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HTML化した人:
lain.
★
妹「貴様の妹は大変な事をしてくれた!!」
1 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/07/27(月) 01:38:02.19 ID:sOv832.o
一応避難所
妹「貴様の妹は大変な事をしてくれた!!」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1248610017/
2 :
アニオタ
◆sage/KRR02
[sage]:2009/07/28(火) 06:49:59.66 ID:M4burrAo
規制されてるのでここにいます
3 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/07/29(水) 18:29:39.55 ID:Kd3aNaoo
落ちたな
4 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/07/29(水) 19:52:10.43 ID:VKcxlcDO
落ちたね
5 :
なすーん
[なすーん]:なすーん
__ 、]l./⌒ヽ、 `ヽ、 ,r'7'"´Z__
`ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ `iーr=< ─フ
< /´ r'´ ` ` \ `| ノ ∠_
`ヽ、__// / |/| ヽ __\ \ヽ |く ___彡'′
``ー// |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|! | `ヽ=='´
l/| | '| |!|,==| ヽヽr'⌒ヽ|ヽ| | |
┏┓ ┏━━━┓ | || `Y ,r‐、 ヽl,_)ヽ ゙、_ | | |. ┏━┓
┏┛┗┓┗━━┓┃ ...ヽリ゙! | l::ー':| |:::::::} |. | / l|`! |i |. ┃ ┃
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┃┃ ┏━┛┃┃ ┌┐ | l| { //` iー‐‐ 'i 〃/ j|| ||. |ノ ┃┃ ┃
┃┃ ┃┏┓┃┗━━━.んvヘvヘゝ | l| ヽ ヽ / _,.ィ ノ/川l/.━━━━━┛┗━┛
┃┃ ┏┛┃┃┗┓ i .i ゙i\ゝ`` ‐゙='=''"´|二レ'l/″ ┏━┓
┗┛ ┗━┛┗━┛ ノ ! --─‐''''"メ」_,、-‐''´ ̄ヽ、 ┗━┛
r|__ ト、,-<"´´ /ト、
| { r'´ `l l /|| ヽ
゙、 } } | _|___,,、-─‐'´ | ゙、
`‐r'.,_,.ノヽ、__ノ/ | | |、__r'`゙′
| |/ i |
| | |
6 :
1です
2009/07/30(木) 01:37:23.35 ID:4XghlwAO
パソコン壊れたり
貯金が底を尽きたりして
色々ありまして
ちょっと余裕が無いのでしばらく書けないかもしれません
まあ避難所作っていただいたので
時間があればネットカフェなどから、書いてみようと思います
知らせるのが遅くなって申し訳ございませんでした。
7 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/07/30(木) 09:41:02.47 ID:WhWbssAO
かまわん続けろ
8 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/07/31(金) 01:43:34.93 ID:.zvJ9H60
少女「・・申し訳無いと思ってる。どんな罰でも受けよう」
兄「・・申し訳無いと思ってる割には、何か凄い嬉しそうなんだが」
少女「そ、そんなこと無いから、ほら、ばしっと・・」
兄「いや、お湯が蒸発して具材が焦げた位、別に問題無いし、良いよ」
少女「・・・・」
兄「それより火事になったりしたら、危ないから今度から気をつけてくれよ」
少女「・・お仕置き無しか・・ん?」
少女(いや、これはこれで放置プレイと言う・・)
少女「はぁはぁ・・」
兄「・・?」
9 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/07/31(金) 01:47:14.90 ID:.zvJ9H60
妹「ふーむ・・我が魔翌力をもってしても、一度消滅した天使を完全に再生するのは無理か・・」
B「・・・・」
犬「外観に問題は無いようですが・・精神は駄目なようですな」
兄「おーい、そっちの方はどんな感じだ?」
妹「駄目なようだ。・・夕飯はどうなっておる?」
兄「お湯沸かし直してるところだ。・・こいつはどうするんだ?」
犬「何故あの光に消滅させられていたのか聞くつもりでしたが・・これでは無理なようですからね」
妹「うむ。喰らう」
兄「え? 喰らうって・・食べるのか・・?」
妹「天使と魔族・・油と水のような物ゆえ、どこまで吸収出来るかはわからんがの」
兄「っていうか、俺の妹を食人族にして欲しくないんだが」
犬「人間界の食事とは異なりますから、多分兄様が想像しているような事にはなりませんよ」
兄「そうなのか? 腹を裂いて内臓を引きずり出して、血を啜るような真似はしないのか?」
妹「せんわ。ドアホが」
10 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/07/31(金) 01:48:34.87 ID:.zvJ9H60
兄「じゃあ喰らうって?」
妹「・・こうだ」 ちゅー
犬「うらやますぃです」
兄「おお・・キスされた天使が消滅した・・」
妹「・・うく・・」
兄「お、おい、大丈夫か!?」
妹「問題無い。さっきも言ったがの、天使の力なんぞ本来取り込むもんでないのだ」
犬「人間の体がなければ、触れただけで傷を負ってしまう程ですからね」
兄「なに!? そうなのか? つーか触れただけで傷って・・意外と弱いんだな・・」
妹「アホめが。我はそこまで貧弱ではないわ」
犬「魔王様なら触れた程度では問題無いですよ。・・ただ、私なんかだと、そうなります」
兄「ふーん・・、まあどっちにせよ、悪いもん食ったって事だろ? 大丈夫か?」
妹「しつこいやつだ。我は魔王ぞ。それと、その拾い食いした、みたいな物言いもやめい」
兄「あー・・まあ・・戦力増強しなくちゃならんのも分かるが・・顔色悪くないか・・?」
少女「お湯沸いたよー」
兄「・・取りあえず飯にするか?」
11 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/07/31(金) 01:50:42.21 ID:.zvJ9H60
犬「おお、中々美味しそうなカレーじゃないですか」
兄「お前の飯はドッグフードだけどな」
犬「・・・・」
兄「犬って、辛い物とか、たまねぎとか、駄目なんだぞ」
犬「知ってますよ・・ちっ・・」
兄「舌打ちって・・。お前やっぱ本当はそういうキャラだろ・・」
少女「・・・・そうだ」
兄「え?」
少女「・・ほっ!!」
バギィッ
兄「えええええ!? なにやってんだよ!!」
少女「あー・・つい手がすべって椅子が壊れちゃった・・」
兄「いやいや!! チョップしたでしょ! ほっ、って言ったでしょ!!」
少女「仕方ないから私がまず椅子に座って、兄がその上に座るしかないな」
兄「・・・・」
少女「道具みたいに扱って欲しくて・・はぁはぁ・・」
12 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/07/31(金) 01:52:39.67 ID:.zvJ9H60
兄(すっげー・・落ち着かない・・)
少女「はぁ・・はぁ・・」
兄(耳元でむっちゃはぁはぁ言ってるし・・)
犬「ポリポリ・・どうしたんですか? ぽりぽり・・食べないのですか?」
兄「いや、食べるけどさ・・っていうか、これじゃあ君がご飯食べれなく無いか?」
少女「え、いや・・私はあとで床にお皿を置いて四つん這いになって食べるから・・」
兄「なんでだ」
犬「マゾの運命(さだめ)です」
兄「・・魔界ってのは変態のすくつなのか?」
犬「・・そうくつ、ですよ」
兄「し、しししし、知ってるわ!!」
犬・少女(嘘だ・・)
兄「・・じ、じ、冗談が分からない奴は嫌われるぞ? なあ? まお・・う?」
妹「・・・・」
兄「お、おい! 大丈夫か!?」
妹「・・う・・うー・・大丈夫に・・決まっておろ・・う・・」
兄「滅茶苦茶ぐったりしてるじゃねーか!!」
バッ
妹「はなせ・・ぶれいな・・」
兄「体は俺の妹なんだから・・。つーか、ちょっとコイツベッドに移してくるから、二人で飯食ってて」
犬「ポリポリポリ・・わかりました・・」
少女「お預けプレイ・・はぁ・・はぁ・・」
兄「じゃあ、行くぞ。暴れたりしないでくれよ」
13 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/07/31(金) 01:55:23.98 ID:.zvJ9H60
妹の部屋ー
兄「ふー・・」
トスッ
妹「・・・・」
兄「大丈夫か?」
妹「・・・・ああ・・」
兄「・・何か俺に出来る事とかあるか?」
妹「無い・・」
兄「・・・・」
妹「だが・・我では無くこの体が・・」
ぎゅう
兄「わっ・・」
妹「う・・うう・・」
兄「・・ふー」
なでなで
妹「・・無礼者め・・が・・」
兄「喋るのも辛いんだろうし、ちょっと静かにしてろよ」
妹「・・・・」
(下男にこのような口を聞かれて・・あまつさえ心安らぐとは・・実体があると言うのは・・不便だのう)
14 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/07/31(金) 01:56:58.72 ID:.zvJ9H60
犬「ポリポリ・・」
少女「・・・・」
犬「ポリポリ・・おい」
少女「え?」
犬「水もってこいよ、てめー」
少女「あ、う、うん・・」
少女(キャラが違う・・)
犬「はー・・水でも飲まないとやってられんね・・ポリポリ・・」
少女(でも何でだろう。この人に偉そうにされるのは無性にむかつく。やっぱりマゾじゃないのかもしれない・・)
犬「ほら、とっととしろよ!」
少女「・・・・」
15 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/07/31(金) 02:05:45.92 ID:.zvJ9H60
舞台は再び妹の部屋へ
兄「効果あるのかわからんけど・・胃腸薬もってきたぞ」
妹「・・馬鹿にしておるのか」
兄「いや、そんなつもりは無いが・・」
妹「割と落ち着いたからもう大丈夫だ」
兄「そうか?」
妹「うむ。だがまあ、まだ本調子ではないのでの、しばらく寝ていてもよいか?」
兄「っていうか、無理に起きてる必要もないだろ? 今日はこのまま寝たらどうだ?」
妹「うーむ・・そうだの・・」
兄「じゃあおやす・・」
妹「おい待て」
兄「ん?」
妹「我ではないのだが・・」
兄「なんだよ」
妹「添い寝しろ」
兄「・・な!? 意味がわからんぞ!!」
妹「添い寝の意味が分からんのか? 一緒に寝ろと言っておるのだ」
兄「ええええ!? いや、っていうか、何で添い寝!?」
16 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/07/31(金) 07:40:12.91 ID:aC7fU3Uo
きてたー
17 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/07/31(金) 14:45:19.00 ID:HSqsJkA0
しえん
18 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/07/31(金) 14:56:50.50 ID:1KU0q2AO
おー
19 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/07/31(金) 20:30:37.83 ID:tIH11EDO
見てるぞー
支援
20 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/08/03(月) 09:05:57.53 ID:kOvA/oAO
いいぞもっとやれ
21 :
1
2009/08/05(水) 02:08:44.45 ID:KKoy4MAO
また期間開きそうです。
すいません。
落ちにくいだろうから気長にやります。
22 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/05(水) 08:10:57.93 ID:uSJkrEDO
期待age
23 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/08(土) 02:43:52.41 ID:uJPsQ.DO
sienta
24 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/08/09(日) 14:08:43.21 ID:WzYaqEAO
wwktk
25 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/08/09(日) 23:30:08.00 ID:u1FXkYDO
まだかなー?
