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HTML化した人:lain.
【Reckless fire】能力者スレ【そう大胆に魂に火をつけろ】
1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank)2011/05/03(火) 08:30:54.97 ID:O7ADOOwgo
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。

無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。

【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/sports/37115/

【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
・完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
・弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
・基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
・書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
・他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
・「コテハン」は禁止の方向で!
・基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
・スレチなネタは程々に。
スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
・基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
・国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
・他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
・時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
・特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
・あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
 勝手に世界を氷河期などにはしないように。
・能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
エロ描写について
 確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
 なので、全面的な禁止はしていません。
 ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します
 やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
 カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
 あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1303825242/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県)2011/05/03(火) 08:33:12.20 ID:o4voccRO0
>>1
スクライドktkr
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/03(火) 08:51:18.51 ID:wVrX8l7SO
>>1
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/03(火) 09:38:33.38 ID:fRzh020DO
>>1乙と意思貫くまでは
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/03(火) 11:00:14.40 ID:GoHmSwTIO
>>1
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/03(火) 11:20:42.48 ID:BnFM1tOfo
>>1
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/03(火) 13:00:52.17 ID:OPxT/Q79o
>>1乙と共に在れ
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽)2011/05/03(火) 14:01:14.82 ID:N7dgfXzAO
>>1
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/03(火) 18:14:57.50 ID:67EAbK8No
【櫻の国近郊・穏やかな街】
【夜も近付き、街灯が灯りだす。少しづつ、人通りの増えて来た大通り】
【安寧秩序の中、今日もいつも通りの日常が過ぎていく―――】

【―――はずだった。】

/7時より、拙いですが突発イベントを行わせて頂きます。
/参加して下さる方は、【櫻の国近郊・穏やかな街】に訪れるロールをお願いします!
/7時締切で5名までとさせて頂きます、昨日はお騒がせしました…
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽)[saga]:2011/05/03(火) 18:54:27.92 ID:N7dgfXzAO
>>9
【――櫻の国近郊・穏やかな街にて】
【徐々に増えつつある人波の中を、マイペースに闊歩する人影が一つ――】

……んーっ、たまの観光もいいなぁ
この時期の気温も丁度良くなってきたしっ……

【そう呟いて、純白のローブを羽織る小柄な女性は、栗色の髪の毛を靡かせながら】
【ううんと両腕を伸ばし、冷えていく空気を肺一杯に取り込みつつ、街中をぐるりと見回していた】

【どうやら彼女、これから“何か”が起こるなど露知らず、この平穏無事な雰囲気を楽しんでいる様子】
【至極一般的な いち観光客として、街中を散策しているらしかった――】
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/03(火) 18:55:00.26 ID:zQNvF1r0o
>>1乙ですー


>>9

【其の街角――悠然として、歩む人物が一人】
【185cmは有ろうかと言う長身は、周囲の人々から頭一つ飛び抜けていた】


(ゼーロにも教える事は全部教えた――。 ……次は何処行くか。)
(……折角だから、≪R.I.P.≫でも見に行くかね。)
(上手い事立ち回りゃあ、どっかから報酬でも出るかも知れねえし――。)


【ミディアム・バイオレットに黒のラインが縦に奔るシャツ、上から茶のファーコートを羽織った男だ】
【腰まで伸びた黒髪は後頭部で纏め上げられており、其の結び目には菊花の簪≠ェ差されていて】
【光沢を持つ灰色のスラックス――其処だけベルトの通された左腰には、黒鞘の日本刀を佩いている】




………、…そんな事より、この団子旨いな。




【ぱくり、――何とも暢気な様子で、右手に持った三食団子を口に運んだ】
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/03(火) 19:06:15.47 ID:67EAbK8No
>>10>>11
【櫻の国近郊・穏やかな街】
【街灯が灯る大通り。今宵もまた、いつも通りに更けていこうとする中で―――】

【―――夜の街を潜り抜けるように歩く、一人の男】
【紫の髪に深い緑の瞳、夜会用のスーツを纏った、優しげな雰囲気の青年だ】
【青年は人通りの多い大通りの真ん中で、急に立ち止ると】

―――さて、この辺りでいいかな。

【ぱちり、と指を鳴らす】
【すると―――夜闇色の空間にぼうっ、と紫の焔が幾つも燃え上がり、その中から中世の騎士の鎧を纏った骸骨達が出現した】
【悲鳴、悲鳴。人々はただただ逃げ惑うが、物言わぬ骸骨騎士達は手にした剣で無情にも彼らを斬りつけていき―――】



【―――人々から沸き起こる悲鳴は、>>10>>11の耳にも入ることだろう。】
【騒ぎの渦中に駆けつけたならば、一人につき15体程の骸骨騎士達が襲いかかってくる】
【骸骨騎士達の能力は一般人に剣を持たせた程度。だが、その数は些か厄介になるはずだ】
【しかし場所は大通り、斬られ力尽きた者以外の人々は既に逃げ出している。】
【大規模な攻撃、一騎当千の戦略を用いても、これ以上の犠牲者を出す心配はないだろう。】

>>10>>11は、この骸骨騎士達を相手にどう応じるのか―――】

/参加ありがとうございます!
/あと3名まででしたら、飛び入りもおkですー!
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/03(火) 19:20:58.54 ID:zQNvF1r0o
>>12

【――現れた骸骨騎士に気付くより先、『悲鳴』が鼓膜を打つ】
【何事か、と足を止め。双眸を其の光景≠ノ向けて――……】


 ………、……気に入らねぇな。 団子屋の営業を妨害しやがって。


【ぱくり――団子を口に放り込むと、其の串≠右手に持つ】
【迫り来る骸骨達に向き直ると、バックステップで距離を取りつつ周囲を見回し】


――、―誰かァッ!! 『戦える奴』が居たら俺に答えてくれ!!
此れだけの数を俺独りで相手するのは、ちょっくら――


【周囲に向けて大声で呼びかけつつ、骸骨兵士達の一人に串≠フ切っ先を向け――】



     ――……じゃなくて!! かぁなりキツいッ!!



【『眼』に当たる部分へと向けて、其れを“投擲”……狙いは、反応≠見る事】
【意図する所は不明だが、どうやら『飛来物に対する反応』を見たいらしい】
【無反応なのか、回避行動を行うのか、甘んじて受けるのか――そんな所だ】
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/03(火) 19:23:15.88 ID:OPxT/Q79o
>>12
「――――ぐぁあああぁっ!!」

【横合いの路地から雄たけびと共に飛び出したそれは、正面にいた骸骨に向かって腕を振り下ろすだろう】
【その指の間からはやした三本の『蒼い闇』…獣の爪の如き三つの線が、襲い掛かる】

【飛び出した影の正体は、蒼い獣人】
【猫耳尻尾に中肉中背+αの肉付き、全身蒼い毛皮にボサボサの黒髪】
【クリームイエローの臍だし袖なしインナーに、ベリーショートのカットジーンズという、必要最小限の布面積】
【ともすればはしたないとすら形容されるその出で立ちながら、全身に漲らせた闘気は、獣のそれである】

【金色の眼を輝かせ、闇夜を切り裂く『蒼い闇』】

【それはまるで、かつて存在を疑問視された一輪の奇跡】

ローズ、気をしっかり保ってください。

【何処からともなく響き渡る『声』が、猫をなだめる様に冷静な言葉をかける】
【猫以外に人影はなく、その声の主の居場所を特定する事は難しいだろう】

敵はあの骸骨と、それを束ねるようなあの男です、まずは骸骨の数を減らす事を考えなさい。

「ふーっ、ふーっ!!」

【興奮する猫と、怜悧な『声』】
【異界と化したこの地に、景色に解けた風とバラは踊る】
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/03(火) 19:25:29.94 ID:OPxT/Q79o
>>14
//すみません声かけ忘れました
//飛び入り可と聞いて飛んできました、よろしくお願いします
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽)[saga]:2011/05/03(火) 19:28:28.70 ID:N7dgfXzAO
>>12
色んなところ廻って、お土産買って――って、……何かあったの?

【ほどなくして悲鳴を聞き付けた女性は、ローブの裾を翻して荒れ狂う人波の中を突き進む】
【やがて人々を襲撃した骸骨達の元を訪れれば、面食らったように深緑の瞳を瞬かた】

もしかして、ちょっとした“お祭り”に遭遇しちゃったかな――ふふっ

【然し女性には恐怖心など露ほどもなく、浮かべるのは口角を吊り上げた愉快そうな表情】
【ローブの下から、刃に冷気を纏った細身を抜き放ち、右手に携えて】
【迫る骸骨達に合わせ、体勢を低くしながら後方へと地面を軽くひと蹴り、ふた蹴り】
【同時に剣を横へと薙げば、針状の“氷柱”が複数、それぞれの骸骨の頸部へと一直線に飛来する】

>>13

一応、ここにいるっ、……けど!!
結構キツイかもっ……!!

【そうして女性は呼び掛けに辛うじて応えるものの、こちらも苦戦を強いられている様子である】
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽)2011/05/03(火) 19:33:05.26 ID:N7dgfXzAO
>>16
/申し訳ありません訂正を
/「瞬かた」→「瞬かせた」
/「細身を抜き放ち」→「細身の長剣を抜き放ち」です
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/03(火) 19:40:33.74 ID:67EAbK8No
>>13
【青年が投げた串を、骸骨騎士は剣で弾いてかわす。――――“回避行動”だ。】
【そしてそのまま青年に向かっていく骸骨騎士達、だが―――】

待て待てーーーーーーい!!!!

【青年の求めに呼応するかのように、一匹の大きな狼が骸骨の群れに飛びかかる】
【その背に乗って叫んでいるのは、黒髪を緩く巻いた女子高生。】

【狼の突撃により5体の骸骨騎士が、がしゃりと崩れ落ち】
【それに続くように放たれる、少女の攻撃は―――】

はぁあああああッ!!

【風の魔道。5体の骸骨が、吹き飛ばされる】
【残る5体は、そのまま青年に向かっていき】

お兄さん、残りよろしくねッ!

【狼の背に乗った少女は、そう青年に向かって叫ぶ】

>>14
【三本の『蒼い闇』は、直線状に並んでいた7体の骸骨をなぎ倒す】
【突然の攻撃と、どこからか響く声に残りの8体の骸骨達は攻撃目標を定められないでいるようで―――】
【―――勢いに乗って、攻撃を仕掛ける絶好のチャンスである】

>>16
【針状の“氷柱”は、7体の骸骨騎士の頸部に命中。がしゃり、と骸骨たちは崩れ落ち】
【残りの8体の骸骨騎士達は、氷柱を警戒してかじりじりと少女に近づいていく】
【―――警戒は十分、だが骸骨たちはひとかたまりになっており。】
【纏めて倒すには、絶好のチャンスである】

/飛び入り了解ですー!
/参加の方は以上で締め切らせて頂きます!
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/03(火) 19:52:31.43 ID:OPxT/Q79o
>>18
【少女の指の間から生えた六本の『蒼い闇』…いわゆる六爪のような形態だ】
【六本の剣を同時に扱う様が爪のごとく見えるからと言う理由で名付けられ、某独眼竜もこの流派だったとか、そうでなかったとか】

【猫は獣の如き油断のない足捌きで、手近な一体の左方向に回り込む】
【電光石火の俊足、蒼い疾風】
【その軌跡を強く主張するのは、風景に取り残されたような、二条の金の残像だけ】

「うぉおああああああああうっ!!!」

【その残像をのんびり追いかけていては、猫が振り回す闇の爪によって骸骨の胸部が抉られるだろう】

【行動の合否に関わらず、更に近場骸骨に向かって跳躍し、その肩を足場として高空に陣取ろうとするだろう】
【みすみす見逃せば、骸骨達は死角である真上を取られる事になる】

>>12>>16
こちら、ブルーローズと申します。
この場は共同戦線を張らせていただきたいと思います、よろしくお願いします。

【猫が戦場を駆ける間、『声』だけが冷静に>>12>>16に呼びかけた】
【やはり猫と『声』は別人格らしい、従者か保護者のように冷静な声色から、猫の事はあまり心配していないようだ】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/03(火) 19:56:38.28 ID:zQNvF1r0o

>>16>>19


(ひー……あっちのも含めると、二人か。)
(此れだけ居りゃあ、後は十分――。 ……まぁ、攻撃の『質』にも拠るが――)

――おし、キツいんならさっさと終わらせちまおうぜ!!
コイツ等、今確かめたら『視力』が有る!! ……って事は、『怯む』って事だ!!
ドデカいの溜めとけ!! こっちに来てる分が終わったら、俺が奴等の“隙”を作る――!!


【現在出ている分を倒した後、増援≠ェ存在するのかは不明だが――】
【術者と見られる人間は、当然怯む℃魔燉Lるだろう。誘いに乗るのは、悪い事では無いかも知れない】



>>18


……って、言ってる場合でも無かったなコリャ――。


【迫る十数体=c…流石に、一撃で全て壊すのは困難だ】
【どうした物か、と脳内で思考しつつも、腰の刀に手を掛けて――】


――よぉーし、ナイスだ肉食系女子。
後でアイスか何か奢ってやる……金無いから、俺と半分こだけどな。


【半数を潰した彼女の攻撃に、送る賞賛の言葉と――有り難くない返礼の約束】
【瞬間、男の双眸が紅≠フ光を発し……】



   ちょぉぉん……、……  斬れ =\――― ろッ!!!



【“高速の抜刀”――明らかに能力によるものであろう、『超高速』】
【同時、魔翌力を纏った刀身から放たれるのは「飛ぶ斬撃」……狙いは、迫る五体だ】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽)[saga]:2011/05/03(火) 20:07:47.78 ID:N7dgfXzAO
>>18
あら、あっさりと――意外と脆いのかしら?

【薙いだ剣を戻さずに、案外容易く倒れた骸骨を眺めて思わずぽかんと放心してしまう女性】
【首を僅かに振り改めて気を引き締めると、一時的に後退を止め、徐々に接近してくる骸骨達の中央を見据えて】

>>16>>19
ええっ、こっちこそ、よろしく!
ついでに言っとくと私はシャロームって言うのっ

【殆ど独り言のように、女性は彼らへと言葉を返す】
【目先のことで精一杯なのだろうか、視線は真正面にいる骸骨達から動かずに】

>>骸骨達

それじゃ、早いとこ……“さよ――、ならっ”!!

【深緑の瞳が、鮮烈なエメラルドグリーンへと変色】
【剣を振り抜くと、その軌跡を描くよう水の線が横一直線に表れて、骸骨達の頸部へと迫る】
【見かけはただの“水”に過ぎないが、命中すれば一気に凍結するという代物だ】
【塊になった骸骨達を、一纏めに倒してしまおうという心積もりらしい】
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽)2011/05/03(火) 20:12:48.12 ID:N7dgfXzAO
>>21
/追記、夕飯のため更に遅れると思いますのでレス飛ばしていただいて構いません
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/03(火) 20:30:57.19 ID:67EAbK8No
>>19
【coolで伊達な六爪の攻撃、そのWAR DANCEのような凄まじい速度に、骸骨たちは追いつくことなど適わず】
【爪の数に比例するかのように、6体の骸骨が攻撃を受けて粉々に吹き飛ばされる】
【―――そして、猫の姿が突然骸骨の視界から消え。】
【おろおろと辺りを見回す残り2体の骸骨、彼らは真上を取られている事に気づけず―――】
【猫が何らかの攻撃をすれば、この2体も崩れ去り、猫側の骸骨達は全て殲滅される】

>>20
【“高速の抜刀”――それと同時に、魔力を纏った刀身から放たれるのは「飛ぶ斬撃」】
【それは狂う事なく目標へと飛び、5体の骸骨騎士を弾き飛ばす!】
【これで、青年と狼&少女側の骸骨たちは全て殲滅。】
【青年が予期した“増援”は、どうやら現れないようで】

>>21
【少女の深緑の瞳が、鮮烈なエメラルドグリーンへと変色】
【剣を振り抜くと、その軌跡を描くよう水の線が横一直線に表れて、骸骨達の頸部へと迫り】
【見かけがただの水である事により、骸骨たちは油断し防御態勢も取らずそのまま進むが―――】
【―――命中、凍結。少女の心積り通り、骸骨たちはひとまとめに打ち倒され】
【これで、少女側の骸骨たちは全て殲滅。】

>>all
ふー、ひとまず落ち着いたね!
お疲れ様、ブルーローズさん、シャロームさん!
………あ、あとお兄さんの名前聞いていい?
私は濤渦(とうか)、こっちの狼は蒼駆(そうく)!

【ひとまず骸骨たちの殲滅が完了し、狼に乗った少女は自己紹介をする】
【そして青年の名前を聞いた後、すぐに鋭い視線を紫の髪の男に向け】

“彼”は、私たちがずっと追っていた“存在”。人じゃないの。
“豊穣”の力を司っていながら、今までに数多の命を消した揚句―――こんな、テロまがいな事をして。
―――“彼”の名前は、麗斗。

【麗斗、と呼ばれた男は、全員に優しげな笑みを見せる―――が、それにはどこか実を伴わない冷たさがあり】
【笑みを向けられた少女はぎりり、と奥歯を噛みしめ、全員に言う】

みんなにお願い、私と力を合わせて“彼”を倒して!
これだけの人数なら、きっと―――きっと、倒せる!!!

【―――少女の誘いに応じたならば、麗斗―“豊穣を司る存在”―との戦いが始まるだろう。】

/こちらもお時間取ってしまっているので大丈夫ですよー!
/ご飯いってらしゃいませ!
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/03(火) 20:44:29.21 ID:zQNvF1r0o
>>19>>21>>23


シャロームに、ブルーローズ、濤渦、蒼駆……『声』は何て呼べば良い?
――ま、そんな事は後回しでもいい。 俺は神鷹 空人=B
……職を問われれば返答には少し困るんで、スルー推奨だ。


【骸骨が殲滅されたのを確認すると――刀を鞘へと納め、一先ずの自己紹介】
【濤渦の『誘い』に、耳を傾けた後。 ……――其の顔を、彼女へと向けて】



……………………金は幾ら――



【 うわぁ 】



……、…とは、流石に言わねぇよ。
『オジサン』じゃなくて、『お兄さん』って呼んでくれた礼だ――そうだな。
団子十本で倒してやる。 よし、契約成立。 忘れんなよ、団子十本だ。



【超一方的な契約を強行すると――ニヤリ、笑んで】
【笑みを伴う男へ一歩踏み出し、其の腰の刀に手を遣って……腰を落とし】



>>ALL





 ………………俺が『隙を作る』――シャローム、ローズ、頼んだぜ。




         【  ―――  一閃 =@―――  】




【『紅の瞳』と共に繰り出されるのは、矢張り超高速の斬撃=\―!!】
【狙いは『麗斗』では無く、頭上の「電灯」……其の硝子≠降らせるのが目的】
【有る程度の高さから落ちた硝子ならば、「避ける」か「防御を行う」か――】
【どちらかの行動は引き出せるであろう、と云う目算からの行動だ】
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/03(火) 20:44:51.60 ID:zQNvF1r0o
/追記、ご飯食べて来ます
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/03(火) 20:47:09.84 ID:OPxT/Q79o
>>23
【がら空きの骸骨二体、その上部から落下しながら、猫は両腕を交差するように振りぬく】
【二体の間を駆け抜けたような姿勢で、その背後に着地した】

ローズ、他の方の援護を。
仲間がいて敵が一人のときは全員でフクロにしたほうがさっさと撃沈してお得です。

【さらりと酷いアドバイスをする『声』だったけれど、猫は耳を貸す気がないらしい】
【正面にて悠然と立つあの優男…麗斗、とかいったか】
【それが放つ歪な気配に、猫はその内に眠る闇を膨らます】

【獣の本能か、或いは衝動か】

「ぐるるるるるるる…っ」

【犬歯をむき出しに、うなり声を上げて、麗斗への威嚇】
【何かの行動に出る様子はないが、警戒だけは怠らず】

…いえ、本能の判断なら、やむをえないでしょう。

【『声』もまた、猫の説得を切り上げる】

>>濤渦&蒼駆

…なるほど、確かにヒトモドキといった風体ですね。

【感情を殺し損ねて、嫌悪感が滲む『声』】
【それは、相手が持つ歪みを捉えての感想だろう】

私は協力します。
けれどローズは見ての通り、まだ獣同然です。
精神的にも未熟で、少々厄介な爆弾を抱えています。
連携の類は、申し訳ありませんが期待できそうにありません…。

【『声』は猫を御しかねているようで、心からの謝意を込めた】
【上辺だけのものではない、と判断してもらえるかはわからないが、そのトーンは、重い】


>>all
ですが、ローズはおそらく先行します。
各位、状況が完了したら随時攻撃に掛かってください。
陽動を、結果的に為すことになるでしょう。

【現状どうにもならない事を嘆いても仕方ないと、『声』は再び感情を殺し、機械的なオペレートを全員に告げるだろう】
【猫もタイミングを計り、うずうずしているようだ】
【向こうの出待ちのつもりだろうか、若干冷静さを欠きつつも、機を窺う】
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/03(火) 20:49:44.99 ID:wVrX8l7SO
【水の国:とある病院】
【552号室―その病室の扉は、何故か開いたままになっていた。】
【もしも、誰かが廊下からこの部屋を覗きこんだならば――……】


…………よし出来たぁあ!!

【この病院で支給されている患者服を着ている黒髪ショートヘアの少年が何やら紙飛行機を手に子供の様にはしゃいていた。】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】


うんうん、我ながら良いのが出来たよ、
もしかしたら、最高傑作かもしれないっ
では早速、…

【そう、自画自賛の視線で暫く『自称』最高傑作の紙飛行機を眺めた後、】
【少年は飛ばす構えを取る、そして、そのまま前へ押し出された紙飛行機は、どこまでもどこまでも飛んで―――………】


………行けっ!



【―――…………は行かなかった。】
【残念ながら、紙飛行機は廊下を出るまでもなく扉の近くで落ちていくのだった。】
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/03(火) 20:50:20.00 ID:OPxT/Q79o
>>24
私のことは、ただ使い魔とお呼びください。
故あって現状名乗る事が出来ないので、非常に心苦しいのですが…

【本当に、申し訳なさそうだった】
【この『声』…いや、使い魔は、努めて感情を殺そうとしているようだが、それが出来ているとは言いがたい】
【姿なく、けれど千変万化の『声色』には、時折隠し切れない本音が浮かぶ…そういう存在だ】
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/03(火) 21:02:26.80 ID:OPxT/Q79o
>>26
//読み返してみると変だな、訂正します

ですが、(中略)為すことになるでしょう

ですが、ローズはまだ動く気配がありません。
重ね重ね申し訳ありませんが、皆様先行を願います。
なお、ローズは見ての通り機動性偏重型です、とだけお伝えしておきます

//に訂正します、ご迷惑おかけします
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽)[saga]:2011/05/03(火) 21:02:54.36 ID:N7dgfXzAO
>>23>>all
【骸骨達が凡そ片付いたところで、女性は剣を携える右手を一旦下ろし】
【狼に乗る少女の視線に追従して、彼女も冷たい笑みを浮かべる男の姿に目を遣る】
【そうしている中、此処に集結した各々の名前を、口内で反芻して記憶しつつ】

――あの笑顔は、好きじゃないかな

【ポツリとひとつ呟いた言葉は、麗斗への確かな嫌悪感を孕んでいた】
【エメラルドの視線を、今度は濤渦へとなだらかに滑らせて】

“豊穣の力”だとか“人間じゃない”だとか、何だかよく解らないけれど……
乗り掛かった船だわ、今更退けないものね。私も協力するよ

【剣の切っ先を男へ向けると、頭を頷かせて快く了承】
【各自の行動を見届けながら、その先端に水の球体を作り出す】
【神鷹の『隙を作る』という言葉とローズの所作から、彼女は後攻に回るつもりのようだ】
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/03(火) 21:05:59.45 ID:Jt4G7y0+0
>>27
【紙飛行機が落ちた扉付近で、通行人が一人止まった】
【其れを拾い上げるわけでもなく、ただ少し見つめる影】

―――妙な所に、見知った顔が居やがる

【紙飛行機から視線を外し、少年へと向ける】

【少し崩れたマッシュルームヘアの黒髪、黒い左眼、黒い薄手のTシャツ】
【上に紺色のブレザーを着た、顔やらなんやらに包帯をぐるぐる巻きにした人物】
【顔は包帯で完全に隠れ、見ることはできない】
【だが、声と雰囲気で、誰かは想像できるだろう】

どこが最高傑作か凄い問いただしたいけど別にいいや
よう、久しぶり‥‥か?護君だっけ

【―――いつぞやの、ゾンビだ】
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/03(火) 21:06:24.75 ID:67EAbK8No
>>24>>26>>
【骸骨をなぎ倒し、目前に立つシャローム、ブルーローズ、濤渦&蒼駆、神鷹 空人。】
【―――「ちょ、団子どんだけ好きなの!?」とか濤渦が突っ込んでいる声が聞こえているが、まぁスルーでいいだろう】
【彼らを一瞥し、“彼”―――否、“存在”は嗤う】

あはは、とんだ強者揃いだね!
彼ら―――亡騎だけでは、足止めも出来無さそうだ。

【亡騎というらしい、崩れた骸骨騎士達に目を遣って。麗斗はやれやれ、といった様子を見せ】

全員で掛っておいでよ。
一人づつ来ようが束で来ようが―――変わらないから、ね。

【そう言うと青年は虚空に左手を掲げる。その手に、紫の焔がごうっと燃え盛り――】


―――変身。


【ぐっ、と燃え上がった焔を握りしめ。その瞬間、青年の全身を紫の焔が覆った】
【掲げられた腕が強く振り下ろされると、全身を覆っていた焔が消し飛び。青年は、“豊穣を司る存在”としての姿を露わにした】
【2mをゆうに超す巨躯。背にある6枚の羽からは神々しさを感じさせるも、左手に持つ髑髏は禍々しい雰囲気を醸し出していて】
【濃い紫の髪に深い緑の瞳、細身ながらも筋肉質なその体は薄く紫色をしており、身には漆黒の衣を纏っている。】


          ≪来るがいい、愚者共よ!!≫

≪“豊穣の意志”に逆らいし事、その身を贄にして償ってもらおうぞ!!!≫


【―――地の底から響くような、威圧感を持った声。】
【そして、空人が放った斬撃によって空中から舞い落ちる、硝子の凶器には。】
【右腕を掲げて強く振る事で、まるで青年の飛ぶ斬撃を模したかのように、上方に強い風圧を飛ばして薙ぎ払った】
【一瞬、注意は上方に向き―――】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/03(火) 21:07:23.71 ID:67EAbK8No
/一番上の行は、>>24>>26>>30の間違いです…
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/03(火) 21:14:58.94 ID:OPxT/Q79o
>>32
…はっ、神気取りですか。

【変身を目撃して、使い魔はやたらドスを聞かせてせせら笑う】
【猫も変わった相手に若干驚いたようだが、暫し呆けた後、にぃと犬歯をむき出し獰猛に笑った】

いきなさい、ローズ!

【使い魔に答えるかのごとく、奔り、接近する】
【上に注意が向いた今が幸いと懐に接近しながら、右腕を後ろに振りかぶる】
【一見すると突きの体勢にも見えるが、手の中にある三本の闇が束ねられ、一本のブレードと化した】
【ジャマダハルと言えば想像できるだろうか】

「にぃいいぃあああああああああっっ!!」

【雄たけび交じりに、猫は若干姿勢を屈めて腰のバネをつくる】
【束ねられ、威力を増した一本が、その下方から抉り込むように突き上げられるだろう】
【渾身の一撃のようだが、それ故にやや大降りで、万が一命中しなければ大きな隙をさらす】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/03(火) 21:17:00.45 ID:kI/OZ3vSO
【樹海】

うーん……。

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】

【そんな格好をした14〜5歳程に見える少年が、大樹の枝に腰掛けて辺りを見回している】

獣人さんは会った事があるけど……
僕みたいな竜人は何処にいるんだろ……?
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/03(火) 21:22:09.27 ID:zQNvF1r0o
>>26>>28>>30


……了解。 なら、続いて俺が突っ込む。
ローズは好きに動けば良い。 ガキは自由気儘なのが一番だ。


【放ち終えた斬撃の行方を見守りつつ――神鷹は、声を返す】
【この様な状況でも、調子は変わらず至って『平静』で】



――……、…名乗る事が出来ない≠チてのは、不便だな。


何か、仮の名前でも付けるか……使い魔…、…ツッキー=H
……ピンと来ないな。 少し待ってくれ。 ――シャローム、何か案無いか。



【自由気儘、と云うのはこんな様を言うのだろうか――】
【使い魔の意見を一切聞く事も無く、勝手に仮の名前を決める方向へ突っ走っていて】



>>32


【――話し終えた後、其の双眸を紅く光らせ、神鷹は麗斗へ向く】
【鞘と同様に、漆黒の刀身を一振り。 魔翌力の残滓が煌いて散って】


……知ってるか、ホージョー。 慢心は負けに繋がるんだぜ。
贄だかクエだか知らねぇが――、お前には、団子と、少女との約束の為に倒れて貰う。


……、……『そんなに良い話じゃない』ってツッコミは、ナンセンスだぜ?


【とことん締まらない彼だが――>>34のローズの攻撃と同時、飛び出す様に走る】
【能力は恐らく、身体能力強化=c…下方からの攻撃に合わせる如く、跳んで=z
【数メートル上空から、其の巨体を右袈裟に切り裂かんと――刀を振りつつ、迫る】
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/03(火) 21:24:53.37 ID:wVrX8l7SO
>>31

最高……傑作……がぁっ……!

【案外呆気なく落ちる紙飛行機】
【自画自賛していただけに、結構ショックは大きかったらしい】
【暫く、扉近くに落下したそれを見ていたが、】


………?

【ふと聞き覚えのある声に、そこから、廊下にいた人物の顔に向かって視線が上がる。】
【そして、相手が誰か解った上で最初の一言は、】


あれ、結城さん……?……何で、病院にいるんですか…?治療なんて必要ない、ゾンビなのに、

【ゴシゴシとそれが本物か幻覚か確かめる様に、目をこすりながら問い掛けた。】
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/03(火) 21:36:02.83 ID:OPxT/Q79o
//すみません次遅れます
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/03(火) 21:36:26.78 ID:Jt4G7y0+0
>>37
‥‥お前どれだけの思いをこいつにこめてたんだよ
何だ、結構苦労して作ったのか

【憐れむような視線を護に向けた】
【何かと腹が立つ目である、こう、バールのようなもので殴りたくなるような】

ゾンビ不死身だと持ったら大間違いだからな
割と簡単に死ぬよ?身体もげるよ?どうでもいいけど

【反論するゾンビ、何故か自分の弱さを露呈している】
【もちろん、ここへ来たのは治療とかの為ではない】
【次の話題へと切り出すため、ゾンビ云々の話を打ち切る】

ちょっとした情報収集、そしてナースウォッチング
俺の目的はそんなとこだよ

【後半の目的を聞けば、間違いなくこのゾンビが『黛 結城』であると確信できるだろう】
【前者については、何かと真剣な雰囲気だったが――― 一体何だろうか】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/03(火) 21:39:02.66 ID:acYxOsPAo
>>32>>all
ふふ、そうこなくっちゃ……きっと、面白くない

(ローズが下、空人が上なら――袋叩きにするためには、)

【麗斗の変貌した姿を見て、零した感想はとても短いもの】
【口角を釣り上げ、目を細めながらローズと神鷹の挙動を確認して】
【数拍タイミングを取ってから、女性は剣を再び横薙ぎに振るう】

――覚えやすいのはいいけれどっ、“ツッキー”はちょっと安直過ぎない?!

【……どうやら、この状況で名前の案は思い浮かばないらしかった】
【ハンドボールほどに成長した水球は剣先を離れ、弧を描きながら麗斗の左半身へと飛翔する、が】
【中途、複数個の円錐形に分かれて彼へと襲い掛かるだろう。主な狙いは、左手に持つ髑髏である】
【軌道は直線、放たれた“水”は先刻と同じく、何かに当たれば瞬時に凍結して硬質な“氷柱”となる】

/時間と文章量が比例してなくてすみません…
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/03(火) 21:43:19.45 ID:bPTPgdQSO
>>989

どちらでもないんじゃない、かなぁ。力への希求は生物の本能だろ?
自己保存欲から分化した、ごくごく当たり前のね……要は、予防線であり処方箋、さ。

【くぁ、と欠伸を噛み[ピーーー]彼。飄々と、当たり前の事を皮肉っぽく述べて】
【茶飲み話にしても不毛過ぎる考察を、打ち切った。今話すべき事は、他にある】


いや、残念ながら正しくは幸福を呼び込む壷だよ。あれは良いものだ。

とまあ、冗談はさておいて――記憶喪失?そりゃまた難儀な事だね、ああ。
可能性があるってだけ、俺とクライアントにとっては助かるけれど。

……どうしたモンかな、さて。

【藁にも縋る心境だ。まだ手懸かりは潰えていないと解ると、彼は僅かに安堵する】
【だが、手放しで喜べるような気分には程遠い。困ったように首を傾げて、思索】


――――ふぅ、ん。……相手が相手だからね、話す方が速いって場合も有るだろうさ。
そこらのチンピラ程度ならまた話も違うだろうけど。
そんな輩がここまで足を踏み入れる事は、きっと多くないと思うしね……。

【少女の言葉が確かだとすれば、置かれた状況は一致する。……だが、決め手に欠けるか】
【思索を続けつつ当たり障りのない会話を重ね、続けて「さあ、召し上がれー」なんて馬鹿な事を宣った】
//では、引き続き宜しくお願いします。
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/03(火) 21:54:19.30 ID:67EAbK8No
>>34
【猫の手の中にある三本の闇が束ねられ、一本のブレードと化した―――それは、ジャマダハルを彷彿とさせ】
【雄たけび交じりに、束ねられて威力を増した渾身の一撃が、下方から抉り込むように突き上げられる】
【それは“存在”の右脇腹を掠め―――黒い衣が裂かれ、紫色の飛沫が飛び散り。】

≪―――クッ!!≫
≪だが、愚かぞ!!!≫

【右腕で後方を、ひじ打ちの如く攻撃する】
【“存在”の右脇腹を攻撃した勢いのまま、右脇を通過する形となるであろうローズ】
【命中すれば、猫の背中に直にぶち当たり、後方へと吹き飛ばすだろう】

>>36
【ローズに注意を払っていた“存在”は、上方からの攻撃に対応しきれず】
【右袈裟に切り裂かんと迫る刀を、その身に直に受ける事となる】

≪グッ!!!≫
≪おのれ、猪口才な………!!!≫

【よろめきつつも、空人目掛けて髑髏を持った左手を突きだす】
【命中すれば空人は後方、猫とは反対方向に突き飛ばされるだろう】

>>40
【空人への攻撃のため、左手と共に突き出された髑髏】
【それ目掛けて放たれた、特殊な“水”は正確に目標にぶち当たって―――】

≪しまった―――!!!≫

【左手ごと、髑髏は硬質な“氷柱”によって固められ】
【“存在”は悔しげな叫びを上げるも、固まってしまった髑髏に魔力を集める】
【僅かながら髑髏に灯った紫の焔、それを固まった手ごと掲げて―――】


   カタストロフィ
≪ 大 災 厄 ≫


【瞬間、シャローム目掛け紫の焔の波動が飛来する】
【固まらせられた事でかなり威力は下がっているも、広範囲に広がるそれは回避が難しいかも知れず】


/横から見た図、矢印は攻撃成功時に飛ばされる方向(予測)

 ←空             
          麗
     ←シ
          斗
               →猫
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/03(火) 22:00:33.49 ID:wVrX8l7SO
>>39

そうなんですか……?
うぅん、ゾンビは生命と言う概念を越えたからこそのその存在だと思うんですが、

それでもやっぱり死ぬんですね。なんか、複雑な気持ちです…。

【昔、子供の頃に見たホラー映画のゾンビは、死んでも追ってくるからこそ恐怖だったなのに…、】
【そんな軽くイメージを壊された様な、どこかがっかした、そんな声で、この話題は打ち切られる。】

……―――情報?何かのですか?
いや、とにかくやっぱり結城さんだっ!
その死んでも尽きる事のない変態ぷりは間違いなく結城さんだ!

【相変わらず、非道い言いようである。】
【とにかく、少年―護はここで目の前の『黛 結城』を確かに認識する。】

44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/03(火) 22:00:54.70 ID:OPxT/Q79o
>>42
【攻撃はカス当たり、勢いあまって通り抜け、バランスを崩しかけた猫】
【けれど近接戦闘のセンスがあるのか、思い切って足を踏み込みギリギリのところでバランスを整えた】
【そして後方からの攻撃にも機敏に反応し、胸の前に腕を組み、防御姿勢をとりながら振り返る】

「ぐぁぅうぅううう!」

【一応受けるのには成功したが、元々強度があるわけではない】
【背中への直撃は避けたものの、腕から内臓にまでを揺らす強撃】
【思惑通り、敵の後方へ流され、膝をつきかけるだろう】

「ぐっ、げぅっ、がふっ」

【聞くに堪えない音は、衝撃で咽る猫の悲鳴】
【胸を押さえ、動きを止め、それでも膝をつくことはない猫は痛みを嚥下しようと動きを止める】
【無防備過ぎるけれど、眼は輝きを失っていない】


>>36>>40
…つ? ツッキー? それひょっとして私ですか!?

【なんて、大げさに驚いてみせる使い魔】
【猫たちの死闘が蚊帳の外なのか、或いはアレをなめているのか】

名前がないわけじゃ…いや、うん、呼びやすいならそのほうがいいのでしょうか?
どう思いますかマ…えっと、そうでした、ね…。

【何をいいかけたのか、呼びかけは、尻すぼみに消える】
【誰への言葉かも判然とせず、使い魔の声が、消沈する】

…ええい、もう皆様お好きに呼んじゃってくださいましーっ!!

【そして語尾すら崩壊させながらやけくそ気味に叫ぶ】
【使い魔足らんと努力しながら、何処か徹しきれない】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/03(火) 22:03:12.29 ID:vAVvkEgWo
>>41

「ふむん……」

【変わらないやる気のなさそうな表情のまま】
【少女は納得してかしないでか小さく呟くだけ】

「どちらにしても損をするのではないですか……」
「もっとも私には先立つ物がないのでどうしようもないというオチが待ってますけどね」
「というかその口ぶりだと壺商法に引っかかったのですか……ありえん」

【視線に軽蔑するような意思が若干混じったような気がしないでもない】
【しかし高い絵画といい幸運の壺といい、少女の知識は偏っていた】

「積極的な記憶喪失ですよ多分」
「記憶喪失という言葉を聞くとどうしようもない状況でそうなってしまった……」
「そういうようなニュアンスが含まれますけど、今回の私の場合は別です」

「感覚で言うなら記憶、いや記録を他の者にカットアンドペーストしたようなものでしょうか」
「カットした部分は私には存在しないという事です」

【少女を構成している意識のような物は未だに残存しているが】
【それによって作られた反応、意識の歴史、つまりは記憶は存在しないという状況】

「会話による交渉が必ず成功するならそうしたいですけどね……」
「それをするにも余計なエネルギーを使う訳ですし、かといって戦闘になってもエネルギーは使う」
「なんとも微妙な所です、困りものです」

「ま、それはともかくとして……貴方がOKというならば」
「頂きますね――――」

【その声を皮切りに少女の腕を中心に円状に配置されていた「剣」が全て重なり】
【手前の部分が括れ柄のように変化、その部分を握り】

「ある程度最適化させましたので痛みはないと思います」
「まああったらあったで運が悪かったと諦めてくださいね、それじゃあ失礼します」

【滑るように移動しながら青年の前に立ち】
【青年の鳩尾辺りに突き刺そうとするだろう】

【突き刺さっても出血はおろか服も破けない筈だ、しかし貫かれる痛みは少しだけあるだろう】
【「剣」を受け入れた後、「剣」に触れている部分から急速に生命力を奪われる事となる】
【その場合倦怠感やら目眩やらふらつきやらに襲われるが生命に関わるような事はない】

/よろしくどーぞ
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/03(火) 22:05:40.68 ID:TrXZNaVko
【櫻の国、某所】
【なにもかも散ってしまって、花など咲いていないのに、その人影は大樹をじいっと見上げていた】

……、来年咲くときには、花の赤みが強くなってるでしょうか。

【髪と肌は虚無的に白くて、瞳すら白に程近い灰青。纏う服と靴は、それらと正反対の真っ黒で】
【色彩と言う概念が抜け落ちてしまったような、細く小柄な少女】
【右の眼を覆い隠す長い前髪は、「その下」を見せたくない、と語るように、世界と視界を遮断する】

【――首から下げた水晶のペンダントの、純粋な臙脂色だけが。少女の持つ、明確な色彩だ】

……一緒に、見たいなあなんて……
思っちゃうのは、……馬鹿なことでしょうかね。

【その樹の根元に、体温を持たぬ白銀が、ひかっている】
【――フォーク。少女の身の丈ほどもある大きさのそれは、地面に突き立てられていて】

【灰青の視線は、うつろな樹と、つめたい銀とを行き来して。なにかを憂うように、細められた】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/03(火) 22:12:02.25 ID:Jt4G7y0+0
>>43
【「あー、これは夢を打ち壊した感じだな」と感じるも、フォローするのは億劫だ】
【正直に言えば理性がある時点で、本当にゾンビなのかと自分でも思う時があるため、説明が出来ない】
【そして、護のその言いように】

変態だと?貴様、俺に向かって変態と言ったな?
先に言っておくぞ、否定はしない

【やはりこのゾンビ、ぶれない変態ぶりである】
【否定しない辺り、清々しい程変態である】

―――‥‥本題に入ろう
お前が今まで出会った人の中に『黒陽』を名乗る人間は居たか?
心当たりがあれば、詳しく聞きたい

【かなり真剣に尋ねる、ゾンビ】
【それほどの用事なのだろう】

【しかし、その用件で何故『病院』に―――?】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/03(火) 22:12:33.07 ID:zQNvF1r0o
>>42

【攻撃が『通った』――となれば、『攻撃が来る』のは自明】
【突き出された左手の勢いに、上手く体を乗せる′`で直撃を回避する】
【とは言っても、「受けた」事は確か……横っ腹に、鈍痛が走って】


(……、……『此れ』、だな―――上手く複数人で仕掛ければ、勝機は有る。)


【地に付くと同時、「受身」を取って転がる様に立ち上がり】
【刀を鞘に収めると……左手を其れに添えたまま、残りの二人の状況を確認】


>>40>>44


だよなぁー、流石に安直すぎ……う、お、おぅ。
――じゃあ、その、ツッキー。 ……引き続き、ローズのサポート頼む。


(……我ながら――、―受け入れられるとは……。 ……クソッ。何か変な気分だ。)


【―― 一瞬、万華鏡の如き双眸を持つ人物の気持ちを理解出来たとか出来て無いとか】



>>ALL



(……ローズが逆方向、シャロームは同方向。)
(挟むにしても、同じ様な手だったら同じ様に対処を――、―ん。 ……破片?)


【状況を一旦整理していた神鷹の眼に――硝子の破片の、輝きが目に入る】
【連鎖的に思考が直結するのは、『街頭』の存在……、…】


   …………アレ=Aか。


【――神鷹が開始したのは、刀≠ヨの魔翌力の蓄積だった】
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽)[saga]:2011/05/03(火) 22:25:25.39 ID:N7dgfXzAO
>>42>>44>>48
……ヒーット!
もしかして、その“髑髏”が弱点だったりするのかしら――?

――ツッキー、ローズ、空人っ!
私はアレ……髑髏を、なるべく狙ってみるからソイツの反応見といてっ

【“存在”の悔しげな様子を見たシャロームは、弱点が“髑髏”にあるのだろうと凡その見当を付ける】
【次いで攻撃を仕掛けるべく、周囲に呼び掛けながら紫の炎をひと睨み――した、瞬間】

っ、……きゃあぁ――っ!?

【小さなその身体に襲い掛かる焔の波動、回避もままならないまま直撃して後方へと吹き飛ばされた】
【やはり目前のことだけで精一杯なのだろうか、剣こそ取り落とさなかったが受身はどこかぎこちなく】
【体勢を立て直すまでにやや時間もかかってしまって、彼女は絶好の隙を晒すこととなる】
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/03(火) 22:26:53.23 ID:wVrX8l7SO
>>47

―――…………『黒陽』…?

【それは護には、聞き覚えの無い名前だ、】
【だが、もしかすると忘れてしまっているだけかめ知れない。】


う〜〜〜〜…………ん、

ちょっと、わからないですねぇ、

【念には念を押し、記憶を辿って見るが】
【やはり、会った記憶は無かった】

力になれなくてすいません。
あの、その、…『黒陽』って人がどうかしたんですか?…?

【申し訳無さそうに、その『黒陽』と言う人物が何なのか、聞いてみる。】
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/03(火) 22:29:10.18 ID:67EAbK8No
>>44
【無防備ながらも膝はつかず、眼の輝きを失わないままの猫の元へ―――】

ブルーローズ!!!

【状況を伺っていた濤渦が、蒼駆の背に乗って駆け付ける】

空人は上手くいなした、かな…
蒼駆はシャロームの元に行ってあげて!

【狼をシャロームの元に向かわせた後、猫の胸に魔道の力で暖かな光を当て、治癒を試みようとする】
【これを受ければ、一時的だが痛みは収まるだろう】
【そうすれば、今度は“存在”の後方から攻撃を仕掛ける事が可能だ】

>>48
【空人が“存在”に喰らわせた斬撃、それは猫からの攻撃と相まって多大なダメージを与えることに成功していて】
【“存在”は右脇腹と胸から紫色の飛沫を散らせ、左腕が髑髏ごと凍らされた状態でよろめいており】
【1レス分の隙が出来ている。練った戦略を昇華させる為の、有益な時間になるだろうか】

>>49
【隙を晒してしまうシャローム、だがそんな彼女を守る様に現れたのは、蒼駆】
【大きな体で唸り声を上げ威嚇、“存在”の追撃を牽制する】
【そのおかげで、シャロームは無事態勢を立て直し、再び髑髏に狙いを定められるだろう】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/03(火) 22:32:54.97 ID:kI/OZ3vSO
>>46

【少女の後ろから、14〜5歳程に見える少年が歩いてくる】

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】

あっちゃー、少し遅かったかなー…
桜、だよね?これ。もうちょっと早く来てれば……ん?

【誰ともなく呟いた直後、少女に気づく】
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/03(火) 22:37:22.27 ID:Jt4G7y0+0
>>50
【護が記憶をたどっている間、黙って待っていたが】
【そう言われた途端】

‥‥はい、やっぱりねー
尻尾出さねえどころの騒ぎじゃねえぞ

【―――どうやら、想像通りの反応だったらしく】
【やれやれ、と肩を竦めて】

ま、別に良いよ、簡単に見つかるわけねえだろうし

【気にするなとでも言うように手を軽く振る】
【『黒陽』について、聞かれ、簡単に話し始めた】

―――『黒陽』
犯罪者らしいんだが素性は一切不明
分かってるのは『異世界人であること』『何らかの能力者であること』ぐらいだ

そいつを探してくれっつー依頼が来てな
とりあえず探してるんだよ

【ということらしい】
【その人物についての情報は、まだ一切集まってないらしく】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/03(火) 22:39:27.07 ID:OPxT/Q79o
>>51
【もたらされる暖かさに、猫は滲みつつあった黒い感情を収めた】
【胸に手を当ててその感触に浸ると、急にほにゃっと笑って、誰かの名前を呟くだろう】

「…あかつき…」

【嬉しそうに、思い出を噛み締めるかのような愛らしい表情】
【けれど再び敵を認めて、その顔を引き締める】

【今度は理性が色濃い、決然とした顔付き】
【その暖かさが、熱が、負の感情を傷と一緒に焼き払ったような、清々しい顔だ】

いけますね、ローズ!?

「んいっ!! ありがと、とーか!!!」

【元気に挨拶しながら、猫は身を屈め、ばねの様に敵へ向かうだろう】
【手にしたジャマダハルを六爪に戻し、羽のように広げながら】

【本能ではなく、自身の気持ちによって立つ戦場…】
【猫は、この短時間で少し成長したようだ】

>>48>>49
もうツッキー確定事項!?
あいさりょうかいですこんちくしょーっっ!!

【もう捨て鉢に叫びながら、使い魔は猫に舌打ちするように小さく呟く】

ローズ、あなた戦術を何処かからか引き出してますね?

【猫はちらりと上を見上げて、浮かべるのは、発言が理解できないと言う類の困惑】

…無意識でやってるですか。ではこちらは?

【瞬間、猫の眼前にホロスコープが展開した】
【突然の事に驚く猫だったが、そこに流れる情報を眺めると、鼻息荒く頷く】

やはりそういうことですか…では、皆様が起動準備に入っています。
あなたもボチボチ溜めを。

【任せろという意思表示か、猫は接近しつつ、姿勢を低くして気合を溜め始める】
【大技の準備動作か、俊敏性が下がっている】
【けれど気孔の類か魔術の一種か、周囲にオーラが徐々に滲み出して、攻撃をある程度軽減する壁となる】
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/03(火) 22:40:33.88 ID:OPxT/Q79o
>>54
//はいすみません間違えました
//舌打ちではなく耳打ちです、一文字違いで大違いですねごめんなさいorz
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/03(火) 22:42:14.30 ID:bPTPgdQSO
>>45

……いや、まあ、うん。勧誘のおねーさんが可愛くて、つい……。

【彼は醒めた視線にたじろぎつつ、何だか余計に軽蔑されそうな言い訳をする】
【酷く苦しい。……軽いのは、見た目と態度だけでは無いのかも知れなかった】

つまり、記憶を再認することが出来なくなったのでなく、記憶そのものが消失した、と?
しかも、自分からそうした、って。……前例が無いね。

ペーストした先が知りたい感じだけど、それが解れば訳はない、と。

【ともあれ。彼女の説明から、「思い出す」可能性が薄いどころか、最悪、無きに等しい事を理解すると】
【眉根を寄せて、険しい表情。捜し物が一つ増えたな、と内心で独り語散る】


獲物を見る眼を養うこと。偏にこれに尽きる、ね……ん、好きにして?

――――!?……っ、く……思ったよりは、キツくない、ね……。
いや、割と厳しいんだけど、少なくともまだまだいける、よ。……うん。

【相手次第だ、と端的な言葉を投げ掛ける彼。それから、ややあって】
【ずるり。恐らく物質界に作用する物でないのだろう剣は、その鳩尾をあっさりと突き抜く】
【僅かな痛みと、強い異物感。どちらかと言えば、悲鳴よりも吐き気が先立つ感覚】

【彼はそれを堪えながら、へらへらと強がってみせる。――事実、僅かだがまだ余裕は有った】
【勿論冗談だろうが、「一気、一気ー」だなんて、洒落にならないコールが出来る程度には】

【彼の保有する生命力は、それこそ人外ほどにも強い。と言うより、何か≠ノバックアップされているのか】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道)2011/05/03(火) 22:51:40.81 ID:NJxOHM0do


【星の国】

【シティ近郊の公園】

【暗めの色のブルゾンを羽織った黒髪の青年が空を見上げベンチに腰掛け空を眺めている】
【右手には口の開いた缶コーヒー、左手には情報端末を持っていた】

(GWだってのに休日出勤とは・・・・・・シロナの奴人使い荒すぎだろ)


【青年は、酷くくたびれた様子で人工の夜空を見上げ、時折缶コーヒーを煽りながら、鈍い光を放つ端末の画面を眺めている】


第五世代ギアフレーム――か

【端末に踊るのは、今しがたお節介な従兄妹から託された第五世代GF、そのカタログスペックだった】

ったく、たかがハッカー上がりの落ちこぼれにこんな物渡してどうする気だなんだか――



【―――事は数時間前に遡る―――】

「第五世代ギアフレーム?」

『そうですわ、我がVOが総力を上げて取り組んでいるギアフレーム開発計画、CATプロジェクトの最終段階』

『すなわち、虚数空間縮退炉――コスモストリングジェネレータ搭載機ですわ』


―――――


虚数空間縮退炉、こんなもん扱いきれるのかねえ・・・・・・

【青年は、怪訝な表情で端末と人工の空を見比べている】


58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/03(火) 22:52:17.75 ID:TrXZNaVko
>>52
//うわわわわごめんなさい今気付きました……
//今から始めるとちょっと明日きつくなるので、投下をなかったことにさせてもらいませんか……ごめんなさいorz
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/03(火) 22:52:23.63 ID:zQNvF1r0o
>>49


……髑髏…、…成る程、如何にも悪趣味なホージョー君の象徴みてぇだ。
うし、『アレ』だな――任せろ、「隙」作ってから見といてやる。


【シャロームのカバーへ蒼駆が入った事を認識すると、腰を落とし】
【矢張り――斬撃を飛ばす℃魔ェ狙いか、刀に手を当てて――】


>>51


―――、―さあ、ホージョー君。 行くぜ。
………… フルスロットル≠セ――。


 ……ボケッとするなよ、見失うぞ。


【瞬間―、……神鷹の双眸が、一際紅く輝く――】
【同時、膝を伸ばして『大跳躍』……跳んだ先は、麗斗の左方上空=z
【其処に存在するのは、「街灯」。 光を発する能力を失い、只の『鉄の塔』と成った其れ】
【其の上部へと、ふわり、と着地すると――刀を、抜き放って】



         一 <b!!     【 ――閃=\―!! 】


         ニ ≠。ぃぃッ!!     【 ――閃=\―!! 】


         三 ≠氓氈[ーーーぁンッ!!     【 ――閃=\―!! 】



【彼が『超高速』で以って斬り付けているのは、街灯の上部=\―!!】
【幾度も弾かれる様に、其れでも確実に『魔翌力』は鉄を侵食して――】



        四 ≠ァぉぉぉおおぉぉ―――――――――んッ!!!!


             【 ―――轟=\―― 】



【最後、飛び上がると同時に斬り付けた――と云うより『叩き付けた』勢いは、】
【切断されかけていた鉄の塊≠麗斗へと「吹き飛ばす」――!!】


【左側から来る攻撃≠ネらば、防御するにしても『骸骨』を使わざるを得ないだろう、と】
【其の目算があっての攻撃――果たして、通用するか否か】 




………、……痛っ。


【どすん、と鈍い音と共に落下した神鷹――締まらない男である】

/めっちゃ時間掛かりましたごめんなさい
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/03(火) 22:52:48.05 ID:67EAbK8No
/レス遅れます…!
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/03(火) 22:54:06.42 ID:kI/OZ3vSO
>>58

/了解です
/またの機会に
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/03(火) 22:54:59.48 ID:wVrX8l7SO
>>53

……――犯罪者……?

【ふと、結城の言葉にここで疑問が湧く】


そう言うのは普通、警察か、僕達みたいな正義組織の役目じゃないですか…?

【何故、彼がその『黒陽』とやらを追いかけている―…?】
【それも、名も知られていない程の犯罪者…】
【………それとも逆に、そう言った表向きにちゃんと公表できない程の重大犯罪者なのか――?】

……―――結城さん。


【ならば、尚の事、『謎』ではないか。】
【誰が、そんな事を彼に依頼したのか】


貴方は、一体……。

【そして、それ程の依頼を受ける結城は一体何者なのか?】
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/03(火) 22:56:19.24 ID:TrXZNaVko
>>61
//本当申し訳ありません……また機会がありましたら、その時はよろしくお願いします……!
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/03(火) 22:57:26.22 ID:vAVvkEgWo
>>56

「ああ……左様でございますか……」

【微かに眉間に皺を寄せてついに目を逸らしたとかなんとか】

「そんな感じです、頭が良いお方で助かります」
「私はそういうモノなので、いうなればPCが人の形をしているような物ですよ」

「私自身完全ではないのでそのペースト先が分かった所でどうしようもないです」
「この状態では私固有の記憶をそのペースト先からは取り出せないでしょうから」

【実際の所そのペースト先がどこにいるかは少女は一方的に理解している】
【しかし記憶を引き出すにあたっての行為が出来ないので、それはしない】

「……ふう、こんな感じですかねありがとうございます」
「貴方のような人ばかりでしたら楽なんですけどね、あまり頭の良くないかt……ゲフンゲフン」

【役目を終えた「剣」は引き抜かれまた9つに分離してから少女の腕へと同化するように消失した】

「貴方は確かに他の人間よりは生命力は強いですがここで止めておきます」
「必要以上に奪いとってパンドラを開けたくないのです、触らぬ神に祟りなしというやつです」
「その強さが腕の其れに起因する物かは知りませんが……ね」

【青年のその強さを手放しで喜ぶ事はない】
【甘すぎる物は毒なのだから、その生命力の強さも何かしらの弊害がある筈だと考えたのだろう】
【少女は利己的であった】
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/03(火) 22:58:50.36 ID:wVrX8l7SO
>>62
/すいません、風呂落ちします。
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/03(火) 23:06:05.57 ID:BUxmLOyCo
>>57

……───ギアフレーム?

なに……それ。

【幼い少女の疑問の声が、公園に響き渡る】

【くすんだ銀色のショートカット、林檎色の瞳を持つ少女】
【白色シャツの上に黒いパーカーを羽織り、下は黒のジーンズ】
【右眼は固く閉じられ、首全体が黒色の水晶で構成されている】
【水晶のように透き通った、翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【装弾数三発、トリガーが2つあるなどの特徴があるリボルバー式の銃を腰に提げている】

【公園の前に偶然通りかかったところ、青年の独り言が聞こえたようで】
【テクテクテクと、歩いて青年へと近づいていく】
【どうやら、「ギアフレーム」という単語が気になったらしい】
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽)[saga]:2011/05/03(火) 23:06:13.16 ID:N7dgfXzAO
>>51
っつ――蒼、駆……!
ありがと、ねっ!

【体勢を立て直しながら、女性は自身の守護を務めてくれた蒼駆へと柔らかく微笑みかける】
【そうして隣に並びつつ、感謝を示すために蒼駆の頭を左手で軽く撫でようとして】

【撫でるのが成功しても、しなくても。彼女は右腕を真っ直ぐに伸ばし、左手で右肘の辺りを固定】
【一刻も早く止めを刺したいと、時間を掛けたくはないと考えて、】
【大きさも量も先程の半分程度の水球を、剣の先端に精製すれば――】

……行っ、けええぇぇ――!!!

【狙いを定めて、水球を射撃。ひとつの円錐となりながら、それなりの勢いをもって“髑髏”へと肉薄する――!】
【この特殊な水、今回は命中前に凍結し、サイズは小さいものの硬質な“氷柱”と相成る】
【軌道は矢張り一直線、鋭利な先端を向けて矢の如く飛来するが、果たして――!】
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/03(火) 23:08:51.73 ID:Jt4G7y0+0
>>62
―――‥‥やれやれ
まあ、そうだわな

【犯罪者については、本当の『正体不明』】
【黛がそれを知る由は無い】

むしろ俺は、お前がそんな組織に入ってた事に驚いたよ

【感心しながらも、護の反応をないがしろにするわけにはいかない】
【直接ではないが、ヒントのようなものを彼は寄こした】

俺みたいな奴が、仕事をするには、どんな仕事をするべきだと思う?

【元が人間でも、彼はゾンビだ】
【そんな彼が働けるとすれば、そこはきっと、陽のあたるような世界では―――】

お前は、祭ん時のソロフの反応を覚えてるか?
前から会ってた、みたいな反応だったろ?

【――黛とソロフは、前からの知り合いだった】
【更に、このタイミングでこの話を切り出したという事は―――】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/03(火) 23:09:28.26 ID:Jt4G7y0+0
>>65
/っと、了解でっす
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道)2011/05/03(火) 23:20:16.72 ID:NJxOHM0do
>>66

ん?

【青年は声に気づき、視線を端末から少女へと移す】
【そうして一瞬送れて、自分の犯した失態を悟った】

(しまった今の声に出てたか・・・・・・確か守秘義務とか制約とか色々あったよなぁ、またシロナにどやされる)

【青年は一瞬困った表情を浮かべたが】

(あー、まあいいか、この国じゃ遅かれ早かれ、適当なハッカーに情報抜かれて公になるのがオチだろうし)

【青年は会社の守秘義務、と言う物を全く守る気が無い様であった】



あんたギアフレーム、知らないのか?最近じゃそこそこ一般にも出回ってる筈なんだがな・・・・・・
うちの会社もまだまだ頑張りが足りないって事か

【青年はわりかし砕けた口調で少女に返答する】

ギアフレームってのは、まあ装着するタイプの武装兵器だよ

【青年は、ベンチの下に適当に放り投げて居たのだろう、乱雑に置かれた鞄から】
【薄い冊子を取り出し少女に渡そうとする、それはギアフレームの販売カタログのようだ】

うちの会社でも作っててな、最近は軍隊で採用されたり市販にも卸したりで、
それなりに売れてる筈なんだが――どうやらまだメジャーじゃないらしいな

【広報の連中は何してるんだろうな、と苦笑いしながら言った】
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/03(火) 23:32:26.49 ID:67EAbK8No
>>54
【先程より研ぎ澄まされた理性を抱き、ばねのように向かってくる猫】
【六爪での攻撃を、“存在”は右腕で受け止める―――】

≪ッ………!≫

【だが、右脇腹と胸の刀傷のダメージからか、反撃するまでには至らず】
【もしくは、猫の周囲に滲みでるオーラを感じ取ったからかも知れない―――】

>>59
【神鷹の双眸が、一際紅く輝き――】
【猫の攻撃を受け止めつつ、左方上空に飛び上がった青年を“存在”は目で追うが】

【―――追えない程の、凄まじい斬撃。直後、自身に降りかかる鉄の塊】

≪ッ、愚かな!!!≫

【左から来る攻撃、まして右腕で猫の攻撃を受けているのだから、“存在”は左手で防御を試みる】
【先程シャロームに放ったものと同じ、紫の焔の波動―――≪大災厄≫を、放とうとして―――】

バリィイィイィン!!!

≪何ィ!?!≫

【―――シャロームが放った、硬質な“氷柱”が髑髏に命中し】
【氷と共に、髑髏は粉々に砕け散り―――】
【≪大災厄≫を放つために貯めていた力が、大きく弾けて暴走する】
【それはさながら、自爆といった有様。】
【そしてよろめく巨躯の上から、鉄の塊が降り注ぎ―――】

>>60
【蒼駆は頭を撫でられると、嬉しそうに眼を細めて】
【猫、空人、シャロームの連携攻撃をじっと見据え、戦闘の流れを伺っていたが―――】
【―――髑髏が破壊され、自らを守るすべを無くしたまま鉄の塊が直撃し、倒れ込んだ“存在”を見て】
【それが生存しているかどうかを確かめる為だろう。十分な時間を取った後に、警戒しつつそっと近づいていった】
【そして―――】

>>all
【遠吠えが、響く。】
【それは、“存在”の活動が停止した事を確認した狼が上げた、勝利の凱旋の遠吠え。】

―――倒した………!
やっと!本当に!“彼”を!!!

【濤渦は信じられない、といった表情を浮かべた後―――】
【その場に座り込んで、泣き出す】

っう、ひ、っく………
やったよ、パパ、ママ………!!

みんな、本当に、本当に………ありがと、う…!!!

【“存在”は、彼女の両親の敵でもあったのだろう。】
【濤渦は泣きじゃくったひどい顔で、3人に礼を言う】



【―――と、蒼駆が何かを3つ程くわえて皆の元に戻って来た―――】

/ドロップアイテム配布になります。
/何かリクエストあるでしょうか!(武器とか宝玉とか何でもどうぞ〜)
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/03(火) 23:33:26.78 ID:67EAbK8No
/>>60>>67のミスです…
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/03(火) 23:38:55.61 ID:BUxmLOyCo
>>70

……全く、知らない。
名前すら……初めて聞いた。
私が世間知らずなのも、あるけど……。

【全く知らないからこそ気になったのだろう】
【少女の外見は小学生程であり、兵器について知らなくてもおかしくは無い】

兵器……ね。
戦場でも、見たことないけど……。
……いや、気づかなかっただけ?

【ただ、一般人では無い様で】
【変な形状の銃を所持していたり、常に無表情だったりと】
【この発言を除いても、普通では無いことは明らかなのだが】

【冊子を受け取ると、パラパラと捲って流し読みする】
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/03(火) 23:41:10.89 ID:bPTPgdQSO
>>64

……あはは、はははははー……。

【もはや、戯言も詭弁も無駄であると判断したのだろう】
【苦笑を浮かべたまま、彼は何も言わない。笑い声が、厭に痛々しかった】

ああ、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイスとか、そんな感じか……。
つまるところ君が全快して、ペースト先が解れば、全部丸く収まるかも知れない、ってコトかな?

(当ては有る。……クライアント……クロタ君を、当たるべきか)
(端末の片割れで、情報を共有していた、という確固たる事実が有るし……)

(――まあ、この娘が白妙ちゃん本人である、ってのが前提であり、絶対条件だけれどね)

【ふむふむ、と頷きながら、彼は更に思案と問い掛けとを重ねてゆく――】
【こちらも決め手を欠いている為に、現状は口にする事こそ無いが】
【あの気弱そうな、クライアントの少年――彼とコンタクトが取れれば、もしかしたら】

【ふと、そんな事を考えた】

はいさ、どう致しましてー?
ん、そっかぁ。……まあ、賢明だろうね。

【彼女の推測が正しい事を裏付けるような発言をして、彼はにっこりと微笑む】
【あの哲学者の卵¢Rり、何の副作用もなしに強い力を得られる筈も無い】
【現に何か≠ゥらは、明確な意志のような物を感じられる。踏み込むのは得策でない】

【それに上限の七〜八割程度でも、質は十分な方だと言えよう】
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/03(火) 23:50:27.82 ID:zQNvF1r0o
>>71

【強かに腰でも打ちつけたのだろうか――】
【結果的には、『凱歌』を寝転んだまま聴く事と相成った神鷹】
【其れでも、……彼には、確かな確信≠ェ存在していて――】


(……こう云う時は、『やったか?』じゃ縁起が悪ぃな――。)


 ――……よし、やった≠ネ。 お嬢さん方。


【笑みを浮かべて――刀を杖代わりに立ち上がる神鷹】
【痛い、とか呟きつつも、他の者達の方向へと歩み始めて――】



……礼は要らねぇよ、濤渦。 約束は団子十五本だけだ。
判ったなら、さっさと涙流しながらでも笑ってろ。 嬉しい時には笑うモンだろ。



【ニヤリ、浮かべたのは悪戯っぽい笑み。 ……他の者は無事か、と眼を遣り】
【共に戦った者達の中に死人や重傷者は居なさそうだ、と悟ると――何処か、安心した表情で】
【――微妙に本数暈増ししてる辺り、何とも言えない男であるが】




 ――、―ん、おぉ、どうした蒼駆。 何かお宝でも見つけたか。



【戻ってきた蒼駆に、親しげに話しかけ――僅か、首を傾げた】



/どんなんでも良いので武器が欲しかったりするかな!
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/03(火) 23:51:48.02 ID:vAVvkEgWo
>>74

「なんですかその長ったるしい名前……まあ大体は合ってますけれども」
「左様ですね、全快までは……そうですね最近蒐集回数も多いのであと少しかと」
「全快したのならそのペースト先に会いに行きますかね……」

【片割れ側、つまりはクロタ側が今此処にいる少女を感知する事はない】
【何故ならばクロタのみに有効なある種のジャミングのような物を発しているからだ】
【同様に何処かにいる少女の本体からもそれは発せられており、存在を感知出来はしない】

「毒を食らわば皿まで、なんて考え方は出来ないですから」
「不健康な事は健康な時にすべきなのですよ、病院患者が高カロリーな物を食べないでしょう?」

「しかしまあ……貴方のその腕は何ですかね」
「蒐集する側としては非常に興味があるのですが……ちょっと触っても宜しいですか?」

【ふよふよと地面から浮翌遊している少女は青年の腕をじぃっと見つめていた】
【コレは一体何なのか、外見だけでは得られる情報も少ない】
【青年の抵抗がなければ腕にペタっと触ろうとするだろう】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道)2011/05/03(火) 23:53:27.14 ID:NJxOHM0do
>>73
そうか、まあ・・・・・・

【青年は軽く息を宙に向けて吐き出すと】

兵器の知識なんて、要らない世の中が一番いいんだろうな
【空を見上げて、呟いた】

・・・・・・・・・・・・

【少女の言動や持ち物を見る限り、ただの少女で無い事は察する事ができた】


キミは――いやアンタは・・・・・・いや
【何者なんだ?と聞きかけて、思いとどまる】


【珍しい事ではないな、と青年は感じていた】
【スラムとシティの貧富の差が激しいこの国では特に――】


こんな兵器なんて、無い世の中ならなぁ

【少女の年齢に関しても、青年は特に疑問を持つことは無かった】
【義体化、肉体再生処置、遺伝子操作による不老改造やその副作用――】

【外見と内面の年齢が一致しない人間など、ここには数え切れないほど存在するのだから】

・・・・・・

【パラパラと冊子を捲る少女を見やり】

そのパンフ、良かったら上げるよ、会社に山ほどあるしな

【そのパンプレットは、一般向け用の物なのか、その兵器が『いかに効率よく敵を征圧する機能を有しているか』を懇切丁寧に解説している】
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/03(火) 23:55:51.47 ID:OPxT/Q79o
>>71
やはり髑髏が本体でしたか…。
弱点をこれ見よがしに浮かせるとは、迂闊な…。

【ぼろくそに倒れた敵を貶しながら、使い魔は安堵の溜息を吐いた】
【猫は倒れてしまった敵に首を傾げ、纏ったオーラを消す】
【左手の蒼い闇の線を仕舞うも、右手の線と倒れた相手を見比べて、虚空を仰ぎ見る】
【これでいいのか、と問うような視線】

まあ、死体に鞭打つのもあれでけど、豊穣の存在があんな風に化けるんなら、ね?

【頷いて、猫はその三本の線を敵に投げた】
【妨害が入らなければ、額と胸と腹に一直線、突き刺さるだろう】
【特に魔的効果はない。普通の剣同様、しばらく物理的にダメージを与えてから消えるはずだ】

それにしてもローズ、あなた途中から冷静でしたね!
どういう心境の変化です?

「えへへー」

【猫は子どものように笑った】
【花咲くようなとか、太陽のようなとか、そんな月並みな表現が似合う、気の抜けた表情】
【それから濤渦のほうを向いて、これまた一段といい笑顔で笑う】

「とーかっ!」

【相手が泣きながらも、その中に喜びを混ぜている事を、理解しているのか】
【あわよくば近寄って、飛びかかるように抱き着こうとするだろう】

ふふふ、良かったですね、濤渦様。
神鷹様、シャローム様、お疲れ様でした。

【猫はするがままにしておいて、使い魔は恭しく労いの言葉を述べるだろう】

「う?」

【そして蒼駆の加えてきた品物の一つに、猫が興味を示すだろう】



//魔翌力補助系のアクセサリ、くーださーいなーっ
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽)[saga]:2011/05/04(水) 00:00:52.11 ID:tTqCJwLAO
>>71
【その場に立ち通したまま、感情も宿さない無機質な翠玉の瞳が“存在”の最期を見届ける】
【そうして、戦闘の終了を認識すると、肩の力を抜いて安堵の溜息をひとつ】
【射撃の反動によって腕に残る衝撃を鎮めるかのよう、添えた左手で右腕を摩り】
【長剣をローブの内の鞘へと納め、一度瞼を閉じればその眼は元の深緑へと染められた】

パパ、と、ママ……か
どういたしまして、濤渦
皆もお疲れさま、ありがとね

【一瞬、さ迷いそうになった焦点を濤渦へと合わせ、彼女の近くに歩み寄って屈み込むシャローム】
【濤渦の頭を優しく撫でようとしながら、戦闘に関わった者達へと労いと感謝の言葉を掛ける】
【途中、何かを持ってくる蒼駆の姿を見て、はてなと首を傾げつつ――】

/それでは魔具系統を……!
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/04(水) 00:07:48.88 ID:WJeR4J+Vo
>>77

……兵器が必要ない無い世の中だったら、きっと私は存在しなかった。
戦いは嫌いだけど……それは、や。

【存在すらしないということは、つまり】
【「少女が何者か」、何となくでも分かるかもしれない】
【尚、外見は特におかしな点もないただの少女である】

それに兵器会社の人が、そんな事言っていいの……?
貴方達のように、争いによって得をしてる人間も少なからずいる筈……。

…………パンフレット、ありがとう。

【小声で感謝の気持ちを伝えると】
【後でじっくり読むつもりなのか、一端パンフレットを閉じる】
【リュックや鞄などは持ち合わせていないようで、手にぶら下げたまま】
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 00:10:27.66 ID:XRRV3+1SO
>>68

……!――――確かにそんな口ぶりでしたね…っ。

【そうだ、今思い返せば、それはあまりに明白だった】

あ………後、それに、……そう言えば貴方も、彼女の性別を既に知っていた…っ。

【――ヒントは、あの時点で既に出ていたのである。】
【何故、あの時疑問に思わずスルーしたのだろうか…?】


【ヒントのカケラはやがて、繋がっていく……――】
【一つの可能性へと、】


えぇ、僕は、Justiceと言う組織に、身を置いています。

…………でも、今はそんな事は関係ないですよ。

だから、…もう一度、聞きますよ。

貴方『達』は一体何処の何者なんですか……?

これは、justiceとしてじゃなく、貴方の友人として、問い掛けているんですよ。……結城さん。

【友人として―――そう付け加えたのは彼の警戒を解く為…ではなく】
【友人にだって隠したい事は誰にでもあるはずだ、】
【だから、無理ならば、答えなくては言い、そう言う意味を込めていた。】

/ただいま戻りました!
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/04(水) 00:24:10.12 ID:K9Sn61Lto
>>75
あり、がと…空人、っ…

【ぐす、と泣きつつも、彼に笑顔を見せて】
【彼がどこか痛めている事に気づくと、魔道の暖かな光を彼に当てて、治癒を試みようとする】
【完治まではいかないにしろ、痛みは取れるだろう】

………なんか5本増えてない?
まー別に良いけどさ、団子なんかでいいなら何本でもお礼してあげる!

【泣きやんだようで、彼女はへへ、と笑いながらそんな事を言い】
【―――そして、戻って来た蒼駆は、空人の前にくわえた物の内の一つを落としていく】

/ドロップアイテムfor空人 “戦騎刀”
/【形状は刀、だがそのデザインはどこか中世の騎士の剣を彷彿とさせるもので】
/【鍔に嵌められた宝石には、魔力を増幅させる性質の石が用いられている】

>>78
【猫の投げた三本の線は、倒れ伏す“存在”の額と胸と腹に突き刺さり。】
【そして、濤渦は自身に抱きついてくる猫に驚きつつも、恥ずかしげにその抱擁を受け入れ―――】

ありがとう、本当に…ありがとね、“二人”とも…!

【―――猫と、使い魔の優しい声に、感謝する。】
【そして、蒼駆が猫の前にくわえた物の内の一つを落としていき】

/ドロップアイテムforブルーローズ “青薇(せいら)の石の指輪”
/【青薇の石を、青い薔薇の形にカットし用いた指輪】
/【魔力の質を高める力が籠められている】
/P.S.攻撃の振り見逃しててごめんなさい…!!

>>79
【頭を優しくなでられ、またこぼれそうになる涙を抑えて、少女は笑顔を見せる】

本当に、ありがとうね…シャローム…!

【どこまでも冷静、しかし暖かな心を持った彼女に、感謝して。】
【―――そして、蒼駆がシャロームの前にくわえた物の内の一つを落としていき】

/ドロップアイテムforシャローム “大地の腕輪”
/【銀で出来た、植物の蔦のようなデザインの腕輪】
/【魔力の回復速度を高める効果がある】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道)2011/05/04(水) 00:24:19.61 ID:ikPXIAito
>>80

・・・・・・・・・・・・

【少女の話を聞き、青年は少し考え込むような素振りを見せ】

そうだな、確かに兵器が合って得をする奴らも少なからず居る――が

(俺は自分が営業の人間じゃなくて良かったと思うよ)
【言いかけた最後の言葉を飲み込こみ、再び少女を見やる】

【青年は、少女がパンフレットに興味を持ったらしい様子をみて】

アンタ、電脳化はしてなさそうだな――ならこっちの方が良いか

【鞄から今度は名刺を出し、少女に渡した】

『最高の技術と電脳を貴方に―― Virtual Origin  特務情報二課 クロト・ミッドウェル』

ほれ、俺の名刺――まあ必要ないかも知れないけど、一応恒例だからな
【会社員の礼儀らしい】

何か合ったら連絡してくれ、電話もメールも直通だ

【そう言って、少しおどけたように自分の頭を指差す】
【つまり、メール、電話などが直接頭の中にかかってくる、と言いたいらしい】
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/04(水) 00:27:54.15 ID:K9Sn61Lto
/イベント参加して下さった皆様、本当にありがとうございました!
/至らない点が多く申し訳なかったです…
/アイテムの名前や詳細等はご自由に設定しなおして構いませんッ!(というか名前アレですみません…)

/この後、内容補充用のロールを幾つか落としますがお気になさらず…
/2レスほどお借りいたします
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/04(水) 00:29:23.28 ID:76rchukL0
>>81
―――ハハ、友人か

【―――面白い事を言う】
【黛 結城は、そう思った】
【自分の姿すら知っていて、何か怪しいと分かっていて】

【この人間は、俺を友人と呼ぶのか】

いいぜ、教えてやる
その代り、他のメンバーは非難するな

【――あらかじめそう言っておくのは仲間のためだとかそう言うことではない】
【自分のせいでソロフ達が非難されるという、自分が責任を負うようなことはしたくないからだ】
【そうした保険も掛けたうえで、話を進める】

《GK》―――正式な名前を上げるならそうなる
組織と言うよりは企業と言う方がいいのかもしれないな
仕事の内容は主に『依頼なら何でも』‥‥大体はやってはいけない事を依頼される
『人殺し』も、仕事の範疇だ

俺とソロフは、そこの『社員』だ

【隠す事はしない】
【あえて、全てを話した】

/お帰りなさい!
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/04(水) 00:30:14.76 ID:NMXO+lSUo

【───時刻、深夜。】


【街灯だけが辺りを照らす、そんな中で佇む漆黒の人影。】
【まるで暗闇と同化するかのように、黒一色の魔法衣を身に纏い、露出する肌も暗い色をしている。】


────。ノクト・アルカディア、か。


【不意に伸ばした掌が、虚空を掴んで握り潰す。】
【張り詰めた雰囲気を放つその人影。もっとも、“彼”の目的地はこの地点からは遠く離れているのだが────】
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/04(水) 00:33:47.49 ID:u+UU6e/Uo
>>82
「おー!」

【蒼駆が落としていった指輪は、見事としかいいようのない造詣だった】
【複雑怪奇にして繊細な切り口、モチーフの選びからしてハイセンス】
【おまけに猫が面白がって左手人差し指に嵌めてみると、サイズはぴったりだ】

【飛び跳ねて喜ぶ猫だったけれど、使い魔がこらえきれず含み笑いを零すと、猫は虚空を見上げて首を傾げた】

ローズ、知ってます?
それが、バラですよ。あなたの名前と同じ、ブルーローズの指輪です。

【指摘されて、目を見開く猫は、指輪と濤渦、それから蒼駆を交互に見つめる】
【感極まって涙目になりながら、二人をまとめて抱き寄せようとするだろう】

「ーーーー!! 〜〜〜〜!!!!!」

【言葉にならない歓声をあげながら、猫は二人に頬ずりする】
【最大級の親愛表現だろう、ひょっとしたら、これでも足りないとか思ってるのかもしれないけれど】

【使い魔に促され、しぶしぶ二人から離れた猫は、指に嵌めた贈り物を見せながら】

「ありがと、とーか! そーく!!」

【溢れんばかりの想いをこめて、二人に礼を述べるだろう】


//こっちも回り見る余裕なかったので、お構いなくー
//そしてハイセンスな贈り物超多謝!!
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/04(水) 00:35:13.91 ID:WJeR4J+Vo
>>83

……が?

【気になったようで、飲み込んだ言葉が何か追求する】

【差し出された名刺を受け取り、一通り目を通した】

クロト……覚えた。
一応名乗っておくと、私はニナ……。

【名乗り返すと、名刺はポケットに仕舞う】

…………直通?
この国は、かなり進歩してるのね……。

……迷惑メールとか連続でしたら、どうなるの?

【※純粋な疑問であって、実際にするわけではありません】
【そもそもこの少女は携帯すら持っていない、時代に乗れていない人間だ】

【疑問を抱いたら、質問をせずにはいられない性格のようである】
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 00:37:51.61 ID:jplt2+dSO
>>76

……何ですかと問われても、そのまんまの意味です、としか言えないのが痛いね……。
快復も近いとなれば、こっちとしても喜ばしいかな。快気祝いは何が良いー?

(取り敢えず、状況をざっと浚っておこう。彼は以前から、白妙ちゃんと情報を共有していた)
(つまり、互いが互いに何かあった時のバックアップ――ペースト先≠ニして機能している可能性は大いにある)

(以前に彼は、こちらからの探知は不可能だと言っていたが…彼がそう≠ネら遅かれ早かれ、探さなくとも彼女は来る)
(つまり。クロタ君と接触して、その近辺を張っておくのが、今の俺に打てる最善手)
(ペースト先が違った場合は、また適宜別の方法を考えよう――って、感じか)

【へらへらと軽い言葉を並べながら、絶え間無く思案を巡らし続ける、彼】
【現状、新たなペースト先候補を捜すのはあまりに無謀。此処は、待つべきだ】
【冴えない見た目から見れば、一寸意外なほど冷静な考察だ。――吉と出るか凶と出るかは、神のみぞ知る、だが】


言われてみれば成る程、確かに言い得て妙だ。
牛飲馬食できる程のコンディションでもなさそうだもんねー。

兵器=B生体ナノマシンの群体、とでも言うべきかなぁ?
人の身で超越者を創るコトを目指した、狂人どもの夢の亡骸、ってとこ。

ん、構わないよ。現状、特に君に害になるような事は出来ない筈だから。

【彼女の姿もあってか、口が緩んでいるようで。彼は思いの外あっさりと、何か≠フ素性を明かす】
【因みに腕はひんやりとした触り心地だ。ぺたぺた肌に張り付く割に、手を引いても残る事はない】
【液体と固体の中間。効果と軟化を繰り返す、有機とも無機ともつかない、出来損ない】
【どちらとも付かないその姿は、ともすれば彼に似ている】

【――それを望むならば或いは、若干の情報を読み取れるやも知れない。腕は、少なくとも今は抵抗しない】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/04(水) 00:41:49.37 ID:tEoY6fe+o
>>82

【光に包まれ――腰部に奔っていた鈍痛が取れる】
【一度、麗斗から攻撃を受けていた場所に転落が重なった形だ】
【少し、骨に罅でも入っていたのかも知れないが……今夜安静にしていれば問題無いだろう】


おっ、サンキュ濤渦。 ……年取って来ると、どーうも腰がな。
直して貰わなけりゃ、今夜は寝れない所だった。


【彼女に礼を言いつつ――自分の前に置かれた刀を、持ち上げ】
【数度、軽く振り。 ……満足した様に、ひとつ頷いて】


……じゃ、遠慮無くコイツは頂いて行くぜ、蒼駆。
ありがとな、今度何か食わせてやるよ。 ――肉とかが良いか?


【右手に戦騎刀を持つと、大きく伸びをして――笑みを投げかけると】
【シャロームとブルーローズに、軽く手を挙げて挨拶をして……背を向けて、歩き出し】



俺はもう、帰って寝る事にするよ。 ――じゃあな、お嬢さん方。
団子は次に会った時にでも、奢ってくれ。 ……後、ツッキー。
ちゃんとした名前、シャロームか誰かにでも考えて貰えよ。 名前名乗れないってのは、辛いからな。



【――ふらふら、ふらふら、……彼は最後まで、無責任に丸投げしてその場を去った】


/お疲れ様でした、有難う御座いましたー!!
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 00:47:01.56 ID:XRRV3+1SO
>>85

ソロフさんや結城さんは、友達じゃないですか、
友達を否定するなんて、僕にはとても出来ないですよ。

【そこにある事実を受け止める覚悟は既に出来ている。】


《GK》の社員………それが貴方達の本当の姿、ですか。

……えっと要するに、万事屋…みたいな物、ですね。それで、そんな仕事が来た…と

【事実は、ただ事実である。】
【それを捩曲げる事は、誰にも出来ない。】

【正義組織の人間ならば、本来否定するべきだっただろう。】
【だが、護はそれもしないし、それを出来ない】
【ただ、あるべき事実を受け止め受け入れる。】
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/04(水) 00:48:59.62 ID:K9Sn61Lto
>>79>>87>>90
/すみません眠気がやばしむ…乙でしたッ!
/補完の方は明日にさせて頂きます、アイテム気に入っていだたけたなら幸いです!!
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽)[saga]:2011/05/04(水) 00:49:05.75 ID:tTqCJwLAO
>>82>>90
【少女の向けた笑顔に笑顔を返し、置かれた腕輪を拾い上げると、今一度蒼駆の頭を撫でるために手を伸ばす】
【そうしながらも無言のまま、周囲を見渡して現況を確認。去り行く神鷹に軽く手を降って別れの挨拶とし】
【立ち上がって、ブルーローズと声の方へと向き直ると】

>>87
……ねぇ、ツッキー
名前……、考えたほうがいいかな

【どこか気恥ずかしそうにしながら、然し真剣な眼差しを以てそう問うた】
【ちゃっかりツッキーと呼んでしまっているのは、ご愛嬌である】
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽)2011/05/04(水) 00:50:10.00 ID:tTqCJwLAO
>>92
/っと、お疲れ様でした、アイテム有難うございました!
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道)2011/05/04(水) 00:53:16.15 ID:ikPXIAito
>>88
いや――

【クロトは追求に、若干の間を置いて】

俺は少し前まで、仕方ない事とは言え兵器を買う側の人間だったからな・・・・・・

【言い難そうに、呟く】

売る側ってどんなもんなのか、俺もまだ良く分からないんだ
【この星の国で、兵器を買う必要の在る人間――それはすなわち】
【完全に管理され安全の保障された『シティ』意外に居た人間で在るという事であろう】

ニナ、だな・・・・・・

【名前を確認すると、網膜透写している自身の脳チップコンソールから、新しく連絡先のカテゴリーを作り、そこに名前を登録した】

正直迷惑メールとか簡便だが・・・・・・在る程度の物ならAIが仕分けしてくれるから心配ない

【とはいえ、常に脳内チップがネット――そしてAIと繋がっている以上】
【ハッキングを食らい深刻なダメージを受けてしまう危険性が在るのだが】

プランターとしてネットに潜る者は、ネットでの死を回避できない・・・・・・だっけ

【それは、業界では比較的有名であったハッカーの残した言葉だった】

因果なもんさ、人は本来、個人という境界を迂闊に踏み越えて
繋がっちゃ行け無いんだろうな

【それは自身の現在の境遇に対する言葉か】
【過去の、ハッカーという商売で食べていた自分に対しての物だろうか】

【今のクロト自身にも、それを推し量る事は出来なかった】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/04(水) 00:55:34.55 ID:u+UU6e/Uo

>>90
「またねー!」

【ローズは元気に手を振り、神鷹を見送る】
【いつもどおりちぎれかねないほどの勢いで振り回しているけれど、猫は神鷹しか見えていない】

…ないわけでは、ないのですがねぇ?
わかりましたです、名乗れる名前、探してみます。
お達者で、神鷹さん。

【心境の変化か、神鷹の言葉を受けて、使い魔は肯定した】
【それまではそれでいいと、その類の申し出は断り続けた使い魔】
【でも、仮にも、不本意でも、愛称で呼ばれるうちに、それも悪くないなんて、寝ぼけた事を考えたらしい】


>>93
はい?

【もうツッキーで反応する事に疑問すら浮かばないようだ】
【指輪にはしゃぐ猫を置いて、使い魔はシャロームへ注意を向ける】

…うーむ…。

【使い魔は口にしたが、本当は、名前はある】
【ただ、使い魔として、名乗るのに主人の許可が要るだけ】
【それでよかった。大事な名前を、大事な人が呼んでくれる。それだけでよかった】

【でもその彼は今、眠っていて】
【褒める事すら、してくれなくて】

【だから、これは、気の迷いだ】

……お願い、出来ます?

【眠っている主人への、ささやかなあてつけ】
【この世界で得た、新たな名前を、自ら名乗るなんて、夢を】

【彼女の好意に、恥じらいながらも応じた】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/04(水) 00:57:37.74 ID:76rchukL0
>>91
‥‥本当にお前はお人好しと言うかなんというか
正義組織入ってるんならもうちょい敵視したっていいだろうに
まあ、非難するななんて言った俺が言う事じゃねえけど

【護の言い分を聞いて、深くため息をついた】
【呆れている―――のだろうか】

その通り
ここに来たのは『黒陽』の被害を受けた人がいるかもしれないと思ったからだ
そんでお前を見つけた

【―――話すべきことはもうない】
【ありのまま、正体をばらした】

ここまで話したんだ、『黒陽』に関して何か分かったら言えよ
交換条件ってことでな

【本人は気にしていない】
【というより、開き直っているのだろう】
【ヘラヘラと、砕けた笑いが聞こえて】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/04(水) 01:13:10.62 ID:WJeR4J+Vo
>>95

そう……どうでも、いい。
そんな事考えたって、何も変わらない……。

【クロトの悩みを「どうでもいい」で一蹴】
【確かにこの少女にとっては無関係であるし、一つの答えではあるのだが】
【ドライというか、合理的というか、とにかくそんな性格であるらしい】

……私は、そんなことしないから。
出来ない、し…………。

…………そういう話は、良く分からない。
人同士で繋がって……何が、悪いの?

【最先端技術で作られた少女であるが、こういった分野には疎かったりする】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 01:16:48.26 ID:XRRV3+1SO
>>97

…良く言われます…。


『黒陽』……
わかりました。遭遇するかはわからないですが、頭の中に留めておきますね。

【会えたならば、その時はちゃんと、情報を提供します。と】
【結城の交換条件は、ちゃんと受けるつもりの様だ】


【因みに、】

(…………交換条件がお前の秘密も一つ教えろ、とかじゃなくてよかった。)
(メイド女装の事はやっぱり死んでも言えないし……)

【心の何処か、奥深くでは、そんな安心をしていた。】
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 01:20:10.99 ID:13d9BypZo
>>89

「私にはこれといった欲はありませんので結構です」
「それに幸運の壺などという物を押し付けられたらたまらないですし……」

【記憶を転送した少女の青年に対する新たな印象は余りよろしくない様子】
【その証拠に彼女の視線に冷たい物が7割程配合されていたり】

「ああ、でも回復したからとて直ぐ行動出来るかと言えば出来なさそうですし」
「こちらから片割れを呼んだ方が良いかもしれませんね、安全面からも……ふむん」

【青年の思考の一方で彼女も自身の思考を巡らす】
【彼の考えた一手は正に最善の手というに相応しいだろう】
【片方、つまり少女がこうも曖昧な存在ならばもう片方の動きを監視する】
【それが当事者以外の人間が出来るだろう策……】

「生体ナノマシン……ふうん、中々稀有な物をお持ちですね」
「狂人かどうかは知りませんが私もまあ夢の亡骸と言えますかね……」
「しかし変な感触……」

【釣られるようにして少女は自身の本質的な素性を呟く】
【自身のそういった情報はより根幹に根ざしているもので記憶に残っているのだろう】
【そんな中ぺちぺちと何度も触れて漏れる感想は現実的な物だった】

「ふむ……少しばかり冒険してみましょうか……」

【ひんやりとした感触から手離れて】
【少女は手の中に「剣」を出現させる、先程と同じ物だ】
【その「剣」の先を青年の腕に軽く突き刺し(同じく痛みは無い)そこから情報を得ようとするだろう】
【青年の言うナノマシンの表層的な情報を……だ】
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽)[saga]:2011/05/04(水) 01:22:18.18 ID:tTqCJwLAO
>>96
っ、そ……そう?
じゃあ、張り切ってツッキー以上に良い名前考えるから待ってて……
ええとね……

【えへへ、と、年相応の少女らしくはにかんでから熟考を始める彼女――】

【シャロームの中で名前≠ニいうものは、非常に大きなウエートを占めるものである】
【それがたとい“愛称”でも、個を確立するために必要なものであることには変わりない】
【「誰か」から名前≠呼ばれる事に“幸福感”を抱くのは、彼女もまた同じことなのであった】

【そうして、数分。幾らか長い時間を置いて、女性は口を開き――】

……“ブルーベル”とか……どうかな
ローズと合わせてみたんだ、花の名前でね

【提案したのは花の名前、“ブルーベル”】
【込められた花言葉は、「節操」と言った】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 01:26:29.68 ID:dkNG3CoSO
>>前985

【角蛇】
【クモルが召喚したのか、或いは路地裏に原生していたのか、はたまた何処かの誰かのペットが逃げ出したのか】
【ともかく、その身体に次々と突き刺さる鏡片。一欠けら一欠けらは微弱であろうそれは、然し】

《チュ、チュリッ……!?》

【無数の刃は、怪物の生命を確実に、確実に削り取り−】
【そして】

《チュギャリャアアアアアアアアアア!!!!!!?》

【遂に、その巨体を屠る】
【どしん、という音と共に、路地裏に倒れ込む角蛇。その数秒後、蛇の身体は光の粒となって消え失せる】
【−やはり召喚獣か……いや、それより】

「チッ……ハンパねぇな」

【頼りである角蛇が消え、クモルの顔の余裕は焦りに切り替わる】
【「戦闘」から「姿を消して逃げる」にシフトする考え。その時−】

「は……?、! ばっ……!」

【時既に遅シ。無数の刃は、平等に】
【クモルの全身に、目論見通り致命傷を避けるように突き刺さる。そして】

「クソカスが……ッ!」

【彼は脚の負傷、その他諸々の負傷・ダメージから体勢を崩し−】
【そこからは流れるようだ。ギタリストが彼の背中を勢い良く蹴飛ばし、鈍い悲鳴が上がると同時、彼を再び“作り出した(?)”先程の「空間の穴」に入れてしまい】

ご協力感謝するよ、優男君。

−さて、お仕置きの時間だ。じゃ、ちょっと用事があるんで……この辺で、失礼するよ。

【自らも、件の穴に飛び込み……穴は、閉じて。その場から姿を消す】
【その場に残るのは、黒服達の死体と、血の匂いだけ】

/あまり時間をかけるのも何なので、手早く切り上げます。お疲れ様でしたー!
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/04(水) 01:27:11.82 ID:76rchukL0
>>99
ああ、よろしく頼む

【少し軽く、頭を下げて】
【その後、少し間をおいて喋り出した】

―――護
先に言っておくが、相手は一応犯罪者だ
実はとんでもない奴なのかもしれない、油断はするな

決して、死ぬんじゃねえぞ

【声は、真剣そのものだった】
【彼なりに、心配してくれているのだろう】
【ソロフの友人として、そして、自分の友人として】
【彼は死んではいけないと、切実にそう思った】


あ、後俺が会った事のあるメイドさんとお前の顔が酷似してるんだけど
ソロフから聞いたことも考えるとお前かもしれないって可能性も捨てれないよね

【―――はい、台無し】
【雰囲気をぶち壊してまでそれを聞きたかったのか】
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/04(水) 01:32:39.93 ID:u+UU6e/Uo
>>101
ブルー、ベル。
ブルーベル、ですか…。

【噛み締めるように、繰り返し、その名を呟く使い魔】
【心なしか、同じようにはにかむようなトーンだった】
【その胸中にしみ行く、名に込められた熱が、ゆっくりと広がるように、何度も何度も】

ローズ。

「う?」

【使い魔はいきなり、猫に呼びかけた】
【呼ばれたほうはいつものようにやや上を見上げ、相手の言葉を待つだろう】

私のことは、これからベルねぇと呼ぶのです。

【それは、少なからず上ずったような声で】
【遠まわしに、直接口にはしないけれど、シャロームの言葉を受け入れた証で】

【猫は上をじっと見上げて、キョトンとしていたけれど】
【次の瞬間、またぱっと笑った】

「うん、ベルねぇ!!」

【ひょっとして、その一瞬、シャロームは幻視するかもしれない】
【ローズの背後に守護礼のように浮かぶ、豊かな髪をポニーテールにした少女が、笑う姿が、一瞬だけ】

ありがとうございますね、シャローム様。
大切にします、私は、ブルーベル。コンゴトモヨロシク…なんて、ね?

「ベルねぇ!! ベルねぇ!!」

【二人は、とても喜んでいるようだ】

…あ、ぅ…ローズっ!!行きますよ!
「う!?」

【次の瞬間、ローズの姿が下から徐々に消え始める】
【転移の魔術だろうか、突然で、猫自身も反応し切れてないけれど、消える瞬間、手を上げて】

「またねっ! しゃろ、しゃろ!!」

【長くて覚え切れないのか、短い愛称で、そうシャロームを呼んで】
【そして猫は、夜の風に溶けるように、いなくなった】
【シャロームの胸中に、たった一つ、恥ずかしいのか背を向けた、白い猫の姿を残して】


//こんな感じでしょうか、お疲れ様でしたー!!
//皆ネーミングセンス素敵! 大切に使わせていただきますねー!!
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/04(水) 01:41:12.28 ID:tPQBH+sSo
>>102

おーわり、っと

うん、こんな醜いバケモノでも消える時くらいはキレイなんだねー

【ヘラヘラ、ふざけているとも不敵とも捉えられるその笑顔を張り付けながら】
【光の粒となって消える角蛇を見送って】


人のことを何度もカス呼ばわりするなんて――感心しないなー
まあいいよ、後は胡散臭いキミがそのカスを好きにしてあげてね

【人にカス呼ばわりするなと言っておいてのこの発言はどうかと思うが、仕返しといったところなのだろうか】
【兎に角、追撃する様子などなく――というか、できない】

【そして、ギタリストが空間の穴へと飛び込む少し前に】


クス、―――カリ、一つねー
次あった時、キミの過去を教えてもらうってことで。否定する権利はないよ?

【やっぱりヘラヘラ笑いながら、最後にそう告げるだろう】
【そして残るは派手な衣装の優男のみ――】


さて帰ろうかな。イテテ…久しぶりにダメージくらったや

【不敵なその態度からは感じとれなかったかもしれないが、痛みは普通に伝わっているようで】
【若干よろけつつ、帰路へと着くだろう――】


//お疲れさまでしたー!
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道)2011/05/04(水) 01:43:59.83 ID:ikPXIAito
>>98
考えたって変わらない・・・か、そりゃそうだな

【一瞬、何かを考え】

ああ、確かにそうだな
【彼が何かに負い目が在るのは事実であろうが――】
【二ナの言葉を反芻するように呟いた】

まあ、迷惑メールの件は心配して無いさ
【そういって笑って見る】

繋がる事が悪い事じゃないさ、でも色々問題もあるんだと思う
【少女の疑問に上手く答えられず、言葉を濁す】

【それは最先端と呼ばれる技術を多く保有するこの場所だからこそ】
【多分に存在する問題なのだろう】


【と、その時だった】

ん?

≪――Call――≫

【不意に、クロトの視界に通話ツールが起動し電話のコール画面が表示される】

電話か・・・・・・嫌な予感がする

【恐々ながらに発信元を見ると】

≪call――シロナ・メルトキオ――call≫


・・・・・・
【クロトは、不意に立ち上がり無造作に置いてあった自分の鞄を拾う】

すまん、呼び出しみたいだ・・・・・・よかったらまた連絡してくれ!

【おそらく会社からの連絡なのだろう】

ったく、さっき退社したばっかりだって言うのに、
この前から何回潰してもアタック仕掛けてくるハッカーは何処のどいつだ

【素早く支度を整え】

【ぶつぶつと文句を良いながら去って行こうとする】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道)2011/05/04(水) 01:44:33.91 ID:ikPXIAito
>>98
/非常に遅くなって申し訳在りません・・・・・・
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 01:45:29.11 ID:XRRV3+1SO
>>103

わかりました。

………―――僕には今、決着を付けないといけない事があるんです。

だから、“彼女”の為にも、

決して、死ぬなんて出来ませんよ。

【その表情、その口調はらまさに真剣――……】


【……―だったのだが、空気はすぐに潰れる。】


…………っ!!!!?

せ……せせせ世界には……す……、少なくとも三人はははっは――…似ている人間がいいいるららららしいです…………よっ?

【―――所謂『ドッペルゲンガー説』を思わず推奨する。】
【しかし、胡麻かすにしても、余りに無理矢理で挙動不審である。】
【これでは、余計疑われ兼ねないだろうか――?】
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/04(水) 01:49:21.56 ID:WJeR4J+Vo
>>106

……そう。
やっぱり、良く分からない……。

【有耶無耶にされたような感じに、納得できないようだ】

ん、分かった……。
じゃあ、また……機会があったら。

【去っていくクロトを見送ると】
【少女自身も公園から、歩き去っていった】

/お疲れ様でした。
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道)2011/05/04(水) 01:51:14.20 ID:ikPXIAito
>>109
/お疲れ様でしたー
遅レスばかりですみません、ありがとうございましたまたお願いしますー
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽)[saga]:2011/05/04(水) 01:53:39.85 ID:tTqCJwLAO
>>104
【二人から伝わってくる喜悦の情に、恐らくは感化されたのだろう】
【わずかな安堵を含んだ笑みを童顔に湛え、彼女らのやり取りを見つめたまま】
【表情に然程の大きな変化は見せず、去り行く二人に軽く右手を振ってみせた】

……うん、こちらこそ宜しく
ベル、ローズ――またね?

【ローズが呼んだ短い愛称に少しだけ口元が引きつるように動いて、然しそれが視認出来たか否かは判らない】
【けれども、其処に見た少女たちの笑顔が女性の瞼の裏に焼き付いたまま、暫く離れなかったことは紛れもない事実である】

【ローブの裾を翻し、踵を返して無防備にも背中を向けて。左の手首には、真新しい銀色が煌めきを帯びていた――】

/遅くまでお疲れ様でした、有難うございましたー!!
/自分のレス速度がより酷いことに……要リハビリですね
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/04(水) 01:58:30.50 ID:76rchukL0
>>108
(‥‥これなら大丈夫、だな)

【きっと彼は油断なんてしないだろう】
【心配せずとも良かったようだ、そう思える】

【そして、分かりやすい護の反応に】

―――‥‥ここまで挙動不審だとかえってネタに思えてくる
まあ、うん、お前だという事は分かった

【―――確信されてしまった】
【ある意味知られたら一番厄介な人物に―――】

よーし、ナースウォッチングも完了し、その上身近に男の娘が増えて来たとか毎日エヴリデイ過ぎる
このモチベーションを持続するために俺は帰るとしよう!

さらばだッ!!

【最後の最後まで、変態なセリフを残して】
【ゾンビはその場を立ち去ろうとするだろう】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 02:19:44.38 ID:XRRV3+1SO
>>112

――――ばれたっ?!!何で……

【あんだけの反応を見せてりゃそりゃばれるだろうよ…】


あぅ〜〜〜〜〜っ!
よりによって、一番面倒臭い人にぃ……

くそぉ……カードか塩さえあればぁ…、

【いつもならここで王道パターンで、何かしら結城に制裁を加える所だが、】
【残念ながら、今日は、炎のカードはなく、塩も都合良くはいかず、その場には無かった】

【――――護、ここに来て初めて結城に敗北…!】

…………次あった時は…!

【悔し台詞を残して見送る】
【もう何もなければ、結城は、そのまま無事に生還出来るだろう。】
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 02:29:21.52 ID:jplt2+dSO
>>100

はは……ツレないのー。
流石に、女の子へのプレゼントにそんな物は選ばないよ。

【対して彼は何が可笑しいのか、くすくすと肩を震わせ。気の抜けた苦笑を浮かべるばかり】
【自分の、薄っぺらい名誉の為に、そんなお座成りな否定を(一応)返す以外には】
【取り立てて何か言うでもなく、冷たい視線を柔らかく受け流す】

(他に心当たり、と言えば……彼女を創った、ってヒトが、怪しいっちゃ怪しいけど)
(出来る事は少ないんだ、浅く広くじゃ取り零す可能性がある。この一点に絞って、賭けに出よう)

……だよねー。病み上がりであちこち動き回るのは、身体にも毒だし。
片割れさんの安全が、ちょっとだけ気掛かりではあるけれど……。

(……クロタ君が何方かは解らないが、どう反応するかな?……今は少しでも、情報が欲しいからね)

【一か八かのストレート・ベット。職業柄、度胸はそれなりに持ち合わせている】
【覚悟は、既に完了していた。少なくない勝算が有るのだ、迷っては居られない】
【片割れ≠ェ、戦闘能力を有しているか否か。さりげなく、そんな探りを入れながら】
【彼は更に、今後の行動予定を組み立ててゆく。――腐っても、プロであるらしい】


ん。まあね……わぁい、お揃いだー、なんちゃって。
なんていうか、水溶き片栗粉を思い出すよねぇ?ぺたぺたー、ってさー。

……ん?

【阿呆な事を並べる青年も、何かも、特にリアクションは返さない】
【完全な無抵抗、と言って良かった。情報に関しても、最深層を除けば恐らくは】

【細胞に擬態して血中、及び体内に循環。適合者の身体構造を組み換え、生体を強化素材へと置換】
【加えて各種ホルモンの分泌量を操作し、知覚を高速、鋭敏化する事で】
【優れた感覚と、それに見合うだけの、通常生物の限界を超えた運動能力、強度を実現】
【強度、形状を自在に変化させ、データベース内の兵器を模倣する事で多様な戦局へと対応】
【自律思考能力を有し、自己複製、改良を繰り返す事で、理論上万能のスペックを――――】

【■■■■■の■■を最大限に引き出す為の素体を構成する、■■■■■■■■。廃棄。失敗策。Project-Overlord】
【方舟無き世界忘失の空紅く紅く染まった純白神は居ない灰色天使の爪と存在意義の彩光のスペクトルを別けるもの疑似■■永久機関AFDPJDUALCORE】

【――ぷつん。情報の奔流は、そこで途切れた】
//あわわ、済みません眠気が……あんまり長引かすのも悪いですし、取り敢えず次辺りで切ってしまいましょうか
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/04(水) 02:30:00.20 ID:76rchukL0
>>113
フゥハハハハハハハハハハッッ!!
残念だったな護よ、今日と言う今日は俺の『完全勝利』ッ!!
最高にハイってやつだァ!!

【扉付近の紙飛行機を踏まないように歩き】
【高笑いしながら、病室を出る】

【そして】

ブルゥアアアアアアアアアアアアッッ!!

【突如容態が急変したであろう患者さんを乗せた担架】
【それを担ぐ医者達に吹っ飛ばされた】
【ここまで来ると、不憫である】
【黛 結城、完ッ!】

【余談、患者さんは峠を越え、主治医も驚くほどの回復力を見せたという】

/乙でしたー!
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 02:32:44.67 ID:XRRV3+1SO
>>115
/こんな時間までありがとうございました!
/乙でした!久しぶりの結城さん!面白い絡みができました!
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 02:55:11.62 ID:13d9BypZo
>>114

「女性の色気に引っかかるような人の言葉を信用しろと言われて貴方は信用しますか?」
「以前の記憶のある私ならばどう答えたかは知りませんけれど、今の私はプレゼントは要りません」
「例え貴方が以前の私を知っていようと……です」

【幾らかの会話で彼が以前の自分を知っている存在だと悟ったらしい彼女】
【自分で自分の事を知らないのに彼だけが以前の自分を知っているという事態に】
【少女の創られた意識は微かな不快感を覚えていて、その為か言葉が棘々しくあった】

「片割れは片割れで勝手に動いているでしょうから私の心配する事でもないです」
「……いや、いっそ片割れを壊してその情報を取り入れれば私自身を補完出来るか…………」
「ふむ、そっちの方向性も考えてみましょう」

【片割れは自分の半身というのに少女はそこまで気配りをしていなかった】
【例え片割れが戦闘などで壊れても今の自分と同じようにそう簡単には死なない】
【むしろ情報収集能力で優っている自分であるならばそういう事態に片割れが陥った時を狙い……】
【その保存しているだろうあらゆる情報を奪う事も出来るだろう、少女はしたたかでもあった】

「その発言は不本意どころの騒ぎではないですね、一緒にしないで頂きたい」
「…………中々に化物じみた物を体内に飼っていらっしゃるのですね」
(情報プロテクト……?何にせよこれ以上踏み込むのはこちらも危ない)
(相手の情報を得るという事はつまり自分の情報を盗まれる可能性もある、という事……)

【辛辣な言葉を吐きながら得た情報を格納、そして封印し「剣」を引き抜く】
【そしていつも通りに「剣」は同化し消失、影も形も無くなる】

【少女側からその生体ナノマシンへの情報漏れはほぼ無い】
【[陽極]、[九分繰 ■■]、という情報以外は……だが】
【その2つの情報をどう解釈するかは青年の自由である】

「とも情報の蒐集は表層ながらも完了、ありがとうございました」
「外部にはもれないように情報はロックしますので心配無く」
「ついでに情報に名前付けして分けたいので貴方のお名前をお願いします」

【情報を読み取った事を開けっぴろげに本人に伝える辺り少女はいい根性をしていた】
【2歩分程青年から離れ変わらないジトっとした瞳で見つめ少女は彼の名前を問う】

/了解です
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 03:54:41.72 ID:jplt2+dSO
>>117

……ん?あぁ、引っ掛かった……か。そういう見方も出来るんだね。
プレゼントが要らないって事は、解った。君がそれを望むんなら、押し付けはしないさ。

【曖昧な口調、優柔な言葉で。今の彼女の意志を尊重すると、青年は宣う】
【相手が不快だと思うのならば、出来得る限りそれに触れる事を避ける】
【彼は、そういうものだった。ただ――その柳に風の無害さが、逆に彼女の気に障る可能性も、無きにしも非ずだが】


ああ――――そっ、か。

(考えてみれば、元々二つで一塊の、完全な物になれるんだしなぁ)
(近しい関係でも無ければ、片一方を潰して一つになろうとするのは、至極道理だ)
(…………共依存、か。―――、――独りで行かせる訳には、往かないよな。……絶対)

【彼はただ、人懐こそうな淡い笑みを浮かべて。彼女の、片割れに対する酷薄な態度には】
【たった一言、返事とも付かない返事を口にするだけだった。――内心、思う所は有ったが】

【片割れを喪う痛さは、識っているつもり=Bあの黒い少年に告げた、何気ない一言の通り】
【珍しく自発的に行動する決意を固めたのは、ひょっとすると――そういう事、なのかも知れない】


あぁ、そうだね……一緒じゃない。君と俺は、違い過ぎている。

さておき。言ったろ?狂科学者の夢だった、ってさ。
……バベルの塔の再現が、化物でない筈が無い。結局、再現℃~まりだったんだけどね。

【さらりと恭順の意を示し、彼は続けて肯定する。――再現という事は、つまり】
【得られた情報の一欠け通りに、全ては失敗に終わったのだろう。机上の空論は、所詮その域を出なかった】
【塔は崩れ、今や残骸のみが、此処にある。それだけの話だ】

(えと……くぶくりさん?なんか、響きだけは可愛い感じだね)
(――――なんか、十分に狂人っぽいけどさ。太極だなんて、悪趣味だ)

カイ=スケイプヴェルト。しがない、只の何でも屋さんさ。
君の名前は……いや、どう呼んで欲しい=H

【簡潔に自己紹介を終えれば、最後に彼は問い掛ける。――それに彼女が答えても、答えなくても】
【暫くすれば彼は、踵を返してその場を後にするのだろう。ひらり、後ろ手を振って】

【「また、ね――――」】

【再会を祈る言葉に、もし、彼女が答えたのならその名を添えて】
【かつん、こつん。途中で弾き飛ばされた銃を拾い上げ、ふらつきながらも、来た時と同じように去ってゆく】

【大切な従業員=Bそう称した彼女の、以前の名前は】
【最初に思わず零したほかに、結局一度も呼ばないまま。――彼は、そんなものだった】

【ベクトルこそ違えど、人でなし≠ニ呼べるのかも知れない】
//遅くまでお付き合い頂き有り難うございます、それと、無理させて申し訳ありません。
//それでは、お疲れ様でした。おやすみなさいませー
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 04:10:11.62 ID:13d9BypZo
>>118
/お疲れ様でしたー
/こちらは後でレスをしますのでお先に眠ってくださいな
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 04:28:34.30 ID:13d9BypZo
>>118

「そういう見方しか出来ないでしょうに……」
「見ず知らずに他人からプレゼント、というのも中々薄気味悪いのですよ」
「そんな訳で丁重にお断りさせていただきます」

【飽くまで常識的に少女は断る旨を伝える】
【一切を表情に出さず、感情を読み取らせず、そういうように努める】

「私が選択するのは最も合理的な手段ですから」
「もっとも現状ではどうなるかは分かりませんけどね、今後の顛末次第です」
「そして貴方には我々の今後は関係の無い事です」

【彼のその表情とは対比的に彼女は冷たい】
【言葉も同じく、突き放すようなそんな……】

「そうです貴方は生き物で私は物です、区別されて然るべきでしょう」
「それは面白そうですねその狂科学者の夢の全貌を知りたい限りです」
「いや……それもパンドラですか……ね」

【少女のそれは知識欲というよりは蒐集欲とでも言うべきか】
【人々の様々な行動、その軌跡をその様子を蒐める――――】

「カイさんですか記憶しました……なんでも屋ですか、それも一応覚えておきましょう」

「人は定義付けるのが本当にお好きですね……」
「私はその質問に答えるなら「われはわれである」です」
「呼称はそこまで必要ではありませんから、まあそれでもあるとすればそれは……」

【今の彼女にとって名は必要ではなかった】
【誰に呼ばれようとも関係は無い、傍観者たる物に名は要らない】

【しかし彼女という物を創りだした者はやはり識別の為に名を与えた】
【少女は己の根幹にあるその名を告げようとしたが、結局その口が開かれる事はなく】
【長く白いまつ毛を揺らしながら瞳を閉じ】

「それではさようなら、機会がありましたらまたお会いしましょうカイさん」

【そう短く返して、また彼女は白い霧へとその身を変えて】
【やがて空気と同化するようにその白は溶けて消えていった】

【カイが振り向いたとしても、もういない】
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県)[sage]:2011/05/04(水) 15:21:29.89 ID:3kxr+lCTo
【とある少女の暮らす、とある施設の一室】

【いつもより遅くに目を覚ました少女は、机の上にある『それ』に気付き、手に取った】


【そこにあったのは、無機質な黒い仮面と、短い文面の手紙―――】
【「今日は、お城まで命がけのハイキングよ」、と。それだけ書かれた手紙を見て】

……やっぱり、そうなのか

【少女は、出かける支度を始めることにした】

/絡み無要です
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/04(水) 16:31:17.04 ID:IbnGepaF0
【路地裏】

ふふん、やっぱりここの空気は落ち着くな。

【光が届かないはずの路地裏に、ギラギラとした深紅の眼の男が居た】

【綺麗な赤髪を、短く切っている】

【青いジーパンと、英語の書かれたTシャツを着ている】

今日は、こいつを振るえるのかぁ??

【男は、背中に背負っていた大剣に手をやる】

【そして、また路地裏を進み始めた】

【ちょうどその時、何者かが歩いてくる足音がした】

おいおい、今日はまったく運が良いねぇ、楽しくなってきたぁっ!!

【男は、足音の方に足を進めていった】

/絡んでくださるとうれしいです
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県)2011/05/04(水) 16:52:52.49 ID:/9mxlWB00
>>122
【やってくる足音は二人】

.......どうしよう。
【黒のローブを着ていてフードで顔が確認できない人物】
「もしかして、道に迷ちゃった?」
【胸元、肩、胴、脚を露出した鎧を着た金髪の女性】

だいたいお前が、正義ぶって不良をぶっ倒そうとか言うから!
「それを3秒で了解した主に言われたくないですよ〜と」

【路地裏に響く言い争いをしていてとても目立つ】

/まだいるかしら〜っと
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/04(水) 17:45:10.56 ID:K9Sn61Lto
/昨晩のイベントの補足文章を投下させて頂きますー
/2レス程お邪魔いたします、こちらには絡み不要です

【猫が投げた三本の線は、倒れた“存在”の額と胸と腹に突き刺さっていたが】
【やがて、それらは消えていき。暫くの後―――】
【ごうっ、と体を覆うように紫の焔が上がり、それが消えると“存在”は青年の姿へと戻っていた】

―――ぐ、ごほっ、っく…!

【青年―――麗斗の姿に、見たところ傷は無いものの】
【右脇腹を抑えて呻き声を上げており、無様に地に這いつくばったまま、虚空に手を伸ばし―――】

【―――その手を、毒々しいマニキュアが塗られた手が、掴んだ。】
【麗斗は驚いたように顔を上げ、目の前に立つ人物の顔を見て、更に目を見開く】


優蛾…!!!


【グレーのスウェット姿、濃いオレンジの長髪に鮮やかな毒花を挿したその女性―――優蛾は、無言のまま麗斗の手を引き、立ち上がらせ】

「………」

【その場に流れる、重い沈黙。先に口を開いたのは、麗斗だった】

―――どうし、て、………いや、
やはり、生きていたん…だ、ね。

【目の前の女性―――優蛾は、麗斗がかつて劇薬を用いて殺害したはずの恋人であり】
【確実にこの手で土葬し、本来なら二度と自身の目の前に現れるはずがない人物】

【―――だが、それでも以前から。麗斗は彼女の生存の可能性を感じ取っていたらしく】
【「やはり」という麗斗の言葉に、優蛾は眉を顰め】

「…お前みたいな大馬鹿野郎を残して逝くなんて、死んでも死に切れるかッつの。
何とか息を吹き返せたはいいが、あの劇薬のせいで体質おかしくなっちまったしなァ。
その仕返しもしてやろうと思ってよォ―――尤も、もう誰かにぶっ飛ばされた後みてェだが」

【自身を殺した事については、責めず。それは彼女の芯にある、『過ちを赦す心』が不言となって現れたもので】
【数瞬遅れて、それに気づき。麗斗は息を切らせながらも、ゆっくりと返答を紡ぐ】

/続きます
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !nasu_res]:2011/05/04(水) 17:46:48.16 ID:K9Sn61Lto

…そう、だったんだ、ね…
オレもね、後悔…して、いたんだ。
もっと納得でき、る…終わらせ方が、あったんじゃ、ないかって………
きっと、殺し方が、納得できないんだと…思って、た。


でも………やっと、やっと、“気づけた”んだ。
言葉で、心で…納得して、いなかったんだ。


【―――ゆっくりと、ゆっくりと。】
【それは恐らく、彼が初めて語った心情。】
【人ならざる“存在”が、ようやく見出した自らの“心”―――】


ねぇ、優蛾―――

    オレと、もう一、度―――


【その先は言わない。麗斗はただじっと、優蛾の瞳を見据える】
【優蛾は一度目を閉じて黙考し―――】
【―――再び、開かれたその目は。凛とした態度で、麗斗を見据えていて】


「オレが『終わりにしよう』と言って、お前が“終わりにした”―――

         ―――それで、いいじゃねェか」


【その返答に込められた、二つの意味―――恩赦、離別。】
【その言葉は、戦闘により荒れ果てた地に―――反響、残響。】


―――っく、あはは、はははは!
本当に、君は優しい…ね、きっと…死んでも、治らないだろう、さ。


【そんな事を、言って。麗斗はおぼつかない足取りで、前に進む】
【案の定よろけて一度優蛾にぶつかるも、伸ばされた彼女の手を払って】


       またね―――さよなら、愛した人


【振り向かないで、そう告げてふらふらと歩み出し―――】
【―――優蛾もまた、振り向かずに応える】


       ああ―――近いうちに、また会おう


【優蛾の答えに、口元を綻ばせて。】
【ぱちり、と指を鳴らすと、麗斗の体が紫色の焔に覆われ―――消えていった】


/以上でイベント補足文は終了です、お邪魔しました!
/以下は普通の投下文になります、絡んで下さる方大歓迎です…!
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 17:47:22.03 ID:K9Sn61Lto
【櫻の国・路地裏】
【紫色の焔がぼうっ、と灯り、そこからふらりと一人の男が現れる】
【紫の髪に、深い緑の瞳】
【夜会用のスーツを纏った、優しげな雰囲気の青年】

【手には、先端に髑髏が付いたメタリックシルバーの骨を模した杖を持っていて】
【髑髏の頭部にはCalamity-β≠フ文字が刻まれている】

変身は、アレを壊されて…封じられてしまった、からね…
暫くは、これを…拝借しよう、かな。

―――“望む世界”を維持する、ため…に。

【手にした杖を見つめながら、そんな事を言っている】

【青年は見たところ外傷などは無いが、何やら息を切らしているようで】
【おぼつかない足取りからも、何らかのダメージを受けている事が分かるだろう】
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/04(水) 17:57:46.06 ID:IbnGepaF0
/>>123ありがとうございます。まだいますか

ちょっと、そこのお二人さぁん

【歪な、醜い笑みを浮かべて、深紅の眼の男は】

【大剣に手をかけると、その剣を手に持ち】

楽しい事ぉしないかぁい!!

【二人の何者かに襲いかかった】
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 18:28:15.64 ID:K9Sn61Lto
>>126
/すみません、個人都合により投下取り消します…
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県)2011/05/04(水) 19:17:05.02 ID:/9mxlWB00
>>127
だいたいテメェが!
「はいはい怒らない怒らない」
【二人が言い合いをしていて男に声をかけられる】

「?...何か用ですか?」

【襲われると同時に金髪の女性が腰に付けた両手剣に手を伸ばし、剣を引き抜き男を止めようとする】
【位置的に男とフードの人の間に金髪女性が入った形になる】

なっ!
「いったい....何の用ですか?」
【金髪女性は男を切り裂くような目で睨みつけ、言う】

/あわわわ、返信遅れました
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/04(水) 19:22:44.18 ID:IbnGepaF0
/いえいえ

こんな路地裏でやることっつったら、喧嘩かヤベェことしかねぇだろぉがよぉっ!!

【深紅の眼の男は、まきびしを投げつけると、それを火で纏う】

火の檻の完成ってなぁ!!

【男は大剣を振り上げると、先ほどまで二人が居た場所にふり降ろす】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県)2011/05/04(水) 19:32:24.63 ID:/9mxlWB00
>>130
炎....
「火を扱う能力者ですか....私はともかく、主は危ないですね」

【金髪女性は手に持っている両手剣を構え、男の大剣を受け止めようとする】

「悪いが、人間ごときに力比べで負ける気はしないのでな....」
【金髪女性はニヤリと笑いながら言う】
【よほど力比べには自身があるようで】

俺も戦わせてもらうぞ!
【そう言うとフードの人は着ているローブから手を出すとそこには刃のついたブーメランが握られていた】
【投げる体勢だが、まだ投げない】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/04(水) 19:39:48.35 ID:IbnGepaF0
>>131

(ブーメランはつぶした方が良いな。やっかいだ)

【深紅の眼の男は、まきびしをフードの男に集中的に投げる】

楽しくなってきたぁっ!!

【瞬間、大剣はその刃を溶かし、日本刀へと姿を変える。】

どこまでいけるかなお二人さぁん!!

