以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/12/23(水) 02:22:28.81 ID:xgnf9Qc0<>携帯用リンク
>>100>>200>>300>>400>>500>>600>>700>>800>>900
このスレでは
作家さんが要所要所キーワードとなる部分を空白にして小説を書き、
その空白をレス番指定された人が埋めていって小説を完成させるという
読者参加型小説ゲームを行っています。
(例)
18 名前: 作家さん 投稿日: 2009/09/01(火) 00:00:00
主人公「よし、朝ご飯に>>20を食べよう」
19 名前: 参加者 投稿日: 2009/09/01(火) 00:00:08
シュールストレミング
20 名前: 参加者 投稿日: 2009/09/01(火) 00:00:10
ダイヤ
21 名前: 作家さん 投稿日: 2009/09/01(火) 00:02:40
主人公「硬いよ…」
と言う感じで書き込んでいきましょい!
そんなスレのパー速版です。<>むりやり小説ゲーム inパー速8
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/12/23(水) 02:25:01.78 ID:xgnf9Qc0<>まとめ
http://www.geocities.jp/neetgundam/matome/
http://www.geocities.jp/yardoramatome/
http://www.geocities.jp/qxybb760/top.html
http://nozomi.eco.to/muriyari/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/computer/32524/
○募集○
・まとめサイトの人が持っていない過去ログをupしてくれる人
・他にまとめサイトを作ってくれる人
・過去の作品をまとめてくれる人
【タイムスケジュール】
http://kmix.dabits.net/ts/
(その時に予約されているスケジュールが書かれています)
※予約・確認にはタイムスケジュールスクリプトをご利用ください。(予約は随時受付中)
※開始時間より2時間前には予約するようにしてください。
※押す可能性が多々あるので、かなり長めに時間指定しておいてください
※予約する際は、前後の予定を考慮し、1人あたり2時間は確保できるようにして下さい。
※様々な都合で時間を指定出来ない作者さんもいらっしゃるので、
譲りあったりなどのご協力もお願い致します <>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/12/23(水) 02:25:59.17 ID:xgnf9Qc0<>■注意点
・作品進行中に、他の話を展開するのはやめましょう。
・むりやり小説ゲームはタイムスケジュールの予約を優先しています。
様々な都合で時間を指定出来ない作者さんもいらっしゃるので、譲りあったりなどのご協力もお願い致します。
・次スレはレスが900を超えた辺りから立て始めましょう
作家さんの話のスムーズな進行のためよろしくお願いします
・ツッコミはないよりあった方が雰囲気もよくなります
面白いものは素直に面白いと感じましょう
・アンカー内容はなるべく食傷気味にならないよう
同じネタは程ほどに。 版権ネタも程ほどに。
・作家もそうですが、アンカー側も話を左右するという意味では共に作品を作ってる事になります。
時には貴方が話を進めてやる勢いでアンカーを取ると作家はきっと喜びます。
・最近、小説の進行を妨害する荒らしが出没していますので、NGワード指定等で対処して下さい。
荒らしがアンカーを取った場合は↓にするか作家の判断ということにしましょう。
・参加している誰もが楽しめる雰囲気を作り出せるのがベストです。
・スレを立てるときは検索しやすいように接頭に「むりやり」をつけ、
「小説ゲーム」や「物書きゲーム」など文章を作るスレであることが分かるようにしてください
・進行中の作者以外のコテは自粛してください
・アンカーの連続ゲットは、三連続ゲット内でそれ以降は自粛の方向でお願いします。
作品は一人で作るものではないからです。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/12/23(水) 02:27:11.87 ID:xgnf9Qc0<>前スレ
むりやり小説ゲーム inパー速7
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1252250467/<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/12/23(水) 02:32:10.86 ID:sYAutV60<>>>1スレ建て乙!!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/12/23(水) 03:31:32.97 ID:sYAutV60<>【12/23 (水) 03:27時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
12/25 (金)
19:30〜22:30/満月 ◆MOON69mNOA氏 - 幸プレ! 後編 多分後編!
12/26 (土)
21:00〜/ラー◆FrOEH6hXr2 氏 - ☆ Arcadia・Saber ☆ 第6話「seizure」
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2009/12/24(木) 02:29:26.70 ID:3Qx.F3Ao<> サンタ サンタ! Å
∩ ∩ + /**∧
| つ 「,"| ゚ * Å (´∀`;)
!,'っ_ ⊂_,! + /**∧ ミ"""""ミ
/ ・ ヽつ (´∀`*) /::::o:::::::ヽ
●,__ | c_c ヽ::::::o:::::ヽ::ヽ
(゚Д゚ ) | ノと ノと )へ_TTTTTTT
(|===|)ヽ/_/_/::/: ノノ ̄ ̄ ̄ ̄|
|  ̄ ヽ〜 | ̄ |
ヽ._ ___ ノ__.|______ノ
| | | | | | | | || ||
(__ (__) (__) (__) <二二二二二二二フ<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 02:05:02.00 ID:h0ylims0<>
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
◇ (~ヽ ◇
◆ |ヽJ 新年 ◆
◇ | (~ヽ あけまして ◇
◆ .(~ヽー|ヽJ おめでとう ◆
◇ |ヽJ | | ございます ◇
◆ | ∧|__∧ | ◆
◇ リ(´・ω・`)彡. 2010年元旦 ◇
◆ ⊂ミソミソ彡ミつ. ◆
◇ 》======《 ◇
◆ |_|_|_|_|_|_|_| ◆
◇ `u-u´ ◇
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆<>
パーウ ◆6.vLQ.PAAU<><>2010/01/01(金) 22:01:25.37 ID:RwfwexAo<>規制のためこちらにて。<>
パーウ ◆6.vLQ.PAAU<><>2010/01/01(金) 22:04:26.24 ID:RwfwexAo<>そのうんこは、ぽつりと草原の真ん中に落ちていた。
ティガレックスといわれる竜のうんこである。
作り立てなのか、まだほんのりとあたたかみのある湯気が立ち昇っている。
その堂々たる体躯。
みごとなとぐろ。
つややかな色。
どれをとっても一級品であろう。
しかしそのうんこ、神々しいまでの姿かたちとは裏腹に、
その心は冷徹、狡猾。
>>11に対し下克上を考えていたのである。<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<>sage<>2010/01/01(金) 22:06:48.84 ID:PZOLTgAO<>イデオン<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 22:07:29.32 ID:p.3qAWw0<>ハヤシライス<>
パーウ ◆6.vLQ.PAAU<><>2010/01/01(金) 22:12:28.49 ID:RwfwexAo<>しかしそのうんこ、神々しいまでの姿かたちとは裏腹に、その心は冷徹にして狡猾。
イデオンに対し下克上を考えていたのである。
イデオンとは、言わずと知れた伝説巨神。
アムロならぬアフロが搭乗していることで有名なスペースラナウェイである。
うんことイデオンには、常人では考え及ばぬであろう並々ならぬ因縁があったのである。
〜数年前〜
イデオン「>>14?」
うんこ「なんだと!!」
<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 22:15:03.77 ID:hOFp2HY0<>お前臭くね?<>
パーウ ◆6.vLQ.PAAU<><>2010/01/01(金) 22:23:41.02 ID:RwfwexAo<>イデオン「お前臭くね?」
うんこ「なんだと!!」
・
・
・
この一言で、うんこは激昂。
うんこは修羅の道を選んだのであった。
うんこは、ただじっと耐えた。
この草原に生れ落ちる日を。
この草原にイデオンが現れるのを。
ぴくりとも動かず。
言葉も発さず。
他のものが見ればただの死体であるかのように。
何年の月日が流れたのであろうか。
うんこは、周囲の空気がいつもの草原とは違うことに気がついた。
何かがおかしい。
長い年月を草原で過ごした自分だからわかる。
1ドットのずれ。
1グラムの誤差。
常人であれば見逃してしまうような変化。
うんこは気がついた。
草原のはるか遠くに見える>>16に。<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 22:24:55.83 ID:v.QXCxg0<>ターミネーター<>
パーウ ◆6.vLQ.PAAU<><>2010/01/01(金) 22:28:28.62 ID:RwfwexAo<>草原のはるか遠くに見えるターミネーターに。
なぜこのような何も無い草原にターミネーターが?
うんこは考えを巡らせる。
ターミネーターが自分を狙っている?
それとも、自分を守りに来た?
ただの通りすがりか?
ターミネーターにはターミネーターなりの考えがあるのかもしれない。
そうこうしているうちに、ターミネーターは>>19<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 22:30:19.49 ID:hOFp2HY0<>世界を滅ぼした<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 22:32:13.16 ID:DI3wtj6o<>世界の人口を4分の1に減らした<>
パーウ ◆6.vLQ.PAAU<><>2010/01/01(金) 22:38:13.45 ID:RwfwexAo<>そうこうしているうちに、ターミネーターは世界の人口を4分の1に減らした。
どうやら液体金属型だったらしい。
ターミネーターに撹乱された人類は疑心暗鬼に陥いり、
各地で戦争が勃発したのである。
核の炎。
うんこはその惨状を見守るしかなかった。
いや、そもそも手を出さなかった。
人類など、うんこの眼中にはなかったからである。
しかし、事情が変わった。
戦火がこの草原にまで及ぼうとしていたのである。
うんこはやむを得ず、>>22した。<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 22:42:12.19 ID:v.QXCxg0<>↓<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 22:42:18.34 ID:PZOLTgAO<>サードインパクト<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 22:42:20.79 ID:DI3wtj6o<>イデオンに助けを求めることに<>
パーウ ◆6.vLQ.PAAU<><>2010/01/01(金) 22:47:40.77 ID:RwfwexAo<>うんこはやむを得ず、サードインパクトを引き起こした。
アダムはうんこの手中にあった。
アダムとうんこが接触することにより、サードインパクトが発生。
人類は母なる海へと消えた。
人類が滅んだことにより、核の痛手を負った世界は急速に緑を。
本来の姿を取り戻していった。
うんこは思う。
「>>26」と。<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 22:49:48.46 ID:DI3wtj6o<>ksk<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 22:50:39.68 ID:DI3wtj6o<>来る!イデオンが!来る!!!!<>
パーウ ◆6.vLQ.PAAU<><>2010/01/01(金) 22:56:09.07 ID:RwfwexAo<>うんこは思う。
「来る!イデオンが!来る!!!!」と。
穏やかな草原を、突如轟音が貫いた。
イデオンが降り立ったのである。
うんこは震えた。
人生ならぬ、おのれのうんこ生を振り返る。
この時をどれほど待ち望んだか。
近づく振動。
武者震い。
チャンスは一度。
ぎりぎりまで引き付ける。
冷酷に、狡猾に。
あと一歩。
あともう半歩。
うんこは、>>29<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 22:59:15.01 ID:PZOLTgAO<>赤面した<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 22:59:31.26 ID:DI3wtj6o<>イデオンソードで消し炭に変えられた<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 22:59:31.76 ID:v.QXCxg0<>イデオンと融合した<>
パーウ ◆6.vLQ.PAAU<><>2010/01/01(金) 23:04:44.47 ID:RwfwexAo<>あともう半歩。
「!」
うんこは、イデオンソードで消し炭に変えられた。
気がついていた。
いつから気がついていたのか。
草原に降り立つ際、上空からか。
草原に土煙を上げながら闊歩する際か。
イデオンは薄く笑い、炭化したうんこを見る。
残りの半歩。
イデオンは灰を踏みつけた。
…そこまでが全て、うんこの読み通りであった。
うんこは薄れ逝く意識の中で、術中にはまったイデオンに>>33<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 23:07:40.47 ID:PZOLTgAO<>イデを発動した<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 23:07:49.09 ID:v.QXCxg0<>ブレインジャック<>
パーウ ◆6.vLQ.PAAU<><>2010/01/01(金) 23:15:20.97 ID:RwfwexAo<>うんこは薄れ逝く意識の中で、術中にはまったイデオンにブレインジャックを行った。
「…ッ!?うんこ、貴様…!!」
「イデオン…お前の身体、この俺が、うんこが頂くぞ」
「やめろ、うんこ、や、…っ……」
イデオンは膝を突く。
が、すぐに立ち上がった。
そして、自分の身体の無事を確かめるかのように撫で擦る。
それは、もはやイデオンではなかった。
イデオンという名のうんこであった。
ここに、うんこによるイデオンに対する下克上はなったのである。
緑溢れる豊かな大地を、うんこは闊歩する。
時折、色鮮やかな鳥たちがうんこの肩にとまり、愛らしい声で鳴く。
世界は本当に美しい。
うんこはそう思った。
タイトル
>>36
〜おわり〜<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 23:19:17.91 ID:DI3wtj6o<>ksk<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 23:19:26.28 ID:v.QXCxg0<>↓<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 23:19:59.68 ID:DI3wtj6o<>伝説巨糞スカオン 発動編<>
うんこ ◆6.vLQ.PAAU<><>2010/01/01(金) 23:22:45.72 ID:RwfwexAo<>伝説巨糞スカオン 発動編
〜おわり〜
今宵は以上となります。
ありがとうございました。
しかし開始5分で規制を食らうとは。
どうなってるの?
くそ、うんこ。
それでは皆様お疲れ様でした。<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 23:23:25.96 ID:v.QXCxg0<>乙!<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 23:23:57.47 ID:DI3wtj6o<>乙んこ!!!<>
A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !<><>2010/01/01(金) 23:37:20.82 ID:PZOLTgAO<>乙!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 20:31:26.38 ID:9R5u2Ik0<>【01/21 (木) 20:23時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
01/21 (木)
21:00〜/ラー◆FrOEH6hXr2 氏 - ☆ Arcadia・Saber ☆ 第12話「sweet」 パー速
01/22 (金)
19:30〜/満月 ◆MOON69mNOA氏 - 神と魔術と私を混ぜると爆発する四話
<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 21:04:49.23 ID:Bfx63ik0<>またも規制に巻き込まれたので今回は此方でやります。
ていうかdokomoは永久規制ってどういうことだよ……
それでは今日も点呼からー<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 21:07:32.96 ID:uZ69N6DO<>いち<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 21:08:14.58 ID:9R5u2Ik0<>2!!<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 21:10:31.71 ID:Bfx63ik0<>
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:.:..:.:.:.:.:.:.::.:`゙'_,ニ=- ... __... . ...... ... ... . _,,._:.,...:;:;:,,..,,,_ .
、 -ー''゙゛´~ ... ... . アルカディア セイヴァー .... ...... . ... ... . ... ...
... ... . ★ Arcadia・Saber ☆
.i^i 第12話「sweet」
. i:. ! ,ヘ ,、
. ,、 |:. | i:. ! i. i /7
.|.|. .. |:.| /7 /> ,、i:. i 「! , |. | .、 「! ,ヘ/ /
--<\,l .:|;.. |././‐l|ー「レ'./ー‖|;. |ー─i-|- |:|クー─---i|‐レーー|;:.|-/7‖ー|:レ〉─〉::./─
\`ヽ|;:.../ ムィ>/.:<´ . . , |::...マ;:/〉 ^´` ト、_/:..У/ク ┴ ,ィ ./:../
... . ... \.;i:.. .::/ ^´⌒` ,ィ .〈V:::.. レ'/ ー- 、,,_>,__,/ー──./ レ'::. ムク
.:.::.:.:.:.:.:. /;il;::::::...ヽ、,,._. |.| ^´`^´`´ . . .. . :. :. :. :..:. :. :. .,. , `''- 、,/::........:::::く_,,..::.
.;:;.;:;::...シ',:'"⌒``ヾ(⌒\/ レ':〉...:::;;;;;:::..... ._,.-'' / ''''""´.:.^"⌒`⌒`` :.:
;:-一''' ..:.:/. ..:.:. ..::、,, `''''''゙^ .,. ,. . .... ... : .: .: :.:. :. :. :...:.::.::.:;:;.: .: :.:. :;:;.: .:
:,.;:.,.:;:;:/./:.:.::.:.,:. \ .::.:: `''- 、 :.:.:. :. :. :.. .::;.. :. :.,...: :;:;.: .: :. ::. :;:.:. ::;.: .: :.:. :. :::.,,... :. .::;:.,..:.:.:.:::<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 21:11:33.01 ID:Bfx63ik0<>
【人物紹介】
○主 公人(アルジ コウト)
名前の通りの主人公。インドア派な性格だが基本はしっかり者。
進んで危険なマネはしない方だが、いざとなると自ら前に出て戦おうとする。
セイヴァーランク:C
○徳川 康子(トクガワ ヤスコ)
公人の近所に住む幼馴染。退屈がキライで面白いことがあればすぐに公人を巻き込もうとする。
かなりのゲーマーで今回発表された新作ゲームのArcadia・Saberも人一倍興奮している。
親がかなりの実業家で金には困っていない。
セイヴァーランク:C
○繰良素芽 糸江(クラスメ イトエ)
公人のクラスメイト。大人しく冷静に考える性格。図書委員。
公人と康子と仲良くなったのをキッカケに3人でチームを作る。
セイヴァーランク:C
○中泉寺 秋奈(チュウセンジ アキナ)
古城ゾーンでカード荒らしに襲われ持ってたカード全部奪われたセイヴァー。
一応セイヴァーのランクは公人たちより上。その後カードは返ってきた。
セイヴァーランク:C
○吉澤 蜂華(ヨシザワ ホウカ)
カードを強奪する『カード荒らし』をしていた少女。実はSWG社長の妹。
両親を事故死したショックの腹いせにカード荒らしをしていたが公人とのやりとりで改心。ツンデレ。
セイヴァーランク:C
○雪君 緋美子(ユキギミ ヒミコ)
『カード荒らしの』の一人、蜂華の幼馴染でパートナー。
口数は少ないが冷静に状況を分析するタイプ。
セイヴァーランク:C
[切腹] 憲子(カメダ ケンコ)
半魚人に追われていたところをたまたま傍にいた公人たちを巻き込んだはた迷惑な人。
外見はちっこい姿が多いが実際は公人たちより年上。しかしちっこい。
セイヴァーランク:B
○吉澤 雄兎虎(ヨシザワ オウコ)
SWGの若き社長にして蜂華の兄。
○メフィストフェレス・ドーター
アルカディアセイヴァーのシステムを管理する人工AI。15センチほどの小さな少女の姿。愛称はメフィ。<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 21:13:02.70 ID:Bfx63ik0<>
【用語】
・Arcadia・Saber(アルカディア・セイヴァー)…ハイテク技術を結集して作られた最新型オンラインゲーム。
精神を電脳空間へとリンクさせ、そこで実際に冒険することが出来る。
・SWG …Star Wisdom Group(スターウィズダムグループ)。Arcadia・Saberを製作した世界随一のハイテク企業。
・ロッドレッド …セイヴァー(プレイヤー)が所持する基本装備。携帯電話ほどの大きさの機械で、
カードを使うことで様々な行動が出来る。攻撃以外にもモンスター図鑑などの機能もある。
・クラネスクロス …ロッドレッドと同じくセイヴァーの基本装備。全身にぴったりとフィットするボディスーツ。
防御力が高く、熱、冷気にも強い。
・デミウルゴス・ダイス…元は未開の地の古代遺跡から発掘されたオーパーツ。Arcadia・Saberのシステムのコアに
直結させることで精神と電脳世界へのリンクが実現した。
前回の簡単なあらすじ
マカラの依頼で海底洞窟に潜むカリュブディス退治に向かい、激闘の末なんとか討伐に成功し
行方不明と成っていた乙姫も腹の中で発見、保護する。無事に依頼を達成し、公人たち全員のランクが上がった。
………そんな一方では、『何か』は起こりつつあった…<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 21:13:10.39 ID:9R5u2Ik0<>亀 田が切腹になってるよwwwwwwwwwwwwww<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 21:13:48.26 ID:Bfx63ik0<>
〜遺跡ゾーン 40階〜
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. ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾヽ、:〉
. {::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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. |:::::::l:::::::/::::::::::::::::::::::::ヽ::::::\::::::}、::::::::::ヽ::::::::ヽ }:::::::::::::::i`ヾ
|::::::|::::::l::::::::::::::::::::::::::::::|,.>‐ヘ::,! ヽ::::::::::l:::::::::::∨::::::::::::::::|
. ',:::::!::::::l::::::::{::::::::::::::::::::| ,ィ'豸¨` }イ:::::∧:::i::::::Yヽ!\::::i!\
ヽi!::::::}、:::::ヽ::::::::::::W. ' ヾ゙'´ l:::/:::::!/::::::::| ヽ!}. \
\::ヽ\::',>、:::ゝ /イ:::::::::::::::::::| / }ヽ
`ヾ ヾ /::::| .|:::!:::::::::::::,' / / ふぅ…… 今日は結構深くまで来れたね…
/イ::::!_ !∧:::::::::/ / ./
i!:,ィ::`ヽ、ー >、:/-‐' ./
|:::::::::::>――--r'´\ /
|::::/ / `ー--―'
|/ /
海岸ゾーンでの依頼イベントを終え、ボク達のセイヴァーランクは全員一つ上がった。
ランクが一つ上がるだけでも能力の向上は予想以上に大きかった。そのお陰で今回訪れた遺跡ゾーンでは、
いままで20階止まりだったのに対し一気に40階まで潜ることができた。
康子「動きの切れが確かに以前より良くなってるな!」
糸江「竜宮城でのトラップの経験で罠の回避も上手くなってますしね」
公人「うん、宝箱の罠外しもちょっと慣れてきた」
地下100階まであるらしい遺跡ゾーンでの40階。流石に見つかるカードも上等な物になってくる。
今回の収穫は、回復量のかなり多い食料カード多数。補助系カード多数。
以前竜宮城で貰った虹のカードの緑色。それと>><>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 21:13:50.55 ID:siq1Amk0<>切腹てwwww<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 21:14:29.11 ID:Bfx63ik0<>それと>>55<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 21:16:31.16 ID:9R5u2Ik0<>リスキーダイス<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 21:17:56.91 ID:9R5u2Ik0<>一坪の海岸線<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 21:18:39.68 ID:siq1Amk0<>女性プレイヤーの3サイズが判明するゴーグル<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 21:29:44.93 ID:Bfx63ik0<>それと、相手の能力値を即座に見ることが出来るウェポンカード、『スペクタクルゴーグル』。
ちなみに相手が女性モンスターや女性セイヴァーの場合は3サイズや体重その他まで表示してしまうらしい。
公人「必要かなそこまで……」
康子「公人!試しにそれでちょっと私を見てみろ!」
公人「はいはい…」
カードをロッドレッドにセットし、現れたゴーグルをかけて康子の方を見てみる。
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. ´  ̄ <
/ ヽ
./ , ' ,
/ / l、 i ヽ 、 ヽ ',
, / | | / | | | ', | | | ', | |
ィイ | .斗/―l! 、! ! j l.-┼ 1 | | | |
/{ { :| rjィテbミj / リテ云ア .| | N
/ .Vミ. | | ∧.トヘ爿 ト 爿'| l| |∧ ・徳川 康子 ・セイヴァー
/ / ヽ. {l| |/ 弋Zリ 弋Zリ ! l| ∧∧
/ / ヽ.! | l/l/ ' l/l イイレヘ. ',
. / / | |` 、 r- ァ /〉| ', ., セイヴァーランク:C
/ / ヽ | >r‐ 、 ー ' //〉.| ! |
/ ヘ! r':ヽ `ー ' .イ リ | | ○所持カード
/ ,.. -―ヘl: lヘ、 .ク` 、 | | モンスター:2枚 アイテム:18枚 ウェポン:1枚
/ /: . : 、: . :`ー:ゝ、 イ . : . ヽ. | |
./ ハ: . : . :ヽ: . : .{: l: lTT: l: . : . l: .ヽj .! 3サイズ:>>59
{ ', . : . : V:./ヽ:LLL:ヘ: . :.:.|: . : ヽ. |
', ',: . : . :ヽ{ /: . : . : .}: . : .! . : . : \
ヽ ヽ: . : . :.| j: . : . : . l: . : .:| . : . : . : ヽ
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以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 21:30:42.68 ID:9R5u2Ik0<>100
100
100<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 21:36:42.94 ID:uZ69N6DO<>デスサイズ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 21:40:58.29 ID:9R5u2Ik0<>B72 W56 H66<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 21:41:51.34 ID:siq1Amk0<>71、49、74<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 22:18:02.78 ID:Bfx63ik0<> .: : : : : : : : :: :::: :: :: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r:彡ミヽ:;;)ー、 . . .: : :一気に重くなった中でやっと書いたのが何故か消えた……
/ ::/::ヽ、ヽ、 :::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ ::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 22:19:36.61 ID:9R5u2Ik0<>なんてことだ……<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 22:26:20.07 ID:uZ69N6DO<>ご愁傷様です<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 22:29:29.86 ID:Bfx63ik0<>
ピピ…
公人「上から72,56,66か…平均はどれくらいかは知らないけど、まあ普通なのかな?」
糸江「そうですね。康子さんの身長からスルトちょっとどれも小さめですが」
ふとゴーグルを外しながら、竜宮城で緋美子と並んで歩いていた康子の線の細さを思い出す。
暴れてばっかりだけど、やっぱりこの中では彼女が一番華奢なんだな…
と、ぼんやり思いながら、ゴーグルをカードに戻した。
糸江「さて、ランクが上がったお陰でここまで潜れましたが……」
公人「うん、流石に出てくるモンスターも強くなってきてる。正直、
手持ちのモンスターだとちょっとこのままじゃキツイかもね」
トラップの数の増加に、更に強力になってくるモンスターたち。
正直なところ、いまのままの戦力ではこの先も進んでいくのはちょっと危ないと思う。
公人「まあ、一応そんな中で見つけてはいるんだけど…」
言いながら、僕はカードを一枚取り出すとセットする。
バシュン!
『クピー!』<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 22:34:02.28 ID:Bfx63ik0<>
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,.y
iiiii、,_ .,_,_....lレjl
`!|lll|ll|llッ、_,,,,,iiill|||liiijlィ,゙|
゙゙ll|i/'";;;;;;;;;;;`゙'!!くillj !
,,,l丶.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙''''''''''、
,, ri : ,i/ljlゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;iミ、
,_,.... -ー'''''゙゙゙ ̄ ゙̄ゞ..,,l、 .__,,,,,,....,,./ ''゙´´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.liiゝ i,、 ★ベビードラゴン★
ィ'''゙゙´;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ. '.l|l||l|||lll!'/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,:ー;;:..、;;;;;;;;;;;;;;;;゙'ヘ/;;l'''- 、
`'''''―--...._,;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ, .`゙'!'T..|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::: ,゙,,:::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;゙''゙" l 種族;幼竜
゙'i;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ __,,,,,_ヘ、;;;;;.;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;! l::'':/;:;:;:;:. , | MLV;14
/;;;;:;:;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:゙!ィ;;;.i./ ;;;〃‐;;;;;;.,i;;;;;:;: `'''''" ⌒ l 属性:火
ッr、,,,_ .!;;二`-┴i___,,,,,_;:;:;:;:;:;:;:;;゙'i、;;;;;;l゙;;;;;;;;;;;/;::: ::::、 " _,,,,,,,,, '"
;゙'.lll/フll/ ̄~゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙´....;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.....;;;.;`'''-.;;;;;;;;;;ヽ.;.゙'―イ;.!:::::;:; ィ―-- ......,,,,......y'/"´ ・卵から孵ったばかりのドラゴンの幼体。
ヾl|j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;........;;;;;;;;;;.;./ ゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./ ;;;;ヽ、;:;::::`ti,;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;~ヽ 人懐っこい性格だが、小さくてもドラゴン。
`'-,;;;;;;;;;;;;;;;;;...; ;;;;;;..;../ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'--''リ´゙゙''-、:::`'ミ,; ;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ 口から吐く炎のブレスは中々の威力。
`'-、;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;./ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!::;:;:;:;:;::`'-、`' !.、;..;;;;;;;;;;;.,}
.`''-,,.;:;:;:;:;:../ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l : : : : :::,i''リ'-、`'-|ii,,,,r‐./ 戦いを繰り返せばいずれ成竜へと成長するが、
`''-../;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ _,..il,,...l_、 `'―-‐'゙゛ 育て方によって成るドラゴンは変化してくる。
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.! .,,/゛ .`゙''-.i、.,,,
: !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;~'-_;;;;;;;;;;;;;;;゙ヽ......,,.::::: :::::;:;:;:゙ッ;;|、
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ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 22:37:14.93 ID:Bfx63ik0<>
この階層のとある部屋で見つけた、一つの卵。手を触れようとした瞬間、
殻を割って飛び出してきたこの小さなドラゴンは、一番近くに居たボクを見た瞬間に懐いてしまい、そのまま仲間となった。
_ ,. -=─‐--:.、_ , __
,.ィ'´::::::::::::::::::::::::::::'::´::丶 ̄`丶、
, ':, '.:::::::,:::::,:::::_,:::;:::::::::::::::::::::丶 ヽ
'.:/::::i::::/ィ, ‐'´ '" レベ::'、:ト:ヾ、:ヽ
'.:il:::::|:::i7 ` `ヾ ト!::::i
,':::il:::::|:::,」. -─- 、 __ |:::::::l
,'.::::!| :::|:::|| _,_ 、 ´ `ヽ!:::::::|
,':::::ムi::::|!::K ヒ'_` ィ=ュ、 ,|::::::;i!
,'.:::::ゝヤ::!:::| ー '′ ヒツ ソ|:::::;'|! この子、育て方次第で成竜が変わるんですよね
,'.:::::/.:∧:|:::i _, /,イ:::,'i||
. ,'.:::::,':::,'::∧i:ト丶、 '´ ' ,.ィ:';::!:/::|||
. ,.::::::;::::;:::,'イハi::::〉、丶. __, ィi:'|:::lイ::;∧::!|i
,.::::::,':::,:::,::`i∨く. \ ア,:|:l::!:::ハ:/:;ィ'::!l|
,'::::::;'::::,::,':::〈:::{:::ソ、 ∧く. i::!|::!〈:::,':::;リ:::!l|
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/ ヽ
./ , ' ,
/ / l、 i ヽ 、 ヽ ',
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ィイ | .斗/―l! 、! ! j l.-┼ 1 | | | |
/{ { :| rjィテbミj / リテ云ア .| | N
/ .Vミ. | | ∧.トヘ爿 ト 爿'| l| |∧ 私だっら>>68がいいな!
/ / ヽ. {l| |/ 弋Zリ 弋Zリ ! l| ∧∧
/ / ヽ.! | l/l/ ' l/l イイレヘ. ',
. / / | |` 、 r- ァ /〉| ', .,
/ / ヽ | >r‐ 、 ー ' //〉.| ! |
/ ヘ! r':ヽ `ー ' .イ リ | | え、どうせなら>>70とかがいいと思いますよー>
/ ,.. -―ヘl: lヘ、 .ク` 、 | |
/ /: . : 、: . :`ー:ゝ、 イ . : . ヽ. | |
./ ハ: . : . :ヽ: . : .{: l: lTT: l: . : . l: .ヽj .!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 22:41:27.64 ID:9R5u2Ik0<>上島竜兵<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 22:43:08.21 ID:uZ69N6DO<>キングギドラ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 22:47:39.81 ID:uZ69N6DO<>キングシーサー<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 22:48:09.58 ID:9R5u2Ik0<>仮面ライダー龍騎<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 22:48:46.17 ID:siq1Amk0<>竜 雷太<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 22:57:46.60 ID:Bfx63ik0<>
〃 \
/: / , | ヽ
,': / ..:/ |: ! ヽ \: ヽ \ハ
|::. ,'::/ .::〃:/.::| |:::.│ ::',:│ い : l │|
l:::/:| :| /:::,'::l ! .::| |::::│ :::|:│:!: | |: │ |│|
レ' ::| :| |::::|;⊥:| :;イ:: j|::::│::: l|⊥:!: |- | |│|
∨::|/| l'´W|/l\!: /| : ∧/l∧:|:∧! :| |│|
《∨lf゙| |〃ラ刃ひト' l: / ィi刃ひトヾl| :j::│|│
/`《〉{^| /ヾ{:! :::::j | j/ {:!::::::j |〃l| :/: / W やっぱ竜といったらキングギドラだろ!
/ /::/\ヘ小 V辷ソ V辷ソ /| :,': /: ∧ /)
/ /::/ ヾV∧/// , /// ,'|::|/::∧/:::::V /
. / /::/ __| l小. ,、__ 、 ,小//レヘ::: / / ゴジラシリーズでなんどボス役を飾ったか!
/ /::/ / : | l::| ゝ、 ( ノ イ:::| l ̄>ーVヘ〈\
/ /::/ / | l::| く_ > _ _. イ勹|:::j/ / ーイ⌒ヽ \\
. / /:://∧\ ヾl:|. ∨\  ̄ ノ/ |::/ { {/⌒ヽ }:!: ',
_ ,. -=─‐--:.、_ , __
,.ィ'´::::::::::::::::::::::::::::'::´::丶 ̄`丶、
, ':, '.:::::::,:::::,:::::_,:::;:::::::::::::::::::::丶 ヽ
'.:/::::i::::/ィ, ‐'´ '" レベ::'、:ト:ヾ、:ヽ
'.:il:::::|:::i7 ` `ヾ ト!::::i
,':::il:::::|:::,」. -─- 、 __ |:::::::l
,'.::::!| :::|:::|| _,_ 、 ´ `ヽ!:::::::|
,':::::ムi::::|!::K ヒ'_` ィ=ュ、 ,|::::::;i! いえ、ここはあえて龍騎でいきましょう
,'.:::::ゝヤ::!:::| ー '′ ヒツ ソ|:::::;'|!
,'.:::::/.:∧:|:::i _, /,イ:::,'i||
. ,'.:::::,':::,'::∧i:ト丶、 '´ ' ,.ィ:';::!:/::||| 数少ない死んだ主人公ですし
. ,.::::::;::::;:::,'イハi::::〉、丶. __, ィi:'|:::lイ::;∧::!|i
,.::::::,':::,:::,::`i∨く. \ ア,:|:l::!:::ハ:/:;ィ'::!l| 作者はお祭りの千本くじで2連続で龍騎のフィギア当ててますし
,'::::::;'::::,::,':::〈:::{:::ソ、 ∧く. i::!|::!〈:::,':::;リ:::!l|<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 23:08:47.99 ID:Bfx63ik0<>
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l:.ト:.l:.:.:.:.:.l:.:.:.ll:./‐ナ‐弋:.:.:.:./ !'‐弋ナ┼|:./ト:.:.:.:ト、、
l| ヽ',:.:.:.:.',:.:.:!'rfぅ:ヾ` ヽ/ '´{ぅ::ト ナ':.:.! }:.:.:| ``
ヽ ヽ、:.:{ ト、',` ゝ‐'  ̄` /:.:.:.l':.l:.ト}
ノ:.:ト|:.:', , イ:レ:.:|:∧! いや、育てるのはあくまで僕だし、
|:/|:.l:.:\ U _ {:.:.:.:ハ' 実際成長してそれになるかはわかんないでしょ
l' !ハ:.:.: x ´ ,ィl:.∧! あとフィギアも既にダブリだったし…
_,.Y `丶、 , ' /'l/
r==≦ー 、 ` ー ' / \
〃´  ̄ヽ`ヽ / ` <,ヽ
, ' ヽ ヽ / } |丶、 このゲームだと本当にそうなるかもしれないから怖いけど…
/ l ヽ`ー- .._ ,. -‐ '"_.ノ⌒! ヽ
ベビードラゴン「クピピー!」
公人「……本人もイヤだってさ。とにかく、今日はもうコレくらいにしてセーブしとこう」
糸江「そうですね」
康子「じゃあまた明日だな!」
公人「あ、悪いけど明日はまた両親が帰らないから買い物する。もしかしたらこれないかもしれないよ」
康子「む…そうか…まあ、とにかく今日は解散だな」
糸江「ええ、では、とりあえずまた明日学校で」
―――――――――翌日 〜商店街〜
公人「えっと…今日買うのは…>>76」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 23:13:49.03 ID:uZ69N6DO<>デスノート<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 23:15:40.84 ID:id4v9tk0<>カレー味のラムネ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 23:17:01.06 ID:id4v9tk0<>↑<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 23:36:52.15 ID:Bfx63ik0<>
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. |:::::::l:::::::/::::::::::::::::::::::::ヽ::::::\::::::}、::::::::::ヽ::::::::ヽ }:::::::::::::::i`ヾ
|::::::|::::::l::::::::::::::::::::::::::::::|,.>‐ヘ::,! ヽ::::::::::l:::::::::::∨::::::::::::::::|
. ',:::::!::::::l::::::::{::::::::::::::::::::| ,ィ'豸¨` }イ:::::∧:::i::::::Yヽ!\::::i!\
ヽi!::::::}、:::::ヽ::::::::::::W. ' ヾ゙'´ l:::/:::::!/::::::::| ヽ!}. \
\::ヽ\::',>、:::ゝ /イ:::::::::::::::::::| / }ヽ
`ヾ ヾ /::::| .|:::!:::::::::::::,' / / えーと、牛乳は買った。豚肉とニンジンとしいたけと玉ねぎも……
/イ::::!_ !∧:::::::::/ / ./
i!:,ィ::`ヽ、ー >、:/-‐' ./ あとは…カレー味のラムネ? たまに変なの好きだよな父さん…
|:::::::::::>――--r'´\ /
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|/ /
とりあえず目的の物はあらかた買った。帰ろうと踵を返した時……ふと、一軒の店の前で立ち止まった。
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
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l| ヽ',:.:.:.:.',:.:.:!'rfぅ:ヾ` ヽ/ '´{ぅ::ト ナ':.:.! }:.:.:| ``
ヽ ヽ、:.:{ ト、',` ゝ‐'  ̄` /:.:.:.l':.l:.ト}
ノ:.:ト|:.:', """ , """ イ:レ:.:|:∧!
|:/|:.l:.:\ _ {:.:.:.:ハ' あ……
l' !ハ:.:.: x ´ ,ィl:.∧!
_,.Y `丶、 , ' /'l/
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〃´  ̄ヽ`ヽ / ` <,ヽ<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/21(木) 23:41:29.30 ID:Bfx63ik0<>
カランカラーン
店員「いらっしゃいませー」
扉を開けた瞬間、甘く香ばしい匂いが鼻をくすぐる。
以前もこのパン屋に立ち寄って…蜂華と会った。まあ、そのあと万引きに間違えられ犬に追いかけられたが。
ぐるっと店内を見回してみる。が、どうやら今回は彼女は来ていないようだ。
公人「そういえば……」
ふと以前の時を思い出して、並べられたパンの中の一角に向かう。
公人「メロンパン……今日は売り切れか」
店員「あー君こないだ常連の子と一緒に居たね。彼女メロンパン好きでねーいつも沢山買ってくるんだよ」
公人「へぇ……」
店員の言葉に頷きながら少々思案する。
公人「………小麦粉も、買ってこうかな」
そうして、ボクはパン屋で適当にパンを数個買って、帰り際小麦粉とその他もろもろも追加する。
そして、家に帰宅すると――――
公人「さて、と………」
台所にざっと調理器具を並べ、服も着替える。第一話の最初以来で忘れられてると思うが、ボクの趣味でお菓子作りがある。
もっぱら自分で作って自分が食べる為だったが……
公人「……食べさせたい、って思ったのは、初めてかも」
少し照れくさいと感じながらも…とりあえずボクは調理を開始する。作り方はネットで大体調べてある。すると>>81<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 23:45:15.36 ID:9R5u2Ik0<>爆弾が出来上がった<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 23:48:18.19 ID:uZ69N6DO<>砂糖と塩を間違えた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/21(木) 23:50:48.47 ID:9R5u2Ik0<>ガスもれ<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 00:06:32.52 ID:XdtSqSY0<>
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l:.ト:.l:.:.:.:.:.l:.:.:.ll:./‐ナ‐弋:.:.:.:./ !'‐弋ナ┼|:./ト:.:.:.:ト、、
l| ヽ',:.:.:.:.',:.:.:!'rfぅ:ヾ` ヽ/ '´{ぅ::ト ナ':.:.! }:.:.:| ``
ヽ ヽ、:.:{ ト、',` ゝ‐'  ̄` /:.:.:.l':.l:.ト}
ノ:.:ト|:.:', , イ:レ:.:|:∧! えっと次にグラニュー糖を表面に……ん?
|:/|:.l:.:\ _ {:.:.:.:ハ'
l' !ハ:.:.: x ´ ,ィl:.∧!
_,.Y `丶、 , ' /'l/
r==≦ー 、 ` ー ' / \
〃´  ̄ヽ`ヽ / ` <,ヽ
順調に調理が進んでいたそのとき、ふいに鼻に妙な匂いが入り込む。
この匂いって……
公人「っ!ヤバッ、ガスもれしてる……!?」
慌てて窓を開けて元栓を締める。朝に朝食を作ったときに使ったのを忘れてたんだろうか…
とにかく、いろいろと騒がしいこともありながらも、なんとか完成はした。
:.:.::::::::::::: |:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', 【味見】
:.:.::::::::::::: |:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:/:∧:.:.:.:/!:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
:.:.::::::::::::: |:.:.:.:.:∧:.:./l/ ヽ/ .|:.:.:.:.:,イ:.:.,イ:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
:.:.::::::::::::: |:.:i、:.!-∨ニ二 ̄` !:.:.:./ |:.:/_|/:.:/:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.|
:.:.::::::::::::: |:.:| ヾ,イ艾ハヾ ` |/ |/ `Y:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.i:.|
:.:.::::::::::::: |:.:.l. 《 {':::,、} イ弐ヽ |:.:.:.:.:.:./!:.:.//
:.:.::::::::::::: |:.:.ヽ.` ゝ―'- .|:::::} .} /:.:.:.://// ……うん、初めて作った割には上出来かな
:.:.::::::::::::: |:.:!ヾ └-' " }:./
:.:.::::::::::::: |:.:ヽ U `> ./:.ヽ けどまだ普通すぎるからもうちょいアレンジしとくか…
:.:.::::::::::::: |:.:iリ ' /:.:.iリ
:.:.::::::::::::: |/ ,ー、 /:.:.:/
:.:.::::::::::::: | {{ ヽY´{.:.:.W
:.:.::::::::::::: | \ 》、、 i}. |/
:.:.::::::::::::: | `>‐- ' `ー{`ヽ
:.:.::::::::::::: | / ヽ \
:.:.::::::::::::: | / \ ヽ、 ……問題は、作ったは良いけどどう渡すかだけど…
:.:.::::::::::::: | {ヽ_. f`ヾ }ヽ
:.:.::::::::::::: |\ ` \`ヽ | } | }ヽ<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 00:10:13.73 ID:XdtSqSY0<>
――――――同時刻、緋美子宅
__, -──- 、
/ / `ヽ
/ ,' \
/ ! / / , , } ヽ ヽ
,' │ {, 'i ィレ'レ| ハ ハ ! ハ
,イ | |‐‐‐-、 レ' _ム__!_i/ ! }
~ レ、 i ,ィ≠、 ___ }ノノ}ノ
N,ヘ V:rソ {!::jテ//
` レヽ ! ̄ ' └' // ………そういえば、蜂華
`ヘ |>、 ‐ , イ/
,∨- ≧ー≦´W
,<ヾ、 \ニミ! `¨ヽ__
/::::\ , ――┘、/, ―‐┤
/::::::::::|  ̄ ̄ ̄ iー 'i , !、
/::::::::::::レ┐ | | { l
〈:::_/::{ ].メルブラ| | └,ヘ
/::´::::::::::>ー' │ ! !::}
{::::::::::/::|_____|_|_, ---':ソ
, -――― - 、
/ /'ー-、
/ / \
/ _ -‐/'´ | l ヽ
/ / ∠--/ { l ヽl l
l . : |/_, =、 \_ヽ l
|:l: : :l} f frチ zャ 、_ | l
V: : ノ ゞ' , fr' チ丿 / / l
V::{ :::::: `¨´::::: /. /} , んぐ?
__ ハ:ヘ ー-{ /. // / /
/ 〉 /_ l:. ト /!: /イ: : / どうふぃは ふぃみこ
∠r 7 ̄/ヽl Vハ::.\__ イl/: :/イ/
/ _ノ{ l//::::i l/>-、/__/ /: : : //: /
/ ̄〉 ハ{ l:::::::} | // / _ {: :ルイヘ{
/ 「 ハ ハ }:::::j { / / ̄i´_丁二>、_
l V ハ ハ }:://) /f r┴‐、 \ \ | >、
} \ ハ }¨/´  ̄{ 」_f― 、 \ ヽ V /|
| ≧=彡 ̄厂弋 {_廴 ヽ _ ‐ |/ l
/ // /廴_≧二ノ ´ / /|
<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 00:13:22.42 ID:XdtSqSY0<>
/ ヽ \ \
,' / / l \ ヽ
! / / / ,' | l ハ ヘ、ヽ、_,
. | ! l l / / ,イ ! i ! l ヽ ',` ̄
. l | l l ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l
ノ | ! │ | /_// // / ,' ∧ / | / j l│
ノ l ァ| |尢/‐=乞t/ / /∠ニ「厂! / ,/ / リ 喋る時はちゃんと飲み込んで…
イ 八{´l !|<f{矛:下 ' イ孑代フ イ } /
. Vハ | r';;z j r';;zリ /}, '//
ヽ ', |  ̄ ,  ̄ チ' /
`ヘ lヽ _ 厶 ./ こないだのゲームだけど、>>87
', {.代ト、 , イ | /
\_'i| > 、 _ , イ/ V l./
/ ヽj {`ヽ ′
. _ / 「´ ヽ} \
_, -‐ ´ l‐--‐、 _ -‐ | ` ー- 、<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/22(金) 00:16:33.51 ID:b9hSN2DO<>もう二度とやらない<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/22(金) 00:21:00.48 ID:b9hSN2DO<>もうアレ無しでは生きられない<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/22(金) 00:22:41.98 ID:XamHpks0<>あの誘拐イベントは何か問題に発展しないんだろうか<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 00:44:45.21 ID:XdtSqSY0<> __, -──- 、
/ / `ヽ
/ ,' \
/ ! / / , , } ヽ ヽ
,' │ {, 'i ィレ'レ| ハ ハ ! ハ
,イ | |‐‐‐-、 レ' _ム__!_i/ ! }
~ レ、 i ,ィ≠、 ___ }ノノ}ノ
N,ヘ V:rソ {!::jテ//
` レヽ ! ̄ ' └' // 以前の海岸ゾーンでのイベント、結果的には無事に出来たけど、
`ヘ |>、 ‐ , イ/
,∨- ≧ー≦´W やっぱり最初の参加者を拉致するのは問題になるかも
,<ヾ、 \ニミ! `¨ヽ__
/::::\ , ――┘、/, ―‐┤
/::::::::::|  ̄ ̄ ̄ iー 'i , !、
/::::::::::::レ┐ | | { l
〈:::_/::{ ]. Fate | | └,ヘ
/::´::::::::::>ー' │ ! !::}
{::::::::::/::|_____|_|_, ---':ソ
, -――- 、
/. : : : : : : : : : :´`ヽ、
/. : : :/: : : : : : : : : : :ハ:i
/: :/: : /: : :/:-―:x: 彡イ/l:l
/ィイ: :〃: : :/斗ャf_ ∠ -、l:| (ごっくん)ああ、確かにアレはもうゴメンだな
r'´/: ://: : :/ ゞ' f:ヤV.:l
/ l/lリ7: : : l U ノ` 7.:/ ぶっちゃけ相手の強さどうこうより普通に怖かったし…
/ ノ、l |: : : | 、 -‐, /.:/
/ / l入_[ぅ: :i| \ ` //イ
/ / ノノヘ:l:〕 T壬く厶ィァヘ _ けど、まあ向こうも今後は色々と改善していくだろうさ
/ / />/ル〈レ―-、/ ノ //ー、/
, lーく7| | / / // / \
/ /、 |l l / /|l :' - \
l /l l ! | V / / _」|l \
| /| | l レ' 二二 Vリ,二二二 -┘l _ \
l //-一ァレ'´ 弋r宀くノ \  ̄ / へ、
<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 00:47:51.32 ID:XdtSqSY0<> -─、─- 、
/':´: : : : : : :ヽ: : :.`ヽ、
/ . : : : : : : : : . :.ヽ
. /, : : , ' /: ! 、 i : : . :ヽヾ:!
. }': : /:i :!: : i: :.',: : :.i ; :,!: : : ',: ゙i
/.: :/: : :i:ハト、:i : :', : :,!i ;イ: : 、: ': :ヽ
',: :,': :〃‐弋‐ 、ハ :/レ'木:、: ; : :V:!
ヽ!: /'、くでjl` ソ´ イJ}`y〉: ; : }リ それにしても貴方、本当にメロンパン好きね…
N: : :ゝ` ´/: :リ:./
V: : : :≧ ' ∠; ' : :i'
ヾ: :、ミ、  ̄´ ,イ:":/,':/
`\:、:i> _ イ〃/'" 10個買って10分でほぼ完食しちゃうし
, -ソ ド、
/ ヽ/スrヽ / ` ヽ、
r_'´ // //、ヾ `ヽ
/. : :`ー-、/ ' / ,レク、ヽ , -‐':´:`\
/:::. : : : : : ::::l "/ヽ` l !:::: : : : : : :::::ヽ
. く_::::.: : : : : : : ゙i {;Y;} レ:::: : : : : : : :::::::i
蜂華「すみません。昔から好物で……けど、最近は流石にちょっと飽きもしてきてますが…」
_,.. -─- -─- .._
/´ -‐-、'´_ ` 、
/ ` \
. ' / ハ ヽ
. / /,ィ ' 、\ 、 ,
' /// / ,/ \ ヽ ', i ,
' , //´ // _,.. -‐\ ', i ! :i
. i i l/ // /´ _,. ‐くj ヽ,. ! :! :|
│i | レ'´ ̄ ' { rァリ , i ! :! だから最近は……
. ! l l トr'7rハ >'′ i ! :! j
,.! i ヽ ヾソ ,. """ | i :! ,.ィ
.. 、 ! ハ ` | i / / リ 手作りのも食べてみたいなって、思ってるんですよ
ヽ i :!\ -‐ ´ ,.ィ , /ハ.∨
.. ヽ!、ゝ ` ._ /_/ /〈 、\
\丶 「f‐-t ´¨´//ヽ.ト、 丶,ゝ
` ! ',. } _,. -リ 丶、|
丶ゝノ-‐ ´ リ <>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 01:00:04.90 ID:XdtSqSY0<>緋美子の母「あら、それじゃあ今度、私が作ってみようかな」
緋美子「じゃあ私も手伝う」
蜂華「フフ…ありがとう」
穏やかに時間が過ぎる夕方の時間。
そんな中でで、蜂華は緋美子の言った以前のイベントの事を思い出す。
蜂華「(色々とあったが、まあランクアップにもなったし……アイツにも、会えたしな…
そういえば、バケモノの腹の中では思い切り殴っちゃったけど、やりすぎたかな?
たぶんアイツの事だからわざとじゃなくてたまたまだっただろうし…口から血まで出してたな…)」
カリュブディスの体内で起こったふとしたことを思い出し、若干顔を赤くしながらも段々後悔してきた。
今度、プレイで会った時は謝っておこう…そう思ったそのとき……
……………ふと、違和感に気付いた。
/ , i ヽ
/ / /l /\ U ',
/ // // \ ',
, /' /' ヽ ', (あれ……そういえば…なんで、あの時血が出たんだ?)
, /′ / , -― ' ヽ: :. l
! :/- ―x' ィ ´ ヽ ! l: . : :.|
:| :l zr ,= 、 乂.' ノ l: : : ::l (Arcadia・Saberではダメージはあくまで電撃でしか現れないはずなのに……?)
! l :ト. ゝ.'ノ , ´ l: : . : ::l
| l: :',ヘ ´ 〈、 |: : : : ::/
l : : : トヽ _ - /}: : : :j/
|l丶:ト、| ト 、 ー //: : : :イ
|! l:| | l:>-、 :´ /イ.::´: :トヽ
:! '| l /: ハ: :.| //´ヽト:.ヽ \
| /'´| lV} /´ ∨`\
, -'´ V<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/22(金) 01:01:17.17 ID:XamHpks0<>え…<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 01:05:10.40 ID:XdtSqSY0<>〜海岸ゾーン 竜宮城〜
/ / , イ :ト、 ヽ \
/ .′ / | :| ヽ ヘ ヽ
,′ :{ 〃 レ 、| ヽ ',
. ′ .| 厶 '" | : :「` ー-', ..,|:. i
. i : :|: . ,′ j! ! : :L.. り |: . l
l : : :|: /ァ;ォュミ,│ | . : | ,ァf'切乏ト、.|: : . |
| : : :|y;ハ,ノj豸` l : : |' 偽ィ::;リ j/’: : : | さあ、乙姫様
| : : :| ` マf螽└- ┴‐┘ 螽rzタ ,': : |
| ,. ヘ、 : : : \ ¨´ /: :/| /\. |
'" | \|`ー- ヽ'' " ' " " /イ:. : :レ': : ハ/ おやつですよ〜
| .:ヽム. r‐- , ,′:. : : : / |
/l : : :`: . ヽ _,ノ ,.イ .': : : / i
/ ∧ : :|: : :|:l::...、 ,. <::::j/: : . / !
. / / ', |: : :|:|: : : |:ス_7- 、从ノ_/: / | i
/ / ハ |: : ;Lr‐,.=ノ/ }'^Y/ 〃 _」 _ヽ
i-、'、 '; _,,....,,_ /,. ;'-;
ヾ''' ヾ、!, '" `' .、//'´ 'ー;
'-´.,,_, ' , ,、 、 , ヽ _,,.ゝ
,' ,' /_/l / ヽ__l',,,,', , ',
i /! /l/ .!' ´ヽ!ヽ!、 i. !
,'!'、l/., --、 , --、 ヽl`;i おう!今日はなんだ!?
', !,,i i,,.!ノ
/ `ー', | ̄ ̄ ̄.l .,'‐' \
 ̄!_ /'.、. ', ,' .ノ'、 __i`
l,.',. ‐'´`i‐r--- r'i`'‐ 、ヽ! >>94ですよ〜>
,.ィ' ,'、`ー 'ノ、 ヽ,
_ ,. '´ ,.! / `"" .ヽ _ /,. ヽ
i´ `,. '" ヽ,,.イ i´ `´ _ノ
`ー' ! ヽ,_ノ´
i |<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/22(金) 01:05:53.57 ID:XamHpks0<>ドドリア<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/22(金) 01:09:48.33 ID:b9hSN2DO<>海ぶどう<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 01:18:06.83 ID:XdtSqSY0<>マカラ「近くで採れた新鮮な海ぶどうですよ〜」
乙姫「おー美味そうだな!イカ娘、お前も一緒に食べよ!」
________
. ´ __`丶_
/ ,. ´: : : : : : : : :` 、
/ | /: : : : : : : : : :、: : : : : : : \
/ | ./ : : : : ト、: : : : : ∧: :、 : : : :!⌒
/ :| /: : : :∧ ,:|--\ : / ‐∨、\ : |
. / ' /: : : : :|/、| ` |: V
` =ニニニV : : : : : | ,x=、 Vハ
{ |: |: |: : :| ,x==、 〃 V| 乙姫様のご命令なら喜んで〜
'. j : ム:|∨:| 〃 ____ /// }|
∨: :{ r|: : :l/// r ´ \} ハ、
/: : : ヽ|: : :| | ノ /: : : :\
_/ : : /: :/ : : ト ._丶 __ . イ: :{ \:_:_: :ヽ
/ : : : : :,.一': :_/: :x'⌒\l|`ヽ、: : ト、: ヽ |: :|
┌―一': : :/ ̄/: : : :/: : / }} } \ | }: : } |: :└┐
|: : : : : : :/__,/: : /| : / ,.イ{ !\ \ ヽ: ヽ  ̄]: :|
/: : : : | ̄ |: : :_:_;∧__|f二yイ |: 〉 V( ー' )、〉 : 〉 く : : :\
海の底、数多のトラップと巨大蛸と青い肌の悪魔達に守られて、タイヤヒラメが今日も舞い踊りながら、
その城の主とその側近たちはゆったりと過ごしていた。システムメンテナンスなど、
セイヴァーが来ない時間はこうしてモンスターたちも普通に生活をしている。
乙姫「むぐむぐ〜ところで、マカラ、最近なにか気になることは無いか?」
マカラ「? 気になること、ですか?」
乙姫「たとえば、>>97」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/22(金) 01:24:27.45 ID:b9hSN2DO<>赤潮<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/22(金) 01:25:43.24 ID:Ni.Hy2.0<>政権交代とか<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 01:40:43.27 ID:XdtSqSY0<>乙姫「たとえば、政権交代とか〜」
マカラ「そうですねぇ、いまのところそういうのは……
あ、もしかして乙姫様私にこの城とゾーンの所持権限くれるんですか?」
乙姫「いや、そういうつもりは毛頭無いが。まあ冗談はこれくらいにして……
マカラ、最近、お前たちは自分自身の感覚というのをどう思ってる?」
. : ¨ ̄ ̄>、
/: : : : : /¨ ー<.iヽ.
/ / : : : : : : :i: : \
/: : : : . ./.z∠_./ : |: : : : i
/: : : : : :// /: :.イ: : :_/. .| : :|
.′: : : : i/ァzL./ !: : /「`T !: . |
|イ:..:.:..: {! 翅シ` L:_L_| /| l : : : . ! 自分自身の感覚…ですか?
}:.:./\l 翅iナj/: : : : リ
小{:. :.ト、 ノ_..: : .: :/
ハ: : :| ` ... __ フ_.:イ /
.′| : : :| |:. ̄|: : .:/ ′
l. :∧: : :! |:.:.:.|: : :{
!./ ヽ. :l |:.:.:l: :/ |
乙姫「…この頃な、私は自分が随分と現実っぽくなってると感じるんだ」
イカ娘「どういうことでゲソ?」<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 01:46:11.59 ID:XdtSqSY0<>. i ,.......-‐‐‐-......., , ,
. ヽ、| .,..::':::;:::::::::; 、::、::::::::`':.、 / /
,...-v':::;:'::ィ::;イ::/ ヾ::i、:i:::i::::、:'、/
,...::'~::::::;';'::,t:A;.'、!/ ヾ!,';l';-!::::i:::';:::`'::..、
. '‐/:::::::::ィイ::イ!ri'O;;.i "iO;;、tlヾ:|::::}、:::::::::、'、
'‐''!:/l/!' ''l { lllll ! l.lllll }. i ' r‐、 '.、;-ヾ
' .{ { | `'''´ `''''´ i`.! ゙ 私たちはあくまでゲームの中のキャラクターだ
`'-.! i´ノ けど、そのゲームの世界をよりリアルにするため私たち一人一人に
/::', ,' ̄ ̄ヽ .,'ヾ、 それぞれ人工ではあるが自我、人格が作られてる
. '-:::::::;'ヽ、 ' ‐‐‐‐' , 、':::::::`、
!‐;:/ ` 't- ... - r '" '、:; 、!`' だけど最近、その自我の感覚が日に日に鮮明になってる気がするんだ
' ,..:'、 !、 '
, ' ヾ`;ー.......':)、 私だって、作られた始めはこんなにお前と普通に喋ろうと思ったこともなかった
/ヽ  ̄ ヽ この間の怪物退治のイベントも、もっと業務的な感じになるはずだったのに…
, ':::::::i i:、
,.'::::::::::::! i::', 私たちだけじゃない。他のモンスターたちの人格もたぶん成長してるはずだ
. /::::::::::::::i .i:::'、
/:::::::::::::::;' |:::::',
__ ,. ---- 、
.. ァ: ¨:,∠:_:} ,..、 く ,. --- 、 \
,. ´ (: /::: : : :`: く::::l:\ `´ \ \
,. ―― 、 /:⌒\ /\ : : : : : : : :::`l: : ヽ } }
. / __ ヽ / : : : : : / \ ィヽ :_:, : : .::| : : :ヽ /` ー‐ ' ノ
| / ヽ. l / : : : : : : :/: : / /` :7 -/| 二 :|ー―‐ヘ く__/`¨¨¨¨´
| { } ノ / .....:: :.: : :/_:-/孑' / 、/ !: 十:ト---..、i i⌒ヽ
ヽ/ く \ ム ‐ヘ::..:ト:. :|77ぅォミ_/ //`ト|:_: |:|: : : : : ! ー '
\ > - 、ハ:{:入|{:{z:/  ̄`テぅト、:W: : : : : : |
{ ,l l : Y xx`¨′ {:{_n/`/: :.: : :..: : :|
`¨¨ ト、人 xx`¨ ノ_.ノ.::.,.ィ::. |
|ヽ\\ ___,  ̄ 厶イ.::∧: / あの…それはつまりどういうことでしょう?
l : \:.|/ ーく ___ .... </__: .:.:/:::.V|
、: : ,⊥. /ノ|ニ,ン′ ./-‐.:/:::: : l:|
|V=7!i.`Y三!ブミ、/: .:/ 〉:::::: :|.|
|/‐'└ミ/'`Y¨Yン: ,.ィ´/ |.::::: : |.|<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/22(金) 01:48:32.13 ID:XamHpks0<>なんかすごい頭良さげなこと言ってる…<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 01:55:07.34 ID:XdtSqSY0<>
. i ,.......-‐‐‐-......., , ,
. ヽ、| .,..::':::;:::::::::; 、::、::::::::`':.、 / /
,...-v':::;:'::ィ::;イ::/ ヾ::i、:i:::i::::、:'、/
,...::'~::::::;';'::,t:A;.'、!/ ヾ!,';l';-!::::i:::';:::`'::..、
. '‐/:::::::::ィイ::イ!ri'O;;.i "iO;;、tlヾ:|::::}、:::::::::、'、
'‐''!:/l/!' ''l { lllll ! l.lllll }. i ' r‐、 '.、;-ヾ
' .{ { | `'''´ `''''´ i`.! ゙
`'-.! i´ノ ……正直、言い出した私もよくわからない
/::', ,' ̄ ̄ヽ .,'ヾ、
. '-:::::::;'ヽ、 ' ‐‐‐‐' , 、':::::::`、 でも、いまの仮想現実と現実の差は徐々に狭まってると思う
!‐;:/ ` 't- ... - r '" '、:; 、!`' いつかはわからないが……何か、起こりそうな予感がするんだ…
' ,..:'、 !、 '
, ' ヾ`;ー.......':)、 マカラ、このステージは私とお前が管理し守ってる
/ヽ  ̄ ヽ セイヴァーと戦うのもモンスターの勤めだが、住む場所を守るのも大事だ
, ':::::::i i:、 今後もよろしく頼むぞ
/ / , イ :ト、 ヽ \
/ .′ / | :| ヽ ヘ ヽ
,′ :{ 〃 レ 、| ヽ ',
. ′ .| 厶 '" | : :「` ー-', ..,|:. i
. i : :|: . ,′ j! ! : :L.. り |: . l
l : : :|: /ァ;ォュミ,│ | . : | ,ァf'切乏ト、.|: : . |
| : : :|y;ハ,ノj豸` l : : |' 偽ィ::;リ j/’: : : | ………はい!了解しました乙姫様
| : : :| ` マf螽└- ┴‐┘ 螽rzタ ,': : | (無邪気な顔も凛々しい顔も可愛いなぁウヘヘ)
| ,. ヘ、 : : : \ ¨´ /: :/| /\. |
'" | \|`ー- ヽ'' " ' " " /イ:. : :レ': : ハ/
| .:ヽム. r‐- , ,′:. : : : / |
/l : : :`: . ヽ _,ノ ,.イ .': : : / i
/ ∧ : :|: : :|:l::...、 ,. <::::j/: : . / !
. / / ', |: : :|:|: : : |:ス_7- 、从ノ_/: / | i
/ / ハ |: : ;Lr‐,.=ノ/ }'^Y/ 〃 _」 _ヽ
. / / 厶ヘ. ヒ'/ '"/ / ′ ' /7'¨´ `ヽ
/ / / '. |/ { { /<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 02:01:14.17 ID:XdtSqSY0<>〜???ゾーン〜
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::ヽ
. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::.::::::::!
/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.::::::.:.:.:::::::|
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ヽ:::.:.:.:.:_, -‐''´ヾヽ-、_:::::.:.:.:.:::::::::::::〉
ヽ::<「:レl、 :::::::::: , :::::::::: `i`jヽ、::::::/
\:::::lVi,、 − , ノlル‐'´::/ ………………
, - '` ー、 ::ヽ ー '/,: '´::_,,::┴-、
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r'|`:ー|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ー-二|
|ヽ`:ー|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|`ー---┤
/:.:::、 ̄|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!`ー ニニ !
. /::‐'´::\|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: |_, -:.:.:::::::.!
何処かは分からない場所…何処かは分からないステージ…誰も居ないその場所で、
少年はただ静かにカードを一枚取り出すと、ロッドレッドにセットする……
〈l ̄〉ハハ \\x , /// / llヾ〉 ||| バシュンッ!
ヾ_'-'∧. ヽ \\ _ ノ jノ ,イ /| ll |ヾ_ | /
/||ゞ´∧ \_\ゝ /// | {{| | | /;;;
//´|| 〉〉、_ ヽ ̄ヽ、 /イ‐,,/ ゙| | |∧/;;;;;; はぁい、マスター♪
// ゙ |_| /\\_|` - -、- < ̄;;;;;/l } /`│_;;;;;;;;;;;
/\ー─-、 / / ̄/| || |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//| |_/;;;;;;;;| ;;;;;;;
____/___〉;;;;;;;;;;;;>' / /l l/ || |;;;;;∧;;;;;;;;;/_ | /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;; 敵はいない様だけど、私に何か用?
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// /| /-ト─--' ̄\/ |ヽ;;;/ | /レ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/イ /;;;|/;;;;;;;;;;;;;;;/》/ \ 《 レ'/;;|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;| |;;;;;;;;;十、/ヽ-へへへ/ ̄《/;;;/;;;;;;;/;;;;;;;;;;<´| ;;;;;; 私もアラクネみたいに、あの子達のサポートでもすればいいの?
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;/|´ 《ミY≡》) 《/;;;/;;;;;∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈 ̄ ̄
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// / ヽ/く;;;;;ヽ |;;;;|》 |/ / 《/;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
| / / ヽ;;;;;;;;;;;;;|》ヽ | / 《/;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈
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ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 02:13:14.04 ID:XdtSqSY0<>
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ヽ:::.:.:.:.:_, -‐''´ヾヽ-、_:::::.:.:.:.:::::::::::::〉
ヽ::<「:レl、 :::::::::: , :::::::::: `i`jヽ、::::::/
\:::::lVi,、 − , ノlル‐'´::/ いや、君にして欲しいのはその逆かな…
, - '` ー、 ::ヽ ー '/,: '´::_,,::┴-、
. / :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:、:∨, -i::‐' ´::::::::::::::::\ やはり向こうのペースがコッチの予想より速い
/:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:::|::::.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::ヽ
| :.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:中:.:.:.ヽ:.:.:.:::/:::::::: ! 少しばかり…急いだ方がいいとかな思ってね
. |` ーl:.:.:.:.:.:.:.:.:中:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:::/_ :::::|
|:| \ \ _,. / ハ | \ /
、 / ` | \ \ ー ニ´ , ′| | \ // ………ふぅん?
:.\/ \ l ` ー一 / | l >' / //
\ ヾ\ | | ` .,_ _ /| l ,′ / // ∠
―-、 \_〉:.:>ヘ l 〉'´::.::.::.:`:.| l / / / ̄ つまり、私の役目は適度な試練役ってことかしらぁ?
:::::::::::\ //::.:ヽ l、__/::.::.::∧::.::.ヘ、 / / / _ -―::::::::
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:::> ' ∠::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\ \\\/ !::.:/>/ヘ〉,::.::.::.::.::.::.:\\::::::::::::::::::::
::|┌―――- 、\::.::.::./::.:>、 \__ __└'/ {|::.::.l::.::.::.::.::.::ヽ ヽ:::::::::::::::
|l::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::./::.:〈 ̄Lト \| ├/ ̄l_,.、 {|::.::.|l::.::.::.::.::.::.::丶...ー 、:::::
∧ヽ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::./::.::〔 \ | ィr乞ヘ. ′ムヘ!::.:|l::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:>\
ヘ \::.::.::.::.::.::.::.:/::.::.::.:冫 〃 弋乏ゾヾ イ:.:.:.く::.::|l::.::.::.::.::.:/, -―¬ /
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ヽ:::.:.:.:.:_, -‐''´ヾヽ-、_:::::.:.:.:.:::::::::::::〉
ヽ::<「:レl、 :::::::::: , :::::::::: `i`jヽ、::::::/
\:::::lVi,、 − , ノlル‐'´::/ そう… あまり良い役じゃないけど、やってくれるかい?
, - '` ー、 ::ヽ ー '/,: '´::_,,::┴-、
. / :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:、:∨, -i::‐' ´::::::::::::::::\<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 02:18:13.42 ID:XdtSqSY0<>
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/イ::::::::: .:::::
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/:::::::::::: / ウフフフフフフフフ…
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∠ ― /|:::::::::l |
ア /::::::|:::::::::l! もちろんでしてよマスター
_____,.-一'' / /:::::::::::/::::::://
 ̄ ̄>'´ /|:::::::::::::/::::::://
 ̄ /::::l |::::::::::/:::::::// /
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イ|:::::::::::::::::::::l |::::/:::::::// / 時間があまり無いなら…遠慮はいらないわよねぇ?
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イ ::::::::::::::|::|:::::::::::::::::::::::/:::::::// /
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,.、-‐' |> 、::::::|::|:::::::::::::::::/:::::::// /
_,.、-‐' _ -−…¬二 |::::::|::|:::::::::::::/:::::::// /
−<==ニ二三三三三三三三「 |:::::::|::|:::::::::/:::::::// /
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以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/22(金) 02:19:10.69 ID:XamHpks0<>乙!!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/22(金) 02:21:32.10 ID:b9hSN2DO<>乙でした!<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/01/22(金) 02:21:36.57 ID:XdtSqSY0<>以上ですー 重い時と軽い時の差が激しすぎる…
遅くまでありがとう御座いましたー<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/01/22(金) 02:27:17.09 ID:XamHpks0<>【01/21 (木) 20:23時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
01/22 (金)
19:30〜/満月 ◆MOON69mNOA氏 - 神と魔術と私を混ぜると爆発する四話
<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/01/31(日) 16:51:59.24 ID:msy0THM0<>vipで参加してたんだけど久々にパー速で見かけてびっくり
満月たんが現役なのに二度びっくり
(゚Д゚ili)さんはもう引退でしょうか?<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 21:05:44.60 ID:ICEXkes0<>満月氏乙ですー
試験終わったー色々とオワッター
でも明日から春休みだー
さあ始めようと思ったらまた規制……orz
それでも最初は点呼からー<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 21:09:13.26 ID:ogJRfJEo<>壱<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 21:09:45.92 ID:Rp5Zcao0<>2!<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 21:10:35.40 ID:UX6.A5Mo<>3<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 21:12:11.98 ID:4kgTmhM0<>W<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 21:14:27.49 ID:ICEXkes0<> . :. :. :. ::. ::. :. .: .: : : ..: ...: ...: ..: ..: .::..:. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.
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、 -ー''゙゛´~ ... ... . アルカディア セイヴァー .... ...... . ... ... . ... ...
... ... . ★ Arcadia・Saber ☆
.i^i 第14話「examination」
. i:. ! ,ヘ ,、
. ,、 |:. | i:. ! i. i /7
.|.|. .. |:.| /7 /> ,、i:. i 「! , |. | .、 「! ,ヘ/ /
--<\,l .:|;.. |././‐l|ー「レ'./ー‖|;. |ー─i-|- |:|クー─---i|‐レーー|;:.|-/7‖ー|:レ〉─〉::./─
\`ヽ|;:.../ ムィ>/.:<´ . . , |::...マ;:/〉 ^´` ト、_/:..У/ク ┴ ,ィ ./:../
... . ... \.;i:.. .::/ ^´⌒` ,ィ .〈V:::.. レ'/ ー- 、,,_>,__,/ー──./ レ'::. ムク
.:.::.:.:.:.:.:. /;il;::::::...ヽ、,,._. |.| ^´`^´`´ . . .. . :. :. :. :..:. :. :. .,. , `''- 、,/::........:::::く_,,..::.
.;:;.;:;::...シ',:'"⌒``ヾ(⌒\/ レ':〉...:::;;;;;:::..... ._,.-'' / ''''""´.:.^"⌒`⌒`` :.:
;:-一''' ..:.:/. ..:.:. ..::、,, `''''''゙^ .,. ,. . .... ... : .: .: :.:. :. :. :...:.::.::.:;:;.: .: :.:. :;:;.: .:
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ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 21:15:21.39 ID:ICEXkes0<>【人物紹介】
○主 公人(アルジ コウト)
名前の通りの主人公。インドア派な性格だが基本はしっかり者。
進んで危険なマネはしない方だが、いざとなると自ら前に出て戦おうとする。
セイヴァーランク:C
○徳川 康子(トクガワ ヤスコ)
公人の近所に住む幼馴染。退屈がキライで面白いことがあればすぐに公人を巻き込もうとする。
親がかなりの実業家で金には困っていない。
セイヴァーランク:C
○繰良素芽 糸江(クラスメ イトエ)
公人のクラスメイト。大人しく冷静に考える性格。図書委員。
公人と康子と仲良くなったのをキッカケに3人でチームを作る。
セイヴァーランク:C
○中泉寺 秋奈(チュウセンジ アキナ)
古城ゾーンでカード荒らしに襲われ持ってたカード全部奪われたセイヴァー。
一応セイヴァーのランクは公人たちより上。その後カードは返ってきた。
セイヴァーランク:C
○吉澤 蜂華(ヨシザワ ホウカ)
カードを強奪する『カード荒らし』をしていた少女。実はSWG社長の妹。
両親を事故死したショックの腹いせにカード荒らしをしていたが公人とのやりとりで改心。ツンデレ。
セイヴァーランク:C
○雪君 緋美子(ユキギミ ヒミコ)
『カード荒らしの』の一人、蜂華の幼馴染でパートナー。
口数は少ないが冷静に状況を分析するタイプ。
セイヴァーランク:C
[切腹] 憲子(カメダ ケンコ)
半魚人に追われていたところをたまたま傍にいた公人たちを巻き込んだはた迷惑な人。
外見はちっこい姿が多いが実際は公人たちより年上。しかしちっこい。
セイヴァーランク:B
○吉澤 雄兎虎(ヨシザワ オウコ)
SWGの若き社長にして蜂華の兄。
○メフィストフェレス・ドーター
アルカディアセイヴァーのシステムを管理する人工AI。15センチほどの小さな少女の姿。愛称はメフィ。<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 21:16:35.61 ID:ICEXkes0<>【用語】
・Arcadia・Saber(アルカディア・セイヴァー)…ハイテク技術を結集して作られた最新型オンラインゲーム。
精神を電脳空間へとリンクさせ、そこで実際に冒険することが出来る。
・SWG …Star Wisdom Group(スターウィズダムグループ)。Arcadia・Saberを製作した世界随一のハイテク企業。
・ロッドレッド …セイヴァー(プレイヤー)が所持する基本装備。携帯電話ほどの大きさの機械で、
カードを使うことで様々な行動が出来る。攻撃以外にもモンスター図鑑などの機能もある。
・クラネスクロス …ロッドレッドと同じくセイヴァーの基本装備。全身にぴったりとフィットするボディスーツ。
防御力が高く、熱、冷気にも強い。
・デミウルゴス・ダイス…元は未開の地の古代遺跡から発掘されたオーパーツ。Arcadia・Saberのシステムのコアに
直結させることで精神と電脳世界へのリンクが実現した。
前回の簡単なあらすじ
気持ち悪いオッサンの顔が真っ二つになった<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 21:17:40.68 ID:Rp5Zcao0<>あらすじがwwwwwwww<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 21:17:47.68 ID:ICEXkes0<>濛々と巻き上がる粉塵と黒煙……
突然現れた黒翼の少女のいきなりの攻撃に、
ボク達のいた森は一転して焦げ臭い匂いの漂う焼け野原になっていた。
糸江「ケホッ…!み、皆さん無事ですか……!?」
公人「なんとか……咄嗟にバリアカード使ったから良かったけど、
まともに食らってたら一たまりも無かったよ…」
康子「な、なんなんだぁ!?アイツ!」
黒焦げになった倒木に埋もれるような形だったボク達は、なんとか這い出しながら互いを確認する。
どうにか死亡状態は免れたが、3人ともけっして無傷とはいえない。
そんなボク達を、黒い少女は頭上の空中から笑みを浮かべながら見下ろしていた…
/// / イ l | | | | ヽ ヽ ヽ、
ィニニ〔ゝノ_ノ / ヽ\ヽヽ | l |l |l ヽ
'´/ /| |7 r/'´ ̄ヽゝニヽ-ヽヽ │ | | ヽ ヽ
イ/ / ! | | ||-ャ─-,ニ、ミ‐`ヽ、ヽヽ / / / | ヽヽ
/ / / j | l| `ー='-ニゝヽ` |ノメ、/l │ l | l あら、ちゃんと生きててくれたみたいね
./ / / ヽ l| ィ_ミヽ`リ ハ || |
' / / ヽ l l、'rヽj`ァ' メ | / リ
`,´l lヽ ヽ /ノ `'’,イ /イ
/| | | `丶ゝ ー、ー- 、 lノ ,イノ 正直これで全滅しちゃったら拍子抜けするトコだったわぁ
. /│| | ニ ´ ノ イ |
/ ! | ! 、 ィニィ | |lハ
| ! | _`ト_、 _ , イ ! |ル' ,イ
ハ ヘ |‐'  ̄,.ィ´ヘ` ー- イ | |l | /│
ノ ヘ ヘ | <´ィ´ /介「`ヽヽ│ ハ l / ノ _,
ゞ、_ゝヽ ! \ー´/ハ トニノノ ! / ハ ト、//,ィ _ ,.-ィ<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 21:18:54.29 ID:ICEXkes0<>
__ _
_,. - ¨´ ` ヽ
ー‐ = ニ´ \
/ U \ ヽ
. / ! !\ ヽ ' オイコラお前っ!!
