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HTML化した人:lain.
【舞台は世界、出演者は君達】能力者スレ【さあ、始めようグランギニョルを】
1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 00:02:03.11 ID:WK9gh8O00
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。
【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1297518465/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 00:04:45.10 ID:Eojw2+XAO
>>1
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 00:08:30.01 ID:qIdWQ/gAO
>>1
おっつっつ
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 01:20:42.48 ID:WzifRrnSO
>>1乙ですッ
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 04:24:28.65 ID:WFCt3r5DO
>>1
>>1000
だよねー
【最後にサイハイソックスを脱いで一糸まとわぬ裸体に】

旅の最中なんか酷いもんだよー
【ソレにたいしてマーシーは性格はともかく、口調、服装、顔つきは少女そのものだ】
【例外的に胸は豊かで・・・後は想像に任せる】

はーい
【早く入りたいらしくハイスピードで洗い終える】
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 04:29:27.03 ID:z2Y1LiXSO
>>5
………
【相手を見て】
……………
【自分を見て】
……………………どーせ女からしかナンパされたことねーよ……
【改めて深く傷ついた】

急ぐのはいいがはしゃいで走んなよ、滑って転んで頭打って死んじまうぞ
【通ってるだけあって慣れてるし落ち着いてる】
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 04:34:44.35 ID:WFCt3r5DO
>>6
んーどーかしたの?
【全く気付かない】

大丈夫、大丈夫、そんな子供みたいなこと――きゃ!?
【さっそく何故か足元にあった石鹸で滑りそうになっている】
【このままでは後ろに転んでしまう】
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 04:42:56.46 ID:z2Y1LiXSO
>>7
いや、いーんだ……とっくに分かってた事だ……慣れてるさ………ハハッ
【悲愴感】

っと危ないっ!
タイルの滑りを利用してえ――――ッ!
【スライディング】
【倒れる体と床ね間に仰向けに滑り込んだ!】
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 04:52:21.59 ID:WFCt3r5DO
>>8
あっ
【以外と同じ背丈の女性の中では重い】
【太っているわけではなく、でかい胸だけが原因でもなく、見たところそれほどはっきり分かる訳ではないが恐らく筋肉量の差だろう】

ごめん大丈夫?
【フィレスのとっさの行動のおかげで怪我はなくてすむ、後揺れた、どこがかは言わない】
【すぐにフィレスからどきフィレスが起き上がるのに手を貸そうとする】
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 05:05:24.78 ID:z2Y1LiXSO
>>9
重…速…避……駄目!!
受け止める、無事で!?出来る!?否、痛………!!
【ゴツッと鈍い音】
くあ――――ッ―……
【むしろ自分が軽く頭を打った様子】
【元気にジタバタ悶えているから怪我は無いだろう】
………ぉぉぉぉぉ………
【段々力なくなっていく】
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 05:12:03.99 ID:WFCt3r5DO
>>10
あれ?あれ?大丈夫?
気分悪いの?
あわわ私をかばったせいで・・・ごめんねフィレス
【目尻に涙をためて永遠のお別れムード】
【自分の肉体の一部がフィレスの精神に悪影響を与えてるのには気付いてません】
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 05:19:11.59 ID:z2Y1LiXSO
>>11
最…後に………せめて………
………ウエディング…ドレスを………着て…みたかっ………た……………ガクッ
【乙女のドリーム】


…………なわけあるか、痛みもようやく納まったわ…
だーから走んなよっつったんだ
【無事に起き上がった】
ほら、サッサと入ってサッサとあがるぞ
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 05:23:44.02 ID:WFCt3r5DO
>>12
フィレス?・・・フィレスゥウウ!【ドゥアナクロォズマィアァイズ】 

うーごめんなさい
【少し落ち込むが】

・・・・・・ふぅー極楽極楽 
【湯に浸かるととたんに顔をほころばせる】
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 14:34:49.88 ID:HrUJRf4AO
【火の国:火炎樹の森前】

「おー焼けてやがる焼けてやがる」

【メタリックな安全帽型ガスマスク、肩にあてがい支え持つ巨大なツルハシ】

【まるで炭鉱夫のような姿をした男は、燃え盛る木々を見て感嘆の声を上げていた】
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 14:54:10.71 ID:z2Y1LiXSO
>>14
/まだいらっしゃる?
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 15:00:55.17 ID:HrUJRf4AO
>>15
/<●><●>

居ますよー
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 15:11:34.25 ID:z2Y1LiXSO
>>16
/その目をやめろォォォォ!!トラウマがァァァァァアッ!!
/んじゃ失礼をば
>>14
【火炎に包まれた森から一匹の動物が歩き出てくる】
【マズルが長く見た目は狼に近いが体が大きく】
【毛色や体つきは百科辞典を見ても、載っているどの動物にも当てはまらない】
【燃え盛る炎の中にいたせいか所々煤けて黒くなっている】
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 15:17:20.54 ID:HrUJRf4AO
>>17
「なんだありゃあ…おい、大丈夫か──って言葉通じねえか?」

【警戒してツルハシを構えるも、煤けたその身体を見て、声をかける】

「(見たこともねえ動物だが…魔物の類か?)」

【この森から出て来たと言うことは、少なからず火に耐性を持っているのだろうか……と考える】
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 15:25:00.66 ID:z2Y1LiXSO
>>18
動物に話しかけるとは…馬鹿か?
【しゃべったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ】
【それ以前に肉食獣に気やすく話し掛けてはいけません、死んだフリもいけません、喰われます】
まあ…魔物のような物だ、あまり気にするな
【考えを読んだ】
【きっと毎回同じような事を聞かれるのだろう】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 15:29:28.60 ID:HrUJRf4AO
「うおっ喋った」

【キャアアアア(ry】

「…そう言いながらも喋る奴に馬鹿にされたのは納得いかんがまあいい」

「人語を解する魔物も居るって訳か…つうかこんな森の中で何やってたんだ…一人我慢大会か?」

【ツルハシを背中に戻して、腕組みをしながら男は聞く】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 15:30:14.60 ID:HrUJRf4AO
/キャアアアアアンカワス(ry
>>20>>19宛てです、すまぬ
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 15:36:32.79 ID:z2Y1LiXSO
>>20
うむ、喋るのだ
犬や猫とは違うのだ、一歩間違えば喰われるぞ

なに、ただの山菜採りだ
ここは異常な環境だ、故にここにしか生息しない動植物も多いのでな
【尻尾で煤を払いながら】
…そういうお主は何故こんな所に来た、一人我慢大会か?
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 15:43:00.50 ID:Pz1W/IE+0
/携帯から変わりましてPCでお送りします
>>22
「肉食なのか菜食なのか…いや雑食?」

【頭を捻りながらうむむむむ】

「俺か?俺はただの観光だ、うむ」

【何故か自信たっぷりに言う】

「しかし変わった森だな。普通木々は燃えるのを怖がるんじゃあねえのか…」
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 15:52:08.83 ID:z2Y1LiXSO
>>23
うむ…ある意味究極の雑食と言えるな……
【無機物でも喰います】
観光か…まあ、確かに派手ではあるが……旅行者なのか?
しかし、ただ見ていても単なる山火事と同じだろう

人間やドラゴンと同じ、自衛の為に火を扱うのは動物だけでは無いという事だ
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 15:58:24.85 ID:Pz1W/IE+0
>>24
「ガッ○ゃんかお前は」

「旅行者…というより放浪者の方が正しいな」

【森を見ながら、男は続ける】

「ま、珍しいものに変わりは無い。自主的に燃える木なんて他じゃ見れないからな」

「ついでにもう一つ、珍しいものを見れたしな?」

【自らを魔物と言った動物に視線を向けて、男は楽しげな笑い声を上げた】
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 16:06:51.83 ID:z2Y1LiXSO
>>25
根なし草というやつか……
炭鉱夫かと思ったぞ
【ツルハシを見て】
珍しい…か、まあな
それはそうだろう、私はこれでも世界に一匹の固有種だからな
【少し自慢気】
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 16:13:43.33 ID:Pz1W/IE+0
>>26
「これは武器だからな、それに俺の仕事は傭兵だ」

【背中のツルハシをコツコツと叩き、答える】

「なん…だと…?マジで凄いのに会ったもんだな俺は…」

【世界に一匹と聞いて、男は驚く】

【ガスマスク越しな為表情の変化は見えないが、声が明らかにびっくりしてる】

「なあ、良かったら名前でも教えてくれないか。お前の名前でもいいし、種の名前でもいい」

【そう言ってから、「おっとしまった」と言って】

「俺はゴードン。雇われ傭兵だ、報酬さえくれれば誰の依頼でも受けるぜ」
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 16:26:31.91 ID:z2Y1LiXSO
>>27
傭兵か…近頃は国同士の戦争も無いな……

珍しいとは言うが、能力者もそうだろう?
皆違う力を持っている、同じ力は2つと無い……とまでは言い切れんが
希少には違いあるまい?
【尻尾がゆらゆらと揺れている】
私は、鵺という
私個人としての名だ、種としての名は無い
私のことを調べたり、名前を付ける者がいないからだ
まあ居たとして、私自信が拒絶しているのだがな
学者というのはあまり好きではないのだ
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 16:35:28.35 ID:cfeGgCqDO
【路地裏】

「おい!逃げたぞ!あっちだ!」

「おえ!!捕まえるんだ!!」

はあ…はあ…はあ

【年にして16歳くらいだろうか…女の子が息を切らせながら走っている。】
【そして、その後ろから彼女を追うのは…】
【屈強な男達…すなわち、警察】

【少女の左手には鋼鉄の手枷…そこから垂れるのは、鋭く切断したような鎖…】

【同じようなものが左足にも付いていた。】

【そして彼女の右手には…】

【刀】


はあ…はあ…誰か…


【追いつかれそうになっていた】



/なんでも対応
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 16:36:29.50 ID:Pz1W/IE+0
>>28
「商売あがったりだが、争いは無い方がいいんだろうな」

【肩を竦めて、男は苦笑する】

「それを言っちゃあ、性格や容姿の点で『希少』が溢れちまうな」

【かっかっか、と笑う男】

【視線は鵺の尻尾を追っているが、マスク越しでは瞳は見えないだろうか】

「鵺か。確かに学者の名付けにはちょっとばっかし突っ込みたくなることもあるな」

「御偉方の考えることは俺には良くわからんが、センスが無いことだけは間違いないな」

【パン、と掌を叩き合わせて】

「ま、そんな訳で…今は単なる何でも屋だな。遺失物の捜索からボディガードまで幅広く、だ」
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 16:48:27.03 ID:z2Y1LiXSO
>>30
今は機関やら他に敵がいるからだろうな
機関が良いとは言わんが、戦争が起こるよりは平和だろう

よく言うだろう、同じ人間など誰一人としていないのだ
【何かを思い出すような遠い目】
鵺というのはほんの数年前に付けられたばかりの名前なのだ
それまでは名前など必要無かったからな…だが、中々気に入っているよ
私によく合っていると思うしな
【尻尾がパタパタと動いた】
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 16:57:01.44 ID:Pz1W/IE+0
>>31
「(鵺ってのは確か『得体の知れないもの』って意味もあったか?まあ、口に出すのは野暮ってもんだな)」

「そうだな、俺もそんな人間の一人だ」

【ガスマスクを外して――無精髭のよく似合う30代も半ばと言った感じのおっさんが現れる】

【ニッと笑うその表情は、嬉しそうで】

「じゃあそろそろ俺は行くぜ。また何処かで会うかもな」

【ガスマスクを小脇に抱えて、男は去っていった】

/落ちますー。お疲れ様でした!
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 17:03:53.27 ID:z2Y1LiXSO
>>32
はーい、お疲れ様でしたー
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 17:24:31.07 ID:pCDfF2uN0
>>29
/まだいますか?
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 17:51:53.43 ID:cfeGgCqDO
>>34
うわああああ遅くなってすいませんんんんん
居ます!!!
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 18:02:30.84 ID:X3LTZXF/0
>>35
/うにゃー!!いたー
/では絡みます

【するとその前に】

………警察と追いかけっこしてる少女…普通は関わらない方がいいわね
【長い翡翠色の髪に、顔全体に包帯を巻き、左目と口と両耳の部分だけを露出している女が歩いてくる】
【両足は膝から下は黒い義足がしてある】

………はぁ…
【そう言うと、右袖からカッターを出し右手に持ち】
【チキチキチキチキ】
【ザシュッ!!】
【と自分の首にカッターを突き刺し抜いた】

【すると致死量レベルの血が噴出し、まるで霧のように広がり警察達の目を眩ませようとする】

【成功したら少女を掴み】
【壁と壁を蹴って行きながら近くの建物の上へ逃げようとする】

【霧がはれた頃には警察達から見ては二人が消えたように見えるだろう】
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 18:24:43.57 ID:cfeGgCqDO
>>36

【少女は「あ、詰んだな」と思った。なぜなら前方に人影があり、】

「おい!!そこの人!こいつを捕まえるんだ!!」

【と警察の一人が言ったからだ。】

【しかし、結果は違った。少女は血を浴びながら驚きに目を見開く】

「うっ…うわっ!!」

「ひいいいっ!!」

【と、警察も驚く。当たり前だ。目の前の人間がいきなり頸動脈を切り裂き「噴水」になったのだから。】

あ、…

【と少女が声を上げたときには、彼女の手が引かれ、】

【それから数秒後にはもう安全なところに避難しているところだった。】

……はあ…はあ

【俯き、荒い息を整える。】
【黒いコートの下の服はボロボロで】
【かけているメガネはズレ】
【柔らかそうな髪は乱れ、】
【せっかくの可愛い顔が台無しである。】
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 18:32:10.53 ID:xHlpiGxy0
>>37
貴女も運が悪いわね…
何したか知らないけど…警察に追い掛けられて…
路地裏で《ゾンビ》に会うなんて…
【自分の頭を首からちぎり、少女の顔面に近づけながら】
【首から離れた頭は喋る】

更に言うと死体を見慣れてるわね…驚かないなんて…
どんな悪い事したのかしら?
【怪しげに笑いながらそう言う】

【だが別に敵意とかそういうのは向けていない】
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 18:38:07.12 ID:cfeGgCqDO
>>38

はあ…はあ…

【ようやく息を整え、相手の話しに耳を傾けた。】

…え?…ぞんび?

【と、一瞬聞き違いかと思い顔を上げると】

あ、…あわわわ…

【驚き、座ったままズルズルと後退する。】

…いや、えっと…

ごめんなさい…

【と、分離した頭と体を恐々ながめ】

【なぜか謝った。それくらい気が動転している】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 18:46:12.80 ID:mK0IwKk60
>>39
そうゾンビ
最近はゾンビ流行ってるみたいね…流行なのかしら?
【そんな事言いながら、頭を首に乗せる】
【すると血が糸のようになり頭と首を縫い付けていくだろう】

謝るなら貴女がやった事を言いなさい?
ゾンビは優しくないわよ
【三日月のように笑いながら彼女に言う】
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 18:56:50.80 ID:cfeGgCqDO
>>40

……

【首がつながる様子を怖々見つめる。】

…えっと…その

【少女は焦った。なぜなら相手の「言葉」と「笑顔」が逆だったからだ。その不自然さがよけい不気味であった】

…わ、私もあんまり覚えてないんです

…た、多分…殺人を…

【最後の方は風に流され、消えた。】

【少女は思い出した。気が付いたら自分の周りに人がたくさん倒れていて…】

【そして自分の体が…】

【血に塗れていたことを…】
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 19:04:06.02 ID:TL6mRC390
>>41
……そう
【急に真面目な顔になり】

覚えてないならいいんじゃない…
【そんな事を言いながらポケットに手を入れ】

はい
【温かいココア缶を彼女に投げ渡すだろう】

あまり殺しはやめなさいね
人の怨みは怖いわよ?正義と言って殺しに来る怖い人もいるし
【先程の雰囲気は何処へやら】
【優しく少女に言う】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 19:21:27.49 ID:cfeGgCqDO
>>42

…え?…あっと

【慌ててココアを受け取った。】

【意外だった。てっきり怒鳴りつけられて殺害されるかもしれないと思っていたからだ。】

……すいません

【小さく呟き、彼女はそれに口を付ける。】

【このとき、少女はまだ気づいていない。】

【また…再び、】

【「あいつ」が来ようとしていることに…】
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 19:26:54.36 ID:zDDa6YzV0
>>43
どういたしまして…
【そう言い】

………で二重人格なのかしらね?それとも悪魔憑きかしら?
どちらにせよ……もし聞いてるなら私とお話しないかしら?
【フッとそう言う】

【コレはあくまで彼女の予想だが】
【彼女は二重人格などにより一時的に身体の主導権を奪われてると予想】
【もしかしたらこの会話も聞いてるかもしれない】
【だからそう言ったのだ】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 19:41:04.93 ID:cfeGgCqDO
>>44

は?

悪魔?

【少女は呆気に取られて相手の顔を見つめた。】

なんのこ────────────

【とですか。そう質問しようとした瞬間、】

【ビクン、と体が大きく揺れた。ココアを取り落とし、中身が地面にこぼれる。】

……へえ〜

【ゆっくりと顔を上げた。】

…ただの「死体」じゃあねえようだなあ

【残忍に笑う。その顔は先ほどまでの少女であるが、「少女」ではない。】

【それに呼応するように、刀が少女の背に移動した。】
【ゆっくりと、自立して動いたように…】
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 19:45:13.75 ID:2jyWrfm1o
【とある銀行――】


【どかーん☆】

【内部より不意に聞こえる爆発音】

【「爆発だッ!ATMが爆発したぞッ!」】 【「何だ何だッ!!」】
【「ATMの中の金が・・・金を盗ってる奴が居るッ!」】

【「間違いないッ!・・・強盗だ!《銀行強盗》だッ!!」】
【「おォい、おめェら動くんじゃあねえぞッ!」】 【「下手に動けば"腕が飛ぶ"ぜェ〜ィ?ヘッヘッヘ」】

【漂うは、火薬の香り――爆破の方法は目に見えて明らかッ!】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 19:55:19.07 ID:Xf73PxmJ0
>>45
ビンゴ…
【そう言い】

私も《悪魔》に身体を乗っとられた事あるからね…おかげさまでゾンビになったのよ
【そういいながら刀を見て】

もっとも、その悪魔は消滅したけど
……いえ、アナタは《妖刀》って言った方がいいかしら?
【彼女はコレの正体を刀と予想した】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 20:10:51.84 ID:cfeGgCqDO
>>47

ビンゴ

【少女もおどけたように相手の言葉を繰り返し】
【抜刀した。】

【異常なほど早く…常軌を逸脱した速度で】

全く、いい「身体」を探すのに手間取ったぜ

「心」が脆弱な人間程

喰いやすいからなあ

【刀は鋭く…美しい】

【刃は銀色…】

【緩やかに曲がった刀身は…】

【芸術品のような優雅さを与える。】

【同時に、…】

【中に秘めた狂気…】

【少女の狂ったように輝く瞳が…】

【それを増幅させる】

あんたも悪魔に喰われたなら

分かるだろ?

【と少女、もとい刀は】

【質問した】
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 20:18:42.11 ID:zDDa6YzV0
>>48
わかるわよ…
まずは悪魔は相手の心を弱らせ、徐々に身体の主導権を奪い、最終的には完全に悪魔に身体を奪われ…悪魔の身体になるのよ…
【再び右手にカッターを持ち】
【チキチキチキチキと刃を出し】
【そして構える】

あんたは気に入らないわ……だから折ってあげるわ…その刀
【まずは相手の動向を伺う】
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 20:26:35.44 ID:pCDfF2uN0
テス
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 20:31:37.49 ID:45dHBj3oo
【聖都 病院前】

【噴水が設置されている広場の一角にいるのは、一人の青年】

3ヶ月も寝てる、なんて───俺のバカッ

機関とかはどうなっていやそれよりも皆大丈夫かな。
とりあえず連絡とか、あれ病院の近くでも携帯使っちゃ駄目なんだっけ……うあーっ!!

【燃えるように真っ赤な三本のアホ毛、青空のように透き通った空色の瞳を持つ青年。】
【白いシャツの上に灰混じりの黒色のパーカーを羽織り】
【左手首にはオレンジ色の包帯を巻き、左足には蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着けている。】

【ブツブツ独り言を呟きつつ、せわしなく早歩きしている彼】
【どうやら焦ってるのだろうか、右手に持った携帯を開けたり閉めたりを繰り返している】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 20:31:56.97 ID:cfeGgCqDO
>>49

へえ〜悪魔ってのはそんなに面倒なことすんのか。

【くるくると、実に器用に刀を回した。】

…俺とは違うなあ。似てもに付かない。

…心なんて、「無理やり」こじ開けた方が簡単だろ?

ま、ちょっとばかしその「持ち主」が暴れるけどな。

【ケラケラ、と少女は笑った。近くで見れば分かるが、体中に無数の傷が付いている。】
【それが何によってできた傷かは】

面倒なのはこいつが死のうとするから何回も止めることだな。煩わしぜ。ギャーギャー泣きながら自分を痛めつけるんだ。

【この発言で分かるだろう。】

でも、無理だ。「こいつ」は自殺できない。なぜなら最後の最後で俺が止めるからな。

【少女はそう話した。誰に言うでもない。独り言だ。】

【そして、そこで初めて、相対する相手を見つめた。】

ほ〜俺を「折る」?

バカだな…できるわけないだろ?

【と、ニヤニヤ笑う。】
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 20:37:44.54 ID:xHlpiGxy0
>>52
……………もう、いいわ
【ダンッ!!!と地面を蹴り】

アンタは喋るな……
【まずはカッターナイフで自分の腕を刺し、そこから血渋きを相手の目に向かい放とうとする】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 20:40:09.60 ID:WzifRrnSO
>>51
あれ・・双葉・・・さん?
【ふと、聞き覚えがあるであろう声】
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年がいた】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
【少年は買い物に来ていたのだろう、紙袋を手にいていて―――いや、手に『していた』】
【今、少年は青年がそこに立っているのに驚いて、紙袋を落としたのだ】

・・・え・・えっ!!?
・・・えと・・久しぶり・・です。
【戸惑いながら挨拶を交わす】
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 20:46:49.97 ID:cfeGgCqDO
>>53

バーカ。俺はさっきからあんたと一緒にいたんだぜ?

【相手が近づいてきた瞬間、素早く目をつむった。】

同じ手をくらうかよ。

【そして目を閉じたまま、おそらくは相手が居ると思う方向に】

【刀を突き刺そうとする。】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 20:49:42.88 ID:q8oHG47ao
【街中】

【日は完全に沈み、辺りには闇の帳が下りた時分】
【大通り沿いの酒場には点々と外灯が照らされて】
【まばらながら道行く人も家路を急ぐ、そんな頃合】

(レギン様には快く歓迎されたけど・・・)
(夜の国の月輪様と昼の国のガルニエ様は気難しそうだなぁ・・・)

(百家様はコテコテの芸人体質な噂だとか・・・)

【燃える赤色のショートヘアに、温和な印象の金色の両目が輝く】
【灰色のフラワーハットを被った、紺色のクロークを着た女性がいた】
【彼女のクロークの留飾りには、≪No.111≫の刻印が特徴的だろう】

支部長は支部長で、大変、ってねぇ・・・

【手元の携帯端末を操作しながら、夜道を進む彼女】
【ぽつりと、独り言にも似たため息を漏らして―――】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 20:52:43.69 ID:45dHBj3oo
>>54

……あ、護か。久しぶり。

【──案外普通な調子で挨拶を返す】
【其れもそのはず。彼からすれば、3ヶ月は寝ていて無いも当然なのだ】

そうだ、護ッ!
俺、暫く寝こんでたんだけど──”何か”、あったか!?

【そして非常に焦った様子で尋ねかける】
【リーダーである彼のことだ。おそらく、”何か”とは事件やテロの事を差す】
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 20:55:01.99 ID:jLXQIkYRo
【水の国・国境の森】

【黒髪の軽い跳ねているくせ毛だが短髪でもなく長髪でもない青年】
【服は赤と白で構成されている近代的な和服のような道着を着ており】
【水の国から出ようとする青年がいた】

そろそろやめておけ、
お前たちでは俺には勝てない。去れ

【そこは何人かの黒服を着た男たちが倒れている】
【そして数人か鎌や剣を持った黒服の男たちが青年に近づいていく】

殺しはしない、だがそれ以上近づくと地面に倒れ伏せることになるぞ。
【青年は忠告をしたが・・・無意味であった】
【黒服の男たちは青年に飛び掛り強襲してくる】

―――――シュッ!!、ザッ!バッ!―――――
    ―――――バシッ!シュツ!、バシィ!―――――

お前らが何人束になってかかっても無駄だ。
【青年は持ち前の身体能力と体術で男数人をあっという間に撃破していた】

(ここら辺は物騒だな・・・何かあるのか・・・?)


/黒服の男はモブキャラですので〜。
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 20:56:42.59 ID:TL6mRC390
>>55
馬鹿ね…
【相手が目をつぶること、そして攻撃する事を彼女は予想していた】

【彼女の身体に刀は刺さる】
【だがそれと同時に両手で刀を掴もうとし】

コレが狙いよ
【自分の刺さった場所で刀を押さえ、両手に力をいれ刀を折ろうとする】

【普通の……ましてや女性の力では普通は無理だ】
【だが……ゾンビになった事により肉体の限界を超えた力をひきだせるとしたら?】

【もしその危機感をすぐさま感じられるなら、すぐさま抜く事ができるだろう】
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 21:04:40.20 ID:cfeGgCqDO
>>59

──────!!

【ミシリ、と刀身が湾曲する。】

【少女はすぐさま刀を引き抜いた。このままでは本当に折られるからだ。】

…─────しゃあない

…本気で…

【少女は遠ざかる。そして】

いくかあ!!!!!!!!!!!!

【ブン、とかけ声とともに刀を凪払った。】

【瞬間、放たれたのは、…真っ白い「斬撃」】

【それなりのスピードで…】

【地をはうように接近しようとしている。】
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 21:07:24.89 ID:WzifRrnSO
>>57
・・入院してたって・・聞いてましたけど・・
・・・随分回復したみたいですね・・
【護は良かった、と】
【安心が混じった声で呟き】

あぅ、えと・・・あ、そうだ
色々ありましたけど・・
その中でも大きな事件が二つ程、

良いニュースと悪いニュースありますけど・・
どちらを先に聞きます?
【勿体振る様だが、ここで選択肢を双葉に振るのだった】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/18(金) 21:14:28.70 ID:dbEnOt4Zo
>>56


 【  カー  カー  】


【家路を急ぐのは人だけではない】
【世には、暗くなればねぐらに帰るのが「自然の摂理」として存在する動物もいる】

【――「カラス」――】
【女性の前方、やや上方向――「その鳴き声」は、響いてきていた】

――『カノッサ機関』……『ナンバーズ』……

【そして続けて、少女と思しき声質の、澄んだ声】
【それもやはり前方の上方向からだ】

そういえば、機関の名前は聞く癖に、構成員を見るのは……案外ありませんでしたね……

【もし道行く女性が前を向いて顔を上げたなら――】

【セーラー服に紺のスカートと、頭には水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女が、】
【街路樹の枝に腰掛け、通りを見下ろしている姿を発見できるだろう】
【光る眼鏡の奥に、冷めた目付きと、澄んだ蒼色の瞳が、眼下を睥睨している】

【またこの少女の周囲に、カラスが4羽程、飛び回っているのも分かるはずだ】
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 21:15:30.60 ID:Xf73PxmJ0
>>60
あら?さっきの余裕は何処に消えたのかしら?
【血はダラダラと流れるが…彼女の身体の動きに鈍さはない】

(……といっても血液不足になるわ…あまり長くは戦えないわね…)
【遠ざかった少女を見て】

チッ!
【ダッと左に跳び避けるが、右腕をかすり鮮血が舞う】

さて…どう料理しようかしら?
【痛みは感じない】
【頭を潰されなければバラバラにされても死にはしない………】

【だが血を沢山流れるのは彼女にとっては体力を消耗してるのと同じ】
【要は死ににくく、力の強い人間と同じである】

【だから体力が無くなる前にケリをつけようとダッと地面をけり相手に接近しようとする】
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/18(金) 21:17:05.15 ID:1iKokM1B0
【水の国 街中】

――――やっと居場所がつかめたぜ……ッ
レイド、待ってろ…………今行くからな…………!

【背にでかでかと「東」の一文字が書かれた白いコートを羽織り、腰の左右のホルダーにそれぞれ剣と銃の様なものを下げた、くせのある銀髪に黒光りする様な瞳を持った青年が】
【息が上がるのも構わず、街中を走り続けている】
【その表情は鬼気迫るものを感じさせ、正に『わき目も振らず』と言った様子】
【――――勢い余って誰かにぶつかってしまいかねない程の、真っすぐな走りだった】
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 21:18:11.00 ID:45dHBj3oo
>>61

……怪我で入院したわけじゃないからな。
気を失ってただけだし──身体は結構、鈍っちまったけど。

【三ヶ月間入院(キリッと言えば聞こえがいいが】
【現実は病院で冬眠していたようなものである。一応病気だけれども】

悪いニュースで。

【聞きたくはないけれど、即答する】
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 21:25:34.31 ID:q8oHG47ao
>>62
【そのカラスの、呼び声に答えるように彼女は携帯端末から顔を上げ】

カラスが鳴くのはカラスの勝手、と申しましょうが、
やはりこんな時分に鳴くのは少々いい気分ではありませんね

【夜、街路樹に腰掛ける少女とその周りに舞うカラス―――】
【―――それが昼であろうと夜であろうと、薄気味悪い光景だ】

―――そう思いませんか、そこのお嬢さん?

【一瞬、ほんの一瞬だけ彼女は笑顔を曇らせるも】

あなたのお察しの通り、カノッサ機関の人間ですが、なにかご用件で?

【街路樹の上に佇む少女に向けて、微笑んで尋ねる】
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 21:26:07.24 ID:cfeGgCqDO
>>63

ほう?

【少女は刀を横に構えた。】

自ら俺の間合いに入るなんて…

【そして射程範囲に相手が入り込んだ瞬間】

消えろ!!

【ヒュン、と刀を横に払おうとした。】
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 21:32:52.68 ID:nllzvLbp0
>>67
【相手が刀を横に振った時…左手をとっさにだし、斬られ宙に舞う】

【だがその瞬間、血液が噴出し】

縛れ!!
【次の瞬間、今まで流れた彼女の血液が糸のように変化し、相手の身体を縛ろうとする】

【そして、それは相手の気をひく囮】

【飛んだ左手がまるで意志のあるロケットパンチのように肉体の限界を超えた力強いパンチを刀に向かい放とうとする】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/18(金) 21:33:28.24 ID:dbEnOt4Zo
>>66
――カノッサ機関の世間的評価くらい、ご存知ですよね……?

【街路樹に座ったまま、少女は眼鏡を正す仕草】

つまるところ、カノッサ機関の者が、街を歩いていれば、嫌でも気になってしまうわけですよ――
特に……わたくしのような……「不届き者」から致しませば、ね……

【無表情――】
【無表情としか形容できぬ、まさに無表情である】
【しかしながら、年端もいかぬであろう少女でありながら、その雰囲気はある種異常である】
【相手に対して警戒や恐怖を抱かぬばかりか、むしろ「品定めしている」ようにすら思える視線を投げ掛けて――】

……ああ、挨拶が遅れましたが……「こんばんは」――
悪行を行おうと、善行を行おうと……「夜」は平等ですねえ……

【カラスが、その台詞に呼応するかのように、また鳴いた】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 21:35:35.93 ID:kPxlFerOo
【街中】

あー、腹減った

【にび色のローブを着てフードを深く被った青年が拳銃を片手に歩いている】
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 21:39:38.78 ID:cfeGgCqDO
>>68
/すいませんちょっとご飯を食べてきます
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 21:41:09.36 ID:WzifRrnSO
>>65
流石・・早いですね・・では・・・

―――・・・《R.I.P.》が活動を再開し始めました。

水の国の港が襲撃された様です。
【とは言っても】
【彼はまたしても、戦いには参加してはいない】
【これらは集積情報からの物だ】
【だが】

・・・その場ではなかったですが僕も後日にその一員を名乗る会いました・・。
どうやら活動再開は本格的な物の様です。

これがまず、悪いニュース・・です。
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 21:42:14.89 ID:nllzvLbp0
>>71
/わかりました!
/こちらも一時間程落ちます
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 21:48:18.86 ID:q8oHG47ao
>>69
ははっ、世間の評価、ですか?

むしろ私は、≪Public Enemy:Canossa≫の
名前を知らない人間が居たらあってみたいくらいですよ?

【少女を見上げたまま、「世界の敵:カノッサ機関」の彼女は言葉を返し】
【手に持った携帯端末は、クロークの裾に隠すように仕舞いこんだ】

やっだなぁ、すみませんねぇ、変な誤解が広まっているようで
そんな偏見を正すために私たちは居るんですが

【彼女の言う、「偏見を正す」とは―――】
【―――それは、機関の世間体だろうか】

こちらこそ挨拶の遅れは申し訳ありませんね
こんばんわ―――”scoundrel(不届き者)”さん・・・

【異常なまでのたたずまいを示す、街路樹の少女に対して】
【クロークの彼女は、ただただ、温和な笑顔を返すばかりだ】
【凡そ、敵意も、殺意も、不快感も、一切のマイナスを示さない】

【―――そんな笑顔、というのも、ある意味で異常だろうか】
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 21:52:24.05 ID:45dHBj3oo
>>72

……へ、活動再開?
それって、その──活動停止してたってことか?

【──何度でも繰り返すが、彼は3ヶ月眠っていた】
【なので、そもそも活動停止の事実自体を知らなかったりする。故に首を傾げる】
【寧ろ、一時的にでも活動停止していたということは、ある意味では良いニュースなのだが】
【「水の国の港が襲撃された」という知らせを聞いて眉を顰めた辺り、彼はそう思ってはいないようである】

ん……そっか。他に大きなテロとかは、無かった?

無かったら、良いニュースの方をお願い。

【真剣な表情を崩さず、確認する】
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/18(金) 22:02:14.69 ID:dbEnOt4Zo
>>74
「世界の敵」……ですか……なるほど――

【ギシッ――】
【少女は枝を軽く揺らし、地面を見据える】

――で、その「世界の敵」が……
世間の偏見を、どのように、正すおつもりなんでしょうね……

【そして、彼女は、身を宙へ踊らせた】
【静かに、そして、丁寧に――】

――っと……、まあ、機関がどうであれ……です――

【ふわり、と、柔らかく、穏やかな着地】
【身体能力に申し分はない、と見て取れるか】

「不届き者」が、貴方様方に対してとる態度は……二つに一つ……

【少女は、帽子に右手を添え、着地でずれたのを直し、】

「放置はわたくしに害があるとして敵対するか」……
「捨て置くが上策な下らぬ相手だと無視するか」……

さて……どうなんですかね……≪Public Enemy:Canossa≫――?

【4羽のカラスが、少女を取り巻き、黒い羽根が辺りに散る】
【それはあたかも、「黒いオーラ」を纏っているかのようだ】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 22:07:22.48 ID:4pJm5LBxo
>>70

あらら?
怖い方がいるわ

【紅髪赤目、眼下の濃い隈を持った少女が、青年の進路上に立ちふさがる】
【膝丈フレアの黒いワンピースに、金属缶や手榴弾の括られたベルトを巻きつけ】
【白色透明幅広の、抜き身の長剣を腰に帯びている】
【胸元に付けた『No.DG』のネームプレートは、機関員を指し示すものだろうか】

支払いは鉛弾で済ませるつもりかしら

【彼の握っている拳銃を射抜くように見つめて、ポツリと呟いた】


/まだいますか?
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 22:17:30.75 ID:HrUJRf4AO
【火の国 街中】

さて、次は何処の国へ行こうかね…

【メタリックな安全帽型ガスマスクに、背中に持つは巨大なツルハシ《War・pick》】

【一見すると「戦う炭鉱夫さん」な風貌の男は、宛もなく街を彷徨い歩いていた】
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 22:18:07.43 ID:WzifRrnSO
>>75
ええ、ここしばらくは姿を見せてませんでした。

他にテロは・・・えと・・後はいつも通り機関が色々と・・・・あ・・・

・・・・あぁ、そうだった・・・。
【“機関”―――その名を出した途端】
【思い出した様に】

―――その機関ですが・・・昼の国がシェンさんによって・・占領されました・・
【しょぼくれながら】
【もう一つの悪いニュースを双葉に告げる】

・・・・これは・・・僕の・・せいです・・・・・。
【そう最後に付け加えながら】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 22:18:42.11 ID:kPxlFerOo
>>77
【青年は少女の声が自分へ向けられていることに気付くと】

んだよ、見世物じゃねーかもしれねぇんだぞ、おうおうおう
こちとら、腹減っててカリカリしてんだ、鉛弾打ち込まれてぇのかコノヤロ

【威勢よく早口に啖呵をきりながら振り向いて】


・・・・・・えーと、どちら様で?

【少女のいで立ちを見るや否や敬語で話し掛け始める】


/いました!
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 22:24:27.41 ID:Qmb4gTzuo

【聖都・“Guild”施設内部】

(ある程度情報は集まった…そろそろJusticeとのコンタクトを取るべきかしら――)
(…案の定、公募はしていないから、“メンバー”はもう充分という可能性もあるわね)

【――ふう、と少女は溜め息を吐き出す。】
【…暫くの間内部の様子を眺めると、声を掛けようとしに来た男を無視し、施設を後にする。】

――…近くで騒ぎでも、起きないかしら。

【魔術協会へ帰る道の途中、そんな言葉をポツリと呟いていた。】
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 22:24:55.48 ID:q8oHG47ao
>>76
では、逆に聞きますが・・・

私たちカノッサ機関の、なにを持って「悪」と断定するんでしょうか?

【ふぅ、とクロークの彼女は一呼吸置いて】

各種行動でしょうか?それとも理念?または過去の一連の経過?

まぁ、考えてみてくださいよ
世の争いの多くは、「意見の対立」にほかなりません
まぁ、「利害の不一致」と言い換えても結構ですが

しかしそれは逆に捕らえれば、「対等」ってことなんですよね
「対等」「似たものレベル」だから、意見が食い違うってことで

―――だから私たちカノッサ機関は「絶対的権力」を目指しているんですよ

【カラスの少女に諭すように、語りかけるように】
【ゆっくり、説き伏せるように―――言葉を紡ぎ】

もしもあなたが「テロ」や「他国侵攻」を問題に掲げているのならば、
それも含めて機関の「平和的統治」の過渡期であるってことですよ

「誰も逆らえない」ってことは、「意見の対立も無い」平和な世界ってことですから
まぁ、この考え方は≪R.I.P.≫の掲げる「天秤をひっくり返す」という意見にも似ていますかね?

【”分かります?”と言った表情で、ニコリ笑いかけるが】

【これは詭弁だ―――武力をもっての交渉は「砲艦外交」と称すが】
【クロークの彼女の掲げる機関の考えは、まさに「砲艦外交」そのもの】



ははっ、まさか道で会ったばかりの人間に文句をつけるつもりもありませんよ

では、「あなたは私をどうするつもりですか?」―――”scoundrel(不届き者)”さん・・・

【「敵対」か「無視」か―――クロークの彼女の選んだのは「無視」】
【では同じ質問をされたカラスの少女は―――なんと答えるのか】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 22:24:55.35 ID:cfeGgCqDO
>>68

【切り裂き、鮮血が舞う。少女は返り血を浴びながら、狂ったように笑った。】


アははハハハハハはははははハハハハハははは!!!!!!!!!!!!
【しかし、次の瞬間、】

…ちぃっ…面倒なことを

【その顔が、歪む。そして、左から強引に刀をつきだしたその時、】

【ギィン】

【と、硬質な音がしてから、それは宙を舞った。】

うぐあっ…しまった!!!!

【衝撃で、ドサリ、と倒れ、】

【刀はその遥か後方を舞い、突き刺さる。】


/お待たせしました
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 22:27:06.93 ID:4pJm5LBxo
>>80

【矢継ぎ早に繰り出される彼の言葉に】
【ゾワゾワと身体を震わせて、笑顔】
【口元が半月状に歪んだ】

私の事を聞いてどうするつもりかしら。
もしかして誘拐?
カノッサ機関相手に脅迫?

今にも爆発しそうな人間って、素敵よね。
目の覚めるくらい刺激的で、面白いから。

【質問には答えず、ベルトからジャガイモ型の手榴弾を一つ、取り外す】
【徐に、ピンに指を掛けて】


/よかった!
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 22:29:56.88 ID:w/U2zzxI0
>>83
……ちっ…左手がボロボロね…修復に時間かかるわね…
【ボロボロになって骨が剥き出した左手を自分の右手で掴み】
【少女に怪我がないか見て】

……折れないとか丈夫過ぎるわ…
【そして刀に近づこうとする】
【どうやら刀を折るつもりだろう】

/おかえりー&ただいまー
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/18(金) 22:30:45.64 ID:jWdZcW4DO
【危険指定区域】

【多くの瓦礫と絶望だけが周囲を取り巻く――地図では消滅した事になってる土地】
【地に一輪の花を置いて、遠くを見つめる銀髪の青年の姿がある】

「久々だな……この場所に来るのも」
「此処がアイツの居場所≠ノ一番近い場所」

『わかってると思うけど、こっから先はアブナイから……』
『あっ、この辺もいつ襲われるか解らないんだからね?』

【突如響く、女性の声――その声の主の姿は、見当たらない】
【青年は、携えた長剣《マギカ》を見つめるとその声に答えた】

「大丈夫だ、それくらい俺にもわかってる。」
「だから、辛いんだ。」

『………。』

『前よりも』『大人に…』『いいえ』『なんだか』『醒めたね』『悠希』
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 22:32:53.83 ID:lVnYF/2To
【路地裏】

「ヘッヘッヘ・・・苦労した甲斐があるなァ、弟者よ」
『そうだな、兄者よ』 『云百万はあるんじゃあねェかなァ〜?』

「さあ、"いつもの銀行"に預けてこようじゃあないか弟者」
『よし、行こうじゃあないか兄者、・・・いやあ良い気分だヘッヘッヘ』

【路地裏に居る、2つの影】
【それは、黒コートと黒ズボン、そしてイカツイサングラスを身につけた2人の、姿形そっくりな若い男達だった】
【「一人」の右手にはギザギザとして鋭いグローブが、『もう一人』の左手にはギザギザとして鋭いグローブが】
【それぞれ身につけられている】

【彼らの足許には、大きなボストンバックがあった――】


【ところで、少し前に、とある銀行で銀行強盗があったらしい】
【犯人は依然逃走中だそうだ――】
【なお、犯人の姿は、黒い服装でサングラスを身につけており、20代程度との報告がある】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 22:34:01.58 ID:45dHBj3oo
>>79

……そっか。

【"いつも通り"、そう簡単に済まされてしまうほど起きているテロ】
【それなのに、自分は3ヶ月間安全地帯で眠っていた】
【自分がいても、何も変わらなかったかもしれない】
【でも、いれば何かが変わっていたかもしれない──そう考えるとたまらなく悔しい】

…………どういう事だ?
昼の国全体が、落とされたのか?

【シェンの実力は知っているのが、国相手となるとまた話は別】
【もし国全体が落とされたのであれば、悠長にしている暇はない、そう思い詳しく聞く】
【護がしょぼくれているのには気づいていたが──今はあえて、何も言わない】
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 22:38:11.74 ID:kPxlFerOo
>>84

カノッサ機関・・・だと・・・!?

【青年の顔から血の気がさっと引く】
【そして、あわてて思考する】

(今のトコの俺→ヤバババ・・・!)

・・・いえいえ、脅迫だなんて滅相も無い・・・!
俺はただ・・・

【と、青年は下手に出てみていたが】

!!!!!!

こんなところで始める気かよ・・・!?

【少女が手榴弾に手を掛けた途端、右手に携えていた回転式の黒い拳銃を空中へ向けて構える】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 22:39:20.49 ID:cfeGgCqDO
>>85

【相手が刀に近づくのを見て、少女は絶叫した。】

バカ!!やめろ!!!!!!!!!!!!それだけはやめろ!!!!!!!!!!!!

【必死にそう呼びかける。当たり前だ。刀を折られた瞬間、「今の少女」は死んでしまう。】


くそっ!!

触るなああああ!!


【縛られた体を動かし、こちらも必死に刀に近づこうとした。】
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/18(金) 22:44:32.81 ID:dbEnOt4Zo
>>82
――「悪」……?
はてさて……わたくしが、いつ、「悪」などという言葉を使用したでしょうか……?
……残念、そう、わたくしは、誰のことも「悪」などとは形容していない――

善だとか……悪だとか……正義だとか……不義だとか……
そういった分類に、わたくしは、いささかも興味はございません……

――「敵」……
世界中あらゆる存在……万物が……わたくしの「敵」――

そのあらゆる敵の中で……優先的に排除すべき相手と、まずは捨て置くべき相手……
わたくしは、そういった分類を、価値観を、人生を、有する者……

【棒立ちで淡々と事務的に言葉を紡ぐ少女の側で、カラス達が鳴き喚く】
【静かな通りに、この鳴き声はかなり騒々しく響き――】

ゆえに……機関だろうが、≪R.I.P.≫だろうが、Justiceだろうが……
「世界をどうこうしようとする不届き者より不届きなる愚か者」達を……

【ピッ――と、右手の人差し指と中指を立て、少女は脚を、前へ出し――】


わたくしは……絶望へ誘う――


【――殺気と共に、駆けた】

【そして腕の届く範囲に入れば、すかさず「相手の右目」を狙い、立てた指を繰り出すだろう】
【その意味するところは……「敵対」か――?】

【……が、これを回避・防御しなくとも問題はない】
【防衛策をとらなくとも、少女の攻撃は「寸止め」で止まることとなるからだ】

【そう……少女はまだ、本格的に戦闘を行う気は無く、】
【殺気もあくまで「ブラフ」ということになる――】
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 22:47:01.76 ID:UrUHlIqb0
>>90
[《R・I・P》/悪党]に命ごいするな…[悪魔/悪党]

【そう言うと刀を折ろうと右足の義足で全力の蹴りを放とうとする】
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 22:48:36.09 ID:UrUHlIqb0
>>92追加
【なお縛っていた血は既に消えてるから間に合うかもしれない】
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 22:49:49.58 ID:jLXQIkYRo
>>87
【とある街中】

なんだったんだ・・・さっきの連中は。
(まぁいい、あの程度振り切ることはたやすい・・・)

(何かこの街は騒がしいな・・・)

ん?何か見えたような・・・。


【路地裏のほうへ近づいていく】
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 22:53:02.27 ID:cfeGgCqDO
>>92

【少女は縛られた血が無くなるのを見た瞬間】

【全力で相手に向けて走り出した。まるで体が刀に吸い寄せられるように】


うわあああああ!!!!!!!


【そして、相手にタックルを仕掛けるのと】

【妖刀が真っ二つに折れるのは】


【全くの同時であった。】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 22:53:37.44 ID:4pJm5LBxo
>>89

ふふふ……

ただのチンピラさんかと思ったら
なかなかどうして、良い反応

【構えられた拳銃を見つめて、目を細めた】
【ゆらりゆらりと左右に振れて、安定しない身体】
【やはり、外見通り眠たいのかもしれない】

保身の為に虚飾した対応より
剥き出しの敵意のほうが、心地いい

……さあ、あなたは何時、引き金を絞るのかしら
ピンを抜いたら?
安全装置を外したら?
これを投げたら?

【銃口と引き金を油断無く見つめながら】
【いつでも左右に跳べるように、膝をほんの少しだけ曲げた】
【同時に、手慣れた手付きでピンを抜き安全レバーを外そうとする】
【成功したとしても、投げない。】
【爆発までの時間が長いのか、不発なのか】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 22:55:36.31 ID:pCDfF2uN0
>>95
くっ……
(ヤバイ…体力切れた)
【そのまま彼女は吹き飛び倒れる】

【刀がどうなったか…彼女はわからなかった】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 22:58:16.70 ID:lVnYF/2To
>>94

「よし、弟者よ・・・誰も来ないうちに持って行こうぜェ〜」
『そうだな兄者よ・・・へっへっへっへ・・・へっ?』
【ふと、路地裏へと近づいてくる1人の人物――】

「お、おい弟者・・・ちィッと不味いぞィ?」
『いや、いや・・・バレなきゃ大丈夫だと思うぜ』
【あたふたし始める2人、まずはバッグを近くの物陰へと隠した】

【路地裏へと近づいてくる青年を非常に警戒している2人】
【いわゆる、チンピラのポーズで知らないふりをして、事無きを得ようとしている】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:02:39.65 ID:cfeGgCqDO
>>97

ああ……

【少女は呆然と折れた刀を見つめた。】

……ちく

【ビクン、と再び体が揺れる】

…──────しょう


【そして、彼女もバッタリと倒れた。】
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:03:50.73 ID:q8oHG47ao
>>91


「わたくしは……絶望へ誘う――」

【淡々と言葉を紡ぐ少女、その言葉の終わるか終わらぬかの内】
【瞬間、駆け出した少女に対して、とったクロークの彼女の策は】

”Fuck!(クソッタレが!)”

【――――――そう、言葉を吐き捨てて】
【クロークの裾より踊りだすダガーナイフ】

【目の前に対峙した”scoundrel(不届き者)”が、駆け出したのならば防衛しない者もいない】
【瞬きする瞬間の出来事だ―――不届き者の咄嗟の行動に、危険性を判断したその彼女】
【クロークの彼女は、手に取ったダガー・ナイフの柄を顔の前に掲げて「防御」の姿勢をとる】

【が】

【結果―――その防衛劇は「杞憂」に終わった】
【突き出した指を「寸止めした」カラス使いの少女と】
【掲げたダガー・ナイフで「受けた」機関員の彼女は】

私は絶望の世界に行くつもりはありません
どうぞ、お一人で勝手に行ってくださいね?

【対峙した態勢のまま、「指突き」と「ダガー・ナイフ」を付き合わせた状態で―――】
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:05:18.33 ID:jLXQIkYRo
>>98

(ん・・・?やっぱり誰かいるな)
【路地裏の中へ入っていき】

おい、俺はついさっきこの街にきたんだがなんか騒がしいみたいでな。

(なんでコイツらあせってるんだ・・・まさか・・・)

なぁ何かあったのか?

【二人組みに向かって】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 23:05:40.17 ID:Xf73PxmJ0
>>99
ざまあみなさい……人を弄ぶ悪魔め…
【倒れながらそう言い】

(どうしよう……しばらく動けないわね…)
【まるで死体のように動けない状態で】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:08:34.34 ID:kPxlFerOo
>>96

【青年は撃鉄が引き起こされていることを確認し】

うっせ、褒められても嬉しくねぇ
あと、チンピラ一般人なめんな。そんなに敵対したきゃしてやるよっ・・・!

【と、先よりはいくらか落ち着いた声で言い放って】

(だから引き金引くまで待ってろ・・・!)

何時、引き金を引くって?

【素早く青年は照準を合わせる】
【少女、ではなく】
【少女の背後に位置する建物の、ガラス窓へ】


今に決まってんじゃ〜んっ!!!!

【そして青年は引き金を引き、大きな銃声とともに銃口は強力な一撃を吐き出して】
【狙い澄まされたその一撃は、更に大きな音を立ててガラス窓を破壊するだろう】

【そして、街道を行く人々の目を惹き付けた頃に】



ギャアアアアアアア、コロシダァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

【と、青年は叫ぶのだった】
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 23:08:36.47 ID:WzifRrnSO
>>88
ええ・・・はい・・
【護はしょぼくれたまま】
【ただ一言を返す】

・・・・・すいません。
・・・・・これは僕は絶対に忘れちゃいけないことてのはわかっています・・。
・・・でも・・・思い出したくないんです・・・
・・・・・ゴメンなさい・・ゴメンなさい・・ゴメンなさい・・
【護はそう、この話を中断する】
【どうやら何かあったらしいのは確実らしく】
【声が震えている】

/すいません、遅れました
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:12:34.36 ID:cfeGgCqDO
>>102

【やがて、少女は起き上がった】

……あ…れ…?

【今初めてこの現場にきた、そんな様子でキョロキョロと辺りを見回す。】

……!

【そこで、倒れている女性に気づいた。慌てて駆け寄る】

あ、あの、だ、大丈夫ですか!?

【と、焦りながら聞いた。】
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 23:17:18.52 ID:lVnYF/2To
>>101

「しゃ、しゃ・・・さうゃ・・・」
『さ、騒がしいのは何時もの事だろッ!』

「な、何かあっただァ?」
『ね、にぇ・・・ねーよ馬鹿野郎!』
【明らかに動揺をしている2人、右手グローブの方がポケットからタバコを取り出して】
【それを口にくわえて、ライターで火をつけた】

「っふゥ〜・・・つうか、てめェ何処所属だよ」
『それによって、今後が変わるぞォ?』
【もくもくと上がる、タバコの煙――】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 23:17:49.59 ID:w/U2zzxI0
>>105
……ダメよ…
【そう言い】

とりあえず…貴女にすくった悪魔は折っといたわ…
【そして刀を震える手で指差しながら】
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/18(金) 23:20:11.05 ID:dbEnOt4Zo
>>100
あら……機関員は腑抜けの集まりか何かかと、危うく捨て置いてしまうところでした……

【フッ――と、軽く息を漏らす】
【体勢は、まさに指を突き出し、寸止めしたその瞬間に固定されたまま】

聞くに堪えかねる暴言と、とっさの防御――
ええ……存外、貴方様方を絶望へご案内するには……骨が折れるかもしれませんね――

【そして、クルッとターンを決めつつ、相手から距離を取る】
【相変わらずカラス達に囲われながら、彼女の帽子に巻かれたリボンが、旋回に連動して宙に尾を引き、】

ですが……其方側が承諾するか否かにかかわらず……
わたくしは……目を付けた相手を……地平線の彼方まででも追いかけて、絶望の淵に叩き込むことを生業とする者……

わたくしの同僚の言葉を借りるならば……『カルマ』とでも申しましょうか……

【ターンを終え、体勢を戻しながら、彼女の至って平静な言葉は続く】

ああ……同僚と言えば……
そちらの素性が知れているのに……こちらは謎……
……というのも「仕事柄」、問題アリですので、この辺りで自己紹介させていただきますと……

【眼鏡に指を添えて、そっとその縁を持ち上げて――】

≪R.I.P.≫……『ノクトクルセイド』所属……

――『ウェル子』――

――以後……お見知りおきを……

【そう言って、ウェル子は、あまりに薄く、口元に微笑を浮かべて、小首をかしげて見せた――】
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/18(金) 23:23:51.61 ID:ZReb/3AAO
【海岸】
【そこは海と陸の境界線も分からなくなりそうなほど黒に塗り潰された世界で】
【ひとつの人影が、ぼんやりと“何か”に座りながら水平線を眺めていた】

【黒いキャスケットを被った、肩甲骨程の長さの灰色の髪に群青の瞳をした少女だ】
【黒のタートルネックの上から紺のピーコートを着込み、フリルスカートにブーツ】
【寒さで僅かに頬を赤くしながら、時たま掌を擦りあわせて暖を取り】

……さぁむい、ねぇ

【甘ったるい声音は、彼女を取り巻く腐敗臭と枯草の香に溶け込んで流れていく】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:23:55.34 ID:45dHBj3oo
>>104

(……成程、な。)

【昼の国の状態は分からなかったが、護の状態はある程度分かった】

(俺にも似たような時期があったなぁ。)
(あの時俺は……皆がいてくれたから立ち直れた。)
(だったら、今俺がすべきことは────)

…………なぁ、護。
嫌な記憶を思い出すのは辛いだろ?
その辛いって気持ちはお前の中にある壁だ、乗り越えるも目を背けるもお前の勝手。
けどさ、もしまた似たような壁が立ち塞がったら──お前はその時も、目を背けるのか?

……お前は、何のためにJusticeに入団したんだ?

(壁を乗り越えるのはあくまで自分──だけど、その切欠を作るくらいのことは、出来たらいいけど。)

【穏やかな声で、けれど芯が通った言葉で語りかける】

/自分もレスが遅いので問題ないですよ。
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:24:35.93 ID:jLXQIkYRo
>>106
そうか・・・この街はいつも騒がしいのか。

所属?何のことだ?
俺は今さっきこの街にきたところだ。

【二人組みを見ながら】
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:25:49.49 ID:4pJm5LBxo
>>103

(……あら、意外)

【青年が引き金を引く直前、少女は思い切り右へ飛んだ】
【一見、自身に命中する軌道でないことは分かったが】
【この世界には、能力という例外が存在する】
【故に、念のための回避】

【後方から、ガラスの大破する音が響いても】
【少年が通行人の注意を引きつけても】
【彼から目を離すことはない】
【ただ、少し意表を疲れたような顔をしていて】

(……これが狙いだったのね)
(見かけによらず、スマートな選択を)

お腹、空くはずよ
長らく人を食ってなかったんでしょう?

【悪意を持った上目遣いで、彼を一瞥して】

【側方、野次馬が集まりだした方向へ手榴弾を放った】
【放物線を描いて飛んでいくジャガイモ型の兵器】
【もし地面に落ちれば、殺傷力を持った鉄片を爆散させるだろう】
【――彼と彼女に届くことはないだろうが】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:26:00.95 ID:cfeGgCqDO
>>107

【ボッキリと折れた刀を見た瞬間、少女は全てを理解した】

……そ…んな…

…わ、私が…

【目の前の負傷した女性を見ながら呟いた。顔面は蒼白で、血の気がない。】

お姉さん、ごめんなさい!!

死なないで!お願い!

【意識が途切れないように必死で呼びかけながら、】

【自分のコートを脱ぎ、相手の傷口に当てて止血しようとする。】

【両目からは涙が溢れそうになっていた。】
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:26:40.50 ID:WCniBqp7o
>>967

でも、案外人の姿も悪くないものデス
人間と同じ視線に立つのは中々新鮮ナノで

【ふふん、と初めて笑ったような気がする】
【とは言っても背中を向けているので本当に気のせいだったかもしれない】

器用な物でもないデスよ?
攻撃すレバ、勝手にそうナルのデス

─── 一撃、試してみマスか?

【長く息を吐くと、右手をばっと横に伸ばした】
【それから何をするのか考える暇も無く、手首の先から変形していって】
【まさしく、嘘偽りなく、龍。かなり鋭そうな異形の爪】
【爪の先端は氷の魔翌力で青白く、不気味に、幻想的に、光っていて】

能力というのは個性そのものデス
他人と換えたら自分自身では無くなりマスよ?

【興味が出たのか漸く、首だけをそちらに向けて】
【じっと黒いボールを視線が追っていく】
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:29:59.72 ID:HrUJRf4AO
>>112>>103
/乱入よろしいかな?
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 23:30:59.21 ID:lVnYF/2To
>>111

「そ、そうだ・・・そういう事にしておけッ」

『(兄者よ・・・今のところはまだ大丈夫のようだなァ〜)』
「(ああ、弟者よ――このまま、乗り切れれば良いが)」
『(逃げても怪しまれる、かと言って追い剥ぎってあんまし金になんねェしな・・・)』
【ヒソヒソと話す2人、よほど耳をすましていなければ聞こえないだろう】

「しょ、所属っつゥーのはなァ〜・・・」
『ま、まあ・・・まあだ、どの組織に入ってっかとかそういう事だ、何処にも入ってねェなら無所属って事だ』
【ちらり、ちらり、物陰に隠した例のバックをときおり気にしながら】
【しどろもどろに話す2人】
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 23:35:05.88 ID:nllzvLbp0
>>113
何言ってるの?
私はゾンビよ…このくらいじゃ[ピーーー]ないわ…
【優しく笑いながら】

頭が潰れないかぎりね
【安心させるように言う】
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:35:18.52 ID:4pJm5LBxo
>>115
/すみません、複数は少し苦手で…
/一緒にロールすることがあれば、そのときはよろしくおねがいします
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:35:49.59 ID:HrUJRf4AO
>>115
/了解ですー
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:37:18.06 ID:jLXQIkYRo
>>116

そうだな。そういうことにしておこう。

組織には入ってはいないが以前<<R.I.P>>の連中とやりあったことならあるが・・・。
まぁここには関係なさそうだが・・・。

ああ、あとそこに隠してるバックと中の大量の金はなんだ?
俺の眼はごまかせないぜ。

【よくみると青年の眼は黒眼から八卦眼に変わっている】
【そして】

まぁ俺にはアンタらが何をしようが関係のないことだが・・・。

【”背”を向けて去ろうとする】
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 23:38:09.59 ID:x1ad3MuAO
>>109
/まだいますですか?
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:40:42.44 ID:Z55qbExBo
>>114

龍とかにとっちゃあ人間なんかゴミみてーなもんだとばかり思ってたけど
なんだ別にそういう訳でもねーのか、それともお前がそういう性格なのかね

【釣られたのか小さく「ふっ」と鼻で笑う彼】

うわお便利……って嫌だよそんなん
これでもそれなりーに命が惜しい人種なんだ、一個しかないもんをノリで投げ捨ててたまるかい
それに死ぬなら死ぬですっぱりと一瞬で逝きたいしなーなんて

【手の甲を向け追い払うように振る】
【どうやら自ら進んで死ぬなんて高尚な考えは持ちあわせていないらしく】
【一方その氷爪の幻想的な雰囲気につい目を奪われていた】

取ってつけたような個性に何の価値があるってのさ
まあそう言われたら何の言葉も返せねーけどもね……

【特に困ってもないだろうに態とらしく肩を竦めて】
【寒い夜に白く息を吐く】
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/18(金) 23:43:12.78 ID:ZReb/3AAO
>>121
/ここにー
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:43:25.07 ID:q8oHG47ao
>>108

【まさに、緊張の糸のほどけた瞬間、とでも言おうか】
【ダガー・ナイフから指を離し、舞い踊る少女の言葉に】

「骨が、折れる」?
あら、そんなこと言わないでくださいよ
照れるじゃないですか

【先ほどまでの緊迫した表情はどこへやら】
【ダガー・ナイフをクロークに仕舞いこんで】
【軽く、まるで冗談でも言うように言葉を返す】

あぁ、≪R.I.P.≫の方でしたか?
先日の港襲撃計画の時には、私の部下がお世話になりました
ということは、あなたもあの現場にいたんでしょうか、ね?

【クロークの彼女は、まぁ、とでもいう驚きの顔を上げて】
【照れたように、自軍≪Iron Hollow≫の記録を思い起こし】

おや、こちらこそ名乗り遅れました
私、氷の国支部・支部長のパッション・プレイ≪No.111≫と申します

「絶望の世界」ですか?えぇ、いつでも結構
意見要望罵詈雑言、氷の国支部の「大聖堂」でお待ちしていますよ

【大見得を切ってのクロークの女性は、カラスの少女に向けて】

【ひらり、一枚の名刺を投げ出した】

【その名刺には―――】


        ―――Public Enemy:Canossa―――
         ―――ICYLAND BRANCH―――
       ―――branch manager:Passionplay―――



【相手に投げ出した一枚の名刺、受け取るも受け取らないも、少女の自由である】
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/18(金) 23:43:32.50 ID:ZReb/3AAO
>>121
/ここにー
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:43:49.93 ID:q8oHG47ao
>>108

【まさに、緊張の糸のほどけた瞬間、とでも言おうか】
【ダガー・ナイフから指を離し、舞い踊る少女の言葉に】

「骨が、折れる」?
あら、そんなこと言わないでくださいよ
照れるじゃないですか

【先ほどまでの緊迫した表情はどこへやら】
【ダガー・ナイフをクロークに仕舞いこんで】
【軽く、まるで冗談でも言うように言葉を返す】

あぁ、≪R.I.P.≫の方でしたか?
先日の港襲撃計画の時には、私の部下がお世話になりました
ということは、あなたもあの現場にいたんでしょうか、ね?

【クロークの彼女は、まぁ、とでもいう驚きの顔を上げて】
【照れたように、自軍≪Iron Hollow≫の記録を思い起こし】

おや、こちらこそ名乗り遅れました
私、氷の国支部・支部長のパッション・プレイ≪No.111≫と申します

「絶望の世界」ですか?えぇ、いつでも結構
意見要望罵詈雑言、氷の国支部の「大聖堂」でお待ちしていますよ

【大見得を切ってのクロークの女性は、カラスの少女に向けて】

【ひらり、一枚の名刺を投げ出した】

【その名刺には―――】


        ―――Public Enemy:Canossa―――
         ―――ICYLAND BRANCH―――
       ―――branch manager:Passionplay―――



【相手に投げ出した一枚の名刺、受け取るも受け取らないも、少女の自由である】
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:44:27.74 ID:q8oHG47ao
/あれ、連投失礼!
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:44:47.33 ID:kPxlFerOo
>>112

うっせぇ、カニカニしいのそこまで好きじゃねぇんだ、蟹は好きだけど

【ようやく青年の声が落ち着いてくる】
【一部の野次馬以外が、叫び、或いは無言で蜘蛛の子を散らすように逃げていくのを見届けたからだろうか】

じゃぁ、何か?
俺に飯をおごってくれんのかよ?

って、あっ、てめ・・・!

【しかし、少女が手榴弾を放るのを見るやいなや、放物線を描いて飛ぶ手榴弾に向かって拳銃を投げつける】
【見事拳銃が手榴弾にヒットすれば、野次馬の頭上高くへ手榴弾を退けることになるだろう】
【ヒットしなければ、青年は得物を失い野次馬達も南無、となるだろうが】

邪魔だ!殺されてぇのか!!
お前らは路地裏にでも・・・
自宅にでもすっこんでやがれバカヤロ共!

【と青年は吠える】
【恐らく、危険が野次馬にも及べば、野次馬すらも逃げ出して】
【一帯の安全が確保できると考えたのだろう】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:46:15.75 ID:kPxlFerOo
>>115
/また今度よろしくお願いしますね!
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 23:46:25.03 ID:lVnYF/2To
>>120

「おう、そ・・・そういう事にしておけィッ!」

『オーケィ、無所属な、オーケィオケィオケィ』
「(おい・・・弟者よ、どちらかと言えばこっちの敵の性質だぞ言動的にィッ!)」
【焦りながらそう答える左手グローブ、ヒソヒソと告げ口する右手グローブ】

「――ッ!」
『(えッ、ちょ・・・バレてたのかよォッ!)』
『・・・・・・けッ、てめェーには関係ねェだろィッ!』
【冷や汗が噴き出る、今までの嘘の壁は彼の背後に作っていたのかと】
【バレバレだったのかと】

「・・・・・・だったらサッサとどっか行け馬鹿野郎が!」
『なんも得しねェから・・・げふんげふん、良いからそうしろィッ!』
【そして、摺り足でボストンバックの場所へとじりじり移動し始める2人】
【バレたなら、サッサと回収して逃げるしかねェィや】
【幸い、相手も去ろうとしているようだしな・・・】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:47:57.50 ID:cfeGgCqDO
>>117

ほ…ほんとに…?

【少女はその顔を見て安心したが、まだ止血は止めなかった。】

【自分のせいで人が死ぬのはもうこりごりである。】

……

【やがて、相手が大丈夫そうだと判断したのか…】

【少女は疲れたようにため息を付いた。】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:49:13.83 ID:WzifRrnSO
>>110
僕は・・・・・
僕がJusticeに入ったのは・・・・・
――――周りの大切な人達を護る為です・・・
【ポツンとそう返す】
【一度は立ち直ったと思ったはずなのに】
【なのに脳に焼き付けられた記憶の傷は】
【―――まだ、完全には塞がれておらず】

僕は・・・・あれで亡くなった人の為に、この事を忘れないって決めたんです。
僕は生きてこの罪を償うって・・・決めたんです・・・
だけど・・・
【忘れないと決めてしまったからこそ】
【この記憶の傷は消えない】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/18(金) 23:52:50.10 ID:x1ad3MuAO
>>109
【ガラガラと金属の何かと地面が擦れ合う、騒がしい音が背後から迫ってくるだろう】

うわぁー、海です!海!!

こっそり抜け出してきた甲斐があったね!
【背後を振り返るとそう遠くではない位置に短く散切りにした黒髪に、黒を主にした長袖の服には赤いラインの走った大きな襟が特徴的で目をひき、それに合わせる様に赤色のスカーフが首元にあしらわれて、上と同色のプリーツスカートと青みがかかった紺色のレギンスを履く】
【血痕を衣服の至る所に散りばめた少女は、その小柄な自身の身長ほどある物々しいクレイモアを振り回しながらハシャいでいるだろう】
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/18(金) 23:53:33.42 ID:jLXQIkYRo
>>130
ああ、ひとつ聞き忘れていた。
所属と言っていたが、アンタらはどこに所属とやらしてるんだい?

【立ち止まって背を向けたまま】

(さて・・・どうするか。)
(近くに人が集まりだしたな・・・どうやらここも見つかるのも時間の問題か・・・)

【眼で周りを確認し、どうやら時間稼ぎをするようだ】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/18(金) 23:57:06.63 ID:ZReb/3AAO
>>133

んー?

【騒がしい音に惹かれるようにして振り返り、少女を視認。少し沈黙して考え込む】
【海程度であんなにはしゃぐなんて、きっと常識は無いに違いないと決め付けた彼女は】
【自分の座る“何か”――棺桶を視界に納めながらなるべく存在を消すことにしたらしい】

【黒が基調の服装は確かに闇に紛れるが、明るめな灰色の髪や腐敗臭、枯草の匂い――存在に気付ける要素は幾つかある】
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 00:00:55.64 ID:a6U0FrwAo
>>134

「んげェィアッ!」 【ビクゥッ!】
『っと、うんとな、まあな・・・・・・』
【ぎらり、先程と目付きが変わった――】

「・・・ただのゴロツキさァ〜」
『なッ、ただのゴロツk・・・・・・』
【トゥウルルルン、右手グローブの方の携帯が鳴る】

「こちら《No.149》のフォレイバー、《No.189》のエイレイバーと同行中、要件は何だ」
【事務的な、しかし敬語は使わず、携帯に応答する彼】
【この世界で、ナンバーと言えば・・・?】
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 00:03:07.90 ID:KpnUnk6J0
>>115
/スイマセン…また今度の機会に…

>>131
それより………ココアを頂戴?
喉渇いたわ…
【そう言う】
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:03:16.38 ID:/cz6n7pWo
>>122

そのような龍が大半デスが…
私に取ってはどうでもいいこと、デスので

───ああ、デモ、私が出会った中で一匹だけ…
人間大好きな、、とてもとても変わった龍がいマシタ
多分、人間から見テモ、変わっていると思うと思いマス

【ふと記憶をさぐるように視線を上に向け】
【それ以上は思い出そうとしないのか言葉を止めた】

…ふぅ
……………。そうデスか…

【あれ?微妙に残念そうな声を出したかもしれない】
【手のひらの上下をくりん、と入れ替えると】
【ビデオの巻き戻しのように普通の手に戻って】

ま、どう受け取るかは人それぞれデス
ちなみに私はコレがあまり好きではありマセン

【何故好きではないかの理由を尋ねるのは…】
【尋ねるな、という雰囲気を醸しだして無理そうだ】
【仮にたずねても答えないだろう】
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:04:55.65 ID:lHNzqeU4o
>>132

…………そっか。

(ったく、眩しいなぁ。)

【落ち込んだ彼を見て、どこか羨ましく感じる】
【罪悪感を抱かないわけではないが、自分はそういう感覚は磨耗してしまっている】
【そもそも彼は最初の頃は、一般人のことなどあまり気にかけていなかったが───】

(……どうとでも言うことは出来るけど。それじゃあ只の押し付けかな)
(あぁ、もう…………こういうのは、苦手だ。)

じゃ、罪を償うっていうのはどういう事か考えて見ればどうかな。
俺から言えることは、それだけ。

【最後にヒトコトだけ、伝えたいことを加える】
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 00:05:28.76 ID:xOqj/FeVo
>>124
――先日の……ああ、わたくしが船にこもって孤軍奮闘したあの時ですか……
ん、いや……他にもお味方がいらっしゃいましたかね……
ま……とにもかくにも、ええ、確かに、あの時、わたくしは「お仕事中」でしたよ――

貴方様も……あの戦場に……ねえ……
惜しいですね、その時、貴方様が、わたくしの前にいらっしゃったならば……
敵扱いだろうと味方扱いだろうと……丁重にお相手差し上げたのですが、ね――

【なんて言って、肩をすくめる】
【無論、「丁重に相手する」に、「良い意味」は一切含まれていないだろう】

――御丁寧にどうも……『パッション・プレイ』お姉様……

【――と、相手の名を復唱しつつ、名刺を右手にキャッチ】
【そうすれば名刺をまずは見て、】

なるほど……支部長……
――やれやれ……面白い御方との面識を持てたのは結構ですが……
寒いところは……苦手、ですね――

【一通り名刺に目を通し終え、ぴらぴらと名刺を手持ちぶさたに持つ】
【次に思い出したように、パチンと、盛大に指を鳴らし、】

……2月14日の「余り物」――
よろしければ、お返しにどうぞ……

――ああ、毒を盛ってるとか……そういうのが心配でしたら……
そうですね、その辺の一般人の方にでも差し上げると面白いと思いますよ……ふふ……

【どこからともなく、新たなカラスがパッション・プレイの頭上に現れる】
【そして、そのカラスは、クチバシに加えていた「小袋」をパッション・プレイの足下に落とすだろう】

【袋に添付されたカードに――】

『絶望の水先案内人』から『世界の皆様方』へ、絶望を込めて

        Well−Ko

  Presented by ≪R.I.P.≫

【まさに「お返し」と言わんばかりの「自己紹介」が綴られていた】
【当然受け取るかどうかは自由だ】
【ちなみに袋の中身は、上質なクッキーなので、食べればおいしいのは間違いない……はず】
【なおウェル子の妖しい口ぶりと裏腹に、毒が盛ってあるなどと言うこともないのだった】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:06:46.93 ID:ClaM3i0Oo
>>128

レディにたかる男の人って…

【冗談半分に、軽蔑するような眼差しを向けた】
【まぁ、そんなことは俗事。気にする仕草でもない】

【拳銃に弾き上げられた手榴弾は、野次馬の頭上高くで爆散し、空気を震わせた】
【冬の冷たい大気が、ビリビリと衝撃の余韻を伝えている】
【遠目に見る限り、どうやら怪我人は居ないらしい】

……あらら、つまらないわ
共犯者になれるかと思ったのに…

…残念ね

【そういって、抜身の片手剣を引きぬいた】
【幅広で白色透明、薄氷のような両刃の刀身】
【尋常ならざる冷気を帯びたその様】
【寒冷地方が特産鉱物、霰石を削り出して製作されたらしい】
【剣先は丸く、刺突には向かない。おそらく、処刑剣と呼ばれる類のものだろう】
【柄には、海をバックにドクロと刀剣が描かれている】

民衆のために武器を捨てるなんて、愚かね、
その正義だけを誇って、華やかに死ぬと良いわ

この場にいる誰もが、あなたを鮮明に記憶するでしょう

【片口角を吊り上げて、右手でゆらりと剣を構えた】
【彼が騒ぎを大きくした為、少女に残された時間は少ない】
【――早く決めなければ、と。 内心では余裕が無い】

/すみません、遅れました!
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:07:34.15 ID:yq8uHO1So
>>136
ナンバー・・・、フォレイバー・・・エイレイバー・・・
(名前がにている・・・兄弟か・・・?)
(それにナンバーという言葉は過去に聞いたことがある・・・)

【青年はあまり組織に関しては詳しくないようだ】

(電話・・・?だまって聞いておくか・・・。)
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:11:35.26 ID:NVb3aCcDO
>>137

あ、はい。

【そう言って少女は近くの自販機でココアを買い、】

【相手に渡す。】

あの…ほんとにありがとうございました

また…

【やがて、少女はうっすらと色をなすように揺らぎ…】

どこかで────────────

【言葉を紡ぐ前に消えた。】



/すいませぬ…他の方とロールしてるの気づきませんでした
/乙でした!長引かせて申し訳なかったです!
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 00:12:08.08 ID:xwybGRcAO
>>135
なんか凄い広いです!

空前絶後って感じですよ!!
【くるくるとその場で回転しながら、両腕を目一杯広げ】
【まるで其方の存在を気に留めることなくとても楽しそうな声をあげて】

ん?そういえば…
なんか気持ち悪いと思ったら――『人』ですか?

あなたもお散歩中だったりします?
【ふと、動きを止めた少女は其方に笑顔で向き直り】
【とてとてと小さな歩幅で、両腕のクレイモアを引きずりながら駆け寄って行き】

こんばんはー!
【ある程度の距離から急に身を低くしながら間合いを一気に詰める様に走り込み】
【敵意も殺意もなく、災害の如き唐突さで何の前触れもなくただそれが“当たり前”の事の様にその頭上に向けて右手のクレイモアを振るうだろう】
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 00:14:51.11 ID:a6U0FrwAo
>>142

「ああ、さっきの件か・・・OK、ブツは俺達がまだ持っている」
『ひ、人の電話聞いてんじゃあねェーよ、おィ!』
「だが・・・少し、状況は宜しくないかな」
『き、聞かんで良いわ聞かねェーでよ!』
「・・・ああ、最善を尽くしたい」
【相手に聞き取り難くしようと、電話をする者は声を小さくし】
【電話をしていない者は、わーわー騒いだりしていて】

【プツッ】 【切られる電話、しまわれる電話】

「・・・・・・」 『・・・・・・』
「すまねェ弟者よ、電話に出ねェ訳には行かねェんだよッ」
『いや、それは俺も分かってっから気にしてないぜィ兄者よ――むしろ気になるのはアッチだろィ?』
【引き続き、青年の動きを警戒し、動向を伺う2人】
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 00:15:14.74 ID:CeggFtoD0
>>143
…ありがとう
【ココアを受け取り】

……消えたわね
名前くらいなのってから行きなさいよ…
【そう言いながら生きた屍は今日も生きる】

/俺他の人とロールしてませんよ?
/乙でしたー
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 00:17:10.89 ID:VG1Cme620
おっと…勘違いしてた>>137>>115宛てはなしで
自分と勘違いしてた……恥ずかしいOTL
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:18:14.58 ID:ClaM3i0Oo
>>141
/うあああ
/青年、でした すみません!
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/19(土) 00:24:15.07 ID:RKebGp+AO
>>144

【ぼんやりと彼女のあげる騒がしくも楽しそうな歓声を聞いていたが、『人』と問われて苦笑する】
【『人』――自分がその定義に納まるのか、疑問を曖昧にごまかそうとする表情だった】

……どーだろ、ねぇ

【語尾を伸ばす甘ったるい口調で呟きながら、此方へと向かってくる相手にゆらゆらと身体を左右に動かして瞳を細めると】
【彼女が驚異の瞬発力で此方に飛び込んでくるのと同タイミングで、だんッと左方に側転の要領で転がるだろう】
【相手の一撃はそのまま棺桶に振り下ろされて――ぎぃん、鈍い音をたてて止まる】

【剣圧が僅かに頬を撫でて、その剣呑さに笑みを浮かべながら後方へ逃げると】

はぁい、こんばんはぁv

【そんな風に、何でもないように挨拶】
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:24:25.48 ID:yq8uHO1So
>>145
(うまく聞こえなかったな・・・)
(ブツがどうこう言っていたが・・・あの金のことか?)

【背をむけたのを2人組に戻して】

アンタらの組織ってどういう事やってるんだい?
【2人組に問う】
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:24:31.69 ID:AKFby52SO
>>139
罪を償う・・・と言う事・・・?
【護は双葉の言葉を首をかしながら返す】
【彼は今は未だ、双葉が出したその言葉の答は解らない】
【―――だがきっと、その先には答はあるのだろう】
【そこを越えた時、きっと護は―――】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:24:34.78 ID:Yi8AJZb8o
>>138

なんつーか随分と個人主義な生き物だなアンタは
もし世界が滅亡するような事になっても知った事ではない、って感じ

【「ま、それも悪くないけど」と憎まれ口だか皮肉だか分からない言葉を吐き】
【もし振り返ったなら彼はわかり辛い薄らの笑みを浮かべているのだろう】

ふーん……多分偶然だろうけどオレもそんなヤツを知ってるよ、偶然だろうけどな
ほら世の中には似たようなタイプのヤツが3人とかいうらしいし……

【少年の記憶の龍の少女と目の前の彼女の思う龍とが同じかどうかは分からない】
【でも多分龍同士ならばそれなりの縁もあるだろうし、それだけで十分だろうと彼は思った】

言っとくがオレはそんな戦闘狂でもねーの、ちなみにその場の瞬発力で生きてる人種―――
とっても言い過ぎじゃない、悪く言うといい加減なヤツなんだよオレ

【いい加減が人の形をして歩いている、そんな感じ】
【でも大事な場面ではちゃんとするそうですよ……多分】

奇遇だなオレも自分のコレはあんま好きくねー
色々とリスクがきちーからなあ、好きになれって方がどうかしてらあな……

【そういった意味ではそれなりに似たもの同士か】
【少年はそれに加えて少しの自分嫌いも混ざっているけれど】

――――さて、なんか面白いヤツとも話せたしそろそろお暇するわ
大分寒くなってきたしこんくらいが丁度良いだろう、お前も――――

【「風邪を引かない内に帰れよ」と言おうとしたところで】
【彼女がどんな生き物かを思い出し】

いや、余計どころか意味ないお世話か
まあ兎も角適当に気をつけて帰れな氷の龍さんよ、じゃーなー

【正に適当といった感じでひらりひらりと片手を振り】
【そのまま彼女の屋上から去っていくだろう】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 00:25:14.29 ID:l4KwE6St0
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:26:49.84 ID:LdEvDSIzo
>>141

なりふり構ってられねぇからな
特に今は

【と、ポケットの中に思いを馳せつつ、青年は少女へ向き直る】
【一文無し、と言うわけでは無いのだが】

いいねェ、共犯者
惜しい事したぜ、俺は・・・

んん、残念だ

【少女が抜身の片手剣を引き抜くのを睨みながら、青年は悔いる】
【武器を捨ててしまったことを、そして、そんな武器を出しっぱなしに歩いていたことを】
【が、省みることは無いだろう】
【なぜなら青年はこの状況を心の奥底で少し楽しんでいたからだ】

愚か、ねぇ・・・
俺の誇りはしつこさ、だ。正義じゃねーぜ

ホ!そいつぁいいや!俺は英雄に祀り上げられるか!

【青年はわざとらしく台詞を吐いて】
【深呼吸しながら、ゆっくりと体を身構える】
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:27:40.43 ID:A82DMC0ro
>>140
そういえば「戦艦」も出撃したって話でしたっけ
結果は、まぁ、言わずもがな、ですが

おや、”お相手”、ですか?

ふふっ、嬉しいこと言ってくれますね?

【そのカラスの少女の腹積もりを、知ってか知らずか】
【クロークの女性はふふっ、と唇に指を当てて微笑んで】

あらあら、氷の国もいいところですよ?
氷点下の世界も、慣れてしまえばなんてことありません


もう一度言いますが、
私を絶望の世界に突き落としたいと言うのならば、いつでも歓迎ですよ?


ご用件なら、「氷の国支部」にて、いつでも受け付けます




【”寒いところは苦手”という少女に対して、意地悪な言い方だ】
【これもカノッサ機関の、小さな冗談めいた「悪意」のひとつか】


【そういうと、街頭の時計を見上げ、思い出したように】

あぁ、そういえば、もうこんな時間ですね?
では、私はこの辺りで・・・
宿に護衛の部下を待たせているものでして

【カラスに運ばれた小包を掲げ持ち上げると】

こちらの”素敵なプレゼント”も、帰ってからいただきたく思います

ではでは、ウェル子様・・・


     ”Requiescat in Pace(安らかに、おやすみなさい)”―――



【≪R.I.P.≫と機関氷の国支部に、新たに奇妙な因果関係が生まれ】
【別れ際に、にこり、”決して相応しくない別れの挨拶”を笑顔に口にして】
【プレゼントの袋を上に掲げて、そのまま彼女は闇夜の道に消え行くだろう】

/乙でした!ありがとうございました!
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 00:33:32.18 ID:a6U0FrwAo
>>150

「(さてィ・・・弟者よ、どうにかしてこの金を安全且つ迅速に持っていかなければァ〜)」
『(ヘッヘッヘ・・・兄者よ、もう強行突破しちゃおォーぜィ?)』
「(いや、まだ粘れそうだぜィ、アイツは俺達に大した敵意識を向けていない様に見えるからなァ)」
『(でも、警戒は解けねェィな、下手に解いて損を被ったらどォーしよォーもねェーからねィ)』
【コソコソ、2人で話しているようだ――】

「そ、組織かィ?」
『そォーだな、まあ色々やっとるぜィ』
「そッ、わ、わりと幅広くなァ〜、結構良い感じになァ」
『や、やってるよなァ〜、わりとマジでだィ』
【間違ってはいないが、ある意味で語弊を招くようにと言葉を考え、そして言う2人】
【動揺のせいで全て台無しである】 【そもそも、金の存在がある時点でアレだが】
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:34:58.62 ID:lHNzqeU4o
>>151

あぁ、誰にだって挫折はある。
その後どうするかが問題ってことだ。
……リーダーをやってる俺だって、もう数十回は負けてるしな。

【そうして軽く微笑みかけると、背中を向けて】

んじゃ、俺はもう行くな──やらなきゃいけないことも、沢山あるし。
頑張って皆を守っていこうぜ、護。

【手を振りながら、その場から歩き去っていこうとする】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:36:39.73 ID:yq8uHO1So
>>156

そうか、わかった。
ところでその組織には強い奴はいるか?
【組織に興味を持ったようだ】

(時間稼ぎにはなるな・・・)

【外の騒ぎでここに人が来るのも時間の問題だろう】
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 00:37:50.27 ID:ppAlZtn5o
【路地裏】

『……なんだお嬢チャン、迷子になっちまったのか?
 ア? オウチが分からない? そりゃ大変だなあ
 ヨシヨシ、オレが安全な場所につれてってやるよ』

【それは今から十分ほど前のこと】
【男と少女は治安が悪いと知れている深く細い小道へ入り、やがて袋小路に辿り着いた】
【立ち並ぶのは廃墟や如何にも人の入っていなそうな、またはそう偽装されたビルのみ】
【平然とその中に入っていく男の背中を見つめながら、不安になった少女は恐る恐る口を開いた】

「あ、あの……ここ、どこですか?」

よし、と。ここら辺はなあ、自分に無関心で他人に興味の無い奴らばっかなんだよ
つまりなあ……ここで何が起こったって、正義のヒーローでもない限り、誰も見向きもしねえ
……それの意味が分かるかよ?

「ま、まさか……!」

そのトーリ!!! ヒャッハハハハハ、ノコノコついてきたのが運のツキだったなあ!
オレの喉の渇きを癒すためだ、恨むなら自分のおバカな頭を恨むんだな!!

【逆立った赤い髪の男は突然豹変し、高笑いを上げて懐からナイフを取り出す】
【広げたコートの中にはおびただしい量のナイフ、少女の背後には壁】
【まさに絶体絶命――】

/こんな時間ですが、バトルでも
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:39:25.67 ID:ClaM3i0Oo
>>154

【出会ってから、ただ一度の瞬きもなく青年を見つめていた紅い双眸は】
【ここに来て初めて、真剣な光を宿した】

……しつこさ?
観察した限りでは、見られなかった要素ね

それとも、普段はそうなのかしら?

……何れにせよ、顔の見えない英雄なんて、ねッ!

【柄を両手持ちした後、左側に携えて、右足からの踏み込み】
【ショートカットの赤髪が、燐光を孕んで靡く】

【間合いに入れば、白い冷気と共に】
【袈裟に『斬り上げ』ようとする】
【――しかし、彼女は剣術の達人でもなければ、近接戦闘に長けているわけでもない】
【この種の戦闘は本来、専門外なのだ】

【なぜ、あえて愛剣を使ったかといえば、理由は様々】
【青年が拳銃を捨てたから】
【肉を断つ感触が味わえるから】
【返り血が降りかかるから】
【その方が刺激的だから】
【いずれにしても、彼女の選択は慢心に他ならない】

【大振りの剣戟を回避か防御出来れば、訪れる一瞬の硬直】
【無手であっても浸け込む隙は、存在する】
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 00:41:52.54 ID:xOqj/FeVo
>>155
…………んー、そうですね――――
寒くないように、火炎放射器か爆薬でもこしらえて……

……と、まあ、「ジョーク」はともかく――
今後、「そのお言葉」――「忘れた」とは言わせませんよ……

【例え「悪意」だろうと、カラスは、奪える者は貪欲に貰い受ける】
【そう……それが「絶望」の糧となりうるもの、ならば――】

……ええ、では……「さようなら」――

【――パッション・プレイの別れの挨拶に対し、】
【ウェル子が返すのは、やはりどこまでも希薄な笑み】


――「カラスは光り物を好む」――


それは……人間が心に宿す「光」――「希望」「信念」「渇望」「活力」――を……
カラスが……えぐり取り……「絶望」を掘り起こすため……


安らかなる眠りは……情熱の火を握りつぶした後に――


【そしてウェル子もまた、カラスと共に、暗闇へと溶けていった――】


/どうもお疲れ様でしたー!
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 00:45:31.89 ID:a6U0FrwAo
>>158

「(ちょ、ちょっと不味くなってきたぞィ、弟者よ)」
『(ああ、騒ぎが広がってきてっし、影薄いサツも動いてやがるッ)』
【流石に騒ぎが広がってきたか、不味い、そう思いながら作戦を練る2人】

「強い奴かィ?」
『色々なベクトルでいっぱい居るなァ〜ッ』
「マジだぜィ!」 『ヘッヘッヘッヘッヘ』
【此処に第三者が入ってこないか、それを気にしつつ質問に答える彼ら】
【吸っているタバコは、とうに火も消えていた――しかし、まだくわえているッ!】

「(強行突破も視野に入れる必要がありそうだぜィ、弟者よ)」
『(だろ? だが、粘れるだけ粘って被害を少なくしたいんだろィ、兄者よ)』
「(Of course――勿論さァ!)」
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:45:35.25 ID:NVb3aCcDO
【夜の国・広場】

【黒い絵の具を垂らしたような漆黒が包み込む広場に】
【その青年は突如として現れた】

【その闇を切り取ったような黒衣】

【全てを見切ったような理知的な顔立ち】

【そして…】

…────

【腰に差されている、二振りの刀】

【一本は、脇差し。軽やかに舞い、鋭く刺す──────「蜻蛉」】

【一本は、妖刀。豪快に宙をのたうち、全てを切り裂く──────「大牙」】


…「二本目」を抜かせるとはな…


【僅かに出た月を見ながら】

【青年はそう呟いた。】


/なんでも対応
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 00:46:21.06 ID:xwybGRcAO
>>149
あれれ…?
【大きく振り下ろされたクレイモアが棺桶にぶつかる衝撃を全身に感じながら、少女は不思議だと言いたげに疑問をあからさまに露わにして首を傾げた】
【その振り下ろされた凶悪なる一撃を放った剣から、肉を裂き骨を砕く感触が伝わってこないから――】


あちゃあ…またやっちゃったよぉ……
姫華ちゃんは海を見にきただけなのに!
【むぅ、と頬を膨らませながら自身の行いを少し悔いてみせるが】
【その表情からは全くと言っていいほどに悪びれた様子はなく】

早く終わらせちゃいましょう!
善は急げ、です!

ちゃっちゃとあなたを殺します。
【明確に言葉として殺意を口にして其方を見据え、にこりと微笑みかけると】
【緩やかな動きで正面に向き直り、体当たりでもする様な全力疾走で腕をやはり下げながら駆け出していき】
【間合いに入ると踏み込みながら右腕を後方から大きく頭を狙って手にしたクレイモアを縦に振るい、更に左手を脇に引きつつ続けざまに腹部に突きを放とうとするだろう】
【どちらも少女が振るう片腕の攻撃にも関わらず唸りをあげて空を裂くほどの速度と威力を持っているが、その分の予備動作やトップスピードに至るまでの初速は遅い】

/あぅ、遅れましたです
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:48:26.40 ID:yq8uHO1So
>>162
へえ・・・強い奴はいるのか・・・。
それは楽しみだな

(どうやら2人の空気が変わったな・・・来るか?)

【八卦の眼で2人の動きを観察し】
【青年は気を練りこんでいる】

【彼らは青年のほうに突破するのかそれとも自分の後ろ側から突破するのだろうか】
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:49:13.88 ID:/cz6n7pWo
>>152

ふム、褒め言葉として受け取っておきマス
構いませんネ?

【皮肉と取ったか、そんなことを言い放つ】
【残念ながら、やはり振り返らなかった】

…ま、偶然でしょうネ、多分
例え合っていたとしても、偶然デス

【うんうん、と頷いて、ふわぁと欠伸をした】
【どうやら彼女に取っては龍同士だからどうのこうのではなく】
【ただ、そんなのが居たよ、というのを伝えたかっただけらしい】

少しは楽しめるかと思いマシタのに‥…
案外私が負けるカモしれマセンデスよ?

【からかうようにそう言って】

───私も暇つぶしには、なりマシタ
それでは、精精お元気デ

【目をカッと見開くと彼女の背中に翼が現れる】
【何か言われるより前に、屋根を踏み込んで地面から離れると】
【翼を羽ばたかせそのまま夜の闇へと消えた】

/最終レスが大幅に遅くなって申し訳ありません!
/お疲れさまでした!
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:53:12.56 ID:gz5Tc6PAO
>>159
/いらっしゃいますか!
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 00:53:23.23 ID:AKFby52SO
>>157
(双葉さんは・・・強いな・・)

えぇ・・・・・あ!
【去ろうとする双葉を見送ろうとした時】
【言い忘れた事を思い出し】
【その背中に叫ぶ】

機関に占領されてたの火の国のブレイザーシティッ!!
Justiceと連合のおかげで無事奪回されましたよ!!
連合は貴方の意思を継いで皆、代理リーダーのカンナさんを筆頭にちゃんとやってくれてるみたいです!!
【―――良い方のニュースを】
【“対機関連合、及びJusticeの健在とその活躍”を】

・・・だから、双葉さん。
いつでも、帰って来ても大丈夫ですよ。
【最後に護は双葉にそう伝えて、見送るのだった】
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 00:55:14.08 ID:ppAlZtn5o
>>167
/おりますともさ!
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/19(土) 00:57:39.67 ID:RKebGp+AO
>>164

【彼女が不思議がってる隙に、此方は懐から銀色の笛を取り出して回転させる】
【渦巻くようにして其処に魔力が集結し、めんどくさそうな色を湛えた瞳を瞬かせると】

やだなぁ、今日は悪いことしてないのにぃ
女の子だからプーシュカに変わりたい……あ、ダメか。歳行き過ぎてる、かなぁ

【そう不平不満を呟きながら、魔力でハンドベルを形成した笛を軽く振り回した】
【凛とした鐘の音が響き渡ると同時――轟音と共に走り出した相手の“背後”から、棺桶の蓋が飛んでくるだろう】
【もし彼女が移動する方向を変えなければ、背中から大きな蓋がぶつかるはずだ】
【少し重いだけのそれは、下敷きになっても一瞬の足止め程度にしかならず】

おーい、でっ!

【そして、彼女の真横を凄まじいスピードで何かが通りすぎると召喚師の少女の前に浮遊する物体が出現する】

【それは腐敗した“魚”だった】
【骨を剥き出しにした頭部と尻尾は辛うじて魚の形を保っているが、腹部はリボンのようにぺらぺらとしていて薄く】
【しかしそれがまた刃の光沢を持って妖しく光ながら、ギラギラと威嚇していた】

【数にして――三体】
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:57:55.59 ID:LdEvDSIzo
>>160

今もしつこいぜ、俺はよ

ああ、顔はコンプレックスだ
英雄にだってコンプレックスぐらいあるだろうが

【構えたまま、の青年へ鋭い斬撃が迫る】
【が、なぜか青年は微動だにしない】

【少女の片手剣が右脇下へ差し掛かる】
【がまだ、微動だにしない】

(ぐっ・・・!)

【やがて、少女の剣は袈裟懸けに青年の左肩までを切り裂く】
【青年の顔は苦痛にゆがみ、赤い液体が大量に噴出す】

【そこでようやく、青年は動き出す】
【少女の振り上げた隙に青年は懐へ飛び込もうとし】

【飛び込めたなら青年は少女のわきの下から腹部を担ぎ上げるように自らの右肩へ持ち上げようとする】
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 00:58:04.04 ID:8mdAo3nSO
>>166
/いえいえ、久しぶりに絡めて楽しかったのです
/そんなわけでありがとうございました!
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 01:00:38.63 ID:a6U0FrwAo
>>165

「まッ、俺らはそんなに強くねェーけどなッ」
『そッそッ、石ころレベルさァ』
【少々悔しそうな顔をしながらそう言う彼ら】
【相手がいつ来るか、離脱できるか否か、見極めなくては】

「ちィ・・・(隙もありゃしねェな、流石に粘るのにも限界があるぜィ)」
『(兄者よ、不味いっス――この路地裏周辺でサツが動きまわってるようだァ)』
「(ちィ・・・サツもかなり活発だな・・・)」

「よし・・・少々危険だが、強行突破だ・・・作戦「dou」行くぞィッ!」
『オーケィだ、兄者よ!』
【そう言うと同時に、フォレイバーのタバコが爆発――前方へとチリを撒き散らす】
【基がタバコだ、その量は大した事無いだろう】
【そして、エイレイバーは、ボストンバックを回収しようとする】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:01:00.09 ID:gz5Tc6PAO
>>159>>169
/では!


正義のヒーロー1人前お届けでーい。

【間の抜けた参上の声】

【声と共に、男の後ろから首筋を狙ったハイキックが飛んで来るだろう】

【そして、その正義のヒーローは、メタリックな安全帽型ガスマスクと、巨大なツルハシを首にあてがいながら担ぐ、戦う炭鉱夫さんだった(いや炭鉱夫ではないんだけど…:本人談)】
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:06:18.88 ID:lHNzqeU4o
>>168

……そう、か。
やってくれたのか……カンナ、達…………。

【感慨深げに呟くが】
【背を向けているから、彼の表情は恐らく見えなくて】

────ただいま。

【護に挨拶をして、そのまま歩き去っていった】

/お疲れさまでしたー!
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:08:18.97 ID:AKFby52SO
>>175
/乙でしたー!
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 01:09:25.95 ID:ppAlZtn5o
>>174
アァ……グゥッ!?

【相手の声に反応し振り向くが早いか、肩に靴裏を食らって少女をなぎ倒すようにしながら倒れ込む】
【ちょうどナイフは少女の足に骨の間を通すようにして突き刺さり、見ているだけで気分が悪くなるような量の血を流す】

「っひ、ぃぎゃああああああああああああああああ! あし、あっ、ひっ、あああああああああああああ!!!」
チィ、うっるせェぞこの糞餓鬼ぃ!

【耳元で悲鳴を上げ白目をむく少女に苛立ったのか、男はそのまま少女の腹に肘うちを食らわせる】
【げう、と耳障りな断末魔を残し、少女は木箱を破壊しその破片にところどころ刺されながら気絶する】

ンだァ? イカれた格好しやがって、オレの恨みは重てェぞ、糞がッ!
ザコはとっとと死ねってんだよ、オラ!

【そのまま少女の足からナイフを引き抜きつつ立ち上がると、男はそれを『右手』で相手に投げつける】
【すぐさま次へと備えるように、『右手』でコートからナイフを抜いて再び構えた】

【月明かりに照らされる男の姿は、まさしく異様だった】
【逆立った赤い髪、目を縁取る真っ赤なアイメイク、赤い口紅、黒いファーのついた赤いコート】
【まるで血を好むかのようなその様相、正気の人間とはあまり思えない】
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:09:39.95 ID:yq8uHO1So
>>173
(爆発した・・・?そうか爆発する能力・・・)
(フッ、灰・・・そんなもので俺の視界は隠せない・・・)

 ――シュッ!――

【エイレイバーがボストンバックを回収しようとするその時】

【忍でもあり体術使いでもある身体能力を生かし】

【彼より”速く”ボストンバックを取り、元の位置に戻っていた。】

(目くらましは時に自分の枷になることを覚えておいたほうがいい。)

俺とやるなら相手にもなるが・・・
まぁバッグは俺のじゃないしアンタらに返してもいいけどさ
逃げても俺は追わないぜ・・・?

【そういうとバッグを彼らの前へとほうりこみ】

【2人に挑発をする】
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:16:04.50 ID:dYWFve7SO
>>163
//まだいらっしゃいますか?
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 01:16:55.15 ID:xwybGRcAO
>>170
にゃうっ!
【背後など全く警戒も気にもしていなかったらしく、まともに棺桶にぶつかりながら前に倒れ込み】

後ろからなんて卑怯です!下手物です!

あぅ…それにいつの間にか変な生物が…殺戮する手間が三倍です…
あなたは能力者の方だったですか?
【涙目で起き上がりながら、恨めしそうに目を細めながら浮翌遊する魚を見やり】
【何故か考え込む様に、海の方と其方を交互に見て】

実はですね、只今姫華ちゃんはお仕事中だったのです!
でも海というのが見たかったので抜け出してきました。

そこで提案しますっ!
【またしても唐突に地面にクレイモアを突き刺して、右手を高らかにあげて】

――今日はやめにしませんか?
なんだかあなたを殺戮するのは一苦労な気がします。
【ケロッとした、なんの悪意も裏もない】
【精一杯に真剣で真面目な顔をつくりながら臨戦態勢の相手に向けて提案してみせた】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:18:10.94 ID:ClaM3i0Oo
>>171

【青年の体を、斜めに横断していく氷の処刑剣】
【刃上を玉のように滑る赤い液体と、苦痛に歪む青年の表情を見て】
【少女は勝利を確信した】

【白い犬歯を見せるような、静かで獰猛な笑み】
【人を殺した%セ難い興奮で上気する頬】

【それらが一瞬で、驚愕に変わった】

……っ!
あなた、なんで…!

【不死者、吸血鬼、アンデット、幻影、ゴーレム】
【色々な可能性を思考するものの、咄嗟には対応できず】

――ひゃあっ!?

【硬直したまま持ち上げられてしまった】
【両足をバタバタと振り回して、抵抗】
【短いフレアのスカートが危なげに揺れている】

ちょっ、ちょっと…!
これは何? は、放しなさい!

【直接攻撃ではない彼の行動に、些か戸惑っているらしく】
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 01:19:34.36 ID:a6U0FrwAo
>>178

『(ちィ、只者じゃあねェ――)』
『(やはり、アイツは・・・能力やら何やらを持ってるッ!)』
【取る間も無く取られたボストンバック、わりと中身が詰まっているようだが】
【些か、火薬の香りがするだろうか】

「要らないなら盗るんじゃあねェィ」
『残念ながら、不必要な戦いはしたくない主義なんでなァ〜』

『作戦《dou》失敗だな、兄者よ――幸いバッグを盗る気はなさそうだぜィ?』
「オーケィ――《fry》で行こうか、弟者よォ」
【ソロリソロリと、バッグを取ろうとするエイレイバー】
【その影――ポケットに手を突っ込んだフォレイバー、火薬の香りが濃くなる】
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/19(土) 01:21:05.07 ID:RKebGp+AO
>>180

ごめぇんね、僕“悪党”だからさぁ
卑怯大好きぃ☆

【実際、彼女がズルをする確率は高くないのだが、そんなことを言ってみたりして】
【浮遊する魚はそれぞれ赤青緑と、腐っている点を覗けば見た目は悪くない】

【そして、彼女の提案に――】

んー、いいよぉ。僕も気分じゃないしぃ

【あっさり頷く】
【しかし魚を消すつもりはなく、その場に立ったまま不思議そうに頸を傾げて】

海。見たこと、ないの?

【そう尋ねた】
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:21:34.32 ID:gz5Tc6PAO
>>177

ま、後でそこでのびてる嬢ちゃんから報酬は貰うとして…

(なるべく早めに終わらせねえとな)

【飛び来るナイフに対して、男は首に担いでいた巨大なツルハシを振るい、払い落とそうとする】

イカれてんのはお互い様だ。
あんまり大人を怒らせんじゃあねえぞッ!

【ナイフを払い落とした後は、男との距離を一気に詰めようと走り出すだろう】

【疑問が一つ、脳裏を走る】

(……?『右手』でナイフを投げた直後に、『右手』でナイフを取り出すのは手間が掛かるのでは?)

【『左手』では駄目な理由があるのか、或いは、『右手』でなければ駄目なのか──】
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:23:02.29 ID:yq8uHO1So
>>182

(逃げるのか・・・?)
(それとも・・・?)

(だが・・・俺もここにいたら勘違いされそうだな・・・)

【火薬のにおいに気づいて】
(あの爆発は火薬なのかそれとも火薬を強化させる類の能力なのかそれとも・・・)

【あくまで彼らのほうを見て警戒している】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:24:21.56 ID:NVb3aCcDO
>>179
( ^ω^)b
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:30:17.07 ID:LdEvDSIzo
>>181

・・・黙って担がれてろ、敵

【青年は苛立ちを隠せない口調で言う】
【何かを感じて焦っているそんな口調で】

・・・行ったろう、俺は「しつこい」んだ・・・!

・・・いくらなんでも早すぎる・・・予定が狂うぜ・・・畜生が

【それだけ告げると、暴れる少女を担いだまま】
【口から、腹から、大量の血を吐き出しながら青年は路地裏へ向かい、走り出す】

放すと死ぬぜ、主に俺が
だから放さねぇ、今のところはな・・・

【と嘘を血混じりに口から吐いて】
【青年は動きずらそうな裾で走る、無理やりに足を動かす】

(なんでだ?・・・)

【青年と少女が路地裏に入るまでそうは掛からなかった】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 01:30:36.78 ID:ppAlZtn5o
>>184
大人だァ!? てめーみてぇなガキに言われたかねぇなァ
若造どもはなァ、オレみたいな『新人類』に従うべきなんだよ!!

【ナイフはたやすく弾かれ、相手の斜め右前へと軌道を変えて落ちる】
【向かってくる相手に対して、男は言葉と反して後退し】
【少女の腕を踏みつけにしながら、隅のほうへと飛び】
【そしてそのまま、今度は『左手』にもナイフを装備する】

【なぜ後退したのか……答えは、そこにある】
【相手が払い落としたナイフが、なんとバネのように跳ね返って再び相手に向かってきた】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 01:31:29.19 ID:a6U0FrwAo
>>185

「――準備完了だ、弟者よ、バッグは持ったな?」
『勿論だぜィ、兄者よ』
【ボストンバッグを抱き抱えるエイレイバー】
【それと同時に、ポケットから手を出し、一気に何かをばら蒔くッ!】
【そのにおいは、火薬のようなモノ――】

「俺達ツイン・エルメンツはだなァ〜」
『あんたみたいに、逃がしてくれるよォーな奴が好きなんだよねィ』
「ッつゥー訳で、銀行の金はしっかりと貰って行くからなァ〜、んじゃ、そォーゆゥーことで」
【フォレイバー、エイレイバー、2人が寄り添いあう】
【火薬のようなモノを、次々とばら蒔く】
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 01:34:09.19 ID:xwybGRcAO
>>183
あなたは悪党なのですか!?
むぅ…普段なら悪即解散!なのですが…

今日はやっぱりやめておきますよ!
殺戮より海です!
【提案した事を忘却し、眉を顰めながら渋々と言った様子で間違った日本語を告げて妥協し】

海なんて初めてですよ!
変な臭いがするし、吸い込まれそうなくらい真っ暗で不気味だし。
海って変なところなんですねっ!

でも楽しいですよ!
【無警戒にも武器を放置したまま海に目を向けて、目を瞑って潮風に髪を攫われながら】
【気持ちよさそうに大きく深呼吸している】
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 01:34:20.04 ID:dYWFve7SO
>>186
//良かったっ……それでは、宜しくです。
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:38:00.12 ID:NVb3aCcDO
>>191
/うい。こちらこそよろしくお願いします!
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:39:14.56 ID:yq8uHO1So
>>189

息がぴったりだなあの二人・・・

ああ、あとこの火薬は爆発させないほうがいいぜ?
この下には水道管が通ってるからな。

(俺もそろそろ立ち去るか・・・)

【下には水道管がいくつも通っており、爆発すれば下手すると大惨事が起きそうである】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/19(土) 01:40:54.54 ID:RKebGp+AO
>>190

あれ、君は正義なのぉ?

