・・・・・」

矢部「クタクタでやんす」


シャーー パシャパシャ・・・

パワプロ「ん?この音は?」

矢部「パワプロ君!あれを見るでやんす!!」

パワプロ「ん!?・・・あ、あれは風呂の窓では!」

矢部「・・・・」

パワプロ「・・・・」

矢部「パワプロ君、どうするでやんすか?」

パワプロ「ど、どうするって矢部君・・・・・・・」



パワプロ「モチロン、覗くに決まってるじゃないか」キュピーン

矢部「おお!流石パワプロ君!男の中の男でやんす!!」
11 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:38:30.30 ID:/aoa5oI0

パワプロ「じゃあ俺は右の窓を!」

矢部「オイラは左の窓にするでやんす!」


・・・・・・


奥居「あれ?パワプロと矢部、便所に行くっていったきり戻ってこねぇな〜」

ガララッ

パワプロ「ただいま」
矢部「でやんす」

奥居「なんだオメーら?にやにやして、気持ち悪いぜ〜」

パワプロ「いやぁ・・ちょっといい事があってね」


弾道が上がった

チャンスに強くなった!


パワプロ 外野

2 GFDEE
12 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:40:08.40 ID:/aoa5oI0
合宿最終日


監督「全員集合!今日は合宿最終日だ。これまでの疲れを癒す為にも、今日は一日自由行動を許可する!!」

「うおおおお!」

パワプロ「やった!」

奥居「頑張った甲斐があったぜ〜!」

矢部「水着持ってきて良かったでやんす!!さっそく泳ぐでやんす!!」

13 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:41:15.12 ID:/aoa5oI0
・・・・・


ザバーーン・・・   ザザーー・・

佐倉「・・・」

パワプロ「ん?佐倉さん、そんな所で立っててどうしたの?泳がないの?」

佐倉「う・・・うん、泳ぎたいけど、ちょっと恥ずかしくて・・・」

パワプロ「え?」

佐倉「その・・・私、プロポーションとかよくないし・・・っていうか太めだから・・・」

パワプロ「そんな事ないよ!標準標準!!」

矢部「パワプロ君達、早く来るでやんすーー!!」

奥居「気持ちいいぞ〜〜!」

パワプロ「ほら、呼んでるよ!行こう!」

佐倉「う、うんっ!」
14 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:42:43.33 ID:/aoa5oI0

・・・・・


ヒューー・・・ ドーンッ  パラパラパラ・・・


矢部「た〜まや〜〜でやんす!」

奥居「合宿の総仕上げに相応しい花火だぜ〜」

佐倉「本当〜・・・綺麗・・・」

パワプロ「佐倉さん、花火好きなんだ?」

佐倉「うん、大好き」

パワプロ「来週くらいに花火大会あるの知ってる?よかったら行かない?」

佐倉「本当?行く行く〜!」

パワプロ「八重さんも誘ってさ」

佐倉「うん、そうだね〜!きっと喜ぶよ!」

矢部「なにやら羨ましい話をしているでやんすね」
15 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:47:11.26 ID:/aoa5oI0
パワプロ「あ、矢部君」

佐倉「矢部君もいかない?来週の花火大会!」

矢部「とても行きたいでやんすが、その日は丁度ガンダーロボ・ネオの放送日なのでやんす」

佐倉「ガンダーロボ?」

パワプロ「矢部君の好きなアニメだよ」

矢部「オイラも花火が好きでやんすが、ガンダーロボには変えられないでやんす。申し訳ないでやんす」

佐倉「そんな、別に謝らなくても」

奥居「おいおい、なんの話してんだ〜?」

パワプロ「奥居、合宿が終わったら花火大会行こうと思うんだけど、行かないか?」

佐倉「みんなで行く方が楽しいしね」

奥居「おいおい、それならもっと早く行ってくれよ〜!オイラもう親戚と釣り行く約束いれちまったんだからよ〜!」

パワプロ「ああ、そうだったのか・・・じゃあ残念だな」

佐倉「八重さんと3人でだね。・・・でも、八重さんにはいいかもしれない」

パワプロ「?」

佐倉「八重さん、あまり人が多いのって好きじゃないみたいだから」

パワプロ「そうなんだ、なら3人で丁度いいか」

佐倉「うんっ」

矢部「オイラ達の分まで楽しんできてくれでやんす」
16 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:48:44.08 ID:/aoa5oI0

こうして夏合宿も無事に終了した



――そして花火大会当日

パワプロ「さて、そろそろ時間だ・・・河川敷へ行こう」


・・・・・


ざわざわ・・・ ざわ・・・

パワプロ「すごい人だ・・・見つけられるかな」

佐倉「パワプロ君〜〜!」

パワプロ「あ、いた!あそこか!!」
17 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:49:52.78 ID:/aoa5oI0
佐倉「こんばんは!」

八重「・・・・こんばんは」

パワプロ「やぁ、ごめんごめん。呼ばれなかったら迷ってたよ」

佐倉「八重さんが気づいてくれなかったら、私も見つけられなかったよ」

パワプロ「そうなんだ?見つけてくれてありがとう、八重さん!」

八重「・・・いいえ」

パワプロ「(私服の八重さんも新鮮だ・・・)」

佐倉「ねえ、パワプロ君。この浴衣どうかな?」

パワプロ「ん?ああ、とてもよく似合ってるよ!」

佐倉「本当?着てきてよかった〜・・・」

パワプロ「(贅沢を言うなら八重さんの浴衣姿も見たかったな〜)」

八重「・・・?どうしたの?」

パワプロ「え、いや、なんでもないよ!」
18 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:51:43.72 ID:/aoa5oI0

ヒュルルルーー・・・

佐倉「あ、始まったよ!」

パワプロ「お・・・」

八重「・・・」


ドオーーーーンッ  ドーーーーンッ

バラバラバラバラ・・・

佐倉「はぁ・・・綺麗〜・・・」

八重「・・・うん」

パワプロ「(佐倉さん、子供みたいに喜んでるな。・・・八重さんは・・・なんか寂しげに見えるな)」


ヒュー    ドオーーーンッッ ドーーーーンッ

バラララ・・・・・・・


19 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:52:55.51 ID:/aoa5oI0

佐倉「はぁー・・・凄かったね〜」

パワプロ「終わるのはあっという間だね」

八重「うん・・・来て・・・良かった」

パワプロ「!」

佐倉「またこうやって皆で来たいね!」

八重「・・・うん」

パワプロ「そうだね」


帰り道

佐倉「本当にいいの?帰り道反対方向なのに?」

パワプロ「うん、最近物騒だしね」

八重「・・・」

パワプロ「いやぁ、でもあの花火は凄かったね。部活の最後に皆でやったのも良かったけど」

八重「!」

佐倉「あ・・・・・・う、うん。そうだね」

パワプロ「?(なんか、変な事言ったかな)」
20 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:54:37.11 ID:/aoa5oI0
八重「・・・」

パワプロ「・・・(うう、沈黙ってやだなぁ・・・)」

八重「・・・・・あ」

パワプロ「ん?どうかしたの?」

「ニャー」

パワプロ「あ、猫だ」

八重「・・・」スッ

「ニャー」トコトコ・・・

パワプロ「おお、猫が八重さんの所に・・・八重さん、猫の扱い方わかるの?」

八重「うん・・・私、猫が好きだから」

パワプロ「へぇ〜、そうなんだ(八重さん、優しそうな顔してるな・・・学校でもこうだったらいいのに)」
21 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:57:01.38 ID:/aoa5oI0
八重「・・・ここが、私の家」

パワプロ「そっか、じゃあここでだね」

八重「うん・・・お、送ってくれてありがとう」

パワプロ「なになに、男として当然さ」

八重「・・・今日は楽しかった・・・良かったら、また誘って・・・」

パワプロ「え?」

八重「・・・じゃあ、おやすみなさい」

パワプロ「お、おやすみ・・・」



パワプロ「(特に会話もしてないけど、以前よりいい印象になったのかな?・・・まぁ、それはそれでいいか!さて、俺も帰ろう)」


粘り打ちになった!

ムードメーカーになった!
22 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 13:58:35.53 ID:/aoa5oI0
数週間後


パワプロ「もう、秋か・・・」

純「本当だな。あれだけ暑かったのが嘘みたいだ」

パワプロ「もうすぐ二年生か・・・結局今年は大会に参加出来なかったなぁ・・・」

純「そうなのか?それは残念だったな」

パワプロ「まぁ、来年こそはレギュラーになってみせるさ!」

純「新しく入ってくる一年生に追い越されるなよ?」

パワプロ「わ、わかってるよ」


矢部「お?パワプロ君達でやんす!!」

寿「お〜〜い!」
23 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:00:46.73 ID:/aoa5oI0
純「ん?」

パワプロ「あ、矢部君に寿さん・・・二人一緒って珍しいね」

矢部「オイラ達のクラス、文化祭で喫茶店やるのでやんすよ」

寿「ちょっと必要な物があってさ〜。矢部君と一緒に買出しに行くんだ〜」

パワプロ「へぇ、そうなんだ。気をつけてね。また車に轢かれないように」

寿「も〜!美幸だってそう何度も轢かれたら身体もたないって〜!大丈夫だよ〜」

純「な、何度も?」

矢部「オイラもいるし、心配ないでやんすよ。じゃ、行ってくるでやんす!」

パワプロ「う、うん。グッドラック・・・」
24 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:02:43.47 ID:/aoa5oI0

パワプロ「あの二人、意外と合ってる感じだよな」

純「あ、ああ・・・。・・・はっ」

パワプロ「?」

純「そ、そういえば・・・前からお前に聞きたい事が・・あ、あったんだ」

パワプロ「なんだ?」

純「だ、誰にも言うなよ?・・・お、お前だから言うんだぞ?」

パワプロ「なんだよ、誰にも言わないって」        キキキーーーーッ ドガシャーンッ

純「た、匠にも言うなよ!?ぜ、絶対だぞ?」

パワプロ「匠にも相談出来ない事なのか?・・・なんだよ?」

純「その・・ひ・・・ヒ・・・」

パワプロ「・・・ひ?」
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/07/22(水) 14:06:07.06 ID:7wJBZ2DO
しかし今回の主人公は特殊能力付きまくりだな
26 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:07:07.00 ID:/aoa5oI0
>>25
なんとなくときメモサクセスならこんな感じだろ、みたいな
27 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:08:14.48 ID:/aoa5oI0

純「陽ノ下さんのこ、事なんだ・・・」

パワプロ「光の事?」

純「あ、ああ・・・お、お前、彼女と幼馴染なんだろ?彼女の事、一番詳しそうなのはお前っぽいし・・・」

パワプロ「詳しいたって、7年も会ってなかったからなぁ。・・・俺に聞くより水無月さんに聞いた方がいいんじゃないの?」

純「い、いや、水無月さんはいつも陽ノ下さんと一緒にいるから・・・・」


「あら、なんの話をしてるの?」


純「あっ」

パワプロ「あ・・・水無月さん!いい所に」
28 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:10:32.23 ID:/aoa5oI0
水無月「いい所に?・・・なにかしら」

パワプロ「純が水無月さんに聞きたい事があるんだってさ!」

純「お、おい!パワプロ・・・・」

水無月「私に?・・・なに?」

パワプロ「じゃあ純、後は水無月さんに聞きなよ!俺、向こう行くからさ。じゃな!」
タッタッタ・・・

純「ぇ、あ・・・パワプロ・・・」

水無月「・・・で、なんなの?」

純「! あ、そ、その・・・・・・・」



パワプロ「(なるほど、純は光に興味があるのか・・・。頑張れよ、純!)」


チャンスメーカーになった!
29 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:12:36.24 ID:/aoa5oI0
文化祭当日

ワイワイ  ガヤガヤ・・・


パワプロ「やぁ、凄い人だ。ウチの文化祭って結構有名なんだな〜」

佐倉「パワプロ君!」

パワプロ「あ、佐倉さんに八重さん!」

八重「・・・こんにちは」

佐倉「クラス回りはしてきたの?」

パワプロ「いや、これから行こうかな〜とか思ってたけど」

佐倉「じゃあ、一緒に回ろうよ!ね?」

パワプロ「え、いいの?」

八重「嫌なら無理には・・・」

パワプロ「い、いやいや!喜んでご一緒させて頂きます!!」

佐倉「うん、じゃあ行こうか!」
30 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:14:09.70 ID:/aoa5oI0

ざわざわ・・・

パワプロ「ん?この五組の出し物、やけに凝ってる作り方だね」

八重「・・・占いの館」

佐倉「五組には白雪さんっていう占いが得意な女の子がいるの。一年生の間じゃ有名だよ?」

パワプロ「へぇ〜、そうなんだ。じゃあせっかく来たし、入ってみようか!八重さんもいいでしょ?」

八重「え・・・う、うん」


受付「こちらの用紙に氏名と生年月日を記入してから、列にお並びくださーい」

パワプロ「なんだか、本格的だな」

佐倉「・・・」
八重「・・・」

パワプロ「(ん、佐倉さんの誕生日、もうすぐなんだ・・・八重さんは・・・5月か)」

佐倉「? どうしたの?」

パワプロ「え?あ、いや、なんでもないよ!」
31 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:15:35.06 ID:/aoa5oI0
・・・・

「次の方、どうぞ」

パワプロ「よし、俺の番だな。先に行ってるよ」

佐倉「うんっ」


パワプロ「失礼しま〜す」

白雪「こんにちは。1組のパワプロさんですね、はじめまして」

パワプロ「あ、はじめまして(・・・なんか、まったりした感じな子だなぁ・・)」

白雪「白雪美帆といいます。・・・では、占いの方始めさせて頂きます」

パワプロ「お願いします」

白雪「・・・・・・・・」

パワプロ「・・・あ、あの、どうでしょう?」

白雪「・・・集中力が乱れますので、話しかけないで下さい」

パワプロ「あ、ごめんなさい・・・」
32 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:17:56.22 ID:/aoa5oI0
白雪「・・・・・・・・見えました」

パワプロ「え?な、なにが?」

白雪「そう遠くない日、あなたの前に野球人生を左右する人物が現れます」

パワプロ「や、野球人生を左右する人物??だ、誰?」

白雪「そこまではわかりません・・・ですが、その人に会っても恐れず、自分の選択を信じる事が吉に繋がると出ています」

パワプロ「はぁ・・・そ、そうですか」

白雪「占いは以上です。お疲れ様でした」

パワプロ「あ、ありがとうございました」


パワプロ「(凄い事をサラッと言われたな・・・)」
33 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:18:56.84 ID:/aoa5oI0
・・・・・


佐倉「お待たせ〜」

パワプロ「あ、佐倉さん。占いはどうだった?」

佐倉「あ・・・う、うん」

パワプロ「?」

佐倉「八重さん戻ってきたら、隣の喫茶店で少し休もうよ」

パワプロ「うん、そうだね」


・・・・


八重「ごめんなさい、待たせて」

パワプロ「そんなに待ってないよ。さ、喫茶店行こうか」

佐倉「うんうん!」
34 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:20:55.46 ID:/aoa5oI0
4組 喫茶店


奥居「いらっしゃいませ、ご主人様〜」

パワプロ「・・・」

佐倉「・・・」

八重「・・・」

奥居「あ、パワプロ〜!それにマネージャーも〜!」

パワプロ「お前、ご主人様って・・・」

奥居「うるせ〜!言わなきゃ怒られるんだよ〜!」

佐倉「あはは・・・奥居君、その格好・・・」

八重「・・・ふふっ」

パワプロ「(お、八重さんが笑った)」

奥居「もう朝っぱらからいい笑いモンだぜ〜・・・えーと、3名様だな?こっちの席にどうぞ〜」
35 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:21:52.37 ID:/aoa5oI0

ざわざわ・・・

パワプロ「意外と繁盛してるみたいだね」

八重「ええ・・・」

佐倉「あれ?奥居君と矢部君って同じクラスだよね?矢部君はどうしたのかな?」

パワプロ「あれ、そういえば・・・」

矢部「いらっしゃいませでやん・・・あ!パ、パワプロ君!!」

パワプロ「え?や、矢部君!?」

佐倉「な、なんで女装してるの?」

矢部「客寄せに無理矢理やらされてるでやんす!オイラの趣味じゃないでやんすよ!!」

パワプロ「(奥居より破壊力があるな・・・)」
36 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:24:28.40 ID:/aoa5oI0
佐倉「ふふっ、綺麗だよ。矢部君!・・・ね?」

八重「ええ」

矢部「か、からかわないでほしいでやんす!・・と、それよりご注文はなんでやんすか?」

パワプロ「えーと、じゃあコーヒー三つ!」

佐倉「私、砂糖とミルクつけてね」

八重「私はブラック・・・」

矢部「了解でやんす!」

矢部「・・・しかしパワプロ君、女の子と文化祭回れるなんて羨ましいでやんす。オイラもパワプロ君と同じクラスが良かったでやんすよ」

パワプロ「え、あ・・・はは・・・は」
37 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:25:42.20 ID:/aoa5oI0

佐倉「パワプロ君は占いの結果どうだったの?」

パワプロ「うん、それがいつか野球人生を左右するような人物が現れるとかで」

八重「野球人生を左右する人・・・?」

佐倉「本当?」

パワプロ「うん・・・その人に会っても、自分の信じる事を選択すれば吉に繋がるってさ」

八重「・・・へぇ」

パワプロ「八重さんはどうだったの?」

八重「・・・私は・・・その・・・・」

佐倉「・・・どうかしたの?」

パワプロ「あ、いや、言いたくないなら無理して言わなくてもいいよ」

八重「いや・・・そうじゃないの・・・その・・・」

佐倉「?」
38 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:26:41.78 ID:/aoa5oI0

八重「あなた達との関係を・・・大事にしろっ・・・て・・」

パワプロ「・・・なぁんだ、そんな事か」

佐倉「よかった、なにか悪い事だと思ったよ」

八重「・・・ごめんなさい」

パワプロ「別に謝らなくても・・・・それに、俺達の友情は不滅だよ!ねぇ?」

佐倉「うん!もちろん!」

八重「・・・ありがとう」


八重「・・・佐倉さんは?」

佐倉「あ、私?」

パワプロ「(さっき聞きそびれちゃったしな・・・気になる)」

佐倉「あ〜・・・その、おっちょこちょいな所を治さないと、大怪我するから気をつけてって!」

パワプロ「あははは、それは当たってるね。気をつけないと!」

佐倉「あ、笑った!イジワル〜!」

八重「(・・・?)」


こうして楽しい文化祭も終わった

佐倉さんがほんの少し元気がないように見えたが、気のせいだろうか・・・?
39 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:27:32.00 ID:/aoa5oI0
翌日


パワプロ「佐倉さんの誕生日ももうすぐだし、何かプレゼントでも贈ろうかな・・・」

パワプロ「確か佐倉さんは裁縫が好きだとか言ってたっけ・・・。街に出て探してみるか」


・・・・


パワプロ「こういう店に置いてそうだな。ここに入ろう」

「いらっしゃいませー」

パワプロ「えーと・・・といっても、何がいいのか全然わかんないな」

店員「お客様、何かお探しですか?」

パワプロ「あ、はい。実は女の子に贈るプレゼントを探してるんですけど」

店員「へぇー!女の子に!・・・っと失礼しました」

パワプロ「(なんだ?)」

「プレゼントを贈られる方はどのような物がお好きなのでしょうか?」

パワプロ「あ、えーと裁縫が好きみたいなんですけど」

店員「裁縫ですか、ではこちらですね。どうぞ」

パワプロ「は、はい」


変な店員さんだったが、無事佐倉さんが好んでそうな裁縫セットを手に入れた!
40 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:29:40.11 ID:/aoa5oI0
誕生日当日


パワプロ「佐倉さん、おはよう!」

佐倉「あ、おはようー。どうしたの?」

パワプロ「今日誕生日でしょ?はい、おめでとう!」

佐倉「えー?なんで知ってるの?私、言ったっけ?」

パワプロ「文化祭の時、占いの受付用紙に書いたでしょ?それをたまたま見てさ」

佐倉「そうなんだ、嬉しいな〜ありがとう!・・・中身見ていい?」

パワプロ「うん、どうぞどうぞ」

ガサガサ・・・


佐倉「・・・わぁ〜!これ欲しかったんだぁ〜!パワプロ君、ありがとう!」

パワプロ「そんなに喜んでもらえるとこっちも嬉しいな。プレゼントしてよかったよ」

佐倉「・・・」

パワプロ「・・・」

パワプロ「(な、なんだこの空気は?・・・これはもしや・・・!)」
41 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:31:03.39 ID:/aoa5oI0
矢部「佐倉さーん!誕生日おめでとうでやんすーーー!!」

佐倉「あ!や、矢部君!」

パワプロ「げ」

奥居「パワプロ〜!抜け駆けはさせねぇぜ〜!」

佐倉「奥居君も!」

矢部「はい、プレゼントでやんす!」

奥居「オイラからもだぜ〜!」

佐倉「あ、ありがとう、みんな・・・朝からこんな事して貰えるなんて・・・本当に嬉しい」

矢部「喜んでもらえて良かったでやんす!」

パワプロ「そ、そんな泣かなくても・・・しかし、二人とも佐倉さんの誕生日知ってたんだ?」

奥居「ふっふっふ」

矢部「オイラ達には強力な情報網があるのでやんす」

パワプロ「(・・・・・・匠か)」
42 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:33:39.68 ID:/aoa5oI0
クリスマス


パワプロ「今日はクリスマスか・・・何も予定がない俺って・・・」

コンコン

パワプロ「ん?」

ガチャ

母「パワプロ、あんた宛てに手紙が来てるわよ」

パワプロ「・・・俺宛てに?なんだろう」



パワプロ「えーと、なになに?・・・『おめでとうございます。貴方は見事、抽選に選ばれた強運の持ち主です。このお手紙が届き次第、下記に記入してある場所へといらして下さい。お待ちしております』・・・」

パワプロ「見るからに怪しい・・・それに抽選ってなんの事だよ」

パワプロ「・・・でも、家にいたってやる事ないし・・・暇つぶしに行ってみるか」
43 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:37:07.85 ID:/aoa5oI0
・・・・

パワプロ「確かここだよな・・・手紙には『紫色の人に手紙を渡せ』って書いてたけど」

「ギョギョ」

パワプロ「うわっ?だ、誰?」

「ギョギョ・・・」

パワプロ「あ、もしかして君が手紙の・・・」

「ギョギョッ」コクコク

パワプロ「えーと、ハイ、手紙」

「ギョ」

スタスタ・・・

パワプロ「ん?ついて来いって?ちょっと待って・・・」

44 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:40:10.38 ID:/aoa5oI0
・・・・


パワプロ「(なんか変な場所に連れてこられたな・・・これって手術台だよな)」

ガチャ

ダイジョーブ博士「メリークリスマース!」

パワプロ「! あ、あなたは?」

ダイジョーブ博士「ワタシハダイジョーブ博士デース!」

パワプロ「博士?博士ってなんの・・・」

ダイジョーブ博士「コマカイ事ハドウデモイインデース。ソレヨリ、当選オメデトウゴザイマース!」

パワプロ「あの、その当選ってなんの事なんですか?」

ダイジョーブ博士「エート、名前ハパワプロサン・・・ひびきの高校ノ一年生デ野球部部員・・・」

パワプロ「聞いてないし・・って、なんでそんな事を」

ダイジョーブ博士「フーン・・・、アナタ野球ガ大好キミタイデスネー」

パワプロ「はぁ、それはもう」

ダイジョーブ博士「野球ニ関シテハ人一倍ノ努力家ノヨウデスガ・・・イカンセン、センスニ恵マレテイマセンネー」

パワプロ「え?・・・センス?」

ダイジョーブ博士「コノママ野球ヲ続ケテモアナタハイズレ才能ノ壁ニブチ当タリマース」

パワプロ「才能の壁・・・」

ダイジョーブ博士「ソレデモ野球好キナアナタハ無理ヲシテデモ野球ヲ続ケルデショウ。デモ、ソレデハイズレ身体ヲ壊シテシマイマース」

パワプロ「・・・」

ダイジョーブ博士「ソコデ!今日ココニ来タアナタニ耳寄リナオ話シガアリマース」

パワプロ「耳寄りな話?・・・な、なんですか?」
45 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:42:48.15 ID:/aoa5oI0

パワプロ「・・・あの、一応麻酔とかはするんですよね?」

ダイジョーブ博士「ゲドー君、彼ヲ拘束シテクダサーイ」

「ギョギョ」

ガチャンッ

パワプロ「え!?ちょ、ちょっと・・・」

ダイジョーブ博士「言イ忘レマシタガ、成功確立ハ20%デース」

パワプロ「に、20%!?」

ダイジョーブ博士「デモ、ダイジョーブ・・・私ヲ信ジテクダサーイ」

キュイイイイーーン・・・

パワプロ「え、ちょ・・・それドリル・・・・・」


ギュイイイイイィィーーーン

パワプロ「ぎえええぇぇぇーーーー!!!」



・・・・

パワプロ「うーん・・・へっくしょん!!!」

パワプロ「ズズ・・・あれ?なんで俺、こんな所で寝てるんだ?」

パワプロ「なんか用あって出かけたんだよな・・・?全然思い出せないや」

パワプロ「・・・それにしても妙に身体が軽いな?一体なんなんだ?」


全体的な能力が上がった!

野球センスがよくなった!


パワプロ 外野

3 EDCDD
46 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:44:50.80 ID:/aoa5oI0

元旦

パワプロ「今日は元旦か・・・年賀状は何通来てるかな」


パワプロ「匠、純、矢部君、奥居、光、佐倉さんに八重さんか・・・」

パワプロ「7通も来てたら、いい方だよな。うん」

ピンポーン♪

パワプロ「・・・ん?」



矢部「あけましておめでとうでやんす!!」

パワプロ「なんだ、矢部君か」

矢部「なんだとは酷いでやんす!」

パワプロ「ははは、ごめんごめん・・・で、どうしたの?」

矢部「一緒に初詣に行かないでやんすか?」

パワプロ「初詣か・・・まぁ、やる事もないし。行こうか!」
47 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:46:15.94 ID:/aoa5oI0

神社


パワプロ「わぁ、凄い人だねぇ」

矢部「賽銭箱まで行くのに結構かかりそうでやんす」

佐倉「あ、パワプロ君に矢部君!」

パワプロ「え?・・・あ、佐倉さん!!」

矢部「あけましておめでとうでやんす!」

八重「・・・あけましておめでとう」

パワプロ「あ、八重さん!あけましておめでとう」

佐倉「凄い人だよね〜・・・もう、お参りはしたの?」

パワプロ「いや、今来たばっかりなんだよ」

矢部「今、まさに突入しようとしてた所でやんす」
48 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:49:03.22 ID:/aoa5oI0
佐倉「私達もまだなんだ〜。この人だかりじゃ厳しいかもね」

パワプロ「じゃあ、俺達と一緒に行かない?俺と矢部君が道作るからさ!」

佐倉「え?」

八重「・・・でも」

矢部「レディーを守るのは漢の役目でやんす!お任せでやんす!」

佐倉「う〜ん・・・じゃあ、そうしようかな・・・八重さん、大丈夫?」

八重「私は・・・別に」

パワプロ「決まったね、じゃあ矢部君、行こうか!」

矢部「ガッテンでやんす!」



・・・・


パワプロ「ふう、なんとかこれた。二人とも大丈夫?」

佐倉「うんっ」

八重「・・・」コク

矢部「じゃあ、早速お参りしようでやんす!」

パワプロ「そうだね」
49 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:52:12.29 ID:/aoa5oI0
佐倉「さ、お参りも終わったし、戻ろっか?」

パワプロ「そうだね、じゃあ二人ともしっかりとついてきて」

八重「うん」

矢部「それじゃ、出陣でやんす!!」


・・・・


パワプロ「ふう、行きより大変だったな」

矢部「やんす」

佐倉「でも、お陰でスイスイ進めたよ!」

八重「ありがとう・・・守って、くれて」

パワプロ「ま、守ってくれてなんてそんな・・・」

矢部「パワプロ君、なにニヤニヤしてるんでやんす」


守備力が上がった!

