國生悠希 ◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:06:19.88 ID:FA0b2wg0<>VIPで2009年8月11日に立てたSSスレのまとめ。

スレが落ちてしまったため、第1章にあたる孔明編からここに残しておきます。
後々、第2章にあたる買収編を投下していきます。

登場人物紹介(第1章までの段階で)


主人公。
少し思い込みの激しいところがある。
なぜか右フックのキレだけ異常にいい。


男が恋してる女の子。


もう一人の主人公。娘は男の娘の略。
男子校に通っていながら女装している。
男を手に入れるためならなんでもする。ヤンデレの素質あり。<>自慰ジャンル「ヤンデレの男の娘と男と女」避難所 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:28:58.85 ID:FA0b2wg0<>【ヤンデレの男の娘と男と女】 - 孔明編 -

男「女ー帰るぞ」
女「うんっ」

俺はごく普通の大学に通ってる男。
強いて人と違うところを挙げるとすれば――

娘「女ァァ!!てめぇなに俺の男たぶらかしとんじゃァァ!!」

そう、この女装子(娘)がヤンデレで俺のストーカーなのである。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:29:51.60 ID:FA0b2wg0<>どうしてこんなことになってしまったのか――。
それは2年前にさかのぼる。
俺がある男子校に通っていた時代のことだ。

生徒A「お前なぁー、男のクセにメソメソしてんじゃねぇよ」
娘「いた、痛い、やめて!」
生徒B「うるせぇんだよ!お前みたいのがいると俺たちまでバカにされんだよ!」

俺は決して偽善者ではない。
だが、元々機嫌の悪かった俺は憂さ晴らしがてらにこの娘を助けることにした。

男「おい、いい加減に――」
娘「だめ!この子たち性質が悪いよ!」
男「うるさい、黙ってろ」

生徒A「おーおーカッコいいカッコいい。そのカッコいい顔潰してやんよ!」

約2秒で決着。

俺の右フックのほうが先に生徒Aの顔を潰していた。
娘はというと、大口叩いた割には逃げ足が速いようだ。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:30:45.72 ID:FA0b2wg0<>そこから先はよく覚えていないが、次の記憶は駅前のハンバーガー屋だった。
湿気たポテトをつまみながら、娘はコーラを飲んでいた。
俺も適当にハンバーガーを注文したが、どうも生徒Bに殴られたらしい。
肉の味の前に血の味がした。

男「まったく……そんな格好してるから絡まれるんだ」
娘「趣味なんですっ」
男「まぁ、その点に口出しするつもりはないが……」
娘「日本って国は不便だよね、個性はすぐに淘汰される」
男「いや、日本じゃなくても淘汰されると思うぞ」

娘――。
俺の隣のクラスの生徒で、家庭に難があるということを聞かされた。
母子家庭で母親と二人暮しだそうだ。

男「で、母親のする仕事を真似ているうちに目覚めてしまったと」
娘「まぁ、そう考えていいよ」
男「念のため、"そっちの気"は?」
娘「女装趣味と同性愛は必ずしもイコールで結ばれないよ」
男「そうか……」

まぁ、当然のようにこの話が嘘だと約2時間後に知ることになるのだが。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:31:45.52 ID:FA0b2wg0<>学校でケンカ騒ぎを起こした手前、目立つのも面倒だ。
それに帰宅したところで学校から連絡が行っているだろう。
俺と娘、考えは同じようだった。

娘「今日はお母さんが夜勤だから、うちに来る?」
男「家どこだよ」
娘「○○だよ」
男「うちの近所じゃねーか」

驚いたな、近所にこんな痛い奴がいたとは。
だが、今日のところはその誘いに甘えておくことにしよう。

娘の家は小さなアパートだった。
築30年は経っていそうなボロさだ。
母子家庭の現実を垣間見た気がした。

娘「どーぞ。散らかってるけどね」
男「お、おう」

女装した男の家だとはいえ、なぜか緊張した。
まぁ、女装していればそこそこ可愛い女の子には見える。
いや……女なら俺でもストライクゾーンだな。

娘「ちょっとお風呂入ってくるね」
男「おう」

そそくさと着替えを持って風呂場に入る娘。
俺はとりあえず窓から外を見上げた。

これは、一雨来るなぁ……。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:33:04.92 ID:FA0b2wg0<>娘「お風呂空いたけど入る?」
男「いや、いいのか?」
娘「なんで遠慮するんだよ」