【むしろこっちが驚いた様子で、いきなり自分に攻撃してきた彼女を見遣る】
【悪側に分類されてもおかしくないような行動だっただけに、釈然としないらしい】

変な匂いは潮の匂いだねぇ
んー、あと夜だから真っ暗なだけでぇ、朝とかお昼とかに来ても綺麗だよぉ

【しかし気持ち良さそうに海を楽しむ少女に、何も追求出来なくなったのか】
【丁寧に説明しながら彼女の武器に近付いて、重そうなそれを眺めるだろう】

【お魚さん達も海近くで召喚されたのが嬉しいのか、新体操のリボンの演技のようにくるくると泳ぎまわっている】
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:46:19.45 ID:ClaM3i0Oo
>>187

【普通の剣であれば、彼の背中に剣先を突き立てることも出来たのだが】
【右手に握った処刑剣では、それも敵わない】

【しかし、ベルトに巻いた手榴弾は健在】
【いざとなれば自爆も出来るのだけど】
【相手が不死者なら、完全に無駄死】

(……それに……、なんかこれ……悪くないかも)

【そして致命的なことに、少女はこの状況を密かに楽しんでいた】
【殺し合いの相手に拉致されることも刺激的】
【己の破滅的な想像で胸を高鳴らせる】

何する気かしら?
誘拐したって、私に価値なんか無いわ。

断片的すぎて要領を得ないんだけど…

【表面的には不満そうに】
【くてっと担がれたまま、青年に声を掛けた】
【見渡せば、辺りは既に路地裏】

【左手を、彼のフードへ伸ばす】
【「説明がないなら、剥ぐ」の意思表示である】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:46:59.18 ID:gz5Tc6PAO
>>188
『新人類』、だあ?
『類人猿』の間違いなんじゃねえ──

【言いかけたところで、異変に気づく】

ナイフが──ッ?!

【走り出して前のめりの姿勢になった男に、直後跳ね返って来たナイフを避ける術は──ない】

──ドシュッ。

【と、ナイフが脇腹に突き刺さり、鮮血が流れる──】





【──ようなことにはならなかった】





──ガギィィ…ンッ。

【と、まるで金属と金属が擦りあったような、奇妙な音】

【少なくとも、『人体』と『ナイフ』が接触してなる音では、ない】

…──あー…いてえ…

【ナイフによって、立ち止まった男】

【しかし肝心のナイフの在処は、男の腹ではなく】

ったく…服が破けちまったじゃねえか…

【微量だが、確かに脇腹から滴る血】

【しかしナイフは、男の“肋骨の辺りを滑って”、背後の闇へと消えていった】

大した芸だが…
俺を殺したきゃもっと強く刺さねえとな。

【そして、相手を追い詰める為に、再び肉薄するだろう】

【袋小路では、元より退く場所も少ないのだから】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 01:48:20.58 ID:a6U0FrwAo
>>193

「ふん・・・俺達には知ったこっちゃァーねェぜィ!」
『まァ、大丈夫だろうけどなァ〜、た・ぶ・ん』

「『大砲爆発!』」
【ドッグォン!】

「ああ、苦労苦労の連続だァ」 『ほんと疲れるわァー、でも社会にそむくのとても楽しいぜィ俺達に合ってるぜェィ』
【火薬が全爆発ッ!】
【アニメや漫画のように、空高く吹き飛ばされ、そしてキラーンとなる2人――何ともワイルドな移動手段である】
【その爆発は――上方向への力に大きな比重を持つッ!】
【そのため、他の方向への力は、大したことが無かったのだ】

【地面が禿げたり削れたりするかもしれないが、下水管は多分大丈夫だと思われる】

【エルメンツ兄弟――目撃者の証言等により、銀行強盗の容疑者として指名手配】

/乙でしたー
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:50:17.28 ID:yq8uHO1So
>>197

グッ・・・!
【爆発が起こる・・・!】

あ・・・俺の眼でも見えないくらいまで飛んでいったな・・・

【しばらく口があいたまま】

俺も去るか・・・。
【青年は去っていった】

/乙でした!
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 01:59:01.97 ID:xwybGRcAO
>>194
正義の味方じゃないかもだけどぉ…
姫華ちゃんは別に悪いこともしてないですよ?
ただ、殺そうとしただけで。

だから…うーん……普通、かな?
【問い掛けに対して腕を組ながら頭を悩ませて、あまりはっきりとはしない答えを返す】
【逆説的に言えば彼女は明確的に自身の行為を“当たり前の普通の事”だと小首を傾げながら言ってみせた】

お昼とかは姫華ちゃんお外には出れないのです…
摘出禁止なのですよ。
【至極残念そうに肩を落としてうなだれて】
【その視線に気付いたのか、顔をあげると】

あぁ、駄目ですよ?
触ったりしたら。

スッゴく重たいし、もしかしたらついうっかりと切り捨てごめんにしちゃうかもしれないですからねー
この前もついついお仕事以外の人を殺してしまって怒られましたよぅ。
【まるでケーキを食べ過ぎた女の子の会話の様な自然さでサラリと怖い警告をし】
【宙に浮かぶ魚を猫の様に目で追いかけて、今にも飛びかかりそうなほど興味津々に見つめている】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:59:26.85 ID:LdEvDSIzo
>>195

【青年は、少女の心中などお構い無しだったが】

うるせぇな、少し黙っててく

【フードを掴まれた途端】

・・・あーッ!!分かったよ、説明してやる!

【と、静かに叫ぶ】
【青年はよほど顔がコンプレックスらしい】


いいか!表通りの裏手からもう自衛の連中がそこまで来てる!
俺はこれ以上に被害を広げる気は無いし、俺もまだ捕まるのは御免だ!

要約すると、目立つと面倒なんだよ!め・ん・どぅ・ー・!

【と、青年は周りを気にするように静かに叫ぶ】


あと、俺にとっちゃ価値があるんだよ!
そのお前に死なれるのも困るからな

カノッサ機関だろ、お前・・・

【右手で少女を抱えたまま、左手でフードを引っ張って】
【言い終えたなら、少女を肩から下ろそうとする】
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 01:59:46.40 ID:NVb3aCcDO
あれ?、>>191さんは寝ちゃったかな?
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 02:00:10.92 ID:ppAlZtn5o
>>196
何ィ……!?
ちっくしょおが、思ったより頑丈じゃねえか
だがなあ、こんなトコにノコノコ現れる時点で能力者だっつーのは想定済みなんだよ!!

【驚愕はしたものの、そこに油断し怯える様子は無い】
【ナイフは相手の後方に消えていき、さすがに反射角は外へ向いて二度と戻っては来なかった】

そーかい、じゃあもっともっと刺さってもらおうじゃねえの!
精々血ィをドバドバ流してのたうちまわりやがれよ!

【なぜ男は袋小路であるのに敢えて更に追い詰められるような事をしたか】
【そのまま、腕を交差させてナイフを投げる予備動作をする】
【『右手』のナイフは相手の左肩を、『左手』のナイフは右肩を狙う】
【『右手』のナイフは先程のように打ち落としてもバウンドする、しかし角度を誤らなければ再び当たりはしないだろう】
【だが、『左手』のナイフは避けずに受け止めた場合、まるで爆弾のように破裂する】
【果たして、それを知らない相手はどう対処するか】


/読みづらいということは無いので、一行一行全て改行しなくても大丈夫だと思いますよー
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 02:01:50.75 ID:dYWFve7SO
>>192>>201
/あわわ、申し訳ない!ちょいとふらっと来てました……。
/では、改めて宜しくです。

>>163

――……おや、おや。存外にお暇な方も多いのですね、こんな夜更けに……。

【月光に浮き上がる、黒尽くめ。佇む漆黒の男にも聞こえるだろう、足音が一つ】
【かつ、こつ、かつ、こつ。硬質なそれに加えて、そんな取り留めもない呟きまでもが夜に響く】
【見晴らしも利く広場の中だ、声のする方へと振り向けば、嫌でもそれは目に映るだろうか―――】

【髪紐で一つに括られた、鈍く輝くアッシュグレイの長髪。鮮血のような、朱い紅い双眸】
【慇懃であるが故に冷たい印象を帯びた声は、まだ青年≠ニ呼べる、ものである】

否、そもそも年中この調子なものですし、今が何時頃なのかも存じてはおりませんが。
……そうですね。月が在る≠ニ云う事は、やはり夜なのでしょう……今晩は=A名も知らぬ人?

【黒地に赤のトライバル模様――モチーフは、炎だろうか――のシャツ、下には同じく黒のタンクトップが覗く】
【ジーンズとブーツ、上着はダークグリーンのミリタリー・ジャケット。彼は穏やかに、少しだけ犬歯を見せて、微笑んだ】

【ちゃら、と。胸元に揺れる、小さな逆さ十字≠フネックレス――】
【満月の夜の邂逅。吹く風は、何故だか微量の鉄の香りを孕んでいて】
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/19(土) 02:03:36.84 ID:RKebGp+AO
>>199

ふぅん……そっか

【彼女もまた、殺害自体を悪だと捕らえるタイプではないらしい】
【被っていたキャスケットを脱いで、軽く扇ぐようにひらひらさせながら】

へぇ、そうなんだぁ
……写真で良ければ有るけどぉ、見る?

【お昼と、朝の海。そう繋げながら携帯を取り出して頸を傾げつつ】
【触る気はそもそもなかったのか曖昧に頷いて、彼女に近寄ろうとするだろう】

【魚達は「やべっ、食われる!」とでも思ったのか、身体をくねくねさせながら若干慌てた様子で距離を取りはじめ】
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 02:14:32.63 ID:ClaM3i0Oo
>>200

(……気にならないほうがおかしいわ)
(いっそ殺したら見れるのかしら)

【素顔を見ることは叶わず、余計に好奇心が高ぶった様子】
【「しつこさ」は、彼の専売特許らしいので口には出さなかったものの】
【気になるものは気になるのだった】


『まだ捕まるのは御免』で『目立つと面倒』…
チンピラさん、実は前科者?

ちょぁ、っと…!

【肩から下ろされそうになって、慌てて彼の背中を引っつかむ】
【左手だけでしがみついて、大抵抗】

ま、待ちなさい…っ!
こんな私に『価値がある』って言うのは、聞き捨てならないわ
カノッサ機関に何の関係が…

…やだやだ、まって、おろさないで!

【まるで子供のように喚いて、離れない】
【相手と反対のことをするのが面白いのだろうか】
【心なしか、楽しそうな声にも聞こえる】
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 02:16:58.43 ID:NVb3aCcDO
>>203

【物思いに耽っていた青年の耳に飛び込んできた硬質な…心地よい音…続いて声】
【彼は緩慢な動作で振り返った。ゆっくりと、非常に落ち着いている。】

…こんばんわ。

【青年は僅かな微笑をこめて挨拶をした。見極めるような、…何かを「探る」ような、そんな視線を、】
【紅の瞳に向ける。】

こんな時間に客人とは珍しい。しかも、この場所で。

【噴水の脇に悠然と腰掛け言った。刀の鞘と鞘が僅かにぶつかり、】
【相手のネックレスと同じように、チャキ、と軽い音を奏でた。】

ここはなかなか気に入っててね。

「闇」と同化したような
そんな気になれるんだ。

【辺りには街灯が…いや、それはあるのだが、もう「街灯」として機能していないものだった。】
【それは、この場所が酷く寂れていることを示唆している。】

【流れる噴水の水によって拡散された月光が】

【青年の周りをごく淡く照らした。】



/もし眠たかったら遠慮なく寝落ちされてください。
/自分も寝落ちするかもしれないので
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 02:18:48.13 ID:xwybGRcAO
>>204
ふふふ…なかなか良い感を持ったお魚さん達です!
捕まえたら美味しく食べてあげるから安心してくださいにゃ。
【ニヤニヤといやらしい目つきで遠ざかる魚達を見つめていたが】

写真!?
凄いですよ!見たいです!

朝の世界って夜とそんなに違うのですか?
人とかが一杯いたりしますか?
姫華ちゃんはすごく興味津々だったりします!
【大きな瞳を爛々と輝かせ、胸一杯に思いを馳せてこちらからも寄り添う様に近付いていき】
【平均よりもかなり身長が足りていない少女は、少し踵を浮かせて背伸びする様に携帯の画面を覗き込もうとする
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 02:24:04.85 ID:gz5Tc6PAO
>>202
【皮膚を硬化させる】
【その能力を有する男は、常人よりも遥かに頑丈だ】
【防ぐ物に限度はあれど、その気になれば素手でナイフと渡り合う事だって出来る】

ぬう…りゃあ!

【相手がナイフを投げる前──正確には投げるのとほぼ同時だったか】
【男はツルハシを前方──上方へ放り投げ、両腕を頭部をガードするように胸の前でクロスさせる】
【ツルハシは相手の後方、頭上の壁に刺さるだろう】
【思い切り硬化させた皮膚で、ガードしながら相手をに迫ろうとしたのか】

《──ヒュンッ、キィンッ》

【と、『右手』で投げたナイフは、硬化した皮膚に──丁度左肩を守るような形になった右手の甲に当たって──弾かれて、上へ反れるだろう】
【しかし、『左手』で投げられたそれは】

──これはッ?!

【驚愕の声は、言い終えたることが出来たか】
【爆発──至近で起きたそれは、一瞬だが、視覚と聴覚を奪い】
【何よりも、爆熱と爆風のダメージが男を襲う】

ぐ…お…ッ。

【爆発に怯み、且つ硬化した皮膚で持っても防ぎきれず焼けた両腕を抱え、男の動きは再び止まる】
【だが──その爆風は、何も男にだけ襲いかかった訳ではない】
【上方に反れたナイフ──爆風に煽られ、投げた相手自身にも読めぬ軌道を描けば】
【この狭いフィールドでは──相手にとっても脅威だ】

/お気遣いすまねぇ…
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/19(土) 02:25:38.23 ID:RKebGp+AO
>>207

【「喰うとこねーって!骨と皮と刃だけだって!」と焦りつつ退去する魚たち】
【実際、腐ってるし腐ってるし刃だし腐ってるしで、食べるのはオススメしない】

んー、まぁ人は多いねぇ
こんなに黒くなくてもっと明るいしぃ、僕は夜の方が好きなんだけどねぇ

【そう言いながら、携帯を彼女の視線へと合わせるようにして下げながら写真を小さな画面に映す】

【昼の燦々とした太陽が降り注ぐ中、水面を輝かせながら光る青い海の写真】
【朝焼けが昇る瞬間の、まだ薄暗い世界に赤い光が差し込んで海を照らす写真】
【それから夕暮れ時の、水平線の向こう側へと飲み込まれていく太陽の写真】

【携帯の画質だから眼を見張るほど美しい訳ではないが――見たことないと答えた彼女の瞳には、どう映るのだろうか】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 02:29:45.04 ID:gz5Tc6PAO
/しまった!読み違えたか?!
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 02:29:54.75 ID:LdEvDSIzo
>>205

拳銃を街中でちらつかせるような奴に前科もクソもあるかよ
事情聴取とか、事情を聴取するだの、下らねぇ事に割く時間はない、ってことだ

【前科の有無には触れず】
【青年はとりあえず、捕まりたくない旨の言い訳を並べ立てる】

ああ、価値は大有りだ
大体の奴は生きてるだけで価値がある、ってモンだろ

【「大体の奴は」】
【それは即ち、青年にとって価値の無い人間も居ると言うことで】
【当の本人もそれを自覚して言っているようだった】

加えて、君はカノッサ機関の人間だか・・・

・・・なんだ降りたくないのか?

【下ろしかけた少女をまた担ぎなおそうとしつつ】

加えて、君はカノッサ機関の人間だからな
案内してもらおうと思ってる俺からすりゃ、価値なんてオオアリだ

カノッサ相手に人質にも取れるかもだしな
見た目的には、既にそう見られても仕方ないが
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 02:34:26.06 ID:ppAlZtn5o
>>208
うぉあっ……へっ、武器を捨てるたァ殊勝な心がけだな!
だがまだ、オレのナイフはたぁくさんあるんだぜぇ!?

【男はニヤついた笑みを浮かべたままにて、頭上のツルハシを大袈裟に避ける】
【攻撃と見なしたのだろう多少隙を見せながらも、相手とナイフからは目を離さない】
【そして――少女はどんどん血を垂れ流し、腕は折れたのか悲惨なほど青黒い痣が浮かんでいる】

油断したなァ!? バカが、ただ投げるだけが能じゃねえんだよ、テメェと違ってなァ!
そんでもってェ、表面が駄目ならオニクはどうだあ!? ギャハハハハ!
(熱は利くのか……だが、そればっかでも対処はしきれねえか)

【あくまで屋外である路地裏、上方へとナイフが逸れたのならそのまま通常の放物線を描いて落ちるだろう】
【勢いも関係しているのかバウンドも小さい――つまり相手が入射角を操作できれば、男の能力を利用する事も可能だ】
【相手が苦しんでいるのを尻目に更にナイフを一本『右手』に構え、苦しむ相手の正面、腕に向かってそれを投げつける】
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 02:39:03.22 ID:xwybGRcAO
>>209

わぁ…
【携帯の写真、実際に見た海には遠く及ばない風景にも関わらず】
【あれほどハシャいでいた少女は感想も忘れて言葉を飲み込んだ】
【海というもの自体を知らなかった彼女の目に映るのは、さながらファンタジーの世界の様な幻想的な風景】

素敵ですよ。
こんな色をしているのですね…海。
【胸の前で両手を重ねるように添えながらポツリと呟き、記憶とその瞳に焼き付ける様に一心不乱に画面を見つめ続ける】
【まるで遠いものでも見ているかの様に、その表情は少し寂しげだが――何よりも“綺麗”だという思いが勝っているのか、飽きもせずにただひたすら呼び止められるまで見続けているだろう】
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 02:44:20.23 ID:dYWFve7SO
>>206

成る程、確かにこの場所は――――そう、好い=B
随分と陳腐な感想ですが、ええ。夜を歩くものにとっては、それ程までに。

……ですが、ああ、嗚呼。闇と同化する≠ノは、今の此処は少し明るすぎますね?

【ゆったりと、或る種の風格≠感じさせる動作。続けて向けられた、探るような眼】
【気付いているのか、いないのか。青年は当たり障りの無い言葉を並べ立てつつ、男に歩み寄る】

【その貌は鏡面めいて。感情の揺らぎはおろか、外側に何一つ覗かせずに】
【瞳はただただ彼の姿を映し、口許はただただ緩い弧を描く。――どうにも、怪しさが否めない】

何せ、こんなにも綺麗な望月の宵なんだ。少しばかり雲が掛かっていますが、気にする程じゃあない。

【満ちる静寂。水面に淡く反射する光、響く水音、そして空には星と月】
【――……幻想的な風景は、状況が状況である為か、ともすれば魔的≠ニも取れるか】
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/19(土) 02:47:35.89 ID:RKebGp+AO
>>213

……うん。綺麗だよねぇ、海

【首肯して、しかし彼女の意識を写真から剥がそうと思えなかったのか甘ったるい声も途切れてしまう】
【寂しげな少女の瞳になんとも言えない気持ちになりながら……そっと息を吐いて】

はぁい、おっしまぁーい

【おどけたように携帯を、彼女の目の前で閉じてしまう】
【そのままもう一度開くと何か操作しながら、苦笑したような表情を浮かべて】

ねぇ。キミさ、帰った場所に自分だけの物とか、そういうのってあるのぉ?

【唐突に、そんなことを尋ねる】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 02:51:21.40 ID:ClaM3i0Oo
>>211

(やましいことが、無い訳じゃないのかしら)

……なるほどね
私が捕まっても別れることになるし、これがベストだったと…

【左手を口元に宛てて、「ふむん」と得心いったポーズを取ってみるものの】
【担がれているままなので、格好がつかない】
【降りたくないのか、という質問には素直に頷いて】

それで
案内してもらいたい、というのは何かしら
さっき、自分の危険も顧みず通行人を助ける様を見せつけておいて
『組織に属したい』ってことは、無いわよね?

潰しに行くって言うなら私、自決用の準備はあるけれど…
…ねぇ、ここで全弾使ったら、あなた死ぬかしら?
ドルンレースヒェンで斬っても死ななかったから、ちょっと不安ね

【青年に、ぎゅっとしがみついて、さも面白そうに質問した】
【圧倒的不利な条件下で、強気な発言をしてみせるのは刺激的だ】
【その証拠に、少女の柔らかな身体の奥で早鐘を打っている心臓の鼓動が】
【青年の肩越しに伝わるかもしれない】

【少女はおそらく、自己破壊衝動を患っているのだろう】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 02:55:23.85 ID:NVb3aCcDO
>>214

【相手が近づいてくるのを、青年は間接視野で捕らえた。】
【引き続き解析を試みるが、その表情、仕草からは何も読みとることができない。】

…ああ。確かに少々明るいな。でも致し方ないさ。

【サラサラ、と流れるような柔らかな音を奏でる噴水…それから生み出された飛沫が青年の黒衣に付着し、】
【月光を伴い真珠の粉のように光る。】

…────完全な闇など存在しない

【大きな、若干雲がかった満月を見上げ、そう呟いた。】
【その声はとても穏やか、…刀を扱う人間とは思えない。】

…君はどうしてここに?

【そして、当たり障りのない質問】

【この質問自体にはあまり意味がない。狙いは相手の対応】

【どのように、どういう風に返答するのか】

【青年はそれを期待した。】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 02:55:48.44 ID:gz5Tc6PAO
>>212
(まだ動く──か)

【指の調子を確かめて、男は思う】

(だが、能力の媒体たる皮膚がこれじゃあ、腕では防げねえか…)

【嬉々としてナイフを投げる相手に対して、男に有るのは絶望──ではなく】
【皮膚の焼けた腕でガスマスクを取り──】

腕が無けりゃ脚、脚もなけりゃあ頭を使えってなあ!

【──現れた無精髭の似合う中年男が、ナイフに向かって、硬化した頭でのヘッドバッドをかます】
【『右手』での投擲で、ナイフがバネでも仕込んだように跳ねるのは、既に体験済みだ】
【地面に叩きつけるようにしたそれは、なるべく相手へ跳ね返るように】
【そして、弱々しくバウンドしている一手前のナイフを、相手に向けて思い切り蹴り飛ばす】
【とは言え、確実に相手へ当たる保証はない】

(次で決めるしかねえ、そろそろアッチが限界だ!)

【二本のナイフと共に、男も相手に迫る】
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 03:02:58.26 ID:ppAlZtn5o
>>218
何ッ……!

【驚愕、殆ど声を上げる間も無く、向かってくる、後に投げた方のナイフに思わず手を上げる】
【恐らく利き手だろう右手は俊敏に反応する、しかしそれが仇となって手のひらに深く突き刺さった】
【そしてその隙に飛来するもう一本は、見事とばかりに右の二の腕に突き刺さった】

がっ、あああ……ちぃ、っくしょおがあああ!!

【半ばヤケとばかりに蹴りだしたのは――ひゅうひゅうと苦しげに呼吸する、少女だ】
【最早無残としか言い様の無い少女の体が、迫る相手にモノのようにぶつからんと飛び込んでくる】
【しかしその奥に居る男は痛みに苦しみ、思うようにナイフを取れないでいる】
【少女の命を助けて男にチャンスを与えるか、少女を見捨てて男も殺すか。果たして、どちらを選ぶ?】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 03:10:11.87 ID:LdEvDSIzo
>>216

・・・ベストかどーかは知らんがな
おかげさまで俺のスペシャル相棒は今さっき自称自衛の連中に拾われたらしい

【と、忌々しげに呟く】
【余談だが、この時青年の少女の担ぎ方は心なしか少し優しくなっている気がする】

カノッサに属しても構わないが、この世界では一時期形骸化までした組織がどこまで力を持ち直せるか
・・・第三者として見てみたい気もあるな

【と青年はしみじみと口にする】
【この口ぶりから、カノッサ機関とはそこそこ長い付き合いなのだろうか】

案内してもらう先は別にどこだって良い
国に設けた支部なり、AOEなり、君の住処なり

とにかく此処ら一帯から離れたいんだ

【青年は一通り行き先を提示する】
【どれも、街の外にあるだろうと予測して話したようで】
【とにかく遠くに行きたいらしい】

あァ?
死体に[ピーーー]とは、君も中々傑作なことを言うんだな

少し、見直したよ

【苦笑い交じりに青年はそう続けて】
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 03:14:56.12 ID:gz5Tc6PAO
>>219
【男には、娘が居た】
【妻とはもう離婚しているが、娘は娘だ】

(ああ全く!クソッタレが!)

【脳裏に浮かぶ娘の姿と、こちらに蹴り飛ばされた少女の姿を重ね合わせてしまうのは、必然的だった】

──くッ。

【少女を受け止め──相手にはチャンスが出来る】
【しかし、男もただでは止まれない】
【距離にすれば、後数m】
【そんな距離で、男は両腕で少女を支えながら、足元に転がる安全帽型ガスマスクを、相手に向かって──いや、後ろの壁に向かって、蹴り飛ばす】
【刺さりが甘かったのか、ぐらつくツルハシが刺さっている、壁に向かって】
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 03:18:34.17 ID:dYWFve7SO
>>217

……ああ、問題ない≠ニいうのは些か語弊があったかも知れません。
そもそも貴方にとっては、其れこそが問題で――――

【謡うように滑らかな節回し。青年は口許を手で隠し、く、ふふ、と篭った笑い声を零し】
【――――ひゅう、再び吹き抜ける風。風上には彼、風下には黒い男】

【恐らくはあの鉄≠フ香りが、またもその鼻腔を擽るだろうか。それは】
【先程のものよりも、ほんの少しだけ濃厚だ。――彼我の距離が近付くにつれて、深まっているのか=H】

……完全は無い。ふむ、でしょうね。暗室にて掌で顔を覆って瞼を閉ざせば、その裏に見えるもの。

それすらも、所詮は近しい≠セけなの、やも。――何もそれは、闇だけに限った話でもないのでしょうが。

【ほう、と。感心したように深い吐息を零して、首肯。空を仰ぎ見れば、僅かにぼやけた真円の月を眺め】
【「完全なものなど、いったい何処に在るのでしょうね」――皮肉げに、独白じみた言葉を漏らす】


……ああ、仕事の帰りですよ。連れ合いの小がらすが逸れてしまったのを探している最中、
偶然に――そう。何となく足を向けてみたら、貴方とこの光景に往き遭ったと、そういう訳です。


【これまた、如才のない解答。それはそれは落ち着き払っていて、態度≠ゥら何かを探り出すのは難しいか】
【だが、嘘を吐いている風でもない。自然≠セ。……となればこの青年の素性は、その言葉から類推するのが適当だろう】

【小がらす。まあ、此れに関しては何かのあだ名だろうが、仕事の帰りというのは、些か妙だ】
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 03:24:50.10 ID:RKebGp+AO
>>213
/寝落ちでしょうか?
/流石に限界なので此方も落ちさせてもらいます
/続行か打ち切るかは、舞台裏でお願いします

/では、お休みなさい
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 03:26:05.17 ID:ppAlZtn5o
>>221
ひゃははっ、甘ェ――……

【少女を受け止めた相手を見て、男は歓喜の声を漏らす】
【痛みに苦悶の表情を浮かべながらも、ナイフを取り出し相手に投げつけようとして――】
【時を同じくして】
【ガスマスクはツルハシの柄の方に当たり、てこの原理のように刃が壁から抜け落ちる】
【そのまま、刃は男の後頭部へと向かって落ちていく】

【あ、とかお、だとか】
【形容しがたい一文字の悲鳴を上げると、そのままの体勢で前のめりに倒れる】
【頭蓋骨を押し割るようにしてざっくりと刺さったツルハシは、脳へと達している】
【また一つ路地裏に死体を一つ増やして、騒動は幕を閉じた】
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 03:33:54.27 ID:NVb3aCcDO
>>222

同感だね。たとえ光を完全に遮断したとしても

【同様に、青年も明瞭な口調で、スラスラと離す。】

「それ」は確実に進入してくる。「闇」は強いように見えて

【青年は腕を組んだ。これまたゆっくりと、】

弱い。実に「脆弱」だ。

【続いて、水の匂いに紛れて】

【鼻孔を支配するのは、「鉄」の匂い】

……

【青年は顔を伏せ、クック、と笑った。堪えきれずに少しだけ吹き出した、そんな声である。】

なかなか君は「くせ者」だな。

【鉄の匂いがさらに強まる。相手が近づくにつれて、濃くなっているようだ。】

術士の僕でも真意が掴めない。

【仕事帰り、小がらす…】
【後者は青年には全く意味が分からない。加えて前者…】
【妙だ。こんな時間まで何の仕事をする?】

ま、少し突っ込ませてもらおうかな。どんな仕事だったんだい?

【と、再び「解析」を開始した。】
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 03:35:04.04 ID:gz5Tc6PAO
>>224
ハッ…『新人類』だったか、大した『新人』だったな。

【一度少女を地面に下ろし、ツルハシを回収して、背負う】
【再び少女を担ぎ上げると、男が一直線に目指すのは勿論病院だ】
【夜遅くともなると、何処も営業はしていないだろうが、デカい病院なら当直くらいは居るだろう】
【中には医療系の能力者が経営する診療所なんかもある筈だ】

(『新人類』だと…?単なるイカれ野郎の戯れ言だと良いが…)

【路地裏に残るのは、一つの死体と、ガスマスク】
【それから、数本のナイフに──謎だけ、だった】

/遅くまでありがとうございました!
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 03:35:32.83 ID:ClaM3i0Oo
>>220

(……もっと、粗雑に扱って構わないのに)

【優しくなった感触に、嬉しいような、つまらないような感情を抱いた】
【ぷらぷらと両足を交互に揺らしながら】

それじゃ、今のところ敵対者ではないのかしら
振り返ってみると、私にも攻撃して来なかったわね

……挑発が足りなかったのかも

【青年の口調、様子から判断して】
【少なくとも、潰す気はなさそうだと思った】

不死かと思ったら、既死…
なるほど、とんだイレギュラーね
顔を隠すのも、同じ理由なの?

……ああ、アンダーナンバーの末席である《No.237》に、あまり期待しないで欲しいわ
何せ、人間と死体を見間違えて自爆しかけた女なんだから

【苦笑する声に対して、不貞腐れたように答えると】
【「水の国の支部に案内するけど、いいかしら?」と聞いて、道案内を始めるだろう。後ろ向きで】

【キンクリしますか?】


/すみません、そろそろ眠気で書けなくなってきましたので、次あたりで終わるかもです
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 03:41:24.49 ID:ppAlZtn5o
>>226
【――そう、死体だけが残った】
【だが余りにもあっけなく、そして――】

【ぴくりと指が動かされ、ゆっくりと砂利が動く音が闇の降りた路地裏に響く】
【果たして、それが初めから死体だったとしたならば?】
【新世界に於いて、謎である事など一つも無い、全てあり得る事実ではあるものの】

/乙でしたー!
/また機会がありましたらばブチ殺してください
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 03:43:32.22 ID:gz5Tc6PAO
>>228
/『新人類』とはまさかそういう?!
了解です、また殺りあう機会があれば是非ともー
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 03:55:58.93 ID:LdEvDSIzo
>>227

毎度毎度挑発してる側の俺は、易々と挑発に乗ったりしないように心がけてるからな

あー・・・今だけは、な
敵じゃないと言ってくれると有難い

【青年に敵対心は元より無かった】
【あるのは無駄な手間を掛けたくない、全てを自分の予定通りへ】
【という完璧主義に似た面倒嫌い】

イレギュラー・・・良い響きだ

【その単語にご満悦の様子】

顔はただの新しいコンプレックスだ
最近、地味な顔って言われて俺は酷くショーシンなわけ
いーから、触れないでくれ

【と思えば、酷く落ち込んでみたり】
【感情の起伏が激しく見えるが、青年にはその自覚があるようだ】
【ワザとではないが、天然でもない、そんな感じだろう】

へぇ・・・アンダーナンバーか
でも、そういう奴は嫌いじゃないな

【アンダーナンバーのことか、見間違えて自爆しそうになることか、はたまた彼女自身のことか】
【いずれにせよ、青年は彼女のどこかに好感を持ったらしい】

【にア キンクリします】

/了解しましたー
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 04:02:11.94 ID:dYWFve7SO
>>225

完全な闇なんて――それこそ、神代も神代の話です。
天から僕らを見下ろしている彼が、「光あれ」などと宣うより前の、ね。

……そして、ああ。それは光≠ェ暴力的に過ぎる、たったそれだけの話かと存じます。
闇≠ヘ、いつもすぐ其処に在る。眼を鎖せばその裏に、衣服で身を鎧えば肌と布の間にも。

完全でない<Rトは、それ即ち無力である≠ニも限らない――そう脆いものでも、有りませんよ?

【――――――――かつん、】

【くるくる、狂々と言の葉を遣り取りしながら、青年はアルカイック・スマイルを浮かべて】
【俗に言うパーソナルスペースから、もう少し距離を置き。おおよそ4、5m程の間合いを維持し、足を止めた】

……貴方ほどでは。それに、僕はうちの連れ合いよりも遥かに易しいと自負していますよ。

全く、枯れ木も山の何とやらとは云いますが、年中煩くぴーちくぱーちくと囀る落ち着きの欠片もないあれも、
居ると居ないではだいぶん違うものでしてね。いやはや、腐れ縁とは良くぞまあ――――。

……眼を放すと直ぐに何処ぞへ飛んでいってしまうものだから、本当に困り者ですよ。

【やんわりと話を流しつつ、溜め息を一つ、連れ合いの事を愚痴って――動物に例える辺り、余程のものなのだろう】
【こんな夜中に歩くのだから、鳥眼では無いのだろうが。その小がらす≠ニやら、どうやら一癖も二癖もあるらしい】


――――まあ、あれの難しさ≠ヘ、僕とは全くベクトルの異なるそれですが。

    いや、然し……ふむ。貴方は術師でも有りましたか。危うく、純粋な武人と早合点をするところでした――――くふ、ふ。


【とんだ曲者だ――――それに。どうやら、読もうとしている≠フは、黒衣の彼だけでは無いらしくて】
【さておき、彼はその問いには答えない。「守秘義務が有りますので」と、唇に指を宛てて宣った】

【代わりに答えるのは、鼻腔を満たすその香り=B鉄=\―いや。他に例えようもない、鮮血の=\―――――】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 04:15:55.06 ID:ClaM3i0Oo
>>230

毎度挑発って…
どんな日常送ってるのかしら

…あなたという人を測りかねるわ

【どこか親しさの篭る口調で、呆れたように息を吐く少女】
【自分の性格は棚上げである】

へー…

…それって、取り立てて悪いところも無いんじゃないかしら
私なんて、能力の副作用でヒドイ隈なのよ?
目も髪も赤く染まっちゃったしね

我ながら不審人物らしい顔付きだと思うわ
そんな私がコンプレックスになってないんだから、気にすること無いって

【触れまくりである】
【左手で、励ますように彼の背中を叩いて】


【水の国の中心部、黒塗りの高層ビルの前についた時】
【少女はスルリと、青年の肩の上から抜けた】

温かい感情よりも、冷たい敵意のほうがゾクゾクするのよ?
私に限っては、思い切り嫌ってくれて構わないから…
…もし、また出会えたら、そのときは完全に潰してあげるわ

【ふふふ、と挑発するように軽やかに笑って】
【少女は一度手をふったあと、ビルの中へ消えていった】


/夜遅くまでありがとうございました!お疲れさまでした!
/とっても楽しかったです!
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 04:24:22.16 ID:NVb3aCcDO
>>231

しかし、「光」はそれ以上にどこにでもある。

【青年は立ち上がり、コツコツと辺りを手持ち無沙汰に歩いた。ゆっくりと、雰囲気を楽しむように。】

決して消えることはない。例えば…

【そして青年は自分の目を指差した】

「ここ」の光なんかまさにそうだろ?最も例外的に

【ガチャ、と刀が揺れた。僅かな金属音が響く。】

「消える」こともあるがね。

【ニヤリ、と不適に笑う。相手の紅蓮の瞳を見つめた。】

……なるほど

【それから青年は相手の「連れ」の話に耳を傾ける。】

…その話を聞く限りでは、君の連れ、「小がらす」はよっぽどキレるみたいだな。君以上とは…いやはや恐ろしい。

【再び振り返り、微笑んで相手を見つめる。】

【同時に、思考した。】

【これは…】




【「二本目」を抜くことになるかもしれない、と。】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 04:38:36.72 ID:LdEvDSIzo
>>232

日常は異常だ
少なくともこの世界では日常、な?

【また訳の分からない良い訳をして】

触れんなってのによォ・・・・・・・・・

【ガックリと項垂れつつ、背中を叩かれる】
【さながら、同情される男は】


隈に充血ときたら、さては、寝てないな・・・お前
いや、そういう副作用なのか・・・?

【と、次の瞬間には専ら少女の能力の考察をしていて】
【実に忙しいような雰囲気を醸し出す】

ああ、それなら簡単そうだな
俺は人に好かれるより、嫌われるほうがよっぽど上手なんだ

「そのときは」撃ち抜いてやるぜ。覚悟しとけよな

【両手人差し指で少女を指して、青年は静かに見送る】





さて、来たぜカノッサ機関・・・

の、前にどうすっかな、コレ

【右手は、ビルの最上を指し、左手は血を垂れ流す体を労わる】
【恥ずかしいポーズではあるが、こんな時間には誰も目に留めないだろう】

【きっと、恐らく、たぶん】

/長時間お付き合い頂き本当にありがとうございました!
/今後ともよろしくお願いします、お疲れ様でしたー
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 05:04:01.33 ID:dYWFve7SO
>>233

――――然し、それも飽くまで反射≠ニいう光の特性の一つに過ぎません。
瞳そのものが光を――というのは、それこそ魔眼≠ナもない限り。

……まあ、光無くして闇は闇として成り立たない、というのもまた真実ですが。
それでも何れは拡散し、融けて消え去る。後には闇とも呼べないような、それでも無尽で完全な闇しか残らない。

【鍔が鳴る。漆黒が笑う。応じてピジョン・ブラッドの瞳にも、この会話を愉しんでいるような喜色が滲む】
【光と闇について、互いに穏やかな語調での議論を続けながら。くすくす、と、青年は快さげに喉を震わせた】

【しゃら、ちゃらり。揺れる逆さ十字は、彼が提げているというだけで、何故だか】
【その本来の意味たる基督に対比しての無価値≠竍謙虚さ≠ニは、大いに異なる其れのように思える】

【そう、冒涜的≠ネ――神に反駁するかのような=B先程まで述べた台詞の中にも、考えてみればそんな所があった】

そうだ。貴方、例外的に≠ニ云いましたね。それに関しては、少々物を申さずには居られない。

【何も、悪魔崇拝などに嵌まってはいないのだろうが――そうだ、崇拝と言うよりは、】
【紅い双眸に、笑みの奥で鋭く強調された犬歯は、ひどく不吉に見えて――――】

――――在りませんよ、そんなもの=B言うに事欠いて、死が例外だなんて=B

【魔を崇拝するものと言うよりは、そのもの≠ネのだ。何より、シチュエーションが丁度良すぎる】
【曰く。満月の夜は、何かとても良くないもの≠ェ彷徨うと、何処かの誰かが云っていた。……よくある、話だ】


……ええ。尤も、読み難さ≠ノ於いてのみ論じるのならば、の話ですがね。
中々に読めないでしょう?無垢な子供≠フ行動、というものは――――時に、恐ろしくなる程に。


【くつ、くつ。浮かべた笑みが何処かどろりとした粘性を帯びて、同時に冷たく、鋭く】
【雲の切れ間から覗く、冴え冴えとした月明かり。スポット・ライトめいたそれに照らされ、その頬は青白く】

――――――おや、如何なさいました?少し、気が張ったような……。


何か、良くないものでも視えましたか=H


【……この青年は、まるで――――――――。】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 05:23:40.66 ID:NVb3aCcDO
>>235
/すいません眠気が…
/凍結をお願いしたいのですがよろしいですか?
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 05:39:42.87 ID:dYWFve7SO
>>236
//ええ、大丈夫ですよー。寧ろ此方こそすみませぬ。
//其方には今日イベントが有りますし、再開は明日以降、という形になりますね
//ですが此方としては、イベ開始までは置きレスみたいな形でも進行可能ですと、一応。
//その場合は、体が空いた時にでも返しておきます。戦闘にしなければ、始まる前に締められるやも。
//それでは、一旦お疲れ様でした。おやすみなさいませ、よい夢をー!
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 10:15:59.28 ID:xwybGRcAO
>>215
あぁ……うー…もうおしまいですか?
【閉じられた携帯を目の前に、口を尖らせながら訴える様な視線を送りつつ】
【唐突に切り替えられた質問に首を傾けながら思考すると】

自分だけの物なら誰にだってあると思うですよ?
例えばー、そのおっきな剣だったり…
あっ、姫華ちゃんは自分のお部屋だってありますからね!えっへん!
【少し背伸びをしつつ誇らしげに胸を張りながら、勝ち誇った様に告げて】

あなたにはそういうのってないのですか?
というより、無いわけがないと思うですよ。
【質問の意図がどうにも理解できない様子で、言葉をそのままに受け取って】
【其方をジッと見つめながら問い掛けた】

/うにゃー、寝落ち申し訳ないです!
//とりあえず返しておきますですです!
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 11:12:50.50 ID:h2ZSJzqJ0
/てす
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/19(土) 12:50:19.37 ID:RKebGp+AO
>>238

ちょっと待ってねぇ?

【言いながら携帯を操作しつつ、彼女の説明を聞いてほんのりと安堵したような笑みを無意識に浮かべる】
【自分の部屋も有る――それならば、ある程度のプライバシーは保障されているのだと願ってみよう】

じゃ、これもキミだけの物にしていいよぉ

【そう言って差し出したのは、先程の海の写真が詰まった携帯電話だ】
【夜色のつるりとした薄い機体の中には、海以外にも様々な風景の写真があって】

――“悪”との秘密の取り引き、出来る?

【そんな風におどけて笑う姿は――“悪”というよりも、ただの少女のようだった】

/此方も一応返しておきます、寝落ちはあの時間なら仕方ないですよ!
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 13:28:13.75 ID:SWpIFYlq0
【水の国 港】

――――レイド様の行動パターンを考えれば……この近辺に、必ず現われたはず…………
問題は、その後どうしたか、ですが………………

【グレーのビジネススーツに身を包んだ、淡褐色の肌に明るめの紫色の髪をした女性が】
【静かに波打つ海面を見つめながら、物思いに耽っている】

「――――リーナ様。一通りの調査、終わりました…………」
――――御苦労さま。報告を

【飽かずに海を眺めていた女性に声を掛けるのは】
【黒のボディースーツを着込み、目元をバイザーで覆っている、小学生ほどの2人の少女】
【少女達の額には、それぞれι、μという文字が刻まれており】
【ιの少女は黒の、μの少女は赤色のショートカットをしている】
【なにより、髪の色と額の文字を除けば、彼女らの容姿は瓜二つである】

「≪R.I.P.≫の襲撃当日、やはりレイド=E=ヴェイスに酷似した人物の、複数の目撃情報がありました
しかし、混乱のさなかだったため、その後の詳しい足取りは不明です」
…………あのテロ行為に合わせて姿を現した事は、間違いないのです……恐らくは、負傷した可能性が非常に高いでしょう
必ず、捕獲……もしくは殺害を成さなければなりません。第一級優先攻撃目標となって、既にかなりの時間が経過したのですから、ね
「「了解…………」」

【女性と二人の少女は、何事かを素早く打ち合わせる】
【そうして話が一段落つくと、女性は名残惜しそうに海から視線を反らし、その表情を引き締める】
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 13:57:44.00 ID:AKFby52SO
>>241
/未だおりますか?
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 13:58:33.28 ID:0aaw5Zwn0
>>242
/まだいますかー
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 13:59:07.27 ID:SWpIFYlq0
>>242
/ここに
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 13:59:12.14 ID:0aaw5Zwn0
/おうふ。引きますね
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 14:02:00.37 ID:SWpIFYlq0
>>245
/申し訳ない。またの機会に
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 14:10:11.30 ID:AKFby52SO
>>241
ここで・・・テロが・・
【そこへ現れるのは】
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年である】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

【そして、ふと視少年の線は女性と少女達へ】


(ん・・・あれは・・え・・っ?!)
(あれ?!リイロさん・・・違うっ!!リイロさんはもう・・・)
(て事は・・・・この人達は・・・ッ!!)
【レイド達から聞いた話を少年は頭に巡らせる】

【――――今、目の前にいる人物達は、敵だと】
【自分に言い聞かす、認識させる。】
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 14:11:08.56 ID:AKFby52SO
>>247
/では宜しくお願いいたします。
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 14:19:14.02 ID:SWpIFYlq0
>>247

…………行きますよ。既にレイド様への攻撃は二度に渡って失敗している…………
これ以上の失敗は、許されません…………
「「了解…………」」

【胸元の、蜂を象った金のバッジを輝かせながら、女性は連れの少女二人に発破を掛ける】
【瓜二つ――――コピーの様に同じ姿を少女たちは、寸刻もずれずに返事を返した】

ところで……≪R.I.P.≫に対する『暴蜂(バウフェン)』の方針について、お頭様から何か通達は来ましたか?
「――――今のところ、特には」
そうですか…………恐らくは、敵対する事になるでしょうけど……今のままでは人員が不足していますね…………

【女性と少女たちは、歩みを始めながら会話を進める】
【彼女たちは、更に≪R.I.P.≫に対しても、何らかのアクションを起こす予定であるようだ】

【敵意をみなぎらせている少年――――護の存在は、まだ彼女らの意識の中に入り込んでいない】
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 14:33:42.36 ID:AKFby52SO
>>249
(≪R.I.P.≫・・・)
(敵の敵は味方って言うけど・・)
【彼女達とは――どうしようとも解り合えそうにない】

(さて・・・どうしよう・・)
(あちらは気づいていないみたいだし・・・)
(逃げる訳にも行かないよ・・)
【護は息を潜め存在を殺し】
【歩きだす彼女らの後ろを付いていく】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 14:45:55.78 ID:SWpIFYlq0
>>250

ん…………もし
[なにかな、お嬢さん?]

【歩きだして少し経つと、女性は道端を歩いていた一人の男に声を掛ける】

失礼ですが、赤いジャケットに青い髪をした、高校生ぐらいの女の子、見かけませんでしたか?
知人なのですが……先週のテロに巻き込まれてしまったようで……
[…………確か、そんな感じの子なら、あっちの病院に入院してたのを見かけたぞ
重傷だったみたいで…………部屋は、303号室だったかな? なんか色んな連中と同じ部屋だったのを、ちらっと見かけたよ
ほれ、俺の方も、ちょっと巻き込まれかけたんでね…………]
――――……………………!!

【声を掛けられた男は――――左腕に巻いた包帯を見せつけながら、それらしい情報を口にする】
【それを受けて――――女性の目に、一瞬の鋭い光が宿った】

そうですか…………ありがとうございます!
早速、顔を出してみる事にします
[いやいや…………無事に会えると良いがな]

【パッと明るい笑顔を見せて――何のために探しているかを知れば、それが演技である事は一目瞭然だろう――頭を下げる女性】
【何も知らない男は、そのまま歩き去って行った】

――――すぐに、お頭様に報告を…………!
増援として、εとηを派遣していただく様に…………!
「了解…………」

【女性は、男が離れるのを確認すると、すぐさま2体のクローンに指示を飛ばす】
【それを受け、ιが無線機を手に取る――――事態は急展開を迎えた】
【何らかの方法で連絡を妨害しなければ、場は少年一人には抑えられないものになるだろう】
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 15:06:04.73 ID:AKFby52SO
>>251
・・・・な・・っ?!
【その光景を後ろから建物の影から見ていた護は驚愕する】

(レイドさん達・・・あのテロの戦いに参加していた?!)
(まずい・・・まずい事になった!!)
【護は考える―――この状況を一変させる為の策を!!】

このままじゃ・・レイドさんとアストラさんが・・!!
【そして咄嗟に三人からは見えない建物の影――その死角から】

―――・・・ああ!!アストラさん!!!お久しぶりです!!
入院していたって聞いてましたがもうこんな外にでで大丈夫なんですかああああ!!?
【叫ぶ】
【勿論ながら嘘だ―――これは三人をこちらへ気を向けさせる為に咄嗟に口から出まかせを出したまでだ】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 15:12:51.95 ID:SWpIFYlq0
>>252

――――――――ッ!?
「「!?」」

【――――わざとらしい絶叫ではあったが、三者の意識は見事に引っ張られる】
【無線機に向かって第一声を放とうとしていたιの動作も、止まった】

アストラ…………アストラ様の事か!?
「優先攻撃目標:第二級…………」
くっ…………メルティングブレイダー、ついてきなさい
ディスオネスティープレイヤーは、この場にて待機……!
「「――――任務、受領完了…………」」

【突然の、目標とのニアミスに、大幅に動きを狂わされる一行】
【結局、一団を率いていた女性が、μ――――メルティングブレイダーを伴って、静かに声のした物陰へと歩み寄る】
【ι――――ディスオネスティープレイヤーは、その場で待機。後衛のポジションに収まる】

(…………あるいは、1週間で治療されてしまった事も、十分に考えられる…………)

【死角ギリギリの位置にまで到達すると、女性はそっと顔を覗かせて、確認しようとする】
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 15:34:03.93 ID:NVb3aCcDO
>>235

そう。「反射」

【青年はまたコツコツと歩き続けた。特に意味はない。噴水の周りをゆっくりと、半円を描くように歩いている。】

それこそ光の真髄。僅かな量を無限に拡大させる。
厄介だ。非常に厄介。

【楽しげに言った。彼はこの状況を楽しんでいるのかもしれない。この寂れた…おおよそ彼以外来ないであろう場所に来たつかめない客人との会話を…】

闇は光で斬ることができる。
しかし…

【脇差しに手を置いた。添える程度だが、彼は自分の相棒が確かにそこにあるのを確かめた。】

光は斬ることができない。

闇を利用したとしても…

【その言葉には、相手同様、わずかに残忍な響きが見て取れる。】

いやあ悔しいねえ…僕が唯一斬れないものだ。

【おどけたように笑って、肩をすくめた。「唯一」と彼は断定的に宣言する。】
【それは、この青年の絶対の自信の現れ…この言葉は同時に────「光」以外は全て斬ることができる】
【そう宣言したことに等しい。いや、彼は始めからそっちが目的だったのだ。】

【相手と擦れ違う。】

【鼻孔をくすぐる香り─────自らの体内を流れる液体のそれは、】

【相手の鋭い言葉とともに…】


おや?そうかい?

【相手の反論に、意外そうな演技をし、振り返る。】

どうかな?僕は職業柄人の死をたくさん見てきた。

死ぬ瞬間はひどくあっけないもんだ。

なぜなら

【そこで彼は再び自分の目を差した。深い黒の瞳は、月光をたたえている。じっと見つめていたら吸い込まれそうな錯覚に陥りそうだ。】

「光」が消えるんだ。「絶対的」に消えることがなかった光が…その瞬間に、じつにあっさりと…

実におもしろいねえ。こう考えると案外光も脆弱かもな…

【そう言って刀に手を添えた。手首を鞘に乗せ、そこから先はダラン、と重力に任せている。】

なに、大したことじゃないさ。
君が少々異質だから、柄にもなく警戒させてもらってるんだ

【相手の言葉を借りるなら良くないもの…】

【目の前のそれを青年は見つめた。】

【同時に、ある程度、予想の範囲だが、彼は大方相手が何者だか分かった気がした。】
【血の匂い…鋭い犬歯…「逆さ」十字…】

【おそらく─────────】


/すいませんお待たせしました。またよろしくお願いします
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 15:41:12.41 ID:AKFby52SO
>>253
(よし・・・見事に釣られてくれたか・・)
(さて・・・)
【護は叫び終え三人が分かれたのを確認すると】
【二人が確認して来る方のとは逆の方向へ走り出す】
【つまり、確認した時には彼が立っているのは二人と彼の間に建物を挟んだその向こう側だ。】
【そしてそのまま建物の周りを一周】

【すると、護が出るのは】

(さて・・・本望じゃないのだけど)
(・・・・戦闘開始といくか)【一人待機しているιの後ろだ】
【気づかなければそのまま奇襲をかけようと駆け寄っていくだろう】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 15:45:24.74 ID:lrrVv+83o
【街 オープンカフェ】

【春の訪れを告げる朗らかな日差しの指す、土曜日の午後3時】
【大通沿いのオープンカフェにて、一人の女性がテラス席に付く】

(レギン様には快く歓迎されたけど・・・)
(夜の国の月輪様と昼の国のガルニエ様は気難しそうだなぁ・・・)

(百家様はコテコテの芸人体質な噂だとか・・・)


【燃える赤色のショートヘアに、温和な印象を持った金色の両目が輝く】
【フラワーハットを被った、紺色のブラウスとロングスカートの細身の女性】
【首元には十字架が輝き、ブラウスの裾には≪No.111≫の刺繍がある】


昨日のクッキーは、部下に食べさせよう・・・そうしよう・・・


【手元の携帯端末を操作しながら、大通りを見渡す彼女】
【ぽつりと、独り言にも似たため息を漏らして―――】

あ、すみませーん、コーヒーをひとつくださーい

【店員に向かって手を挙げて、コーヒーの注文―――】

【午後3時ののティータイムだからか、店内も随分込んでいるようだ】
【もしもこのカフェに入る客がいるならば、彼女と同席になるだろうか】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 15:46:14.39 ID:AKFby52SO
>>255
/訂正
/一周→半周
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 15:47:23.77 ID:xwybGRcAO
>>240
本当!?
貰っちゃっても良いのですか?
【あどけないというよりはただ幼い、裏も表もない純粋な笑顔で目を丸くしながら】
【それでも身体は心に正直なのか、差し出された携帯にゆっくりと手が伸びていくが】

取り引きですか?
うーん……じゃあ、姫華ちゃんもお返ししないといけないですね。
何か無いかなぁ…
【ふとそんな事を思い立ったのか手を止めて、自身のポケットなどを弄ってみるが――どうやら何もなく】
【唸る様にと言うよりは、実際唸りながら腕を組んでしばらく頭を悩ませて】

そうだ!
姫華ちゃんがあなたの殺したい人を無料でバッサリ斬っちゃいます券をあげます!

組織の一員、能力者、一般人、子供から大人まで。
老若男女問わずに殺戮してあげますよ?
こう見えても姫華ちゃんは必死な仕事人ですからねっ!
【結果、自分ができる最良の選択を導き出して】
【不敵にも見える無垢な微笑みを投げかけた】
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 15:48:12.06 ID:SWpIFYlq0
>>255

(………………!)

【息を潜めながら、物影を覗きこむ女性】
【その手には、既に1対の戦闘用ナイフが握りしめられていた】

(…………誰もいない?)

【覗きこんだ時には、既に護は反対側へと移動した後】
【そこには、もう既に誰もいなかった】

――――まさか、陽動!?
「…………ッ!!」

【自分たちに通じる特定の人名を叫んで、姿を消す。それは、明らかに自分たちの気を引くための、これ見よがしな行い】
【事ここに至って、ようやく彼女はその事実に気がつく】
【女性とメルティングブレイダーは、慌ててその場からステップしつつ、周囲を見回す】

「……しまった!
後方より接近!!」

【後衛としてのポジショニングに意識を裂いていたディスオネスティープレイヤーは、後方に回られる事など考えていなかった】
【慌てて振り向き、状況を確認しようとした時には――――既に眼前に詰め寄られて】
【間違いなく、彼女には一撃を当てられる状態になっている】
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 15:55:26.34 ID:PVgHIJPAO
>>259
>>255
頃合い見計らって乱入してもよろしいでしょうか?
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 15:58:12.79 ID:SWpIFYlq0
>>260
/こちらとしてはおkです
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/19(土) 16:01:49.59 ID:RKebGp+AO
>>258

ん、大丈夫だよぉ
色々と消したから、カメラとかそういうやつとしてなら使えるだろうからさぁ

【伸びてくる手を捕まえると、情報は全て消された携帯電話を握らせて】
【純粋に喜んでくれる少女に年長者として嬉しくなり――あぁ、と思う】
【彼女があまりにも無垢で純粋だから、弟を持つ身として甘くなるのだと気付いた】
【だって、写真ひとつに喜んで、嬉しそうにはしゃぐ姿は――】

(――似てるんだよなぁ、うん)

【昔の弟を彷彿とさせるのだ】


やぁん、殺したいのは自分で殺すよぅ
……あ、そだ、でもじゃあ、一人。お願いしようかなぁ

【彼女の提案を一度は断るも、ふと思い直してお願いすることにしたらしい】
【にこりと微笑むと、一言】

ゲーティア、っていう人がいいなぁ
コーロコルが怒ってたよぉっていうメッセージ付きでお願いしたいんだけどぉv

【そう、自分の旦那の名前を伝えた】
【……何かあったのかもしれない】
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 16:12:05.68 ID:AKFby52SO
>>259
女の子の顔・・・
それも知り合いの顔を殴るってのは気が引けど・・・・っ
【護は刀を一本抜き】
【そのまま接近したιに振るう!!】

―――でも、貴方はリイロさんであって、リイロさんじゃないし
何より、僕の友人を傷付た敵だ!!
そう考えると、こうも簡単に貴女を殴れる!!
【この刀には刃は付いていない】
【ただし重さを重視している為】
【戦闘では刃物というより鈍器に近い!】
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 16:13:15.66 ID:AKFby52SO
>>260
/こちらも構わないですとも
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 16:14:52.63 ID:PVgHIJPAO
>>261
>>264
/感謝します、頃合いまで待機…
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 16:15:34.02 ID:AKFby52SO
>>263
/【狙いは容赦なく、その顔面だ】
/を最後に追記でお願いいます。
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 16:25:41.32 ID:SWpIFYlq0
>>263

「――――グッ!!」

【鈍器としての性格に特化した刀での一撃は、確実にディスオネスティプレイヤーにダメージを与えた】
【バキリ、と嫌な音が響き、ιの額が割れて血が噴き出す】
【かろうじて後方へと逃れたが、先手としては理想的とも言うくらい、大きなダメージが入ったようだ】

――――さきほどの声と言い、どうやら我々がどういうものか、知って攻撃を仕掛けてきたようですね…………!
その行い、取り返しはつきませんよ…………!?
『暴蜂』の……シュバルツ様の名のもとに、敵に死を!!

【現われた少年――――護に対し、強い敵意を滲ませながら、女性はナイフを構える】
【同時に、女性と同行していたメルティングブレイダーも、背中を展開すると、そこから剣を取り出す】
【その剣は、瞬時にして赤く熱を帯び、高い攻撃力がある事を匂わせる】

メルティングブレイダー! あなたは前衛を!!
ディスオネスティープレイヤーは後衛を担当しなさい!
私が中陣を請け負います…………散開!!
「「――――任務、受領完了…………!」」

【女性は、鋭い指示の声を飛ばして、クローン2体を動かす】
【メルティングブレイダー――――μは、その『火炎剣』を振りかざすと、護に向かって突進する】
【しかし、その踏み込みはやや浅い―――― 一気呵責に攻め立てるのではなく、距離を詰める事を重視していると言えるか】
【一方、後方へと下がったディスオネスティープレイヤー――――ιは、己のスーツを脱ぎ棄てると、身体の一部を展開する。何かを取り出そうとしているようだ】
【そうして、両者の中央に陣取る女性は、同じくビジネススーツを脱ぎ棄てる】
【その下には、袖なしのレザー上下を着こんでおり、ナイフと相まってまるでスパイの様なイメージを抱かせる】
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 16:34:46.84 ID:AKFby52SO
>>267
えぇ、貴女達の事はちゃんと、レイドさん達から聞いてますよ・・・。
友人を襲ったのも、人の命をそんな事に使おうなんてするのも、
僕は絶対に貴女達を認めません。


(・・・・・さて・・・戦闘を仕掛けたのは良いけど・・・)

ぐぉ・・・・っ!?
【刀で迫り来たιの剣を受け止める】
【金属と金属が触れ合う高い音がする。】

(三対一・・・・流石にちょっと不利かな・・)
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 16:35:02.95 ID:xwybGRcAO
>>262

わぁ…また壊れたりしないかな…
家に大事に保管しておきますです!
【握らされた携帯をガラスでも扱う様に大事に抱え込むと】

ありがとうございますです!
このご恩は一生忘れません!!
【大きく一礼して、何故かビシッと機敏な動きで敬礼して】

ゲーティアって人だけを殺せば良いのですか?
それとも関係する人全員皆殺しにしちゃいますか?

詳しい姿とかどんな人かを教えて貰えれば、姫華ちゃんが直々にお姉さまにお願いして正式に殺しますよ?
むぅちゃんと姫華ちゃんのコンビなら誰にも負けないです!
【事情や因縁の話しを追求することなく、自信たっぷりにそう宣言し】

そういえば名前を言ってなかったです。
姫華ちゃんは弐神 姫華と言いますですよ。

コーロコルって言うのはあなたの名前ですか?
【改めて自己紹介をするが、その名前は数ある“殺し屋”と呼ばれる集団の中でも名前を公に公開し売りにする部類であり】
【路地裏でのいざこざや殺しに精通するのであれば聞き覚えがあるかもしれない。『触らぬ弐神に祟りなし』と畏怖し敬遠される一族と称した集団の事を――】


270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 16:41:54.15 ID:PVgHIJPAO
>>267
>>268
はぁ…やっぱり慣れない内はこっちの方が楽ね〜
【かなりウェービーな黒髪を後ろでまとめたポニーテールの少女が車椅子の上で溜め息をついた】
【その足には新品だがどこか粗悪そうな義足がつけられており、“慣れない”というのはこの義足を指すのだろう】

【すぃーっと慣れた手付きで車椅子を操作しているその姿からは、長年の経験が窺える。】

あぁそうだ、晩ごはんの食材買わなきゃ…何にしよう…うーん…
【夕飯のメニューを考え出した少女は周囲への注意が散漫となり、通常ならば気付くであろう戦闘の音に気付かなかった】
【いつもの角をいつものように曲がり、あぁ今日はお魚にしようかしらと港に続く路地を曲がる】

【すると目の前には戦場が。武器を振るう少年の背中が迫ってくる】
きゃっ!!
【このままだと直ぐに対応出来なければ、少年は少女に衝突してしまうだろう】

/入ります
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/19(土) 16:47:25.63 ID:RKebGp+AO
>>269

ん、大切にしてくれたら嬉しいなぁ

【敬礼する彼女の頭をよしよしと撫でて、それからプロ意識を認めたらしく】
【んー、と小さく悩んだようにしてから、旦那の容姿を説明するだろう】

白メッシュの黒髪に、モヤシで、あぁ、あと鍵のアクセサリーを付けてる男だよぉ
うぅん、彼だけでいーの。他は興味なぁいし、それだけ惨殺してちょーだいv

【語尾にハートマークまで飛ばしながら、本気で楽しんでいるようだった】
【それは、彼女の名前――弐神、という名の知れた殺し屋集団の姓を聞いても変わらないらしく、むしろ更に楽しげで】

うん、僕の名前はコーロコルでいいよぉ
じゃあ姫華、お願いするねぇ?

【そう言って、正式に依頼を頼むだろう】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 16:49:41.57 ID:SWpIFYlq0
>>268

ならば、ここで死になさい!!
シュバルツ様に刃向う者を……私は許しません、断じて!!
例えそれが、シュバルツ様のご子女であるレイド様であろうと同断です!!

【まるで、自身に対する罵声でも浴びせられたように激昂する女性】
【その言葉からは、シュバルツ=L=ヴェイスに対する、絶対的な忠誠心が感じられるだろう】

「――――連撃……!」

【ぶつかる剣と刀】
【しかし、この一撃は『浅い』――――本丸は別にあった】
【μは、防がれた刃を素早く退くと、その場で一回転し、その勢いのままで振りぬく】
【敵に接近し、反撃を封じつつ、本命の2撃目を当てるのが狙いだったのだ】

「――――自律砲台……地上用、発射……!」

【一方、後方に下がったιは、その体から、一体のロボットを吐きだす】
【それは、蜘蛛を模した様なメカメカしい機体で――――背中に小さな砲身を備えている】
【彼女の口にしたように、これは自律砲台――――『蜘蛛』は、ιの足元から走り出し、横へと移動していく】

(メルティングブレイダーの隙をカバーするのが、今の私の最善の選択肢…………!)

【中ほどに位置する女性は、腰を溜めながら、両手に魔力を収束させていく】
【前衛の攻防を見て、状況に合わせて援護を行おうと言うのであろう】

>>270

――――ッ!!

【ここで気づいた、招かれざる客】
【フレンドでもエネミーでもなく、状況に関係ない第三者――――文字通りのアナザー】

…………ッ、ここは危険です!
ただちに離れてください!!

【咄嗟に、警告の文句を飛ばす女性】
【敵でも味方でもなく、どう転ぶか分からない相手は、極力関わらせないに越した事はないのだ】
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 17:01:26.89 ID:39Smv5J9o
【街中】

【透き通るようなプラチナブロンドの髪と蒼い蒼い目をした、18歳ほどの少女が歩いている】
【そのウェーブがかった金髪はラメ入りのヘアゴムによってポニーテールに纏められている】
【少女は喪服を思わせる黒の強い灰色のワンピースコートの上から、同色のケープを羽織っていた】
【コートの袖口と裾、襟には暖かそうな黒いファーが。背中側には上品な編み上げの飾りも見受けられ】
【ケープの留め具としてなのか、首元には灰色の大きなリボンが結わえられている】
【右人差し指にはめられている紅い石の指輪と、首に下げているチェーン付のコインが時折鈍く光を反射する】

……≪No.63≫──百家、様。。
怖い方ではない、といいです、けれど──

【そう呟いた少女の視線の先には、週刊誌のとあるページ】
【ページには水の国の都市ルビーシャが占領された旨が書かれていた】
【雑誌を読みながら歩いているせいか、彼女の歩く速度は緩い】
【しかしそれと同時、周囲に意識があまり向いていないせいか今にも他人にぶつかりそうだ】
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 17:01:56.93 ID:AKFby52SO
>>272
ぐおぉ・・・ぅ?!
【二撃目は見事に、少年の体を切り付ける】
【血を出しながら後方へ】

(後ろの二人・・・援護射撃でもするつもりかっ!)
【そしてそのまま――】

>>270
・・・・うあわああっ?!
【前の敵に必死になっていた為】
【後ろにいた少女には気が付かなかったのだろう】
【そのまま、少女に激突する】
【だが、同時に少女のおかげで少年は止まった】
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 17:06:55.20 ID:xwybGRcAO
>>271
鍵をつけてタイムカプセルに入れて埋めます!
【何だか違った保管方法を提唱しながら、撫でられつつ大きく頷いた】
【髪の毛にはやはり乾いた血液がついていて、あまり触り心地は良くないだろうが本人は気持ちよさそうにしている】


わかりましたですよ!
でも姫華ちゃんは先にやらないといけないお仕事が一杯あるので、あまり期待されても困ったりしちゃいます。

一応むぅちゃんにもお願いするけど、駄目って言われそうだし…
【[ピーーー]事に関しては自信たっぷりの様だが、それまでに至る行程が難しいことを伝えると】
【上目遣いで申し訳なさそうに告げて】

うん、任されちゃいましたですよ!

会ったらバラバラに解体してコーロコルお姉さんに配達します!
って……あ!
【ニコニコと笑顔を絶やさずに言い放つと、ハッと何かに気がついたのか地面に刺された剣を引き抜いて】

早く帰らないとむぅちゃんに殺されちゃうよー!
姫華ちゃんはもう行くね!
また、会えると良いなー…殺さずに知らない人とお喋りするのは久しぶりだからさ!
じゃあね!!コーロコルさん。
【あたふたと慌ただしく剣を両手に持ち、そのまま駆け出していき】
【一度止まって振り返りそのまま大きく両手を振ってまた走り去っていった】

/返信が遅くて申し訳ないです!
/お疲れ様でしたなのですよ!
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/19(土) 17:12:07.96 ID:RKebGp+AO
>>275

そんなことしたら写真が見れないよぉ?

【くすくすと苦笑しながらそう伝えるも、少女の姿にどうでもよくなって】

だいじょーぶ、気にしないでぇ
暇になったりしたらでいいんだからぁ

【申し訳なさそうな少女の言葉を気にしないと答えると、ひらひらと掌を降る】
【その頃には戻ってきた魚たちもまた、彼女との別れを惜しむように尾を振って】

ばいばぁい、姫華。またねぇ
……さぁって、と。旦那様探しもいいけどぉ、とりあえずプーシュカに会いに行こうかなぁ

――寂しくなっちゃったぁ

【そんな言葉と共に彼女の姿もまた、闇に溶け込んで消えていった】

/お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
/楽しかったです、また絡んで下さい
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 17:21:16.24 ID:WdlrmiVVo
>>273
【少女の鼻がよければ、煙草のにおいを嗅ぎつけるかもしれない】
【そして、その鼻腔に香りが届くと同時に――】

お……おいおいお嬢さん、前見て歩け。

【少し慌てたような、男の声が聞こえるだろう】

【男の姿――よれた白いYシャツに、年季の入ったジーンズ。ともすれば小汚い、となりそうな格好ではあったが】
【不思議と、この男からはそういったイメージは感じない。清潔感に溢れているわけでも、ないのだが】
【年のころは30代半ばだろうか。こめかみに僅かな傷跡。堀の深い顔立ちに、無精髭を生やしている】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 17:34:31.12 ID:39Smv5J9o
>>277

(先日、火の国では戦いがあったと聞きますが──)
(争いはいつでも、身近なもの、ですわ、ね……)

……。──ふぇ?

【ぱさり。紙上の文字列を追い、次のページを開こうとした時だった】
【聞こえたのは、まず男の声から】
【そして、「自分の前に誰か居る」と認識してやっと、彼女は街のざわめきや煙の香を覚え】
【はっとなり紙面から前方へと視線を移すと、そこには一人の男性が居た】
【「もしかして、いや、もしかしなくともぶつかりそうだったのか」】
【文字の世界から現実へ引き戻された少女の思考がようやく通常運行しはじめたのだろう】

あ、あ、あぅ……も、申し訳ございません……!

【ぱたんと雑誌は勢い良く閉じられ。少女の頬は恥ずかしさのためか紅潮し始める】
【続いて彼女の口から紡がれるは、慌てながらも申し訳なさそうな、謝罪の言葉】
【ころりと変わった表情やその仕草は、どこか小動物を思わせるかもしれず――】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 17:39:42.53 ID:WdlrmiVVo
>>277
【火のついた煙草を口の端に銜えて、短く煙を吐いて】

いや、構やしねえけどな。
なんだ、物騒な世の中だからよ。自分の周りくらいしっかり見て歩かねえと、いつ何があるか分からないぜ。

【壁に寄りかかって読んでいたのか――手に持つ新聞のヘッドラインを見て、ふう、とため息をついた】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 17:40:05.04 ID:WdlrmiVVo
/>>278でした、申し訳ないー
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 17:50:01.72 ID:39Smv5J9o
>>279

あぅ……申し訳、ございませんでした、わ。。
矢張り本や雑誌は自室で読むのがよろしいですわね……

【気が弱い性格、なのだろうか】
【最も。彼女の出で立ちからして】
【少女が気丈な性格であれば、それはそれで驚きであるが──それはさておき】
【「いつ何があるか分からない」と言われて再度少女は「ごめんなさい」と紡ぐ】
【このことから察するに、気弱というよりも自分に自信が無いタイプなのかもしれず】

……?
何を、読まれていたのです、か?

【ため息をついた男の、その仕草を見て】
【新聞に何が書いてあったのかが気になったのだろう】
【僅かながらおどおどしつつも、彼女はそっと新聞を覗き込もうとして──】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 17:55:30.81 ID:PVgHIJPAO
>>274
【あえなく少年とぶつかり地面に倒れこむ】
痛っ!何なのよこの状況!!
【目の前の少年、いや、目の前にいる全員に向かって少女は叫ぶ】
(くっ…この視点が嫌なのに…)
【この場から逃走するため、少女は急いで立ち上がろうとする】

>>272
【離れろという警告を聞き】
言われなくても――ッ!
【そう言って立ち上がる前に、少女の目が何かを捉えた】
…………………あ?
【それはιの口から出てきた“蜘蛛”】
【瞬間、彼女の周りの空気がピシリと歪んだ】
今まで…今まで…この足で…どれだけ苦労したと、思ってんのよ…
人や、動物は、羨ましいなぁって…思うわよ…。けどね、昆虫は…ムカつくわ…ムカつくってのに……よりによって蜘蛛だ?蜘蛛だと?





私への当て付けかコラアアァァ!!!ふざけんなあああぁぁぁ!!!!!
Hateー!!ぶっつぶせーー!!!
“Mind your step
 足元にご注意を”
【鬼神の如く怒る少女が呪文を唱えた途端少女の前で魔翌力が奔流、水色のアートマンが形作られる】
※※※※***ーーー!!!!!
【上半身しか無いにも関わらず全長170cm前後、召喚されたソレはその子どものような顔を歪ませ咆哮。そのまま蜘蛛に向かって猛スピードで突撃した】

【匍匐前進で迫りくるソレの姿に、並の者ならば以来悪夢を見続けることになるだろう】
【腕を一歩出すごとに地面は数cmめり込み、パワーがあることが窺える。ソレはそのまま蜘蛛に一直線に向かい、途中にあるものは眼中に無いだろう】
【また、もし蜘蛛に辿り着いた時には蜘蛛を壊れるまで、いや、気のすむまで叩き潰さんとするだろう】

/原因不明の電源落ちで遅れました、申し訳ないorz
/wikiにもまだ載っていないので一応アートマンパラメータを
 攻撃翌力:5
スピード:5
 正確性:1
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 17:56:33.93 ID:WdlrmiVVo
>>281
【謝罪の言葉を繰り返す少女の頭を、ぼうっと眺めて】

――まあ、どうかな。
こんな記事ばかりだ。部屋なんかで読んじゃあ、気も滅入るだろう、とは思うぜ。

【機関その他の組織による都市への襲撃報、各治安組織による徴兵の開始、被害の拡大、体制の崩壊――】
【それらがない交ぜになり、市民の絶望を伝える新聞は数多い】

【それを読んで、うんざりとした気分になったのか】

まあ、俺はずっと怪我しててよ。あんまり詳しいことは知らないんだが――
一応よ、いろいろ勉強しなきゃいけねえと思って、新聞を読んでたんだ。
でも、まあ詰まんねェな、こりゃ。勉強なんて俺の柄じゃあなかった。

【ばさり、と新聞をくずかごに捨てた】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 18:03:11.77 ID:xXGDBMMh0
【Justice本拠地・『風霊統主の城』周辺――】

さて……もう、裏方から手を回すのは終わりにするとしよう。

【かなり特殊な剃り込みを頭部のほぼ全体、襟足以外に入れた】
【切れ長の眼と二叉に分かれた眉毛が特徴的な男が城を見上げている――】
【交叉した金糸雀色の襷のような装身具を肩から掛け、やや厳つく見える黒い服を纏っており】
【十字架を象ったような腰飾り、黄金で縁取られた肩鎧から垂れる、同じく金糸雀色の装飾品】
【主に黒と金をベースにした風貌が、重厚かつ威厳ある様相を呈している】
【その片手には漆黒の装丁が施された、分厚い魔導書が在る――常に持ち歩いているのか】

やつらの活動再開に合わせて……わたしたちも本格的に対抗していかなければならない。
そのためには……やはりまずは、このわたし自らでも……『協力体制』を作ることだな……

と、いうわけで……


おーい、ごめんくださーい。誰か居らんかねー

【……と、湖のほとりから城に向かって叫んでいる】
【どう見てもテロ目的や犯罪者には見えないが、少々マヌケかもしれない】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 18:08:05.83 ID:39Smv5J9o
>>283

確かに、そうかもしれないです、けど。。

【「でもそれだと、今みたいに道でぶつかりますわよ、ね……」】
【少女に浮かぶのは、そんな考え】
【公園のベンチで読むなり、喫茶店で読むなり方法はいくらでもあるのだろうが】
【どうやら、今の彼女にはそんな発想はないらしい】
【間が抜けているだけなのだろうか、或いは今がたまたまそうだったのか】
【どの道、彼女の思考自体は男へは伝わらないだろう】
【伝わる術があるとすれば、彼女の考えがある程度顔に出ている場合で──】
【今回はどうかといえば──ばっちり、表情に表れていたのだった】

ずっと、お怪我を──?
何か、大きな戦いに巻き込まれてしまったのですか?

【くずかごに捨てられる新聞紙を軽く目で追った後、今度は相手を気遣うような表情に】
【それにしても、「大怪我」がすぐに戦いへと結びつくのを見ると】
【どうやら彼女。幸か不幸か、こんな見た目ではあっても「平和ボケ」はしていなさそうだ】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 18:10:12.66 ID:SWpIFYlq0
>>274

倒れた……!!
メルティングブレイダー、下がりなさい!!
「了解…………」

【斬り倒し、追撃のチャンスと見た女性は、次の手に移る】
【護に、ロングレンジに対応する手段がないと見て、射撃による一撃を加えようと言うのである】

【わずかにμが身を引き、射線から逃れると、そこに中陣の女性がその手から魔力弾を発射する】
【極々ありふれた、命中箇所にダメージを与えるだけの魔力弾ではあるが、無防備に食らってしまえばどうなるのか――――】

お頭様に刃向った己の愚を…………魂の世界で悔い改めなさいッッ!!

【魔力弾と共に、強い怒りが吐き出される】
【女性にとり、護の敵対宣言は、それだけ許し難いものだったのだ】

>>282

くっ…………訳の分からない私怨に、巻き込むのはいただけませんね…………!

【逆恨みと言って過言ではないその行いを横目に見て、思いっきり苦々しげに顔を顰める女性】
【この少女、自分の行っている事がどういう事か、分かっているとは思えない】
【無論、恐らくは不条理な理由を振りかざしているくらいの事は判別できるだろうが――――誰に喧嘩を売っているのか、そこまでは理解していないのだろう】

<………………!!>

【護をターゲットとして認識。攻撃を開始しようとした『蜘蛛』だが】
【突如、謎の第三者からの妨害を受け、視点を移す】

<……、――――!!>

【蜘蛛は、尻尾から一本のワイヤーを射出。建物の壁に打ち付けると、そこから自身を引っ張り移動】
【突進してくるアートマンをやり過ごす】
【同時に、背中の砲台から、黄色の光を、アートマンに向かって撃ち出す】
【所詮、支援火器のため、そのダメージは大したことはないだろうが、だからと言って無視できるものでもない】

――――やめなさい!!
ここはチンピラが因縁つけて喧嘩するような場所ではない!! さっさと散りなさい!!

【この戦端が、どういうものなのか分かっていないであろう少女に、再び警告】
【襲ってきたので返り討ちにしたと言えば、体裁は保てるだろうが――――いたずらに悪名を広めるのも、問題であった】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 18:16:10.29 ID:WdlrmiVVo
>>285
【少女の顔を見て、何を思ったかを読み取って】

ああいや、ほら――別段、歩きながらじゃなくても、な?

【苦笑いしながら、しかし決して少女のことを悪くは思っていないような、そんな表情と口ぶりで】

ああ、まあ。
そんなに目立つわけでもない戦いだったけどな、胸に大穴が開いて死に掛けた。
まあ――みんな、ある程度それくらいの思いはしてるんだろうけどな。

お嬢ちゃん、あんたも見たところ「一般人」ってワケじゃあ、なさそうだが?
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 18:19:21.04 ID:AKFby52SO
>>286 >>282

・・・・・・・
【ばたんきゅ〜】
【護は少女にぶつかって倒れた時に、頭を打ったのだろうか】
【そのまま、今は未だ起き上がってこない】
【どうやら気絶してしまった様だ】

/すいません。用事が入りました!
/帰ってくるのが九時半ぐらいになってしまいそうなのでこのまま空気扱いでお願いします。
/もし帰って来た時に未だロールが続いてる様でよろしかったなら復活させて頂きます。
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 18:30:06.80 ID:39Smv5J9o
>>287

……。…………。――あっ

【そんな、小さな呟きを残した後】
【矢張り恥ずかしさのため、だろうか――再び、頬を朱色に染め】
【その感情を隠すためだろう】
【「あぅ」だの、「えと」だのといったよく分からない言語を口にする】

【しかし続く相手の答えを聞くと、気持ちを切り替えるためであろうか。ふるふると首を振り】
【相変わらず顔を赤らめたまま、ぎゅっと雑誌を持つ手を軽く握り締め】

大穴が、ですか──よく、生きておられましたわ、ね。。
運がよろしかったと申しましょうか──

【浮かぶ表情は、痛ましそうなもの】
【初対面の人間を気遣えるほどには、お人好しなのかも知れず──】
【更なる男の言葉に対しては、きゅっと唇をかみ締めて】

……、あ、あぅ。。
確かに、「人」ではございません、が。。

【――?】
【見る限り、彼女はどう見ても普通の人間の、女の子にしか見えない】
【或いは妄言か、戯言か】

【──ここが静かな場所であれば】
【もしかすると彼女の身体から機械の駆動音が小さく小さく響くのが聞こえたかもしれないが】
【残念ながらここは街中。雑音が酷く多い場所であった】
【故に、彼の耳がよほど良くない限り。その駆動音はきっと、彼には届かない】
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 18:39:05.65 ID:PVgHIJPAO
>>286
【蜘蛛から撃ち出された光はアートマンの脳天を捉えた。その体勢の為に射撃を受けた頭は衝撃のままに地面に向かい、顔をしたたかに打ち付けた】
ぶっ!
【同時に頷く様に少女の頭が揺れる、上げた顔からは鼻血がタラリと流れる】
この…!女の子の顔に何てことすんのよこの年増アアァァ!!
【頭に血が昇っていた少女は今の一撃で更に怒りのボルテージを上げた】

【頭を上げたアートマンは“そのまま匍匐前進で”蜘蛛を追いかける。この通常あり得ない移動に人間ならば少なくとも数瞬意表を突かれるだろう】
【これがこのアートマンの能力、ソレは自身にかかる重力の向きを自由に操る】
【ソレは蜘蛛を潰すことを諦めることはしないだろう】



>>288
/うぅ〜なんか申し訳ない
了解です
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 18:40:05.36 ID:WdlrmiVVo
>>289

あっははは、運がよかったか!
お嬢ちゃん、運がいい人間ってのはな、胸に大穴なんて開けねェもんだ!

【おかしそうに笑う。額に掌を当てて、くつくつと肩を揺らして】

ま、ありがとよ――お嬢ちゃんがそんな目に、合わなきゃいいよな。

人じゃ、ない……?

【怪訝そうにその言葉を聴いた。さほどに耳はよくないのか、駆動音は聞けなかったようで】

……なんかいるらしいけどよ、竜とか魔族とか。
あんたもその類なのか?

【少し警戒しながら、そう聞いた】
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 18:43:19.53 ID:PVgHIJPAO
>>286
/ちなみに今晩用事ありますか?
21:30まで解散という手もありますが…
私は今日大丈夫です
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 18:51:46.91 ID:39Smv5J9o
>>291

た、確かにそうではありますけれど……
それで、も……あ、あぅ、う……

【「それでも、死ぬよりは」】
【きっときっと、そう言おうとしたのだろう】
【だが、笑われたためだろうか、或いは自信の無さから来る発言への躊躇いか】
【何かを言いたげな表情ではあるのだが、そのまま困ったように唇を尖らせる】
【もしかすると、男の言う事にも一理ある、と考えてしまったのだろう】
【気弱。自信が無い。さらには、押しに弱い】
【なんだかもう、詐欺にあう人間のパターンを押し込めたような性格であった】

え、えと……ありがとう、ございます、わ。。

それと──私は、そのような大層なものではございません。
えと……、信じてもらえるか、分からないですけれ、ど……

私────人形、なんです。
機械の、お人形、です。

【機械の、人形。彼女は確かに、そういった】
【竜や魔族といった「大層なもの」でもなければ、人間ですらない──】
【「オリジナル」ではない、彼女は】
【人間の姿を模して創られた、人形であると】
【彼女は確かに、そう言った】
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 18:53:16.38 ID:SWpIFYlq0
>>288

(倒れた……ッ。このまま止めを刺せればいいんですが……!)

【不穏分子の芽を摘む、またとない好機】
【完全無防備なその姿。止めを刺すのならば今しかないのだが】

>>290

(全く…………!!
こんな狂犬の如き能力者に襲われたのは、不幸としか言いようが…………!)

【呑気に止めなど刺そうものなら、後ろから攻撃されかねない】
【またとないチャンスを、自ら不意にしなければならず、女性は苛立たしげに首を振って見せた】

いい加減にしなさい!
これ以上我々の邪魔をするというのであれば…………総力を挙げてあなたを潰しますよ!?

【完全に頭に血がのぼっている事が見てとれるが、それでも念のために『最終警告』を口にする】
【逆に言えば、ここまではまだ、女性側は本気で攻撃する意志はなさそうというものである】

「――――増援を要請する。『暴徒の鎮圧』のために、εを派遣して貰いたい…………」

【女性が少女に警告を飛ばしている間、μは火炎剣を下げ、無線機を取り出すとどこかへと増援を要請する】
【『暴徒の鎮圧』と言う理由を掲げている辺り、これも本気での戦闘を意識しているとは言い難い】

<!? …………ッ!!>

【壁に至れば、とりあえずの安全は確保できるだろうと踏んでいたらしい『蜘蛛』は】
【重力を無視して自身へと更に至るアートマンに、一瞬動きを止める】
【更なる反撃をすべき場面で、動きを止めてしまったために砲撃が出来なかった『蜘蛛』は、止むを得ずワイヤーをパージして地面へと飛び降りる】

「――――自律砲台、空中用…………発射!」

【後方で、額から血を流しながら戦況を見守っていたιは、自身の搭載する砲台の危機に、更なる『増援』を送り込む】
【それは、蝙蝠型のメカ――――やはり、機体の下部に小さな砲台を搭載しているが、その大きさは『蜘蛛』以下である】
【恐らく、空中を飛ばすために、極力小さくしなければならなかったのだろう】

[!!]

【『蝙蝠』が、『蜘蛛』に追いすがるアートマンにビームを発射する】
【もはや、人の指サイズの小さな光弾だが、背後からの一撃だ】
【何らかの形で、少女の側から干渉しなければ、避けるのは困難だと思われる――――被弾しても、大した損傷にはならないだろうが】
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 18:54:37.73 ID:SWpIFYlq0
>>292
/今晩は用事はないものの、明日は少し用があるので、このまま二人で、ある程度進めておきたい所です
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 18:54:54.74 ID:LdEvDSIzo
【水の国】

あー死ぬー

(でもそろそろうごかねーとなァ・・・)

【街道の端ににび色のローブを着てフードを深く被った青年がうつぶせに倒れていて】
【倒れているその体の下からは血だまりが広がる】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 18:58:21.15 ID:SWpIFYlq0
/>>295に追記、飯行ってきます
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 19:07:51.75 ID:dYWFve7SO
>>254

真髄≠ナすか。波でもあり粒子でもあり――ふむ、僕もそう詳しくは有りませんが。
だがしかし、反射しようが元の総量は変わらない、と云う事ぐらいは解りますよ?

拡散し吸収されやがて消えゆく。光源が無ければその存在すら保てはしない。
然るに、他者の存在に依存しての強さ≠ヘ絶対のものと呼べるでしょうか?

――――嗚呼。その答えは否=A断じて否≠ネのです。

【一方。大仰に手を打ち広げ、まるで芝居か何かのように、青年は更に語りを続ける】
【黒衣の男とは対照的に、全くの無手で。緩く羽織ったジャケットの裾を、ほんの僅かだけ夜風に揺らして】

【ひたすらに、殊更に無機的に聞こえるように、彼は述べた。慇懃な響きはその固さ故に、裏にある生の感情を覆い隠して――】

だが、遮る事は適いましょう。先に述べた通り、あれは完全には程遠い。
例えば、刀を黒に染めたのならば――ええ、それでも完全にとは往きませんが。
……僕も、斬る事にはそれなりの拘泥りが有りましてね。一瞬の切断≠ナは大いに不足だ、という貴方の心中はお察しします。

だが、ああ――――唯一=B成る程、唯一≠ニ……くく、ふふふふふ……面白い=B

【――――交錯。互いのパーソナルスペースを浸蝕し合うそれは、ほんの一瞬】

【くるり、立ち止まり振り返る相手に、青年はくつくつと陰のある嗤いを向けて】
【絶対の自信の顕れ――それを除けば、己に斬れないものは無い≠ニいう、ともすれば挑発≠ニも取れる台詞に】
【さも愉快そうに、可笑しげに、眼を細め口の端を吊り上げ。浮かべた笑みを、深めてみせた】

さておき――――そう、だからこそ≠ナしょう。死は例外的≠ネもの等では、間違ってもない。

形有る限りは逃れる事能わず、何時かは必ず尽き果てる、それが命。為らばその終わりたる死は絶対≠ノより近い物だ。

……と、此方の話は此処までにしておきましょうか。所詮は瑣事です。
物言いが少々気に喰わないからと、何時までも続ける話でもない……。

【返る言葉から、更に黒衣の男の情報を、解析≠オ続けて。どうやら、相当に物騒な相手だと判断しても尚】
【紅い瞳は、波紋の一つとして立てないまま。遠回しな威圧にも、動じた様子はまるで無く】


――――……それはそれは、光栄ですね?貴方のような方に、警戒に値する≠ニ見られて居る、というのは、中々どうして。


【さて――――この逆さ十字を吊り下げた青年が、本当にそれ≠ネのか】
【真相を確かめるには、矢張り干戈を交えるのが手っ取り早い。とは言えど、】

【仮にそうだった≠ニするならば、その力量は並ではない筈であろう】
【月夜に化性のもの――それも、確固とした知性を持った――と相対する、というのは、易しくはない】
【黒衣の彼が、如何な強者とて――……果たして何のリスクも無しに、その命を斬れるか、否か】
//遅くなりました、申し訳ない。中々時間が取れず……。
//もうイベントも開始する時刻でしょうが、取り敢えずこれだけは返しておきます。それではっ!
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 19:13:27.48 ID:WdlrmiVVo
>>293
あァ?
――人形、ね……?

【男の脳裏に浮かぶのは、フランス人形や日本人形、といったいわゆる「玩具」としての人形から】
【ある程度の機械機構を搭載した、しかし眼前の少女ほどには決して至らぬ機械人形】

……そりゃすげえな。知らないうちに、ずいぶん世の中も進歩したもんだ……

【目の前の少女がそういったその言葉をすぐに信じ込んだのか、関心したように少女を眺めている】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 19:21:47.06 ID:39Smv5J9o
>>299

えぇ……私の他にも、何人か姉妹がいるのですよ?
その中であったことがあるのは、妹達2人だけですけれ、ど……

【見られているのが恥ずかしいのだろう】
【握り締めた雑誌を更にきゅっと握り締め。視線はそっと斜め下へ】
【どうやら彼女はどこぞの誰かに、シリーズものとして生み出された人形のうちの1体らしい】

それにしても──お怪我をなされてから、どれほどのお時間が?
貴方様の口ぶりからすると、随分と経っているように聞こえますけれ、ど。。

【だが、ふと彼に対して些細な疑問を抱いたのだろう】
【斜め下へ向けられた視線を、どこか控えめな様子で目の前の男へと戻し】
【僅かにちょこんと、彼女は首を傾げる】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 19:30:52.33 ID:hFCVRURio
【時を遡って数十分程前の事】


「……………私達に出来るのは、此処まで。住民の退避支援と、貴方達の後方を守る事」
「現在動員できる兵数で正面からぶつかったとして、金の国の陸軍に、市街戦での勝利は望めない」

【能力者達の前に立つ、軍服の女性】
【武装した兵士を十数名引き連れた彼女は、その無表情をすら苦々しげに変えて語る】
【聖都・勝利王師団副官、ヴェルチェリ。既にアルマゲスト≠ニ交戦し、実質的に敗北を喫している】
【勝利王神殿への襲撃を受けた際、神殿こそ死守したものの、何名もの部下を失っているのだ】


「…………此処は、私達が守る筈の街。でも、貴方達に頼るしかない」
「武器弾薬、負傷したのなら治療器具、薬品、入院費に至るまで、可能な限りの支援は行う」
「聖都を……聖都スラウロットとその民を。この世界の象徴を、守り抜いて欲しい」

【敬礼の姿勢で一瞬完全に静止した後、彼女とその部下の兵は市街地へと消えて行く】
【おそらくは、逃げ遅れている者達を、街の外へと誘導する為だろうか】



【時は流れて、布告の時】



【聖都】

【世界の中心としてこの地の名を挙げる事に、異論を差し挟む者はまず居ないだろう】
【何時の頃からか。或いは、勝利王がこの地に神殿を構えた時に、そうと決まっていたのか】
【人も、物も、情報も文化も、第五世界の全てがこの地を中心として巡る】


【時計塔の針は、今日も規則的に歩み続けているというのに】
【それを聞く筈の民衆が、今は随分と減ってしまっている】
【沈む船から逃げ出す鼠の様に、銃口を向けられ飛び去る烏の様に】
【多くの者が、確実に訪れる脅威に備えて、既に逃げ去っていた】

【人の気配が疎らになったビル街を、蝙蝠は大胆にも飛びまわる】
【残るのは、報道に命を捧げたものか、度を越した酔狂の野次馬か、何らかの理由で逃げる事すら出来なかった者達か】
【何機ものヘリが上空を行き来し、世界にこの地の映像を送り続ける】
【望遠レンズは、家屋の窓に張り付く怯えた子供の顔を映し】
【集音マイクがその泣き声を拾い上げても、取材クルーは何をする事も出来ない】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 19:31:27.19 ID:hFCVRURio
>>301
【始めに現れたのは、1人の少女だった】
【高層ビルの屋上、柵の上より、重力と戯れて頭から落下を始めて】
【だが地面と激突する事は無く、柔らかに両足で着地し、剣を抜く】
【紫のドレスの裾を掴み、夜空を仰ぎ。誰に対してなのだろう、深々と一礼した】

【それを合図と沸き上がる、四方よりの地鳴り】
【北、南、東、西。近代兵器全盛の時代に逆行する様に、甲冑と剣、槍や斧で武装した軍隊が踊り込む】
【馬は居ない。乗り物も無い。その全てが歩兵】
【騎士による地上戦こそが至上の戦であると信仰する、金の国の風潮を明確に反映して】
【然しその軍勢に、誇り高い騎士の顔をしたものなど、一割も居なかった】
【欠けた鼻、肉の削げ落ちた頬、存在しない頭皮。或いは、多すぎる腕、脚、胴体、首】
【完全に武装したその軍勢の大半は、生≠感じさせない異形で埋められていた】

【そう、大半は。飽く迄も、大半なのだ】


【今宵、このスラウロットの命運は、他の誰でもない】
【この地に立つ能力者達の手に、完全に委ねられる】


―――――世界は、何処までも不平等に出来ています


【完全な、何一つ欠ける所の無い。だからこそ、余りにも足りないものが多すぎる、鏡に写して整えた笑み】
【聖都に宣戦布告したアルマゲスト≠フ首領は、第五世界全てに、その偽りの表情を向けた】



/アルマゲスト$ケ都襲撃イベント開始です
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 19:32:53.49 ID:PVgHIJPAO
>>288
【隣で気絶した少年にギョッとして】
ってこれアナタの喧嘩でしょうが!起きなさい…よ!!
【少年に一発気合いの入った平手打ちをし、少年を庇う位置に立ち上がる】
【目の前の戦闘の為、これが今の彼女に出来る精一杯であった】

/以降復活まで無視

>>294
【少女は腰に手を回し、護身用のデリンジャーを手にする】
(装填数は二発だけだし威力も低いけど…銃ってだけである程度は牽制になる筈…)

【女性の最終警告に対して】
うっさいわね!!もうその蜘蛛潰すまで止まれないわよっ!!!
【それは最早退けないという意味か、はたまた能力的仕様によるものか。怒鳴りたてる少女の口調からはどちらか読み取れないが、とにかく少女は女性の警告を無視した】

※※※※***ーー!!!
【アートマンは蜘蛛を追い続ける】
【そしてソレは間に合うと判断したのだろう、蜘蛛に向かって鉄槌を打ち込もうとした】

【アートマンの背後からの蝙蝠の射撃に、少女の手がピクリと動くも静観し続ける】

ぐっ!
【射撃はアートマンの腰付近に当たり、少女は呻く】
【だが貫通はせず少女の服も血で汚れたりはしなかった、だがもし少女の服を捲れば青あざを見ることが出来るだろう】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 19:33:46.74 ID:WdlrmiVVo
>>300
ふうん……

(姉妹、ね、同型機から派生機、か。何か目的があって作られたのかな、この子たちは)

怪我してからは、結構経ってる。二ヶ月か、もうちょっとかな?
腕のいい医者にかかってな、今じゃ胸の穴も塞がってるんだが、しかしお陰で治療費のローン持ちだ。
しばらくは色々仕事も選んじゃいられねェだろうな。

そいやお嬢ちゃん、なんか困ってるこたねェか?
割安で請け負うぜ。
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 19:37:27.36 ID:pTJbd2GBo
>>301-302

お祭りだァァアアーーーッ!!

っと・・・げふんげふん、悪い奴は俺がボッコボコにしてやるわァァーーッッ!!!
こんにゃろォォオオォォォオオオーーーーーッ!

覚悟せェェーーーイィッ!

【ごちゃごちゃとした髪型の茶髪で、マグマの様な朱色の眼を持ち、17歳程の、ガタイの良い青年】
【服は土に汚れた緑色のローブで、中には灰色のTシャツと短パンが着られていて、黒色の靴を履いていて】
【そして、くすんだ金色で、「Grun Guibaknowrr」と、薄い灰色の刺繍がある長めなスカーフを首に身に付け、後方へとたなびかせていた】

【文章からは分かりづらいのだが、彼の声は、とても良く響いて煩い】
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 19:41:38.94 ID:39Smv5J9o
>>304

二ヶ月、ですか――それなりの時間は経っております、わね。。
ですがそれだけの期間で開いた穴がふさがるのは……
ふふ、相当腕のよろしいお医者様、だったのですね

【「やっぱり、運がよろしいのではないですか?」】
【少女は冗談気味に、小さく微笑んでそう紡ぐ】
【笑み自体は少しだけ緊張したようなものであったが】
【初対面の人間にこのような冗談を言う事自体──】
【彼に対して悪い感情を持っていないことの証拠なのかもしれず】

────?
もしかして、貴方様も何でも屋さん、なのですか……?

【笑みは一変し、不思議そうな表情になる】
【貴方様「も」──】
【そのことが示すことは2通り】
【彼女自身が彼と似たような職業のものなのか】
【或いは、彼女に何でも屋の知り合いが居るということだ】
307 : ◆a7oMCJTSB6[saga sage]:2011/02/19(土) 19:46:13.49 ID:h2ZSJzqJ0
>>301>>302

【其の場所で、本当に小さな音量で聞えて来たものは、呼吸と雑音】
【ノイズ、犬の遠吠え、踏み切りの音、何かの稼動音】
【気味の悪い音達が、羊の様に群れを成し、一曲と化している】
【御世辞にも素敵な音色と言えない其れは、ゆったりと不快を流し】

【そうして、現れる影は】
【小さく口を開き、呟く】

……厄いな

【ダークグリーンの短髪、中性的な顔立ち、目元を黒のゴーグルで隠し】
【白黒ゼブラ柄のパーカー、七分丈のカーゴパンツ】
【スカルに片翼が生えた其れと、『R』の字を模ったものを繋いだ首飾りをした】
【男か女か判断しにくい、痩せた体つきの、長躯の子供が、ドレスの彼女を、周囲を睥睨していた】
【静かに歩み寄っていたが、彼等と少し離れた位置で立ち止まるだろう】

暴れる輩は、嫌いだ。……止める

【声も、何処までも中性的】
【子供の片手には、深夜アニメに出て来る様な魔法少女のステッキ。音符のデザイン】
【睨み付ける顔で其れを握り締めているので、傍から見るとシュールな図だ】
【其の身から流れ出すものは―――魔力】
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 19:46:46.44 ID:lZfEpxY7o
>>301-302

【左の耳を貫く金属音/右の耳を劈く悲鳴】
【ブースターの入ったベース音は、地が戦慄く音。豪華で、凄惨なサラウンドオーケストラ】

……、……

【そんな、サツリクのコンサート。その場所にとても似合わない、人影がひとつ】

【常盤色の髪/金の瞳/着崩した灰色の学生服/黒いコンバットブーツ/左の手には缶コーヒー】
【それだけ見れば、何処にでも居るであろう「不良染みた少年」】
【――首にぐるりと巻き付いた、「重苦しい金の首輪」、それだけを除けば、の話である】

……ルー、ミア?

【眼前に捉えた、高貴な紫。いつだったかの公園で感じたそれと、まったくいっしょの】
【ああ、あの時は、何を話したんだっけ、随分と真面目な話をしたのは、覚えているのに】
【混乱した脳は、記憶処理に滞っていて。思い出せるのは、少女の名前だけ】

【ありふれた学生服は、ほんとうに。この演奏会からぽっかり浮かんでいて】
【紫の少女の美しいドレスとも、対照的。少年は未だ、楽器を取らず、歌も歌わずの姿勢のままだ】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 19:51:57.54 ID:/cz6n7pWo
>>301-302

また、争い……ですね
どこまで行っても、いつになっても、完全には分かり合えない

そして、誰かが死ぬのは…悲しいものです

【無機質なアスファルトの上───】
【じっとまとなく戦場と鳴るであろう場所を眺める影が一つ】

【吸い込まれそうなほど真っ直ぐ輝いている翡翠色の瞳】
【小さな風にも柔らかく靡く、同じく翡翠色のロングヘア】
【真っ白なワンピースの上に、対照的に真っ黒なカーディガン】
【袖から伸びた細く華奢な腕は石英のように白く透き通っていて】
【おまけに首に巻かれたオレンジ色のマフラーが風に揺れている】

止められる可能性が低くても、止めなくてはいけませんよね
町の皆さんは勿論、お相手さんだろうと、死人をなるべく少なくするために!

【誰かが聞いているわけでもない】
【自分自身の信条を再確認するように呟き】
【目をきゅっと瞑って、それから見開き】
【騒がしい戦場へと一歩ずつ、足を進めていく】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 19:52:20.58 ID:H9ilgffqo
>>301>>302



――――……此れが、軍事力≠ナすか。
……『ルーミア・ゴールドウィン王女』――、貴女、軍事力が何にも勝る≠チて仰られましたよね。


【―――ふわり、何処からか冷たい風≠ェ流れて来た】

【澄んだ空気の先を見れば、一つの人影】
【『緩慢』に、然し、『着実』に歩んで来る其の姿は――少女にも、見覚えの有る物】


【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】
【上記の服装に加えて『紅い着流し』を羽織り、背には西洋剣風のガンブレード≠背負っている】



……なら、僕に“証拠”を見せてください。



               『正義』も。

               『悪』も。

               『能力者』も。

               『国』も。

               『僕』も。



“色んな力”を―――全部其れ≠ナ吹き飛ばせるって言うんなら、「見せて」下さいよ。



【色濃い隈≠浮かべた彼の表情は――皮肉な、笑みで包まれていた】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 19:53:24.29 ID:8Ke7Bi1no
>>301-302

…………────

【かつ、とブーツが地面を叩いた音は、進軍の地鳴りによってかき消された】
【一人の長身の青年が、そこにいた。纏っている貫頭衣型の外套は、鴉のように黒かった】

【青年は、猛々しい喧騒が耳に入っていないかのように、まずは上空のヘリをぼんやりと見上げていた】
【それから、その王女に向けて、ゆっくりと視線をおろした。視線の色は、冷えた鋼のように無機だった】

 ……聞こえなかった

【ぽつり、呟く】

【昏い魔力を孕んだ乾いた風が、青年の下を吹き抜けた。外套がなびく】
【そのとき、彼の手中に、硬い気配が出現する。それは、魔銃だった】
【全長500mm程、黒と銀色を基調とした、レバーアクション式のライフル型】

【彼は、王女に向けた視線は逸らさないまま、銃口を徐に天に向け】
【──魔銃特有の、甲高い魔力反応音が響いた。黒色の粒子を纏った魔力弾が、天へと上っていく】

【──それは、空を飛び交うヘリの一機へと、夜気を裂いてまっしぐらだった】
【もしも命中すれば、着弾点から、黒色の蔦が滂沱と噴出して、ヘリに絡みつき、墜落へと誘うだろう】

 ──“取り戻しかけた”あの声が、聞こえなかった

【彼は視線を向けたまま、他の者たちからはやや遠巻きに佇み、】
【その王女の、次なる言葉を待っているかのようだった】


//曇華です、よろしくお願いします!
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 19:54:48.09 ID:WdlrmiVVo
>>306
あー……まあ、そうなんだろうな。
金には汚いヤツだったけど。いや、勿論金は払うけどよ……

【肩をすくめて、二本目の煙草を取り出して】

確かに、ソイツは運がよかったのかもしれねェな。

【火をつけながら、にこりと笑った】

いや、何でも屋かどうかは……んー。

必要に迫られて止むを得ず、何でも屋、ってところかな。
ホントはやりたくねえんだがな。ローンのためだ。

しかし、「貴方様も」と来たか。商売敵は多そうだな……
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 19:55:28.05 ID:hXO6Yd9Yo
>>301-302

【聖都を照らす月は、普段と同じ灯りなのに、それに照らされる町は、普段とは違って
人の気配が疎かになった町に、静かに――――それでいて、悠々と進軍≠フ音が鳴る
踏み鳴らされる地響きの音は、既に過去のモノ≠ニ謳われる騎士団のそれに似て
懐かしき夜風に抱かれながら、一つ表情を染める、少女のような、女性が一つ】

【白紫色の軽くウェーブのかかった長髪、端正な横顔に添えられる前髪に
肩を大きく露出した黒のレースのドレスにオーガンジーショール同じく黒レースのロンググローブ
黒のニーソックスがかえって妖艶さを際立たせる巨乳で童顔の女性
透き通るような誘うような紫陽花色の瞳が美しい】

【――――彼女は、月明かりに揺らめいて、影をそっと落としながら
大軍≠フ一部を一望できる、ビルの一角の上に、立っている
吹き荒ぶ風が、パタパタ、とドレスの裾をはためかせ、揺れる横髪を、そっと右手で押さえた】


ふむふむ……予告どおり、立派な布陣ですねー見習いたいぐらいですわ
たいしょーさんは、あのお姫様でしょうか?お友達にしてみたいです


【牙を、そのたゆたう£キ髪の中に隠して、ニコニコと表情に浮かべる微笑は、まるで、愉しげな喜劇を観賞するように
ビルの端に座り込んでパタパタと、両脚を振る――――……パッチリ、と開いた紫陽花色の瞳が、目の前に在る、大軍を見下ろす】

【謳うようなそのソプラノボイスは、単なる呟きであって、きっと――――誰の耳にも届かず、単なるため息と、果てて消える
それでも、彼女の存在を知覚できるだろう――――そこから、零れ落ちる、魔力が、為に】

【少しでも、力のあるものなら、くっきりと視覚できる、紫色の魔力
白銀の雪景色に、一滴落ちた、鮮血のように、はっきりと、把握できる、その大きさと、濃さと
そして、そこへと視線を向けてみれば、網膜へと映る、絵画のような完璧な顔立ち】

【――――もし°M方がた、が機関に対し、少なからず情報を知っているのなら、彼女の正体も、理解るはずだ】


せーっかく、なっちゃんの静止を振り切ってやって来たんですもの
何かプラスになるものを見つけなきゃ、怒られてしまいますわー


【カノッサ機関、最高議員が一人セシニア・イリス・フリードリヒ
今宵は、その名に恥じぬ、魔力を片手に、高みの見物、とらしくないころをしているご様子】

314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 19:56:40.39 ID:SWpIFYlq0
>>303

…………!!

【銃――――男性の手のひらにすっぽりと収まってしまいかねない、小さな銃】
【しかし、どのような武器にも言える事だが、当たり所によっては致命傷になりかねない】
【それを取り出したのを見た瞬間、女性の顔により一層の警戒心が現われた】

…………ならば死になさい
我らに敵対した者には、絶対の死を…………!