/ / / ハ ! ハ/ ! !
| | | | \ヽ,ィ -┐ 小ヽ|
| ! ! ! ト、__! ハ| _ イ炒ヽ !\ | )∧ いきなりなんなんだっ!?
| | | | | r 弋心| い少 | \|)|イ \
VN ! ハ ヽ Vrリ ´ .| |ノ \ \
|从从 ハ. `´ ' - 、 U | | \ \
| 人 ィ´ } ィ! / \ \
∧ > 、 ヽ _, イ| | / \ \
/ ∧ | __,≧ー 7丁フ />-‐― 、 \ \
/ / ',. |,/>‐イ !_/| /: : : : : : : 、_\ \ \
| | | ‖ | | トヽ
__ | |、 ト、 { || | | | |l
ヽ\| | \ | ヽ\ |.| 厶 /l | ||
__/;ハ ヽ 斗―\l- \\. /イ/ | //,イ|
ー'´ ヘ\\ヽ二 \ \/ >┬ ァ| 〃 |
ヽ 弋F千 卞、 ^ー'彡/ ∧ / ウフフ…… アタシはサリエル
ト \ `ニ´ ̄" / / ' /.:/
| l\\ \ 〉 / イ ', /..:::/ 死の天使サリエル…
| | \>ー一 __ __,,. イ |、 ′ / /.:::/ /
| | \ - /| |\ У /.:::厶イ
二丶 ト> / | | \// ̄_,. -‐ ニ ある人の頼みでね、貴方達をちょっと鍛えに来てあげたのよ
::::::.ヽ\ |::7r―- `=二´ | | /  ̄
::::::::::.ヽ \ |:| |::::::/r‐::共::ト\ | |一'二二二、、_,.. -―<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 21:19:52.40 ID:ICEXkes0<>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
. /〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__
!:::::::/ヽ ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》 ★サリエル★
_ |::::ハ ', l } ! ! ',<ノ||\
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \> 種族:堕天使
ソ|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´ MLV:55
. | ', \\,.>一ゝ, |/ /,ィチzノノ | | l |ヾ 属性:闇
ハ \ \ィチ乏ラミヾ' ` ̄ / // l ',) , --─'::´
 ̄:::`ヽ、 〈/|:} ヽ,\ \ ̄ 、 / // / l ヽ /::::/::: ̄ ・死を司るとされる大天使。主に人間を監視し、
/:::;:ィ:::::\ //| |\\ `ゝ -= ' /!// / ! ∨:::::::::':──-:::、 罪を犯した天使を裁き堕天使にするという。
:::/:::::ハ::::∨ム'〉 「`::ゝ,\_个 ーtヽ_ /─ヘ,ィ' l |l /::::__::::\::: ̄`ヽ
::::::://__;/:::::| |::::::::::ヘ !:::::| |::::ハ;:::::_::_:::ヽl l| 〈::::::::::\:::::\::::ヽ しかし、自分も罪を犯してしまい、最後は
:/;::///::::::::::: ! / :::::::::::::} |:::::::l! !/ ∨ } /::::/ / ハ`ゞ 、::::\\:::::ヾ 優雅に自分の意志で堕天使になったとされる。
∨/!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく 〈_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ\:::ヽ \
//|:::::::::::::::レ ::::::::::::::::::| |::_〉 } ─ー、ヾ才/} /:::::::::::\:\\〉\ 死神としての一面を持ち、強力な邪眼の力も持つといわれる。
///ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ヘ!  ̄\ヽ)=::、/ /::::::::::::::::::::::::::\
/// 人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ `入_ ゝ}_ソ/`´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
// / |::::::::::::::::::::::::::::::::::::(\__  ̄Z_r、_「| ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト 文献や記述が少ない割りに結構人気のある堕天使である。
/ / /ヽ;__::::::::::/:::::::::::::::〔 ゝ,>、 _,ィ'7´}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ
/// / | |  ̄`斗、:::::::::::::::\r 、 Y 厶ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 21:23:14.54 ID:ICEXkes0<>
__ ,. ‐=':::::::::::::=‐- 、
, '´ ̄`フ´`丶:::::::::::::::::::::::::::::::ヾ.、
/::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::','、
,':::::::/:;ィ:,ィ:/!;ヘ:ヽヾ、:、::',::::::::',',',
i::::::::レ' '´ レ ` ヽ ヽヽト::::::::i:i:i
|::::::::ト 、 u !::!:::::::!:!!!
|::::::::|_丶、 ,. - ' ´|::|:::::::i:||:!i
|!:::::木マ斤 '´ Tヰア!:i:::::::;':||:|li モンスターレベル……55!?
|i::::::|! ゞ-' ゞ-' !:|:::::,':::!!:|l:!
|:!:::::i:、 ┌──┐ ,」リ:::/::::||::!l:l
|:ト;::::ト丶、_! !_,.ィ:i::|!::/:::::::!!:l:l:l 頼まれたって…一体誰にですか!?
|:|:ゝ:|:::L:::::| __|::::::r':::;X-、: ::||::!:!:!
|:|7:`!::::/:::''77T´ ,ハ,」´ ヽ:!!::!:l:l
|:|{:::::ヽ::::i { 冫〈 i ト:||::|::!:l
|:|:!ゝ::く::::!、 .レ ィiトヽヘ ハ:!::!::i::!
|:|:!:了:::i:::::〉 ヤ'ハ ソ iコ i' ',::|::|::!
//´ / (ヘ;;;;;;;|) ハ
レ' /| ヽヽ ヽ (ヘ;;;;|) ハ
/ / /│ |_\|__|__ (ヘ;|)) ハ
l / l | | r'| | ハ ` ((!!)) |
| | | 」-ト、ト、 | _x===| }((ト、ヽ | ん〜 残念だけど、
| レ|´| | | ヽ | rテ´ | / ハヽ__」〉|
_| | | | |_==ヾ、 ∨ |/ / {{ ̄ ̄||
〈l ̄〉ハハ \\x゙ , /// / llヾ〉 ||| それは ヒ・ミ・ツ 〜♪
ヾ_'-'∧. ヽ \\ _ ノ jノ ,イ /| ll |ヾ_ | /
/||ゞ´∧ \_\ゝ /// | {{| | | /;;;
//´|| 〉〉、_ ヽ ̄ヽ、 /イ‐,,/ ゙| | |∧/;;;;;;
// ゙ |_| /\\_|` - -、- < ̄;;;;;/l } /`│_;;;;;;;;;;;
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____/___〉;;;;;;;;;;;;>' / /l l/ || |;;;;;∧;;;;;;;;;/_ | /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
以前手に入れたデータ用事のゴーグルを着けた糸江が驚愕する。そんな彼女の様子を、
サリエルはいかにも楽しげに眺めながらそう言った次の瞬間、彼女は黒翼を羽ばたかせ>>125<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 21:25:05.79 ID:4kgTmhM0<>康子と糸江に対して、おっぱいビンタを見舞う。
自分だけその攻撃を受けることが出来なかった公人は、悔しさに歯ぎしりをした。<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 21:25:48.83 ID:ogJRfJEo<>弱P×2>弱K>236P<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 21:25:57.72 ID:UX6.A5Mo<>襲いかかったが突然現れたもう一人の天使に阻まれた<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 21:27:54.85 ID:ogJRfJEo<>新キャラ?<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 21:37:27.43 ID:ICEXkes0<>
サリエル「さーてと、とにかく、私は貴方達の訓練役を任されちゃったわけ。
任されたからには、容赦なくビシビシ行くつもりだからよろしくねぇ♪」
そう言うと、サリエルは背に生えた黒翼を広げ、ゆっくりと羽ばたく。
その、次の瞬間―――――!
公人「ッ―――――!!」
ザンッ…!!
ほとんど、反射的に身をかわしていた。サリエルの姿が掻き消えたかと思うと、
その一瞬後には彼女の手刀がボクの眼前に突き出されていたのだから……
∠{「マヌ二 _ ヽ
/_ゞZシ_ \ ヽ
l/ \ ヽ i ふぅん? 反射神経はなかなか良いみたいねぇ
/´ | l | \厶| _
l | |-、卜 /, -j イ {」寸 /|___|
N‐lキ'tッVー'‐t.ッ! l 寸 // /
└l ハ. 、 ∠ イi | , -― _ // / チャキッ
_ ー-、 \> 二 ィ::::| / _, ´`ヽ、三三二 ̄ // /
一二三三三 / ̄ヽl_, 、_レ `ー――ァー,-‐、 _i`</ /
二三三/ , イ 天 / 7、トーヘ_ノ〔 ヾヽX なら、次はどうかしら?
二「 / ',薔7 ヽ、/ ̄ ̄ ̄ゝス入_,r' 7 く ソ´
__ / | }_{ /:. :. :. | ヽ  ̄ ´
r'´ i´`ーrュ/ | /:. :. :. : . l |
ヤ `ー、〈 r-ゝ/| /:. :. : : : l: | リ
ヽ-='_,_ノー' _ノ ノ | 〔:. :. :. : : :.l | /
ゞ_,.ノ く__/\_/ \:. :. :. .| /
/ | ,、 l \  ̄`ー- 、イ
何処から取り出したのか、彼女の手に握られていたのは鈍い輝きを放つ白刃……
それをボクの眼が確認した次の瞬間には、再びサリエルの姿がかき消える――――!
今度はさっきより速い……!
身体が動くよりも先に鋭い剣先が視界に映り―――――――その、直前。<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 21:39:37.23 ID:ICEXkes0<>
\.. /
\\.. //
\\... o | //
\ \ 。/ / /
ヽ \ \ .。 /
ヽ\ /
- -二 二 - - キンッ!!
o \ 。
o \ \.
/ /。/ \ \.
/ / `~´ \\
// / 。 \\
// \
/
、.__... ='''""\ ̄ヽヽ:.:.l\ヽ:.:.:l. :.|.:.: .:! :|:.: .|:.:
',\「 _\ト、\:.:.!:.:.|:.:.: .:.:| :.!: l.:.:
:.! ヽ /:,:.! ヽヽ\:.:.!:.:.: ..:.:./:./: ./.:.:
ヽ. ゝ l:.// トゝ.ヽヽ:.:. ..:.:.:.:///l:rイ':´ ,:
ヽ 、ヘ ー' ヽヽ':.:.:.://イ'T, !:.: ..:./:
` -丶-_-- ――-_- ヽ',:/ /,リ ,イ/:.:.://
ヽ ` ̄  ̄` '′/' '' //:.://´: ッ……!
ヽ:\ l`¬'イイl:.:./:.:.:
\ ヽヽ ', ,'.: | !:/:.:.:
:.:.. \``丶 / /:.: .!/:.:.:
丶、:...ヽ、 ,. '´ , ':.:.: /:.: /<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 21:47:07.76 ID:ICEXkes0<>
i ヽ \ ト 、 ヽヽ. | \ 、 \ ヽ \
| | \ |ヽ \ \ ハ \ |\ | \ \ ヽ ヽ
', ', t 丶\ \ \! リ ヽ .|, -─V ト、 l |
∨ ∨ .k≠テ〒ミx、 ヘ!__ V | ',|、 |\
. ∨ ∨ ヾ l:::r ,..:イ ` 彳斤、ミ、 ハ| | ヽ | \
ヽ , -ヘ \ \!:::し:::j f::::ハ イ ソ ∧ ! ! ∨ |
. ヽ .| fヽヽ\ \ 、 弋ュソ |:::、;;::|/ /、 | ハ | ∨| 私たちを忘れるなコラッ!!
ヘヾ、ヽしヽ. \ ヘ!`ーヽ ゞユソ !. |'、 | !`ー | |─ 、
ヘ\ー─\ \ |、 ゝ | レ' レ
. l \ \ \ / ̄`ー‐ァ 人 \ー 、 _
| >─‐┴─ァY::::::::::::::::::::/ / \ ハ
∨ | /´:::::::::::::::::::::::,' \:::::::::::::/ / \ l
. ∨. |':::::::::::::::::::::::::::::::l\ ├─"__ <____
, -‐- 、、 / /
/:.:.:._.-、:ヽi、 __ / /
/:.:.://`:.、ヽl:.)_'´-┴-....._ 、 /
/:.:./:l l;;;;;;;;;;`l'´:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:`:.、/ l!
/:.:.::l::l l;;;;; ァ爪l:ヽ/:.:.:.:.,-:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ i}
/:.l:.:.:l:.l l; 〃,i`ltミ/:./:.:./:./:.:.:.:.:.:.:.:.:゙く.、
l:.:l:.:.:l:.:! レ' / l:,-.ソ:l:.l:.:/、/,.イ:./:.,イ:.:.:.:.:l:i.、
l:.:l.:l:.l:.:l_l/ l.f il:.l.:l:/,ォ._X/:/:./ l:.:.:.l:.l:ll l
,l:.:.l:.l:.l// iヽl:.l:l/l 近iハ//,.-l:.:/l/l,' l
!l:l:.l:/ ,イ ,-/ |l:.l:.:l `/ 伐:l/:l:.l リ
l:.!l:/ /:l _lヽ、丶 l:.l:.:l __ ゙/,.ハ/:.N 応ッ! 行くぞ我が主よっ!
l:.l/ _/, '´ハ ` ーl:l l:.ト、_,. ゙イノ l:.:!
l://:::l 〈 l `ーy--l:l ヽl.‐-、 l' l:l
,.'´ ̄`l / , -' _ l ヽ ヽ.、 _ リ
,∠===、、r{ l l  ̄´ ` 、 !i'。、 :.-`:._ー_...-... _
>.==,..:':´:l \lヽ _ l ! l l'´-. 、 :.:.:.ヽ、"''‐-`._... 、
/イ:::::::::::::::ヽ l /ヽ_ l l l:::::::::::丶 :.:.:.:.:ヽ、 ` 、:ヽ
,-<〈:::::::::::::::, - ''丶_l l.>.、  ̄ヽー l l:l:::::::::::::::ヽ 、.:.:.:.:.:ヽ `ヽ.、
ヽ丿  ̄ ̄ ,.─‐‐、 /::::ll:`: 、 ヽ __ - '´l:l::::::::::::::::/ `ヽ:.:.:.ヽ 丶
/ /l:::::::::ll::/ヽ_>'´_ l:l::ヽ::_::,.ィ′ \:.:',
/ / l、ヽ::::/==、 、 ̄ l:l::::::ミl:} │ ヽ:l
,-'─‐-,、' Y/ \ 〉::::``、、 l:l:::::::::::{k´、 l:l
直前でボクに向けられたサリエルの剣を、まるで天使のように神々しく勇ましく弾いたのは、康子のヴァルキリーの剣だった。
康子自身もウェポンカードの剣を持ち、共にサリエルへと斬りかかる!すると>>132<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 21:50:40.68 ID:ogJRfJEo<>サリエルの首の裏側ピンポイントにATフィールドが張られていた<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 21:52:07.26 ID:4kgTmhM0<>サリエルの特殊能力『血の涙』が発動。
ヴァルキリーは一時的に洗脳されてしまった。<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 21:52:21.43 ID:Rp5Zcao0<>それを左へ受け流す<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 22:03:51.83 ID:ICEXkes0<>
/l_|
// /
// /
r</ /
「`'^〉,- ー ‐ - 、 「`'^〉、X´
_r‐f⌒/::::《@》:::::::::f^Y⌒7⌒ヽ
〈_ヽl/^⌒^⌒^⌒^ヽト〜7⌒)イ
く∠ | /{ 〃ハ トヘんイ_ノ
くY| l| /´ヽ、 /⌒}メ∨{ / ∧ 右から剣が迫ってくる〜♪
〈∧ |lイ◯ ◯ ノ「`ーヘ. ヽ
イ三≧|:lヽゝ ___ ∠ノ|:::::::|::|≦三二 私はソレを〜
/|:| /::ゝ、.ヽノ _/ r‐く:::: /|::| \
イ |:|ハ:::::::/l:><:::| |:::::::::::: 〉|::| ト 左へ受け流す〜♪
l ノ八`フ:::ヒ@入|::r ┬′|::| ヽノ
〈/_ 厶>::::::::::::::<_ノlノ}人::.、
キキィンッ!!
康子「ぬっ……!」
ヴァルキリー「グッ―――!」
同時に切りかかった康子とヴァルキリーの攻撃。
しかし、サリエルは冷静にその二つの斬撃を自らの剣で受け流した。
糸江「公人さん!とりあえず今のうちに私たちもモンスターを…!」
公人「うん……!ザラストロ!ベビー!」
バシュンッ! バシュンッ!
ザラストロ「お呼びですかね」
ベビードラゴン「クピピー!」
カラドリオス「クエェー!」
康子とヴァルキリーが接近戦でサリエルを引き付けている間に、ボクと糸江もそれぞれのモンスターを召喚する。
相手が闇属性なら、単純に考えればレベルは上でも相性的に光属性のザラストロとカラドリオスが有効なはず。
召喚されたザラストロは>>136<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:06:51.97 ID:Rp5Zcao0<>めっちゃビビってた<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:08:47.69 ID:ogJRfJEo<>左へ受け流された<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:08:55.05 ID:4kgTmhM0<>サリエルにメロメロのきゅんきゅん<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:09:08.83 ID:h5bqbXQo<>必殺!必殺!稲妻!稲妻!重力落とし〜<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 22:16:46.86 ID:ICEXkes0<>
/ .i:.:.:.:./ヽ:. ヽ ハr‐ 、
.i .:.ト:.、 l:.:〃 ヽ:.:. i ヽヽ Vi` ヽ
l .:i .:ト=-┘´ ヽ:.: l./、', ト_ i おお、これは…!
l :.:l :.:l i∠=-,ゝ、.、 :. ト,ヽ/
l :.:.:.l :.l _,,,イ'ヘ」..-' ヾ:. 〉:.:. / /:.:.
l .:. :.:.:.:i−l―--_,,, ,`-ヽ ´ll _ -il'':. :.:.: / /:.i、:. なんと愛らしい!
i :.:.:.:.:.:.:.l :.:l< て_.ゝ ヽ. `ー ll¨ i:.:.:.:.:./ /l:.:.l ヽ
_ i ___:.:.:iヽl、 ... -ヘ l l:.:.:/ /l:.l > ',,´
/ 、`ー、_ ヾヽ:i:.:`ー、¨ i / l:/ /.:// 君、剣なんて置いてこのメイド服もしくは
/ l r‐'丶ゝ-、}ヽ:.i:.:iヽ ` .. -‐'' / / ,' /
,r '/ lト、_゚_ノ=i: :i:.:ヾ:i ト:.`:.:. 、 /、 /ィ _ ... -−
ノ \ / r:'i: :ト、:.:.:l l:ヾ、:.::iヽl` 、 /:_:/- '' ¨ スクール水着に着替えてください! さあっ!
/´ `ヽ ト:.l: :l:.lヽ:「 :lヾ、ヽ l ' _ ./ ''
/ l /:/:.:l l: :l _,, - ''
/ //:/ \、 l,, '-'' _
/ , ' .i: :i /-‐'' ¨ ¨''‐- 、
/ _ ' l: :l /´ `丶、
/ / l :l / 丶、
/ / /:::::::::| / /:::::::::::: / __厶/-==― /:::::::::::::::|::::::
./ / /:::::::::::| /l /:::::::::_ -‐/ -‐/:::/ /::::::::::: ::::|::::::
/ /:::::::::::| /::l /-‐_ -‐ / /::::/ /::::::::::: ::::|:::::::
. / /::::::::::: l /イ /:::::::::: // :: / /::::::::::: ::::|::::::
/ /:::::::: / _ -‐ /::/ /::::::::::: / / /:::::::: ::::|::::::
. / /:::::::: _/ _ -‐ /::/ _/:::::::::_,,,.-一≦三/∠三三三≧=ー-::..,,_|_::::
/ /:::::_ -‐ / /:::/_ 厶x≦≡‐ '' " ̄  ̄`'¬ミ刎仞厂|::::::/
/,ー< -‐ / /,,イ//''゙゙゙ /二二\ 刈ア'′,:::::/
/.:: / / ,;;/ / 〃⌒ヽ ヘ /'´ /::::/ それはつまり『殺して』ってことよねぇ……?
.: / / 7/ | ‖ ゞ' ノ | /::::/
/ \___ \ヾ二´ / _,.∠ /::::/
,,.. -―-ミ::::::::`"''ー- ..,,_ ̄__ ,,,..、<⌒,,. - /::::/ .:
_,,.. <:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ二三三三ジ "´ /::::/ .::
`"''ー- ..,,_ ~"'' ::;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;: /::/ .:::: .:
` `"'' ::;;;;;;;;;;;;:: -‐''´ / /,.:::::: .:::
<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:19:03.52 ID:Rp5Zcao0<>なんだコイツは<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:19:30.75 ID:h5bqbXQo<>おおこわいこわい<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 22:21:40.64 ID:ICEXkes0<>
ズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバ
ズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバ
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ>
ピチューン
,. -──---─- ..,,_
,. .':.´:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
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!:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:/!:.:.:ll:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.::|:.:.:.:',
!:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:./ |∧!|:.:.:.:.:.:イ:∧:.:.:ハ:.:.:.:.:/:.:.:.:..',
l:.ト:.l:.:.:.:.:.l:.:.:.ll:./‐ナ‐弋:.:.:.:./ !'‐弋ナ┼|:./ト:.:.:.:ト、、
l| ヽ',:.:.:.:.',:.:.:!'rfぅ:ヾ` ヽ/ '´{ぅ::ト ナ':.:.! }:.:.:| ``
ヽ ヽ、:.:{ ト、',` ゝ‐'  ̄` /:.:.:.l':.l:.ト}
ノ:.:ト|:.:', , U イ:レ:.:|:∧! ………全っ然役に立たねぇ
|:/|:.l:.:\ _ {:.:.:.:ハ'
l' !ハ:.:.: x ´ ,ィl:.∧!
_,.Y `丶、 , ' /'l/
r==≦ー 、 ` ー ' / \
〃´  ̄ヽ`ヽ / ` <,ヽ
, ' ヽ ヽ / } |丶、
/ l ヽ`ー- .._ ,. -‐ '"_.ノ⌒! ヽ<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 22:27:19.41 ID:ICEXkes0<>
/ ′ | ', ト、 \ ヾヽ
/ | | l l| '. ヽ l:::ト、
. / | l| | , | | リ l| l |:::ト \
/ / | |l | | ゙ 、 /jノ | _厶-┼ハ | |:::| l\\
′/ | | || ヽ \ ′斗≦/__,,.. レ゙ l l |:::| l ヽ:ヽ
l l| l |_」 L,,..≧ \ { 才ヘヽ 〕/ノl ' |:::| | ',::', さて……
| ハ | '、 イ´ヽ> 、弋 ヽ  ̄"''´ イ / |:::| l }:::|
|{::∧| \ l<⊥ゝ '" / /| |:::| l ノノ 準備運動はコレくらいにしてと…
/.::/ | \丶 "´ ヽ / r1 `´ l
. /.::/ ∧ l | ト > __,, 厶| | |
\{::::{ / ヽ Y |¬ ー= ´ 彡 ' | | | /
: . \∨ト、 \ \ト--\ ´` / l | // / そろそろ本気で行くわよ…!
: : : . \|: .\ |` ‐- \ /` ┌‐-、 ィ l | |/. :/ /. : :
: : : : : : : : : . ヽl | .′r┤ ,\____,、<__|__ l | |: ://. : : : : :
ー- _ : : : : : :| | l || | /⌒ヽ::.::`¬ || | l /. : : : : : : :
:::::::::::::::::>_''ニ| | l ∨ ノ´ / ̄ ヽニ ヽ|l l .'´_ -一  ̄
::::::::::://. .::.::.| ト.⊥__〈 ´ / ⌒ヽヾ\ l ,′:::::::::::::::::::::::::::
::::://. .::.::.::.::.:l |::.::.::|}〉 , ィ{ |::.::.}::} l 厶ィニ、ヽ::::::::::::::::
::/ /.::.::.::.::.::.::.::.::l l::.::.:|}〉 l h八_ノ二:ノ ' /.::.::.::.::. .\\::::::::::
.' /.::.::.::.::.::.::.::.::.::.'、 '::.::.|}〉| | \::.::.|}〉/ /.::.::.::.::.::.::.::. .\\::::
./.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.\ ヽ┴‐┴- 、 | \|}/ ∧::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.ヽ ヽ
べったりと赤くなった刀身を振って血を払うと、サリエルの黒い翼がゆっくりと広がる。
その翼が一瞬震えたかと思うと、無数の黒い羽根がバッと空中に舞う…! その次の瞬間―――146<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:30:49.34 ID:Rp5Zcao0<>雷が落ちた<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:32:12.13 ID:4kgTmhM0<>糸江「あのー、その技って自分の羽根を飛ばしてるわけですけど、痛くないんですか?」
サリエル「実は結構痛いのよねぇ……。まあ、新しいのはすぐに生えてくるからいいんだけど」<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:32:30.76 ID:ogJRfJEo<>舞った羽が全部Gと化した<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:32:44.19 ID:h5bqbXQo<>やった!勢い余って服まで一緒に舞った!ザラストロさんありがとう!<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:33:17.22 ID:ogJRfJEo<>>>146
よくやった<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:34:36.85 ID:4kgTmhM0<>>>146
やるじゃん<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:38:10.97 ID:UX6.A5Mo<>>>146
さすがだな<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 22:52:20.77 ID:ICEXkes0<>広げた黒翼から勢い良く抜け落ちながらも空中に舞うように渦を巻いていく黒い無数の羽根たち。
抜け落ちた次の瞬間には、次の羽根が即座に生え変わっていき、黒い羽根たちは尽きることなくその数を増やしていく。
それがボク達の頭上一杯に広がっていくそのとき………
―――――唐突に、何故かサリエルの着ていた黒いドレスまでバラバラと切り落ちていった。
サリエル「………え? えっ!? えぇっ!?」
流石に動揺を隠せずに咄嗟に翼で身体を覆い隠す。
ザラストロ「斬られながらも……こっそり服に切れ目を入れておきました……
まさに肉を切られて服を裁つ………ぐふっ」
/イ;小ヽノ::/ | | | \ ヽ \ ゙, l l ヽ
〈:{_/:/ |:|`ー' | |、rr==≧ミメ、 \ i イ | j '
ヾ:/ |:|| | l `_ゝ'ノヾー | / |/|.′ l
// |:|∧ | `''" ̄` lイ=ミメ、lノ ′| | こ、この……!
/::/ |:| ヽ '、 /////// 、 ヽ'_ヘ / / /| |
. /::/ |::| \ ヽ / ゛''/ イ/ jノ
/{:::{ レ′ |` \ r=ー 、 /// ハ ノ } 小癪な上に下らないマネを!
、 /  ̄ /| |  ̄`ー' / / イ
::::V / | | ー ニ´- ' ノ 私の裸を見ていいのはマスターだけよ!!
―‐ 、 、 / ! | イ |
::.::.::.:..\\′ / l | ___ \ , i´ l |
.::.::.::.::.::...\\/ | |7/::.::.::.::>ト二. | | |
::.::.::.::.::.::.::.:..\\_,l |/.::.::.:/ ´ 小:ト\| l | もういいわ、この状態でも食らいなさい!!
.::.::.::.::.::.::.::.::.::...\ヾl |::.::.::.{::{__ イ:| |:| }::}| | |l 『黒い雨ッ!!』
::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::l ‖ l\.::.`ー'::|:| |:lV:/ | l | l
黒翼で身体を包みながらも片手を振り上げ、勢い良く下ろすと同時に頭上で渦巻いていた大量の羽根が一斉にボク達目掛け降り注ぐ…!
その様は、まさに文字通りの黒い雨に相応しく…… 降り注ぐ漆黒の羽根たちにボク達は>>153<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:55:48.15 ID:mjePZWko<>結構余裕だった<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:58:53.64 ID:Rp5Zcao0<>文字通り右往左往していた<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 22:59:15.83 ID:ogJRfJEo<>身を覆う黒い羽がなくなるまで避け続けながらサリエルをガン見することに
<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 23:00:48.88 ID:4kgTmhM0<>何とかしてサリエルの身体を覆う黒い翼をかいくぐり、そしてあわよくばその裸体の画像を保存できないものかと、その頭脳と判断力を一致団結&フル回転させるのだった。<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 23:01:54.17 ID:UX6.A5Mo<>この心地よいアンカーの変態具合
これでこそむりやり小説だな<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 23:05:22.87 ID:ICEXkes0<>一斉にボク達目掛け降り注ぐ大量の黒い羽根……
慌ててボク達はその場から飛び退くが、黒い羽根が地面に着弾したその瞬間―――――
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
..‐´ ゙ `‐.. ゴバァァァァァッッッ!!!
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/ \ ゙: ゙゙゙゙゙;;;;;;
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゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;...... ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
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゙゙゙゙ i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙; l゙゙゙゙゙´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ|iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙;iill|||lli|llii:;゙i|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;: `ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:, i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙i|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´
閃光と共に爆発する―――――!<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 23:06:45.01 ID:h5bqbXQo<>これサリエルも死ぬんじゃね<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 23:18:48.01 ID:ICEXkes0<>公人「ぐっ……!!」
糸江「きゃぁぁぁっ!」
康子「わーっ!!」
押し寄せつ猛烈な爆風に、たまらず吹き飛ばされるボク達。
降り注ぐ黒い羽根……これが羽根の形そのままに、手裏剣か何かの様なものだったらまだ良い。
しかし、今の技は最初にこの森一帯を焼け地にしたもの……
黒い雨というなの小さな羽根たちは、羽根の形をした爆弾の様なものだ。しかも、その羽根一枚一枚の威力が尋常じゃない。
ほとんどロケットランチャーを乱射されているのと感覚は同じかもしれない。
そのうえ、普通のロケットランチャーと違うところはソレが小さく、数が多く、早く、そして…弾切れがない。
振り続ける羽根の雨の中を必死で逃げ回りながらも頭上のサリエルの様子を見て見るが、
やはり黒い羽根は抜けると同時に新しい羽根が次々と生えてくる。
じっと見ている対象がほぼ全裸の少女だというのに、状況からしてそれに見とれる余裕は一切ない。
康子「うぉぉぉぉぉ!なんとかならんのか!?」
ヴァルキリー「何とかといわれても…!これでは我が剣を振ることも……!」
直撃だけはなんとか避けながら爆風に翻弄されるボク達。
と、そのとき――――
ベビードラゴン「クピー!!」
公人「ッ! ベビー!?」
突如響いた悲鳴に近い声…振り向けば、小さな身体で逃げ遅れたベビードラゴン。
その小さな龍に、容赦なく黒い雨は落ちてくる―――! ボクは咄嗟に>>161<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 23:21:57.46 ID:4kgTmhM0<>「せめて安らかに眠ってくれぇ!!」と叫んでいた<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 23:24:33.14 ID:V7ui82AO<>庇おうとした<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 23:24:37.85 ID:UX6.A5Mo<>進化させた<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 23:27:28.29 ID:h5bqbXQo<>ベビードラゴンを盾に身を守った<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 23:28:23.35 ID:Rp5Zcao0<>>>161
どうやって?<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 23:31:32.33 ID:4kgTmhM0<>あれだよ、BGMがBrave Heartとか、そんなんなんだよ。<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/01(月) 23:32:28.38 ID:h5bqbXQo<>One Visionなら良かったのに<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 23:41:52.52 ID:ICEXkes0<>ベビードラゴン「クピピーー!!」
公人「ベビー…!」
小さな幼いドラゴンの悲痛な声を掻き消すかのように、黒い羽根は無慈悲に降り注ぐ。
黒い雨にうたれるその、直前――――
………またしても、ボクの体は反射的に動いていた。
:,: :(::)
/⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,,
(:::::::::::::::!' (::::::)
ヽ::::::::';''' ''`` 。
τ'::/ .;:
)/
。 ' 、 ;: 。
`'''`~''・ ' `
f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ::,,,,,、...
,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`! 、
:.、 !:::( ノ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;,、; 。
゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
,,、.. // ノ' //'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・..
π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;''
):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` ⌒ ` !.:::τ'' ``
τ !::::::::::::::::::::::::::::)/,,,,, γ :'`'``:!
(::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ ・
:::':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ー''''`'`''''''''"
<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 23:43:33.41 ID:ICEXkes0<>
i ヽ \ ト 、 ヽヽ. | \ 、 \ ヽ \
| | \ |ヽ \ \ ハ \ |\ | \ \ ヽ ヽ
', ', t 丶\ \ \! リ ヽ .|, -─V ト、 l |
∨ ∨ .k≠テ〒ミx、 ヘ!__ V | ',|、 |\
. U ∨ ∨ ヾ l:::r ,..:イ ` U 彳斤、ミ、 ハ| | ヽ | \
ヽ , -ヘ \ \!:::し:::j f::::ハ イ ソ ∧ ! ! ∨ |
. ヽ .| fヽヽ\ \ 、 弋ュソ |:::、;;::|/ /、 | ハ | ∨| っ!!
ヘヾ、ヽしヽ. \ ヘ!`ーヽ ゞユソ !. |'、 | !`ー | |─ 、
ヘ\ー─\ \ |、 ゝ | レ' レ
. l \ \ \ / ̄`ー‐ァ 人 \ー 、 _
| >─‐┴─ァY::::::::::::::::::::/ / \ ハ
∨ | /´:::::::::::::::::::::::,' \:::::::::::::/ / \ l
. ∨. |':::::::::::::::::::::::::::::::l\ ├─"__ <____
_ ,. -=─‐--:.、_ , __
,.ィ'´::::::::::::::::::::::::::::'::´::丶 ̄`丶、
, ':, '.:::U,:::::,:::::_,:::;:::::::::::::::::::::丶 ヽ
'.:/::::i::::/ィ, ‐'´ '" レベ::'、:ト:ヾ、:ヽ
'.:il:::::|:::i7 U` `ヾ ト!::::i
,':::il:::::|:::,」. -─- 、 __ |:::::::l
,'.::::!| :::|:::|| _,_ 、 ´ `ヽ!:::::::|
,':::::ムi::::|!::K ヒ'_` ィ=ュ、 ,|::::::;i!
,'.:::::ゝヤ::!:::| ー '′ ヒツ ソ|:::::;'|!
,'.:::::/.:∧:|:::i u _, /,イ:::,'i|| 公人さん……!?
. ,'.:::::,':::,'::∧i:ト丶、 '´ ' ,.ィ:';::!:/::|||
. ,.::::::;::::;:::,'イハi::::〉、丶. __, ィi:'|:::lイ::;∧::!|i
,.::::::,':::,:::,::`i∨く. \ ア,:|:l::!:::ハ:/:;ィ'::!l|
,'::::::;'::::,::,':::〈:::{:::ソ、 ∧く. i::!|::!〈:::,':::;リ:::!l|
,'.:::::,:::::;'.,ィ、´トヾiリ:ヽ/.イト ヾヽ::i;イ:,':::,!|::::|||<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 23:47:53.80 ID:ICEXkes0<>
ベビードラゴン「……クピ!? クピピー!? クピーッ!!」
公人「ツツッ……ベビー、怪我はない……?」
閃光が閃くその直前…ボクはベビードラゴンの小さな体を抱きかかえる形で、爆発から庇っていた。
背中が熱い……痛いとか、そういう感じではもはやない。ただただ、背中が焼け爛れる感覚が全身の神経を奔っていた―――
ベビードラゴン「クピー!クピピーッ!!」
公人「はは…何してんだろ、ボク……君だったら、例えやられてもカードに戻るだけなのに……」
気絶しそうなほどの痛みに必死で堪えながら、心配そうにボクを見るベビードラゴンに、なんとか笑みを浮かべる…
そういえば……なんで、こんなに熱いんだろう……このゲームでのダメージは……電気ショックだけでしか現れないのに……
__{〆..:::::::::〆 ` 、
/_{f7.::::::::::〆 \
/ __{f7.:::::::〆 / \ \
厶イ7:r-、く | | | ヽ \
〈〈__/:ハ::.Vヽ\ | | |、 | ヽ
. /ヾィ/ イヘヽノノ | |ヽ | \ ', | | '.
/ /://ll |:「´ |{ 丁ヾト、| ヽ |! | |l |
|::| l| |:| |ヽ弋f==,ミメ、 ' ‖ /ハ || |
/|::| || |:|ヽ | 、_{._!ンヾ }ノ|l /厶| , / ハ|
|::| || |:| \ ヽ  ̄¨` l/rテミ|/ / / }ノ
|::| l| |:| l \ \ U 、ヾ' / イl/ (背中が完全に焼け爛れちゃってるわね…)
l| | ` -\ ′/ ノ
|l |\ ‐-,,、 / /
ハ ト、 、 ` イ (本来ありえないゲーム内での実際の負傷……マスターの言ったとおりね…)
/ ハ l::.\ >_,、 / |
/ ∧ l:::::/.::7爪 丁 |
―- _∠::::ヽ ∨:::/ 小ヽ |l |
―‐ 、 ` マ}__ ト、 ∨/:||:lL)〉ハ |<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/01(月) 23:54:53.26 ID:ICEXkes0<>
/ / /:::::::::| / /:::::::::::: / __厶/-==― /:::::::::::::::|::::::
./ / /:::::::::::| /l /:::::::::_ -‐/ -‐/:::/ /::::::::::: ::::|::::::
/ /:::::::::::| /::l /-‐_ -‐ / /::::/ /::::::::::: ::::|:::::::
. / /::::::::::: l /イ /:::::::::: // :: / /::::::::::: ::::|::::::
/ /:::::::: / _ -‐ /::/ /::::::::::: / / /:::::::: ::::|::::::
. / /:::::::: _/ _ -‐ /::/ _/:::::::::_,,,.-一≦三/∠三三三≧=ー-::..,,_|_::::
/ /:::::_ -‐ / /:::/_ 厶x≦≡‐ '' " ̄  ̄`'¬ミ刎仞厂|::::::/ (流石にいい気はしないわ……)
/,ー< -‐ / /,,イ//''゙゙゙ /二二\ 刈ア'′,:::::/
/.:: / / ,;;/ / 〃⌒ヽ ヘ /'´ /::::/ (けど、こっちはそれも覚悟で悪役を任されたのよ…!)
.: / / 7/ | ‖ ゞ' ノ | /::::/
/ \___ \ヾ二´ / _,.∠ /::::/ (こんな状況だからこそ…何か起こして見せなさい―――!)
,,.. -―-ミ::::::::`"''ー- ..,,_ ̄__ ,,,..、<⌒,,. - /::::/ .:
_,,.. <:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ二三三三ジ "´ /::::/ .::
`"''ー- ..,,_ ~"'' ::;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;: /::/ .:::: .:
` `"'' ::;;;;;;;;;;;;:: -‐''´ / /,.:::::: .:::
薄れ掛ける意識をなんとか気合で繋ぎとめながら、ベビードラゴンを離す。
ベビードラゴン「クピピッ!クピィ…!」
目に涙まで浮べて……小さな竜はなおもボクの体を気遣いながら悲痛に鳴き声をあげる……
そして……その視線を、頭上のサリエルへとキッと向ける――――!
ッr、,,,_ .!;;二`-┴i___,,,,,_;:;:;:;:;:;:;:;;゙'i、;;;;;;l゙;;;;;;;;;;;/;::: ::::、 " _,,,,,,,,, '"
;゙'.lll/フll/ ̄~゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙´....;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.....;;;.;`'''-.;;;;;;;;;;ヽ.;.゙'―イ;.!:::::;:; ィ―-- ......,,,,......y'/"´
ヾl|j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;........;;;;;;;;;;.;./ ゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./ ;;;;ヽ、;:;::::`ti,;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;~ヽ ドクンッ――――!!
`'-,;;;;;;;;;;;;;;;;;...; ;;;;;;..;../ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'--''リ´゙゙''-、:::`'ミ,; ;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
`'-、;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;./ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!::;:;:;:;:;::`'-、`' !.、;..;;;;;;;;;;;.,}
.`''-,,.;:;:;:;:;:../ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l : : : : :::,i''リ'-、`'-|ii,,,,r‐./
`''-../;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ _,..il,,...l_、 `'―-‐'゙゛
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.! .,,/゛ .`゙''-.i、.,,,
: !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;~'-_;;;;;;;;;;;;;;;゙ヽ......,,.::::: :::::;:;:;:゙ッ;;|、<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 00:01:12.51 ID:dwFgPeI0<>公人「…………ベビー…?」
小さな瞳に確かな強い意志を秘め…ベビードラゴンはサリエルを強く睨みつける。
その眼光は、とても幼い竜とは思えない力強さを称えていた――――
__ .. ---- .
_. - ¨ `丶.
_ .. -‐, ´ \
 ̄ / ヽ
/ ヽ. ヽ
/⌒ヽ /  ̄ __./_ ̄ /!ニ ! キ― i \ !
{ \ .′ ̄ i .|.:/ ./ .| :|. ヽ. ヽ. 、.. ヽ.. ト- ヽ.l
l ヽ. i .| .| :l :|.:| .:| ..:|.::|:. ト:.. ト:.. ヽ:.. V:.|:.| ̄`「ト..、
ヽ ヽ、 | :| :| .::|` ト|、:ハ.:ハ.:|ヽ:..:| ヽl >弋:.. l:.N:.彡K-..._\
\ \ __ | :l! :l .::l ::|z示ミ|、ハ|、_V.ィ禾示i7トヽ:l:トl// \:..ヽ
` ー 、 `ー┴くト:|!.::|:小 トィ:ハ` ヽ ´ トィ::.j.|./ |l:小|j }'/ \ ッ―――!
`ヽ. ノ' ヽト、ト:ハ.弋zリ 弋zツ /: |_ノノ′ おい見ろっ!
} `ア′ ノ′ `i |∧ ' ___ U /, /イ
__ノ / / `ヽ:_ヽ_マ´ `ヽ. ///丁{ あいつの体、なんか光って………
/ ⌒ヽ{ / / |`ヽ―ミー<⌒i<  ̄ ̄ `ヽ、
{ ー 、 ヽ { / ! ヽ- \ヽ ヽ ヽ
`ー、 __} ノ` ー廴_/ _.ノ,.イ0000 .}二. ヽ \ }
`¨´`77¨7ヽ ` ー≦ノ ノ j } |
//r‐'<_`弋¨´ヽ/ /-- /i .′
lノ´ ̄ ― ヽ∠ィ┬<.._/二 // /
iiiii、,_ .,_,_....lレjl
`!|lll|ll|llッ、_,,,,,iiill|||liiijlィ,゙|
゙゙ll|i/'";;;;;;;;;;;`゙'!!くillj !
,,,l丶.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙''''''''''、
,, ri : ,i/ljlゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;iミ、
,_,.... -ー'''''゙゙゙ ̄ ゙̄ゞ..,,l、 .__,,,,,,....,,./ ''゙´´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.liiゝ i,、 クピーーーーーーーッ!!
ィ'''゙゙´;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ. '.l|l||l|||lll!'/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,:ー;;:..、;;;;;;;;;;;;;;;;゙'ヘ/;;l'''- 、
`'''''―--...._,;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ, .`゙'!'T..|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::: ,゙,,:::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;゙''゙" l
゙'i;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ __,,,,,_ヘ、;;;;;.;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;! l::'':/;:;:;:;:. , |
/;;;;:;:;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:゙!ィ;;;.i./ ;;;〃‐;;;;;;.,i;;;;;:;: `'''''" ⌒ l<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 00:03:21.02 ID:dwFgPeI0<>
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.:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... .. .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:. キィィィィィィンッ!!
, .;:;:;:;:;:.:.:.:.. .. .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
,. ; ,+X'∴゙.':;:;::;:;:.:.:.:... . . ..:.:.:.:;:;:;:;:.x ;、 、
+:'、+ .:;:;:;:;.:.:.:.. . . ..:.:.:;:;:. +、', 、
゙,∵,、 .:;:;:;:;.:.:.:.. . . ..:.:.:;:;:. , +,∵
` ∴',+:; . , .:;:;:;:;:.:.:.:... . . ..:.:.:.:;:;:;:;:. , +: ∵
`'∵',+'∴; ,:;:;:;:;:.:.:.:.. .. .. ..:.:.:.:, . , ; + ;∵ '゙
` ' ∵',"+',x' ;,'∵,'∴,'+,ヽ;'∴,'+,ヽ;','+';,'∵,'∴, ∵ "
.:;:;:;:;:;:;:.`^ ゙..゙ ^ ".:.: ^ ".:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:.
,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:.
. .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
.....:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:....
甲高く響いたその咆哮とともに、ベビードラゴンの姿が閃光の中に包まれる―――そして、次の瞬間>>174<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/02(火) 00:08:07.87 ID:y/LFWP.0<>腐ってやがる
早すぎたんだ<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/02(火) 00:10:40.13 ID:y/LFWP.0<>↓<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/02(火) 00:12:22.38 ID:xwIm1oDO<>サリエル墜ちる<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 00:19:17.66 ID:dwFgPeI0<>
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__ --
二 カッ―――― = 二
 ̄  ̄
-‐ ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 00:20:02.55 ID:dwFgPeI0<>
_,,,.、 ,,,_
_/戈介ッ、 /公\
_,ィ匕乃" ゙i|ヾ|! /''i|´ {刄!
/;;イ//´ ノ ,l| |l | /爪゙l、
/゙:./゙.:.//′ /゙ |′` ,!/:.゙l:.゙\
/゙:.:./゙:.:.:// 、 !|.:.:.゙l:.:.:.゙ヽ
/゙.:.:.:/゙.:.:.:.// .i | |;|:.:.:.゙l:.:.:.:.:゙’, ,.
/゙.:.:.:./゙:.:.:.:.:// | ゙! , ,l;|.:.:.:.゙l:.:.:.:.:.:.:゙! /
/゙:.:.:.:/゙/.:.:.:.:.{;( |! |! | \|/:.:.:.:.゙|:.:.:.:.:.:.:゙!、/′
/゙.:.:.:.:.:/゙.:./:.:.:.:.:.:.:〉;;〉 !、 !| ,!| ,.|i\、.:.゙l:.:.:.:.:.:.:.:゙l/′
/゙:.:.:.:.:.:.:/゙.:./:.:.:.:.:.:./|;;l \、_ム、/;|//;!.:.:ヾ、゙!:.:.:.:_;,;,_/i
/゙.:.:.:.:.:.:.:.:./゙:.:/.:.:.:.:.:.:.l゙::};\_,,ノ´;;;;;/Y;.;//:.i:.:.:.:.ヾ`Y´;;;;;/;|゙l l
/゙:.:.:.:.:.:.:.:.:/゙.:./:.:.:.:.:.:.:.:|゙.:|;;;;;;;;;;;;;/;;;;;/;;;;;;;_ン/:.:/゙.:.:.:i:,;〉;|;;;r'´,、`i| ,.|
l゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:/゙.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:!゙ノ`ー―';;:::/::::;;;;;/;;;`:|!/;!:.:.:.l〈;;;キヽ/;i゙i;;|'゙/ __
|゙:.:.:.:.:.:.:.:./゙:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/::;;;;;`ー/⌒ヾ;:ノ;;;::;r'iト':.:.:.:i:/`〈;;/;;;;;;!;;;|ヘ、_,,ッ='" ̄´
|゙.:.:.:.:.:.:.:.!゙:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:/__;;;;;;;;;;\二ニ|;::::;;;´;;;;;|!:,r、i:.|;;;;;/ゞ=个ミ!;;;;屮'´
|゙:.:.:.:.:.:.:.|゙:.:.:.{:.:r:、.:.:.:.{;;;;;\;;;;;;;/ー 、 |;;;;_;;;;;;;;;;;!′|!゙|;;;{゙Yヾ、!;;_|孑=ー
!゙.:.:.:.:.:.:.:!゙/´`i:.| ゙Y´`il`i;;;;;;`ー{`ー-‐|;;;;;`ヾ、;;`ー;;ノ;;ノ〈;ゝイノク.:.:l グオオオオオオォォォォォォォォォ!!
!゙:.:.:./`、|゙| !| i|:(;;;;;;;;;;;;)ゝ _,゙li;;;;;/;;;フ´;;;;;/、 ,.lミレ;ジ.:.:゙l
|゙.:./ Y′ l| ゙|i〈、_;;;;;(ヽ、,,_,,,゙lゞ、;;;_l_;;;;ノゝ、 |,|爻/=ー,:i|
l゙:/ |! ゙|! {;;;;;; ̄r`ヽ _,\,,ヽ、 ゝ- / !|イ/ il i|
゙|! ゙|! ゙|、 l;;;;;r=(::`ヾ` ̄,,_‐''ノi゙ー`ー''´ レ′ /゙ l|
|! ゙ヾ、 ゙ヽ、 ゞ;;!::;;;\:::\/,rリ ´ ゙ゝ、 ___,,,,,_ ノ /′
゙|! \ \ ,ハ;;;;;;::::`ヾ;:::| i⌒ヽ `ー''´:.:i´ lミ〉 /
゙|、 `\ /:.:l゙ヾ;;;;;;::::::|:、ゝ-' /⌒ー ノ:::::ノ,;;;'シ′
ヾ、 ` /゙⌒ヾ;;;;\;;;;::ヾニ-'丿 _..-ヽ;;;::',イイ
゙\、 |! |! `l|゙`ヾ=r‐;;;;:\,,ノ ̄\゙{戈、_,,,ィヵ七゙i!
\ 、` ,| ゙ヽ l| |;;;;;;;::;;{ `i、‐' ゙̄i ゞ少"⌒_ソ`i| <>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 00:23:13.77 ID:dwFgPeI0<>
__ .. ---- .
_. - ¨ `丶.
_ .. -‐, ´ \
 ̄ / U ヽ
/ ヽ. ヽ
/⌒ヽ /  ̄ __./_ ̄ /!ニ ! キ― i \ !
{ \ .′ ̄ i .|.:/ ./ .| :|. ヽ. ヽ. 、.. ヽ.. ト- ヽ.l
l ヽ. i .| .| :l :|.:| .:| ..:|.::|:. ト:.. ト:.. ヽ:.. V:.|:.| ̄`「ト..、
ヽ ヽ、 | :| :| .::|` ト|、:ハ.:ハ.:|ヽ:..:| ヽl >弋:.. l:.N:.彡K-..._\
\ \ __ | :l! :l .::l ::|z示ミ|、ハ|、_V.ィ禾示i7トヽ:l:トl// \:..ヽ
` ー 、 `ー┴くト:|!.::|:小 トィ:ハ` ヽ ´ トィ::.j.|./ |l:小|j }'/ \
`ヽ. ノ' ヽト、ト:ハ.弋zリ 弋zツ /: |_ノノ′ 進化した――――!
} `ア′ ノ′ `i |∧ ' ___ U /, /イ
__ノ / / `ヽ:_ヽ_マ´ `ヽ. ///丁{
/ ⌒ヽ{ / / |`ヽ―ミー<⌒i<  ̄ ̄ `ヽ、
{ ー 、 ヽ { / ! ヽ- \ヽ ヽ ヽ ………っていうかデカッ!?
`ー、 __} ノ` ー廴_/ _.ノ,.イ0000 .}二. ヽ \ }
`¨´`77¨7ヽ ` ー≦ノ ノ j } |
//r‐'<_`弋¨´ヽ/ /-- /i .′
lノ´ ̄ ― ヽ∠ィ┬<.._/二 // /
__ ,. ‐=':::::::::::::=‐- 、
, '´ ̄`フ´`丶:::::::::::::::::::::::::::::::ヾ.、
/::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::','、
,':::::::/:;ィ:,ィ:/!;ヘ:ヽヾ、:、::',::::::::',',',
i::::::::レ' '´ レ ` ヽ ヽヽト::::::::i:i:i
|::::::::ト 、 u !::!:::::::!:!!!
|::::::::|_丶、 ,. - ' ´|::|:::::::i:||:!i
|!:::::木マ斤 '´ Tヰア!:i:::::::;':||:|li
|i::::::|! ゞ-' ゞ-' !:|:::::,':::!!:|l:! え、えっとゴーグルゴーグル……!
|:!:::::i:、 ┌──┐ ,」リ:::/::::||::!l:l
|:ト;::::ト丶、_! !_,.ィ:i::|!::/:::::::!!:l:l:l
|:|:ゝ:|:::L:::::| __|::::::r':::;X-、: ::||::!:!:!
|:|7:`!::::/:::''77T´ ,ハ,」´ ヽ:!!::!:l:l
|:|{:::::ヽ::::i { 冫〈 i ト:||::|::!:l
|:|:!ゝ::く::::!、 .レ ィiトヽヘ ハ:!::!::i::!
|:|:!:了:::i:::::〉 ヤ'ハ ソ iコ i' ',::|::|::!
<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 00:26:33.29 ID:dwFgPeI0<>
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!゙:.:.:./`、|゙| !| i|:(;;;;;;;;;;;;)ゝ _,゙li;;;;;/;;;フ´;;;;;/、 ,.lミレ;ジ.:.:゙l 種族:神
|゙.:./ Y′ l| ゙|i〈、_;;;;;(ヽ、,,_,,,゙lゞ、;;;_l_;;;;ノゝ、 |,|爻/=ー,:i| MLV:80
l゙:/ |! ゙|! {;;;;;; ̄r`ヽ _,\,,ヽ、 ゝ- / !|イ/ il i| 属性:光・闇
゙|! ゙|! ゙|、 l;;;;;r=(::`ヾ` ̄,,_‐''ノi゙ー`ー''´ レ′ /゙ l|
|! ゙ヾ、 ゙ヽ、 ゞ;;!::;;;\:::\/,rリ ´ ゙ゝ、 ___,,,,,_ ノ /′ ・イスラム世界における規格外の力を持つ怪物。
゙|! \ \ ,ハ;;;;;;::::`ヾ;:::| i⌒ヽ `ー''´:.:i´ lミ〉 / 名前はヘブライ語のベヒーモスをアラビア語読みしもの。
゙|、 `\ /:.:l゙ヾ;;;;;;::::::|:、ゝ-' /⌒ー ノ:::::ノ,;;;'シ′ ドラゴンの姿が有名だが、本来は巨大な魚。
ヾ、 ` /゙⌒ヾ;;;;\;;;;::ヾニ-'丿 _..-ヽ;;;::',イイ その圧倒的な巨大さにキリストも気絶した。
゙\、 |! |! `l|゙`ヾ=r‐;;;;:\,,ノ ̄\゙{戈、_,,,ィヵ七゙i!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
__{〆..:::::::::〆 ` 、
/_{f7.::::::::::〆 \
/ __{f7.:::::::〆 / \ \
厶イ7:r-、く | | | ヽ \
〈〈__/:ハ::.Vヽ\ | | |、 | ヽ
. /ヾィ/ イヘヽノノ | |ヽ | \ ', | | '.
/ /://ll |:「´ |{ 丁ヾト、| ヽ |! | |l |
|::| l| |:| |ヽ弋f==,ミメ、 ' ‖ /ハ || |
/|::| || |:|ヽ | 、_{._!ンヾ }ノ|l /厶| , / ハ|
|::| || |:| \ ヽ  ̄¨` l/rテミ|/ / / }ノ
|::| l| |:| l \ \ U 、ヾ' / イl/ このタイミングで進化を……!?
l| | ` -\ ′/ ノ
|l |\ ‐-,,、 / / しかも、いきなり竜王クラスじゃない……!!
ハ ト、 、 ` イ
/ ハ l::.\ >_,、 / |
/ ∧ l:::::/.::7爪 丁 |
―- _∠::::ヽ ∨:::/ 小ヽ |l | <>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 00:33:31.76 ID:dwFgPeI0<>::::::::::::::::.\ |:::::::::::::::::::.\ /.::::::/
::::::::::::::::::::::.\ノ:::::::::::::::::::::::::.ヽ/.::::::/ // _ - 二>一¬、
ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈:::::::::{ /.::/ . ´/ // l
\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨.::::/ / / イ / ヽ ∧
__>ー-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::厶 -‐ / / |/;=ミト , / / {ト /.::::〉
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. -‐''"´ /// /ヾ⊥ソ{ /ミX/ {l l /.::::/
―-、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ -―<´ ̄ / { r r ,゙〈 ヽ/ {| | /.:::://
―‐/^Yヽ::::::::, ┐::::::::::::/´.::::::::::::::::::::.\ ;′ ハ f=- 、 ヽ<ノX 〃|| /.::::/.::.::. ……上等じゃない!
┌〈 イ .ノ::::::〈 l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ l / | ├-、冫 / {{.小}} _厶イ::.::.::.::.:
ノ ノ \>ー丿 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ∨ l、  ̄_,. -‐'´ -一ァ'´.::.::.::.::.::.::.::.::
ヽ/^ト、 ′ ( ',::::::::::::::::::::::::::::r―----―く__ -‐  ̄ _/.::.::.::.::.:{:.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:: 起こった奇跡、真っ向からぶつかってあげるわぁ!
| jーr‐ ⌒ヽ ∧:::::ー=ニニ二 _  ̄ ̄ ̄ _,. -‐/.::/.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.
`ー-- 、_, 弋_ト:::::::::::::::::::〈::/|  ̄ 7¬=ァニニ  ̄-‐ イ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::,. -―<::.::.::.::.::.
<::::ハ く_,ハ::::::::::::::::r〈::.ヽ { / /.::.::.::l::|::.::.::.::.::.::.::.:: ィ´::::::::::::::::.\::.::.::.
く ̄ヽ}__ ノ ∨`ヽ___ノ::.ヽ:::.\ ′_,. -‐'´.::.::.::.::. !|::.::.::.: ゝ-‐'´.::|:::::::::::::::::::::::::.\::. 『黒死の閃光ッ!!』
_,,. -{こフヽ<__/.::.::.:::.ヽ::.::.::/´::.::.:.ヾ<::.::.::.::.::.::.::.::.ノ:: 八::.::.::.::.::.::.::.::.:ノ:::::::::::::::::::::::::::::::.\
_ }>―-イ.::.::.::.::.::.::.:}::.::/.::.::.::.::.::.::.::.::.::`ー==彡イ.::.:.ゝ.::.::.__/-、:::::::::.\::::::::::::::::::
/.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::./.:: /.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::./ ̄:::::::::::::::::::.\:::::::::.\::::::::::::
厶 --、 __::.::.::.::.::.::.::.::/⌒::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::.\:::::::::.\::::::
天空に巨大な翼を広げ、雄雄しき姿で見るものを圧倒させる竜神……!
それに向かい、サリエルは一気に飛ばすと同時に一ヶ所に束ねると、巨大な黒い渦を竜神に向けて撃ち放つ!
ソレに対し、天空に座する竜は――――<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 00:35:14.63 ID:dwFgPeI0<>
_,,,.、 ,,,_
_/戈介ッ、 /公\
_,ィ匕乃" ゙i|ヾ|! /''i|´ {刄!
/;;イ//´ ノ ,l| |l | /爪゙l、
/゙:./゙.:.//′ /゙ |′` ,!/:.゙l:.゙\
/゙:.:./゙:.:.:// 、 !|.:.:.゙l:.:.:.゙ヽ
/゙.:.:.:/゙.:.:.:.// .i | |;|:.:.:.゙l:.:.:.:.:゙’, ,.
/゙.:.:.:./゙:.:.:.:.:// | ゙! , ,l;|.:.:.:.゙l:.:.:.:.:.:.:゙! /
/゙:.:.:.:/゙/.:.:.:.:.{;( |! |! | \|/:.:.:.:.゙|:.:.:.:.:.:.:゙!、/′
/゙.:.:.:.:.:/゙.:./:.:.:.:.:.:.:〉;;〉 !、 !| ,!| ,.|i\、.:.゙l:.:.:.:.:.:.:.:゙l/′
/゙:.:.:.:.:.:.:/゙.:./:.:.:.:.:.:./|;;l \、_ム、/;|//;!.:.:ヾ、゙!:.:.:.:_;,;,_/i
/゙.:.:.:.:.:.:.:.:./゙:.:/.:.:.:.:.:.:.l゙::};\_,,ノ´;;;;;/Y;.;//:.i:.:.:.:.ヾ`Y´;;;;;/;|゙l l
/゙:.:.:.:.:.:.:.:.:/゙.:./:.:.:.:.:.:.:.:|゙.:|;;;;;;;;;;;;;/;;;;;/;;;;;;;_ン/:.:/゙.:.:.:i:,;〉;|;;;r'´,、`i| ,.|
l゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:/゙.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:!゙ノ`ー―';;:::/::::;;;;;/;;;`:|!/;!:.:.:.l〈;;;キヽ/;i゙i;;|'゙/ __
|゙:.:.:.:.:.:.:.:./゙:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/::;;;;;`ー/⌒ヾ;:ノ;;;::;r'iト':.:.:.:i:/`〈;;/;;;;;;!;;;|ヘ、_,,ッ='" ̄´
|゙.:.:.:.:.:.:.:.!゙:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:/__;;;;;;;;;;\二ニ|;::::;;;´;;;;;|!:,r、i:.|;;;;;/ゞ=个ミ!;;;;屮'´
|゙:.:.:.:.:.:.:.|゙:.:.:.{:.:r:、.:.:.:.{;;;;;\;;;;;;;/ー 、 |;;;;_;;;;;;;;;;;!′|!゙|;;;{゙Yヾ、!;;_|孑=ー
!゙.:.:.:.:.:.:.:!゙/´`i:.| ゙Y´`il`i;;;;;;`ー{`ー-‐|;;;;;`ヾ、;;`ー;;ノ;;ノ〈;ゝイノク.:.:l. メギド
!゙:.:.:./`、|゙| !| i|:(;;;;;;;;;;;;)ゝ _,゙li;;;;;/;;;フ´;;;;;/、 ,.lミレ;ジ.:.:゙l 『――――浄閃焔――――』
|゙.:./ Y′ l| ゙|i〈、_;;;;;(ヽ、,,_,,,゙lゞ、;;;_l_;;;;ノゝ、 |,|爻/=ー,:i|
l゙:/ |! ゙|! {;;;;;; ̄r`ヽ _,\,,ヽ、 ゝ- / !|イ/ il i|
゙|! ゙|! ゙|、 l;;;;;r=(::`ヾ` ̄,,_‐''ノi゙ー`ー''´ レ′ /゙ l|
|! ゙ヾ、 ゙ヽ、 ゞ;;!::;;;\:::\/,rリ ´ ゙ゝ、 ___,,,,,_ ノ /′
゙|! \ \ ,ハ;;;;;;::::`ヾ;:::| i⌒ヽ `ー''´:.:i´ lミ〉 /
゙|、 `\ /:.:l゙ヾ;;;;;;::::::|:、ゝ-' /⌒ー ノ:::::ノ,;;;'シ′
ヾ、 ` /゙⌒ヾ;;;;\;;;;::ヾニ-'丿 _..-ヽ;;;::',イイ
゙\、 |! |! `l|゙`ヾ=r‐;;;;:\,,ノ ̄\゙{戈、_,,,ィヵ七゙i!
\ 、` ,| ゙ヽ l| |;;;;;;;::;;{ `i、‐' ゙̄i ゞ少"⌒_ソ`i|<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 00:38:49.45 ID:dwFgPeI0<>
゙゙゙!!lllllllllllllllllllliii,,_..;;..... \ L
゙゙゙!lllllllllllllllllllliiii,_;;;... .\ l
゙゙!!llllllllllllllllilllllli、.... .\ l
゙゙!!lllllllllllllli,.;;;;;;;;;.....\ `、 . l
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__________________ ゙゙llr <>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 00:40:11.08 ID:dwFgPeI0<>
\ _, - ― … − - 、_ /
丶 ,.:: '´:: :::::: ____ :::::: ¨丶_ , '
丶 /:::::_ -−' ´ ̄  ̄ 'ー 、 ::::::: ヽ , '
丶 /::_;; -'−―== ------ ―−- ゝ- -−'- 、_
_,. -−:::' ::: ̄ ̄:::::::: :: 二三三二二二:::.___三二 :::::::::::::: ¨'−-、__
,.:::'´:::::: 丶_:::, -- ー−'´ ̄: : : : : : : : : : : : : : : ̄ ̄´¨丶- 、:::::::::: :::: ::::::::::::::::  ̄::丶
, イ::::::::, -‐'´/:. :. :. :. :., '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ': ; ̄´¨¨:.丶、 ̄ヽ:: :::::i
/:::;:: ィ´{ ,.:':. :. :. :. :, :': : : : : : : : : : : :丶:. :. :. :. :. ヽ ¨ヽ::ヘ
/::i ´丶´` − -_:. ; ':_:_ :-:−― - - _ : : : : : : 丶:. :. :. :. :. ヽ / 丶:}
丶::.、 _, -− '´ ̄-―  ̄ : : : : : : ヽ:. :. :._:. ノ '´ /
¨丶,r'´ ̄:. ; ': : : ー -- _ : : : : ヽ:._;: -ー:t '´
/:. :. :. :./: : _ _ _  ̄冖¬=-、_:. :.',-‐'
/:. :. :. :./: : :丶!
」:. :. :. :./: : : !
/:. :. :. :./: : : ! !
l::. :. :. :./: : : ! !
_ヽ________ ________:__
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<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/02(火) 00:41:27.85 ID:L17EUsMo<>演出が長い
こいつは間違いなくFFの召喚獣<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 00:46:09.69 ID:dwFgPeI0<>サリエルの放った黒い渦さえもかき消して……とてつもない閃光がサリエルを呑み込んだ―――
__ ,. ‐=':::::::::::::=‐- 、
, '´ ̄`フ´`丶:::::::::::::::::::::::::::::::ヾ.、
/::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::','、
,':::::::/:;ィ:,ィ:/!;ヘ:ヽヾ、:、::',::::::::',',',
i::::::::レ' '´ レ ` ヽ ヽヽト::::::::i:i:i
|::::::::ト 、 u !::!:::::::!:!!!
|::::::::|_丶、 ,. - ' ´|::|:::::::i:||:!i
|!:::::木マ斤 '´ Tヰア!:i:::::::;':||:|li
|i::::::|! ゞ-' ゞ-' !:|:::::,':::!!:|l:! ス、スゴ……
|:!:::::i:、 ┌──┐ ,」リ:::/::::||::!l:l
|:ト;::::ト丶、_! !_,.ィ:i::|!::/:::::::!!:l:l:l
|:|:ゝ:|:::L:::::| __|::::::r':::;X-、: ::||::!:!:!
|:|7:`!::::/:::''77T´ ,ハ,」´ ヽ:!!::!:l:l
|:|{:::::ヽ::::i { 冫〈 i ト:||::|::!:l
森の大半を一瞬にして荒野に変えながら、熱が、光が、爆風が荒れ狂う……
その爆炎がようやく治まると…>>186<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/02(火) 00:48:31.96 ID:JkGRkYAO<>ただ一人サリエルのみが立っていた<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/02(火) 00:48:38.35 ID:B50/6xAo<>そこには全裸のサリエルの姿が!<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 01:03:38.96 ID:dwFgPeI0<>
_.....:;;:;:;::';::':':'"´ .,_.,::;:':''"゙"゙゙'..:::::.::;::;:::;:::;:;';';:::';'::'''"
` ´ ...:.,.._ .., . . .,;:;':"...:::::.;:;:';'"'''` .;:;'r-=´へ、;':'":'" . .
::'".,:::;:':;'' ┌へ、 `゙"´ ´""''''""´ _,/ / ':..ヘ `.\、_
"´'" _,/.::/.:::::;>‐''゙ ̄ ̄ハ .r─r--::;:-.:.、_:: ,<´_,::":/:':::::..`._..::;'".へ'´\/^
_/`yヽ√\ヘヘ:/ ..:::. ...::/ ,::' ..ソ;:::;..i:. . ::...` "_/へ.`ー-v::、,_...:,:_,/:/.:::
─'ー─´ー─----‐'ー-─'´ー-==;;:;'__,:::".::;';';:;';;;;;;;;;;;_ヾ.∠;;,,_:::__\:".::/'';;';';:;';;;;;;;;;';';
rュ、. . . ..。. . .. .^
^ 。 ゚ . . ' : '', ; ' ' ; . . ; . ; ' :
. . ' : ' , ; ' ' ; . . ' :
::;__;; ^ . :. ; . ; ' : ; ~
:;∠´... .. ̄\;,;,;::._; . ' :.......∠二ヽ.... . ゚ . ' ' , ; ^ : ;_;_:,.;_:_;_ :
/´.::;:..\::.:、:... <::.´ ̄`ヽ::.._ . ' : . ; ; ' : _;∠,;;;;.:;::::;:、:;゙ヾ
/〉 ::.:ニ;;.. ,/ ̄\:::..ハ''´ .::::\. ; . ' . ... .::.::;/べ;:::.::'.:. ̄ヾ::;:;;;,:;
,ノ.::.:::':::.:.:..;;.;;:;::.:./.::、:/´ ̄`\:-:ー:┴- 、 . ; . ; ' : .::/ .::;:.::::.:;:::::.;::':ヾ>ー-
:.:;:べ、___,,/ ̄`ヾ;:::.:..:;.:...::.:::;:.::/.:::.::......`ヽ::::::::.. r-、 .:└ヾ,;:::':::::;ィ;;;;;;;;:;;ツ::::::;;;;
爆炎がやっと治まったそこには、木々が深く生い茂っていた森はもはや原形を残さず……
ただ、大地さえも溶解させた炎が揺らめく荒野へと変わっていた…
驚くことに、これだけの爆発でありながら、そのすぐ傍にいたボクや康子たちにはその被害が一切及ばなかった。
敵としての対象のみを殲滅する……その力は、まさに竜神の域と言ってもいいと感じた……
いつのまにか背中の激痛さえも忘れてその光景に呆然としていたが、ハッと我に返る。
公人「そうだ…グッ……サリエルは―――!?」
思い出したように荒野となった周囲からサリエルが居た場所へと視線を戻す。そこには……
サリエルが、倒れていた。傷自体はそう深いものではなかったが、
流石に耐え切れなかったのか白い肌露をにし、その身を地面に投げ出していた…
……だが、それだけではない。
公人「ッ―――!」
倒れるサリエルの前に……彼女を守るようにまた別のモンスターたちが佇んでいた……<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 01:07:31.16 ID:dwFgPeI0<>
,∠ゝ-‐大‐-<ヽ_
t‐;-.,∠.___/.Φ.\____`>‐:;ァ
\;:;゚:;:・;:=く o小o >=;:・;:;゚:;:/
tヽ-r〜_公.-┴- 尖_ー -ァ'z
_つ匕.. -‐一_‐r‐- .._`ソ∠_
/,.<´ァ'`7_二 ソ ト,`_二ー' `ヽ,>、`ヽ ……大したものです
_/__/ - ,' ,' ,! ( | i ,.ィルi . ト, ヽ ヽ
f y _{ '´ ! { ,.rr‐=;、 ! レ'rt‐:ト, iノ | -{\|
゙イ::lヽ、__! ', い、.ソ ` '、_ソ !イ .メ、_/\〉 これだけの力を持つドラゴンをもう従えることが出来るなんて…
ヽl ∠l. ト、!. _'__ ,r ' / ノ ノ
. 弋二/ ! .l>,._ ` ´ ._ィ",ィ ノ、二/
ノ ノ! / ! _i_,.仗_ ̄rク匕_'´ ヽ::ヽ ★ヤマ★
/ / ,ム‐''壬|l:::::::`¨l.i」´::::::::|i>=.、ヽ:::::\_
r‐' 二 -‐',.ィチ大くヽ リ::::::::::::::::::::::::::::|l レヘN`>ュ、_:::フ 種族:神
!/´ く::::::ヽ、___>''::___(__):::::::::::ヾ、__'__ェブ::::::〉 MLV:59
,ハ:::::::::::::::::/,ィネ不l !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/、 属性:闇・光
. ,...、 ト、 ヽ::::::::/ィく>X` イ.|__):::::::::::::::::::::::::::::::::/ ,ハ
// ll \
,___ // _||、__ \
ィ´ , .l, ヽ、 \ヽ、 ヘ  ̄||´ ̄ ̄\ \
/!| ; i │ ; i ヽ, \, へ.\ || \ 丶
.ト、 ./i ./l i, | │ i .| l l, !ヘ `i __ ヽ
l.ヽ 〈 | .|^)!| | |; |│;│,| l, |:├ー 、ヽ ゙,
l. ヽ i ,l,レ´i.| | | ; | ;| ;‖| l, l,. |: | \ヽ 1 …………。
l. ヽ | |.ソ^〉!| |. | ││ || |, l | 〈、」 ヽl !
l. ヽ i,| | /ヾ|.,| ,| ‖│ |l/ `|l. |: | ヽ l
| \ ノ レ^)レ;|レ|l^〉|/レ/ (_,.、 ,|: L `、 │
|、 Yニ=__ノ辷ニニニ]ヘ、 ,/ 〈`-´ `; i |
〈 / ̄ヽ,`l^!77'T'T'T' 「^`lヽ l, へ, .; | │
〈. ,| l, |/ || ‖‖|l | l \ /;;;;;;;;;)´ | ! ★タナトス★
X ヽ l,!. || ‖‖|| |,../ ヽ.ノ;;;;;;;;;/ | |
/ ハ___,、_,iノ; ‖‖‖||/^\ ハ;;;;;;/1 | │ 種族:死神
{ ノ 「^゚ ̄'|‖|l |l‖l〈 ヽノ;;;;;;;;;/|: | l |. MLV:70
`イ____|;;;;;;;;;;;|ニニニニ / `ー´ |: | | l 属性:闇
】二イ;;;;;;;;;;l`ヽl⌒|l〉ノ |: | | 1 <>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/02(火) 01:09:18.73 ID:y/LFWP.0<>凄いのが来たな<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 01:14:56.27 ID:dwFgPeI0<>
/ \
/ / ヽ
/ .// ヽ
/ ./ / , ' ハ
i // , - / ,イ l ハ
l // / / / // i | i
i〃 ニZ / - ' // / : :l l
Vイフ/' ´`丶 i,イ / . : : i l そうね。流石に私たちも力を集中させなきゃこの子が吹き飛んでたし
/〉 ` -ミヽ`トl.l / . : : :i l
/ r '´ 、じ,、.l llヽ / . : : : :/ l
/ l ヾ ,ゝ、l./ : . : : : :/ i
/ lヽ、 l ソ . : . : : : : イ ! これだけ急成長させられればこの子の役も充分ね
/ / : :l ` / . : : : . : : : : :/l /
' イ : : :l / . : : : . : : : : :/: l l/
.,' /l : : : :丶 、 / . : : : : : : : : :/: : :l :l l ★イザナミ★
.l / l : : : : : :/: :7 >/ . : : : : : : : : : /: : : :l: l l
l / .l : : : : : /: :/〃/ . : : : : :/: : :/.: : : : :i: l: l 種族:女神
l/ l: : : : :./: /〃/ . : : : : :/: :.∠ヘ: : : : : l: . l :ト; l MLV:67
l l: : : :〃/ 〃/: : : : :/: ∠.......ヘ.: : : : l: . l l l: l 属性:闇
l l: :.//ノ /,=i: : : :/: /-−-ニヘ.: : : :l: . .l :l l: l
l /i/ / l: : :/: / ヘ: : : l: . l . : :l l: l
,. ,.-^ヽ
|_\____r'´く閻 〉\
|\_,,..-'‐'::::::::::| |´ 魔. /〉/ヽ_
i::`ーへ_,.r-、ハヘ___,.、__ //::::::::::/|
,ヘ:::::::::_,.へ_,.-'⌒`ー-へ_7、_/::::/
-くヽー⌒´// ハ-ト/_/ ハ `ヽゝソ._____ それにしても……公人さんでしたっけ
</>γ´/ iVrrー-=、_V レ_,!ィノ ハ7ヽ, iヽ
rヽ、__i ! ', .!ハ!__,ソ` ,r=;!tハノ!、__ン/./ 貴方も中々変わっていますね モンスターを身を挺して庇うセイヴァー、
ゝ/,7 /`ヽ| ,,, . `┘ハiイ i\/ そうそういませんよ
〈_.//// ハヽ __ "ノイ/ヽ、\! __,.-‐-.、
// / /_,ノ,イ>.、.,__ ,,..イ/ くiヽ ,.イ ̄ ,.- '"
ヽ' / r'「i山ン/::!:i フ´ン`ヽ、_ レ´ ! ヽ、 /ヽ,
ハ !_,へ,ヘ::::::/::::::::!Y//::::::::|!皇ンゝ、 rヽ、__〉_/ ヽ, 話では色々と考えながら行動するタイプと聞いてましたが、
/ !//⌒ヽ、:::::O/:::::::::::::::77/ 〉「 /i\ ヽ_/ノ 意外と>>193なようですね
. 7ゝ/ 罰 /::::::::7:::::::::::::;:イ/ ,.イ,イ ゝ、  ̄ 7ノ<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/02(火) 01:17:38.34 ID:L17EUsMo<>アブノーマルな趣味<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/02(火) 01:20:47.62 ID:y/LFWP.0<>ロマンチッカー<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/02(火) 01:21:36.33 ID:L17EUsMo<>ロマンチックな性癖<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 01:30:36.63 ID:dwFgPeI0<>
,. ,.-^ヽ
|_\____r'´く閻 〉\
|\_,,..-'‐'::::::::::| |´ 魔. /〉/ヽ_
i::`ーへ_,.r-、ハヘ___,.、__ //::::::::::/|
,ヘ:::::::::_,.へ_,.-'⌒`ー-へ_7、_/::::/
-くヽー⌒´// ハ-ト/_/ ハ `ヽゝソ._____
</>γ´/ iVrrー-=、_V レ_,!ィノ ハ7ヽ, iヽ 話に聞くより、随分とロマンチストというか、感情で行動する人というか……
rヽ、__i ! ', .!ハ!__,ソ` ,r=;!tハノ!、__ン/./
ゝ/,7 /`ヽ| ,,, . `┘ハiイ i\/ まあ、ようするにお人好しですね
〈_.//// ハヽ __ "ノイ/ヽ、\! __,.-‐-.、
// / /_,ノ,イ>.、.,__ ,,..イ/ くiヽ ,.イ ̄ ,.- '"
ヽ' / r'「i山ン/::!:i フ´ン`ヽ、_ レ´ ! ヽ、 /ヽ, 悪くありませんが、いざという時に冷静な判断が出来ずに
ハ !_,へ,ヘ::::::/::::::::!Y//::::::::|!皇ンゝ、 rヽ、__〉_/ ヽ, 失敗する時が来るかもしれませんよ
/ !//⌒ヽ、:::::O/:::::::::::::::77/ 〉「 /i\ ヽ_/ノ
. 7ゝ/ 罰 /::::::::7:::::::::::::;:イ/ ,.イ,イ ゝ、  ̄ 7ノ
,. -──---─- ..,,_
,. .':.´:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶、
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l:.ト:.l:.:.:.:.:.l:.:.:.ll:./‐ナ‐弋:.:.:.:./ !'‐弋ナ┼|:./ト:.:.:.:ト、、
l| ヽ',:.:.:.:.',:.:.:!'rfぅ:ヾ` ヽ/ '´{ぅ::ト ナ':.:.! }:.:.:| ``
ヽ ヽ、:.:{ ト、',` ゝ‐'  ̄` /:.:.:.l':.l:.ト}
ノ:.:ト|:.:', , U イ:レ:.:|:∧! う………………
|:/|:.l:.:\ _ {:.:.:.:ハ'
l' !ハ:.:.: x ´ ,ィl:.∧!