26 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 19:57:01.92 ID:78wSzDQ0
妹「知らんわ。ただそうして欲しいと思っただけだ」
兄「いや・・なに? 実は甘えん坊なのか・・?」
妹「馬鹿を言うでないぞ。我ではなく、おそらく貴様の妹の無意識下の願望が我の思考に影響を及ぼしているのだろう」
兄「妹が・・」
妹「貴様ら、そういう間柄なのか」
兄「いや、至って普通の兄妹で・・むしろ最近避けられてるような気すらしてたんだが・・」
妹「そうか・・とにかく今日は添い寝してもらうぞ」
兄「・・まあ・・その・・先・・とかは・・」
妹「アホが。いくら実体に影響されるとはいえ、我がそこまで堕ちると思うでないぞ」
兄「ああ・・そりゃよかった。ここまで来たらもうなにがあるかわからんからな・・」
妹「ほーお。人間界の下男にしては、順応性があるではないか」
兄「褒めてんだか、馬鹿にされてるんだか・・。とりあえず、飯食って、あいつらに一言伝えてくるから」
妹「うむ・・、いや、わかっておるな?」
兄「わかってるって。てきとうに誤魔化して言うぞ」
妹「うむ。褒めて遣わすぞ」
兄「はははは、そりゃどーも」
27 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 20:07:45.84 ID:78wSzDQ0
犬「ぽりぽり・・ふー食った食った」
少女「・・・・」
犬「む? 兄様、魔王様のご様子はいかがな物でしょうか」
兄「あー・・あのさ」
犬「あ、はい」
少女「なに? おしおき?」
兄「いや、あいつが・・結構具合悪いみたいだから、ちょっと様子見てようと・・」
犬「そ、それなら私が!!」
兄「あー、フユベルトにはあまり見られたくないとかなんとか」
犬「む・・」
兄「そういわけでさ、ここは一つ主の顔を立ててやってやれよ」
犬「そうですね・・良いでしょう」
少女「・・私は何かすることなんかあるの?」
兄「そうだな・・食器洗ったりしておいてくれると助かる」
少女「・・・・」
兄「おっと、自分の体をスポンジ替りにするのも却下だし、食器を割ってもおしおきとか、ないからな」
少女「ちえーっ・・」
兄「・・全く。あ、カレーだけ食ってからいくか」
28 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 20:14:26.89 ID:78wSzDQ0
その夜
妹「・・おい」
兄「んー?」
妹「貴様、我と寝ると言うのに、風呂にすら入っておらんのか」
兄「俺朝入りたいんだよね・・。くさいか?」
妹「・・いや」
兄「なんだよ」
妹「むしろ好ましくさえ思える。・・貴様の妹は一体何者だ」
兄「何者だって・・、普通の人間だろ?」
妹「普通の人間が、血の繋がった身内にこのような・・」
兄「んなこと言われてもなあ・・」
妹「・・そもそも何故お前はそんなに落ち着いておる」
兄「いや、だってお前が制御してくれるなら、そんなに大したことにならないだろ」
妹「ふむ・・そうか・・」
兄「ん?」
妹「つまり、お前はこの体に異性としての魅力は感じのだな?」
兄「・・かな」
妹「不憫な話しよの」
兄「仕方ないだろ・・っていうか、妹が俺を好きだなんて・・信じられんけどな。別の原因でもあるんじゃないのか?」
妹「・・そう思うのは自由であろうな」
29 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 20:25:25.26 ID:78wSzDQ0
さらに夜は更け
兄「なあ・・ちょっとくっつき過ぎじゃないか?」
妹「・・ああ・・我としたことが・・無意識に体が動いていたようだな」
兄「大丈夫かよ・・っていうか、なんだ? やっぱり体調不良か?」
妹「かも知れぬの・・む」
兄「どうか・・むぐっ」
妹「静かに」
兄(一体どうしたって言うんだよ) ひそひそ
妹(何かがこの部屋に侵入してきた)
兄(なに!?)
妹(・・・・)
兄(・・・・)
妹(・・くる・・!!)
バッ
妹「何者だ!」
少女「う・・あー・・」
兄「・・なんだ、君か」
妹「貴様、まさか我の寝首を・・」
少女「ちっ、ちがうちがう!! その・・枕にして欲しくて・・」
30 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/08/10(月) 20:25:28.94 ID:4bpJ6oDO
続けなさい
31 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 20:28:44.32 ID:78wSzDQ0
妹「・・まくら・・だと・・?」
兄「何かに目覚めたみたいでな・・道具のように扱って欲しいんだと」
少女「へへへぇ・・」
兄「・・・・」
妹「嬉しそうだの。枕にしてやればよかろう」
兄「なんでちょっと怒ってるんだよ」
妹「気のせいであろう?」
少女「そ、それじゃあ横になるから、お、おなかに頭をのせて・・」
兄「・・こう?」
少女「はぁ・・はぁ・・いい・・これ良い・・」
兄「は、はははは・・」
妹「・・・・」
兄「・・・・」
妹「・・貴様も枕になれ」
兄「は・・?」
妹「拒否出来るとは思わぬことだ」
兄「いや、ちょっと・・っていうかこれじゃあ、枕ってよりも抱きつかれただけじゃ・・」
妹「人間界では女人を描いた抱き枕と言うのが流行っておるのだろう?」
兄「ごく一部の方々の間だけでな」
妹「知らぬわ。このままじっとしておれ」
少女「はぁ・・はぁ・・」
兄「・・・・」
妹「悪い気はせんだろうに」
兄「・・まあ・・」
少女「はぁはぁ」
兄(・・もう考えるのはやめて寝よう・・)
32 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 20:31:39.47 ID:78wSzDQ0
その頃外に置かれた犬小屋では
犬「・・・・」
犬「やばい、寂しすぎます」
犬「マケイヌでもかまってきますか・・」
犬「・・鍵閉められてるし・・」
犬「ええい! ちんちんぷぷい!!」
カチャリ・・
犬「私を締め出そうなんて10年早いですよ・・っと」
犬「ん? マケイヌの気配が魔王様の部屋からしますが・・」
犬「・・・・」
ガチャ
犬「・・これは・・!!」
犬「兄様に絡みつくように魔王様とマケイヌが・・」
犬「・・私も仲間に・・」
妹「駄目に決まっておろうが」
犬「まっ、魔王様・・起きていらっしゃったのですか・・」
少女「フユベルトに偉そうにされるのはイライラするし」
犬「なっ・・!?」
兄「ん・・んー? どうかしたか・・?」
33 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 20:33:12.29 ID:KMN8Qhso
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | | イヤッッホォォォオオォオウ!
* + / / + 。 + 。 + *
∧_∧ / /
(´∀` / / + ./ 》〉 。 + 。 * 。
,- f | | ∧_∧
/ ュヘ | * ヽ ヽ ´∀`)_ 。 。
〈_} ) | ヽ _ヽ 〉
/ ! + 。 .| ({__〉 + ○ノ
./ ,ヘ | | | <ヽ |
ガタン ||| j / | | ||| ||| .| ,ヘ \ || |||ガタン i!i/, |i!ii ガタン
―――――――――――――――――――――――――――
34 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 20:37:46.56 ID:78wSzDQ0
妹「いや、なんでもないぞ。安心して眠っておれ」
兄「ああ・・そう・・」
少女「お腹じゃなくても、ここでも良いよ・・はぁはぁ・・」
犬「え、いや、あの、私はどこの成年コミックの世界に・・」
妹「アホなことを言っておらんで、犬小屋に戻れ」
犬「・・・・」
兄「すやすや」
犬「この格差は・・一体なんなんですか!!」
少女「うるさい。兄様が起きちゃうから静かに!!」
犬「・・な・・こっ、このドMの分際で・・」
少女「はあ? それは今関係ないよね? とにかく静かに」
犬「・・・・」
犬「なんと言う格差社会・・」
犬「ポチ殿の・・抜け毛だらけのタオルケットに包まって寝ますか・・」
犬「・・月がとっても綺麗なのに、滲んで見えます・・」
35 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 20:51:52.63 ID:78wSzDQ0
その頃天界では・・
神「ちっ・・兵器を退けるとはな・・」
神「だがまだまだ打つ手はある・・くくく・・」
神「奴らの肉体が貧弱であるのを利用しない手立てはあるまい・・」
神「くくく・・」
36 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 20:53:29.00 ID:78wSzDQ0
翌朝
兄「んん・・」
少女「くかー」
妹「すぴー」
兄「なんだ、俺が一番最初に起きたのか・・おい」
妹「んー・・まだ寝かせろ・・」
兄「・・なんかもう、魔王でも何でもねーな」
バタンッ
犬「おはようございまぁぁっ、あぁぁぁぁすっ!!」
兄「うっせーぇぇぇぇ!! 何そのテンション」
犬「いやー・・孤独な夜を過ごしたので、反動でついやってしまいました」
少女「・・むー・・」
兄「あ、おはよう」
少女「おはよう・・昨日は凄く良かったよ・・えへへ・・」
犬「!!」
兄「え?」
犬「あ、あ、あに様!! あなた、そんな・・破廉恥なお方だったとは!!」
兄「い、いや、ちょっと待て!!」
妹「むー・・静かにせい、貴様ら・・」
犬「いやいや、だって兄様が昨日魔王様のベッドでとんでもないことを・・」
兄「おい!! 俺はそんなことは断じてしていないぞ!! なあ!?」
少女「またまた、そんな・・、凄かったじゃない」
妹「凄い・・? ん? ああ・・確かに凄かったのう。激しかったの・・ふわぁぁぁ・・」
犬「は、激しいだってー!?」
兄「おい!! お前まで何を言ってるんだよ!!」
少女(何をそんなに騒いでるんだろ・・)
妹(寝相が激しくて凄かっただけだろうに・・)
犬「うわー!! 不潔です!! 見失いましたよ!!」
兄「見損なうじゃなくてか? ・・見失う?」
37 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 20:56:29.12 ID:78wSzDQ0
妹「うるさいのー・・たかが寝相で・・」
犬「は・・寝相・・ですか・・?」
少女「枕のし甲斐があったよ」
兄「・・おい」
犬「いやー、はっはっは、誰にでも間違いはありますよ」
兄「・・・・」
犬「そんなに気を落とさないでください、兄様」
兄「いや、俺が勘違いした訳じゃねーだろ!!」
38 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 21:02:34.75 ID:78wSzDQ0
妹「それにしても・・今日は良く晴れておるの」
兄「ん・・言われてみれば確かに・・」
少女「・・もしかしてもうお昼?」
犬「そんなことは無いと思いますけど・・とにかく凄い晴れてますなあ」
兄「嫌だな。暑いのは苦手だ」
妹「我も好かんな。・・貴様もじめじめとした薄暗い場所が好みであろう?」
兄「いや、それはそれでちょっとな・・」
犬「それで、今日の朝食はどういたしましょうか?」
兄「んー・・何でもいいけど・・そうめんでも茹でるか?」
少女「・・じゃ、じゃあ」
兄「あ、いや、流しそうめんの、流れる機械になったりしなくて良いからな」
少女「ちぇっ・・」
犬「もうなんだか、このやりとりも定番ですね、どうです? 一緒に魔界で暮らしませんか?」
兄「アホか・・」
妹「何でも良いからとりあえず貴様はそうめんとやらを茹でてきたらどうだ?」
兄「ああ、そうだな。・・そうめんは知らないのか?」
妹「知らんな。とにかく我は腹が減った。早急に用意せい」
兄「はいはい・・そういえば、昨日飯食わずに寝たしな・・」
少女「そうめん! そうめん!!」
犬「楽しそうですね、そうめんで縛ってあげましょうか?」
少女「・・・・」
犬「なんですか、その全力で侮蔑するような目は」