チームプレイが上手くなった!

ブロックが上手くなった!


パワプロ 外野

3 DDCCB
50 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:53:28.74 ID:/aoa5oI0
陽ノ下「あ!パワプロ君達、あけましておめでとう!」

純「よ、よう・・・」

パワプロ「あ、光と純!」

佐倉「あけましておめでとうございますっ」

八重「・・・」コクッ

矢部「おめでとうでやんす!」


パワプロ「(おいおい、二人っきりなんてやるなぁ)」

純「う、うるさい・・・」

陽ノ下「みんな、もうお参りは済ませちゃったの?」

佐倉「うん、たった今ね」

矢部「凄い人だかりでやんすから、気をつけて行くでやんす」

陽ノ下「うんっ!じゃあ穂刈君、行こうか!」

純「あ、ああ!」

パワプロ「(純、しっかり守ってやれよ)」

純「(・・・やめろよ)」
51 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:54:33.84 ID:/aoa5oI0

月日は進み、俺達も二年生になった




矢部「パワプロ君、おはようでやんす!!」

奥居「お〜っす!」

パワプロ「あ、二人とも。おはよう!」

矢部「今日から二年生でやんすねぇ」

奥居「今年こそはレギュラー狙いてぇな〜」

パワプロ「あぁ、今年こそは意地でもなってみせる!!お互い頑張ろう!!」


ざわざわ・・・ ざわ・・

パワプロ「ん?なんだ?」

矢部「グラウンドが騒がしいでやんすね?」

奥居「行ってみようぜ〜」
52 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:56:45.09 ID:/aoa5oI0
ざわざわ・・・

パワプロ「ん?」

奥居「な、なんだありゃ?ヘリコプターか〜?」

矢部「ん!?あのヘリコプターについてる紋章・・・もしかして」


「随分と下賎な学校なのだ」

「申し訳ありません、メイ様」


パワプロ「矢部君、知ってるの?」

矢部「あの子はきっと、伊集院家のお嬢さんに間違いないでやんす!」

パワプロ「伊集院家?」

奥居「伊集院家知らね〜のか〜?大財閥の!」

パワプロ「伊集院・・ああ!!!あの伊集院家か!」

矢部「随分、ワガママそうな子でやんす。触らぬ神に祟り無しでやんすね」

奥居「そうだな、行こうぜ〜」

パワプロ「あ、ああ・・・」
53 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 14:59:38.66 ID:/aoa5oI0
伊集院「おい、貴様」

パワプロ「・・・ん?」

伊集院「聞こえんのか?」

パワプロ「ん、え?俺?」

伊集院「そうなのだ。丁度よい、メイを校長室まで案内するのだ」

パワプロ「ちょ、ちょうどいいって・・・?(あれ!?矢部君と奥居がいない!)」

伊集院「ついでにメイの鞄を持つのだ。・・・メイの鞄を持てるとは光栄な奴なのだ」

パワプロ「な、なんで俺が・・・」

三原「・・・」カチャッ

パワプロ「(いっ!じゅ、銃!?)・・・も、持たせて頂きます!」

伊集院「うむ、では案内するのだ」

パワプロ「は、はい・・・(なんか、とんでもない子と知り合ってしまったぞ)」


伊集院さんと出会った!
54 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:01:50.50 ID:/aoa5oI0


体育館


パワプロ「ふう、朝からとんでもない目にあった・・・」

矢部「あ、パワプロ君!無事だったでやんすね!」

パワプロ「無事って・・・置いていってよく言うよ」

奥居「まぁまぁ、もう済んだ事じゃねぇか〜!それより喜べよ〜」

パワプロ「ん?」

矢部「パワプロ君、オイラと奥居君と同じクラスでやんすよ!」

パワプロ「え、本当に!?」

奥居「一年間、よろしく頼むぜ〜!」

パワプロ「ああ、よろしくな!(純と匠は違うクラスか・・・)」


パワプロ「(光と八重さんも違うクラスに行っちゃったみたいだな。ちょっと残念だな)」
55 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:03:15.14 ID:/aoa5oI0
白雪「こんにちは、パワプロさん」

パワプロ「あ、白雪さん・・・だったよね」

白雪「はい、一年間宜しくお願いしますね?」

パワプロ「うん、こちらこそヨロシク!」

白雪「そういえば、その後、どうでしたか?」

パワプロ「ん?何が?」

白雪「野球人生を左右する方と、お会い出来ましたか?」

パワプロ「野球人生を左右する人?・・あ、確か・・・あれ?なんかあったようななかったような・・・」

白雪「その様子だと、外れてしまったみたいですね・・・私もまだまだ修行が足りませんね」

パワプロ「い、いやぁどうだろ?最近忙しかったからよく覚えてないんだよね」

白雪「そうでしたか、でも何事もなくて良かったです」

パワプロ「(白雪さん、いい笑顔するなぁ・・・)」
56 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:04:41.22 ID:/aoa5oI0

佐倉「パワプロ君!」

パワプロ「あ、佐倉さん。今年も一緒のクラスになれなかったね」

佐倉「うん・・・あ、でも八重さんと同じクラスになれたよ」

パワプロ「そうなんだ!それは良かったね!」

佐倉「・・・うん」

パワプロ「・・・ん?どうしたの?なんか暗いけど・・・何時もの佐倉さんらしくないような」

佐倉「・・・・・あの・・・あのね・・・」

パワプロ「?」

佐倉「あの・・・私・・・・・・」

パワプロ「ん???」

佐倉「・・・っ、や、やっぱりなんでもない!」

パワプロ「え!?」

佐倉「ご、ごめんね!本当になんでもないのー!」
タッタッタ・・・

パワプロ「あ、佐倉さん・・・なんなんだ??」
57 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:05:53.03 ID:/aoa5oI0

翌週


パワプロ「今日から新しい部員が入ってくるのか・・・」

矢部「どんな後輩か楽しみでやんすねぇ」


・・・・

監督「新入部員は集まれ!今から一人一人、自己紹介をしてもらう!!まずお前から!」

「は、はいっ!」

矢部「・・・パワプロ君、あれを見るでやんす」

パワプロ「ん?・・・あの、金髪の?」

矢部「なんであんな不良っぽいのが野球部に来たでやんすかね?」

パワプロ「・・・まぁ、ウチはそういう規制もないしね。野球が好きだから来たんじゃないの?」


監督「では次、お前!」

矢部「噂をすればでやんす」


坂崎「チィーーッス、自分、坂崎って言います。中学ではピッチャーやってましたー・・・この野球部でもピッチャーでやっていきたいと思ってます。よろしくお願いしゃッス」

パチパチパチ・・・

パワプロ「ピッチャーか・・・」

矢部「どうもオイラ、ああいうタイプは苦手でやんす」
58 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:06:51.94 ID:/aoa5oI0

監督「それでは、一年の腕前を見せてもらおうか。・・・まずは坂崎、お前からだ」

坂崎「うぃーーす」

矢部「(どうせ大した事ないでやんすよ)」

パワプロ「(まぁまぁ、見てようよ)」


ビシュッ  ズバァンッ!

パワプロ「!」
矢部「!」

ビシュッ  ククッ!  ズバァンッ!!


パワプロ「速い・・・」

矢部「それに、変化球もいいモノ持ってるでやんす・・・」

ビシュッ ズバァンッ!!


監督「よし、そこまで!・・・中々、いいモノを持ってるようだな。期待してるぞ!」

坂崎「どーもッス」
59 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:15:16.30 ID:/aoa5oI0


佐倉「なんか、凄い人が来てくれたみたいだね〜」

パワプロ「うん、俺達もうかうかしてられないよ」

ガチャ


坂崎「お疲れ様ーーッス」

パワプロ「ああ、お疲れ。坂崎、よろしくな」

坂崎「よろしくッス、先輩。俺が入ったからには、百人力ッスよ」

佐倉「すごい自信だね〜」

坂崎「そりゃもう・・・って、可愛いマネージャーさんッスね。名前聞いてもいいッスか?」

佐倉「え・・・」

パワプロ「コラコラ、坂崎!いきなりナンパか?」

坂崎「そんなんじゃないッスよ。ただ、純粋に挨拶したいだけ・・・って・・・・・ああ、そういう事ッスか」

佐倉「?」

パワプロ「?」

坂崎「すいません、お二人がそういう仲だとは知らなかったんで」

パワプロ「え・・・い、いやいや!なに誤解してるんだよ!?」

佐倉「そ、そうだよ!まだそんな仲じゃないモン!」

坂崎「まぁまぁ、そんな恥ずかしがらないで下さいよ。この事は俺の中にしまっときまスから・・・んじゃ、失礼しゃっス!」
タッタッタ・・・
60 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:16:36.93 ID:/aoa5oI0
パワプロ「・・・」

佐倉「・・・もう、困っちゃうね!」

パワプロ「う、うん・・・(今、佐倉さん「まだ」って言ったよな・・・それって・・・?)」



数日後


キーンコーンカーンコーン・・・

パワプロ「あ〜・・・っ、やっと授業が終わったか」

矢部「パワプロ君、先に行ってるでやんすよ」

パワプロ「うん」


パワプロ「(そういえば、明後日の休日は久しぶりに部活も休みなんだよな。なにしようかな・・・)」

佐倉「パワプロ君」

パワプロ「ん?あ、佐倉さん。どうしたの、クラスまで来て?」

佐倉「あ・・・あのね、その・・・明後日部活休みでしょ?」

パワプロ「うん、どうかしたの?」

佐倉「その・・・もし、暇だったら・・・何処かに遊びに行かない?」

パワプロ「・・・ええっ!?」
61 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:17:39.75 ID:/aoa5oI0
佐倉「あ、ご、ごめんなさい!いきなり迷惑だよね・・・」

パワプロ「いやいやいやいやいや!そ、そんな事ないよ!」

佐倉「ほ、本当?」

パワプロ「うん、女の子にそんな誘い受けるの初めてだから動揺しちゃって・・・」

佐倉「あはは、そうだったんだ〜・・・びっくりしたぁ」

パワプロ「俺なんかで良かったら、是非!」

佐倉「じゃあ明後日、街の広場で待ってるからね!」

パワプロ「うん!楽しみにしてるよ!」

佐倉「じゃ、じゃあ私、部室に行くね」
タッタッタ・・・

パワプロ「・・・むふふ・・・初めてデートに誘われちゃった・・・おほほほ〜」
62 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:18:57.74 ID:/aoa5oI0

カキーンッ カキーンッ

パワプロ「・・・」

奥居「(パワプロの奴、何ニヤニヤしてんだ〜?)」

矢部「(気持ち悪いでやんす)」

パワプロ「(むふ・・・むふふふ・・・)」


カキーンッ!!!

監督「センター行ったぞーーー!!」


パワプロ「え?」

ヒューーーッ   ガンッ

パワプロ「ぐわっ!」ドサッ

監督「何ボーッとしてるんだー!」


矢部「大丈夫でやんすか?パワプロ君!」

パワプロ「う、うーん・・だ、大丈夫」

奥居「何、練習中にポケ〜っとしてんだよ。オメーらしくないぜ〜?」

パワプロ「いやぁ、悪い悪い・・・もう大丈夫だ」


佐倉「(・・・もう、しっかりしてよね)」
63 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:19:57.56 ID:/aoa5oI0

デート当日


街の広場


パワプロ「(30分も早く来てしまった・・・焦りすぎたかな)」

パワプロ「(というか冷静に考えたら二人っきりなんて事ないもんな・・・前みたいに八重さんも一緒かも)」

パワプロ「(まぁそれはそれで楽しいんだけどね)」


佐倉「あ、パワプロ君?」

パワプロ「あ、佐倉さん!」

佐倉「ご、ごめん。時間間違ってたかな?」

パワプロ「いやいや、俺が早く来すぎちゃっただけだよ」

佐倉「そっか・・・私、ドジだからてっきり間違えたのかと思って・・・」

パワプロ「じゃあ八重さん待ちだね」

佐倉「え?今日は八重さん来ないよ?」

パワプロ「あ、そうなの?てっきり来るかと思ってたよ」

佐倉「今日はちょっと、ね・・・」

パワプロ「?」
64 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:20:49.17 ID:/aoa5oI0
佐倉「・・・さ、ちょっと早いけど、行こう行こう!」

パワプロ「あ、うん。そうだね!行こう行こう!」



俺は佐倉さんと存分にデートを楽しんだ


・・・・

パワプロ「ふう、ちょっと歩き疲れたね。喫茶店でも行って休もうか?」

佐倉「うん、そうだね・・・きゃっ」

トンッ

不良A「いてっ!・・・なんだぁ〜?」

佐倉「あ、ご、ごめんなさい〜」

パワプロ「佐倉さん、大丈夫?」

不良B「おいコラ!女よりこっちの心配しろや!!ぶつかったんだぞ!?」

パワプロ「ぶつかったって、軽く触れただけじゃないか。彼女だって謝ったんだし、いいだろ!」

不良C「てめぇ、何偉そうな口利いてんだよ!?気にいらねぇな〜!」

佐倉「パ、パワプロ君・・・・」

パワプロ「(ここじゃまずいな・・・)文句があるなら、河川敷までこいよ!!!」

不良A「ああ!?上等だコノヤロ〜!!」
65 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:21:54.85 ID:/aoa5oI0

河川敷


佐倉「パ、パワプロ君・・・」

パワプロ「大丈夫、佐倉さんはそこにいて!」

不良A「てめぇ、俺達に喧嘩売って生きて帰れると思ってんのか〜?」

不良B「女の前でカッコつけたいみたいだけどよぉ〜〜?」

パワプロ「ぐだぐだ言ってないでさっさと掛かってこい!!」

不良C「このヤロー!俺達に喧嘩売った事を後悔しやがれ!!」


デロレロリーン
66 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:22:49.38 ID:/aoa5oI0

不良A 不良B 不良C が襲い掛かってきた!!!


パワプロ「よし、こい!!」

パワプロ HP5600 MP100


不良A「オラオラァ!!」

不良Aの攻撃!!

ビシッ ビシッ


パワプロ「うっ」


パワプロに138のダメージ!


パワプロ「そんな攻撃、効くかー!」

パワプロの攻撃!!

ドガッ

不良A「うげっ!」

不良Aに3384のダメージ!!


不良Aを倒した!
67 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:23:56.22 ID:/aoa5oI0

不良B「あ、てめぇ!!よくもAを!!」

不良C「許せねぇ〜〜〜!!!」


不良B 不良Cは怒りで攻撃翌力がアップした!!


不良Bの攻撃!

ピシッ

パワプロ「ッ」


パワプロに290のダメージ!


不良Cの攻撃!

パワプロ「おっと!!」


パワプロは攻撃をよけた!!


パワプロ「(こいつら、見た目程大した事ないな・・・)」

パワプロ HP5172 MP100
68 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:25:35.71 ID:/aoa5oI0

不良B「ち、こいつ中々やりやがるぜ・・・!」

不良C「ああ・・・!」


パワプロ「これでも食らえっ!!」

パワプロはボ〜ボ〜を唱えた!

ピロリロリーン


ボゴウウッ
不良B「うぎゃあああ!!熱ぃ〜〜〜〜!!!」

不良Bに1803のダメージ!!


不良Bを倒した!


不良C「げ、げっ!?俺一人かよ!??」

パワプロ「どうだ、観念したか!!」

不良C「バ、バカ野郎が!!こんな所で逃げ出したら番長様にぶん殴られるぜ!!」
69 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:26:33.91 ID:/aoa5oI0

不良Cの攻撃!


ポコポコッ

パワプロに102のダメージ!

パワプロ「なら仕方ない!どりゃっ!!」


パワプロの攻撃!

ドゴッ!!

不良C「げふっ!」

不良Cに3402のダメージ!

不良Cを倒した!


パワプロ「よしっ!」

テレレレーレーテッテレー♪


戦闘に勝利した!

経験値300を獲得!

3000Gを手に入れた!

源氏の小手を手に入れた!

パワーが上がった!

肩力が上がった!

守備力が上がった!


パワプロ 

3 DCCBB
70 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:27:48.81 ID:/aoa5oI0

不良C「う・・・うう」

不良B「く、くそ・・・」

パワプロ「参ったか!さっさとどっかに行け!」

不良A「くそぉ・・・番長様にご報告だ!・・・てめぇ、覚えてろよ!」

タッタッタッタ・・・


パワプロ「・・・ふう、行ったか」

佐倉「パワプロ君!」

パワプロ「あ、佐倉さん」

佐倉「大丈夫?怪我はない??」

パワプロ「うん、大丈夫だよ」

佐倉「・・・ありがとう、守ってくれて・・・」

パワプロ「いやいや、当然の事をしたま・・・!?」

佐倉「・・・グスッ・・・」

パワプロ「な、泣いてるの?」

佐倉「うん・・・ごめんね、私がボーッとしてたせいで・・・」
71 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:28:40.50 ID:/aoa5oI0

パワプロ「いやいや、佐倉さんのせいじゃないよ!もうあいつらもいなくなったし!」

佐倉「・・・ッ」

パワプロ「と、とにかく、もう終わったから泣きやんで・・・ね?」

佐倉「・・・うん」

パワプロ「とりあえず、ベンチに座ろうか」


佐倉「・・・」

パワプロ「落ち着いた?」

佐倉「うん・・・ごめんね」

パワプロ「未だにあーいう連中がいると困るよねぇ」

佐倉「うん・・・あ、あのね・・・パワプロ君」

パワプロ「ん?なに?」

佐倉「あ・・・あの、その・・・わ、私・・・」

パワプロ「?・・・落ち着いて、ゆっくりでいいから」
72 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:30:44.49 ID:/aoa5oI0

佐倉「うん・・・あの、驚かないで聞いてほしいんだけど・・・」

パワプロ「うん」

佐倉「あのね・・・私、8月末に・・・転校するんだ」

パワプロ「・・・・・・・・・・・・・・えええっ!??ほ、本当に!?」

佐倉「うん、親の仕事の都合でね」

パワプロ「・・・・・本当」

佐倉「・・・・」

パワプロ「・・・何処の高校に転校するの?」

佐倉「大門高校だよ」

パワプロ「大門高校!?あの野球部が強くて甲子園でも何度か優勝してるあの?」

佐倉「うん・・・私、野球は好きだから向こうでもマネージャーをやろうと思ってるの」

パワプロ「は〜・・・そっか〜・・・・」
73 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:32:20.45 ID:/aoa5oI0

佐倉「・・・」

パワプロ「(・・・うう、なんか空気が重くなっちゃったな。どうしよう)」

佐倉「・・・かったな」

パワプロ「ん?」

佐倉「本当は私、転校なんかしたくない・・・仲の良い皆とも別れたくないし・・野球部だって・・・」

パワプロ「うん・・・俺も寂しいよ」

佐倉「・・・本当?」

パワプロ「え・・そ、そりゃあモチロン!」

佐倉「・・・転校しても、仲良くしてくれる?」

パワプロ「うん、転校したくらいで俺達の関係がなくなるわけないじゃないか!」

佐倉「うん・・・ありがとうね」
74 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:33:32.94 ID:/aoa5oI0

パワプロ「八重さんはまだ知らないの?」

佐倉「うん・・知ってるのは学校とパワプロ君だけ」

パワプロ「八重さん、悲しむだろうなぁ」

佐倉「うん・・・あのね、パワプロ君」

パワプロ「ん?」

佐倉「クラスが変わって何日か経ったけど、八重さん・・・やっぱり他の人達と馴染めてないんだ」

パワプロ「ああ・・・そうなんだ」

佐倉「八重さんにも転校する事は近い内に言うつもりなんだけど・・・私、転校した後の八重さんが心配で・・・」

パワプロ「(・・・そうか、八重さん一人ぼっちになっちゃうんだ・・・)」

パワプロ「心配はいらないよ、佐倉さん。俺だって八重さんの友達だし!」

佐倉「うん・・・そうだね。ありがとう、やっぱりパワプロ君は優しいね」

パワプロ「八重さんも、何か事情があるんだよね?・・・それについては聞かないけど、俺が出来る範囲の事はするよ」

佐倉「うん・・・八重さんもいつか、話してくれると思うから・・・」

パワプロ「・・・さて、じゃあ次何処行こうか?」

佐倉「パワプロ君に任せるよ」

パワプロ「じゃあ、ちょうどいい時間だしご飯食べに行こうか。さっき身体動かしてお腹減ったからさ〜」

佐倉「あはは・・・、じゃあ行こうか!」
75 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:36:06.92 ID:/aoa5oI0


翌日


パワプロ「さて、今日も部活頑張るぞっと!」

坂崎「チィーース、先輩!」

パワプロ「お、坂崎。早いな」

坂崎「先輩、昨日見ましたよ?」

パワプロ「え、何を?」

坂崎「佐倉マネージャーとデートしてる所をッスよー」

パワプロ「え?お、お前、いたの?」

坂崎「しかも、イチャモンつけてきた不良から守ってあげるなんて・・・やりますねぇ」

パワプロ「そこまで見てたのかよ」

坂崎「助太刀しようと思ったんスけどねー、先輩強いからあっさり片付けちゃったし」

矢部「二人して、何話してるでやんすか?」

パワプロ「あ、矢部君!」

坂崎「矢部先輩、チィーッス」

パワプロ「(おい、坂崎。この事は皆に内緒だぞ!)」

坂崎「(なんスか?もうぶっちゃけちゃった方が楽だと思いますけどねぇ。隠す必要ないじゃないッスか)」

パワプロ「(まだそんな関係じゃないんだよ!いいから黙っててくれ!)」
76 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:37:54.58 ID:/aoa5oI0

坂崎「(まだって事は、先輩やっぱ佐倉マネージャーの事好きなんスね?)」

パワプロ「(だから・・・ああ、もう)」

矢部「???そんなに密着して、二人とも怪しいでやんすよ。・・・まさか二人はそういう関係じゃ」

坂崎「な、なワケないじゃないッスか!止めて下さいよ、矢部先輩!」

パワプロ「そ、そうだよ!もう・・・」

矢部「いや、別にオイラ軽蔑視してるわけじゃないでやんすよ」


ガチャ


佐倉「なんだか騒がしいね、どうしたの?」

坂崎「あ、佐倉マネージャ

ゲシッ
坂崎「イテッ!先輩、蹴る事ないじゃないッスか!」

パワプロ「・・・念押しだ」

佐倉「???」
77 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:39:02.37 ID:/aoa5oI0

数週間後

二年目の体育祭当日


ワー ワー

パワプロ「今日は体育祭だ!」

矢部「今回はパワプロ君が味方でやんすから頼もしいでやんす!!」

奥居「お〜い、パワプロ、矢部〜!」

パワプロ「ん?どうした奥居?」

奥居「オメーら、出る競技は決めたのか〜?」

矢部「オイラとパワプロ君はリレーに出ようと思ってるでやんすけど」

パワプロ「うん」

白雪「あの・・・すみません」

パワプロ「ん?」

矢部「白雪さん、どうしたでやんすか?」

白雪「お二人とも、リレーの出場は止めた方がいいと思います」

パワプロ「え?なんで?」

白雪「先程占ったのですが、お二人の身に何か悪い事が起こる兆しが出まして・・・」
78 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:40:18.88 ID:/aoa5oI0

矢部「わ、悪い事でやんすか?」

パワプロ「・・・白雪さんが占ってくれて、そういう結果が出たんなら危ないかもな。リレーは止めにしようか」

矢部「・・・仕方ないでやんすね」

白雪「じっくり占えば、もっと詳しく解るのですが・・・」

パワプロ「いや、白雪さんを信じるよ。リレーは止めて別の競技に出る」

矢部「オイラもそうするでやんす!!」

白雪「そうですか?・・・聞き入れて頂けてよかったです」


奥居「ならよ〜、棒倒しに参加しね〜か?ちょっと人数足りなくて困ってたんだよ〜」

パワプロ「棒倒しか・・・去年はやらなかったし、俺はいいけど」

矢部「オイラもいいでやんす!」

白雪「そうですね、棒倒しなら安全かもしれません」

奥居「おお、助かるぜ〜!じゃあこっち来てくれ〜」
79 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:41:51.48 ID:/aoa5oI0

・・・・


奥居「お〜い、みんな。助っ人連れてきたぜ〜」

パワプロ「やあ」

「おお!パワプロと矢部だ!!」

「これなら勝てるぞ!!」

矢部「なんか、凄く頼りにされてるでやんす」

パワプロ「相手のチームは何組なんだ?」

奥居「えーと・・・3組だぜ〜」

パワプロ「3組!・・・純と匠がいるクラスじゃないか!・・・確かに、負けられないな」


アナウンス『まもなく、クラス対抗棒倒しを行いまーす!出場選手はグラウンドに集まってくださーい!』

奥居「よーし、出番だ!行こうぜ〜!」

パワプロ「おう!」

矢部「やんす!!」
80 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:43:29.59 ID:/aoa5oI0


ワー ワー・・・

パワプロ「・・・ふむふむ、向こうは中央に人が固まってるな」

矢部「中央突破でやんすか・・・激しい戦いになりそうでやんす!!」

奥居「こっちはどう攻めるんだ〜?」


パワプロ「んー・・・じゃあ、こういうのはどうだろう?奥居が数人率いて中央の敵をなんとか抑える」

パワプロ「その隙に、俺と矢部君、他に脚の早い連中で両サイドから周りこみ、棒を倒しに行くと」

矢部「棒を守る人数が3人って、大丈夫でやんすか?」

パワプロ「だから、奥居に頑張って守って貰うんだよ。奥居、お前の守備が勝利へのカギだ」

奥居「オ、オイラがかよ〜?責任重大だぜ〜・・・・」

矢部「頼むでやんすよ!!」

ピピーーーッ

審判「間もなく開始しまーす!!選手は位置についてくださーい!」

パワプロ「よし、じゃあ作戦通りに頼むぞ!!」

「おう!!」
81 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:44:35.69 ID:/aoa5oI0


審判「では、試合開始!!!」

ピーーーッ!!