【しかし、それを例え使われる事があろうとも、女性は止まれない】
【自分の主に逆らう様な者に、みすみす背中を見せる様な事は、出来ないのだ】

<――――ッ!!>

【地面を転がった『蜘蛛』に、アートマンの手が迫る】
【かろうじて反応できた『蜘蛛』は、身体ごと転がってそれに対応するが――――そんな事で回避しきる事ができようはずもなく】
【8本の足のうち、左足の2本を潰される――――非常に不格好な姿になりながら、痛みなど感じるの事ない『蜘蛛』は、立ち上がった】

「…………反撃!」
「射出!!」

【そこに、無線機をしまい込み、再び剣を手に取ったμがジャンプ斬りをアートマンに向けて放ち】
【2基の砲台を射出したιが、左腕の腕時計に仕込まれた矢を放つ】
【前後から挟み撃ちの格好になったが――――言うまでもなく、矢の方がダメージは小さいが、制音性に優れ、素早く飛来する】
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 19:57:40.03 ID:SWpIFYlq0
/>>314追記
/ただいま戻りました
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 20:02:41.86 ID:p28aHY7Oo
>>301>>302
【民衆が逃げて行くにもかかわらず、残っている人影はそこにあった】
【極めて小柄なシルエットと決して大柄とは言い難い背丈のシルエット、そのうち小さい方は女の子だと遠目でも分かる】
【ごつごつしたゴーグルに地面に擦れるほど大きく、小柄な少女の身体には合ってないと分かる黒いマント
まだ寒い北風が吹いていると言うのにマントの下は肩にかける部分がすりきれ始めた白いノースリーブのワンピースに黄色い靴の少女】

【顔の上半分がゴーグルで覆い隠さた少女はその人物の後ろから質問を投げかけて来た】

「えっと…その、すいません…聖都がどちらの方向にあるか分かります…ですよ…?
それと…なんだか街がとても騒々しいのですが…何かあったのです…?」

―――聖都のどこに用があるか知らないけどとりあえずここ聖都だよ
…それと騒ぎ云々は知らない、ぼくも今ふらっと聖都に立ち寄ったから

【まるで感情もこめずに答えたのは黒髪に黒い獰猛な『オオワシ』を象った…ショッカーマークのような絵が刻印された仮面で顔を隠した
赤いシャツに腰まで伸びた黒の革製コートと首の銀のネックレスを複数身につけ、銀の腕時計を手首に巻いたカジュアルなベルトに
青いダメージパンツの腰からシルバーアクセを2本垂らしたウエスタンブーツの人物】

【少女は、少し怯えていた】
【顔を隠しているのはこっちも同じだがまるまるすっぽり顔の隠れたこの人物はまるで顔が見えない】
【今この人物は何を思っているのだろう、何をしようとしているのだろう?そんな彼の内面まで完全に隠してしまったかのようである】
【まさか、自分もこんな印象を周りの人間に持たれているのだろうか、とわずかな自己嫌悪を持ち始め、そしてそちらの方向を向いた】

「…甲冑…鎧の…軍団…?
それにお姫様がいるのですよ…中央にいます、なにがあったですよ…?」

―――金の国のルーミア姫、だね
ネル・ナハトの事件以降久々に見る顔だ…あれから何してたか知らないけどなんで笑ってるんだか


【そう告げながら、コートの両ポケットから取り出すのは変身アイテム『キャットバックル』と白猫の絵が書かれた『CAT−X』のカード】
【セットすると彼の腰に、札をパラパラめくる音を響かせながら巻きついていく】
【なぜ彼はそんな行動をするのか?疑問に思いながら声をかける】

「…お姫様が来ているから騒がしかったのです?パレードでも…始まるのでしょうか…」

楽しいパレードなんか開いてくれるような人はあんな薄気味悪い笑いを浮かべたりなんかしないよ
そうでしょうお姫様?お嬢さん、皆は楽しい事が起きるから騒がしかったんじゃないんだ…皆逃げるために必死だったんだよ
きみも逃げるといい、ほら、ぼくも含めて向かっている人は男から女までなんか強そうな、戦いそうな人たちばっかりだろう?

【カチャリ、とベルトが巻きつき終わったらゴーグルの少女が分かるように手を向け、見覚えのあるガンブレードやステッキを差して説明する】
【とっとと失せろ、というサインを少女に送ると彼は前に進んで告げた】

…ホント、どういう風の吹きまわし?お姫様
金の国は最近どう?ぼく最近全然足を運んでなくってさ…

――キゲン良さそうだね、何かいい事でもあったのかい?

【飛び出してくる言葉はまるで世間話…ただし姫君の笑顔と同じ…張り付けたような感情しか込めないまま彼は、『しんゆう』は問う】
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 20:10:40.33 ID:hFCVRURio
>>305
【真っ直ぐ伸ばした右手の、親指が畳まれる】

戦に愉悦を感じる者―――それは、戦いを止める者には決して成り得ない
戦いの中に生きるのならば、それが無くなった時にどうして生きられましょうか?
貴方には………こう問いましょう

平和な世界があるとしたら、貴方は何をしたいのかしら?

【一人、敵対する者達の中で、最も早く意識の中に飛び込んだ相手を数えた】

>>307
【右手の小指が畳まれて、口が「ふたり」と小さく呟き】

好き、嫌い。人間の感情とは奇妙なもの。合理的でないと知りながら、自らを激しく突き動かす
どこまでも突き詰めていけば、世界は誰かの好き嫌いで出来ているのではないかしら?
そうね、貴女にはこの問いを

厄の原因を探るという行動は、貴女の中では「嫌い」に分類される?

【次の参加者の衣装に、油断はすまいと自分に言い聞かせ】

>>308
【薬指が畳まれるまでには、一瞬の空白が有った】

…………傍観者として其処に居るのは、楽な事です
何もせずとも世界は回り、周囲に適応すれば生きられるのですから
では、貴方に送るべきはこの問いかしら

貴方は、私をどうするつもりでいる?

【「さんにん」。表情に躊躇いは無い、浮かばせない】

>>309
【中指が折り畳まれて、残るのは人差し指だけ】

そう、分かり合う事は出来ない。人は、自らの思考すら理解は出来ない
それでは、誰かの思考を理解してやる事など出来る筈が無いのです
死人が嫌いな貴女には、こう問うのが良いでしょう

死なない限り止まらない兵士を、貴女はどうやって止めるのですか?

【「よにん」。知らない相手だった事で、少しだけ心が落ち着いた】

>>310
【全ての指が畳まれて、右手が拳を作る。丁度折り返し地点】

………貴方を見ていると落ち着きますわね、とても
そう、とてもとても貴方の存在は好ましい………此処が、私の場所だと再確認出来るから
理にも感情にも振り切らない貴方に、一つの問いを

貴方は私達を、如何なる力を以て止めるつもりかしら?

【笑みには笑みを。もう鏡を見なくても、自分の表情は把握出来る】

/めっちゃ続きます
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 20:11:54.33 ID:39Smv5J9o
>>312

もしその方がいなければ、もしかしたら命を落としていたかも分かりませんわ
どれほどの金額であろうと──命の対価としては、安いもの
……そうでは、ないでしょうか?

【にこりと笑いかけてきた彼に対し】
【今度はぎこちなくない──ふわりとした。女の子らしい微笑を返す少女】
【機械だと。人形だと彼女は先ほど言ったが――】
【その姿は。どこまでも、人間じみていた】

仕事を選ばない──いえ、選べない、といったほうがよろしいのでしょう、か?
確かに、そういった意味では何でも屋さん、ですわね。。

それにしても、不思議なご縁ですわ
何でも屋さんとお知り合いになるの、貴方様で……えぇと、、5人目、くらいでしょう、か
このご時世ですから、危ないことも多いでしょうし、同業の方との諍いもあるかもしれませんが……
頑張ってくださいね! えぇと、えぇと……

【彼女の口ぶりからするに、少女自身は何でも屋ではないのだろう】
【しかし、5人。随分と何でも屋の知り合いが多い】
【裏家業も請け負うことが多い職種のものとの接点が多々あると言う事は】
【彼女にも、何か汚点があると言う事か。或いは、単に運が悪いだけか】
【今までの彼女の様子から鑑みるに、ほぼ後者と見て間違いないだろうが――】

そ、そういえば、まだお名前を伺っておりませんでしたわ、、
私はエルネスティーネ、と申します。
よろしければ、エル、と。そうお呼びくださいませ

【「貴方様は?」】
【エルと名乗った少女は、少しだけ恥ずかしそうな表情を浮かべて男の名を尋ねる】
【本当ならば、「頑張ってくださいね、××様」とでも言いたかったのであろうが】
【相手の名を知らないことには、そのような台詞も紡げず】
【そんなことに今まで気づけなかった己が、恥ずかしくなったというのが表情の理由だろう】
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 20:12:53.09 ID:hFCVRURio
>>311
【畳まれた人差し指は、伸び切らず、中途半端な位置に固まった】

……聞こえないのならば、耳を澄ませなさい。目で、口の動きを追いなさい
私の一挙一動見逃さず、一言一句聞き逃さず
失くし物を見つけられない貴方に、聞きたい事は―――

取り戻せると、思う?

【「ろくにんめ」、別な見方をすれば「ふたりめ」】

>>313
【伸ばされた中指が、視線の追従を伴わず、ビルの上へと向けられる】

高みより、兵器を用いて掃射。これだけで、自らは危険を冒す事なく殲滅する
世界には、その様な戦争も有ると………きっと、知っているでしょう
私を見降ろしている貴女に問うならば

高みより見る光景は、美しいのかしら?

【「しちにんめ」、この瞬間の攻撃は配慮しなくてもよい、か】

>>316
【薬指が伸ばされる。小指は一度伸びかけ、直ぐに引き戻された】

………おまけを引き攣れて戦地に赴くとは、どういう風の吹き廻しでしょう
勿論の事、その答えを聞いたところで、私がお連れに配慮する事は無いのですが
貴方には……そうね、中々見つけるのが難しいけれど

機嫌が悪そうですわね、何か有ったのかしら?

【「はちにんめ」、少女は数える必要もない】


>>ALL
【演説の続きを。心を乱される事は有ったかも知れないが、崩される程では無い】

……不公平などと、改めて言うまでも無い、そう感じている者は多い事でしょう
仮に今、誰かが強い立場に居るなら、明日彼が弱い立場にいる確率は低いのです
逆も然り。今貴方が弱い立場に居るなら、明日貴方が強い立場にいる確率は低いでしょう
これは事実。それも、『誰か』や『貴方』の力量を問いません
更に踏み込んで言うならば、この『立場』とは『生まれつき』でもあるのです

貧しい家に生まれれば、人並みのサービスを受けて育つ事すら出来ません
日々の糧を得る事に時間を奪われ、その才能を伸ばす事が出来ずに終わった者がどれだけいるでしょう
病弱に生まれれば、病と命のタイムリミットが全てを妨害します。あと僅かばかりの時間が有れば。そう言われてきた英雄は、過去少なくない……
もし、奴隷の家系に生まれ落ちたならばどうでしょう?己に責が無くとも差別を受け、あらゆる面で偏見が差しはさまれ、不利な人生を歩まされる
これがペシミストの妄言などで無い事は分かる筈です

そう!例え貴方がどの様な人間で有ろうと、たった一つのくだらない事象がそれを否定する
くだらない事象に守られている者が、貴方が『より良く在る』事を阻害する………それが、この世界の仕組み、現状です

【王女、ルーミア・ゴールドウィン。その演説は、過剰なほどに感情豊かだ】
【胸を痛めるしぐさ=A世界を憂う表情=A怒りの声=Bそのどれもが、無菌室培養かと思う程清潔に整えられていて】
【だからこそ、彼女は何処か、言葉と切り離されて其処に居る様にも見えた】

/まだ続きます
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 20:16:18.15 ID:hFCVRURio
>>ALL
【曇華が引きずり落としたヘリは、その機体を燃え上がる鉄槌と変えて】
【軍勢を率いるルーミアの、後方に墜落した】
【十数体の異形が巻き込まれ、乾いた体が燃える】
【炎に照らされた金の長髪は、熱に煽られてゆらゆらと揺れた】


ルーミア:ライブラ、私に代わり全軍の指揮を!

ライブラ:了解致しました、我が主君よ
     多重方円、両翼に偃月、中央衝軛、突撃用意!敵は少数なれど精強である!
     能力者1人を一つの陣と見て、最大戦力を用いて最速で掃討せよ!

【ルーミアを、幾重にも取り囲む死者の≪軍隊/群体≫】
【彼等――と呼ぶべきか。或いは既にそれは、彼とは呼べないのか――を指揮するは】
【過去、その凶悪な能力と非道の思考、そして確たる悪意を支える力を以て、魔術協会に災厄となり訪れた者】
【『現地調達型ネクロマンサー』、ライブラ・ユースティティア】


ライブラ:全軍傾注!この戦は王たる者が覇業を為す戦である!
     即ち、眼前に立ちふさがる者はそれが兎であろうと獅子の爪牙を用いて引き裂くべし!
     即ち、例えいかなる奇策を受けようとそれを断固突破すべし!
     即ち、当然の勝利を当然で有るかの如く掴むべし!

     我等が主君よりの命令は以上――――アルマゲスト¥o撃せよ!!


            「『〔《応!!!!》〕』」


【普段のメイド服では無く、戦場に相応しい、血の黒錆がこびり付いた彼女の指示】
【それを受けて、死者の軍勢の約三分の二が動いた】
【ルーミアを取り囲む三分の一、その左右に位置する三分の一ずつ】
【左右の群れはそれぞれ三日月形の並びとなり、能力者達へと進撃し】
【中央で待機する軍勢は、丸を幾つも重ねた上で、能力者達の側に、縦数列の配置を後付けした形】

【ライブラ自身は、右の陣の中程に位置し、戦場全体を見据える形となり】
【ルーミアは群れの中央。声を周囲に届ける為の、拡声器を用意している】


/しつこく続きます
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 20:16:41.93 ID:WdlrmiVVo
>>318
まーな。
いざとなりゃ踏み倒してダッシュもできるし、金銭と命なら比べるべくもねェってことか。
他人の命なら二束三文、ってヤツらも多いけどな。

ご、5人!?
五人もまずこの界隈に何でも屋がいるのが驚きだ、世の中どんだけ景気わりィんだよ……!
参ったな、タカくくってたんだが、こりゃ真面目にやんねェと稼ぎが悪そうだ……
おう、ありがとうよエル。
いい名前だな。

俺ァ、コンウェル。コンウェル=シュートレッドだ。
何でも屋のコンウェル、って宣伝しといてくれ。住まいはこの先、黒鳥荘の二階。

よろしくたのむぜ、エルネスティーネ。

【そういうと、男は背丈を屈めて、少女の背の高さにあわせて、自分の右手を差し出した】
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 20:18:36.18 ID:hFCVRURio
>>309(ミーナ)>>313(イリス)
【右翼、ライブラ率いる部隊】
【その先頭に、一際重装備で有りながら、周囲のどの兵士よりも俊敏に動く者が居る】
【黒と白のグラデーションを描くフリューテッドアーマーに、顔全体を覆う鉄兜の騎士】
【鎧の胸部分には大きな獅子の顔の装飾、鉄兜の口部分には鋭いギザギザの裂け目】
【背負う鞘には、全長2mほどの両手剣『ツヴァイ・ヘンダー』が収まっている】

「行くぞ志願兵共!!この俺について来れば、お前らの手柄は間違いなしだ!!」
「死にたくなけりゃ死ぬ気で戦え!!マジで死にそうなら邪魔だからどっかに逃げろ!!勝てそうならぶっ殺せ!!」
「アルマゲスト最強<Eォルフ・コル=レオニス、見・参ッ!!!」

【脚甲の爪をアスファルトに突き立て、その破片を飛び散らせながら彼等に向かう、その騎士は】

「ィィィィィイイイイイイイヤッハアアアアアアァァッッ!!!」

【170cm少々の体格に合わない、己の鎧すら振動する様な雄叫びを上げた】

ライブラ:吼えて煽れば良い、という物でも無い。兵の運用については議論の余地がまだ有りますね?

ウォルフ:煩えなあ、ライブラ!!戦場で吼えねえで何処で吼える!?

【後方、軍勢に紛れたライブラの声を拾い、声量を全く自重せぬままに返すウォルフ】
【百戦錬磨の能力者達ならば、分かるだろう。その佇まいも覇気も、鎧も背の得物も】
【全てが、周囲の十把一絡げの兵士とは比べ物にならないと】
【………己を最強と名乗る頭脳の程に関しては、言及しないで欲しいが】


>>307(らぶみ)>>310(森島)>>308(ミツキ)>>311(曇華)
【中央、ルーミアを守護する部隊】
【全方位防御の陣形、方円。それを何層にも重ねて、咄嗟の対応力を増し】
【正面からの攻撃に対しては、縦に連なる衝軛の陣の厚みを以て、陣形変化の時を稼ぐ構え】

【初撃は、その衝軛の陣の中より起こった】

【大砲の様にずしんと響く重低音、空中へと打ち上げられた3つの魔力の球体】
【空中に数瞬留まったそれは、一つが一人、向き合う能力者へと向けられる】
【打撃の特性を持ちながら、着弾すると小規模の炸裂の起こる、特殊な魔力弾】
【ボールを投げつけるかの様な勢いで、それ等は射出された】

【その先制打を目晦ましに使うでもなく、ずしんずしんと重い足取りで】
【態々、群れの中央から歩み出る、一人の騎士が居た】


『俺は強い者には最大の敬意を表する!!!だが、弱者には徹底した侮蔑の念を以て接する!!!』
『貴様等が尊敬するに値する存在かどうか、この戦場にて見極めさせて貰おう!!!』
『侮蔑に値すると判断したのなら、貴様等を滅する事に俺は一切の躊躇いなど持たん!!!』

【両肩と胸、腰と両足を、迷彩色に染めた鎧に包んだ巨体の男】
【その両手には一本ずつ、全長1mほどの鬼の金棒の様な武器が握られている】


『すううぅぅ…………ぬおおおおおおおぉぉっ!!!!』

『近くに在らば目にも見よォッ、遠くに在らば音に聞けェい!!!!』
『我こそはヴァン・ド・ターブル≠ェ最強の兵、エルナト・トーラスであるッ!!!!!』

【全てが、デカい。体格も得物も声も、体から発される威圧感も存在感も】
【その全てが、過去アルマゲスト≠ェ用いた異形などとは次元を異にしてデカい】
【自信過剰の度合いに関しても、戦場を同じくする同胞を更に一段階上回ってデカい】

/続(ry
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 20:21:24.62 ID:NVb3aCcDO
>>301>>302

【散らばるように逃げ惑う民衆…その中に】
【彼はぽつり、と出現した。…まるで、始めからそこにいたように、ごく自然に、「ゆらり」と現れた。】
【空を支配する闇を切り取ったような衣装…何かを見切ったような理知的な顔立ち。】
【その顔は、目の前の、剣を抜く少女の方を向き、】
【その目は、彼が指揮する軍隊を見渡していた。】
【そして…】


…─────不平等か…


【その手、左手は】

【彼の腰に差された二振りの刀に置かれていた。】



/遅くなりました。すいません。
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 20:21:26.89 ID:hFCVRURio
>>305(グラン)>>316(しんゆう)
【左翼、残る一つの部隊】
【この部隊は、他の二つとは奇妙に異なる点が一つ有った】
【確かに、大半を異形が占め、一部は人間の志願兵の構成】

【だが、この部隊の異形は、人間に近い形状の者が多いのだ】

【腕や脚の本数は二本ずつ。目の数は二つ、例外は居ても四つ以上の者はまず見つからない】
【手足が極端に長くても関節の数は人間と同じ、皮膚も蝋までは白くない】
【故に狂気の度合いも、何処かしら薄れて感じられる部隊の最前列には】


〔来たわね〕《来たね》〔とうとうこの時が〕《戦争の始まりが》
〔始まったのなら〕《僕達の時間》〔私達の世界〕《長かったね》

〔《突撃、横を抜ける。槍、構え!!》〕

【場違いに二人、身長150cm程の、子供が居た】

【片方は、白のシャツにネイビーのネクタイ、ズボン、ロングジャケット。肩までの髪を、後頭部で小さく纏めている】
【もう片方は、ウエストとスカート部にワイヤーを入れたロングドレスにネイビーのコート。髪は肩まで伸びている】
【二人とも、藤色の髪と真朱(まそお)の瞳。衣服と髪型の違いが無ければ、区別は付かないのではないか】

【だが、屍の兵士は、人間の志願兵は、その子供の声に粛々と従い】
【子供二人は、それが当然であるかの様な顔をして其処に居る】


【二人の号令に従い、突撃を始める屍兵の群れ】
【グランと『しんゆう』のそれぞれ右手側を擦れ違う様に駆け抜けようとしつつ】
【それらは、手にした槍で一撃ずつ、掠める様に足を切りつけていこうとする】
【十数体の縦列突撃。避けるか守るか、それとも正面から向き合うか?】
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 20:24:15.52 ID:hFCVRURio
>>323

【先程躊躇いを覚えた小指は、今、数えるに足る者が現れた事で伸ばされる】

生まれついての不平等を、とやかく言ってどうにもならぬと諦めるか
これは不平等だと叫び、周囲からの待遇を変えようと間違った努力をするか
思う所があるのかしら?なら、貴方にはこの問いを

貴方は、自分が恵まれていると思う?

【「きゅうにんめ」、群れの向こうに居る彼を、確かに数えた】


/次のレスから他の参加者と合流させる形で、此方で調整します
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 20:29:13.14 ID:lZfEpxY7o
>>317>>322

……んー、そうだな。
俺、いろいろ考え込む癖があって、ものごとに決断を下すのが、遅いんだよな。
でも――――お前、忙しそうだから。早めに決断出すことにする、そのために、ひとつ、質問していいか?

【それはまるで、見知った友人にかけるような、軽い軽い日常会話のトーンのことば】
【ああほんとうに、この演奏会の中では、不協和音にしか成り得ない――――】


   ……いつだったか。公園で、「強さとは何か」ってな話、したよな、

       ――――お前が望んだ「強さ」ってのは、これ?


【両手をいっぱいに広げても、異形の軍勢をすべて指し切ることは出来ない、けれど】
【満月を思わせる、金色の瞳は、確実に。「敵意」を孕んで、少女とその配下たちを、見据える】


   【ぷしゅっ】

【コーヒーの缶の口を開ける音。それはまた、ありふれた光景の中にあるべき音であって】
【それでも、これが少年にとってのゴング。ナカミを一気に飲み干して――横に一歩。軸をずらして、魔弾を回避】

【金の満月は、現れた巨漢を見据えて――静かに、重心を下へ落とした】
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 20:30:48.59 ID:39Smv5J9o
>>321

最も、そのうちの半数は最近あまりお見かけいたしません、わ
残りは──私の師匠であるジョン様と……イサカさん、くらいでしょうか
もしかすると他の方々は、別の国へ行かれた可能性もございます、が──
ともかく、その数値。景気だけではなく治安の悪さにも関係があると思いますわ。
重ね重ねとはなりますが──どうか、どうかお仕事をなさる際にはお気をつけてくださいませ

【「それに、もしお医者様から逃げてしまえば]】
【「もしかしたらそのお医者様が、何でも屋さんを雇って……なんてこともございますわよ?」】
【続けた言葉は、冗談半分の台詞】
【しかし何があってもおかしくない世界では、そうなってしまう可能性も0とは言えず】
【所謂、たちの悪い冗談なのかもはしれなかった】

コンウェル様、ですわね
こちらこそ、よろしくお願いいたしますわ

【「いい名前だ」と言われて浮かべた、照れ隠し気味の小さな笑み】
【それは、まだ子供っぽさの抜けぬ。どこか純粋な笑みでもあった】
【そして差し出された手を、彼女は右手でそっと握り返そうとする】
【伝える振動は、血の脈動ではなくて機械が歯車で時を刻む音だったけれども】
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 20:31:49.21 ID:PVgHIJPAO
>>314
【μとιの攻撃が迫ってきても全く意に介さないアートマン。】
【炎の剣と矢がアートマンに迫る。だが少女はチャンスを逃してはいけないと、転がった蜘蛛に対して今度は両の掌を叩き付けようとするアートマンをまたも静観、矢が左肩付近に命中。掌は先の鉄槌を考えると回避は難しいか?】
つっ!今だ!
【肩の傷を耐え、アートマンの攻撃を見届けた少女はμの攻撃が届く前に能力を発動させる】
※※*ーー!
【重力方向を一時変えられたアートマンは少女の近くへ転がる】
うっ――えぇェ――!
【能力を使用した少女は足元に嘔吐する。少女に隙は生まれたが、彼女の目の前にはアートマンがいる為射撃は彼女に届かないだろう】
【――何故先程アートマンが壁を登った時には少女は平気だったのだろう――】

【体勢を立て直し、主には目もくれず突撃するアートマン。移動したため挟み撃ちは難しいだろう。少女は既に頭を上げ、銃を構えている】
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 20:36:02.79 ID:p28aHY7Oo
>>319->>324

ぼくが知るか、この子とはたった今あったばっかりだ―――あとキゲンは悪いな、フラれてからと言う物の不眠症になるし
顔が見せられない状態になるし今の仕事クビになるか否かって所まで追い込まれるし最悪だね、そんな中正義がどうのこうのと言う理由で
戦わされるんだからたまったもんじゃない

【不公平】
【彼もまたその存在によって苦しみ、そして不満を持ち続けた人間であった…思い出したくもなかったのに】
【生まれた時から彼は周りから比べられて見られてきた人間だ、そして今も『不公平』を呪っている】

【こちらに迫りくる部隊を見て彼は少し苛立ちを含みながら呟いた】

…面白い弁論を述べるお姫様だね、興味深い
でも腹が立つね、いくらぼくが唯一無二の神話的存在だからといって、ぼくが今最も腹の立つ事をするんだから

―――また一対多か、否…二人味方がいる分まだマシかな

【ベルトのプルレバーを引くと猫をモチーフにした青色の仮面に水色の複眼、黒のスキンスーツに胸部、肩に青のアーマー、肘と膝に銀のガードがついた戦士が出てくる】
【左手に少し趣向の変わったカードリーダー付きの鉄扇と腕にカードをセットするホルダー、右腰に剣の持ち手のくっついた武器がある】
【右肩に『CAT−X』と書かれたその戦士に姿を変える…『変身』とも言わずに】

【―――今まさに殴りかかり始めようとするキャットXを止めるのは、後ろでバタン、と倒れる音】


「あっ…」

――ッ!?

【躓いて倒れた少女に振り向かずに感知、その隙を突かれ】
【そして攻撃を受けてしまった…彼は右脚をざくり、と切られ…装甲の下から血を流し始める】

【その場にかがみ、足を抑える…初撃からキツイのを喰らってしまった】

/では、一度退散します
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 20:36:04.25 ID:pTJbd2GBo
>>317,319-320,324

そんなんどうでも良い・・・くねェーッ!

へ・・・平和になったらそれはそれで良いだろォーがッ!
むしろ、平和を・・・の・・・望むのが俺みたいな奴らだッ
まあ、そもそも――真の意味での『平和』は存在しないんだけどなッ
だからこそ、俺みたいな・・・セイギちゃんが居るんだよ!
【自分は正義、平和は良い、そう言う感じの事を彼――少々無理をして言っている様な雰囲気もあるが】

だから・・・悪い事は俺が許さァァーーン!
【一部言葉を省略しての宣戦布告、彼の眼に戦闘の意思が宿る】
【――むしろ、戦闘の意思以外は宿っていない】


[G.G.グライダー]ッ!
【彼は背から何かを具現化する――それは】
【岩のような材質の体を持ち、ガタイが良く、プテラノドンの様にグライダーの様な翼を腕に持っていて】
【くすんだ金色で、「G.G.Glider」と、薄い灰色の刺繍がある長めなスカーフ・・・】
【本体と同じようなそれを首に身に付けた人型の何かを具現化して】

この量・・・まずは様子見だッ
【迫り来る屍兵――】
【G.G.グライダーと呼ばれたその存在――この世界で言う「アートマン」に近いだろうか】
【それが、地面を殴ると――その周辺の地面が山の様に盛り上がり】
【彼は、それに乗り、地面から高さ2m程の位置へと移動した】
【どうやら、初激の槍は喰らっていた様で、右足から出血が見られる】

【他の技を使ってくる気配は無い】
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 20:36:59.46 ID:WdlrmiVVo
>>327
ははあ、たくさんいるもんだな……いくつかの戦いで、聞いた名前も混じってる。
手錬も多いだろうし、気をつけてみるか。ありがとうよ。

イヤ、アイツなら自分で追ってくるな。俺を寸刻みにするまで追っかけてくるだろうよ。

【ぎゅ、と手を握る。伝わるその駆動音に、しかし莞爾と微笑んで】

さて、それじゃそろそろ俺は行こうかな。
何かお役に立てる仕事がございますれば、どうぞ何でも屋「コンウェル」まで。

【そういうと、米神をび、っと親指で擦って、立ち去る素振りを見せる】
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 20:39:36.50 ID:8Ke7Bi1no
>>317>>319>>320>>324

【その清らかな流水のように紡がれる言葉たちが、流麗であればあるほど、】
【彼は、僅かに傍観者じみたその心の水面が、ますます凪いでいくのが感じられた】

【「欲しかった心は、あれではない」】

【世界の理不尽な構造など、“人足りえている人”たちの苦悩など、どうでもいい!】
【彼の内心は、そう慟哭していた。世界の形に対する苦悩は、今の彼にはとても贅沢に見えた】

 ……取り戻すさ。そのために、ここにいる

【心を渇望する心が、答えを紡いだ。所々毛先が黒く染まった暁色の髪が、揺れる】
【感情の動きを失った、その夜色の双眸は、氷で出来た刃のように鋭く切れ長だった】

【レバーを動作させ再装填。排出された薬莢が、軽く放物線を描き、】
【きん、清音と共に地を叩いたとき、彼は飛来するその魔力球に銃口を向けた】


 ────……あああぁあああァアアぁァア亜あぁああー────っッ!!


【空っぽの胸のうちを拒絶するかのような、無意味で虚しい咆哮と共に、引き金を引いた】
【黒い魔力弾は、魔力球へと一直線に飛翔し、何事も無ければ射出地点との中間で相殺させる】

>>VSエルナト

(……──腹に、響く声だ)

【青年は、魔力球へと魔力弾を放った後、ちらりを周囲を一瞥する】
【エルナトとの距離は、中〜遠距離の間合いであり、かの兵の絶唱を“音に聞いた”状態】

【まずは、同じ場所に居合わせた彼らの状況を把握しようと、一歩引いた】

【弾倉内:8/10】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 20:40:10.25 ID:NVb3aCcDO
>>325

簡単なことだ。恵まれてると思うね。

【青年はそう呟き、ゆっくりと相手の元へ歩いていく。問いに対しては、即答した。それは、答えるまでもない、と言うように、相手を僅かに嘲笑したような雰囲気を受ける。】

…──────理由は

【暗黒的なほほえみを持ってして、青年は言った。その声は小さいが、しかし確かにこの戦場に響き渡る。】

【甲冑がぶつかるような音の中、青年の刀が互いにぶつかり、ガチャリ、とした軽快な音を奏でた。】
【それは、これから起こるであろう戦い…戦闘を期待するような】

【そんな、声にも聞こえる。】


…───今に分かるさ

【同じ口調で、彼は言葉を紡いだ。】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 20:42:29.97 ID:/cz6n7pWo
>>317
【声のする方向を瞬きもせず見つめて】
【相手の言葉を噛み締めるようにゆっくりと頷いた】

分かり合うことは出来なくても、
信じ合うことは出来ます

だれだって生きている以上、生きたいと思ってるのです
だから私は、信じ続けます

相手が信じてくれるまで。たとえ私が死んだとしても
それが、私の答えです
【戦場ではこれ以上無いほど、大甘ちゃん】
【でもそれが彼女の強さであり、曲げられないものだ】

>>319

貴方が私のお相手さんですか?

【次に視線を送ったのは自分より二頭身ぐらい大きな相手】
【そのサイズの違いにも振動にも臆すること無く真っ直ぐ立ち】
【彼女はまだ武器の類を一切出していない】

本当のこと言うと、私は誰も傷つけたくないんです
でも、そうすると今度は他の誰かが、大勢が傷ついてしまう
矛盾するから、どちらかを捨てなければなりません

【偽善や、そんな余計な感情一切抜きで彼女の本心】
【嘘偽りが無いことは瞳を覗きこめばわかるかもしれない】

だから、傷つける側のあなたを全力で止めさせてもらいます!
───どうか、許してください

【震えからためらいの見える手でポケットを探り、】
【取り出したのは黒色の万年筆。勿論、只の万年筆ではなく】
【狂贄の筆剣と一般的に呼ばれている、魔法具の一つだ】
【羊の血を媒介にして、描いた術式を強化する事ができる】
【使用者が念じると長剣へ変形でき、武器にもなる】

【そう、本来は────】
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 20:43:00.10 ID:x+WFCP5bo
>>322(ライブラ部隊)

【学ラン姿に、茶髪をツンツンに逆立てた姿が目立つ少年が部隊の前に現れた】
【眼の色は、血の如く、真紅い色で。腰にはベルトポーチと仕込杖が有る】

Justice所属、谷山 基樹。
チィっと遅れたが、邪魔させてもらうぞォッ!!

【そう、名乗りを上げ、仕込杖を抜刀した】
【雄叫びを前にして尚、谷山は頑然とそこに立っている】
【おもむろに口を開、呟いて】

Truth News!

【眼の色を真紅から蛍光グリーンへと変じさせて、部隊を睨みつけた】

//遅れましたすいません!!
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 20:43:12.45 ID:/cz6n7pWo
/>>334>>319>>322です
/ごめんなさいっ
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 20:44:45.32 ID:39Smv5J9o
>>331

折角お知り合いになれたのですもの
これを今生の別れには、したくありませんわ

【礼に対する言葉は、ほんの少しだけ物騒なものではあったけれど】
【逸れは確かに、「気にしないで」と遠回しに告げるもので──】

ふふ、もしお逃げなさる際は私から師匠へ言ってみますわ
あの方であれば、良い知恵を貸してくれるでしょうし

それでは、コンウェル様──ごきげんよう
ご縁があえば、またお会いいたしましょうね……?

【最後の最後、浮かべた笑みは】
【純粋さとはまた違う子供っぽさを孕んだ、悪戯っぽい笑み】
【もう大人になろうとしている外見を持つ彼女ではあったが】
【きっときっと、根はまだまだ子供なのだろう】
【表情の中の笑みは、確かにそう感じさせるものであり──】 
【ふわり。ワンピースコートの裾を軽く摘んでちょこんと持ち上げ。僅かに膝を曲げる】
【そんな、どこかお嬢様めいたお辞儀をして、彼女は相手を見送るのであった】

/お疲れ様でしたー!
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 20:44:47.48 ID:H9ilgffqo
>>317>>319>>320>>322


【若干細められた彼の双眸――其れは、何処か脅迫的≠ネ色を擁く】
【言い換えるなら、『鬼気迫る』と言った所だろうか】
【普段の彼を知る者なら、“別人”と錯覚させるほどの「感情」を渦巻かせている】


 ――……誰も、話し合い≠ネんてしに来た訳じゃないのは判っているでしょう。


【しゃきん=\―金属の擦れる音と共に、彼は右手で『ガンブレード』を引き抜く】
【『魔法陣』は蒼く其の輝きを増し、次第に刀身はの周囲に、紅い靄≠ェ浮かび始め―――】



            ――――……、………はッ!!


            【―――――― 一閃 】



【飛来した球体を捉えたのは、『刀身から伸びた“紅い刃”』――「熱エネルギーの塊」】
【彼に影響の出ない位置で小規模爆発を起こした魔翌力の球体を確認すると、紅刃を戻して=z



其の一、生きている人間は殺さない。

其のニ、向かって来た敵は“ブッ潰す”。



  ――……以上を根幹に置いた、正義の暴力≠ナ軍事力≠止めます。



【――彼の語り口は、何かを演じている≠ゥの様な其れ】
【少なくとも、ルーミアに「嫌い」と告げた“橋立 椿”の面影は僅かにしか残っていない】
【往時の彼を、歪ませた@lな……そんな、印象を放っていて】



――――……先ず潰される≠フは、貴方ですか?



【笑みを排除した真顔≠ナエルナトを捉えると――エルナトの正面≠ヨと向かってダッシュ】
【周囲に『誰が居るか』等は一切注意を払わず、其の双眸は只、“倒すべき敵”を捉えて】

【ふわり―――魔法陣が蒼の輝きを増し、足元≠ヨと送る『熱エネルギー』を操作する】
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 20:45:30.05 ID:hXO6Yd9Yo
>>319>>322

【彼女に、気づくのはそう難しい行いではないだろう――――しかし、こんな彼女にも、声を向ける、貴女
それだけで、貴女の才能――――とでも言おうか、上に立つ者としての品格を、仄かに、舌の上に感じる
解けるシュガーの薫りに、酔いしれながら、そっと、唇の端を揺らした】


ええ――――とーっても、美しいですわ、あらゆるモノが、一望できるようで
まるで、私が小さな鳥さんになったみたいで、素晴らしい光景ですわ

――――――――尤も


【恐らく、彼女の方向を見ていない、ルーミアには理解わか≠轤ネい、出来事
少しでも、ライブラか、ウォルフが、彼女へと注意を払っていたならば、見ることは、できたであろう出来事
ビルの上≠ノ居た彼女が消えた=z


Live Forever


【それと時を同じくして、彼女が現れる¥齒鰍ヘ吼える、ウォルフの直ぐ側
ウォルフの咆哮に、歩みを隠したのか、さながら、瞬間移動のように、一瞬にして、貴方の側へと現れるだろう】


このように、違った景色もまた、素晴らしく思えますわ
故に私は世界を愛しています、見る角度によって、新しい色を見せてくれるんですもの


【ぱん、と両手を胸の前で合わせて、ね、と付け足すように微笑んで見せて
紡ぐ言葉は、親しげな殿方に騙りかけるような、甘い甘いシロップの声
160cmギリギリの身長で、貴方へとぐいっと表情を上げながら、そう、言葉を零した】


カノッサ機関、最高議員が一人セシニア・イリス・フリードリヒ
どうぞ、イリスとお呼び下さいな


【零す言葉はきっと、ウォルフと、ライブラには聞こえるか、といった程度で
親しげな言葉は、余裕の表れであろうか――――いずれにしても、単なる少女≠ナはあるまい】
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 20:47:14.13 ID:SWpIFYlq0
>>328

<!!>

【足の本数を減らされ、文字通りに『頼みの綱』であったワイヤーをパージし】
【もはや、『蜘蛛』に逃れる術は、なかった】
【――――それでも、恐れを知らない機械である『蜘蛛』は、ただでは死なない】
【打ち降ろされたアートマンの掌に、力強い牙の一撃を喰らわせたのだ】
【バラバラに圧壊する『蜘蛛』だが、その牙は、アートマンの掌に深く突き刺さるだろう】

「くうっ!! 彼我の戦力差が大きい…………!」

【そのパワーを見て取ったμが、バックステップで突進してくるアートマンとの距離を保とうとする】
【右手の火炎剣は、十分な攻撃力を発揮するが、闇雲に突撃をかましても撥ね退けられるのがオチだろう】

「――――メルティングブレイダー、こっちも支援する。このアートマン、同時に攻撃すべきだ!」
「――――了解」

【ιは、腕時計と並ぶ、もう一つの標準装備、振り出し型のロッドを構える】
【体格の差、パワーの差があろうとも、2対1ならば、良い勝負ができるだろうと踏んだのだ】
【自律兵器の母体に過ぎない、ιならではの発想である】

…………そんなもので、この状況を打開できるとでも?
言っておきますが、それをただ撃っただけでは、私は止められませんよ?

【深く腰を落としながら、デリンジャーを構える少女に対して、そう呟く女性】
【両手のナイフを正面に構え、ギリッと相手を見据える――――自身も、それなりの手慣れである事を思わせるだろう】

[…………]

【そうした中、ιの放ったもう1体の自律砲台――――『蝙蝠』が、少女に向けて発砲】
【女性の言葉も、注意をそらすためのものだった。大したダメージはないその一撃で、銃を取り落とさせようと言うのである】
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 20:48:05.07 ID:WdlrmiVVo
>>337
ああ。
それじゃまた、願わくば戦場たらぬ場所で。

メシは食えるか?
今度余裕があったら、奢ってやるよー。

【ひらひらと手を振りながら、男は立ち去っていった】

/おつかれさまでした、ありがとうございましたー!
342 : ◆a7oMCJTSB6[saga sage]:2011/02/19(土) 20:50:20.22 ID:h2ZSJzqJ0
>>317->>322

……探る事は、嫌いだ
知れば、知る程、暗い真実だけが待ってる

……でも、原因は知っておかなきゃいけない
知って怖くなる事より、もっと、嫌いな事がある

【彼女の問い掛けに、ぽつり、蟲の羽音の様な、小さな声で答える子供】
【子供が言う、真実を知るよりも、嫌いな事。―――誰かが、傷付く事】
【其れは、在り来たりな思想。我侭な、子供の様な回答】
【一拍、間を空けて。「それに」と言葉を続けると】

此の場での、明白な原因は。わ『ザザッ』俺達の前で、笑っている

【無数の軍隊。―――金の国の、一人の姫】
【何かを修正する様な雑音を台詞に交え、子供は緩やかに構えた】

【撃ち出された凶弾に向けて、子供は、即座にステッキを振り上げる】
【独白するUTM図法=\―−詠唱を紡ぐと、ステッキを薙ぎ、此方も魔力弾を放つかもしれない】
【音符を象った、子供の其れは―――魔弾を、迎撃、相殺する為のもの】

【もし破壊に成功したならば、警戒を解かないまま、現れた大男を野良犬の様に睨み付けるだろう】
【失敗した場合、魔弾に当たった後、一度地を転がって、男を見上げるかもしれない】
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 21:00:43.78 ID:dyuimB7r0
【酒場】

っかぁーーーーーっ!!やっぱ梅酒は○ョーヤに限るぜ!!なぁマスター!!

【カウンター席で梅酒に舌鼓を打つ若い男が1人】
【男の風貌は、一言で言うなら西部のガンマンであり、典型的なウェスタンファッションに身を包んでいた】
【酒場のマスターと仲良く話しているところを見る限り、常連客なのだろう】

前に大分稼いだからよぉ、こうやって1日中梅酒飲んでても平気ってことさぁ!!
しばらくの間賞金稼ぎなんて危ない仕事せずに梅酒に溺れさせてもらうぜ?ヘヘヘッ

【男は茶色のテンガロンハットをちょいと上げ、にやつきながら梅酒をちびちび飲む】
【酒場にはこのカウボーイのような風貌の男を合わせても客は2・3人しかしないようだ】
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_re]:2011/02/19(土) 21:14:10.59 ID:hFCVRURio
>>326(ミツキ)>>332(曇華)>>338(森島)>>342(らぶみ)

ルーミア:そう、これこそが私の望む力、絶対的な軍事力
     いいえ、正確にはまだ足りない、これだけでは足りない
     この戦に勝利を収める事で初めて、私の力は明確な形を持つ
     その為に………誰かとの心の取り合いなど、後ろに片付けておくべきね

     質問だけして悪いけれど、私から差し上げる答えは……堅物の門番が差し止める
     容易く突破出来る壁と、思わない方が宜しくてよ?

【回避された魔弾は地面にぶつかり小さな炸裂を起こし、相殺されたそれは花火の様に散って】
【初撃、奇襲の意図を以て放たれた攻撃の失敗に、エルナトの強面づらがニヤリと歪む】


エルナト:うむ、まずは上等!!!この一撃で倒れる様で有れば俺の前に立つ資格などなし!!
     だが!!まだ貴様等を此処より先に通す事、この俺は認めなどせんぞ!!!
     そこの大言壮語の優男、その不健康の面構えで何かを為せると思ったかァッ!!?

【まずは、自ら向かってきた森島への対処】
【両手の得物、金砕棒。左手のそれを、足の高さで内側から外側へと薙ぎ払いつつ】
【右手の金砕棒を、首の高さでやはり横薙ぎに一閃。加減も遠慮も無く、一撃で仕留める事を狙う】
【当人の馬鹿力もさることながら得物の重量。手などで軽く受けようものなら、ガードの上から吹き飛ばされかねない】


エルナト:それからそっちの陰気な男、そちらの不良学生!!!
     貴様等はどうやら王女の知り合いの様だが………だが俺がそれで加減すると思うな!!!
     そこな子供、まずは初撃を避けた事を褒めてはやろう。だが飴をくれてやる程には優しくないぞ!!
     突撃!!陣形を長蛇に移行しつつ貫通、折り返して腹の内に取り込め!!!

【その瞬間には攻撃に移らなかった三人を狙うのは、エルナトの後方に居た兵士】
【縦一列に並び真っ直ぐに掛け寄り、有る程度近づいた所で散開】
【それぞれに二人ずつ、槍を持って突きかかってくる】

【狙いは腹部、動きの鈍い場所。先の一人が攻撃を外せば、その横から次の槍がもう一本突き出される構えだ】
【味方を盾として使うこの戦術は、死を度外視出来る屍ならではか】
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 21:14:43.94 ID:hFCVRURio
>>329(しんゆう)>>330(グラン)>>333(ガイア)
【一撃を加えた兵士は、そのまま後方に流れる】
【一撃離脱、そして次を動かす。決して留まらぬ軍勢の運用】
【双子の口頭の指示だけで、此処まで動けるものか?】

【双子は、能力者三人を正面に捉えると、軍勢の中に一歩下がりつつ】

〔初めまして、かしら?生憎と下賤の者の顔など、区別が付かなくて〕
《多分、初めましてですね、こんばんは。早速ですが、退いて頂けますか?》

                      〔わね〕
〔《と、これで退いてくれるなら苦労は無い》〕
                      《んですよね》

【声質の違いも顔立ちの違いも、神とやらがきっと作り忘れたのだろう】
【二つの口から完全な同タイミングで発せられる言葉は、語尾で差異を際立たせる】


《あの二人、相変わらずだね。最強なんて拘らなくても良いのに》
〔ええ。最も気高く最も美しくあるのなら、力は自ずと私に平伏すのだから〕

〔ジャンヌ=ディオール・ドゥ・シャトー。                      のよね〕
                     貴方達に恨みは無いけれど、見逃す理由も無い
《アクセル=テーオドル・ドゥ・シャトー。                      んです》

【如何なる手違いの産物か、一卵性≠フ男女の双子は】
【それぞれに腰を深く折り曲げて、主君と同様に礼を行った】


【第二波、双子の左右から、それぞれに対して三人ずつ、屍の兵士が突撃を開始する】
【持つ武器はやはり槍、リーチを生かして先に攻撃を与えるのが狙いか】
【地上に居る二人にはそのまま、高い位置に移ったグランに対しては、坂を駆けあがりつつ】
【三人が横並びのまま、腹の高さに槍を突きだし、突き刺そうとする】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 21:15:23.77 ID:hFCVRURio
>>334(ミーナ)>>335(谷山)>>339(イリス)
【躊躇いを孕みつつ、然し強く宣言されたミーナの決意】
【それは確かに、軍勢を率いる二人の武将に届いた。届いたのだ】

ライブラ:あら、つまりは私達は傷付けても良い人間という事ですか
     悲しいですね、そういう差別を受けるのは

ウォルフ:ああん?………ああ、成程分かった!!
     だがよォお嬢ちゃん、謝るくらいならやろうとするんじゃあねえッ!!

【然しこの二人は何れも、良心が痛むタイプの人間では無い】
【いや、片方に至っては、人間と呼んで良いのかも不明だが】


ウォルフ:うぉおおし行くぞてめえ等、能力者捻り潰したら街のどてっぱらだ、ってうぉあっ!!?

ライブラ:おや………予想外の場所から、予想外の人がお出ましですね
     よもや其処まで高い地位の人間を寄こすとは………機関、お暇ですか?

【背中の鞘から剣を引き抜き構えたウォルフは、予想外に近くから聞こえた声に仰天し】
【動じる事のないライブラは、すいと首を其方に向け、早速毒を吐く】


ライブラ:先制打を狙いましょう。志願兵&泊焉A屍騎士と同様に突貫!!
     手の届く範囲の敵、全て抉ってしまいなさい!

【この三人への第一手は、ライブラの周囲に配置された兵士達の突撃】
【剣や斧など、様々に、統一性のない集団だが】

【ミーナへ向かうのは、斧を持った大男の屍。大上段に振り上げ、頭を割らんと振り下ろし】
【谷山を狙うのは剣を持った痩躯の騎士二体。脇腹をそれぞれ狙って、走り込んで剣を突き刺そうとする】
【そしてイリスを狙うのは、やけに装備が貧相で、やけに血色の良い一人の兵士】
【短い槍をたどたどしく扱いながら、右肩を突き刺そうとし】

【ウォルフはその間に、イリスから飛び跳ねるようにして離れ、ミーナの方へ接近を開始する】
【この中で、一番分かりやすい相手を狙う積もりなのだろう】
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 21:20:07.38 ID:x+WFCP5bo
>>344-346
っは、その前に、っと。

【ベルトポーチから薬瓶を取り出し、錠剤を数錠取り出し、口に放り込んで】

(……うし、落ち着いてる。大丈夫だ)

【そう確認し、頷いて】

ヌラァッ!!

【刀を持たない左腕を振るう谷山】
【五指の先からは銀色の線がそれぞれ趨り、騎士の足元を狙うように伸びていく】
【特殊合金によって構成された極細のワイヤーソーである】
【かなり見えづらいが、かなりの強度を誇っている】
【糸には高速の振動が掛けられており、触れれば鎧にも喰い込み、切り裂いていくだろう】
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 21:22:46.80 ID:PVgHIJPAO
>>340
うぅ…痛い…わねぇ…
【蜘蛛の牙は確かにアートマンの左手に突き刺さっていた】
【蜘蛛のいた場所にはくっきりと掌型の窪みが刻まれている。ただの移動で地面が数cmへこむことを考えればそれも当然と言えよう】

【突進を仕掛けたアートマンは蜘蛛を出したからだろうか、ιの元へ向かう】
【そしてι目掛けて右手で拳骨を放つ。ストレートだがその水色の拳に畏縮すればその者は避けられないだろう】


【じくじくと痛む左手を何とか銃の下に添えて少女は女性を見据える】
【発砲しても無駄だと言う女性に対し少女は顔とは裏腹に弱気なことを考える】
(そうなんだろうなぁ…ケンカはしたことあるけど殺し合いなんて私初めてだし。そもそも脚なんて踏ん張り効かないしさ)
(あー、なんで私こんなことになってるんだっけ…)
【戦闘初心者の少女には常に気を抜かないということは難しかったか、硬直状態に無意識に一瞬緩んだ】
あっ!
【その時蝙蝠の射撃が右手に命中、弾き飛ばされたデリンジャーは気絶している少年にぶつかり、止まった】
くっ!
【素早く後退りして拾おうとするが、少女の動きは通常の人間よりも遅い】
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 21:24:55.40 ID:lZfEpxY7o
>>344

……そうか、そんじゃー俺は

【特攻を繰り出す兵士、いち、に。目線で数を数えて】
【――――内心、ほっとした。何故なら、】

――――――てめぇの「力」に「打ち勝って」やろーじゃねェかよ!!

【腕は二本あって、攻撃の数も二。――「足りる」】
【突き出された槍の穂先が留まるであろう地点から、一歩踏み出して】
【「腕を伸ばす」。その先、開いた掌は、槍の柄を掴もうと、空を切って進む】

【それが成功し、能力で強化された身体能力が、兵士の持つ力を上回れば――ぐん】
【掴んだ槍を力任せに引っ張って、エルナトの方へ――投げようとするだろう】
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 21:25:33.76 ID:pTJbd2GBo
>>345

お祭りから出て行く・・・げふんげふん
正義が退く訳にはいかんだろォォーーがッ!

ちィ、登ってくるか・・・
(このままだと、真面目に結局じり貧だぞ・・・?)
(ならば・・・崩すしか無いッ)
【ぶっちゃけ山もどきの角度の描写は忘れていたのだが、ともかく相手が登って来た】
【生憎、このままじゃ色々と無理だ――ならば】

――解除
【彼は、その場でジャンプ】
【それと同時に、山が音を立てて崩れ、そして消滅する】
【地面は元の状態へと戻った】

【崩す必要性は、今は無かったはずだ――むしろ、様々な危険を伴う】
【それなのに、彼は山を崩した――何故?】

【ともかく、彼は上空からの落下と共に、攻撃の用意をしている】
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 21:33:40.61 ID:SWpIFYlq0
>>348

「接近……!」
「私が引きつける。お前は隙をつけ!」
「了解……!」

【ιに向けて突進してくるアートマン】
【それに対してιは、小柄な体格を活かして、ロッドで拳を反らしながら、下へと潜って回避する】
【そうして、その腕を思い切り蹴りあげ、反動を活かして、再び距離を取った】

「(…………こちらに目が向かなければ……確実に刺し貫く事ができる…………!)」

【火炎剣を握りしめ、その動きを見極めようとするμ】
【ιへの攻撃が長じて、本当に自分が意識から消えるのであれば、確実に大ダメージを与える事が出来るだろう】

「(く…………しかし、ダメージが響いている……ッ)」

【だが、囮を引き受けたιの動きが、徐々に鈍り始めている】
【原因は、最初に、今は気絶している少年から受けた打撃】
【まともに処置を行わずに戦闘行為を続行したために、徐々にコンディションが悪くなっているのだ】

ッ、良い支援です…………!

【『蝙蝠』の射撃によって、デリンジャーを取り落とした少女】
【それを見て取った女性は――――流石に経験がものを言ったのか、素早く身を投げ出して、デリンジャーをさらに遠くへと蹴り飛ばそうとする】
【それだけを見れば、無防備な行いではあるが】

[…………!!]

【同時に、『蝙蝠』が少女の行方を妨害し、足止めを行う】
【振り払って進む事はできるだろうが、必然的に、足は止めなくてはならないだろう】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 21:36:04.25 ID:8Ke7Bi1no
>>344

 …………────

【エルナトの豪快な声色が頭に響くようで、陰気な男は僅かに眉を顰めた】
【そして彼は、突貫に向かった森島の姿を目に収めてからすぐに逸らし、】

 ────≪ Seed=Noir ≫

【陰気な男は、向かってくる兵士たちを瞳に捉えたまま、再装填】
【そして、銃口を向けたのは、兵士ではなく、自分と兵士らの中間地点の地面だった】

【引き金が引かれ、射出される陰気な黒い魔力弾。それは、着弾してすぐには何も起こらないが、】
【そのまま向かってくるのであれば、彼らがその上を通過する瞬間に、その着弾点から、】
【黒いカラタチの枝が爆ぜるように現れるだろう。それによって、彼らの足を絡めとり、捕縛するつもりだ】

>>349(ミツキ)

(力……──)

【最中、陰気な男がミツキの剛力が振るわれる様を一瞥していた】
【今はまだ何も起こさないが、その陰気な男は、もっと彼にその豪腕を振るわせてみたくなったようで】
【無言で、どのように補助すべきかをシミュレートし始めていた。陰気なので、直接の声は掛けなかった】
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 21:36:23.23 ID:AKFby52SO
>>351 >>348
/護中身ただいま戻りました!
/場を見極めて復帰致します!
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 21:38:30.66 ID:2QJwDrHDo
【昼の国・砂浜】

【温暖な昼の国といえど未だ海開きもなく、寂しげな白砂の場】
【そこに一つの明かりと、それに照らし出される人影が在った】

……この世界に正義も悪も無い、そんなモノは必要無い
呼吸をするのに格段の理由が無いように、戦うことにも動機は要らない
無い無いばかり。だが、生きて活きるにはそれが至上――――。

【銀の髪、褐色の肌、そして蒼い軍服が似合いの長身の女性である】

【彼女は両手に『光そのもので出来た弓』を持ち、『光の矢』をそれに番え】
【ぎり、と弦を引き絞って―――狙いも無く、ただ暗い海へとそれを放つ】
【矢は海面を照らし、塩水に落ちると瞬く間に輝きを失って、光の弓も手元より霧散する】

――――さて、そろそろ仕事に戻らねばならないか

【静かな波の音に紛らす形で呟くと、女性はゆっくり砂の浜を歩き出す】

【月の光が映し出す光景、女性の服などは繋ぎの糸が良く光を反射していて】
【位置によっては見えるだろうか――袖に縫い込まれた、“No.77”の金糸が】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 21:38:38.15 ID:hXO6Yd9Yo
>>346

【チラリ、と紫陽花色の瞳が、揺れる――――視線の先は、ミーナと谷山へ、だろうか
彼女は元来の魔術師<^イプ、総じて接近戦は得意とは言えない
それでも、その場へと現れたのは地位≠艪ヲか、見知らぬ敵にも、背中を見せない、毅然たる使命のため、か】


(んー……殿方は、Justice所属ですか……ご協力は望めなさそうですねー
と、なると、私が親しくなれそうなのは、あちらのお嬢さんでしょうか……)


【それなりに頭は働くのか、うーん、と仄かに思案しながら、言葉をかけてきた、貴方達へと視線を戻す
表情には依然として、静かな微笑を添えて、紡ぐ言葉は、弾かれた、ソプラノの音】


そんなことございませんわ、暇でしたら、このような催し物など鑑賞も干渉も致しません
つまり、私が此処に居るのは、お仕事の為、そう取っていただいて構いません、こと


【まるで、秘め事を隠す、少女のように、人差し指を、ぷくり、と柔らかそうな唇の上に乗せる
潤んだルージュのリップは、ぷるん、と小さく震え、ため息のような波紋を、浮かべて
パッチリとした睫が、そっと閉じられて、彼女の白い肌を染め上げた】

【彼女の言葉を推測すれば機関の仕事=\―――おおよそ、敵情視察、といったところであろうか
少なくとも同盟≠ノ関しては、彼女もまだ知らない様子で、敵と見なしているのだろう
……そのわりに、敵意があまりないのは、彼女本来の性格であろう】


――――……さて、できるだけ長く、楽しめることを期待させていただきますわ


【唇から、そっと右の手を離すと、彼女へと接近してきた兵士へと、右手の指先を向ける
たどたどしいその手つきを、仄かに表情を綻ばせながら、見つめ、自身の右肩へと向かう刃へと、視線を微かに揺らした】


もう、いきなり手荒な殿方、ですこと――――あまり、経験が無いもので……戸惑ってしまいます
けれども、こんな不慣れな私の愛撫で良ければ、いくらでもなさいましょう


【兵士の、上、両斜め上、両斜め下に浮かび上がる、五つの魔方陣、タイミングはそう、彼女へと槍が向けられた、瞬間
ステンドグラスのように、キラキラと輝くその魔方陣が、月明かりに照らされて――――彼女を、ライトアップさせながら】


でも――――……そんなに激しくこられては、直ぐ果ててしまいますわよ?


【それは突き穿つ槍のように、魔方陣から放たれる、一直線の太い光の柱が、彼が彼女を槍で触れる瞬間に
彼の身体を、五方向から突き刺そうと、為すだろう――――……速度も早く、また、攻撃翌力も中々に高い
――――弱点が在るなら、魔方陣がでてから、攻撃までに、寸刻の、ラグがある
彼に知性≠ェあるなら、きな臭さを感じ取り、攻撃を早めるか、もしくは回避か、の判断は出来ることだろう】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 21:39:08.07 ID:H9ilgffqo
>>344

【耳に届く大声=\―彼には、『敵』と『自分』しか見えていない】
【どうすれば、倒せる≠ゥ。どうすれば、避けれる≠ゥ。どうすれば、防げる≠ゥ。】



……そっちこそ、侮り≠持ちながら、『正義に勝てる』と思ってるんですか。


【どうすれば――――……    ≠証明出来るか】


【男の言葉を返すように、『皮肉めいた』言葉を並べて】
【眼が“金砕棒”を認識し、脳が刹那に能力の発動≠指示―――】


(……鎧=\―『有効手段』は、判ってる。)
(“僕”なら勝てる……“俺”なら勝てる―――……そうだ―――)


【ぐい、と一瞬の屈伸――同時に、エネルギー変換=z
【『強制的な運動エネルギー増加』は、彼の脚力≠異常なまでに強化して】



                 ―――――勝てるッ!!


       【大跳躍=\――『二本の破砕棒』を、足下に置き去りにする―――!!】



【『言い聞かせる』様な心情から流れ込む言葉、吐き出した空中の彼は、ガンブレードを両手で構え】
【前方へと跳躍した勢い其のままに、エルナトの脳天≠狙ってガンブレードの『峰』を振り下ろそうとする】


【尤も、放物線の頂点≠通過した後の攻撃――森島の移動ルートは、容易に予測可能か】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 21:41:12.78 ID:/cz6n7pWo
>>346

うぅ…そう言われると辛いです。何も、言い返せれません…
…説得して聞いてくれるなら、そんな事にはならずに済みます

───でもっ!
そんなのでは止まってくれないですよね?
私にはあなたさん達がどんなものを背負っているかはわかりません
でも、大きな物を背負っているんですよね!?
ちっぽけな私の言葉なんかでは届かないぐらいにっ!

だから、こういう形で止めようとするしか無いのです…

【彼女の目頭は今にも泣きそうなほど潤んでいて】
【どうしようもない、どうにもできない自分を酷く悔やんで】
【無力さと悔しさの織り混じった声で答えていく】

【それから、決心したように首を下にむけて左右に振り】
【狂贄の筆剣のキャップを外し、そのインクを走らせる先は、】
【地面ではなく───自分自身の腕だった】

くうぅ…っっ!

【彼女の周囲に魔翌力が溢れ始める】
【否、最初からあたりにかなりの量が溢れてはいた】
【しかしそれは彼女から漏れ出ているもので、何にも使えない本当に単なる魔翌力】
【万年筆によって、漏れ出る量を上回るように出力量を強化したのだ】
【どう考えても、めちゃくちゃで強引すぎる使い方】
【───代償は間違いなく大きく、その証拠に彼女の表情が歪む】

(なるべく…早めに終わらせないと…っ!)

行きますよ…!
最初から容赦なく!……ごめんなさい!

【ふっと息を吐くと、彼女の右腕が異形の爪へと形を変えていく】
【龍を彷彿させるその爪は、彼女に向けて振り下ろされる斧を受け止めると】
【身体を走り、身を焦がす、雷ように斧にむけて放電をしていく】
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/19(土) 21:41:40.81 ID:h2ZSJzqJ0
>>344

【―――大男の合図と共に、向かって来た兵】
【其れをゴーグル越しの視界に入れ、表情を固めた】

【二人掛りでの攻撃に、静かに息を呑む。―――どうする、と焦った】
【大人数を纏めて対処する術式は、無い】

(捨て身か……!)

【二人纏めて相手は、難しい―――だが、考えている間にも、彼等は迫って来る】
【単純な思考の子供は、腹を突き破られる覚悟で望む事にして】

【最初に向かって来る兵へ向けて、先程と同じ詠唱を紡ぎ、魔力弾を放つ】
【―――二人目の攻撃は、受ける心算で。その際】

―――い、ぎッ!!

【子供の体の腹部、もう一人の兵の槍が貫通し、痛みで声を上げ、一度動きを止め、隙を作るだろう】
【血液が散る。皮を穿つ感触はあったかもしれないが、臓器や肉を突き破った其れは無く】
【例えるなら、障子に手を突っ込む様な其れに似ているかもしれない】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 21:42:19.61 ID:NVb3aCcDO
>>345

へえ〜双子か…

【相対する相手をおもしろそうに見ながら、そんな声を上げた。】

……退け…ねえ。残念ながらそれは無理な相談だなあ。

【クック、今にも笑い出しそうな、吹き出しそうな声だ。槍をとった兵士が突進してきているというのに、ひどく呑気である。】
【しかし、彼はきちんと対応していた。いや、彼らと相対する前からその対策は万全を期している。】

【すなわち】

【いつでも抜刀できるように刀に振れていること。】

【たったこれだけ。鞘に左手を持って行き、右手で柄を握る。たったこれだけの動作で、】

【彼は「完璧な」攻撃態勢に入っているのだ。】

…─────「術」を使うまでもないな


【突き進む槍を見ながらそう呟き、彼はその先端を見ながら言葉を紡ぐ。】

確かに強力な攻撃だ。槍による打突の破壊力は凄まじい。

しかし、弱点も存在する。それは…

【そして、青年は初めて刀を抜き、みねで素早く三本の槍を思いっきり上側に押し上げようとした。】

…攻撃が直線的すぎるんだ。

【槍の軌道をそらすことができたら彼は相手が自分の間合いに入り込むのを待ち】

【相手の鎧ごと胴を切断するために】

【脇差しを反転させ、素早く横に三回払うつもりである。】
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 21:59:42.91 ID:PVgHIJPAO
>>351
※※※※※****ーーー!!!!
【ιに“蹴り”を入れられたことがアートマンの逆鱗に触れたのだろう、この戦闘中一番のスピードで腕をブン回し、ιを破壊しようとする】
【μから完全に目を離しているものの、暴風のような乱舞は懐に入るのに相当な覚悟がいるだろう】

【一方銃を取り落とした少女は完全にパニックに陥っていた】
【それはそうであろう、彼女の脚はなけなしの金で何とか買った義足。銃がなければそこらの公園で遊んでいる腕白坊主にすら負けるであろう戦闘能力しか持っていないのだ。いや、戦闘能力と呼ぶのも馬鹿馬鹿しい】
【そんな彼女は蝙蝠の前で】
あ…う…
【と呟くことしか出来なかった】
>>353
/お帰りなさいー
ピンチです助けてちょ><;ww
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 21:59:46.37 ID:lrrVv+83o
>>354
まぁ、こんな時間にもお仕事ですか?
昼の国支部は金獅子様が居なくなってからもお忙しいのでしょうか?

【月明かりの差す昼の国の浜辺】
【じゃり、とブーツで踏みしめて】
【軍服の女性に声を掛ける者は】

はじめまして、ガルニエ様―――

こんな時間に申し訳ありません
本日はご挨拶までにお伺いいたしました

【燃える赤色のショートヘアに、温和な印象を持った金色の両目が輝く】
【フラワーハットを被った、紺色のブラウスとロングスカートの細身の女性】
【首元には十字架が輝き、ブラウスの裾には≪No.111≫の刺繍がある】

この度氷の国支部・支部長に就任いたしました

私―――

パッション・プレイ≪No.111≫、と申します

【フラワーハットを手に取って、優美に仰々しく】
【自ら名乗り、軍服の彼女に頭を下げ―――】
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 22:06:12.58 ID:ClaM3i0Oo
>>354

【ピンッ、と】
【金属の留め金が外れる不吉な音が】
【漣の唄を鋭く貫いた】

わぁ、おめでと〜

あなたの発言を裏付けてあげるわ

【もし振り返れば、そこにいるのは】
【紅髪赤目、眼下に色濃い隈を持つ少女】
【膝丈フレアの黒いワンピースに、金属缶や手榴弾の括られたベルトを巻きつけ】
【不健康な細腕には不釣合な、抜き身の長剣を腰に帯びていた】
【胸元に付けた『No.DG』のネームプレートは、機関員を指し示すものだろうか】

【彼女は、くるくる、ぶんぶんと右腕を廻して】

【手榴弾をいま、放り投げる】


【安全装置が外れ、放物線を描いて飛んでいくジャガイモ型のそれは】
【対処しなければ、女性の手前に落ちて丁度3秒後に爆発する】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 22:07:17.79 ID:ClaM3i0Oo
>>362
/あべし!申し訳ない!
/全力で引きますの
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 22:08:03.24 ID:AKFby52SO
>>360 >>351

【戦闘を繰り広げる二人の背後】
【気を失っていた護の指がピクリと動き始め】

【そして―――】

(あれ・・・僕・・・)
【その閉じていた目が再び、開いた】

【護―――戦線復帰】

/では入りますね。
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 22:15:02.27 ID:lrrVv+83o
>>363
/あぁ!なんというか、申し訳ないです!
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 22:16:22.60 ID:2QJwDrHDo
>>361

うむ……深刻な人材不足でな、生憎とうちの支部には武官ばかりだ
国を治めるわけではないが、把握する必要がある分することは多い

それに、元々その手のプロである国の官僚は御世辞にも愛想が良いとは言えんしな
かといって“逆らえば[ピーーー]”というワケにも行くまい――――?

【ずっ、と砂を踏んで声の掛かる方へと身体を向け】
【淡々と支部の事情を語り返して、「困ったものだ」と続けて言い】

氷の国支部、か……話には聞いていたが、まさか挨拶に来るとは思わなかったな
機関の人間は食えない者と礼儀に欠けるものが多い
その点で、お前はある程度まで信用に足ると見える―――『ある程度』まで、だが

…………すまんな、どうにも私は畏まった物言いというのが得意ではない
何事も率直に、腹を割ってというのが信条だ。解ってもらいたい

【左手を握って胸の前に、右手を握って腰の位置に】
【踵は合わせて背を真っ直ぐと伸ばしてから、左手をピシリと伸ばす】

【幾つか形はあるモノの、それは“敬礼”というヤツだと分かるだろうか】
【またそこから察するに、彼女は生粋の軍人であり、言に虚はなく】
【直ぐに姿勢を崩すもののキチンとした“心”の持ち主だ、とも】


【―――不意に、小さいながらも周囲に新たな明かりが灯る】
【光源はガルニエの口元、タバコのような形をした、『光そのもの』である】
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 22:16:44.48 ID:hFCVRURio
>>ALL
【幾重にも用意された兵士の壁の中で、ルーミアはまた言葉を探す】
【次の言葉は、他の誰でも無い。ここに居る、能力者達へと向けられるもので】


この戦火に身を曝し、己の命を賭けて戦う者達よ
私は貴方達に最大の敬意を表しつつ、然しこう尋ねなくてはなりません
何故、貴方達はその様な場所で、危険と向かい合わなければならないのか?≠ニ

貴方達は強い。この目で見た事実は認めるしかない。然し、ならば疑問が残ります
強い筈の貴方達は、何故一兵卒の様に、地獄の戦場を這いまわらなければならないのでしょうか?
此処で無くとも、居場所を幾らでも得られる筈の貴方達が、何故?

この街を守るためなら、街の住人が戦えば良い。力を合わせて武器を持てば、無力とは言い切れない
図らずも機関とブレイザーシティが示した様に、我等の軍勢が貴方達に対して示している様に
弱い力すら束ねて集めれば、それは十分に大きな力となり得るのです


ならば何故!彼等は戦おうとしない!?
ならば何故!貴方達だけが体良く扱われる!?
優れた力を持ち知性を持つ貴方達が、何故その様な待遇に甘んじるのですか!

答えを申しあげましょう。それがこの世界の現状、貴方達に寄りかかる世界の姿なのです………

【世界の混乱を呼ぶのは能力者だ。だが、鎮圧するのもまた、能力者達だ】
【世界の平和安寧が能力者の手によるもの、その事実を否定する事は難しいだろう】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 22:17:14.28 ID:hFCVRURio
>>347(谷山)>>355(イリス)>>357(ミーナ)

ライブラ:………成程、厄介な武器ですね。ウォルフ、あの男はこちらに
     貴方はそちらの小さい方を。屍兵と志願兵で、残る一人を始末します

     跳べ!その腕さえ潰せば問題は無い!何処までがその腕か確認する!

【谷山へ二体の騎士、先に走ってきた一体が、後方の一体に突き飛ばされる】
【大きく転倒したそれは、足を狙う筈だったワイヤーに全身を絡め取られる】
【幾ら強力なワイヤーとはいえ、丸みを帯びている金属と、脆くなったとはいえ人体が相手】
【瞬間的に切断する事は出来ず、そして戦場ではその猶予だけ有れば良い】
【切り裂かれる最中の屍の背を踏み台に、後方の一体が飛び上がり、谷山の左肩目掛けて再び槍を突きだした】

【声と同時に、兵士の群れの中で、黒い鎧を身に付けたライブラも動きだす】
【飛び上がった騎士が重力に従って落下する頃には、谷山の視界に入るだろう】


兵士:え、あ、あ、うぐあ―――――

ライブラ:あら、危ない……私が行かないで助かりましたね、あれは私では防ぎきれない
     ウォルフの鎧なら………いえ、無理でしょう。相討ち狙いなら出来そうですが

【イリスを狙った兵士の末路は、悲しい程にあっけない】
【知性は有る、目は有る。だが、反射神経も戦闘経験も、彼には足りないものが多過ぎた】
【体を光の柱に貫かれ、直立のままに固まって。膝から力が抜けて、ぱたん】
【後方に控える志願兵―――異形ではない、人間の兵士達―――の顔には、早々に怯えが見えた】

【だが、退かない。志願兵達は怯えながらも、逃げ出す事はしない】

ライブラ:一人果てさせてもまた次、その次。貴女のお相手は幾らでも用意してあります
     屍と交わるよりは生きている人間の方が良いでしょう?
     行きなさい、これに勝てば………分かっていますね?

【鍛え抜かれたとは言い難い細身の体、生まれついて恵まれていない低身長】
【渦中など身につければ動けなくなる。最低限の胸当てと兜だけを見に付けて】
【次に現れたまだ少女の面影の残る女性は、短い槍を構え、真っ直ぐにイリスの腹目掛けて走り出した】

【同時、その女性の両脇を通り、二人の兵士が飛び出す】
【彼等は、ナイフしか武器を持って居ない。代わりに、他の兵士より鎧が頑丈に作られていて】
【イリスの左右に回り込み、その足を一本ずつ掴んで地面に引き倒そうと飛び込む】


【ミーナに対して向かったウォルフは、眼前で屍騎士の一体が、焦げて行くのを見た】
【電撃が体を貫き、発生した熱が乾いた肉を焦がす。文字通り崩れる屍騎士】

ウォルフ:お!?なかなか面白そうなもん使ってるじゃねえか!?
     ただのメソメソしてるガキじゃねえようだなあ嬢ちゃん!!!

     行くぜ、痛えのは我慢しな!!戦場にまで出て来たんだからよォ!!!

【崩れる巨体の横を抜ける様に、ウォルフは掛け込んで来て】
【走る勢いそのまま、鎧の脚装甲部分を用いて、ミーナを強く蹴り飛ばそうとする】
【決して体格が良い訳ではないウォルフだが、それより更に小さいミーナには十分な威力と見たのだろう】
【一撃を与えれば、そこで改めて剣を構え、体勢を立て直し始める】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 22:17:35.60 ID:hFCVRURio
>>349(ミツキ)>>352(曇華)>>356(森島)>>358(らぶみ)
【曇華へと突きかかる二体。それらは両方とも、突撃の最中】
【地面から出現した枝に絡め取られ、前方へと進む事が出来なくなる】

ルーミア:………全力ならヘリを引きずり降ろす力、屍で振り払う事は出来ないわね
     ならば、数で押すだけの事かしら?

【自分自身も、あの枝による攻撃は受けた事が有った。解決策まで辿り着くのは、時間が掛からない】
【自分の事で無ければ、捨ててしまえば良い。最短で出せる解だ】

【ミツキへと突きかかった二体は、自らの状況を把握出来ていなかった】
【足を動かし続けるが、進まない。当然だ、彼等の脚は地についていない】
【空を切る足が、また高く持ち上げられて】

エルナト:おお!?見た目以上に中々やるなそこの不良学生!!!
     面白い、面白いぞ!!ならばこの俺も力で張り合わねば成るまいな!!!

     むううぅぅぅぅぅぅ…………ぅぅううおりゃあああああああッ!!!!

【両手の金砕棒を、エルナトはアスファルトに叩きつけ、突き刺す】
【そうして両手を伸ばすと、投げ飛ばされた兵士二体の首の位置にて手を広げ】
【がしん、とそれを掴み、二体とも地面から浮かせたままで森島を見上げる】


エルナト:おお、良くぞ避けた!!!だが、貴様に一つ指導してやろう!!!
     ここは戦場、何処から流れ弾が飛んでくるかなど全く分からん!!!
     即ち……………せえええええええええいッ!!!!

【馬鹿力、それはもう能力≠ニ呼んでも良いもの】
【放物線の頂点に到達した森島目掛け、右手に掴んだ屍兵士を投げ飛ばし】
【左手に掴んだ兵士を盾に、ガンブレードの一撃を受け止める】
【ばかげているとしか言いようが無い。常人ならば、出来ないという前に、やろうとも思わない方策で】
【エルナトは、二人の攻撃を捌く事に成功する】

【この瞬間、曇華とらぶみの二人は、暫し警戒から外れる】
【流石のエルナトも、四人全てに注意を払いつつ全力で暴れる事は出来ない】
【その為に引き連れていた兵士だが】

【らぶみを狙った一体目の兵士は、魔力弾を受け、反動で後方へと吹き飛ぶ】
【槍を突き刺す事に成功したもう一体を巻き込んで、ごろりと転がって】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 22:17:43.23 ID:2QJwDrHDo
>>362
/あーっと気付かなかった、申し訳ない!
/また今度機会があればよろしくなのです。ホントすみません
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 22:17:56.89 ID:SWpIFYlq0
>>360

「――――ゴ、っは…………!!」

【強力な拳が、容赦なくιの胴体に入り、吹き飛ばされる】
【受け身を取るだけの余裕すら無くし、地に叩きつけられるι。絶息し、額からの流血は益々酷くなる】

「(『人型の上半身だけ』の形態…………その弱点は…………)」
「瞬時に後ろを向けない事か…………ッ!」

【その光景を、μは冷静に眺めていた。そして、攻撃を当てられた瞬間を、最大のチャンスと判断】
【単純な腕の軌道なら読めると判断し、その背に剣を構えての突進を敢行する】

――――これで勝負ありです
さあ、観念しなさい…………!

【足を止め、進行を諦めた少女の眼前で、デリンジャーを蹴り飛ばし、迅速な回収を不能にする女性】
【これで、現在確認できるだけの『少女自身の戦力』を、完全に排除した事になる】

>>364

【意識を取り戻した護が顔を上げたなら、次の様な光景が目に見えるだろう】

【最初に刀の一撃を食わせたιは、アートマンの一撃で地に叩きつけられ】
【その背を、μが襲おうとしている】

【そして、アートマンの本体である少女は、女性と機械の蝙蝠に阻まれ、成す術なく立ち尽くしている】
【一団を率いていた女性は、護に対して背を向け、無防備な状態にある】

【この状況から、護はどう動く?】

/おかえりです
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 22:17:56.92 ID:hFCVRURio
>>350(グラン)>>359(ガイア)

ジャンヌ:こっちは飛蝗、飛び上がったわ
     そうね、羽を毟ってから仕留めるのが、こういう相手には良いかしら?
     アクセル、力を貸してもらうわよ

アクセル:オーケー、こっちのは………うん、成程
     正面からやるのは無理そうだ、兵士を使うのが良いかな?
     だけど、直ぐには終わらない。一矢報いてはくれそうだよ?

【騒がしい他の戦場とは裏腹、こちらの双子は実に静かだ】
【対峙する能力者の攻撃を観察し、一つ一つ対処すべく分析する】

【飛び上がったグランは、周囲の空気が奇妙な揺れ方を始めるのを感じるだろう】
【落下に転ずる最中も、それは続く。ぐらぐら、ぐらぐらと空気が揺れる】
【これを何かの予兆と判断出来なければ、次は危険にさらされるかも知れない】

【一方で、ガイアへと向かった三体】
【行動は鈍く、身体は脆い。武器を専門に用いる者に、武器であらがう事は出来る筈もないが】
【ただ一つ、ガイアが犯したミスを挙げるなら、脇差を用いた事か】
【鎧を纏った兵士だ、脇差では長さが足りない】
【二体までを両断し最後の一体と切っ先を転じた瞬間に、一体がガイアに体当たりを仕掛けようとする】


アクセル:…………でも、これじゃ直ぐに、僕達の所に来るね

ジャンヌ:そうね………それじゃあ次を使いましょう
     折角、此処に来て下さったんだもの

【双子の後方からは、更に二体、異形が進み出る】
【自分達は直ぐには戦わず、消耗を待つ。数で勝る者の常とう手段だ】
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 22:30:14.91 ID:x+WFCP5bo
>>367-369
【ルーミアの言葉が耳に届く】
【“何故、己が此処で戦わなければならないのか”】
【そう、問いかけられて】

……はっ、くっだらねぇ。

【口元を歪ませて】

他の奴らがどうかは知らねぇが。
俺は好きで危険に突っ込んでいくタイプでね。
そこにたまたま力があっただけ。それだけのSimpleな話だ。
俺の居場所は“此処”なんだよ、お前等に寄っかかってるだの何だの言われる筋合いはない!

【蛍光グリーンの瞳を輝かせて、そう叫ぶ】

グダグダ言ってる暇があったらテメェらで世界を変えればいいだろうがよ。
其れもできないでただ叫ぶだけなら、駄々っ子と大差無ェんだから。

【其れだけ言い放ち、目の前の戦場に意識を向けた】
【ワイヤーを引き戻し、眼を煌めかせる】

ひゅぅ、やるな。

【感心した様子でそう呟くも、谷山は体を斜めらせるように前へ進めて】
【左手の掌を開き、槍に左腕を掠らせ、軌道をずらして騎士の顔面に掌を叩きつけに行く】
【その動きで偽装皮膚が千切れていき、その銀色の装甲を顕とした】
【少なくとも肘から先も義手であるのは間違いないと視えるだろう】
【その動作は、あり得ないほど強化された五感及び神経の強化。思考速度の加速に依るもので】
【確認してから動いているのではなく、確認すると同時に動いている】
【すなわち、動きのラグが全く存在しないのである】
【正確に兵士の顔面まで、掌を持って行き、口元で何かを呟いた】


――――――Bomb!


【内蔵火器の起動コードである】
【掌の偽装皮膚が落ち、その下の金属装甲を顕とする】
【そして、掌には3cm程の穴があいており】
【そこから、燃料が散布、起爆する】
【使用燃料は微量であるが、掌底を相手の肉体に叩き込み、密着させた状態で爆発を起こすため】
【その威力はなかなかの物であるだろう】
【ライブラの動きを、揺らがない蛍光グリーンの瞳を動かして、確認したのが分かるだろう】
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 22:31:51.66 ID:lZfEpxY7o
>>352(曇華)

【なんとなく、首を傾げたくなるような違和感。それだけだけれど】
【注意を逸らせば――多分、死ぬから。少年は、前を見続けていた】

>>367

寄りかかられたなら、支えてやるだけだ!
俺はチカラ持ちだからっ、――――ンなぐれェの重さ、屁でもねェんだよ!!

【咆哮。同時に地面を蹴り飛ばして、少年はエルナトへ駆け出していた】

(……見た目通りだよなァ、やっぱりよ)
(ちっと強化されたくらいの俺の「力」じゃあ――多分、負けだ)

【ぎぎゃりっ――――金属が、ひしゃげるような音――――先程飲み干したコーヒーの缶を、片手で捻り潰した】
【掌に納まるくらいに圧縮したそれを、彼は、】

――――単純な「力」で負けるんだったら、他で勝負しねェとなッ!?

【エルナトの頭部へ向けて投擲。猛烈なスピードで投げられた缶、しかしそれだけではダメージになるとは思えない、思わない】
【彼の狙いは、「注意を逸らせる」こと。腕で払うなりなんなりするはずだと、踏んだのだ】
【一瞬でも注意が逸れれば、「他」が何らかの形で追撃を入れてくれるだろう、と】
【少年自身は接近のための疾走は止めないまま。金属の塊は巨漢の頭へ飛来する――――】
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 22:31:59.72 ID:pTJbd2GBo
>>367

けッ、決まってんだろうが
たのし・・・・・・弱いもんを守るのが俺達の仕事だッ
力があるから暴れたくなる、力があるから自由に動ける、ただそれだけ


>>372

(ん・・・揺れてる、地震か?)
(いや・・・俺は地面に足を付けていないッ!)
(つまり、地震ではないッ!――能力による何かかッ!?)
【落下中――速度は普通、落下距離は2m+彼の跳躍分】
【着地は、数秒あれば足りるだろうか】

まあいいや、とりあえず喰らってくたばれッ!
【彼は、着地と同時に――屍兵が遠くに行っていないもしくは消滅していないならば】
【一人の屍兵に狙いを定めて】

G.G.グライダーッ! ぶん殴れ!
【彼の相棒が右拳を握り、狙いを定めた兵を殴ろうとそれを振るう】
【本体からはさほど離れておらず、本体も同時に幾らか動く】

地面を盛り上げたのは完全にミステイクだったか・・・?
【そして開いている方の手から、岩の弾丸を1つ生成し、もう一人の屍兵を狙ってそれを発射した】

【しかし、着地までに、攻撃を受けてしまったとすれば――この行動は全て行わない】
【場合によっては、着地失敗となる】


(増えた!?) (――俺の弱点は俺がよおくと知っている)
(だから分かる、こういう時は――本体をぶちのめすッ!)
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 22:35:24.65 ID:Yi8AJZb8o
【どこかの森の中、その奥深く】

まだまだ寒いなあ……

【少しだけ拓けたちょっとした広場のような場所に】
【仄かに草の爽やかな香りのする三度笠を頭に被っており、その影で顔は見えず】
【紫色を基調にした厚めの法衣にその身を包んでいるその姿はどこか荘厳】
【右手には大きな粒の木製で出来た数珠、左手には鈍い光を放つ錫杖が握られていて】
【東方の僧のような姿をした青年がしゃがんでいる】

(早く春になって欲しいですねー桜の季節が恋しい……)
(桜餅、そう桜餅ですよ桜餅……食べたいなあ)

【やわらかい微かな光が周囲を照らしている、明かりの根源はどうやら焚き火】
【青年はそれで暖をとっているらしく手を擦り合わせて小さく「ふう」と白い息を吐く】

【よく見れば焚き火の根本には小刀、刀身には炎が灯っている】
【なにやら特殊な代物らしく察するにその小刀から火をつけたのだろう】

はあ……寒いなあ……

【アンニュイな息が森の中に鈍く響く】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 22:37:10.17 ID:lrrVv+83o
>>366
結構な話ではないですか、機関に武芸者は欠かせませんよ

それに、単騎突入な”Pawn(歩兵)”の軍勢を動かすには、
「縦横無尽によく回る」”Queen(王妃)”が一人いればよい話です

【一通りの彼女の説明に耳を傾けると、ふふっ、と息を吐く】
【なるほど噂通りの「軍人気質」だと、思わず笑みが零れた】

ははっ、ガルニエ様は噂通りのお方ですね
いえいえ、「ある程度」でも信用していただければそれで結構です

【照れたように、右手を振ってパッションは微笑み返すと】
【「そうそう」と思い出したように、この話題を変えるように】

本日はご挨拶までに・・・
昼の国は私たち氷の国と違ってとても暑い国だとお聞きしました

支部の皆様の御口に合えば幸いと思い・・・
どうぞ、ご賞味くださいませ

【そうしてどこから徒も無く取り出した、ひとつの小包―――】



             「ダイヤモンドシュガー」



【砂糖水の人工ダイヤモンドダストの結晶でつくられた、】
【大変な美味である氷の国銘菓・「ダイヤモンドシュガー」】

【挨拶の手土産に持参した品であるが】
【無論、受け取るも受け取らないもの】
【―――軍服の彼女の「自由」である】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 22:44:21.31 ID:hXO6Yd9Yo
>>368

【眼前で踊るのは、儚き最期を告げた、生身の人間
――――表情は、どこか憂いを含んだ表情で、静かに唇を振るわせた】

【そっと、瞼を閉じると、網膜の裏に浮かぶ、その最期の表情
何時ごろからか、久しく見ぬ、その光景に、微かに疼く、胸の奥
表には出さず、唇の端を噛んで、その思いを沈める表情は――――……微笑とは、程遠く】



あら、どちらにしても同じですわ、私の前に立ちはだかる者は叩いて潰すのみです
――――そうでも無ければ、これほどの地位を手に入れることなど、不可能に決まっていますこと

機関の議員≠ニもあろう者が舐められたモノです、相手が少女で、油断するとでも――――……


【言葉は丁寧で、言葉は冷静で――――しかし、眼前に泳ぐ、その少女≠ノ対する瞳には、仄かな恐れが、透けて見えて
少女の瞳に映った、自分の紫陽花色の瞳が、微かに曇っているのを、しっかりと、感じた】

【――――故に、か、その二人の来訪者への、対処が遅れた】


ッ――――……!!Live……――――


【言葉は遅く、軽く空を切り、身体能力に優れない彼女は、回避という行動を取れず
その華奢な両脚を、屈強な両腕に、からめとられ、地面へと、前のめりに倒れる
何とか、両腕を、地面について、顔面から直撃するのは避けたものの、両手を地面についた腹ばいの体勢
――――単に土下座≠ニ呼ばれる、それを、敵の眼前で、為してしまう】


っん……ハァ――――……あっ……くぅ……
参りました……わ、私の力では、抜け出せそうにありません……っ……んぁ……


【ぐいっと、顔を、後方へと向け、自身の脚を掴む、兵士たちへと、視線を向け
そして、眼前に近づいてきてるであろう、少女へと、視線を戻し、最終的に、奥に居るであろう、ライブラへと視線を向ける
紫陽花色の瞳=\―――それは、意志を持つが如く、ライブラへとその憤怒を向けているが、如く】

【脚へと触れる、そのひんやりとした感触が、あまり心地よいとはいえないのか
仄かに嬌声を漏らしつつ、んっ、ともがいて、抜け出そうとするものの、効果的とは言えない】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 22:48:26.96 ID:NVb3aCcDO
>>372

【ゴン、という鈍い音が響き、青年はバランスを崩した。】
【後方に吹き飛びながらも、彼はかすかに笑った。】


…───────見せてあげようか?


【彼は腰に差してある刀────「妖刀」に触れた。】

【瞬間、兵隊の後ろに】

【もう一人の「青年」が現れる。姿形、全く同じ。脇差しを持っている。】


それは幻だ。しかし甘く見ない方がいい。


【刹那、「幻」は刀を振る。しかし、先ほどの青年、つまり本物みたいに異常なほどの速さはない。】

【幻──────実体はない。空気見たいなものだ。しかし、】

【このとき、彼の妖刀の真価が発揮される。それは…】

【幻を構成する部位のうち…】

【「金属」を実体化させること。つまり…】

【「幻」がふる刀…それは本物である。】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 22:52:56.73 ID:8Ke7Bi1no
>>367>>369

 (……世界の姿……──)

 【──彼は、自分を含めたここにいる者たちを、どこか『駒』のように見ていた】
 【あの王女[Queen]をチェックに追いやる。今の彼の思考は、それだけに大部分を割かれていた】

 【あの高らかな演説の、一体どれだけが彼の耳に届いたのかは分からない】
 【そしてそこから、どれだけを理解できたのか──残念ながら、以前の彼ならいざ知れず】
 【今の彼には、その高尚な演説は理解できなかった様子で──ただ、『理解したい』という思惑だけが生まれた】

 …………──

【す、と、青年が兵士たちを絡め取ったカラタチの枝に左の手の平を向ける】
【すると、そのカラタチの枝から、ぽつぽつと小さな花が、幾つも幾つも現れた】
【その花は、単なる花ではなく──三回の点滅を繰り返したのち、“爆発”する代物だ】

【爆発一つの規模自体は、ごく小さい。しかし、それが連続したならば、決して少なからぬダメージが訪れるだろう】
【ただ、青年が兵士らに向ける意識はその一瞬だけ。屍ならばそれだけで滅することが出来るだろうと踏んで、】
【後はどうなろうが一切考慮することなく、彼の意識は、ミツキとエルナトの動きに集中していき──】

>>374(ミツキ)>>エルナト

(──……丁度いい)

【彼はひたすら黙したまま、ミツキが『頭部』を狙ったのを見極めると、】
【魔銃のレバーに右の中指をかけて、くるりと銃を一回転──再装填】
【その流れのまま、彼はその銃口を、エルナトの右脚の脛辺りへと向け──引き金を引く】

【射出される黒い魔力弾は、もし着弾すれば、銃弾相応の衝撃と共に、】
【その着弾箇所に、『向日葵』の花部分を咲かせるだろう。それは先のカラタチの花と同じく、】
【時限爆弾さながらに、三回の点滅ののち、小規模な魔力爆発を起こすものだ。ただしこちらは大きい分、威力もそれに乗じる】

【咄嗟に気づければ、引き剥がすことは容易い】
【そして仮に引き剥がされた後でも、『爆弾』の性質は備えたままである】

【──ミツキからしてみれば、後方から黒い魔力弾が彼を掠めるような形】
【もし勘がよければ、あの投擲とタイミングをあわせられたのだ、と認識できても不思議ではない】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 22:55:10.10 ID:H9ilgffqo
>>367>>369

【獲った=\―そう、確信したと同時の『馬鹿げた方策』】
【正しく“馬鹿力を使った”としか言い様の無い、『弾』と『盾』―――】


――…、ッ…       ……ぐッ―――はッ!!


【――『弾』を其の身に喰らうと同時に剣は『盾』を捉えるも、通らない=z
【屍兵士の勢いをまともに受けた彼は、バランスを崩して『エルナトの近く』に落下】
【“攻撃と同時に喰らった”為、受身を取る余裕も無かったのか――響く『ダメージ』、失った『酸素』】


【同時に―――ルーミアの演説≠ェ蝸牛を揺らす】


(―――『何で戦わなければいけないか』?)
(……そんな事、判り切って   ………――――        …、……       )


【――――瞬間、彼の脳裏≠駆け巡った物が『何』であったのかは定かで無い】
【だが、一声だけ彼は『呻く』と……――】



           ――――…………『違う』=B



       【呟く様にして、否定の言葉≠口にする】



【……顔は青ざめ、剣を握る手は微かに震え】
【傍目に見ても――異常≠ネまでの変貌ぶりであると、感じられるだろう】
【立ち上がろうとする脳信号は『何か』に阻害されて、無防備な姿を敵前に曝し続ける】
【双眸は『虚空』を見据え……一種、錯乱≠オた様にも見える姿は、最早『戦士』の其れではない】


【只、断言出来るのは―――今の彼は、エルナトにとっては蚊ほどの存在にも成らない℃魔セけだ】
【或いは、“味方の助け”が必要な状態なのかも知れない―――】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 22:55:51.05 ID:2QJwDrHDo
>>377

ふむ……キングにビショップ、ルークやナイトを抜いてのチェスとは手厳しいな
私もその手のゲームは嗜むが、少々“クイーン”としての荷は重そうだ

【「キング無しでは成り立たないか」、と自らの言葉を一部訂正】
【しかしながらこの女性、あくまで「荷が重い」と言うだけで無理とは言わない】
【その辺りが彼女の静かな自信なのだろう。決して、表には出さないが―――。】

人口が集中する数多の街と、山一つを隔てた場所に万世の熱帯雨林が在るほどだからな
湿潤と言うにも少々程がある……冬であるほうが、余程過ごしやすい

もっとも氷の国からすれば贅沢な悩みか、熱いというのは――――?

【冷ややかで事務的な、機械の様な視線は話の相手から、小包へ】
【猜疑の目からすれば極端には爆弾。凡般の目で見れば贈り物】
【名には聞こえた名品「ダイヤモンドシュガー」――成程、確かに部下は喜ぶであろう】

【―――さて、此処でガルニエが取った行動は前置きを吹き飛ばす程度には単純。】

……頂こう。こういった場所では機関の力でも手に入れづらいものはある
私自身は少々甘いモノは苦手だが……受け取ることで信頼を深めていければ、それが最良だろう?

あぁそれと、もし良ければ我々の第二支部に来てはどうだ?
空港をいじっただけの場所だが、少なくとも落ち着いて会話も出来ると思うが

【右手を差し出し、その小包を気兼ねすることもなく受け取って】
【無礼であろうと率直に言葉を述べ、また次いでに一つの誘いをかける】
【勿論付いて来るも来ないも“自由”――来るならば「空港までのキンクリ」、来ないのなら「このまま」となるだろうか】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/19(土) 22:58:19.22 ID:h2ZSJzqJ0
>>367

【耳に届いた、脳を震わせた―――彼女の姫の、問い掛け】
【小さく、唇を動かして、大量の血液を吐きながら】

……寄り掛かってるのは、あの人たちだけじゃない
俺も、寄り掛かってるから……色んな人の分も、戦うんだ

【子供は、若干のヘタレ臭が有る、そんな回答をした】
【寄り掛かられたって良い。自分も、色んな人に寄り掛かって生きている】

>>369

うぶ……ッ!

【吐き気を、又は痛みを堪える様に、口元を片手で覆い隠しながら、何とか踏ん張る】
【槍が引き抜かれたならば、向こう側が見える、スカスカの穴を見せながら】

【警戒を外している、大男の方を向くだろう―――戦う二人の顔も、見える】
【性別の判らない子供は、そこで初めて、少年の様な苦い笑みを浮かべた】
【屍の兵士の二人に、追撃をしない。今は、大男に集中するべきだと判断したのだろう】
【後から、二人に攻撃されたら、其れを受ける心算で】

【荒い呼吸を吐きながら、吹き飛びそうな思考の中、新たな詠唱】

ふ、は、……騒音ドラッグ

【もう片手に、黒いレコードを、一枚生成。殺傷力も無さそうな、叩けば割れそうな其れ】
【其れを、今残っている力の限り、大男へ投げ付け様とする】

【弱々しい軌道を描きながら、飛んで行く其れ。簡単に壊せるだろう】
【もし、当たったならば―――1レスの間、思考を奪うほどの大量の雑音が、大男を襲うかもしれない】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 22:59:11.79 ID:ClaM3i0Oo
>>376

【ザク、ザク、ザク】
【革のブーツで、落ち葉と枯れ枝を踏み分ける音がする】

【もし目を向ければ、そこに居るのは】
【膝丈フレアの黒いワンピース、紅いショートヘアの少女】
【小さな体に巻きつけられた、金属缶や手榴弾付きのベルトと】
【胸元に付けた『No.DG』のネームプレートは、機関員を指し示すものだろうか】
【ギラギラと攻撃的に輝く赤い瞳の元には、睡眠障害を象徴する隈】

天狗かしら
こっちの世界にも生息しているのね
珍しいわ

【ザク、ザク、ザク】
【体を青年の方に向けて、歩みを止めずに話しかける】
【右手には抜身の片手剣が、引き摺られるように握られているものの】
【ぼんやりとした瞳に、敵意は見られない】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 22:59:24.53 ID:/cz6n7pWo
>>368

はぁっ…はぁ……!

【じわじわと蝕むように削られていく魔翌力と体力】
【屍騎士が倒れるのを確認すると、手に残った斧を投げ捨て】

【一筋の汗がつーっと頬を伝って、呼吸を整える暇もなくて

───あぐっ…!

なかなか、痛いです!
ですが、我慢しますです!
そちらの仰るとおり、こんなところで泣くために戦場に来たわけじゃないですから!
亡くなる人を減らせれることを考えればこんな痛み、屁でもないですッッ!

【軽い身体はかなり勢いのある一撃に、簡単に地面を離れ】
【無骨なアスファルトの上をごろごろと転がっていく】
【勢いを失って止まるより先に、手をついて立ち上がると】
【顔についた砂を拭い、真っ直ぐにそちらを見据える】

やられる前にやります!
勝てる自信もありませんから、出来るだけディスアドバンテージを埋めるために!

…ええぇい!

【狂贄の筆剣を再度掴み、ありったけの思いを込めて念じる】
【思いに応えるように長剣へと姿を変えて】
【離さないようにしっかりと握り、構えて駆け出す】
【見るからに戦場慣れしていない、戦ったことも少ないであろう少女】
【太刀筋も動きも素人丸出しで、なにより致命的なまでに】
【────捨て切れていない迷いが入っている】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:00:23.99 ID:PVgHIJPAO
>>364
念のため…
私は護さん待ちのつもりです
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 23:04:13.45 ID:SWpIFYlq0
>>386
/レスの流れとしては、そちらからの方が良いと思いますが……
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:06:03.57 ID:lHNzqeU4o
【公園 自動販売機前】

(「ルビーシャ占領」、≪R.I.P.≫復活……。)
(良いニュースもあるみたいだけど、やっぱり悪いニュースも尽きないか。)
(……やっぱり、攻勢に出ないとな。けど、そのためには────)

…………って、あれ?
へ、ちょ、あれれ、なんでコーヒーが出な────ああっ、俺の100円返せーッ!!

【燃えるように真っ赤な三本のアホ毛、青空のように透き通った空色の瞳を持つ青年が騒いでいる。】
【白いシャツの上に灰混じりの黒色のパーカーを羽織り】
【左手首にはオレンジ色の包帯を巻き、左足には蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着けている。】

【どうやら、自販機に小銭入れたけど反応しないという"有りがち"なハプニングのようだ────】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:06:39.98 ID:Yi8AJZb8o
>>384

(おや、こんな場所に人……?)

【森の深くに来る人間など碌な人間はいないだろう、無論自分を含めてだが】
【その足音の方にふと顔を向けて】

天狗?こんな場所に天狗なんているんですか?
うーん悪事を働いている天狗であれば退治しなければならないですけど
……そんな気配は無いようなー……

【どうやら自分の事を言われているとは気付いていない様子】
【キョロキョロと周りを見回しているのを見ればそれも分かる筈】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:10:26.67 ID:AKFby52SO
>>371 >>360
(レイドさん達にはこの件には首突っ込むなって)
(そう言われていたけど・・)
【護は顔を上げ状況を確認する】
【目に移るはこちらに背を向け隙だらけの女性と】

目の前で人が困ってるのなら話は別ですよねぇッ?!

―――これは言うまでもなくッ!!
『僕達』正義の味方のの活動範囲内ですからねっ!!
【――――ピンチの一般人の少女だ】

【護は刀を女性に向ける】
【すると刀から闇の魔翌力が放たれ】
【女性の背後から襲いかかる】

/遅れてすいません
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:12:38.41 ID:lrrVv+83o
>>382

ふふっ、さすがはガルニエ様・・・
「手厳しい」とは言っても、「無理」なんては言わないのですね
”King(王)”なんて、宮殿の奥の王座でどっしり構えていればよい話です
そもそも無様に逃げ惑う王様なんて、敗軍の将ほど惨めなものはありませんよ

【彼女の言葉に”静かに燃える自信の表れ”を感じ取ったか】
【パッションは口元に笑みを浮かべ、「さすが」と言葉を返し】

”軍事指導”に”運営管理”・・・機関のお仕事に”熱”が入るのも結構ですが、
たまには氷菓で”クールダウン”させることも大事ですよ

喜んでいただければ私も幸いです

【「鉄の女」と噂されるこの彼女、ナンバーズと言えども初対面】
【内心「受け取ってもらえなかったら」などとの心配もあったが】
【―――どうやらそれもつまらない杞憂に終わったようだ】

うーん、軽くご挨拶だけ、のつもりでしたが・・・
そうですね、昼の国の支部施設にも興味もありますし、

【唇に指を当てて、少し夜空を見上げるように考えるも】
【機関でもトップクラスと聞く軍事施設の昼の国支部だ】
【氷の国支部の今後の運営の参考になれば大収穫だ】


では、お言葉に甘えまして・・・

【そう返事を返し、彼女の誘いに乗ることにした】

【→「空港までキンクリ」】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:14:25.91 ID:PVgHIJPAO
>>387
/申し訳ないorz
先の事といいテンポ崩しまくりorz
書いてるので暫しお待ちをorz
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:17:23.70 ID:ClaM3i0Oo
>>389

(気配?)
(法力的な何かを持ってるのかしら)

【少女は胡散臭そうに目を細めて】

……ああ、困ったわ
自意識が無いタイプの天狗なのね

もしくは堕ち掛けの修験者かしら
その格好で、殺生を匂わせる発言をするなんて

【あくまで第一印象を譲らないつもりらしい】
【ザク、ザク。足は前進を続けている】

【片手剣の柄を、ぎゅっと握りなおして、彼までもうすぐ5m】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 23:21:41.24 ID:hFCVRURio
>>ALL

力の有る者は、力を振るうべきだ。この考え方は正しいと認めましょう
ですが、『微力なりと力の有る者』が『力の強い者』に寄りかかるこの世界は!
『力の強い者』が己の幸福と命を削り、『弱者を装う者』と『愚者』の生活を支えるこの世界は、正しいと言えるのか!?


かつて我が国には、偉大な一人の人間が居ました
きっと素晴らしい政治家になれたでしょう。民を導く王になれたでしょう
軍を引き居れば常勝の将軍となり。経済の分野に踏み出せば、財界を制するコンツェルンの総支配者となれたかも知れない
彼は、そう人を信じさせるだけの『力の強い者でした』――――言葉も、一個の生物としても

然し有ろう事か我が国の現国王は、彼を只のテロリストにまで貶めたのです!!
国の栄華に胡座をかいて、陰りを見ず見つける事すら出来ず!!
クーデターという惨事を起こし、双方多数の死傷者を出し、我が国の力を大きく削ぎ落した!!
罪人はどちらだ!?テロリストはどちらだ!?王として相応しかったのは、どちらに聞こえますか!?

何故、彼は犯罪者とならなければ無かった?其処に必然性は有ったのか?
無い!才有る者力の有る者が、愚者によって抑えつけられねばならぬ道理など無い!!
無能な支配者によって優れた者が虐げられる、それが正しい筈が無い!!

例えそれが、世界の摂理で有ったとしても―――


―――いいえ、これが世界の摂理だというならば
才有る者が虐げられるこのありさまが世界の摂理だと言うならば、私は世界に反逆しましょう!
この世界の摂理を曲げる事の出来る力を、内外に求める事としましょう!!


金の国現国王は無能であり、国政を司る事は不可能であると判断した!!
彼の王が王位に有る事は金の国に対する損失であり、国家反逆罪である!!

【現体制の批判、この言葉から窺えるだろうか?】
【ルーミア・ゴールドウィンは、現国王と道を同じくしていない】
【これは自分の独断によるものだと、暗に宣言したも同じ事だ】
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 23:22:56.40 ID:hFCVRURio
>>373(谷山)>>378(イリス)>>385(ミーナ)

ライブラ:………成程、論戦も受けてくださりそうな方ですね
     少し安心しました。貴方の様に真剣に考えてくださる方は、比較的対処しやすいですから
     退くな、最後まで私に、それ≠フ手の内を見せなさい

【落下に掌底のカウンターを合わせられ、頭蓋のひしゃげる屍騎士】
【正常な生き物ならどう見ても死んだとしか思えない姿だが、実際に死んでいるそれにはあまり影響も無く】
【空振りした槍を引き戻して構え直した矢先の小爆発】
【屍の頭部が完全に吹き飛ばされ、血と脳漿とが些か華やかな光景を作る】

【その赤を浴びながら、ライブラは、谷山と4m程の距離で止まった】
【後方に体重を掛けながら、鞘から引き抜いた剣を一振り】
【すると、刀身が分割。内部に仕込まれたワイヤーによって延長され、谷山の腹部を狙って打ち出された】
【蛇腹剣、手首の返しで鞭の様に斬撃を操れる特殊武器だ】


【イリスを組み伏せた兵士達は、寧ろその事実に自らが驚愕の表情を浮かべる】
【能力者でも、専業の軍人でも無い自分達が、能力者を抑え込む】
【それがどれ程に奇妙で希少で、そして奇跡的な事だろうか】

【地に伏すイリスを、一体の異形が見降ろし、徐に口を開く】
【声の質こそ違えど、口調、言葉の間。それは、ライブラのものと同質であり】


ライブラ?:あら………これは大きな誤算でしたね。やはり生きた人間を連れてきて良かった
      よもやカノッサの議員ともあろうお方がこうして捕獲される結果になるとは思いませんでしたが
      殺してしまうのは駄目ですし、どうしましょう。お言葉通り、「不慣れな愛撫」とやらで働いてもらいますか?
      でも私、こんなの要りませんしね、同性の趣味は無い。適当に褒美として、誰かに下げ渡しましょうか?

【ライブラの悪態をほぼ完全に再現したその女性体の屍騎士は、イリスを見下したまま】
【困惑する少女を後方に引きさがらせ、身を拘束する二人は残し】
【腕などを縛り付けて拘束する代わりにか、頭を靴で踏みつけようとした】


ウォルフ:おう、嬢ちゃん!そっちのお仲間さん、一人とっ捕まったぜ?
     あーあ、ライブラのヤローに捕まったか運がねえなあ……俺に捕まっとけば普通に牢に入れてやるのに
     助けてやった方がいいぜ?当然俺が邪魔するんだけどなァ!!!