39 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 21:06:32.52 ID:78wSzDQ0
妹「おい」
兄「なんだ」
妹「なんだこの細い棒っ切れは」
兄「これがそうめんだ」
妹「ふむ・・」
兄「・・・・」
妹「食えるのか・・?」
兄「・・これがそうめんだ!!」
妹「何故右手で天高く持ちあげて妙なポーズを取る」
兄「いや、なんとなく・・」
妹「くだらんことやっとらんで、はよう茹でんか」
兄「・・茹でたいのは俺もだが」
少女「・・・・」
妹「・・何の真似だ」
少女「流す装置が駄目なら、せめて鍋にしてっ・・!!」
兄「無理。ガスコンロの上に体育座りするのやめてもらえないかな」
妹「おいフユベルトこやつを何処か邪魔のならぬところへつれて行け」
少女「あーれー・・」
犬「最近私こんな役回りばっかりです」
40 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 21:11:24.85 ID:78wSzDQ0
ぐつぐつ
兄「ま、こんな感じだな」
妹「ふにゃふにゃしてきたの」
兄「これなら食えそうだろ?」
妹「うむ・・。美味いのか?」
兄「さーな。それは人それぞれだろうからな。ただ、食いやすいもんではあると思う」
妹「ふむ・・」
兄「ところでお前、体の方はもう良いのか?」
妹「あー・・それは問題ないぞ。天使の力も半分ほどではあるが、吸収できた」
兄「そうか・・。それなら、この前みたいな事があっても余裕だな」
妹「どうだかの。神は我と違って本来の力で我に向かってくるわけだからの・・」
兄「なんだお前らしくもない」
妹「我らしくか・・」
兄「あ、いや・・強気だからさ」
妹「ふん。とにかく簡単にやられはせんがの。・・これはまだ食えるようにならんのか?」
兄「ん、そろそろかな」
41 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 21:15:24.69 ID:78wSzDQ0
妹「ちゅるちゅる」
犬「ぽりぽり・・」
少女「はぁはぁ・・」
兄「三者三様とはまさにこの事だな・・」
犬「あ、そういえば兄様、一つお尋ねしたいのですが」
兄「なんだ?」
犬「人間界では、兄様くらいの年齢の男女を集めて共同で生活させ・・」
犬「同じような思考をするように、授業と言う名の洗脳を行う施設があると聞いたのですが・・兄様は収容されていないのですか?」
兄「なんだその妙に的を得た表現は・・」
少女「・・学校とか言う奴?」
兄「知ってるのか。・・つーかなんだかんだ言って、お前ら人間界好きだな」
犬「楽しいところと言うイメージはありますね」
妹「ふむ。下級の魔族は人間界で言う動物程度の知能しか備えておらんしの」
兄「そうなのか」
犬「知的な生物の割合が圧倒的に高い人間界には娯楽が溢れてるイメージです」
兄「・・なるほど・・っていうか、じゃあ人の言葉喋ったりするマケイヌも一応上級? なのか」
少女「そこいらの下級魔族と一緒にして欲しくない」
兄「・・の割には、相変わらず椅子にならないと気がすまないようだが」
少女「それはまあ・・ごにょごにょ・・えへへ・・」
42 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 21:19:30.71 ID:78wSzDQ0
犬「で、兄様はその施設に収容されてはいないのですか?」
兄「収容って言うか・・学校には行ってるけど、今は夏休みだ」
妹「夏休みだと? あの、あらゆる苦しみから解放され、あまりの幸福感ゆえに、脳みそまで溶けてしまうと言うあの・・」
兄「どんな夏休みだそれは。少なくとも俺の知ってる物ではない」
少女「幻の8月32日があると言う・・」
兄「なんでそんな妙な事を知ってるんだ・・」
妹「それよりも下男よ」
兄(・・昨日がまるで嘘のようだなオイ)
兄「なんだよ」
妹「暑くて敵わん。扇いでもらおうか」
兄「なんで俺がそんなことしなくちゃ行けないんだよ・・」
犬「で、ではここは私めが・・」
妹「いや、お前はしなくて良い。というかあまり近寄るな」
犬「な、なぜー!!」
妹「臭いからだ。ええい!! よるなよるな!!」
少女「本当だ臭い」
兄「・・犬臭いと言うか・・まあ・・体がポチなら・・。いや、前はこんな臭いしなかっただろ?」
犬「タオルケットですかね・・」
兄「え。一体どこで何してたんだよ」
犬「昨夜はお楽しみでしたね、ちくしょうが」
兄「何怒ってるんだ・・?」
43 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 21:26:24.55 ID:78wSzDQ0
犬「確かに・・これなら焼豚になりたいと言う気持ちも分からないでも無いです」
兄「それは無い。・・しかしおかしい位暑いな」
妹「む・・」
少女「・・この感じ」
犬「ああ、なんて事でしょうか」
兄「なに?」
妹「天界からの嫌がらせのようだの」
兄「・・嫌がらせ?」
44 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 21:31:22.62 ID:78wSzDQ0
その頃天界
神「天使Bを吸収され、兵器までも壊されてしまったが・・」
神「くくく・・人間界への干渉は私の方が圧倒的に有利・・」
神「実体の無い敵にはさすがの魔王も為す術があるまい」
神「くくく・・」
神「ははは・・」
神「はーはっはっはっはっは!!」
天使A(この人本当に神様なのかな・・
45 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/10(月) 21:38:15.78 ID:78wSzDQ0
今回はここまでで。
やっぱりパソコンが自宅にないと作業が進まんです。
あと、このスレ以前の内容をまとめておいたので、もしよかったら
どうぞぅぅぅぅ
http://vip.45.kg/wakarannti/imoma.html
46 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/08/10(月) 23:18:50.97 ID:rRKNc1co
頑張れ
47 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/08/11(火) 04:04:29.05 ID:O9VAzsDO
乙
48 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/11(火) 14:08:51.14 ID:3xfPpcDO
乙
楽しみにしてる
49 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/08/11(火) 18:44:05.73 ID:UGfYPcAO
wwktk
50 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/13(木) 23:58:01.44 ID:ce2uCIAO
51 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/08/14(金) 03:02:42.60 ID:/oPyJMAO
期待して待ってるぜ
52 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/17(月) 11:28:41.05 ID:lpCNiwAO
期待age
53 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/08/20(木) 12:47:20.35 ID:BjaxEMAO
wwktk
54 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/08/22(土) 23:40:02.46 ID:w83VyoAO
次は、9月15日以降になります。
その時に、完結させます。
ちゃんと完成させる気はあるんで。
ただ、みなさんが面白いと思ってくださるかは、わかりませんが。
55 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/08/23(日) 20:43:23.79 ID:dht2D/go
>>54
全裸で正座して待機してれば良いのか?
56 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/08/24(月) 10:38:02.95 ID:IXdo96AO
>>54
おk把握した
パンツだけ履いて待ってる
57 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/02(水) 02:39:19.84 ID:XxXQD6AO
期待age
58 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/09/10(木) 02:02:23.73 ID:M0OZDIDO
俺は待つぞ
59 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/09/10(木) 19:06:57.82 ID:rPsv7sDO
9月15日に来るのかな?
60 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/09/11(金) 02:28:56.18 ID:gNvi7MAO
仮に15日に来なかったにしても、俺は待ち続ける
61 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/09/12(土) 20:11:04.94 ID:qq1F5QDO
3分間待ってやる
62 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/15(火) 22:26:29.33 ID:HIpdFwAO
期待age
63 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/09/15(火) 23:04:20.62 ID:Kq5rhCE0
もうすぐ15日終わるなー
いくらでも待つが
64 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 01:44:47.20 ID:5bsy6U.0
妹「神の奴め、我らに実体があることを上手く利用したようだの」
犬「局地的に温度を操作しているようですね・・」
兄「・・そんなの有りなのかよ」
少女「神だからね。人間界で信じられているように、創造主だもん」
兄「・・びっくりした」
犬「まあ・・人間の方には中々信じがたい話しでしょう」
兄「いや、マケイヌが普通の事喋っててびっくりした」
犬「そっちですか」
妹「ええい!! それよりこの状況をなんとかせんか!!」
兄「何とかって言われてもなあ・・。お前らこそなんとか出来ないのか?」
妹「出来ぬわ。人間界から天界への干渉は間違いなく不可能だ。前回のように、刺客が放たれる程度であれば問題はないのだがの」
兄「はあ・・なるほど、確かにこっちの状況を上手く利用したようだな」
妹「して、なにか手はないのか?」
兄「手って言われても・・そもそも、暑いのくらいなんとか我慢できないか?」
犬「べろっ」
兄「ひっ、ひぃぃいぃ、いきなりなにするんだよ!!」
犬「甘い! 兄様は甘いですぞ!!」
兄「それが言いたかっただけかよ・・」
65 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 01:46:38.55 ID:5bsy6U.0
犬「神は間違いなく私たちを蒸し焼きにするつもりですよ!!」
妹「うむ。十中八九な」
少女「神だからねえ・・」
兄「おいおい、神の癖になんて陰険な野郎だ」
犬「一応他の人間を気遣ってはいるようなので、世界的に高温化はしないようですが・・」
「徐々に範囲を狭めつつ、温度も上げていくでしょう」
妹「つまり、このままだと我らの周りは非常に高温になるのだ」
兄「・・つまりって・・フユベルトの話しだけで十分じゃなかったか?」
妹「うるさいわ馬鹿者」
少女「焼豚になるのはかまわないけど」
兄「かまわんのか」
少女「神にってのが、納得いかない」