/8時までしか時間が無いです
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県)2011/05/04(水) 19:47:07.78 ID:/9mxlWB00
>>132
まきびし程度で俺を止めれるか!
【フードの人はブーメランを思い切りまきびしに投げる】
【投げたブーメランはどういう仕組みか空中で滞空し、飛んで来たまきびしを切り刻んでいこうとする】

「(刃を溶かし、日本刀にした)」
【金髪女性は襲いかかる剣を見ながら考えるが冷静だ】

「刃溶かして刀の強度落としてどういうつもりだ!」
【金髪女性は一瞬、自分の両手剣に力を込める】

【細くなった日本刀を砕き、そのまま男を切りつける考えだ】

/把握
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 19:52:03.02 ID:IbnGepaF0
甘いね、俺は馬鹿じゃないんだ

【深紅の眼の男は、刀を一瞬で引くと、真っ向上段で素早く振り下ろす】

そろそろ終わりだぜぇ、俺の獲物ちゃぁん!!

【その赤い眼が、ギラギラと輝いた】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/04(水) 20:01:17.89 ID:ZXq2l+Xg0

  【  夜は等しく、すべての生き物に降りかかる  】

  【  無間の暗闇が、どんな光も希望をも塗りつぶす  】


  【  しかし、朝もまた、すべての生き物に等しく降りかかる  】

  【  明けない夜は無い。それは、使い古された世界の摂理  】



在りし日の果敢なる兵士に、栄光の愛を鍛える――


  【  では、夢は?  】


過去と今が交錯し、重なり、今まさに奏でるこの音は勝利のまえぶれのシグナルである


  【  人の見た夢は、終わりを見るのか?  】

いま明日を望み臨まれる隊列は、大いなる戦いへと整列し導かれ往き

かれらが進む茨なる赦獄の道の果てに、其の旗が折れているのが見える


  【  絶望に滲んだ夜があった。夜から光を望み、夢を抱いて。ただ、走り続けた  】

  【  納得出来る世界。理不尽な天秤。すべてを破壊し、ただ幸福が欲しいと。  】


目を瞑りあらゆる苦痛を拒絶し、背中を向けて逃げゆく者を追え


  【  その夢は、いつから。どこから、捻じれて切れて。何のための、誰がための、夢と成り果てたのか  】


讃えられる勝利の、栄光なる傷痕にのみ、運命は黄金の冠を授けるのである


  【  幸福。安穏。平等。権利。信念。……失われたという。序曲に戻すことが全てだという  】

  【  では、今一度考えよう。安穏とは何か?……平等とは何か?…………権利とは、信念……『序曲』とは……  】


祈切執志の果ての勝利は、決意せし子供達の勇気に一層輝く


  【  幸福とは、何か?  】


万古なる戦士の勝利は 彼らすべての心をつかむ




        【  貴方の夢は、何ですか?  】



  ―― その答えが、此処に在る。


/ Next...>>
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/04(水) 20:01:50.04 ID:ZXq2l+Xg0





                ≪ R.I.P. ≫ The X Event...>> Return In Prelude




                   誰もが願った、夢の残響 〜 Finale For Prelude.




                       >>...Solenne in quest'ora... >>





……さぁ、往こう。
この世界を、序曲に還す――その、はじまりだ。




【  ――――誰かが願った、幼き理想郷 ノクト・アルカディア】
【天に浮かぶ黒の魔城。その中央部に位置する、≪R.I.P.≫の総本部。『塔』】
【……その『塔』の最上階。ちいさなちいさな、一切の飾りを廃した部屋】

【窓から覗くのは綺麗な満月。空が近いから、とても大きく見える】
【星星の瞬きは、まるで今日この日を祝福しているようで】

【見据えるその先にある、大きな扉は】
【ただ。待ってるのだ。――すべて流れ連なった物語。その終わりが、今ここに降臨せんとするのを】


  【貴方の夢は、何ですか?】


【……――――ここに集った、全ての戦士よ】
【≪R.I.P.≫よ。『ノクトクルセイド』よ。或いは、己が正義を胸に戦いの道を来た徒たちよ】


  【貴方の夢は、何ですか?】


【その信念を忘れてはいけない。剣を握る理由を忘れてはいけない。この戦いの果てに望むものを、忘れてはいけない】
【――『決意』……『誓い』。それが、心の中に小さな白い焔として灯ったのなら】



【 さぁ、最後の戦いへ。 】



/これよりイベント開始とします。各自≪R.I.P.≫側より投下し、戦闘を開始してください。
/塔の最上階組は、この描写(最上階・扉の前)にレスしてください。
/最後の戦いです。ここまで付き合ってくださってありがとうございました。では、よろしくお願いします。
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県)2011/05/04(水) 20:02:19.79 ID:/9mxlWB00
>>134
「クッ!」
【金髪女性の思惑が外れたかと思ったが】

やぁあ!
【後ろのフードの人が腕を振るとそれと同時に空中で滞空していたブーメランが急に男に向かって飛んでいく】
【このまま飛んでいけばブーメランは男の体を切り裂くかもしれない】

悪いな。二対一で、
「先にしたのはあなたですよ炎使いさん☆」

【二人は余裕の笑みで男を見る】
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/04(水) 20:02:46.25 ID:JJm6cjygo
《悠久の四界庭》
【四季が同時に存在するという、その空間に、一人の人影が有った】
【長い黒髪をポニーテールにした少女だ】
【黒いジャケットにベージュのロングスカートという目立たない装いだが腰に差す二振りの刀が、逆にその格好の中で浮いている】
【目元は鋭く、涼やかで。黙っていれば、所謂美人系に属するであろうことが分かるだろう】

――《R.I.P.》、それと、ノクト・アルカディア、か。
まあ、私としては、どうでもいいんだ=B

お祖父様は、《R.I.P.》に敵対した、だったら、ちょっと私が味方につくのもそれはそれで面白い=Aそう思わないか?

【誰に言うともなく、そう呟く少女は、落ち着いており、その右手に握る異様に大きいおにぎりを、口に運び続けている】
【少し、間抜けな光景かもしれないが、戦闘準備≠ナある。よくみると、彼女の袖元などからは、包帯が見えて】
【彼女が病み上がりの類であることが分かる。だが、それでも彼女は、此処に来たのだ】
【全ては――――お祖父様の関わった物の、結末を見るが為に】

【ちり、ちり、ちり】

【火の粉が、舞っていて。其れは、背後で散りゆく紅葉と、混ざり合って空気に溶けていく】
【そして、視界の端には、櫻も咲いていて、その四季溢れる光景を見て、彼女はくすり、と笑みを零す】

中々、見ることの出来ない光景じゃないか。
春夏秋冬、お祖父様は命咲き誇りし、春だったが、私は、命枯れ行く秋の力。

枯れた草は、燃えやすいんだったか、そういえば。

【最後の一口を、頬張って。麦茶で其れを飲み下す】
【まるで、行楽のように穏やかなその所作は、麦茶を飲み干した直後に、消え去った】
【手に持つ、麦茶のカップとおにぎりの包装が一瞬で燃え尽きたのだ】
【灰を地面にさらさら、と落として。周囲を見回し、紅蓮の漆黒を宿す双眸が、瞬く】
【ゆらり、ゆらり、と彼女の周囲には蜃気楼が現れていて、彼女の周囲だけ気温が40度程である】
【腰の刀は、彼女の戦意に答えるように、かた、カタカタカタカタカタカタカタカタカタ!、と武者震いをして】
【その、震えが、途端、止まり】

戦おうじゃないか、なあ、折角こんな凝った舞台を用意してくれたんだ。
戦わないのは、野暮ってもの、だと思わないかい?

【今宵、月下の下、四季輝く庭園にて、ぶつかるは必然】
【花城火憐、SIDE:《R.I.P.》にて出陣成り】
//宮本の人、大嘴の人、チェルシーの人、本日はよろしくお願い致しますっ!
//そして申し訳ありま閃御飯でございますっ!
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 20:02:54.56 ID:ay0aIO3lo
  【      Battle...>>      】

       【      ≪ Cadenza. 〜 解花 ≫      】


【     ―― Field:『塔』――夢纏いの時計     】


【ここは、『塔』最上階から一つ下のフロア。異空間結界が施してあり、室内でありながら屋外である】
【星星が煌く夜空の真ん中に、大きな蒼い砂時計が据えられている】
【その周囲をぐるりと足場が一周しており、下階へ向かう階段と、上階へ向かう階段が存在する】

――果たして……今宵の幕引きは……

【セーラー服に紺のスカートを着て、長い青リボンの巻かれた水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【頭――額に血の滲む包帯を巻き、金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている……】
【そんな身長160cm程度の少女が、静かに、砂時計の上で、その縁に腰掛けていた】
【底知れぬ深遠の碧眼と、薄弱なる感情を宿した無表情を携えて――】


――――終わりの始まり…………?


【星空を眺める碧眼は、闇と光を吸い込んで、終焉を望み、】


――――始まりの終わり…………?


【さらさらと流れ落ちる砂に似て流麗なる金髪は、開闢を予感させる】


…………ま、深く考えずとも、この世界というのは…………


【この場に訪れるであろう貴方様方は、「魔法陣」による転移により、『偶然』、もしくは『運命』としてここに侵入することになるのだろう】

【――なるほど『偶然』に『運命』……それは、全てを解決する奇跡の一言】


……あらゆる因果の結果として、必然の旋律を奏でるのでしょう――


      ――――つ、ま、り…………


    【――――ある少女の結論は…………】


 ――――『カラスが鳴くから、還りましょう』…………


   【……そうとも、其れが、「因果応報」――】




………………運命や偶然なんて、信じない………………



【少女の身体から、「黒い羽根」が数枚、現れ出でて、はらりはらりと、夢を纏う空間に、舞い散った――】


/ウェル子です
/エルフェス様、ルシア様、よろしくお願い申し上げます
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/04(水) 20:04:18.35 ID:NMXO+lSUo
>>136


【───ざくり。漆黒の刃を床に突き刺して、寄りかかるようにして立つ漆黒の人影。】


───逃げてえ奴は、此処で踏み留まれよ。

…とか言っても、どーせバカだから止まらねえんだろうけどよ。


…今までこんだけ、事件として記録される戦いを繰り返して来て、ずっと生き残ってるような“化け物”相手にする事になるんだろうからよ。

【黒。漆黒。深淵を感じさせるような黒衣に身を包む男は、同じ場所に居る者達に、そんな言葉を投げ掛ける。】

【───辺りを見回して、溜め息を一つ。】
【此処まで駆け上がって来た事によって疲弊している事もあるが、彼自身、この先に在る出来事に対して不安があるのだろう。】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage saga]:2011/05/04(水) 20:06:13.12 ID:gGBCAe3+o
【平穏な日常が流れる。今日が昨日の様に過ぎ去り、明日が今日の様に訪れる、市街地=z
【命を育み、尽きた命を還す。生命を創り、奪い、輪を尚も繋ぎ続ける、海=z
【芽吹き、育ち、老いて、枯れ。死に、生まれる者を引き連れ、立ち止まらぬ、季節=z

【遮る物のない視界、世界。星を仰いでも手は届かないが、地の在り様を目に刻む事が叶う天皿=z
【そして、無限に繰り返し、存在せぬ夢≠魅せ続ける時計=z


……それがどうだい?ボクの目の前にあるのはなんだろう
あれは北の空の星、あれは冬にしか見られない星だったかな
きっと何も済んでないんだろうねえ。年中寒くて凍りそうなんだろう
あの土地に立ったら何が見えるんだろう。乾いて凍った、土ともつかない何かかな?

フフフフフフ………アッハハハハハハハハ……ハーッハッハッハハハハハハハハ……!

【人の営みから遠く、幻想からも遠く、下を見れば虚無が広がる】
【そこにあるのは、夜にしか存在を知る事の出来ない星々だった】


             【天軌を辿る階段=z

ハハッ、アハハハッ、ハハハハハハハッハハハハハハッ!アッハハハハハハハ……!
やっぱりキミは最高だよおアドルフ、こんな面白い舞台を見た事は無い!
これはどうだ、だあれも居ない!!薄汚れたみすぼらしい犬っころ一匹居やしない!
隣席のマナーにいら立つ事も、酷評にうなされる事も無い!それどころか照明も居ない!
ああこれは困ったぞ役者が舞台を降りて走りまわらなくちゃあ、いや役者すら居ないじゃないか!

【遥か後方には、街が海が庭園が。地に根付き生きる者の拠り所が】
【遥か前方には、塔が。空に昇る為の、星に近づく為の、夢に浮かれる為の世界が有り】
【此処は、広く、長く。暫く目を閉じれば、何処にあるのかを忘れてしまえる様な】
【それで居て、何処でも無い場所だった】

こんな城、夢物語以外の何物でもない!この世界こそまさに幻想の世界だ!
不要な穢いものを蹴り落とした究極の清らかさ!醜さを取り払った至高の美!
楽しいなあ、実に楽しいじゃないか!こんな楽しいのは初めてだ……

【彼が、彼女が、或いは其れが、段に腰掛けていた】
【爪先から膝までを覆う脚甲の底は滑り止めが施され、左腕全体から左肩を覆う籠手には鷲を模った装飾】
【右腕の装甲は肘から手首まで。ミニスカート大の草摺と背甲は一体化されている】
【胸から脇、喉、弱点となり得る部分にも装甲。腰から足首を覆う布は青紫、装甲の黒に比べて華やかで】
【その脇に置いてあるのは、一丁の黒い散弾銃。金の国の戦闘にて、とある吸血鬼が用いた武器】


………ああ、楽しい筈なんだよ。こんなものを見せられたら、楽しくなきゃ嘘なんだ
ねえ、そう思うよね、キミ達もさあ……?


【音だろうか、気配だろうか。誰も居ない空間に、芝居がかった抑揚で叫び続けていた其れは】
【訪れた二人へ意見を求め(ノー、賛同を求め)、跳ねるように立ちあがる】

【その表情に、あの壇上の狂悦はなく】
【その声に、あの崩国の舞台の、陶酔は無かった】


/≪R.I.P.≫側ピンク・スクァーレル<Uンシア
/クルスの方神鷹の方、宜しくお願いします
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 20:07:10.02 ID:IbnGepaF0
くそがぁっ!!!

【まだギリギリ持っていたまきびしをまくと、男はとりあいず、その場から逃げた】

ストレス発散にゃあなったぜ、ありがとよお二人さんともっ!!

【男は、さわやか過ぎる笑みを浮かべると、路地裏から飛び出していった】

【卑怯とは、この男のことを言うというような振る舞いであった】

/ありがとうごさいました。また絡みましょう
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 20:08:33.89 ID:dkNG3CoSO
/ミストドラゴン中、今から飯です
/ですので、途中から乱入させていただきます。お二方、先に始めといて下さい。申し訳ありません
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 20:08:38.41 ID:Hqm41NNoo
【『ノクト・アルカディア居住区』――無命擁の街】

 【 それはまさしく、夢のような 】

【──あまりに出来の良すぎる箱庭のような、日常じみた風景がそこには広がっていた】
【川のせせらぎと、目に穏やかな鮮緑の並木。昼ならば小鳥の囀りすら聞こえそうな、住宅街】
【しかしそこに行き交う人々の姿はなく、無音の中、街の中心に聳える『搭』だけが存在を主張している】

【そんな不可解なる町並みの一区画──】
【川を跨ぐ、或る大きな石橋の上に、既に対峙する二つの影があった】

 …………──────

【一人は青年──】
【乱雑に白いメッシュが入った烏羽色の髪と、真紅の瞳】
【その片手に、燻銀色をした大きな長柄の武器を携えた白皙の長躯だった】

【鎖骨を模したような、黒い骨製のネックレスが掛けられ、両手には黒の手袋】
【黒衣の上下と、暗黒色のブーツを履き、腰元には赤銅色のベルトを二本着用】
【金縁の黒い帯を束ねたような、裾が五つに分かれたマント状の外套を羽織っている】

【そして、それに相対するのは少女であった】

 「はあっ……はあっ……──ッ、そこ……退いて、……ったら……、──」

【緩く波打った暁色の髪と、茜色の瞳──】
【『対機関連合』の者ならば顔を合わせた記憶もあるだろう──黒野カンナ】
【黒いタンクトップの上に、肩口が開いた白地の英字シャツを重ね】
【藍のジーンズと白いスニーカー、手首には黄色と緑のブレスレットを巻いている】

【──のだが、既にその装いは戦争帰りのように酷く朽ちていて、息も荒げていた】
【ともすれば、今すぐにでも崩れ落ちそうなほどで、立っているだけでやっとな様子】

 「(……あの時の傷が、……塞がってなかっ……──)」

【──どしゃり】
【そしてついには、彼女が身体を支えきれず、膝から崩れ落ちた】

 ……愚か極まりないな
 そんな弱った身体でわざわざ飛び込むなど

【それを見た青年は、武器を下げ、ゆっくりと彼女へと歩み寄り始め──】
【眼前に至ると、その右手を彼女の首筋へと伸ばし、そしてそれを鷲掴みにする】
【ぐぐぐ……と、その右手は少女を掴んだまま、異様な膂力と共に頭上へ掲げられていく】

 ……帰れ
 何を探しに来たのか知らないが、戦えない者に居る資格は無い

 「……っ、……──ッ、……! (や、だ……──放し、て……っ!)」

【少女はかろうじて残っている力で何とか振りほどこうとするも、】
【青年の方は、彼女がまだ抗うつもりだと見るや、締め付ける手の力を徐々に加えていき──絶命の危機】


 【──天に聳える黒き魔城の胎内にて、既にその伴奏は始まっていた】
 【刃の抱擁が旋律を刻み、炸裂する爆轟は赤熱せし意志を謳い上げる】
 【虚ろなる日常色の中、あらゆる道と交差し、奏でられる鎮魂歌への序曲】


 【いざ、最果ての天上。その終焉に訪れるものは──】


 【 ── ≪ Requiem 〜 其は誰が為の救翼 ≫ 】


//≪R.I.P≫側ゲーティアです。長谷部の方、フィリルの方、よろしくお願いします!
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga sage]:2011/05/04(水) 20:10:04.90 ID:Mahmsy1H0
>>136

【転移の際に身体へと掛かった、僅かな気怠さを振り払うようにして目蓋を開ける】
【どんな異時限的光景が迎えてくれるのかと思えば、そこは随分と質素な場所であった】
【クラストロフォビアならば狂乱してしまうかもしれない、扉があるだけのちいさな部屋】

【彼らの描いていた、帰路する夢の羽根痕―――ノクト・アルカディア】
【それもまた、一番最初はこんな小部屋で生まれたものだったのだろうか】

……まるで病室だな
澱んでいるわけでも澄んでいるわけでもない、無味乾燥した空気だけ

【グラデイションの殆ど無い暴情的な彩は、この場所にいる己達の個性すら塗りつぶし、没個性な群像という仮面を与える】
【夢想した過去の光景など切り捨てて、片方を欠いた視界に映すのは現在という時の中の僅かな雫】

【白墨より希薄な色素。鋭く精密に紡ぎあげられた神経。陽炎のような存在感と、無機に似たカタチ】
【絞れば生血の滴りそうな真紅の髪。極彩に踊り、舞い、揺らぎ、末期にも笑う隻眼。】
【硝子の破片か或いは乱数の羅列を想わせる貌で薄い唇を吊り上げ、興味深そうに頸を傾げる姿】
【その頭を落としたいくらいアイシテルオトコの分身を、温度のない右手で握り、携えて】


    さて―――『当たり』か『外れ』か。びっくり箱だ


【そう、囁くように呟かれたものは、居ない彼に刺さるようなものではないけれど】
【甘ったるい麻薬のような声すら、この密室へと呑み込まれて消えていく】

 
 【――昏い夢を乗せたサナトリウムの城、収監された幻が魅せる世界の序曲】
【春はまた人々を置いていく。それぞれがそれぞれに背を向けて歩き出したよう、また歩かねばならない】
【 (例えば『彼』がグレミュール・ポポルを打ち倒したように。『彼女』が自分の自由を手にし、友を得たように)】

 【理由が同じではなくとも、繋がっていられるというたった一つの事実だけで、それは何重にも綯えられた縄にすら勝る強靭な絆】
 【徒に積み上げられた過去も記憶も思い出も呼び合う名前も全て、何物にも勝る刃】

【名前を呼び続けているのは、自分だけではないだろう。この城の地を踏んだ者、全てが誰かの名前を呼ぶ】
【そしてこの長い帰路の先にあるのは、『彼』にとってはかつての居場所でなく、帰してあげれる保証もないが。俺も誰もがまた、帰らなければならない】


     【 ( それが己の夢へと。幸福へと繋がる、ごくごく単純な一歩 ) 】


//ツァーリです。主催者様、参加者の皆様、宜しくお願いします
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 20:12:30.16 ID:jplt2+dSO
【 ――幕間―― 】

【偽りの星辰が鏤められた、漆黒の飛空城内。綺羅と煌めく水面の、真上=z
【澄んだ刃鳴りを散らしながら、重力加速度に任せて落下の一途を辿る人影、双つ】

【片や纏うは臙脂の衣、その手には太刀と短刀。剣風に靡く髪は、夜空の濃藍】
【片や纏うは、黒の外套。その手には異形の六爪、血華に濡れた髪は、刃の銀】

【相対し交錯し激突する、真蒼と深紅の視閃/死線=B敵手の命を拒み絶つべくその剣を交える事、七十と七合】
【互いに斬撃の反動を以って姿勢を制御し、虚空を舞い踊るように刃を振るうも】
【その何れもが必殺の太刀筋は、流され、或いは受け止められ。戦局は、千日手の様相を呈していた】

【滞空時間、数十秒の後に着水。彼我距離は零より瞬時に六間へと開く】
【宙を蹴り、或いは散らす斬撃を推進力として緩衝。各々が飛沫を散らして接地すれば】

【その片方――六爪を持つ銀髪の男が、唐突に。げらげらと、高らかに嗤った】


趨勢は、決した……く――――ふふ、あッはははははははッ!!


ああ、ああ、嗚呼!如何な剣士とて、脚を封じられれば恐るるに足らない!
その上に此処は魔翌力物質≠多量に含んだ水場≠セ!

どうやら天が微笑んだのは貴女ではなく、僕だったようですね?同類=\―!!


「……随分とよく吠えて呉れるな、狂犬だか吸血鬼だか。たかだか、歩みを鈍くした程度≠セろう?」
「たったそれだけの事が、そんなに嬉しいのか。――だとしたら、相当幸せな奴だよ。お前。」


【卑怯と云う勿れ。地の利を活かして戦況を操作するのも、また一ツの戦術】
【だが。そんな余裕≠前にして、亡霊≠カみた臙脂の剣士は揺るがない】

【勝利を謳う彼に対して、彼女≠ヘその敗北を宣告る。――「幾らでも尻尾を振ると好い」】
【明らかな挑発≠フ意志を篭めた言の葉が、その後ろに添えられた】


細工は流々――素ッ首、叩き落として御覧に入れましょう。
「――――返すぞ、その科白。洒落た言葉を考えておけ、手前の墓に刻んで遣る」


                【  そして  】


          「夢を現に=\―――」     ――――SeVenTH-HeaVeN<b!!


        【――――均衡が、 崩 れ る 】
//続いてしまうのです……。
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/04(水) 20:12:40.56 ID:84NGJTUro
>>141

【反響音すら耳には入らない、その幻想的な――星屑の坩堝を思わせる広大な空間に】
【かつん、かつん、と。小さな音が伝播する】

【白磁のように滑らかな肌、腰ほどまでに流れる、絹のような金の髪】
【彫刻家が彫り付けたような、整った目鼻立ち――】
【美しくも、どこか人工的な造形を思わせる一人の少女が、静かに階段を踏みしめて――上がってくる】

【その身に纏うのは、白のロングセーターに、デニムのジーンズ、というラフな出で立ち】
【ありふれた装いも、どこか気品のあるものに見えるのは、少女のずばぬけた容貌ゆえだろうか】

お久しぶりです。
……悪魔<Uンシア。

【階段の途中、笑う一人の少女――ザンシア――の姿を認めると】
【同意を求めるようなザンシアの問いかけには答えもせず、紅い口唇を開く】

【――ともすれば、無感情にも見える抑揚のない声は】
【その実、その奥に怒りの感情が渦巻いているのが、ザンシアには見て取れるだろうか――?】

……私の事を、覚えておいでですか。

【ほんの小さく、口の端を吊り上げてクルスは笑うと、ザンシアを挑発するように】
【その無垢な外見とは裏腹な――背筋を凍て付かせるような、瘴気とも呪力とも見える、禍々しい魔翌力を放出した】

【――戦いの場において、冷静さを欠く、と。かつて、ザンシアに忠告されながらも】
【ザンシアとは対照的に――感情を制御することのできない少女は、怨敵を前に、憎悪を隠しきれずに居た】


/クルスです。 神鷹さんの方、ザンシアさんの方、本日はよろしくお願いします
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 20:13:16.78 ID:D/bTwqs6o
【ノクト・アルカディア/塔/星を臨む天皿】

【塔の中心部に設けられた、とても大きな円形の広間】
【壁面は取り払われ、ノクト・アルカディアの街並みが一望できる】
【透明な円柱の間隙から、静かに吹き抜ける夜風が心地良い】

【その一方で】
【巨人用のお菓子なのか、というほどにデカいロールケーキや白黒クッキーが】
【床のあちこちに散らばっていて、……静謐な雰囲気が見事に台無しだ】

【満月を背に立っているのは、クリーム色コックコートを着た、蜂蜜色ポニテの女の子】
【紅茶を思わせる虹彩の瞳を持っていて、身長は角砂糖を一列に積んで133個分】

………

【彼女の右腕のあるべき場所には、なにもない】
【不明瞭な切断面から、濛々と遊色の煙が立ち昇るのみ】

【赤、緑、青。シアン、マゼンタ、イエロー】
【遊色の煙は油のように空気と融けて、混じる】
【どこまでが大気で、どこからが煙?】
【どこまでが煙で、どこからが少女?】

【はっきりしない】
【境界線が曖昧だ】

【煙に乗って、大気に飽和する黄金色の魔力】
【蜂蜜特有の噎せ返るような甘ったるさを感じるだろう】
【普段魔力を感じ取れないものでも、異質な空気の重さが判るかもしれない】

【少女は虚ろな視線を、どこへともなく、宙へ投げて】

/>>143
/了解しました
/ハニーです、よろしくお願いします!
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 20:13:53.79 ID:jplt2+dSO

【……………】
【………】
【…】

【――――――――――――――――――――。】


――――――思いの外、容易く片付きましたね。……準備運動、と云った所でしょうか。


【それから暫くの後。終焉への前奏曲の幕が上がるのと、時を同じくして】

【静想の煌湖≠ネる、満天の星を映した水盤の上――――其処に佇んでいるのは、彼≠セった】
【深紅の瞳、銀ノ髪。襤褸と変じた黒のコートに、迷彩模様のカーゴパンツ】
【シャツの左胸に大きく描かれた、トライバル・ファイア】
【その胸元に垂れているのは、冒涜的な漆黒の。逆さ十字の、ネックレス】


【――――その足元。蒼≠ゥった水面は、夥しい量の紅≠ノ浸蝕されていた】

【ぱしゃ、ぱしゃ。ミリタリー・ブーツに包まれた脚を気怠げに揺らして、彼は待つ――――】


【 Battle...>> ≪ Impromptu 〜 織り成す無音の喚び声 ≫ 】

【幸か不幸か、善か悪か、秩序か、混沌か。今宵、この場にて奏でられる即興曲は】
【何方に、転ぶのだろう。――それはきっと、神ですら知り得ない】
【斯くて、物語≠フ扉は開かれた。程なくして役者は揃い、全ては始まる】


      【 獣の叫びは、誰が為に? 】


//遅ればせながら、シリウス中身。宜しくお願いします!
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/04(水) 20:15:16.17 ID:zzuz0hePo
>>136

……………正義なんて物。掲げれる身分では無いで御座るがなぁ

【≪R.I.P.≫総統も見覚えが有るであろう無精髭を生やした30代の男性が、歩み来る】
【左袖の破れた真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ赤い手甲を右手に着用し】
【左腰に漆黒の下地に、鍔付近には青と燈色の線が五つ、短く絡む模様を持つ鞘と、それに納めた全長約90cm程の刀を差していて】

【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪は左程特徴的でも無く】

【両の瞳を抉る様に奔る疵…それは横一線に奔り、更に瞳を四等分にする様に縦に一閃ずつ双眸に疵が奔っている】
【比べれば右の疵の方が大きく、目元から顎まで一直線に伸びていて】

【計四本の刀と、その傷だらけの顔は嫌でも人目を引いてしまうが…】
【破れた袖から覗く筈の左腕が存在しない事も、また気になるだろう】


まぁ、たまには英雄ごっこ≠燉ヌかろうて

【さて、久しぶりに戦おうじゃないか】
【世界の為に―――友の為に――――】
【「○○○○の為に」】

【夢を遠い日に置き去りにした男の…勝負≠ノ候】


【キチリッ……】
【耳触りな音と共に。彼の纏う粒子≠ェ僅かな光を反射した】

/山本正勝に御座ります。 皆さま、宜しくお願いします
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 20:16:10.88 ID:S8TPzABNo
>>136

還させません、変えさせません、孵させません。
世界を序曲に、すべてをはじまりに、――あなたの夢を。


 【こん、】

【扉を叩くささやかな音、発生源はそれに見合った小さな人影だ】

 【こん、】

【ひどく落ち着いていた。何回目かの戦乱では、あんなに心が乱れていたのに】
【どうしてこんなに、静かなんだろうか。――まあ、理由なんて、どうでもいい】

 【こん、   】


私と「彼女」が世界を見終えるまでは、この世界に手出しをさせません。
ですから私は、


【髪と肌は虚無的に白くて、瞳すら白に程近い灰青。纏う服と靴は、それらと正反対の真っ黒で】
【色彩と言う概念が抜け落ちてしまったような、細く小柄な少女】
【右の眼を覆い隠す長い前髪は、「その下」を見せたくない、と語るように、世界と視界を遮断する】

【――首から下げた水晶のペンダントの、純粋な臙脂色だけが。少女の持つ、明確な色彩だ】


                     【   こん。】

【ノックの回数、四回。親愛を籠めぬ、規律的な】
【「他人の家」を訪ねたときに使う、数字を持って、少女「たち」は戦場に足を踏み入れる――】

//カゲツです、よろしくお願いします!
//さっそくご飯に行って参ります……
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/04(水) 20:18:18.07 ID:u+UU6e/Uo
>>149
【ぱしゃん、ぱしゃん】
【浅い湖に波紋を広げる脚が二つ】
【仄かに輝く水面に照らされ、浮かび上がるは、蒼い毛皮と、金色の双眸】


…本当は、あなたはまだここに来るべきではないのかもしれない。


【猫耳尻尾に中肉中背+αの肉付き】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【ともすればはしたないとすら言えるその風貌だけれど、照らし出される光を受けた姿は、どこか儚く幼い、妖精のようだった】

【でも、ボサボサの黒髪からのぞく二つの金は、徐々に青を侵食しつつある紅を捉えて】
【場の持つ迫力、相手の狂気、そして城全体を包む濃すぎる『気配』に圧倒されてか、怯えをも含む】

でも、これはマスターの悲願の一つ…。
今日ここで、決着がつく。

【『声』の主は、猫ではない】
【どこからか、姿なき声が、猫に向かって語りかけるかのようだった】
【少女のような、でも感情を押さえ、裏方に徹そうと尽くす従者のような言葉遣い】
【混ぜられた感情は、慈愛。千尋の谷に子を突き落とし、這い上がるまで待ち続けるような、母の想い】

「ベルねぇ…」

【猫は、僅かに視線を上げた】
【何も無いはずの虚空に、誰かの姿を見るように】
【少しだけ、金の眼が揺れる】

いきなさい、ブルーローズ。
その胸に、彼らから貰った暖かさがある限り。
あなたの指に輝く指輪がある限り、無為に終わることはないでしょう。

【『声』を受けて、左手人差し指の指輪が輝いた】
【カット技術だけで蒼い薔薇を作り出した、見事な指輪だ】
【それは魔術的な意味があるらしく、猫の身体を循環する魔翌力を作り変え、猫を落ち着かせるようだった】

「…っっ!!」

【そして、視線を正面の相手に戻したとき、恐れは消えていた】
【幼くも、真っ直ぐな眼でもって、相手をにらみつける双眸は、獣のそれだ】
【両手の指の間から、三本の蒼い線を生やす。いわゆる六爪】
【腰を落とし、呼吸を整えながら、対峙するその様は】

【かつて存在が疑問視された、指輪にあしらわれた、蒼い薔薇の如く】
【そして記憶の誰かと出会うために、生き抜こうとする強き獣の如く】


「おぁあああああああああぅぅうっ!!!」


【雄たけびは、鬨の声となる】
【蒼い世界に金の線を残像と残し、猫は疾風の如く敵へ向かった】
【六爪を翼のように広げながら、距離が詰まればXを描くようにきりつけようとするだろう】
【見た目に反して実体を持つ六爪は、物理的に切り結ぶことが可能だ】

               【はじめよう、一つの夢の終わりを】


//ブルーローズ&ベル、出撃します。
//シリウス様、参加者様、主催者の皆々様、よろしくお願いします!!
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/04(水) 20:19:15.44 ID:HKGqoctIo
>>139

――――――全ては必然。

此処に貴女が居ることも

此処に私が来たことも

……或いは、定められた事だとしたら。

【真っ黒な少女が、其処に居た。其処に来た、と言うべきか】

【黒い、と言うのは語弊があるだろう、少女の肌は陶器の様に白く】
【ポニーテールにされた腰ほどまで伸ばされた銀色の髪の上に、やや大きな黒のシルクハット】
【身体を隠すのは身の丈に合わぬ、膝上数cmを隠す同じく黒のロングセーター】
【肉の薄い細足は黒色のニーソックスに包まれており、背にも同色のマントと】
【全身黒に包まれた少女が、幻想的な夜の世界へと足を踏み入れた】

【保護色と為るには星が眩し過ぎる世界の中、少女は何時もの様に何も持たず】

――――――――――――久しぶり、になるのかな? ウェル子ちゃん。

【ただ、傷付ける事を厭わぬ決意と】
【傷付けてでも守り抜く決心を抱いて】

…………その、怪我――? 大丈夫なの……?

【これが、最後となるのか】
【それとも、これも一つの区切りに過ぎないのか】

【他人を想う、という自己満足に生きる少女は、この様な場面でも決して変わることは無く】

/ルシアです。ウェル子ちゃんの方、エルフェスくんの方、宜しくお願い致します。
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/04(水) 20:19:34.39 ID:WJeR4J+Vo
>>138

【四季が同時に存在するという、夢のような空間】
【これからこの場で四人の戦士が戦うことになるのだが──一人だけ、欠けている】

【──いや、欠けてはいない。確かにいるのだ】
【警戒心が強かったり、熟練の戦士ならば気づくことが出来るかもしれない】
【雪が降り積もる大木の陰に、一人の少女が隠れていることに】

(最終決戦……"どうでもいい"。)
(私はいつだって、私のやりたいようにやるだけ……。)

(…………どうせなら、こんな世界変わってしまえばいいんだ。)

【くすんだ銀色のショートカット、林檎色の瞳を持つ少女】
【白色シャツの上に黒いパーカーを羽織り、下は黒のジーンズ】
【右眼は固く閉じられ、首全体が黒色の水晶で構成されている】
【水晶のように透き通った、翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【装弾数三発、トリガーが2つあるなどの特徴があるリボルバー式の銃を腰に提げている】

(邪道、正道……関係ない。私は、悪い子なんだから。)

【一見、戦場には似合わぬほどの小柄な身体】
【しかしそのお陰で、木の陰に隠れることが出来ている】
【狙いは不意打ちか。暗殺者などのように完璧では無いが、気配も消している】

《 Luminous Vista 》

【そして、能力を発動する──構えこそ見当たらないが、戦闘準備は整う】

【もう、戦いは始まっているのだ────】

/チェルシーです。
/火憐の方、宮本の方、大嘴の方よろしくお願い致します。
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県)[sage]:2011/05/04(水) 20:19:36.21 ID:3kxr+lCTo
>>136
……我ながら、驚いたものだわ

【夜色ののっぺりした無装飾な仮面を付けた、壊れた錠の形の髪飾りを付けたポニーテールの人物が、そこに居た】
【漆黒の長髪は後頭部の高いところで結ばれポニーテールとなり、夜色の仮面は無機質さと冷たさを感じさせる】
【白いインナーの上に、黒い上着とショートパンツを着ており、白のニーソックスが足を覆っている】
【その両腰辺りには、それぞれリボンをあしらった黒い半月形のポーチらしきものが付いている】

会いに来たわ、カーネル。全ての後悔と、充足を得るために

【自分は、なぜ此処に来たのか―――あまりにも今更な疑問に、思いを巡らせる】
【カーネルの嘘を教えられたから?……いいや、それはきっと、切っ掛けでしかなかった】
【だが、それで確かに気付かされたのだ―――彼の願いと、自分の思いに存在していた微かな、しかし確かな乖離】

【だから、会いに来た―――彼の願いの、そして自らの願いの『答え合わせ』に】


【カーネルがそうあることを選んだ様に―――というのとは少し違うかもしれない、何しろそれを知りに行くのだから
   『裏切り者』であることを享受し、≪ノクトクルセイド≫の少女が、この戦いに臨んでいた】


―――行ってきます、輝夜


/パニキュレータです、よろしくお願いします!
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 20:19:47.50 ID:X0pX2un+0
>>136

≪――――姉貴≫
分かってる…………中に招き入れるのは、奴の罠かもしれない…………
前に、あんなこすい手を使ったんだからね…………最終決戦って銘打ってた以上、奴も本気でしょう…………
――――――――でも、それでも一歩、踏み込んでいかないと、始まらないと思うの…………

【薄手のトレーナーの上に赤いジャケットを羽織った、左目を縦に走る傷跡が目立つ、背中に掛かる程度の青い髪の、両腕の肘から先が触手と化しているのを、ジャケットの袖で隠している少女が】
【これ以上なく引き締まった表情で、扉の前に立っている】
【右腕の触手には、既に抜き放たれたナイフが握りしめられており】
【そのナイフから、青白い炎の様なオーラが右腕を伝って、少女の体に移っていた】

【傍らには、青い炎を纏った、やけにデフォルメされた髑髏が浮かんでいる】

「――――レイド=E=ヴェイス…………」
ッッッッ!!
リイロ、クローン…………何故ここに!?

【そんな少女の背後から、声を掛けるものがあった】
【黒のボディースーツを着込み、目元をバイザーで覆っている、小学生ほどの3人の少女】
【少女達の額には、それぞれζ、ξ、χという文字が刻まれており】
【ζの少女は青紫の、ξの少女は漆黒の、χの少女は藍色のショートカットをしている】
【なにより、髪の色と額の文字を除けば、彼女らの容姿は瓜二つである】

「第三級優先攻撃目標、カーネルの問罪…………あるいは捕獲・殺害の任務の為に来た」
「今回は、それを最優先に行動する…………可能であれば、共闘を申請したい」
≪くっ……誰が、俺たちの命を狙うお前たちと共闘なんて……≫
…………分かったわ
≪姉貴!?≫

【自分たちの命を奪う事を最優先に行動しているはずのクローン兵士。その言葉をあっさりと聞き届けるレイド】
【ジェムが驚くのも無理は無い】

ジェム…………兄上がいないこの状況で、あたし達だけでカーネルに敵うと思う?
≪そ、それは…………≫
目的が同じな以上、手を組まない理由は無い。そう言いたいんでしょ?
「その通りだ…………」
――――分かったわ…………この城の内部に入る限り、互いに手を出さない。そして共通の敵を相手する…………それで行きましょう?

【戦力と言う事を考えれば、この妥協も仕方がない】
【互いに同じ敵を目指しているのだ。そこを融通させるくらいでなければ、余計に敵を作るだけである】

――――あなたたちにも、名前ってものはあるんでしょ。聞かせてくれないかしら?
「――――ζ、ルナティックガンスター」
「――――ξ、クレバーミッドナイト」
「――――χ、サザンクロスセレナーデだ」
よし…………行きましょう。みんな…………
(ダメね…………共闘ってなった途端、リイロの影を求めるなんて…………あたし、どうかしてる…………)

【互いの名前を確認し合いながら、扉に手を掛けるレイド】
【自分に向けられた尖兵が、妹の姿をしている事に、心を乱している事を自覚しながら――――】
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県)2011/05/04(水) 20:21:39.70 ID:/9mxlWB00
>>142

あッ待て!
「逃げられた...?」
【フードの人は舌打ちすると空中のブーメランをキャッチする】

「なんだったんでしょうね...さっきの人」
今度会ったら決着付けないとな....

【この二人も何処か路地裏の奥に消えてった】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 20:22:57.91 ID:k0I+hZFwo
>>136
【それは、少年の≪明晰夢≫】

【『塔』――最上階、からひとつ下の部屋】
【観音開きの窓に座りこむように、少年は在った】
【黒紫の外套は宵闇に混じり、まるでそのものになってしまうような錯覚すら覚えさせた】

(融ける)
(指先から、ずっと深いところまで)

【作られた箱庭の空気は、どこか緩やかに軽い錯覚を感じさせた】
【今目の前にある景色は果たして現世か】

【黒いシャツに黒いショートパンツ、黒のニーソックスに黒のブーツ】
【黒いマフラー黒い帽子、喪を茶化すかのように死の色に彩られた出で立ち】
【金髪と緋色の目を持つ少年は、一つ頷いて塔の中へと体を下ろした】


【Battle...>>  ≪ Return.In.Prelude.  ≫】


【誰もがまた、現という名の明晰夢を見ている】
【ゆっくりと少年は、目指すべき上階への進路を歩み始める】

……ねぇ、なんだか、酷く心地が良いんだ

【失ったものに嘆くならば。手にする事の出来なかったものに猛るならば】


――……ボクが、失わせてあげる



/オーベールです。主催者様参加者の皆様、ともどもよろしくお願いします
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 20:23:29.92 ID:13d9BypZo
>>139

へえへえ成程ね、こういう因果な訳だ……
しっかしまあ悪くないインテリアだよなアレ、ただのインテリアなら……だけどな
どう思うよ、ウェル子さんよう――――

【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【白のタートルネックの長袖シャツ、フード付きの黒色ベストを着こみ――――】
【手には黒いドライバーグローブ、膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【ズボンのベルトの右側に無骨なナイフを2つ平行に掛け、左側も同様】
【右腕の二の腕から下が無く揺れているのはシャツの袖】
【小さな身長(160cmくらい)の少年が砂時計の少女を見上げそう話し掛ける】

【いつから彼がそこにいたのか、それは気にする事でもないだろう】
【その程度は些末な事……】

とも乗りかかった船ってヤツだ、ここで投げ捨てるのも悪いしな
全くオレ様ってばいい奴過ぎるな、こりゃ逆に天罰が下りそうな勢いだぜ

【少年の右肩の部分から「黒色」のタールのような物体が滲み出し】
【やがて意思があるかのように腕先に集いそして形を取り始めやがて出来上がるのは「黒い腕」】
【その掌の具合を確かめるように結び開きを繰り返し】

そんな天罰が下る前に、やることはやんなきゃな

【左右それぞれの手でナイフを引き抜く】
【二刀を自然な姿勢のままで構え、少年は「フン」と鼻を鳴らす】
【微かな笑みが浮かび上がった――――】


/エルフェスです
/ウェル子さんの方、ルシアさんの方よろしくお願いします
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 20:24:02.47 ID:X0pX2un+0
>>156追記
/レイド&リイロクローンです。本日はよろしくお願いします!
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/04(水) 20:27:24.59 ID:r10gKpPzo
>>138>>154

【四季が混ざった光景に、戦場に似合わぬ、騒がしい会話を辺りに撒き散らす人物】


【声の発生源を見れば、少年が1人――】



【曇りの無い、真っ直ぐな黒い瞳。長くもなく、短くもないぺったんこの黒い髪】
【身の丈にピッタリの、黒い学生服をキッチリと着こなすこの少年。異質とも言えるのは、腰の2つのホルスター】
【其の中には、銃が1丁ずつ入っており、右のホルスターに入っている銃は、今この瞬間にも魔翌力を溜めている】
【魔翌力を感じることの出来るのであれば、魔翌力の感知は容易だろう】

【年齢は見た目から推定して15歳前後と言った辺りである。身長は165cmほどと少し低い部類に入る】


「そっれにしても変わった場所だなオイ。贅沢だとは思うけどよぉ……」
『そう?僕は春の後に夏が来て、夏の後に冬が来るっていう季節が移り行く、ってのがすきなんだんだけどなぁ……』


【発生源には、少年が1人――だが、其の口は硬く閉ざされていて】
【だが、突き詰めていけば、少年の左右の腰から出ている事が分かるだろう】

「なぁ、重太郎緊張してんのか?」
してない、精神統一してるだけだ
(どんな奴が俺の前に立ちはだかろうと、俺は……俺の正義を翳す。それだけだ―――)

【だが、今硬く閉ざされて、俯きながら返した少年の頭の中にはもっと違うことが渦巻いていて】

なぁ、教えてくれよ2人とも
なんで戦いをするのか、なんで悪い奴なんかの仲間になるのか……


               【ねぇ、なんで――――?】


【目の前の少女2人は、なぜ≪R.I.P.≫と共に歩むのか――?】

/重太郎です。3人ともよろしくおねがいします
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/04(水) 20:28:10.29 ID:UA2zJYXH0
>>138

【――隠れた爪先が、行き場を亡くした様に震え】
【組んだ腕と胸骨の奥、飛び出さんばかりの心の臓】
【仏頂面は獲物を見定めず。巨大な月と対峙し続ける】

 【吸血鬼は、心の底で恐怖を覚えていた】
 【目の前に立ち尽くす、紅蓮を抱いた少女に】
 【最後の「チャンス」が、最早失われたという事に】

…バカめ

咲くことと散ることは、表裏一体
すべてのものは、終わる為に始まる

春にも秋にも―――そう大きな違いなど無かろう

【だけども―――。】
【漆黒に対する白、獄炎に対する極寒を宿す彼女は】
【ひどく冷静に淡々と、自らの言葉を紡いでいく】

【眼光の威を知らぬ者が見れば、この場の者たちは】
【このまま茶会を始めてしまいそうな程、穏やかに見えるかも知れず――】

ただ。どうせ散らすのなら

―――多少なりとも花を付けてからの方が、粋だと言うだけだ

 【降り積もった雪にも似た真白の長髪を三つに編んで、二房。両サイドに垂らし】
 【赤縁のアンダーリム越しに映る眸は淡い緑、紅のリボンを黒いワンピースの胸に】

 さて………………、…………、……。

【ここに転送されてからずぅっと組んでいた腕を、時を味わうが如く】
【ゆっくり、解き―――天を仰いでいた顔を少女に向ける】

 【濃い紫色のタイツと黒のローファーを履きこなす、儚げな麗容の貌は】
 【色彩のイメージに反して、剣士と同じ櫻國人の物だった】

「邪魔だ、失せろ」で消える相手ではない事は分かっているさ
――その程度の人間がこの城の中に居るなら、今すぐ心臓を捧げさせようぞ



   邪魔だ………なら――
               
                          ――貴様らの存在を、『 消 し て や る 』

                

            ―――Ms.フロスティ=\――



【冷酷なる宣言。そして、少女の身体を包み始める、氷河期の如き冷気】
【その正体は――彼女の身を覆う、真っ白な煙、それは】
【月明かりよりも眩く、新月の暗闇より昏い】


    【終わりは、始まった】


//大嘴です、よろしくお願いする!
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 20:29:03.90 ID:SE5iNiKEo
>>144

【かつん、コツン、と音がする。静かな足音は、女性のもの】
【しかし弱い。主人は決して、戦闘に適した年齢とは思えない人物で】

 戦える者なら居ても良いのでしょう?
 なら、私が彼女をその状態へ戻してあげるわ

   ――――だから離しなさい、ボウヤ?

【『ぐォン!』――二つの大きな赤黒い腕が、青年の正面、或いは少女の背後より伸ばされる】
【異常な長さと大きさだ。腕に当たる部分は10m以上、手そのものも1mは有るだろうか】
【その右腕は“フック”を決めるように外側から、青年を掴み上げようと】
【そして左腕は少女を奪い返さんと、その身を優しく掴もうとして】


【視線、腕の根元へとそれを向ければ―――立っているのは、老婆】
【齢は七十を越しているだろうか。皺の刻まれた顔は、微笑の相】
【似合いもしないドレスを着こみ、白い日傘をさして、背筋は確りと真っ直ぐに】

【そんな人物が自らの前に巨大な魔方陣を作り出し、そこから腕は伸びている】
【赤黒いのは、血が滴っているから。異形のサイズは、能力か。】


【―――いや、何にしろそこに立っているのは、青年にとっての敵であり】
【少なからず琴線に触れる様な行為をしているのは―――紛れもない、事実だ。】

/お二方、よろしくお願い致しますー!
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/04(水) 20:29:52.22 ID:ZXq2l+Xg0
>>140(緋天)>>145(ツァーリ)>>150(山本)>>151(カゲツ)>>155(パニキュレータ)>>156(レイド)>>158(オーベール)
【――きぃ、と。ノックに合わせ、静かに扉が開いた。ひとりでに、まるで誘い込むように】
【吹き込んでくる風の爽やかさが、不釣合いなほどにすがすがしく後ろに抜けていく】
【その扉の奥に広がる。満天の星夜空。真っ白い満月を抱く、その天は。】

【 ――――星廻(ほしめぐり)の天秤、と。誰かが名付けた】

【其処は、天高きノクト・アルカディアにおいて、最も空に近い場所】
【きらきらとした流星のような輝きが、下から上へ駆け抜けて往く幻想】
【広い円形のフィールドの中央部は、床を走る淡い光の線が集束していて】
【周囲から見下ろす、命を擁かぬ街は。ただ、灯りだけが綺麗で、まるで星の海】

【天の月光、地の星光】【その境界。黒い空の中心】
【静かに静かに。其方に背を向けて、世界を見下ろす紅の影】

……『理想郷』……    ……どうだ……これがオレの思い描いた『理想郷』の姿よ――

【――研ぎ澄まされた刃の様な、果てを見据える真紅の瞳】
【秘めたる野望の具現の様な、燃え盛る灼焔を映した髪――】

…………ノクト・アルカディア。いずれ掴んだ幸福を謳歌し、世界を支配するための地。
街を創り湖を創り森を創り。……統治者が佇むに相応しい、圧倒的な帝城をも創り上げた……

【金糸の装飾が施された純白の軍服は、高貴絢爛たる様相を呈し】
【腰に挿した、双振りの大きな鞘。白い手袋を嵌めた両手】

……リターン・イン・プレリュード。その能力の究極の集大成と言っていいだろう。
元々、地下に存在した≪R.I.P.≫本拠地に、このオレが手を加えて完成形としたものだ……

【各部を覆う、月輪の如き玲瓏な輝きを放つ紅い鋼の鎧が、覇者たる風格を放ち】
【そして靡く真っ赤なマントが、それを彩り纏め上げる――】

……この場所で。オレは幸福を掴む。
幸福を掴み取り……何ものにもそれを妨げられぬ力で、それを永遠のものとする――

  ……この世界は……序曲に還るのだ

【……――≪R.I.P.≫新総帥。カーネル=アドルフ・レルゼクム】
【その軍服の胸部は、まるで十字架のように十文字に引き裂かれていて】

このオレの手によって……力だけが支配する原初の世界へと戻る。
そうなったとき――オレは、全てを圧倒するこの力によって、不変の幸福を。理想郷を築き上げる……!

……その邪魔をするものは……何であっても、斬り伏せる。
…………それがたとえ貴様であっても、だ。ヴュネルド・ダーンヒュライン――

「…………、………………」
【――そして、その傍らには。黒いサングラスで眼を覆った、大柄の男が在った】
【鋭く襟を立て、前面のボタンを全て留めた黒いロングコートに身を包み】
【身体から溢れ出す闘気は常に周囲の空気を震わせるほどであり】
【そして、その背中には――目を見張るほどに巨大かつ強大な、“機械仕掛けの大斧”が背負われていた】

暴帝ポポルに仕え……その影を盲目に追うものよ……哀しきかな、奴は下衆に満たぬマヌケであったが――
貴様の忠義というものは大したものだ……。……ただ己のために、闘いのために闘う不器用な男が……
ここまで惹き付けられるほどに――暴帝ポポルは『持っていた』……

……――――だが、勝ったのはこのカーネルだ。

【カーネルは――こつり、と一歩を踏み出して。まるで、其処に集った戦士たちなど意に介さないように】
【ゆるりと両手を広げ、空を仰ぎながら――語りだす】

分かるか……?……結局、何が必要かと問われれば。第一に返すべき答えは『力』なんだよ。
『力』が無ければ、築き上げた安寧も幸福も、一瞬のうちに崩され、破壊され、砕き散らされ、蹂躙され陵辱される。
幸福への絶対条件とは……他を悉く平伏し追従される究極の力――!……それが摂理だ。
貴様らは今宵……その証明と成るために此処に来た……たとえ、誰であっても。このオレの前に立つということは、そういうことだ。

【――その真っ赤な瞳が、静かにパニキュレータを捉えた気がした】【同時に、真紅の魔力が、彼の身体よりあふれ出してゆく――】
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 20:32:26.56 ID:ay0aIO3lo
>>153>>159
       ――――『こんばんは』――――

――ルシアお姉様、お久しぶりです……
ええ、額の傷は……わたくしが「変わった」ことの証……ただの勲章ですから――
――エルフェス様、よくお会いしますね……
インテリア……味気ない憂き世を彩るには……少々の「細工」が必要というもの……


       さて……ようこそ、『夢纏いの時計』へ――


【砂時計に腰掛けたまま、ウェル子の視線が、ついーっと、二名の間を推移する】

この部屋は……我々の居城『ノクト・アルカディア』の動力を司る心臓部……
……わたくしが腰掛けるこの『砂時計』――これが、その『心臓』――

【そう、この砂時計はノクト・アルカディアの動力炉らしく、零れ落ちる砂による永久機関となっている】
【砂時計を破壊するようなことがあれば異空間は消滅し、夢のような世界は消え去る】
【そうなれば……残るのは、何の変哲も無い一室のみ】

……と、「お伝え」した上で……わたくしは、語りかけます――
……貴方様方は……何故、この場にいるのでしょうか……
「何となく」でいらっしゃるはずがございません……

それなりの「理由」や「因果」に囚われているがゆえに……そう、わたくしの前に姿を現したのです


   この土壇場にて……今一度、問いましょう


            ――誰かの『夢』を壊す権利が、貴方様方にあるのでしょうか?


   ――誰かの『夢』を護る行為を、悪だと罵るのが正義でしょうか?


    【彼女は、ゆっくりと、砂時計の上で、立ち上がり……】


           ≪R.I.P.≫

                  ―― ノクトクルセイド

    『絶望の水先案内人』 …… ウェル子


【見下すように、蔑むように、しかし物憂げに、物欲しげに眼下を睥睨し――】


わたくしが≪導く/裁く≫のは……


          誰もが願った、夢の残響


        【――"Judgment of a Pilot"――】


    ――『絶望』を……終わらせてくださいよ……ねえ……?


【――――ぶわっ――――と、ウェル子の身体から溢れ出る「黒い羽根」の量が夥しく増加する】


     【   「正義」は、   必然    か     偶然     か    】
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府)2011/05/04(水) 20:35:21.44 ID:plYFUsnKo
>>148

【本当なら、壁に染み込んだ筈の一片の足音
壁の無いその部屋に零れた旋律は、音もなく散っていく
ステンドグラスのような周囲の町の灯りが、その残響を名残惜しそうに感じ、微かに揺れた】

【正面の満月の明かりを受ける、その来訪者は――――光を受けた影を、緩やかに伸ばすと
周囲から流れ込む甘い甘いその芳香に、微かに戸惑いの色を、表情に浮かべた
桃色に紅潮したように緩んだのは、きっとその薫りが、彼女を擽るものであったから
パタパタ、と自身を取り戻そうと首を振ると、振り時雨る細雪のように、彼女の芳香が、トッピングされる】

【貴女から零れた遊色の煙が、周囲を甘く染め上げていく
夜風が運ぶ旋律に、思わず耳を傾けて、その身を委ねて眠りたい
――――――――そう思ってしまうほどに、夢のような空間≠ナ】


……中々、良い眺めですね――――どうしても、このような体躯ですので、見下ろす、という経験は少ないのですが
たまにはこのような場所に来るのも、悪くはありませんね、鳥になったような気分です
――――まずは礼を、そして……次に自己紹介を

Justice¥椛ョ、シオン・エルミオール・オルテンシア、二度目ですね、貴女に会うのは


【それは、風に弄ばれる鈴蘭のように、華奢な喉を震わせて、紡ぐソプラノの音
ため息のように零れだした一片の旋律は、甘い風にその身を委ねて、貴女色に犯されて、貴女の中へと沈み行く】

【シオンと名乗った紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女は、今まさに、この場にやって来たのだろう
貴女の対面に立つと、双方の距離はそこまで大きくないだろう】

【――――……ただし、クッキーが、間にはいくつか混じっている
故に、単純な接近は難しいだろう、ともすれば、いくらかの戦術が、そこに入り混じることになる】


……どうやら、久しく会わない内に、何やら事情ができた様子ですが――――……
貴女がどうあろうと、私の成すべき事は一つ、貴女方の野望を阻止すること
全身全霊を以って、貴女を倒すことにしましょう!


【自然体でその場に立つと、肌に様々な味わいを感じる
むずむずと、背中をなぞるような甘い甘い薫りに、少女ならではの心を惹かれ、思わずとくん、と喉をならしそうになる
それはまるで夢幻とも間違うように、異様な浮翌遊感を感じさせて
彼女を連れて行きそうになる、夜風が理性を覚ますと、宵闇の目覚めにも似た、そんな薄い膜を貼ったような意識を思い出させる
強く放ったつもりの言葉も、舐られるように夜にかき消されて、何だか、酷く、心細く響き渡った】


/シオンですっ、どうぞよろしくねー
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 20:35:38.80 ID:dkNG3CoSO
>>148

【ぱりん、ばりん、ばき】
【硝子が割れるような。あるいは骨が叩き潰されるような。】

【渇いた音は、この風景に似合うか、似合わないか−】
【微妙なところだ。133センチの少女から見て前方左側、空間が破れる】

【そこから現れるのは、ひどく虚ろな目をした青年と、真っ直ぐな目をした少女】
【どちらも、色は黒中心で−】

【「詳細に描写するならば」】
【首に赤く長い毛糸のマフラー、と蒼いペンダント型のオルゴール】
【黒いテンガロンハットを被り、瞳はくすんだ蒼で、虚ろ】
【「黒古龍の鱗」から作られた黒いトレンチコートと、焦げ茶色の長ズボンという服装。左人差し指に金色のギターのピック】
【メタリックブルーの髪を短めに揃えた、二十代後半と思わしき、右手に、鈍い金色の、“斧”のような赤い刃が生えたギターを持つ青年】

【首に赤いペンダント型のオルゴール、左右のお下げを縦ロールにした銀色の髪、色白な肌、左が鮮血色、右が黒っぽい血色の所謂「オッドアイ」】
【裾に白いフリル、胸元に小さな蒼いリボンが付いた黒のワンピース、その上から羽織っているのは両袖に黒いフリルが付いたケープコート、ズボン代わりか白いドロワースを履いており】
【靴は黒く、赤いリボンが付いた、モコモコとした素材のブーツと、人形のような服装の幼女】

【−そんな、あるいは記憶の何処かに“見た記憶”があるかもしれない二人】
【純粋で美しい、研ぎ澄まされた正義とは何か違う……“何処か異質な雰囲気”を醸し出す、そんな−】

【最早何も言わない。「我が正義は此処に在り」−そう言うかのような、純然たる殺意だけ】
【空間の穴が修復される光景は、あるいは神秘的かもしれない−】

/只今帰還ミストドラゴン組です。本日はよろしくお願いします
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/04(水) 20:36:52.72 ID:sA/cAy8oo
>>141>>147


【少女に遅れ――……階段を叩く音が、もう一対】
【まるで『見物』でもしているかの様に、其れは緩慢で――】



……悪趣味な建物だ。 ――上から、何でも見下すみたいに浮かんで。
何でも『造れば』、「手に入れられる」ってモンでも無ぇだろ。
欲しいモンが有るんなら、自分で足動かして取りに行け。
餓鬼じゃ無ぇんだ。……玩具箱なんかで、楽しめる歳は過ぎてる。



【ミディアム・バイオレットに黒のラインが縦に奔るシャツ、上から茶のファーコートを羽織った男だ】
【腰まで伸びた黒髪は後頭部で纏め上げられており、其の結び目には菊花の簪≠ェ差されていて】
【光沢を持つ灰色のスラックス――其処だけベルトの通された左腰には、黒鞘と西洋風の刀を佩いている】




 ――幻想でも何でも無ぇ。 只の現実の劣化≠セ、此処は。




【其の双眸を、僅かに細めると……、…腰の刀が、共鳴する様に魔翌力を発した】


/お待たせしました!神鷹です宜しくお願いしますー!
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 20:37:59.13 ID:XGecs40q0
>>144

【人の気配は全く無い】
【否、正確に言えば自身を含めて四つ。だがそれは、この広い街並に対して、あまりにも少なすぎる】

――――……

【管理されている感じは受けるだが、生活感が全く感じられない】
【それが、言いようのない不安を煽る】
【歩くリズムに合わせて、短い、黄色い髪が揺れる】


【ふと、その足を止めた。正面に二つの人影を見据えて】
【川のせせらぎが、嫌に大きく感じられる。殆ど音は無い筈なのに】

――ダイヤの、5.5

【篭手に包んだ右手で、一枚、否、半枚のカードを投げ捨てる】
【半分に切れた、ダイヤのジャック】
【決して切り札に成りえない、中途半端なカード】

「戦えない者」に「いる資格が無い」のなら……まずは僕を処分することから始めてほしいかな。
……ともかく

【黄色の衣服が揺れる】
【右が金色、左が黒色の虹彩異色症】
【両手の篭手、両足の具足】
【月光と星明りの下で、その姿が明らかになる】

――離してもらおうかな。僕たちの切り札(トランプ)を

【ダ、と地を踏む。床に皹が走る】
【少年の体は前へと動く。青年に向けて、駆け出した】

/よろしくお願いしますー
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 20:47:41.11 ID:X0pX2un+0
>>164

行くわよ、みんな…………!!
≪へい!!≫
「「「了解」」」

【いびつなチームが偶然に出来あがり、レイドは自然、それを率いる形となって、扉の先へと突入する】

――――こ、これは…………

【抜けた先には、予想もしなかった幻想的な空間】
【レイドは、思わず言葉を失い、周囲を警戒する事も忘れて、一瞬だけ風景に見入っていた】

≪――――ッ、カーネル…………!!≫

【その姿を認めた瞬間、ジェムは叫ぶ】
【自分の主であるレイドを、そしてその親友である天ヶ谷 昴を、散々に狂わせ、苦しめた元凶の一人を前にして、叫ばない方が無理だった】

「「「…………」」」

【『目標』を前にして、リイロクローンの3体は、無言で兵装を展開する】
【ζは、肩口からグレネードガンを取り出し、銃口を下げながら構え】
【ξは、右腕に振り出し型のロッドを取り出し、同時にわき腹からワイヤーに繋がれた、ヨーヨーの様な形をした砲台を準備し】
【χは、背中から数枚の板の様な機械を飛ばし、自分の周囲に浮遊させる】

これは……どういう事?
≪――――仲間割れ、っすかね…………?
あのヴュネルドって男は、初めて見ますけど…………≫

【気を取り直したレイドの関心が真っ先に向いたのは、カーネルと共に居る男の存在】
【≪R.I.P.≫初期からのメンバーと言う事も知らず、状況が飲みこめずに怪訝な表情を浮かべる】

「――――――――その『力』を極めた者の代理として、今日はここに来た…………
カーネル=アドルフ・レルゼクム。水の国で、ヴェイス邸にて行った破壊行為…………我らの主であるシュバルツ=L=ヴェイス様から問罪軍として、私たちは派遣された…………
速やかに武装解除し、我らに従え。さもなくば、ヴェイスの名において貴君を殺害する――――」

【カーネルの話す内容など、どうでも良いのだろう。ただ、彼の口にした『力』と言う語句のみを取り上げ】
【リイロクローンは、ごくあっさりとカーネルへと言葉を飛ばす。機械的な『警告』だった】

――――――――余計な言葉なんて、いらない…………そうでしょ?
決着をつけましょう。カーネル…………

【首を振りながら、レイドはポツリと口にする】
【もう、ここまできた以上言葉など要らないのだ。多くの因縁があり過ぎて、言葉など全て、口にした瞬間に虚飾へと墜ちてしまう】
【なら、ただ戦うのみ――――どこか儚げな表情を浮かべながら、レイドはそう口にした】
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 20:48:13.48 ID:jplt2+dSO
>>152


【 ぢぎ、ぢぎ、ぢぎ、ぢぎ 】


【両手の第二〜第五指の股に挟み込まれた、計六つの爪≠ヘ、手首のスナップに従って】
【雀蜂の大顎が立てる、警告音にも似た響きで夜気を震わせる】
【内包した艶消し加工の黒い薄刃が、剥き出しては引っ込んでを、繰り返す】
【大振りの、カッターナイフ。そう、事もあろうに彼は、カッター・ナイフを得物として扱うのだ】

【莫迦げている。並の域を出ない相手ならば、そう零して鼻で嘲笑うのだろう】
【それでも、相手は気付ける筈だ。通常品に比べて、遥かに堅牢そうな柄と刃の拵え】
【両の四指の間に位置する果敢ない薄刃は、れっきとした戦闘用の「武器」であった】


……子供、ですか。だが、どうやら心得がお有りのようで――――。

ああ、ああ。残念ながら今宵の僕は、加減をするには昂り過ぎている。……所謂ところの、そう。


老若男女、容赦無し≠ナす。


【慇懃な口調から、滲み出る獣性を隠そうともせず。気圧された様子の少女に】
【彼は宛ら舞台役者がそうするよう、大仰に手を打ち拡げて嗤みを向け】
【八重歯を剥き出しにして、くつくつと肩を震わせた。或いは、それは威嚇にも似ていた】

ほう。……据わりましたね、これで漸く始められると云うものだ。

【――だが。決意を乗せた咆哮を響かせながら、風を裂いて迫り来る少女を、認めれば】
【その表情は瞬時に消え失せ、猛る獣の形相が見せ掛けの仮面に取って代わる】

【彼が取った行動は、バックステップによる回避。だが数瞬遅く、蒼い線が】
【咄嗟に掲げられたカッターの剣尖を、砕いて散らした。所詮は、薄刃か】

ああ、それと、もう一つ。貴女が正義の徒であるのならば、何れ彼女と見える機会も有りましょう。
これ、返しておいて頂けますか?=\―――勿論、生きて帰す心算はありませんが。

【だが、それで終わる彼ではない。接地すれば後退の勢いに任せ、左脚をバックスイング】
【水底に突き立った何か≠、其方に向けて蹴り飛ばす】

なあに、その時は、黄泉路ででも。

【勢いよく飛来するそれは、一振りの短刀だ。大振りで、重厚な、堅牢さと鋭さのみを突き詰めた、武骨な鋼】
【水面に霞む、紅≠フ主の所有物であるのは、言わずもがな――悪趣味な事だ】
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga sage]:2011/05/04(水) 20:49:16.23 ID:Mahmsy1H0
>>164

【数人の既知(>>140>>150>>158)に、僅か乾いた唇を舐めてから誘うような扉の向こう側へと視線を遣る】
【快晴に恵まれた五月四日の宵は、とてもとても、星屑が綺麗に映えた。宝石商の広げた絨毯の如く壮絶な光の群の有様】
【上にも下にも、眩いばかりの麗しき彼岸に対しては、微かな息を零して簡単の意とし。けれどそこに賞賛の輝きはない】
【何故か。眼下の硝子を踏み砕いたようなプラネタリウムは空っぽに見えて仕方なかったからだ】

【素晴らしい。ただそれだけだ。】
【トランプを積み上げて作られた赤黒のタワーを前に、喜ぶ子供が一人そこにいるだけだ】

……随分と愉しい“模型”だな、カーネル
完成を悦んだであろう同志を喪いながら其処に立つ気分はどうだい?

【――ひとり。またひとり。それは散っていく桜の花のように】
【彼の大切な仲間は、夢半ばにしてこの理想郷の礎となり、赤い十字架を彼に抱かせてきた】
【ここに立つ者たちも、それに一役買っていたのかもしれない。己もまた、彼の右腕を貫いた】

【ヴュネルドを視認し、嬉しそうに綻ぶ唇】
【四方を埋める星や、天蓋となった月の輝きさえ切り落とそうとするほどの白刃を引きぬく】

こんなもの、『要らないよ』
大きなお世話だ。理想郷なんて、自分で作るものだろう

【自分の幸福を隣に、笑う】
【そんなかけがえのないものこそが“理想”だ。彼の見せるものは“張りぼて”だ】
【 さぁ。壊しつくしてしまおう。男が抱き、夢見た"幸福≠フ残響を】
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/04(水) 20:53:47.35 ID:HKGqoctIo
>>165

「変わった」ことの証――――ふむ、良く判らないけど、大事には至ってないと。
なら先ず一安心、だね。いや、顔に傷って時点でちょっとアレだけど。

【ウェル子を真っ直ぐ見詰めたまま、場の空気を物ともしない微笑を一つ】
【ほ、と一息ついて表情を解すも、続く表情は苦笑いで】
【そのまま、一度視線を横へ、エルフェスへと向けて】

――――なーんか若干のデジャヴ。
守られっぱなしも如何かとは思うけど、ねー……。

【呟きは、誰に向けた物でもなく。敢えて言うならば、自分への嫌味】
【空間は広く、然し静かであれば、その呟きが聞こえないとも限らない】

【再び、視線を部屋の中央へ。ウェル子の座る『砂時計』へと戻し】
【右足を浅く前に。此方を向く少女に対し、身体を斜めに向けるように立ち】

――権利があるか、と聞かれれば、そんなの私には判らない。
私達のこの行為が、貴女の言う其れであるならば、私は其れを否定しない。

だけど、これだけは言わせて貰う。

私は貴女達の行いを悪だとは思わない。
貴女達の正義を、只、私の正義で塗り潰すだけ。

其れを悪だと罵るのならば、そうすればいいよ。

【≪精製≫――呟くのは切欠】
【黒色の魔翌力がその言葉に応える様に、ルシアの両手に静かに形を成して】
【刃渡り1m程、装飾の無い真っ黒な剣が二振り、ルシアの手の中に納まった】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/04(水) 20:54:05.42 ID:gGBCAe3+o
>>147

さあ、どうだろう。役者一人一人の癖を、その演技の質を、ボクは覚えているかも知れない
だけどもし名前を知らないのなら、それはキミを覚えている事になるんだろうか

ああ、やぼったいな。やぼったい格好だ。ハーサルの為に此処を訪れたようにも見える
今日は本番なんだ、仰々しく鎧でも聖職者風の衣服でも、或いはドレスでも、賑やかしに来てくれればよかったのに

【誰か、あの戦場で。彼女の、造形物の様な顔を、見ていたのだろうか】
【死に赴く騎士は?ノー。誰かの死を見物に来た民衆は?ノー】
【何かを楽しむという事は権利であり、権利は一部の限られた者だけに与えられる】
【その場≠ノ居られるというのは、一つの権利なのだ】

……キミは、楽しんでいないみたいだねえ、残念だ
あの金の国のステージでは、誰よりも輝いて踊ってくれていたというのに

【記憶の海に底まで潜らずとも、雑多の漂着物と共に流れ着く巨大な記憶】
【「覚えているとも」 明確な答えを返さなくとも、(彼/彼女/それ)の目は】
【知らないものを見るような好機の目でも、恐怖や嫌悪の目でも無い】

>>168

そしてキミは誰だろう。キミがどんな声で演技をするか、ボクは知らない
どんな風に泣いて、どう観客を泣かせて。どんな風に、舞台から降りていくのか
知りたいなぁ、折角の素晴らしく良く出来たステージなんだから

……いきなりの安っぽいお説教を有難う、二百年くらい前に聞いた気がするよ
生憎とボクは、観客より高い位置から、彼等に見向きもせずに語り続けるタイプでね
下から見上げてたって、多くの中の1でしかないのさぁ

【玩具箱の中身は、決して親の愛情とは比例しない。子供はそれを良く知っている】
【だが。知っているからと割り切れるようになったら、もう彼は子供では無いのだ】
【《隣の子は持ってるよ》『あの子だって買って貰ったんだ』】
【ボクも欲しいと言えないのは、何故なのだろう。時折、疑問に思う】

【簪に目が止まった瞬間、(彼/彼女/それ)の瞼は、上下近づけられ眼球の露出を減らす】
【「それがステージさ」 現実は、舞台の上に持ちこめないと、答えた】

>>二人
……星は贅沢品だと思わないかい?腹も膨れない、熱さ寒さも凌げない
それがほら、こぉんなに沢山。好きなだけ持って帰ればいいよ。お土産に出来そうなのは、それだけなんだからさあ……

……そう、此処にあるのは、贅沢品の星だけだ
空を手に入れたみたいで嬉しいねえ、何時までも何時までも眺めていたいよぉ……フフ

【人の目が星を捉えるのは、夜だけだ。悲しいかな、夢と競合して打ち負ける時間帯】
【手を伸ばせば届く位置に浮かぶ魔翌力体、星を象り且つ人に少しだけ優しくなった光】
【だが(彼/彼女/それ)の目は、その一つたりと捕まえて、心に止め置こうとすらしない】

【黒い銃が蹴りあげられ、悪魔≠フ右手に収まった】
【繋がれた犬が鎖に噛みつき、引きちぎらんとする様な唸りが、(彼/彼女/それ)の魔翌力によって演奏される】
【観客の拍手も会場のブザーも無い。幕は最初から全開のステージで】

……アジ・ダハーカ=Aボクの最高傑作の一つ。王女の玩具には過ぎた品だ
これには、こういう役目が相応しい。あんな喜劇で、ラッパの様に吹き鳴らすのじゃあなく

観客も居ない、小道具もメイクも照明も居ない、脚本家すら居ない……役者だけの舞台の為にねぇ!!

【銃口が火を噴き、開演を告げる】

【黒い魔翌力の塊が、ザンシアから放物線を描く軌道で、クルス、神鷹両名の中間地点に向けて打ち出される】
【魔翌力自体が、既に思い=B金属には及ばずとも、それ自体が十分な質量を持っており】
【またその魔翌力塊は、目的地点まで到達するか、何かに接触した瞬間、小爆発を引き起こす】
【飛び散る破片などは無いが、熱風と爆音は、生身には十分な脅威となる】

【終わりの始まりを告げる声は、たった二人の観客にしか聞いて貰えないで】
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 20:54:10.18 ID:S8TPzABNo
>>164

――――きれい。本当に。


【見上げて、見下げて。夜空の中に浮かんでいるような感覚】
【数多の輝きを、一つたりとも視線から零すまいと。かたくなに瞼を下ろそうとはせず】
【臙脂の水晶を光に透かして、ここでようやく。ゆっくり、目を瞑る】

【今にもぽきり、と折れてしまいそうな、危なっかしい白い腕】
【その先、これまた細い小枝のような指先が、すぅっと空気を撫でて】
【――――ずる、る、るるるるるる】


……あなたが、圧倒して抑えつけて、他人を地に伏させることを「力」と呼ぶのなら、
それを振るうことによってしあわせが生まれるというのなら、
私はそれに、あなたの夢に、異を唱えます。


【下に向けた掌から、何かが「生える」――白銀に煌めくそれは、刃だ】
【一メートルほど刃を伸ばし、鍔と柄が現れて、切っ先が地面に軽く触れたころ】
【とさ、と音を立てて、刃が地面に突き刺さり、凶器が全貌を顕にした】


みんなで手を伸べ合い、取り合い、助け合って共に進む。
私が見ている世界の夢は、そんなもの。
……夢見がちはお互いさまでしょうか、


【――一本の、刀】
【掌から産み落としたそれを軽く握って、】


 ――――夢のかたちに、「ただしい」も「まちがい」も無いのでしょう。
 だから、ぶつけ合いっこでもしましょう。そのために、私は此処にいる。


【構える。】
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県)[sage]:2011/05/04(水) 20:54:51.69 ID:3kxr+lCTo
>>164
【一歩、踏み出す―――もう引き返せはしない、と思いながら―――】



……それは、本当に、夢のような話ね

【彼の見る、理想郷の姿…空に浮かぶ輝きと、地に満ちる煌きに視線をやりながら、そう呟いた】

とても理想的で、幻想的。ここは、『誰か』の願った世界の縮図と言ったところかしら

【パニーの目から見ても、ノクト・アルカディアはとても魅力的に見えた―――いや、当然か。ここは「理想的な場所」として生まれたのだから】
【そんな事を考えながら、未だ動かず、カーネルの言葉に耳を傾ける】

能力の集大成……ここは、あなたの意思の、願望の具現なのね、隊長。いや……カーネル


【能力は、その人物の意思を写した力と解釈されることがある。それを、先の戦いで理解していた】
【あの刹那、自分が欲しがったのは「自由なる翼」では無かった―――それが、彼女の力を失わせた】
【今は、ある程度炎を操れるようになっているが……かつての「翼」に替わる、新たな―――或いは本当の力は、未だに見えずにいた】


……っ

【静かに、カーネルとヴュネルドに視線を遣る―――一瞬、カーネルと、目が合った気がした】
【穏やかとすら形容できそうな程落ち着いた表面上の素振り。だが、その心中は僅かに震えていた】
【……いや、当然か。パニーにしてみれば、カーネルは自らの生きる道を提示した、「恩人」と言って相違ない存在だったのだから】


【しばしの逡巡―――だが、最早立ち止まることは許されないし、そのつもりもなかった】
【懐から、刀身の無い剣を取り出し、右手に持つ―――構えてはいないが、戦意があるのは最早素人目にも明瞭だった】
【そして、パニーは、明確にカーネルに向けて、言葉を発した―――】


この理想郷は、誰のためにあるのかしら?
―――お行儀の良い答えは、欲しくは無いんだけど
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/04(水) 20:56:19.19 ID:zzuz0hePo
>>164

………黄金の弓を持ち、野望の矢を掻き集め
たなびく雲の長槍と渦巻く炎の馬車を持ち
其の手の剣は休める事無く
自らの手で、エルサレムを建てようとした

………貴殿の夢は、そうで御座った

【鞘ごと左腰の刀を引き抜いて、鞘を咥えると】
【右手で柄を掴んで紙の如く薄い刀身をした刀を引き抜いた】

【カラン……落ちた鞘が少々軽めの音を零して】
【楽園≠作ろうとした男を、その切り刻まれた眼が…見据える】


されど、無智≠ノ候。
今、貴様は幸せか?
今、貴様は護ろうとしているか?

答えはきっと否に御座る―――――

永遠とすべき幸福すら、手に入れれる事は無い。
今も。之からも。

【キチリッ……】
【粒子≠ェ左腕の有った箇所に収束…そして左腕を形作っていき】


……カーネル。
貴様が勝って=@ヴュネルドは手に入れれた≠ゥ?

【「寧ろ、心を離したのではないか」…と、男は問いかけた】
【それが、力を振るうと言う事の答えだと言う様に―――――】
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/04(水) 20:57:03.46 ID:JJm6cjygo
>>154
仲間、かな。
一緒に戦おうか、ニナ=B

【振り返らずに、火憐はニナに向けて、言葉を呟いた】

この前は、敵だったけど、な。
今は、関係ないだろう?だって、私と君は、友達だ。

――――少なくとも、私は禍根を感じては居ないよ。

【声色は、優しくも強い物だった】

>>161
【何故、との問いに口元を優しく綻ばせて】
【柔らかい声色の中に、複雑な感情を、おりまぜながら言葉をつむぐ】

――――此処が戦場だから。

お祖父様は、《R.I.P.》と敵対して死んだんだよ。強い、人だった。

でも、だ。だからって私がお祖父様のために戦うのは、違う≠ニ思わないか?
だから、私は考えたのさ。どっちに着くのが楽しい≠ゥ、ってね。

だとしたら、此処で来る人を迎え撃つのも、乙なんじゃないかな、と思ったんだよ。

はっはっは!!わからないだろう、理性を以てして戦う君の様ないい人≠ノは理解できようもないだろう?

――――それでいい。理解の必要もないしされるつもりもない。

私は、只のキチガイ≠ナ、生粋の剣士≠ナある。
だから、此処に立っているし、だから君たちと戦いたい。
剣士の誉れは戦う事、だから戦場に立つし、だから殺し合う。

――――――以上ッ!

【結論、剣士だから戦う、以上。】

>>162
【すっ、と腰の刀に手を伸ばしながら、此方もまた、劫火を宿せしも、陽光の如く穏やかで。】

お祖父様は、櫻の様に散って行かれたよ。
お祖父様の妖刀が、教えてくれたのさ、死に様を、ね。

【失せろ、と言われた。ならば其の言葉に答えよう】

――失せぬ、退かぬ、消されぬ。

邪魔なのはお前らだ、だからこそ、私は月下の元、白刃を引き、お前らに相対しよう。

行くぞ――――楓凛火斬、鬼酔割。

【腰の二振りを抜き放ち、紅蓮の気を、彼女は解き放った】

//すいません、御飯で遅れましたァッ!
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 20:59:27.09 ID:Hqm41NNoo
>>163

【──大気の唸り声】
【その咄嗟、青年は少女を手放しながら、大きく後方跳躍】
【青年が捕らえられることはなかったが、しかし少女はその左腕に包み込まれた】

 ……来たか

 そんなやつ、欲しけりゃくれてやる
 例えマシになったとしても、二人や三人、大して違いは無い

【青年は氷点下の剃刀のような眼差しを、腕の根元へと向ける】

 「──ぇ……沙莉菜、さん……──っ、?」

【少女の方は、一度大きく咳き込んでから、身を捩り腕の根元を見やる】
【──それは馴染みの声であったが、その姿は見慣れぬものであって】

>>169

 「フィリ、ル……っ、!」

【そしてもう一つ、少女の心を奮い立たせる声】
【血で汚れた彼女の顔が、僅かに生気を取り戻す】

 ……何処の徒党か知らないが、
 その切り札とやらは、あれでもまだ使いものになるのか

【少女の身体は既に沙莉菜の手中にあるとは言え、その身は満身創痍】
【魔力も殆ど枯渇し、指一本動かすのすら、危うい状況であった】
【しかし、青年の意識や興味は既にそこには無いようで】

 自ら腑抜けを自称する……その心は、何だ

【向かい来る少年──フィリルの姿を真正面に捉えると、武器の先端を彼に向ける】
【──青年が右手に携えるその長柄の武器は、やや特殊な形状であった】
【言うなれば、逆刃になった斧のようで、そして柄の上部には二連結した回転弾倉を有しており】


  ──── ≪ 紅梟ノ旋舞劍 ≫
            【ノクテュエ】

【どン──ッ】
【その回転弾倉が火を噴き、術式が爆裂するように展開】
【瞬間、先端から二条の光弾が迸り、フィリルへと高速で向かっていく】

【だがその光弾──射出されてすぐに、二振りの長剣へと姿を変える】
【鍔元には赤紫色の羽毛が生え、梟の意匠が施された双刃】

【それらは激しく回転乱舞しながら飛翔し、フィリルへと迫れば、】
【その胴体へX字の軌跡で一閃を放つだろう。速度はあるが、軌道は単純だ】


【そして、フィリルへの対処により、青年は現在、長谷部へはノーマークだ】
【但し、意識から完全に外しているわけではなさそうで──いくら老婆とは言え、彼は侮れるとは思えなかった】
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 20:59:37.37 ID:D/bTwqs6o
>>166(シオン)

【曇のの消え切らぬ瞳で、シオンを捉えて】
【それから、彼女の表情に、ちょん、と首を傾げた】
【ポニーテールが揺れて、花茎のよう】

……ここからの眺めは、寂しくて寂しくて…
本当に、鳥のようです

【背後に広がる無人の街へ思いを馳せて、呟いた】

一度、天秤を覆さなければ、この不平等な安定は崩せない……なんて
……きっと、思想を語る時間は、もうお終いです

誰も分かっては、くれないから……
いま、わたしに出来ることは
シオンの全力に応えて、正しさを勝ち取ることのみ、です

【勇ましい彼女の言葉に、儚く微笑みかけて】

>>167(ミストドラゴン)

【淡い破砕音に導かれて、そちらを向けば】
【そこには懐かしい顔があった】

……水守兎

いや、ミストドラゴン、……

【追従する彼女を目にとめると】
【呼びかけた名前を途中で切って、言い直す】

また、味方だった人が向こう側に……うぅん、もう慣れたです

世界は、そういうふうに出来てるんです

【悲しそうに笑って】

>>ALL

【少女は、胸元から草稿の束を取り出すと】
【バンザイするような動作で、両手で盛大にぶちまけた。】


  【――『The Revelations of Glaaki』?】

【無風の中空を高く舞う、無数の古びた紙片達。】

【紙上を飾るのは、伝統的な洋菓子の写真と、その作り方を説明する少女のキャラクター。】
【もし手に取れば、可愛らしい洋菓子のレシピと思うかもしれない。】
【魔術に聡い者ならば、或いは、巧妙に偽装された魔導書だということに気づけるだろうか。】
【――レシピというものは、一般の書物よりも遥かに数字を用いるものである。】
【用意すべき個数、正確な分量、タスク毎の調理時間、全体の所要時間、食材と旬の季節、エトセトラ、エトセトラ……。】
【潤沢な数字の洪水と例えても良い。】
【偽装した物語を作るよりも効率的に、且つ莫大な量の魔術式を埋め込むことが出来るのだ。】
【これこそが、古文書解読班における成果物。応用数秘術。】

//後半読み飛ばしてもいいですよ //続きます!
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/04(水) 21:01:41.58 ID:NMXO+lSUo
>>164


(──。)

【床から漆黒の刃を抜き出し、低く構えて前に進む。】
【魔翌力を封じた「黒刃」は、此処にある星空を鏡で映したかのように、魔翌力を浴びて光り輝いていた。】



…てめえの力で壊す事は簡単だろうが、その先の創造ってのは、前からずっと思ってんだが────…“ふざけてやがる”な。

てめえが壊した物、壊そうとしてる物は、一体誰が作った?

…陳腐な回答だとは思うが、それは“運命”が作り上げた物だ。“運命”を“神”に置き換えても構わねえ。



───てめえは、“運命”と同じ創造が出来んのか?
壊すだけ壊して、後はなるようになれとでも言うつもりか?


…てめえの目の前に無い物は、全て見捨てんのか?


───違うって事を証明する為に、此処で止まれ。

これ以上、何も壊すな───ッ!


“此処で止まらない”ってんなら、俺の“全て”を、俺の主張の“証明材料”に変えてやる…ッ!!

【────刃を向けて、叫ぶかのように語調を強める。】

【冷静さは失ってはいないが、瞳の奥の黒は、荒れ狂う炎の如く輪転していた。】
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/04(水) 21:02:02.91 ID:k0I+hZFwo
>>164

へえ。これが、理想郷
この、『記憶』も『運命』も無いこれが、理想郷?

【過去に通ずるもの、未来に通ずるもの】
【当たり前であろう事をあからさまに揶揄するように言い、ひらいた扉の間を通る】
【視線の先には彼、待ち望み追いかけ続けた、彼】
【より一層口角を吊り上げ、左手を胸に当てた】

命ず命ず命ず、我が矛よ双頭の龍よ、そして今亡きわが妹よ
今我が手に力を鋭き切っ先の牙よ――!

【見えずともそこにあるかのように、右の袖は膨らみ中空で鎖鎌を掴む】
【両の手に鎌の柄を持ち、少年は立ち向かう一人へと加わる】

いくらでもへ理屈で返してあげようか、けれどね、それは今は気に食わない
だからあらん限りの力と論理で、オマエの言葉など否定してあげるよ
お望みだろう?

【どこからともなく溢れる無機質な自信のままに、鎖鎌を弾いた】
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 21:02:08.27 ID:13d9BypZo
>>165

おま……そういうの一応敵のオレにバラしていいのかよ……
(しかしまあそれを聞いたとしてもこん中には他のヤツもいるだろうしなあ……)
(あんまぶっ壊すのは推奨されない、かな……)

【ウェル子自身、その情報を流す事に何か目的があるのかもしれないが】
【エルフェスは情報のザルさに若干戦慄したとかなんとか】
【彼は他の仲間のことも考えて積極的に壊す事は現段階では無いだろう】

ふん、その疑問の答えを探しにオレは来たのさ
そういう物の答えがそう簡単に見つかっちまったらつまらねえからな

【尚も滲み出る「黒色」が両方のナイフに纏わり馴染み】
【そうして細く長い刀のような形状に変化する、「黒い刀」】

でも、まあオレはオレ自身の事は……いや、いいか
言葉では幾らでも言えるんだからここで示すべきは行動だ、そうだろう……?

『絶望』だろうがなんだろうがそんな物跡形もなくバラしてやるさ

【軽く地面に向けて「刀」を振り下ろせば】
【空を裂く音、床と触れ合い軽く火花が散る】

(羽根、前の時は確か……警戒すべきだな)

【前回での戦い、ウェル子の攻撃方はある程度知っている】
【攻撃の鍵になるだろう羽根へと意識を割くのだった】
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 21:04:44.51 ID:D/bTwqs6o
>>166 >>167

 【少女が、一枚の紙を振り上げる。】
 【それもまた、洋菓子のレシピ。ハニーケーキの作り方。】
 【だが、表面上の言葉に意味はないだろう。順番に数字を抜き出せば――】

 【 5 70 50 5 10 = 140 → 1 4 0 = 5】
 【記述されている内容は:Honey】

 【吟遊詩人が用いた体系では、全ての因数が『5』に収束する名前。】
 【もし魔術師が好む体系に変換されたとしても】
 【 5 7 5 5 1 = 23 → 2 3 = 5】【となり、結果は同じく『5』に収まる。】
 【ゲマトリアにおけるEであり】【セフィロトの生命樹におけるケプラー】
 【すなわち、純然たる力と、昂揚する精神。】
 【性質は、不安定で衝動的な急進主義。】

 【今の少女を示す、簡潔な解。】

 【呼応して、木枯らしのように集まってくる紙媒体の魔術式】
 【記述された内容はn+1。1歩先へ踏み込むための数秘術】
 【つまりは6。6、6、6、6、6、6、6、6、6、6、6、6、6、6、6、…………】

【邪悪な数字が大気の魔力を収斂し、少女の注いだ瞬間だった】
【少女から、爆発的な勢いで蜂蜜が噴出し】

【高く高く、丸天井まで】【広く広く、柱の空隙を埋めるように】
【膨張して、構築される。災悪の一形態】


   【  UrgentSurface type.Hydra  】

   【    Honey Alcahest     】

【そうして3人の前に現れたのは、10つの長い首を持つ、巨大なドラゴンだった】
【外見を神話から借りるなら、ヒュドラが最も近いだろうか】
【透き通った蜂蜜色の総身、表面は硬いゼリー質のように見受けられる】

【燃え盛るような威容をした頭部が、1つ、2つと擡げられた】
【数は全部で10つ。最後に持ち上がった最後尾の頭部の中に、元々の少女が居た】
【丸まって、その頭部の中に収まっているのだ。まるで生まれる前の胎児のように】

【直径が丸太3本分はあろうかという、頑強な首に比べ】
【根幹たる身体の造形は、非情に粗末だ】
【背の低い円柱を潰したような形状をしていて、生物の体を成していない】
【首の伸縮が自在故に、移動の必要がないのだろう】


【ドラゴンは、3つの首を伸ばし、大口を開けてそれぞれに突っ込んでいく】
【蜂蜜製とはいえ、形状は完全に龍種】
【凶器の具現のような牙も顕在だ】

//一段下げた部分は飾りです、ごめんなさい!
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/04(水) 21:06:36.33 ID:u+UU6e/Uo
>>171
【砕けた薄刃、散る破片】
【相手の得物があまりにもあっさり砕け散るけれど、相手は余裕の表情】
【そりゃそうだ、カッターナイフなど、替えはおそらく、いくらでも】

ローズ、短刀は今は放置を。
まず敵性体を無力化してください。

【『声』の分析に猫は頷かないけれど、行動をもって肯定を示す】
【ぱしゃん、と一度真上に飛び、それから一歩下がる】
【その小さな勢いに乗って限界まで膝を曲げて力を圧縮し、ロケットのように前方へ】
【右手を差し出し、相手の右側をすれ違い様に切り込もうと言うつもりらしい】

あなた、何故このような場所に?

【『声』は突然、相手に問いかけるだろう】
【今度は完璧に感情を殺し、機械的かつ事務的な言葉選び】
【おそらく、ほぼ周囲一メートルの範囲内から聞こえるはずだ】

…いえ、聞くのも、きっと無駄な事。

【などと、勝手に質問を打ち切る『声』】
【呆れ混じりのそれは、半ば確信に満ちている】

答えは結果が証明するでしょう。

【距離が詰まる瞬間、猫は屈みながら地面をすべる】
【相手を中心に半円を描くように後方へと回ろうとするだろう、飛沫が宙を舞う】



            【獣が二頭、爪を剥き出し、対峙する】
          【それはきっと、その行動そのものが決戦の狼煙】



【不意をつくように、差し出された右手の三本線は、束ねられて一本の剣へ変わる】
【ジャマダハルやカタールなどに表される特異な刃となって、首筋めがけて突き出されるだろう】




             【結果がでるまで、どちらかが倒れるまで】
         【永遠と刹那の狭間で繰り返された、たった一つのシンプルな答え】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/04(水) 21:10:44.64 ID:ZXq2l+Xg0
>>172(ツァーリ)>>177(山本)

【向けられたその万華鏡の視線を、遮光の奥で『劍』は確かに捉えた】
【そして、その問いに。カーネルは。ヴュネルドは――】

……クク、山本……正勝。知ったような口を叩くではないか。
幸せか……など。それは、今から掴み取るべきこと。貴様らを、倒した果てにだ。
そして……ヴュネルドが“手に入れたか”……だと?

「……己(オレ)、は…………」

フン!何も言うことは必要無い……これは所詮、戦いの奴隷よ。
それ以外の生き方というものを知らん……このカーネルと同じ、闘うことでしか己を証明できない人間だ。
ああ、与えてやるよ……そのための『場』は……ヴュネルド。

ただ貴様は、闘えば良い……それが貴様の目的となる、そうだろう?

「…………、…………。…………」

【――ずん、と。世界を震わせるような威圧感と共に、ヴュネルド・ダーンヒュラインは一歩を踏み出す】
【背より解き放つ、巨大な機械斧『エルザ』。それを右腕一本で構え――見据える、サングラスの奥の鋭い瞳に浮かぶもの――】
【――問いかけは、届かないのか?】

>>170(レイド)>>175(カゲツ)>>176(パニキュレータ)>>181(緋天)>>182(オーべール)

……クハハ、そうだ。それでいい。ヴュネルドも、貴様らも……最早、闘うことしか残されていないのだ。
さて、オレたちも御託を並べているヒマなどあるまい。そろそろ、始めようか?
レイド=E=ヴェイスに……なんだ、貴様らは。あの時のガキの複製か?まァ、細かいコトはどうでもいい。
そして……――ユヒカを倒した……カゲツ、か。クク……良いキャストだ。

……パニキュレータ。貴様が其方に立つことは――予想していたといえば、嘘になるな。
だが、それでいい。貴様が選び取った道ならば、全力でそれを推し進めてみせろ。
……この理想郷は、≪R.I.P.≫の――そして、このオレの夢のためにある。……奪ってみるか?

そして……緋天……颯護か。フフ、なんだ?貴様はこの後に及んで、オレを説得するために来たのか?
違うだろう……運命だの神だのと容易く口にして……それでこのオレが歩みを止めるとでも?
……オーベール。貴様のほうが、よほど明快だ。頭の足りない餓鬼だと思っていたが……実に良い。

……勝利。――歴史が正義へと昇華してくれる唯一のカギ。それを求めて……今こそ。剣を抜こうではないか。
一方的な蹂躙にならぬことを……願うがなァ……。

【――言葉と共に、カーネルもまた。その腰より、紅く輝く光双剣を抜き放つ】
【……『イルフォーシス』。先の戦いで散ったカーネルの部下、アクセルヘッドの技術の結晶】
【カーネルが、ずっと昔から愛用してきた彼の相棒――夜の空を、赤く照らし】
【とめどなく溢れ出る赤い魔力が、白い月を血(あか)く染めてゆく】

【――が。その時。扉より現れ出ずるのは、もうひとつの『紅』】


≪アーン、ゴキゲンな調子で余裕かましてくれてやがるけどなァー
 オタクよォ……今、オタクの置かれてる状況ってェのは理解してンのかい?≫


/Next...>>
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/04(水) 21:12:05.41 ID:ZXq2l+Xg0
>>186
【――現れたのは。短いアシメの黒髪で左目を覆い、首に紅いチョーカー、黒のタンクトップの上から白い陣羽織を着崩した装いに】
【首から大きな二つの『B』が鎖のように連なったデザインのネックレスを下げた――青年】
【チョーカーには、また紅い羽根のようなものが二つ結び付けられ――】
【白い陣羽織の背中には、漢字の≪紅≫という字を崩したデザインが大きく描かれていた】

【――その姿を知っている者も、知らない者もいるだろう】
【だが、不思議と『敵』である気はしないはず――そして、彼を知らないひとり。カゲツは】
【……その胸元のペンダントが、微かに熱を帯びたような感覚に気付くだろうか――】

……クハハッ、誰かと思えば。裏切者の『紅丸』か……桜の天座においては、このオレに一突きも浴びせられなかった――
そんな雑魚がひとつ集ったところで何になる?1+1が10にも20にもなるというのは餓鬼の理論――
マヌケがいくら群れようとも、圧倒的な力の前には全て成す統べなく跪くことしか出来はしないッ!

『――色々と……面白いことをのたまってはいらっしゃいますが……――――』

【――続いて歩み来るのは。隻眼にメタルフレームの眼鏡を掛け、真っ赤なスカーフを巻いた青年】
【黒地にメタリックグレーのラインが幾つも入った凄いスーツを纏い】
【首から、鎖のように絡まった『C.C.R』の三文字をあしらった銀色のメタルなペンダントを下げ】
【ベルトから何故か刀身が無い、剣の柄だけをぶらさげ、左腰に在るホルスターは、意味深な空である】
【そして深いガーネット色の髪は、後ろで小さく結ばれていて――】

『……この世界は。そんな賢い物差しで測れるほど、上手いこと出来てやしないですよ。
 だから貴方もオレも、この世界に生きる人々みんな、不器用に衝突を繰り返して。
 それで、幸せなんていう曖昧な不定形を求めているんじゃないですか?』

【――そう語る青年。名は、クシャルクス・クロワール・レッドスカイという】
【だが、彼のことを知る人間は少ないだろう――ただ、漠然と。味方なのだろうという感覚だけが頼りか】
【しかし、彼が踏み出す一歩はとても心強くて。先陣を往く紅丸もまた、声を張り上げる】

≪……ああ、そうだ。不器用なンだよ。だからこそ群れて、テメーに出来ないコトは協力して、助け合って≫
≪それで、ひとりじゃ出来ない、もっと大きなことを成し遂げようとする……≫

≪そんな人生で、そんな世界で、上等じゃ無ェか……!≫

≪それを、オタクひとりのワガママなんかでツブさせやしねェって言いてェんだ…… そォだろ、皆ッ!≫

【――そして、微かに焔の魔力を散らしながら。勇み、そう宣言するだろう】
【それは、これより最終決戦に赴く戦士たちの心に、勇気たる火を灯すだろうか?】


……どいつもこいつも……マヌケどもが――
クダらない理想論を……吐き散らしていく……。

だが……そんな夢物語でさえ、現実には力の前に屈せざるを得ないのだ――
幾重の歴史、幾重の景色が証明した……それは絶対なる真理!
……それを今から証明しよう。審判の刻……どちらが『正義』となるか……その決着の時だ……。

【――ヴン、と。空を裂く紅い剣。――静かに、構えて】


……オレの名はカーネル。カーネル=アドルフ・レルゼクム
≪R.I.P.≫総帥……世の天秤を破壊するもの……


この世界を……

        ――――――――序曲に、還すッッ!!!


【  ――――  ドンッッ!!と、世界が爆動した】
【それに呼応するかのように爆風となって解き放たれる赤い魔力――カーネルが秘める力の全身全霊――全力、全開】
【彼の纏う紅い鎧は、異形の魔獣のように姿を変え。巨大な爪を、槍を、鎌を生やし。攻撃的に、威嚇的に】
【ヴュネルドもまた、その傍で斧を構え。攻撃に掛かってくる相手を、待っている】


【紅き月が照らす下、星と光の境界線――今こそ、最後の決戦の刻――――いざ、開戦――!!】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 21:12:56.28 ID:ay0aIO3lo
>>173>>183

……少しだけ、ほんの少しだけ……「カラス」だって「夢」を見ることくらい、あります――

【僅かに細められた瞳は、「駆逐すべき対象」を補足する絞りの役目】
【夢に満ちた空間で、夢の儚さと空虚さを知って、だけど夢を追いかける】

【……「胡蝶」の後を追うカラスは、『悪』も『正義』も、必要としてはいない】


――――『上等』――――


【眼鏡のレンズが、星々の煌めきを反射して光る】

【――議論の余地もなく、眼前の「彼女」と「彼」は、「正義」と「悪」の区別無く、】
【それでも、「夢」を破壊する、「現」からの刺客】

【……ならば、よろしいでしょう】
【誰も彼も、やはり、絶望の淵へ、叩き落として差し上げましょう】

【……誰かのためではない】
【……ましてや、組織のためでもない】

【――ひたすらに、わたくしの、ために――】


【それが……わたくしの、「夢」】


――――未知なる道へのお導き…………


【たんっ、とウェル子が軽やかに、跳ねる】


――――《苦の代償》――――


【――高所である砂時計からの飛び降りと、その最中に繰り出される「黒い疾風」】
【ご多分に漏れず「黒い羽根」を大量に含む「魔力の疾風」が、室内に吹き荒れることになる】

【「黒い羽根」はそれぞれが「小さい刃」と化しており、この疾風に触れれば、傷付くのは必至】
【威力小、攻撃範囲大、「牽制」としては十分な一撃をまずは放ちつつ、彼女は砂時計の前に着地するだろう】

【なおこの技だが、手間はかかるが、部屋の壁際、もしくは床スレスレ辺りならば、完全回避も可能である】
【それ以外の位置では、効果的な防御策がない場合、ダメージを覚悟せねばならないか】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/04(水) 21:14:22.38 ID:84NGJTUro
>>168

……。

【自分の背後から聞こえて来た足音、そして声】
【それは近付いてきて、やがて自分の近くに留まる――】

【そちらの方に、視線だけを差し向けて、長髪の男性の姿を確認する】

【どこか余裕ぶった雰囲気はあるものの――だが、腰元に佩いた刀や、その眼差しからは、怯惰の色は読み取れない】
【ザンシアに対する挑発的な物言いから見ても、協力者であると見て問題ないだろう、と判断して】

(……なら、邪魔にはならない)

【――静かに怒りの念を燃やす少女は】
【強大な敵を前に、そんな不遜な事を考えていた】

>>174

【ギッ、と少女の細い顎が鳴る――奥歯を噛み締める音】
【いよいよをもってその蒼い双眸に滲むのは、憎しみ。あるいは恨み。負の感情を剥き出しに、少女は右手で、左の肩を抱く】
【正確には、左肩の下部――本来あるべき、左腕が欠落し、頼りなく揺れるセーターの袖を、ザンシアへと強調するように見せ付けて】

……生憎、この腕では豪奢なドレスなど、滑稽なだけでしょう。

それにしても。
……まるで自分がコンサートマスターのような物言いではないですか。

【まだ会話を行うだけの冷静さを保っているように見えても、もはや炸薬に火が突くのは時間の問題】
【開幕を告げる鐘が鳴れば――】

……!

【銃口が、ザンシアの手の中で閃く】
【――魔翌竜の咆哮のごとき、そのガンファイアで――緞帳が、上がる】

『銀貨を聖所に』!

【氷の魔翌力を、術式に通して魔術を発動】
【魔翌力の消費量を抑えるためか――ほんの、ごく僅かな距離を、魔術で高速移動する】

【転移する先は、爆発とザンシアの間、熱と爆風が爆ぜる、その空間へ飛び込んで】
【爆風を背に受けて、熱波にその身をあぶられながらも】
【クルスは階段を駆け上り始める――!】

ここで星と共に朽ちていけ、ピンク・スクァーレル<Uンシア!

【腰元から、クルスは小さな短刀を抜き放ち、魔弾の巻き起こした爆風の勢いとともに】
【――その腹部に目掛けて、短刀を握った右手を、突き出す!】
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 21:20:57.76 ID:SE5iNiKEo
>>179

【左腕。少女を掴むと、術者の老婆の元へと引き戻され】
【すぐ近くへゆっくりと降ろされると、確かに「長谷部 沙莉菜」である彼女が歩み寄り】

 ごめんなさいね、来るのが少し遅かったかしら
 けれど、大丈夫……連合の仲間が三人も居れば、怖いモノなんてないもの
 それが例えどんな強敵だろうと、私には負けという未来は見えないわね。

 ……さ、先ず貴女は傷を直さないと。暫く、此処からは動かないで頂戴ね?

【少女へと自らの能力――生命を作り出す能力――を、行使して】
【その傷をある程度まで、少なくとも出血を塞ぐ程度にまで、無理矢理治そうとして】
【更に巨大な腕の根本となっていた魔方陣を“引っ張り”、地面に貼りつける】

【その陣の内側にいるうちは、じわじわと傷が治っていく、と―――そういう話で】


【行為を終えると老婆は確りとした足取りで立ち上がり、青年を見やり】

本当なら、この素敵で奇妙なお城でのお相手は、あの大将さんかと思っていたのだけれど。

……体力、魔翌力、能力。正しく全身全霊をかけて倒すのは、貴方かしら
ここで終わらせる為にも、なりふりかまってなんている場合では、無いものね――――。

【きら、と姿が光を帯びる。綺麗である。それこそ、彼女の能力が発動しているという証拠の明かりか】
【一歩一歩と進むに連れて輝きは増して、青年との距離を半分にまで詰めれば光は消え】
【老婆の外見は二十前半の潤った姿へと代わり、両手の薬指には指輪が填められて】

【ふと、両手を前方へ翳す。普段は片手だ、あっという間に人型の肉塊が出来て】
【その不快な塊から、『一本のナイフ』が――異様に凝ったデザインのそれが、ゲーティアへと飛ばされる】

【まだ、完成していないのに。サリナ自身はニヤリと笑って―――人の形をした肉体は、やがて淡い光りに包まれて。】
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/04(水) 21:22:22.95 ID:sA/cAy8oo
>>174>>189



そっちこそ、安っぽいお返しをどうも。
早速お前の言う『舞台』も安っぽくなって来た――……良い事だ。
野暮ったく、安っぽい。 ……現実ってそんなモンだよな。


【しん――、其れだけは、現実離れした。 或いはこの上も無く現実的な抜刀音】
【一度振りぬくと同時、漆黒の刀身からは絢爛たる残滓が零れ落ちて……消えて】



――、―もう持ってる物が報酬なんかじゃ、演技は出来ねぇな。
……腹が立つから、このエセ劇場をぶっ壊す事にしよう。



    ………、……止めて欲しけりゃ、金でも寄越せ。



【――――この上無く、俗物的で無粋で……――現実的 】



【飛来した魔翌力塊が『直接的に狙われた』物では無いと理解すると、神鷹は次≠ノ思考を移す】
【相手の性格からして、此れは開始の合図≠フ様な物――「本命」も又、出番には早い】
【此処は、もう一人の少女――クルスと連携し、上手く立ち回れば……】




………………ッ!! ――馬鹿かお前、熱くなるな<b!!
下落ちりゃ終わりだぞ!! 二人で仕掛けて分散させねぇと――




   ―――……チィッ!!!!



【この瞬間、恐らくは神鷹も『熱くなった』のだろう――】
【双眸を紅く輝かせ、小爆発を超える様に「跳躍」……身体能力強化≠ナあろうか】
【空中で大上段に構えた黒刀を『振りぬき』、ザンシアの「後方」へと繰り出される斬撃波=z
【ザンシアを後方へ下がらせる事を阻止する物だろうが――範囲は小さく、牽制程度にしかなら無いだろう】



【若し、行動に阻害が無ければ――神鷹は、爆発地点よりザンシア寄りに着地する事となる】
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/04(水) 21:25:26.53 ID:WJeR4J+Vo
>>161

…………そんなの、簡単。
私は……私のために、戦う。

……私だって、戦いは嫌い。

それと、貴方に悪い子を馬鹿にする権利なんてあるの……?
悪い奴"なんか"、って…………・

───……悪の道でしか、生きられない人だっている。

【肝心な部分は深く語らず、淡々とした口調で答える】

【少女の身長は130強。低い部類の重太郎と比べても、かなり小柄である】

>>162

……本当に心臓を捧げてくれるのなら、今直ぐ消えるけど。
ま……どうせ、嘘だと思うけど。

…………そして、消えるのは貴方。

【氷を扱うわけではないが、少女の言葉は氷のように冷たく】

>>178

私だって、同じ……。
ハッピーエンドだったし……あんなの、ただの喧嘩。

……「喧嘩するほど仲がいい」って、言うみたいだし。

【声色は、相変わらず感情に乏しいものであるが】
【それでも、ニナなりの信頼の気持ちが篭っているのが伝わるだろう】

(…………"殺し合い"、か。)
(私は悪い子だから……絶対に貴方を、守ってみせる。)

【小さな決意を、胸に秘めながら】

/行数オーバーです。続きます
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/04(水) 21:25:48.83 ID:WJeR4J+Vo
>>161>>162>>178

【テクテクと歩いて、火憐の左隣まで移動する】
【巻き込まれないために、それなりに距離は取っているが】
【そして、左手で拳銃を抜き】

難しい理屈なんて、いらない……。
私たちの前に立つのだから……貴方達は、敵。
…………そして、敵は倒すもの。

───《 射出 》

【頭上に赤色の水晶を生成、大嘴を狙って放つ】
【軌道は一直線で、速度は遅め】
【水晶の先端は尖っており、かなりの硬度を持っている】

【それと同時に重太郎に銃口を向け、引金を引く】
【放たれるのは普通の弾丸ではなく、赤色の魔翌力を纏った魔弾】
【通常の弾丸より殺傷性が劣る分、攻撃範囲が広がっている】

【二人同時に狙って攻撃を仕掛けたため、どちらの攻撃も狙いが甘い】
【そのため攻撃の対処は、さほど難しくもないだろう】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 21:28:30.07 ID:S8TPzABNo
>>186-187

――、おともだちですか、ユヒカちゃん。

【追加された戦士のひとり、紅の青年を見、臙脂の水晶を見】
【反応を示した「彼女」に、そんなことを訊いてみる】

あなたのお話を、いろいろ聞いてみたいとは思いますが、
後です、あと。そうですね、勝利を祝う宴の中ででも――っと。

【ほんとうに些細な世間話の最中に、ゴングは打ち鳴らされて】
【荒れ狂う波がからだをびりびり蝕んで、最高に、最上級に――】


 【ひゅ――――ゥウウウ、う、】
 【突き刺さるように冷たい夜の風の、微かな旋律】

 【―――――――。】

 【調べに乗って、「白いナニカ」が踊っているのが、見えるだろうか】
 【雪? それとも、何かの羽根――否】


   …………ああ。
   今宵も月が、綺麗ですね、でも、


 【少女の右眼に咲いていた「白い花」、その花弁】
 【散って絶えた花の在った場所、右の眼窩からは――ぎちり・ぎちり。新しい枝が、伸びている】

 【ひらり・ひらり――十の数から成るソレを周囲に漂わせて、彼女は一歩・一歩、歩み寄る】


   あなたのほうが、もっと、きれいかもしれない。


 【花は朽ちて命を散らし、月は慄き光を閉ざす】
 【純潔の色彩は、見る者を狂気に落とす殺意に満ちる】

 【生を侵すその意識、正しく「毒」――――戦慄せよ、その殺意に】


【――粟立つ肌を撫でつけて、白の少女は紅い月の元へ、疾駆する】
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 21:31:28.03 ID:X0pX2un+0
>>186>>187

「その通りだ。貴君と交戦したリイロ=M=ヴェイス…………そのクローン、オリジナルの父であるシュバルツ様に従う、『暴蜂』準構成員……」
…………

【素性を、問われるままに答える3体のリイロクローン】
【横ではレイドが、微かに顔を顰めていた。愛する妹のコピー人形――――敵であると割り切れていたはずなのに、いざこうして仲間として戦う事になり、封じていた感情がよみがえる】

「何か、勘違いをしているようだな。カーネル…………最後の勝者となるのは、我らが主、シュバルツ様だ…………
従うのなら、子々孫々に渡る加護を…………逆らうならば、その者の九族に至るまでの滅びを…………それこそが、覇者たるシュバルツ様に許された『力』だ」

【クローン達の言葉には、『理想』も『正義』も存在しない。ただの『従属』と『追認』でしかない】
【皆それぞれの思いを抱いてこの戦場へと足を踏み入れた面々の中にあって、その態度は非常に浮いたものだろう】
【そして感じ取れるはずだ。『力』こそが全ての方法論に従い、この世界に働きかけんとする『同類』の匂いを――――】

そうね…………行くわよカーネル!! 昴の仇を、そしてリイロの受けた恐怖を、ここで清算する…………ッ!!
「――――対象の反抗意志を確認。カーネル・アドルフ=レルゼクムへ、攻撃開始…………ッ!!」

【レイドと、リイロクローンも交戦の意志が固まる。ここから先は、命の果たし合いになるのだ】
【――――どちらが死んで骸を晒すべきか。そしてどちらが生きて未来を掴むべきか――――】

≪ッ、姉貴あれ!!≫
紅斗さん…………!!

【その時に、現われた人物。一度しか顔を合わせてはいないが、それでも忘れるはずもない】
【『Justice』の会合で仲間として、互いの意志を確認し合った青年――――紅丸 紅斗】

「…………アナザー2、出現を確認…………」
「否、当該対象はフレンドと認識するべきだ」
「了解。現状、フレンド12、エネミー1、アナザー1…………圧倒的優勢を確認」

【現われた二人は、リイロクローン達の記憶には無い。だが言動を鑑みれば、カーネルの敵である事は明らかだ】
【カーネルの敵と言う事はつまり、自分たちの仲間と言う事になる】
【未だ立場の不明なヴュネルドを除いて、リイロクローン達は、状況をほとんど把握する】

――――やらせない…………ッ、敵であるあんたに、従う道理なんてない…………!!
ここであんたに殺されるなら、それが本望よ…………!! その『力』には、絶対に屈しないわ!!
「ならば…………ここで『悪』として滅ぶがいい。世界を束ねる『正義』は…………シュバルツ様の元にのみ、その存在を許されるのだ…………!」

【ベクトルは全く別だが、殺意は等しくカーネルへと向いている】
【この瞬間、ようやく彼女たちの『戦い』が、この場に始まった】

まずは、牽制!!
「炸裂弾、発射…………」

【相手の実力が、高いと言う事だけは分かるが、詳しい事は未知数。そういう時には『様子見』がもっとも無難な手段だろう】
【レイドは、左腕から数発の光弾を発射し、ζもグレネードガンから炸裂弾を発射する】
【光弾は、それこそ牽制以上の威力のものではない。炸裂弾に関しては、近くのものがある程度無差別に巻き込まれ兼ねないが、ζはそこに拘泥しなかった】
【味方に被害を出さない、などと考える必要はない。第一義が、カーネルにダメージを与える事だった】

/すいません、ここで風呂行ってきます
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府)[sage]:2011/05/04(水) 21:32:02.97 ID:plYFUsnKo
>>180>>184

【貴女の揺れるポニーテールに、思わず心惹かれて
それはきっと――――可憐な花に、降りた蜜蜂を眺めるような、そんな微笑ましい絵本の中の一ページ
――――……そう思うのも無理じゃないほどに、その一瞬は、冬の日に零した白い吐息のように、儚くて、綺麗で】

【その正体は、貴女の微笑で、くっきりと感じ取れた
ゆらりと揺れる貴女の姿に、思わず思いを馳せて――――……】


ならば、私も私の正しさ≠証明するために、貴女を打ち負かしましょう
このように心蕩かす様な甘き戦場、言葉で片付けるには少々味気ない気もしますしね


【彼女の甘さか、それとも周囲の甘さか
舌先を痺れさせる麻薬のようなその甘さ≠ェ彼女にも伝染したような気がした
ふっと、表情が緩んだのは――――……貴女のせいでもあろう】

【――――尤も、それも寸刻、眼前にはためく無数の紙が
そんな幻想から、くっきりと刻まれた文字のような事実へと、彼女の後ろ髪を掴んでを引きずり込む
紙と吹雪く夜の音が、まるで崩れ落ちる世界の音にも重なって――――】


……っ!?なんでしょうか……文献でしか覗いたことのないような化け物が……っ?
これも、ハニーの能力、ともすれば――――……中々手ごわそうです


【思案が、言葉に漏れた、けれどもそれは、どこか力強い言葉でも在った
瞳に宿るのは、蜂蜜色の意志の色、強く滲む――――決意の色
ぎゅぅ、と握り締めた掌から、一片のワイヤーが、零れ落ちた】

【――――――――それは、火花を散らすよりも、疾く】

【彼女が右手を振り上げると、弾丸のように、彼女の右手からワイヤーが一筋、打ち出される
白い一筋の、拙い光が淡く輝くと、夜に一閃の絲が、刻み込まれて
ワイヤーは彼女へと近づく、ドラゴンの首へと向かう、軌道は一直線、彼女へ近づく首の右側面を掠めるように
直線の動きが成功すると、鏡に反射する光が如く、ワイヤーは直角に軌道を変える】

【それは幾重もの正方形を、対象の首へと刻み込むように
一周、二周、三周、と螺旋のようにも絡み付けていこうとするだろう
その行動に成功すれば、彼女はたん、と右足を右斜め前に強く、踏み出すだろう】

【彼女の、絹糸のような脚が揺れる――――……紫苑色のソックスでその輪郭を強調する脚は
白い白いその肌の多くを隠しながらも、スカートとの、僅かな隙間で、一輪、ひそやかに自身を魅せつけようと為す
左足が、彼女の後方に下がり、踏ん張れる体勢になると、彼女は左手でぎゅっと、右腕を握ろうとするだろう
ヒュドラ≠フ質量は重い、彼女の非力な力では、単純に右手だけでは足りないのだろうか】

【それでも、丸太三本分はあろうかという頑強な首は、それだけでは止まらない可能性も高い
彼女の肌色の合間から覗く、彼女の紫苑色の瞳は、きゅぅ、とその色の奥深さを強めて
寸刻も止まらぬ高速思考を、強く、高々と、響き渡らせる】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 21:32:48.21 ID:XGecs40q0
>>179

【少女が、助け出された。横目で見ながら安堵の色を浮かべる】

全てのカードが切り札になり得るって誰かさんが言ってた。
それ以上でもそれ以下でもないよ。

【何時ぞやの集会の、言葉】
【半分のカードは、未だにそれを引きずっている。覚えている】

――さあね。僕はイレギュラーだから。

【あくまでその内は、答えない】


(ただの弾じゃないのか……)
(普通に斬れそうだな、アレは)

【回転する片方、その切っ先を右の拳で受ける。前に弾く】
【X字、つまり交わることになる二枚の刃は、一枚を弾くだけでぶつかり、軌道がずれる】
【そのまま更に前へと駆け出し――そのせいで右腹部がやや切れたがお構い無しに――長柄の武器を持った手、右手に向かって】
【左の拳を、振り下ろすように叩きつける。子供ながら、力は強い。篭手の硬さも威力を底上げする】
【武器を手放せさせるのが、目的か】
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 21:35:52.81 ID:dkNG3CoSO
>>180 >>184

ああ

−始めから、向こう側なんだ。正義は、人それぞれだから−

【「ギターとも斧とも言える武器」「空間を破る」「傍らの小さな存在」】
【前回出会った時には、無かったモノ、全く新しいモノ−】

【然し、その目は−】
【虚ろな、どうしようもない虚ろな瞳】
【それは、変わらないモノ】

……俺の“正義”の為に、此処で[ピーーー]

【ギター。音楽家という建前を持つ彼には似合うが、武器には程遠い「それ」】
【生えた刃も、特別な素材とか、そういうモノでは無くて、然し】

【なぜだろうか−心なしか】
【“刃が震えている”ような−】

(お菓子の……レシピ−)

(何だかな? “怪しい”のは、確かだけども−)

【散らばるレシピ。魔術に疎い彼には、それが意味するモノなど分からない】
【気付いたのは−】

『ミスト……あれ、何か“ヤバい”ですからッ!』

【傍らの、彼女】
【魔術に詳しい訳では無い】
【彼女が気付けた理由は、「生物兵器」としての一種の勘か……あるいは、「単にそう思っただけ、それを口に出しただけ」なのか】

【とにかく、彼女の「勘」通り、レシピが生んだ料理は−】

ははっ、化け物か−

『ひっ……こっち来たですからッ!?』

【双頭ならぬ、十首龍】
【向かって来る首の一撃がどういう破壊を齎すかは、彼らにもすぐに判断出来て−】

…………ぐっ

『<黒包帯の一方繭>……ッ』

【ミストドラゴンは、その場から右に駆ける事で回避。デイドリィムは、全身から溢れ出す“黒い包帯”で、盾を作り−】

『……た、耐え切れな−−ッ』

【直撃は避けた、が】
【その小さな身体は、少し後ろに吹き飛ばされ−】
【落下、寸前にまで。追い詰められる】

>>196
【そちらの存在にも、気付いてはいる】
【然し、今は、関わろうとする様子も、余裕も無いようで−】
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/04(水) 21:36:22.04 ID:NMXO+lSUo
>>187


────もう止まらない、なんて事。分かってんだから止めたくなるんだっての。

俺は────…本気を出さなきゃ、お前には届かねえから。




……限界なんて物、出さなきゃ話にならねえからよ────ッッ!!


【──堤防が決壊したかのように、彼の持つ闇の魔翌力が体から一気に放出され、行き場を求めて再び彼の元へと殺到する。】
【それと同時に黒衣に幾つもの線が浮かび上がり、それぞれが淡く光を放つ。】

────紅ッ!途中でブッ倒れても俺は承知しねえからなッ!!

【その線に沿って、魔翌力は彼の周りで一つの魔術式へと変貌を遂げた。】



────だああああああぁぁぁぁッッ!!

【カーネルに向かって踏み出す一歩が、術式によってその力を増し、風は彼を追うようにして殺到する。】
【“補助術式を漆黒に隠した”衣を纏い、凄まじい勢いで距離を詰め、縦一直線に切りかかろうとする。】


【──今まで彼が出してきた力とは全く別格の物。恐らく、最初から本気を出すつもりなのだろう。】
【彼の進路は一直線。かなりのスピードを誇っているものの、見切る事の出来ない一撃では無い。】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/04(水) 21:36:37.47 ID:zzuz0hePo
>>186-187

……若いで御座るなぁ。カーネル
其の儘じゃあ――――幸せ等と言うものすら斬ってしまうに候
残るのは、幸せの返り血だけに御座る

【…飽くまで経験則≠、彼は語った。語り切った】
【主を、仲間を、親友を、全てを○○てこの世界にやってきた無念を………】
【血濡れた手の、暖かい血すら、すぐにその人の体温を失くしていって】

―――それではあまりに、寂し過ぎる

【力だけで勝っても、負けても、残るは虚無だけだと…彼は言う】
【そして、顔をヴュネルドへと向けると】

ヴュネルド。
貴様は信念を貫ける武人≠ゥ?それともただ従順に従うだけの奴隷≠ゥ?それとも戦いたいだけの通り魔≠ゥ?