【ミーナが体勢を立て直すまでの間に、ウォルフは視線を横に滑らせ、イリスの姿を確認する】
【敢えて相手に、相手方の不利を知らせてやる事で、そちらに向かうという選択肢を思考させる手段だ】

【ウォルフは、目の前の小さな相手を、まだ強敵だとは思っていない】
【それどころか素直に帰ってくれるのなら、直ぐに味方の救援に走りたいと思っている程だ】
【長剣『ツヴァイ・ヘンダー』を一度鞘に納め、鞘ごと背から外し】
【向かって来るミーナの長剣にぶつける様に、真っ直ぐ降り降ろそうとした】
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:24:12.21 ID:PVgHIJPAO
>>371
【アートマンには本体とリンクを持つタイプがいる。自身のアートマンの弱点を指摘したμの言葉は、アートマンの耳から少女にも伝わってきた】
【使用者の少女ですら、製作者ですら気付けなかった(おっと失礼)弱点を指摘され、無防備にされて狼狽えていた少女は更に取り乱した】

ヒュッ――ザンッ!!
うあああぁぁぁ!!!
【そのまま火炎剣をまともに食らい倒れる少女】【右肩から袈裟斬りの形で走った傷から血が流れる。少女は燃えてはいないが熱はリンクしているようで、聞くに堪えない悲鳴をあげている】

※※※***ーー!!!
【アートマンは雄叫びを上げながらμの方へ向き直り、ラッシュを仕掛けた】


【苦しみながら顔を上げると、遥か上の視点から見下ろす女性と蝙蝠】
【銃を取り落とした段階で能力を使い、アートマンを自身の所へ引き戻してやれば仕切り直しが出来ただろう】
【ただ結果的に彼女はしなかった。武器を失い蝙蝠と女性に狙われた今、何をしようと行動を起こす前にその命は絶たれることになるだろう】


【少女は最早打つ手がないことを悟り、その顔は絶望の色に染まった】

い…や…誰か………

【少女の眼から一筋の涙が流れる】


/すみませんっした!;;;
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:24:36.61 ID:Yi8AJZb8o
>>393

自意識が無い天狗?……ああ成程、えっと僕は天狗じゃないですよ?
人間です堕ちて無いです、修験僧かどうかは微妙ですけれど……

【からからとした薄い笑い声を含ませる】
【妖怪と間違われて少しばかり困惑も含まれている】

ふむ、一応言っておきますけれど――――
僕は何もする気は無いですよ?化物相手では話も違いますけれどね
ですからそんな風に剣を握らないでくださいな

【念には念をとばかりに自分の得物である錫杖を持ち】
【ゆっくりと立ち上がり彼女に向き直る、その身から殺気というのは特には感じられないだろう】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:25:33.81 ID:p28aHY7Oo
>>372
【一方足を攻撃されたと同時に一時離脱した仮面の戦士は彼らから少し遠ざかっていた】
【少し戦場から離れたところでキャットXはゴーグルの少女を遠ざけて『透明マント』を被せている】

…全く、せっかくのステルス戦法の機会を棒に振ってまでぼくは何やってるんだろう
お嬢さん、これを被っていれば…少なくとも目で見て動く奴らには見つからないから安心するといい、さあ、お逃げ

「…あ、ありがとうございます…です」

【姿を消した事を悟ったら…彼は改めて見る】
【その視線の先にいるのはジャンヌとアクセルの双子たち、自分と同じ”一卵性”の双子…否、自分たちより遥かに似た双子】
【自分は違う事があるからある意味羨ましいとすら思った、極めて珍しい同じ男女の、同じ一卵性の双子…なのに彼らは二人で一人なほどに似ている】
【姉よりも明らかに劣った自分よりも間違いなく両者の違いはない、本当に男女程度の違いすらないように見える】

…いいよな、性格も喋る事も似通った双子同士ってのは分かり合えて…うらやましいよ

【とはいえ、あの双子+軍隊と言うのはあまりにも厄介な相手なのは確かだ】
【今彼らと闘っているのはお調子者のアートマン使いと幻術使いの剣士だと言う事は観察していればわかる】
【それ相応の実力はあるがこの戦いに、自軍には誰一人としてコンビネーションに長けた人材がいないと分かってしまう】

―――じゃ、こちらのレベルをあげるしかないか

【かさり、という草を踏むようななんてことない音と共に彼は『エイジャーエボリューター』のホルダーから二枚のカードを取り出す】
【カードセットする起動ホルダーに『クローニングエッグ』のカードを差し込むとまず電子音声が流れる】


『birth up』


【――――オオオン、オオオン、と流れるはこのアイテムの待機音か】
【何かが生まれるのを待っているかのように、同時に…その力が誕生する事を祝福するかのように突然どこからともなく時期的に早すぎる桜の花びらが降り始める】
【キャットXは迷わない、エボリューターのスリットに『進化退化放射線銃』のカードを通す】


『awakening』


【電子音声と共にキャットXの全身のアーマーに走るノイズ、同時に彼の背後に『太陽』の紋章が浮かび上がる】
【そして…胸のあたりのアーマーに開閉式のギミックが追加、背中と両足に可変式ブースターが】
【ショルダーアーマーに両手両足の装甲に金の追加装甲が発現しに彼の背中にその太陽の紋章が融合】

【最後に額にダイヤモンドのような輝く宝石のような物体がセットされて仮面が金の装飾が付け加えられる】

…変身完了、ケーニッヒフォーム

/復帰させていただきます!
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 23:26:28.38 ID:hFCVRURio
>>374(ミツキ)>>380(曇華)>>381(森島)>>383(らぶみ)
【近接戦闘を主体とする騎士の前に落下した、無防備な敵、森島】
【地面に突き立てた金砕棒を両手に取ると、エルナトはそれを高く振り上げる】
【本来そのまま振り下ろされる筈たった、それを妨害したのはミツキの一投げ】


エルナト:支えるだと!?だから貴様等は愚かなのだアアアアァッ!!!
     一方的に支えるだけで!!!支えられている連中が何時までも立てぬというのなら!!!
     過保護という大罪を犯していると何故気付かんのかァッ!!!
     親とは子供の成長を見守る為には時に突き放す事も必要なのだッ!!!!

     …………ぉ、お?

【論点がずれている気もしないでもない叫びを上げつつも、戦場にある騎士】
【頭を狙う攻撃、飛来する缶を、左手を顔の前に運ぶ事で払いのけた】
【最小の動作での防御。だが、それによって、僅かな時間だがエルナトの視界は減少する】

【それだけで有れば、この怪物的な男は、獣の如き勘でまだ攻撃を防ぎきっただろう】
【だが、攻撃を防ぐ≠ニいう思考すら消し飛ばされれば?】
【らぶみの一投。思考回路をジャックし、空白を作る】
【ぽかんとした表情、この戦闘始めての、常識的な声量】


エルナト:ぬぅ……!?これは、まさかッ!!!
     ぐぬ、お、おおおおおおオオオオオッ!!!?

【正気に戻ったのは、着弾の後、自分の前方に存在する兵士達が吹き飛んでから】
【兵士達の周囲に出現したそれと、自分に向けて放たれたそれが、同一の結果を生むと理解して】
【その時にはもう、回避の間に合わないタイミングとなっていた】

【ずどん。足の骨に響く爆発。エルナトの巨体が揺らぐ】
【好機か?いや、まだだ】


【能力者達の攻撃を受け、ぐらつくエルナトの巨体】
【大地に伏せるかに思われたその体は、軽い地響きと共に再び立て直された】


エルナト:………今のは危なかった、もう一撃有れば危なかった、認めざるを得まいな!!
     良く分かった、貴様等は強い!!!この俺が酷く苦戦する程に強い!!!
     ならば俺は貴様等を叩き潰す為に、如何なる手段を使う事も躊躇うまい!!!

        ≪ Go On The Rampage / 猛牛突貫 ≫!!!!!

【アスファルト路面を砕いて、二本の金棒が地面に突き刺さる】
【クラウチングスタートで走り出すかの様に、エルナトが両手を金棒の手前に置く】

【骨のなるごりごりという音と、金属が擦れ合うギリギリという音。二つが、エルナトの体内より漏れだす】
【組み変わり、より分厚くなる肘、長くなる腕。必然的に持ち上げられて行く上半身】
【逆方向に曲がる様に変形する膝、甲冑のパーツごと変化し、足の前後に備えられる鋭いスパイク】
【四足の体勢になれば下を向く筈の作りの頭部は、首との接続位置が代わり、常に前方を向く様になり】
【頭部の左右より突き出す長く鋭い角。いかついエルナトの姿は、更にいかめしい半獣半人と化す】
【ミノタウロス。但し、後ろ足で立って斧を振るう事はしない】
【その極度の前傾姿勢が、彼の次の攻撃手段の一部を、図らずも示していた】
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/19(土) 23:30:37.96 ID:hFCVRURio
>>375(グラン)>>379(ガイア)>>398(しんゆう)
【攻撃が命中するかしないか、この時点でそれを知る方策は無く】
【即ち、彼が着地の後に行おうとした一連の動作、それが実際に行われるかも分からない】
【正確に表せば、それを此方が決める事は出来ない】


【双子の少年少女は、背中合わせに並ぶ】
【互いに目だけを後方に向け、一瞬視線を交錯させると】
【側面に伸ばした手の指を絡め、其処に魔力を集中させ始める】
【遺伝子レベルで極限まで類似した二人、魔力の質は完全に一致して】
【二つの個体から発せられた魔力は、一つの個体が発したかの如く、空間に留まった】


ジャンヌ:行くわよ!制御は貴方に任せる、魔力の配分は5:5!

アクセル:視界共有、能力共有!オーケー、万事問題無し!


双子:≪ S-S / Self‐Sacrifice ≫ & ≪ S-S / Soul‐Shaker ≫ ! ! !

【二人を、ほんの一瞬、魔力の糸が繋いだ】


【ぐらり。大きく、大気が揺れる】
【落下してくるグランを包む空気が、まるで水の入ったバケツを振り回したかの様に】
【姿勢を崩し、転倒させようとする】

【屍兵士は、グランへの攻撃を失敗したと判断するや、そのまま走って後方へと抜けて行く】
【その内一体は、岩の弾丸を背に受け、前につんのめるようにして弾き飛ばされた】
【耐久は低いのか、大きく体が破損して。おそらく、その一体は、もう動きはするまい】


ジャンヌ:そっちの貴方………貴方には、素晴らしい遊び相手を差し上げるわ

アクセル:まだまだ未完成ですけど、それでも。有象無象の雑兵とは比べ物にならない筈です
     ……でもその前に、今相手してる方を、何処まで流し切れますかね?

【一瞬の隙を作れれば、使い捨ての兵士はもう必要ない】
【槍を構えて再びの突撃に移ろうとしたそれの後方に出現する幻影を】
【屍兵士は視界に入れる事が出来ず、そのまま走りだそうとした】

【ひゅう、と。空気と兵士の首が、同時に切れる】
【ごろり転がり落ちる首を、双子の後方から進み出た一体の∴ル形が蹴り飛ばした】
【一体。先程まで確かに二体≠ェ歩み出た筈だったのに】

【首は、3つ有った。腕は6本有った。足は2本だけだ】
【両肩には丸い大きな盾、左手には金属の籠手】
【それぞれの腕は異常に長く、両足は金属板と釘、ボルトで補強されている】
【他の異形とはまた異質の、この化け物】
【これが、アルマゲスト≠フ、もう一枚のカードである】
【………もしかしたら首の一つに、見覚えのある者がいるかも知れなかった】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:34:38.71 ID:x+WFCP5bo
>>394-395
……はっ、だからって力で世界に反逆するのも間違ってるだろうに。
俺だって日々小さな反逆をしてるっての。

【小さく呟いて】

ジャーナリストだ。
政治の話は好きなもんだよ。

【そう答えて、谷山は腕を引き戻す】
【爆風の衝撃は内部のサスで相殺し、反響音を内部で響かせ】
【手にこびりついた血と脳漿が熱で焦げ付く】

はっは、面白い武器つかってんじゃねーか!

【そう笑うと、右腕の刀を振るい、蛇腹剣を弾き、後ろにバックステップをして距離を取る】

(……さぁて、敵のボスさん来て、チィっと元気になってきちまったか……)

【ずくぅん、ずくぅん、ずくぅん】
【腹部の付加した卵が悪意を膨らまさせる】
【眼のグリーンに朱が混じっていき、泥のような色になっていくのが分かるだろう】

フゥッッ!!

【左腕を走らせ、ワイヤーソーでの斬撃を相手の剣を持つ腕に放つ】
【切断するつもりはなく、切った上で絡めとる積りだ】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:36:42.23 ID:ClaM3i0Oo
>>397

なーんだ、珍獣かと思ったのに

【軽く嘆息して、肩を竦めた】

でも、化生相手の正義の味方ね…
うんうん、悪くないわ

心中するには勿体無いくらい、面白い肩書きね

【そう言って、彼の要求通りに柄から手を離す】
【呆気無く自由落下して、柔らかな地面に転がる片手剣】


【森の中、柔らかな光に照らされて、少女の赤髪が燐光を孕む】
【同色に輝く双眸は、ただ一度の瞬きもなく青年を見つめ続け】
【規則正しくリズムを刻む足は、止まらない】

【まっすぐ、まっすぐ、躊躇いなく】
【この場で唯一の光源に突っ込んでいく】

【もし彼女の行動を看過すれば】
【焚き火の優しげな炎は、少女に巻きつけられた手榴弾や金属缶に引火して】
【その性質を凶暴なものへ変えるだろう】

【早い話、少女を中心に大爆発する】
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:39:38.81 ID:2QJwDrHDo
>>391

物事に絶対は無い。それに加えて言うなら、私の辞書に『不可能』はない
どんな事にも突破口はあると考えることがトップには重要だ
例えるなら戦況の優勢劣勢、それがどういった状況であってもな

………私は、王は自ら前線に立ってこそ全軍が動くものだと思っている

【あくまで相手の言葉を否定はしない、かといって考えを押し隠す真似もしない】
【恨みも買いやすければ信用も買い易いタイプ、そういう人間。】

【視線同様に覚めた表情で「どうも」と返す様もまた、ヒトとしての一面で】

【小包を受け取ってから言われた言葉、それに暫し考えるようにして】
【今此処に居るのも休息、ならば確かに―――と、頷いて見せ】
【何処かに放り込むなどせず、割と大事そうに確りと小包を手に持ち】

大した物は無いが、まあ仮にも支部なのだから極端に落胆もさせないだろう
付いて来てくれ。“空港”という施設上、海からは近い

【と、そう言って歩き出し―――ほんの十数分程度だろうか、確かに近い】

            ―――――――――――

【そして―――先ず目に入るだろう物は実に巨大な飛行艇、『特機・真貂』】
【スペースシャトルの様な外装、緑のフロートユニット、何十門もの砲に機銃】
【常識を超えたサイズではある。が、それが数カ月に渡る“鉱石採集”の結果となれば―――。】


         【続いて、元は飛行機の格納庫】
【現在は戦車や自走砲、様々な種類の特殊な鉱石、弾薬、装備の倉庫。或いは戦士たちの寝床等であったり】
【また他には、管制室を司令室に。と、空港は見事に軍港と化していて】

【纏めてしまえば広い空間を利用した施設の数々が見て取れ、また物量に関しては凄まじい物が有り】
【逆に入り口――そのチェックは実に甘く、わざと杜撰にしているような感さえあるのだが】

            ――――――――――――

【それらを一々説明するほどの時間も無く、辿りつくのは前述の司令室である】

【周囲には数名機関員が居るものの皆真面目で、部屋の中心に在る机、その椅子へ「どうぞ」と軍服の女性は手で示し】
【自身は相手が座ってから向かいの場所に席を取り、周囲の一人になにやら声をかける】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:42:43.80 ID:rOEE7IESO
>>380(曇華)

【弾丸を視認することは敵わない、けれども】

――――っ、!?

【自分のからだを掠めていったナニカの感覚は、さすがに認識できたようで】
【頭は固定したまま、しかし視線だけで青年を見やって――――戻す】
【多分、仲間だ。後衛の。それだけ分かれば――十分だと思って】

>>381>>383

【きょろり。曇華に走らせた視線を、そのままぐるりと周回させて】
【ぎっと歯を喰いしばる。――二人とも、危ないではないか――どうすれば】【どうすれば】【どうすれば】

>>394>>399

――――――うっせェエエェエッッ!!
俺が支えてェから支えんだ、俺がそうしたいからそうすんだ!!
口出ししてんじゃねぇぞこの――――

【――愚直、子供の理論、或いは我が儘】
【彼は正義の味方なわけではなくて、誰しもを支えることはない】
【ただ、自分の望みを叶えようとする延長線上に人がいて、それを支えるだけなのだ】


――――デカブツ、がッッ!!

【接近は、十分だろう――少年が繰り出したのは、蹴り】
【先程、曇華が攻撃したそこ、脚を狙い。所謂ローキック――外見以上に重いそれを、エルナトに放つ】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 23:43:13.61 ID:SWpIFYlq0
>>390
――――なに、ッ、アアアアアッッ!!

【気絶していた護が、目覚めた事など、まるで気づかなかった】
【背後からの一撃は、女性にクリーンヒットし、その場に突き倒される】

う、ぁ…………馬鹿な…………!
――――再三の言葉を無視して、因縁をつけて襲ってくるチンピラ紛いの人間と共に戦うのが、貴様の正義ですか……!!
あ…………呆れたものです……!

【叫ぶ護の言葉に、苦痛に顔を歪めながらも女性は反論する】
【護との戦いには、発端となった因縁があり、何も言う事はない】
【しかし、この『一般人』は、至極個人的に、逆恨みと言う一つの感情で以って、戦いを繰り広げた】
【それに庇護を垂れ、仲間と見做す事が『正義』なのかと、女性は糾弾した】

<――――――――リーナ殿ッッ!!>
!! …………グルゴン、さん……!?

【その時、痛手を負った女性の名前――――リーナ――――を呼ぶ声があった】
【青の下地に黄色のラインが入った大型の甲冑に身を包んだ、2m半はあろうかと言う巨体を誇る大男】
【逆三角形の金のプレートに蜂を象ったエンブレムを甲冑に取りつけている】
【そしてその隣には、額にεの文字が刻まれた、ピンク色の髪の、3体目のクローン兵士】

な、ぜ…………私は、εだけを応援に……頼んだのですが…………
<――――もしもの時のために、わしが引率をしたのだ…………本当に、その『もしも』が起きてしまったようであるが……>

【やや遠巻きに会話を交わすリーナと、甲冑の大男――――グルゴン】
【それを聞いて、リーナの顔に安堵の表情が生まれて――――】

>>396

「くっ…………まだ倒れないか……!」

【一撃は入った。更にダメージフィードバックもあったようで、少女自身にも痛手を与える事が出来た】
【しかし、そこからのアートマンのラッシュが、文字通りの『猛攻』だった】
【格闘戦用に調整されているため、フットワークには自信があったものの、回避だけで手一杯】
【そこからさらに追撃へと至る道が、中々見えなかった】

「く、う…………ゴホッ…………」

【そうした中で、よろよろとιが立ち上がろうとする】
【しかし、もはやその損傷は致命傷レベルに達しており、すぐさま行動に走る事は、出来そうもなかった】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 23:43:23.24 ID:hXO6Yd9Yo
>>395

【耳へと流れ込む、その旋律は――――……音は違えど、確かに、ライブラの、それであり
仄かな、疑問を抱きながらも、自身の状況に、微かながら、悔しさを感じる】


ぁっ……んぅ――――……ハァぅ……っ
――――っく……


【頭へと下ろされた靴に、踏み躙られ、その端正な顔を土で犯される
頬へと抜ける、荒い擦り傷の痛みと、踏まれる痛み――――そして、何より、屈辱感で、締め付けられるようで
荒い呼吸はそのままに、身体と、精神の消耗を告げる】

【顔を、地面へと埋めたままに、僅かに唇を震わせ、仄かな言葉を紡ぐ】


……っ――――……一つ、お尋ねしたいことがあります……んぅ……


【それは、貴方へと向けた言葉であり、同時にライブラ≠ヨと向けた言葉である
眼前に在る、貴方への言葉はライブラ≠ノ通じる、と感じ取ってか、予想してか
紡ぐ言葉はきっと、明確な矛先を持って】


貴方がたの語る理想=\―――……この弱者≠ェ強者≠ノ頼る世界の、是正
では、それを為そうとした時弱者≠ヘどうなるのでしょうか――――?


【自分の眼前で、捨て駒として、死んだ一兵卒、言うならば弱者≠ナある彼
強者≠ェ弱者≠使い棄てる、恐らくはそのようなところであろう、彼等の為す先にあるのは
しかし、彼女は敢えて尋ねる、喋るたびに、地面は彼女へと吸い付き、呼吸を阻害しながら】

【紡ぐ言葉に在る、思いは――――静かに、燃えて】
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:44:28.18 ID:gz5Tc6PAO
【街中】
【通りに面した、小さなベンチ】
【街頭と月の仄かな灯りの下、ベンチに座る少女の姿は】
【まるでフランス人形のような服装に、頭上を覆う日傘が際立たせる、奇妙さ加減】

歩き疲れてしまいました…夜も遅いですし、そろそろお家へ帰りましょうか…

【言いながらも、少女はベンチを立ち上がらなかった】
【透き通るような白い肌と白い髪が、余計に『場違いさ』を生んでいた】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:45:23.86 ID:/cz6n7pWo
>>395

………え…?

【その視線を追うように動かしてイリスを視界に入れる】
【目論見通りだが、ほとんど思案する時間はなくて】
【目の前すら救えなくて、誰が救えるというのか】
【その考えが頭に回る瞬間だけは、長剣を持つ力がわずかに緩んで】

───しまった…!

【振り下ろされる鞘に慌てて長剣を向ける】
【もともと強く無い力なのに、咄嗟に構えたものだから尚更脆い】
【ぎぎっと鈍い音を立てて、刃がどんどん歪んでいく】
【長剣は折れる代わりに、また元の万年筆へと戻った】
【それを見越してか、小さな身体はそれより先に後ろへ下がっていた】

助けに行くのですから…どいてください!
一人でも多くの犠牲者は出してはいけないんです!

全力を出さないと……後で悔やみます…!

【からん、と音を立てて万年筆がアスファルトに落ちると同時に】
【先程、大男を倒した爪を、そちらに向けて構えた】
【よくみると爪から放電されている雷が先程より不安定になってきている】
【強い時もあれば、しょぼしょぼとしたものしか出ない時も】
【その理由は彼女の表情を見ればすぐにわかってしまうだろう】
【───間違いなくかなり疲弊している】

私の雷は…人間のそれとちょっとばかし違いますよ!
鎧をもったあなたさんに通用するかはわかりませんが…!

───とくと受けてみるがいいです!

【それでも尚、気丈に振舞って真っ直ぐにそちらに向かって再び駆け出す】
【だが避けようと思えば簡単に避けられるだろう】
【何故なら、ウォルフを倒すことが目的ではなく、イリスの元へ辿り着こうとしているからだ】
【逆に言えば、通過させてしまえば、無防備な背中を狙うこともできるが…】
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:50:37.25 ID:Yi8AJZb8o
>>402

例え珍獣でも捕まえても誰も喜びませんよ、全くもう……

【同じく肩を竦めるとその服装故か衣擦れの音】
【厚手の服、というか衣装は些か動きにくいのだ】

正義の味方という意識は全く無いのですよー
って心中とは……?……っ!?

【言葉の中の危険過ぎるワード、そして彼女の歩みの先】
【これはヤバいのではと思い咄嗟に手の中の錫杖に魔翌力と霊力を込め……引き抜く】

【“しゅりん”という金属の擦れる音、現れるのは水の滴る刀身所謂仕込み刀】

危ないですよ、全く――――

【刀を一振り、刃の先から小さな水流が漏れて】
【その水が焚き火目掛けて飛んでゆき、鎮火するだろう】
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:51:30.51 ID:PVgHIJPAO
>>405
/>>390を読み飛ばしてました、すみませんすみませんorz
巧く処理してくださったようで助かりますorz
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 23:52:27.61 ID:pTJbd2GBo
>>400

うお・・・ッと

ギャース!
【チュドーン!】 【バランスを崩した】 【結果、地面に全身を叩き付けられた】
【そして、地面にめり込んだ】 【・・・叩き付けられる直前、地面を相棒が殴っていた】
【それによって、地面を凹ませたのだ】
【なので、めり込んだのだ――衝撃を減らす、復帰の高速化等を狙って】

うゥー・・・いってェわ
【むくり、ゆっくり起き上がる彼】
【そして目に入るのは、他とは異質な化け物】

・・・・・・
【しばし、思考を巡らせる――】
【あれ? 一人減ってね?】 【色々多いな・・・】
【強さは?】 【まずいぞ、本体まで行けるのか?】
【しかし、結局は隙にはかわりない】

【ん?】
【彼は、今更、前に見たような顔の存在に気づいた】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:55:12.99 ID:lHNzqeU4o
>>407

──《 Luminous Vista 》

【小さな小さな少女の声が、響く】
【普段は雑踏に紛れるような音でも、夜の街であれば其れを遮るものは無くて】
【そしてそれは同時に、"辺りには誰もいないこと"を示している───】

【その声から数秒遅れて、少女の腹部へ向かって"細長い赤色の水晶"が一直線に飛んでくる】
【形状と速度の関係上攻撃翌力はあまりないだろうが──其れは間違いなく、少女を狙って放たれたモノ】
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 23:56:38.60 ID:3o1xL7hAO
>>388
【――と、と、と。間隔の狭い軽やかな足音が、青年の後方から】
【彼の横を通過する直前に、地面を強く蹴りつけた足音が一つ】


――――てえ、い!!


【何の阻害も無ければ、小柄な人影は故障させる勢いで自動販売機のボディに飛び蹴りを食らわせるだろう】
【その行為で「中身」が出るか否かは自動販売機と運次第だが、それはさておき――。】
【――夜風に靡く栗色の髪と純白のローブと、獲物を一心に見据える黒に程近い濃緑の瞳は、きっと見覚えのあるはずのものだった】

/まだいらっしゃいますかー?
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/19(土) 23:57:29.65 ID:8Ke7Bi1no
>>394>>399

【──その異形への変貌を目の当たりにしたとき、彼の目は見開かれていた】
【それは驚愕でもあったが、それよりももっと根幹から彼を醒ますような色を孕んでいた】

 (──……牛の、頭……)
 (……“牛頭”……あれは……──いや、)

 ……、…………──、……っ……ッ──!

【途端に鼓動が速くなった。単なる異形の者を目にした時の畏怖や驚異ではなく、】
【何故か、特にその『牛頭』の部分が、彼の奥深くに沈んでいた昏い何かに触れていた】

 ……いや、あれは……“違う”……──!

【──何かを成さねばならない凄まじい衝動に襲われた】
【瞬間、彼を総毛立たせながら、汚泥のように淀んだ黒い魔力が渦巻いた】
【同時に、弾かれるように前方へと疾駆し、後衛という位置取りを捨てて──】

 ……退け……退くんだ……そこを退かなければならない──
 そこを、速く……──触れては駄目だ、“牛頭”に、もう……


 ────……“早くそこを退け”ェェエえええェえ゛え゛え゛え゛ェー──っッ!!


【病的なまでに身体を震わせながら、彼は心臓が破裂したかのように咆哮した】
【何もかも見えていないかのように疾る彼は、その左手の平を、>>381森島の方へと向ける】

【次の刹那、堰を切ったかのように、彼の掌から黒色の蔦が溢れ出し、】
【森島の身体を、(もしいるのであれば)牛頭の前方軌道上から、押し出さんとするだろう】
【攻撃性はない。余力があれば、押し出された後に体勢を立て直すのは容易いだろう】

【──しかし、その行動が成った場合、代わりとして彼が異形の前方軌道上に躍り出ることになるだろう】


【弾倉内:6/10】

415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/19(土) 23:58:05.31 ID:3o1xL7hAO
>>413
/おおっとこれは無しで、またの機会にお願いします!!
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:58:05.90 ID:lrrVv+83o
>>403
ふふっ、私はチェスなんてかじった程度の腕前ですが・・・
やっぱりガニエル様の軍論は、勉強になります

【なるほど―――「鉄の女」はまるで一点を突く「槍」だと、思う】
【突破口を目指して突き進み、決して横に曲がることの無い「槍」】
【さすが噂に名高い「金獅子」の後任を務めるだけのことはある】



【そして第二支部へ案内されて―――】

ほぇぇ・・・

【『特機・真貂』を初めとする、格納庫に並ぶ軍備・資材各種の品々】
【その軍備設備に、パッションはただただ目を丸く輝かせるのみだ】
【そもそも氷の国支部には生まれたばかりの新生児状態―――】
【―――支部には「あるもの」よりも、「ないもの」のが圧倒的に多い】

【司令室、入ってすぐに目にした機関員へ、仕事の邪魔をせぬようにと】
【「皆様、本日はお世話になります」と入口横で頭を下げて足を踏み入れ】

昼の国は機関でも軍事に力を入れているとはお聞きしましたが・・・
特殊鉱石に軍備資材の各種、いずれも見るもの聞くもの、勉強になります

【パッションは、素直に見学の感想の、感嘆の言葉を口にし】
【そしてそのままガルニエの指し示す椅子に腰をかけ―――】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:00:12.24 ID:hrL0C7Qco
>>415
/なんというすれ違い。機会があれば是非その時こそよろしくお願いします。
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:03:43.60 ID:ptJQjNw8o
>>409

ふぅ……
……死ぬかと思った

【死への恐怖と、救われたことによる安堵】
【心中で両者の鬩ぎ合いを感じて、ゾクゾクと身体を震わせる】

でも、
あなたなら止めてくれるって信じてたわ
正義の味方を否定しつつも、根はやっぱり善人なのね

【鎮火された焚き火の上、まだ白煙の立ち昇るそこに両足を揃えて】
【満足そうに彼を見上げた】

【徐に、ベルトから手榴弾を引きぬいて】
【ピンに指を掛ける】
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:05:38.60 ID:2sk5CazDO
>>400

これはこれは…中ボスっぽいのが出てきたな。

【悠然と腕を組み、そんなことを呟く。】

まあいいや。さあ、かかっておいで。

【瞬間、彼の体が一瞬だけ揺らいだ。ごく僅かに、ぶれるように】


【青年はそんなことお構いなしに刀を構え、相手の出方をうかがっている。しかし、相対する青年は「本物」ではない。】

【なぜなら彼は今、この瞬間、】

【「幻」と位置を置換したからである。】

【つまり、本物は相手の後ろ…】

【悠々と、傍観していた。】
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:07:10.07 ID:uucEZazAO
>>412
なんの音でしょう…?いえ、これは…『声』──きゃあっ!?

【小さな声──いや、むしろ『音』に近いか】
【その『音』を聞き取り、出所を探して首を動かすが】
【直後に飛び出してきた水晶を避ける為に、少女は(出来る限り)思い切りベンチを飛び出した】
【運動神経の無い少女は、そのまま街路に身を投げ出す形になり、日傘が街路を転がり、少女はうつ伏せに倒れてしまうだろう】

い、一体何事でしょう…?
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/20(日) 00:09:32.55 ID:1MfYBAjAO
【公園】

【切り揃えられた木々の隙間から差す街灯の光が寒々しい其処のベンチに、一人】
【襟足程度に伸びた灰色の髪に切れ長の群青の瞳をした青年が座っていた】
【シンプルな燕尾服は何故だか左腕の袖が空っぽらしく、風に揺れていて】
【夜色の手袋を付けた右手で何やら紙に書かれた文字を読んでいたようだが――】

……ふ、は

【なにやら唇の端で怪しく笑うと、片手でグシャグシャに丸めはじめた】
【……何があったのか知らないが、良いことではないに違いない】
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 00:13:36.28 ID:Q44zrQcno
>>394>>399>>414

>>414の蔦は、阿呆の様な挙動を見せる彼を押し出す】

【瞬間――『助けられた』と云う事だけは、理解できた】

 【「何故、彼はあんなに“焦っていた”のだろうか」】

【――咄嗟に立ち上がった彼が見たのは、確証は得られないまでも知っている顔=z

 【「嗚呼、きっと自分は危ないところだったんだな」】

【――嗚呼、そうだ、きっと彼≠ネら。 一度しか会った事は無いが、彼≠ネら―――】




            ―――――――この馬鹿ッ!!!


        【―――放たれた言葉は、“どちら”に向けられたのだろうか】



【再び、『魔法陣』が蒼く輝くと――ガンブレードの刃に、紅≠ェ靄の様に張り付く】
【目の前の“敵の姿”、“姿勢”、“攻撃方法”……「安定を取り戻せば」、手に取る様に判る】
【耳に届く演説は、最早、彼を揺さぶったポイント≠大きく外れていて―――――完璧=z
【其れ以上に、『彼を助けなければならない』と云う一心が、森島を“しがらみ”から解き放って―――】



          ≪ T.T.R.―――『エネルギー変換、両足』・『固体化・刃』 ≫



【彼にとっては、限界に近い=A『能力ニ方向併用』――だが、後遺を気にしている場合ではない】
【ぐっ、と足を踏み込むと―――>>414へと向かって、エネルギー変換による高速≠ナ走り出す】

【途上、エルナトへと投擲するのは『小規模爆発』の性質を持ったガンブレード=z
【狙いはアバウトだが、地に落ちた場合で有っても“爆発”し―― 衝撃と砂煙で、一瞬、怯ませる£度にはなるだろうか】

【走行の終着点は、>>414――飛び込むように其の身を押し、わが身諸共斜線上≠ゥら逃れようとする】
【尤も、タイミングは非常にシビア……森島の体の一部に、“直撃”の可能性は十分にある】
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:14:12.04 ID:hrL0C7Qco
>>420

【少女に避けられなかった結果、赤色の水晶はベンチの背もたれに刺さった】
【恐らく能力によって作られた水晶は、消滅せず月明かりを反射している】

【──そして水晶が放たれた方向から、"誰か"の足音が響き渡る】

…………。

【その正体は、長い銀髪を赤いリボンでツインテールに束ねた赤目の少女。】
【白いブラウスの上から緑を基調としたブレザーを着用し、下は赤黒チェックのスカート。】
【大口径拳銃を腰のベルトに提げ、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】

【遠距離を主体とするからだろうか、必要以上には接近せずに歩みを止め】
【白髪の少女の瞳をジッと見据える──今攻撃してきたのは、間違いなくこの少女だろう】
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:14:16.61 ID:yzogxPjso
>>418

(なんだろうこの人は、もしかして危ない人なのかな……)

【確信を持てないのは「人間」を信じていたいから】
【まあそれでも笠の影の下では微かに顔を顰めていた】

正義の味方程積極的じゃないですって、そんな高尚な精神はどこかに落としました
善人かどうかはまあ……知りません

【なんとも適当に、そう彼は答える】
【自分を正義と呼べる程、どこまで精神的には達者ではないのだ】

って、また何やってるんですか貴方は?
それはアレですよね?爆弾ですよね?危ないですよね?
(やはり危ない人ですか……)

【自分の予想が当たってしまったのか大きな溜め息を吐き】

そういう行為はやめなさいな、例えフリでも自分を[ピーーー]ような事は――――
自分の精神を[ピーーー]事に等しいのですよ?理解していますか?

【彼女の近付きそのピンに掛けた手を抑えようと左手を伸ばす】
【擦過傷や切り傷、ありとあらゆる傷だらけのその左手を】
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:16:42.89 ID:kyP0A6wAO
>>390
/度々すみません
私から投下した方がやり易いでしょうか
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:18:12.36 ID:Touh7Dpho
>>416

【パッションに一言、「私など大したことはないよ」、と謙遜とも取れる答えを返す】

【最も彼女は他人に謙遜などしない人間―――そう、考える通りに真っ直ぐだ】
【そして確かな能力、そういった点を“彼”は見込んだ、といったところか】


【―――さて、司令室。二人が入ると――特に客である一人に対して、彼ら軽くではあるが頭を下げる】
【ガルニエもそれを咎めず、同じように無言で頷いて返す】
【彼らもまた武人なのだろう、態度は宜しくなくとも動きに心が篭っているように思え】

仮にも国を支配しているのだ、飛び抜けた文治能力でも無ければこうするより他に無い
“真貂”をはじめ、此処のモノは殆どが金獅子殿の遺産ではあるのだがな
………もし必要なのであれば、そちらの支部にも幾らか回せると思うが?

【先ほどガルニエが声をかけた一人が持ってきたのはコーヒーピッチャー】
【コップも二つほどテーブルに起き、ガルニエ自身がそれにコーヒーを注いでいって】

さてまあ……何を話したものか、世情など話すに飽いているだろう
ハッキリ言って我々も、現在の所企みというのは無くてな……

――――氷の国支部。その支部長にはまた、どうして?

【恐らくは“能力”か――コーヒーの注がれたコップを渡す際に、その手を光らせ】
【自身のものもまたそうして、「味付けだ」と一言告げる】
【後に続く質問は今思いついたと言うようなそれ。何故わざわざ面倒な職に、と】

【―――ちなみにだが、コーヒーの味は保証できる】
【勿論人によって意見は変わるだろうが美味しいハズ、だ】
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:19:47.60 ID:vWOeucrSO
>>425
/自分は後から乱入(?)しているので
/リイロクローン達→少女→護の順番でいいかと
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:22:08.51 ID:uucEZazAO
>>423
……私に…何の、御用で…ございましょうか…

【少々よろけながらも、少女は立ち上がる】
【今の水晶は相手の攻撃と理解していながら、敢えて自らの能力を出さないところは、少女の性格故か】

私には、貴女様と面識を持ったことはない…と記憶しておりますが。

【或いは、と少女の胸中に浮かぶ不安は】

(通り魔──と言うものでございましょうか…)

【片手を胸にあてがい、少し息を切らしながら、少女は一直線に相手を見据えていた】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/20(日) 00:23:06.12 ID:S2IjUAhTo
>>ALL

続いて、全世界の人民、六王支配下の各国、並びにカノッサ機関に対して宣言する!!!


強大な力を持ちながら、その実は民を守る事も無く
ただ君臨するばかりの六王に、この世界の統治権を与えていて良いのでしょうか!?
現在の混沌たる世界に於いて、権力者の姿も見えぬ国が生き残れるのでしょうか!?
聖都は、もはや安全な土地では無い!!文化の中心である水の国は、襲撃の爪痕がもう消える事が無くなった!!

然し、この世界に於いて、長期にわたり平和を実現した都市が有る!
そして今この瞬間も、平和な日常を送り続けている国が有る!!
先日解放された火の国・ブレイザーシティ、そして昼の国です!!
この姿こそが、新たな世界の在り方では無いでしょうか!?
絶対的な力≠フ下、才有れば力有れば外部からでも取り立てられる、カノッサ機関の統治方式こそが!!


私は全世界に、新たな秩序の提案をします!

文化の中心である光の国と水の国、資源を生む大国である地の国と氷の国、火の国と夜の国
風光明媚にして比較的平和な風の国と昼の国、独自の文化を築き上げた櫻の国の東西―――

水の国は今、機関の手によって新たな統治体制が生まれようとしている。ならば私はこれに干渉しない
我等はこのスラウロットを陥落させ、光の国全体を手中にする!

氷の国はつい先日、機関の新たな支部が生まれたと聞きます。夜の国は、貿易を機関が支援しているとか
では我等は地の国と火の国を。機関が失った二国、我等の手に任せて頂きたい!

昼の国は機関の集中に在りながら、世界が目を向けない程に平和で、完成された統治がおこなわれている
風の国を我等に預けて頂ければ、それと同等の支配体制を組み上げてみせる!


………以上、これが私から、世界へと贈る言葉
一週間の遅れの為、甘い筈のそれもすっかり苦くなってしまいましたわね
今、この戦いを見ている者よ。いかがかしら?私の部下は、素晴らしく強いでしょう?

【世界に対する演説―――或いは、ただの叫び―――は終わった】
【これより先は、余計な思想など介在せず、ただ戦うのみ】
【能力者達の力を削ぐ為の兵士もその数を減らし、武将格との戦闘に持ちこめた今こそが】
【この戦闘を終わらせる為の、好機であると言えよう】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/20(日) 00:24:04.20 ID:S2IjUAhTo
>>401(谷山)>>406(イリス)>>408(ミーナ)

ライブラ:あの議員さんは、私もウォルフも苦手なタイプでした
     あっちの小さな子は……戦いに慣れていないのが良く分かりますね
     貴方が、考えようによっては最も厄介。勝てなくもなさそうで、でも苦戦する
     人間の盾にひるんでくれるような相手ばかりだったら楽なのですけれどね

     ………間合いは同等。重さは此方、手数は向こうですか

【弾き飛ばされた鞭状の刀身を、柄の仕掛けで巻きあげ引き戻し】
【谷山が下がると同時、自らも一歩だけ後退した】
【奇しくも、絡んで斬る≠ニいう、近い形質の武器を持つもの同士、間合いも似ている】

ライブラ:………此方が、少々不利なのは否めませんね
     然し貴方は、どうやら女性を守る騎士になるつもりは無いようで……

【右腕、剣を持つ腕を狙うワイヤーソー】
【それに対しライブラは、再び蛇腹剣を伸ばして、ワイヤーと刀身を絡めようとする】
【空中で三本まで捉え、刃の部分を引っ掛けるようになった刀身】
【捉えきれなかった二本のワイヤーを、ライブラは左腕で無防備に受けた】
【苦し紛れに吐く言葉。視線を、イリスとミーナに一度ずつ。これは陽動のつもりか】


【イリスの頭を踏みにじり、地面へと抑えつけた女性体の屍騎士】
【ライブラの言葉を借りるそれは、分かりやすい程に首を傾げて】

ライブラ?:そうですね……私共の主君でしたら「強者が正しい統治をおこなえば、弱者は虐げられない」
      「強者が己の私欲の為に生きるから弱者が虐げられる」「なら最強の強者がそれを許さなければ良い」
      きっと、この様に答えるでしょう

      私なら、こう答えますけどね。『別に、どうでも良いのではないですか?』

【主君の思想から言葉を予想しての、理想論。己の本音、身勝手な言葉】
【自分自身の中では矛盾していないというのか、平然と吐き捨てる】
【彼女を踏みにじる騎士も、元をただせばライブラのこの思考法によって生まれた者】
【屍を作る為には、生きている者を殺さねばならないのだから】


【ミーナと戦闘している。いや、向きあっているウォルフ】
【谷山とライブラの戦闘の様子、ライブラの不利をそろそろ察知していた】
【だが、眼前の敵を無視する訳にもいかない】
【長剣を振り抜くと、肩へと担ぎあげて】

ウォルフ:なあ、おい。先に言っとくと、俺はこの質問の答え、「めんどくせえ」って答えるぜ
     でもな、嬢ちゃん。あれだけ言うからには、答え出してるのか?
     死刑制度って奴がある国なら、大体は考える奴がいる事だ

     ほっとくと十人ぶっ殺す奴がいたら、そいつ殺せるか?

     じゃあ、死なねえ内に答えを出しとけよォッ!!

【駆けだすミーナに対し、同じく正面から突っ込む】
【だが、二人は衝突する事は無く、それぞれに擦れ違っていく事になるだろう】
【イリスを救いたいミーナ、ライブラの救援に回りたいウォルフ、此処では利害が一致している】
【攻撃に手間を裂くより、味方の支援が先だと判断したのだ】
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:26:15.23 ID:kyP0A6wAO
>>427
/では>>405があるので次は私ですね?(そうですよね?;)

>>396
>>390
【ようやく起き上がり目の前の女性を切った少年を見て、少女は一瞬安心したような顔を見せるがすぐに傷の痛みに顔を歪ませた】
>>405
【路地裏の奥に新たな人影を見つけ、更に女性が安堵したような表情を見せるのを見て】
(あぁ…何とか…しないと…)
【リンクでμの状況は見えていた。少女は力を振り絞り重力操作を行い、μの方向に落ちるようにした】
【μへのラッシュは“落下”の力も加わり更に重くなるだろう。もし横へ回避すればそのまま落ちるだろうが、それに気付けるか、またそれが出来るだろうか】
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:26:34.41 ID:cw8LDpego
>>400

【――――戦場に不自然な桜の花弁が降り注いでいく】

【黄金の輝きを灯すケーニッヒキャットは…しゃん、しゃん、とアスファルトを歩いているにもかかわらず草を踏みならすような足音を鳴らす】
【否、ケーニッヒキャットが歩けば歩くほど…彼の通る道になぜか『草』が生まれてくるのだ】

【自分はどうしてそんな『現象』を生みだす存在になってしまったのだろう?このところずっと様子がおかしい】

…ふん、どれほどのものかいきなり仕掛けてみてもいいかな

【それでもケーニッヒキャットは胸に抱いた大きな疑問に対して『そんなことは今どうでもいい』と結論付ける】
【…彼がベルトから引き抜いた鉄扇に降り注ぐ桜の花びらがまとわりつくと…中から『刀型の装飾剣』が発生する】
【左腕のホルダーから射出されたカードを手に持ち…ケーニッヒキャットはソードの投入口に放つ】

『ショックガン!』『ちく電スーツ!』『ビックライト!』『グレードアップえき!』『ころばし屋!』

【…電子音声がこの組み合わせでの技名を轟くように宣言する…それがスタートの合図だった】
【右手に持つ装飾剣を前に差し出し、突然現れた首と腕の増えている異形にその切っ先を向けると…電撃のエネルギーがその刃の回りに生じ始める】
【同時、左手でピン、と上に弾くのは…100円玉、彼の所持金の一部】

【視界に移る異形と、双子、今まさに共に闘っているグラン>>411とガイア>>419…今戦場で自分の視界に移る全て】

…そうそう、こんな技どっかの話にあったよね、ああそういえばこういう時なんていえばいいんだっけ
こういう危険な技を使う時はなんて叫ぶんだっけ…?ああそうだ思い出した


よ け ろ ナ ッ パ !!…でいいのかな


【―――音さえも置き去りにしたその勢いで、まさに『レールガン』のように正面へその雷の弾丸は飛んでいく】
【途中で硬貨が解けて消え去るほどのエネルギーはやがて何かに増幅させられたかのようにどんどん大きくなっていく、否…大きくなり過ぎている】
【いきなり放たれた『雷の攻城砲』…それは双子やその前へと進みだした異形に限らず…グラン>>411もガイア>>419もお構いなしに飲みこみ吹き飛ばそうとするほどの技!】
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:28:37.65 ID:hrL0C7Qco
>>428

……確かに、初対面。
だけど───貴方を、殺しに来た……。

【白髪の少女の予想通りこの少女は通り魔だった。しかもかなり過激な】
【この台詞を無表情で淡々と言える辺り、"殺り慣れてる"ようである】

…………質問は、それだけ?

───《 射出 》

【世間話に興味はないようで、白髪の少女の意思など気にせず攻撃に入る】
【少女の背後に在る"何故か捻じれた空間"から放たれる、二本目の水晶】
【橙色をした其れは、またも一直線に白髪の少女の腹部目掛けて飛んでいく──相変わらず、攻撃翌力は低めだが】

【赤色の水晶───ベンチの背もたれに刺さっている】
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/20(日) 00:30:06.10 ID:WU92NDiz0
>>394>>399

――――ッ

【彼女の言葉に、子供は口を噤む。返答をする体力が無いのも、理由だが】
【戸惑ってから、ぽつり、心の中で呟いた】

(……、気持ちは、判る)

【一瞬、瞳を伏せる。ルーミアの意思が伝わる。だが、芯の部分では、未だ子供は納得していない】
【国王の話は、頷かざるを得ないと思う。最低だと、考える】
【自国の王に―――彼女の親族に当たるかもしれない人物に反逆するのも、勇気ある事だと、思考する】
【だけど。上手く、言葉が見つからないが。其れは違うと、脳が警告している気がした】
【何より、其の反逆の性で、関係の無い誰かが傷付くのは、許せなかった】

【其れを考えている間にも、大男は次なる体勢に入る。攻撃を受け―――彼が、更に獣の体と化す】

【真剣な戦闘の最中だが、正直、怖かった。ヘタレだった】
【然し、>>404の視線に気付き―――大丈夫だと、危うい思考の中、自分に言い聞かせた】
【顔を青ざめながら、其の姿勢から次の攻撃を推測しつつ、己の獲物を握り締め、構える】

(次は、突進だろうか……喰らったら、ふりかけになるかもしれない……)

【強力な攻撃に、迎え撃つ術式を探す。一応思い当たるものはあるが、詠唱に時間が掛かる】
【ならば、回避を試みようと、子供は思考した】
【足に力を込めながら、子供は、彼の動きを注視するが】

……ッ!

【そこで、>>414>>422のやり取りが見え、驚愕した】
【彼等は、回避出来るか。もしかしたら、轢かれてしまうのでは】
【―――だったら、彼等が回避出来る様に、踏ん張るだけだ】

――――う、嗚呼あああああああああああああああああッ!

【咆哮。どこか、雑音が混じった、気味の悪い声】

詠唱最短化!A Modest Proposal=I!

【長文詠唱の最短化。自身の持っている最上魔術の詠唱する時間を無理矢理削って、一息に纏める】
【ステッキが、エルナトへと向けて、魔力を纏い、閃光を見せながら飛んで行く】
【其れは、巨大な矢の様に、ビームの様に放たれるだろう】
【無論、詠唱最短化による体への負荷は大きい。体が滅茶苦茶に裂け、所々何も無い空洞を、血液を見せる】
【子供は、次のレスで、戦闘不能になるだろう】
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:31:18.83 ID:x/2lKyiEo
>>426
【入口にて仰々しく頭を下げて挨拶をする氷の国支部長】
【対して、無言で軽く会釈をする昼の国支部構成員たち】

【両者、傍から見たら奇妙な光景だろうか―――】
【―――しかしこれは両者の「資質」の違いのみだ】

【彼らが”Pawn(歩兵)”であるように、パッションは”Queen(王妃)”の役を演じるのみ】

【差し出されたコーヒーを受け取り、一口すすり】

これは昼の国の特産のコーヒー豆でしょうか?
やはり温暖なここの辺りでは、味が香ばしく美味しいものですね

【ほっ、とカップを戻して、彼女に向かって微笑みかけて】

うーん、私が支部長に、なった理由ですね・・・
時に、ガルニエ様・・・「機関員としての平和」とは、どのようにお考えでしょか?

【世界の悪:カノッサ機関において、「平和論」など】

【―――なんも「奇妙」な話でもある、が―――】

【パッションの言葉に「茶化す」ような意図は含まれていない】
【単純に、聞きたいのだ、この「鉄の女」の考える平和論を】
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:31:57.51 ID:ptJQjNw8o
>>424

【ピンは、引き抜けなかった】
【傷だらけの左手に覆われて、彼女は動きを止めた】
【右手を抑えられたまま、少女の瞳はキツい赤光を放つ】

……知ってるわ。
でもね、こうでもしないと生きられないのよ。私は。

退屈でメリハリのない映画を、延々強制的に見せられている人間の気持ちなんて
あなたには分からないでしょう?

随分と、刺激的な経験を積んでいらっしゃるような、あなたには

【――彼の手に残る傷痕のことを言及しているらしい】

【彼を見据えたまま、自分からも一歩踏み込んで、接触】
【距離はゼロに近似した】
【ここで爆発すれば、不思議な術を使う彼にも回避の余地はない――か?】

…それとも、人死にはトラウマでもあるかしら
悪い化物$齧蛯フ退治屋さん?

【これは完全に推測】
【視線を右へ、森の奥のほうへ逸らしながら、探るように呟いた】
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:32:36.75 ID:suuxskZEo
【水の国】

…………。

(冷てー・・・)

【街道の端ににび色のローブを着てフードを深く被った青年がうつ伏せに倒れていて】
【倒れているその体の下からは血だまりが大きく広がる】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:36:37.07 ID:5sLwRle5o
>>429-430
【カノッサ機関の名を聞いて。腹部に埋められた卵が、疼く】
【ずくぅん、ずくぅん、ずくぅんっ!】

機関、の支配ィ?

【顔を歪めて、呟いた】
【その目に宿るは、膨大なる悪意】
【其れを気合で押さえつけながら叫ぶ】

力による統治なんざ長くは続かねぇ!
其れも解らず、ただ世界を変えようとする馬鹿には、俺は賛同できねぇな!
だから――――ぶっ潰すッ!!

【谷山の体から無数の数式が吹き上がっていく】
【卵により発現した異能の、欠片である】

……っは、大分、制御は聞くようになってきたか。
(ア ク ィ ニ ミ ヲ ユ ダ ネ ロ ! !)
黙ってろ、っての、糞。

【頭を振って、そうつぶやき】

俺は、正義であっても善人じゃないんでね。
あまり手段に頓着しないタイプさ。

【顔を歪めながらそう答えて】

(威力には、あっちが分があるか。どうやって爆発か、アートマンでぶっ倒すか、だな)

【泥のような眼を細めて、そう思考して】

騎士なんざ、元からなりたかねーよ。
そんな大層な物、俺は成れる器じゃねーしな。

【自嘲するように呟いた】
【その声音は吐き出すようなもので】

ちっ、だがこれならっ!

【五指を蠢かせ、ワイヤーを操作】
【ワイヤーのあまり部分で刀身に巻きつかせようとする】
【左腕を裂いた二本は振動を停止、絡めとり拘束する方面で行使するつもりのようだ】
【そして谷山は前へ駆けていく。泥の眼を煌めかせ、距離を詰めるつもりである】
【恐らく狙いは爆発による短期決戦であるのが分かるかもしれない】
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/20(日) 00:39:11.46 ID:S2IjUAhTo
>>404(ミツキ)>>414(曇華)>>422(森島)>>434(らぶみ)
【エルナト・トーラス。腕力という面で見れば、間違いなくアルマゲスト≠フ最強である】
【常人なら両手でも扱えぬ武器を片手に一つずつ。鎧の耐久に任せて攻撃を受け、受けた以上の力で粉砕する】
【この何処までも粗野で、だが間合いの内に有れば恐るべき男が発動したその能力は】


エルナト:行くぞ尊敬すべき大敵よ!!!我が≪咆哮/砲口≫既に天を衝く!!!
     距離良し射角良し構え良し、砲撃用意万事良ォし!!!!

           【 砲 撃 用 意 ?】
【身がまえた者の予想を、大いに覆す事になったかも知れない】

【エルナトの背に具現する三つの砲門、両肩に出現する小型二連バルカン】
【それはまるで、生物の形を取りながら、騎士の国に生まれた者でありながら】
【近代兵器である、戦車を思わせるフォルムで有った】

【頑強な四肢も巨体も前傾姿勢も、砲撃の反動を受け止める為。これこそが、エルナト・トーラスの全力全開】
【高密度の魔力弾幕で敵軍を制圧する、この形態の発動を以て】
【火力≠ニいう分野においてアルマゲスト£、彼に比肩する者は誰一人いなくなった】


エルナト:オオオオオオオオオッッ、フルバースト、ファイアァッ!!!!!

【七つの砲口から打ち出された、合計二十の魔力弾】
【空中に停滞したそれは、開戦時に彼等を襲ったそれと全く同じ声質】
【投擲されたボール程度の速度、打撃性、接触時に炸裂する】
【蹴りの為に接近したミツキに、正面に躍り出た曇華に、それを押しのけようとする森島に、やや離れた位置のらぶみに】
【全てに平等に5発ずつ、魔力弾は打ち出された】


【だが然し、この形態には大きな弱点がある】
【両腕が使えない故に、防御行動が一切取れない事だ】

【後ろ足を狙うミツキの蹴りが、ぐわんと鐘の様に響き】
【猛牛と化したエルナトの体が、先程よりも更に激しく揺れる】
【回避は不能、防御は不能。向かう攻撃に対し、覚悟を決めるだけ】

【最上級魔術、魔力の矢。単純明快にして強力な、エルナトの如何にも好みそうな一撃】
【足を負傷したエルナトは、それをモロに、正面から喰らった】

【いかなタフネスと言えど、重なる疲労、ダメージ】
【先程は、一手足りなかった。ならば今度こそは、好機か?】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/20(日) 00:39:34.62 ID:S2IjUAhTo
>>411(グラン)>>419(ガイア)>>432(しんゆう)

アクセル:貴方一人が相手なら、僕達だけでも如何にかなるでしょうね

ジャンヌ:あっちの体力馬鹿ほど戦えない、それは自分で分かってる
     だったら部下に戦わせて、相手を分断してから掛かれば良い。簡単な事ね

アクセル:………こっちの兵士も少なくなった。早めに、終わらせたいですし

【三人いた相手を、部下を用いて分散させる事に成功した双子は】
【ゆっくりと起き上がる彼に、それと同等にゆっくりと近づいていった】
【少年、アクセルの右手と、少女、ジャンヌの左手が繋がれ。その手の甲に浮かぶ魔方陣】

双子:転送召喚・≪メンデスのヤギの断頭鋸≫!!!

【次の瞬間二人の手には、巨大な鋸が握られていた】
【柄と刃を合わせれば、軽く二人の身長を越えるそれは、刃の一つ一つが鮫の歯の様に鋭い】


【阿修羅の出来損ない、というのが、この異形には相応しいだろうか】
【それは何の躊躇いもなく、真っ直ぐに歩き始める】
【だが、覚えておいて欲しい。首は、三つだ】
【一つが前方を向いていても、残り二つもそうとは限らない】
【後方の幻影に対しても、首の一つは確かに向けられて】
【相手が攻撃を行うかどうか、光の無い目で見定めようと睨みつけていた】


【そして、残る一人に対しては】

双子:………オリジナリティの無い人間は嫌い「よ」『ですね』

【冷ややかな言葉と共に、後方に飛び退いた】
【「何処かで見た様な」のオンパレード、しかし危険度は見ての通り】
【直撃すれば死ぬ。発射より先、二人は鋸を棒高跳びのバーの様にして後方に飛び退いた】

【その時、異形の口が小さく、こう紡いだ】
【≪鎧甲如鋼 / 穿刺必殺≫と】

【雷撃が通り過ぎた時、そこには】
【下半身こそずたずただが、盾に守られた上半身がほぼ無傷の、阿修羅の出来損ないが転がっているだろう】
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:40:14.00 ID:uucEZazAO
>>433
(嫌な考えの方が的中、という訳ですか!)

お昼に、プリズムを日光に当てておいて正解でした…

【少女の前に現れた、二つのプリズム】
【一つからは強烈な光】
【もう一つからは、太陽光のレーザー照射】
【水晶を撃ち落とす為に撃ち出されたレーザーは、レーザーというには遅いが、水晶を落とすには充分な速度だろう】
【としても、相手がレーザーを見てから行動を起こせる速度だろう】
【だが、同時に放たれた強烈な光──目眩ましの閃光が、それをカバーする】
【少女はその隙にベンチの影へ隠れるつもりだ】
【しかし──背後の赤い水晶には、注意を払っていなかった】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 00:45:07.39 ID:mj0Zx+SSO
【灯りも無い、何かの為に整地された場所に2つの人影が対峙している】

【その片方は僅かな星明かりを受けて全身の所々が光っている若い男】
【光の正体はその人物が全身に装備した大量の武器、剣やナイフは勿論、斧や槍等刃物と呼べる物は包丁等の日用品に至るまでを全身に身に付けている】
【もう片方は鎧を装備しているらしいことは分かるが影が深くそれ以上は判別できない】
……ジリッ……ダッ!
【男は突如として身に付けた刃物を抜き放ち鎧へと切り掛かった】
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:47:05.02 ID:yzogxPjso
>>436

そう思うのは個人の自由ですが少なくとも僕の目の前ではやめて欲しいです
危うい姿を見ていると寿命が縮まりますから

【派手に抵抗されなくて良かったと“ほう”っと安堵の息を吐く】
【突然現れて突然死なれては夢見が悪いどころの話ではないから……】

ああ……確かに刺激的ですけれど、それと引き換えに大事な人を失うのは――――
大事な人を失った者を気持ちは貴方も分からないでしょう?

【彼女の言葉の意味を自分の手の傷から悟り】
【彼女を見据え(といっても影で見えないが)そしてハッキリとした口調でそう返す】

【より近づいた彼女にただ“フムン”と呟くだけの反応】
【しかし特に気にしていない訳ではない、現に抑えたその手を離そうとはしていない】
【彼もこの場でむざむざ心中……というつもりも無いらしい】

この世界に、この人の死に近いこの世で生きているのなら
そういった事にトラウマの1つや2つあるのは極普通の事だと思いますよ

あら、僕がどんな人間かバレちゃいましたか……
まあだからといって何の問題もないですけれど、と何かいるのですか?

【彼女の視線を追うように自身もそちらに目を逸らす】
【同時に「何」がいるのか特殊な両目で文字通り探す】
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:47:40.52 ID:Touh7Dpho
>>435

【黙ったまま、ただ陰鬱とは違ったそれで各々の仕事に従事する彼ら】
【それに対して、コーヒーを飲み、話すだけという女性二人】
【きっと一部の者はそれを否定するだろう―――が、此処に於いては微塵も無い】

【それこそガルニエの治める昼の国支部、その完成度の高さそのものを表していて―――】

察しがいいな、確かにそのコーヒーはこの辺りの物を使っている
とはいえそれだけでは上手くはならん……私は茶の類を淹れるのが“得意”でな

【つまりは彼女が以前から淹れていたモノ、ということで】
【冷たい彼女の意外な内面と捉えられるかも知れないが―――今は話が違う】

……先に断っておく。私が機関に居るのは戦いを求めるためだ、とな

さて、それを踏まえての私が考える平和……『正義』が抵抗しなければ良い
我々機関は世界を治めたい。あくまで抵抗しなければ、悪い処遇はしない
だがその過程において、正義の名を冠した邪魔者が幾度も道を阻む

連中は気づいていない、自身が抵抗しなければ戦いなど起きないのだ
あまつさえ組織等を作り、無駄に抗い、戦火を広げ、自らはいい気になっている
私怨や功名心に駆られたマヌケ共が居なければ、それこそ私は平和だと思うが――――。

【考え方としては、所謂『正義』こそが『真の悪』である、といった所だろうか】
【やはりガルニエという女性の考え方には芯がある。頑固なのではなく、キチンとした一つの意見として】
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 00:48:39.17 ID:iK4t00JYo
>>430

【ルーミアの演説が耳へと流れ込む、その言葉を、尋ねながら――――……そっと、思う
彼女の行うべき、行動を――――……つまりは、悩んでいるのだ
議員≠ニしての、彼女と能力者≠ニしての、彼女と――――その、どちらが正しいのか】

【背中を押すのは、貴女の言葉――――確かな、身勝手な、言葉
主≠ニ従者≠フ、感情の違いは、価値観の違いは、重さの違いは、彼女に一つ、決定付けさせた】


……貴女の主≠フ語る言葉は素晴らしいですわ、私も、お手本にしたいぐらいです
ですが、貴女の言葉は――――……だいきら――――……


【踏み躙られ、地面を這いながら、紡ぐ言葉は、仄かな怒りに燃えて
静かに紡ぐソプラノの旋律、語る言葉は、丁寧に零れ落ちていく――――……】

【言葉が途切れて、音が消えて一瞬の静寂が、周囲に広がって】


――――――――Live Forever


【不意に――――貴女は襲われるだろう、足元に居た何か≠ェ消える、感触を
それは、文字通り、たたらを踏む、感触――――足元に居るはずであったイリス≠ェ消えて――――】


……私は、自分の意志を貫くために、議員になりました――――ですから、立場上、貴女がたへ反抗することはできません
だから、私は私≠ニしてセシニア・イリス・フリードリヒ≠ニして、貴女へと、怒りをぶつけます


【声のする方向に惹かれてみれば、貴女の数m前方に、彼女が居るであろう
呼吸はやや荒く、顔は、ところどころ汚れて、髪の毛も整っているとは言いがたい
それでも、その紫陽花色の瞳だけが、静かに力を持っていて――――……】


Sezession∞L'Ultima Cena∞Il Cenacolo


【身体を、やや低めに、体勢を低くすることで、安定した大勢のまま、言葉を紡ぐ
一見してそれは、詠唱に聞こえる――――――――彼女の思いを乗せた、言の葉達の、反抗】


――――最後の晩餐


【彼女の右手が、すっと、彼女の眼前へと踊りだす、と――――……目の前の貴女≠フ上空へと
抜き身の刀が十本、出現するのが、把握できるだろう】

【そして、堕ちる、振り下ろされた、右手と同時に、全ての刃が、貴女へと向け、振り下ろされるだろう
映る紫陽花色の瞳は慈悲の無い、屍を見るような瞳で――――
詠唱中に攻撃をしかければ、攻撃の中断は可能であろう
しかしながら――――僅か、とはいえ、距離が在る――――間に合うかは、紙一重、といったところか】
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:49:01.17 ID:hrL0C7Qco
>>441

……────ッ

【強烈な光に対し、反射的に目を閉じるが】
【間に合わずに眼が眩む──目くらましは成功のようだ】

【水晶を撃ち落とすことにも成功したようだが】
【破壊には至らず、橙色の水晶も消滅せずに地面に転がる】

【赤色の水晶も、"現状は"何の反応も無い】
【何かしたくても、視界が塞がっていて出来ないと言った方が正しいだろうか】

【───何か行動を起こすのであれば、今がチャンスであろう】
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:51:07.57 ID:vWOeucrSO
>>431 >>405

それでも・・・
そもそもあの人は僕らの因縁とは無関係の一般人のはずです。

―――僕達は
『悪と立ち向かう剣』であるて同時に、
『市民を護る盾』でもあるんですよ。

それが僕達《Justice》。正義の味方なんですよ

安心して下さい。
僕は『誰かを護る』のが自分の正しいと信じる道で、『僕の正義』であって、
[ピーーー]まではしませんから。
だって何か護るのに奪う行為までは必要ないでしょ?
【そう護は近づいていくが】
【もう二人の気配に気がついて】

増援・・・か・・。
【足が止まる】
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:51:31.89 ID:iL+0qbhSO
>>439

【蹴りを放った脚が、その骨が。びりびり、痺れる感覚】
【傷口を狙った有効打であれども、その巨体に衝撃を与えるには、人体は些か軟弱で】

――――――――――、

【骨、髄を通って、神経という神経が打ち震える、なんとも気味の悪い感覚に】
【歪んだ顔が、魔翌力弾の光に照らされる】



【結果、当たり前だろうが、直撃。――だが】
【エルナトに、一番近づいていたのはこの少年であって】


、ッあああ"ああああぁア、――――――――!!!

【負けじと、咆哮。痺れる脚で無理矢理地面を蹴って】
【「後ろにいる奴等」へ飛ぶ弾が、少しでも減るように、と】
【自ら、弾幕の一番密集している地点へ。飛び込もうとした】
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 00:55:29.99 ID:QRIPPc0Lo
>>429

力に関係なく皆が平和と未来を手にするのが真の平和じゃあないのか?
別にあんたらが何しようとぶっつぶすから関係ねェが・・・カノッサ機関とか言うパチモンと共に
【この世界でも有名なカノッサ機関、それをパチモンと言う彼――】

――ふん、平和なんてクソ喰らえだ、世界なんて混沌に包まれちまえ
【ぼそッと一言、誰にも聞こえないような声で本音を言った彼】


>>432

ギャース!
【咄嗟に体勢を低くした彼、無論まだ地面は凹んでいるので、それに合わせている】
【その強力なエネルギーは魔翌力を感じ取る能力に長けていない彼でも存在を感知出来たのだ】

【髪の毛は焦げてますますごちゃごちゃになったものの、地面がアースとなって感電は免れた】

こんにゃろォーッ! あぶねェじゃあねェか馬鹿ッ!!
・・・後で、巻き込んでやろう【ボソッ】
【例の怒りマークと共に叫ぶ半アフロの彼、本気で言っているのかは分からない】


>>440

ったく・・・ロクでもねェぜ!
【むくり、再び起き上がった彼】 【半アフロでとってもミディアム】
【いつの間にやら握られていた鋸】 【ゆっくりと近づいてくる双子】
【あれでまともに斬られたら、G.G.グライダーもろとも再起不能[リタイア]だッ!】
【しかし、焦ってもどうしようも無い】

(G.G.グライダーの防御力は俺と同等・・・)
(だが、近距離パワータイプ、攻撃範囲は近〜中距離――)
(さて・・・G.G.グライダー、あのデカブツをどうにかするより、本体ぶっ叩いたほうが良さそうだ)
(G.G.グライダー、狙えるか?)
【相棒は、静かに頷いた】 【彼の精神へと】 【ただし保証は出来ない、と付け加えて】


OKだ・・・G.G.グライダーッ!
【彼は立ち上がり、G.G.グライダーと共に歩み寄る2人を見据える】
【そして、彼の相棒は――掌を相手にへと向けて】

放て! ぶち抜け! やっちまえ!
【掌の手前へと形成され行く溶岩弾、およそピンポン玉大になった】
【そして、それを双子の1人――アクセルの右手を狙って放つ】
【性質は溶岩そのもの・・・それ以上でもそれ以下でも無い】
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:56:52.84 ID:MgECDOBFo
>>430>>445

もう答えはでています!

私は殺しませんよ?
だって、十人[ピーーー]…それはあくまでも未来の話です
[ピーーー]より前に、私は説得します
信じて、分かり合うために、何度でも!

【彼女が言うのは世間一般だと綺麗事だと言われてしまうだろう】
【でも彼女は心のそこからそれを望んでいる】
【もし実際に起こったとしたら、彼女はそれを実行するだろう】

……

────ありがとうございますっ…!

【すれ違うほんのちょっと前に彼女は爪を下ろした】
【ウォルフがすれ違うのが分かってわけではなく】
【ウォルフがそうすると"信じた"のだ】
【すれ違った瞬間、彼女は心を込めて感謝の言葉を述べ】
【すれ違ってから、その背中に向けて丁寧に小さく会釈した】
【背中を向けていて見えないだろうが、その顔は眩しすぎるぐらいの笑顔で】


はぁ…はぁ…

…ってあれ?
もう、ピンチでは無さそうですね…

…………よかったぁ…!

【たどり着いたときにはすでにイリスは敵の拘束から外れていて】
【とりあえず、ひとまずは安堵の溜息をついて】
【一応念の為にさらに近付くべく、歩を進めていく】
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:02:36.88 ID:uucEZazAO
>>446
(一先ず撤退は成功…けれど、このまま隠れて逃げるには遮蔽物が少なすぎます!)

【ベンチの影から様子を窺い、閃光に苦しむ相手の様子を確認してから、少女は徐に身体を相手へ晒し】
【尚も、水晶に関しては注意を払わない──否、払えない】

私も、黙って殺される訳には参りませんので。

【少女の姿が一人から二人】
【二人から、三人】
【増えた少女の総数は、凡そ二十】
【多重する声と姿】
【三つ目のプリズムから次々吐き出される少女の姿、いわゆる分身と言ったところか】

貴女様は、此処で止めねばなりませんね。

【一斉に、『少女達』が突撃するだろう】
【三つのプリズムは『少女達』の間をゆったりと移動する】
【目を凝らせば、分身の『少女』は、透き通り、色素も本物と比べると薄い紛い物とわかるが】
【月明かりと街灯の灯りしかないような夜道では、見分けがつくだろうか】
【そして気付くだろうか】
【本物は『少女達』に紛れて戦線を離脱しようとしていることに】
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:04:47.64 ID:x/2lKyiEo
>>444
ここの機関員の方は幸せですね
コーヒーブレイクにはこんなに美味しいものが頂けるんですから

【たとえガルニエの腕前を抜きしても、美味しいコーヒーだろう】
【気候の問題で自国にはない嗜好品には、思わず感嘆する】

ふふっ、「武人」などと言っておきながら、
なかなかどうして、弁の立つお方ですね・・・

【ガルニエの掲げる「平和論」に耳を傾け】
【これからパッションの説明しようとした内容と】
【大局に一致していることに、素直に驚き】

ガルニエ様、世の争いの多くは、「意見の対立」にほかなりません
まぁ、「利害の不一致」と言い換えても結構ですが
端的に申せば、「お前の持っているものをよこせ」という「縄張り争い」です

しかしそれは逆に捕らえれば、「意見の対等」ってことなんですよね
「対等」「似たものレベル」だから、意見が食い違うってことで
どんぐりの背比べとでも例えましょうか・・・
人と人、集団と集団、国と国の「似たものレベル」です

【目の前の鉄の女に諭すように、語りかけるように】
【ゆっくり、説き伏せるように―――言葉を紡いで】

国同士の境界線も、食糧も、人種も、理念も、所得も、言語も
ありとあらゆる「差」を取り払って、全ての人間を「我が子のように」愛する―――



―――だから私たちカノッサ機関は「力」を目指しているんですよ



「誰も逆らえない」ってことは、「意見の対立も無い」平和な世界ってことですから



         「戦争」という外交手段の対義は「交渉」
         「平和」という治安状態の対義は「混乱」



「混乱」の世を統治してこその、「平和」が得られるんです
世間のみなさんにはそこの辺り、ちょっぴり誤解されているみたいですがねぇ

たびたび話題にのぼる「テロ行為」や「他国侵攻」も、
それも含めて機関の「平和的統治」の過渡期であるってことですよ

私が氷の国支部の支部長に立候補したことも、
この「平和」を実現させる目的があったからです

【”まるで釈迦に説法ですね”と自嘲交じりに口元に笑みを受けべるも】

【これは詭弁だ―――武力をもっての交渉は「砲艦外交」と称すが】
【パッションの掲げる機関の考えは、まさに「砲艦外交」そのものだ】
【暴力によって他者を押さえつける、暴力が支配する世界の構想】

【そしてパッション当人は、「機関=悪」とは考えていないのが特徴か】


ふぅ、やっぱり美味しいコーヒーですね

【自分の平和論を一通り、口にして】
【もう一度、コーヒーカップを口にして】
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 01:08:17.72 ID:aWedr7bE0
>>431
「なっ――――!?」

【重力操作による、唐突な加速】
【まるで、先ほどの『上半身のみの形態による、機動性の低さ』と言う弱点を無視した様な、見えない足がついているかのような、跳躍】
【全く予想だにしなかった動作を、咄嗟に避けられるはずもなく、μは真っ向から打ちのめされ、のしかかられる格好になってしまった】

「く、あああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」

【このままでは、自分も『蜘蛛』の如く踏みつぶされる】
【μは、初めて『恐怖』を表情に現し、必死になって右手の剣を振るった――――狙いは、アートマンの頭部】

「ぐ…………くっ…………よく、も……!!」

【フラフラと立ち上がったιは、再び左腕の時計から、矢を1発放つ】
【これで、残った矢は残り1本。これを撃ち尽くしてしまえば、文字通りιは戦力にならなくなる】

>>447

――――言いたい事は……それだけか…………?

【ιと同じく、フラフラと立ち上がったリーナが、口を開く】
【傷のためか、それとも逆上のためか、その声は押しつぶされた様に低く】

関係無いのなら、巻き込まない…………それは私もやった事だ…………!
私たちに刃向ったのは…………奴自身の意志……、なら、その結果は、奴自身が、責任を、取るべきだ…………!

【紡がれるのは、自己の正当性を主張するための文句】
【更に、その内容は続くかに見えたが――――】

――――≪justice≫?

【それを聞いた瞬間、リーナの表情が変化する】

<戯言はそこまでだ。≪justice≫の小僧……!! リーナ殿を傷つけた報い…………その命で払ってもらおう!!>

【増援の大男が、背中からハルバートを抜き取り、右手だけで――――まるで剣の様に構える】
【豪快な体躯と強力な筋力が、その離れ業を支えていた】

――――待ってください……グルゴンさん
<……リーナ殿?>

【しかし、殺意をたぎらせるグルゴンを、リーナが制する】
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:08:38.37 ID:2sk5CazDO
>>440

【攻撃を加えようとした瞬間、】
【雷撃音が聞こえ、彼はとっさに横っ飛びで回避した。弾みで幻が消える。】

…冗談じゃないよ。危ないなあ

【そんなことを呟き、彼は再び脇差しに手をかけ、】

【ブン、と勢いよく凪払う。】

【瞬間、刀身から放たれたのは斬撃。】

【それは、異型な、出来損ないの上半身を切り裂かんと】

【接近した。】


【同時に、彼は素早く当たりを見回し、】

【ともに戦う仲間の位置関係を把握する。】
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 01:09:44.45 ID:qBghXaCTo
>>439>>448

【彼の眼は酷く血走っていた。妄執的なまでに、その角が生えた頭部から視線を逸らさなかった】
【そして、それが“砲撃”した時──思考そのものを失っていた頭脳が、狂ったように回り始めた】

 【──押しのけたはずが、再び飛び込んできた森島の姿】
 【──容赦も慈悲もなく迫り来る、破壊の質量の群れ】
 【──咆哮。自らを決死の盾と成した、>>448ミツキの姿】

(──読みを、誤った……しかし、それは“二つ”あった)
(── 一つめの誤りだけなら終わっていたものも──二つ目の誤りで、それは“裏返る”)

【彼が瞬時に行ったのは、持てる全魔力を、出来る限りの最高速で、】
【自身の足を伝って、自分のほぼ真下の地面に、送り込むこと】
【そして、次の刹那、そこから黒色の樹木が、急成長しながら出現する】

【ただしそれは、防御を目的としたものではない。あの轟砲を、木如きが防げようもはずもない】
【目的は──再度飛び込んできた森島へと合わせたものだった】

【──もし、森島がそのままの軌道で飛び込んできた場合、】
【その樹木は、彼の身体を、砲撃から逃れられる空高く押し上げることになるだろう】
【それがどうなろうと、曇華は樹木もろとも砲撃の中へと埋もれていくが──】


 ────そこから、チェックメイトが見えるはずだ


【──曇華は、彼が上空からエルナトへと見舞える一撃に、最後の一手としての望みを託したのだった】

【決まらなければ無茶無謀の愚策、しかし決まれば──】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:12:03.97 ID:hrL0C7Qco
>>451

…………。

【目が慣れてきたようで、ゆっくりと両目を開いた少女】
【その瞬間目の前にいたのは、何十人にも増えたターゲットの姿】
【だが銀髪の少女は、全く焦りを見せず───】

……───止めるんじゃ、無いの?

────《 射出 》

【"本体の少女の背中を狙って"、一直線に黄色の水晶を撃ちだした】
【沢山の分身に惑わされる様子は無い】

【───種明かしすると、少女と全ての水晶は視界を共有している】
【よって、一人だけ戦線離脱しようとしているのが見えたのだ】
【もし沢山のウォーリーの中に本物が隠れていたとして、其れを探せと言われたら不可能に近いが】
【一人だけ別行動をしていたのであれば、其れは非常に簡単な間違い探しになる───】
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:14:21.74 ID:ptJQjNw8o
>>443

【近接武器を持たない状況で、刃物を持った人間に肉薄する】
【彼の気は澄んだ湖水のようで、微塵も殺気を感じることは出来ないが】
【気まぐれ一つで簡単に殺される状況だと考えれば】
【その恐怖に胸が高鳴る。死の息遣いを察することができる】

……そうね。
それは知らないわ。 運の良いことにね。

でも、私を大事に思ってる人間も、居ないわ
異世界人だもの。

……それに、誰も私と同じ時を生きてはくれない。
それなら、刹那的に刺激を求めたって構わないでしょう?
文句が言えるとしたら、私に殺された人くらい。

あなたは、文句の言える人になれるかしら?

【彼が視線を向けた先には、『何も居ない』】
【その結果は、特殊な両目を以てしても変わらない】
【視線を逸らした隙に、少女は左手で、自身のスカートを軽く摘んだ】

【内部から転がり出るのは、薄桃色の金属缶】
【真ん中からスライドするように割れて】
【2秒後に、ピンク色の睡眠ガスを噴出させる】

【もし微量に吸ったならば、ローズの香りと共に、軽く眠気を誘われるだろう】
【副次的に手足が若干痺れて、体が重く感じるかもしれない】
【意識の突発的断裂にも注意が必要だ】

【ガスの噴出前後で、対応する時間は十分にあるが――】

/すみません!遅れました!
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/20(日) 01:15:25.47 ID:S2IjUAhTo
>>438(谷山)>>445(イリス)>>450(ミーナ)

ライブラ:潰して、どうします?

     誰かが提案する新たな秩序、それを完膚なきまでに叩き潰して
     では貴方はどうやって、この世界で虐げられる者を救うというのでしょうか?
     報道?昔は良かった今の若い者は駄目だ、嘆いてばかりの報道ですか?
     殺人事件と芸能報道を同等に置く、報道が世界を吸うとでも考えますか?

     と、意地悪く問い詰めていると限が無いんですよね本当に
     ……我等が主君は、目的の二つを達成しました
     ならばこれ以降、我等には新たな選択肢が出現することをお忘れなく

ウォルフ:速え話がさっさと逃げの準備って事だ!!!
     これ以上生きてる奴死なせると飯が不味くなるんだよチクショオォ!!!

【ライブラは、敢えて、刀身を回避させる事を放棄した】
【左腕も絡め取られたまま、下手に動かない。自分自身を、殆ど的として差し出す様な形】
【そうした理由は、この言葉から何処までも程遠いライブラに適用するのもおかしいが、『信用』】
【必ずこの場面で救援に戻り、且つ成功させる者がいるという信頼である】

【谷山の進路に横から割り込み、鞘に収まったままの『ツヴァイ・ヘンダー』を横薙ぎに振るうウォルフ】
【腰の高さを打ちすえる事で、足の動きを止める事が目的か】
【ライブラが回避をしなかったのは、相手の回避難易度を上げる為だろう】
【腕も、身もすてるこの戦術は、まるでライブラが己の駒である屍兵士にさせる戦術と、何処か似通ってもいた】


【すとん、と落ちる足。勢い余って倒れる、イリスを拘束していた兵士二人】
【三者三様、何が起きたのかを理解出来ない表情が】
【次の瞬間、女性体の屍騎士ただ一人、ライブラのそれを模した様な氷の無表情へと変化する】


ライブラ?:………嫌いですか、褒め言葉ですねそれは
      然し、やはり私の采配は間違っていなかったようで何よりです
      流石は議員様、とほめたたえましょうか?
      
      ………瞬きすらするな。最後の一瞬まで、これを見ろ
      私の目に、お前の目で見たものを、送り続けろ
      一先ず、この口からはさようなら
      貴女と直接ぶつからずに済んだ事を、嬉しく思いますよ

      ………………それから、そっちの方
      …………貴女の言葉でアルマゲスト≠ヘ、誰一人説得出来ません
      この世界には、一つの手段しか知らない者が―――――

【十の刃が、騎士の頭上に出現し。白濁した瞳孔がそれを映す】
【落下し始めてから、頭蓋が貫通するまで。内部の脳が破損するまで】
【屍の目は、それを最後まで見届けようと開かれていた】

【頭部を破壊されれば、不死者ももはや立ち上がる事は出来ない】
【がしゃん、と鎧を打ち鳴らし、イリスを踏みにじっていた異形は沈黙した】
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:17:48.47 ID:uucEZazAO
>>456
(そんな──っ!?)

【迷いなく、自分へ向けて放たれた水晶に、驚愕し】
【何故──背後からなら兎も角、正面からではそう簡単に解るものではないと言うのに】

(『背後』──?まさかっ!)

【何か別の目でも持っているのか──そう考えたところで】
【迫る水晶が──少女の体に達することだろう】
【少女自身の移動速度も遅く、プリズムも盾にするには速度が遅すぎた──】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:21:20.44 ID:cw8LDpego
>>429

…こっちの言葉には…反応しそうにないな
物申すのはまた次の機会にしておこう

【耳を傾けて王女の演説をしばらく聞いていたが…今のところリアクションはその一つのみだ】

>>440
【今の一撃をだいたい耐えられるレベルの守備力と言う事を読みとることに成功】
【しかし双子のセリフにガリガリ、と頭を書きながら呟く】

…しまったな、困った事にオリジナリティを要求されてしまった
まいった、そう、まさにそれこそぼくの最大の弱点なんだよ

【『オリジナル』、『初見の技』、それこそが、この仮面の戦士の最大の弱点である事を】
【彼は常に人に合わせて『対応』して生きて来た男、人から受け継いできた全てで持ってきた男である事が彼の本筋となっていたから】

【なにせ彼の目標自体が『なんでも叶える[たぬき]』である事も結構な問題だ】

…ぼくは受け継いできた人間だ、生き様も、戦い方も、正義も、誰かと触れて誰かのために生きて来た
ああ、それじゃあ誰だって怒るよな…闘い方はジンジャー博士に教わった万能タイプの徒手空拳、どこの格闘技でも見るような技術の総合だしさ
後は…スリーサイズ測定法とかもそうじゃないの、アレも代々受け継がれてきた技術だっけ、身長とか体重とかも分かるようになったけどさ


…そうだな、…めったに見ない、新しさに満ちた戦り方を、技術の使用法を行うとするならば…これはどうかな、『測定開始』

【かさり、かさりと草を踏みながら近づいてくるキャットXは阿修羅の出来そこないに少しづつ近づく】
【測定、そう…ジンジャーがかつて教えてくれた身体を目分量で機械のように精密に図る技術…それを持って阿修羅と双子の全身をじっと見始めた】
【読みとろうとしてくるのは彼らの『身長』から『腕と脚の長さ』『装備する武器のリーチ』『利き腕と効き脚』のデータの観察、そして先ほどから話している最中に行っているのが見て取れる『クセ』】
【ついでにジャンヌのスリーサイズでも余裕があったら読みとっておくかなどと意外とまだ余裕がある、大技を放ってまあ疲れているはずなのだが】

【ここまでは多かれ少なかれ誰でも無意識のうちにやるような事だが…?】

まあ何をしているかは気にしないでくれ、さて…見たところ岩石砲のスカーフマンは男の…『アクセル』の方、幻影剣士は阿修羅を狙うんだ
じゃあ、ぼくは女の子…『ジャンヌ』に攻撃するか…

【ようやくお得意の近距離系の攻撃を開始せんとばかりに…その装飾剣を両手持ちに直すと、日ごろ鍛えているがまだ完成はしていない急接近歩法『八艘跳び』を使って】
【飛び越えるようにジャンヌに急接近!そしてその切っ先が狙うは腹、臍があると思う場所目がけて即座に突きを放ってくる!】
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:21:55.84 ID:kyP0A6wAO
>>453>>447
【μの剣の軌道は見えていたが、最早少女は自分の意思でアートマンを解除することすら出来ない】
(消…さ…なきゃ……私……死………)
【しかしμの剣がアートマンに届く直前、少女は意識を手放し、アートマンは解除された】

【同時に少女の体が痙攣を起こし、まな板の上の魚の様に跳ね回る】
【危険な状態であることは一目瞭然だった】
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:24:42.96 ID:iK4t00JYo
>>450>>458

【そっと、虚空を横切る、右手――――それはさながら、晩餐の終わりを告げるようで
網膜に残るのは、崩れる瞬間の、屍の顔
静かに瞼を閉じて、そのイメージを焼き付けながら、踵を返した】


(たぶん、機関としては、彼等と手を組む事でしょうね――――……反対しても、私一人ではとても、足りません
――――……やっぱり、険しい道ですね、先が、全く見えません)


【一歩、後方に向け歩くと、ふらり、と揺れる身体、魔翌力の限界――――というよりかは、精神力の限界であったのだろう
ギリギリまで削られた彼女は、今にも倒れそうで
ふと、ミーナと、交錯するであろう視線――――助けに来てくれた、あなたへと向けて】


……有難う御座いました、またどこかでお会いしましょう
Live Forever


【――――言葉を、零して――――……その場から、雲散霧消――――消え去るだろう】


/っと、取りあえずお先に失礼、愉しかったぜー乙でしたー
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 01:28:17.77 ID:Q44zrQcno
>>439>>455

【疾走≠ヘ続く――あの巨体、巻き込まれれば彼が『死ぬ』可能性は否めない】
【耳を澄ませば、エルナトの咆哮の如き『声』――……続いて、“突進”が――――】



【       ――――来ない=H 】


(……考えろ、森島 京=\―『来ない筈が無い』。)
(なら、何≠ェ起きている……『前傾』、『突進ではない』、『攻撃』、『筋力増大』―――。)


――――……反動=Aか?


【『当たりを付けた』と同時――、―彼に確証を与える、大音声=z
【“砲撃”であると理解した瞬間、彼は『ダメージ』を覚悟し―――】



                  ≪ OverHeat - ――――――ッ!!!


           【―――そして、樹木≠双眸が捉えた】


【経験≠ニ敵の攻撃の早期理解≠ェ、彼の為さんとしている事を『伝える』】
【脊髄反射的に彼は、“有りっ丈の熱量”を両掌へと注ぎ込むと、飛び込む@lな形で樹木に乗り、上昇】
【砲撃を回避すると、周囲の戦闘音に揺れる樹の上から能力で以って弾丸の如く跳び出し≠ト―――】




        ―――――――――   竜胆  ≫ ォォォオオォーーーーォォッ!!!!




【彼の両掌≠ェ纏うのは、熱で形作られた龍=\――『高エネルギー』体ッ!!】
【能力を利用した高速移動≠ノ重ねる様に、『大規模爆発』を直撃と同時に引き起こす拳≠、】
【エルナトの脳天*レ掛け、『両手を組み』……“ハンマー”の様にして振り下ろす―――!!】

【『自己への被害』をギリギリに設定している為、死ぬ℃魔ヘ無いだろうが果たして――――】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:28:52.67 ID:Touh7Dpho
>>452

【一口、自ら淹れたコーヒーを味わって。ことり、とコップをテーブルに】
【それからゆっくりと両肘を突いて、手を組み、目を瞑り】
【深々と、眼前に位置する女性が語る「平和」―――それを、ただ聴いて】

    
      ――――成程。

【一言、相手の話を聞いて感じて、先ず出た言葉がそれである】
【大きく見れば賛成的、考え方としては自身のモノと大差ない】

【ただ違うのは―――そう、“暴力”が前提であることか】

………細かい点での相違はあるにせよ、賛同できる
機関という名のもとでの統一、対立の消えた世界……理想的だ


――――しかし問題点もある。現状を考えてみろパッション・プレイ

我々カノッサ機関の“力”、その強大さは全世界に知れ渡っている
“向こう”に善悪観のない軍師でもいれば、諸手を挙げて下るだろう
しかし……たかだか十や二十の能力者でも、立ち向かう馬鹿が居るのが現実だ

仮に我々が世界の全てを下し、逆らえない状況を作ってもそれは変わらない
寧ろ大きくなり過ぎた組織は数十名単位の人間など捕らえられないだろうな

【考えは殆ど同じ。相手に向かって云う言葉も自身に向けるのと粗同義】
【「結局意見の対立は無くせない」、と。大小の差はあれ対立するものは在るのだ、と】
【一見議論は終わってしまったように思える――――が、しかし】

……まあ、ここまで自分で言っておいて難なのだが

正義の連中には一つ、大きな弱点があることが分かるか?
それは我々をテロリストに見立て、何処かに立てこもるのを考えると簡単だ
確か水の国の『ルビーシャ』も……目的の一つに、“それ”が在ったと記憶しているが

【正義、正義―――実にしがらみの多い立場、突くのなら、やはりそこか】
【規模は人でも街でも国でも等しく、正義であれば守るべきモノというのは在る】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:29:59.58 ID:hrL0C7Qco
>>459

【黄色の水晶も当たっても消滅せず、普通であれば身体に浅く刺さる事だろう】

(……───やはり、幻か。)
(幻じゃなかったら、危なかったけど……。)

【水晶が少女の分身をすり抜けていった事に、心の底で安心する】
【それもその筈──あれらが全て実態を持っていたら、銀髪の少女の負けは確定的だったから】

…………さて、と。

【目くらましを警戒してか、片目だけを閉じると】
【拳銃を抜き両手で構え、白髪の少女の背中へと狙いを定める】

【焦らずゆっくりと、確実に仕留めようとするつもりか──悪く言えば、臆病なのだが】

【赤色の水晶───ベンチに刺さっている】
【橙色の水晶───地面に転がっている】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:32:48.70 ID:5sLwRle5o
>>458
報道は真実を伝えるものだ。
この世界の真実を、民衆に周知させていく。
後は、民衆が其れを受けて動くだけ。
俺が死ぬまでには、世界は変わらないかもしれないがな。
其れでも報道は無力なんかじゃ、絶対あり得ない。
いつだって民衆を動かすのは、情報なんだからな。

っと、ここまでは報道者としての俺のスタンス。
ぶっ潰すのは、俺の私情だよ。
割と保守的な質でね、ゆっくりとした変化のほうが、すきなのよ。

【そこまで一気に話しながら駆ける】
【横から迫るウォルフを見て、顔を歪めて】

ッチィッッ!!

【眼をギラつかせ、谷山が取る行動は――――】

邪魔なんだよ糞っ垂れェッ!!

【谷山は、跳躍した!】
【元より、脚力には自信があるタイプである】
【そして、能力Truth Newsのバックアップによる素早い反応】
【其れがぎりぎりでの跳躍を可能として】
【しかし、踏み切った右足を打ち据えられて耐性を崩して】
【それでも、谷山はライブラを潰しに行くつもりでライブラを睨みつけている】

高さが足りない、ならヨォ!
ちょうどいいのがあるじゃねぇか!!

                    ウォルフ
【そう叫んで、谷山は目の前の“段 差”に手を掛けようとするだろう】
【義手である左腕は、驚異的な膂力を発揮するもので】
【ウォルフをとっかかりとして、さらなる跳躍をするつもりである】
【狙いは顔面。跳躍するついでにダメージも与えられれば幸いだと判断して】
【左手をウォルフに向けて、伸ばしていく】
【触れれば、ウォルフを地面に叩きつけるような力で腕が動き、谷山が跳躍するだろう】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/20(日) 01:32:51.09 ID:WU92NDiz0
>>429>>439

【当たった、と。子供は、ほんの少し、喜んだ。ルーミアの言葉が、心に刻み込まれた】
【そして、薄れ行く思考の中、自分に向かって来る魔力弾が見えた】

(……突進じゃ、……な……い)

―――あ

【小さく声を上げて浮かべるは、再び、少年の様な、皮肉染みた笑顔】
【五つが、直撃。焼け付く熱を感じた。ぺらぺらの紙みたいな体に火が点き、焼いて行く】
【火傷を負い、ぼろぼろに崩れた体の中―――空洞の中で、美しい水晶が見える】
【宝玉=\――地に伏した瞬間、空洞が見える箇所が、ゆっくりと、塞がって行った】

【彼等に思いを託し、意識を失う。雑音は止んだ。浅い呼吸】
【石動らぶみ、戦闘不能】

/申し訳無いです…
/お疲れ様でした、ありがとうございました!
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:35:55.65 ID:vWOeucrSO
>>461 >>453
・・・まだやりますか――貴女達は。
【護は構えるグルゴンにそう戦意を込めた目でを告げる】
刀を鞘に納めた】
【そして、リーナへは】

・・・・?
何でしょうか?
宣戦布告とかなら受付てませんよ。ウチ
【―――そう首を傾げていたが、】
【次に向こうの倒れていた少女が目に移って】

っ!?
【護はそちらへ駆け出そうとする】
【―――事態は急変する】
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:36:07.45 ID:yzogxPjso
>>457

個人の傷は個人の物、ですかね
それはそれで些か悲しいように思いますけれど……

【その手の中の仕込み刀、日本刀のように反ってはなく其れは直刀に分類されるのだろうか】
【元が杖故にそういった形になるのは仕方の無い事である。それに例え反りが無かろうと――――】
【切れ味は変わらない、それどころか湧き出る水流により切れ味は増す】

異世界人だからといって大事に思ってもらえない、という訳でもなし
この世界でなんとか生き続けていけられるのであれば――――
貴方を大事に思う人も現れますよ、人は他者と寄り添う生き物ですから

【教師という訳ではないけれど、その口調はどこかそういった人種に似ていて】
【少し握るその手に力が篭っていた】

刺激を得る手段が何も命が関わることばかりでは無いでしょうが
そう、貴方は刹那的過ぎる……もっと他の手段で刺激を求めるべきです

【何もいない、少女の気のせいだったのだろうかと】
【彼は視線を少女に戻す……ふと】

悪いですが僕は殺されるつもりは無い――――……

【“からん”という金属的な音に視線を落とせば】
【見るからに危険物であろう物体が、いた】

…………っ!

【少女の視線誘導で若干行動するのが遅れ】
【青年がその場から後方に数歩離れたのは煙が出てからの後、少しだけ其れを吸ってしまい】
【口と鼻を抑えるが足をふらつかせ、彼女をうつらうつらと睨む】

(眠気を誘う類の……少し不味いですね――――)

【不味い、というのは少女から離れてしまったこと】
【彼女の手に手榴弾があるまま、ということに対してである】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:39:02.69 ID:MgECDOBFo
>>458>>462

その手段が………これ、ですよね?

誰一人説得出来なければ、出来るようにすればいい
知らなければ教えてあげればいいのです!

【崩れ行く屍騎士に向かって投げかける言葉は】
【あくまでもポジティブシンキング】
【それが可能かどうかは問題ではない】
【彼女は"やる"のである。自分の信条に基づいて】
【投げかけていた相手が崩れた今、その言葉は誰に届くのだろうか】

…。

【それからまだ終っていない戦場を呆然と眺める】
【彼女の姿を見ると、足元がわずかにふらついている】
【さすがの彼女にも焦りや不安が湧き出た頃───】

───あっ!?

【霧散していくイリスの姿を見て、当然驚いた声を上げる】
【一瞬間に合わず死んでしまったのか?と自分を責めかけて】
【────"またどこかでお会いしましょう"】
【その言葉から、きっと生きているのだろうと考えて】
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:40:23.51 ID:uucEZazAO
>>465
うっ…く…

【背中に水晶が刺さり、前のめりに倒れる】
【立ち上がろうとするが、痛みのせいでうまくいかない】

プリ…ズム…

【やっと追い付いた三つのプリズム】
【それが少女の前で──相手との間に──盾のように展開する】
【レーザーを放ったプリズムは、半分程の太陽光を消費し】
【閃光を放ったプリズムは、既に空】
【少女の分身を作り出したプリズムは、分身を作り出す代償にその中身を破棄した為】
【実質、使えるプリズムは一つ】
【透明なプリズム内に、目に見えて減りがわかる太陽光のエネルギー】

(万事休す──ですか)

【迫る相手に対して──少女に残された手段は、皆無に等しい】
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:46:34.42 ID:x/2lKyiEo
>>464
えぇ、理想的な世界ですね

現状・・・確かに、机の上であれこれ言葉を並べても、
残念ながらそれが実現しない限りは空想論にすぎません

【パッションがこの席で掲げた平和論は、”理想を描いた青写真”】
【ガルニエの「相手の意見を受け入れつつも、意見を述べる姿」は】
【なるほど軍人ぞろいの一支部を纏める人材に相応しい素質である】

どんな現象にも不穏分子はあるもの

たとえ一本のマッチほどの小さな火種でも、
それがやがて平原を燃やし尽くすほどの炎にもなりましょう

なんでも、噂では・・火の国を「奪い取られた」事態の「発端」は、
レジスタンス軍の少女の働きかけによるもの、なんて耳にはさみましたが・・・

あぁ、百家様が率いるピエロ隊の活躍は私も知っています
今度ご挨拶にでも伺おうと思っていたところでしたが・・・

【本来パッションの今の仕事は「各地の機関員へのあいさつ回り」と言っても良い】
【”ルビーシャ”を実質統治している百家にも会う予定だ、予備知識としてはある、が】

目的、でしょうか?
それは・・・いったい、どういう?

【世に公表されている以上の情報は得ていない】
【ガルニエの指摘する、弱点・目的とは―――】
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 01:50:09.54 ID:aWedr7bE0
>>461

「ぐ、あ…………ふぅ、はぁ、はぁ…………」

【消失したアートマンの残像が、バイザーの中に焼き付いて】
【恐怖から解放されながらも、μは顔を引き攣らせたまま、荒い呼吸を繰り返していた】

「う、うぅ…………ぐ…………」

【ιは頭を押さえ、微動だにしない】
【ダメージが、強く頭部に作用しているのだ】

――――ιはもう、ダメかも…………しれませんね

【その様子を、冷徹にリーナは見ていた】
【ここまで来てしまうと、修復が可能かどうか、怪しいものがあったのだ】

>>468

<…………正直に言えば、殿の成されようはあまりに非情に過ぎるとは思う
しかし、それとこれとは話が別だ…………小僧>

【ヘルムの中の表情は、外からは窺い知る事はできない】
【しかし、その声色には明らかな怒りが混じり込んでいる】

受け付ける?
その様な概念など、戦いの世界には、ありません…………
――――そして、あなた一人が≪justice≫では……ありませんが…………間違いなく、あなたは……≪justice≫の一員なのです……!
だからこそ――――!?

【護に対し、何事か、メッセージを告げようとしている様なリーナであったが】
【唐突に、護が少女へと駆けだそうとしたをのを見て】

――――話は、まだ終わってませんよ…………!
スイートナイトメア、止めなさい!!
「任務、受領完了…………」

【――――察するに、自分の存在など、護にとってはどうでも良いのだ】
【ただ、人を救う。その為なら――――今まさに全てを殺戮する事も出来る力が、意志と共に同居している現状にあっても】
【傷つく人への、行動を優先する】
【――――その様な事、許せるはずもない】

【リーナの指示の声と共に、新たに現われたリイロクローンのε――――スイートナイトメアが、護の進路に立ちふさがる】
【両手を横に広げて、そのままずばり『通せんぼ』の恰好だ】
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:51:41.13 ID:hrL0C7Qco
>>471

(……ミス。)

【三つのプリズムが盾になるのを見ると、構えた拳銃を降ろした】
【拳銃の破壊力で突破するには、時間がかかると判断したようで】

────《 連鎖 》

【赤色と橙色の水晶が光とともに砕け】
【その光が、力が、少女の背中に刺さった黄色の水晶へと集まっていく───】
【何かの前触れ──それも、下手せずとも白髪の少女を殺してしまうような、何かの】

【しかし、プリズムと銀髪の少女の間に遮るものは何もないし、"何か"が起こる前に水晶をどうにかしてもいい】
【ただ、逆にいえば、"何か"が起きる前にどうにかしなければ、かなり危険という事だ───】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 01:56:53.75 ID:kyP0A6wAO
>>473>>468
【少女は痙攣は止まったが血は流れ続けている】
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:00:38.56 ID:uucEZazAO
>>474
【拳銃では突破出来ないと思われたのは、幸いだった】
【このプリズム、強度はとても頼りないもので】
【下手をしたら、三ついっぺんに割られる可能性もあったのだ】

(っ!あれは、水晶が、割れて──ううっ)
こ、これは──?!

【背中に感じる、水晶の力】
【少し首を捻れば見える、その光】
【このままにしては、マズいと】
【本能が警鐘を鳴らす──】

──…ぁああああっ!

【そんな中、少女がとった行動は】
【背中に刺さった水晶に手を回し、引き抜こうとすることだった】
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:01:01.37 ID:Touh7Dpho
>>472

理想は大事だ。何をするにしても「近付こう」という意志が無くては意味がない
しかし、言ったとおり現実は違う……徐々に方向性を変えていく必要もある

………しかし、“正義”相手なら問題はない

【一度はそこで口を噤む。組んでいた手を解き、肘を机から離し】
【確りと目を見開いて―――冷たいながらも芯のあるそれを、パッションへ向けて】

“人質”だ。数人単位ではない、巨大な街一つ、国一つを人質に取る
ルビーシャではそのターゲットは『国賓』だったが、成功していればどうだ?

連中は決して此方の要求を断れない、何故なら鼻持ちならない外面があるからだ
人質を見殺しにするセイギノミカタ、民草という平原はそんな火種を許しはしない
逆に、人質と引換に火種を摘んでしまえば……あとは、何も問題はない

【実を言ってしまえば―――“ルビーシャ”の目的とはこれだけではない】
【が、聞かれていないことをペラペラと喋るわけもなく、此処では一つだけ】

………さて、その点我が昼の国支部はこの国の全土に“防衛部隊”を派遣している
数カ所ではない、十箇所、二十カ所……人質は多ければ多いほうがいい
もしもの備えというのは重要だ、謂わばこの軍事力は『保険』であるとも言える

【コーヒーをまた一口、話を聞いてから此方が語るまで、丁度一巡】
【機関が決して善でないという点を利用した考え、これもまた一つの理想ではあるが―――。】
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:01:03.12 ID:ptJQjNw8o
>>469

(……んん)
(仕込み刀で刺さずに後退するのね)
(ここで私を殺してしまえば、安眠できたのに)
(どこまでも……面白いヒト)

【立ち込める桃色のガスの中】
【少女はマスクもなしに平然と立っていた】
【揮発性麻酔薬の効かない身体であることは、間違いなさそうだ】

ありがたい説法ね。
さすがは本職、と言ったところかしら?
でも、他人の言葉で簡単に心変わりするなら、そんなのは私じゃない。

……ただ、そうね。
あなたに寄りかかって居た時間は、心地良かったわ。
心臓のビートが早くなる程度には、ね。

【色付きの気体で霞んで見えないが、彼女の表情にはどこか淋しげな笑顔が浮かんでいた】
【そうして、一歩、二歩、と下がりながら、慣れた手付きで手榴弾の安全装置を外す】
【キッと表情を引き締めると、いつもの悪人らしい口調で声を掛ける】

それじゃ、さよなら。
美しく散花して、この場の一幕を飾りなさい。

【ガスの向こう側から放られる手榴弾】
【放物線を描いて飛来し、地面に落ちれば4秒後に起爆する】
【威力は高めに設定されているものの、有効範囲は狭い】
【直撃すれば致命傷になる恐れもあるが――】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/20(日) 02:07:38.60 ID:S2IjUAhTo
>>ALL

ルーミア:此処まで、かしらね…………これ以上の継戦は、兵を失うばかり
     エルナトがやられた、ライブラが苦戦。ジャンヌとアクセルは………決定打を与えられない、時間の問題ね
     …………仕方が無い
     
     
     全軍、撤退!!聖都は未だに六王の手中なれど、我等の目的の一端は為された!!
     速やかに兵装と戦闘不能者を回収、市外へと撤退せよ!!

【ただ一人、兵の壁の中、安全地帯より戦闘を見ていたルーミア】
【半ば外部の者の目線だったからこそ、己の側の敗北ははっきりと悟り】
【号令。後、自らはビルの壁を垂直に登り、屋上へと向かって行く】



>>448(ミツキ)>>455(曇華)>>463(森島)>>467(らぶみ)
【ミツキの人間の盾≠すり抜けたのは、らぶみへと向かった五発のみ】
【己の砲撃を、至近距離で、態々一五発も直撃する。その無謀を、エルナトはどう思っていたのだろう】
【これだけの炸裂弾を一人で受けた者など見た事が無い。防御の手段を取らぬ者など過去に例が無い】
【故に、彼がどうなるかなと、発動者である己すら想像が付かないのだ】

【熱された砲門が、夜の冷気に冷まされて行く】
【収納、一歩の後退。戦場の有様を見極めんとして】
【目に留まるのは、一本の樹木】


【辿って視線を持ち上げれば】【迎撃しろとばかりに飛び込む能力者が一人】
【ああ、一対一なら相討ちにしてしまいたい程なのに】【守りに入らなければならないのは残念だ】
【速度良し】【角度良し】【距離良し】【衝突予測にずれは無し】

【引きあげられる前足――両腕。人の形状に戻されて】
【頭の上で十字に組まれ、拳が振り下ろされるのを待つ】
【完全な守りの姿勢、迎撃すら考えない消極的な姿勢】
【接触の瞬間の閃光は、夜に慣れた目には、炎のようですら有った】


【光と爆炎が晴れた後、そこには小さなクレーターがあって】
【その中央には、エルナトの巨体が、金砕棒を支えに膝を突いている】


エルナト:………ぐぬ、おおおおぉぉぉ…………
     ……よもや、俺の砲撃を真っ向から受ける馬鹿が居たとはな………

     …………見事!!その思考、この俺も驚愕せざるを得ぬ!!!
     口惜しいが今宵は素直に俺の負けを認めよう!!!
     だが!!!これは俺の敗北であり我が国の敗北でない事を―――

【残る僅かな体力は、叫ぶ事に費やして】
【ずん、と重く響く音。巨体の体重に鎧、金砕棒の重量】
【成人二人でも運んでいくのには苦労するだろうと思われる程に】
【エルナトは満足げな表情を浮かべ、仰向けの大の字に倒れた】
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/20(日) 02:08:08.65 ID:S2IjUAhTo
>>449(グラン)>>454(ガイア)>>460(しんゆう)

アクセル:力に関係無く手に出来るような安物なら

ジャンヌ:そもそも誰も、それを追求しようとしないと思うのよね

【二人が同時に鋸を構え、高く高く振り上げる】
【刃の部分は能力を発動させたか、ヴン、と唸りを上げ始め】
【射出された溶岩に対し、それを振り下ろした】

アクセル:…………げ

ジャンヌ:…………きゃっ……!?

【溶岩が触れたのは、鋸の柄、木製の部分】
【そこはまるで、それこそ電動ヤスリで削り取ったかの様に、焼け落ちる】
【最低でも700度以上、溶岩。刃で受けたのなら兎も角、木で受けては耐えられない】
【これでもし体に触れていたら……火傷、では済まされないと、二人は思わず身を震わせた】


【異形に接近すれば分かる事だが】
【六本の腕は、二本が三対。太さや長さが違っている】
【そしてその腕は、先程までとは違う。攻撃目的では無く、捕縛を目的に動いた】
【左右一本ずつの腕が斬撃への盾となり、残り四本がガイアの体を突き飛ばそうと伸びる】
【三つの頭の内、ガイアに向いているのは二つ。残り一つは】

【味方ごと殺しに掛かった、無茶苦茶なもう一人へと】

【尚、読み取れた情報だが】
【端的に言えば『ほぼ皆無』である】
【動きまわっている双子に阿修羅。ましてや阿修羅はパーツの寄せ集め】
【そんな状況と性質の相手を、見ただけで読み取ろうとはあまりな不精だ】
【ましてやスリーサイズなど、戦場では考えている間に首が飛ぶことだろう】

【ジャンヌとアクセルは、二人並んでそこに居る】
【片方に近づくとは、もう片方にも近づくと言う事だ】
【す、と進み出るアクセル。柄の幾らか破損した鋸を構え】

アクセル:………貴方、問題はそこじゃないですって

ジャンヌ:そう、それでいいのよ、アクセル。殺し損ねたら、私が止めを刺すわ
     …………いや、無理ね。エルナトが負けた、引き際みたいよ

【ジャンヌへ放たれた攻撃を自分が受ける代わり、同時に相手の頭に鋸の刃を叩き込もうとする】
【一方でジャンヌは、周囲の状況を鑑みて、撤退の用意を始めている】
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga !nasu_res]:2011/02/20(日) 02:08:55.25 ID:S2IjUAhTo
>>462(イリス)>>466(谷山)>>470(ミーナ)
【去りゆくイリス、戦いの手を止めたミーナ】
【今、この方面で戦闘を継続しているのは、谷山とライブラ、ウォルフだけだ】
【数の優位は、帰って来た。負傷の不利を埋めて余りある優位性だ】


ライブラ:……………貴方は、割と強いですが………
     残念ですね、貴方には味方が居ない。足止めをしてくれる駒すら居ない
     結果、私を追い詰めておきながら、結局止めを刺せないのですから

     ………この世界の真実。それは、怒り狂った誰かさんは仲間にも助けて貰えず
     何故か正義の味方が毛嫌いするテロリストは、仲間同士助け合って戦うという不思議です


ウォルフ:俺が間に合わなきゃあ、ヤバかったなァ………でもお前、運がねえよ本当に
     今回最悪に運が悪かったのは………よりによって俺の顔を狙っちまったって事だ!!