ああ、一応言葉遣いはまだ男っぽいんだな。
今更ながらそれに気づいた。

娘「まぁ、一応男の子にならないといけないときもあるから」
男「そ、そうか」

俺はなにやら深い事情を感じ、それ以上の詮索をやめた。
娘の言葉に甘え、風呂を借りることにする。

狭いタイル張りの風呂場。
冬場だったらさぞかし冷えるだろうな。
汗と血をとりあえず洗い流す。

娘「着替え、俺のでよかったら使ってー」
男「ああ、すまねー」
娘「ここに置いとくからねー」

ガラス戸ごしだが、娘の影がフラフラしている。
何をしてるんだ、あいつ。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:34:02.25 ID:FA0b2wg0<>娘の服は大きめのスウェットだった。
俺にも経験がある。
中二くらいになると妙に大きな服を着たくなる。
娘にもそんな時期があったらしい。
小柄な娘の服ではあるが、俺でも十分着ることができるサイズだった。

娘「雨降ってきたよ」
男「そうか……」

雨は予想通りではあるがな。
図々しいとは思ったが、雨という事情もある。
帰宅するのが本当に憂鬱に思えてくる。

娘「泊まるんでしょ?」
男「ふぁっ!?」

湯上りに差し出された麦茶を噴き出しそうになる。
風呂上りのせいか、まだ娘の体は上気している。
うっすらピンクに染まった肌と露になった鎖骨に不覚にも胸が高鳴ってしまう。

娘「別にいいよ、お母さん帰ってこないし。男だって帰りづらいでしょ」

悔しい、というか複雑な気分だが、娘の言うとおりだ。
俺はコクリとうなずく。

娘「じゃあ晩御飯作るね」
男「お、おい」

さっきハンバーガー食ったろ、とは言えなかった。
娘の「ご飯作るね」と言ったときの笑顔が限りなく綺麗だったからだ。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:37:06.82 ID:FA0b2wg0<>トントントントン……。

リズミカルに野菜を切る音だけが聞こえる。
本当に手馴れているようだ。
こいつはいい主婦……いや主夫になるな。

しかし、何を作っているんだ?
興味をそそられた俺は台所につながる引き戸を開けようとした。

本当に嬉しそうに料理している。
鼻歌なんか歌いやがって……。

邪魔をするのも野暮だな、と俺はそっと引き戸を閉めた。
これが大きな間違いの始まりとも知らずに。

娘「本日のディナーは!」
男「ディナーっていうようなメニューじゃないだろ」
娘「ぶーぶー。ムードが大事だよ」
男「なんだよムードって」

小さなピンクのテーブルに並べられたのは典型的な和食だ。
白飯に野菜の味噌汁、それに豚の生姜焼き。

娘「急だったからこれくらいしかなかったんだよね。ごめん」
男「い、いや!俺こそ勝手に」

突然口の前に人差し指を当てられた。
それ以上言うな、というサインなんだろう。
俺はその意図を汲み、美味しくいただくことにした。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:38:24.39 ID:FA0b2wg0<>夕食の後片付けだけは手伝わせてもらった。
さすがにこれ以上は俺も罪悪感を感じる。

一段落ついて、お互いの話をした。

娘の父親は娘が幼いころ、他に女を作って逃げたらしい。
母親は生活費を稼ぐため、昼も夜もない生活を強いられた。
家事はそのときに近所の主婦たちに教わっていったらしい。
娘はきっと一人で寂しかったのだろう。
そのせいか、俺には娘が母親に依存しているように思えた。

そしてこの女性的な部分は、おそらくそれが表に出た結果なんだろう。

娘「なんか俺だけ喋ってる感じがするな〜」
男「あっ?」
娘「聞きっぱなしはずるくない?」

それもそうかもしれないな。
大して面白くもないだろうが、続いて俺は自分の話をすることにした。

俺は普通の中流家庭に生まれたといえばいいだろう。
家族構成は父、母、妹だ。
親父は確かどこぞの自動車メーカーの工場に勤めていたっけな。
この不況の煽りで、帰りが遅いときもある。
それでも給料は雀の涙ほどだという。