答えは……まぁ、後で聞こう

【ギシリッ――――】
【左手が、紙の如く薄い刀身を挟んだ=z
【潰れた双眸が、斬るべきモノを見据えて――――】

…どれであろうとも、拙者はまずそいつ≠ノ一太刀浴びせたい

【ダンッ――――】
【力強い足音を立てて――数度息をする間にカーネル…そしてその傍にいるヴュネルドの元へと駆け寄るだろう】
【彼自身の信念に、≪R.I.P.≫に嘯いた<Jーネルへ、一太刀浴びせる為に】
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga sage]:2011/05/04(水) 21:37:14.03 ID:Mahmsy1H0
>>186>>187

【現れたガーネットの青年の、その登場を予想しないわけがなかった】
【しかしあの転移陣が、完全にランダムであったのなら。別の場所に飛ばされてしまえとも考えていた】
【当たり前だ。このヒトガタが此処に立つ、原初の理由がこの“ともだち”の為であったのだから】

運がいいのか、悪いのか……

【ジーザス。口癖を奪いながら伏せられた瞳は、もう、愉悦を抑えられなくて】
【赤い箒星のような紅蓮が、ふわりと無色の魔力風を受けて棚引いた、気がした】

【頭上で煌々と瞬く幾多の星は獣が顎(あぎと)をがちりと咬鳴らすみたいな按配に空を喰いあらしていく】
【理想郷。序曲。幸福。夢。 ――もう、そのどれもが舞台装置にすらならない】
【此処に集うのは頑固者ばかりだ。己の信念を貫き通す為に剣を握る馬鹿共ばかり】
【己にはそんな頑なな想いなどないのだが――しかし、今ばかりは『でっちあげよう』】

 【帰す、此処から。】
 【大好きなおともだちを、その名前を呼ぶ“誰か”の元へと――絶対に。】
 【それだけが、唯一の絶対。冷気の香と共に、舞いながら】

【堅牢で鋭く、巨大な巌を髣髴とさせる『劍』へ、視線は固定される】
【戦いの奴隷――たった一度しか切り結んだことがないといえ、それには肯定してやろう】
【しかしそれを“愚か者”とイコールにするならば、否定してやる】

また会えたのに最後とは、悲しいね。ヴュネルド。エルザ。
――もっと、話を聞きたかった。誰のもののでもないお前の話を。

【聡く、黙す男。愛おしいまでの無骨さ。――好意に値いない、わけがない】
【白い刃を掌で握り、出血させながらカーネルへの意識を完全に切り離して向かい合う】



     ――――   ≪  AVERAGE PSVCHO  ≫


【宿す名は狂った平均値。】
【アベレージのない、人々の心に眠る各々の幸福と理想を、無理矢理に雛形へ当てはめようとするこの理想郷に相応しい、馬鹿げたものだ】
【重力が軋む。歪む。キィンと共鳴するように鳴く相棒を片手に、――いざ『劍』へと。末期の狂乱を】
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/04(水) 21:37:25.46 ID:HKGqoctIo
>>188

誰だって、夢くらい見るよ――其れが、掴めるかは兎も角。

叶わないから夢だって、そんな言葉もあるけど――――

【夢は、見るものだって】
【誰がそんな事を言っていたか、少なくとも、この場の誰でも無かった様な】
【であるならば、こんな記憶は今は不要の産物なのだが】

【夢、という単語は、小さな小さな棘と成って】

――私は私の出来る事をする。
其れが私の「夢」か如何かなんて、知らない。

敢えて言うならば――目標、とか如何だろう? 安牌過ぎる?

【ウェル子が行った攻撃。魔翌力が彼女を中心に疾風となって吹き荒れ】
【その流れに乗る様に、刃と化して飛来する大量の黒い羽根】
【ルシアは、其の羽根を避けたり、防いだりといった大きな動きは見せず】

痛いの位、我慢するよ……!

【向かい風の中を歩くときの様に、右の腕を自身の顔の前に掲げた】
【目元、額、鼻先辺りまでは防げても、それ以外は完全無防備な防御とも言えぬ行動】
【当然の様に、両手、両腕、頬、がら空きの胴体に黒い羽根が刺さり、または掠って抜けていく】
【幾つもの羽根に傷付けられ、傷口からは黒い血液を垂れ流しながら】

――――――、。

【苦痛に頬を引き攣らせながらも、口角を釣り上げるような笑顔を浮かべて】
【ウェル子の元へと、静かに歩を進め始めた】
【歩く速度は並、部屋の中央と隅の中間辺りに居た為、距離はまだ遠い】
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 21:37:57.47 ID:13d9BypZo
>>188

(やっぱり来たか……)

【ウェル子が地に降りると同じくして舞う「黒い羽根」】
【エルフェスは魔翌力に関してはアレな感じだが、羽根その物の攻撃翌力は判る】

(だけどこの位なら、関係ない……!)

【これだけの広範囲なのだどう防御しようとも当たる物は当たってしまう】
【それならば……と、エルフェスはその疾風の中ウェル子に向けて走りだす】
【どうせ当たってしまうなら少しでも前へ、そうエルフェスは考えた】

…………ちっ!

【幾らその羽根の刃が小さかろうと目などに突き刺さっては冗談にもならない】
【念の為両手を眼前で交差させその腕と「刀」とを以て盾となす】
【その甲斐あってか頭部の損傷は軽微、頬に2,3の切傷】
【その代わり腕や胴などには無数の切傷が出来てしまったが身体を動かすには問題は無い】

【ここで倒れる程情けなくは無い】

【そうしながらもエルフェスは砂時計のウェル子の前へと迫り】

一発は一発だ、受け取れよッ!!

【最後に踏み出した右足を軸に回転】
【左足を遠心力に任せながらウェル子の右脇腹へと回し蹴りを放とうとするだろう】
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/04(水) 21:40:08.20 ID:UA2zJYXH0
>>154

【――先程この少女は、「貴様ら」と口にした】
【敵対する者が少なくとも二名以上である事に、気付いているのだ】
【ましてや、能力の始動要素を声に設定している事は】
【高い聴力を持つ彼女の前で、不意打ちを成り立たなくさせる最大の要因】

(…雪舞台に陣取ったな――フ、気の毒に)
(私が最高のパフォーマンスを発揮するのは、そこだ)


>>161 (重タロス)
【濛々たる白煙を羽衣の如く纏い。飛天の獣と翼無き鳥の偶像を操る者】
【―――永遠に幼き、零下の月】

【少年には、曲がりなりにも見覚えのある姿だろうか】
【かの紅き月銀≠ェ金の國にその牙を剝きし時――或いは】
【砂海の王者が人の手に墜ちた日、櫻の海が爆ぜた日に】

……何度か見た少年だ、宮本と言ったか?

下らん問答を続けるようなら、私は君を前触れ無く殺害するだろう
幸いな事に、私には死体をある程度操作する技能がある
生前の完全再現とはいかないが、攻撃を躊躇う事は少なくとも無いはずさ

―――感情の無い生者は最上だが、感情に乱される生者は最低だと思わんかね
あーぁ殺せ殺せ嫌なら草のように毟られてしまえ、力を用いずに思想を問うなど虚しいだけだ

【されど。二人は一度として言葉を交わしたことが無く】
【少年を見る少女の眸も、苛立ちに近いものを煮立たせていた】
【強まった語気は、自分の胸だけに響く】

>>178(花城)
【花城の乾いた熱さは、熱さの中ではまだ心地良かった】
【思想なき戦い、鞘無くしてさまよう刀の鋭い顎門は】
【「吸血鬼」の生き方に通じる、氷の冷たさに似通う白刃の美しさ】

……良いな、素直だ
君との間に立っていると、「運命」が――少しの間だけ見えなくなる

かつて仏に捧げられた最上の供物のひとつは、鍛冶師・純陀の手になる毒茸の膳だと言う
私は宗教など信じないが――この話だけは、良く覚えているのだ

フ、――強き者を自負せんとするなら、美しき散り様を求める事は必然。

……先ほど起きたばかりで、私は少々飢えているぞ…。
もはや「あの血」を吸えぬなら――せめて、これくらいの我儘は求めさせ給え

【そして少女は、浅い息をひとつ。吸い込み――】

//つづく!
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/04(水) 21:41:49.05 ID:gGBCAe3+o
>>189

星と共に?はっ、こんなもの@vらないさぁ!
少なくとも旅の道連れにしたくなるような友人じゃあ無いからねえ!

……その小さな体で、悪魔とやり合うつもりかい!?

【ザンシアの身に付けた装甲。腕の左右で守る部分の範囲が違うのは、右手は銃撃翌用に動かす事が多いからだ】
【左腕は、どちらかと言えば格闘か、盾の用途で用いる。可動性は低いが分厚く、防御力は高い】
【その左腕を顎の高さまで上げると、左足を一歩後退】

【は、と小さく息を吐き出しつつ左腕を振り降ろし、クルスの右手を下方へと打ち下ろす】
【装甲の無い腹部から、固く守られている腰へ、短刀の切っ先を向けさせるのが目的】
【近接格闘は専門では無い。対応の遅れこそ有れど、この攻撃で重傷は負わず】
【傷は、腹部から左脇腹に掛けて、浅く長く。出血量からして、これだけでは致命傷には成り得ない程度か】

>>191

ノリの悪い人間は嫌いだよ、キミ
ボクが折角、悪人としてこれまで振舞ってきたのだから、そっちは正義の味方にならなくちゃあねえ……
理想に燃えて、悪事を許さず。吼えて、泣いて、喚いて。そうじゃなきゃあ、全く面白くも無い。だろう?

……さあ。リテイク、台詞のやり直しだ。この舞台に合うような台詞をはきたまえよ

【今回の挙動、ザンシアは、後方に一歩動いたばかり】
【「二人で仕掛ける」には、挙動が食い違ってしまっている、という状況だろうか】
【クルス、神鷹、双方がザンシアに接近。クルスは短刀の間合い】
【つまりは現在、神鷹からすればクルスが、ザンシアへの道を塞いでいる様なものだ】

【上空から後方に放たれた衝撃波、首こそ竦めたが、狙いは自分自身では無く】
【今回の攻撃に対しては、ザンシア自身の大きい反応は見られなかった】


>>二人
【現在の位置は、二人の攻撃を同時に受ける可能性は低い】
【だが、一人は密着状態に近い、一人は接近。これはザンシアの得意の間合いではない】
【後方への攻撃、後退という選択肢も今は選べず】

……続きものの物語は好きかい?芝居でも小説でも、その他の媒体でも
主人公或いは主人公達の軌跡を、第三者の目で追いかけるフィクションはさぁ?
ボクは好きだ、だあい好きだ。エピソード一つ読んで気に入ったら、すぐに本屋ごと続きを取ってくるくらいさ

……だけど、ボクはねえ。ギャグ作品と普通の日常を描く作品、この二つだけは駄目なんだ

【問いの一つ目は何処かへ流れて、二つ目の問いを放り出しつつも】
【右手の散弾銃を縦にスイングし、クルスの頭を殴打しようとする】
【銃身が長すぎてクルスを狙う事が出来ない、そしてこの位置で短刀は相手にしたくない、と】
【この場での最優先事項は、クルスを引き剥がす事】

【神鷹に対しては、間にクルスが居るからか、やや警戒は薄い】
【それでも、飛び道具で攻撃してきた、という事は見えている】
【ザンシアの背後の空間が、ゆらゆらと揺らぎ始める】
【薄ぼんやりと、人型の輪郭が見えた気がした】
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/04(水) 21:42:04.44 ID:UA2zJYXH0

【 炎への恐れを打ち崩す頑なさと、愛を盲信し春を失った己を儚まぬ冷たさは 】
【 予定された夢見の王女の死を、そして誰も予想しえなかったその終局を認める強さは 】
【 運命≠ニいう鎧を纏った時――始めて、その形状を為す 】


   小娘、諸君………………、
   

 ―――――目の覚めるような戦いを、一匹の吸血鬼に寄越せよ!!


               凍
 
                 銛  


【月を撃ち震わす様な――不思議と、静かな声だった】
【その青白い唇が、四季の宮に発したのは)

 【ゼリーか卵の殻か何かか。余りに脆い少女の心は】
 【凍りつく事で、残酷に刻まれる世界の理に耐えうるだろう】

【大嘴の紡いだ「こおもり」なる言葉に呼応し】
【彼女の放つ煙が、紙粘土さながらに真っ白な不定形を、一つの形に練り上げていく】
【程なくして完成するそれは――雪で拵えた、蝙蝠そのものだった】

【その数、しめて三体】
【重なる羽音が、冬の静寂を塗りこめる】

//続きます!!

>>193 (二ナ)

……フ、良い考えだが照準が甘いな
あの愚かな餓鬼と喧しい鉄塊は捨て置き、三つ巴の方が面白いのではないか?

…ああ、自分も分かっている
いまのは、かなり詰まらんジョークだ

【大嘴の身体能力は、「一般」の水準は軽くクリアしてしまっている】
【単純な攻撃については、わざわざ対処するまでも無く】
【一度の跳躍で、水晶の尖頭をかわしてしまった】
【だが――後ほど疲労が見られれば、同じ行動でも結果は変わるかも知れず】


 ふっ――、…ゆけ凍銛、獲物は見えているだろう!


【彼女が召喚したうち「二体」の凍銛が、風雲を掴み――飛翔】
【魔力により滑空以上の飛行能力を得ているそれは、自在に舞いながら】
【片方は二ナの前方低空から、まるでミサイルの様に突撃してくる】

【何かの“実体”に当たればそれは「爆ぜ」】
【視界を塞ぎかねない白煙と、無数の細かな氷刃を散らすだろう】
【――迎撃行動は、そう難しく無いだろうけども】

【それによって、相手の注意を引き付けたとばかりに】
【迂回ルートを取ったもう片方が、雪の降り積もった「木」に突撃するだろう】
【回避の必要は皆無、だが―――意図は?】
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県)[sage]:2011/05/04(水) 21:43:07.87 ID:3kxr+lCTo
>>186>>187
かつての暴帝も、まさかあなたに討たれるとは思って無かったでしょうよ
…もっとも、そこにある感情が同じとは限らないけど―――いや、イマイチ正確じゃないわね、この言い方


そこにある思いの相違も、直接確かめたかったのよね、あたしは……

【そう言いながら、左手で軽く頭を掻く―――何から話したものか、といった雰囲気が、表情を介せずとも伝わりそうな仕草だ】


奪う、か…結果論的には、そう動くことになるのでしょうね。……質問を、変えましょうか

【そういうパニーの声は、どことなく冷たいものがあった―――省みているのは、過去の自分か、今のカーネルか】

あなたが本当に「尽くしたかった」相手は、≪R.I.P.≫なのかしら?と


【仮面の下の双眸が、僅かに細められる―――値踏み、というべきだろうか。何処か挑発的な色を湛えた声が、カーネルに向けられる】

【言葉を紡ぐ一方で、カーネルが光剣を抜いたことを認めると、パニーも、その持っていた剣に魔翌力を与える―――】
【先程まで刀身の無かった剣に、輝く刃が構築される―――偶然か必然か、その特性はカーネルの光剣に通じるものがあって
   尤も、こちらの刀身の強度は普通の刀に準拠している。力技でもって叩き折られることもあるだろう】


【それを構えたところで、あらたなる来訪者――
   ――その二人のことは、≪R.I.P.≫のデータベースでは伏せられていたこともあって、面識がまるで無かったのだが】


随分と大所帯になっちゃったものね、全く―――っ!!

【そんな事を悠長に言っていられたのも、ここまで。カーネルの叫びが、放つ魔翌力が、ここが戦場であることを雄弁に告げる】

(「王女」の時にも剣を振るう姿を見たけど……流石に予想以上ね! だけど……)

最早、是非も無しね!闘いながらお話は自信がないけど、許しなさい!いや、許さなくていい、というべきかしら!

【早口にまくし立てると、光の刀身に魔翌力を這わせ―――少し遅れて、剣に火炎が灯る】
【自らの持つ炎の能力を、魔翌力を介して剣に付加したのだ。そして―――】
【刀身に手を添えると、柄元から、剣先へと一気になぞり―――巻き込まれるように剣の炎が先に寄り、そして当然、先端から放たれる!】

【当然というべきか、炎弾の向かう先はカーネル―――その鳩尾を撃ちぬく軌道で、矢のような細長い炎弾が飛来する】
【速度は、思いっきり投げられた野球ボールのような……兎に角、早くはあるが、反応するには十分な猶予があるだろう】
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/04(水) 21:43:29.76 ID:UA2zJYXH0
//少し、確定っぽいかも
//>>206の「二匹目」は、誰かが気づけば迎撃できるらしいですよ
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 21:45:06.29 ID:jplt2+dSO
>>185
【真上への跳躍によって短刀は回避され、遥か後方の水面を跳ねて、底に突き立つ】
【さて。大きな予備動作から、続く一撃が如何な物かの見当は大凡付く。対処は、十分に可能】


――――Accele/Edge=I

【反撃より間髪入れず、為されるのは、能力発動の単節詠唱(コール)】
【それは、何物にも留め得ぬ刃への喚び声。発声よりタイムラグ無く、顕現するのは】


     【  鮮紅/閃光=\―――!!  】


【それは薄刃に纏わり付き、刃渡りを伸長。禍々しい血液の色で、ぎらぎらと瞬く】
【替えが利く、というのも在るが。彼がカッターナイフを得物にするのは、その信条ゆえ】
【それを体現するこの刃≠ヘ、薄刃が脆弱さと引き換えに得た切れ味を、最大限に引き上げ】
【加えて、僅かでは有るが、辛うじて防御に堪える程度には刀身強度を向上せしめる】


     【  斬  】

決まり切っている。雪ぎに来たんですよ、彼ら≠フ謳う理想の通りに――。

【だが。響く斬撃音は、防御による物に非ず。彼の脇腹を、擦れ違い様の撫斬りは正確に捉える】
【彼が採った選択肢は、カウンター――いや。相打ち≠セった】
【水に脚を取られては、手打ちになる。それを危惧したのか、踏み込まず】
【総身の捻りと体重移動とを用いて、右手の紅刃を加速させ――敵手の右肩を狙い、振り抜いたのだ】

【飛び散る血の華。傷は浅くは無いが、致命には遠いと判断、これを敢えて無視】
【刃を振るった勢いのまま反時計廻りに体を回転、敵手へと正対する】


目には目、歯には歯。怨嗟の声を上げる流血の穢れは、同じく流血を以ってのみ清算できる。
理想郷の有無など知りもしませんが、此処がそう≠ネら恩恵に与るのも、悪くない――!

【であるからして、頚を刺し抜かんとする一撃は奇襲効果を齎さない。彼は、答えながら俄かに口端を吊り上げた】
【拳打の要領で刺突を為す、三ツの閃きを束ねた剣。態勢を前方に屈めつつ僅か右に傾けて、それを左肩に掠るに留め】
【今度こそ、カウンター。胴体を狙った、中段の左廻し蹴りを、迫る彼女に打ち放つ】




      【 そう、世界は有限。なればこそ人は、いや、全ての生命は、その有限を求めて 】
      【 その存在の全てを賭け代に、生存の為の闘争を続けている。――今も、こうして 】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/04(水) 21:49:45.12 ID:r10gKpPzo
>>178>>192

乙だとか……楽しいだとかそんな事本気で思って戦ってるの……?
悪の道でしか生きられない奴なんていないし……
少なくとも俺はそう思ってる……

【2人の事情も知らずに、自らの正義。否――感情をブチ撒ける】
【正義を志にしているが、心は見た目どおり未熟で――】


理性じゃなくて……俺の本能だ
俺は、正義を振るうんだ……(俺の為に……か。だから俺はいい人≠カゃないんだ……)
「なぁ、ああいう奴らには何を行っても無駄だと思うぜ?」
「どうせなら精っぱい楽しませてやろうぜ?」
『殺しあうんだってさ、まだこんな所で[ピーーー]ないでしょ?』
『じゃ、やることは
「『1つだよな(ね)」』

俺は俺の正義の為に戦う……うん分かってる

【ねぇなんで――?】
【少女の言葉によって其の疑問が解決される事はなく、尚更謎は深まるばかり】

【だけど自分のやるべきは何か――?】

【答えはもう、すぐに出ていた】
【俺は、俺の、あの娘に教えてもらった正義の為に、戦う】
【言葉通り、少年は、正義の為に戦う】



【果たしてそれは誰の為か―――】

>>204

はい、そうです
(この人は……戦い方も知ってるし、多分あの人……おうめさんだったっけ……)
(多分、それはおうめさんも同じだろうから、大丈夫か)

乱される……?お、俺が……
「うるせー!重太郎に力が無いわけじゃあねーんだよ!」
『重太郎!気にしないでいい、今は、目の前のことに集中する!それだけ!』

わかってる……
行くぞ、白口、口黒
「おうっ」
『りょうかいっ』
【櫻芽の言葉が、少年の胸にいつまでもこだまして
【自分が、感情に乱されるなんてちっとも考えた事などなく、だが、銃の、友達の言葉に、ホルスターから、其の2丁を引き抜く】
【袖からは、何か腕輪のようなものがチラついていて】

/つづくんですこれが
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/04(水) 21:50:07.43 ID:r10gKpPzo
>>193
っ来たっ……
【チェルシーの赤を纏う弾丸に即座に反応し、銃で、袖の中の腕輪のスイッチを乱暴に押す】
【押すと、腕輪からアンカー付きのワイヤーが伸びて、桜の木の幹に刺さる】
【刺さると共に、もう一度銃でスイッチを押すと、ワイヤーは巻き取られ、桜へと少年の黒の体が、桜へと飛んで行き――】
【だが、魔弾が纏う赤に、其の黒で包まれた足が掠り】

っぁ……!
「『大丈夫か!?」』
だ、大丈夫……
【幹からワイヤーは外れ、腕輪の中へと戻って行き、少年の足が地面へと着くが、顔は苦痛で少し歪んでいる】
【腕輪の付いた腕を上げ、しっかりしろといわんばかりに、自らの頭へと叩きつけて】

ごめん……
【紡がれた言葉は、誰への言葉か――】

【ぱン――左手をチェルシーの足へと向けて、喋る魔銃より、実弾を撃つ】
【足を狙ったのは、少女には、救い道があるかもしれない】
【確信はないが、言葉からそう見出したからである】
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 21:50:50.77 ID:jplt2+dSO
>>209
//因みに、相打ちは飽くまで狙い≠ナすー!
//確定っぽい書き方になっちゃった気がしたんで、一応。
//其方の負傷云々は描写しておりませぬので、回避、防御は自由なのです!
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 21:54:23.28 ID:ay0aIO3lo
>>202>>203

ただ意味もなく傷付け合う……そんな「戯れ」は、もう要りません――

【砂時計の前に降り立ったウェル子は、まだ遠めのルシアと、迫り来るエルフェスを視認】
【そうしてどこか余裕の佇まいで、髪をさらりと掻き上げる】

――「示して」下さい……

【それから、接近戦の構えをとると……】

……貴方様方の、「信念」を、「心」を、「夢」を――

【右腕で、エルフェスの回し蹴りを防御する】
【ビリビリと腕に走る衝撃も、脇腹に命中するのに比べたらどうと言うことはない】

――――ハッ…………!

【――そしてすかさずフリーの左腕で、エルフェスの胸部に、掌の手首に近い部分による打撃……いわゆる「掌底打ち」を繰り出すだろう】
【ウェル子の腕力は大したことないとは言え、胸部にまともに叩き込めば、怯ませるには十分な威力となりうるか】

【忘れてはならないのは、なおもウェル子から噴き出す「黒い羽根」】
【彼女の魔力の産物たるそれらは、虎視眈々と次なる大技に向けて力を充填している……】

【さて、エルフェスとウェル子が格闘を繰り広げるこの瞬間――】
【ルシアは、ウェル子の虚を突くに十分な余裕があるはずだ】
【……「以前」にも似た状況があったか――】
【あの時、エルフェスとシオンは大きく消耗する結果となったが……今回は果たして――?】
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 21:55:41.87 ID:XRRV3+1SO
【水の国:とある病院】
【552号室―その病室の扉は、いつも何故か開いた。】
【誰かが、部屋を覗き込んだなら、――…】


―――………そう言えば、ここ最近は集積情報見れてないなぁ、
…、病院で携帯は使えないし未だ暫くは見れない……かな。
今、色々と、どうなってるのかなぁ……

【中では、この病院で支給されている患者服を着た黒髪ショートの少年がベットの上で、そんな独り言を呟きながら、溜息をついていた。】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/04(水) 21:58:28.81 ID:JJm6cjygo
>>192>>193[になちゃん]
ん、有難う、ニナ。

【ははっ、と少年の様な明るい笑みを返して】
【友人と共に戦うという、恐らくあのまま道場の中の箱入り娘≠続けていた頃ならば、有り得なかった状況に、胸が踊っていた】
【花城火憐は、動物的な存在である】
【喜びには、心よりの笑いを持って、答え】【怒りには、紅蓮の覇気を持って、当たり】
【哀しみには、魂の慟哭を持って、震えを返し】【楽しみには、全身全霊で其れを受け入れ、楽しみに行く】
【そして、戦いには――――――】

――――――かくて空しく命終はりなば、火血刀の苦果。

【――――――至上の戦意を以てしてッ!】
【彼女の持つ二刀が、赤熱し蜃気楼を纏っていく。妖気により、熱気が爆発的に増大、刀の周囲が揺らめいていく】

>>210>>211[じゅうたろうさん]

本気だ。私は、常に本気で、ありのままで生きている。

君に君の正義が有るように、私にも私の信念が有るんだ。
もし、其れが認められない、とすれば、答えは決まっているだろう?

――戦って決めるしか無い。話し合いなど意味を持たない、心と心のぶつかり合いに、言葉など意味を成さない。
其の信念を、其の正義を示したくば、その両の手に握る黒鉄を以てして、私に当たれ。
倒れたほうが敗者、立っていた物が勝者。私は、倒れる積りは欠片もない。

【彼女の言葉は、本気の本気であって、揺らぐことのない強い信念から成る物】
【もはや語り合う事に意味など非ず、決するは戦のみに有り】
//分割しまっす!
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 21:58:36.87 ID:D/bTwqs6o
>>196(シオン)

【ワイヤーに縛られた龍の首】
【質量の乗った突撃を遮られ、より深く深く、絲が刻まれる】
【ヒュドラには、身を守る鱗が存在しないのだ】

【――予想よりも、柔らかな手応えがあるかもしれない】

【そう、動きは鈍らせた】
【しかしながら、質量差故に、完全な停止には至らない】
【締まるワイヤーも厭わず】
【ジワジワと、距離を詰めてくるだろう】

【――彼女に向けて開けた口腔を中心に、魔力が収束し始める】
【高速思考により、打開できるか否か――】

>>198(ミスト)

【デイドリィムを打った首もまた、盾に当たった反動で怯んだ】
【ミストドラゴンの横には、龍の首が伸びている】

【元は一人の少女、伝達系統は上手く機能しないのかもしれない】

【新たな頭部が、口を閉じた状態で、デイドリィムへ突っ込んでいく】
【必要以上の急角度】

【――床ごと、叩き崩すつもりのようだ】

>>ALL

(…………)

【その他、6つ首は、まるでスイッチが入れられてないかのような、虚ろな瞳で三人を眺めている】
【まだ、手足のように、とはいかないらしい】

【アルカヘスト≠ニ、その名が表すような行為は、行われていないが】
【決着を付けるならば、早いほうがいいかもしれない】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/04(水) 21:58:48.98 ID:JJm6cjygo

>>204>>206[おうめさん]
【大嘴の言葉に、目元を細めて】

バカ、だからな、私は。
細かいことなど、考える必要は無い。

ああ、死ぬならば、盛大に、だよ。
剣客と生まれたからこそ、死≠ニいう物には、強い思いがあるんだ。

殺し合おう、斬り合おう、私には君の様な学は無いッ!!
だが――――だが、だッ!!

殺し合うことだけは、お祖父様に誓って、無類、無比の才と努力を持つと誇っているッ!!

私は、熱く燃えて、氷の様に冷たい君と殺し合いたいぞ!

【考えなしの言葉が薄っぺらいとよく言われるが、火憐は違う】
【考えず、剥き出しの自己≠持って、この世界と相対している】
【其れは、人というよりは本能に従う猛獣の其れ。吸血鬼よ、目の前に居るのを人と思うてはいかぬ】

                    ――――喜んでッ!!

【吸血鬼の願いに、歓喜を持って答えしは、紅蓮の剣姫が一匹】


              桜の国、花鳥風月戦術道場二代目頭目

              ――――Y星の剣♂ヤ城 火憐ッ!!

【すぅ、と息を吸って、口を開き、夜闇をびりびりと震わせた】


     い         ざ       尋         常    に    ッ   !  !

              

              参        る          ッ       !  !

【直後、彼女のジャケットが燃え尽きて、晒布を巻いた上半身を顕とする】
【彼女の戦意に呼応して、体温が爆発的に増大、衣服が燃え尽きた】
【駆けるは、一人の焔の剣姫。目指すは、大嘴へと、全力で】
【距離を詰めると同時、斬撃≠ナは無く、中段蹴り≠相手の土手っ腹目がけて放つだろう】
【速度は速く、鍛え抜かれた剣客の下半身から放たれるそれは、鋭い】
【しかし軌道は直線的であり、回避は可能なレベルである】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/04(水) 21:59:44.71 ID:84NGJTUro
>>191

(熱くなるな……?)

【爆音に掻き消されて、わずかに――それでも、しっかりと少女の耳に、神鷹の声は届いた】
【――だが、クルスがそれを聞き入れるかはまた別の問題である】

【目の前にいるのは、ルーミアの誇りを、ルーミアの生き方を、全てズタズタに引き裂いた、かの怨敵】
【それを目の前にして――】

(……冷静になんて、なれるものかっ!)

【柄を握る指に、力が込もる――】

>>205

つっ……!

【突き出した短刀の切っ先が、狙いを反れてザンシアの脇へと流れる】
【返す手で抉ろうと、手首を返そうとするものの、クルスは腕を突き出した姿勢のままだ】
【手首の力だけで、人体を切り裂くのは――簡単なように見えて、相当な筋力と技量が必要となる】

【クルスの刃を手に受けたザンシアなら分かるだろう】
【小さな身体≠サう、クルスもまた、クロスレンジでの打ち合いで、相手を圧倒できるだけの能力を持たないのだ、と】

貴方の戯言に付き合う気は……!
……ッ!

【急速に振り下ろされる銃身に反応し、クルスは身体を捩るものの、完全にはかわしきれない】
【左肩を直撃して、骨の軋む音と共に、ザンシアから見て、左方向の斜め後ろへと、倒れる】

……っく!

【ごろごろ、と二、三段ほど転がって、クルスは素早く身を起こした】
【右手に持った刃は健在――】

(……行ける、怯むな……!)

【――ザンシアを足止めする、などという戦術的な目的のためでなく】
【自らの刃をあの敵に突きつける≠スだその復讐心から、クルスは再び右手の刃を突きつけて】

【ザンシアに飛び掛らんと、両足に力を込め始める――】
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/04(水) 22:01:23.01 ID:u+UU6e/Uo
>>209
【撫で斬りは命中、けれど喜ぶ間もなく、血刃に右肩を裂かれる】
【動作の勢いを[ピーーー]事無く次に続けられたのは、獣の第六感により攻撃は予測できたからだ】
【予測は、出来たが、はずせない。筋組織が沈黙するほどではないにせよ、そこそこ切り込まれてしまう】

【そしてこの奇襲が奇襲足りうるはずもないと、本能は猫に指摘していたけれど】

【猫は、経験が足りていない】
【受けきれる、と油断して、腹部ががら空き―――――!!】

【けれど、飛んで来た足に割り込むものがあった】
【中空、何処からともなく出現した小型のラウンドシールドである】
【これにより衝撃こそ分散されたが、力を[ピーーー]事には失敗】
【盾諸共に、相手の目測どおり距離を取らされる】

聖典の制御はある程度いける…!? しかし錬度はいまいち、使い捨てですね…。

【悔しそうなのは『声』だ、おそらく、今の盾も彼女の差し金だろう】
【浅瀬を幾度か転がるも、そのまま臥すことはない】
【猫らしい俊敏な動作で体勢を立て直し、痛む腹部と肩を軽く押さえてコンディションチェック】

【良好(グリーン)の判断を即座に下し、腰を落として気を練る猫】


いけますね、ここに来る前確認した奴です!!

【『声』が、確かめるように叫んだ瞬間、】




【ひゅんと、風に溶けるように】
【猫の姿が、消えた】




【いや、違う】
【それが限界なのか、時々、輝く水面に唐突な波紋が広がる。おそらく、猫の足跡だ】
【それだけではない、金色の線がちらりと顔を見せ、僅かに残像を残す】

【軌跡と足跡が意味するのは、猫の超高速移動】

【けれどフィールドが災いしたか、猫自身が不完全なのか】
【おそらく相手には、猫がぐるぐる周囲を旋回しつつ距離をつめているのがばれるはずだ】

【不規則に水しぶきを飛ばしながら、猫は相手の出方を待つ】
【…ことは、なかった】


「ぅぁああああああああ!!!」

【ある一瞬、再び六爪に戻した蒼い線にて挟み込むようにしながら、正面から向かってくるだろう】
【まず腕を潰そうと言う魂胆か、角度が広がり扇状を描く爪】

【となると、無論猫の正面もがら空き――――!?】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 22:01:38.53 ID:Hqm41NNoo
>>190

 「……っ、沙莉菜、さん……その身体──……」

【──治療を受けていく最中、少女はそのように呟きかけたが、】
【力強い声を聞いて、確かにそれはあの長谷部 沙莉菜であると認識し】
【それ以上、言葉を紡ぐことはせず──やがて、出血の止まった彼女の身体】

 「……これなら、何とか動けそう。ありがとう、沙莉菜、さん」

【彼女はその治療に目を見張りながら、しかしすぐに立ち上がり、】
【青年を見据えながら──押し殺すような声で、彼女たちに呟く】

 「何か……あいつ、変なの
  良く分からないけど……何だか、私たち、敵として見られてないような……」

【少女の見据える先──青年の真紅の双眸は、据わりきっていた】
【全員を意識のうちに納めながら、しかし、彼女の言うように】
【その瞳はひどく透徹して、湖面のように揺らがずにいた】

 「……気をつけて、フィリル、沙莉菜さん。あいつ……まだ何かある──」

【と、少女は迂闊に踏み込むことはせず、一歩引いて様子を伺い始める】

>>197

【フィリルへ向かっていく長剣は、一閃を放ち終えた後すぐに消滅する】
【被弾をものともせずに向かってくるフィリルと、少女を癒す沙莉菜の姿】

 ……ふん。仲間、か
 良いだろ……これなら不足は無い──

【小さく呟かれ、──そして同時に迫り来る攻撃の気配】
【沙莉菜から放たれるナイフ、そしてフィリルの拳撃】
【それらを青年が認識した瞬間──ぶわ、と、魔力が途端に膨れ上がった】


  【“The Invocation of the Heart Girt with a Chain, or, The Bornless Ritual”】
      【鎖を纏いし心臓の召喚、又は生まれ無き者の儀礼=z


  ──── ≪ 序列ノ四:畢弑覇 -Valemyicia- ≫


【瞬刻──】
【青年を中心に、巨大な白と黒の魔法陣が浮かび上がるが同時、】
【紅き落雷のような閃光が炸裂し、號──と、濃密な魔力が爆ぜあがる──】


//うぁぁ続きます
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/04(水) 22:02:00.31 ID:k0I+hZFwo
>>186
/申し訳ありません、かなり遅れてしまっているので一ターン飛ばしていただければ幸いです
/ご迷惑おかけします
222 :220[saga]:2011/05/04(水) 22:06:16.75 ID:Hqm41NNoo
>>190>>197
【夜気が電撃を帯びたように震える】
【青年の前に、濃厚な邪の気配が、喚び出された】


 “────雄雄雄雄雄雄雄ぁぁあアアア亜 亞 唖 阿ァァあ゛あ゛あ゛阿゛ー────ッ!!”


【──それは象をも上回る人型の巨躯。全身を覆うは、黒曜石のような硬質の肌】
【ただし、下半身が存在せず、腰の断面からは漆黒の触手が無数に垂れ下がっている】
【背には、緋色の光で構成された大きな円輪と、蝙蝠の羽を模った骨組みが浮遊していて】

【心臓が位置する左胸には、意味深に閉ざされた隻眼】
【重厚な鎖がその身を戒めるかの如く乱雑に巻かれている一方で、】
【頭部に有す二本の巻き角には、王族然とした金鎖と天然石の宝飾品が吊られている】

【──そして、泰然と組まれた両腕の他に、もう一対、肩先から生える巨腕があった】
【黒水晶の山脈にも似た荒々しい表皮に覆われ、五本の槍のような鋭利な爪たちを有す】

【それが、今喚び出された異形──ヴァレムイシア≠フ全貌であった】

 【Valemyicia=z
 【遥かなる異界域の語で「影の意志」を意味する名】
 【序列にして四。上位九柱の一角に座し、王/総統の位を持つ者】


【大気を震わす咆哮と顕現──】
【その際に発生する衝撃波によって、沙莉菜のナイフを弾かんとし、】
【その如何に関わらず、青年と近接しているフィリルの間に割って入る形で、】
【拳の防御とそして反撃を兼ねた、その巨躯による体当たりを放つだろう】

【──それと同時に、沙莉菜の足元に紅く輝くサークルが出現】
【その一刹那後には、一際強く発光し、円の中から鋭利な『六角』錘が地を突き破り生えるだろう】

【それはよく見てみたならば──黒水晶によって構成されたものだと認識できるかもしれない】
【濃密な魔力を内包しているため、その硬度と強度は鍛え上げられた鋼並。威力は、推して測るべきか】
223 :222[saga]:2011/05/04(水) 22:09:06.72 ID:Hqm41NNoo
//あららら、「 『六角』錘 」と意味深に『六角』だけ囲われていますが、
//本当は『六角錘』と囲うつもりだっただけので深い意味はありません、失礼しました
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/04(水) 22:11:44.54 ID:sA/cAy8oo
>>205>>218


【『リテイク』――、―准えるなら、確かにもう一度≠セ】
【然し、“ミスへの罰”は確かに与えられる。 ……加えて、求められる内容は上へ、上へ】
【見れば、ザンシアの後方――『何か』が来る様な、そんな直感が働いて】


(……位置取りが逆≠ネら良いんだが、此れじゃあキツいな……チクショウ。)
(『止まらねぇ』なら、アイツごと“越えて”、挟む――にも、「アレ」が怖いか。)


……うるせぇな。 ギャグ漫画張りにぶっ飛ばすぞ。


【『挟めば』、恐らくは大きく勝ちを引き寄せられる】
【――だが、『味方』も『敵』も、其の航路を取るには現時点で障害≠ニ成っていて】



 ―――― ……おい!! 名前教えろセーター女子ッ!!



【――剣を引く≠ニ同時、神鷹が投げかけたのは奇妙な問い掛け】
【この状況下でクルスが其れを受けいれるか如何かは不明だが……――其れ以上は、放たず】


【神鷹が『突き』の形で刀を突き出すと共に、矢張り放たれる突き≠フ『斬撃波』】
【クルスが居る以上は、「ザンシア」は狙えず――狙ったのは、ザンシアから見て右方】
【延長線上には輪郭=c…輪郭への偵察的攻撃と、ザンシアの右方への回避を封じるのが狙いか】
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/04(水) 22:15:49.52 ID:ZXq2l+Xg0
/>>221(オーベール)把握です
>>194(カゲツ)>>195(レイド)

≪――さァァッッ!!目を剥け耳を張れ手を開けェ、天地人妖我を聞けェェッ!!
五代前より連なる脈々の、気高き槍の嘶きは火を穿つッ!!
並々平伏す上座の華に、一迅烈風石火雷影――今宵暴るは紅櫻ァ!御覧に入れるは白裂閃ッ!!
――この穂の先には誇り在り、櫻の戦場我は在り、我裂く向こうに栄華在り

『槍の紅丸』六代目、
『紅丸紅斗』は此処に在りッ――――!!

――ブチかますぞ、乗り遅れンなッッ!!!≫

【――カーネルの戦闘開始宣言に呼応するかのように。紅丸もまた、荒々しく叫ぶ】
【そして、それに伴って彼の身体を爆焔が覆い――その両手に、短い双槍を生成する――二槍流……!】
【髪は赤く逆立ち、それによって露になった左目には、≪紅≫の刺青――ひとすじの焔の弾丸となって、紅丸は特攻する】

≪アーン、なンだ!レイドじゃねェか、スキモンだなァ、こンなトコまで来るなンてよッ!
 ……そういやメルフ導師が言ってたぜ、その腕の『呪い』を片方『解除』出来るかもしれない術式が出来たッてなァッ!
 だから――オタクも、こンなとこでクタバるンじゃねェーーぞッッ!!≫

【駆け抜けながら、紅丸は視界に入った仲間へと言葉を投げかける。それは、少女にとっての『希望』となるものだろう】
【それは、この戦いの夜においてひとすじの光明を見出すか。どちらにせよ――負けるわけにはいかないのは、“スデに”】
【一方、カゲツの言葉にも気付いていたのだが――何か紅丸が反応を返すことはなかった】
【むしろ、解っていたのだろうか――その胸元のペンダントが。まるでカゲツの言葉に答えるように、微かに輝いたことを】

>>199(緋天)>>195(レイド)>>207(パニキュレータ)

≪アーン、喋ってるヒマあったら死なねェように踏ン張りなァッ!!
 葬式に参拝してやるほど、ぼくは優しくねェぞ緋の字ッ――――!≫

【――最早叫び。焔の弾丸と黒き疾風が、一直線にカーネルへと飛来するだろう】

クハッ、クハハハハハハハハハハッッ!!マヌケどもが――――!!
このオレに真っ向挑むことが、どれだけの『愚』であるかを知らんッッ!!
解らぬなら思い知らせてやるよ……圧倒的な――圧倒的な『差』というものをだッッ!!

≪  リタァーーーーーーーーーーンッッ!!インッッ!!プレリューーーーーーーーーーーーーードッッ!!!  ≫

【しかし。想いに、疾駆に答えるのは真紅の殺意。圧倒、暴虐、純粋なる力のカタマリ――それは魔帝が如き威圧か?】
【いや、違う。それは確かに驚異的だろう――だが、絶対に乗り越えられない壁というわけでは、ないはずだ】
【どんなに強大でも、どんなに絶望的でも――いつだって、何処かに。光は、きっと差し込んでいる……!】

【レイドとリイロクローンが放った光弾。炸裂弾は、血を固めた魔手によって容易く防がれてしまう】
【微かにひび割れる程度で、まったく健在――防御力と攻撃力と対応力を兼ね備えた、とんでもないウエポンだ】
【更に。カーネルは、右の双剣を真一文字に振るい、パニキュレータの炎を掻き消しながら――】

――ハッ!!まさかパニー!その程度でこのオレに通用するとは思っていないだろうなッ!
そして――このカーネルが尽くしたかった相手だと?…………フッ――
――その答えが知りたければッ!!最後まで立っていて見せろッ!≪ブレイドノイズ≫――――!!
【――飛ばす、連撃の斬影≪ブレイドノイズ≫。紅い斬撃波が4つ、ばらばらの起動でパニーに襲い掛かる】
【落ち着いて見切れば回避は難しくない】

――――貴様らもだッ!紅丸、緋天ッッ――――――――!!!

【更に。斬りかかって来た緋天の斬撃を、返す刃で受け止めようとする――!】
【同時に突撃してきた紅丸の突きもまた、もう片腕の剣で受けているだろう】
【そして、すかさずカウンターとして繰り出される、血鎧の鎚撃。両者の腹部へ向かって一直線に飛来する】
【威力は鈍重な打撃技――殴り飛ばして距離を取ろう、という方がメインか】
【鎧の変化に気付ければ、咄嗟に距離を取って回避するのは可能だろう】

/Next...>>
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/04(水) 22:16:25.85 ID:ZXq2l+Xg0
>>201(ツァーリ)>>200(山本)

『はッ……何やってんですか、貴方』
【一方、こちらは其の姿を予想することはなかったのだろう】
【ガーネットの髪を揺らしながら。その姿を隻眼で認めた彼は、半ば呆れたように呟いて】

『バカだバカだとは思ってましたが……ここまでのバカだとは思いませんでしたよ。
 ッとに……久々に見たと思えば――』
【――肩を竦めながら。傍らに、女神像のようなアートマンを――≪アリス≫を、具現させて】

『……後ろは任せろ。前しか見ないバカ野郎なんですから、背中くらいは守ってやりますよ』

【――そう。静かに告げて――――】


「――ツァーリ=F=カーディナル、……クシャルクス……そして――山本、正勝ッ――!!」

【――瞬きが如く、刀を携えて疾駆した山本の前に躍り出たのは。ヴュネルドその人であった】
【片腕で振るう巨大な斧で以って、その刀撃を受け止めようとするだろう】

「……己は……――己が『何』であるのか……――その『答え』は……
 ……矢張り、戦いの中でしか見出せぬ不器用な男よ……カーネルの言うとおりだ……」

「……だからこそ、あの日の決着を付けよう――
 己は迷った。確かに迷った……だが、その迷いの中において、一筋差し込んだ確固たる光ッ!
 それがお前と戦うことだ……その果てに、何があるか……己は、それが知りたいと願うッ――!!」

【そして、力任せに斧を振るい、弾き飛ばすようにして一度距離を取ろうとするだろう】
【サングラス越しの鋭眼が、山本に向けられ。そしてツァーリに、無言の返事を返していた】

>>194(カゲツ)>>195(レイド)

そして貴様らも無関係では済まさないッ!遠くからこのオレの様子を伺おうとしても無駄よ――
貴様らが来ないなら、オレは先に貴様らの領域に土足で踏み入りッ!圧倒的なまでに蹂躙してくれるわッ!!

【――叫びと共に紅い魔力の矛先が其方へ。同時に、血鎧から分化した真っ赤な魔弾が5発】
【それぞれ、カゲツ。レイド。3人のリイロクローンへ向かって、飛来するだろう】
【威力は高いが、軌道は一直線。距離もある――対処は難しくない】

【――しかし、それでも。レイドへ向かう、その一発】
【それは、途中で背後よりの閃光によって、掻き消されることになるだろう――】
【……きっと、レイドが最も見慣れた光。あらゆる闇を砕く、『穿光』の輝き――】


  [ ……それは、ご勘弁願いたいね。そんなことされたら、掃除するのが大変じゃないか。  ]


【――背後に佇んでいたのは。ドクロの飾りのついたハットを被り、首にベルトチョーカーを巻いた少女――】
【パッと見セミショートだが後ろで長い髪を一つ結びにしており】
【襟と袖にファーが付き、至る所にベルトをあしらった、細身のシルエットの黒いフルジップジャケットを着込んでいる】
【ジーンズは暗い灰色のものを着用し、靴にもドクロのワンポイントの装飾が施されており】
【また、左腕にもベルトタイプのレザーブレスレットを着用しており、首から鏡映しの「S」を象った銀色のペンダント】
【そして、右腕には巨大な銃砲、≪ヴァイパー≫……――――!】

[……久しぶり、レイド。ジェムちゃん。……来ちゃった。]


スバル=エルデピアス……いや――――≪ 天ヶ谷 昴 ≫ッ…………!!


【――そう、全て因果の断片が此処に揃う。最後の戦い――あらゆる運命は交錯する――――!】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府)2011/05/04(水) 22:17:22.82 ID:plYFUsnKo
>>216

【――――それは、予想できる結末であった、だろう
彼女の質量は非常に軽い、その質量差を埋められるはずが無い
ならば、彼女は――――突っ込まれる前に、結をつけようと、為す】


Dead Memories=I!


【彼女の持つワイヤーが、紅く、紅く、染まる
それはまるで、夜空に伝うイミテーションのように、ステンドグラスの夜景にキラキラと輝く
彼女の能力Dead Memories=\―――その能力の一つ過去の状態を再生する
それにより彼女は、とある状態を再生した】

【――――彼女が再生するのはワイヤーが生成された時の、記憶
すなわち、ワイヤーが高熱であったときの状態を再生するのだ
寸刻にして、ワイヤーは燃え上がる炎の絲と成り、熱の強さで、その首を絶とうと為すだろう】


(……恐らく、脅威なのはその口だけの筈――――……っ
それを打開できたなら、龍の攻撃は怖くなくなる……!!)


【――――彼女はその手に力を込めるだろう
尤も、彼女の持つワイヤーを握る箇所も熱を帯びているのも事実
長い時間握るのは、不可能に近いだろう――――
故に数刻、この攻撃に耐えれば、攻撃は彼女に通るはずだ】
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/04(水) 22:17:26.92 ID:HKGqoctIo
>>213

【ウェル子とエルフェスが戦闘行動を開始した】
【意図的にタイミングをずらす事で、漁夫の利を狙う立ち回り】
【単純に自身が傷付かない立ち回りとも言えるが】
【同時に近接し、味方同士で足を引っ張り合わない為の行為でもある】

【要するに、危険な役回りを押し付けたとも】

――――一発は、一発だってね……!

【エルフェスの蹴りをウェル子が防いだタイミング】
【ルシアは思い切って地を蹴り、側方へと低く跳躍】
【ウェル子から見て左側、二人の立ち位置的に広く開いているだろう方へと跳び】

≪射出≫――――!

【左手に持つ剣を、サイドスローのモーションで撃ち出した】
【投じられる様に発射された漆黒の剣は、空を切って飛翔】
【ウェル子とエルフェスの間を通り抜けるような軌道で、真っ直ぐ突き抜けるだろう】

【その軌道は、丁度ウェル子が掌底を打ち抜いた後、その左手を切裂くような軌道で】
【掌底を繰り出してから刃が届くまでに数瞬の間がある為、回避も不可能ではない】

【羽根によって付けられた傷口からは、静かに黒い血液が垂れ続けている――】
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 22:18:52.61 ID:dkNG3CoSO
>>216

『きゃっ…………!!ッ、!?』

【デイドリィムに再び襲い掛かる、十首龍の、“捕食”にすら見える強大な一撃】
【身を縮こまらせ、盾に必死で隠れるデイドリィム。それを】

くッ……「レクイエム・from・ラインヴァイス」ッ!

【−救うのは、殺人鬼】
【彼の背後の「空間が破れ」、そこから飛び出すのは右腕】
【ラインヴァイス。余りにも白くて、目眩がしそうな、純白。純白】
【刻まれた無数の、生々しい“切り傷”が不気味で−−−然し、美しい】

【デイドリィムの「包帯の盾」は、既にずたずたで。新たな包帯により補強こそされるが……】
【恐らく、もうすぐ、壊れそうな−】

シャッらぁぁぁッ!!!!

【ミストドラゴンは、自分の横に伸びるヒュドラの首に向け、斧を振るう】
【全体重を乗せた、[ピーーー]ための刃。それが纏うのは音の魔翌力。“振動”の特性が、刃に付与されて】

【その「切れ味」は、見た目より幾分か凄まじいモノ】
【そして−】

【背後に現れた手が、今まさにデイドリィムの盾にぶつかろうとする首へと向いて】
【放つのは、“酸”の魔翌力。“溶解”の特性を持つ魔翌力弾は、頼りない見た目とは裏腹に、高い殺傷力】
【ただ、速度はイマイチだが……】

【なんにせよデイドリィムは、盾により攻撃から身を守り、またしても直撃は避けるが−】
【地面に勢い良く押し付けられ、今にも押し潰されかねない】

【然しデイドリィムも、ただ守りだけでは無いようで−】
【彼女の身体から一本の包帯が、ハニーに向かい伸び始める……“何だ”?】
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 22:19:18.81 ID:kddRCzcSO
【公園】

【男が一人、ベンチに寝転んでいる】

【黒い瞳、赤い組紐で一つに束ねた黒髪】
【返り血を浴びてそのままにしたような赤黒い和服】
【腰には白い鉤手甲がぶら下がり】
【両腕には大きなヒビの入った黒い鉤手甲を装備】
【黒い方は、鉤爪の代わりに長さ20cm程の刃が付いている】

あーあ……
誰か直してくれそうなヤツいねぇかなー……

【鉤手甲を翳しながら呟く】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/04(水) 22:26:22.55 ID:WJeR4J+Vo
>>204

【回避された赤色の水晶は、消滅せず地面に刺さる】

……三つ巴?
2VS1で、勝てるとでも思ってるの……?
2VS1VS1でも……状況は、変わらないと思うけど。

───……シュート。

【銃口を突撃してくる凍銛に向けると、引金が引かれ】
【橙色の魔翌力が纏われた弾丸が放たれ、凍銛を撃ち落とした】
【白煙がニナの視界を遮るが、】
【撃ち落とした地点から多少距離があるため完全には塞がれず、"邪魔"レベルである】
【また、細かな氷刃の方は一つもニナまで届いていない】

【しかし、もう片方の凍銛には何の対応も出来なかったようだ】
【気づいていないわけではないようであるが】

>>210>>211

───……だったら、私を救ってみて。
本当に……そう思うのなら。
最も、貴方如きでは無理だと思うけど……。

……一つ言っておくけど、私は自分の意思でここにいる。
救われることを、諦めたわけでもない……。
──……その謝罪は、私に対する侮辱だ。

だから、そんな甘い気持ちで──勝てると、思うなっ!

【ポーカーフェイスであった少女が、思い切り感情を顕にした】
【顔には出さないが、かなり怒っているのだろう】

【右に跳んで、銃弾を回避】
【──し切れず、左足に軽く掠める】
【移動には支障が出るが、歩けなくもないレベルのダメージ】

【ガンナーである重太郎ならば気づけるかもしれないが】
【今の攻撃が当たったのは、櫻芽の攻撃の所為で反応が遅れたお陰だ】
【この少女は、チェルシーは"並"の相手ではない】

/続きます
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/04(水) 22:26:47.12 ID:7fZWVOdQ0
>>230
初心者ですが、からんでも?・・・・・。
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 22:28:06.68 ID:13d9BypZo
>>213

(ちぃ……防がちまった……)

【蹴り出した足を直ぐには戻せない】
【それは姿勢も同様で、それ故にウェル子の掌底を防ぐ手立ては無く】

く……っ……!

【肺から酸素が漏れ出るような苦痛にうめき声を上げ】
【不安定な姿勢のままで後方へと転がるように後退】
【だがそれだけでは終わらず後ろ回りに受身を取りながらそのまま立ち上がる】

(んだよやるじゃねえか……)
(思ったよりもタイミングの合わせ方が上手い、気を引き締めねえと)

【短く呼吸を整え萎縮した肺に活を入れ】
【瞳をウェル子へと再度向ける】

信念なんて大層な物声高に語る気はねーよ
ただオレは……オレが生き残る為に戦ってるだけさ……
ついでに言うなら人間は一人では生きられないの、つまりそういう事だよ

【例え自分だけ思う通りに自由に生きようとも一人では生きる事は究極的には出来ない】
【人は誰かと共に居る事で、それが意識的でも無意識的でもそうする事で初めて生きる事が出来る】
【彼が言いたいのは恐らくはそのような事】

ともお前が満足行くまで付き合ってやるさ……

【ルシアの攻撃がウェル子に迫るのを確認】
【その攻撃を避ける、ないし防ぐ行動をするだろうからその隙を突こうとエルフェスは再度走りだす】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 22:28:32.96 ID:kddRCzcSO
>>232

/いいですよー
/ちなみに舞台裏発言の時は/をつけて下さいねー
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/04(水) 22:31:32.72 ID:NMXO+lSUo
>>226

【ギィンッ!───と鉄を打ち付ける音を響かせながら、なんとか彼の攻撃に耐え凌ぐ。】


【──耐える事が出来たのではなく、術式と刃の耐久力が彼の攻撃に耐えた、と言った方が正しい。】
【既に剣と同様の硬度を持つ「黒刃」は、攻撃によって生じた衝撃を相殺した結果、完全に消滅してしまっている。】


【だん、と床を強く蹴って後ろに回避。距離を空けたまま、横に開いた両手に素早く同じ形状の「黒刃」を一本ずつ生成。強く握り締めて再び前へ。】

【相手の横を先程と同じようなスピードで走り抜けながら、攻撃に移ろうとする。】



────…「葬獣双牙」ッッ!!!

【刃をすれ違いざまに相手に叩き付け、刃を構成するエネルギーを全て爆破へと変換する「葬獣牙」。】
【それを二本の刃で放ち、更に刃を叩きつけた反対側の鎧に対して、鋭い蹴りを浴びせようとする。】


【────防御を最低限に、自分の攻撃の事だけを考えた連撃。】
【魔翌力の放出スピードも格段に上がっている。】


【彼の黒衣に描かれた術式は、その全てが相手を“破砕”する事に特化している。誰かを守る力では無く、ただただ力を追求した物である。】
【体の一部に魔術的に意味のある文字を刻み、身体能力を微弱に上げるといった強化術式が存在するが、彼の場合は────それを全身に刻んでいるような物である。】


【────強化の魔術式を“纏い”、漆黒の波動をその身から放つその姿は、“闇の獣”のようであった。】

【無論、このような術式には必ず代償が存在する。】
【今はまだ大きな支障は無いものの、額には熱病のような汗が噴き出している。】



【───あまりにも体への負担が大きく、長く保っていられるような力では無いのだろう。】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 22:33:25.42 ID:SE5iNiKEo
>>220>>222

 ……、…どういたしましてカンナちゃん。
 悪いのだけれど、行動は機を見て独自にお願いするかしら
 私は指示を出せないし、集中しないと“無理”だと思うの―――。

【少しだけ、横顔を見せる程度に振り向いて、少女へと言い放つ】
【放つ―――そう、言い終えればそれまでで、後のことはすべて任せる】

【それ程に、彼女には集中が要る。今、それほどのモノを創り上げていて】

(こちらを敵として見ていないのなら、チャンス……)
(けれど、あの人はそういう油断をするようには見えないかしら。)

………だったら早めに、妙な手を打たれる前に、ッ―――!?

【燦然たる紅の衝撃波にナイフが弾かれ、足元からも同じ光、六角錐】
【普段は鈍い彼女だが、今日は違う―――とはいえ、限界というものがあって】


【咄嗟に飛び退いた結果、右足を損傷。血が流れ出るも、手で押さえて能力を行使】
【そうした後だから、見た目には無傷で―――視界に異形を捉え、唇を噛み】
【またそれから、自らの作り出していた肉塊、光を放っていたソレを見て】

 ………間に合った、かしら。―――ねえ、“パパ”……?

     『………、……なんだ、戦か。』

【笑う。立っていたのは、聖か竜とでも頭につきそうな格好の、鉄の戦士】

 【女性の能力は、生命を作るというものである。やろうと思えば、死者をも作り出せる】
 【しかし、本来ならそれは形骸、記憶の無い肉袋に過ぎないの―――だが。】
 【この戦士には明確な意思がある。倒れたままのサリナに手を伸ばし、無粋に力強く引き起こす】

【それはつまり、彼が彼女の縁者――相当に深い仲の人物で有ることを示していて】
【彼は“能力者”なのか、空間に棒状の光を作り出して――――】

  『……おい、《そっち側》の。俺の敵はどっちだ、気持ち悪いのか、餓鬼か?』
  『答えないなら両方斬るぞ。今、俺は無性に武器を振るいたい気分なんだ。』

  勿論、わたしも勘定に入れて欲しいかしら……“夫婦”だもの。協力しないと、ねえ?

【戦士の兜、そこから覗けるのは黒い髪に、黄色い肌に、黒い瞳。そして、強靭で無骨な顔つき】
【そんな彼に寄り添うようにしてサリナは立ち、何時でも魔術を行使できるようにと準備をして】

     【がしり、黒い戦士は右手で以て、棒状の光を確り掴む。】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 22:34:29.84 ID:S8TPzABNo
>>225-226

【確かに、幾分か融通の利くようになった“花弁”にすべてを任せてしまうのが、一番安全だ】
【でも、何でだろうか、今日の彼女は「そんなこと」したくない気分だった】

気を使って頂かなくとも!
先に踏み入らせて頂きますよ、今日はなんだか――

【体勢を低くする。五の弾のうち二つが、白い頭の上を通り過ぎた】
【その姿勢のまま駆ける少女の周囲を舞う花弁、十のうちの六。それらが前方に配置され】

――空でも飛べちゃいそうなくらい、気分が良いですから!

【射出。そのうち三が、魔弾に真っ向からぶつかって相殺を図り】
【残りの三が、カーネルへ向けて空を裂き、奔る】

【最初の一は、愚直にまっすぐに。誰が見ても「囮」だとわかる、その刃の次】
【数秒置いた時間差で、それぞれ右と左から。残りの二が、カーネルの首元をサかせんと】
【月光を吸い込み、無機質のつめたさを孕む光に変換して放ちながら、迫る――】

【その間にも少女は脚を止めず、走る走る。距離はほとんど詰められただろうか】
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 22:36:30.71 ID:jplt2+dSO
>>219
【楯により蹴撃の威力を大幅に減じられた。恐らく、右脇腹は振るう%xに痛む】
【浅いが、右肩を捉えた。蹴りを放った左脚は、無事である――――】

【パズルのピースのように断片的に巡る、高速の戦闘思考。予測は、続く】

【――予想より、僅かに深い。見誤った、か? そんな事を考えながら】
【彼は、引き攣れて熱い痛みを発する、左肩の傷口に意識を遣った】
【油断なく敵手に目を向けた儘に、戦況を考察。獣たる青年は、続けて】


この僕を害する物に、七倍の。――いや、それでも未だ足りない。
七十と七倍の害を以ってして、その罪を贖わせる。

――――嗚呼。天秤の逆転=Aその響きの何と心地よい事でしょうか?

【斯くの如くに、宣った。何時か何処かで、誰かが言った――序曲思想は、伝播する=z
【狂信とは往かぬまでも、それは。紅き月銀の背信者≠フ声は、彼にもまた響いていた】

(速い、ですね。……どうやら、正真の人外の類か)
(ともすれば、彼女の最高速度にも。だが、追える。単純な衛星軌道だ)

【態勢を崩す程の無茶はしていない。故に冷静に、見に徹する事が出来る】
【喋りながらも、次手に備えて深く深く息を整え。油断無く構えたまま、視る】

【尋常ならざる高速機動は、しかし見えていた。コマ落としにだが、姿は捉えていた】
【ならば十全と判断し、彼は彼女の姿を目で追う事を放棄する。悠然と、微笑んで】

【態々相手の誘いに乗って、引っ掻き回される事はしない。どのみち、何処に居るかは解る】
【正しく疾風の、影すら追いつけぬような超高速は、恐らく。足跡ばかりでなく、その軌道ですら――――】

(視えた。正面――!!)


――――浅い≠ナすよッ!!


【裂帛の気合と共に、二閃――いや、正しくは六閃か。彼は彼女とは逆に、交差した両腕を内から外へと薙いだ】
【左右、衝突する三爪と三爪。薄刃が僅かに橈んで毀れる。――明らかに、圧されている】

【だが、しかし。彼は、防ぐだけでは終わらない=Bそのバトル・スタイルは、超攻撃偏重型だ】
【何は無くとも、反撃を――だが、この態勢から蹴りを放てば、崩される】

【そこで彼は、新たなカードを切った。吐息が掛かる程の至近距離での、拮抗の最中】
【不意に二人の間に、紅≠ェ。先程の六閃の軌跡をなぞるように、紅い斬撃が現出する――――!】
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 22:37:39.14 ID:ay0aIO3lo
>>228>>233

【ザクッと、ウェル子の左腕の中程に突き刺さる、ルシアの剣】
【セーラー服を赤く染めるのは、言うまでもなく、血】

――――フッ…………

【深々と突き刺さった剣を前にしても、彼女は表情を曇らせない】
【それどころか、右手でその剣を引き抜いて、ルシアを一瞥すると――】

戦いに平等など存在し得ません……
……ゆえに――

【ヒュンッ――! と空を切り裂き、なんと「エルフェス」に「投げ返す」】

――一発に対して一発だけを返すのでは……

【更に、びゅう、と吹きすさぶ「黒い羽根の突風」】
【投げ返した剣を後押しするように、剣の周囲に「黒い羽根」が纏われて……】

【――と、同時、ウェル子が、「横」に駆け出す】

……先に倒れるのは、貴方様方です

【エルフェスに対しては、先端を向けた剣が、勢いよく、真っ直ぐに「射出」されたかの如く迫るだろう】
【「黒い羽根の突風」が、剣の速度を助長しているのだ】
【目標は、狙いやすい「胴体」】
【回避・防御をしなければ身体のど真ん中にブスッとやられてしまう羽目になる】

【――一方、ウェル子の視線の先は、ルシア】
【そう、ウェル子は、彼女に対して駆けだした】
【このままだと、ルシアの懐に入り込むことになるだろう】
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage saga]:2011/05/04(水) 22:38:58.02 ID:gGBCAe3+o
>>218

いいや、付き合ってもらわなきゃならない!!

そうだ、ここに居るのは誰だ!?ボクと、キミ達だけだ!
そしてキミ達が取り合わないというのなら、他の誰がこの台詞を継ぐんだい!?
ステージの上で両手を広げて、見苦しく固まる役者など!何処に存在意義が有る!?

【戯言と呼ぶ、べきなのか。それともこれは、妄執の生む狂った言動なのか】
【ザンシアは、真意を自分にしか理解出来ない形にして、言葉をばら撒く】

【狂っていても。いや、元より狂っていたのなら、正常なのかも知れないが】
【この悪魔は、戦いは長く生きた分だけ、得意としていた】

【右足を一歩引く事で、段を上りつつ僅かな後退。更には、クルスに左半身、外側を向ける形となる】
【これは、咄嗟の防御が出来ないタイミングでも、腹や胸を庇いやすい立ち方であり】
【銃口を向けようとしたところで視界に入る次】

>>224

ああ、今の台詞は悪くない!だけどそれは叫ぶべきだ!!
遠く、遠く、あの塔まで、あの街まで!この城の隅々まで届くように!!
この城に集まった全てに、お前達を喜劇にすると宣言するべきなんだ!!

……だからもっと喚け喚け大声でぎゃあぎゃあ喚けよっ!!

【体を開いた方向に、神鷹が居る。殆ど真正面だ。その攻撃がどの様なものであるかは、先程見た】
【だが、この距離この位置関係、攻撃の種類までは見きれても、明確な狙いは判断出来ない】
【その為に、自分を狙う攻撃であれば不味いと、迎撃を図る】

【右手の銃、銃口を大雑把に刀の方へ向けて、引き金を一度】
【先程の様に固めた魔力では無く、広範囲に大雑把に散布する形の小型魔力弾丸を放つ】
【何かに衝突した瞬間、雷管紙の様に軽快な音を立てて消えていくそれは】
【衝撃波の威力を削り、完全な形のままで後方に抜ける事を阻害する】


>>二人

……ちぃっ、張り付いてくるねえ。窓の下に張り付いて、行きつく先は心中かい!?

【後方へ抜けた衝撃波が、歪んだ空間の輪郭を通過した、まさにその時】
【何にも触れていない筈のザンシアの右上腕が、音もなく切れ、血を噴き出した】
【腕と垂直の傷、幅は狭いのだがやや深いのか。脇をきつく締めて、出血を抑えにかかる】


【そして、ザンシアはまだ続ける。一人舞台、共演する役者も居ないというのに、だ】
【たった二人の観客、いや、そこに居る二人の人間に聞かせる為だけに】

不思議だろう?ページを捲るごとに、世界が進むんだ
役者が手を振り、顔を曇らせ、嘆くごとに世界が進んでいくんだ
常に動き続けていて、それはとてもドラマチックで、普通じゃあ手に届かない幻想の世界だ

……キミ達は、思う事は無いかい。捲るごとに減って行く、右に重なる紙の厚さ
気がつけば12へと近づいて行く、時計の短針に……思うだろう?こんなふうに

ああ、もう終わってしまう、ってさぁ

【誰も答えない。誰も、聞こうとしない】
【彼か彼女か、それか。この、三人称さえはっきりと決められない生き物の】
【言葉を自ら聞こうとする者など、何処にも居ない】

【だからあの様に、聞かせる為の場を作った。何が悪い?】


/続きます
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県)[sage]:2011/05/04(水) 22:39:25.68 ID:3kxr+lCTo
>>225>>226
正面切って一対一やれたなら、あなたと暴帝に習って組織を乗っ取ってみても良かったかもね!

【軽口を叩いてみせるが、その声に、内容ほどの余裕は伺えない】
【元からそう認識はしていたが、敵として相対してはっきりと解る―――カーネルは強い、と】
【冷や汗を垂らす感覚に見まわれながら、パニーはかつての恩人と向かい合う……!】

あたしだって!そう簡単に倒れはしないわよ!
諦め悪くあがき続けることは、あなたから学んだのよ!?

【四つの斬撃波の内二つをステップで交わし、剣でもう一つを受ける――輝く刀身が僅かに欠けた】
【かわし切れなかった一つが、仮面ごと右頬を裂く―――大丈夫だ、動くには何ら支障がない。そう言い聞かせて痛みを堪える】


(まだ、戻らない……いや、「目覚めない」か。あの時無くした翼、きっとそれに替わるものがあるはずなのに……!)

【心中で本調子でない能力のことを嘆きながら、今度は歩を一歩前に進める―――大きく、踏み込んで】

―――「飛翔せよ」!

【先程欠けた光の刃、それを切り離すと同時、それに炎を纏わせて、カーネルに向けて投擲する】
【速度は先程よりやや劣るが、芯としての刃が存在することで、総合的な威力は先程の炎弾よりむしろ優っているだろう】
【振り抜いた後、魔翌力を注いで光剣を再構築、接近するためにさらに一歩踏み込んだところで―――振り返る】


あんた、確か、スバル……!?
まったく、紅丸とかいう奴といい、裏切り者がまぁわらわらと……!

【もしパニーが≪R.I.P.≫側についていたなら、盛大に舌打ちでもしたのかもしれない、だが】
【今彼女が紡いだ言葉は、何処か「楽しげ」な響きがあった―――】
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage saga]:2011/05/04(水) 22:39:44.19 ID:gGBCAe3+o
>>240続き


>>218>>224

……キミ達に、答えを求めない問いを一つだ
この戦争……革命、反乱、逆襲―――……どれもしっくりこないが
その過程に於いて、ボク達≪R.I.P.≫が最強だったのは何時だと思う?

【強さにも、種類が有る。生物としての強さ、人間としての精神の強さ、集団としての強さ】
【個人の強さで考えるのなら、総帥カーネルはまだ底が見えない、まだ強さは先にある】
【精神としての強さなら、何処までも伸び、育っていく可能性がある】

【だが、この問いの形を保った叫びは】

……そうだ、最初の最初だ!最初にこの名前が、世界に刻まれた瞬間だ!
その瞬間、ボクは居なかった!きっとキミ達だってそこには居なかっただろう!
世界に戦火を!?違う!それは強者が弱者に対して与える時に適切になる表現だ!!

≪R.I.P.≫は、強者として生まれ、弱者へと成り果てていく!!
そうなりたくないと足掻いた、消えたくないと足掻いたのがこの戦い≠ネんだ!!!

【強さを、最も強く輝いた瞬間を、過去に定めた】
【自らが加わる事すらなかった、既に過ぎ去った過去へ】


【空気が淀む。比喩では無い、埃が舞っているでも無しに、空気が汚れ始めた】
【排気ガスを薄めた様な、とでも表せばよいだろうか。速効性は無い、まだ吸い続けても影響は無いが】
【仮にこの汚染が何時までも度合いを増し続けるのならば、危険と考えざるを得ないような状況】


             ≪Hel-Heim≫

……何故なんだ、どうしてなんだ。何で、置いて行くんだ……?

【ザンシアの後方の歪みは、明確な形状を持って顕現した】
【足首までのキトン―――古代ギリシャ式の衣服を身に纏った、女性の異形。アートマン】
【右半身の皮膚は病的なまでの白、左半身の皮膚は焼け焦げた様な黒。長い黒髪はバサバサに乾き、所々縺れている】

【神鷹の衝撃波は、このアートマンの右腕を切りつけていた。ザンシアの出血と同位置である】
【だが異形は血を流さない。流れるのは、黒い淀みの浮いた水】
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 22:40:01.47 ID:XGecs40q0
>>220>>222

――だークソッ!

【拳を引くことは出来ない。ならば】
【一端思いっきり拳を叩きつける】

【そしてその反動を使い、上に跳ね上がる。が、慣性で巨躯の動きに引っ張られる】
【また、両足は上に上がりきらなかった。突進に巻き込まれたが、幸いにもそこまでのダメージはない】

よっ……とぉ!

【落下するのは、その背中の上】
【効かないとは思うが、それでも落下の勢いも含めて、背中に両の拳を叩きつける】

(今の内に……)

【器用に、両の具足を足だけで外す。こういう時のために足だけで外せるようになっているのだろう】
【床に、鈍い音を立てて具足が落ちる。少年は今、裸足】
【わざわざ装甲を薄くした、その目的はなんだろうか】

>>236

――斬りたいなら、両方纏めて斬るくらいでやったら?
絶対にかわして見せるからさ

【咆哮の中、声が聞こえていた――?】
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga sage]:2011/05/04(水) 22:41:44.47 ID:Mahmsy1H0
>>226

どっかのバカのために、戦いに来たんだ。偉いだろう

【――こういった軽口を、永遠と繋げていけるのが“理想”だ】
【七百と幾年。この数年はなんと面白く、愛おしい生き物たちに出会ったことだろうか。まるごと宝物にしてやりたいくらいだ】
【告げられた言葉がこれほどまで愉しくなるものなど知らない。唇を吊り上げるとまさに「任せた」というよう、駆けていく】
【二人の武人、その間へ入るのがどれほど命知らずであることか―――】

ほらほら、ヴュネルド。山本。仲間外れにしないでくれよ?
俺だって愉しみたいし、お前と「語りたい/戦いたい」んだから――なッ!

【ヴュネルドが山本を弾き飛ばしたのと、ほぼ同じタイミングだった】
【だんっと地面を蹴り、細身の化け物が飛び込むようにして割り込んでくるだろう】
【温度のない異形、痛みを感じられない神経で「怯まない」というのが最も厄介か】
【自分の能力の種は割れているし、剣の腕で山本と張れるわけもないのだが、しかし】
【それでも、隙を作ってやることくらいはできるのだから】

【刀を持たない右手を掲げ、ヴュネルドに翳す】
【瞬間、彼の足許に妙な感覚が広がって重力が軋み始める】
【目的は、彼の足許の破壊。その場にいたところで彼の足首が重力で破壊される、なんてことはないが】
【しかし変わりに床が巨人に踏みつけられたかのように罅割れて、酷く足許を悪くするだろう】

【それで一瞬でも体制が崩れれば、山本か後方の友人が追撃してくれるはずだ】
【勿論その間も此方は距離をつめていて――次のヴュネルドのレス時には、射程圏内に入るだろうか】

/次から携帯に移行します
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/04(水) 22:42:18.83 ID:WJeR4J+Vo
>>204>>210>>217(all)

(…………現状厄介なのは、アイツ。)

───《 射出 》

【火憐が櫻芽へ向けて蹴りを放ったのを見ると】
【橙色の水晶を生成。櫻芽から見て左の、何も無い空間を狙って放つ】

【櫻芽が火憐の攻撃を左に回避したら、水晶が当たるかもしれない軌道であるが】
【ニナからすればそれはおまけ、当たればラッキー程度の思考である】
【橙色の水晶を地面に設置するのが本来の狙いであり、】
【何事もなければ、放たれた橙色の水晶は地面に刺さるだろう】

【だが、重太郎に対しては何の攻撃も仕掛けられていない】
【図らずも櫻芽の言葉通り、重太郎を捨ておいた形となる】
【なにか行動を起こすのであれば、チャンスかもしれない】

【赤色の水晶:櫻芽から見て後方。地面に刺さっている】
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 22:45:08.04 ID:X0pX2un+0
>>225>>226

えぇ!! ……危険かもしれないけど、今までのカーネルとの因縁、全てを清算しに来たわ…………!!
よしんば、ここで死んでもそれで、っ…………メルフ導師が…………!?

【圧倒的な戦力差は、分かっていた。自分一人の力では、カーネルの前に敵うどころか、足止めにもならないかもしれない】
【じりじりとした籠城生活を強いられる中で、いつしか投げやりな意識が芽生えていたが、メルフ導師の名前に、その目を見開く】

――――前言撤回。舌の根も乾かぬうちだけど、すっかり忘れてたわ…………あたしを待ってる人が、あたしにだっている。あたしの為に頑張ってくれてる人がいるッ!!
出し惜しみは無し…………あたしもまた、全力で行くわ!!
≪姉貴…………そうっすよ。アストラだって、銀鶏さんだって、アーディンさんだって……それに、昴さんだってらぶみさんだってエルメアさんだって!!
みんな姉貴を待ってるはずっす!!≫

【目が覚めた。死へと意識を向かわせるには、まだまだ早すぎる。現世には、まだまだ自分の居場所がある】
【レイドの表情から、儚げなそれが綺麗に消え去り、戦士の顔を取り戻した】

やっぱり、ダメか……!
「くっ…………グレネードを握りつぶすとは……!!」
「ルナティックガンスター、我々の中ではお前が最大の火力だ…………露払いは我らに任せて、必殺の一撃を叩きこむ事だけを考えろ」

【レイドの攻撃は、いなされるとは思っていた。もとより様子見以上の意味を込めた一撃では無かったから】
【しかし、リイロクローンの動揺は中々に大きな物があった。グレネードを握り殺すと言う芸当を、あっさりとやられるとは思っていなかったのだから】
【――――だが、そうした事が出来ると分かっただけでも収穫だ。リイロクローン達は、素早く意思疎通を行い、作戦を立て直す】

反撃!? ≪姉貴ッッ!!≫
「『ディバイダービット』、バリヤ発動!!」

【向けられた攻撃に、レイドは咄嗟に対応が効かなかった。そこをカバーするのが使い魔の役目だ。ジェムは炎をたぎらせて、レイドの盾にならんと飛び込む】
【一方、リイロクローン達は、χが板状の兵器を展開。一枚一枚がエネルギーを発して『壁』となり、3体を包むようにして護った。バリヤの表面が激しく揺さぶられるが――――どうにか防ぎきったようだ】

≪ッ…………これは…………!!≫
――――昴ッッ!!

【その時、レイドを破壊せんとした魔弾は、撃ち落とされる】
【その魔力で、その声で、レイドは何が起こったのかを瞬時に把握した。肩口から、後ろを覗きこんで笑顔を見せるレイド】
【もっとも強い絆を結び、もっとも信頼できる親友が、やってきてくれたのだ】

「――――第四級優先攻撃目標、天ヶ谷 昴…………現状の任務を優先し、カーネル・アドルフ=レルゼクムの殺害を最優先とする…………」

【――――そこには、穏やかではない存在も共に混じっていた。レイドの命を狙う一味の用いる、リイロのコピー兵士】
【だが、彼女たちは昴を一瞥すると、すぐにその視線をカーネルへと向ける。それを見れば、彼女たちは、とりあえずではあるが『仲間』だと分かるはずだ】

昴……あなたに合わせるわ。一緒にカーネルへと攻撃を!!

【言いながら、レイドは懐から赤いビー玉の様な物を取り出し、カーネルへと投擲する。火炎を封じた『火炎玉』――――割れれば周囲に火炎がぶちまけられるはずだ】
【先ほどの防御から、相手に接近する事を考えていたが、昴に合わせて戦うために、今一度遠距離からの攻撃に出た】

「……クレバーミッドナイト、どうする?」
「面子が不味い。このチームには接近戦に対応できる人材が存在しない。援護射撃に徹しつつ、ルナティックガンスターのグレネードを当てるチャンスを窺う……!」
「「了解……!!」」

【リイロクローン達は、独自で自分たちの動きを決めた】
【そこでξがバリヤを抜け出し前進。カーネルにある程度近づきながら、わき腹からヨーヨーの様な砲台を射出】
【砲台を頭上へと飛ばすと、カーネルの『上』から射撃をさせる。そのまま、右手のロッドを深く腰に溜めた】
【その間、ζはχのバリヤに護られながら、グレネードのリロードを行う】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/04(水) 22:47:38.86 ID:k0I+hZFwo
>>225-226

今更ボクの頭脳を湛えて、それが何になるっていうのサ?
現実を。君に従う者たちに変える力をくれてやるのだろ?
オマエの信念とやらで結果を魅せてくれやがってやるのだろ?

【まずは一蹴地を蹴り出して、遠方へと飛ばされる魔弾の流れ弾を恐れるようにその上方を滑空する】
【その勢いのままに上体をひねって右肩を背後にぐるりと回し、鎌の一つを握り締める】
【回転を腕に乗せ、下方に僅かな重力の助けを借りるように鎖鎌の一端を投げ向ける】

ほんとうに、無駄な自信にばっかりあふれて。
これほどまでに、わさわさ集って来る虫に体に這い上られて、それを叩き落して
何度目だいカーネル、もう疲れただろうカーネル・フェンダンス!
だからさァ! 終わらせてやるよ!
ボクが、その虫けらどもが、オマエが意にも介さなかったモノどもがよォ!

なァ!!! 『カーネル=アドルフ・レルゼクム』!!!!!

【引く左腕が手の平を僅かに胸に触れさせる。この時は何も意味をなさぬ動作】
【翼を展開する事なく、頂点に達してからは彼に向って自由落下する小柄な体】
【十分なまでに距離を詰めるか相手が鎌を弾かんとした時、ようやく前記は報われる】
【『鎌』の形に具象化した魔翌力を部分的に解体、すぐにそれを柵のようにならぶ蔓へと転換】
【深く懐に入ってから、回避・防御に回った相手の手札を一時的に空中に射止めようとの試み】
【普段はまるで実際の物質であるようにふるまっている少年の武器、だからこそなせる技】
【果たしてそのハッタリは、彼にまで通ずるものか】

全く、随分の人間に憎まれてるじゃあないかフェンダンス、ああそれともカーネルと呼ばれる方がお好きかな!
所詮オマエも唯人だという事が分かって嬉しいよ、ねェ!?
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/04(水) 22:51:25.07 ID:7fZWVOdQ0
【公園】
 ・・・・・。
 
『・・・・・・。』


【深緑色の着物を着た金髪金眼の青年が歩いている。】
【その横には白のランドセルを背負い白一色のメイド服を着た少女が、とてとてと歩いている】

・・・めっちゃ暇だな。

『・・・・はい。・・・・・・・・・・・・あ。』

【金髪の青年は、ぽつりとつぶやく】
【メイドの少女は静かに答えながら、ベンチにある人影を見つけた】


 ?・・どしたよ?・・・・・・・・・・・・・・・・あぁ。

【着物の青年もすこし遅れて気づく。】


/駄文ですいません。

249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 22:51:27.40 ID:D/bTwqs6o
>>227(シオン)

【産まれ堕ちる瞬間の焔】【0歳の灯】
【皮肉にも、ハニーとの親和性がとても高い技だった】

(……っあ、……ぐ、ぅ……!)

【龍の肉厚な皮膚は、赤く赤く焦がされて】
【――水音と共に、焼き切れる】
【骨が無い分、一定の地点を超えた後は、人体よりも斬り易かったかもしれない】

【彼女に向けられた頭部が、ズリ落ちて、床を舐め】

【――首の切断面から、血飛沫のように蜂蜜が吹き出す】
 【彼女は、この龍を見たとき『文献でしか覗いたことのないような化け物』と言った】
 【その聡明さがあれば、この龍の体液を浴びてはならないと、判断できるかもしれない】
 【文献上のヒュドラは、不死の英雄さえ屈するほどの猛毒を持つ魔獣なのだから】

 【もっとも、この十首龍は、ハニーが形状を借りただけの紛い物――】

>>229(ミスト)

【ミストドラゴンの攻撃は、狙いの首が引き換えしてくる前に命中した】
【振動によって強化された切れ味の前に、大樹の如き首が綺麗に裂けて――、首一つが絶命】
【――目の前の傷口から、特殊な蜂蜜≠ェ吹き出すだろう】

【デイドリィムに向かった頭部は、強力な酸によって半溶解。視界を潰される】
【狙いを定めることが出来ず、デイドリィムの近くで首を左右に薙ぐ】
【他の首からの視覚を頼りに、攻撃しようとしているのだろう】
【大味な攻撃だが、似非固体化するほどの密度、圧倒的な質量をもってすれば】
【ただ身体を動かすだけで、侮れない破壊力が生まれる】

【伸びる包帯に、妨害はない】
【龍の頭部の中で、胎児のように丸まった彼女に、直接触れることは出来なさそうだが――】

>>ALL

【もし蜂蜜が避けられなければ、その部分が「甘く痺れ」始めるだろう】
【世界を塗り替える蜂蜜≠ェ持つ属性は『存在否定』】
【生物・非生物問わず、触れたものを『蜂蜜』に変えてしまう】

【その事は、僅かばかり溶け始める床を見れば、判るはずだ】

【もっとも、変化には一定の時間を要する】
【対象が持つ『存在強度』が高いほど、抵抗できる時間も伸びるだろう】

【…『存在強度』とは、この世界における『存在肯定』の総量】
【すなわち、人との繋がりである】
【自分を大切に思ってくれる人の数】
【自分へ向けられる親愛と愛情の量】
【空気のような人間よりも、億人に憎まれ一人だけに愛されているもの方が高く】
【大勢に必要とされる人間ならば、更に高く……】

【『存在強度』と『否定の力』が拮抗し、互いに削り合っている状態ならば】

【さしたる変化は訪れないだろう】
【ただし、この場に置いて『否定の力』は無尽蔵である】
【長時間、甘い蜜に曝され続ければ、有限が折れるのは必定】
【不用意に浴びることは、避けるべきだ】
【――首、残り8。 ただし、全てを斬る必要はない】
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/04(水) 22:52:01.48 ID:zzuz0hePo
>>226

然様か――――ッッ!!!

【ガギィッッ… 金属同士のぶつかり合う轟音。腕が、手指が麻痺しそうな痛みを感じて】
【其れでも、信念は。刀は曲がらない=z
【腕ごと吹き飛ばされそうな斧の一撃を受けて距離を取らされながらも刀は手放さない】

【刀を諸手で持つと右肘を引き、肩より若干高めに上げる】
【左腕は腋を締めて胸元につけ、左手首右頬の横に来るようにして構える】
【示現流:とんぼの構え…1撃必殺と謳われる一の太刀の構えである】

…なれば、拙者と貴様は違うのであろうて
拙者は、戦う意味を求めている。その意味≠ノ依存し、戦うのだ
戦うだけの意味を持つ、守るだけの価値のある主≠求めているのだ

拙者は唯の――――護剣≠ノ候 一振りの刀≠ノ候、誰かを傷付ける凶刃≠ノ候

 【――それで、構わない】
 【過去も、未来も――誰か≠フ為に戦い続けている】
 【己が何か失おうと、嘆く結果になろうとも、凶刃≠ニ呼ばれても】


………その様な生き方でも、己≠ヘ見出せるとも

【ダンッ】
【再度、突進】
【一の太刀に牽制など無く、真直ぐに。構えから分かる様に右足で踏み込むと袈裟切りを放とうとするだろう】
【そしてその太刀は…信念′フか―――今まで以上に重い=z
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/04(水) 22:54:12.86 ID:UA2zJYXH0
>>211(ヘヴィタロス)

…もういい、私が口を出すだけ毒だ
邪魔されない限りは邪魔をしない、君と組むことも運命だろうが…

――殺す「力」が無いのは君だけだと言う事だけ、忘れるな

【彼女からしてみれば、余りに惰弱な少年の姿】
【言葉のキャッチボールの二巡目で、はやくも大嘴は痺れを切らす】
【随分と冷淡な声は、まるで少年を焚き付けるようで――】

【さて。仲間を「守る」ことが、彼の正義になるのなら】
【振り切れた優しさが、不必要なまでの容赦になった瞬刻】
【「炎」を極端に苦手とする大嘴が窮地に陥ることは、どう考えるのか――】

>>217(絶対火憐チルドレン)

【畏れ、怒り、憎しみ、狂気、絶望】
【傷だらけだった、「子供」の頃夢に見た、古の力の真相】
【それを教えたのと同じ、逆巻くほむらの使い手――花城との相性は、最悪に近い】

【背筋を通る汗は、急激な気温の上昇による当然の現象だ】
【そうだ。そうに決まっている――】

(……何が、怖いものか)
(私は、全ての「運命」を受け入れる――)

…後はただ、野獣が血を啜り合うのみ

 ―――凍狂突鋸虚華棘=@併せ 凍亀護輪=I

【冷徹に放たれた、滑る様な口上を聞きとれたなら】
【「とうきょうとっきょきょかきょく」あわせ「とうきごりん」――】
【そう紡いでいた事に、気付くだろう】

【中段蹴りの力と熱によって掃われた煙の向こうに見えるのは、櫻芽の細い左腕「の」】
【ちょうど手首と肘の中間を覆い隠す――骨造りの漆黒きバックラー】
【それを更に囲む分厚い氷の輪が、同心円状に広がり】
【盾心には――鋭い氷の棘が一本。イッカクの牙のミニチュアみたいに】

  【―― ば し ん ――】

【足の軌道と噛みあうべくして弾き出された盾が。一撃を受け止められれば、】
【蹴り足を穿つ形で、凍狂突鋸虚華棘≠ヘ突き刺さる】
【盾に宿る「異能に対する強い耐性」のお陰で、それはすぐ溶けたりもせず】

【――ただし、衝撃は概ねまともに通り】
【櫻芽は「凍銛」を自分に追従させながら、一歩半ほどを押しのけられる】
【銃撃さえ無ければ、追い打ちに移ろうとするのも悪手では無い】

//もう説明不要かもね、続くんだけど
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/04(水) 22:54:35.01 ID:UA2zJYXH0
>>245(チェロキーちゃん)

【櫻芽は回避するのではなく、受け止めんと試みた】
【それが成功したとしても外れたとしても、水晶が飛んでいる間に】
【彼女が「左方向」へ流されることは、無い】

(…いい加減に狙うほどバカじゃ無いだろうね)
(ウェル子と同じだ――抜け目ない、なにか狙いがある)

【風を切る硬質な音が奏でられ、出鱈目な残像がちらり】
【それによって水晶の存在を認識したけども】
【花城に注意を集中しているから、精確な位置を把握出来ていない――】


【――きぃ、きぃ】
【その間にも飛翔を続ける凍銛は、雪化粧をした木に激突し】
【集計を放棄させうる数の氷刃を。雨あられと散らす】
【だがそれは――ひとつとして、チェルシーを傷つけず】

【その代わりと言うべきか、木の上方で】
【雪とはまた異質な、櫻芽特有の「白い煙」の蠢動を見受けられるはずだ】
【二ナが、樹の枝を折るのとは少し違う、「パキリ」と言う音に】
【気づくことが出来たなら、だけど――】

【明らかに、やがては害をなすものだ】
【出来るのなら、妨害しない理由はない】
【先の花城の突撃が良い例だが、大嘴から離れた煙は容易く払えて――】
【それこそ銃弾や鉱物でもぶち込めば、大部分は】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/04(水) 22:55:04.12 ID:7fZWVOdQ0
>>234さん すいません >>248です。
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/04(水) 22:56:28.78 ID:84NGJTUro
>>224

【飛びかかろうとした矢先に、響いた大音声に、出鼻をくじかれてそちらを見やる】

(何を、急に……!)

【クルスの耳に飛び込んできたのは、今の戦況に関わりが在るとも思えない、名を問う叫び】
【――無視しても構わなかっただろう。だが、名を伝えるくらい、然程の手間でも、タイムロスでもない】

……クルス! それ、が……何かっ!

【こちらも鋭く声に出して、神鷹へと名乗ると、今度こそザンシアの方へと向き直る】

>>240 >>242

……誰も彼もが、貴方と同じ舞台で踊っているわけじゃない!
貴方の舞台の価値なんて、知ったことか!

……『三十枚の銀貨』!

【相手が防御の体勢をとるならば、こちらはそれを上回る手数を】
【自分の両肩の上に、銀色の短剣を召喚――】

――Boomerang!

【――掛け声とともに、銀色の剣は上方へと飛ぶ】
【二本の銀閃は、緩い弧を描き、ザンシアの両肩目掛けて、猛禽の如く降下する!】

【それと同時に、クルスはザンシアの懐へ飛び込むべく、地を蹴って階段を駆け上がる】
【ザンシアに張り付いて――それが叶うならば、腹部を切り裂くように、右手の刃を一文字に振るうだろう】

そんなに遊び足りないなら……!
独りで! たった一人で! 舞台袖ででも、楽屋裏ででも、好きな場所で踊り続けていればいい!

【――頭に血が上っているのか】
【ザンシアの背後に現われた、アートマンには目もくれず】
【穢れた空気を吸い込むことに、躊躇いを覚える様子すらない】
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/04(水) 22:58:18.03 ID:u+UU6e/Uo
>>238
「にぅっ!!!?」

【六爪、拮抗】
【初撃は受け止められ、競り合う。敵性の男性の力か、カッターナイフが耐えられるレベルではない】
【けれど、拮抗では決して勝てない】
【猫は、無言の助力により腕にオーラを溜めていた。それは非力な猫ですら、一定以上の怪力を発揮できる竜の力だった】

【でもそれは、予想の範疇を超えていた】

「つっあああ!?」

【咄嗟に身を引いたが、胸部のインナーが裂ける】
【鈍い熱を伴う痛みが傷の深さを物語る。急所への直撃、心臓に当たらなかった、と言うだけ】
【赤い血を滴らせながら、猫は胸を押さえ、距離を取るべくバックステップ】
【呼吸が荒く、額に汗が滲み出すけれど、その眼は相手を捉えて放さない】

…ちっ、自己修復は間に合わない、応急処置で出血を抑え、痛覚を一部カットします。
これは…攻め手が浅いローズでは攻めきれない?

【露出した乳房は毛皮まで真っ赤に染まり、普段なら乳臭い猫と言えど多少は扇情的なはずの光景が、今はむやみやたらに血生臭い】
【けれど猫は、胸の痛みが無視できるまで減衰した事を知ると、それにかかずらう事はもはやない】

【同時に、もう出方を待つなんて真似が許されない事を悟る】
【この男、隙を見せたら真っ先に寝首を掻きに来るタイプ、出来た狩人、猫以上に獣らしい人外の精神】

【ではどうしたものかと、猫は沈黙する『声』をちらりと仰ぐも、首を振ってやめた】
【幼い精神ながら、自分がなすべきことに気付いたらしい】

ローズ、絶影はもうやめなさい、負荷が大きい。
それ以外で出来る手を行いなさい。

【『声』もまた、一応その心意気を汲んで、それだけ告げる】
【絶影とは、先ほどの高速移動か。やはりあれだけの速度を出して無事、と言うわけではないらしい】
【猫も『声』には信頼があるのか、小さく頷いて返答すると、今度は距離をつめず六爪を構えて気を漲らせる】

【そして交差させながら振り下ろすと、X字の斬撃が、蒼い視覚効果すら伴って敵へと向かうだろう】

【間髪いれず衝撃をおって走る猫は、左側へ抜けるよう、直前で身体をズラすように切り込む】
【だがストレートには抜けず、無理やり左から右へ戻す反動で腕を横になぎ払う連続攻撃を行うだろう】

【軌道こそ単純で、腕力や防御力は大したことがないが、動きは俊敏にして機敏】
【その速さをもって繰り出される連撃こそ、猫の持ち味と言えるだろう】


【突き動かすのは、理想なんて高尚なものではなく、信念などと言うには少々曖昧】
【けれど夢想と呼ぶにはあまりにも輝かしく、本能とするならあまりにもブレない、ただ一つの、】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/04(水) 22:59:06.50 ID:r10gKpPzo
>>215[かりんちゃん]

やっぱり……戦って決めるしかないのか……
だけど、ソレが認められなかったら、どうするの!?

「おしゃべりもいいけど、集中しろよ!?」

【剣士の少女の言うことも、分からないワケではない】
【彼女が意思を曲げない事は、直感で分かったし、戦うしかないのならば、俺は2人と一緒に戦うだけ】

【そんな事を頭の中に渦巻かせ、少女に、悪の道を進むのを阻止するが為に、考えを改めて貰う為に、戦うと心に誓い】
【剣士への問いが、其の誓いの強さを示すかの如く】

>>217[サクラちゃん]
(あの娘、えっと火憐さんはおうめさんの方に行った……)
(おうめさんなら大丈夫だとは思うけど……ピンチなら助けなくちゃ……)
【花城と、櫻芽を其の黒い双眸に映し、そんな思考をしながら】
【櫻芽と何度か共闘している為に、悪の人物では無い事は分かってはいる為、説教を受けても共闘とは云い難いが、助けるつもりはあるらしい】


>>231[チェルシーちゃん]
で、出来るっ……!
やってみせる……ッ!!

俺が、救って見せるよッ!!勝ってみせるッ!!
【ぐっ、と銃に込める力を強くして、チェルシーへと自分の思いをまるで、小さい子供の口喧嘩のように、言葉を、思いを吐きつける】
【未熟ではあるが、思いは本物のようで、だが、致命的な程に甘い――】

かすったか……
『ねぇ、重太郎あの子身体能力高そうだよ?分かってる?』
わ、わかってるって!
「おい、あのネーチャンの攻撃もよけて掠ったって大分スゲェってことだぜ?」
だからそれもわかってるっ!

【分かってる。口から出るのは分かってるとの言葉】
【だが、其の行動や、口調には、分かっているような要素は1つも見当たらず】
【通常の彼ならば、チェルシーの強さなど理解したハズだが、おそらくは頭がうまく回っていない。ただの感情をブチ撒けるだけ――】

>>245

「おい、舐められてどうするんだ?重太郎」
うるさいッ!黙っててよ!!
『落ち着こうよ重太郎。今がチャンス、ね?』
【此方へのアクションが無く、自分への不甲斐無さからか怒りが沸いて来る】
【其れは、足の痛みをしばし忘れる程で、又痛みを思い出して、一瞬顔を歪める】

【だが、チャンスと言う事は承知しているらしくて――】


往くぞ!白口!
「おうッ!」
【そして先程実弾を撃ったのと同じ左手の銃より、中級魔術程の魔翌力が込められた魔弾を発射】

【魔弾は、チェルシーの遥か上へと昇って行き】

【魔弾が、チェルシーを過ぎた頃、明かりと、『魔弾』を反射する何かが、1枚】


【其処を見れば1枚の鏡。恐らく、この鏡で魔弾を反射したのだろう】

【魔弾は、後方よりチェルシーの下半身を襲う――!】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/04(水) 23:00:44.11 ID:HKGqoctIo
>>239

――ッ、…………!

【剣が刺さったのを確認して、然し眉を顰める】
【傷付けてしまった事と、回避されなかった事、二つの理由で】
【甘い戯言は言っていられない。妥協する必要はある、が】

(やっぱ投擲武器は考え物だったかなぁ……!)

【それの為に避けなかったのか、結果的にそうなったのかは兎も角】
【ルシアの武器が、そのままエルフェスへと投じられたのを見て、苦い笑みを浮かべる】
【次からは気をつけるべきか、と考え、然し、直ぐにそれどころでは無くなる】

……問題は、最後の一撃をどちらが先に当てるかだよ!

【エルフェスでは無く、此方に向けて駆けて来るウェル子】
【その行動に、安全圏に居るという無意識の安心は打ち砕かれ】
【少し慌てた動きで、向かってくるウェル子に対し、右手の剣で刺突を繰り出す】

【突きという攻撃は、動作が早く初動が見え辛い】
【が、万全の体制では無い為、回避動作を取らずとも、ウェル子の脇腹を浅く裂く程度に止まるだろう】
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 23:01:38.41 ID:kddRCzcSO
>>248

あー糞っ、どーすりゃ良いんだろうなー……
…ぁん?

【ベンチから起き上がり、その時青年と少女に気づく】

……どした?

【そのままゆっくりと二人組に近づいていく】




/できる限り舞台裏発言は控えて下さいねー
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 23:03:47.04 ID:13d9BypZo
>>239

【驚くべきウェルの戦闘意欲だった】
【並の人間であるならば剣が己の腕に突き刺さった時点で戦う意思は無くなる】
【だがウェル子はその剣を引き抜きそれだけでなく自分へと投げつけて来たのだ】

【その行動にエルフェスは戦慄すらした】

(だが、まだ止まれねえだろ……!)

【一直線に飛来する剣から逃れる為に右側へとステップ】
【先程と同じように回転しながら立ち上がる】

【立ち上がったエルフェスの左わき腹から薄くはあるが赤いシミ】
【どうやら僅かばかりタイミングが間に合わなかったようで】

お前がそう言うなら2倍にして返してやんよ
後悔して泣くんじゃねえぞ、慰めてなんかやらねえからな!!

【両の手に握られた「刀」を右、左の順にウェル子の足元にけ投合】
【「刀」はそれぞれ回転しながら纏った「黒色」を霧散させナイフの持つ本来の銀色が姿を現す】
【その刃は「黒色」を纏った影響なのか所々欠けており殺傷力は微かに落ちる】
【だがその投合の意味はウェル子の行動を疎外する事にある、ナイフが当たる事は期待してはいない】

【それを投合した直ぐ後にエルフェスは左手で腰のナイフを引き抜く】
【投げて終わりではない、エルフェスはウェル子の背後を追うように再度走り出す】
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 23:05:21.77 ID:dkNG3CoSO
>>249

【デイドリィムも、間抜けでは無い】
【十首龍の“戸惑い”に気付き、盾は維持しながらも、右に転がり、その場から逃れようとする】

【彼女の身体、角砂糖130に満たないそれは、「防ぐ」となれば障害となるが「かわす」となれば天才となり】
【大味な「攻撃」は、一先ず盾の表明を少々破壊するに終わるだろう−】

【一方の、ミストドラゴン】
【首を一撃で断ち切れた。此処までは、順調で−−−−然し】
【蜂蜜を、その身に浴びて……彼は】

【彼は、億人に憎まれ、兆人に嫌われ、数千にぼんやりと好かれ−】
【−−−−−−】

【そして、一人だけに、必要とされて−】

……なんだ…………?

【その為、「存在否定」の効力はぼんやりとしたカタチで】
【蜂蜜を浴びた帽子と、頬。帽子は僅かに溶け出し、頬にはほんのり甘い痺れ】
【何か、マズい−】
【速攻を決めるべきでは−?】

【そんな直感・焦りから彼は。ギターの斧を肩に担いで、全速力で十首の龍の大元へと駆ける】
【デイドリィムもまた、その後を追うように−−−身体に、“包帯の鎧”を巻いて、駆けて行く−】

【このレスでは、まだ到達しない】
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/04(水) 23:06:56.70 ID:JJm6cjygo
>>231>>245[になちゃん]
【ちらり、と近づく水晶の気配を感じて。びっ、と親指を立てた】
【ニナが気づくかは分からないが、有難う、という意思表示だったのだろう】

>>251>>252[お梅さん]
おおおおおおおおおおおッらああああああああああああああああああッ!!

【もはや、其れは叫びではなく、咆哮】
【現れた、骨づくりのバックラーを蹴り飛ばす】
【ごっ、と靴を貫き足に激痛が襲うが、流れる自己の血すらも一瞬で蒸発させていく】
【其れは、どんな防御をされようとも、轟火を持って突き進むという彼女の信念を身を持って示している】
【火を苦手とする相手としては、この光景、この在り方は、どう映るか】
【痛む足をあえて踏み込み=A二撃目へとつなげていく】

ッぐ、ぅッ!!こんな物、お祖父様に骨をへし折られたときのほうが数十倍痛かったァ!!

【絶叫、踏み込み】

椛五閃ッ!!

【二刀が煌き、右二閃、左三閃が重ね打ちされていく】
【相手の守りを打ち崩すために、手数で押していくつもりであった】
【赤熱する二刀の温度は、普通の金属であれば溶解≠キる程の温度】
【速度重視とは言え、熱による威力増幅はかなりのものだろう。そして、刀と火憐の纏う蜃気楼で間合いが常に揺らめいて読みにくい】
【之が、彼女が花鳥風月を捨て去り創り上げていく我流剣術《紅蓮剣姫》だ】
>>256[じゅうたろうさん]

――――知らんッ!!私は頭が悪いからそれ以外は知らんッ!!

【単純明快、彼女はバカである】
【故に、迷うこともなく、愚直≠ナあり続けることも出来る】
【彼女は、人で有る前に、剣士。少女である前に、剣士】
【そう生まれ、そう育ち、そう生きて、そうここに居る】
【其れだけで、彼女が戦うには十分なのだ】
【理由があるから戦う≠フではない、戦うのが理由≠ネのだ】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/04(水) 23:09:14.95 ID:ZXq2l+Xg0
>>235(緋天)

≪ッはぁっ……!まだまだァッ!!≫
ほう、見上げた根性だ――!そして……なかなか良い動きをするじゃあないか、緋天颯護ッ!
だが――いつまで持つかなッ!!≪R.I.P.≫――!!

【素早い切り替えしで放たれた≪葬獣双牙≫。確かにその動きは鋭く、強烈だろう】
【だが、今のカーネルには届かない――今の彼が内包する力は、あまりにも大きすぎる……!――――】
【――いや。それは、一対一で闘った場合の話だ。今の颯護には、そう――ありがちな言い回しだが――『仲間』が、居るッ!】

>>237(カゲツ)>>241(パニキュレータ)

――ほう、ならばそのまま、天に昇り終わりを謳うが良いッ!!
【――颯護の一撃に対する対処の最中。飛来する白き花弁に、紅い眼光を遣る】
【同時にパニーが放った炎の刃。それも、視界に入っている】
【――成る程なァ。一時であれ、このカーネルから学び取っただけのことはある】
【……攻撃のタイミングを、弁えているじゃないか……!】

……だが甘いッ!≪R.I.P.≫による『血』はオレの手足であり、このカーネルそのもの――
まだまだ手数には余裕があるッ!!貴様らの放った攻撃は――貴様ら自身で喰らい合えッッ!!

【――ぐん、と。鎧より伸びた鋭い触手のようなものが、花弁を。炎の刃を弾き飛ばす】
【その際、血に含まれたカーネルの魔力が付着し――それぞれの攻撃を、そのまま】
【炎の刃をカゲツに向けて。双つの花弁の刃をパニーに向けて、強制的に弾き出そうとするだろう】
【付着した血の魔力でいくらか制御は行っているようだが、当然オリジナルに比べて威力は弱い】
【加えて軌道も直線的であり回避は容易い――ただ、驚愕という精神ダメージが付随するか】

[……あはは。それ、自分の顔見て言って欲しいかなッ!]

【――昴は。この戦場に似つかわしくない笑顔を浮かべて、パニーに語りかけ】
【片手の銃砲を構えなおし、チャンスを伺う――】

>>246(レイド)

――ッく、おッ!?

【そして。ここで、ようやくヒットとなる攻撃が叩き込まれることになる】
【それは、緋天颯護が放った連撃――仲間のサポートにより、カーネルの対応が遅れた】
【カゲツの花弁と、パニーの炎の刃だけではまだ足りなかったが――其処に加わった、レイドの火焔】
【それがカーネルの気を逸らすことに繋がり――ばぎん、と。その鎧の右腕部を、砕き散らした】

くッ……餓鬼がァッ!!

【しかし、それに間髪いれずに反撃が入る。振るう剣先、斬撃波ブレイドノイズ】
【それが幾重に連なって、レイドに、颯護に、リイロたちに襲い掛かるだろう】
【流石に、今の一撃で沈黙するほど簡単な相手ではないか――】

[――わかった、レイド!でも……その前に、何とかしないとね……!――≪風墜≫ッ!]
【昴はそう返しながら、襲い来る紅斬を風の鎚で叩き落す。レイドを援護する余裕はなかった】
【視界に入ったリイロクローンには――その情報を事前に得ていたため、取り乱すことはなかったが】
【それでも。複雑な気持ちが、胸を去来していた……しかし、それでは勝てない】

/Next...>>
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/04(水) 23:09:48.15 ID:ZXq2l+Xg0
>>247(オーベール)

フン、オーベール・ブノア・リシュタンベルジェル……!
今更言葉で一丁前にこのオレを挑発しようというのかッ!情け無い話だ!
虫ケラは虫ケラらしく、ブザマにマヌケに骸を晒すが良いッ――!!

【――突き出される右の剣撃】
【しかしそれは、転換した蔓によって絡め取られ――?】

……クハハハハッ!!貴様にしては考えたなッ!
だが、そんなものは無駄だ無駄ッ!!オレの剣が双つあることを忘れてやしないかッ――――!!

【――だが、即座に突き出される左の剣。一直線に、空中のオーベールの肩を穿たんと振るわれる】
【しかし、このオーベールの行動は、今のカーネルに大きなスキを生み出している――無駄などでは、ない!】


>>244(ツァーリ)>>250(山本)

『……やれやれですね。アホみたいに怪我しても知りませんよ。
 生き延びたら、礼くらいは言ってやりますけどねッ――!』

【――じゃら、と。鎖が擦れる音が、後方で響くだろう。同時に、駆ける音も】

「ッ――ツァーリかッ!!」
【――ずん、と。重力負荷がヴュネルドの身体に降りかかる。この状態で――山本の相手は……!】

「だが……≪サイサリスッッ!≫――己はッッ!!」

【焔の音。蒼い火焔が、ヴュネルドの身体を覆いつくす――身体強化能力、サイサリス】
【サングラスに隠された右目からも蒼白い炎を立ち上げて、ヴュネルドは】

「……戦う意味ッ――守るだけの……価値、だと……!
 ……己は……ただ、闘うことだけを求めてきた――
 闘いによって、互いの信念を隠すことなくぶつけあうこと。その聖域にどうしようもなく惹かれた……
 ……純然たる魂と魂の決闘!それが、己の心の渇ききってひび割れた大地に、恵みの雨となって注いだッ!
 だが……お前の言う『護る剣』とは……『誰かのために振るう剣』とは――……

 ……その源流は……意味は……理由は……≪信念≫はッ!
 『何』なのだ……――山本正勝ッッ!!」

【――斬を受ける】【重いッ――!】
【思わず、ヴュネルドはそれを往なそうとして。巨躯に似合わぬ俊敏さで、切り返し一撃を浴びせようとする】
【片腕で振るう2連撃。2発の薙ぎ払いが、それぞれ山本とツァーリに襲い掛かるが――】
【重力影響下。その攻撃は、やや鈍い――】
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 23:09:58.48 ID:Hqm41NNoo
>>236

 「──え……パ、“パパ”……?」

【後ろで絞りかすのような魔力を練っていたカンナが、】
【その顕現を見て──思わず、感嘆とも驚愕ともつかぬ声をあげた】

【異形の後方に控える青年も、雄雄しき戦士の姿を見て──】

 ……ふん
 おめでたいな……夫婦で揃って戦場か

【このとき、青年の口角は僅かに笑んでいた】
【そして一度だけ瞑目すると、両手の手袋を噛み、それを脱ぎ捨てる】

 だがそれは……きっと堪らなく幸福なことだろうな

【──ぎしり。露になった右腕は、漆黒の鋼に装甲された義手】
【そして対する左腕は、継ぎ接ぎだらけの屍肉で。──その薬指には、沙莉菜と同じく銀環の姿】

>>243

 “──雄ぉお怨──……ッ”

【ずん、と、その巨躯が刹那に苦鳴を漏らし、体勢が沈む】
【落下の勢いを乗せたフィリルの拳が、正しく異形の背を打ち据えたのだ】

【異形は一度旋風のように身を回転させながら後退】
【地面から僅かに浮遊したまま、青年のすぐ眼前へと戻る】
【具足を外したことは、床に落ちたそれを見ることで認識はしたものの──意図までは察せず】

 「── 一緒に戦うの、初めてだよね、フィリル」

【と、その時。フィリルの近くから、揺らがぬ声が響く】
【カンナがその手に大きな『ハサミ』を生成して、共に異形へと相対しに来たのだ】

 「誰もが切り札になりえる、って言葉──覚えててくれて、嬉しかった

  ──往こう、フィリル
  沙莉菜さんも一緒なら……『対機関連合』なら、私、負ける気がしない──!」

【その双眸の奥に、猛る意志の炎を宿し──】
【フィリルを横目で一瞥すると、その口の端が僅かに笑んだ】

 【 『仲間』とか──『夫婦』とか── 】
 【 それこそが、幸福に至れる道── 】


//つ、続くんです
265 :264[saga]:2011/05/04(水) 23:11:06.59 ID:Hqm41NNoo
>>236>>243

 …………────

【『夫婦』と、『仲間』と共に相対してくる彼らを前に、】
【青年の双眸は、無言のまま僅かに細められた】

【そして】

 ……──幸せそうな面を、しているな
 一生、それが続けばいいのにと──きっと誰もが思うだろう


        【 ──どくン── 】


【刹那。ヴァレムイシアの左胸部──内臓された隻眼が、開いた】
【それは、真紅と純白、紺碧に深緑など、様々な色が互いに渦巻きあう異質の瞳】
【その中心に据えられた漆黒の瞳孔が蠢くと、瞳に光の粒子が収束していき──】

 【──きぃン!】

【と、いやに澄み切った高音が打ち鳴らされ、昼夜が一瞬だけ逆転する】
【──数呼吸の無音が満ちる。まるで世界が音の存在を忘れたかのように】

 【……ごと】

【ふと、そんな音が静寂を破る】
【その出処は、カンナが立っていたところ】
【もし、そこへ視線をやったならば──】


 「────────────」


【そこには、黒き立方体が浮遊しているのを目に出来るだろう】
【──その内部に、少女を丸ごと閉じ込めた黒水晶細工として】


    【 ──どくン── 】


【脈動する漆黒。ヴァレムイシアが身を震わせ、月を喰らうように天を仰ぐ】
【その瞬間──青年は、持っていた燻銀の長柄武器を、天へと放りなげて】

 “だが”……──
 俺は、俺自身に、それだけで良いとは、思えなかった

【それを、異形の右手が手にした刹那──得物が瞬時に肥大】
【捩れた黒い触手が絡みついたような柄を持つ、漆黒色をした巨人サイズの大鎌へと変貌】


        ≪ 屍~戯鎌斬艾 ≫


【ぐォン──!】
【その大鎌を握り締めた異形が、宙を滑るように、鉄の戦士へと肉薄していく】
【そのまま中距離ほどの間合いに至れば──彼女らを纏めてなぎ払わんとするように、横薙ぎで一閃するだろう】

【戦士の胸部の高さで、左方から迫る軌道。酷く大振りで、軌道はこの上なく単純だ】
【そして、この瞬間、異形は青年から離れることとなり、フィリルへの攻撃はない。──好機、か】
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/04(水) 23:13:49.92 ID:sA/cAy8oo
>>240>>242>>254


【思った通り――語り口から考えても、彼女は律儀≠ネ人間だった】
【熱くなっていても尚、『返答』を返す。 ……「人の良い」人間にしか出来ない事だ】


――よぉし!! 俺の名前は神鷹≠セクルス<b!!
良いか!! 今から俺は『突っ込む』準備をする……が、突っ込んだら多分“やられる”!!
一番良くても「相撃ち」だ!! 相手は『二人がかり』だからなぁッ!!


――……俺に此処で死なれる≠フが厭ならッ!! 一歩下がって援護しろ!!



 【――、―無茶苦茶な、理論だ】


【恐らくは何らかの怨恨が有るのであろうクルスに対し、提案したのは「自分を助けろ」】
【超一方的――出遭ったばかりの、何の義理も無い人間に対し実質的に命を委ねる=z
【自分に返答を返した彼女の『性格』に……言うなれば、「賭けた」のだろうか】

【……彼女の返答を待たずして、神鷹は双眸を紅く輝かせ=z



……そっちはそっちで、さっきから注文多いんだよこの馬鹿ッ!!
そんなに喚いて欲しいなら喚いてやる!! その代わり、よぉーく聞きやがれ!!
クルスの言う通り、全員がお前と同じじゃねぇんだよ!!
少しは『他人に合わせろ』この馬鹿ッ!! ――置いて行く=I? 知るかンなもんッ!!



 ――、―最初ッから、テメェに歩調を合わせる°Cが無いだけだろうが!!



【――、―何処かずれている物の、声色には実≠ェ有る】
【ザンシアの言葉に対し、彼なりに考え、返答をした結果――喚き、響く声】
【『抜刀術』を行う間際の如く、僅かに腰を落とし。 其の手を納めた腰の刀に掛けて――】
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 23:17:14.10 ID:ay0aIO3lo
>>257>>259

……………………

【エルフェスの投合への対処は、跳躍】
【走りながらジャンプすることで、一切のダメージを拒否する】

【――もちろん、それは、ルシアに向かうウェル子にとっては、それなりの阻害になる】

【だが、ウェル子の武器は、卓越した身体能力と、経験】
【跳躍するウェル子に対しての、ルシアの刺突攻撃も――】
【――戦い慣れているウェル子は、直感的に、いつも通り、「顧みぬ突進」を試みた】

…………シッ…………!

【そうして左脇腹に軽く裂傷を負いつつ、ルシアへ接近すれば、】
【すかさずしゃがみ込み、足払いを繰り出してくるだろう】
【バックステップかジャンプでの回避が出来なければ、転ばされる羽目になるか】

【跳躍直後、ということで、安定性を得るためには、ウェル子はしゃがみ込まざるを得なかったのだ】
【ルシアに対し厳しい一撃が出なかった、という点で、エルフェスの牽制の効果はあったと言える】


【そんなウェル子の周囲でざわめくのは「黒い羽根」】

【現在、走り出したエルフェスにも、足払いを繰り出されたルシアにも干渉する事なき羽根の大群】

【――――だが…………そろそろ、「来るか」――――?】
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 23:23:36.18 ID:S8TPzABNo
>>262

……、ッ!?

【そう容易く攻撃が通れば苦労はしない、防がれるのは承知の上だった、けど】
【さすがに、「返却される」のは――予想していなかった、失態】

それっ、「受けないで」――――ッ!!

【変わってパニキュレータ(>>241)に放たれた自身の攻撃、それに対する忠告】
【少女の中指ほどの大きさの、貧弱な刃。見ただけでは多少喰らっても問題ないように思えるが】
【その白銀の内に、微弱ながら「毒」を孕んでいて。受けてしまえば、後々厄介になってしまう】

【変わって、此方に飛来するパニーの炎刃。失態に足を引っ張られて、対処がすこし、遅れてしまう】

く、……ッ

【回避が間に合わないので、手にした刀で受け流す】
【防御行動を取るということは、即ち足を止めるということで】
【カーネルの近くに居ながら、停止してしまう――それは一番「やってはいけない」ことではないか――!】
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/04(水) 23:24:42.32 ID:Se8eK/DAO
【公園】

【カノッサ機関の制服を身に纏い、腰に細剣を吊り下げた、陽光のような金色の髪と翠玉のような碧色の瞳が印象的な、小柄な少女】
【その少女は、ベンチに腰掛けたまま、明後日の方向を―――遙か彼方の闘争の方向を、見つめていた】


……やだ、なぁ。


【そんな少女の口から漏れた呟きには、悲しくて、痛くって、今にも泣き出してしまいそうな――そんな感情が込められていた】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 23:25:05.76 ID:D/bTwqs6o
>>260

【地を走り、駆けてくる二人】
【綴じた瞼の裏に映る、16つの瞳からの情報】

(……、こんな世界、そんなに必死に守る必要、あるんです?)

【ポツリと考えたことが、大気中の魔力を伝播して、テレパシーのように響く】
【もともと、この空間のハニーは――境界が曖昧なのだ】

【伸びて行った二つの首が、大口を開けて戻ってくる】
【狙いは其々、一人ずつ】

(今もまだ、限定的な正義なら……
 ……テメーさん、きっと、世界には、愛されてないです)

【竜の首が二人に追いつこうとする、直前】

【ひしゃげた円柱状の身体、その中程から例の蜂蜜≠ェ溢れ出した。挟撃の形だ】
【平坦で、つややかな床、地面を濁流のよう滑る】

【触れれば、溶けるだろうか。まだ耐えられるだろうか】
【――この建物には「壁」がない】
【足を取られれば、洗い流されることもありうる――】
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 23:28:37.83 ID:X0pX2un+0
>>262>>263

「…………現状フレンド13、エネミー2。数の上では圧倒的優勢ながら、カーネルの戦力が極大…………実質的には五分五分と見える」

【冷徹なχの言葉が、戦況を総括する。人数の上ではもはや勝負にもなっていないだろうが、これはただの物量戦ではない】
【その物量差を引っ繰り返すだけの『力』を、カーネルは秘めている。流石は「世界を序曲に還す」と謳うだけの事はあるか】

「命中……!」
……流石ね、リイロクローン……父様の用意した兵士と言うだけはある…………ッ!!

【レイドの火炎玉を目くらましに、ξの射撃がカーネルの鎧の一部を砕く。このまま、隙を作ってつけ入れれば良かったのだが――――】

くっ…………ジェム!! 反撃を!!
≪姉貴っ、了解!!≫

【間髪いれずに飛んでくる反撃。付け入るだけの隙は、そう簡単には作る事は出来なかった】
【迫る斬撃波に、レイドはジェムに指示を飛ばすと、回避行動に出る】
【――――妖刀『恋慕色華』から身に注がれる妖気。それによって『翼』を形成し、飛翔する事で斬撃波をやり過ごす】
【そのまま突進出来ればいいのだが、先ほどから嫌と言うほどに味あわされている――――それが通じる相手ではないと】

≪ソウルファイヤ!!≫

【だからこそ、その隙をジェムが作るのだ。体力と魔力を減退させる、3発の青い火球によって】

「――――っ、防御、回避……間に合わないッッ!!」「っあッッ!!」「危ない…………ッ!!」

【一方で、リイロクローン達は、飛来する斬撃波に翻弄されていた】
【χ――――サザンクロスセレナーデの『ディバイダービット』が、エネルギーを放出し過ぎ、バリヤが薄まってしまう。そこを突かれたのだ】
【咄嗟にχは、『ディバイダービット』を収納して回避するが、グレネードをリロードし、構えていたζは逃げ遅れ、斬撃に捉えられる】
【致命傷とはいかなかったが、傷は存外に深い――――痛手を負ってしまったようだ】
【一方、一人接近に掛かったξは、腰に溜めていたロッドによって斬撃を受け止め、防御に成功するが、片方の砲台のワイヤーを切り裂かれ、破壊されてしまう】
【残ったのは、右側の砲台のみだ――――これでどのように戦うか】

「――――決まっている。私たちは使い捨ての『兵器』だ…………道を切り開くのが役目なら、それに命を賭ける…………ッ!!」

【――――ξは、砲台を展開したままカーネルへと突撃する】
【ロッドを振りかぶり、飛びかかって――――間合いに入れば、先ほど損壊した部分を強く叩きつけるだろう】
【だが、一方で遠隔操作の砲台を、カーネルの後ろへと回り込ませ、後頭部へと射撃する――――最悪でも、道連れにせんとした格好だ】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/05/04(水) 23:31:58.53 ID:6pp5TSHAO
>>263>>250

ははっ、それは楽しみだな――ッ!

【――そういえば、彼と共に戦うのは初めてだ。なのに、この感覚はなんだろう】
【背中を預けること、同じ戦場を翔けること。どれも、最初とは思えないくらいに、よく馴染む】
【後ろで鳴り響く鎖の音すら心地好くて、嗚呼、そうか。これが――……】
【ふ、と身体を揺らすようにして少しばかり進路を移動する。それはクロワの前方】
【まるでヴュネルドから彼の姿を隠すように、駆けて。】

――――ッく……!