【ウォルフの鉄兜、口部分に施されたギザギザの裂け目の装飾】
【それが、谷山の手が近づいた時、ぐわりと大きく開かれた】
【突き出された手に噛みつこうとする、兜の装飾。引き戻さない限り、金属の歯で指先を噛みつかれる事となるだろう】
【噛みつきに成功すればそのままウォルフは首を振るい、谷山を地面へ叩きつけようとする】


ライブラ:…………怪我の少ない内に逃げて居れば良かったのですよ
     折角、貴方を殺すチャンスですが………此方も、腕が自由に動かせませんのでね

【引き戻される刀身、ワイヤーを振り払う左腕】
【ライブラもまた、自軍の敗北を悟り、退却用意を整える】
【既に周囲の屍兵士も志願兵も、街の外を目指して行軍を始めた】
【残ろうとするのは、殿を務めるのだろう、ウォルフのみ】
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:09:01.96 ID:hrL0C7Qco
>>476

【水晶自体は非常に軽く、簡単に引っこ抜く事が出来るだろう】
【だが、引っこ抜くだけでは、完全に危険から逃れられたわけではなく───】

────《 爆破 》

【銀髪の少女が呟いた瞬間、黄色の水晶が爆発した】

【──事前に危険だと言ったが、爆発は"爆弾の中では"それ程強力なものではない】
【身体に刺さっていた時ならともかく、引っこ抜いたのであれば命の危険はないだろう】
【だが、それはあくまで爆弾の中の比較であって、攻撃としてみれば決して弱くは無い】
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:12:12.07 ID:vWOeucrSO
>>475 >>473
【護は少女の下へ行く事は出来なかった】
【目の前にεが立ち塞がったからだ】
【そこで立ち止まり、再びリーナの方へ向き直す】
【ふぅ、と一息付くと】

――――・・・すいません。
確かに相手が真面目に話してるのなら、真面目に聞くのが礼儀ってモンですね。
でも、察してもらえると有り難いんですが、あっちもそろそろ限界みたいなんですよ。
・・・ちゃんと真面目に話聞きますから、手短にお願いしますね。
【そうリーナに告げて、その場に座り込んだ】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:17:23.73 ID:5sLwRle5o
>>479-481
はっ、味方の居ない戦場なんざ、慣れてらぁ。
覚えてろ、いつか俺の情報は、お前を叩き潰す。

【そうつぶやき、腕を引く】
【とっ、と軽い音を立てて地面に着地し、距離を取って】

……ちっ、運の悪さは自覚してる。

【そう独りごちて】
【ワイヤーを走らせて、建造物に引っ掛けると其れを巻きあげて一気に場から退避していく】

不利な戦いは嫌いでね。
何時か又、場を変えてお前等を潰せる日を待っておくさ。
――――っじゃぁな。

【言い残すと、谷山は建造物の上を走り、消えていった】

//乙でした!途中参加だったり微妙な働きしかできなかったのですが、楽しかったです!乙でした!
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:20:03.01 ID:uucEZazAO
>>482
【引き抜いた水晶を前に投げた直後】
【爆発が、起きた】
【三つのプリズムが盾代わりとなったが、防御力が足りない】
【粉々に砕け散ったプリズムの破片と共に、爆風に煽られた少女の体が、数mは吹き飛んだ】

あ…う…

【微力ながらプリズムが盾になったとは言え、爆熱は少女の肌を焼き】
【爆風は少女の体を吹き飛ばしたことで、ダメージを与え】
【体を立たせようと、両腕と両脚に力を入れても】
【最早少女は──動けなかった】
【背中から流れ出る血が、小さいながらも、ゆっくりとしながらも、確実に血の池を作り出すことだろう】
【チェックメイトだ──】
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:20:04.23 ID:x/2lKyiEo
>>477
なるほど、”人質”・・・
「ルビーシャの征圧」という結果にばかり目を向けてしまいがちですが、
確かに当初のピエロ隊には”国賓を捕る”という目的がありましたね・・・

【そのガルニエの、まるで人を射抜くような、鋭い眼光だ】
【伊達や酔狂で支部長を名乗っているわけではないと、】
【まるで、そう、パッションに言うほどの強い眼差しであった】

ならば、国土全体を”人質”と捕る考え方も、なるほど合点がいきます

この国に暮らす一般の人々だけでなくとも、
都市全体が観光資材であるリゾウムに、そして地下に眠る豊潤な資源・・・

どれをとっても、正義組織としては欠くことのできない”人質”ともいえますね

しかし、お恥ずかしながら私どもの氷の国支部は
未だ軍事面の着手には至らず準備の段階で・・・


【―――と】

【そう、言いかけたところで、パッションは、ふと手元の時計に目を移す】
【気が付けばもうこんな時間だ、ガルニエの「軍事論」には興味があるものの】
【機関員たちが働く司令室で、いつまでも長居をするわけには行かない―――】
【―――なによりガルニエは仕事の合い間を縫って付き合ってもらっているのだ】

おっと、気が付けばもうこんな時間ですね・・・
申し訳ありません、ついついお話に”熱”が入ってしまい・・・

【手に取ったカップをテーブルに置き、小さく頭を下げて―――】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:20:10.15 ID:yzogxPjso
>>478

(呪いならまだマシ……でしたけどコレは……)
(不義さんの薬学をちゃんと……受けておくべきでしたか)

【ぐらりぐらりと揺れる世界、途切れる世界】
【それでもなお立っていられるのは青年の精神の強さ故か】
【しかし確実に睡魔は彼の体に絡みついているようだ】

ぼく、は……お坊さんでは無いです、よ
……こちらも一言二言で変えられるとは……

【弱い力ではあるが刀の柄を握りしめる】
【そうでもしていないと眠気に完全に囚われそうだ】

そう、ですか……それは光栄ですね……
……――――――――

【霧の向こうの彼女は何を思うのか、そう考えていたらふいに膝の力が抜ける】
【頭を垂れるとまではいかないがついに睡魔が彼に牙を向いたのだろう】

――――……「七泉」

【そう何かの名前を呟いて】
【彼の視界に映った者は手榴弾のその凶悪な形】
【「嫌な物と目が合ってしまった」と混濁してゆく中彼は思う……そして眠りの中へと】

【彼が旅だった後】
【突然にその刀から大量の水が流れ出し、青年を保護するように水流の盾が作られる】
【4、3、2、……1……人を[ピーーー]に足る爆風と熱が吹きすさぶ】

【水の盾はそれを完全に防ぎ、とまではいかないが彼が死なぬ程度まで爆風の力を弱め】
【耐久力の限界を越えたのか水風船のように“バシン”と割れて地面に落ちる】

――――――――――――

【残った爆発に彼は幾らか怪我を負いながら吹き飛ばされ】
【刀を離さないままで地面に転がる、同時に被っていた笠も吹き飛んで】

………………

【風に乗りひらりと少女の前に落ちるだろう】
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:20:41.78 ID:iL+0qbhSO
>>479

【炸裂】【爆発】【破裂】【衝撃】【炸裂】【破砕】【炸裂】【炸裂】【炸裂】【――――――】

【傍から見れば、花火のようなものなのだろうか】
【飛び散る、宙に舞う、肉が血が皮が衣服が、――】

          【人間の肉体に、存在し得ない、無機質な、煌めき】



   【――――金属片?】




【かくして。ずたぼろ、の四文字が良く似合う格好となった少年】
【地に叩きつけられ、そのまま――――沈黙】
【勝利の余韻を味わうことなく――――――――】





           【金の首輪の中央、液晶画面が、ちかり】
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:24:20.02 ID:hrL0C7Qco
>>485

…………。

【白髪の少女が倒れたのを見ると】
【銃を少女に向けつつ、静かに歩いて近づいていき】

……───ねぇ、死にたくない?

【感情の籠って無い、冷たい声で尋ねかけた】
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:26:53.83 ID:2sk5CazDO
>>480

【わき腹や足を捕まれる。】

【この瞬間、青年は再び、不適に笑った】


自ら刀の間合いに入るなんて

【素早く、納められた脇差しに手をかける。】


……バカかい?

【捕まれているため引き寄せられる。】

【そして、「異型」に向かって】

【零距離から】

【大量の剣撃を叩き込もうとした。】
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 02:29:51.78 ID:qBghXaCTo
>>479

 ────……、……

【──いくら待っても、覚悟していた痛みも熱も衝撃も訪れないことに、】
【曇華は緩く閉じていた瞳を、緩慢な動作で開いた。そして周囲を見渡す】

【倒れ伏した巨漢と、そして凄惨な姿のミツキの姿が目に入る】
【曇華はそれを、暫く黙して見つめていた。その顔には、無機だが、奥歯を噛むような何かが滲んでいた】

 ……──、……く……

【やがて思い出したように、片膝が崩れる】
【脱力しきってしまった身体を再度動かすのが堪らなく億劫ですらあり、】
【彼は、退いていくその王女の姿を、ただ見上げていることしか出来なかった】
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 02:31:09.95 ID:jQ9S6Mblo
>>479-480

正義の大義名分なんて大体そんなもんだろ?
悪は駄目、世界平和、皆平等、皆仲良し、皆に可能性、言う感じのよォ
【こいつ、本当に正義の味方なのだろうか・・・】

まッ・・・そう言う事は置いておいて・・・・・・
【考えるは場の状況だ】
【敵は、双子と異型――双子は区別がつかねェ】
【どっちかに傷でも付ければ分かるだろうか】

【対する、味方は――前に会った幻やら剣やらを使うガイア】
【糞でけえ雷の何かを撃った奴、こっちは今日が初めてかな】
【丁度3VS3――最も、戦闘力は別だろが】


さて・・・逃がさんぞッ!
【ぎらり、獲物を狩る眼】 【目に映るは2人と1体】
【G.G.グライダーは、右腕に力を溜めていて】 【彼は、双子の位置を確認していて】

(デカブツと殺り合うのも楽しかったかなァー?)
(まッ、今更どうでも良いな!) (誰と戦おうと楽しく面白い、それが戦い――ククク)
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:32:54.21 ID:MgECDOBFo
>>481

はぁ…げほげほっ…

【代償がここに来て一気に彼女を襲う】
【かなりの疲労感が全身を駆け巡っていく】
【不安を通り越して危険すら感じていたその時】
【聞こえたのは撤収を告げる言葉】

危なか……った……

【安堵で気が緩んだせいで全ての緊張が解け】
【爪から一度だけバチっと甲高い音が鳴り響いた】
【それを最後に、爪から放たれる雷も】
【彼女から漏れでていた甚大な魔翌力も】
【全て消え失せた。───魔翌力が尽きたのだ】
【あれほど無茶な行為をしていたのだから逆によく持ったほうだ】

……あ、
まだ……やるべきことが………あったの……に

【それと同時に、彼女の意識が徐々に揺らいでいく】
【電源の切れたロボットの様にぐらりと小柄な身体が傾いて】
【───どさりとその場に崩れた】

/楽しかったですー!ありがとうございました!お疲れ様であります!
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 02:34:27.51 ID:Q44zrQcno
>>479

【自分の攻撃で吹き飛ばされたのだろうか、森島は『エルナトから数メートル離れた場所』に伏していた】
【火炎によって両手の手袋は灰と化し……右義手≠ヘ、見るも無残に粉砕されている】


……はァ……、…―――ハァ、ハァ、……。
アレで『まだ話せる』って……この耐久お化け=\――。


【吸熱≠ノよって、攻撃対象の其れよりはダメージを軽減できる森島】
【其れでも、『体中が灼けつく』様な痛みが奔り――ふらつきつつも、何とか立ち上がった】
【満足した様な表情のエルナトを見遣ると、眉を顰めて、其れから辺りを見回し】


(―――――……ここまで、か。)


【魔法陣≠フ消滅した今、『熱操作』の用途は温度変更のみに限られる】
【ガンブレードを拾えば戦えない事も無いが――体が、動かない】
【結果として、其の場に棒立ちとなったまま撤退する軍を見遣る事と成る―――】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:35:19.58 ID:uucEZazAO
>>489
《……───ねぇ、死にたくない?》

(─────)

【甘美な誘いの声が、聴こえた】
【実を勧められたイヴのような】
【嗚呼、そうだ】
【この声に縋れば、死ななくてすむのかもしれない】
【これは“フリ”で、やっぱり殺されるかもしれない】
【けれど、この声は】
【そんな疑いと天秤にかけても、余裕で勝ちを得られるような──誘惑の声】

──お。

【けれど】
【だけど】
【どうしても】

──お断り、しますわ…
貴女のような方に、屈するような…『死に様』だけは…

【決別の言葉】
【尚も立ち上がろうして失敗し、顔だけを相手に向ける】
【その瞳に、一切の迷いも無く】
【それも当然だった】
【ここで『死にたくない』と言った瞬間、少女は『死ぬ』のだから──】
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:36:17.27 ID:cw8LDpego
>>479>>480

――――――――…

【避けられた、そして代わりに男の方が攻撃を受けた…そこまではいい】
【カウンターのように放ってくる鋸、しまった、『一手』間に合わない】

【ノビタ君辺りを連れてくるんだったな、と内心思う瞬間ほぼ同時にガリン!と金属を擦り削るような音が走る】
【そのまま立ち筋にそって鋸が振り下ろしきったなら、ケーニッヒキャットの仮面を削り、ヒビを入れる事に成功した事がわかった】
【最も、露出させるには今のをあともう一撃叩き込む必要がありそうだが】

…やってくれるね、完璧なコンビネーションじゃないの
正直、撤退した方がいい気がしてきたのはこちらも同じ様子に見えて来た

【このままでは自分は負ける、彼は今暗にそう告げた】
【今攻撃を受けている間にジャンヌは逃走を測り始めている、彼はこの流れを『いい傾向』だと判断】

―――次はこうはいかないぞ

【と、告げながら右脚の蹴りを正面向けてアクセルの胴体に向けて放とうとしながら、その反動で自分の身体を後ろに下げようとする】
【逃げ蹴り、これを打ってこのまま距離を取れば…奴は退却すると読んで】

【負け惜しみを一言述べながらその行動を行った】
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:37:17.28 ID:Touh7Dpho
>>486

………ああ、何事も結果が全てでは無い
そもそもの目標、過程、それに次いで結果が重視される

「あと」は本人たちから聞くといい、百家 羅山はどうやら有能の士だ
私などより余程弁も立つだろうし、頼れる部下も居る
とはいえ……彼にも私にも“最初”が有る、必要なのは「これから」じゃないか?

【氷の国支部、そしてその支部長。話してみて分かるのは、決して凡将等では無いと云うこと】
【確かな思想に確かな意見、『鉄の女』相手に一歩も引かず、というのも評価でき】

【そして何より、『ダイヤモンドシュガー』に見られるように礼節を弁え、相手を思うことが出来る】
【――――ガルニエが感じて思ったこと、合っているかは別として好印象である】

ふむ……だが連中はまだ気付いていないのだ、一度でも胡座を掻いた時点でもう遅い
既に世界に平穏などと呼べるものはない……ここが力の見せどころだ

……それから、直ぐにとはいかないがそちらにいくらか戦力を回そう
耐寒装備を整える辺りに時間がかかるだろうから、一週間程待っていてくれ

【「ほんのお礼だ」、と言葉を続ける女性の表情は尚冷たく、事務的で】
【だがこれもまた昼の国支部の者たちと同じ――中身は血の通った人間なのだ】

気にすることはない、私もお前と話せて有意義な時間が過ごせたと思う
入り口までだが送っていこう、“熱”はまた時間のある時にでも、な

【自らも立ち上がり、自身が率先してパッションの前へ】
【階段を降り、廊下を歩き、夜の外気を肩で切って】
【やがて入り口、ザルな監視のそこに着けば別れだが―――「また何時か」、と蒼い軍服は最後に言った】

/少々無理やりかもしれませんがこんな感じでしょうか
/それでは、お疲れさまでした〜!度々遅くてごめんなさいっ!
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 02:37:51.54 ID:aWedr7bE0
>>475>>483

…………グルゴンさん、申し訳ありませんが……足の役割を、頼まれてくれませんか…………?
私も、そろそろ限界です…………
<う、うむ……任せてもらう。人の3人や4人など、楽に運べるからの>

【εが護を足止めしている間、リーナとグルゴンの間に密かな会話がなされた】
【これと言って、重要ではない――――彼らの間の、意志疎通を兼ねた連絡】

……仕方ないですね…………なら、あなたの懸念を取り除けばいいのでしょう……

【護の、渋々従うと言った様子に、リーナは眉を潜めながら、少女の方へと近づき】
【ナイフをしまい込むと、手をかざし――――光の粒の様なものを降らせる】
【その光は、少女の体についた、ダメージフィードバックによる傷を、少しずつ癒していく】
【――――今すぐに全快とはいかないが、これで放置しても死に絶える様な事はないだろう】

――――あなたに話すべき事は、要するに二つ…………
一つは、我々の邪魔をするなと言う事…………あなた方≪justice≫の正義に、我々は基本的に協力もしなければ、敵対もしません
しかし、我々の行動を妨害すると言うのであれば…………あなた方全てが、我々の敵であり、排除されるべき『罪人』です
そして、レイド様達を狙うのは…………内輪……言ってみれば、家族間での問題…………それこそ、余人には関わってもらいたくありません

【メモ帳のページを破り、何事かを書き込みながら、リーナは話す】
【書き上がったメモを、少女の手にそっと握らせながら、一端リーナは言葉を区切る】

――――そしてもう一つは、あなたは≪justice≫と言う名前を背負った人間なのだから、軽率な事はするなと言う事です……
我らと敵対すれば…………あまり大言はしたくないので控えめに言いますが、互いに人死には避けられません
我らとて、必要以上に敵を作るつもりはありませんし、≪justice≫に関してもそうでしょう?
結論を言えば、≪justice≫の名のもとに、我らといさかいを起こす様な事はするな、と言う事です
あなたは先ほど『宣戦布告』と言いましたが……その様な取り決めは、組織のトップ同士で行われるべきモノです
我々の様な『部下』や『駒』が、行うべきものではありません…………

【リーナは、言葉をつづけながらも、その目は倒れている少女へと注がれている】
【心なしか、その目はどこか憐れみの様な光を宿していた】

――――あなたと言う個人は、今後我々『暴蜂』の『第二級優先攻撃目標』に数えられる事になります。しかし、それは『暴蜂』と≪justice≫の敵対を直接意味するものではありません
既にレイド様の所在にも、大まかな情報が入りました…………二度と我々の邪魔をする事の、無い様に
今後姿を現さなければ、我々も必要以上にあなたを害したりはしない。しかし次があった時には――――≪justice≫の全てを、この地上から消し去ってやりましょう……!

【最後に、非常に厳しい視線を護に向けて、リーナはグルゴンの肩に背負われる】
【そのまま、グルゴンとリーナ、そしてμとεは立ち去ろうとする】

<リーナ殿…………ιは?>
アレはもう、放棄するべきです…………ディスオネスティープレイヤー、あなたは帰還不能です。人目を避けて、自爆しなさい
「――――任務、受領……完了」

【只一人、戦闘能力を失い、まともな動作にも支障をきたしているιだけが残された】
【ある種理不尽な命令にも、素直に頷くι】

【ちなみに、リーナが少女に握らせたメモには、次の様な内容が書いてある】
【――――自分たちは、少女の思うよりも強大な一つの『組織』である事】
【今回の事は不問にするものの、今後この様な見境なしの行為は行わない様にと言う命令】
【そしてそれに関連して、無茶な行為は行わず、ご自愛をと言う、ささやかな配慮】
【――――そのメモには、『ヴェイスグループ 社長秘書 リーナ=ヴェイセシス』のサインが残っていた】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:38:46.53 ID:ptJQjNw8o
>>487

【投げた体勢から、余韻に浸るように姿勢を戻していく】

(完全に落ちたと思ったけれど……自動防御?)
(僧職じゃないとしても、機械やAIを使う人間には見えないし…)
(霊的な支援でも受けているのかしら)
(連続攻撃を受けて耐え切るなんて……)

……どちらにしても、トドメは必要よね
寝たフリかもしれないし……

……ふふふっ

【彼が爆発を防ぎ切るさまを見て】
【まず初めに、油断した自分が返り討ちにあう所を幻視した】
【水と炎を操る彼の攻撃に晒されて、生き延びることは出来るのだろうか】
【想像しただけで、ゾワリと鳥肌が立って堪らない】

【彼女が、自身を両腕で抱くように震えていると】
【目の前に彼の笠が滑りこんできた】

……うん?

【反射的に、右手で笠を拾い上げようとする】
【成功すれば、ひとまず彼のことは捨ておいて、それを調べようとするだろう】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:44:28.27 ID:hrL0C7Qco
>>495

【白髪の少女の答えを聞いた瞬間──少女の無表情が、崩れた】
【だってその答えは、銀髪の少女を真っ向から否定するようなものだったから】
【"絶対に死にたくないから"、人を殺している少女にとって───】

…………ふざけない……で……。

【機械のように、或いは人形のように無機質だった彼女が感情を露わにする】

…どうして……どうして、死んでもいいなんて────

【命を手放しても捨てられないものがある白髪の少女が、羨ましくて憎かった】
【だから、白髪の少女の腹部の傷を、思い切り踏んでやろうとする】
【殺せるほどの威力は無いし、殺してやろうとも思わない──苦しめば、いいんだ】
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:46:43.76 ID:yzogxPjso
>>499

………………

【まだ彼の覚醒は遠い、ただ――――】
【ただ彼の持つ刀は未だに水が滴っている、その点は注目するべきだろう】

【ちなみに火の小刀はその手を離れているので使えはしない】
【もっともそれを伝える者などいないので少女の知らぬ所だろう】

……………――――――――

【笠、その表面はなんの変哲もない普通の笠】
【ただその裏面には沢山の符が貼られており、その効果というのが……】
【被った者の顔を如何なる状況になっても影で隠す、という陳腐な物だけである】
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:48:57.52 ID:kyP0A6wAO
>>498
>>483
【治療を受けた少女の息は安定している、女性から渡された手紙は起きてから読むことになるだろう】
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:57:18.81 ID:x/2lKyiEo
>>497
そうですね・・・私ども支部も、動き出したばかりですし・・・
百家様・・・ふふっ、ガルニエ様にそこまで評されるのならば、
さそがし立派な方なのでしょうね、ますますお会いするのが楽しみです

【「鉄の女王」に、ここまで云わしめるとは】
【―――百家羅山、一体どのような男か】
【未だ見ぬナンバーズ達に思いをはせて】

では、お言葉に甘えまして・・・
軍事力は機関一と噂に名高い昼の国支部、
ガルニエ様の”オメガネ”にかなった品々を期待しております

あぁ、それと・・・この素敵なコーヒー豆も、一緒にいただけますか?

【「美味しいコーヒーありがとうございました」】
【テーブルより立ち上がり、再度、頭を下げる】
【軍事力を持たぬ氷の支長パッションにとっての、武器は「礼節」】
【「誠実は最強の武器」と言い表したのは、一体どこの誰だったか】

いえいえ、「支部長」といっても、私はまだまだ駆け出し程度です
「また何時か」お会いしたときには、素敵な対談が出来るように精進いたします

【今回のパッションの「昼の国支部への挨拶」は好評のうちに幕を閉じた】
【「軍人気質」と多少の不安もあったが、彼女は「冷たい鉄の女」では無い】
【「柔軟に頑丈な鋼の女」だ―――胸には熱い信念が確かに燃えていた】

【そして収穫と言えば、ガルニエの信頼を得たことと、軍事協力の約束】

【生まれたばかりの氷の国支部に、新たな軍事面での強化が期待された】



/ありがとうございました!
/って、こちらこそ遅いのはもうしわけありません!
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 02:58:28.44 ID:uucEZazAO
>>500
うっ…ぐぅ…!

【傷口に塩を塗り込むような、相手の追撃】
【確かに[ピーーー]威力はなけれども、その傷口を広げる結果には充分で】
【血の出る速度が、少しだけ早まる】

あら…ヒドい表情ですよ…?
うっ…貴女には…わからない…ぐっ…でしょうね…

【その時】
【広がり始めた血溜まりに沈む少女の背後で、再構成中のプリズムが、カチカチと音を立てていて】
【後一歩で再構成終了というところだが、相手がその気になれば、止めるのは容易いだろう】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 03:01:14.14 ID:Ghzta5dDO
>>ALL
【戦場に残された異形の内、まだパーツが使えそうなもの】
【或いは、負傷してまだ生きている人間などが、回収されていく】
【撤退は、襲撃よりも尚迅速に。蜘蛛の子を散らす様に、波が引くように、軍勢は消えて行く】


【アルマゲスト$ケ都襲撃戦】
【突如として行われた布告から始まったこの戦闘は】
【居合わせた、或いは掛けつけた能力者達の手によって、被害は最小限に抑えられる】

【尤も、これで終わりなら、それで良いのだろうが】

【戦火は始まったばかり、まだ収まる事は無い】


/イベント主催ですが、PCの不調の為に携帯より書き込みます
/参加者の皆さん、お疲れさまでした




>>490
/申し訳無い、PCの状況が不安定な為、これ以上の戦闘の継続が難しい状態です
/他、複数の戦闘が継続している訳でもないため、すいませんが此処で終了とさせていただけないでしょうか。
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 03:02:08.13 ID:ptJQjNw8o
>>501

うわ……、凄い量…
戦利品で、いいのかしら
……鏡はないけれど、たぶん似合ってないわ

【何気なく笠を被ると、未だ地面に転がっていた愛剣を右手に握ると】
【ある種の緊張感を保ちながら、彼に近づいていく】

そういえば、あなたも顔を隠してたわね
昨日のヒトもそうだったし…
…最近のトレンドなのかしら

【ピチャン、と革のブーツが水を撥ねる】
【彼の側へ踏み込んで、膝を折るようにしゃがみ込む】

見ておきたいと思うのは、普通よね

【それから、興味本位に青年の顔を覗き込んで】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 03:07:00.95 ID:yzogxPjso
>>506

…………………

【ちなみに被っても呪いとかそういう類の事は起きない】
【呪いで外せない!とかは一切ないのです】

…………………

【彼女が近づくと同時に刀の表面の水滴が震え微かに動く】
【未だ敵意があるかどうか計りかねているよう】

……――――――――

【青年の顔、そこには既に治ってはいるが右側半分に火傷の痕】
【他とは違い少し黒く変色しているので暗がりでも分かるといえば分かるか……】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 03:08:39.08 ID:2sk5CazDO
>>505
/了解しました!
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 03:09:34.10 ID:hrL0C7Qco
>>504

…………どうして……。

【相手の気持ちが理解できず、理解したくなく、うわ言のように呟き】

貴方こそ……私の生まれつき命を握られてる気持ちを……

……───分かってもらってたまるかっ!!!

【"生まれて初めて"、銀髪の少女は叫んだ】
【感情をさらけ出し、白髪の少女に怒りを向けている姿は──とても冷静には見えない】
【そのような精神状態で、再構成されているプリズムに気づけるはずもなく───】

言ってよ…………「死にたくない」って。
ほら、痛いでしょ、苦しいでしょ……? 
…………言ってよ…………お願いだから……。

【思い切り、何度も何度も、苦しめるために傷口を踏みつけようとする】
【───少女が「死にたくない」と、答えてくれるまで】
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 03:14:07.22 ID:jQ9S6Mblo
>>505

・・・逃げられたか!
【悔しそうな顔の彼】 【悪を逃がしたからではない様に見える】


仕方がない、帰るぞ――G.G.グライダー
【彼は、G.G.グライダーの具現化を止めると、何処かへと立ち去っていった】

【行く宛は無い】 【しかし、彼は何かを求めて歩いて行くのだ】


/皆様乙でしたー
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 03:16:15.04 ID:2sk5CazDO
>>505

…終わったか。やれやれ。

【青年は脇差しを鞘に納める。】

…いや


…始まりかな。


【その言葉の瞬間】

【剣士は忽然と姿を消した。】


/乙でした!
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 03:19:10.30 ID:cw8LDpego
>>505
/すいません、意識飛んでました
/今日のところはこの辺で失礼させていただきます、乙でした―
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 03:20:21.73 ID:iL+0qbhSO
>>505

【ぴ、ぴ、ぴ、ぴ、】
【金の首輪は、規則正しい電子音を響かせて】

【ぴ、――】

【――――】

【瞬く、閃光】
【それが夜の空気を一瞬だけ蝕んで】
【元通り、すべてが黒になったころには、少年の姿は消え失せていた】

//ありがとうございましたー!
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 03:22:38.59 ID:uucEZazAO
>>509
何度でも…言い…ま、す…がっ…

【踏まれながらも、踏まれる度に広がる傷口を見て、血の広がりに気が遠くなりながらも】
【少女の意思は曲がらない】

お断り…です…ぐっ!
(貴女は──)

【これでは、相手から懇願されているのも同じではないか】
【狂気と言うよりは悲痛】
【そんな相手の叫びを聞いて】

(──嗚呼、『死にたくない』…のです、か)

【再構成を終えたプリズムが、その内部に吸収したのは──血】
【透明なプリズムが、今や紅く染まり】
【そこから、相手の顔面──眼を──目掛けて射出されるであろう、血の弾丸】
【威力はさほどでもない】
【眼以外の部位に当たった場合、勝手に壊れてしまう程度のものだ】
【眼に当たった場合でも、精々、一時的な血の目潰し】
【ただ最後に、一矢報いることだけが、今の少女の考えだった】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 03:22:41.74 ID:ptJQjNw8o
>>507

……ふぅん
これを隠すため、だったのかしら
男の人で傷を気にするのは、珍しいわね

傷に関することに触れられたくない、とか…

【被っていた笠を乱暴に外すと】

……どーでもいいけれど
ヒトの寝顔って、いつ見てもムカツク
時間を無為に過ごすことが、そんなに幸せかってのよ…

【自分でやったことは棚上げして、一通り憤慨すると】
【唐突に、彼の頭に笠を被せ直した】
【グイグイ、グイグイ、しつこく押し付けるように被せたあと、スッ立ち上がる】

……まぁ
今日は十分面白かったから、これ以上の刺激は麻痺の元
ここらで勘弁してあげる

【言い訳がましく、何かを言い残して】
【少女はその場を去っていくだろう】


/そろそろ寝ないと明日が辛いので、このあたりで!
/お疲れさまでした―!ありがとうございました!
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 03:22:46.75 ID:Q44zrQcno
>>505

【――軍勢の去った後、周囲に遺された確かな戦の匂い=z
【『反吐が出そう』な其れを嗅ぎつつ……道端に、腰を下ろす】


(……『違う』――あの時=A咄嗟に身体は動いた。)
(『助けたい』って思ったら……敵の動きも見ないで、飛び出してた――。)
(だから、『違う』……水の国で戦争を起こしちゃいけない=B)


(――――……でも。)


【彼は、残った左手で頭を抱えると――地面に顔を向けて】
【ぎりり、と歯軋り。 両の眼を難く閉じると、眉に皺を寄せて――】



      ――――……僕に、どうしろって言うんだよ。



【――親と逸れた幼子の様な、心細い声が、響いた】


/お疲れ様でしたー!
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 03:27:45.00 ID:qBghXaCTo
>>505

……、……──そ……

【「……くそ」と彼は小さく零した】

 【──最初の問い。失くし物を取り戻せたかと言えば、それは否だった】
 【何かを守るためでも、まして正義のために訪れた訳でもなかった彼は、】
 【再びこの耐え難い空虚感に苛まれるのかと思うと、酷く自分が忌々しくなった】

【どろり、と、泥と血と夜をごちゃ混ぜにしたような、昏く淀んだ何かが、瞳の奥で渦巻いた】
【拳を握り締める力が入るあまり、掌から出血したが、それでも尚、わなわなと震えていて】

 ……──その魂、必ず、貰い受ける
 
【どくん、と邪な何かが胎動し、瞳の奥の闇はぎらぎらと滾り始める】
【ブランデーの香を孕んだ風が一陣吹き抜けて、外套の裾を靡かせた】

【その刹那、彼の身体は、無数の黒い薔薇の花弁と化して──そして霧散した】


//お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 03:37:55.53 ID:hrL0C7Qco
>>514

……まだ、そんな口を…………。

【もう一度踏みつけようと、足を大きく振り上げたが──その瞬間】

………………っ

【完全に油断していた少女は、血の弾丸をその眼に受ける】
【そして精神状態、タイミング──何もかもが、銀髪の少女にとって不運だった】
【足を振り上げたときに眼つぶしを食らった少女は、バランスを崩し───】

【白髪の少女の体の上に、倒れこもうとするだろう】
【少女の体は非常に軽く、また弱弱しくて】

【これは最後まで抗おうとした少女が起こした、奇跡なのだろうか?】
【だが所詮は倒れただけ、銀髪の少女の絶対的優位は崩れない】
【"普通であれば"、崩れない筈なのに────】

…………そう………………。
そうやって、抗って……諦めないでよ…………。

──死んだら、何にも残らないんだから……………。

【───銀髪の少女の中の何かが、崩れ去ってしまった】

【今のこの少女は、冷酷非情な殺人鬼足りえない】
【どんなに優位な状況でも、殺意がなければ誰も殺せないのだ───】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 03:38:52.64 ID:yzogxPjso
>>515

ん、むぅ…………ぐ

【眠っていても何かしら感じているのかそう寝言を呟く】
【睡眠を妨害された為かその表情、眉間に皺が寄っていた】

……ぐぅ……………

【少女の恨み言を知ってか知らずか彼は目覚めず】
【彼の手の内の刀も少女はこれ以上危害を加える意思が無いと知ると――――】
【その滴る水を止めて、意思を止めた】

【暫くして】


……んう、うう?…………
あー、アレ……彼女はどこに?

【彼は目覚めて暫くの間状況を確認】
【どうやら見逃されたらしいと察して、地面に腰を下ろしたまま顔に手を当てる】

はあ、どうにも情けない相手の思い通りになってしまうとは
それに……それに顔を見られちゃいましたかね……
まあそれは今度会った時にでも問い詰めますか、今は早く帰って怪我の治癒を……――――

【そうして彼は法衣の焼けた部分を恨みがましく摘み上げ】
【溜め息を吐きながら下宿先に戻るのであった】

/はいお疲れ様でしたー!
/お付き合いありがとうございました!
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 03:44:45.37 ID:aWedr7bE0
/護の人は寝落ちですかね?
/明日は10時ごろに出かける事になるので、返レスが無理なら、ここら辺で適当に切ってしまってください
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 03:55:27.19 ID:uucEZazAO
>>518
ふふ…まだ[ピーーー]ません…よ…まだ…

【倒れ込んで来る、銀髪の少女】
【それを受けた、白髪の少女】

(嗚呼、なんて──)

【プリズムが消え──内部に残っていた血液が、音を立てて地面に落ちる】
【もう、能力を使う余力もない】

(──なんて、軽い)

【文字通り、血の失せた顔に浮かぶのは、満足と安堵の混じった表情】
【然れども、広がった傷口から流れ出る血は、残酷に白髪の少女を死の淵へ運ぼうとする】
【仰向けに、夜空を見上げる少女の瞳から】

[ピーーー]ない…のです…が…

【少しずつ、生気が失われていった】
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 04:09:24.82 ID:hrL0C7Qco
>>521

そう…………死なない、で……。

【「[ピーーー]ない」と言ってくれた少女】
【その言葉に、銀髪の少女は安堵の気持ちを露わにするのだが】
【──其れとは裏腹に、少女の身体からは少しずつ生気が失われていって】

……え……い、いや……………
死なないでよ……[ピーーー]ないんでしょ…………やだ───

【何処かおかしくなってしまったのか、「死なないで」と懇願し続ける】
【──いや、この年代の少女ならば、これが普通なのだ】
【機械のようにおかしくなってたのが、普通の少女に戻っただけで】

【どうしても、少女を死なせたくない】
【死なせたく、ないのに──この少女は世間知らずで、救急車の番号すら知らなかった】

(どうすれば……どうすればい────)

──────あっ。

【そんな少女の脳裏によぎった、一つの選択肢】
【しかし其れは少女たちにとって、恐らく"最悪"の選択肢で】
【でも選択肢が一つしかないのだから、今は其れが"最善"で】

頑張って……あとちょっと、だから。

【そう言って取り出したのは、"宝石のような形をした何か"────】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 04:15:47.02 ID:uucEZazAO
>>522
(私は嘘つき、だなあ──)

【薄れて行く意識の中で、白髪の少女は、瞳を閉じぬよう、必死で意識を保とうとしていた】
【それでも、少女が耐えきれるラインは決まっている】
【決まりきって、いる】

……────

【『私は死なないから』と、言葉にしようとしても、声が出ない】

(………何、を…?)

【そんな中、銀髪の少女がとった行動を、ただ見ていることしか出来なかった】
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 04:26:01.63 ID:hrL0C7Qco
>>523

【少女が取り出した"何か"───これは、対象に植えつけると発動するもの】
【これには幾つかの特性があり、その内の二つは】
【"卵の宿主に死が迫ると孵化しやすくなる"、そして"孵化すると宿主に力を与える"というもの】
【つまり宿主の生存確率を、劇的に高める効果があるのだ───】

【故に"最善"、満身創痍状態の白髪の少女でも、生き残る可能性が格段に上昇する】
【その間に銀髪の少女が助けを呼ぶなどすれば、ほぼ確実に助けられるかもしれない】

【だが其れだけであれば、決して"最悪"の選択肢などではない───】
【この"何か"には、「哲学者の卵」には──一つの、最悪な特性があった】

【────対象の"心の闇"を増幅させる】

【悪名高い"カノッサ機関"が生み出した、悪意100%の発明品】
【これを知ったら、白髪の少女は間違いなくこれを拒否するだろう】

【けど、それでも、どうしても、"銀髪の少女"はこの少女を救いたい】

【だからこそ、"銀髪の少女/チェルシー"は────】

…………薬が、あるんだ。
私、カノッサ機関の戦闘員で……それで、"裏のお薬"を持ってる。
聞こえが悪いかもしれないけど、戦闘員用で副作用は無いから………。

だから……飲んで、くれる?

【────最悪な"嘘"をついた】

【動揺は全く、顔には出さない───ばれるわけには、絶対いかないから】


───私はあなたに、死んでほしくない。

【嘘の中に、紛れもない少女の"本音"を混ぜて】

【何十人もの人を殺めた右手を、"哲学者の卵"を握りしめたその手を白髪の少女の口へと伸ばし】
【────そして其れを、少女に飲ませようとする】
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 04:46:32.13 ID:uucEZazAO
>>524
(カノッサ──機関)

【悪名の高い、あの機関】
《だからこの銀髪の少女は、機械のように、人を》

(嗚呼)

【朦朧とする意識の中でも確かに】
《自分が死なない為に──死なせて》

(私は)

【確かにその薬は】
《機関に命を握られて──》

(彼女まで、嘘つきにしてしまうのか)

【『悪い物』に、見えてしまう】
《殺人鬼に仕立て上げられた──?》

【震える手を動かして、薬を持つ手に、重ねる】
【弱々しく首を振って、拒絶し】
【掠れる声で、必死に言葉を絞り出して】

わ…た…には…
(ああ、声が…)

【最後の、本当に最後の能力使用】
【プリズムの欠片が、白髪の少女の声を、『増幅』して】

私には…必要、ありません。
きっと…貴女に…も…
貴女まで…嘘つきには、出来ない…から…

【何かに反響しているような調子で聞こえる、声】

闇には…捕ら…われ、ないで。
貴女は…生きて…

【『償って』という言葉を、言うことが出来たのか】
【銀髪の少女に微笑みかけたまま、白髪の少女の瞳は】
【少女の瞳は、静かに閉じていった】
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 05:03:26.31 ID:hrL0C7Qco
>>525

【弱弱しく、けれど確かに拒絶した彼女】
【どうしてそこまで出来るのか──チェルシーには、理解できない】
【それでも憧れてしまう、死なせたくないとも思う】

…………やだ、よ……………。

言ったでしょう……死んでほしくないって、後ちょっとだって…………。
「死んだら、何も残らない」って………………。

本当に私を嘘つきにしたくないなら──生きてよっ!!

───貴方が死んでも、私には何も残らないんだからっ!!!

【───最後になんて、してやらない】
【まだ未来は決まっていないんだ──本当かどうかなんて、分からない】

【だから、だからだから、だからだからだから、"死なないで"────】

【もう、手遅れかもしれない】
【でも、まだ間に合うかもしれない。救う事が出来るかもしれない】

(私には───人の命を奪う力がある。)
(だったら一人くらい、救えたっていいでしょう─────?)

【そして手に持っていた"哲学者の卵"を、白髪の少女の傷口へと埋め込もうとする】
【───何も、最初から飲み込ませる必要はなかったのだ】


【チェルシーは白髪の少女の無事を、無事だけを願って、願って、願い続ける────】
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 05:16:37.61 ID:uucEZazAO
>>526
【“哲学者の卵”】
【宿主に死が迫ると孵化しやすくなるという、カノッサ機関が生み出した発明品】

────

【“白髪の少女/ニナ・フローベルグ”は、それを拒絶し、瞳を閉じて】
【それでも、“銀髪の少女/チェルシー”は、死んでほしくないと傷口に直接“哲学者の卵”を埋め込み】

─────

【宿主に死が迫った時が最も孵化に適しているという、“哲学者の卵”】
【しかし】

──────

【しかし】
【宿主が──死を通り過ぎていたら】

───────

【二度と、ニナの体が動くことは、ない】
【結局、白髪の少女は──相手に絶望を与えてしまったのか、失望を与えてしまったのか】
【何も残せぬまま、絶えたのか】






────ニナ・フローベルグ、死亡。
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 05:59:58.82 ID:hrL0C7Qco
>>527

……え…………なんで……
なん……で、何も……起きないの…………?

嘘……うそでしょ……………?


……──い、いやああああああああっっっっ!!!!


【目の前で消えた、たった一つの命】

【沢山の命を、今までこの手で奪ってきた筈なのに】
【今日初めてであった、名前も知らない少女の筈なのに】
【自分自信がこの少女を、殺してしまった筈なのに────】

【───少女にとって、"白髪の少女/ニナ"は一番大切な存在になっていた】

【彼女の瞳からこぼれ落ちるのは、"ハジメテ"の涙】
【もっとも強く悲しみを表すそれは、ポツポツポツと、雨のように"白髪の少女"に降り注ぐ】


【そして、今日の"銀髪の少女"はやはりおかしくなっていたのかもしれない】
【機械から"人間"に、そして"人間"を振りきって───"どこか"へ辿り着いてしまっていたのだから】

……────そう、だ。

私には、人の命を奪う力がある。
だったら───人を蘇らせることも、出来る筈だ。

【────辿り着いた先は、一種の"狂気"】
【確かに"普通"では無いこの世界では、不可能ではないだろう】
【だが、不可能に限りなく近い──普通では無理な事には、限りない】

【けれど、チェルシーはそんな事は全く意に介さない】
【"少女に生きていてほしい"という願いの前には、"無理"や"不可能"なんて壁にすらならない】

//無意味に続く。遅くなって大変申し訳ありません。
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/20(日) 06:04:05.57 ID:hrL0C7Qco
>>527

そう、だよ。生き返らせれば、いいんだ。
貴方に死んでほしくない、生きていてほしいんだから。

……私は、貴方が生きていてくれるためだったらなんだってする。
殺す必要があるなら、誰だって殺して見せる。

カレルだって、シルヴァーグだって、キョーコだって、久連乃だって、エルだって、翠だって、ハニーだって────

【挙げられたその名は、"彼女/チェルシー"の知り合いたち】
【名前を挙げるくらい、心の底では大切に思っていた──いや、今でも大切に思っている人たち。
【思っていても、"少女"を生き返らせるためならば】

【そしてチェルシーは、少女の傷口に埋め込んだ"哲学者の卵"を大切そうに取り出すと────】

……──そしてこれは、その誓い。

貴方が生きていた証で、貴方を生き返らせる証。

【躊躇なく、それを右目に埋め込んだ】
【"哲学者の卵"が、その悪意が、チェルシーの全身へと迸っていく──まだ孵化こそ、していないが】

【"少女"の眼つぶしを、光を、血を、唯一この身で食らった瞳──その証を、永遠に残そうというのだろう】

【─────そして】

…………私はもう、《Type - C/機械》でも《チェルシー/人》でも無い。

今から───《貴方を救うためだけの存在/ニナ》だ。

【機械や人を捨ててその名を名乗ったのは偶然か、或いは必然か】
【"奇跡"と言えば簡単だ──だが本当に運命で無いと、果たして言い切れるのだろうか?】

【───確実だと言えるのは、もはや少女は以前までの少女では無い、という事だけである】

…………"後、ちょっとだから。"
必ず、貴方を救ってみせるから───だから、待ってて。

貴方の言うとおり、私は"嘘つき"にはならないよ?

【恐ろしく無表情で、だけど感情豊かに、少女へと語りかける少女】
【これはいつまで続くのだろうか───夜明けももう、近いというのに】

【だが恐らく、彼女はいつかその場から去っていくのだろう】

【"黒い霧らしき何か"を身に纏い、"白髪の少女"の亡骸をその両手に抱き締めて────】

//お疲れさまでした。こんな時間まで付き合わせてしまった上こんな結末で本当に申し訳ございません。
//嫌であったり不快に感じたりしたならば率直に言って下さい。この2レスは無かった事にしますので。
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 06:09:17.22 ID:uucEZazAO
>>528
【嗚呼、息絶えた少女の願い虚しく】
【“銀髪の少女/チェルシー”は、捕らわれてしまった】
【狂気に】
【凶気に】
【深い、闇に】

【不可能】
【不可能であるのが一般的であり絶対的】
【死んだ人間を蘇らせることなんて──】


【けれど狂気に捕らわれた少女は謳うのだろう】


【“少女/ニナ”を】【“救う為に/[ピーーー]為”に】
【“生き返らせて/もう一度殺して”】
【“嬉々/狂々”として──】



/ところがどっこい起きている
名前間違えた…フローベルグちゃうフローベルガーや…orz
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 06:18:45.36 ID:uucEZazAO
>>529
/お疲れ様でした!
いえいえ、何がどう転ぶか解らないところが楽しみの一つですからね
チェルシーちゃんの今後に期待!
ニナは正式に死亡扱い…かな?
それも今後どうなるかは解りませんが、メカして復活するなら喜んでローrゲフンゲフン

兎も角遅くまでお疲れ様でした!
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 09:02:20.42 ID:B0tn7d700
【聖都】
【戦いから一夜明けた、朝】

――とっほっほ。当たり前だけどもう終わっちゃってるよ……

【ボロボロで、赤黒く汚れたコートを羽織り】
【落胆の言葉を零しながら、しかし顔には笑みの張り付いた少年が】

それじゃあここには用は無いよ……

【赤黒い小さな宝石を弾き上げながら、あてもなく彷徨い歩いていた】

【朝だというのに、薄ぼんやりと空には、紅い月】
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 09:31:38.12 ID:vWOeucrSO
>>498

―――悪いですけど、
手を出すなと言われるとそれは無理なんですよ。

またいつか、この様な事があったら、巻き込まれない様に、市民を護るのが僕達ですから

それに・・・

・・・・友達を助けよう救おうともしないで、何が『正義の味方』ですかっ

僕はいつでも貴女達の相手してやりますよ。
【そう宣戦布告と取れる発言】
【だが、これはあくまで護個人の宣戦布告だ】
【そちらもJustice自体には手を出すつもりはない様だが・・・】

【とりあえず、今回はこれにてお開き】
【両者もう戦闘出来る様な状態ではない】
【護は少女が無事なのを確認し】
【相手ももう退こうとしているのを見ると】

――――・・・・あぁ、僕も頭まだちょっとクラクラする・・
【そう 頭を抑えながら】
【その場を立ち去るのだった】


/すいません、寝落ちしました・・
/最後、〆の返レスを返しとききます。
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 09:49:56.07 ID:iK4t00JYo
>>532
/いるかい?
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 09:51:47.92 ID:vWOeucrSO
>>533
/追記、一番忘れちゃいけない事を書き忘れてました・・
/乙した!!
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 09:54:58.65 ID:B0tn7d700
>>534
/ちょっと遅れましたがここに。
/但し昼まで長引いた場合長い中断が入りますが
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 10:03:18.49 ID:iK4t00JYo
>>536
/ういうい、把握したぜー

――――――――あら、そんなボロボロの格好で、浮かない言葉を紡いでちゃ
幸せなんて訪れないわよ?


【突然、どこからか、聞こえる一つの音――――後ろ髪を引かれるように
その声に、惹かれて、そちらへと視線を向けてみれば……】


折角、良い笑顔があるんだから、そんなところで幸福を逃すなんて
バカバカしい、って思わない?


【褪せたブロンドのような、白色色の長髪を後方で黒のリボンで纏め、垂らした前髪が、端正な横顔を飾り立て
新雪の如く白い肌に、背中をくっぱりと明けた、半そでの黒いミニスカメイド服、仄かに絶対領域を見せながら
黒いニーソックスで脚を包み、黒の編み上げブーツを履き、首もとには白と黒いリボンのチョーカー
凍てつく様な琥珀色の瞳をした、華奢な体躯のふんわりお胸の少女
その小さな手に握られた大き目の黒レースの日傘が、上手く調和している】

【――――――――が、ビルの陰から、そちらへと向いている
紅い月の届かない陰で、冷静な表情で、紡ぐ言葉は凛とした、まだ高い、ソプラノの声
ね?と付け足して、そっと微笑みかけた彼女は、どこかお暇そうである】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 10:12:12.26 ID:B0tn7d700
>>537

生憎、平均すれば割と幸せなんだ。割と。割とだけど。

【空に一段と高く放り上げた宝石をキャッチして】
【方向を後ろへと転換して、声のした方向を見やる】
【声変わりの無い、だが少し低い声は、中途半端な満足をいやに強調して】

そしてもう一つ増えるかなあ。
君が、実験材料か実験道具になってくれればの話だけれど

【張り付いた笑顔からは、ただ気味の悪さのみが滲み出す】
【再び宝石を弾き上げながら、ゆらゆらと少女の方へと歩いていく】
【左手は、コートのポケットの中】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 10:18:34.65 ID:iK4t00JYo
>>538

【――――チラリ、と彼女の琥珀色の瞳が、貴方からズレて、宝石へと寸刻、浮気する
彼の手へと収まったそれに僅かな慕情を感じながらも、彼の中途半端な満足を、仄かに感じ取る】


だったら、満たされない最後のピースは、そこら辺にあるんじゃない?
まあ、詳しくは分からないし――――……私も、幸福ってわけじゃ――――……


【言葉が途中で切れる、ゾクッと、背中を伝う、冷たい汗
それはさながら、喉元に突きつけられた刃が如く、命を鷲掴みされているような嫌悪感
微かに微笑を浮かべていた彼女は、眉を潜め、ぎゅっと、日傘の柄を握り
琥珀色の瞳を、しっかり、と貴方へと向ける】


――――材料≠熈道具≠烽いにくと、お断りね
他の事で見つけなさい、誰にも、迷惑かけずに、ね


【僅かに体勢を低くし、近づく彼へと、僅かに戦う意志を零した
距離にして10mもない、接近しようと思えば一瞬であろう】
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 10:29:57.68 ID:B0tn7d700
>>539

【赤黒く、まるで血が凝固したかのような宝石は、今は何も表さない】
【ただ、わずかばかりの負の思念が感じられる以外は】

だろうねえ。もしかしたら聖都じゃなくても良かったかも知れない。
まあ観光に来てるわけでも無いし、強いて言えば、通過点?

【口が動く以外は終始変わらない表情。それも、ただ「喜」を表すはずの笑顔】
【「無」ならばまだ、嫌悪の念もいくらか薄れていただろうか】

それは土台無理な話だね。基本のスタンスは人体実験だし。
いや、死体実験の方が主かなあ。まあ、どうでもいいや。材料になってくれないなら。
――「相手」にはなってもらうけど。

【「拒否はこの際却下するよ」と呟きながら】
【それでもただゆっくりと、少女へと近づく。戦う意志があるのか疑わしくなるほどに】
【――紅い月が、欠けだした】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 10:37:53.27 ID:aWedr7bE0
>>502>>533

――――!!
<リーナ、殿…………?>

【立ち去ろうとしたリーナが、ピクリと身体を震えさせ】
【自分を担いでいるグルゴンの肩を掴み、歩みを止めさせる】

――――言ったはずです。『内輪』の問題に首を突っ込むな、と…………!
その様な、分を弁えぬ輩がいたから……リイロ様は心を壊す事になり、今の事態は、生まれている……!

【自分たちの警告を、護はあっさりと無視する構えを見せた】
【別にその通り受け止めて、捻りつぶしてやっても良いのだが――――】
【それでもリーナは、迷うと言うアクションが間隙に挟まれているのか、疑問に思うほどの護の返答に、再度警告を飛ばす事にした】

それに…………これも、言ったはずです。≪justice≫の名を、無闇に振りかざすな、と…………!
その言葉、どういう意図で……言われているかは、分かりませんが…………≪justice≫ありきにしか、聞こえません…………!
それとも……もっとはっきり言った方がいいか…………!?
――――『次は無いぞ……≪justice≫』…………!!

【『市民を護るのが僕達』『正義の味方』】
【どうも護の言葉には、≪justice≫の一員なのだから、この事態を見逃す事はできない――――というニュアンスが含まれている様に聞こえる】
【一個人が刃向うのなら、ただ『消して』しまえばいい。しかし、その結果として≪justice≫との敵対と言う状況を作ってしまうのは頂けない】
【故に与えられる、最後の警告。これが破られるのなら、もはや護も≪justice≫も関係なく、彼等は敵とみなし、戦火の元に晒そうとするだろう】

――――今度こそ、行きましょう……グルゴンさん
<う、うむ………………>

【ここまでを口にして、再びリーナとグルゴン、リイロクローンεとμは歩きだす】
【――――次に彼らが刃を向ける先は、今はまだ、分からない】

「――――――――周囲にエネミー以外の反応、なし…………
自爆、敢行……………………――――――――」

【取り残されたιは、命令通り『人目を避けて自爆』を行った】
【小さな炸裂音と共に、飛び散るι――――血と、鉄と、火薬の臭いだけが辺りに残り】
【肉片も、機械片も、元の形が分からない程に細かく裁断され『何かが爆発した跡』だけが、その場に残った】

【――――護も去り、『暴蜂』一行も去り、残されたのは倒れた少女、ただ一人だけである】

/出かける前に覗いたら、〆のレスがあったので、こちらも乗せておきます
/お二方、長い間乙でしたー!
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 10:39:17.34 ID:iK4t00JYo
>>540

【ぎゅぅ、と締め付けられるような圧迫感は、嫌悪感から来るもの、であろうか
その笑顔≠ェ告げる、無機質な戯言に、かきむしりたくなるような、悪寒を感じて】


……余裕ね、なら――――相手≠オてあげるわよ
でも、今後一切、貴方の大好きな実験が出来なくなっても、恨まないでね?

――――舞姫

【右の掌を、そっと目の前にかざすと、陰が、するりと、その掌へと吸い込まれるように、踊り
彼女の右手に、一紡ぎの太刀を、形作った】

【柄も唾も、刀身も――――全てが陰の黒色≠ナ
それを右手に握り、刀身を、下方向へと向け、貴方へと向き直る】


そんな趣味の悪い実験≠ネんて行う腕、私が叩き切ってあげるから――――……!!
カノッサ機関No.8、撫子=ブラックモア、この名前、忘れないでね?


【散り行く、紅い月の下――――陰に覆われながらも、その表情は幽玄の月が、如く
くっきりと明暗の分かれる、整った顔たちを強調させながら、琥珀色の瞳は、ただ輝く】
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 10:50:17.42 ID:B0tn7d700
>>542

――待った。ちょっと待った。君はちょっと何か勘違いしている。

【太刀の切っ先がギリギリで届くだろう距離で立ち止まる】
【無防備、極まりない】

僕は確かに「相手」と言った。でも、「僕の」相手とは言って無いんだ、これが
――君の相手は、こっち

【左手をポケットから出して、パチリ、と鳴らす】
【紅い月が、三日月状に欠ける】

【少年と少女の間に割り込むように降ってくる、一人の人影】
【今はまだ、逆光で顔貌は分からない。ただ分かるのは、獲物が杖であると言うことか】

ついでに言っておくよ。実験を止めさせたいなら、それこそ首を刎ねないと駄目なんだね、これが。
でも名前は覚えておくよ。ついでに「卵」もくれるとありがたいんだけどね。

【キメさせたはずの言葉を、一瞬で崩すように】

【人影が割り込むまでの若干のラグの間、少年はやはり無防備】
【だが仮に攻撃を加えるならば、人影に対して隙を見せる、というリスクを背負うことにはなる】
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 11:01:36.66 ID:iK4t00JYo
>>543

【降り立った新たなる来訪者に、数歩後退し、間合いを開ける
確かに、このまま攻撃するのは容易であろう――――しかし、若干のきな臭さも感じる
彼女自身、戦闘経験が浅いため、迂闊な行動は危険、と感じていて、か】


……卵≠ヒ――――私はあんなものに頼ってないの、気の毒だけど

(――――調子狂うわね……もう……っ)


【一瞬で崩される言葉は、まるで、丁寧に積み上げた積み木を崩されるが如く
心の中に生まれる、仄かな空虚感は、その場で足踏みする無力感のようで
どこか、戦いづらい、相手だと微かに感じる】


それに、私の相手を貴方が決めても……
元々貴方≠ネんか眼中に無いのよ――――!!


【右の手を、そっと、左脇の下へと移動させ、鞘に収めるが如く、切っ先を後方へと向けて
たん、と体勢を低くし、その場で一歩踏み出す】

【開けた間合いを微かに詰め、切っ先が眼前に在る人影≠裂くように、抜刀
胸元目掛けての一閃は左から右へ、彼女の眼前を横切る一筋の刀光の軌跡
振りぬいた右手に握られた太刀は、すっと切っ先をその奥≠ノあるであろう、少年へと向けるだろう】

【中々に切れ味は良いようで、普通に受けたならば――――人影≠人と仮定するなら――――
軽症で澄む、というわけにはいかないように、思える】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 11:16:05.77 ID:B0tn7d700
>>544

あらら、それは残念。まあどうせ後で拠点でも見つけて盗ませに行こうとは思ってるけど

【世界最大の組織と言っても遜色ないであろうカノッサ機関に向けて、まるで喧嘩を売るかのような口ぶり】
【無鉄砲か怖いもの知らずか、それとも】

最初から対象外? ひどいねー。それを今言うなんて。泣いちゃうよ? 涙出ないけど。
僕の方は一応対象としては見てたんだけどな。実験の。

【他人をおちょくっているとしか思えない態度】
【ここまでの余裕は何なのか】
【戦うこと自体は、本当に人影に任せるつもりなのだろう。切っ先を背けられた瞬間に数歩後退する】

【人影は、よく見ればある少女の顔立ちで】
【藍色の長めのローブ、その背中には白く大きく三日月の模様】
【右手の杖は、三日月の刃と宝玉――ただ、世間一般に言われる「宝玉」ではない――】
【一歩踏み込み、その杖の刃で太刀の切っ先を受け止める】

「……『スパークリングスパーク』」

【撫子の足元で、火花が花火のように何度も散る】
【それに触れれば、静電気の痛みを増幅させたような感覚と、若干の痺れを感じるだろう】
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 11:25:09.14 ID:iK4t00JYo
>>545

【一々、癪に障る――――と、感じながらも、尚冷静に対処しようと為す、彼女
昂ぶる感情を、押さえ――――表情に浮かべるのは、冷静な色】


唾棄すべき対象≠ニは認めてるわ、対象ですら無いのは私の前の貴女
……貴女が消えてくれないと、私は貴方にこの怒りをぶつけられないんだから――――……!!


【パチパチ、と足元で光る火花≠ノ微かな、違和感を感じ
――――直感で、これに触れるのが危険と、判断した彼女】

【くるり、と左手に握られた日傘が回転、彼女の足元へとその開いた傘を移動させ
軽く彼女自身は地面を蹴って、浮かび上がり、傘の上へと乗ろうとする
丁度、地面と自身の脚の間に、傘を敷いたようになる】

【寸刻して、彼女は右手を上へと振り上げる――――……太刀の切っ先が、仄かに煌いて
断頭台のギロチンのように、勢い良く上から下へと、振り下ろそうとするだろう
速度は中々であるが、軌道自体は単調%ェの上へと杖をかざせば、ガードは可能だ】

【切れ味も良いとは言え、最高とは言えない
そのため、たたききる、というのも難しそうだ】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 11:37:37.46 ID:B0tn7d700
>>546

唾棄されて何ぼことはだって重々承知だよ。それはもう重々と。それとも何? 挑発のつもり?
ああ、あと、「ソレ」は会話する能は無いよ。今はね。
まあ、怒ってもらって結構結構。さあその怒りをまずは「ソレ」にぶつけてみようか


【相手の攻撃以外の行動を邪魔する腹積もりは無いのか、傘に乗る行動を邪魔する素振りもなく】
【ただ、振り下ろされる太刀を、杖の刃で受け止める】
【先ほどと違い、上からの力には重力がプラスされる。そのせいか下に少女の体勢が少し崩れる】
【もう少し力を加えれば、体勢を完全に崩せそうだ】

「『グレイズブレイズ』」

【相手の周囲に一瞬浮かぶ、緑色の草のようなシルエット】
【その直後に、まるで草が燃え上がるように、赤い炎がそのシルエットから噴出すだろう】
【動かなければ、炎が肌を少し舐めるだけで済む。だが、動けば直接焼けることになる】
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 11:47:42.77 ID:kyP0A6wAO
>>541
>>533
【暫く後…少女は目を覚ました】

うっ…ふぅ…はぁ…
はぁ…はぁ……??

【起き上がるのも億劫なほどの疲労感。その中で、少女は手に握らされているメモを見つけた】

リーナ…ヴェイセシス…
うっ…まぁ…向こうにしてみれば…八つ当たりもいいとこか…

【何とか立ち上がり、車椅子に座り込む。周りを見渡したが、何かの爆発した跡以外に少女の記憶していない痕跡は無かった】
(死体は…無いけど…)
メッセージもなし…か…
死んじゃったのかな、あの子…

【絶体絶命の時に颯爽と現れた少年の姿を思い出し】
ちょっとカッ――いや!いやいや!何言ってんの私!ありえない!つり橋よ!それもボロッボロの!
【少女は暫し一人で悶え】
(大体何者よあの子…)
(会話なんて殆ど覚えてないけど…確か、やたら正義正義って……ハッ)
【心当たりがあったのか、何かを思いついたような顔付きになる】
(調べてみよう…)
いたっ…その前に病院か…
【少女は車椅子を漕いで病院に向かった】

/乙でした!足引っ張り回ってすみません、寝落ちもしましたしorz
初戦闘ロールでとても楽しかったです、ありがとうございました!
(最初蜘蛛が出たとき爆笑したのはここだけの話…)
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 11:48:38.85 ID:iK4t00JYo
>>547

【――――大きく、揺れそうになる彼女の、感情
そこは場数の差であろうか、常に冷静に、戦えるほど――――……彼女は、強くない】


っ……貴方はどこまで――――人を小ばかにしたら気が済むの……!!
いくわよ――――舞……


【相手の体勢が崩れた、圧倒的優位な状況、この勢いに乗って、攻撃を続けようとした
しかし、寸前のところで、肌を焼くような、ピリピリとした、焔の感触を、感じ取った
視線を、僅かに動かしてみれば、直ぐ側に浮かぶシルエット=z


(……これじゃ、行動するわけにはいかないわね――――)


【仄かに残った冷静さが、彼女の判断を止めた
――――しかし、誤算が在るとするなら――――貴方の能力が、分からないように
彼女の能力も、まだ未知≠ナあろう、ことか】

【彼女の動きが止まる、炎が肌を少し舐めるだけで済むだろう、しかし――――攻撃は中断される
そう、それが本来≠ネらば――――無能力者であるなら、正しき事であったろう
微かに揺れる、小さな唇が、仄かな言葉を零した】


――――舞姫≠ヘ、影で出来た刀、だから、長さも、質も、常に一定じゃ無いの
それは勿論――――形≠セって、同じこと……!!


【そっと、地面から、彼女の刃へ向け、影が舞い上がる、と
切っ先から、恐らくは、少女の頭上に、煌く切っ先から――――……するりと、現れる、新たな刃
それは命を狩る、死神の持つそれのように――――僅かに婉曲した、抜き身の刃】

【彼女は、太刀を少女に受け止められた状態で、太刀を大鎌≠ノした
当然、そのままで在れば、大鎌の特徴である、その抜き身の刃に
少女は、脳天から貫かれる、ことであろう】


っ――――……んぅ……ぁっ……


【肌を舐る、炎の感触は、思わず声が漏れるほどで
仄かな痛みを感じながらも、攻撃の結果を待つ】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 12:10:24.53 ID:B0tn7d700
>>549

さあ? 多分半永久的に満足しないんじゃないかな。
あと、力の詳細はうかつに言わない方がいいかも。……あ、もしかしてハンディキャップ?


【下に崩れた体勢の少女は、上からの力に抗するのをやめ杖を下ろし、ほぼ同時に下に自分から体勢を崩す】
【勿論、自らの意思で動かしたのだから、その次の行動に繋げるのは容易い】
【――尤も「自らの」かどうかは怪しいところであるが】
【上からの刃が、背中に裂傷を作る。だが、それに動じる様子は無い】

【変幻自在の刃の間合いの中であるにも拘らず、屈んだ状態から地面を蹴る】
【その勢いのまま、右手の杖を相手の腹部に突き出す】
【ややこしいが、このように使う分には、刃は何の意味も成さない。要するに、切り傷は作れない】
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 12:19:10.22 ID:iK4t00JYo
>>550

【杖を下ろされたことにより、前のめりに体勢が崩れ、当然、鎌自体も殺傷力を無くす
恐らく、少女に与えたであろう傷は、あまり深いとは言えない筈だ――――】


(しまっ――――……!!)


【前のめりに倒れる、ということはつまり――――相手が突き刺す杖≠ヨと、自ら体重をかけるということ
切り傷は作れない≠オかし、腹部へと押し込まれるその剛直は、明確なダメージを与える
だらん、と絲が切れたパペットのように、足元から崩れ落ちる、彼女】

【右手に在った刃が消え、吐き気を催す腹部の痛みに耐えているのか
その右手を腹部へと当て、荒い呼吸を繰り返す】


っう――――ハァ……っ……んぁ……
……ぐっ……――――


【きゅぅ、と瞼を閉じて、倒れこみながら、肩を上下する彼女
身体へのダメージが少ない分、内臓へのダメージが大きかったのであろうか
仄かに額に浮かぶ汗が、白い顔たちを、飾り立てて】 
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 12:28:41.55 ID:B0tn7d700
>>551

……ありゃ。意外とあっけない。まあ、データは取れたかな。
それにしても可変の刃かー。割と参考になるなあ。
今度兵器を作るときにでも参考にしようかな

【何処から取り出したのか、レポート記入用の下敷きとレポート用紙】
【二人の戦いの途中経過を記録して】


……で、どうするかな? 僕としてはこのまま戦闘続行でも面白そうではあるけど。
むしろ続行してくれれば君が死体になる確率が急上昇するだろうから続けてほしい所だけど。
ああ、別に中断したからって実験道具にするわけじゃないからそこだけは安心して。

【杖を付きたてた少女は、その歩を一旦後方へと下げる】
【続行か、中断か、少年はその選択を迫る】

/すみません、そろそろ一旦(ロールを)中断させていただきたく
/勿論戦闘は続行でも中断でも構いません
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 12:34:05.20 ID:iK4t00JYo
>>552

【立ち上がろうとしても、脚に力が入らない
――――恐らく、受けたダメージがまだ響いているのだろうか、これ以上の戦闘は危険、か】


……退却、します――――……っ


【かみ殺したような声は、どこか、悔しさが混じっていて
静かに紡ぐその言葉は、きっと、惨めな色に染まって】


――――Ziggy Stardust


【それは、上からホワイトを零したかのように、消えていく、彼女の身体
気づけば、彼女は消えて、居なくなっているだろう
恐らくは逃げの技、危険は無くなった、というところであろうか】


/ではキリが良いのでここら辺で落ちるねー
/乙でしたー!面白い近接ができて満足満足
/あと、名前教えて欲しかったのは内緒!
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 12:36:25.46 ID:B0tn7d700
>>553
/お疲れ様でしたー
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 12:44:44.08 ID:MgECDOBFo
【公園】

────。

【さらさらとした翡翠色のロングヘアに】
【真っ白のワンピース、その上に真っ黒なカーディガン】
【袖から伸びた腕は石英のように透き通って、見るからに華奢だ】
【おまけにマフラーを巻いた、身長140cm程の少女が】
【連なる長いベンチに力なく横になって瞼を下ろしていた】

【少しずつ春に近づき暖かくなってきたといえどまだまだ寒い】
【そんな中、外ですやすや眠れるわけはないのだが彼女の場合は逆だ】
【変温動物の体質上、体温保持のため否応なしに眠くなってしまう】
【つまり、結構危ない睡眠だったり】

……はぁ……ふぅ…

【よくみると、顔は朱色に染まっていて】
【近くに寄れば、苦しそうな寝息が聞こえるかもしれない】
【そして、彼女の周囲にはかなりの量の魔翌力が霧散していっている】
【魔翌力を知覚できるものなら、すぐに彼女のものとわかるだろう】
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 14:22:22.70 ID:YOTuKCT1o
【街道】

日が暮れない内にここまで来れたのは幸いだったな
此処ならそう離れてもいないし、縫合だけならすぐ済ませられるだろ
人目にはつくが・・・

さぁ、急げよ

【にび色のローブを着てフードを深く被った青年がばたばたと走っている】
【その青年の胸部に斜めに入った大きな裂傷からは血が溢れ出し、ローブ前面の色を赤黒く染めていて】
【ついでに地面にも点々と滴るソレが赤い跡を残している】

(機関も動いているらしいしなぁ・・・俺の記憶違いだったのか・・・)
(他も最近大きく動いているようだし、いつ戦闘に巻き込まれるとも分からない)
(まずは人体生成と、アレの蘇生、で記憶を肉体ごとに分割することが目標だな)
(理由は・・・覚えているはずだ)

(ん・・・?)

(・・・ナンデダ・・・?)
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 16:39:09.68 ID:TzH10ygDO
【街中】

【真冬に比べるとだいぶ暖かくなってきた街に】
【ひとつの、奇妙なモノがあった】
【それは──浮翌遊する、 掃 除 機 】

【地面から2mほどは浮いているだろうか】
【飛ぶ掃除機なんていう非常識極まりない光景が、そこにはあった】
【更にはその掃除機には1人の少女が乗っていた】
【ぴょろんと外ハネした黒髪の、中学生ほどの少女だ】
【寒いからか、被っている帽子は暖かそうなぽんぽん付きのニット帽で──】

結局ですね、今は超抹茶ラテが来てるんですよ

【片手に持つのは、抹茶ラテの入った持ち帰り用のカップ】
【ただし──カップの中には抹茶ラテと大量の氷が】
【……寒くはないのだろうか】
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 16:55:33.87 ID:kyP0A6wAO
>>557
/それといった目的のないまったりな絡みでも宜しいでしょうか;
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 16:56:26.42 ID:If3X+5DY0
>>557
……寒くないんでしょうか?
っていうか、掃除機が空飛んでます…
【黒いドレスを着て、長い銀髪に、首にカメラをぶら下げた、優しそうな印象の女性が】

【呆然とその様子を見てる】

【……フワフワと空を浮かびながら】
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 16:57:16.49 ID:FcoV8Dkk0
/ぎゃぁぁぁあ!!!
>>559はなしです
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 17:00:59.56 ID:GnNS5Fkw0
>>557

【その向かい側から、偶然に通りかかる、ひとつの影は】
【右手≠ノ、大量のミルクと砂糖を投入された、子供の味覚でも呑めるカフェ・ラテの缶を持っている】

――――……缶コーヒー買うぐらいなら、困らないんだけどなぁ。

【それは、墨色の綺麗な髪を臍の裏ほどまで伸ばした、澄んだ丸い漆黒の瞳を持つ、身長160cmほどの大和撫子風の少女】
【黒を基調とした制服ブレザーを身に纏い、その校章部に配された、『魔術協会』の紋章が、彼女の所属を黙示している】
【指先から手首までを紅蓮の手袋型ガントレットで覆い、首元には紅い新品のマフラーを巻いていて】
【背負うのは、1メートルほどの戦鎚を想わせる角製鈍器……に見えるかもしれないが、一応『ブブゼラ』という事に成っているらしい】

………ん?

【そんな彼女、珈琲の呑み口を口元に近付け、顔を伏せていたが】
【顔を上げてみれば、眼が往くのは、余りに異様で超現実的な光景――――】

……久々だな、利織?

【――――では無く、その渦中に有る、『少女の双眸』であった】
【魔術協会所属、無道武美。一度は友人の誼を結んだ相手だが、恐らく貴女にとっては、少し『特殊な事情』を孕んだ相手】
【更に言えば、それでいて――――前回の邂逅での、向日葵の様な明るい笑顔は、どこか引き攣ったモノに変わっていて】
【その声色にも、何処か奇妙な翳り≠ェ宿っていると、気付くかもしれない】
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 17:02:07.59 ID:GnNS5Fkw0
/あばばば、>>561は撤退します!
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 17:03:16.54 ID:TzH10ygDO
>>558
/どんな絡みも歓迎だぜ!

>>559-562
/おっと、申し訳ない
/ちょっと複数はきついのでまたの機会に。。
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 17:12:19.90 ID:kyP0A6wAO
>>559-562
/あわわわわ申し訳ないorz
次回から文が出来上がってから確認とります…
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 17:12:42.33 ID:kyP0A6wAO
>>557
【車椅子に乗ったポニーテールの少女が帰路についていた。すぃーっと慣れた手付きで車椅子を操作しているその姿からは、長年の経験が窺える】
【近くで見れば彼女は怪我をしているのが分かるだろう。初めに気が付くのは左手に巻かれた包帯だろうか】
【実は背中にも怪我をしていて、本来入院する程だ。だが彼女は命に別状が無いなら入院なんて体が腐ると通院を選んだ、まぁこれは些細なバックグラウンドである】
【そして近付けば次のことにも気付くだろう。彼女の両足は新品だがどこか粗悪な印象の義足である】

【彼女は浮翌遊する掃除機の上にいる少女を見て】
(なんか嫌なもの見ちゃったな…)
【と思いつつ、近くの商店街に向かおうとするだろう】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 17:21:37.79 ID:aAIegWlRo
【公園】

うう・・・何で僕がこんな目に合わなきゃいけないんだよう・・・

修行だとか何だとか嫌だって言ったのにい・・・・・・

せめて、誰か仲間が欲しかったなあ・・・

【とても女々しい少年が、辺りをキョロキョロしながらおどおどと歩いている】
【それは白いローブと赤いリボンの巻かれた麦わら帽子、赤い運動靴を身につけ】
【淡い黄色の髪と、透き通った青緑色の眼をしていた】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 17:32:47.93 ID:TzH10ygDO
>>565

(超車椅子、ですか……)
【抹茶ラテを飲みながら、ふと下を見下ろすと】
【視界に入ったのは、車椅子を巧みに操る少女】
【あんな年齢で、ああまで車椅子を遣えるということは、何か理由があるのだろう】
【例えば、小さな頃からずっと車椅子生活だったとか、大方そんなところか】

【掃除機に乗る少女にとって、車椅子の彼女を見てもせいぜいそのくらいの感想しか抱かなかった】
【「車椅子を上手く使えているのなら、補助を申し出るのは余計なお世話だろう」】
【加えて考えたのは、そんなこと】
【──さて、このままならば掃除機と車椅子の2人の少女たちは、街ですれ違うだけになってしまうが……】

あっ……!?

【ぽーん、と】
【掃除機の少女の服の中から、一体のぬいぐるみが飛び出し】
【そのまま、何の妨害もなければ車椅子の少女の膝の上へ乗ることだろう】
【ぬいぐるみは人型。片手で持てるほどの、大きさで】
【長い髪を持つそのぬいぐるみは、赤い赤い服を着ていた】
【特徴的なのは、ぬいぐるみの顔だろうか】
【そのぬいぐるみの顔は、まるで子供が描いたかのようにぐちゃぐちゃで不気味なものであった】
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 17:48:17.49 ID:kyP0A6wAO
>>567
【別に警戒などしていなかった少女は飛んできたぬいぐるみに何のアクションも起こすことなく】
え?
【ぽすっと、その膝にぬいぐるみを受け入れることとなった】

【ぬいぐるみを見て】
(個性的な趣味ねぇ、まぁ私も人のこと言えないけど)
【心中でこんなことを思いながら】

【ぬいぐるみを手に持ちながら振り返り】
これ、あなたの?
【と聞いた】
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 18:00:32.78 ID:TzH10ygDO
>>568

わ、わ、わ……
超ごめんなさい!
ひなちゃーん!勝手に飛び出したら超ダメじゃないですか!

【まるで、相手の手にある人形に意志があるかのように、掃除機の少女はそう言った】
【確かに相手の膝に乗ったぬいぐるみは、勝手に飛び出していったかのように見えたが──?】

【ひゅうんと掃除機を駆り、少女は相手の目線に合わせた高さに浮翌遊しなおし】
【もう一度だけ、「超ごめんなさい」と言ってからぬいぐるみを受け取ろうとする】
【質問には明確に答えなかったものの、この奇妙はぬいぐるみは掃除機に乗る少女のものらしい】
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 18:20:15.35 ID:kyP0A6wAO
>>569
【相手が目線を合わせてくれたことに小さな感謝をし、穏やかな笑みを浮かべた】
へ〜この子ひなちゃんって言うんですか。可愛い名前ね

【少女はぬいぐるみが飛び出した瞬間を見ていない。大方取り落としたのを誤魔化そうとしたのかな、等と考えながらぬいぐるみを差し出した】

【そして少女は小さな羨みの気持ちから感じたことをそのまま口にした】
あなたが飛んでるのは、そういう能力なの?
空を飛べるなんて羨ましいわ…
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/20(日) 18:24:06.40 ID:hrL0C7Qco
【森】

……───マズい、なぁ。
まさから、身体がこんなに鈍ってるなんて。

【燃えるように真っ赤な三本のアホ毛、青空のように透き通った空色の瞳を持つ青年がいる。】
【白いシャツの上に灰混じりの黒色のパーカーを羽織り】
【左手首にはオレンジ色の包帯を巻き、左足には蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着けている。】

【彼の掌に"蒼穹の魔力"が浮かんでいる所を見ると、どうやら修行や特訓の類をしているらしい】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 18:39:24.51 ID:TzH10ygDO
>>570

んふー、そうですよ
日向の、ひなちゃんです。
実はこの子私が超創った子なんです!
ひなちゃん以外にも他に9人のお人形がいるんですよ?

【可愛いと言われて気を良くしたのか、どこか嬉しそうにそう語る】
【掃除機の少女はまだ中学生ほどだろうか】
【この歳にもなって人形を連れ回しているところを見ると、人形同様本人もやや特殊らしい】
【少女はそのまま相手から人形を受け取ると、にまりと悪戯な笑みを浮かべ】
【「超ありがとうございます」と、お礼を告げる】

んー?
能力ってわけじゃないですよ?
実は私!魔術協会所属の超天才魔術士なんです!
この掃除機は、私が超開発した魔道具のひとつ!
内部に術式を仕込み、本来の機能に加えて飛行機能まで付けた超ハイパー掃除機なんです!

【そして更に、相手の質問に対して目を輝かせながら語り続ける】
【どうやらこの少女。天才かどうかはさておき、魔術協会の所属らしい】
【それにしても、掃除機を飛ばすという発想】
【奇抜を通り越して、珍妙である】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 18:44:53.48 ID:TzH10ygDO
>>572
追記
申し出るない、次遅れます
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 18:46:05.67 ID:TzH10ygDO
/申し出るないってなんぞ
/申し訳ない、ですね。ごめんなさい
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 18:50:54.63 ID:ptJQjNw8o
>>571

【後方から微かに、草を踏み分ける音】

【もし振り返れば】
【膝丈フレアの黒いワンピースを着た、紅髪の少女が小走りで近づいてくるのが見えるだろう】
【小さな体に巻きつけられた、金属缶や手榴弾付きのベルトと】
【抜き身で腰に帯びている長剣が特徴的だ】

…………ッ

【彼女は前傾姿勢で、地面しか見えていない】
【対応しなければ、そのまま彼にぶつかるだろう】
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 18:59:08.69 ID:aAIegWlRo
【公園】

うぅ・・・仕方がないから・・・どこか、人気の無いところに行きたいな

――あっ! この奥に森がある! よーし、行こう

森の中に入っちゃえば、人間さんと会いにくくなりそうだしねっ

【とても女々しい少年が、辺りをキョロキョロしながらおどおどと歩いている】
【それは白いローブと赤いリボンの巻かれた麦わら帽子、赤い運動靴を身につけ】
【淡い黄色の髪と、透き通った青緑色の眼をしていた】

【どうやら、公園の奥にある森の方へと向かっているようだ、一人で】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/20(日) 19:01:38.60 ID:hrL0C7Qco
>>575

…………ん?

【微かにだが聞こえる、草を踏み分ける音】
【街中ならともかく、此処は森中。獣かと思い、多少警戒して振り向くが】
【そこにいたのは人間。それも一人の少女】

おいおい危ないぞ。
森とはいえ、前向いて歩けって。

【獣だと思って警戒していたのが功を奏したのか】
【左に跳んで、ぶつかりそうになった少女をふつーに避ける】

(……───手榴弾?)
(うーん……ま、現時点では何とも言えないか。)

【ちゃっかりと手榴弾にも気づくが】
【この世界で人が武器を持ち歩くのは珍しくない事。現時点ではあまり気にとめてはいないようだ】
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 19:11:24.52 ID:ptJQjNw8o
>>577

……っと

【青年に回避されて、2歩進んだところで急ブレーキ】
【彼を見るために顔を上げた】

うーん、避けられちゃった
勘の方は鈍ってないらしいわね

【色濃い隈を持つ、寝不足気味の顔付き】
【赤い瞳を攻撃的に煌めかせながら】
【腰の処刑剣を右手で引きぬいた】

【胸元に付けた『No.DG』のネームプレート―――機関員?】
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 19:14:58.06 ID:kyP0A6wAO
>>572
【少女がにまりとしたことに小さな疑問を感じた】
【が、そこまで気にせずに、意気揚々とした語り口調で言葉を続ける少女の話に耳を傾ける】
あぁ成る程、ものづくりが好きなんだ。生産的で凄く良い趣味ね
【そう褒めてから、少女はある発想が頭に浮かんだ】
(ひょっとしたら、仲良くなればオーダーメイドで素敵な義足を造ってもらえるかもしれない)
【本来少女は打算的に友人をつくるタイプではないが、ふと思いついた発想に大きな魅力を感じた】
【このような打算的思考に至る自分に密かに自己嫌悪を抱いて、話を別の方向に持っていくために何か違う話題をと考えた】

(あぁそういえば…)
ねぇ、あなたJusticeの人に知り合いいないかしら。名前は分からないけど、私ある人に恩があってお礼が言いたいの
【先日の戦闘時に出会った少年と会うために、彼女に質問を投げ掛けた】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 19:16:50.27 ID:kyP0A6wAO
>>579
/追記、了解です。私もお風呂なんで遅れます
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/20(日) 19:26:59.81 ID:hrL0C7Qco
>>578

……─────ッ

【ネームプレート──機関員を表すナンバーを眼にした瞬間、青年の目つきが変わる】
【言わば"日常用"から"戦闘用"に、スイッチを切り替えたかのように】
【この様子からすると、機関員を明確な敵と認識している上、それなりに戦いなれているようだ】

…………機関員か。
ってことは今のも、意図的ってわけだな。

まぁ、いい───リハビリとか、甘い気持ちで挑むつもりはない。
───やるからには、全力だぞ?

【パーカーのポケットから一枚のトランプを、素早い動きで抜くと】
【そのまま手首のスナップを利かせて、少女の額を狙って投擲する】

【トランプは普通のものではないようで、切れ味は刃物当然】
【牽制が狙いなのに加え所詮トランプはトランプなので、威力はあまりないが】

【攻撃の成否にかかわらず、一旦バックステップで少し距離を取ろうとする】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 19:32:41.61 ID:TzH10ygDO
>>579

物作りが超好きっていうか、物作りしか超できないんですけどね
最も、好きなことでご飯が食べれるなんて超幸せなことでしょうけど

もし魔道具を超作ってほしかったら、超私に言ってくださいね!
さっきのひなちゃんも、10体1セット5万で販売中!
魔道具のことなら、魔術協会が超魔道具開発班、南雲利織(なぐもかがり)ちゃんにお任せあれ!

【そんな相手の考えなどいざ知らず】
【少女はなにやらぺらぺらとセールストークを始める始末】
【もしかしたらこの少女。打算もなにもあったものではなく、むちゃくちゃにオープンな性格なのかもしれず──】
【今の台詞で、少女の名前と所属が完全に明らかになる】

【だが、急に話題が変わったことによりきょとんと不思議そうな表情になる】
【趣味の話から、≪Justice≫の話へ】
【少女──利織には何故そんな風に話が移ろったかが分からなかったのだろう】
【彼女は2、3度ぱちくりと目を瞬かせ】

≪Justice≫の、ですか──?
んっと、確か護くんって子が≪Justice≫でしたっけ
あんまり≪Justice≫には、知り合いは超いないんですよ

【そういって、今度は困り顔】
【この様子から見るに、その唯一の≪Justice≫の知り合いとも、親交が深いわけではなさそうだ】

/申し訳ない、少々用事が出来て、いつ帰ってこれるか分からない状態です
/次あたりのレスで〆ていただけると幸いです
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 19:35:30.04 ID:S09z6nnPo
>>581
/すみません、ブレーカーが落ちてしまって
/書き直しますので、少々お待ちを
/申し訳ないです!
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/20(日) 19:36:36.88 ID:hrL0C7Qco
>>583
/把握しました。お気になさらず。
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 19:51:29.01 ID:S09z6nnPo
>>581

(普段から見境なしにやってる訳だけど、今回は当たりね)
(その口振り、機関に因縁のある相手かしら)
(――それも、厄介な方面で)

【彼の目付きを見て、柄を握り直す】
【幅広で白色透明、薄氷のような両刃の刀身】
【尋常ならざる冷気を帯びたその様】
【寒冷地方が特産鉱物、霰石を削り出して製作された一振りらしい】
【原料の特性を考えれば、まだ仕掛けも有りそうだが――】

……さぁ、どうかしら
諸共に潰せれば、楽だったのでしょうけど

そうも言ってられないわ、ねッ!

【冷気と共に切り上げを放ち、トランプを跳ね上げる】
【空いている左手は、ベルトから金属缶を引きぬいて】

【距離をとった彼の足元へ、投げつけた】

【接地から4秒後、円柱の中程からスライドするように裂けて】
【噴出されるピンク色の催眠ガス】

【もし吸ってしまえば、軽く眠気を誘われるだろう】
【被害の程度は吸った量に比例して重くなり、最悪昏倒もありうる】
【ガスそのもので死に至る危険性はないものの、戦闘中に眠ったものの末路は想像に難くない】

/お待たせしました!
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 19:56:21.57 ID:S09z6nnPo
>>585
/ああっと!
/4秒の間に蹴り飛ばしたり、壊したり何なりしても大丈夫です
/書けていませんでした、ごめんなさい
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/20(日) 20:07:21.33 ID:hrL0C7Qco
>>585

……楽に潰せるとは、思うなよ。

(金属缶──爆弾、か?)

【投げつけられた正体不明なもの】
【もし攻撃をして、下手に爆発でもされたらシャレにならない】
【ならば、距離を取った方がいい──そう判断して、後ろに跳んだのだが】
【ついでに、距離をとりつつ左手に"蒼穹の魔力"を集中させ、攻撃の布石にしようとするが───】

【────今回は結果的にその判断が裏目に出たようで】

…………─────!?

【予想に反して金属缶から噴出されたのは、ピンク色のガス】
【反射的に口と鼻を右手で塞ぐが、少しは吸いこんでしまい】

(しまっ…………頭が……。)

【昏倒こそしないものの、襲いかかってくる眠気】
【その所為で集中力が切れてしまい、集束させていた魔力が霧散してしまう】
【魔力が使えないという事は、すなわち魔術が使えないという事】
【その事実は、魔術師である彼にとって致命的であった───】
【時間が経てばある程度は回復するだろうが、逆にいえばそれまではかなりの危険に晒されるという事】

【慌てて武器をとりだそうと、パーカーの内側に手を突っ込むが──この間、それなりに無防備だったりする】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 20:23:00.01 ID:aAIegWlRo
【森――公園から近い場所】


よ、よおし、ここなら誰もいないよね?

【とても女々しい少年が、辺りをキョロキョロしながらその場に居た】
【それは白いローブと赤いリボンの巻かれた麦わら帽子、赤い運動靴を身につけ】
【身長120cm程で、淡い黄色の髪と、透き通った青緑色の眼をしていた】

【ばさり、ばさり】 【着ていた白いローブと麦わら帽子、靴を脱いで、近くの木の根元に置いた】
【すると分かるのは――】 【1つは、背から4枚のトンボのような羽が生えている事】
【もう1つは、額と頭皮の境目からは2本の触覚が生えていて、その触覚の先端にはとても小さな黄色い球体が付いている事】

行くよ・・・[カミング・モンスターズ]!
【すると、彼の肩に近い背中から、木の様な何かが生えて――】
【頭部より若干高い位置で、それが肩幅直径程の輪を作った】 【木の根は、前方へも及んでいるようだ】
【その輪の内部には、宇宙のような空間の膜が広がっていて、その膜より奥は見えないが、反対側も同じく膜があるようだ】
【例えるなら、金魚すくいのあれみたいな感じだろうか】 【ちなみに、羽はこれに覆われたようだ】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 20:24:21.72 ID:S09z6nnPo
>>587

(期待してるわ)
(簡単に潰れちゃ、いやよ?)

【魔翌力の収束を感じたものの】
【いかんせん、自分で撒いた色付きガスが邪魔で、良く見えない】

(距離を取るってことは、中遠距離系の魔術使いかしら)
(これくらい離れてくれると、手榴弾も安全に使るのだけど…)
(…うぅん、スリルが薄いわ)

【両手で柄を握り、下段に構えて突っ込んでいく】
【体質によるものか、ピンク色の霧をモノともせずに抜ければ、彼はすぐそば】

左から、切り上げ!

【このまま接近を許せば】
【少女は自らの攻撃を宣告しながら、処刑剣を振るう】
【青年の左脇腹から、右肩までを袈裟に斬り裂かんとする軌道】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 20:24:53.70 ID:kyP0A6wAO
>>582
【≪Justice≫の情報を一つ得た少女は礼を述べた】
ううん大丈夫、護君ね。今度はそっちから聞き込みしてくわ、ありがとう
(うーん先は長そうだなぁ)
【少女の思いとは裏腹に護というのが探し人その人なのであるが、少女がそれに気付く筈もなく…】


【相手のセールストークを聞き、少女は内心肩の荷が下りた思いがした】
【商売は商売で割りきってくれるのなら胸が痛むことはない】
【そして顔を赤らめてモジモジと指を弄りながら目を落とし】
私…お金、無いから…一括じゃ無理だけど…
……えっと…ね…その…す、素敵な、脚が欲しいの。私こんなだから…魔術的な付与は任せるから…義足を、注文…したいです…

【そして利織の答えに関わらず、頭を上げた少女はこう返すだろう】
お話できて楽しかったわ利織ちゃん、私はセシリア・ランツ。あなたとは商売は抜きで“超良いお友達”になれそう!
またね、次会ったらまた色んな話しよう!
【そう挨拶をして、車椅子の少女は去っていった】

/結局まだ入ってないという…でも返信遅くてごめんなさいorz
セールストークの部分で微妙に時間軸変ですがご都合主義ということで←
お忙しいならなら翌日以降返信でも全然オッケーです
楽しかったです乙でした!
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 20:33:41.17 ID:CWgWJ6NAO
【水の国 郊外】

うっ……ぷっ……おぇ……

【口元を手で被い、近くの排水溝に走り寄り】
【少し色の付いた液体を排水溝に吐き出した】

はっ……はー……何、回目だ……?

【銀髪赤目、黒いローブで全身を覆い隠した女性】
【先ほどのを見れば分かるが、体調は非常によろしくない】
【どこかで休めばいいと言うのに、まだふらふらとした歩みで】
【何かを探す様に郊外を歩き続けていた】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/20(日) 20:37:41.96 ID:hrL0C7Qco
>>589

【パーカーから左手で取り出したのは、一本の短剣】
【慌てて取り出したので、まだ柄からは抜かれていない】
【故に攻撃には使えないものの、防御するならばそれでも十分】

っ…………ぁ!!

【その短剣で以て袈裟斬りを防ぐが、】
【ガスを吸い込み、片手しか使っていない現状】
【男女の力の違いを考慮しても押し負けてしまい、僅かに後ろによろめく】

/飯行ってきますので次レス遅れます。申し訳ない。
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 20:40:39.47 ID:aAIegWlRo
>>588
/風呂入ってくるので返事遅れます
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 20:52:29.88 ID:Touh7Dpho
【聖都・昨日の動乱に見舞われた一区画】

【復興も始まらぬ街並みに、人の姿もまばらなその場に明かりが在った】
【銀色の髪に褐色の肌、蒼い軍服を着た長身の女性―――の、口元に】

【形はタバコ。だが煙も火もなく、それ自体が光で出来ているかの様な輝きで】

――――全く以て善も悪も、機関という枠組みも関係ない、か

だれもかれもが『平和、平和』と口煩くざわめき立てる
そうまでして平和に拘るのなら、いっそ皆で森の奥にでも引っ込めば良いものを

………しかし、静かなものだな

【彼女の服、その袖には金の糸でハッキリと“77”が縫い込まれ】
【腰には大型の拳銃、一般的なそれとは違った形のモノを下げていて】
【冷たい目線で周囲を眺めながら、女性はカツカツと道を進んでいく】
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 20:52:30.43 ID:2sk5CazDO
>>298

【実に優雅に、僅かに芝居がかったように手を広げ、言の葉を紡ぐ相手を青年は見つめた。】
【自分も、彼と同様にゆっくりと、特に目的もなく歩き続ける。】

……なるほどねえ

【夜空…無数に散らばる宝石のような星を見上げ、彼は呟いた。】

……今の君の言葉のおかげで

僕は光の斬り方が分かったような気がしたよ。

【光…無数に散らばるそれは…斬っても斬れない。】
【例え斬ったとしても、必ず再生する。なぜならそれはどこかに必ず「存在」しているのだから】
【何かに依存して───】
【それならば、相手の言葉を聞きながら青年は考える。…実に簡単なことだ。】

…─────────元を絶やせばいいんだ。

【ならば、支局単純。…依存する物ごと───破壊すればいい。】

……そして、死…

【青年の言葉の瞬間、彼と相手のちょうど真ん中当たりに】
【突如、赤子が現れた。小さな布のようなものにくるまれ、すやすやと眠っていた。おおよそ、この場の雰囲気にふさわしくない。世界のごたごたを知らないといった様子で、純粋無垢に眠る。】

…この世に「絶対」は存在しない。無数にある事象は、全て数学的な確率に支配されている。百パーセントはあり得ない。

【やがて、赤ん坊はゆっくりと目を開け、その場でハイハイを始めた。相手の方に向かって…】

…しかし、唯一…一つだけ。そう。「例外的」に

【相手に向かいながら、赤ん坊は成長していく。きわめて不自然だが、緩やかに、…背が大きくなり、やがて立ち上がる。】

……「絶対」は存在する。人々は自然の体系から著しく外れ、日常に転がるそれを恐れ…

【赤ん坊いや、少年はゆっくりと歩みながらも、】
【なおも成長していく。それはまるで───────人の一生を…コマ送りで見ているようで】

…目を背ける。懸命な君なら何のことか分かるだろう?

【少年、いや、青年、違う。老人は】
【相手とすれ違う瞬間に、バッタリと倒れた。】

…────────同時に光も消える。依存する「もの」が消えれば…

【仰向けに倒れた老人…その目に─────光はない。人形のように、まるで蝋細工のような極めて無機質なそれは…】
【感情を表に出さず、明瞭にしゃべる男性の紅を…しっかりと見つめていた。】

【話し終え、辺りには、再び静寂。】

【青年は、刀から手を離し、腕組みし…相手を観察する。】
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 20:59:24.06 ID:S09z6nnPo
>>592

【金属を打ち鳴らす音、短剣との拮抗】
【もう薄まってきた催眠ガスのラストノートが、薔薇の香りとして漂っている】

【青年が後退して、空を斬った処刑剣】
【丸い切っ先は彼に掠りもしなかった】
【やはり斬り合いには向いていない、腰飾りのような武器だ】

眠たいのなら、寝かしつけてあげましょうか、永遠に…

修行とか、リハビリとか
そんな地道でつまらないことから、解放されるのよ

一体何のために頑張ろうとしていたのか
私には、与り知らないことだけど
……これで、終わり

【右足からの踏み込み】
【犬歯を見せる、獰猛な笑みを湛えた口元で『首打ち』と、宣言しながら】
【彼の首目掛けて右から左へ、剣を薙ごうとする】

/了解です!こちらも食べてきます!
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 21:01:33.45 ID:5sLwRle5o
>>594
【ぱしゃり、ぱしゃり】
【カメラのシャッター音が響いている】
【戦いの傷跡をフィルムに収めているようだ】

っし、ここは十分か。

【そう呟き、ファインダーから顔を外して少年は呟く】
【少年は短い茶髪をツンツンに逆立てた学ラン姿で】
【学ランは着崩しており、少し悪ぶっている風体である】
【そして、眼の色は血の様に紅い色に染まっている】
【腰にはベルトポーチと仕込杖が有るのが分かるだろう】
【カメラを構えながら歩き、又写真を取る】
【丁度女性の進路に立っており、邪魔かもしれない】
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 21:06:39.02 ID:uH3atvBDo
【路地裏】

久々に此処に来るのだが、全く面白いなぁ

【顔の右片方が火傷した赤目の女が座っている。】
【白髪混じりの茶の短髪、黒のソフトハットに黒のコートを着、ダメージジーンズを履いている。】

【見た目は完全に乞食である】

ここいらも鮮血に染まってて
全くもって面白い場所じゃないか

【乞食の様な女はほくそ笑む】
【何かの中毒者かの様にその女は笑っていた】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 21:08:14.36 ID:Touh7Dpho
>>597

(ん……ジャーナリスト、というわけでもなさそうだが)

【そちらに気付くキッカケはシャッター音。鋭く視線をそちらに向け】
【行動と風貌がイマイチ(自分のイメージと)合わない事に、違和感を感じながら】
【口元の光をやや強めつつ、そちらへと歩いて行き】

……おい、そこのカメラを持った学生服の少年
よければ少し聞きたいことが有るのだが――――。

【相手がカメラを構えていないタイミングをはかり、声をかける】
【真っ直ぐなよく通る声で、それでいて落ち着いた印象を受けるだろう】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 21:11:42.70 ID:5sLwRle5o
>>599
【シャッターを切り、次の対象を探している最中に声を掛けられた】
【ファインダーから顔を離し、声のしたほうを向いて】

はい?なんですか。

【カメラから手を離し、首から下げて聞く】
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 21:18:08.19 ID:Touh7Dpho
>>600

昨日、何処ぞの物騒な連中がこの辺りを襲撃した、と聞いたのだが
キミはその時の様子……或いはその連中について、何か知らないか?

街の人々の様子でも、連中の風貌一つでも、どんな些細な事でも構わんのだが

【と、尋ねる内容は至極単純―――例えるのなら、刑事の様で】
【聞く人によっては『問い質す』と形容できそうな事務的な言葉を連ねていく】
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 21:20:33.70 ID:5sLwRle5o
>>601
無料で情報貰おうなんて、甘いね。

【そう、小さく呟くも】
【嘆息して】

まあいい、どうせ俺のHPで公開する予定だったし。

【前置きして】

映像で全部見せてもいいぞ、襲撃。

【と言った】
【映像。情報としてはかなり有力なものだろう】
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 21:26:06.88 ID:Touh7Dpho
>>602

見せても良い、というのならそうさせてもらおうか
それは今直ぐこの場で?それとも何処か別の場所か?

(まあやはり……普通の学生では無さそうだが)

【答えは素早く簡潔に、速く見せろと言わんばかりで】
【また内心では最初の呟きが聞こえたことや、相手の風貌から少々疑念を抱く】
【とはいえ、現状では『被災地で会った人』という感覚のまま――話を続ける】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 21:28:30.48 ID:5sLwRle5o
>>603
あー、直ぐ見せれるが。
往来の真ん中じゃアレだ、ちぃっと場所を変えよう。

【そう言って、ちょっとした路地に入っていく】
【こう云う話し合いなどに、慣れた様子で】
【やはり、風貌に反した印象を受けるだろう】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/20(日) 21:31:46.44 ID:hrL0C7Qco
>>596

…………終わんねぇよ……。

【口元を押さえていた右手の掌で、直接刃を受ける】
【致命傷こそ避けたものの防具など無く、掌からは鮮血がみるみる溢れる】

【───────が】

丁度いい、痛みだな───お陰で、眼が覚めた。

【ダメージと引き換えに、脳を覆っていた眠気という靄が消えた】

悪いけど俺はまだ、そのつまんない努力や、辛い戦いを続けたいんだよ……。

だから、こんな所で……止まってなんていられるかッ!!

【そして、受け止めた処刑剣の刃を握りしめようとし】
【その成否に関わらず、少女の顔を狙って頭突きを食らわせようとする】
【女の子の顔は傷つけてはいけないとか、知った事じゃないようだ】

/ただ今戻りました。
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 21:35:37.29 ID:Touh7Dpho
>>604

(……まあ、確かにこういった場所で見るのもはばかられるか)

【女性は無言で頷いて、少年の後を追うように歩いて行く】
【カツカツというブーツの音は付かず離れず、極端に距離を置かぬようにして進んでいき】

【また同じタイミングで、口元のタバコから発せられる光がやや強くなる】
【道端でも路地でも十分な光源、それもまた彼女が居るということを示しつつ】
【ガチャつく銃器の音も交えながら―――やがて、それらしい場所に着くのだろう】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 21:39:49.92 ID:5sLwRle5o
>>606
【しばらく歩いて、たどり着いたのは少し奥まった路地である】
【取り敢えず邪魔をされることはないだろう】

ここで十分かね。

【そう呟いて、指をぱちり、と鳴らす】

んじゃ、上映開始、といきますか。

【指を鳴らす音が路地裏に響くと同時、女性の目の前に長方形のノイズが走っていく】
【ざ、ざ、ざ】
【雑音を鳴らしながら、其れが徐々に落ち着いていき、それが映像だと分かるだろう】

//一部始終を撮った映像です。
//イベの最初から最後までを描写すると果てしなく長くなるので、そういう映像を流している、と解釈してください。
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 21:42:51.79 ID:aAIegWlRo
【森――公園から近い場所】


よ、よおし、ここなら誰もいないよね?

【とても女々しい少年が、辺りをキョロキョロしながらその場に居た】
【それは白いローブと赤いリボンの巻かれた麦わら帽子、赤い運動靴を身につけ】
【身長120cm程で、淡い黄色の髪と、透き通った青緑色の眼をしていた】

【ばさり、ばさり】 【着ていた白いローブと麦わら帽子、靴を脱いで、近くの木の根元に置いた】
【すると分かるのは――】 【1つは、背から4枚のトンボのような羽が生えている事】
【もう1つは、額と頭皮の境目からは2本の触覚が生えていて、その触覚の先端にはとても小さな黄色い球体が付いている事】

行くよ・・・[カミング・モンスターズ]!
【すると、彼の肩に近い背中から、木の様な何かが生えて――】
【頭部より若干高い位置で、それが肩幅直径程の輪を作った】 【木の根は、前方へも及んでいるようだ】
【その輪の内部には、宇宙のような空間の膜が広がっていて、その膜より奥は見えないが、反対側も同じく膜があるようだ】
【例えるなら、金魚すくいのあれみたいな感じだろうか】 【ちなみに、羽はこれに覆われたようだ】

とりあえず誰か来て!
【ぐむむむむ】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 21:49:28.15 ID:S09z6nnPo
>>605

(そんな、素手で…っ)

【剣を止められて】
【少女の表情に、初めて焦りが浮かんだ】

【両手に力を込めて引き裂こうとするものの】
【眠気が覚めた青年との力量差は歴然】
【――押し切れない】

【少女が武器に固執する、明らかな隙】
【そこへ間髪入れずに頭突きが決まる】

ぅ、ぐっ

【ぐわん、と脳が揺れて視界がブレた――――が】

【頭突きの衝撃で、ベルトから零れ落ちる手榴弾が3つ】
【全て、安全装置が外れている】

……いいえ、終わりよ
どんなに明日を願おうとも、あなたは此処で歩みを止める

今日しか生きれない、私と一緒に…!

【彼の攻撃でも、少女の意識は飛ばなかった】
【元より、それが彼女の『能力』なのだ】
【瞬きを知らぬ赤い瞳で、眼前の青年を睨みながら】
【左手で彼の胸ぐらを引き寄せようとする】

【手榴弾の爆発まで、残り5秒】
【彼女は――、心中するつもりらしい】


/おかえりなさい&ただいまです!
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 21:53:13.02 ID:Touh7Dpho
>>607

あぁ……っと、映像は能力によるものか――――?

【そう呟く。尋ねたのか独り言かは、聞く者次第】
【ただ眼前のノイズ、そして映像には驚くこともなく目を向けて】
【両の手とも軍服のポケットに突っ込み、蒸すように口元の光を強め――――】


【――――やがて、映像の途中か、或いは終わった直後のタイミング】

(………屍使いに金の国の王女、主な連中はこの二人)
(実力主義で奇妙な秩序を好む……それとついで、か)
(もっとも、昼の国の事を考えれば間違っているとも思わんが―――。)

ふむ……キミはあの“Justice”の人間なのか?

【先ず言葉にしたのは、映像の当初で少年らしい人物が上げていた名乗りの事】
【彼があの人物であるという確証はないが、気になったのはそこ】
【他の人物や戦いの様子―――それよりも先ず、だ】


611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 21:56:43.87 ID:5sLwRle5o
>>610
【映像が佳境に向かい、終わりを告げる】
【ぱちっ、と指を鳴らしてノイズを消し去った】
【そして、女性の問に首肯し応える】

つっても、未だ新米だけどな。
ぶっちゃけ本部にはほとんど居ないし。

【カメラを分解し、ベルトポーチに納める】
【ワンタッチで簡単に分解ができるタイプで、市販品ではない】

で、俺がJusticeって事が何か問題でもあるのか?

【と問いかける】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 22:05:15.89 ID:Touh7Dpho
>>611

なるほど、新米……未だに人数は増えているのだな、彼処は

いやなに、特別“Justice”自体に拘りなどがあるわけでは無い
単に気になったまででな、回答に感謝しよう……あぁ、それと

【映像が終われば、鋭く冷たい視線は少年へ】
【ポケットからは右手だけを出して、タバコの明かりは尚強まり】

谷山――と言う名のようだが、もう一つ尋ねても良いか?
キミの何処かに在るのでは、と思われる“卵”の事だが

【一言、冷ややかな表情のままにサラリとそれを口にして】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/20(日) 22:06:15.22 ID:hrL0C7Qco
>>609

…………心中なんて、ごめんだッ!
アイツ等と約束したんだ──俺は、死なないってッ!!

だから……だから生き抜くんだ、俺はッ!!

【胸ぐらを掴まれ、引き寄せられても彼は叫ぶ】
【それは彼の、「生き抜く」という決意の表れ】
【青空を連想させるような蒼穹の瞳には、諦めの色は一切移っておらず】

(引き離すのも、蹴り飛ばすのも、破壊するのも無理か……だったらっ)

【この状況で安全に脱出するには、少女を引き離すのが必要不可欠】
【だが早速、右手のダメージのツケが来てしまってようだ】
【片手では、少女を引き離すことはできない】

─────《 フルハウス 》

【蒼穹の魔力が弾け、手榴弾と二人の間に氷の盾が作り出される】
【避けられないのであれば、耐えきるしかない。そういう考えのようだが】
【耐久力はお世辞にも高いとは言えず、この至近距離では盾が盾として機能しない】

【しかし、今彼に打てる手はこれしか無いのだ──そして、手榴弾の爆発時間が迫る】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 22:07:25.54 ID:5sLwRle5o
>>612
【相手の其の言葉を特に感慨なく聴き】
【しかし、次の瞬間の言葉で、一気に表情が変わる】

っ!