_,.Y `丶、 , ' /'l/
r==≦ー 、 ` ー ' / \
〃´  ̄ヽ`ヽ / ` <,ヽ<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/02(火) 01:30:40.40 ID:B50/6xAo<>はたして性癖は必要なのか<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 01:34:54.02 ID:dwFgPeI0<>
,. ,.-^ヽ
|_\____r'´く閻 〉\
|\_,,..-'‐'::::::::::| |´ 魔. /〉/ヽ_
i::`ーへ_,.r-、ハヘ___,.、__ //::::::::::/|
,ヘ:::::::::_,.へ_,.-'⌒`ー-へ_7、_/::::/
-くヽー⌒´// ハ-ト/_/ ハ `ヽゝソ._____ ニコッ
</>γ´/ iVrrハノヘノV レ_,!ィノ ハ7ヽ, iヽ
rヽ、__i ! ', -ーー- -- tハノ!、__ン/./ ………ですが、そういう方はキライじゃないですよ
ゝ/,7 /`ヽ|. """ . "" ハiイ i\/
〈_.//// ハヽ. (フ ノイ/ヽ、\! __,.-‐-.、 私たちのマスターは言っていました
// / /_,ノ,イ>.、.,__ ,,..イ/ くiヽ ,.イ ̄ ,.- '"
ヽ' / r'「i山ン/::!:i フ´ン`ヽ、_ レ´ ! ヽ、 /ヽ, 『知り合いに、どうしようもないお人好しの少女がいる
ハ !_,へ,ヘ::::::/::::::::!Y//::::::::|!皇ンゝ、 rヽ、__〉_/ ヽ, だが、そのお人好しが、意外と奇跡を起こしやすい』
/ !//⌒ヽ、:::::O/:::::::::::::::77/ 〉「 /i\ ヽ_/ノ
. 7ゝ/ 断 /::::::::7:::::::::::::;:イ/ ,.イ,イ ゝ、  ̄ 7ノ マスターが貴方達を気にかけているのが、ちょっとわかりました
ノ r/罪/ゝ::::::Oi::::::::::::::!/ゝ、 //〈 `ヽ---イ
// ll \
,___ // _||、__ \
ィ´ , .l, ヽ、 \ヽ、 ヘ  ̄||´ ̄ ̄\ \
/!| ; i │ ; i ヽ, \, へ.\ || \ 丶
.ト、 ./i ./l i, | │ i .| l l, !ヘ `i __ ヽ
l.ヽ 〈 | .|^)!| | |; |│;│,| l, |:├ー 、ヽ ゙,
l. ヽ i ,l,レ´i.| | | ; | ;| ;‖| l, l,. |: | \ヽ 1 ……ヤマ
l. ヽ | |.ソ^〉!| |. | ││ || |, l | 〈、」 ヽl !
l. ヽ i,| | /ヾ|.,| ,| ‖│ |l/ `|l. |: | ヽ l コイツ運ぶの手伝え
| \ ノ レ^)レ;|レ|l^〉|/レ/ (_,.、 ,|: L `、 │
|、 Yニ=__ノ辷ニニニ]ヘ、 ,/ 〈`-´ `; i |
〈 / ̄ヽ,`l^!77'T'T'T' 「^`lヽ l, へ, .; | │
〈. ,| l, |/ || ‖‖|l | l \ /;;;;;;;;;)´ | !
X ヽ l,!. || ‖‖|| |,../ ヽ.ノ;;;;;;;;;/ | |
/ ハ___,、_,iノ; ‖‖‖||/^\ ハ;;;;;;/1 | │
{ ノ 「^゚ ̄'|‖|l |l‖l〈 ヽノ;;;;;;;;;/|: | l |<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 01:41:04.92 ID:dwFgPeI0<>
,∠ゝ-‐大‐-<ヽ_
t‐;-.,∠.___/.Φ.\____`>‐:;ァ
\;:;゚:;:・;:=く o小o >=;:・;:;゚:;:/
tヽ-r〜_公.-┴- 尖_ー -ァ'z
_つ匕.. -‐一_‐r‐- .._`ソ∠_
/,.<´ァ'`7_二 ソ ト,`_二ー' `ヽ,>、`ヽ
_/__/ - ,' ,' ,! ( | i ,.ィルi . ト, ヽ ヽ
f y _{ '´ ! { ,.rr‐=;、 ! レ'rt‐:ト, iノ | -{\| 貴方なら別に一人でも担げるでしょうに…まあいいでしょう
゙イ::lヽ、__! ', い、.ソ ` '、_ソ !イ .メ、_/\〉
ヽl ∠l. ト、!. _'__ ,r ' / ノ ノ
. 弋二/ ! .l>,._ ` ´ ._ィ",ィ ノ、二/ それでは皆さん、お騒がせしました
ノ ノ! / ! _i_,.仗_ ̄rク匕_'´ ヽ::ヽ
/ / ,ム‐''壬|l:::::::`¨l.i」´::::::::|i>=.、ヽ:::::\_ 今後は我々から今回の様なことをすることは
r‐' 二 -‐',.ィチ大くヽ リ::::::::::::::::::::::::::::|l レヘN`>ュ、_:::フ 多分、ないと思いますからご安心を
!/´ く::::::ヽ、___>''::___(__):::::::::::ヾ、__'__ェブ::::::〉
,ハ:::::::::::::::::/,ィネ不l !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/、 ……ではでは
. ,...、 ト、 ヽ::::::::/ィく>X` イ.|__):::::::::::::::::::::::::::::::::/ ,ハ
/ r__j l_ュ
/ r―┐r―┐
/ /l / .:/ l | 、 \ \  ̄Ll Ll ̄ヽ
/// .:/ / | .:::| ∧: ト、 ト、. // ヽ::: ヽ. |:. ',
,/// .:::l .:/ .:::|\/| | | | ヽヽ// |ヽ::: ヽ |:|:. ', って!オイコラ!
レ ,' ::/ .:::| :::ト、/l`l、:j ヽ | / j ヽ:::::ヽ|:|:: ',
| / | :::|:::::|  ̄`ヽ ゛ ^´ ノ |\:: l_l:: ',
| l | ::::|:::ハ ー―‐''´ | :::ヽ| }:::. ',
l | | ::::|: lヽ`ヽ__ノ , __ ///// |、 :|_ノ::: ', コッチからも質問くらいさせろー!!
V l ∧| } /// r―‐'´ ヽ、 /| :|::::::::: ',
ヽ |/l ハ ', ヽ /ー'| :|::::::::::. ',
V | |::::ヽ、 l | /l::::: | /::::::::::l::::. ',
,/ | |:::::::::l\ | j /:::|::::::l/:|::::::::::|:::l:. ',
| |:. |:::::::::|::::l` 、ー―――‐"イ :|:::::|:::::::::::|:::::::: |:::|::. ',
| |:: |, -――――'`l ̄ ̄ ´ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ::::|:::|::::. ',
|/ ̄〉| \. | , -― / ̄l:::|:::::::. <>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 01:49:48.08 ID:dwFgPeI0<>
/ \
/ / ヽ
/ .// ヽ
/ ./ / , ' ハ
i // , - / ,イ l ハ
l // / / / // i | i
i〃 ニZ / - ' // / : :l l
Vイフ/' ´`丶 i,イ / . : : i l 生憎、此方から質問への返答はできませ〜ん
/〉 ` -ミヽ`トl.l / . : : :i l
/ r '´ 、じ,、.l llヽ / . : : : :/ l
/ l ヾ ,ゝ、l./ : . : : : :/ i
/ lヽ、 l ソ . : . : : : : イ ! あ、そうそう、背中のその傷は早めに治療したほうがいいわよ?
/ / : :l ` / . : : : . : : : : :/l /
' イ : : :l / . : : : . : : : : :/: l l/
.,' /l : : : :丶 、 / . : : : : : : : : :/: : :l :l l
.l / l : : : : : :/: :7 >/ . : : : : : : : : : /: : : :l: l l
l / .l : : : : : /: :/〃/ . : : : : :/: : :/.: : : : :i: l: l
l/ l: : : : :./: /〃/ . : : : : :/: :.∠ヘ: : : : : l: . l :ト; l
l l: : : :〃/ 〃/: : : : :/: ∠.......ヘ.: : : : l: . l l l: l
l l: :.//ノ /,=i: : : :/: /-−-ニヘ.: : : :l: . .l :l l: l
l /i/ / l: : :/: / ヘ: : : l: . l . : :l l: l
シュンッ―――――
康子「ぬあっ!逃げられた!!」
糸江「コッチも危うく忘れるトコでした!公人さん!」
公人「ハハ…ボクも半分忘れてた……イテテ」
サリエルを連れて少女達が消えたその後……思い出したようにぶり還ってきた背中の激痛に顔を歪めながら…
ボクは、頭上のベビー……いや、バハムートを見上げる。
バハムート「グゥゥゥゥゥ……」
すっかり姿が変わってしまっているが、ボクを見つめる心配そうな眼は、あの小さな瞳の面影を確かに残していた……
公人「……ありがとう、君のお陰だよ」
バハムート「クルルルゥゥゥ…!」
笑みで返すボクに、雄雄しい巨竜は嬉しそうに鳴き、その翼を力強く羽ばたかせた――――<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 01:54:29.74 ID:dwFgPeI0<>〜 Arcadia・Saber システム管理エリア 〜
, - ´ `>r-===-、
/ ,/´ 、 \. \
/ 、 ヽ ヽ ヽ
l゙ , / ./ , l ヽヽ ヽ ヽ l l
│ , l ! .|__| l │ l__.l .ヽ ヽ .l |
| l l | l'´l l l .| l ,l .「`ヽ ヽl ,l
│.l l l. ィkテヽ' |./ fj:テY lヽ‐=llヽ '
│.l .l, .| トj':::ri ' トz::j} /ノヽ ll`ヽ
|│ .lヽヽヾニン ヾニン ' l. l ヽ. l
l l ! .l`` __' ! .l| ヽ l う〜ん、最近システムの異常の意見が多くなってますね〜
|/ .lヽ. ト、 ヽ_ノ .// .| l .l
l/ l ヽヽ.` 、 .__ , ィ // .l ヽl.l
// .l __ヽヽ_l´ |::l:| `l__//__ .l ヽ'
〃 , -‐ 'Гヽヽ` 、 l::l:l 〃 | | ̄lヽ ヽ
/´ / \ヽ ヽ ヽ ヽ,.`/// '/ ノ / .l::|\ ヽ でも、見る限りどこもおかしいところはないはずなんですけどね…
// ヽ`l `ー-' .l::l:l ‐‐ ´ l. //. \ ヽ
, '´ ,-、」/ l::l:| l//. ヽ、
, '" , -<ヽ | .l::l:l |/ 丶、 丶、
, -'" , -‐'/ ヽ_.┤ l::l:l .| ヽ ` .、<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 02:00:47.58 ID:dwFgPeI0<>
__ _, -―‐-/ヽ_
/  ̄/⌒ : : : : : : : : : ヽ:ヽ
/' /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.:.:∧.:.',
〃 /.:.:.:./.:./xァヽ.:.:ヽ.:.:.:ヽ]\!
{i ,'.:.:.: /:/ /:ムハ.: 从-ヘ\.:.:.:\ けど、プレイしてくれる皆様の為にもっと念入りにサーチです!
ヾ |.:{.:ッく ' イテト }:/イテ圷 .:.\.:.:.:ヽ
レ'´ V彳V:::j V::リj}:.:.;小;.:.:.:i
/\ 〉:ゝ rー; /.:./: | ヘ.:.:|
/ \∧.:个 ,、 `_ , イ':.:/.:.:.{ j;ノ
/ /- ヘ弋六>ー< /.:∠:_.:八 一度それぞれのゾーンへ直接行ってメンテナンスしてみましょうかねー?
/ ノ|\ \{ V〉〈V/| `ヽ:ヽ
ヽ、 ノ {〃 \ ヽ/ / ヽ/ |.: ヽ よしっ まずは草原ゾーンです!
/`.:ー─‐l{ く\ <〉≠ }l |.:.:.:.:\
//.:.:.:.:./.:.:∧ ニ二孑f /' |ヽ:.:.:..:.:\
//.:.:.:.:./.:.:.,'.:∧ j 〈 l.:.:.ヽ.:.:.:\ヽ
{:{.:.:.:.:.:.{.:.:.:.:.:/ / \ |.:.:.:.:.}.:.:.:.:.:}}
シュンッ―――――!
……ジッ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ジジッ… ::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::: ブツッ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ザッ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::: ジッ… ::::::::::::::<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 02:07:59.36 ID:dwFgPeI0<>
ジッ… ブチッ…
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,,- 'i': : : ::゙:'ヽ.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ヽ, |': :(●): :| 'ヽ::::::::::::: ジジッ ::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-=-,,,丶|,,: :''''::,,リ,-,,,|::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙'''''''''゙-=≡_::::::::::::::::::::: ザッ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ザザッ
☆Now Loading☆<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/02(火) 02:09:48.74 ID:dwFgPeI0<>異常ですー
もっとテキパキ話を進めたい…
遅くまでありがとう御座いましたー!<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/02(火) 02:10:20.39 ID:L17EUsMo<>遅くまで乙ー<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/02(火) 02:10:20.40 ID:y/LFWP.0<>乙<>
パー速のローカルルールが変わりました<><>2010/02/02(火) 03:00:22.54 ID:y/LFWP.0<>【02/02 (火) 02:20時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
02/05 (金)
21:00〜/ラー◆FrOEH6hXr2 氏 - ☆ Arcadia・Saber ☆ 第15話「gate」
<>
lain. ★<>sage<>2010/02/18(木) 20:12:13.78 ID:???<>パー速のローカルルールが変更され、
SS、やる夫系スレ等の作品を投下するスレは
ニュー速VIP避難所(クリエイター)【http://ex14.vip2ch.com/news4gep/】へ移行することになりました。
(次スレを立てられるようであれば)移動はこのスレが埋まってからで構いませんので、
上記の件を把握されましたらご返答お願いします。<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/24(水) 23:23:53.80 ID:7mMMcUE0<>VIPで書けないみたいなんでこっちで続けます。
とりあえず一応点呼<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/24(水) 23:25:33.85 ID:1YgUOt.0<>1!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/24(水) 23:27:59.39 ID:Awae07s0<>2<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/24(水) 23:28:00.27 ID:wJDt0u6o<>2!<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/24(水) 23:30:30.87 ID:7mMMcUE0<>向こうでテストで自分で安価とってしまった再安価
公人「……>>214」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/24(水) 23:31:58.14 ID:wJDt0u6o<>あれは天災だ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/24(水) 23:36:54.21 ID:Awae07s0<>なら、僕の身体をキズモノにした責任をとってもらおうかな?<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/24(水) 23:39:19.88 ID:1YgUOt.0<>じゃあ例えば僕の知らない所で誰かが僕の為にしたことで君が不利益を被った場合君は僕を恨むのかい?<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/24(水) 23:44:18.80 ID:KbMQTcIo<>VIP復旧したな<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 00:01:52.99 ID:G1YTEtI0<>ポンッ
蜂華「………!」
思わず俯いて地面を見つめていると、いつの間にか立ち上がった公人の両手が、私の肩に置かれていた。
公人「…じゃあ、例えばさ。ボクの知らないところで誰かがボクの為にしたことで君に不利益をかぶった場合。
その時、君はボクのせいだって、恨むのかい?」
蜂華「ッ……それは……」
公人「ソレと同じだよ。君のお兄さんが、君の為に作ったものだとしても、それで怪我人が出たとしても…
ボクは君を責めないし、恨みもしないさ…だって、君に責任なんてないんだから」
蜂華「……ゲームの事故に関してはそうだとしても、あの時…私を庇ったせいで、お前はあの傷を負っただろ…」
公人「…まあ、あれは…正直言って、凄く辛かったよ。
気絶するほど痛かったし、やばい量の血も出た…生まれて初めて、『死ぬ』って思ったよ…」
蜂華「……………………」
やっぱり…と思ったその直後に、公人はまた、けれど、とすぐに付け足した。
真っ直ぐに、その瞳を私に向けて…少しだけ…照れたような笑みを浮かべて…
公人「めちゃくちゃ痛かったし、死ぬかと思った。でもさ…それでも、
…君がこうならなくて良かったって…正直に思ってるよ」
蜂華「ッ―――――!」
ドキンッ…と、心臓が大きく鳴った気がした……公人の笑顔に、思わず視線を逸らしてしまう。
……顔が熱い。それがいま顔を思いきり赤くしているからだろうが、それを彼には見せたくなくて、必死に顔を横に向ける…
蜂華「バ…バカッ…!それで死んだらも、元も子もないだろうがっ……!」
公人「ハハ…まあそうなんだけどね…でも、これだけは言わせて。
……ボクは、君の責任を問うつもりも、キライになるつもりも……一切ないから」
蜂華「………………………」
……顔が熱い。とにかく熱い。本当に、あの時と同じだ…いや、初めて会ったときから、コイツはコッチの調子を狂わせる。
コイツの言葉は、私を見透かす。コイツの笑顔は……安心する。
心に広がってた罪悪感と責任の重圧は、いつの間にか綺麗に消えてしまっていて……
蜂華「本当に……お前は……」
すごく、温かいのに…すごく、嬉しいのに……ついつい照れくささと恥ずかしさで、私は>>217してしまう。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 00:06:58.76 ID:M4GYKck0<> _ _ .' , .. ∧_∧
∧ _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' ( )
, -'' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ |
/ , イ ) , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
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`、_〉 ー‐‐` |_/
_ー ̄_ ̄)’, ・ ∴.' , .. ∧_∧
∧ --_- ― = ̄  ̄`:, .∴ ' ( )
, -'' ̄ = __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ _-―  ̄=_ )":" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ  ̄ ̄=_ ` )),∴. | / ノ |
/ , イ )  ̄= , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
/ / | (_ !、_/ / 〉
`、_〉 ー‐‐` |_/
ブォァァァァァァッァァッァァァ从从"、; 从
_ー ̄_ ̄从从’, 从"((; 从从")) 从))
∧ --_- ― = ̄  ̄从从.∴((;".从从.%; )))人
, -'' ̄ = __――=',((;".从从;.%;"))>从从))
/ _-―  ̄=_从,,)`ノ 从ク'''从从)) ;; ) ))
/ ノ  ̄ ̄=_ ` (:: ::人:::人从::::((:: ::人人)) )
/ , イ )  ̄=(("((; 从从")) ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ (:: ::人:::/, ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
/ / | (_ !、_/ / 〉
`、_〉 ー‐‐` |_/
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 00:07:23.02 ID:loqC8.go<>ビンタ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 00:15:13.28 ID:LNdIkLUo<>>>217
死ぬから!それとどめだから!<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 00:24:29.55 ID:G1YTEtI0<>
本当に、心底のお人好しだよ!
_ _ .' , .. ∧_∧
∧ _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' ( ) そりゃどうモグァ!!
, -'' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ |
/ , イ ) , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
/ / | (_ !、_/ / 〉
`、_〉 ー‐‐` |_/
私の照れ隠しで思わず放った右ストレートが、公人の体を吹っ飛ばす。
公人「あう……一応、ボクまだ怪我人なんだけど……」
蜂華「あ…ス、スマン!つい……!」
公人「…けど、さっきより、いい顔になったよ」
蜂華「………うん…!」
胸を押さえながら、苦笑しつつ倒れた彼を起こしながら…私も笑みを浮かべることができた。
公人「君が悩む必要なんてないさ。君は君で、ゲームを楽しめばいいんだから」
蜂華「……ああ、ありがとう…公人」
起こす為に差し出した手をギュッと握り締める公人の手から、彼の体温が伝わる。
もう、深く考えることはない。私は私のすることをしよう……あのゲームを、皆と一緒に…彼と一緒に、楽しみたいから―――<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 00:31:24.21 ID:G1YTEtI0<>
{ r- '
` ー--─-- 、_ ノ
rrrrry  ̄´
仁三.Nf=ミN.三ミ!
|: :| |:::::::::| |: :|
rrrrァァァテテラオリ二二仁三[二二リホテエナァョェrrrrrrry
||≠||≠||f||f||f|: :| |:::::::::| |: :|ミ| |ミ||ミ||ミ| |廴||廴||
rrrrrrfァァァテテララナ|: :| |:::::::::| |: :|ホホテテエエナナァョョェェrrry
||f||f||≠||≠||f||f||f|: :| |:::::::::| |: :|ミ| |ミ||ミ||ミ| |廴||廴||ミ||ミ||
||f||f||≠||≠||f||f||f|: :| |:::::::::| |: :|ミ| |ミ||ミ||ミ| |廴||廴||ミ||ミ||
||f||f||≠||≠||f||f||f|: :| |:::::::::| |: :|ミ| |ミ||ミ||ミ| |廴||廴||ミ||ミ||
||f||f||≠||≠||f||f||f|: :| |:::::::::| |: :|ミ| |ミ||ミ||ミ| |廴||廴||ミ||ミ|| スター・ウィズダム・グループ
||f||f||≠||≠||f||f||f|: :| |:::::::::| |: :|ミ| |ミ||ミ||ミ| |廴||廴||ミ||ミ|| star wisdom group本社――――
||f||f||≠||≠||f||f||f|: :| |:::::::::| |: :|ミ| |ミ||ミ||ミ| |廴||廴||ミ||ミ||
||f||f||≠||≠||f||f||f|: :| |:::::::::| |: :|ミ| |ミ||ミ||ミ| |廴||廴||ミ||ミ||
||f||f||≠||≠||f||f||f|: :| |:::::::::| |: :|ミ| |ミ||ミ||ミ| |廴||廴||ミ||ミ||
||f||f||≠||≠||f||f||fリ二二仁三[二二リミ| |ミ||ミ||ミ| |廴||廴||ミ||ミ||-ー- 、_r ーー--─
||f||f||≠||≠||f||f||f伝三[___]三圦ミ| |ミ||ミ||ミ| |廴||廴||ミ||ミ||
トrrrrffァァァテテララナ|: :| |:::::::::| |: :|ホホテテエエナナァョョェェrj引
||f||f||≠||≠||f||f||f}尨=个= 个=气{ミ| |ミ||ミ||ミ| |廴||廴||ミ||ミ|| __rー─
トrrrrffァァァテテララナ|: :| |:::::::::| |: :|ホホテテエエナナァョョェェrj引 (___
||f||f||≠||≠||f||f||f|: :| |:::::::::| |: :|ミ| |ミ||ミ||ミ| |廴||廴||ミ||ミ|| r--─ '
公人と別れて、私はすぐに街の中心にそびえ立つ、SWGの本社ビルに向かった。
一歩踏み込むと、社長の妹という立場だけあってすぐに社員達が私を見るなりすぐに頭を下げる。
私自身も、あくまで一プレイヤーでしかないというのに。
蜂華「兄さんに話があってきたんですが、いま会うことはできますか?」
受付「社長に面会ですか…えっと…>>224」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 00:33:03.60 ID:loqC8.go<>国際宇宙ステーションにいます<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 00:36:31.52 ID:5uHzxYk0<>社長は今悪の組織に追われて行方不明です<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 00:38:27.22 ID:M4GYKck0<>妹さんが来た場合、「兄さん、蜂華は兄さんのことを考えるだけで、もう……」という合言葉を言われない限りは取り合うな―――そう社長から言われておりますが。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 00:41:29.28 ID:5uHzxYk0<>合言葉の意味ねえ…<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 00:57:21.41 ID:G1YTEtI0<>受付「妹さんが来た場合、『兄さん、蜂華は兄さんのことを考えるだけで、もう……』という合言葉を言われない限りは取り合うな―――そう社長から言われております」
/ ,ィ / l\ )し \ /∧
/ // /l / \ ⌒ ∧V ∧
ハ / //// / \ \ ∨ハ
ハV /,'/ // \ ', / l
, V // /' , -‐ \::. l l l あのバカ兄……
l 〃 ー-/、 /,.,≠==ヤ1:: l l l
| /、 ヤ≠ミヽ {/ 〃 f千ハ / l::: l l lちょっと会ってない間にシスコンぶりがましてやがる…!
| l:::l'、 弋_り ゝ=ツ l:::::l l l
l l:::ヽ', ゝ¨´ j l:>'' ´ ̄ ̄´¨丶
V |l::::::l 、 丶 u /
V l V::l \ ー== っ ,/
V| V| ` 、  ̄ //
v! ヾ ` ーfチ:::::/
/.:l::l:::|
/'´从::|
正直かなり頭が痛くなったが、いまは時間が惜しい。
蜂華「……わかりました。社長室にはいるんですよね?言ってその合言葉言ってきます」
受付「あ、お嬢様!」
そう言い残してエレベーターに向かおうとしたその時……
「おやおや、これは蜂華お嬢さん。本社に来てくれるとは随分久しぶりですねぇ」
蜂華「……貴方は」
ふいに後ろからかけられた声に振り返ると、底にはスーツ姿の優男…兄さんの…社長秘書である、たしか>>229さんと言ったか。
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 01:00:36.38 ID:5uHzxYk0<>↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 01:01:00.82 ID:loqC8.go<>ジョー=カイボン<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 01:01:20.99 ID:5uHzxYk0<>岡崎斗夢<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 01:12:16.87 ID:G1YTEtI0<>
, -―――- 、_
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:.:.`>、
/.:.:.:.:.ー----‐.:/ \:.:.:.:',
/.:.:.:.:/ ̄ ̄ ̄ j:.:.:.:l
l:.:.〔` , -- 、 , - 、j.:.:l
|:.:.l ' ' l:.l お嬢さんがわざわざ来てくださるとは珍しい
rヘ:l ー―- l -一 レ1
l ヘl  ̄ .i l  ̄ lレl 社長に何か御用でしょうか?
v〈 ト .:::l | レ'
\l 丶:::〉 /
\ -− ー- /
l\  ̄ , '
| \__/l
∧ l l ∧ 【岡崎斗夢 27歳 SWG社長秘書】
/l \l l/ l\
// l \ / l ',\
-――‐ '´ / l /:ヘ l ', ` ー――-
/ l /l:::::::lヘ l ',
, <  ̄ ̄ ` ー-、
/ , 〉 \
/ / //| ∧ ',
, / /´ 〃 V ',
,' { /-- 、 / V l
l | y ≠< -−、! |
| :l l 〔 { ソ イ_. } l ええ、Arcadia・Saberの今後について、大事な話が…
∨ :l ! ` , し'ノ/.:/
V l ! _ /.:/
乂:ハ. ! ´=′ .イレ'
/:.:.:ト、l \ ___ イ /イ
 ̄7.:.:.:.:.} ヽ 八:.:. ゝ
/´小rノ 〕> 、「
/ 〔 --- 、/ \
/il | / /´ヘ}
斗夢「そうですか。それでは私もお聞きしたいところですが、残念ながら大事な資料を取りに行かなければなりません。
社長室が何処にあるかは覚えていますか?」
蜂華「ご心配なく。数年前までいつも出入りしてた身ですから、それくらいは」
短く会話して、そのまま私はエレベータに乗り込んだ。<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 01:20:02.71 ID:G1YTEtI0<>
:::::::{ ::{ __一二三三三三ニ=/⌒ ニl
:::::l\::} /-―- 、\一二三三三ニ/ ニl
、 :廴 ` \ ‐二三ニ / - 、ニ/
〈 ___ ヽ ー / / V
/ /´ \丶 ヽ / c l}
\/ ーイ ', l l| /!
\ l C l ゝ==彡リ …………………………。
/ l 丶 ハ l  ̄ ニ/
l { l l ー=>==― 彡 l ニ/
、 \ l l Vニ/
/\_ l \ ∨'
ニヘ ,.イ
ニ\ ‐'∨
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 01:21:09.38 ID:5uHzxYk0<>目が!?<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 01:24:43.35 ID:G1YTEtI0<>エレベーターは静かに最上階を目指して上昇していく…
思い返せば、兄さんとはArcadia・Saberが完成してからは一回も会っていない。
公人と路地裏を走り回ったあの時に一度電話でそのときの事を報告してはいたが…今回は流石に会って話さなければならない…
そう考えている間にも、エレベーターは最上階に到着する。開いた扉の先に、見える部屋……
その扉の前に立つと、ノックすると同時に私は恥を押し殺してソレを言う……
/ \
/ / / ヘ
〃/ / / /l/ / l| l | ヘ
/〃 | l/ / / / / l ハ
, l ./ / _ /_/.j/ !
| l : . | : : l : /イ`ソ|: /
l:.l | . : l : :l :| : : ..:,ィ=ミ∨/:/
∨ : . l : : : : : : : : : : : . :.:ハ {7::〉 {/ 兄さん、蜂華だ
V: : . : : : : : . : : : : : . : : . :.:/. xxx` {
V: : : : : : : : : : : : : : . : : : : l 〉
}\: : : :: : : :: : : : :: : ::i: : ::| ,.ィ′ 「に、兄さん……
}:::.、: : :::: : : : : :::::::l|: : :l /
/::: : : : : : :: : : ::ト、::N: : l _ / 蜂華は兄さんのことを考えるだけで、もう……」
/イ:::: : :: :: : : :i: :: l ハ| ヽ|´
/イ:: /:: : :l:::八:: :V´l \
言い終わると、一瞬の間をおいて扉の向こうから声が聞こえる。
「>>236」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 01:28:49.33 ID:F9ThzcDO<>…<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 01:29:55.12 ID:loqC8.go<>会いたかった……。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 01:32:57.14 ID:5uHzxYk0<>ワタシハ…
マン ゾク ダ<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 01:44:40.89 ID:G1YTEtI0<>「まさか本当に言ってくれるなんてね。別にそんな合言葉必要ないのに。でも兄さん大満足だよ……」
/ ,ィ / l\ )し \ /∧
/ // /l / \ ⌒ ∧V ∧
ハ / //// / \ \ ∨ハ
ハV /,'/ // u \ ', / l
, V // /' , -‐ \::. l l l よーしバカ兄
l 〃 ー-/、 /,.,≠==ヤ1:: l l l
| /、 ヤ≠ミヽ {/ 〃 f千ハ / l::: l l l
| l:::l'、 弋_り ゝ=ツ l:::::l l l 話の前に一発殴らせろ
l l:::ヽ', ゝ¨´ j l:>'' ´ ̄ ̄´¨丶
V |l::::::l 、 丶 u /
V l V::l \ ー== っ ,/
V| V| ` 、  ̄ //
v! ヾ ` ーfチ:::::/
/.:l::l:::|
/'´从::|
バァンと勢い良くドアを開けると、その先には豪華なソファーやテーブルが置かれ、
その奥に一段と高価そうな机とイスに腰掛けた一人の若い男…
………この男が、私の唯一の肉親であり、このSWGを統括する社長……吉澤雄兎虎。
l: : : l: : : : : : : : : : : : : : ://: : : /ヽ: : : : : : : : :lヾ、
l: : : l: : : : : : : : : : // /: : : / ',: : : : : : : :l \
i: : : :l: : : : : : ///=-、/: : :/ .___',: : : : : : : l
l: : __l: : : : : :lィ'ニt匆ニヽ/: : / / ⌒ヽ i: : : : : : :l
イl: f/i|:: :: : : :l /::/ .i r=刄ミ、}: : : : : : : l
/ ゙i l }l: : : : : :l /'" l l:l l:: : : : : l 久しぶりだね蜂華
l { l: : : : : l /' _ | l/l:: :: : : :/
丶ヾl: : : : : l ー' ノ / /: : : l: ;l
|l:ゝ': : : :ll:l /: : : :;/l/ わざわざ会いに来てくれるなんて、私も嬉しいよ
l! l: ::l: : ::ヘl `¨ー─‐ ──‐'' /: : : :l/ .ll
l: : ll: : :l ヽ ー--- ノ: : : :/ll l!
l:l:l ト、::ト、 / l: : :/ .l! /
リイ l l: l \ /j lfl:/ l!
__l,--ヘ;l--、\ / _/ l!l:l l! 【 吉澤 雄兎虎(ヨシザワ オウコ) 22歳】
/l___ト、l__ヽ、ー―'゙/ \ l!|!
./: :: ヽ: : : :レ'゙ ̄ヽニミ_/¨`ヽ_、ヽ
<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 01:52:39.01 ID:G1YTEtI0<>蜂華「言いたいことは一つだ。デミウルゴス・ダイスをすぐに総点検してくれ」
雄兎虎「…やっぱりね。Arcadia・Saberで起こった事は我々も知っているよ。だからそれも、
昨日のうちに隅々まで調べておいた。異変があった部分は、ずべて修復完了しておいた。もう大丈夫だよ」
/ , i ヽ
/ / /l /\ ',
/ // // \ ',
, /' /' ヽ ',
, /′ / , -― ' ヽ: :. l
! :/- ―x' ィ ´ ヽ ! l: . : :.|
:| :l zr ,= 、 乂.' ノ l: : : ::l ……本当に、すべてか?
! l :ト. ゝ.'ノ , ´ l: : . : ::l
| l: :',ヘ ´ 〈、 |: : : : ::/
l : : : トヽ _ - /}: : : :j/
|l丶:ト、| ト 、 ー //: : : :イ
|! l:| | l:>-、 :´ /イ.::´: :トヽ
:! '| l /: ハ: :.| //´ヽト:.ヽ \
| /'´| lV} /´ ∨`\
イ::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
. /:/::ll:::::::::::ィ::ハ::::::::::::::::::::::::::::'.
厶l:::::lレ:::::V〃 \::::::::::::::::::::::::l
|l:::::::::::::::〃 |ト、:::::::::::::::::::|
|l::l::::l:::l::廴 、_||_ \::::::::::::::!
|l::l::::l:::りrrァ┐ |lr_rぇl:l::l/^lハ
|l::l::::l::| } リ |:l::| ノj
jハj::::l::| |:l::し′ む?
ハ::::l::ト、 `´ jノV
ハ::l::ハ}\ ニニ.' /W
W ,リ l\ / {
_ノ| ア´ _ノ\_ __
ア)yし'- ニニィ三=|三ア三三三\
/ニ7^}:ア´/// /三ニレ'´三三三三=.ヽ.
. ___∠三=/ /::|/////三ニ/三三三三三三= l
/三三三 〈三/ /:::::|///三三/三三三三三三三= |
蜂華「本当に、たった一晩のうちにもう大丈夫だといえるところまで修復できたのか?
もっと綿密に、時間をかけたほうが良いんじゃないか」
雄兎虎「…蜂華、我々を信じなさい。研究スタッフはみなこの世界トップの研究者たちだ。彼らの調べは完璧だよ」
蜂華「>>240」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 01:55:54.79 ID:loqC8.go<>一晩でできるなんて……富士山みたいなお兄様ね<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 02:00:02.99 ID:F9ThzcDO<>そもそも兄さん達は本当にアレの事を理解しているの?<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 02:13:05.12 ID:G1YTEtI0<>蜂華「そもそも、兄さん達は本当にアレの事を理解しているの?」
雄兎虎「…………………」
……沈黙が、社長室に広がっていく。睨み合いにも近い静寂の中で、兄さんはそっと笑みを浮かべた。
雄兎虎「……わかったよ、蜂華。Arcadia・Saberは半月の間休止だ。その間システムの全てをもう一度総点検する。
電脳世界内部も、メフィを始めとした管理プログラムたちで一斉調査をしよう。今度こそ、全てだ」
蜂華「……確かに、頼むよ。兄さん…」
雄兎虎「しかし、君も変わったね、蜂華。違法プレイヤーとして暴れていた君が、ゲームの事にこんなに心配してくれるなんてね」
蜂華「………別に、ゲームの事を心配してるんじゃない」
_,.. -─- -─- .._
/´ -‐-、'´_ ` 、
/ ` \
. ' / ハ ヽ
. / /,ィ ' 、\ 、 , ただ…
' /// / ,/ \ ヽ ', i ,
' , //´ // _,.. -‐\ ', i ! :i
. i i l/ // /´ _,. ‐くj ヽ,. ! :! :| このゲームを楽しめたから、出会えた仲間や、友達がいるからな…
│i | レ'´ ̄ ' { rァリ , i ! :!
. ! l l トr'7rハ >'′ i ! :! j
,.! i ヽ ヾソ ,. """ | i :! ,.ィ それを、無駄にはしたくないと、思っただけだよ
.. 、 ! ハ ` | i / / リ
ヽ i :!\ -‐ ´ ,.ィ , /ハ.∨
.. ヽ!、ゝ ` ._ /_/ /〈 、\
\丶 「f‐-t ´¨´//ヽ.ト、 丶,ゝ …だから、お願いね…兄さん
` ! ',. } _,. -リ 丶、|
丶ゝノ-‐ ´ リ
雄兎虎「……ふふ、いい顔で笑えるようになったじゃないか。その顔にしたのが誰か気になるところだが…
可愛い妹にお願いされたからには、任されよう。デミウルゴス・ダイスは、決して暴走しないし、今後も暴走させない」
蜂華「…頼むからね、兄さん」
雄兎虎「ああ、頼まれた」<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 02:25:05.49 ID:G1YTEtI0<>
―――――――そして、蜂華が去った後の社長室……
コンコン…
斗夢「社長、私です…」
雄兎虎「入りなさい」
, -―――- 、_
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:.:.`>、
/.:.:.:.:.ー----‐.:/ \:.:.:.:',
/.:.:.:.:/ ̄ ̄ ̄ j:.:.:.:l
l:.:.〔` , -- 、 , - 、j.:.:l
|:.:.l ' ' l:.l ………よろしかったのですか社長
rヘ:l ー―- l -一 レ1
l ヘl  ̄ .i l  ̄ lレl
v〈 ト .:::l | レ'
\l 丶:::〉 / 彼女をあのまま帰しても……
\ -− ー- /
l\  ̄ , '
| \__/l
∧ l l ∧
/l \l l/ l\
// l \ / l ',\
-――‐ '´ / l /:ヘ l ', ` ー――-
/ l /l:::::::lヘ l ',
l: : : l: : : : : : : : : : : : : : ://: : : /ヽ: : : : : : : : :lヾ、
l: : : l: : : : : : : : : : // /: : : / ',: : : : : : : :l \
i: : : :l: : : : : : ///=-、/: : :/ .___',: : : : : : : l
l: : __l: : : : : :lィ'ニt匆ニヽ/: : / / ⌒ヽ i: : : : : : :l
イl: f/i|:: :: : : :l /::/ .i r=刄ミ、}: : : : : : : l
/ ゙i l }l: : : : : :l /'" l l:l l:: : : : : l なに……言っただろう、彼女は私の可愛い妹だ
l { l: : : : : l /' _ | l/l:: :: : : :/
丶ヾl: : : : : l ー' ノ / /: : : l: ;l
|l:ゝ': : : :ll:l /: : : :;/l/ それに、私は嘘はついていない
l! l: ::l: : ::ヘl `¨ー─‐ ──‐'' /: : : :l/ .ll
l: : ll: : :l ヽ ー--- ノ: : : :/ll l! デミウルゴス・ダイスは暴走などしていない
l:l:l ト、::ト、 / l: : :/ .l! /
リイ l l: l \ /j lfl:/ l! 暴走、誤作動とは、こちらの意図していないことが起こることだ
__l,--ヘ;l--、\ / _/ l!l:l l!
/l___ト、l__ヽ、ー―'゙/ \ l!|!
./: :: ヽ: : : :レ'゙ ̄ヽニミ_/¨`ヽ_、ヽ
/: : : : : :l ̄ ̄ ̄`ヽ: : : : : : : < ̄ ∨/∧
<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 02:27:29.14 ID:G1YTEtI0<>
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ .::::::ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ i:::::i ヽ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ }::::! \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ー`ヽ i:::; ...イ´_ヽ::::::::::::::::::::〃ヽ..:
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ー、‐r。ハ.,':;' ,-=弋ア}::::::::::::/ / ハj ……つまり、
::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `' ¬'´//  ̄``j::::::::::/ ' /,′
:::::::::::::::::::::::::::::::::::. //i :. ,':::::::::,′ /:,′
:::::::::::::::::::::::::::::::::∧ / ' ! ::::::::::... /イ:::::/ ,.:'::/ “こちらが意図して行っていれば”……
::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ , ' ′ ::::::::::::::::.:/' :::::/ rイ/
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ 、...:::;::::::::::::/.:/:::/ /' それを暴走などとは言わないだろう?
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ 、 `_ >.:::::::::/:::/ /|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ` ニ...:::::::::/ '/ !
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶 ` 7.:::::/ / イ`i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/iヽ. ..:::::: ノ′ / ノ{ なぁ、『君』もそうは思わないかね……?
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ `¨ . -‐ '/ /.::ノ:\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄`7iヽ! / __| ....::"::/'.::::::::\
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ j:::!.∠、/..::::::::::::::::/ ,'.:::::::::::::::.\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /{.:::::::::::::ヽ.::. イ´厂 /:::::::::::::::::::::::::\
そう言って……
男が視線を向けたのは、目の前の秘書にではなく……
何も映ってはいない、机の上のパソコンの画面だった―――――
<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 02:39:42.00 ID:G1YTEtI0<>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: <>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 02:40:38.43 ID:G1YTEtI0<>
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ,,,,,,ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/、 `,ヽ.::::::::::::::: ギョロッ ::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ` '´ ,ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::((ー‐ ● ---.)):::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ、 ,. ´, 、 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ i ヾ ,/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ;;`;,,,, ゞ‐::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`Y´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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☆Now Loading☆<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 02:41:14.43 ID:5uHzxYk0<>おつー<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 02:41:49.83 ID:loqC8.go<>乙!<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/02/25(木) 02:44:42.94 ID:G1YTEtI0<>以上ですー
軽い時は夜でも軽い、重い時は死ぬほど重い。どうなってんだうちの子は
遅くまでありがとう御座いましたー!
どうでもいいけどチーム青森よく頑張った。地元だから嬉しい<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/02/25(木) 02:54:30.68 ID:5uHzxYk0<>【02/25 (木) 02:52時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
03/01 (月)
20:30〜/ラー◆FrOEH6hXr2 氏 - ☆ Arcadia・Saber ☆ 第20話「sneer」
<>
lain. ★<>sage<>2010/02/25(木) 18:22:11.80 ID:???<>>>206の件、ご回答お願いします。<>
ラー ◆FrOEH6hXr2<><>2010/03/01(月) 12:45:37.41 ID:hFL1Qm60<>回答って自分がしていいのかな…?
このスレが埋まるまでは使ってもいいんですよね
とりあえず把握しました。反応遅くてスミマセン<>
lain. ★<>sage<>2010/03/01(月) 15:01:27.62 ID:???<>はい、埋まるまで使っていただいて構いません。
ご協力ありがとうございます。<>
とっきゅん<><>2010/03/09(火) 21:04:05.38 ID:0IUs4sDO<>なんか名前につかっちゃいかん文字が入ってるとか言われました。
ともかく私はとっきゅんですのであしからず。
とりあえず点呼。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:05:06.47 ID:Ztxx2Pc0<>1<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:07:17.79 ID:MsNXWkDO<>2!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:08:21.30 ID:d.xJE3E0<>3?<>
とっきゅん<><>2010/03/09(火) 21:11:18.36 ID:0IUs4sDO<>それだけいれば十分だ。
それでは始めます。
本日のめにう。
1、前回やったのの続きっぽいやつ
2、笑点
3、つよくてニューゲーム
>>260まで
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:14:19.10 ID:d.xJE3E0<>前回やったやつがどんなのだかよく分からんが、取りあえず3<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:14:24.67 ID:Ztxx2Pc0<>3<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:19:21.47 ID:0IUs4sDO<>あらら……、やっぱり続き物って難しいのですね。
それでは、参ります。
主人公>>262
どういう話にしたいか>>263
その他>>264<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/03/09(火) 21:19:39.38 ID:GpH/VoUo<>3<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:22:53.99 ID:Ztxx2Pc0<>神野サダハル<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:24:48.88 ID:MsNXWkDO<>学園ラブコメ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:25:14.40 ID:d.xJE3E0<>何かしなくちゃ、何かしたいと漠然と思ってるけど、何をすればいいのか全く分からない学生の話<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>つっこみもカオスもまだまだ足りない!<>2010/03/09(火) 21:32:24.12 ID:0IUs4sDO<>俺は神野サダハル、14歳、中二。
今、俺は悩んでいる。
来月からは三年生で、高校受験も控えているのに、何をすればいいのか分からないのだ。
だいたい、高校ってのに通う必要なんか本当にあるのだろうか?
そんな取り留めのないことを考えながらぼんやりと窓の外を眺めていると、クラスメートの>>266が声をかけてきた。
「>>267」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:35:13.16 ID:MsNXWkDO<>ギガンテッサ松本<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:38:37.26 ID:Ztxx2Pc0<>積年の怨み今此処で晴らしてくれる!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:46:05.71 ID:0IUs4sDO<>そんな取り留めのないことを考えながらぼんやりと窓の外を眺めていると、
クラスメートのギガンテッサ松本が声をかけてきた。
「積年の怨み、今此処で晴らしてくれる!」
いきなり箒で牙突された。
完全に油断していた俺はそれをまともに食らい、椅子から転げ落ちる。
「おぐっ、ぐふ……」
痛みを堪えて立ち上がろうとするが、体に力が入らない。
「……ちょ、なんで避けないのよ!?」
何故か攻撃したはずの松本が動揺していた。
「あんた、>>269なんだからこれくらい簡単に避けられるでしょうがっ!」
次第に人が集まってくる。
放課後の静かなはずの教室がざわめき始める。
俺はそっと>>270しようとしたが、それよりも早く松本が>>271<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:49:19.18 ID:MsNXWkDO<>伝説の戦士<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:49:49.16 ID:d.xJE3E0<>一子相伝の暗殺拳の伝承者<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:51:46.67 ID:Ztxx2Pc0<>バリア<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 21:58:57.34 ID:0IUs4sDO<>すみません、お腹冷やしたみたいで凄い腹痛が……。
ちょっと続けられそうにないので、今日は勘弁してください。
こんなことで中断だなんて、本当に申し訳ないです。
人が来ないのも盛り上がりに欠けるのも、全部私のせいです。ごめんなさい。
それでは、また元気になった時によろしくお願いします。
重ね重ね、本当にすみませんでした。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 22:01:43.25 ID:Ztxx2Pc0<>乙大事に…<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/03/09(火) 23:29:23.48 ID:C6qVd9g0<>【ニコ没】魔翌理沙とか諸
http://www.youtube.com/watch?v=s9Us-qvhdWU&feature=related<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 16:39:01.63 ID:DowwrqU0<>【06/22 (火) 16:04時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
06/22 (火)
21:00〜/十六夜 ◆16moonQpow氏 - パー速で何かやります
06/27 (日)
18:00〜20:00/名無し氏 - パー速で単発やってみる!
3ヶ月ぶりのパー速か…<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/22(火) 21:02:50.24 ID:dP5TwDI0<>どうもこんばんは
パー速の需要があると聞いて飛んできました
今日は気軽に短編やってみたいと思います
主人公:>>278
ジャンル:サバイバル
状況:>>280<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:05:56.63 ID:ttifeI6o<>佐波伊 張子<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:08:32.55 ID:DowwrqU0<>高町ナイトハルト<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:10:26.57 ID:ttifeI6o<>宇宙で漂流<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:10:33.56 ID:pkCGGxo0<>立ちオナニー、椅子に腰掛けながらのオナニー、布団やベッドに横になりながらのオナニー。
最も優れているのは何なのか……?
それを見極めるため、彼は今日もオナニーに励む。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:12:37.89 ID:DowwrqU0<>どんなサバイバルだよwwwwwwwwww<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:14:43.07 ID:ttifeI6o<>我々が生き残る為には必要な事なのだ・・・<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/22(火) 21:22:44.58 ID:dP5TwDI0<>彼の名は高町ナイトハルト。親しいものからはハルトと呼ばれている男だ。
立ちオナニー、椅子に腰掛けながらのオナニー、布団やベッドに横になりながらのオナニー。
最も優れているのは何なのか……? それを見極めるため、彼は今日もオナニーに励む。
「はぁ……はぁ……くそっ、股間がうずくぜ」
「こんなときに何言ってんだこのド変態野郎ォオオオっ!?」
「しねっお前もうしねっ!」
「ハルトくん……」
彼ら4人がいまいるのは、とある山岳の九合目付近に位置するロッジだ。
大学の登山サークルの部員である4人の内訳は、男2女2。
天気がいいから今日は大丈夫だろう、という安易な気持ちで冬の山に挑んでかれこれ数時間……山頂付近まで来たところで急に猛吹雪に見舞われ、こうしてロッジに避難したというわけだ。
「だってよ。このまま数時間こんな状態でいたら凍死しちまうぜ? だからオナニーして体温を上げようかと思って」
「体力なくなって余計に早く死に近づくわ! つか女子もいる前でなんてことしてんだよ!」
「ハルト……いや、あんたやっぱいっぺん死んだ方がいいわ」
「……ですね」
もう一人の男が、部長の>>284(名前)。女子二人のうち、活発なショートの髪の方が>>286(名前)、おとなしいロングの髪の方が>>287(名前)だ。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:24:12.11 ID:ttifeI6o<>山本ジークフリート<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:28:20.55 ID:ttifeI6o<>ksk↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:31:21.44 ID:DowwrqU0<>花 太子<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:34:58.61 ID:Ltfh8MDO<>京極エレナ<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/22(火) 21:37:41.23 ID:dP5TwDI0<>もう一人の男が、部長の山本ジークフリート・通称フリト。女子二人のうち、活発なショートの髪の方が花太子、おとなしいロングの髪の方が京極エレナだ。
「そんなこと言わずにフリト、お前もここでオナニーしてみろよ。極限状態の中での公開オナニー……気持ちいいぞ!」
「誰がするか!」
「チッ。ノリの悪いヤツだ……」
「あのなハルト。俺たちにいまできることは、できるだけ体力を溜めて救助を待つことなんだ。お前の公開オナニーに付き合ってる場合じゃないんだよ」
「でもさ、そう言うフリトのせいで今日こうして遭難するハメになったんじゃん?」
「うっ……」
フリトは押し黙る。元はと言えば、この男が急に冬の山に登ろうとか言いだしたせいなのだ。
こいつが山に登ろうなどと言い出さなければ、こんなことにはならなかったはずなのに……。
「やめなさいよ二人とも。責任の押し付け合いしたって何も始まらないわよ」
「太子……」
「お前……相変わらず変な名前だな」
「ほっといてよ!」
「それで太子ちゃん、私たちどうすればいいの?」
「いい質問ねエレナ。>>290」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:38:59.28 ID:ttifeI6o<>まず服を脱ぎます<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:41:50.73 ID:pkCGGxo0<>こういう時は、自分の身体を仮死状態にして消費エネルギーを極力少なくしておくのよ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:43:24.79 ID:DowwrqU0<>>>290
仮死状態ってそんな簡単になれるものなのか<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:47:06.63 ID:i.P8/Zgo<>クマムシ?<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/22(火) 21:53:57.64 ID:dP5TwDI0<>「それで太子ちゃん、私たちどうすればいいの?」
「いい質問ねエレナ。こういう時は、自分の身体を仮死状態にして消費エネルギーを極力少なくしておくのよ」
「か、仮死状態? どういうこと……?」
「仮死状態に陥れば心拍数と呼吸数が減少する。……それに伴って体力が消費するエネルギーも減少するの。事実、遭難して救助される人のほとんどが仮死状態になってるわ」
「なるほどな。たしかに理に適ってはいるけど……」
「それを逆手に取るわけか。しかし……そのままポックリ逝っちまう可能性はないのか? そうなってしまえば元も子もないぞ」
うーん、と太子はあごに手を当てて悩む。
が、やがて顔を上げて、
「じゃあこうしましょう。四人のうち三人が仮死状態になって救助を待つ。一人が交代要員としてその三人が死なないように見張る」
「な、なるほど」
「それで、誰が見張る役をするんだ?」
「最初はハルトがいいんじゃないかな。一番体力が余ってそうだし、残りはゆっくり休むとしましょう」
「何かされそうで怖いです……」
「ハルト、エレナに何かしたら後でぶっ[ピーーー]わよ」
「わ、わかったよ……」
というやりとりの後、ハルトを除く3人は床に着いた。
仮死状態と言っても何のことはない、この気温の中寝ていればそれだけで仮死状態になれるのだ。
「…………」
一人起きているハルトは、暇を持て余したので>>295<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:57:55.07 ID:pkCGGxo0<>オナニーに取り掛かった<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:58:02.14 ID:DXxHRPEo<>寝てる人の股間に水をこぼしておねしょのドッキリ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 21:59:20.34 ID:ttifeI6o<>せこいww<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/22(火) 22:08:40.17 ID:dP5TwDI0<>一人起きているハルトは、暇を持て余したので寝てる人の股間に水をこぼしておねしょのドッキリを仕掛けることにした。
起きたら股間がビショ濡れなのだからこれは面白い。本人のリアクションが楽しみだ。
しかも仮死状態なのだから何が起きても不自然ではないだろう。漏れることだってあるかもしれない……と思わせておけばいいのだ。
そうなると善は急げ――いや、悪は急げだ。ハルトは水筒を取り出し、蓋を開ける。
ターゲットは太子だ。普段あれだけ気丈に振る舞っているぶん、他の部員の目の前でお漏らしをしたとなれば……いったいどんなリアクションをしてくれるのか想像に難くない。
ハルトは水筒の中身のスポーツドリンクを太子の股間に垂らす。スポーツドリンクがズボンの股間部分を濡らし、なんとも卑猥な雰囲気を形作っていた。
(うぅ……くそ、欲情してきた。オナニーしてぇ……)
ハルトの股間が脳よりもいち早く反応を起こす。この状況で欲情しない男などいないだろう。
ハルトは意を決して、>>299<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 22:12:01.77 ID:DXxHRPEo<>光の速度で全裸になったが寒かったので光の速さで着なおした<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 22:12:18.77 ID:ttifeI6o<>フリトの心臓にナイフを突き立てた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 22:14:17.13 ID:DowwrqU0<>>>299
馬鹿な…どうしてこんな……<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/22(火) 22:14:34.14 ID:dP5TwDI0<>( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚)<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 22:18:16.72 ID:ttifeI6o<>まさか今日の流れでkskのつもりが取っちまうとは思わなかったぜ<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/22(火) 22:21:00.12 ID:dP5TwDI0<>ハルトの股間が脳よりもいち早く反応を起こす。この状況で欲情しない男などいないだろう。
ハルトは意を決して、フリトの心臓にナイフを突きたてた。
トスッ! と、案外軽い音と共にサバイバルナイフはフリトの胸に押し込められ、易々と心臓を貫通した。
「うっ!?」
一瞬呻いたあと、口をパクパクと動かしてフリトは悶える。
が、やがて手足の力が抜け……フリトは四肢を投げ出したまま、苦悶の表情をして動かなくなった。
「…………」
その様子を見て、ハルトはニヤリとほほ笑んだ。
これで邪魔者はいなくなった。男がただ一人になったことで、思う存分ハーレムを形成することができる。
そう、ハーレムは男のロマンなのだ。
(しかし刺してから気付いたが……これをどうやってこれを隠蔽する? この状況ではどう見ても犯人は俺じゃないか……)
だが、ハルトはバカだった。
どうやってフリトを刺したことを隠蔽するか悩んだ末、>>305<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 22:22:35.53 ID:ttifeI6o<>みんな殺しちまえばバレなくね?<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 22:24:34.46 ID:DowwrqU0<>架空の第三者の仕業に見せかける事にした<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 22:29:26.33 ID:ttifeI6o<>>>305
これは頭が良ければ有効かもしれないがバカだから妖精さんとか言い出しそうだww<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 22:35:17.39 ID:LF2OwHo0<>原作:福本伸行 画:小畑健
で俺の脳内で展開してる。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/22(火) 22:37:07.66 ID:dP5TwDI0<>どうやってフリトを刺したことを隠蔽するか悩んだ末、架空の第三者の仕業に見せかけることにした。
そう、何者かがこのロッジに押し入り、フリトを刺殺したことにすればいい。そのためには、ハルトも怪我をしておく必要があるだろう。無論、死なない範囲で。
(ハーレムのためだ……ここは我慢するんだ)
ハルトは覚悟を決めて、フリトに突き刺したサバイバルナイフを引っこ抜き、自分の腕を斬った。
ブシュッ! という音と共に鮮血が噴き出し、ロッジの床に赤い斑点を描いてゆく。
(よし。後はロッジのドアを開けて……)
ハルトはロッジの方まで身体を引きずり、ドアを開ける。途端、猛吹雪がロッジの中に襲来してきた。
ここからが腕の見せ所だ。
「ぐぁああああっ!?」
ハルトは叫ぶ。その絶叫と吹雪の冷たさとが相俟って、仮死状態になりかけていた太子とエレナの二人が目を覚ました。
二人は飛び起きてまず絶叫するハルトを、次いで横たわるフリトの死体を見る。太子はそのあと自らの股間を見て赤面した。
「は、ハルトくん!?」
「え……エレナさん……。突然、知らない男が、ロッジの中に入ってきて、あっという間にフリトを刺して……俺もやられた……!」
「そ、そんな……!」
「すまない……俺がもっと気を配っていれば……」
「そんな……フリトくんは……フリトくんは!?」
エレナはフリトの下に駆け寄る。が、既に息はしていない。当然だろう、ハルト自身が刺したのだから。
そして一連の状況、そして自らの股間を見渡した太子は。二人に告げた。
「>>310」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 22:38:55.08 ID:/xjSsxQ0<>私、実は男なんだ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 22:40:24.32 ID:LF2OwHo0<>ひょっとしてまだ生きてない?<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 22:40:58.02 ID:i.P8/Zgo<>まさか伝説の赤イエティ!?<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/22(火) 22:51:59.32 ID:dP5TwDI0<>そして一連の状況、そして自らの股間を見渡した太子は。二人に告げた。
「ひょっとしてまだ生きてない?」
「……え……!?」
「傷は肺を貫通してて、息はできてないみたいだけど……心臓を貫通してもまだ心臓は動いてる。刺し傷の割に出血量が少ないし、そこまで深くは突き刺さらなかったんじゃないの?」
「な……何を……」
「今から蘇生すれば救助隊の到着まで持つかもしれないわ。エレナ、手伝って」
「う、うん!」
太子とエレナの二人がフリトの下に駆け寄る。ハルトはその光景を見て、愕然とした思いを抱いていた。
フリトが生き返る。――冗談じゃない。彼が蘇生すれば、ハルトがフリトを刺したことを証言するだろう。
そうなればもう一巻の終わりだ。自分は逮捕され、牢獄へとぶち込まれるに違いない。当然ハーレムなどできるはずもない。
どうする。フリトをめった刺しにするか? いや、二人が見ているのではこれまで隠蔽してきた意味がない。なら二人も殺してしまうか? それではハーレムは形成できなくなる。だが逮捕されて一生を棒に振るよりはマシだ。
二人に事情を話し素直に謝るという手もある……が、結果は通報に終わるだろう。二人を言いくるめる? 二人を置いて自分だけ逃げるか?
どうすればいい。幾つもの方法が頭の中で渦を巻く。が、結論は出ない。
ハルトは悩んだ末、>>314<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 22:54:21.14 ID:ttifeI6o<>太子の股間を指摘して蘇生を失敗させよう<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 22:54:34.53 ID:/xjSsxQ0<>凍った<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 22:59:12.30 ID:ttifeI6o<>本当にどうしようもない時、人は凍りつくのである<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/22(火) 23:07:28.61 ID:dP5TwDI0<>どうすればいい。幾つもの方法が頭の中で渦を巻く。が、結論は出ない。
ハルトは悩んだ末、……凍った。
流出した血液が氷点下の外気に曝され、凍りついたのだ。当然、ハルト自身もただでは済まない。
傷口から寒気が入り込み、体内の血液を凍らせる。みるみるうちにハルトは全身が凍りつき、――そして、倒れた。
「ハルト!?」
「ハルトくん!?」
女子二人がハルトの方を向く。太子がフリトを蘇生するのをを見守っていたエレナが駆けよってくるが、ハルトにはもう、その姿が見えなかった。
最後に聞こえたのは、二人が自分の名前を呼ぶ声だった。
「ハルトくん! ハルトくん……っ!! 死んじゃ嫌だよ……!」
「起きなさいよバカハルトっ……」
ハルトの顔にポタポタと水滴がこぼれおちる。
雨漏りでもしてるのかな……と最後に考えて、ハルトの思考が停止した。
20××年○月△日
□□大学の登山サークル4人(男性二人、女性二人)が◇◇山に登山し、遭難した。九合目付近のロッジに避難するが、何者かがロッジに押し入り男性二人を刺傷。
男性二人のうち一人は出血および凍傷により死亡。三人駆けつけた救助隊により救助されたが、もう一人の男性も搬送先の病院で死亡が確認された。
▽▽県警では二人を殺害した犯人を捜索している。
BAD END...<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 23:09:57.37 ID:ttifeI6o<>oh...<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 23:10:59.16 ID:DowwrqU0<>乙!<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/22(火) 23:12:36.35 ID:dP5TwDI0<>というわけで終わりです。
いわゆる完全犯罪ってやつですね。犯人の死亡による完全犯罪成立って完全犯罪の中でも特に難しい部類だと思う
サバイバル物だったはずなのにいつのまにかサスペンス物になってるけど、まあいいか
サスペンス物もいいな……次の長編ではオムニバスサスペンスなんてやってみようかな
まとめ管理人さんへ
いつもいつもまとめお疲れ様&ありがとうございます
(仮)外してもいいと思いますよ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 23:14:52.37 ID:ttifeI6o<>乙
久々に参加できて楽しかったっす<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 23:15:24.23 ID:DXxHRPEo<>乙〜<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/22(火) 23:25:55.74 ID:DowwrqU0<>【06/22 (火) 16:04時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
06/27 (日)
18:00〜20:00/名無し氏 - パー速で単発やってみる!
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 17:48:48.64 ID:CLvINro0<>【06/24 (木) 02:50時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
06/27 (日)
18:00〜20:00/名無し氏 - パー速で単発やってみる!
20:00〜23:00/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Sturm und Drang GLITTER ―12. ボーイ・ファイツ・ガール―
今日は8時までパー速でそれ以降はVIPってことで良いのか?<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 17:51:23.96 ID:5gnQ5hIo<>>>323
それでいいのではないでしょうか?<>
名無し<><>2010/06/27(日) 17:54:33.90 ID:5gnQ5hIo<>
世の中には需要と供給がある。
しかし、その需要がなくなった時、今まで行ってきた供給はどうなるのだろうか?
それは世の中に形を変えて、別の需要へと形を変えるだろう。
しかし、そう簡単に変えられないものがある。
そう彼等の心には決して消えない炎があるのだからっ!
18時から開始します。<>
とある会社の中間管理職<><>2010/06/27(日) 18:00:19.38 ID:5gnQ5hIo<> 初めまして皆様。
私はしかがない会社に勤める>>328です。
『とある事件』の後と言うこともあり、世間の景気は回復しつつあります。
景気が回復しつつあるということは、当然働き手を増やす必要になるわけでして・・・。
今日は不肖ながら私が面接官を勤めることとなりました。
ここは会社の一室・・・。
五つ並べられたパイプ椅子にリクルートスーツを着込んだ若者が座っています。
「左の方から名前をお願いします」
私は彼らの対面に座り、メモを片手に静かにしわがれた唇を動かし、名前を尋ねた。
「クリーンレンジャー! エコグリーン!」
若者は突然立ち上がり、指先を揃え、腕をまっすぐに斜め上に伸ばしてそう叫ばれました。
「次の方・・・」
「クリーンレンジャー! エコブルー!」「クリーンレンジャー! エコレッド!」
「クリーンレンジャー! エコイエロー!」「クリーンレンジャー! エロピンク!」
「着席をお願いします」
どうやら私は大変な場所にやってきてしまったようです。
そういうのがやっとでした。私はそっと2chを開きました。
「正義の味方がウチの会社に面接にきたんだがどうすればいいのかわからない」
スレの名前はこれでいいでしょう。まずは、最初に質問すべきことなのだが……何を聞こう? >>330<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 18:02:05.70 ID:CLvINro0<>↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 18:06:48.87 ID:S3EzcMDO<>大真 仁<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 18:08:59.03 ID:S3EzcMDO<>3サイズ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 18:09:48.41 ID:CLvINro0<>戸籍上の名前<>
名無し<><>2010/06/27(日) 18:16:43.14 ID:5gnQ5hIo<>「え、えっと・・・たいへん個性的な自己紹介をありがとうございます。わたくしは本日面接官を執り行う『大真 仁』といいます。よろしくお願いします。
最初に聞いておきたいことがあります。あなた達が今言った名前、本当の名前ですか? 戸籍上の名前をお願いします」
履歴書には別の名前で書いてある。どうやら彼等には別のちゃんとした名前があるようだ。
よく考えてみればそれも当然だろう。
いくら好景気になってきたとは言え、会社だってぜんぜん使えそうもない人間を面接したりはしない。
「履歴書に書いてある名前が偽者の名前です」
「グリーンッ! やめるんだっ! こっちの世界ではそこに書いてある名前の方がいいって言っただろうっ!」
突然、レッドさんと名乗った男が声を荒げてグリーンさんを叱ります。
叱りたいのは、あなた達が最初にやった挨拶の方ですが、いやいやここは大人しくしておきましょう。
・・・しかし、エコグリーンとかエコレッドが本名とは、この人達は本当に変わった方々だ。
「そうだ、どうしてあなた達は弊社への入社を希望しましたか? グリーンさん、ブルーさん・・・」
「ブルーじゃない。エコブルーだ」
「それは大変失礼しました」
「エコグリーンさん、エコブルーさん、エコレッドさんにお聞きします」
「じ、自分は、弊社の営業スタイルというもしますか、ここならがんばるしか取り柄がない自分でも働けると思ったからです、すみません」
この人は微妙だなぁ・・・。
「>>333」(ブルーの意見)
「>>335」(レッドの意見)<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 18:20:19.69 ID:CLvINro0<>↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 18:25:11.13 ID:CLvINro0<>ここで俺が心にも無い出まかせを言ってお前を信用させるのは容易いが
そんな茶番に何の意味がある?<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 18:28:42.80 ID:CLvINro0<>↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 18:31:36.17 ID:S3EzcMDO<>私たちは人の役に立たなきゃ存在価値が無いから<>
名無し<><>2010/06/27(日) 18:33:42.88 ID:5gnQ5hIo<>「ここで俺が心にも無い出まかせを言ってお前を信用させるのは容易いがそんな茶番に何の意味がある?」
「私は弊社に志望した動機を聞いたのですが」
「貴様ごときに答えるつもりはない。俺は俺の勝手にやらせてもらう」
「ブルーッ! お前、またそんな勝手をっ!」
「ほっとけよぉ、レッド。いつものことじゃないかぁ」
「お前はどうしていつもみんなで力を合わせて戦おうとしないんだ! 今日だってそうだろ? みんなで頑張って面接して職を勝ち取ろうと話し合ったばかりじゃないか!」
「レッドさんの動機は?」
「俺・・・いや、私たちは人の役に立たなきゃ存在価値が無いから。だからどうかお願いします! 私達を就職させて下さい!」
クールな感じで決めるエコブルーさんと熱血を見せるレッドさん。
「そうですか、分かりました。グリーンさん、エコブルーさん、レッドさんの意見、参考にさせていただきます」
私はそう言いつつも、この面接が異常な空気に包まれていることを肌身に感じていた。
だってそうでしょう? 自分が入社した時はこんなにも自由な発言などせず、とにかく自分の優秀さを売り込む場なのだから。
それを茶番だ、人の役に多々なきゃって……最近の若者は何を考えているのか分からん。
「イエローさんの志望動機は?」
「カレーが食えればそれでいいですよぉ。給料はカレーでもいいくらいなんだぁ」
「ははは、それはそれは・・・」
給料は安くても文句は言いそうにないが、脳みそが足りているのか不安ですね。
「ピンクさんの志望動機は」
「>>338」
「帰れっ!」
私は思わず本音が口をついて出てしまった。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 18:38:11.79 ID:S3EzcMDO<>セクハラですね<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 18:39:26.08 ID:CLvINro0<>家のカギちゃんとしめて来たか心配になってきた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 18:39:41.16 ID:ct74WtUo<>昨日サッカー見てて睡眠不足なんで横になっていいですか?<>
とある会社の中間管理職<><>2010/06/27(日) 18:49:04.61 ID:5gnQ5hIo<>「家のカギちゃんと締めて来たか、心配になってきちゃった」
「 帰 れ っ ! 」
私は思わず本音が口をついて出てしまった。
「面接官さん・・・優しい・・・」
「安心しろピンク、戸締りならちゃんと確認してきた」
ピンクさんを安心させるようにレッドさんが言う。そういえば彼等の住所は皆同じようですね。
「そおなんだぁ、良かった♪ あ、そだ、あたしの志望動機はずばりセクハラですね」
「 出 て け 」
「ああぁん、ひどい〜〜。あたしは真面目に答えたのにぃ〜」
「あ、あ〜え〜と・・・失礼。私としたことが少々、八王子エキ・サイティングしてしまったようだ・・・」
私達の間に、隙間風が流れた。
「八王子液・サイティング……ブルーどういう意味だ」
「・・・レッド、お前はなぜそう空気が読めないのだ?」
「え、えっと、その・・・レッド、ダメだよ。そういうこと言っては」
「親父ギャグだよ、チクショウッ! お前ら、これから部下になるなら、少しくらい笑う努力くらいしろよ! うわーん」
「す、すまない。私はその、冗談とか皮肉とかお世辞がよく分からない宇宙じ・・・こほん、人間ですので」
い、いま宇宙人って言った!? この人、人じゃないの!? ど、どうすればいいんだ? もし下手なことを言ったらコイツラ、私を食うつもりじゃないだろうな?
途端に私の額に汗がじりっと浮かび上がった。
「そ、その・・・得意技はなんでしょう?」
私の質問に手を上げて答えた。 >>342(誰が、なんと答えたか)<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 18:54:59.81 ID:S3EzcMDO<>レッド
目からビーム<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 18:57:11.55 ID:DhKVy6U0<>ピンク「電車の中で「この人痴漢です!」と叫んで無実の人を冤罪に陥れたり…」<>
とある会社の中間管理職<><>2010/06/27(日) 19:03:00.69 ID:5gnQ5hIo<>「電車の中で「この人痴漢です!」と叫んで無実の人を冤罪に陥れたりすることができますぅ〜・・・」
な、なんだその特技っ!?
おかしいだろう、その特技が一体わが社の利益にどう繋がるというんだ!?