母さんもそれを補うようにスーパーでレジ打ちのパートをしている。
俺と妹、まだまだ金がかかる年頃だ。

娘の話を聞いていると、自分がつくづく幸せな家庭なんだな、と思った。

娘は俺の話をただ「うんうん」と聞いている。
興味が無いのではないだろう。ただ、嫉妬している気がした。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:39:27.07 ID:FA0b2wg0<>唐突に娘が俺にもたれかかってきた。

男「どうしたんだよ」
娘「んー、甘えたいの」
男「おいっ」

どうやら俺の話の内容がまずかったようだ。
娘は俺の脚を膝枕状態にしている。
太ももあたりが湿ってきているのは、きっと娘が泣いているからだろう。

俺は無言で頭に手を置いてやる。
くしゃっ、と柔らかい髪が触れた。
本当に女のように指通りがいい髪だと思った。

娘「なんだよー」
男「わかったから泣くな」
娘「何がわかったんだよー」

確かに、何がわかったというんだろう。

部屋に重い空気が流れていた。
背中に冷たい汗が流れている。
何か言わなければ、と思うのだが言葉が出てこない。
出てきたとしても口に出すことができないのかもしれない。

娘「わからなくていいのに」
男「えっ?」
娘「もしわかっちゃったら」

娘「本当に好きになるよ?」

言うが早いか、娘の顔が迫ってくる。
だが、俺にはそれがスローモーションに感じられた。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:40:29.72 ID:FA0b2wg0<>娘「んっ……ぷはぁ」

何をされたか理解するのに約1分かかった。
唇に当たった柔らかいものはおそらく娘の唇だろう。

男「な、何するんだよ」
娘「言ったじゃんか。本当に好きになるよって」
男「お、お前……」

胸の高鳴りがおさまらない。
肩が震えている。
状況が飲み込めない。
脳細胞が一つ一つ、確実に動き始める。


娘は本当に見た目は可愛い女の子だ。
股間には見慣れたものがついているのだが。
恥ずかしながら、俺のモノが大きくなっているのを自覚した。
スウェット越しではさぞかし目立っていることだろう。

娘「勃ってるね」
男「見るなよ」
娘「嫌だ」

スウェットなど、簡単に脱がされるもんだ。
まさかこいつ、そこまで計算していたのか――?
まさか、考えすぎだろ……。

すると、すでに娘は俺の息子を握っていた。
こいつ、しっとりと吸い付くような柔らかい手をしている……。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:41:43.55 ID:FA0b2wg0<>不覚にもさらに硬度を増す息子。

娘「手がいい?それとも口でする?」
男「そういう問題じゃないだろ」
娘「ふーん。そういうこと言うか」
男「いっ!?」

尿道に軽く爪を立てられる。
チクリとした痛みが程よい刺激になる。

娘「早く応えないと、割れ目が広がっちゃうよ?」

俺の理性はすでに20年前のベルリンの壁だ。
いつ、唐突に崩壊するかわかったもんじゃない。

男「わかった……手で……してくれ」
娘「素直でよろしい」

いささか態度がでかいのが腹立たしいが、こうなったら自棄だ。
別に気持ち悪いという気持ちも不思議と無かった。
娘が女の子だと変換してくれるよう、脳細胞に指令を出す。
頼む、こういうときだけでも働いてくれ、俺の脳細胞。

娘は指だけを器用に動かし、俺の息子を刺激してくる。

男「う……」
娘「なに、気持ちいい?」
男「――うるさいっ」
娘「そう……」

娘「……はむっ」

手だけでは結局納得がいかなかったらしい。
俺の息子は柔らかく、温かい感触に包まれた。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:43:09.11 ID:FA0b2wg0<>ちゅぷ、じゅぶ、ちゅぶ……。