【バックステップを取り、左腕を前に構える構えを取って】

……応えられることと応えられないことはあるがな。

【一転警戒心を顕としてそう言い放った】
【両目の真紅はより一層赤みを増している】
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 22:08:09.02 ID:yzogxPjso
>>608
/まだいらっしゃいますか、と聞いてみます
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 22:11:50.81 ID:aAIegWlRo
>>615
/残念ながら、いないんです!
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 22:17:55.64 ID:Touh7Dpho
>>614

……その様子だと、どうやら孵化したか、或いはしかけているかだな?

安心しろ。何も私は無理やりそれを開花させようというのではない
単なる興味だ、何処ぞの水の国支部長にも結構だと言われているのでな

【口元が動くのは話すため、1mmたりとも笑みのためには使われない】
【冷たい碧の瞳は少年の赤を射抜くように見、決して逸らされず】
【相手の警戒―――前に構えた左手を見ても、自らは片手をポケットからは抜かず】

質問次第と言ったところか……物分りが良い人間で助かる
何事も隠し事などせぬ方が世の中はよく回ると私は思うのだが………

……で、自分が“Justice”の、仲間の内で『時限爆弾』となるのはどんな気分だ?
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 22:20:25.33 ID:kih3RH6SO
>>598
//済みません、落ちられたかとうっかり離席して、ものっそい見逃しておりました……!
//未だいらっしゃいましたら、申し訳ありませんがハイペースで仕上げますので今暫く!
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 22:22:39.03 ID:5sLwRle5o
>>617
水の国、支部長……ッ!

【知っている。それは己に卵を植えた張本人である】
【そして、卵は大分前に付加しているのであった】
【ずくぅん、、ずくぅん】
【腹部の卵が疼きを上げる】

……ちっ、黙ってろ。

【頭を右手で押さえ、そう呟いて】
【相手の質問を受けて、応える】

爆発しなけりゃいいだけの話だろうが。
俺は、卵になんか絶対ェ負けねェ。

【頭を抑えながら、相手を睨みつけ、そう応える】
【眼には、増幅された悪意の欠片が、視えるだろう】
【そして、それを抑える強固な理性も】
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 22:23:40.36 ID:yzogxPjso
>>608

いや、残念ながら誰かいるのよねー……

【どこか享楽的、いやいい加減とでも言うべきような声が響く】
【声の方を辿れば人影が1つ、暗闇に浮かぶのは赤い光、赤い瞳2つ】

お約束といえばお約束かしら?
本当に見つかりたくないのならそんなセリフ言っちゃ駄目よ

【「くすり」という笑みを口の端に浮かべ、からんからんと下駄の音現れるのは1人の女性】
【赤色を下地にした斑な長い黒髪を風に揺らし、先程と同じの赤い瞳がそこにある】
【黒い和服に淡く白に近い紫色の帯を締め、金糸でどこか毒々しい蝶の刺繍が足の部分に一つ】

【その口元を扇子で隠し、目を細めて女性は少女を見つめる】

ま、呼ばれたから来ました……という感じでいかがかしら?
モンスターかどうかは貴方の判断に任せますけれどね、どうもこんばんはお嬢さん

【漆塗りの女性ものの下駄を半ば滑らせるようにして歩き、近寄り】
【怪しげな笑みを浮かべて先ずはとばかりに挨拶をするのだった】

/>>616
/なんだいないんですか、それは残念です……
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 22:31:32.22 ID:S09z6nnPo
>>613

【青年の決意を聞いて、カクンと】
【少女は一瞬だけ放心した】

……あはっ

アハハハハハっ

足りないわ!
あなたの叫びが!明日へ向かう輝きが!

【可笑しそうに目を見開いて、咽喉が狂気を奏で始めた】
【自らの死という恐怖に、感情の揺らぎに】
【恍惚と身を震わせて、楽しげ】

生き残りたいのなら、もっとぉ――

【右手が処刑剣の柄を手放す】
【流れるような動作で、ベルトから新たな手榴弾を取り外して】

【――時間が来た】
【二人の周囲で同時に起こる爆発】
【小範囲高威力の爆熱が、氷の盾を蹂躙する】

【バリケードでも防ぎきれなかった僅かな衝撃だけが、二人に襲いかかって】
【しかしそれは、良くも悪くも致命的なものに成り得なかった】

――もっと、私に死の淵を見せなさい!

【少女に握られた手榴弾。指先だけの操作で、ピンが抜ける。レバーが外れる】
【そのまま、突き出すように、青年の心臓部に押し当てようとして――】

【爆発までは先程と同じく、5秒】

【胸元を握る左手は、強く強く、締められていく】
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 22:32:18.62 ID:aAIegWlRo
>>620

ぐむむむむむむ・・・・・・きゃー!
【誰も居ないと思って集中していた矢先、かけられる声】
【ぶっちゃけ見つからないとそれはそれで寂しいのは置いておいて】
【ビクッと体が動き、しばしそちらを見て固まる彼】 【※彼は気にしてないけど一応全裸です】

お姉さんは呼んでなあーい!
・・・えっと、じゃあなくて、こんばんは!
【パパの言葉:人間とは友好的にいこう!】 【何かを思い出したように、言葉を訂正する彼】
【咄嗟に、服等を取りに行こうとする彼、もう遅いけど】

んんー・・・モンスターには見えないけれど・・・
そもそも、ゲートから登場してないから違うと思うなー
【ゲート、とは――彼の背から生えたアレの事だろうか】

【なお、ゲートから何かが出てくる気配はない】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 22:33:12.56 ID:Touh7Dpho
>>619

独り言には聞こえんな、もう一人の黒い自分でも内に在るのか?
私は当然ながら卵の保有者になったことが無くてな、実に興味深い

……しかし、そうか。Justiceなどというのも大変だな
何れは必ず起動する爆弾を抱え、それでも尚ついてくる子供を傘下に入れ
崩壊の時が来るのを分かっていながらも体面上捨てられんとは―――。

【「絶対に爆発する」「お荷物」「正義の体面」――舌鋒は、実に鋭い】
【表情も変えず動作も交えず、思ったことは真っ直ぐに言ってのける】

【孵化させるつもりなど無い、とは言っていたが―――果たしてどうか】

負けない?面白いことを言うが、未だに“卵“”に飲まれなかった者の報告は受けていない
期待はさせてもらうが………一先ず、その奥に視えるモノを無理矢理にでもしまうことだな

【碧い瞳、機械的で、事務的で、言葉と同じように鋭い眼】
【それは確かに悪意の欠片を見出していて――口元の光は、また強く】
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 22:33:46.85 ID:kih3RH6SO
>>598

【ぱち、ぱち、ぱち。広げた手を、青年は疎らに打ち鳴らす。どこか素気なくも見える態度で】
【死は絶対に近しい=B光は依存するものである=B一を一と足せば二になるように、導かれた結果は至極当然】

【故に、黒衣の男が抱いた結論は、彼にとって少々平凡に過ぎたのやも知れない】
【失望する、とまでは往かずとも。眼前の闇を体現したような男ならば、もっと、異常な】

――――……その通り=Bですが、貴方はそれで満足なのですか?

【誰か≠フ言葉に誘導されただけの結果ではない、独創的≠ネ答えを掴み取ってくれると】
【そう彼は期待していて、故に、意地悪くも問いを重ねた。自分は、満足していないと言いたげに】

世は茫漠として広い、中には寿命という枠を外れた人でなし≠煖盾閧ワしょう。
ならば死すらも絶対≠ニは言えない。極めて近しい、けれど不確定なものに過ぎない。
そのような不完全なものに縋って、貴方は光≠断ち切ると?

他にも@痰ヲば。どうあっても届かないものに、その刃を届かせる術が、貴方には有りますか?
その技を認めましょう、その力も速さも、恐らく貴方は一流なのでしょう。ですが――。

距離≠ニいう枠に縛られた貴方は、果たして本当に光≠除いた全てを断てるのでしょうか?

【ゆらり――先程までは極めて零に近い場所で、ごく穏やかに揺れていた感情の針が】
【男の言葉に因って大きく振れる。その様は、灯が点った≠ニ形容して差し支えないものである】

【不適な問いと共に顔を覗かせるのは、酷く、過剰なほどに濃密な自信=\―――】
【その紅い瞳は、生意気にも自分ならば、どちらも成せる≠ニ言いたげだった】

【それはただの戯言なのだろうか、或いは真実なのだろうか。青年の力を見ない事には、何とも言い難いが】

(――ああ――ああ。確かに死は闇に似ています、その先が見えない≠ゥらこそ人はそれらを恐れる。だが、似ている≠ナは不足なのです)

【さて、話は変わるがそう言えば。先程から、男は青年に何か違和感≠覚えてはいないだろうか?】
【芝居掛かった動作に、その難解な台詞回しに、そう。話が噛み合っていない≠謔、な】

【男がそう思うなら、きっとそれは真実だ。彼は話の方向を、意図的に逸らしている】
【煙に巻くような言葉を並べ立てながら、問い掛けを続け、なるべく多くの情報を引き出し――】

…………く、ふふ。いや、これは面白い手品ですね。種が気になります……

【なおかつ自分の差し出す情報は巧妙にぼやかす、その詐欺師≠゚いた手練で】
【遂には、男が剣士であるばかりか術師である事、そして何れも相応の腕前である事を、見聞きしている】

【そう、青年は事もあろうに、男へとちょっとした情報戦を挑んでいたのだ】
【男が騙し合いを得意とする幻術師≠セと知らぬまま――全く、とんでもない挑発≠ナあった】
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 22:39:24.51 ID:G8z5J6eSO
【路地裏】

あー… 暇だー…

【一人の男が歩いている】
【黒い瞳、一つに束ねた黒髪】
【まるで返り血を浴びてそのままにしたかのような赤黒い和服】
【腰には白い鉤手甲が一組】
【両腕にも同じ形の黒い手甲を装備】
【鉤爪の代わりに、20センチほどの長さの刃が生えている】

喧嘩してぇなぁー…

【軽く物騒な事を言いながら】
【小石を拾い、投げ上げる】
【刹那、右腕が真横に一閃】
【甲高い音を立て、小石が三枚おろしになる】

誰か来ねぇかなー…

【どうやら喧嘩相手を探している様子】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 22:40:09.92 ID:WQL20sAf0
【水の国】
【噴水のあるとある公園のベンチに、一人の少年がぽつんと座っていた】

……うぅん、昨日も大きな交戦があったんだ。

やっぱりこの世界――ボクが知らない間に、前よりも酷く混乱してる……。

【真っ黒なコートと、タイトなジーンズ。暗い色の取り合わせは些か寒々しい】
【灰色の大きなキャスケット帽を目深に被っているせいで、人相は判断し難いが】
【その一人称から鑑みるのならば――恐らくこの人物は、男性なのだろう】

【暗い考えを振り払うように。彼は手に持ったペットボトルの中身を、一気に飲み干した】
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 22:41:14.00 ID:5sLwRle5o
>>623
(ア クイ ニ ミヲ ユ ダ ネ ロ !)

【脳内で声が響く】
【其れは、孵化の頃からずっと響く声】
【己を悪意に墜とさんとしている声であり】

……元々。そんなにJusticeとつながりがあるわけじゃねーしな。
捨てられれば其れまで、無理と判断したら抜けるつもりもある。
荷物に成るつもりなんざ欠片もない。

【戦闘には移らないと判断し、精神安定剤を取り出し、数錠嚥下する】
【それでも、腹部の疼きは続いていて】

――っ。

【深く、息を吐き、吸って。眼の悪意を覆い隠す】
【僅かに能力を発動し、脳の情報を操作していき、ある程度の安定を得た】
【谷山の能力は、卵に対抗するには比較的向いているとも言える能力であるゆえに】

……んで、それだけか。
俺を挑発したいだけなら、さっさと消えな。
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 22:43:13.47 ID:yzogxPjso
>>622

お姉さんという歳でもないわ、残念だけどね
まあ年齢なんてものは何の指標にもなりはしない――――はい、良く出来ました

【誰にとって残念かは言わず相変わらず口元を隠したま】
【少年の全裸を見てもさして気にする様子も無く、彼の反応にそう返し】

一応見なかった事にしてあげるから着替えるのであれば早く着替えなさいな
そういった趣味の人間がこの界隈にいないとも……限らないですしね

【正直な所、少年がそのままだろうが服を着ようが割とどうでも良いが】
【常識の中で考えてそう言った次第である】

ゲート?ああ、成程そこから何か出てくる予定だったのね
私もそこから出てくれば良かったのかしら?でもなんだか嫌ね、意味も無く恐い雰囲気がして……

【広げていた扇子をピシっと閉じ、その先端をゲートと呼ばれたソレに向ける】
【何だかよく分からない物、いやそれ以外にも――――】

分からないのは貴方という生物、貴方一体何者かしら?

【着物の袖を揺らしながら腕を組み】
【射[ピーーー]とまではいかないがそれに近い視線を少年に向け、尋ねた】
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 22:49:25.44 ID:OPDFarnK0
【酒場】

っかぁーーーーーっ!!やっぱ梅酒は○ョーヤに限るぜ!!なぁマスター!!

【今日もまたカウンター席で梅酒に舌鼓を打つ若い男が1人】
【男の風貌は、一言で言うなら西部のガンマンであり、典型的なウェスタンファッションに身を包んでいた】
【酒場のマスターと仲良く話しているところを見る限り、常連客なのだろう】

前に大分稼いだからよぉ、こうやって1日中梅酒飲んでても平気ってことさぁ!!
しばらくの間賞金稼ぎなんて危ない仕事せずに梅酒に溺れさせてもらうぜ?ヘヘヘッ昨日も同じこと言ったっけな。

【男は茶色のテンガロンハットをちょいと上げ、にやつきながら梅酒をちびちび飲む】
【酒場にはこのカウボーイのような風貌の男を合わせても客は2・3人しかしないようだ】
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 22:51:30.80 ID:aAIegWlRo
>>628

えっと・・・じゃあ、おばさん?
【何とも失礼な事を言う奴である、特に悪意はないようだが】

えへへー・・・じゃあなくて
それは分かったから、見ないでー
【素早く、ローブと麦わら帽子、そして靴を身に着けた彼】
【急いで身に着けたため、触覚が隠れきっていない上に】
【背から生えているモノが、少々邪魔そうだが】
【――見ないで、という言葉から、裸を見られたから云々は感じられない】

あっ・・・っと、えーっと、う、うん!
色々出てくる・・・よ!
【出てくるらしい、多分出てくるらしい】

え? 僕?

――人間だよ! 本当だよ!
【触覚の生えた人間なんていません本当にありがとうございました】

う、嘘じゃないも・・・う、うん
【しかし、視線が怖いようで、かなりビビっている】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/20(日) 22:52:25.62 ID:hrL0C7Qco
>>621

【爆風の余波が彼の全身を襲い、軽い火傷を数か所に負う】
【だが、それも今の状況では──戦況に大きな影響は与えられないか】

……死の淵なら、何度も見たさ。
全身を銃弾で滅多打ちにされたり、腹に風穴開けられたり、角に貫かれて押し潰されたり───

だけどそれでも生きてた。
人っていうのは、弱くても案外強い生き物なんだよッ!!

俺は例え三途の川を渡ろうが、泳いで帰って見せるッ!
手榴弾がどんなに強い兵器だろうと──俺の心は折れない!

自分よりも大切なものを背負ってるんだ、だったら死ねるわけ無いだろうがッ!!!

【──叫んで叫んで叫びまくるが、結局はどれも精神論に過ぎないし】
【彼の最強の手札である魔術も、この零距離ではとても役に立たない】

【残された彼の手札は、ただ最後まで諦めない事だけ】
【持っていた短剣を手放し、傷ついた右手をも用いて】
【少女の右手首を掴もうとし、出来るだけ自身から引き離そうとする───】
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 22:53:44.39 ID:Touh7Dpho
>>627

……ほう、薄い繋がりとはいえ構成員にはそう思われているのか
「Justiceは“卵”を保持した少年を捨てることもある組織だ」、と

お前がどう思うかは知らん。が、世間の目というのは『正義』には存外厳しいものだ

【薬を飲んで心を落ち着け、(おそらくは)能力で瞳の奥に潜む悪意を隠し】
【その様子を眺める様もまた冷たく、およそサイボーグなのでは思わせるこの女性】

【「挑発とは失敬な」、と口にするのは嘘か真か―――】

色々と聞かせてもらった例に、一つだけ良い事を教えておいてやる
「機関にとって議員という権力は最早薄く、各国支部こそが力の象徴」だ、とな

………その意味を先人から学び取れるかは、貴様ら次第だが
それでは言葉のとおりに失礼するとしよう。―――あぁ、まだ在った

【右手を口元へ、光のタバコを手に取って、それを地面へと放り投げる】
【それは地表に触れた途端、激しい閃光を発生させて、目を塞ぎ】
【コツコツ、という音に混じって女性の声が路地に響く】

―――私はガルニエ。“昼の国支部長”、『マーク・マーギュリス・ガルニエ』だ

【後に、もし誰かがこの名を調べれば判明することが一つだけ】
【昼の国の貴族、ある一族の姓が“マーギュリス”である、ということが】

【――と、それは置いておいて。光が消えるその時には、既に彼女の姿は消えていた】

/お疲れさまでした〜!

633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 23:00:04.13 ID:XdzaBlIWo
>>629
【酒場に入り、彼からすこしはなれた席にすわり】

酒か・・・。飲むのも久しぶりだな。
たまには、いいか・・・。

【そこに座るのは、赤と白のゆったりとした和道着を着ており】
【髪型はちょっとクセ毛の黒髪で眼力のある青年】
【焼酎を注文し、飲みつつリラックスしているようだ。】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 23:00:56.34 ID:5sLwRle5o
>>632
俺は情に薄い質でね。組織、ってのは概してそういう物だ。
大義名分の有る無しに関わらず、な。

【谷山も、大分落ち着き。これまでの冷静なさまを取り戻す】
【しかし、やはり此方は青く、若く、生きているのだろう】
【いくら冷静でも、目の前の相手には負ける】

情報提供には、感謝しよう。

【そう答えて、情報を鼓膜と接続したマイクから記録する】
【次の瞬間の閃光を受け、腕で目元を覆い】
【閃光が終わった跡には、相手は居ない】
【しばしの沈黙の末、谷山は吐き捨てるように呟いて】

……っち、何で又、大物と会うことが多いのかね。
――――まあ、いい。情報は情報。それも上の奴らなら信憑性は比較的高いだろうな、ああ。

【そして、谷山は左腕から糸を走らせ、建造物を登っていき、去っていった】
【自宅に帰還後、名を調べ、貴族の姓であることをしっただろう】

//楽しかったです!!乙なのですよ!!
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 23:04:30.36 ID:yzogxPjso
>>630

大体合ってる、ええ大体は
でも私以外の人間にそう言うのはやめた方が良いかも……ね

【この少年の容姿から察するにそういった意味は含まれていないのだろう】
【例えあったとしてもその程度で怒れる程には元気ではないし、どちらだとしても……であった】

貴方みたいなへちゃむくれの体を見た所で何も思わないから安心なさい
……少し寒そうかしら、とは思いましたけどね

【この寒さの下で裸となると、少年は寒さに強い生き物なのだろうか?】
【そういった好奇心は尽きぬまま】

へー何か出てくる、そうモンスターと言ってたわね
そこからモンスターを呼んで、それでどうするつもりなのかしら
まさかお話でも、世間話でもするつもりな訳ないわよねえ……?

【少年がどのような生き物かという事はつまり】
【人間に危害を加える生き物か否かという事と言い換えても変わりはない】
【人と違うならばいくらその容姿が幼いからといって倫理観が人のそれとは全く違うかもしれない】
【なんにせよ知らぬ生き物に対しては警戒をしてし過ぎるという事はない筈だろう】

【まずは相手を知る、それが初手でありまた重要な点である】

残念ダウト、嘘よそれは……あのねえお坊ちゃん私に嘘をついてはいけないわ
幼いからといって他人を騙しても許される、という訳じゃあないのはご存知でしょう?

【やれやれとでも言いたげに軽く肩を竦めて溜め息を吐く】
【声色がどこか棘々しいものへと変わっていく】

ねえお坊ちゃん、取り敢えず自分の状況を知りなさい
私はあまり優しい人間ではなくってよ?その辺りをどうか理解して欲しいわ

【如何なる力が作用したかは分からぬがぞわりと、彼女の髪が揺れる】
【片目だけを開き、少年を睨む】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 23:07:36.36 ID:kih3RH6SO
>>618>>624
//あばばばば、安価ミスです>>595でしたorz
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 23:09:14.78 ID:LGSLKe1n0
【街中】

……よかった、お兄ちゃんも目覚めたみたいだし……
私も、もう逃げてばっかりは、いられないよね……

【ドクロの飾りのついたハットを被り、首にベルトチョーカーを巻いた少女が居た】
【パッと見セミショートだが後ろで長い髪を一つ結びにしており】
【襟と袖にファーが付き、至る所にベルトをあしらった、細身のシルエットの黒いフルジップジャケットを着込んでいる】
【ジーンズは暗い灰色のものを着用し、靴にもドクロのワンポイントの装飾が施されており】
【また、左腕にもベルトタイプのレザーブレスレットを着用している】
【そして、首から鏡映しのような逆向きの「S」を象った銀色のペンダントを下げている】

「探さ」ないと……出来る限り、早く……
……でも……


寒い日の肉まんって……どうしてこんなに至高なのかな……

【――ベンチに座り、両手で肉まんを頬張っている】
【肉まんはほくほくと湯気を立ち上げ、辺りに食欲をそそる香りを振りまいている】
【すごく・・・おいしそうです・・・】
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 23:14:06.45 ID:OPDFarnK0
>>633
【見慣れない青年が酒場に入ってきた】
【変わった格好をしている…がそれはこのカウボーイ男にも言えたことである】
(見慣れねぇ顔だな…ここ俺が仕切る酒場なんでいっちょ話しかけてみっかな…)
【俺が仕切る酒場、と言うが、ただ常連なだけで仕切っているというわけではない】

【カウボーイかぶれの若い男が少し離れた青年に聞こえるように少し大きな声で話しかける】

なぁそこの青年。この酒場に来るのはお初かい? いつもは何してんだい?

【この「いつもは何してんだい」というセリフは、彼が初対面の人に話しかけるときによく添える言葉である】
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 23:14:51.39 ID:aAIegWlRo
>>635

合ってたーやったー
・・・でも、他の人には言っちゃ駄目なんだ、人間ってよく分からない
・・・・・・はっ! ぼ、僕も人間だけどさ
【ついつい口走ってしまい、それに気づき慌てて訂正する彼】
【正直、もう色々と遅いのだが】

う、うるせーやい!
全然寒くないから大丈夫だもんねーだ
【元々、服を着ているのか着ていないのか、彼からは言わないだろうが】
【わざわざこの寒さの中、服を脱いだということは、そういう事なのかも知れない】

モンスター出したら何するって言われてもなあー
えっとねー、出して色々してもらう練習するんだよー
【幼さ故か、わりと素直である】 【しかし、少々曖昧だが・・・】
【相手にビビっているとは言え、質問にはちゃんと答える】


・・・・・・てへっ、バレちゃった?
【バレバレです本当にry】 【相手の声色の変化は、彼にも分かる】

えっと、えっと・・・ごめんなさい
えっとね、えっと・・・「キシラシモイド」っていう妖精さん知ってる?
【涙目で語る彼、この世界では聞かないような名称を言った】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 23:19:23.13 ID:CWgWJ6NAO
>>637

【その非常に、美味しそうな肉まんを】
【前からジーッと、じーっと見つめる男の子】

【少し長い黒髪にもこもことした暖かそうな上着を着た】
【6歳ほどの可愛い顔立ちをした男の子】
【ただじーっと、ジーッと肉まんを見てる】

【あぁっ、涎がっ】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 23:22:41.39 ID:XdzaBlIWo
>>638
【彼が近づいてくる】

(かわった服装だな・・・)

ああ、俺は旅をしている。まぁ休憩中だ。
(この男はここによくくるのか・・・?)

【男を見ながら】
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 23:23:56.11 ID:S09z6nnPo
>>631

あはっ、あははははっ
面白いヒトね

死にかけて、立ち上がって、また死にかけて

そんなになってまで頑張る理由が
背負ったもののため?

【片手だけ使う少女と、青年の両手の力では、拮抗し得ない】
【音もなく筋と骨が軋んで、胸板から離れていく手榴弾】
【彼の右手から溢れる温かな血液が】
【不健康な細腕を伝って少女の服を汚していく】

あなた、自分の為に生きてる、って言えるかしら…!

この、死を押し返す力も…ッ
…他人のため…っ?

その短剣で、私を殺して安全に逃げることも出来たのに、ねぇ…!
覚悟を決めないから、分の悪い賭けをすることになるのよ…っ

【唐突に、彼の胸ぐらを掴む手が緩んだ】
【少女はゾクゾクと、引きつったような笑みを浮かべていて】

譲れないものがあるなら、全力を尽くすべき、でしょ?
心が優しさという毒で麻痺していないのなら
私を蹴って、飛んで見せなさい…!

【――ああ、5秒って、なんて長いんだろう】

【きっと、彼女がセリフを言い終わるか、終えないか、という所で】
【手榴弾は大爆発するだろう】
【彼が生き残るために何をしようと、少女は何の抵抗もしない】
【それほどまでに、少女は今、満ち足りていた】
【――青年の足掻きに、震えるような満足感を覚えていた】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 23:24:36.36 ID:LGSLKe1n0
>>640

はむっ、……ん?

【一口二口と頬張り、頬を綻ばせていたが】
【ふと、その視線に気付き、そちらを見やる】
【透き通った海のような、アクア・マリンの瞳が男の子を捉えるだろう】

【しばらく少女は、男の子の顔と肉まんを交互に見ていたが】
【やがて、男の子の唇から涎が零れ落ちそうになるのを認めると、思わず苦笑して】

えーっと……やぁ、欲しいのかい?食べる?

【と、そう声をかけながら、肉まんを軽く持ち上げて示した】
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 23:28:22.90 ID:yzogxPjso
>>639

貴方が人間という生き物の情報をどれほど持っているかは知らないけれど
あまり良い生き物ではないわね「人間」っていうのは、勿論私を含めての事だけど

【ここまでうっかり発言を繰り返すのは彼の性分なのか】
【それとも人間がいる界隈に来たのが初めてなのだろうか】
【その両方もあるかもしれない、まあその内分かるだろうと彼女は思考を続ける】

この辺に人間以外の為の病院ってあったかしら?

【彼女はいやらしく誰に宛てるでもなくそう呟く】

答えは分かりやすく言う物よ、曖昧過ぎるわ
出して色々してもらう練習……うん、よく分からない今の私には分からない

【彼から何かを聞き出すのは難しそうでは無いが】
【詳細な情報は得られそうもないか、と内心諦めてもいる】
【まあそこをいかに的確に聞き出せるかが腕の見せ所……だろうか】

見抜けないと本気で思っていたならば、そうね一度病院に行くといいわ
……ああ病院にいっても診てもらえるかは分からないか、ごめんなさいね

【嫌な人間、彼女に対してはそういった認識で間違っていない】
【というより正にその通りだろう、初対面に対してここまで偉そうというか見下した口調なのだから】

「きしらしもいど」……?生憎と妖精の知り合いはいないわね
知り合い自体結構少ないけれど、ね……

【知り合いが少ない、とは言うもののそれ自体全く気にしていない】
【「どうでもいいわそんな事は」とでもいうようなそんな声色】

【「キシラシモイド」という妖精には心当たりは無いらしい】
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 23:31:00.40 ID:OPDFarnK0
>>641

旅ィ? こんな物騒な世の中に1人で旅とは大丈夫か? 物騒な連中とかに絡まれたりしただろ?

【自分の経験をもとに彼を心配する】
(俺もよく絡まれたしなぁ…大体その時は銃でぶん殴って気絶させてから逃げてたけどよぉ)
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 23:35:42.79 ID:XdzaBlIWo
>>645
たしかに物騒だな・・・。
まぁ絡まれたりもしたり巻き込まれたりもしたな・・。

(よってるんだろう・・・)

【どうやら只者ではないようだ】
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 23:36:00.33 ID:CWgWJ6NAO
>>643

【自分がそんなに見ていたと気付いて無かったのか】
【声を掛けられるとハッとした表情になった】

えと……いい、の?

【少し恥ずかしいけど、美味しそうな肉まんの誘惑】
【首を傾げて言いすぐに、少女の隣に座ろうと動いた】
【ベンチに座るのに多少苦労する様はなかなか愛らしい、かも知れない】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 23:36:32.85 ID:CWgWJ6NAO
>>643

【自分がそんなに見ていたと気付いて無かったのか】
【声を掛けられるとハッとした表情になった】

えと……いい、の?

【少し恥ずかしいけど、美味しそうな肉まんの誘惑】
【首を傾げて言いすぐに、少女の隣に座ろうと動いた】
【ベンチに座るのに多少苦労する様はなかなか愛らしい、かも知れない】
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 23:39:41.27 ID:aAIegWlRo
>>644

むー、僕は好きで此処に来たわけじゃあないもん
だから、人間さんの事なんてあんまり知らないもん
・・・あんまり良い生き物じゃあないんだ、人間さん
【そういえば、何処かで聞いたような気がする――――】
【でも、人間だって皆が皆、悪い訳ではないはず、そう思う彼】

びょ・・・うー、僕病気じゃあないから!

だってー、だってそう言う感じなんだよ
んっとねー、えっと、えっとー・・・そうだ!
モンスターさんに何かを言って、それを聞いてもらうんだよ!
あんまりうまく出来ないからさ
【うまい言葉が出て来ず、一生懸命考えている彼】
【要するに、モンスターの召喚と使役と言った感じなのだろう】

だーかーらー、僕は病気じゃないって!
むー、僕だって、あんまり人間さんじゃあないことバラしたくないんだよ

とにかく、キシラシモイドって言う妖精さんがいてねー
僕は、そのキシラシモイドって言う妖精さんなのー!
【つまり、彼は妖精のようだ】 【この世界では聞かないような】
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 23:40:31.44 ID:LGSLKe1n0
>>647

【少女は、被っている帽子のつばをくい、と少しだけ上げて】
【顔を良く見えるようにしてから、にっこりと微笑んだ】

うん、いいよ?
この寒さだもの、それは食べたくなるでしょ?

【そう言いながら、男の子が座りやすいように少しだけ側方に寄って】
【未だ温かな湯気を立てている、食べかけの肉まんを差し出すだろう】
【男の子がベンチに座るのに多少苦労する様を見て、また頬を綻ばせてもいるようだ】
【恐らく、「かわいいなー」とか思っているのだろう。彼女は3人の弟を持つ姉でもあるのだから】
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/20(日) 23:40:39.86 ID:hrL0C7Qco
>>642

俺の為に、皆の為に戦ってるんだ
皆がいなけりゃ存在できない、からっぽな存在だからな。

【十分に少女の手を押し返したと判断すると、掴んだ両手を離し】

……全力さ。全力で"逃げる"。
爆発するまでに殺せるとは、限らないだろ?

【彼には、爆発するまでの時間が大まかにしか分かっていなかったし、それに───】

───それに、お前だって強いんだから。

【自分が強くても、相手も強いのだ】
【確実に、何の反抗もされずに、爆発する前に殺し切ってその上逃げ切る】
【そんな事が確実に達成できるなどと思うほど、思いあがってはいない】
【だったら──戦うより逃げる方がよいと、直感的に思った。それだけ。】
【あの時間で深く考えられるはずも無くて、8割は勘で動いたのだけれど】

それに……分が悪くなんか、ねぇよ。

俺は"絶対"に、生き残るから─────

【その言葉を放ち、少しでも"逃げようと"後ろに跳んだ瞬間───手榴弾は、大爆発した】
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 23:42:48.00 ID:OPDFarnK0
>>646

やっぱりなぁ。…で。その絡まれた時どうやって対処したんだ?
【男は梅酒をちびちびと飲みながら興味深そうに尋ねる】
【自分がかつてした「気絶させてから逃げる」という方法がスタンダードなのかどうか確かめたかったから聞いたのだろうか】
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/20(日) 23:43:51.70 ID:1MfYBAjAO
【公園】

【赤いリボン付きの白のシルクハットを被った薄紫色の髪の少女が空を見ている】
【もこもこした、灰色のダッフルコートの前を閉めて、黒い厚手のロングスカート】
【更にはブーツにチェックのマフラーと、防寒対策ばっちりという装いで】

……雪、降らないでしょうか。か……

【ぽけっと空を見上げながら、小さな声で呟いた】
【丸みを帯びた頬は赤く染まり、だいぶ長い間外に居たのが分かるだろう】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/20(日) 23:44:42.27 ID:1MfYBAjAO
【公園】

【赤いリボン付きの白のシルクハットを被った薄紫色の髪の少女が空を見ている】
【もこもこした、灰色のダッフルコートの前を閉めて、黒い厚手のロングスカート】
【更にはブーツにチェックのマフラーと、防寒対策ばっちりという装いで】
【更に桜のブローチがついた小さなポシェットと、ノートを握り締めていた】

……雪、降らないでしょうか。か……

【ぽけっと空を見上げながら、小さな声で呟いた】
【丸みを帯びた頬は赤く染まり、だいぶ長い間外に居たのが分かるだろう】
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 23:47:21.97 ID:XdzaBlIWo
>>652
まぁ大声だして逃げてたかな・・・?

【男はなぜ逃げ方を気にしたのだろうか、それがわからないまま】

【とりあえず自分の力は隠すようにしながら】

まぁ怪しいとこには近づかないようにしてるからなハハッ
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 23:47:32.02 ID:DdJtMRju0
>>653
降らないんじゃないかしら?
……わからないけど
【そんな声が後ろからする】

【振り向くと】

【長い翡翠色の髪に、顔全体に包帯を巻き、左目と口と両耳の部分だけを露出している女がいた】
【両足は膝から下は黒い義足がしてある】

【そして左手はなんかグロイ状態になっている】
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/20(日) 23:53:06.28 ID:1MfYBAjAO
>>656

そうですか。か……

【しょぼんと、落ち込んだような声音で相槌を打ってから振り返る少女】
【そしてその視線の先にある、重傷患者のような有様の相手に眼を丸くして】

……こ、コスプレ、です、か。か?

【ミイラみたいと言いたいのかもしれないが、そんな風に尋ねながらもちょこちょこ近付いてきて】

【そこに警戒心は、一切無い】
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 23:54:12.63 ID:OPDFarnK0
>>655

おいおいマジかよぉ、俺も昔旅してたけどよ、そん時は思いっきりぶん殴って気絶させてから逃げてたぜ?

【眼力のある青年なだけに「軽く追い返してやったよ」ぐらいの返事を待っていたのか、男は少し馬鹿にした様子で言った】
【銃でぶん殴ったことは隠している。さすがに能力の一部をばらすことは避けたいらしい】

659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/20(日) 23:54:22.31 ID:CWgWJ6NAO
>>650

んと、ありがとっ!

【小さな両手で肉まんを受け取って】
【嬉しそうに目を輝かせて】

ぁーむっ

【大きく口を開けまず小さく一口】
【やっぱり少し熱いのか、はふはふ、と暖かい息を吐き出す】

あふっ、おいひ

【喋りながら食べるんじゃありません】
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/20(日) 23:55:56.35 ID:yzogxPjso
>>649

(となると異世界から来たのかしら、へえ珍しい……)
ええ、良い生き物では決してないから今後から気をつけたほうが良い
この世界で生き残りたいなら……ね

【異世界から来た人間ならば知っているが異世界から来た人外となれば】
【彼女にとってはそれなりに珍しい物だった】

冗談よ本気にしなさんな、それこそ私の発言の8割くらいは冗談だからね

召喚士とかそういうのに近いのかしら、妖精の召喚士……
それはなんとも皮肉っぽくて面白いじゃないの

【くすりと彼女は薄らと笑みを浮かべる】
【多分少年にとっては初めて見るだろう彼女の笑顔、些か怪しくはあるが……】

そうね人間でないことは極力隠した方が生き易いかしら
貴方みたいな生き物は珍しいから、そういう生き物を集めている人間だっているわ――――
だから貴方は周りに溶けこみこの世界に適用しなければ生きていけないかもしれないわねえ……

【広い世界だ様々な人種という言葉では片付け切れない程に人間は多様化している】
【少年の今後に警鐘を鳴らすが如く、彼女は言葉を続ける】

(それにしても異世界の妖精さん、か……)
(運が良いやら悪いやら……まあ全ては彼自身の行いで決まるのかしら)

【冷ややかなその視線のまま】
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/20(日) 23:57:46.42 ID:LGSLKe1n0
>>659

【男の子が肉まんを食べる様子を眺めながら、少女は何処か嬉しそうに笑って】

欲しかったら全部食べていいよー、私はもうお腹いっぱいだからね。

【なんて言ってみる。当然、2口程度肉まんを食べたくらいでお腹いっぱいにはならないのだが】
【男の子の食べっぷりがあまりに微笑ましいため、だろう】
【だが、気に掛かったのか、ふと少女は思い立って】

えっと、君は一人かな?
連れの人とかは居ないの?

【きょろきょろと辺りを見回しながら、訊ねる】
【男の子程度の年齢の子が出歩くには少々遅い時間だ――心配するのも無理はないだろう】
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 00:00:57.38 ID:gdIPDFYx0
>>657
違うわ…
生きた《ゾンビ》よ
【そう言い】
【骨が見え、筋肉が剥き出しになった左手を動かし】

けど…まだわからないわよ
いつ雪ふるかわからない季節だからね…
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/21(月) 00:05:32.16 ID:DSjZmZ2AO
>>662

……あの、痛くないんですか。か?

【彼女の親しい仲に、腐乱死体専門の召喚師がいる為に顔色を変えることはないが】
【まだ幼い年頃の少女の反応としては珍しいだろう――しかし気になったのは相手の感覚の方らしく】
【覗き込むようにして患部を眺めていたが、次の言葉には大きな翡翠の瞳を瞬かせて、にっこり微笑むと】

本当ですか。か?
雪、わたし見たことなくて、だから、あの、楽しみなんです。す

【そうたどたどしく伝える】
【マフラーに埋もれた少女の頸元には、家畜用の首輪が鈍く光っていた】
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 00:05:52.01 ID:Xt/MDipJo
>>658
へへ〜強いんだな。
(酔うと人間は変わるというが・・・)

【青年は銃のほうをみて視線を男の顔に向けると】

ここらへんの人かい?
【男に聞いてみた】
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 00:07:15.19 ID:QciQ9r+AO
>>661

【よーく噛んで、ようやく飲み込んだ】

えへへ、ありがとっ

【この歳の子にその気遣いを気付ける訳もなく】
【素直にその優しさを受け取って、もう一口】

んとっ……『えりゅ』はいふよ?

【周りを見渡しても、その『えりゅ』なる人物は見当たらない】
【ただの迷子か、それとも別な何かか】
【どちらにしても、少年は彼女に会うまで一人だった】
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 00:10:39.44 ID:Cr/wz7Loo
>>651

【一日は、24時間ではない】
【生物にとって一日とは、起床から就寝までの時間である】
【大衆によって便宜的に作られた0時という区切りも】
【眠ることがなければ、生体的には意味を成さない】

【異能『不断無縫のコンシャス』によって、絶対持続主観を持つ少女は】
【そんな、引き伸ばされた今日≠生き続ける人間だった】

……連れないヒトね
もっと手酷く

【―――ズンッ、と】
【森が揺れた】
【彼が離れた瞬間に、握った手榴弾を抱き込むことで】
【その威力を大きく減衰させて】
【結果的に、周囲に広がる爆熱は軽いものとなった】

……

【腹から血まみれで倒れ伏せる、彼女】
【顔から柔らかな地面に滑りこんで、ぐしゃり】

……ふふ
やっと、眠れる…

【嬉しそうに一言呟いて、見開きっぱなしだった瞼が初めて、下ろされた】
【8歳の時、能力を受け取ってから続いた、56329時間の一日】
【いまここで、閉幕を迎えた】

【 ミソラ シズル ――死亡 】


【彼は、近くに落ちている彼女の剣を持ち去ってもいいし、捨ておいても構わない】
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 00:10:49.37 ID:I01sgtX1o
>>660

そうなんだ、こわい・・・気をつけるよ
むー・・・ほんと、何でこんな所に連れてこられたんだよう
【顔を、若干俯けてそう言う彼】 【言動からして、異世界から来たということには間違いないだろう】
【何故連れてこられたのかは、彼も知らないようだが】

嘘つきは駄目ってお姉さんさっき言ってたじゃんー

んー、よく分からないけれど、多分そんな感じ!
・・・面白く無いもん! 大変なんだから
【そう、元気に言う彼】 【先程、結構ビビっていたはずだが――立ち直りがわりと早いようで】

分かってるよ! でも、さっきみたいに迫られると怖いから言っちゃうんだよね・・・
んー、やっぱり僕って此処だと珍しいんだ・・・よく分かんないけど

・・・うん、僕頑張る!
【にっこり、笑みと共に高らかに宣言する彼】

【冷ややかな視線は、特に気を止めている訳でも無く】
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 00:11:03.02 ID:oDA9sLvL0
>>663
痛覚はないわ…だからある程度の無茶はできるわ…
まあ…頭潰されればアウトだけど
【頭をトントンと叩き】

だけどわからないわ…もうすぐ春も来るし…
雪降るといいわね…
【優しく笑い】

(……奴隷の子かしら?…けど私が関わるわけには行かないわね…それに)
【首輪を見てそう思い】

よく怖がらないわね…もしかして見慣れてる?死体
【疑問に思った事を言う】
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 00:12:50.21 ID:+PgF+yZp0
>>664
/すみません銃は具現化するんで持ってはいないんです…これはわからなくて当然ですねすみません…

ああ、まぁ酒場によく行く人からすりゃあ結構な有名人なんだがねぇ…
あんたは多分知らないと思うけどねぇ、「梅酒のT・ロウ」ってね

【男は梅酒を一気に飲んで、一呼吸置いてから自分の呼び名を語った】
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 00:12:59.16 ID:HL2Pev460
>>665

どういたしまして。君が喜んでくれるなら、私も嬉しいよ

【そう言って、にっこりと微笑む。その言葉や笑顔に裏は無い】
【純粋に嬉しいのだろう。彼女はそういう性格だ】
【そして、それゆえに男の子のことを心配してしまう】

えっと……『えりゅ』……?
それは……『人』なのか、な?

【紡がれた単語に、思わず首を傾げてしまう】
【『えりゅ』……『エリュ』――あらゆるセンを辿って見たが、少女にはそれが何なのか分からない】

【……余談であるが、少女は実は『魔術師』という側面をも持っている】
【以前、普段は姿を消している『使い魔』を連れている人物に出会ったことがある】
【一般人には当然見えないし存在を感知することも出来ないが、
 魔術、魔力の扱いに長けたこの少女には、ぼんやりと「存在」だけは感知することができた】
【今回も、そういうパターンなのかもしれない――と思い、さり気なく周囲の魔力探知を行ってみようとする】
【もし、何かが魔法のようなスキルで隠れていたりすれば、ある程度の違和感は抱けるはずだ】
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/21(月) 00:16:37.01 ID:DSjZmZ2AO
>>668

そうですか……でも、あの、身体は大事にしないと、悲しいですよ。よ?

【無茶が出来る――はたしてそれが、良いことなのか。それは少女には分からない】
【しかし、少なくとも悲しいことなのだと、そう本心から心配するように言って】

はい、降ってほしいです。す!

【小さな菫が芽吹くような、淡い笑みで頬を綻ばせながら首肯すると】
【少し大きなサイズのシルクハットを両手で押さえながら、頸を傾げた】

えと、あの、コーロコルさんが、死体を使うので、慣れました。た
あ、あと、プーシュカさんが、コーロコルさんと喧嘩して、左腕が無くなっちゃったんで、それも、見ました。た

【相手が知らないだろう人名を用いて説明する辺りに幼さが滲む】
【しかし若干仲間割れ的な内容が挟まっていたような気がしないでもない】
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 00:17:44.23 ID:Xt/MDipJo
>>669
//了解しましたっ!

へぇ・・・、たしかにここは落ち着くな・・・。
(T.ロウ・・・か)

俺は零式テツだ。

そうだ、そのぶん殴ったってことはね・・・。

ところで、俺に何か隠してないかい?
【男のほうを見ながら】
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 00:24:15.25 ID:QciQ9r+AO
>>670

【少女の笑顔に釣られて、少年も微笑んだ】
【なかなか団欒していらっしゃります】

んー…?たぶん…

【その質問に、首を傾げて曖昧な答えを返す】
【別に、周囲に違和感を覚える様な物も無い】
【平常通り、ただの街中だ】
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 00:25:25.08 ID:+PgF+yZp0
>>672

おいおい、初対面でいきなり隠してないかい、ってどういうことだい?
もしなんか隠しててもさぁ、初対面の人にゃあ俺なら話さないなぁ

【彼の切り込んだ質問に驚き、そのあとにクックックと笑いながら】

じゃあ、あんたの隠しごとを話してくれたら、それと同レベルの隠しごとを話してやってもいいけどねぇ?

【梅酒をさらにマスターに注文しながらこう言った】
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 00:26:46.13 ID:oDA9sLvL0
>>671
わかってるわよ…
けど私は《生きる》為なら無茶はするわよ…
……と言っても《ゾンビ》が生きるって可笑しいわね
【クスッと笑い】

アナタが言うなら無茶は少しやめとくわ…
【なんか最近自分はロリコンの素質があるのか?と一瞬頭に過ぎったが首を振り】

………えっと
コーロコルって人がネクロマンサーで
プーシュカって人がその人と戦って左手が無くなったって事ね…
【そう言い】

聞いたかぎりでは悪い子みたいね…
まあ…私も悪い人の部類ね…
【少し頭を押さえ】

……と言っても私は何もしないから大丈夫よ
【両手をあげ】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 00:26:53.24 ID:ue2QzqELo
>>667

取り敢えず他人をあまり信用しない事ね
もしかしたら自分すらも信用してはいけないのかもしれないけど

【その言葉には、自分すらも信じられなくなってしまったら】
【本当に人はどうなってしまうのだろうか、そんな自問も含んでいた】

私は良いのよ私だからね、それとも何かしら?
私が嘘を付くのは気に入らないとでも?

【ぎょろりと両目を開いて、威嚇】
【無論これも冗談半分、残りの半分は何かは彼女しかしらない事である】

ああ、後その触覚とかは帽子か何かで隠したほうが無難ね
出来るだけ容姿を人間に近づける事よ、この世界の常識は人間の常識といっても――――
過言でないのだからね、言い方は悪いけど「長いものには巻かれろ」よ

【木を隠すならば森の中だが、森の中に木でない物は隠せない】
【隠せるとするならばそれを偽る事でしか成し得ないだろう】
【つまり彼女はこう言っているのだ「朱に交わって赤くなれ」……と】

生きたいのであれば生存競争に勝つ必要がある
相手に自分の情報を極力与えてはいけない、自分の命が危うくなるような状況にしてはいけない
その辺りの事を忘れない方が良いかもね……まあ答えは万人に万別、どうなるかは知らないけれど

【それだけ言って彼女はいい加減に突っぱねる】
【少年という生態はさわり程度には分かった、興味があるのは彼のこの世界でのその後】
【誰かの人生を観察するということは甘美な娯楽でもある……】

まあ兎に角、適当に生きなさいな
それじゃあ言いたいことも言ったし外の空気も久しぶりに吸ったし――――
そろそろ家に帰ろうかしらん、それじゃね妖精の子また縁があればいつか……

【そして彼女はくるりと背中を見せ】
【来たときと同じように下駄を鳴らしながら歩き、その場から去っていくだろう】
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 00:29:53.56 ID:Xt/MDipJo
>>674
(やっぱり何かあるな・・・)

ん〜じゃあ。
【そういうと近焼酎の入ったビンを誰もいない方向へ向けビンに対して掌を当てた】

(太極掌!)

【その時、中身の焼酎が破裂、それに伴いビンも吹き飛んだ】
【だが、テツの方には飛んでおらず、テツは汚れてはいない】

まぁただの”手品”だけどな。ハハッ
じゃあ見せてくれるかい?

【あくまでも手品といいつつ彼の能力がきになるようだ】

678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 00:30:12.84 ID:HL2Pev460
>>673

【近頃、いろんな理由があって少女の周囲は殺伐としていた】
【こんな和やかな時間は久しぶりで、そのためについ自然と笑顔が零れてしまう】

あ、そうだ。名乗るのが遅くなっちゃったね。
私の名前は昴。天ヶ谷 昴(あまがや すばる)。君は?

【やがて、思い出したようにぽんと手をたたき、少女――昴は自らの名前を名乗るだろう】
【そして、男の子の名前を訊ねる。少女にとっては、それが自然なことだ】


たぶん、って……
(……何も、無い……か。ジェムちゃんみたいな使い魔的存在じゃ、ないってことかな……)

【男の子の曖昧な様子に何処か不安になりながら、思考を巡らせる】
【『ジェムちゃん』とは、先程述べた、普段は姿を消している使い魔のことだ】

えっと……それじゃ、今『えりゅ』は何処に居るのかな?

【分からなければ、直球。少女は、やや推し量るようにして訊ねてみた】
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/21(月) 00:34:22.60 ID:DSjZmZ2AO
>>675

生きる、ため……そ、そうなる前に、えと、えと……や、止めるんです。す!

【そういった状況に陥る前に回避しろ、と言いたいが語彙が足りないらしい】
【片手をばたばたさせて積極性か何かをアピールしながら、約束してくれたことには嬉しそうに頷いて】

ね、くろ……?
でもあの、プーシュカさんは、「姉に華を持たせた」って言ってました。た
けど、コーロコルさんはお花なんか持ってなくて……どういう意味、ですかね。ね?

【恐らくは言い訳で使われたのだろう台詞の意味が分かってないらしく、今ここで尋ねてみる少女】
【負けた方――“プーシュカ”と呼ばれる人物からしたら堪ったものではない】

……わたし、悪い子じゃないです。す

【そして、どうやらその評価はお気に召さないらしい】
【素直そうな子供は、拗ねたような、傷付いた反応を見せながら呟いた】
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 00:39:04.21 ID:QciQ9r+AO
>>678

すばるおねーちゃん?えと……ウィルノート
みょーじは、えっと……えっと……

【最近みょーじの事を知ったから、らしいですが】
【どうやら覚えてないらしいです】

いつもいっしょにいるよ?

【周囲にそれらしい人影も無ければ】
【それらしい生き物もいない】

【質問に答えた後はあーむ、と小さく声を出して、肉まんを一口】
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 00:39:45.58 ID:I01sgtX1o
>>676

うーん・・・あんまり、そういう事はしたく無いけれど・・・
うーん・・・人間さんだって、良い人はきっと居るはずだし
【まだまだ、純粋なお年頃のようで、信用するなと言う言葉に戸惑っている】
【人間の事は分からない、よく分からない】

えー・・・ううー・・・ごめんなさい
【威嚇で萎縮する彼、小さな声で謝った】
【冗談だとは、経験の無さから中々気付けないようで】

触覚とかはちゃんと隠してるよお!
さっきは脱いでたけどさー、ねー、帽子も服もちゃんと用意して貰ったんだから!
・・・・・・長いもの・・・? へびさんとか?
【どうやら、たとえは理解出来なかったようだが、一応人間には無いものは隠すらしい】
【・・・と、言っているが、未だに背からはあの木のようなモノが生えているという】

僕死にたくない! でも・・・聞かれたら答えなきゃ駄目だし

あ、僕"リュムト・キーシラース"って言うの!
お姉さん、ちょっと怖かったけど、お話してくれてありがとうね!
【聞かれてもいないのに、名乗る彼――彼女の言ったことを本当に理解しているのかすら怪しい】
【そして、彼女が見えなくなったのを確認した後、更に森の奥深くへと足を進めて】
【再び、練習をするだろう】 【――結果は不明】


人間さんってよく分からないや・・・


/乙でしたー
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 00:40:12.15 ID:TCcE8u6w0
>>679
ふふふ…わかったわよ
【優しく笑い】
【といっても…まあ無茶しちゃうことになるんだよね…ゾンビだから】

つまり…勝たせてあげたって事よ…
…ワザと負けてあげたって言いたいのよ…そのプーシュカって人は
【わかりやすく説明し】

ふふふ…冗談よ
拗ねた顔もカワイイわね
(……まあ…いいか)
【頭を優しく撫でようとする】

ココア飲む?
【そして何処かから温かいお子様用のココア缶を取り出し渡そうとする】
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 00:40:32.95 ID:+PgF+yZp0
>>677

…ヒュゥ♪

【彼の「手品」を見て軽く驚いたようだ】
【しかしロウは確信する】

(こいつぁ間違いなく能力者だなぁ…!!)

…じゃあ俺も手品といこうか…

【男は左手でかぶっていたテンガロンハットを自分の胸の前に持っていき】
【右手をテンガロンハットで隠れるような位置に持っていく】

1…2…3!!

【テンガロンハットを上げ右手を見せると】
【赤い銃が右手に握られていた】

…まぁ俺はあんたに比べればショボい手品だけどな…これで勘弁してくれや。
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 00:44:34.59 ID:Xt/MDipJo
>>683

【男がテンガロンハットで右手を隠したとき右手に銃が握られていた】

すごい手品だな。
こりゃアンタは強そうだ。

(銃がでてきた・・・?)

【実は、男がテンガロンハットで右手を隠そうとしていた時、彼の眼は八卦の眼になり】
【テンガロンハットを透視し、銃が具現化されるのを見ていたのだ。】

銃を実際みるのは初めてなんだ。書物等でみたことはあるんだがな。

【あくまで銃にたいしての知識は少ないらしい】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 00:44:38.72 ID:HL2Pev460
>>680

ウィルノート、だね。苗字は……うん、名前さえ分かったらいいや。
(あ、「すばるおねーちゃん」って呼ばれ方……懐かしいなー……)

【そう返しながら、どこかぼーっとした様子な昴】
【余談だがこの少女、よくいろんな人から「昴おねーちゃん」と呼ばれたりする】

【が、そんなぼーっとした様子も瞬き】
【いつもいっしょにいる、という返答を聞けば、また昴は首を傾げてしまう】

……?
い、いつも一緒に居るのなら……良いけど……
とにかく、最近は物騒だからね。あんまり夜には出歩かないほうがいいよ?

【ウィルノートが納得しているなら良いか、と見切りをつけたのか】
【それとも、分からないものは分からない、ここは未知の能力が渦巻く新世界なのだ――と切り捨てたのか】
【定かではないが、昴は話題を変え、優しく諭すようにウィルノートに言うだろう】
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/21(月) 00:47:27.72 ID:DSjZmZ2AO
>>682

約束、ですよ。よ?

【少女は、彼女の置かれた立場など何一つ知らない】
【状況や周囲の善悪、何もかも知らない上で――『故に』、純粋に身を案じて】
【幼いからこそ簡単に口に出来る「約束」という言葉を用いて、彼女の行動をほんの些細な所から縛ろうとする】

【それは――はたして善意か、それとも、教え込まれた狡猾な悪意なのか】

ほぇ……わざと……でも、プーシュカさん。だいぶ怒って、ました。た……

【頸を傾げて不思議そうにする少女は、何も分からないという風に呟いて】
【しかし身内の怒気が怖かったことを思い出したのか、小さく身を竦ませた】

わたしは、良い子じゃないと、“飼主様”が褒めてくれないから、だから、良い子なんです。す!
か、可愛い……ほぇ……ありがとうございます。す……

【そうして小さく両手を振り回して“怒ってますアピール”をするも、可愛いと褒められてすぐに照れてしまい】
【差し出されたココアを小さな掌で握り締めながら、柔らかそうな頬をほんのりと桜色に染めていた】
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 00:49:09.42 ID:+PgF+yZp0
>>684

手品で強いかどうかなんて解るかよ。
【軽く笑いながら】

…ところで、その眼…何だ…?そんな模様、さっきまでなかったぜ?
変な探りをいれるのはよしてほしいなぁ。

【男は先ほどの手品の逆再生のようにテンガロンハットで右手を隠し銃を消し、テンガロンハットをまたかぶりなおした】
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 00:54:25.97 ID:Xt/MDipJo
>>687
ああ・・・これも手品だよ・・・

【すっと手で眼を覆い、黒目にもどす】

まぁおれの手品のネタはこれくらいだ。
探り?そんな事できないよ。

【あくまで笑いながらごまかしている】


そうそう、ここらへんに宿はないかい?
【寝床を探しているようだ】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 00:54:59.90 ID:QciQ9r+AO
>>685

うん……

【ちょっとだけしょんぼり】
【昴があまがや、と名乗ったからこっちも、と思ったらしい】

うん……わかった……けど、れもんおねーちゃんさがさなきゃ……
ずーっとかえってこないんだよ?

【れもん、その名前をもしかしたら知ってるかも知れない】
【心配になって探してる途中で肉まんに釣られた】
【と言う事らしい】
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 00:55:49.46 ID:oVFszDJAO
【街中 カフェテラス】
【店はとっくに閉まっており、『close』の札が戸口に下がっている】
【そんなことはお構いなしに、テラスで白いプラスチックの椅子に座りながら寛ぐ人影、一つ】
【道行く人々は、怪訝な顔でそれを見て】

うーん…月明かりが気持ちいい…

【当の本人は、全く意に介さず】
【黒いジャケットのフードを、首筋に回した指で弄び】
【浅黒い肌を持った、細目の男】

多少なりとも『混じって』んだなあ──『鬼の血』。

【なにやら物騒なことを呟きながら、男はテーブルに置いていた缶コーヒーを啜った】
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 00:56:52.42 ID:TCcE8u6w0
>>686
…………約束するわ
【優しく笑い返事する】
【果たしてこの約束は…どうなるか…】

じゃあ言い訳ね…大人…なのかわからないけどおとなげない人ね…
【はぁ…と溜息をつき】

(なんか…レンの小さい頃思い出すわね)
【自分の双子の妹の事を思い出し】

どういたしまして
飲むとあったまるわよ…
【そして自分の分のココア缶を出し】
【あけて飲み始める】

/ちょいと風呂落ちします
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/21(月) 00:58:10.35 ID:RuuEaHHBo
>>666

……─────ッ!!

【爆風に備え眼を閉じ、刹那、全身に襲いかかる灼熱、爆発】
【その強大な爆発は彼の全身を、そして命をも、焼き尽くす───焼き尽くす筈、だったのに】
【現実に起きたその爆風は、あまりにも呆気ないものだった】
【身体の各所に火傷を負いこそしたもの、其れで彼の命を奪うにはあまりにも遠く】

【「おかしい」──そう思って、眼を開いた彼】
【そうして眼にした景色は、とてつもなく衝撃的なものだった】

───へ……ぁ……………どう、して?

【目の前に倒れているのは、"明らかに大きすぎる"傷を負って倒れた少女】
【瞼を降ろし、ピクリとも動かず──死んでしまった、少女】

……どうして、俺を庇ったんだよッ!!

俺を襲って、殺そうとして……なのに、なんで…………。
「やっと眠れる」って…………どういう、事だよ。

…………くそっ、どうしてだよ……わかんねぇよ。
悪なんて死んで当然……。
それどころか、もっと前は、他人だって、悪を殺すためなら、仕方ないって、思ってたのに────

【それなのに、焼けるように熱くて痛い。身体だけじゃない、精神も】
【少女が何を思っていたのかは、分からない】

【でも確実に、自分の命は少女によって救われたのだ────】

……───今更、分かったよ。

誰かに命を懸けて救われて、残された者の気持ちが。
そうだよな。今日初めて会った、"敵"であるはずのお前でさえ、こうだもんな。

命を懸けて皆を救おうとしてた俺はは、本当にバカだったんだ。

【きっと、少女はこんな事を伝えたいから死んだわけではない】
【でも自分は、少女のおかげで其れを知れた】

…………こんな事、お前は望んじゃないないと思う。
けど……勝手に誓わせてもらう。

──今日という日で止まってしまったお前の分まで、俺は"明日"へ進む。

【近くに落ちていた少女の剣を拾って、彼は宣言する】
【ただの自己満足だって事は、分かりきってる】
【でも──死者になってしまった少女に、生者である自分が出来る事は、これくらいしかない】

……俺はお前の為にも、皆の為にも、そして俺の為に、絶対生き続ける。

だから────じゃあな。

【そして、少女に"永遠の別れ"を告げる挨拶をすると──彼は何処かへと、歩いていく】

【────"明日"へ向かうために、一歩一歩確実に】


//レスが遅いとかそんなレベルじゃなかった。
//お疲れさまでした。ありがとうございました。そしてごめんなさい。

693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 00:58:42.44 ID:ue2QzqELo
>>681

良い人は確かにいる、でもただそれだけよ
その良い人が貴方と合う比率はどちらかと言えば低い……そういう世界なのここは

【先程からの少年への刺々しい言葉、見方を変えればそれは助言とも取れる】
【観察対象の生存率を伸ばす為なのかもしれないが真意の程は彼女だけが知り得る事】

分かればよろしい、今みたいに相手によって言葉を選ぶ事も必要な場面にも合うでしょう
空気を読めだなんて事は言いませんけれど場を読む程度の事は出来て損はないわ

【場を読む、場の状況を理解することは10年程度生きていれば嫌でも身につくものではある】
【少年がそれを理解しているとは思えないが、念には念を……というやつである】

……隠しているのならそれで良いけども
まあ何といえばいいのかしら、頭隠してなんとやら……ね

【最後にぴしっと背中のモノを指し、扇子を帯の内に掛け】
【「ふふ……」と彼女は微かに笑い】

そう、リュムトお坊ちゃんね……私は、そうねえ――――
それじゃあ久連乃とでも名乗っておきましょうか、でも私の名なんて覚えない方がいいわよ
例え真名じゃないにしても良いものではないのには変わりはないのだから……

【去り際にそう小さく名前を告げて】
【彼女はふらりふらりとどこかへ歩き消えていった】

【夜の中には2つの赤色と金色の蝶、黒と混じるには些か相反し過ぎるのだろう――――】

/乙でしたー!
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 01:02:23.31 ID:+PgF+yZp0
>>688

へぇ…手品ねぇ…まぁいろいろ聞きたいが今日はいいさ
宿…か…手頃なのはこっから出て右に2回曲がればあるぜ?看板が目につくから行きゃあわかるさ。
一応言うとその通りのカフェテラスの2つ隣だな。

【梅酒を飲み一言】
【「今日はいいさ」という言葉が「また来い」という意味を隠し持っているのだろう】
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/21(月) 01:02:47.63 ID:DSjZmZ2AO
>>691

はい、指切り……は、出来ないから、えと、えと……約束、です。す

【指切りをしたかったらしいが彼女の手がこうなので、少し悩むと口約束で我慢することにしたらしい】
【にっこりと微笑んでから、どうやら彼女の口調と溜息に身内を馬鹿にされたと考えたようで、唇を尖らせて】

プーシュカさんは、あの、別に弱くなくて、えと、コーロコルさんが、えと……だから、あの……!

【……両者を貶めず、二人とも凄いんだと言いたいが上手い言葉が見付からない】
【段々としょんぼりしてきました】

ありがとうございます。す
……あ、そうだ、あの、お姉さん。えと、ちょっと質問して、いいですか。か?

【まだ熱いのか、缶を開けずに持ったままで暖を取りながら、ふと呟いて】

/了解です
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 01:03:58.66 ID:TEDj49ba0
>>684
//はじめまして、こんばんわ
//あなたのロールを何度か見ていました
//あなたはその能力のままで大丈夫だと思いますか?
//僕にはチートすぎるように見えるのです
//よかったら、能力について考えてみてくださいませんか
//僕はあんまり絡みたくないとまで思います
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 01:04:45.68 ID:HL2Pev460
>>689

れもん、おねーちゃん?

【その名前――今度は「おねーちゃん」と付いたため、はっきり名前だと分かる――を聞き、昴は顎に手を当て思考する】
【今まで彼女が出会ったことのある人物、その人物が話していたかもしれない名前まで片っ端から記憶をひっくり返してみたが】

うーん……ごめん、知らないなぁ……

【残念ながら、昴が今まで出会った人物の中に、『れもんおねーちゃん』なる人物は居ないようだ】

でも、ずっと帰ってこない、か……
その「れもんおねーちゃん」は、ウィルノートのお姉さんなのかな?
一度、自警団や六王教団に相談してみたらどうだい?

【帰ってこない、というキーワードから、ふたりは同居しているものだと推測し、そう訊ねる】
【昴は、「兄弟」というものには特別思い入れがある。もしふたりに血縁関係がある場合、まるで自分のことのように協力するだろう】
【とはいえ、もしそうでなかったとしても、無論協力や助言はするのだが】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 01:07:21.34 ID:Xt/MDipJo
>>694

まぁこれ以上ネタはもちあわせていないんだがな。

そうか、ありがとう。
看板があるならすぐ見つけられるな。
(あくまで力は見せないようにしないとな・・・)

【男に礼を言い、男を店を出て行った。】
(まぁ、いいか・・。)
【店の一歩外・・・それは男からも見えるかもしれない、その場所から”跳んで”男の視界から消えた】

(あ、酒代忘れてた・・・)
(まぁあの男とはいずれ会うだろう、ツケておくのも悪くない。)
【青年は宿へ向かっていった】


/ありがとうございました!乙でした!
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 01:12:59.10 ID:QciQ9r+AO
>>697

んと……このまえはいっしょにかえったのに
けど、あさおきたらいなくて……

【思い出して、少しだけ泣きそうだけど】
【こらえる、泣いちゃダメだから】

じけーだん…?うん……やってみる……

【ウィルノートには上手く説明出来ないが】
【れもんおねーちゃんとは血縁関係でも何でもない】
【ただ一緒に住んでる、そういう関係だ】
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 01:13:22.70 ID:+PgF+yZp0
>>698
【青年が酒場から出るようだ】

ああ、じゃあな。

【これだけを言って男はまた梅酒を飲みだした】
【あとでツケ代を払わされることも知らずに…】

/ありがとうございました!
/あと>>696さんが言っているので1度【新キャラ新設定新武器実験場】に行くのをお勧めします。
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 01:16:52.79 ID:Cr/wz7Loo
>>692

【眠ってしまった彼女に、彼の言葉は届くだろうか】
【魂があるとするなら、そこに響くのだろうか】

【原初の胎に沈み込みながら、彼女は】
【不謹慎にも楽しげに微笑んでいた、かもしれない】

【最後まで我儘だった自分の終わりから】
【価値を汲み上げてくれる人がいることを】

【明日≠ヨの輝きを、その背に乗せて】
【誓いとともに運んでくれる人かいることを】

【心から感謝して―――】
【―――森の中には、静寂が戻っていった】


【追伸:】
【彼が持っていった剣は、『処刑剣:ドルンレースヒェン』という銘を持つ】
【幅広で白色透明、薄氷のような両刃の刀身】
【剣先は丸く、刺突には向かない。"斬首"に特化した片手剣である】
【海をバックに、ドクロと刀剣の描かれた柄も相まって、腰飾りのよう】
【霰石を削り出して製作されたために、うっすらと冷気を帯びている】

【必殺技は、タナトイド スピンドル (thanatoid spindle)】
【『魔翌力に呼応して霰を産む』という霰石の性質を兵器転用したもの】
【刀身に魔翌力を通すことで、紡錘状の矢を多数形成し、一斉に撃ち出す技である】
【所有者であるシズルは、魔翌力を扱えなかったために、この技を使用することはなかった】

【細かい設定は好きに変えていただいて大丈夫です】
【実用的な武器ではないので、壁飾りにでも使っていただけると幸いでした】


/全然問題ないです!なんぞすごいっ、ありがとうございました!
/そして、お疲れさまでしたー!
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 01:17:19.46 ID:HL2Pev460
>>699

ってことは、夜寝るまでは一緒だったんだね……
確かに、それは心配になっちゃうな……

【昴もまた、何処か辛そうな表情を浮かべながら呟く】
【なぜならば、何を隠そう。昴にも、そんな経験があるからだ】
【「大切な人」が、朝起きれば、いつのまにか居なくなっていた……その時の辛さは、彼女にも良く分かる】

うん、れもんおねーちゃんを探すの、手伝ってくれると思うんだ。
私も探してみるよ……ねぇ、「れもんおねーちゃん」は、どんな人かな?
服装とか、髪型とか……さ。年齢とか……

【だからこそ、より親身になってウィルノートに協力したいと思う】
【やや顔を近づけて、真剣な表情で問うた】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 01:17:51.89 ID:Cr/wz7Loo
>>701
/訂正!
/紡錘状の氷の矢、でした
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 01:23:20.43 ID:QUKSrzja0
>>695
ええ
(…まあ無茶はダメだけど、危険な事は大丈夫よね…)
【そう思いながら頷き】

別に弱いとは言ってないわ…
二人共強いのはわかったから安心しなさい
【ニコリと微笑み】

何かしら?…

/ただいまー
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 01:26:01.06 ID:Xt/MDipJo
>>696
/ご指摘ありがとうございます。
/自分はチートだとは思いませんので変える気もありません。
/ですが、絡みたくないとまで思わせるほど不愉快な思いをさせてしまったのであれば、自粛します。
/失礼しました。
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/21(月) 01:27:58.29 ID:DSjZmZ2AO
>>704

ほ、ほんとですか。か……?

【もっと絵本読まなきゃ、とか思いながら本当に分かってくれたのだろうかと不安そうに彼女を見詰める】
【心細げな色を燈す翡翠の瞳は僅かに揺れて、“姉”としての彼女の庇護欲を擽るだろうか】

えと、あの、“ゲーティア”って人を、探してるんです。す
あ、でも、探してるのは、わたしじゃないんですけど……し、知りません、か。か?

【そして、たどたどしい言葉で質問しながら期待を寄せた瞳で彼女を見詰めた】
【ココアをぎゅうっと握り締め、じーっと見詰めて……答えにくい、かもしれない】
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 01:30:42.92 ID:QciQ9r+AO
>>702

【泣きそうなのを我慢して、少し小さい声で言う】

えと……かみのけは……ちょっとくろくて……

【姿を思い出しながら言うけど、少年の語彙力では少し難しい】
【途切れ途切れ、途中考える時間もあって】

んと……あしからへんなおとしてた

【足から変な音がする人間、なんてそう多くはない】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 01:32:59.58 ID:QUKSrzja0
>>706
(うっ……この目はズルイ…)
約束するわよ…けど私もどうしても無茶しなきゃいけない状況が来たら…その時はごめんね
だから私にそんな状況が来ない事を願ってね…
【彼女の立場的にどうしても無茶しなきゃいけない状況が来るかもしれない…だから念の為言う】

知らないわね…
ごめんなさいね
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 01:35:00.38 ID:HL2Pev460
>>707

【泣きそうなウィルノートを見やると、昴はゆっくりと左手で、ウィルノートの頭を撫でようとする】
【安心させようとしているのだろう――そして】

髪の毛が、ちょっと黒くて……

【復唱しながら、昴はそれを忘れまいと懐からメモを取り出し、ペンを走らせる】
【記しながら、表情には出さず、ウィルノートの年齢では人の容姿を鮮明に伝えるのは難しいか……と難儀していた】
【が、次に紡がれた情報により、その懸念は晴れることになる】

……足から、変な音?
えっと……それ、どんな感じの音だったか、分かるかな?
例えば、「がしゃん」って音がするとか……

【『義足』だろうか?この世の中だ、義足の人間は少なくないが、間違いなく多くは無い】
【ある程度の絞込みをかけつつ、重ねて訊いた】
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/02/21(月) 01:41:52.92 ID:DSjZmZ2AO
>>708

……分かりました。た
お姉さん、死なないで、下さいね。ね

【――この少女は、この幼さで。“死”の重みを理解している】
【それが本能的なものか、身近で死者が出たことがあるのか】
【それとも―――“既に”、か】

【純粋さは一瞬だけ成りを潜め、無意識なくすみを瞳に乗せながら】
【それでも本質を見るならばまだまだ子供な少女は、そう呟いた】

そうですか。か……
分かりました、ありがとうございます。す

【ぺこりとシルクハットを脱いでお礼を言った時には、もう、先程と変わらない】
【それからはっとしたように時計を見ると、どうやら何か約束でもあったらしい】
【ココアをポシェットに入れて、慌てたように少女は駆け出して――途中で止まり】

えと、あの、お姉さん、
  ――悪いことしちゃ、だめですよ。よ

【「あと、えと、おやすみなさい!」】
【そんな一言と共に、名前を尋ねることを忘れた少女は街の闇に溶けて、消えた】

/おかえりなさいと言い忘れてましたが、睡魔が限界なのでこの辺で
/お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 01:44:06.66 ID:QciQ9r+AO
>>709

【ぽふ、と柔らかい手が頭に触れた】
【頭を撫でられたからか、やっと落ち着いてきた】

【他に上げた特徴としては】
【背が他の人より小さい、眼の色がちょっと違う、顔に傷、など】
【疎い言葉だが、何とか伝わりそうだ】

えと……ぎぎ、みたいなおとだったよ?

【錆び付いた金属の様な音、形容し難いが伝わらない訳ではないだろう】
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 01:44:25.38 ID:pvBdA1aDO
>>624

……

【耳に届くのは柏手…その音は澄み切った夜の空気のおかげでいつもよりも長く、大きく辺りに響きわたった。】
【そしてそれが静まり、紡がれた言葉…自分に向けられた新たなる「質問」】

……なかなか難しい質問だ。

【傍らの死体…全く動かないそれを一瞥した。】

…どうだろうね。満足していると言えば満足している。満足していないと言えば満足していない。

【相手のわずかに挑発的な態度にもいっさい動じていないように、彼は続ける。これまた「独創的」ではない。いや、形容するなら「曖昧」と言った方がふさわしいだろう。】

……ふむふむ。確かに君のいう通り。刃が届かない物は斬ることができない。実に単純だ。

【その瞬間、傍らの屍がゆっくりと起きあがる。それは相対する相手を越えて、その背後に、ふらふらと、まるで誰かに歩かされているように動き出した。】

……でも、その対策も実に単純。

【青年が揺らぐ。まるで空間に縛られるように、少しずつ】

…届かないなら

【やがて、ふっと消え、相手の後方。歩き続ける屍のすぐ隣に現れた。】

…届くところまで移動すればいい。

【そしてパチン、と指を鳴らし、】
【その音とともに、屍の首が飛んだ。山なりな軌道を描き、相手のすぐ隣にグジャ、という嫌な音を発し、落ちた。体は統括部位を失い、倒れる。】

…そして、君が言うもう一つ。著しく輪廻を外れた存在に対しても

【屍が再び起きあがる。頭がないそれは、ヨタヨタとおぼつかない足取りで歩き出した。】

…対策は容易。つまり

【パチン、首をはねた音が鳴る。すると、】
【屍…首なしの身体が、バラバラ…そう表現してもまだ足りないくらい細切れになった。】

…こういう分けだ。

【やがて、小さな肉片は全て消える。頭だけが虚しく転がった。】

【そこまで言って彼は振り返る。】

さあ。次は君の番。

茶番は終わりだ。あんまり術士を甘くみない方がいい。

【呼びかけるようにそう呟く。彼はとっくに気付いていた。…目の前の男は】
【巧妙に話を逸らし、自分を「試すように」している、と。】

/すいません見落としてました…申し訳ないです…
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 01:49:08.69 ID:94hqFI6q0
>>710
もう2回も死んでるから死にたくないわよ…私は《生きたい》しね
【微笑み】

………私にその台詞はキツイわね…
【《R・I・P》ノクトクルセイドの一員である彼女にとって耳が痛い約束である】
【痛覚ないけど】

……名前聞き忘れたわ
【そんな事を言いながら彼女も去っていった】

/乙でしたー
/ルーチカちゃんカワイイ!!!!!
/ルーチカちゃんマジ天使
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 01:50:15.68 ID:HL2Pev460
>>711

【そのまま昴は、数度ウィルノートの頭を撫でると、ゆっくり手を離し】
【与えられた情報を、一言一句漏らさすメモに書き込んでゆく】
【髪の毛がやや黒く、背は低めで、眼の色が特徴的であり、顔には傷のある女性……】
【加えて――】

……「ぎぎ」……か。

【――恐らくは、義足か。あまり手入れがされていないのかもしれない――】
【そこまで訊ねると、昴はぱたん、とメモを閉じて】

ありがとう、ウィルノート。私も、探してみるよ。
それと……実は、私も人を探してるんだ。
ねぇ、ウィルノート。『レイド』っていう女の子と会ったことは無い?

【今度は、昴の方の探し人だ。どうやら彼女も人を探していたらしい】
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 01:54:47.96 ID:QciQ9r+AO
>>714

うん……ありがと

【早く帰ってきて欲しい、純粋にそう願う】
【みんなで探せば、きっと見つかるはずだから】

んー……と

【あまり多くはない、記憶を辿ってすぐに出てきた】

うん……しらない

【やはりそこまで上手く行かないらしい】
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 01:54:58.15 ID:oVFszDJAO
>>690
──っと…そろそろ帰ろうか。

【飲み干した缶コーヒーを片手に、男は席を立つ】
【空の缶を、放り投げ】
【地面をバウンドするかと思えば】

──《shadow》。

【パチンと鳴らされた指】
【突き出た『何か』が──缶を飛ばし】
【ゴミ箱へと運んだ】
【テラスを出た男の足取りは、大通りへと向かっていった】
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 01:59:11.18 ID:HL2Pev460
>>715

どういたしまして。はやく帰ってきてくれるといいね、れもんおねーちゃん

【そんなウィルノートに対して、昴もまた純粋にそう思う】
【兄弟――または、兄弟同然のものが居なくなってしまう不安は、よく知っているから】

【そして、『レイド』の情報に関しては――】

……そっ、か。うん、ありがとうね

【一瞬。ほんの一瞬だけ、目を伏せて、残念そうな表情を見せる】
【だが、余計な心配をかけさせまいと、その表情はすぐに笑顔に塗り替えられるだろう】


……それじゃ、私、そろそろ行こうかと思うんだけど。
ウィルノートはどうするの?もう暫くここに居てもいいけど、危ないことの無いようにね?

【しばらくすると、昴はベンチから立ち上がり、ウィルノートにそう問いかけるだろう】
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 02:06:18.66 ID:QciQ9r+AO
>>717

えと……これたべたら、かえるよ?

【ぐっと両手を前に出して見せた、肉まん】
【歩きながらの食事を出来るほど器用じゃない】

うんっ、『えりゅ』がいるから、だいじょぶだよ

【それを言い終えると、大きく口を開け肉まんを頬張った】
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 02:11:07.40 ID:HL2Pev460
>>718

そっかっ。

【肉まんを食べたら帰る、『えりゅ』がいるから大丈夫】
【その両方に対して、昴はにこりとした笑みで返した】
【やがて、帽子をひょいっと被りなおして、とんとん、と靴の爪先で地面をたたいて】

じゃ、私はもう帰るね。
ばいばい、ウィルノート。れもんおねーちゃん、見つかるといいね!

【そう言って、左手を振りながら昴は帰路につくだろう】
【結局、「えりゅ」って何だったんだろう……という疑問も残ったが】
【それよりも、彼にとっての「おねーちゃん」がはやく見つかることを、切に願っていた】

/では、このあたりで!お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 02:15:38.08 ID:QciQ9r+AO
>>719

うんっ、おねーちゃんもまたねー!

【帰路につく彼女に、大きく手を振り見送った】
【そのすぐ後ろ、少しばかり大きな人影も】
【小さく手を振っていた】

れいどってひと、みつかるといいね

【肉まんうめえ】


/ お疲れ様したー
/ ウィル君久しぶりに動かしたら難しいわ……
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 02:57:24.84 ID:Vuu5PL1SO
>>712

【さて。どうにか、ここまでのアドバンテージは取った――だが容易な相手ではないと、青年は思索に耽る】
【――この曖昧≠ネ態度、見ようによっては何かを隠しているようでもあり】
【いや、この場合はそのまま≠ゥ――彼は男に、まるで蜃気楼の如くに不確か≠ネ印象を抱いた】

【惜しくも、それは正答≠ノ極めて近い。だがどうして気付けよう、まさか全てが夢幻である≠ネどと――――】

(……ネクロマンサー?いや、違う。瞬間移動との複合能力?――召喚か、魔導生命の類か)
(だが、それにしても――これは、妙≠ナす。考えろ……そう。言わば、ジグソー≠セ)

【彼は、思索する。なまじ頭が回る故に、男の能力に幻惑され、ドツボに嵌まり込む】
【言わば、男は闇≠セ。人は自らの想像力故に、考えてしまう。この不可視の闇の中に何が居る=Hと】

(……闇を媒介とした遍在=H――光への固執――、いや違う。魔翌力の集束も認識出来ない、魔術≠フセンは一時凍結)
(なら空間操作=H――見えない攻撃=\――背後=Aいきなり現れた人形=\―合点が行くが)

(――――いや。早計、早計。だとしたら、あの急速な加齢≠ヘどう説明する)

(空間≠ニ時間≠関連付けて――馬鹿な、有り得ない。時空の操作≠ネど規格外が過ぎる)

【そして其れはそのまま、恐怖≠ヨと繋がるのだ。優れた想像力が仇となる形となり】
【闇の中に、いもしない怪物≠フ姿を描いて――だが、彼は冷静だった】
【冷や汗を禁じえぬ程に警戒するとも、仮面の笑みは崩さない。恐怖せず、思考停止にも陥らない】

(そんな馬鹿げた発想が出来る程にピースが足りない=c…現在状況では、把握する事すら不可能、か)
(……どうやら、彼の力≠ヘ僕の予想を遥かに上回るようだ。……枠組み≠築け、僕は今何を思った=H)

【だが――――沈黙。それは此処に来て、あんなにも雄弁だった彼が初めて見せたものだ】
【終始にやにやと細められていた紅い瞳が、俄かに見開かれる。探っているのだ=\―】
【耳を澄まし息を吸い込み精神を集中し、味覚を除いた五感の全てで以って、青年は、周囲を】

(何でも良い、トリックは無いのか=H音は=\―有った、確かに視た=A――血の臭いは=H)
(――――馬鹿な=B死体が消失しただと?だが、未だ頭は有る。確かめなければ為らない)


お答えしましょう……いいえ=B未だ℃aれません、そして届きません。
きっと貴方ほどには、上手くない。僕は剣術≠全く納めていませんからね。
ですが僕には道標≠ェ見えている、その通りに進めば、やがてそうなれると確信≠オている。

【参りましたね≠ニいった風に肩を竦めれば、彼は再び語りだす。その言によれば】

【斬る℃魔ノ拘泥りがあるというのは、真実。だが――独学≠ナ全てを斬ると?】
【……可笑しい。剣術≠学ばないずぶの素人のハッタリにしては、その言葉は自信に満ち溢れている】


【或いは、能力≠ゥ?何にせよこの青年は、男の言葉を借りるなら――「曲者」であった。純粋な力量は、抜きにして】

【専門家には及ばぬものの、自らの底を悟らせず、偽装する事に関しては、才能があると言っていい。警戒が必要だろう】


【ややあって彼は、「貴方が深淵を覗く時、深淵もまた貴方を覗いている――」】

【と、これまた何処かで聞いたような言葉を呟き、尚も不敵な態度を保ち、微笑んで】


物は試しだ、実演を……と、その前に。どれ、どのような物でしょうか?


【――男の術を判断する、材料になると思ったのだろう。倒れ伏す老人へと近付けば】
【左足を、軽くバックスイング。その頭部へと、ブーツの爪先を打ち込まんとするだろう】
//いえ、お気になさらず……。
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 03:29:04.99 ID:pvBdA1aDO
>>721

【彼はまたゆっくりと…相手を視界に捉えながら歩いた。】
【この状況…相手はどのように考え、自分をどう思っているか…青年もまた思考する。それはごく自然に、機会が流れ作業を行うかのように極めて無意識的に行われた。】
【「術士」の癖だ。いかなる時も相手の分析を欠かさない。僅かな動向を観察し、…そしてそこからできるだけ多くの情報を得る。】

【急に寡黙になった…そして、】

【僅かに見開かれる─────紅】

【青年はしっかりとそれを捉える。そこから導き出される結論は】

【相手は、混乱している、ということ。】

……ほう。なかなか…うーん。

分かりづらい。

【ニヤリ、と笑う。相手を試すようにまた彼は言った。同時に、転がる頭そこに向けられる足…爪先を一瞥し、】

【彼は刀…脇差しではなく「妖刀」に触れた。】

【相手には確かに、あまりいいとはいえとても「リアル」な、肉の感触が伝わるはずだ。】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 03:31:59.27 ID:7ZNWGq5do
【路地裏】


「………………………」

……こっち、急いで、追いつかれる!
あーもー私一人逃げるだけならあんなのどうってこと―――

【屋根を叩く雨の音よりもまだ五月蠅く、幾つかの足音】
【市街地へ向けて、全力で走っていく者達がいた】


(ここを抜けて、一先ず「風霊統主の城」まで逃げれば)

―――……って、あ…………ヤバい、かも

【その行く手を阻むように、曲がり角から現れる甲冑の兵士数体】
【何れもが、正常な人間の形状をしてはおらず】

【逃亡中の二人の内の一人、灰色の髪の少女が、拳を握って一歩前に進み出る】
【然しながら徒手空拳と甲冑では、その相性の好悪を語るまでも無く】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 03:57:49.71 ID:4q+hzDSNo
>>723

――――ぬわああああああーーー!!

【上方より響くは、無駄にうるさい男の叫び声】


――――グフゥッ!!


【びたーん!! と、空から降ってきて地面に叩き付けられる一人の人物――】

【それは、ノーネクタイで白いワイシャツを着て、その上にはボタンも掛けずに真紅のスーツを羽織っており、】
【ズボンも同じく赤で統一され、レンズが若干赤みがかった眼鏡を装備し、口にはタバコをくわえ、】
【白髪で短髪な上になぜか真っ赤なナイトキャップを被っているというあまりに奇妙で目立つ出で立ち――】
【身長が190cmほどあるのだが、年齢は20代前半とでも言ったところだろうか――、というそんな感じの男、であった】

【なお落下地点は、甲冑の兵士達と逃亡中の少女達の間、という最悪のポジションである】

――いてて……ウェル子めェ……最近のアイツは以前にも増して手加減しないな……

……………………ん?

【――と、なんだか不穏な空気を感じ取った男は、上体を起こして地面に座り込み、周囲をきょろきょろ】

…………うわ! コイツら人間じゃねえ!
――あ、お嬢様方は、こんばんは、グッドイブニンッ!!

【素敵にうっとうしいスマイルと共に、男は逃亡中の二名へ挨拶をかました】
【……甲冑軍団がすぐそこにいるのに、随分と余裕な態度だが……多分ただの阿呆だろう】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 04:13:27.99 ID:7ZNWGq5do
>>724

…………………!

【これ以上ない、最高のタイミングでは有るのだが】
【同時に、最悪の場合、でも有る。互いに知ることの無い、それぞれの与する者の所属を考えれば】
【突然間に飛び込んできた男に、少女は反射的に後方に飛び退いた】


……随分呑気だね、貴方。呑気ついでにどうにかしてくれない?
ちょっとこれ、私には面倒な相手だからさ………

……無駄に硬いよ、それ。爪じゃ通らない

【鬱陶しさ満点のスマイルに、露骨に表情を曇らせる少女だが】
【それでも、通りすがり(落ちすがり)の見ず知らずの誰かに救援を依頼する程の状況、ではあるらしい】
【その背後には、黒いローブを頭から被って、顔を隠した人物】
【此方は表情も見えなければ声も発しない為、気配を消しているでも無いのに恐ろしく静かだ】


【甲冑兵士の内訳は、以下の通り】
【腕四本全てに、ひじから先程度の長さの槍を持った者:2】
【下半身が後方にのびていて、6本の脚と3本の手を持つ者:1】
【顔全体が一つの巨大な眼球だけで占められている、翼を持つ者:1】
【やけに巨大な腹の、子供の様な背丈の者:1】

【此方は、挨拶の声に答える事も無く】
【少女ともう一人、黒いローブの人物の方向へ】
【つまりは、中間にいる男の方へとにじり寄ってくる】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 04:27:31.97 ID:4q+hzDSNo
>>725
ワハハハハ! なるほど!
事情は知らんし詮索する気もないが、返事もしやがらねえ甲冑と、か弱い……かどうかは分からんが少女――
頼まれるまでもなく……俺が与するのは……君たちだな!!

【――と、最高に自己完結したこの男は、甲冑に敵対宣言をかましつつ、少女達に向かって笑う】
【そして即座にその場で立ち上がって、】

――というわけだウェル子!! 分かったなー!?

【「上」に向かって思い切り叫ぶ】


「――――拝承…………」


【「上」から応答があった】
【極めて落ち着いた様子の、少女の声質】
【姿は見えないが、路地裏を形成する建造物の「屋上」辺りに「ウェル子」とやらがいるのだろう】

【すると、「上」でキラッと何かが光って、】

――うっし、甲冑軍団! かかってこい! いや、かかってこない方が平和的でいいけどな!?
どうしてもっていうなら……闘ってやってもいいぞ!!

【――「上」から落ちてきた「何か」を男はキャッチ】

――これ、何発入りだ!?

「――『6』……」

あいよ、サンキュー!
……あ、お嬢さん方は、危ないので出来るだけ下がってるといいぞ!
「上にいるヤツ」とかも実は結構キケンだしな!!

【男が持ったのは、「リボルバー式拳銃」】
【男はそれを右手に持ち、甲冑軍団に向き直ると、戦闘の構えをとる――】
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 04:38:22.77 ID:Vuu5PL1SO
>>722

(……蹴る事は適う=B材質は、肉……か?いや、疑える物は全て疑え)
(臭いは?――――狼のように鼻は利かない、頼りになるとも限らない。いっそ、喰ってみましょうか=H)

(……ああ。得体の知れない物など、御免だ。とすればやはり、切開≠キるのが早いか)

【蹴り足を振り抜いて、引き。ごろごろと転がる頭、足には確かな肉の質感=z
【……解らない。読まれている事を承知の上で、彼は更なる一手を講じる】
【この際だ、形振りなぞに構っては居られない。蹴飛ばした頭に歩み寄り、屈み込むと】

【恐らく――今の青年の場所からは、死角となって見えないだろうが。何やら、頭を断ち割らんと腕を振るった】
【その一閃は、宛ら魔性の爪といった所か。速度もフォームも、中々にサマになっている】

【更に実を言うとこの一撃、袖口に仕込んだある暗器≠ノよる物だ。だが、青年が影となってそれは解らないだろう】
【いかな術師とて、見えない位置に立っているのならば=Aその全容を掴むのは難しい、か】


――――「Accele/Edge」。


【彼の居るのであろう位置から見えるのは、僅かな紅い光≠ニ腕が振られた≠ニいう事柄のみ、である】
【そして恐らくはこの一手、彼にとっての打開策。……なのだが、頭のようなものを切り開くコトが適っても】

【相手は幻術師なのだ、直接に五感≠騙す事が適うならば、割れたように見せる事なぞ造作も無い】

【だが此れが、相手のに直接干渉する≠フではなく、その空間に直接、幻を投影する<^イプの幻術ならば】
【術師の認識の外にある事で、何等かの不備が発生しても可笑しくはないだろう】

【例えば幻影にブレが生じるだとか、攻撃を加えた筈なのにダメージが無い、だとか】
【そして、もう一つ――――もしもこの頭が、本当は人間の頭よりも、遥かに固い何か%凾ナあったなら】

【ぱきん、と。何かが弾けるような音を響かせ、振り下ろす手が――――止まる≠ゥも知れない】
//えっと、申し訳ありませんが、幻覚に対してはこんな感じの対応で問題無いでしょうか?
//いかんせんPLへの情報が少ないもので、どうキャラを動かせば良いのか解らず……重ねてすみません。
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 04:39:57.36 ID:7ZNWGq5do
>>726

出来るだけ、ね………そう言われると限界まで逃げたくなるけど
………有り難く御言葉に甘えようかな

【男が間で壁になっている間に、少しずつ路地裏の外の方へと向かい動き始める二人】
【実際、その方が良いのかも知れない。もし戦闘が終わってから、互いの素性を示したら】
【恩人だからと手を出さない程、この少女は真っ当な性格をしていない】

「………………………!」

【黒いローブの人物は、屋上の方へと、ローブの下の目を向けた】
【夜間で、一瞬の出来事を観察する力があるのなら】
【ローブの下の目の光は一つ、もう片方は眼帯に隠されている】



【甲冑の異形の内、まずは二体】
【6本脚の一体と、子供程度の背丈の一体が、同時に動きだす】
【脚の数に比例してか、蟲に人間の上半身をくっつけた様なそれは、相応の速度を持っている】
【だが動きは単調で、真っ直ぐに男へと向かって行くだけだ】

【一方で、子供程度の一体は】
【やや迂回し、男の右手側から、右足へと飛びつこうと走って行く】
【飛び付かれたとしてこの時点では、子供に纏わり付かれているのと同じ】
【噛みついてくるでも無く、爪を立ててくるでも無く。然程の害は、まだ、ない】

【残り三体の内、翼を持つ一体は、ばさばさと羽ばたいて高所へと移動】
【そこから、戦闘の様子を、巨大な目で観察し】
【残り二体は、現れたその一で、四本の得物を構えたままだ】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 04:57:43.67 ID:4q+hzDSNo
>>728
なんかひどいな! せめて俺の勇姿を見てくれよ!
俺は目立って褒められたい男なんだ!

……あ、そうそう、俺の名は『ライトウェル・エルウェル』!!
愛と正義と……ついでに自由の新感覚系自由業者だ!!

【少女達に背を向けたまま男は冗談(?)を叫び、眼だけはしっかり甲冑軍団に向けて、】

――さて……!! 鉛球は人外にどの程度効くんだろうなッ!!

【銃を6本脚のヤツへ向けて、躊躇無く発砲】
【狙いは顔面】
【相手が甲冑ならば、露出してる顔でも狙っておけ、という単純な発想だ】

――っと!?

【一方、子供サイズのヤツには、あっさり足に掴まられてしまう】
【少々驚くライトウェルだが、この時点での対処は出来なかった】



【 「カー」 「カー」 】

【ふと、路地裏に響く、誰もが聞き覚えあるであろう――そう、「カラス」の鳴き声】

【「上」を見たローブの人物に、「視線」が投げ掛けられる】
【傲岸不遜で、油断大敵な、そんな雰囲気を纏う、嫌な視線】

「……………………」

【少しだけ、謎の人物「ウェル子」と思しき人物の顔が屋上から覗く】
【鋭く光る二つの眼光は……「眼鏡」だ】

【ライトウェルの味方をしているこの者――】
【どうやら、何かあればすぐにでも降りてくること請け合いな様子である】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 05:20:46.47 ID:7ZNWGq5do
>>729
【頑丈とは言えぬ眼球、人間のそれより脆い頭蓋、脳漿】
【銃弾を受け、それらを飛び散らせる、6本脚の異形】
【暫し首を仰け反らせて硬直していたが】

【ぐりん、と体勢を立てなおしてくる】
【これだけで破壊出来るなら、徒手空拳の少女でも、頭を狙えれば十分に勝てた】
【それだけでは無い何かが、この異形には有るのだ】


【もう一体。ライトウェルの脚にしがみついた、子供サイズの異形】
【力は無い。太っている訳でもない。なのに、大きく膨らんだこの腹の】
【その中身は、直ぐにでも想像が付く事になるだろう】

【かち、かち、かち】
【時計の針の様な音が、その腹の中から聞こえ始める】
【時間を知りたがるものは、胃袋に収まっている筈が無いのだ。と、なれば?】
【対処に遅れれば、決して良好な結果は生まない】


「…………………………………」

【上方、ウェル子へと、一つの視線を向けていたその人物は】
【それが、この瞬間に恐れるべき相手でないと判断したか、少女に続いて動き始めた】
【傲岸不遜は、むしろこの世界では見慣れたもの。異形よりはよほど安心出来るのだろう】
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 05:27:10.59 ID:pvBdA1aDO
>>727

【青年は幻術を行使できる。そして、二つの条件を満たせば、その幻に実体化を伴わない「受け身的な感触」を与えることができるのだ。】

【一つは、幻と、それを触ろうとする人間、またはその一部を完全に視認していること。】

【一つは、妖刀に振れていること。】

【故に、相手の対応に、青年は僅かに眉をひそめることになった。なぜなら、】

【「一つ目」の条件を相手に妨害されたからである。】

【つまり、その瞬間、幻は完全な幻。…「受け身的な感触」を無くした。】

【その結果、空気を斬るように、スカッと腕が通るはずだ。】

【加えて、長期間同じ幻影を出し続けたため、それは「劣化」していく。】

【至近距離から見つめたら、断続的に首は…揺らいでいるのが分かるだろう。】


/おうふ…こちらの描写が少ないせいで…失礼しました。対応は全く問題ありません。
/それからそろそろ落ちないといけないので誠に心苦しいのですが凍結でよろしいでしょうか?
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 05:33:24.21 ID:4q+hzDSNo
>>730
ぬお! 気持ち悪い!!

【6本脚君のまさかの動きに眉をひそめるライトウェル】
【脚にまとわりついたヤツに関しては――】

…………洒落にならんモンが入ってると考えてよろしいですねッ!?

【――流石の阿呆も命がけの戦闘となればその程度の察しはついたようだ】

こんなもん……ひっぺがすしか方法は無いよなァーーー!!!

【――と、上体を折り、脚の子供サイズ君に両手をかけるだろう】
【そしてそのまま、言葉通り力尽くに引き離す作戦に出ることになる】
【ライトウェルの腕力は格闘家としてやっていける程度には強いが、果たして――】




【そんな中、カー、カー、と、またカラス――】

【さらに、鳴き声に続いて、はらはらと、数枚の「黒い羽根」が舞い降りてきて――】

「…………まあ……しょうがないですよ、ね――――」

【――この場に、やはり上空より現れた、一人の影】
【ほとんど着地音無しに、その人物はライトウェルのやや後ろに降りたって、】

――げ、ウェル子!! 降りてくんな!!

「すいませんね……『鳥目』なもので……」

【セーラー服に紺のスカートと、頭には水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女であった】
【鋭く光る眼鏡の奥に、冷めた目付きと、深く澄み渡った蒼色の瞳が覗く】
【また、彼女を取り巻くように、4羽のカラスが旋回しながら飛んでいる】

「どうもはじめましてこんばんは……」
「そこの男がご迷惑をおかけします……わたくし、『ウェル子』と申します――」
「一応その男に死なれても困りますので……近くで見張ることに致します……」

【まさに「無」の表情で、少女――『ウェル子』は、黒ローブ達に、語りかけた】
【ぺこり、とうやうやしいお辞儀と共に――】
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 05:43:36.25 ID:7ZNWGq5do
>>732
【通常の生物とは根本的に作りが違うのだろう】
【脳の左半分が欠損した異形は、左半身だけを動かしてライトウェルに近づいていく】
【右半身が使えない為に速度は落ちるが、それでも多脚の怪物】
【左腕と、胴体の中央から生えている中腕=Aそれぞれをぐいと伸ばし】
【拳では無く手刀の部分で、ライトウェルに打ちかかる】


【子供サイズの異形はと言えば、先述の通りの非力ぶり】
【押し退けられると、容易く引き離されて、それまでだ】
【引き離されたその位置から、かちかちと音は聞こえ続け】

【どん、と、花火の様な爆発音】

【腹に仕込まれていたのは、想像の通りに爆弾】
【至近距離からの爆発で脚を吹き飛ばす作戦だったが、引き離された事により失敗し】
【異形の腐肉と骨とを、周囲に飛び散らせる結果となった】


【翼の有る一体は、やはり高い位置で止まったまま】
【4本腕の二体は、鏡合わせの構えを取って、路地裏の側面の壁に寄りかかると】

『………初めましてこんばんは、と挨拶をするのも変な話ですね』
『ええ、全く迷惑ですとも。何処の誰なのか知りませんが、あれを結局取り逃がす羽目になりましたから』
『私としては死人が幾ら増えても何も困らないのですけれど、その男はあまり見目良くないので微妙なラインですね』
『貴方は………目元以外は使えそうですね、脚なんかはどうでしょう?』

【それぞれの口をステレオスピーカーの様に使って、ここに居ない誰かの言葉を発する】
【どの異形の目で見ているのか、声の主は、二人の顔が見えているようで】

【そして語りかけられた当人である筈の黒ローブは、と言えば】
【そのローブの中から黒い銃を取り出し、両手で構えている】
【銃口は、まだ何処に向けている訳でもない。つまり、何処に向く可能性も有り得る】
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 05:57:13.46 ID:4q+hzDSNo
>>733
【爆弾を何とか回避したライトウェルは、目の前へ視線を向け直す】
【すると、まさに6本脚君の手刀が襲いかかってきているところで――】

――この俺と格闘勝負かァ!? 受け手たってやらァ!!

【右腕、手に持つ銃の銃身で相手の「左腕」をはじき飛ばそうと振るう】
【左腕、単純に「中腕」の攻撃を遮るように構え、屈しないよう力を込める】


「…………?」
「あら……聞こえてはいけない類の声が聞こえますね……」

【とぼけるように、ウェル子は甲冑の発した台詞を受け流すと、】

「……ですが――」

【がしっと、自身の周囲にいるカラスの中から1羽を鷲づかみにして、】

「――おっと……手が滑りました」

【4本腕君の片方へ、カラスが投擲された】
【ウェル子の投げた勢いと、カラス自身の飛行能力で、真っ直ぐカラスは、4本腕君A(仮称)の「口」へ迫る――】
【鋭いクチバシを突き立て、口を破壊する心積もりだろう】
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 06:10:15.45 ID:7ZNWGq5do
>>734
【異形の力は、元にしたのだろう成人男性の平均よりは強い。自身が壊れる事を恐れないのだから当然だ】
【然しながら、壊れる事を恐れないのと、壊れても動けるというのはイコールで結ばれない】
【手刀と銃身が衝突し、めきりと鈍い音が異形の手から聞こえる】
【枯れ枝を圧し折るよりは労力は必要だったろうが、何れにせよ、強度はこの程度で】
【中腕による手刀は、ライトウェルの左腕に抑えられる】

【四本腕の異形の口に向かうカラス。それに対しては、回避動作は行われない】
【寧ろ異形は、口を大きく開けて、それに応えた】
【喉の奥、人間ならば食道へと繋がる部分が、大きく破損し、大量の出血が生じる】
【然し、この黒っぽい血を喉から吹き上げる異形は、元々生きていないのだ】
【口の中に入ってきた烏の首を食いちぎらんと、強く歯を食いしばろうとする】


【この段階で、声を発する事が出来る異形は一体だけ】
【スピーカーの種類がモノラルになってしまって、少々声の聞こえが悪くなる】

『……こちらまで壊されると、口を動かせるものが居なくなりますよ?構いませんが』
『もの言わぬ屍という弱者を徹底的に嬲るのは、果たして貴女にとって楽しいのでしょうか?』
『それとも、言葉で向き合えば負けて悔しい思いをするから口を閉じさせようとするのでしょうか?』
『どちらでも良いですね、一つ確認します』

『貴女は、何処かの集団に所属していますか?それによって私共、対応が随分と変わるのですが』
『機関か何かの所属でしたら、敵対する必要が無くなって非常に楽なのですけどね』
『正義組織などというものでしたら、そこの軍師≠ニ狼でも助けて差し上げれば宜しいでしょう』

【スピーカーとしての役目をまだ遂行可能の一体が、壁から離れて少し引きさがり】
【口に烏を突っ込まれるという珍妙な光景を演出しているもう一体は、狭い路地裏の中央へと進み出る】
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 06:18:53.95 ID:Vuu5PL1SO
>>731
【――今回のこの行動。青年にとっては、思わぬ僥倖であったと言えるだろう】
【自らの能力と得物を見せたくない≠ニいう意図を含んだ行動が、計らずも相手の幻を不完全な物としたのだから】

【振るう一閃は空振りに終わり、刃は、ぱき、と石畳に当たって硬質の音を立てる】
【そして彼は当然気付いた=B黒衣の男の真の能力を示す、手掛かりに】

(――違和感。そう、違和感だ。僕は確かに、骨と肉≠断ち切る心算で、振るった筈だ)
(なら、何故に刃は空振った=Hこの目に狂いが無いのなら、通った#、だ)

(そして相手はたかだか、据え物の頭蓋骨……完璧にキマれば、無事じゃ済まない)

…………おや。どうやら、タネが有った≠謔、ですね?

【屈み込んだこの距離からならば、幻影に綻びが生じ、揺らいだ事もはっきりと見える】
【彼のような手合いのものは――そう、相手が弱みを見せれば、途端に息を吹き返すもので】

【言葉に滲むのは、隠しもしない愉悦の念。立ち上がり振り返れば、果たして彼は嗤っていて】

(とすると……in Seventh heaven!=\―ああ、最ッ高の気分だ!角を取った≠シ!)
(ピース≠ヘ揃いつつ有る……枠組みは固まった、全体像≠ェ見えるまでには、もう一つ決め手が欲しい――)

【――だが、確信≠ヘ持っていなかった。擦り抜けて∞像がブレた=Aこの二つの事実を以ってしても】
【幻術≠ニいう可能性は漸く視野に入ったが、なまじ慎重が過ぎる為か、決断には踏み切らない】

【他の能力である、やも――それに。仮に幻術≠セったとしても、脅威には変わりない、と彼は見ていた】
【もしそう≠ネらば、嗅覚、視覚、聴覚どころか、一度は触覚≠ワで欺かれている事になるのだから】
【――これほど精巧な幻術を扱う者など、そうは居るまい。ともすれば幻でありながら、攻撃性能さえ備えているやも知れない】

【少しは余裕が出来たか、表面上は元の笑みを装いつつも。内心、青年は男に底の知れぬものを感じていた――】

(此処からの選択肢は飛躍的に増える――ダミーもフェイクもえり分けて、正しいピース≠嵌め込まなければ)
(そうだ、ジグソー≠セ。これは僕の勝利≠ノ終わる一枚絵――そう、道標≠フ通りに――良いな、ジグソー≠ネんだ)

【未だ、完全に見抜けてはいない。騙し合いに於いて、幻術師の有するアドバンテージとは斯くも大きいものか】
【疑心暗鬼に陥りながらも、自らを落ち着かせ、なるべく冷静に保ちつつ。彼は、前を向く】

【――さて。この時、黒衣の男が辺りに気を配っていたなら、青年の足元に光る何かを見付けられるだろう】
【それは少々分厚く鋭く、刃の部分以外は艶消しの黒に塗られ、戦闘用≠ニいった風な作りであるが】

【確か、何処かで見覚えのある形状で――カッターナイフの、刃の欠片か?=\―馬鹿な】
【まさかこの青年は、そんなチャチな得物を使うのだろうか。それとも、何かの伏線≠ゥ?】

//いえ、此方こそ要領を得ず……対応に無理が無かったのならば幸いです。
//あわわ、申し訳ない。此方としては大丈夫ですが、続行の可否は其方にお任せします。
//此方の手落ちで何日も光速してしまうのも、悪いような気がしますので……それでは、一旦お疲れ様です。有り難うございました!
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 06:26:46.48 ID:4q+hzDSNo
>>735
――ハッ! 「気合い」が足りてねえぞ甲冑野郎!!