【ぐん、と重力下にヴュネルドを置いた】
【しかしその間、衣服に隠れた右腕からはだらだらと血が垂れ流しになり】
【加えてそれが刀を押し当てていくよう、どんどん深くなっていく――冗談ではない】
【もしかしたら、考えたくもないがここからカーネルと争わなければならないのだ】
【ならば、こんなところで体力を失う訳には――逡巡は刹那だった】

【パチンッ、薙ぎ払われた攻撃に軽く指を鳴らす】
【瞬間、ふっと身体の錆でも取れたかのようにヴュネルドに纏わり付いていた重力が霧散した】
【これにより、鈍さによっていつもより身体に力を加えていたならば、】
【重さの枷が無くなったことにより――勢いがつきすぎているかもしれない】

【どうであろうとヴュネルドの一撃を刀身で受け止めると下から掬い上げるように彼の右腕を切り付けようとするだろう】
【しかし、先程少しだけ進路を変えたことにより、角度が浅い。少しでも後退されれば、容易に躱せる一撃だ
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/04(水) 23:32:12.95 ID:NMXO+lSUo
>>263


────くそッ…!

【回避に失敗した事で左肩の部分に攻撃がほぼ直撃し、ばっさりと開いた傷口から血が溢れ出る。】
【だが素早く傷口に右手を沿わすと、組織の一部を能力によって眠らせ、血を止める事に成功する。】

【応急措置程度が精一杯だが、それだけでも十分である。】

【右手に更なる刃を生成するものの────その刃を持つ手は微かに震えていた。】
【────恐怖から来る物では無い。それは、過剰なまでの強化に体が悲鳴を上げているサインであった。】


 【────ブチブチと、血管が切れるかのような音が聞こえる。】
 【其れが果たして幻聴かどうかは分からないが、この激痛は確かな物だろう。】

 【本気を出しても尚、相手の実力には及ばない。ここで解除してしまえば、尚更実力が開くだけだ。】


(…立ち止まって、術式を構成出来るのは前の一回でお終いだろうな)
(少なくとも、戦闘に関しちゃバカじゃねえ。必ず発動前に潰され────ればまだマシか…)

【冷たい汗が額を覆い尽くすと同時に、表情が苦痛で歪む。】

(んな勝機の見えねえ戦い、今までやった事────)

【再び前に駆け出そうとした所で、不意にバランスを崩し、たたらを踏んだ後に立ち止まる。】
【────だが、此処で何もせずに居る事は許されない。】



黒──「黒走牙」──ッ!

【咄嗟に選択した一撃。】
【「黒刃」の先端をその場に叩きつけて分離させ、先端を地面を這うようにして一直線に射出。相手の足下で発破を掛けようとする。】


【先程の一撃からして、相手に効果のある威力では無い。】
【しかし、これは以前の戦いで放った事のある一撃であり、“直接破壊されていない”攻撃でもある。】


【相手の力を叩きのめす事を目的とするカーネルの注意を、一瞬でも引き付ける事が狙いである。】
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[saga]:2011/05/04(水) 23:32:29.43 ID:WJeR4J+Vo
>>252>>256

【橙色の水晶は、櫻芽から見て左後方の地面に刺さる】
【水晶が人であったとすれば、刀を振るえば櫻芽まで届くような】
【とにかく、この水晶は櫻芽からかなり近い位置にある】

……?

【どこかから聞こえた「パキリ」という音】
【気づくことは出来たようだが、その正体には気づけず】
【けれど、対策をせずに放置するわけにもいかず】

【そして、少女が取った行動は──出来る限り、樹から離れるというもの】
【銃弾や鉱物は消耗品で、無駄遣いは出来ないからだ】

【よって、走って樹から離れる】
【この行動が吉と出るか凶と出るかはまだ分からないが───】

(上空、に……?)

…………っ

【「パキリ」という音に気が取られすぎてしまい】
【結果、重太郎の謎の弾丸への反応が遅れ、魔弾に左足を撃ち抜かれる】
【今度は直撃であり、もう走ることはおろか歩くことも出来ないだろうし】
【足が止まってしまったことにより、充分に樹から離れることも出来なかった】

【ほぼ偶然の出来事であるが、これも"チームプレイ"と言えるかもしれない】

>>256

【この少女、実は身体能力がかなり低かったりする】
【それでも、先程二人の攻撃を対処できたのは】
【豊富な戦闘経験、判断力など──内的要因が大きい】

───……うるさい、死ね。

そんな言葉……今まで、何度も聞いた。
友達でも無い、貴方みたいな人の安っぽい言葉、信用できるわけがない……。

【自身に向けられた本物の思いを、一刀両断】
【逆に悪意や殺意、敵意といったものを向け返し】

【そして、銃口を重太郎へと向けるが───】

/続きます
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県)[sage]:2011/05/04(水) 23:32:47.59 ID:3kxr+lCTo
>>262>>263
「今のあたし」に、顔なんて勿体無くてね!
―――全部終わったら……仮面を取っても、いいかもしれないわね

【仮面の少女は、スバル――いや、昴の発言にそのようなジョークを返す】
【激戦のさなかにあって、その言葉には確かな喜色が混じっていて―――】
【とくん、と。彼女の内側の何かが、胎動した気がした】

(ああ、何かしら。ずっと忘れてた感情が、あった気がする―――)


【―――とはいえ、そんな事に気を取られていられるほど、ここは生易しい戦場では無い】
【カーネルの次の一手は、流石にそうそう予測できるものでは無かった】

血のコントロール……っ!随分な芸当をしてくれるわね!

【伊達に≪R.I.P.≫で戦ってきてないとばかり、驚きながらも冷静に、再び炎を纏わせた剣を構え、迎撃に臨む――ところだったが】

>>268
えっ――!?

【突如向けられた叫び―――その声の主から、「それ」が自分に飛んでくる花弁だと理解して】
【単なる警告にしてはオーバーな、その声の必死さから危険を察知し、身を伏せることでそれらを回避する】
【だが、攻撃姿勢に入りつつあったところをキャンセルしての回避、屈む姿勢が崩れて、傍目に解るだけの隙を晒してしまう――】
【直接斬撃が届く距離ではない、が―――斬撃波動や血の制御を考慮すれば安全な間合いとは言い難い】
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 23:33:19.48 ID:EdYxhIxDO
>>269
 何がだ?

【少女の独り言を拾ったのは、口に煙草をくわえた赤毛混じりの黒髪の青年だった】
【裾に炎の刺繍がされたブーツカットのジーンズに、シングルライダースジャケットという格好の青年は、少女の近くへと歩みを進める】
【しかしその青年の視線は少女には向いていない】
【その瞳が向けられるのは──少女と同じく、闘争が行われているであろう方向】
【その視線は遠く、何かしらの感慨と共にその方向へ向けられていた】
【ジャケットのポケットに入れられた手は、固く握られていた】
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 23:34:37.42 ID:SE5iNiKEo
>>243

  『ん、……それもそうだな。やるだけやる、か。』
  『胴や足が落ちても助けんぞ。自信のままに、上手く避けろ。』

【聞こえたのか、なんて呟きながらそちらに刹那、視線を向け】
【フッ、と笑うと右手で掴んでいた棒状の光を、強く引く】
【光は消え、その手に握られていたのは1,2mほどはあろうかという、非常識な野太い倭刀で】

>>264-265

ええ、私はとても幸福よ。人生の半分近く、一緒に過ごした相手だもの
少し無粋だけれど優しくて、強くて、子供みたいな所とかが大好き、かしら

『………、っ……分からんでも、ないだろうが。』

【『貴様。』―――サリナの薬指、“両手”には、指輪が嵌められたままである】
【嗚呼、ここで一つ現実を見よう。戦士は、あくまで能力で作られた存在だ】
【それは永遠の存在ではないし、サリナが気を失えば消えるかもしれない】

【いや、そもそもだ―――カンナを、自身の怪我を治し、人一人を作り出す】
【女性は強気に、そして幸せそうに笑ってこそいるが、実際は能力的な限界が近づいていたり、していて。】

『……俺の相手はお前か、この出来損ない。下手糞め。』
『武器というのはこう使うのだ。一撃一撃にこだわっているから、お前は気持ちが悪い。』

【毒舌を吐きながら、戦士は動く。先ずは鎌を退けんと、迫るそれへ自ら近づいていって】
【薙ぎ払われる鎌の柄を、長い倭刀で下から掬い上げるように受け―――左腕で、刀身ごとをそれを持ち上げ】
【最終的には山なりに、鎌を自身の右側に当たる地面に叩きつけようとして。成功すれば、鎌を踏みつけ。】

【またこの時、サリナは身を守る為にか六角錐の影へと移動して】
【黒水晶の錐に触れた状態で、内包された魔翌力を変換、利用できないかと試みる】
【利用が出来れば、視界の隅に捉えたカンナを救い出せるかもしれない―――その考えも、有って。】


  『おい、一つ教えてやるそこのデカブツ。術者の餓鬼もだ、聞け。』

  『何でも大きけりゃ良いと思うな、俺の息子なんぞ、デカイだけで木偶の坊だ。』

  『どうせ俺を相手にするんなら、“真面目にやれ”。本気で殺しに来いって言ってるんだ、理解できるか?』


『よし、分かったらさっさと来い。俺は気が短いから、直ぐに手が出るぞ。』

【挑発、或いは本気で物を言っているのか。右手に長い倭刀を持った戦士は、左手にも棒状の輝きを作り出して】
【瞬時、チラとサリナを見る。彼女もまたそれに気づいて、なにかの準備を始める。】
【棒状の光のサイズは結構なモノだ。4mほどだろうか――――果たしてその大きさ、恐らくは槍であろう。】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/04(水) 23:35:10.26 ID:WJeR4J+Vo
>>251>>256>>261

【───引金は、引かなかった】
【銃口を向けたのは、重太郎の注意を引く為で──】

(……折角の2VS1。)
(1VS1に付き合う必要はない……集中攻撃で、アイツを潰す。)

────《 迎撃 》

【橙色の水晶の先端からエネルギー弾が放たれる】
【狙いは櫻芽──の左膝だ】

【わざわざ一手使ってまで水晶を設置したのは】
【櫻芽に近い位置に設置することで確実に当てるため】
【そして、万が一回避されても火憐に当たらないポジションにするためだった】

【幸いというべきか、エネルギー弾の威力は高いとは言えない】
【だが、左膝を狙ったということは機動力を削ぐのが狙いということ】
【機動力さえ潰せば火憐が櫻芽を倒してくれると、少女は信じている──】

【──しかし、集中攻撃の仕様上またも重太郎スルーである】
【このままチェルシーを潰すか。櫻芽の助けに入るか】
【それともそれ以外か。どれを選ぼうと、重太郎の自由だ】

【赤色の水晶:櫻芽から見て後方。地面に刺さっている】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/04(水) 23:36:12.51 ID:k0I+hZFwo
>>262-263

挑発!? 事実だろうサ!
言ったじゃァないか、ボクらはオマエたちの行く末を見届けさせてもらうと!
ボクの行動自体がボクの独断であるとはいえそれは変わらない事だ!
それともまた一笑に付すばかりかな、まだボクはその線に立てないのか!

【それは、幾重もの感情の混じり合う、否、未分化の感情】
【生まれて間もない幼児の感情は快か不快か興奮しかないという】
【目を見開いた笑みは、ただ左右非対称に唇を歪めるばかりだ】

【単純な殺傷能力に関しては、明らかに蔓よりも鎖鎌の方が有利だ】
【ただ、その軌道の柔軟性と伸縮する射程においては、青の蔓薔薇の方が長けている】
【彼が放った左の剣は少年の右肩を貫き、さながら標本の蛾のように縫いとめられる】
【柔らかく粘り強い幼い骨は、多大なダメージを受けながらも同じく切っ先に食らいつく】
【レイドの攻撃(>>246)によって鎧の右腕部が破壊されているというならば、】
【独立し伸びる蔓は露出した個所を目指してその切っ先にて肉に刺繍をせんと】
【強く振り払えば千切り逃れるのは容易いだろう、そして少年から流れ落ちた血は、おそらく相手の傘下か】

オマエこそ、見た事はないのかい、植物が人工物を浸食している情景を!
例えェ゛虫ケラだといえども、ヤり方ってのがァあるんだよ……!

【経験も無く、覚悟も足らず、思想にも乏しく、】
【ならば、精々醜く足掻いてやろうじゃないか、虫ケラらしく】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 23:36:38.99 ID:XGecs40q0
>>264>>265

【軽く跳ねて地上(床)へと降り立つ】
【薄ぼんやりと、両の足が薄く、黄色く、発光している】
【魔力のような、気のような、正体のつかない何か】

――そもそも誰かと共闘すること自体、少なかったからね

【――それでも、真の相方は今、いない】
【もう片方の、半分のジャック】
【だが、そんな問題は、この場に置いて意味を成さない】


【口の端をほんの少し、吊り上げて】

どうやら半分のカードも、役に立つ時があるみたいだね

 ――行こう。これだけ切り札があるなら、負ける気がしないや

【篭手の裏からも、薄く黄色く光が漏れる】
【青年と異形と、二つの相手を再び見据えた】

【――その、矢先】


(――っ!)

【昼夜反転。その光量の差に、思わず目を閉じる】
【――そして、その次の物音で、目を開く】
【自然とその目は、隣にいる仲間へ――】

――……切り札を一枚封じたつもり、なんだろうね。

【篭手のロックを、外す。腕を振り回せば、簡単に取れるように】

――マイナス0.5。これで、ダイヤの5だ。
切り札が一枚、増えちゃったねえ?

【笑みに、怒りが混じる】

切り札(トランプ)にとって、同じ切り札(トランプ)は仲間。
その仲間を奪った代償、重いよ? それこそ君の手札全部と引き換えにしてもいいくらいだ。
――もしくは、君自身かな

【黄色の光が、強くなる】
【二人―― 一人と一匹から離れた位置から、右の拳を打ち出す】
【光を纏った篭手が、まるで弾丸のように撃ち出される】
【青年の胸部目掛けて、一直線に。速く、鋭く、重く】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/04(水) 23:37:04.19 ID:WJeR4J+Vo
>>278
/なんか確定くさいので描写修正
/9行目と10行目

【櫻芽に近い位置に設置することで命中率を上げるため】
【そして、回避されても火憐に当たらないポジションにするためだった】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/04(水) 23:40:57.61 ID:Se8eK/DAO
>>276

【少し、驚いたような表情を浮かべ、其方に視線を向ける】
【独り言が口から漏れていた自覚が無かったのだろう……だが、なんとなく自分が口にしてしまっていた事は理解したらしい】

……あはは、口に出してしまった、みたいですね。

えっと、変な言い方ですけど『何が嫌』と言うわけでは無くてですね。
少し、昔の嫌な事を思い出してしまっていたんですよ、それで、つい言ってしまったみたいなんですけど……恥ずかしいなぁ。

【そう言った後、少しだけ間を置いて】

……貴方も、気になるんですか?

【そう、聞いた】
【何が気になるのか、は、少女も彼方をずっと見ていた事から察する事が出来るだろう】
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 23:41:51.34 ID:XGecs40q0
>>280
/すみません速攻で風呂入ってきます
/平均して自分のレス時間が30分くらいですので、45分以上遅れたら飛ばしてください……
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage saga]:2011/05/04(水) 23:42:42.54 ID:HKGqoctIo
>>267

有難うエルフェスくん――――と、言いたい所だけど……!

【突き出した剣は、然し相手の動作を止めるには至らず】
【行動の直前に跳躍せざるを得ない状況を作ったエルフェスに感謝の言葉を呟きつつ】
【然し、殆ど肉体派ではないルシア。素手での近接戦闘は圧倒的不利で】

ぃ、ぅわっ――!?

【前に伸ばした右腕を引き戻しつつ、取った選択肢は跳躍】
【足払いを喰らってしまえば、追撃は免れない。そうなれば一方的にピンチだ】
【それに、仮にも隙を曝け出している相手、追撃しないという選択肢は、恐らく無いだろう】
【ならば、避けるしかない。初撃で負った傷の痛みに表情を顰めながらも】
【膝をバネにする余裕も無い為、ほんの小さな跳躍。繰り出される足払いを何とか避ける程度】
【ルシアはウェル子の右側へ抜けるように飛び込み、前転を持って着地の衝撃を殺す】

【距離が離れる為、ウェル子に対して攻撃は出来ないが】

――――――、怖いから、ね……。

【≪精製≫】

【作り出されたのは剣などではなく、只の真っ黒な四角形】
【一辺が1m程の、薄く黒い板。ルシアは其れを自身のほぼ真上に作り出した】
【広範囲に対する攻撃に対しての防壁、と言った所だろうか】
【初撃以降動きを見せない「魔力」を警戒して、ルシアは身構える】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 23:47:07.54 ID:jplt2+dSO
>>255

【カッターナイフの刃筋を辿って展開された、紅=Bこの事実から、或いは】
【声≠ヘ、とある事柄に気付けるだろう。恐らく、振るった場所に待機させる℃魔ェ出来るのだ。この斬撃≠ヘ】
【その持続時間は解らないが、だとすれば――此処で戦闘していた#゙の、周囲には】
【不可視の斬閃結界≠ェ、縦横無尽に張り巡らしてあるのかも、知れない】

――――時に。霞網、というモノをご存知ですか?
あれは、見えない程に細い糸を編んで造る。
その標的である鳥は、本能の儘にそれを蹴る。すると、どうなるか。

嗚呼、答えは明快だ。期待するだけの反作用を得られない。
鳥は停止する事適わず網に突っ込み、そして、絞め殺されるのです。

その疾さと獣の如き闘争本能、ゆえに。――誰かに、似ていませんか?

【それを暗に肯定するかの如く、彼は芝居がかった口調で言葉を並べる】
【驚嘆に値する周到さだった。恐らくは短刀の主も、クロスレンジでのカウンターを浴びたのだろう】
【単なる獣性のみならず、経験則に裏打ちされた、理性。狩人の強かさが、其処に有る】

【ひゅん、ひゅん。彼は余裕を見せ付けるように、紅光を纏ったカッターを、幾度も空振りさせる】
【いや。それは、あの網≠ニやらを張る予備動作か――攻防一体。成る程、スタイルが偏る訳だ】

【この男、底が知れない。カッターの薄刃に帯びた光も、弱まるどころか寧ろ強まって――――】
【強まって=H振るう度に=H――もしかすると。そう疑問に思ったなら、声≠ヘ戦場を観察すべきだ】


【少女の奮闘のみならず、セコンドたる声≠フ戦況予測にもまた、勝負の行く末は掛かっている】

【迫る斬撃に対して、彼は動かず。先程に幾度も振るった軌跡、数えて十八の斬撃で】
【蒼の十字を微塵に切り裂き、完全相殺してみせる。――此処から読み取れる事は、二つ】
【一つは、斬撃の一つ一つは、鋭利だが単純な力≠竍強度≠ノは欠けるという事。まるでカッターナイフの一撃を、そのまま再生したように】
【殺傷力は少なくない、カウンターは紛う事無き驚異。だが防御に関しては、不完全】
【攻防一体でありながらも、やはりその比重は大きく攻性に傾く。大技なら、確実に網を抜ける筈だ】

【もう一つは――――斬撃を放った瞬間、カッターナイフの帯びた光が、僅かに弱まったような――そんな、感覚である】


(な――――っ、速い……!?)


【彼は蒼い軌道を追う敵手を追い掛け、更に――恐らく、ストックだろう斬撃を展開】
【だが、遅い。それは飛び込む少女のすぐ背後に現出するだけで、無駄撃ちに終わる】

っぐ、が――――ッッ!!?

【見事、接近には成功。左側からの連閃は、斬撃の衝突が目眩ましになったか】
【初撃は、左二の腕にクリーンヒット。肉に食い込み、飛沫を散らしながら筋繊維を抉る】
【次撃は――くるりと反転した彼の、右の三爪によって食い止められた】


(だが、未だ未だだ……!!)


【彼の続く一手は、奇襲。幾分薄まっているが、揺蕩う血液で死角となった足元から】
【紅光の斬撃を、射出する――――だが、これにはタイムラグが有る】

【声≠フフォローと、少女の反応速度が有れば、躱せる筈だ】
【二人の想いが途切れない限り、必ず勝機はやって来る。光は、必ず――――!】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/04(水) 23:49:46.98 ID:EdYxhIxDO
>>282
 なんだ、そうだったのか。……いや、すまんな、なんか突っ込んじまって。

【ポケットから出た左手は、苦笑を浮かべた青年の髪を軽く掻いた】
【続く少女の言葉に青年は視線を動かさずに首肯し、微かに深い息を吐く】

 気になるな。どっちが勝つか負けるかもそうだし──……何人死ぬかも気になる。
 殺したり殺されたりして、一体何になるってんだろうな。
 どっちも信義を貫くために力を振るってるんだろうが、それでも相手を殺しちまうのは何だか違う気がすんだよ。

【煙草を口にくわえたまま器用に喋る青年は、その言葉を締めた後に、少女に煙気にする性質かと尋ねた】
【視線はそのまま、どうやら煙草が吸いたいらしい】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 23:50:07.81 ID:13d9BypZo
>>267

(避けられたが目的は果たした――――)

【避けられたナイフは床に当たり】
【突き刺さる事はなくカランカランと音を立てながらどこかへと転がっていった】

【その間、エルフェスはざわめく羽根に警戒しながらも尚も接近】
【殆どルシアと入れ替わるような形になるのだろう】

一人が防御なら一人は攻撃……っと

【ウェル子の手前でその足を一度踏みしめる】
【腰から脚、脚から足へと力を伝達させていき……弾くように更に踏み出す】
【多少筋肉に負担が掛かるが贅沢を言っていられるような状況ではない】

【逆手に持ち直したナイフを地面と水平に構え】
【ウェル子の脇腹を撫でるように切り裂こうとするだろう】
【彼女がこちらを向いていれば左脇腹、そうでないならば右脇腹を撫で切るようになる】
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 23:50:10.25 ID:dkNG3CoSO
>>270

チッ……

【二つの大口、流れてくる蜂蜜】
【ミストドラゴンとしても、“避け切れる防ぎ切れる”とは思っておらず】

……デイドリィムッ!! 来るんだ。

『分かった、です、からッ!!』

【彼はまず、“足を取られないように”する事を先決とする−】
【ギター斧の刃を地面に、まるで“錨”のように……そして自分は、それを掴み】
【デイドリィムは、先程までハニーへ伸ばしていた包帯を素早く動かして。ミストドラゴンの胴体に、巻き付け】

さて……使うのは久しぶりだが……「咎堕の宝玉」だ。

【次に使うのは、奥の手の一つ】
【彼の左右に出現するのは、「純黒(ラインシュバルツ)」の“長剣”】
【その内片方を左手に持ち、迫り来る大口の魔の額に、突き立てようとする−】

【この刃の特性は「負」】
【ネガティブな方向の力は、特に何かを引き起こす訳では無いが−】
【“ぼんやりとした精神攻撃の一面”を持つ、という「特異」はある】

【一方のデイドリィム。ミストドラゴンに巻き付けた包帯を急激に縮め−】
【それにより、身体を浮かせ、更に、大口の攻撃を回避する事に成功−】
【彼女はそのまま、彼の背中に張り付こうとする−】

【じゅうじゅうと音がするのか、もしかするとしないのか−】
【この時点で溶け始めるのは、ギター斧の刃と、彼の靴とズボン、トレンチコートの裾。まだ素肌には到らないのが救いか−】

【然し、“錨”が完全に溶ければ、異物である彼は、洗い流される危険性が有るが】
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/04(水) 23:50:16.24 ID:7fZWVOdQ0
>>258
(ウワヤバ! 目ェ合ったし近づいてきた!!)

                えェっと・・・・もしかして何か困ったことでもあった?


【ギクシャクしながら近づいてきた男性に声をかける。】

 『・・・・・・・・・!』

【メイド服の少女は、初対面故か、瞬時に警戒し始める。】

290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/04(水) 23:50:43.92 ID:jplt2+dSO
>>285
//あばばばば、描写抜け……!
//タイムラグだけじゃなくて、前兆も視認できます、はい。
//足元が光って、それから少し間を置いて斬撃、みたいな感じに脳内補完をば!
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)2011/05/04(水) 23:52:35.91 ID:tsUkfqEj0
【路地裏】

【血生臭い路地裏から彼方の闘争の方向を見つめるのは血塗れの喪服を着た黒髪の目つきの悪い男】
【手には漆黒の刀身を持つ日本刀が握られ、地面にはズタズタに切り裂かれた人形――つまり、死体。見た目から不良の死体だろう】

…戦争でも何でも、勝つものがいつも正しい。
どのような理由があろうと最終的に「自分が正しかった」と声高に主張できるのは…勝者だけだ。
そう、戦いの中では――ククク、弱者こそ悪…!!

【気味の悪い笑みとともに漏らしたのは彼なりの世の中の真理】

しかし、おそらく勝つのは ≪R.I.P.≫だろうな…

【彼は視線を闘争の方向に向けたままでこう言った】
【そう決め付けるのには、彼なりの根拠があるのであろう】
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/04(水) 23:53:54.02 ID:zzuz0hePo
>>263>>272

……始めはな、拙者も貴様と同じで御座った
唯、戦う事だけに己を見出した
己の在り様を己の内だけに求めた

【ザシャ―――踏み込んだ右足を引いて斧の範囲外へと避ける】
【しかし、多少遅かったか…ワイシャツの前側を裂かれて】

それも、良かろう。そう在れば、己を見失う事も無かろう
ヴュネルド………拙者は―――弱い≠フだ

【彼我の違いをハッキリと宣言しながらも、刃は止まらない】
【得物を右脇に構え、後ろにした刀先を右斜め下へ向ける】
【所謂…脇構えである】

だが…出会ってしまったのだ
闘わずとも、必要≠ニしてくれる人を
戦うにしてもそれ自体に意味を与えてくれる方に


分かるまい、ヴュネルド――――

【…分かる訳が、無い】
【之ばかりは、自分も体験して初めて―――分かったのだ】

決闘をするだけの力の無い者に、仕える喜びも
己の存在≠肯定してくれる事で充たされる心など―――!!

【「覚えているとも」】
【力を振るって初めて「ありがとう」と言われたあの時も】
【一番強いと言われた敵を打ち取った時の皆の「喜び様」も】
【――戦い終えても、冷めず。充たされ続けた心も…全て】

   【その日から、だろうか】

拙者は、他人に己を認めて貰わねば存在出来ぬのだ!

【それが、山本 正勝の弱さ≠ナあり強さ=z
【麻薬にも似たその満足感≠フ為に戦うのがこの男である】
【己を必要としてくれる誰かが笑ってくれるなら】

【―――斬ろう。じゃないか】



【タンッ――軽い足音と同時、もう一度ヴュネルドへと…駆けて行く】
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage saga]:2011/05/04(水) 23:54:08.01 ID:gGBCAe3+o
>>254
【ザンシアとクルスの飛び道具を比較するなら、おそらく手数はザンシアが上】
【生物に対する火力、貫通力ならば、クルスが上か。だがそれは、飽く迄生身に対してだ】
【狙われた両肩の内、左肩は装甲に覆われている。短剣では、少々貫くのに力が足りないか】

【だが、右肩は別だ。悪魔と言えども刃物は刺さる、刺されば血も出るし動きも鈍る】
【咄嗟に身を引こうにも、既に右半身は後ろ。体ごと下がるには猶予が短すぎる】
【刃の中ほどまでが、肩の筋肉に。おそらくは、骨の隙間にまで突き刺さり】

……つ、ぁ………ああ、そうだそうだ何時もそうだ物分かりの悪い観客は!!
それが自分に気に入らないからと、何を言おうと知らない知らない知らない!!
耳を塞いで何も聞かないのは気持ちが良いだろう!?何も答えないのは楽しいだろう!?
堅い殻の中で丸まっているのは、現状に甘んじるのは最高の気分だろう!?

「知った事か」!?ああ、便利で間抜けな言葉だ、そんなに変わる事は嫌いか!!
ならば口を閉ざせ!怨嗟を撒き散らす汚い口を閉ざせ!馬鹿に同情して嗚咽を漏らす舌を引き抜け!!

【だが、次の攻撃は。腕の長さに加えて、短刀の刃が有ろうと、クルスとザンシアのリーチの差】
【それに加えて階段の上下では、やはり迎撃側に分が有る】

【繰り出されるのは、右足の裏での、真っ直ぐ押し出す様な蹴り。ダメージより引き剥がす事が目的の】
【狙いはクルスの胸部。張りつこうとするクルスへの、丁度カウンターの様な形になるだろうか】
【守りの薄い腹部を狙うには、この脚を買い潜らなければならない】


>>266

お前≠ヘ何も分かっちゃいない!ボクが何を′セっているのかすら!
ベクトルの狂った言葉をスカラーばかり巨大化させて溜めて溜めて突き付けて三振!
挙句の果てにバッターボックスを降りないばかりか投手を殴り倒す狼藉を働いて!
口を開けて上を見ているのは釣り堀の魚よりまだ性質が悪い彼等は餌に喰らいつくからねえ!!

よぉーく聞きやがれあてずっぽうの言葉でこのボクに指図するな!!
少しは人の話を聞けこの馬鹿っ!!最初っから聞くつもりもないんだろうが!!

【分かっちゃいないと言いながら、口にする言葉はますます他人の理解出来る範疇から外れていく】
【怒りを主張している様で、それがもはや怒りを表現しているのかすら定かでは無い】
【混乱、ではない。狂気と呼ぶのも、安直で好ましくない表現ではあるが】
【敢えて表現するなら、「壊れていたのが分かった」という所だろうか】

【拘るのは、「話を聞け」という一点。自らの腕を傷付けた事よりも、まだそれが大事らしく】
【少年の様な顔を、怒りに不純物を足し過ぎて原型が分かり辛い程に歪めて】
【彼にそうしろと叫んだように、自分自身が喚く】

【本当に分かっていないのは、どちらなのか。もう、それも分からないのだろうが】
【理性を失ったのは遠い過去の事。自らが狂い、壊れていく事にも気付けないままで】
【だから、だろう。自らの言葉を、自らの姿と照らし合わせる事すら出来なくなっていた】


/続きます
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/04(水) 23:55:15.82 ID:gGBCAe3+o
>>293続き


>>二人
【そして、ぷつりと糸が切れたように、その喚き声は沈んでいく】
【また始まるのは、観客の居ない一人芝居。劇場には砲弾が飛んで来て、自らの激情は冷静な刃物に突き刺される】

姫を助けた王子は、その知力と胆力を用いてやがて世界に平和を齎すかも知れない
だけどボク達は、姫が助け出されるまでしか見る事は出来ず、その後は見せて貰えない
冒険家は、宝を手に入れて、故郷で幸せに暮らしたと知らされる
だけどボク達は、彼がその先如何に財産を運用し、充実した生涯をおくるのかを知る事は出来ない

ボク達は物語を見る事は出来て……だけど、彼等はボク達を置いて、彼等の世界へ帰ってしまう
だからボクは、小説の最終巻が嫌いだ。それを読むと、その世界からボクが取り残されるから
こんな思いを……キミ達は感じた事は無いかなぁ……?

【ザンシアの感情は、火山と同じだ。強くなり、弱くなり、だが常に活動はしている】
【何時か必ず爆発を起こす。落ち着いているように見えるのは、「まだ爆発していない」だけ】
【例え、誰かが聞く事無くとも。答えが返ってこないとしても、無意味な独り言になるとしても】

何故、物語りは進む?ページをめくるごとに、役者が動くごとに?
何故、火が消えていく?一つ二つと消えて、それじゃあ今残っているのは?最後の一つが消えたら?
次のページを捲った時に、ボクは物語の世界にまだ居る事が許されるのか?

……嫌だ。嫌だ、嫌だ、嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だ嫌だいやだいやだいやだいやだいやだ……

【「置いて行く」 これは、神鷹に向けた言葉でも、クルスに向けた言葉でもない】
【加えて言うのならば、これはきっと、この世界に生きる誰かへと、意思を持って向けられた言葉ではない】


【ぽん、と散弾銃が、ザンシアの後方に放り投げられる】
【短刀で腕の可動性を大きく失ったとは言え、メインウェポンを手放すような行動】
【尤も、疑問に思うだろうより先に、後方のアートマンが散弾銃を左手でキャッチして】

嫌だ!この物語を、≪R.I.P.≫を終わらせたくない!!終わりをみたくない!!
永久に強者として世界に牙を向き、永久に戦火を引き起こし、永久にあの力強い言葉に酔う……
果ての無いアルカディアの上に終わりの無いストーリー、最高のキャストが織りなす無限の夢幻を……!!
終わらせてなるものか、幕を下ろしてなるものか!!!
ボクは永遠に、≪R.I.P.≫のストーリーの上で舞台を作り続けるんだ!!!

≪Ganglot≫、≪Ganglati≫!!枯れて腐って朽ち果てろおおぉっ!!!

【壊れた(壊れていた)悪魔の、更なる崩壊のストーリー。第二幕が開演である】

【ザンシア背後のアートマン、≪Hel-Heim≫。彼女≠ェ、上空へ向けて散弾銃の引き金を二度引く】
【今回発射されたのは、最初と同じ魔翌力球体。ただし今回は、狙いは彼等より随分上空】
【一発は、10m程度の地点でそれは破裂し、地上には強力なドライヤーの様な熱風を送る】

【だが、もしもその風を、肺にまで取り込んだのならば】
【汚れた空気と熱風を通じて、黒く淀んだ魔翌力が、その身を汚染しようと蠢き始めるだろう】
【強い意志と、本人の魔翌力と。対抗手段がその程度しか無い、弱者にならば致命的とも言える攻撃手段】
【それはまるで肺病の様に、じわりじわりと忍び寄る】

【そしてもう一発は、爆風が起こってから十数秒後、ザンシアの正面に落下してくる】
【直ぐに飛びこむか、暫く間を開けて飛びこむか、そもそも跳び込まないか。回避の手段は多いが】
【もしも最初の爆発に躊躇しつつも間合いに飛び込んだのなら、頭上という死角からそれは落下してくる】

【下がる事を、ザンシアはもう考えていないのか、考えられないのか】
【彼女(容姿からはこう形容するべきか)は、右肩を押さえて、そこに立っていた】
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/04(水) 23:55:25.78 ID:UA2zJYXH0
>>261(カレンフェルト)

【腕は痺れる、されどまだ動く】
【骨と筋が喧嘩を始めたような痛みに耐えて――】

【―――剣閃、剣閃、剣閃!!】
【最大のトラウマが生命の息吹を宿して、猛火の如く襲いかかる】

 【血を流させたのは、錯覚か?】
 【これではまるで、燃料油のバルブを開いてしまったよな――】

(……焦るな、無駄な思考に大脳を割くな!)

【焔という名の魔物の牙から逃れんと、返す右、返す左】
【白煙を纏っている以上間合いが曖昧なのはお互い様だが、故にやり辛い】
【氷点下に保たれた心のお陰で、三合目までは耐えた――だが】
【打ち合わせるたびに欠けていく氷輪を、ついに四の太刀が防御運動ごと抉り飛ばし】


【五度目の刃は――櫻芽の左腕の内側へと、潜り込む】


ぐ、がぁっ……!!

【まだ「発火」には至っていない 服の布地は裂かれただけ】
【体から溢れ出す煙に洗礼される以前より、その血は海より冷たい】

 【――彼女を痛みに狂わせるには、まだ光と熱は足りない】
 【―――目の覚めるような戦いと言う為には、まだ流れ落ちる紅が足りない】

……くく、楽しいな
本物の獣とあい見えて、滾らせる血を分け合うのは
カーネルと戦っているのと、すこし似ている――がな

―――君の血も、すべて飲み干してしまいたくなった

(…ここまでと同じように護る事は、難しいか)
(凍銛――より不意打ちに近い状態で無いと、溶けてしまいそうだな)
(「悪露凍波」は………駄目だ、もう少し離れねば)

【獣性を宿した笑みの影で、薄く垂れ込める畏れは】
【怜悧な戦いの思考を以て――封じ込め】


       凍槍奇


【攻撃の間隙、二歩程度の距離をすり足で離そうとする合間に】
【奏でられたその名を表す形へと、補充された白い煙は変成される】

【磨き抜かれたと言う程度では、片付かぬ程に鋭い切っ先を備えた】
【1メートル強ぐらい。短槍の類に入る、石付きから刃に至るまで氷の槍に】
【すぐさまそれは――何の力も加えられていないのに、花城に襲い掛かるだろう】

【一陣の風を曳いて。直線的に飛翔し、彼女の「胴」を狙うだけのそれは】
【刺さってしまえば、溶かそうとしなければ攻撃の邪魔になる】
【完全に思惑が通った場合なら――それどころでは無さそうだけど】

//能力者という冒険は続く
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/04(水) 23:56:26.39 ID:UA2zJYXH0
>>274 >>278(チェイサーちゃん) >>256(Black and White)

【樹に取り憑いた白い煙は、雪化粧を次々と削ぎ落して】
【――否。己の中に、貪欲に吸収していく】

【そうして、膨れ上がった真っ白な煙の中が】
【葉をかさかさとざわめかせながら、一つの大きな『氷像』を形作る】
【それはまるで――中世の戦争に用いられた、重弩に似ていて】
【凍った枝と一体化するように張った弦は、どこまでも透きとおっていた】


 【殺法―――鋭弓凍弩(えいきゅうとうど)=z
 【鋭く疾い氷の矢を放ち続ける、砲撃と専守防衛に特化した造物】
 【合計三丁が、一定の間隔を伴い配される】


【その照準が、枝をしならせながら移動し】
【今まさに、ひとつが二ナを捉えようかと言う時】

 ――なにぃ…、…っ!!

【――気付いてはいたが、間に合わぬ】
【弩の配備に思考の一部を持っていかれていた為に、対応と言う対応は無く】
【水晶の涙は、静かに櫻芽の膝の皿を叩いた】

 【吸血鬼の骨格は、下手な「達人」よりはよほど頑丈だ】
 【されど。狙い澄ました狙撃の前に、無傷でいる訳も――】

【上体が前にのめったのは、開いているのなら誰の目にも明らかだ】
【櫻芽は、大きな隙を晒した】

【望まれぬ救いの手を差し伸べる、輝く勇気の原石は――どこにある?】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/04(水) 23:58:20.21 ID:UA2zJYXH0
//>>296にミス
//一つの大きな『氷像』× 
//三つの精巧な『氷像』○
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/04(水) 23:59:29.63 ID:kddRCzcSO
>>289

あぁ、まぁな。
こないだケンカしてさ。とんでもねぇ拳で、コイツをぶっ壊された。『拳で』だぜ?

【鉤手甲を青年に見せる】
【大きなヒビが入っており、強い衝撃を食らえば粉々になってしまうだろう】

……おいおい、そんなに警戒すんなよ。この通り、今お前らとやり合う気はねぇ。

【少女が警戒している事に気づき、少女にもヒビを見せる】
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/05(木) 00:02:18.46 ID:VGxjeWoE0
>>268(カゲツ)

ッ――――其ォ処だァァァァァァァァッッ!!

【そのスキを、カーネルは見逃さない】
【オーベールによって片方の剣を囚われながらも、鎧を変化させた巨大な爪がカゲツに襲い掛かる】
【抉り取るような斬撃を放つ血爪――射程距離はギリギリで、即座に少しでも後退できれば問題無い】
【だが、その射出速度は速い……――果たして】


>>271(レイド)>>275(パニキュレータ)

フン、足掻くかッ!!
だが無駄、無謀ッ!!血のストックは幾らでもある……それこそ、貴様らの体内になッ!
【ずるりと伸びた鎧が防壁を成し、ソウルファイヤを防ぐ】
【魔力を減退させる波動が血の凝固を融かし、びたびたと床に撒き散らすが――カーネルの言う通り、か】

そして貴様らもだッ!このカーネルに接近戦を挑むとは……解らぬか、マヌケめがッ!!
己の砲撃に身を焼かれるが良いッッ!!

【飛び掛ったξに対しては――そう、飛び掛るということは身を空中に晒すということ――】
【その隙を、カーネルは逃さない。鋭く左の光剣を突き出し。ξの身体を、串刺しにしようとするだろう】

【更にその際、大きく肩から上を、投げ出すようにして回避して。砲台の射撃を交わさんと試みると共に】
【自身の後頭部よりの射撃軌道と、成功していれば突き刺さっているξの身体が、一直線上に来るように仕向けようとする】
【ξの叩き付けんとしたロッドの一撃は。カーネルの鎧を微かに砕き、無駄では無いのだが――】


そして目障りな蝿はッ――即座に堕ちろッ!!
[……ッ、いけない、レイドッッ!!危ない――――!!]

【更に、間髪は入れない。行動とほぼ同時に、鎧から放たれる高速魔弾】
【レイドに飛来する――直接狙ってはいないが、その後方の片翼を射抜く軌道だ】
【昴がそれを撃ち落すべく射撃を放つが――今度はギリギリで間に合わない。レイドへ飛来する】

[ッ――君もッ!!同時に撃たれた血弾が、そっちに向かってるッ!!]
チッ、スバルかッ――!よく見切っている……だが――だから何だ?ほゥら、避けて見せろよパニキュレータッ!!

【……抜かりないとはこのことか。更に、レイドを狙うやや大きな魔弾に視界を奪われることを狙っているように】
【ややサイズの小さな血の魔弾が、一直線にパニキュレータにも襲い掛かっているだろう】
【……驚異的。本当に攻略法は無いのか?……いや、ある。そのチャンスは、刻一刻と近付いている――】

/Next...>>
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/05(木) 00:02:57.60 ID:VGxjeWoE0
>>273(緋天)>>279(オーベール)

――くッ、小癪なッ!だが、その程度しか出来ないのか?マヌケがァッ!!

【颯護の放った黒き波動が、カーネルの足元を爆ぜ散らす】
【それにより意識が地面に向いた矢先。天よりオーベールの『蔓』が襲い掛かる――!】

確かに……連撃としては完成しているが……ッ!
このオレを仕留めるにはッ……まだ3手は足りんぞッッ!!

【幾重に右腕に突き刺さる蔓。しかし恐らく、力任せに振り払われてしまうだろう】
【それどころか――】

飛べ、虫ケラぁッッ!!
≪――ッ、なっ!?≫
【振り払い、投げ飛ばそうとした先。カーネルに接近戦を挑んでいた、紅丸が居る場所だ】
【もしオーべールがカーネルの目論見通り、振り払いざまに投げられてしまえば】
【槍を交差してオーベールを防いだ後、なんとか受け止めようとする紅丸の元へ至るだろう】

≪アーン、オタクかッ……!大丈夫か、オイッ!!まだやれるなァ、オーベールッ!
 ……緋の字ッ!行ったぞッ!!≫
フン、遅いわッ!!

【更に左腕の剣撃から放たれる斬撃波が、一直線に颯護に襲い掛かるだろう】
【凄まじいパワー――しかし、少しずつダメージは。確実に蓄積しているのだ】
【特に、今攻撃した右腕のダメージは大きい――!】

>>272(ツァーリ)>>292(山本)

「――――くッ!?」

【重力からの解放。それがヴュネルドの身体に襲い掛かり、バランスを崩しに掛かる】
【が、蒼い炎を纏う体は、それにもギリギリで耐え】

「やるな……だが、まだ甘いッ!」
【攻撃に来るツァーリに対し、カウンターの蹴撃を叩き込もうと――】『――縫いとめろ≪アリスッッ!!≫』
  【――飛来する鎖が、それを『固定』する――ッ!!】
「ッ――クシャルクスっ……く、おッ!?」
【これにより、ツァーリの斬閃は、彼の右腕に紅き刻光を叩き込むだろう――!】
【そしてそれが、隙を成して――】

「……弱い、だと――」
【  ――それでも彼は、血が零れ落ちる右腕を振るい上げて斧を構え】

「必要としてくれる人――戦いに意味を与えてくれる人ッ――
 己(おのれ)のためではなく……誰かのために――
 そんな……他人のための剣が……刃が……お前の信念だというのか、山本――」

「自分自身の存在証明を、他人に委ねられるほどに――そしてそう言い切れるほどにッ……!
 誰かのため、が……そんな、一見すると脆弱そうに見えるものが――――

 ――お前を其処まで押し上げるのかッ!山本正勝ッッ――――!!」

【……ヴュネルドもまた、逃げない】
【真っ向から――ありったけの力で斧を振り下ろし、迎え撃つ――!】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 00:05:00.00 ID:HtyihAf/o
>>284>>287

…………――――

【素早く立ち上がりつつ、エルフェスの方に身体を向ければ……】
【なるほど――己の身を顧みなかったのは、ウェル子だけではなかった、ということだ】

――――ッ…………!

【入れ替わり立ち替わりのスタンスは、ウェル子への攻撃を成功させた】
【先にルシアの突きで傷付いていた左脇腹を、更に抉る斬撃】
【ぱたた――と、地面に赤い丸がいくつか描かれて――】

――くッ……どうしました……?
わたくしの弱点は、貴方様方と同じく……「心臓」と「頭」ですよ…………?

【――と、傷を負いながらも、バックステップを踏み、距離を取るウェル子】
【ルシア、エルフェス両名から等しい距離を取る位置取りだ】

…………まあ……何にしても…………

【そして、無温度……いや、「冷たい」――やはり不思議と「温度のある」声】
【少し前に邂逅したエルフェスはともかく、ルシアは、気付くか】

【ウェル子の「変化」は、「無温度」だった彼女が、「冷たさ」という温度を有したことである、と】


…………タイムアーップ…………


【…………ぎちっ…………】
【空気が……いや、魔力が、歪む】


…………絆の糸に搦め捕られて地に墜ちなさい…………


【瞬間、「黒い羽根」が、嵐のように、なんと部屋中に展開されていく】
【視界を埋め尽くす漆黒は、ぎちぎちと、金属の擦れるような、嫌な音を奏でて――】


        ――――《義の代償》――――


       【――――甲高い金属音――――】


【そう、部屋のそこかしこで高速回転する、複数の「円盤」が、目に入るか】
【「黒い羽根」の塊で作られた「円盤」は……「前回」でも味わった「それ」だ】


【そして間もなく、「円盤」が、発射される――】
【ルシアとエルフェスへ、各々の正面から、平等に「2発ずつ」、円盤が向かう】
【直径1メートル程のその円盤は、ゾッとする程度の切れ味を誇るが――】

【――だが、少しの時間差で、連続で襲いかかるそれに「誘導性」はない】
【つまり、真っ直ぐ進むだけであり、「対策」は施しやすい――】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 00:05:44.88 ID:k5K4pgAYo
>>285
…獣に落ちてなお、狩人っ、あなた!!!

【猫は未だ、ただヒトガタの獣…それ以上でも、以下でもない】
【けれど付き人たる『声』は、そのために『そこにいない』】

【主は言った、”痛みは僕のものだ”】
【使い魔は答えた、「ならば記憶は私が」】

【今、彼は眠る。けれど仮初だったはずの身体は、数多の夢を超えて命を持った】
【『彼』と共に夢を超えてきた使い魔は、その価値を、意味を知っている】

【だから。】

「ああああああああっっ、うぉおおおあおおおおおおお!!!」

【斬撃の結界、直撃により、両肩が裂ける猫】
【苦痛に咽びながら、彼方より見守る『声』のアシストによって無理やりつなげられた神経によって、動きを鈍らせる事はない】
【食い止められた三爪を諦めて、弾き返すように後退を狙う】

ローズ、先に周囲の軌跡を消すのです! 彼ではなく、彼の前に張られた壁を!!

【『声』が指摘するのが早いか、いくつかの軌跡が重なった猫の肌を切り裂いた】
【カッターのものだ、動物的直感にて咄嗟に身をよじり、深手にはなっていないけれど、そろそろ応急処置の止血が間に合わない】
【新しい傷から細い噴水…赤の血流が噴出し、蒼い輝きをまた汚染する】
【それでも、猫は知っていた。…いや、出会った瞬間、青を汚す赤を見た瞬間に気付いたのだ】

【こいつは、生かしておいてはいけないと】

マスター、力をっ…!!

【射出された紅の軌道を予測し、速度を計算し、配置されたのは、幅一センチ足らず、長さ一メートルほどの青褪めた三本の針】
【それが通過する斬撃に反応して落下し、軌道を下方に修正し、仕舞いには叩き落すだろう】

【その間、猫は『声』の指示を半分受け入れて、後ろに出した足を踏み込み、手にした六爪で軌跡を縦に切り裂いた】

【けれど、聞き入れなかった半分は、『彼を狙うな』の部分】
【徐々に余裕がなくなってきたのか、また身体を切り刻まれようと、猫は軌跡諸とも男を三枚に卸そうとしている】
【痛みを無視したところで、体の疲労が消えるわけではない、徐々に動きは鈍りだしている】

【だが、大きな動きをする猫に気を取られていると、気付けないかもしれない】


【短刀を拾い上げようとする、宙に浮く白いガントレットの存在に】
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/05(木) 00:06:07.95 ID:vtZPiCzAO
>>286
気にしないで良いですよ、近くの人が何か呟いていたら、それを気にしたくなるのは当たり前ですから、ねっ。

【そう言って、安心させるように微笑んでみせる少女】
【本当に、少し驚いただけで、聞かれた事自体はそんなに気にしてはいないようだ】

……私も、同じですよっ。
理想や夢が有るのは解りますけど、その為に死んでしまったら意味が無いじゃないですか。

それに……戦いで死ぬのは、そういう人達だけじゃない。
今回は違うみたいですけど……大きな戦いの時には、何の関係も無い人が巻き込まれて死ぬ。
そんなの、絶対におかしいと思うんです。

【そう、一気に述べ立てる】
【戦争に関して、何か思う所が有るらしい】

……あ、煙草なら気にせず吸ってしまって良いですよ。
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 00:06:20.72 ID:WDAqIwBBo
 【 (あれ……? 私、何処──?) 】

 【 昏い。冷たい。音が無い。何も感じられない 】
 【 時間すら止まってしまったかのよう、無限を湛える無機の虚空 】

 【 (フィリル──っ……沙莉菜、さん──……、!) 】
 【 (声が、出ない……何で、皆は、何処──、……) 】

 【 ──帰らなくちゃ。あいつを、止めなくちゃ 】
 【 皆と一緒に──『対機関連合』として、勝たなくちゃ 】


       【 ≪ なんのために? ≫ 】


 【 何のためって……人の幸せを奪ってまで成り立つ幸福なんて、間違ってるから 】
 【 そんな世界は、止めないと。今ある幸せを奪って良いはず、無い。守らないと── 】

>>(沙莉菜)

【瞬間──少女の視界に、一筋の光が差し込んだ】
【それは、黒水晶の中を共通して伝う、魔力の流れ】

【──沙莉菜の試みは、かなり有効になるだろう】
【多量の邪性を孕んではいるが、変換や利用は不可能ではない】

【だが、異形らがそれを最後まで成させるかは、また別の問題で】
【そして、沙莉菜自身の限界もあるのだろう。──成功するかは、正直五分以下だと感じるかもしれない】

>>277
 “────っ、!”

【がぁああン──と、響く金属音】
【鎌の柄を受けられ、その一閃は何を裂くこともなく止められる】

【が、その刹那、ただならぬ膂力の気配を感じ取った異形は、】
【無理に押し切ることをせず、咄嗟、受けられた反動を利用し、鎌を引き戻しつつ】

【そのまま宙を滑るように後退、僅かに距離を作り】

>>277>>280
【どン──ッ、と】
【彼が『それ』を目に捉えた瞬間、重低音が炸裂する】


 ──── っッ、げ、は──……ッ!!


【漆黒の血飛沫が弾ける。青年の胸部からであった】
【フィリルの拳が彼の胸部を抉り、人に非ざる黒き血の花を咲かせる】

【衝撃で吹き飛ばされるまま、地を転げて後退していく青年】
【口から漆黒の血反吐をぶちまけながら、右手で傷口を握り締めつつ】
【爛々とした光を目に滾らせ、緩慢ながらも彼は立ち上がっていく】

 ……──く、はハッ……

 婆に餓鬼と来て、……、げほッ……俺の眼も、知らずのうちに鈍っていやがった、か──
 油断など……欠片ほども、したつもりは……無かったンだ、が……

 あァ……識った

【ざり、と、靴裏が地を擦る。口角がつりあがっていき、魔力量が上昇する】
【彼から滲み出した魔力が陽炎のように揺らぎ、その体躯の輪郭をぼやけさせる】 【──刹那】

//うぁ続きます
305 :304[saga]:2011/05/05(木) 00:07:27.40 ID:WDAqIwBBo
>>277>>280


  ──── ≪ Valemyicia ≫ぁあァアア゛唖ぁああー──ッッ!!


【號──ッ】
【魔力光の炸裂と共に、──青年の身体が、突如と消え去った】

【──だが、この戦場から姿を消した訳ではない】
【生命力を感じ取れる沙莉菜なら、或いは気付けようか】
【ただでさえ濃厚な異形の気配が、その瞬間、一層濃くなったことに】


  ──良いだろう、存分に殺し合おう 
   どうせ、語れる言葉など俺は持っていない 


【そして響くのは、空気中にいやに反響する青年の声】
【その出処は、あの異形──ヴァレムイシアからであった】

【魔力を二乗したかのように、濃密な力の流れが異形の体躯に収束し】
【恐らくは何かの準備だろうか──熱気と上昇気流を伴って、異形が魔力を溜めていく】

【これを隙と見るか危険と見るか──判断は各々次第だ】
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 00:11:04.30 ID:EOlK09aeo
>>288

(……っ、……、)

【「純黒(ラインシュバルツ)」の長剣は、向かってくる龍の額を正確に捉え、貫いた】
【剣による刺突ならば、――柔らかすぎる手応えだったかもしれない】

【負の力を流し込まれ、傷口からくすみはじめる龍の頭】
【意識を通した蜂蜜の身体は、神経の塊と言ってもいい】
【精神攻撃の類は、それなりに通るのだろう】

(……わたしは……、)

【羊水の中で、ごぽり、と呻く】
【――ぼんやり≠ニした苦しみに、ヒュドラ全体の動きが、にわかに鈍った】

(…………また、守れないんです……?
 大衆の、義なんて、下らないものに屈して…

 力になろうとした人達も えずに… ……たし、は……)

【デイドリィムの回避した頭部、その首も、無防備に空中に停止している】
【蜂蜜のみが、絶えず吐き出されているのみである】
【――もし、長剣を抜くならば、返ってくる体液に注意が必要だろう】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 00:17:15.12 ID:PUoVF0Yoo
>>275>>299

しま、――――ッ

【味方の足を引っ張ってしまった、その事実に顔を引き攣らせること、わずか数瞬】
【そして、カーネルの攻撃が少女に到達するまで、――これもわずか数瞬】
【最悪のパターンで、イコールは成立してしまい――】

あ゛、…………ぃ、――ッ

【濁点交じりの、嗚咽に近い、ことばとして成立しないただの雑音】
【からだの内部からせり上がって来る血液と共に、口から絞り出されるそれは、】
【明確に、紅く鋭い爪が腹部に突き立ったことを示している】

 【そんな中。少女は何を考えたか、自身の足元に広がる血液の海に、花弁の刃を一枚落として、沈める】
 【「血のストックは幾らでもある……それこそ、貴様らの体内になッ!」】
 【カーネル自身が口にした、それを聞いて。ふと、――】

【少女自身は顔を歪めたまま、膝を突いている。格好の餌食であることには変わりなし――】

//次から携帯に移行します
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 00:17:35.18 ID:HKoB/W5Co
>>261

自分のことくらい……自分で分かれよっ……

【やり場の無い怒りを抱えて、少女に聞こえるか聞こえないくらいの呟きを吐く少年】
【だが、己の正義を通すが為に勝つという心は揺るぎる事はなく】


>>274

や、安っぽい……
「落ち込んでる暇なんてねぇぞ!そんな暇あるなら、力で見せ付けてやれ!」
分かってるって!

【安っぽいとの言葉に、心が痛むが、チェルシーの言い分も分かると複雑な心境】
【ならば、やってみせるしかないと銃に言われる前から分かっていたらしく】

攻撃翌来てるぞ!」
(やばい、やられる……!)
【銃口がコチラを向くが、反応が遅れ、銃弾が自分の身を貫くのを覚悟したが――】

>>296

『撃ってない!というか、櫻芽さんピンチ!』

【重太郎の気を引くだけならば、フェイントは成功しただろう】
【だが、重太郎には、其の未熟さをフォローする為とも言える魔銃が2丁在り】


【腕輪のスイッチを銃で押して、上空に設置した鏡に、向けて、アンカー付きのワイヤーを発射する】
【アンカーが、鏡に刺さり、すぐさまスイッチを押すと、ワイヤーは巻き戻されて、少年の体は宙に浮かび】
【全ては巻き戻さず、途中まで来たあたりで、またスイッチを押して、ワイヤーをまた伸ばして】

【なお、鏡は空中に固定されており、体重45kgの少年に引っ張られても固定し続ける位は固定されているらしく】

【着地すると共に、鏡は固定する力がなくなったかの如く、ワイヤーに吊られて動きだし、

っぁあ!!
【櫻芽の目の前に着地すると共に、ワイヤーにつけた鏡を花城へと叩きつける!!】

【だが、着地と共に大きな隙が出来て、しかもコレといった防御手段も考えずに、櫻芽の前へと飛び出た為に、攻撃を防御する余裕など皆無】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/05/05(木) 00:17:55.57 ID:Fwob3wyAO
>>300>>292

【クロワの固定を、小さく笑う】
【やはりあの男は“いい”。欲しいと思う場所にサポートがくる】
【そういう位置付けがしっくりくるのだろう。冷静さもまた、氷の刃で成す武器だ】

 【 ――残ッ、振り上げた刀がヴュネルドの装甲のような筋肉を断ち、その紅の中で白く光った】

【耳に留まる二人の武人、その会話に割り込む気は毛頭無く沈黙していたが】
【誰かのため、ならば。今、この刀は確かに他者のためであった】
【出逢った頃の氷が熔け、柔らかく微笑むようになった“友人”を助けるチカラ】
【偶然か、否か。答えを失った男の前に立つ、二振りの剣は、両方とも】
【こんな死闘を繰り広げる理由を、ヒトの為と言い切るのだ――】

―――……ッ!

【振り下ろされる斧は、接近している此方もまた攻撃の範疇であろう】
【けれど負傷を恐怖と結び付けない痩躯は、刀を水平に構え、突きの形を取ると】
【ヴュネルドの攻撃には何も防御の形を取らず、右腕を狙い刀を弾丸のよう突きだそうとするだろう】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 00:18:43.06 ID:dtqtDpjDO
>>303
【青年は返事代わりに軽く手を挙げると、ポケットから出している左手の人差し指の先で煙草の先に触れる】
【じ、と音がして青年が左手を離す。人差し指が離れた煙草の先から、紫煙がゆらりと漂った】

 ……そうだな。
 理想とか思想のために戦う奴らはその戦いに殉じたって後悔はないんだろう。
 殺す覚悟も殺される覚悟もできてる奴が戦うのは、それでいいんだろう。
 けどよ、なんでか兵士って仕事を選んだ末端の人間とか、あるいは戦闘に巻き込まれちまった奴とか──
 ……そういう奴らにとっちゃ、理想とか思想とか、要らねえよな。
 ただ飯を食うためとか、家族を養うために必要な金が欲しいんであってさ。

【紫煙を吐いて、青年は続ける】
 
 ……そういう奴らが山程死ぬ。死ぬ覚悟も殺す覚悟もない奴らが戦って、あるいは巻き込まれて死ぬ。
 それってなんか違くねーか? って感じだ。そうじゃねえか、嬢ちゃん。
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 00:20:24.57 ID:k5K4pgAYo
>>302
//ちょっと修正します
//下から十一行目に

【なおかつ、猫は姿勢をかえ、次の攻撃に備えた動作により狙いを外す】

//と追記
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/05(木) 00:25:18.38 ID:2Fpkj+dzo
>>300

【────此方に攻撃が来る事は、十分に予想が出来た。】
【だが、相手が剣を振り始める、刹那】



(──────んな時に……ッ!)

【──ぐらり、と意識が明滅する。】
【無理な運動を続けた事、そして先程の失血と魔翌力の急激な減少によって、思考能力にも影響が出始めていた。】

……
(このまま、立ち止まるよりは────)

【防御しようと思えば防御は出来る。だが今のままでは攻撃には移る事は出来ない────】



【────そして、この瞬間彼は。“攻撃”を選択する────!】






────“その程度”の力、見せてやるよ───ッッ!!
──────── < クリティカルストライク >



【────漆黒の刃を真っ直ぐに向けると同時に、先端から膨大な魔翌力の奔流を放出する。】
【更に、魔術で空中に固定された刃を相手に向けて蹴り飛ばす事により一点に向けて徐々に奔流の方向を固定し、“致命的な一撃”を与えんとする。】

【だが、この魔翌力の奔流はカーネルの放つ斬撃波の勢いを止める事までは適わない。】


【そして、この状況下で動く事は出来ず──────】




【結果として斬撃波は直撃。鮮血を撒き散らしながら、彼の身体は後方へと吹き飛んだ。】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 00:25:24.80 ID:SlPQwK6Fo
>>300>>309

弱いとも!!
その者を失う事を恐れ!失えば自身を呪うほどに脆弱な人間だとも!

【山本正勝―――至って普通の、人間である。能力も無く、ただその身1つと刀しか得物は無い】
【そんな男だからこそ…力を欲した。力の為に生きてきた】

【ダンッ―――】
【斧の側面…相手から見て右側へと左足で踏み込んで】

ヴュネルド……喪失≠ェ怖いからこそ、拙者はこうして戦えるのだ。
拙者が護らねばならぬと言う使命感が、拙者を此処まで生き延びさせたのだ!

【残った体を逃す様に。右足を時計回りに90°退いて】
【――丁度、斧の横から斧へ向けて…腋構えをした状態で】

その上で拙者は判断した――――奴≠ヘ、皆を不幸にすると

【喪失を恐れる唯の…人間】
【誰かを護る為に存在する…武士】
【それが山本 正勝と言う存在≠ネのだろう】
【それ故に――嘯いた<Jーネルを許せない】
【人を殺める為に卑怯な手すら使い、自身の組織すら裏切る彼奴を許すことは出来ない】

【―――力だけで、皆を救える世界なら――どれだけ良いものか】


【無念の赤い涙を流しつつ、山本は逆袈裟に刀を振るう】
【狙いは斧は無く――その振り切った先に在る、ヴュネルドの右腕≠ナ】
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 00:25:31.48 ID:/UsA/QZU0
>>299-300

≪くっ……そういえば、ポポルとか言う奴の能力を、奪ったって言ってたっすね…………ッ
直接当てられないと、なんとも…………!!≫

【血を操り、壁によってソウルファイヤを防がれたジェムは、悔しそうに舌打ちを――――実際には、舌という器官は備わって無いのだが――――する】
【当てられれば、これ以上ないほどの理想的な『牽制』なのだが、カーネルの立ち回りは、付け入る隙が絶無な程に完璧だ】
【一発だけでも当てられれば。そう思うのだが、その一発を、カーネルは許していない】

≪あ……姉貴ッッ!!≫
――――――――舐めるんじゃない、カーネル…………!!
お前の一人も倒せないで、父様相手に生き残るなど、出来るはずもない…………ッッッッ!!!

【中空から叩き落とさんとする魔弾が、レイドを襲う。ジェムとの位置が離れすぎている為、防御にも回れない】
【だが、レイドの――――術の代償の為に傷つけた目は、強くカーネルを射ぬいていた】

――――今こそチャンス…………捨て身の一撃に、『翼』は要らない…………ッ!!

【被弾する前に――――レイドは自ら『翼』を引き戻した】
【それだけでは、空中での姿勢制御の手段を手放す悪手だが、それで終わるはずもない】
【レイドは、『翼』を失い落ちながら、左腕の触手に妖気を纏わせると、その触手をカーネルへと放ち、串刺しにせんとする】
【直接当たる軌道でもない魔弾を巻きこみ、粉砕しながら――――その威力は、確かに無視できないだけのダメージを与えられそうだ】

「――――おっ、ぐぁ……………………――――――――」

【――――飛びかかったξの策は、見事に玉砕した。貫かれ、その体をだらりと脱力させる】
【そして、自身の放った砲撃を、その身に浴びる――――バイザーが砕け、口からダラ……と血を滴らせ、ξは信じられないと言った表情で硬直する】

「こ、るぇ……ぐぇ…………ぃい…………やく、ぶぇ……はっ、はた、ぃ……っ…………――――――――!!」

【「これで良い。役目は果たした」】
【うわ言の様に、力なく呟くと、ξはギョロリとζを見やる。そのサインは――――】

「ルナティックガンスター、今だ!!」
「了解!! ……炸裂弾、発射!!」

【ξにかかずらわったカーネルは、多少とはいえ隙を作ったはず。χはそれを、当初の戦術である『ζの一撃を当てる為』の最大のチャンスだと認識した】
【それを認識したζは、ダメージの故に地面に寝そべるようにしながら、カーネルへ向けてグレネード弾を発射する】
【――――全てが上手く行けば、サイボーグであるξを巻きこんで誘爆し、大きなダメージを与えられるはずだ】

「――――天ヶ谷 昴…………貴君もカーネルへの攻撃に集中した方が良い…………
貴君に飛来する攻撃は、私が肩代わりしよう…………先ほどのバリヤ、もうチャージは完了だ
それに…………あのビットは攻防一体。露払いにもなる……」

【χは、ζのそばを離れ、昴の側へとステップしながら、言葉を飛ばす】
【遠隔操作のバリヤの為のビット――――これを使って『盾』を役割を果たすから、火力を集中させてくれと言うのだ】
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/05(木) 00:25:42.30 ID:M+n2HvVGo
>>266 >>293

は……?

【――ほんの一瞬。クルスは、目の前の敵の姿さえ忘れた】
【紙鷹の方へと、呆然とした眼差しを向けて、彼が口にした内容に、聞き間違いはなかったのか、とすら疑い始める】

な、なっ……。

【そんな事、敵の目の前で叫んでどうするんだ、とか】
【生殺与奪の権利を、見ず知らずの自分に預けるのか、とか】
【――言いたいことが山ほど浮かんで――】

っぐ!

【――刹那の隙が生死を分ける戦場において、その思考は余分に過ぎた】
【カウンター気味に突き出された蹴りをもろに受けて、クルスはまたしても、階段を転げ落ちる】

【今度はごろごろと、階段を転げ落ちて――】

ゲホッ! ゲホッ!

【損傷したのは気管か内臓か――血混じりの咳を吐き出してから、クルスは起き上がる】

【――上げた顔からは、妄執じみた憎悪の色は消えていた】
【ザンシアと神鷹を見る眼差しは、真剣な――真摯にこの戦いを勝ち抜こうとする意志が覗いていた】

(こんな得体の知れない城に乗り込んで、挙句)
(自分の命を捨てる覚悟で攻撃だなんて、本当に、この世界は……!)

(……本当に、どうしようもない、お人好しの正義の味方≠ホっかり!)

……分かりました、行って下さい!
絶対に、死なせません! 私の前では、誰一人として!

【憎悪に濁っていた瞳が、蒼き冴えを取り戻す】
【穢れた空気も、ザンシアの背後のアートマンも、飛び掛らんとしている神鷹の姿も】
【全てを視界に収める位置まで下がって、氷の魔翌力を練り上げる】
【――あらゆる不測の事態に、対応するために】

/続きます
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/05(木) 00:26:08.93 ID:M+n2HvVGo
>>315の続き

>>294

……。

【ザンシアの言葉は、狂気と理知の間を行き来しては紡がれる】
【それらは全て戯言か、あるいは彼の本心か】
【――それを推し量る術は、クルスには無い。彼女に出来ることは、ザンシアの言葉をただ額面どおりに理解して】
【答えられる言葉で答える。ただ、それだけ】

貴方には、貴方自身の物語があるでしょうに。
他人の夢に中てられて、自分を見失ってしまいましたか?

……他人の用意した舞台の上で、暴君の様に振る舞っても、貴方は何も手に入れることができない!
全てに終わりは来るのです! 私にも! 貴方にも! ≪R.I.P.≫にも!

さぁ、その狂った夢から、醒める時です!

【クルスの身体から、魔翌力が渦を巻いて迸る】

十字架もて丘に降り立つ聖人=\―!!

【不可視の魔翌力が、風を起こすかのような、膨大な魔翌力の奔流】
【やがてそれらは、魔翌力を帯びた13本の短剣の像を結び、クルスに頭を垂れる従者の様に遊弋する】

【――狙いは、アートマンの放った二発の魔翌力球体】
【接近していくであろう、神鷹の道を開ける為に――それらの着弾を防ぐ!】

【13本のうち七本は、初弾へ向かい】
【残りの六本は、次弾へと向かう】

【二発目の、魔翌力球体は、6本の刃に貫かれて、その着弾点を、ザンシアの大きく後方へとずらされてしまう】

なっ……!

【――だが、初弾の方は狙い通りにはいかない】
【初弾の方が、突然空中で弾けて――周囲に毒のような魔翌力を撒き散らしたからだ】

……ゴホッ!
これ、は……!

【戦闘行動の最中だ、酸素の供給無しには、すぐに行動不能に陥ってしまう】
【クルスは、その淀んだ魔翌力を取り込んでしまい、喉を押さえて激しく咽る】
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/05(木) 00:27:57.03 ID:vtZPiCzAO
>>310

【一風変わった火の点け方だが、少女はあまり気にしない事にした】
【この街では異能も魔術も当たり前、そんな事を一々気にするのも莫迦らしい】
【そう、思ったのだろう】

そう、なんだと思います。
私は自分なりの考えがあってカノッサ機関に身を置いている、その考えを実行する為に戦って死んでも、私は仕方なかったと思える。
でも、ですよ、家族を養うために機関の構成員を選んだ人がいて、その人が、私のその戦いで死んだら……きっと、未練も後悔も沢山残ると思うんですよね。

まあ、つまりは貴方の言った事と同じ、なんですけどねっ。
意見が同じ方が居て、嬉しかったですよ。

【そう言って、本当に嬉しそうな笑みを少しの間浮かべる少女】
【全く、本当にその様子は『機関員』とは思えないものだった】
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 00:29:42.05 ID:8Eokex5eo
>>299-300

っぁぐ……!

【無様な態になった体は大きくのけ反り、紅丸に受け止められる】
【大きくがくがくと首を揺らしながらも、肩で息をしながらすぐに起き上がる】
【一切振り向かないのは向かっていく意志、それと、手を借りたくない意固地な思い】

っだ、やれるに決まってる、ボクにだって、出来る……!

【息は荒く声は途切れ途切れ、悔しげに唇を噛み締める】
【無事な左手を胸に当て、腕は細く手の平に当たる部分は巨大な、やはり視覚を伴わない右手を再生する】
【もしも紅丸が少年の肩の傷を見たならば僅かに光を反射する鋼線が見えるだろうが、しかし今はどうでもいいことだろう】
【紅丸より一歩離れてから一瞬遅れて、外套を翼に変え、体勢を低くして前に跳ぶ】
【下段から巨大な手の平を叩きつける、原始的な攻撃】
【されどこれは蔓とは違い純粋な意志と魔力の塊、痛覚はあれども血は流れずまた多少折れようが枯れはしない】
【最早形振りなど構わないのだろう、右肩は意志に引きずられ、捻り上げられ傷口を深くしていくばかりだ】
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/05(木) 00:31:29.53 ID:KIvvSxV/0
>>298
!・・・・・へぇ!?拳で!?    そいつはまたとんでもねぇやつだな!

【珍しい物を見つけた子供のように、腰に手を当てマジマジと手甲のヒビを見つめる】

・・・・・・・・あ、ワリィなオイ、シンデレラ!初対面の人に失礼だ、謝れ!

【ふと、少女の様子に気づいた青年は警戒態勢に入っていたメイド少女を叱り付ける】

     『・・・・・・・・失礼しました。』

【シンデレラと呼ばれた少女は警戒を解き、ふかぶかとおじぎをする。】

 いやぁワリィねほんと、わびといっちゃあなんだがその手甲、オレに修理させてもらえねぇか?

『店長は天才です。もしかしたら、直るかもしれませんよ。』

・・・・・・・・・・・・・マスターと呼べ・・・・。

【ジト目で少女を見る青年】
【”天才”という部分は否定しないらしい・・・・・。】
【しかし、直そうとする意志は本当のようだ】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/05(木) 00:31:40.19 ID:qJ2qyKHBo
>>301

【此方の逃げに対して、攻めに回ったエルフェス】
【攻めの手を休めない立ち回りは、本来であれば非常に有利なもの】
【然し、対象が守備を投げ捨てた場合は、必ずしも其の限りではなく】

【また、圧倒的不利を覆す可能性を秘めていた場合も、其の限りではない】

【止めを刺す事も厭わないだろう相手に対し、始めから選択肢に無い二人】
【形勢では有利だが、最終的な覚悟としては此方が不利なのかもしれない】

【それは兎も角として――】

【ぞわり、と。全身を駆け巡る嫌な気配。寒気】
【以前力を交えた時は感じなかった其れに、ルシアは訝しげに眉を顰め】
【ぎちり、と。部屋中の、至る所から聞こえてくる金属音】
【「黒い羽根」で構成された円盤が、幾つも視界に収まる】

――――――これは……ヤバイ……?

【はは、と渇いた息が漏れる】
【複数の円盤の中、此方へと向かってくるのは二枚】
【そのどちらも正面から来るもので、対処が難しい物ではない】

【ルシアはつい先程作り出した板を、目の前の地面まで一気に落とした】
【ガンッ、と音を立てて板は地面に垂直に立ち、然し角度はルシアに対して並行ではなく】
【若干の傾斜。ルシアから見て左方向へと円盤を受け流すように、斜め向きに黒い壁を構える】

【壁の強度はそれなり。鋭い切れ味の円盤の斬撃も、数秒なら耐えることが出来るだろう】
【が、それでも数秒。飽く迄受け流せればいいと、薄い板に守備を任せる】
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県)[sage]:2011/05/05(木) 00:31:48.39 ID:WQ14ryCho
>>299>>300
(これだけの数を相手に、ここまで……!これがカーネルの実力……)

【俯き気味に崩れた姿勢で、次のカーネルの一手を見る―――いや、タイミング的には「聞く」方が速いか】

心配痛み入るわ、昴……!
(―――同時に複数攻撃を放ってのカモフラージュ!避け…切るのはキツイか!)

【魔弾の飛来は、体勢を立て直すよりも速い―――避けられないなら、どう動くのが正しい?パニーが思案する】
【最も無難な選択肢は、剣を防御に回すこと……だが、それでは勝てない
   いや、それ以前に逃げの手ばかりでは、何のためにカーネルと対峙したか】


―――避けるかぁあああああっ!!

【だから、敢えて受けることを前提に、攻めの一手を構築する―――!】
【崩れた姿勢をさらに低くする―――血の魔弾が、パニーの背を浅く抉る】
【悪手であることは承知していた。カーネルの能力を鑑みれば、このように目立つ傷を抱えて戦うのはリスクが大きい】
【だが、戦うことを決めたから……自分の意志で、歩くと決めたから】

貫け―――光剣、よ!

【背中に受けた衝撃に息を詰まらせながら、自らの光剣に命令を下す】
【この光剣の機能の一つが、『伸縮自在である』ということだ―――それを使った、恐らく一度きりの奇襲】
【極めて低い姿勢のパニーの懐から、先を炎に包まれた光剣が一気に伸張する―――!
     狙いは、カーネルの左脇腹―――左手の剣でリイロクローンに向けて突きを入れることで手薄になった左半身に攻撃を仕掛けるつもりらしい】
【伸びる速さは、先程投擲した刃より少しだけ速い、といった程度か。成否は「伸張する刃」がどれだけカーネルの意表をつけるかに掛かっているだろう】



……ははっ

【以前危機的な状況は続く―――しかし、少女の口には笑みがあった。自らを選ぶという、至高の難題、至上の喜びに】
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 00:32:26.61 ID:R5jdr6ZXo
>>274>>278
(っははは、賢い、な。ニナ)

【その、ニナの取った手に、苦笑を零すが、気にしない】
【一番好きなのは、勝つことじゃなくて戦うことだが】
【それでも、火憐は突き進むのが常道、ニナの支援を甘んじて受け入れる】
//長いので分割です
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 00:32:54.59 ID:R5jdr6ZXo

>>295>>296
――――ッヒュッハァァァァアアッッ!!

【五度目に全力を込め、振りきって。そのまま腕を振り、回転の動きへとつなげていく】
【花鳥風月を捨てたとは言え、その動きの理念は彼女の剣術の下地と成っている】
【故に、踊るような動きは、必然の機能美を産み出して】
【未だ、足りない。自己の望む至高の剣戟には、未だ足りない】
【故に、燃え盛れ、故に、吹きあがれ、故に、叫びを上げよ、故にッ!!突き進めッ!!】

おおおおおおおおおおッ!!足りない足りない足りないッ!!
モットだ、もっと燃えろ、もっと、心よ滾れッ!!命を燃やせェッ!!

【どくん、どくん、どくん、どくどくどくどくどくどく】
【火憐の気は、外部に解き放つのは、あまり得意としていない】
【どくどくどくどくどくどく、ドクドクドクドクドクドク】
【其の真価は、内部に解き放つ℃魔ノ有る。まるで、異能という、力が有る以上、それ以上の小細工は不要とばかりに】
【ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ】
【自己の全てを強化し、純粋な剣士の強さを求めていく】
【ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ】
【強化される力で、鼓動が生命の限界を超えるほどに、強くなっていき血管をぶち抜いて′撃ェ全身から吹き出していく】
【そして、その血すら、ふきだした側から蒸発し、真紅い空気と成って彼女の周囲に漂っている。それは、まるで彼女が焔その者であるかのようで】
【当然、負担がないはずがない。だが、其れを承知で力を振るう、常に全力常に決死、常に必死】
【決して後悔をしないため=A彼女は全力で目の前の敵に当たっている。もし、死ぬとしても、決して後悔など抱かないように】

はっっはははっはははっ!!ああ、私も楽しい、君との戦いは、素晴らしい。
飲みたければ、掛かって来い、それだけが私の血を啜る術に有り。
そうだ……そういえば名を聞いていないな、君の、名を教えて欲しい。

【苛烈な獣性を宿した紅蓮の少女は、心よりの歓喜、迷いなき白刃を相手に向けて、笑い、踊り、駆ける】
【そして、駆ける彼女を狙い、襲いかかる氷の槍、彼女は其れを見て】

――――劫火疾走ッ!!

【さらなる加速を以て、相手に応じたッ!!】
【背から気を焔に変換しての、急激な加速。そして、腕を横に振り、その動きで軸をずらす】
【左脇腹の肉が深くえぐられるも、そのまま前進≠オた彼女。攻めに攻めを重ね、自己の傷を受けるのも躊躇わず突き進むその様は、もはや自殺的とも言える程】
【ちぎれ飛んだ肉は、本人の体から離れた時点で、何らかの加護を失ったのか、燃え尽きた。何らかの形で、肉体が高熱に保護されているとは言え、負担の無い力では無い事が伺えるだろう】

ッぶち、抜けろォォォオォッ!!

【ッ ド ゴ ォ ン ッ !!】
【地面を踏み抜いて、火憐の足元で爆発が生じ加速。トゲの刺さった足から血が吹出し、激痛を与える】

――――――ッおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!

【咆哮と共に放つは、全力全速の頭突き。高熱と気による強化をした只の頭突き≠ナある】
【速度を落さず、何よりも速い追撃を求めた結果、こうなった。頭突きは、大嘴の顔面めがけて襲いかかっていくだろう】
【丁度、ヒットの瞬間は、前のめりに成った瞬間と成るかもしれない。しかし、火憐の動きは直線的。横からの攻撃などに依っては、火憐は地名とも言える隙を作ったこととなる可能性もあった】


>>308
【そして、その攻撃は、失敗に終わる】

――――ッ!あああああああああああぎぃっ!!

【2m、程彼女は横から叩きつけられた鏡によって吹き飛ばされた】

……ッ、負けないッ!!剣士だ、私は、剣士なんだッ!!お爺様を私は超えるッ!!
何があろうと、何であろうともッ!!私はッ!花城火憐≠ナ居るために、ッ!!私は戦い続けるんだァッ!!之で満足かァ!名も知らぬ少年よッ!!
覚えて欲しければ、名を名乗れ。私は名乗ったぞ!名乗りもせずに、倒すなどッ!!戦い≠ノ失礼だろうがァ!!

【ふらり、と立ち上がりながら、彼女は雄叫びを挙げた】
【ぐしゃり、と高熱に肉体が耐え切れず、左腕が根本から焦げ落ちた=Bこの戦以前の、命を削る戦い方のつけ、それが来ていた】
【それでも、火憐は立つ。何故なら花城火憐≠セから】
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 00:33:26.02 ID:LtdqGk3SO
>>306

【引き抜いた長剣は、“蜂蜜”によりぼろぼろに崩れ、その役目を終え】
【更に−−「返り血」、いや「返り蜂蜜」というべきか……ヒュドラの猛毒のようなソレは、ミストドラゴンの肩に付着し】
【じわじわと、コートの肩を蜂蜜と化させていく−】

く…………っあ……

【“彼は、世界に嫌われている”】
【ハニーの考えは、確かだ。靴を溶かした蜂蜜は、浸透し、彼の両足の足首までをも少しずつ「蜂蜜」に変え−】
【彼は、柄だけになった剣を取り落とし、そのまま前に−】

『…………くうっ』

【倒れない−】
【彼の背中に到達する直前、その光景を見て着地したデイドリィムが包帯を強く引き、“無理矢理”倒れない“ようにしている”だけ】

【ギター斧の刃も、殆ど溶解し−】
【今、デイドリィム一人が……溶かされて行く足の違和に耐えながら、二人分の重さを支えている……そんな状態】

【そんな時−】

【−何を思ったか。彼は、ぼろぼろの足に諦めが付いたか。所謂“あぐらをかく”姿勢になり】
【デイドリィムに、目で合図をして−】
【−彼女は包帯を一気に縮め、今度こそ彼の背中に張り付いた】

【まるで抱え込むように、蜂蜜が付いたギターをその手に−】
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 00:34:41.91 ID:cijqIRPvo
>>304-305

(普通の魔翌力じゃない、かしら。多分、無理ではないけれど)

(……どうせ全てを投げ打った戦いだもの、“良い”わ。)
(出来るのなら、やる。あのまま放ってなんて、おけないものね―――!)

  フィリル君ッ、アレの気配……いえ、生命そのものが、強くなっているかしら
  気を付けてとしか言えないけれど、兎も角……勝ちましょう…………!!

【サリナは、理解する。流れがあるのだと、繋がっているのだと。】
【ならば、どうせ老骨―――どんな危険だろうと、するに越したことはない】
【まして、自分ならより相手にとって迷惑な形で挑戦できるのではないか―――。】


【変わって、戦士。鎌を引いた敵を見て、ニヤリと笑う、獰猛だ。】

【そして、左手の光から引き抜かれるのは荘厳な装飾の成された槍――少々、華美】
【長さは4m、見た目だけでなく耐久力なども抜群。それを、投げるために後ろに引く】
【狙いは一点のみ、異形の心臓にも思える、奇怪な胸部の瞳―――。】

『……ハッタリか攻撃か知らんが、またひとつだけ教えてやる。』

『世の中にはな、攻撃の“余波”で弾けない一撃があるんだ。』
『さっきのナイフは遊びだ、一緒に見るなよ………さあ、共同作業だ俺の花嫁ッ!』

ふふっ……、ええ勿論。貴男がやりたいことなんて、皆分かっているつもりだもの。

【ヴン――魔方陣だ。槍の投擲線上に、サリナによって魔方陣が創りだされる】

【そして、投擲。槍は陣を通過すると“聖”の魔翌力を帯びて、先述通りの狙いへと投げ放たれる】
【強肩なのか、槍が凄まじいのか、魔方陣のそれか。槍は、“バリスタ”の様な威力である】
【えらく淡白でこそあるのだが、一撃は圧倒的に重い―――それでも、弾くなどが絶対的不可能なわけでは、無いのだが。】


【さてここで、サリナは魔方陣を作った流れを利用して黒水晶へと意識を向ける】

【魔翌力で繋がっているのなら、媒介は恐らくあの異形――では、“介入”したらどうなるのだろうか】
【まして、自身の生命を操れる私なら、と。サリナは残る魔翌力と生命を混合させて、六角錐にそれを送り込む】

【狙うは異形に対する何らかの効果。或いは、通じているらしいそれを介しての、カンナへの接触】
【動きを止められれば。邪魔を出来れば。 触れることが出来れば。手を伸ばして、救うことが出来れば。】
【そんな一縷の望みをかけた行動―――当然ながら、自身と邪悪な魔翌力が絡みあうことになるのだが】

【サリナはそれを気に留めない。痛いし、心を覗かれているようで気味が悪い。しかし、止めない】



                                 【攻撃なんて、そう受けたわけでも無いというのに。どうしてこうも、行動に移るのが辛いのだろうか。】
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 00:36:21.94 ID:j1jTDgNto
>>301

残念オレは頭を潰されようが心臓を潰されようが死なないんだなーこれが……
とまあ冗談はどうでもいいんだけど……なんつーかなあ

【ウェル子と交差した後エルフェスも反転し向き直る】
【左手のナイフをなにやら物思いにくるりと廻し】

っと、考える余裕もくれない訳かオッケイオッケイいいぜバッチコイってんだ
タイムアップだかなんだか知らねえがコレを越えられないようじゃあ高が知れる
越えて越えられない壁はないだろうからなあ……

【ホルダーから新たにナイフを引き出し右手に収める】
【そうしてまた両手から「黒色」が滲み出てナイフに纏わり付く……が】
【今回は若干形状が違う、2本のナイフは交差して例えるならそう鋏のような形状と相成る】

【「黒の鋏」の刃渡りは1m程、本来の鋏という物を考えればそれは大きく】
【その分得られる力は非常に大きい】

先ず、ひとつ目だ――――!!

【開かれる黒色の大顎】
【それから数秒して「円盤」と激突し火花を散らし始める】
【衝突の後エルフェスはその開いた鋏を今度は閉じ、「円盤」を刃の内に捉えようとするだろう】
【もしそれが成功したならばそのまま突き出すようにしてもう1つの「円盤」へとぶつけようと試みる】
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 00:40:53.93 ID:8+nmrC5r0
>>304>>305

――ビンゴ。正直当たるとは思って無かったけれど。
でも……まだ代償には足りない。

【篭手が地に落ちる。もはや光は放っていない】
【だが、少年の右手には、煌々と輝く、黄色い光】


【そして、咆哮と閃光。またも瞳を閉じる】
【――次に開いた瞬間には、青年の姿を視界から失った】

――逃げた? まさかね、そんなことをする奴じゃないだろうさ。
……まあ、狙いが一つに絞られただけ、か。

【そしてその二色の目は、異形を見据える】

【魔力の流れは、彼には分からない。だが、行動を起こさない辺り――】

(溜めか。それくらいしか考えられないな……)
(まともに話が通じる相手じゃないし、そもそも説得する技量なんて持ち合わせてない)
(攻めるべきか、守るべきか……)

【チャンスとピンチをその両面に写したカード】
【それを手にした少年の行動は】

――悩むより行動、か

【右手を拳銃の形に組む。丁度、人差し指と中指が銃身となるように】
【その先から、右手を本物の銃に見立て、小さな光の弾を飛ばす】
【先ほどの篭手より速い。だが、その力ははるかに小さい】
【当たれば小さな爆発が起こるだろうそれは、異形の左胸の、隻眼――もっとも、今は閉じているかもしれないが――へ】

【ゆっくりと、少女を閉じ込める黒水晶の檻へと歩み寄る。勿論、異形を見据えたまま】

【今までの行動、右手の動きが、少々ぎこちない――?】

>>325

――成る程。何かやらかしたね、さっきの奴。
まあ、どんなことであってもあれが標的なのには違いないけど。

【――少年は、一種の無力感を感じていた】
【どうしようも出来ないのだ。目の前で囚われた、少女に対して】
【――ならば、この切り札の仕事は】

――勝とう。勝つしかないんだから

/ただいまっ!
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 00:41:06.23 ID:dtqtDpjDO
>>317
 そういう奴、機関の中にも意外と居るんだよな。俺もそんな考えの奴に協力してくれって言われてよー。
 まあ、そいつの考え方と俺自身の考え方、結構合ってたから二つ返事で機関に入ったんだが。
 ……ぶっちゃけ機関自体は嫌いなんだがなー。

【へへ、とおかしそうに笑って、青年は紫煙を吹く】
【詰まる所、彼も少女と同じくカノッサ機関に身を置く人物だ】
【寧ろ、いや、だからこそ青年は少女に声を掛けたのだろう】
【機関の制服を着た女の子が、戦争やってる方向を見てあんなことを呟いていたから】

 嬢ちゃん、お前名前はなんつーの?

【そこで、青年は初めて少女を見た】
【赤みが混じった鳶色の瞳は、その赤の濃淡を絶え間なく変え続ける】
【揺れる炎のような、不思議な色彩の瞳をした青年は、微かな笑みとともに、おどけるような響きで名前を尋ねた】
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/05(木) 00:45:27.75 ID:rZZ7B3XQo
>>293>>294>>315>>316


馬鹿はお前だこの馬鹿ッ!! 俺はアホだぞ!! 判ってんのか!!
この俺にゴチャゴチャ装飾過多の言葉並べてんじゃねぇよ!!
他人に聞いて欲しかったら、自分から『聞いて貰う努力』でもしろ!!


…………其れからッ!! 良い返事だクルス!! 後で何か食わせてやる!!


【ぎり、と歯軋りと共に――届かないであろう言葉を、彼は叫ぶ】
【この場で『硬直した思考』の人物と腰を落ち着けて話す事など、出来はしない】
【「現実」を理解させるには……、…最早、身を以って思い知らせる≠オか無く】



       【 ――――― たん=@――――― 】



【高く響き渡るのは、左右への『切り返し』の際に階段を大きく蹴り飛ばす音】
【強化された身体能力のまま、切り返す度に加速≠続け――……】



(……コイツは――、―チッ、『リアル』な手使って来やがって……。)
(クルスまで潰されると不味い――、仕方無ぇ。)



          クルス  =@――― ッ!!!



【当然、神鷹も『吸って』いる……にも関わらず、魔翌力≠ノ蝕まれぬのは『刀』の効果】
【腰に差した、もう一振り――「魔翌力を増幅する」効果を持った、戦騎刀≠セ】
【クルスに向け、咄嗟に其れを投げ渡すと……呼吸に困難を覚えつつ、尚も『加速』】
【彼女を信頼するが故に“後の事”は考えず、ザンシアへと迫り――】





  ――、―    良い加減目ェ覚まして、現実見やがれ =@!!!!




            【        一閃=@       】 





【狙いは、『装甲』の施された左脇腹――抜刀から間断無く、切り抜ける様に一閃】
【恐らく、“装甲を完全に破る”までは至らないだろう……だが、『攻撃が通る』可能性は有る】
【攻撃が成功すれば、神鷹はザンシアの右後方へと走り抜ける事となるだろうか――】

【……成功、失敗に関わらず、能力の反動と魔翌力が彼に確実なダメージを与えている筈だ】
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 00:45:29.03 ID:B/jfLhASO
>>319

へぇ、シンデレラってのか。俺は橡 蘇芳(つるばみ すおう)てんだ。よろしくな、嬢ちゃん。

…いやいや、そんなに頭下げんなよ。反応に困るじゃねぇか。

【少女に声を掛ける】

……へぇ、直してくれるのかい?そりゃ有り難い。
コイツが使えねぇとケンカできなくてな、困ってた所だ。

【鉤手甲を外し、青年に何の躊躇いもなく渡す】
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 00:48:58.38 ID:HtyihAf/o
>>320
【――誘導性は無く、そして、円盤は「使い捨て」だ】

【がりがりとルシアの防御壁をある程度削りつつも、それを破るには至らず――】

【2枚の円盤は、最終的に受け流され、部屋の適当な所を抉ってから、消え去るだろう】


>>326
【奇抜な発想だが、二つの円盤を相殺してしまおうというのは、確かに効率的】

【エルフェスの腕にそれなりの負荷はかかるだろうが、その策は成功することになる】

【ぶつかり合う円盤同士は、盛大に「黒い羽根」をぶちまけ、そして、崩れ去る――】


>>320>>326

…………はあ…………

【――――?】
【ウェル子は、ふと、溜息をこぼした】

なるほど、貴方様方は「強い」……

――ところで、ですよ……
貴方様方が、どのようにお思いかは、分かりかねますが……

わたくしは……「作られた夢」に閉じこめられる事など、御免被りたいです――

【未だ、部屋中に展開されたままの「黒い羽根」】
【どう考えても、攻勢を続行できるウェル子が、攻撃の手をゆるめた】

……「強い」とわたくしが認めた、「宿敵」に足る、貴方様方に、おたずねします

「彼」は……「世界の天秤をひっくり返す」と、仰いました……

…………それが、どうですか?

自作自演の如き理想郷に閉じこもることが、「世界の天秤をひっくり返すこと」になると、貴方様方は、思いますか?

【…………小首を傾げ、尋ねかけるウェル子】
【攻撃する気配は……無い】

……嗚呼……ここまで支えてきたのは……誰のためって、わたくしのため……

…………どうして、総帥様は、わたくしを、「心臓部」に配置したのでしょうか…………

――――分かりますか? エルフェス様、ルシアお姉様…………


ま……尋ねておいて何ですが、こちらの答えは簡単…………


――――ええ…………「心臓」を抉って、「夢」から醒まして欲しいから、ですよ、ねえ――――?



【おもむろに、額に、ウェル子が手を伸ばす……】



【何を、する気だ】
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/05(木) 00:49:49.53 ID:vtZPiCzAO
>>328

そうですね、私の知っている人だと、森島さんがそんな人でした。
尤も……やっぱり合わなかったからか、抜けてしまいましたけど、ね。

……本当に、奇遇ですね、私も大っ嫌いですよ。
カノッサ機関の所為で、戦争が起きているのもまた事実なんですから。
でも、もうここまで来たら途中では止まれない、だったら犠牲が増える前に終着駅に辿り着かせる。
私はそう考えて、嫌いな機関に入ったんですよ。

【青年の入った経緯を知らされたからか、お返しとばかりに自分の経緯を伝える少女】
【そんな事を言っている少女は、何だか少し楽しそうで】

私はカノッサ機関の《No.300》、アカリですよ。
えっと、貴方の名前も、聞いて良いですか?

【そう言って、少女も視線を其方に向ける】
【翠玉のような碧色の瞳は、無垢な光を携えていた】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/05(木) 00:51:34.91 ID:tUp6eIDRo
>>295>>296

【橙色の水晶は、エネルギー弾を放つとバラバラに砕け散った】
【狙いは成功したと判断し、三つの氷像の方に一瞬目を向けるが】

(…………砲台?)
(いや、そうだとしても、ここで仕留めれば……。)

【そう考え、銃口を櫻芽に向けるが────】

>>308

【──その前に立ち塞がる、重太郎】
【盾も何もなくとも、その身は確りと櫻芽を守っていた】

…………邪魔を……。
そんなに死にたいのなら……"[ピーーー]"っ!

───《 射出 》

【黄色の水晶を生成、重太郎の腹部を狙って撃ち出す】
【軌道は一直線で、速度は遅め】
【水晶の先端は尖っており、かなりの硬度を持っている】

>>323

(……火憐…………。)

【これが戦いだというのは、理解できている】
【しかしニナは、"友達"としてその姿が心配であったし】
【同時に、"友達"として──止めることも、出来なかった】

>>295>>308>>323(all)

(……長期戦は、ダメだ。)
(次の一撃で、仕留めないと───)

【弾丸を一発、拳銃に装填する】
【ニナの能力は長期戦向きであるが】
【仲間の火憐は、どう見ても長持ちしそうにない】

【そしてもう一つ】
【"柄のない黒色のナイフ"を、銃に付属された柄にセットした】

…………火憐っ!

【たった一言、友達の名を呼びかける】
【明確な指示は伝えないが、気づくだろうか】
【ニナの狙いは、火憐も見たことのあるあの"必殺の一撃"】
【名前を呼んだのは──攻撃に巻き込まないように、銃の直線上から退いてもらう為だという事に】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/05(木) 00:55:07.59 ID:VGxjeWoE0
>>309(ツァーリ)>>313(山本)

【何の防御体制もとらずに、ヴュネルドの斧撃に飛び込んだツァーリ】
【本来ならそれは、どこまでも愚行でしか無いだろう――だが、この時ばかりは違うのだ】

『ッ、何処までバカなんですか貴方はッ!あんまり後ろ期待し過ぎるとコロッと死にますよッ!』

【――そう言いながらも、確りとフォローしてくれるのが、彼なのだ】
【背後から飛び出した紅柘榴。虚空を塗り固めた刀で以って、斧撃を受けて往なす】
【ぴっ、と。斬撃の余波がクロワの頬を裂き鮮血を散らすが――ツァーリは、無事だ】
【そして、ツァーリが突き出した刃が――山本の決意の咆哮たる刀が――】


「――――そんなッ……ものがッッッ――――――――!!」


【――ぎん、と。鈍い音を、奏でて】



「……喪失への、恐怖が……  誰かを守りたいという使命が……
 ……そんなにも、人を……“強く”、……“強く”……すると。そう、いうのか――」


【――どっ、】
【……光と闇の境界に。冷たい淡光の床に――ヴュネルドの右腕が、墜ちる】


「……その場所に……立てれば。……見えるというのか……――≪武≫というものの本質が――」


【ぶしゅゥ、と血が迸り。ヴュネルドは――それでも表情を変えず、左腕で斧を拾い上げて】


「……誰かの、ために…………闘うという、領域が…………」




「……今、己の眼には――――」



【――その右目が。静かに、その場を見据え――――】


【    ――  蒼い焔が、動いた  】



>>307(カゲツ)

ククッ、クハハハハ……ブザマだなァ、白坂カゲツ……!
今からその命を刈り取るのに、一秒の瞬きも必要無いぞ……!
【ずるり、と紅い爪がカゲツの腹部より引き抜かれ】
【そして、地面にどろりと溶けて。血溜まりと一体化し、カーネルの元へ戻ってゆく】
【カゲツが散らした血液――(白を沈めた血液)――もろとも、己の矛と成す】
【……彼の言葉通り。このままカーネルが攻撃に転じたのなら、カゲツはこの上なく危険だっただろう。……だが】


/Next...>>
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 00:55:23.23 ID:EOlK09aeo
>>324

【長剣が放っていた負の力から解放され、ヒュドラは緩慢に再始動する】
【まず、真っ先に視界が捉えたのは、胡座をかくミストドラゴンと、その背に乗るデイドリィムだった】

【――戦いを諦めたのか、死を覚悟したのか、それとも、なにか考えがあるのか】
【少女には、判断がつかなかったが】
【彼が、そんなに往生際の良い人間でないことだけは、知っていた】

(そう、砂の国で共闘した時も……、自分だって苦戦してたはずですのに…
 援護したかった、なんて……、基本的に欲張りなんです。テメーさんは……)

【5本目の、新しい首が起動して】
【ふっ、と。天井高くまで、振り上げられた】

(…………誰を殺すも……、でしたっけ、……ね 翠……お姉さん)

【溶けるのを待つことはしないらしい】
【二人を叩き潰すために、振り落とされる首】
【まるで巨大な鞭か、腕のようにしなり、超重量で以て、確実に止めを刺そうとしている――】
 【――が、予備動作は非常に分かりやすい。足のダメージが大きければ回避は難しいかもしれないけれど――】
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/05(木) 00:55:32.30 ID:VGxjeWoE0
>>312(緋天)>>314(レイド)>>321(パニキュレータ)>>318(オーベール)

[ッ――もう、レイドっ!あまりヒヤヒヤさせないでくれるかなッ……!]
【落下しながらカーネルの攻撃を回避したレイドに対して、昴は胸を撫で下ろす想いだった】
【そこにあるのは、自らの親友への大きな信頼――】

≪――オーべールッ!オタク、無理してやがったら蹴ッ飛ばすからなァッ!!≫
【手を借りることを拒むように突っ切るオーベールには、信頼を交えてそう叫び――】
【そしてそれに追従するように、紅丸も槍を構え――】

くッ……颯護ッ、パニキュレータ――!!貴様らッ……!!

【――このカーネルの攻撃に恐れることなく――反撃だとッ……!】
【颯護が放った捨て身のクリティカルストライク。そして、リイロクローンξをも巻き添えにしたグレネード】
【更に、避けることなく奇襲の一撃を放ったパニキュレータ……!予想外に復活が早いオーベール――!】

腐れがッッ――――!!

【それに対してカーネルが取った行動は、『金の国』における戦いで一度だけ見せた選択――『完全防御』】
【右手を地面に叩きつければ、それに呼応するように全身の血が全方位の防壁を成し、全ての攻撃を弾き飛ばす】
【だが、それは防御面積を大きく広げているために、各所は薄くなっている――】


【――それぞれの攻撃が。血の防御を、完全に砕き散らす――!!】


――クハッ、ハハハハハハハハ!!なかなかやるじゃァないかッ――!
だが……貴様らが流した血が幾らでも残っているぞッ!!
更にッ――レイド=E=ヴェイス……!それは――『愚行』というものだッ!!

【一拍遅れて飛び込んできたレイド――そう、空中。翼を失っている――それは『回避手段が無い』ということ……!】
【対してカーネルは、血の鎧は現在全て失えているものの(カゲツのところから回収している血の分があるが、はまだ間に合わない)】
【その両手の双紅剣、イルフォーシスは健在なのだ――!】

/Next...>>
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/05(木) 00:56:22.13 ID:VGxjeWoE0
>>VSカーネル

ぐッ……!!

【どしゅゥ、と。レイドの左腕の触手が、半身を逸らしたカーネルの身体を僅かに抉り取る】
【しかし、貫き縫いとめるには至らない……ダメージは浅く無いが、避けられたということになる】
【そして、両手に残る双剣――!!】

――クハハハハハ……――クハァーーーーーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!
これが『詰み(チェック・メイト)』という奴だ、レイドッッ!!
貴様とは散々積み重なった因縁がある……ここでそれも完全に終焉よッ!!


≪世界の序曲≫の最初の生贄に、貴様の骸を捧げてくれるッッ!!!


【――突き出される双凶刃が、空中に在るレイドの身に襲い掛かる――】



[――――レイドッッ――――――――――――――――!!!]



【――ことは、無かっただろう】
【だが、レイドの眼前には。この場で戦うものたちの視界には。ばぁ、と。紅い紅い血の吹雪が舞う】
【そして、きっと。自由落下と共に着地したであろう、レイドのその前方には】
【彼女が最も守ろうとしたであろう、ドクロマークが描かれたハットを被った後姿が――】



[ッ…………はっ、………………ぁ、…………、……――――]



【――息を呑む音。零れ落ちるもの――レイドを庇って、その前に躍り出たもの】
【…………天ヶ谷 昴――その身を、真っ赤な鮮血に染めて】





[……なん、で…………]






[……――――ヴュネルド、……さん…………?!]



【――否】
【天ヶ谷 昴の、更に前】
【ふたりの少女を、護るように。疾風の如く到達し、其の凶剣から庇った影】


【――――ヴュネルド・ダーンヒュライン。その身を、カーネルの双剣が貫いていた】


なッ、――――!?

[…………、…………ッ…………!!]


【――昴が纏う血は。おびただしいほどに。ヴュネルドのその身から、迸っていた】
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/05(木) 00:59:38.37 ID:KIvvSxV/0
>>330

おう、まかしたきな! んじゃ!シンデレラ、コレ、”ぶっ壊せ”。

【蘇芳から渡してもらった手甲を、すぐさまシンデレラに投げて渡す。】

『了解。』

【渡してもららった手甲を地面に置き、瓦割りの構えを取る。】
【”ゴウッ”という音たて、手甲に振りかぶった右腕が振り下ろされる!!】
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 01:02:28.06 ID:VPLDA4wSO
>>302

……御名答……!気付くのが、些か遅すぎましたが、ねッッ!

【整った造型の顔が、嗤みに歪む。この期に及んで尚、彼は昏い自信とドス黒い活力に満ち溢れていた】
【左腕は恐らく、振るうにも苦労する有様。右脇腹の傷も、浅くはない。にも関わらず、この絶望的なタフネス――】
【下手な人外よりよほど人外じみた人でなし≠セ。だが、勝機は有る】
【彼の策は、もう明るみに曝された。どれだけの手札を隠しているかは、解らないが】
【能力≠フ原理が、あらかた読めているのなら――対処は、可能。因みに、】

【彼の能力は、斬撃の積み重ね=B刃を振るう度にその斬撃のストックは、天井知らずに増えてゆく】
【言わばコピー=Bそしてオリジナル≠スる刃を振るった軌跡を介して、それらはペースト=A操作され】
【結界として展開され、飛び道具として射出され、刃に纏わせて切れ味と強度を増幅する】

【――極めて単純だが、故に汎用性の高い能力。恐らく、他にも手札は有るのだろう】
【それでも。繰り返し言うが、対処は可能だ。――斬撃は、放てば減る】
【ストックを一気に消費せざるを選ない状況に追い込めば、燃料切れも十分に有り得る】


【例えば、そう。今の少女の選択は、ベスト――――本体を狙えば、今の彼は防御せざるを得ない】
【タフネスでは、出血は誤魔化せない。彼女のようなバックアップが無い男は、これ以上深手を増やすのは拙いと考えている】


―――小賢しい……ッ、おオォおぉおおぉおお!!


【叩き落とされる斬撃軌道に見向きもせず、彼は振り下ろしを斬撃とカッターを動員し、全力で受け止めた】
【しばしの拮抗――――傷付いた左腕から力が失われ、次いで斬撃が食い破られ】
【ややあって、左側の均衡が崩れた。肩から入って胸、腹を通り、脚へと抜ける少女の右三爪】
【肋に弾かれて心の臓には至らないが、これは好機だ。だが、それは同時に危機でもある】


消え、て……!失せろォォ――――――――ッ!!!


【断末魔にも似た絶叫と共に、後退した彼の周囲から放たれるは、無数の斬撃で形成された奔流】
【文句なしの大技、だ――だがそれは、彼から常の余裕と冷静さが、少しずつ崩れつつある証拠でも有った】

【必然的に、短刀には気付けない。――戦況を分析する広い視野は、急激に狭窄していた】
【眼前の彼女に――自分と同じ手負いの獣に、それ≠ニ互いを喰らい合う事に、この上なく惹き付けられて】
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 01:03:38.55 ID:dtqtDpjDO
>>332
 ははっ、俺が協力してる奴もそんなことを言ってたな。
 戦争を止めるだけの力は無いが、人死にを減らすことはできるかもしれない、人死にを減らしたいってよ。

【少女の言葉に好感を抱いたようで、青年の目からは闘争に沈む彼方を見ていた時の暗さが幾分薄れている】
【自分が協力している奴と同じ考えだな、なんて少女を見ながら考え、しきりに頷く】

 俺は──そうだな、《No.41》の協力者兼手下の朝宮暁……って、ところかね。夜の国支部在住だ。
 カノッサに公式に雇われたわけじゃねーから、公式な役職がいまいち判らんが……まあ、そんな感じでやってる。
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 01:08:13.17 ID:B/jfLhASO
>>338

えっ、ちょ、おま、止め

【止めさせようとするが、一歩遅かった】

【がしゃぁぁああんっ!!】

【派手な音を立て、鉤手甲が砕け散る】

テメェ何する気だ!!

【ものすごい形相で青年に怒鳴る】
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage saga]:2011/05/05(木) 01:09:04.79 ID:+b0uJZQ3o
>>316>>329
【夢から、覚める時。クルスはそういった】

【夢は、夜に見るものだ。そして不幸にも星は、夢と同じ時間帯に空を支配する】
【だからこそ、星は太陽と比べて、人との結びつきが弱い】

夢は終わらない、終わらせない、終わらせたくない!!最後のページは永久に綴られない!!
ブザーはならず灯りは付かず、何時までも幕は下りず役者は袖に消えない!!

【ザンシアは、この空間を舞台として、二人を観客として与えられた】
【舞台装置は、本来なら手を幾ら伸ばしても届かない星。夜の間だけ、そこにある、星】
【星を与えられ、星を見る事を許されたザンシアには】

ボクの夢は……―――

【夢を、与えられてなど居なかった】

………薄く薄く透けて見えそうな薄さで舞台に上がれば鸚鵡を繋いだスピーカー
眠っていると決めつけて優位性を確保したからにはきっと今のキミはとても気分が……

【現実を見ろと叫ぶ彼の言葉が、不思議とザンシアを狂妄に追い落していく】
【「お前の話なんか聞かない」『いいから聞いてくれ』平行線を辿る会話は】
【永遠に続く事を望んだザンシアを、幻影の中にまた引きずりこむには十分だった】


>>315-316

終わりが来るなら巻き戻してやる!何度でも何度でも、夢幻の中に漂う為に!
そうだ、この世界なら出来る!世界に、可能性の無い事なんて何一つ無い!
ボクのこの≪Hel-Heim≫と、世界に存在する宝玉と、それらを合わせれば……!
老いぬ事など、呼吸をするのと同義なまでに落として堕としてしまえるんだ!!

自分の命も守れない腑抜けた三十男に頼って、何が出来るのか見せてもらおう!
キミの視線をキミの声を、ボクは称賛として受け取っていく!
この称賛を糧にして、ボクはもっともっと広い舞台で、世界という舞台で……!!

【この先に続く言葉が何だったのか。それは、予想は出来ても正答は分からない】
【最後の一ページが破り取られた小説。最後の一文が、どうしても読めない】
【丁度、そういう状況だった】

【何らかの物体に接触すると炸裂する、魔力球。本来なら、突撃してくる相手の頭にぶつけるか】
【それが叶わずとも爆風を間に挟み、距離を取る事を目的とした攻撃】
【落下しきる前に、それが、起爆させられた】

【ザンシアの頭上で広がる爆風は、決して非力では無いそれ(こう呼ぶ事が相応しく感じられてきた)を押しつぶす】
【引き戻したばかりで不安定だった右膝が抜け、倒れはせずとも体勢を大きく崩す】


/続きます
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage saga]:2011/05/05(木) 01:09:26.29 ID:+b0uJZQ3o
>>342続き


>>329

……だから。ボクの舞台に、キミの様な生き物は要らない!!
キミはストーリーを汚くする、天上の存在を手垢にまみれさせる俗物だ!!
脚本の印刷の中に一点だけ存在したせいで、神が犬になる程の誤植的存在だ!!

そうだ、この舞台にキミの様な存在が居る事が間違っているんだ
だったら正しくしよう、開演前にリハーサルを終わらせよう、観客は世界だぞ!!

【彼が断定すればするほど、ザンシアもまた、己の幻影の価値観で彼を断定する】
【これを繰り返して来たのだ、誰も彼も。「弱者にも光を」『強者が正しい』】
【決して噛み合わない。なぜなら互いに、それを理解する為の下地を備えていないから】
【常人は狂人になれず、狂人は常人になれないのだから】

【ザンシアは、これまで大きく動く事は無かった】
【その理由の一つとしては、力こそ有るものの、機敏さに欠けるという弱点が挙げられる】
【砲撃手、近づかせない事を重点に戦う以上、機敏さは二の次。その上に装甲】
【だからこそ、懐に入られれば?そしてその瞬間、もしもザンシアが、両足を動かせる状態でなければ?】

……っぐ、嫌だ、嫌だ嫌だいやだいやだいやだいやだいやだいやだっ!!
火を吹く竜に打ちかかる騎士塔の上の姫君洞窟の財宝大会の怪物夜空の大鳥氷雪の妖精

まだ、まだボクはこの世界を、この物語を――――――

【左腕全体、右手首から肘、両足膝から爪先、腰、胸、脇、喉。これが、装甲の存在する部位】
【そこは、皮膚の下に筋肉と内臓が有るばかり。引きしめられて、それでも柔らかい脇腹】
【刃は、意図も容易く通り抜ける】
【肉を断つ刃、力が抜けて折れそうになる左膝、噴水の様に噴き上がる血液】


―――あが、が、ぐあああああああああああぁぁっ!?

【遅れて響く悲鳴を、聞くものは二人しか居ない】
【夢に、幻想に、何処までも沈みたいと願って、人を沈めて、溺れさせて】
【悪魔を叫ばせる痛みは、何処までも現実的な、文字と演技からは知る事の出来ないもの】

【幕を下ろそう、月も無い夜には星が必要だ】
【こんな所で、夢の亡霊に、独占させておいて良い筈が無い】
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/05/05(木) 01:09:46.56 ID:Fwob3wyAO
>>334

【――嗚呼。傷付けてしまったな】
【彼の叱責よりも、まず想ったのは其処だ。しかし頬は愉悦に緩んでいたりして】
【ありがとうと、声に出さず綻んだ唇の動きで彼に伝えてから――通る攻撃】

っ、は――――

【――その瞬間の揺らぎを、どう感じればいいのか。どう伝えれば、いいのか】
【彼の瞳が動く、本当に須臾の間。最期に掴み取った真実のチカラを】
【愚かと罵れる者が居たならば――それこそが愚か。しかし。けれど。】
【握りしめた砂が零れていくように、焔が、業と心の温度で熱を増して――】


>>337


【―――漸く、カーネルを見た気がした】
【今まで、そちらの戦闘を気にかけていなかった。故に、何も分からないが】
【轟然と、満開で散り逝く曼珠沙華の如く大輪の血液は――己の記憶力がなくとも、その末期は――】

……、……―――

【名前を呼ぶことなど、今はできない】
【死というのは壮絶で、鮮烈で――そして一瞬だ。もう、咲き誇ることはない】
【けれど、あの男の意志を重んじるならば、最期の行動は、それは――】

【 理想郷の胎を黒く染めあげる群青の宵闇に、綺麗々、と、虚空を一閃する雫が描いたストライプ。】
【意識を切り替えるまでの、その一瞬。偉大なる武人の生き様に――餞の感情を】
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/05(木) 01:09:52.86 ID:2Fpkj+dzo
>>337

【術式を解除し、能力によって止血。】
【魔翌力の殆どを失ってはいるが、なんとか意識は繋ぎ止めている。】
【無理に立とうとはせずに、倒れたまま周りの様子を見る為に頭を傾け────】

な────ッ!

【そして、目の前の様子に絶句する。】


【どの道この身体では、どうする事も出来ない────】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/05(木) 01:10:50.11 ID:qJ2qyKHBo
>>331

【がりがり削られ、薄皮一枚、といった所で何とか円盤を受け流し】
【役目を終えたボロボロの板は、黒の液体――ルシアの血液と同成分のそれとなって、床に広がった】

【受け流すことに成功した円盤を横目に見送りながら】
【内心でホッと一息、自身と味方の無事を確認し、安堵】
【そして、更なる攻撃へと身構える。が――】

――――――、…………?

【ウェル子の不意の溜め息に、ルシアは行動を止めて】
【足元に自分の血液が広がるのを感じながら、相手の言葉に耳を貸す】

【「彼」「世界の天秤をひっくり返す」「自作自演の理想郷」】
【幾つかの単語から、何となくで話を理解しようとする】
【情報が足りない部分は、推測で補うほか無いが】

【不可解なウェル子の行動。下手に動けば此方も危ない現状】

――――、何を……する積り……?

【ぐ、と右手に剣を握り締め】
【ウェル子の行いを、少し離れたところから見守る】
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/05(木) 01:11:16.88 ID:vtZPiCzAO
>>340
もう、止まれませんからね。
恨んで、殺して、殺したから恨まれて、恨まれたから殺されて。
延々とそんな事が続いてきて、それで今更『無かった事にして解り合おう』なんて、聞いて貰えないでしょうから。

でも、出来る事が無い訳じゃないですから、ね。
その方の意見には、私も賛成ですよっ。

【此方の少女も、考えが似た青年に割と好感を覚えたらしい】
【初対面の人との会話の割には、親しげに、嬉しそうに会話を続けている】

朝宮さん、ですね。
ちゃんと名前は覚えておきますよ、絶対に、です。
しかし、非公式で協力……ですか。
悪い、とは言いませんけど……大丈夫ですか?

【カノッサ機関に関わっていたら、恨まれる事なんて幾らでもある】
【その上、そんな形での協力では、いざという時に機関に匿って貰う事も難しいのでは】
【そう思い、心配してそう言ったのだ】
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 01:14:05.44 ID:LtdqGk3SO
>>335

【まず、動いたのはデイドリィムだ】
【包帯を十本程、背の上部から伸ばし、それを用いて、先程出現した“もう一本”の長剣を持つ】
【そして次にミストドラゴン。呑気に、表情は笑顔で−】

【どす黒い殺意と悪意と、いろいろと混じり合う笑顔で。彼はギターを弾く】

……デイドリィム、無茶はするなよ。辛くなったら、先に帰って、お風呂を沸かしておいてくれよ−

『ミストこそ、ですから−』

【一心二体】
【振り下ろされた破壊の鞭を防ぐのは、デイドリィムの役目】
【“包帯”で長剣を振るい、邪龍の首を断とうとしつつ……「保険」として、頭上に盾を動かす】
【鞭打を受けみしみしと音を立てる盾は、デイドリィムの魔翌力は、もう限界だ。後一撃耐えるか耐えないか−】
【剣は、遅く、技術も無い。首を断つのは不可能だろう−】

【ミストドラゴンの役目は、補助】
【背後の「右腕」に起こる異変は、あるいは“元来の姿”か】
【空間の穴を押し拡げて現れる左腕、次いで頭、胴体−】

【現れし全貌】
【白い、あまりにも“白過ぎる”肌に刻まれた、無数の“切り傷”……それが何を示すのかは不明だが】
【それらは全て“生々しい”までの本物。全身が「滑らかな柔肌」に覆われた、その“包丁”を思わせるシャープな流線型のフォルムと、赤い目から放たれる威圧するような鋭く眼光が特徴的な……人に近い龍人型“アートマン”】
【その背に揺らめくのは、青白い“霧(ミスト)の翼”】

【何かをする訳では無い−−−然し】
【ミストドラゴンの本人は、違う。ギターを弾く。魔翌力が迸る。】

“ディス−−−

【−不和が、起こる】

−−−−−コォォォォードッ!!!!”

【放たれる、歪んだ音符の塊】
【命中すると“不協和音”と“振動”を撒き散らすソレは、「威力」等無い】
【「精神攻撃」……それが主。その観客(ターゲット)は、ヒュドラの「中心」】

【十首が生える、「根元」】

【その間にも、ミストドラゴンの、アメヲの足は、少しずつ蜂蜜と化す−】
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 01:15:10.30 ID:WDAqIwBBo
>>325

【迫り来る一条の光芒──聖の力を秘めた槍】

【異形は構えていた大鎌を不要とばかりに天へと放り投げる】
【放物線を描きながら、それは見る見るうちに縮んでいき──】
【弾倉が付いた燻銀色の大鎌へと戻ると──斬っ、と鋭利な着地音を立てて、端の方に突き刺さる】

 (ここで避けるようじゃ……俺は、戦い来た意味そのものが無くなる)
 (……これを堪えきりさえすれば──そこから、今度こそは俺は──……)

【そして異形は、掌を広げ、その巨木のような両の巨腕を前へと突き出す】
【──真っ向から、それを受けることを選んだようだった。愚策か、英断か】


 が……──羅ああァアア唖ァア阿ああ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ー────っッッ!!


【咆哮──そして爆裂音】
【聖槍は、異形の掌の前で制止しているが、しかしそれでもまだ力は拮抗する】
【黒と白の火花が散る。異形から噴き上がる邪性の魔力が、相反する聖の魔力を押し留めている】

 【──どんっ】

【と、小さな音が響く】 【音の主は光弾──!】
【その途端、切迫していたギリギリの拮抗が崩れ──】

 ──な、ぁ……、──……ッ──!!

【硬質の表皮に覆われた異形の両腕が、聖の力を受けて崩れていく】
【両腕の先から、徐々にではあるが消失していき──】 【──既視感】

 (……くそ……──クソった、れ
  こんなところで終わる、のか……所詮、その程度、か──)

 ( ──────── ) 


 【 どン──ッ 】


//うぁぁ遅れっぱなしで大変申し訳ない、続きます
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 01:15:49.78 ID:j1jTDgNto
>>331

へ、へん……どんなもんだってんだ……

【自分の策とも言えないような策が成功して安堵する一方で彼の顔は少々引きつっていた】
【「黒の鋏」を創りだすのもぶっつけ本番、攻撃を受けたその鋏も見れば重なっている部分が壊れていた】
【やはり交差する支点の部分が最も負荷が大きかったのだろう、同時に彼の肩にもその負荷は掛かって】
【傷んでいたが、そんな痛みを喚いていられる場所では……ない】

(実際、良く受け切ったもんだよな……)
まあ結果オーライだ、この形ならまだ使えるしな

【両手に片割れずつの鋏をまた構える】
【ナックルガード付きの大きめのナイフになったと思えば丁度良い】


あ゛ー…………?

【ウェル子のその独白に疑問符を頭上に浮かべるエルフェス】

それってカーネルの事でいいんだよな?だとしたら……
オレはアイツの言葉を直接聞いた訳でもないからその考えも分からんよ
でも、世界をひっくり返すってんなら理想郷に閉じこもる「だけ」ってのは違う気がするけどな

【と、そこまで返してふと何かの予感】
【その予感はウェル子の言葉によって現実の物となりエルフェスの脳内に駆け巡る】

……もしかしたらだけどもお前さんロクでもない事考えてたり――――
っていうかこの状況だと考えてねー方がおかしいよな……
冗談じゃねえぞオイ、壊すにしてもまだ他のヤツがいるだろうに落ち着けバッカ!!

【心臓を抉るとはつまりはこの砂時計を破壊するという事だと彼は判断】
【この建物の中には他の仲間達も未だいる、だからこそ壊させる訳にはいかない】
【もしウェル子がそのつもりであるならばそれを妨害する方法は2つ】

【砂時計を守るか、ウェル子本人を妨害するかのどちらかだろう】

やらせねえ――――っ!

【大きな刃を床にぶら下げながら火花を散らして】
【正に何かをしようとするウェル子を止めるべく走り、近づこうとする】
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/05(木) 01:16:50.93 ID:ZE9R8sn40
>>308(白黒太郎)

【まだ、逆転の策はある】
【自分の左腕から滴る血を、一斉に「凍らせ」てしまえば】
【最後の防波堤の役割ぐらいは、生まれた使い魔が。】

くっ、血錐凍――

………ば、ばかな!

 【そう思った矢先、何かが落ちてくる】
 【人間大の形を持つ物体は、まっすぐ眼の前に墜ちてくる】
 【――隕石が訪れるような。抗い難い絶望感】

  【運命の導く先で、万事休す】
  【無意識に震えながら、翡翠の眸を鎖す】


…………………、―――ぁー、ぅ?