敵勢「うおおおおおーーーー!!!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨ドド・・・

奥居「来たぜー!しっかり守れよ〜〜!!」

奥居隊「おーーーう!!!」


パワプロ「よし、俺達も行くぞ!」
パワプロ隊「おう!!」


矢部「パワプロ君達が行ったでやんす!!オイラ達も行くでやんすよ!!」
矢部隊「おう!!」


『さぁ、試合開始早々中央では激しいぶつかり合いが起こっています!!!』

ワー  ワー

ドゴッ  バキッ ビシッ

奥居「いででで!!!!」


パワプロ「うおおおお!!」

矢部「うおおおお!!」

『中央に戦力が集中している隙を狙って、別働隊が敵本陣へと突っ込んで行きます!!!』
82 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:45:47.47 ID:/aoa5oI0

匠「おっと!行かせないよ!!!」
「かかれー!」


矢部「!坂城君でやんす!!」

『しかし、それを読んでいた3組!!進行を妨害しに現れました!!』


パワプロ「矢部君は匠に捕まったか!なら、俺達だけで棒を倒しに行くぞ!!」
パワプロ隊「おおーーっ!!」


『もう一方の部隊が本陣へと向かって行きます!!』


純「来たな、パワプロ!!」

パワプロ「純が棒を守ってるのか!!こいつは手強いぞ!!突撃ーーー!!」

パワプロ隊「うおおおーーーー!!!!」

『パワプロ君率いる小隊が敵本陣と激突ーー!!』


バキ! ドガ!  ズゴ!  ガスッ!!

純「ぬおおおお・・・!!!」

パワプロ「くそ、タフな奴め!!純、そこをどけー!」

純「絶対倒させんーー!!!!」
83 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:47:09.66 ID:/aoa5oI0


バギッ ドガッ ズゴスッ デュクシッ

奥居「いででで!!や、やばい、これ以上は耐えられねぇぜ〜〜!!!」

『中央では1組の防衛隊が3組の圧倒的な攻撃翌力に押され始めています!!!』


矢部「ま、まずいでやんす!」

匠「へっへー、お前達の考えはお見通しさ!!」



パワプロ「皆、まずいぞ!早く押せ押せーー!!」

「うおおおおーー!!」

純「皆、耐えろ!後少しだーー!!」


ドゴッ バギッ  ズコンッ

『3組の本陣を守る、穂刈君!!根性を見せつけます!!これを崩すのは容易ではありません!!!』


バキバキッ  ドゴスッ

奥居「ぐへええっ!!!」ドタドタドタァツ

敵「よーし!穴が出来たぞ!突撃ーーー!!」


『あーっと、ついに壁が破られてしまいました!!!3組の攻撃部隊はそのまま1組本陣へと向かいます!!』
84 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:49:27.93 ID:/aoa5oI0


パワプロ「!(ヤバイ、このままじゃ負ける・・・!どうにかして純を・・・・ハッ!!!)」

パワプロ「純!!!」ボソッ

純「!?」

パワプロ「光がお前の事、じっーっと見つめてるぞ!ほら、あっち!」

純「!!・・・えっ!?ど、何処だ?」

パワプロ「隙あり!」キュピーン

純「あ・・・・しまっ」


ドガバギ!! ズガボコ!!



ググググ・・・  ズズーーーーーンッ・・・!!!


『おーっと!?最後の最後で力尽きたか!?3組の棒が倒されてしまいましたーー!この勝負、1組の勝利です!!』
85 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:50:59.36 ID:/aoa5oI0

ワー ワー

パワプロ「よし!勝ったぞー!!」

パワプロ隊「よっしゃー!!」

純「お、おい!!今のは卑怯だろ!!」

パワプロ「ふっふっふ、勝負に気を抜く方が悪いんだよ」

純「ぬ・・・う・・・」

矢部「やったでやんすー!」

匠「おい純!何、倒されてるんだよ!」

純「す、すまん・・・」

パワプロ「匠、俺達の勝ちだ、残念だったな!」

匠「くっそ〜・・・どんな手を使ったんだ〜?」


棒倒し大会は俺達1組の勝利に終わった!!


パワーが上がった!

走力が上がった!

肩力が上がった!

体当たりを習得した!

ささやき戦術を覚えた!


パワプロ

3 DCBBB
86 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:52:38.01 ID:/aoa5oI0

純「・・・確かに、負けは負けだが、こんな負け方は納得いかん!」

パワプロ「まぁまぁ」

匠「一体、どんな事されたんだよ?」

純「そ、それは・・・その・・・」

光「みんな、お疲れ様!」

パワプロ「あ、光」

純「あ・・・」

光「二人とも、良い勝負してたね!カッコ良かったよ!!」

純「カ、カッコ・・・良かった・・・?」

匠「・・・純、顔が真っ赤だぞ」

光「ど、どうしたの?暑さでのぼせちゃったの!?」

純「え・・・あ、いや・・・!」

パワプロ「そうみたいなんだよ、光。ちょっと涼しい所に連れて行ってやった方がいいかも・・・」

光「そ、それもそうだね!倒れたら大変だし・・・さ、行こう?」

穂刈「あ・・ああ・・・」
タッタッタ・・


匠「ははーん・・・なるほど」

パワプロ「バレたか」

匠「純のそういう弱点を計算に入れてなかったのが敗因かぁ・・・情ない」
87 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:54:00.57 ID:/aoa5oI0

白雪「パワプロさん、おめでとうございます」

パワプロ「あ、白雪さん。ありがとう!」

白雪「やはり、リレーに出なくて正解でした。もし出ていたらお二人とも脚に深刻な怪我を負っていましたから・・・」

パワプロ「し、深刻な怪我!?そ、それは良かった・・・」

白雪「でも運動会に限らず、怪我の危険はそこかしこに転がっていますから、十分に気をつけて下さいね?」

パワプロ「ああ、ありがとう!(・・・そうだよな、俺ってどっちかというと勢いで動くタイプだから、もしそれで大怪我を負ったら大変だ)」

パワプロ「(これからは、少し落ち着きを入れてやっていった方がよさそうだな!)」


打者安定感になった!
88 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:55:48.50 ID:/aoa5oI0
2週間後


監督「全員集合!これより夏の都道府県大会のスタメンを発表するぞ!!」

パワプロ「二年になって始めの試合か・・・!」

奥居「う〜・・ドキドキするぜ〜!」


監督「まず、投手から・・・・・坂崎!」

坂崎「ウィーッス」

奥居「え」

パワプロ「坂崎・・・一年目でスタメンか!」

矢部「ここで呼ばれなければ、先輩の面子が立たないでやんす!!」


監督「・・・以上、次に打者・・・・・・・・・・・パワプロ、矢部、奥居!」

パワプロ「!はい!!」

矢部「はいでやんす!!」

監督「初戦の相手はバス停前高校だ。注意するような選手はこれといっていないが、気を抜くなよ!!」

パワプロ「はい!頑張ります!!」
89 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:57:21.20 ID:/aoa5oI0

試合当日


佐倉「パワプロ君、頑張ってね〜!応援してるよ」

パワプロ「ありがとう、佐倉さん!」

矢部「オイラも応援してほしいでやんす!」

奥居「オイラも応援してくれよ〜」

佐倉「あはは、みんなも頑張ってね!」

坂崎「先輩方、よろしくお願いしゃ〜ッス」

パワプロ「ああ、しっかり抑えてくれよ!」

矢部「外野はオイラ達に任せるでやんす!!」

奥居「・・・おお?見ろよ、オメーら!!」

パワプロ「ん?・・・あ」


寿「おーい!応援に来たよー!頑張ってね〜〜!!」

白雪「頑張って下さいね〜!」

陽ノ下「ファイトー!」

水無月「しっかりやりなさいよー」


矢部「おおお!!女の子が応援に来てくれてるでやんす!!」

奥居「これは燃えるぜ〜!!勝っていい所見せてやるぞ〜!!」


八重「・・・」

パワプロ「(あ、八重さんも来てくれてる!よーし、頑張るぞ!!!)」
90 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 15:58:55.62 ID:/aoa5oI0

・・・・・

ワー ワー

審判「プレイボール!!」

坂崎「うーっし、行くか!」

一年女子勢「キャーー!!坂崎くーーーん!!!」


パワプロ「(え、あれ全員坂崎の応援に来てるのか?)」

矢部「(羨ま・・・いやいや!けしからんでやんす!)」



ビシュッ!!ズバーンッ!!!

審判「ストラーイク!!バッターアウトォ!!チェンジ!!!」

坂崎「ヒュー」

打者「くっそーー!!!」

一年女子勢「坂崎君、カッコイー!!」

坂崎「おーぅ!」

パワプロ「(坂崎、周囲の雰囲気に呑まれる事なく冷静に確実に抑えてる・・・!こいつは本当に凄いのかもしれない)」

矢部「パワプロ君!チェンジでやんすよ!」

奥居「今度はオイラ達が魅せる番だぜ〜!」

パワプロ「! よし!」
91 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:01:07.27 ID:/aoa5oI0


田中山「それっ!」

ビシュッ!!

矢部「(ここでやんす!!)」

カキーンッ!


光「やった!当たったよ!」

水無月「もっと早く!走りなさい!!」


矢部「ぬおおおおおでやんす!」
ダダダダッ

ズザーーッ

審判「セーフ!!」

矢部「よっしゃー!でやんす!!」


奥居「よーっし!オイラも続くぜー!」


寿「奥居くーん!頑張れーーー!」

白雪「・・・・・・何か嫌な予感が」
92 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:02:35.03 ID:/aoa5oI0



田中山「そいっ! ぁっ!」

ビシュッ

奥居「!」

パワプロ「暴投!?」

ドゴッ

奥居「ぐえっ!」

審判「デッドボール!!」


ワー ワー


寿「ああ〜・・・!・・美幸が応援したせいかな?」

白雪「いえ、その前から嫌な予感はしてましたから・・・」



監督「パワプロ、ノーアウトでランナー二人だ!このチャンスを逃すなよ!!」

パワプロ「はい、監督!!」

佐倉「頑張ってね〜!」


パワプロ「よーし!行くぞ!!」
93 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:03:58.37 ID:/aoa5oI0


光「あ、パワプロ君だ!頑張ってー!」

水無月「しっかり打ちなさいよー!」

白雪「頑張ってくださーい」

寿「ホームラン!ホームラン!」

八重「・・・」


パワプロ「(皆、こんなに応援してくれるなんて・・・!よーし!決めるぞー!)」

パワプロ「よし、こーい!!」

田中山「・・・このっ!!」

ビシュッ!

パワプロ「うおおおおおおーーーー!!」


カキーーーーンッ!!!!


・・・・・


審判「8対2で、ひびきの高校の勝ち!礼!!」

「ありがとうございましたー!!!」
94 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:05:01.84 ID:/aoa5oI0

パワプロ「ふう、勝てたね」

矢部「女の子にも応援されたし、充実した試合だったでやんす!!」

奥居「初回からデッドボール食らうなんて、オイラついてねーな〜・・・」

光「パワプロ君、お疲れ様!」

水無月「中々、楽しめたわよ」

パワプロ「あ、光に水無月さん」

寿「ホームラン、決まったね〜!かっこよかったよー!」

白雪「お疲れ様でした」

パワプロ「寿さんに白雪さんも、ありがとう!」


奥居「いいな〜、パワプロ。あんなに褒められてよ〜」

矢部「羨ましいでやんす」


ミートカーソルが上がった!

パワーが上がった!

初球に強くなった!

人気者になった!


パワプロ 

3 CBBBB
95 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:06:43.06 ID:/aoa5oI0

佐倉「パワプロ君、お疲れ様!」

八重「お疲れ様」

パワプロ「あ、二人とも」

佐倉「初回のホームラン、凄かったよ!」

八重「うん、・・・本当に」

パワプロ「ありがとう!」

佐倉「坂崎君の投球も、矢部君の走塁も、奥居君の守備も皆凄かった!もしかしたら甲子園狙えるかもしれないね〜」

パワプロ「うん、そうだね。頑張ろう!」

八重「甲子園・・・か」

パワプロ「ん?どうしたの?」

八重「いえ・・・なんでもないの」

パワプロ「?」


皆の応援のお陰もあり、俺達はバス停前高校との試合に勝利する事が出来た!


しかし、次の試合では超最強学園という強豪高と当たってしまい、2年目の夏は惜しくも予選敗退で終わった
96 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:08:38.76 ID:/aoa5oI0

教室


矢部「ん?パワプロ君と奥居君、勉強中でやんすか?」

奥居「ああ、もうすぐ試験だからな〜」

パワプロ「・・・丁度良かった、矢部君。ここよくわかんないから教えて欲しいんだけど」

矢部「どれどれ、見せてみるでやんす」

矢部「・・・ここはこうしてこうするでやんすよ」

パワプロ「ほうほう・・じゃあここは?」

矢部「ここはこれをこう持ってきてこうでやんす」

一文字「なるほど・・・ここはどうなのかな?」

矢部「ここは、今やった時の応用で・・・ん?」

パワプロ「ん?」

奥居「お?」
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/07/22(水) 16:09:49.83 ID:4xWo.5o0
出会いまくりだなww
爆弾処理どうしてるんだ
98 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:10:37.82 ID:/aoa5oI0

一文字「あ、ボクの事なら気にしないで、続けて続けて」

矢部「え・・えーと、つまりここをこうしてこうするのでやんす」

一文字「なるほどなるほど・・・一応わかったけど、ボクが一人でも出来るようにもうちょっと、分かりやすく解けない?」

矢部「わ、わかったでやんす。えーと・・・」


・・・・・・

一文字「なるほど、わかった!助かったよ!」

矢部「どういたしましてでやんす!」

一文字「ありがとうね、じゃ!」
タッタッタ・・・

パワプロ「・・・で、今の誰?」

奥居「? オメー、一文字さん知らねーのかよ?同じクラスじゃねーか」

パワプロ「え?そうなの?あまり見かけた覚えがないから・・・」

矢部「一文字さんはバイトで忙しい子でやんすから、放課後も学校に残ってる事はないでやんすしね」

奥居「ったく、あんなナイスバディの子を今まで知らないなんて、鈍感っていうのかな〜」

矢部「あんな間近で見れたのはラッキーだったでやんす。パワプロ君、呼んでくれて感謝でやんす」

パワプロ「あ、ああ・・・ははは」


一文字さんと出会った!

チームメイトの評価が上がった!

矢部の弾道が上がった!
99 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:18:16.18 ID:/aoa5oI0
>>97
爆弾の設定忘れてた/(^o^)\
100 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:21:07.93 ID:/aoa5oI0



パワプロ「(今日は部活も休みだし、久しぶりに早く帰るか〜)」

ブロロロロロ・・・・

パワプロ「ん?なんだ?」


キキッ

宅配員「はーい、ひびきの高校さん、ピザお待たせー・・・ってあら?」

パワプロ「?」

宅配員「君はいつかの野球少年!」

パワプロ「え?だ、誰ですか?」

宅配員「あら、こんな美人の顔を忘れるなんて残酷だね〜・・・ほら、女の子のプレゼントを一緒に見てあげたでしょ?」

パワプロ「・・・・・ああ!あの時の店員さん!?」

宅配員「そうよ、まぁ一日会った相手の顔なんて普通覚えないよね〜」

パワプロ「というか、、よく俺の事覚えてましたね。一年くらい経ってるんじゃ・・・」

宅配員「そりゃあ、ユニフォーム着て店に来るお客さんなんてそうそういないからねー。それに、クリスマスにも会ってるじゃない!」

パワプロ「え?クリスマス?(全然覚えが無いぞ・・・?)」

宅配員「おっと、ピザ冷めちゃうわね。はい、どうぞ」

パワプロ「え、あ・・・はい」

宅配員「じゃ、少年!縁があったらまた会いましょう!ばいば〜い」

ブロロロロロロロ・・・・


パワプロ「あれ、お姉さん!お金・・・行っちゃった」

パワプロ「・・・このピザどうしたらいいんだ?」


謎のお姉さんと出会った!
101 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:23:58.87 ID:/aoa5oI0


試験が終わり、その翌日



一文字「パワプロ君、試験どうだった?」

パワプロ「あ、一文字さん。ん〜・・まぁ、全力は尽くしたよ」

一文字「ボク、赤点取ってたら不味いんだよね〜・・・バイト行く時間がなくなっちゃうから」

パワプロ「一文字さん、何のバイトしてるの?」

一文字「ん?大衆食堂っていう所だよ。知ってるでしょ?」

パワプロ「ああ、あのいっつも人でいっぱいの!」

ガラッ

矢部「パワプロ君、一文字さん、試験の結果が発表されてるでやんすよ!見に行こうでやんす!」

一文字「本当?じゃ、行こっか!」

パワプロ「うん」


102 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:24:58.58 ID:/aoa5oI0


・・・・

パワプロ「どれどれ・・・」

一文字「・・・ほっ、良かったぁ。なんとか赤点免れたよ」

パワプロ「ああ良かった、俺も大丈夫だった」

矢部「奥居君は赤点でやんすね。気の毒でやんす」

一文字「ありがとう、君達のお陰で赤点免れたよ!」

パワプロ「え?いやいや、俺は何も・・・」

矢部「照れるでやんす」

一文字「そうだ、今日学校帰りにウチの食堂においでよ!サービスするからさ!ね!」

矢部「本当でやんすか?是非行くでやんす!」

パワプロ「うん、奥居も誘って行くよ!」

一文字「うんうん!絶対来てね!」


俺達は一文字さんのバイトする食堂で、力のつく料理をご馳走になった!!

パワーが上がった!
103 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:26:22.55 ID:/aoa5oI0

翌週


カキーンッ カキーンッ



ダダダダダダ・・・・
パワプロ「ほっほっほっほっほ・・・」

矢部「こんな暑い日に・・・ランニングはキツイでやん・・・す」

パワプロ「確かに・・・ね・・・」

坂崎「・・・先輩方、話してるなんて余裕あるじゃないッスか」

パワプロ「あ、坂崎・・・」

矢部「坂崎は顔色変えないでやんすね」

坂崎「そうッスか?結構疲れてますけどね・・・それよりパワプロ先輩」

パワプロ「ん・・・なんだ?」

坂崎「もうすぐ夏祭りじゃないッスか」

パワプロ「うん、それが?」

坂時「それが・・って、モチロン佐倉マネージャー誘うんスよね?」

パワプロ「え!?な、ちょ・・・・!」
104 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:28:08.89 ID:/aoa5oI0

監督「コラーー!!お前ら、私語してる暇あるなら真面目に走れーーー!!」

佐倉「?」


坂崎「げっ」

パワプロ「(ほら見ろ、怒られただろ!)」

矢部「(なんだ、やっぱりパワプロ君は佐倉さんの事が好きだったでやんすか)」

パワプロ「(え!?・・・ッ)」ギロッ

坂崎「(い、いやいや!俺言ってないッスよ!?)」

矢部「(クラスじゃ結構噂されてるでやんすよ?知らなかったでやんすか)」

パワプロ「(え・・・ほ、本当かよ)」

坂崎「(じゃあもう隠す必要ないじゃないッスか!夏祭りに告るべきッスよ!!)」
105 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:29:10.44 ID:/aoa5oI0
・・・・・・


佐倉「・・・え?夏祭り!?」

パワプロ「あ、うん。何も予定なかったらだけど・・・」

佐倉「モチロン!行く行く〜!」

パワプロ「あ、そう?そんな喜んでもらえるとは・・・」


佐倉「・・・最後に、思い出作りたいし・・ね」

パワプロ「!・・ああ、そうだね(そうか・・・もうすぐ佐倉さん転校しちゃうんだもんな)」

佐倉「・・・八重さんも誘っていいかな?」

パワプロ「うん、モチロン!」
106 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:31:12.60 ID:/aoa5oI0

夏祭り当日


ワイワイ  ガヤガヤ

パワプロ「ちょっと早くきちゃったなぁ・・・ま、遅れるよりはいいか」

八重「こんばんは」

パワプロ「あ、八重さん!・・・早いね」

八重「うん・・・。・・・いつからいたの?」

パワプロ「いや、今来たばっかだよ」

八重「そう・・・」

パワプロ「八重さんの浴衣姿って、なんか大人っぽい感じがしていいね」

八重「そ、そう?・・・あ、ありがとう・・・久しぶりに着るから、どうかなって思ったんだけど・・・」

パワプロ「うんうん、似合ってる似合ってる」


八重「・・・佐倉さん、転校しちゃうんだね」

パワプロ「あ、聞いた?・・・そうなんだよ、寂しくなるよね」

八重「うん・・・・哀しい」
107 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:32:17.70 ID:/aoa5oI0

パワプロ「(八重さんが唯一心を許せる友達だもんな・・・)」

八重「佐倉さん・・・私に気をつかってくれたみたいだけど・・・」

パワプロ「(・・・俺の事か?)」

八重「別に・・・無理して私に構わなくてもいいから」

パワプロ「え?なんでそんな事・・・俺達、友達じゃん!」

八重「・・・友達?」

パワプロ「うん、友達・・・」

八重「・・・本当にそう思ってくれてるの?」

パワプロ「うん!当たり前じゃん!」

八重「・・・」

パワプロ「・・・八重さんは、俺の事友達って思ってくれてなかったの?」

八重「え・・・あ、その・・・」

パワプロ「八重さんの過去に何があったのかは聞かないけれど、俺は八重さんと友達やっていきたいと思ってるよ。勿論これからもずっと」

八重「うん・・・ありがとう」
108 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:34:05.33 ID:/aoa5oI0

佐倉「ごめんごめん、お待たせ〜!」

八重「あ・・・」

パワプロ「佐倉さん、待ってたよ」

佐倉「二人とも早いね、待たせちゃってごめんね」

八重「ううん・・・大丈夫」

パワプロ「そうそう、俺達も来たばっかりだし。さぁ、行こうか!」

佐倉「うん!」

八重「ええ」



ざわざわ・・・ ざわ・・・

パワプロ「やぁ、歩くのも大変だなぁ」

佐倉「うん、本当だね」

八重「うん・・・」

「へいらっしゃーい、そこの少年とお嬢さん達〜!」

パワプロ「ん?」

八重「?」

テキ屋「どう?金魚救い、一回100円・・・って!!野球少年!!」

パワプロ「あ!あの時の!!」
109 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:35:40.22 ID:/aoa5oI0
八重「・・・知り合い?」

パワプロ「うん、前にちょっとね」

テキ屋「いやいや、女の子連れて夏祭りに来るなんて〜、青春してるねぇ〜!お姉さん羨ましいわ〜!」

パワプロ「前、ピザ屋の宅配やってましたよね?」

テキ屋「ああ、ピザ屋はこの間で辞めたの。テキ屋は今が稼ぎ時だからね〜」

佐倉「ねえ、パワプロ君。せっかくだから金魚掬いやってみてよ!」

パワプロ「え?」

テキ屋「そうそう、ここで一発、彼女達にかっこいい所見せちゃいなさいよ!」

パワプロ「・・・よし、せっかくだからやってみるか!・・・でもお姉さん、俺が『金魚狩りの帝王』と呼ばれているのを知っているかい」

八重「・・・なに、その名前」

パワプロ「引っ越す前にいた土地でよく呼ばれてたんだよ」

テキ屋「き、金魚狩りの帝王!?少年があの伝説の・・・!?」ゴクリ

佐倉「パワプロ君、そんな通り名持ってたんだ」

パワプロ「ふふふ、久しぶりだから腕も鈍ってると思うけど、やってみよう!」
110 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:37:06.32 ID:/aoa5oI0

・・・・・・

ピチャッ

パワプロ「あっ」

佐倉「破れちゃった・・・」

テキ屋「はー・・・・・」

八重「で、でも何匹掬ったの?」

パワプロ「えーと・・・金魚20匹に亀1匹」

テキ屋「さ、さすが『金魚狩りの帝王』と呼ばれるだけあるわね・・・!亀までおまけに取ってくなんて・・・!」

パワプロ「それでも鈍った方ですよ、向こうじゃ30匹は取ってたんで・・・」

佐倉「さ、30匹?すごーい!尊敬しちゃう!」

テキ屋「さすが夜店泣かせねぇ。負けたわー」

八重「その子達、全部飼うの・・・?」

パワプロ「うん、ウチにでかい水槽があるからね。親にはまた怒られるだろうけど」

八重「そう・・・良かった」

パワプロ「じゃ、次行こうか。お姉さん、また!」

テキ屋「あいよ!精一杯、夏祭りを楽しんでらっしゃい!」
111 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:38:26.78 ID:/aoa5oI0
佐倉「次何処行こうか?」

八重「うん、私は何処でも・・・」

パワプロ「(あ、名前聞きそびれちゃったな・・・まぁ、また会えるだろ)」


ドンドンドコドン ドンドンドドドン

パワプロ「ん?なんだ?」

佐倉「太鼓の音だね」

八重「向こうでやってるみたい・・・」

パワプロ「よし、見に行こうか!」


ドンドンドドドンッ ドンドンッドドンッ

「でりゃー!」

ドンドンッ

「そりゃー!」

佐倉「ん・・?あ!あの太鼓叩いてるのってもしかして?」

八重「あ・・・生徒会長の赤井さん・・・?」

パワプロ「ホントだ」
112 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:39:54.37 ID:/aoa5oI0


赤井「そりゃー・・・お?」

パワプロ「気づいたみたいだ」

赤井「よー!お前達ーー!来てたんだなーー!」

佐倉「赤井さん、似合ってるよー!」

八重「・・・」コク

パワプロ「カッコイイよ、赤井さーん!」

赤井「本当かー!?さんきゅー!そりゃー!」

ドンドンドンッ


パワプロ「すごい、イキイキしてるねぇ」

八重「うん、本当・・・羨ましいくらい」


赤井さんと出会った!


・・・・・
113 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:41:14.98 ID:/aoa5oI0

帰り道


パワプロ「いやぁ、楽しかった。夏祭りはやっぱいいねぇ」

佐倉「うん、日本人に生まれて良かった〜!って感じだよね」

八重「・・・うん」


佐倉「・・・あ、家もうすぐだからここでいいよ。送ってくれてありがとう!」

パワプロ「そう?」

佐倉「うん、二人とも今日はありがとうね!本当に楽しかった!」

パワプロ「うん、俺も楽しかったよ」

八重「私も、楽しかった」

佐倉「じゃあ、おやすみなさい。気をつけて帰ってね〜」

パワプロ「うん、おやすみー」

八重「おやすみなさい」



パワプロ「佐倉さん、顔は笑ってたけど・・・やっぱ寂しそうだったね」

八重「うん・・・」

パワプロ「・・っと、じゃ行こうか」

八重「あ・・私も、ここでいい」
114 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:42:13.56 ID:/aoa5oI0
パワプロ「え?そんな、遠慮しなくても」

八重「私より、その子達を早く水槽に入れてあげて・・・」

パワプロ「ん?あ、この金魚達?」

八重「うん・・・そんな窮屈な場所だと可哀想だから・・・」

パワプロ「んー、それもそうだね。じゃあ、ここでだね」

八重「うん・・・今日はありがとう・・・・あと、ごめんなさい」

パワプロ「ん?なにが?」

八重「その・・・構わなくていいとか、勝手な事言っちゃって・・・気分悪くしたでしょう?」

パワプロ「ああ、そんな事か。大丈夫、全然気にしてないから!」

八重「そう・・・」

パワプロ「それより、気をつけて帰ってね!じゃあおやすみ!」

八重「ええ、ありがとう。・・・おやすみなさい」

タッタッタ・・・


こうして、夏祭りは終わった・・・

ミートカーソルが上がった!

連打が上手くなった!