【そのまま更に前へ足を出しながら、振り切った銃身を、返す刀で再び振るう】
【6本脚君の「首」を横から水平に殴りつける軌道だ】
【一方の左腕は、中腕を押しのけるように思い切りなぎ払われた】


【口にダメージを与えたカラスは、当然と言うべきか、そのまま歯の餌食だ】
【――が、案外「歯応え」は無いだろう】
【なんとカラスの絶命と同時に、カラスは「魔力を伴う大量の黒い羽根」へ変化してしまったのだ】
【ここから分かるのは、カラスが「普通のカラス」ではなく「魔力の産物」であるということ――か】

「いやー……恨みはないのですが……、あまりのそこの甲冑が不気味だったもので――」
「わたくしも一人の少女――ついつい驚いて手も滑ってしまいますよねえ……」

【ウェル子は無表情のまま、クイッと眼鏡をあげる】

「…………で、その『確認』ですけど――――」

【残った3羽のカラスが鳴く――】

「わたくしは……≪R.I.P.≫所属――」
「≪R.I.P.≫をご存知かどうかは……まあ、どちらでもいいのですが、ね――」

「こちらからも一つ――」

「『もの言わぬ屍という弱者を徹底的に嬲るのは』、わたくしにとって最高に楽しい……」
「……と、申したら、一体どのような『対応』をしていただけるのですか――?」

「わたくし……貪欲な者でして……」
「一番良い『対応』をしていただける所属・信念だと言い張る所存でございます――」

【さらっと、事務的に、ウェル子は、凛とした声を路地裏に響かせた】
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 06:48:06.72 ID:7ZNWGq5do
>>737

『………あら、≪R.I.P.≫……何をしてるんですか?』
『世間一般で言う所の悪人同士がこうやって喧嘩していても全くの無意味でしか無いと思うのですが』
『それとも≪R.I.P.≫は、中途半端に正義の味方をやる程度の集団だった、という事でしょうか?』
『だとすれば、随分と驚くべき事ですね。上は良くても下が下、ですか』

「………………………」

【異形の口からの言葉は、意外な返答への驚きを示す空白時間を除けば】
【何故こんな事をしているのか分からない、という本音をそのまま伝えるだけのシンプルな物】
【短い会話で、何となくの手ごたえを掴んだのか。訊ねてはいるが、あまり執着を持って居ない様な響き】

【灰色の髪の少女は、いつの間にか遠くへと離脱していて、残っているのは黒いローブの一人】
【顔を見せないまま、≪R.I.P.≫という単語を耳にすると、ぴくりと体を震わせて】
【次の瞬間には、路地裏の外へと走り出し始める】


『………目新しい対応など、しませんよ?』
『私共の主君が敵視しているのは世界的テロ集団の≪R.I.P.≫。正義きどりの小悪党ではありません』
『持って来た駒が全て壊れたらそれでお終い、今から新しい駒は投入出来ませんしね』

『寧ろ貴女は、何をしてくれるんですか?』
『死体でもくれますか?それとも、正義の味方らしくお説教でもしますか?』
『もしくは、自分の心が歪んだ理由を誇らしげに私に語っていただけますか?』
『さあ願いをいえ、どんな願いも一笑に伏してやろう。何処かに、こんなお話が有りませんでしたっけ?』

『…………ところで。二度ある事は三度ありますが、一度有った事が二度有ってもおかしくないと思いませんか?』

【ライトウェルとやり合っている異形の左腕が、急に俊敏に動いた】
【首を狙ってくる銃身を、腕を移動させ、手首の外側で受け止める】
【それと同時に、中腕は肘を曲げる事で、薙ぎ払いの衝撃を吸収し、体自体を吹き飛ばされないようにして】

【かち、かち、かち。また鳴り始める音】
【今度の猶予は、先程よりもまだ少なく。数秒の後には、六本脚の異形は、腹から爆炎を吹き上げる事になるだろう】

【スピーカー代わりの異形の口からは、思い付きを連ねているだけの様な言葉が延々続く】
【集団として明確に敵対していないが、友好関係を結ぶ立場には無い、この微妙な立ち位置】
【追っていた者を取り逃がした苛立ちも、その声には滲んでいる】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 07:01:35.53 ID:4q+hzDSNo
>>738
「やれやれ……細かいことにこだわる御仁ですね……」
「『悪い人間』が、無差別に誰かを襲うなんて、珍しくも何ともないでしょう――?」
「それが……同僚でも……正義の味方でも……別の悪組織の者でも……」

【ウェル子はふう、と息を漏らしつつ肩をすくめて】

「そもそもわたくしは、単純に『そこの男』の援護役……」
「何かしらの信念を持ってこの場にいるわけではなくてですね……」

――よーするに、俺が悪いんだろ! 俺が!!

【会話に入り込むライトウェル】
【銃身の打撃が防がれたことで次の一手を考えるが――】

――――あ

【――直後、爆発】

…………マジ……かよッ…………!!

【咄嗟に両腕を顔の前で交差させ、防御を試みるものの、爆発に対しては有効な防御とは言えない】
【ライトウェルは吹っ飛び、多大なる「熱」と「衝撃」を受け、倒れてしまう】

「――あーあ、いわんこっちゃない……という奴ですねえ……」

【ウェル子は、変わらぬ様子でその一部始終を見ていた】

「ああ……でも、よかったですねライトウェル様……」
「貴方様の活躍の甲斐あって、逃亡者二名はそそくさとお逃げになられたようですよ――」

…………ぐ……ぬぬ…………!

【起き上がれないライトウェルは隙だらけ】
【一方ウェル子は、何が起きても大丈夫、とでも言いたげな余裕綽々な佇まい】
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 07:15:45.22 ID:7ZNWGq5do
>>739

『≪R.I.P.≫とは、確固たる思想の元に活動している組織と聞いていましたが』
『貴女の言葉を聞いていると、どうやらそれも看板だけ、偽りだったようですね』
『構成員のしつけも出来ない様では、飼い主もたかが知れている』
『………ましてや、飼い犬の飼い犬に至っては』

『どうでした?試験中なのでまだ威力に自信は持てないのですが』
『一発で殺せないのはやはり問題でしょうか。それとも、別手段で止めを刺せるから良し?』
『此方の使える駒は残り二つ。さて、どうしましょうか』
『二つ使って瀕死の重傷まで追い込んで、止めはさせない。これはつまらないですし』
『かと言って一つずつでは重傷にもなりはしない、となれば………』

【残るのは、四本腕の異形が二体と、翼の有る異形が一体】
【四本腕の異形は、じりじりと後退しながら言葉を発し続け】
【翼の有る一体は、最初の場所から全く動かず其処に居る】


『………結局の所、怪我人が一人生まれて終わる訳ですが』
『貴女は私共に対して、何をする為に現れたのですか?』
『其処の男の付属品だと言うのなら、理解は出来ますけれど』
『そうなれば今度は、そこの男の行動の意図が理解出来ませんね』
『悪人を引き攣れて正義の味方に助け舟。新手の精神攻撃でしょうか?』

【声の出所が少しずつ遠ざかって行く、その間】
【今度はその口調は、「心底分からない」という響きが見える様なものになっている】
【その言葉から、逃げていった者の立場も、推測は叶うだろうか】
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 07:35:37.74 ID:4q+hzDSNo
>>740
「まあ……個人的に≪R.I.P.≫がいくら過小評価されても痛くもかゆくもないのですが……」

――そこのスピーカー野郎……いいか……俺はだな……ウグッ……

【ライトウェルは、相手の言葉に応えようとする】
【しかし身体はそれを許さないようで】

「……はあ……見ていられませんね――」

【スッと、ウェル子が頭を抱えながら前に出る】

「『付属品』は『付属品』なりに『本体』の事は誰よりもよく存じておりまして――」
「――では……僭越ながらわたくしめがライトウェル様の代弁を務めさせていただきます……」

【ふわり――「黒いオーラ」――が彼女を包み込み、揺らめく】
【闇夜に溶ける「淡い黒い閃光」――】
【彼女を取り巻くカラスの落とす何枚もの「黒い羽根」が発生源のようだ】


「現世(うつつよ)は何時(なんどき)も柵(しがらみ)の虜――」

「世間に迎合し協調致せば善と褒め称えられ――」

「世間に不満を唱え己が意志を貫けば悪と罵られ――」

「時に人は正義の逆は別の正義だと宣(のたま)い――」

「時に人は自らの正義以外を認めず屠(ほふ)らんとし――」

「故に浮世は憂き世にて――」

「我ここに愛と正義と自由を掲げ立つ者――」

「天知る地知る人が知る――」

「世の柵解き放つ『スペクタクル』を求めし我こそは――」


「愛と正義の新感覚系自由業者――『ライトウェル・エルウェル』――もとい、『ウェル子』――」


【ニヤッ――と、極々薄く笑うウェル子の側で、カラスたちが威嚇するかのように共鳴する――】


「……と、たまには……『正義の味方ごっこ』で……お戯れになってもよろしいのですよ――」

「……ねえ? 『同業者』様――?」

「理解できますか……? 出来ませんか……? 出来ませんよねえ……?」

「――そう……誰も、わたくしを……そこの男を、理解できないから……」
「わたくしたちは……全てに味方し……全てに敵対する――」

「精神攻撃……ええ、新手の精神攻撃かもしれません――」
「≪R.I.P.≫……? 機関……? そんな看板――」


「――絶望の前では投げ捨ててしまえ」


【フフッ……と、無表情に近いまま、痙攣するかのような引きつり笑い】
【言ってしまえば……このウェル子に、そもそもまともな議論を挑むのが間違いだと分からせるに十分な一連の反応だったか】
【正常と異常を足して2で割り、そこに発狂と愉悦をブレンドし、最後に絶望に一週間漬け込めば、大体こんな感じか】
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 07:57:47.57 ID:7ZNWGq5do
>>741

『………ああ、成程、理解出来ました』
『別に構いませんよ?正義の味方ごっこ、止めてしまっても』
『ご自分が理解出来ない存在であると思う事は、貴女にとって重要な事でしょうから』

『……ですが、このまま立ち去るのもつまらないので、答えを期待しない質問を投げて行きます』

『絶望、と口に出来る程度なら、別にどうでも良いのでは無いのですか?』
『身内が殺されただの本人が犯されただのやりたい事が出来ないだの、その程度の安い絶望は何処にでも有りますが』
『では貴女の絶望は、他人に自慢できる程に程度が並外れているのでしょうか?』
『世界の不幸博覧会の上位入賞の為には、まず孤独である事と醜い姿である事が必要かと思いますが』

【「理解出来ますか」と問われる、それが理解の助け】
【絶望と口にするそれは、きっと無くなれば当人の形を保てない、縋るべき拠り所なのだろうと】
【異形の口を借りた誰かはそう勝手に解釈して、異形の首で頷く】


『特別で有りたいのなら、特別に走り過ぎない事ですね』
『極端に人から外れた場合、もうそれは恐ろしいという感を覚える事は無くなりますので』
『恐れを抱かないのなら畏敬の念も無い。嫌悪感も生まれない、解離の感覚があるばかり』
『つまり貴女に向く目は、高位の存在へのそれではなく、ここに転がってる屍へのそれでもなく』
『言うならば、姿が整って嫌悪感を抱かせない、甲虫の類へのそれに似ているかと』

【表情、言葉、行動。その全てが、『自分は常人と異なる』と主張する様な存在】
【それはもう、人には思えず、人に近いとは思えず。だからこそ、人の感覚では理解が出来ない】
【だが、力の発現を伴わなかった今回では、「理解が出来ない」だけで「だから恐ろしい」とまでは繋がらず】
【誰か≠フ評は、まるで投稿小説の選者のような物言いだった】


『…………さて、時間の流れは早い。そろそろ、此の様な場所から離れるべき時間でしょう……眩しいですね』
『今宵は、何も起こらなかった。総評すればこうなりますか?いえ、新種の運用実験は出来ましたか』

【翼の生えた異形が、高く高く飛び上がり、すっかり昇ってしまった太陽の光を受ける】
【四本腕の異形は対象的に、暗い路地裏の奥へと向かって行く】

『…………それでは、ごきげんよう』

【単純な数式で表せる程簡単では無いが、無理に表すとしたら『-x+a』程度に簡略化出来そうな】
【最後まで思い付きのような言葉を並べただけの誰か≠ヘ、異形の体で立ち去った】


/すっかり窓の外が明るいぜお疲れさまでしたー
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 08:13:40.37 ID:4q+hzDSNo
>>742

……小難しいことばっか……言ってんじゃ……ねえよ…………
……ウェル子も……そこの「誰か」も……よ……

「つまり、ライトウェル様が爆発してくれたのが面白かったそうですよ――」

……お前……それ曲解だろ……明らかに……

「……と、そうですね、そこの『誰か』様――」
「ライトウェル様曰く――『何も出来ずざまあみろ』――とのことで……」

おいばかやめろ

「――冗談ですよ、冗談……」

「ま……わたくしとしては不満ですが……」
「逃走した二名も、今の『誰か』も……有象無象の区別なく葬ればよろしかったのです」

……………………

「――ああ……このようにライトウェル様がわたくしを睨み付けるものですから、恐ろしくて……」

「……って、あら? お帰りですか? お帰りですね?」

いやー……残念だわー……悪い奴ぶっ飛ばせなくてまじ残念だわー……
このまま戦闘が……続いてれば……俺の圧勝……だったんだけどなー……げふっ……

「うわあ……」


「――何はともあれ……『さようなら』……」
「カラスは……『執念深い』ですけどね――」

【ウェル子は、異形の者をただ見送る】

「口で言うだけならば……幼子にだって出来る――」

【つまるところ――】


……俺の勝t――「ライトウェル様のような、猪突猛進は、愚者の極み――という、ことでしたね」
「ご指導……ありがとうございました――」

……………………

【夜は……明ける――】


/いやはや、ありがとうございました!お疲れ様です!
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 13:26:35.36 ID:oVFszDJAO
【水の国:街中】
【ジャケットに付いているフードを目深に被り】
【少しばかり破けた箇所のある──ダメージジーンズだろうか──ジーンズを履いた男が、街中を歩いている】

昼間も気兼ねなく出歩ける──ってのも利点っちゃあ利点だよなあ。
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 16:35:50.88 ID:pvBdA1aDO
>>736

【見抜かれるな…相手が腕を振るう瞬間、青年はそう確信した。】
【しかし、それを分かっていても、彼にはどうすることもできない。直前で「首」を消してもいいが、それでも幻の劣化を表す「揺らぎ」は相手に伝わるだろう。】
【相対する目の前のこの相手はそれだけでも─────幻と感づくことができるはずだからだ。】

【そうして、アスファルトを穿つ乾いた音が響いた。それは、初めて術士が後れをとったことを意味する。】

(さてさて…どうするかな…)

(とりあえず相手は幻であると見破っただろう。それは確実だ。…)

【瞬間、首は消える。まるで空気中に散らばるように…】

…ご名答。種はある。それは「幻」だ。

【しかし、それでもなお、この青年は悠然と構えていた。心理戦で最もしてはならないこと、それは、「相手に同様を見抜かれる」ことである。】

(なるほど…「ピース」の一端は相手に取られたか…)

(だが…重要なのはその数じゃない。)

【「質」だ。意味のないピースをいくら持っていても、例えたくさん持っていても】
【中央を構成する一つには、…足下にも及ばない。そして】

【まだその「中央」は…取られるどころか…見られてすらいない。】
【ならは…どうするか。もう答えはでている】



【先に───────「中央」のピースをとる。】



【そして、青年は相手の…初めて出現した「武器」であろうものを見た。】

……それが君の…「刀」かい?

【「中央」か…】
【それとも────────────】



/拘束なんてとんでもない。
とても楽しいのでぜひ続行でお願いします。
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 19:00:22.00 ID:ho3mVrLVo
【路地裏】

さ、早く戻らないとな

【上半身前面が赤黒く染められたにび色のローブを着てフードを深く被った青年が立っていて】
【その足元は血の海が広がり、周りには二人の男が倒れていて】
【青年の袖から僅かに見える両手もまた血に塗れている】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 20:16:03.09 ID:uMdZd8eDo
【 聖都・魔術協会―――中庭 】


【日が落ちるに伴って、人気も疎らになり始めた魔術協会】
【特にこの季節、屋外には人っ子一人居ない――――】


……すー……すー……、…ん………―――。


【――――筈なのだが、ベンチで夢見る人物が一人】


【髪型は艶やかなスカイブルーの髪をリボンで括ったサイドテール、身長165cm程の少女だ】
【双眸と同色の黒を基調としたブレザー制服をきっちりと着込んでいるが、スカートは短め】
【黒色のニーソックスから少し視線を上に向けると左腰には軍刀、紅い鞘には幾何学模様が掘り込まれている】
【また、制服の襟元に目を遣れば―――“魔術教会”の紋章を模したバッジが付けられていると判るだろうか】


【彼女が眠りつつも、大事そうに抱えているのは書類の束=z
【どうやら其れを読んでいる途中で『居眠り』してしまったらしく――幾枚かは、ベンチに置かれていて】




          【―――――――びゅう】




【吹いたのは『風』……――ひらり、と書類の一枚が飛んで行く】
【其れほどに速い速度で飛んではいないが――――。】

748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 20:16:46.28 ID:+PgF+yZp0

「梅酒のT・ロウ」のお通りだ〜ってね…

【カウボーイのような風貌の男が梅酒を片手に歩いている】
【どうやらいつもの酒場に行くようだ】

【およそ5m先にある路地裏を通り抜ければすぐ右に酒場がある】
【その酒場がいわゆる彼の「城」である】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 20:18:41.01 ID:71548QLqo
//絡み不要です。

【とある研究所】

で、ガートルッド。
哲学者の卵を何とかする方法は、存在するんだな。

【雑多な書物が積まれた部屋の中で2つの人影が話をしているようだった】
【2つとも、椅子に座っている】
【片方の影。少年がそう問いかけると】
【もう一つの影が首肯する】

「あ、あ。私。には不可、能は。……無、い。
ただし……、……、ふた、つ。だ。け。」

【もうひとつの影、白衣の少女が言葉を紡ぎ】
【少年は苛立つように声を上げる】

んで、どうすればいい。

【しばしの沈黙】

「……。
哲学者、の、卵、それ、自体。
及、び……。
他、の。植えられた。
人、間……の。データ、が。
……必……要……。最低、2人程、は。」

【そこまで話すと、少女は白衣からディスクを出して差し出し】
【少年は、ぶっきらぼうにディスクを受け取る】

で、なんだ。このディスク。

「……それ、は。谷山君、君に。作った、あの……カメラ。
それ、に。追加する、ソフト。だ……よ。
バイタル、データ、を。読み取って、記録。する。
それで、情報、は。集まる、筈。だか、ら。」

……あい、よ。信用しとく、ガートルッド。
んじゃ、チィっと頑張りますかね。

【そう答えると、谷山と呼ばれた少年は席を立つ】

「あ、あ。あと、一つ。」

なんだ。

「……君の、友達。武田、君に。手伝うよう、言っておいた。から。
多分、彼も。動くと思う、から。」

マジ?荒っぽいことにならなきゃいいが……。
まあ、今度、会ったらアイツにも礼言っとくか。
サンキュな、ガートルッド。

【そう言うと、谷山は研究所を後にして行った】
【ひとりだけになった研究室。少女は呟いて】

「……。久々だな面白い研究対象を見つけたのは。
――――“哲学者の卵”。どこまで私が弄れるか……、ックックック……。
――――楽しみだ。」

【ひとりほくそ笑んでいたという】

//絡み不要です
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 20:28:59.63 ID:71548QLqo
【路地裏】
【そこに一人の漢が立っていた】
【背に虎が大きく刺繍された純白の長ランは、足元まで有り】
【その下は、裸にさらしを巻いただけという様で】
【このご時世に、髪型はリーゼント】
【靴は、革製で、先が突き刺さりそうなほどに尖っている】

……詰まんねェ。

【そう呟いた彼は、しかし】
【それらのアクの強すぎる格好すらを消し飛ばす印象を持っていた】
【其の漢。――――只々でかい】
【180cm?そんなレベルではない】
【2m30cm。そんな漢であった】
【手をぱぱっ、と払う漢の足元には】

「……ぅ……ぁ……」

【コンクリートに頭を叩きつけられ呻いている不良“たち”が居た】
【即ち、彼は唯の喧嘩をしている不良であった】

……哲学者の卵、ねぇ。
カノッサ機関のアジトでも殴りこみゃいいのかね。

【と、足元の不良を蹴飛ばして吹き飛ばし、そう呟いた】

//こっちは絡みOKです、むしろ誰か絡んでください
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 20:45:24.41 ID:m//cDMDXo
>>747

……っと。

【風に飛ばされて来た紙切れを、右手で綺麗に受け止めたのは、一人の青年】
【黒の革ジャケットを羽織り、その下から覗く白いカッターシャツの裾を、黒いスラックスからだらしなくはみ出させた】
【黒目黒髪の、二十歳頃の青年だ。紺色のネクタイは緩く締められ、ネクタイピンで留められては居るものの】
【総じて、だらしない印象のする青年だ】

【手にした書類の書面を、一瞥してから――ゆっくりと、ベンチの方へと歩いてくる】
【冬の風が吹きすさぶ中庭、ひとり眠りこける少女の前へと到達すると】
【ベンチに座る少女の顔の近くに、こちらの顔を突き寄せて】

……Hey,Sleeping beauty?
起きないと、熱を出すことになるぜ?

【ニヤニヤと、軽薄な笑みを浮かべながら――イロイロと誤解を受けそうな言葉をのたまった】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga]:2011/02/21(月) 20:58:05.37 ID:FvxyiNYc0
>>750
いやいや――お見事。

【パチ、パチ、パチ】
【拍手をしながら、暗闇の奥から湧いて出た】
【褐色の肌を持ち、黒いジャケットのフードを目深に被った男】

大きさ(size)こそ力(power)というべき体格だねえ。

【リーゼントの彼よりは、頭幾つ分も低い】
【それでも、平均よりは少しばかり高い身長】
【俯き加減の顔に浮かぶ、開いているのかいないのか解らない細目と】
【笑みの形に曲げられた、口】

まあそれはそうと…『哲学者の卵』と言ったかな?
もしよければ、それについて教えてくれると嬉しいんだけど…

/まだいらっしゃいますかー!
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 21:00:57.15 ID:71548QLqo
>>752
//いますヨー!直ぐ変身書いてきます!
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 21:01:11.99 ID:1cz3VJUVo
【路地裏――街中から逃げこんできた一人の男】

 しめしめ――――


「おいゴルァ!」    うわっ!
『何しとんじゃ!』    えっ、ちょっ
{さっさと出さんかァ!} 囲まれただとッ!

【ざっ】 【1人の男を取り囲む3人の者】
【3人とも20代の男性に見え、黒髪でリーゼントな髪型をしており、男子物の学ランを着ている、いわゆるヤンキーの様な姿だ】
【「1人」の身長はおよそ180cmで、『もう1人』の身長はおよそ170cmで、{最後の1人}の身長はおよそ160cmだ】

【一見すると、いわゆるリンチやカツアゲ等にしか見えない】
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 21:03:42.83 ID:71548QLqo
>>752
【拍手を聞き、振り返る】
【足を大きく開き、胸を張る其の立ち姿は】
【自己に絶対の自信が無ければできない振る舞いであろう】
【そして、漢はふんぞり返り、相手を見下ろしながら言う】

ガキん頃から、でかくてな。

【そう、言い】
【続く相手の言葉を聞き、口元に獣の如き笑を浮かべる】

ダチの為に必要なんだってよ。
詳しいことは俺もよく知らねぇが。
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 21:06:04.57 ID:uMdZd8eDo
>>751


――――……、…ん……っ。


【吹いた風に『寒さ』を感じたのだろうか】
【少し眉根を寄せ、身動ぎ――飛んで行った書類に気付く様子は、全くと言っていいほども無い】

【書類の書面は、広域魔法陣に関する調査書類≠ニ題された其れ】
【魔術協会の教授クラスであっても、『一瞥』で理解する事は難しいだろう「魔法陣」が、延々と書き綴られている】
【恐らくはこの少女の書いた物なのだろう、確りとした、女性らしく綺麗な字だ――――】


【さて、気持ち良さげに眠る少女――当然ながら、あっさりと接近を許す事となり】


………… 【「―――   =v】 ――、……ん。
後、五分だけ……――――ん……   



……はっ!?


【目を開ければ其処には、何かニヤニヤしている男性】



         …… ぅ、わ、ぁ―――……は、離れろこの変質者ッ!!!



【―――顔を真っ赤にすると、物凄い勢いで彼の身体を突き飛ばそうとしました】


/ごめんなさい、お待たせしました
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga]:2011/02/21(月) 21:11:03.19 ID:FvxyiNYc0
>>755
おや、そうですか。
それは困った…しかし――『カノッサ機関』とも言っていましたねえ。

【野獣のような豪気な笑みに応じて、男の笑みは深くなり】
【チラリと覗いた白い歯の中に、人間としては不自然な――】
【――牙のような歯が、見えただろうか】

貴方は『ソレ』が機関と関係していると踏んでいる――でしょう?

【両の手を、ジーンズのポケットにしまいながら】
【相手を見上げる表情は、胸中を読むことの難しいものだった】
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 21:15:45.72 ID:71548QLqo
>>757
おう。何かそれに文句でもあんのか?

【ずいっ、と顔を近づけてメンチを切る】
【不良特有の威圧する気配と声色である】

ダチのダチから、“哲学者の卵”?がカノッサ機関のだって効いたからな。
嘘は言わねー、真実と知らなきゃ断言しない奴だ、間違いないだろうよ。

【威嚇するように睨みつけながら応えた】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 21:17:19.12 ID:m//cDMDXo
>>756

よっ……と。

【その反応を、青年は予見していたのか】
【突き飛ばそうとした少女に対し、左足を引いて体を横にさばくと、そのままくるり、と半回転】
【すとん、と楽しげにベンチへと腰を下ろしてから、右手に握っていた書類を、隣の少女へと差し出す】

……変質者とはゴアイサツじゃねェ?
こんなところで無防備に寝てる嬢ちゃんを、気遣って起こしてやろうって言うや〜さしい男性に、さ?

……ホラ、落としモンだぜ。

【ひらひら、とその書類を揺らして、その存在をアピールしつつ】
【ベンチの背もたれへと左腕を回して、リラックスするその様子は、無防備で】
【――つい今、ともすれば悪質なイタズラと成りかねない、その起こし方について、悪びれる様子も無い】
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 21:17:26.84 ID:+PgF+yZp0
>>754

【この路地裏を抜ければ酒場である―――が、路地裏からごつい声が聞こえる】
【少し近づくと、どうやら1人の男が3人の変な髪形の奴らに囲まれているようだ】

(女だったら良かったんだがねぇ。まぁしゃーねぇな、性別関係なく助けるのが紳士だからな…)
【そう思うとカウボーイのような容姿の男は3人の変な髪形の奴らに向かってこう言った】

おいおい、いまどきカツアゲかぁ?ダセーことやってねぇで家に帰って梅酒でも飲んでなアホ共ぉ。

//ちなみに>>748です
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 21:18:28.95 ID:QciQ9r+AO
【公園】

【ただの公園、猫が一匹、いる以外はただの公園】
【律儀な事にベンチの上に座って】
【うなぁと短く鳴いて、耳の裏を掻いていた】

【そんな子猫、短い薄いグレーの毛をした子猫】
【首に付けられている輪にはMariaと書いてあった】
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 21:23:01.43 ID:1cz3VJUVo
>>760

「あ゙あ゙?」 「これがカツアゲに見えるってゆーのか?」
ああっ、財布が!
【と、180cmは言っておきながら、強引に財布をとった170cm】
【それを、160cmの方へと投げ渡すと――】

『そう見えるって言うなら・・・めんたまかっぽじっぞゴルァ!』
『あ、そうそう・・・俺は梅酒より甘酒派なんだよ残念だったな』
【財布を受け取った160cmの者は、どうやら路地裏の外に向かって走ってゆくようだ――】
【外、すなわち街中はわりと人が居る】
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga]:2011/02/21(月) 21:26:17.79 ID:FvxyiNYc0
>>758
おっと、まあそう威嚇をせず…

【相手が顔を近づけて――即ち同じ高さに顔があり――メンチを切ってきたのに、男は動じず返答して】
【男の顔を――相手との間に――『黒い何か』が現れて――】

威嚇は弱いものがすることだから、なあ?

【『黒い何か』の一部が、相手に向かって針のように突き出し――】
【――相手へ当たる前に止まるだろう】
【それ以前に、『黒い何か』に警戒して身を退く可能性もあるだろう】

ま、興味がありましてねえ…『カノッサ機関』の作ったものに…
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 21:29:02.23 ID:uMdZd8eDo
>>759

【あっさりと躱された彼女は、勢い余ってそのまま前のめりに立ち上がり】
【と、と、と、と言った様な具合で前方へ――二mも満たない所で振り返ると】


――……う、うるさいッ!!
起こしてくれたのは感謝するが、何も、アレ程に顔を近づける必要は無い筈だ!!
そもそもキミは、何だその――――……


【依然として若干上気した顔で、『怒っている』と言うよりは『動転している』状態か】
【次々と浮かぶ文句を続けようと、彼の顔をきりっ、と睨み据えた所で―――】



                  ………ぁ。


          【――――……表情が、固まった】



【彼女が認識したのは、書類=z
【『見られては拙い』物なのだろうか――表情は、そう考えさせるに十分な物で】



……す、済まない。 悪かった―――返してくれるだろうか。


【其の書類を受け取ろうと、彼に歩み寄ると――右手を伸ばした】
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 21:29:50.26 ID:71548QLqo
>>763
【黒い何かが来るも、身を引かず】
【しかし、威嚇は止めた】
【そして、興味がある、との言葉に嘆息し】

あれ、じゃあお前カノッサ機関じゃないのか?
カノッサ機関の奴なら、ちぃっとぶちのめして“哲学者の卵”とやら奪おうと思ってたんだが。

【カノッサ機関だと思って威嚇していたようだ】
【拍子抜けした様子である】
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 21:30:59.68 ID:+PgF+yZp0
>>762
【1番小さい男が外へ走っていく――】

チッ…めんどくせーことしやがって…よっ!!

【男は右手から赤い銃を出し――男めがけてブン投げた】

言っとくがその銃結構重たいぜぇ?頭に当たったらまず気絶かもなぁ

【銃は男の頭めがけて飛んでいく――】
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 21:38:27.19 ID:1cz3VJUVo
>>766

{ひでぶッ!}
【160cmへと何処からか飛んでくる飛び蹴り、相手は170cmの者】
【そして、投げられた銃を右腕に受けた】

{こっちの方が・・・痛ェだろダメージでけェだろ・・・・・・ぐふっ}
『すまんすまん、咄嗟に足が出ちまった』
【これで、2人の足が止まったのだが――】

「てめェー、もしかしてあの男の仲間かッ!」
【残る一人が、その財布を回収しようと走る】
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 21:40:45.80 ID:m//cDMDXo
>>764

ばっちり、目ェ覚めただろ?
こっちは美女の顔を間近で見れて眼福、互いにメリット満載、何か問題でも?

【開き直りも甚だしいが、やはり青年の態度に、後ろめたいモノはない】
【――怒りながら、書類をもぎ取られるか、などと想像していたところで】

【こちらの書類を持つ手を見て、唐突に少女の態度が変わったことに。片眉を上げて不審を示した】

……なんてな?

【しおらしく近付いてきた少女が、書類へと右手を差し伸べて来たところで、サッ、とこちらの右腕を跳ね上げて】
【文字通りオアズケ≠食らわせて、再びその紙面へと目を落とす】

……。

【紙面に連ねられた魔法陣については、魔法陣であることこそ理解は出来るものの、その内容や術式についてはほとんど理解できない】
【だというのに、青年は急にマジメな顔つきになって、その紙面を読み進めて行く――フリをする】
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga]:2011/02/21(月) 21:40:56.05 ID:FvxyiNYc0
>>765
度胸も大したものだねえ…
いや失礼失礼。

【『黒い何か』は、シュルシュルと男の体に吸い込まれていく】
【パチンと指を鳴らすと同時に、完全に見えなくなってしまう】

機関に所属するのも…まあいいだろうね。
ただ今は…どこにも籍を置く気がないので。

【肩を竦めて、嘆息の仕草をとってみせる】

私は『D・エンハンス』。
『D』の部分はまあ…好き変えてくれて構いませんがね。
悪魔(demon)…死神(Death)…医者或いは博士(doctor)…
ああ、あと――吸血鬼(Dracula)…とかね。

【ニッと、歯を見せて笑った】
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 21:42:27.13 ID:1cz3VJUVo
>>767
/次のレス遅れます、すみません
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 21:45:34.62 ID:71548QLqo
>>769
之でも、漢である自負は有る。
ビビるなら漢じゃねぇからな。

【対して、巨漢からは異能の気配はなにもしない】
【ただ大きく、ただ強いだけ。である】
【そして相手の名乗りを受けて】

D・エンハンス……胡散臭さい名前だなァおい。
まあ、良い。名乗られて名乗り返さないのもあれだ。

【と言うと、軽く息を吐き】

武田 宗慈[タケダ ソウジ]。
暴走族『亞米裏漢怒裏威武』[アメリカンドリーム]の族長だ。

【当て文字である】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 21:45:59.99 ID:+PgF+yZp0
>>767
【カウボーイ男は話を理解できないでいる】

…わかんねーからとりあえず食らっときな…

【地面に落ちていた赤い銃が消え、カウボーイ男の右手に握られていた】
【財布に向かって走る一人に赤い銃を投げつける】
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 21:46:59.82 ID:+PgF+yZp0
>>770
//解りました
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 21:47:30.00 ID:Vuu5PL1SO
>>745
【青年もまた同じく、表向きは平静に。霧散する生首を、ゆったりとした動作で肩越しに見遣り】
【余裕を保ったままに男に応じて、また口を開いた。偽らず賞賛の意を込めて、言葉を紡ぐと】

――――成る程、幻術師でしたか……全く感服しましたよ。今の今まで気付けなかった……。

(――数≠セ。重要なのはピース£P体じゃない、それらが織り成す勝利へのヴィジョン=c…)
(さて……感覚≠ェ有った。実体を持っている?或いはそれすら騙されたのか?)
(劣化≠オているようだが、条件は――そもそも本当に、それは――いや、嘘は。ならば――か?――)

(思い込みは棄てろ、並の相手ではない――今、此処にある全て≠……ああもう、毎度ながら拙い)

【表情に笑みを含ませたまま、またしばしの沈黙。水面下での、腹の探り合いに移る】

【そんな青年の思考と、相手の思考。その構造は奇しくも酷似していて――だが、それ故に全く異なっていた】
【黒衣の男の思考形態は、チェスやリバーシといったボード・ゲーム≠ノ似た】
【極めて無駄の少ない、高速の戦闘思考――だが、少々形に嵌まりがちなのだけが難点――だ】

【ならば青年の巡らせる思索は、例えるならジグソー・パズル≠フ構築に似る――つまりは、それは】

【あらゆる形に囚われず、あらゆる物を等価値と見做し、あらゆる可能性を、ピース≠ニして考慮し】
【あらゆる方向から、一つ一つを地道に多角的に検証する。そんな、堅実かつ柔軟性に富んだもの、という事】

【――――と言えば聞こえは良いが。実際、この方法は良い事尽くめではなく】
【たった一つだが、大きなデメリットを有している。そう――とにかく無駄が多い≠フだ】

【「四桁の数字で構成されたキーロックを解く為に、0000〜9999までの、実に一万通りの組み合わせを丸ごと試すような物」】

【そんな例えを持ち出せば、解って頂けるだろうか――黒衣の男の合理的≠ネ思考とは、正反対のものである】

……ええ、残念ながらその通りだ。このカッターナイフ≠アそが僕の武装ですよ。
戦闘≠フ為に改良されてはいるが、あまりに脆い――ね。何だったら、軽く試してみましょうか?

【そして、だからこそ=\―――――彼は出し惜しみはしても、得物を知られた事には驚かない】
【思い付く限りの要素を予想してある所から来る、心理的なアドバンテージ=\―】

【そしてどうやら、この薄刃は、彼の中核≠成すピースでは無かったらしく】
【青年は見られたものはしょうがないとばかりに、袖口から一本取り出してみせて】

【ぢぎぢぎ、と刃を露にすれば、挑発めいた台詞を吐いた。――打ち合いになると思っている?=z
【能力=\―先程僅かに見えた、紅い光≠ェ、その自信に関係しているのだろうか】
//了解しました、有り難うございます。只今帰宅しましたので、返しておきますね!
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 21:50:30.70 ID:Q4mERSFWo
【水の国:街中】
【黒の学生服をキッチリと着ている少年が街中を歩いている】
【腰には右と左にホルスターが、その中には1丁ずつ銃が入っている】
ああ寒い……学生服の下に何か着たほうがいいかな?
【少年は腰の方を向いてしゃべり出す】
季節が季節だからしょうがないよ。風邪はひかないようにね
【さっきの少年とは明らかにちがう声が聞こえる】
【どうやら腰のほう――右の銃が話しているようだ】
【次は左の腰、左の銃から声が聞こえる】
おまえら街中で変な目で見られても知らないからな
【時すでに遅し、彼らに痛い視線が送られていることに本人達は気づいていないのであった】
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 21:51:05.71 ID:uMdZd8eDo
>>768

【ひょい、と頭上に伸ばされた彼の右腕――この分では、渡してくれる様子も無い】
【彼女は再びきりっ、と眼光を強めると、彼の顔へと其れを向けて】


……良い加減にしてくれないか。 其れは『大事なモノ』なんだ。
其れに、恐らくキミが読んだところで理解なんて―――


……、……若しかして、判る≠フか?


【読み進めて行く彼の様子に、「そんな筈は無い」と思いつつも些細な疑問】
【きょとん、とした妙に愛嬌のある表情で――彼に、問い掛ける】


【注意すれば、書面の右肩には一頁目≠ニ言う記述と、華蔵院 フィスカ≠フ署名】
【後者は名前を示しているのだろうが、前者は『続きの存在』を示しており―――】


【――彼女の座っていた場所の脇には、十数枚の書類が積まれている】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/21(月) 21:54:01.39 ID:04oTdBGno
【森】

……ん、そろそろ怪我の具合もよくなってきたかなァ?
もっともまだそんなに激しくは動けないけれど……
ふふっ。楽しみだなあ、ほんとォ

【真っ暗い森では視界は利かず、代わりに貴方は聴覚と嗅覚に頼る事になるかもしれない】
【奥底から感じられたのは、細く高いボーイソプラノの声と、獣の生臭い血の臭い】

あ、水でいろいろ洗ったほうがいいかな
これじゃア咎められそうだし、それはめんどくさいし

【湖の畔にあるのは無残に内臓を散らす森の獣、そして金髪赤目の少年】
【黒い帽子を目深に被り、同じく黒のマフラーで口元を覆っており】
【体に纏うは黒紫の繿褸外套、長袖のシャツに短パン、ブーツ】
【右手の袖は血に濡れ、ぺったりとくっついて一枚の布のようになっている】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga]:2011/02/21(月) 21:55:20.85 ID:FvxyiNYc0
>>771
(正しく、巨大というのはそれだけで『武器』に相当するものだが――)

【今一度相手の巨躯を認識し、男は思う】

色々と言及したい部分はありますが…ふむ、所謂『暴走族』といったものですか。
そして、貴方はそこのリーダー…

【そこで、思い出したように周囲を見ると】

そういえば、地面でノビている方々は、なんでしょうかね。
機関と繋がりがあるようには、見えませんが。

【内心では、“不良が不良”に絡んだだけだろう】
【と予想はつけていたが、一応聞いてみた】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 21:58:53.34 ID:71548QLqo
>>778
ま、違いないわな。

【腕を組み、純白の長ランから煙草を出すと火をつけ吸い始める】
【銘柄はアメリカンスピリッツである】
【そして、相手の問いを受けて口元に笑を作り】

ああ、こいつらか。
喧嘩売ってきたから纏めて相手しただけよ。

【そう言うと、足元の不良を邪魔そうに見下ろし】
【片手で襟首を掴むと、路地裏の奥に次々と投げ込み、積み上げていった】
【ちょっと物をどけているような感覚で軽々と人を投げている】
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 22:06:17.17 ID:m//cDMDXo
>>776

そう怒りなさんな、綺麗な顔が台無しだぜ?
大事なモンなら、もう寝こけて落とす、なんて事のねーようにな。

【一通り、ゆっくりと紙面を眺め終えた後――青年は、右手を再び差し出して、少女へと紙を返却する】
【今度こそ、悪ふざけする様子も無く、きちんと返してくれるだろう】

【少女の疑問の声には、やはり真意をうかがわせない軽薄な笑みを浮かべ】

意味不明。ゼンゼン、全く、これっぽっちも理解不能。

【わざとらしいまでに強調した語調で、そう答えた】

カエサルの物はカエサルに。
……いや、餅は餅屋、かな?

ソレはアンタの仕事だろ?

【肝心の内容こそ、理解が及ばぬものの、署名、ページの存在、タイトルなどからおおよそのアタリ≠つけて】
【カマをかけるように、そう問いかける】
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga]:2011/02/21(月) 22:08:10.31 ID:FvxyiNYc0
>>779
喧嘩を…ね。
それはそれで、大した度胸と賞賛を送りたくなるものだ。

【奥へ消えて行く不良達に小さな拍手をしながら】
【徐に、作業中の相手へ近づいていき】

手伝いましょうか。
貴方程ではないにしろ、私も少しは腕力に自信がありまして――特に『夜』はね。

【そういうと、不良の一人を片腕で持ち上げて、積み上げられている方向へ投げ捨ててしまうだろう】
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 22:11:27.13 ID:71548QLqo
>>781
別に、俺みたいなのだと日常だろうよ。
不良やってりゃ、仕方もねぇさ。

【と当然のようにそう言い放って】
【その間にも次々と不良が投げ込まれていく】

ん、ありがとよ……、ってお前小さいのに、よくそんな力あるな。

【と、驚いた様子でいう】
【並外れた体格を持つ己は別として】
【一般と変わらぬ体を持つ男が同じことを成しているのに素直に驚きを感じたのだ】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 22:15:32.89 ID:uMdZd8eDo
>>780

――――……はぁ。

【彼の返答に対し、飛び出したのは『落胆』と『安堵』が半々、と言った具合の溜息】
【「ありがとう」と書類を大人しく受け取ると――ベンチに放置している其れに重ねる】
【持っていた書類の束を更に重ねると、書類を全て腕の中に戻して――】


仕事=c…あぁ、そんな所だよ。
時間が掛かって仕方無いから、夜もロクに眠っていなくてね――。


【彼の『意図』は特に感じなかったらしく、額面通りに返答を返す】
【見れば成る程、彼女の目の下にはうっすらと隈=\―眠りこけていた釈明、と言った所か】


……そう言えばキミ、名前は?
私は――華蔵院 フィスカ=B 此れと言って「班」には所属していない。


【こくり、とスカイブルーの髪を揺らしつつ、軽く首を傾げる】
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 22:18:23.15 ID:1cz3VJUVo
>>772

・・・よく分からんが、これはチャンスだ・・・・・・しめしめ
【カツアゲされたらしい男が何やら不穏な空気を醸し出していて】

「だァーかァーら!」
「あそこに居る男の仲間なのかてめェーはって聞いてんdぐへあ!」
【銃がクリティカルヒット、すっ転んだ180cmの彼】

『(まッ・・・いつもの事だからな、俺達が一番分かってる、だがこう言う存在も必要だ)』
【先程銃を受けた右腕を左手で押さえながら、隙を見計らう170cm】
【地面に落ちた銃が消えて、それでもって相手がまた持っている――能力者かッ!】
【なお、160cmはいまだ足の下で伸びている】

/只今戻りました
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 22:18:56.68 ID:BEcXieMDO
>>590

これくらいのこと、超お安いご用です!
それよりも、探してる人が超見つかるといいですね

【お礼を告げられ、またもにまりと悪戯笑顔】
【この利織という少女。別段何かを企んでいるというわけではなく】
【どうやら、にまりと笑うのが癖らしい】

……っとと
超宣伝したのは利織ちゃんからですが、まさかその場で超注文が入るとは超予想外でした
んふー、それにしても、義足ですか──
なかなかにやりがいの超ありそうな注文です!

【そして、義足の注文を受けると利織の笑顔は悪戯っぽさを更に深め】
【それと同時。まるで大好きな玩具でも見つけたかのように、目が嬉しそうに輝いた】
【きっと、余程物を作るのが好きなのだろう。彼女の笑顔が、その何よりの証明だ】

ただ──えぇと……ランツさん、でしたっけ
義足は材料調達に手間が超かかりそうなので多少超時間はくださいね?
それでよければ、この魔術協会ナンバーワンの超天才魔術士利織ちゃんが超素敵な義足を作ってあげます!

【──と、どうやらそういう事らしい】
【矢張り義足という特殊なものは、一朝一夕で作れるものではないようだ】
【最後の最後で、超図に乗った戯言が聞こえた気がするが、真に受けない方がいいのは間違いない】

ん、もう超お帰りですか
それじゃ、義足の件は利織ちゃんに任せ────


────、お友、達?

【「利織ちゃんに、任せてください」】
【そう利織が言おうとした時だった。セシリアが、「超良いお友達になれそう」と言ったのは】
【その瞬間、利織の表情から笑みは消え。ぽかんとしたようなものになり】
【しばしの間呆然としていたが──そうしているうちに、セシリアは立ち去ってしまい】

……、お友、達……。
────、セシリア、ちゃん?

【この時】
【ある1人の同僚以外で、初めて】
【利織は、他人のファーストネームを、口にした】

/なんだかんだでこんな時間だよ!
/遅くなって本当に申し訳ありませんでした
/こちらこそ、超楽しかったです!
/ありがとうございました、お疲れさまでしたー!
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga]:2011/02/21(月) 22:19:19.65 ID:FvxyiNYc0
>>782
例え敵わぬ相手でも挑まねばならぬ…中々不良というものも大変そうだ。

【と、そろそろ不良達が全員積み上げられただろうか】
【男は手を止めて、相手の驚きに対して口を開く】

これでも『吸血鬼(Dracula)』…ですから。
『なりそこない』――のね。

【三度目の、歯を見せた笑み】
【犬歯は、人のそれよりも明らかに鋭く】
【男の手を見れば、不自然に長い爪が、解るだろう】

とは言っても、私は『デスクワーク派』なので。

【争いごとは苦手なんだけどねえ…と細目をいっそう細くしながら、呟いた】
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 22:25:06.04 ID:71548QLqo
>>786
其れが“漢”ってものだろうが。
大変て言うような奴は、そもそも不良の死角なんざねぇ、そりゃ只のチンピラだ。

【独自の美学が有るようである】

……成程、さっき“D”がなんたらとか言ってたのは割と事実なわけだな。

【ふぅっ、と紫煙を口から吐き出して言う】
【特に驚く様子もない。この漢自体が異様な威容を誇るのもあるかもしれない】
【そして、デスクワーク派と聞いて、鼻で笑い】

へっ、人ほいほい分投げといてなにいってんだか。
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 22:26:27.66 ID:+PgF+yZp0
>>784

仲間ぁ? いや違うが。カツアゲを見なかったことにする紳士がいるかってんだ

【中くらいの男が隙を突こうとしている雰囲気が丸わかりである――敏感なこの男にとっては特に】
【両手に赤い銃と青い銃を出し、中くらいの男に向けてこう言う】

早く酒場行きてぇんだ――財布無視して帰ってくんない?
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 22:31:19.39 ID:1cz3VJUVo
>>788

「うゥ・・・いってェ・・・見逃せっつゥーのはこっちのセリフだァッ!」
「おい、それになァ・・・誰がカツアゲしてるっつったんだ? あ゙ァ?」
【もっとも、体勢を起こしながらの言葉なので迫力も気迫も糞も無いが】

{どいて・・・} 『すまんすまん』
【ようやく、160cmを踏んでいた状態を止めた170cm、まだ腕は痛むようだ】

『っつー訳で、この財布は俺達が回収させて貰う・・・いって!・・・・ぞ?』
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 22:32:18.94 ID:m//cDMDXo
>>783

……オツカレのご様子で。
魔術教会はアレか? 可愛いお嬢さん方を酷使せねばならない、とかの不文律でも掲げてんの?

【疲労した様子の少女の様子を観察しながら、そんな軽口を叩いていく】
【――以前にも、酷く疲れた様子の友人を、まさにここで見たこともある。そのことに、奇妙な縁を感じながら】

アンタも、あんまり一人で背負い込みすぎねェようすれば良いんじゃねェ?
もうちっと、周りを頼ったって罰はあたんねェと思うんだがな。

責任感≠ニ自己犠牲≠履き違えんなよ?

【自分の『仕事』、に責任感を持つ少女とは裏腹な、奔放そうな青年はそう言って笑う】
【青年の目線は、少女に向けられておらず、一人で勝手に言葉を並べているようにも見えるのだが、励ましの言葉であることには間違いないだろう】

華蔵院。……華蔵院。どっかで聞いたような……?
……利織だったか、武美だったか? ……シオン、じゃ、ねぇよな。

【少女の名乗りに、青年は少し難しそうな顔をして、いくつか、人名と思しき言葉を口にした】
【どうやら少女の名前を、どこかで聞いたことがある様子だったが――】

……まァいいか。
俺は梧堂。梧堂渉(ごどう わたる)。ゴドーでも、ワタルでも、お好きに読んでくれ。

あと、よく勘違いされんだケド、俺は魔術協会の所属者じゃないんで。
ただの図書館通いがシュミの暇人、さ。

【ひとまず、こちらも、と名乗りを返す】
【魔術協会に所属せず、しかし足繁く魔術協会の図書館へと通っている青年は】
【魔術教会内の、狭いコミュニティであればその名前を知られているかもしれない】
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 22:32:40.50 ID:1cz3VJUVo
>>789
/ちょっと最初の行に追加
「仲間じゃねえのか、だったら、尚更言わせて貰おう・・・っつつ」
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga]:2011/02/21(月) 22:36:30.75 ID:FvxyiNYc0
>>787
不良の“美学”――ですか。

【再び両の手をポケットにしまい、口も閉じる】
【男の足元から溢れ出た『黒い何か』――高密度のオーラのようなそれが、男を包み込み】

『吸血鬼』――と言いましても、人間と同じ様に得手不得手があるものでして。
ましてや私は『なりそこない』――故の利点も、あるけどね。
それではまた何処かで会いましょう、願わくば地獄以外の場所でね。

【そういって芝居がかった一礼をすると、黒いオーラに沈む様にして】
【――消えてしまった】

/お疲れ様でした!一旦落ちますー
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 22:36:49.26 ID:+PgF+yZp0
>>789
【早く酒場に行きたいのかイライラしているようだ】

あぁもう面倒くせぇなぁ!!できるだけ手短に俺に説明しろぃ!!
こっちからみればカツアゲにしか見えないんだが?
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 22:38:11.82 ID:71548QLqo
>>792
【消えていった男を見送り】
【路地裏の入り口に止めた巨大なハーレーに跨るとエンジンを掛ける】

今日は、収穫なし、だな。
にしても、変なやつだった。

【其れだけ呟くと、爆音を後に残して走り去っていった】

//乙でしたー!!
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 22:40:45.41 ID:1cz3VJUVo
>>793

「財布をよく見ろッ!」
【どう見ても女物の、ちゃらちゃらとした財布が、そこにはあった】

「あんなおっさんがこんなもん持ってっかよゴルァ!」
【と、砂を払いながら言う彼】
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 22:45:34.39 ID:+PgF+yZp0
>>795

(ホントだ女ものだ)
【どう見ても女物の、ちゃらちゃらとした財布を見て納得する】

でもあんたらの財布ってわけでも無さそうだが?

【カツアゲ?されていた男を軽く見て、また視線を中くらいの男に戻し自分の疑問をぶつける】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 22:46:22.14 ID:uMdZd8eDo
>>790

【滔々と紡がれる彼の言葉に――フィスカは、少し驚いた様な顔を見せる】
【先程までの軽薄な印象からは想像も付かなかった、励まし≠フ言葉】


…………ありがとう、梧堂君。


【何となく、其れが嬉しくて――年頃の少女らしい微笑みを、彼女は浮かべた】
【今日出会ってから初めてと言ってもいい、『柔らかい』表情だ】


あぁ…、……武美なら、私の――その…、友人だよ。
彼女には私のコレ≠手伝って貰ってるんだ。


……もう少し他を頼れれば、『背負い込む』必要も無いんだろうが。
情け無い話、友人が少なくてね――武美にも無理をさせてると思う。


【――そう言った具合であるので、世間話%凾ヘほとんどする機会も無かったのだろう】
【梧堂の噂も耳にしていなかったらしく、書類を軽く掲げて溜息をついた】

【幾分、聞かれても居ない内容まで話す様になったのは――或いは、彼女は話し好きなのだろうか】
【如何にしても、梧堂への印象が良くなった結果である事には変わりが無いだろう】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 22:48:34.48 ID:ue2QzqELo
【街のオープンカフェにて】

おー……復活したのかー

【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【白のタートルネックの長袖シャツ、その上にファーのついた深い緑のモッズコートを羽織り――――】
【手には黒いドライバーグローブ、膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【ズボンのベルトの右側に無骨なナイフを2つ平行に掛けた小さな身長(160cmくらい)の少年は小さく呟く】

これで幾らかはサボってもいい感じなのか?
……いや冗談だけどさ、まあ良い事なんだろうな

【いじくり回していた携帯電話から手を離しティーカップへと手を伸ばす】
【しかし軽い手応え、そういえば既に紅茶は飲んでしまっていたと思い出す】
【仕方な気に店員を呼んでおかわりを注文、暫しのぼうっとした時間】

こういうのって良いよな、外でも温かいしコレなんて名前なのかね?

【カフェには外でも寒くないようにと傘のような形をしたパラソルヒーターが数台柔らかな橙の光と共に辺りを温めていた】
【彼にとっては不思議な形なのだろう店員が替えを持ってくるまでそれをじっと見つめて】

高そうだしそこまで欲しくは無いけどな、こういうのはこういう場所にあるから良いんだうん
――――っと来たか……

【店員と替えのポットは直ぐに来る、湯気と葉の香り】
【もっとも幾ら良い葉でも彼にはその価値は良く分からないのだけど……】
【それはともかくとして、少年は誰を待ち合わせをしている訳でもなくダラダラと紅茶を飲みながら過ごすのであった】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 22:49:35.72 ID:1cz3VJUVo
>>796

「ふん・・・そこに居る男に聞けば全部分かるわ!」
【すると、慌てて逃げ出すカツアゲされたらしい男――】 【凄く怪しい】

『・・・しっかし、毎度毎度見つかるたんびにこの調子は疲れるなァ』
{・・・・・・}
【だけど、仕方がない、そんな顔をしている2人】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 22:52:16.78 ID:+PgF+yZp0
>>799

おいちょっと待たんかい
【右手の銃を逃げ出すカツアゲされたらしい男に向かって投げつける】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 22:57:29.57 ID:1cz3VJUVo
>>800

ギャース
【がつん、銃が当たって前のめりにすっ転ぶ男】
【大きな隙だ、なんとでも出来そうだ】

「ったく、自慢のリーゼントは崩れねェから良いんだがよォ」
『まッ、この見た目であんな行動してたら当たり前にああなるでしょーよ』
{・・・いてえわ}
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 23:04:39.54 ID:+PgF+yZp0
>>801

【すっ転んだ男に向かって後ろから話しかける】
【もうすでに右手には赤い銃が握られている】

おーい動くなよー 動いたら今度は思いっきり頭に銃投げつけるぜ?
せ・つ・め・い・してくれるかな?
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 23:08:54.77 ID:m//cDMDXo
>>797

なァ。やっぱ可愛い女の子が悲しい顔をしてるっちゃ、世界の損失だろ?

【ようやく笑ったフィスカへと、軽薄な言葉を口にしながら、そう言う】
【照れ隠しか、それとも本心からそんなナンパな思想を掲げているのかは不明だが――】

あァ、んじゃ武美から聞いたのかも知れねェな。

……まァ、あんたみたいな手合いは、だいたいは誰にも遠慮しちまうタイプだろうケド。
一応俺も、魔術には多少知識はあるケド、独学だからなァ。

【――手助けをしてやりたい、とも思うが、未だに図書館と、友人達からの知識で魔術を学んでいる彼には】
【専門的な知識や技術が少ない――むしろ、彼自身の役に立つように、特化され始めてさえ居る】

……ま、さっきも言ったとおり、餅は餅屋。
俺にできることは……。

【少女の技術的な事務の手助けにはならなくとも、と】
【梧堂は、左手をスラックスのポケットの中から、一枚の紙切れを取り出す】
【それをフィスカのほうへと差し出して】

ほい。
まァ、仕事の愚痴を聞いたり、差し入れ持ってったりするくらいは出来るぜ?

……言っとくが、遠慮する必要は、1oすらも無いぜ?
世の中には、『超アイス買って来て欲しいです』なんて、日常茶飯事的に、人をパシらせる魔術師だっているんだからな?

【差し出された紙片には、梧堂の連絡先が書かれている】
【――無意味に費やされた多弁ではあるが、つまるところ、俺にできることがあれば、手伝ってやる=z
【その意思表示に他ならない】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 23:10:28.82 ID:1cz3VJUVo
>>802

ヒィッ!
【わなわなと震える男、動かない、否、びびって動けない】

あ・・・あわわわ・・・・・・
【一つ、空白を置いて口を開いた】

・・・わ・・・わたたたた、私が財布をと・・・盗りました
【ギャルから、と付け足し、いつ逃走出来るか考えているようだ】


{さーて、返してきやーっす} 『おー』
【一方、先程の3人組の内の1人、踏み潰されていた160cmは、財布を持って街中へと歩いて行こうとしている】
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 23:20:48.73 ID:+PgF+yZp0
>>804

…あぁ。 そうか。じゃあこの盗人はもう好きにしな。…悪かったな。

【3人組の中くらいの奴に向かって申し訳なさそうに言った】

ちゃんと返しておけよ?
【そしてこう付け足した】
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 23:21:36.92 ID:94hqFI6q0
【裏路地】

――――廻る――廻る――…

――時計は―――廻る――…

―――くるり―――くるりと―…

「――たっ!助けてくれぇぇぇぇえぇぇぇッ!!!」

【聞こえるのは二つの声。一つは女性、もう一つは男性】

【恰幅の良い中年の男性が、やや癖のある黒髪の女に追い掛けられていた】

【女の手には二対の巨大な時計針のような物が握られている】

「ひィっ――ひ――な、なぜ……何故ワシがこんな!…こん――ッ!?」

【――追い付かれた】

「な…なんだ?なんなんだ!?金か!?金目当てか!幾らだ!幾ら必要――」

【――その首が、胴と離れた】

―――――

―――

【そして女はその首から、大きな宝石のはめられたネックレスをつかみ取った】

―――依頼――完了ね―――












「――な」

「なんなんだァァーッ!?」

【意味が分からない、そういった様子で首が叫んだ。よく見れば、地面にはおろか、その断片からさえ一滴の血も流れ出てはいなかった】

――――戻せば―――戻るわ――

【最後にちらりと首の方を見て、女は立ち去ろうとした】
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 23:23:40.39 ID:uMdZd8eDo
>>803

【差し出された紙片に目を遣ると――フィスカは、目をパチクリとさせて】
【おずおずと其れに手を伸ばすと、まるで『宝物』でも扱うかの様に受け取る】
【暫し、紙片に目を落とし、次いで梧堂に目を遣って……この時点で、完全に理解≠オたのだろう】


………、……うん。 ――……ふふっ、…じゃあ、私はお饅頭でも買って来て貰おうか。


【先程よりも、若干大きな笑顔を浮かべつつ――右袖で、目尻を拭いて】
【見れば、充血しているのは寝起き≠フ為だけではなくて―――】


【―――暫く泣き笑いの様な表情が続いた後、フィスカは腕時計を見る】


……あぁ、もうこんな時間だ。
『待ち合わせ』をしていてね――そろそろ、行かないと。


【空を見れば、夜も更けて来た】
【こんな時間に待ち合わせ=\―少し、気になる物でも有るが】
【彼女から滲む名残惜しさ≠ヘ、其れが『嘘』ではないと裏付けても居る】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 23:25:58.38 ID:1cz3VJUVo
>>805

『けッ、いつものことだ、気にすんじゃあねェ』
【トリプルリーゼント+この口調では、間違えられるのも無理はない、分かっている】
【そう、彼らは考えているようだ】

{あァー、今返してくるさー}
【3人の中では特に小柄で、声も高いほうの彼は、街の雑踏へと消えて行った】

【と、こんな事をしている間に、スリはどっかに逃げていたようである】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 23:33:32.27 ID:+PgF+yZp0
>>808

【スリがいなくなったのに気付き】

あー…逃げたか…おい、あんたら。今度ここの酒場に来たらおごってやるよ。銃投げつけて申し訳ないしな。

【ここの酒場とは、この男が行こうとしている酒場のことだろう】

じゃ、俺も行くわ。酒場で梅酒飲むのが日課なんでな――

【酒場への路地裏を男は走っていく――】
【そして男は暗い路地裏の闇に消えていった】
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 23:35:08.77 ID:m//cDMDXo
>>807

饅頭なァ。
……良い店、探しとかねェとな?

【少女の反応に、満足げにそう切り返して、笑う】
【しばらく、苦笑とも微笑ともつかぬ、小さな笑みを浮かべてフィスカの様子を見やった後】

【待ち合わせ、の時間と、去り往くフィスカに、ひらひらと手を振る】

あいよ、行ってらっしゃい。
俺はもう少しのんびりしていくさ。

また≠ネ、フィスカ。

【こちらの反応は、名残惜しさをみせるフィスカに比べれば、あっさりとしたものだが】
【――特に惜しむ意味も無い】
【連絡先は渡したのだし、会おうと思えば、いつでも会える間柄になったのだから】
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 23:39:03.64 ID:7zmm/E2ko
>>806

はァあ……寒い夜ってもんは、どうしてこうも物足りない気分になるのかねェ?
心が冷えるって奴なのかい? 寂しいねぇ、ヒヒッ!

【路地裏遠くから響く、乾いた女性の声】
【誰かに呼び掛ける風でもなく、単なる大きな独り言として夜の空気に拡散していく】


――――んぅ?

【先の路地を曲がった先から、何やら悲鳴が聞こえる】
【どうも助けを求めているようにも聞こえたが――その声に、女性は口を三日月に歪める】

何、なんだかまた変な事でも起こってんのかねぇ?
楽しそうじゃない? 少なくとも、退屈って魔物とじゃれあうよりは、さ。ヒヒヒッ!

【ノータイムで足を速めると、わざとらしく足音を立てながらその路地を曲がる】

【路地裏の先の人物がこちらを見たならば、】
【月灯りに照らされて順光に映った、長身の女性の姿が視認できるだろう】
【白いカッターに、薄く傷の付いたジーパンという簡素な服装】
【整えていない茶髪を肩まで伸ばしており、似合わないメガネをかけている】



/まだいらっしゃいますか?
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 23:39:36.05 ID:1cz3VJUVo
>>809

『あッ! あんにゃろォー・・・逃げやがったなァァ』

「・・・いや、俺達だってややこしいのは事実だ、すまんよ」
【そう、軽く頭を下げて言う彼、でかい奴】

「じゃあな、いつ来るかは知らんけどさァ」
【そう言い、彼らは男を見送った後――】


『スクラーチェ三兄弟――大きい方からワイズ、ヲルイズ、ンドライズ・・・色々な罪状により指名手配、かァ、ハァ』
「仕方がねェよ、される程の事をやって来たんだから、名乗り付きで」
【末っ子と合流し、街の雑踏へと消えて行った】

/乙でしたー
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/21(月) 23:48:05.38 ID:uMdZd8eDo
>>810


あぁ、それじゃあまた=\―――。


【軽く手を振って、彼女は魔術協会の出口へと向かって行く】
【其の背中は、何処か『嬉しそう』な其れで――――】





【―――魔術協会付近、路上】


【停まっているのは、ド派手な真紅のスポーツカー=z
【癖の有る赤毛、メタリックな色使いのスーツ姿の眼鏡の男が、運転席に座っていて】


【――――――こん、こん、と車体が叩かれると同時、書類の束≠ェ投げ込まれる】
【男性は束に手を遣ると、その数を確認し始めて――】



…………スラウテルン、此処まで終わったよ。
私は直ぐに戻るから、兄さんに宜しく――――



「――――お待ちを。 我等がクソッ垂れな社長様より、お嬢様に伝言が御座います。」


「……お前が他人の力を借りているのはお見通しだ。どうせなら、もっと借りろ。≠ニの事――。
 社長様がどうやって知りやがったのかは、私に聞かないで頂きたい。アイツ私には意味判りませんので。 ……では。」



【――――呆然と立ち尽くす少女を置いて、スポーツカーは走り去って行った】


/お疲れ様でしたー!
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 23:49:52.63 ID:+PgF+yZp0
>>812
//乙でした

おおう、寒い寒い。早く梅酒〜っと

【カウボーイのような男が酒場のドアを開ける】

【開けるとマスターが男に向かい一言――】
「やぁ、マーシャル。「梅酒のT・ロウ」にしては来るのが遅かったねぇ。」

【男もカウンターに座り一言】
「…まぁな。いろいろあってさ。とりあえずいつもの。」

【もちろん出てきたのは梅酒である】
【それを軽く口に含み一言】
…やっぱ○ョーヤは違うな
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 23:52:09.95 ID:r4DMfff60
>>811

―――――…

【女が>>811の姿に気付いた】

―――ん――…

【ニ本の流さの違う時計針を片手に持ち、もう片手にネックレスを持った状態の女】

【その後方に転がり喚く中年男の首と混乱からか不可解な動きをする胴体】

――――…

【女が建物の隙間から偶然遠くに見えた時計搭を確認すし】

―――"空間屋"――――腕は――良いけど――時間に―――正確――過ぎね――――

【なにやらよく分からないかもしれない事を呟いた】


/はいなー
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/21(月) 23:52:45.33 ID:m//cDMDXo
>>813
/おつかれさまでした!
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 00:02:51.18 ID:kA1xsfZ5o
>>815

【静かにその場に佇む女性】
【その後ろでのたうち回る「何か」】

――――キヒッ。よーっし、何も言うなよ!

【シュールな空間に突然割り込んできた茶髪の女性は、】
【時計張りを持つ女性をびしりと指差し】
【騒がしく口を動かしながら、こめかみに指を当てる】

ふーむ…………なるほど。

【そしてその仕草を保ったまま、実に脳の足りない「思考中」のポーズを見せ】
【目の前の光景を眺めると、しばらくしてから、もう一度女性を指差した】

おッけ。あれだな! 『ちょっとサイケな趣味の追い剥ぎ』、だな!
――そんな首飾りひとつ盗るが為に首チョンパ、ってのはちょっとやりすぎなんじゃねえか、ヒヒッ!

【そして実に脳の足りない推理を堂々と披露】
【^q^】
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 00:09:05.37 ID:4T9LnfwQ0
【路地裏】

……駄目だなー。もう少し強くなるはずなんだけど

【ボロボロで、赤黒く汚れたコートを羽織り】
【落胆の言葉を零しながら、しかし顔には笑みの張り付いた少年が】
【血溜りしか残っていない路地裏の真ん中で途方にくれていた】

【彼の右上側には大きなハチの羽が生えた、子供を縮小コピーしたような何かが浮いている】
【その子供の片手には、三叉の槍。血糊がこびりついている】

【上空には、紅い月が浮かんでいた】
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 00:15:32.92 ID:6csdnvrk0
>>817

―――…

――まぁ――…

―――あながち――間違っては―――いないの―――だけどね――…

【女はネックレスを自分の首へとかけ、時計針を両手に持ち直し】

――――それで――…

――"サイケな趣味をした追い剥ぎ"―――を見て――貴女は――どうするの?―……

【と、>>817を見据えた】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 00:40:09.86 ID:4OG6YAB6o
>>818
おんや、物騒な臭い……っとお。
こりゃ、良くないところに出くわしちゃった?

【ゆらり、呑気な歩調で曲がり角から覗き込む長身の影】
【うっかり無防備に顔を出した様子、声を出している事から気付くのは難しくないだろう】

【長いブルネットの髪を大雑把なオールバックにして、余った分を首の後ろでピンクのリボンでしっかり結び】
【細い目は吊りあがった狐目、鼻筋は通っているものの顔立ちは薄く地味な人物】
【しかし顔の左側には皮が透けたような骨と筋肉のリアルなメイクを施した、派手な装飾をしている】
【じゃらじゃらと音を立てる下品なアクセサリーにミリタリージャケット、真っ黒いワークキャップ】
【粗野なジャージとスニーカーには絵の具の汚れ、腰には画材らしきものがぶら下がった幅広のベルト】
【前を開けたジャージから覗くTシャツには大きく 『 菜 の 花 ご は ん 』 と書かれている】
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 00:42:42.07 ID:kA1xsfZ5o
>>819

んー?

【笑みを崩さないまま首を傾げ】

いや、別に? とりあえずさ、まぁ……追い剥ぎなら盗る物盗った後のもんなんざ興味ないだろ?
そっちだけでもハイエナよろしく頂いちゃおうかな、とか思ったり? ヒヒッ!

【そういうと警戒の色も見せずつかつかと歩み寄り、】

だからさ…………。…………あぁ?

【―――地面に落ちた首を見て、不可思議な声を上げた】
【『まだ、動いている』】
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 00:48:49.32 ID:6csdnvrk0
>>821

―――貴女――そういう趣味?――…

――でも――それは―――死体では――無いわよ――…

―――――…

【ネックレスや自分に興味が無いという事が分かっても、女は警戒を解こうとはしない】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 00:49:17.86 ID:4T9LnfwQ0
>>820

まあ死体が手に入ったのはいいとして――んー?

【声のした方向へ振り向き、声の主を確認する】
【ぱちゃ、ぱちゃと足元で水音を鳴らしながら、人影の方へと近づいていく】

おお、丁度いいところに。
君、実験道具か、実験材料になってくれないかな?
いや、その前に姿を全部見せてくれたほうがありがたいね、うん。

【張り付いた笑みは変わらないまま、危険な問いを投げかける】
【右上の何かは、槍の穂先を人影に向けている】
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 00:53:25.44 ID:4OG6YAB6o
>>823
あっはっは、そりゃ物騒な事ですわ
俺様悪いけど煮ても焼いても大したものにはなりゃせんよ?

【遠慮するような言葉を吐きながらもどこか緊張感無く、門から進み全身を現す】
【服装は奇妙なれど体躯は貧相ではなく、力はそれなりにありそうだ】

とりあえず実験についてだけ聞こうかしらね
助けになれるとは思わないし、薄々内容からしてなりたくもないけれど

【右手をベルトに掛け、ハケを一本手に取る】
【右上の何かに目を向けながらも、へらへらとして逃げる様子は無い――背を向ける事こそ、危険だろうし】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 01:02:48.01 ID:4T9LnfwQ0
>>824

またまた、人は死ねば死体になるじゃない。あ、もしかして人じゃないとか?
死体はもう「物」だから使い道は無限大さ。「者」としてはいまいちなのが欠点だねー。

【緊張など何処吹く風。笑顔を崩さずに言葉を紡ぐ様は、異様】

あ、聞きたい? 聞きたいの? そうだよね聞きたいよね。
そうだねえ……擬似的な「哲学者の卵」と「宝玉」を作りたいんだけど。
人体実験とかも必要じゃない? ほら死体だともう動かないからさ。
だからこういうところに物色しに来るんだけど……駄目だねー。耐えられそうなのがいない。
だから血とか死体とかだけ回収してるんだよね。
そろそろ試作品の人体での作用のデータ取りたいんだけどなあ……

【残虐な言葉ですら笑顔で紡ぐ】
【一点の曇りも無い語調は、ぺらぺらと全貌を告げる】

ああ、長くなっちゃったね。で、なる? ならない?

【少年自体は、至って無防備。浮いている子供はすでに臨戦態勢だが】
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 01:08:36.75 ID:4OG6YAB6o
>>825
いやいや俺様真っ当な人間よ? いまんとこ
ちょっとそういう物騒な思考回路持ってないからわかんないわあ

【肩を竦めて否定、大して気に留める様子も無く】
【ただ相手の残酷な物言いにだけは、ほんの少しばかり眉を顰める】

……結構居るのか、同じ事を考えるヤツ
【ぼそりと、一言だけ吐き捨てるように呟いて】

そうね、そういうのなら……やってもいいかも知れんねえ
けれども俺様こそ耐えられるかどうかわかんないんだから、勿体無くないかだけ考えてくんない
ハードとソフトの規格が合わなくておだぶつ、なんてイヤだもの

【保身か親切か、頷きながらも注意を述べる】
【しかし肯定ではあるのだろう、一度は取り出したハケをベルトに再び挟みこんだ】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 01:17:18.72 ID:4T9LnfwQ0
>>826

ああ、やっぱり人間? まあ人間じゃなくても死体になっちゃえばみんな同じか。
物騒で結構結構。でももっと物騒な人だっていると思うけどなー

【人か、そうで無いか】
【この二つでしか、対象を見れないのか】
【壊れぬ笑顔は、何も語らない】

あー? 成功しても失敗しても多分色々と酷いことになるんじゃないかなー?
例えば、適当な死体に試作品埋め込んだら、ゾンビになったのもあったし、
かと思えば体が膨れ上がって爆発とか。掃除が大変だったよー。
それでもやるなら、遺書を書いてからのほうがいいかもね。

【呟きは無視した。無視しても差し支えは無さそうだったから】
【少し考えを巡らせれば、誰でも考えるようなことである。やるかやらないかの違いだけ】

あ、そうそう、もし嫌だったら、仕方ないから「相手」してもらうよ?

【「相手」とはどういうことだろうか。少年も子供も、動く素振りは全く見せていない】
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 01:24:53.70 ID:4OG6YAB6o
>>827
さて、死体になったりならなかったりするヤツらも居るもんだしさ
物騒でももっと物騒でも、マトモな人間にとっちゃ程度の差の問題じゃないと思うねえ

【首を捻って怪訝そうな表情、とはいえこれ以上話が膨らむとは思えないのでそこで話題を切り】

あ、やっぱりどっちにしろ出会った時点でご愁傷様ルート?
悪いけど俺様諦め早い上にあんまり強くないんだよねえ、果たしてどっちが生への足掻きやら
……ま、いーよ。どうせ遺書書く相手も無い売れない画家だもの。せいぜいかっこよくして頂戴

【理解はしていたのか諦め気味、こちらもその場から動く事は無く】
【両手は空、片足に体重を掛けた姿勢は戦闘向きとは世辞にも言えない】

/ところで、先程近づいたとありましたが間の距離はどのくらいでしょうか?
/こちらは門から動いてないので、判定はそちらに委託します
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 01:32:56.70 ID:4T9LnfwQ0
>>828

そりゃどんな生き物さー。一瞬で蒸発したとかなら分からなくも無いけど。
……あ、やっぱりそう見えるんだ? でもねー、程度すら問題じゃないと思うんだ。ま、どうでもいいか

【打ち切られた感じを感じ取ったか適当に切る】
【残念がる様子も喜ぶ様子も無い】

いやいや、「相手」って言ったって僕じゃないし、相手。相手するのはこれ
【右上で浮いてる子供を指差しながら】
それに、戦闘データも取りたいから本気で戦わせるつもりでも無いし。
一定の範囲内で何処まで動けるか、かな。知りたいのを強いて言えば。
生きていたいなら相手する方を選ぶといいかもね。ま、僕に選択権は無いから。
絶対に、君が選んでね。絶対、絶対にだよ?

【両者手をかければ届きそうな、それでいて届かなさそうな位置で立ち止まる】
【勿論、戦おうという気は、全く感じられない。ただへらへらと笑っているのみ】
【あくまで、選択は相手にさせたいようだ】

/距離の詳細を失念してました。すみません
/今書き表した通りとなってます
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 01:36:39.98 ID:4OG6YAB6o
>>829
これっつったって。……ま、どっちにしろ今は怪我したくないのよね
それと、さっきからオッケーって言ってるよ?

【口には出さないものの、男の能力は近接系に近いもの】
【故に未知数とは言えど少年相手にならばまだしも、小型の子供相手にはむしろ一層不利】
【先程から武器も収めお手上げ状態であると、改めて両手をひらひらと不利】

/了解ですー、ありがとうございます
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 01:37:07.87 ID:4OG6YAB6o
/わあい^q^ 最後誤字です
/不利→振り
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 01:43:10.76 ID:4T9LnfwQ0
>>830

ありゃ、じゃあ結局実験コース? 観察が面倒くさくなりそうだなあ……
一人誰か割くとして……まあいいや、今は考えなくて

【コートのポケットから、二つの宝石を取り出す】
【一つは赤く、若干負の思念――妬みや、恨みなど――を放っている】
【もう一つは、ただの細胞の塊のような、そんな感じである】

本物が手に入ればもうちょっと近づけるんだろうけどねー。じゃあ、これ飲んで

【取り出した二つを投げて渡す】
【仮にこれを飲んだ場合、「哲学者の卵」が孵化したのと同じような状態に陥るだろう】
【ただし、精神がしっかりしていればその影響は非常に弱い】
【また、その期間は酷く短い。仮に長引いても、数分かそこらか】
【流石は「試作品」か】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 01:51:22.44 ID:4OG6YAB6o
>>832
……そりゃ悪うござんしたね

【悪態を吐きながらもその二つを受け取ると、それをまじまじと見つめる】
【どちらに対してもどこか不快な感情を抱き、うぇ、と舌を出して一旦嫌そうな顔をして】
【しかしながら――その二つを、二つとも一気に飲み下す】

っ……!

【ぞわりと総毛立つような感覚に襲われ背を丸めるも、すぐに収まったように動きを止める】
【逆に静謐とし過ぎる影響に明らかに不審そうにしながら、ゆっくり顔を上げて相手を見遣り】

……うんと。これ、どれくらい保つの
後から何かあったり能力強化されてたりした場合、ぼっちゃんに報告しなきゃいけない系?
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 02:01:30.05 ID:4T9LnfwQ0
>>833

――さあ? だって初の生物実験だし。
明日には効果なくなってるかもしれないし、死ぬまで効果残るかもしれないしねー。

【要するに全くの未知数であることを、飲んでしまった後に告げる】

それで、僕にいちいち言うの面倒でしょ? だから……これにでも言い残してくれない?
何かあったら言うって程度で良いし、何があっても言わないってのでも別に良いよ。
そしたらまた他の人で実験するだけだし。

【別のポケットから取り出したのは……ただの肉片としか思えない何か】
【唯一違うのは、アンテナらしきものとモニターらしきものが付いているところくらいか】
【それを、実験体となった相手に手渡そうとする】

/試作品の効果は自由ですが、
「偶に精神が負に囚われ、行動がおかしくなる(精神力によって大幅に軽減可能)」
というものを守っていただければ
/こんなもの飲みたく無かったよ! という際には言ってください。何とかしますので
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 02:06:55.42 ID:kA1xsfZ5o
>>822

「そういう」?
どういうことだい? アタシはただちょっと腹が減ったからさ、喰い物でも探そうと思って。ヒヒッ!

【女性を一瞥してそう返すと、もう一度地面に転がる体と生首に目を向ける】

んで……何だ、こりゃあ?
どういう事なんだい、何だか愉快じゃないか……人形みたいでよ。ヒヒッ!

【そう言うと、地面に伏す体の脇腹に、おもむろに小さく蹴りを放った】
【まだ、女性に対して敵意のような物を見せてはいない】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 02:07:55.39 ID:4OG6YAB6o
>>834
え。やっだー俺様がぼんの初めてなのー……って言ってる場合でも無いわな
こういう類、下手にいじくるともっと怖いしね。ま、責任もってやらせていただきますけど

【冗談を飛ばしながらも顔は引きつり、一瞬動きがぴたりと止まる】
【とはいえなる様になれ、ぶんぶんと顔を横に振って平静を取り戻し】

……もっと持ち運びに配慮した見た目にしてよ、ぼん
そうね、とりあえずぼんの名前くらいは聞かせてほしいわ

【取り出された品を見てやっぱり顔を引きつらせる。どうにも相手の所作はショッキングだ】
【今度はさっきよりももっと嫌そうにしながら指先でつまみ、ハンカチでそっとそれを包み込む】

/了解ですです
/全然ばっちこいなので存分に楽しませていただきますのぜ!
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 02:15:47.22 ID:4T9LnfwQ0
>>836

だってねえ。まさかコレに飲ませるわけにもいかないし。
一回だけ試したあれは生物実験とすら言いがたかったしねえ……ま、もう済んだことだしいいじゃん。

【ただ、観察対象が増えただけ。それだけが嬉しく思える】
【その他の感情など、どうでもいいくらいしか感じていないだろう】

残念ながら却下。上から紙テープなり何なり貼ればいいじゃない。
……あ、僕? 人に名前を聞くときは自分からって教わらなかった?
まあいいや、あまり教えたく無いけど観察者と被観察者だからねー。知らなきゃまずいよね。
「日向 黄昏」。ヒナタ タソガレ。

【一瞬名乗るのを渋ったが、それでも人名らしきものを口する】
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 02:21:45.29 ID:4OG6YAB6o
>>837
ま、いいけどもねえ……いやよくないけども
しっかしいつの間にやらタマゴもどんどん広まってる事。おっかないね
……紙テープでどうにかなる? コレ?

【ハンカチで巻いても肉ぢるとか滲むんでしょうか。じっとり眺めながらもベルトの空きポケットにしまう】
【なんとも後々を案じるような納得いかない表情で、何度か己の手を見つめて】

日向ちゃんね。あー、まあ俺はホント便宜上の呼び名しか無いもんだから
/っていうの。俺の名前。そのまんま斜め線引いて、スラッシュ

【相手の名を復唱し、『人に名前を〜』との言葉を聞いて申し訳なさげに頭を掻く】
【次いで空中に指で斜めに一線描き、あまりにも名前と呼ぶには簡素なそれを示す】
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 02:24:03.53 ID:HsDIrSuS0
>>835

【「ひぃぃ!」「止めてくれ!」と男の首が悲鳴をあげている】

―――食人――かしら?――…

――それの――生死は――私には――興味――無い――けど―――…

【くるくると両手の時計針を回し】

―――依頼中に――対象が――第三者に――殺害されるのは―…

――余り――気分良くは――無いわ―――…
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 02:28:11.28 ID:4T9LnfwQ0
>>838

うん、よく無いとは思うねえ。僕にとってはいいことだけど。
でも、そこまで怖がるものかなあ? 似たようなものは作れそうなんだし
……うーん、乾いてるから大丈夫だとは思うんだけどなあ

【肉とはいえ、肉汁なんて出ません。カラッカラに乾いてる状態である】
【相手が何を考えているかなど露知らず】

ちゃん付けはちょっとやめて欲しいかなー。まあどっちでもいいけど。
……/? それじゃ名前じゃなくて記号だね、記号。

【名前として告げられたものを復唱こそするものの、敬称は付けない】
【あろうことか記号呼ばわりする】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 02:33:43.97 ID:4OG6YAB6o
>>840
正規品とコピー品じゃ、保障のケタも違うでしょ
……ま、これの場合は正規品の方が危ういわけだけどもねえ
うう、いっそビーフジャーキーにしてくれれば問題も無いのに

【よかった!<s>冷凍し忘れた肉から出たドリップを見てしょんぼりすることもないんだね!</s>】

あ、気にしないで俺様のクセみたいなモンだから。
そう、ね。記号っちゃ記号。でも俺様にとっては立派な名前よ?
……さって、そちらさんも忙しい事だし、俺様もとっとと帰りましょうかしら
またな、日向ちゃん

【あくまでもどこか飄々と、しかしながら落ちる冷や汗は困惑を隠せぬ証拠か】
【くるりと踵を返して手を振り、路地裏から去っていく】
【ほんの少し足早なのは、きっと気のせいだろう――】


/遅くまでありがとうございましたー
/そちらの設定を無駄にしないよう頑張りますのぜ!
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 02:37:37.68 ID:kA1xsfZ5o
>>839

【男の悲鳴が聞こえ、そちらに首を向けると楽しそうに口を曲げる】

へぇ? なるほど……いやまあ、よくわからんけど。 ほうほう、なるほどねぇ? ヒヒ、キヒヒッ!

【そんなサディスティックな笑い声を漏らし、腹を小突く足を小さく振りかぶると】
【深夜の路地裏に音が響くくらいの勢いで、男の鳩尾の部分に重く鋭い蹴りを繰り出す】

【命に関わる程ではないにしろ、相当な威力】


それで、追い剥ぎのオネーサン?
アンタの仕業なのかい、こりゃ? なんともまあ、面白いこった。

【そして女性に向き直り、へらりとした笑みを向ける】

で、何? 「依頼」? 追い剥ぎの? あれか、その首飾り、実はすっげぇ値打ちモンだったりするのかい?
んで、誰かに頼まれて怪盗紛いの強盗かい? ヒヒッ、当たってる?

【おちょくるような調子で矢継ぎ早に質問を繰り出すと、女性の手のペンダントに視線を向け】
【薄く舌なめずりをし、もう一度じっと女性の瞳を見つめる】
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/22(火) 02:40:05.13 ID:4T9LnfwQ0
>>841

ああ、僕は保障なんて一切しないからね。全部自己責任。
だから選択は相手に任せるのさ。
……その形にするのが面倒くさい。

じゃあ気にしないで良いや。うん。気にしない気にしない。
記号が名前って、何処かの研究所のサンプルじゃあるまいし……あ、今なったのか。
あ、うん、じゃあ。会えるかどうかはこの際考えないで置くよ

【対照的に、「喜」と「楽」しか感じていないような足取りで】
【何時の間にか血が完全に消え失せた路地裏を、また散歩するのだった】

/お疲れ様でしたー。
/こちらの設定に乗ってもらって感謝です。感謝感激雨霰です
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 02:48:25.97 ID:Vi/z6pHb0
>>842

【声にならない叫びをあげ、男は気絶したようだ】

―――…

――よく――喋るのね―――…

―――それに――依頼内容を――言うわけ――無いでしょう―――…

【くるくると回していた時計針を――】

――それとも――…

【構えた】
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 02:58:55.12 ID:kA1xsfZ5o
>>844

……………へえ?

【細く長く先端の尖った何かの棒を構えた女性を見て、ゆっくりと右脚を下げる】

いや? 実はアタシ、正義のミカタって奴でさぁ。
そういう悪逆非道な追い剥ぎとかって許せないタチなんだよねぇ、ヒヒッ!
それにさ、最近ちょっと金欠でさ? まあそれほど差し迫ってるわけじゃないけど、
金って奴は幾ら持ってても余りすぎってこたァないからさ。金目の物とか運よくゲットできたらな、ってさ!

【完全に口からでまかせの台詞をべらべらと喋り、女性と真っ直ぐに対峙する】
【その瞳には、先程までは見られなかった攻撃的な色】

【そして左手を広げ女性に緩く突き出し、馬鹿にしたように口を開く】

――――ヒヒッ! とりあえずさ、ちょっとその首飾りを見せてくんない?
何もしないからさ! ホントホント! 持ち逃げとかそんなこと全然考えてないから! キヒヒヒッ!
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 03:10:31.30 ID:Vi/z6pHb0
>>845

―――"短針"―…

【女が、地面を蹴った】

――"斬り離せ"――…

【そして突き出された腕目掛けて左手に持つ短い方の時計針を振るう】
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 03:19:21.08 ID:kA1xsfZ5o
>>846

――――ッ!

【女性が地を蹴った瞬間、素早く左手を引いて迎撃の姿勢を取る】

……いきなり襲いかかってくるなんて、ひでえ追い剥ぎだねぇ? あれ、追い剥ぎってそういうもんか?
ともかく、これでめでたく「正当防衛」ってわけだ……!

【姿勢を低くすると、地面を水平に薙ぐように足払い】
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 03:30:08.83 ID:qIATvEqw0
>>847

―――!―…

【足払いを、時計針を振った勢いのままさらにその向こうへと跳び越え転がるようにして避ける】

――仕事を――見られて――口封じ――なんてね―――…

―――というより――チンピラに――絡まれた――感じかしら――…

【トンッと跳び上がるようにして体勢を立て直す】
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 03:34:47.61 ID:kA1xsfZ5o
>>848

っ………!

【足払いを跳躍でかわされたのが分かるや否や、】
【すれ違うように自分は素早く前進。距離を取り、振り向いて姿勢を半身に戻す】

……なァんだか、危なげだねえ? 剣――じゃないよな? なんだい、そりゃあ?

【女性の手に持つ針を指差し、笑いながら尋ねる】
【まだ、余裕の色は剥がれ落ちてはいない】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 03:59:24.37 ID:jcNm400u0
>>849

【女は再度時計針を構える】

―――答える義理は――無いわ――…

【ある程度魔翌力やその手の類を使う者なら分かるかもしれない】

【そのニ本の時計針が不可思議な魔翌力を纏っている事を】

【そしてそれを持つ女からはその手のモノが一切感じられないという事を】
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 04:10:07.92 ID:kA1xsfZ5o
>>850

……ま、いいや。実際どうでもいいことだしねェ、ヒヒッ!

【返ってこない返答に、零れるように口端から笑い声を漏らすと】
【一度軽く石畳を蹴り、女性へと駆ける】

(――――ひとまず様子見かな、ァ。)
(転がってる男を見るに、とりあえずある程度までなら致死には至らなさそうだし?)

【そして一気に距離を詰めると、スピードを落とさず素早く懐まで入り】
【短く振りかぶった左のボディブローを放った】

【いかんせん距離を詰めてからの攻撃の為、ある程度戦闘慣れしている者ならば受けるなり避けるなりの行動は十分に取れるだろう】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 04:27:57.82 ID:jcNm400u0
>>851

―――ッ―…

【そのボディブローを受け、後ろに跳ぶ】

【威力を受け流すつもりではあったがそれでもダメージはあったようだ】

―――?――…

【相手からは何かを感じる、しかし仕掛けて来ない…女は考える】

―――"長針"―…

――"遅"―…

【女は時計針の長い方を防御するような形に構え小さくそう呟いた】
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 04:33:46.93 ID:kA1xsfZ5o
>>852

―――っヒヒッ!

【女性が後ろに引いたのを好機とみるや、】
【左腕の勢いでそのまま体をコンパクトに半回転、右の裏拳を続け様に打ちこもうとする】

【このまま行けば女性の胸元、防御する時計の針を、かなりの重さを伴った一撃が捉えるだろう】
【この勢いならゴリ押しで相手の体勢を崩せると判断したのか、体重も乗せている】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 04:53:00.02 ID:qYf+6cH50
>>853

――――…

【女は連撃を長針で防御する】

【――いや、していない】

【それどころか女は長針から"手を離し"ていた】

【まるで壁のように長針は空中で停止する――かのように見えた、しかし、長針はゆっくり、ゆっくりと下に降りていっており、さらに殴られる度に後ろにもほんの僅かに動いている】

【長針の動きが"とんでもなく遅く"なっているのだ】

――――"長針"と――"短針"は―――力が違うの――…

【そこから>>853の腹部辺りを狙って蹴りを放とうとする】
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 05:04:17.66 ID:kA1xsfZ5o
>>854

ッぐ、な――――?!

【渾身の裏拳が針にヒット、しかしその感触は硬く、重い】
【手首を咄嗟に曲げ、自らの手にかかる衝撃を少しでも弱めながらもう一度向き直るように半回転】

【すぐさま、腹部に飛び込んでくる女性の足――――!】
【その先端は鳩尾のど真ん中に綺麗に吸い込まれ……】

―――――っかしぃなァ……?

【若干不自然な位置までずぶりとめり込み、止まるだろう】
【そして間をおかず、足先に鋭い痛みが走るだろう】
【まるで腹部に穴でも開いているかのように。そして尖った何かに上下からきつく挟まれているかのように】

【蹴りによるダメージはそれほど受けていない様子。ただ、左手の甲に一筋の血が流れているのが確認できる】
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 05:06:08.39 ID:mMD7nS2E0
>>854

/なんか読み間違えてた
×連撃 ○攻撃で
長針も一度だけ後ろに下がった、と…
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 05:08:44.91 ID:mMD7nS2E0
>>855

―――!?―…

【女は驚き、足を引き抜こうとする】
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 05:28:50.52 ID:kA1xsfZ5o
>>857

ヒヒッ――――捕まえたっと!

【その一瞬の硬直を見逃さず、右手で女性の足首を掴み上げる】
【直ぐに足先を挟む様な力は緩み、簡単に引き抜く事ができるようになるだろう】
【しかし、その足首を掴む力は緩む事はない】

なんだか、変な物持ってるねェ?
ま、とりあえずそっちの棒も手から放してもらおうかな、ヒヒヒッ!

【ギリ、と掴んだ足首を軽く捻る】
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 13:45:14.04 ID:QwXBZpU8o
【公園】

(支離滅裂だ)
(俺はいったい、なぜこんなことをしているんだろう)
(だとすれば、ほかの人間は?)

(ほかの人間は俺より多面性に乏しいとでもいうのか?)

【青年は疑問を直後に自己否定する】

(嘘だ)
(きっと俺より分裂した人類はいる)
(知っている)

嗚呼、どーでもいい

(或いは俺と同じく知りながら肯定しているか、ただただ自分を信じているんだろ)
(フザケやがって)

【青年はベンチから重い腰を上げ】

(―――待てよ?何で肯定する必要がある?)

(否定する理由は?それを決定付ける理由は?決定付けない理由は?俺がここに座って思考する意味は?)
(面倒だろう?・・・自分サンよォ)

(とすれば、何を最も優先する?)
(自分?自分(その2)?自分(その3)?組織の利益?人の命?人格論?敵の敵らしい立ち居振る舞い?)

【どすっ。という音を立てて、勢いよくベンチに腰掛ける】
【ぎしっ、と木でできた座版が軋む】
【その後、尻に敷いた鈍色のローブの布を背中へとずらして】

(考えるのをやめりゃ、この世界はがらっと変わるだろう)
(この俺の視る世界を終了し、「至極面倒くさがりの視る新しい世界」が開始されるんだろうなぁ)


(として俺はいったい、なぜこんなことをしているんだろう)


・・・動けよな、ったくよォ

【と、先ほどから立ち上がると座るを繰り返す青年は自嘲する】
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/22(火) 18:06:40.05 ID:W4Z17Iza0
【森】
【誰かが切り倒し、詰まれた木材。其の上に、黒く、紅い、誰かが腰掛けている】
【日が落ちて来る時間帯。冷たい闇夜の中で、人物の橙の双眸が瞬いた】
【その後、ぽつり、紡がれた言葉は】

……、暖かくなって来た
……まだまだ、寒いけれど……

【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に深い傷跡が在り、太陽の様に煌く橙色の両目】
【右目の色合いはほんの少し濃く、例えるのなら「蜜柑色」に近い】
【ウエスタンジャケット、右足の太股から左膝に掛けて、斜めにカットされたスカート】
【両脚義足。歩く度、鉄の錆び付いた音が響く、少し背の低い女。齢は、二十に見える】

(……あの若作り呪術師は、もう、僕を狙って来ないみたいだけど)
(用心に越した事は、無い……気を張らないと)

……、まだ家には、帰れないかな……

【思考の後、再び呟く。それは、其の場に誰かが居たら、聞えそうな声量で】
【女は、木々の間の狭い空を見上げ。藍で染まった天に、瞳を細めた】
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 18:53:39.02 ID:kEfCV6Cko
>>860
【黒い学生服を着て右と左の腰にホルスターをつけた少年が覗きと間違われてもおかしくないような様子で見ている】
【話をしてみたいらしいが緊張、というより怖じ気づいて話かけられないらしい】

ねぇあの人困ってるのかな?もしそうならどうやって話かければいいのかな?
【木材の上に腰掛けている人物に気づかれないような声で腰にかけてある2つの銃に話しかける】

わかんないけど覗きみたいなのはやめたほうがいいんじゃない?
【少年の右の腰――右の銃からさっきの少年とは違う声がする】

男は度胸だろ?言ってこいよチキン
【さっきの声とはまたちがう声が左の銃からきこえる】

でも怖いよ。ってかだれがチキンだよ!
【この言葉から左の銃と少年の口論が始まった】
【当然声は大きくなり、とうとう木材に腰掛けた人物にも聞こえるであろう声量になった】
【少年はこの事実に気づいたらしく木陰から顔を出し、腰掛けてある人物に話しかける】

あの……どっから聞いてました?

【緊張と恐怖で満ちた顔で少年は腰掛けた人物に話しかける】
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/22(火) 19:11:44.87 ID:W4Z17Iza0
>>861

【女の耳に、誰かの声が届いた。―――口論の声】
【誰か、来たのだろうか。ほんのり、気になっていると】
【木陰から現れた少年が、自分に声を掛けて来る】

……、

【女が、彼を向く。問い掛けられ、疑問に思う事。―――少年と自分以外、他に人は居ない】
【先程、彼は誰かと会話していた様に聞こえたが、気の性だろうか、と思考して】

……「だれがチキンだよ!」……辺り、から……

【強張った表情で。小さな、蟲の羽音の様な声で、返答する】
【其の間にも、視線を辺りに移したりして、誰か居ないと探すが、矢張り人は居ない】

……あの、今晩は。誰と、話していたの?

【とうとう、好奇心が負けて。挨拶と共に、彼に、問い掛けるだろう】

/すみません、遅れました…
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 19:24:48.48 ID:kEfCV6Cko
>>862
【怒っていませんように……とさっきまで心の中で祈っていた少年】
【どうやら怒っていないらしい様子を見て安心する】

あっやっぱあんだけ大きい声してたら聞こえてますよね……
【ああ、やっぱそこらへんだろうな。と少年は心の中で納得する】

【安心したのも束の間、女性の質問を聞き、危機感を感じる少年】
(普通の人からみたら、一人で腹話術して会話してる変人だよな……
あの……コレと話してました……
【少年は左右のホルスターから銃をとって女性へと差し出す】

どうもはじめまして
よう姉ちゃん
【同時に銃が話し出す。ああ終わった。そんなことを考えながら女性の言葉を待つ】

/いえいえ、大丈夫ですよ。あとこちらも遅れてすいません
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/22(火) 19:44:31.26 ID:W4Z17Iza0
>>863

【怒っているというより、話し相手を見付けて、何処と無く嬉しそう】
【安堵している様子の少年に、柔らかな、老女の様な笑みを浮かべた】
【―――そして、差し出されたホルスターの其れを見て】

【銃から発せられた、人の声】

――――

【ウワァァアシャベッタァァァァァ!と、女の脳内で、どこかの子供の声が聞こえた気がした】
【「銃…だと…」と言いたげな表情で、数秒固まった】
【兎も角、「初めまして」と、恐る恐る二丁の銃に挨拶を返すだろう】

【ふと―――魔術か、又は能力によるものだろうか、と思考して、問い掛ける】

―――……武器が、意思を持っている……生きて、いるの?
……それとも、魔道具、とか……、ッ!

―――君は、まさか、魔法少年的な……!?

【ガタッ】

【行き成り立ち上がった】
【変な思考に行き着いたらしい。少し、頬を赤く染めて、羨望の眼差しを向けている】
【思考回路が半田ごてで焼き切られているとしか言えない、変人態度の発言だった】

/有難う御座います…!そして大丈夫ですよ! では、宜しくお願いします
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 19:55:25.73 ID:kEfCV6Cko
>>864
【女性の様子からして変人とはみられてないことに肩を降ろす少年】

残念ながらこいつらについてはよくわかってないんですよね
【銃をホルスターに戻し、ホルスターを指さしながら話す】

僕も気づいたら銃になってたというか……
【右のほうの銃が話し出す】
とりあえずあんま細かいこと気にするとシワふえるぜ!
【続いて左のほうの銃が話し出す。失礼なこというなとばかりに少年が左の銃を殴る】

残念ながらそういうのには付きまとわれてないんですよね
【メルヘンチックな人なのかな……と少年は思考を巡らす】

/あまり慣れてないのでおかしいところもありますがよろしくおねがいします
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/22(火) 20:21:21.08 ID:W4Z17Iza0
>>865

良く分からない、か……。……彼等を、拾ったの……?

【彼の返答に、小さく頷きながら。子供の様な瞳で銃を見詰める】
【銃の二丁、否、二人を、如何して持っているのか気になったのだろう】

……、む……

【右の銃の言葉から、色々と推測しているのか、少し沈黙して】

……もしかしたら、元は人間だったとkッ――――!?

【シワの二文字を聞いた瞬間、声が中断されて。笑顔の中に、青筋が浮かび上がった】
【「……気を付けるよ!」と、怒りを押さえ込む口調で、左の銃に返答する】
【怒る反応を見せる辺り、そこはかとなく、加齢臭がした】

【彼の返答を聞いて、緩やかに、怒気が収まって行ったのか】
【自分を落ち着かせる様に、時が経った血液の穢れの様な髪を、一度掻き分けて】

……そうなんだ……、あ、じゃあ……

【何故か、ショボンとした様子で。笑みが寂しげな其れだったが】
【次の瞬間、また良からぬ事を口走りそうな表情に成り―――其処で、言葉を止めた】

……そういえば……君の名前、何て言うの?

【と、問い掛ける。名を未だ尋ねていなかったのを、思い出したらしい】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 20:37:53.91 ID:kEfCV6Cko
>>866
拾った記憶はないんですよね……
気がついたら腰についていて普通にしゃべっていたというか
【すごく純粋な目だなぁなどと思いながら銃を見つめる女性を見る】

【シワ――その文字が左の馬鹿が言った瞬間心が恐怖に満ち溢れた】
(これが……殺気か……)
【そんなことを考えながら女性の怒りが鎮まるのを待つ】

【あっ、と情けない言葉を口に出し、非紳士的行動をしてしまった……と後悔しながら質問に答える】

宮本重太郎といいます。重太郎とよんでください。
【少年がすこしキョドりながら答える】
口黒です。左の銃が失礼しました。
【落ち着いた様子で答える】
白口っていうんだ。なかなかいい名前だろ?
【落ち込まないのか?と質問したくなるようなテンションで答える】

お姉さんはなんてお名前なんですか?
【右の銃、口黒が女性に問いかける】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 20:41:45.79 ID:+ttREtPAO
【街角】

うむ…心地よい暖かさだ
【水色の鎧に身を包み、その上から青いマントを羽織った大柄の男が呟いた】
【身長は190cm程だろうか、大股で歩くその姿からは貫禄を感じられるだろう】

……やはり冬とはいえ、太陽は直に見ることは敵わんな。巨大で…なにより眩しい……
【男はそんなことを口にしながら、何やら物思いに耽っている様子だ】

【彼の腰には大剣があるが、それよりもまず目を牽くのは背負われた大きな丸盾であろう】
【鎧と同じく水色を基調としたその盾はその大柄な背中を完全に隠してしまうほどに巨大であり、まるで亀の甲羅のようであった】

/こんなナリですが雑談でもおkですよー
タイピング速度は…気にせずにorz
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/22(火) 20:48:44.14 ID:BhEkjOo7o
【路地裏】
【そこに一人の漢が立っていた】
【背に虎が大きく刺繍された純白の長ランは、足元まで有り】
【その下は、裸にさらしを巻いただけという様で】
【このご時世に、髪型はリーゼント】
【靴は、革製で、先が突き刺さりそうなほどに尖っている】

……カノッサ機関、哲学者の卵……。
だー、手がかりも分かんねーとどう仕様も無いってんだ。

【そう呟いた彼は、しかし】
【それらのアクの強すぎる格好すらを消し飛ばす印象を持っている】
【其の漢は只々でかかった】
【180cm?そんなレベルではない】
【2m30cm。そんな漢であった】

チィッ!

【舌打ちをしながら壁に蹴りを入れると】
【コンクリートがドゴォッ、と音を立てて砕けたのが分かるだろう】
【身体能力のみで其れを成しているようだ】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/22(火) 20:57:39.14 ID:W4Z17Iza0
>>867

【彼の言葉に、益々謎が深まった様子で、疑問符を交えた声を出した】
【炎の色合いが、二、三度瞬きされた後、邪気の無い笑みを】

……運命、だったり……

【その後、何だか電波な発言】
【彼が、銃の二人と、気付けば一緒に居た事に対しての言葉かもしれない】
【そして、この女がド低脳の変態なだけで、重太郎君が後悔する事では無い……!】

……、夢幻檸檬。漢字で、檸檬
宜しくね、重太郎君と、口黒さんと、……白さん

【白口を、何故か、初対面なのに、渾名みたいに呼んで。爽やかな笑顔を浮かべ、握手を求めた】
【怒っている。恐らく未だ、シワ云々に関して根に持っている】
【大人気無いというか、面倒な女だった】
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:00:43.67 ID:evgaWUulo
>>868

(冬はまだ寒いです、夜は寂しいです……)

【墨汁のように真っ黒な髪に同じく黒い瞳、顔立ちは幼く】
【頭には赤い鉢巻を結んで、その後ろには真っ赤な蝶々結びが揺れている】
【起伏の少ない身体に水色のタンクトップを着こみ、肩に被せるように白のベルト付きコートを羽織り】
【同じく白い長ズボンを穿き、足には動きやすいようにとスニーカーを履いて】
【両腕に白と黒の鞘の刀を大切そうに抱いている少女が歩いている】

ふう、お仕事の間は幾らか……ん?

【とぼとぼと歩いていたのだがふいに視界に男の姿】
【立ち止まり剣と巨大な盾を遠くからじっと見つめて】

(おわあ……大きな剣、それに変な盾)
(どこかの地域で使われている物でしょうか……気になるなあ)
(気になるけれど、話し掛けるのは何だか恐いし……)

【男の体格故に近寄り難いらしく】
【少女は脇道の端に隠れてじぃーっと観察し始めた】
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:07:49.40 ID:wZyJcGlZo
>>869

よう兄ちゃん、
なんかいやなことでもあったのかい?

【その男は、濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳を持ち】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織っている。】
【背中に2つの大きめの金色と銀色の煙管(キセル)を担いで腕をくんで喚起パイプの上に立っている】


【その男は飛び降りて男に言った。】

あんまりイライラしてたらいいことネェぜ?
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/22(火) 21:09:21.02 ID:qYf+6cH50
>>869
………いつの時代の不良よ
【その姿を見て呟く人影】

【長い翡翠色の髪に、顔全体に包帯を巻き、左目と口と両耳の部分だけを露出している女だ】
【両足は膝から下は黒い義足がしてある】

【左手はなんか人差し指が皮がはがれ剥き出し筋肉が見える】
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/22(火) 21:10:12.12 ID:Vi/z6pHb0
/あばばばばばば
>>873はなしで
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:12:45.04 ID:kEfCV6Cko
>>870
運…命…?
(そういや俺こいつらの性別知らないんだよな……ゴクリ)
【こんな下心のもった感情を抱きながら女性の話を聞く】

変わった名前ですね。
いや変ってわけじゃないですよ?
【まずかったか……さっきの発言を少し後悔する】
どうもよろしくお願いします。
【少年は自分の手を夢幻という名前の女性の手にあわせる】

白……?
【白口の頭の上にクエスチョンマークを何個か浮かべているが数秒後もやもやが消えたように話し出す】
なかなか気に入ったぜ。ありがとうなお姉さん!
【無邪気にしゃべる白口。反省したらしくお姉さんと呼んでいる】

それで夢幻さんは能力者なんですか?
【最初に聞きたいことを思い出したらしく、ハッとした様子でしゃべりだす】

876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:12:54.91 ID:BhEkjOo7o
>>872
あぁん?

【睨め付けるように相手にメンチを切り始める】
【相手の体格にも依るが、2m超の筋肉の塊の威圧感は相当の物だろう】
【イライラしてたらいいこと無い、との言葉に舌打ちをして】

ッチ、機嫌が悪ィんだよ。
痛い目見たくなかったらさっさと消えな。

【学ランのポケットから煙草を取り出し、火をつけながら言う】
【紫煙がゆっくりと立ち上るだろう】
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:14:07.64 ID:+ttREtPAO
>>871
春は近付いてきているなぁ…
【最近段々と暖かくなってきていると感じている男は感慨深げに呟く】

むっ…?
【敵意は感じられないが視線を感じる。】

【視線を辿ると幼い刀を持つ少女を見付けた】
(彼女か。知り合いでもなし…あぁこれか)
【興味を抱かれるのは慣れているのだろう。盾を外し、彼女の方へ近付く】

これが気になるのかな、お嬢ちゃん。ここまで大きな盾は珍しいだろう
【そして穏やかな声で少女に話しかけた】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:15:53.74 ID:wZyJcGlZo
>>876

威勢がいいじゃねェか
だが啖呵をきるにゃあちっと早いぜぇ

【その男は身長170後半だが、下駄のせいで180センチはこえていると思われる】

んじゃあ俺も一服させてもらうかね

【そう言うと男も背中に担いでいる金の煙管を取り出し、煙草を吸うのである】
【どうやらただの煙管ではなさそうだ】

879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:18:50.88 ID:BhEkjOo7o
>>878
けっ……、勝手にしろや。

【そう言い捨てるとそっぽを向いて煙草をふかし始めた】
【おもむろに相手の方を向くと、口を開き】

なあ、あんた。
カノッサ機関っての知ってるか?

【と、唐突に話し始めた】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:21:03.69 ID:wZyJcGlZo
>>879

カノッサ機関?
オイラァそんなの知らねェぜ?

いってぇそのカノッサ機関てのがどうかしたのかい?

【その男は煙草をふかしながら聞き始めた】
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:22:35.19 ID:BhEkjOo7o
>>880
ダチの為に、そのカノッサ機関とやらの物が必要なんだとよ。
なんでも、哲学者の卵”とか
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:23:45.15 ID:BhEkjOo7o
>>880
ダチの為に、そのカノッサ機関とやらの物が必要なんだとよ。
なんでも、“哲学者の卵”とかいう物らしいんだがよぉ。

【頭をガリガリ掻き、紫煙を吐き出しながら】

いくら探してもてんで見つかりゃしねーんだよ。
舎弟も動かしてるってのに……。

//途中投稿すいません!
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:26:58.68 ID:evgaWUulo
>>877

(櫻の国では見られないような装備ですよね)
(あ、でも私の見聞が狭いだけかも知れないなあ……)

【少女の出身は櫻の国、といってもこの容姿では分かる筈もなく】
【それらしい事が分かるのは腕の中の2つの刀程度】
【もっとも刀でさえそれなりに流通しているので、特定は難しいかも知れない】

(どんな意味があってあんな形してるんだろう?)