そもそもこんな人物雇って本当に大丈夫なのか?
「ちょうどいい、その特技、あの面接官にやって見せろ」
「ちょっとブルー・・・あ、いえ、失礼エコブルーさん、そんなことしたら私の社内での評判に関わり」
「いやああぁぁーーーーーーーっ!!」
私が止めようとした瞬間、ピンクさんが突然、自分の服を引きちぎり、叫び声をあげた。
その瞬間、私の背筋に凍りつくものが走った。
社内の評価ダウン、給料査定、部下の信頼、今後について、取引先の評価など・・・。
遠くから駆け寄ってくる靴音がまるで軍隊の靴音に聞こえた。
「ど、どうしたんですかっ!?」
面接室のドア越しに聞こえる若い警備員の声。
私は慌ててドアの前をふさぎ、こう答えた。
「>>345! 大丈夫だから!」
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 19:04:57.90 ID:5DW5PUDO<>そこのカラフルな男4人が女性を襲っているんだ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 19:08:23.52 ID:CLvINro0<>ちょっとゴキブリとムカデとクモとナメクジが同時に出ただけだ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 19:11:44.07 ID:346zsXQP<>>>345
誤魔化すにしては生々しいな<>
とある会社の中間管理職<><>2010/06/27(日) 19:16:44.40 ID:5gnQ5hIo<>「なんだ、ゴキブリとムカデとクモとナメクジが同時に50匹出ただけですか。
わたくしどもはてっきり、面接官殿が面接試験を受けに来た小娘にセクハラしているのではないかと思いましたよ」
「失礼だな、キミッ! たかがバイトの分際で!」
「はっ、大真課長、申し訳ございませんでした。自分はこれで任務に戻ります」
「ん、そ、その声は・・・その声はダークナイトか」
去っていこうとする警備員を呼び止めるレッドさん。やめてください、私の首が飛びます。
足音が一瞬止まる。
「何をしている、早く任務に戻りなさい!」
「待ってくれ、ダークナイトッ! お前のライバルレッドだっ!」
「・・・俺はダークナイトなんかじゃない。ただの警備員だ」
警備員はカツカツと足音を響かせながら、去っていく。
「ダークナイト・・・どうして」
「ふぅ〜〜・・・まったく大変なことをしてくれましたね」
一難去って、私は一息つく。
「い、一応お聞きしますが、その特技がわが社>>349(業種:オモチャとか)会社にどう貢献するのでしょうか?」
内心、心の内に芽生え始めた恐怖と戦いながら、そう質問すると、レッドさんはこう答えました。
「>>351です。必ずや、あなたの会社の役に立つでしょう」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 19:18:32.05 ID:CLvINro0<>淫天堂<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 19:21:41.00 ID:346zsXQP<>鉛筆削りの心臓部分を作る<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 19:26:09.82 ID:S3EzcMDO<>かそく<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 19:30:27.30 ID:S3EzcMDO<>クレーマー対応<>
とある会社の中間管理職<><>2010/06/27(日) 19:33:19.75 ID:5gnQ5hIo<> 無事、ピンチを乗り越えたところで、私は額の汗をハンカチで拭き取りながら、質問をします。
「い、一応お聞きしますが、その特技(痴漢冤罪)がわが社『鉛筆削りの心臓部分を作る会社』にどう貢献するのでしょうか?」
内心、心の内に芽生え始めた恐怖と戦いながら、そう質問すると、レッドさんはこう答えました。
「クレーマー対応です。理不尽な文句を言う人間には必ずや罰が下る。必ずや、あなたの会社の役に立つでしょう」
「そうだ、グリーンの言う通りだよ!」
「無実の人間を陥れる能力って言ったじゃないですか! それにクレーマーだって立派なお客様です。
だいたい我が業種にクレーマーは来ません! 行くのは販売元ですからっ! 残念!」
「・・・そろそろカレーが食いたい」
「・・・笑えよ、レッド」
「は、はははははは・・・」
どうやらイエローさんは協調性というものがないようですが、レッドさんは人の話を聞かないきらいがあるようです。
グリーンさんは扱いやすいですが、付和雷同、自主性がなく、ブルーさんは自分勝手。
ピンクさんは>>354
一体、このメンツを雇うことはないでしょう。
闇野(あんの)君の時は、大変真面目に面接を乗り越えたというのに、同世代のキミ達には本当にがっかりだ。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 19:34:48.99 ID:346zsXQP<>お色気作戦でうまくいくと思い込んでいる<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 19:38:39.55 ID:CLvINro0<>正直めっちゃタイプ<>
とある会社の中間管理職<><>2010/06/27(日) 19:44:05.98 ID:5gnQ5hIo<>「面接はここまでだ。君達にこれ以上面接をする必要はないと判断した」
私は席を立ちました。このような人達にこれ以上時間を使うのは無駄でしょう。
ピンクさんは未だ自ら破り裂いた服をそのままに、わずかに下着を見せていて、正直めっちゃタイプで勿体無いが、仕方ない。
しかし、履歴書でピンクさんの住所は手に入れたのですから問題ありません。
「ま、待ってくれ、大真さん! お、・・・私達にはどうしても職に就かなければならないんだ」
「そ、そうだ! ボクは喫茶店で働いたことがあるっ! その時ピンクもいたよな」(※14話 みなこちゃん、初めてのアルバイト参照)
「カレーなら、作れるぞぉ」
「そうだ、イエローの作るカレーは、プロにも勝るほどの味があるんだ」(※6話 カレー勝負!? スパイスの行方)
「・・・で、レッドさんとエコブルーさんは何のお仕事をしたことがあるのです?」
「くっ・・・お、俺には・・・俺には何もないっ! だが、だがしかし気合だけは、気合だけは誰にも負けない自信があるっ!」
「そうよ、レッドには誰にも負けない根性があるわ。いつだって倒れずに、誰にも負けまいと頑張ってきたわ!」
「エコブルーさん、あなたはどうなんですか?」
「みんなには黙っていたが俺はホストをしていたことがある。銀座のNO.1だ」
それを聞いたレッドさん達は>>357<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 19:45:42.39 ID:346zsXQP<>ホスト撲滅の名のもとにフルボッコにしだした<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 19:49:23.99 ID:CLvINro0<>参照って一体何を…↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 19:49:37.92 ID:FKSUHmw0<>ワッショイワッショイと胴上げ<>
とある会社の中間管理職<><>2010/06/27(日) 19:55:32.93 ID:5gnQ5hIo<>「みんなには黙っていたが俺はホストをしていたことがある。銀座のNO.1だ」
それを聞いたレッドさん達はワッショイワッショイと胴上げを始めた。
「聞いたかみんなっ! 銀座のNO.1だってさ! ってコトはこんな薄給の町工場なんかに勤めなくても、大丈夫な給料が手に入るぞ!」
「さすがブルー! すごいよブルー!」
「カレー」
「ブルー・・・あなたならきっとなんとかしてくれると思ってたわっ!」
・・・この人達は・・・。
「では、この面接は無かったことに・・・」
そう言って、彼等は私の目の前から去っていった。
「な、なんなんだ、あいつらーーーーーーっ!!!!」
私はイライラしながら、去っていった彼等に苛立ちをぶつけた。
<数日後>
「すみませ〜ん、やっぱりここで働かせて下さ〜い」
「ブルー君の給料でやっていけるのではなかったのですか?」
「お店が潰れまして・・・」
「それにブルーのすごく無駄遣いが多くて」
「 い ね 」(※去れという意味)
<特に落ちずに終了><>
とある会社の中間管理職<><>2010/06/27(日) 19:56:21.37 ID:5gnQ5hIo<> というわけで、久々のパー速でした。
ここまで書いておいて、アレですが、
最初に5人中4人しか受からないという設定にしておけば面白くなったかもしれないと思いました。
色々とダメですね。
本日はどうもありがとうございました。
そろそろ脳がいっぱいっぱいですね。お目汚し、失礼しました。
では、また。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 19:56:24.64 ID:346zsXQP<>おつー<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 19:56:56.27 ID:CLvINro0<>乙!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 19:57:56.84 ID:5gnQ5hIo<>【06/24 (木) 02:50時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
06/27 (日)
20:00〜23:00/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Sturm und Drang GLITTER ―12. ボーイ・ファイツ・ガール―
続きはVIPかも・・・。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 19:59:36.76 ID:w9Ryyds0<>乙です!
せっかくなのでこちらでやりましょうか<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 20:00:48.23 ID:CLvINro0<>マジか<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 20:03:37.41 ID:FKSUHmw0<>ほふむ<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 20:04:15.97 ID:w9Ryyds0<>《スタースクレイパー軍》
【Character】
○永田 紅(ナガタ コウ) ♀・18
搭乗機は専用機「グロースムター」。かつてミコトに助けられて彼に惚れ、ミコトの遺志を継いでスタースクレイパー軍に入隊した。
不明な点が多く、出自については喋ろうとしない。《節制》の能力により、グロースムターごと意識を乗っ取られた。
○ディナント・カイン ♂・13
搭乗機は専用機「ニャルラトホテトチップス」。名前以外の記憶がなく、『進化人類同盟』の研究所で目覚めたところをスタースクレイパー軍長官に保護される。
導かれるようにして純白のオックスコルト『ニャルラトホテトチップス』と出逢い、スタースクレイパー軍と行動を共にすることに。
○不夜城 スカーレット(フヤジョウ スカーレット) ♀・17
搭乗機は専用機「フェイタル・フェニックス・フェザー」。紅の後輩で、気弱な性格だがオックスコルト搭乗時は薬を服用して一時的に克服している。
最愛の兄であるレッドの死後、紅同様兄の遺志を継いでスタースクレイパー軍に入隊した。
○ジル・レトロポリタン ♂・18
搭乗機は専用機「レッドスプライト」。もともと工兵だったが特異体質のため専用機パイロットに抜擢されてしまったヘタレ。
かつてのレッドの舎弟の一人であり、立派になってスカーレットに告白するために、専用機パイロットを続けることを決意した。
○ユーリア・フリードリヒ ♀・?
第0艦隊クリーク・トリスタンの艦長兼司令で、紅たちの上官。トーキョー決戦時の専用機パイロットのうち唯一無事に生き残った。ショタ好きの年増。
○大河 リリィ(タイガ リリィ) ♀・17
4号機のパイロット。百合趣味があり(女だと思っている)ミコトが好き。トーキョー決戦でエニスとの戦闘に破れ、現在も意識不明のまま眠っている。
○長官 ♂・52
スタースクレイパー軍の長官。ただならぬ気配を持つ壮齢の男で、射撃の腕前は未だ健在。不定期に自作ポエムを発表している。
【Mechanic】
◇OxC-003G グロースムター
『風』の機体。紅の専用機で、『フロイライン』の後継機。4機中最大出力の動力炉を搭載した、砲撃型オックスコルト。紅はミコトと比べて射撃能力に劣るので、剣を搭載している
。
◇OxC-000 ニャルラトホテトチップス
カインの専用機。背中に二つの噴出口らしき機構を持ち、そこで空中の光子をエネルギーに変換することができる。
◇OxC-001F フェイタル・フェニックス・フェザー
『炎』の機体。スカーレットの専用機で、『ノヴァ・セイヴァー・キャリヴァー』の後継機。略してフェフェフェ。熱を放出することで攻撃する、近接格闘型オックスコルト。
◇OxC-002R レッドスプライト
『雷』の機体。ジルの専用機。ジルの放電体質を利用し、プラズマ攻撃やレールガンによる電磁射撃を得意とする、中距離支援型オックスコルト。
◇クリーク・トリスタン
スタースクレイパー軍の保有する艦の一つで、第0艦隊の本艦。専用機5機を格納し、様々な特殊任務をこなす。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 20:06:22.40 ID:w9Ryyds0<>《アルカナ》
【Character】
●ディナント・エニス ♀・19
gU。搭乗機は《女教皇》プリエステス。「宵の白鷹」の異名を持つ凄腕パイロット。ミコトに対して嫁宣言をしている。『アルカナ』の上位者の一人。
天然の少女だが、ミコトを一瞬で男と見抜くほどの鋭い観察眼を持つ『アルカナ』の頭脳。トーキョー決戦でスタースクレイパー軍に大打撃を与えた。
●三坂 ミコト(ミサカ ミコト) ♂・18
9I。搭乗機は《正義》ジャスティス。驚異的な射撃能力と動態視力を持つ。どっからどう見てもちっちゃい女の子だが、れっきとした男の子。
スタースクレイパー軍で専用機「フロイライン」を駆り、トーキョー決戦で宿敵ナナシと相討ちとなって東京湾に消えたと思われたが、
エニスに回収されて治療と療養の名目で監禁されている。エニスに手篭めにされてしまった。
●クラースナヤ・トラノフ ♀・19
gY。搭乗機は《恋人達》ラバーズ。いかにもツンデレっぽい少女。リーダーの提案した作戦によりスタースクレイパー軍に侵入するが、
ピンチに陥ったためたまたま通りすがったジルの家へと移動した。
●不明 ♂・?
9IV。搭乗機は《節制》テンパランス。紅に乗り移り専用機パイロットたちを苦しめたが、最後はレッドスプライトの電気ショックで意識を飛ばされ、消滅した。
●??? ♀・23
9XI。搭乗機は《世界》ワールド。トーキョー決戦で蒼井を葬った。
●??? ♂・?
??? 搭乗機不明。『アルカナ』のリーダー格である慇懃な紳士風の男。
【Mechanic】
◆OxC-U 《女教皇》プリエステス
エニスの機体。ハイメガ粒子砲やスティンガーナイフなど、多彩な武器を状況に応じて使い分ける。
◆OxC-Y 《恋人達》ラバーズ
クラースナヤの機体。詳細不明。
◆OxC-XIV 《節制》テンパランス
パイロット不確定。機体を自爆させ、破片に当たったオックスコルト、およびそのパイロットを洗脳し乗り移る能力を持つ機体。
◆OxC-XXI 《世界》ワールド
パイロットは9XIの女。空間移動能力を持っているようだが……。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 20:07:47.23 ID:w9Ryyds0<>【Words】
◎スタースクレイパー
物語の主な舞台。第二の地球と化した火星と地球の中間に浮かぶ大規模国際宇宙ステーション。火星と地球の中継地として機能する他、様々な機関があり一つの都市となっている。
スタースクレイパーの治安維持を行うのが、地球からも火星からも独立した治安維持組織スタースクレイパー軍である。
◎オックスコルト
人型搭乗兵器の総称。スタースクレイパー軍は突出した戦力を誇る5機の専用機を保有している。紅やカイン、スカーレットやジルはそのパイロット。
◎アルカナ
腐敗した世界を革新しようと動いている軍団。配下に複数の組織を抱えている。0〜XXIまで22機のオックスコルトと22人のパイロットを持ち、中でも0〜X番は別格。
W、Z、[、XI、XIII、XVI、XVII、XVIII番は失われたが、XI番の《正義》ジャスティスはミコトをパイロットとして復活した。
◎進化人類同盟
人であることの尊厳を捨て、新たなる異能の力を手にしようと研究をしている組織。噂ではクローンや人体改造を行っているらしい。残党『アルカナ』の《節制》テンパランスと共に
スタースクレイパーに攻撃を仕掛けたが、返り討ちにあい壊滅。
【Summary】
西暦2280年 9月21日。自らの知識を試してスタースクレイパー軍のシステムをハッキングすることに成功したカインは、隣室のスカーレットの部屋のドアロックを外し侵入して、下着を
もらいクンカクンカすることを思いつく。
しかし些細なミスから侵入がスカーレットにバレてしまい、カインはとっさに何者かがスカーレットの部屋を開けて侵入したという嘘をついた。これを受けてスタースクレイパー軍は警
報を発報。事態は大事に発展する。
その頃、スタースクレイパー軍の敷地に侵入しようとしていたクラースナヤは、侵入者が出たという警報を聞き焦りに焦っていた。なぜバレたのか思案するうち、ジルに見つかりジルの
ヤギに舐めまわされる羽目に。
お詫びとして、ジルはクラースナヤを牧場の家へと連れて行く。互いの素性を知らないまま、二人の邂逅が始まっていた。
<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 20:10:32.42 ID:w9Ryyds0<>_■■■___■_____________________
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十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 20:11:41.63 ID:w9Ryyds0<>クラースナヤを連れて、ジルは牧場にある家へと戻っていた。
格好は農作業着のまま。この姿を見て、ジルが軍人であることを想像できる人間はそうそういないだろう。
「さ、着いたよ。ここが俺んちだ」
「ふぅん。結構狭いのね」
「まぁ仮の寝床だしな。本籍の家じゃない」
「そんなことはどうでもいいけど、シャワーはどこにあるの? あと着替えも。ちゃんと女もの用意してよね」
「わ、わかってるよ……」
このいかにもツンデレっぽい少女、見た目は中学生くらいなのだが性格がかなりキツそう。
初対面なのにバシバシと言ってくるあたり、どうにも苦手なタイプだ。
「シャワー室はあっちの突きあたりだ。途中牛のいるところを通るけど、我慢してくれよな」
「それじゃきれいになっても臭いがついちゃうじゃない……」
と言いながらも、クラースナヤはフラフラとシャワー室の方へと向かっていった。
クラースナヤは思う。今日はきっと厄日に違いない。ミッションはあっさりと失敗するし、こんな牛臭いところに来なくちゃいけないし。
あのリーダーには後でみっちりと怒鳴りつけておこう。
脱衣室で服を脱ぎ、クラースナヤがシャワー室に入ると>>373<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 20:12:45.81 ID:FKSUHmw0<>牝牛が先にシャワーを浴びていた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 20:14:47.62 ID:346zsXQP<>シャワー室利用者1万人目ということで報道陣に歓迎された<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 20:14:54.01 ID:CLvINro0<>無駄に豪華だった<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 20:16:05.95 ID:CLvINro0<>>>373
ちょっと待て<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 20:28:54.76 ID:w9Ryyds0<>脱衣室で服を脱ぎ、クラースナヤがシャワー室に入ると……
「おめでとうございます! あなたがシャワー室利用者1万人目です!」
「きゃぁあああああ!?」
ドアを開けた瞬間、パァン!というクラッカーが鳴り響いて紙吹雪がクラースナヤに浴びせられる。
シャワー室の中には一人の少女がビデオカメラを片手に立っていた。カメラのレンズは全裸のクラースナヤを映し、隅から隅まで撮影しまくっていた。
クラースナヤは両手で胸と下半身を隠し、目の前の少女に怒鳴りつける。
「ちょ、ちょっと! なにしてんのよアンタ!」
「なによ、ただのジョークじゃない。あ、カメラは本当に回してたけどね」
「それじゃ一緒でしょうが! テープよこせ、叩き壊してやる!」
高い身長にスタイルのいい体つき。自分とは正反対の体型だ。
唯一長い髪だけが共通点なのだが、向こうはストレートでこちらは癖っ毛。目の前の少女に、クラースナヤは劣等感を抱いていた。
「ごめんごめん。これは私の個人的コレクションってことにしとくから」
「そういう問題じゃ、……っ?」
「私の名前は永田紅。さっきジルに呼ばれてね、私の着替え持ってきたの。ちょっとサイズが大きいと思うけど……ま、キツキツよりはマシでしょ」
「え、……う、うん」
紅と名乗った少女の顔を見て、クラースナヤは一瞬動きを止めた。
この顔、どこかで見た気がするのだが……しかし、もやもやとした記憶はすぐに霧散して消えた。
紅はクラースナヤに着替えを手渡して、シャワー室を後にする。
「…………」
手渡された着替えを見る。その服は>>378<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 20:30:14.71 ID:346zsXQP<>一部の層を狙っているとしか思えない<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 20:30:28.99 ID:FKSUHmw0<>確かに丈はちょっと大きかったが、胸がキツくて、お腹の辺りに余裕があった<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 20:30:42.13 ID:Xlw3AFEo<>どう見てもブルマ<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 20:45:47.40 ID:w9Ryyds0<>手渡された着替えを見る。その服は確かに丈はちょっと大きかったが、胸がキツくて、お腹の辺りに余裕があった。
この服はまさか……
「……マタニティドレス?」
要は妊婦さんが着る服だ。
バン!とシャワー室のドアを叩くように開けて、クラースナヤは鼻歌を歌いながら歩く紅の背中に怒鳴った。
「こらぁ紅! なんでこんな服渡すのよ!?」
「ああ、それ。……来るべき時のために取っといたヤツよ」
「来るべき時って何!? ていうか着替えにならないじゃない!」
「いーのいーの、後でゆっくりと鑑賞させてもらうから。ロリ妊婦なんてマニアが見たら大興奮よ」
「ちょっと何言って……こ、紅! 行かないで! 行かないでってば! 紅ー!」
スタスタと紅は歩き去って行った。
本当にこれを着るしかないんだろうか……まぁ、全裸でいるよりはマシだろうが。
本当に、今日はなんて厄日なんだろう。
結局、シャワーを浴びた後クラースナヤは着替えのマタニティドレスを着ることにした。
原が膨らんでいるわけではないので服のお腹から下が垂れさがっているのだが、特にこれといって不都合はなかった。
不愉快な気分のまま、クラースナヤはシャワー室を後にしてジルを探しに戻る。
「あいつ、いったいどこに……」
呼べば早いのだが、そういえばまだ名前を聞いていなかった。
クラースナヤは牧場じゅうを歩きまわり、ジルを探すことに決めた。ようやく見つけたジルは、>>382<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 20:47:36.25 ID:346zsXQP<>牛たちに組体操を教えていた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 20:48:15.07 ID:ct74WtUo<>シャワーの水に牛の小便が混ざってて修理のため使用禁止になってたの忘れてたと報告<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 20:48:39.84 ID:FKSUHmw0<>ダッチワイフにカツラと通販で手に入れた服とを装着させ、スカーレットに対しての告白の練習をしていた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 20:49:01.54 ID:q5cz44U0<>牛とヤギの喧嘩を仲裁しようとして両者の角でえらいことに<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 20:49:27.62 ID:bdZedqQo<>>>382
ナンテコッタイ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 20:49:53.26 ID:CLvINro0<>>>382
最悪だ…
ていうか混じらねえよwwwwwwwwww<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 21:00:06.03 ID:w9Ryyds0<>クラースナヤは牧場じゅうを歩きまわり、ジルを探すことに決めた。ようやく見つけたジルは、どうやら水道管をいじっているようだった。
地下の水道管をいじくりまわすジルに向かって、クラースナヤは背後から声をかける。
「なにしてんの?」
「いやー、そういえばこないだ下水管と上水管間違えてつないじゃってたの忘れててさ。シャワー使用禁止にしてたのうっかり忘れてたんだよ」
「……………………え?」
「だからほら、シャワーから牛の糞や小便が出てくるんだよ。いやー参った参っ……、…………あ」
「[ピーーー]ぇえええええええ!!!!」
どこからかナイフを取り出し、クラースナヤはそれを縦横無尽に振り回す。
シャワー室に至るまでが牛臭かったから気付かなかった。よく嗅いでみたら、そういえばなんとなく牛糞臭い!
「うわぁあああもう[ピーーー]っ! [ピーーー]ぅうううう!!」
「ちょ……ちょっと待てよ!」
大粒の涙を振りまきながら、クラースナヤはナイフをぶんぶんと振り回す。完全にヤケっぱちだ。
このままでは命の危険がある……と思ったジルは、クラースナヤに>>389<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 21:02:09.42 ID:Xlw3AFEo<>背負い投げ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 21:02:13.19 ID:FKSUHmw0<>レイプして強引に黙らせることにした。
なぁに、暴れる動物を制することなら慣れてるさ。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 21:03:55.08 ID:bdZedqQo<>>>389
つまりこいつは牛とかに対しても(ry<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 21:04:21.23 ID:CLvINro0<>外道すぐる<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 21:07:14.50 ID:ct74WtUo<>>>389
なんという鬼畜ww<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 21:13:51.76 ID:w9Ryyds0<>このままでは命の危険がある……と思ったジルは、クラースナヤの腕を掴み、ナイフを取り上げる。
扱いが素人なのかパニックだからなのか、とにかく意外と簡単に凶器は没収できた。
そのままクラースナヤを押し倒し、その上に覆いかぶさる。
「ひっく……、……な、なにすんのよ?」
「責任は取るさ。……俺は牛糞まみれの女の子だって食べちゃう男なんだぜ」
「な、なにする気よ!?」
「なぁに、暴れる動物を制することなら慣れてるさ。それが人間だって例外じゃない」
「ちょ、ちょっと待ってよ! 嫌よこんなとこで、あんたなんかに!」
「お前がおとなしくしないからだろ。抵抗するなら力づくで黙らせるしかない」
「そんなこと言って……最初から私を連れ込んでこうする気だってんでしょ! 最っ低!」
「違う! 俺は……ああくそ!」
ジルはクラースナヤの着るマタニティドレスの首元に手をかけ、縦一線に引きちぎる。
元は紅の私物だが関係ない。どうせもう臭いがついてしまって着られないのだから。
「これ以上暴れたら本当に、お、犯すからな!」
「嫌! 誰か……誰か助けて!」
クラースナヤの叫びが夕暮れのスタースクレイパーにこだまする。
すると、>>395<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 21:16:11.12 ID:FKSUHmw0<>紅がその様子を激写しまくった<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 21:16:30.74 ID:CLvINro0<>ジルの頭の上に花瓶が落ちてきた<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 21:25:51.19 ID:w9Ryyds0<>クラースナヤの叫びが夕暮れのスタースクレイパーにこだまする。
すると、
ゴン!!という鈍い音と共に、ジルの頭部に衝撃が走った。
「え……?」
クラースナヤが顔を上げると、そこには――
/ : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : :ヽ
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Y : : { : : | : : :ハ : / ヽ:| リ' \:| \ ! リ |: : : : | : : /: :|
|: : :∧: ∧ : :| X 丶 j/ 从 : :│ / : : |
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八| |: ∧ : :\! ,,, ,, , ´ ̄ `ヾノ : j人ハ: : :│
ヽ : :.:.\ : :` '' ''' ノ从|l 〉: : | 「ジルー? あんたいったいなにやってんの?」
| : : : | : ` ー- r…┐ 《 || /: : :│
| : : : | : : !: 人 ヽ._ノ .仆、/:レ介 : : : : |
. | : : : | : : l .: .:rヘ、 . イ: : :《;;〉《 }.: : : : |
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∧⌒ヽー=彡' |i:::::::::::::::::::::::::::/ /: : :`ー厂丶、: |: :│
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∧ jj \\\ ∧:::::::::::::::/ / : : : : :/ // \|
「こ、紅……(顔が怖いわ……)」<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 21:35:05.75 ID:w9Ryyds0<>花瓶を手に、ジルの頭を何度も殴りつける紅の姿。
その表情は笑顔に満ち溢れ、不自然なまでにニッコニコしている。
「あん、たはっ、こんな、ロリっ娘に、なにを、しようと、していたの?」
「痛っ! リズムに乗って叩くなっ! 痛いって!」
「こんな年端もいかない娘を押し倒して、あまつさえ私の服まで破いてあんたはいったい何をしようとしてたのか訊いてんのよ」
「ち、違う! 俺は別にこいつを押し倒して犯そうと思ってたわけじゃない! こいつが暴れるから押さえつけてただけなんだ!」
「……それは本当なの?」
紅はクラースナヤの方を向いて訊く。
しばらく考えたあと、クラースナヤは答えた。
「ううん。危うく犯されるとこだった。ありがと、紅」
「どういたしまして。やっぱり嘘だったのね。これはスカーレットにもちゃんと報告しとかないと」
「ちょ、ちょっと待てよ紅! 待っ――」
「あんたは少し黙ってなさい」
ゴン!とジルの頭を強めに花瓶で殴打する。
倒れて動かなくなったジルを横目に、紅はクラースナヤと向き合った。
「まったく、とんだ災難だったわね。こうなったら仕方ない、無理言って私の部屋のシャワー使わせてもらうしかないか」
「え……いいの?」
「うん。ただ申請が通るかどうかは分からないわよ。一般人を連れ込むのは原則禁止だし……。……あ、ちなみにその部屋ってスタースクレイパー軍の隊舎だから。私こう見えて軍人なのよ」
「……え?」
クラースナヤの動きが止まる。
この紅は、スタースクレイパー軍の人間だ。自分がまさに今攻め込もうとしていた、スタースクレイパー軍の。
いいのだろうか。いや、これはチャンスだ。軍の敷地内に公然と侵入できる口実ができたのだ。これは利用しない手はない。
だが……その後ミッションを遂行するということは、この恩人を巻きこむということになる。
葛藤した末、クラースナヤは>>399<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 21:36:08.08 ID:FKSUHmw0<>任務を優先した<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 21:36:56.59 ID:Xlw3AFEo<>保留した<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 21:50:14.38 ID:w9Ryyds0<>葛藤した末、クラースナヤは保留することにした。
スタースクレイパー軍の人間と接触を持ってしまった以上、踏み込みにくい状況が出来上がってしまったのだ。このままミッションを実行に移したのでは、紅に怪しまれ邪魔をされる可能性がある。
邪魔な因子は排除しなければならない。何も暴力的行為に頼る必要はない、ただミッションの実行のときに遠ざけておけばいいだけだ。
やはり当初の計画通りに。意を決して、クラースナヤは紅に告げる。
「……いいわよ。そんな無理して入れさせてもらわなくても。また自分で探すから」
「そう? 浴びて行けばいいのに」
「ううん、ありがと。そんじゃね」
手を振り、クラースナヤはその場を後にした。
当面の問題は着替えだが、それはその辺の店や家から適当に奪ってくればいい。シャワーも留守の家に入って勝手に使わせてもらうとしよう。
これ以上スタースクレイパー軍の人間と関わりを持つわけにはいかない。情はミッションを遂行する上で不要なものなのだから。
スタースクレイパー軍の隊舎。その一室で、カインはベッドの中に潜り込んでいた。その手の中には、先ほど隣室のスカーレットの部屋から仕入れてきたばかりの下着数点。
心臓が高鳴る。自分のした行為への後悔の念と達成感が、いまさらになって同時に押し寄せてきていた。
(や、やっちゃった……これが若気の至りなのか……)
カインはベッドの中でしばらく悶々とした後、>>402<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 21:51:37.14 ID:CLvINro0<>盗ってたのかよ…↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 21:51:45.80 ID:FKSUHmw0<>スカーレットのブラジャーを口に含み、スカーレットのパンツを丸出しの股間に押し当てながら一心不乱にオナニーに没頭し始めた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 21:52:11.01 ID:q5cz44U0<>急にスカーレットが部屋に来て一瞬心停止した<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 21:54:46.65 ID:bdZedqQo<>>>402
変態レベルがエスカレートしとるwwww<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 22:06:53.51 ID:w9Ryyds0<>カインはベッドの中でしばらく悶々とした後、スカーレットのブラジャーを口に含み、スカーレットのパンツを丸出しの股間に押し当てながら一心不乱にオナニーに没頭し始めた。
相変わらずこういう知識は最初から頭に入っているらしく、思春期のピークに入りはじめたお年頃のカインにとって覚えたてのオナニーは耐え難い中毒性があった。
激しくなる息遣いが、しだいに口に含んだブラジャーを濡らしていく。ベッドがきしきしと音を立てて軋み、ベッドの中が暑くなっていった。
(うぅ……スカーレット……!)
絶頂に達し、カインの中から勢いよく熱い何かが迸った。
スカーレットのパンツを見ると、白くドロドロとしたものがぐっちょりとパンツを濡らしていた。
気になる女の子のパンツに自分のものをかけるという支配欲に満たされて、カインは性的興奮を抑えきれないでいた。
だがそれも十数秒で終わり、その後に訪れるのは……賢者タイムだ。
(……俺はいったい何をしてるんだろう……)
目的を達成し、そして性欲を発散したことで、カインの胸にはぽっかりと穴が開いていた。
自分のしたことへの罪悪感、そして背徳感が雪崩のように一挙に押し寄せてくる。
汚れてしまったパンツを見て、カインはしばし呆然とした気分に包まれていた……が、そのとき。>>407<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 22:08:36.66 ID:q5cz44U0<>頭の中に声が響いた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 22:09:08.36 ID:Xlw3AFEo<>スカーレットが入ってきた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 22:09:09.57 ID:bdZedqQo<>新しい技を閃いた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 22:09:13.37 ID:CLvINro0<>テレビが勝手に点いた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 22:10:34.18 ID:bdZedqQo<>>>407
最悪のタイミングだ…!<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 22:20:42.57 ID:w9Ryyds0<>汚れてしまったパンツを見て、カインはしばし呆然とした気分に包まれていた……が、そのとき。
「カインくんいるー? ……ってあれ、ドアが開いてる……カインくん?」
「う、うわぁあああっ!?」
急いでパンツをベッドの中に隠す。ついでに丸出しの下半身もベッドに潜らせて、カインは入り口から入ってきたスカーレットと向きあった。
ドアが開いていたとはなんという不覚。ということは……さっきからずっと開いていたんだろうか、オナニーしていたときから。
「カインくん? どうしたの、ベッドにもぐっちゃって?」
「どっ、どうでもいいだろ」
「っ……ご、ごめんね」
「い、いや、謝らなくても……」
「……うん。えっと……カインくん。その、もしよかったら……ちょっとお話してくれない? なんだか、その、不安でさ」
そう言って、スカーレットは入ってきたドアの方向を指さす。外に出ようということだろう。
「……わかった。外で待ってて。すぐ行くから」
「うん。……ありがとう」
スカーレットが外に出たのを確認して、カインは急いでシャワーを浴びてパンツを穿いた。
あまり無様なところは見せたくない。光の速さで準備を終え、カインは部屋を後にした。
中庭のテラス。角のテーブルに腰かけて、カインとスカーレットは向かい合った。
紅茶の一つでもテーブルに乗っていればかなりいい雰囲気なのだが、生憎ここはそんなムーディーな場所ではない。
「それで、話って何?」
「>>413」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 22:22:45.09 ID:FKSUHmw0<>さっき私の部屋に侵入者が入ったけど、私ってそんなに重要なのかなぁ?<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 22:23:01.88 ID:CLvINro0<>もっと強くなりたい<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 22:23:11.61 ID:bdZedqQo<>兄の機体の一部が回収されたらしい<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 22:23:45.59 ID:q5cz44U0<>私って、やっぱり役に立ってないのかな…<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 22:35:05.23 ID:w9Ryyds0<>「それで、話って何?」
「……私ね。もっと強くなりたいんだ」
スカーレットは物憂げにそう告げた。
風がテラスを吹き抜けて行く。スカーレットの表情には、不安の色が浮かんでいるようだった。
「たしかに私の乗るフェフェフェは優れた機体だと思う。でも……今の私の実力じゃ、その100%が出し切れていない。せいぜい50%がいいとこだよ。
お兄ちゃんの遺志を継いで専用機パイロットになれたけど、ちっとも役に立ってない。戦闘では撃墜されてばっかりだし、成果の一つも挙げてないもん」
「…………」
「だから、もっと強くなりたい。弱い自分を乗り越えて、自分で強さを手に入れたいの」
「……そのためにやるべきことは、わかってるの?」
「うん。……まずはこの気弱さを克服しなくちゃいけない。薬に頼ってるだけじゃ、いつまで経っても私は気弱なままだよ。戦闘中に冷静な判断もできなくなるし、せめて薬なしで襲撃できるようにならないと」
そう言い張るものの、スカーレットはどこか躊躇しているようだった。
やはり怖いのだろう。自分にとって未知の世界に足を踏み入れることが。生来の気質を乗り越えることなど、そうそう容易なことではない。
「で、具体的にはどうするつもり?」
「うーん……。気弱さを克服するんだから、まずは>>418」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 22:36:15.59 ID:bdZedqQo<>怪談100連発<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 22:36:34.92 ID:FKSUHmw0<>人殺しを経験してみようかな……って<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 22:37:17.92 ID:q5cz44U0<>簡単なことだけど、お化け屋敷とか…だから、今度の休暇、一緒に遊園地に行ってもいいかな?<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 22:38:31.65 ID:bdZedqQo<>>>418
いきなり飛躍しすぎだwwww<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 22:39:16.69 ID:CLvINro0<>>>418
軍人なんだし結構殺してそうだが<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 22:51:17.95 ID:w9Ryyds0<>「で、具体的にはどうするつもり?」
「うーん……。気弱さを克服するんだから、まずはもっと戦闘で場数を踏もうかな」
「……どういうこと?」
「もっと凄惨な戦場を経験しよう、って思って。ただオックスコルトに乗ってボタン一つで敵機を撃墜してるだけじゃ、そんなの家でゲームしてるのと変わらない。
機械を撃ち落としてるだけだから、命の重みも実感できない。だから、私はもっといろんな戦場に出てみたいと思う。殲滅戦や白兵戦だってやるよ。そうすれば、きっと」
そう語るスカーレットの目は本気だ。本当にそういうことをやろうと思っているんだろう。
だけど、スカーレットが決意する一方でカインの心境は複雑だった。
スカーレットが強さを求めて立ち上がるのはいいことだ。けど、その過程で今以上に危険な目に遭うのを、カインはどうしてもやめてほしかった。
今までの戦闘だって、スカーレットが戦場に出るのは正直なところあまりいい気分はしなかった。
死んでほしくない、怪我をしてほしくない。スカーレットが強くなることと相反する事柄を、カインは心の奥底で望んでいたのだ。
強さと弱さ――すなわち、危険と平和。両方のいいところだけを取るなんてできない。必ず、どちらかを選ばなくてはいけないのだ。
カインにはここで反対する権利がある。そんなことはしなくていいと、一言言ってやるだけの権利がある。無論、逆に賛成する権利だってある。
背中を押すか、道を阻むか。カインは迷った挙句……一言、スカーレットに告げた。
「>>424」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 22:53:57.61 ID:Xlw3AFEo<>手合わせ願おうか<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 22:54:46.87 ID:bdZedqQo<>長官に気づかれずに触ることが出来たらいいよ<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 23:05:18.22 ID:w9Ryyds0<>背中を押すか、道を阻むか。カインは迷った挙句……一言、スカーレットに告げた。
「……うん。わかった。そういうことなら俺も賛成するよ」
「ほ、本当?」
「ああ。……けど、条件がある。今のスカーレットじゃ、そんな危険な戦場に出たところですぐに死んじゃうだろうから」
「えっ?」
「精神的な強さを手に入れる前に、肉体的な強さを身につけよう。そうしないと目的を達成する前にあの世行きだ」
「う……」
スカーレットの息が詰まる。もしかして考えてなかったのだろうか。
はぁ、とカインは聞こえないように小さくため息を吐いてから、スカーレットに言った。
「長官に気付かれないように触る。これが条件だ。俺も付き合うから、まずはこれを達成しよう」
「それって……かなり厳しいんじゃ……」
「だからこそだ。あの長官にすら触れないようなら、そんな凄惨な戦場に出る資格はないよ」
「う……。……そ、そうだよね。うん。私がんばる!」
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/三三三三三ニノ '´⌒ヽ三ニ`ヽ.__ ' _,.ィ'ヘ}
ハ三三三三三/´ !、 _ニ\三三ニ=〉 〉三ニ=1
!三ニ/^ヽ.三 | `ー`´ ̄ヽァ <j /‐、,-、/
、三イi´ノ!| }三.! / / | |ヽ ̄ !
ヽニ| / /1三.| / ' 1 | ヽ |
ヽ !、ん_ソ{三.1 / ! l ヽ.│ 「ヘッキシ! ……いま誰か噂したか?」
ヽニ\`ーl三 | / -__ナ_`.〉 |
Y´ `ー>‐' ' ' -ヽ/ ./
/ ヽ _,.==、 /
r-'7 `、 ,.ィ/´ ソ`ヽ. /
,ノ キ \ 、_,. ⌒ヽ /
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`ヽ ヽ.____ソ<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 23:06:37.67 ID:w9Ryyds0<> {: : : : : : : : : : : : : : : : : `丶
_'、: : /: : :⌒丶 : : : : : : : : \
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ヽ: :{`'┬ ゝ ′ / /: :/ リ: : : : : : : : : : \
\! V人 --‐一 / / : 厶='7¨¨ ̄`ヽ: : : : : :.\
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∧ 厂〈7∧__{_: :// / i: : : : : : : : : : :ヽ
/_厂 ̄| 〃| 「____L| { {/ : : : : : : : : : : : : )
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/:| o ∧ ∨ /: : : : : : : : : :\(
ヽ| o l ∧ ヘ /l: : : ヽ: : \: : : : :`丶
/:| | lハ. '、 /' |: : : : : : : : : ヽ : : : : : :
{ :/| |∧∧ / / : : : : : : : : : : :\: : : : :
次回 Sturm und Drang GLITTER ―13. 長官―<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 23:06:55.91 ID:CLvINro0<>乙…<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 23:07:16.66 ID:bdZedqQo<>おつー<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 23:07:36.13 ID:Xlw3AFEo<>乙<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/06/27(日) 23:08:31.85 ID:w9Ryyds0<>というわけで終わりです。
いろんなところでフラグ不成立……だがそれがいい
とりあえずジルはヘタレなので襲えないのは仕方ない。
次回は長官の話です。誰得。
それではまた次回。
ワールドカップ見るぞー<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 23:09:37.31 ID:FKSUHmw0<>乙<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 23:10:41.51 ID:ct74WtUo<>乙<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/06/27(日) 23:11:59.55 ID:bdZedqQo<>【06/24 (木) 02:50時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
ないぽ。。(´・ω・`)<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 17:40:11.58 ID:/45jTTAo<>【07/03 (土) 17:24時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
07/03 (土)
18:00〜19:50/佐々原海 ◆E9LrjYYP.A氏 - キルゼム薫子 第8話 衝撃の事実! 薫子の苗字は作者の読みまちがry
07/04 (日)
20:00〜22:00/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Sturm und Drang GLITTER ―14. 逆臣―
22:00〜/(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE氏 - バタリオン【第三話】 - 旅はみちづれ - 規制解けてなかったらパー速でやるんだよ
07/05 (月)
20:00〜23:00/満月 ◆MOON69mNOA氏 - 勝手にPC復帰記念短編。
07/06 (火)
20:00〜23:00/WJAYO ◆ALICE.cay.氏 - 第2話「武器を取ろう戦おう -???-」
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 18:00:32.82 ID:/45jTTAo<>◆ごあいさつ
第4のまとめサイトはもう完全に(仮)消去、おめでとうございます。いつも感謝しております。
ふとしたきっかけで2003〜2005年までに集めたBGMを聴いてたんですが、
この頃って、「ave;neww」、「fripSide」、「onoken」がプロじゃない時期なんですよね。
(大嶋さんはどうだっけ?BMS作家だったような……)
「あべにゅうぷろじぇくと」が発足した当時は爆笑しておりましたが、音楽業界で、萌え系を売りにして成功した第一人者だと思います。
◆本日のBGM か、カッコイイッ!
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2497725
◆登場人物紹介
工藤 輪廻 … 主人公の不良。蘭に恋している。お化けが大の苦手。
工藤 藤花 … 主人公の妹。時々素直じゃないお兄ちゃんラブッ娘。妙にツンデレを覚えている。
米倉 蘭 … 学園の副生徒会長、美少女らしい。輪廻のクラスメイト。正体はスーパーヒロイン『フェニックス・ララ』
勘解由小路 薫子 … 死体の少女。髪が2mもある。オリンピックヘアー。かなり口が悪い。
スカウトマン … 正義の味方のスカウトマン。ド変態。電柱の着ぐるみや西洋甲冑などで見た目を楽しませてくれるつもり。
巨大な黒猫 … ニャンニャンパラダイスに住む巨大黒猫。
エイカ=イワアノ=ジオス … 天然ドジッ子の雰囲気を全身から発している、死神。
マッチョA … 筋肉悪魔のリーダー。工藤輪廻の混沌の力により、引き寄せられた筋肉の混沌生物。
マッチョB〜F … マッチョAと同等の力を持つ、混沌の生物。Aの紳士ぶりは見習っていない。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 18:01:01.66 ID:1Q/a06AO<>間に合ったか<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 18:03:37.21 ID:/45jTTAo<>※10分〜15分の間に書いていこうと思っております。
第8話 〜衝撃の事実! 薫の苗字は作者の読み間違いに過ぎなかった! なんだよ「かんげゆう」ってwwwwwwありゃ「かでの」って読むんだよ、ちゃんとググらないからこういう恥をかくんだぜ。しかし間違えたっていいじゃない。人間だもの〜
巨大な黒猫<<すまない。思わず手で掴んだままにしていた。ここはニャンニャンパラダイスだ。お前達の言葉で言うところの『地獄』だ>>
輪廻「にゃ、にゃんぱらだ……えっ!? じ、地獄だってっ!? じゃあ俺は死んでしまったってコトか?」
エイカ「ご、ごめんなさいっ! ……工藤輪廻さん、16歳。職業:不良 兼 正義の魔法少女。貴方はたった今、私に殺されました」
振り返ると、そこには薄紫色という現実離れした髪の色を持つ少女が、立っていた。
肩を大きく出した、膝までの黒のワンピースに身を包み、右手にはこれ見よがしに、お前の首を刈り取ると言わんばかりの道具を持っていた。
エイカ「あのっ……大丈夫です! 私、正義の死神ですからっ! 一緒にがんばりましょう! この償いは一生をかけて……」
声<<そいつはもう死んでるんだが……>>
輪廻「何が頑張りましょうだああぁぁぁぁぁぁーー!!!」
マッチョと戦っていきなり落とし穴に落ちたと思ったら、いきなり殺されて、
正義の死神を名乗る少女と頑張りましょうと言われた。
エイカ「あ、あの……そんなに怒らないで下さい。ほら、これ、あげますから?」
エイカは黒い服の袖の中から何かを取り出すと俺の目の前でチラつかせた。
エイカ「これは>>440と言って、すっごく>>442です」
輪廻「そ、そんなもので、俺の心が動くとでも……」
や、ばい、ちょっと欲しいぞ……。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 18:05:41.46 ID:1Q/a06AO<>貴様の魂<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 18:07:58.24 ID:/45jTTAo<>↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 18:08:30.28 ID:.VuYpIk0<>喪模桃<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 18:09:39.52 ID:1Q/a06AO<>すごく…兎に角すごい<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 18:12:09.21 ID:s0jWt6DO<>エロい<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 18:12:47.30 ID:/45jTTAo<>>>442
wwwwwwww エロいってwwwwww よしきたあぁぁぁぁぁ!!!<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 18:17:24.11 ID:/45jTTAo<>エイカ「これは喪摸桃と言って、すっごくいづりゃ……言い辛いのですが、エロいです」
輪廻「そ、そんなもので、俺の心が動くとでも……」
や、ばい、ちょっと欲しいぞ……。
なんというか、その桃色の薄皮だが、丸みがなんとも言えないほど艶がある。
そうまるで女性のお尻のように見えるのだ。
ニッコリと笑う人の良さそうな死神はまるで泣いている子どもをあやすかのように、喪摸桃をチラつかせる。
それがまるで男を誘うように腰を振っているベリーダンスに見えた。
輪廻(しかし、コイツは俺のコトを殺したとぬかす張本人……しかも最近知り合った人間はどこかみんな変なヤツばかりだし)
エイカ「このにゃんにゃんパラダイスの特産品で、これを食べたら、あまりの美味しさに死亡者が続出したということから、こんな名前になってるんですよ」
巨大な黒猫<<……だから基本的には、死んだ人しかここにいないと言っておろうに>>
ペカーと明るい笑顔を見せる死神。フリフリと揺れるお尻……じゃない喪摸桃。
◆一方現実世界では──
フェニックス・ララ「くしゅんっ」
勘解由小路(かでのこうじ)薫子「ちょっとなんであなたがくしゃみをするんですか。ここは私がくしゃみをするのが道理ですよ。私メインヒロインですから」
ララ「だって、黒板の粉が鼻に入っちゃってるんですもの」
◆──────────
エイカ「ど、どうですか輪廻さん……」
輪廻「感触は柔らかく、まるで人肌のようだ。そうだな」
俺は、そっと喪摸桃に手を伸ばし、形を確かめるように手の平を動かす。
エイカ「あ、あの輪廻さん……それは>>446です」<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 18:18:59.49 ID:/45jTTAo<>輪廻「感触は柔らかく、まるで人肌のようだ。そうだな……」
ちょっとしゃべりながらまさぐりまわしている様子でおねがいします。
とったら↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 18:19:41.30 ID:11XwK1.0<>私がお昼に食べようと思ってそこに置いておいた牛バラ肉のかたまり12Kg<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 18:27:21.55 ID:/45jTTAo<>エイカ「ど、どうですか輪廻さん……」
輪廻「感触は柔らかく、まるで人肌のようだ。そうだな……」
俺は、そっと喪摸桃に手を伸ばし、形を確かめるように手の平を動かす。
エイカ「あ、あの輪廻さん……それは私がお昼に食べようと思ってそこに置いておいた牛バラ肉のかたまり12Kgです」
エイカは恥ずかしそうに頬を染めながら、それでも黙って俺の手に自由にされていた。
輪廻「牛バラ肉っ!? ここ地獄だよな? 牛いるのッテカ、お前ら死んでも食べる必要あるの?」
エイカ「はい。食べなくてももう死んでいるので大丈夫であることは大丈夫なのですが、
死者というのは、失われた部分を取り戻すため、その代替品を探して摂取する本能があります。
人間の場合、食べることによって、治癒行為を促進させますので、食欲が旺盛になります。
あと嫌いなピーマンとかニンジンとかも問題なく食べられるようになりますっ!」(`・ω・)b
巨大黒猫<<しんなしょうもないこと言われても困るぞ……>>
輪廻「だからって12kgはおかしいだろっ!? 普通の人間は1kgだって食べるの苦労するんだぞ。
この間、佐々原海(※作者)とか言うバカががメガ盛りに挑戦して死にかけたって聞いたからな」
エイカ「私は……その……全身を失ったんです。>>449で」
エイカは少し悲しそうにその死神を象徴する鎌を胸に抱きいれて、つぶやいた。
エイカ「あ、気にしないで下さい。もう昔の話ですから……」
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 18:28:56.62 ID:1Q/a06AO<>あなたの手で<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 18:30:34.11 ID:.VuYpIk0<>核爆弾<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage saga ノtasukeruyo !red_res<>2010/07/03(土) 18:35:18.75 ID:AcnUWAM0<> (^o^)/
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以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage saga ノtasukeruyo !蒼_res<>2010/07/03(土) 18:35:49.87 ID:AcnUWAM0<> (^o^)/
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佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 18:40:47.29 ID:/45jTTAo<>エイカ「私は……その……全身を失ったんです。核爆弾で」
エイカは少し悲しそうにその死神を象徴する鎌を胸に抱き入れて、つぶやいた。
エイカ「あ、気にしないで下さい。もう昔の話ですから……」
輪廻(歴史上、核で死んだ人間は……戦時だもんな……確かに昔だ)
エイカは儚げに笑みを浮かべると、俺に喪摸桃を渡す。
その桃を一口食べると、とても瑞々しく甘くて美味しいハズなのに、少し胸が切なるなるような気分になった。
※輪廻の体力が回復した! 股間のシンボルがやる気になった!(←エロい効果発動)
エイカ「さ、輪廻さん。ニャンニャンパラダイスから脱出しましょうか。私についてきて下さい。
ニャンニャンパラダイスの長に言えば大丈夫だと思いますから」
輪廻「……大丈夫なのか……本当に」
エイカ「はい。だって貴方は正義の味方。諦めなければ何度でも蘇ることが許された特権を手に入れているのですから。
それはもう無限に蘇るゾンビのように」
輪廻「せめて不死鳥のようにとか、カッコいい例えにしろよ。で、その長とやらはどこにいるんだ?」
俺はエイカの尻を優しく撫で回しながら質問する。
エイカ「神殿です……こちらに……」
するりと俺の手から逃れて、先へと進むエイカ。その後ろ姿(主にケツ)を追いかけると、ギリシャの建物を思い出させるような建物があった。
???「待っていたぞ、若き戦士よ……私は>>454。この神殿の>>456だ。」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 18:41:42.20 ID:1Q/a06AO<>お前の生物学的父<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 18:44:51.39 ID:s0jWt6DO<>ケルベロス<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 18:49:35.81 ID:1Q/a06AO<>おいろけ担当<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 18:52:19.47 ID:.VuYpIk0<>尾崎豊<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 18:58:21.42 ID:/45jTTAo<>ケルベロス「待っていたぞ、若き戦士よ……私はケルベロス。この神殿のおいろk……尾崎豊だ」
褐色で目付きの鋭い男が立っていた。
刺々しい鎧を身につけ、赤いオーラを身にまとってこちらを威嚇してくる。
ギターを片手にゆっくりと近付いてくると、神殿の上からライトが降りてくる。
ケルベロスは、槍を扱うかのようにマイクスタンドを置く。
どこからともなくBGMが流れ始める。
http://www.youtube.com/watch?v=AiD78w0AqeQ
え? なにこの1曲聴く流れ?
ケルベロス「……歌うぜ」
輪廻「ちょっと待てぇぇ! そんな時間はねえっ!」
エイカ「ケルベロスさん……現世に行きたいんですけど」
ケルベロス「お、おう……分かったっ……ちょ、ちょっと待ってろよ(////)」
エイカが話しかけると、ケルベロスは分かりやすいくらいに顔を赤く染める。
どうやらケルベロスはエイカに惚れているようだ。
俺はエイカに近付き、ワンピースの裾をまくり直接尻をまさぐりながら、尋ねる。
輪廻「あいつ、お前に惚れてるのか」
エイカ「まさか。そんなことないですよ。そりゃちょっと>>460ですけど」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 19:02:53.19 ID:.VuYpIk0<>↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 19:04:17.85 ID:1Q/a06AO<>核爆弾使いたい<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 19:15:08.78 ID:.VuYpIk0<>私は魅力的<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 19:19:48.68 ID:/45jTTAo<>輪廻「あいつ、お前に惚れてるのか」
エイカ「まさか。そんなことないですよ。そりゃちょっと私は魅力的ですけど」
きょとんとしながら、エイカはケルベロスの心を否定する。
エイカ「でも、にゃんにゃんパラダイスの切り込み隊長ってだけですから。戦力としてしか見てませんよ」
輪廻(いや明らかにケルベロスはお前に好意を持っているように見えるな)
チラチラと何度か見ながら神殿へと入っていく。
そしてケルベロスは走って戻ってくると、エイカの前に立つ。
さっきまでのイカツイ鎧はどこへやら、
燕尾服を着て、バラの花束を抱えて、ツンツンヘヤーをオールバックにしていた。
輪廻(思いっきり好意が丸見えーーーっ!!)
ケルベロス「オーディン様がお前達に会ってくれるそうだ。それと、この花束、お前に似合うと思って摘んできた」
エイカ「ありがとう。でもこれから現世にいくから、ケルベロスさんが活けて下さい」
ケルベロス「あ、ああ……分かった」
少ししょんぼりとした様子でバラ束を持った手を垂れ下げる番人。
そのまま、俺達は神殿の奥へと導かれることになる。
神殿の作りは簡素なようで、大きな広間と何本かの柱によって構成されている。
それ以外はわき道の方には小さな部屋があるようでそこで生活している者がいるのだろう。<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 19:20:31.99 ID:/45jTTAo<> 神殿の脇には花壇があり、色とりどりの花が咲いている。
美しい黄緑色の草の絨毯に、黄色や白、赤の花が風に揺れている。一部のバラが無くなっていた。
ケルベロス「ここが珍しいのか? ここはニャンニャンパラダイスの、パラダイスの部分を意味する場所だ。つまり楽園だ……。
ま、オレにとっては、エイカ……お前がいればどこであろうと楽園だがな」
ケルベロスは燕尾服のまま、カッコ付ける。
エイカ「>>464」
エイカはニッコリと笑って、ケルベロスをバッサリやった。
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 19:27:02.18 ID:.VuYpIk0<>お前洗ってないイヌの臭いがすんだよ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 19:30:31.06 ID:s0jWt6DO<>らくがんおいしいですよね<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 19:34:33.83 ID:/45jTTAo<>■1/2
ケルベロス「ここが珍しいのか? ここはニャンニャンパラダイスの、パラダイスの部分を意味する場所だ。つまり楽園だ……。
ま、オレにとっては、エイカ……お前がいればどこであろうと楽園だがな」
エイカ「らくがんおいしいですよね……あ、ケルベロスさん、いま何か言いましたか?
も う 一 度 お 願 い し ま す 」
※らくがん
ttp://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/c8/a3ec9dda0c1e62f3b8fd4a9d99a95bef.jpg
エイカはニッコリと笑って、ケルベロスをバッサリやった。
この女、魂だけでなくフラグまでも刈り取るらしい。
ケルベロス「うっ……な、なんでも……ないっ」;( TへT)
ケルベロスは背中で泣いていた。
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 19:35:25.30 ID:/45jTTAo<>輪廻「しかし、どうしてここにこんな場所が」
エイカ「この神殿は世界の安らぎを守るために生まれました。
こうして、目の前に幸せな空間を作ることで、私達が守る物をより身近に実感するためです」
輪廻「……守るもの」
エイカ「正義の味方ですから……。人の幸せを守るために戦うのが道理じゃないですか? 貴方は違うのですか」
ケルベロス「オレはお前を守るために……」
エイカ「良かったら教えてくれませんか?」
エイカは俺の股間を握り締めながら、尋ねてきた。
輪廻「俺は……」
俺は一体なんのために戦うのだろう……。
ただ気に入らないヤツを相手に戦うのが俺の目的だった。
けど、実際に学園に混沌が入り込んできた時、俺の中で大きく何かが変わったような気がした。
こいつらは関係ない、だから巻き込むわけにはいかない、そう思った。
輪廻「俺は……>>467のために戦ってるんだ」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 19:38:48.44 ID:.VuYpIk0<>惚れた女<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 19:43:53.72 ID:/45jTTAo<>輪廻「俺は……惚れた女のために戦う」
心の奥底に宿る炎が徐々に燃え上がってくる。
身体全身に失われていた活力が行き渡っていくような気がした。
そうまるで錆びていた機械に油を差したように、
空気の抜けた自転車に空気を入れたように、
フルパワーに充電した電子玩具のように!
股間がビンビンと暴れ出そうとしていた。
エイカ「その惚れた女とは、だ、誰のことでしょうか?」
エイカはもじもじと肩を揺らす。
輪廻「 こ の 世 界 中 の 女 全 て だ っ ! 」
エイカ「それは、たいへんよろしいですね」
エイカはにっこりと笑顔を浮かべて、俺の額にカマをさくっと突っ込んでくれた。ぴしゅー。
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 19:48:29.13 ID:/45jTTAo<> 楽園ゾーンから先に進む。
石畳が続き、そこの奥には少し小高い祭壇があり、そこには白いひげを蓄えた老人が立っていた。
老人と言っても、身体付きはガッシリとしており、腰は折れ曲がっておらず、屈強な様子を見せている。
オーディン「お前達に戦いを続ける勇気はあるか?」
深く落ち着く威厳に満ちた声。静かにその老人の声は響いた。
エイカ「はい、あります」
輪廻「ああ、いつまでだって続けてやるぜ!」
オーディン「よろしい、ならばお前達を再び戦場へと戻してやろう!」
オーディンは優しい笑みを浮かべると、俺達の身体を浮翌遊感に包まれた。
暖かく自愛に満ちた白い泡に包まれる。
俺達の身体を包み込むほどの大きさにまで一度拡張した後、その大きさをゆっくりと狭めていく。
そして、俺達は……オーディンの前から消えた。
──◆ 現代 ◆──
瞳を開けるとそこは女子更衣室だった。
ブラックホールに飲み込まれてから数時間が経過しているようだ。
目の前には下着姿の女の子の数々。
次の授業はプールなのかショーツをふとももまで下げた女の子や、水着の肩紐をいま、まさに肩にかけようとしている女の子達でいっぱいだった。
「きゃああああああああああああああああああああっ!!!!!」
現世に戻ってきた時の出迎えは非常に派手だった……。(続く)<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 19:49:14.09 ID:.VuYpIk0<>乙!<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/03(土) 19:51:18.47 ID:/45jTTAo<>■あとがき■
本日も、お付き合い下さり、誠にありがとうございます。
皆様には感謝の言葉がつきません。
そして、最近は皆様の大切なお時間をいただいているのに、面白さに磨きかかけられないことに、申し訳なく思う次第であります。
今後は更に精進を続け、より面白いものを作っていきたいと思っておりますので、
何卒、よろしくお願いいたします。
少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
■今回のピックアップ■
ケルベロス「待っていたぞ、若き戦士よ……私はケルベロス。この神殿の>>456だ」
>>456 おいろけ担当
えっ!? ちょっ待ってっ!? 脳内でケルベロス(まあ、アレだfateのアーチャーだと思ってくれ)が
そんなこと言ってるのを想像してめっちゃ吹いた。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 19:52:41.71 ID:/45jTTAo<>【07/03 (土) 17:24時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
07/04 (日)
20:00〜22:00/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Sturm und Drang GLITTER ―14. 逆臣―
22:00〜/(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE氏 - バタリオン【第三話】 - 旅はみちづれ - 規制解けてなかったらパー速でやるんだよ
07/05 (月)
20:00〜23:00/満月 ◆MOON69mNOA氏 - 勝手にPC復帰記念短編。
07/06 (火)
20:00〜23:00/WJAYO ◆ALICE.cay.氏 - 第2話「武器を取ろう戦おう -???-」
今日の予定はこれで終了! 明日は、午後8時に集合だよ!
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 19:57:04.61 ID:s0jWt6DO<>乙<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/03(土) 20:10:38.06 ID:1Q/a06AO<>遅ればせながら乙<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 17:55:11.19 ID:2L1I.zA0<>【07/10 (土) 00:23時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
07/11 (日)
18:00〜19:50/佐々原海 ◆E9LrjYYP.A氏 - <パー速>第9話 〜現世に戻ってきたと思ったら、いきなり女子更衣室で水着に着替えchu(ry
20:00〜/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Sturm und Drang GLITTER ―16. 闇―
07/12 (月)
20:00〜23:00/WJAYO ◆ALICE.cay.氏 - 4話「殉教者の行進 -復讐鬼-」
07/15 (木)
22:00〜/(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE氏 - バタリオン【第四話】 - 迷いの森 - 時間がぬえので移動移動..
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 18:00:29.91 ID:DqOcf5Uo<>◆ごあいさつ
こんばんは。佐々原海です。……佐々原で合ってるよね? 最近ちょっと健忘症の疑いが出てきたので色々と心配事が多いです。
今日は、自分の書いていることを忘れないように頑張りたいと思います。
◆本日のBGM
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5093491
◆登場人物紹介
工藤 輪廻 … 主人公の不良。蘭に恋している。お化けが大の苦手。バブルホエールという魔法少女に変身する。混沌を呼び寄せる体質。
工藤 藤花 … 主人公の妹。時々素直じゃないお兄ちゃんラブッ娘。妙にツンデレを覚えている。
米倉 蘭 … 学園の副生徒会長、美少女らしい。輪廻のクラスメイト。正体はスーパーヒロイン『フェニックス・ララ』
勘解由小路 薫子 … 死体の少女。髪が2mもある。オリンピックヘアー。
かなり口が悪い上に自分のことをメインヒロインだと信じて疑わない。「かでのこうじ」。
スカウトマン … 正義の味方のスカウトマン。ド変態。電柱の着ぐるみや西洋甲冑などで見た目を楽しませてくれるつもり。
巨大な黒猫 … ニャンニャンパラダイスに住む巨大黒猫。肉球がすっげぇぷにぷにぽえみぃしてる。
エイカ=イワアノ=ジオス … 天然ドジッ子の雰囲気を全身から発している、死神。核爆弾で全身を失って食欲旺盛。ついでに性欲も。
ケルベロス … エイカに惚れている漆黒の門番兵。しかし、エイカには0.001ミクロンもその気持ちは通じていない。
マッチョA … 筋肉悪魔のリーダー。工藤輪廻の混沌の力により、引き寄せられた筋肉の混沌生物。ここ2週くらい出番が無い。
マッチョB〜F … マッチョAと同等の力を持つ、混沌の生物。Aの紳士ぶりは見習っていない。
オーディン … 元ネタはSaga2のオーディン。役割もそのまんま。そして、後に戦うフラグもあり。つまりパク……いや、オマージュキャラ。
ちなみに先週、一切紹介とかせずにいきなりオーディンとか書いてたけど、気にしない!(・3・)〜♪
神話にあわせるならば、神殿名はヴァルハラ宮殿となる。ちょっと勉強になったね!(←常識?)<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 18:00:50.42 ID:DqOcf5Uo<>※10分〜15分の間に書いていこうと思っております。
第9話 〜現世に戻ってきたと思ったら、いきなり女子更衣室で水着に着替えchuだなんて、エロゲでもありえねぇだろ。まさかの展開にこの後予想される展開は一つ、血の池地獄だ! ヒャッハー!〜
<前作までのお話の展開>
地獄(ニャンニャンパラダイス)に落ちた輪廻。そこで名称不明の巨大黒猫と、自らを正義の死神と名乗るエイカと出会う。
輪廻はエイカの尻を撫でまわしまくりながら、現世に戻るために飛ぶ、神殿へと向かう。
ケルベロス「待っていたぞ、若き戦士よ……私はケルベロス。この神殿のおいろk……尾崎豊だ」
そこで待っていたのは、褐色の肌に鋭い目つきの銀の短髪を持つ男だった。
ケルベロスは露骨にエイカへの好意を見せるが、エイカはそれを全く意に介さず、神殿のに入る。
そこには、美しい花壇があり幸せそうに語る人々がいた。
エイカ達は自分達の守るべきものがそこにあると語った。輪廻は自分の守るものについて考える。
エイカ「正義の味方ですから……。人の幸せを守るために戦うのが道理じゃないですか? 輪廻さん何を守るために戦っているのですか」
輪廻「俺は……惚れた女のために戦う」
エイカ「その惚れた女とは、だ、誰のことでしょうか?」
輪廻「 こ の 世 界 中 の 女 全 て だ っ ! 」
エイカ「それは、たいへんよろしいですね」
エイカはにっこりと笑顔を浮かべて、俺の額にカマをさくっと突っ込んでくれた。ぴしゅー。
オーディン「お前達に戦いを続ける勇気はあるか?」
深く落ち着く威厳に満ちた声。静かにその老人の声は響いた。
エイカ「はい、あります」
輪廻「ああ、いつまでだって続けてやるぜ!」
オーディン「よろしい、ならばお前達を再び戦場へと戻してやろう!」
そして、俺達は……オーディンの前から消え、現代に戻り……女子更衣室へと戻ってきた。
目の前には下着姿の女の子の数々。
次の授業はプールなのかショーツをふとももまで下げた女の子や、水着の肩紐をいま、まさに肩にかけようとしている女の子達でいっぱいだった。
「きゃああああああああああああああああああああっ!!!!!」
現世に戻ってきた時の出迎えは非常に派手だった……。<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 18:01:16.16 ID:DqOcf5Uo<>──◆ 女子更衣室 ◆──
俺は今、人生最大のピンチだった。こんな時に限って、魔法少女の変身は解けており、不良の姿でいるのである。
突然女子更衣室に現れた不良。
相手がたった一人ならば、問答無用で脅して脅して脅しまくって故意じゃないことを説明して立ち去るのだが、相手はクラスメイト一団である。
これは弁解する間もなく、俺は犯罪者扱い確定だろう。
俺は瞳と閉じ、彼女達に背を向けて覚悟を決めた。
輪廻(どうか、警察行きと地獄行きにだけはならないように……)
心の中で強く祈り、半裸の女性達の行動を待った。
女子高生A「あなたは確か……工藤輪廻君だったよね」
女子高生B「工藤輪廻って言うと『あの』っ!?」
なにがどう『あの』なのかは分からないが、不良やっていればそりゃよくないウワサもされるだろう。
女子高生C「あ、わわっわわわ……ど、どうしようっ……工藤輪廻が堂々と女子更衣室に入ってくるなんて……私達全員、犯されて妊娠させられちゃうっ!」
女子高生A「だ、誰か……誰か先生をっ!?」
パニックになっている女子生徒達だが、甲高い悲鳴をあげずに、怯えているだけのようだ。
輪廻「チッ……別に何もしねえよ。じゃあな」
これならばなんとか逃げられそうと踏み、俺はそっと女子更衣室から出ようとした。
女子高生B「大丈夫……私達の方が数で勝ってる! 犯される前に、犯してしまえばいいのよ」
女子高生C「それは名案だわっ! みんなっ! 輪廻君を捕まえるのよっ!?」
輪廻「イヤァァッ! その理屈はおかしいっ!」
突然襲い掛かってきた女子高生達……女には暴力は振るえない。どうする……どうしたらいいっ!? >>480<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 18:04:41.14 ID:kJP6hf.P<>量産型Gをばら撒くしか無い<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 18:04:54.78 ID:fmOW0gAO<>目の前のパンツをありったけ顔に被る<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 18:06:53.19 ID:kJP6hf.P<>>>480
逆効果すぎるww<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 18:11:32.55 ID:DqOcf5Uo<>女子高生B「大丈夫……私達の方が数で勝ってる! 犯される前に、犯してしまえばいいのよ」
女子高生C「それは名案だわっ! みんなっ! 輪廻君を捕まえるのよっ!?」
輪廻「イヤァァッ! その理屈はおかしいっ!」
女子高生A「犯しい? やっぱり、この人私達全員を我が物にしようとしてたんだわっ!? みんな、負けちゃダメよ!」
だめだ、この人達正気じゃないっ!
突然襲い掛かってきた女子高生達……女には暴力は振るえない。どうする……どうしたらいいっ!?
対策を考えて周りを見渡す。
すると、着替えを終えたばかりの女子高生のパンツが見えた。
そうだ! 目の前のパンツをありったけ顔に被ろう!
そして、思いっきり変質的な行動をとれば気持ち悪がって近寄ろうとしないハズだ!
輪廻「ちょっとそれをよこせ!」
俺は強引にまだ水着の紐を肩にかけきっていない少女の更衣箱からパンツを奪い取り、顔にかぶる。
ここは変態チックに叫ぶとなお効果的だろう!
輪廻「フォォォオォォォオォォォオッ! クロスアウッ!」
どうだ、変態すぎて引くだろう? さあ、引いてくれ! どうか引いてくれ!
俺は今後の人生のことなんて全て投げ捨てて、決死の行動に出た。
女子高生A「相手はヤる気マンマンみたいねっ……だけど私達ももう止められないわ……。みんな、水着の肩紐を引っ張るのよぉ! ああぁんっ」
女子高生達はなぜかピンッと肩紐を引っ張りあげて、水着を食い込ませる。青いスクール水着が股間に食い込み、股間の割れ目が……くっ……。
輪廻「ちげええぇよっ! だいたい、性交渉を避けるために、自分から性交渉仕掛けるとかおかしいだろっ!?」
女子高生B「あれ? その反応もしかして……まだ?」
輪廻「ま、まさか……そんなこと、>>484」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 18:16:43.52 ID:2L1I.zA0<>そんなの関係ねえ!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 18:19:42.65 ID:4omLv2DO<>…もう好きにしろよチクショウ!!<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 18:22:38.39 ID:DqOcf5Uo<> 目の前の女子高生達がいっせいに水着の肩紐を引っ張りあげる光景は異様過ぎて、興奮材料どころか、俺の正気度を奪っていく。
輪廻「ちげええぇよっ! その反応ちげええぇぇよ! だいたい、性交渉を避けるために、自分から性交渉仕掛けるとかおかしいだろっ!?」
女子高生B「あれ? その反応もしかして……まだ?」
輪廻「ま、まさか……そんなこと、……もう好きにしろよチクショウ!!」
「あなたは童貞ですか?」と問われて「YES」と答えて許されるのは小学生まで。NOと言える日本人になりたい。
しかも、俺の正論の裏に動揺を感じ取ったのか、女子高生Bが余計なことに感づく。最近の若者の性は乱れているというが、まあ高校生ならば仕方ない。
女子高生C「ハッキリしないけど、その答えは……うふふ。ということは……私達に勝機はある? ちょいワル風の先輩を手篭めにするチャンスかもっ!?」
女子高生A「そうね。いくら不良と言っても、この数が相手じゃ、どうしようもないわよね」
エイカ「ちょ、ちょっと待って下さいよ。輪廻さんは何も悪いことはしていませんっ」
そうだ、この場にはエイカもいるじゃないか! ここはコイツをうまく利用して脱出をはかろうじゃないか。
エイカ「だから、その……むりやりするのは良くないと思うんです」
うん? エイカはもじもじと両太腿を擦り合わせながら、恥じらいを持った表情で俺を見つめる。
エイカ「正々堂々とやりましょう」(キリ)
輪廻「何をだっ!?」
エイカ「やだ……セッ○○だなんて、恥ずかしいそんなこと、女の子の口から言わせるんですか?」
輪廻「そんな答え求めてねえええぇぇ」
恥らっているのは表情だけで、随分と下半身はノーガードのようだった。
女子高生A「そうね……これだけスク水の女の子に囲まれて、何もしないなんて男じゃないもんね……。さあ、まずは……」
女子高生Aは、柔らかな>>487に俺の手を押し当てた。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 18:23:32.80 ID:fmOW0gAO<>>>484
諦めたか…<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 18:27:27.46 ID:2L1I.zA0<>おっぱいのような形をした謎の生命体<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 18:28:42.41 ID:DqOcf5Uo<>>>487
おっぱいじゃないからOKですね!<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 18:32:53.18 ID:DqOcf5Uo<>女子高生A「そうね……これだけスク水の女の子に囲まれて、何もしないなんて男じゃないもんね……。さあ、まずは……」
女子高生Aは、胸部に俺の手を押し当てた。
初めて触れる柔らかな感触はまるで、柔らかなおっぱいのような形をした謎の生命体のように感じた。
輪廻「柔らかい……」
女子高生A「そうでしょう……もっと触っていいよ。先輩……♪」
名も知らぬ少女は、小さく微笑み、熱っぽい視線を向けながら、更に身体を寄せる。
その姿を見る。
紺色の生地が若い肉体に張り付き、その身体の凹凸をハッキリと現れていた。白と紺のハイライトがエロスを強調する。
俺だって男である。今まで若い女の子に興味がないわけでもない。
興奮する柔らかなふくらみを間近で感じて、俺の下半身のヤングアニマル(c)白泉社が目覚めつつあった。
周りには同じように学校指定の水着や、競泳水着を着た少女達に囲われており、逃げられそうにない。
まさか初めて袋にされるという経験が、学園内でしかも相手は名も知らない女の子で、しかも暴力以外だとは思わなかった。
俺はこのまま、1つ年下の少女達に自由にされてしまうのか……。はあはあ。
輪廻(いや、この展開はおかしいっ……! これも混沌に支配されているからか)
輪廻「エイカッ! この場は混沌に支配されているかっ!?」
エイカ「>>491」
輪廻「や、やっぱりっ!」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 18:34:05.08 ID:DqOcf5Uo<>小さいですね、輪廻さんの<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 18:37:39.74 ID:4omLv2DO<>輪廻さんの精を注ぎ込む事で少女たちは正気に戻るという展開です<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 18:37:50.16 ID:kJP6hf.P<>ヒュー♪<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 18:45:09.69 ID:DqOcf5Uo<>1/2
輪廻「エイカッ! この場は混沌に支配されているかっ!?」
エイカ「輪廻さんの精を注ぎ込む事で少女たちは正気に戻るという展開です」
輪廻「や、やっぱりっ!」
この状況を鑑みればそれは当然の結論だった。
俺の体質は、あの謎のスカウトマンが言った通りならば混沌を呼ぶ体質……つまり、トラブルメーカーということになる。
まだ前のマッチョ騒動も解決していないのに、次から次へと混沌がやってきては大変だ。
ここはなんとしても、変身して、この問題を解決しなくては……。
俺はストローを取り出して、魔法少女へと変身しようとする。
が、しかし、それは叶わぬことだった。
輪廻「うむぐぅうっ……んんんぅぅ……!?」
Σうわ、舌を入れられたっ! ぬるぬるって、俺の口の中で……こら、やめろっ!