パワプロ

3 BBBBB
115 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:44:20.52 ID:/aoa5oI0
翌日


カキーン  カキーン 

坂崎「先輩、先輩」

パワプロ「ん?」

矢部「昨日はどうだったんでやんすか!?」

パワプロ「昨日?・・・ああ、普通に遊んだだけだよ」

坂崎「ええっ?告らなかったんスか?勿体ね〜!」

パワプロ「告るとか告らないとか、そういう雰囲気じゃないんだよ」

矢部「喧嘩でもしたんでやんすか?」

パワプロ「ち、違うよ!」



監督「全員集合!」

パワプロ「ん?」

矢部「練習中に集合命令なんて珍しいでやんすね」

坂崎「なんスかね?」
116 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:45:22.22 ID:/aoa5oI0

ザザッ

監督「・・・いよいよ来週から夏合宿が始まる!!体調管理を万全にして、怪我のないよう望むように!」

「はい!」

監督「それと・・・もう一つ知らせておく事がある!・・・佐倉」

佐倉「はいっ」


パワプロ「・・・」

矢部「?」

奥居「なんだ〜?」

坂崎「?」

監督「我が部のマネージャーである佐倉が、8月の末で転校する事になった」

矢部「ええっ!?でやんす!」

奥居「マ、マジかよ〜!?」

ざわざわ・・・


坂崎「・・・先輩、知ってたんスか?」

パワプロ「ああ・・・まぁね」

佐倉「皆さん、今まで黙っててごめんなさい。親の仕事の都合でどうしても転校しなくちゃならなくなりました」

佐倉「この野球部のマネージャーとしていれるのも後一ヶ月だけですが、最後まで精一杯皆さんのお手伝いをさせてもらいます!」

矢部「悲しいでやんす〜」

奥居「ああ・・・佐倉さんの笑顔が見れなくなるなんてキツイぜ〜」

監督「伝える事は以上だ!では、練習再開するように!」
117 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:46:43.37 ID:/aoa5oI0

・・・・


矢部「佐倉さん、何処に転校しちゃうでやんすか?」

佐倉「大門高校って知ってる?」

奥居「げ、あの甲子園優勝高のかよ〜?って事は甲子園出場しないと会えないのかよ〜?キツイぜ〜!」

佐倉「あはは、大丈夫大丈夫!皆ならきっと甲子園に出場出来るよ!頑張って!」


坂崎「先輩、寂しくなっちゃいますね」

パワプロ「うん・・・まぁ二度と会えなくなる訳じゃないしな」

坂崎「はぁ」

パワプロ「佐倉さんが転校したら、まず全員で甲子園に行って再会しようじゃないか!」

坂崎「・・・そーっスね!頑張りましょう!」
118 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:48:12.32 ID:/aoa5oI0


合宿当日


ミーン ミーン・・・

パワプロ「二年目の合宿だ・・・」

佐倉「(最後・・・かぁ)」


矢部「パワプロ君、今年は倒れないでくれでやんすよ?」

パワプロ「わ、わかってるよ。去年はちょっと熱くなりすぎた・・・」

奥居「おい、オメーら!大変だぜ〜!」

パワプロ「ん?どうしたんだ?」

奥居「プロ野球のスカウトが、ウチの合宿を見にきてんだよ〜!」

矢部「ええっ!?」

パワプロ「ほ、本当か!?」

奥居「ああ、スカウトにいい所見せるチャンスだぜ〜!」

矢部「これは大チャンスでやんす!!オイラ、思いっきりやるでやんす!!」

パワプロ「ああ!!思いっきりアピールするぞ!!」

佐倉「みんな、ケガにだけは注意してね。燃えてるみたいで嬉しいけど・・・」

パワプロ「ああ!もちろん!」

矢部「大怪我しない程度に派手にアピールするでやんす!!」

佐倉「・・・・なんか不安だなぁ」
119 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:49:36.62 ID:/aoa5oI0

カキーンッ カキーンッ

影山「・・・」


パワプロ「オーライオーライ!!」

バシッ

パワプロ「それっ!!」

ビシュッ  キューンッ


影山「・・・ふむふむ、中々いい肩を持ってるな」カキカキ

パワプロ「(お、何かメモってくれてる!)」



矢部「うおおおおおおおーでやんす!」
ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド・・・・

影山「おお、いい脚を持っている選手だ」カキカキ

矢部「(アピール成功でやんす!)」
120 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:50:32.80 ID:/aoa5oI0

坂崎「シュッ!」

ビシュッ

奥居「おりゃあーー!」

ブンッ
ズバァンッ

「ストライク!」

坂崎「奥居先輩〜、大振りすぎッスよ」

奥居「坂崎、オメー手加減しろよ〜!」

坂崎「いやいや、手加減したら練習にならないじゃないッスか」


影山「ふむふむ・・・坂崎君か。一年であの球威は・・・要チェックだな」カキカキ


パワプロの評価が上がった!

矢部の評価が上がった!

坂崎の評価が上がった!
121 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:51:38.26 ID:/aoa5oI0

合宿最終日の夜



パワプロ「はぁ、疲れたー・・・地獄の合宿も今日で終わりか・・・」

矢部「パワプロ君、パワプロ君」

パワプロ「ん?」

奥居「こっちこい、こっち!」

パワプロ「なんだ?」

矢部「いいから、来るでやんす!」

パワプロ「・・・?」



シャー  パシャパシャ・・・

パワプロ「え・・・もしかして」

矢部「その通り・・・男のロマンでやんす」
122 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:52:52.13 ID:/aoa5oI0
奥居「去年はオイラ見れなかったしな〜」

パワプロ「うーん、どうもそういう気分じゃないな・・・」

矢部「どうしたでやんすか、パワプロ君らしくないでやんす」

奥居「せっかくのチャンスなのによ〜」

パワプロ「・・・んー、俺は止めとくよ。なんか嫌な予感するし」

矢部「じゃあ、誰かこないか見張っててくれでやんす」

パワプロ「え?」

奥居「せっかくいるんだしな〜」

パワプロ「・・・ったく、仕方ないな。5秒だけにしときなよ」


矢部「助かるでやんす。・・・じゃあ奥居君、行くでやんす」

奥居「お〜」
ゴソゴソ・・・


パワプロ「やれやれ、こんな所誰かに見つかったら・・・」

ガサガサガサ!!

パワプロ「ん?」

奥居「逃げろ!」
矢部「逃げるでやんす!!」
タッタッタッタッタ・・・

パワプロ「え!?ちょ、待っ・・・」

爆烈山の声「誰じゃーーー!!覗きをしよるのはーーー!!!」

パワプロ「ゲ!?校長!?なんで校長が合宿にって・・・やばい、逃げなきゃ!!」
タッタッタッタ・・・
123 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:55:36.45 ID:/aoa5oI0

・・・・・・


矢部「はぁはぁ」

奥居「まさか校長の入浴姿を覗くとは思いもしなかったぜ〜」

パワプロ「はぁ・・はぁ・・・俺を置いて逃げるなよ!」

矢部「ごめんでやんす。でももう覗きはコリゴリでやんす」

奥居「オイラなんかモロに見ちまったぜ〜・・・・はぁ」

パワプロ「全く・・・嫌な予感が的中したよ」


走力が上がった!

矢部の弾道が下がった!

奥居の弾道が下がった!


パワプロ 外野

3 BBABB
124 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:57:14.09 ID:/aoa5oI0
翌日の夜


自宅


パワプロ「合宿もあっという間に終わっちゃったな・・・佐倉さんも明日には転校しちゃうんだもんな・・・」


ピンポーン♪

パワプロ「ん?誰だ?こんな時間に・・・」


・・・・

佐倉「こ、こんばんは」

パワプロ「佐倉さん?どうしたの、浴衣姿で」

佐倉「あの、花火大会に行こうと思うんだけど・・・行きませんか?」

パワプロ「花火大会?・・・ああ、そういえば今日か」

佐倉「うん」

パワプロ「そうだね、せっかくだし行こうか」

佐倉「ありがとう、いきなりだから断られると思った・・・」

パワプロ「ちょうど、暇だったしね」

佐倉「よかったぁ・・・じゃあ行きましょう」

パワプロ「あれ、今回は八重さんいないんだ?」

佐倉「うん、誘ったんだけどね。・・・・・・二人で行った方がいいって言ってくれて」

パワプロ「・・・あ、・・そ、そうなんだ」
125 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 16:58:50.69 ID:/aoa5oI0

ヒュー ドオーン パラパラパラ・・・

佐倉「わー・・・綺麗・・・」

パワプロ「うん、本当だね」

佐倉「ひびきので見る花火もこれで最後かぁ・・・」

パワプロ「そんな、大袈裟な・・・」

佐倉「今日でお別れなんて、・・・嫌だな」

パワプロ「俺も嫌だよ、・・・でも二度と会えなくなるわけじゃないしね!」

佐倉「うん・・・そうだよね」

パワプロ「俺達、必ず甲子園に行って佐倉さんに会いに行くからさ!楽しみに待っててよ!」

佐倉「うん、頑張ってね!皆ならきっと、甲子園に行けるよ!」



その後、俺と佐倉さんは大会終了までずっと花火を眺めていた

翌日、佐倉さんは大門高校へと転校していった・・・
126 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:00:47.88 ID:/aoa5oI0

――2日後


パワプロ「あ〜あ、やっぱ佐倉さんがいないとなんか部活も気が入らないなぁ」


赤井「よ、パワプロ」

パワプロ「・・・はぁ」

赤井「おい、聞いてんのか?」

パワプロ「ふぅ・・・」

赤井「・・・・こらぁ!!」

ゲシッ

パワプロ「いてっ!!な、なに・・・って、赤井さんじゃないか!」

赤井「さっきから呼んでるんだよ!・・・ったく、朝からボケーっとして・・・」

パワプロ「あ、ごめんごめん・・・ちょっとね」

赤井「ったく、来月から修学旅行だぞ?もっと楽しそうな顔しろよな」

パワプロ「あ、そういえばそうか・・・何処行くんだっけ?」

赤井「北海道だな。北海道といえば、蟹!あはは、楽しみだぜ〜!」

パワプロ「(北海道か・・・)」
127 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:03:54.05 ID:/aoa5oI0


放課後


坂崎「パワプロ先輩、やっぱ寂しそうッスね〜」

パワプロ「ん?ああ、やっぱ顔に出てる?」

矢部「見て一発でわかる程でやんす」

奥居「監督も呆れてたぜ〜?」

パワプロ「ほ、本当か。それはマズイな・・・」

矢部「ふっふっふ・・・」

奥居「くっくっく・・・」

パワプロ「・・・ん?なんだよその笑みは」

矢部「いやいや、なんでもないでやんすよ」

奥居「もう少しで修学旅行なんだから、楽しくいこうぜ〜」

パワプロ「? ・・・ああ、わかってるよ」

坂崎「先輩達、北海道行くんスよねー?お土産頼んますよー」
128 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:04:55.25 ID:/aoa5oI0

修学旅行当日

パワプロ「ふあ〜あ・・・眠いなぁ」

白雪「パワプロさん、眠そうですね」

パワプロ「うん、修学旅行だと思うと中々眠れなくてね」

白雪「ふふ、子供みたいですね。パワプロさんは」


矢部「いやぁ、楽しみでやんすね!パワプロ君!」

奥居「存分に楽しもうぜ〜!」

パワプロ「ああ・・・しかし、二人とも妙にテンション高いな」

矢部「そりゃぁ、修学旅行でやんすからねぇ!」

奥居「そうだぜそうだぜ〜」

パワプロ「(その怪しい笑みは一体なんなんだ・・・?)」



・・・・・・・・・・
129 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:06:58.57 ID:/aoa5oI0

北海道 


ホテルロビー


ざわざわ・・・

担任「修学旅行一日目は班ごとで北海道観光をしてきて下さい。あまり遠くにはいかないように!」

矢部「パワプロ君、行こうでやんす」

奥居「行こうぜ行こうぜ〜」

パワプロ「あ、ああ」


小樽運河


パワプロ「ここが小樽運河か・・・大きいなぁ」

奥居「いやー本当に綺麗な所だぜー」

矢部「本当でやんすねー」

パワプロ「・・・二人とも、そのワザとらしい喋り方はなに?なんか、朝からずっと変だぞ?」
130 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:10:06.57 ID:/aoa5oI0
矢部「・・・あっ!オイラ急にトイレに行きたくなったでやんすー」

パワプロ「え?」

奥居「オイラもだぜー」

矢部「パワプロ君、悪いけどここで待っててくれでやんすー」

パワプロ「え、ちょっと」

奥居「絶対に動くんじゃねーぞー」

タッタッタ・・・

パワプロ「・・・なんなんだよ一体?」



「パワプロ君!」

パワプロ「(ん?・・・この聞き覚えのある声は・・・まさか!?)」


パワプロ「さ、佐倉さん!?」
131 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:11:56.12 ID:/aoa5oI0

佐倉「・・・えへっ、びっくりした?」

パワプロ「そりゃもう・・・佐倉さんがどうしてここに?・・・あっ」

佐倉「ふふ、わかった?」

パワプロ「矢部君と奥居か?」

佐倉「うん!この間、連絡をくれたの。ここに連れてくるから、待っていてくれって!」

パワプロ「(様子が変だったのはこういう事だったのか・・・)」

佐倉「・・・でも、会えて本当に良かった」

パワプロ「うん、本当に・・・。ん?でも佐倉さんがここにいるって事は?」

佐倉「あ、そうなの。私も修学旅行で来てるんだ〜」

パワプロ「そうなんだ、いやぁ・・・まさかこんなに早く再会出来るとは思わなかったよ」

佐倉「うん、私も。矢部君から連絡あった時はびっくりしちゃった」
132 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:13:25.12 ID:/aoa5oI0
パワプロ「大門ではどうなの?楽しくやってる?」

佐倉「うん、野球部の人達もいい人ばかりで・・・外見は怖い人が多いけど」

パワプロ「そっかー・・・安心したよ。八重さんも連れて来たかったけど」

佐倉「うん・・・あ、そうだ」

パワプロ「ん?」

佐倉「これ、私の新しい電話番号。もし、暇だったらかけてきて」

パワプロ「あ、ありがとう!八重さんにも教えとくよ」

佐倉「うん、お願いね〜」

「佐倉さ〜ん、まだかかるの〜?」

佐倉「あっ・・・ごめん、もう行かなくちゃ。同じ班の人待たせてるの」

パワプロ「え、もう?」

佐倉「うん、こうやって会えて嬉しかったよ!また会おうね!」

パワプロ「あ、ああ」

佐倉「それじゃあね、電話待ってるから・・・」
タッタッタ・・・

パワプロ「あ、佐倉さ・・・・行っちゃった」
133 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:14:51.19 ID:/aoa5oI0

矢部「ふっふっふ、どうだったでやんすか、パワプロ君」

奥居「オイラ達の粋な計らいはよ〜!」

パワプロ「あ!二人とも!」

矢部「再会出来てよかったでやんすね〜」

奥居「デレデレしやがってよ、このヤロ〜」

パワプロ「あ、はは・・・は」

矢部「・・・というわけで、パワプロ君には何か奢ってもらわなきゃならないでやんすね」

パワプロ「え?」

奥居「やっぱ北海道といえば毛蟹だよな〜・・・毛蟹!」

パワプロ「う・・・わ、わかったよ」

矢部「じゃあ早速行くでやんすー!!」


矢部君達のお陰により、佐倉さんと再会した!

報酬に毛蟹を奢らされた・・・


広角打法を習得した!
134 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:16:34.03 ID:/aoa5oI0
その夜 

パワプロ「ふう、今日は移動で疲れた・・・」

八重「あ・・・」

パワプロ「あ、八重さん!」

八重「こんばんは・・・」

パワプロ「ちょうど良かった、八重さんに伝える事があったんだ」

八重「伝える事・・・?私に?」

・・・・・

八重「そうなんだ・・良かったね。会えて」

パワプロ「うん・・・で、これが新しい電話番号だって」

八重「ありがとう」

パワプロ「八重さん、明日の自由行動は何するか決まってるの?」

八重「え?」

パワプロ「もし、良かったら俺達と一緒に回らない?男ばっかだけど」

八重「あ、ごめんなさい・・・同じ班の子と一緒に行く約束してて・・・」

パワプロ「あ、そうなんだ!」

八重「ありがとう、気を使ってくれて・・・」

パワプロ「(八重さん、少しずつだけど変わってきてるな・・・なんか、表情も優しくなってきてるよ)」
135 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:18:29.09 ID:/aoa5oI0

翌日


パワプロ「さて、今日の自由行動はどうしようかな」

矢部「パワプロ君!」

パワプロ「お、矢部君」

一文字「おはよう!パワプロ君」

白雪「おはようございます」

パワプロ「白雪さんに一文字さん、おはよう」

矢部「今日の自由行動、オイラ達と回らないでやんすか?」

パワプロ「あ、行く行く!どうしようかな〜って考えてた所なんだ!」

一文字「決まったね、じゃ、行こうか!」

白雪「あら・・・?奥居さんはいいんですか?」

矢部「奥居君、まだ寝てるでやんすよ。何回呼んでも起きないから置いてくでやんす」

パワプロ「(奥居、気の毒に)」
136 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:20:37.91 ID:/aoa5oI0

・・・・


一文字「ねえねえ、湿原って底なし沼みたいなものなのかな?」

パワプロ「ん?うーん、そういう所もあるかもしれないね、実際」

白雪「では、遊歩道行くの止めましょうか?あそこは板一枚ですし・・・」

矢部「転ばぬ先の杖って奴でやんすかね」

パワプロ「(まさか観光する道に底なし沼があるとは思えないけど)」

一文字「・・・ん?どうしたの、美帆ちゃん?」

白雪「・・・・・・感じます」

矢部「感じる?・・・何をでやんすか?」

パワプロ「嫌な予感?」

白雪「来ます・・・・・・何かが!」

一文字「え?」

ガサガサガサガサ!!!

パワプロ「ん?」
137 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:22:26.47 ID:/aoa5oI0

「グオオオオオ!!!」



矢部「!!!」

一文字「きょ、巨大クマ〜〜〜!?」

パワプロ「い・・・一文字さん、白雪さん、逃げて!!」

白雪「え、でも・・・」

一文字「一緒に逃げようよ!!!」

パワプロ「駄目だ、一緒に逃げてもすぐに追いつかれる!!コイツは俺と矢部君で抑えてるから早く!!」

矢部「わかったでやんす、パワプロ君!任せたでやん・・・って、オイラもでやんすか!!?」

キラーヒグマ「ガフッ ガフッ」

パワプロ「早く!行くんだ!」

一文字「わ、わかったよ!!二人とも、気をつけてね!!」

白雪「無理はしないでください!」

タッタッタ・・・
138 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:23:56.99 ID:/aoa5oI0
パワプロ「さぁ、矢部君!少しでも時間を稼ぐぞ!」

矢部「うう、こうなったらやるしかないでやんす!!男見せるでやんすー!」

キラーヒグマ「グオオオオオ!!!」

デロレロリーン



キラーヒグマが襲い掛かってきた!!


パワプロ「かかってこい!」
矢部「やんす!」


パワプロ HP6800 MP250

矢部 HP4000 MP150
139 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:26:10.56 ID:/aoa5oI0

パワプロ「行くぞ!!」

パワプロの攻撃!

ビシッ

キラーヒグマに1020のダメージ!

キラーヒグマ「グオ・・・」

矢部「ど、どりゃーでやんす!」

矢部の攻撃!

ピシッ

キラーヒグマに860のダメージ!


パワプロ「くそっ!流石にクマだけあって、打撃に強い!!」


キラーヒグマ「ガオオオオ!!」

キラーヒグマのクラッシュクロー!


ザシュッ! ザシュッ!

パワプロ「うわあっ!」

パワプロに1560のダメージ!
140 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:27:51.97 ID:/aoa5oI0

矢部「パワプロ君!大丈夫でやんすか!?」

パワプロ「あ、ああ、なんとか・・・!」



パワプロ「これならどうだ!!」

パワプロはボ〜ボ〜を唱えた!

ピロリロリーン

ボゴウッ!

キラーヒグマ「グオオ!!」

キラーヒグマに1300のダメージ!

パワプロ「驚くだけで、大して効いてない・・・!」


矢部はナオルを唱えた!

ピロリロリーン

キュイイー

パワプロのHPが回復した!

キラーヒグマ「グオ・・・」

キラーヒグマは様子を見ている!



パワプロ HP6800 MP230

矢部 HP4000 MP120
141 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:29:35.20 ID:/aoa5oI0
パワプロ「まだ一文字さん達も遠くまで行けてないだろう・・・!もう少し時間を稼ぐぞ!」


パワプロの攻撃!

ビシビシッ!

キラーヒグマに1430のダメージ!

矢部「これでも食らえでやんす!!」


矢部はビュ〜ビュ〜を唱えた!

ピロリロリーン

ビュオオオオオォォッ!!!!

キラーヒグマ「・・・グオ?」

キラーヒグマに320のダメージ!

パワプロ「さすが北の国に住むクマだ・・・!」

矢部「魔法も効かないなんて困ったでやんす!」
142 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:31:08.82 ID:/aoa5oI0

キラーヒグマ「グオオオオオ・・・!」

キラーヒグマは力を溜めている!


矢部「! パワプロ君!ここは任せたでやんす!」

パワプロ「え!?」

矢部「急いで戻ってくるでやんす!それまで頑張ってくれでやんす!!」
タッタッタ・・・

矢部が戦闘から離脱した!

パワプロ「ちょ・・・」


パワプロ HP6800 MP230
143 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:32:30.87 ID:/aoa5oI0

キラーヒグマ「グオオオオ!」

パワプロ「!」

キラーヒグマのクラッシュクロー!

ザシュザシュッ!!

パワプロ「ぐわあああっ!」

パワプロに2860のダメージ!


パワプロ「ぐっ・・・!こ、このぉ!!」

パワプロの攻撃!

ビシッ ビシッ

キラーヒグマに1702のダメージ!

キラーヒグマ「・・・グオオ」


パワプロ「くそ、なんてタフな奴なんだ!」


パワプロ HP3940 MP230
144 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:34:29.56 ID:/aoa5oI0

パワプロはナオルを唱えた!

ピロリロリーン

キュイイー

パワプロのHPが回復した!


キラーヒグマ「・・グオオオオオオオオ」

キラーヒグマが低い唸り声を上げ始めた!

パワプロ「!?」



パワプロ HP5940 MP200


パワプロ「なにかする気だな?その前に!」

パワプロの攻撃!

ビシッ ビシッ

キラーヒグマに1583のダメージ!
145 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:35:59.85 ID:/aoa5oI0

キラーヒグマ「グオオオオ!!!」

キラーヒグマが鮭を取り出した!

パワプロ「なんだ!?」

キラーヒグマ「グオオオーーー!!」

ブンッ


キラーヒグマのサーモンブーメラン!

ヒュンッ ヒュンッ ヒュンッ

パワプロ「!!!」

ドガスッ

パワプロ「ぐあああ!!!」

パワプロは致命的なダメージを受けた!!


パワプロ HP1 MP200
146 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:37:41.72 ID:/aoa5oI0


パワプロ「ぐっ・・・!駄目だ、やっぱり北国育ちのクマには敵わない!」

キラーヒグマ「グオオオオ」

パワプロ「ここまでか・・・!」


♪ ♪ ♪ ♪

パワプロ「・・・?」

キラーヒグマ「?」

パワプロ「なんだこの音楽は・・・あ!あれは!!!」


ガシャン ガシャン  ガシャン


ガンダーロボ「パワプロ君!お待たせでやんす!」


『正義のガンダーロボ 見参!』


パワプロ「その声、矢部君か!?」

ガンダーロボ「そうでやんす!後はオイラに任せて隠れてるでやんす!」

パワプロ「わ、わかった!」
147 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:39:41.50 ID:/aoa5oI0

ガンダーロボ「やい、クマ!よくもオイラの親友をいたぶってくれたでやんすね!!これはお返しでやんす!!」

キラーヒグマ「!」

ガンダーロボ「ロケットパンチ!スイッチオン!でやんす!」ピッ

『自爆装置が作動しました』

パワプロ「え?」

ガンダーロボ「え!?」

『自爆開始まで、後10秒・・・』


キラーヒグマ「?」

ガンダーロボ「い、今のは間違いでやんす!中止中止!」

『7・・・6・・・5・・・4・・・3・・・2・・・1』

キュイーーーーー・・・

『爆破』

ドッゴオオオオオオン!!!!!!!!
キラーヒグマ「!!!」

キラーヒグマに65535のダメージ!!

キラーヒグマは消し飛んだ!
148 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 17:40:46.18 ID:/aoa5oI0
矢部「あ〜〜〜れ〜〜〜でやんす〜〜〜!」キュピーン


パワプロ「や、矢部く〜〜〜ん!!」

テレレレーレーテッテレー♪


戦闘に勝利した!

経験値5000を獲得!

10000Gを手に入れた!

熊殺しの称号を手に入れた!

鮭トバを手に入れた!

パワーが上がった!

肩力が上がった!

守備力が上がった!

パワーヒッターになった!