 【何も、起きない――】
 【哀しいかな。反射的にまず見上げたのは、上方】
 【「凍銛」の無事を、見届けた次に映るものは】

【夢の泉に降り注ぐ、いつもより遥かに近い空からの満天の光】
【浮かび上がる四季の景色は、筆舌に尽くし難き絶景】
【そして。遂に眸を水平にまで落としたのなら】

【――酷く皮肉めいている】
【闇の深みを求めて、紅い血を飲み干すため私はここに来たのに】
【こんなに優しい光に包まれた世界を見せ、世界はどうしろと言う―――】


  【冷たい何かが、喉元にまで登って来た嗚咽を砕く】


【すべては―――運命なのだと】
【己に呪縛を課し続け生き延びてきた彼女には、最早そう考えるほかなかった】
【不確定要素の気紛れに、助けられただけだ】

………、…バカめ

今さら敵を殺す気になったのならば、最初からそうしていろ
銃に発破をかけられただけの事を、間違っても誇るのではないぞ

――飽くまでも君は私を利用しただけだ
それでいい。使える者は全て使うのが正しい戦闘だ
吸血鬼と言う獣を手懐ける手段は無いが彼らは利害を理解している――

【余計なまでの早口≠ヘ―――ただ無意識の行為だ】

【「バカ」と言うくらいだから】
【重太郎が自分と同じ思想を持っているなんて、本当は微塵も思っちゃいない】

【―――だけれども】
【大嘴には、吸血鬼を名乗る人間を、例え戦略の内でも】
【迷わず。生命をディールしてまで護ろうとする思考が、理解できないから】

【「こんな時、どう言えば良いのかわからないのだ」なんて、】
【今さら尋ねられなくて、逃げているだけ――】
【氷で覆われた、「吸血鬼」と言う名前の心の砦に】

//続く。こうなったら地獄の底まで吸血鬼と相乗りしてください!
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 01:17:21.18 ID:WDAqIwBBo
>>325>>327

【視界が、赤く染まる。身体が影絵となって反転する錯覚】
【──放たれた槍は、両腕すら押しのけ、その隻眼を貫いていった】
【異形の体躯が、宙に制止したまま、しばしの間硬直する】

 ……──何故、だろう、な

【……ずン】
【その言葉を最後に、異形の身はゆっくりと崩れ──そして沈黙した】


 【それは、呆気のない終焉】


【──が、その刹那であった】
【異形が崩れた途端、そこに残った黒水晶が烈光を炸裂させる】


 【「────」】           【「────」】
       【「────」】   【「────」】      【「────」】
            【「────」】      【「────」】
     【「────」】              【「────」】
 【「────」】    【「────」】   【「────」】


【──同時に溢れ出すのは、幾百、幾千、幾億にもなる邪念の数々】
【濁流のように噴出したそれは──水晶に触れてくる沙莉菜へと殺到していく】


 【「──沙莉菜さa?te駄目──離??れテヒて──っ!!」】


【主を失い制御されなくなったその邪性の塊は、沙莉菜へと『逆介入』を試みるだろう】
【その精神を、自我を奪い取らんとするかのごとく、暴走する思念たちが群がっていく】


【……止めるには、その根源たる異形の制御がなくてはならないのかもしれない】
【だがその当の異形は既に沈黙していて──呼びかけることは、可能だろうか】
【動ける人間──恐らくはフィリルだろうか。試みるも試みないも、自由ではあるが──猶予は少ない】
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/05(木) 01:18:01.49 ID:ZE9R8sn40
>>323(枯れん様)
【決して後悔をしないため=z
【「運命」という普遍的な言葉に、少女は自分だけの意味を定義したのだと言う】
【現実から逃げるのではなく、己を強制的に向かい合わせる為に】
【吸血鬼の鼓動が刻む永いクロニクルを、苦しみから解き放つ為に】


 【血が欲しい】
        【――貴方が欲しい / 貴方が恐い――】
                           【灼熱は恐い】


 【恐るべき炎と言う概念と、愛すべき「花城」と言う個人が】
 【少女の中で重なるに連れて、心が変調を来して行く】
 【触れてみたいのに触れられない / 触れられないから、触れてみたい】
 【カーネルの圧倒的さへの狂おしい感情と、それは酷似していたが】

………ぐッ!!
【その答えを教えてくれそうな一撃が、眼前で止められた事で】
【重太郎を冷たく突き放すことで、一度振り切った筈の櫻芽の逡巡は】
【ふたたび。否、更に――その頂点を、極め】

……私の名は、大嘴櫻芽
いまとなっては、ただの吸血鬼さ

………私は、君の存在が欲しい
若しかすれば――アドルフ・レルゼクム以上に、な
君とひとつになれたら、吸血鬼としてどれほどの喜びの絶頂に至ろうか

なぁ、散華の美しさを識る君よ
散り逝かんとする桜の形を留めておくことは出来ないと、思うか―――?

【何を求めているのか、自分でも見当がつかない】
【鼓動が伝わるたび、気持ちが流れ込んでくるような――】

【炎に竦む心を掻き消したのは、零下で鍛錬された吸血鬼の冷たい潔さ】
【場違いな問いを繰り出したのは、高みを目指して血を求める苛烈な渇望から】
【それで―――相違などない、信じるしかないのに】

  【燃え尽きるその身体を、人の情から剥離した。それでも確かな『愛』が】
  【「まだ消えて欲しく無い」と――狂おしく、熱望したんだ】
      
>>333(チュロスさん)
【だが。感情の波に揺られているだけでは、闘いにならない】
【冷酷さを繕って、水晶を射るチェルシーに】
【キリ、キリキリ。引き絞られた氷晶のオオユミが、鋭い眼差しを向けた】

 【「凍銛」が、実際のコウモリをはるかに凌ぐ機動力を持つように】
 【あの弩の形も、効力をイメージさせるための「飾り」の域を出ない】
 【――弦を巻き上げる尾部ハンドルの動きは、実際は魔力の反発現象の調整だ】
 【横倒しの弓の間に張られた糸氷は半ば煙で、張力は到底持たず】
 【ただ、形成した氷の矢を、魔性の力で飛ばすだけの武器】

【と、長いこと機構的な説明を並べたが、実用的な情報を記せば】
【複雑なだけあり――威力は、実物の弩にも勝る】

……、――むぅん、弾けろ!

【重太郎を守護するほどには、まだ心は「溶けていない」】
【加えて。本来から誰かを守る事に甲斐を感じる人間では無い】

【チェルシーの左右腕を狙い、樹上から襲い掛かる二本の氷鏃】
【転がりでもすれば足が動かなくても避けられる、他の対抗手段も考えられるけど】
【わざわざ大仕掛を組んだだけあり、細い矢は撃ち貫くに十分な威力を持つ】

【痛みの『螺旋』を生む破壊によって、事を為さんとする】
【そこはまだ。「大嘴櫻芽」に過ぎず―――】
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 01:18:14.54 ID:HtyihAf/o
>>346>>350

…………夢…………絶望…………血…………

【ウェル子は、ぐっ……と、額の「包帯」に手を掛けると……】

決して交わらぬように見える要素を束ねし時…………!

【――ブチィ――ッ!!】
【一気に、包帯を、引き千切るッ――――!】


正しき「正義の闇」が垣間見える…………!!


【荒れ狂う羽根と、ウェル子の流血】
【加えて、激しい黒の閃光が、部屋全体でほとばしる】
【阿鼻叫喚の地獄絵図の中、まともな視界は確保できないだろう】



――――  《  絶  ・  血  の  代  償  》――――



【……数瞬して、閃光が止めば、】


【部屋の中央に鎮座する、名状し難き、巨大な「黒」】


【――それは、部屋の大きさを遥かに超えた、「化け物」とでも呼ぶが相応しい「怪鳥」であった】
【……極大の「カラス」……龍、海洋生物、生物兵器等々――世界各地に存在する巨大生物達にも引けを取らぬ「そいつ」が、胎動する】

【黒く照らされる羽根を撒き散らしながら、壁を、床を、そして……】



           【……『砂時計』をも、破り、壊し、仰々しい翼を広げ――】



【身を震わせる重低音の音波は、きっと鳴き声なのだろう】

…………そう、世界を正すのは、「光」である必要はない…………!
「闇」にもまた、世界を正すだけのチカラが…………あるの…………です……ッ……!!

【そのカラスの背に乗るのは、もちろんウェル子】
【両腕を大空に向けて広げ、掲げ、大空の信奉者の如く、星々を仰ぎ見る】


…………嗚呼…………≪R.I.P.≫にはお世話になりました…………ね……ッ…………!
おかげさまで…………わたくしは…………「成長」出来たのですから…………!!
最期のはなむけに………………全てをカラスの餌として………………


【一つの部屋をぶち壊して、「外」へと飛び立とうとするカラス】
【ウェル子は、「カラスに乗りなさい」と挑発するような眼差しを、ルシア及びエルフェスに向けていた】


血生臭い夢など、全てえぐり取って綺麗にして差し上げましょう…………ッ――――!!


【――呻くように語った後に……ふう、と彼女は一息ついて――】

/続きます
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 01:18:20.12 ID:1/p7V9qSO
>>334>>336-337

【酸素を取り込むことが、ひどく億劫になってくる中で】
【左の眼はまばたきを忘れ、目の前の光景を見零すまいと見開かれる】

【「味方」を庇って「敵」が傷を負い。つーっと視線を滑らせれば、】
【動揺を見せる「敵首」――】


――――そ、こッ!!


【――ここまで見えれば、少女が取るべき選択肢はひとつ】
【放たれた刃は一、軌道も直線的で。カーネルにとっては牽制にも満たない、なんてことのない一撃】

【しかし、その「射出点」は――そう、「彼の操る血液の内部」から】
【先ほど自身の血に沈めた、あの一刃だ。それを、カーネルの頭部――右目のあたりを狙って】
【紅を切り裂き、貫かんと――――】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 01:18:19.80 ID:k5K4pgAYo
>>339
「!!!!!!!!!」

【斬撃の奔流、察知しきれず―――あるいは、覚悟の上での、直撃】
【構造が特殊なのか、筋組織がどれほど寸断されようが、骨格は異様に固く、砕けたり貫通したりと言う事はない】
【そのため元々骨で覆われる心臓、肺、主要器官への到達はありえないが、それで済まされるレベルではない出血とショック症状】
【本格的に止血が用を成さず、ズタズタに引き裂かれた全身からは滝のようとしか言えない量の血液が流れ出している】
【それでも、何故か、猫は未だ生きていた】
【血液とは別のラインによる生命力の供給か、彼女の生命機能を停止させるには至らない】

【けれど、さしもの衝撃に猫自身の意識が持たない】
【輝きを失い、仰向けに倒れようとするだろう】

【瞬間、短刀を振り上げたガントレットは、男に向かってそれを投げる】
【ブーメランのように激しく回転しながら、右方向から若干高め、首筋から右肩の当たりに飛来するだろう】
【投げ終えると同時に、ガントレットは砂のように消えうせる】

ローズっ!!

【悲鳴が、赤い猫に向かって放たれ、】
【魔翌力によって実体を持つ六爪が、消えようとして】




「…い、き」




【…何故だろう】
【死に体の猫が、出血に気を失ったはずの猫が、膝を突くまいと、足を差し出して】


「…いき、た、い」


【六爪は、消えない】
【力なく垂れた左手の三本は消えたのに、右手の青は、未だ輝きを放つ】

「いき、る」

【何処にそんな力があるのか、再び、閉じかけた眼を、開いて】
【右の三本を、火事場の馬鹿力で押し込み、内側を食い破ろうと腕を振るう!】


「いき……たいっっっっ!!!!!」


【猫の望みなんて、それだけだ】

【だからこそ、その意思は、たった一つのその意思は、死ぐらいじゃ折れない】



【もしも、最初に血を赤く染め上げた源泉…それが涸れていないのなら】

りぃん。

【死者を呼ぶにはあまりにも儚いけれど、】

りぃん、りりぃん。

【眠りの霧を取り払う鈴の音を、耳にするだろう】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga !蒼_res]:2011/05/05(木) 01:19:06.80 ID:HtyihAf/o
>>346>>350>>イベント参加者各位


…………さて、いつからだったでしょうか…………
「彼」には…………わたくしの「絶望」を払う力など、無い…………と思うようになってしまいまして…………

【落ち着き払ったその態度は、大胆不敵にして、「いつも通り」すぎる彼女であった】


         ――――ま、要するに、ですよ――――


 【…………聞こえなくとも、「行動」で、全てがわかるだろうが…………】



   ――――――――――『さ、よ、う、な、ら』――――――――――



     【 ――≪絶望の水先案内人≫ …… ウェル子 ―― 】


              …………お馬鹿様――――


      【 ―― 解花し、『夢纏いの時計』を、破壊 ―― 】


  …………「一面だけを見ず、外の世界の美しさに、気付きなさい」…………

…………なんて、とある「自由人」だか「胡蝶」だかが、夢の中で、囁いていました……よ――?



【『夢纏いの時計』の部屋の面積並みの巨体を誇るカラスが、ノクト・アルカディア上空に、その翼を、顕現させた】

     【「理想郷」のそこかしこに舞い降りるかも知れない「黒い羽根」は、ダレカの落とし物】


/続きます
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 01:19:14.31 ID:/UsA/QZU0
>>334>>336>>337

「……………………――――――――ッッ!!」

【ξは、最後に希薄な人格の全てから絞り出したような殺意の視線をカーネルへとぶつけて爆散する。兵器として、後続への礎になれたなら、もう自分は必要ないのだ】
【なぜなら『兵器』とは――――戦いに勝つための道具だから。戦いに勝てれば、その存在意義を果たした事になる】
【残る仲間に――――場に居るカーネルへの敵対者全てに。そして同じリイロクローンの二者には特に、後への思いを残して、その命を終える】

「くっ…………まだ、手札を残していたのか……ッ」

【地面に寝そべりながら、悔しげに吐き捨てるζ】
【再びグレネードに弾薬を装填しに掛かるが、今のζにはそばでサポートをするはずのχがいない】
【故に、そのリロード作業は、隙を晒しながらの行為となる】

なっ――――
≪姉貴ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!≫
(嘘…………あれだけの猛攻の中で、まだ動けるの……………………!?
――――――――あたしの負け、か…………どの道、ここを生き延びても父様に殺されるのがオチだったのかもしれないし…………ジェムが残れば、あたしのやった事は、無駄じゃない…………
みんな…………下手を踏んで、ごめん……………………後の事は…………――――――――!?)

【幾重にも集中した攻撃の間隙を縫う様にして放った一撃の裏を取られ、レイドは他人事のように自身に迫る刃を見ていた】
【ジェムがレイドの着地点に追いすがろうとするが、間に合わない】
【瞬間――――レイドの感じる世界の時間が止まる。実際には、レイドの意識だけがはるかに加速しているのだが、燃え尽きた様な思考しか、出てこなかった】
【もとより、思考に身体が追いつかなければ、同じ事――――攻撃は失敗し、反撃に対する備えも何もない。レイドは静かに己の『死』を受け入れようとして――――】

――――昴っ、ダメぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ――――――――!!

【諦観に淀んでいたレイドの意識は、眼前に飛び込んでくる昴の影に、一気にかき乱され、混乱を極めた】
【皮肉にも、その混乱が再びレイドの意識を動かす働きをもたらすが、それでもレイドは動けない。叫ぶのが精一杯だ】

えっ……………………う、そ………………
≪なっ…………こ、これは…………≫

【――――だが、予想だにしなかった展開が、次には繰り広げられる】
【着地したレイドと、そのそばに駆け寄るジェムは、流転する状況について行けなくなり、呆然とそれを見送っていた】

「くっ…………天ヶ谷 昴…………援護を無視するのは感心しない、な……!!」

【――――状況が把握できないが、チャンスであることには変わらない。機械的な思考は、そう判断した】
【躍り出て、ヴュネルドの姿に惚けている昴の側へと、χが駆け寄りながら、再びビットを展開する】
【6枚のビットの内2枚は、昴を護るように壁の様なバリヤを展開。2枚は自身のそばに待機させながら、残る2枚をカーネルへと向ける】
【1枚はカーネルの右側面からビームで攻撃。もう1枚は、エネルギーを纏いながら直接カーネルに飛来する。飛刃の様に切り裂く動きだ】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga !蒼_res]:2011/05/05(木) 01:19:56.94 ID:HtyihAf/o
>>イベント参加者各位


     【 ――――『夢纏いの時計』、崩壊―――― 】

  【気付いてしまった絶望の水先案内人は、遂に、夢に、道引いた】

       【闇夜の鴉が詠うのは、序曲なんかじゃない】

            【絶望への輪舞曲】


【音を立てて壊れる『夢』】
【こぼれ落ちる夢の砂】
【掬えない、救うことの出来ない、因果の結果】

【『ノクト・アルカディア』が、理想の箱庭が、ゆるやかに、しかし確実に、堕ち始める】

【……揺れる「理想郷」は、「ナニカ」の序曲を奏でて――】


【――いつから、歪み始めた……?】
【――いつから、軋み始めた……?】


【流れる血に耐えて戦い抜いてきたのは、苦しみを無視していただけではありませんか?】
【血で血を洗って野望を掲げてきたのは、痛みから目を逸らしていただけではございませんか?】
【そうやって「深紅」を身に染み込ませる度に失っていたのも、知らないフリをして……】

【絶望が、人に夢をみせた】
【切望が、人に力を与えた】

【……だが、渇望が、人を孤独にした――】

【誰もが願った、夢の残響】
【誰かが望んだ、幸福の残滓】

【夜明け、有明、黎明、有終、そして序曲】

【独りで視るには、勿体ない光景が、そこにあったのに】
【独りで聞くには、勿体ない憧憬が、そこにあったのに】


【正義を振りかざす貴方様も】
【悪を気取るそこの貴方様も】
【善悪を越えて対峙する貴方様も】


【「夢」を見始めた頃の≪貴方様達/わたくし達≫は――――もっと…………】



【…………≪わたくし達/貴方様達≫と、真摯に、向かい合っていたはずでしょう…………】



   【砂の牙城は崩れ、そして、血濡られた黄金郷の鼓動が、時を刻み始めた】



【ノクト・アルカディア内部の全能力者にお知らせします】
【ノクト・アルカディアの降下が始まりました】
【なお戦闘への影響は各自の判断に一任されます、ご了承下さい】
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 01:25:56.60 ID:dtqtDpjDO
>>347
 ──だな。ちっちぇえことだけど、それでもやらねーよりゃマシだ。
 
【へへ、と笑いながら短くなった煙草を左手で握り潰し、話を続ける】

 ああ、俺はあくまでも《No.41》の協力者であって、カノッサの協力者じゃねえからな。
 ん……、大丈夫かって、正義掲げてる連中に襲われるかもってか? 
 まー、確かに何かされるかもしれんが、俺ぁ悪いことしてねえからな。
 引く理由もねえから、襲われたらとりあえず胸張っとくわ。何も悪ィこたしてネエヨ! ってな。

【快活に笑いながらそう言う】
【いざという時に機関に匿ってもらうだなんてことは、まるで考えていない】
【言葉通り、そもそも何も悪いことはしてないのだから、なんて考えてる】

 ……で、アカリよ、お前どっかの支部に所属してるか?
 できるなら、夜の国支部に来ねえ? 俺が協力してる奴と会わせてみてえし──それにあそこの活動は結構マトモだ。
 ……支部のおかげで栄え始めてきてる国だし、道歩いてて石投げられることもねえからよ。
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 01:26:18.76 ID:SlPQwK6Fo
>>334>>337>>344

ヴュネルド――――ッッ!!

【「すまぬ」とは、言えなかった】
【腕を落としてしまった事に、謝罪をするより先に、その蒼は動いた】

【視界が良好であっても、視えただろうか】
【覚悟≠以て、誰かを救おうとしたその速さに―――】


【予想、し得ただろうか】
【彼の武人が―――――】

――――――――――――ヴュネルドォォォォォ!!!!

【視界は無い、しかし…他の者の声と気配≠ナ彼が何をしたかは分かったつもりだ】
【魔力の刃が彼を貫いた事を、認識≠オている】

【ダンッ―――】
【武人たちの元へ、疾駆する――されどそれは、今し方覚悟を決めた武人より…遅い】
【自身の不甲斐無さに、噛み締めた歯に罅が入りそうになる】

             【「――邪魔だ、邪魔だ、邪魔だ」】
【怨嗟を込めた凶刃≠ェ、敵を。カーネルを突き刺さんとする】
【薄い薄い、紙の様な刀身なら――突き刺す位置によっては致命傷とならないだろう】
【そんな事すら分からぬほど―――錯乱している】
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県)[sage]:2011/05/05(木) 01:27:35.83 ID:WQ14ryCho
>>334>>336>>337
はぁ…くっ

【カーネルの取った選択は防御。一時ではあるが、攻めを捨てた姿勢を見逃さず立ち上がり、体勢を立て直す】
【身体を起こすと、削られた背中が痛む――だが、不思議と落ち着いた気分だった】

(今までで一番、身体が動いてくれる……!まだ、戦える!)

【伸ばした光剣を引き戻しながら、次のカーネルの出方を見ることにし―――】


……な、


【―――視界に入ってきたのは、そのカーネルの剣に貫かれた、ヴュネルドの姿だった】
【以前、山本がパニーに語った「カーネルの裏切り」は、ヴュネルドとカーネルが反目せしめる内容の物だった】
【だから、ヴュネルドがカーネルの攻撃に割り込んだことは、頭の中で説明がついた、だが―――】

庇っ…た……?

【他人のために命を投げ出す―――それは、パニーには未だ理解が追いつかない事で】
【だが、パニーの中の、「戦士」としての意識が、この状況を全く別の角度で以て分析する】
【カーネルすらも目に見えて動揺しているこの状況、次の手を打つチャンスではないか、と】

―――っ!

【嫌気がした――何時から、あたしは「人の命」を駒のように数えるようになった?】
【かつて自らの手で死に追いやった男のことが脳裏を過ぎる、だが……】


ヴュネルド―――あんたは、凄い奴ね

【―――きっと、もう引き返せはしないから】



―――はああああっ!

【引き戻していた光剣を再び伸長させ、カーネルに躍り掛らせる―――!】
【狙いは、カーネルの左腕。上腕部を切り上げる軌道で光剣の切先が踊る】
【しかしながら、仮面で見えていないものの、パニーの額には汗が浮かんでいた――
     ――高速での剣の伸縮、魔翌力の消費は決して少なくない。伸長による攻撃はこれ以上は困難か】


【―――そして、軋みを上げたのは、身体か、心か】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 01:28:40.89 ID:HKoB/W5Co
>>323

【鏡を叩き付けた後に、小さく手を振るって鏡を消すと同時に、銃でスイッチを押して、ワイヤーを腕輪へと戻す】



俺は、対機関連合の宮本重太郎だ!名乗らなかったのはごめん!!
君が満足するように戦って、そして―――倒すッ!!
「そして俺は重太郎の魔銃白口!」
『僕は口黒。名乗り遅れたのはごめんね』

【正義の志を持つ少年は、所属も対機関連合と、正義の組織らしく】
【そして重太郎は、2人を倒すつもりでいる。全身全霊を以ってして】

>>351

「重太郎に誇るほどの余裕なんざねーよ!」
『ねぇ、それ重太郎に失礼じゃないの白口』
『でも、お礼の1つくらい言うべきじゃないのかな?』

【すぐさま櫻芽へと声を掛けたのは魔銃2丁】
【戦場に似合わぬ其の暢気な会話は、目障りとも取れてもおかしくなく】
【そして、重太郎は、櫻芽へとしてやったりと言わんばかりの悪戯顔を見せて―――】


>>333


―――っぐぁ!!
【ぐさッと腹へと刺さる水晶。速度は遅めだが、足を負傷なおかつ着地した隙に放った攻撃には対処しようがなく】
【血が、ドクんと傷口より溢れ、地面へと溢れていく】

【出血量は多く、動きを鈍らせるには十分過ぎる程の量が流れている】
【普通のよりか堅い学生服と、腹筋がある程度邪魔してくれたお陰か、内臓まで行くような事にはならず】
【水晶を、銃をトンファーに見立てて、殴り、地面へと落とす】
【傷口を抑えていた水晶がなくなった為か、血が出る勢いは増して――】


「おい!『「大丈夫』?」
大丈夫、負けられないんだよ……
俺は、安っぽくない事を証明しなくちゃならないし……救わなくちゃいけないんだよ……
【はぁはぁ、と肩を上下させながら、荒い息をして、自分にも言い聞かせるような言葉を返す】
【安っぽい、其の認識を改めて欲しかったし、自分の正義を、貫き通したいから―――】

『次!また来るよ!』
【魔銃の呼びかけはするが、すぐに反応は出来ず】
【攻撃するならば、普通に命中はするだろう、1人ならば―――】


364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/05/05(木) 01:29:44.83 ID:Fwob3wyAO
【とある異空間】

【現世と少しばかり位相が擦れたような、しかしその実、カードの裏表に似た其処】
【はたして、映る景色は全て同じなのか。バルコニーから見える海は今日も平穏だ】
【そう。それは少々平穏すぎるくらいで、変色した満月も気にならないほどに静か】
【――或いは。家主である青年がいないから、彼女もまた静かなのかもしれない】
【甘ったるい声も、騒がしい足音も、何もしない。ただジッと、バルコニーの柵に身体を凭れかけて空を見上げる彼女】

 【彼女は何も知らない。何も聞いてはいない】
 【天空城の理想郷で、悪を貫く愛しい人の戦いも。秘密のクローゼットの中身も】
 【しかし、かわりに――彼が知らないことを、彼女だけは知っている】

【ワイングラスに注がれた葡萄酒は、自分の口にはあまり合わない】
【行儀悪く背後に放り投げたって、戒めるように叱る存在もいない】

……家具なんて。興味、無いくせにさぁ
ばれたくて言ってるのかな――?

【彼がいたならばその滑稽な嘘に怒りを表すだろう貌も、今だけは穏やか】
【ばぁか。そう言って唇を尖らせても、困るのは無理矢理嘘を吐かされる執事だけ】
【ならば、全て飲み込もう。恨み言も心配も、愚痴も、『愛してる』の罵倒も】

 【――すぅ、と。少女はおもむろに銀の笛を取り出すと、それに魔力を込める】
【ハンドベル。月夜で奏でるそれは、星すら落として空気を振動させ、音を鳴らす】
【りぃん。一回。りぃん。二回。りぃん。三回。四回。五回……】
【バルコニーの柵に背を預け、月に向けていた視線を意図的にシャットアウトする】
【被っていたキャスケットを、視界に重なるくらい深く被って、黒で潰し】
【膝を抱え、冷たい床に座り込み。意地のように、ハンドベルを鳴らし続ける】

【この世界と、向こう側。空気まで繋がっているのかなんて、知らないけど】
【もし届くのであれば、空の理想郷に。自分のかわりに鐘の音を、彼の傍へ】
【床にぶちまけた甘いキャンディを脚で転がしながら、いつまでも、想い続ける】

アルス。アルス、僕だけのアルス
戻ってこなきゃ、殺すんだからね……

【ロリポップの甘味が、散っていく生命の色彩を持つ酒精に移るまで。】
【彼がこの腕の中に戻るまで。あと何回、鐘を鳴らせば――?】

//勿論絡み不要です
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/05(木) 01:30:03.81 ID:8Eokex5eo
>>334>>336-337

るっさい、そっちこそ!

【背中から聞こえる紅丸の声には憎まれ口を返す】
【心配とも追求を隠しているともいえる言葉は、しかし振り向かない】

【地に半ば這い蹲るような攻撃は、反撃のされようによってはひしゃげた右肩以外にはさほど負担はかからない】
【その代わり、完全防御に対して叩き付けた『右腕』は、その一発だけで痛ましく折れ曲がる】
【左腕を胸に当て右腕を削除するが、その手はほとんど胸元を握り締めるように力が入り】
【尋常ではない痛みをこらえるために食いしばった唇は、薄い皮膚を食い破って血が伝う】
【そして酷使した右肩は、骨と肉がまるで裂花のように開いてもはやヒトとしてのカタチをなさない】


【――そして】

なっ……!

【起き上げた目に映るのは、同士討ちとも見えるような、信じがたい光景】
【されどそれに手を止めるには、少年は、立ちはだかった『彼』『彼女』を知らなさすぎた】
【最早己すら注意の範疇に入らぬ、目が捉えるのは、カーネルただ一人】
【先と変わらず下方、膝をつくような恰好のまま左手に具現化するのは、湾曲した細い刃を持つ大鎌】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/05(木) 01:30:32.72 ID:KIvvSxV/0
>>341
ふっ・・・・・心配すんなよ。 『大丈夫ですよ。お兄ちゃん♪』

【怒鳴る蘇芳をニヤニヤ笑いながら片手で制す青年】
【青年に危害を加えさせないためか、蘇芳をなだめようとするシンデレラ】
【”♪”なんて付いているがシンデレラはさっきから全くの無表情である・・・。】

え〜と・・・・・・お!あったあった!

【シンデレラのランドセルの中をごそごそとあさる青年】
【取り出したのは、なんだか訳のわからない光を放つ石と1つの鉄くずである。】
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/05(木) 01:33:07.91 ID:VGxjeWoE0
>>344(ツァーリ)>>345(緋天)>>355(カゲツ)>>358(レイド)>>361(山本)>>362(パニキュレータ)>>365(オーベール)

【――からん、と。彼が常に身につけていたサングラスが、落ちた】
【幼いころに患った病の影響――太陽光を直接見ることが出来ないゆえの、遮光サングラス】
【その下に在る右目。浮かび上がる『劍』の文字。……グレミュール・ポポルから授かった、右眼――】

「……大事無いか。スバル=エルデピアス…………レイド」
[わ、私はッ……大丈夫、だけどッ…………けどっ……!]
「なら、……良い。…………――――来るな、山本ッ!」

【――錯乱した戦士に向けられるのは、鶴の一声。だが、それに被さる、紅き嘲笑】

……クハッ、ハハハハ……なんだ?血迷ったか、ヴュネルド?
その行動が一体何を齎す?そんなちっぽけなものを庇って……

「……ああ、お前の言う通りだ……カーネル。
 己は結局、最後まで……己のためにしか闘うことができない、不器用な人間よ……
 幸せの在り方など解らんし……そんなもの、欲しいと思ったことも無い……

 だが……だからこそ……

 誰かの、崩れ去ろうとしている幸せを……助けようとすることにッ……
 理由なんてものは、必要無い筈だッッ…………!!」


【――ぼたぼたと、血が滴る中。ヴュネルドの『劍』は、カーネルを捉える】


「……ずっと……己の心内で引っかかっているものがあった……何時からだろうな……
 ポポル様が亡くなられてからか……それとも、あの方が志す『幸福世界』の歪さに気付いてからか……

 ……確かに、己たちは……不幸せな環境というものに生まれついたのかもしれない……
 そのために苦渋を味わったこともあった……平穏を妬んだこともあっただろう……
 しかし、それはッ……今、確かに在る幸福を奪い去っていい理由には成らないッ……!」

ハッ、綺麗事をッ!!血迷ったかヴュネルド・ダーンヒュラインッ!
オレも貴様も、今更になってそんなことを口走る権利など残されてはいないッ!
一丁前に誰かの幸福のためにだとか他人のためにだとか、そんなクダらぬ感情で動く権利などッ!!
世の全てを敵に回した大罪人に残されていると、そう思うというのかッ!!

「フ、フフ……権利……?それは誰が決めたことだ……?
 人か……?神か……?……そんな面白くも無いものが、この世界の絶対のルールだというのなら……
 己はそんな神など、喜んで叛逆してやろうじゃないか……!」

【――そして。斧を構える左腕が、巨大な刀身ごとカーネルを抱え込もうとして――】

……なッ――!?

/Next...>>
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/05(木) 01:33:08.70 ID:vtZPiCzAO
>>360
そうですね、小さくても出来る事をやって、後悔の無いようにしていきましょう?
やらずに後悔して、救えなかったと嘆くよりは、其方の方が良いでしょうから、ね。


【そう言って―――少しだけ、顔を曇らせる】
【過去の嫌な話、だろうか、だが、未だに少女はそれを明かそうとしない】

うぅん、それは少し考えさせて下さい。
昼の国支部長のガルニエさんとは話しましたけど、他の国がどんな感じなのかもまだ見ていませんし。
氷の国の支部長さんの語る『平和』も聞いてみたりしたいですから、ね。
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/05(木) 01:34:08.55 ID:VGxjeWoE0
>>367

【――≪サイサリス≫によって強化された力。それが、カーネルの身を拘束する】
【己が身に刃を通して、それもまた固定する手段として――機械斧に、エネルギーがチャージされてゆく】


「誰にだって幸福を掴む権利がある」

「だが……どんなに日の当たる場所に生きる人であっても、今を精一杯に生きて幸福を掴んでいるッ……!」

「幸福への手段として、それを“奪い去ろう”と考えている者には……」

「きっと、永遠に――ほんものの『幸福』が訪れることは、無いッ……!!」


「それに気付けなかった……愚かな男の、この命を……
 気付こうとしなかった、愚か者のこの身体をッ……
 ちっぽけな贖罪にも満たぬが……それでもッ……誰かの、たいせつなもののために……犠牲に出来るというのならッ……!」



「己は…… 『 それこそが己の≪武≫だ 』 と、胸を張って宣言することが出来るッ……!!」



「誇りを抱き、≪武≫のために死ねるというのなら……これ以上無い……『本懐』だ……!!」



ヴュネルドッ……――ヴュネルド、貴様ッ――――!!


「……フ、フフ……今になって漸く気付くことが出来たのだ……≪信念≫というものの在り方……
 ≪武≫というものの本質……どうやら……己には最後まで理解することは出来ないらしいが……
 ……きっと、間違ってはいないと……不思議と軽い気持ちだな……。

 ……仕舞いだ、カーネル。不器用者たちは……もう舞台から退場する時間らしい……
 

 ……これで、いい……――――なァ、そうだろう?――――!!!!」


【――ガッ、と――機械斧より溢れ出る輝きが、最高潮に達し――――!】





   ≪   ラ  テュオレ  セルフェタス  ――  美徳 の 抱擁   ≫ ――――――――ッッ!!!





ッ――――、おッ――――――――――――!!!!


【  ――――ドンッ!! と。 『星廻の天秤』の一角が、消し飛んだ】
【圧倒的なまでの力の奔流――≪R.I.P.≫No.2、ヴュネルドの必殺技、≪美徳の抱擁≫】
【機械斧に内包したエネルギーを一挙に解放し、前方を全て薙ぎ払う大技――】
【更にそれに追撃するように、カゲツが仕込んだ花弁が。リイロクローンが放つ閃光が】
【山本の刃が――パニキュレータの一撃が、襲い掛かる】


【更に――ズン、と全体が揺れる。>>357>>359――不可解な振動】
【外の景色を見て、気付けるものは居るか。ノクト・アルカディア――天空の城が、徐々に降下していることに】
【がらがらと崩れた瓦礫が何処からともなく空に舞い上がり、紅い月を彩ってゆく――終わりへの崩壊が、始まった】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/05(木) 01:37:47.00 ID:M+n2HvVGo
>>329

ぐぅ……!

【魔翌力を吸い込まぬように、ということだろうか】
【右手を口元に当てては見るものの、そんなもので効果が得られるはずも無い】
【むせ返りながら、淀んだ空気に中てられてよろめいて、それでも戦況からは目を離さずに居て――】

なっ……?

【自分を呼ぶ声ともに投げ渡された刀を、反射的に右手で受け取る】
【同時に――潮が退いて行く様に――自分の身体から、ザンシアの魔翌力が退けられていくのが、分かった】

! ……これ、は……?

【――否、魔翌力を退けているのは、この刀ではない】
【自分の身体から溢れる魔翌力が――ザンシアの魔翌力を、押し込めているのだ】

(……もっと、強い力を振るえる……!)

【その実感が在る。かつて無いほど、この身に充溢する全能感】

【――もしそれが、ひと時のまやかしだったとしても】
【――まやかしが過ぎ去れば、苦しい呪毒がこの身を呑むとしても】

【今ならば。神鷹と、自分の力を併せれば!】

>>342-343

……終わりがあるからこそ、物語は、命は尊いのです!
永遠に続くのでなく、刹那に無為に刈り取られるのではなく!

そこに意味を残して、現実を残して……!

【冷たい魔翌力が――】
       【――爆ぜ≠ス】

次≠始めることができる!

【元来、クルスの身体は半分が魔翌力によって構築されている――いわば特異体】
【半人半魔、その魔翌力を増幅させることのできるこの刀は、クルスの力を大幅に底上げした】

【クルスが普段、無為に消耗してしまう魔翌力を補って余りある――まるで無尽蔵を錯覚させるほどの、潤沢な魔翌力!】

 Sphere of Truth
 真実の領域=I

【氷の魔翌力が、毒の魔翌力を駆逐する】
【真実の許に、幻を照らし出すように――】
【――淀んだ空気を、静かに透き通った空気で、押し流す】

ザンシアの魔翌力は退けましたよ!
……神鷹さん、それで終わりですか!=@まだ、動けるでしょう!

【――神鷹の刀を右手に、クルスは階段を駆け上がる】
【分かっている。これほどの魔翌力を放出した後、この剣を手放して、平穏無事に済むはずはないと】
【それでも、今、かの悪夢を終わらせるために!】
【足元の階段を踏み切って、空中に浮く――その瞬間】

聖所に首括る=\―!!

【止めとばかりに転移の術式を発動!】
【自身を高速化した、装甲の無い腹部を狙った、疾風の一閃――】
【――攻撃の成否に関わらず、勢いを保ったまま、ザンシアの背後へと、切り抜ける!】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 01:37:54.32 ID:B/jfLhASO
>>366

おいおいおい本当に大丈夫か……?

【とりあえず叫ぶのは止める】

【その時、青年が怪しい石と鉄屑を取り出す】

……ん?何だ、そりゃ?

【興味を持ったのか、石を指差しながら青年に尋ねる】
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/05(木) 01:42:30.45 ID:qJ2qyKHBo
>>354

な…………!?

【荒れ狂い始めた、星と闇の世界。漆黒の羽根が舞い、ウェル子の血液が飛ぶ】
【白と赤と黒と、その他幾つかに彩られた世界は、然し迸る黒の閃光に飲み込まれ】

【そして、闇の向こうにルシアは見る】
【巨大なそれは、果して何なのか。黒く世界を染め上げるその巨体は】
【常識を遥かに越えたサイズの「烏」であると、気付くのに掛かった時間はそれなりに長く】

【砕かれた砂時計。動力炉を破壊された巨城の行方を気にする余裕もなく】
【響く重低音に身体を震わせ、ルシアはそれでも、聞こえる声に耳を澄ませる】

世界を正すなんて、そんな、大それた事…………!

【光が世界を正すのか。闇が世界を正すのか】
【光か闇か、で分類するならば、ルシアは果してどちらに当たるのか】
【寧ろ、この場に居る三人全てが、闇なのではなかろうか】
【そんな疑問に対する答えは浮かばないが、一つだけ判りきっている事がある】

――――――個人の意見でそんな事、させないッ!

【止めるのだ、彼女を】
【ノクト・クルセイドを――≪R.I.P.≫を棄てる道を選んだ彼女を】
【何かに気付いて、諦めたようにも見える彼女を】

【求められるがままに、ルシアはカラスの背へと飛び乗って】
【別れの言葉を紡ぐウェル子の姿を、只管真っ直ぐに見据える】
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 01:43:39.14 ID:dtqtDpjDO
>>368
 ああ、そうだな。……救えなくても、助けられなくても、守れなくても……それでも、
 ──それでも、やろうとしなきゃな。

【顔の角度を微かに伏せて紡いだ言葉には、何かしら感慨が滲んだ】
【青年が元のように顔を上げたころには、その滲んだ色は消えていたが】

 っと、そうか。いきなりで悪かったな。

【少しだけ曇った顔に気付かないふりをして、青年はいきなり誘ったことを軽く詫びる】

 あー、確かに。色んな奴の話を聞いたほうが良いもんな。……俺は支部長クラスと話たこと、ねえや。
 ま、気が向いたら夜の国支部の雰囲気も見に来なよ。
 
【快活に笑いながら言うと、青年は空を見上げる。──暗い空】

 ……さて、俺はそろそろ行くわ。また今度、機会が有ったら会おうぜ

【じゃ、と手をあげ、青年は歩き始める。何もなければ、このまま歩き去るだろう】
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 01:43:48.69 ID:cijqIRPvo
>>349>>352

『ふん。俺に……いや、俺たちの手にかかればこんなもんだ。』
『所詮バケモノは化け物、倒されるのが当然だ……そうだろう?』

    『―――、――――………沙莉菜?』

【倭刀片手に、駆け寄る戦士。そして、応えの返らない彼女。】
【どうやら、戦いは終わったように見える。奥は、怪我もしていないように見える】
【しかし、なんだ、この感覚は。まるで千の鬼に囲まれたような、錯覚は。】


【―――もっと、酷い。自らの生命を魔翌力と混ぜたサリナには、見えた】

【数えきれない程の、命と言えない程度の、小さな、強烈で、不快な】
【そんな怨念に、囲まれた。いや、水牛の群れがするように、押し流される】

【直ぐそこに、助けるべき次代が居るというのに。退けないのが、人の性か】
【負ける。流され、蹂躙され、その精神を犯されて、乗っ取られる】
【あまつさえ、走馬灯めいたものまでチラつく――――あぁ、あれは何十年と前の、彼か。】


      『――――喧しいぞ貴様らァァぁぁああアあああああッッ!!!』

【ダン、と響く。それは人の居ない奇妙な街にも、サリナという精神の場にもである】
【彼女によって創りだされた生命は、やがてその身に帰順する―――。】


 『おい小僧ッ!先刻の化物を殴れ!思い切り景気良くだッ!!』
  『殺されるより酷い目に逢いたくなければさっさと止めろと、直ぐに伝えろッ!』
   『今直ぐだっ!出来ないのなら全員だッ!全員この俺が切り伏せて黙らせてやるッ、さあ!!』

       
       『早々に“俺の沙莉菜”から出て行けとッ、伝えろォ、ッ!!!』

【まるで暴れ龍―――凄まじい気迫、涛声。一方ではサリナも、身を擲ってカンナを追い求め】
【「絶対に離さないわ」と返し、汚れた銀河のような邪念の海を、たった一人の少女を探して手を伸ばす】

【戦士の、フィリルへの言葉。そして、サリナのカンナへの言葉】
【それぞれ、届くのか。届いたとして、伝わるのか。伝わったとして、形になるのか。】
【夫婦には分からない。しかし、各々行動を辞めるような事は決して無く―――どちらも文字のとおり、“必死”だった。】



375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 01:44:45.25 ID:R5jdr6ZXo
>>333
……ニナッ!

【理解した、故に、火憐は、横に動いた】
【ゴォっ、と髪が燃えた。肉体の高熱の負荷が、一気に来ている】
【成程祖父と孫良く似ている。戦いのために死を覚悟する、そして、突き進む】
【だが、死ぬわけにはいかない】

――――ゼーロ、に、心配駆けるわけにはいかないからなァああああああああああああッ!!

【だから、叫ぶ。負担をかけない?そんなモノは知ったことではない】
【己がまだまだ行ける、とそう示すには、叫ぶ事が一番分かりやすいと、そう思っていた】

>>363
宮本、重太郎。良い名だ。
故に、死を以て当たる価値が有るッ!!

【火憐に、正義≠ヘ有るのだ。只、善≠ナも悪≠ナも無いだけで】
【転ぶ人が入れば、手を伸ばし。殺し合いならば殺すのみ。そういう存在。簡単に善悪で男児られる存在ではなかった】

>>351>>353
【体は、皮膚は、徐々に崩れていく。元より、火憐の抱く力は、人の身で扱うには膨大だった】
【莫大な気、莫大な高熱、強力な妖刀の力。これらすべてが、未だ若い一八歳の彼女を壊していく】
【強いが故に、死が近いのは、人だから】
【そして、大嘴が火憐を好ましいと思うように、火憐も目の前の少女を、この戦いの中で好ましいと思っていた】
【そして、どこか飢えている≠ニも。己も、何処か足りない人間だ。人と吸血鬼であって、正反対だけど。どこか、親近感を彼女は感じていて】

……侵し、掠めること、火の如し。
全てを奪い取るのが、火の生き様、私という……花城火憐≠フ生き様だ、私は少なくともそう決めている=B

永久に咲く櫻――――確かに、それは魅力的だ。
君のことが、私は好きだ=Bだから、其れも悪くない≠フかもしれないな。

――――欲しいならば奪いに来い、大嘴櫻芽

氷の力で、私の時を止めようとするならば。
私は燃え盛る己の全てで、君に相対しようッ!!

【それでも、求めはしない。そうしたいならば、来い=z
【刀を、崩れ行く体で、構える。この一太刀が、至高の一撃と成るように決して後悔しないように<b!!】
【刀身が赤熱し、純白の閃光と化していく。その姿は、光の剣を振るうカーネルと一瞬重なったかもしれなかったが気にする火憐ではない】
【体を捻り――――髪の毛が、灰になって、少年の如きショートカットと成った】
【そして、力を解き放つッ!】


              光   炎   万   丈   ッ   !!

【放たれたのは、閃光の突き。高熱を圧縮したレーザー≠ニ言ってもいい、熱戦の突きだ】
【速度は速く、貫通力も高い至高の火焔を、火憐は櫻芽に、解き放ったのだ】
【――――さあ、この一撃を受けて、奪いにくる≠フか!?大嘴櫻芽よッ!!】
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/05(木) 01:45:58.15 ID:2Fpkj+dzo
>>369


────。崩れる、か。

【疲弊しきった声で、小さく呟く。】
【──目の前の状況。そして彼には魔術師としての魔翌力を感じる能力がある。】
【どうしてこうなったのか、という事の予想位は付く。】


【───ただ、彼は未だ動けない。】

【カーネルの斬撃波を二度も浴び、身体を酷使する魔術を長時間利用したせいで、既に体力は限界に近いのだ。】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 01:47:46.36 ID:j1jTDgNto
>>354

く……くそっ――――!?

【近づこうと試みた、しかし】
【しかしその黒い閃光は視界を奪い、即ち認識し得る足場を奪う事に等しい】
【少年は歩みを続けることが出来なかった】

(光……やんだ……っ!)
なっ…………!またカラスかよっ!!

【強烈な光の後、慣れてか慣れないかの内に目を開けば】
【伝説上にしか存在しそうにない怪鳥がしかし確かにそこにいた】

【そしてその巨大な暴虐は時の砂を、壊した】
【その砂の器は見る人が見れば時を永遠に封じ込めているような、例えるならば檻】
【檻を破壊したのなら砂、つまり時が正しく流れだす】

【――――其れはあるべき姿に戻るのだろうか――――】

おわっ……っとと、バカウェル子めとんでもねえ事やりやがった……
ああ、もうクッソ何でオレはこうも良い所でビシぃっと決められねーのかな――――ホント恨むぜ神様

【やるべき事があった筈出来る事があった筈、と後悔するのはそれで幸せなのだろうが】
【今この状況でそれをする事は即ち無意味、ここは戦場でならばそれ以上の説明は必要ではない】

(とも他の奴らも帰ろうと思えば帰れるだろうし……)
乗りかかった船、船じゃなくてカラスだけどもそんな事はどうでもいい!
その挑発のってやるさ、そんでもって絶対に後悔させてやる……

【直情型と言われれば案外そうなのかもしれない】
【エルフェスは直ぐ様そのカラスへと飛び乗り、その背にいるウェル子を睨み付けるだろう】

(って、城ん中で魔方陣は作動するだろうけどこの場合は……どうなるんだ?)

【ぶらりと途中下車、なんて事はもう不可能】
【彼は軽くため息を付いて、壊れた砂時計を目の端で見つめるのだった】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/05/05(木) 01:47:52.44 ID:Fwob3wyAO
>>367>>369

【――それに、己の攻撃を混ぜることは出来なかった】
【よく分からないが掻きむしりたくなるような感情を胸に抱き、吐き出して】
【それでも――自分は記憶することしか、許されてはいないのだと。知っている】

【軽く頭を振り、瞳を閉じる】
【それから思考を研ぎ澄ませば――もしかしたら戦況は変わってないのかもしれないと、気付く】
【あそこには撒き散らされたヴュネルドの生命があり、カーネルは狡猾だ】
【そして――ここで終わるような男では、きっと、ないのだろう】

ヴュネルド……――

【小さく名前を呼んでから、瞳を中心へと向ける】
【下降をはじめた楽園で――弔うための、花は。なかった】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 01:48:59.73 ID:EOlK09aeo
>>348

(――……、解ききれなかった理由は……、これです?
 …………、……)

【打ち合わせの要らない、二人の見事な連携】
【トドメのために振るった首は、盾への攻撃と引換に、一閃を貰った】
【しかしながら、柔らかな内部に至る程ではない――】

【――もっとも、そんな攻防の結果は、ミストドラゴンの演奏によって】
【文字通り、掻き消されてしまった】

(この、音は……っ
 そんな、ピンポイントで……!)

【ギターの放った歪んだ音符】
【それが孕んだ歪な楽曲が、共振するようにヒュドラの根幹へ響いた。】
【数列が乱れる。魔術式が書き換わる。秘匿された領域までも壊されていく】
【DNA解くように、設計図を破くように、生物の定義を逆しまに辿るように】
【災いの形状が崩壊を始めた。】

【溶け出すのは、ドラゴンだけに留まらない】
【術者本人へのフィードバックは、既に規定量を大きく超えている】
【ともすれば、死んでしまいそう≠ネほどの悪性情報】
【ドラゴン内部で増幅された不協和音に、他人の魔力がオーバーロード】
【ハニーの魔力生成回路は徹底的に破壊され、大気中の魔力も連鎖消滅していく】

【残された自衛の手段は――気絶】
【精神をシャットアウトしてでも、守らなければ――、耐えられない】

【――結果、ハニー・アルカヘスト≠ニいう名の怪物は、その形状を抑えられずに――】

  【圧縮が解かれた】

【爆発的な量の――普通のハチミツ≠ェ、天皿に溢れかえる】
【その濁流に飲み込まれて、胎児だった少女は、市街地へ堕ちていくだろう】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 01:49:06.48 ID:8+nmrC5r0
>>349>>352>>374

――終わった……?

【随分と、呆気無い――】

【――いや】

――そうだと思った僕がバカだったよ!

【黒い光の何たるかを知る術はない】
【ただ、放っておいていいものかと聞かれたら、即座に否と答えられる】
【――そんな、危機感】

 (力で防げるものじゃない――)
 (何かがあった時の、力なのに――)
 ――これが、お前のやり方かァッ!?

 【そして、無力感。それを払拭するがために、吼える】
 【思わず、駆け出す。崩れた異形の元へ】
 【――もう、何も聞こえない。一点だけしか、見えない】

 もう一度立てよ! 動けよ!
 こんな……こんなコトでいいと思ってるのかよ!
 聞こえてるなら……もう一度ぶつかってこいよォッ!! 

 【吼えても吼えても、無力感は消えない。むしろ増すばかり】

 こんな程度で終わるはずがないだろ!?
 こんな程度で終わらせたら駄目だろ!?
 だから……だから……

 【――敵なのに。納得がいかない】
 【この戦いに、「正しい」「義」が、見出せなかった】
 【義――思い同士のぶつけ合いが、こんな呆気ないものになるだなんて、認めたくなかった】

 ――起きて、止めろォッ!!!

 【嫌になるほど静かな街に、無力な少年の叫びが木霊した】

【――不意に、大地が揺れた気がした】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 01:50:19.00 ID:SlPQwK6Fo
>>367>>369

【ヴュネルドの声が、遠く感じる】
【止まる訳には、いかない】
【まだ、まだ死んでいない。まだ生きて居る――諦めきれる訳がないのだ】


があああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁAAAAAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHRRRRRR

【理性すら跳ね除ける、獣の咆哮と共に―――】

【カーネルへと、その凶刃を、突き立てるだろう】
【前回は防がれた…前回、止めを刺しきれなかった…己を悔いながら】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 01:53:19.49 ID:1/p7V9qSO
>>359>>367>>369

 【――息をするのが、億劫だ。】
 【吸っても吐いても痛みが全身を駆け巡って、つらい】
 【加えて、瞼が重い。まばたきするのも、億劫になってくる】
 【生きることが、ひどく、苦しくて】


――――、――――ッ


【刀を杖代わりにして、立ち上がり】
【ふらふらと、数歩だけよろめいたけれど。倒れることはない】

 【――まだ、まだ、毒牙さんに「おかえりなさい」を言っていません】
 【まだ、あのフォークを蜂蜜色のあの子に返していません】
 【まだ、史音ちゃんに「桜」を見せていません】
 【まだ、ユヒカちゃんと見たいものがたくさんあります】

 【――進む理由など、これで十分だ。】


――――――カーネル、ッ…………


【崩れる音は、目覚まし時計の代わりだろう。もう起きよう】
【夢見る世界に、さよならしよう】
【それを伝えるために、少女は、進む】

 【ここからすこし、前に進んで歩けば】
 【何かが変われる、そんな風に――】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)2011/05/05(木) 01:53:50.50 ID:vtZPiCzAO
>>373

そうですよ、苦しい思いをしても、私達はやるんです。
やらなかったらきっと、もっと辛く苦しい思いをするんでしょうから。

あの、貴方は全然悪くないですよ。
それと、気にかけてくれて、ありがとうございますね。

【詫びは必要ないと言い、感謝の言葉を述べる少女】
【どんな意図であれ、やはり、自分の事を気にして貰えるのは嬉しかった】

はい、何時か、見に行きますね。
それと―――――

【ひゅん、と、風を切る音】
【青年に向けて、小さな、本当に小さな紙飛行機が飛んでいく】
【それは、メモ帳のページで作られていたもので、少女の連絡先が書かれている】

朝宮さん、機関の中で何か困った事が有ったら、言って下さい。
その時には、私も微力ながら力を貸しますから、ねっ。
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/05(木) 01:54:21.15 ID:rZZ7B3XQo
>>342>>343>>370


【駆け抜けた′縺\―、『奈落に飲み込まれる』寸前で、彼は踏み止まる】
【視覚が、聴覚が、嗅覚が、触覚が、確かに“捉えた”事を指し示し……】



――――、―― クソみてぇな、三文芝居の筋書きだな。 俺が汚すまでも無い。



【――此処で初めて、神鷹はザンシアを完全に否定した=z


【クルスの『魔翌力』が、身を包んで行く――闇の魔翌力が、消えて行く】
【能力の反動は、この程度ならば依然として“耐えられる”――】
【右手で刀に付着した血液を振り払い、其の長髪を揺らしつつ『振り返って』】



あぁ、クルス。 ……此れで、最後≠セ。
――、―さっさと、ソイツを楽にしてやるぞ。 ……此れ以上生かすのは、残酷だ。



【今度は、能力≠ヘ使わない――彼自身の純粋な力で以って、ザンシアへ駆け】
【大きく、刀を振り被り。 ……クルスと交錯するであろう瞬間、背部へ刀を振り切って――】
















       ―――――……、……ごめんな。 俺には、お前を聞き切れなかった。




【―― 恐らくは、ザンシアの前方を。 攻撃の成否に関わらず、走り抜けて行くのだろう】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 01:54:28.62 ID:EOlK09aeo
>>379
/あうち、居住区でした…!
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 01:56:42.54 ID:HtyihAf/o
>>372>>377

――――さあ…………堪能しましょう…………

【両名がカラスに乗ったことを視て、ウェル子は眼鏡をクイッと正す】
【血濡れた顔だが、表情自体は落ち着いたものだった】

――――「ダレカの夢の結晶」の夜空を…………

【――極大カラスが、ついに、翼に力を込めて――】


…………イッツ・ショウタイム…………


【凄まじい爆風を巻き上げながら、「外」へ――「飛んだ」】

【ただでさえ宙に浮いている「ノクト・アルカディア」の上空となれば、そこは超高空】
【落下しようものなら……その結果は言うまでもないか】

【――眼下に広がるのは、当然「理想郷」の町並み】
【雲間を悠然と飛ぶ飛ぶカラスは、空の王者の如し】


――――お膳立ては整いました…………

この風の吹き荒れるカラスの背にて……決着を付けましょう……

後先なんて考える必要はございませんよ…………どうせ、わたくしが勝つのですから――


【――とはいえ、ここにいる三者の疲労も中々のもの】
【短期決戦になることは間違いないが……】

…………先手は、そちらに差し上げましょうか――――

【血と、黒い羽根を、身に纏いし少女は、僅かに、口の端を吊り上げてみせた――】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 01:57:00.31 ID:/UsA/QZU0
>>367>>369

っ、ヴュネルド…………さん…………

【カーネルとヴュネルドの言葉を聞きながら、レイドは絶句する】
【――――思えば今までの自分は、自分の戦う理由は考えていても、『敵の戦う理由』までは、考えていなかった】

(きっと…………それも、違う…………
この世界は、全ての人間を幸せにしてやれるだけのリソースがない……だから、こう言う事になるんだ…………
あたしだって、父様に命を狙われても、きっと……ずっと幸せに近い人間だった、はず……
……思えば、カーネルの部下の……ウェンズディだっけ…………あれを『奪った』のは、あたし達だ…………)

【ヴュネルドの言葉を胸に染み込ませながら、レイドは無言で己の中の気持ちを、整理していく】
【何故カーネルは、そして≪R.I.P.≫は戦おうとしたのか。それは彼等にとっての幸せを追及するためだった】
【ウェンズディに対して見せたカーネルの慟哭は、まごう事なき『絆』があったからだろう】
【それを踏みにじり、破壊し、『奪った』のは――――カーネルにとっての敵である自分たちだ】

(だから、多分…………『戦う』事に、正しさを求めちゃ、いけないんだ……………………!
今を幸せな人々でも、精いっぱいに幸せを追いかけてるなら……今を苦しんでる人の苦しみにも、終わりが無い事になる…………!
この世界は、結局堂々巡り――――なら、あたし達に出来る事は…………『自分の戦いを信じる』事、それだけなんだ…………)

【思考の迷宮に入り込む余裕などないと言うのに、レイドは一連の出来事に、己の価値観を揺さぶられていた】
【カーネルにだって、幸せにしたい人がいただろう。だからこそ、ポポルへ反逆し、≪R.I.P.≫の姿を変えたのだ】
【事の是非は、全ての信念や願いを吸い込んで、もはや白黒つける事が出来なくなったと、レイドは感じた】
【ここに来た時の自分の言葉――――言葉など、もはや不要と言うその言葉を、こんな形で実感させられるとは、思ってもみなかった】

「…………今だ、ルナティックガンスター!!」
「了解…………喰らえッッ!!」

【状況を、まるで第三者の様に傍観していたχは、すぐさまζへと指示を飛ばす】
【リロードを終えたばかりのζは、三度グレネードを発射する。大量の攻撃に巻き込まれた今がチャンスと踏んだのだ】

「ビット…………まだもつ。だが…………」

【カーネルへと向かわせた2体のビットを己のそばに引き寄せながら、χは釈然としないものを感じていた】
【アレほどの力を振るうカーネルが、これで死亡へと至るだろうか――――その不安があったから、間髪いれずにζに追撃をさせたのだが】

≪そうだ…………まだ終わってない!!
姉貴、姉貴ッ!!≫
っっ!! ジェム、ごめん…………それより!! 昴…………!!

【リイロクローン達の動きが、ジェムを刺激し、ジェムの呼びかけで、レイドは長考から脱した】
【すぐさま、レイドは昴のそばに駆け寄り、昴の安否を確認する。ヴュネルドが身を呈して護った事は見ていたが、果たして本当に無傷なのか】
【――――そして本当に、カーネルの命は、潰えたのか――――】

(――――ハッ!!)

【――――その時、レイドに感じられる『振動』】
【『ノクト・アルカディア』が、限界を迎えようとしていた】

(そうか…………この城そのものを崩してしまえば…………!!)

【それを受けて、レイドの中に一つのひらめきが宿る】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/05(木) 01:57:32.18 ID:KIvvSxV/0
>>371

質問は後にしてくれ、こっから天才的な技をみしてやる。

【そう言うと青年は着物の懐からドライバーと小型ののこぎりを取り出す】

     
       驚け凡人!!!これが天才のなせる奥義!!!!!!

【そういった瞬間、時間にして2秒腕が目に映らぬ速さで動いたと思うと】
【そこには石も鉄くずも無くあるのはまるで電子レンジのような機械だけだった。】

        コレがオレの奥義!2秒で発明品を作る
        <即席発明{インスタントエジソン}>だ!

【っと言い終えるとドヤ顔になる青年・・・。】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県)[sage]:2011/05/05(木) 01:58:34.46 ID:WQ14ryCho
>>357>>359>>367>>369
ヴュネルド……!

【彼の語る言葉に、パニーはそれ以上言葉を返せなかった―――】
【誰かを蹴落して手に入れた幸福。誰かの犠牲の上に立つ平和。それが如何に空虚なものであるか】
【そして、自分の選んだ意思に、理由など要らぬということ―――どれもが、パニーの隙間に入っていく】

―――っ!

【刹那、閃光と衝撃がこの場を飲み込む―――パニーは跪き、光剣の刃が掻き消える】

………



【『だいじょうぶ?』―――頭の中で、声がした。「まだ、大丈夫」、とパニーは応えた】
【自分が満たされる感覚――それと共に、自分と[彼女]との境目が、薄らいでいく感覚があった】

【思えば、逃げていたのは自分のほうだったのだ―――[彼女]は、ずっと前から[あたし]の存在を認識していたのだから】

【「もう少し、わがままに付き合ってくれない?」―――『うん、わかった』】
【「……いいのか?」―――『私は、夢の終わりを見たことがあるからね』――
  ――「櫻が夜行、か。アイツといい、花城の爺といい、なんで死ぬというのにいい顔をしている?」―――『それを《自ら》知りたくて、此処に来たんだろう?』】

【………】



【緩やかな振動と、重力の感覚―――落ちている、ということに気付き、彼女の意識は再覚醒する】


……どう、なった……?

【起き上がり、閃光でちらついた視界を細めて、ヴュネルドとカーネルがいた場所に、目を凝らす】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 01:59:07.68 ID:8Eokex5eo
>>357>>359
【浮遊する箱庭において不自然な揺れに、体勢を崩しかける】
【幸い殆ど膝立ちの状態では揺れそのものに対する影響は無かった、が】

……、あ

【鼻先を掠めるように舞い落ちた、ひとつだけの黒い羽根】
【それに対する想像力が、直感がどれだけ働いたかは定かではない】
【――けれどそれでも、少年の瞳が、僅かに鋭さを増した気がした】

>>367>>369

【頭は重く、思考は明朗とは行かず、吐き気が喉に溜まってひどくだるい】
【それは出血か魔力の消費がひどいのか、それとも両方が作用するのか】
【しかし、幸いだ】
【なれば、それ以上、余計な感慨など、余計な迷いなど、浮かぶ事も無くて済む】

命ず命ず命ず――
     ――颯の矢、獣の脚、音が成すよな渡りの速さ
                    其が刃に風と彼の熱を――……!

【それは殆ど声にもならない、掠れた息の音】
【好機は一瞬、誰しもの足手まといになどなりたくない、なるものか】
【無理矢理に現象に介入すれば己の生身もただでは済むまい、けれども】
【今更、構うものか】
【口上による能力の発動に後押しされるように、鎌の刃が走る速度は増し】
【仇敵の胸部を、裂かんと斜め左上方向に振り上げた】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 02:02:33.03 ID:dtqtDpjDO
>>383
【暁は小さな紙飛行機を右手で取ると、それを開いて綴られた連絡先をしげしげと見る】
【やがて笑うと軽く手を挙げ、アカリを見る】
 
 ありがとな。でも大丈夫だ、アカリ。
 そんじゃ──

【──またな。そう告げて青年は歩き出す】
【颯爽と歩く彼は、微かに顎を上げて夜空を見た】

//ありがとうございましたっ!
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 02:02:50.54 ID:VPLDA4wSO
>>356
【傷は深い。放っておけば、確実に致命傷だ。だが直撃を確認し、返り血をその身に浴びれば】
【彼は、活力を取り戻す。肉を斬らせて、それ以上の肉を刻んだ事を知り、昂揚する】
【肉体が強いばかりか、精神までもが異常にしぶとい。――人間かどうかすらも、疑わしい程に】


ああ、嗚呼――――そう急かないで……下さい、愉しい、のは。これから、ですよ?
……でも、貴女のような娘に、そんな風に懇願されては……堪らない。断ろうにも、断れません。

お望み通りに、逝かせて差し上げます。――――好い声で鳴いて下さい、ね……?

【半身をその能力と同じく、真っ紅に染めて彼は嗤う。――これで、終わったと】
【表情には喜悦の念が滲み、理性は遂に砕け散る。死の淵の一歩手前で踏み止まる彼女へと、勝利を確信して両腕を振り上げる】
【ふらり、ふらり。幾ら脳内麻薬が分泌されようが、肉体が限界を越えようが】
【やはりそれは付け焼き刃なのか。覚束ない体捌きでは有ったが――いかんせん、狙いが狙いだ】

【頸動脈を断ち切り、今度こそ止めを刺さんと。刃が、振り下ろされ――――】


ッ、ぐ、があああぁぁあ!!?これは、――――――まさ、か……ッ!!!

――――だが、未だ左が……っ、あ!?

【きぃ、ん!――澄んだ刃鳴りが、闇夜に散った。ガントレットが投じた、短刀だ】
【ぎしり。それはまるで何か≠フ後押しを受けているように、右の三爪と拮抗する】
【同時に振るわれた左の三爪は、少女の一撃による痛みに、僅かながらその速度を鈍らせ、軌道を浅く】


       【 そして―――― 】



              「   左が、何だって?=@  」



【――――響く、斬音。だがそれは、少女の肉が断ち割られる音では無かった】

【右の三爪を、短刀があっさりと切断。右肩を深々と裂いて、その後方へと飛んでゆく】
【左の三爪の軌道上に、割り込むのは玲瓏たる蒼。硝子のような結晶が、同じく根本から刃を斬り飛ばす】


【どこからか響く声に篭った温度は、酷薄さを孕む零下。それは正しく、死神の――――】


【ぱし、と。白磁のような掌が、飛来する短刀を、捕まえた】
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/05(木) 02:03:38.81 ID:tUp6eIDRo
>>351>>353

…………。

【不自然なほどまでに攻撃に対する反応がなく】
【二本の氷鏃に、綺麗に両腕が貫かれる】
【それも当然。なぜなら少女は、回避する気がなかったのだから】

……指一本動けば、充分。

【腕が貫かれたのに、全く怯まない】
【この少女には痛覚がないのだ】
【ニナもまた、"人ではない"────】

【だが、ダメージは確かに通っている】
【それでも尚銃を支えられているのは、精神力の存在も大きい】

>>363

……───私は、ニナ。
路地裏で何人もの人を殺した……殺人鬼。
私を倒すという事は──その人達の事も、背負うということ

【これを聞けば、外見に見合わぬ少女の強さも頷けるかもしれない】
【数多の屍の上に積み重ねられた経験。それがニナの強さ】
【それだけでなく、意志も強いのだ。ただ強い戦闘機械では、無い】

私はこれを背負って……他人が死んでも、どうでも良くなった。
……一つ、言っておく。
────……私を救うのは、"正義"じゃない。

【どんな理由があろうとも、少女は人を殺した】
【そして明確な意思を持って、"悪"に味方している───ニナは、悪い子なのだ】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 02:06:25.41 ID:B/jfLhASO
>>388

【(゚д゜)ポカーン】
【↑正にこんな顔をし、硬直する】

……それで、本当に直してくれるのか?
(なんか心配になってきたぞ……)

【青年に確認する】

……おい、アンタも何か言ってやったらどうだ?

【シンデレラにも言う】
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 02:07:11.08 ID:LtdqGk3SO
>>379

【水守兎アメヲおよび、ケツァル・コアトル=デイドリィム=シィーガンナー】
【共通点は、“正義”における「異端」で“世界”における「異端」で】
【何より、“一人では、どうしようもなくて”−】

−−−終わった、のかな

【−崩れゆく「理想郷」】
【その気配と実感をその身に感じながら……まだ、取り返しのつく範囲の損傷だった両足を見ながら】
【既に刃を失った“普通”のギターをその手に、辺りを見渡して】

【大量の蜂蜜にその身を飲まれながら、動く事は−】
【事は−】

【−あれ?】

デイ、ドリィム……?

【いない】
【彼女が、いない】

【帰ったのか、考えたくなんか無いが消し飛んだのか−?】
【然し、立ち上がれない−】
【二人の小さな少女と比べるとそれなりに重い身体は、流される事も無く−】

【彼が呆然と空を見上げた頃】

『ギャアアアアアアアアアアア!!!!』

【彼女は、蜂蜜のビッグウェーブと共に市街地へと落下中−】
【これが理由で、蜂蜜がトラウマになりそうな、そんな予感が】

【足や腕にずきずきじんじんとした痛みを感じながら、市街地はもうすぐだ】
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/05(木) 02:07:27.78 ID:vtZPiCzAO
>>391
どういたしまして、それと。
『また』逢いましょうね。

【互いに、特に自分は何時死んでもおかしくない立場だ、故に言いたくなる】

【また逢おう、と】

【言って、誓って、生きようと強く思う、そうしないと、諦めてしまいたくなるから】
【そして、少女もくるりと半回転、青年に背を向けて、夜の街に消えて行く】
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[sage]:2011/05/05(木) 02:07:31.65 ID:tUp6eIDRo
>>351>>363>>375(all)

それでも尚、救うって言うのなら──私に勝ってみせろっ!
……生半可な意思で、力で、私を打倒できると思うなっ!!

【叫ぶ、叫ぶ、叫びまくる】
【それだけニナも、感情的になっているということだ】

《 吸収 》、《 連鎖 》

【赤色と黄色の水晶がバラバラに砕け散り】
【破片から発生した光が、銃にセットされた刃へと集まっていく】
【また、砕け散った橙色の水晶の破片からも、同様に光が発生し刃に集まる】

【──とある新大陸に存在した、"古黒龍"】
【その牙を素材にして作られたこの刃は、魔翌力伝導性が非常に高い】

【そして、少女は引いた。銃の、下のトリガーを───】

切り裂け────

─── 《 エクストラ・ショット 》 ッ!!

【赤・橙・黄・緑・青・藍】
【六色の光を伴う一本の刃が、一直線に放たれる】
【狙いは重太郎。それまでに立ち塞がるものは、全て切り裂かんとして進む】

【この一撃が、ニナの"必殺"にして"最後"の一撃】
【重太郎は、これを乗り越えることが出来るか────!?】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 02:08:51.37 ID:k5K4pgAYo
>>359
>>392
【崩落を始める、誰かの夢見た理想郷】
【この湖もまた、例外などではないはずで、緩やかに振動しながら、ゆっくりと落下している事実を、重力が物語る】
【一撃、火事場の力で押し込んだ猫は、その場に崩れ落ちかけて】

【次の瞬間、距離を開けていた】
【突然、時間や経路を無視した空間転移のような現象】
【現れた死神を見るような、若干放れた位置で、猫はふらふらと立っている】

………

【猫は、変わらず血塗れだ】
【何故生きているのかもわからないほどの出血で、足元の青を汚しながら、それでもゆらりと、立ち上がった】

【でも、奇妙だ】

【赤じゃない、その身体は、血にまみれながらも蒼く輝いている】
【全身のラインを浮かび上がらせるような、蒼い線によって】
【ふらり、ゆらり、揺れながら、猫は自らの顔に手を当てた】
【もちろん手は血塗れで、顔の血がついたところでわかりっこないはずだけれど】


”…やっぱりこの身体は、赤く染まるのがお約束らしいね”


【その場の全員の内側に響き渡る念話は、少年の声】
【猫のものとも、『声』のものとも異なる、若干低いトーン】

【手が放れ、再びあらわになった猫の双眸は】



【魔翌力によって、蒼く輝いていた】




マスタアアアアアアアアアアアアア!!!!!

【使い魔が大きな歓声を上げて、猫の身体に走った蒼い線がひときわ輝く】
【身体は血塗れのまま、ふらつきながら、その蒼い魔眼にて敵を認めた『彼』は】

【もはや、獣などではない】

”君の獲物かい? 悪いね、僕の獲物でもあるんだ”

【身体は動かないらしく、その場から一歩も歩を進めないけれど、】
【猫は、唇だけをにぃと動かし、酷薄に笑った】

”一緒にやるかい?”

【なんて、軽々しく呼びかけると】

【男の周囲、死神がいる方位をのぞく全方位を、青褪めた槍が包囲した】

”チェック”
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/05(木) 02:10:39.28 ID:VGxjeWoE0
>>376(颯護)>>378(ツァーリ)>>381(山本)>>382(カゲツ)>>387(レイド)>>389(パニキュレータ)>>390(オーベール)

『……ヴュネ、ルド……』
≪……アーン、……あの野郎ッ……!≫

「……レイドっ、…………」

【クロワが、紅丸が。その壮絶な散り際に、息を呑んでいた】
【レイドを庇って前に飛び出して、ヴュネルドの血を浴びた昴は、今にも泣き出しそうな顔でレイドを見つめていて――】
【……しかし、クロワールと紅丸だけは。その表情を、歪めていた】

≪……それでよォー、……オタクら……何人か……終わったオーラをガンガン出してやがるが……≫


【    ――――どくん】


≪…………まだ全然、終わって無ェっぽいぞ…………!!≫


【世界が震えるような魔力が、滲む】
【降下し、崩壊を重ね、砕け往く理想郷。真っ赤な月の照らす下――『彼』は】


――なにがッ……『武』だ…………

なにが……『信念』だ……ッ……!

どれだけ悟ったように気取ろうと、結局はッ――……!!

≪力≫の前に、崩れ去るしかない……弱き存在だッッ……!!


【――――其処に、居た】
【カゲツの一撃により右目を負傷し。パニキュレータの斬撃によって――左腕を喪い】
【上半身は、鎧も軍服も消し飛んで。ボロボロになった身体を晒して――それでも、カーネルは】


はァッ、……はぁーーッ……はぁぁッ…………!!
貴様の行動は……ヴュネルドッ……!!

オレに刃向かうマヌケが死ぬのを……少しばかり遅めただけの愚行に過ぎないッ……!
それを武だの誇りだのと勘違いしてクタバるとはッ……実に愚かしいッッ――!!

【右腕一本で、イルフォーシスを握り締めて。左の灼熱を宿した隻眼で、場を見回して】

あァ、どうしたァ……?貴様ら、まさか勝った気になっていたんじゃないな……あの程度で……このカーネルに……!
フザけてんじゃァ無いぞ……ここからだ……ここから、本当に幕を開けるのだ……!!


……『幸せ』の権利ィッ!それは誰にだって与えられるべきものだろう……!
力によって蹂躙された幸福はッ!!力によってしか取り戻せない……そう考えるのが自然だろう――……!
だからこそ……!現実に、どんな信念があれ誇りがあれ、力の前には平伏すしか無い……!!
それに気付けたからオレは、ただ単純に力を求めたのだッ!……それの何が間違っているという……?!


/Next...>>
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/05(木) 02:12:22.58 ID:VGxjeWoE0
>>VSカーネル・ALL

だが……それでもッ――
それでもまた、オレが間違っていると……そういうのならッ…………



……貴様らに、見せてやる


  
世界で 一番




  マヌケな男の、生き様を




【   ――――(  誰もが願った、夢の残響 〜 Finale For Prelude.  )  】



――――≪ リタァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッッ!!!  インッッッ!!!!
    プレリュゥゥゥウウウウウウウウウウウウーーーーーーーーーードォォォォォオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!! ≫


【――――それは、最後の。生命を燃やす最期の攻撃なのか】
【ばぎょ、と不快な音を立てながら、傷だらけの上半身を晒すカーネルの背より、真っ赤な血翼が具現して】
【喪われた左腕からは、真紅の槍が突き出す。――その姿は、まるで血に塗れた。槍と剣を構える、堕落せし聖天使――】

ォ、……ぉ、ッ――――がッ、ふゥッ…………お、……おッ――――

ぉぉぉぉぉぉォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!

【――天を引き裂く咆哮】
【右の紅剣を。左の紅槍を。両翼を滾らせて、カーネルは翔ぶ】
【――がら、と。星廻の天秤の一角が、更に崩れ昇った】

……消し飛べ……。

――消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ
消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べ消し飛べェェェェェェェェェェッッッ!!!!

このカーネルのッ!!目指す絶対幸福世界を邪魔するマヌケどもはッッ!!!
等しくこのオレが、真紅の墓場に浮かべて砕き散らしてくれるッッッ――――――――――――――――!!!!


……ブレイドノイズ――

――ブレイドノイズッッ!!ブレイドノイズ、ブレイドノイズ、ブレイドノイズッ、ブレイドノイズブレイドノイズゥッッ!!!!
響けェェェェェェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッッッ!!!!!



【――それは、おおよそカーネルらしからぬ姿であったかもしれない】
【ただ、感情に支配され。力のままに叫び散らし】
【オーベールや山本、リイロクローンたちの攻撃に対して、我武者羅な斬撃の連発で対応する、その姿は――】
【――消え去る間際に烈しく燃え上がる、ひとすじの焔のようで】

【連発された斬撃に、狙いなど存在しない】
【己に向かう攻撃だけは掻き消しているが――落ち着けば回避は全く難しくない】
【ただ、剣嵐の中央で、カーネルは泣き叫ぶように吼えているのだ――】
【なお。地上へ戻るための転移術式は、任意で起動可能だ。あまりにも限界が近ければ、ここで離脱することも可能である】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/05(木) 02:16:05.86 ID:KIvvSxV/0
>>394

『心配要りません。まぁ即席発明で作られた物は”絶対に”2〜3回で壊れますけど。』

【不安を増大させる事を言うシンデレラ】

天才なオレを信じろって☆

【青年は言いながら、砕け散った手甲だったものをレンジもどきに放り込んでゆく】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 02:17:06.80 ID:k5K4pgAYo
>>398
//再び加筆します

【槍の数は十三本、処刑宣告に相応しい『縁起のいい』数字だ】
【全ての穂先が身体の急所に向けられていて、今はまだ滞空しているが、】
【『何かあった』ら、餌に群がる魚のように殺到するだろう】

【けれど猫の最後っ屁らしく、これ以上の手札は見込めず】
【失敗したら、無様に倒れることになるだろう】

【だから、槍が起動して動く前に急襲すれば、猫は反応できずに避けられるはずだ】

//こちらの過失ですすみませんorz
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/05(木) 02:19:06.98 ID:qJ2qyKHBo
>>386

流石に……月夜を楽しんでる余裕は、無いかな……なんて。

【極大なカラスが宙を舞う。一度羽を羽ばたかせるだけで、巻き起こる爆風】
【巨体が異空間の無くなった塔の一室を飛び出し、夜の世界へ】
【超高空の世界、場合によっては最高のクルージングとも言えるが】
【ずっと血液を失い続けているルシアには、そんな余裕すら残されていない】
【出来ることといえば、軽口を叩く程度。その言葉すら、少し途切れ途切れで】

――――勝ちが決まっている勝負なんて、勝負じゃないよね。

如何転んでも貴女の勝ちなら……

【右手の剣を強く握り締め、カラスの背を軽く踏み締め】

――――やるだけの事は、やっておかないとね……!

【飛翔するカラスの背の上だ。剣を撃ち出す攻撃は、非常に向かない】
【下手に走るとバランスを崩すため、体勢を低く下げた上で】
【未だ余裕の表情を見せるウェル子の懐目掛けて、駆け出す】
【ただ、走るだけ。距離を詰めた後、ルシアは其の場で判断して、次の行動へ移る】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 02:20:48.22 ID:B/jfLhASO
>>401

なんだかなー……。
(本当に大丈夫なのかコイツら……)

【放り込まれる破片を眺めながら呟く】

……そういえば、お前の名前聞いてなかったな。
何て言うんだ?

【青年に名前を尋ねる】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/05/05(木) 02:21:26.97 ID:Fwob3wyAO
>>399>>400

【一歩、引いたのは。気圧されていたのかもしれない】
【彼の言っていることが間違いなのは理解出来ても、それを否定しきれないのは】
【背水の陣とでもいうような、手負いの獣のぎらついた瞳の光が――あまりにも】
【煮えたぎり、熱く。そして一瞬で鎮火してしまいそうなほど、脆く見えたからで】

カーネル――……

【彼の周りに、居た人々は。力によって、奪われていった】
【幸せの権利を彼から潰していったのは自分達で――どうしようもなくて】
【もはや悪≠ニは言えない、寂しい男を。切り結ぶのは難しくとも――攻撃を、与えなければ】

【斬撃が飛び散り、脚や腕を切り刻む】
【潰したくない、と刹那だけ思うが。優先順位を付けるならば、カーネルの幸福は、残念なことに――低めだった】

【たん、と。攻撃にはまだ移らず、距離を詰めはじめるだろう】
【明らかな致命傷となりえる斬撃だけを刀で弾くだけで、すぐに身体はボロボロになるが――出来るだけ、近くへ】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 02:22:51.91 ID:EOlK09aeo
>>395

【蜂蜜と共に、星空へ投げ出された少女達】
【すぐ隣であげられた悲鳴に、気絶していた少女が目を覚ます】

……すっごい、デジャヴュです

【風景が、下から上へ流れていく。見慣れた天皿が離れていく】
【そっかー、仰向けで落ちてるんだ――】
【高い所から落ちるのは、これで何度目だろうか】
【臨死特有の高速思考で、くだらないことを考える】

【やけに身体が涼しいのは、気のせいではないだろう】
【リボンを失い、解けた長髪を翻して、デイドリィムに声を掛ける】

……取引。
助けたら包帯、です。

【言うが早いか、自分の目の前に巨大なマシュマロを生成して、二人の間へ投げつける】
【大きさは、ちょうど子供が二人乗れる、ギリギリなサイズ】

【その、一秒も満たない間に、二人は地面へ到達するだろう】
【ハニーは、思いきりマシュマロクッションの上へ、飛び込んで】
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 02:23:21.36 ID:SlPQwK6Fo
>>399-400

なっ、ぐ――――――

【ギ―――ィン】
【攻撃を弾かれ、其の儘カーネルの斬撃を体の前面へもろに受けて吹き飛ばされる】
【ドロリ……溢れた血は、そこそこ多くて】

……………信念の上に成り立たぬ力など。

  無様以外のなんでもない―――――――!!!

【ギシリ――立ち上がり、刀を右手一本で持って地面と水平にし…其の儘後方へ引いた】
【必殺の…逆胴の構えである】

【落ち着けば、カーネルの斬撃もある程度は躱せる】
【…だが、出血からして長くは持たない】

【時折浅く…皮膚を切り裂かれながら】


【血濡れた天使が、空から墜ちるその時を。待ち構える】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage saga]:2011/05/05(木) 02:24:27.94 ID:+b0uJZQ3o
【『ノクト・アルカディア』より、低く遠い、地上】
【街には人が暮らし、海からは生命が生まれて帰り、四季は順を為して巡る】
【空に届く事は無いが、何、鳥は走る事を憧れるものだ】

「落ちるよ、あれ」

『……そうだな、落ち始めた』

【彼女達は、戦いの中、空を見上げていた】
【周囲に倒れ伏すのは、人でありながら人の形を保たない、異形】
【夢半ばにして命を失い、他者によって引き上げられ、夢と幻想の為に動き続けた者達】
【二度と、幻影の中に引き込まれないよう。首を落とし、頭を潰し】
【数十の屍の中心に立つのは、二人。灰色の少女と、濡れ烏の女だった】

「……居るんだよね、昔の知り合い……昔の恋人?」

『本当に昔だぞ?あんまり古い話で、他の誰も知らん様な』

「うん、まあそれはいいけど……良いの?」

『………今更、何を話せというのだ』

【残る数体の屍を、夢の終わりへ導く。それが、今の夢を見る者の責務】
【二手に分かれて走りだす彼女達を、照らす月は今宵は無い】
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 02:24:32.18 ID:j1jTDgNto
>>386

堪能しましょうじゃねえよバカ、っと……うおお

【揺れる足場、離れてゆく地面、至るは完全な浮翌遊】
【募る不安感はやはり人間は地に足を付けて生きるべき生き物という証明なのだろう】
【エルフェスは少しばかり足が竦んで】

サーカスのヤツだってこんなショウはしねーだろうが、うわっ
……ああ、もうバランス取り難いっ!!

【疲労と風とその足場とでバランスを取る事自体が非常に難しくなっていた】
【両手の「黒の鋏」で天秤のように無理くりバランスを整え、なんとか一息】
【そこでようやくウェル子へと視線を移す余裕が出来た】

ふ、ふん……言いたいだけ言ってろそんでもって後で後悔しやがれ

【一先ず姿勢を低く前傾のままカラスの上を遅くはあるが走り始めウェル子へと近づこうとする】
【先手をくれるというのだからその言葉に甘えるつもりらしく】
【攻撃可能範囲内に近づいたのなら右の「黒の鋏の片割れ」を横に薙ぐように振るだろう】
【ただこういった場所になれていない為か非常に大振りで、しかも剣速は遅い】
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/05(木) 02:24:50.00 ID:ZE9R8sn40
>>375(グレン剣姫をくらえ!)

【烈火が業火にまで駆け上がり。絢爛なる大破壊が生まれる】
【偽りの楽園に火の手が上がり。真実の世界が月明かりの下、産まれる】
【―――『凍銛』は、ついに液化を始めた】

……人にして、獣の道を選ぶ
その潔さは、とても美しい
私は――獣故に、そうする他無い運命だから、美しくない


………「おうめ」を何と書くか、君に分かるか?
余りにも美しくない、文字の組み合わせなのだが……

――――そうだな。
血を飲み干す前に、教えてやろう


 【嗚呼。そうは言うが、本当に相対できるのか?】
 【第四紀以降の地球の歴史は、間氷期と氷河期のせめぎ合い】
 【だがこれは、まるで――】


(――忌避してやまぬ、太陽………!)


【でも、逃げられない】
【叩きつける必要がある――この、愛を】
【それが出来ないなら、何時までも囚われたままだ】
【「アドルフ」と呼ばれる真紅の枷を、引きずったままになる】

【越えるべきハードルは、「そんなもの」じゃない】
【より純粋にぶつかり合える、”野生の獣”】


  【彼女と彼の、最大の違いは】
  【己の思想に――飼いならされなかったことなの?】



          裂かず / 咲かずに散るでないぞ、紅蓮の桜よ……!

        
           ――――― 鏖殺法・氷罰 =\――――



【「おうさっぽう・ひばち」――ミナゴロシの殺法であり、櫻の殺法】
【全身から放たれる煙と、腕から溢れる血潮をひとつに混ぜあわせ】
【もはや「形」とは呼べないもの――純粋な冷気の集合体が、奔流となり滂沱と溢れ】


  【少女のバックラーと一体化し、光の刃に立ち向かうだろう―――!!】


【正面から。光と闇、熱と冷、氷と炎が】
【凄艶なる爆裂のシンフォニーを響かせ、奏で、せめぎ合う】
【口から出た絵空事を、運命にしてみせるために】


  【瞬断の矛と、永劫の盾】
  【超新星を生ずような白熱、その終章は如何に――】


//ねくすと!
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage saga]:2011/05/05(木) 02:24:55.52 ID:+b0uJZQ3o
>>408続き


>>370>>384
【星を、見る事など無かった。語りかけてもくれないし、返事もしないのだ】
【街灯の代わりにもならない、そもそも夜空など見はしない】
【夜は、夢を見る為の時間。星に居座られる事を、望まなかった】


嫌だ嫌だ嫌だ終わるのは嫌だ終わらせるのは嫌だ!!
まだ何も、まだ誰にも、見せていない、魅せていない、完成していない!!
幾らでもあるんだ脚本は、何本でも何十本でも、まだ幾らでも作れるんだ!!
一言与えてくれれば国を束ねて献上してみせる、大陸だって差し出してみせる!
ボクはまだ出来る、なんだって、出来る、終わらない限り!!!

だから、だから……―――

【堕ちる、幻想の箱庭。狂気に堕ちた、箱庭の住人】
【怨嗟の声と砲火の悲鳴を楽隊として引き連れて、夢を求める者を役者に躍らせて】
【その実は誰よりも、夢に踊らされ、役者として演じ続けた】


―――……見ろ、ボクの創りだす舞台を!一国じゃ足りないなら、もっともっと魅せるから!!

あんな安い悲劇じゃない、もっと狂おしく心を掻き立てられる様な喜劇を用意するから!


だから置いて行くな、ボクは此処に居るんだ、居るんだよ!!!


【大気を毒した≪Hel-Heim≫が、氷の魔力の余波に凍結し、そして砕けていく】
【やがては溶ける運命の氷の欠片は、近くに浮かぶ魔力体などより、余程星に似ていた】
【小さく、眩しくもなく。だが、「綺麗だな」と、誰かが言った】


…………まだ、ボク、は………

【共演する、二つの刃。その身を先に裂いたのは、どちらだったのだろう】
【己を赤く染める事と引き換えに、虹色の夢を白と黒の二色に引き戻したのは、どちらだったのだろう】
【知る必要は、あるのだろうか。知って、それが何になるというのか】

【膝が階段を叩く。頭が、胸が、段に打ちつけられる】
【金属の装甲は、悲しい程傷が少なく、そして魔銃は磨き上げられたままで】
【己の主人の手元に落下したのは、まだ戦い続けようという意思の表れだったのだろうか】
【ならば、魔銃のささやかな夢≠ヘ叶うまい】

【狂って壊れて、壊れて堕ちて。今漸く、底の底に辿り着いた】
【やっと、これ以上堕ちる事は無い、最期の場所に辿り着いた】


……ボク、は……―――

【落下する『ノクト・アルカディア』。夜明けには、おそらく】
【まだ時間に余裕が有ると言えど、この階段。次の戦地は遠すぎる】
【もしも、彼等が勝利を祝うというのなら、相応しい場所は此処ではない】
【偽りの楽園よりは、不愉快な真実と少しの夢と、無限に続く未来を抱く地上こそ】
【祝うには、相応しいのだろう】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/05(木) 02:25:15.90 ID:KIvvSxV/0
>>404

オレか? オレはジャーニッド・シュタイン

   そこのシンデレラを”作った”天才発明家さ。

【レンジもどきのボタンをポチポチ押しながら着物を着た金髪金眼の青年は答える。】
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/05(木) 02:26:38.74 ID:ZE9R8sn40
>>363(銃タロス)

…、…フン、巫山戯るな口白と黒口
トリガーを引かせること以外に能のない奴隷どもめ――口を慎むのだな

【とある『少年』と、同じ間違い】
【暢気な彼と違って大嘴は、普通ならこんな事は言わない】
【もしかして――焦ってる?】

>>393(チェリーパイちゃん)

……フ。

【時を、少し遡り】
【人でない――チェルシーが、そう紡いだ直後】
【淡い淡い笑みが、数瞬描かれた】


【さて。半ば自律機動状態のボウガンは、魔力供給を一時的に断たれ】
【その活動を停止、遮るものはもう何も無い】

【思いをぶつけ合うなら、今か】
【――散らした火花は、きっと道を照らしてくれる】
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 02:31:38.32 ID:/UsA/QZU0
>>399-400

昴…………まだ大丈夫ね…………!!
気をつけて……多分、まだ…………!!

【昴の無事を確認したレイドは、ホッと胸をなでおろしたい心境だったが、そういう訳にも行かなかった】
【自分たち二人を庇って、死んだ人間がいるのだ――――何より、戦いはまだ終わっていない】

≪姉貴!!≫
「やはりな…………シュバルツ様に公然と逆らう者ならば、あの程度で倒れては、むしろシュバルツ様への冒涜と言うものだ……」

【カーネルの無事を確認したジェムが、悲痛な叫び声を上げるが、対照的にχは冷静にその事実を受け止めた】
【人間味に欠けるその姿は、確かにクローン兵士として優れたものであると言えよう】

カーネル…………それは違う…………
信念だって、『力』に転じる事が出来る…………だからこそ、あんたは今、彼の信念で、そこまでの深手を負ったんだ…………!!
「カーネル・アドルフ=レルゼクム…………貴様は正しい。この世界は『力』によって得る物だ――――だが、ならばその無様な姿は何だ……?」

【レイドの言葉とリイロクローンの言葉は、真っ向から違う意志をカーネルに提示する】
【カーネルを否定しながらも、言葉を一端を実感しているレイド。カーネルを肯定しながらも、その理によってカーネルは『敗者』だと断じるχ】
【両者の違いは、そのまま――――立場の違いを表していた】

≪姉貴、来るッすよ!!≫
くっ…………こうなったからには…………!
「レイド=E=ヴェイス、捨て鉢になるな。手ならある」
え…………?

【カーネルの、命がけの咆哮に、怯むレイドとジェム。ともすれば、先ほどの様な無茶な行動に出かねないが、それを制するのがχ】

「サザンクロスセレナーデ!! こちらには構うな!!」
「もとよりそのつもりだ…………レイド=E=ヴェイス、天ヶ谷 昴…………私の後ろに来い!!」

【倒れ伏したζには、もう行動するだけの余裕はなくなっていた。冷徹に、そんなζを切り捨てるχ】
【χの役目は、まだ戦力として使えそうなレイドと昴を護る事にあった】

「がっ、あっ、ぎっ、ずぁっ、はっ、うっ……………………」

【倒れ伏したζに、斬撃波が無情に襲いかかる。それから身を守る術は、ζには無かった】
【無残に、バラバラに切り裂かれ――――ζは人としての姿を失い、四散する】

「『ディバイダービット』……バリヤ、全開…………ッ!!」

【レイドと昴に向かう斬撃波を庇う位置に立ちながら、χは6基のビット全てを展開して、厚い壁を作る】
【それによって、向かってくる斬撃波を、悉く防御し、無効化していった】

「レイド=E=ヴェイス、天ヶ谷 昴!! すぐに追撃をしろ!!
このバリヤも、いつまでも持たんぞ!!」
くっ…………分かった、サザンクロスセレナーデ…………!!
――――カーネルッッッ!! 最後まであんたに付き合ってやるッッッ!! それこそが、ここを勝ち抜いて、未来を掴むための、あたしにとっての絶対条件だぁぁぁッッッ!!!

【だが、バリヤを張るエネルギーとて無限ではない。χは焦った口調で、レイドと昴を急かす】
【それに突き動かされたレイドは、カーネルへの叫びと共に、触手を使って『濃いオレンジ色』の魔玉を投擲する】
【その正体は『爆発玉』――――『電撃玉』と同じ、貴重な切り札に当たるレイドの魔玉の中でも指折りに強力な種類の一つだ】
【その効果は――――言うまでもない事かもしれないが――――『爆発』。言わば、魔力で作った爆弾である】
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/05(木) 02:33:44.52 ID:2Fpkj+dzo
>>400

Connecting────≪Trickster≫

【魔術によって形成された情報共有システム“Trickster”。その内部協力員のみが使える、隠しコマンドが存在する。】

≪────悪い、“刹那”…。今すぐにこっちに、送れ。≫

【──それは、能力を使った物体の伝送。】
【“オペレーター”の力によって幾つかの場所を経由し、必要な物を呼び出すコマンド────】

【────彼は、先程からそれを実行していた。】


【───手に向かって虚空から出現する、漆黒の結晶。】
【それを手に取り、即座に内部の魔翌力を自分の物にへと変換する。】

【使い終わった結晶は近くに放り投げて、再び手に「黒刃」を生成する。】
【──魔翌力の補給には成功するものの、ほんの少しの休憩では殆ど体力は戻っていない。そして、傷が治る訳でもない。】


 【それでも、立ち上がらなければならない。】

 【“全て”を“証明材料”にすると宣言した上に────】
 【ここで引き下がるのは、“俺”ではないから────だ。】

【ゆったりとしたペースで起き上がると、足下に術式を展開。たん、たんと靴で数回地面を叩き、更に術式の構成材料を増やして行く。】

(俺の存在は恐らく“眼中に無い”。なら、今なら─────)

【先程のような凄まじい攻撃を繰り返す事は出来ない。ならば、今出来る事を。彼はそう考えていた。】
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県)[sage]:2011/05/05(木) 02:34:02.52 ID:WQ14ryCho
>>399>>400
カー、ネルっ……!

【やはり、というべきか―――彼は、そこに居た】
【瞳を、腕を失いながら、未だカーネルは、立っていた】


―――あたしにとってあなたは、未だに「間違ってはいない」わ
理不尽な暴力で奪われた平穏と幸福、それ故に無力を嘆き、力を欲した
……きっとあたしも、あなたも、結局は子どもじみた仕返しを大真面目に望んだ滑稽な「人間」なのよ


【独白でもある、パニーの言葉―――今更届くとは期待していない。でも、今言わなければきっと後悔するから―――】
【そして、カーネルの変貌をパニーは黙って見つめた―――化け物同然の姿になった彼を見て、】

あなたがマヌケじゃ無かったら、きっと始めからあなたとは違う道を歩んでいたでしょうね

【―――パニーは一瞬、悲しそうに目を伏せた】


【―――そして、再び目を開き、カーネルを見据え】

あたしはきっと、あなたと対等で居たかった―――そんな気がするのよ

【友達とか、仲間とか。久しく離れていた感覚だ、と思う】
【でも、少しだけど、思い出せた、気がする。だから、行こうと思った―――】


―――夢を、終わらせましょう。貴方を、私を

【かつ、かつと歩を進める。一歩ずつ、カーネルの飛ぶ場所に向けて】
【両腕には、淡く揺らめく炎が―――彼女の力が再び萌芽しつつあった】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 02:34:36.79 ID:WDAqIwBBo
>>374>>380

 【Side:Kanna】

 【 駄目っ……来たら、駄目──! 】

 【 こちら側からならば分かる。圧倒的な思念の質量が、壁となって立ちふさがっている 】
 【 それは触れるだけで飲み込まれそうなほどに渦を巻いていて、ひどく恐ろしい色をしている 】

 【 でも……それは紛れも無く、人間の思念 】
 【 世界が生まれてから今までの間に、人間が紡いだ思念たちの残影 】
 【 恨み、悲しみ、憤怒、嫉妬、嘆き、強欲、殺意、傲慢、憎悪、怠惰 ── 】

 【 それらは全て、過去に人間たちがが生んだもの 】
 【 幸せな世界の下には、これらが沢山降り積もっている 】

 【 いずれ、今の世界も──この中に埋もれていくのかな 】


【──漆黒の濁流の中、少女はただ身を委ね流れていた】
【世が生んできた負の感情に飲み込まれ、世界の在り方が見えなくなってくる】
【本当に正しい義なんて──そんなものは、神様ぐらいにしか分からないのかもしれない、と】

【そんな瞬刻のこと──】
【ふと、カンナは暗闇の激流の中で、一縷の『あたたかいもの』を、感じ取った】

 【 ──お、かあ、さん? 】

【錯覚。しかし、それは少女に手を伸ばすということを、思い出させて】
【縺れ合う闇の中──彼女は確かに、その手を、沙莉菜の手を取って】

 「(……──沙莉菜、さん……──っ!!)」

【──意識が、もがく】
【取ったその手は、引きずり込むためではなく、帰るため】
【──こんな闇の底まで手を伸ばしてきてくれる、仲間のところへ】

 【自分のせいで、こんなところに巻き込みたくは、無い──!】



//うぁー演出オンリーになってしまっていますが、続きます……
//本当にお待たせしてごめんなさい。もし眠気などで辛ければ、ここで離脱ができますので
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 02:35:00.36 ID:HtyihAf/o
>>403>>409

……さて、わたくしの本領は……やはり「コレ」ですよ――ねえ……?

【――瞬く、淡い黒の閃光――】
【そして、閃光の中より、普通の「カラス」が、2羽、現れた】

【……まさか、忘れてはいないだろう?】
【そうとも、ウェル子のもっとも得意とする戦略は、「カラス」の行使……!】

【……が、カラスを呼び出す一方で、その場から動くことはなく、】
【なんと、あっけなく、エルフェスの太刀筋をその身に受ける】

…………つッ…………!

【裂ける服と、肌からは、当然のように鮮血がにじみ出して……】
【――そして、動かなかった、ということは、ルシアもまた、ウェル子の懐に潜り込めるわけで、】


…………フフッ…………さあ、さあ、どうします――――…………?


【されども嘲笑うように、距離も取らぬウェル子】
【……気づけるか、カラスが、エルフェスとルシアの後方に回り込もうとしていることに】

【――間もなくして、エルフェスとルシアに一羽ずつ、カラスが背中側より飛来してくるだろう】
【試みる攻撃方法は「引っ掻き」】
【鋭い爪で背中を引き裂いた後、また距離を取るというヒットアンドアウェイ戦法をとろうとしている】
【何とか仕留めなければ、後々面倒かも知れない】

【ただしこのカラスは、「以前」もそうだったように、「脆い」】
【気絶する程度の衝撃を与えてやれば、それで消え失せる存在だ】

【また極大カラスの背は、先にも述べたように、「室内」並に広い】
【加えて、それなりに「ゆるやか」な飛行をしている】
【よほどの無理をしなければ、落下の心配もないか――?】 
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 02:35:11.24 ID:B/jfLhASO
>>412

ジャーニッド・シュタイン、だな。よし覚え…えっ?『作った』?
てぇことは、コイツはロボットか何かなのか?

【シンデレラを眺めながら言う】

へぇ……思ってたよりまともに凄いヤツだったんだな、お前。

【シンデレラの頬をつんつんしようとしながら呟く】
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 02:35:49.30 ID:WDAqIwBBo
>>380
 【Side:Ars】
 【深い闇の底。敗北の証】
 【もう何も考えたくは無い。己が無力さがいい加減馬鹿らしくなってくる】

 【──りぃん、と】
 【響いたその音は、錯覚だったのだろうか】
 【夢心地のようなその音色が、いつまでも耳で反響する】

 【──馬鹿/arigatou=z
 【──やめろよ/sumanai=z

 【それを聞いてしまったら、俺は──=z


 【──唐突な轟音。そして裂帛】


【同時に響いたそれらが、強制的に視界と意識を揺らがせる】
【フィリルの叫びであった。一言一言が、心臓を鼓動させるように、己を覚醒させていく】

 ──……な、に……?

【異形が、ゆっくりと目を開いた】
【その視界が傾いていることが、錯覚でないことを彼は即座に悟った】

【街が──そう『城』が、傾きかけていく】
【崩壊を、感じ取る。このまま、終焉していく】

【異形が緩慢に首を起こし、辺りの状況を見やる】

 【──“こんなコトで、いいと思ってるのか”──】
 【──“早急に俺の沙莉菜から出て行け”──】

 (……違う、な)
 (こんなものは……俺の望んだ、カタチじゃない)


 【──ばりン!】


【──刹那のこと。小さな破裂が沈黙を打ち破る】

【その場に聳えていた邪念の黒水晶たちが、一斉に砕け散った】

 「……──う、ぁ……
  フィリル……沙莉菜、さ、ん……──」

【──少女の声。黒水晶の檻から抜け出せた彼女は、崩れるように膝をつく】
【が、しかしすぐに弾かれたように起き上がり──沙莉菜の様子を案じるように伺うだろう】

 「おかぁ……──や、沙莉、菜……さん……──」

【ただ、カンナは彼女の安否だけが意識にあって】

【だが、しかし──】

 【「────」】           【「────」】
       【「────」】   【「────」】      【「────」】
            【「────」】      【「────」】
     【「────」】              【「────」】

【黒水晶から出でた悪性思念は、沙莉菜からは離れたものの、】
【行き場所を失い、アテもなく彷徨い続ける。それらは次第に絡み合い、渦巻き合い──】

【濃厚な黒い靄となって、辺りを漂い始めた】//続です
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 02:37:06.64 ID:HKoB/W5Co
>>375

【重太郎は、言葉を掛けたかったのはやまやまだが、状況が状況な為其れは叶わず】
【魔翌力が溜まった右手の銃、口黒と、何処か自分と似た白口の銃口をチェルシーへと向けるだけ】



>>413

「俺が白口!」
『僕が口黒!』
『名前を間違われるのは嫌いなんだよね』
「つか、アイツと同じ間違えかたじゃん……」

ふっ……本当に暢気だな……
有難う、2人がいて、本当に助かったよ……

【いつもと変わらない、手の中の2人に、自分が少し馬鹿らしくなって】
【そして――昂ぶっていた感情は、落ち着きを取り戻し】

/つづくんだなそれが
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 02:37:15.03 ID:1/p7V9qSO
>>399-400

……あなたはきっと、ずっと上を向いていたんでしょう、
上に行くことしか、考えていなかったんでしょう、
だから、踏み台にされる人々の涙に気付くことがなかった……

――――あなたのとなりに居てくれた人と、共に立とうとしなかった!


【ぼやけた脳みそから引き摺りだす記憶】
【自分が殺した、カーネルの横に付き添っていた女性】
【やっぱり自分が殺した、臙脂色の彼女】
【殺したということは、自分とは反対――つまりカーネルの側に立っていた人々】

【彼は、決してひとりなんかじゃなかったはずだ】
【だけど彼は、他を平伏させる力を望み、今こうして吠えている】


やっぱり、……私はあなたの夢に異を唱えます、


【夜闇のなかで、ささやかに光る白銀の刃、十のすべてを攻撃に回す】
【白を刀のまわりに纏わせて、ぐるぐると刃を中心に廻るように踊らせて――】


   だって、あなたの望む世界は、


  【――ぼぅ、】
  【中心、少女の握る刀の身が淡い臙脂色に輝いた、錯覚】
  【白と臙脂と、混ざり合えば桜色……なんて。戯れ言を言ってみよう】


   ――――あなたが、寂しくなるじゃあないですか――――――!!


【振り下ろす。熱を帯びた刀身が、それに追従して舞い散る十の花弁が】
【紅の斬撃に、真っ向からぶつかりに行く――――!】
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 02:38:54.48 ID:R5jdr6ZXo
>>397>>410>>413>>421>>422
――――――抜けろ燃えろ奪え殺せ轢け壊せ切れ裂けろ穿け穿て滅びろ消えろ爆裂しろ――――ッ!!

【意味など無い言葉が、彼女の口からほとばしる】
【只。ただそうありたい、花城火憐≠ナ有りたいから。自分に嘘は着けないから】
【だから、吹き上がり燃え盛る己をそのまま≠ヤつけにいくッ!!】
【さぁ、ここからは気合の勝負。火憐が折れるのが先か、櫻芽が貫かれるのが先か】

【さあさあさあさあさあさあさあッ!!燃え盛るは一人の少女ッ!!ただ己の意思以て突き進む紅蓮の剣姫ッ!!】
【相対するは、氷の力を扱いし吸血鬼ッ!!己に負けぬ強き物ッ!!】
【そんな、絶望的な状況だからこそ、火憐は楽しくて楽しくて、笑いがこぼれた。そして、嬉しかったのだ】
【己の全力に、全力で相対してくれる、相手の存在が】

っは、ッ!!ははははっはははははっはははは!!

【口から鮮血を吹き出して。残りの力の全てを、注ぎこむ=z
【そうだ、火憐は人の形をした焔の獣≠セ。だからこそ、こう或る≠フだ】


――――――散るものかよッ!!
この決着は、私が君を貫くかッ!!またはぁァァっ!!、君が私を奪う≠ゥッ!!それだけで決着が着くのだからァッ!!

さあ、まだ終わっちゃいないッ!!この、一瞬の邂逅を、少しだけでも、楽しもう≠カゃないかァ!

【光の線が、その太さと密度と熱量を上昇させる、だが】

【――――――その、技を放つ右腕が、徐々に崩壊を初めている】

【腕が、砕けるか。盾が砕けるか……ッ!?】
【満身創痍が、相手の全力に、叶うのは、難しいかもしれないッ!!】
【もはや、載せれるのは思い≠フみッ!!さあ、――――――止めてみせよッ!!】
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 02:38:58.90 ID:HKoB/W5Co


>>393>>397


背負う覚悟なんて……
とっくのとうに出来ている……

だから俺は……勝ってみせるッ!!

【腹から溢れる血を抑え、心から湧き出る感情を顕わにし】
【生半可なんかじゃないって証明したいから―――】


行くぞォッ
「『了解ッ!!」』

            


          ≪  ヴァイス・アウローラ  ≫

                       ≪  シュヴァルツ・ラクリマ  ≫ッ!




【左手の銃からは、夜明けの白光の如き白い魔翌力に包まれた実弾が】

【右手の銃からは、慈愛の篭った黒い魔翌力に包まれた実弾が】

【――――2つの魔翌力を包みし、弾は、互いに調和するかの如く1つの弾となり】

【正義も、慈愛も罰も、重い想いが篭った1つの魔弾は、虹の刃と今、衝突する―――-!】 
425 :420[saga]:2011/05/05(木) 02:39:16.56 ID:WDAqIwBBo
>>374>>380

【そして崩壊を前にした街並──夢のような理想郷の風景が崩れ去る様】
【それを目前に、異形はゆっくりとその身を起こし、宙に浮遊し始めた】

 …………──────

【ただ茫洋とした眼差しで街を眺め、沈黙する異形】
【その周囲を、悪性思念の靄たちが、浸食するように群がっていく】

 ……──往けよ

【──ふと、異形が呟いた】
【それは酷く穏やかな声だった】

 ……城が、崩れる
 もう貴様らと戦う理由など、微塵もなくなった

【要は、早く逃げ出せとの意だったが──】
【異形当人は、その場から動こうとはせず】
【悪性思念を渦巻かせたまま(或いは繋ぎとめたまま)、彼らに背を向ける】

 ……俺はここで、あの『幸福の可能性』を、最後まで見極めてやる

 【──そのために、俺は来たんだ】

 貴レ様らがい?る、と、よく、みえ??なteいkaら
 さ??っさと、……往ヒけ。邪?魔だ、早*く。急??げ

【呑まれる、ぞ──=v】
【──声が乱れる。悪性思念が彼を蝕んでいく】

【その靄は、魔力などの篭ったものにならば容易く打ち消されるようで】
【彼が残った魔力で靄に対抗しているものの──その先がどうなるかはやはり予想のつくところで】


【──その場を、後にするも自由だ】
【だが、悪しき負の想いたちから目を背けず、立ち向かうのもまた自由だ】


 【 どちらが本当に、正しい世界の在り方なのだろうか 】
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 02:43:11.39 ID:LtdqGk3SO
>>406
【高い所から落ちるのは初めてではないのだが−】
【−慣れない】

『ちょっ、タンマ、タンマ、タンマ』

【誰に対して言うでも無い、助けを求めるような言葉】
【アニメか漫画のように、空中で手足をばたつかせ−−すぐ痛いから辞めた】

【隣で落ちる少女に、何とか視線を向け】
【口は開かず、目で助けを求めて−】

【−−冷静になれば、包帯でバンジージャンプ(?)とか、いろいろと手段はあったのだけども】


『やっ、ちょ、!っとやだっ、あぶなっ』


【もふん】
【顔面から、勢い良くマシュマロに突っ込んで。こっそり、少しだけかじったり】
【包帯の盾は、いつの間にか消えていて】
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/05(木) 02:43:22.49 ID:8Eokex5eo
>>399-400

なら、さァ
無かったんでしょ。幸せの権利だなんて
それが誰にだって与えられるべきもの?
けどさ、義務はないじゃない。
誰にも。他人を幸せにする権利なんて

【喉は血泡が溜まって、殆ど音とも取れぬような声にしかならない】
【右肩はひびわれ、胸に向かって皮と肉には亀裂が幾つも走る】
【限界を超え切った痛みがそうさせたのか、幼い顔に浮かぶ表情ばかりが穏やかで】

……そういう事だよ

【僅かに目を細め口元には安らかな笑みを象り、大鎌を握り締めた】

【脚は動きに支障を及ぼすほどの傷はないものの、動き回れる余裕は無く】
【だがそれ故に、無差別な攻撃は身を縮こませれば恐らくは雨ほどに突き刺さらないと見て】
【頭部と、心臓と、左腕。それのみを、殆どぼろぼろの翼で防護する】
【半身捻り、左半身を後方に隠すようにしながら、速度は劣りながらも宙へ飛ぶ】
【最早体はぼろぼろだ、躊躇するところなどない。ただ、攻撃と延命の手段だけは残して】
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/05(木) 02:44:01.40 ID:KIvvSxV/0
>>419
『触らないでください。ケーサツを呼びますよ』

【刹那、右腕を小型ガトリングに変形させ蘇芳に向ける】

・・・・・・こらこらこんな時に痴漢対処方プログラムを使うな。

【シンデレラの間違った対処に、ジャーニッドはジト目で注意する。】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/05(木) 02:45:16.87 ID:M+n2HvVGo
>>408 >>411

【子供が駄々をこねるような――喚き声が、薄れていく】
【――振り向けば、ザンシアの身体が。階段の上に、力なく横たわっていた】

【勝利を掴んだ高翌揚感は無い】
【復讐を果たした達成感も無い】
【悪魔≠撃滅した、使命感すらも無い】

【右手の中に残る、肉を裂く感触。何度も味わったそれは――やはり、例えようも無く不快だった】

……お休みなさい。
……どうか、この者の魂に、安寧を。

【――この手で殺し、この手で救いを願う】

(……いずれ地獄の淵でお会いすれば)
(お話の一つでも、しましょう)

【何度、この欺瞞の儀式を繰り返せば終わるのだろう】

【――確かにルーミアへの仕打ちに対する、復讐を願っていたはずなのに】
【――心は満たされていない】

【クルスは、静かに頭を振って、益体も無い考えを追い払った】

【冷静に状況を見れば――自分も、そして恐らくは神鷹も、満身創痍】
【今からこの上へ向かっても、カーネルに一太刀として浴びせることは叶うまい】

【後は、共にこの城へ入った、仲間達を信じるのみ】

>>384

……神鷹さん。この刀……お返しします。
ありがとうございました。

【神鷹の方へと近付いて、刀を差し出す】
【――神鷹が刀を受け取れば、クルスの身体は、張り詰めた風船が萎むように――激烈な痛みとともに、滾っていた魔翌力が消失する】
【だが、それを表に出すことは無いだろう】

【わずかに眉を顰めて、その痛みに耐える】
【――神鷹を、案じさせることの無いように】

……行きましょう。
もう、私達に出来ることは……きっと、ないですから。
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/05(木) 02:48:40.66 ID:VGxjeWoE0
>>405(ツァーリ)>>407(山本)>>414(レイド)>>415(颯護)>>416(パニキュレータ)>>422(カゲツ)>>427(オーベール)

「ッ――分かった、レイド……!、……リイロ、……ちゃん――“サザンクロスセレナーデ”――!」

ぐッ――ォ、おッ――ォオオオオオオオオォオォォオォォオオオォォオォオォォオォオォォオオォォオォォォオォォオオオォオォォォオッッ!!?

【昴はサザンクロスセレナーデの言葉に従い、そのバリアの裏へ。そして、右手の銃砲にエネルギーをチャージする】
【レイドが放った爆発玉が、カーネルにモロに直撃し。右の翼を、微かに破壊して。高度が、下がる】

――ああ、そうだよッ!!気付いていたさ、そんな単純なことはァッ!!

【そして突如、彼は吼えるように叫ぶ。その言葉は――会話を、成しているだろうか?】
【……いや。心のままに、吼えているのみだ】

――オレはッ!オレが力を求めたのはッ!!≪幸福≫を欲したのはッッ!!
ただ単に、もう二度と『たいせつなもの』を失いたくないからだッ――――!!
そのためにどんな努力も惜しまなかった!ただ自分自身を強く、強く高めようとッ!!
幾重の戦争を超え、窮地を生き、死地を突破しッ……そして手に入れたッッ!!
誰も敵わないような、圧倒的な力をッ!!ブザマな人間は地に頭をこすり付けるしかない究極の力をッ!!
……あの日!!オレの幸福を瞬く間に破壊した、最強の暴力をッ!!オレはこの手に納めたッッ!!

【無数の紅い閃きの螺旋の中。カーネルは。その究極の力を振りかざし、叫ぶ】

真の力は全てを支配し、叛逆を許さない……!!
それは、自分自身の領域が、もう永遠に何ものにも侵されないということだ……!
力だけが支配する世界さえ構築できれば、この理論は究極絶対の摂理へと昇華される……
オレの目指した場所は間違ってなどいないはずだ……この力さえあれば……失いたくないものは永遠に手放さないで済む……

……その、はずだった…………


【――左の隻眼。振り乱す紅い髪――――映る光景――月――――】


――なァ、見ろよマヌケどもッ!!このオレの圧倒的な力ッ!!絶対的な究極の力をッ!!
今!!オレはこの世界で最も最高峰に近いパワーを手にしていると断言できるッ!!
この力があれば!!どんな幸福だって失われることは無いッ!!そうだろう!?
オレは全世界の頂点に立ち全てを支配する資格を得たッ!!この力が其れだッッ!!
だが、なァッ!?なのに、だがッ!!何故、どうしてッッ!!!!




……この場所に立った今。“失いたくないもの”が、なにひとつ見つからないんだ?




なァ、どうしてだ……?
オレはッ!!もう何も失いたくないから力を求めたんだぞッッ!!!
だがッ!!何故ッ!!!もっともっと、どこまでも純粋な力を求めれば求めるほど……
……オレの周りからッ!!『たいせつなもの』が消えてゆくんだァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!


【――カゲツ。その胸元のペンダントが、静かに輝いているんだ】
【それは。ユヒカだけが気付いていた、カーネルの本質だったのだろうか――】
【……カゲツが叫んだ、その言葉。カーネルの本質を射抜いた言葉には。まるで、ユヒカの叫びが重なっているようだった】


【――圧倒的な力を振るい、無数の斬撃を無限とも思えるほどに迸らせながら】
【カーネル=アドルフ・レルゼクムは、慟哭していた】

/Next...>>
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/05(木) 02:49:06.20 ID:VGxjeWoE0
>>VSカーネル・ALL

――この場所からッ!
世界を見渡す、この場所から!!全てを見下ろした刻ッッ!!
オレは悟ったッ――悟ってしまったんだッ……!!

――だが、今更どうしろというのだッ!?
オレにはもう、真っ直ぐ戦い続ける以外の道など残されていないッ!!
ただ力を求め――それでもこの果てに幸福が在ると信じて突き進むしかッ!!
それが――カーネル=アドルフ・レルゼクムという男の在り方だッ……こんなところで道を曲げでもしたら……

……この十数年以上にも及ぶ、オレの闘争はッ……
すべて、まったくの無意味になってしまうッ――!

そんなことは、オレには耐えられなかったッ――――
だからこそ……そうだ、ウェル子――その推論は当たっている……オレが貴様を心臓部に置いた理由……――


ああ、そうだ……オレは……オレを『否定』してほしかった……
どうしようもない事実に気付いてしまったからこそ――もう己では止めることが出来ぬ歩みを……止めて欲しかったッ――!



――さァ、貴様らはどうだッ!!?オレを止められるのかッ!?
止めてみろよッッ!!このオレを、カーネル=アドルフ・レルゼクムをッッ!!止めて見せろよッ!!
貴様らが口走る『正義』だとか『信念』だとかッッ!!それが本当に正しいと証明してみせろッッ!!!


それが生半可なものならッ――――



貴様らもまたッ!!!同じようにオレの目の前でブザマに朽ち果てて行くだけだァァァーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!




【  紅い嵐が病み。  ――  空気が、変わった】
【カーネルの周囲に――人魂のようなものが、出現する】
【1つ。2つ……3つ、4つ……5、6、――10、20――――50――何個も、何十個も、何百個も――!!】
【恐らくは、それがカーネルの最大奥義の、下準備】
【……ならば――『正義』を擁きし戦士たちよ。それを打ち破るべく、己が持ちえる最高の技と、誇れる信念】
【それを発揮するための『準備』を。――そのための時間を、カーネルは授けた。それは自分の技の準備動作のためでは、きっとなくて――】
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 02:54:07.96 ID:B/jfLhASO
>>428

おっと、悪りぃ悪りぃ。
(以外とおっかねぇな……)
(とりあえずロボットなのは確実か……)

【軽く両手を上げる】

……ところで、何時終わるんだ?

【目だけを青年に向け、尋ねる】
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 02:54:45.97 ID:EOlK09aeo
>>426

【デイドリィムの可愛い悲鳴を記憶しながら】
【マシュマロに、むぎゅぅと抱きついて、暫く】
【隣の彼女の無事を確認――】

――……ふふっ

【マシュマロを食べてることに気がついて、にやにや笑ってみたり。】
【そして、緩慢な動作で立ち上がると】

【彼女の横で、両手を広げて、蜂蜜濡れの肢体を晒す】

……ん。

【訳:さっさと包帯巻いて】


【ちなみに、塔は】
【360度、全周から蜂蜜が溢れ出し】
【元から天皿にあった巨大洋菓子なんかも張り付いて】
【今や、お菓子漬けになってたりするのだけど――、気のせいです。ごめんなさい】
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/05(木) 02:57:34.91 ID:qJ2qyKHBo
>>418

――――さぁさぁ、どうしようねぇ……!

【ルシアと同時、ウェル子に接近したエルフェス】
【彼の攻撃が過ぎた後、ルシアが攻めの動きに移る】

【背後から飛んでくるカラスの存在は、少し気にする程度】
【ウェル子の懐にもぐりこんだルシアは、そのまま左手を伸ばしウェル子の右手を取ろうとする】

【もしもその手を掴むことが出来たら、右手に持っていた剣を手放して】
【左腕を自身の脇腹辺りに引っ張り、右手をウェル子の襟首へ】
【そのまま右肘をウェル子の左脇へと突っ込み、ウェル子に背を向けるように身体を反転させ】

【要するに、形の崩れた一本背負いのようなものだ】
【身体の小さいルシアだが、其の分相手を背に乗せる難易度は多少下がる】
【更に、投げることが出来れば背後からの攻撃も回避することが出来る】

【当然、掴むことが出来なければ伸ばした手が宙を掴むのみで】
【背後からのカラスの攻撃も、普通に喰らってしまう】
【投げることが出来なくてもほぼ同様である】
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 03:00:34.40 ID:SlPQwK6Fo
>>430-431

【カーネルの高度が下がる…しかし、それでも刃が届く位置には遠くて】
【キシッ…キシッ…】
【握りしめた刀が、啼く様に軋む】

………貴様には、言わなかったで御座るな

【ぽつり、と…漏らした言葉】
【それは過去に――貴方の部下だった者にも言った言葉】

戦いとは、勝っても負けても…失うモノだ。

【さて―――さて、さて】
【勝つための覚悟は当に済んでいる】
【刀を十全に振るう為の力も今有る】

【ならば、後は―――――】

…………墜ちてこいカーネル。ヴュネルドの餞ついでに。貴様も救ってやる

【あとは、彼を待つだけだ】
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 03:00:43.02 ID:j1jTDgNto
>>418

おらっ!テメエ、ウェル子!そろそろ降ろせ、じゃなかったギブアップしろ!!

【紅色に染みた「黒の鋏の片割れ」を一度引く、赤の軌跡が舞う】
【先程の歩行でそれなりには慣れて来たのか少しだけバックステップ、しかしどこか覚束無い】

久しぶりの浮翌遊体験がこんなのじゃあトラウマになるだろうが!
ああ、もう鬱陶しいまねしやがって……!

【2つに分かれていた「黒の鋏」を再び滲ませた「黒色」で接合】
【刃を閉じた状態で構え直した】

【その中でも少年の瞳はカラスの存在も気に掛けて】

小さい攻撃で疲弊させようったってそうはいかねーぜ
ほら……っ!後ろだろ!!