口の自由まで封じられ、俺はますます窮地に立たされる。
女子高生A「ふふふっ……もっと気持ちいいことしましょうっ?」
女子高生B「最高の初めてをセンパイにプレゼントしてあげます♪」
女子高生C「いっぱい気持ちよくなってね、お兄ちゃん」
女子高生の中に一人だけやけに見覚えのある顔があった。そういえば、さっきから聞き覚えのある声だとも思っていた。
輪廻(藤花!? お前まで混沌に飲み込まれてしまったのかっ!?)
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 18:46:13.61 ID:DqOcf5Uo<> 女子高生達はつややかな笑みを浮かべながら、俺の意思を完全に無視する生を吐き出すモノに触れた。
他人に触れられるだけで、まるで神経を直接触られたかのような刺激が身体を駆けた。
女子高生A「まずは……誰からがいいかしら? 選らばせてあげるわ、先輩」
唇を解放されて、唾液が糸をひくエロい光景を見せながら、女子高生は不自由な自由を迫ってきた。
輪廻「それならば……俺は>>496」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 18:49:28.78 ID:kJP6hf.P<>あえて選択しないことを選ぶ!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 18:51:52.92 ID:2L1I.zA0<>米倉蘭以外は有り得ない<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 19:03:33.64 ID:DqOcf5Uo<>1/2
女子高生A「まずは……誰からがいいかしら? 選らばせてあげるわ、先輩」
輪廻「それならば……俺は米倉蘭以外は有り得ない」
女子高生A「米倉……蘭? あの副生徒会長ね?」
輪廻「そうだ、俺は、副生徒会長のことが好きなんだ。だから、初めては……」
女子高生B「残念。副生徒会長……生徒会長のことが好きなのよ……知らなかったの?」
女子高生Bは零れ落ちそうな乳房をふにっと俺の胸板に押し付けて、衝撃的なことを言う。
藤花「大丈夫、お兄ちゃんにはすぐに新しい恋が生まれるよ。さしずめ、妹がこの傷心を身体を使って物理的に慰めてくれるよ!」
輪廻「そんなインモラルな慰めは慰めになってねぇっ!」
藤花「ふふふっ……そんなこと言ってもお兄ちゃんはここから逃げることも出来ないんだよ。諦めて初めてを捧げるしかないの?」
女子高生A「そうだ。折角だから、先輩の初めてを喪失するところ、ムービーで撮っちゃおうか?」
女子高生B「それいいね。そして、副生徒会長に見せちゃおうか? きっと呆れてものも言えなくなると思うよ。だって、後輩と女子更衣室で、だもんね」
周りの女子はおぞましいことを言う。
本気でコイツラは俺をどうにかしようとしているようだ。
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 19:04:04.89 ID:DqOcf5Uo<>2/2
輪廻「ならば力づくでも逃げてやるぜ」
エイカ「ダメですよ。輪廻さん。貴方は性戯の味方として、この混沌を振り払っていただかないと」
輪廻「こんな時に、シャレにならない誤字やってんじゃねぇっ!」
ぐっとエイカが俺の両手に全体重をかけて、拘束する。両足も女子高生達が跨いで、のしかかり、自由を奪っていた。
女子高生Aは小さく笑みを浮かべながら身体を寄せる。
周りの女子高生達に見下されながら、俺は自分ではどうしようもない屈辱感と身体から湧き上がってくるどうしようもない興奮に心臓が高鳴った。
女子高生A「それじゃ……私が」
輪廻「くそぉぉっ、離せ、離しやがれえええええええええええええええええええええええぇぇっ!!!」
冷たいレンズが俺を捕らえたまま。
初めての瞬間を迎える。
ぬるっと彼女の全てを飲み込む異空間の入り口が飲み込む。俺の、人の生きるというシンボルを。
輪廻「うっ……あ、ああぁぁ……」
悔しさに涙が溢れそうになった。それと同時に身体の奥底から湧き上がってくるものを感じた。そして>>500
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:06:15.77 ID:2L1I.zA0<>↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:06:26.30 ID:kJP6hf.P<>超変身ができるようになった<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 19:17:48.57 ID:DqOcf5Uo<>1/2
輪廻「うっ……あ、ああぁぁ……」
悔しさに涙が溢れそうになった。それと同時に身体の奥底から湧き上がってくるものを感じた。
輪廻(くそうっ……くそうっ……! 俺の大事なものがまた一つ……くそぉおおおぉぉぉっ!!)
???(悔しいか? 工藤輪廻)
脳内に謎の声が響く。気付けば俺はどこかの亜空間の中にいた。
きっと意識だけが飛ばされている状態なのだろう。意識の外では、俺が名前も知らない女子高生に乗られて、乗馬マシーン代わりにされていた。
しかし、今は目の前の闇に塊のような存在だ。
どこまでも深く見ているだけでも吐き気を催すその存在を睨み付ける。不思議と恐怖はなく、どことなく親近感が湧いた。
そう、不良は不良が分かる。そんな感じだった。
輪廻(なんだ、てめえぇ……)
???(お前の怒り……悲しみ……苦しみ……その感情を力に変えることができるようにしてやろう)
輪廻(力が……わきあがってくる……!)
俺は超変身ができるようになった、と感じた。<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 19:18:13.23 ID:DqOcf5Uo<>2/2
意識は再び、自分の身体に戻り、快楽が身体を走りまくる。俺の下半身がむず痒く今にも意識が真っ白になりそうだった。
周りの女子生徒達は好奇の瞳で俺達の結合を見つめ、頬を赤らめる。
あるものは興奮のあまり青い生地の上に発生した突起を弄り始め、あるものは水着の中に指を差し入れて柔らかなおっぱいのような物体をいじくっていた。
輪廻「エイカぁっ! てめえぇ覚えてろよ」
エイカ「輪廻さん……そんな乱暴な言葉遣いされたら……んんっ……。はい、輪廻さん、これでもしゃぶってて下さい」
エイカは俺の両手を、正義の力(正義ってなんだ?)で抑え込みながら、胸についた柔らかなる物体を押し付けてきた。
口に触れる白く滑らかな感触に心が燃え上がった。
輪廻(今こそ、変身だ)
俺は強く変身のイメージを繰り返す……そのイメージとは>>504
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:24:11.98 ID:fmOW0gAO<>>>502
聖なる泉が枯れ果てた姿
俗に言う悪堕ちである<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:24:44.06 ID:2L1I.zA0<>超絶美形男子<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:29:24.81 ID:fmOW0gAO<>>>504
より一層搾り取られそうですね<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 19:31:46.45 ID:DqOcf5Uo<>輪廻(今こそ、変身だ。新しい力を見せ付けてやるっ!)
俺は強く変身のイメージを繰り返す……そのイメージとは超絶美形男子だった。
性を超越した魅力を誇り、見たもの全てを魅了すると同時に、究極の美で相手をおののかせる。
その姿はどこまでも白く、高貴で、汚されざる存在。
それはどこかで俺の下半身も同じことを考えていたのだろう。特に『白』の部分に関しては。
汚されざる白は、戦場に駆ける姿。
白駒(輪廻)「
混沌を招く者……『ホワイトユニット』……
」
変身を遂げ、俺は俺を犯した奴等を見上げた。
女子高生A「一粒で二度美味しいわ」
そう、変身はしても、何も解決にはならない。
白駒「は、離したまえっ! キミ達はこんなことをしてはしたないと思わないのかっ!?」
そこに救世主がこの部屋に入ってくる。
薫子「輪廻っ! メインヒロインは私だとあれほど言ったのにっ! そんなモブキャラと」
スカウトマン「しまったっ! 遅かったかっ! 混沌に引き寄せられた姿になってしまった……!」
薫子「大丈夫。そこに愛があれば、悪なんて関係ない。スカウトマン、私が>>508する。安心するがいい」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:34:03.70 ID:C0QYwsIo<>110番通報<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:34:17.23 ID:fmOW0gAO<>徹底的に自分好みに調教<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 19:44:10.37 ID:DqOcf5Uo<>薫子「輪廻っ! メインヒロインは私だとあれほど言ったのにっ! そんなモブキャラと」
スカウトマン「しまったっ! 遅かったかっ! 私の愛する輪廻君が、混沌に引き寄せられた姿になってしまった……!」
薫子「大丈夫。そこに愛があれば、悪なんて関係ない。スカウトマン、私が徹底的に自分好みに調教する。安心するがいい」
白駒「 安 心 で き ま す か ! 」
私は心の奥底から叫びましたが、薫子さんの聴覚にも心にも届かなかったようです。
薫子「読者の皆様、サービスシーンです。刮目してください」
スカウトマン「文字媒体でそんな無茶振りを」
薫子は白い頬を赤くそめ、肩からゆっくりと空気にさらす。ぞっとするほどの美しさがそこにはあった。
和と中の合わさった美に視線が吸引され、誰もが薫子のストリップに魅入られてしまう。
美しい肌は胸の前でクロスを作りながら、そっと着ていたブラウスを(どういう理屈か知らないが、)脱ぎ落とす。
腕でつぶされた乳房がたわみを作っている。正義の味方にあらざるほどの魅力的な肉体だ。
死んでいることすら忘れそうだ。
女子生徒達「きゃああーあーーーっ! お姉さまぁぁぁっ!!」
周りの女子生徒達はあまりの美しさをほこる薫子に引き寄せられていく。
元々レズっ気のある女の子ほど、その動きがすばやかった。
そして薫子は水着少女達の股[中略]潮[中略]噴き出させた。体内に溜まったものを吐き出させるように。
薫子「本来、混沌の処理は正義の味方のお仕事……。輪廻に任せるのは荷が重過ぎた。さて、残りは……自分でどうにかしてみろ」
白駒「なら……私だって……」
目の前に絡み付いてくる水着少女達に私は>>511すると、あっという間に少女達は>>513。(ラスト)<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:46:23.29 ID:DqOcf5Uo<>↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:47:18.84 ID:kJP6hf.P<>あっという間に拘束<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:49:19.31 ID:kJP6hf.P<>↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:49:25.21 ID:4omLv2DO<>従順な下僕となった<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:51:06.49 ID:0AK8CTU0<>これなんてエロゲ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:52:33.54 ID:2L1I.zA0<>>>514
まあ書いてる人が…だし<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 19:54:46.61 ID:DqOcf5Uo<>白駒「なら……私だって……」
目の前に絡み付いてくる水着少女達に私はあっという間に拘束されると、
その不自由な体位が興奮を呼ぶのだろう……荒ぶる下半身が、大砲となり純白の弾丸を撃ち放った。
藤花「お兄ちゃん♪ お兄ちゃん♪」
女子生徒達「「「ご主人様ーーっ♪」」」
溢れ出る濃密なミルクゼリーを受けて、あっという間に少女達は従順な下僕となった。
幸せそうに叫ぶ妹と、下級生達に私の自尊心が満たされる。
しかし、この場において、唯一の例外が一人いた。
それは女子生徒Aだ。
彼女だけは、薫子の誘惑にも、私のチャームも一切効かなかった様子。
もしかしてナルシストか?
薫子「さて、そこのお前。今更輪廻の童貞を返せとは言わないが」
白駒(ファーストキスも……)
薫子「そろそろ正体を明かせ、モブキャラ」
女子生徒A「モブキャラだなんて失礼ね。私は『明神』……。ジェネラルフラッグ団の『猫刄』(みょうじん)の名を持つものよ」
白駒「なぜこのようなことを」
猫刄「それはもちろん、白駒……貴方が、この世界を変えることが出来る存在だからよ……」
その少女の言葉に、私は不思議と納得が出来てしまった。なぜなら、私は混沌を操る者。
その力はあまりにも強大なのだから……。(続く)<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/11(日) 19:57:01.62 ID:DqOcf5Uo<>■あとがき■
うん? なんでこんな展開にしちゃったんだろ? まさかのモブキャラが主人公の童貞を奪うのか!?
と、自分でも今後の展開が読めない感じになってしまいました。誰だよ、主人公に『チェリーボーイ』とか設定付けたの?
しかし、なんで最近、男が襲われるシチュエーションを書く機会に恵まれてしまっているのだろう……?
……しかしなんという鬼畜シチュエーションだ。wwwwww
初めてここまで鬼畜シチュエーション書いたわ。
しかし、エロスが絡むとテンションアップするのはどうにかしたいところ。
エロスが絡まなくてもテンションアップしてくれ……orz
本日も大変ありがとうございました。
少しでも楽しんでいただけたら幸いです。お目汚し、失礼しました。
■今回のピックアップ■
女子高生A「まずは……誰からがいいかしら? 選らばせてあげるわ、先輩」
輪廻「それならば……俺は>>496」
>>496 米倉蘭以外は有り得ない
なんという正当な答え! しかし、まさかここで主人公が自分の気持ちを踏みにじられるとは、お釈迦様でも思いますまい。
初恋の人を思いながら、汚される主人公……燃えますね。(ぉぃ)<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:58:09.51 ID:DqOcf5Uo<>【07/10 (土) 00:23時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
07/11 (日)
20:00〜/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Sturm und Drang GLITTER ―16. 闇―
07/12 (月)
20:00〜23:00/WJAYO ◆ALICE.cay.氏 - 4話「殉教者の行進 -復讐鬼-」
07/15 (木)
22:00〜/(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE氏 - バタリオン【第四話】 - 迷いの森 - 時間がぬえので移動移動..
次は本格SFな、十六夜氏です。AA使える方が羨ましいです。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 19:58:09.55 ID:2L1I.zA0<>乙!!!!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:01:32.82 ID:kJP6hf.P<>おつー<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:01:59.36 ID:fmOW0gAO<>たのしかった!
おつー<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 20:03:14.85 ID:0AK8CTU0<>佐々原氏乙です!
エロはテンション上がりますもの。しかたない
寝とられとか書いてて気持ちいいですしね!
さて、また規制が始まったようなので今日はこちらでやらせていただきますね<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:04:37.51 ID:DqOcf5Uo<>>>522
規制大変ですね……。<>
十六夜 ◆16moonQpow<>日本語に戻してみたり<>2010/07/11(日) 20:04:50.60 ID:0AK8CTU0<>《スタースクレイパー軍》
【登場人物】
○永田 紅(ナガタ コウ) ♀・18
搭乗機は専用機「グロースムター」。かつてミコトに助けられて彼に惚れ、ミコトの遺志を継いでスタースクレイパー軍に入隊した。
不明な点が多く、出自については喋ろうとしない。
○ディナント・カイン ♂・13
搭乗機は専用機「ニャルラトホテトチップス」。名前以外の記憶がなく、『進化人類同盟』の研究所で目覚めたところをスタースクレイパー軍長官に保護される。
導かれるようにして純白のオックスコルト『ニャルラトホテトチップス』と出逢い、スタースクレイパー軍と行動を共にすることに。
○不夜城 スカーレット(フヤジョウ スカーレット) ♀・17
搭乗機は専用機「フェイタル・フェニックス・フェザー」。紅の後輩で、気弱な性格だがオックスコルト搭乗時は薬を服用して一時的に克服している。
最愛の兄であるレッドの死後、紅同様兄の遺志を継いでスタースクレイパー軍に入隊した。
○ジル・レトロポリタン ♂・18
搭乗機は専用機「レッドスプライト」。もともと工兵だったが特異体質のため専用機パイロットに抜擢されてしまったヘタレ。
かつてのレッドの舎弟の一人であり、立派になってスカーレットに告白するために、専用機パイロットを続けることを決意した。
○ユーリア・フリードリヒ ♀・?
第0艦隊クリーク・トリスタンの艦長兼司令で、紅たちの上官。トーキョー決戦時の専用機パイロットのうち唯一無事に生き残った。ショタ好きの年増。
○大河 リリィ(タイガ リリィ) ♀・17
4号機のパイロット。百合趣味があり(女だと思っている)ミコトが好き。トーキョー決戦でエニスとの戦闘に破れ、現在も意識不明のまま眠っている。
○長官 ♂・52
スタースクレイパー軍の長官。ただならぬ気配を持つ壮齢の男で、射撃の腕前は未だ健在。不定期に自作ポエムを発表している。
○ファックマ・イア・スホール ♀・?
長官の中の人。守護精霊的な役割を果たし、長官に力を与えている存在。見た目はネコ耳幼女。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 20:06:20.89 ID:0AK8CTU0<>【メカニック】
◇OxC-003G グロースムター
『風』の機体。紅の専用機で、『フロイライン』の後継機。4機中最大出力の動力炉を搭載した、砲撃型オックスコルト。紅はミコトと比べて射撃能力に劣るので、剣を搭載している。
◇OxC-000 ニャルラトホテトチップス
カインの専用機。背中に二つの噴出口らしき機構を持ち、そこで空中の光子をエネルギーに変換することができる。
◇OxC-001F フェイタル・フェニックス・フェザー
『炎』の機体。スカーレットの専用機で、『ノヴァ・セイヴァー・キャリヴァー』の後継機。略してフェフェフェ。熱を放出することで攻撃する、近接格闘型オックスコルト。
◇OxC-002R レッドスプライト
『雷』の機体。ジルの専用機。ジルの放電体質を利用し、プラズマ攻撃やレールガンによる電磁射撃を得意とする、中距離支援型オックスコルト。
◇クリーク・トリスタン
スタースクレイパー軍の保有する艦の一つで、第0艦隊の本艦。専用機5機を格納し、様々な特殊任務をこなす。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 20:08:54.44 ID:0AK8CTU0<>《アルカナ》
【登場人物】
●ディナント・エニス ♀・19
gU。搭乗機は《女教皇》プリエステス。「宵の白鷹」の異名を持つ凄腕パイロット。ミコトに対して嫁宣言をしている。『アルカナ』の上位者の一人。
天然の少女だが、ミコトを一瞬で男と見抜くほどの鋭い観察眼を持つ『アルカナ』の頭脳。トーキョー決戦でスタースクレイパー軍に大打撃を与えた。
●三坂 ミコト(ミサカ ミコト) ♂・18
9I。搭乗機は《正義》ジャスティス。驚異的な射撃能力と動態視力を持つ。どっからどう見てもちっちゃい女の子だが、れっきとした男の子。
スタースクレイパー軍で専用機「フロイライン」を駆り、トーキョー決戦で宿敵ナナシと相討ちとなって東京湾に消えたと思われたが、
エニスに回収されて治療と療養の名目で監禁されている。エニスに手篭めにされてしまった。
●クラースナヤ・トラノフ ♀・19
gY。搭乗機は《恋人達》ラバーズ。いかにもツンデレっぽい少女。リーダーの提案したミッションによりスタースクレイパー軍に侵入するが、
ピンチに陥ったためたまたま通りすがったジルの家へと移動し紅と出逢う。その後ミッションを完遂し竹富と共にカインを連れ去る。
●竹富 八郎(タケトミ ハチロウ)♂・25
g]。搭乗機は《運命の輪》デスティニー。クラースナヤと共に、カインを『アルカナ』の本拠地へと連れ去った。
●《節制》のパイロット ♂・?
9IV。搭乗機は《節制》テンパランス。紅に乗り移り専用機パイロットたちを苦しめたが、最後はレッドスプライトの電気ショックで意識を飛ばされ、消滅した。
●??? ♀・23
9XI。搭乗機は《世界》ワールド。トーキョー決戦で蒼井を葬った。
●キング・ジュピター ♂・?
??? 搭乗機不明。『アルカナ』のリーダー格である慇懃な紳士風の男。
【メカニック】
◆OxC-U 《女教皇》プリエステス
エニスの機体。ハイメガ粒子砲やスティンガーナイフなど、多彩な武器を状況に応じて使い分ける。
◆OxC-Y 《恋人達》ラバーズ
クラースナヤの機体。詳細不明。
◆OxC-XIV 《節制》テンパランス
パイロット不確定。機体を自爆させ、破片に当たったオックスコルト、およびそのパイロットを洗脳し乗り移る能力を持つ機体。
◆OxC-XXI 《世界》ワールド
パイロットは9XIの女。空間移動能力を持っているようだが……。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 20:10:16.78 ID:0AK8CTU0<>【用語】
◎スタースクレイパー
物語の主な舞台。第二の地球と化した火星と地球の中間に浮かぶ大規模国際宇宙ステーション。火星と地球の中継地として機能する他、様々な機関があり一つの都市となっている。
スタースクレイパーの治安維持を行うのが、地球からも火星からも独立した治安維持組織スタースクレイパー軍である。
◎オックスコルト
人型搭乗兵器の総称。スタースクレイパー軍は突出した戦力を誇る5機の専用機を保有している。紅やカイン、スカーレットやジルはそのパイロット。
◎アルカナ
腐敗した世界を革新しようと動いている軍団。配下に複数の組織を抱えている。0〜XXIまで22機のオックスコルトと22人のパイロットを持ち、中でも0〜X番は別格。
W、Z、[、XI、XIII、XVI、XVII、XVIII番は失われたが、XI番の《正義》ジャスティスはミコトをパイロットとして復活した。本拠地は月。
◎進化人類同盟
人であることの尊厳を捨て、新たなる異能の力を手にしようと研究をしている組織。噂ではクローンや人体改造を行っているらしい。残党が『アルカナ』の《節制》テンパランスと共にスタースクレイパーに攻撃を仕掛けたが、返り討ちにあい壊滅。
◎月
21世紀末ごろから、人類の宇宙進出の第一歩として開発された天体。22世紀にはより地球環境に近い火星の開発計画が確立され、月の存在はお役御免となった。
そのため月には23世紀末となった今でも百年以上前の機構や建造物が残っており、ゴーストタウンのような雰囲気を醸し出している。
ここを拠点にする犯罪組織は後を絶たず、地球軍も取り締まりを強化しているが、未開の地での規制はあまり上手くいっていない。 『アルカナ』の本拠地もここにある。
【あらすじ】
西暦2280年 10月1日。『アルカナ』のクラースナヤと竹富によって『アルカナ』の本拠地に拉致されたカインは、そこで実姉・エニスと対面する。自分はカインの味方であると語るエニスをカインは全面的に信用してしまった。
『アルカナ』のリーダー、キング・ジュピターと会ったカインは、ジュピターに『アルカナ』の野望を阻止させないため、カインに戦闘に参加しないように諭す。スタースクレイパーに変えると告げたカインだったが、ジュピターは許さず、カインを軟禁することにした。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 20:11:32.33 ID:0AK8CTU0<>_■■■___■_____________________
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以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:11:44.91 ID:DqOcf5Uo<>wktk
<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 20:12:10.19 ID:0AK8CTU0<>10月2日。
カインが軟禁されてから丸一日が経っていた。窓のない部屋でまっさらなベッドに横たわりながら、カインは一人考える。
これからどうするか。ここからどうやって逃げるか……。そもそも、逃げても大丈夫なのか。
(外は宇宙空間だし、逃走手段が見つけられない限り逃げることはできない。ニャルラトホテトチップスはスタースクレイパーにあるし、どうしよう……)
カインの持つ技能と言えばオックスコルトの操縦技術くらいのものしかない。基礎体力もまだまだ発展段階だと言うのに、この厳重な基地から生身で脱出できるはずもない。
となれば、今のカインは翼をもがれた鳥のようなものだ。
(エニスに脱出の手引きをさせるか……? いや、それだとその後エニスが危険な目に遭う。それだけは避けなきゃいけない。
……逃走は諦めるか。それに、きっと誰かが気付いて助けに来てくれるはずだ。俺はそのときに備えて内部の事情を探らないと)
ベッドから起き上がり、カインは部屋のドアを開けた。
軟禁状態とはいえ、基地内を自由に歩き回るくらいはできる。不審な動きをすれば監視カメラに見つかって即アウトだが。
(さて、まずはどこを探ろうか)
どこに行く? >>531<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:14:46.17 ID:R9EX3eIo<>廊下で連続バック転<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:15:11.62 ID:DqOcf5Uo<>トイレだ。トイレで立ちションをしている警備兵を背後から……そして服を奪う。
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:15:52.75 ID:DqOcf5Uo<>>>531
めっさ不審wwwwww<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:17:15.58 ID:2L1I.zA0<>>>531
何の為に…<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 20:25:42.14 ID:0AK8CTU0<>(さて、まずはどこを探ろうか)
悩んだ末、カインはひとまず廊下に出ることにした。
そして、そのまま廊下で連続バック転をしながら徐々に後ろへと進んでいく。
3回、4回、5回と繰り返すうち、カインはなんだか不思議な気分になってきた。
(おお、結構いけるな。思った以上に基礎体力が――)
と、思った瞬間。
バック転つきあたりの壁にぶつかり、カインは勢いよく床へと叩きつけられた。
「いっ!? いっっ……たぁああ!?」
バカである。
床でバタバタと悶え、体中をくねらせるその様はまさにアホな男子中学生そのものだ。
が、そのとき。カインの耳に届く足音が一つ。
足音はゆっくりとカインの方に近づいてくる。そして、廊下で寝そべるカインの横で止まった。
「大丈夫?」
カインがその声の主を見上げると、>>537<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:26:57.61 ID:dF4Cjjo0<>ミコトがいた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:27:12.22 ID:2L1I.zA0<>異様にデカかった<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 20:37:27.85 ID:0AK8CTU0<>「大丈夫?」
カインがその声の主を見上げると、
(……見えない!?)
その人物の顔が見えない。床に寝そべっているカインからは、決して目の届く範囲にその頭が見えなかった。
あまりにも大きすぎるのだ。……胸が。
(巨乳すぎて下から頭部が見えない……だと!? 谷間からすらも……こ、これはいったい!?)
姉のエニスも割と巨乳だが、これはすごい。明らかにFは突破しているだろう。
その人物――その女性は、下から見上げるカインが顔を赤くしたまま固まっているのに気付いたのか、胸を押さえてしゃがみこんだ。
ようやく頭部が見えるようになる。
「ご、ごめんなさい。上から見下ろしちゃって……」
「い、いや……。……っ!?」
が。その顔を見て、カインは驚愕した。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 20:41:52.42 ID:0AK8CTU0<> , --.. 、 ___
,. .:´.:.:.:ニニヽ\´.:‐‐:.`ヽ
,. '´. : : :彡´: : : :`:.:.:.:´¨¨ ヽ、ヽ
/. : : ::/: : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.\: `ヽ、
/ . : : :〃. /.:.:.:.,.:.:.::/: : }:.: : l: : ',: :.\: : :\
,' . : : //: :/: :.::/:.:.:/: : :.ハ:.:.. |: : :ト、: : :ヽヽヽ\
,′. : :l/: /: : ::/::.:./l: : :/ 1.:.: |_: :ハ.:}: : : :', i: :',
i:.l:.: : : :.:.:|: : :.:|.:七 T´/ /'|:.:/l.`メ、l.:}.:.: : :i l: :.:',
|.:l:.: : :l:.{.:|: : :.:|/ __|/ ′|/ l/,,_ lハ: : :.l:.l:.:.:.:l
|:.l:.: : :l∧|:.:|:.:.|>七ミヽ ′ 仁ヽ、1.:.:〃.:/lハ!
l. l:.l: : :/`ヽ|:.:.|ト1rイ! トrイ1ミ} 〃.:/.:! ′
',l.:l: :〈 ハヽ|V沙ソ 似ツノ〃 .:/.l/
ヽ: : :Y´{ V1 ''''''' ′ '''' j.:.レ'.:.:.| 「あの……大丈夫ですか?」
ヽ从 } {:i _ _ ノ.:.:.:.:.:.:j
`{ L_ノ:L ´ /.l.:.:.:,.:.:.;′
{ |\.:.:.:| > _, . イ´`ヽj.::/.:/,′
,. イL」 \:| / \ l/:.//
,. イ、\ ヽ | `77.:/、
/´.:::`ヽ\\ \ | .///.:.:.:.:\
./.:::::::::::::::.\\\ \ ノ| ///.:::::::::,. イ
\「  ̄ ̄ ``ヽ ヽ\ V⌒) ///.:::::::/ i
l \\\ / /⌒V.:::::/ |
「こ――紅!?」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:42:40.18 ID:Uo2PvQk0<>!?<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 20:43:18.14 ID:0AK8CTU0<>その女性は、頭上に"?"マークを浮かべてキョトンとした表情をしていた。
間違いない。この女性は紅そのものだ。目も、鼻も、口元も、耳の形まで完全に同じ。違うところと言えば髪の長さと胸の大きさくらいのものだ。
姉妹――いや、違う。この人物はそれよりももっと近い。
一卵性双生児。それも違う。これはもはや、双子よりももっと近い存在の――
「あの……紅って誰ですか?」
「……え?」
「エニスさんの弟のカインくんですよね。私は永田>>543(名前)、アルカナgV《女帝》エンプレスのパイロットです」
それを聞いて、カインは>>545<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:44:31.34 ID:Uo2PvQk0<>蒼<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:46:11.41 ID:Uo2PvQk0<>藍<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:49:39.53 ID:4omLv2DO<>セクハラ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 20:51:08.61 ID:2L1I.zA0<>可愛い子ぶりつつ情報を引き出す作戦に出る<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 21:02:15.70 ID:0AK8CTU0<>「エニスさんの弟のカインくんですよね。私は永田藍、アルカナgV《女帝》エンプレスのパイロットです」
それを聞いて、カインは可愛い子ぶりつつ情報を引き出す作戦に出る。
なんてったってショタなのだ。純情な男の子が仕掛ける以上、母性本能をくすぐるには十分なはずだ。
それに、紅ならこういうシチュエーションには食いついてきた。
「ううん……ちょっと頭打っちゃったみたい。悪いけど、医務室に連れていってもらえないかな?」
「! そ、それなら案内します」
そう言って、藍はカインを連れて歩きはじめる。
やはり。紅ほどではないにしろ、藍もカインにどこか惹かれるものがあったようだ。
「藍さん」
「はい?」
「えっと……姉妹とかっている?」
「いいえ? 私は一人っ子ですよ。と言っても両親の顔も知りませんけどね。物ごころがついた頃には、研究所にいましたから」
「研究所?」
「はい。治験……って言うんでしょうか。それを行う対価として養ってもらっていたんです。私も研究の内容は詳しく知らないんですけど」
「……!」
研究所。治験。
これ以上ないくらいに不穏なキーワードだ。本人すら知らない何かが、その研究所で治験と言う名目で行われていた……という可能性。
それに『アルカナ』はあの組織と深い関係にあったはずだ。それは自分が一番よく知っている。
ならば、紅そっくりの女性――藍が存在する理由もうなずける。
唾をごくりと呑み込んで、カインはもう一度藍に訊く。
「藍さん。……貴女がいたのは『進化人類同盟』の研究所ですか?」
「>>548」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 21:07:44.73 ID:Uo2PvQk0<>はい、皆とても親切にしてくれて…あ、そういえば私もそこである機体の製作を手伝ってました<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 21:08:15.37 ID:dF4Cjjo0<>え? そんなわけないじゃないですか。
あそこに送られるのは……ええと何番の人だったか忘れましたけど、頭にナノチップを埋め込むとか、そういう何らかの『処置』が必要な人だけでしょう?<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 21:20:58.15 ID:0AK8CTU0<>「藍さん。……貴女がいたのは『進化人類同盟』の研究所ですか?」
「え? そんなわけないじゃないですか」
「っ!?」
「あそこに送られるのは……ええと何番の人だったか忘れましたけど、頭にナノチップを埋め込むとか、そういう何らかの『処置』が必要な人だけでしょう?」
「なっ……」
何でもないことかのように藍は告げる。まるで昨日の夕飯のメニューを思いだして言うように。
だが、その言葉はカインにとって、耐え難い重みを含んでいた。
その言葉が真実なら――カインの頭にはナノチップが埋め込まれている、あるいはもっと酷い『処置』を施されているということになる。
「ああ、そうそう。たしかgZの人でした。ザ・コマンドーっていう人だったんですけど、あの人は全身をオックスコルトに改造してましたね。トーキョー決戦で敗れて亡くなりましたけど」
「全身をオックスコルトに……!? 『進化人類同盟』は、そんなこともできるのか」
「はい。まぁ、私自身は何もされてませんから、とりあえずは安心ですね」
人をオックスコルトに改造することすら可能な研究所。
それが可能なら――もっと簡単な『ある事』は既にやっているはずだ。
意を決して、カインは藍に訊く。演技をすることすらも忘れて。
「じゃあ……クローン人間の作製もできるはずだよな」
「……え?」
「俺はあんたによく似た人間を知っている。似ている……というか、まったくの同一人物だ。性格と胸は全然違うけどな。
あんたのいた研究所っていうのは……結局は『進化人類同盟』と繋がっていて、あんたのクローンを作っていたんじゃないのか? 優秀なオックスコルトのパイロットであるあんたのクローンを」
「…………」
「もう一度訊く。……あんたは、自分のクローンの存在を知っているか」
「>>551」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 21:23:43.73 ID:DqOcf5Uo<>知らないと言えば嘘になる<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 21:24:36.32 ID:dF4Cjjo0<>……アレはクローンなんて上等なものじゃありません。欠陥品……いえ不良品、粗悪なデッドコピー……何て呼んでもいいですけど、まあ私の遺伝子を使ってるんならそれなりのものにはなってるんじゃありませんか?<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 21:26:25.13 ID:2L1I.zA0<>うわー黒ーい<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 21:28:17.99 ID:DqOcf5Uo<>>>551
私より優れたクローンなんていないんですね。わかります。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 21:36:53.38 ID:0AK8CTU0<>「もう一度訊く。……あんたは、自分のクローンの存在を知っているか」
「……アレはクローンなんて上等なものじゃありません。欠陥品……いえ不良品、粗悪なデッドコピー……何て呼んでもいいですけど、まあ私の遺伝子を使ってるんならそれなりのものにはなってるんじゃありませんか?」
「……酷い言い草だな」
「だってそうでしょう? 人の遺伝子を使って勝手に劣化コピーを作ったんですから。紅と言いましたか……その人は私には敵いませんよ。永遠に、絶対に」
「…………」
もしかしたら。
紅が自分の出自について語ろうとしなかった理由は、これなのかもしれない。
自分が誰かのコピーであることを知っていて。そして、そのオリジナル――姉にして母たる存在を探し求めているとしたら。
彼女がスタースクレイパーにたどり着いたのもそういった理由からなのかもしれない。
「けど、紅は劣化コピーなんかじゃない」
強い口調で、カインは告げた。
「俺の知っている紅は強い人間だ。好きな人がいて、その人を失って、それでも前を向いてその人の意志を継いだんだ。彼女の今を知らないあんたが、紅を侮辱する権利なんてない」
「…………」
「あんたのクローンは――紅は、スタースクレイパー軍の専用機パイロットになった。あんたは、必ず彼女と出逢う」
「……そう。ならちょうどいい機会ですね。少し心残りだったところです。……自分の劣化コピーをこの世から消しさることに」
「てめぇ……!」
「それから。私は『アルカナ』の誇る最強の5機のうちの一機――《女帝》エンプレスのパイロットです。ただの専用機パイロットごとき、相手するまでもありませんよ」
藍の表情は自信に満ちていた。
本気なのだろう。紅を消し去るということも。瞬殺できるということも。
藍はくすっと笑って、カインに近づく。そして>>556<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 21:38:50.47 ID:fmOW0gAO<>つばをつけた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 21:39:56.37 ID:2L1I.zA0<>顔面に消毒液をぶっかけられた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 21:39:58.11 ID:DqOcf5Uo<>髪の毛を一本抜いた。クローンでも作るつもりだろうか?<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 21:49:50.59 ID:0AK8CTU0<>藍はくすっと笑って、カインに近づく。そして顔面に消毒液をぶっかけられた。
カインはその場に倒れ、顔面を押さえてのたうち回る。
「なっ、なにす……!」
「かわいいからって油断しちゃダメですよ。仮にも敵なんですから」
「ぐっ……」
「あなたの顔見てるとその紅とかいう女の臭いがしてそうだったから……。ふふ、かけちゃった。消毒液」
「[ピーーー]気かっ!」
「そうですけど?」
「真顔で答えるなっ! ……っ、ああもう、目に染みる……っ!!」
じたばたと足を動かしてカインは悶絶した。
なんて女だ。『アルカナ』にもマシな人間がいるんだなーなんて一瞬でも思った自分がバカだった。やっぱり性格のトチ狂った人間ばかりだ。
「じゃあ、私はこれで。あなたと話しててもこれ以上楽しくなさそうですし。もっと私と話したかったら、現金持参してきてくださいね。額に応じてお話してあげますから」
「てめぇ……っ!」
手をひらひらと振って藍は去っていく。
が、そのとき>>560<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 21:53:09.84 ID:dF4Cjjo0<>腹いせにスカートをめくってやった<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 21:53:47.07 ID:4omLv2DO<>何故かデレ期に突入したっぽいクラースナヤが<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 22:04:14.20 ID:0AK8CTU0<> // : : /:⌒丶: : : : :_:_: : : : : : : : : : :\
/ : : : : /: : : : : : : \':´: : : : `丶: : : : :\ : :'.
/: : : : : :| : : : : : : : : : : : : : : : : : : \ : : : : : :!
/: : : : : : :|: : : : :| : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ : : | : :|
: : : :/ : |: : : : :| : : : : : : : }: : : : : : : : : '; :│: :|
,′ : : : |: :│ : : : i : : : : |: : /: : : : : : : : : : : : j: : :|
: : : : : : |: :∧:、|: : l: : : : :|: /ヽ: :│: :j : : : : :∨: : :|
,′: : : : /|:/__ ∨ヽ:.: :``ー|/─ヘ: :}\; : : : : : :{: : : :\
/: :.|: : : /∨{{^う_∧: : / /斗テ≦ミx }: : : : : : :} : : : :j:\ 「ちょっとアンタ! それは私の捕まえた子よ!」
,′:,'|: : : : ∧ ヾVヒリ }/∨ 弋辷ソ}} j: : : : : : : ヽ: : :│ ヽ
{: :/ |: : : :\_ゝ `¨ `¨¨ /: : : /: :∧ : : : : |
∨ ∧ : : {: :人//// ' /////: : : /: :./: :j: : }:.:八 }
/ ,′ヽ: :∨: : :>_、 r_、 _ >‐ァ´}: : :/: : :|: / : : : \ ノ
{ /: : : : \{: : : } :::::: >r- ‐ ´ {ノ::∨: :l : /: : : :|/: : : : :ト、 \
∨: : : : : : ∧: : :∨:::::{ /:::::/: : :レく_: : :ハ: : : : : | \ \
/: : : ノ!: : :{::::ヽ: : \::::ト、 ∠/:::::/: : : :///:∨ : ヽ : : :│ 〉: :.〉
/: : :/ | : : |::::::{\: : :ニヘ ∠ニ:/: : : :/彡::::::}: : : :i: : : :j__/: /
/: : / _ノ: : : |::::::、 } : }三\/三 /: : : / ,/:::::::::| : : : ! : : : : : /
. (: : : ( /: : : : : |::::::::∨ : {  ̄∨ ̄/: : : //:::::/::::|: : : ノ : : : : く
ノ: : : : ) { : : : : : |:::::::::八: : :)ー─‐/: : : : :/´:::::∨::::::|: /: : : : : : : \
「……はい?」
(暗殺しに来た子だ……ってなんでデレてるんだよ)<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 22:09:17.73 ID:0AK8CTU0<>立ち去ろうとする藍の前にクラースナヤが立つ。なぜか顔を赤くして。
クラースナヤは藍の顔をまじまじと見つめると、
「……やっぱり紅にそっくり。あんただったのね、私は見覚えがあった顔っていうのは。滅多に遭わないから思いだせなかったわ」
「誰かと思えば失敗続きのクラースナヤさんじゃないですか。こんにちは」
「やっぱり、って……紅を知ってるのか? えっと……クラースナヤ?」
「うん。こないだ助けられたことがあってね……。話は聞かせてもらったけど、藍、あんたずいぶん紅をバカにするじゃない」
「…………」
「私からも言っておくわ。紅はあんたの思ってるほど出来の悪い人間じゃない。……ううん、あんたよりも上よ、人間としてはね」
ピキッ、と。なにかヒビの入るような音が、カインには聞こえた気がした。
笑顔のまま、藍はクラースナヤに告げる。
「そう。なら念を入れて消しておかないといけませんね。あなたたちのその儚い幻想を壊す意味も込めて」
「…………」
「それじゃあね、お二人さん」
藍はクラースナヤの横を通って廊下を歩き去っていった。
後には、クラースナヤとカインだけが取り残される。
「……まったく、勝手に歩き回っちゃダメじゃない。ここは変人ばっかりなんだから、ああやって他のメンバーに会ったりもするの」
「……ごめん」
「あんたの管理は私に任されるんだから、私の許可なく部屋を出ちゃダメよ。……いつだって行ってあげるんだから」
「…………」<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 22:11:03.36 ID:0AK8CTU0<> . __/⌒Vxヘ:/\、l: :/: : : : : \ : : : : : : : : : \: : : : : :!: : :ハ
/ ̄_(/>'´: : /: : :/: ヽ/:∧: : : : : : : : : : : : : : \: :\: : : | : : !: |
: : :./:.: : : : : : : :/: : : : : :lミV:.∧: : : : : : :ヽ: :ヽ: : : : : : : :.ヽ: :j : : l:│
: :./: : : : : : : : : : : : : :! : トヘ〃ヘ: : : l : : : | : : ',:!: : : : | .: : :∨: : :|:∧
:./ /: : : : : : : : l: : : : :! : | |: : : | : : │: : :}|: : : : j: : : : :l: : : |: :∧ (あの女……やっぱ消すか……)
,'; :!: : : /: : :l: : |: : : :∧: | ヽト:、_:|_: j| : : : l : : : ,': : } : :|: : : |: : : |
/: |: : : |: : : l: : |: : : :|ノ! | |: : /| : :.;小` 7ト、: /: : :ハ.:│: : :l: : : |
: : |: : : |: : : l: : |: :/lハ | |: / '|: :/二|: / j.: ;イ: : :,': |: :|: : :│: :│
: : |: : : |:! : : ' : レヘ: .|ーヘ{ j/ j:,:行テj/云!//: : /.: :l: / ;. -‐¬¨⌒
: : | : : 八: : : ヽ∨,xィ示ミ ノハ圦:::ノてイ /j:_;斗<
: : |.: : : 小、: :.卜\圦:::jハ ゞ辷ンっ|彡'´
: 八.: : : :| {\: :\ヾ Vたン :! "" '' /^ヽ
: ∨ヽ: : :l`ト、 `: :__ヽ '" /´ ̄ ゙̄入
: /: : :l\∨: \: : { ∧` ´` 〈 _r'二二 __\
/: : : :| : : |: : : : :ヽ|: : :ゝ _ ∨ _____ノ \
: : l : :| : : |: : : : : : l∨: : :/≧=- .__ イ/ /  ̄ ̄^) \
: : l : :| : : |: l : : : : V: : :/j:レ'´〈::::::\ 〈/ x-‐< \ l
: :∧ :| : : l从 : : : : ',: :/:/リ \::::::`ー‐{ 〈/_) \ ヽ |
ヽ{ハ:|\ /\ : : ∨/\ \::::::::::::\/ / |<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 22:12:52.99 ID:0AK8CTU0<> /.::.::.::.::.::.::.:/:.::.::.::.::.::.::.::.::\.::.::.::.:\.::.:ヽ
/ :.:: /.::.::. /.::.|.:::.::.::l.:::.::l.::.::.::.::.',.::.::.::.::.::ヽ.::.',
〃.::.::.:/.::.::: /.::./|.:::.::.::ト.:、|.::.::.::.:: |.::.::.::.::.::.: |.: |
//.:/::.,':|.::.::.::.|.::∧|.:{.::.: |ヽ:`l\ー-|.::_.::.::.::.::.:|.: |
/イ.::.l::.:l.::|.::.::.:孑イ j八.::.:| \∨\.:}\.::.:!.::.::.|.: |
レ'| .::l::.:l.::|.::.:: ∧::.L、 \{ 行示沁ヾ!.:/.::.::.:l.: |
| .::l::.:l从.::: l〃レf沁 {!ヘ:::rリ }}∧.::.::.,' │
. l.::小.: ヽ\{iハト:::ri} V込ソ j/.::.}.:: /.::.:|
\レヘ :.:\{ V少 ' ,, |/.://:,'.:: |
/ `トヽム '' rっ |.:/.::.::./::.::.|
\__,/|.::|:|人 イl/.::.::/ .::. リ
{: |.::|:l.::.::{> ._ _ イー|:l.::.::/.::.::j/
{: |.::|:l.::./ ̄`Yえ.=≦ー┴┤.::/:://
ゞム.:!W / ̄Y :::::::::::::::::::::||.::.xく
, -‐\{ //^ヘ ::::ー=::/ル'´ ヽ、
/^\ ∧ jJ::::::::/ >‐、
∧ \∧ ^ }::::::/ _ -==彡'´⌒\
,' ヽ ヽ_)―-、 /::.:/_ -==彡 '´ ̄/ ヽ
{ \Y /==- \∨=彡'´ ̄ ∨ }
次回 Sturm und Drang GLITTER ―17. 救い―
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 22:13:19.37 ID:2L1I.zA0<>乙!!!!!<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/07/11(日) 22:16:42.29 ID:0AK8CTU0<>というわけで終わりです。きゃーお姉ちゃん黒ーい
ちなみに伏線はこちらを参照→http://nozomi.eco.to/muriyari/matome/16/SuD12.htm
半ば強引に藍を登場させました
妹、弟、姉(?)と次々肉親が出てきますね
複雑になっていく人間関係とそれに絡む戦闘ってロボ物の醍醐味だと勝手に思ってます。全然ロボ物知らないけど
ではではまた次回。
明日はWJAYO氏です!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 22:16:48.70 ID:dF4Cjjo0<>乙<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 23:02:37.25 ID:DqOcf5Uo<>乙ー<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/11(日) 23:41:55.68 ID:fmOW0gAO<>遅ればせながら乙<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/18(日) 18:00:51.23 ID:VSTp11wo<>今日はこっちでいいですか?<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/18(日) 18:01:53.27 ID:VSTp11wo<>◆プロローグ
彼はたまたま変化を求めていた
救世主とか、そんなもの一切関係なかった。
ただ毎日がつまらなくて、それを脱却するためだけに力を貸した。それだけだった。
しかし、それが間違いだった。
彼の運命はあの瞬間に狂ってしまったのだ。
正義の味方として、新たな一歩を踏み出した瞬間、彼は同属の正義の味方から殺され、
そして、初恋に破れ、今日初めてあったばかりの女の子に初めてを奪われた。
傷心のあまり彼の心は壊れてしまった。
そして……彼は……堕ちてしまった。
混沌に……
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/18(日) 18:03:34.81 ID:VSTp11wo<>【07/16 (金) 01:42時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
07/18 (日)
18:30〜21:50/佐々原海 ◆E9LrjYYP.A氏 - キルゼム薫子 〜ヒャァ我慢できねえ全裸なんてやってられるか! 時代ははn(略
22:00〜/(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE氏 - バタリオン【第五話】 - 超少女 -
30分フライング……orz
しかも、間違えて2時間30分尺取ってるし……。もう少し話練ってきます。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/18(日) 18:18:25.38 ID:MxoL/2AO<>やった〜まってるよ!<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/18(日) 18:30:54.15 ID:VSTp11wo<>◆ごあいさつ
ピザが安かったー。2枚で2000円ウマー。蟹丼650円ウマー。
こんばんは、佐々原です。 そして今日は2時間30分……ネタが持つかしら……? 怖いところですが、お付き合いお願いします!
▼本日はカオスな漫画を見つけたのでご紹介。
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm8325374
てか、この人、いちごで連載してるけど、年齢制限の意味全く理解してないですよね?
初めて見たマンガには、犬娘が浮浪者に林間されているシーンが入ってましたよ? 何はともあれ今後が楽しみな作家です。
◆登場人物紹介
勘解由小路 薫子 … 死体の少女。髪が2mもある。オリンピックヘアー。
かなり口が悪い上に自分のことをメインヒロインだと信じて疑わない。読みは「かでのこうじ」←作者用
工藤 輪廻 … 主人公の不良。蘭に恋している。お化けが大の苦手。バブルホエールという魔法少女に変身する。混沌を呼び寄せる体質。ついに黒化。
工藤 藤花 … 主人公の妹。時々素直じゃないお兄ちゃんラブッ娘。妙にツンデレを覚えている。
米倉 蘭 … 学園の副生徒会長、美少女らしい。生徒会長に惚れている。輪廻のクラスメイト。正体はスーパーヒロイン『フェニックス・ララ』
エイカ=イワアノ=ジオス … 天然ドジッ子の雰囲気を全身から発している、死神。核爆弾で全身を失って食欲旺盛。ついでに性欲も。
主人公を殺した張本人。そして、いろんな意味でノーガード。
スカウトマン … 正義の味方のスカウトマン。ド変態。電柱の着ぐるみや西洋甲冑などで見た目を楽しませてくれるつもり。
マッチョA … 筋肉悪魔のリーダー。工藤輪廻の混沌の力により、引き寄せられた筋肉の混沌生物。ここ2週くらい出番が無い。
マッチョB〜F … マッチョAと同等の力を持つ、混沌の生物。Aの紳士ぶりは見習っていない。<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/18(日) 18:31:34.26 ID:VSTp11wo<>※15分以内をめどに書いていこうと思っております。
第10話 〜〜ヒャァ我慢できねえ全裸なんてやってられるか! 時代は半裸だ! 半裸が全ての世界なんだ! 世の女性だって、シワになるのを恐れるよりも、着衣エッチが好きだってアンケート結果もあるしな! ともあれ、世のAVメーカーは、コスプレモノで全裸にするなんて分かっちゃいないんだよ! 少しはTAMAを見習え!〜
白駒(輪廻)「
混沌を招く者……『ホワイトユニット』……
」
女子生徒A「やっと現れたわね、私達の王。私は『明神』……。ジェネラルフラッグ団の『猫刄』(みょうじん)の名を持つものよ」
輪廻「なぜこのようなことを」
猫刄「それはもちろん、輪廻……貴方が、この世界を変えることが出来る存在だからよ……」
その少女の言葉に、俺は不思議と納得が出来てしまった。なぜなら、俺は混沌を操る者。
世界の全てを変えることが出来る存在。混沌の王……。
混沌が俺を……飲み込んでいく……。
スカウトマン「まさかっ……まさか彼は……『王』に」
薫子「……その可能性は……否定できませんね。……だとするなら、私は大きな間違いを犯してしまいました」
スカウトマン「薫子さん……!」
薫子「私はメインヒロインではなく、主役でした!」
スカウトマン「そこっ!?」
薫子「だってタイトルに薫子ってついてるし」
エイカ「そうです、私が輪廻さんのメインヒロインなんですっ!」
スカウトマン「貴方も間違ってますっ!」
薫子「ほら、エロゲ辺りの周回プレイでは、プロローグをスキップすると、きっとこの辺りの話から始まるんですよ。何気にエロシーン1つ入りましたし」
白駒(輪廻)「ちょっとぉぉおぉっ! 俺の悲劇をクリック一つで飛ばさないでぇぇっ!!!」
薫子「貴方が混沌側に落ちたと言うのであれば好都合……。私は遠慮なく貴方を>>577」
スカウトマン「ほ、本気ですか……!?」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/18(日) 18:34:29.58 ID:MxoL/2AO<>>>575
>※15分以内をめどに書いていこうと思っております。
>第10話 〜〜ヒャァ我慢できねえ全裸なんてやってられるか! 時代は半裸だ! 半裸が全ての世界なんだ! 世の女性だって、シワになるのを恐れるよりも、着衣エッチが好きだってアンケート結果もあるしな! ともあれ、世のAVメーカーは、コスプレモノで全裸にするなんて分かっちゃいないんだよ! 少しはTAMAを見習え!〜
>白駒(輪廻)「
> 混沌を招く者……『ホワイトユニット』……
> 」
>女子生徒A「やっと現れたわね、私達の王。私は『明神』……。ジェネラルフラッグ団の『猫刄』(みょうじん)の名を持つものよ」
>輪廻「なぜこのようなことを」
>猫刄「それはもちろん、輪廻……貴方が、この世界を変えることが出来る存在だからよ……」
>
> その少女の言葉に、俺は不思議と納得が出来てしまった。なぜなら、俺は混沌を操る者。
> 世界の全てを変えることが出来る存在。混沌の王……。
> 混沌が俺を……飲み込んでいく……。
>
>スカウトマン「まさかっ……まさか彼は……『王』に」
>薫子「……その可能性は……否定できませんね。……だとするなら、私は大きな間違いを犯してしまいました」
>スカウトマン「薫子さん……!」
>
>薫子「私はメインヒロインではなく、主役でした!」
>
>スカウトマン「そこっ!?」
>薫子「だってタイトルに薫子ってついてるし」
>エイカ「そうです、私が輪廻さんのメインヒロインなんですっ!」
>スカウトマン「貴方も間違ってますっ!」
>薫子「ほら、エロゲ辺りの周回プレイでは、プロローグをスキップすると、きっとこの辺りの話から始まるんですよ。何気にエロシーン1つ入りましたし」
>白駒(輪廻)「ちょっとぉぉおぉっ! 俺の悲劇をクリック一つで飛ばさないでぇぇっ!!!」
>薫子「貴方が混沌側に落ちたと言うのであれば好都合……。私は遠慮なく貴方を>>577」
>スカウトマン「ほ、本気ですか……!?」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/18(日) 18:35:22.33 ID:MxoL/2AO<>搾り尽くし<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/18(日) 18:43:49.01 ID:VSTp11wo<>──◆ 女子更衣室 ◆──
女子更衣室の中、彼は変わってしまった。
あの人相が悪く、何事も拒否していた悲しげな表情はなく、
今は地震に満ち溢れた高貴な表情で、そこに立っていた。
細身で、しかししっかりと筋肉の付いた姿。
無駄の無い筋肉は完璧な身体だと言えよう。
薫子「貴方が混沌側に落ちたと言うのであれば好都合……。私は遠慮なく貴方を搾り尽くしてあげます」
スカウトマン「ほ、本気ですか……!?」
薫子「私は本気です。これでも正義の味方の一員。このまま彼を放っておくことは出来ません。じゅるり」
スカウトマン「そうですか……では私も協力しなくてはいけないようですね」
そういってスカウトマンは男の分際で、興奮してやがった。コイツは男色のケがあったようだ。
藤花「何をするんですかっ! 人のお兄ちゃんに勝手に手を出さないで下さいっ!」
エイカ「まさか……。貴方達っ! やるつもりですか? 輪廻さんをっ!」
薫子「だって言ったじゃないですか。>>508で。完全に私好みに調教すると……」
エイカ「許しません……。私の目の前で、将来の夫に手出しなどっ!」
薫子「ならば、どうすると言うのですか……?」
エイカ「……将来の夫のため、貴方を>>580します」
藤花「将来の夫という言葉は見過ごせませんが、そういうことなら、私も>>580します」<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/18(日) 18:51:06.29 ID:VSTp11wo<>すみません、スレが立っているみたいなのでそちらで。(汗)<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/18(日) 18:53:21.90 ID:VSTp11wo<>陽の光を浴びる一輪のむりやり小説ゲーム
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1279444660/<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/18(日) 19:00:46.16 ID:MxoL/2AO<>乙っす!規制中で行けませんが頑張って下さ〜い<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/18(日) 19:03:03.46 ID:VSTp11wo<>>>581
ごめんね。(´・ω・`)<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/18(日) 21:57:01.95 ID:VSTp11wo<>【07/16 (金) 01:42時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
07/18 (日)
22:00〜/(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE氏 - バタリオン【第五話】 - 超少女 -
ひゃっほうっ! 次はゴキゲンなσ(゚Д゚ili)氏だぜぃ!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/18(日) 21:57:59.83 ID:VSTp11wo<>誤爆(?)……VIPのつもりが……orz<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 09:19:42.80 ID:pFl1KqEo<>暇だから新規で短編やりたいのだけれど、VIPにスレ立てていいのだろうか?<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/19(月) 12:53:12.72 ID:KQkDiUAO<>予約すれば大丈夫じゃね<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 13:17:24.43 ID:jogdhswo<>>>586
d
ID変わっているだろうけど585
ショートでやるわ。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/07/21(水) 19:07:55.67 ID:2.Bnmgko<>なんかショートでやります。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/07/22(木) 20:07:01.42 ID:YB8/rPwo<>22日の22時から昨日やった
ごめんなさい 〜九時になったら安価無効〜
(人間兵器BB)
の第二話をやります。
よろしくお願いします。<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/25(日) 18:28:43.36 ID:wGYXYPoo<>◆前作までの展開
数々の不幸が重なって、混沌の力に飲み込まれ、白駒の力に目覚めた輪廻。
その手引きをしていたのは、『猫刄』。
その輪廻を自分好みに調教することを宣言する薫子。(かでのこうじ)
そしてその輪廻のヒロインを気取る死神・エイカ。
──ここまでプロローグ──
自衛隊に突入していたマッチョ達。しかし、自衛隊の中でひそかに研究していたレギオンという亡霊で迎え撃つ。
レギオンとマッチョ……死者と生者によるスタミナ勝負は、レギオンの圧勝かのように思えた。
しかしマッチョの全てを超越した力が、『香車』の力に目覚め、レギオンに打ち勝つ。
猫刄はここでも、裏で糸を引き、マッチョを覚醒させたようである。
そして、薫子は世界の混沌の正体が何か知っているようだが……。
物語は猫刄が主人公の教室に転入してくるところで終了しています。
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 18:29:55.48 ID:8NtO2EAO<>wktk<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/25(日) 18:30:37.96 ID:wGYXYPoo<>◆ごあいさつ
暑い日が続きますね。先日買った冷却ジェルがいい感じです。でら重いのが欠点ですが……。
今日は最初から最後までパ速で。あっちが落ちないようにたまに保守しないと……。
▼本日は『ピアノ〜☆音ゲー好き』お暇な方は耳を傾けるのもよいでしょう
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm8079855
◆登場人物紹介
勘解由小路 薫子 … 死体の少女。髪が2mもある。オリンピックヘアー。
かなり口が悪い上に自分のことをメインヒロインだと信じて疑わない。読みは「かでのこうじ」←作者用
工藤 輪廻 … 主人公の不良。蘭に恋している。お化けが大の苦手。バブルホエール[鯨鯢]という魔法少女に変身する。
混沌を呼び寄せる体質。ついに黒化し、白駒の力に目覚める。
工藤 藤花 … 主人公の妹。時々素直じゃないお兄ちゃんラブッ娘。妙にツンデレを覚えている。
米倉 蘭 … 学園の副生徒会長、美少女らしい。生徒会長に惚れている。輪廻のクラスメイト。
正体はスーパーヒロイン『フェニックス・ララ』。鳳凰の力の持ち主。
岩野 詠歌(エイカ=イワアノ=ジオス) … 天然ドジッ子の雰囲気を全身から発している、死神。核爆弾で全身を失って食欲旺盛。ついでに性欲も。
主人公を殺した張本人。そして、いろんな意味でノーガード。
スカウトマン … 正義の味方のスカウトマン。ド変態。電柱の着ぐるみや西洋甲冑などで見た目を楽しませてくれるつもり。
マッチョA … 筋肉悪魔のリーダー[香車]。工藤輪廻の混沌の力により、引き寄せられた筋肉の混沌生物。ここ2週くらい出番が無い。
マッチョB〜F … マッチョAと同等の力を持つ、混沌の生物。Aの紳士ぶりは見習っていない。<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/25(日) 18:31:08.93 ID:wGYXYPoo<>※15分以内をめどに書いていこうと思っております。
〜アイツと私の間に血縁関係が無かったなんてお釈迦様でも思わなかっただろうが、当の本人はこんな展開が来ないかと、流れ星を見つけなくても、毎晩夜空に3度お願い事をしていたのですよ。それが藤花さんという人間なのですが、実っちゃいけない努力なんだろうなぁ……と誰もが思うでしょう。恐らく今まで兄として生きてきた男が最も迷惑しているだろう〜
──◆ ちょっと過去のお話 ◆──
教師「突然だが、このクラスに転校生が2人入ることになった。3人立て続けだが、全員美少女だ喜べ男子諸君! Yeah!!」
喜んでいるのはむしろ教師のようだった。
目の前には、死神の正義の味方、そしてもう一人は猫刄と名乗った少女がいた。
エイカ「岩野=ジオス=詠歌です。死神をしていますが、正義の味方です、皆さん死にたくなったら言ってください。楽にしてさしあげます」
輪廻「最低の自己紹介だなお前っ!」
エイカ「それと、輪廻さんの将来の妻です」
猫刄「あたしは明神 夜見子。あ、あの……地方から出てきたばかりで……そ、その……一つ年下ですが……よ、よろしく、お願いしますっ……」
担任「明神君は昨日までは1年生だったが、飛び級したんだ。みんな優秀すぎるからとひがんで苛めないようにな」
こちらは猫を被っているのか、大人しい女の子を演じていた。
薫子「蘭さん、輪廻……猫刄の動きには注意して下さい」
蘭「彼女も普通じゃないのね……。やはり、工藤君の混沌の力に引き寄せられて……」
男子生徒「お前っ! 妹のLOVEフラグだけじゃなく、転校生のLOVEフラグまで立てやがってっ! みんなコイツの股間のフラグを叩き折ってやろうぜ!」
担任&男子生徒「いえええああぁぁぁぁぁぁあっ!!」
輪廻「いやあーーーっ、混沌よ早く無くなれぇーーっ!!」
…………。
輪廻「ということがありましてだな……最近の俺の扱いについてちょっと疑問に思うのだが、そのあたりお前どう考えてるんだ?」
薫子「勘解由小路的には>>595というより他ありません」
輪廻「それしかねえのかよっ!?」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 18:33:18.10 ID:8NtO2EAO<>偶然<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 18:33:34.76 ID:aVPTHX6P<>なんとか爆発しろ<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/25(日) 18:42:35.29 ID:wGYXYPoo<>輪廻「ということがありましてだな……最近の俺の扱いについてちょっと疑問に思うのだが、そのあたりお前どう考えてるんだ?」
薫子「勘解由小路的には”なんとか爆発しろ”というより他ありません」
輪廻「それしかねえのかよっ!?」
薫子「たかが、嫉妬に満ちたクラスメイトにボコられたくらいでなんですか? 貴方が守りたかった平和な世界がそこにあるのですよ?
ついでに言えば、貴方が尖って突っ張って、誰も近付かなかった、孤独の時代と比べて貴方はどう思うのですか?」
薫子は死んだような冷たい瞳を向けたまま……あ、死んでるんだっけかコイツ……そんな恨み言を言った。
しかし、心の底まで見過ごしたような言葉に俺はドキリとするものがあった。
輪廻「そ、そりゃあ……少しくらいは、前よりもマシだ……とは思うが、正直ウザい」
薫子「私の頃は、そりゃ全員総スカンでしたよ。そのクセ、構ってくる時に限ってアンパン買って来いだの、金貸せだの……リア充爆発しろ」
輪廻「もう少しまともな意見かと思ったけど、そうじゃなかったんだなっ! お前、原爆時代に生きておきながらめちゃめちゃ子どもの思考回路じゃないかっ!」
薫子「……死んだのは確かに原爆が原因ですが、私が生きていた……というより活動していたのはこの外見通りの年齢と変わりません。
……貴方とは大して違いません。何せ死者を蘇生すること自体つい最近の出来事なのですから……」
悲しそうな瞳で俺を見つめる薫子。まるで原因が俺にある、とでも言いたげのようだ。
輪廻「そういや前々から気になってたんだが、お前達正義の味方は、一体何をしているところなんだ?」
薫子「それは……」
スカウトマン「薫子さ〜ん、輪廻君は今は監視対象ではなく敵になったんですよ? ですから、教えて欲しければ私に>>598なさい!」
そうか、今の俺は正義の味方団体の監視対象から、完全に敵ということになっている。
……ふむ、だとしたらなぜ今すぐに殺らないのだろうか? 僅かに疑問に残るところではある。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 18:45:46.38 ID:8NtO2EAO<>アンパン買ってき<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 18:45:57.55 ID:WnSFGM.0<>ぱふぱふ<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/25(日) 18:57:05.85 ID:wGYXYPoo<>スカウトマン「薫子さ〜ん、輪廻君は今は監視対象ではなく敵になったんですよ? ですから、教えて欲しければ私にぱふぱふなさい!」
そうか、今の俺は正義の味方団体の監視対象から、完全に敵ということになっている。
……ふむ、だとしたらなぜ今すぐに殺らないのだろうか? 僅かに疑問に残るところではある。
輪廻「ぱふぱふ出来るかっ! てめぇ俺に魔法少女になれとっ!? それとも美少年でか!? ええぇ?
それで実際にやったらやったで、DQ3みたいに呪いのBGMでも流すつもりなんだろ?
ってっ! てめぇ一体どこから湧いて出てきた!?」
スカウトマン「おやおや、失礼ですね。私は朝から教室の柱の一本に化けてずっと貴方達を見張っていたんですよ?
まさか、猫刄までもが輪廻君の近くに来るとは思いませんでしたけどね」
輪廻「猫刄って一体何者なんだよ? あれはただのジェネラルフラッグ団とは違うみたいだが……」
薫子「私達もその正体については詳しくは知らぬ。むしろ、今ならお前の方が詳しく聞けるのではないか? 猫刄は……少なくともお前の敵ではないだろう?」
以前、猫刄に質問したことがある。お前は誰の味方なのかと……。
すると彼女は何やら分からぬ答えを回答した。
きっと彼女の母国語か、信仰する神の名前でもあげたのだろう。
夜見子(猫刄)「どうやら私のうわさをしているようですね? 私もお話に混ぜていただけませんか? 何せ、わたくし、転校生ですから?」
猫刄が猫のように目を細めて、俺達をにらみ付ける。考えていることが何も分からない、ミステリアスな笑顔だった。
詠歌「私も、私も転校生っ! だから学校の中を案内してくれると嬉しいなっ嬉しいなっ!」
こっちもこっちで、とても死神とは思えないほど能天気で、きっと何も考えていることなど何もないような、そんな笑顔だった。
薫子「そうですね。いつ、学校の中に混沌が紛れ込んでもおかしくない状況……ここはパトロールも兼ねて案内してやろう」
スカウトマン(薫子さんっ、騙されちゃいけません。猫刄はつい先日まで1年としてここに通っていたのですよ!)
薫子(ああ、じゃから、案内せよっ言うのが不自然。だいたい、輪廻に近付くだけなら1年のままでも良かっただろう……)
スカウトマン(……つまり、暗がりに連れ込んで『話し合い』ということですね。さすが冷血女っ!)「がふっ拳!」
薫子「どこか、案内して欲しいところはあるか? 副生徒会長が案内してくれるぞ」
夜見子(猫刄)「そうですね……では、>>601に……(ニヤリ」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 18:58:37.27 ID:8NtO2EAO<>輪廻さんの実家<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 19:01:51.04 ID:aVPTHX6P<>一番連れていきたくない場所<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/25(日) 19:12:39.19 ID:wGYXYPoo<>薫子「どこか、案内して欲しいところはありますか? 副生徒会長が案内してくれますよ」
輪廻「お前が案内しないのかよっ!?」
薫子(愛しの副生徒会長と近付くチャンスを与えました。感謝していただきたいものです)
蘭「ごめん……私、生徒会の仕事があるから。それに私、敵の人とは仲良く出来ません」
そう言いながら蘭は輪廻とは一切目を合わせることなく、立ち去っていった。
輪廻「ぐああぁぁぁぁあーーーっ!!! カムバック米倉さーーんっ!」
輪廻はがっくりと膝を折った。
夜見子(猫刄)「そうですね……では、一番連れていきたくない場所に……(ニヤリ」
薫子「こういう場合は焼却炉に連れて行けばいいですかね?」
スカウトマン「なぜ焼却炉?」
薫子「私、死体ですから。熱に弱いんです」
スカウトマン「真夜中の音楽室もイヤですね。肖像が動き出しそうで」
詠歌「生徒指導室ですね……先生と2人っきりなんて怖い」
輪廻「チックショーーッ! こうなったら、学校の隅々まで案内してやるっ! 来い猫刄っ!」
輪廻は一人涙を流しながら、教室を出て行った。それを追う猫刄に、ほかの連中も続いた。
──◆ 購買部 ◆──
輪廻「ここは購買部だ。昼飯は弁当作ってくるか、ここで買うか、隣の食堂で食え」
夜見子(猫刄)「ここは昨日まで使っていましたし、分かっていますよ」
藤花「あ、お兄ちゃん♪ こんなところで会うなんて、運命……ううんっ、最悪だわっ♪」
ツンデレな妹は、嬉しそうに兄・輪廻を見て微笑んだ。
輪廻「藤花……お前、なんでここに……弁当ならお前が作ったのがあるだろう……」
藤花「わ、私はねっ……購買部で、>>604を買いに来たのっ! お兄ちゃんには関係ないでしょ!」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 19:13:33.68 ID:aVPTHX6P<>隠しカメラ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 19:17:07.69 ID:WnSFGM.0<>魔導書<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/25(日) 19:29:46.97 ID:wGYXYPoo<>──◆ 購買部前 ◆──
輪廻「藤花……お前、なんでここに……弁当ならお前が作ったのがあるだろう……」
藤花「わ、私はねっ……購買部で、魔導書を買いに来たのっ! お兄ちゃんには関係ないでしょ!」
藤花は体育の授業の直後なのか、体操服姿(時代はスパッツ!)のまま、ツンとした態度をとる。
しかし、じりじりと兄との間合いを詰めていた。今にも抱きつきたいという感情がにじみ出ている。
スカウトマン「魔導書なんていつから発売され始めたのでしょう?」
詠歌「私、アルアジフが欲しいですー♪」
スカウトマン「私は○ミニマムと○サイトロをいただきたい」
輪廻「 あ っ て た ま る か 」
購買部「はーいアルアジフいっちょー♪ 340円。良かったねぇ円高・G安で」
薫子「……どうやら、ここにも一つ、混沌が……というより世界の歪みが発動しているみたいですね」
猫刄「素晴らしい。やはり輪廻さんは混沌たる王です……いきなりこんな大当たりを用意して下さるとは」
早熟の果実をかじったような表情をする薫子と、宝くじに当選したかのような表情をする猫刄。
薫子「しかし、前回は次元に穴が空く程度だったが、今は世界観そのものが歪んでいる……! これが輪廻の力なのかっ!?」
猫刄「……ふふっ……そう思っているのかしら?」
猫刄は小さく笑い、藤花を見る。猫刄自体は藤花の可能性に気付いていた。
彼女自身もまた、隠された力を持っていることに。
薫子「混沌は打ち消さねばなりませんっ! 邪魔しないで下さい、猫刄さん」
猫刄「ええ、お好きになさって下さい」
薫子「エイカさん、何をのほほんとアルアジフを眺めているのですか? 早く混沌のもとを打ちますよ!」
薫子は髪の毛を解くと、力を解放する。その力はまるで蛇のように踊りくねり、混沌の源である>>607を貫く。
猫刄「お見事」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 19:30:51.12 ID:aVPTHX6P<>購買部のおばちゃん<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 19:31:24.35 ID:8NtO2EAO<>猫刄<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 19:33:19.27 ID:WnSFGM.0<>>>607
思ったより早い退場だったな<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/25(日) 19:46:14.73 ID:wGYXYPoo<>薫子「エイカさん、何をのほほんとアルアジフを眺めているのですか? 早く混沌のもとを打ちますよ!」
薫子は髪の毛を解くと、力を解放する。その力はまるで蛇のように踊りくねり、混沌の源である猫刄を貫く。
エイカもそれに続き、死神のカマを用いて、猫刄に切りかかる。
猫刄「お見事……私の背後にあるものを狙ったのでしょう?」
猫刄は切られたまま、にぃっと笑う。傷口はどういう理屈かすぐにふさがった。
背後には虹色に輝く謎のボンベが転がっていた。エイカの一太刀によって、真っ二つに割れ、内側からドロリと緑色に輝くスライム状の液体を吐き出していた。
混沌に支配されていたのは、口に出すのもはばかられるような色をした消火器だった。
輪廻の混沌を呼び込む力を受けて、混沌に目覚めた……。
藤花「うううーーっ! 折角、消火器を可愛く色塗りしたのに、どうして壊しちゃったのーーっ!」
猫刄「……やはりそうでしたか……藤花さん」
藤花「えっ? 何の話?」
猫刄「貴方こそ、私が探していたもう一人の人間……『醉象』の力を持つ人です」
藤花「すいぞう? 膵臓……?」
薫子「……そうか……そういうことか……エイカッ! 藤花を切れっ!」
エイカ「えっ……えっ!?」
薫子「出来ないなら私がやります」
薫子は藤花に向かって髪の毛を伸ばすと、>>611
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 19:48:28.85 ID:8NtO2EAO<>エロティックに拘束した<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 19:48:34.43 ID:WnSFGM.0<>輪廻に亀甲縛りされた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 19:49:47.22 ID:aVPTHX6P<>>>610-611
真逆過ぎるww<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 19:50:27.41 ID:8NtO2EAO<>>>611
何事!?<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/25(日) 19:55:28.84 ID:wGYXYPoo<>薫子「……そうか……そういうことか……エイカッ! 藤花を切れっ!」
エイカ「えっ……えっ!?」
薫子「出来ないなら私がやります」
薫子は藤花に向かって髪の毛を伸ばすと、輪廻はすばやくその髪の毛を掴みあげる。
薫子「くっ……」
輪廻「お前など、こうしてくれるっ! 混沌の力が俺の中に漲る……!」
髪の毛を縄のように使い、俺は薫子を亀甲縛りにして地面に転がした。
なぜだっ! なぜ、そんな知識が俺の中にっ!? 混沌だっ! 混沌が場を支配している!?
藤花「お、お兄ちゃん……?」
輪廻「てめえっ、どういうつもりだ薫子? 俺の妹に手を出すとは……お前はそれでも正義の味方かっ!?」
薫子「私は正義の味方です。この世界の敵となるべき人間を倒す……それが私の使命です」
亀甲縛りにされたまま薫子は悔しげにつぶやく。
エイカ「私も縛ってほしい……」
つぶやく死神少女。少し場を読め。
猫刄「ふふふっ……世界の敵はどっちのことかしら? 貴方達が正義の味方を名乗っているだけではないのですか?」
猫刄は愉快そうに笑い、薫子に質問を浴びせた。
猫刄「貴方達正義の味方だって……内部で分裂しているのは分かっているのですよ? あの自衛隊がいい例です」
薫子「猫刄さん、貴方はどこまで知っているのですか?」
猫刄「……ふふっ」(続く)<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 19:56:41.34 ID:WnSFGM.0<>乙!!<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/07/25(日) 19:57:45.68 ID:wGYXYPoo<>■あとがき■
15分おきだと、90分でもあまり話が進まないですね……。こちらとしては少し余裕ができるのですが。
今回、ちょっと話の風呂敷広げ過ぎたかも……。
面白くしようと謎の要素を大目に突っ込んだらこんな感じに……。
そのクセ、何も考えていないのだから、あはははは。ホントに、即興なのよ。
今回もお付き合いくださり誠にありがとうございました。
末文ではありますが、少しでも楽しんでいただけたら、幸いです。
■今回のピックアップ■
薫子「出来ないなら私がやります」
薫子は藤花に向かって髪の毛を伸ばすと、>>611
>>611 輪廻に亀甲縛りされた
輪廻に言ってくれてよかったけど、逆だったのがびっくりだわwwwwwwww<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 19:58:15.78 ID:aVPTHX6P<>おつー!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 19:58:39.93 ID:wGYXYPoo<>【07/25 (日) 19:02時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
07/25 (日)
22:00〜/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Sturm und Drang GLITTER ―19.生と死―
07/28 (水)
22:00〜/(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE氏 - バタリオン【第六話】 - ナナシの最期 - 用事出来てしまいますた 移動移動...
次はVIPだよ!