パワプロ

3 BAABA
149 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:28:53.30 ID:/aoa5oI0

・・・・・


一文字「あ、パワプロ君!」

白雪「大丈夫でしたか!?」

パワプロ「あ、ああ・・・なんとかね。矢部君はこなかった?」

一文字「え?見てないけど・・・一緒じゃないの?」

パワプロ「いや、どっか飛んでいって・・・・」

矢部「ここにいるでやんす!」

パワプロ「あ、矢部君!生きてたんだね!」

矢部「勝手に殺さないでくれでやんす!!」

白雪「良かった、二人ともご無事で・・・」

一文字「ありがとう、二人とも・・・身体張ってボク達を守ってくれえて!」

矢部「なになに、漢なら当然の事でやんす!」

パワプロ「そうそう!」

白雪「素敵でしたよ、パワプロさん、矢部さん・・・」

一文字「ボク達のヒーローだね!二人は!」

パワプロ「ヒーローだなんて・・・」

矢部「照れるでやんす!」


一文字さんと白雪さんの間に友情が芽生えた!!
150 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:30:04.59 ID:/aoa5oI0

楽しい修学旅行も終わり、俺達はひびきのに帰ってきた


翌日


パワプロ「さて、部活に行くとするか」

伊集院「おい、貴様」

パワプロ「ん?伊集院さん、どうかした?俺これから部活なんだけど」

伊集院「何か、忘れてはおらんか?」

パワプロ「忘れてる・・・?なんだろ」

伊集院「馬鹿者!修学旅行のお土産なのだ!」

パワプロ「え?俺、買ってくるって約束してたっけ?」

伊集院「貴様、自分がメイの鞄持ちだという事を忘れたのか!?」

パワプロ「え?あれって一回だけじゃなかったの!?」

伊集院「誰があれで終了と言ったのだ!全く、忠誠心の欠片もない奴なのだ」
151 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:31:14.00 ID:/aoa5oI0

パワプロ「(んな無茶苦茶な・・・でも、楽しみに待っててくれたのかな?・・どうしよう・・・)」

伊集院「ええい、もうよい!貴様に期待したメイが馬鹿だったのだ!」

パワプロ「! あ、ちょっと待って!!」

伊集院「ん?」

パワプロ「ごめんごめん、帰ってきたばっかでバタバタしてたからつい忘れちゃってて・・・ちゃんと買ってきてあるよ!」

伊集院「ほ、本当か?」

パワプロ「うんうん、えーと」ゴソゴソ

パワプロ「はい、コレ」

伊集院「お菓子か?」

パワプロ「人気があって地元の人でも中々手に入らない物らしいんだ。手に入れるのに苦労したよ〜」

伊集院「そ、そうか。そんなに苦労した物ならば、受け取らねば失礼であろうな・・・ご、ご苦労であった。パワプロ」

パワプロ「(良かった、喜んでくれたみたいだ)」
152 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:32:10.68 ID:/aoa5oI0


・・・・・・

部室


坂崎「チィーッス、先輩!俺の頼んだ『じゃがポッキリ』買ってきてくれました?」

パワプロ「ああ〜、悪い!坂崎!!旅行先でバタバタして買えなかったんだよ」

坂崎「え〜、マジッスか!?楽しみにしてたんスけどねー・・・」

パワプロ「悪い悪い、来年修学旅行行ったら買ってこいよ、な?」

坂崎「はぁ、まぁ仕方ないッスねぇー・・・」

パワプロ「(坂崎、悪いな。伊集院さんの機嫌を壊す方が怖かったから、お前のお土産使わせてもらったよ)」


逆境に強くなった!
153 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:33:42.57 ID:/aoa5oI0


翌週  教室


矢部「パワプロ君、おはようでやんす!」

パワプロ「おはよう」

奥居「オメーら聞いたか?今日、一時限目無しで講堂で集会だってよ〜」

パワプロ「集会?なんの?」

矢部「なんでも、若くて美人な教育実習生が来るらしいでやんす」

パワプロ「へぇー・・・匠が食いつきそうな話だな」

・・・・

講堂

パワプロ「(あの人がそうか、ここからじゃよく見えないな・・・)」


爆烈山「あ〜〜、生徒諸君!ワシがこの高校の校長、爆・烈・山である!!!」

パワプロ「(なにを今更)」

爆烈山「まぁ、それはいいのじゃが。今度、我が校に教育実習生が来る事になった!・・・では、教育実習生に挨拶をしてもらおう。心して聞くように!!」
154 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:34:54.16 ID:/aoa5oI0

麻生「・・・ええと、麻生華澄です」

パワプロ「え?・・・麻生?」

矢部「? 知ってる人でやんすか?」

麻生「今日は朝から緊張していたんですが、この学校が昔と変わってないのを見てちょっと落ち着きました」

パワプロ「・・・やっぱり、華澄さんだ」

奥居「なんだよ、知ってんのかよ〜?」

パワプロ「ああ、昔よく世話に・・・

爆烈山「こらーー!そこの三人、私語は慎まんか!!」

パワプロ「え、あ、す、すいません!!」

矢部「ごめんなさいでやんす!」


「ははははは・・・」

麻生「・・・」


爆裂山「すまんの、華澄さん。続けてくれ」

麻生「あ、はい。・・・二週間という短い間ですが、宜しくお願いします。以上です」


パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・
155 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:35:55.04 ID:/aoa5oI0

・・・・・


パワプロ「ったく、朝イチから怒られちゃったじゃないか」

奥居「ワリ〜ワリ〜」

矢部「で、あの人とは知り合いなのでやんすか?」

パワプロ「ああ、小さい頃よく・・・」

麻生「パワプロ君!」

パワプロ「あ、華澄さん!お久しぶりです!」

麻生「おかえりなさい。久しぶりね」

パワプロ「え?久しぶりって・・・俺が戻ってきてた事、知ってたんですか?」

陽ノ下「華澄さ〜ん!」
タッタッタ・・・

パワプロ「あ、光。・・・ん?もしかして」

陽ノ下「うん、その通り!君を驚かそうと思って、君には連絡しなかったんだー。驚いたでしょ?」

パワプロ「意地悪だなぁ・・・まぁ、ビックリはしたけど」
156 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:36:46.26 ID:/aoa5oI0

陽ノ下「校長先生に怒られてたもんね〜」

パワプロ「う、うるさいな」

麻生「ごめんなさいね。二週間しかいないけど、よろしくね」

パワプロ「はい、こちらこそ!」

麻生「じゃ、私職員室に行かなきゃならないから、またね」
タッタッタ・・・

パワプロ「華澄さん、変わらないね」

陽ノ下「うんっ」

奥居「・・・不思議だぜ〜」

矢部「・・・でやんす」

パワプロ「・・・ん?なにが?」

奥居「なんでパワプロの周りには美人が集まるんだ〜?」

矢部「オイラなんて、近づいてすらこないでやんすのに」

パワプロ「き、気のせいだよ。そんなの・・・」


華澄さんと再会した!
157 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:37:43.43 ID:/aoa5oI0
そして同時に2年目の秋の地区大会が始まる

俺達は初戦のバス停前高校を蹴散らし、二回戦へと進出した



監督「二回戦の相手は帝王実業だ!気を張っていけ!!」

パワプロ「帝王実業か・・・」

矢部「一回戦で超最強学園を下したそうでやんす」

坂崎「相手にとって不足はないッスね」

奥居「よ〜し!行くぜ〜!!」



影山「帝王実業とひびきの高校か・・・どれどれ」


いよいよ試合が始まった

審判「プレイボール!!!」


2回表 帝0−ひ0

ノーアウト、ランナー無し

『四番、センターパワプロ君』


パワプロ「行くぞ!」
158 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:39:35.05 ID:/aoa5oI0
山口「・・・」

パワプロ「(彼が帝王のエースピッチャー山口君か・・・!)」


山口「ムンッ」

ビシュッ

ギュオオオオッ

パワプロ「(速い!!だけどこれなら打てる!!)」

ガクンッッ

パワプロ「!!」

ブンッ カキッ・・・

山口、必殺のフォークがパワプロを強襲

ボールはバットを掠り、ピッチャーゴロになる

ビシュッ

パシッ

審判「アウトー!」

パワプロ「(なんて落差のフォークだ・・・!)」

山口「・・・」
159 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:40:33.72 ID:/aoa5oI0


四回表 帝1−ひ0

ツーアウト、ランナー一塁(矢部)


パワプロ「(あのフォークをなんとかしないと・・・!)」

山口「・・・」

山口が第一球を投げる

ビシュッ

ガクッ

ズバン!!!

審判「ストラーイク!」

パワプロ「(さすが帝王と呼ばれるだけあるな・・・坂崎以上の変化だ)」


山口「・・・」

パワプロ「(決して表情を変えないから何が来るかも察知しにくい・・・!)」

ビシュッ

パワプロ「!」

ブオンッ
バシッ!!

審判「ストライクツー!!」

パワプロ「(ストレートだったか・・・!)」

矢部「(パワプロ君、なんとか頼むでやんす!!)」
160 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:41:51.39 ID:/aoa5oI0

山口「(トドメだ・・・)」

山口が第三球を振りかぶって投げた


ビシュゥッ!!

パワプロ「(多分フォーク!!)」

ガクンッ

パワプロ「(きたっ!!)」

カキンッ

山口「!」

矢部「(よっしゃでやんす!!)」


打球は二塁と一塁の間を勢いよく抜けて行こうとするが


蛇島「むっ!!」

パシッ
審判「アウトーー!!」

蛇島がキャッチし、アウト

矢部「(あれを捕るでやんすか!)」

パワプロ「(くそ〜、さすが帝王実業・・・!強い・・・!)」
161 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:42:55.64 ID:/aoa5oI0


7回表 帝3−ひ0

帝王実業投手交代

山口→友沢

ツーアウト、ランナー無し

パワプロ「(ようやく変化に慣れてきたと思ったら交代か・・・!)」


友沢「(こいつがひびきののパワプロか・・・)」

友沢の第一球

ビシュッ

パワプロ「!」

バスッ
審判「ストラーイク!!」

パワプロ「(山口君程の球威じゃない・・・これなら行ける!)」

友沢「(・・・なんか嫌な予感だ。ここは・・・)」

友沢が第二球を投げる

ビシュッ


パワプロ「(熊殺しパワーー!!!!)」


ククッ

パワプロ「!」

ズブオンッ!!!

バシッ
審判「ストライクツー!!」
162 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:44:47.50 ID:/aoa5oI0
パワプロ「(くそ、変化球か・・・!)」

友沢「(今のスイング、当たっていたら・・・)」


矢部「大振りすぎるでやんすよーー!!!」

奥居「落ち着いて打て、パワプロ〜〜!」


パワプロ「(ええい、落ち着いてるっての!)」


友沢「(これで終わりだ!)」

友沢の第三球

ビシュッ

パワプロ「(今度こそ狙うぞ!)」

ククッッ・・・

パワプロ「(またカーブ!ここだ!!)」

ガキィィィンッッ!!

友沢「!!」

蛇島「(・・・ドジめ!)」
163 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:46:04.14 ID:/aoa5oI0

パワプロの打球は文句無しのホームランになった

パワプロ「よっしゃー!!」


帝3ーひ1

矢部「一点返したでやんすー!」

奥居「よくやったぜパワプロ〜!」

友沢「(俺からホームランを打つとは・・・くそっ!)」


影山「ほう!あの友沢君からホームランを放つとは・・・」



9回表 帝3−ひ1

ツーアウト、ランナーニ塁(奥居)

友沢「(最後にコイツか・・・!)」

パワプロ「(ここで一発決めて、同点にしたい所だ・・・!)」

友沢「(・・・行くぞ!)」


友沢の第一球

ビシュッ

ククッ

パワプロ「!」

バスンッ
審判「ストライク!」

パワプロ「(際どい所にカーブ持ってきたな・・・!)」
164 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:47:52.16 ID:/aoa5oI0

友沢の第二球

ビシュッ

ククッ
パワプロ「(またカーブ!)」

カキンッ

審判「ファール!」

友沢「(こいつに同じ変化球を投げるのは危険だな・・・なら)」


友沢が第三球を投げる

ビシュッ

ギュオオオオッ

パワプロ「(速い!ストレートか?)」

ククッ

パワプロ「!(スライダー!)」

ブンッ!!

バスッ
審判「ストラーーイク!バッターアウト!!ゲームセット!!」
165 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:48:55.55 ID:/aoa5oI0
奥居「ああ〜・・・」


監督「・・・負けたか」

矢部「く〜・・・悔しいでやんす!」

坂崎「ちぇ、俺がもっと抑えれてたら・・・」


パワプロ「くそ・・・なんてキレのあるスライダーだ・・・」

友沢「(予選でまさかスライダーを使う事になるとは思わなかった・・・。ひびきののパワプロ・・・油断出来ない相手だな・・・)」

ズキッ
友沢「!・・・くっ」

パワプロ「・・・?」


俺達、ひびきの高校は二回戦で帝王実業に負け、またも予選敗退してしまった


ミートカーソルが上がった!

パワーが上がった!

パワプロ 外野

3 BAABA
166 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:50:04.70 ID:/aoa5oI0

監督「今年は残念な結果に終わったが、落ち込んでいる暇はない!今以上に力をつけ、来年こそ必ず甲子園優勝を目指すぞ!」

「はいっ!!!」

パワプロ「みんな、ごめんな。最後のチャンスを生かせなくて」

坂崎「先輩のせいじゃないッスよ。俺が無失点で抑えられなかったのが敗因ッスから」

監督「誰のせいでもない。お前達は精一杯やったんだ」

矢部「来年こそ!来年こそは絶対にやるでやんす!」

奥居「お〜!必ず佐倉さんに会いに行くんだぜ〜!」

パワプロ「(佐倉さん、ガッカリしてるだろうなぁ)」

キャプテン「後は頼んだぜ、お前達!必ずひびきの野球部を甲子園に連れて行ってくれ!」

パワプロ「はい!任せてください!!」
167 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:51:10.09 ID:/aoa5oI0


その夜

♪ ♪ ♪

パワプロ「・・・ん?こんな時間に誰・・・って、佐倉さんだ」

ピッ
パワプロ「もしもし」

「あ、パワプロ君。今日はお疲れ様・・・残念だったね」

パワプロ「ああ、俺の力不足で・・・」

「でも、あの帝王実業の投手からホームラン打つなんて凄いよー!ウチの野球部の皆も驚いてたよ!」

パワプロ「ほ、本当?それは照れるなぁ・・・ははは」

「矢部君も、奥居君も坂崎君も、皆カッコ良かったよ!来年こそ、試合で会おうね!」

パワプロ「うん、必ず会おう!そっちも頑張って!」

「うん、ありがとう。じゃあ、風邪引かないで頑張ってね。おやすみなさい」

パワプロ「うん、おやすみ!」

ピッ

パワプロ「・・・来年は最後の年だ。絶対に甲子園に行くぞ!!」
168 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:52:41.86 ID:/aoa5oI0

校庭


パワプロ「いやぁ、すっかり秋だねぇ」

八重「うん・・・そうだね。こうやって舞ってる落ち葉を見ると不思議な気分になる・・・」

パワプロ「うん、本当に・・・おや?」


「・・・」


八重「どうしたの?」

パワプロ「あれは純だ。・・・なにボーッと空を見つめてるんだ?」


パワプロ「おーい、純」

八重「こんにちは」

純「ん?ああ、二人とも・・・」

パワプロ「なに、ボーッとしてるんだ?」

純「お前、この高校の伝説を知ってるか?」

パワプロ「伝説?ああ、前に匠が言ってたっけ・・・卒業の日に女の子から告白をして、鐘の音が響いた時に 生まれたカップルは永遠に幸せになれるとかなんとか・・・」

八重「へぇ・・・」
169 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:53:41.81 ID:/aoa5oI0

純「パワプロ・・・俺は絶対伝説を実現してみせる!」

パワプロ「おお・・・(純、変わったなお前・・・)頑張れよ!」

麻生「でも、鳴らないわよ。その鐘」

純「え」

八重「?」

麻生「私がいた頃は既に鳴らなかったし、直したって話しも聞かないしね」

純「あ・・・ぁ・・・」

八重「あ、穂刈君・・・」


麻生「あら?どうしたの、穂刈君?」

パワプロ「華澄先生、タイミング悪すぎ・・・」

麻生「?」

パワプロ「・・・そういえば、華澄さん明日で最後なんですね」

麻生「・・・うん、短い間だけど楽しかったわ。今年は残念だったけど、来年は甲子園目指してね!」

パワプロ「はい、モチロン!・・・でもちょっと寂しいなぁ」

麻生「それは私も同じ。でも、またいつか会えるわよ」

パワプロ「うん、それもそうですね」

麻生「うん」
170 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:55:21.93 ID:/aoa5oI0


数週間後


パワプロ「うう・・・12月ともなると室内とはいえ冷えるなぁ」

伊集院「おい、貴様」

パワプロ「ん・・・げっ!伊集院さん!」

伊集院「げ・・・げっ!とはなんなのだ!失礼な!!」

パワプロ「あ、ごめんごめん。つい・・・で、何か用?」

伊集院「貴様にコレをやるのだ。有難く頂戴するのだ」

パワプロ「ん・・・?こ、これは!伊集院家のクリスマスパーティー招待券!?」

伊集院「うむ」

パワプロ「わぁ、嬉しいな。ありがとう!」

伊集院「伊集院家のパーティーに参加出来るのだ、ちゃんとそれなりの格好をしてくるようにするのだぞ」
タッタッタ・・・

パワプロ「あの伊集院家のパーティーに参加出来るのか。楽しみだな〜」
171 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:56:50.94 ID:/aoa5oI0

クリスマス当日

パワプロ「・・・さて、伊集院家のクリスマスパーティーの時間ももうすぐだな。ボチボチ準備しますか!」


伊集院家 入場門


パワプロ「わあ、凄いでかい門だな・・・」

奥居「・・・」トボトボ

パワプロ「あれ?奥居、どうしたんだよ?」

奥居「あ、パワプロ〜・・・」

パワプロ「もう帰るのか?」

奥居「オイラ、身だしなみが悪いって追い返されちゃったんだよ〜」

パワプロ「ええっ!?本当かよ?」

奥居「一人寂しくクリスマスだぜ〜・・・オメーも気をつけろよー・・・」トボトボ

パワプロ「(奥居、可哀想に・・・って、他人事じゃないぞ!俺の服装は大丈夫だろうか・・・?)」
172 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:58:17.88 ID:/aoa5oI0

三原「・・・」

パワプロ「あ、あのすいません・・・」

三原「メイ様のお友達でいらっしゃいますか?」

パワプロ「友達というか先輩というか・・・」

三原「! ああっ!そ、そんな目で私を見ないで下さい・・・!」

パワプロ「え?」

三原「は、早く中へ・・・」

パワプロ「あ、ど、どうも・・・(なんか目が変だったぞ・・・)」
173 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 19:59:23.11 ID:/aoa5oI0

伊集院家パーティー会場


ざわざわ・・・ ざわ・・・

パワプロ「やぁ、流石お金持ちのパーティーだけあって豪華だなぁ・・・」

「・・・」

パワプロ「あれが伊集院さんのお兄さんか。やっぱ似てるなぁ・・・」

陽ノ下「あ、パワプロ君!メリークリスマス!」

パワプロ「あ、光」

純「よ、よう、お前か・・・」

パワプロ「お、純も!メリークリスマス!・・・ニヤニヤ」

純「な、なんだよ・・・!」

陽ノ下「?」

パワプロ「いやぁ、別に・・・」

純「お、俺達先急ぐから・・・じゃな。行こう、陽ノ下さん」

陽ノ下「? うん、じゃあね、パワプロ君!」

パワプロ「うん、またね(純の奴・・・やるなぁ)」
174 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:01:13.69 ID:/aoa5oI0

矢部「パワプロ君、メリークリスマスでやんす!」

一文字「メリークリスマス!」

白雪「こんばんは」

パワプロ「あ、皆も来てたんだ。メリークリスマス!」

矢部「パワプロ君、奥居君見なかったでやんすか?」

一文字「さっきから探してるんだけど、全然見つからないんだよねー」

パワプロ「ああ、奥居なら・・・」

白雪「・・・あら、それはお気の毒に・・・」

矢部「じゃあ、奥居君の分まで楽しむでやんす!」

一文字「うん、そうだね!」

パワプロ「俺、もうちょっと周りを見てくるよ。こんな凄いパーティー滅多に参加できないしね」

矢部「わかったでやんす。そういえば、向こうに大きなツリーがあるでやんすから、見に行ってみるといいでやんすよ!」

パワプロ「ああ、ありがとう。行ってみるよ」
175 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:02:16.16 ID:/aoa5oI0

・・・・・・

パワプロ「これか・・・確かに大きいな。流石伊集院家・・・」

八重「・・・パワプロ君?」

パワプロ「おお!八重さん、メリークリスマス!」

八重「うん、メリークリスマス」

パワプロ「見てよこれ、でっかいツリーだねぇ」

八重「うん・・・綺麗だね。佐倉さんにも見せてあげたかった・・・」

パワプロ「うん、本当だね」

八重「・・・もう少しで、年も明けちゃうね」

パワプロ「うん、高校生活最後だ。悔いの残らないようにしたいね」

八重「・・・悔いの残らないように・・・か。うん、そうだよね」

パワプロ「ん?」

八重「ううん、なんでもないの。・・・寒いね、私、中に戻ろうかな」

パワプロ「うん、俺も戻るよ。 そうだ、矢部君達向こうで待ってるんだ、良かったら一緒に行かない?」

八重「・・・いいの?」

パワプロ「うん、モチロン!」

八重「ありがとう」

パワプロ「なになに、さ!行こう行こう!」

八重「うん」


俺達は存分にクリスマスパーティーを楽しんだ!
176 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:04:16.70 ID:/aoa5oI0

元旦


パワプロ「今日は元旦か・・・どうしようかな」

ピンポーン♪

パワプロ「お、誰か来たぞ?・・・矢部君かな?」


パワプロ「はーい」

矢部「あけましておめでとうでやんす!」

奥居「今年も宜しくな〜!」

パワプロ「なんだ、やっぱり矢部君達か」

矢部「悪かったでやんすね!」


寿「あけましておめでと〜!」

赤井「よう!パワプロ!」

パワプロ「お?寿さんに赤井さん!」
177 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:06:08.85 ID:/aoa5oI0

一文字「あけましておめでとう!」

白雪「今年も宜しくお願いします」

八重「あけましておめでとうございます」

パワプロ「一文字さんに白雪さんに八重さんも!」

陽ノ下「あけましておめでと〜!」

純「よう、今年も宜しくな」

匠「やあ、あけましておめでとう」

水無月「おめでとう、今年も宜しくね」

パワプロ「光に水無月さんに純達も!い、一体これは?」

矢部「偶然、皆とバッタリ遭遇したのでやんすよ!」

匠「どうせなら、皆で行った方が楽しいだろ?」

純「そういう事だ」

陽ノ下「さ、パワプロ君も早く着替えて!一緒に行こう?」

パワプロ「あ、ああ。ちょっと待ってて!」


・・・・・
178 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:07:30.30 ID:/aoa5oI0
神社


ゾロゾロ・・・

寿「凄い人数だね〜」

一文字「うん、本当だね。毎度の事だけど」

パワプロ「(八重さん、人多いけど大丈夫?)」

八重「(うん、平気。ありがとう)」

矢部「今年はいい事が起こりそうでやんすねぇ」

奥居「そうだな〜、そんな気がするぜ〜」

純「今年で最後だもんな。頑張れよ、応援してるぜ」

匠「最後くらい、かっこいい所見せてくれよ?」

パワプロ「わ、わかってるよ」

白雪「・・・あ、皆さん。お賽銭箱の前が空きましたよ。行きましょう」

赤井「よーし!あたし一番ー!」

パワプロ「あ、赤井さん。ちょっと待って・・・」


・・・・
179 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:08:50.22 ID:/aoa5oI0
チャリンチャリーン チャリーン

カランカラン・・・

パワプロ「(今年こそ、甲子園に行けますように・・・!)」


・・・その願い・・・叶え・・・いや、己の力を信じ、道を切り開くべし・・・

ピロリロリーン

パワプロ「ん?」

矢部「どうしたでやんすか?」

パワプロ「今、誰かなんか言った?」

陽ノ下「ん?何も言ってないよ?」

白雪「妖精さんもここにはいませんし・・・」

寿「どうしたの〜?新年早々ボケちゃったー?」

パワプロ「い、いやそんなんじゃないよ・・・空耳かな?」

水無月「全く、野球の事ばっかり考えてるからおかしくなっちゃったんじゃないの?」

匠「あはは、それはあるかもね」

パワプロ「ひ、酷いなそりゃ」


「ははははは・・・」

パワプロ「(確かに聞こえたと思ったんだけどなぁ・・・不思議だ)」
180 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:10:05.64 ID:/aoa5oI0


季節は進み4月


ついに俺達は三年生になった

教育実習生として以前来ていた華澄さんもウチの高校の教師となった



矢部「いよいよ三年生になっちゃったでやんすねぇ」

パワプロ「うん、高校生活最後の一年だ」

監督「全員集合!新入部員の挨拶を始めるぞ!!」

パワプロ「お、始まるね」

矢部「行くでやんす」


・・・・
181 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:11:46.12 ID:/aoa5oI0

パワプロ「ようこそ、ひびきの高校野球部へ。俺がキャプテンのパワプロだ、よろしく!」

一年勢「よろしくお願いしまーす!!!」

監督「では、一年。挨拶を・・・まず、お前から!」

「は、はいっ!!」


・・・・

「・・・以上です、よろしくお願いします!」

パチパチパチ・・・

監督「挨拶はこれで終わりだな。くれぐれも、己を過信し無茶な練習をしないよう心がける事!!私からは以上だ」

パワプロ「よし、じゃあ一年は今日は軽く流す程度の練習をしていってくれ。二年と三年はいつも通りだ」

「うーっす」

監督「では、練習に戻るように!」

「はいっ!」

ゾロゾロ・・・


パワプロ「さて、俺も練習に戻るかな」

坂崎「あ、先輩」

パワプロ「ん?どうした?」
182 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:12:49.15 ID:/aoa5oI0
坂崎「なんか、先輩に会いたいって女の人が来てますよ」

パワプロ「俺に?」

坂崎「ええ、中々やりますねぇ、先輩」

パワプロ「バ、バカ!変な誤解するな!」



八重「あ・・・練習中にごめんなさい」

パワプロ「八重さんか〜、誰かと思ったよ。で、何か用?」

八重「あの・・・明日、部活お休み・・・でしょ?」

パワプロ「うん、休みだけど」

八重「あの・・・良かったら、明日・・・中央公園に・・・」

パワプロ「中央公園?・・・別に暇だし、いいけど?」

八重「良かった・・・じゃあ明日待ってるから・・・ごめんね、急に」

パワプロ「いやいや、暇だからかまわないよ」

八重「・・・じゃあ、部活頑張って」
タッタッタ・・・

パワプロ「・・・一体なんだろう?」
183 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:13:53.45 ID:/aoa5oI0
翌日

中央公園


八重「・・・」

パワプロ「や、八重さん!ごめん、遅れた!」

八重「あ、おはよう」

パワプロ「出掛けにバタバタしちゃって・・・ごめんね」

八重「ううん、いいの。今日は無理に誘ってごめんなさい・・・どうしても話したい事があるの・・・」

パワプロ「話したい事?」

八重「・・・・」
スタスタ

パワプロ「え?ちょ、ちょっと八重さん・・・」


八重「桜が・・・綺麗ね・・・」

パワプロ「うん、本当だね・・・(八重さん、話しがあるって、なんだ・・・?)」

八重「・・・あっ」

パワプロ「?」
184 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:15:39.74 ID:/aoa5oI0
パワプロ「(バレー部の練習を見てたのはバレーに未練があったからなんだ・・・)」

八重「・・・だから、私はこの桜の樹と同じ。花も咲かない・・・ただ迷惑な人間・・・」

パワプロ「・・・それは違うよ、八重さん!」

八重「え・・・」

パワプロ「この樹だって花は咲くさ、それが人より遅いだけだよ」

八重「でも・・・たとえ咲いても・・・」

パワプロ「遅く咲いてもいいんだよ。焦って早く咲いた所で、色も香りもなかったら意味がないさ」

八重「・・・」

パワプロ「八重さんは、八重さんのペースで咲けばいいんだよ」

八重「・・・・ありがとう、私・・・決心がついた。・・・バレー部に入る」

パワプロ「・・・うん!」


・・・・

八重「今日はありがとう・・・私、やっと・・・」

パワプロ「勝負はこれからだよ、八重さん」

八重「うん、そうね・・・!」

パワプロ「じゃ、帰ろうか。送ってくよ」

八重「うん」

八重さんとの間に友情が芽生えた!!
185 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:17:39.73 ID:/aoa5oI0

???「待て・・・・・・・やっと見つけたぞ」

パワプロ「ん?」

八重「?」

総番長「貴様か・・・ウチの子分達をかわいがってくれた野球帽の男は・・・」

パワプロ「誰だ、お前は!?」

総番長「覚えていないのか?去年、俺の子分が貴様に痛めつけられたのだが」

パワプロ「去年・・・あ!もしかして佐倉さんの時の・・・!」

八重「待って、あれはあなたの・・・」

総番長「問答無用!!漢の意地にかけて・・・勝負だ!!」

デロリロリーン
186 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:18:42.25 ID:/aoa5oI0

総番長が襲いかかって来た!!