粘り気のある水音が聞こえる。
「そっちの気はない」なんて大嘘だったんだろう。
いや、もしかしたらこのルックスだから誰かに仕込まれたのか。

だが、そんなことはこの際どうでもよかった。
とにかく、娘のフェラチオは妙に上手い。

舌使い、玉へのマッサージ、裏筋まで丁寧に舐めあげるこの技。
風俗嬢顔負けではないだろうか。その経験はないが。

娘「……えぇ、ぁだれない?」

娘はどうやら疲れてきたようだ。
きっと「ねぇ、まだ出ない?」と聞いてきたんだろう。

もう俺の理性などとうに大気圏を突破している。
俺は娘の服に手をかけた。

娘「えっ!?」

どうやら娘は俺がそんなことをしてくるなんて予想もしていなかったらしい。
驚いたのか俺の息子を口から放す。
ブルン、という擬音が聞こえそうな勢いで口から放たれる息子。
抜ける間際、少し歯が当たってまた程よい刺激になる。

男「どうなっても知らんぞ」
娘「ばか。最初からこっちはそのつもりだよ」
男「じゃあ俺にもさせろよ」

俺は娘のネグリジェのようなパジャマを脱がせて行く。
さすがにブラまではしていなかったが、ショーツは女性ものだった。
すでに娘も勃起していたため、頭の部分がコンニチワしている。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:44:16.12 ID:FA0b2wg0<>さすがに男の乳首なんてのを舐めるとは思っていなかった。
女のそれよりははるかに小さくて硬いのだろうが……。

娘「ひゃぁ!くすぐったいよ」
男「じきによくなるだろ」
娘「え?まさか初めてじゃないの?」
男「初めてだよアホ。適当だ」
娘「適当かよ……」
男「まぁ、本気だからこそできる芸当ではあるけどな」
娘「ばか」

刺激を続けると徐々に甘い声が漏れてくるようになった。
娘の先からは先走りも漏れ始めている。

くそっ……挿入してぇ……。
この娘を犯してぇ……。

娘「はぁ……男ぉ……」
男「気持ちよさそうだな、この変態」
娘「お前も十分変態だろ」
男「ああ、お前なんかに挿入したい変態野郎だ」

娘「うれしいな……。――そこ、机の中にゴム隠してあるよ」
男「――まぁ、準備がよろしいことで」
娘「あと……ある程度広げてあるから大丈夫だよ」
男「そうか」

アナニー常習犯ですか、娘さん。
私はそんな変態を犯したくてしかたありません。

神よ。なんかごめん。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:45:22.71 ID:FA0b2wg0<>男「そろそろいいか?」

俺は息子にゴムを装着しようとする。

娘「ま、待って」
男「ん?」
娘「俺につけさせて」
男「ああ……」

娘は口にゴムをくわえ、俺の息子に装着していく。

このままだとシーツが汚れるな……。

娘「大丈夫、バスタオル敷いとくから」
男「本当に準備がいいなお前」
娘「でないと主婦やってけないもん」
男「確かにな」

ははは、と笑う俺たち。
まぁ、息子は弁慶のように仁王立ちしているわけだが。

娘「ゆっくり、ゆっくりだからね」
男「わかってる」

恥ずかしながら、俺はこれが初めてだ。
さようなら俺の童貞。よろしく新世界。

ギチチッ、という感触。

男「くっ、それでも……き、きついな……」
娘「う、うん……」
男「まさか、お前、初めて?」
娘「うん、そうだ……よぉ……」

神よ。どうして童貞と処女を巡り合わせたのです?
きっとお互い意外と要領がわかってないです!!<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:47:16.96 ID:FA0b2wg0<>男「と、とにかく力むな……」
娘「だけどやっぱり……」
男「わかった、じゃあこうしよう」

対面座位。

男「ぎゅってしててやるよ。多少は気がまぎれたか?」
娘「お前って本当にバカ」
男「知らん」

だが、これが幸か不幸か。
俺の息子を娘の深くまで挿入するのを手伝ってくれた。

男「う、動いていいか……?」
娘「う、うん」

最初はそっと動かすことにする。
激しく動くと、すぐにでもイッてしまいそうだ。
それくらい、きつく絡み付いてくる。

対面座位なので、娘と俺が同時に動くことになる。
俺は下から突き上げ、娘は体を落とす要領だ。

毎度深いところを突かれ、娘の先走りは量を増していく。
俺の腹には、その温かいモノがずっと当たっているわけだが。
それに、俺の腹にこすれてなかなかいいらしい。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:48:18.03 ID:FA0b2wg0<>俺はちょうどいい位置に鎖骨があるのを見逃さない。
鎖骨フェチということはないが、どことなく色気は感じる。