兄「嫌われすぎだろ・・神・・、まあ仕方ないのかも知れないけど」
妹「とにかくだ! 早急に解決策を見つけるのだぞ」
兄「だぞって・・。俺にどうしろと」
犬「どこか、熱から逃れる事の出来る場所はありませんか?」
少女「兄君なら、私のスカートの日陰に・・」
兄「気持ちだけ受け取っておこう。・・熱から逃れるって、こういう日陰みたいな場所で大丈夫なのか?」
66 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 01:48:37.83 ID:5bsy6U.0
妹「なんだ貴様、我にこいつのスカートに入れと申すか」
兄「そうじゃねーよ・・」
犬「日陰で大丈夫でしょう。太陽光を操っているだけなので・・」
妹「む、そうだ!! 兄よ! 人間界には、ぷーるという物があるらしいの!!」
兄「プールか・・。日陰ではないが・・。まあ、行くだけ行ってみるか」
少女「プール! プール!!」
犬「楽しそうですね。まあ魔界には無いものですから無理もありませんか」
兄「そうなのか? ってそれより、水着どうすりゃ良いんだよ」
妹「そうだの。・・ぷーる入るには、みずぎと言う聖なる衣を纏わねばならんと聞いておる」
兄「・・・・」
犬「・・・・」
兄「突っ込んでやらないのか?」
犬「・・・・」
妹「なんだ貴様ら」
犬「いえ別に・・」
67 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 01:50:31.25 ID:5bsy6U.0
兄「と、言うわけで、水着を用意してきたぞ」
少女「いえーい」
妹「なんだ、貴様はそれにするのか?」
少女「え、魔王もこれが良いの?」
妹「いや・・なんというか、それは貴様に似合っておろう。我はこっちにする」
兄「スクール水着がマケイヌで、普通のが魔王か。まあ、そうだろうな」
犬「して、兄様、私たちはいかがなさいます?」
兄「なさいます? ってしっかり普通の方を掴んでるじゃないか!!」
犬「いやー・・だってその、ぴっちりした三角の変なのは嫌ですよ!」
兄「俺だって嫌だ!! 魔法とかでなんとか出来んのか?」
犬「出来ません! 無茶言わないでください!」
兄「お前こそ学校指定の競泳水着を俺に着ろだなんて、無茶な!!」
犬「ふふふ・・」
兄「な、なんだよ」
犬「どうやら私の力を全て解放する時がきたようですね・・」
兄「ここでかよ!! 別に水着くらい俺に譲ってくれてもいいじゃねーか!!」
犬「駄目です!! 受けてみてください! 私の最強の・・」
ガシッ、ボカ
犬「ぐへっ」
妹「ただでさえ暑いのに、暑苦しいわ、馬鹿者!」
兄「よし、今のうちに俺は普通の水着を奪ってしまうぜ!!」
妹「貴様の敗因は一つ。我を怒らせた事だ・・。ってところかの」
68 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 01:53:11.82 ID:5bsy6U.0
兄「よし、じゃあ俺窓閉めてきたり、用意してくるから・・」
妹「うむ。我らもプールへ旅立つ準備を整えるとするかの」
兄「旅とか言ってるけど、歩いて10分だからな」
数分後・・
兄「なんでお前ら水着に着替えてんだよ!!!」
犬「兄様こそ、何故着替えてないのですか! 着衣のままプールに入るなど、言語道断!!」
少女「肌にまとわりつく、水分を含んだ重たい衣服と、好奇の視線・・良いかも・・」
兄「プールまでその格好で外歩いていくのか? お前ら」
妹「問題あるのかの」
兄「あるだろ!! 普通は水着でその辺ぷらぷらしないぞ!!」
犬「はっはっは。その辺をぷらぷらさせない為の水着でしょうが」
兄「やかましいわ!!」
69 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 01:55:28.64 ID:5bsy6U.0
兄「・・結局水着のまま出てきやがって」
妹「暑いし良かろう。貴様こそ着替えてこないで良かったのか?」
兄「警察に捕まったりして、話しがややこしくならなければ良いけどな・・」
犬「元気出してください。ドッグフード食べます?」
兄「いらねー・・っていうか、誰のせいだと・・」
少女「ねーねー」
兄「んー?」
少女「あれがプール?」
兄「いやあれは・・」
犬「やっほーーい!! プールー!!」
兄「あ、おい!!」
ザブンッ
幼児「きゃー!」
幼児の母親「な、なによ、あんた!!」
犬「なにって、フユベルトですけどー」
幼児の母親「は、はあ?」
兄「すいません、すいません、こいつ日本に来たばっかりで、すいません!!」
犬「あ、ちょ、兄様、なぜ、いたっ、いたたっ、ひっぱらないで!!」
少女「どうしたんだろ?」
妹「ああ・・びにーるぷーる、と言う個人が所有するものであろう、あれ」
少女「ふーん、そんなのあるんだ・・」
70 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 01:58:09.23 ID:5bsy6U.0
兄「まったくお前って子は・・!!」
少女「なにそのカーチャンって感じの台詞」
犬「すいません。でも、知らなかったのですから、仕方ないでしょう」
兄「まあな・・はあ。ほら、あっちが市営のプールだ」
妹「おお・・この建物がぷーるか・・。中々大きいのう」
兄「じゃあ早速入るか・・」
少女「くんくん・・」
妹「む・・なんだこの臭いは」
兄「塩素の臭いか? んー・・」
犬「えんそ? それは一体・・」
兄「あー・・」
妹「・・・・」
兄「まあ・・これがプールってもんだ」
犬「説明するのがめんどくさかったのでしょう、の巻」
71 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 02:00:41.63 ID:5bsy6U.0
兄「さてと・・」
妹「・・・・」
兄「お前はプールに入らないのか?」
妹「・・・・」
兄「入らずに突っ立ってると、暑くないか?」
妹「暑いのう」
兄「まさか泳げないのか?」
妹(黙って頷く)
兄「それはなんだ? 魔界特有の・・」
バシャバシャ
少女「キャッキャッ」
犬「おうふふふ・・デュフフフ!!」
兄「って訳じゃないみたいだな。どうでも良いけどフユベルトの笑い方気持ち悪いな」
妹「うむ・・」
72 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 02:04:10.84 ID:5bsy6U.0
兄「俺もそんなに自信は無いけど、泳ぐ練習手伝ってやろうか?」
妹「・・別に我が泳げなかろうと問題はないだろうに」
兄「いや、っていうか、暑いだろ。とりあえずビート板持って入るぞ」
妹「こ、こら! 引っ張るな!! 無礼者!!」
兄「いやー・・っていうか、なんで水にも入らないのに、プールに来たがってたんだよ」
妹「・・それはの。さっきフユベルトが飛び込んだプールがあるであろう?」
兄「ビニールプールか?」
妹「あの程度の水位だと想像しておった・・」
兄「なるほどな・・」
妹「あの2人、良く平気でこんなところに入っておられるの」
少女「キャッキャッ」
犬「おうふふふ、水着脱げかけましたでござる、デュフフフ」
兄「マケイヌは溺れてんだか、泳いでんだか・・」
妹「フユベルトの奴、はしゃぎおって・・」
兄「あ、やっぱりあれ、テンションあがって変な笑い方や喋り方してんだ」
73 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 02:10:23.39 ID:5bsy6U.0
兄「俺もそんなに自信は無いけど、泳ぐ練習手伝ってやろうか?」
妹「・・別に我が泳げなかろうと問題はないだろうに」
兄「いや、っていうか、暑いだろ。とりあえずビート板持って入るぞ」
妹「こ、こら! 引っ張るな!! 無礼者!!」
兄「いやー・・っていうか、なんで水にも入らないのに、プールに来たがってたんだよ」
妹「・・それはの。さっきフユベルトが飛び込んだプールがあるであろう?」
兄「ビニールプールか?」
妹「あの程度の水位だと想像しておった・・」
兄「なるほどな・・」
妹「あの2人、良く平気でこんなところに入っておられるの」
少女「キャッキャッ」
犬「おうふふふ、水着脱げかけましたでござる、デュフフフ」
兄「マケイヌは溺れてんだか、泳いでんだか・・」
妹「フユベルトの奴、はしゃぎおって・・」
兄「あ、やっぱりあれ、テンションあがって変な笑い方や喋り方してんだ」
74 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 02:15:26.02 ID:5bsy6U.0
兄「じゃあ俺らも入るか」
妹「む・・だから、我は・・」
兄「足は着くんだから、ちょっとずつ慣らしていくぞ」
妹「・・・・」
兄「はー・・やっぱり水の中は少し寒いくらいだな」
妹「・・・・」
兄「大丈夫だって、溺れたりしない」
妹「そ、それくらい分かっておる!!」
兄「・・・・」
妹(そろーり、そろり)
兄(・・ちょっと可愛いなと思ってしまった。口に出したら怒りそうだな・・)
妹「・・よ、よし。見たかこれが、我の実力だ!!」
兄(水に入っただけじゃないか・・)
「おお、凄い凄い。さすが魔王だな」
妹「そうであろう、そうであろう」
75 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 02:26:17.87 ID:5bsy6U.0
兄「よし、じゃあ水に顔をつけてみるか」
妹「・・・・」
兄「大丈夫だって溺れたりしないから」
ちゃぷ
兄「そうそう、できるじゃん」
妹「ふ、ふん・・偉そうな事言いおって」
兄「よしじゃあ次は・・」
76 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 02:36:29.54 ID:5bsy6U.0
十数分後・・。
兄「うんうん、ビート板使ってだけど、だいぶ泳げるようになってきたな」
妹「ふんっ、当たり前だろう」
兄「んじゃあ今度は一人で向こうまで行って、戻ってきてみろよ」
妹「その程度、我にかかれば赤子の手を捻るよりも造作もないわ」
兄(なんかずいぶん天狗になってるけど、大丈夫か・・)
ばしゃばしゃ
犬「お、魔王様、ずいぶん泳げるようになってますね。魔界じゃちっとも練習すらしなかったのに」
少女「兄君とずいぶん練習してたからねー・・。ちょっとずるい」
犬「ずるい・・? マケイヌ泳げてるじゃないですか」
少女「そうじゃなくて・・」
ばしゃばしゃ
妹(うむ・・。余裕だの・・)
兄(大丈夫みたいだな・・)
妹(もうすこ・・あ!?)
ばしゃっ、ばしゃばしゃ
77 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 02:40:40.93 ID:5bsy6U.0
兄「あ・・足でもつったか? やべぇ!!」
妹(ま、まずい・・なんとか、プールから出なくては・・)
(ぐ・・。もがけばもがくほど、沈んで行く・・)
(・・!!)
ざばっ
兄「お、おい!! だいじょ・・な、なにぃぃ!?」
犬「兄様・・?」
兄「お、おい・・フユベルト・・こりゃ一体・・」
少女「これが、魔王・・」
犬「ええ、魔王様ですね。って、マケイヌは魔王様を見たことなかったのですか」
兄「いや、全然違うじゃん・・誰この超絶美人・・」
犬「だから魔王様ですよ。・・溺れたショックで姿が入れ替わってしまったのでは?」
兄「そ、そんなことがあるのかよ・・」
犬「人間界での出来事は私達でも、ほとんど把握できていないので、起きてしまった出来事を真実とするしかないですね」
魔王「ん・・んー・・」
兄「あ・・」
魔王「あ・・れ? 我はいったい何を・・」
兄「う・・」
(顔とか体に変な模様みたいなのはあるが・・芸能人とかアイドル以上に美人で・・)
魔王「む・・そうだ。我は溺れたのではなかったかの?」
兄「あ・・う・・え、えっと・・そう、ですね・・」
魔王「なんだ、貴様、ふざけておるのか」
兄「い、いや・・」
犬「うんうん、わかりますよ。私も初めて魔王様に会った時はもう、どうして良いかわかりませんでしたもの」
魔王「・・はー・・これだから男は嫌いだ」
兄「べ、べべ、別に、そんな目でみてねーよ・・」
犬「顔真っ赤なくせに・・って、ん?」
少女「はぁはぁはぁはぁはぁ!!」
犬「ひぃっ」
少女(こんなに綺麗な人に踏まれたり、ぶたれたりしたい・・はぁはぁはぁ!!)