総番長「うおおおおおーーーー!!!!さあ、かかってこい!」

パワプロ「戦うしかないのか・・・ええい、仕方ない!」

八重「パワプロ君、私も手伝うわ」

パワプロ「八重さん!?」

八重「あなた一人、危ない目には遭わせられない」

パワプロ「八重さん・・・ありがとう!!総番長!」

総番長「ふん、俺が女に手を出す外道だと思ったか!!」


パワプロ HP8000 MP280

八重 HP2000 MP100
187 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:19:49.42 ID:/aoa5oI0

総番長「はああぁぁぁーーーー!!!!」

総番長の気孔波!

パワプロ「うわっ!」

ズドウッ!!

パワプロに1980のダメージ!

パワプロ「いでで・・・!」

八重「大丈夫?」

パワプロ「ああ、今度はこっちの番だ!とうっ!」


パワプロの攻撃!

ビシビシッ

総番長「ぬうっ!」

総番長に3280のダメージ!

総番長「・・・フ、少しは出来るようだな」


八重はナオルを唱えた!

ピロリロリーン

キュイー
パワプロの体力が回復した!


パワプロ「ありがとう、八重さん!」
八重「うんっ」

パワプロ HP8000 MP280

八重 HP2000 MP70
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/07/22(水) 20:20:09.59 ID:xE9lxMAO
>>183-184の間なんか話が一個ぬけてないか?
189 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:21:24.72 ID:/aoa5oI0

パワプロ「うおー!」

パワプロの攻撃!

ドゴッ!ドゴッ!


総番長「ぐおっ!」

総番長に4100のダメージ!


総番長「くっ・・・・袖龍!!!」

総番長の両腕から青龍が飛び出した!!


パワプロ「なにっ!!うおわあああ!!」

ドゴゴゴゴゴゴッ!!

パワプロはボコボコにされた!

パワプロに3790のダメージ!

パワプロ「(い、今のは効いた・・・!)」

八重「パワプロ君!」

八重はナオルを唱えた!
ピロリロリーン

キュイイー
パワプロの体力が回復した!

パワプロ HP6210 MP280

八重 HP2000 MP40
190 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:22:27.29 ID:/aoa5oI0
S総番長「金茶子鷹!!!」

ドオンッ!!!

S総番長は火の鳥を召喚した!!


パワプロ「こ、これは・・・!何羽いるんだ?」

バサッ バサッ バサッ バサッ バサッ バサッ


S総番長「突っ込め!!」

火の鳥「キーー!!」

パワプロ「!!」

大勢の火の鳥がパワプロ目掛けて襲いかかった!!

ドガガガガガガガガガガガガガッッッ!!!!


パワプロ「うわあーー!」ドサッ

パワプロに4210のダメージ!


八重「大丈夫!?しっかりして!!」

八重はナオルを唱えた!
ピロリロリーン

パワプロの体力が回復した!

パワプロ「あ、ありがとう・・・!」

パワプロ HP4000 MP280

八重 HP2000 MP10
191 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:23:35.07 ID:/aoa5oI0

パワプロ「こ、このー!!」

パワプロの攻撃!

ビシビシッ!

S総番長に1820のダメージ!


S総番長「フ、効かんな!そんな攻撃!!」

パワプロ「な、なにっ!?」

S総番長の金茶子鷹!


ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!

パワプロ「ぐ、ぐへぇ!!」ドサッ

パワプロに3999のダメージ!!

八重「パワプロ君!!」

S総番長「はっはっは!その程度か、情けない!!」

八重「・・・あなた」キッ

S総番長「?」


八重は怒った!
192 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:24:36.12 ID:/aoa5oI0

八重の攻撃!

奥義・本気モード!!

ピロリロリーン


ザッ・・・

八重「・・・あなた、それで本当にいいの?」

S総番長「な、なに?」

ザッ
八重「今は二度と取り返せないのよ!」

S総番長「!!!」


本当にいいの?   本当にいいの?

   本当にいいの?

 本当にいいの?     本当にいいの?
 
     本当にいいの?

S総番長「!!!ぬ・・・うおああああぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!!」


S総番長に6741のダメージ!!!

八重の精神攻撃により総番長の闘気が削ぎ落とされた!!
193 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:26:09.25 ID:/aoa5oI0

総番長「はぁ・・・はぁ・・・!」

パワプロ「八重さん、助かったよ!よし、これで決める!!!」

パワプロの攻撃!

奥義・人間本塁打!!

ピロリロリーン

(※敵を異空間(地方球場)へと連れ出し、ボール(敵)をスタンドに叩きつける)

・・・・

ワー ワー

総番長「!?な、なんだここは?」

実況「さぁ、9回裏同点でツーアウト、ランナー無し!ピッチャー、マウンドに立ちボールを拾います!」

ガシッ
総番長「むおっ!な、なんだ貴様!は、放せ!!!」

投手「・・・」

安部憲幸「さぁ、ピッチャー振りかぶって、第一球を投げました!!!」

ブンッ

ギューーーーーンッ!

総番長「ぬおおおおおおお!!」

パワプロ「・・・ふんっ!!」

カッ
総番長「ふぐっ」
安部憲幸「打った」

総番長に9999のダメージ!
194 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:27:00.18 ID:/aoa5oI0

キィィーーーーーーンッッ!!!!!

安部憲幸「ドカーーーン!!!これは文句無し!!!打球はそのままスタンドへーーー!!!」

ヒューーーーン・・・・  ドゴーーーーンッ!!!


総番長に9999のダメージ!

ワー!! ワー!!!

実況「入りましたーー!サヨナラ、サヨナラホームランです!!9回裏にドラマが待っていました!!」

ワーワー!! ワー!

実況「今、バッターがホームイン!沢山の選手に囲まれています!・・・以上、地方球場より、お送りしました!それではみなさん、さようなら!」


・・・・

総番長「ぐ・・・ぐはっ」ガクッ


総番長を倒した!!
195 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:27:52.84 ID:/aoa5oI0

パワプロ「よしっ!」
八重「やったね!」


テレレレーレーテッテレー♪


戦闘に勝利した!

経験値8000を獲得!

10Gを手に入れた!

番長の証を手に入れた!

野球番長の称号を手に入れた!

弾道が上がった!

パワーが上がった!

肩力が上がった!

守備力が上がった!

流し打ちになった!

打者威圧感になった!


パワプロ 外野

4 BAAAA
196 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:29:15.44 ID:/aoa5oI0

パワプロ「はぁ、はぁ・・・」

総番長「な・・・何故だ・・・お前程の漢が・・・何故?」

パワプロ「言いがかりをつけてきたのは、お前の子分の方だよ!あの時、一緒にいた友達はちゃんと謝罪したのに!」

総番長「な、なに?・・・それは、本当か?」


バイト番長「総番長!」

総番長「む、バイト番長・・・」

パワプロ「ん?・・・あれ?」

バイト番長「げ、少・・・ゴホン!!総番長が出て行った後、子分達の様子がおかしかったので問いただした所・・・、どうもつっかかったのは子分達のようで」

総番長「な、なんだと!?」

バイト番長「そこの少・・・小僧は、その連れを守る為に子分達と闘ったそうです」

総番長「あ・・・あいつら・・・!!!」

パワプロ「まぁ、もう俺達は気にしてないからいいけどさ。一年も前の話だし」

総番長「・・・迷惑をかけてすまなかったな。・・・だが、お前のような漢と闘えて、俺ぁ嬉しかったぞ・・・」

パワプロ「ああ、俺もだよ」

総番長「フッ・・・・では、失礼する。バイト番長、行くぞ」

バイト番長「うっす!ではな、小僧!」ビッ

パワプロ「(なんか、知ってる人に似てるような気がする)」
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/07/22(水) 20:29:41.56 ID:7wJBZ2DO
安部さん・・・
懐かしいなぁ・・・
198 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:31:46.46 ID:/aoa5oI0
・・・・




パワプロ「ふう、誤解が解けてよかった・・・しかし、一年も前の事なのに今まで俺を探してたのか」

八重「あの総番長って人、きっと仲間思いなんだよ。・・・怪我はない?」

パワプロ「ああ、大丈夫さ。鍛えてるからねっ!」

八重「良かった、・・・じゃあ帰りましょうか」

パワプロ「うん。今日は色々あったから、佐倉さんに伝える事も多いよ」

八重「うん、そうだね」
199 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:33:11.77 ID:/aoa5oI0

翌日


キーンコーンカーンコーン

パワプロ「やばいやばい、昨日佐倉さんと長電話しすぎて寝坊した!!」

タッタッタッタ・・・

パワプロ「鐘鳴ってるけどまだ校門空いてるし間に合・・・」

赤井「会長キーーーック!!」

ドゴッ

パワプロ「ぐわっ!!」
ドターン


赤井「コラ、パワプロ!遅刻はご法度だぞ!」

パワプロ「け、蹴る事ないじゃないか!ってそういう赤井さんはどうなんだよ?」

赤井「え?あ、あたしはいいんだ。生徒会長だからな」

パワプロ「(なんだそりゃ)」
200 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:35:31.61 ID:/aoa5oI0
伊集院「コラ!山猿!!」

パワプロ「?」

赤井「あ?だ、誰が山猿だ?」

伊集院「メイの鞄持ちを蹴るでない!!まったく、野蛮な山猿め!」

赤井「この野郎〜!誰にモノ言ってんだ?あたしは生徒会長だぞ〜!」

伊集院「そのような肩書き、メイの前では何の意味も成さないのだ」

赤井「っていうか、お前も遅刻してきてんじゃねえか!!」

伊集院「メイは時間に縛られるのは嫌いなのだ。人間には自分のペースというものがある・・・まぁ、理性を抑えられぬ山猿には理解出来ぬ事だろうがな」

赤井「とか偉そうな事言って・・・、本当はお前も寝坊したんじゃねぇのか?」

伊集院「な!?メイに限ってそのような事はないのだ!・・・って、奴は何処に行ったのだ?」

赤井「ん?・・・あ、パワプロめ!逃げやがったなー!」
201 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:36:33.76 ID:/aoa5oI0
パワプロ「やれやれ、朝からあの二人に捕まっちゃたまらないよ」

一文字「あ、パワプロ君!」

パワプロ「一文字さん、おはよう」

一文字「昨日はゴメンね?大丈夫だった!?」

パワプロ「え?昨日?」

一文字「ボクのお兄ちゃんが、昨日君と喧嘩したって聞いたから・・・心配してたんだよ!」

パワプロ「え?!総番長、一文字さんのお兄さんなの!?」

一文字「うん、隣町を仕切ってる番長なんだよ・・・皆には内緒ね?」

パワプロ「う、うん・・・朝からビックリだ」

一文字「でも凄いね、君。お兄ちゃんが負けるなんて思いもしなかったよ」

パワプロ「はは・・・俺も必死だったからね」

一文字「これ、お詫びと言っちゃなんだけど、使って」

パワプロ「これは?」

一文字「限定発売のパワリンさ。疲れた時はモチロン、身体も少し丈夫にする作用があるんだ。お兄ちゃんもよく飲んでるんだよ」

パワプロ「そっか、ありがたく頂くよ」

一文字「うん、じゃあね!」
タッタッタ・・・

パワプロ「どれどれ、さっそく飲んでみるか・・・」
ゴク ゴク ゴク

パワプロ「・・・も、ものすごく苦い・・・・!」

疲れが吹っ飛んだ!

ケガしにくくなった!
202 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:38:22.08 ID:/aoa5oI0

ざわざわ・・・

パワプロ「あれ?今日練習試合の日だったっけか?他校の生徒がいるけど」

矢部「パパパパワプロ君!!大変でやんす!」

パワプロ「矢部君、どうしたの?」

奥居「どうしたじゃね〜よ!相手のユニフォーム見てみろよ〜!」

パワプロ「ん・・・大・・・門?え!?大門高校野球部!?」


佐倉「パワプロ君!」

パワプロ「あ!さ、佐倉さん!」

矢部「佐倉さんでやんすー!久しぶりでやんす!」

奥居「おお〜!大門の制服も似合ってるぜ〜!」

パワプロ「何処見てるんだよ」

佐倉「えへへ、ありがとう。ひびきのが強いからって言って、遠くからわざわざ来たんだからね」

パワプロ「そうなんだ・・・モチロン、手加減はしないよ!甲子園にはまだ出場出来てないけど、俺達は確実に強くなってるからね!」

矢部「そうでやんす!オイラ達の勇姿をとくと目に焼き付けるでやんす!!」

奥居「やってやるぜ〜!」

佐倉「うん、お互い頑張ろうね」
203 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:39:36.49 ID:/aoa5oI0

監督「全員集まれ!!練習試合を始めるぞ!!!」

パワプロ「よし、行くぞ!矢部君、奥居!」

矢部「おーでやんす!」

奥居「お〜!!」


審判「それではこれより、ひびきの高校野球部対大門高校野球部の練習試合を始めます!礼!」

「よろしくお願いしまーーっす!!!」



影山「ん・・・?練習試合?これは面白い物が見れそうだな」


・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・・


審判「ゲームセット!4−2で大門高校野球部の勝ち!!」

「ありがとうございましたー!」
204 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:40:53.46 ID:/aoa5oI0

パワプロ「ごめん、佐倉さん。負けてしまった・・・」

パワプロ「(って、なんで相手チームのマネージャーに謝ってんだ、俺)」

佐倉「ううん、いい試合だったって監督も言ってたよ!・・・それに、私ね」

パワプロ「?」

佐倉「あなたに会えて・・・その

「いやぁ、君だね。パワプロ君は」

佐倉「!」

パワプロ「あ、君はピッチャーの・・・ええと」

飯塚「飯塚だ。・・・佐倉君は君をベタ誉めしていたよ、素晴らしいプレイヤーだとね」

パワプロ「え・・・」

飯塚「確かに、聞いていた通り素晴らしいプレーだったよ。さすが、帝王の投手から本塁打を放っただけはある」

パワプロ「そ、そりゃどうも・・・」

飯塚「まぁ、練習試合としてはいい加減だったかな。今度は甲子園で全力で闘いたいものだ。ハッハハハ!」

パワプロ「(あれで全力じゃなかったのか・・・やはり、大門は強い!)」

飯塚「それじゃ、行こうか。佐倉君!」

佐倉「あ、ハイ!・・・それじゃね」
タッタッタ・・・
205 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:42:26.99 ID:/aoa5oI0

パワプロ「あ、佐倉さーん・・・」


坂崎「大門高校のエースで二枚目・・・強力なライバルッスねぇ。先輩!」

パワプロ「さ、坂崎!茶化すな!」

坂崎「・・・でも大門強いッスねぇ・・・俺、全力で投げたつもりだったんスけど」

パワプロ「ああ・・・一筋縄じゃいかない相手だ。打撃面も守備面をもっと強化する必要があるな」
206 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:44:38.76 ID:/aoa5oI0

数週間後


三年目 最後の体育祭


パワプロ「今日は最後の体育祭だ!!」

矢部「やんす!!」

奥居「絶対に勝つぜー!!!」


匠「やれやれ、暑苦しいなぁ」

純「ま、燃えるのもわかるけどな」

パワプロ「純!お前も光にいい所見せれる最後のチャンスだぞ!」

純「えっ!?あ、お・・・おう!」

匠「まぁ熱いのは結構だけど、ケガだけは気をつけろよ?」

パワプロ「ああ、わかってるよ」


『まもなく、クラス対抗100mm走を行います。出場選手は――

パワプロ「よし、俺の出番だ!行ってくるよ」

矢部「頑張ってくれでやんす!」

奥居「野球部の力みせてやれ〜!」

パワプロ「おう、任せとけ!」
207 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:47:15.99 ID:/aoa5oI0

「・・・おい」


パワプロ「ん?・・・あ、そ、総番長!」

総番長「戦友よ、今日は応援に来たぞ」

パワプロ「と、戦友?・・ど、どうも」

一文字「お兄ちゃん!どうして来たの!?」

総番長「ぬ・・・あ、茜!」

パワプロ「一文字さん」

一文字「恥ずかしいからあれほど来ないでって言ったのにー!もうー!」

総番長「ええい、うるさい!今日は戦友を応援しに来たのだ。元、応援団OBとしてな!」

パワプロ「OB?ここの卒業生なんですか、総番長」

総番長「その通り・・・応援に関してはプロだ。任せておけ」

一文字「もう・・ごめんね、パワプロ君。変なの来ちゃって」

パワプロ「いやいや、総番長の応援があったら百人力だよ!じゃ、行ってくるね!」

一文字「うん・・・頑張ってねー!」

総番長「戦友よ、魂の尽きるまで走り抜け!!」
208 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:48:35.11 ID:/aoa5oI0

パワプロ「ああやって二人並んでても、やっぱ兄妹って感じがしないなぁ」

「らっしゃ〜い、ビールいかがっすか〜ビ〜ル〜・・・ジュースもありますよ〜・・・・・・あ!!少年!」


パワプロ「ん・・・いや、多分いるんじゃないかとは予想してたけど・・・」

九段下「な〜にブツクサ言ってんのよ!!・・・もしかして、これから競技に出るの?」

パワプロ「ええ、100mm走に」

九段下「懐かしいな〜!あたしも昔は100mm走ばっか出てたんだよね〜!」

パワプロ「・・・え?舞佳さん、この高校にいたんですか?」

九段下「え!?今更?・・・この高校に麻生華澄って先生いるでしょ?その子と同期なの!」

パワプロ「華澄さんと!?へぇー・・・」

九段下「あと、あそこにいる総番長の薫もね」

パワプロ「え、総番長も同期なんですか!?・・・・・・薫っていうんだ」

九段下「いい歳してあんな格好してるんだから、茜ちゃんも大変よねぇ〜・・・・ってアタシが言える事じゃないか」

パワプロ「?」

九段下「ん〜ん、なんでもない、なんでもない!ってホラホラ、さっさと行かないと棄権扱いされちゃうわよ!」

パワプロ「あ、そうだ!じゃ、行ってきます!」

九段下「おう!後でジュース買いにきなさいよ〜!!」

209 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:50:56.19 ID:/aoa5oI0

・・・・


今回の100mm走は最後という事もあって、サッカー部、ラグビー部、陸上部などのエースばかりが集まっていた

苦戦を強いられたものの、俺は皆の応援もあり、なんとか1位でゴールする事が出来た

俺達のクラスは総合優勝を果たし、最高の結果で体育祭を終わりにする事が出来た


走力が上がった!

走塁が上手くなった!

神速を身につけた!




試験も無事にクリアし、いよいよ高校生活最後の試合が始まる
210 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:52:39.61 ID:/aoa5oI0

監督「全員集合!!」

ザザッ

監督「いよいよ、3年生にとっては最後の夏の試合が始まる!!3年は悔いの残らないプレーをするように!」

パワプロ「はい!!」

矢部「やんす!」

監督「初戦の相手は超最強学園だ!!気を引き締めていけ!!」

奥居「グ、超最強学園〜?またかよ〜」

パワプロ「去年の借りを返すには丁度いい相手だ!やるぞ!!」

矢部「おう、でやんす!!!」


その夜

パワプロ「(明日が最後の大会だなんて信じられないな。・・・そうだ、神社に行ってお参りでもしに行くか)」


・・・・

ビシュッ ビシュッ

パワプロ「(ん?なんだこの音?あ、あれは・・・)」
211 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:53:56.20 ID:/aoa5oI0

坂崎「・・・」

ビシュッ ビシュッ

パワプロ「坂崎じゃないか」

坂崎「わ!?・・・パ、パワプロ先輩じゃないッスか。驚かさないでくださいよ」

パワプロ「悪い悪い・・・坂崎、こんな所で練習してるのか?」

坂崎「はぁ、部活の無い日の夜は毎回ここでやってるんスよ」

パワプロ「(坂崎・・・外見で不真面目な奴って思われがちだけど、意外に努力家なんだな・・・)」

坂崎「先輩も練習しに来たんスか?」

パワプロ「いや、気を引き締める為にお参りに来たんだよ」

坂崎「神頼みなんて、先輩らしくないッスね〜・・・大丈夫ッスよ、俺がキッチリ抑えてみせますから」

パワプロ「ああ・・・頼りにしてるぞ!・・・・・・・次期キャプテン」

坂崎「・・・ん?今、なんかいいました?」

パワプロ「いや、なんでもないよ」
212 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:55:14.40 ID:/aoa5oI0

翌日

地方球場


矢部「いよいよ、試合が始まるでやんす!」

奥居「うう、最後だと思うと緊張が止まらないぜ〜!」

パワプロ「大丈夫だよ、いつも通りにやれば」


皇「・・・フ、情けない姿だね」

統道「まったくでゴワス!」


パワプロ「君達は・・・」

皇「超最強学園のエリートピッチャー、皇さ」

統道「ワシはエリートバッターの統道でゴワス!」

パワプロ「思い出したよ。去年は君の投球に手も足も出なかった・・・だが、今年の俺達を去年と同じだと思わない事だ!」

矢部「そうでやんす!去年の借りをここで返させてもらうでやんす!」

皇「ハッハッハ!君達弱小野球部が僕達エリートを予選、それも一回戦で落とそうというのか?・・・面白い、君達の力見せてもらおうじゃないか!」

統道「アリがいくら群れても、象には敵わない事を教えてやるでゴワス!!」

パワプロ「言ったなー!俺達の力、とくと見せてやる!!」
213 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:56:57.66 ID:/aoa5oI0

試合開始

超0−ひ0

二回表 ノーアウト、ランナー無し


パワプロ「(行くぞ!皇!)」

皇「(フン、君にエリートの格の違いを見せてやろう!!・・・まずはストレート!)」

皇が第一球を投げた

ビシュッ


ギュオオオオッ!

パワプロ「(確かに速い!!だがこの程度なら帝王の山口君や友沢の方が速かったぞ!!)」

ガキイイイーーーンッ!!

皇「なにっ!?」

統道「ゴワス!?」


ど真ん中ストレートを完璧なタイミングでスイング

パワプロの一撃はボールを場外へと運んでいった

超0−ひ1
214 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:58:30.78 ID:/aoa5oI0


しかし


9回裏

ツーアウト、ランナー無し

ビシュッ



神威「ふんっ!!」

カキンッ

坂崎「! っと」

パシッ


神威のピッチャー返しを坂崎は難なくキャッチ


審判「アウトー!ゲームセット!!」


審判「2対4で、ひびきの高校の勝利!!」

パワプロ「やった!!」

矢部「見たでやんすか!オイラ達の友情パワーを!!!」

皇「バ・・・バカな・・・!」
215 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 20:59:39.15 ID:/aoa5oI0

ワー・・ ワー・・・


パワプロ「やったぞ!一回戦突破だ!!」

監督「よくやったぞ!お前達!!」

奥居「あの超最強学園を一回戦で下したぜ〜!」


皇「バカな・・・エリートの我らが負けるなんて・・そんなバカな!」

パワプロ「あ、皇」

統道「皇くん!ワシが思うに・・・これは何かの間違いでゴワス!でなければ意味がわからないでゴワス!!」

皇「・・・そうか、わかったぞ統道くん。野球のルールがおかしいんだ。ルールの改正を野球協会に要求しよう!」
ゾロゾロ・・・


坂崎「いるんスよね、ああいう奴」

パワプロ「ああ・・・。苦しい戦いだったが、まだ一回戦だ!次の試合も勝つぞ!!」

矢部「おおー!でやんすー!」
216 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:01:46.46 ID:/aoa5oI0

翌週



監督「次の相手は帝王実業だ」

パワプロ「来たか・・・帝王実業」

坂崎「鬼門ッスね」

矢部「でもここで帝王を倒せば甲子園に出場出来るでやんす」

監督「去年、ピッチャーをやっていた友沢という選手が打者に転向したらしい。かなりの強打者らしいから、十分気をつけるように」

パワプロ「え・・・そうなんだ」

矢部「前の3年だった山口君も卒業していないでやんすから・・・案外楽勝かもしれないでやんすね」

奥居「矢部、油断は禁物だぜ〜」

坂崎「そうッスよ、矢部先輩。超最強学園と同じく甲子園の常連高なんスから」

パワプロ「そうだな、友沢君以外にも気をつける選手は沢山いるはずだ!引き締めて行くぞ!」

「おおっ!」
217 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:03:03.17 ID:/aoa5oI0

試合開始


一回表 ツーアウト、ランナー一塁(矢部)


久遠「(この人が友沢さんにホームランを打った人・・・)」

友沢「・・・」

パワプロ「(友沢はショートか・・・)」


久遠が第一球を投げる

ビシュッ

ククッ!

パワプロ「!」

ブンッ
スバンッ!!

審判「ストライク!」

パワプロ「(今のはスライダー!それも友沢以上の・・・!)」


久遠「(僕はそう簡単に打たれませんよ!!)」
218 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:04:37.37 ID:/aoa5oI0
久遠の第二球

ビシュッ

ククッ

パワプロ「(また・・・!)」

バスッ
審判「ストライツー!」


久遠「(これで決める!)」

久遠の第三球

ビシュッ

ククッ

パワプロ「(三度も同じ球が通用すると思うな!!)」

カキンッ!!

久遠「!」

打球はショート方向へ飛んでいくが

友沢「!」

パシッ

審判「アウト!」

友沢がキャッチしてアウト、チェンジ

パワプロ「くそ、狙いがずれたか・・・」
219 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:06:02.95 ID:/aoa5oI0


3回表

帝0−ひ0

ツーアウト、ランナー無し

パワプロ「(確かにキレのあるスライダーだ・・・けど)」

久遠の第一球

ビシュッ

パワプロ「(ストレートは大した事ない!)」

カキィンッ!!

久遠「!(初球を・・・)」

パワプロの打球はライト後ろに飛んで行き、二塁打

久遠「(くそっ)」

友沢「(・・・やるな、パワプロ)」



ワー ワー

影山「ふむ・・・超最強学園戦でもそうだったが・・・エースピッチャーを相手にしているというのに面白い程打つな・・・」
220 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:08:17.44 ID:/aoa5oI0


5回裏


ツーアウト、ランナー無し


坂崎「おらっ!」

ビシュッ

友沢「(ここだ!!)」

カキーーーーンッ!!