そこをそっと舐めてやる。

娘「はぁっ!?だ、だめだぁて……ふぁん……」

娘のあえぎ声って、なんか変だよな……。
俺としては可愛いと思えるからいいんだが。

もちろん、そのときは動かさずに深くまで突き入れた状態だ。

このままつながっていてもいいだろうが、いい加減放出してやらないと。
俺の息子がエマージェンシーコール。ていうかもうバスターコール。
メイデイメイデイSOS!!早く来てウインスペクター!!

本当に、このままでは貧血でブッ倒れそうです先生。

男「体勢、変えるぞ」

次は正常位だ。
こちらのほうが動きやすくもあるし、なにより娘を抱きしめることもできる。
しかし、後ろの穴では正常位ってやりにくいもんだな……。

俺の最後の仕事だ。同時にイこうぜボーイ。
Go to Hell!!

男「娘……ちょっと激しくいくぞ……」
娘「うん……はぁっ、男、おとこ……ぉ……」

俺はピッチを上げる。
娘は俺の首に手を回し、キスを求めてくる。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:49:36.05 ID:FA0b2wg0<>もちろん、俺はそれに応えてやる。
さっきほどではない、舌を絡める濃厚なものだ。
よく考えたらさっき尻穴なめてるんだけどな。
もうお互いそんなことはお構いなしだ。

             だ
ただ、この娘の中に射精したい。
俺の欲望はそこに集約されている。

途中から娘の声も聞こえてはいなかった。
ただがむしゃらに腰だけを動かし続ける。

視界が一瞬、白くなった気がした。
ガクンと腰から力が抜け、熱いものが走るのがわかった。

娘もどうやら達してしまったらしい。
腹にこすれていただけなのに、射精できるなんてうらやましい奴だ。

男「娘……」
娘「ん……男……」

最後に軽くキスをし、俺は息子を抜いた。
思ったより多く出ていて自分でも驚いた。

これが二人でする効果だとでもいうのだろうか……。

娘「汗かいちゃったねー」
男「そうだな」

二人で一緒にシャワーを浴びる。
狭い風呂場ではほぼ密着状態で浴びるしかない。

やば……また……。

そして、俺の意識はブラックアウトした……。
貧血ですか、とても情けないです……。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:50:48.47 ID:FA0b2wg0<>目覚めたのは朝の5時ごろだった。
昨日の雨は夜のうちに上がったようだ。
黒い雲が裂け、朝日が差し込み始めていた。

娘は俺の隣で静かな寝息を立てている。
少し、頭が重い。

記憶がはっきりしない。
確か、風呂場で意識を無くし――て!?

一気に記憶が鮮明に蘇る。

男「やっちまった……」

罪悪感と背徳感とある種の達成感。
それが同時に俺を襲ってくる。

水、水でも飲んで落ち着こう……。

俺は娘を起こさないよう、そっと台所へ向かった。

グラスに立て続けに二杯、水を流し込む。
徐々に頭が冴えてくる。

男「やっちまった……んだよな……」

改めてその事実だけを再認する。
ゴミ箱には精液の入ったゴムが捨てられていたのだから。

男「いや、待てよ」

ゴムの下に紙袋に包まれたゴミが入っている。
上の方に入っているということは、近いうちに捨てられたゴミだ。

俺はなぜかそのゴミに気が引かれた。
このゴミは何なのだろう。
昨日の二人の行動を考えると、この紙袋は不自然なゴミだ。

俺は意を決し、このゴミを検めることにした。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:52:26.94 ID:FA0b2wg0<>心臓が嫌になるほど高鳴る。
張り裂けて死んでしまうような錯覚を覚える。
それでもこの中身を見たい。

俺はそっと紙袋を取り出し、音を立てないように剥がしていく。
一枚一枚剥がすだけで死線を潜り抜けている感じがする。
それでも、俺は手を止めない。止められないのだ。

中身は……。

精力剤と媚薬、だった。

この媚薬の説明書きを読むに、ずいぶんとアングラな商品らしい。
性器に塗布しても効果を発するが、飲み物に混入しても効果を発するという。
ただし、味に変化が起こるので味の濃いものに混ぜること、とある。

――あの生姜焼き――!