【しゃがみ込みながら振り返る】
【同時に鋏の先、その部分は閉じられていて殺傷力は期待出来ないが殴るのであればダメージは大きい】
【その部分で自分とルシアに迫るカラス共々横殴りにしようとするだろう】
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/05(木) 03:01:59.66 ID:rZZ7B3XQo
>>411>>429

【――しん、と】

【再び静寂を取り戻した其処に響く、金属音】
【血に濡れた黒刀を鞘へと戻すと――、―神鷹は、ザンシアを振り向く事無く、クルスに向いて】

【何事も無かったかの様に、其の刀を一旦受け取ってから――静止して】


……、…あぁ。 ――否、スマン。 後で返してくれると有り難い。
どうも、筋が何本か逝ったらしい――……悪いが病院までソイツ、運んでくれ。


【……この男は、繊細すぎるほど繊細なのかも知れない】
【僅か、眉を顰めた事。 其れから、戦騎刀≠フ特性を頭に浮かべて――軽く、苦笑を浮かべ】



――……、…帰る、か。
何だか今日は疲れた――駄目だな、年取ると。





 ――、―どうだ、病院行く前に何か甘いモンでも食うか。 奢るぜ。





【笑みを浮かべたまま、彼はクルスにそんな提案を投げかけ】
【一段、一段、と階段を降りた所で――恐らくは、『念じる』のだろう】



【――夢を見て疲れる位なら、馬鹿らしい現実の方が気楽だから】



/この辺りでしょうか、お先にお疲れ様でしたー!!
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/05/05(木) 03:03:16.10 ID:Fwob3wyAO
>>430>>431

【失いたくないもの。それは、何だろうか】
【恋人や友人との永久を願おうと、どうせ自分は置いてけぼりだ】
【記憶の中でのみ生き続け、騒がしく周囲を踊る過去の友も失われた】

【離したくない。大切だ。失いたくない。――全て、理解出来るさ】
【悲しい男だ。愛おしい想いだ。終わらせるべきの、寂しい、間違いだ】

……カーネル。お前の間違いは、一人で幸福を守ろうとしたことだ
自分を磨く、そのほんの少しでも仲間に、「失いたくない」と言えば――彼らは。自分の命を、大切にしただろうに

【それももう、意味のない言葉だけど。】
【捧げるように、零された切ない慟哭を、宝石でも受けるみたいに、拾って】

俺は、失いたくない。友を、仲間を、――恋人を
だからお前は、止めさせてもらうよ

【極彩色が見たのは、誰だっただろうか】
【唇には笑みを浮かべ、能力を解放。星の光を引き寄せるチカラは空気を歪ませて】
【自分には派手な大技も、何もない。有るのは無駄に強大な能力のみで】

―――空に居ては、全力を出せない馬鹿がいるのでな。

【つぅ、と。足元に血溜まりが出来はじめた】
【視界が一瞬だけ滲み、思考が刹那だけ落ちる。しかし、それでも――それでも】

【じりじりと、削り取っていくかのように、身体を摩滅させながら。】
【紅い月を、その男を――落とそうとするだろう】
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[saga]:2011/05/05(木) 03:03:30.37 ID:tUp6eIDRo
>>413>>421>>>423>>424

【銃口から、重太郎の思いが伝わってくる】

───……皆、バカ。

【自分に、救われる価値など無いのに】

【それでも私を救うと言ってくれた青年、女性も】
【こんな私と、友達だと言ってくれた少女も】
【散々拒絶したくせに、こんなにも力と思いを見せてくれる少年も──皆、ただのバカ】

……私が、負ける?
そんなの有り得ない……。

だって──私は、強いんだっ!

【現状は全くの互角──衝突した地点で、一進一退を繰り返している】

【そう、思いを篭めても尚、まだ"互角"なのだ───】
【自惚れなどではない。確かにこの少女は、"強い"】

【しかし──これが少女の全力、限界】
【"これ以上"は、無いのだ】

【ならば、重太郎が越えればいいだけの話。限界を───】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/05(木) 03:04:29.00 ID:KIvvSxV/0
>>432
おう、後もう チ〜ン って言ってる間に。

【レンジもどきのフタを開ける。】
【取り出すと・・・・・・・・・・・・・・そこには、ヒビなんて無かったかのような鉤手甲が。】

みーーーーーーーーーたか天才のちからぁあああああああ!!

【手甲を掲げるジャーニッド】

『♪・♪・♪』

【横で無表情に踊るシンデレラ】
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 03:06:47.67 ID:HtyihAf/o
>>434>>436

――――――………………!

【ここに来て格闘を挑んだルシア】
【ウェル子は、それを予想していなかった】
【抜け目ないウェル子だが、こればかりは、「不意」だった】

【ゆえに、ウェル子の体重が軽めなのも手伝い、彼女は投げられる】
【これにより、ルシアはカラスの回避にも成功】

【よけられたカラスは……エルフェスの攻撃が、襲う】
【2羽、どちらもが、見事に打撃を喰らい――「黒い羽根」に戻る】

【…………ところが、その「小さい攻撃」は、「囮」に過ぎなかった】


――――――そこです………………!!


【投げられ、倒れたままのウェル子が、パチン、と指を鳴らした】
【――――グンッ、と極大カラスが突然「旋回」と「降下」を始める】


【ノクト・アルカディア周辺をゆるやかに飛翔していた「ソイツ」の目的地は……】


――――我が敵よ…………崩れなさい…………!!


【――――『ノクト・アルカディア』の居住区――――】

【――その中でも高くそびえる建造物に向かって――】


【――――突っ込み、ぶち壊す…………!!】

【カラスは、その馬力を以てして、建造物を破壊しながらも飛翔を続ける】

【揺れるカラスの背】【乱れる風】
【そして、背にいる者に襲いかかる「砂塵」と大小様々な「瓦礫」】

【ウェル子の狙いは……そう、建造物を壊すことではなく、間接的な「攻撃」であった】

【……だが、有象無象の区別無く襲いかかる瓦礫は、ウェル子をも穿つはずことになるはずだ――】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/05(木) 03:09:11.13 ID:ZE9R8sn40
>>423 >>424 >>439 (螺旋のシンフォニアーズ)

【――水蒸気爆発が起きないのが不思議なくらい、急激な膨張】
【冷たさも、熱さも、確かに傷つけあっているのに】
【お互いが離れることを、一瞬でも先に延ばそうとしているような――】


 【優しさと呼ぶには、それは凶暴すぎる】
 【思いやりなんてものでこれを為すなら、戦場なんか来るんじゃない=z
 【友情―――そんな生温い意味を、この激突に捧げてはいけない】

 
  【大嘴の中を駆け巡っていた迷いを、発展的に解消する】 
  【人の心を持つ獣の矛盾を、どうにか癒してくれる】
  【血に飢え、今は心に渇く魂の「微熱」を受け止めてくれる―――】


……私こそ、耐えてみせようぞ
「運命」を変えられないなら、せめて手繰り寄せてやろうでないか


      
    【―― そ ん な 闘 い が、『咲 き』 誇 る ――】



  ―――棚引け白煙、咲け乱れよ櫻!


     ……獣の 心 ≠ナ――――骨の髄まで、噛み合わん!!



【暴力に道を見いだす少女と、暴力にしか道を見いだせなかった少女】
【嫉妬や克己心を超え昇華された感情は、妖しい煌きに満たされる】
【甘くなんか無い。壮絶な、人と獣に交わりし者の邂逅が】
【心の隙間に浸みこんだ苦しみを、急速に乾かして行く】


  【人間も吸血鬼も、しょせんは「動物に過ぎない」】
  【酷く冷たい思想を、はじめて温かに受け止められる】
  【―――ひとつにとけていく、おなじだ】


【―――だが。否定できない、炎の侵略の痛み】
【大嘴の氷の盾は、刻一刻と崩壊を始める】
【この城の墜落と重なるように、儚く闇に吸い込まれていく】
【もし――炎刀がこれ以上輝き続けるなら、勝機は無い】

 
   【さあ。吸血鬼が、人修羅が、少年が、魔銃が、人造人間が】
   【そんなこと、もうさしたる関係はない】


【   彼らの信念は―――隔て無く、尊いのだから   】

   
   【―――響き合え、誰もが願う、見果てぬ夢よ】
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 03:09:25.84 ID:VPLDA4wSO
>>359>>398
【それは遅れて散る桜の花片か、季節外れの粉雪か。漆黒の羽に混ざって、淡く儚く、蒼の燐光が夜に舞う】
【彼の左後方、佇んでいたのは和装の女性。彫像めいた白皙の貌を、死人のように尚白く染めて】
【臙脂のジャケットを襤褸と裂かれ、その内の紬をも紅に濡らし】


【その体中に、深い切創を刻まれながらも。未だに、一人目の人でなし≠ヘ存命だった】
【手にした武骨な抜き身の――主たる女性と、少女を護った一振りの刀身から、慈しむように血を拭い】
【納刀。同じく薄墨より蒼へと変質した、煌めく双眸で、茫――――と周囲を見遣る】


「要らない。……そいつ、オレよりしつこいから。でもさ。――――奇遇だな。」
「一発は一発って、思ってたトコなんだ。ほんとはもっと斬られたけど、面倒臭いから、纏めて返そうかな、ってさ」


【同じくフランクに応じる彼女。どうやら、マスター=\―少女の内側に存在する彼≠フ誘いに、乗ったよう】

【――すらり。その手が翻り、妖気を帯びる腰の太刀を引き抜けば。莫大な魔力が、蒼≠ェ、抜き身の鋼を核として】
【収斂し、昇華し、優に10mを超える、長大な真蒼の斬撃≠為す。そして、太刀が掲げられた】

――――莫迦、な……ッ!!だが、僕は、僕は、僕は、あ、ァ、ああぁぁあああぁあァァあ!!!

【さて。勝利を確信した所で一転、窮地の底に叩き落とされた、彼の心境は如何な物か】
【次の邂逅が有るのならば、その時にでも尋ねてみると好いだろう――――】

【秀麗と言って差し支えないその眉目は、もはや見る影も無い。絶望に歪み、苦悶に崩れ】
【それでも尚、諦める事はしなかった所だけは、賞賛に値するだろう――彼女曰く、それが彼のしつこさ≠ナあるらしい】


Bloodcycle<転醒紅刃>=AIgnition<顕現><b!!
Cain'd-n.e.s.s.<嘘吐きの/人でなしの>=\―――EdgE<吸血剣>=I!


【此方もまた斬撃を解放、集束。胸元より引き千切った逆さ十字を基点に、身の丈程もある大剣を構成する】
【束ねに束ねた斬撃を、その性質を保ちながら半物質化≠キる。――――それが、彼の奥の手だった】

【だが。奥の手同士の正面衝突では、確実に彼女に軍配が上がる。それ程の規格外なのだ、それ≠ヘ】


     「  絶蒼=@ 」


【射程内の遍く森羅万象を斬断、或いは拒絶、或いは分解、或いは消滅させんとする。そんな、存在否定≠フ領域に片脚を突っ込んだ禁忌】
【絶ち斬る、蒼色。それが、死神の鎌に打たれた銘だった。だが振り下ろされる必殺の一撃を、彼は大剣を楯にして凌ぐ】
【その性質ゆえか、ストックを総動員して斬撃を補填する事で、剣に形を保たせているのだ】

【――――恐るべき執念である。事実、彼女の一撃だけなら、確実に堪え切られていただろう】
【文字通りの最後の切り札であるが故に、だ。凄まじい消耗を彼女に強いる絶蒼≠フ効果時間は、もって数秒が限度だった】


「――――これで、詰み(メイト)だ」


【――――さておき、だ。終焉を飾るのは、矢張り真打ちたる彼≠ェ相応しいのだろう】

【その蒼き槍を防ぐ手立ては、もはや存在しないと言って良い。さあ、今こそその手で幕引きを――――!!】

444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)2011/05/05(木) 03:09:44.25 ID:Fwob3wyAO
>>438
/なんだか攻撃描写不足に感じた為、追記
/【この重力に重みはない。ただ、彼を下へと引っ張るようなものだ】
/【腕を振り上げる。脚を動かす。身体の動きが鈍くなるようなことはなく】
/【また、彼が生み出した煌球は、その影響を受けることはないだろう】
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 03:09:50.77 ID:1/p7V9qSO
>>430-431

【斬撃に斬撃を打ち返し、それでもまだ幾つかは落とせずに、この身に受けて】
【十の刃はすべてが砕け散り、かたちを無くす】


…………は、ようやく本音が出ましたね。


【もっと早くに、引き摺りだせていたなら。もし彼が気付けていたなら】
【……こんな、くだらないイフなんて。今は想像する時ではない】
【せめて最後、さいごには、彼のまわりに誰かが居てくれれば】


…………ユヒカちゃん、ごめんなさい、少し乱暴に扱います。
だけど、一言……あの人にお説教、してあげて下さい。


【――輝くペンダントを、外す】
【細いチェーンを、刀の柄にぐるぐる。巻き付けて、】
【ちょっとやそっとじゃ離れないように結び付ける。少し振ってみて、確認――大丈夫、固定できた】

【カーネルの側にいた、純粋な臙脂色、あたたかな焔】
【それが今、白の少女の刀に灯り、燃え上がる】


――――――――――っ、

【そして。少女は、刀を持つ――握り拳の小指側に唾がくるような「逆手持ち」】
【肘を上げて、刃の切っ先はカーネルに。慎重に狙いを定めるその構えは、間違っても正しい刀の持ち方なんかじゃなくて】

【そう、「投擲」するような構え――――】
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 03:10:45.46 ID:LtdqGk3SO
>>433

【その頃、ミストドラゴンは】

デイドリィム−−−!!

【下から聞こえた悲鳴から、彼女らが下に生きている事に気付いて−】
【−然し】

【動けない……】

【一方のデイドリィム】

『……はっ…………!』

【糖分補給(言い訳)がバレた事に気付いたようで】
【まずは自分、とでも言いたげに。自分の身体にしゅるしゅると包帯を巻きながら】

『……はい、ですから』

【彼女の服の袖から、無数の包帯が伸び出して−】
【ハニーの身体の患部に、次々と巻き付いて行くだろう】

【表情は何と無くはにかんだ、微妙なモノ】
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 03:11:47.91 ID:8Eokex5eo
>>430
【降り注ぐ攻撃が止まり次なる行動を彼が成した頃、少年は彼より僅かばかり上空に居た】
【防護した部分以外は肉を裂かれ、血の雨を≪理想郷≫に落としていた】

……じゃあ、止めて見せるサ

【僅かに口を開きかけた、が、すぐに噤み、それだけを呟いた】
【納得など出来ない、同調もしない、間違っていると吐き捨て罵ってやろう】
【だが――否定すると断定する事ばかりが、出来なかった】

【鎌を振り上げ、攻撃まで一手前のところで止め、翼を解除する】
【そして地に落ちるよりも前に鎌を蔓で、魔力の塊で覆って強化】
【少しずつ肉体の負担は強くなり、緩やかに入っていく皹は体の中心線を越えようとしていく】
【柄から手が離れないように蔓で固定し、力は逃さないように】

オマエは、オマエの理想郷に沈め――――!!!

【特殊な強さも燃えるような炎も彼のような何かを操る能力も、ましてや武術の達人でもない】
【なれば純粋な力の源にて切り裂くのみ、それが己に出来る最大の事】
【大鎌の刃は、彼に向かって一直線に振り下ろされた】
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 03:12:07.52 ID:B/jfLhASO
>>440

【再度(゚д゜)ポカーン】

……あぁ、分かった。分かったから。なんなんだよこの超展開は。

【ジャーニッドから鉤手甲を取り上げようとする】

…ありがとよ。助かったぜ。
…ところで、あの石はなんなんだ?
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 03:14:23.34 ID:cijqIRPvo
>>417>>420>>425

【まるで、海から。それも大時化の夜の海から、脱出したような心地】
【気が狂うというよりは、埋没する。感覚は無いが、気分は人生で最も悪い】

【けれど、そんな所に身を落としたことに後悔などは微塵もない】
【救えたではないか、どうだ、と。胸を張って、誰かに自慢してやりたい】
【そんな気分だ。―――笑顔、少女へ向けるのは、精一杯の微笑】

 ……そう、ね。“最後の舞台”にしては、悪くないかも知れないかしら
 ちょっと、無理がある歳だけれど……娘を救ったような、気持ちなら―――。

【サリナは、ちょうど正座の姿勢。視線を少女から仲間の彼に向け、最後には夫に向けて】
【手を翳すと、魔方陣。それは、黒い戦士の全身を透過して】
【当の戦士は全て分かっているかのように何も言わず、サリナの方には目もくれず】


 『これ以上俺に嬲られたいのか、お前。イヤなら口を謹んでよォく聞け。』
 
 『俺はな、戦いしか出来ないから不器用だ。他人の気持ちなんて分かりもしない。』
 『だから今、お前が何を思ってるかも分からないし、分かっても知るかマヌケ。』
 
 『……“最後”だ。人生二度目の最後で、自分の好きな女を放って帰れるか。』
 『大体だ、そいつら人の女に手を出しておいて詫びの一つも入れてないな?』
 『だから、俺は退かん。沙莉菜も、分かった上で“こう”してくれた―――。』


【ズ、と踏み出す。足あとに、火が残る。火竜―――倭刀にも、何時しか焔が渦巻いて】
【全身を黒く、赤く、熱く、憤怒に焦がしながら、戦士/夫は着実に歩を進め】


   『分かったらさっさと『幕』に“下がれ”。『舞台』を“降りる”のは《俺たち》だ。』


【タッ、と宙へ跳ぶ。高く近く、瘴気へと猛進する。倭刀は、両手で掴む。】
【形相は、鬼か阿修羅か般若の面か。兎も角それは、凄まじくて】
【それでも、怒り一辺倒ではない。戦いの愉悦、安堵の涙、様々な想いが入り雑じり】


【技の名もない、斬りかかり。下から上へ、右、斜めへ、上、また斜めへ――五度、火炎を纏った倭刀を振りぬき】
【最後に真一文字、閃。豪炎悲愛の一撃を撃ち放って、淡白な怒涛の攻めを完了するだろう】

【避けねば、異形ごと斬る。男はそういう人物で、決して例外は在り得ない】
【空を斬るか、瘴気を斬るか、異形だけか、或いは全てか―――現世への迷いと共に、何かしらが、切り落とされることとなる。】



 【終われば霞む、戦士の姿。成否の確認もせずに、彼は沙莉菜へと歩いて寄って】
  【力を失ったその体を抱き抱えると兜を外し、ただ静かに視線を交わす。】
   【そして、消える。それはつまり、“サリナは能力の維持が不可能になった”と――――――“そういう”、事。】
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 03:14:38.53 ID:/UsA/QZU0
>>430-431

「…………そう。それでいい…………私はオリジナルとは別個の存在……これを生き延びる事が出来れば、再びお前たちの敵となる存在だ。天ヶ谷 昴…………
だが…………割り切れ。今だけでいい…………『仲間』としての信念を、私に預けろ…………生き延びたいのならな…………!」

【リイロ、と言いかけ、サザンクロスセレナーデと言い直した昴の言葉に、穏やかな笑みを返すχ】
【その言葉は、どこか矛盾を感じさせる。彼女にとっては、ζやξの様に『戦いに貢献して死ぬ』事が、無情の幸せだったはずだ】
【そして、生き延びたいと言う人の意志を、彼女たちは理解はしても、自分と同じ感覚として納得はしなかったはずだ】
【しかし――――この時のχの笑みには、何か、一瞬だけ通じ合った様なものが感じられた】

――――ッッ、――――――――ッッッうううぅぅぅっっっっ…………
カーネル…………止めろよ…………止めなさいよ…………そんな虚しい事を、悲しい事を叫ぶのは…………止めなさいよッッッ!!

【カーネルの言葉が、どうしようもないほどにレイドの胸を打った】
【まるでカーネルの慟哭が感染したように、涙を流して泣き叫び、レイドはカーネルの言葉を打ち消そうとする】

あんたは…………あんたは何もぉっ!! 何も間違っちゃいないんだ……!!
どだい……ぃ、ううぅっ…………こんな世界で、みんなが幸せになんて……なれるもんじゃ、ない……んだよ…………
でも…………あんたは、気付くのが遅かったんだよ…………遅かっただけ、なんだよぉ…………っ

【父親に命を狙われ、平穏とは程遠い生活を強いられ、そしてこの戦いによって、『戦う』事の虚しさ、どうしようもなさを知ってしまったレイドは】
【カーネルの言葉を、真っ向からへし折りに掛かる事なんて、出来るはずもなかった】

あたしには…………昴がいた。らぶみが、っいた……。そして…………兄上が、いた……。っ、うっ…………だから、踏みとどまれた…………

【幸せは、奪い合うものでしかない。分け合う事が出来なかったから、こうして戦乱は起こるのだ】
【自分も、一歩間違えばそのきっかけとなり、歯車となり、そして敗者として、逆賊として死んでいたかもしれない】
【それを止めてくれたのは、絆を結んだ人物が側にいてくれたから。カーネルには、それが無かった。それを奪った者に、自分も含まれる】
【――――どうしようもなく、レイドは虚しかった。悔しかった。悲しかった】

≪姉貴…………今はそんな事を言ってる場合じゃ!!≫
「いつまで茶番を続けているつもりだ、レイド=E=ヴェイス…………戦う気が無いなら、邪魔だ…………今ここで排除するぞ…………」

【レイドの戦意は、確実に殺がれている。そんなレイドをジェムが諫め、サザンクロスセレナーデが叱責する】

だい……大丈夫…………止めて見せるわ…………責任を持って…………
そうじゃなきゃ、カーネルが…………あまりに、浮かばれないもの…………昴を撃った事は、今でも許せない…………でも、こんな形じゃなきゃ、カーネルとも…………いや、もういいわ…………ッ!!

【涙を、触手で拭うと、レイドは顔を上げる。もう、涙は止まった】
【後は――――カーネルの望むとおり、自分の望むとおり、自分にできる最高の一撃を、叩きこむだけだ】

「…………私の任務は、これで完了するだろう…………二人も仲間をやられたのは痛かったが……これが『前期試作型』と、『後期試験型』の差か……」

【言いながら、バリヤを外し、6基のビットを構えるサザンクロスセレナーデ】
【彼女の戦闘方は、このビットに依存している。これだけで、用意は整ったのだろう】

≪姉貴…………≫
分かってる…………昴。行ってくるわ…………!!

【レイドもまた、最後の意地を形にする。再び触手に妖気を纏わせると、ぐっと腰を溜める】
【恐らく、一瞬のチャンスを狙って突撃するつもりだ】
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県)[sage]:2011/05/05(木) 03:15:54.26 ID:WQ14ryCho
>>430
【カーネルの慟哭を、耳を塞ぐこと無く聞き入れる―――】
【吐き出される絶望、狂喜、そして孤独。パニーには、拒絶などできなかった】


……あたしには、カーネル、あなたがいた。≪R.I.P.≫の掲げる信念を拠り所に出来た
でも…あなたにはそれが無かった…それはきっと…王は唯一にして絶対だから。だから王を望むあなたは……

【言葉が詰まる―――見れば彼女の仮面の下を伝い、顎近くから涙が垂れていた】
【半分泣きながら、パニーが自らの両手を重ねる―――揺らめいていた炎がそこに集い、形を成していく】


孤独を嘆くなら、あたしが道連れになってやる!元々≪R.I.P.≫と共に沈む筈の命運だったんだ……!

【炎だったものは、パニーの手の中で、金属光沢を持った、鮮やかな刃を成す】
【パニーが使っていた、チャクラムの様な円盤形の刃―――そこからは、さながら羽根のように、炎のように、二つの大きな刃が生え伸びていた】
【かきん、と音を立てて、その刃が割れる―――両手に構えられたそれぞれが、腕周りを覆うように刃を備えている】

赤い翼なら、あたしにもあるさ。空に孤独を見たなら、一緒に飛んでやる!
だから、だから……!あたしと一緒に、今は眠れ!


【「済まないわね、輝夜」―――『言い訳は、あの世で聞くよ』】



――――――≪CALAMITY PHOENIX≫!


【両腕の刃から、炎が噴出する―――それはパニーの意思に応じて、その身を空へと運ぶ】
【空で一度、両腕を振るった―――バサリ、と。炎の翼から火の粉が散る】
【高度を増す―――カーネルよりも、高くにいようと。空に虚無を見たのなら、あたしの炎で空を満たそう、と】
【あまりにも、子供じみたやり方である。馬鹿にしていると怒られるだろうか?だが、コレが、パニーのできる全力で―――】
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage saga]:2011/05/05(木) 03:16:40.27 ID:+b0uJZQ3o
>>429>>437
【落下して行く城。時折襲う、小さな揺れ。二つの足で立つ彼等は、抵抗できる、留まる事が出来る】
【既に力を失った身は、地を掴むことすら出来ない。揺れて、動かされて、落ちて行く。段を転げて、下へ下へ】
【やがて、(彼/彼女/それ)が辿り着くのは、断崖のような縁】
【魔銃が、銃身内部に刻まれた、転移術式により姿を消して】
【最後の道連れをも失ったザンシアは、何処までも落ちて行く】

【――いつから、歪み始めた……?】【さあ、分からないや=z
【――いつから、軋み始めた……?】【教えて欲しいよ、ボクがさあ=z

【分からない、分からない。何にも分からない、分かりたくない=z
【本当に分からない?そうだ分かりたくない、分からなければいいんだ=z
【終わらないさ、何時までも。だってボクは、終わりを見られない=z

【だけど、叶うのならたった一つだけ=z


      あの最終回、読みたかったな……


【今更、遅いかなぁ=z




【空で、一つのお話の、最後のページが捲られる頃】



【敵の居なくなった地上で、名も知らぬ彼等の帰りを待ちながら】
【二人は仰向けに横たわって、星を見上げて語りあう】

「……どんな人だったの?」

『んー……我儘、自己中心的、気に入らない事が有ると不機嫌になる』
『犯罪行為をなんとも思わない、自分が認めない生物は生物扱いしない……』

「……最低じゃない。ちょっと貴女に似てるけど」

『ふむ、全くだ。お前の恋人とは似ても似つかない……と待て後半待て』

「あたっ」

【『否定できないが』とは言いつつも、苦笑いを浮かべて上体を起こし】
【ぺしりと平手打ちを、少女の額に落として窘める】

「……何でか、聞いても良いよね?」

『……あれは、な。お前の言う通りに最低の性格をしていた、長所は顔だけだ』
『だが……何かを褒めてやるとな。強がりながら、嬉しそうな顔をするのだ』
『私の何十倍も生きている癖に、其処等の子供の様な笑い方を、隠せもしないでな』

「……それだけ、なの?」

【女は、顔の傷を指でつつとなぞった。彼女と過ごした時間には、刻まれていない傷を】
【そして、小瓶を取り出し。蓋を投げ捨てて、困ったように笑うのだ】


『それだけだよ。ただ……それだけだ』


【天軌を辿る階段=A人からも空からも遠い場所】
【クルス & 神鷹空人 VS ピンク・スクァーレル<Uンシア―――】
【―――悲劇演出家<Uンシア=シルバーバレット、死亡】

/お疲れさまでした、有難う御座いました
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 03:19:41.10 ID:HKoB/W5Co
>>439>>423>>442



君が強いのは……俺も分かる……!
だけど、あきらめてるようじゃあ、救われないってあきらめてるようじゃあ、俺には勝てない……!

【出血が止まらない分も、負けじと想いも絶やす事なく、ぶつけ】
【少女の姿は、何処か、あきらめているかのような、そんな様子が感じられて】


(ってかっこよく言ったのはいいけど……クソッ……)
(力が……あークソッ、まけんな俺!)

「おいおい、重太郎?互角じゃねぇか!」
『頑張れ……!正義、見つけれたんでしょ?』


(っは……相変わらずキツい事言ってくれるな……)

でも……がんばるしかねぇか!
っくっそおおおおおおおぉぉぉおあああああぁぁぁぁあぁぁ

【再度、銃口をチェルシーへと向けて、放たれたのは、ほんの少しの、ちっぽけな魔翌力が込められた魔弾】
【重太郎の心を支配するのは、正義とかじゃなくて、違う感情】


     【救いたい、それだけ―――】
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 03:19:54.17 ID:8+nmrC5r0
>>417>>420>>425>>449

【足元の揺れに、正気が揺り起こされる】
【そして、周囲を見回す】

(……助かったんだ。良かった――)

【思わず、安堵の溜息がこぼれる】
【だが、そんなに悠長にもしていられない。黒い闇に、文字通り呑まれてしまう】

【込めた光が、周囲に霧散する。消えたのではなく、薄く霞のように、思念を遮る膜となる】
【尤も、少年はこんな効果など期待してないのだが】

【脱ぎ捨てた具足と、飛ばした篭手を拾い集める】

――……もう一度くらいは、あるかな。戦う理由が出来る時が。
その時は――全力でぶつかって来い。全力で応えるから。

【ついでに黒水晶の欠片を一つ、拾い上げ】
【異形の方に顔を向けずに、しかし声だけはかける】

……まあ、もう戦いたくないって言うならそれはそれでもいいけどね。
でも、それだときっと後悔するよ。少なくとも僕は後悔する。
それに、まだ代償も払ってもらってないし、ね。

【来た時と同じ格好になるように、具足と篭手を付け直す】

――尤も、君が呑まれたら、全部チャラになっちゃうけどね。
だから……呑まれるなよ? そもそも斬られないことが前提条件になっちゃうけど

【フ、と薄く笑う】
【帰り支度は、整った】
【――だが、まだ帰らない。答えを、聞くために】

【問いで返してみるのも、また一興か】
【尤も、先の問いと同じように、はぐらかされるかもしれないが】
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/05(木) 03:22:20.10 ID:KIvvSxV/0
>>448

あぁあれか、あれはな、シンデレラの”タン”だよ。

微量だが傷を癒す力があんだよ。

そいつを{以下、理解不能な用語、方程式を喋り捲るため省略}っつ〜工程を2秒で仕上げた、わかった?

【っと蘇芳を見る】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 03:23:53.47 ID:k5K4pgAYo
>>443
【見事な剣撃、そして魔導】
【存在否定すらも加味された大魔術を前にして、猫は久方ぶりに機嫌がいい】

”では幕と行こう”

【がしゃん、殺到する十三の槍】
【頭部に三つ、胸部に六つ、残りが腕と足を砕くように遠慮容赦なく突き刺さるはずだ】

【そしてその槍に込められた魔翌力が姿を代え、魔的な爆発を起こすだろう】
【肉体もろとも、魂すらも焼き尽くさんとする大爆発は、ただ男にだけその猛威を振るうだろう】

”これにてカーテンコールだ”

”来世はない、君が行くべき空(あお)を奪う”

【爆発が止んだら、猫はふらつく身体で、黙祷するだろう】

        ソリティア
”さよなら、一人遊び”

【よりよく在る為に、ではなく、他者から無為に奪うために力を振るった末路など、いつだって知れている】
【だから彼は、きっともう何処にもいけない】

【許される事などない。そして真実もまた、死者からは奪われる】


マスター! マスター、マスターっっ!!

【猫の周囲を跳びまわるように、声が呼びかける】
【煩そうに顔をしかめ、耳を不機嫌そうに動かす猫だったけれど、彼はその後、小さく微笑んだ】

”ったく、目覚ましにしちゃ手荒いんじゃないのかい?”
”血塗れだし、ふらふらだし、なんか身体の中にいるし”

は、はい! 外部記憶、並列化します!

【猫の眼前にホロスコープが展開して、何らかの文字列が流れる】
【何人かの人物の写真や表情、景色が通り過ぎてから、そのホロスコープは消えた】

”…ふぅん、ブルーローズ、ね”

【立っているのがやっと、と言う言葉を比喩ではなく体現する猫は、小さく溜息をつく】
【自分の胸を見下ろしながら、困ったねと片目をつぶる】

”ラーズ、君と名前が被るから愛称考えようか?”

…あー、マスター? 私も、その…名前を、貰ったん、です、よ?

【並列化した記憶の中に、それも盛り込んだはずだけれどと、使い魔はおずおず進言するけれど】
【猫は、ダメだと切り捨てた】

なぅっ!?

//続きます
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 03:24:19.57 ID:k5K4pgAYo
【でも、ちょっと気取った表情になってから】

”僕にとって、君はラーズだ。でもブルーベル、だっけ? 規制されてないから、そっちは名乗っていいよ”

本当ですか!?

【また歓声をあげる使い魔に、猫は追い討ちする】
【とてもとても、柔らかくて暖かい笑顔を浮かべて】

”…お疲れ様、僕がいない間、いっぱい、よくがんばったね”

【使い魔が言葉を詰まらせ、しゃくりあげる。しばらく何の意味もない言葉を吐き続けるだろう】
【それを悟ってか、共に敵に止めを刺した彼女に念話を飛ばす】

”あんまりここにいるのもまずいけど、どうする?”
”僕らはカーネルの顛末を見たいんだけど、動けないし…”
”君が帰るんなら、僕らも帰る。残るんなら残る。付き合うよ”
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/05(木) 03:24:26.18 ID:2Fpkj+dzo
>>430

【結晶から吸収した魔翌力を、地に展開した魔術式に乗せて再び放出。レールのように術式の命令に従って変換、再構成されて行く。】
【たん、と地面を踏み鳴らして、更に術式を追加。彼の周りを、幾重もの術式が取り囲み、それに沿って魔翌力も彼を取り囲むようにして移動して行く。】

【そして、“闇の魔翌力”の黒が、彼の輪郭を覆い隠す程に輪転した瞬間に────ぱきり、と何かが罅割れるような音が響く。】

【黒が辺りに“霧散”すると共に、中から現れたのは“銀色”。】
【透き通るかのような銀髪、刃の色をした鋭い瞳。漆黒の刃の代わりに手に握られるのは、純白で構成される刃。】

【──光の要素を持つ者は、闇の要素を持ち、闇の要素を持つ者もまた、光の要素を持つ。】
【光──陽を極めた時、それは闇──陰と転じ、陰もまた陽と変わる。】


【────彼の闇の力の終着点、其処には光があった。】





────────── < ブランネージュ >






【ただ一度、相手に向けて剣を振るうと同時に、数瞬、無音が辺りを支配する──────】

【描いた軌道は空間に引く光の線となり、その線に沿って“光の斬撃”が流星の如く相手の元を
駆け抜ける。】



【────切り裂く。それだけの攻撃。】


【だが、それだけで十分である。】
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 03:26:35.30 ID:R5jdr6ZXo
>>439>>442>>453
【バカ≠ェ、そこに居た。死を賭して戦う、バカ≠ェ】

【ああ、之だ。之が火憐の求めていたものだ】
【母親は、己が生まれた瞬間焼け死んだ。己の体質が全ての原因で】
【家族は、己を疎んだ。故に、幽閉されるように一族随一の殺人者、英雄と呼ばれるヒトゴロシ、花城六輝に預けられた】
【祖父は、己を愛してくれた、そして、力≠ニ言う物を教えてくれて】
【そして、己は人を好きになった。ずっと昔の話だ。その時、心の高ぶりで、初恋の人を焼いた】
【それから己は、火の心を殺して生きた。だが、それでも燃え上がるのは彼女の本質であって、それが抑えられなくて】
【ゼーロ、己の妹分。――――それは、己が受け入れた℃メ】
【だったら、己を受け入れてくれる℃メは?祖父亡き今、己を受け入れる℃メは?】

【求めていたのだ、そして、見つけた。この暴力的邂逅、暴力的な逢瀬の果てにッ!!】

運命は焼き尽くす物、侵略するもの!!
切り開くなどというものじゃ、意味は無いッ!!
己の運命が変えられないならば、他の運命を横取りして燃やし尽くして引っ掻き回して道を変えてしまえばいいだろうッ!!

【一本道なら道を作り替えればいい。発送の転換。だが、火憐はずっとそう思っていた】


――――――おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!


【熱量が、上昇した。が……、その瞬間】

【ぱ、きぃぃぃいんっ……】

【腕が、砕け散った。両腕落ち、既に、瀕死】


――――っは、負けちゃった、か。残念だ。


【そんな、子供の遊び≠フ終わりの様な笑を浮かべて】
【火憐は、ゆっくりと、倒れて――――――】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/05(木) 03:28:46.10 ID:VGxjeWoE0
>>450(レイド)
「……、…………分かった。……気をつけて帰ってきてね、レイド」
【サザンクロスセレナーデの言葉に心に引っかかるものを覚えながらも、昴は】
【最後の一撃へと赴こうとするレイドに、微笑みと――『蒼穹色の魔力』を、授けるだろう】
【風と、雷。昴が最も得意とする属性を封じた魔力は――1度だけ。レイドの意志によって、自由に解放できる――】

>>435(山本)>>438(ツァーリ)>>445(カゲツ)>>447(オーベール)>>451(パニキュレータ)>>458(颯護)
【――各々の言葉に、想いに。カーネルが返す言葉は、無い】
【ただ、その周囲に浮遊する人魂のようなものが、無数に空を埋め尽くして】
【落下と破砕を続ける理想郷の残骸の中――紅く紅く染め上がる崩壊の中で、カーネルは】

……人は――皆……先が見えない……無間の闇の中を……進んでいく……
どうしようもない暗闇の中を……己が信念と夢を灯りとして……
細い細い道を辿って……何処にあるかもわからない、終着点を探し続ける――
【――ずるり、と。ツァーリの放った、重力の縛鎖によって】

……≪人の世≫は……≪煉獄≫だ……――

因果律の鎖――苦痛と悲痛の焔……幾重にも重なり……決して解けない『煉獄』……
人はみな……その地獄のような世界で……己だけが夢見る幸福を求めて――……もがき進んでいく……

その誰かの『夢』をッ……喰らい、刈り取り……
オレが成し遂げたい世界のための『踏み台』……『糧』として――利用するッ……
『搾取』……!『略奪』……!『力』が『力』を『支配』する世界の全景――

……オレがこの手で殺めた≪夢≫の数だけ、
                  オレの≪血≫に乗せて我が牙と成すッ――!!


      それがこのカーネル=アドルフ・レルゼクムの最終絶技ッ――――!!!


               【  ――――堕ちる――――!  】



       ≪   百  鬼  煉  獄   /   ヒ  ト  ノ  ヨ  ≫




オレの≪夢≫はッ――≪幸福≫はッッ!!!

今、ここに成し遂げられんッッ――――――――!!!!


【――叫びと共に。カーネルの周囲に無数に浮遊していた焔魂が】
【“誰かが願った、夢の残響”が――≪百鬼煉獄(ヒトノヨ/人の世)≫が】
【慟哭にも似た叫び声を纏って。幾重にも、放たれるだろう】

【――オーベールが振るった斬撃は、そこに一筋の道を切り開いて】
【あの、孤独なる紅帝の最期へ至るラインを、生み出す――】
【颯護が解き放った光は、一直線に流星を成してカーネルへと駆け抜け――――】



『――――紅丸。……終わりますよ』

『攻撃、しないんで?』

≪……お前こそ≫


『……"J.E.S.U.S."――……敵いません、ね』


【  ――――さぁ。その悠久に終止符を打つ、永訣の一撃を】
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 03:31:48.09 ID:EOlK09aeo
>>446

……うん、実に素直です。
どっかの跳ねっ返りさんとは、大違いです。

その笑顔が、ちょっと気になりますけど……
……言いたいことがあるなら、あまり堪えないほうが良いです

【微笑を浮かべつつ、彼女の行動に感心して】
【あとに、疑問を付け足した】
【――患部に巻くとすれば、変色が激しいのは右腕だろうか】
【冒頭、煙を吹き出していた部位には、肉が戻っている】

【他に変化があるとすれば】
【――紅茶色の瞳は、憑き物が落ちたかのように晴れやかで】
【――ハニーからは、魔力が微塵も感じられなくなっていること、くらいか】

さて、負けちゃったわたしは……、もう少し此処で、行く末を見てるです
デイドリィムは、ミストのところへ戻ってあげるべきです
あの人は、きっと、あなたさんが居ないと、正義の味方が出来ないです

……再戦なんて、出来る力は残ってないので案内はしねーです、けど

…………

【負けたことを思い出して、複雑な気分になったのか】
【冗談交じりに笑いながら、しっしっ、と追い払うように手を振って】
【少女は塔と別方向へ歩き去っていくだろう】


/ということで、お疲れさまでした―!
/お付き合い、ありがとうございました!
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/05(木) 03:31:48.53 ID:qJ2qyKHBo
>>441

――――――、……ッ!

【とった】
【腕を掴んでしまえば、後は流れるような動きで】
【羽根に覆われたカラスの背に、ウェル子を投げた】

【手放された剣は、液体へと変わると同時に風に流され、直ぐに見えなくなる】

【投げた体制のまま、エルフェスが飛来した二羽のカラスを討ったのを確認】
【姿勢を建て直し、倒れたままのウェル子に視線を向けようとして】

【轟、と】
【風の流れが急激に変わり、一瞬の浮翌遊感を感じる】
【慌てて景色を見渡せば、自分達が今立っている巨体が、急激な旋回をしているのが判り】

ぃ、ちょ、何を――――!?

【何をする積り、と尋ねる前に、衝撃が全身を震わせた】
【立っていられない程の衝撃に、ルシアは】

【カラスの背に倒れているウェル子に、覆いかぶさるように倒れこもうとする】
【大きな衝撃で振り落とされないように、という理由が一つ】
【もう一つは、倒れているウェル子にも降りかかるだろう瓦礫から、その身を守る為】
【回避行動は取れない。碌なガードする余裕も無く、其れならば背面で受けるのが上策】
【降りかかる瓦礫はルシアの背に幾度と無く衝撃を与え、その度に苦痛の混じった呻き声が聞こえるだろう】
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 03:33:26.21 ID:B/jfLhASO
>>455

……なるほど、わからん。
……まぁとりあえず、ありがとよ。

【直った鉤手甲を装備する】

んじゃな、ジャーニッドにシンデレラ。縁があったらどっかで会おうぜ。

【そう言うと、くるりと踵を返し】
【夜の闇に消えていった】




/乙でしたー!
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/05(木) 03:34:21.86 ID:KIvvSxV/0
/乙でした。
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/05(木) 03:36:32.97 ID:8Eokex5eo
>>460
/ここで行動を起こしてしまうと他の方より行動が一手多くなってしまうなど、
/時系列的におかしくなってしまうと思われますので、このターンはレスを自粛します
/勝手な判断、申し訳ありません
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 03:36:40.31 ID:j1jTDgNto
>>441

フォローしてフォローされてってのも悪くはないわな
……っ!?また余計な事――――うおわああああ!!?

【ウェル子の合図はつまりはこの怪鳥への指令だろうと予測はついた】
【何か指令を出すにしてもウェル子自身に危険が及ぶような手段は取らないと思っていた】
【しかしその予測は常識の範囲内での予測はに過ぎず、現実は違うのだ】
【怪鳥がウェル子自身の命令でその都市区画へと突っ込むことなど誰が想像できようか……】

と、取り敢えず瓦礫とかはオレがなんとかする!……痛ぇ!!
あ、もうクッソ!ルシア!お前はソイツをなんとかして黙らせろ!!

【偶然飛来した小さな瓦礫が額にぶつかり頭が仰け反る】
【しかしながらその患部を摩る事が可能な状況ではなく、痛みが焦燥感を募らせる】

【ルシアに声を掛けながらエルフェスは怪鳥の前方へと低い姿勢のまま走ってゆく】
【怪鳥が飛行している方向からの瓦礫が多いだろうと考えての行動である】

大きめに創っときゃあいいか……なっと!!!

【「黒の鋏」を左手に持ち替え右手を突き出す】
【右手の「黒色」から六角形の「黒の盾」を生成、大きさはエルフェスを防いで尚余裕がある程】
【後方にいるだろう彼女らを守るには十分の筈だ】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/05(木) 03:36:50.86 ID:rZZ7B3XQo
【 ≪ノクト・アルカディア≫ ―― 下方、地上 】



「――……鴉ちゃん、行かないで良かったの?」


……、……馬鹿言うなよ。 あんな寂しい王様を間近で見る様な、悪い趣味は無い積りさ。
此処から見てりゃ、夢は夢のまんま。 ――ま、俺なりの義理立てだね。


「……ふーん、変なの。 ――じゃ、私はそろそろ行くね。 バイバイ。 」


あぁ、新しい落ち着き先が決まったら連絡頼むよ――。



【二つの人影は、離れて】


【残った一つの人影は、虹色の蝶≠伴って立ち上がり】







………、…約束だ――落ちて来たら、受け止める位は保証するぜ。 ヨッシーちゃん。
君の事だから、『上』じゃあ意地でも死なないだろうし……、…ね。







【――――血の匂い≠ニ共に。 無数の蝶が、夜空へと飛び立った。】



/自己満足的絡み不要ロールです
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 03:39:32.27 ID:1/p7V9qSO
>>460

――――――――行っておいで、ユヒカちゃん。

【その行動は崇高な名前を持たないし、そもそも技ですらない】
【刀を握った右の手にすべての力を注ぎ込んで、それだけ】
【「直前」に、柄に結び付けた水晶にそう言っただけで】




【投げた。】
【声もなく音もなく、カーネルに切っ先を向けて刀を投げた】
【本当にただ、それだけだった】



【煌めく白銀は夜空を裂いて走り、輝く臙脂のラインを描いて貴方に急上昇】
【少女ふたりぶんの思いを乗せて、翔ぶ】
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 03:39:47.03 ID:HtyihAf/o
>>462>>466
【ウェル子の肩に、背中に、腹に、脚に、腕に、容赦なく襲いかかるはずであった瓦礫を、防ぐルシアと、更にそのルシアをかばうエルフェス】
【其れを受けて、彼女は…………】

…………そう…………何事かを成すには…………≪代償≫がいつだって、必要なのです…………!

【…………力無く横たわるだけだ――――が、】


        《血の代償》


   《無の代償》             《苦の代償》



      《魔の代償》

              《義の代償》

 《覇の代償》
 

                 《捨の代償》



……………………ねえ?


    わたくしは  どこまで  代償を払えば  辿り着けるの  ?


【――――――轟――――――】

【豪風と共に、何度も、何回も、「黒い閃光」が、彼女の周囲でほとばしる】


【…………そして、貴方様方が目の当たりにするだろう光景は…………】



――――――――  《  死  の  代  償  》  ――――――――



【数え切れない、本当に数え切れない程の数の、「カラス」】
【極大カラスの周囲を埋め尽くして滞空し、鳴き、蠢くカラスの大群が、ルシアとエルフェスを「捕捉」していた】


…………………………肉も、骨も、血も、ササゲテ………………ねえ………………捧げてよ………………


【――――「捕食者」達の眼光が、今にも襲いかからんと光っている……が、なぜか、すぐに動くカラスは無い】
【当の「主」もまた、動きたくても動けない、とでも言いたげに、倒れたまま荒い呼吸を繰り返す】

【極大カラスは、再び「穏やか」な飛行に戻っていた】

【…………そうだ、今こそ、精算して、ケリを付けるときだ】
【「言葉」でもいいだろう、「力尽く」でもいいだろう】
【もしかしたら貴方様にしか思い浮かばない「解決策」もあるかもしれない】

【とにもかくにも……ウェル子の「従者」達が、貴方様方の命をえぐり取らんとする前に…………】


【…………絶望の水先案内人と、『決着』をつけろ――――ッ!!】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/05/05(木) 03:39:55.61 ID:Fwob3wyAO
>>460

【月を落とす、なんて滅多にない経験だ】
【これで砕くことが出来れば格好が付いたのだが、今の自分にはこれが精一杯】
【最後の一撃は、空への攻撃手段を持たなかった者達に、任せて。】
【遠くなる本物の月を仰ぎ――ふわりと、瞳を紅く瞬かせた】

【ヒトノヨ。体温を孕むそれは、割と嫌いなもののひとつだったはずなのに】
【一人、また一人。触れられないが、手放したくないものが増えていく】
【嗚呼、本当にこの世界のシステムは巧妙だ。こうやって神は我等を甘やかす】

【最後を記憶しようと、たたらを踏み、床に刀を突き刺しながら身体を支えて】
【薄く開いた言葉が呟くのは――】



      ――――  Velikii



【 ――最高だ。】
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 03:42:39.10 ID:SlPQwK6Fo
>>460

―――――いいや。成されんとも

【ゆらり――這い寄る様に、山本が動いた】
【カーネルへと至る道を読み違える事無く……死神の様に黒い影と血濡れた様な手が近づいて】


夢を視れるのは…夜が明けるその時までで御座る

【ヒュ―――――ン……】
【完全なる無拍子≠フ一撃が、カーネルの頸目掛けて放たれるだろう】
【せめて、夢を見続けられる様に―――朝が着た事すら、気づかせぬ様に…祈りながら放った一撃】

……すまぬ

【之が、山本 正勝の出来る。最後の餞である】
【救えなかった…カーネルと、ヴュネルドへの謝罪と共に】
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[saga]:2011/05/05(木) 03:42:51.00 ID:tUp6eIDRo
>>442.>>453>>459

【──このままなら、何の問題もなく重太郎の勝ちだっただろう】
【だが、しかし───】

……───え?

【"ある言葉"が、ニナのスイッチを入れてしまったようで】

…………私が、諦めてる?
ふざけるな────!

私はもう……諦めたく、無い。
……カレルと、約束した。それに───

諦めるのはあのウザくて、憎ったらしくて、ムカツイて、
その癖力も意思も強くて、でもやっぱりムカつくゼーロに負けることになる……。

…………そんなの、認めるか。

【喋る、喋る、喋りまくる】
【無口でクールなニナさんは何処に行ったのってくらい、喋る】

諦めてるから、勝てない……?
───……だったら諦めなければ、勝てるって事っ!

全部……吹き飛べええええええぇぇぇっっ!!!

《 Luminous Vista 》

【"エクストラ・ショット"のパワーが、ここに来て増幅──】
【最後に重太郎が放った魔弾をも飲み込むんで───消え去った】

【───相打ち、という形になるのだろう】
【"救いたい/救われたい"気持ちは、両者互角だったということだ】

………………喉痛い。

【だが、こんな事をボソッと言い残して、少女は地面にうつ伏せで倒れ伏した】
【色々と限界だった、らしい────】

【最後の撃ち合いだけみれば互角であるが──総合的に見れば、重太郎の勝ちと言って差し支えないだろう】
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 03:43:36.50 ID:LtdqGk3SO
>>461

『……?、跳ね返るって、何がですから』

【「跳ね返る」という言葉の意味を履き違えているようで−】
【−彼女の頭には、跳ね回るスーパーボールが浮かんでいる】

【「言いたい事なんて、無いですから」】
【そう、呟くように言って。彼女は自前の自慢の“包帯”を巻き終え】

『あの、……あなた、魔りょ…………』

【そう言いかけて−】
【然し、言う必要は無い……と。そう判断したらしくて。彼女が去るのを、無言で見送ろうと】

『……さよなら、ですから!』

【何と無く、気恥ずかしくて】
【彼女に背中を向けて、ミストドラゴンが待つ、蜂蜜塗れの天皿へと駆けていく】

/お疲れ様でしたー!
/こちらこそ、ありがとうございました!
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 03:43:42.14 ID:/UsA/QZU0
>>460

昴…………ありがとう。必ず、これで決めるから…………!!

【魔力を受け取りながら、力強い頷きで返事を返すレイド。一撃に乗せるのは、己の意志だけじゃない。昴の意志もだ】
【――――昴が、カーネルに対してどんな意志を抱いているのか。今は分からない】
【ただ、一番大事なものは、昴と自分との間にある『絆』であるはずだと、信じて】

≪姉貴…………露払いが俺が!!≫
任せたわよ、ジェム…………道は、切り開いてね!!

【無論、一番忘れてはいけない『絆』も、レイドはしっかりと抱えている】
【12年間苦楽を共にした使い魔のジェム――――互いに一つ、しっかりと頷きあうと】

――――行くわよ!!≪了解っす!!≫

【――――――――――――――――共に、駆けだした】

≪このっ、このぉぉぉぉぉぉ!!≫

【大量に放たれた焔魂に向けて、ジェムが青い火球を放ち、撃ち落として行く】
【道は開けても、接近するレイドにとって安全とは言い切れないはずで、可能な限り撃ち落とし、自分たちと、レイドの安全を増そうとした】

「…………終わりだ。カーネル・アドルフ=レルゼクム…………『ディバイダーブーメラン』!!」

【カーネルの姿を冷ややかに見送りながら、サザンクロスセレナーデは、6基ビットを全て使用して、エネルギーの刃を形成し、カーネルへと投擲する】
【焔魂を切り裂きながら、唸りを上げてカーネルへと飛来する。援護用に特化したχの、捨て身の攻勢だ】

――――――――加速ッッ!!
これで終わりよ、カーネルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!

【そして】
【駆けだしたレイドは、カーネルの元へと飛び込み、瞬間『蒼穹色の魔力』の、風を解き放ち、己を吹き飛ばす――――否、加速させる】
【そして、雷を自分の左腕に纏わせ、恋慕色華の妖気と融和させ――――妖気と電気を纏った触手を、スピードに乗せてカーネルへと放つ】
【託された魔力。そして己の全力を乗せた。文字通り最後の一撃。これでダメなら、本当にカーネルと共に、自分も死ぬことになるだろうと、覚悟しての一撃だ】

【――――それぞれがそれぞれに、己の最大の力を発揮しての一撃を放った】
【それがどのような結果をもたらすか――――そこまでは彼らの裁量の及ぶ所では無い】


【――――――――――――――――事を謀るは人にあり。事を成すは天にあり。終に長蛇を逸せり――――――――――――――――】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[saga]:2011/05/05(木) 03:46:24.52 ID:tUp6eIDRo
>>472
/やっべ痛覚無いですじゃん。
/「…………喉、疲れた」に訂正します。
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/05(木) 03:50:06.39 ID:ZE9R8sn40
>>459 >>472

………ぐ、ごぉぉぉぉぉぉおおおぉおぉぉぉぉーーーーーー!!

【氷の盾が、融解した瞬間すぐさま蒸発する】
【裸になった砂くじらの骨だけは、焦げ跡が幾つか付いた他無傷だが】
【常人より「焔」に弱い櫻芽が、無事であろうものか】

【左腕は、形をどうにか保ちながら、そのまま黒々と炭化している】
【余りの痛みに、制御不能の咆哮が喉を飛び出す】
【――或いは、もう止めようとも思わないのか】

………………勝ち、か。

【粛然とした面持ちで、花城を見据えながら】
【櫻芽は、がっくりと膝から崩れた】
【膝と右手で立ち尽くしながら、息を整えるたびに】
【盾の重さに負けて、削れた炭が、黒き雪とばかりに散る】
【一周「超越」し、痛みと怖さは無い――】

 【何秒か、沈黙した後】

嗚呼………花城、少し聞いてくれ給え
私の名前は「櫻の國」の「さくら」に「新芽」の「め」で――“おうめ”と読む

考えてれば考えるほどに。酷い名前だと思わないか?
まるで、永遠に咲くな、そして散るなと言われているようだ

【庭園の土に線を引いて、ずずり】
【穏やかに言葉を紡ぎながら、彼女は火憐のすぐ近くへ】
【芋虫のように、己の身を引きずっていく】

あの小娘も、何かを見つけたらしい
私も、少しだけ――だが


……君に、「咲いた」自覚は――あるか?


【倒れ伏した彼女の顔を、煤だらけの顔で覗き込み】
【目を細めた大嘴は、わずかだけ不安げに問う】
【――血を吸おうとする予兆は、まだ見えず】

 【ノクト・アルカディアは、着々と高度を落としていて】
 【無貌の満月は、すこしずつ遠ざかっている】
 【――残された刻は、あと僅かなのに】
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県)[sage]:2011/05/05(木) 03:51:44.67 ID:WQ14ryCho
>>460
「幸せな世界」っていうのは―――「楽な世界」なんかじゃ、無いのよね
そんな簡単なことに気付けなかった―――あたしは、ずっと馬鹿だった

【墜ちていくカーネルより高く登った空で、パニーはそう呟いた】
【がきん、と。今度は二つの刃を繋げる―――再び現れる、翼の如き、紅蓮の刃】



一度手を染めれば、戻れはしない修羅の道―――
あなたはあたしよりずっと前から、そんなところに居たのね

【奪い続けなければ、それまで奪ってきたものを失ってしまうと。弱肉強食の原理は、人の深層で、人を蝕む】
【繋がった刃の正面を、カーネルの頭上に向けた】



夢は、きっと覚めないといけないから…あたしも、あなた、も……!

【言葉が、出てこなかった。否定することも、肯定することも、最早彼女の言葉で出来るところには無かった】
【刃が一際強く輝く―――パニーの構えた紅蓮の翼が、カーネルを狙い定めた】



全部、終わらせるから……!

飛び立て―――!

【しっかと掴んだ炎の翼が、カーネルに向けて飛び立つ――
    ――翼はその全面に炎を纏い、その様を正面から見れば、それはまるで、フェニックスのように見えたことだろう】
【無数の焔魂が、パニーを襲う―――それを無視して、飛翔は続く、カーネルに向けて】
【突撃が成ったなら、紅蓮の翼が、今度こそカーネルを地面へと叩きつけるだろう
     それと共に、他の面々の攻撃に巻き込まれる事になるだろうが―――パニーは不思議と、それに恐れを感じてはいなかった】


【「もう、誰の夢も殺さなくていいんだよ」、と。どこかで聞こえた気がした】
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 03:59:34.90 ID:R5jdr6ZXo
>>472>>476
――――負け、だ。

【地面に顔面から倒れ伏して、彼女は、笑った】
【両腕を失って、己の全てを解き放った、そして、負けた=z
【負けたけれど、この充足感は、素晴らしくて】

【そして、此方に来る、櫻芽の言葉を聞いて】
【っは、と笑いを零して】

――――いい名前じゃないか。

【そう、単純に言葉を返した。その真意は】

――――芽、っていうのは、可能性の塊だ。
櫻の芽。いいじゃないか、永遠に、櫻芽、君は歩み続けれるんだから、さ。

私は、火憐。…………焔と共に生まれた、花の子だとさ。
あまり、好きじゃなかった。でも、今は誇っている、この名を。
火[カ]は花[カ]に通じる。一瞬の物って言う点じゃ、焔も花も代わりはしない。そう思わないかい?

【そんな、他愛のない話をして、此方を覗き込まれながら、問われる言葉に、はははっ!と声を上げて】


――――当然。


【一言、そう言って】
【たはは、と苦笑を漏らしながら】

吸うなら吸え、拒否はしない。
吸わないなら、私の刀を拾ってくれ…………、拾う腕も、無いのでな。

【両腕を失った火憐は、しかし、それでも揺らがぬ花城火憐≠ナあった】
【吸われても、後悔はしないし。吸われなくても、只笑うのみだろう】
【敗者は勝者に従うのみ。君に全ては委ねられた】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 03:59:42.27 ID:HKoB/W5Co
>>459>>472>>476


っ、くそまじかよっ……!

(でも、こういう所みれたから、よかったかな……)

【相殺された魔弾を見て、前のめりに倒れかける】

【――が、重太郎の、あきらめたくない気持ちが、膝を着いたところで、現れて】

っはぁ……痛ぇ……
「おい、大丈夫か?」
絶対に大丈夫じゃない、血でまくりだし……っお……
『ふらふらしてるよね……ま、しかたないとはおもうけどさ』

【体勢を入れ替えて、空を仰ぐような体勢になり、はぁはぁと荒い息】
【腹からは、絶えず血が出て、かなり限界が近い様子】

【またまた体勢を入れ替えて、はいはいをしながら、チェルシーへと近づき】

あー……生きてる?
【頬をぺちぺちと叩こうとしつつ、レスキュー隊員のような台詞】
【救いたい、だからこそ殺したくないという気持ちがあったらしく】
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 04:00:03.65 ID:R5jdr6ZXo
>>478
//やっべ、うっかり途中投下……っ!すいませんー!
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 04:00:31.33 ID:R5jdr6ZXo
>>472>>476>>479
――――負け、だ。

【地面に顔面から倒れ伏して、彼女は、笑った】
【両腕を失って、己の全てを解き放った、そして、負けた=z
【負けたけれど、この充足感は、素晴らしくて】

【そして、此方に来る、櫻芽の言葉を聞いて】
【っは、と笑いを零して】

――――いい名前じゃないか。

【そう、単純に言葉を返した。その真意は】

――――芽、っていうのは、可能性の塊だ。
櫻の芽。いいじゃないか、永遠に、櫻芽、君は歩み続けれるんだから、さ。

私は、火憐。…………焔と共に生まれた、花の子だとさ。
あまり、好きじゃなかった。でも、今は誇っている、この名を。
火[カ]は花[カ]に通じる。一瞬の物って言う点じゃ、焔も花も代わりはしない。そう思わないかい?

【そんな、他愛のない話をして、此方を覗き込まれながら、問われる言葉に、はははっ!と声を上げて】


――――当然。


【一言、そう言って】
【たはは、と苦笑を漏らしながら】

吸うなら吸え、拒否はしない。
吸わないなら、私の刀を拾ってくれ…………、拾う腕も、無いのでな。

【両腕を失った火憐は、しかし、それでも揺らがぬ花城火憐≠ナあった】
【吸われても、後悔はしないし。吸われなくても、只笑うのみだろう】
【敗者は勝者に従うのみ。君に全ては委ねられた】
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/05(木) 04:01:45.39 ID:qJ2qyKHBo
>>469

ぐ、ぅ……ん……! 本格的にありがと、エルフェスくん!
黙らせる、に関しては全ッ然期待しないで欲しいな!

【自ら盾を持って前方に立ってくれたエルフェス】
【彼のお陰で、ルシアの身体に直接ぶつかった瓦礫は少数に収まり】
【それでも、幾つかの瓦礫に寄って苦痛を受けるも、大きな声で感謝の意】

【カラスの背に両手を突いて、ウェル子から腕の分だけ身を離して】
【力無く横たわる彼女の顔を、正面からじぃ、と見詰める】

……貴女が、何処に向かおうとしてるのか。
其処がどれだけ遠い場所なのかは判らない。
けど、貴女が其処へと辿り着く為に、代償を払い続けるというなら……。

【判らないのだ。ルシアは、ウェル子に関して殆どを知らない】
【断片的で、抽象的な言葉の端端から、推測と予想は出来るが】
【其れに賭けるのは運要素が強い。この場でなら、力任せが一番楽な選択肢だろう】

【だから】

――――必要なら、持って行けば良い。
私の肉も、骨も、血も、何だって持って行けば良い。

だから、一人で絶望するのは、もう止めにしよう?

どうしてもって言うのなら、私も貴女に付き合うから――――。

【ふ、と。伸ばしていた腕から力が抜けて、崩れ落ちる】
【起こしていた上体が、再びウェル子に覆いかぶさるように落ちて】
【傷付いて尚無理に動かし続けていた身体は、既に限界に近い様で】

【ルシアの選択肢が正しいか如何か。それは、ルシア自身の知る由も無い事で――】
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[saga]:2011/05/05(木) 04:05:57.00 ID:tUp6eIDRo
>>476>>479>>481

…………。

【返事こそ無いが】
【軽く指先を動かして、無事を伝える】
【慣れないことをしたため、本気で喉が疲れたらしい】

【両腕に傷が一つずつに、左足に傷が一つ】
【どれも大きな傷ではあるが】
【内蔵が傷つくような傷がないし、出血もそこまで酷くないので】
【放置していても命は大丈夫であろう。多分】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 04:06:30.81 ID:WDAqIwBBo
>>449>>454

 「……沙莉菜、さ──」

【向けられた微笑に、少女は胸の底から湧き上がるものを堪えられない】
【足手纏いにしかならなかった申し訳なさと、身を挺して救ってくれた感謝と】
【あらゆる情がない混ぜになって、ただその名を呼ぶことしか出来なかった】

 …………────

【戦士の紡ぐ言ノ葉を、異形は沈黙したまま背中越しに聞いていた】
【まるで炎の化身のような男。綴られる雄雄しき言葉は潔く心地良い】

 二度の人生を、伴侶を生きられるなんて──それ以上の幸福は無いな

【返す言葉はそれだけ】
【どんな表情を浮かべながら紡いだのかも、背中越しには知れず】
【そして、迫り来る男を感じ取りながらも、異形は尚もその場を動かなかった】

【ただ、その間際──】
【フィリルの言葉に応じてのものか、異形は残っている腕の方を掲げ、後ろ手を振った】

 【「次があれば──な」】


 【──剣風の五連奏】

【夜気を焦がすような一閃ごとに断ち切られていく瘴気たち】
【怨、と消滅の際に唸りを上げて、次々と闇は晴らされていく】

【──無音】

【異形の体躯に五本の細線が描かれていく】
【そして、その巨躯が互い違いにズレたかと思えば──ぱっ、と光の粒子たちに変化して】

 【貴様らの……誰かのために、とか言って振るえる力こそ、正しいンだろうな=z
 【最低でも二人分以上の念が乗ってるンだ……勝てる道理も、ないはずだ=z

【それは、声ではなく思念の塊のような──】
【灯火の揺らめきのような輝きを最後に、異形と青年の姿はそこから消えていた】
【ふと面を起こした少女が、辺りを見回すが──やはりその姿は何処にもなくて】

 「……沙莉菜さん、フィリル……ごめんね、ありがとう」

【カンナが、呟く】

 「……何を、望んでたんだろう……あの人は
  でも、最後に消えるとき……フィリルたちの言葉を聞いたとき、あの人、笑ってた」

 【──彼らを通じて、彼は何かを見つけていったのだろう】
 【それを語ることは、終ぞしなかったが──淡く笑っていたのは確かで】

【それっきり、沈黙。ただ偽りの街は静寂の中を崩壊していく】
【そこには何も残されず──虚ろな理想郷は、ただ終焉するのだろう】

 「……早く、ここを出ないと
  皆で帰ろう……私たちの、今ある世界に」


 【 各々が望んだ世界のカタチ──その一つはまるで、夢のように 】



//こちらからのレスは以上とさせて頂きます
//遅々とした進行で大変申し訳ありませんでした……
//長きに渡りお疲れ様でした、ありがとうございました!
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 04:14:55.85 ID:j1jTDgNto
>>469

ああ、もうこりゃ数日は頭痛に悩むことになるな……頭痛薬上乗せだ……
それでもちゃんとやることをこなすオレ様はさすガッ!?……

【安定飛行へと戻り既に瓦礫は飛来しないだろうと「黒の盾」を解除し後ろを向いた途端】
【少し大きめの瓦礫がエルフェスの後頭部に直撃、頭痛が上乗せされるのであった】
【誰にでもなく忌々しげに歯を食いしばり姿勢を戻す】

【そして視線を上げれば、黒の空に蠢く黒の羽根】

成程これでオーラスってワケか、いいぜ大分この足場にも慣れたし……
こっちも全力で付き合ってバラバラにしてやるよ――――

【「黒の鋏」を両手で持ち直し、ウェル子とルシアの元へと歩き出す】

テメエが何に辿り着きたいかは知らねえが、オレは今回の事で非常に頭にきた
手前勝手に絶望やらなんやら叫びやがって自己完結させやがって腹立つったらありゃしねえ
だからお前が一番嫌がるような事をしてやる……

【ウェル子を見下ろしながらその切っ先を向ける】
【夜に紛れる黒色はいつまでも変わらないままでそこにある】
【彼女を切り裂かないままで……】

お前は絶望の水先案内人である前に人間だろうが、お前一人で全部終われせてんじゃねえよ
人間らしく悩むのは結構だがだからってそのまま暴走してんじゃねえ、お前の周りにも人間がいるじゃねえか
人間は一人じゃ成立しねえ生き物なんだよ、そこのヤツも言ってんだろ

【今度は切っ先でルシアを指し】

一人で考え続けるのはもうやめろよ、人間らしく他人に頼って生きろ
いつまでも腐ってるんじゃねえぞ「人間」

【言うべき事、いや言いたい事を言い終えたエルフェスはくるりと「黒の鋏」を廻し】
【そのまま2人に背を向けるだろう、まだ周囲にいるだろうカラス達を彼は睨み付けていた】
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/05(木) 04:15:36.99 ID:ZE9R8sn40
>>481

バカ、め……

……永遠の歩など、必要ない
私は、死ぬために生まれた――

一瞬の輝きを放つ、櫻でありたいと願う
…ただ、今は散る場所ではなかったというだけのこと
己の分を弁えていれば、いつか運命は理想の死に場所を運んでくれる

……そう、思っているはずなのだがなぁ

【口元が自然と緩む】
【私は、何を考えているのか――】

【カーネルの血の狂気は、飲み干した。それは確かだけど】
【なぜ私は、「存在を消す」なんて冷徹な言葉を、出会いの端緒とした少女を】
【こんなにも――花の如く、愛おしんでいるのだろう】

氷の盾を張っている間、私は君を殺したいと願っていた
君とひとつに――血を飲み干したいと、な

だが元を正せば、燃え尽きられるのが嫌だったからああしたのかも知れん
何もかも残さずに消えられるのが、嫌だったから……

この我侭さは、人のそれだろう

――吸血鬼も人も、そう変わったものでは無いのか
君のような人間だって、探せば居るのだからな

【とてつもない必然―――とてつもない、皮肉】
【吸血鬼としての生涯を始めて、最も深く心を開いた者が】
【全身全霊を賭けて、殺そうとした相手だったとは】

【しかし。今、本懐を邪魔する者はだれもいない】
【やかましいが僅かに心を揺らしてくれた少年は、別行動に躍起だ】
【いちど――唇に唇を重ねようとしてみて】

【また、離す】

……吸血鬼と遭った人間は、どうなってもおかしくない
人斬りと遭ったのと、同じようなものだな――

………「火憐」、――君は、ここで散るしか無いのか

【顔をかなり近づけた状態で、最後の問い】
【腕のない侍として生きることを倦むなら、死は最適な選択だろう】
【その血肉を無駄にする事は、少なくとも無い】

【だが――刀に目もくれず、こう問う櫻芽は】
【ひとしずく。その眸に、艶のある生温かさを、湛えていた】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 04:17:48.92 ID:VPLDA4wSO
>>456-457
【――その時、だった。自由落下により、彼の身体がふわりと宙に浮かび、逃げ去り】
【僅かに下方へと、槍の狙いが逸れた。胸部に三つ、腹部に六つ、だが、四肢にはきっちり一つずつ】
【突き刺し、抉り、貫き通し、彼の体躯を蹂躙し尽くす。加えて――其処に、更なる追い討ちが掛かった】



「――お前の黄泉路は逝き止まり(デッド・エンド)だ。その存在(たましい)の一欠片さえ、残さない」



【最大出力を以って放たれた拒絶≠キる一閃は、軌道上に存在する空間その物すら、容易く断つ】
【そうして斬られ、ズレた°間は、その間隙を埋めるべく、元の形に戻ろうとする】
【世界≠フ意志による、断層――歪み≠フ自己修復。それが齎す災禍は、丁度、地震のようなものだ】

【さしずめ、界振動≠ニでも云った所か。ごくごく小規模かつ超局地的な、空間の共鳴現象】
【引き合い、跳ね返り、戦略兵器のそれにも比肩する膨大な衝撃を撒き散らしながら、空間は在るべき座標に還る】

【通常、それだけ≠ネのだが。其処に起こった極大威力の魔的爆発が、歪んだ空間に風穴を開け】
【擬似的な、特異点=\―言わば、ワームホールのような物だ――を、形成した】
【修復の過程で震央に存在する全てを、世界の狭間へと呑み込み果てへと放逐する、最悪の連携技(コンビネーション)】

【それで、完璧に決まりだ。断末魔さえも響かない、存在そのものの破壊――やった、か】

【因みに。余波たる衝撃は、恐らく彼≠ノも使い魔≠ノも届かないだろう。それだけを、一応記述しておこう】


「……オレは、残る。あいつに邪魔されたけど、見届けたいんだ」
「出来るなら、最後の最後まで――ヤバくなったら、流石に戻るけど、さ」


「ああ。そういや、端から名前聞いといて、名乗らない訳にも往かないよな」
「――――正義って柄でもないが、Justice所属、構成員。末席の一、識槻朔夜。……朔夜で良い」

【感動の再会をまじまじと観察しながら、あれだけ派手に散らした命に、祈りの一つも捧げずに】
【悪びれた様子もなく、彼女は小さく欠伸を零すと。ふらり、崩れるように水底に座り込んだ】
【この女、中々の外道っぷりである。それから、彼の呼び掛けに応じて】

【組織柄、R.I.P.≠ニはそれなりの因縁も有るらしく。そんな答えを返した】
【んでもって、思い出したように自己紹介。間接的にだが、命の恩人という形になる相手だからこそ】

【一応は、礼を尽くして当たらねばなるまい、と考えているらしい。律義なものだ】
【名前の響きからして櫻の生まれだろうから、それも多分に影響しているのだろう。――口調は、相も変わらずだが】
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 04:20:52.24 ID:HtyihAf/o
>>482>>485

………ぐッ………!…………ふん…………なるほど…………さすがは……「宿敵」…………


【心底、苦々しげな表情でもしたかったウェル子だが、実際に表に出るのは張り付いた無表情】
【……これも、代償か】


――です……が………………フッ…………フフ…………


【……彼女の胸が、痙攣するように何度か上下して、】


…………よろしいでしょう…………
わたくしに、こうまでして踏み込み、そして触れた証として…………!!
…………くれて差し上げましょう――――!! 絶望……!! 嗚呼……絶望……!!


【――カッと、突如双眸を見開き、もはや残されていない体力を、無理矢理絞り出したではないか】


「次」に会うときまで…………!! 抱き続けなさい…………!! …………絶…………望…………をッ!!

其れが望みなのでしょう……!! 独りでは生きられない人間を救うために、わたくしの絶望を背負って下さるのでしょう……!?

…………捧げなさいよ…………!! ≪代償≫を…………ォ゛ッ゛…………!!


【そしてなんと、ルシアをどけて、立ち上がり、ゆらゆらと、カラスの背の端にまで移動して――】


……………………はっ………………口だけではないと、 ≪信じて≫ おきますよ…………


………………では……また……………………




【――――彼女は、飛び降りた】



【「信じる」、などと、もっとも似合わない言葉を、最後に】




【ウェル子の姿が消える頃――――パァ――――と、線香花火のような、淡くて黒い閃光が、次々に瞬いていく】

【それは、「カラスたち」が、黒い羽根に戻っていく瞬間の、最期の灯火】

【……一羽、また一羽と、カラスたちは、静かに、儚げに、黒い羽根へ姿を変えていく】



【そうして、やがて、全てのカラスが消え失せるであろう頃には…………】

【…………巨大カラスが、地上に、ゆっくりと、軟着陸をして――――】


/続きます
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 04:23:05.56 ID:8+nmrC5r0
>>484

全く……それは死亡フラグだっての。
死に際にわざわざ立ててくなって……。

【やれやれといった、しかしどこかに晴れ晴れしさの残る、そんな表情で】
【消え逝く光を、眺める。声が、聞こえた気がした】

(……もしかしたら、僕自身は「ダイヤ」じゃないのかもしれない、な)

【「正義を名乗る」という私利私欲のため、だったはずなのに】
【何時の間にか、「仲間を助けるために」と、そう思うようになっていた】
【――もしかしたら、深いところで最初から、そう思っていたのかもしれない】


あー……いいよ、謝らなくっても。大したことしてないしさ……

【ただ、自分ではどうすることも出来なかった、その事実が少年に影を落とす】
【だが、勝利の中に、そんな影は似合わない。あるべきでないと、無理矢理覆い隠す】

――さあね。また会った時にでも分かるんじゃないかな

 【崩れ逝く理想郷。虚の世界に、実の存在は似合わない】
 【――さあ、トランプを仕舞おう。在るべき物は、在るべき所へ】
 【実の存在は――】

 ――――帰ろうか

 【――実の世界へ】

/俺は睡眠をやめるぞ!ジョジョーーーーッ!
/と言うわけでお疲れ様でしたー。
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 04:23:34.29 ID:HtyihAf/o
>>488続き
>>482>>485

【落ち行く「理想郷」もお構いなしに、しかし「理想郷」の最後でも見届けるかのように、】
【極大カラスは、「ノクト・アルカディア」の見渡せる丘に、着陸していた】


【…………そうして、役目を終えた「怪物」は、遂に、その姿を…………崩落させる】

【風に誘われるように、少しずつ身体が、黒い羽根に分離して、流れていく】

【……最後の羽根が、はらり、と、地上に舞い降りるのに、そう時間はかからない】


【…………されども、不思議なのは、「2枚」だけ、羽根が、風に流されず残っていることか】
【……ふんわりと、「黒い光」を帯びたその「黒い羽根」は…………「絶望の魔力」を帯びていて――】


【――「次に会うときまで抱き続けなさい、絶望を」――】

【…………理解できるのならば、同調するのならば、≪代償≫を捧げるのなら、帯びるがいいだろう――其の「絶望の羽根」を】



【 エルフェス=ネヴィア & ルシア・マリカ ―― 絶望を、打ち払いて、生還 】

【 『絶望の水先案内人』 ―― ウェル子 …… 彼女は、どこへ 】




【「カー」】

【夜空に、カラスが、鳴いた】



【………………否、絶望は、終わらない】

【だって、カラスが、「闇」に鳴いているから】



【"Judgment of a Pilot" ――絶望の水先案内人、かく語りき――】



【そうとも、カラスは…………昼行性なのだから――――】

>>467

【――――ねえ?】


/これにて閉幕――お疲れ様です! ここまでのお付合い、まっことにありがとうございました!
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 04:25:27.71 ID:HKoB/W5Co
>>483

生きてる……?んだよな……はぁーよかった……
「つか、それより自分の心配しろよ……」
『それには僕も同感だよ……』

【生存を確認して、はぁと安堵からの大きな溜息をついて安心する重太郎】

【そう言っている内にも、ドバドバっと血がかなり溢れてきている】

【そして、当然ながらも、クラッと来て、首を、後ろへと、急に曲げる、というか折れる】

っああ……キツい……

【突如視界が、暗くなり、バタっと倒れれかかるが、自分へとごっつんこする間一髪で、意識を取り戻し】

ああ……それじゃあ……またね
俺は……ここまでみたい……
「じゃあな」
『またね』

【暗くなる視界の中で、必死に、チェルシーを見て、そうして念じると、地上への転送陣が起動】
【消えるように、少年一行は消えていった】


/おつかれさまでした、ありがとうございました
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 04:27:49.72 ID:cijqIRPvo
>>484>>489

【弱々しく。瑞々しいのに、死にかけた一葉のような身体を、動かして】
【瞳を開いたときには、誰も居なかった。好きな男も、敵だった彼も】
【それに、街だというのに人が見当たらない。なら、此処は所謂“天国”なのか】

【―――或いは、地獄なのかなと思った。命を弄ぶ能力は、地の獄に落ちてもおかしくはない】
【案外長くて楽しい人生だった、と目を閉じて―――もう一度、開く】

 ……あら、勘違いかしら。死んでしまったと、思ったのだけれど――――。

【仲間が居る。頼りになる彼、娘のような彼女。温かな笑顔と命が、伝わる】
【けれど、先程伸ばしたばかりの手が、どうにも今度は届かなくて】

【数秒して、彼女は悟る。能力が、使えない。否、第一に感じるべき命がもう、無い。】
【七十四年、ひどく永かったが、覚えている刻なんてほんの少し】
【今この瞬間をも焼き付けて、サリナはぱたんと目を閉じる。分厚い本を、そうするように。】


 ………ごめんなさい、ね。わたし、『連合』を辞めなくちゃいけない、かしら
 だって、折角みんなが団結しているのに……死人がいては、縁起が悪いわ

 だから……だから、ここでお別れ、ね。最後まで、ありがとう………。


【念じれば、帰れる。しかしそんな必要はない。何故なら、帰る場所は他にあるから】
【彼女は、かつて仲間であった二人が消えるまで、消えても、落ちるまで】
【決してその場を動かないで、空を見る。様々な人や光景が、浮かんでは消えて】


    【『自分が出来ることを、出来る分だけやりなさい。』】


【そんな言葉を最後に残して、身命の灯火がふう、と消える】

【皆がみな、実の世界へと戻る中―――長谷部 沙莉菜という女性は、また別の“虚の世界”へと、旅立った。】

/お疲れさまでしたっー!
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 04:30:35.68 ID:R5jdr6ZXo
>>483>>486>>491
――――何だ、君の其の在り方。
私と良く似ているな、っはは!

武士道は死ぬこと見つけたり。

散り際こそに価値を見出すそれが、剣士の在り方、でなぁ。
お祖父様も、死ぬ時まで剣士≠セったよ。

願わくば、君の其の願いが叶う事を祈りたいね。私は。

【嗚呼、先程まで、殺し合っていたのに】
【こんなにも穏やかで、こんなにも、優しい空気が、そこには】

――――私は、ずっと君と戦っていたかった=B

私は、さ。決着≠謔閧熈戦い≠ェ好きなんだ。
結果よりも、私は道筋を大切にしたい、そういう、ちょっと甘ちゃんな人間で、さ。

それに、吸血鬼だからなんだ、っていう話、さ。
私だって、人だってのに昔は良くバケモノ呼ばわりされた物だよ。

私が戦ったのは吸血鬼≠カゃなくて大嘴櫻芽≠セ。

凄く、楽しかった。あの戦いは。

【…………唇が、そっ、と触れて】
【は、は】

そっちの気は、無いんだがな。まあいい、ちょっとした保養の様な物、か。

【そんな、穏やかな笑を浮かべて、そして結論を】

……妖刀、……妖怪、…………あ。

【何かを思い出した】

腕……、そうだ、そうか……。
――――未だ枯れたくない=Aだから――――。

【轟っ、火憐の周囲に、僅かな熱が生まれて】
【突如、火憐に、刀が突き刺さるだろう。その刀身は、火憐の体のウチに、潜り込んでいって】
【そして――――――妖刀と引換に、火憐は妖怪と成った】
【焔をそのまま形にしたような、紅蓮の髪。地獄の焔を映すのは、紅玉の双眸で】
【そして……腕が、或る。両腕には、無数の真紅の文様が刻まれていて。ちりちりと火の粉を残す】

……っは、どうにも、まだ戦う宿命みたいだ。

【むくり、と立ち上がる火憐は、櫻芽に、抱きつくだろう】
【熱の有る身体が、感じられる筈だ。図らずして、火憐は人を辞めてしまった】
【吸血鬼とは違うけれど】

――――また今度、戦おう=B
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 04:33:15.07 ID:k5K4pgAYo
>>487
”…界術使い、規制がきつい筈のこの世界でも、いるもんだね”

【呟きに似た念話は、届けるつもりがない独り言のようだったけれど】
【猫は相変わらず、その場に立ち尽くしていた】
【…というより、座れずにいるのだ】

”…悪いんだけど、陸地まで運んでくれないかな?”
”この状態で水につかったら…ほら、わかるだろ? 本気のリストカッターが風呂に傷口つけてさ…”

【もうそんな次元突破したはずなのに、いきなりこの猫は変な常識を引き合いに出す】
【確かに、脅威の再生力というか、戦闘が終了したせいか魔翌力を治癒に回すだけの余裕が出来、密かに再生しているのかもしれない】
【それでも完治には程遠く、可能なら治療が必要なのに残ろうとしているのだ】

【でも、見届けたい気持ちは、猫も同様なようで】

”そうか、じゃあ、付き合おう”
”僕もカーネルの最後は、目に焼き付けておくことにするよ”

”直接会うことは遂になかったけど…追いかけた迷子の終点くらいは、ね”

【猫は、その胸中にて何を想うのか、瞑目して、上を見た】
【墜落と突入開始時間、それから作戦参加者や奴の性格を考えると、おそらく上で、もうすぐ片がつくだろう】
【堕ちはじめた理想郷…それで、展開の見当はつく】
【猫はそれでも、夢の結末を記憶しようと、朔夜の元へゆっくりと移動する】
【身体を気遣ってか、痛むのか、ナメクジが這うような速度だ】

”…朔夜、いい名前だね”

【そして刻むように名を呟いて、返礼する】
【その表情は気老いなく、誇らしげで、柔らかな微笑み】



”僕達はブルーライン、魔法使いだ”



                     【おやすみ、ケダモノ】

       【―――――――そしておはよう、この醜くも美しい世界――――――――】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/05(木) 04:33:35.26 ID:VGxjeWoE0
>>458(颯護)>>465(オーベール)>>468(カゲツ&ユヒカ)>>470(ツァーリ)>>471(山本)>>474(レイド)>>477(パニキュレータ)

――――  『  幸福  』
それは、力を究めた果てで得られるような、崇高なものじゃない
それに気付いてしまったから、オレは。止まることを、望んだんだ

……そう、『幸福』

『幸福』とは、……――――


  ―― ワタクシの砲術は、全て隊長のためにあるものです。なんなりと、お申し付け下されば幸いですぞ。

     いいか、言っておくぞカーネルとやら。オレはお前を認めていない。だが……おい、何故笑っている?……――

               うーん、そうだねー。たいちょー、ちょっとそれ貸してくださいー。すぐ直しますー。 ――


        ―――― 隊長、本日の報告書です。それと、午後から会議ですので、お忘れなきよう ――――


『幸福』、とはッ…………!


    ―― カカカカカッ!!随分と威勢が良いのゥ、ヌシにワシらが纏められるじゃろうかァ? ――

        ケヒャヒャヒャヒャ、言うなよエルヴァレッタさんよ。お前も災難だなァ、こんな部隊の隊長やらされてなァ? ――

           ―― オルガ、……うるさい。……なには、ともあれ。……これから……よろしく、頼む。……カーネル、隊長


                わぅー、ユヒカはカーネルさんに感謝してるヨ?“ありがとう”って、――――

『幸福』とは……



……このオレの、すぐそばに在ったッ……!



そんな単純なコトに、気付けないとは――

……クハッ、ハハハ




    マヌケ、め




【 ほんとうに呆れたように、微笑んで―――― 】

【――そして、すべてが。夜に溶けた】


【――≪R.I.P.≫総帥。『紅き月銀のジュデッカ』カーネル=アドルフ・レルゼクム】

【  ――――死亡。  /  Rest.In.Peace...  】

/Next...>>
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県)[saga !red_res]:2011/05/05(木) 04:34:44.21 ID:VGxjeWoE0
>>

【その刻。幾重の想いが、決意が。カーネルを打ちのめしていた】
【あらゆる攻撃の連鎖が、その身を削り往って。しかし、苦しみは無かった】
【それはきっと、幸せという名の鎖から、彼が解放されていったからで】
【……でも、そんな中で。彼は紅蓮の翼を見た】
【不器用に翔んでくる紅を。夢の終わりを共に謳わんとする炎を】

【だからこそ。マヌケめ、と】
【彼は、そう言ったのかもしれず】


【――ともあれ。ひとりの不器用な紅き夢は、いま。終わりを見た】


「……終わった、…………。…………やっと……」


【ぺたり、と。天ヶ谷 昴が、思わず其の場に座り込んで】
【紅丸と、クロワは。ただ、その場に佇んでいて】


【落下を続けるノクト・アルカディアは、夜明けにも完全に地上に落ちる】
【だが、降下しながら軌道を変えていたらしく――海の底に、沈められることになるだろう】
【地上に被害は齎さない――それは、カーネルの。最後の最後に捧げた、罪滅ぼしのつもりだったのだろうか?】


【あらゆる物語が複雑に交錯した果てだ。それぞれ、想うことがあるのだろう】
【だが、しかし。ただひとつだけ、言えることは】


【遠ざかっていく、星星の】
【輝きを取り戻した月空が、とても綺麗だということだけで】


【――≪R.I.P.≫――――終幕】
【ただ今は、終わりを告げる夜樂が。静かに、響き渡っていた】


/以上でイベント終了とさせていただきます。本当に、ありがとうございました
/各自、転送陣を起動して地上にご帰還下さい。
/なお、天ヶ谷昴、紅丸紅斗、クシャルクス・クロワール・レッドスカイは暫くこの場に居ます
/なので、絡みたいという方は、少しの時間なら絡めます。長時間、お疲れ様でした。
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/05(木) 04:40:06.79 ID:8Eokex5eo
>>495-496

【ずっと】
【既に鬼籍に入っているという事実を告げられるまで】
【探し続けていたもの】
【――父、そのものへの愛憎混じりの憧憬もあった】
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[saga]:2011/05/05(木) 04:41:57.86 ID:tUp6eIDRo
>>486

……………。

【最後まで無言で、少年を見送る】
【うつ伏せだったため、表情すら読み取れないだろうが──】

…………ありがと……。

【少年一行が消えて行った後で、ボソッと呟く】
【なんだかんだ言っても、感謝していたらしく】

>>488>>493

……。

【そして、その場に取り残された少女】
【「私だって火憐に抱きついてにゃんにゃんしたい(過大表現アリ)」だとか】
【ともかくそのような事を思っていたりも、するのだが】

(…………私だって、空気くらい読めるようになった。)

【何も言わず"念じ"、地上へと戻っていく】

(足動かせないし……どうやって、帰ろ。)
(ま、なんとかなるかな…………。)

【こんなどこか呑気なことを考えながら、少女は"日常"に戻って行く】


/お疲れ様でした!
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/05/05(木) 04:42:43.06 ID:Fwob3wyAO
>>495>>496

【――凜、と。】
【全て、桜のように溶けた】
【何も残さないで、幸福へと消えたのだろう男――その、叫び。全て、記憶して】
【刀を引き抜き、鞘へと納刀。のち、服が濡れるのも厭わず血溜まりに座り込んだ】

【星座を象る億光年も先の稀有な輝点。そのひとつに変わった、あの月は】
【しかしそれでも――確かに、皆の胸に残る重さを、抱かせていて】
【ふぅ、と、息を吐く。よく生き残ったな、なんて思考したりしながら】

【後方にいるであろう友を、振り返って確認。その身体に負傷を探しつつ】

なぁ。アリスの鎖は、解けたか?

【と――結局は伝えられなかった言葉を、いま。彼に尋ねるだろう】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 04:43:07.15 ID:1/p7V9qSO
>>495-496

……、……、…………
ぁ、ユヒカちゃんと刀、かいしゅーしな、と……

、けないんだ、けど。
…………うごけな、ね。


【動作を終えた瞬間に、どちゃりと崩れた姿勢】
【ごろん、転がって、天を仰ぐ】


 【ほら、世界はこんなにも美しい】


【……あとでユヒカちゃんをものっそい材質の良い布で磨いてやらねば、とか】
【至極どうでもいいことを考えながら、空を見続ける】


 【――隣にだれかがいたならば、もっともっと美しい。】


//お疲れさまでした、ありがとうございました!
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 04:45:54.94 ID:SlPQwK6Fo
>>495-496

………………

【鞘を拾い上げ、それに刀を納めると左腰に差し直し】
【そして…もう1つ】

【ヴュネルドの落としたサングラスを、拾うと】

……この位の餞別は、貰っても良かろう?

【…今は亡き彼へ向けて、囁いて。それを掛けた】
【其の儘、別れの言葉も無く地上へ帰っていくだろう】


【――――光の下に、其の涙を晒したくはないそうだ】

/主催者の方、及び参加者の方お疲れ様でしたー!
/…勝手にサングラスを貰っちゃったけど良かったでしょうか^q^
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/05(木) 04:46:03.41 ID:qJ2qyKHBo
>>488>>490

その、「宿敵」っての…………いや、まぁいいや…………ふ、ぅ…………。

【身体に残った力の全てを振り絞ったウェル子に押しのけられたルシアは】
【何かを言い返す気力も無く、退けられるままにカラスに仰向けになる】
【ほぼ大の字に転がって、大きく胸を上下させて】

…………背負って、あげるさ……絶望でも、なん、でも……。
こんな、身体……いまさ、ら…………!

【途切れ途切れに、ウェル子の叫びとも言える言葉に】
【任せろ、と。任せておけ、と。伝わるかも判らない吐息を漏らし】

【カラスが一羽ずつ消えていく。飛び降りたウェル子の姿は見送ることも出来ない】
【風景の動きだけで、巨大カラスの動向は掴めるが――――】

――――――≪信じる≫、か……。

【ウェル子が残した其の言葉】
【信頼を勝ち取ることが出来た、と言うことだろう。ルシアは、目を閉じて微笑みを浮かべて】
【極大カラスが、見渡せる丘に着陸する。そして】

――――みぎゃっ!?

【カラスが羽根となって消えれば、倒れていたルシアはそのまま背を地に打ち付け】
【間の抜けた奇声を上げた。が、それ以上の動きは無い】
【二枚だけ、風にも流されず残った黒い羽根。手を伸ばそうとも、其処まで手が届かず】

/ウェル子ちゃんの方、お疲れ様でしたー!
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 04:49:14.48 ID:/UsA/QZU0
>>495>>496

――――――――『幸福』のありかが分かっただけでも…………あなたは救われたわ、カーネル…………

【死の世界へと旅立ったカーネルの最後の表情が、どこか安らかなものである事を、レイドは見ていた】
【せめて、カーネルに救いを求めるなら――――そんな表情をして死ぬ事が出来た事が、唯一の救いだったのだろう】

≪姉貴…………やったっすね……やったんですね、俺たち…………≫

【何かをやり遂げた。そんな感慨深いため息を漏らすジェム】
【今ここに、一つの『敵』を打ち倒す事が出来た。あるいはすれ違いの悲劇だったのかもしれないが、ともあれ彼等は、未来を掴み取り、勝者となれたのだ】

「…………」

【ビットを収納しながら、ただ無表情でカーネルの死にざまを見止めるサザンクロスセレナーデ】
【感傷的に思う所は、ない。ただ、任務達成の充足感のみが、彼女を満たしていた】

≪姉貴……昴さんにお礼を言わないと≫
そうね…………すばr
「――――天ヶ谷 昴…………戦いは終わった。ここで私は、改めて聞いておかなければならない事がある」
っ……サザンクロス、セレナーデ…………!!
「何を驚いている、レイド=E=ヴェイス…………もとより、この城、ノクト・アルカディアは既に限界だ。余計な事を指し挟んでいる時間などない」

【戦いが終わり、仲間と共に勝利を分かち合おうとしたレイドの間に割って入ったのは、サザンクロスセレナーデ】
【まるで、『次の任務』に今から取りかかろうとしている様な鋭い雰囲気を湛えている】

「…………我らは、共にカーネル・アドルフ=レルゼクムと戦い、勝利した…………だが、次にはレイド=E=ヴェイス…………これと我々は殺し合う事になる
そこでだ…………貴君に選択を迫らなければならない…………」

【そう。停戦協定はあくまでもこの一戦のみ。これが終われば、彼女らは再び敵同士に戻る】
【そこで、サザンクロスセレナーデは『暴蜂』の準構成員の顔を取り戻していた】

「天ヶ谷 昴……貴君は現在、我々の第四級優先攻撃目標に数えられている。だが、これ以後我々の行動を妨害しないと言うのであれば、共闘した事と差し引いて、貴君を今後我々は脅かさない
だが、レイド=E=ヴェイスと組んで、我々と戦うと言うのであれば、我々は以後、貴君を第二級優先攻撃目標として見做すことになる…………
――――どちらの道へと至るのか、その答えを今のうちに聞いておかなければならない――――」
ッ…………!!

【サザンクロスセレナーデの問いは、端的に言えば『今後自分たちと敵対するのか?』と言う物だった】
【返答次第で、彼等の昴に対する態度は一変するだろう】

/イベント、本当に乙でしたー!
/そして、お言葉に甘えて少しだけお付き合いください……!
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 04:50:20.60 ID:j1jTDgNto
>>488>>490

全く「宿敵」認定とは本当有り難い話だね、フン
どうせこちとら時間は腐る程にある身だ、絶望でもなんでもござれってんだよ
それに一人の人間の為にオレみたいなのが何かできるんなら儲けものさね

【カラスに向けて睨みを効かせてみたものの大分どころか殆ど体力を無くしており】
【見ればその「黒の鋏」と「黒の腕」が崩壊を始めていた】
【そんな状況でも言の葉を紡ぐ事は出来るのだ、ウェル子がそうであるようにエルフェスも】

信じる事は自己責任……なんて身勝手な言葉は使わねえよ
言ったからにはその信じるって行為に応えるつもりだからな、だから「また」な

【ウェル子を追いはしなかった、彼女はここで落ちて死ぬような人間ではない】
【またいつかどこかで自分の目の前に現れるだろうという確信めいた物が胸中にはあったのだ】

と、これでなんとかなったのかな……
あのままカラス放置されて突撃命令でもされたら真剣にやばかったわ……九死になんとやらだぜホント

【緊張の糸が完全に切れたのかエルフェスは座り込む】
【ボロボロになったナイフとボロボロの少年】


【展望する丘に降り立った時もその地面の確かさを喜ぶ余裕などなく】
【半ば転がるように地面へと帰る】

【風に同化するよう、羽根となり消えていった怪鳥を半身を起こしながら見つめ】
【そして残された羽根へと手を伸ばす】

ふうん、証みたいなもんかね……
意地悪なオレ様は仕方なく受け取っておいてやるのでした、なんて……な

【「絶望の魔翌力」など関係ないとばかりに根の部分を指で挟み】

/色々と拙い感じでしたがお付き合いありがとうございましたー!


>>502

ってオイ、バカ……なに伸びてんだよ情けねえヤツめ
仕方ねえからオレがお前の分の絶望をお前の代わりにオレ様がお前に取ってやろうじゃないか
なあに遠慮はいらないぜ、完全な良心からの行動だからな

【見ればルシアは奇声の後もすもすしているようで】
【にやりと嫌な笑みを浮かべながらもう1つの羽根を取ってルシアに渡そうとするだろうとかなんとか】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県)[sage]:2011/05/05(木) 04:51:55.46 ID:WQ14ryCho
>>495>>496
【パニキュレータは、そこに倒れ伏していた】
【意識は途絶え、全身に無数の手傷を負いながら、彼女はまだ、生きているようだった――
     ――恐らくは、他の面々が広範囲を覆う攻撃を多用しなかったからなのだろうが】
【仮面は砕け、その下からは端正な顔立ちの少女の顔が覗いている―――】

………

【どういうわけか、その手にあったのは、先程の炎の翼ではなく―――最後までカーネルが持っていた光剣】
【当然、そこに光の刃はなく―――きっと、彼女がカーネルに『寄り添い損なった』結果なのだろう】


【少女は、眠ったように動かない―――いや、実際眠ろうとしているのだろう】
【何故なら―――『転送陣が起動していない』。……パニーは言った、「一緒に眠れ」と。彼女はその言葉に殉じるつもりなのだろう】


【この場での生命は保たれている―――後は、誰かが「引き戻すか」、「見送るか」―――】
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/05(木) 04:52:04.26 ID:8Eokex5eo
/こんな時にまで途中送信……ギギギ
/見りゃ分かると言われそうですが、>>497は無しで

>>495-496

【ずっと】
【既に鬼籍に入っているという事実を告げられるまで】
【探し続けていたもの】
【――父、そのものへの愛憎混じりの憧憬もあった】
【けれどそれ以上に、父性そのものを求めていたのかもしれない】
【ほんのわずか、他者から見たら欠片ほどかもしれないが】
【彼を否定すれば――己すら否定してしまうような、そんな気がした】


……っ、やば

【決着がついてから、数秒、もしくは数分、或いはもっと時間が過ぎていたかもしれない】
【夢中過ぎて目の前の景色すら見失っていたような気がして、吐き捨てるように意識を戻す】
【ゆっくりと青色の中に落ちていくのだろう箱庭の上で、一つ咳をして、ごくゆっくりと立ち上がる】

お礼、言わなきゃ……

【せり上がっては戻る胃液に焼かれ血の流れる喉は、もはや生来のボーイソプラノとはかけ離れた声しか出せず】
【歩みもまた、蛞蝓のようにのろく、進んでいるとは言い難い】
【それでもゆっくりと、紅丸の方へと近付いて行く】

……あり、がと
なんかい助けられたか、わかんない、よね。ほんと、みっともない
ね、なんか……苦しいんだ
何だろう、胸の中に穴があいたみたいに、からっぽで、苦しいんだ

【前記のとおりごぼごぼと泡立つ音の混じり、且つうまく文として状況を伝えられていない言葉】
【独り言ととられてもおかしくないような言葉をこぼして、白む空を見上げた】
【首から上以外はほとんど重体、乾いた血がこびりつかないところはないような姿で、呟く】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagasage]:2011/05/05(木) 04:53:05.98 ID:ZE9R8sn40
>>493

バカめ、バカめ、

―――バカめ……―――バカ火憐、め……!

……私は、まだ「吸血鬼」だ…。

【吸血鬼として、他者との間に弾いていた一線】
【その為に、時に人間としての一面が目覚めたとき、彼女は苦しむ】

【戦いの中で、その境界は『溶かされた』】
【飽くまでも彼女は、冷酷な吸血鬼として在り続けるつもりだけども】
【人間性を受け入れ難いものと考えることは、もう無いだろう】
【―――照れ隠しのように、同じ言葉を並べた】

…………?

【しかし。生命体として苦手とする焔の気配に、少し身をすくめて】
【火憐から、何秒か離れてみると】
【――新たなる、人ならぬ者の誕生】

【かつての彼女なら、どうしたのだろうか】
【獣に墜ちた少女に対し、今度こそ止めを見舞おうとするか】
【或いは、己の子供じみた情けを恨み、なお狂っていくか】

―――ぁぎっ!!

……そっちの気が、ありそうなことを!

 【でも。今の気持ちは、不思議と温かい】
 【人を辞めたところでその本質が、変わるわけではない】
 【――少なくとも。火憐については、そんな特例を設けてみたい】
 
 【自分は、吸血鬼を受け入れたとき、「変わって」しまったから――】

【抱きつかれて、珍奇な悲鳴を上げ】
【炭の腕を庇いながら、その感触を享受する】

………あーぁ、そうだな
いま以上に美しい花を、咲かせる事ができそうだ
腕は心配するな、血を飲んで一週間休めば元通りだろうから

私にも、出来れば果たして終いたいことがある
散らしたい生命、枯れてしまえば良い生命――幾つか、知っているのさ

……カーネルのことも、もう少しだけ見届けておきたい
一応、本来の目的は其れだから――な

【そして彼女は、その場で立ち上がり】
【史上最新の妖怪から、数歩遠ざかると】

…暫しの別れだ、火憐
―――私の、…だ………ち


  ………いや、今のは忘れておけ――。


【そう言い残し、神出鬼没の吸血鬼は】
【崩れ落ちる城の何処かへ――消えていってしまうだろう】
【降ろされる終幕、控えるカーテンコールを最大限見晴らせる、そんな場所へ】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 04:55:11.87 ID:EQRRmWWDO
>>499

【空を。ただ、空を見上げていた、紅柘榴は。ふと呼び掛けに気付いて、振り向いて】

『……ヴュネルド、か』



『ええ、お陰様で。』


【――軽い微笑みを零しながら、そう返し】

『……さて、返りましょうか?』

【なんて。もうすっかり、日常の気配で――】

>>500


【――わぅ、お疲れさま!カゲツおねーさん!】


【ほんとに頑張ってくれたの、ユヒカちゃんと見てたから――いまは、ゆっくり休んでネ?】


【ひょっとしたら――そんな声が聞こえたかもしれない、なんて】

/お疲れさまでした。ありがとうございました!
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 04:56:48.46 ID:k5K4pgAYo
>>495>>496
”終わったみたいだね”

【気配が、消えた】                             ボヒョウ
【この場の王たる彼の気配は黙し、残るはただ、海上に落下する理想郷】
【猫はころあいか、と呟くと、朔夜に呼びかけるだろう】

”一足先に降りる。その後近場の病院に転移するから、悪いけど手続きしといてくれないかな?”
”もうボチボチ、トビそう…何これ、せっかく起きたのにもうおねむ?”

【ひょっとして頭が回ってないんじゃないだろうか】
【事実、身体と同じように目もぐるぐる回して、猫の身体が傾きかけた瞬間、その姿は、地上の装置の元へ移動するだろう】

【倒れこむ猫は、すぐさま自前の転移術で病院の前に移動する】
【件の騒ぎで夜通してんてこ舞いな病院に現れた、途方もない急患に、一同騒然とするはずだけれど】

【寝顔は妙に安らかで】
【眠っている間、使い魔に促された医者が確かめた瞼の下は、金色で】
【でも寝息は二人分…鼓膜と周囲の人の脳内を、揺らし続けたとか】



【蒼の魔法使い、復活】
【けれど内には申し子を抱えたまま】
【三人の未来は、きっとまだ彼方に―――――】


//うぉおおぉおぉおお乙でしたああああ!!!
//参加者の皆様、主催者様、そして朔夜さんの中の人、皆皆お疲れ様でしたーーーー!
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[sagesaga]:2011/05/05(木) 04:58:02.47 ID:15QRyZeAO
【水の国──港、倉庫前】

【一つの時代≠ェ終わり──きっと、新しい時代≠ェ始まろうとしている】
【この世界の何処かで、何かが落ちた瞬間に、ソレ≠感じ取る者達は、少なからず存在するのだろうか?】
【始まりの場所>氛沒ッ時に、終点≠ナもある、こんな場所には、特に】

…牙の折れた獣は…結局死ぬしかないんだ。
幸であれ不幸であれ、結局人間≠セった……って、それだけのことさ。

【何かに遮られているような、くぐもった声の出所は、倉庫前に放置されていたフォークリフト内からのもの】
【ネコ耳フード≠ェ付いたジャケットと、顔面を覆い隠しているガスマスクが特徴的な人物だ】
【目深に被ったフードと、マスクの間から垂れる前髪は、彼が金髪ということを示していて】
【そんな前髪が掛かっている、昆虫の複眼のようなマスクの双眸は、紅く、紅く】
【開け放たれたジャケットの下、白いTシャツの胸元には、十字架のアクセサリーが輝いている】
【両足をハンドルに乗せ、体を運転席に沈み込ませたまま、両手を後頭部に回して】
【水平線から顔を出し始めた朝日に、何となく首を傾けるのだった】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/05/05(木) 05:01:03.61 ID:Fwob3wyAO
>>508

応。気にかけてたようだから――あ
俺、前にヴュネルドに勝ったから、お前より強い。そういうことで宜しくな

【軽い微笑み――それを浮かべた姿は、やはりひとつの幸福の証だろう】
【それから繋げた言葉は、とりあえず軽口でも投げておこうというもの】
【彼らの最期はあまりにも壮絶で、胸に残り――もう少しあとで浸りたいから】
【微妙に嘘を混ぜこんだ言葉で相手の反応を探ると、無言で手を伸ばすはずだ】

【あちこちから出血して、鉄錆の香水をバケツで被ったかのような有様の此方は】
【『手を貸してもらわなければ立てない』ほど――負傷していたりして】

歩くのが“痛い”から、手伝ってくれよ

【と、頼むのは。】
【ヒトノヨ――彼らの温もりが織り成す世界の幸福を、もう少しだけ記憶したいと思ったから、なのかもしれない】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 05:02:00.31 ID:R5jdr6ZXo
>>498
【……火憐は、あまり多く考えるのが苦手だ、要するにバカだ】
【故に、完璧にニナの事を忘れちゃってたりした。多分、次会うときにめっちゃ謝ってくるだろう】

>>507
はっはははは!!私が何年バカと呼ばれて生きてきたと思っている!
一度や二度、馬鹿と言われたぐらいでゆらぎはしないさ!

大嘴櫻芽=Iお前は、イイヤツ≠セ!

【馬鹿だから、結果結論答えは単純、人種性別主義主張人間非人間善人悪人関係無し、火憐はそいつ≠見て生きる】
【だからこそ、火憐は火憐≠フまま突き進めるのだろう】
【―――――そして、これからも】

【そして、櫻芽の言葉を受けて、っはっは、と苦笑を漏らして】

ちょっとしたスキンシップじゃないか?
ウチの妹分とか、一緒の布団で抱き合って寝るんだがなぁ……?

【抜けていた、やはりバカだコイツ】
【そして、人を辞めても、火憐は火憐であった。妖怪、花城火憐。新たな旅路の始まりだ】

【少し、強めに抱きしめて、腕を離して】

っは、そうか、やっぱり、丈夫だな。

ん、りょーかい、んじゃ、私も行くかな。
戦って戦って、腹が減って仕方が無いんだよ!

【腹をギュルギュルと鳴らしながら、迷わず背を向けて、歩き出す】
【そして、ひらひらと、手を後ろ手で振って】


殺しあった仲だ、今から、親友≠セ、櫻芽=I!


【念ずること無く、紅蓮の妖姫は、城から飛び降り、去っていった】
【どこまでも、迷いなく。どこまでも、まっすぐにッ!!】

//乙でしたー!!テンションおかしい上に眠くて文章が駄文ですが楽しかったのですッ!!
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/05(木) 05:02:34.25 ID:qJ2qyKHBo
>>504

バカとは酷いね……結構、堪えるんだから……。

【は、と渇いた笑い。苦しげに笑みを浮かべるが、どうにも顔は顰め面】
【ゆっくり、大きく息を吸っては吐き、無い胸が大きく上下する】
【衣服が真っ黒な為気付きにくいが、全身から血が抜け続けているのだから】
【これだけ消耗するのも仕方が無いというもので】

……応急、処置は……何とか、だけど――――。

………………こうやって押し付けられると、受け取り、拒否りたくなる、ね……?

【言いながらも、差し出された羽根を受け取るために右手を伸ばす】
【「絶望の魔翌力」――彼女との、約束の証を受け取るために】
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 05:02:58.88 ID:EQRRmWWDO
>>501

【拾い上げたサングラス】
【不器用な武人が、その遮光越しに世界を見た】

【――想いは、きっと。受け継がれ、往くのだろう】


/全く問題ないです、ありがとうございました!


>>503

レイド……うん、お疲れさま。ジェムちゃんも……

【座りこんだまま、昴は2人に笑いかけて】
【だが、そんな一時も終わりを告げて】

サザンクロス……セレナーデ……。
うん、そうだね……私だって、やっと≪R.I.P.≫の因果から解放されたんだ。
もう暫らく、戦いなんてゴメンだよ。



……なんて、ね。
レイドは私の、大切な友達なんだ。
悪いけど……見放すなんて選択肢、最初から私には無いよ

【――と。アクアマリンの瞳で、真っ直ぐ見据えるだろう】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 05:05:39.56 ID:1/p7V9qSO
>>508

…………ええ、ほんとに。
どうせしばらくは病院暮らしですから、
その間はユヒカちゃんも、……カーネルさんとのんびりしててください。

【今度こそ、隣に立って、遊んでもらってくださいね、と】
【ぽつっと言って――今日は、寝ることにした】

//それでは私はここいらで……改めましてありがとうございました!
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 05:09:33.57 ID:j1jTDgNto
>>513

じゃお互いにバカって事で1つ……。

【冗談を言う気力はなんとか残っているようで】
【肩を竦め軽く微笑む】

受け取る受け取らないはお前の自由だろうな
受け取らなかったらお前に対する評価が少し下がる位だし、お好きなように。

【ルシアの右手に確かにその羽根を渡し】
【エルフェスはその場にぐでーん、と倒れるだろう】
【肉体的な消耗も加えて精神的な消耗も迫っていた、具体的には頭痛とか】

若干空に対する恐怖心が高まったかな、ウン。
やっぱ人間は地に足付けたいもんだ、生き方にしても……な。

【そして白み始める空をぼうっと見つめ呟く】
【どこか現実的な言葉、そして小さく「フフ……」と鼻を鳴らし
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 05:14:27.87 ID:/UsA/QZU0
>>514

昴…………
≪昴、さん…………≫

【二人とも、信じていた。昴がそう答える事を】
【無論、自分の為に危険に足を踏み入れる道を選ぶことに、思う所が無い訳ではない】
【しかし、それにも勝る『絆』が、自分たちの間にはあるのだと。昴のその答えを、しっかりと受け入れて】

「…………そう、か…………やはり、聞くまでも無かった事かもしれんな…………」

【無表情のままで、サザンクロスセレナーデはゆっくりと頷いた】
【昴とレイドの間に、深い『絆』が存在する事は、この戦いの中で良く分かった。今さら確認するまでも無かった事かもしれない】

「…………出来れば、オリジナルの事を良く知っている貴君とは、戦いたくなかったが…………仕方ない、か」

【――――否、彼女の『確認』は、そんな事務的な意味のみを持っていたものではない】
【彼女たち、リイロクローン共通の、不可解な意識として、オリジナルであるリイロ=M=ヴェイスに興味を持っていると言うものがある】
【かつて、リイロと何度となく言葉を交わしていた昴を、本気で『仲間』として見たかったのだ】
【――――しかし、『絆』の前には、それも叶わぬ事】

「……レイド=E=ヴェイス…………遠からず、我々は『風霊統主の城』を攻撃する運びだ…………
その時には、死を覚悟してもらおう…………シュバルツ様が無為無策に攻撃を行う事など無いと言う事……貴様にも分かるだろうからな……」

【そう言い残し、サザンクロスセレナーデは先に転移する】
【――――その時、残骸と化したζとξの亡骸を、チラリと見やっていた】

昴…………ともあれ、まずは戻って、傷と疲れを癒しましょう?
……本当は、紅斗さんにも挨拶をしておかなければならないんだけど……

【そういうと、レイドはフッと微笑んで見せる】
【昴の返事に関わらず、そのままレイドは撤退するだろう】

【――――――――レイドにとっての一つの戦いは、ここで終わりを告げる事になる】
【――――――――だが、レイドに取っての本当の苦難、本当の戦いは、ここから始まる事になるのだ――――――――】

/乙でしたー! ありがとうございましたー!
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 05:14:44.94 ID:EQRRmWWDO
>>505

【……そんな彼女を、認めたのは】

……パニキュレータ、……。

【――天ヶ谷、昴――スバル=エルデピアス、だった】

……私は、君と接点なんて。あんまり、無い、けど……
……私の家に、さ。君が死ぬと、ちょっと悲しむ子が……居るんだよね……。
仮面を取った姿で会いたいって。願ってたんだ、あの子。


……強制なんて、しないよ。ただ、それだけは忘れないで
聞こえてるって、信じてるから

【――そう、語り掛けて】
【昴は――踵を、返す】

/お疲れさまでした、ありがとうございました!
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 05:21:46.76 ID:EQRRmWWDO
>>506

……アーン……オタクは先ず、オタクのケガをなんとかしな。
散々な顔してンぜ、普段なら笑ってやってらァ

【紅丸は、そんな風に冗談めいて】
【それから――ゆっくり、其方に歩み寄り】

……何も分から無ェなら、とりあえず泣いとけ。見ないでやるから


……オタクはッとに大したもんだよ、オーベール

【と。不器用な優しさを、告げるだろう】


/申し訳ないです、もう限界が近いので全レスここで切らせていただきます
/お疲れさまでした、本当にありがとうございました!
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 05:23:49.50 ID:VPLDA4wSO
>>494
「――ん。正確には、拒絶≠フ概念遣いだけど、な」
「過ぎた力さ、人の身には。……お察しの通り、色々と不便だし」

【……さらり、呟きに対しても嫌な意味で律義に返答。割と地獄耳であった】
【まあ、それはさておいて。彼女は再び身体に力を入れ直し、ゆっくりと立ち上がる】
【硝子状の蒼――拒絶の概念結晶体――を直接傷口に貼付けて、乱暴に止血だけは済ませてあった、が】
【正直な所、このまま座り続けていれば、二度と立てなくなりそうな有様だった】


「……言うな、釈迦に説法だ。聞きたくない。こっちはついさっきまで、身を以って体験してたし」
「正直――まあ、何だ。キツい。だから嫌だ。……肩、貸す位なら、良いけどさ」

【先刻その常識≠ノ黄泉三歩手前位にまで追いやられていた朔夜は、露骨に眉を顰めて、思いっ切り渋い顔をすると】
【自分も満身創痍である旨を力一杯アピールしてから、運ぶのでなく支え合う程度なら、と妥協案を出す】
【病院や治癒術師の許へ行きたい、と言うよりは、寧ろ積極的に呼び付けたい。彼女はそんな内心の滲む眼付きをしていたが】

【それでも。例え彼≠ェ帰れと云った所で、きっと彼女は梃子でも折れなかっただろう】


「ああ。……さて、早いとこ、このスケールのでかい水溜まりから上がろう」
「亀や牛にも負ける歩みだ。正直、幕とどっちが早いか、って感じだけどさ」

【朔夜もまたそれを受けて、歩み寄ると。彼≠ノ身体を預け、肩にその左手を回す】
【言葉通りに、歩みは鈍い。時折崩れかかったり、よろめいたりもするかも知れない】
【ただ、途中で力尽きて倒れるような失態は、意地とプライドに懸けても、曝さないだろう】

「月の無い暗い闇夜でも、迷わずに歩いてゆけるように、って。――そういう、名前だそうだ」

【――――一言で現すのならば、孤高。彼女は、そんな人種だった】

【ふ、と。柔らかく淡い笑みを、口の端に乗せ。そう述べれば、続けて】



「ブルーライン、ね……。了解、覚えとく」


【凛と、涼しげな顔に戻り。素っ気ない口調で、そう返すのだった】




        【  世界の果てで、獣が叫んだ。  】
             【  誰にも届かない、無音の咆哮を覆い隠して、今日も世界は廻り続ける  】


                     【  ――――物語は、続いてゆく。少なくとも、未だ終わらずに  】
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/05(木) 05:23:55.88 ID:qJ2qyKHBo
>>516

……え、やだよ、バカじゃないもん……。

【此処で真坂のマジレス】
【バカな事やったという自覚はあるが、それ故の判りにくい冗談】
【少しずつ呼吸も落ち着き始めて、穏やかに】

受け取るもん……約束、したんだから……!
これは……ウェル子ちゃんなんだから……。

【きゅ、と渡された羽根の根元を握り締め】
【少しだけ、目の前でくるくると回してみたりしながら】
【然し、割と早く力尽きて、其の手を自身の胸元へと落とす】

…………空を見る余裕すら無かった。
良い景色だった気がするけど……わかんない、なぁ……。

【夜は既に明け始めている。綺麗な月夜はもう見えない】
【余裕の無い行いに若干後悔しつつ、それでも現状に満足しつつ】

――――エルフェスくんは、大丈夫?
その……色んな意味で。

【如何いう意味だ】
【ともあれ、倒れこんだエルフェスに対して、体調を伺う】
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 05:37:48.81 ID:j1jTDgNto
>>521

もはやツッコむまい……。

【ぐでぇっと地面に垂れる、垂れエルフェス】
【「ふへえ」と息を吐いたとかなんとか】

へいへいほいじゃあ頑張れなー。
ふっ……これがアイツか、成程言い得て妙ってヤツだなあ。

【同じように羽根を弄びながら】
【ベストの胸ポケットにしまうのだった】

あれで余裕があったら心臓に毛が生えてるっての……。
もうオレ飛行機とか乗れないわ、超怖い。

【軽くトラウマになったようです】
【でもまあ空を飛ぶ機会なんかそうそうあるワケもなく……ないよね?】

ん?ああ、生きていればオレの勝ちだかんなー……
若干バカにされたような気がするがまあ大丈夫だよ、そんな事よりテメエの心配でもしてろ。

【十分な栄養と十分な睡眠さえあれば大体の事は治る】
【気にするようなことでもないし怪我は慣れていた】
【そんなこんなでルシアの言葉をぶっきらぼうに突っぱねるのでした】

まあなんていうか、疲れたぜ流石に……
そんなワケで面倒臭いからオレはもうここで寝る

【それでもこうして寝転がっていると眠気がやってきたのか】
【エルフェスの語気もなんだかフニャフニャして来て】

【そして白み始める空を暫く見つめ、やがて彼はその場で眠りに落ちるだろう】
【今はただ微睡みの中へと身を委ね、ポケットの中の羽根の感触を確かめて……】

/中身の眠気がレベル1デスを放ってきたのでこの辺で失礼させて下さい
/消化不良なようでしたら後半無かったことにしてまた今日お付き合いいたしますので
/それではおやすみなさあばばばばばば
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/05(木) 05:47:54.68 ID:8Eokex5eo
>>519
……そう、だね
さすがにこんなに損傷が激しいのは、初め、て…… !

【ぼんやり、どこか虚ろな目で己の手に目を落とし――明らかに、動揺を見せた】
【その手を後ろ手に隠し、紅丸に改めて向き直り、一呼吸おいて】

は……そりゃ、当然、じゃん
なんたって……ボクは、ボクなんだから

【僅かにぎこちなさを残しながらも、いつも通りの返し方】
【困ったように眉を下げながら一呼吸おいて、次の句を継ぎ――】

>>505
……それが、望んだ事なの?

【一瞬、迷うように、手を差し伸べ掛けて】
【果たしてそれが正解であるのか、ただぽつりと一言こぼし、その手をひっこめた】



【再び、空を見上げ、ゆっくりと目を閉じる】
【地上への陣を発動させ、彼の理想郷から離れていく】
【その手は、手先が黒ずみ、ゆっくりと腐敗していっていた】
【まるで、いつかに少年が彼に言われたことで発狂した、『骸』との言葉のように】


【オーベール・ブノア・リシュタンベルジェル】
【帰還――そして、所在不明】



/了解です、改めてお疲れさまでした!
/そちらには今まで色々とお世話になりました、それではー!
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/05(木) 05:56:35.64 ID:qJ2qyKHBo
>>522

むぅ……エルフェスくん、こういうところで適当と言うか……。
にしても、どうしようかな……。胸飾りにするも良し、髪飾りにするも良し……かなぁ?

【割と軽く流された事に頬を膨らませながらも】
【やんわりと羽根を弄び、どの様に身に纏おうかと思案】
【そもそも、もっと大事に仕舞って置いた方が良いかも知れないが】

其処まで……かなー……。
貴重な経験ではあったと思うけど。

【ルシアは余りトラウマにはなっていない様で】
【空飛ぶ機会が少ない為、こういうのも一つの経験と】

むー……折角心配してあげてるのになー。
こういうときはこう、ちょっと位弱みを――げふんげふん。

【若干の本音が垣間見えた瞬間である】
【こんな時でも些細な欲望がにじみ出ている】

――――んー……、よしっ!

【暫くして、エルフェスが眠りに落ちた後】
【万全とは言えないが、ある程度の回復を済ましたルシアは勢い良く立ち上がり】
【何れ落ち行く城の庭で眠りこけているエルフェスを見て】
【「今なら隙だらけと言えるのではないか」と、邪な思考】

【然し、結局何もせぬまま】

……終わったんだよね。そして、始まるんだよね。
負けてられない。約束もあるし、それ以外もあるし。
まだまだ、足を止める訳には行かない、かなぁ……!

【にんまりと、口元に笑みを湛えて】
【ルシア・マリカは、一つの終わりを迎えた戦場から、去っていった】

/お疲れ様でしたです!
/私の遅筆に付き合わせてしまって申し訳在りませんでしたー!
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県)[sage]:2011/05/05(木) 06:13:23.50 ID:WQ14ryCho
>>518
【眠ったように意識を閉じていた少女の内側】
【ぷかり、ぷかりと。二つの意識が揺蕩っていた―――】


『それにしても、心中とは思い切ったよね。……後悔は無いの?』
「後悔?後悔は全力よ、戦いの最初に言ったじゃない、「後悔と充足を得に来た」ってさ」

【輝夜は、パニーに問いかける―――本当に死を選ぶのか、と。】


『うーん、他に心残りは?何か、友人を待たせてるとか』
「はぁ、あたしに友人なんていな……」

【……不意に、意識の外側から、声がしてきた―――】
【―――《君が死ぬと、ちょっと悲しむ子が……居るんだよね……》―――】


『……ちょっと、これは要審議じゃないのかな?』
「ここで道連れを拒んだら、今度はカーネルに呪われるわよ……?」

『それは、割と自業自得じゃないかな?
 それから、花城って人と話した「図々しく生きる」っていうのはどうしたの?そう言えば―――』
「黙れ黙れ黙れぇ!カーネルは恩人で、すごく他人事じゃなくて、でも今更助ける方法も思いつかなくて、
 だったら一緒に、運命を共にするしかないじゃない!?」

【露骨に旗色が悪くなったパニーが、それまでの勇ましさが台無しなほどに喚き出す――
       ――それほどまでに、パニーがカーネルを慕っていて、苦渋の決断で彼を討ったのだということも伺えるが】


『……いずれにしても、誰かからの恨み言は避けられそうにないね。それで、パニー的にはカーネルが最優先、と』
「気安くパニーとか呼ぶな……そうね。これは独り善がりみたいなものだけど―――だからこそ、曲げたくないのよ」

【頑として、心中の覚悟を曲げないパニー…その様子を見て、輝夜は、こんな提案をする】


『……わかった。それじゃあ、キミは、ここに残るといい。後の文句は、私が引き受けるから、さ』
「それは、―――って、あたしだけ、残れるのかしら?多重人格の抽出なんてまるで知らない話なんだけど」

【そう、素朴にして根本的な疑問を呈したパニーに対して、輝夜はいたずらっぽく微笑んで、こう囁いた―――】

『それは―――キミのカーネル愛次第じゃないかな?』
「こんな身体今すぐ御免ね」
『その意気だよ』



【―――それから、≪ノクト・アルカディア≫が沈みゆく時】
【そこに眠っていた少女の姿はなく、その代わりに、翼の如き刃がそこに突き立っていた】
【能力で作られた筈のそれは、沈みゆくモノに不似合いな鮮やかな輝きを、いつまでもそこに湛え続け―――】

【「行ってきます」、と】
【生きたものが誰も居ない筈の空間に、そんな声が響いた気がした】


/主催者様、並びに参加者の皆さん、超超お疲れ様でしたー!
/締めが大分妙な事になってしまいまして、本当にごめんなさい
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 06:22:19.76 ID:RfKD3ZLR0
ったぁく、俺が逃げかえることになるとわなぁ

【深紅の眼の男は、暗い森の中にたたずんでいた】

もっと、強くなんねぇといけねぇなぁ

【どこまでも強さに貪欲で、暗い心を持った男】

【強きものよりの強さの伝授を求めて、また森の中に進んでいった】

やっぱ、楽しくなりそうだぁ!!