坂崎「(ゲ・・・!)」


パワプロ「(駄目だ、届かない!)」

友沢の放った打球はフェンスを越え、ホームラン

帝1−ひ0


坂崎「(くそ・・・!これ以上はとらせねぇ・・・!)」
221 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:09:34.09 ID:/aoa5oI0
6回表

帝1−ひ0

ツーアウト、ランナー二塁(奥居)

久遠「・・・はぁ、はぁ」

パワプロ「(疲れてきてるな・・・このチャンス、絶対に逃さないぞ!)」

友沢「(監督・・・交代させないのか?)」


久遠「ふんっ!」

久遠が第一球を投げた

ビシュッ

ククッ
パワプロ「・・・」

バスンッ
審判「ストライク!」

パワプロ「(疲労してる状態でもまだキレがあるな・・・凄いピッチャーだ)」


久遠の第二球

ビシュッ

ククッ
パワプロ「(・・・ここだ!!)」

カキィンッ

久遠「!」

パワプロの打球はセンター前ヒット

奥居「っと」

奥居はその間に三塁へ


パワプロ「(くそ、若干タイミングがずれたか・・・)」

帝王実業投手交代
久遠→犬河
222 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:11:02.63 ID:/aoa5oI0

8回表

帝1−ひ0

ワンアウト、ランナー一塁(矢部)、二塁(坂崎)

犬河「(ここで四番か・・・)」

パワプロ「(ピッチャーが交代してからランナーが出やすくなった・・・ここが勝負だな)」


犬河の第一球

ビシュッ

クッ

パワプロ「・・・」

バスッ
審判「ストラーイク!」

犬河「・・・・(見られてた)」


パワプロ「・・・」

犬河「(こ、この威圧感・・・僕が呑まれてる!?)」

友沢「・・・(まずい、な)」


犬河「(・・・いや、気のせいだ!)」
223 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:13:16.31 ID:/aoa5oI0
犬河の第二球

ビシュッ

パワプロ「(・・・悪いな!その程度の球、敵じゃない!むんっ!!!)」

ガキィィーーーンッ!!!!

犬河「ああっ!!」

友沢「!」

矢部「(やったでやんす!!)」

坂崎「(さすが先輩!)」


パワプロの打球は文句無しのホームラン

8回表でひびきの高校は逆転に成功

帝1−ひ3
224 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:14:31.18 ID:/aoa5oI0

9回裏


帝1−ひ3

ツーアウト、ランナー三塁(友沢)

猫神「よし!いくぞ!」

坂崎「(後・・・一人!)」

坂崎が第一球を投げる

ビシュッ

ギュオオオオオッ

猫神「(ストレート!これなら・・・!)」

友沢「!(待て!お前の力ではその球は・・・!)」

犬河「(馬鹿!それは誘われてるんだよ!)」


カキッ

猫神「!」

坂崎「・・・ニッ」

ボールはショートゴロに

猫神「(し、しまった〜・・・!)」

ショートが拾い、一塁へ送球

パシッ

審判「アウトーー!ゲームセット!!」

帝1−ひ3 でひびきの高校の勝利

俺達は念願の甲子園出場のキップを手にした
225 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:15:46.69 ID:/aoa5oI0

奥居「やったぜ〜!」

矢部「超最強と帝王の両方を下したでやんす!!今のオイラ達に敵はないでやんすー!!」

坂崎「これで甲子園出場ッスねー!」

監督「みんな、よくやった!今まで頑張って練習を続けてきた甲斐があったな!」

パワプロ「はい!みんな、このまま甲子園優勝を目指すぞ!!」

「おおーーー!!」
226 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:17:24.47 ID:/aoa5oI0
翌日

匠「よお、パワプロ!甲子園出場決まったって?」

パワプロ「ああ!」

一文字「すごいね!おめでとう!!」

純「絶対に優勝しろよ?」

パワプロ「もちろん、必ず優勝してみせるさ!」

矢部「大門高校も甲子園出場が決まったそうでやんす」

八重「そうなんだ・・・じゃあ、佐倉さんと当たるかもしれないんだ」

パワプロ「うん、当たるとしたら決勝でだけどね」

匠「意中の女性と甲子園の決勝で再会か・・・ロマンチックだねぇ」

純「ああ、運命的だな」

パワプロ「お、お前ら!」

水無月「彼女の期待に応える為にも、必ず決勝まで勝ち進みなさいよ。いいわね?じゃないと、しぶ〜〜いお茶をご馳走するわ」

パワプロ「わ、わかったよ。水無月さん」

陽ノ下「大丈夫、パワプロ君達なら絶対にいけるよ!頑張って!」

白雪「私達も精一杯、応援しますので。頑張って下さいね?」

寿「(美幸は・・・行かない方がいいのかな〜・・・)」

パワプロ「ああ!皆、ありがとう!」
矢部「みんなの応援があれば、百人力でやんす!」
奥居「燃えてきたぜ〜!」
227 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:18:56.07 ID:/aoa5oI0

いよいよ甲子園大会が始まった・・・


皆の応援もあり、俺達は破竹の勢いで1、2、3回戦を勝ち進み、遂に決勝戦までコマを進めたのであった


甲子園球場 

廊下


パワプロ「(遂に大門高校と優勝を争う事になったか・・・まさか本当にこうなるなんてなぁ)」

パワプロ「(・・・佐倉さんはどうしているだろう)」

佐倉「あ、パワプロ君!」

パワプロ「佐倉さん!・・・・・・・いよいよだね」

佐倉「うん、そうだね。ついに決勝で敵味方に別れちゃったね・・・」

パワプロ「三年目でようやく、ここまで来れたんだ。・・・優勝は俺達が頂くよ」

佐倉「私達だって、簡単に負けるつもりはないよ。この日の為に辛く苦しい練習を重ねてきたんだからね」
228 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:20:57.10 ID:/aoa5oI0
パワプロ「・・・」

佐倉「・・・」

佐倉「私は大門高校のマネージャーだから、試合は大門高校に勝って欲しい。・・・でも、ひびきの高校にも負けて欲しくはないの」

パワプロ「・・・ありがとう、佐倉さん。俺達、精一杯、全力で今日の試合をやらせてもらうよ。それが悔いを残さないただ一つの方法だと思うんだ」

佐倉「うん、その通りだね。大門高校は絶対に負けないよ!」

パワプロ「ああ、ひびきのも絶対に負けない!」

佐倉「うん、来て良かったって・・・そう思いたいもの!」

パワプロ「それじゃあ、いい試合をしよう!」

佐倉「うん!勝負だよ、パワプロ君!!」
タッタッタ・・・


坂崎「先輩、挨拶は済みましたか?」

パワプロ「わあ!坂崎!!い、いたのか・・・」

坂崎「もうすぐ試合始まりまスよ」

パワプロ「そ、そうか!よし、早く戻ろう!!」

坂崎「先輩、大門相手に遠慮はしませんよね?」

パワプロ「・・・ああ、勿論だ!全力でやって、悔いの残さない試合にする!頼りにしてるぞ、坂崎!」

坂崎「了解ッス!」
229 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:21:57.70 ID:/aoa5oI0

いよいよ高校生活、最後の試合が始まった


ワー ワー・・・


矢部「す、すごい人でやんす・・・」

奥居「あ、ああ・・・圧倒されるな〜」

パワプロ「・・・ん?あ、あれは」


総番長「フレーーッ フレーーーッ!! ひ!び!き!の!!!」

赤井「おらおら、もっと声出せー!」

不良ABC「フレッフレッ!ひびきの!勝つぞ、勝つぞ!ひ!び!き!の!!」

バイト番長「〜♪」パフパフパフ〜♪


坂崎「心強い応援ッスね、先輩」

パワプロ「あ、ああ!絶対に負けられないよな!」



影山「・・・さて、じっくりと見せてもらおうか」


審判「プレイボール!!」
230 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:23:50.55 ID:/aoa5oI0

審判「プレイボール!!」


一回裏

大1−ひ0


ツーアウト、ランナー一塁(奥居)

飯塚「(久しぶりだな)」

パワプロ「(飯塚!)」


飯塚が第一球を投げる

シュッ

ギュオオオッ

ズバンッ
審判「ストラーイク!」

パワプロ「(速い、さすが大門のエースだな)」
231 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:25:11.35 ID:/aoa5oI0

飯塚が第二球を投げた

ビシュッ

パワプロ「ふんっ!!」


カキーーーンッッ!!

飯塚「なに!」


パワプロの初球打ちはなんと、ホームランに

初回から逆転に成功

大1−ひ2


ワーー ワーー


八重「やった!」

寿「うわーー!すっごーい!」

一文字「うんうん!パワプロ君、かっこいいよー!」

水無月「さすが、野球馬鹿なだけあって期待に応えてくれるわね」

陽ノ下「その調子その調子〜!」

匠「あいつ、カッコちゃって・・・」


パワプロ「よっしゃーー!!」

飯塚「(・・・さすが、佐倉君が見込んだ男なだけはある)」
232 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:27:15.55 ID:/aoa5oI0

4回裏

大1−ひ2

ツーアウト、ランナー無し

飯塚「むんっ!!」

ビシュッ

ギュオオオオオオッ!!

ククッ

パワプロ「!」

ブンッ
バスッ!!

審判「ストラーイク!バッターアウト!!チェンジ!!」

パワプロ「(くそ、凄い変化球だ・・・!)」

飯塚「(これ以上、点を取らせるつもりはないんでね・・・!)」
233 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:28:24.23 ID:/aoa5oI0


6回裏

大3−ひ2

ツーアウト、ランナー一塁(矢部)

パワプロ「(よし!今度こそ!!)」

飯塚「・・・」

監督「(矢部、盗塁だ!)」

矢部「!(ラジャーでやんす!)」ジリ・・・


飯塚「ふっ!」

飯塚が一塁へ牽制

矢部「!げ・・・

パシッ ズザーッ

審判「アウト!!」

パワプロ「(あ〜・・・!)」

監督「(くそ、わかっていたか)」

矢部が飯塚に刺され、アウト チェンジ
234 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:29:29.40 ID:/aoa5oI0

その後、大門高校はさらに2点を追加

3点差のまま試合は進み、いよいよ最終回となってしまった

敗色ムードが漂うひびきの高校ベンチだが、ここで奇跡的な展開が訪れた


ワー ワー


坂崎「・・・」

矢部「・・・」

奥居「・・・」


飯塚「はぁ・・・はぁ」

パワプロ「・・・」

ワンアウト、満塁(一塁奥居、二塁矢部、三塁坂崎)



純「相手投手の四球に、仲間のエラー・・・で満塁か」

匠「こういうのを奇跡っていうのか?」

水無月「・・・」

一文字「これでもしホームランを打ったら・・・」

陽ノ下「サヨナラ勝ち・・・だよね」

匠「いやまさか・・・そんな漫画みたいな展開が起こるわけ・・・」

八重「(パワプロ君・・・頑張って・・・!)」
235 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:31:00.69 ID:/aoa5oI0
ワー ワー

不良ABC「・・・」ゴクリ

総番長「コラ、お前達!!こういう時に応援しないでどうする!?声を張り上げろ!!」

赤井「そうだそうだ!!さっさと太鼓持て!!」

不良ABC「お、押忍!!!」

バイト番長「しょうねーん!!!一発決めちゃいなさーーーい!!」

ドン ドン ドン♪



飯塚「(なんとも、最悪な展開だな・・・)」

パワプロ「(飯塚・・・スタミナ切れか?)」

飯塚「(しかし・・・ここで負けるわけにはいかない!大門高校のエースとして!!)」

パワプロ「(来るか・・・!俺だって、ここで負けるわけにはいかない!!俺達の勝利を祈ってくれてる人達の為にも!!)

矢部「(パワプロ君、頼むでやんす!)」

奥居「(オメーを信じてるぜ〜!)」

坂崎「(先輩、頼んますよ!!)」
236 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:32:26.76 ID:/aoa5oI0

飯塚「(最後の試合だ!悔いは・・・残さん!)」

飯塚が第一球を投げた

ビシュッ

ギュオオオオッ!

パワプロ「!」

ズバァンッ!
審判「ストライクワン!」


パワプロ「(まだあんな速球を・・・。飯塚の底力か!)」


飯塚「(君を抑えるぐらいの体力はまだ残っている!!)」

飯塚の第二球

ビシュッ

クククッ
パワプロ「!」

ブオンッ
スバァンッ!

審判「ストラーイクツー!」

パワプロ「(・・・追い込まれた!)」


飯塚「はぁ、はぁ(次だ・・・次で抑えて、決着だ!)」
237 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:33:36.47 ID:/aoa5oI0
ザッ・・・


パワプロ「(来る!)」


「頑張ってーーーー!!!」

飯塚「!?」

パワプロ「!?」


この大歓声の中、誰かの声が二人の耳にハッキリと聞こえた

それは大門か、ひびきのを応援しているのか・・・


ビシュッ
飯塚「っ!」


ギュオオオオォォッ

パワプロ「!!(ストレート!?・・・う、うおおおおおお!!!)」


カッキーーーーーィィン!!

飯塚「!」

矢部「!」
奥居「!」
坂崎「!」


総番長「!」
238 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:34:49.08 ID:/aoa5oI0

ドッ・・・


パワプロの打球は、電光掲示板に叩きつけられた


パワプロ「や・・・やった・・・?」


ウオオオオオオオオオ!!!!

ワー ワー

ピューピュー!!!

飯塚「(・・・・・・・・・・・・打たれた、か)」


陽ノ下「やったー!」

寿「いえーーーい!」

一文字「すっっごーーい!!!!」

水無月「ま、まさか本当にやるなんて・・・」

八重「これが・・・奇跡」

白雪「はぁ・・・安心したら力が抜けちゃいました」


最終回、ひびきの高校は逆転サヨナラ満塁ホームランという奇跡を叩き起こし、大門高校に勝利した

大5−ひ6

審判「ゲームセット!!」

影山「(9回裏の奇跡・・・か)」
239 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:35:53.89 ID:/aoa5oI0
矢部「いよっしゃあああーーーでやんす!!」

奥居「やったぜええええーーー!!」

坂崎「オッシャー!!」

監督「みんな、よくやったな!!実にドラマティックな決着だった!」

矢部「いやぁ、さすがパワプロ君!!期待を裏切らな・・・あれ?」

奥居「パワプロがいねえぞ?」

坂崎「・・・何処行ったんスかね」




佐倉「お疲れ様!」

パワプロ「佐倉さん・・・(な、涙流してる・・・やっぱ、そうだよな・・・)」

パワプロ「・・・ありがとう、佐倉さん。・・・残念だったね、せっかく頑張ってきたのに・・・・俺・・・」

佐倉「! あ、違うの・・・勘違いしないで。私、ひびきのが優勝したのが嬉しいの」

パワプロ「佐倉さん・・・」

佐倉「それと良い試合が出来た事。大門の皆は泣いていたけど、とっても満足そうに見えた。また来年に向けて、頑張るから・・・」

パワプロ「なんていうか・・・・あ、ありがとう」
240 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:37:24.65 ID:/aoa5oI0

佐倉「・・・でも、私ってやっぱりドジなのかな」

パワプロ「え?」

佐倉「最後の最後、あなたがバッターボックスに立った時、私・・・あなたの事応援しちゃった。・・・大門のマネージャー失格だね」

パワプロ「(あの声は・・・やっぱり佐倉さんだったのか!)」

佐倉「でも、後悔はしてないよ!あなたを無心に応援出来た時、私は野球部のマネージャーなんだなって思えたの・・・」

パワプロ「佐倉さ・・・

飯塚「やぁ、パワプロ君」

佐倉「あ・・・飯塚キャプテン」

パワプロ「飯塚・・・」

飯塚「フッフッフ・・・さすが、佐倉君が見込んだチームだったよ。言い訳はしないさ、僕達大門高校の完敗だよ」

パワプロ「いいや、勝負は時の運、今度は俺達が負けるかもしれないよ」

飯塚「フン、君にカッコイイ台詞は言わせたくないな。でも・・・正直に受け止めておくよ。・・・ありがとう」

パワプロ「・・・」

飯塚「それじゃ、佐倉君。行こうか、皆が待っている」

佐倉「・・・ハ、ハイ」

タッタッタッタ・・・
241 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:38:33.41 ID:/aoa5oI0
パワプロ「(・・・・・・行ってしまった)」


矢部「パワプロ君!!」

奥居「探したぜ〜!」

パワプロ「うわっ!!び、びっくりした!」

矢部「こんな所でなにボーッと突っ立ってるでやんす!皆が待ってるでやんすよ!!」

奥居「そうだそうだ、さっさと戻るぞー!」

パワプロ「わ、わかったよ、引っ張らないでくれー」


こうして、俺達の高校野球生活は夏の甲子園大会優勝という最高の結果で終わりにする事が出来た

弾道が上がった!

ミートが上がった!

サヨナラ男になった!

満塁男になった!


パワプロ 外野手

4 AAAAA
242 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:40:04.79 ID:/aoa5oI0
翌週


監督「全員集合!今年の夏は甲子園大会優勝という最高の結果で終わる事が出来た!」

パチパチパチパチ・・・

監督「最後に、今日で引退するパワプロキャプテンから皆に挨拶をしてもらおう」

パワプロ「・・・皆のお陰で、高校生活最後の大会を最高の形で終わりにする事が出来た!本当にありがとう!」

矢部「最高でやんす!」



パワプロ「・・・これは皆がいなければ出来なかった事だ。次の年も、皆で力を合わせ、連覇を狙ってくれ!」

「はい!!」


パワプロ「最後に、新しいキャプテンを発表する。・・・坂崎、お前だ」

坂崎「え!?俺ッスか?」

パワプロ「この野球部を引っ張って行けるのはお前しかいない。それは近くで見てきた俺が一番分かってるつもりだ」

坂崎「先輩・・・」

パワプロ「キャプテン、受けてくれるか?」

坂崎「・・・わかりました。引き受けます、俺がキャプテンになった以上は、必ず来年の甲子園も優勝してみせますから!」

パワプロ「うん、頼んだぞ!坂崎キャプテン!!」

矢部「新しいキャプテンの誕生でやんす!」

奥居「坂崎、後は任せたぜ〜!」

坂崎「ウィッス!」

パチパチパチパチパチ・・・
243 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:42:17.54 ID:/aoa5oI0

数週間後

教室


パワプロ「はぁ、最後の大会も終わると気が抜けちゃうね」

矢部「パワプロ君、まだ気を抜かすのは早いでやんすよ」

パワプロ「え?」

奥居「来月はドラフトがあるじゃねぇか〜」

パワプロ「あ・・・そ、そうか!」

矢部「スカウトさんは合宿以外にも、いろんな所で顔を見せていたでやんすから・・・もしかしたらパワプロ君も・・・」

パワプロ「ま・・・まさか・・・」

奥居「ま、楽しみにしてようぜ〜!」

パワプロ「ああ、そうだな」


ガラガラッ

麻生「みんな、おはよう。出席を取るから席についてね」


・・・・

麻生「さて、いよいよ来月から文化祭が始まります。今日はクラスの出し物を皆で決めたいと思います」

パワプロ「ああ、もう文化祭か・・・」

矢部「野球の事で頭がいっぱいだったでやんす」

麻生「1時間程を作りますので、みんなで自由に話し合って、なにをやりたいか決めてください」
244 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:43:32.33 ID:/aoa5oI0


ざわざわ・・・ ざわ・・・


矢部「パワプロ君、何がいいでやんすかね?」

パワプロ「ん?俺は大掛かりな者じゃなきゃなんでもいいけどなぁ」

匠「よ、何やりたいか決まったか?」

パワプロ「あ、匠に純・・・」

矢部「オイラ達は特にこれといってやりたいモノもないでやんす」

匠「そっか〜・・なら、演劇やらないか?」

純「演劇?」

パワプロ「匠が演劇?・・・意外だな」

匠「前からあーいう脚本とかやってみたくてさ〜」

奥居「・・・ちっちっち」

パワプロ「?」

矢部「なんでやんすか、奥居君?」

奥居「甘いな、オメーら・・・この恵まれたクラスで何も思い浮かばないなんてよ〜」
245 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:45:13.22 ID:/aoa5oI0
純「なんかいい案でもあるのか?」

奥居「喫茶店に決まってんだろ〜?」

パワプロ「喫茶店?」

匠「なんだ、普通じゃないか」

矢部「いや・・・奥居君、なるほどでやんす」

奥居「オメーら、オイラと矢部が一年の文化祭で喫茶店の店員してた時、どんな格好してたか覚えてね〜のか〜?」

パワプロ「ああ、確かメイドの・・・・・!!!!」

匠「・・・ははぁ、なるほど。確かに、このクラスで喫茶店をやらないのは勿体無いかもね」

純「お、お前達・・・!」

パワプロ「純だって、光のメイド姿見たいだろ?」

純「な、お、お、お前なんて事を!」
246 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:46:10.68 ID:/aoa5oI0
光「どうかしたの?」

パワプロ「あ、光」

純「あ、い、いや!なな、なんでもないんだ!」

光「?」

一文字「パワプロ君達は、なにか決まった?」

パワプロ「ああ、俺達は喫茶店にしようかな〜って思ってたんだけど・・・ねぇ?」

矢部「そうでやんす!!」

奥居「おう!」

八重「そうなの?・・良かった、私達も喫茶店にしようって話し合ってた所なの」

匠「それはよかった!」

白雪「では、さっそく黒板に記入しますね」
247 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:47:15.14 ID:/aoa5oI0

・・・一時間後


麻生「・・・大半の人が喫茶店をやりたいみたいね。では、今年の文化祭は喫茶店に決定しましょう」

パワプロ「異議なし!!」

匠「異議なーし!」

麻生「なんか、男子達が随分と元気みたいね」


奥居「パワプロ、オイラと矢部は早速演劇部に行って、メイドの衣装を借りてくるぜ〜」

矢部「細かい事は任せたでやんす!」

匠「女の子達のサイズは俺が記憶してあるから、俺も行くよ」

パワプロ「おお、なんだか三人が頼もしく見えてきたよ」

匠「これで光ちゃんのメイド姿が見れるな・・・良かったな、純」

純「な、お、俺はそんな事望んじゃ・・・」

パワプロ「ったく、素直じゃないなー」


ワイワイ


水無月「喫茶店をやるのに、なんで男子があんなに喜んでるのかしら」

陽ノ下「それは最後の文化祭だもん、みんな気合入ってるんだよ!」

水無月「・・・なにか、嫌な予感がするわ」
248 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:48:54.14 ID:/aoa5oI0
文化祭当日

パワプロ「今年最後の文化祭だ!!」

矢部「クラスに直行でやんす!!」

奥居「おおーーーー!!」

・・・・・・


ざわざわ・・・

パワプロ「・・・」
矢部「・・・」
奥居「・・・」
純「・・・・・・」

白雪「? どうしたんですか?みなさん、ボーッとして?」

パワプロ「・・・いや、天国だな〜と思って」

八重「天国?」

矢部「これも男のロマンでやんす・・・」

奥居「生きててよかったぜ〜」
八重「???」

パワプロ「(中でも八重さんが一際光ってるな〜・・・他の子達と比べて大人っぽい印象があるからだろうか?)」

陽ノ下「もう、パワプロ君達!ボーッとしてないで手伝ってよね!」
水無月「そうよ、全く・・・鼻の下伸ばして」

パワプロ「あ、ゴメンゴメン。・・・でも水無月さん、あんなに頑なに拒否してくれたのに、衣装着てくれたんだね」

水無月「・・・皆が着てるのに、私一人着ないわけにもいかないでしょうが」
249 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:50:09.81 ID:/aoa5oI0
矢部「二人とも、とても似合ってるでやんすよ」

陽ノ下「本当?ありがとう!」

水無月「にやけ面で言われてもちっとも嬉しくないわ」

パワプロ「いや、でも本当に似合ってるよ!な、純?」

純「あ・・・ああ・・・あ」

パワプロ「(・・・相変わらずだなぁ)」


パワプロの弾道が上がった!

矢部の弾道が上がった!

奥居の弾道が上がった!

純の弾道が上がった!
250 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:51:35.00 ID:/aoa5oI0

文化祭終盤


パワプロ「いやあ、繁盛したね」

八重「うん、本当に」

矢部「メイド効果は最強でやんす」


匠「おい、パワプロパワプロ!」

パワプロ「ん?どうした?」

匠「さっき佐倉さんっぽい人が校門の所にいたんだけど、お前知ってたか?」

八重「えっ」

パワプロ「本当か!?」

匠「ああ、気のせいかもしれないけど・・・」

矢部「パワプロ君、行ってみるでやんすよ!」

パワプロ「ああ、じゃあ八重さん、行こうか」

八重「ううん、私は後片付けがあるから・・・。それに佐倉さん、きっとあなたに会いに来たんだと思うの・・・邪魔しちゃ悪いしね」

パワプロ「え・・・」

匠「そういうワケだから、早く行ってこいよ!」

矢部「早く行かないと帰ってしまうでやんすよ!!」

パワプロ「わ、わかった。ありがとう!」
タッタッタ・・・
251 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:53:01.03 ID:/aoa5oI0
パワプロ「はぁ、はぁ・・・急いで来たけど、見当たらないなぁ」

パワプロ「匠の見間違えか?」

パワプロ「(それに、来るなら連絡くらいくれるよな・・・)」

佐倉「パワプロ君!」
ドンッ

パワプロ「いてっ!誰・・・あ、佐倉さん!」

佐倉「戻ってきて良かった〜・・・」

パワプロ「来るなら連絡してくれたら迎えに行ったのに」

佐倉「ごめんね、驚かそうと思って」

パワプロ「そうだったのか・・・あ!そうだ、もう文化祭は終わりだけど、ウチのクラスにおいでよ!矢部君達も八重さんもいるからさ!」

佐倉「あ、ごめんなさい。私、もう帰らないといけないの」

パワプロ「え?せっかく会えたのに?」

佐倉「うん・・・ちょっと無理して来ちゃったから、早く帰らないと怒られちゃうの」

パワプロ「そっか・・・残念だなぁ、もっとゆっくり話したかったけど・・・」

佐倉「ううん、会えただけでも凄く嬉しかったよ!みんなにもヨロシク言っておいて」

パワプロ「うん、わかったよ」

佐倉「じゃ、元気でね」
パワプロ「うん、気をつけて!」
252 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:54:40.64 ID:/aoa5oI0
文化祭も無事終了し、俺達は総仕上げにキャンプファイヤーを囲っていた


パチパチパチ・・・

八重「・・・綺麗だね」

パワプロ「うん、総仕上げに相応しいね」

八重「・・・・ありがとう」

パワプロ「?」

八重「こうして、皆と一緒に文化祭を迎えられたの、あなたと佐倉さんのお陰」

パワプロ「え、そ、そう?いやぁ、照れるな」

八重「・・・本当はね、私・・・去年・・・・・」

パワプロ「去年?・・・どうしたの?」

八重「・・・・・・・ううん、なんでもない」

パワプロ「???」

八重「パワプロ君、私と出会ってくれて・・・本当にありがとう」

パワプロ「! あ・・・う、うん!俺も八重さんと出会えてよかったよ!」

八重「・・・来週はいよいよドラフトだね。選ばれると、いいね」

パワプロ「・・・うん」
253 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:56:38.94 ID:/aoa5oI0

翌週 いよいよドラフトの日


監督「みんな集まれ!ドラフトが始まるぞ!!」

ざわざわ・・


パワプロ「・・・ふうぅ」

坂崎「せ、先輩・・・目にクマ出来てるじゃないッスか」

パワプロ「緊張して寝れなかったんだよ・・・」

矢部「オイラも一睡もしてないでやんす」

坂崎「奥居先輩もッスか?」

奥居「いや?オイラはグッスリ寝てたぜ〜?どうせ選ばれないだろうしな〜」


「はははは」

監督「静かに、始まるぞ」



『今から高校生ドラフトを発表いたします。』


『まずは各球団の、1位指名の発表です。』

パワプロ「・・・」

矢部「・・・」

奥居「・・・」
254 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:58:29.08 ID:/aoa5oI0
・・・・・