俺の推理はパズルのピースのように一つ一つ形を成していく。
そうだ、この媚薬を混入できるものはいくらでもあった。

最初の麦茶に始まり、夕食……。
そうか、だから娘は夕食を食べさせようと……!!

念には念を入れた、と言うべきだろう。
娘はありとあらゆるものに媚薬を混入していた。

そして俺はまんまと襲わされたってわけだ。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:53:35.85 ID:FA0b2wg0<>娘「あーあ。見つかっちゃったかー」
男「う、うわっ」

振り返ると娘が俺を見下ろしていた。

娘「集中しすぎだよ、男。2時間もそこに座り込んでたよ?」
男「なっ!?」

壁の時計を見ると時刻はもうすぐ7時になろうとしているところだった。
くそっ、自分の推理に酔っていたということも否めないが……。
まさか自滅してしまうとは……。

娘「見つかっちゃったなら、もう言い訳もいらないな」
男「――話してくれ。俺になにをしたんだ」
娘「いいよ。話してあげる。でも媚薬の使いすぎで倒れちゃうとはなぁ……ははは」

笑いながら娘は淡々と話し始めた。

娘「動機は、男が好きだから。それくらいわかってるよね?」
男「当たり前だ」
娘「うん、だから生徒Aと生徒Bに手伝ってもらったんだ」
男「あいつら――」
娘「ちょっとフェラしてあげただけで手伝ってくれたんだよ?ほんっとバカだよね」

まとめると、こうだ。

生徒Aと生徒Bにいじめられている演技を俺に見せつけたこと。
すべて俺の性格も計算していたのだ。
偽善者ではないにせよ、俺はまだ真面目なほうだった。
そのような状況を作り出せば、俺が出てくるのはわかっていたのだ。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:54:56.68 ID:FA0b2wg0<>俺が生徒Aを本気で殴ってしまったのは誤算だったらしい。
だから娘は急遽計画を変更した。
そう、娘はあのとき俺を殴って気絶させていたのだ。
そして生徒Bと二人でハンバーガーショップの近くへ連れて来た。
しかも、このハンバーガーショップさえ計画の一部だったのだ。

娘は俺を殴ったのは生徒Bだと印象付けるつもりだったらしい。
娘はこの埋め合わせでまた生徒Aと生徒Bに奉仕でもするのだろうが。

そして、俺の記憶も徐々にはっきりと思い出されてきた――。

あの時、俺はハンバーガーなど注文していない。
注文したのは本当は娘だ。
肉を食わせたのは、血の味の印象を持たせるためだ。
あの店のハンバーガーはジューシーさを売りにしている。

そして、娘から「俺が生徒Bに殴られた」というようなことも吹き込まれた。
だから俺は「口の中を切った=誰かに殴られた」という方程式を作らされていたのだ。
現実は顔を殴られてはいない。殴られたのは頭だ。
そして殴ったのは他でもない、娘だ。

どこまでも、俺のことを計算しつくしていやがる……。
俺は背中に冷たい汗が流れるのを感じた。

こんなの愛情じゃない。ただの狂気だ。

思えばおかしかったんだ。
ケンカ騒ぎを起こし、被害者である娘の自宅の電話が鳴らないなんて。
仮に母親に連絡が行っていたとしても、自宅に一本電話くらいよこすだろう。

つまり学校ではケンカ騒ぎなど起こっていなかったのだ。
なぜなら全員がグルなのだから。

生徒Aの怪我もうやむやにされていたんだろう。

そして、娘に誘われるまま家にまでやってきてしまった……。
思い出してみれば、すべて娘に誘導されていたんだ……ッ!!
雨が降って俺が帰りづらいなんて考えることさえ……!!<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:55:59.79 ID:FA0b2wg0<>娘「男って意外と操作しやすいんだな」
男「お前……!!」