魔王「ええい!! 貴様ら近寄ってくるな!!」
78 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 02:50:53.78 ID:5bsy6U.0
その頃、プールの管理室では
プール職員「大変です! プール長!!」
長「なにかね・・」
職「水温がものすごい勢いで上昇中です!!」
長「ふむ・・。原因は?」
職「それが、外の気温自体高くてですね・・その影響かと、い、いや、それにしても凄い勢いなんです」
長「ふー・・」
職「プール長・・?」
長「いつかこの日が来ると思っていた」
職「ど、どこへ・・?」
長「ついて来い。機械室だ」
職「・・・・」
79 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/09/16(水) 03:19:48.49 ID:b2HdjwDO
きたか
80 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 03:20:01.83 ID:5bsy6U.0
プールサイドのベンチで
魔王「全く・・」
兄「・・・・」
犬「それにしても、やはりプールは偉大ですね。全然暑さを感じません」
魔王うむ・・」
ちょっと離れたところでまだプールに入ってるマケイヌ
少女「キャッキャッ」
兄「・・・・」
魔王「貴様はさっきからなに、顔を赤くして、俯いておる」
兄「い、いやー・・ははは・・」
犬「まあ・・そういう年頃でしょうよ。魔王様をちらちら見てるのも許してあげましょうよ」
兄「お、おまっ、ばか・・。そ、そういえばお前らって何歳なんだよ」
魔王「千からあとは覚えておらん」
犬「あ、私も」
兄「・・・・」
(魔界の奴らって、きっと精神年齢と、実年齢が反比例してるんだろうな・・)
81 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 03:22:06.96 ID:5bsy6U.0
プール職員の死闘
職「室内、クーラー、全開にしました!!」
長「くそ、それでも気温が上がろうとしている・・」
職「ど、どうしますか!! また0.4度気温が上昇しました!!」
長「仕方ない・・。水の順回路に、氷を投入しろ」
職「し、しかし・・それは費用がかかり過ぎるために、禁止されて・・」
長「金なら、ここにある・・」
ドンッ
職「そ、それは駄目ですよ!! 奥さんとの結婚式の費用でしょう!?」
長「・・わかってくれるさ。いや・・プール長の嫁になるってのはこういうことだ・・。わかってるさ、あいつなら」
職「プール長・・」
長「わかったら、さっさと氷を投入してこい!!」
職「は、はい!!」
82 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 03:23:32.87 ID:5bsy6U.0
魔王「こっちを見て話さんか」
むぎゅう
兄「は、はいぃぃ・・」
魔王「なんなんだ、その気の抜けた返事は・・」
兄「いや、だってさ・・その・・スタイル良いですね・・」
魔王「はあ?」
兄「いや・・」
魔王「全く。このまま元に戻らんかったら、どうするつもりだ」
兄「それはそれで・・。困るけど、嬉しいと言うか・・」
魔王「貴様を好いておる妹はどうなるか、考えておるのかの」
兄「あ・・そうか、いや、だって、妹の体から出れば・・」
魔王「アホが。我の人格がこの体から離れたとしても、体が元に戻るとは限らんだろう」
兄「そうなのか?」
魔王「いや、正確には、その可能性もある、と言うだけだがの」
兄「そっか・・どうにか出来ないのか?」
魔王「一応対策は考えておる」
兄「そっか・・あ、ありがとう」
魔王「それで、だ」
兄「ん?」
魔王「今あれこれ考えても仕方ないからの、プールに入るぞ!」
ぐいっ
兄「わ、ひ、引っ張るなって!!」
(やべー・・このシチュエーション最高すぎる)
83 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 03:27:06.07 ID:5bsy6U.0
続・プール職員の死闘
職「ダメです!! やはり日差しが強すぎます!!」
長「・・・・」
職「再び室内温度、水温ともに上昇を始めました!!」
長「・・・・」
職「どうしますか!!」
長「・・・・」
職「プール長!!」
長「・・・・」
職「なぜ何もおっしゃってくれないのですか! プールち・・」
ガタッ
長「・・これからはお前がプールを守っていくんだ、小さいことで騒ぐな」
職「な、なにを・・」
長「今まで黙ってすまねえな。俺はこの世界の人間じゃない」
職「ど、どうしたのですか!! プール長!!」
長「この注射器に入ってる薬を投入すれば俺の体は元に戻る。付いて来い、外へいくぞ」
職「・・・・」
長「ふん、暑さで頭がどうかしちまったわけじゃねえって見せてやるよ」
84 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 03:28:39.53 ID:5bsy6U.0
職「あ、暑い・・!!! なんなんだこれは・・!!」
長「俺には大体の見当はついてるがな・・」
職「え・・?」
長「それは良いさ。それより・・見てろよ・・。・・っ!」
職「な・・!?」
長「くっ・・やはり日差しの下であの体になるのはきついな・・」
職「ぷ、プール長の体が・・」
長「完全に元にもどりゃあ、このプールに多い被さることくらい余裕になる・・」
職「そ、それじゃあ・・あなたは・・自らの体でプールに日陰をつくると!?」
長「俺の役目はプールを守ることだ。やれる限りをやってやる」
職「・・・・」
長「恐らく、この日差しと、この体ではそう長く持たない。・・あとは頼んだぞ」
職「・・プール長」
長「これからはお前がそれを名乗るんだ。中は任せたぞ」
職「わ、私は・・私はあなたの部下であったことを誇りに思います!!」
長「・・・・」
職「い、いや!! これからもあなたの部下でありたいのです!! どうにか・・」
長「うるせぇ!!」
職「・・!!」
長「俺の部下だった事を誇りに思うなら、早く中へ戻って待機してろ!!」
職「・・・・」
長「勤務中はプールを守る事だけを考えろといったはずだ!!」
職「・・はい」
(プール長・・いや、今日から私がプール長か・・。私は・・あなたの部下だった事を忘れません・・!!)
85 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 03:38:30.90 ID:5bsy6U.0
犬「ん? なんだか、急に、日がかげりましたね」
少女「本当だ。なんだろう? 雲が出てきたのかな?」
犬「雲くらい、神の手にかかれば、ちょちょいとよけれそうですけどね」
少女「うーん・・」
犬「まあ良いでしょう。それよりも、また水中ゴーグルをぶん投げるので、どっちが先に見つけられるか競いますよ」
少女「えー・・またそれするの?」
犬「もちろん!!」
魔王「おい! こっち向いてみろ」
兄「ん?」
ぴしゃぁぁぁ
兄「うげへっ、ぺっぺっ・・なんだよ、水鉄砲?」
魔王「あっちにあったのを使って良いらしくての」
兄「そうかい・・まあ、ずいぶんに水に慣れたようでよかったな」
魔王「うむ。で、こんなもの持ってきたぞ」
兄「あー・・ビーチボール・・」
魔王「なんだこれは、投げつけあうのか?」
兄「投げつけ合うって言うか、まあ・・投げ合うって言うのかな?」
魔王「よし行くぞ」
兄「お、おう!!」
86 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 03:44:17.35 ID:5bsy6U.0
その頃天界では・・
神「な・・なんだあの馬鹿でかいのは!!」
神「いや、私は私はこいつを知っている・・」
神「600年前、あまりの凶暴さに天界と魔界が協力して、一人の人間へ転生させたはずの・・」
神「く・・! 魔王め、あれを手懐けるとは・・!!」
神「何か・・何か次の手を・・」
天使A(暗い部屋で、人間界の様子をモニタリングしながら、ぶつぶつ言ってる神って・・)
神「何か・・。いや、これまでの失敗の原因を考えるんだ・・」
天使A(人間界で言うところの、ひきこもりとかに見えるなあ・・)
神「そ、そうか・・!!」
天使A(それよりも、Bちゃん大丈夫かなあ・・)
神「人間界は、未確定要素が多すぎるのだ・・!! と、なれば・・くくく・・!!」
神「おい、天使A! さっそく準備に取り掛かるぞ!!」
天使A「え?」
神「くくっ・・久し振りの新しい創造に、腕がなる・・!!」
87 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 03:48:41.01 ID:5bsy6U.0
魔王「いやー・・良い物だったのう、プール」
少女「楽しかったね」
犬「ですね、おうふふふ」
兄「まーだ、その笑い方してんのか・・」
魔王「少し腹も減ったのう」
兄「そうだな・・もう夕方だし・・」
少女「今日は何食べるの?」
犬「私はどうせドッグフードですよ」
少女「フユベルトには聞いてない」
犬「・・・・」
兄「な、なんかかわいそうだから、フユベルトには・・」
犬(私もついに人間の食べ物を!?)