『1位指名は以上です。次に・・・』

パワプロ「(1位指名はなしか・・まぁ、そう簡単にいかないよな)」

矢部「(緊張と睡魔が両方襲ってきたでやんす・・・!)」

坂崎「大丈夫ッスよ、先輩達なら絶対選ばれますって」


『・・・頑張りパワフルズ 3位 パワプロ』


パワプロ「!」

坂崎「おお!!ほら、言ったじゃないッスか!!」

奥居「おおー!パワプロが選ばれたぜ〜!!」

パワプロ「や・・・やった」ヘタ・・・

監督「おいおい、腰を抜かしてどうする!」

「先輩、おめでとうございます!」

パワプロ「あ、ありがとう、みんな!まさか、選ばれるなんて・・・」
255 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 21:59:25.68 ID:/aoa5oI0

『頑張りパワフルズ 4位 矢部 明雄』

パワプロ「!」

坂崎「矢部先輩!呼ばれましたよ!!!」

奥居「すげぇじゃねぇかー!」

矢部「・・・」

パワプロ「?や、矢部君?」

坂崎「・・・・・目空けて寝てますね」

監督「はっはっは、大事な所で睡魔にやられたか」

奥居「いや〜、二人も選ばれるなてホントすげぇぜ〜!」


『・・・・・頑張りパワフルズ 6位 奥居』
256 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:00:30.53 ID:/aoa5oI0
奥居「ん?」
パワプロ「お・・・」

奥居「・・・気のせいか?今、オイラの名前が呼ばれたような」

パワプロ「呼ばれたんだよ、奥居!6位指名だ!!」

坂崎「おめでとうございまッス!!」

奥居「え・・・マ、マジで?・・・うっひょーーーー!!!」
ドドドドド・・・

監督「こら、奥居!走り回るな!!」

「はははは・・・」

パワプロ「まさか俺達3人が同じ球団に指名されるなんて・・・!矢部君、奥居!これからもよろしくな!」

奥居「お〜!モチロンだぜ〜!」

矢部「・・・」

坂崎「佐倉さんも、喜んでるでしょうねー」

パワプロ「ああ、きっと喜んでくれてるさ!!」


俺、矢部君、奥居の3人は頑張りパワフルズに指名を受ける事が出来た

3年間、野球部で頑張ってきた努力が報われた最高の瞬間だった

その夜、佐倉さんから祝いの電話がかかってきた

興奮冷めやまぬ俺は何時間も佐倉さんと話をしていた・・・
257 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:01:31.21 ID:/aoa5oI0
2週間後


パワプロ「ドラフトも終わって12月も中頃・・・この学校に登校するのも後少しかぁ・・・」

白雪「パ、パワプロさん!」

パワプロ「ん?あ、白雪さん。どうしたの?」

白雪「あの、サイン頂戴ッ・・・じゃなくて、サイン頂けませんか?」

パワプロ「(な、なんだ?)ああ、いいけど」

白雪「やったー!・・・っと、はいコレ、サイン色紙です!」

パワプロ「あ、うん。えーと・・・『美帆ちゃんへ』でいい?それとも苗字の方がいいかな?」

白雪「う・・・え、えーと・・・」

パワプロ「?」

白雪「あ〜・・・・その、実は、違うクラスの真帆ちゃんって子が欲しがってるんですよ!だから、『真帆ちゃんへ』って入れて貰っていいですか?」

パワプロ「ああ、わかったよ。真帆ちゃんね・・・」カキカキ

白雪「・・・ふぅ」

パワプロ「? はい、どうぞ」
258 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:03:09.83 ID:/aoa5oI0
白雪「あ、ありがとうございます!じゃ、頑張って下さいね!」
タッタッタ・・・


パワプロ「(なんか、いつもと感じが違う白雪さんだったな?)」

白雪「あら、パワプロさん。おはようございます」

パワプロ「・・・うわっ!!?え、な、なんで?」

白雪「? どうかしましたか?」

パワプロ「白雪さん、今向こうに行ったよね?なんで、俺の後ろから出てくんの?」

白雪「え?私がですか?・・・誰かと間違えたんじゃないんですか?」

パワプロ「いやいや!だって、サインもしたし・・・!」

白雪「サイン・・・?ッ! ・・・パワプロさん、甲子園やドラフトでバタバタしてたから疲れてるんですよ。現に私はここにいますし」

パワプロ「え〜・・・幻覚を見てたって事?でも確かに・・・」

白雪「では、私は教室に戻りますので。失礼します」
タッタッタ・・・

パワプロ「う、うん・・・(一体なんだったんだ・・・?白雪さんが言う通り疲れてるのか?俺・・・)」
259 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:04:35.44 ID:/aoa5oI0

伊集院「おい、貴様。何を朝からボーッとしているのだ?」

パワプロ「伊集院さん」

伊集院「ドラフトに選ばれたそうだな。鞄持ちしか才能のない貴様がよくやったのだ」

パワプロ「ど、どうも・・・」

伊集院「これを褒美にやるのだ」

パワプロ「褒美?・・・ああ、伊集院家のクリスマスパーティー招待券か」

伊集院「ん?メイから直々に招待券を貰えたのだぞ?もっと喜ぶべきであろう!」

パワプロ「う、うん。ありがとう、伊集院さん!」

伊集院「全く・・・忠誠心のなさは相変わらずなのだ。まぁ、せいぜい楽しんで行くといいのだ」
タッタッタ・・・

パワプロ「伊集院家のパーティーに招かれるのもこれが最後か・・・よーし、存分に楽しませてもらおう!」
260 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:05:53.04 ID:/aoa5oI0
クリスマス当日

パワプロ「(おかしいなぁ。何度佐倉さんに電話かけても繋がらないな・・・メリークリスマスって言おうとしたのに)」


母「パワプロー!お客さんよー!」

パワプロ「ん?お客さん??」


矢部「メリークリスマスでやんす!」

パワプロ「矢部君!」

矢部「伊集院さんのパーティーに行くでやんすよね?一緒に行こうでやんす!」

パワプロ「わざわざ寄ってくれたんだ。わかった、今行くよ」


・・・・


矢部「そういえば、佐倉さんにメリークリスマスは言ったんでやんすか?」

パワプロ「それが、電話通じないんだよ。ずっと」

矢部「むう・・・クリスマスに連絡がつかないというとこれは・・・」

パワプロ「・・・言わないでくれ。想像したくない」

矢部「じょ、冗談でやんすよ!落ち込まないでくれでやんす!」

パワプロ「う、うん」
261 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:07:07.82 ID:/aoa5oI0
伊集院家 入場門

パワプロ「さて、ここを無事抜けられるかな」

矢部「去年も大丈夫でやんしたから、心配いらないでやんすよ!行こうでやんす!」

パワプロ「うん」


三原「・・・メイ様のお友達でいらっしゃいますか?」

パワプロ「あ、はい。友達というか先輩というか(あれ、確かこの人は・・・)」

三原「はっ!あ、あなた様は・・・!」

パワプロ「お、お久しぶりです・・・」

矢部「?」

三原「ああっ・・そ、そんな目で・・・私を見ないで下さい・・・!」

パワプロ「い、いや別に・・・」

矢部「!?」

三原「あぁっ!そ・・・そんな目で・・・は、早く中にお入り下さい・・・そ、そうして頂かないと私は・・・!!!」

パワプロ「わ、わかりました!や、矢部君、行こう!!」

矢部「や、やんす!」
タッタッタ・・・


矢部「パワプロ君、あの人とどういう関係でやんすか?」

パワプロ「なんもないよ!向こうが変な目で見てるんだよ!」

矢部「あれは完全に恋する乙女の瞳だったでやんす。パワプロ君は男女見境なく惹き寄せるんでやんすねぇ」

パワプロ「(う、嬉しくない・・・)」
262 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:08:30.57 ID:/aoa5oI0
伊集院家 パーティー会場


ざわざわ・・・

パワプロ「ふう、なんとか中に入ったぞ」

矢部「相変わらず、凄い人数でやんすねぇ」


奥居「お、二人とも来たか〜」

坂崎「チィッス、先輩方!」

パワプロ「奥居に坂崎!」

矢部「奥居君、今年は入れたんでやんすね」

奥居「当たり前だぜ〜!最後の年まで一人で過ごせるかよ〜!」

坂崎「俺がファッション見立ててみたんスよ」

矢部「それででやんすか・・・」

奥居「コラ坂崎、それは黙ってるって約束だったろうが〜!」

パワプロ「ははは・・・」
263 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:10:11.27 ID:/aoa5oI0
八重「パワプロ君」

パワプロ「あ、八重さん!メリークリスマス!!」

八重「うん、メリークリスマス」

パワプロ「このパーティーに参加出来るのも今年で最後って、なんか寂しいよね」

八重「うん・・・そうだね。あ、そういえばすっかり言いそびれちゃった・・ドラフト指名、おめでとう」

パワプロ「ありがとう!いやぁ、今でも信じられないよ」

八重「努力が身を結んだ結果だね。・・・辛い事も多いと思うけど、頑張ってね、応援してるから」

パワプロ「うん!ありがとう八重さん!・・・そういえば、八重さんはウチを卒業したらどうするの?」

八重「私は、大学に行くよ。大学でバレーを続けるつもりなの」

パワプロ「そうなんだ・・・頑張ってね!」

八重「うん、ありがとう。あなたと佐倉さんには本当に感謝しないといけない」

パワプロ「そんな・・・」

八重「・・・あ。ごめんなさい、ちょっと外すね・・・すぐ、戻ってくるから」

パワプロ「ん?うん、わかったよ」
264 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:12:17.28 ID:/aoa5oI0


八重「ごめんなさい、待たせちゃって」

パワプロ「いや、いいんだよ。全然」

八重「ちょっと、人が多すぎて落ち着かないね。・・・表、出れる?」

パワプロ「ああ、いいけど・・・」

八重「じゃあ行きましょう」

パワプロ「うん!」

・・・・・・

八重「・・・ふう、やっぱり私は静かな場所の方が落ち着く」

パワプロ「そう?それは良かった」

八重「あ・・・いけない」

パワプロ「どうしたの?」

八重「上着、中に忘れてきちゃった・・・取りに戻らないと」

パワプロ「え?ああ、良かったら俺の上着使ってよ。俺大して寒くないからさ」

八重「ありがとう、でも風邪引くかもしれないし・・・私、戻って取ってくるね」

パワプロ「あ、うん・・・」
タッタッタ・・・

パワプロ「(八重さんの様子がなんか変だぞ・・・)」
265 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:13:30.80 ID:/aoa5oI0
パワプロ「(・・・そういえば、佐倉さんの電話まだ繋がらないのかな・・・ちょっと掛けてみるかな)」
ピッピッピ・・・


plllll....

♪ ♪ ♪

パワプロ「ん?」クルッ
佐倉「あ・・・」

パワプロ「・・・」

佐倉「・・・メ、メリークリスマス!パワプロ君!」

パワプロ「・・・・・・・・さ、佐倉さん!?な、なんでここに!?本物?」

佐倉「うん、本物だよ!」

パワプロ「(また幻覚じゃないよな?)」ジーッ

佐倉「え・・な、なにジーッと見てるの?」

パワプロ「ご、ごめん。あまりに突然で・・・頭が混乱してる」
266 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:14:36.64 ID:/aoa5oI0
佐倉「ちょうど、親戚の家に家族で来ていてね。私だけ抜け出してここに来たの・・・」

パワプロ「そうだったんだ・・・しかし、よく俺がここに来てるってわかったね?」

佐倉「うん・・・八重さんから連絡貰ったの。今、外に出るって」

パワプロ「八重さん?・・・ああ、さっき急にいなくなったのはもしかして」

佐倉「うん、私と電話してたの」

パワプロ「そうだったのか・・・(八重さん、やってくれるなぁ・・・)」

佐倉「後ろから驚かそうと思ったのに、電話かけてきちゃったから失敗しちゃったけどね」

パワプロ「ありゃ、それは余計な事をしちゃったな」


佐倉「・・・でも良かったぁ。あなたとクリスマスに会えて・・・」

パワプロ「俺もだよ、佐倉さん。とても嬉しいよ!・・・あ、そういえばまだ言ってなかった!メリークリスマス!」

佐倉「うん、メリークリスマス・・・えへへ」グスッ

パワプロ「おっ!?な、泣いてるの?」

佐倉「うん・・・なんかとても嬉しくて。・・・ごめんね」

パワプロ「佐倉さん・・・俺」
267 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:16:10.19 ID:/aoa5oI0
♪ ♪ ♪

佐倉「あ・・・」

パワプロ「ん?また電話?」

佐倉「・・・親からだ。急いで戻らないと」

パワプロ「ええ!?せっかく会えたのに?」

佐倉「ごめんね、黙って抜け出してきちゃったから・・・」

パワプロ「そっか・・・なら仕方ないね。良かったら、親戚の家まで送っていっていいかな?一人だと危ないし」

佐倉「ううん、一人で大丈夫だよ。電車で3つ向こうだモン」

パワプロ「そっか・・・じゃあ駅まで」

佐倉「うん、ありがとう」

268 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:18:06.39 ID:/aoa5oI0
ひびきの駅 ホーム


佐倉「・・・じゃあ、ここで」

パワプロ「・・・うん、気をつけて帰ってね」

佐倉「・・・。・・・また、会えるよね?」

パワプロ「え?・・それはモチロン!何なら俺が明日向こうまで行こうか?」

佐倉「あはは、ありがとう。その気持ちだけで満足だよ・・・」

プルルルルルルル・・・・

『四番線から、電車が発車します。駆け込み乗車はお止め下さい』

佐倉「・・・じゃ、行くね」

パワプロ「うん」


プシューーー・・・・ バタンッ

佐倉「・・・」

パワプロ「・・・」

佐倉「・・・・・・」

パワプロ「(ん?佐倉さん、何か言ったぞ?)」

ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン・・・


パワプロ「行っちゃった。・・・佐倉さん、なんて言ったんだろう?」
269 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:20:10.14 ID:/aoa5oI0
元旦


チュンチュン チュン

パワプロ「新しい年か・・・高校生活もあとちょっとか・・・」

母「パワプロ、年賀状が沢山届いてるわよー」

パワプロ「・・・沢山?」


ドサドサッ

パワプロ「な、なんだこの数、全然連絡取ってなかった人からも来てるし」

母「・・・ドラフト指名されてから急に知人が増えたわね」

パワプロ「う、うん・・・(お、佐倉さんのだ)」

パワプロ「(プロに行っても頑張ってね、か・・・卒業しちゃうと今より会う機会は減っちゃうんだよな・・・)」


ピンポーン♪

パワプロ「お?」

母「友達じゃないかい?」
270 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:21:09.83 ID:/aoa5oI0

パワプロ「はーい」

ガチャ

奥居「あけましておめでとう〜!」

パワプロ「なんだ、奥居か」

奥居「なんだはね〜だろ!なんだはよ〜〜!」

矢部「パワプロ君、毎年同じ事しか言わないでやんす」

パワプロ「あ、矢部君も!あけましておめでとう!」

奥居「パワプロ、初詣に行こうぜ〜」

矢部「残念ながら、女の子はいないでやんすけど」

パワプロ「え?本当?それじゃあ止めようかな」

奥居「おい〜!」

パワプロ「ははは、冗談冗談。行こう行こう!」
271 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:27:32.88 ID:/aoa5oI0
神社


奥居「相変わらず凄い人だかりだぜ〜!」

矢部「ふふん、この程度の人ゴミ、甲子園優勝を果たしたオイラ達の敵ではないでやんす」

パワプロ「甲子園関係あるのか?」

矢部「さぁ、さっさとお参りすませて遊びに行こうでやんす!」

奥居「そうだな〜!行くぜ〜!!」

パワプロ「オッケー」


・・・・・


奥居「お、矢部〜。オメー千円入れるのかよ〜?」

矢部「早く一軍に上がれる事をお祈りするのでやんす。額が大きい方が効き目がありそうでやんす!」

パワプロ「そんなモンなのか?」

奥居「よ〜し、オイラも奮発して千円入れるぜ〜!」

矢部「パワプロ君も千円入れるでやんす!」

パワプロ「お、俺も?」

奥居「千円で願いが叶ったら安いモンじゃねぇか〜!オイラ達これからプロ選手として活躍するんだからよ〜!」

パワプロ「わ、わかったよ」

矢部「では、一斉にいれるでやんすよ!それ!」

奥居「そりゃ」

パワプロ「ほいっ」
272 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 22:29:01.81 ID:/aoa5oI0

カランカラン

矢部「・・・・(早く一軍デビューして、スターになれますようにでやんす)」

奥居「・・・・(一ヶ月以内に一軍行って4番になれますように・・・・)」

パワプロ「・・・・(・・・・佐倉さんと、プロ後も今と変わらず会う事が出来ますように・・・!)」


・・・・・・


矢部「パワプロ君、今年はなんも聞こえなかったでやんすか?」

パワプロ「え?あ、ああ・・・そうだね。聞こえなかったな」

奥居「おいおい、オイラすげぇ願い事したんだぜ〜?不安になってきたじゃねぇか〜」

パワプロ「ははは」

矢部「じゃあ、お参りも済んだ事でやんすし、遊びに行こうでやんす!」

奥居「そうだな〜!プロ行ったら中々遊べねーしなー!」

パワプロ「うん、行こう!!」


その後俺達は街に繰り出し、派手に遊んだ・・・

月日は本当にあっという間に過ぎて行き、いよいよ卒業式当日となった・・・・
273 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 23:05:18.33 ID:/aoa5oI0

パワプロ「(今日で卒業か・・・制服も今日で着納めなんだな・・・)」

パワプロ「(この校内をうろつけるのも今日で最後・・・か)」


「・・・あの、すみません・・・」

パワプロ「ん?」

三原「・・・」

パワプロ「う!?あ、あなたは・・・」

三原「三原・・・咲之進でございます」

パワプロ「い、伊集院さんはここにいませんけど・・・」

三原「い、いえ・・・実は貴方様の用がございまして・・・」

パワプロ「え・・・?」
274 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 23:06:30.38 ID:/aoa5oI0
三原「実は・・・貴方様の事が・・・」


伊集院「止めるのだ!咲之進!!」

パワプロ「! 伊集院さん!」

三原「メ、メイ様・・・!」

伊集院「所詮それは、報われぬ恋なのだ・・・。お前の気持ちはわかるが、諦めるのだ」

三原「・・・」

パワプロ「あ・・・あの」

伊集院「うちの咲之進が失礼したのだ。今日の事は忘れてほしいのだ」

パワプロ「あ、う、うん・・・」

伊集院「さぁ、咲之進。もう帰るのだ」

三原「は、はい・・・。それでは・・・失礼いたします・・・・」
トボトボ・・・

パワプロ「(なんだったんだ・・・一体?)」


矢部「おー、パワプロくーん!」

パワプロ「矢部君」

奥居「もう卒業式始まるぜ!急ごうぜ〜!」

パワプロ「ああ、わかったよ!」
275 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 23:07:31.92 ID:/aoa5oI0
・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・

・・・

・・


ざわざわ・・・  ざわ・・


パワプロ「卒業式も終わっちゃったな。なんとも、あっけなく・・・」

匠「おい、パワプロ」

パワプロ「匠、どうした?」

匠「校門の所で、佐倉さんが待ってるぞ」

パワプロ「・・・・・・え?・・・ええ?!」

匠「いいから、早く行ってやれよ。待たせちゃ可哀想だろ?」

パワプロ「あ、ああ」
276 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 23:10:58.83 ID:/aoa5oI0
校門

佐倉「・・・」

パワプロ「佐倉さん!」

佐倉「あ、パワプロ君・・・卒業おめでとう」

パワプロ「お、おめでとう!・・・って」

パワプロ「どうしてここに?卒業式はどうしたの?」

佐倉「うん、終わってから急いで来たの。・・ど、どうしてもいいたい事があって・・・」

パワプロ「?」

佐倉「ええと・・・その・・・あのね」

パワプロ「うん?」

佐倉「こ・・・ここじゃ言えないから、中庭の方に・・・」

パワプロ「うん・・・いいけど」
277 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 23:15:03.80 ID:/aoa5oI0
・・・・

パワプロ「ここならいいかな」

佐倉「うん・・・あのね。わた、私・・・大門高校に行ってからも、あなたの事がずっと気になってて・・・なんだか寂しくて、苦しくて」

パワプロ「!」

佐倉「だから、北海道でまたあなたと会えた時、私凄く嬉しかった。ほんの少しの間だったけど、あなたの姿を見れ、あなたの声が聞けて」

パワプロ「・・・」

佐倉「でも、いつも『さよなら』の言葉を言った後、凄く哀しくて・・・あなたと私の距離が、凄く遠くなる気がして・・・」

パワプロ「佐倉さん・・・」

佐倉「それに、卒業してプエオに行っちゃうと・・・、本当にもう一生会えない気がして・・・」

パワプロ「そ、そんな事・・・」

佐倉「だから、ずっと・・・ずっと言おうと思ってた事、言うね!」
278 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 23:16:40.92 ID:/aoa5oI0
パワプロ「!」
佐倉「わた、私・・・あなたの事が好きです!ずっと前から、好きです!!」

パワプロ「・・・・・・佐倉さん、実は俺も・・・」

佐倉「!」

パワプロ「ずっと前から好きだったよ、佐倉さん」

佐倉「本当・・・?・・・ありがとう、・・・私、嬉しいのに泣いてる。変だね・・・」

パワプロ「佐倉さ

カラーン カラン  カラーン

パワプロ・佐倉「!」


カラーン カラーン・・・

パワプロ「伝説の鐘・・・鳴らないハズだったのに・・・」

佐倉「・・・嬉しいなぁ。・・・でも、いいのかな私・・・ひびきのの生徒じゃないのに」

パワプロ「・・・いいと思うよ、そうじゃないと伝説に合わなくなっちゃうからね」

佐倉「・・・うんっ!!!」

パワプロ「・・・・・ん?」


九段下「・・・」グッ

パワプロ「(舞佳さん!?なんでここに・・・)」

佐倉「?どうかしたの?」

パワプロ「い、いや、なんでもないよ・・・」
佐倉「?」
279 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 23:17:50.21 ID:/aoa5oI0


――こうして、俺の高校生活3年間は幕を閉じた

一生懸命部活動に打ち込んだお陰で甲子園優勝を果たし、さらにプロにまでなれた。もう何も思い残す事はない


佐倉さんは、大手企業に就職し、受付嬢をする事になった・・・

選んだ道が違うから、お互い会う時間も少ないかもしれない。

彼女の事は心配だが、これからは一緒に、いつまでも二人で歩んでいける


この学校の伝説が受け継がれるように、俺達二人の愛も、また永遠なのだから・・・



終わり
280 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/22(水) 23:18:48.69 ID:/aoa5oI0

やっと終わった


投稿するのがとてもキツかった・・・

これは間違いなく黒歴史レベル^q^


しかし、こんな駄文中の駄文を呼んでくれて本当に感謝!

暫く頭を冷やしてこよう
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/07/22(水) 23:33:11.34 ID:D/HMlb.0

面白かったぜ
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/07/22(水) 23:38:09.89 ID:vCRt/EDO
乙!!
よかったよ。またなんか書いてな!
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/07/22(水) 23:57:32.02 ID:7wJBZ2DO
>>1乙!
面白かったよ!



なぜかときメモキャラがパワプロキャラとしと再生されてたよ
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/07/23(木) 00:17:43.93 ID:1BjEZQAO
乙!
ところどころ原作に忠実で安心して読めた

ところで八重さんと公園に行った時の抜けてるっぽいのはどうなった?
あと主人公はいつ舞佳さんの名前を知ったんだ?
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/07/23(木) 00:28:09.64 ID:O/sLcfko
乙!
やっぱり最高だぜ!
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/07/23(木) 00:37:30.66 ID:DbmPCMAO
これは良いものだ
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/07/23(木) 06:11:09.50 ID:/fnfHcDO
100mm走って短くね?
288 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/23(木) 09:14:13.17 ID:7PwJ5gs0
意外と見てくれてた人いたのなww
感謝

>>284
おお、読み直してみたら貼り忘れてる
すまん、今貼る

>>287
ミスったww
289 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/23(木) 09:15:57.79 ID:7PwJ5gs0
>>174>>175の間にこれが入る

パワプロ「えーと、ツリーは何処に・・・」

給仕「おや!?いつかの少年!!」

パワプロ「え?あ・・・お姉さん!」

給仕「久しぶりだね〜!」

パワプロ「こんな所でもバイトですか?」

給仕「まぁね〜、割がいいんだ。このバイト」

パワプロ「はぁ・・・あ、そういえばお姉さんの名前、まだ聞いてなかったですね?」

給仕「え?なに、口説いてんの?や〜だ〜・・・もう!」

パワプロ「い、いやいや!そんなんじゃないですって!」

給仕「あはは、そんな必死にならなくてもいいじゃない。・・・私の名前は九段下 舞佳!プロのアルバイターよん、ヨロシクね!少年!」

パワプロ「俺はパワプロです。よろしく!」

九段下「そういえば、キョロキョロしてたけど・・・どうかしたの?迷ったとか?」

パワプロ「中庭にでかいツリーがあるって聞いたんで、見に行こうと思いまして」

九段下「ああ、中庭ねー。中庭は多分、あっちの方よ」

パワプロ「た、多分?」

九段下「実は、私もまだ屋敷全体を把握しきれてないんだよね〜、こんだけ広いからさ〜」

パワプロ「は、はぁ」

九段下「でも、間違いないと思うわよ。私の直感はよく当たるから!」

パワプロ「わ、わかりました。どうもです」

九段下「うんうん、楽しんで行きなよ〜。あ、いくら無礼講だからってアルコールは駄目だからね!」

パワプロ「わかってますって。それじゃ」

パワプロ「(本当、何処でも現れる人だなぁ・・・)」
290 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/23(木) 09:17:33.02 ID:7PwJ5gs0
>>183>>184の間

八重「・・・この樹、花が咲いてない・・・」

パワプロ「そうだね・・・」

八重「・・・私みたい」

パワプロ「・・・え?なんで?」

八重「だって・・・私、・・・私ね、本当は留年してるんだ」

パワプロ「(そ、そうだったのか・・・)」


八重さんの話しによると、彼女は一年別の学校でバレーを一生懸命やっていたらしい

ところがある日、部室から部費が消える事件が起こったそうだ

八重さんやチームメイト達はある先輩がやった事を知っていたらしい

しかし、それで部がなくなるのが嫌だった八重さんは自分が犯人だと名乗り出た

何故八重さんが名乗り出たのかは現場にいなかったから解りようがないが、、とにかくその時の八重さんはバレーさえ出来れば、停学も平気だと思ったらしい

しかし停学が解けた後、バレー部やクラスメイト達は八重さんを受け入れようとはしてくれなかったそうだ

それで八重さんは人と接するのが怖くなり、知り合いのいないひびきのに入学したらしい
291 : ◆WAKj/OhRKU[sage]:2009/07/23(木) 09:20:29.15 ID:7PwJ5gs0
これで多分、大丈夫なハズ


ポケネタも入れたかったんだけど実は5までしかやってないから考えつかなかった
それにしても5のガンダーゴーレム戦のBGMはかっこいい
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/07/23(木) 13:00:14.64 ID:EAfHpGoo
>>291
補完乙であります!

次回作期待してるぜー



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