何気に2時間くらい空いちゃってるのね……。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/07/25(日) 20:03:41.58 ID:8NtO2EAO<>おちゅ〜<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:00:33.34 ID:NzrjacAO<>もうすぐ佐々原氏か…
どんなカッコで執筆してるのかな<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 19:01:14.85 ID:20bZOIYo<>こんばんはです。
こんな暑苦しい日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
ではでは、教師モノをやってみたいと思います。
まずは主人公の苗字を……。>>624
名前は”薫”で固定です。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:02:13.24 ID:20bZOIYo<>>>620
こんばんはです。上はシャツ、下は薄生地の長ズボンです。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:02:33.52 ID:WLC59vQP<>阿久舟<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:02:43.31 ID:NzrjacAO<>華山<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:11:10.26 ID:NzrjacAO<>真面目に答えてくれるとは…<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:11:16.03 ID:20bZOIYo<> 俺、念願の学校の教師になることが出来ました。
そして、今日が初めての、教師としての登校日……!
俺はリクルートスーツに身を通し、学校に通う予定だった。
薫「しかし、だがしかしっ!」
俺は真新しいスーツに身を包み、ミニスカートにストッキング、パンプスという格好をしていた。
薫「この現実はどういうことだーーーっ!!」
俺は理事長室の中心で不満を叫んだ。
理事長「あら、ここは男子禁制の女子高……いえ、女子校ですから男子の教諭は色々と問題がありますの」
薫「だったら、募集すんなよっ! 男子の教諭をっ! 急募って書いてたから応募したのにっ!」
理事長「いえ、それは……正直なところ貴方のようなエロゲに出てくるような……こほん」
薫「おいこら待て」
理事長「いいね。上司に対してもその突っ込み。やはり華山先生を雇っていて正解だったわね」
薫「……んー。私は仕事をちゃんと評価してください」
理事長「貴方は今日から女子校の教師として頑張っていただきます……あまり刺激与えないように、女子の格好してね」
薫「どうしてっ!?」
理事長「……>>627」
薫「っ!?」
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:14:37.64 ID:WLC59vQP<>そういう趣味の人が多いの<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/08/08(日) 19:15:50.87 ID:qFXD.oUo<>在学中に男を見かけたら、××を切って××できないようにした上で一生×××にするように指導しておりますわ。<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 19:22:23.14 ID:20bZOIYo<>理事長「貴方は今日から女子校の教師として頑張っていただきます……あまり刺激与えないように、女子の格好してね」
薫「どうしてっ!?」
理事長「……そういう趣味の人が多いの」
薫「っ!?」
だめだ、この理事長頭おかしいっ!
薫「そういう趣味って……」
理事長「孫がねぇ……『新しい先生は女装の似合う男の先生がいい』って言うから……」
薫「はあぁっ!? それはただキモいだけでしょっ!」
理事長「それに全生徒の投票で貴方が選ばれたから」
薫「おかしいのは生徒全員かよっ!」
いきなりやめたくなってしまった。
しかし、今は就職氷河期。
しかもここの倍率は1708倍だったと聞く。(どんだけ教師が溢れとんじゃ)捨てたら、落ちた教師達に袋叩き確定だろう。
それに、俺にはとある理由で教師を辞めるわけにもいかないのだ。
この屈辱に耐えてもやらなくてはならない理由があるんだ。
薫「……わ、わかりました。では、生徒達のためにも、一応『女装』ということにして……」
理事長「いえ、完全に女性としてお願いします」
薫「男だってバレてるのにっ!?」
理事長「ですから言ったでしょう? 『そういう趣味』があるって。ここは女子校。女の子にしか興味のない女の子が入る学校だって」
薫「いや、おかしいですっ! 偏見です! 百歩譲ってそういうコがいたとしても、全生徒がそういうコしかいないって決め付けるのはおかしいです!」
理事長「そう……決め付けはいけないわ。華山先生。まずはしっかりとこの学園の生徒達を、自分の目で見てきて下さい」
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 19:23:02.37 ID:20bZOIYo<> 最後に真面目に言われてしまった。
薫「分かりました。では、教室に行きます」
理事長「貴方のクラスは3年P組よ……つまり3Pね」
薫「理事長、少し黙ってろ」
<教室>
俺は歩きなれない格好で廊下を歩き、3年P組に進んだ。
ドアを開けるとそこは>>633
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:23:37.13 ID:WLC59vQP<>心の汚れた俺には眩しすぎた<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:27:02.02 ID:20bZOIYo<>↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:28:30.77 ID:NzrjacAO<>傷だらけの厳つい女子だらけ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/08/08(日) 19:28:50.66 ID:qFXD.oUo<>物騒な得物を持った美少女達がおしゃべりをしているごく普通の教室だった。<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 19:34:19.06 ID:20bZOIYo<><教室>
俺は歩きなれない格好で廊下を歩く。
新築のように美しい学校内は掃除が行き届いており、埃など見当たらない。
生徒達が毎日、丁寧に掃除している賜物だろう。
空気も綺麗で、俺が通っていたボロ学校とは大違いだった。
そんな廊下を進みながら、3年P組の前に立つ。
ドア越しに静かな話声が聞こえてくる。さすがに学生。教師が来るまではしゃべっているコが多いようだ。
しかし、甲高い笑い声は聞こえず上品な感じだ。
この日本国内にもまだこのような品性の残った場所があるとは感激だ。まるでマンガとか小説の中の世界のようだ。(とくにロザリオとか使ってそうな)
ドアを開けるとそこは傷だらけの厳つい女子だらけだった。
生徒A「あ、先生だー」(野太い)
生徒B「おはようございます、先生」(図太い)
生徒C「あわっわ……本当にあの先生っ!? うそぉ」(ごん太い)
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 19:34:46.23 ID:20bZOIYo<> 入ってきた女教師(オレ)を見て低いどよめきの声をあげる生徒達。
しかし、バカにしたり軽蔑するような視線はない。
むしろもっと……ねっとりとしていて、絡み付いてくるような……こそばゆい視線を感じる。
マンガ的な表現をするのであれば、目に星とかハートとか埋め込まれているかのようなそんな視線だ。
エッチなゲームで例えるなら、Theガッツに登場するタカさんのような女性が3人前を陣取っている。
いかつい上に身体には生傷が見える。
……仮にもそういう趣味を持っている女の子なら、もっと外見は優しいもんだと思っていたが、俺の目には結構厳しかった。
薫「お前ら席に着いてって……もう付いてるね。じゃあ、まずは軽く先生のことを話すよ。
今日から貴方達の担任になることになった『華山 薫』です。よろしくお願いしますね」
女言葉めんどくせー。
生徒D「センセーっ! >>638って本当ですかー?」
いきなり質問キターッ! どう答える?
薫「>>340」
俺は無難に答えておいた。
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/08/08(日) 19:36:21.57 ID:qFXD.oUo<>>>340って>>640 ?
ankst<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 19:38:34.16 ID:20bZOIYo<>うぃすっ! ミスッたぁーーっ!!
薫「>>340」 → 薫「>>640」
取ったら、↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:38:46.77 ID:jQVutNc0<>男がキライ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:41:26.62 ID:WLC59vQP<>そのような気がしない気がしないようなするような気がきっとあるようでないと思いますよ多分<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 19:44:52.55 ID:20bZOIYo<>生徒D「センセーっ! 男がキライって本当ですかー?」
いきなり質問キターッ!
男がキライって……男好きなワケないだろ。俺にはそんな趣味は断じてない。
薫「そのような気がしない気がしないようなするような気がきっとあるようでないと思いますよ多分」
俺は無難に答えておいた。
しかし、おかしいだろ? なんでこんなに特殊な女の子だけが集まってるんだこのクラスは?
まるで北斗の拳に登場する悪役集団じゃないか。
薫(おや……?)
目の前の生徒達はいかつい壁に隠れてみてなかったようだが、ほんの数名だけはちゃんとまともな女の子がいるようだった。
……数にして5人。
うん、古いゲームに例えるならば『卒業』だな。シチュ的にも似てるし。よし、彼女らのパラメーターを上昇させておこう。
薫「先生は初日でまだみんなの顔と名前が一致しないの。名前を呼んだら、ちょっと恥ずかしいかも知れないけど、返事とともに立って下さいね」
生徒E「華山先生ー」
薫「はい」
生徒E「下半身は総立ちですか」
薫「キミは、廊下に立っていなさい」
なぜなら、理事長が生徒の名前と一緒に、顔写真の代わりにパンチラ写真をよこしやがったからだ。
俺はクビを覚悟でその場で理事長を殴り飛ばした。(しかし、悦ばれてしまった)
薫「では、最初はあ……あー……>>643(”あ”から始まる名前 フルネームで)」
あ(なんちゃら)「はい! 先生、これから>>645」
薫「廊下に立ってなさい」
あ(なんちゃら)「あうーーー」
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:46:31.22 ID:NzrjacAO<>阿修羅 鬼滅<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:47:33.24 ID:WLC59vQP<>赤紗 多那<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:49:49.80 ID:NzrjacAO<>おねにーさまって呼ばせて下さい!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 19:51:57.09 ID:jQVutNc0<>↑<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 19:58:47.36 ID:20bZOIYo<>薫「では、最初はあ……あー……赤紗 多那」
そう呼ばれた少女は、このイカつい女子生徒の中でも、ごくごく普通の女の子のように見える。
最近の女の子らしく、すこし栗色の髪をしたショートカットの女の子で、愛らしい瞳がとてもキュートだ。
何もしらなそうな無垢な表情をしている。
あ(なんちゃら)「はい! 先生、これからおねにーさまって呼ばせて下さいっ!」
薫「廊下に立ってなさい」(0.1秒)
あ(なんちゃら)「あうーーーさり気に拒否ですか」
薫「さり気なくもないわっ!」
栗色の女の子は、悲しそうに瞳を伏せながら、教室から出て行った。
生徒F「先生、追いかけてっ! そして、後ろから抱きしめてあげてっ!」
薫「なんのドラマだよそれはっ!?」
生徒F「あ、エロゲ的には、そのままエッチシーンですよね。大丈夫です、私達自習してますから」
薫「よし、お前も廊下に立ってろ、バケツ持って」
生徒F「ああ、新しい先生はSだ……」
しょぼしょぼと生徒達が廊下に向かっていく。
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 20:00:06.10 ID:20bZOIYo<>薫「修羅 鬼滅さん」
生徒A「うっす」(野太い)
薫「はい、と言いなさい。上品さが欠けていますよ」
生徒A「はい」(キャピ声)
薫「やれば出来るコは嫌いじゃないわ」
生徒G「ヤれば子どもが出来るのは当然じゃないですか?」
薫「廊下っ」
こんな調子で生徒が次々と廊下へと向かう。
薫「不動 峰さん」
生徒B「はい」(図太い)
不動さんが立ち上がると、天井に頭をぶつけていた。それを見て、女子生徒達が「不動さん、そんなに慌ててはダメよ」上品に笑う。
その後に「慌てていいのは、中出しされた時だけよ」と続くのは幻聴だと思いたい。
薫(おかしい……おかしいぞ、この女子校っ!? なんで、なんで……次々と廊下に立たされる女の子が増えていくんだ?)
生徒Z「先生……やっと2人っきりになれましたね。私は>>649。早速ですが>>651して下さい」
薫「誰がそんな非常識な要求を呑むものかあっ!」
生徒Z「そんな……楽しみにしてましたのにっ」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 20:02:54.76 ID:NzrjacAO<>和歌元 典子<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 20:03:42.65 ID:jQVutNc0<>和藻手 尊菜<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 20:04:27.63 ID:NzrjacAO<>↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/08/08(日) 20:06:36.55 ID:qFXD.oUo<>ひざまずいて私に対する忠誠を宣誓した上で、クツをなめなめ<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 20:09:34.00 ID:20bZOIYo<>生徒Z「先生……やっと2人っきりになれましたね」
薫「えっうそっ!? あんなにいた生徒がみんな廊下送りっ!?」
がらーんとした教室はあの巨漢(※女です)がいなくなったせいで、広く感じた。
和藻手「私は和藻手 尊菜。早速ですが『ひざまずいて私に対する忠誠を宣誓した上で、クツをなめなめ』して下さい」
しゅるりとニーソックスを脱ぎながら、机の上にお尻を乗せ、すっと足を伸ばし、瞳を細めた。
薫「誰がそんな非常識な要求を呑むものかあっ!」
和藻手「そんな……楽しみにしてましたのにっ」
…………そして誰もいなくなった。
誰もいなくては授業にならない。これは呼び戻さなくては。
<廊下>
薫「理事長……なぜ一緒に並んでいるのですか?」
理事長「新しいプレイかと思って……」
薫「違うわっ! はよ、仕事もどれっ!」
教室に戻ってくると、授業を再開することとする。
薫「今日の授業は>>654です。今すぐにみんな>>657」
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/08/08(日) 20:10:50.78 ID:qFXD.oUo<>kskst<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 20:12:51.28 ID:jQVutNc0<>図工<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 20:15:33.60 ID:sd/UXUDO<>KSK<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 20:17:12.55 ID:jQVutNc0<>↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 20:19:47.88 ID:sd/UXUDO<>脱いでください<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2010/08/08(日) 20:20:18.07 ID:qFXD.oUo<>作業服に着替えて、作業所に集合して下さい<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 20:25:28.80 ID:20bZOIYo<><廊下>
薫「理事長……なぜ一緒に並んでいるのですか?」
理事長「新しいプレイかと思って……」
薫「違うわっ! はよ、仕事もどれっ!」
理事長「ちぇー(・3・)」
とぼとぼと自分の仕事に戻っていく理事長を見送ると、生徒達に振り向く。
薫「貴方達も教室に戻っていいわよ。授業にならないから」
多那「はい、ご主人様っ!」
薫「お前だけ、あと10分追加」
多那「 Σッ !」
教室に戻ってくると、授業を再開することとする。
薫「今日の授業は図工です。今すぐみんな脱いで」
尊菜「いやん、先生、セクハラです」
薫「うん。貴方達にだけには言われなくないわね」
修羅「な、なぜだ……」(野太い)
不動「私達が肉じゅばんを着ていることを一瞬で見抜くとは……」(図太い)
尊菜「先生の脱いだ方がよろしいですよ。下半身の皮」
薫「黙れ! 見たこともないクセに!」
尊菜「じゃあ、見せて下さい☆」
薫「誰か、木工用ボンドッ! コイツの口塞げっ!」
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 20:26:00.70 ID:20bZOIYo<> 授業の準備を始める生徒達に俺は深い深いため息を吐いた。
>>662「センセ、ため息してると幸せが逃げていっちゃうよ。だから、チンコでも咥えてた方がいいよ」
薫「ふざけんなっ!」
>>662「だってタバコ吸ってたら不健康でしょ」
薫「お前の考えの方が不健康だろっ! 心的な問題で」
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 20:31:07.27 ID:jQVutNc0<>範馬勇子<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 20:36:21.58 ID:sd/UXUDO<>田中太子<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 20:43:59.70 ID:20bZOIYo<>田中太子「センセ、ため息してると幸せが逃げていっちゃうよ。だから、チンコでも咥えてた方がいいよ」
薫「ふざけんなっ!」
一見すると普通にそこらじゅうに溢れてそうな没個性な特徴を持つのが、個性的な田中。
カチューシャで前髪をあげている時点で、古臭くも個性的だ。
田中太子「だってタバコ吸ってたら不健康でしょ」
薫「お前の考えの方が不健康だろっ! 心的な問題で」
図工の準備をするため、生徒達は制服から汚れてもいいように、ジャージへと着替えはじめる。
そう、俺の目の前で。
目の前には若さ溢れる(一応、俺も25歳で若いとは思うけどさ)肉体を無防備にも晒し始める。
薫「わ、ちょ、ちょっとっ!? ここで着替えるの!?」
多那「おねにーさまっ!」
薫「わわっわ、み、見てないっ! 見てないから」
たとえ不条理な呼び方で呼ばれようとも、俺は男。このような着替え室の中にいては圧倒的に不利な立場なので、反応してしまう。
多那「もっとよく見て下さい。その視線で私を犯して下さいっ」
薫「お前は廊下で立ってろ」
多那「え、こ、この格好で、ですか……そんなプレイはまだ早いんじゃ……」
薫「おーい、誰かー。こいつ焼却炉に捨ててこーい」
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 20:44:24.24 ID:20bZOIYo<>薫「では、図工の授業を始めるわよ。今日の図工の時間では、モーターを使った小道具を作ります」
さすがに授業の中でふざけたりするコはいないだろう。
ここの生徒はみな、優秀で問題を起こさないことで有名だと聞いている。
薫「モーターは触ると熱くなるので注意して下さい」
太子「先生とチンコと同じですね」
薫「では、皆さん。火傷に注意して作業を始めて下さい」
太子「スルーッ!? センセっ、たったの2回目なのに、スルーって早過ぎませんっ!?」
うん。さすがに授業中は真面目なようで、みな、真剣に課題に向かって頑張っている。
ふと、多那さんに近付き、そっと覗き込む。
多那「きゃっ……先生」
薫「おっと驚かせてすまない」
多那「今度は私が気付く前に、襲い掛かって下さいよ」
薫「お前は私をクビにしたいのか」
薫「……それで、何を作ってたんだ?」
多那「はい♪ これ>>666です!」
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 20:49:03.70 ID:sd/UXUDO<>卵割り機<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 20:51:13.58 ID:jQVutNc0<>プログレッシブナイフ<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 20:57:47.95 ID:20bZOIYo<>薫「……それで、何を作ってたんだ?」
多那「はい♪ これプログレッシヴナイフです!」
多那はこぼれるような笑顔を見せながら、作ったものを見せてくれた。
高振動ナイフだ。
振動させることによって、威力が増す。フランヴェジュルの波打つ刃と似たような原理だ。
薫「そ、そうか。器用だなお前」
というかもはや学生にしておくには、もったいないくらいの職人の域!
多那「やったぁ♪ 私、先生に初めて[ピーーー]されちゃった」
薫「ピー音入れんなっ! ただ誉めただけだろ」
尊子「わたくしは電動コケシです」
太子「先生見てーっ♪ 電動エネ○グラー♪」
2人はウィンウィン言わせながら、近寄ってくる。
薫「……お前らーーっ!」
薫「今日から私が校正してやるーーっ!!」
女子コーセーLife 第1話 終了(ただし、第2話以降未定)<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/08(日) 20:58:27.52 ID:20bZOIYo<>ああ、あっという間にお時間となってしまいました。
今回は人の名前ばっかりアンカーにやってしまってごめんなさい。もう少し展開を広げるヤツ用意しておくようにします。
しかし、見事に物語のヤマもオチもなく終わってしまった……。
たまには、こんなゆるーい作品もあるということで。
でも、こんな世界なら性犯罪の検挙率少なそうですな。
お付き合い下さり誠にありがとうございました。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
しかし、なんというか、下ネタで突っ張しるとテンション上がる自分って一体……。orz
<今回のステキアンカー様>
薫「では、最初はあ……あー……>>643(”あ”から始まる名前 フルネームで)」
>>643 赤紗 多那
なんと自然でステキ過ぎて吹いた。
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 20:59:22.89 ID:jQVutNc0<>乙<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 21:01:58.73 ID:NzrjacAO<>畜生急用め…
乙っした!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/08(日) 21:04:39.82 ID:20bZOIYo<>【08/06 (金) 02:13時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
08/09 (月)
22:00〜/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Sturm und Drang GLITTER ―22. 秋の眠り―
明日は十六夜さん! みんな夏バテに気をつけましょう!<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/21(土) 14:00:38.23 ID:kIfUgVoo<>◆前作までの展開
『工藤 輪廻』混沌たる王の力に目覚め、世界を混沌にもたらすようになった。
輪廻を中心に世界は混沌へと近付いていく。
徐々に世界は混沌に飲み込まれていく。
◆ごあいさつ
今日はパ速だよー。え? なんでこの時間かって? 仕事の関係上で、自宅待機だからです。(;;)<ゲーセン行きたい
◆登場人物紹介
勘解由小路 薫子 … 死体の少女。髪が2mもある。オリンピックヘアー。
かなり口が悪い上に自分のことをメインヒロインだと信じて疑わない。読みは「かでのこうじ」←作者用
工藤 輪廻 … 主人公の不良。蘭に恋している。お化けが大の苦手。バブルホエール[鯨鯢]という魔法少女に変身する。
混沌を呼び寄せる体質。ついに黒化し、白駒の力に目覚める。
工藤 藤花 … 主人公の妹。時々素直じゃないお兄ちゃんラブッ娘。妙にツンデレを覚えている。
米倉 蘭 … 学園の副生徒会長、美少女らしい。生徒会長に惚れている。輪廻のクラスメイト。
正体はスーパーヒロイン『フェニックス・ララ』。鳳凰の力の持ち主。
岩野 詠歌(エイカ=イワアノ=ジオス) … 天然ドジッ子の雰囲気を全身から発している、死神。核爆弾で全身を失って食欲旺盛。ついでに性欲も。
主人公を殺した張本人。そして、いろんな意味でノーガード。
スカウトマン … 正義の味方のスカウトマン。ド変態。電柱の着ぐるみや西洋甲冑などで見た目を楽しませてくれるつもり。
マッチョA … 筋肉悪魔のリーダー[香車]。工藤輪廻の混沌の力により、引き寄せられた筋肉の混沌生物。ここ2週くらい出番が無い。
マッチョB〜F … マッチョAと同等の力を持つ、混沌の生物。Aの紳士ぶりは見習っていない。
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/21(土) 14:03:44.61 ID:kIfUgVoo<>※15分以内をめどに書いていこうと思っております。
キルゼム薫子 第12話 〜飛〜
猫刄「貴方達正義の味方だって……内部で分裂しているのは分かっているのですよ? あの自衛隊がいい例です」
薫子「猫刄さん、貴方はどこまで知っているのですか?」
猫刄「……ふふっ。私はなんでも知ってますよ。混沌の原因が何なのか、どうかもね……」
薫子「では、教えてもらおうか……お前の知っていることを」
猫刄「……それは教えられません」
小さく笑う猫刄。
薫子「なぜだ?」
猫刄「……だって、そんなことしたら私……>>675ですもの」
//久々で頭が働かない……
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 14:05:19.47 ID:f3I1W.AO<>知られた人と結婚しなくてはイケナイ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 14:09:15.91 ID:xmqSuWg0<>大量殺人犯<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/21(土) 14:18:55.06 ID:kIfUgVoo<>猫刄「……それは教えられません」
小さく笑う猫刄。
薫子「なぜだ?」
猫刄「……だって、そんなことしたら私……大量殺人犯ですもの」
猫又は猫のように身をしならせ、身体をよじる。
瞳孔が猫の瞳のように細まり、縦長になる。人類ではありえない目が、見ている者に恐怖感を植えつけた。
薫子「ならば仕方ないな」
エイカ「仕方ないっ!? それで本当それでいいのですか?」
薫子(今は、泳がせておくのがいい、猫刄は得体が知れない)
猫刄「……さて、私はそろそろ帰宅します。新たな混沌が生まれたようですので……」
輪廻「それはどういう……?」
猫刄「混沌の王……工藤輪廻……貴方が生きているだけで、世界に混沌が這いよります……。貴方が生きている限り……」
輪廻「それはどうにか出来ないのか?」
猫刄「……私達はそれをどうにかする必要はありません。ですので、そのようなことを聞かれても仕方ありません」
薫子「…………まずは、混沌を処理するのが先のようです」
薫子は活力のない瞳を藤花に向ける。
藤花「……えっ? えっ?」
薫子「混沌の正体は……藤花。ちょっとの間だけ我慢しておくれ。痛くはしない。天井のしみを数えている間で済む」
輪廻「ちょっとおぉぉっ! 人の妹に何するつもりだぁーーっ!」
薫子「なに、ちょっと>>678するだけじゃ」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 14:24:24.36 ID:f3I1W.AO<>初体験<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 14:24:30.99 ID:xmqSuWg0<>予防接種<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/21(土) 14:32:05.64 ID:kIfUgVoo<>藤花「……えっ? えっ?」
ツンデレ妹は左右を見渡して誰かに説明を求める。 しかし、一般人である彼女に説明出来ることは一切無い。
理不尽な巻き込まれ方に苦悩していただくよりほか無い。
薫子「混沌の正体は……藤花。ちょっとの間だけ我慢しておくれ。痛くはしない。天井のしみを数えている間で済む」
薫子は表情を変えないまま、はあはあと息を荒げて、藤花へと近付く。指の動きが触手のようにウネウネしていた。
輪廻「ちょっとおぉぉっ! 人の妹に何するつもりだぁーーっ!」
薫子「なに、ちょっと予防接種するだけじゃ」
藤花「予防接種?」
薫子「そうじゃ。この娘に混沌の被害が出るといろいろとマズいじゃろう? だから今の内に予防接種をしておこうと思ってな」
輪廻「言っていることはまともだが、具体的には何をするのじゃ?」
薫子「それは……その……女の口からはいえないようなことをするのじゃ」
薫子は表情を赤らめて、僅かに俯いた。
藤花「そういうことなら、お兄ちゃんにしてもらいたい」
エイカ「私も輪廻さんとなら、一晩中予防接種したいですっ!」
輪廻「だから何スンだよっ!?」
薫子「なぁに、ただ唇から精気を流し込むだけじゃ」
エイカ「口の中に性器を流し込むっ!?」
輪廻「違うっ! 精気! つまりエネルギーを流し込む……って、お前死体だったよな? そんな精気あるのか?」
薫子「これでも正義の味方本部の人間……そのくらいの芸当が出来なくてどうする? 見ていろ」
薫子は藤花の額に手をかざすと、静かに目を閉じる。
藤花「……なんか……すごく>>680」
薫子「これが>>681というものじゃ」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 14:36:53.06 ID:f3I1W.AO<>悪意と殺意がみなぎる…<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 14:40:45.61 ID:yGWMwIDO<>ロストバージン<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/21(土) 14:46:56.03 ID:kIfUgVoo<>薫子「これでも正義の味方本部の人間……そのくらいの芸当が出来なくてどうする? 見ていろ」
薫子は藤花の額に手をかざすと、静かに目を閉じる。
藤花「……なんか……すごく悪意と殺意がみなぎってくる。まるで薫子さんが入り込んできているみたい」
薫子「これがロストバージンというものじゃ」
いつの間にか薫子のオリンピックヘアーの一部が触手のようにうごめき、藤花の股間にはいりこんでいた。
薫子の影響を受けて、藤花の身体が光り始める。
藤花の身体はまるで宙に浮いているかのように、ふわふわと浮いているように制服が浮いていた。
藤花「お兄ちゃん……私をよく見てて」
藤花は小さな笑みを浮かべると、輪廻の視線を自分に向ける。
ふわふわと服が浮いている。
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/21(土) 14:47:31.63 ID:kIfUgVoo<>藤花「この状態なら、いつかパンチラするよね?」
輪廻「ダメだこの女、脳の中が混沌に侵されている。正義の味方さん、もうヤッちまっていいです」
エイカ「えっ? 犯すなら、輪廻さんの方が私はいいです」
輪廻「貴方はにゃんこぱらだいすにお帰りください」
下らないやり取りをしていると、薫子が処置を終えたのか、肩の力を抜いた。
輪廻「そんなんで、本当に大丈夫なのか?」
薫子「私の精気を中に滞在させるだけで、混沌の影響を受けなくなる。いわば御札のようなもの」
エイカ「正義の味方が混沌の影響を受けてしまっては、世界は守れませんからね」
輪廻「なるほど、確かに道理だな」
薫子「しかし、正義の味方でも、混沌の被害を受けることがある」
輪廻「それは、どんな時だ?」
薫子「風邪を引いている時など、身体が弱っている時だ」
輪廻(そう言えば、今日の副生徒会長はなんだか少し風邪っぽかったような……)
モブ生徒「キャーーーーッ!!」「副生徒会長がぁーーっ!!」
輪廻「な、何があったっ! オイコラ、すぐに答えろぉ」
モブ生徒「ひ、ひぃっ! 不良っ! そ、その、副生徒会長が>>685
輪廻「なんだと、すぐに行かなくては!」
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 14:52:11.93 ID:yGWMwIDO<>意味も無く全裸に!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 14:57:11.48 ID:xmqSuWg0<>頭にローソクを巻き付けて橋の上で皿の数を数えてる<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/21(土) 15:01:31.80 ID:kIfUgVoo<>薫子「風邪を引いている時など、身体が弱っている時だ」
輪廻(そう言えば、今日の副生徒会長はなんだか少し風邪っぽかったような……)
輪廻は授業ほったらかしで惚れている女を見ていたことを思い出す。
授業中にこほこほこと咳をしていたことを思い出す。くしゃみ
モブ生徒「キャーーーーッ!!」「副生徒会長がぁーーっ!!」
輪廻「な、何があったっ! オイコラ、すぐに答えろぉ」
モブ生徒「ひ、ひぃっ! 不良っ! そ、その、副生徒会長が頭にローソクを巻き付けて橋の上で皿の数を数えてる!」
輪廻「な、なんだとっ! 副生徒会長はもう文化祭の出し物の練習をしているというのか!?」
薫子「文化祭の出し物決まってないですよ」
藤花「そうしてると、まるで一般生徒をカツアゲしているように見えるな。悪い人みたいだよ」
エイカ「ナチュラルに胸倉掴んでいるのがワルイドですね」
輪廻「あ、ああ……すまない。ついクセで」
輪廻は掴んでいた胸倉を離すと、モブ生徒は慌てて逃げ出した。
輪廻「くそっ……俺の力が、副生徒会長の脳をやってしまったというのか」
薫子「気にするな輪廻。悪いのは>>689だ」
エイカ「そうですよ。悪いのは全部>>689です」
輪廻「お前達……」
輪廻は2人の言葉に、僅かに涙腺を刺激される。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 15:01:56.00 ID:kIfUgVoo<>↓ 1コ多く、指定してしまった。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 15:02:30.17 ID:f3I1W.AO<>>>686
>薫子「風邪を引いている時など、身体が弱っている時だ」
>輪廻(そう言えば、今日の副生徒会長はなんだか少し風邪っぽかったような……)
>
> 輪廻は授業ほったらかしで惚れている女を見ていたことを思い出す。
> 授業中にこほこほこと咳をしていたことを思い出す。くしゃみ
>
>モブ生徒「キャーーーーッ!!」「副生徒会長がぁーーっ!!」
>輪廻「な、何があったっ! オイコラ、すぐに答えろぉ」
>モブ生徒「ひ、ひぃっ! 不良っ! そ、その、副生徒会長が頭にローソクを巻き付けて橋の上で皿の数を数えてる!」
>輪廻「な、なんだとっ! 副生徒会長はもう文化祭の出し物の練習をしているというのか!?」
>薫子「文化祭の出し物決まってないですよ」
>藤花「そうしてると、まるで一般生徒をカツアゲしているように見えるな。悪い人みたいだよ」
>エイカ「ナチュラルに胸倉掴んでいるのがワルイドですね」
>輪廻「あ、ああ……すまない。ついクセで」
>
> 輪廻は掴んでいた胸倉を離すと、モブ生徒は慌てて逃げ出した。
>
>輪廻「くそっ……俺の力が、副生徒会長の脳をやってしまったというのか」
>薫子「気にするな輪廻。悪いのは>>689だ」
>エイカ「そうですよ。悪いのは全部>>689です」
>輪廻「お前達……」
>
> 輪廻は2人の言葉に、僅かに涙腺を刺激される。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 15:03:01.46 ID:f3I1W.AO<>ぎゃーごめんなさい…↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 15:04:29.32 ID:xmqSuWg0<>どゆこと?↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 15:12:26.48 ID:f3I1W.AO<>>>690
安価書こうとしてミスしました↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 15:16:53.91 ID:yGWMwIDO<>スカウトマン<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/21(土) 15:23:21.35 ID:kIfUgVoo<>輪廻「くそっ……俺の力が、副生徒会長の脳をやってしまったというのか」
薫子「気にするな輪廻。悪いのはスカウトマンだ」
エイカ「そうですよ。悪いのは全部スカウトマンです」
スカウトマン「貴方達……ひどい」
輪廻「そうだな。元はと言えば、アイツが俺のをこの世界に引き込んだのが悪いな。あとで袋だ」
スカウトマンは涙した。
薫子「今はそんなことより、米倉を止めに行くことが先決です。普通の人と違って彼女は力を持っている人間なのですから」
エイカ「そうですね。被害が甚大になってしまう前に止めないといけません」
薫子「行きましょう」
輪廻「分かった」
正義の味方と混沌の源が走り出す。
藤花「どうして、お兄ちゃんが行かなくちゃいけないの?」
しかし、妹がそれを止める。
藤花「そこに行くってことは、お兄ちゃんが危険なメに遭う可能性があるんでしょ?」
純粋に兄を心配する言葉。いくら家族が正義の味方だとしても、止めるものである。それが家族だ。
輪廻「ああ、だがこれは俺が引き起こしたこと。ちゃんと尻をぬぐうさ」
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/21(土) 15:23:45.96 ID:kIfUgVoo<>スカウトマン「トイレのあとであれば、私が貴方のお尻を……」
輪廻「今、袋にしてやろうかこの野郎……」
スカウトマン「こんな人の多いところでそんなこと……」
スカウトマンがぽっと頬を染めた瞬間、彼に炎が襲い掛かった。
蘭「……」
蘭が打ちはなった炎だった。
薫子「……やはり混沌の力に染まってしまったか」
輪廻「どうにかできないのか?」
薫子「……お前ではないのだから、何とかなるだろう。そのためにもまず、>>696しないと」
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 15:27:04.06 ID:f3I1W.AO<>Gガン○的な愛の告白<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 15:32:58.54 ID:xmqSuWg0<>アーマー破壊<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/21(土) 15:37:25.90 ID:kIfUgVoo<> 蘭が打ちはなった炎だった。
まるで八つ墓村に登場する落ち武者のようなおどろおどろしい雰囲気を放っていた。
ゆらゆらと左右に揺れる赤い炎が黒髪を照らしていた。
薫子「……やはり混沌の力に染まってしまったか」
輪廻「どうにかできないのか?」
薫子「……お前ではないのだから、何とかなるだろう。そのためにもまず、アーマー破壊しないと」
エイカ「まかせて下さい。そういうのは得意です。こう見えても身体を傷つけず、服だけ破るの得意なんです」
エイカは力拳を見せて、死神のカマを握り締める。
さすがエロの死神と納得してしまう。
輪廻「ちょっと待ってっ! 説得できないのか?」
今にも副生徒会長を丸裸にして楽しもうとするエイカを踏みつけ、輪廻が薫子に交渉する。
薫子「ならば、お前がやってみろ。普通の力しか持っていない私達のような者では交渉など意味はないが、
混沌の力を持つお前なら意味があるかもしれない。
なにより私はお前の混沌の力が、世界を滅ぼすためだけにあるとは思っていない」
輪廻「薫子……」
薫子「……お前の……その超常的な力は……もしかしたら、私の役に立つかもしれない」
輪廻「それはどういう……」
薫子「敵は待ってくれない……やるならさっさとしてくれ」
輪廻「分かった」
輪廻は蘭の目の前に立つ。
輪廻「副生徒会長……>>699だ!」(魂の叫びてきな一言)<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 15:41:35.87 ID:kIfUgVoo<>ゴキブリ<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 15:43:21.95 ID:f3I1W.AO<>ウチが毎朝みそ汁作ってやる<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/21(土) 15:51:24.96 ID:kIfUgVoo<>薫子「敵は待ってくれない……やるならさっさとしてくれ」
輪廻は蘭の目の前に立つ。
輪廻「副生徒会長……ウチが毎朝みそ汁作ってやるだ!」
輪廻は魂の叫び声を米倉蘭にぶつけた。
薫子「なまったな」
エイカ「訛り男子……きゅん♪」
藤花「むぅ〜、お兄ちゃんは私のモノなのー……」
薫子「ちょっと黙ってて。これから面白いことが起きる」
エイカ「まあ私は浮気でも愛人でも、略奪愛でもいいですから」
蘭「……く、どう……君?」
ピクリと表情を動かす。
輪廻「そうだ。俺だ。結婚してくれ」
蘭「工藤君は……混沌の根源……ジェネラルフラッグ団の、活動源……」
つぶやく言葉が徐々に物騒になっていく。
輪廻「不良の俺に対して、分け隔てなく接してくれた笑顔の優しいお前が俺は好きだっ! こんなことに言うべき言葉じゃねえかも知れない。
だけど俺はお前のそんなことをしている姿はもう見たくないんだっ!」
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/21(土) 15:51:56.65 ID:kIfUgVoo<>蘭「ご、めんなさい……」
蘭は手の内側から炎を作り出す。
蘭「私には、好きな人が、いるの……。それに貴方は敵……。敵の言葉に耳を傾けるわけには……」
蘭の手の内で燃え上がっている炎は徐々にその大きさを増す。そして、その炎はある生物を形作る。
それは鳳凰……フェニックスだった。
蘭がゆっくりと前に手を出すと、大きく翼を広げた火の鳥は、輪廻めがけて飛ぶ。
輪廻「……っ」
輪廻はそのフェニックスをにらみつけると、>>703。(本日のラスト)
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 15:56:25.97 ID:f3I1W.AO<>それでも好きだと、フェニックスを真正面から受け止める<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 16:00:34.80 ID:xmqSuWg0<>火の鳥は焼き鳥になった<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/21(土) 16:05:11.05 ID:kIfUgVoo<>蘭「私には、好きな人が、いるの……。それに貴方は敵……。敵の言葉に耳を傾けるわけには……」
蘭の手の内で燃え上がっている炎は徐々にその大きさを増す。そして、その炎はある生物を形作る。
それは鳳凰……フェニックスだった。
蘭がゆっくりと前に手を出すと、大きく翼を広げた火の鳥は、輪廻めがけて飛ぶ。
輪廻「……っ」
輪廻はそのフェニックスをにらみつけると、焼き鳥になった。
ぽとんと落ちる鳥精肉(塩味)。
輪廻「……く、ぅ……」
輪廻の右手がフェニックスに触れると、瞬時に事実が捻じ曲げられた。
薫子「これが混沌の力……」
エイカ「私、輪廻さんの助太刀を……」
薫子「彼はジェネラルフラッグ団よりの人間だ。しかも、相手は正義の味方。手出ししたら面倒なことになる。
もし、手出しするというのであれば私は全力で止めるぞ」
エイカ「…………そうですか。でも、愛の前では正義とか悪とか関係ないです」
薫子「そうか……残念だ。同じ正義の味方を……また……葬らないといけないとはな……」
エイカと薫子が対峙する。
蘭「私は貴方を倒さなければならないの……だって私は、スーパーヒロイン……フェニックス・ララだから……」
虚ろな瞳で輪廻を見る蘭。しかし、そこには確実な敵意が存在していた。
蘭は携帯電話で「Change」と打ち込み、変身を始めていた。−続く−
藤花(……あれ? 私だけまたカヤの外?)<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/08/21(土) 16:07:08.01 ID:kIfUgVoo<>■あとがき■
ようやくエンジンがかかってきたかと思ったら、もうお時間。2時間ってこんなに短いですね。
さ、仕事が終わったら、メロンにでも行って、夏コミ商品と生徒会役員共4巻、電撃姫でも買ってきますか……。
本日も貴重なお時間をさいていただき、誠にありがとうございます。
なんとかいい作品を作って、いい思い出に出来たらいいなと思います。
それでは本日もありがとうございました。皆、乙!
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 16:07:56.16 ID:kIfUgVoo<>【08/19 (木) 12:53時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
08/23 (月)
22:00〜/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Sturm und Drang GLITTER ―25. HOWLING―
明日は十六夜さんの出番です!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 16:08:04.96 ID:yGWMwIDO<>乙<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 16:09:06.92 ID:xmqSuWg0<>明日じゃなくて明後日だな
乙!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 16:14:22.68 ID:f3I1W.AO<>乙っした!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/21(土) 16:16:52.03 ID:kIfUgVoo<>>>708
Σ しまった。
会社休み=日曜日という感覚が……。
指摘ありがとうございます。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/28(土) 19:36:52.01 ID:brWLqoDO<>突撃となりの朝ごはん<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/28(土) 19:38:14.10 ID:brWLqoDO<>誤爆した<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/08/28(土) 21:05:26.99 ID:9Vknb3Eo<>>>711
もう夜なのに、朝とはこれいかに?<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/07(火) 21:59:28.45 ID:Tifk5UDO<>今日はこちらで。
携帯からだと扱いづらいけど携帯は規制喰らってるから仕方ない……
そんなわけで始めていきますよー<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/07(火) 22:00:30.59 ID:Tifk5UDO<>【登場人物】
≪スタースクレイパー軍≫
○ディナント・カイン ♂・14
搭乗機は専用機「ニャルラトホテトチップス」。名前以外の記憶がなく、『進化人類同盟』の研究所で目覚めたところをスタースクレイパー軍長官に保護される。
導かれるようにして純白のオックスコルト『ニャルラトホテトチップス』と出逢い、スタースクレイパー軍と行動を共にすることに。エニスの実弟。スカーレットに惹かれている。
○永田 紅(ナガタ コウ) ♀・18
搭乗機は専用機「グロースムター」。かつてミコトに助けられて彼に惚れ、ミコトの遺志を継いでスタースクレイパー軍に入隊した。
生き別れの姉である藍を探しているとミコトに告げたが、実は紅は藍のクローン体だった。
○不夜城 スカーレット(フヤジョウ スカーレット) ♀・17
搭乗機は専用機「フェイタル・フェニックス・フェザー」。紅の後輩で、気弱な性格だがオックスコルト搭乗時は薬を服用して一時的に克服している。
最愛の兄であるレッドの死後、紅同様兄の遺志を継いでスタースクレイパー軍に入隊した。カインに惹かれ始めている。
○ジル・レトロポリタン ♂・18
搭乗機は専用機「レッドスプライト」。もともと工兵だったが特異体質のため専用機パイロットに抜擢されてしまったヘタレ。
かつてのレッドの舎弟の一人であり、立派になってスカーレットに告白するために、専用機パイロットを続けることを決意した。
○ユーリア・フリードリヒ ♀・?
第0艦隊クリーク・トリスタンの艦長兼司令で、紅たちの上官。トーキョー決戦時の専用機パイロットのうち唯一無事に生き残った。ショタ好きの年増。
○大河 リリィ(タイガ リリィ) ♀・17
搭乗機は専用機「サハギン」。百合趣味があり(女だと思っている)ミコトが好きだった。トーキョー決戦でエニスとの戦闘に破れ、意識不明のまま眠っていたが一年半後に目覚める。
しかし以前の記憶を失っており、ミコトのことを思い出すことを目指している。
○長官 ♂・52
スタースクレイパー軍の長官。ただならぬ気配を持つ壮齢の男で、射撃の腕前は未だ健在。不定期に自作ポエムを発表している。
○ファックマ・イア・スホール ♀・?
長官の中の人。守護精霊的な役割を果たし、長官に力を与えている存在。見た目はネコ耳幼女。おそらく今後出番はない。
○黒崎 マユリ ♀・13
スタースクレイパー軍第0艦隊の整備士。専用機のチューニングは一流。機体の整備のためにパイロットにスキンシップを求める。
◇メカニック
http://nozomi.eco.to/uploda/src/muriyari23.jpg
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 22:00:39.56 ID:WCrEfMAO<>わぁい<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/07(火) 22:01:29.18 ID:Tifk5UDO<>≪アルカナ≫
●三坂 ミコト(ミサカ ミコト) ♂・18
9I。搭乗機は《正義》ジャスティス。驚異的な射撃能力と動態視力を持つ。どっからどう見てもちっちゃい女の子だが、れっきとした男の子。
スタースクレイパー軍で専用機「フロイライン」を駆り、トーキョー決戦で宿敵ナナシと相討ちとなって東京湾に消えたと思われたが、
エニスに回収されて治療と療養の名目で監禁されている。洗脳を受け、完全な『アルカナ』のパイロットとなる。
●ディナント・エニス ♀・19
gU。搭乗機は《女教皇》プリエステス。「宵の白鷹」の異名を持つ凄腕パイロット。ミコトに対して嫁宣言をしている。『アルカナ』の上位者の一人。
天然の少女だが、ミコトを一瞬で男と見抜くほどの鋭い観察眼を持つ『アルカナ』の頭脳。カインの実姉でもある。
●永田 藍 ♀・21
gV。搭乗機は《女帝》エンプレス。すごい巨乳で、性格は黒い。クローンである紅のオリジナルで瓜二つだが、紅のことを劣化コピーとして蔑む。
●クラースナヤ・トラノフ ♀・19
gY。搭乗機は《恋人達》ラバーズ。いかにもツンデレっぽい少女。竹富と共にカインを連れ去る。カインに惚れ気味。
●ライガー・コウメイ ♂・26
g\。搭乗機は《隠者》ハーミット。光学迷彩スーツを着て透明になることが可能。
●竹富 八郎(タケトミ ハチロウ)♂・25
g]。搭乗機は《運命の輪》デスティニー。メガネ&カメラの男。クラースナヤと共に、カインを『アルカナ』の本拠地へと連れ去った。
●レジワロス ♂・27
9II。搭乗機は《吊るされた男》ハングドマン。やる気のなさそうな男。カインを奪還しようとする紅の前に立ちふさがった。
●《節制》のパイロット ♂・?
9IV。搭乗機は《節制》テンパランス。紅に乗り移り専用機パイロットたちを苦しめたが、最後はレッドスプライトの電気ショックで意識を飛ばされ、消滅した。
●火鳥・ヒノ ♀・24
9IX。搭乗機は《太陽》サンライト。カインを奪還しようとするスカーレットの前に立ちふさがるが、スカーレットの激昂を買い本来の実力を発揮したスカーレットに敗れた。
●??? ♀・23
9XI。搭乗機は《世界》ワールド。トーキョー決戦で蒼井を葬った。
●キング・ジュピター ♂・?
??? 搭乗機不明。『アルカナ』のリーダー格である慇懃な紳士風の男。
◆メカニック
http://nozomi.eco.to/uploda/src/muriyari22.jpg
<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/07(火) 22:02:42.01 ID:Tifk5UDO<>≪地球軍≫
◎小林 ミナミ ♀・21
地球軍のパイロット。トーキョー基地所属。オックスコルト操縦では確かな腕前を持つ、小柄な女性。かつてミコトに気があったらしい。
◎ジャン・ヌダルク ♂・34
地球軍のパイロット。リオデジャネイロ基地所属。アマゾンの奥地にあるハニューダ村の出身で、オックスコルト戦では剣技を得意とする。片言で話す設定。
【用語】
◎スタースクレイパー
物語の主な舞台。第二の地球と化した火星と地球の中間に浮かぶ大規模国際宇宙ステーション。火星と地球の中継地として機能する他、様々な機関があり一つの都市となっている。
スタースクレイパーの治安維持を行うのが、地球からも火星からも独立した治安維持組織スタースクレイパー軍である。
◎オックスコルト
人型搭乗兵器の総称。スタースクレイパー軍は突出した戦力を誇る5機の専用機を保有している。紅やカイン、スカーレットやジルはそのパイロット。
◎第0艦隊
スタースクレイパー軍の保有する艦隊のうち、特殊任務を担当する特務艦隊。少数精鋭である専用機を保有し、一般艦隊が出撃できない状況に対応する。
クリーク・トリスタンを本艦としていて、司令であるユーリアが艦長を務める。
◎アルカナ
腐敗した世界を革新しようと動いている軍団。配下に複数の組織を抱えている。0〜XXIまで22機のオックスコルトと22人のパイロットを持ち、中でも0〜X番は別格。
W、Z、[、XI、XIII、XVI、XVII、XVIII番は失われたが、XI番の《正義》ジャスティスはミコトをパイロットとして復活した。本拠地は月。
◎進化人類同盟
人であることの尊厳を捨て、新たなる異能の力を手にしようと研究をしている組織。噂ではクローンや人体改造を行っているらしい。
スタースクレイパー軍に殲滅され、残党が『アルカナ』の《節制》テンパランスと共にスタースクレイパーに攻撃を仕掛けたが、返り討ちに遭い壊滅。
◎月
21世紀末ごろから、人類の宇宙進出の第一歩として開発された天体。22世紀にはより地球環境に近い火星の開発計画が確立され、月の存在はお役御免となった。
そのため月には23世紀末となった今でも百年以上前の機構や建造物が残っており、ゴーストタウンのような雰囲気を醸し出している。
ここを拠点にする犯罪組織は後を絶たず、地球軍も取り締まりを強化しているが、未開の地での規制はあまり上手くいっていない。『アルカナ』の本拠地もここにある。
◎ハニューダ村
ブラジル合衆国連邦の領土内・アマゾンの奥地にある村。オックスコルト産業で発展した近代的な村で、生産工場のほか、各種訓練場や演習場といった施設もある。
カインたちもここで訓練することとなった。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/07(火) 22:03:15.38 ID:Tifk5UDO<>【前回のあらすじ】
11月18日。次第に訓練を強化させていくカインは、昏睡から目覚めリハビリに励むリリィのもとを訪れる。
リリィは自分の新しい専用機が見たいと言ってカインの存在を理由に病室を抜け、オックスコルトの格納庫に向かった。
整備士・マユリの手でフルモデルチェンジした4号機「サハギン」とその性能を、カインとリリィは目の当たりにする。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/07(火) 22:04:06.78 ID:Tifk5UDO<> _■■■___■_____________________
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十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/07(火) 22:05:15.98 ID:Tifk5UDO<>11月27日。
「……では、この議題は賛成多数で可決ということで。次の議題に移ります」
『アルカナ』の基地の一室で、円卓を囲んだ12人は会議を行っていた。
正規メンバーの『アルカナ』は残り13人。会議に出ていない一人は、ミコトだ。
ミコトはエニスから引き離される形で洗脳され、今は藍の管理下にある。
下手にエニスの前に出せばどんな行動を起こすかわからない……という理由で、ミコトを会議に参加させていない。
無論、本人にはその理由を伏せた上で。
「次の議題は、>>723に関してです」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 22:07:24.06 ID:WCrEfMAO<>ミコト君関連で死んだ魚のような目をしているエニス嬢を励ます
パーティー開催日程<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 22:07:26.73 ID:wtoe8dM0<>バナナはおやつに入るか入らないか<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 22:07:35.17 ID:uyBQgSQ0<>どっかのバカ女の弟と、どっかの間抜け女のクローン<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/07(火) 22:23:06.28 ID:Tifk5UDO<>「次の議題は、バナナはおやつに入るか否かに関してです。
来週行われる作戦に際して、各人5ドルのおやつ代を支給します。その際バナナに関して揉め事が起きないよう、ここで決めておきたいと思います」
「ちょっ」
ガタン!と椅子から身を乗り出したのはクラースナヤだ。
そんなどうでもいいことに割いている時間などないというのに、このリーダーは何を言っているのだろうか。
当然の疑問をぶつけようとしたクラースナヤだったが、
「含めない方向でいーんじゃねーの。どーせおやつ食ってる時間なんてないし」
「おやついっぱい食べたいから、含めないに一票」
「何言ってるんですか。帝王たるもの、バナナごときをフルーツと見なすわけにはいきません。バナナはおやつです」
「私はミコトのバナナを食べたいの」
「こいつら……っ!」
みんな正直に議題に参加してしまっている。もしかしてこいつらみんなアホなんじゃなかろうか。
よくこんな有様で今まで組織を運営できたものだ。
「では、多数決を取りたいと思います。バナナはおやつに含めるに賛成の人は挙手してください」
「ちょっとリーダー!」
「ちなみに私も賛成です。反対は……藍さんとクラースナヤさんだけですね。
バナナはおやつに含めることに決定しました。では今日は解散とします」
「リーーダーー!」
クラースナヤは叫ぶが、メンバーは一人また一人と会議室を去っていく。
気付けばもう残っているのはクラースナヤだけだ。
「……こんなのでスタースクレイパー軍とかと戦えるのかな」
不安が残る。前回の作戦も失敗したし、やはり戦力増強のためキチンと結束を固めるべきではないだろうか。
我の強いメンバーばかりなだけに、メンバー同士の絆は重要なことだ。
「……うん、まずは>>727のところに行って話しよう」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 22:24:47.74 ID:uyBQgSQ0<>バナナ農家の人<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 22:25:26.62 ID:Zn8TbVk0<>竹富<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 22:26:15.90 ID:WCrEfMAO<>シャイボーイすぎるのか、会議にいつも来ない世界のパイロット<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/07(火) 22:33:13.99 ID:Tifk5UDO<>「……うん、まずは竹富のところに行って話しよう」
クラースナヤは竹富の部屋に向かい、ドアをノックした。
竹富は『アルカナ』メンバーの中でもかなりまともな人間だ。腹黒いところもあるが、それだけ真剣な男ということだろう。
彼なら今の不和な状態に理解を示してくれるはずだ。
ドアが開き、竹富が姿を現す。
l _ - ´ `丶 、 !
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L /t「 /辷jリ ヽ! 辷j_` 「|::::|:i::::{
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|l:::ハ 、 |从ハV
ヘ l ____ ″ ノ
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/ ヽ..._/二二二ト、 r‐ュ\ ` 二 ´ _ - |イ'
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j  ̄>──┴─ 、:.:.:.|─‐9|<7|l / ヽ、
f' 7´ ´¨`ヽ`ヽヽ:::::::__ヽ|}}─ j|^:|Yl / ィ::::| `ヽ、___ 「何の用だい! 今はプライベートタイムだよ!」
j 、l::;′ Y:::::l:::l::::{ ヾ!|!ュ:.:.:l|:::V ′ /:|:::::l: : :/
l l:::| ||:::::|:::|::ハ \_:.:.:ト、::ト、____ ィ´. : : |:::::l: /
l `ヽヽ __ノ/.::/::/:::::/ヽ  ̄ヽヽ: : : : : : /: : : : : |::::l:/
' / マ=∠∠∠∠ -'" ∨__/. : : : : : : j::::l:′
' ハ::::「 -r 、 ∨}} }: : : : : : : : :|::::l !
} ハ::::∨ ヽ ヽV: : : : : : : : : |::::l |
/ ヽ:::ヽ ヽ \: : : : : : : : :|::::l:ハ
(あれ、なんかいつもと違う……)<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 22:37:18.13 ID:Zn8TbVk0<>14話のときとAAが違う……<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/07(火) 22:42:57.72 ID:Tifk5UDO<>「それで、何の用なんだい?」
「え……あの、竹富……だよね……?」
「そうさ。普段はこんなラフな格好をしているんだよ」
「…………」
仕事とプライベートは割り切るタイプなのだろうが、それにしたって割り切りすぎだろう。限度というものがまるでない。
クラースナヤは一瞬呆気に取られたが、やがて竹富に向き直り、
「……仕事モードに戻ってくれる?」
「わかった」
ドアを閉め、いつもの眼鏡&カッチリスーツの姿に戻って竹富は再び現れた。
印象が全く違う。人とはここまで変われるものなのだろうか……。
「それで、用件は?」
「実はかくかくしかじかで……」
「……なるほど、まとまりのないメンバーを結束させたい、と……そういうわけか」
「う、うん……」
「ハッキリ言って無駄だと思うがな。個々に突出した戦力を持つ我々に連携など必要ない。
下手な連携は個人を束縛することになり、全体の行動をも抑制しかねない。
……まあ、直接的な攻撃翌力を持たないお前にとって結束が重要なことは理解できるがな」
「でも、今のメンバーはバラバラすぎるじゃない。戦闘のときじゃなくてもいいから、もっとみんなお互いをわかり合えたらいいのに……」
「……そんなに言うなら、>>733したらどうだ」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 22:44:31.71 ID:WCrEfMAO<>寝食入浴まで一緒の特別合宿<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 22:44:39.86 ID:uyBQgSQ0<>男連中……いやこの際女連中でもいいが、焚き付けて集団レイプか集団逆レイプでも<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 22:47:32.30 ID:Zn8TbVk0<>>>733
こwwwwいwwwwwwつwwwwwwwwはwwwwwwwwww<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 22:48:27.18 ID:WCrEfMAO<>専用オックスコルトの力を使えば余裕ですね!<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/07(火) 22:58:29.14 ID:Tifk5UDO<>「でも、今のメンバーはバラバラすぎるじゃない。戦闘のときじゃなくてもいいから、もっとみんなお互いをわかり合えたらいいのに……」
「……そんなに言うなら、今度の作戦で男連中……いやこの際女連中でもいいが、焚き付けて集団レイプか集団逆レイプでもしたらどうだ?」
「え……?」
「背徳的行為を共に行った者同士の間には連帯感が生まれる。効果は抜群だろう。どうせ俺たちはテロ指定組織の名を持つんだ、そのくらいしたっていいんじゃないのか?」
「本気で……言ってるの?」
「当然だ。嫌ならお前が自分で考えるがいいさ。
だがどんな涙ぐましい行為に及んだところで俺達は悪人に過ぎん。悪人が行う偽善など集団レイプと何ら変わりないぞ」
「…………」
クラースナヤは歯を食いしばる。
この男に相談したのは間違いだったかもしれない……いや、間違いだった。
たしかに竹富は『アルカナ』の中ではぱっと見まともだ。だが、その人格は誰よりも歪んでしまっている。
「俺が嫌いか、クラースナヤ。だがな、そんな嫌われ者の連中こそが『アルカナ』なのさ。
お前にもここに来た理由があるように、ここにいる誰しもがここに来た理由を持っている。吐き気を催すような理由がな。
『アルカナ』は元からそんな生ゴミの集合体さ。そんな連中が結束なんぞしたところで、笑いぐさにしかならん」
「…………」
クラースナヤは黙って竹富の前から歩き去った。
たしかに竹富の言うことにも一理ある。だが……本当にその通りだろうか。
知らず知らずのうちに、クラースナヤは>>738のもとに向かっていた。<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 23:00:08.75 ID:uyBQgSQ0<>紀伊国屋『アルカナ』本部支店のエロ本コーナー<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 23:00:20.77 ID:Zn8TbVk0<>ミコト<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 23:00:26.82 ID:WCrEfMAO<>世界のパイロット<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/07(火) 23:08:55.94 ID:Tifk5UDO<>知らず知らずのうちに、クラースナヤはミコトのもとに向かっていた。
ミコトは元から『アルカナ』のメンバーだったわけではない。洗脳されて『アルカナ』のメンバーとなった身だ。
故に、彼女(本当は彼)にはここに来た理由は存在しない。彼女(本当は(ry)だけは竹富の言うような人間には当て嵌まらないはずだ。
(ここがミコトの部屋……)
クラースナヤはミコトの部屋のドアをノックする。
やがて、ドアが開いて奥から目付きの鋭い少女が姿を現した。
「……何の用だ」
「あの……中、入ってもいい?」
「用件を先に言え。『アルカナ』メンバーといえど不審なヤツは入れない」
(……どうしよう)
どんな理由だったらミコトは入れてくれるだろうか?>>742<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 23:10:11.28 ID:uyBQgSQ0<>性欲処理<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>洗脳されてるけど自分の性別どう認識してんだろ?<>2010/09/07(火) 23:12:27.03 ID:WCrEfMAO<>女の子同士恋ばなでもしようかなぁって…藍の事気になるんじゃない?<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/07(火) 23:25:59.60 ID:Tifk5UDO<>「そ、その……女の子同士恋ばなでもしようかなぁって……。……藍のこと気になってたりとかしない?」
「…………」
いつになくしおらしい態度でクラースナヤはミコトに接する。最初から強気で出ても拒否されるだけだ。
ミコトはドアを開けたまま、背を向けて部屋の奥に向かった。入れということだろう。
ミコトの部屋の奥に進む。中には生活する上で必要最低限のものが一通り揃っているだけで、趣味嗜好の類いのものは一切なかった。
服も一種類しかない。女の子らしいものも全く存在しなかった。
無機質な部屋の中で、クラースナヤはベッドに腰掛け、ミコトは椅子に座る。
「……この感情を誰かに解説してほしいって、ずっと思っていたんだ。でも相談できる人はいないし、誰かに言うべきか迷ってたんだ」
「それで私に話しかけられて、ちょうどよかったってわけね……。……それで、この感情って?」
「クラースナヤの言った通りだよ。ボクの中で、理解のできない感情が高まっていくのがわかるんだ。
その……藍を見てると、なんだか心臓が激しくなって、理性が飛びかけてしまう」
「ふーん……」
ミコトは明らかに、藍に恋をしている。
エニスからミコトの管理を移譲されたのだから、当然と言えば当然だろう。それにあの体つきだ。
しかし……女の子なのに藍に恋してしまうとは。そういう嗜好でも持っていたのだろうか?
「じゃあさミコト。思い切って藍に>>745しちゃえば?」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 23:27:33.87 ID:wtoe8dM0<>↓<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 23:31:27.75 ID:wtoe8dM0<>プロポーズ<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/07(火) 23:44:55.37 ID:Tifk5UDO<>「じゃあさミコト。藍にプロポーズしちゃえば?」
「っ!?」
「あの女もその気があるみたいだし。好きなら好きって言って引っ付いちゃいなさいよ。女の子同士だから結婚できないのは残念だけど」
「好き、か……」
ミコトは遠くを見るような目をした。
そんな感情、考えたこともなかったというような目で。
「……正直、藍のことが好きなんじゃないんだと思う」
「え……?」
「藍を見てると、好きっていうより……何だろう、懐かしさのようなものを感じるんだ。
彼女を見て、『誰か』を思い出して、それで心臓が高鳴ってる……そんな気がするんだ」
「それって……」
クラースナヤは一瞬で結論に至った。
藍を見て思い出す『誰か』……そんな人間は、藍のクローン体である紅しかいないだろう。
紅はスタースクレイパー軍の専用機パイロット――つまりミコトの同僚に当たる。
なぜ気が付かなかったのだろう。ミコトは紅と面識を持っているのだ。それも、かなり近い距離で。
もしかしたらミコトは紅のことが好きだったのかもしれない。なら……この状態はかなり危険だ。
(紅の存在を思い出しかけている……。……いや、それ自体は問題ない。彼女は『敵』だった設定として洗脳されているはず。
問題は、ミコトが紅への好意を思い出すこと……! そんなことが起きたら洗脳が……)
「……クラースナヤ?」
「なっ、なに?」
「どうしたんだ? 何か気付いたことがあるなら言ってほしいんだけど」
「(まずい。なんとかして紅のことを忘れさせないと……)そ、そうね。ミコト、>>748」<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 23:48:18.58 ID:WCrEfMAO<>混乱するだろうから口止めされてたんだけど…
ミコトはスカイスクレイパーに洗脳される前は藍と幼なじみ
だったの…だけど洗脳解除のショックで忘れちゃってて…<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 23:48:34.23 ID:uPc5QcDO<>一緒にお風呂に入りましょう!!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 23:48:35.68 ID:uyBQgSQ0<>藍と子供を作りなさい。それが嫌なら私としなさい。さあ、二者択一よ!!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/07(火) 23:49:59.62 ID:WCrEfMAO<>>>748
こりゃバレたな…<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/08(水) 00:00:30.43 ID:aP9A4cDO<>「どうしたんだ? 何か気付いたことがあるなら言ってほしいんだけど」
「(まずい。紅のことを忘れさせないと……)そ、そうね。ミコト、一緒にお風呂に入りましょう!!」
「……へ……?」
「もやもやしたときはサッパリして忘れるのが一番よ。ね、お風呂に入ってスッキリしましょ」
と言って、クラースナヤはミコトの服に手をかける。
風呂は部屋に備え付けられているため外に出る必要はない。だからこの場で服を脱いでしまえばいいのだ。
だが、ミコトは服を脱がそうとするクラースナヤに必死に抵抗する。
「や、やめてよ!」
「いいじゃない女の子同士なんだし。それともなに、ぺったんこなのでも気にしてるの? それなら断然私の方が――」
「ち……違うよ。そうじゃなくて……」
服を押さえ付けるミコトから無理矢理服を剥ぎ、スポーツブラとパンツに手をかける。
最後の一枚を取り去り、生まれたままの姿のミコトが……
「……………………………………………………………………………………………………え?」
目の前に。象さんが現れた。
ここ動物園だったっけ? と一瞬考えたクラースナヤだったが、
「だから嫌だったんだ……。……ボク、女の子なのにこんなの付いてるから」
「…………」
「ふたなり、っていうのかな……。スタースクレイパーにこんな体にされちゃったんだ」
(それって……)
それってただ単に男なのではないだろうか。
洗脳された際、周囲が男だと思ってなかったから女の子として洗脳してしまった……と。
「うう……」
目の前でさめざめと泣くミコト、そしてそのペットの象さんを見つめながら、クラースナヤは硬直した。
……どうしてこうなっているんだろう。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/08(水) 00:03:33.26 ID:aP9A4cDO<> ,. . :. :. :.: .: .: .丶
/. : : .:. :. :. :. :. :. :.: :.:.\
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/ .:.:::.:.:.:l.:.:ィ〒テミ V リヽ辷ソノ:|.:.:.:.:l.:l
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|.:.:!ハ .:.:.', , , , , 、 ' ' ' '//.:.:/
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/!.:.:/r‐'⌒ヽ介コ! Vl:.:/L_ _ / /
, ィレ!:/〈 jHj ノ l/ l1 > ‐く /
/ ′, ヘ: : : : ノ~ヽ: :ノ l レ'´∠_ l レ′
∠ニニヽ /  ̄T / _/ 、 、V V ノ丿
〈: : 7 ⌒ヽV. : : : . . V _/,r‐、 〉ノノV <
V -─┴─ 一 ¨´ ̄ _ / / ノノヘ J: :!
/ /⌒`ー< V l: : !
/ , イ l l レ′
`ー-----r‐一 '´ ヽ 〈. :i: ::l l
, -‐ ' \ \_」 !
/ ,. ァく二二ニヽヽ \ ` /
,.-┴<  ̄`ヽ\ \ /
, イ ヽ \\ ` ーr─'′
// ヽ.ー-- 、 \\ l
// ト、之__ニニ _ \\/
//-─- 、 ,. - ┴‐ `ー-、 .: .: .:.l/
/. : : : ::.:.:.:.:ヽ / ヽ .: .:. :. :.l
/. : : : :: :.:.:.:.:.:.:.:.:V ヽ. :. :. :. :.: .l
. : : : : :: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ | ヽ. :. :.: .: .
次回 Sturm und Drang GLITTER ―32. 12月―<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/08(水) 00:05:11.06 ID:I/Y83aU0<>
___ ♪ ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄|| _ ヽ( ^ω^ )7
|.....||__|| /`ヽJ ,‐┘
| ̄ ̄\三 / ̄ ̄ ̄/ ´`ヽ、_ ノ
| | ( ./ / `) ) ♪
<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/09/08(水) 00:05:33.20 ID:aP9A4cDO<>というわけで終わりです。
見事にバレましたね。ミナミのときと同じシチュエーションだ……
この後どうなったかはご想像にお任せします。
ではではまた次回。十六夜でした<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/08(水) 00:08:03.91 ID:AOx4CtI0<>乙<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/08(水) 00:08:25.07 ID:vfLbh2DO<>乙!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/08(水) 00:08:36.73 ID:bm4DxEo0<>乙<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2010/09/08(水) 00:24:57.39 ID:QUbYq6AO<>乙っした!<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/09/19(日) 18:54:23.46 ID:A1JGrtco<>今日はこっちでいいのかな?<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/09/19(日) 18:57:19.01 ID:A1JGrtco<>http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1284890048/l50
スレが建ったみたいですね。失礼しました。<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 20:05:07.35 ID:YHgdbsA0<>【11/15 (月) 21:28時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
11/18 (木)
21:00〜/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Sturm und Drang GLITTER ―49. Sturm und Drang― in パー速
<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 21:03:10.55 ID:ncnZxbo0<>こんばんは、十六夜です
携帯のほうは規制されてなかったけど、他にも規制された人が多そうだったので今日はこちらで
ニトリ大好きのニトラーです。
休日はニトリに行くのが趣味です
こないだもグリーンボールというモッサモサした作り物の草の球体を買ってしまいました
衝動買いではないです、なぜかずっと欲しかったんです
そんなわけで今日も始めていきましょう
最終回までにここ埋めちゃいそうだ……<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 21:03:42.95 ID:ncnZxbo0<>≪スタースクレイパー軍≫
○ディナント・カイン ♂・14
搭乗機は専用機「ニャルラトホテトチップス」。エニスの実弟。記憶を消された状態で『進化人類同盟』の研究所で目覚め、その後スタースクレイパー軍と行動を共にすることに。
スカーレットに惹かれている一方で、ミコトや姉のエニスのことも大切に思っている。自身の記憶を取り戻し、ジュピターとの最終決戦に挑む。
○三坂 ミコト(ミサカ ミコト) ♂・19
搭乗機は専用機「インテグラル」。驚異的な射撃能力と動態視力を持つ。どっからどう見てもちっちゃい女の子だが、れっきとした男の子。
スタースクレイパー軍で専用機「フロイライン」を駆り、トーキョー決戦で宿敵ナナシと相討ちとなって東京湾に消えたと思われたが、エニスに回収されて監禁。
のちに洗脳を受け、完全な『アルカナ』のパイロットとなるが、紅の呼びかけで洗脳が解除され正気に戻り、スタースクレイパー軍に復帰。デューの《教皇》ハイエロファントに挑む。
○永田 紅(ナガタ コウ) ♀・18
搭乗機は専用機「グロースムター」。かつてミコトに助けられて彼に惚れ、ミコトの遺志を継いでスタースクレイパー軍に入隊した。
生き別れの姉である藍を探しているとミコトに告げたが、実は紅は藍のクローン体だった。藍の駆る《女帝》エンプレスを倒し、因縁を果たす。
○不夜城 スカーレット(フヤジョウ スカーレット) ♀・17
搭乗機は専用機「フェイタル・フェニックス・フェザー」。紅の後輩で気弱な性格だが、仲間たちとの訓練を経て徐々にパイロットらしさが芽生えて行く。
最愛の兄であるレッドの死後、紅同様兄の遺志を継いでスタースクレイパー軍に入隊した。カインに惹かれている。
○ジル・レトロポリタン ♂・18
搭乗機は専用機「レッドスプライト」。もともと工兵だったが特異体質のため専用機パイロットに抜擢されてしまったヘタレ。
かつてのレッドの舎弟の一人であり、立派になってスカーレットに告白するために、専用機パイロットを続けることを決意した。殆どの人に生理的に拒否される。
○大河 リリィ(タイガ リリィ) ♀・17
搭乗機は専用機「サハギン」。百合趣味があり(女だと思っている)ミコトが好き。トーキョー決戦でエニスとの戦闘に破れ、意識不明のまま眠っていたが一年半後に目覚める。
○ユーリア・フリードリヒ ♀・?
第0艦隊クリーク・トリスタンの艦長兼司令で、紅たちの上官。トーキョー決戦時の専用機パイロットのうち唯一無事に生き残った。ショタ好きの年増。
○長官 ♂・52
スタースクレイパー軍の長官。ただならぬ気配を持つ壮齢の男で、射撃の腕前は未だ健在。不定期に自作ポエムを発表している。
○ファックマ・イア・スホール ♀・?