兄「犬用の缶詰で買ってやるよ」
犬「・・は?」
兄「え、なに?」
犬「・・なんでもないですーぅ」
魔王「そうだ、兄よ」
兄「ん・・?」
魔王「人間界には、らーめん、なる食べものがあるそうじゃないか」
少女「それ知ってる!」
犬「・・どうせ私は・・」
少女「冴えない2人組みの男が、一緒に食べて友情を育む奴でしょ?」
兄「・・そうかも知れないけど・・別にそういう状況じゃなきゃ食っちゃいかんもんじゃないよ・・」
88 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 03:55:24.77 ID:5bsy6U.0
魔王「そうかの。じゃあラーメンとやらを食おうか」
兄「そうだな、良いかもな、ラーメン」
少女「あ、そこにラーメンって書いてある」
兄「・・店じゃダメだろ。フユベルトの缶詰どうすんだよ」
犬「ちょっと位私だって人の食べ物食べたって良いじゃないですか」
兄「んー・・どうなんだろう」
魔王「まあ良いのではないか? 昔の人間界では、人の食べ残しを犬が食べていたそうではないか」
少女(食べ残し・・)
兄「そうだろうけどさ・・」
少女「わ、私も!!」
兄「え?」
少女「私も食べ残しが良い!!」
兄「なんでだよ! 別にマケイヌは・・っていうか、マケイヌの体は元はなんなんだ?」
少女「黒っぽい、鳥?」
魔王「うむ。知っておるぞ、カラスと言うのであろう?」
兄「ああ、多分カラスだろうな。って、それより何で食べ残しが良いんだよ」
少女「なんでだろう・・。でも、なんかステキな響きだったから、食べ残し」
兄「うっとりした声で、食べ残しって、言われても・・」
魔王「よし、じゃあそこでラーメンを食そうではないか」
犬「賛成です! やっと人の食事が食べられます・・」
89 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 03:58:20.17 ID:5bsy6U.0
■ラーメン屋さん
兄「えーっと、それじゃあ味噌ラーメン二つ、と」
魔王「我は塩ラーメン・・」
犬「二つで!!」
店員「かしこまりーましーた」
魔王「なんだ、貴様。我に食べ残ししろと言うのか」
犬「デュフフフフ・・魔王様の食べ残し・・」
少女「たっべのこしっ! たっべのこっし!!」
兄「恥ずかしいからそんなに食べ残し食べ残し言わないでくれ・・」
魔王「我を見習って大人しく食事をしてはどうだ、貴様ら。ぼりぼり」
兄「水に入ってる氷を箸でつまみだして食うな!!」
少女「ばりぼり」
犬「ぽりぽり」
兄「お前らも真似すんなって!!」
店員「おまーたっせしまっした!」
兄「ふー・・」
魔王「おお・・これがラーメン・・」
少女「ラーメンっ、ラーメンっ」
犬「食べ残しぃぃぃ!!」
兄「じゃあ・・俺が一口食えば満足か?」
少女「うん」
兄「ふーふー・・ちゅるちゅる・・。ほら」
少女「ありがとー」
魔王「む・・。なんかこの茶色の細長いの美味くないな。ほれ、食え」
犬「いっただきまーす!! むしゃむしゃばくばく」
兄「本当に犬だな・・」
魔王「ずずー・・。美味いのう」
兄「美味いよな。なあ? なんで塩なんだ?」
魔王「それが美味いと『人間界の歩き方』と言う書物に記されておった」
兄「んなもんあるのかよ」
魔王「うむ、それよりもそっちはどうなのだ? 美味いのか?」
兄「わっ・・きゅ、急に近づいてくんなよ!」
魔王「それくらい良かろう・・。器の小さい奴だ」
兄「うー・・」
90 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 04:04:56.63 ID:5bsy6U.0
魔王「味を見る程度ですら我に食わせたくないのかの」
兄「あ、いや、そういう訳ではなくて・・食べる?」
魔王「うむ」
兄「・・・・」
(やばい・・なにこのカップル同士みたいなシチュエーション・・)
犬「マケイヌ。ラーメンがもっとおいしくなる方法を教えてあげましょうか?」
少女「え? そんなのあるの?」
犬「ふふふ、これです」
少女「七味唐辛子? なにこれ?」
犬「どっさりかけると美味しくなるのですよ」
少女「へー・・」
ドバブッシャー
少女「どうかなあ・・」
少女「・・・・」
犬「フッハッハハ! 私を差し置いて主役になろうとするからそうなるのですよ!!」
少女「うぅぅ・・辛い・・からいよー!」
兄「お前らは小学生かよ・・。っていうか、いつフユベルトが主役になったんだよ」
91 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 04:09:01.04 ID:5bsy6U.0
魔王「うむ。これも美味いの」
兄「ラーメンは美味いからラーメンなんだぜ」
犬「なにその、格言みたいなの。ちょっと格好良いじゃないですか」
少女「それよりも、これこれ!!」
兄「食えないよなぁ・・」
魔王「なんのことはない。ちちんぷいぷい」
少女「わっ・・ありがとう・・。姿が元に戻ったおかげで、力も戻った?」
魔王「多少な。取り込んだ天使の力のおかげもあるでの」
兄「そういうもんなのか・・。なんにせよ良かったな、マケイヌ」
少女「うんっ、えへへへ」
魔王「・・・・」
兄「さーて俺も食うか」
魔王「おい」
兄「ん?」
魔王「我を褒めろ称えろばか者!!」
兄「なっ、なんだよ、急に・・」
魔王「主人の命令は絶対であるぞ」
兄「んーっと・・さ、さすが魔王ー・・こんな感じ?」
魔王「・・何か気に食わんが・・まあ良かろう」
兄「なんだよ急に・・」
92 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 04:29:44.62 ID:5bsy6U.0
■外
犬「ういーや・・食べましたねえ・・」
兄「ああ、腹いっぱいだ・・」
少女「体もぽかぽかする・・」
魔王(・・食い足りぬのは、我だけか)
兄「さてと、これから・・どうす・・」
(夜になるって事は寝るって事で、もしかしたら昨日みたいな事が今の姿の魔王と・・)
「むふっ」
犬「突然どうしたのですか、気持ち悪い」
兄「お前に真顔でそういう事言われるとはな・・」
魔王「とりあえず、家に帰らぬか」
少女「うん。疲れたから、私も休みたいな」
兄「そもそもどこか寄る用事もないだろ?」
犬「そうですね。じゃあ帰りましょう! 皆の衆!!」
タッタッタッタッタッ
兄「・・走っていったけど、2人とも走らないの?」
少女「おなかいっぱいで走れないよ」
魔王「めんどくさい。兄こそどうなんだ」
兄「俺もめんどくさい」
タッタッタッタッタッ・・タ・・クルッ
犬「なぜ誰もついてこないのですか!!」
93 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 04:34:40.74 ID:5bsy6U.0
魔王「そういえば兄よ」
兄「ん?」
魔王「貴様の妹と我をきちんと分離させ、助けるためにいくつか道具がいる」
兄「そっか・・。家にあるの物で大丈夫か?」
魔王「どうだかの・・」
犬「ちょっとぉ!! なぜ誰も走ってくれないのですか!」
少女「だってお腹いっぱいで走れないよ」
犬「ぬぅぅ・・」
兄「無理して吐いたりしたらどうすんだよ、やめてやれよ」
犬「そ、そういう兄様や、魔王様はなぜ!!」
兄・魔王「めんどくさい」
犬「・・・・」
兄「なあ?」
魔王「なんだ?」
兄「もしも、妹の体と、お前を分離できたら・・その・・魔界に帰るのか?」
魔王「ああ。これ以上神の嫌がらせにお前を巻き込むわけにもいかんしの」
兄「そうか・・」
魔王「・・・・」
94 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 04:53:42.05 ID:5bsy6U.0
■帰宅
兄「ふー・・家についたら、なんだかどっと疲れが出てきたな・・」
少女「私もお風呂に入ってもう寝たい」
魔王「では我らは、道具を揃えるのに、外に出るか」
兄「なんだやっぱり外で買い足さないとならんのか?」
魔王「うむ。良く考えたら、この家の中で見たことがなかったのでの」
犬「それなら私も・・」
魔王「お前は留守番だ。風呂にでもはいっとけ。行くぞ、兄」
兄「ちょ、ちょっと! フユベルトもつれ・・」
バタンッ
少女「行っちゃったねー・・」
犬「ですね・・」
少女「さ、お風呂入ってこよう」
犬「一緒に入って、きゃっきゃっ、うふふします?」
少女「死んでも嫌だ」
犬「死んでもですか」
95 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 04:55:10.32 ID:5bsy6U.0
■外
兄「なんだよー・・フユベルトも連れくればよかったじゃないか」
魔王「いや、そこまでせんでもよかろう」
兄「そうか?」
魔王「・・・・」
兄「あ、っていうかさ」
魔王「なんだ?」
兄「体を分離させるのは良いとして、マケイヌやフユベルトはどうするんだ?」
魔王「我が体を分離せるのに、成功すれば、恐らく奴らにも同じ方法が通用するだろう」
兄「そうなのか・・。あ、あとさ」
魔王「なんだ、質問ばっかりだの」
兄「良いじゃないか、それくらい。魔界に帰る方法はあるのか?」
魔王「うむ・・。我らが全員が元の姿に戻れれば、使える魔翌力も増えるでの。魔界への扉も開けよう」
兄「そっか・・。本当に帰っちゃうんだな」
魔王「うむ、元々我らのいるべき世界ではないしの」
兄「・・ああ」
魔王「なんだ、我らに情でも沸いたか?」
兄「情って言うか・・みんなちょっと変な奴だけどさ」
魔王「貴様も人の事言えぬと思うがの」
兄「そうかよ。・・結構楽しかったからさ、お前らと一緒にいるの」
魔王「・・・・」
兄「もう少し、一緒に居れたら良かったけどな・・。きっと妹もお前らと仲良く出来るだろうし・・」
魔王「・・行くぞ」
兄「あ、おい、待てよ」
魔王「・・我も楽しかった」
兄「え? なに?」
魔王「人間界で流行っている、独り言と言う奴だ」
兄「いや、別に流行っちゃいないと思うけど・・」
96 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:04:25.69 ID:5bsy6U.0
兄「して? どこにいくんだよ」
魔王「いつでもあらゆる物が買えると言う、コンビニとやらに行こうかの」
兄「なんでも買えるって訳ではないぞ。・・っていうか、何が必要なんだよ」
魔王「特に決まった形はない。我の魔翌力を蓄積できるような物がいる」
兄「それなら、家にあるものから試しても良かったんじゃないか?」
魔王「・・最後に少し、人間界を歩いて回りたかったのでの」
兄「あ、そっか・・」
魔王「うむ」
兄「それならなおさら、フユベルトやマケイヌも連れてきてやりゃー良かったじゃん」
魔王「そうかの・・」
兄「ああ・・」
魔王「なあ」
兄「ん?」
魔王「人間界では、男女2人で歩くとき、手を繋ぐらしいが・・。それを我らもせぬか?」
兄「えっ・・いや・・そういうのは・・カップルでやるんじゃ・・」
魔王「・・良いから繋ぐぞ。まだ貴様の妹の影響は、我に残っているようでの」
兄「あ、ああ・・」
魔王「・・・・」
兄「・・・・」
(や、やばい・・緊張するじゃねーか・・)
97 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:08:34.53 ID:5bsy6U.0
魔王「なあ・・」
兄「ん、ん?」
魔王「なんだ、変な声だしおって」
兄「い、いや・・ははは・・」
魔王「我はなんとなく、貴様の妹の気持ち、わかるぞ」
兄「え?」
魔王「ま、体を共有しているせいかも知れぬがの」
兄「・・・・」
魔王「少し、肌寒くなってきたの」
兄「そうだな・・」
魔王「おい、あれがコンビニと言う物であろう?」
兄「あ、ああ・・」
魔王「建物に入る場合、手は離すものか?」
兄「そ、そうだな・・」
魔王「うむ・・。では行くかの」
兄「ああ・・」
98 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:27:58.08 ID:5bsy6U.0
■コンビニ
店員「いっらっしゃいませー」
魔王「な・・!? 人間界に我ら以外の魔族だと・・!?」
店員「?」
兄「顔色悪いだけだろ?」
魔王「そ、そうであったか・・」
兄「それより、何を買うんだよ」
魔王「ふむ・・。見て回るかの」