/模擬戦??をしてくださるとうれしいです。
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)2011/05/05(木) 09:34:01.38 ID:9yxKy8xR0
【ノクトアルカディアがあった場所の近くの岩場】

【そこに一人の人影があった】

…………私って馬鹿ね
最終決戦に間に合わない所か…見届けもできなかったわね…
【長い翡翠色の髪に、顔全体に包帯を巻き、左目と口と両耳の部分だけを露出している女だ】
【両足は膝から下は黒い義足がしてある】

………
【両手にはココア缶を持ち】
【フタを開けると、飲まずにそこに置き】

……貴方は答えを見つけられた?
…貴方は何かを掴んだの?
貴方に……

【私の想いは伝えたかった】

【淋しく風がふきつけ、悲しむような雨が降り】

【屍は全身を濡らし去っていった】

【果たして、彼女は何処に向かう?】

/絡み不要ですー
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 10:41:16.62 ID:W+LpYPfVo
【櫻の国・路地裏】
【紫色の焔がぼうっ、と灯り、そこからふらりと一人の男が現れる】
【紫の髪に、深い緑の瞳】
【夜会用のスーツを纏った、優しげな雰囲気の青年】

【手には、先端に髑髏が付いたメタリックシルバーの骨を模した杖を持っていて】
【髑髏の頭部にはCalamity-β≠フ文字が刻まれている】

変身は、アレを壊されて…封じられてしまった、からね…
暫くは、これを…拝借しよう、かな。

―――“望む世界”を維持する、ため…に。

【手にした杖を見つめながら、そんな事を言っている】

【青年は見たところ外傷などは無いが、何やら息を切らしているようで】
【おぼつかない足取りからも、何らかのダメージを受けている事が分かるだろう】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/05(木) 11:10:22.98 ID:DKy4tunL0
【空の国 断崖前】

【――ここは、雲に手が届きそうな高所を中心に点在する一国】
【高地の辺境として存在していたこの国に、所縁のある人物は少ないだろう】

【その人里から数里程離れた、とある高所の断崖の一角】
【生命の存在を感じさせない砂色の大地、景色の変わらない青空】
【音を立て吹き荒れる風を除けば、そこにはただの侘しさのみが醸し出されている】
【そんな崖の端に隣り合って座りながら、その青年と少女は空を眺めていた――】

「………」


『…ねえ、どうしたの?』


【その一人、藍色のズボンを履き、前面のはだけた深緑のジャケットを着た赤髪の青年は、力の無い目でひたすらに遠くを眺めていた】
【言葉を発することも無く、遠くに広がるその風景を寂しげな表情で見つめ続ける】

【そして彼に対して声を上げたのは、白と赤の斑模様の着物を身に纏い、簪でクリーム色の髪を結った、あどけない表情の少女】
【青年へそっと声を掛けたようだが、その気使いに対し青年が反応することは無い】


「………」


『ねえったら…』


「(―――また、何処かで人が死んでいった気がする―――)」

【彼等が、昨夜に何があったのかを知る筈は無い】
【それでも、青年はどこか感傷的な様子で、ただ一点を見つめるのみ】
【足下の遥か下には、ドットのように点々とした町の建造物が広がっていた――】
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 11:30:26.93 ID:W+LpYPfVo
>>529
【岸の端に座る彼らの後方で、紫色の焔がぼうっ、と灯り。そこからふらりと一人の男が現れる】
【紫の髪に、深い緑の瞳】
【夜会用のスーツを纏った、優しげな雰囲気の青年】

―――!
…は、は…困ったね、こんな場所、にも…人が。

【青年は見たところ外傷などは無いが、酷く息を切らしているようで…】
【おぼつかない足取りからも、何らかのダメージを受けている事が分かるだろう】
【何らかの戦闘の後、高地の辺境の地へ逃れて来たのだろう。尤も、そのような地に彼らがいる事は予期しなかったようで】

だ、が…これ以上は、逃避行も難しい…かな、っ………!

【彼らを警戒しつつも、抵抗手段はなく。その場に、崩れ落ち】
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/05(木) 11:42:50.11 ID:DKy4tunL0
>>530

【微かに聞こえる人間の息遣いと、ほんのりとした明かりが背中に当たる感覚】
【まさか――と思えるそれは、やがて確信に変わる】

『…え、何!?』

「――!?」

【背後をそっと振り返れば、そこに息を荒らげる青年の姿】
【忍び寄り、背後を襲おうとしたのかと一瞬考えるも、彼の挙動からその状況を察し】

『ねえ、大丈夫!?疲れてるの?怪我してるの!?』

「話は後だ…おい、まだ歩けるか!?」

【二人は座っていた断崖の端から立ち上がると、青年の方へと駆け寄ろうとする】
【悪人か、その逆か――今の所青年がどのような人間かは彼等には分からない】
【だが、そういった世界の“黒い部分”に縁の無い彼等には、怪我人は判断無しで救うべき対象なのである――】

/宜しくです!
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 11:57:09.50 ID:W+LpYPfVo
>>531
【彼らの前に、無防備な姿を晒し。襲撃をされると思い込んでいた、が―――】
【向けられたのは、刃でも銃弾でもなく。】
【―――温かな、言葉。】

………は、はは…

【駆け寄って来た二人に、青年は驚いたような表情を見せて―――小さく、笑う】
【人の無条件な優しさには、慣れていない。それでも―――】

内部損傷が、酷くて、ね…。
死には、しないと思う、よ………

 多分、大丈夫…さ、

         “ありがとう”

【―――言い慣れない言葉。】
【だが、言ってみようと…言ったみたいと、そう、思ったのだ】

君たちは…、この国の住人、かい?
こんな所に、人がいるとは、思わなくって…ね。

【彼らに、そう問いかける】

/よろしくですー!
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/05(木) 12:20:07.71 ID:DKy4tunL0
>>532

「………なんだ…?」

『困ってるんでしょ?そんなお礼言われることじゃないよ?』

【彼の小さな笑いに対し、疑問符を浮かべ、きょとんとする二人】
【おそらく青年にとっては特別な言葉なのかもしれないが、真人間過ぎてしまった彼等に人を助けることは常識以上に当然たる行為なのかもしれない】

「小さく笑って礼を言える程、余力があるなら大丈夫さ、死にはしないよ」

『でも痛そうだよ?危ないかもよ?』

「分かってる…内部損傷…臓器とか、だな…風子、出来るか?」

『私あんま出来ないよー』

「よし、痛みを感じたなら言ってくれ」

【青年はその手をスーツに掛けると、体の至る部分を手で弄りながらその要点要点を指を使い、極僅かな力で軽く押していく】
【服の裏に隠れたものや、一見しただけでは見えないような細かい外傷を探す為の行為だ】
【怪我に対する一応の応急処置技術は持っているものの、彼等には本格的な治療は出来ない】
【それでも今のうちに出来る事をする、それだけで今後の苦痛を大きく和らげられるだろうと信じているからだ】

『ここはひっそりしているからねー、誰も来ないんだよ!』

「外からの人間は見ることが多いが、ここで出会うのは初めてだよ…
 何でここに来たのかは後で聞く、まずは怪我を…」
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 12:32:22.00 ID:W+LpYPfVo
>>533
【手が右脇腹に触れた辺りで、男は小さな呻き声を上げるだろう】
【そして続く彼らの言葉に、男は成る程、と呟いて】

ここで、二人で…デートでも、してた、のかな…?
お邪魔だった、かな、なんてね………あっはは、冗談、だよ。

【二人を茶化し、青年は楽しげに笑って見せる】
【それは純粋な冗談なのか、それとも…ここに来た理由を問われるのを、回避するためか―――】

…オレは、麗斗(れいと)。
君たちの、名は…?

【軽い自己紹介をし、二人にそう問いかける】
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/05(木) 12:48:36.16 ID:DKy4tunL0
>>534

「冗談を言ってる場合じゃないだろ…」

『私達付き合ってないよー?』

【その冗談に反応しつつも、右脇腹の反応を見た青年はジャケットに備え付けられたポケットの中から草を取りだし、それをそっとコートの下に入れていこうとし】
【少女は小さな包帯で、それを痛みを出来る限り与えないよう、小さな力で巻きつけ、縛ろうとする】
【大した効果はないが、彼等に出来るせめてもの治療だ】

『あ、私は風子、白雲風子って言うの!』

「俺はアソーロだ…とりあえず、他に外傷は無さそうだな…よし、運ぶぞ、風子、足を持て」

『うん』

【これ以上の外傷が少ないと判断すると、二人はそれぞれ肩と足先へ回り込み、青年を持ち上げようとする】
【やはりその体で力仕事は辛いのか、少女の表情には力がこもっている】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 12:48:47.55 ID:W+LpYPfVo
/昼飯ってきますー!
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 12:49:16.89 ID:W+LpYPfVo
/っと、その前に返レスしますー!
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 12:56:27.56 ID:W+LpYPfVo
>>535
【二人の返答に、麗斗はどこか楽しげに笑って見せて】
【アソーロと風子の処置には、無抵抗のままそれを受ける】
【包帯が巻き上がると、麗斗は再び礼を言って―――】

―――ああ、大丈夫…歩ける、よ。
アソーロ、肩だけ借りる、…。

【辛そうな少女に配慮したのか―――麗斗は少女の手を借りつつゆっくりと起き上がり、アソーロの肩を借りて立つ】
【そのまま、彼らが自分を運ぼうとしている場所に一緒に行くだろう】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/05(木) 13:11:48.87 ID:DKy4tunL0
>>536-538

「おい、大丈夫か…無理しなくていいぞ…?」

『麗斗お兄ちゃん、ありがとー…』

「あまり無理に喋るなよ…息切れすると、傷に響く」

【肩を麗斗に任せると、そのまま彼等は歩きだしていく】
【町からかなり離れており、その長い道のりと時間を進むのは怪我人には少し苦しいかもしれない】
【何よりここは高空、酸素の薄さは命取りになりかねない】

「まあ、コイツは俺の義理の妹みたいなもんだ…世話役、って奴か…」

『麗斗お兄ちゃん、別に返事しなくていいからね!』

【その苦しみを少しでも楽にする為にか、軽い自己紹介を交えつつも麗斗へ語りかけながらその歩を進めていく】
【今はただ、彼を助けることを最優先とし長きに渡る空の大地を歩く】

【――そして共に歩くこと数十分】
【おそらく彼等は空の国の町の一つ、その病院前に辿り着くこととなるだろう】

/了解しました!あとちょいキンクリさせて頂きましたの!
/それと、さっきっから返レスちょっと遅めで申し訳ない…!
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 13:34:33.87 ID:W+LpYPfVo
>>539
【二人から無理に喋らないように気遣われた為、麗斗は微笑みを返答代わりにした】
【―――尤も、自分を支え歩いてくれる二人の、その優しさに触れて】
【胸の内に湧き上がるものを、上手く言葉として表せないのが一番の理由であったのだが―――】

【そして、空の国の町のひとつ、その病院前に辿りつき】
【麗斗の身柄は、運ばれてきた男のただならない様子を見て駆けつけて来た看護師達に任される事となる。】
【病院内へと運ばれて行く前に、麗斗は懐から名刺を2枚取り出し、アソーロと風子に手渡すだろう】

―――本当に、ありがとう。
何か、手を貸してほしい事が、あったら…ここに書いてある、連絡先に。

必ず、礼を、させてもらう、よ―――

【優しげな、笑みで。二人に、そう言った―――】

/ただいまですー!
/いえいえ、こちらも短文ぎみで申し訳ないっす…
/そしてこの辺でしょうか、乙でしたー!
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/05(木) 13:55:01.57 ID:DKy4tunL0
>>540

「ありがとうだなんて…俺達のした事、そんなに感謝されることなのか…?」

『うん!よく分からないけど全然気にしないでね!』

【世間知らずの二人は、相変わらずの疑問に満ちた表情で彼を見つめる】
【しかしあまり変化しない表情で疑問の意を示す青年とは対照的に、少女の表情は笑顔のまま無邪気な疑問に満ちていた】

『私達、けーたい電話とか持ってないからあんまり連絡取れないよ?』

「…まあ、もしもの時があれば連絡をさせて貰う…もしもの時は――」

【そして、その名刺を受け取ると、二人は麗斗を病院へと運ぶ医師と看護婦に頭を下げた】
【助けた事を感謝される必要はなくても、他人の手助けに対しては迷わず感謝の意を示すのだ】
【そして廊下の奥へと遠ざかっていく麗斗を、彼の姿が見えなくなるまで見つめ続けるのだった】
【これからの彼の安否は分からない、しかし二人の表情はどこか安らいでいたように見えるかもしれない――】

/そんな全然謝る必要ありませんって!どうもお疲れ様でしたー!
/麗斗さんの望む世界=A彼が今後他人に与える影響とかも楽しみにしています!
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 14:03:28.27 ID:W+LpYPfVo
>>541
/うおお、何やらご期待頂いている…だと…!?ありがとうございます!!!
/こちらも、アソールと風子ちゃんの今後の動向に注目しておりまするー!
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 14:04:39.92 ID:W+LpYPfVo
/痛恨の名前ミス…すまないアソーロさんorz
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 14:13:03.56 ID:RfKD3ZLR0
【路地裏の奥】

あー、やっぱ修行より実戦だろ!!

【路地裏を居場所とする男は、今日もその剣を持つと、路地裏を歩く】

【ふと、自分のことを呼ぶ声が聞こえた】

お、獲物見つけたぁっ!!

【闇の中で、深紅の眼がギラギラと光った】

/どうかよろしくです
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/05(木) 14:21:31.10 ID:DKy4tunL0
>>542-543
/あまりここに出す機会のあるキャラではないのですが、嬉しいお言葉有り難う御座います!
/寧ろアソールの方が響きいいかもしれない…突然で申し訳ないですが、いっそアソールに名前変えちゃおうかなと思いました!
/では、この辺りで失礼します!
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 14:39:49.94 ID:R5jdr6ZXo
>>544
【荒れ狂う火焔そのものを形にしたかの如き腰ほどまで或る真紅の長髪を流し】
【地獄の業火を映すが如く、澄み渡る紅玉の瞳を煌かせて】
【その両腕には、焔と刃の意匠を感じさせる文様がびっしりと刻まれている】
【格好は、上半身晒布姿に下半身はデニムと言う物。なんかスタイリッシュ痴女みたいな感じだろうか】
【……まあ、そんな女が、路地裏を歩いていた】

むー……、妙に調子が良いな。之が人を辞めたということか。

【などと、ブツブツ呟いており、もしかしたらぶつかるかもしれない】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 14:55:59.13 ID:RfKD3ZLR0
ちょっとそこのお嬢さん??

【男は、いつもとは違う様子で女性に声をかける】

【それは、不穏な事が起こる証で会った】

今から君に選択肢を上げる

僕に何らかの力を授けてくれるか、今ここで死ぬかだ

【悪魔は取引を持ちかけた】

/遅くなりました
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 14:57:06.62 ID:k5K4pgAYo
【公園】
【麗らかな午後、ボチボチ三時のお茶の時間】
【ベンチに背を預け、だらけきった様子の人物がいた】

「あーうー…」

ローズ、わがまま言ってはいけません!

”そうだよ、君が痛いと僕も痛いし”

【その人物は一人だ】
【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+αの肉付きの獣人少女だ】
【下はベリーショートのカットジーンズを履いていたけれど、上半身は可動を妨げない程度に、包帯でぐるぐる巻きにされていた】
【ボサボサの黒髪からのぞく金色の双眸は、虚空から響き渡る少女の『声』と少年の念話によって窘められている】

【暇を持て余す猫は、とても退屈そうだ】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 15:00:27.41 ID:R5jdr6ZXo
>>547
……お嬢さん、ね。
まあいい、花城火憐だ、好きに呼べ。

【勝手に、名乗りを上げる、一人の少女】
【そして、取引を持ちかける悪魔の誘いに、口元を歪ませて】

――――どちらも選ばん。
与えることは好まないし、死ぬつもりも無い。つい昨日、生きながらえたばかりなんだ私は。

それに、刃[ソンナモノ]を持っているんだ、欲しいならば奪いに来い。

【挑発するように笑う少女は、どう見ても無手】
【しかし、その瞳に宿る地獄の業火の如き真紅は、怪しい気配をはらんでいて】
【何をしてくるか分からない、得体の知れなさを感じるかも知れない】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 15:06:37.23 ID:RfKD3ZLR0
>>549

そうか、なら全力でつぶす。

【男は、いつものごとく、まきびしをまく。】

【だが、今日のまきびしには、一工夫してあるのだ】

行くぜぇぇぇ!!!

【大剣を構えてゆっくりと相手に向かって歩んで行く男】

【その策略に、彼女は気付くのか?】
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 15:10:29.34 ID:R5jdr6ZXo
>>550
来るなら躊躇わんッ!
……フゥッ!!

【地面を、踏み、加速。その瞬間足元から焔が吹き上がり、跳躍した】
【足元が危険であれば、踏まなければいいというだけ。そう考えた結果だ】

……セイィッ!!

【そして、そのまま、右手を振りかぶり落下の勢いと前進する速度、そして体重を載せた拳を相手の顔面目がけて振るうだろう】
【その両腕に刻まれた文様が赤く発光している。もし、この拳に相手が触れればわかることだが、まるで轟火の中で鍛え抜かれた刀≠フ如く強い強度を、その両腕は持っている】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 15:16:08.26 ID:RfKD3ZLR0
ちっ!!(かかったか!!)

【必死の思いで、拳を耐えきると、後は罠であるまきびしどうしに結ばれたワイヤー性の網で相手を縛らんとする。】

へへっ、かかったかっ!!

もう一度だけ言うぜ、俺に力を与えるか、このまま死ぬかだ。

【大剣を振り上げて、悪魔は笑った】
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 15:23:08.81 ID:R5jdr6ZXo
>>552
っは、ッ!!
この程度で、縛ったつもりか。

【体を縛るワイヤーを見て、笑う】
【元より、花城火憐は超高温の体温を持つ少女である】
【そして、妖怪と成った今、その力をある程度制御することも出来ている】
【火憐の腕が、異様な高温を放っている。網が金属であれば、溶解する程の温度である】
【大剣を振り上げる、相手を見て、鼻で笑って】

っは。
――――欲しいならば奪え=B

他者からもらった力に何の価値が或る?
力も、富も、名声も、何もかもッ!!欲しい物は己の手で掴み取ってこそ意味があるッ!!
貴様には、其の信念≠ェ感じられんッ!!

【轟ッ!!】
【火憐の髪が、焔へと変わっていく。その双眸も、輝きを強めていった】
【もはや、その高音は普通の網ならば、抜け出すことも容易なものである】
【少なくとも、大剣の一撃で沈むようには、見えないだろう】
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 15:32:08.17 ID:RfKD3ZLR0
そうか、だがこの網は、細い爆弾で作られた特注品だ

【男は上空に飛び上がると、大剣を振り降ろす】

【一撃で沈まぬなら、なんどでもという考えが、彼の頭にはあった】

俺は、強くなるために、手段なんか選らばねぇ、それが俺の信念なんだよぉぉぉ!!!

【この深紅の眼の男といえど、信念たるものは持ち合わせている】

【そして今、男は侮辱された名誉の為に女性に立ち向かった】

散り果てろぉっ!!!くそったれがぁっ!!
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 15:38:02.46 ID:R5jdr6ZXo
>>554
【直後、爆発が生じる。だが】

――――Y星の剣よ。

【――――爆炎を切り裂き、大剣を受け止める物があった】

――そうか、失礼したな。

【少女の手の、文様が消失していた】
【代わりに、その手に或るのは、真紅の刀身を持つ野太刀である】
【抜身目方二mほど、規格外の長さを誇るその刀は、焔を形にしたかのような高温を纏っている】

……済まなかった。そちらの信念、確かに受け取った。
そして、引くつもりはない。来るならたたき潰し焼き尽くし侵略し奪い尽くそう。

【すぅ、と息を吸って、はぁ、と吐く、其れを二度】

フゥッ!!

【大剣を受け止める腕に、強い力が篭っていく。髪からは妖気が吹出し、逆立っていて】
【腕の輪郭は、焔の様におぼろげと成っている。妖怪としての力を一時的に開放、身体能力を上昇させているのだ】
【しかし、つい昨日妖怪に成った身、その上昇速度は、少し遅いとも言えるかも知れない。それでも、力は並の剣士ではあり得ないレベルであるが】
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道)2011/05/05(木) 15:43:23.38 ID:ne0XTsRZo
【星の国】

【スラムエリア―闇市】


【『世界の火薬庫』ブラックマーケット、人々はこの場所をそう呼ぶ】

【シティエリアの喧騒を離れ、高層ビル群を遠くに望むこの場所には】
【整備されたシティエリアとは違う活気に溢れていた】


いつ来てもここは変わらないよなぁ

【そんな場所を一人の青年が歩いていた】
【暗めの色のミリタリーチノに、少々くたびれたレザーブルゾン、髪の色は黒】

【良く言えば落ち着いた印象の、悪く言えば少々地味な青年であった】



よくもまあ、何処からこんなに集めて来るのかね

【通りの左右にはむき出しで陳列された武器、兵器の数々――】
【違法なハックツールや何に使うのかも分からないソフトウェア――】


【盗品、密造品、密輸品からジャンクから回収された物まで――商品は多種多様であった】

【道は違法品を求めに来た人で溢れ、見上げるような巨漢の男が武器を眺め】
【ボロキレに包まった、生きているのか死んでいるのかも定かではない老人が壁に寄りかかるように座っている】

【すえた臭いと、硝煙の臭い】


こんな糞みたいな場所でも『帰ってきた』なんて思えるんだから、俺も未だにスラムの人間って訳か



557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 15:46:48.77 ID:RfKD3ZLR0
>>555

……そうか、いきなり襲いかかったりして悪かったな

【男は柄にもなく謝ると、ポツリと一言だけ】

だが、俺は強くならなきゃなんねぇ。だから、ここからは修行としててめぇに挑む。

【大剣を日本刀へと変えると、油断していたような女性に連続で突きを繰り出す】

俺は一度敗北を味わった。だが、もう負ける訳にはいかないんだよぉっ!!!

【深紅の眼の男は、否、翼は強い意志を秘めて女性に挑みかかった】
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 15:55:36.73 ID:R5jdr6ZXo
>>557
……成程、少し君は私に似ていると思ったが、違うようだ。
私は戦い≠求めるが、君は勝利≠求めるのだな。
ああ、悪などではない、尊いよ、君の信念は。

故にッ!!ぶつかり合う価値が或るッ!!

【連続突きが襲いかかる。ならば、どうする?】

Y星の剣、二刀ッ!!

【剣をニ分割、その手には、太刀≠ェ二振り、握られている】
【手数を補い、突きを防ぐつもりである。突きが、肉を抉り、焔が体から吹き上がる】

――――楽しみたいッ!!敗北も、勝利も、全てを楽しみたいッ!!

だから、獣のように吠えて獣のように殺し合おうッ!!

【ざくり、脇腹に深く突きが突き刺さる。其れを、文様の浮かぶ右腕で掴むだろう】
【肉を切らせて骨を断つ、というが。確実に骨を断たせて止めを刺す。そんな戦い方、自己犠牲の極北の灼熱が火憐の戦い方である】
【文様の浮かぶ右腕は、肉体と刀、双方の性質をもち、強い腕力を発揮する。すぐさま、抜け出すのは難しいだろう】

――――光炎万丈、投<b!!

【左腕が、跳ね上がり、武器を投げた=z
【己の武器を己の手から離すというのは、普通ならばあり得ない技】
【しかし、現実の小太刀の流派の奥義にも刀を投擲する技が或るように、火憐のこれもれっきとした、業=z
【投げられた刀は、高熱により純白に光り輝き、レーザーのように相手に襲いかかるだろう】
【狙いは腹部。速度はかなりの物だが、刀を離し、軸をずらせば致命傷は避けられる可能性が或る】
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 16:05:48.43 ID:RfKD3ZLR0
>>558

ふふふ、ははは、それでこそ俺が挑む価値があるっ!!

【投げられた剣は確かに翼の腹部に突き刺さった。がしかし】

【そこには大量のまきびしが入った袋があった。その袋が多少なりともガードの役目をなしたらしい】

これで終わりだぁぁぁっ!!

―――炎桜ぁ!!!

【日本刀はそのまま刀身が燃え上がる】

【女性には炎への耐性があるようだが、体の中を直接燃やせば、それなりに痛みがあるはずだ】

【さらに、容赦なく足元に蹴りを打ち込まんとする】

あんたの魂を見せてみろぉぉぉぉぉっ!!!
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 16:12:47.79 ID:R5jdr6ZXo
>>559
ご、がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!

【腹部に焔がうずまき、口から血ではなく焔が吹出す】
【そして、蹴りが来て、右足の骨が砕ける音が響く】
【だが……、だが……ッ!!立っていた、そして、すかさず火憐は――――】

――――椛五閃、爪<b!!

【奥の手。徒手による剣術≠ナある】
【人の身の時には出来なかった、妖怪の剣技≠セ】
【右手の文様が燃え上がり、五指の先に真紅の爪が生まれる】
【その爪で、相手の体に椛≠刻むはずだ】
【徒手に依る業の為、速度が速く、蹴りの直後を狙う形と成る】
【之を防がれれば、火憐の負である。さあ、どうする翼よ】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 16:21:28.11 ID:RfKD3ZLR0
う、うおおおぉぉぉぉォォォォォ!!!

【それでも翼は炎を強く燃え上がらせる】

【防御に回って相手がつけあがるくらいなら、せめて相打ちにしてやる】

【その考えは、戦いの闇に身を任せていた翼に勝利を目指させ、全力で戦った火燐への思いからだ】

【そして翼は火燐の逆の足にも蹴りをお見舞いする】

これにて終幕だぁぁぁ!!

【心臓が動き続ける限り炎桜は燃え続ける】

【そして、既に動けない翼の心臓は、それでもまだ動いている】

良い勝負..........だっ.......たな
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 16:24:58.78 ID:R5jdr6ZXo
>>561
【ごきゃっ!】
【骨が砕け、地面に崩れ落ちる、火憐】

……あー、昨日といい、今日といい負け¢アき、だな。
まあいい、楽しかった=I!

【地面に大の字に転がり、体から焔を吹き出しながら、火憐は笑っていた】

はっはっはっはっはっは!!

そうだ、君。名はなんという?
私は名乗ったぞ、斬り合っておいて、名乗らないというのは、失礼じゃないかい?

【両足が折れている上に、腹の中を焼かれているというのに、無駄に元気であった】
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 16:26:57.21 ID:+b0uJZQ3o
【何処かの街中にて】

【明け方の出来事も、遠い遠いお話と。感慨に耽る事もなく】
【今日もどたばた、機関員が走り回っている】

《あっちに逃げたぞー!》

〔俺はあっちで見たと聞いたぞー!〕

〈街の外に逃げたって連絡入ったぞー!?〉

お前等デマ流してないでさっさと走れー!!

【軽装備の機関員達に発破を掛けながら、彼等に指示を出しているのは、一人の少女】
【白無地のポロシャツは襟のボタンを止めず、その上に≪死獸弌≫の印を刻む袖無しジャケットを身に付けて】
【藍色がかった膝までの白髪に、マフィア風のソフトハットを重ねている】

【彼女達が追っているのは何だろうか】



【一方で、路地裏】

「ふーい、逃げ切ったー……どんくさい連中やなあ本当に
ま、ウチに掛かればあんな連中、案山子も同然って事や」

【カン、と軽快な音が響いて、下駄二つが同時に着地する】
【建物の屋根から飛び降りてきたのは、ほおずきの様な赤さの着物の、右目に眼帯をつけた少女】
【着物の上には黒い布をマントの様に重ねており、口元にも布で覆面をしていて】
【白昼では目立つ気もするが、盗賊の様なスタイルになっている】

「しっかしまあ、伝令に護衛付けない辺りはアホやなあ……
さっくり終わってめでたし、めでたし」

【あまり長くない黒髪には、簪が一本差してあり】
【よくよく見ればそこから首に、一筋の血が流れている】


【何かが終わる一方で、何かが始まるのは世の常で】
【何処かで何かが起こっている時、別な何処かで何かが動いている】
【今日、切り取って覗き込めるのは、この二か所】
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 16:32:33.19 ID:RfKD3ZLR0
おいおい、てめぇ化けものかぁ!?!?

まぁいいや、俺は神裂翼(かんざきつばさ)

【先ほどとは打って変わって、笑顔を浮かべる翼】

まぁマジで化け物並みに強かったよ、アンタは。

【こうして笑っていると、まるで友達の様に見える二人】

【しかし数分前には殺し合いをしていたのだが】

/ヤバイ、もう時間無いです。五時半ごろまた来ますんで!!
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 16:40:58.95 ID:k5K4pgAYo
>>563
青っち何処かなー? こっちかなー?

【かくれんぼの鬼のようにおどけた口調で、通りを行く男の姿】
【身長180強、屈強な上半身を惜しげもなく露出し、二の腕の途中から黒い袖をつけた大男】
【ズボンはベージュ、その下の両足も良く鍛えられている】
【けれど露出した上半身は暗い赤の毛皮に覆われていて、顔を見れば、呼んで字の如く犬面】
【大男、ではなく犬男と呼んだほうが適切だろう】
【毛皮よりも明度の高い赤髪を鉢巻でかき上げ、少年のような緑の双眸であたりを見渡している】

んーむ、さっきやっと連絡がついたと思ったんだけど、この辺にいないのかしら?

【ふざけた言葉遣いで首を傾げていると、正面からやってくるのは、一団に追われる何かの姿】

むむむ、面白そうな予感。
そこの人! ふりーずっ!!

【玩具を見つけた子どものようにきらきらと目を輝かせながら、犬は正面に立ち塞がるだろう】
【追われる何かは、反応が遅れればその巨躯に激突するだろう】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 16:42:04.39 ID:R5jdr6ZXo
>>564
つい数時間前に人を辞めてな、今は人じゃなくて妖怪さ。
と言っても、あまり実感も無いんだがな。

【苦笑を漏らしつつ、相手の名を聞いて】

神裂翼、良い名だ。神を剣で引き裂き翼を奪い取る。
っは、強そうじゃないか、悪くない。そう思うぞ。

【無駄に言い回しが凝っているが、素である】
【頭は悪いのに口調が子難しいのであった】

ま、そりゃバケモノだからなぁ。
と言っても、やっと之でお祖父様とトントンだって考えると、人間≠フお祖父様がどれだけ強かったか、よく分かる、な。

【そう言うと、ムクリ、と上半身を起こす火憐】
【ジーパンから特殊な文様の刻まれた包帯を傷口に巻く。普通の包帯なら燃えてしまうからだ】
【そして、折れた足の裏から、刃が飛び出していく】
【火憐は、焔と刃の鬼≠ネのだ。故に、肉体から刃を出す事ができる。といっても、あまり長続きしない、負担のある力だが】
【兎も角、ふらふらしながら、その刃≠ナ地面にたって、歩き出す】

……じゃあな、ちょっと私は病院に……?
あれ、妖怪って病院に行ってもいいのか?まあいい、とりあえずおにぎりだ……あーッ!痛い痛い痛い痛い痛い痛いッ!!

【などと、騒ぎながら、去っていった】

//ちょっと用事が出来たので、では此処で切りましょう。乙でしたー!
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 16:45:10.99 ID:k5K4pgAYo
>>565
//すみません勘違いしてました訂正します

青っち何処かなー? こっちかなー?

【かくれんぼの鬼のようにおどけた口調で、路地裏にて何かを探る男の姿】
【身長180強、屈強な上半身を惜しげもなく露出し、二の腕の途中から黒い袖をつけた大男】
【ズボンはベージュ、その下の両足も良く鍛えられている】
【けれど露出した上半身は暗い赤の毛皮に覆われていて、顔を見れば、呼んで字の如く犬面】
【大男、ではなく犬男と呼んだほうが適切だろう】
【毛皮よりも明度の高い赤髪を鉢巻でかき上げ、少年のような緑の双眸であたりを見渡している】

んーむ、さっきやっと連絡がついたと思ったんだけど、この辺にいないのかしら?

【ふざけた言葉遣いで首を傾げていると、正面からやってくるのは、いかにもけが人といった少女の姿】

むむむ、お嬢さん! どうかなされましたか!?

【芝居がかった口調で、少女に駆け寄る犬男は】
【袖の中からハンカチを取り出して、その血をふき取ろうと手を伸ばすだろう】

これはいけない、何でこんな怪我を?!

【怪しい風体の少女にも、臆せず向かって、心底心配といった表情を見せる】
【そんな犬も、充分怪しい】

//大規模修正ですみません、こちらをご参照あれ
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 16:45:34.39 ID:+b0uJZQ3o
>>565
/通りを行く、だけど路地裏のエセ関西の方でおk?
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 16:46:37.37 ID:k5K4pgAYo
>>568
//路地裏の人です、読み違えました本当にすみませんorz
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 16:55:18.09 ID:+b0uJZQ3o
>>567

うーし、ほな早速帰って連絡でも、ってうおあ

【これ程もない、バッドタイミングでの路地裏到着だったかも知れない】
【明らかに、善意で向かって来る様に思われない謎の生物(大柄強面)と遭遇】
【人間、あんまり驚くと、思ったほど綺麗なリアクションが取れないものだった】

おー……凄いなーあんた。絶対訪問販売とか出来ひんわー、見ただけで断られるわー
怪しさが服着て歩いてる様な面しとるもんなぁだから寄るなコラ

……一応真面目に言うとくと、あんまり近寄らへんでもらおか

【駆けよってくる犬男から思い切り距離を離す様に、下駄を履いたまま後方に大きく跳躍】
【同時、身に着けていた黒い布を、相手の顔めがけてばさりと投げつける】
【不審者が不審者を警戒する、まさに路地裏日常茶飯事のファーストコンタクト】

……ん、怪我?

……おー、気付かへんかったわー……

【着地後、ぺたぺたと手で体を触り、自らの無事を確かめて】
【首に触れた瞬間、漸く血が体を伝っている事に気付いた様子】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 17:01:41.61 ID:k5K4pgAYo
>>570
ほぶっ!?

【顔に布を受けて立ち止まり、奇声を漏らしてしばらくじたばたすると、やっとの思いで顔の布を剥ぎ取る】

ったくもー、びっくりするでしょうがいきなりこんなことしてー!

【お前も充分びっくりだから】
【何故か膨れっ面になりながら、犬は子どもに言い聞かせるような口調だ】

待って待って、ひかないで! 俺怪しくないから!
ただ君みたいな女の子が…あれ、その格好忍者? もしくは泥棒?

【たった今相手の格好に気付いたのか、疑問符を浮かべるアホ犬】
【でもどっちかと言うと、好機の視線で上から下までじっくりと観察する】
【ちなみに、言われたとおり距離はつめない。そこは何故か律儀】

とにかく、怪我してるなら早く治療しないと!

【ごそごそと袖の中を探ると、質量保存の法則を明らかに無視して大きな救急箱が出てきた】
【地面において開くと、絆創膏や消毒液、ガーゼや包帯など、必要物資は一通り揃っている】

俺がやらなくて平気?

【とかく変な犬男だが、相手を心配しているのは間違いないようだ】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 17:09:10.38 ID:LtdqGk3SO
【とある病院】
【その一室、それなりの重傷患者達が傷を癒している一室に、何か、“異様”な人物が三人】

【服装は全員病院支給の患者服だが−】
【一人は、白髪糸目の、ホストか何かにも見える優男】
【一人は、メタリックブルーの短髪で、虚ろな青瞳を持つ青年】
【一人は、銀のロングヘアーで、血色と赤色のオッドアイの幼女】

【後者二人は“勝手に”ベッドをくっつけて楽しそうに話したりしていて。】
【前者の優男はひたすらウザったそうな表情で、そいつらを見ている−】



【何が異様なのか、というと】
【この三人の部屋、妙に“静か”だ。彼ら以外が、誰も喋っていない−】
【見れば、彼ら以外は皆布団に顔を突っ込んで眠ってる……それもそのハズ。メタリックブルーの青年が、妙に殺気立っているからだ】

【彼の殺気は、“慣れない”者を竦み上がらせるには十分らしい−】
【−尚、この三人は窓の外、ひいては病院の敷地外からでも見える病室に居る】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 17:13:52.71 ID:+b0uJZQ3o
>>571

喧しわ!初対面のいたいけな少女の体に触れようとした挙句、
その素性から根掘り葉掘り聞き出そうとする輩が怪しくなくてなんや!
寄るな痴漢、変態、つーかじろじろ見るな!

【少なくとも、事実に反した事は言っていない筈だ】
【距離にして5、6m。一足で跳躍した少女は、かなりはっきり後方に傾いて立つ】
【何か起こった瞬間、陸上競技並みのスタートが切れる様な構え】
【そして、過剰な警戒心(とは言え、路地裏で初対面の亜人、仕方が無い面もあるのか?)】

【少女は、簪を髪から引き抜き、飾り部分を右拳の中に握り込む】
【そうした時に始めて見える。髪に隠れていた部分は、銀色の体をべっとりと血に濡らしていた事】
【首に流れていた血に気付かなかったのは、それが自分の怪我では無いからだ】
【この少女、路地裏に逃げ込む類の人間である。真っ当な人間なら、そもそも追われないかも知れない】

……こーいう事やから、必要ないわ
消毒液や思うて硫酸ぶっかけられたらたまらんからな

……何の為に出てきたか、目的説明してもらおーかい

【軽い口調に反応とは言えど、血塗られた簪、姿を欺く布】
【首を伝う血に気付かない程の緊張を、逃げ込むまで強いられていた少女】
【ファーストコンタクトが怪し過ぎた、親切心を受け取らせるには、警戒心が壁になるだろう】
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 17:24:39.57 ID:k5K4pgAYo
>>573
う…取り付くしまがぬぇ…。
そんなぁ、通りがかりに血が見えたから心配しただけなのに…。

【目がいいのに、全体的にアホな犬は背を向けて指をつんつん付き合わせ始めた】
【その背中にはズーンという重苦しい擬音がやたら似合う】

【しかしまぁ、警戒心の強い少女だ】
【確かに見た目どおりの人種なら、それぐらいでちょうどいいだろう】
【仕方ないかと割り切って、振り返った犬は、救急箱からガーゼだけを取り出し、蓋を閉じてしまった】
【袖の中に収納された箱は、存在が消失したように外から感知出来ないだろう】

…じゃあ、これだけ。置いとくから、血はふきなよ。
女の子が血塗れっていうのは心臓に悪いから。

【ハンカチの上にガーゼを置いて、自分はそれから更に二、三歩下がるだろう】
【相手の少女をちらちら窺いながら、これで許して、と言わんばかり】

それから、悪かったよ。話したくないなら、話さなくていい。
いきなりごめんな?

【離れた位置から、頭を下げて謝る】
【三枚目な犬だけど、その動作には何のごまかしもなく】

俺の目的は…人探しだよ。
知り合いがこの辺にいるっていうから、探しに来て、

【素直に答えていたはずなのに、最後の言葉で一瞬言葉を切り】

……迷ったんだ……

【がっくりと大げさに肩を落とし、暗澹と口にした】
【…どうしようもない、アホ犬】
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 17:30:48.12 ID:C7CZxrjSO
>>572

【その病室前の廊下を歩き通ろうとする少年がいる。】
【良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい、その「童顔」は、恐らく三人の内の二人には見覚えのあるものであろうか】


…………はぁ、リハビリがこんなに辛いなんて、未だ暫くはアレかぁ…

【彼の服装は、いつもの学生服ではなくこの病院で支給されている患者服だった。】
【どうやら彼もまた、入院中らしい】
【フラリ、フラリと今にも倒れてしまいそうな足取りで、静かな三人の病室の前を通ろうとする。】

【その動きは、ゆっくりのんびりした物で】
【もし、三人の内の誰かが気に止めたなら、彼が通り過ぎるまでに呼び止めるには十分な時間がある。】
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 17:42:05.41 ID:HKoB/W5Co
【草原】

【未だ若い草に覆われた草原。1本の大きな木の下、オレンジ色の太陽に照らされるのは、寝そべった1人の少年】
【黒い瞳を薄く開き、短くも長くもないぺったんこの黒髪とキッチリと着こなされた黒い学生服は、少し草が付いている】
【そして少年の頭付近で、ちゅんちゅんと心地よいさえずりを鳴らすのは、鋼色の雀】

【寝そべってこそいるが、決してまどろんだりはしておらず、反対に、苦痛に歪んでいて】

【右手は、自分の腹へと当てられていて、どうやら腹部を怪我しているようで】

お腹いたい……やっぱり病院行っておくんだったなぁ……

カノッサ、倒せるのかなぁ……

【うう、と呻き声を上げながら、腹部の黒い学生服を強く握にながら、呟く】

【其の呟きからは、カノッサ機関への恨みがあると判断可能だろう】


【今まで薄く開けられた瞳は、今閉じられて―――】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 17:42:15.99 ID:+b0uJZQ3o
>>574

当たり前やろ、何処の誰がいきなり乙女の珠の肌に触らせるかい
いきなり前面に親切押し出して来る輩に、ロクなもん見た事ないわ
……ナンパもんよりもまだ性質が悪い、善人気取りっちゅーのはな

【きっと現状、少女は犬に対して、申し訳無さを感じてはいないのだろう】
【落ち込む様子を見せる相手に、まだまだ足りないと言わんばかりの追撃を仕掛けている】
【第一印象が何時までも残る辺りは、頑固な類の人間らしい】

【表情を窺っていれば、分かるのだろうか。警戒心で固まって、柔らかさは何処にもない】
【相手が自分から後退して、漸く姿勢を、普通の立ち方に変えた】
【それでも、事前に後退した分で、一歩や二歩では近づけない距離】

……当たり前や。出会って二言目に相手の素性問う阿呆が居るかい
大体、なんやアンタ。犬か人かはっきりせえ

【何も答えない、何も受け取らない理由の一つとして、相手の素性が完全に不明だという事だ】
【急に距離を詰めてきて、だがその正体は不明瞭。追手である可能性も捨てがたい】
【「なんや」と短い問いだが、その考え方を何処まで悟れるかも、距離を埋めるには必要だろう】


【何の為に。この問いに、自分が関係する答えが帰るかどうか、耳を澄ませて】
【思ったより気の抜ける答え。表情は変わらないままだが】

……アホかアンタ

何がどうなったら道に迷ってこんな所にふらふら流れ込むんや……
迷ってんのは行く先やなく人生の道ちゃうんか人生の道

【肩を落とした上に、更に頭上にかなだらいでも落としそうな声で】
【何故、それで路地裏に迷い込む、と。探す対象が路地裏に居る、というのは考慮の外か】
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 17:46:58.96 ID:LtdqGk3SO
>>575

ははっ、それで…………ん

【気付いたのは、青年だった】
【幼女との会話の最中、ふと廊下を見た時に−−見覚えのある、人物】
【負傷したのは脚。立ち上がれない為、身体だけを起こして−】

−−そこに居るのは、護君かな

【やんわりとした笑顔で、それなりに大きい声で、呼び掛ける】
【傍らの彼女は、護との面識は薄い。特に何か言うでも無く、そちらを見て−】

【−−唯一、護が知らないであろう彼は】

「(病院ではお静かにィッ!!)」

【頭の中では、そう思いつつ、それを口に出す事は無い】
【出せば「大声」になると、分かっていたからである】
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/05(木) 17:52:31.46 ID:9y4ZOjwEo
>>576

よお、久しぶりだな坊主


【見覚えのある声が一つ通り過ぎていく】
【それは少年の上方向から聞こえてくるようで】

なんだ、昼寝の邪魔したか、わりぃな

【その青年は、濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳と端正な顔持ちで】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織って金の下駄を履いている。】
【背中に2つの大きめの金色と銀色の煙管(キセル)を担いでいる】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道)[sage]:2011/05/05(木) 17:56:22.59 ID:ne0XTsRZo
【星の国】

【スラムエリア―闇市】


【『世界の火薬庫』ブラックマーケット、人々はこの場所をそう呼ぶ】

【シティエリアの喧騒を離れ、高層ビル群を遠くに望むこの場所には】
【整備されたシティエリアとは違う活気に溢れていた】


いつ来てもここは変わらないよなぁ

【そんな場所を一人の青年が歩いていた】
【暗めの色のミリタリーチノに、少々くたびれたレザーブルゾン、髪の色は黒】

【良く言えば落ち着いた印象の、悪く言えば少々地味な青年であった】



よくもまあ、何処からこんなに集めて来るのかね

【通りの左右にはむき出しで陳列された武器、兵器の数々――】
【違法なハックツールや何に使うのかも分からないソフトウェア――】


【盗品、密造品、密輸品からジャンクから回収された物まで――商品は多種多様であった】

【道は違法品を求めに来た人で溢れ、見上げるような巨漢の男が武器を眺め】
【ボロキレに包まった、生きているのか死んでいるのかも定かではない老人が壁に寄りかかるように座っている】

【すえた臭いと、硝煙の臭い】


(こんな糞みたいな場所でも『帰ってきた』なんて思えるんだから、俺も未だにスラムの人間って訳か)

【などと考え事をしながら歩いている為前方不注意、ともすれば誰かに衝突してしまうかも知れない】
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 17:57:51.44 ID:k5K4pgAYo
>>577
お嬢さんも苦労してるんだなぁ…。
わかるわかる、世の中大変だもんなぁ…。

【も、と複数形。犬にも事情があるらしいけれど、それは相手も同じ事】

素性を問うっていうか、何でそんな格好してんのって聞いただけだよ。
普通コスプレかと思うじゃん?

【常識は一応持ち合わせているらしいが、発揮する場所がおかしい】
【けれどその緑の眼はきらりと輝いて、相手の過剰な警戒心の奥に何かを見る】
【一瞬の事だ、蝿が目の前をよぎるような刹那の変化…この過敏な少女は、気付けるか】

俺は、まあイヌヒトって奴だよ、見ての通り。名前はリズヴェルグ。長いからリズでいいよ。
そして現在住所不定無職!! 就職氷河期にもまれる…ただの野良犬だ!

【めっちゃドヤ顔。どうでもいいことを名乗る犬。威張るな】
【空気が微妙に読めていないらしい】

まあ住むところがないのは事実だけど、一応日雇いの仕事で生活は出来てますはい。

【聞いてねぇし】


んー、俺この土地初めてなんだよね?
何処に何があるのかまだ把握してないし、そもそも相手が神出鬼没で何処にいるかもわかんなくて…。
でも直前聞いた話だと、病院の近くの公園ってことだったんだ。
病院に公園ならその辺探せばあるだろうって、ついでに地理も詳しく調べたいなーなんて欲張って歩いてたら、こんな場所に…。

【折につけて不案内な土地を調べようとする点は勤勉と言えなくもないのかもしれない】
【相手の情報もいまいち不明瞭だけど、如何せん全体的に抜けた犬だ】
【ただ、後半の言葉にはちょっと含みの在る笑みを零す】

そーだねぇ、俺は多分、生まれてこの方ずっと迷子だからね…。

【今までに振る舞いから、ただの冗句にも取られかねない台詞だけれど】
【一瞬落ちた視線は暗く沈んで、輝いていたはずの緑を濁らせる】
【垣間見えた感情の正体は、犬をますます謎めかせる】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 18:01:53.63 ID:HKoB/W5Co
>>579/あう……非常に申し訳ないですが、急用が出来た為、今から1,2時間ほど外出しなければいけません、すいません
絡みをなかった事にするか、急用が終わり次第、絡み再開どちらか選んでもらってもよろしいですか?
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/05(木) 18:03:37.77 ID:9y4ZOjwEo
>>582

//自分は今日は何も用事がないので用事が終わり次第でも大丈夫ですよー。
//お任せいたします!
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 18:06:00.87 ID:HKoB/W5Co
>>583
/それでは、終わり次第、絡み再開ということでお願いします。絡んでもらったのに本当に申し訳ない……
再開できるようになれば、舞台裏でレスしますので
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/05(木) 18:07:19.85 ID:9y4ZOjwEo
>>584
//かしこまりました。お手数かけます!
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 18:14:10.99 ID:C7CZxrjSO
>>578

…………ぅ?

【青年が名を呼んだ事で、彼の動きが止まった。】
【そして、通り過ぎかけていた病室を覗き込む】
【そこには入院している見知った顔の二人……――――】

あ、ミストドラゴンさんに
デイドリィムちゃん、
こんにちは。


………と、えっと。そちらの人は初めまして、ですよね。


【―――と、+α。初めて出会う顔の男がいた。】
【二人には既に認識がある故に普通に、初対面の彼に対しては頭を下げて礼儀正しく挨拶をする。】
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 18:16:54.87 ID:+b0uJZQ3o
>>581

ほな逆に聞くけど、出会ってそうそう「何でそんな顔してる」だの「なんでそんな服着てる」だの
そーいう事を挨拶よりも自己紹介よりも先に訊ねるんか?
いきなり近づいてきて、首突っ込んで来て。ウチはそれが普通やと思わへんけどなー

【見つけた何かが、正解なのかどうか。それは、答え合わせを終えるまで分かるまい】
【兎角少女は、見知らぬ相手に突然接触を受けた事、詰問を受けた事が気に入らないらしかった】
【尤も、この段階で自己紹介を受けて、それが何処まで緩和されるかと言えば】

…………うわちゃー……

(……身分証明、にはならんのやなあ……どないしょ)
(ぼさーっとしとる間に追いつかれたらかなわんからなあ……)

【呆れた、とは違う。残念そうな、とも違う。二つ足して、適当に割って、別な何かを掛けたような】
【反応がそんなネガティブな方向に傾いたのは、「無職」と聞いたタイミング】
【日雇いの人間(亜人)は、今の仕事が何なのか、判断出来ないからだ】

んー、あー……うん、どうしようも無いわ、うん
適当に人捕まえて、病院近くの公園何処なのか聞けば済む事やろ?
迷子っちゅーのはなー、自分だけで歩きまわるから迷子になるねんで

【彼の感情には、触れる事は無かった。そもそも知りたい相手ではなく、警戒すべき相手なのだから】
【酷く現実的な、未知の可能性を排除する様な返答。目の前で、何かに困っている人間が居るとしても】
【まかり間違っても、「じゃあ一緒に探してやろう」と言いだす様な少女でないのは確かだ】


【尋問嫌いが、逆に尋問する形になって、暫く経過したこのタイミング】

………ん

(あちゃー……追いつかれたか、それとも囲まれたか……)

【常人なら聞こえない程度の小さな音だが、周囲を走りまわる硬い足音】
【眉が僅かにしかめられ、少女は路地裏の壁に耳を付ける】

………まいったなー……

【追手が、近づいているらしい。それを感づいた少女は、路地裏を見回す】
【屋根まで飛んで逃げれば、また目だつ、銃撃の危険もある】
【如何にかして、不意を付くか隠れる手段は無いか、利用出来るものは無いのか、と】


/風呂、飯等々で、次は結構遅れると思います
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 18:25:38.92 ID:RfKD3ZLR0
>>580

イテッ

【武器や兵器などを見ていた翼は、急に前方を歩いてきた人物と激突してしまった】

【兵器を見てて前を見てないのだからとうぜんだが】

おっと、こいつぁ失礼した。

【とりあいず適当に謝っておく】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 18:26:25.94 ID:k5K4pgAYo
>>587
だって女の子が血ぃ流してたら心配だろ?
そんなの見たら、考えるより先に身体が動いちゃうよ。

【さらりとそんな台詞を吐く犬にとって、それは多分、本心以前の問題】
【習慣とか習性とか、そういうレベルでの思考】

本当は最初に出会った人に聞こうかなーって思ってたんだけど…
血とか怪我はね、ダメだよ。
女の子は、痛みに顔をゆがめるより、笑ってるほうがいいに決まってる、

【歯の浮くような台詞でも、犬は本当に、一切の気おいなしに言ってのける】
【三枚目な犬でも、そこを譲る気はないらしい】
【よほどの女好きなのだろう】


【犬耳が、ぴんと上がる】
【鼻がヒクヒクと動いて、何かを察知するだろう】
【その瞬間、今までの三枚目具合が嘘のように犬の表情がきりりとした】

…敵だな、お嬢さん、逃げたほうがいい、ここは俺が食い止める。

【左袖から取り出し、構えたのは、全てのパーツが鏡によって構成された、大型ハンドガン】
【ごつい犬の手に良く馴染むロングバレルは、けれど無駄に反射はしない】

【構える様は場慣れしていて、目つきも戦場に身を置く戦士のもの】

迷惑かけたお詫びだよ、さあ早く。

【犬男は、少女を守るように立ち塞がるだろう】

//了解です
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 18:32:18.68 ID:LtdqGk3SO
>>586

ああ、やっぱりそうか。学生服じゃなかったから、一瞬分からなかったよ。

『ええと……こんにちは、ですから』

【彼らも、それに対して挨拶を返す】
【特に目立った負傷は無いようだが、ところどころに、「普通の」包帯が見られる】
【−ちなみに、デイドリィムの“若干の戸惑い”の理由は、今という微妙な時間帯のせいである】

【一方の優男は、そちらとの面識はゼロ】
【外見的特徴も薄く、恐らくは街中で偶然見掛けた事があったとしても忘れているだろう−】

「……ああ、そうだーヨ」

護君、彼はあまり関係無い人さ。正直に言うと、俺は彼を知らない。

【独特の−とは言え、デイドリィム程では無いが−口調で、彼はそう言い】
【ミストドラゴンが後から、何とも“失礼”な事を付け加えた】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 18:56:01.69 ID:C7CZxrjSO
>>590

あ……ちょっと、足の付根をやっちゃって、
それで今、ここに入院してるんですよ。

【そういつもの学生服ではなく理由、ここの患者服を着ている理由を話す。】
【だが、その説明は少し曖昧気味だった。“何故、そんな普段の生活では自然に怪我する様な場所ではない足根を怪我したのか”までは話さない。】


……?
えっと、でも他人でもせっかく同じ部屋になったんですから、これから仲良くなっていけばいいじゃないです…か?

【三人の関係性を何も知るよしもない少年―護】
【ミストドラゴンの言葉に、そう言葉を返す。もしかすると余計なお世話なのかも知れないが】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 19:03:45.66 ID:+b0uJZQ3o
>>589

ほー、そうして恩を売って後に活かそうと
治療にかこつけて体中いじくり回した挙句、後々までその事を交渉のカードにしようと
そういう事を考えも無しに実行に移せる程、身にしみついていると

【脱線、である。明後日の方向へ理論を飛躍させ、砲口から射出するような】
【冗談の範疇ではあるのだろうが、これまでの言動が言動】
【妄想癖の延長の様な事を言いつつも。声は低く、小さくなっていく】

……阿呆。人間一人庇おうなんて思うて、戦える相手ならまず逃げんわ
せやけどな、ウチかてどーにもならん時は有る。さっきのがそうやった
まさか、なあ……

【ぞるりと、黒が、影から染みだす】
【周囲の建物のうちの一つ、比較的背の低いそれの壁面が】
【何処からか流れ出した、黒い液体に染め上げられていく】

【それとは別方向、聞こえてくる足音は】
【次第に一回一回の間隔が狭まり、ドラムロールの様に加速していく】
【近づいてくる速度は、それこそ加速度的に増し続ける】


……カノッサ≠フナンバーズが二人、や
武装した部下引き連れた上に、そんなもんがおる……戦おうなんて考えんわ

カッコ付けるのは構わんよ、それでアンタがどうなるのも知らん
せやけど忠告するなら、そっち塞いでても逆から来るし……

【敵は、一人では無い。男が立ちふさがっていても、別方向から迂回して包囲が出来る】
【だからこそ、今はそれ以外の対応策を練る必要が有るのだった】

【片面を瞬殺して強行突破は、ナンバーズ相手には難しい戦法となるだろう】
【両面から来る敵を撃退するか、それとも両面とも欺くか】
【限られた状況で、判断しなければならない】
【勿論、どの様な作戦を選ぼうと、それが正しいか間違いかは、行動の結果次第なのだ】
【切り抜けられれば、どの様な行動も、正解である】


/夕食まで僅かに間が有ったので、これだけ先に
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 19:08:23.88 ID:LtdqGk3SO
>>591

ふぅ、ん。何か、厄介事にでも首突っ込んだのかい? まあ、止めやしないけど……

『あんまり、危ない事しない方が良いですから!』

【彼ら自身、厄介事に首を突っ込むのは日常茶飯事というヤツで】
【本心から“止める”などと、そんな考えは微塵にも浮かばないのだ】

【−彼の荷物だろう。ベッドの近くにはボロボロの刃のようなモノが付いた、ギターが置いてある】
【刃は、何か酸のようなモノで溶かされたのであろう……彼が、厄介事に参加した証拠か】

「……ヤだね。こいつらとは根本的に馬が合わねー」

同感だ。こういう“自己の利益”でしか動かない奴とは絶対に気が合わない……

【−−自己の利益でしか動かないのは、彼も同じな気もするが−】
【同族嫌悪、というヤツか……?】
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 19:22:07.67 ID:k5K4pgAYo
>>592
…どーしてそういう考え方しか出来ないのかなぁ!?
君ねぇ、もーちょっと素直にならないと人間関係に支障をきたすよ!?

【今日のお前が言うな(ry】
【などと、銃を構えながらも渋面で苦言を呈する。そろそろ犬も我慢しかねたようだ】
【けれど今、少女が口にした言葉に、犬耳を動かす】


カノッサ、って、何?


【油断なく周囲を観察しながら、呈したのは疑問】
【知名度があるはずのそれを知らない…おそらく、素性の一端を物語るだろう端的な質問】

(銃で脅して帰ってもらおうと思ったけど、それが効く相手じゃねぇな)

【思考は刹那、判断は早い】
【犬は銃口に魔翌力を込め、正面の一体に向ける】
【追跡者がやってくるであろう方向、引き金に指をかけ、力を込める】

【―――――瞬間、銃口を反対に向けた】
【それは少女の肩口から、相手の顔面を狙うような正確な照準】
【大口径の銃が直撃すれば…まして打ち出された弾丸が大型であればあるほど、派手な紅花を路地裏に咲かせるだろう】

目を潰れ。

【でも、吐き出された弾丸は相手の正面でいきなり炸裂】
【凶悪な破裂音と発光現象、スタングレネード】
【殺傷能力絶無の一撃、相手の反応を見る間もなく、比較的高いほうの壁面を見上げ、銃を仕舞おうとする】
【そして右腕で強引に、少女を小脇に抱えようとするだろう】

フリークライムの趣味はあるかい、お嬢さん?

【その言葉が意味するものとは…】

【銃弾、残り9発】

//承知しました、ごゆっくりー
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 19:25:13.12 ID:BjyOF+rDO
【路地裏】
【かつん、こつん、かつん】
【日が落ちて冷たい空気を孕みはじめたその場所に】
【女性特有の靴音が、ひとつ】

ふふ──昨日は随分とお楽しみだったみたいだけど……
さて、さて、さて。こっちはまだまだ準備段階
シュバルツ君には会わなきゃいけないし可能ならガートルッドちゃんとやらにも会っておきたいところ
親愛なる同僚の誰かさんと会うのもいいけど、ねーぇ?

【──ふわり】
【腐敗した血の香りを運ぶ風に、彼女の真っ直ぐに伸ばした藍色の長髪が揺れた】
【宝石を宿したが如く世界を映すエメラルド色の瞳は、今はまだ誰の姿も捉えてはおらず】
【その身に纏う純白のワイシャツのボタンは、豊かな胸元のみで止められ】
【鉄さびを思わせる風の香りが、彼女の露出した肌に其の痕跡を残そうとシャツをはためかせる】
【脚部はしかし、ベルボトムのジーンズを纏っているために露出は最低限に抑えられていたが】
【その事が逆に、露出した肌を目立たせることになるかもしれず──】

……あぁ
『嫌な』香り──だなーぁ

【煌、と。首元を彩るアクアマリンのネックレスが微かに揺れ】
【凛──】
【彼女の右耳にある≪No.CZ≫の数字が施された鈍銀色のイヤリングが、僅かに光を反射した】
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 19:29:26.82 ID:/UsA/QZU0
>>595

――――よぉ、俺の主に何の用だって?

【背後から、唐突に掛けられる男の声。その声に振り向けばそこには】
【胸元に、逆三角形の金のプレートに蜂を象ったバッジを留め】
【白のビジネススーツに身を包んだ、赤の不健康そうな長髪をした痩せ身の男が】
【下卑た笑みを浮かべながら、壁に寄り掛かっている】
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 19:33:39.69 ID:C7CZxrjSO
>>593

普段ならそう、首を突っ込むからこうなるんですけどね。
今回は何ていうか、自業自得、自身のせいの所もあるんで何とも……――、

それにしても、それは貴方達も人の事言えないんじゃないですか…?

【そう護はベットの傍に置かれた“為れの果ての姿”と化した彼のギターに目を向ける。】


…………そうですか。
なら無理強いはしませんが、せめて喧嘩はしないで下さいね。
ここは病院なんですからね。

【似た物同士は惹かれるとは言うが、あの言葉は嘘だったのだろうか。】
【どうも合わない彼等を、溜息まじりに見ながら呆れた風に言う。】
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 19:37:12.62 ID:+b0uJZQ3o
>>594

…………は?

……いや、幾らなんでも一般教よ……

【異世界人ならば兎も角、この世界で生まれ育った少女にとって、カノッサとは世界の一部】
【カノッサ機関を知らないと言われるのは、極論、雨や風を知らないと言われた様なものだ】
【教養だろう、と言い切るよりも、状況の変化が早かった】

【まだ、敵は姿を見せていない。近づいてきていただけだ】
【狙う顔面は、彼が銃口を向けた時、其処に存在していない】
【だからこそ、まだそこに到着していない誰かは、攻撃の予兆を感じ取れなかった】


【「うおあっ!?」 目の前の少女と、おそらく同世代だろう声が、路地裏の入り口付近から聞こえた】
【路地裏から飛び出してきたスタングレネードが、追手一人の視覚と聴覚を、一時的に奪う】

【だが、それから数秒、こんな声も聞こえてくるだろう】
【《いたぞ、あそこだ!》〈向こうの路地裏に居るぞ!〉】
【その炸裂音は、獲物を見つけられずに居た、兵士達を呼び寄せる結果となる】

あー?聞こえへん、はっきり言わんかい!
……ってコラ、何するんやこの変質者!離さんかい!

【一方で眼帯の少女はと言えば、放たれるのが閃光弾か何かだと思っていたようで】
【ノーガードだった聴覚の方を一時的にやられて、彼の声が聞きとれなくなっている状況】
【つまりは、敵の接近を、彼女自身は悟れなくなっている状況】
【突然(彼女からしてみれば)抱え上げられ、ジタバタと暴れ始める】


【聴覚の麻痺した眼帯の少女には、もう一つの声が聞こえない】
【正常でも、小さな声だ。聞きとれたのかは定かではないが】

『……みーつけた』

【建物の壁を埋めた黒が、路地裏へと流れ始める】
【霞むような小さな声は、その中から聞こえてきていた】


/今度こそ戻りましたー
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 19:46:21.36 ID:BjyOF+rDO
>>596

ん──?

【かつん。声をかけられ、彼女の歩みが止まる】
【ふわりと香るのは、路地裏の臭気ではなく】
【どこか場違いの、心地よいシャンプーの其れ──恐らくは、彼女のものだろうか】
【その香りを漂わせ。彼女は一度、視線のみを後ろへ向かせ】

──蜂。ふふ、なぁーるほどーぉ
シュバルツ君と直接会えないのは残念だけど……それでもこの出会いに感謝、かなーぁ?

【にこりと。彼女は端正な笑みを浮かべ】
【エメラルド色の視線だけではなく、身体ごと彼の方へ振り向いた】
【或いは彼は──彼女が以前「病院」へ入り込んだ賊の1人であることを知っているかもしれず】

初めまして、だよねーぇ。
お会いできて光栄だよ。暴蜂の──?

【張り付けた仮面の笑みはそのままに】
【すっと彼女は唇に人差し指を落とし。小さく、小さく。首を傾げる】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 19:49:55.62 ID:k5K4pgAYo
>>598
【小脇に抱えた少女が元気に暴れているのをみて、犬は笑う】
【問題なさそうだと、衝撃を受けた聴覚では聞き取れない声で呟き】

【壁に向かって浴びせ蹴り】

【鍛えられている、と言うだけではない。魔術による強化に加え、混ざり合う魔性に対して揺さぶりをかける式が含まれていた】
【反対に干渉されない程度の一瞬にそれだけの力を与え、すぐさま離脱し駆け出した】
【混乱する追っ手の手前で踏み切り、跳びあがる】
【その逞しい右足で肩を踏みつけ、一気に追っ手の後方に回り込み、真っ直ぐ走り抜けようとするだろう

【すさまじい速さの抜き打ちで再出現したハンドガンを構え、三回引き金を引くと、犬の周囲にテニスラケットのようなでかい手鏡が三つ浮翌遊し始めた】
【鏡は犬の周囲をビット状に旋回し、動きにも追従する簡単な使い魔のようなものだ】
【鏡であるという性質上、効果は推して知れるだろう】

【ただし、もし彼の進行方向に敵がいた場合】
【急に側面を向けて、死なない程度の強度で頭部に殴りかかるだろう】
【板は面で殴られるより、線で殴られるほうが掛かる力が集中して、痛い】

【ちなみに、目を潰れとしか言わなかったのには理由がある】
【この少女、警戒心だけではなく思い込みが激しいと判断した犬は、きっと自分が何か提案するたびに文句を言われると考えた】
【だからとりあえず、一時的に突っ込みを封じて自分の場を作ったのだ】

【少女を抱えたのは、それに伴う五感能力低下を見越した責任取りだ】

後であやまっとこーっと。

【顔は毛ほども心配していない】

//おかえりなさいましー
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 19:50:57.16 ID:k5K4pgAYo
>>600
//最後に以下の文章を追記します

【弾丸、残り六発】
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 19:51:30.31 ID:LtdqGk3SO
>>597

あらら……話しを、聞いても?

【特に聞きたい訳でも無い、が】
【如何せん、デイドリィムとの話も、マンネリ化して来た所】
【ここは新しい風を吹き込もうと−−そういう提案である】

『昨日の夜で、随分壊れたですから』

まあ、ギターの原形はあるし−−刃は、また今度取り付け直すさ。

【デイドリィムは少し、しゅんとした。ミストドラゴンは、どうでもよいとでも言いたげな表情で】
【このギター、本体はそれなりに値が張るモノなのだが。】
【刃は、後から無理矢理取り付けたような格安の品。特注でも何でもない】

喧嘩出来る身体なら、退院してるよ……

……まっ、人形だから、傷自体はすぐに直るんだけどね。

『ワタクシも、ですから』

「喧嘩なんか利益にならねーヨ」

【……ともかく、喧嘩は起こらないだろう】

/飯です
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 19:53:16.05 ID:HKoB/W5Co
>>579

ん……この声はまさか……獅子堂さんですか?
【耳へと入って来た言葉に、閉ざされた黒い瞳を、パッと開き、直感的にそんな言葉】

【先日も、巨大鯨や、巨大兵器相手に、共闘を繰り広げた仲なので、声の正体はよく分かった】

【描写し忘れだが、腰のホルスターの中2丁は其のことは承知しているようで】


ちょっとうとうとしてただけですよ、大丈夫です

【木の上に居た青年瞳に映ても、驚きの様子も見せずに、然も当然と言った感じで】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 19:54:48.43 ID:/UsA/QZU0
>>599

……なんだ…………これでお前、俺たちが何者か、分かるってか?

【その下卑た笑みを益々ぎらつかせながら、男は体重を預けていた壁から起き上がり、そっと手でバッジを撫ぜる】
【その表情はなにか――――良からぬ愉悦を湛えている】

――――ガルンロード=イクシールだ。暴蜂(バウフェン)を知るお嬢ちゃん…………
そんな君は、なんと言う名前なんだぁ?

【問われるままに名を名乗る男――――ガルンロード】
【暴蜂の名まで知っていると言う事は、ある程度自分たちの事情に精通した人物なのだろうと知って】
【だとしたら、自分たちがどういう人間かも、大なり小なり分かっているのだろうと、変に自分を飾る真似はしなかった】

それと…………もう一つ
さっきも聞いたが、なんで首領に……シュバルツ様に会いたい、なんて言ってたんだよ?
事と場合によっちゃ、取り次いでも良いんだぜ? 俺は首領の親衛隊だからなぁ…………!

【女性の名前もそうだが、知りたい事はもう一つ】
【何故彼女が彼等の主――――シュバルツとのコンタクトを望んでいたのかと言う事だった】
【――――先ごろ『ナポリス総合病院』に侵入した『賊』の話は彼も知っていたが、眼前の人物とイコールでは、必ずしも結ばれなかったのだ】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 19:55:31.37 ID:+b0uJZQ3o
>>600
/申し訳無い、ちょっと位置関係がどうなってるのかが分からなくなってきた……
/こっちは、追手の機関兵はまだ路地裏の外で、路地裏に降りてるのは黒い液体だけ、と想定してたんだけど
/そっちの言う追手は、どの追手の事だろ?
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/05(木) 19:59:03.09 ID:9y4ZOjwEo
>>603

おう!
どうでぃ、最近は元気でやってるか?
あのでけぇ化けモンぶっ倒した時以来だったな!

【少年に対して話しかけた後】
【木の上から飛び降りて少年の横に着地する】

ん、どうした何か元気がねぇみてぇだな

【彼は少年の横に座り、語りかけた】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 20:02:56.68 ID:k5K4pgAYo
>>605
//失礼しました、えっと、スタングレネードの反応から、外に敵がいた事を察し、なおかつ相手の視界がつぶれたという判断です
//ですので、そちらに向かって走り込めば、少なくとも直近の二人は動けないはずと言うことにして置いてください
//壁蹴っ飛ばしたあとの追ってを踏み台にする描写以降はスルーしてくださいorz

//その場合でも鏡は出現させたので、弾丸残りは六発です
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 20:07:56.05 ID:HKoB/W5Co
>>606

相変わらずすごい身体能力ですね……
【難なく着地してみせる青年に対して、尊敬の念が篭った呟き】
【身体能力が、常人の上の方といった感じの少年にとっては、其れは憧れであって――】


昨日、≪R.I.P.≫の仲間みたいな奴と色々ありまして……
「腹やられちゃったんだよな、ぐさっと」
『なんでそういう所だけ、喋りたがるのかな、ていうか白口は獅子堂さんにちゃんとした自己紹介してなかったよね』

「あ、そうだっけか。知ってるとは思うけど、俺は白口っていうんだぜ!よろしくな」

【右手で腹をやさしく撫でながら、紡いだのはそんな言葉】
【視線を伏せて、何処か哀しそうに語る其の姿は何の為だろうか】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 20:10:17.05 ID:R5jdr6ZXo
【廃墟】
【人気の無いそこに、音が響いている】

――――ッふッ!ハァッ!らぁっ!!とぉぉるぁっ!!

【音の原因は、一人の人影に会った。広い廃墟の中で、一人ひたすら拳を振るっている】
【白髪が特徴的な小柄な少年だ。背丈は恐らく160cm程か】
【白骨よりも白い髪は、右目を隠すように伸ばされている】
【髪の奥には、拘束具めいた黒革の眼帯が装着されていて】
【平時であれば着ているのであろう学ランは脱がれていて、タンクトップ一丁である】
【その背中には、痛々しい程ひどい火傷跡が有り、未だ治りかけで或ることが伺える】
【腰にはベルトポーチを巻いており、その中には様々なモノが入っている様だ】
【見た目は、少々派手であるが、その表情を見れば、どちらかというと善人に分類される、優しそうな少年に視えるかもしれない】

――――未だだ、俺の。俺の正義≠成すには、力が、経験が、足りないッ!!

【どごっ!!】
【左腕でコンクリートの壁を打ち砕き、砕けたコンクリートを蹴り飛ばす】

っは、っはァ!!っは、は……ッ!!

【荒い息を吐く少年の足元には、水溜りになる程の汗が落ちていて】
【彼がどれだけの間動いていたか、分かるだろう】
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 20:12:51.38 ID:BjyOF+rDO
>>604

直接そうだと知ったわけじゃあない──
だけど、その確率は非常に高かった……それだけの話、だよ
そして私の考えは見事に正解だったということかなーぁ?
ガルンロード、ガルンロード君、かーぁ。
うんうん。確かに間違いないね、リストにあった名前のひとつだ──

私の名前はシズリ
親愛の証として、シズリさんとでもシズリちゃんとでもシズりんとでもシズちゃんとでも
好きなように呼んでくれていいから、ねーぇ?

【くす、くす、くす】
【囁きにも似た笑みを零し】
【恍惚にも例えられそうに、彼女は薄らと目を細めた】

ふふ──それに、親衛隊、かーぁ
ならば余計、運がいい。私も、もちろんガルンロード君も、ねーぇ?
シュバルツ君とはちょっとした面識があってねーぇ
仲良くしておきたいと──そう思ったんだ。
友情はいつの時代も素晴らしい。違うかなーぁ?ガルンロード君

【唇に置いた指先を、そっと頬に這わせ】
【ゆるり、ゆるり──次第に右耳へ、白い指は移ろい】
【するり。エメラルド色の視線を彼へ向けたまま。彼女は耳にかかる髪をかきあげた】
【まるで──数字の彫られたイヤリングを見せ付けるかのように】
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/05(木) 20:15:14.28 ID:dulqri+jo
>>608

いやいや、大した事ねぇよ
昔から修行してるからな!

【青年は元が忍であるために身体能力は高い】
【だけどそれは彼の修行の成果であり】

そうか、やりあったのか
お、そっちは新顔だな?
よろしくな!

【少年の暗い表情を察し、初めてみる彼の相棒を見ながらの言葉】
【青年は悪い空気を変えようと】

そうだ、この前のでけぇ鯨をぶっ倒しただろ?
そん時にもらった奴があんだがよ、オイラ使い方分からなくてよ

【そう言うと、ゴソゴソと懐から取り出したのは黒い拳銃】
【ブラック・マトリクスと呼ばれる銃で】

オイラこんな飛び道具扱うの初めてだからよ、教えてほしいんだぜ
ちなみにまだ一発も撃ってねぇ

【銃使いの少年に扱い方を習いたいようだが】
【どうするかは少年次第だろう】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 20:21:19.35 ID:+b0uJZQ3o
>>607
/あいさ、了解ー

【反対の干渉を許さない短時間に、魔性≠狙う式を送る】
【その結果がもしも彼に伝わるなら、『無反応だった』となるだろう】
【たとえどれほど外見が異質だろうと、この追手は魔性≠ナは無い】
【少々、一般的な基準からは外れているが、十分に人間≠ネのだ】

『………にがさない』

【駆けだした彼の後方、路地裏の地面に降りる黒い液体】
【それ等は一所に集まって、やがて人間の形に変化して行く】
【走りはしない、出来ないのかも知れない。下半身がまだ、人間の形になっていない】
【液体を引きずるように、ずるり、ずるり。低速で、追跡を始める】


【彼の向かう方向が、動きを止めた相手の居る方向だというのなら】
【そこには、音と光に反応して、機関兵達も向かってきている】
【そして何より、動きを止められたのは一人だけ】
【一人が、単独で先行していたため、後続に遅れが生じていた】
【本来なら不利である筈の状況は、不幸中の幸い、撹乱に対して効を上げた】

おい、どこ向かっとんねん!?ウチを[ピーーー]気か!?離せ!

【眼帯の少女は、まだ暴れ続ける】
【それはそうだ。彼女からしてみれば、武装した機関員の方に、抱え上げられたまま連れていかれる寸前】
【ナンバーズ一人の動きは止めたが、もう一人は今後方。それと、兵士とに挟み打ちにされかねない状況だ】
【いや、直ぐに離脱できなければ、動きを止めたもう一人もやがては復帰する】
【敵が近くに居るかどうか、聴覚で判断する事がまだ出来ないからこそ、彼女は焦っていた】


【もしもこのまま走れば、視覚を取り戻し始めた追手の横を通り抜け、表通りに飛びだす事になるだろう】
【ソフトハットの少女は、耳より目を使うタイプ。スタングレネードも、視覚により大きな影響を与えた】

【だが、兵士は別だ。引き寄せられた彼等は、目も耳も健在】
【飛びだしたそこから十数m程先には、拳銃を構えた三人の兵士が居る】
【距離は、あまり近いとは言えない。拳銃が命中するかどうか、怪しい距離だが】
【下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。危険でないとは言えないのだ】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 20:27:16.50 ID:/UsA/QZU0
>>610

リスト……だと?
――――――――ハッ、なるほど……そういう事かよ…………!!

【推測に過ぎなかったが、その推測に確信を持っていたという女性の言葉に、初めて怪訝そうな表情を浮かべるが】
【その疑問も、数瞬の後には氷解する事になる。眼前の女性は、恐らく――――】

シズリ、か…………多分忘れねぇぜ、その名前…………!

【――――面白い女だ】
【女性――――シズリの名乗りを聞きながら、ガルンロードはまたぞろ狂気的な笑みを浮かべる】
【彼の一種の勘が、囁いているのだ。シズリは、退屈しそうにない人物だと】

あぁ……なるほどねぇ…………首領の言ってた「他とは違う侵入者」って奴ぁ、お前の事だったか……!
なら、良いぜ…………今すぐ首領を呼んでやるよ…………!!
あの方も、お前にゃ実に興味を持ってたからなぁ…………――――っ、どうやら……本当に、俺なんかより首領と話をするべき存在かもしれないしなぁ……!

【以前に、シュバルツに聞いていた「異質な侵入者」がシズリである事は、もはや間違いないだろう】
【だからこそ、シズリも自分たちをあっさりと認識できたのだ】
【本当ならば、自分たちに反逆した、文字通りの『賊』として、始末する事になるのだろうが――――シュバルツの方も、シズリには並々ならぬ興味を抱いていた】
【――――何より、刺激を求めるガルンロードの心が、シズリを好意的に捉えていた】
【しかし――――イヤリングの数字を見ると、愉悦はわずかに真面目くさった表情に上書きされる】
【ナンバーを身に纏う存在――――それがハッタリでなく事実ならば、本当にシュバルツに判断を任せなければならないだろうと】
【そんな事を想いながら、ガルンロードは懐から通信機を取り出す】

――――リーナか! こちらガルンロードだ!!
今すぐに首領をお連れして、俺がいるポイントまで来い!! …………会議中? んなもんより優先される、重要事態だ!! 『シズリ』って伝えて見ろ!!
…………へっ、最初からそうしときゃいいんだよ。可及的速やかにな、客人を待たせんじゃねぇぞ!!
…………ふぅ…………

【通信機に向かってがなりたてるガルンロード。なにやら代理の相手は渋った様子を見せたようだが】
【最終的に、シュバルツがここにやってくる事は、確定したようだ】

さぁて…………首領がいらっしゃるまでにゃ、まだ少し時間があるだろ?
それまで、おしゃべりタイムと行こうか?

【通信機をしまいこみながら、ガルンロードは再び笑む】
【とりあえず、今彼がシズリを害しようと言う様子は絶無な様で、話題もシズリに一任する様だ】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 20:29:43.16 ID:HKoB/W5Co
>>611

やっぱり修行ですか……
【うーん、と努力が足りないのかなだとかそんな事を頭に渦巻かせて】


「む、新顔じゃなくて、ずっと一緒なんだぜ、よろしくな!」
『割とどうでもいいけどね』


【新顔というか口黒と同等でなければ、満足が出来ない性質のようで】
【だがツッコミを交わしたりと2人ならぬ、2丁の仲はいい様子】


銃の使い方……ですか

うーん……本能であんまり考えずにやって来たところが多いからなぁ……

1回もうってないんだったら、まずはあの鏡でも撃ってみて下さい


【顎へと手をやり、銃を手に入れて間もない頃は何をしていたか等と過去を振り返り】
【とりあえずは、試し撃ちとのつもりなのだろう、20mくらい離れた場所に、30cm程の鏡を出現させて】

【これを撃てということだろう、クナイ等の扱いが上手であれば、中々精密な射撃が出来るかもしれない】
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/05(木) 20:29:50.86 ID:vtZPiCzAO
【水の国・森林地帯】

【磔刑に処された罪人を思わせるような、十字架を思わせる異形の長剣を背負い、漆黒のコートを羽織る、黒髪緋眼の青年が】
【人気のない、夜の森林を彷徨いている】

『Justice』の拠点はこの森林地帯にある。
そう聞いたから来てみたんだけれど……参ったな。
流石に闇雲に捜して見つかるようなものじゃない、のかな。

【はぁ、とため息を一つ吐き、適当な場所――倒れた木に腰を下ろす】
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 20:31:32.57 ID:R5jdr6ZXo
【廃墟】
【人気の無いそこに、音が響いている】

――――ッふッ!ハァッ!らぁっ!!とぉぉるぁっ!!

【音の原因は、一人の人影に会った。広い廃墟の中で、一人ひたすら拳を振るっている】
【白髪が特徴的な小柄な少年だ。背丈は恐らく160cm程か】
【白骨よりも白い髪は、右目を隠すように伸ばされている】
【髪の奥には、拘束具めいた黒革の眼帯が装着されていて】
【平時であれば着ているのであろう学ランは脱がれていて、タンクトップ一丁である】
【その背中には、痛々しい程ひどい火傷跡が有り、未だ治りかけで或ることが伺える】
【腰にはベルトポーチを巻いており、その中には様々なモノが入っている様だ】
【見た目は、少々派手であるが、その表情を見れば、どちらかというと善人に分類される、優しそうな少年に視えるかもしれない】

――――未だだ、俺の。俺の正義≠成すには、力が、経験が、足りないッ!!

【どごっ!!】
【左腕でコンクリートの壁を打ち砕き、砕けたコンクリートを蹴り飛ばす】

っは、っはァ!!っは、は……ッ!!

【荒い息を吐く少年の足元には、水溜りになる程の汗が落ちていて】
【彼がどれだけの間動いていたか、分かるだろう】
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/05(木) 20:32:06.42 ID:DKy4tunL0
【某市内 路地裏前】

【コンクリート造りの街の一角で、また一つの足跡≠ェ見つかった】
【今だに血痕が残る壁と地面――これらが、ここでかつて何があったのかを示すかは言うまでもない】
【唯一の救いと言ったら、何らかの人物がここにあったであろうそれ≠処理してくれていることか】

(――また一人…どんなやり方≠セったんだろうな…)

【その過去の道しるべとなる光景を、棒のように突っ立ったまま見つめ続けているのは、おそらく20代前後と思われる若い男】
【深緑色のニット帽、黒いジャンバーと紺色のジーンズで適当に固めただけの服装】
【一切の派手さを捨て、自身の個性を全く尊重しないその地味な姿は、傍から見る限りただの一般人にしか見えないだろう】

(…いつの時代になっても、必ず犠牲になるのは能力を持たない一般人だけなのか――)


――クッソ……


【悔しさに溢れた表情を見せると、彼は一人拳を握り、それを震わせる】
【この世界では“慣れるべき”光景に、彼はまだ慣れていないのか、それとも――】
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/05(木) 20:35:53.79 ID:dulqri+jo
>>614

にぎやかで楽しそうだな!

【少年の持つ2丁の喋る銃を見ながら】
【それを見る青年の顔は少しうらやましそうであったが】

おう、あの鏡を撃てばいいんだな?
よし、撃ってみるぜ…

【青年は鏡に向けて銃を右手に構える】
【そして、狙いを定めて鏡に向けて発砲する】

―――――――バァン!

【青年の持つ弾丸は鏡に向かって飛ぶ、そして真ん中より少し右斜め上に着弾しようとする】
【この弾丸自体に殺傷力・攻撃翌力そのものはないらしいが……】
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 20:36:23.85 ID:k5K4pgAYo
>>612
【レスポンスなしの回答に舌打ちする犬】
【悪魔か何かかと判断したのだけれど、どうもあれが能力者という奴らしい】
【手ごわい相手になるだろうと認識して、にぃと笑った】

【やはり、犬も戦いの中に生きる男のようだ】


(そして一人潰せれば充分だ)

【後方から襲い来る影の追っ手は遅い、犬の足で追いつかれるとすれば、入り口で時間をかけた場合だ】
【表通りを包囲しつつある一団の前に眼帯少女を抱えたまま躍り出る犬】
【その周囲を回る鏡が、左手に一つ、右手に二つわかれた】

【左が一つなのは、そちらに復帰直前の兵士を認めたからだ】
【正気を取り戻す前に直前で踏み切って跳び、逞しい足で踏ん付けて上空へ】
【銃を持った左手で、包囲網の先を指し、右腕で少女を振りかぶる】

【上手くやれよのジェスチャー】

【右に分かれた鏡がある程度のかく乱に成功すれば、左に交流して本格的に機関員達をフクロにし始めるだろう】
【無茶な姿勢で投げ出された少女は、何もしなければ腹滑りで着地することになるだろう】
【起伏がない体系だと、有利かもしれない】

【着地した犬は、左手に銃を持ち、右手をポケットに仕舞うだろう】
【無論、鏡によって撹乱されつつある一団を、少女と自分で挟撃する形だ】

【挟んだ集団の半分を相手にする事になるが、もたもたすると…或いは撹乱が上手くいかなければ、さっさと合流されるだろう】
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 20:37:47.62 ID:R5jdr6ZXo
>>617
【路地裏から、出て来る人影が一人】
【着崩した学ラン姿が特徴的で小柄な少年だ。背丈は恐らく160cm程か】
【白骨よりも白い髪は、右目を隠すように伸ばされている】
【髪の奥には、拘束具めいた黒革の眼帯が装着されていて】
【腰にはベルトポーチを巻いており、その中には様々なモノが入っている様だ】
【肩には、タオルがかけられていて、汗の後も見えて、何らかの運動をしていたように見える】
【見た目は、少々派手であるが、その表情を見れば、どちらかというと善人に分類される、優しそうな少年に視えるかもしれない】

……おい、どうした、そこの人。

【不審そうに、男に話しかける、少年】
【路地裏から出てきた%魔スりこの少年堅気ではない事が分かるかも知れない】
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 20:44:10.76 ID:BjyOF+rDO
>>613

流石──話が早いようでなによりだよ、ガルンロード君
シュバルツ君が羨ましいねーぇ。キミみたいに優秀な子が親衛隊にいるなんて。そうは思わない?ガルンロード君

【くすくす、くす】
【彼が己のナンバーを認識し。シュバルツへコンタクトを取ろうとしたのを見て】
【再び──囁きにも似た笑みを彼女は奏でた】
【ゆるりと。彼女の笑みは静かに、静かに】
【淀んだ路地裏の空気を、さざ波が奔るかのように震わせ】
【そうして、じんわりと風の中に溶けていく】
【彼女のそんな言ノ葉は、今にも消えてしまいそうな声であるにも関わらず】
【不思議と──後に何かを残すような印象を与えるかもしれなかった】

お喋りは嫌いじゃあないよ。むしろ大好きな方かなーぁ、ガルンロード君
特に、キミみたいな子と話すのは、ねーぇ?
タイミングがタイミングなだけに──これからディナーを2人きりで、なんてわけにはいかなさそうだけど……
いずれ、ガルンロード君とは2人きりで語り合いたいものだ──
キミは、どうかなーぁ?ガルンロード君

【「ねぇ、ガルンロード君──」】
【さざ波の声色が、再び血臭の風に紛れ込む】
【かつん、と。彼女は一歩分彼へと近付き】
【彼の名前を、緩やかに、緩やかに。何度も、何度でも紡ぎ上げる】
【エメラルド色に浮かぶ感情は──酷く、蕩けたものだった】
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 20:44:18.63 ID:C7CZxrjSO
>>602

えっ………えっとその…実は…、女性絡みでして………、

【言うか少し戸惑った物の結局、話し初める。】


“その女性”は、………僕を好きになってくれたんです、
………でも僕は、それにずっとずっと、気づいてあげられなくて、それで彼女を苦しめてしまっていたんです。

ようやく、僕が彼女の事に、その罪に気づいた時には時間が立ち過ぎていた……―――これは、その報いです。

【それは因果応報――にして、天誅………!】
【…そのBAD ENDの報いは見逃されずに、我が身にちゃんと帰ってきたのである。】


昨晩、………そう言えば、《R.I.P.》との最終決戦とかって、ニュースでやっていました…が。

【だが、所詮はその程度の情報】
【決戦があった……今かれにはニュースしかその情報網がない。】
【だから、残念ながら詳しい事は余り、わからなかった。】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 20:45:58.24 ID:C7CZxrjSO
>>622
/了解です。行ってらっしゃいませー
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 20:48:43.83 ID:HKoB/W5Co
>>618

うるさいですよ結構?
「誰のせいだかな!」
『お前だよ』

【うるさい、とは口に出しているものも、其れは、照れ隠しのようなもので、本当は仲良くはやっているようで】


【弾は、そのまま鏡の右斜め上へと命中するが、皹等は一切入らず】
【傷が付いてないのを見て、少年も困惑した表情を見せている】

あれっ、硬くしなかったんだけどな……まぁいいか……
獅子堂さん、上手いと思いますよ!身体能力も高いから、相手を錯乱しながら撃ったりすれば、かなり効果的だと思います
あ、1人で訓練する時は、まずは近い距離でやってから段々と遠くするのがオススメですよ

【自分の事かのような、嬉しそうな表情を青年へと向けながら】

【言い終わると共に、頭の上に疑問符を浮かべながら、鏡へと歩みを進めて】

【其の付近にあった弾を、手で拾い上げようとする】

【果たして此の弾如何な物か―――】
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 20:48:58.58 ID:QJFHkjKlo
【街中】

【黒の機関員コートを羽織った、黒髪ショートヘアに深い蒼の瞳の少女】
【水晶の花飾りを髪に留め、コートの胸元には≪No.10≫のピンバッジ】

昨日で一つの時代が終わりを告げ・・・
・・・新たなる時代が幕を開ける、ってね!

【街灯の消えつつある大通り、「う〜ん」と腕を伸ばして歩いている】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 20:52:46.90 ID:+b0uJZQ3o
>>619
【鏡を踏んで空中で跳ねる男を、兵士は視線だけ追いかける】
【銃口を向けるのは、一拍遅れて。相手が空間を通過してしまってからだ】
【尚、ジェスチャーに対して。少女の反応は、右手親指を地面に向ける行為だったと記述しておく】


「………っ、あぁくそ……何処だ?」

【後方、男が追い抜いて来た形になる、ソフトハットの少女】
【それが、漸く視界を回復しはじめ、動き出す気配を見せた】
【まだ、現在の自分の居場所を把握していない、敵の位置を捕捉していない】
【それでも、背後で動きだした気配から、じきにまた追ってくる、と予測は出来るだろう】

【後方に、追手二人。前方には武装兵士が三人】


【地面に向けて投げ飛ばされた少女は、空中で回転し、綺麗に両足から着地する】
【猫の様な体重移動、これは異能というよりは技術の類だ】

(くっそ、挟まれはせんけど厄介な……)
(どうにもならん、勝ち目が薄い……しゃあない、な)

【元々、少女の目的は逃亡。敵の撃退では無い】
【もっとも厄介な敵二人は後方に居る、後は現状は兵士三人だけ】
【時間を掛ければまだまだ合流してくるのかも知れないが、今はこれだけだ】
【そして自分自身は、彼に投げられた為に、包囲網の外】

……三十六計逃げるに如かず!

【からんころんと下駄がなり、少女が走り出す】
【だが、向かう先は、兵士達とは逆方向。つまり、挟撃という作戦に乗らなかった形となる】
【互いに信用していない同士で、共闘は出来ない。そう、思ったのだろう】

【男は、兵士と戦っても良いだろうし、逃げる彼女に続くのも良いだろう】
【戦うのならば、じきに復活する後方の追手とも、戦う羽目になりかねないのだが】


/モブと言っても、一応は普通に描写してくれると有り難い、かも
/「鏡による撹乱」「フクロにし始める」だと、何をしてるのか分からないから
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)2011/05/05(木) 20:53:39.12 ID:l+r0k5fr0
【路地裏】

ククク…貴様はオレにこう言ったよな?
「命が惜しけりゃ金をよこせ」と…
それはつまり、自分も殺されてもかまわないってことだ
そうだろ…?そういう意味だったんだろ…?
なぁ…!!カカカカッ…!!安易に「そんな事」言うからこういう目に遭うんだよ…!!

【不気味に笑うのは血塗れの喪服を着た黒髪の目つきの悪い男】
【手には漆黒の刀身を持つ日本刀が握られ、地面にはズタズタに切り裂かれた人形――つまり、死体。見た目から不良の死体だろう】
【それも、1体ではない。2,3体の死体が汚く重なるように地面に倒れている】

628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/05(木) 20:55:00.96 ID:dulqri+jo
>>624

そうか?そういわれると照れるぜぃ、ハハハ!

【少年に褒められ、嬉しそうであり】

かく乱か!こいつは気力をつかわねぇからよさそうだ!
近い距離からだな!覚えとくぜ!

【少年が鏡のほうへ歩き、先ほどの黒い弾丸を拾おうとする】

鏡は割れてねぇようだな…
じゃあこれは何に使うんでぃ…

【その弾丸は暗黒物質でできているようで、触れれば対象の聴覚に強烈なノイズ・視覚の揺らぎ・魔翌力撹乱が起こるだろう】
【だが、直撃した訳でもなくただ触れているだけなのだから効果は軽減されるかもしれないが】
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/05(木) 20:55:07.82 ID:DKy4tunL0
>>620

【反射神経は並以上に優れているのか、声がしたのとほぼ同時に、そちらの方向へと振り返る】
【同時に拳の力を反射的に抜き、自身に敵意が無いことを示そうとするが――】

……………

【――少年の路地裏からの登場≠ノ、男は表情を曇らせた】
【拳を再び握ることはせずとも、少年の表情を見つめ】

――お前も…“一般人を襲う”タイプ――なのか…?

【この世界の理を知っているのか、彼は見た目や性別、年齢等で人相を判断する人物ではないらしい】
【姿形で分からずとも、路地裏を歩く人間には必ず男の標的≠ェ混じっている――】
【表情に変化はないが、足を一歩裏へ引き、男は早くも喧嘩腰である】

/宜しくです!
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 21:01:16.46 ID:/UsA/QZU0
>>621

へっ…………そいつは逆さ…………
俺の方が、素晴らしい主を迎える事が出来たんだよ……俺みたいな人間を使ってくれてる事に、俺は感謝してるんだぜ?

【自分が優秀かと言うと、何とも言えなかった。その様な事など、安易に自己評価できるものでもない】
【ただ、シュバルツは自分を認め、重く用いてくれている事だけは確かである。それだけで、ガルンロードは満たされている】
【――――自分の様な人間など、まっとうに生きていくためにはシュバルツの元しかないのだろうから】

ま……首領が何を考えて俺を用いているのかはしらねぇが……んな事は関係ねぇよな?
好き勝手やれる『今』を与えてくれてるのは、間違いなく首領なんだからよぉ

【――――どうやら、ガルンロードは刹那的な快楽主義者であるらしい】
【『過去』や『未来』よりも、なにより『今』が大事。そして自分の快・不快に素直】
【そうした面は、先ほどの通信機の会話で声を荒げた所から、分かるだろう】

あぁ…………良いねぇ。二人っきりか…………!!
お前みたいな危ない女…………俺は大歓迎だぜ? 退屈しなさそうじゃねぇかよ…………!!

【再び、その笑顔に悦が混じる。ガルンロードはシズリを『刺激を与えてくれる存在』と受け取ったようだった】
【退屈など吹き飛ばす。どこまでもスリリングで危ないスリルを味あわせてくれる】
【――――先ほどから感じる、血の匂いの混ざった風も、彼の心を激しく煽りたてていた】
【先ほどから彼の浮かべていた歪んだ笑顔は、この危険な風に起因するものだったのだ】



「――――ガルンロードさん!! どうしたって言うんです、いきなり呼び付けて!!」
[リーナよ、そう叫ぶな…………。ガルンロードは見つけたのだよ。私が今会うべき者をな…………]
へっ…………お待ちしてたぜ、首領…………

【その時、一台のリムジンが路地の表に乗り合わせ、そこから二人の人物が下りてくる】
【一人は、やはり胸元に逆三角形の金のプレートに蜂を象ったバッジを留めた、グレーのビジネススーツに身を包んだ、淡褐色の肌に明るめの紫色の髪をした女性】
【そしてもう一人は――――軍服の様な黒く豪奢な服を着込み、金の長髪をオールバックにした大柄な男】
【見紛うはずもない。シュバルツ=L=ヴェイス本人だ】
【そばに従うのは、その秘書と言ったところだろうが――――それでも、その胸元に留めているバッジからして、彼女もガルンロードと同じ『暴蜂』の一員なのだろう】

[――――久しぶりであるな、シズリ…………この時を、私も待っていた…………
乗るがいい。込み入った話になるだろう。立ち話をする様な事でもない…………]

【シュバルツは、かつて研究所で会った時と同じように、鉄面皮な無表情のままでシズリを呼ぶ】
【そして、隣の女性に視線を飛ばすと、リムジンのドアを開けさせて招き入れる。これからの話は、より内密に進めようと言う事か】

/すいません。ちょっと風呂入ってきます
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 21:01:32.95 ID:R5jdr6ZXo
>>629
おっと、そう硬くなんないでくれねぇかな。

【両手を上げて、おとなしく敵意が無い事を示す】
【見た目で言えば、確かにチンピラであるが、表情は穏やかで、その手の輩には見えづらいかも知れない】

路地裏の巡回≠ヘ俺の日課、さ。
ここら辺は物騒だからな、少しでも彷徨いて、事件を減らせりゃいいんだけど……。

さっきも、近くでカツアゲしてる不良が居てな。
ちょっとばかし、おとなしくしてもらったところなんだけどさ。

【何方かというと、一般人を襲うのを襲う<^イプであった】
【わざわざ自分の所属を語る事もしないが、少年はJustice所属の上、正義漢】
【しかし、相手が構えているノを見て、苦笑を浮かべ】

とりあえず、俺はアンタの思うような人間じゃない、それだけは自信をモテるよ。

【右目が無いが、左目だけを、相手を射ぬくように細めて、相手に目を合わせた】
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 21:01:49.14 ID:LtdqGk3SO
>>622

へえ! 君にもようやく春が来たのかい。

『ミスト、多分そういう話じゃあないと思うですから?』

【空気が読めない発言は、半分ほど“わざと”である】
【デイドリィムは、少々呆れたような表情でそう言うと、話を聞く姿勢に】

あらら……なんだい普通の悲恋かあ。俺はてっきり寝取られたのかと思ったけど。それなら、その寝取り魔を殺せば−−

『ミスト!』

−−冗談だよ。まあいいじゃないか、君は若いんだ、新しい恋を−−まあ月並みの言葉で言うなら、“女なんて星の数程”ってヤツさ。

「そうじゃあねえだろーヨ」

【二回目に口を挟んだのは、初対面の優男である。彼は、ゆっくりと、身体を起こしてそちらを見て】

「お互いに好きなんだろ? じゃあまだ遅くねえだろーヨ」
「ま、俺には事情は分からねーし、女は次の恋を見つけるのが早いって言うがな」

流石はホスト、恋愛観が違うね……ふられた上に物理的に傷付けられたなら、俺なら諦めるか[ピーーー]が

「うるせーヨ、サイコ野郎」

【彼は、再び定位置に戻る】
【きっとどちらも正しくて、どちらも間違っているのだろうけど−】

ああ、その件だよ。残念ながらカーネルを[ピーーー]現場には立ち会えなかった上に、なんか“蜂蜜”で殺されかけたけど……

『右に同じですから』
『(でも、心底悪い子って訳じゃ……)』

【ミストドラゴンは、心底残念そうな表情である。他の所謂“正義サイド”の者達と同じく、彼の「カーネルを倒したい」という“欲求”は強かった】
【デイドリィムは、何か複雑な−−文章では現し辛い、複雑な表情で−】
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 21:04:46.00 ID:k5K4pgAYo
>>626
//鏡が横殴りに殴りかかったつもりでしたが、描写不足でした
//たびたびすみません、お手数かけますorz

(そうそう、それでいいんだよ、お嬢さん)

【犬は、逃げる少女に対しにんまりと笑った】
【元々そのつもりだったのだ、雑魚をひきつけて、彼女には逃げてもらう】
【最初から散々いったはずだ、犬は女の子の血を見るのが嫌いなのだ】

そして俺は撤退戦では加減しないよ?

【それは、相手が女性であった場合すらも例外ではない宣告】

【鏡が上空に集う】
【一箇所に集まった鏡が、ぐるぐる円陣を描き、回転】
【円が在る程度大きくなったところで、犬は3発の弾丸でそれらを撃ち砕く】
【破片となって降り注ぐ鏡は、街灯や僅かな光を反射してきらきらと輝く】

【けれどその雨は、時として犬の姿すら映し出すだろう】
【どういうことかというと】

しょーたーいむっ

【残り三つの弾丸全てを消費した大技、銃口から漏れたのは、拡散する無数のレーザー】
【光学兵器たるそれは極細で、犬の正面に面上に広がるだろう】

【けれどそれを阻むのは鏡の雨】
【輝く破片が、細々とした光条を幾度となく反射させる】
【反射した先でその中のいくつかが反射し、向かった先にも破片、破片…】
【鏡の雨が光の雨へと姿を変え、一団に対して四方八方から襲い掛かるだろう】

【ただし、どういう魔技か】
【レーザーが急所を焼く事は決してなく、酷くても重要な間接部分を貫通するに留まるだろう】
【攻撃と視覚効果による同時撹乱…犬は即座に少女を追い、トンズラかまそうとするだろう】

【もっとも、あまり期待はしていないけれど】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 21:07:27.44 ID:k5K4pgAYo
>>633
//俺はもうダメかもわからんね…orz
【光の命中率二割程度、攻撃を命中させる事は考えていないようだ】

//と追記します、本当に毎度毎度申し訳ありませんorz
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 21:10:26.33 ID:cijqIRPvo
【水の国・港】

【つい先程、一隻の船が着港した。どこからかといえば、櫻の国で】
【その乗客の一人であろう人物がぽつりと立って、周囲を見渡していて】

いやぁ……これは凄い、文化の違う街というのは面白いなぁ
建物は高いし、みんな洋服ばかりだし、なによりお団子屋さんが無い

………ふむ。そうやって驚いてばかりも居られないのだった
ここは確か水の国だが……昼の国へは、またどうやって―――。

【彼の姿は、少し異様。控えめな緑と茶で纏められた和服に、白い布の冠】
【腰には申し訳程度に黒鞘の刀を下げ、右手には錦の小袋を持っていて】
【やはて何かを、或いは誰かを探すように視線を絞る―――暇人は居ないかなぁ、と。】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 21:12:39.24 ID:9Z6YW0xq0
【水の国、街中】


【――はたり。はたり】


(大分、この作業にも慣れて来たな……)

【人通りが多い筈だろうが、其の場所の一角だけは違って。壁に只一人存在する人影】
【其処には人が寄らない理由が在って。其の地味な印象の漆黒ローブも相俟って、其の者の顔の銀色の髑髏が奇妙に際立っていた】


【異形。其の傍らには、銀色の包帯で巻かれたポスターの束】
【几帳面にも破れたポスターや間がある所へ、只々作業的に黙々と貼り直しているのであった】


【ポスターを見れば――】

【新正義組織 「blue justice/青義同盟」
 俺達の組織と、justice・対機関連合等の正義組織との違いは2点ある!

               〜中略〜

 P.S 何なら文句でも構わねぇぜ?腹立ててる連中もいんだろ?お互いの正義を語り合おうや。実力も見ておきたいしな。】
【と、青義同盟のポスター事は一目瞭然。此の柄で構成員なのだろう。そんな推察も出来る】
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 21:12:47.86 ID:W+LpYPfVo
>>625
【彼女の前から、歩いてくる人物が一人】

…わーお、またまた機関員、かァ
エンカウント率たけーなァオイ。

【ふらりふらりと、覚束無い足取りで歩くグレーのスウェット姿のねーちゃん】
【じゃり、じゃりと耳障りな音を立てて、派手な健康サンダルを擦って歩いている】
【濃いオレンジの長髪には鮮やかな毒花が挿され、身を包むグレーと相反して覚めるような色彩を持っていた】

【彼女のコートと胸のピンバッジから、機関員である事を悟ったようで】
【かといって、別段敵意などは見せていないが―――】

/いらっしゃいますかー?
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 21:13:44.98 ID:HKoB/W5Co
>>628

「重太郎も、がんばらないとな!」
わかってるって……
【白口に言われる少し前に、同じような事を考えていた為にか、少し口調がキツくなり】


【よっこいしょ、等と実に少年らしくない、オッサンのような掛け声と共に、体を前へと屈ませて】

見たことない弾だな……うーん

【弾をしっかりと確認すると、頭の上の疑問符は更に大きくなり】
【少年が、特殊弾等に詳しくないのは事実であったが、かなり珍しい部類に入るだろう弾を視界に入れて】


【今、少年の右手が、弾へと触れて―――】


―――ッぁああ!?

【刹那、揺れる視界、耳を襲うノイズ、魔翌力の撹乱】

「大丈夫か!?」
『何かあったの!?』

【すぐさま右手を離した事により、視界は正常になり、耳の雑音も消えて、魔翌力も安定してきたが】
【はぁはぁと、息が荒いままで、少年の尋常ならぬ反応。青年の目にはどう映るのか――】
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/05(木) 21:17:03.97 ID:DKy4tunL0
>>631

………

【男は、少年の言ったその言葉と行動を信じたかった――だが、まだ油断は出来ない】
【何故なら、この世界にはつい数分前に人殺しを行ったにも関わらず、平然とそれを黙[ピーーー]る輩も幾らでもいるからだ】
【少年の行動と笑顔も見せかけで、もしやその部類に入っているのでは――――】

………そう、か――

【――だが、具体的な内容まで説明する人間は信用する価値が十分にある】
【引いていた足を元の位置へと戻すと、その表情が少し和らぎ】

――こんな態度を取って悪かった、すまない…
なかなか俺も、自分と同じ同業者≠ノ巡り合わないもんでな…
こうして生で会えたのも、何カ月振りか――

【こちらも同じく両手を上げ、素直に謝意を示す】
【しかし、襲うのを襲う<^イプの人間にも種類は様々】
【この男の場合は、果たして――】

【いずれも、今後の会話で明かされるかもしれない――】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 21:22:26.41 ID:R5jdr6ZXo
>>639
……ま、油断をしないのは、路地裏では正しいわな。
気にしちゃいねェさ、俺でもそうするから。

【あ、手ぇ下ろしていい?と聞きながら両手を下ろして】

俺は、本業で言うと、只のジャーナリストなんだがな。
なんだかんだで、物騒に巻き込まれる宿命みたいだな、っは。

【よく見れば分かるだろう。少年の襟元等には、包帯が見えて】
【少年の顔色もあまり好いものではないことが】
【とりあえず、今のところ脅威ではない、と言えるだろう】
【ふぅ、とため息を付きながら、路地の壁にもたれ掛かろうとしたが、思い出したかのように顔を引きつらせて、其れを辞めて】

同業者、ね。
あ、俺は谷山 基樹っていう、アンタは?

【とりあえず、とばかりに名乗り、左腕を差し出す谷山】
【其の腕は、不自然に硬いのが分かるかも知れなかった】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 21:23:37.46 ID:+b0uJZQ3o
>>633
【兵士達も、其処に居る以上、何もしないという事は無い】
【3人の兵士がそれぞれ銃口を男に向けて、引き金を引く】
【だが、十数mの距離だ。能力による補助が無ければ、そうそう人間に当てられるものではない】
【二人の弾丸は、僅かに軌道を逸らして、地面へ】
【男へは、一発の銃弾が向かう】

【多方向へ拡散するレーザーは、その兵士たちを貫く】
【数、方向、何れも回避する事など叶わない条件だ】
【これで、追手は無くなった、と見ても良いだろう】

【後ろの二人は、事情でも変わったのか、追跡を中止する】
【眼帯の少女を追い掛けるのなら、特に妨げるものはない】


【妨げるものはない、のだが】
【仮に追いついた時に、彼女がどんな反応をするのかは、問題だ】
【少なくとも、抱えて敵に突っ込んだ事への恨み事くらいは、また聞かされるのだろう】

【少女は暫く通りを走ると、また別な路地裏に逃げ込んでいた】
【結局、隠れるには此処が安泰。表を歩くよりは余程、だ】
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/05(木) 21:25:05.49 ID:dulqri+jo
>>638

お、オイラもそっち行くぜ

【少年が立ち止まっている場所に青年も近づいていき】

やっぱり傷一つついてねぇな…

【鏡を改めてみて静かに驚いているようで】

おい!どうした!?

【少年が弾へ触れ、うなり声を上げた瞬間】
【青年はすかさず動体視力と洞察力を格段に高める卍眼を発動させ、少年を見た】

魔翌力の流れがぐちゃぐちゃでぃ…

【どうやら彼の魔翌力が乱されているとの事だ】
【どうやら少年が弾を話した瞬間から魔翌力は少しずつ安定はしてきてはいるようで】
【魔術師にとっては魔翌力の乱れというのはかなりの大敵かもしれない】

この眼は魔翌力ってのが見えるんでぃ、どうやらこの弾は当たっても痛くはねぇが
相手を怯ませるくらいはできそうだな

【この銃は相手にダメージを与えることはできないが、どうやらかく乱効果はあるようで】
【魔法や魔術を使う人にとっては効くのかもしれない】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 21:26:11.27 ID:R5jdr6ZXo
>>639
//すいません風呂入ってきまっす!
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 21:32:02.45 ID:BjyOF+rDO
>>630

ふふ──なるほどねーぇ?
やっぱりシュバルツ君は羨ましいよ
部下から慕われる。部下から認められる
それのなんと難しいこと……だけどキミはシュバルツ君を素晴らしいと語り
シュバルツはキミをちゃあんと働かせている
簡単なように見えるけど、これってすぅごく凄いことだと思うよーぉ、ガルンロード君?

【何らかの事情が仮にその間にあろうとも──部下と上司の信頼関係は素晴らしい、と彼女は語る】
【カノッサ機関のナンバーズが部下に裏切られるという醜態を曝したのは──つい、先日のことだったか】
【或いは、昨日まで世間を騒がせていた≪R.I.P.≫の元総帥も、己の部下に裏切られていた】
【それを暗に示してのことか。本当に信頼しあうことは難しく、素晴らしいのだと】
【変わらぬ笑みを浮かべたまま、彼女は語る】
【或いは──これから話すべきことも。願わくば、裏切りなどないようにとの思いを込めでもしたのだろうか】

なるほど、なるほど──素直な子は『好き』だよ、ガルンロード君
もしかするとシュバルツ君は、ガルンロード君のそういうところを気に入ったのかもしれない、ねーぇ?

何はともあれ、ガルンロード君。いつかまた会うこともあるだろうから、ね?
これは私からの、ささやかな贈り物──

【そう言って、彼女はポケットから一枚の名刺を取り出して】
【ふわり──己の香を移すかのように、名刺に口付けを施し】
【さざ波の笑みをひとつだけ浮かべた後。そっと、彼の手の中に名刺を滑り込ませようとした】
【彼女の連絡先が書かれた名刺。浮け取るも拒むも──全ては彼次第】
【そして、車のエンジン音を聞き付けると彼女はゆるりとエメラルド色の視線を其方へ向け】

やーぁ、シュバルツ君。久しぶりだねーぇ?
また会えて嬉しいよ。キミの寛大な心に感謝、かなーぁ?

そして秘書ちゃんは初めまして。
シュバルツ君から話は聞いているかもしれないけど、私の名前はシズリ
親愛の証として──好きなように呼んでくれていいからねーぇ?

それじゃ、みぃーんなが大好きなお話の時間だ
叶うことなら、ふかふかの羽毛布団に包まれて──
極上のシャンパンをベッドサイドに添えて語りたかったけれど、ねーぇ?

【車の中から現れた2人──リーナとシュバルツを見て】
【再び、彼女は囁きにも似た笑みを浮かべ】
【かつん、こつん】
【女性特有の靴音を立て。車へと近付いていく】
【シュバルツに臆することなく。むしろ親しげに語りかける様子は──暴蜂の2人には、どう映るだろうか】
【くすくす、くす】
【笑みを空気に溶け込ませ。冗句ともとれる言葉を紡ぎ】
【何事もなければ、彼女は彼らの招きに応じ。車の中へ──】

/いってらー
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/05(木) 21:32:43.19 ID:k5K4pgAYo
>>641
【犬はさらっと肩に銃弾を受けていた】
【おかげで右腕が完全に上がらなくなっていたが、犬は必要経費と割り切って逃走する】
【…でも、おそらく少女が逃げ込んだであろう路地裏には行かなかった】

【少女には見せなかったが、犬にだって負い目はあるのだ】
【あそこで引き止めなければ、なんて、今更考えても仕方ない事で悩む】

…まあ、また縁があれば会えるかねぇ。

【路地の入り口で背を向けて、ちらり見かけた病院へと歩を進める】
【あそこで聞けば、当初の目的地…というか、尋ね人に会えるんじゃないだろうかと踏んでだ】

名前くらい聞きたかったがねぇ、忍者ガールさんよ。
次はお茶でも飲もう、奢るからさ!

【聞こえるはずないのに、路地に向かって呼びかけて、犬はそのまま歩き去っていった】
【途中、例のハンドガンを出してマガジン内部を確認】
【言うまでもないが、残弾ゼロ。犬にとっては酷い成績だと言わざるを得ない】

まだまだだねぇ、俺も…。

【溜息交じりの背中は、闇の中にあってなおしばらく存在を主張し続け、何処かへと歩き去っていった】


//お疲れ様でしたー、こちらの不手際で多大なるご迷惑をおかけしました、申し訳ありませんorz
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 21:32:59.63 ID:C7CZxrjSO
>>632
/すいません、次少し遅くなります。
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 21:36:59.44 ID:+b0uJZQ3o
>>645
【もしも、最後まで耳を澄ませていたのなら】
【呼びかけに対して、何かを蹴り飛ばすような音の反応が有ったのが、聞こえるかも知れない】
【もしも言葉に訳すなら「だれがニンジャだ」とでもなるのだろうか】
【直接言葉で応えなかったのは、声で察知されない為だろう】

【兎にも角にも、少女は追手から、この局面は逃げ切った】
【これが後にどう繋がるかは分からないし、繋がるとも限らない】
【分からない事ばかりなのが、この世界である】


/お疲れさまでしたー
/何処から、何処に、どのように、を満たすと分かりやすくなると思う
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 21:37:14.58 ID:HKoB/W5Co
>>642


「え?どういうことだ?」
『まずは落ち着こう白口、大丈夫?』

っああ……だ、大丈夫……

【魔翌力の流れがぐちゃぐちゃ、との言葉に困惑する白口と対照的な口黒】

【口黒が声を掛けると、少年は頭を左右に振りながら、途切れ途切れの言葉を紡ぎ】


後……視界もおかしくなったし、耳もおかしくなりました……
触れただけでかなりの効果はあるみたいですよ……

【少し頭も落ち着いて来て、今自分に起きた事を整理して、補足するかのように青年へと話す】


【弾で相手を怯ませて、得意の近距離で戦う、等と中々噛み合った戦い方が出来るだろう】
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/05(木) 21:38:07.88 ID:DKy4tunL0
>>640

ジャーナリストか…いいじゃないか、俺は嫌いじゃないな
一般人を含めた、あらゆる人々へ情報を、そして夢を伝えられるような仕事なんだろ…?

【谷山の職業は好印象だったらしく、軽い笑顔を見せながら返答する】
【だが、引きずりやすい性格なのだろう…勘違いした事への罪悪感か、顔にはそれと同時に少し気の悪そうな表情も混じっている】

俺は…まあ、アキラだ
志野アキラ…宜しくな、谷山さん
“正式な”職業としては無職なんだがな…

【左腕の握手に、左腕で答える男】
【――握ったと同時に、その感覚はしっかりと伝わった】
【同時に、谷山の様子を改めて見つめ直して】

…なんなら俺の家で休むか?

お前、結構体調悪そうじゃないか…

【その包帯、顔色の悪さ、そして握った腕の硬さを含め、ポツリと呟く】
【路地裏を生き抜く人間であるからには、おそらくこういった言葉は不要なのかもしれない】
【だが一応の、彼なりの気使いの一つなのだろうか】
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 21:48:18.42 ID:R5jdr6ZXo
>>649
っは、俺はそんなもんじゃねぇ。
世界平和=A情報で世界を繋いで、皆が平和を望む世界を作るのが、俺の正義≠ナな。

【冷静そうな態度の裏で、この少年は非常に熱い物を抱いている存在だ】
【夢を、正義を語る谷山の姿は、高校生ほどの年代としては、かなり確りしたものであると言えるかも知れない】
【そして、相手が、未だ気にしている様子を見て】

だーかーらー、気にしなくていいって。
殴られたなら殴り返すけどよ、殴られたわけでもねぇんだからさ。

【あまり、そういう事を引きずりたくない性格。割と正反対か】
【とにかく、引きずられると此方も少しバツが悪い表情である】

アキラ、ね。いい名前じゃないか。
無職、か。表向き≠ヘ、そういう事なんだろうねぇ。

【にぃ、と場数を踏んだ笑を浮かべて、谷山はその手を握り返す】
【そして、相手の提案に、しばしの沈黙の後】

……あー……、悪い、頼む。
ぶっちゃけ、無理してさっきトレーニングしててな、ブッ倒れそうなのよ、実は。

【苦笑を浮かべる谷山は、良く見れば脂汗が見える】
【体裁を気にしている程、余裕はあまり無いようで】
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/05(木) 21:48:20.05 ID:dulqri+jo
>>648

なるほど、大分効き目があるようだな…

【魔翌力の乱れだけでなく、さまざまな行動を妨害できる力と見て】

とするってぇと、こいつで動きとめて一撃を叩き込んでやれば…

【この銃で相手を怯ませ、その隙に近接攻撃をすばやく仕掛けるのは確かな戦術である】
【だが、青年の表情は多少困惑していて】

だが、実際はうまくいくかだな…
とまっている的を撃つとは違うわけだし…
とりあえずコッチの修行もしておくか!

【実践では的を撃つのとは違う、それは青年も分かっているようで】
【銃の修行もしてみるとの事だった】

そういや言うの遅くなったが強くなったな坊主
あのでけぇカラクリみたいのとでけぇ鯨みてぇな化けモンに最後にぶっぱなした技あったろ?
え…なんとかシュバ…?いや何とか…メイト・・・?だったか?

【青年が言っているのはおそらく少年の決め技のことだろう】

あれカッコいいな!
ああいう強え遠距離技をオイラは持ってねぇからうらやましいぜ!
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 21:48:32.42 ID:/UsA/QZU0
>>644

……首領は、裏があっても、下に付く人間を絶対に不当に扱わねぇからな…………
『信賞必罰』って言葉、知ってるかぁ? …………どんな事でも、首領は必ず報いてくれるのさ…………

【ガルンロードの語る姿勢――――抜きだしたデータを見たシズリならば、なんとなく察しはつくだろう】
【自分に逆らえば、娘であろうと容赦なく殺し、兵器に転用し】
【自分に従えば、外部の人間であろうと報酬を支払い――――忍び込んだ人間に対しても、対等に交渉を行おうとする】
【徹底した凄味が、ガルンロードの語るシュバルツの魅力の一つなのだろう】

…………へっ

【そっとそれを受け取り、ポケットの中へと落とすガルンロード】
【どこまでも色めいた仕草だが、彼の心を引くのはそうしたものではなく、やはりシズリの発する危険な『匂い』】
【遠からず、本当に誘いでも掛けてみようか――――色恋にそれほど興味を示さない彼の興味が、微かにシズリになびいていた】

[…………あの時に言った通りだ。お前はあの場に集った者の中で、一人だけ異彩だった…………ならば、こうして会う事は必要な事だ]

【内部へと入ってゆくシズリに対し、静かにそう言葉を返すと、彼もまた車の中に乗り込み】
【その後に秘書の女性、そしてガルンロードが乗り込むと、リムジンは静かに発進した】

へへ…………
「…………」

【――――座席は、シュバルツと秘書、シズリとガルンロードのペアに分かれて座る形となる】
【ガルンロードは、シュバルツに対しても何ら臆する事の無いシズリに、やはり愉快そうな笑みを見せる】
【ここまで至って自分のペースを通すのは、並みな神経ではないだろう。人を殺す事などなんとも思っていない相手に、囲まれているのだから】
【対照的に、秘書の女性は無表情――――内に何かを秘めている様な表情だ】
【先ほどからの態度を、彼女は『不遜』と受け取ったようだ】

[さて…………落ちついて話せる場までは、まだ少し時間が掛かる……それまでに、一通り話を聞かせてもらおう…………
シズリ。君は何者だ?
そして、何を求めてナポリス地下の研究所に入ったのだ?]

【座席に腰を落ちつけると、シュバルツはゆっくりと言葉を選んでシズリを問い詰める】
【だが、そこに厳しい糾弾の姿勢と言うものは無い。言葉の額縁通り、確認を取る様な口調だ】

/ただ今戻りましたー
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 21:50:55.82 ID:VPLDA4wSO
【この新世界には、能力者≠ネる存在がある――それは、もはや常識と言って良い】
【彼等の一部は通常兵器の追随をも許さぬ、常人とは一線を画す戦闘力を保有している】
【……だが。だが、しかし。そんな彼等ですら、恐れを抱く天敵≠ヘ居るのだ】
【それ≠ヘ鋼鉄の肉体と灼熱の意志で以って、地の果てまでも彼等を追い続ける】
【その、名は――――――!!】


「ッ……確保ぉ雄々ォおおぉおォォおおォ――――!」


【とある繁華街、大通りにて】
【酷く奇妙≠ネ一群が、雄叫びを上げながら往来のド真ん中を駆け抜けてゆく】
【筋骨隆々たる彼等――或いは、彼女も居るのかも――は、思い思いの得物を手に】
【皆一様に、白衣やら看護服やらを身に纏った、医療関係者≠思わす装いで】
【ただ只管に、臙脂のジャケットを羽織った誰か≠追跡し続けていた】


……フィッシュ。割と頑張るな、あいつ……撒いた、か?