長官の中の人。守護精霊的な役割を果たし、長官に力を与えている存在。見た目はネコ耳幼女。おそらく今後出番はない。
○黒崎 マユリ ♀・13
スタースクレイパー軍第0艦隊の整備士。専用機のチューニングは一流。機体の整備のためにパイロットにスキンシップを求める。
◇メカニック
http://nozomi.eco.to/uploda/src/muriyari35.jpg <>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 21:04:09.26 ID:ncnZxbo0<>≪アルカナ≫
○ディナント・エニス ♀・19
gU。搭乗機は《女教皇》プリエステス。カインの実姉で、「宵の白鷹」の異名を持つ凄腕パイロット。『アルカナ』の幹部の一人だが、ミコトに惚れ彼を嫁にすることを目論む。
天然である一方で、ミコトを一瞬で男と見抜くほどの鋭い観察眼を持つ『アルカナ』の頭脳で狡猾な性格。カインに説得され『アルカナ』を裏切った。
●永田 藍 ♀・21
gV。搭乗機は《女帝》エンプレス。クローンである紅のオリジナルで彼女と瓜二つだが、紅のことを劣化コピーとして蔑む。紅に敗れ拘束された。
●セロ・ヒッキーノ・ゴーシュ ♂・24
gT。搭乗機は《魔術師》マジシャン。レッドへの私怨からスカーレットとの戦いに興味を抱く。かつてはマジシャンだった。
●クラースナヤ・トラノフ ♀・19
gY。搭乗機は《恋人達》ラバーズ。いかにもツンデレっぽい少女。いろんなところにフラグを立てる傾向がある。
●ライガー・コウメイ ♂・26
g\。搭乗機は《隠者》ハーミット。光学迷彩スーツを着て透明になることが可能。ジルに敗れ、拘束された。
●竹富 八郎(タケトミ ハチロウ)♂・25
g]。搭乗機は《運命の輪》デスティニー。メガネ&カメラの男。公私混同しなさすぎるタイプ。
●レジワロス ♂・27
9II。搭乗機は《吊るされた男》ハングドマン。やる気のなさそうな男。ミコトに敗れる。
●キメラ・パープル ♂・21
9X。搭乗機は《審判》ジャッジメントですの。ジルと交渉し『アルカナ』を裏切るが、ランに粛清された。
●ラン・カーター ♀・23
9XI。搭乗機は《世界》ワールド。トーキョー決戦で蒼井を葬った。ジルと対戦し驚異的な剣技で圧倒するが、ジルに敗れた。
●キング・ジュピター ♂・?
bO。搭乗機は《愚者》トリックスター。『アルカナ』のリーダー格である慇懃な紳士風の男。かつてスタースクレイパー軍に所属していた。
●デュー・タナカ ♂・29
gX。搭乗機は《教皇》ハイエロファント。一人で《愚者》トリックスターを除く全『アルカナ』上位機体に匹敵する実力を持つ。
◆メカニック
http://nozomi.eco.to/uploda/src/muriyari36.jpg<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 21:05:14.39 ID:ncnZxbo0<>≪地球軍≫
◎小林 ミナミ ♀・21
地球軍のパイロット。トーキョー基地所属。オックスコルト操縦では確かな腕前を持つ、小柄な女性。かつてミコトに気があったらしい。
◎ジャン・ヌダルク ♂・34
地球軍のパイロット。リオデジャネイロ基地所属。アマゾンの奥地にあるハニューダ村の出身で、オックスコルト戦では剣技を得意とする。片言で話す設定。
【用語】
☆スタースクレイパー
物語の主な舞台。第二の地球と化した火星と地球の中間に浮かぶ大規模国際宇宙ステーション。火星と地球の中継地として機能する他、様々な機関があり一つの都市となっている。
スタースクレイパーの治安維持を行うのが、地球からも火星からも独立した治安維持組織スタースクレイパー軍である。
☆オックスコルト
人型搭乗兵器の総称。スタースクレイパー軍は突出した戦力を誇る5機の専用機を保有している。紅やカイン、スカーレットやジルはそのパイロット。
☆第0艦隊
スタースクレイパー軍の保有する艦隊のうち、特殊任務を担当する特務艦隊。少数精鋭である専用機を保有し、一般艦隊が出撃できない状況に対応する。
クリーク・トリスタンを本艦としていて、司令であるユーリアが艦長を務める。
☆アルカナ
腐敗した世界を革新しようと動いている軍団。配下に複数の組織を抱えている。0〜XXIまで22機のオックスコルトと22人のパイロットを持ち、中でも0〜X番は別格。
W、Z、[、XI、XIII、XVI、XVII、XVIII番はトーキョー決戦で失われたが、XI番の《正義》ジャスティスはミコトをパイロットとして復活した。本拠地は月。
☆進化人類同盟
人であることの尊厳を捨て、新たなる異能の力を手にしようと研究をしている組織。噂ではクローンや人体改造を行っているらしい。
スタースクレイパー軍に殲滅され、残党が『アルカナ』の《節制》テンパランスと共にスタースクレイパーに攻撃を仕掛けたが、返り討ちに遭い壊滅。
☆月
21世紀末ごろから、人類の宇宙進出の第一歩として開発された天体。22世紀にはより地球環境に近い火星の開発計画が確立され、月の存在はお役御免となった。
そのため月には23世紀末となった今でも百年以上前の機構や建造物が残っており、ゴーストタウンのような雰囲気を醸し出している。
ここを拠点にする犯罪組織は後を絶たず、地球軍も取り締まりを強化しているが、未開の地での規制はあまり上手くいっていない。『アルカナ』の本拠地もここにある。 <>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 21:05:46.42 ID:ncnZxbo0<>
【ストーリー】
西暦2280年。トーキョー決戦から一年の月日が経ち、スタースクレイパー軍をはじめとする各軍は来るべき脅威に向けて武装を強化した。
かつてミコトを愛していた少女・紅はミコトの遺志を継いで3号機「グロースムター」のパイロットに、同じくレッドの妹であるスカーレットは1号機「フェイタル・フェニックス・フェザー」のパイロットとなる。
新設された第0艦隊「クリーク・トリスタン」で、司令となったユーリアの下、二人は訓練に励んでいた。
『進化人類同盟』の研究所で目を覚ました少年・カインは、自分の記憶が失われていることに戸惑いつつ、出逢った純白の機体・「ニャルラトホテトチップス」と共に『進化人類同盟』を攻めてきたスタースクレイパー軍に着いていくことに。
その後、カインは2号機「レッドスプライト」のパイロット・ジルを含めたスタースクレイパー軍のパイロットたちや、長官、ユーリアたちと交流を深めていく。ときに『アルカナ』の軍勢と戦いつつ、
カインは自身の居場所がスタースクレイパー軍にあることを実感するようになった。特に、スカーレットに対してカインは特別な思いを抱いていく。
そんな中、カインは『アルカナ』からカインを取り戻しに来たという二人組、クラースナヤと竹富に遭遇する。彼らはスカーレトの兄・レッドを殺したのはカインの姉であるエニスだと告げ、真実を知るべくカインは『アルカナ』へと向かう。
月の『アルカナ』本拠地でカインは実姉・エニスと逢い、彼女が冷酷な人物ではないと(騙されて)知る。トーキョー決戦後エニスによって拉致・監禁されているミコトに彼本人だとは知らずに遭遇し、
さらにクローンである紅のオリジナル体・藍と出遭い、カインは『アルカナ』の内部事情を知っていく。
その後カインの反応を追って助けに来たスカーレットたちに助けられ、カインは自分の居場所はスタースクレイパー軍にあることを告げて『アルカナ』を去った。
やがて地球での訓練やジルと合体しての『アルカナ』との戦闘を経て、カインや専用機パイロットたちは徐々に強くなっていく。
その頃、意識不明に陥っていたリリィは一年以上の時を経て目覚めるが、以前の記憶を失っており紅の顔すらわからない状態だった。だが彼女の過去を知りたいという意志を知り、紅は今までのこと、そしてミコトのことを話した。
再び専用機パイロットとして戦うことを選んだリリィは、4号機「サハギン」のパイロットとなる。ミコトのことを思い出すために生きると誓い、リリィは徐々に元の記憶を取り戻していく。
そしてついに『アルカナ』の侵攻が再び開始され、火星に危機が迫る。『アルカナ』の先兵として火星を襲撃する《正義》ジャスティスから洗脳されたミコトを助け出し、紅たちはミコトを取り戻す。
火星は壊滅寸前に追い込まれ、そして『アルカナ』の魔の手が最終決戦を引き起こす。
【前回のあらすじ】
西暦2280年 12月24日。クリスマス・イヴのこの日、『アルカナ』の艦隊がスタースクレイパーへと総攻撃を仕掛けた。艦で外壁に開けた穴から『アルカナ』のオックスコルトが侵攻し、スタースクレイパー軍は迎撃に向かう。
紅とリリィが藍に打ち勝ち、エニスはカインに諭され『アルカナ』を離反。流れはスタースクレイパー軍へと傾いていく。
ジルは《審判》ジャッジメントのパープル・《世界》ワールドのランの両者と、スカーレットは《魔術師》マジシャンのセロと対峙し、それぞれ勝利を収めた。
カインは『アルカナ』のリーダーたるジュピターと、ミコトは戦艦可変型オックスコルト《教皇》ハイエロファントを駆るデューと対戦することに。
自身の忌まわしき記憶を取り戻したカインはジュピターへ最終決戦を挑み、千日手に持ち込んだところでジュピターをジルに捕えさせることに成功した。
【現在の状況】
| エニス VS 改造人間
スカーレット⇒ | リリィ カイン⇒ ミコト VS デュー
| 紅⇒
| ←ジル―ジュピター
外壁<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 21:06:38.06 ID:ncnZxbo0<>_■■■___■_____________________
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十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 21:07:05.75 ID:ncnZxbo0<>スタースクレイパーからさらに距離を取り、カインは愛機・ニャルラトホテトチップスで漆黒の宇宙空間の中を突き進む。
まだだいぶ距離はあるはずなのに、ここからでも巨大なオックスコルトの姿を確認することができた。
ミコトはきっとあそこで戦っているはずだ。最後の敵――《教皇》ハイエロファントを駆るデュー・タナカと。
(くそ、ジュピターとの戦闘で機体のエネルギーの消耗が著しい……。光子エネルギー変換で回復してはいるけど、到着までに十分回復できるかどうか……)
出来るだけ全速力を出してはいるが、速さを上げればそれだけエネルギーを消耗してしまう。
早くミコトのもとにたどり着きたいという意志と、しかしエネルギーを回復しなくてはというジレンマが同時に押し寄せてきていた。
(あんな化け物を相手にしてたら、ミコトがエネルギー切れになっちま……ッ!?)
と、そのとき。
気付けばニャルラトホテトチップスの周囲に、幾つもの航空戦艦が浮かんでいた。
砲口と砲塔を、皆全てニャルラトホテトチップスの方に向けて。
「やばっ……!」
緊急回避しようとするが、それを可能にするだけのエネルギーが足りない。カインが死を覚悟しかけた、その瞬間。
目の前を――火の鳥が舞い、戦艦を貫いた。
「は……?」
カインは一瞬あっけにとられる……が、すぐにそれが何なのかに気付いた。
フェイタル・フェニックス・フェザーモードフェニックス。戦闘機形態に変形し、高熱を伴った特攻で敵機を熔かし貫くフェフェフェの究極形態だ。
カインが見とれている間に、フェフェフェは次々と戦艦を貫き、カインを砲撃から守る。
「スカーレット!」
「カインくん! ここは私が相手するから、先に行って!」
「>>770」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 21:10:47.76 ID:Z/XqG6DO<>先にイってだなんて…<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 21:11:09.88 ID:igvX73s0<>……この戦いが終わったら、出産を前提にセックスしてくれないか!?<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 21:15:23.25 ID:YHgdbsA0<>流石だな<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 21:23:45.78 ID:ncnZxbo0<>「カインくん! ここは私が相手するから、先に行って!」
「スカーレット、その……この戦いが終わったら……」
「……え……?」
「お、俺と……その……して……俺の子どもを、産んでくれないか……?」
「 」
スカーレットは絶句する。カインに呆れたのではなく……単に、カインの言った言葉が呑み込めなかったからだ。
その間にも戦艦を撃墜させつつ、ようやくスカーレットは言葉を紡ぎ出す。
「か、カインくん。その……えっと……」
「っい、いや、今のはやっぱり忘れて――」
「……いいよ。」
「――へ?」
「いいよ。この戦いが終わったら……カインくんのお嫁さんになってあげる。年齢的にまだちょっと早いけどね」
「スカーレット……」
「さ、行ってカインくん。私の将来の……その、お婿さん、なんだから……絶対に死んじゃダメだよ?」
「……ああ。スカーレットも、絶対に怪我するなよ」
「うん!」
力強いスカーレットの返事を聞きながら、カインはフェフェフェを背に飛び立つ。
戦いを仲間に託し、仲間のもとを目指して、カインは漆黒の宇宙を駆け抜ける。
その頃。
全長5キロという驚異的なオックスコルト――《教皇》ハイエロファントと対峙していたミコトは、序盤から圧倒的苦戦を強いられていた。
戦闘を開始してから10分。ミコトは>>774という状態になっていた。<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 21:26:32.87 ID:igvX73s0<> Oノ
ノ\_・
└ ←インテグラル
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
..‐´ ゙ `‐..
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.................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´ ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
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ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
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`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙ -;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙ /`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 21:26:50.41 ID:YHgdbsA0<>疲労困憊<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 21:37:51.37 ID:ncnZxbo0<>その頃。
全長5キロという驚異的なオックスコルト――《教皇》ハイエロファントと対峙していたミコトは、序盤から圧倒的苦戦を強いられていた。
戦闘を開始してから10分。ミコトは疲労困憊という状態になっていた。
「はぁ……っ、っはぁ!」
思わず息が切れる。もう既に満身創痍の状態だ。
逃げまどうアリをいたぶるかのように、《教皇》ハイエロファントはミコトの乗るインテグラルを追いまわし、攻撃を仕掛けてくる。
対してミコトはその回避に精一杯であり、反撃の好機に巡り合えないでいた。
持久戦に持ち込まれれば敗北するのは目に見えている。向こうの機体は火星の活火山からエネルギーを吸収している故、まだまだエネルギー残量に猶予がある。
しかしそれに対して、インテグラルの持つ動力炉は所詮一機のオックスコルトの動力炉であり、限界は近い。あまり無駄撃ちもできない。
万事休す、と言う他なかった。今のミコトは、ただ潰されるのを待って象から逃げまどうアリでしかない。
(く、そ……せめて誰かもう一人専用機パイロットが……!)
心の中で願うが、それが敵わないことはミコトも気付いていた。
他のみんなもそれぞれの敵と戦っているはず。こちらに手を回す余裕などないだろう。
(どうしたら……!?)
《教皇》ハイエロファントの拳が、豆粒のようなインテグラルを叩き潰さんと迫る。
しかしそのとき、>>777<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 21:41:42.03 ID:igvX73s0<>「この戦いが終わったらあなたの子供を産む許しが欲しいの」と、お腹を撫でさすりながらエニスが援護した<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 21:45:37.94 ID:YHgdbsA0<>ラバーズとデスティニーがハイエロファントの背後から迫っていた<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 21:59:48.17 ID:ncnZxbo0<>《教皇》ハイエロファントの拳が、豆粒のようなインテグラルを叩き潰さんと迫る。
しかしそのとき、ミコトはその背後から新たに二機のオックスコルトが迫っているのを見た。
(あれは……?)
《教皇》ハイエロファントの拳を必要最低限の距離でかわし、拳の死角に潜って状況を見極める。
新たに現れた二機の機体――その肩には、それぞれローマ数字のYと]の文字が刻まれていた。明らかに味方ではない、あれは――!
『デュー。まさかお前が出るハメになるとはな』
『竹富……それと、クラースナヤか。どうだい、火星の制圧はもう終わったのかな』
『制圧は完了した。こちらが苦戦してるというのでな、火星軍の総戦力の8割を叩いたところで、後は部下に任せてきた。
地球に出向いた《悪魔》デビルの……何と言ったかな。アイツもがんばっているようだ』
『苦戦しているのはここだけ、というわけか……』
『手を貸そうか?』
『いいや。三坂ミコトは僕一人で事足りる。それよりも、スタースクレイパーの制圧に取り掛かってくれるかな。向こうの方がだいぶ苦しそうだ』
『わかった』
それだけ短く告げると、竹富の駆る《運命の輪》デスティニーはスタースクレイパー軍の方へと飛び立った。
ミコトは止めようとはしない。そんな余裕はないし、この状況下で3対1を挑んだのでは流石に勝ち目がない。
それに、スタースクレイパー軍のパイロット達も弱くはないはずだ。《運命の輪》デスティニーの能力は分からないが……ここは彼らに任せるべきだろう。
「……いいの? 加勢してもらわなくても。後悔しても知らないよ」
『構わないさ。君一人に負けるほどなまった腕ではない』
そのやりとりを見ながら、《恋人達》ラバーズに乗ったクラースナヤも名残惜しそうにスタースクレイパーへと向かう。
だが最後、彼女はミコトに告げた。
『ミコト。>>780』<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 22:06:13.55 ID:YHgdbsA0<>許してくれとは言わない<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 22:06:43.90 ID:igvX73s0<>短い間の付き合いだったけど、あなたみたいな人は好きよ<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 22:17:29.57 ID:ncnZxbo0<>そのやりとりを見ながら、《恋人達》ラバーズに乗ったクラースナヤも名残惜しそうにスタースクレイパーへと向かう。
だが最後、彼女はミコトに告げた。
『ミコト。短い間の付き合いだったけど、あなたみたいな人は好きよ』
「え……?」
『もっとずっと近くにいられたらな、って思うこともあったけど……それは、立場的に無理だったわね。
生きていたら、またどこかで逢いましょう。……さよなら、ミコト』
《恋人達》ラバーズがスタースクレイパーへと飛んでいく。
どこか寂しげなその後ろ姿にミコトは後ろ髪を引かれる……が、気を保って、正面を向いた。
目の前の《教皇》ハイエロファント。倒さなければいけない、最後にして最強の敵。
こいつを倒さなければ、彼女と再びどこかで逢うことも叶わない。彼自身が明日を生きるためにも、越えなければならない壁だった。
「……行くぞ、デュー」
『今まで何もできなかった君が、えらく強気になったものだね。何か策でもあるのかな』
「策があるから向き合うんじゃない。そんなものなくても……ボクは戦うんだ」
『…………』
デューは黙して、その覚悟を受け止める。彼のような立派なパイロットを[ピーーー]のは忍びないが……しかしそれも『アルカナ』のためだ。
意を決し、デューは本気でミコトを殺しにかかる。
500分の1の大きさのインテグラルに対して、《教皇》ハイエロファントは>>783<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 22:22:26.18 ID:igvX73s0<>20世紀の歌手、大黒摩季のメドレーを歌って聞かせた<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 22:22:30.05 ID:YHgdbsA0<>アルゼンチンバックフリーガー<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 22:36:05.81 ID:ncnZxbo0<>500分の1の大きさのインテグラルに対して、《教皇》ハイエロファントはアルゼンチン・バックブリーカーを仕掛けた。
逃げまどうインテグラルの脚部分をなんとか指で掴み取り、インテグラルを仰向けにしたまま、背中からへし折るように指で曲げる。
「がっ……!!」
コックピットに伝わる衝撃にミコトは悲鳴を上げる……が、すぐに正気を取り戻し、脚を掴んでいる《教皇》ハイエロファントの指に向けてメガ粒子砲を放った。
指の一部が火傷を負ったように黒く焦げ、穴が開いた。インテグラルの脚の下半分も消し飛んでしまったが、そのままへし折られるよりはマシだ。
《教皇》ハイエロファントがインテグラルを掴みきれなくなった隙を狙って、ミコトは《教皇》ハイエロファントの手から逃れ出す。
(くそっ……赤子の手を捻るってまさにこのことじゃないか。武装を使わなくても、ただ動くだけで強い……!)
しかも、それでいてあの俊敏さ。大の大人が本気でミジンコ1匹を潰しにかかっているようだ。
必死に頭を回転させながらミコトは解決策を練るが、
(ダメだ……何も思いつかない! どうしたら……)
再び《教皇》ハイエロファントの巨大な魔の手がインテグラルに迫る。
と、そのとき。>>786<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 22:41:00.17 ID:igvX73s0<>「上手い具合にその手と並行するような機動をして、そのまま張り付いてしまおう作戦」を考え付いた<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 22:45:36.23 ID:igvX73s0<>「あれだけの大きさなんだから、無重力空間内じゃなければ、勝手に自分の重さで潰れてくれるんだけどなぁ」と心の中で愚痴りながら、ミコトは覚悟を決めたのだった<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 22:56:55.91 ID:ncnZxbo0<>再び《教皇》ハイエロファントの巨大な魔の手がインテグラルに迫る。
と、そのとき。
(あれだけの大きさなんだから、無重力空間内じゃなければ、勝手に自分の重さで潰れてくれるんだけどなぁ……)
ミコトの脳裏にそんなアイデアが閃いたが、どう足掻いても《教皇》ハイエロファントを重力下に連れて行くのは無理だろう。
あの機体を自重で潰そうと思ったら、地球か火星、妥協して月あたりにまで持っていかなければならない。無論、それらまでは何千万キロも離れている。
(起こりもしないことを期待したって無駄だ。覚悟を決めないと……!)
ここでミコトが《教皇》ハイエロファントを倒さなければ、あの巨大なオックスコルトはスタースクレイパーを砂の城を崩すように破壊することだろう。
それだけは絶対にさせてはいけない。スタースクレイパーに住まう何万という人間の命を、宇宙に散らせてはならない。
それが、専用機パイロットたる三坂ミコトの背負う使命なのだから。
(こうなったら……決死で!)
命を捨てる覚悟を決め、ミコトはデューを倒そうと心に決めた。
接近してコックピットをピンポイントで貫く収束砲を命中させられれば、この《教皇》ハイエロファントによる蹂躙も終わるはずだ。
アサルトライフルを構え、ミコトはその眼に光を宿す。
が、そのとき。
「ミコ――トォおおおおおお!!」
遥か遠くから、インテグラルのコックピットへと通信が届く。
この声は。この聞き覚えのある声は――!<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 22:59:30.23 ID:ncnZxbo0<> \ミ/.::::> ´ \ ヽ \ \ ヽ--
_>イ ヽ ヽ ヽ:.ハ ヽ \
ー‐=≠-― ' / / .:: .:| : | ヘ :| ヘ ` ー __
/ .:/ / / : / .:/ .:/.:j | ハ:| ハ ¨ヽ
/ // .:/ .:. / .: / .:/ .:/ .:j :/ .:ハ ..:.; j.:! | | |
〃 / .:/ .: / / __/_:/ / / : イ .:/ .:厶斗カ .:.:/ .:小 | | j
/ / .:/ .: / / .: / :/>、| :/ | /j/xァ≠テ| .:.ハ .:/-ヘ | | }
| :/ .:.:イ /| .:.:| /示心l .:/ j/ 〃V:::::cレ'/|.:/{ ヽ !| | ∧
|/ | .:ム|/.:.| .:.:|∧ V::ムV 込zソ ヽ j/ ハ /「 i!| | ∧ 「大丈夫!? まだ生きてるわよね!?」
=―- 、 | /.:.i.:.:∧ .:| ハ ゞ-' 、 __{ >くV 〈.::/ .:| {
二ニ=- __ ノN.:.:.:.:.:.∧ { ム ___ -、 / , く / /--≠ 、 |
.:.:.:.ヘ///{ ゝ、 V____ソ 厶 --< / ヽ-' >―==\ /ヽ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.//// :|∧.:.> 、 / .:.:.:.:/ //´ /  ̄ ̄ \ ,−´
/ /  ̄ ̄ ¨¨ … -- --イ.:.:.///.:∧ \.: ヽ__>/ .:.:.:.:.:/ /// / , --- > ⌒>/ .:
l/ / .:.:.//// .:.:.:ヘi /77¨ / .:.:.:.:.:/ /// j / // ..:.:.:.:
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ヘ / ..:.:.:.:/ .:.:.:.:.:.:/ .:>――‐/ .:.:.:.:.:/ /// / .:: ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
∨ ハ ,' .:.:.:.:./___ - ― …__¨¨¨....:.:.:.:.:.:/ // / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
\ ハ | , ' , ― …  ̄ ̄ ..:.:.:.:.:.:.:./|| // ヽ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
\:ヽ │/ / ...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ヽ || // \:.:.:.:.... ...............:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
「こ……紅!?」<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 23:03:24.40 ID:ncnZxbo0<>3号機グロースムター、そしてそのパイロット・永田紅。
ミコトがかつて命を救った少女にして、ミコトの仲間であり――そして、大切な存在。
その彼女が、ついにここまでたどり着いた。
「紅……! リリィは?」
「大丈夫、たぶん生きてるわよ。今頃『アルカナ』を裏切ったエニスの手助けでもしてるんじゃない?」
「…………!」
紅とリリィは、藍に打ち勝ったのだ。その嬉しさがこみあげてくると同時に……しかし、ミコトは目の前の障害のことを忘れていない。
そして紅も《教皇》ハイエロファントを見据える。間近で見ると桁違いの大きさだ。
だが。一人ではなく、二人になった今なら。
この二人なら。
「ミコト……行くわよ。二機の『風』の力で、あいつを倒して帰るんだから」
「うん。行こう、紅」
<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 23:05:36.92 ID:ncnZxbo0<> / . . . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
. ∧ . . . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..\
' . . . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\: : : : : : : \: : :ヽ_: : :..\
. ′ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\ : : ハ/: : : : : : \: : \` 、:\
l : : :l : : : : : : { : : : : : : : :\ハ /|` ‐-ミ= 、 : : \: : \ \:ヽ
| : : :l : : : : : : i: : : : : : : : : : ハ 尓弐子ミ {fi ト、 \.\ >≦三三≧x、
| . : : : ',: : : : : : |` 、:ヽ\ : : : Yr勿 jU v人 ヽ: .\ヽてう> ヘ 「ボクたちの疾風怒涛で――この戦いを終わらせよう」
| {: : : : ハ: :__!__` 、ミ> 、: :\-_ ノ V_r≧: :\: .\ヽ:::: : / ∧
| |! ! : : : : : '´ _z弐艾≧-ゝミ、` 、\ l ̄ ̄`¨ ム: : \= < ://∧
| ll : : ', : : : : : : V爪.ノ勿し! `ヾ ! ///\: : ヽ, \ ://∧
| {ト、 : :ヘ : : : : : :\ゝ ,__ソ `, ム '///: : |\: :} \ /∧
りリ \ {ヽ、 : : : : \-- '′ _ , '\\ |///: : :| ,'V ヽ ハ
\ヽ、ヽ, : : : : :.\ ′ / ヽヽ |///: : :| l Y
,Y 下、\:\ : : \ /≧−― ― 一-.、:. l l
. , r≦孑V∠\\ ミ、 : :rミ―‐rr一,ァ ': : : :l: : : : : . . . . . . il:. | !
,..r≦三: . /\三::\_≧\: .\` || /ヽ; : ::::」 : : : : . . . . . . .il:. | l
x≦ <し::.. :/ \三 : : \ \: .\,!!/: : : ∨ヽ \: : : : : : : : : il:. | |
次回 Sturm und Drang GLITTER ―50. 蒼穹―<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 23:06:40.19 ID:igvX73s0<>乙<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 23:07:04.03 ID:Z/XqG6DO<>乙<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 23:07:56.35 ID:YHgdbsA0<>乙!!<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/18(木) 23:09:05.37 ID:ncnZxbo0<>というわけで終わりです。
次回でようやく最終決戦決着、そして次々回で最終回の予定です。
うまくいけば今週で終わるかな……
残り少ないですが、ぜひ楽しんでくださいね
ではではまた次回。十六夜でしたノシ<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 21:02:42.29 ID:VDs/rus0<>というわけでまたまたこんばんは、十六夜です
どうやら昨日満月氏に改造されてしまったようです
依然PCが規制されているので今日もここでやらせていただきます
1000行っちゃいそうだなあ……<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 21:03:19.34 ID:VDs/rus0<>≪スタースクレイパー軍≫
○ディナント・カイン ♂・14
搭乗機は専用機「ニャルラトホテトチップス」。エニスの実弟。記憶を消された状態で『進化人類同盟』の研究所で目覚め、その後スタースクレイパー軍と行動を共にすることに。
スカーレットに惹かれている一方で、ミコトや姉のエニスのことも大切に思っている。自身の記憶を取り戻し、ジュピターとの最終決戦に挑む。
○三坂 ミコト(ミサカ ミコト) ♂・19
搭乗機は専用機「インテグラル」。驚異的な射撃能力と動態視力を持つ。どっからどう見てもちっちゃい女の子だが、れっきとした男の子。
スタースクレイパー軍で専用機「フロイライン」を駆り、トーキョー決戦で宿敵ナナシと相討ちとなって東京湾に消えたと思われたが、エニスに回収されて監禁。
のちに洗脳を受け、完全な『アルカナ』のパイロットとなるが、紅の呼びかけで洗脳が解除され正気に戻り、スタースクレイパー軍に復帰。デューの《教皇》ハイエロファントに挑む。
○永田 紅(ナガタ コウ) ♀・18
搭乗機は専用機「グロースムター」。かつてミコトに助けられて彼に惚れ、ミコトの遺志を継いでスタースクレイパー軍に入隊した。
生き別れの姉である藍を探しているとミコトに告げたが、実は紅は藍のクローン体だった。藍の駆る《女帝》エンプレスを倒し、因縁を果たす。
○不夜城 スカーレット(フヤジョウ スカーレット) ♀・17
搭乗機は専用機「フェイタル・フェニックス・フェザー」。紅の後輩で気弱な性格だが、仲間たちとの訓練を経て徐々にパイロットらしさが芽生えて行く。
最愛の兄であるレッドの死後、紅同様兄の遺志を継いでスタースクレイパー軍に入隊した。カインに惹かれている。
○ジル・レトロポリタン ♂・18
搭乗機は専用機「レッドスプライト」。もともと工兵だったが特異体質のため専用機パイロットに抜擢されてしまったヘタレ。
かつてのレッドの舎弟の一人であり、立派になってスカーレットに告白するために、専用機パイロットを続けることを決意した。殆どの人に生理的に拒否される。
○大河 リリィ(タイガ リリィ) ♀・17
搭乗機は専用機「サハギン」。百合趣味があり(女だと思っている)ミコトが好き。トーキョー決戦でエニスとの戦闘に破れ、意識不明のまま眠っていたが一年半後に目覚める。
○ユーリア・フリードリヒ ♀・?
第0艦隊クリーク・トリスタンの艦長兼司令で、紅たちの上官。トーキョー決戦時の専用機パイロットのうち唯一無事に生き残った。ショタ好きの年増。
○長官 ♂・52
スタースクレイパー軍の長官。ただならぬ気配を持つ壮齢の男で、射撃の腕前は未だ健在。不定期に自作ポエムを発表している。
○ファックマ・イア・スホール ♀・?
長官の中の人。守護精霊的な役割を果たし、長官に力を与えている存在。見た目はネコ耳幼女。おそらく今後出番はない。
○黒崎 マユリ ♀・13
スタースクレイパー軍第0艦隊の整備士。専用機のチューニングは一流。機体の整備のためにパイロットにスキンシップを求める。
◇メカニック
http://nozomi.eco.to/uploda/src/muriyari35.jpg <>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 21:04:37.43 ID:VDs/rus0<>≪アルカナ≫
○ディナント・エニス ♀・19
gU。搭乗機は《女教皇》プリエステス。カインの実姉で、「宵の白鷹」の異名を持つ凄腕パイロット。『アルカナ』の幹部の一人だが、ミコトに惚れ彼を嫁にすることを目論む。
天然である一方で、ミコトを一瞬で男と見抜くほどの鋭い観察眼を持つ『アルカナ』の頭脳で狡猾な性格。カインに説得され『アルカナ』を裏切った。
●永田 藍 ♀・21
gV。搭乗機は《女帝》エンプレス。クローンである紅のオリジナルで彼女と瓜二つだが、紅のことを劣化コピーとして蔑む。紅に敗れ拘束された。
●セロ・ヒッキーノ・ゴーシュ ♂・24
gT。搭乗機は《魔術師》マジシャン。レッドへの私怨からスカーレットとの戦いに興味を抱く。かつてはマジシャンだった。
●クラースナヤ・トラノフ ♀・19
gY。搭乗機は《恋人達》ラバーズ。いかにもツンデレっぽい少女。いろんなところにフラグを立てる傾向がある。
●ライガー・コウメイ ♂・26
g\。搭乗機は《隠者》ハーミット。光学迷彩スーツを着て透明になることが可能。ジルに敗れ、拘束された。
●竹富 八郎(タケトミ ハチロウ)♂・25
g]。搭乗機は《運命の輪》デスティニー。メガネ&カメラの男。公私混同しなさすぎるタイプ。
●レジワロス ♂・27
9II。搭乗機は《吊るされた男》ハングドマン。やる気のなさそうな男。ミコトに敗れる。
●キメラ・パープル ♂・21
9X。搭乗機は《審判》ジャッジメントですの。ジルと交渉し『アルカナ』を裏切るが、ランに粛清された。
●ラン・カーター ♀・23
9XI。搭乗機は《世界》ワールド。トーキョー決戦で蒼井を葬った。ジルと対戦し驚異的な剣技で圧倒するが、ジルに敗れた。
●キング・ジュピター ♂・?
bO。搭乗機は《愚者》トリックスター。『アルカナ』のリーダー格である慇懃な紳士風の男。かつてスタースクレイパー軍に所属していた。
●デュー・タナカ ♂・29
gX。搭乗機は《教皇》ハイエロファント。一人で《愚者》トリックスターを除く全『アルカナ』上位機体に匹敵する実力を持つ。
◆メカニック
http://nozomi.eco.to/uploda/src/muriyari36.jpg<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 21:06:26.74 ID:CRY6mpk0<>1000行ったら次スレは製作速報VIPだっけ<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 21:07:22.22 ID:VDs/rus0<>≪地球軍≫
◎小林 ミナミ ♀・21
地球軍のパイロット。トーキョー基地所属。オックスコルト操縦では確かな腕前を持つ、小柄な女性。かつてミコトに気があったらしい。
◎ジャン・ヌダルク ♂・34
地球軍のパイロット。リオデジャネイロ基地所属。アマゾンの奥地にあるハニューダ村の出身で、オックスコルト戦では剣技を得意とする。片言で話す設定。
【用語】
☆スタースクレイパー
物語の主な舞台。第二の地球と化した火星と地球の中間に浮かぶ大規模国際宇宙ステーション。火星と地球の中継地として機能する他、様々な機関があり一つの都市となっている。
スタースクレイパーの治安維持を行うのが、地球からも火星からも独立した治安維持組織スタースクレイパー軍である。
☆オックスコルト
人型搭乗兵器の総称。スタースクレイパー軍は突出した戦力を誇る5機の専用機を保有している。紅やカイン、スカーレットやジルはそのパイロット。
☆第0艦隊
スタースクレイパー軍の保有する艦隊のうち、特殊任務を担当する特務艦隊。少数精鋭である専用機を保有し、一般艦隊が出撃できない状況に対応する。
クリーク・トリスタンを本艦としていて、司令であるユーリアが艦長を務める。
☆アルカナ
腐敗した世界を革新しようと動いている軍団。配下に複数の組織を抱えている。0〜XXIまで22機のオックスコルトと22人のパイロットを持ち、中でも0〜X番は別格。
W、Z、[、XI、XIII、XVI、XVII、XVIII番はトーキョー決戦で失われたが、XI番の《正義》ジャスティスはミコトをパイロットとして復活した。本拠地は月。
☆進化人類同盟
人であることの尊厳を捨て、新たなる異能の力を手にしようと研究をしている組織。噂ではクローンや人体改造を行っているらしい。
スタースクレイパー軍に殲滅され、残党が『アルカナ』の《節制》テンパランスと共にスタースクレイパーに攻撃を仕掛けたが、返り討ちに遭い壊滅。
☆月
21世紀末ごろから、人類の宇宙進出の第一歩として開発された天体。22世紀にはより地球環境に近い火星の開発計画が確立され、月の存在はお役御免となった。
そのため月には23世紀末となった今でも百年以上前の機構や建造物が残っており、ゴーストタウンのような雰囲気を醸し出している。
ここを拠点にする犯罪組織は後を絶たず、地球軍も取り締まりを強化しているが、未開の地での規制はあまり上手くいっていない。『アルカナ』の本拠地もここにある。 <>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 21:08:41.96 ID:VDs/rus0<>【ストーリー】
西暦2280年。トーキョー決戦から一年の月日が経ち、スタースクレイパー軍をはじめとする各軍は来るべき脅威に向けて武装を強化した。
かつてミコトを愛していた少女・紅はミコトの遺志を継いで3号機「グロースムター」のパイロットに、同じくレッドの妹であるスカーレットは1号機「フェイタル・フェニックス・フェザー」のパイロットとなる。
新設された第0艦隊「クリーク・トリスタン」で、司令となったユーリアの下、二人は訓練に励んでいた。
『進化人類同盟』の研究所で目を覚ました少年・カインは、自分の記憶が失われていることに戸惑いつつ、出逢った純白の機体・「ニャルラトホテトチップス」と共に『進化人類同盟』を攻めてきたスタースクレイパー軍に着いていくことに。
その後、カインは2号機「レッドスプライト」のパイロット・ジルを含めたスタースクレイパー軍のパイロットたちや、長官、ユーリアたちと交流を深めていく。ときに『アルカナ』の軍勢と戦いつつ、
カインは自身の居場所がスタースクレイパー軍にあることを実感するようになった。特に、スカーレットに対してカインは特別な思いを抱いていく。
そんな中、カインは『アルカナ』からカインを取り戻しに来たという二人組、クラースナヤと竹富に遭遇する。彼らはスカーレトの兄・レッドを殺したのはカインの姉であるエニスだと告げ、真実を知るべくカインは『アルカナ』へと向かう。
月の『アルカナ』本拠地でカインは実姉・エニスと逢い、彼女が冷酷な人物ではないと(騙されて)知る。トーキョー決戦後エニスによって拉致・監禁されているミコトに彼本人だとは知らずに遭遇し、
さらにクローンである紅のオリジナル体・藍と出遭い、カインは『アルカナ』の内部事情を知っていく。
その後カインの反応を追って助けに来たスカーレットたちに助けられ、カインは自分の居場所はスタースクレイパー軍にあることを告げて『アルカナ』を去った。
やがて地球での訓練やジルと合体しての『アルカナ』との戦闘を経て、カインや専用機パイロットたちは徐々に強くなっていく。
その頃、意識不明に陥っていたリリィは一年以上の時を経て目覚めるが、以前の記憶を失っており紅の顔すらわからない状態だった。だが彼女の過去を知りたいという意志を知り、紅は今までのこと、そしてミコトのことを話した。
再び専用機パイロットとして戦うことを選んだリリィは、4号機「サハギン」のパイロットとなる。ミコトのことを思い出すために生きると誓い、リリィは徐々に元の記憶を取り戻していく。
そしてついに『アルカナ』の侵攻が再び開始され、火星に危機が迫る。『アルカナ』の先兵として火星を襲撃する《正義》ジャスティスから洗脳されたミコトを助け出し、紅たちはミコトを取り戻す。
火星は壊滅寸前に追い込まれ、そして『アルカナ』の魔の手が最終決戦を引き起こす。
【前回のあらすじ】
西暦2280年 12月24日。クリスマス・イヴのこの日、『アルカナ』の艦隊がスタースクレイパーへと総攻撃を仕掛けた。艦で外壁に開けた穴から『アルカナ』のオックスコルトが侵攻し、スタースクレイパー軍は迎撃に向かう。
各専用機パイロットがそれぞれの戦いに打ち克つ中、カインは『アルカナ』のリーダーたるジュピターと、ミコトは戦艦可変型オックスコルト《教皇》ハイエロファントを駆るデューと対戦することに。
自身の忌まわしき記憶を取り戻したカインはジュピターへ最終決戦を挑み、千日手に持ち込んだところでジュピターをジルに捕えさせることに成功した。
《教皇》ハイエロファントと交戦するミコトは苦戦を強いられるが、そこに藍との戦いを終えた紅が現れる。
【現在の状況】
| エニス VS 改造人間
| リリィ カイン⇒ ミコト&紅 VS デュー
| スカーレット VS 戦艦
| ←ジル―ジュピター
外壁<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 21:09:06.52 ID:VDs/rus0<>_■■■___■_____________________
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十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 21:09:32.34 ID:VDs/rus0<>ミコトの乗るインテグラルの横に、紅の乗るグロースムターが並び立った。
壮大な宇宙空間の中、二機は眼前の巨大なオックスコルト――《教皇》ハイエロファントを睨む。
「行こう、紅。一機ならダメでも、ボクたち『風』の機体が二機あれば」
「あの化け物じみたオックスコルトにも……勝てるかもしれない。いや、勝つわよ」
全長5キロという驚異的なサイズの《教皇》ハイエロファントの前に、ミコトは為すすべもなくじりじりと追い詰められてきた。
だが。同じく『風』の二つ名を持ち、最大規模の動力炉を持つインテグラルとグロースムター……この二機が相手なら。
「GO!!」
ミコトの合図と共に、二機は一斉に《教皇》ハイエロファントへと飛び交った。
《教皇》ハイエロファントは迷うことなくミコトのインテグラルに狙いを定め、張り手を繰り出す――が、>>804<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 21:14:22.59 ID:CRY6mpk0<>指を折られた<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 21:16:58.74 ID:Tg7irIDO<>猫だまし<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 21:28:01.79 ID:VDs/rus0<>ミコトの合図と共に、二機は一斉に《教皇》ハイエロファントへと飛び交った。
《教皇》ハイエロファントは迷うことなくミコトのインテグラルに狙いを定め、張り手を繰り出す――が、
「はっ!」
紅が《教皇》ハイエロファントのメインカメラ部分を見定め、そこへメガ粒子砲を放った。
《教皇》ハイエロファントが動いたことで攻撃はメインカメラ部分から逸れたが、《教皇》ハイエロファントは一瞬目標を見失う。
その隙にミコトは《教皇》ハイエロファントの手の平の前から脱出し、さらに機体に近寄る。
『くっ……』
「紅、もっと《教皇》ハイエロファントに近づいて! 一定以上の近さになると《教皇》ハイエロファントは攻撃しづらくなる!」
「わかった!」
紅に撹乱させ、その隙にミコトが攻撃を仕掛ける気か――とデューは推理した。
今までデューはミコトを機体に近づけさせないでいたが、二機となると話は別。一機に集中すると、どうしてももう一機を見逃してしまう。
そして近寄られればこちらは攻撃をしづらい。自分の機体に攻撃が当たってしまうからだ。
しかしそのまま見過ごせば最悪、コックピットを粒子砲で貫かれてしまう羽目になる。
『……ならば!』
デューはコックピット内のあるボタンを押し、>>807を起動させた。<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/20(土) 21:30:37.78 ID:ZvA7p2DO<>自爆スイッチ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 21:34:03.70 ID:Tg7irIDO<>サイコミュ的なもの<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 21:45:16.19 ID:VDs/rus0<>『……ならば!』
デューはコックピット内のあるボタンを押し、遠隔制御システムを起動させた。
《教皇》ハイエロファントの肩部、脚部、腹部から無数のミサイルや誘導兵器が発射され、それらが一斉に《教皇》ハイエロファントに近寄らんとするグロースムターへと向かう。
「!」
それに気付いた紅はグロースムターの最大出力でミサイルや誘導兵器を振り切ろうとする……が、それらは軌道を曲げてグロースムターへと向かった。
あるミサイルはグロースムターを追い、ある誘導兵器はその先に回り込んで挟み打ちを図る。まるで兵器自身が意志を持っているかのようだった。
(対空兵器の遠隔制御システム……! やっぱり接近戦も想定していたの!?)
粒子砲でメガ粒子砲を放ち、目の前の誘導兵器をなぎ払う。
これだけの数の兵器を一度に遠隔制御しつつ、かつ自身はミコトを潰さんと動く。デューというパイロットの技量に、紅は驚かされていた。
「くっ……ミコト!」
「大丈夫だ、紅はそのまま機体表面を目指して!」
ミコトの言葉通りに紅は《教皇》ハイエロファントを撹乱しつつその機体表面を目指すが、いかんせん対空兵器に阻まれて近寄れない。
その間にもミコトは《教皇》ハイエロファントの攻撃を受けているというのに。
(なんとかして紅をもっと近づけさせられないか……)
と、ミコトが思ったそのとき。ミコトは>>810に気付いた。<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 21:48:11.93 ID:Tg7irIDO<>UFO<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 21:55:02.26 ID:CRY6mpk0<>宙に浮くファックマ<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 22:04:38.09 ID:VDs/rus0<> __
´:::::::::::::::::::`丶
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:ハ
'::::: /:::::{::::::::::::|:::::丶}::::i::rヘ、
i|:::::{:: /八::::::::::|\:::::|::::|人::::\
/八::::∨\ハ ::::: |/∨|::::|: ∧:::::::\
.::::::/ |\{ィテ心V\|ィテ心! ::|)′ 、::::::::\ 「このまま負けたんじゃスタースクレイパーが滅んじゃいます!
. /::::::/ :|:::::i 辷ソ//// 辷ン! ::|_ \:::::::::\ ヤッテヤルデス!!」
/::::::/ _|::::ハ |:::i|三> \:::::::::\
. /::::::/ 八 :|个 ー( イ|:::リ/「ハ. \:::::::::\
. /::::::/ / ヽ|⌒\≧=乏三 | / |マ∧ \:::::::::ヽ
/::::::/ ′ハ {三\三彡'´ |│∧ \::::::::::.
,′:::: ,′ } |‖‖| |│|:∧ ヽ:::::::::.
i::::::::| {. 匸|‖‖| |_|_j_:', '::::::: i
|::::::::| / |‖‖| | {:} |ハ i:::::::|
|::::::::| ,/ j |‖‖i | {:} | ∧ |:::::::|
|::::::::| / ,/| :|‖‖i | | /∧. |:::::::|
|::::::: / / | 匸川_川 | | ///〉 |:::::::|
「え……誰?」<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 22:07:34.42 ID:VDs/rus0<>宇宙空間に浮かぶ一人の少女。なぜ窒息しないのか……と思いきや、どうやらその身体は人間のものではないようで、まるで微重力下のようにフワフワと漂っていた。
ミコトには面識がないものの、その姿を紅は知っている。そして彼女に気付いた紅は、その名を呼んだ。
「ファックマ! ファックマ・イア・スホールちゃんじゃない!」
「紅!? なんて下品な言葉を!」
「下品って言わないでください、本名です! それより……どうやらお二人がピンチのようなので、ここは私と長官で支援させてもらいますよ」
「えっ……長官!?」
_____
,.≠´三三三三三三三ニ=-___
/三三三三ニr´ ̄ヽ三三三三二ニ=─-
/三三三三ニ/ ` ̄ ̄=ニ三三三ニ/
/三三三三三ム、 ´ ̄ ̄`ヽ `!/
/三三三三三ニ7 /´⌒ヽ._ j '´ 、
/三三三三三ニノ '´⌒ヽ三ニ`ヽ.__ ' _,.ィ'ヘ}
ハ三三三三三/´ !、 _ニ\三三ニ=〉 〉三ニ=1
!三ニ/^ヽ.三 | `ー`´ ̄ヽァ <j /‐、,-、/ 「俺がオックスコルトに乗るなど何年振りか……」
、三イi´ノ!| }三.! / / | |ヽ ̄ !
ヽニ| / /1三.| / ' 1 | ヽ |
ヽ !、ん_ソ{三.1 / ! l ヽ.│
ヽニ\`ーl三 | / -__ナ_`.〉 |
Y´ `ー>‐' ' ' -ヽ/ ./
/ ヽ _,.==、 /
r-'7 `、 ,.ィ/´ ソ`ヽ. /
,ノ キ \ 、_,. ⌒ヽ /
\ `\ /
\ \ ! /
`ヽ ヽ.____ソ
 ̄``ー、 ``ー、 三三フ|`ヽ.
\ \ ./ | \
\ `ー-.._ ノ、 \<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 22:13:14.97 ID:VDs/rus0<>一糸乱れぬ狙撃がミサイルや誘導兵器を撃ち落としていく。
アサルトライフルを構えた旧式のオックスコルトが、《教皇》ハイエロファントから少し離れた位置で超遠距離狙撃を行っていた。
無重力下という条件もあってか、久方ぶりの搭乗にも関わらず長官の狙撃命中率はかなりのものだった。
「というわけで対空兵器の方は私たちでなんとかしておきますので、その隙にお二人は《教皇》ハイエロファントを攻撃してください! じゃ!」
「えっ、ちょっ……君結局誰!?」
紅へと目掛けて飛んでいくミサイルは長官に狙撃され、グロースムターにも攻撃の余裕が生まれた。
《教皇》ハイエロファントがインテグラルに攻撃をしようとした瞬間、グロースムターは至近距離から《教皇》ハイエロファントへと砲撃を放ち、デューの攻撃を止める。
完全に息の合った戦闘だった。
(くっ……僕の遠隔制御でも狙撃を避けきれない! それにこのコンビネーション……かなり厄介だ)
《教皇》ハイエロファントを操りながらデューは歯を噛みしめる。
徐々に押されつつある。99%の勝利が、少しずつその数字を下げつつあった。
(だが! 向こうにはこの《教皇》ハイエロファントを倒すほどの有効な攻撃手段はない……! 彼らのエネルギー切れまで粘ればいいだけのこと!)
そう思ったデューだったが、攻撃の余裕ができたインテグラルが>>815<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 22:18:25.72 ID:CRY6mpk0<>↓<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 22:22:47.93 ID:Tg7irIDO<>教皇に張り付いた<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 22:34:12.88 ID:VDs/rus0<>(だが! 向こうにはこの《教皇》ハイエロファントを倒すほどの有効な攻撃手段はない……! 彼らのエネルギー切れまで粘ればいいだけのこと!)
そう思ったデューだったが、攻撃の余裕ができたインテグラルが急加速を始めた。
そのままインテグラルは一気に《教皇》ハイエロファントの機体表面へと近づき、右肩部へと張り付く。
『なっ……!』
この距離でメガ粒子砲を放たれては危険だ。粒子砲は機体を貫通してシステムを破壊し、最悪右肩より先が動かなくなる。
それだけは避けなければならない。咄嗟にデューは《教皇》ハイエロファントの左の拳を握りしめ、インテグラルを叩き潰さんと撃ち振るう。
――が。
「紅! 今だ!!」
『っ!?』
その瞬間。
グロースムターの放ったメガ粒子砲が、《教皇》ハイエロファントの胴体部目掛けて撃ち放たれた。
コックピットよりも若干逸れた位置にある攻撃だが、損傷してはまずい。デューは《教皇》ハイエロファントの左腕を引き、メガ粒子砲を防いだ。
左腕に少し穴を開けただけのダメージだったが、それで十分。この攻撃により、ミコトは確信を得た。
「わかった……! 今の咄嗟の防御でどこを防ごうとしていたか! コックピットは、胸部の中心――装甲が最も厚い場所だ!!」
『――ッ!!』
紅のグロースムターが、完全に狙いを胸部に定めた。
来る。《教皇》ハイエロファントはグロースムターへと拳を放つ――が、その拳を、インテグラルのメガ粒子砲が押し返した。
押し返せたのは一瞬……だが、その一瞬があればいい。
「いけ、紅!!」
《教皇》ハイエロファントのコックピットを目掛けて放たれたグロースムターのメガ粒子砲は、>>818<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 22:40:27.23 ID:CRY6mpk0<>↓<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 22:47:33.64 ID:CRY6mpk0<>飛び散った<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 23:03:06.62 ID:VDs/rus0<>「いけ、紅!!」
《教皇》ハイエロファントのコックピットを目掛けて放たれたグロースムターのメガ粒子砲は――飛び散った。
衝突すると同時に胸部の厚い装甲に阻まれ、貫通するどころか装甲一枚貫くことすらできなかった。
それほどまでに、厚い装甲。メガ粒子砲を以ってしてでも貫けないほどの――!
「なっ……」
『ふふ……このコックピットを守る装甲が他よりも厚いのは当然だろう。無論、僕には何のダメージもないよ』
「そん、な……」
『さあ、万策尽きた頃かな?』
絶望する二人に、デューはほほ笑みかける。
二人が連携して生み出した好機を十二分に生かした攻撃が、通じない。攻撃翌力が決定的に足りていないのだった。
あの装甲を貫通するほどの砲撃となると、確実にエネルギー切れを引き起こす……いや、それでもまだ足りていないかもしれない。
《教皇》ハイエロファントを倒す手立てがない。そのことを理解した二人の表情は、苦痛にゆがんだまま固まっていた。
『さて、そろそろ終わりに……、……ん?』
が。そのとき――デューは、《教皇》ハイエロファントへと接近する一機のオックスコルトに気付いた。
純白のカラーリングの、光を纏った天使の如きオックスコルト。その機影が徐々に近づきつつある。
(あれは……!?)<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 23:03:38.85 ID:VDs/rus0<>「ミコト! 紅! 大丈夫か!?」
「カイン!」
『光』の機体、ニャルラトホテトチップス。
ジュピターの《愚者》トリックスターとの戦いを終え、戦艦の相手をスカーレットに任せた機体はエネルギーを充填し終えてここまでたどり着いた。
ニャルラトホテトチップスには光子エネルギー変換機能がある。それを使って、動力に必要なエネルギーを充填していたのだ。
「そうか! ニャルラトホテトチップスのエネルギーがあれば……」
「え……? ミコト?」
「紅、《教皇》ハイエロファントを撹乱して! 早く!」
「う、うん!」
グロースムターは《教皇》ハイエロファントを撹乱するため、>>822という行動に出た。<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 23:06:55.08 ID:ZvA7p2DO<>同士討ち<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 23:11:53.15 ID:CRY6mpk0<>宇宙空間にミコトのセクシー画像を物凄い大きさの立体映像として写しだす<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 23:21:57.39 ID:VDs/rus0<>グロースムターは《教皇》ハイエロファントを撹乱するため、宇宙空間にミコトのセクシー画像を物凄い大きさの立体映像として写しだすという行動に出た。
ミコトの胸と股間が見えるか見えないか……その際どい映像がグロースムターからホログラムとして映し出される。
《教皇》ハイエロファントからすれば、いきなり自分と同じくらいの大きさの女の子が突然出現したように見えたことだろう。
デューの乗る《教皇》ハイエロファントの動きが止まった。そして、その一瞬の隙をミコトは逃さない。
『こ……これは……』
「紅! なんて映像を……って、そんな場合じゃない! カイン、合体だ!」
「性的にか!?」
「違う!」
インテグラルがニャルラトホテトチップスに近づき、合体機能を起動した。
双方の機体がバラけて緑と白が混ざり合い、新たなオックスコルトが誕生する。
『しまっ……』
デューが合体に気付くが、もう遅い。
既にインテグラルとニャルラトホテトチップスは合体し、『風』と『光』の合体機がそこにあった。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 23:26:01.37 ID:VDs/rus0<> / |
、、 / |
| ヽヽ _/ |
ヽ ヽヽ_ l _ / /r-¬ /
「`-、_ `-、ヽ、ヽ∩/| ,ク 周 _へ、/""|||||||| /
|||||||||| ̄`-v-、__>、ヽ∀_/| >ノ ̄||||||||||||||||||/ /
ヽ|||||||||||||||||)||)Y__[,片ネ、/ 「||||||||||||||||||||/_/
ヽ|||||||||||||// ̄|'"ー゚ ``/ ̄/ヽ|||||||||||||||/ 」 ̄
ヽ||||||||||/ー// / L_/||||へ、_,-"_/ | ̄ヽ、
コ`-'へ巨ヨ| ヽ巨三ヨ|||||||「 | /l| `、 『蒼穹』の機体――>>826(機体名)
/ /|_ / 巨ヨ| |巨三ヨ」 ̄' ヽv−、 |::|| ヽ
/ ̄y|||「ヨ、 ヽ;;;ヽ |;;;;;;;;;;::/ 「[|||] `ヽ|:::| |
/ / /__,-」 ̄/ ̄|」 ̄ ̄L_ ヽ y::::| `l
/ ゆ //' /、  ̄L__/  ̄ ̄ヽ ヽ ヽ |::::::| |
/ / 」、 // / `-、 | --'" ヽヽ」 ヽ ヽ___]ー'| |
/ / //ヽ、// / |-- | ヽヽ `、 >o [| |
/ / /[|_|_く ヽ/ |ロ | | |` `、/ ヽー ̄| ̄| |
/ /'" / ヽ | ̄ | 」 ヽY ヽ-'<" ヽ| |
|^| / 「 ̄/ ヽ、 | | / ヽヽ_ ヽ `| |
// ] / 「| ゝ-  ̄ ヽ `J `、 ヽ | |
/ / / 「 ,へ、 /、 ヽ | | `、 ヽ | |
/ / / ) / レ `lL/ | ゝ、r'" ヽ `、 ヽ | |
/ / /" |/ ゝ / | ヽ `、 l ヽ | |
/ く/ /| / / | ヽ `、 | ヽ|__/
/ // く ゝ ノ _,-'" `、 ヽ | |、
/ // 」/ V / ヽ、ヽ |ヽ ヽ
く、// /、__/ / ゝ ゝ`--' ヽ,|-、
//’ く " / ヽ [- ヽ、
// ,ゝ、___/ |ヽ_,--'"ヽ ゝ
^ / / | | _−v'
//----'" / ̄ レ--' ヽ
く__,---'" く | ヽ
ヽ `-、__ヽ|、
`、_ `|
`、__/
<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 23:30:04.67 ID:CRY6mpk0<>デラックス<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 23:32:58.48 ID:Tg7irIDO<>ネオエルダー<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 23:32:57.44 ID:hYSee3E0<>デウス・エクス・マキナ<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 23:44:31.10 ID:VDs/rus0<>『蒼穹』の機体・ネオエルダーが《教皇》ハイエロファントへと駆ける。
向かい来るミサイルや誘導兵器は長官の狙撃で撃ち落とし、叩き潰さんと打ち付けてくる拳は紅がグロースムターんじょメガ粒子砲で押し返す。
光子をエネルギーに変換するニャルラトホテトチップスと合体したことで、合体機ネオエルダーもその特性を得ている。
今なら、装甲を貫くのに十分なエネルギーがある――!
「カイン!」
「ああ!」
言葉を交わす必要はなかった。カインは光子エネルギーの充填を開始し、エネルギーをMAXにまで引き上げる。
ネオエルダーの背中の機構に吸収されていく光が、まるで純白の翼が生えたように見えた。
「「い――けぇええええええええええッ!!!!!!!!」」
そして。
メガ粒子砲の何十倍もの威力を持った粒子砲が、《教皇》ハイエロファントのコックピット目掛けて放たれた。
眩く輝く一条の光が、巨人の胸を射抜かんと漆黒の宇宙を駆ける。
『お、ぉおおおお――――――――――――おッ!!』
だが、それを甘んじて受けるデューではない。
両腕を胸の前でクロスさせて粒子砲を防ぐ。右腕、左腕を次々と貫通した粒子砲はそのまま《教皇》ハイエロファントの胸部へと至る――が、威力は明らかに落ちていた。
装甲を何枚か貫いたところで、粒子砲は途絶えた。
光が消える。《教皇》ハイエロファントを揺さぶっていた衝撃も、消え失せていた。
防ぎきった。両腕を犠牲にしたものの、デューはミコトとカインの渾身の一撃を耐え抜いたのだ。
(は、はは……。防ぎきった。防ぎきったぞ!!)<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 23:45:28.73 ID:83.rV7A0<>んじょ?<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 23:52:04.17 ID:VDs/rus0<>だが。
(……?)
クロスさせた両腕に空いた穴から見えたのは――ネオエルダーではなかった。
停止した純白の機体・ニャルラトホテトチップス。そして……《教皇》ハイエロファントのコックピットへと一直線に駆ける、インテグラル。
(分離、した……っ!?)
そして、気付く。ミコトの真の目的に。
ミコトはインテグラルとニャルラトホテトチップスを合体させたネオエルダーの力でコックピットを射抜こうとしたのではなく――最初から、
ニャルラトホテトチップスの持っていたエネルギーを、インテグラルに移すことだったのだ。
『馬鹿な! この僕が――この僕が、』
「これで終わりだ……デュー・タナカ」
インテグラルから放たれたメガ粒子砲が、《教皇》ハイエロファントのコックピットを守る最後の装甲を貫いた。
そのままメガ粒子砲はコックピットを貫き……デューの身体を跡形もなく消し飛ばした。
静寂が訪れる。
巨大な《教皇》ハイエロファントは、その胸に風穴を開けて停止した。
「…………」
ミコトは除いていたスコープから目を離し、ため息をつく。
最後の戦いが、終わった。
それはこのスタースクレイパーでの戦いの終焉、そして『アルカナ』の終焉を意味していた。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 23:57:58.33 ID:VDs/rus0<>「……ここらが潮時か」
その近傍。
ミコト達、スタースクレイパー軍とデューの戦いを見守っていた《運命の輪》デスティニーのパイロット・竹富は呟く。
その傍らにいるクラースナヤも、《教皇》ハイエロファントが停止する様を黙って見守った。
手を貸すことなく、ただ悠然と。
「行くぞ、クラースナヤ。『アルカナ』はもう壊滅した。次の居場所を探す」
「次の、って……アテはあるの?」
「あるからこそ、行くんだよ」
《運命の輪》デスティニーの背中には、巨大な輪があった。
その輪の中の空間が歪み、異なる座標への扉を開く。
これが《運命の輪》デスティニーに与えられた唯一の機能――空間自由移動機能だった。
「先に行っていろ」
「わかった」
クラースナヤは、その搭乗機《恋人達》ラバーズを輪の中に潜らせる。
《恋人達》ラバーズは輪の反対側には現れない。こことは異なる空間に移動したのだ。
「スタースクレイパー軍……二度と戦わないことを祈っておこう」<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/20(土) 23:59:27.13 ID:VDs/rus0<> /..:.: :.:.::..`丶、
/ ....:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.... \
, ′..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
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/イ '7//7::从ノリ{:::.:.|:l _」,厶L-‐::.!::.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ',
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/ , , ' //,ノ::{f'し:;;} \{ Vケ::タ ’|:::::.:.:.:.|::.:.:.:.:.| ヽ
/ ,′ ,. ':.:.:ゝ 込ソ ヽ `¨´″ |::::.:.:.:.:|、::.:.:.リ
/{{ ノ /:.l.:.:.::ト、 :. |::::.:.:l:.:| }::.:/
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. / / ヾ、r '′|:! :.:.::ヽ、 ‐ |::::.:.:j/:.:/
/ { || |:.:.:.::|::|l:..、 ,.イ::::.:.://
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. / / '.:.:.:::|;ハ | j::.:/
, ´ \::|…‐- .,__rく_,..-‐ //ヽ
/ ̄ ¨ ¬ヘ-─/ ヽ/..::://〈::.::.:〉 ,/ /`7 ー- 、
. / ノ \ /..:::::://::.::.厂::.\ / / / ̄`アヽ、
\ 〃 ̄〃{::.::.::.j{:.::.::.::.:.\ / /..::::::/ ハ
次回 Sturm und Drang GLITTER ―Fin. 君と見上げる夜空―<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 23:59:57.68 ID:hYSee3E0<>乙<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 00:00:17.43 ID:F85eXl.0<>乙!!!<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 00:01:45.91 ID:IQMWNWY0<>乙
前作の主人公に出番を食われるのは、続編の主人公の宿命ってヤツか……<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 00:02:19.42 ID:6rYbJTo0<>というわけで終わりです。
最終決戦終わりました\(^o^)/次回はいよいよ最終回です、というか明日です
長かったなぁ……半年かかったのか
明日はおそらくVIPでやります
携帯は規制されてないので、最後は携帯でやろうかと思います
佐々原氏がVIPでできなければこちらでやりますが
ではではまた明日。十六夜でした
明日は佐々原氏です!お楽しみに!<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 00:04:19.94 ID:6rYbJTo0<>>>829
んじょ→の です
noと打つときに間違えてjが入ってnjoと打ってしまったようです……<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 00:37:11.74 ID:0MTW.nE0<>解<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 18:00:09.78 ID:.F.oaAEo<>■ご挨拶
こんばんは、なんだか女子コーセーLifeという名の下ネタオンパレード作品になっているような気がします。
コーセーどこ行った? まあいいか。そろそろ、まとめよう。
今日も、頑張ります!
◆このお話の説明
女子校の教師として赴任した華山薫。しかし、変態理事長の命令により学校では、女装するように言われてしまう。
そんな馬鹿げた命令、普通の神経ならば却下するところだが、薫にはさる断れない理由があり、しぶしぶと引き受けてしまう。
すると、調子に乗った理事長は、彼の住まいを女子寮にしてしまったのだ。その女子寮には淫らな女子生徒ばかり。
彼の貞操を狙う女子生徒達の誘惑を跳ね除け、時には誘惑に負けつつも、その乱れた女子達の悩みを【身体で】解決していく話です。
この物語は乱れた女子高生を薫が更正する物語です。
<前回(全方位土下座)の多那のパンツの上に走るパンす……ちっがぁう! あらすじ>
多那が先生の部屋に幼馴染よろしく、当たり前のように不法侵入をするとそこには幼女(創造神)と裸で寝ている薫がいた。
多那が求めるままにベランダで寒風摩擦していると、ヤミとは逆隣の部屋に住む宇佐間 真央に指摘されてしまう。
※この物語は18歳未満の方が読むには、極めて不健全で性的な内容が含まれます。各自責任を持って読みましょう。<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 18:01:04.94 ID:.F.oaAEo<>──登場人物紹介──
華山 薫(はなやま かおる)… お約束的なツッコミ体質の主人公。常識人。じつは関東華山組の組長。背中にイレズミがある。
赤紗 多那(あかさ たな) … 薫のことをご主人様だと思っているM系女子高生。
主人公を「おねにーさま」と呼んで逆鱗に触れる。 意外にすごく器用。
裏影 ヤミ(うらかげ やみ)… アニオタ女学生。ストーカーに悩まされている。自分と同じアニメキャラがいることに喜び、
その登場人物を徹底的に凌辱する同人誌を描いたこともある17歳。17歳故、エロ同人誌は買ってません!
前回の話の途中から、語尾に「なの」が付くようになった。
小山内(おさない) ミレイナ=デスゥ … 身長1mのチミッ娘。モヒカンをつけて男のフリをしていた。先生にベタ惚れ中。
修羅 鬼滅(しゅら おにめ)… 野太い声の女子高生A。モブキャラ。キャピ声も出します。
田中 太子(たなか たいこ)… ごくごく普通の女子高生を意識して、無個性を個性にする女の子。下ネタ野郎。
範間 勇子(はんま ゆうこ)… ごん太い声の女子高生C。鍛えられた背筋が鬼の顔に見えるらしい。
不動 峰(ふどう みね) … 図太い声の女子高生B。モブキャラ。立つと教室の天井に頭をぶつけるくらい身長高い。
和藻手 尊菜(わもて そんな)… 女子高生。S系女子高生。有名風俗嬢とヤのつく職業の間に生まれた娘さんっぽい。30秒だけ先生とヤッて落ちた。
立派なM女になるために、近々ゴッドハンドを取得する予定。
宇佐間 真央(うさま まお)… スリングショットの卑猥な水着(下着)を恥ずかしげもなく着るファンタジーな女。なんだか禍々しい気を持っている。
創造神(そうぞうしん) … いたいけな○学生。外見10歳くらい。だけど商売敵にして、薫に処女を奪われた上に女にされてしまう。
原 真紀(はら まき) … おばちゃんくさい。腹巻の素晴らしさを世界に広めようとしている。
頭川 瑠依(あたまがわ るい)… 頭が悪い。ひたすら頭が悪い。
大庭 佳代(おおば かよ) … ひたすらバカ。瑠依と仲が良い。セーラー服の上にブレザーを着ており、三角グラサンをつけている。 <>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 18:02:31.18 ID:.F.oaAEo<>−可能な限り15分ごとに投下します−
前回のハイライト
多那「寒・風・摩・擦……して」
多那「あああっ! せ、先生っ、目は、目はぁっ!!!」
薫「そらそらっ! もっと擦ってほしいか? 擦ってほしいだろ? え?」
多那「わ、私、こんな展開望んでないっ! もっとインモラルでえっちぃのを期待して、いたあぁいっ!」
真央「時に先生……なぜ、そなたの部屋に多那と見知らぬ幼女がおるのじゃ? 説明してみよ」
薫「そ、それは……そのっ!? ダッチワイフ−僕の宝トレジャー−だっ!」
創造神「商売敵にこんなことを言うのは変だけど、伝えておくよ。あのコ……普通の女の子じゃないよ。魔の気配を感じる……それもとても大きな……」
しかし、俺は2つの危険が迫っていることに気付いていなかった。
一つは多那の魔手。
そして、もう一つは宇佐間 真央の……。
第8話 〜魔の手にからまれた薫 女装教師の貞操のピンチ再び〜
──<学校 教室>──
キーンコーンカーンコーン……。
どこの学校でも聞くチャイムが教室の中に響き渡る。
薫「日直」
真央「はい。おや……貴方は今朝、多那といた……」
薫「挨拶して下さいっ」
真央「ああ、分かった」
真央はすっと立ち上がると、大仰に右上に向かって手を振り上げた。<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 18:03:10.60 ID:.F.oaAEo<>
真央「立てよ、皆の衆っ!」
威勢のいい声が教室の中に響くと、全員、ザッと立ち上がり、ビシッと額に手をかざす。
真央「全員、>>844」
薫「ちょっと待てーーっ!!!」
真央の言葉と同時に、皆いっせいに、真央の言葉に従い、俺に向かって>>846し始めた。
<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 18:05:05.20 ID:ps8a6Sk0<>焼き土下座<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 18:10:30.58 ID:kdmQpYDO<>目覚めよ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 18:11:48.38 ID:F85eXl.0<>↓<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 18:13:01.69 ID:ps8a6Sk0<>亜空間転送<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 18:16:41.54 ID:.F.oaAEo<>(1)
真央「全員、目覚めよ」
薫「ちょっと待てーーっ!!!」
真央の言葉と同時に、皆いっせいに、真央の言葉に従い、突然瞳を光らせ始める。
そして、両手を上に掲げると、何かの儀式を俺に向かって開始する。
薫「お前ら、なんのつもりだ?」
多那「先生、日直の言うことに従うのが、この高校の決まりなんだよ♪ だから、真央様の言う通り、亜空間転送を始めます」
薫「亜空間転送っ!?」
突然、ファンタジーな話が混ざって混乱しそうになる。
<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 18:18:35.46 ID:.F.oaAEo<>薫「ああ、そうか、昨日俺はファンタジーRPGをやってたんだっけな。だからこんな夢を」
尊菜「先生、夢ではありませんわ」
太子「そうよ。私達も本当はこんなことしたくないんですから」
ヤミ「こんなこと言われるなんて、想像外でしたなの。でも日直の言うこと、従わないとだめなの」
薫「大概の人はしたくても出来ないと思うんだけどなっ!」
次々と日直の支持に従い始めるおかしなクラスメイト。夢だ、絶対夢だ。
薫「だいたい、俺……私をどこに亜空間転送するつもりっ?」
真央「ふふっ、知りたいか。ならば教えてやろう。それは>>850にだ!」
薫「な、なんだとっ!? そんな場所が本当に存在しているのか……?」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 18:23:33.83 ID:ps8a6Sk0<>アレフガルド<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 18:25:15.98 ID:F85eXl.0<>ヌーディストビーチ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 18:26:35.35 ID:.F.oaAEo<>>>850
な、なんだと……!? そんな天国のような場所が存在するのか……?<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 18:30:13.00 ID:.F.oaAEo<>薫「だいたい、俺……私をどこに亜空間転送するつもりっ?」
真央「ふふっ、知りたいか。ならば教えてやろう。それはヌーディストビーチにだ!」
薫「な、なんだとっ!? そんな場所が本当に存在しているのか……?」
真央「どうせ貴方も若い女性の肉体を求めてこの学校に来た女教師なのでしょう? だったら、好きなだけ拝める場所に行かせてあげるわ」
薫「違うわっ!」
どうしてどいつもこいつも、ビアン思考が当たり前だと思っているんだっ?
薫「そんなところに飛ばしても意味なんてないわ。それより、そんなところに飛ばして意味なんてあるの?」
真央「ああ、あるさ。私の野望のためには、お前達教師は邪魔なんだ」
薫「野望?」
真央「私の野望はまず、この高校を支配することなのだ。そのためには、まず邪魔な教師を全て消し、若い生徒を今後の戦力として精神支配のだ」
薫「 は っ ? (´・∀・)なにゆってんの、お前?」
これは今流行りの厨二病ってヤツなのか?
いけない。いい歳して、こんなこと真顔で言っていては、将来が危ない。
これは更正してやらないといけない。真央のためにも。
真央「バカにするな。私は魔王だぞ、そんなことも分からないのか、この下等な人間め」
薫「あーはいはい。分かった分かった。宇佐間、そういう思想を持つのは構わないけど、口に出すのはどうかと思うわ」
真央「よ、呼び捨てするなっ! 私を呼ぶぽきっ……呼ぶ時は『様』をつけろーっ!」
真央はぶんぶんと両拳を上下に振って、苛立ちを表す。
見ての通り、精神はお子様のようだ。
薫「教師が生徒に様付けして呼ぶわけがないでしょ。宇佐間、いい加減にしなさい」
真央「う、嘘じゃなーいっ! 本当に魔王なんだからーっ! 証拠に見せてあげるわ、私の魔王としての実力を……」
真央はそういうと、>>854し始めた。するとなんと>>856だ。<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 18:33:41.76 ID:F85eXl.0<>ラジオ体操<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 18:38:01.89 ID:kdmQpYDO<>ブリッジ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 18:40:55.54 ID:kdmQpYDO<>拍手喝采<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 18:43:15.43 ID:F85eXl.0<>地面が隆起<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 18:47:08.40 ID:.F.oaAEo<>薫「教師が生徒に様付けして呼ぶわけがないでしょ。宇佐間、いい加減にしなさい」
真央「う、嘘じゃなーいっ! 本当に魔王なんだからーっ! 証拠に見せてあげるわ、私の魔王としての実力を……」
真央はそういうと、ブリッジし始めた。 するとなんと地面が隆起し始めた! かのように見えただけだろう。
真央のセーラー服とスカートの隙間からは、健康的なおへそが見えるが、そこに色気を感じるほど、俺は上級者ではない。
薫「ふん、お前は何をしているんだ? ブリッジしてなんだというのだ?」
真央「なっ……」
真央「そ、そんな馬鹿な……地面が隆起しているんだよ……それが驚きに値しないの!?」
薫「あのなー、先生忙しいの。ホームルーム時間少ないんだから、変な手間取らせないでくれる?」
真央「わ、私を恐れないというのか?」
薫「教師が生徒を恐れる理由なんてないわ。はい、みんな、もう宇佐間に付き合う必要なんてないわ。座りなさい」
しかし、生徒達は真央の言葉に従っているのか、座ろうとしない。<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 18:48:27.57 ID:.F.oaAEo<>薫「座れと言っているのが聞こえないのか?」
多那「は、はいっ、ご主人様っ!」
尊菜「わかりましたわ」
ヤミ「わかりましたなのー」
真央「な、なんですってっ!? 私の呪縛を解いたっ!? そんな馬鹿な。この魔王の支配から逃れるなんてありえないっ!?」
真央はひどくプライドを傷つけられたのか、驚き戸惑っていた。
なんだか、マンガで見た台詞だな。厨二病はマンガに感化され過ぎだ。
薫「お前よっぽど、催眠術が得意なんだな。今度、不眠症に悩んでいるヤツとかにかけてやったらどうだ?」
真央「お前っていうなーっ! 私は魔王だーっ! 恐れおののけーっ!」
ぶんぶんと(o。><)o←こんな表情をして、両手を上下に振る真央。付き合いきれん。教師としては付き合わなきゃいけないが。
薫「宇佐間、お前放課後、>>860な。必ずだ、分かったな」
真央「分かった。お前の挑戦、受けてやろう。その時がお前の最期だ」
薫「言葉遣い気をつけること。貴方は生徒なのよ」
<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 18:55:38.92 ID:kdmQpYDO<>粛正<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 18:58:04.31 ID:k6p.MYDO<>勇者っぽいヤツの村を焼き打ち<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 19:02:54.78 ID:.F.oaAEo<>薫「宇佐間、お前放課後、勇者っぽいヤツの村焼き討ちな。必ずだ、分かったな」
真央「分かった。お前の挑戦、受けてやろう。その時がお前の最期だ」
薫「言葉遣い気をつけること。貴方は生徒なのよ」
俺は疲れた気持ちで、教室を出て行った。
──<職員室>──
職員室に戻り、次の授業の準備をする俺。朝っぱらから、真央の奇行を思い出すと、溜め息が出そうだ。
放課後にアイツと勇者っぽいヤツの村焼き討ちしなくちゃいけないと思うと、自然と溜め息が漏れてしまった。
???「あら、華山先生。溜め息はよろしくないですよ。腹巻を貸してあげましょうか?」
声をかけてきたのは同僚の原 真紀助教授だ。
どういうわけか、腹巻を異常に愛用しており、何かあるたびに腹巻を勧めてくる困った人だ。
薫「原先生……実はですね、私のクラスでかくかくしかじか」
ちなみに教師の間では私が男であることは周知(羞恥)の事実である。
女装教師だなんて、なんて周知プレイだ、コンチクショー。
<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 19:03:26.41 ID:.F.oaAEo<>真紀「あら、先生。そういう時は男なんですから、チョメチョメしてあげればいいんですよ」
薫「しないよっ!? 私は断じてそういうインモラルなことはしないよっ!」
真紀「じゃあ、なんで先生やってんですかっ!?」
薫「生徒を正しい道に導くためでしょっ!? なんでそんなに驚くんですっ!?」
真紀「普通は生徒全員孕ませるまで淫蕩三昧でしょっ? 理事長はなんのために貴方を雇ったと思っているんです!?」
薫「少なくとも、貴方が言うようなことをするためではないと思うなっ!」
はあはあ……ちくしょう、職員室まで安らぐ場所がないなんて反則だろ。
真紀「とにかく放課後にその厨二病のコと、村を焼き討ちするんですね。はあはあ、うらやましい」
いや、おかしい。この人、おかしい。興奮するポイントがとにかくおかしい。
真紀「あ、そうだ。華山先生。はい、これを私だと思って持っていって下さい」
薫「これは?」
俺は原先生から>>864を受け取った。
<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 19:08:50.85 ID:kdmQpYDO<>聖剣<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 19:10:04.49 ID:ps8a6Sk0<>性剣<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<>なんかRPGっぽいww<>2010/11/21(日) 19:15:08.78 ID:.F.oaAEo<>真紀「とにかく放課後にその厨二病のコと、村を焼き討ちするんですね。はあはあ、うらやましい」
──(真紀の頭の中)──
勇者「ち、ちくしょう。魔王軍がこんな辺鄙な村まで攻めてくるなんて」
魔王「残念だったな、勇者よ。お前が力を付ける前につぶさせてもらうっ。だがその前に、お前の子孫が生まれる可能性をつぶさなくてはな」
勇者「な、何をする、魔王っ!」
魔王「お前の子種を根こそぎ奪ってやる」
勇者「や、やめろーーっ! うわーーっ」
────────────
真紀「いけ、魔王様。ありの門渡りを責めるのよ。そうそうよ。『ふふふ、勇者と言えども普通の男と変わらないな』ああ……ステキなシチュエーション……」
いや、おかしい。この人、おかしい。興奮するポイントがとにかくおかしい。
真紀「あ、そうだ。華山先生。はい、これを私だと思って持っていって下さい」
薫「これは?」
俺は原先生から『性剣セクスカウパー』を受け取──。
薫「もちものがいっぱいです! もちものがいっぱいです!」
真紀「重要なアイテムだから受け取り拒否はできません!」
薫「捨てる性剣 捨てる性剣」
真紀「それを捨てるなんてとんでもないっ! それは捨てられません!」
俺たちは下らないやりとりをしつつ、半ばむりやり性剣を受け取らされた。
<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 19:18:58.38 ID:.F.oaAEo<>真紀「勇者の村、焼き討ちに私もついていきたいのですが、あいにくとエロビデオ研究会の活動が忙しくて」
薫(辞めてしまえ、そんな部活)
真紀「今年こそは全国優勝を目指したいので、ごめんなさいね」
薫「多少気になることはありますが、教師としての道を踏み外さない程度に頑張って下さい」
── 放課後 ──
仕事をキリのいいところで終わらせ、職員用の玄関で靴を履き替えていると、多那がやってきた。
多那「先生……私も行く。私も勇者を焼き討ちにしに行くよ」
大変思いつめた表情で、俺を見つめる多那。
薫「これは、俺とアイツとの問題なんだ。それを解決するまではお前の相手はしてられない」
多那「……わ、私にも問題があるよ」
多那は自分の胸を掴み、なきそうな表情で訴えてくる。だが、今は……あの厨二病をなんとかしないといけない。
薫「すまない。あとで相手してやるから」
俺は職員用の玄関を出て、校門へと向かうと、宇佐間が校門に背中を預け、ポンポンとカバンを蹴って待っていた。
薫「待たせたな」
真央「べ、別に1時間程度、待ったうちには入らない。それより、焼き討ちに行くぞ。準備はいいな」
俺はそっと性剣を見せた。
真央「な、貴様、それをどこで。いや、どういうつもりだ貴様」
薫「>>868」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 19:23:56.59 ID:F85eXl.0<>↓<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 19:27:51.59 ID:F85eXl.0<>お前に魔王を名乗る資格が有るかどうかこれで確かめてやる<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 19:31:03.17 ID:.F.oaAEo<>真央「べ、別に1時間程度、待ったうちには入らない。それより、焼き討ちに行くぞ。準備はいいな」
俺はそっと性剣を見せた。
真央「な、貴様、それをどこで……。いや、どういうつもりだ貴様! まさかこの真央・宇佐間を裏切るつもりかっ!」
最初からお前の仲間になんてなった覚えはないが……。
薫「お前に魔王を名乗る資格が有るかどうかこれで確かめてやる」
真央「くっ……分かった」
真央は屈辱的な表情を浮かべつつ、額に脂汗をたらしながらもうなずいた。
薫(…………冷静に考えれば、いきなりこんなバ○ブ見せ付けられたら引くよな?)