【剣にも興味があるがやはり盾の特殊な形状に先ず興味が沸いたらしく】
【首を右に左にと見やすい位置を探しながら観察と考察は続く】

(あの大きさだと身を隠し易いですよね、私なんかだと全身そうなるかも……)
(相手の視界を奪おうと思えば奪えるのかな?でも近距離じゃなきゃ無理……近距離以外に盾は使えないか……)
(……なんて延々考察を続けても本当の答えは――――?)

【思考の方に意識を割いていたためか彼が近づいてくる事に気付かず】
【盾と人とが視界の大半を占める辺りになって漸く気付いて】

あわわわわわわ……わ、私は何も悪いことはしてませんよー!!

【軽く震えながら一歩、二歩、三歩と機敏な動きで後退】
【言い訳にもならないようなセリフを吐いて、そして】

ですから食べても……も?
(……おー?あまり恐くない人なのかな?)

【その穏やかな声とまともな対応に少しだけ警戒を解き】
【じっと彼を見上げ、わたわたしつつ言葉を探しつつ】

え、と……こ、こんばんはー……

【取り敢えず挨拶をすることにしたのだった】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:28:35.82 ID:wZyJcGlZo
>>882

哲学者の卵・・・・・・そいつはお宝のにおいがしてきたなぁ!
だが残念だがオイラァその哲学者の卵ってのはは今初めて聞いたんだ。

【軽く申し訳ない表情と残念な表情で男は言った】

その“哲学者の卵"っての在り処さえわかれば
オイラが行ってちょちょいと盗み出してくるんだがなぁ

【男は煙草の灰を落とすと煙管を背中にしまう】
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:31:02.94 ID:BhEkjOo7o
>>884
ちぃ、使えねぇ。

【そうしたうちすると紫煙をふぅっ、と輪になるように吐き出して】
【相手が盗んでくる、との言葉を聞き】

……ダチに言えば、報酬くれると思うんだが、探すの手伝わねーか。
一個見つけるだけで十分らしいし。
取り敢えずダチ曰く、カノッサ機関ってのに入ってる奴なら持ってる可能性が高いとか言ってたし。
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/22(火) 21:33:31.09 ID:W4Z17Iza0
>>875

うん、うんめ……、どうしたの?

【言葉を続けようとして、ふと、彼の良からぬ様子に気付き】
【不思議そうな表情で、尋ねるだろう】

いや、自覚してるから……変な名前だよね
重太郎君は、素敵な名前。……義を重んじる、みたいな感じがして……

【自覚しているらしい。―――穏やかな口調で、彼に語り掛ける】
【重太郎=\――女の妙な其れよりも。優しくて、響きの有る名前だと思って】

【怒っていた。怒っていたけど―――でも、其の邪気の無い声を聞いて】
【可愛い、と感じた。―――そして、お姉さんという言葉で、益々、ぱっと笑顔に成って】

……、ふふ

【白口の言葉に、笑顔を返す。―――嬉々とした、其れ】
【判り易いBBAだった。色々と、酷かった】

【そして―――彼の、問い掛け】

―――……? 
……うん……一応、僕は能力者だけど……どうしたの?

【肯定。―――後に、紅く黒い髪を揺らしながら、首を傾げて、彼に尋ねる】
【新世界で、能力者は多く居る。彼が何を聞きたいのだろうかと、気になって】
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:33:56.39 ID:wZyJcGlZo
>>885

報酬か……悪くねェ
いいぜ、人助けだ手伝ってやる

【男はかっこつけなのか……?】

じゃあとりあえずはカノッサ機関とやらの奴を見つけねェとなぁ。

【アゴに手を当て、考えている?ようだ】
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:38:59.30 ID:BhEkjOo7o
>>887
おお、ありがとよ。
之、俺の連絡先とダチの連絡先だ。

【そう言い、くしゃくしゃのレシートの紙に何かを書き、渡そうとする】
【そこには、2つの電話番号と、もう一つは《統一征斗会:第13研究所》という所の住所が有る】
【彼と彼のダチの連絡先だろう】

そうなんだよな、其れが問題でよ。
裏路地ならそういう怪しいやつ居そうだから最近入り浸ってたんだが。

【煙草が短くなってきたので握りつぶしてそこらに捨てて】
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:40:58.22 ID:+ttREtPAO
>>883

(何という集中力…)
【話しかけるまで何やら深く考え込んでいた少女にどこかズレた感想を抱く男】

あぁもう日は落ちたか、こんばんは
春はすぐそこといってもまだ冬か。夕暮れの時間が短いな…
【少女に挨拶を返し、そのまま何とはなしに話を続ける】

【ちなみに盾はまだ手に持ったままだ】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:42:21.97 ID:wZyJcGlZo
>>888

おう、もらっとくぜぃ

【男からレシートにかかれた連絡先をもらい】

とりあえず待ってりゃ向こうから来てくれるんじゃねぇのかい?
時間も時間だしな。

【今度は銀の煙管を取り出し、煙草をふかしているようだ】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:43:55.56 ID:kEfCV6Cko
>>886

い、いやぁなんでもないです!
【顔に出てたか?と自問し顔を赤くしながら答える】

い、いやそういうことじゃないんです!
変わってるけど素敵だと思いますよ!
僕の名前だってほら古くさいじゃないですか
【簡単に口に出すんじゃなかった…と後悔しながら、必死に女性に言い訳をする】

(お母さんみたいな微笑だなぁ……ハッ!)
【宮本御一行は一斉に失礼なことを考えて我に返る。どうやら根は似ているらしい】

いや、口黒と白口は能力者と関係があるのかなと思いまして、
【少年と口黒が一斉に答える。どうやら白口はそんなことなど一切考えていないらしい】

/すいません、おふろいってきます40分ほどでもどってきます

892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:44:37.13 ID:BhEkjOo7o
>>890
あいよ、見つかったら連絡してくれ。
俺かそいつが取りに行くから。

【そして、相手の言葉を聞いて】

待つ、ってのがそもそも性に合わねーんだよなぁ。
族の抗争でも基本的に先に殴りに行くタイプだしよー。

【半目で愚痴る】
【そして、相手が煙管を変えて煙草を吸っているのを見て、首をかしげ】

なァ、それ帰る意味有るのか。
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:48:03.46 ID:wZyJcGlZo
>>892
おうわかったぜ、報酬忘れんじゃねーぜえ?

【目を閉じてうなずくと】

まぁこっちで吸うと妙に頭がさえるんだよなぁ
あっちで吸うとなんか血の気があがるって感じがするんでぃ

【二つの煙管を指差しながら】
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:51:39.62 ID:evgaWUulo
>>889

寒い季節ですから必然日は早く落ちますよ
太陽もこの寒空に長い間いたくは無いのでしょう、きっと

【冗談を混ぜ当たり障りの無いように返す少女は一見すれば無垢であるが―――】
【頭の中では彼の、目の前の男の鑑定を進めていた】
【その鑑定という物の実態は「自分にとって害があるか否か」である】

(多分、ですけど……危なくは無いのかな?)
(そういう人なら何も言わずに襲って来そうだし……あ、でも)
(でも旅の途中では最初は優しかったけど色々あってお金を盗まれたりしたような)

【初対面の人間の性格、行動の予測などは難しい】
【あらゆる可能性を孕んでいるのだから答えにはたどり着きはしない】
【それでも初見の人物をどう判別するかとしたらそれはやはり第一印象は雰囲気といったものからである】
【この場合はそれが成功するかどうかは分からない、が……】

んと……お兄さんは珍しい装備を付けていますが――――
どんなお仕事をしているのですか?

【少女は取り敢えず尋ねる事にした、主に気になったその装備についてだ】
【ある程度話せば安全かそれとも否かも大分予測は付くだろう、無論彼と物理的に距離をとっての話だが】
【】
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:52:14.00 ID:BhEkjOo7o
>>893
そこは心配いらねぇよ。
統一征斗会の資金力は並大抵じゃねぇからな。

【腕を組んで自慢気に言う】
【というかこの漢、その手の組織に属すタイプに見えないのは秘密である】

へぇ、変わった煙管だな。
ま、いいや。んじゃ俺は他の所行ってくらァ。

【そう言うと、路地裏の入り口あたりに止めている巨大なハーレーに跨った】
【ずむぅ、と一端車体が沈み、盛り返す】

じゃーな、……っと、その前に。
名乗って無かった。俺は武田 宗慈[タケダソウジ]。
あんたは?
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:57:27.81 ID:wZyJcGlZo
>>895

おう!期待しとけい!

【こちらも腕をくんで自信満々である】

おうオイラァ獅子堂輝天[シシドウコウテン]てぇんだ!
よろしくな!
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 21:59:00.10 ID:BhEkjOo7o
>>896
おぅ、よろしく、輝天。
じゃぁな。

【そう言い、ニヒルに笑むとハーレーのエンジンの轟音を響かせ走り去っていった】

//乙でした!
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/22(火) 22:06:31.18 ID:W4Z17Iza0
>>891

そ、そう? 其れなら、良いけど……

【彼が顔を赤くしている様子に気になったが、言及しない方が良いかもしれないと考え】
【焦った笑顔を浮かべて、弱々しく答えた】

(―――口黒さんと、白さんが、……能力者と……)

【其の言葉を聴き、少しの間、思考を巡らせる】
【喋る武器。―――矢張り、異能の其れと、因果が有るのだろうかと】
【―――ざわり。風で木々が揺れて、闇く染まった空が、視界の端に映る】

【檸檬は、やがて、薄く口を開くと】

……、……僕は、断定して言えないけれど
……喋って、いつの間にか一緒に居たって、やっぱり不思議な事だし……

【関係が有るとは思う、と。何処か自信の無い声で、真摯な表情で返答する】
【火で炙った剣にも似た視線を、彼等へと向けた】

/了解しました
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 22:07:03.48 ID:wZyJcGlZo
>>897

オイラもどっか行くとするかね

【すると男は闇に消え去っていった】

//乙でしたー
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 22:12:37.97 ID:XZ9m/bWgo
【路地裏】

【そこには一人の青年が何かに腰を掛けていた】
【背まで伸びたボサボサな黒髪に前髪をまったく上げてない白いカチューシャ】
【黒のジャケットに中には橙のインナー、灰色のジーンズ】
【眼付が悪く腰には一刀の刀を携える】

悪者を見過ごせねぇのは自分でも分かってる

けどよ…

【青年の真下】
【腰を掛けているのは先ほどこの青年に倒されたばかりであろうモブの集団だった】

「てめえは……絶対に…ゆるさn―――」

【青年は腰にある刀の鞘の先で気絶していなかったモブの顔面に突き下ろす】

おい、今せっかく俺がなんか良いこと言えそうだったのによ

【止めという奴だ】
【死んではないだろうが確実に気絶してる】】

はぁー…
何で俺んとこばかり群がってくるんだよ
こんな奴ら倒す義理も無ぇのに疲れるぜ

……一応義理はあるか

【青年の人相が悪いせいか傍から見れば青年は悪者に見える】
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 22:13:24.43 ID:XrMTq/zSO
【公園】

・・・うぅん・・・、
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年がベンチに座り何やら悩みこんでいた】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

・・・やっぱりこんな事言ってたら・・・怒られるかな・・
・・いや、怒られるだろうな・・・
只でさえ今の敵達だけでも手一杯で大変だって言うのに、
勝手に更に敵を増やす様な事をして・・・
【少年はそう手にした携帯の画面を見つめている】
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 22:19:53.65 ID:+ttREtPAO
>>894
そう…だな…
太陽に…意思はあるのだろうか……
【何やら妙な部分で思量する男】

【そして彼女の内心の警戒に気付くことなくことなく会話を続ける。彼女に心なしか距離をとられているものの、彼にとってそれは些末事であるようだ】

むぅ…。仕事は…今はない。
以前は遠方の国で騎士団長などしていたのだが…。その…国が財政破綻してな…戦いなど100年は無い地域だったものだから軍がまず切られ…んっんん!
【余りに情けない事情を滔々と語ることに恥ずかしさを覚えたのだろう、男は軽く咳払いをして邂逅を中断する】

…まぁとにかく今は勤め先を探しているところだ。
聞けばこのあたりは悪党がのさばっているというではないか。私の力が少しでも役に立てば、とな
【そう言って、彼女の問いに対しての説明をしめた】
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 22:25:22.25 ID:kEfCV6Cko
>>898

(ふぅ……深くきかれなくてよかった……)
【少年は心の中で肩を降ろす】

【やっぱり能力者が関係してるのか…少年は返事もせずに考え事をする】
【重太郎の悪い癖がでてる……口黒は少年が考え事に夢中になっているのに気づいた】

【少年のかわりに口黒が口を開く】
武器や道具を作り出す能力者っているんですか?
心当たりがあるなら教えてもらいたいのですが。

/お待たせしましたすいません
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 22:30:14.31 ID:evgaWUulo
>>902

うぇ、冗談ですよ?物に意思がある訳ないじゃないですか
あるのは物に感情があるのかもしれないと思う人間の予測、予想だけですよう

【一方の少女はロマンの欠片もなかった】

あ、それじゃあついこの間までの私と同じですねー
私は旅の途中でここにたどり着いてそして修行をしている身なのですけど……
でもでも凄いですね騎士団長だなんて!やはりお強いのですか?……もしやその装備もその時の名残?

【旅人と騎士団長では同じ所を探すというのも難しいだろうが、まあ些事である】
【成程と少女は思った、彼が彼の言う通りに騎士団長だったのであればその装備にも納得がいく】
【得てして特殊な装備という物は一群体の長へと渡される物であるからだ】

ちなみにちなみにですが私は喫茶店のアルバイトをしています
……悪党退治なんて出来そうもないので、えへへ

【自分は戦う側の人種ではないのだから、それも仕方のない事であり恥ずべきような事では無い】
【それでも「無力」という存在はこの世界では肩身が狭い、腕の中の刀は最早形骸化しているようなものだ】

でもどうなんでしょうね?私はそういう物騒な感じのお仕事はあまり詳しくはないので――――
悪党を討伐するギルドみたいなのがあるかどうかさえ分かりません、ごめんなさい

【ふと気づけば普通に会話をしている、少女は場に流されやすくもあった】
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/22(火) 22:39:33.44 ID:W4Z17Iza0
>>903

【思考している様子の重太郎を、静かに見詰めていたが】
【口黒の問い掛けに、我に帰って。片手で、口元を隠しながら、想起する】
【暫く其の作業をしたが、思い当たる知り合いは、思い出せなかった】

……、僕に、其の能力を持つ知り合いは、居ないかもしれない
もしかしたら、知り合った人の中に、居たかもしれないけれど……

【―――心当たりは無いと、弱々しく答え。申し訳無さそうに、頭を下げる】
【次ぐは、謝罪の言葉。其れを紡ぎながら、口黒を見て】

でも、武器を生み出す能力者は、居ると思う
―――能力者の人達は、色んな力を持ってるから
……能力に限らず、魔術とかでも、そういうのを作っている人も居るし……

【自分の、今知っている事を、出来るだけ話す。恐る恐ると言った様子だが】
【少しでも、彼等の力に成ればと考えて。真剣な表情で、流れる様に言う】

/お帰りなさい!
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 22:48:56.78 ID:kEfCV6Cko
>>905

分かりました。ありがとうございます
【口黒は重太郎のほうを確認しながら、夢幻に礼を言う】

ほう…それほど能力者はいるのですか…初耳です
それで魔術とは?
【まだ、考え事に夢中になっている重太郎を確認した後、初めて聞いた魔術という言葉に興味をもち、質問をする】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga]:2011/02/22(火) 22:54:33.47 ID:zeSupPeK0
>>900
やれやれ全く。
――路地裏というものは危ないものです、ねえ?

【ズ ズ ズズ...と】
【暗闇――影から湧き出るように】
【その男は、姿を現した】

我ながら不便な転移術だな…調整が必要ですねえ。

【黒いジャケットのフードを目深に被り】
【数箇所敗れたジーンズのポケットに両手を突っ込んでいる、褐色の肌を持つ男】

おや失礼、取り込み中でしたか?

【その瞳は、細目の為に確認出来ない】
【表情(かお)を笑ませながら、男は青年の方を向いた】

/まだいらっしゃいますか・・・!?
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/22(火) 23:01:02.50 ID:W4Z17Iza0
>>906

【口黒の言葉に、何処か、楽しそうな、年季の入った笑みを浮かべ】
【次の問い掛けに、再び想起を繰り返しながら、ぽつり、返答する】

……能力者以外にも、魔術を使って戦ったりする、魔術師も多いんだ
魔術師を、教育する学校とかも在ったり……

【魔術協会の事を思い出し、其れも話してから―――】

……、そんな感じで、色んな人が居る
……口黒さんと白さんの事は、多くの可能性が、考えられる

【其処まで、言葉を紡いだ後、ゆっくりと唇を閉じる】
【全て、語り終えたのか。息を吐くと、柔らかに、微笑んだ】
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/22(火) 23:01:11.08 ID:nCqWu5iV0
【路地裏】
………やっと左手が戻ったわね
【長い翡翠色の髪に、顔全体に包帯を巻き、左目と口と両耳の部分だけを露出している女が】
【左手をグーパーグーパーしながら歩いてる】

【両足は膝から下は黒い義足がしてある】

………それにしても路地裏はなんでこんな命知らずが多いのかしら?
命は大切にしなさい…
【彼女が来た場所の後ろにはノビている不良達が倒れていた】
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 23:01:55.72 ID:+ttREtPAO
>>904
う…む…そうだな、物に意思は無い。人間の無遠慮な振る舞いが因果応報の形で自らに返ってくるだけだ
【一体何の話だろうか。彼の過去に関係しているのかも知れない】

そうか、私達は境遇が似ているのだな。うむ、同士を見付けたようで嬉しいぞ
…いや、100年は戦いが無いと言っただろう?そこでの騎士団長と言ってもここら一帯ではどれ程の強さなのか…
その証明に、私の部下でついてきたものはいない
【そう言って、男は苦笑い。そして少女の刀に目を向け】
ところで…修行と言ったな。何か剣術でも?それにしては…いや、職人の方かな?
いずれにしても仕事をしながら修行をするというのは感心なことだな。私が腰を落ち着ける場所を見付けた時には是非立ち寄らせてもらいたい


そうか…まぁ仕方がない。どうしようもなくなれば自分で立ち上げるなりなんなりするさ、ハハ
【そう言って笑う。が、内心経済面での遣り繰りに自信が無いので自分で立ち上げる気は毛頭無い。そもそもその能力があれば自国で破綻に対する警告くらいは王に進言出来た筈である…】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 23:10:58.41 ID:kEfCV6Cko
>>908

【一瞬、もしや開けてはいけない扉を開けてしまったか?と思った口黒だったが、優しい笑みを見て安心する】

ほうほう……なるほど…
初耳ですね

【思い出を相槌を打ちながら聞く】
それにしてもこの世界は広いのですね……
いろんなことを聞かせてもらいましたありがとうございます。
【丁寧にお礼をした後、まだ起きてない重太郎に気づく】

申し訳ありませんが重太郎を起こしてもらってもいいですか?こうなったらアイツ叩かないと戻らないので……
【すこし頼りない重太郎を情けなく感じながら女性に頼む】
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 23:17:57.12 ID:evgaWUulo
>>910

因果応報、ですか……
(この人の過去に何があったのだろうか、それ自体は分からないけど)
(彼自身の考え方にも影響を与えた重大な何かが起きたのでしょうね……)

【察するには関係が浅すぎる、過度な干渉は負荷が掛かり破綻する】
【組合わないパズルピースを無理矢理組み合わせようとすると壊れてしまうのだ】

いえいえ同士だなんてそんなお恥ずかしいですよう
うー……そう考えると確かにですけでも、でも平和を維持する目的が果たされているのだから良いんですよきっと
部下さんが何を思ったのかは分かりませんけど、やっぱり人が何かを行動する時には恐怖が付き纏う物ですから
物怖じするような事もあると思うんです……だからお兄さんが全面的に悪いなんてことは無いですよ

【励まし、とまではいかないが少女はそう伝える】
【それ自体そこまで気にする必要は無いのだと】

私は剣術は出来ないです、でもお察しの通り職人の刀匠という人種です
匠なんていうレベルには至っていませんけども……それでも師匠を見つけて鍛錬しています
あう……えっとその未だ他人に見せられるような習熟度では無いのです……

【恥ずかしそうにきゅっと刀を抱き直し怖ず怖ずとしながら自分という人間を教える】
【どうにもこういうのは苦手だった、刀匠にも成れていない自分がその名を少しでも語るのが】
【驕っているように思えて、竦む……】

新規参入となると費用が掛かりそうですね、他の組織との衝突もありそうです
……あ、その決して落ち込ませるような気はないですゴメンなさい

【どうにも現実的なことばかり口にしてしまう】
【自分が力になれないのだから少しでも彼を励ますべきなのに……
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 23:19:28.81 ID:MnTFqcYE0
>>909

おぉ〜寒ぅ… 早く酒場で梅酒梅酒〜っと

【小走りで酒場に向かう男】
【茶色のテンガロンハット、藍色のジーンズに黒のウェスタンブーツはまるでカウボーイである】

【男が酒場への道である細い路地裏に入ると―――】
【翡翠色の髪の女がこちらに向かって歩いており、そしてその後ろで無残にも倒れている不良っぽいヤツらが大勢倒れていた】

…ヒュウ♪ねぇちゃん、あんたがやったのかい?

【目が合ったので、少し驚いたリアクションをとり、こう女性に話しかけた】
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/22(火) 23:24:21.69 ID:W4Z17Iza0
>>911

い、いや……だって、僕が喋ったのは、本当にちょっとの情報……
……役に立てなくて、ごめん……

【丁寧な礼に、申し訳無く思い―――しょげた表情で、首を横に振る】
【自分は、本当に少しの事しか言ってない。気恥ずかしくなって、思わず、頭を下げた】
【―――此の世界には、多くの人間が居て、多くの事が在る】

【そして―――次いだ口黒の言葉に、彼女も重太郎へと視線を移す】
【未だ考えている様子の彼に、ビク、と体を小さく震えさせた】

……、重太郎君?

【叩かないと戻らないと聞き、驚いた眼差しを向けるかもしれない】
【そういえば、先程から長考していると思い出し、顔を青ざめた】

た、叩くの……?

【流石に申し訳無いのか、暫しうろたえる女性だったが】
【此のままでは、二丁の彼等も大変だと気付き、兎に角、思い切る事を決意】
【恐る恐る、震える片腕を挙げて―――彼の頭を、平手で、叩こうとするかもしれない】
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 23:24:25.85 ID:wCcyXbrDO
>>907

なんだ?ヴィーゴか?

【青年は知り合いかと思い男の方に顔を向けるが一瞬で表情が曇る】

あぁすまねえおっさん
人違いだったわ

あまりにも知り合いと似てて勘違いしちまった

【青年は男に軽く謝りモブの山から降りる】
【そして男の方に一瞬鋭い視線を飛ばし質問をする】
それよりアンタ何しに来たんだ?

//返信遅れましたがいますよ
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/22(火) 23:26:21.02 ID:qIATvEqw0
>>913
……お酒よりココアの方がいいわよ
【そうポツリと言い】

ええ…私がやったわ
けど勘違いしないで欲しいわ…正当防衛よ…
【そういいながら立ち止まり、男に言う】
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 23:29:59.38 ID:MnTFqcYE0
>>916

酒は酒でも梅酒なら女受けもいいだろ?
【ぽつりと女が言ったことを聞き逃さずに】

…複数の奴相手にねぇちゃん一人でよくここまでできたなぁ。
なんかタネでもあんのかい?
【すこし不敵な笑みを浮かべて一言】
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 23:31:05.30 ID:kEfCV6Cko
>>914

『いえいえ、この世界のことを知らない僕たちにとってはとても有意義な情報ですよ。』
【落ち込んでいる彼女を慰めるように話す】

『ええ、思いっきりやってください。』
【戸惑っている彼女の背中を押すように話す】

{なんなら俺使って殴ってもいいぜ!}
【難しいことには口を突っ込まない主義の白口が大きな声で話す】
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga]:2011/02/22(火) 23:34:43.68 ID:zeSupPeKo
>>915
『おっさん』か…ふむ。

【何やら思案する男】
【見た目としては、二十代半ばといったところだろう】
                      . . . .
『ヴィーゴ』…という方は、さぞ貴方と仲が良いみたいですね?

【咄嗟に呼んでしまうような名前だ】
【仲の良い友人の名だと判断したのだろう】
【と言っても、相手は見た目で勘違いしただけだろうとも思ってはいるが】

――!『何を』しに来たか、ですって。
それは可笑しな質問だ。
何故なら、私には貴方に会うつもりで此処へ来た訳ではないのだからな。

【ポケットから出した手を、大げさに横へ広げる】
【相変わらず見開かれない瞳と、笑んだ表情は変わらない】
【そして、広げられたその指先は――人のものとは思えない程に爪が鋭く、伸びていた】


920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 23:39:45.56 ID:+ttREtPAO
>>912

…うむ。ありがとう、お嬢ちゃん
【言葉少なく男は感謝を示す。少女の言葉の節々から労りの心が感じられ、心暖かな気持ちになっていった】

いや、お嬢ちゃんが努力を続け、工夫を凝らし、傲ることなければ必ずや立派な刀匠になれる。私が保証するよ
【そして少女の自信無さげな声に励ましを贈った】

まぁ探し続ければ見付かるであろう。…そろそろ失礼することにするよ、今夜の宿も決まっていないしな
む…そういえばまだ名乗っていなかったな。私の名はイカルス・コニアテスだ、お嬢ちゃんの名は?
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/22(火) 23:40:19.31 ID:W4Z17Iza0
>>918

【戸惑い、再び手を止め、中々決心が付かない彼女に】
【聞こえて来た、口黒の言葉―――迷いが、少しずつ、薄れて行く】
【混乱し過ぎて、確実に、罪の意識に対して可笑しく成って来ている】

……、白さんを……

【終に、白口の言葉が引き金と成って―――ブツリ。何かが切れる音がした】
【キリッ、と表情を引き締めると、銃の二人に、笑って言うだろう】

―――僕、頑張るよ!

【頑張らなくても良い所で、頑張り始めた。ガンバンベーと何処かから聞こえた気がした】
【スポーツマンシップに則った、良い笑顔だった】

【ゆっくりと、白口へと片手を伸ばす】
【……もし、白口を手に取る事が出来たならば―――】
【流れる様な動作で、彼を高く掲げ、重太郎に狙いを定めるかもしれない】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/22(火) 23:42:01.11 ID:YbgujMVt0
>>917
残念だけど私はお酒飲めないの…
【下戸である】

別にタネはないわ…
ただ一人を武器にしただけよ
【よく見ると約一名だけなんか色んな場所に打撲痕がある】
【恐らく】
【一人即効で気絶させる→その気絶した奴の足首を掴み→振り回して周りの不良を殴り飛ばしている】
【だが…女性は明らかに細身で力があるようには見えないが】
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 23:46:30.60 ID:wCcyXbrDO
>>919

そんな間柄じゃねーよ
ただの腐れ縁みてえなもんだ

【青年はめんどくさそうに頭の後ろを掻く】

へえ、たまたまか…

まぁそんなこと知ったこっちゃねえか
ようがねえなら俺は帰るぜ?
今日は精神的に疲れた

【青年は手に視線を少し落としすぐに反らす】
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 23:48:57.61 ID:MnTFqcYE0
>>922

おれも下戸だぜ?でも酒大好きだからさぁ、ウォッカとかじゃなく梅酒でってわけ。

【そして「一人を武器」で彼女のしたことに予想がついたのか一言】

あんた…そんな腕力あるように見えねぇけど…腕相撲の女子チャンピオンとかなんかやってるの?

925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 23:50:10.22 ID:evgaWUulo
>>920

いえ、お礼なんて言われるような事は出来なかったですし
お礼を言われるような人種じゃないですよ……

【それでも幾らかは嬉しいらしく、仄かに頬を染めそれを俯く事で隠す】
【照れくささが確かにあった】

そう言っていただけると、嬉しい……です
(普通の人ならばきっと上手くゆくのでしょう、でも才能の無い私は……)

【困ったようなぎこちない笑顔を浮かべ彼女は表面上ではあるが礼をいう】
【実際そういった言葉はありがたい、そして暖かいが――――】
【自分の現実を誰よりも知っている彼女は、それでも根は陰鬱な何かに支配されていた】

宿屋でしたらこの辺りに結構あると思います、探す必要すら無いかと
あう、イカルスさんですねどうもよろしくお願いいたします私の名前は七野の七緒と申します
どうぞお好きなようにお呼びくださいませっ

【ぺこりと一礼すれば後頭部の赤い蝶々結びが踊る】

それではイカルスさん、イカルスさんがこの街に在住するなら今後出会う事もあるでしょう
その時までどうかお元気で、そしてさようならっ

【去りゆくのだろう彼に軽く手を振る】
【また出会ってそして自分の事を更に深く聞かれたならその時に】
【その時に自分はどうすれば良いのだろうという疑問を心に残して……】
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/22(火) 23:52:18.84 ID:mMD7nS2E0
>>924
……それは色々ダメだと思うわ
【溜息をつきながらそう言い】

別にそんなのやってないわ…
ただの《ゾンビ》よ
【サラッとそんな事を言う】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga]:2011/02/22(火) 23:52:33.13 ID:zeSupPeKo
>>923
おやおや、これはツレないな。
とは言え、私も転移先が此処だっただけの事、止めはしないさ。

【再びポケットに両手をしまい】
【首を俯かせて、表情をフードの奥へ隠してしまう】

夜道にはくれぐれもご注意を…
暗がりで蛇を踏むこともあるでしょうから。

【そう言って青年に背を向ける男】
【どうやら特に男を止める理由もないようだ】
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/22(火) 23:53:39.41 ID:kEfCV6Cko
>>921

【僕は何か開いてはいけない扉を開けてしまったかもしれない……そう思う口黒の横で白口がホルスターから抜かれる】

(あー……重太郎ごめんよ)
【罪悪感を感じる口黒】

ちゃってお姉さん!せーのっ!}
【白口は女性の手を加速させるかのように調子にのる】
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/22(火) 23:59:26.71 ID:W4Z17Iza0
>>928

【口黒が思考した事は、有っていたのかもしれない】
【顔を青ざめたり、頬を赤く染めたり、女は明らかにラリっていた】

【―――手に取った白口。其の感触を確かめて、小さく息を吐く】
【其れから、深呼吸。幾つもの前置きの後―――】

行くよ―――ッ!

【勢い良く、振り下ろそうとする―――音を立てて、重太郎に迫る、白口】
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 00:00:22.23 ID:5YlqLaLV0
>>926

【「ゾンビ」という言葉に反応し】
ほぉ…ゾンビ…ねぇ…そんなんマジでいるの?あれだろ?ヘッドショット決めないと1発で死なないんだっけ?

【ゲームの中でしかゾンビを理解していない様子だ】
【男のテンションは若干上がっている】
【そして一呼吸置いてこう言った】

あくまでゾンビであって「能力者」じゃあないのか?
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 00:04:26.27 ID:qaV5z3Nbo
>>929

【重太郎へ迫る白口を眺める口黒】
【イヤッホーとジェットコースターに乗るかのようにさわぐ白口】
【そんなことも知らずにぶつぶつつぶやく重太郎】

―――次の瞬間

【ガツンッッ!!と鈍い音が周りに響き、悲鳴をあげながら頭を抱える重太郎】
【涙目なのは言うまでもあるまい】

あの……今どういう状況ですか?
【涙が出そうな目をこすりながら女性に質問する】!
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 00:06:59.59 ID:VbD35iNDO
>>927

夜道で蛇…ねえ…

【青年も男から背を向けるが何かを思いだしチラッと男の方を見る】

そういや名前聞いてなかったな

名前なんてんだ?
あとその能力はなんだ?
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/02/23(水) 00:13:41.19 ID:32WazEvp0
>>931

【鈍い音。硬いものが、何かに激突する感触】
【寧ろ―――自分が、其れを激突させた感触】
【涙を浮かべる彼を見て、彼女も我に帰る。即ち―――意識の覚醒】

……、え、あ、……その……ッ

【冷静に成る、一気に頭が冷えて行く。そのまま、状況の整理】
【自分が、重太郎へ向けて、重太郎の武器をぶつけるという、明らかに危ないシーン】
【やばい、の三文字が、彼女の脳を支配した】

―――ご、ごめんなさい!

【慌てて、頭を下げる。九十度。―――取り返しのつかない事をした】
【白口を差し出して、彼が受け取った瞬間、土下座もするかもしれない】

/すみません、お風呂行って来ます
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga]:2011/02/23(水) 00:17:59.20 ID:PrDWP0Hro
>>932
――『D・エンハンス』。
『D』の意味は…想像に任せましょう。

【後ろを向く為わずかに傾けられた首】
【フードで耳と眼は隠れているが、口元だけはチラリと覗いていた】
        . . . .
何…これは単なる夜ですよ。
誰にでも、等しく訪れる――ね。

【その口元には、白い牙が、あった】
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/23(水) 00:18:45.04 ID:5nWpA1g/0
>>930
それは本当にやめて…冗談抜きで死ぬから
【頭が核の為、破壊されたら死ぬようだ】
【長所としては痛みを感じないし、頭を破壊されなければ死なないし、半径5m以内であければバラバラになったパーツを操れる。肉体の限界の力を引き出せる】
【短所としては、血を流し過ぎると体力が消耗し動けなくなったり余り長くの戦闘はできない、ゾンビ特有の弱点(日の光を浴びると体力が落ち力が引き出せない、頭を潰すと死ぬ)、痛みは感じないがそれのせいでパーツの限界がわからなくなる等】
【メリットもあるがデメリットも多い】

さあ?私もよくわからないわ
能力でゾンビになったのか、なんかの影響でゾンビになったのかサッパリだわ
まあ…ゾンビになった原因はわかるけど
【ゾンビになった影響は本人もわかっていない】
【実際は生きたいという望みにより生まれた彼女の能力《輪廻転生(ネクロ・サイクル)》によるものである】

さて…私ばかりの情報を引き出さないで…
アナタは能力持ちなの?カウボーイさん
【ふふふ…と微笑み】
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 00:19:00.79 ID:qaV5z3Nbo
>>933

(とりあえず涙目なことはばれてない……)
【ひとまず安心したが頭を下げた女性に驚きの色を隠せずにいる】

とりあえず頭を上げてください。
【女性に近づき、体を起こすように言う。だがまだ何が起こったかは気づいてないらしい】

口黒どうなったの?
『ああこれはね……』
【口黒から事情をきいてやっと理解した様子――それと同時に白口を引き抜き叩く、叩く、ひたすら叩く】

/了解しました。寝オチしたらすいません
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 00:23:17.50 ID:2g78x8RAO
>>925
いや、確かに私はお嬢ちゃんの言葉に心暖まったのだ、感謝の念を受け取ってくれ
【自身を卑下する少女に再度はっきりと感謝を告げた】

(自分がそんな人種ではないなどと…ふむ…それに………)
【そして彼女の言葉から何かを感じ取ったのか。男は膝を付いて少女の目線に出来るだけ合わせ、そして頭を優しく撫でながらこう言った】
いいかいお嬢ちゃん。これは人間的な成長に関しても、刀鍛冶などの技術的な成長に関しても言えることだ、良くお聞き

他人と自分を比べることは止しなさい、ただ自分を鍛えることを考えなさい
他人の個性を認め、自分の個性を伸ばしなさい
そして、今の自分に誇りを持ちなさい

お嬢ちゃんには、それが必要だ

【そう言ってゆっくりと立ち上がると、その場から歩きだす】
それではな、七野のお嬢ちゃん。この街に滞在するかは分からないが、雇い先を見付けたらお嬢ちゃんのバイト先にお邪魔するとしよう

【そうして去っていく彼の背中には大きな盾が背負われていて】
【街灯の光を反射させて太陽の様に見えることだろう】



/うっはキッザ恥ずかしい!!
楽しかったです乙でした!
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 00:24:03.57 ID:5YlqLaLV0
>>935

【微笑まれたので微笑み返す】

フッ…しゃーねぇなぁ…じゃあ見てろよ…

【両手を軽く上げると】
【いつのまにか右手に赤の、左手に青のリボルバーが握られていた】

まぁ、こんな手品しかできねぇ奴だよ俺は…

【ニヤリと笑い一言】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/23(水) 00:27:48.03 ID:q158iUbc0
>>938
なるほどね…銃を具現化する能力ね…
まあ…色がそれぞれ違うって事は…特性や属性とかそう言うのが違うのかしら?
【銃を見ながら】

あ…ついでに私を撃とうとしたら貴方の首を飛ばすわよ
【一応警戒しながら】
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 00:32:22.35 ID:zF+FPp+So
>>934

D・エンハンス…夜…

【青年はそれを聞くとまた背中を向け歩き出す】

そして爪と牙か…

【するともう一度青年は振り向く】

アンタとはまたどこかで会いそうな気がするよ
じゃあな

【そういい残し青年はその場から去っていった】

//投げやりな感じですいませんでした
//また時間がある別の機会で乙でした
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 00:33:54.42 ID:5YlqLaLV0
>>939

おぉ〜怖いねぇ〜
【おどけるように】

でも俺の首を飛ばそうとしたらねぇちゃんの頭が吹っ飛ぶわけだけどねぇ〜
【銃をくるりと一回転させて、そしてさらに一言】

でも安心しなぁ。無駄な殺しはしねぇよ。強気な女は好きだが相手の力量を図らないと命が足りないかもだぜ?

【そう言って笑った】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 00:37:10.37 ID:nAZ1Tcxno
>>937

んう……そうであれば、私も嬉しいです

【彼にそう言われていてもどこか上滑りしていくような感覚】
【恥ずかしさなのか卑下なのかそれとも入り交じった物なのか】

きゃ!……うー……

【突然に伸びた手に少しの声を上げるものの】
【それが悪意の無い物と分かると抵抗も無くただ撫でられる】

そうは言いますけど……でも、でも……
……うぅ、出来ないかも知れないけどなんとかやってみようと思いま、す

【自分の事をそこまでして励まそうとしてくれている喜びと、それに相反するような――――】
【少しの怒り「貴方はどれほど自分の事を知っているのか」……と】
【私がどんなにそれをしてきたのかと私がどれほど挫折してきたのかと】
【そう思い、そう感じてしまった自分を彼女は激しく嫌悪する】

【結局自分は自分を正当化したいだけではないかと】
【自分は何も悪くはないのだという考えを持った自分を、だ】

ごめんなさい……
はい、もしそうなったのなら是非来て下さいねサービスしますから!

【良心からの彼の行動に不誠実に一瞬でも応えてしまった自分を戒めるように謝る】
【去りゆく背中、大きな盾に向けてそう言って】

……頑張らなきゃ、あ……盾の事聞いてなかったなあ

【彼女は最初の目的を思い出し】
【困ったように、微笑む――――】

/コレぐらいがいいんじゃないでしょうか
/お疲れ様です、こちらも楽しかったです
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/23(水) 00:37:29.61 ID:LDDtYmNr0
>>941
その言葉をそのままお返しするわ…
【俗に言うブーメランである】

ところで……貴方の名前は?
私は…屍(しかばね)と呼びなさい
【そう言いながら相手を見る】
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 00:38:37.61 ID:Z1j82/JAO
>>940
縁があれば、またな。

【青年が去るのと同時に、男も闇の奥へとその身を進めていった】


/お疲れ様でした!
また機会があれば是非!
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 00:43:20.69 ID:5YlqLaLV0
>>943

【笑いをニヤけた物に変え、男は名を名乗った―――】

…マーシャル・T・ロウ。…まぁ「梅酒のT・ロウ」ってので酒場では知られてるけどねぇ。
よろしくねぇ屍さんよぉ。つーかいきなり名乗るとはどういうことだぃ?俺に惚れたか?

【そう冗談を言ってククク、と笑った】



946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/23(水) 00:44:13.65 ID:UH8KKxHDO
>>936

【彼等の一部始終を見て―――重太郎が白口を叩き出した所で、震えた】
【情けない声を上げると、重太郎に説明しようとする】

い、いや、重太郎君! 白さんは違う!
僕が、調子に乗って、逸れで…!

【橙を見開いて、冷や汗を垂らしながら、重太郎に詰め寄るかもしれない】
【「もうやめて!白さんのライフは0よ!」と言葉を続け、顔を青ざめている】

【思考を巡らせ、必死で話題を探し、辿り着く言葉】
【ふわり、夜の闇が辺りを包んでいる―――逸れに気付いた檸檬は】

そ、そう……もう、夜も遅いし……
僕はそろそろ、街へ戻るけど……重太郎君達は、どうする?

【もう夜も深くなった頃。そろそろ、別れを告げなければと、女は考え】
【―――そんな話題を、彼等に問い掛けるだろう】

/戻りました!携帯移行です
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/23(水) 00:47:17.32 ID:VR5neaJm0
>>945
ロウね…
嫌…惚れるのは絶対ないわ
【完 全 否 定】

ただ最近名乗り忘れや名前聞かないで終わる場合があるから聞いただけよ
【若干メタ発言が…】

さて…これ以上用件がないなら私は行くわ…
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 00:50:54.69 ID:qaV5z3Nbo
>>946

ふぅ……久々に運動した
【見られていることなどお構いなしに白口を殴り続けていた重太郎だが夢幻がいることを思い出した】

あっいや夢幻さんのせいじゃないんですよ!
気にしないでください
【苦しいにもほどがあるだろうといいたくなるような言い訳をする】

僕たちはこれがあるんで大丈夫です
【そう言ってカバンから寝袋を取り出した】
わりとあったかいですよ?。

/りょうかいです
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 00:54:37.72 ID:5YlqLaLV0
>>947

なんだ残念だなぁ
(けっこうモテるのに俺)

【苦笑いし、男は「最後に」と付け加えてこう言った】

いつもは何してるんだい?その能力を使って何かしてたりとか  ない?
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/23(水) 01:05:34.71 ID:f3uLte990
>>949
そうね…
悪い組織にいる人が心配だから私もその組織に入って手伝ってる事かしら?
【ふふふ…と怪しく笑いながら悪人宣言する】

といっても、それ以上の優先順位で《生きる》ことかしら
貴方は見た目通りに正義のカウボーイかしら?ここで私を倒してみる?
【怪しく笑いそう聞く】
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/23(水) 01:06:45.91 ID:4UWHO5KR0
/スイマセン…誰か代わりに次スレ立ててもらえませんか?OTL
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/23(水) 01:07:46.66 ID:UH8KKxHDO
>>948

白さァァァァァァァン!

【彼に撲られ続けた後の白さんの名を叫ぶ。悲痛な声色の、逸れ】
【声に反応し、眠っていた野鳥が、音を立てて夜空を飛んで行く】

違うんだって!僕が、変な気を起こして…!

【首を何度も横に振って否定する、実際、檸檬が全ての原因である】
【申し訳無い気分で、小さく声を上げながら、一度俯いて】
【再び、顔を上げた時、彼が手にしている寝袋に、瞬きした】

寝袋……、……という事は
今夜は、野宿なんだ……

【逸れを聞いて、暫し思考する。ぽつり、言葉を紡ぐ】
【未だ冬の冷え込みは続くし、大丈夫だろうか、と心配に成って】
【僕の家に来t(ryとか、良からぬ考えが巡っていた】

―――逸れじゃ、僕は、この辺りで……
……またいつか、会えたら……その時は

白さんと、口黒さんと、重太郎君の事、一杯話そう

【夜の藍、冬の黒を纏いながら、彼女は小さく笑って】
【手を振りながら、その場を離れようとするだろう―――別れ】

/すみません、この辺りで…
/遅レスでごめんなさい…長い時間、お疲れ様でした、ありがとうございました!
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 01:10:46.20 ID:5YlqLaLV0
>>950

正義のカウボーイとかじゃあないんだなこれが。まあ紳士的な俺のことだからそう思われてもしゃーねぇけどよぉ、
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 01:12:09.50 ID:5YlqLaLV0
>>950
/すみません続き切れたままなんでもう少し待っててください…
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 01:13:56.82 ID:qaV5z3Nbo
>>952

いえ大丈夫です
コイツは打たれづよいやつですから
【白口が入っているほうのホルスターを軽く叩きながら返事をする】

野宿も楽しいですよ
星きれいですし
【空を見上げながら話す重太郎。夜空には星が輝いている】

それではまたあう日まで
さようなら!
【3人の声が元気よく夜の闇へと響く。重太郎は体が揺れるくらい手を振っている】

/絡みおつかれさまでした。いえいえこちらこそありがとうございました!

956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/23(水) 01:23:51.01 ID:+SIe4xbY0
>>954
/わかりましたー
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 01:26:04.77 ID:5YlqLaLV0
>>950

正義のカウボーイとかじゃあないんだなこれが。まあ紳士的な俺のことだからそう思われてもしゃーねぇけどよぉ。

【そう言って背伸びして5歩下がり、こう言い放った】

悪いことしてる奴はやめさせるのが紳士の基本だからな。ねぇちゃん悪いことやっててもいいことないよ?
あと戦いたいならかかってくれば?胸を貸してやろうじゃないのゾンビちゃん♪
でも女相手はやっぱ若干気ィ引けるな…どっしよっかなぁ?(←ぼそっと呟く)

【一瞬迷うよな表情を見せ、そして一呼吸置いた後帽子を少し上げ】
【確認するように言った】

ゴメンその組織何て名前?やっぱ悪いとは言えねぇちゃん傷つけるのは紳士らしく無ぇし。
大人しくその組織暇なときにゆっくりと潰すみたいな感じで行くわ。
組織無くせばねぇちゃんも悪いこと多分しなくなるだろ?

【そうはっきり言って、そしてあとから気付いたように】

あ、俺酒場行くんだった。そこ開けてくんない?

【こう言い放った】
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/23(水) 01:31:16.63 ID:39EHEsgR0
>>957
………ふふふ
【相手の意外な反応を見て笑い】

貴方意外にお人よしね…嫌いじゃないわ
【そう言い】

《R・I・P》
聞いた事ある筈よ。最近、水の国の港を攻めたしね

ええ…いいわよ
【そして素直にどくだろう】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 01:40:10.97 ID:5YlqLaLV0
>>958

ふーん《R・I・P》 ねぇ…いや聞いたこと無い

【この男ほど世間の情報に疎い男はいない】
【賞金稼ぎの仕事でもただ相手だけを見て捕らえてきた】
【最近水の国で何かあったということはわかってはいたが】

まぁ、いいや。覚えとくよ。今度会ったらよろしくな。
じゃ、行かせてもらうよ。

【そういうと男は彼女の横を通って】
【「梅酒、梅酒〜っと」と言いながら細い路地裏を走っていく】
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/23(水) 01:45:47.09 ID:SDbvlMGF0
>>959
あら…意外ね
【コレには普通に驚き】

ええ…また会いましょう
ロウ
【そう言い彼女も去っていった】

/乙でしたー
/スイマセン…誰か次スレ代わりに立ててくれませんか?OTL
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 01:48:13.23 ID:5YlqLaLV0
>>960

(後ろで俺を呼ぶ声がする)
【男は小走りしながらもボソッとこう言った】
…またな…屍…!!

//下手な文ですみませんでした…ありがとうございました!!
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 02:09:45.56 ID:nAZ1Tcxno
/次スレhttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1298392210/
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 02:54:16.98 ID:4AzsNg2Do
【公園】

【青年は話しかけてきた目の前の少年に応える】

ん?お前とは初対面だろ?
俺が覚えてないだけかもしれないけど

(俺は無知すぎて、第三者にはなりきれないだろう)
(つまるところ語り部なりナレーター、定点観測者とかにはなりづらいってことだ)

「そうだったっけ?どっかで会ったことあったとおもうんだけどなぁー・・・」

【青年はベンチを親指で指差して】
あのなー、ここに座ってた奴は他にも居るだろうし
【自らの着ている鈍色のローブをちょちょいと引っ張って】
こんな服を着ている奴なんてゴマンと居るだろうよ

「えー?そうかなぁ・・・?」

(だから、とりあえず舞台なり土俵なりの上で行動してみよう)
(たとえ止まるだとか、チラ見だとか、行動してないと俺が思ったとしてもだ)

大体顔も見てないのに暗がりの中、分かる訳ないだろ?

それに、こんなトコで言い合ってる暇があったら早く家に帰って寝ろよ
身長伸びねーし、人違いだ

【青年は若干不機嫌そうに少年を嗜める】

(思わないけど)

「うーん・・・分かった!納得いかないけど今日は帰るよ」

そーしろそーしろ俺に関わっても夜道に一人で出歩けなくなるだけだ
利口なら、そーしとけ

「・・・でもそのかわり、明日も居てよね!」

【青年はニッ、と少年に笑ってみせる】
【少年は、公園の出口へと走っていって】

「じゃーね、おじさーん!!」

(とりあえず行動してみよう、と考えたのは俺で、今のところそれが一番の疑問)

帰り道は気を付けるんだぞー

【互いに手を振り合い、別れを告げる】



(にしても、おじさん・・・ねぇ)

・・・そこまで老けてねーよな

【その場に残されるのは寂しいものだ、と青年は考えながら】
【同時にちょっとした満足感に浸っていた】

[ピーーー]言われるよりゃマシか・・・・・・いや、俺からすりゃ全部笑い事だもんナァ・・・
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 14:53:04.97 ID:kyax2/n60
【水の国 とある病院 303号室】

そう…………あなたも、ルーチカちゃんと同じ…………
<はい…………『ケツァル・コアトル』です…………>
道理で、あんなすごい姿になったりできたのね……納得したわ
「しっかし…………お前もついてないな、ラベンダーよぉ……」

【入院患者用の衣服を着せられ、胸元に包帯をしっかりと巻かれた、左目を縦に走る傷跡が目立つ、背中に掛かる程度の青い髪の、両腕の肘から先が触手と化しているのを、ジャケットの袖で隠している少女と】
【短く刈りあげた髪に、同じく入院患者用の衣服を着せられ、包帯を鎖骨に巻かれている、右目の周囲に古い火傷の跡がある青年と】
【ラベンダー色の肩ほどまで伸びた髪で、赤と青のオッドアイを持ち、白いワンピースを着た10歳くらいの少女が】
【昼下がりの退屈な時間を、雑談に興じている】

[………………]

【ベッドにはもう一人、フード付きのマントと半ズボンを着た、顔に大きな傷があり尻尾の先が二つに分かれた、猫人間という表現がしっくりくる眼つきの鋭い二足歩行の猫が】
【左腕にギプスをはめ、ベッドに静かに横たわり、眠っている】
【――――その右肩からは、黒い魔力が溢れだしている】

<……皆さんも、お父さんに……狙われてるん、ですよね…………>
――――まぁ、ね…………でも、諦めちゃダメよ。ラベンダーちゃん…………
あなたの『お父さんの意志』は、まだ残ってるもの……!
「…………俺たちは、そのものズバリ、父上そのものに狙われてるんだ…………それを考えれば、お前はまだ間に合うってよ……!」
<で、でも…………アーディンさんが、こんな事になっちゃって…………>
「それは…………全く計算外だったな、ぁ…………」
(――――ルーチカちゃんも、ラベンダーちゃんも、こんな目にあうなんて…………
『ケツァル・コアトル』の主って言うのは、ろくでなしばっかりなのかしら……?)

【寝ている猫人間を気遣ってか、その声は密やかなものであるが、それでも、一団の会話はどこか暗い】

≪そ、それ……より…………アーディンさんの『卵』、早く取り除かなきゃ……ならないんじゃない、ですかい…………?≫
"ジェム……焦るのは分かるが…………考えても見ろ…………。何が起こるか、分からないのだぞ…………?
万全とは言い難い、今の状況で…………不測の事態に、対応……出来ると思うか…………?"

【床には、ぞんざいながらも一つの大きな魔方陣が描かれ】
【その中心には、微かに青い炎を纏い、黒く焼け焦げた髑髏と、ズタズタに引き裂かれ、酷い傷を負っている一匹の蛇が】
【魔方陣を通じて魔力を吸収しつつ、身体を癒している】

〔――――あー、レイド=E=ヴェイス。あんたにお客さんよ〕
フィリンさん? もう引き払ったんじゃなかったの? それにお客って…………
〔まぁ、とりあえず…………ほら、早くいらっしゃいな〕

【そこに、青い作業つなぎの上に白衣を纏い、栗色のポニーテールに眼鏡をかけた、切れ長で涼しげな眼の女が】
【部屋のドアを開け、人を招き入れる様にして入ってきた】

/予約です
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 15:04:43.51 ID:q09M+XN20
>>964

【ドアが開き、フィリンと呼ばれた女性が部屋に入ったとしても】
【暫く、誰もそれに続いて部屋に至る様子は無かった】
【いや、その場に誰も居ないわけでないことは、気配や、丁度部屋側に伸びた影で分かる】
【が、まるで部屋に入るのを躊躇っているかのように、影はわずかに揺れ動くのみ】


【……――複雑な心持ではある】
【幾ら『哲学者の卵』の影響によって錯乱状態にあったとはいえ、そしてかつての友人とはいえ】
【自ら銃口を向け――殺害しようとした相手だ】
【あれから随分長い時間が流れた。記憶を失い、洗脳もされ、大怪我もして】
【相手もそうだ……伝え聞く話は、壮絶。もしそれが、自分が引き金となって起こしたことだとしたら?】

【……どんな顔で、どんな態度で、会えばいいのか。もう、かつて笑いあった在りし日には、戻れない】
【でも、それでも、だ……――】


…………、

【こつ、と。一歩、踏み出される】
【デフォルメされた、ドクロのワンポイントの装飾が施された靴】
【伸びる、暗い灰色のジーンズ――そして】

…………、…………

【現れたのは――ドクロの飾りのついたハットを被り、首にベルトチョーカーを巻いた少女】
【一見セミショートに見えるが、その実は後ろで長い髪を一つ結びにしており】
【襟と袖にファーが付き、至る所にベルトをあしらった、細身のシルエットの黒いフルジップジャケットを着込んでいる――】

……あ、……

【左腕に嵌めた、ベルトタイプのレザーブレスレットが光り】
【首から下げた、鏡映しのような逆向きの「S」を象った銀色のペンダントが揺れ】


……――レイ、……ド……

【“透き通った海のような、アクア・マリン色の瞳”が――】
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 15:19:02.66 ID:kyax2/n60
>>965

〔――――あー…………やっぱり、いきなりってのは難しいかしらね?
じゃあ、私は退散してるから、ね? 店に戻って、営業を再開しないといけないから……〕
――――……………………?

【躊躇する人影に対し、女――――フィリンは、苦笑をして見せると、自分一人だけさっさと部屋から出て行ってしまった】
【部屋の外に、確かに誰かがいる。――――この時点で、室内に居る人間たちからは、それだけしか分からなかった】

≪――――――――え!?≫
"――――――――な、が………………っ!?"

【わずかに踏み出された足。その瞬間、満身創痍で魔方陣に横たわっているガラクタ――――否、使い魔のジェムとダハルが】
【その気配、その魔力を感知し――――びくりと身体を震わせる】

「ん―――――――――、っ…………、――――!?」

【右目の周囲に古い火傷の跡を湛えた青年、アストラが、先にその姿を見る】
【その反応は、驚きと呆けが混ざった様な、ある種の放心状態を思わせるものだ】

――――!!!
……………………す、ば……る……………………

【そして――――ベッドの中で上体を起こしていた、異形の腕の少女――――レイドが、最後に、その姿を認める】
【彼女に表れた感情もまた、驚き。しかし、それはほんの寸刻の事だった。すぐさま我を取り戻し、わなわなと身体を震わせ、触手と化した左腕で、口元を覆う】

<…………レイドさん、アストラさん……!?>

【一人、それが何者であるのかを知らない、ラベンダーの髪の少女のみが、室内の面々の反応に、戸惑っている】
【今さら言うまでもないが、その呼び声は――――確かにこの場に居るのが、レイド=E=ヴェイスと、アストラ=O=ヴェイスである事を、物語っていた】

[……………………]

【ベッドに眠る猫人間は、ただ沈黙を守るのみである】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 15:33:12.02 ID:q09M+XN20
>>966

…………、……

【現れた少女――『対機関連合』リーダー、天ヶ谷 双葉の妹にして……】
【……元≪R.I.P.≫突撃隊≪四刃≫のひとり、『虚夢の穿光』】
【そして、かつて――レイドの友人であり、もしかすると親友とすら呼べる間柄にあった、少女】
【……天ヶ谷 昴】

【昴は、ドアのすぐ前で立ち尽くし、ゆっくりと部屋を見回す】
【数名ほど知らない顔も見える――薄紫色の髪を蓄えた少女と、ベッドに伏す獣人】
【“あの日”、自らを守ろうと病院に集結してくれた、アストラ、ダハル】
【……一瞬、あまりの変貌に誰か戸惑ったが、間違うはずもない……数ヶ月越しの再会、ジェム】
【…………――――】

……――ッ、――――

【…………レイド=E=ヴェイス】
【あまりにも、変わり果ててしまったその姿――目の傷、異形の腕】
【昴も思わず左手を口元に当て、「ぁ、……」と小さく零す】
【……こんな姿に追いやったのは、自分なのかもしれない】
【その自責の念が昴を駆り立て、今にも病室から目を、身体ごと背けたくなる気持ちになる】
【だが、逃げてはいけない。もともと、決意して、覚悟してこの病室に赴くと決めた】
【だからこそ昴は、重々しくも、再び一歩と二歩と刻み、レイドへと歩み寄ってゆく】

……レイド、……

【すぐ傍まで歩み寄って、名を呼ぶ】
【……何を話せばいいのか、分からない。思考が、追いつかない】
【しかし、思考より優先されて、胸の奥から押し上げられてくるものがあった】

…………レイ、っ……ド……、……

【――じわりと、アクア・マリンが滲む】
【自然と声に嗚咽が混じり、どうしようもなく、コントロールなど出来ず】

……っ、く……ぁ、……う、ぁっ……!

【気付けば、昴は。ベッドに上体を起こしたままのレイドを】
【その異形の腕ごと、抱きしめようと両手を伸ばしていた】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 15:49:24.47 ID:kyax2/n60
>>967

「昴…………本当に、昴……なんだよ、な…………!?」

【衝撃――――驚愕の感情がもたらしたそれから、アストラはようやく立ち直った】
【レイドに比べれば、まだ軽傷であったその体を起こすと、静かに問いかける】
【――――自分に、ヒトらしい心が芽生える。そのきっかけを与えてくれた相手】
【思わず、問いたださずには居られなかった。これが現実である事を、確かめたかった】

"我が主よ、安心しろ!!"
≪間違いない…………間違いなんか、ないんすよ……!!
本当に…………、本当、に………………ッ!!≫

【人にはない感覚で、彼等使い魔は、その人物が自分たちの探し求めていた少女だと、確信していた】
【彼らは、ボロボロの体を無理やりに起こし、快哉を叫ぶ――――この再会は、非常に喜ばしく、ありがたいものだ】

――――昴…………すば、るッ………………!!

【――――思えば、これまでの道のりの、そのなんと長かった事か】
【平穏を捨てて戦い、妹を失い、父親の殺意の対象にされ、時には生死の境をさ迷い――――】
【――――全ては、昴と再会するため】

う、っ………………く、ふっ…………あっ………………!

【堪えようとする意志を持つのも間に合わなかった】
【目から流れる涙。口から洩れる嗚咽――――気丈に張り続けていた心の箍が、ついに折れた】

【――――そしてそのまま、レイドは昴の抱擁に包まれる】
【それは、レイドが何よりも待ち望んだ事で――――――――】

(……そ、そうだ………………忘れちゃ、いけない…………絶対、忘れちゃ………………!!)

【その時、レイドは思い出した。再開した時、何を差し置いても伝えなければならなかった言葉を――――】

――――――――ご…………、ごめん、ごめんなさい、昴…………!!
ごめんなさいぃ…………うぅあああぁぁっっっ……………………!!

【謝罪――――ずっと謝りたかった】
【胸の奥に、いつまでもいつまでも罪悪感を、抱え続けていた。それがために、一度は本気で命まで投げ出したのだ】
【もはや嗚咽などと言う生ぬるい言葉では表せない感情をあふれさせながら、ひたすらにレイドはそれを口にした】

<…………>

【ラベンダー色の髪の少女は、ただ黙ってその光景を見守っている】
【自分の知らない、何かが彼女らの間にはあったのだろう――――ならば、口を挟む暇などない】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 16:04:45.61 ID:q09M+XN20
>>968

っ、う、ぅぅ……く、…っふ、ぅ、……うう、っ……!

【一方昴は、必死で涙を堪えながら】
【ただ、抱きしめた温かさを噛み締めていた】
【異形の――触手と化した腕の感触は、あるいは気持ちが悪いものかもしれない】
【だが、そんなことは関係なかった。昴は、ただそこに居る「レイド」を見ていたのだから】

……なっ、ん、で……

【しかし、紡がれるレイドの嗚咽交じりの謝罪が耳に届けば】
【昴は微かに身を離して、ぐい、と目元に溜まった涙を拭い】

……なんでっ、レイドが……
あやま、なきゃ……いけない、のはっ、……私、なのに……っ!
ごめ、れいどっ、……ごめん、ね……ごめんね……、……

【……レイドの好意を裏切り。銃口を向け。殺意を翳し、家を壊し】
【あまつさえ、忘れ、自らのために集った友人を危険に晒し】
【挙句の果て、心を書き換えられ、一時は敵と成り下がり――】
【――長かった。どうしても、どうしても拭いきれないものがあった】
【謝罪。それだけで赦されないことはよくわかっている。だからこそ、背負っていく――】

【……しばらくして、落ち着いたのか。昴は、ようやくレイドを解放しようとして】

……アストラ、さん……ダハル、…………ジェム、ちゃん……

【其方に振り向き、潤んだ瞳を投げかけるだろう】

……いっぱい、迷惑かけて……、……本当に、ごめんなさい……レイドも、……
ありがとう、……ほんと、に……

……ただいま、……

【そう言って、緩やかに、にこりと。レイドたちと昴が、始めて図書館で出会った日のように、笑った】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 16:21:00.62 ID:kyax2/n60
>>969

[――――ぐっ、うぅっく………………!! ………………?
――――ラベンダァイス…………]
<!! アーディン、さん…………>
[これは…………何事だ…………?]
<えっと…………レイドさんにお客さんだって言って…………昴さんって、言うらしいですけど……>
[――――!! そうか、天ヶ谷 昴………………どうやら、無事だったようだな…………。っ、ぐ…………!!]

【レイドの泣き声のためか――――ベッドに横たわり、右肩から黒い魔力を溢れさせている猫人間が、目を覚まし】
【室内の状況を見渡すと、声を潜めてラベンダーの髪の少女に状況を聞く】
【一瞬、その顔に彼も安堵と喜びの表情を覗かせたが、次には骨折した左手で右肩を覆い、痛みを耐える様な表情を見せた】

あ、あ…………あたしがっ、嘘を、ついて……ついた、から…………!!
だから、だからっ………………謝らなきゃ、いけなくて…………謝りたかった、だから………………!!

【何故。そう問われ、レイドはまるで幼児の様に、要領を得ない言葉を紡ぐ】
【もう、感情の嵐が理性を食い尽くし、まともな返答を返せる余裕すらないのだ】
【それでも、最低限の言葉だけは口にできたかもしれない――――昴を狂気に押しやった、その一因は自分にあると、レイドはずっと自分を責めていたのだ】

【そうして一しきり泣きはらし、昴の抱擁から解放されて】
【レイドも、ようやく少しは落ち着いたようだ】

「昴…………!」"昴さん…………"≪昴、さん…………!!≫
――――――――うん、おかえり…………昴…………

【ある者はジワリと滲む喜びを顔に現して。ある者は安堵に軽く頷きながら】
【昴を、暖かく迎えた――――彼等の『絶望的な反抗の道』は、ようやくわずかながらも、報われる時が来たのだ】

[――――レイド…………良かったな…………]
ッ、アーディンさん、寝てなきゃ…………って、あたし達のせいで起こしちゃったか…………ごめんなさい
[気にする事はない………………俺にも、お前たちを祝わせろ…………]

【そこで、一区切り付いたと見たか、猫人間――――アーディンが、レイドに声を掛ける】
【祝福の言葉を掛け、その物腰も穏やかだが――――時折顔を顰めながら、ずっとギプスの左腕で右肩を抑えている】
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 16:29:57.48 ID:q09M+XN20
>>970

……っ、……?

【目を覚ました獣人に、一瞬びくりとする昴だったが】
【レイドたちの反応、少女――ラベンダァイス――の様子】
【そして、獣人の口から紡がれた自分の名前に、すべてを悟って】

えっと、……貴方たちにも、迷惑……かけちゃった、みたいだね。
本当に、ごめんなさい。……それと、ありがとう……

【そう言って、小さく頭を下げる】
【未だ微かに潤む瞳を、もう一度ぐっと閉じて、拭い】

……いいんだよ、レイド。もともと、私が弱かったからいけないんだ……
君には、本当に……ひどいこと、しちゃって……私、は……、……
……ありがとう、……ごめんね、ありがとう……

【レイドに対しては、まだ微かに感情の昂ぶりの残滓を覗かせながらも、言葉を続ける】
【謝罪と感謝を繰り返して、でも、それ以外に言葉が見つからないようだ】


……アストラ、さん……
この人たち、は……?

【やがて昴は、アストラにラベンダァイスとアーディンを示しながら訊ねるだろう】
【痛みに堪えるようなアーディンを見て、心配そうにしている……】
【と同時に、左手に「蒼穹色の魔力」を渦巻かせ。『治癒術』の準備もしているようだ】
【せめて、すこしでも痛みをやわらげられれば、との思いだろう】

【だが、レイドたちにも積もる話は山ほどあるはずだ】
【何故、昴がここに居るのか……≪R.I.P.≫との関係――】
【そして、彼女を蝕んでいた、あの“卵”……――】
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 16:46:59.48 ID:kyax2/n60
>>971

[いや…………俺たちは何もしていない……ただ、レイドをサポートしただけさ…………]
<あ、えっと…………ケツァル・コアトル=ラベンダァイス=カエデ=キャニドップ、です…………>

【静かな笑みを返すアーディンと、おどおどと名を名乗るラベンダァイス】
【確かにアーディンの言葉に嘘はない。昴のために、直接行動した事はない。レイドの知り合いと言うだけだ】
【今入院しているのも、レイド達とは別の理由によるもの。しかし――――】

昴…………!!
あ、あたしこそ…………ありがとう、本当に…………ありがとう…………!

【昴が、自分に対して罪悪感を持っている事は、伝わった】
【しかし、レイドもまた、それと同じように、昴に対して罪悪感を持っている】
【それが理解できて、レイドはもう、余計な言葉を挟まずに、ただ昴に『ありがとう』と言い続けた】
【何に対しての感謝か。レイド自身にもよく分からない。しかし敢えて言うなら――――『生きててくれてありがとう』と言ったところか】



「あぁ…………俺たちを、ちょっと厄介事から…………いや、正直に言おう。父親から匿ってくれた、アーディン=プラゴールと、別件で厄介になってる、ラベンダァイスだ
何でも、レイドはずっと前から、世話になってるらしい…………」
――――3年前……いや、もう4年前か…………家出して、一人で渡り歩いている頃から、色々とお世話になったんだけど…………

【アストラとレイドが、アーディンとラベンダァイスを昴に紹介する】
【昴の思うとおり、彼等は親しい間柄にあるようで――――ある種、一蓮托生の関係であるらしい】
【彼等をかばったと言う――――既にその事情を聴いているかもしれないが、彼等は今、危急の時にある。更に――――】

[――――そして君と同じ、『悪魔の芽』を、身体に植え込まれた人間だ…………]
…………自分で抱えたんでしょ? 『あたしに実験させる』って言って…………本当に無茶を…………
[君を助けようとしていると、レイドから聞いていたんでな…………
ジェムの持つ『卵』破壊術……人間に使っても大丈夫か、この身で試そうと言う事だ…………]

【『悪魔の芽』と、アーディンは少し捻った表現をしたが、それが何であるのかは、すぐに分かるだろう】
【あろう事か、アーディンはレイドの持つ、昴を助けるための手段をより確かにするため、場合によってはその身を犠牲にしようと言うのである】

【――――感じ取れるかは分からないが、肩から溢れさせている黒い魔力は、明らかに『卵』を原因としているものであり】
【更に、痛みをこらえるように肩を押さえるその仕草から、既にある程度影響を及ぼしている――――『孵化』しかかっている事が、分かるだろうか?】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 16:59:35.08 ID:q09M+XN20
>>972

……そっ、か。
でも、私の、とも……、…………「親友」を、助けてくれたのなら、
それはやっぱり、私からもお礼をしなきゃならないよ……有難う。
私は昴。天ヶ谷 昴……対機関連合、天ヶ谷 双葉の妹だって言えば、伝わるかな?

【そう言って、再びラベンダァイスとアーディンに礼を紡ぐ昴】
【一度、レイドを再びおこがましくも「友」と呼んでいいのか、躊躇ったようだが】
【レイドの方に振り向き、そして。にこりと微笑んでから、更に位を上げて「親友」として、そう言った】

……父親、……。……あまり詳しくは、知らないけど。少しだけ、訊いた……
私が≪R.I.P.≫に攫われてから、何があったか……
……いま、レイドの身に何がおきているか、…………リイロちゃんの、ことも。

【やや下を向きながら、ぽつぽつと昴は言う】
【特に、この兄妹の妹にあたる――リイロ。彼女の名を出すことが、憚られたが】

【だが、すぐにそんな暗い調子も、驚愕に塗りつぶされてしまう】

っ、……『悪魔の……芽』……

【その言葉を聞けば、すぐさま左手の魔力が霧散してしまう】
【自分の力では、卵の魔力にはまだ敵わないためだ】
【更に、その「事実」が、昴を深く突き刺すことになる】

……自分、か……ら……
……ジェムちゃんの、……卵、破壊術の……実験台、に……?

…………わたし、の……

【どくん、と心音が高鳴った気がした】
【……やはり自分は、何処かで誰かに迷惑をかけてしまっているのか】
【ジェムが卵の破壊術を編み出したというのは初耳だが、それよりも勝るものがあった】
【……何故なら】

……あ、……の、…………
……レイド、……アーディン、さん……ごめん、なさいっ……!

【突如、謝罪と共に深く頭を下げる】
【そして、言葉を続けるだろう】

……実は、私、……の、……“哲学者の……卵”……は、……
……もう、“無い”……んだ……

【それは、吉報のはずであったのだが――どうしても、やりきれない思いに駆られる】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 17:09:18.22 ID:6eDEdLBNo
――――。

【路地裏。二挺拳銃にて突き進む一人の少女。】
【“吹き溜まり”に集う有象無象を、能力であると見られる力で、次々と片付けている。】

(…基本的に、雑魚が多いわね。殆どは自警団でも片付けられそう――)
(“出る”とするなら、対能力者、か…)

(――早めにJusticeとコンタクトを取っておきたいわね…)

【暫く息を止めていたのか、肺の空気を一気に吐き出すと、その場で立ち止まり深呼吸を始めた。】
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 17:15:09.10 ID:kyax2/n60
>>973

…………ッ、親友…………
「――――フッ、だそうだ…………良かったな、レイド…………」
[あぁ…………『対機関連合』の事も、風の噂で聞いている。まぁ、より詳しく、レイドの口から聞いてはいたが、な……]

【自分の事を『親友』と呼んでくれた昴に、レイドは驚きを伴った喜びを覚えた】
【それを、アストラは笑顔で祝福する――――つい1年前までは、アストラもこんな表情は絶対に見せなかった事だろう】

――――そう…………もう、2回も襲われたんだ…………1度目は、レーザーで狙撃されて、死にかけた…………
「クローン兵士たちも、あと何人いるのかも、分からねぇ…………それに、『暴蜂(バウフェン)』に、どんな実力者達が、集っているのかも、な…………」

【もう、昴に対して偽りや隠し事はすまい。嘘を嫌い、それを知って上で嘘を重ねたために起きた悲劇を思い、そして自分を『親友』として信頼してくれた事を思い】
【レイドは、包み隠さずに伝える。それでまた昴が心を壊しても――――その時には、今度こそ自分の命を差し出してでも、昴を助けると覚悟を決めて】
【――――アストラは、既にクローン兵士――――リイロのコピーの1体が死に絶えるのを見届けたが、具体的に何人いるのかは分からず】
【そして、ヴェイス家当主、シュバルツの抱える能力者集団『暴蜂』の、現在のメンバーについても、全容は把握していなかった】

[…………俺みたいなしがないヤクザには、この程度しか、本当の意味で人の役に立つ道は、ないんでね…………
気にする事はない。自分で選んだ道だ…………]

【ショックを受けた様子の昴に、肩の痛みを無理に捩じ伏せ、気丈な様子を見せるアーディン】
【――――自分をちっぽけな存在と卑下し、そんな自分に何ができるかと考え――――行きつく先が、『故意の被弾』だったのだろう】

――――昴?
[? ………………どうした、一体…………]

【突然の、昴の謝罪の言葉。この脈絡で、どうしてその様な行動が引き起こされるのか】
【その疑問は、続く昴の言葉で解決される】

――――え……ど、どういう事?
ジェム、サーチを…………!
≪へ、へい!≫
[………………む!?]

【それを聞いて――――レイドはまず驚き、すぐさまジェムに昴の体内からの波動を感知させる】
【もしも、昴の勘違いで、本当は埋まっていたりはしないかと、調べるために】
【同時に、『卵』が無くなった理由を、聞こうとする――――自分たち以外に、『卵』を無力化する手段はあるのかと】
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 17:25:31.78 ID:q09M+XN20
>>975

……クローン、兵士。
信じたく、なかったけれど……本当に……。
……父親、が……。…………。

【紡がれるレイドたちの言葉、説明に、昴はやや絶句していたようだった】
【「家族」としてのつながりを特別重視する昴にとっては、どうしても信じたくないことだったのだろう】
【……とはいえ、“父親”と相対するというのは、あるいは彼女にとっても――】

……そう、か。
……ねぇ、レイド。アストラさん……ダハル、ジェムちゃん。
――……私も、協力するよ。

【一度目を伏せた昴は、決意したように目を開き、透き通った瞳でレイドたちを見据えて、そう言った】
【レイドは、昴が事実の重さに再び心を壊すのではないかと心配していたようだが――】

協力、させてほしいんだ。私も、一緒にその……『暴蜂』と戦う。
私の銃砲≪ヴァイパー≫……今度は、レイドを撃つためじゃなくて、レイドを守るために、使わせてほしいんだ

【――昴は、彼女の予想以上に、強いようだ。いや、「強くなった」というべきか】


【――そして。俯く昴に、ジェムが魔力サーチをかけたなら】
【確かに昴から、“卵”の反応は――無いだろう】
【微か、ほんの微かに、かつて卵に侵食された名残か、卵の残滓が残っているようだが】
【それは本当に微々たるものだ……むしろ彼女の魔力は、それを自分の力として取り込もうとすらしているように見える】
【度重なる戦いの中で、彼女自身。大切なものを守るため、強くなろうとした結果なのか――いや、それよりも】

“卵”、は……

【そこで昴は、一旦言葉を区切り。一度だけ周囲を見回して】
【やがて、何かを決意したように目を伏せると――突如、自身の纏うジャケットを脱ぎ】
【下に着ていたシャツの裾を、徐に捲り上げる】
【露になるのは腰周りの白い素肌、そして――】

…………“ブチ貫いた”

私の、……≪ヴァイパー≫……で……

【――その横腹には、見るも痛々しいまでの、握りこぶし大の傷痕があった】
【周囲の皮膚には火傷の痕も見られ――凄惨な様相を呈している】

……植えつけられた卵が、完全に『根付く』前に、ね……
卵に侵された私の身体ごと、砲撃で焼き払った
もう、自ら大切なものを傷つけたりするのは、嫌だから……

……ちょっと、死に掛けたけど

【なんて冗談めいて、弱弱しく苦笑してみせるが】
【どう見ても致命傷に等しい傷だ……どんな覚悟だったのだろう。トリガーを引く瞬間の彼女の心持は】
【例え一命を取り留めたとしても、確実に一生残るであろう傷を、身体に残す決意は――】
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 17:45:13.28 ID:kyax2/n60
>>976

…………父様は、もうあたし達を『家族』として見ては、居ないから…………
「俺はまだ良い…………昔から、本物のクズそのものの生き方をしてきたから、俺は仕方がない…………!
なのに、レイドや、リイロまでって…………どういう事なんだよ、父上…………!」

【レイドの言葉は、実際に肉親としての確信を秘めている】
【父親について、嫌と言うほどに分かっているのだろう。その言葉は、決して大げさな表現でも、無い様だ】
【アストラも、悔しさと絶望を、滲ませる。私情である事は分かっていても、どうしても抑えられなかった】
【『本物のクズ』と自分を表する通り、まだ自分を律する能力に長けてはいないのだろう】

え…………で、でも!
"レイド…………受け入れるべきだ。既に奴も言っていたではないか……『第四級優先攻撃目標:天ヶ谷 昴』と……
『第四級』と言う事は、優先度ランクは相当に低くはあるが…………昴さんも、もはや他人ではない、むしろ当事者の側と……見るべきだ"
…………そう、か…………そうよね…………
「昴…………ありがとよ。レイドの為に………………」

【昴の決意に、レイドは慌てた様子で止めようとする。言ってみれば、多少どころでなく異常ではあるが、突き詰めればこれは親子喧嘩の一種】
【それに、余人を交える事を――――ましてや『親友』を巻きこむ事を、レイドは避けたかったが】
【ダハルの一言が、それを止める。『親友』であるからこそ、昴の意を汲んでやるべきだと。そして昴にとっても、決して『他人事』ではないと】
【恐らくは『兄』として。アストラは昴に感謝の気持ちを伝えるために、頭を下げた】



≪――――本当に、ないっす…………『卵』は、消え去ってるっすよ……!!≫
そう………………良かった。本当に良かったけど…………どうして?

【ジェムの報告に、ほっと胸を撫で下ろして、安堵の表情を見せるレイド】
【自分たちの行いが徒労に終わった事など、微塵も気にかけていないようだ――――しかし、疑問は疑問として、以前存在する】

――――――――!! そ、そんな………………!!
「うっ…………こいつは………………!!」
<ひっ…………>
[なんと…………………………!!]

【傷跡を見せられ、説明を聞かされ、皆一様に顔を引き攣らせる】
【こんな強大な一撃を、自分に浴びせる事を想像するなど――――決して精神的に、よろしい事ではない】

――――――――ごめん
あたし達が、もっと早くに対処を編み出せてれば…………そんな事を、させないで…………済んだのに…………!

【『それ』を見せられ、レイドの胸に生まれた思いは、悲しさと悔しさだった】
【自分たちが、もっと上手くやっていれば。死ぬような目に遭わせる事もなく、痛々しい傷を身体に刻ませる事も、無かったのだ】

[――――――――人の事は言えんが、無茶をしたものだ……な
それを助けてくれる誰かがいたのならともかく…………下手をすれば、そのまま死んでいただろう]

【誰かのサポートがあれば、失敗しても傷を治すなどしてくれる事はあるだろう】
【だが、もし一人で行ったとするならば――――それは間違いなく『デッドオアアライブ』の行いなのだ】

[――――そして、そろそろ服を直せ。男どものいる中で、いつまでも素肌を晒す事も、ないだろう?]

【そして、アーディンはささやかな口調で、昴を戒める】
【それはどことなく、娘を優しく注意する父親のような響きだった】
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 18:01:51.54 ID:q09M+XN20
>>977

……レイド、……アストラさん……

【ふたりの言葉に、昴は唇を噛み締める】
【……先刻、昴は「家族」としてのつながりを特別に重要視すると言った】
【だが、彼女は――……『父親』を、知らない】
【だから、きっと。レイドたちの苦しみ、葛藤は、心から理解することはできないのだろう】
【それがまた、少し。悔しかった】

『第四級……優先攻撃目標』、か。……ふふ、私も狙われてたんだね。
じゃ、なおさら黙ってられないよ。それに……アストラさん。これは、レイドのためだけじゃない。
アストラさんのためでもあり、ジェムちゃん、ダハルのためであり……なにより、私のためでもあるんだ。
結局、自分勝手なんだよね

【あはは、と。そう冗談めいて笑ってみせる】
【だが、その裏には確かな決意が宿っていることは、見れば分かるはず】
【……元≪R.I.P.≫の幹部候補だけあって、昴の実力レベルは高い】
【きっと、レイドたちにとって、心強い仲間となるだろう……戦力としても、そして友人としても】


……いいんだよ、レイド
元はといえば、私が……本当に、私が弱かったからいけないんだ。
アーディンさんも……ほんとに、ごめんなさい……それと、ありがとう……何回も、これしか言えないけど……

【昴はやや俯きながらも、シャツを直し、ジャケットを羽織って】
【……実際、昴はこれを一人で行った。怪我を、即座に自分自身で治癒するつもりで】
【だが、ダメージが予想以上に大きく、それは叶わず――もしあの時、ある人物が通りかからなければ、昴は死んでいた】
【……ひょっとすると、自棄の念もあったのかもしれない。友達を傷つけるくらいなら、いっそ、と】
【それに今、ようやく気付いた昴は――もう二度と。そんなことは、しないと】
【逃げるくらいならば、真っ向から戦うのだ、と――決意を、新たにした】
【そして、決意を新たにした、からこそ】

……うん。  ……ねぇ、レイド。アストラさん……みんな
…………今まで隠してきたこと、全部。話すよ。

なんで、あの日……「カーネル」が、私を狙撃したのか……
なんで、あの日……≪R.I.P.≫が、私を拉致したのか……
…………なんで私が≪R.I.P.≫の手駒として動いて、そして今、ここに居るのか
……全部。

【もう、全てに対して逃げないと。過去からも、或いは向けられるかもしれない軽蔑からも】
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 18:18:12.77 ID:kyax2/n60
>>978

"…………奴等が、どういう処置を行おうとし、どういう処遇にしようとしているのか…………それは分からないが……
何らかの理由で、何らかの目的のために、狙っていると言う事は、確かなようだ…………"

【ダハルとて、『暴蜂』の内情に詳しい訳ではない】
【だが、何らかのアクションを起こそうとしている事だけは確かだと、静かに告げる】

「そうか…………それなら、良いかもな…………
レイドの為に無理をさせてるんじゃ、申し訳ないが…………自分の為でもあるって言ってくれれば、俺たちも気が楽になるってもんだ……」

【アストラからしてみれば、その『自分勝手』が、ありがたかった】
【引け目や自責の念などで戦う事など、昴にまで繰り返してほしくはない】
【その虚しさ、その道の過酷さは、レイドを通じて、そして自分自身でも――――嫌と言うほど分かっているからだ】

[気にするな…………元々、俺が勝手にやった事だ。其れに、これも君の言うとおり、君一人の為の行いでもない…………
『卵』に喰われて、苦しんでいる人間は、あちこちに居るんだ。数は少なくとも、確実にな。そうした人間たちの為でもある…………
――――考えたくはない、最悪の事態ではあるが…………もしレイドが志半ばで倒れても、ジェムは次の落ち着き先を決めているらしい
そこで力を発揮してくれれば、『卵』の事だけは、決して無駄にはならん…………俺の命もな]

【アーディンがわざと被弾したのは、一言で言えばレイドの為】
【だが、レイドの為で動き、それを達成したと言う事は。『卵』について、という限定された事象の中ではあるが】
【正に、苦しんでいる多くの人々の為に、アーディンはそれを実行した事になる】
【もしもの事も考えて、アーディンは先の見通しをずっと立てていた。例え昴一人が、無関係になってしまっても、それは決して『無駄』にはならないのだ】

――――――――昴…………分かったわ。最後まで、聞くから、聞かせて…………
「話してくれるって言うんなら…………俺たちに遠慮する理由はない…………そうだよなダハル?」
"うむ…………リイロの為にも、途中で投げ出す事など、するはずもない。我が主よ"
[――――ささやかではある、ましてや俺なんかが役に立てるのか、それは分からないが…………レイドとも、そう安い付き合いではないのだ]

【意を決した様子の昴の言葉に、その場に居た面々はしっかりと頷いて見せる】

<あ、あの………………込み入った話なら、私は出てた方が、良いんでしょうか…………?>

【一人、どうするべきか戸惑う様子を見せたのはラベンダァイス】
【一応、≪justice≫に繋がりを持つとはいえ、正式なメンバーではなく】
【ましてや、今の自分はレイドと昴の間にある様な強い絆を持っている訳でもない――――酷な表現をしてしまえば、自分はこの中で『他人』に過ぎない】
【『他人』には、聞かれたくない話なのではないか――――ラベンダァイスは、そこを心配したのだ】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 18:24:59.97 ID:kyax2/n60
>>978
/すいません、飯行ってきます
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 18:33:00.14 ID:q09M+XN20
>>979

……私をエサに、レイドやアストラさんを誘き寄せる、とか……そういう目論見、かな?
でも、それは自分たちにもリスクがあるから……数ある手段のなかの、ひとつなのかもしれない
そう考えれば、「第四優先目標」でも頷ける……イザという時の、手札になるしね

【昴は、まるでそれが自分のことではないかのように、淡々と推測を連ねる】
【戦術の考え方の基本は相手の立場に立つこと――昴は、相手側にとって自分を狙うことのメリットを考えた】
【結果として導き出されたのが、この答え。少なくとも、昴ならそうする】
【幸か不幸か……この戦闘思考は、≪R.I.P.≫によって培われたものだ】

……アーディン、さん……。……ありがとう、でも、大丈夫。
そんなことにはさせない……レイドは死なせないし、アーディンさんも、死なせない
もう誰も私の目の前で傷つけさせない……だけどそれは、私自身を犠牲にして成し遂げるものじゃない
みんなで協力して……必ず、円満な解決を目指すよ。それを、みんなから教えてもらった。

【そういうと、昴は、左拳をぐ、と握り締める。数々の戦いと苦難が、彼女を強くしたのだ】
【そして、ラベンダァイスには――】

……大丈夫だよ。むしろ、聞いて欲しいんだ。もう逃げない、そう決めたから
私は、この過去を全部、背負っていく。……一部の共有できる人にしか話さない、なんて、逃げでしかない

【そう、決意を告げて。すとん、と。その場にあった椅子に、腰を下ろし】
【一度、ふぅ、と息を吐いてから――やがて、まっすぐな瞳で皆を見据えて】


……おにいちゃん、が……ね。
…………助けて、くれたんだ……

【……そうして昴は、おもむろに全てを語り始めるだろう】
【ある夜の日、天ヶ谷 双葉と再会。激戦の果て倒され、記憶を全て取り戻したこと】
【そして、これまでにあった、すべてのことを――】

【あの海沿いの病院で≪暴帝ポポル≫に拉致されてから、ポポルに記憶操作を受けたこと】
【すなわち、自分がもともと≪R.I.P.≫の所属であったこと――】

【3年前、≪R.I.P.≫の一員として活動していたある日、ポポルとカーネルの会話を盗み聞いたこと】
【それによって、自分がいいように利用されていることに気付き、組織を裏切ってカーネルを攻撃したこと――】
【――しかし暴帝ポポルの圧倒的な力にはかなわず、敗北したうえ崖から突き落とされ――】
【たまたま落下した先に木があったことで、なんとか一命を取りとめ、生死の境をさまよっていたこと】
【……そこで弟である天ヶ谷 命、そして天ヶ谷 双葉と出会い、彼らに助けられ――】
【――――ポポルに「死亡」とみなされたことを逆手に取って組織を抜け、『天ヶ谷 昴』となったことを】
【……つまり、昴は、ほんとうは――】


……そう。私は、……ほんとうは天ヶ谷の人間じゃない。

【――ここで、一旦言葉を区切る。……昴の表情は、無であった】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 18:53:21.54 ID:52mywIreo
>>974
//未だ居ますか?
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 18:53:52.83 ID:52mywIreo
>>974
//未だ居ますか?
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 18:54:13.40 ID:52mywIreo
//二重投稿、すいません。
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 19:05:26.13 ID:6eDEdLBNo
//今からだと絡むのに充分な時間がありませんので、またの機会にお願いしますorz
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 19:06:12.67 ID:52mywIreo
>>985
//了解です!
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 19:12:42.94 ID:52mywIreo
【深い森、そこに一人の少年が居た】
【染髪した短い茶髪をつんつんに逆立て学ランを着崩した少年だ】
【腰にはベルトポーチが巻かれ、左腰にはガンベルトを改造したものに仕込杖を差している】
【顔はそれ程整っているわけではないが、比較的愛嬌のある顔である】
【よくみると体じゅうの至る所に傷跡があるのがわかるだろう】
【そして、眼の色は血の如く鮮やかな真紅である】

……っ、し。
悪かない感じか。

【仕込杖を振りながらそう呟く】
【肉厚の刃は、右腕でぎゅんぎゅんと振り回されている】
【其の動きは、扱いを多少覚えた程度の物であるが、かなりの練習をした物に見える】
【そして、仕込杖を収めるとおもむろに木に蹴りを入れた】
【びぃいん、と揺れる木が木の葉を無数に落としていくのが見える】

――――Truth News!

【そう叫ぶと同時に眼が蛍光グリーンに染まった】
【そして、左腕を走らせると同時に、縦横無尽に銀色の線が走っていく】
【落ちる木の葉は次々と切り裂かれていく】
【それを数度繰り返すと、学ランを脱ぎ、汗を拭き始めた】
【木に凭れかかりスポーツドリンクを飲んでいる】
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 19:33:29.25 ID:kyax2/n60
>>981

「……やりそうなこった。『あの』父上、だからな……」
"優先順位の低さと、リスクの分散、か…………それは確かに、一理あるかもしれん"

【自分たちの立場を俯瞰して、全体を見て考察する。偶然にも、それはダハルの得意とするところであった】
【もっとも、ダハル自身感情的になる事がないと言う訳ではないのだが――――】

[…………こう言うのもなんだが、それを聞けて安心した…………
人には、みなすべからく、『限界』と言うものがある……それを超えて、単独で何かを成しうる事など、絶対に出来ない…………
それを可能にするのが、『絆』の力だ…………俺には、到底出来ない事だが、君やレイドには、それが出来る……
これを分かっているのなら、俺から言う事は、何もない…………]

【単なる気負いで発した言葉ではない。それを見て取ったアーディンは、再び顔を顰めながらも、笑顔を覗かせる】
【そうした心意気があるのなら、例え運命が残酷にも敗北を叩きつけてこようと――――少なくとも自ら『墜ちる』事は、もうないだろう】

<…………分かりました。それじゃあ、失礼して、聞かせてもらいます…………>

【一部の人間に話すと言う『逃げ』の選択肢は取らない――――昴の決意を聞いて、ラベンダァイスも腰を落ち着ける】
【微かに、その目にはまだ遠慮の光が宿っていたが、この状況で辞去する事など、それこそ『逃げ』だろうと、自分に言い聞かせた】



【――――そうして一行は、昴の語るところの全てを、余す事なく心に刻みつける】



「――――――――本物の『兄貴』、だな…………天ヶ谷 双葉は…………
それに引き換え…………俺はなんなんだよ…………つい4か月前までの3年間…………血眼でレイドを殺そうとしてた俺はよぉ……!」

【わが身を投げ出して、昴を救った双葉の姿。それを聞いて、己の過去を恥じたのはアストラだ】
【言うまでもなく、その言葉通りに、彼にとってのレイドは、ついこの間まで『全てを掛けても殺すべき敵』だったのだ】

≪≪暴帝ポポル≫…………あいつが、そんな事をしてたなんて…………!
あのスコールって人を、捨て駒にした挙句…………心を弄ぶなんて…………俺は、許せないっす…………!≫

【ポポルの非道。そこに怒りを感じたのは、ジェムだった。部下を『切り捨てる』姿を見ているだけに、その思いは強いのだろう】

"…………≪R.I.P.≫の一員であった事は……もはやとやかく言うまい。と言うより……我が主と共にその手を血に染めた我らに、咎められるはずもない……"

【≪R.I.P.≫の一員であった過去を、ダハルはそう評した。許される行いではないかもしれないが、かといって自分たちがそれを糾弾する事はできないと】

<――――――――本当の家族じゃないなんて、そんな事、絶対にあり得ません!!
『家族』って言うのは、血の繋がりじゃないんです!! これも一つの『絆』なんです!!
私だって…………お父さんとは、血の繋がりは、ない…………だけど、それでも私はッ、お父さんの娘なんです……!>

【――――そして、天ヶ谷の生まれで無い事に、負い目を感じている様な昴に対して力説したのは――――先ほど遠慮の姿勢を見せたラベンダァイス】
【自身は、生物兵器『ケツァル・コアトル』であり、言うまでもなく母の母胎に包まれて生を受けた存在ではない】
【しかしそれでも、家族と言ってなんら恥ずかしくない『父』に、わずかな間ではあったが、育ててもらったのだ】
【こうした出自があって、ラベンダァイスは『家族は『生まれ』ではない』と、強く主張できたのだ】

「――――そうだよな。生まれを云々するなら、今の俺たちはなんなんだ……って話だ
『殺し合う』なんて『家族』の在りようじゃないだろ? ……血が繋がっててもこうなんだ」

【自嘲気味に、多少のユーモアを交えて、アストラが言葉を引き取る】

/ただいま戻りましたー
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 19:42:52.49 ID:2g78x8RAO
>>987
ほぅ、見事なものだ
【そこに一人の男が現れた、木に凭れている少年に向かって真っ直ぐ歩いてくる】
【水色の鎧に身を包み、その上から青いマントを羽織った大柄な男。身長は190cm程だろうか、大股で歩くその姿からは貫禄を感じられるだろう】
【彼の腰には大剣があるが、それよりもまず目を牽くのは背負われた大きな丸盾であろう。鎧と同じく水色を基調としたその盾はその大きな背中を完全に隠してしまうほどに巨大であり、まるで亀の甲羅のようであった】

私の名はイカルス・コニアテス。少年、少し聞きたいことがあるのだが
【5mほどの間隔を空けて立ち止まり、少年に話しかけた】
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 19:47:05.54 ID:q09M+XN20
>>988

……でも、大丈夫。安心して。もし、その『暴蜂』が私を攻撃してきても……
私だって、弱く無い。退けて、みせるよ。
…………相手が誰であっても、撃てる。……そういう訓練を、受けてきたんだ
……こんなところで役立つなんて、思わなかったけどね

【昴は自嘲気味にそう言う。彼女の≪R.I.P.≫内での役割は、裏切り者の始末】
【例え相手がどれだけ親しい相手であっても、ポポルの命とあらば躊躇うことなく引き金を引く訓練を施されている】
【そう、たとえ相手が……かつて自分の心を鎮めようと、協力してくれた女の子と瓜二つであっても】

……ありがとう、アーディンさん。……それで、ジェムちゃんの『卵』を破壊する術、っていうのは……?

【もう何度目だろう。アーディンに頭を下げてから、昴は。ジェムの方に振り向いて、訊ねる】


【……各々の反応を黙して見つめていた昴が、やがてゆっくりと口を開く】

……捨て子だった私を、暴帝ポポルが拾ったんだ……私にとっては、≪R.I.P.≫が始めての家族だった
……偽名、って言ってたけど、ね。私の本当の名前は、『スバル=エルデピアス』。
あの星空に浮かぶ星団……『プレアデス星団』から、暴帝ポポルが名付けたんだ……
……『PLEIADES』を並べ替えて、『ELDEPIAS』。それと、和名の『すばる』を、くっつけただけ。
『天ヶ谷 昴』は、“双葉さん”が……“おにいちゃん”が、くれた名前なんだ

大怪我で死に掛けていた私に、たまたま血液型が一致した弟の命君が、輸血に協力してくれた
自分も体調を崩すほどに大量に……それで私の身体には、『天ヶ谷の血』が混じった
『天ヶ谷流魔術』は、天ヶ谷家の血にその源流たる魔力が宿っている……
それで、私は天ヶ谷流魔術が使えるようになった。だから、知らない人は、本当に兄妹だと思うだろうね

【そこまで話して、彼女はラベンダァイスに振り向き】

……大丈夫さ、ラベンダァイス。私だって、分かってるよ。
……天ヶ谷家は、まだ……たった3年しか一緒に暮らしてないけど、もう私にとっては家なんだ
たいせつな……帰る場所で、かけがえのない家族で……
……だから、私はもう、「天ヶ谷 昴」……天ヶ谷家の次女、天ヶ谷 昴。
スバル=エルデピアスは居ない……私は……≪R.I.P.≫と、戦う。

【ぼう、と。左手に、『天ヶ谷流魔術』の特徴たる『蒼穹色の魔力』を渦巻かせて】
【それを握りこむように、かたく拳を固める。それは、再びの決意を示すかのように――】

……これが、私が今まで隠してきた全部だよ
みんな、聞いてくれてありがとう……隠してて、ごめん。
…………そして、レイド……

【……――やがて。アクア・マリン色の瞳が、まっすぐレイドを捉えるだろう】

……出来れば、君も……話して欲しい。教えてほしいんだ
あの日以降、君に……何があったかを。……

【……ちらりと、視線がレイドの異形たる触手に落とされる。……つまり、そういうことだろう】
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 19:48:01.66 ID:52mywIreo
>>989
【声を聞き、口からスポーツドリンクを離し、そちらを向く】
【ごついその体躯を見て、多少の警戒を見せ散えるだろう】

……たいしたもんじゃないさ、剣は素人だしな。

【きちぃ、と仕込杖のズレを直しながら素っ気なく返す】
【そして、聞きたいことがあるとの言葉に、片眉を釣り上げて効いた】

俺は谷山 基樹[タニヤマモトキ]。
んで、何を聞きたいんだ?

【脱いだ学ランを払うと袖を通す】
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 20:09:09.48 ID:2g78x8RAO
>>991
いや、充分なものだ。少なくとも私の国ではな
【男の遠き故郷の部下達を思い出す。皆今の少年の動きに比べれば拙いものだ】
【ちなみに少年の服は男にとって見慣れないもので、それが学生服だと分からないだろう。彼が学生だと知ったならば大きな衝撃を受ける筈だ】

そうか。名乗ってくれたことに感謝する、谷山少年
私の故郷は遠き異国の地でな、ここら一帯では悪党がのさばっているというではないか。私の力が少しでも役に立てばと思いやって来た次第なのだが、務めるべき正義の団体が中々見付からなくてな
街で噂になっているのは悪党の組織ばかり…詳しく話を聞こうとすれば、逃げ出すか襲い掛かってくるかの二通りでな
違う街で聞き込みをしようかと街を出たところで少年を見かけたと、まぁこういう次第なのだ
【と、少し困ったような顔をしながら話を締める】
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 20:10:10.58 ID:kyax2/n60
>>990

――――ありがとう…………あたし達に気兼ねなんて要らないから……その時は、倒してね……?
クローンに、殺されるなんて…………嫌だよ?

【昴の力量については、信頼を置いていた。彼女だって、少なくない修羅場を、経験しているのだ】
【その言葉に込められているのは、額縁通りの意味合いではない。純粋な『死なないでほしい』とい願掛けだ】

[――――外部から、魔力を持った人間の魔力を収束し、ジェムが掴んだと言う『卵』の『魔力波長』に同調する波動を放ち……破壊すると言う方法だ
人の体に埋まっていない物への実験なら、ここに映像がある…………見てみるか?]

【『卵』の破壊法を聞かれたアーディンは、アストラの衣服などをしまっている棚から、ビデオカメラを取りながら説明する】
【かなりの力技だが、使い魔であり、自身が魔力の塊のような存在であり】
【そして、昴の『卵』について常に的確な分析をしてのけたジェムなればこそ、出来る方法なのだろう】

――――『捨て子』…………
<…………私みたいな、事があったんですね…………>

【続く昴の言葉に、目を伏せながら、静かに聞く事に注力するレイドとラベンダァイス】
【つまりは、利用されているとはしても、育んでもらった相手を敵として戦おうと言うのである】

"…………天ヶ谷の名が、非常に尊いものに、思えるな…………そこまで、力を注いだとは…………"

【基本的に、緊急輸血の際に人の体から抜く事の出来る血液の様は4分の1と言われている】
【しかし、体調を崩すほどにと言う事は、それ以上――――生命維持ギリギリの、3分の1に迫る勢いまで、輸血をしたのだろう】
【天ヶ谷兄弟のその行いに、ダハルは唸らされる】

<…………すいません。私も、お父さんには良くして貰ったから……熱くなっちゃいました…………>
「昴…………みなまで言うな。≪R.I.P.≫とは、俺たちも戦う…………!
レイドが『機関』に喧嘩を売った気持ちも、今なら分かるってもんだ…………。大事なものを傷つけられると、こうも怒りが湧き上がるって事がなぁ…………!」

【昴の決意の言葉に、自身も決意の意志を固めるアストラ】
【元より、病院で昴のために戦った時から、≪R.I.P.≫と戦う思いは固まっていたが】
【あの時より、人間らしい心を得る事が出来たアストラは、より強く、その思いを胸に秘めたのだろう】

――――――――分かったわ。昴…………多少簡潔になっちゃうけど、全部話すわね…………

【全てを話した昴の言葉を受け止めて、レイドもまた、己の出来事を包み隠さずに話す】

【――――昴の狂乱を『自分のせい』と考えて、自責の念で正気を失い、放浪した事】
【戻ってきて後、そんな己の『罪』を清算し、最後には昴に『殺されよう』と願い、己の子宮と寿命を引き換えに、戦う力を得た事】
【そうして、昴に『卵』を齎した『機関』のルクスを葬り――――復讐の味に魅了された事】
【人殺しを行っていたアストラと因縁を持ち、寿命を奉った事を糾弾してきたライクのために、リイロが植物状態になり、ライクの狂乱で自分たちも重傷を負った事】
【『卵』の破壊を現実のものとし、≪justice≫のエルメア=ミルフォードに、寿命を食い止める方策を打ってもらい、それが成功した事】
【そうして、昴を助けるためと言う意味も込めて『対機関連合』に所属しようとしたが、そこに『暴蜂』の警告が届き、それを拒否した事】
【その結果、リイロクローンκ『アブノーマルデイライト』に、レーザー狙撃を受けて殺されかけ、ライクの友人であるレイアムに助けられた事】
【そしてつい2週間前、≪R.I.P.≫と戦い、リヒトギルティを沈め、離脱叶わず死にかけたところを、ラベンダァイスに救われ――――エルメアの術が徐々に崩れつつある事】

【思えば、本当に様々な事があった。それをレイドは、落ちがないように掻い摘みつつ、簡潔に、全てを伝えていった】
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 20:14:18.11 ID:52mywIreo
>>992
へぇ、俺程度で十分たァ。
そっちの練度がむしろ低いのかね。

【と呟く。割と遠慮なしにずけずけと物を言う性質である】
【此方も、別に学生と名乗る必要も感じなかったので、特に説明することはない】
【そして、腕を組み、男の話を聞き、最期まで聞くと口元に胡散臭いながらも人の良さそうな笑を浮かべて】

成程、イカルスさん。
アンタ運いいよ。

【と前置きして】

改めて名乗らせてもらおうか。
正義組織Justice所属、兼統一征斗会新聞部部長。
ジャーナリスト、谷山基樹だ。

【情報云々どころか、本人が正義の団体に所属していた】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/02/23(水) 20:17:14.14 ID:vsWiCowro
【水の国――街中】


【帰宅の途に就く人々――彼らが、『何か』を前にして集っている】
【凡そ五十人ほどは居るだろうか、皆、興味は無いが話の種程度に≠ニ云った調子で――】


…………、………―――――。


【――少し離れた所に、一人の青年】
【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな身形】


【彼らが一様に見遣る先では、演説を行うスーツ姿の男性】
【水の国政府に抗議する会≠ニ題された看板の下で、熱弁を振るっている】
【内容を聞くに、『D≠フ蔓延』や『ルビーシャ侵攻に関する対応』に抗議している様だ】


――――……馬鹿らしい。


【ぽつり、青年は呟くと――其れでも、隈の浮かんだ双眸を群集に向けて】
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/02/23(水) 20:27:13.62 ID:q09M+XN20
>>993

……うん。その言葉、そのままそっちに返すよ

【そう言って、微笑ってみせる。……こうやって、レイドの前で昔のように笑える日が、来るなんて】

……外部から、魔力を……なるほど。私も魔術師の端くれさ、大体のシステムは分かった。
でも、そんな繊細な技術を…………うん、見せてほしい

【この時ばかりは、彼女も「魔術師」の顔だ。未知の術式への好奇心、興味に溢れている】
【しかもそれがかつて自分を苦しめた――或いは今も誰かを苦しめる、哲学者の卵】
【それを破壊する術となっては、尚更か】


【そして、≪R.I.P.≫と戦うことを了承し、協力すると言ってくれた皆に】
【今日何度目か、もう分からない礼を告げると――真剣な面持ちで、レイドに向き合う】
【一通り、話を聞き終えた昴は――】

…………、……馬鹿、……レイド……
……ほんとに、ばかっ……

【……少なからず、ショックは受けたらしい。いや、既に事実としては知っていた】
【レイドが――自身の寿命を、そして女性としての機能を犠牲にしたことは】
【だが、改めて彼女自身の口から告げられると、それはより重々しい現実味を伴う】
【微かに再び瞳を潤ませながら、レイドの異形たる手に触れて】

……でも……そこまで、レイドを追い詰めたのは、私なんだね……
……謝って、済まされることじゃないけど……ごめんね、レイド……

……――だけど、悲観にくれてばっかりじゃ、何も変わらない……。

ねぇ、レイド……君の「タイムリミット」は、あとどれくらいか……分かる?
それと……エルメアが施したっていう、術の詳細、みたいな……

【……涙を拭い、また真剣な眼差しでレイドを見据える】
【そう、もう過ぎ去ってしまったことはどうしようもない。立ち向かう術を探すのだ】
【どんな困難だって、もう逃げない。昴は、そう決意したのだから】
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 20:28:01.28 ID:2g78x8RAO
>>994
はっはっは、これは厳しいな。だが確かにこちらの兵が弱いだけなのだろう、100年は戦いの兆候すらない地域だったからな。需要のない場所に供給はこないだろうよ
【少年の呟きは男の耳にしっかり届き、それに対して男は笑う】

【そして少年の名乗りを聞き、大層驚いた様子で】
なんと。確かに私はツキに恵まれているようだ。では谷山少年、こちらも改めて用件を述べるとする
私ことイカルス・コニアテス、正義組織Justiceへの加入を申し込みたい
【右手を胸に当てる形の自国の敬礼をしながら言った】
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 20:30:36.38 ID:ilbHBJF50
【――――魔術協会≠フ、中庭】
【公園に近い造形のなされた其処のベンチの一台に、背を不自然に浮かして腰掛ける影が一つ】

(……『私讐』にしたって、『正義』にしたって………限界が有るのは、判っちゃ居た。
 だが、その限界=\―――その、底値を軽率な一手で落しちまったのは、取り返しのつかないミスだ……。)

【それは、墨色の髪を臍の裏まで伸ばし、澄んだ丸い漆黒の瞳を持つ、身長160cmほどの大和撫子風の少女】
【黒を基調とした制服ブレザーを身に纏い、その校章部に配された、『魔術協会』の紋章が、彼女の所属を黙示している】
【指先から手首までを紅蓮の手袋型ガントレットで覆い、首元には茶色い偽毛のマフラーを巻いていて】
【ベルト式固定具で背負うのは、戦鎚を想わせる鈍器……に見えるかもしれないが、一応『ブブゼラ』という事に成っているらしい】

(……失くしたもん欲しがったって、どうしようも無ぇ。
 痛いほどわかってる心算、だったが……―――全く、何で……。)

【魔術協会≠フコミュニティや、彼女の友人関係の中では、この少女は『元気な変人』として通っている筈、なのだが】
【眸の下に隈を作り、頬も僅かばかり窶れ――――沈降状態の表情に目を向けるまでも無く、心身の疲労が見て取れるのが、今のこの少女】
【溜息を吐きそうになった口元を、反射的に『左手』で軽く抑え込むが、実際に動いてみれば、その所作は妙に――カタくて=z

………――やっぱり、あたしってバカ。

【その後、膝の上に何とも無しに乗せていた手を、意識の外で強く握り込んで】
【黒曜の瞳を、星星を撒いた夜の帳に向けて――――小さく、小さく、蚊の鳴くような声で呟いた】
【………心算なのだが、その割に遠くまで聞こえていた、かもしれない】
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 20:31:13.34 ID:52mywIreo
>>997
ま、俺ァ実戦で鍛えた口だ。
需要を俺が求めてた、ってことかね。

【頭を軽く掻いて言う】
【そして、相手の用向きを聞き】

……あいよ、了解。
一応後で情報統合ネットワークの方に書き込んどく。
ああ、拠点に住むことも可能だが、どうする?
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/02/23(水) 20:37:38.48 ID:2g78x8RAO
>>999
ふむ、寝床も用意してもらえるというわけか、実にありがたい
お言葉に住まわせてもらおう
【そう言ってから真面目な顔付きになり】

ところで少年、ここで私と模擬戦をやってもらえないだろうか。先の事情で私の強さがここではどれ程のものなのか、それを判定してもらいたい
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 ,.――――-、
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