徐々に怒りがこみ上げてくる。
だが、今はまだ抑えるべきだ。
まだわからないことがある。それを聞き出したい。

娘「俺さ、男がお風呂に入ってる間、男のパンツでオナニーしてたんだ」
男「……」
娘「ついでだから、下着にも媚薬を仕込んだけどね」
男「まさか……!」
娘「これって本当に役に立つよ?量さえ調節すれば時限装置のようにもできる」
男「い、いったいどこでそんなことを?」
娘「――親父だよ」
男「なん……だと……!?」

娘の顔つきが少し変わった。
悲しそうな男の子の目だ。

娘「うちの親父、蒸発したって言ったよな」
男「あ、ああ」
娘「当たり前だよな。息子にあの媚薬飲ませて犯そうとしたんだから」
男「な……!」
娘「女装なんか好きでやってるわけじゃないよ。その証拠に男口調だろうが」
男「すべて親父さんが仕込んだってのか」
娘「ああ。実際には蒸発したっていうか自殺したんだけどな。2年前に」
男「じゃあ蒸発したってのは」
娘「ウソだ。お前に不幸な奴だって印象付けるための」

そういって娘はふふん、と鼻で笑った。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:57:10.34 ID:FA0b2wg0<>娘「まぁ、俺の中にもそれを受け入れようとする気持ちがあってね」
男「それが女装だったのか」
娘「ああ。父親から性的な虐待を繰り返されたんだ。少しくらいおかしくもなる」

少しくらい、の範疇を超えている気がするが……。

娘「女装は母親の化粧なんかを真似た。それが火に油を注いだけどな」
男「……」
娘「だって、受け入れたくねーだろ?親父が男を抱きたい男だなんて」
男「だから女であろうとしたのか……」
娘「もちろん、俺のアンデンティティは残ってたよ。辛かったなぁ……」

娘の目には少し涙が浮かんでいた。
こいつ……そんな過去を背負ってたってのか……。

娘「まぁ、俺の話はこれでお終い」
男「……」
娘「どうした?殴るなり何なりすればいいだろ」
男「アホかお前は」

俺は偽善者じゃない。だけど――。

男「好きになった相手くらい、許せる」
娘「え……?」

俺は娘を抱き寄せ、キスをした。
今度は一瞬でも離したくなかった。

娘もそれに応える。
やっと、お互いがお互いを受け入れられた気がした。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:58:51.24 ID:FA0b2wg0<>その後のことは、特に語る必要はないと思う。

俺は無断外泊を親にこっぴどく責められ。
娘は生徒Aと生徒Bに埋め合わせをしにいったという。
まぁ、「性的な埋め合わせは無し」という約束をさせたが。

俺と娘。
男同士ではあるけれど、それなりに恋人同士を楽しんだ。

時に娘が重く感じることもあったけれど。
高校卒業まで、二人の関係は続いた。


時は流れ、俺は他県の大学に進学した。
娘は母親のために就職するという。
就職のために髪をショートにしていたが、ウィッグなんかで女装は続けているそうだ。

お互い環境が変わって疎遠になってしまうことは寂しかった。
俺にとっては初めての恋人だったし、思い入れも深かったんだと思う。

だけど、大学で知り合った女と交際をすることになって。
俺は徐々に新しい未来を描いていたのだ。<> 國生悠希
◆lEYuukiiD6<><>2009/08/11(火) 14:59:44.82 ID:FA0b2wg0<>男「女ー帰るぞ」
女「うんっ」

俺はごく普通の大学に通ってる男。
強いて人と違うところを挙げるとすれば――

娘「女ァァ!!てめぇなに俺の男たぶらかしとんじゃァァ!!」

そう、この女装子(娘)がヤンデレで俺のストーカーなのである。

そう、俺がかつて愛した娘。
娘は今でも、俺を愛し続けている――。


娘「女。この後のことなんだけど――」


どうやら、男はやはり娘の愛からは永遠に逃れられない――らしい。

孔明編 おわり<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2009/08/11(火) 15:17:09.68 ID:qat4Q.AO<>髪長い人だー<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/08/11(火) 23:44:19.63 ID:P3Nsrc20<>あげ<> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/08/21(金) 19:08:59.70 ID:Y.P1ohYo<>漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
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