俺はウィンウィン鳴りながら、その身をくねらせる性剣セクスカウパーを見て苦笑いを浮かべた。
自分の行動にやっちまった、と思いつつも今更どうすることも出来ない。
ならば、ここはきちんとした話し合いをして、誤解を解き、その後、真央を真人間へと導く話し合いをしよう。
<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 19:34:17.86 ID:.F.oaAEo<>真央「だが、こんな人目がある場所では恥ずかしい。どこか人目の付かない場所に移動しよう」
真央はそう言いながら、少し思案する。
そして、考えが決まったかと思うと、指をパチンと弾いた。
薫「っ!?」
突然、俺たちの周りの空間がぐにゃりと歪んだかと思うと、
次の瞬間には俺の部屋に立っていた。
真央「こ、ここでなら……お前の持つ、その性剣を受け入れてやろう」
もじもじと恥らいつつも、真央はスカートの下に手を差し入れ、ショーツをゆっくりとおろし、膝丈で止める。
顔が真っ赤になっており、今にも泣き出しそうな表情が妙に男心をくすぐった。
真央「さあ、確かめてみるがいいっ!」
気丈に叫び、俺に背中を見せて、尻を突き出した。
薫「分かった」
俺は性剣セクスカウパーを>>872<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 19:36:25.22 ID:6rYbJTo0<>鼻の穴に挿入<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 19:39:09.75 ID:F85eXl.0<>投げ捨てて代わりに己自身の剣を…<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 19:41:19.33 ID:6rYbJTo0<>>>871
すみませんトリップはずし忘れてました……<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 19:43:51.15 ID:kdmQpYDO<>十六夜ェ…<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 19:45:28.46 ID:.F.oaAEo<>真央「さあ、確かめてみるがいいっ!」
気丈に叫び、俺に背中を見せて、尻を突き出した。
薫「分かった」
俺は性剣セクスカウパーを投げ捨てて、代わりに己自身の剣を……。
真央「うっ……く、んんっ、ふ、太いぃ……んんんっ」
真央はつらそうな表情を浮かべて、我が身に入ってくる図太い杭に涙を流した。
真央「ど、どうだ……これで分かったか。私が本物の魔王であること……なにぃっ!? ど、どうしてお前がっ!?」
薫「はあ、はあぁ、はあぁ、はあぁ……」
身体が熱い。なぜだ。どうして俺はセクスカウパーを捨ててしまったんだ?
真央「んっ、あ、あああっっ、や、やめっ……人間の分際で、あ、ああぁっぅぅぅんんっ!」
ずっずっと前後に揺れる刺激に、真央は悔しそうな声を上げる。
???「焼印の効果はばつぐんだよー」<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 19:48:20.01 ID:.F.oaAEo<>真央「き、貴様は創造神っ! しまった、貴様、創造神の手先ぃ……あ、んんんっ……だめぇ、やめてぇ」
薫「か、身体が勝手に動くっ……あ、ああ……」
自分の身体がまるで操り人形にでもされているかのように動いてしまっている。
しかし、真央の体内のリアルな感触が身体に伝わってくる。
気持ちよさが、下半身をざわめかせる。
創造神「いい姿だよー。魔王と人間のまぐわいなんて滅多に見られないよー」
真央「み、見るな、創造神っ……こんな姿……人間に襲われる姿を、見て楽しむなぁ……あ、ああぁんっだめぇ、だめぇぇ〜〜んっ」
真央の声に甘い響きが混ざり始める。
なにとは言えないが、白っぽくにごったとろみのある液がポタポタと垂れ落ちる。
真央「ううぅっ、あ、ああぁっ……こ、このくらいで屈すると思うなぁっ、あ、あああぁあっ、いやぁ、いやあぁっ、人間なんかに、人間なんかにぃっ……」
真央「わ、私は魔王なんだ、誇り高き魔王なんだぁ、あ、あああぁっ!!」
多那「……え、せ、先生……これは……これはどういうことっ……どうして、先生と真央さんが……」
薫「た、多那……これはっ……」
ど、どうするっ!? 行動:>>878<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 19:52:20.53 ID:F85eXl.0<>4P以外の何が有ると?<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 19:57:42.30 ID:kdmQpYDO<>↑<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 20:01:27.69 ID:.F.oaAEo<>真央「わ、私は魔王なんだ、誇り高き魔王なんだぁ、あ、あああぁっ!!」
真央の感極まった声が薫の部屋の中に響き渡る。
しかし、俺の腰は機械のように動き続け、真央を責め続ける。
真央「うっ、くぅぅっ、あ、ああぁ……だめ、もう、ゆるし、あ、ああぁっ……んんんんっ」
次から次へと、襲い来る刺激に真央の身体から力が抜けてしまったのか、床に崩れ落ちる。
しかし、俺はそのまま後ろから真央のお尻を掴み、前後に腰を振り続ける。
その動物的な行動は、興奮を強めた。
しかし、相手は生徒……こんなことしちゃいけないと思えば思うほど、背徳感が俺の下半身を硬くさせてしまう。
薫(くそぉっ……なんで俺はまたこんなことをっ……)
後悔の念が強く湧き上がる。しかし、身体を止めることは出来ない。
薫「くっ」
真央「あ、あああぁぁ……」
真央は涙を流し、一時の終わりを感じ取っていた。
創造神「……それで終わりだじゃないよー。焼印の力は強力なんだよ」
真央「え、う、うそ……まだ硬いまま……あ、ああぁんっだめっ、もう私っ……んんっ、くぅぅぅんんっ」
卑猥すぎる粘着音が部屋の中に響き渡る。
多那「……え、せ、先生……これは……これはどういうことっ……どうして、先生と真央さんが……」
多那が二度目の、しかも今度は真っ最中の現場を目的してしまい、唇をわなわなと震わせる。<>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 20:02:23.32 ID:.F.oaAEo<>薫「た、多那……これはっ……」
ど、どうするっ!?
薫「さあ、来い、多那っ! お前も混ざって4Pだっ!」
考えるよりも、口が勝手に動いていた。
多那「よ、よんぴぃ……」
創造神「多那おねーちゃん、これは魔王を浄化するための儀式だよ」
多那「えっ? 魔王?」
創造神「今朝、不思議な力で操られたでしょう? その原因はそこにいる真央なんだよー。だから、先生が懲罰を与えているんだよー」
多那「ほ、本当なの、先生……?」
薫(出来れば下半身に直結しない懲罰を与えたい……)
薫「ああ、そうだ。だからお前も協力してく……」
多那「そんなでまかせを言って、誤魔化さないで下さいっ! 私、先生は……先生はもっと真面目な人だと思ってたのにっ……馬鹿ぁっ!」
てっきり喜んで服を脱いで混ざってくるかと思われた多那が、泣きながら部屋を出て行ってしまった。
薫「多那……」
俺の身体は腰を振ることに夢中で、泣いて出て行った多那を追いかけることも出来ず、見送るしか出来なかった。<続く><>
佐々原海 ◆S1TzStjJG6<><>2010/11/21(日) 20:04:31.68 ID:.F.oaAEo<>──◆ あとがき ◆──
というわけで、終了です。
残り30分で、まさかのフラグが……。……もしかしてこれが、この作品の様式美になりつつあるんでしょうか?
それどんなエロゲ?
というわけで、付き合ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
少しでも楽しんでいただけたら、幸いです。
◆ 本日のピックアップ ◆
薫「宇佐間、お前放課後、>>860な。必ずだ、分かったな」
>>860 勇者っぽいヤツの村を焼き打ち
ちょ、それ魔王の台詞であって、教師の台詞じゃないwwwwwwww
しかも必ずとか、もろ犯罪者じゃねぇかっ! この学園以外でそんな発言したら即通報だ。<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 20:05:16.68 ID:ps8a6Sk0<>乙!<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 20:05:59.86 ID:F85eXl.0<>乙…<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 20:06:38.79 ID:.F.oaAEo<>【11/21 (日) 01:02時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
11/21 (日)
20:15〜/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Sturm und Drang GLITTER ―Fin.君と見上げる夜空―
11/22 (月)
20:00〜/満月 ◆MOON69mNOA氏 - 菊が葉もろとも涸れ落ちて とかいうやつの第二話的な
この次は、期待のクライマックス。十六夜氏の作品です。この僅かな間に用事を済ましちゃいましょう!<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 20:19:37.01 ID:6rYbJTo0<>佐々原氏乙です!
男口調の魔王っ娘……よござんす
献血に行ってきました
400ml抜く→医師「血圧下がりすぎヤバイヤバイ」→点滴
ほんと何しに行ったんだ……
さて、今日で累計88話に及ぶ超長編Sturm und Drangも完結です。
最後まで楽しんでいただけたら光栄です
ではでは、そろそろ始めていきましょう<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 20:20:17.52 ID:6rYbJTo0<>≪スタースクレイパー軍≫
○ディナント・カイン ♂・14
搭乗機は専用機「ニャルラトホテトチップス」。エニスの実弟。記憶を消された状態で『進化人類同盟』の研究所で目覚め、その後スタースクレイパー軍と行動を共にすることに。
スカーレットに惹かれている一方で、ミコトや姉のエニスのことも大切に思っている。自身の記憶を取り戻し、ジュピターとの最終決戦に勝利した。
○三坂 ミコト(ミサカ ミコト) ♂・19
搭乗機は専用機「インテグラル」。驚異的な射撃能力と動態視力を持つ。どっからどう見てもちっちゃい女の子だが、れっきとした男の子。
スタースクレイパー軍で専用機「フロイライン」を駆り、トーキョー決戦で宿敵ナナシと相討ちとなって東京湾に消えたと思われたが、エニスに回収されて監禁。
のちに洗脳を受け『アルカナ』のパイロットとなるが、紅の呼びかけで洗脳が解除され正気に戻り、スタースクレイパー軍に復帰。デューの《教皇》ハイエロファントに打ち克つ。
○永田 紅(ナガタ コウ) ♀・18
搭乗機は専用機「グロースムター」。かつてミコトに助けられて彼に惚れ、ミコトの遺志を継いでスタースクレイパー軍に入隊した。
生き別れの姉である藍を探しているとミコトに告げたが、実は紅は藍のクローン体だった。藍の駆る《女帝》エンプレスを倒し、因縁を果たす。
○不夜城 スカーレット(フヤジョウ スカーレット) ♀・17
搭乗機は専用機「フェイタル・フェニックス・フェザー」。紅の後輩で気弱な性格だが、仲間たちとの訓練を経て徐々にパイロットらしさが芽生えて行く。
最愛の兄であるレッドの死後、紅同様兄の遺志を継いでスタースクレイパー軍に入隊した。カインに惹かれている。
○ジル・レトロポリタン ♂・18
搭乗機は専用機「レッドスプライト」。もともと工兵だったが特異体質のため専用機パイロットに抜擢されてしまったヘタレ。
かつてのレッドの舎弟の一人であり、立派になってスカーレットに告白するために、専用機パイロットを続けることを決意した。殆どの人に生理的に拒否される。
○大河 リリィ(タイガ リリィ) ♀・17
搭乗機は専用機「サハギン」。百合趣味があり(女だと思っている)ミコトが好き。トーキョー決戦でエニスとの戦闘に破れ、意識不明のまま眠っていたが一年半後に目覚める。
○ユーリア・フリードリヒ ♀・?
第0艦隊クリーク・トリスタンの艦長兼司令で、紅たちの上官。トーキョー決戦時の専用機パイロットのうち唯一無事に生き残った。ショタ好きの年増。
○長官 ♂・52
スタースクレイパー軍の長官。ただならぬ気配を持つ壮齢の男で、射撃の腕前は未だ健在。不定期に自作ポエムを発表している。
○ファックマ・イア・スホール ♀・?
長官の中の人。守護精霊的な役割を果たし、長官に力を与えている存在。見た目はネコ耳幼女。意外と出番があった。
○黒崎 マユリ ♀・13
スタースクレイパー軍第0艦隊の整備士。専用機のチューニングは一流。機体の整備のためにパイロットにスキンシップを求める。
◇メカニック
http://nozomi.eco.to/uploda/src/muriyari38.jpg <>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 20:21:05.73 ID:.F.oaAEo<>>>885
ちょ、何してんですかwwwwww
点滴は飯に困った時には便利ですが……。
とりあえずwwktk<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 20:22:20.72 ID:6rYbJTo0<>≪アルカナ≫
○ディナント・エニス ♀・19
gU。搭乗機は《女教皇》プリエステス。カインの実姉で、「宵の白鷹」の異名を持つ凄腕パイロット。『アルカナ』の幹部の一人だが、ミコトに惚れ彼を嫁にすることを目論む。
天然である一方で、ミコトを一瞬で男と見抜くほどの鋭い観察眼を持つ『アルカナ』の頭脳で狡猾な性格。カインに説得され『アルカナ』を裏切った。
●永田 藍 ♀・21
gV。搭乗機は《女帝》エンプレス。クローンである紅のオリジナルで彼女と瓜二つだが、紅のことを劣化コピーとして蔑む。紅に敗れ拘束された。
●セロ・ヒッキーノ・ゴーシュ ♂・24
gT。搭乗機は《魔術師》マジシャン。レッドへの私怨からスカーレットとの戦いに興味を抱く。かつてはマジシャンだった。
●クラースナヤ・トラノフ ♀・19
gY。搭乗機は《恋人達》ラバーズ。いかにもツンデレっぽい少女。いろんなところにフラグを立てる傾向がある。スタースクレイパー決戦後、竹富と共にどこかへと消えた。
●ライガー・コウメイ ♂・26
g\。搭乗機は《隠者》ハーミット。光学迷彩スーツを着て透明になることが可能。ジルに敗れ、拘束された。
●竹富 八郎(タケトミ ハチロウ)♂・25
g]。搭乗機は《運命の輪》デスティニー。メガネ&カメラの男。公私混同しなさすぎるタイプ。スタースクレイパー決戦後、クラースナヤと共にどこかへ消えた。
●レジワロス ♂・27
9II。搭乗機は《吊るされた男》ハングドマン。やる気のなさそうな男。ミコトに敗れる。
●キメラ・パープル ♂・21
9X。搭乗機は《審判》ジャッジメントですの。ジルと交渉し『アルカナ』を裏切るが、ランに粛清された。
●ラン・カーター ♀・23
9XI。搭乗機は《世界》ワールド。トーキョー決戦で蒼井を葬った。ジルと対戦し驚異的な剣技で圧倒するが、ジルに敗れた。
●キング・ジュピター ♂・?
bO。搭乗機は《愚者》トリックスター。『アルカナ』のリーダー格である慇懃な紳士風の男。かつてスタースクレイパー軍に所属していた。カインに事実上敗れ、拘束される。
●デュー・タナカ ♂・29
gX。搭乗機は《教皇》ハイエロファント。一人で《愚者》トリックスターを除く全『アルカナ』上位機体に匹敵する実力を持つ。ミコトに敗れた。
◆メカニック
http://nozomi.eco.to/uploda/src/muriyari39.jpg<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 20:23:26.86 ID:6rYbJTo0<>≪地球軍≫
◎小林 ミナミ ♀・21
地球軍のパイロット。トーキョー基地所属。オックスコルト操縦では確かな腕前を持つ、小柄な女性。かつてミコトに気があったらしい。
◎ジャン・ヌダルク ♂・34
地球軍のパイロット。リオデジャネイロ基地所属。アマゾンの奥地にあるハニューダ村の出身で、オックスコルト戦では剣技を得意とする。片言で話す設定。
【用語】
☆スタースクレイパー
物語の主な舞台。第二の地球と化した火星と地球の中間に浮かぶ大規模国際宇宙ステーション。火星と地球の中継地として機能する他、様々な機関があり一つの都市となっている。
スタースクレイパーの治安維持を行うのが、地球からも火星からも独立した治安維持組織スタースクレイパー軍である。
☆オックスコルト
人型搭乗兵器の総称。スタースクレイパー軍は突出した戦力を誇る5機の専用機を保有している。紅やカイン、スカーレットやジルはそのパイロット。
☆第0艦隊
スタースクレイパー軍の保有する艦隊のうち、特殊任務を担当する特務艦隊。少数精鋭である専用機を保有し、一般艦隊が出撃できない状況に対応する。
クリーク・トリスタンを本艦としていて、司令であるユーリアが艦長を務める。
☆アルカナ
腐敗した世界を革新しようと動いている軍団。配下に複数の組織を抱えている。0〜XXIまで22機のオックスコルトと22人のパイロットを持ち、中でも0〜X番は別格。
W、Z、[、XI、XIII、XVI、XVII、XVIII番はトーキョー決戦で失われたが、XI番の《正義》ジャスティスはミコトをパイロットとして復活した。本拠地は月。
☆進化人類同盟
人であることの尊厳を捨て、新たなる異能の力を手にしようと研究をしている組織。噂ではクローンや人体改造を行っているらしい。
スタースクレイパー軍に殲滅され、残党が『アルカナ』の《節制》テンパランスと共にスタースクレイパーに攻撃を仕掛けたが、返り討ちに遭い壊滅。
☆月
21世紀末ごろから、人類の宇宙進出の第一歩として開発された天体。22世紀にはより地球環境に近い火星の開発計画が確立され、月の存在はお役御免となった。
そのため月には23世紀末となった今でも百年以上前の機構や建造物が残っており、ゴーストタウンのような雰囲気を醸し出している。
ここを拠点にする犯罪組織は後を絶たず、地球軍も取り締まりを強化しているが、未開の地での規制はあまり上手くいっていない。『アルカナ』の本拠地もここにある。 <>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 20:23:47.82 ID:6rYbJTo0<>【ストーリー】
西暦2280年。トーキョー決戦から一年の月日が経ち、スタースクレイパー軍をはじめとする各軍は来るべき脅威に向けて武装を強化した。
かつてミコトを愛していた少女・紅はミコトの遺志を継いで3号機「グロースムター」のパイロットに、同じくレッドの妹であるスカーレットは1号機「フェイタル・フェニックス・フェザー」のパイロットとなる。
新設された第0艦隊「クリーク・トリスタン」で、司令となったユーリアの下、二人は訓練に励んでいた。
『進化人類同盟』の研究所で目を覚ました少年・カインは、自分の記憶が失われていることに戸惑いつつ、出逢った純白の機体・「ニャルラトホテトチップス」と共に『進化人類同盟』を攻めてきたスタースクレイパー軍に着いていくことに。
その後、カインは2号機「レッドスプライト」のパイロット・ジルを含めたスタースクレイパー軍のパイロットたちや、長官、ユーリアたちと交流を深めていく。ときに『アルカナ』の軍勢と戦いつつ、
カインは自身の居場所がスタースクレイパー軍にあることを実感するようになった。特に、スカーレットに対してカインは特別な思いを抱いていく。
そんな中、カインは『アルカナ』からカインを取り戻しに来たという二人組、クラースナヤと竹富に遭遇する。彼らはスカーレトの兄・レッドを殺したのはカインの姉であるエニスだと告げ、真実を知るべくカインは『アルカナ』へと向かう。
月の『アルカナ』本拠地でカインは実姉・エニスと逢い、彼女が冷酷な人物ではないと(騙されて)知る。トーキョー決戦後エニスによって拉致・監禁されているミコトに彼本人だとは知らずに遭遇し、
さらにクローンである紅のオリジナル体・藍と出遭い、カインは『アルカナ』の内部事情を知っていく。
その後カインの反応を追って助けに来たスカーレットたちに助けられ、カインは自分の居場所はスタースクレイパー軍にあることを告げて『アルカナ』を去った。
やがて地球での訓練やジルと合体しての『アルカナ』との戦闘を経て、カインや専用機パイロットたちは徐々に強くなっていく。
その頃、意識不明に陥っていたリリィは一年以上の時を経て目覚めるが、以前の記憶を失っており紅の顔すらわからない状態だった。だが彼女の過去を知りたいという意志を知り、紅は今までのこと、そしてミコトのことを話した。
再び専用機パイロットとして戦うことを選んだリリィは、4号機「サハギン」のパイロットとなる。ミコトのことを思い出すために生きると誓い、リリィは徐々に元の記憶を取り戻していく。
そしてついに『アルカナ』の侵攻が再び開始され、火星に危機が迫る。『アルカナ』の先兵として火星を襲撃する《正義》ジャスティスから洗脳されたミコトを助け出し、紅たちはミコトを取り戻す。
火星は壊滅寸前に追い込まれ、そして『アルカナ』の魔の手が最終決戦を引き起こす。
【前回のあらすじ】
西暦2280年 12月24日。クリスマス・イヴのこの日、『アルカナ』の艦隊がスタースクレイパーへと総攻撃を仕掛けた。艦で外壁に開けた穴から『アルカナ』のオックスコルトが侵攻し、スタースクレイパー軍は迎撃に向かう。
各専用機パイロットがそれぞれの戦いに打ち克つ中、カインは『アルカナ』のリーダーたるジュピターと、ミコトは戦艦可変型オックスコルト《教皇》ハイエロファントを駆るデューと対戦することに。
自身の忌まわしき記憶を取り戻したカインはジュピターへ最終決戦を挑み、千日手に持ち込んだところでジュピターをジルに捕えさせることに成功した。
《教皇》ハイエロファントと交戦するミコトは苦戦を強いられるが、そこに藍との戦いを終えた紅と長官が現れ、ミコトはサポートを受けつつ《教皇》ハイエロファントに挑む。
さらにカインのニャルラトホテトチップスとの合体機『蒼穹』の機体・ネオエルダーを使い、ミコトは《教皇》ハイエロファントのコックピットを撃ち抜き《教皇》ハイエロファントを停止させた。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 20:25:23.39 ID:6rYbJTo0<>【戦果報告】
西暦2280年12月24日 P.M.5:09(世界標準時)、『アルカナ』の部隊が地球、火星、スタースクレイパー軍への同時攻撃を開始。
『アルカナ』リーダー、キング・ジュピター率いる大戦艦群、および大多数の『アルカナ』上位機体はスタースクレイパーへと侵攻。
スタースクレイパー軍は直ちに全戦力を以って迎撃を開始し、gUディナント・エニスの離反もあって『アルカナ』の艦隊は全滅。首謀者キング・ジュピターを拘束した。
火星にはgYクラースナヤ・トラノフ及びg]竹富八郎率いる部隊が侵攻し、既に半壊状態にあった火星軍を徹底的に攻撃。火星軍の復興には時間を要するものと思われる。
地球には9V《悪魔》デビルのパイロット(本名不明)率いる部隊が侵攻。地球軍のジャン・ヌダルク少佐が相討ちとなり、これらを全滅させた。
被害状況
地球 軍人死者8490人 民間人死者32人 被害総額780億ドル
火星 軍人死者9142人 民間人死者781人 被害総額4190億ドル
スタースクレイパー 軍人死者1920人 民間人死者0人 被害総額241億ドル<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 20:26:45.44 ID:F85eXl.0<>ジャン死んだんか…<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 20:27:11.60 ID:6rYbJTo0<>_■■■___■_____________________
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十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 20:30:53.99 ID:6rYbJTo0<>西暦2280年12月25日。
スタースクレイパーでの決戦が幕を閉じた。『アルカナ』の部隊は大半が壊滅し、拘束され、一部は逃亡を果たした。
一つの戦争が終わりを告げた。全世界が安堵と脱力に覆われる中、しかしその残した爪痕の大きさに、人々の気持ちは安らぐことはない。
戦闘を終えたスタースクレイパー軍の基地では今、拘束した『アルカナ』のメンバー達を一時的に拘置するため、拘置所への護送が行われていた。
護送には通常の陸戦兵士が当たるが、今回は専用機パイロットたちも同行を許された。
護送される列の中には厳重に拘束されたジュピターや藍、そして軽い拘束を受けたエニスの姿があった。
「……エニス」
そのエニスに向かって、実弟たるカインは声をかける。
「俺の言葉に耳を傾けてくれて、ありがとう。あそこでエニスが寝返ってくれなかったら、俺もいま生きていたかどうかわからない」
「…………」
「エニスが出来るだけ早く出られるように、上に掛け合ってみる。それがダメでも……毎日面会に行くから」
「……うん。ありがとう、カイン」
エニスの瞳は潤んでいた。演技ではなく、おそらく本当に。
その瞳を傍らのミコトに向けて、エニスは告げた。
「ミコト。>>896」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 20:34:29.23 ID:.F.oaAEo<>結婚してくれ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 20:34:35.86 ID:IQMWNWY0<>実は私のおなかの中には、あなたの赤ちゃんがいるの。マジで。母子手帳も発光してもらったし。<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 20:36:15.67 ID:IQMWNWY0<>あ、やべ、発光じゃなくて発行だ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 20:37:47.80 ID:.F.oaAEo<>>>896
キラキラ母子手帳☆キラッ<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 20:43:50.59 ID:6rYbJTo0<>その瞳を傍らのミコトに向けて、エニスは告げた。
「ミコト。実は私のおなかの中には、あなたの赤ちゃんがいるの」
「…………。……………………え?」
「本当なの。実はもう母子手帳も発行してあるの」
「え。え? ほ、本当に? 本当の本当に?」
ミコトの表情が青ざめ、その背後の紅とリリィの表情が硬直する。
対して当のエニスは嬉しそうな顔で、
「5回くらい生でヤったから……できるのは当然と言えば当然なの。あ、いま3ヶ月だって」
「……マジ? 執行猶予もらうための嘘とかじゃなくて?」
「うん。よかったのカイン、これでめでたくミコトがお義兄さんなの」
「 」
ミコトは言葉を失う。
そういえば『アルカナ』の基地でエニスに襲われてむりやりさせられたことが何回かあったが……完全に計算されていたようだ。さすがエニス。
「……ミコト? 後でちょっと話があるんだけど」
「このままだとミコトがエニスと合法的に結婚することに……こうなったら私たちも孕ませてもらわないと」
「り、リリィ? 紅!? ちょっと待っ」
リリィがミコトをホールドし、基地の中へと引きずっていく。
その様子と嬉しそうなエニス、そして戸惑うカインを一通り眺めた後、紅は藍へと目線を向けた。
「……藍」
「何ですか」
「私も、あんたに言わなきゃいけないことがあるわ。>>901」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 20:44:37.41 ID:.F.oaAEo<>実は私のおなかの中には、あなたの赤ちゃんがいるの。マジで。母子手帳も発光してもらったし。
<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 20:48:55.94 ID:kdmQpYDO<>私と貴女のどちらが本物かなんてどうでも良い事だ<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 20:58:51.25 ID:6rYbJTo0<>「……藍」
「何ですか」
「私も、あんたに言わなきゃいけないことがあるわ」
その瞳をじっと見つめて、紅は言葉を紡ぎ出す。
藍が見つめる紅の瞳には、もはや敵意は存在しなかった。哀れみも、怒りもなく。ただ、藍を藍として見た瞳だった。
「私とあんたのどっちが本物でどっちが劣化コピーかなんて、もうどうでもいいことなのよ。藍は藍だし、私は私でしかない。
クローンと言えど違った成長をした私たちは、お互いに優れているところも劣っているところも違う。比べること自体が、間違ったことだったのよ」
「……だから、どうしたって言うんですか。私は帝王なんかじゃなくて、あなたと同レベルの人間だったって言いたいんですか?」
紅は首を横に振る。そして、続けた。
「私とあなたではレベルが違う。否定的な意味でなく、肯定的な意味で。言ったでしょ、比べること自体が間違いだって。
どっちが優秀かなんてわからない。何を使ったって、比べることはできない。だから私は私で、あんたはあんたなの。
もう私があんたに敵意を向ける理由はない。あんたはもう『アルカナ』じゃないんだから、これからはただ一人の人間として扱っていく。……それだけよ」
「…………」
「……生まれてからずっと血縁がなくて天涯孤独だった私にも、家族と呼べるような人はできた。でもね、本当に血を分けあった家族はいないのよ。
だからオリジナル体のあんたを探して、私はここまでやってきた。だって、藍は私のたった一人の血を分けあった家族だから。
欲を言うなら……罪を償った後、私のたった一人の家族として、一緒に暮らせないかな」
「>>904」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 20:59:56.67 ID:.F.oaAEo<>望むところよ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 21:01:29.51 ID:F85eXl.0<>それは無理ね
ミコト君に悪いじゃない<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 21:01:50.04 ID:ps8a6Sk0<>考えてあげる<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 21:02:20.71 ID:IQMWNWY0<>\_ノ \\ ヽ/ / /,. -ー- ー-ミ_ ハ
\::::::::::::::...\\ヽ // /::_;::ー:、__>ミ、─' ノ::ヽ
` =ァ::::\ Y{/∨/__/\\ ヽ;::\:__丿
、 / ..:`ヽ::|l;::ヽ<′ \\ ∨/::/
:::ゝー/ ..::彡ーァ´~ \\ 、 、 ヾ}.__}/:/
\{ 〈 .:/::/ 〃 u \', 〉 〉≧彡く|:::厶-─- 、
.:\\ {:::{ |L _ ,.ィ≦ミキ l ,ィ;:) 〉 ト〈 \
\ ..::ヽ:::人 || 二二ミ、 }} |/ ー ' | ヽ \
\>、::_ノ |:| ||イ´ (:) ノ〉 } リ ヽ. l \ .}
ゝ-彡' |:| || `二彡' 、 ∧ ', ,' 「い、嫌だァ……!」
ヽ::::\ ソ ヘ / 〉 / ', } /
\::::ヽ ′ / l l /
\::::\ ,. ー _フ ,' | | ./
\:::::ヽ ∠ -‐ l / /
\::::::>ー- 、 / ヽ /
`>、:::::::::/ ̄ ´〉/ ', _〃
7:/ // } }´:/
/ / // /::/<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 21:14:19.85 ID:6rYbJTo0<>「……生まれてからずっと血縁がなくて天涯孤独だった私にも、家族と呼べるような人はできた。でもね、本当に血を分けあった家族はいないのよ。
だからオリジナル体のあんたを探して、私はここまでやってきた。だって、藍は私のたった一人の血を分けあった家族だから。
欲を言うなら……罪を償った後、私のたった一人の家族として、一緒に暮らせないかな」
「それは無理ね」
藍は即答した。予想の範囲内だったのか、紅はさほど驚いた様子は見せない。
だが――藍はその先を続けた。
「だって、私がいるとミコトさんに悪いもの。貴女がミコトさんとイチャつけないでしょ?」
「……藍……」
「それか私がミコトさんを寝とっちゃうかですね。知らない間に私も妊娠しちゃってるかも」
「藍!?」
あはは、と藍は笑って見せる。思えば、藍がこうして笑うのを紅は初めて見たような気がした。
藍は紅の瞳を見つめ直して、
「……ま、考えといてあげます。何年後になるかはわかりませんけどね」
「うん。……待ってるわよ」
お姉ちゃん、と小さく付け加えて、紅は足を止めて護送されていく藍を見送った。
家族として一緒に暮らせる日を夢見て。
「……さて。そろそろ隊舎に戻るとしますか」
「ああ」「はい!」「そうだな」
カインとスカーレット、そしてジルを引き連れて、紅は隊舎へと戻って行く。
まるでいつもの風景のようだった。専用機パイロットは、一人として欠けることはなかった。
一年前の決戦で散って行った二人が、見守ってくれているような気がした。
その頃。
久方ぶりのオックスコルト戦闘を終え、スタースクレイパー軍の基地に戻ってきた長官を待っていたのは>>909<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 21:15:36.79 ID:.F.oaAEo<>地獄のようなシゴキだった<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 21:16:48.74 ID:IQMWNWY0<>戦後の治安維持と、難民の世話と、経済への影響の緩和と、今回の事件で暗躍した政治家の洗い出しと、スタースクレイパー存続のための予算の確保と、ポエムの作成作業だった。<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 21:23:01.94 ID:F85eXl.0<>>>909
最後は同列なのか?wwwwwwwwww<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 21:29:50.91 ID:6rYbJTo0<>その頃。
久方ぶりのオックスコルト戦闘を終え、スタースクレイパー軍の基地に戻ってきた長官を待っていたのは、
戦後の治安維持と、難民の世話と、経済への影響の緩和と、今回の事件で暗躍した政治家の洗い出しと、スタースクレイパー存続のための予算の確保と、ポエムの作成作業だった。
長官室の机の上にうずたかく積まれた書類の山、そしてその倍はあろうかというポエム用用紙の山を前にして、長官は葉巻をくゆらせる。
(……さて、事後処理が大変だな。無我夢中で第一線を駆け抜けて後は休むだけだったパイロット時代が懐かしい)
『葉巻吸ってないで早く取りかかりましょうよ』
(言うな、ファックマ。何事も心の準備が必要なんだよ。……まずはポエムで心を休めて)
『早くしてください』
と、そのとき。書類の山の向こう側から、ひょこっとユーリアが顔を出した。
長官は自分の中にいるファックマとの対話を切り上げて、
「ユーリア。いたのか」
「いましたよ、ずっと。書類の山で見えなかっただけです。……それより、今回の件についてですが。
専用機パイロットの活躍によって、隊内で第0艦隊の人気が上がっているようです。それと入隊志望者も俄かに増えてきているそうで」
「うむ。よかったじゃないか、これでパイロットの補充も楽になる」
「紅やスカーレットがそれぞれくっついちゃったりしたら専用機パイロットにも欠員が出ますからね。よかったですよ本当に」
「……そっちの心配か」
長官は窓の外を見やり、わいわいと話しながら隊舎へと入っていく専用機パイロットたちを眺める。
ミコトとリリィの姿が見当たらないが……どこへ行ったのだろうか。
「まさか全員生き残れるとはな。……我が子のように抱きしめてやりたいくらいだ」
「いいと思いますよ。私もこの後そうしてきます」
――1日後。
12月25日の夜を迎えた。『アルカナ』との戦闘ですっかり忘れていたが、そういえば今日はクリスマスだったのだ。
そんな誰しもが浮かれる夜、カインは>>913<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 21:36:45.01 ID:F85eXl.0<>寝坊した<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 21:36:46.46 ID:ps8a6Sk0<>リア充気分を満喫していた<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 21:38:18.55 ID:IQMWNWY0<>スカーレットにセクハラをしており、彼女の方も口では嫌がっていてもあんまり嫌そうじゃないらしかった。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 21:46:41.57 ID:6rYbJTo0<>――1日後。
12月25日の夜を迎えた。『アルカナ』との戦闘ですっかり忘れていたが、そういえば今日はクリスマスだったのだ。
そんな誰しもが浮かれる夜、カインはリア充気分を満喫していた。
隣室のスカーレットの部屋に向かい、その中でカインはスカーレットと二人きりの夜を過ごす。
「よかったのカインくん? ユーリア司令主催の慰安会に行かなくて」
「いいよ。……俺はスカーレットと一緒にいるのが、一番の慰めだし」
そう言って、カインはスカーレットの横に座る。
知らず、二人は手をつないでいた。戦闘中に恥ずかしいことを言ってしまった手前、もう後戻りはできない。
(えーっと……俺の子どもを産んでくれとか言ったんだよな……。……う、今になって思い返すと恥ずかしい)
「カインくん?」
「あ、う、うん。……ちょっと緊張しちゃってて」
「…………」
顔を赤らめて、カインはスカーレットから目線を逸らす。たしかに緊張しているようだ。
スカーレットはそのカインの目をじっと見つめた後、>>917<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 21:49:12.88 ID:.F.oaAEo<>そっと、目に指を近づけた。<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 21:50:11.86 ID:IQMWNWY0<>舌なめずりしながら、股間を撫で上げた<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 21:52:27.36 ID:.F.oaAEo<>>>917
ちょwwwwwwまwwwwww<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 21:57:31.58 ID:F85eXl.0<>>今になって思い返すと恥ずかしい
今までの行動からして物凄い今更感が…<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 21:59:46.54 ID:6rYbJTo0<>顔を赤らめて、カインはスカーレットから目線を逸らす。たしかに緊張しているようだ。
スカーレットはそのカインの目をじっと見つめた後、舌舐めずりしながら股間を撫で上げた。
「っ!? す、すすスカーレット!?」
「あ、カインくん……もう大きくなってるんだ」
「そっ、そりゃあ……好きな人と二人きりになれば、そういうこともあるだろ」
「…………カインくん」
スカーレットは目を閉じて、カインの唇にそっと自分の唇を近付けた。
優しく二つの唇が触れ合う。気付けばカインは、スカーレットの肩に手をまわしていた。
「んっ……」
「…………ぷ、は」
数秒の口づけの後、二人は唇を離して息を吐いた。
スカーレットの顔も赤い。完全に、二人ともムードが出来上がっていた。
(こ、この後どうするんだろう。やっぱり……やるのか? やっちゃうのか?)
「カインくん……しよ」
「う……うん」
そしてカインとスカーレットは、>>922<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 22:02:53.27 ID:ps8a6Sk0<>どちらがパイロットとして優れているのか、
命を賭けた最終決戦を始めた<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 22:03:04.89 ID:IQMWNWY0<>若さゆえの勢いと情動に身も心もまかせ、そのまま夜も寝ないで休憩すらしないでぶっ通しで子作りにいそしんだのだった。<>
十六夜 ◆16moonQpow<>18禁描写久々すぎる<>2010/11/21(日) 22:16:46.15 ID:6rYbJTo0<>そしてカインとスカーレットは、若さゆえの勢いと情動に身も心もまかせ、そのまま夜も寝ないで休憩すらしないでぶっ通しで子作りにいそしんだのだった。
午前5時。汗を散らしながら、カインはベッドの上でスカーレットと重なっていた。
無論、まだ終わってはいない。二人は以前繋がったままだ。
「うっ……スカーレット!」
「カインくん……ん、んぅ……っ」
激しく身体を動かし、カインはスカーレットに自分の腰を打ちつける。
スカーレットの中から白濁した液体があふれ出ているが、カインはそれすら躊躇わない。
若さで限界まで溜まった性欲の全てを、今夜ここで、スカーレットの中に全て出し切るつもりだ。
これが初めての体験になるカインには、スカーレットを満足させるだけのテクニックは持ち合わせていない。だからこそ、カインは下半身に全神経を集中させていた。
「くっ……出、る……っ!」
「きて……私に、カインくんの赤ちゃん、産ませてっ……!」
スカーレットの扇情的なセリフに興奮してか、カインは今夜一番の量をスカーレットの中に解き放った。
彼女の中に収まりきらなかった乳白色の液体が、ごぽっと外にあふれ出る。これで通算6回目だ。
「もう……無理かも……」
「はぁ、はぁ……私、も……」
カインはスカーレットの上に倒れ込み、覆いかぶさる。
その愛する男の身体を、スカーレットはきゅっと抱きしめた。
「カインくん……大好きだよ」
「ああ。……俺も、スカーレットのことが大好きだ」
「ねぇ、カインくん。一つお願いがあるんだけど……>>925」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 22:21:40.51 ID:IQMWNWY0<>もし浮気なんかしたら、その時は私のこの手でカイン君を殺させてね♪<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 22:21:53.62 ID:F85eXl.0<>愚者のパイロットの人とハーレムがどうとかって語ってたらしいけどどういう事か聞かせてもらえる?<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 22:32:02.72 ID:6rYbJTo0<>「カインくん……大好きだよ」
「ああ。……俺も、スカーレットのことが大好きだ」
「ねぇ、カインくん。一つお願いがあるんだけど……《愚者》トリックスターのパイロットの人とハーレムがどうとかって語ってたらしいけどどういう事か聞かせてもらえる?」
「え?」
「エニスさんとミコトさんと4Pがどうとか……言ってたよね」
「ど、どこでそれを……」
「言 っ て た よ ね」
ぎゅぅうううっ、とスカーレットはカインを強く抱きしめる。抱いて、締める。
その瞳に嫉妬を宿して。
「カインくんは私だけ見てればいいんだよ。そりゃエニスさんはカインくんの実の姉だしミコトさんは義理の兄になるから家族かもしれないけどそんな邪な目で二人を見ないでほしいな
だってカインくんの奥さんになるのは私だけだしなれるのも私だけだから他の誰にもカインくんを私はしないし性交渉も絶対にさせないんだからだから絶対に手を出さないでね本当に
もしそれでもカインくんが言いつけを破るようなら私嫉妬のあまりカインくんを拘束して地下室に監禁してこれから私なしでは生きられないようにしてあげるんだから覚悟してよね
ああでも食事と排泄は気にしなくていいよ私が手作りの料理をちゃんとあーんして食べさせてあげるし排泄だって私に任せてくれれば大でも小でもちゃんと受け止めてあげるんだから
だから絶対にエニスさんやミコトさんに手を出すようなことがあっちゃダメだよ一緒にお風呂とかもダメだからねいい?わかった?わかったらいっぱいキスしてねカインくん」
「あ……ああ……」
「本当ね。大好きだよカインくん」
そう言って、スカーレットは今夜何度目になるかわからない口づけをカインと交わす。
その部屋の外側でジルが嗚咽を漏らしているのも知らずに。
一方その頃、ミコトの方はと言うと>>928<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 22:32:23.36 ID:.F.oaAEo<>>>925
修羅場?<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 22:33:30.23 ID:IQMWNWY0<>(1期7話で話しかけてきた謎の声とか、結局誰だったんだろうなぁ。まあ、複線が未消化で終わる作品なんて珍しくもないから別にいいか、寝よう寝よう)
とか考えていた。<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 22:42:32.57 ID:kdmQpYDO<>ジルェ…<>
十六夜 ◆16moonQpow<>ラスト安価<>2010/11/21(日) 22:50:07.44 ID:6rYbJTo0<>一方その頃、ミコトの方はと言うと、
(1期7話で話しかけてきた謎の声とか、結局誰だったんだろうなぁ。まあ、複線が未消化で終わる作品なんて珍しくもないから別にいいか、寝よう寝よう)
とか考えていた。実際あの声の主はジュピターだったのだが、なにせふわふわした空間の中で聞いた声のためはっきりと声まで覚えていない。
『アルカナ』を倒して全てが終わった今となっては、もはやどうでもいいことだ。今はこの手にある幸福をかみしめるための時間――そう信じて、ミコトは横になる。
ミコトの寝っ転がったベッドの両側では、紅とリリィがすぅすぅと寝息を立てていた。どちらが先にミコトと子作りをするのか数時間争った末、両者とも疲れて寝てしまったらしい。
部屋の天井を見つめながら、ミコトは今までのことを思い返す。
20に満たない人生の中で、彼はいろいろなことを経験してきた。
女にしか見えない容姿のまま育ち、男らしくありたいとスタースクレイパー軍に入隊したのがきっかけだった。
目覚ましい成長を遂げて専用機パイロットになったミコトは、いろいろな人間に出会った。
レッド、蒼井、リリィ、ユーリアなど共に闘う仲間たち。一般人だった紅。ぬこ。そして『アルカナ』の敵。
仲間と共に『アルカナ』と戦い、一年前にはレッドと蒼井を失った。自身もエニスによって『アルカナ』に拉致され、洗脳を受けた。
そしてその洗脳を解いて元の世界に引き戻してくれたのは、専用機パイロットになった紅だった。
カイン、スカーレット、ジルたち新しい仲間と出逢い――そして。昨日の最終決戦にも打ち勝つことができた。
(……本当。いろいろあった半生だなぁ)
ふと、窓からスタースクレイパーの空を見上げる。
もうすぐ夜明けが近づいていた。空がだんだんと白み始め、長かった夜が終わりを告げる。
と、そこで。ミコトはその空に>>932を見た。<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 22:54:49.15 ID:ps8a6Sk0<>クリスマス仕様のオックスコルト達<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 22:55:41.51 ID:IQMWNWY0<>自分にセクハラをしているレッドの姿、
自分をウザがっている蒼井の姿、
自分を小馬鹿にしているユーリアの姿、
ギラ付いた目で自分を襲おうとしているリリィの姿、
リリィと似たような感じの紅の姿<>
十六夜 ◆16moonQpow<>ラスト安価<>2010/11/21(日) 23:04:07.93 ID:6rYbJTo0<>と、そこで。ミコトはその空にレッドと蒼井の姿を見た。
エロい表情でミコトにセクハラをしようとしているレッドと、その様子をウザがっている蒼井。
(……!)
さらにその横には、いつも通り自分を小馬鹿にしているユーリアの姿や、ギラ付いた目で自分を襲おうとしているリリィと紅の姿。
かつて目にしていた日常の風景、しかし今となっては見ることのできない光景が、空の中に見えた気がした。
「…………」
思わず、涙がこぼれ出た。
今日まで自分が生きてこられたこと。そして、今度こそ大事な仲間やスタースクレイパーを守れたこと。
それらのおかげで、胸が苦しいほどいっぱいになっていた。
空に映ったみんなの姿が消えて行く。空は白み、夜明けを迎えようとしていた。
いつの日かと思って見上げた夜空。それをいま、ここで。
「みんな……ありがとう」
ベッドで眠るリリィと紅を見やる。
その安らかな寝顔を見つめながら、ミコトは静かに涙を流し続けた。
スタースクレイパーに、平穏な朝が訪れようとしていた。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 23:04:50.16 ID:6rYbJTo0<>
――――…………<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 23:05:24.47 ID:6rYbJTo0<>この世のどことも知れない場所。
照明がほとんど存在せず、どこかの研究所のような雰囲気を漂わせる空間に、三人の人間が立っていた。
中学生のような身長の少女と、メガネをかけたスーツの男。そして……研究者のような風貌の男だった。
少女は『アルカナ』gYクラースナヤ・トラノフ。スーツの男は『アルカナ』g]竹富八郎。そして研究者風の男は――
/ ヽ
/ _,/⌒ヽ、 ,
, -'‐ / \, ヘ、 ',
/ / / ヽ i
′ ,′ ト、 / ', }
| , l }ヽ\,} jト、 }、 ,′
{ / | |\ヽV//ム、 ヽ、 ′
. V / /l } ヽ'′ } ヽ、 ハ
i ′,′ ノ {、 ヽヘ / ノ
|U { / 厶 ___\ \ }「 } /ヽ.
Y | / /ft_ ´,二二三三ヽ. i V l/ 〈 '.
ヽ| {、 厶゙=1={{ ´¬tf忙ハ } }/} } リ i 「『アルカナ』や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ……ってね」
ヽ| V7ハ¬} ヾ、__ ̄ ̄´7 // /イリ/ノ / {
/ /ハ. | ` ̄ ̄ ̄7イ / / / : : { / !
/ /∧ \ー _____, ,}///. : : : 7 |
{ { { vハ iヽ、 ー一 . ´ /: : : : / ハ
| i l vハ 」 ハ、__ ィ´-‐: : ´: : -‐ ´ / ',
| l l vハV .ノ -‐ ´ / ,
/{ 弋ー…¬ ¨ ̄´ ',
/ ハ } rrヘ、 _ . -‐ ´ ',<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 23:05:56.81 ID:6rYbJTo0<>安藤ロイド。
多種多様な研究に携わり、歴史に名を残す発明や開発を幾百も行ってきたその男は、二人を目の前にして――しかし目を合わせることなく、独り言のように呟く。
「『アルカナ』は僕が見てきた中でも上々の働きをした部類だよ。人類の意識改革には、ある程度の効果を示せたんじゃないかと思う。
もっと部隊として統率ができていたのなら、彼らも今回の大戦で生き残れただろうに。惜しいねぇ」
「…………」
「しかし彼らが世界を引っ掻き回してくれたおかげで、その後に色々な種を残してくれたようだ。スタースクレイパー軍をはじめとする各星の軍はこれからが本当に大変な時期だよ。
感化された私設部隊や研究者たちがまた世界を相手に乱を起こすこともあるだろう。戦いは終わらないのさ。永遠にね」
「…………」
クラースナヤと竹富は答えない。答えたところで、意味などない。
彼はこうして、自分の思うがままに数百年の時を生きてきたのだから。
「僕は歴史を見守ろう。面白いものがみられるなら、その手伝いだってしてみよう。善か悪かなんて関係ないさ。
実際今回だって、ディナント・カインにニャルラトテップを、キング・ジュピターにトリックスターをあてがった。誰の味方をするわけでもなく、僕は人類の発展を見守ろう。
次の布石は既に打ってある。実行が何年後になるかはわからないが……必ず、実現して見せよう。
そのために必要な駒は既に揃ってある。それは君たち二人と――」
そこで区切って、安藤は振り返った。
そこには――1機の培養機。そしてその中に浮かぶ、上半身だけの男。<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 23:06:33.71 ID:6rYbJTo0<>
, ―‐v ´ ̄ ̄ 、
/ ヽ、 「ナナシ・サンデル君」
/ V/ __ \
. , ' / ̄`く \ ヽ
/ , / ヽ ヽ ∧
/ // l ∧
. l //!! 、 、∧
. | || | /〃 || || ヽ ヽ ヽ vハ
. | || | '/ll || || V V ! トl
. | ム| l //`ll、 ||Y | | | |||
. Vヘ |.l |. | 代jl歩||、Y∨ V | | ||
. l `|.l |. | |`”l¨¨゙l` Y V ∨ | | ||
. | 、{ |. l、! ヽ Y V| v | | ∧|
. l ゝ一 ′ Y|l \ ,ヽ.Y | , l| / '|
ゝ_> `||l ,__ { N ∨ | / /j/
\ / l l l`ヽ \、_`_´__,リ ヘ | .' /〃
\__>' l ヽヽ \ ヽニニア / l l |/ /
`'''¬ /Y ヽ \  ̄ // N /≧=‐
{/l∧l、 Y `¨¨´ 〃 / /` ーッ'
. ,レ'´ l V N、 r' || ∨.イ ̄ ̄
/ |// \ / リ /;ヘj
丿 冫 ( 彳 / 丿<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 23:07:09.39 ID:6rYbJTo0<>
。 . 。 ' ☆ . ゚ 。 ゚
゚ . 。 ゜ + ゜ 。 。 ゚ 。 ゚
。 ' o ゜ ☆ ゜ +. ;/ ゜ 。 '
゜ 。 ゜ 。 o ゚ ゚' ☆ . ' 。
* . ゜ 。 ゜ + 。 ゜ ゚
゚ 。 . + 。 + ゜ 。 ゚
。 + 。 * . ゜ ゜ ゜ 。 。
゚ ,;/ 。 . + 。 . '
。 ゚ 。. + 。 . ' ゚ 。 * . ゜ + ゜
。 ,;/ ' ゜ o ゚ ゚ .
。 *'' * .゜ 。 ゜ 。
' ゜ 。 ゚ ゚ ゜ + ゜ 。 ' ゜
。 . 。 ' ☆ . ゚ 。 ゚
゚ . 。 ゜ + ゜ 。 。 ゚ 。 ゚
。 ' o ゜ ☆ ゜ +. ;/ ゜ 。 '
゜ 。 ゜ 。 o ゚ ゚' ☆ . ' 。
* . ゜ 。 ゜ + 。 ゜ ゚
゚ 。 . + 。 + ゜ 。 ゚
。 + 。 * . ゜ ゜ ゜ 。 。
゚ ,;/ 。 . + 。 . '
。 ゚ 。. + 。 . ' ゚ Sturm und Drang GLITTER ゜ + ゜
。 ,;/ ' ゜ o ゚ ゚ .
。 *'' * .゜ 。 ゜ Fin 。
' ゜ 。 ゚ ゚ ゜ + ゜ 。 ' ゜
゜ ゚<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 23:09:32.62 ID:F85eXl.0<>え?何この終わり方
乙<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 23:12:41.52 ID:6rYbJTo0<>というわけで……完結です!
2009年の4月からここまで、本当にありがとうございました。
ここまで累計88話も続けることができたのは一重に安価のみなさん、そしてまとめサイト管理人さん、その他もろもろの方たちのおかげです。
ロボットの知識なんてこれっぽっちもない自分がSFアクションをできたのは本当に奇跡だと思います。
さて、なんだか含みのあるような終わり方ですが完結です。続きません
これがアニメだと「劇場版制作決定!」みたいな終わり方ですが。やりたかったので入れてみました
今後少し短編を続けて、それから長編か中編をやろうかと思います
まだ何も思いついてないので……<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 23:14:02.49 ID:IQMWNWY0<>続かないのかよ乙<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 23:14:18.90 ID:kdmQpYDO<>1期の29話と2期の2話に登場したキャラだっけ
>安藤<>
十六夜 ◆16moonQpow<><>2010/11/21(日) 23:23:16.31 ID:6rYbJTo0<>>>942
そうですね、覚えていただいてて光栄です
最初は過去の人だったのにあれよあれよと黒幕に……
ミコトについて
今まで書いた中で一番好きな主人公ちゃんです。男っぽい男の娘ではなく限りなく女っぽい男の娘なのがツボでした
かわいいけど強い、みたいなギャップのあるところも個人的に大好きです
主要キャラの中では一番普通の境遇で育ってるのに、一番波乱万丈な半生を過ごしたかわいそうな子でもあります
カインについて
前章から期間が開いて飽きられまいと後章の主人公として用意した主人公です。
当初はエニスの弟という設定はありませんでした。名前が決まってエニスの弟になりましたね
若いのにいろいろと苦労してる子です。15歳でパパになってしまうのか……
ではでは、今日はこの辺で。またむりやり小説ゲームスレでお会いしましょう
十六夜でした! 明日は満月氏です!
……残り50レスどうしましょ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/21(日) 23:31:01.73 ID:.F.oaAEo<>>>943
乙!<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 19:02:16.05 ID:x1nyI5wo<>こっちでやります〜<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 19:02:49.68 ID:x1nyI5wo<>■ご挨拶
皆様、こんばんは、早いもので、もう12月。寒いですね。
今日ものんびりやっていきたいと思います。
◆まとめ
#1〜#5まで
http://nozomi.eco.to/muriyari/eight.htm
#6〜#8までのまとめ(仮状態)
ttp://nozomi.eco.to/uploda/src/muriyari40.zip
◆このお話の簡単な説明
女子校の教師として赴任した華山薫。しかし、変態理事長の命令により学校では、女装するように言われてしまう。
そんな馬鹿げた命令、普通の神経ならば却下するところだが、薫にはさる断れない理由があり、しぶしぶと引き受けてしまう。
すると、調子に乗った理事長は、彼の住まいを女子寮にしてしまったのだ。その女子寮には淫らな女子生徒ばかり。
彼の貞操を狙う女子生徒達の誘惑を跳ね除け、時には誘惑に負けつつも、その乱れた女子達の悩みを【身体で】解決していく話です。
この物語は乱れた女子高生を薫が更正する物語です。
<前回のスジ……すみません、『あらすじ』でした>
宇佐間 真央に、魔王の証を見せろと、言葉巧みに騙し、手篭めにすることに成功する。
その現場を、創造神と寝ているところを見てしまった多那が再び目撃する。
「4Pやらないか」と誘いかけた薫に、多那は怒り、立ち去っていく。
※この物語は18歳未満の方が読むには、極めて不健全で性的な内容が含まれます。各自責任を持って読みましょう。
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 19:03:37.40 ID:x1nyI5wo<>──登場人物紹介──
華山 薫(はなやま かおる)… お約束的なツッコミ体質の主人公。常識人。じつは関東華山組の組長。背中にイレズミがある。
赤紗 多那(あかさ たな) … 薫のことをご主人様だと思っているM系女子高生。
主人公を「おねにーさま」と呼んで逆鱗に触れる。 意外にすごく器用。
裏影 ヤミ(うらかげ やみ)… アニオタ女学生。ストーカーに悩まされている。自分と同じアニメキャラがいることに喜び、
その登場人物を徹底的に凌辱する同人誌を描いたこともある17歳。17歳故、エロ同人誌は買ってません!
前回の話の途中から、語尾に「なの」が付くようになった。
小山内(おさない) ミレイナ=デスゥ … 身長1mのチミッ娘。モヒカンをつけて男のフリをしていた。先生にベタ惚れ中。
修羅 鬼滅(しゅら おにめ)… 野太い声の女子高生A。モブキャラ。キャピ声も出します。
田中 太子(たなか たいこ)… ごくごく普通の女子高生を意識して、無個性を個性にする女の子。下ネタ野郎。
範間 勇子(はんま ゆうこ)… ごん太い声の女子高生C。鍛えられた背筋が鬼の顔に見えるらしい。
不動 峰(ふどう みね) … 図太い声の女子高生B。モブキャラ。立つと教室の天井に頭をぶつけるくらい身長高い。
和藻手 尊菜(わもて そんな)… 女子高生。S系女子高生。有名風俗嬢とヤのつく職業の間に生まれた娘さんっぽい。30秒だけ先生とヤッて落ちた。
立派なM女になるために、近々ゴッドハンドを取得する予定。
宇佐間 真央(うさま まお)… スリングショットの卑猥な水着(下着)を恥ずかしげもなく着るファンタジーな女。魔王様(まお うさま)。
薫に言葉巧みに騙され、エロエロされた可愛そうな少女。
創造神(そうぞうしん) … いたいけな○学生。外見10歳くらい。だけど商売敵にして、薫に処女を奪われた上に女にされてしまう。
原 真紀(はら まき) … 腹巻の素晴らしさを世界に広めようとしている女教師。色々と危ない。
[New!]越 ひかり(こし ひかり) … 新キャラ。性格付けは真面目な感じ。
頭川 瑠依(あたまがわ るい)… 頭が悪い。ひたすら頭が悪い。
大庭 佳代(おおば かよ) … ひたすらバカ。瑠依と仲が良い。セーラー服の上にブレザーを着ており、三角グラサンをつけている。 <>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 19:04:36.05 ID:x1nyI5wo<>#9 〜越 ひかりのお悩み相談〜
──<学校 教室>──
ひかり「先生、折り入ってお話したいことがありますので、放課後、体育館準備室に来てください」
薫「なんでっそこなのっ!?」
ヤミ「それはもちろん、エロゲーで最も使われるイベント発生ポイントだからでしょ?なの」
ミレイナ「1位は保健室だと思うの……」
黙れそこの2人。
チビと同人女を目で威嚇すると、ゾクゾクとした愉悦の表情を浮かべつつも、空気を呼んで教室から出て行く。
ショートカットの少女はニッコリと笑う。
ひかり「私、責任感が強いってみんなに言われて、陸上部の部長になっているので、カギを持っているんです」
薫「……うん、知ってるよ。担任だもの」
ヤミ「あれが、会話の中に自己紹介を混ぜる会話術ってヤツよ、なの」
ミレイナ「きわめて自然な会話……」
教室のドアの影からヒソヒソと話す2人。
めっちゃ不自然だろ。
薫「それで、何の話がしたいんだ?」
ひかり「実は、私、悩みがあって……>>950のことなんですけど……」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 19:07:41.42 ID:Ka9pi7I0<>学校七不思議<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 19:09:31.29 ID:4/JQTt60<>FTA<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 19:14:17.04 ID:x1nyI5wo<>薫「それで、何の話がしたいんだ?」
ひかり「実は、私、悩みがあって……FTAのことなんですけど……」
ひかりはヒソヒソと悩みの内容を小声で語る。
薫「は? なんだって、FTA? 自由ぼうえk」
ひかり「あ、FTAっていうのは、>>952の略なんです」
薫「 !? 」
ひかりの言葉に、自分の耳を疑った。
薫「もう一度聞く、FTAってのは」
ひかり「ですから、>>952のことです」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 19:15:22.08 ID:Ka9pi7I0<>フルティン・トライ・アスロン<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 19:23:04.81 ID:DlO6CADO<>>>952
これは上手い<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 19:24:52.44 ID:x1nyI5wo<><1>
薫「もう一度聞く、FTAってのは」
ひかり「ですから、フルティン・トライ・アスロンのことです」
──<職員室>
真紀「あら、先生。どうしたのです? 女子生徒のお尻に触れなかったような顔をしてますよ? あの、腹巻使いますか?」
薫「それが出来なくても、落ち込みませんっ! あと、その腹巻は何に使うのか分かりません」
真紀先生は、いい先生だとは思うのだが……。
薫「……ところで、原先生。フルティン・トライ・アスロンってなんのことか分かります?」
真紀「合法露出っ☆」
薫「貴方に聞いた俺がバカでした」
真紀「先生がバカなら私達はなんなんですかっ! ミジンコ以下だと言いたいんですかっ!? なんて間接的な責め言葉っ!? やだ、腹巻が濡れちゃう!」
なに、この予想を上級者……。
真紀「先生、もしかしてフルティン・トライ・アスロンにご参加されるのですかっ?」(キラキラ)
薫「いや、これから、生徒にフルティン・トライ・アスロンについて相談されるんですよ。一応、確認しておこうと思いましてね」
真紀「なーんだ。違うんですか。じゃあ、光の速さで注文したデジカメはキャンセルしますね」
薫「……本当に光の速さだな。それは」
行動の早い同僚の教師に力なく突っ込みを入れた。<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 19:30:59.23 ID:x1nyI5wo<>──<体育準備室>──
埃臭く、薄暗い場所を想像していたのとは裏腹に、綺麗に掃除された体育館準備室へやってきた。
ひかり「先生、来てくれたんですね。ありがとうございます」
薫「そりゃ、来ますよ。相談に乗って欲しいと言ったのはそっちでしょう?」
ひかりは丁寧に頭を下げてお礼を言う。ここまでは普通の生徒のように見える。
ひかり「それで、FTAのことなんですが……。どうして、フルティンはあるのに、オールヌードはないのでしょうか?」
薫「どうしてって言われても」
ひかり「男性ばかりが全裸になることが出来るなんて、ズルいじゃないですかっ!」
ひかり「私も裸になって駆け抜けたいですっ!」
……一瞬、ひかりの言っていることがカッコいいと思ってしまうが、コイツの言葉はそのまんまだから困る。
薫「それで、ひかりは私にそれを相談して、どうしてほしいんだ?」
ひかり「先生、一緒に理事長にフルティン・トライ・アスロンの女の子版をお願いして下さい!」
薫「>>957」
俺は答えを窮しつつ、そう返した。<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 19:31:06.37 ID:4/JQTt60<>そういえば次スレって
http://ex14.vip2ch.com/news4gep/index.html
に立てるんだったか<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 19:37:23.63 ID:7GZm8YDO<>お腹痛いから帰る<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 19:41:53.19 ID:x1nyI5wo<>薫「それで、ひかりは私にそれを相談して、どうしてほしいんだ?」
ひかり「先生、一緒に理事長にフルティン・トライ・アスロンの女の子版をお願いして下さい!」
薫「お腹痛いから帰る」
俺は答えに窮しつつ、そう返した。
本当に痛いのは頭の方だ。これはさすがに付き合いきれない。
ひかり「先生なら、そう答えてくれると思っていました。ですが、私にも考えがあります」
薫「か、考えがある……というのは?」
ひかり「先生、私知っているんですよ? ここ最近、多那さんの様子がおかしいので、うすうす気付いてはいたのですが……」
ひかりは表情をしかめつつも、ブルマの中から写真を取り出した。
……ポケットがないからって、何もそこに入れなくても……。
その写真には、俺が宇佐間をバックから責めている写真がハッキリと写っていた。
薫「ど、どうしてそれをっ……」
ひかり「多那さんが、思わず撮ったそうです」
薫「チクショウ、シリアスそうなシーンだったが、アイツも下キャラだった! つか、それじゃ薄々気付いてたワケじゃねぇだろっ!」
悔しさにギリギリと歯噛みした。
<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 19:47:02.10 ID:x1nyI5wo<>ひかり「先生……イヤなヤツの精液を飲まされたような顔をしていますよ」
薫「表現的には間違ってないと思うが、苦虫の方が良かったな」
ひかり「……私のお願い聞いてくれますよね?」
薫「生徒が、教師を脅迫するのか……?」
ひかり「私も逆の方が興奮しますが、これも私の大いなる興奮のため、協力してもらいます」
いくらなんでもあの理事長が許可するとは思えないが、一応掛け合ってみるか。ダメならダメでいいんだし。
薫「分かった。だが、許可が下りなければ素直に諦めろよ、いいな」
ひかり「ええ」
──<理事長室>──
理事長室へ足を運ぶと、不幸なことに理事長が暇そうに小説を読んでいた。
表紙にはなぜか、男2人が絡み合っている。内容は知りたくない。
薫「理事長、今、よろしいでしょうか?」
理事長「そうね。ちょうどSな彼氏が責め終わって、射精したところだからだからいいわよ」
薫「実は、生徒の要望で、新競技の提案がありまして……」
理事長「何かしら? セックス?」
ひかり「私はフルティン・トライ・アスロンという競技の女版を望みます!」
理事長「ふ、ふるてぃん・トライ・あすろん」
ひかり「全裸で行うトライアスロンです。男性だけが合法的に露出出来るのはズルいじゃないですか!」
理事長「……そうね。あなたのいうことにも一理あるわ。ですが、>>961なのよ? いいの?」
ひかり「もちろん、構いません!」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 19:51:34.00 ID:Ka9pi7I0<>出場できるのは選ばれし者だけ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 19:52:36.96 ID:ToF3vj.o<>レース後全校生徒の投票でだらしない身体やしょぼい身体とみなされた生徒は退学<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 19:55:04.53 ID:x1nyI5wo<>>>956
次はそっちになるのかー。
>>961
他人を巻き込むのに、もちろんとかwwwwwwwwww<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 19:59:17.62 ID:x1nyI5wo<>ひかり「全裸で行うトライアスロンです。男性だけが合法的に露出出来るのはズルいじゃないですか!」
理事長「……そうね。あなたのいうことにも一理あるわ。ですが、レース後全校生徒の投票でだらしない身体やしょぼい身体とみなされた生徒は退学なのよ?
いいの?」
ひかり「もちろん、構いません!」
薫「もちろん構わんっててめぇっ! つか、なんで」
ひかりは決意の眼差しを見せて、その場でブルマとシャツを脱ぎ捨てた。
薫「わっ」
日焼けした少女の肌は、まぶしく、服を着ていない部分だけが白く浮き上がって見える。
ぷるんと揺れる白い乳房に先端のなでしこ色の乳輪がまぶしい。その先端はピンと上を立っており、興奮に胸、膨らませていた。
???「ふっ……話は聞かせていただきましたわ。その競技、貴方の独断場だとは思わないことね」
理事長の部屋に突然入ってくる髪の長い女性。
切れ長の瞳、大人っぽい雰囲気。
金糸をあしらった特注の制服をなびかせて、ツカツカとモデルのように歩いてくる。
薫「誰?」
ひかり「彼女は……>>965! 私と同じ、陸上部ですが……何かと私に突っかかってくるんです。どうやら私とは意見が合わないみたいです」
薫「あ、うん……ピッタリだったらイヤかな?」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 20:02:00.41 ID:Ka9pi7I0<>ジェノサイド田中<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 20:02:24.05 ID:4/JQTt60<>二階堂メグ<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 20:16:38.12 ID:x1nyI5wo<>薫「誰?」
ひかり「彼女は……二階堂 メグ! 私と同じ、陸上部ですが……何かと私に突っかかってくるんです。どうやら私とは意見が合わないみたいです」
薫「あ、うん……ピッタリだったらイヤかな?」
メグ「ただいま、ご紹介に預かりました二階堂 メグです。」
彼女はそう言いながら、ゆっくりと制服を脱いでいく。
まずはすっとスカートが地面に落ちて、パサリと花弁を開かせた。
薫「ちょ、ちょっと、 何をやっているんですか?」
メグ「わたくしも、そのフルティン・トライ・アスロン……いえ、フルマン・トライ・アスロンに参加させていただきますわ。
そして、貴方に私の感じきったマン汁を飲ませてあげます」
そう言いながら、二階堂さんは上もバサッと脱ぎ捨てる。
全裸がユニフォームと言いたいのか、その井出達は堂々としたものである。
言っていることはまるっきり変態だが。
ひかり「貴方こそ、その自身に溢れた態度、いい加減に改めないとダメですよ」
メグ「裸になった今、わたくしの実力は、貴方が知っているわたくしではありませんよ? よろしくて?」
理事長「なんだか、面白いことになったわね。これはデジカメをオークションで落とす価値はありそうだわ。なんか、面白そうだから、
フルマン・トライ・アスロン……FTA開催を認めます!」
薫「えー」
理事長「なんでイヤそうなの、貴方……? ただし、ルールは少し弄るわよ。
コースは、この学園内。走る時は全裸で、プールは>>968、自転車は>>969に変更させてもらうわ」
ひかり&メグ「「のぞむところよ!」」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 20:19:09.03 ID:ToF3vj.o<>油風呂<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 20:23:56.65 ID:Ka9pi7I0<>ローション地獄<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 20:27:40.07 ID:2bK2yUgo<>サドルの部分がアレになっていてペダルをこぐたびにピストン運動をするアレ<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 20:32:09.37 ID:x1nyI5wo<>──<フルマン・トライ・アスロン 当日>──
生徒達がゆっくりと高校のグラウンドに並ぶ。
暖かい日差しの下、少女達はどこか一様に恥ずかしそうな表情を浮かべている。
よく見れば、ブルマは肌に張り付き、シャツの胸のふくらみの先には2つの突起が存在していた。
薫「あ、悪夢だ……まさかこんな日がやってこようとは……」
女子校なのだから、男子生徒の視線は俺しか存在しない。
しかし、このウワサを聞きつけた男子生徒がいたるところから覗いているのかも知れないのだ。
もしかしたら、もう既に忍び込んでいる可能性もあるかも知れない。
鬼滅「この空気……悪くない」(野太い)
峰「ああ、我らの肉体。しっかりと見ていただこうか」(図太い)
勇子「我らの肉体美、しかと見せ付けてやる」(ごんぶとい)<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 20:35:08.06 ID:x1nyI5wo<> 彼女らは、フンッと力を込めただけなのに何故か、上のシャツがビリリリリッと破っていく。まるでその様は北斗の伝承者だ。
そいつが3人。魔法少女のイヤな変身シーンでも見ているのかと思うわ。
声1「うわあぁっ、なんかとんでもねぇ化け物がいるっ! 女子校じゃないのかよっ!」
声2「掴まったら殺されそうだっ!」
鬼滅「ふっ、我らの魅力を恐れて逃げたか」(野太い)
……アイツラ全裸になるとますます普通の格闘家にしか見えないな……。いや、女の子の全裸だから見ちゃマズいのだが……。
理事長「それじゃあ、軽くルールを説明するわよ。まずは、ローション地獄のプールを0.5キロ泳いでもらうわ。
次に待ち構えるのは、サドルの部分がアレになっていてペダルをこぐたびにピストン運動をするアレに乗ってもらい、10km走ってもらうわ。
最後にマラソンよ。コースはこの校内から出て、商店街まで走ってもらうわ。羞恥に耐えて、ここに戻ってきてね」
薫「ちょ、ま……お前らそれでいいのかっ!?」
女子生徒達「>>973」
<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 20:40:19.57 ID:7GZm8YDO<>最高です!<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 20:40:26.58 ID:ToF3vj.o<>他のレーサーへの攻撃が認められるアルティメットルールを採用してください<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 20:47:21.83 ID:x1nyI5wo<>理事長「それじゃあ、軽くルールを説明するわよ。まずは、ローション地獄のプールを0.5キロ泳いでもらうわ。
次に待ち構えるのは、サドルの部分がアレになっていてペダルをこぐたびにピストン運動をするアレに乗ってもらい、10km走ってもらうわ。
最後にマラソンよ。コースはこの校内から出て、商店街まで走ってもらうわ。羞恥に耐えて、ここに戻ってきてね」
薫「ちょ、ま……お前らそれでいいのかっ!?」
女子生徒達「他のレーサーへの攻撃が認められるアルティメットルールを採用してください」
理事長「もちろんよ。『どんな攻撃』も認めるわ」
女子生徒達「やったーーっ! 燃えてきたー」
女子生徒達の決意は硬い。
一人、また一人を校庭の中で、シャツとブルマを脱いでいく。
早くも卑猥な糸が……。
そして、嬉々とした表情で、スタートの銃声を待つ。
そして、何故か走る前から、息が荒くする人間が増えていった。
理事長「それでは、よーいっ……」
理事長が大きく手を振りあげる。そして、勢いよく振り下ろした!
パンッと、大きな音が響いた。
女性の喘ぎ声と共に。<続く><>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 20:50:46.43 ID:x1nyI5wo<>──◆ あとがき ◆──
というわけで、終了です。
最後の最後に、エロフラグが立ちましたね。
うーん、展開が恐ろしい。
だって、最初っからローション風呂ですよ?(はぁはぁ)
次回は最初からエロエロですね。
ではでは。
少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
◆ 本日のピックアップ ◆
薫「もう一度聞く、FTAってのは」
ひかり「ですから、>>952のことです」
>>952 フルティン・トライ・アスロン
すげぇネタが来たwwwwww<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 20:55:30.75 ID:2bK2yUgo<>走るとき、自転車をこぐときは邪魔にならぬよう小さくし、泳ぐときは抵抗にならぬようそそり立たせる
フルティン・トライ・アスロンとはただ全裸でいるだけでいい競技ではないのだ
己が身を自在に操る術こそが勝利を導く<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 20:56:20.70 ID:4/JQTt60<>乙!!<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 20:57:03.31 ID:ToF3vj.o<>乙です<>
佐々原海 ◆E9LrjYYP.A<><>2010/12/05(日) 20:59:06.53 ID:x1nyI5wo<>>>976
次回の頭に使わせていただきます。
【12/03 (金) 23:55時点でのタイムスケジュール】 : ttp://kmix.dabits.net/ts/
12/06 (月)
20:00〜/満月 ◆MOON69mNOA氏 - ヒーロー千期第五話 『悠×霧島×早乙女! 女心も男心も……』 時々猫耳猫じゃらし
明日はベテラン、満月氏です。期待して、待て。主に全裸で。
<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/05(日) 21:03:59.79 ID:Ka9pi7I0<>乙でした!<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2011/03/07(月) 20:21:30.97 ID:ybogDmQ+0<>
8 名前:十六夜 ◆16moonQpow 投稿日: 2011/03/07(月) 20:00:42
むりやり小説ゲーム in製作速報VIP
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1299495464/
立ててきました。VIPにスレが立てられない場合、このスレを使用するようお願いいたします。
また、このURLのリンクをまとめサイトに貼っていただくようお願いいたします。
<>
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2011/03/07(月) 22:10:44.28 ID:iohRa8zxo<> ■ 【必読】 SS・ノベル・やる夫板は移転しました 【案内処】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294924033/ <>