兄「ああ・・」
魔王「これはなんだ?」
兄「飴だろ。食い物だよ」
魔王「お、おい! これは!?」
兄「ノケモンの指人形か・・」
魔王「ノ、ノケモン?」
兄「のけ者モンスターって言うキャラクターがあってだな・・」
魔王「そうか・・。良いのう、これ」
兄「え・・。そうか? 流行ってるけど、いまいち何が良いのか・・」
魔王「ひ、一つ買っていこう。これ」
兄「良いけど・・。151種類あるけど、どれにすんの?」
魔王「我はこの、『メガメガネ』と言うやつが好みだの・・」
兄「そうか。やっぱり何が良いのかわかんね・・」
99 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:29:35.45 ID:5bsy6U.0
兄「それで、他にはどうるすんだ?」
魔王「うむー・・実はの」
兄「ん?」
魔王「少し食い足りぬのだ・・」
兄「ああ、じゃあお菓子でも買ってく?」
魔王「お菓子か・・。あ、我は一つ、食べたい物があるぞ」
兄「なんだよ」
魔王「確か・・シュークリームといったかの」
兄「シュークリームか・・またちょっとずれたところを狙ってくるな」
魔王「それで、どこにあるのだ? というか、実物は見たことないのでの」
兄「こっちじゃないか」
魔王「どれどれ・・む、これか!! よし、これも買って良いだろう?」
兄「ああ、良いけどさ。そんなんばっかりで大丈夫なのか?」
魔王「そろそろ真面目に探すとするか・・」
兄「真面目じゃなかったのかよ!」
魔王「うーむ・・。お、これが良いかも知れぬ」
兄「酒?」
魔王「液体は、魔翌力を込めるのに適しておる。特に酒はそうだの」
兄「ふーん・・っていうか、魔界にも酒があるのか」
魔王「うむ。そうだ、せっかくだから、貴様も飲んではどうだ? ・・最後だしの」
兄「いや、俺酒飲めないんだ」
魔王「なんだ使えぬのう」
兄「お前は飲めるのか?」
魔王「うむ。では貴様はこっちのジュースと言う奴を飲んでると良い」
兄「ああ・・」
100 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:33:10.45 ID:5bsy6U.0
■近所の公園
兄「ここで良いか? それなりに広いし・・」
魔王「うむ。・・まあそう焦るでない」
兄「そうだな。これで最後だし・・」
魔王「うむ・・」
兄「ああ、あっちのベンチにでも座ろうぜ」
魔王「・・魔界にはない、落ち着いた景色だの」
兄「そうか? っていうか、魔界ってどんななんだ? イメージ的には地獄みたいなのだったけど」
魔王「人間界で言う地獄は少し行きすぎであろう。そもそも、地獄なんて存在せぬ」
兄「そうか。まあ、地獄に魔王みたいな美人がいるのもイメージと違ったけどなあ」
魔王「当初はマケイヌを美少女と呼んで喜んでおったろうが」
兄「まあ・・。マケイヌはちょっと特殊だろ」
■自宅・お風呂
少女「くちゅんっ・・うー・・風邪? ・・私でもひくのかな?」
魔王「特殊ってなんだそれは。容姿の好みに特殊も何もあるまいに」
兄「あー・・なんだろう。魔王は言葉遣いとか性格も好み・・って、お、俺は何を言ってるんだ!!」
魔王「アホか・・。自分で言い出しておいて、顔を赤くさせおって」
兄「は、はははは・・」
魔王「ま、悪い気はせんがの」
兄「い、いやそんな真顔でそんな事言われると困っちゃう・・」
魔王「・・・・はあ」
兄「え? なに? 俺なんか変なこと言った?」
魔王「困っちゃうって・・。お前は少女漫画とやらの主人公かの」
兄「いや、ははっははは」
101 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:36:23.71 ID:5bsy6U.0
魔王「ま、どの道我と貴様が結ばれる事は無いがの」
兄「・・魔界と人間界だしな。っていうか、それよりも俺と魔王じゃ釣り合わんよな」
魔王「そうかの? 結構好みだが・・。まあ・・これが一番の理由で」
兄「え?」
魔王「我が今宿っている体の主が本当にお前を好いておるでの」
兄「・・ああ」
魔王「うむ。血縁者同士の恋ゆえ、実るかは分からぬが、我を人間界に呼び出すほどの思いだ」
兄「・・てきとうにあしらう訳にはいかんよな」
魔王「以前も聞いたが、やはりお前はこやつを受け入れる気は無いのか?」
兄「兄妹だしなあ・・」
魔王「そうか・・。体を共有しておると、情が沸いての・・。嫉妬もあるのかも知れぬが」
兄「嫉妬?」
魔王「・・まあそれは良いではないか。飲もうぞ」
兄「あ、ああ・・」
ぷしゅっ
魔王「ごくごく・・」
兄「ん・・?」
魔王「どうかしたかの?」
兄「地震か? なんか揺れてないか?」
魔王「・・ふむ。揺れておるかも知れんの」
兄「って、揺れてるかもってレベルじゃなくなってきたぞ!!」
魔王「はあ・・。神の奴もしつこいの」
兄「え? かみ、う、うわああぁ!? おい伏せろ!!」
102 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:46:36.31 ID:5bsy6U.0
兄「・・お、落ち着いたか?」
兄「って、おい? 魔王?」
兄「いない・・?」
少女「へくちっ」
兄「え? マケイヌ? っていうか、なんでバスタオル一枚?」
犬「いやー、それがですねえ」
兄「うおう! どっから出てきた!? お前はなんで葉っぱ一枚なんだよ!!」
少女「お風呂に入ってたから・・」
犬「私は趣味で」
兄「・・趣味か、それなら仕方ない。っていうか、これは一体どういう事なんだ?」
犬「ツッコミがてきとうになるのも仕方ない緊急事態ですね。神がまーた手を出してきたようです。・・魔王様は?」
兄「いや、それがさ、さっきの地震のあとに居なくなっちゃって・・」
少女「わっ!?」
兄「マ、マケイヌ!? なにいぃ!? 体が透けてきて・・!?」
犬「そういう兄様の体も透けてきてますよ?」
兄「え? う、うおう!? なんだよこれ!!」
犬「どうやらどこか別の場所へ転移させられるようですね」
兄「て、転移? うわ、なんだ? 目が見えなくなってきた・・」
犬「体が透明になるので、水晶体がレンズとして機能しなくなりますからね」
兄「そうなのか・・っていうか、一体俺達はどこへ連れていかれるんだ!!」
103 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:48:37.56 ID:5bsy6U.0
■どっか
兄「・・ん・・目が見えてきた・・」
犬「ほー・・これはこれは」
少女「なに? ここ」
兄「うわっ、なんだここ・・雲の上・・?」
犬「神が天界と人間界の中間に創った空間でしょうね。・・ああ、悪趣味です」
兄「っていうか、お前らだどうしたその格好は」
犬・少女「え?」
兄「いや、フユベルトなんて犬耳が角になってるし、なにその全身黒の格好」
犬「おや? どうやら人間界を離れたせいか、元の姿に戻ったようですね・・」
兄「なにぃ!? それが元の姿なのか・・前よりちょっと良い男になってるし・・」
犬「うほっ」
少女「うん、こっちの方が動きやすいね」
兄「マケイヌはマケイヌで・・露出が高いな、オイ」
少女「え、変かな?」
兄「いや、むしろ嬉しいけど目のやり場に困ると言うかなんというか・・。っていうか、その背負ってるのは?」
少女「じゃじゃーん! 剣!!」
兄「すげーな・・」
犬「・・マケイヌ。ちょっと」
少女「ん?」
犬「ごにょごにょ」
少女「りょうかーい!」
兄「?」
犬「よしっと・・」
兄「今なにを・・ん? な、なんだ?」
■兄の心の中
魔王「おい、聞こえるか?」
兄「あ、ああ・・。それよりどうしたんだよ、お前どこにいるんだ?」
魔王「それはいずれ分かる。それよりも我の話しを聞かんか」
兄「なんだよ・・」
魔王「貴様は、貴様の妹を助けることを第一に考えろ」
兄「は?」
魔王「出来れば、フユベルトとマケイヌも頼む・・」
兄「い、いや、何言ってるんだよ!? どこにいるんだよ!!」
魔王「我の事はあきらめてくれ。・・フユベルトにもそう伝えてある」
兄「・・どういうことだよ」
魔王「・・貴様と過ごせた二日は中々楽しかった。・・達者での」
兄「おい!! 待てよ!!」
犬「はい、待ちます」
兄「あ、あれ?」
犬「・・魔王様ですか?」
兄「・・ああ」
犬「そういう訳ですから」
兄「そういう訳って・・それで良いのかよ!!」
犬「・・私たちはずっとこんな日と隣合わせて生きてきましたから」
兄「だ、だからって・・俺には・・」
犬「行きましょう。兄様の妹さんを探すのが最優先です」
兄「・・マケイヌはどうしたんだよ」
犬「私たちの目的のために、すでに行動しています」
104 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:49:51.59 ID:5bsy6U.0
兄「・・目的」
犬「・・そうですよ」
兄「・・・・」
犬「・・走って探しても良いのですが、マケイヌが仕事をこなさなければ、話しになりませんので」
「歩きながら少しお話しでもしませんか?」
兄「話し?」
犬「ええ、何でも良いのですけど」
兄「・・そうだな。じゃあお前らの事をもっと詳しく聞かせてくれよ」
犬「私たちですか? んー・・今更特別話す事も無いのですけどね。あ、実は私、先代の魔王様の時からお仕えしてるのですよ」
兄「へえ。先代? 魔王ってのは、何代も続いてるのか?」
犬「いいえ? 現在の魔王様が二代目ですよ。・・初代の魔王様は元々天界にいらしたお方で」
兄「そうなのか。・・そういう話しが聞きたかったんだ」
犬「んー・・と言っても、他に話すほどの事もないような気もしますが?」
兄「いやいや、どうして天界から魔界に行ったんだ、初代は」
犬「方向性の違いって奴じゃないですか? 私は初代魔王様が魔界をお造りになってから生まれた存在なので、そこまでは・・」
兄「なるほどな。・・初代を殺したのも、やっぱり神なのか?」
犬「いえ・・初代魔王様は、神のやり方に反感をお持ちになれらて」
兄「なんだ、やっぱりそうなのか?」
犬「魔界を創造なされたあと、ご自分で命を・・」
兄「なんだか複雑な事情があるみたいだな。・・っていうか、悪かったなそんな事聞いて」
犬「いえ、もうずっと昔のことですから」
兄「お前にとっての昔と言えば、俺には想像も出来ないくらいの昔なんだろうな・・」
犬「ま、そんなこんなで現魔王様に変わりまして、あとはご存知の通りです」
兄「ご存知の通りって、そんなには詳しくないだろ・・。むしろ・・」
犬「むしろ?」
兄「いや、なんでも無い。魔王は魔界でもあんな感じなのか?」
犬「あんな感じとは?」
兄「なんて言うんだろうな。どっか抜けてるような?」
犬「んー・・。人間界に来て、多少浮かれていた部分はあるのではないでしょうか? いくら魔王様でも」
兄「そうか。でもさ、最初から人間界に来れば神に手を出されるのは分かってたんだろ?」
犬「ま、それはこっちに居てもあっちに居ても変わりませんから」
兄「それでお前も魔王もマケイヌも、妙に決断が早いのか」
犬「ええ、あとは兄様だけです」
兄「・・・・」
犬「・・おや?」
兄「ん? あ!! い、妹か!?」
犬「そのようですね」
兄「お、おい、大丈夫か!?」
妹「ん・・んん・・」
犬「傷や怪我はしていないみたいですね」
妹「ん・・お兄ちゃん・・?」
兄「あ、ああ・・! 良かった・・」
妹「・・フユベルトさん」
兄「な、なんでフユベルトの事を・・」
妹「ぼんやりとだけど・・これまでの事、覚えてるから・・。あ、ふ、フユベルトさん」
犬「はいー、なんでしょうか?」
妹「ご、ごめんなさい! 私のせいで・・こんな・・」
105 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:50:42.19 ID:5bsy6U.0
兄「な、なんだよ・・お前のせいって・・」
妹「私が・・」
犬「それ以上は言わなくてよろしいです」
妹「・・・・」
犬「別に、私たちはあなたを恨んだりはしませんし、あなたに何か責任があるとは思ってないですよ」
兄「・・?」
妹「それでも・・」
犬「ま、その話しは後にして、魔王様と神を探しに行きましょう」
兄「やっぱり一緒にいるのか・・」
犬「それはそうでしょう」
兄「ああ・・。大丈夫か? 歩ける?」
妹「うん・・。お兄ちゃんも、ごめんね・・」
兄「いや、その、詳しくは知らんけども、別にどんな理由であれ、怒ったりせんよ」
妹「・・・・」
兄「魔王達本人がそう言ってるんだしさ」
妹「・・うん。・・ねえ、肩貸して?」
犬「では私が!!」
妹「あ、ありがとうございます」
兄「あんまりべたべた触るなよ・・」
犬「わかってますよ、もー」
妹「・・くすっ」
兄「このまま適当に歩いていれば、魔王達の所へ着くのか?」
犬「ええ、私の見たところによれば、この空間に、前後、左右と言った概念はありませんから」
兄「んーと、つまり?」
犬「距離と言う概念のみで構成されているので、歩いていればその内着くという事です」
兄「ああ、そっか・・」
妹「フユベルトさんって、物知りですね」
犬「えっへん。・・説明係にされてから、初めて報われましたよ、義兄さん」
兄「待て、その呼び方はどういうつもりだー!!」
犬「はっは。気のせいですよ」
妹「・・・・」
兄「こらー! お前もまんざらでも無いような表情で、ちょっと顔を赤らめるんじゃない!!」
少女「おおーいいぃ!!」
兄「あ、マケイヌ・・」
少女「はぁ・・はぁ・・み、見つけてきたよ・・」
犬「ご苦労様です。・・これが・・」
兄「ん? なんだ、その丸いの」
犬「この世界の核です」
兄「核?それってどういう事だよ」
犬「これを破壊することで、この世界を破壊する事が出来ます」
兄「なに!? だったら早く壊して・・」
犬「待って待ってください。この世界が消滅するという事は、この世界に存在する者も消滅するのですよ?」
兄「え?」
犬「つまり、私たちも、神も関係なく、消滅してしまいます」
106 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:51:39.45 ID:5bsy6U.0
兄「お、おい、それじゃあこれは何の役に立たなく無いか?」
犬「いいえ。それで交渉するんですよ?」
兄「こ、交渉・・?」
犬「良く考えて見てください。魔王様はそれを貴方に託したのですから」
兄「・・・・」
少女「あ、あれ? 魔王?」
妹「あ、いえ、私は・・」
少女「あー・・兄君の妹?」
妹「そうです・・マケイヌさんですよね?」
少女「うん、よろしくね」
妹「よ、よろしくお願い増します!」
少女「うんうん、さすが兄君の妹なだけあって良い子良い子」
妹「そ、そんな事無いですよ・・マケイヌさんなんて、美人ですし・・」
少女「うーん・・私は兄君の妹である事がうらやましいよ・・」
犬「・・そろそろ着きますね」
兄「え、もうかよ!!」
犬「視覚で感じるほどに広い空間でも無いですからね」
兄(交渉って・・言われても、どうしたら良いんだよ・・)
(いや、魔王の言ってた事と、ここに全員と共に世界を消滅させるこの球体・・)
犬「・・見えてきました」
神「・・来たようだな。その無様な姿を奴らに晒される気分はどうだ?」
魔王「好きにしろ、糞爺が」
神「くくく・・その格好では何を言っても無様だ・・」
魔王「・・・・」
兄「・・ま、魔王・・?」
神「はーはっはっはっは!! どうだ、こいつの無様な姿は!!」
犬「く・・神め・・!!」
少女「ひどい・・」
妹「そんな・・」
魔王「くっ・・」
神「私は永久にこいつをこうして玩具として扱ってやる、はっはっははははは!!」
兄「・・ちょっと待て」
神「・・なんだ、小僧」
兄「無様って・・うさ耳付けられて、なんかフリフリが沢山ついてる服着せられて、リボンとか付けられてるだけじゃん」
魔王「き、貴様・・!!」
兄「いや、悪い・・お前らがどう思うのかは知らんけど・・俺は普通に可愛いと思って・・」
一同「・・・・」
兄「え、なにこの空気・・」
神「い、いやね、あのね」
兄「うん」
神「魔王は、こういうのが可愛いと思ってんだよ」
兄「え、そうなんだ」
魔王「・・・・」
神「でね、似合ってないでしょ? でも、好きみたいだから、普段はしないんだけど、私が魔法で強制的にこの格好にして・・」
兄「え・・別に似合ってるし、凄い可愛いじゃん・・」
神「・・・・」
兄「しかも何この神。ただのおっさんじゃん。マケイヌなら余裕で勝てるんじゃないの?」
少女「わっ、わたし!?」
兄「勝てるっしょ・・剣でずばっと・・」
107 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:52:33.62 ID:5bsy6U.0
神「くっ、言わせておけばこの小僧め!!!」
兄「うるせー!!」
ガッシボカ
神「ごふっ・・」
兄「よわっ・・」
神「く・・こ、このままで済むと思うなよ・・天界から援軍を呼んで・・」
兄「待て! そんなことしたらこの世界をぶっ壊してやるからな!!」
神「そ、それは!! ま、待て!! それを使えば・・」
兄「動くな喋るな!!」
神(くっ・・こいつ、世界を消滅させれば、自分も消えることを知らんのか・・!!)
兄(あー・・良かった。自分達も消える事に突っ込まれる前に先手打てて・・)
「・・フユベルト、出口って無いのか?」
犬「そ、それならすぐに作る事が出来ますけど・・」
兄「じゃあ頼む」
妹・少女「す、すごい・・」
兄「いや、だって・・別に・・」
犬「どうぞ、出来ましたよ?」
兄「あ、ああ・・本当に早いな」
魔王「・・お前ら先に行け、フユベルト、マケイヌ。・・お主もだ」
妹「・・でも」
魔王「悪いの。最後に兄と話しがしたい」
犬「私たちは全然よろしいですよ」
少女「うん」
妹「・・・・」
魔王「・・・・」
妹「・・分かった」
兄「な、なあ、あいつら帰したのはいいけど、まだこいつが居るし・・」
神「・・・・」
魔王「いや、一度人間界へと戻る道へ入れば、神とて過剰な干渉は出来ん」
兄「そっか・・あ、その、戻る道に入ってから、この世界を壊すのは?」
魔王「それは無理だ。その球体を外界へ持ち出す事は出来ぬのでの」
兄「ああ・・」
魔王「ま、道に入ってしまえば、多少の邪魔はあっても振り払うことは出来る。行くぞ」
神「これで終わりだと思うなよ・・魔王・・!!」
108 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:53:54.09 ID:5bsy6U.0
■戻る道
魔王「ふー・・」
兄「なんだ、さっきの場所と景色は大した変わらんけど・・エレベーターみたいな感じだな」
魔王「エレベーターか。知っておるぞ。なんならそういう見た目にするか? ちちんぷいぷい」
兄「おわっ、本当にエレベーターにしやがった」
魔王「なんだ・・その・・さっきは助かった」
兄「あ、ああ・・。っていうか、普通に似合ってるし、神って大した事ないんだな・・」
魔王「神の影響力と言うのは、それを信じる者に比例する」
兄「うん」
魔王「我らは必要以上に怯えすぎていたのかも知れんの」
兄「でしょ」
魔王「・・これで最後だの」
兄「このまま魔界に帰るのか?」
魔王「うむ、それなら貴様らにも迷惑がかかるまい」
兄「迷惑って、別にそんな事無いけどな・・」
魔王「先延ばしにしても別れは来る」
兄「そりゃそうだけど・・。あ、一つ聞いて良いか?」
魔王「なんだ?」
兄「妹の奴が・・自分のせいだとか何とか言ってたけど・・」
魔王「ああ・・。すまん、それは答えられん。・・すぐに分かるだろうがの」
兄「え?」
魔王「それよりもなんだ・・その・・」
兄「うん?」
魔王「もう少しこっちに来てはどうだ」
兄「あ、ああ・・」
魔王「・・・・」
兄「・・・・」
魔王「ふっ・・おかしなものだ」
兄「え?」
魔王「もう貴様の妹の体とは、別離したと言うのにな」
兄「な、なんだよ?」
魔王「未だに好意が抜け切らん」
兄「そ・・そんな事言われたらどうして良いかわからんくなるぞ・・」
魔王「はははは、兄はどうしたい?」
兄「え・・いや・・その・・」
魔王「我は・・こうかの」
兄「・・!!」
魔王「ふっ、世話になった褒美だ」
兄「・・あ、ああ・・」
魔王「・・・・」
兄「人の事言えないと思うんだけどさ・・」
魔王「なにかの?」
兄「顔真っ赤たぞ・・」
魔王「・・放っとけ」
兄「はははは」
魔王「そろそろかの。・・達者での」
兄「・・お前もな。・・じゃ」
魔王「うむ」
109 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:55:01.24 ID:5bsy6U.0
兄「・・ん?」
(なんだ、俺寝てたのか・・?)
(何か変な夢を見ていた気がするけど・・)
兄「まあ良いや。まだ眠いし、二度寝・・」
こんこん
兄「ん?」
妹「お、お兄ちゃん・・? 入って良い?」
兄「ああ、良いけど。どうかした?」
ガチャッ
妹「え・・いや・・、ご飯作ったから・・」
兄「なんだ、珍しいな。金なら無いぞ」
妹「そ、そんなんじゃないもん!!」
兄「じゃあなんだよ・・」
妹「別に・・。む、昔は良く作ってたんだし、良いでしょ!」
兄「まあな・・。じゃあ飯でも食って、ポチの散歩にでも行ってくるか・・一緒に行く?」
妹「う・・」
兄「ん?」
妹「うん・・!!」
おっしまい。
110 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:56:11.09 ID:5bsy6U.0
これにて終わりです。
長々と、すいませんでした。
お金がなくて、中々ネットカフェに来れないもので。
15日以降と言ったのは、給料日の関係で、でした。
よければ、こちらもどうぞ。
http://vip.45.kg/wakarannti/index.html
111 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
2009/09/16(水) 05:57:05.90 ID:5bsy6U.0
フユベルト「元気そうですね、あの2人、ポチ殿も」
マケイヌ「あーあ・・うらやましい・・」
魔王「・・・・」
フユベルト「魔王様?」
魔王「・・ふん」
マケイヌ「素直じゃないね」
魔王「き、貴様になにが分かると言うのだ!!」
マケイヌ「魔王も兄君に踏んづけて欲しいとか、言えば良かったのに」
魔王「・・それはお前だけだろうに・・、そもそも何故ここにいるのだ!!」
フユベルト「良いじゃないですか。このまま魔王様の部下になさっても」
魔王「うむ、まあ・・きちんと働くのならな」
マケイヌ「働くー!!」
フユベルト「しかし、兄様達の記憶を消してしまってよかったのですか?」
魔王「ああ、その方が良かろう」
フユベルト「・・・・」
マケイヌ「はー・・ずっとあっちに居たかったね」
魔王「・・・・」
フユベルト「・・あ、魔王様、人間界から持ち帰った、カップラーメンとやらが出来上がりましたよ」
魔王「うむ・・。ふっ・・よし、食事が終わったら、溜まっていた仕事を片付けてしまおうかの」
フユベルト「ええ!」
マケイヌ「おー!!」
魔王(・・達者での、兄)
本当におっしまい。
112 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/09/16(水) 06:22:54.90 ID:b2HdjwDO
乙
113 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/09/16(水) 07:09:57.53 ID:uJlikYQo
乙ー
114 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/09/16(水) 15:52:01.29 ID:/PplMEAO
禿乙ー
115 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/09/16(水) 21:21:28.57 ID:MSoNbxgo
乙〜
116 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/09/16(水) 22:32:54.60 ID:/z09MLko
おつつ〜
117 :
sage大尉
◆sage/xLnlI
2009/10/13(火) 07:46:05.68 ID:sogMBZ6o
乙!!すごくおもしろかった
118 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2009/11/01(日) 12:58:42.90 ID:pbtSUMAO
乙!!
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