【その、後方。細い路地から、恐る恐る顔を出す人影がある】
【それは。肩に届くほどの長さの黒に程近い濃藍の髪に、薄墨色の双眸をした】
【彫像のような白皙の、痩躯であった。――中性的だが、恐らくは女性か?】
【もしもそれに気付き、彼女の姿を視界に留めおく者が居るならば。その人物は、気付けるだろう】

【彼女が身に纏うのは患者衣で、袖や襟から僅かに覗く肌には余す所なく包帯が巻かれている事に】
【つまり。あの奇妙≠ネ一群の標的となっているのは、彼女――――所謂ところの、脱走者=z
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 21:52:39.42 ID:PUoVF0Yoo
【公園】
【ベンチに座って、俯いている人影がひとつ】

……ん、んむー……

【首の中程で切り揃えられた金髪と、同色の瞳を持つ。灰色のブレザーに身を包んだ、少年だ】
【服装と同じ色、灰色の軍帽を被り、金縁の眼鏡をかけて、動き易そうなショートパンツから伸びる細い脚は黒いタイツに覆われて】
【男性が履くには少々珍しい、「ピンヒール部分だけが金色の、黒いオーバーニーブーツ」が特徴的、だろうか】

【さて、この少年。何やら口をもごもごさせて、ナニカを咀嚼しているようで】
【その「ナニカ」と思われる物体、両手で支えたひとつの「メロンパン」】
【二口程度齧られたそれを見、眉を顰めている】

……あ、っまい……

【――当たり前だ。】
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 22:04:00.09 ID:QJFHkjKlo
>>637
/すみません、もう今日は絡まれないと思ってお風呂に行っていました…
/今からの時間から絡み始めては明日の仕事に響いてしまうので、
/申し訳ありませんがまたの機会にお相手をお願いします、本当にすみません…
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/05(木) 22:07:16.50 ID:HKoB/W5Co
>>651

凄く効果的だと思いますよ

【大分様態も安定したのか、口調は、元に戻っていて】

動きながら撃つのは大分難しいですよ……
俺も今動きながら撃つのの修行中です……

「おいおい落ち込むなよ……」
実際落ち込むよ……
『ま、明日もまた練習しなくちゃね』

【はぁ、と大きな溜息を吐いた後に、忠告とも愚痴とも取れる言葉を紡ぐ】
【表情は、少し憂鬱気味だが、逆に言ってしまえば、止まりながら撃つのは完璧。とも取れるだろう】


あ、アレですか、あれは魔翌力をたくさん溜めれば出来ると思いますよ
練習さえすれば獅子堂さんならば、出来ますよ
『最初は全然ダメだったからね』
「つかアレ、悪いの口黒だったんだろ」
『……うるさい』

【青年は、公園で修行していたのを覚えているだろうか】
【やる事は至極単純、魔翌力を溜めて撃つ、それだけである】

【だが、それ故に高い火力を得られたのである】


「なぁ……眠い」
『えっ、もうそんな時間?』

あ……じゃあ俺達はここらへんで
獅子堂さんなら、きっとその銃使いこなせると思いますよ!

それじゃあさようなら!
「じゃあな!」
『さようなら』

【紡いだのは、銃の一言。そう言うと、森の方へと体を向けるが、顔は青年のほうへと向いていて】
【別れの挨拶と共に、手を上げると、少年一行は、夜の闇へと消えて行った――】


/すいません、眠気がヤバいのでここらへんで……
おつかれさまでした、ありがとうございました!
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/05(木) 22:08:43.37 ID:vtZPiCzAO
【水の国・森林地帯】

……悪く思うなよ、先に手を出したのはお前なんだ。

【森林地帯に、僅かに香る血の臭い、その臭いを辿ってみれば、このような光景が見られるだろう】

【月明かりの下、磔刑に処された罪人を思わせるような十字架を思わせる異形の長剣を手にし、漆黒のコートを羽織る、黒髪緋眼の青年と】
【その足下に転がる、胴体を半ばから一刀の下に断ち斬られた野生の熊の姿が】

……しかし、参ったね。
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/05(木) 22:10:10.62 ID:DKy4tunL0
>>650

…おう、悪い

【気にかけていたことを快く許す態度、名前に対する褒め言葉、そして職業に対する軽い追及】
【それら全てを含めた意味で小さく苦笑いしつつ、彼はそっと握っていた手の力を抜き】

情報、か――悪くない、いや、むしろ良いな…!
ただ力には成るが、やはり世界平和は形を持つべきなんだと俺は思うんだ…
腐敗した治安組織を徹底的にバラして、各国が同盟を結んで支えあう――
俺はそんな目標を掲げてくれる人だから、付いていってるんだ…!
あの人≠ヘ本当に分かってくれてる!能力者だけじゃなく、世界中の一般人をちゃんと救おうと――

【情報による正義の実現を否定している訳ではないが、彼にも自分なりの目指す正義があるらしい】
【最初は落ち着いた口調であったが、話を深めるに連れて谷山に対する語り口も熱くなっていく】
【その態度から、余程あの人≠スる人物に敬意を示しているのが伺える】
【彼の心は谷山とはまた違うような、似たような――】

――…

【――そうして自分の世界に入りこんでいこうと――】


…――すまん、熱くなり過ぎた…

【――する一歩手前で我に返り、ポツリと謝った】
【同時に彼のには、谷山の疲労感が目につく】
【汗を不快と思う訳でもなく、彼の表情を見ながら】

…ホラ、これ使うか…?
肩のそれはもう濡れて使いモンにならないんじゃないか…?

【そっとジャンバーの内ポケットから白いタオルを取りだし、谷山へ差し出す】
【彼には、簡単な日常品を持ち歩く癖があるらしい】

…よし、案内しよう、こっちが俺の家への道だ

/さっきっから返信遅めで申し訳ない!
/こっから、ややキンクリして宜しいですかね…?
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 22:11:47.00 ID:ZsEngtGSO
>>653
【唐突に背後から声をかけられる】

誰をまいたって?

【長い金髪を後ろで束ねた青い目のアメリカ人的な】【服装はといえばまるで古い西部劇の登場人物のような保安官の服装だ】
【両の腰にはリボルバーまで装備している】

【背後からという事は路地の奥から出てきた訳だが】
【その姿をジロジロと怪しむように上から下へ下から上へと眺めている】
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/05(木) 22:16:24.38 ID:dulqri+jo
>>656

そうか、とりあえずはもっと撃ってみてどんなもんか知らねぇとな!

【手に持った銃のほうを一度みて、懐へしまい】

魔翌力…ねぇ…、オイラは魔翌力なんて持ってねぇと思ってたが…
まぁそこらへんはなんとかなるか!

【青年は今まで魔翌力といったものを使ったことがない。それに魔法使いでも魔術師でもない】
【それだけに魔翌力を使うのが自分にもできるのか?という疑問が生まれたのだろう】

おう、覚えてるぜ!
あん時より格段に強くなったよな!

【少年のしていた特訓、それと少年のアドバイスを聞き、この場から立ち去ろうとする少年を見送りながら】

おう!またなー!

【手を振り少年を見送る、そして彼もまた反対側の闇へと消えていくだろう】

//お疲れ様でしたー!
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 22:19:01.82 ID:BjyOF+rDO
>>652

【「なるほど、ねーぇ?」】
【ガルンロードの言葉に、彼女はただそれだけを返した】
【口元を彩る笑み──其れが僅か、深みをみせる】
【「利益と罰による関係」──なるほど、と彼女は思った】
【単純明快で、力を明確に持つ人間だからこそ出来る業だと。そんな感想すら抱き──】

(だからこそ──「罰」を恐れぬ、或いは覚悟を決めた人間には効果がない方法、だねーぇ)

【──思考の奥底。澱みに満ちた言ノ葉が行き着く場所で】
【彼女はまた、さざ波と共に言葉を静かに沈めた】


【そして──リムジンの中にて】

ふふ……たまーに口約束だけで終わらせちゃう人もいるから、ねーぇ
でも安心したよ──それでこそ、シュバルツ君だ

【ふわり──】
【シャンプーの匂いを擽らせながら。彼女は仮面の笑みと共にそう語る】
【人を道具として扱う者たちに囲まれて尚、変わらぬ態度】
【それはただ、精神の強さを示すものなのか──或いは】
【或いは、「彼女も彼らの同類」であるか、だ】

さて、さて、さて
あの時はイヤリングをつけていなかったから、シュバルツ君たちには分からなかっただろうけど──

今なら、分かるんじゃないかなーぁ?
何者かと問われれば、私はこう答えよう──「カノッサ機関のアンダーナンバーズだ」とね

何を求めて……それは単純に、好感度をあげるためだよ
研究所に入ったのは、とある人間からの依頼だったんだけど、ねーぇ
その人間を攻略することで、大事な大事なイベントが発生するかもしれない
だけど好感度をあげるには、まだまだ私は依頼者との会話が不足していた──

──そんな気持ちで受けた依頼だから、正直最初は「研究所の情報はおまけ」だったんだ
ま、探索自体は真面目にやらせてもらったけど、ねーぇ。

けど──途中で気が変わった。
それが、私がここにいる理由でもあり──きっと、キミが。キミたちがここにいる理由でもある
そうじゃないかなーぁ?シュバルツ君。ガルンロード君。それに──秘書ちゃん。リーナちゃん、だったかな?

【──口元の三日月が、更に深くなる】
【エメラルド色の瞳は、腐敗した果実酒が如き澱みを帯び】
【紡がれる、ゆるりとした声色は──醸しすぎた毒蜜の如く】

【あくまでも、研究所に入り込んだのは──「依頼を受けた」事実が必要であったと彼女は語る】
【研究所の存在を──ひいてはヴェイスグループを踏み台にしたかのようにも聞こえる彼女の言葉は】
【少なくともリーナにとって、心地のよいものではないだろう】
【しかし途中で起きた「心変わり」──】
【其れは、彼女が機関員であるから、だろうか】

/おかえりなさーい
/ですが申し訳ない、そろそろ落ちなくてはいけない時間にorz
/明日以降に続いてもよろしいでしょうか?
/ちなみに明日は夕方からスレにいる予定です
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 22:21:15.03 ID:W+LpYPfVo
>>655
/了解ですー、またの機会によろしくです!
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 22:22:19.31 ID:R5jdr6ZXo
>>658

――――形は崩れる=B
確かに、分かりづらい、確かに見えづらい。
だからこそ、見えないものほど壊れにくい、其れが絆/情報≠ネんだ。
そっちの意思を否定するつもりは欠片もねぇし、間違っているとも思わねぇ。
必要なのは、形と形に無い物、双方の成立、それが世界平和への道筋だ。

一つ、言っておく。
委ねるな=A己の手で持て=B
結局、さ。何かを成すために、其れを成すのは己なんだ。
だから、その人がどんな人だかわからんが、信じる事は否定しねぇ。
だが、自分の道≠見誤るなよ?付いて行っている≠じゃねぇ近い道≠歩いている、と考えたほうがいい、と思うな、俺は。

【谷山は職業上か、案外口数が多い】
【故に、少し長話をしてしまっていて。ちょっと説教臭いことも言ってしまっていた】
【なんとなく、男の姿に盲信≠感じたから、其れが気になってしまったのだ】
【最後の最後で一番信じられるのは己=Aと思っている谷山。やはり、正義といえど意見は違う】
【此方も、語った後に、苦笑を浮かべて】

……悪い、俺も割と、その手の思想は譲れないタチでな。
アキラ、アンタもこんなガキに説教されてむかついたろ?

【っは、と冗談めかしたが、さっきの言葉は本心中の本心んだ】
【すぅ、と息を吸って思考を冷やす】
【次の瞬間には、冷静な谷山を取り戻している】

……ありがと。

【そう言って、タオルを受け取り、額の汗を拭う】
【そして、黙を保ちながら、すこし覚束ない足取りで付いていくだろう】

//気にせんでもおkなのです暇ですので自分
//そしてキンクリおkですよー
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 22:25:49.63 ID:+b0uJZQ3o
>>657

参った様には見えないけどね、見た感じは
これだけ出来れば、野宿には困らないだろうし

【血の臭いに引き寄せられるものと言えば、相場は決まっている】
【肉食の獣か、あまり好ましくない人間のどちらか、だ】
【この場合、その両方の条件を満たしているが】
【彼女は、木々の上を飛び跳ねて近づいてくる】

……でも、食事にする為に狩るには、ちょっと面倒過ぎる相手だよねこれ

【顔には、右眉の上から瞼を通過し、頬に至る幅の広い傷】
【灰色の半袖シャツに黒のジーンズ、灰色の長いポニーテールに灰色の瞳の少女】
【首からは聖ユダのメダイのペンダント。両腕に真紅の籠手を装備した彼女は】

【ト、と軽い音を立てて、熊を挟んで彼と反対側に着地するだろう】
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 22:32:47.70 ID:VPLDA4wSO
>>659

――――っ!!

【――びっくぅ!と、突然の呼び掛けに彼女の肩が、小動物よろしく大きく跳ね上がる】
【漏れかかった声にならない叫びを呑み込みざま、勢いよく振り向けば】
【彼女は安堵の色濃く混じった溜め息を吐き出して、其方を見遣り。それから、通りを指差した】


「――囮(フェイク)だッッ!奴め、擬似餌を使って我々を嵌めやがったッ!!」
「中々に骨のある患者――それでこそォッ!看護のし甲斐があァると言うもぬゥおおお!!」

「散開だ、手分けして捜索しろッ!発見し次第直ちに確保、愛と優しさと真心を篭めてェェェ!」

【その先には、奇妙な集団(前レス参照)。何と言うか、生理的に受け付け難い感がある】
【彼等は、臙脂の上着を着せられた誰か≠確保。それが擬似餌≠セとか何とか、叫びまくっていた】
【――推察するに。あのジャケット、どうやら彼女の物であったらしい】

「ゴーゥ!トゥウゥウ!ザ!ホスピタァァァァァル――――!!」

【……厄介な事になりそうな匂いが、漂ってきなさった】
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 22:33:38.04 ID:VPLDA4wSO
>>659

――――っ!!

【――びっくぅ!と、突然の呼び掛けに彼女の肩が、小動物よろしく大きく跳ね上がる】
【漏れかかった声にならない叫びを呑み込みざま、勢いよく振り向けば】
【彼女は安堵の色濃く混じった溜め息を吐き出して、其方を見遣り。それから、通りを指差した】


「――囮(フェイク)だッッ!奴め、擬似餌を使って我々を嵌めやがったッ!!」
「中々に骨のある患者――それでこそォッ!看護のし甲斐があァると言うもぬゥおおお!!」

「散開だ、手分けして捜索しろッ!発見し次第直ちに確保、愛と優しさと真心を篭めてェェェ!」

【その先には、奇妙な集団(前レス参照)。何と言うか、生理的に受け付け難い感がある】
【彼等は、臙脂の上着を着せられた誰か≠確保。それが擬似餌≠セとか何とか、叫びまくっていた】
【――推察するに。あのジャケット、どうやら彼女の物であったらしい】

「ゴーゥ!トゥウゥウ!ザ!ホスピタァァァァァル――――!!」

【……厄介な事になりそうな匂いが、漂ってきなさった】
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/05(木) 22:37:24.09 ID:vtZPiCzAO
>>664

ん、野宿には慣れてるからそれは良いんだけれどさ。
完全に暗くなってしまったのが、少し予定外だったんだよ。

【はぁ、と溜め息を吐きながら、熊の死骸に視線をやって】
【少し離れた場所に置いてある、大きな布袋――野営用具などが入っているのが、見る人が見れば解るかもしれない――を、取りに行く】

僕が迂闊だったのか、コイツが人の肉の味を覚えた凶暴な奴だったのかは知らないけど、やたらと突っかかられてね。
仕方なく、だよ、わざわざ狩ろうとした訳じゃない。

【なんて言いながらも、取りに行った布袋の中から、大型のナイフと、肉を焼く為の網やその他色々な器具を取り出して】
【熊の調理の準備を、始めた】

【因みに、見知らぬ人間に声を掛けられたが、悪意が有るならわざわざ話しかけずに襲いかかってくると思ったのか】
【この青年は、そこまで強く警戒するような様子は見せない】
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/05(木) 22:40:11.50 ID:/UsA/QZU0
>>661

[……約束を反故にする事など、許されぬ事だ……君が私に会いに来ると言ったあの言葉、あれとて一つの約束だろう
君が私の何に興味を持ったかは分からぬが……『求める者には与える』。それが上に立つ者の義務でもある…………]

【計らずしも、ガルンロードの話した人物評が、こんな形で示される事になる】
【限りなく黒に近いグレーでも、彼は触れる事をいとわない。無論、破滅に至らぬと言う絶対的な自信もあるが、彼自身、それが自分の役目でもあると考えている節がある】
【――――――――まるで、啓示宗教の描く神の様な振る舞いだ】

――――やっぱり、そうか…………!
「…………っ」
[ふむ…………機関のナンバーズ、か…………]

【ガルンロードにはある程度分かっていた答えだったが、それでもその告白には、少なからず場の空気が乱される】
【やはり愉快げな笑みを見せるガルンロード。ここまで来ると、もはや病気と言って良いほどに、刺激に飢えている事が感じられる】
【一方で、微妙に表情を引き攣らせたのが秘書の女性。そうした人物なら、何らかの強み――――能力をを身に秘めている可能性も、否定できないのだ】
【――――その様に、色々な意味で浮足立つ車内の中で、やはりシュバルツのみが堂々たる態度を揺るがせなかった】
【――――シズリは覚えているだろう。彼には究極的とも言える『懐刀』が存在していた事を】

「…………その、依頼主の名前は…………恐らく、あなたに聞いても無駄でしょうね…………
ですが、あなたが我々に牙をむいたのは事実……!」
[…………リーナ、少し落ちつくのだ。どうした…………いつものお前らしく無いな]
「……申し訳ありません、お頭様…………」

【秘書――――シズリの言うとおり、リーナと言う名を持つ女性は、表情をこわばらせながらシズリに詰め寄ろうとし、シュバルツにたしなめられる】
【自分の名前が割れていた。シズリが、シュバルツに対して不遜な態度を繰り返した。そして、自分たちの不利益に貢献していた】
【盲目的――――ある種の信仰心に近いほどにシュバルツに忠誠を誓っていたリーナには、シズリのそうした面が我慢ならなかったのだろう】

[…………気が変わった、か…………情報を開示して手に入れたと言うのなら、君のそれもおおよそ察する事は出来る…………
それに、我らにとっても君との接触は、無視できない利益を齎す可能性がある…………それは否定しないよ]
(ヒヒッ…………良い表情じゃねぇか…………!! やっぱ良いぜ…………ッ!!
あの時、護に対してのリーナもそうだが…………やっぱ、人間こう言う表情が出来る奴じゃねぇとな…………ぁ!!)

【心変りを起こした要因は、間違いなくあの研究所の中にあった】
【なら、彼女が自分たちに対して求めている物も、おおよそは察する事が出来ると言うのは事実だった】
【更に――――自分たちにとっても、カノッサ機関と盟約を結ぶきっかけを手にする事は、得難い利益、逃してはならない機会だ】
【シュバルツの目元がわずかに緩む。同時に、彼の放つ、人の上に立つ者としての『凄味』が、かすかにその色を強めていく】
【――――そうした、揺るぎない絶対的な『凄味』を放つシュバルツと、人として、どこかが歪んだ『狂笑』を浮かべるシズリとの間に立って。ガルンロードは、人知れず心を躍らせていた】
【やはり、こうしたスリルと興奮は、何物にも代えがたい快感だ――――舌舐めずりをしたい心を押さえつけ、話を妨害しない様、ガルンロードは自制心を総動員させている】

/おぉう、了解しました
/明日の夕方、適当な時間に舞台裏で呼びかけさせてもらいます
/では、今日の所はお疲れ様でしたー!
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 22:42:50.70 ID:C7CZxrjSO
>>632(ミストドラゴンさん達)

―――…ぅ…うッ!

【諦めろ―――…ごく簡単に出たそのミストドラゴンの言葉は残酷で、それでいて正しい。】
【自分が好きになれる女性を、自分を好きになってくれる女性をまた見つける。――…それはまるで広大な砂漠から小さなビーズを見つける様、決して簡単ではなく、成功する可能性は低いが確かに正しい。】
【彼女は、もう自分とは違う人の所に行ってしまった。】
【ようやく苦労して見つけたビーズを、見つけた安心の余り油断してまた掌の上から落としてしまって、他人に奪われたのである。】
【今更………間に合うのだろうか、】
【そんな疑問が頭を過ぎるが、】

【ここで、今度は優男が口を挟んだ】
【未だ、間に合うと……――ミストドラゴンとは対称的だが、彼もまた正しいかった
【それはまるで、天使と悪魔の囁きである。二人の違う言葉が頭の中で争い責めぎあう。】



………やっぱりでしたか。
二人共色々思う所はあるでしょうけど
でも、怪我はしたみたいですがこうして確かに未だ生きてるんですから今はそれを喜びましょうよ。


/遅くなりました!申し訳ありません!
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 22:42:52.86 ID:BjyOF+rDO
>>668
/ありがとうございます
/では、今日のところは一先ずこれで。お疲れさまでしたー!
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 22:44:53.32 ID:+b0uJZQ3o
>>667

野宿するなら、暗くても明るくてもあんまり変わらないんじゃない?
こんな所で獣を食べてるなら、どーせ何処に泊るでもないんだろうし

………ふーん

【少女は、熊に近づくと右目だけを瞑り、顔をぐいと近づけた】
【正確には、鼻を、熊の胴体の断面に近づけた】
【何を喰ったかでも、臭いで確認しようというのか。ひくひくと鼻を動かす】

……この量、一人で食べる訳じゃあ無いよね?
いや、流石に自分より重い生き物、全部平らげるのは有り得ないだろうけどさ、一応
ちょっと、お腹空いてるんだ

【あまり良い臭い、味とは言えない熊の肉。それを欲しがる程度に腹が減っている、と見るか】
【そもそも、この臭いと味を気にしない生き物だ、とでも見るか】
【その辺りの認識は、幅が広くなるだろう】
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 22:46:10.70 ID:ZsEngtGSO
>>665
【その様子を見て】

うげ…なんっっじゃありゃ…
カルトじゃねえよな…?

はぁ…もうちょい奥で大人しくしてな

【自分の後ろを指差すと自分は道を塞ぐように路地の入り口に立つ】

あんた、何でわざわざ病院から出てきたんだ?

673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/05(木) 22:53:44.17 ID:DKy4tunL0
>>663

………

【男が第一に見せた反応は…絶句、であった】
【まあ突拍子もなく、何処か説教と捉えれなくもないことを言われてしまったのだから無理もないのかもしれない】
【だがそれ以前に彼は、この世界には慣れていても言葉が与える心への影響にはもっぱら慣れていないようだ】

…すまない

【気が弱い――というよりは、何か違う】
【他人の意志に強く惹かれつつも自分≠ニして持つ意志が薄弱なのだろうか】
【彼は言い返すこともなく、小さく項垂れてしまうのだ】

――だが、機関を潰しても、世界を平和にしても、必ず一般人を襲うヤツは現れる
俺達はそんな世界を変える…
平和なら、誰だって作れるさ…俺達が望むのはそれ以上≠ネんだ…

【谷山に対しては、確かに多少の怒りを彼は覚えてしまったのだろう】
【しかし、それを引きずることは無い】
【彼はその人≠ゥら、これからの未来に待つものを聞かされていた】
【“これから我々の組織は、能力者を始めとした数多くの人物に恨まれることになる”と】

【――それでも、彼には意志≠ェ宿っていた――】
【…いや、谷山との会話でそれを改めて意識出来たのかもしれない】

――俺の目指す目標は、そんな遠い所で…何というか、悪いな…

【一通り言い終えると、またも謝りながら、住まいを目指し後ろを向く】
【やはり説教らしくなってしまったのに悪気は感じているのだろう、彼は少し目をそむけながら路地を歩き出した】



【そして、歩くこと数十分】



【辿り着いたのは、洋風の小さなアパート】
【正に、庶民が住むのには丁度良い、相応しすぎる程度の建造物だ】

【彼は建物内の通路を進むと、丁度端の部屋であろうドアを鍵を使用し開ける】
【中からは、風と共に爽やかな香りが漂う】

一人暮らしだから狭いかもしれないが、我慢してくれ
シャワーも好きに使って構わないぞ

【中は木造であることを踏まえつつも、シックな様式になっていた】
【白と青緑の2色を中心とした絨毯と壁紙の、落ち着いた雰囲気だ】
【好きに座ってくれ、と言わんばかりに彼が手を伸ばした先には、中央には黒いソファーと茶色の長テーブルが】

――あれは気にしないでくれ、昔の女との思い出なんだ

【そして壁際に置かれているベットを見ながら、一言】
【このベット、彼が一人暮らしであるにも関わらず、何故かツインベッドである】
【発せられた言葉からしても、何を意味しているかは想像するまでも――まあ、ほら、ねっ!?】

/大変申し訳ないのですが、自分はここで落ちねばなりません!
/今日は一旦切るなり、ここで終わりにするなりは其方に委ねて大丈夫でしょうか…!?
/明日は8時位からここで2時間程度絡めます、判断は本当にお任せ致しますので!返信遅い上にすいません!!
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/05(木) 22:58:21.66 ID:j1jTDgNto
【街中】

う゛ー……。

【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【白のタートルネックの長袖シャツ、フード付きの黒色ベストを着こみ――――】
【手には黒いドライバーグローブ、膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【ズボンのベルトの右側に無骨なナイフを2つ平行に掛け、左側も同様】

【右腕の二の腕から下が無く揺れているのはシャツの袖】
【小さな身長(160cmくらい)の少年が険しい表情を浮かべながら歩いていた】

(頭痛薬が切れてるとは思わなんだぜ……)
(歩く振動で痛いとかもうやる気もなにもなくなるっつーに)

【左手にはビニール袋、中身は頭痛薬のつまった箱が沢山】
【「う゛ー」とか唸りを上げ不機嫌を周囲に振りまいて】

あ、冷◯ピタ的な物でも買ってくりゃあよかった……。
……もういいや引き返すのすら鬱陶しい。

【首をがっくりと下げて大きな溜息】
【小さく舌打ちをしてまた彼は歩き出す】
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/05(木) 22:58:25.92 ID:vtZPiCzAO
>>671

野営は、まあそうだね、でも、出来れば早く目的を達成したかったんだ。
まあ、もうとっくに日は落ちてるし、仕方ないから流石に諦めるけどさ。

【こんな事で焦っても仕方ないしね、と、自分に言い聞かせるように、呟いて】
【熊の様子を確かめる少女の姿を、奇妙な物を見るような……と言う程酷い目では見ないが、少し意外そうな目で見る】

……匂いで、食べれるかが解るのか、凄いな。

【口から漏れた言葉は、単純に少女のその嗅覚を褒めるもの】
【野営に慣れているのかな、と、そんな考えが頭を過ぎる】

うん、流石に全部食べる事は出来ないよ。
近くの川で洗って、この場で食べれるだけ食べて、余りを少し燻製にして……って考えていたけど、この巨体だからね。
沢山余るだろうし、持ち帰るなりこの場で焼いて食べるなり好きにして良いよ。
器具が無いなら、コレを好きに使って構わないからさ。

【どうやら青年の認識は、こういった肉が好きな人、程度の認識のようだ】
【鶏の肉よりも鴨などの肉が好きな人も居る、豚の肉よりも猪の肉が好きな人もいる】
【単純な、好き嫌いの領域なのだろう―――と】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 23:02:50.75 ID:LtdqGk3SO
>>669

【彼−−もしかすると彼女もそうかもしれない−−の砂漠には、砂が一粒か、あるいは多くて五粒くらいしか無い】
【だから、探す事なんて知らない。探さなくても巡り会えたから−】
【探す必要なんて無かったから−】

【優男は、砂漠を見ない】
【砂は全て、等価値だ。恋愛とか、そういうのには、余り興味は無い】
【もしかすると一粒くらい、光る砂もあるのかもしれないが……探す気は無い。運命があるなら、風に乗って自分に向かって来い】

まあ、ね−−

名残惜しさはあるが、とりあえず一つの悪が死んだ。次は、何を狙うか…………カノッサに本格的に喧嘩を売るなんて、素敵かも知れないなあ?

『ワタクシは、しばらくは安息日が良いですから……』

【彼らの意見は、噛み合っていないが】
【恐らくは、「新キャラ(優男含む)使いてえ」とかメタ的な事情も含めて、彼らには入院生活安静生活という安息日が待っているだろう−】
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 23:04:21.21 ID:VPLDA4wSO
>>672
【何だ=Bそう問われたのならば、やはり答えねばなるまい】
【知る人ぞ知る奇妙≠ネる武装看護集団、その名を――――SNF、と言う】

……対能力者看護用・特殊捕獲部隊。通称Special Nursing Force=B
病院≠フ手先……白衣の悪魔、とも人は呼ぶ。

――――ありがと、恩に着る。アレは駄目なんだ、本ッ当に、マジで、生理的に受け付けない……。

【がくがくと笑う膝の震えを、無理矢理に押さえ付け。彼女は、彼と入れ代わりに引っ込む】
【エラくゴツくて仰々しい名前を口にして、強張った笑みを浮かべつつ。ぺこり、軽く頭を下げて】

…………いや、何だ。あそこ嫌いなんだよ、オレ。
金が無いとか注射怖いとかじゃなくて、雰囲気が、さ。
治療費は払ったし、処置は済んでる。そりゃ傷は多少深いけど……寝てりゃ、治る。

【余程の病院嫌いらしく、ともすれば酷く無茶苦茶にも思える科白を、さらりと宣った】

あんな辛気臭い場所に長期入院≠ネんて出来るか。オレは絶対に、家に帰るぞ……。

【そんな――俗に言うフラグ≠ネ言の葉と、一緒くたに】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 23:08:58.25 ID:+b0uJZQ3o
>>675

んー?いや、本当に人間食べてたのかなー、って
木の実食べてる奴の方が、人間の口には合うんだろうけど……
私は、どっちかって言うと、ね

……ん、それじゃあ有り難く貰っとくよ……いただきます

【臭いに対する認識、少女のそれと彼のそれは随分違いが有った】
【それは当然だ。少女は、受け取る情報の数割を、嗅覚に依存する生き物】
【夜間の静かな森では、その比重は更に増す】

【「いただきます」の一言。少女は口を大きく開けて、熊の腹部へ】
【剣で一刀両断された断面に、なかば顔を突っ込むようにして噛み付いた】
【外側の硬い毛皮ではなく、内側の柔らかい肉に噛みつき、首を振るって引きちぎる】
【数度租借すると空を見上げるようにして喉を開き、肉片をごくりと飲み込んみ】

やっぱり、熊は熊だねー……いや、当たり前だけど

【熊の血で、頬も口の周りも真っ赤に染まっての、的を得ない感想を残した】

【彼が食べる分の事を考えてか、部位の好みの問題か、腹部にはそれ以上喰らいつかない】
【腕の一本に目を付けて、また思い切り噛みつき、引きちぎり】
【そんな行程の途中、ふと何かを思い立ったらしく首を上げる】

……そーいえばさ。目的?こんな森で?
宝探しなら、洞窟って相場が決まってそうなもんだけど

【聞き流していた言葉に、今更興味を持ったらしい】
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/05(木) 23:09:56.68 ID:R5jdr6ZXo
>>673
……一般人、ね。
其れ、究極の上から目線だよな。
俺は一般人じゃないから一般人を守らなきゃいけない、なんて。
まあいい、ガキの戯言だ気にしないでくれ。

だが、一つだけ問うぞ。
お前にとっての平和はなんだ=H

【銀色の左目が、一瞬蛍光色を写した】
【平和平和言って、その中身≠語らぬ物は数多い】
【故に、気になった。目の前の男にとっての平和≠ェ】

なぁに、気にするな。
目標ってのは、果て無い物だし、其れを見据えて熱くなるのも分かりはするさ。
だから、否定≠ヘしない。ただ、ぶつかることになったら、突き通すだけで、な。

【谷山の態度は、揺るがない】
【修羅場、戦場、絶望、希望の果てに抱いた信念は、鋼よりも硬かった】

【そして、たどり着いたアパートに、入り】
【へたり込む様に、ソファーに座り込む】

……あ……ぁ……ッ、痛てぇ……。

【大分我慢していたようで、腰のベルトポーチから痛み止めを数錠取り出して口に放り込んだ】
【そして、学ランを脱ぎ、下のタンクトップを脱ぐと、背中をカバーする包帯を取った】
【そうしながら、相手の話を聞いて】

、場所、使わせてくれただけでも有り難い。
なに、気にすんな。あれか、リア充め、この野郎が。

【谷山基樹、一七歳、彼女無しであった】
【そして、背の傷は要するに火傷であった。それも、かなり酷い】
【治りかけとは言え、背中には熱線が趨った後が有り、そこが分厚いケロイドとなっていたのだ】
【その他にも、左腕の付け根に走る、腕が引きちぎられた≠ゥの様な傷跡】
【他にも無数の切り傷、火傷がそこにあった】
【高校生の身空で、よくもここまで傷を刻めたものだ、と思わせるほどだった】
【まあ、少年はもう傷に付いては折り合いを付けているのだが、見ていて気持ちの良いものではないだろう】

//了解です、ではまた明日ー!とりあえず一旦おつでした!
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 23:19:18.45 ID:ZsEngtGSO
>>677
そりゃあ、アレは誰だって無理だろうよ……

【ちょくちょく表の様子を見ながら語る】

ま、ほっといたからって死にそうにも見えねーからオレは構わねーけどよ…
っつか、病院が患者を拘束してもいいもんなのか…?

【この事態に対してあきれ気味】
【そんな理由で入院を拒否する目の前の人物にも、あのテンションで患者を追いかける病院職員にも】
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/05(木) 23:23:03.52 ID:vtZPiCzAO
>>678

肉が美味しいのは草食動物って相場があるらしいけど……どうなんだろうね。
熊を食べる機会なんて滅多に無いし、他の肉食動物も同じだから、解らないや。

【この青年も、一応純粋な人の範疇から外れており、視力や聴力、嗅覚も人のそれよりは優れている】
【それを自覚しているからこそ、その自分以上の嗅覚でそれを判断してみせた少女に驚き、こういった事に慣れているのかと思ったのだが】

生で食べても平気……な訳無いね。
そういうのに耐性が有る、のかな?

【熊の肉に食らいつく少女の姿を見て、口にした感想がそれだった】
【本来なら、引いたりしても良い場所なんだろうけれど、何故だろうか、そんな気分になれなくて】

熊は熊、かぁ。
食べた事の無い僕には、イマイチ伝わらない感想だよ。

【そう言って、苦笑い】
【味を伝えてくれ、なんて言ってないのだから、まあ仕方ないのだけれど】

……ん、ああ、僕は『Justice』の拠点とやらに行ってみようと思ってたんだよ。
ちょっと訳アリでね、カノッサ機関のナンバーズの情報が欲しくて、それを分けて貰えないか交渉してみようと思っているんだ。

【そして、隠す事なく、自分の目的を、わざわざ森林地帯まで足を運んだ理由を少女に話す】
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/05(木) 23:31:54.58 ID:+b0uJZQ3o
>>681

肉食べてる食べてないは兎も角、太ってるくらいのが美味しいね
草食べてるのはあんまり太れないから、そういう意味ではこっちが好き
それに……ほら。強い相手を喰うのって、なんか良いでしょ?

……と。耐性なのかな?そういう生き物だから、で良いよ
人間だったら、お腹壊すと思うけどさ

【牙を剥いて食事するのも、大きな動きで平らげるのも】
【もしかしたら、自分は捕食者であるというアピールなのかも知れない】
【それに対して敵意が向けられないというのは、割と心地良いものらしい】

【腕一本、肘から先が骨も見えるまで平らげた頃】

………『Justice』?

【ぴたりと動きが止まり、言葉が止まる。何か、気になる部分が有ったらしい】
【そしてそれは、少なくとも現時点では、敵意の類ではない】


……ナンバーズの情報なんて、中々集まらないと思うけど
分けるにしたって、無い場合はどうにもならないだろうし……
それに、そんなものを拾って、どうしようって言うの?

訳アリの訳次第、じゃないかな。貰えるかどうかは
敵じゃない人間には兎に角優しい集団、だと思ってるからね……飽く迄、身内目線だけど
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 23:40:04.33 ID:C7CZxrjSO
>>676

……―――やっぱ…り…僕、未だ、諦められませんょ……っ…!

【暫く、悩んだ。それから、護は漸く再び口を開く。そして、その一言。】
【―――――やはり、彼には砂漠に落としたビーズを諦める事はできなかった。】
【たった一粒のビーズ、だけど、それは一粒しかないのだ。それと全く同じビーズなど何処にもない。他のビーズ等では――……、】

僕は、………!セシリアさんの傍……が………良いっ!!

僕は…彼女を諦めるなんて……そんな事、できないッ……―!

【―…本物の変わりなどは、何物にも勤まらないようだ。】


………次の前に、今ですよ。
今はデイドリィムちゃんの言う通り、休んで下さい、

【戦いが終わっても、未だ勢いが止まりそうにないミストドラゴンに、そう静止をかける。】
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 23:48:09.00 ID:VPLDA4wSO
>>680

……それも、そうだな。寧ろ、大丈夫な奴がいるんなら連れて来て欲しいくらいだ。

【ふらり。力無く壁に凭れ掛かり、彼女はその言葉に全面的な同意を返す】
【因みに。頻繁に表の様子を確認しているのなら、彼は認識出来るだろう】

「フゥゥ――――。さあァ、何ォ処に居るのだ入院患者よ……」

【あれ?】

「隠れてないでェ、姿を現せェ!さあ、さあ、さァ……!」

【……なんか】

「怖くヌァァァい、我々はちッとも怖くないぞォ――――!!」

【…………近付いてる?】

……あぁ。心配される程じゃない。

で……モラル≠セ。この争いの絶えない新世界の中、奴らは良識≠ノ従って動く。
……極めて過剰な人情と慈愛と奉仕の心は、時として人を……。

【そんな事も露知らず、呆れ気味の保安官に彼女は続けて】
【荒い息を整えながら、説明を――――丁度、その時だった】


「 っと。――ンー?何やら、怪しいなァあ…… 」

【一人の看護服マッチョ――以下、SNF一号と呼称する――が】
【彼女が隠れた路地の前で、ふと立ち止まって。――――そちらを、向いた】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/05(木) 23:48:34.77 ID:vtZPiCzAO
>>682

ああ、それなら僕にも何となく解るよ。
ガリガリに痩せた生き物の肉よりはそっちの方が美味しそうだ。

しかし、強い相手を喰う、かぁ。
その発想は余り無かったな、あくまでも僕には、だけどね。

【何となく、目の前の少女の事を理解――とまではいかないが、少しだけ知れた気がした】
【『野生』と、一言で表せばそうなるのだろう】
【だが、決して『野蛮』な訳ではなくて、理知的な面もしっかりと持っている】
【だから、だろうか、目の前で熊の肉に食らいつく姿を見ても、嫌悪感は湧かず、ただ純粋に少し驚いただけだったのだ】

君は亜人……いや、獣人の類、なのかな?
まあ、どんな血が流れていようと、特に対応を変えたりするつもりは無いんだけど、ね。

【その言葉は、決して偽りではない】
【身体に半分、人外の血が混じっている自分だからこそ、そんな理由で他人に対する対応を変えるつもりはない】
【自分がそうやって、良くも悪くも『特別』に見られたら不快に感じるであろう事を、理解しているから】

うん。
『Justice』に接触したいんだ。

僕の知人に、いや、友人に、カノッサ機関のナンバーズに作られた人造人間の子がいてね。
その子はそのナンバーズに「爆弾を仕掛けた、起爆されたくなかったら命令を聞け」って、人殺しを強要されているらしいんだ。
そして、その子はそんな日々から解放されたがっていて、『助けて』と言ってきた。
だから、其奴の情報をどうしても手に入れたい。

……最初は駄目で元々、だったけど、敵以外には優しいなら、どうにかなるかな。
無かったら、そればっかりは仕方ないけど……ん?

【そう言って、少女の言葉を思い返して】

『身内目線』って事は……君も?
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/05(木) 23:56:11.80 ID:ZsEngtGSO
>>684
げっ…その博愛精神の塊がこっち来てるぜ……
ヘイ、目立たないよう端に寄ってな…隠しきれねえ

【こちらを向いたその男に対して】

ん?何だ?なんか用か?
困り事ならお巡りさんに言ってみな

【知らないフリ】
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 00:03:04.27 ID:0xe1U5/SO
>>683

−−ああ、そうだね。それがいい。

【セシリア、という少女を、彼は知らない聞かない見たことがない】
【然し、護が選んだなら、自分が文句を付ける事は無い−】

一つだけ、ね。人生の先輩としてアドバイスしようかな……

……「恋の障害」は迷わず潰せ。こればっかりは、他人の手を借りれる事でも時間をかけられる事でも無い。

【乱暴で、残酷で、自分勝手で−】

俺は、少なくともそうやって此処に居る。

【然し、彼の正義は、“それ”なのだ】
【彼は事もなげな顔で。彼女は少し照れ臭そうな顔で−】

「…………殺人鬼め」

【優男はそう言って、それ以上何も】

……そうだね。しばらくは。

『ですから』

/遅れてごめんなさい!
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/06(金) 00:04:49.42 ID:8hknLw8Ko
>>685

亜人、獣人、どちらの呼び名でも間違いじゃあないと思うね
だけど、そうだねー……一番呼ばれてしっくり来るのは、『人狼』
ヴェアヴォルフ、と気取ってみるのも悪くはないけど

強い相手を喰うのは、私の集落では割と普通の事だったかな
弱い獣ばかり食べれば弱くなる、強い敵を喰い続ければ強くなる
……この理屈だと、何時かは龍でも食べに行かなきゃ無いかも知れないけどさ

………そんな事より

【獣としての認識、習性、その話は悪くないが、優先事項では無い】
【自らの事は「そんな事」と流して、腰を据え直した】


そう、私も。割と長いよ、≪ネル・ナハト≫戦争の後からだしね
私の自称保護者なんかは、発足当初からのメンバーだって自慢してるけどさ

それで………ふーん……

【座ったまま、少女は、その話を黙って聞いていた】
【時折は頷いたり、相槌を入れたり。それでも、終わるまで口出しは無い】
【一通り、彼の言葉を聞き終えると】

……ねえ、もしも貴方が、その人造人間の子に殺された誰かの友人だったら
それでも貴方は、その子を助けようとしたかな
うん、ありふれた質問なのは分かってる。あんまりにもお粗末な、ね

でもさ。その子を『助け』たら、その後はどうするんだろう
人殺しをしなくなった彼女は、どういう道を選ぶんだろうね

【目を閉じ、数秒。再び開いた時には、瞳は灰から紅に変化していた】

私は、昔を見ない事にした。自分がした事は、忘れないけど気にしない
殺した誰かの友人が殺しに来たら、遠慮なく返り討ちにするくらいには考えてる
……その分を、償うなんて綺麗な事、考えもしないけど

その子は、どうなんだろうね?

【助けたい、なら助けよう。それが、正義の味方として、正しい姿勢だとしても】
【少女は、その助けられる誰かが、助けられた後どうなるかを知りたかった】
【救いの手を差し伸べられた事は幾度となく有った。だが、結局最後は自分の問題になると】
【長く生きずとも人の間を潜れば、何時かは自然と悟る事だ】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 00:28:28.44 ID:tODNu5tSO
>>686

な――――ぇ、っ!?

【彼女もまた、SNF一号の接近に気付いてしまったようで。押し殺した驚きの声を上げる】
【どうにか「あ、ああ」と、彼に頷けば。微かに肩を震わせつつ、路地の隅に屈み込む】

【SNF一号は何やら無駄に目を輝かせつつ、どすどすと彼に近付いて来て】

「ン、あァ……ポリスか。お仕事ご苦労様、だ……此処に、患者衣を来たアヤシい人物が来なかったかァ?」
「我々には、彼奴を在るべき所――ホスピタル≠ヨと連れ帰る崇高なる任務≠ェ――――」

【なんか、ものっそい語り始めた。……ヤバい。これはひょっとして、ひょっとすると】
【世間話に持ち込まれて、なし崩し的にそのまま居座るパターンかも、知れない】

【必然、そうなればバレる可能性も増えよう。――どう、対処すべきか】
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/06(金) 00:31:26.02 ID:s8xzayoAO
>>688

人狼か、成る程ね、鼻が利いて生肉も平気な訳だ。
本当は、色々と話してみたいんだけれど、そうだね、その話は別に何時でも出来る話だし、良いかな。

【興味が無い、と言えば嘘になる】
【異なる文化や風習は矢張り気になるし、嗅覚等が優れている事で、自分の見える世界と彼女の見える世界はきっと大きく違うのだろう】
【でも、今はそんな話よりも、大切な話がある】

『ネル・ナハト』戦争、かぁ。
僕は全く関わっていない事だから詳しくは知らないけれど、確か……一年と少し前に終結したんだよね。

【一年少しの間所属している彼女が『割と長い』部類という事は、Justiceは割と最近結成されたんだな、と思い、少し意外だと感じた】
【カノッサ機関に正面から喧嘩を売り、街を奪還する等の戦果を上げているのだから、もっと古い大きな組織だと思っていたのだ】

そうだね、簡単に許しは出来ないだろうと思うよ。
でも……やっぱり事情を知ってしまったなら、僕には剣を向ける事は出来ないかな。
裏方に徹して運命を弄ぶ奴にその恨みは叩き付けるとして……うん、やっぱり助けるよ。

【答えは、きっと変わらないのだろう】
【青年は人を自分から助けようとする善人ではないけれど、助けを求められて、それを無視出来る程、非情ではない』
【『甘い』な、とは自分でも良く感じる事があるが、それも含めて自分は自分、それがカレル=レナントという人間なんだ】
【今はもう、そう、思う事にしている】

助けた後の事は、彼女が決める事だ、僕が口を出す事じゃないよ。
今まで自由なんて無かったんだから、どんな道を選ぶか、それ位決めさせてあげたいんだ。

その上で僕は彼女を助けて『救った人間』としての責任を果たしたい。

……甘い、とは自分でも良く思うよ。

【青年の選択は、見守る事】
【自由を求める少女の道を自分が決めるのは本末転倒だ、と、そう思っているのだ】
【その上で、贖罪をするのならばそれに手を貸し、平和な生活を望むなら、それを乱す者を阻む】
【そう、青年はこれから動いていくつもりだ】
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 00:36:43.02 ID:Ox6/FsOSO
>>687

……「恋の障害」は迷わず潰せ。………


―――…………はいっ!
ありがとうございますっ!
そのお言葉は、是非、受け取らせて貰いますよっ!

【そのアドバイスには何か思い当たる所があったのだろう。】
【そう答える護は、とても、吹っ切れた表情だった。】


では、そろそろ、僕は、自分の病室に戻りますね。
貴方達も、治るまでは、ちゃんとじっくり休んで下さいね。では、

【護はそう言うと再び、相変わらずふらふら、ゆっくりとした足取りで歩き出す。】
【そして、去っていく、―――未だ何か言う事があるなら、次が最後になるだろうか。】

/遅いのはこっちです…申し訳ございません。
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 00:39:20.80 ID:ju7weDVSO
>>689
ポリスってよりシェリフなんだがな……まあいい

それなら見たぜ
そっちの路地に入ってったよ

【自分の立ちふさがる路地の斜め向かいに見える路地を指す、もちろん嘘だ】

この辺の路地は入り組んでるしな、早く行かないと逃げられちまうんじゃねえか?

【そしてさりげなく相手を急かす】

ああ、一言注意させてもらうが、女の子にはもっと優しくするもんだぜ?
大声挙げて追いかけ回すような真似はするもんじゃあねえよ
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 00:43:42.83 ID:0xe1U5/SO
>>691

あー……あの、別に“殺せ”だとか“物理的に潰せ”だとか、そういう事を……君に勧めている訳じゃあないから

【補足するように、付け加えた言葉】
【彼の本心だろうか、それとも単なる社交的な嘘だろうか−】
【分からない。分からないが……彼の複雑な表情が、何と無く物語っているのか】

「治るまでに動いて入院生活が長くなる……とんでもない不利益だーヨ」

うるさいよホスト。……ああ、部屋に機関員が来るとか、そういうのが無い限りは。

『(そんな事が起こらない事を心底祈るですから……!)』

【彼らは、そのまま護の背中を見送るミストドラゴン、同じくデイドリィム、時間も時間、目を閉じる優男と】
【各々、彼が去るのを見届ける】

/お疲れ様でした!
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/06(金) 00:47:05.66 ID:8hknLw8Ko
>>690

……まあ、そうだよね。簡単には許してもらえない
それに、皆が皆、物分かりが良い訳じゃあないからね……結構人間、ギリギリだと熊より怖い
人間は、効率よく[ピーーー]方法を正しく心得ちゃってるからさー

だから、もしかしたら。もう殺したくないと思っても、その必要が出るかも知れない
やっぱりこんな世界だしね、殺さなくて済む場合と、そうじゃない場合が有るから
どうにかしないとそれこそ、効率良い駆除の対象になっちゃう。元でも、人殺しは人殺し
その子がどう考えてるか分からないから、こんな事を言うんだけどね
自衛のための人殺しなら平気、って言うなら何も問題ないんだし、さ

……でも、そうじゃなかったら

【脱線も、質問も、これを言いたいだけだったのかも知れない】
【最後に辿り着く地点は、感情論に傾いたもの】

助けられるのは嬉しいけど、半端な所で投げられるとやっぱり困るからさ
貴方みたいに「責任を果たす」って、それくらいの覚悟が必要だと思うんだ
半端に優しくして気を持たせて、それでポイは酷過ぎるもんね

……殺したくない、でも生きたい。これ、結構大変かもよ?
殺しちゃうって楽な方法知ってると、中々抜けられなくなると思うんだ
だってこの方法選ぶと、もう面倒な何かが、動かなく喋らなくなるから

だから貴方……代わりに、誰かを殺してあげられる?

【助けて貰う立場なら、もっと助けてとは厚かましい事なのかも知れないが】
【暗闇の中に灯りが一つ。夜目が利かなければ、それに頼るしかない】
【頼るその灯りが、夜道を抜けるまで消えないで欲しいと願うのは、不自然な事なのだろうか?】
【これから、助けた相手の代わりに、人を殺せるのか】
【殺さずに済むのが最も良い、というのは分かっている事だろうが】


【少女は、ズボンのポケットから携帯電話を取り出し、操作を始める】

……ナンバーズ、だっけ。誰なの?
情報が入ってたら、教えてあげる

【交渉というには、少々違和感を覚えるかも知れない会話。質問をして、答えただけだが】
【それで良い、と思ったのだろう。少女は、集積情報の閲覧を始める】
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 00:47:10.77 ID:Ox6/FsOSO
>>693
/乙でしたー!
/遅レス本当に申し訳ございませんでした&展開にとても役立ちそうな助言を有難うございました!
/では改めて乙でした!
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 01:08:54.91 ID:tODNu5tSO
>>692

「そォうか、あちらの路地か――――ご協力感謝するッ!」

【ぬふゥ――!と、鼻息も荒く歩み寄り。ものっそい汗を散らしながら、一号は深々と礼】

【それから行き成りに、ふむ、と首を傾げて。何やら釈然としない様子で思案を巡らす】
【どうにも、引っ掛かる≠烽フが有るらしく――――】

「ぬゥう……相済まん。所で、一つだけ訊いてもよろしいかァ?シェリフよ……」
「――――貴官は今、我々の患者を女の子≠ニ言った――そォだなァあ?」

「どうして――どうして、解る=H……我々は彼奴の性別など、一言も口にしてはおらんぞォッ!!」

【なんか、酷い言い掛かりを付け始めた。……彼女の容姿の事もある、無理もない、かも知れないが】
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 01:24:48.95 ID:ju7weDVSO
>>696
な、何、しまったッ!!

【と驚いておいて】

・・・・・・って、テメーは頭脳がマヌケか?

【ノリツッコミ】

んなもん見りゃ分かんだろーが
オレはそのお嬢さんを見たからどっちに行ったか分かってるんだぜ?
むしろ、見たって言っておいてそんなことも分からねー方が問題だと思うがね

オラ、分かったらさっさと行け
あんまり周りに迷惑かけるようだと、てめーらをしょっぴく事にするぜ?
(これで問題はねえっ!さっさと行っちまえ!)

【何も不審な所は無いはず、このままなら何も問題は無いはず】
【ちなみに最初はかなりビックリして焦った】
【もっとも、あまりに滅茶苦茶な言いがかりだったのですぐに平静を取り戻せたが】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 01:49:56.65 ID:tODNu5tSO
>>697

「……ふゥむ。だが、此処からあの路地までも距離が開いていて、見抜ける&ィか?」
「我々はパッと見では解らなかった≠シォ?彼奴は、相当に紛らわしい姿を……」

【どうやら、この一号が疑問に思った所は其処らしい。彼女の、容姿――――】
【加えて彼の驚きように、何かしら思う所があったようで。彼の後ろを、しきりに覗こうとする】

『――――先輩ッ!見付かりました!』
「それは本当かァッ!?ならばッ!速やかにッ!ゴゥ!トゥ!ザ!」
『ああ、もう!ンな事は良いから早く来て下さい!ほら!』

【非常に暑苦しい――だが、そんな所にもう一人≠ェ現れた――二号、と称する】
【看護服を着た、ひょろりとした長身の青年である。その言葉を聞き入れ、渋々、と言った調子で】

【何はともあれ、危機は去った訳である――――】
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 01:58:59.53 ID:ju7weDVSO
>>698
行っ……たか?
はぁ〜……

【後ろに振り返り】

行ったみたいだぜ、しかし見付かったって…ここにいんのに勘違いか?
まあ何にせよご苦労なこった…
勘違いされてる方が、だけどな

【誰か関係ない人があの集団に追いかけ回されてるのを想像したのか、心底哀れむような表情で】

幸運を祈るぜ……
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 02:15:19.33 ID:tODNu5tSO
>>699
【――そんな彼の耳に、ぱたん、と。小さな音が響く】
【彼女の方を向いて見れば、どうも、何やら携帯端末を弄っていたらしい】


……あぁ、一寸した裏技を使わせて貰ったのさ。
あいつ≠煬芫齪Jな事だ、本当に……な。

【全力を挙げてパニクっていた先程の様子は、何処へやら】
【――事もなげにそんな事を述べて、彼女は端末を懐に仕舞い込んだ】

【ふ、と口の端だけで微笑んで、それから彼女は立ち上がる】
【どちらにしろ、それ≠ヘ本物では無いのだ。襤褸が出る前に、この場を去るべきだった】
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 02:28:00.42 ID:ju7weDVSO
>>700
裏技ね…ま、いいけど……
いつ戻ってくるか分からねーし、さっさと移動した方がよさそうだな

【立ち上がる様子を見て】

大丈夫か?
入院は嫌っつっても、怪我は本物なんだろ?
肩でも貸すか?

【心配そうだ】
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 02:54:21.54 ID:tODNu5tSO
>>701

……ああ、大丈夫。少し骨だけど、何とかなるさ。
あれの相手は無理だが、歩けないって程じゃないから。

【ふらふらと覚束ない足取りでは有ったが、彼女はしっかりとした口調でそう告げて】
【首を横に振り、歩きだす。これ以上、彼に助けられてばかり、というのも気が引けたのか】

【引き留められないのならば、恐らくそのまま去ってゆくだろう】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 02:58:56.70 ID:ju7weDVSO
>>702
ああっと…お嬢さん!
折角だ、名前を聞いてもいいか?

【そして相手が反応する前に自己紹介】

ちなみにオレはフィレス、見てくれの通りのお巡りさんさ
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 03:21:46.37 ID:tODNu5tSO
>>703

フィレス、か……覚えた。
……識槻朔夜。朔夜でいいよ。じゃあ、またな。

【彼女は一度立ち止まると、振り向かないまま、フィレスに応じて名前を告げ】
【ひらひらと後ろ手を振って、また歩き出す。素っ気ない態度だが、わざわざ答える辺り】

【割と、律義な方なのかも知れなかった。――足音一つ立てず、ゆらり、ゆらり】
【眠らない繁華街の人込みを抜けて、彼女は夜の闇に紛れ、消えてゆく】

「見ィ付けたぞォォォォッ!!」
――――な、なんだってえぇえぇえええ!?

【ややあって。遠くで、そんな悲鳴が――聞こえたような、聞こえなかったような】
//遅くまでお疲れ様でしたー!
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 03:25:26.40 ID:ju7weDVSO
>>704
/お疲れ様でしたー
/遅くまでありがとうございました
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 16:35:59.01 ID:pP8Us6UEo
>>668

ふふ──なぁるほど
その言葉を聞いて余計、シュバルツ君の事を気に入ったよ。
そうなってくると……これからの内緒話にも期待が持てそう──なぁんて、ね?

【くす、くす、くす】
【ガルンロードからシュバルツの事を聞き。また以前の邂逅で其の片鱗は僅かながらに感じていたものの】
【実際に話して見ると、なるほどこれは──「面白い」と。彼女はそんな感想を抱く】
【求めるものには与える──「とてもとても、いいことだねーぇ」】
【決して語られぬ事の無い裏の意識。其の意味するところは、今は未だ彼女のみが知るところ】

そう。生憎と所属支部はないけれど、こう見えて、ねーぇ?
もし私の言葉が信じられないんなら──うぅんと、そーだなーぁ
夜の国支部の支部長ちゃんであるカリナトゥスちゃんとかに確認とってみればいいんじゃないかな?
普段はどこに居るか分からないけど──議員のイリスちゃんでもいいかもねぇ
最も──私のことを疑う理由も必要も、キミたちにはないことを信じているよぉ?

それに……やぁーぱりシュバルツ君はすごいねーぇ。
スズメバチちゃんがいるってのもあるだろうけれど──その揺ぎ無さは見習いたいくらいだ。
それでもって──シュバルツ君の言うとおりだよリーナちゃん。ちょっとは落ち着いたほうがいいんじゃないかなーぁ?
ねぇ、リーナちゃん。頭は常に冷やしておく。
これは割と重要なことだと思うけれど、ねーぇ。そうは思わないかな、リーナちゃん

【乱れた車内の雰囲気を、更に掻き雑ぜるかのように】
【彼女は敢えて、機関の中でも悪行の数々で名を知られた人物と、機関議員の二名の名を挙げる】
【或いは其の言動にさしたる意味は無かったのかもしれず──】
【或いは其の言動は、この場に居る誰かにのみ向けられた言葉なのかも知れず】
【他者を親しげに呼ぶ彼女のエメラルド色の視線は。赤と紫と金の3つの色合いを交互に捉えていた】

【更には──己には凡そ好意的な感情を抱いていないであろうリーナに対し】
【何を意図してだろうか。何度も何度も、繰り返し名を呼び】
【名指しで、くすくすと笑いながら話を向ける】
【ゆたりと紡がれた言葉は、愛を交わしあう行為の如く熱く──蕩けたものだった】
【熱く感情を猛らせるリーナを落ち着かせるかのような其の言葉ではあったが】
【彼女はもしかすると──其の言葉で更にリーナを火照らせようとしているのかもしれず】

──そう。だったらもう……私の言いたいことは分かるよねーぇ?シュバルツ君
これは飽くまで機関全体の決定ではないけれど……ね
それでも、機関全体に協力を仰ぐ事は出来る。
流石にカノッサだって一枚岩じゃあない──中にはキミたちに牙を向く愚か者もいるかもしれないけれど
だけど其れは個人的な思想で動いている人間だ
キミたちがうざったいと思うのであるならば──キミたちを害そうとした機関員は潰しちゃって結構だから、さーぁ

【あくまでも個人的な行動であると、彼女はあらかじめワンクッション置いて語り始める】
【しかし──或いは。ここで先ほど彼女が出した人物名が、彼らの思考をよぎるかもしれない】
【「悪逆非道の限りを尽くしたカリナトゥス」と、名は知られていないものの「機関議員・イリス」の2名】
【「確認を取る」──其れは、身元を保証するという意味でもあり】
【このような場では「協力関係にある」という曲解も可能な、様々な意味を孕んだ便利な言葉】
【──くす、くす、くす】
【笑う、笑う、笑う】
【澱みを帯びたさざ波の笑みは静かに、静かに──車内の空気に溶け込もうとしていて】

/返しておきますねー!
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 17:01:44.07 ID:frvqOLXD0
>>706

[……胸中に何かを秘めている様な人間でなければ、こうした地位を築く事など不可能だ…………
馬鹿正直を生きるのみでは、おのずと限界をきたす。それを乗り越えるために、こうした存在は不可欠であるし、またそうするべきだと、私は認めている……]

【車内にぐるりと視線を巡らせ、シュバルツはそう口にする。指しているのは、同席しているガルンロードとリーナの事だろう】
【悪巧みをしなければ、この世界では成功できない。そして、彼は自身の成功を微塵も疑っていないし、自身が失敗する事を許してもいない】
【だからこそ、こうした黒い密会は当たり前の事だと、シュバルツは言いたいのだ】

おいおい、シズリよぉ…………そんな確認なんて、今さらだろ?
[…………そうだな。あの『非人道的兵器』を前にして、唯一嫌悪を見せなかった君を…………それだけで強力な推定になる…………
そして、その推定は間違いないと確信している…………君がガルンロードを見つけたようにな…………]

【その言葉を、確かにガルンロードとシュバルツは疑ってはいなかった】
【無論、言葉とは別に、確認の機会があれば間違いなく裏を取ろうとするのだが、今この場では、シズリの正体を疑う要素が無かった】
【――――シュバルツの言うとおり、蜂のバッジだけでガルンロードを『暴蜂』の一員だと見抜いた様に、彼にもそれなりの根拠の無い確証があった】

[――――ラグだけではない。もし君と私が敵対関係にあれば、3対1…………まぁ、単純に数だけを云々する事は出来ぬが、私の安心にも理由があるものだ
そして、重要な事は…………人の上に立たんとする者は、簡単に揺らいではならぬと言う事だ
――――上の揺らぎは、そのまま下を揺るがせる。それはトップの人間として、致命的な欠陥だ]

【絶対的な力を背景にしていると言う事もあるが、彼自身、常に己を支配者として律しているのだろう】
【思えば、揺るがぬのは先ほどだけではない。常に彼は表情を無にし、変わらぬ姿を周囲に晒してきた】
【地下研究所で見せた素早い決断も、彼のそうした心情がもたらした『理想的な指導者・支配者』の姿なのだろう】
【――――なるほど、力で全てを支配し、自分に従う者に報いると言う、支配者の姿勢を堅持するだけの事はある】

「くっ…………ッッ、あなたに言われずとも…………!!
…………必要とあらば、この感情をも殺してみせる…………お頭様が望むなら、この命とて、私は捧げましょう…………!!
……………………――――――――あなたに言われるまでも、ありません…………」

【リーナに向けられた言葉は、そのまま彼女をクールダウンさせた】
【正確に言えば、素直にその言葉に従った訳ではないが、彼女の出したシュバルツの名前が、リーナの心に強く作用したのだ】
【――――――――その名前は、ここまで一人の人間に、強い作用をもたらしている】

「…………あなたには、どこまでの権限がありますか?
それを確認しない事には、互いに協力のしようもないのではないですか?
…………あなた個人の協力と言うだけなら、我々にはメリットが少なすぎます…………」
[…………リーナの言う事に加えて、だ…………協力関係と言う者は、互いにメリットを生んでしかるべきであろう
確かに我々にとって、その申し出は魅力的なものだ。だが…………君は我々に、何を望む?]

【シズリの言葉に、シュバルツの返事を待たずして、リーナが言葉をさしはさむ】
【なるほど、シュバルツが重用しているだけはあり、見るべき所を見ての疑問を呈した】
【そして、シュバルツは更に別の事――――盟約として、より透明な内容を提示するように求める】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 17:03:39.46 ID:VniG52Ft0
【路地裏】

あー、イテテ。

【深紅の眼の男、翼が、体のいたるところに包帯をまいて呻いていた】

【けが人が路地裏などに会わないのだが、彼は喧嘩してる方が調子が良い】

【しかし、あんのじょう彼は声をかけられた】

おいおい、けが人いじめて楽しいかい??

まぁちょうどいい、スクラップにしてやんよぉぉぉ!!!

/五時四十分ごろまた来ます。絡み希望!
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 17:42:09.78 ID:pP8Us6UEo
>>707

【「流石ーぁ」】
【愉悦を湛えた三日月の前で、そっと両の指を絡み合わせ】
【矢張り奏でるのは、囁きとさざ波の笑み】
【否定せず。拒む意思も見せず】
【ただただ、相手方の意見をすんなりと飲み込んで──】
【飲み込んだ先。彼らの意思は、彼女の思考にどのような影響を与えたのだろうか】
【其れもまた、今は分からず。彼女はただ、其の一言のみを返すだけ】

なるほど、ふふ──確かに確認なんて今更の事だった、ねーぇ。
そ、れ、に。
この場合、数の暴力はとてもとても効果的だ。
仮に私が、「周囲に下方向の力場を発生させることの出来る」能力者だったとしようじゃあないか
でも────其れが何?
私が力場を発生させようと思考を集中させるのと、リーナちゃんとガルンロード君の腕が私の喉を絞め上げるの
どう考えても後者の方が早い。そうでしょう?
だからこそ、仮に敵対関係を築くとしてもそれは今じゃあない。今じゃ無為に命を散らすだけ
ま、キミたちとは出会った其の瞬間から友好関係を取っていきたいと思ってたから、そんな仮の話をしてもどうしようもないけれど、ね。
シュバルツ君。キミのその揺ぎ無い姿勢を見てからは、ますます其の感情が強くなってきたよ

【そんな、仮定の話。今は全くもって意味の無いもの】
【更には一度シズリの能力を見ているシュバルツにとっても矢張り、意味のない話となるかもしれなかった】
【彼女のいう通り──】
【シズリが能力を発動させ、この場を制圧する前に両脇を固める2人に、己が制圧されるであろう事は】
【恐らくは彼女自身が何よりも誰よりも知っていることだろうから】
【しかしながら、どうも彼女は無駄話を好む傾向にあるらしい。或いは、ただ会話が好きなだけなのか】
【割と重要な言葉や返答はただの一言に纏め】
【それ以外を、矢鱈と楽しげに語るのであった】

/続きます。遅れて申し訳ないorz
710 :709[saga]:2011/05/06(金) 17:42:31.20 ID:pP8Us6UEo
>>707

なるほどーぉ。
リーナちゃんはシュバルツ君の事大好きなわけ、かーぁ。
ふふ──いいねぇ。とてもとても素敵な光景だーぁ

とまぁ、其れはさておいて。
権限、か──何が出来るか、という意味では色んな事が出来るとだけ。
レギン君に会って兵器を拝借するもよし、カリナトゥスちゃんに会って悪巧みをするも良し
ガルニエちゃんに会って兵力を翳すのもアリかもしれないねーぇ。
少なくとも、機関員なんてそーんなものだよ。わりかしフリーダムといっても過言じゃあない
それとだねーぇ。機関にも、機関員同士連絡を取り合うツールはあるんだ。
だから、私はそのツールを用いてこう書く事が出来る

  『親愛なる機関員の皆様へ

   ヴェイスグループのトップ・シュバルツ君やその部下である子たちと協力関係を結びました。
   彼らの存在は機関にとってとーっても有益なものとなるでしょう。
   能力者としてもそうだけど、彼らの有する科学力はかなり優秀なものだから、ねーぇ。』


或いは──ふふ、そう。懸命なるシュバルツ君はそろそろ察しているんじゃないかなーぁ?
このツールを使い、全機関員へ、真逆のことも書けるという事。
曰く

  『親愛なる機関員の皆様へ

   ヴェイスグループは我々カノッサ機関にとってとても危険なグループである。
   特に其の科学力は、後々我々の存在を脅かす可能性があるため──
   まだ完全に其の力を完全に現していないうちに叩き潰すべき』


≪Justice≫含む、現存の組織とは殆ど敵対関係にある今──
カノッサ機関と協力関係を結ぶということは、武力的な意味合いで大きなメリットとなる。
機関と協力を結ぶこと自体が、じゃあない。

────「機関を敵に回さないこと」

それ自体がこの世界で最も重要なことだよリーナちゃん。
数の暴力って恐ろしいねーぇ。違うかな?

【其れは暗に。機関の軍勢で一個人の組織を叩き潰すことなど容易だと】
【そう、言っているものであった】
【四面楚歌の状態にも近いヴェイスグループ。そこでカノッサを敵に回すことなど、己の寿命を削るのと同義】
【ならばこそ。機関と友好関係を結ぶことが彼らにとっての最大のメリットだと語る】
【何をするにも──食事を取るも、睡眠を取るも、休息を取るも、何をするにも】
【まず重要となってくるのは身の安全。そう確信しているからこその言葉】

ついでに──そう、だねーぇ。
キミたちのメリットは今言った通り。
私のメリットは──というか、私が望む事は

其方の科学力と機関の科学力の融合。所謂情報提供だね。
其れに加えて──V.I.C.特別区
この立ち入りに関して、機関員に対しても優先措置を取っていただきたい

其の二つだね。少なくとも──「今は」「まだ」

【 ──────── 】
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 18:05:58.67 ID:frvqOLXD0
>>709-710

…………良く分かってるじゃねぇか、シズリ…………
そう、見方じよっちゃ、お前は今とんでもなく危ねぇ橋を渡ろうとしてんだ…………でも、お前はそんな事気にしてねぇんだろ?
――――良いねぇ…………本当に、素晴らしいぜシズリぃ!!

【もし――――シュバルツの本心が真逆にあり、シズリを誘い込む為の罠だったとしたら、その命は一瞬で潰えるのだ】
【それを認識したうえで、シズリはここに居る。その危険な行為は、ガルンロードを好むところであった】
【快哉を叫んで、満足そうに頷く――――互いに、本心ではない事に思いを馳せてみれば、ここまで『素晴らしい』仮定が存在するのだ】

「……命を救っていただきましたから。それに、奴隷の身分から解放していただきましたから…………いえ、これは語弊がありますね…………
私は今でも、お頭様の奴隷です。しかし、世界一幸せな奴隷です…………」

【――――パッと見にはエリートの道を歩んだ才女の様に見えるリーナの正体は、一人の奴隷に過ぎなかった】
【そこをシュバルツに拾われ、彼の元で生きる事を選んだ事で、彼女の『今』があるのだろう】
【リーナがシュバルツの事を神の如くあがめるのも、無理の無い話であった】

「…………あなたは、我々を脅す気ですか…………!?」
[そうではない、リーナよ…………彼女はこう言いたいのだ。「我々の実情を、ここまで知っているのだ」とな…………
――――よもや、そこまで調べ上げていたとは…………な]

【聞き様によっては、シズリは自分たちの命脈をその手で握りつぶさんとしている様にも聞こえる。だが、シュバルツはシズリの本心はそこには無いと見た】
【――――本当に自分たちを敵として殲滅せんとするなら、カノッサ機関はまた一つ、敵を作る事になってしまう】
【そうなれば、自分たちは確かに生存を限りなく諦めなければならない状況に追い込まれるだろうが――――同時に、窮鼠猫を噛む事にもなりかねない】
【ましてや、自分達にはそれ相応の力がある事を、シズリも把握しているのだ】
【――――そして、先ほどの言葉に現われていた『まだ完全に其の力を完全に現していないうち』という言葉】
【シズリは、自分たちの戦力がまだ完成していない事、そして完成すれば決して無視できない事を分かっている】

[…………思った以上に、あの一件は我々にとっては痛手だった様だな…………『V.I.C.特別区』の事まで、抜かれてしまったか…………
なるほど、認識を改めよう…………あの一件、早急に手を打たねば、我らに取り致命傷に至る可能性もある…………]

【『V.I.C.特別区』の名が出た瞬間、シュバルツの鉄面皮がわずかに顰められる】
【その名を出された事が、ある意味で一番の失策だったのかもしれない】

[――――良いだろう。協力関係を結ぶうちに、互いに求めるものが多くなっていく事など、良くあることだ…………その条件、受け入れよう…………
ただし、当然の事ながら、こちらからも求めるものはある…………]

【情報提供と、『V.I.C.特別区』に関する優越】
【――――実際にはそれだけに留まるまいと推測しながらも、シュバルツはそれを酌んだ】
【シズリの言うとおり、これ以上敵を増やしてはならなかったのは、紛れもない事実だったからだ――――世界に覇を唱えるには、まずは生きなければならない】
【――――だが、ただ搾取されるだけで食いぶちを繋ぐ事も、またシュバルツは望まない――――】

[――――――――ついたようだな。細かい話は、降りてからにしよう…………]

【その時、彼等を乗せたリムジンが止まる。どうやら、目的地に到着したようだ】
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道)[sage]:2011/05/06(金) 18:22:05.54 ID:/NXIoQwWo
【仮想都市エンパイア】

【フリーチャットルーム ルーム名 機関の動向が気になる人達】


【Virtual Origin社の運営する、仮想都市空間エンパイアシティ】
【それは世界中のネットカフェからアクセスできる、あたかも現実のようなバーチャルコミュニティー空間】

【そんなエンパイアのチャットエリアに1人の少年の姿が在った】


【≪――Login――『クロ さん』がチャットルームに参加しました≫】




さて、誰かいるんだろうか・・・・・・?


【黒いタックチノに、白いワイシャツというシンプルで地味な格好】
【黒髪は長くも短くも無い、良く言えば無難な、悪く言えば非常に地味な少年であった】


草原・・・か


【自動生成されたチャットルームイメージは、おそらく『昼間の草原』だろう、頬を撫でる風と、草の香りが心地良い】

(これがバーチャルだなんてな・・・・・・俺が言えた義理じゃないが、技術ってのは恐ろしい)

【少年は、草の絨毯に背を預け、暫く人が訪れるのを待ってみる事にした】
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 18:23:25.43 ID:frvqOLXD0
>>709-710
/>>711追記。飯に行ってきます
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 18:23:35.19 ID:pP8Us6UEo
>>711

ふふ──お褒めの言葉をありがとう、ガルンロード君
危ない橋は、危ないからこそ渡る価値はあるものだ──違うかなーぁ?

それに……なるほど。リーナちゃんにはそんなことがあったのか。
意外といえば意外、かなーぁ。だけど、ふふ──幸せだろうねーぇ。
命を助けてくれた相手に、命を差し出すほど感謝する。
物語では良くあることだけれども、そう簡単に決意できるものじゃあない。
シュバルツ君は本当に、人を見る目があるようだ……
そうは思わないかなーぁ?リーナちゃんに、ガルンロード君

【ガルンロードとリーナ。それぞれに対し、そのような言葉を投げかけるシズリ】
【赤髪の彼には、更に彼が喜びそうな言葉を】
【紫髪の彼女には、彼女を褒めるような言葉を】
【相手への同調──複数の人間に対して尚。彼女はそれを平然と実行しようとする】
【これが或いは、思考思想が真逆の人間に対してであるならば彼女も苦心しただろうが──】
【どこか似ている、どこか共通点のある彼らに対しては、心情への賛同は然程難しいものでもないらしい】

なるほど──シュバルツ君自身、どの情報を見られたかまでは分からなかったのかーぁ。
確かに痛手だねぇ。私がもし居なければ──其れは更に痛手になっていたかもしれない
逆に、機関員があの場に紛れ込んでいたからこそ、最悪の事態を防ぐ事は出来る。
違うかなーぁ?シュバルツ君

【未だ。未だ彼らは、致命傷を浴びてはいない】
【そのことが、何よりも重要なことであった。更には、今この場に彼女がいるということも】
【窮地に陥った人間に。危機的状況に置かれている者たちに、救いというものは時として偶発的に発生する】
【其れは何も、信仰心の厚い人間や正義に身を置く人間のみに訪れるものではない】
【所謂悪と呼ばれる者たちにすら──それは平等に、現れるのだ】
【エメラルド色の視線をシュバルツに向け。口元の三日月に愉悦の色を滲ませ】
【彼女はただ、彼らの決定を見守るのみで──】

……さて、さて、さて。
馬車に乗せられたシンデレラ。着くのはお城?それとも……ふふ

【くす、くす、くす】
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 18:24:04.47 ID:pP8Us6UEo
>>713
/いってらっしゃーい
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/05/06(金) 19:07:36.30 ID:29gOpBEY0
【聖都:中心街】
【其処を、様々な職種の人間が各々の目的を持って大通りを行き交っていた】
【はたして、彼らの人生そのものに目的などはあるのだろうか。】
【高くそびえ立つビルや派手な看板のせいで、見上げる空はとても狭苦しく感じられる】
【群青色をしたキャンバスに突き刺さった鉄塔や鉄筋のビルに混ざる、少しばかりファンタジックな建物】
【穴こそは開いてはいないものの、店の硝子に反射した光がそこらじゅうに垂れ流されて、世界は煌めいてみえた】

【そんな中にある施設のうちのひとつに、淡い色彩を使った建物があった】
【介護を必要とする老人達が、今までの人生を名残惜しみながらも余生を過ごす場所】
【沢山の命を安らかに看取るため、ゆっくりとした時間を与える最後の安楽――】
【――老人ホーム・シェメチュキ=z

 【其処が、本日の狂乱の舞台】



     ―――― Verba volant, scripta manent. 



【囁く声が、聞こえた気がした】
【ふわりと、どこからともなく垂れ流される枯草の気持ち悪い香が人々の警戒を促す】
【心臓を舐めまわして恐怖を与えるような、腐り、燃え上がるような、そんな――枯れた匂い】

【果たして、異変に気付く者たちは――?】


//突発テロでございます
//参加してやるという方は、この文にレスをどうぞ。人数制限はございません
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道)[sage]:2011/05/06(金) 19:08:14.07 ID:/NXIoQwWo
【仮想都市エンパイア】

【フリーチャットルーム ルーム名 機関の動向が気になる人達】


【Virtual Origin社の運営する、仮想都市空間エンパイアシティ】
【それは世界中のネットカフェからアクセスできる、あたかも現実のようなバーチャルコミュニティー空間】

【そんなエンパイアのチャットエリアに1人の少年の姿が在った】




流石に誰も来ないな・・・・・・?


【黒いタックチノに、白いワイシャツというシンプルで地味な格好】
【黒髪は長くも短くも無い、良く言えば無難な、悪く言えば非常に地味な少年であった】


結構マイナーなエリアに立てたルームだし誰も来なくても無理は無いか・・・・・・
もう少し待って誰も来なかったら落ちるかな


【自動生成されたチャットルームイメージは、おそらく『昼間の草原』だろう、頬を撫でる風と、草の香りが心地良い】

【少年は、草の絨毯に背を預け、もう暫く人が訪れるのを待ってみる事にした】
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/06(金) 19:13:50.58 ID:d46B6N6qo
>>716

………少々、宜しくない匂いがする…か?

【かつん…こつん。 足音を立てて、現れる人影】

【無精髭を生やした30代の男性だ】
【左袖の破れた真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ赤い手甲を右手に着用し】
【左腰に漆黒の下地に、鍔付近には青と燈色の線が五つ、短く絡む模様を持つ鞘と、それに納めた全長約90cm程の刀を差していて】

【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪は左程特徴的でも無く】

【両の瞳を抉る様に奔る疵…それは横一線に奔り、更に瞳を四等分にする様に縦に一閃ずつ双眸に疵が奔っている】
【比べれば右の疵の方が大きく、目元から顎まで一直線に伸びていて】

【計四本の刀と、その傷だらけの顔は嫌でも人目を引いてしまうが…】
【破れた袖から覗く筈の左腕が存在しない事も、また気になるだろう】

【かつん――――】
【老人ホームの前で足を止めると、其方へ顔を向け】

【キチリッ……】
【耳触りな音と共に。彼の纏う粒子≠ェ光を反射し】
【其れが収束…男の左腕≠ヨと変化していく】
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/06(金) 19:15:56.61 ID:OUyeb5PNo
>>716


【聖都の人込みの中――頭一つ飛びぬけて、歩む人物が居た】
【身長は185cm程だろうか、細身では有るが、ひ弱でもない体付きだ】


……、…いきなり暑くなりやがって。 ――チクショウ。
一回宿戻って、コート置いて来た方が良かったな――。


【ミディアム・バイオレットに黒のラインが縦に奔るシャツ、上から茶のファーコートを羽織った男】
【腰まで伸びた黒髪は後頭部で纏め上げられており、其の結び目には菊花の簪≠ェ差されていて】
【光沢を持つ灰色のスラックス――其処だけベルトの通された左腰には、黒鞘と西洋風の刀を佩いている】


【ブツブツ呟きつつ、其の老人ホームを通り過ぎようとした瞬間……】




    ――、 ―― 臭ぇな。 ……どっかのアホか。




【――くるり、少し滑稽な仕草で急反転】
【眉根を寄せて鼻を鳴らし、其の建物へと目を遣った――】
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/06(金) 19:20:39.43 ID:JInzEnlFo
>>716

ふんふふんふふーん♪
【上機嫌な、上手い類に入る鼻歌を辺りに響かせて】
【今にも空へと飛び出しそうな、機嫌の悪い人が見れば腹が立つほどの、軽やかなスキップをしながら】

【黒い瞳に、黒いぺったんこの髪に、黒い学生服をキッチリと着た少年】

【腰にはホルスターを2つつけて、中には銃が1丁ずつ入っている】

【少年の肩には、鋼色の雀が止まっていて】


……なんか変なにおいが……

【其のウザったらしいスキップを止めて立ち止まり、くんくんと鼻を伸縮させると、感じる異臭】

【原因は分からないが、何かよからぬ臭いがする事が分かった】

ここから……?
【臭いのするほうへと足を進めると、其処には老人ホーム】

【果たしてこれは如何に―――?】
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/06(金) 19:23:25.99 ID:fkWT54SSo
>>716

うーん、オイラにゃ洒落た飛び道具は向いてねぇのかもなぁ

【その青年は、濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳と端正な顔持ちで】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織って金の下駄を履いている。】
【背中に2つの大きめの金色と銀色の煙管(キセル)を担いでいる】

ん、なんだ?

【青年は異臭に気づき、老人ホームの近くにて立ち止まる】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 19:23:42.18 ID:frvqOLXD0
>>714

まったく…………お前って奴ぁ、まったくその通りだぜ。訂正のしようがねぇよ……!!
お前も、そういう性質なんだなぁ…………嬉しいぜ、マジで……!
「……お頭様に救われなければ、私は本当にただの奴隷として、あるいはその域にすら至る事は出来ずに、殺されていたかもしれません…………
それを思えば、命の一つや二つ、安いものです…………
それに、お頭様はちゃんと人を見て、私たちを選んでくれました…………私の素質を開花させてくれたのも、お頭様のおかげなんです…………」

【――――言葉は、シズリの狙い通りの作用をもたらした】
【ガルンロードは、かなりシズリに心を開いたようで、先ほどからずっと顔がほころんでいる】
【それこそ、彼自身が賛美する『危険な笑み』を浮かべて、愉快そうに手を叩いた】
【リーナもまた、牽制する様な態度が薄れ、心情を吐露する】
【奴隷として生きていた彼女に取り、もはやシュバルツはその心の全てを掌握しているに等しいのだろう】

[――――お前たちは、ただデータを閲覧しただけだろう?
それでは、把握のしようが無い……データを破壊された、と言うのならともかくな
――――だからこそ、君をこうして迎えているのだ、シズリよ…………
先ほど君は、『一枚岩ではない以上、仇なす機関員は倒して結構』と言っていた…………
君が我々と手を組み、我々に利を成す存在でなければ、今すぐにでも殺害しているところだ…………
全くに君の言うとおり……それを尊重して、我々は君を害しない…………]

【情報を漏洩させた、その一端を担ったのは事実】
【そしてその様な行為は、彼等の則に照らし合わせれば、すぐにでも殺意の対象となる】
【しかし――――それも形が変われば、自分たちの強みになる事はシュバルツも分かっている】

[『お城』…………とまで言えるかどうかは分からんが…………『屋敷』と言う言葉なら、それを表現するのにふさわしいだろう
私の祖先より継ぎし…………ヴェイスの邸宅だよ…………]

【ドアを開けると、その先には大きな屋敷が建っていた】
【3階建ての、やや古びてはいるが手入れの行き届いた、それなりに大きな建物である】
【敷地は柵に囲まれ、門まで配置されており、そこそこな広さの庭もついている】
【――――ヴェイス邸。彼の拠点の一つであり、またヴェイスの名を持つ者全てのよりどころでもある】

[さあ、来るがいい…………この門をくぐって後には、もはや邪魔をする要素は皆無となる…………
この密談をより密に進めるには、これ以上ない場所だろう…………行くぞ、お前たち]
おぅ!
「ハッ!!」

【言いながら、車を降りるシュバルツ。それに暴蜂の二人も付き従う】

/ただ今戻りましたー
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/06(金) 19:25:16.81 ID:/VeJ7jeSO
>>716

……なんか変な臭いがする……

【ばさばさと羽ばたく音】
【数瞬後、すとんと老人ホームの前に降りる人影が一つ】

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】

ここ…かな…?

【老人ホームを見上げ、呟く】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 19:25:52.10 ID:tODNu5tSO
>>716
【かつーん、こつーん】

【どこか間延びした足音を立てて、往来を行く一ツの人影が、ふと老人ホームを見遣り】
【寄せては返す波のように、行き交う人込みの真ん中。それ≠ヘ微かな異常を、其処に認めたのだろう】

【喧噪に煌めく極彩色の町並み。その中にあって尚、淡く静かな、死に逝くひとの終の棲み処へ】
【くるり、向き直ると、また間延びした足音を立て始めた。かつーん、こつーん】


…………季節を違えては居るけれど、嫌いじゃない薫りではある、かなぁ?

【彼は。死を――――弔う、葬儀屋のような、啄む、からすのような】
【或いは、不吉な黒猫のような。モノクロームの装いに、身を包んでいた】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[!red_res saga sage]:2011/05/06(金) 19:38:11.73 ID:29gOpBEY0
>>718>>719>>720>>721>>723>>724

【ぽーん、と軽い音が響き、自動ドアが開く。次いで、舞い上がるように吐き出されたのはゆうに二桁を超えそうな数の栞だった】
【紙吹雪のようなそれが散って、視界が確保された頃。其処に立っていたのは、二人の男女と一つの人影であった】
【男女は、曇天を削り取ったような灰色の髪に空を濡らす群青の瞳と、白い肌。身に纏う自然の色彩は同じもの】

【少女は、キャスケットを被って顔半分を隠す真っ白な仮面を嵌めていた】
【白のブラウスにブラックのベストとスカート。ワインレッドのリボンタイを風に揺らし】
【羽織った黒のジャケットには、蛍光ピンクの毒々しいウサギのバッチが付いていて】
【彼女の右手は、銀色の笛を大切そうに握っていた】

【青年は、サイズの合わないやや大きめなシルクハットを左手で押さえながら被っていた】
【帽子には10/6と書かれた紙がピンで止めてあり、燕尾服を着こなしている】
【両手には夜色の手袋を嵌め、ドット模様のリボンタイは少女と同じワインレッド】
【彼は右手に『何か』を持っていたが、寄り添う少女が影となってイマイチ確認は出来ず】
【どちらも互いの容姿がどことなく似通っており――親族であることが分かるだろう】

【そして、両者に挟まれるようにして立っていたのは、肩に掛かるくらいの赤髪の痩躯であった】
【性別の垣根など存在を無視するような中性的な貌と、双眸を隠すオレンジの色眼鏡】
【オレンジとブラックの縦縞シャツに膝丈の黒いベストワンピースが風に揺れる】
【その容姿は、彼(>>719)の名付け親のドッペルベンガーがと見間違えるほどで――】
【先程舞い上がって収束した栞の嵐は、痩躯の傍へと下降してひとつのものと固まって滞空する】

「今回は派手に、でしたっけぇ?
 行く先短い老いぼれ達が“人質”で、まぁ、これだけ集まったねぇ
 で、もぉ大丈夫なんだぁよねぇ。たしかぁ」

『……伊倉が従業員と親族、ついでに愛玩動物の類は既に逃がした。
 残っているのは死に際の近い老人ばかりで御座います故――もう、いいかと』

【なんて、笑う痩躯を挟んでの会話。それぞれがそれぞれ勝手なことを言いながら視線を贈る――】
【同色の瞳、その4マイナス1の不気味な視線が、表情を変えず嘲っている、気がした】


 ただ終わりゆくだけの物語など、燃やせばいい
 それを守ろうと身を張るキミ達の物語の方が、余程価値がある――と、いうわけでだ

「―――本日はぁ、“マッド・ティーパーティー”へようこそ!
 主催はポイエーシス・オルガノンの三月兎、コーロコル・サクラメントとぉ、」

『イカレ帽子屋、プーシュカ・サクラメントで御座います。
 スコーンには老人の肉を、ティーには老いた血液を。骨を溶かしたミルクも御座いますので、どうぞ、お愉しみを』


 会場提供は私、クニャージだ
 配役などはないただの“誤植”。―――では、開幕だ


【中性的な声が笑って、勝手なことを口ずさむ】
【簡単で分かりきった宣戦布告と共に青年は、見覚えのある男(>>718>>724)に視線を向けて、瞳で笑う】
【濃密になる、吐き気のような枯草、腐敗、火薬の香りは――敵意を感じ取るには充分で】
【少女の手が軽く銀の笛を振ると、それを媒介として魔力が重なってハンドベルを形成。りぃん、と厭味に似る澄んだ音を奏でていった】


    【Act*01―――マッド・ティパーティ(狂ったお茶会)】


//想像以上の方が参加していただいたので、色を付けさせてもらいます
あと、分かりやすくするようにキャラの名前をこっそり教えていただけるとありがたいです
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 19:44:56.64 ID:pP8Us6UEo
>>722

(素直──いや、「与えられなかった子供」……?)
(ふふ、まるで一人ぼっちだった子供みたいだねーぇ、ガルンロード君は)
(一方リーナちゃんは──本当に、シュバルツ君を慕っているねーぇ)
(ま、今後どんなことをするにしろ……)
(シュバルツ君が彼らを動かす上で一番重要な鍵になるのは、確かかなーぁ?)

【くす──】
【また一つ浮かんださざ波は、彼らに対する返答の代わりともなる】
【「危険な存在」としてシズリを見るガルンロード】
【「シュバルツに対する己の感情を認めてくれた相手」としてシズリを見るリーナ】
【同じ人間が発した言葉とはいえ、こうも見る人間にとっては印象が違うものなのか】
【或いは──返すように浮かべた彼女の笑みも】
【ガルンロードとリーナにとっては、全く違った意味合いに取れるかもしれない】
【赤毛の彼にとっては、危険を示す笑みとして】
【紫髪の彼女にとっては、同意と同調の証として】

ふふ──確かになるほど、其の通りだねーぇシュバルツ君
それじゃあ私はキミにすぅーっごく感謝をしなくてはいけないねぇ

  ≪ ────ありがとう ≫

シュバルツ君の寛大な心のおかげで私は今こうして生きているというわけだからねーぇ
むしろ──感謝だけじゃあ足りないくらいだ。
強い強い……あぁ、この感情は『好意』かなーぁ?

【くす、くす、くす】
【紡がれた感謝の言葉は、蕩みを帯びた蜂蜜が如き其れ】
【語られた彼への感情は、熱を帯びた吐息が如き其れ】
【くす、くす、くす──】
【浮かべた囁きの笑みは、エメラルド色と共に空気へと溶けていき──、】

なぁーるほどーぉ
確かにこの場所なら、誰にも邪魔されずに済みそう、かなーぁ
それじゃ……お邪魔させてもらうよ、シュバルツ君。それに、リーナちゃんも、ガルンロード君も

【──かつん】
【足音、一つ】
【凛──】
【鈍銀色のイヤリングが小さく揺れ】
【かつん、こつん、かつん】
【彼女もまた──3人の後をついて、歩き出す】

/おかえりー
/そして今度はこっちがご飯です、申し訳ない
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/06(金) 19:47:04.64 ID:d46B6N6qo
>>725

――――

【キッ―――チンッ】
【澄んだ音と共に、刀を抜き放つ】
【宛ら三日月の如く。紙の様に薄い刀身の其れは月光を照り返して】

―――………気に入らぬな

【短い言葉を漏らして――顔を見知った青年≠ヨと顔を向けて】
【八相にそれを構えながら、今感じている不快感を口にした】

【6対3…まずは、相手と味方の出方≠窺おうと、動かない】

/山本 正勝です。宜しくお願いします
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/06(金) 19:52:05.87 ID:JInzEnlFo
>>725


っあ?なんだこれ……

【栞に対して、片目を閉じて、ぶんぶん、栞を振り払おうと、片手を動かす】



【現れた男女に対して、明らかな嫌悪の表情を見せて】

人質だとか、ワケ分からないこといって……

【『悪い』人たちである事は、理解したようで、ホルスターから銃を引き抜き】

(「あの女……何か知ってる気が……」)

【思考したのは、手に収まっている銃】

【少女ならば、少し覚えているかもしれない、檸檬の手にあった銃】
【だが、今は声を発していない為、特定するのは難しいだろう】

お前達は何がしたいんだ!?

【右手の銃を相手に向けて、怒りの篭った口調でそう言い放つ】
【返答次第では、撃つということだろう】

/宮本重太郎です、よろしくおねがいします
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/06(金) 19:52:48.70 ID:fkWT54SSo
>>725

なんだ、こいつぁ余興か?

【青年は3人を見据えて】

わりぃが、じじいの血よりうめぇ酒のほうがオイラうれしいんだけどねぇ〜

【青年は軽く冗談を言いながら近づき、ある程度距離をとった所で止まるだろう】

んで、ぱーてぃー≠ニやらは何するんでぃ?

【青年は3人組みに向かって聞こえる声で話しかけた】

//獅子堂 輝天です。よろしくお願いします。
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 20:01:59.40 ID:frvqOLXD0
>>726

(…………俺みてぇな『殺しを喜ぶ』ようなタイプにゃ見えねぇが…………それでも、こいつは本物だ……!
本気で、危ない状況を楽しむ心を持ってる…………!)
「(油断はなりませんが…………味方である事は事実、か……?
…………いずれにせよ、お頭様が認めた相手と言うのなら、私は何も言う事はありません…………)」

【その笑みを見て、やはり彼等の心はそれぞれに別方向へと動く】
【だが、そこには共通点もあった。ある程度ではあっても、心を許すと言う共通点が】

[…………好意、だと?]
「っ…………」

【そうした言葉を向けられるのは、さしものシュバルツも予想していなかった事らしい】
【微かにその目に、困惑の色が浮かぶ】

[…………まあ、私を好いてくれると言うのであれば、それに越した事は無い]

【その言葉にどういう意図が秘められているのか。そこをシュバルツは読みとれなかった】
【しかし、それならばそれで構わないと彼は考える。自分たちの関係はあくまで対等なのだ】
【それだけを弁えていれば、必要以上に動揺する必要はない】

[うむ…………]
何も俺たちに断らなくても構わねぇんだぜ? むしろ、俺たちも今回は招かれる立場かもしれねぇな…………
「そうですね…………失礼します、お頭様」

【門を抜け、屋敷の中へと歩を進める一行】

[バクレイ…………私の部屋に、人数分の茶を用意せよ…………大至急だ]
<だ、旦那様…………かしこまりました!!>

【シュバルツは、中に入るや否や、すぐさま執事らしき初老の男を捕まえ、指示を出す】
【それを受けて、執事は厨房へと姿を消して行った】

【そして、3階のシュバルツの部屋】

【豪華な調度品に彩られつつも、ところどころに不可解な――――正確に言うならインテリアとして不可解な物品が置いてある、広い部屋である】
【その内のいくつかは、魔導具として機能するものだ。実戦的な品物を置いてある辺りに、シュバルツの人柄がしのばれるだろう】

<お待たせいたしました…………>
[うむ……バクレイ。これより内密な話に入る…………しばらく、この部屋に足を踏み入れないようにな]
<かしこまりました。旦那様…………>

【テーブルとソファに、先ほどと同じ配置で腰を下ろすと、執事が紅茶一式を持ってやってくる】
【それを各人の前に並べると、シュバルツの言葉通りに、退出していった】

/了解しましたー
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 20:02:01.40 ID:tODNu5tSO
>>725
【ひら、ひら。まるでくす玉でも割り開いてしまったかのように、無数舞い集う栞の吹雪】
【彼はそれを出迎え≠ニ見たか目を細め、ふわりと人懐っこい笑みを満面に乗せる】


……それだって、かつては色鮮やかだった物語≠セろうに。
ハッピーエンドにしろ、そうでないにしろ、穏やかな幕引きくらい――。

その価値すら無いと、キミ達は云うのかい?

【へらり。見覚えのある顔二つ、並べて見れば矢張りこんなにも似通っているな、と】
【他人事めいた感想を巡らせながら、彼≠ヘ柔らかな口調と振る舞いを、保ったままに問い掛けた】
【非難するような響きの篭らない、純粋な疑問から零れた問い。その「解/χ」を、聞くより早く】


残念残念、だねー。生憎と、遅いアフタヌーンティーを済ませた所なんだ。
悪いが、それ≠ヘ頂けない=\―――というか、これじゃお茶会じゃなくて……。


【ひょろりとした長身痩躯が、身に纏う緩い雰囲気を裏切るように】
【地を蹴り、駆ける。――――「カーニバル、じゃないかなぁ?=vなんて】

【冴えない冗句を、吐き出しながら】
//黒いのことカイ=スケイプヴェルト、及びにその中にございますー!
//宜しくお願いしますです、かさかさー
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/06(金) 20:03:13.12 ID:/VeJ7jeSO
>>725

……え?

【突然現れた三人組】
【三人組と、集まった五人をきょろきょろと見回す】

え?え?
一体、何を……?

【どうやら状況をうまく飲み込めていないようだ】



/ヘイロンです。よろしくお願いします
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/06(金) 20:03:36.28 ID:OUyeb5PNo
>>725

【『三人』――、普段の彼なら、派手好きのテロリストと一蹴しただろうか】
【だが、其の中のクニャージ≠ニ名乗った人物に目が行くと、眉根を寄せ】


――、――……。 ……まぁ、ご丁寧にどうも。
配役どころか職も無し。 只の無職、神鷹 空人≠セ。――其れよりも。


――オイ、其処の……ツァーリの『そっくりさん』。


【……彼の痩躯が、どの様な人物かを詳しく知っている訳ではない】
【だが、本能的に「別人物」であると確定し、緩慢に右手の人差し指を突きつけ――】



……、…こちとら、数日前にクソみたいな舞台£ラしてきたばっかなんだよ。
この期に及んで変なの量産するんじゃねぇ。 頭が痛くなる。
其れにジジババ人質、ってのも気に入らん。 老人は大切にしろって習わなかったのか。
そもそも何が腹立つって、俺とお前の服がちょっと被ってる――




――、―そう言う事なんで、お前ら突き出してギルド辺りから報酬貰う事にした。




【――腰の刀に、左手が掛けられて。 金属音と共に、双眸が刹那、紅く光った。】


/上に書いてる通り、神鷹です。 宜しくお願いしますー。
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)2011/05/06(金) 20:10:32.53 ID:DfqaRPFr0
>>725
【その三人を見ると気持ち悪い笑いを受かべる男】
【喪服を着ているその黒髪の男は一言だけつぶやく】
【周りの奇怪な現象には一切目もくれずに】

お前らは…俺を「感動」させてくれるのか?

/新キャラこと黒澤 我信 です
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/06(金) 20:13:36.95 ID:I9Rs9N9mo
>>725
「うー…」

どうしたです、ローズ?

【漂ってきた香りに誘われて、訪れたのは、蒼い姿】
【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+αの肉付きの、獣人少女だ】
【クリームイエローの袖なし臍だしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【それだけなら布面積は少ないといえるのだが、今日ははみ出した手や足、額に包帯をぐるぐると巻いている】
          ア リ ス ケ ゙ ー ム
”どうもこうも…不思議の国のお茶会だよ”

【猫に同伴者はいないけれど、普通に鼓膜を揺らす少女の『声』と、念話による少年の言葉がまとわりつく】
【猫自身は、その不快な気配とにおいに当てられたか、酷く落ち込んだ顔をしている】

”……なんだ、変な魔翌力…どこかで、あったか?”

【少年の念話が、疑問を呈す】
【それはひょっとすると、一度だけであったワインの香りを思い出させるのかもしれないけれど】
【似ても似つかない匂いに、見当違いかと首を振る】

”…まあいい、ロゥ、気をつけろよ。例によって只者じゃない”

私とマスターの二人係で援護するです!
あなた全力でフォローされていいですよ!!

【警戒を促す『念話』と、無駄に調子に乗った『声』に背を押されたか、人差し指に輝く青薇の指輪が輝く】
【猫も腹を括ったか、不快感を隠しきれずに蒼い光の六爪を展開した】

ローズ、名乗ってやるのです!!
茶会に呼ばれて名乗られたら名乗るのが礼儀なのです!!

【元気な『声』に促され、猫は、幻想の蒼い薔薇が、半ばやけくそに名乗り返した】


「ローズっっっ!!」


>>722>>733
”あれは、正勝か”

それに神鷹様!! ご無事で!!

【念話は侍に、声は青年に呼びかけて、猫も青年を見てぱぁと笑顔になった】

「えっと…くうと?」

【曖昧な記憶を手繰ったか、猫は、かろうじてその名前を呟く】

名前、貰いましたですよ! ブルーベルです!!

【かつて、彼の鶴の一声によって新たに名乗る名を得た声は、嬉々として名乗り上げた】
【以前名乗れなかった非礼をわびるように】


//ブルーローズ(ライン&ベル)です、乱入させていただきます
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 20:33:15.08 ID:pP8Us6UEo
>>730

ふふ──そう。『好意』だよシュバルツ君
或いはもっと単純に、『大好き』と言ったほうがいいかなーぁ?
あの病院の地下研究所でも、そんなことを言った記憶はあるんだけど、ねーぇ。
忘れちゃったか、それとも最後のあの言葉はキミには届くこと叶わなかったのかなーぁ?

【「ま、今も気持ちを伝えたからそれでいいんだけど、ねーぇ」】
【かつん、こつん】
【女性特有の靴音と共に、エメラルド色の視線が上下に微かに揺れ】
【くすくすとさざ波を浮かべながら、彼女はそう言った】
【あの夜──『愛している』と。彼女は去りゆく彼の背中に対して告げた】
【其の言葉が届いていなかったような、そんなシュバルツの反応に】
【シズリは僅かながら、笑みに困ったような表情を滲ませて】
【──ふわり】
【藍色の髪が、彼女の歩みに合わせ、揺れた】


  【──────】
  【───】
  【─】


さ、て────まずは何から話そうか。
そういえば話題は、私の欲しい物をシュバルツ君におねだりした所で終わっていたねーぇ
私のお願いはちゃあんと言った。それじゃあ今度はシュバルツ君の番。そうだったかな?

【ソファにかけ。彼の部屋にあるものをちらりと一瞥し──】
【出された紅茶にはまだ手を出さず。彼女は唇に人差し指を落として軽く首を傾げた】

/ただいま戻りましたー
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[!red_res saga sage]:2011/05/06(金) 20:33:46.11 ID:29gOpBEY0
>>727(山本)>>731(カイ)

【く、と青年は酷くおかしそうに笑った】
【目を潰してやった男と、異形の腕を持つ同輩。楽しくないはずがなくて、】

『“山場”とそこへ向かうまでの過程こそが大事なので御座いまして――蛇足は不要
 あぁ、あと、カイ。会ったので折角でありますし、“プレゼント”をどうぞ。』

【と、ひどく軽い扱いで、右手に持っていた『何か』を彼へと投げるだろう】
【小さな帚星のように金の尾を引いて落ちるそれは――幼い子供の、頭部】
【無残に首から引きちぎられたそれで駆ける彼の足を止めようとしながら、此方も走り始めた】
【唇で左手の手袋を食み、ちぎるように引き抜く下は、肉色の奇妙な装甲義手――ぐんっ、と青年の纏う枯草のと火薬の香りが爆ぜ初めて】

>>728(重太郎)>>729(獅子堂)

「なにって、名前を売るんだよぉ?
 くたばりかけの老人はどーでもいいけどぉ、キミ達は別。まだ散らせないからねぇ、安心して、ボロ屑になってぇ?」

【不愉快なほど甘い声は、正義の旗を麻薬で塗りつぶすような不快感に浸りきっていて】
【引き金を恐る様子もなく、にまぁ、と、笑う】

>>733(神鷹)

……おや。アレの知人がつれたか

【纏まった栞を指でなぞる作業をしていた痩躯は、彼の声に視線を向ける】
【もし、色眼鏡の向こう側で瞬く瞳が極彩ならば――ぞっとするほどの、同一となるのだろう】

勝手に首を突っ込んでいるのはキミだろう、私に文句を言われてもな
あぁ、あと――“本編(あれ)”に、死ねと言っておいてくれ。速やかにな

【なんて毒を吐く姿も、笑顔も、なにもかもが一緒だ】
【「アイツはこうして笑ったのだろう?」とでもいうような写した苦笑いは――彼にはどう映るだろうか】

>>732(ヘイロン)>>734(黒澤)>>735(ブルーローズ)(重太郎、獅子堂、神鷹)

【少女、コーロコルは鐘を振り上げる】
【ぼうっと灯り、浮かび上がる陣はひとつ――しかし規模が桁違いに大きい】
【やがて数瞬の間を置いて現れたのは、金の縁どりで蔦の装飾がなされた白い棺であった】
【見掛けの絢爛さとは裏腹の、腐敗臭の塊のようなそれは、鈍い音を立てて中を開いていき】


「兎追っかけて穴に落ちて、異世界へと飛んだアリス
 ここ(新世界)はもしかしたら穴の中なのかもねぇ。それならアリスは誰だろぉ。時計ウサギはどこぉ?


          ――――――なぁんてね 」



【中にいたのは――皮膚の腐りかけた巨大なトカゲであった】
【ところどころが液状化したような有様で、滴る液体は地面を溶かすような音を発している。あまり身体に良いものには見えないだろう】
【おどろおどろしい姿で、ガパッと口を開く――その中にある舌は、散弾銃のような形状をしており、見ただけで危険であるのが分かる】
【ぶくんっとトカゲの腹が膨らんで、その後―――ダダダダダッ、と、乱射が始まった】
【弾は固形化した液体。毒性はなく、一発一発は軽いが弾幕のようにばらまかれただろう】

【地面ギリギリで屈めば回避も可能だが?】
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/06(金) 20:38:50.88 ID:jJqrtkZY0
>>679

………俺の、平和――


  …俺、の――


――…少し、考えさせてくれ……

【彼にはまだ、自らの目指すものに対してやはり迷いがあるのだろう】
【揺るがない信念は持っていても、その結論が果たして自身の理想となるに値するものなのか】
【表情を変えず、そして歩みも止めず、彼は自宅へと進んでいく】



【そして今、彼の住まいに再び時を移す】
【谷山が服を脱ぎ捨てる中、彼は語りだした】

――さっきの質問のことなんだがー…

誰も死なずに済む――ってのは、やっぱり理想が過ぎるからな…
それでも、俺は救いたい
自分の人生を楽しむ人々が、一人の勝手な快楽に対する欲望だけで殺されるのはもう御免だ…
能力者も無能力者も関係ない…罪を背負っていない人間が殺されない世界、これが俺の目指す平和≠セ

【同時に彼の傷を目にして一瞬顔をしかめたものの、それ以上はこれといった動揺を見せないどころか、気にせず話を進めていく】

【――何故なら彼は悪人同様、いや、それ以上に惨い殺し方を行ってきたからだ】
【この男はまだいい――彼と志を共にする者達は、それ以上に人道を踏み外すやり方をしてきたのだから】

…上から目線なのかもしれないが…それでも俺もお前も、やはりそこはきっと否定できない信念があるんだろう
なら、俺達はお互いその思いを貫こうじゃないか

…お互いが、ぶつかることになったとしても――約束だ

【自分に良い意味である程度の影響を与え、好印象を与える少年】
【それでも――もしかしたら――嫌でも、未来で、もしかしたら――】



【そして、目の前にいる少年――谷山直樹】


【――この少年が前の職場≠フ同僚を爆死させ、今の職場≠フ同僚を瀕死に追い詰めた事実を、彼は知らない――】

/ちょいと食事落ちしており遅れました、申し訳ない
/宜しくです!
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/06(金) 20:42:17.10 ID:jJqrtkZY0
>>738
/後ろから2つ目の【】、直樹じゃなくて基樹です…
/酷い、これは本当に酷いミスです…何と謝れば…
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/06(金) 20:45:16.69 ID:d46B6N6qo
>>737

【タンッ―――】
【血肉の香りが、此方まで届こうとこの男のやる事は1つ】
【ただ前へ。己が間合いへと詰め寄ろうとする】
【2度と後悔せぬ様に、唯貴方≠―――】

――――久しいな、とでも言えば良いで御座ろうか?

【素早く、間合いへ入れば。下段から振り上げる様な突き≠繰り出すだろう】
【狙いはその…頸】
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/06(金) 20:46:56.51 ID:s8xzayoAO
>>694

うん、解ってる、どんな事情が有っても許さない、って人も必ず居るだろうとは僕も思うよ。
親友とか、恋人とか、両親とか、兄弟とか、代わりのいない大切な人を失った人に「自分が生きる為には仕方なかったから許して」と言っても無理だろうし。
怒りの矛先が彼女に向かうのは仕方ないだろうね、悔しいけど、こればっかりはどうやっても今更防げないから。

あの子は、恨まれる事も仕方ないと割り切ってる気がするけどね。
僕としては、根が悪い子じゃないと知っているから、知ってしまったから、どうにかしてあげたいかな。

……正直、明らかに怪我が増えて、取り返しのつかないような傷を負っていく姿は、見ていられないんだ。

【感情でも、理屈でも、やっぱり結論は変わらない】
【どんな道を辿っても『助けたい』が、唯一の答えだった】

いや、殺さないよ、あの子の『代わり』にはね。
結局それはあの子が人を[ピーーー]のと変わらない。
殺害に使う武器が『僕』という人間に変わっただけの話だから。

だから、僕はこう答えるよ。

僕は、僕の傲慢で人を殺そう。

誰の為でもない他ならぬ僕の為に、ってね。

【偶々だ、偶々あの子に恨みを持っている人間が居て】
【機嫌の悪かった自分がなんとなく『気に入らないから』その人間を『[ピーーー]』だけ】
【そこには、彼女の意志も事情も存在しない、だから、彼女は悪くない】
【そんな、理屈なんだろう】

まあ、そんな風に振る舞わなくても済むのが最良なんだろうけどね。
脅して逃げ帰ってくれそうな相手なら、それで済ませるし。



…………ありがとう、助かるよ。

その人間はカノッサ機関の《No.15》セリアという女性、らしい。
外見とかは、ごめん、僕は一切知らないんだ、だから、伝えられない。
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/05/06(金) 20:49:44.97 ID:9NFx38Z30
【水の国―――海岸】

【漆黒に染まる水平線、人の姿は全くない、静かな空間】
【その水平線を眺めているこれまた漆黒の人物】

≪R.I.P≫…………文字通り引き裂かれ≠ワしたか……フーン
彼らの名は…後世に引き継がれるのか…はたまた砂上の楼閣の如く……


―――――ヒマですね………

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【両手をポケットに入れながら、ボーっと水平線を眺めている】
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/06(金) 20:49:50.02 ID:fkWT54SSo
>>737

名前を売るねぇ…自分よりよええ者を痛めつけて名前を売るなんざ反吐がでらぁ

【どうやら彼らの名前の売り方に怒りがきているようで】

弱きを助け、強きを挫く!
ボロ屑だと!上等だぁ、返り討ちにしてやるぜぇ!

【青年は久しぶりに怒っているようだ】
【この3人組のやり方が気に食わないようで】

な、なんだ?あのきもちわりぃ生きモンは…

【現れた異形と化したトカゲを見ながら】
【そのトカゲが舌の砲台を出した瞬間、明らかにこちらに攻撃を仕掛けようとしていると判断し】

【青年の白銀の瞳に卍の様な刻印が浮かび上がる、卍眼と言われる動体視力と洞察力を格段に向上させる彼特有の瞳術】
【彼はその弾道を見抜き、卓越した身体能力で交わした後】

誤って退散するなら今のうちだぜ?

【彼は禍々しい眼光で3人を睨み付けるだろう】
【もし、彼らが引こうとしない場合は、気を雷に変換させ其れを3枚手裏剣に変化させ】
【そのトカゲの舌目掛けて投げつけるだろう】
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/06(金) 20:51:53.00 ID:I9Rs9N9mo
>>737
【鼻を突く腐臭――――猫には耐え難かったか、露骨に鼻を押さえ、しかめっ面】
【あまりの匂いに金色の眼を涙目にしながらも、攻撃を察知して六爪を振るい、先頭に飛来する液弾を叩き落す】
【その勢いでしゃがみこみ、やりすごしはするものの、著しく気分を害した様子だ】

「うーっ!!」

”悪趣味な…ロゥ、適当にやり過ごして内部に入ろう”
あなたは機動性に長けている、上手くやれば人質も…!!

【二人の提案に、猫は頷くだろう】
【というより、この場から逃れる方法を提示されて飛びついた形だ】

【匍匐前進のような低姿勢で弾をやり過ごしつつ、身を屈めながら左側へ回り込もうとするだろう】
【猫らしく、俊敏にして機敏な動作は、動きながらもある程度接近し、右の三爪でなぎ払うような撫で斬りを狙う】
【その機動性を生かすべく、布面積は最小限なのだろうが、その姿そのものが弱点を示している】
【いわゆる、当たらなければどうということない、と言う戦術思考を】

(”…とはいえ、連中は見るからに狂人。人質が無事である可能性は、現時点でも限りなくゼロに近いけれどね…”)

【念話の主は、誰にも告げないが冷徹に思考する】
【猫を励ます役が『声』である以上、彼は可能性の演算に特化できる】
【思考の分担…猫達の強み】
【その中の少年は、相手の様子を観察する】

(”そもそも、何故ここなんだ?”)

【敵の狙いが、見えない。それはいつだって不気味なものだ。
【場慣れしていればいるほど、抑えられても、消せない違和感】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 20:52:22.49 ID:tODNu5tSO
>>737

えーっと、チェシャ役はもう埋まってるよねえ――!?

【彼が最初に取った選択肢は――突撃=Bどのみち即席のチームだ、コンビネーションを望むのも酷というもの】
【ならば自らを捨て駒として敵手を分断、各個撃破するのが常道である】
【数は六人。いや、二人ばかり追加されて、八か?単純な数で考えるなら】

【恐らく戦力は、此方が上――連携さえ阻めば優位に立てる、と。そう、踏んでいるらしかった】


それ、じゃ、配役無し――――何でもなくて誰でもない、ワイルド・カードの絵柄の道化(ピエロ)!

【大股に距離を詰めながらホップ、ステップ、そしてジャンプ。三段跳びの要領で、踏み切りから跳躍へとシフト】
【誰とも知れぬ少女の頭を左腕で咄嗟に抱き留めて、乱射される弾幕を乗り越えて】

【不思議の国の狂ったお茶会には似つかわしいような、矢鱈に高いテンションで、宙を舞うと】


そこの二人は、とっくに識ってるだろうけどっ!

しがない只の何でも屋さん(トラブル・バスター)=I

カイ=スケイプヴェルト、いっくよーっ!?


【描く跳躍軌道。放物線の頂点で、身体を逆時計に回旋――それに、追随させるように】
【バックスイングした右脚を鞭の如くしならせ、プーシュカ目掛けて振り抜かんとする――――!!】

【尚。この蹴り、思ったよりも伸び≠竍威力≠欠いて――いや、殺されている=z
【跳躍の瞬間、咄嗟に少女の頭を受け止めた事で。フォームが僅かに崩れ、不完全となったのだ】
【只のチンピラ如きなら、それでも叩き伏せて余りある一撃だろうが。彼≠フ異形の腕の前には、如何にも頼りない】

【とにもかくにも、開幕の一撃。右の跳び廻し蹴り≠ヘ、放たれた】
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/06(金) 20:53:30.86 ID:afWjxVQXo
>>738
……考えな、答えを出す為に考えるという行動は、身に成る事だぜ?

【ベルトポーチから消毒薬を取り出して、背にスプレーして吹きかける】
【顔を顰めつつも手慣れた様子で包帯を取り出して、包帯を巻いていく】
【テープだと取れやすいため、ホッチキス的な留め具をばちばち、と止めて包帯を巻き終えて】
【そのまま、タンクトップを上に着た】
【そして、相手の出した結論を聞いて、しばし沈黙】
【少年は、徐に口を開き――――】

いいんじゃねぇの、ああ、いいと思うぜ、其れは。
なんだ、俺がなにか言うまでもねぇ、それだけ確りとした考えが、あれば、十分だろう。

後は、貫き通す≠セけ、だろ?

【にかっ、とコレまで見せなかった一七歳の少年の笑みを見せた少年】
【続く、目の前の男の言葉に、っは、と口から乾いた声で笑いを零して】

曲がらねぇからなぁ、コレばっかりは。

約束するまでもない、そして約束する事じゃねぇ。

――――やるんだ

【いつか、ぶつかる気もして。それでも、少年は、この男に好感を持った】
【だから、敵に成るとしても、きっと後悔はしない】
【そして、少年はベルトポーチから名刺を取り出して、相手に差し出すだろう】

……なんかあったら、連絡しな。

【名刺には、統一征斗会新聞部部長/編集長、兼Justice所属という肩書きと】
【谷山 基樹[タニヤマモトキ]という名前、そして連絡先が書いてあるはずだ】
【少年は、男の素性を知っていない。もしかすれば、男は少年の事を同僚から聞いていたかも知れなくて】
【少し、軽率かも知れない。しかし、少年は男を少しではあるが、信用していたのだった】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 20:55:15.82 ID:frvqOLXD0
>>736

[なるほど…………確かにあの時、君はそう言っていたな…………『愛している』と…………
ご婦人から語られる愛を忘れてしまうとは…………罪深い事をした
――――しかし残念ながら、私は既婚者だ…………その愛には答えられそうもない]
「…………」

【――――例えシュバルツ君が私の存在を拒んでも、私はキミを拒まない】
【――――例えシュバルツ君が私を殺そうとしても、私はそれをキミからの『愛情』と捉えよう】
【――――一方的な『愛』であろうと──それはそれで、ロマンチックだと思わないかなーぁ?】
【あの時シズリが語っていた言葉を、この時になって思い出したシュバルツ】
【緊急時故に、そしてシズリの言葉よりもその特異性に意識を反らされていたシュバルツは、咄嗟に思い出す事が叶わなかったのだ】
【フッと軽く息を吐くシュバルツ。その横では、リーナが何とも言えない複雑な表情をしていた】

[――――そうだな。私から君に、ひいては機関に対する要求を伝えなければならない…………]

【紅茶の入ったカップを右手に、ソーサーを左手に持ち、シュバルツはすっと目を細める】

[……もしかしたら君も把握しているかもしれないが、確認の意味も込めて、全てを話して行こう…………
――――今我々は、『Justice』と交戦状態にある…………理由は、彼等の本拠地に我々の目標が匿われているためだ
ガルンロードの名前を知っていると言う事は、『暴蜂』の構成員や標的の一覧を見たのだろう?
あそこにある、レイド=E=ヴェイス、アストラ=O=ヴェイス、そして東 銀鶏…………これらを我々は、殺害するべく動いている……]

【シュバルツの言葉には、一歳の感情が籠っていなかった】
【レイドとアストラ――――シュバルツが標的として挙げた名前は、それぞれに彼の実の子供たち】
【にもかかわらず、それを殺そうとする事に、躊躇する様子は全く見せなかった】

[それを踏まえた上で言おう。『Justice』を壊滅させ、先の面々――――レイド、アストラ、銀鶏…………特にレイドを殺害するまでの間、特に密に盟約を結びたい
我々は、遠からず『風霊統主の城』を攻撃する腹積もりだが、今のままでは戦力が足りないのが現状だ…………まさか総力戦を挑む訳にもいかないだろう…………
そこで、『Justice』に対して、特に共同戦線を取る事。それを要求する…………
レイドは、対機関連合との間に接触があり、また『哲学者の卵』に関しても、何らかの関わりを持っているらしい。そちらとしても放置するのは得策ではないだろう]

【シュバルツの要求は要するに「『Justice』を攻撃する際に、人員などを融通して欲しい」と言う事だ】
【逆らう者は皆殺し――――その為にシュバルツは、あらゆる手を尽くそうと言うのだろう】
【機関と協力すると言う事が明るみに出れば、企業イメージにダメージと言うレベルではない。そのリスクを背負ってでも、シュバルツは動こうと言うのだろう】

[――――『両雄並び立たず』と言う言葉がある…………もし世界がカノッサ機関と我々暴蜂で二分されれば、その時は我々の間でもいさかいが起こる事は確実だろう
しかし、現状はあまりにもそれには及ばず、また世界はそこまで単純ではない…………互いに敵を滅する事は必要な事だろう
≪R.I.P.≫に関しては……送り込んだ手駒が、総帥カーネルの殺害に成功した。アレが瓦解した事は、君も知っているだろう…………]

【もし、この世に器官と暴蜂しか存在しないとあれば、自分たちも世界を賭けて争う事になるだろうし、また今を協力しても、いずれはその体制も破綻する】
【しかし、それを前提にしたうえで更に、シュバルツは同盟を必要と見たのだ】
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/06(金) 20:55:34.63 ID:JInzEnlFo
>>737

クソッ……
「分かってはいたけど、話は通じないみたいだぜ?」

【唇を噛み締める少年に話しかけたのは、左手に握られていた銃――】
【左手に握られた銃は、魔銃らしく、喋る、という性質を見せた】

【そして、この声、檸檬が持っていた喋る魔銃である。少女は、この声に聞き覚えがあってもおかしくない】


っ、何か来たッ!

【トカゲが口を開いたのを見て、少年の体の前に、少年の体より2回りは大きい、鏡が出現する】
【鏡の生成能力。其れが少年の能力と判断可能だろう】

【鏡には魔翌力が込められており、かなりの硬さとなっていて】
【鏡は、弾幕から少年の体を守る事に成功して】

【少年が手を振るうと、鏡は消滅し】

【其処に立っていたのは、左手の銃を構えた少年の姿―――】

【ぱン――、快い音を立てながら、左手の魔銃より発射された実弾は、プーシュカの下半身を襲う――!】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/06(金) 20:57:26.88 ID:OUyeb5PNo
>>735

【刀を抜き放とうと、親指を掛けた所で――耳に入る、聞き覚えの有る声】
【其方を一瞥すれば、少し前に出会った『少女二人組』が見えた】


おぉ、ローズ。 そうだ、空人だ。 合ってるぜ。
……其れに、ブルーベル≠ゥ。 良い名前だ。
本格的に姉妹みたいに――……って、話してられる場合でも無ぇか。


【敵方に『動き』が有ったと認識すると、くいくいっ、と手でジェスチャー】
【会話を打ち切り――眼前の敵へと、向き直って】



>>737


なら、俺の目に付くところでするなよ。
――アレだ、危険指定区域の一番奥で小鳥でも相手にしたら良い。


……、…後、人に物頼むんなら『誠意』を見せろ。


【――丸≠右手で作り、馬鹿にする様な笑みを返して】





















………――、――こんなん出て来たらアリスも兎も即死だこのアホッ!!!




【見るからに『焦った』表情――数瞬、「あたふた」と云う擬音の似合う動作をして】
【咄嗟に能力≠発動させると、“大跳躍”……弾幕を上空前方へと回避する】
【若しも老人ホームにベランダ≠フ様な物が有れば、二階の其処へと着地】
【無ければ、半ば建物にぶつかる形で勢いを殺しつつ、滑り落ち――】


(……、…先ずは、あのトカゲ――他の奴もアイツ狙うだろ。)
(数はこっちの方が多いんだ、量で押し潰す――!!)


【着地地点から、トカゲの背部へと向けて飛び掛り――】
【接近に成功すれば、其の黒刃を突き刺しつつ、飛び乗ろうとするだろう】
【接近は直線的である為、他の人物やトカゲが阻害することは十分に可能である】
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/06(金) 20:57:29.02 ID:K/UHd+AAO
【病院前】
【ウェービーな黒髪をポニーテールにした少女がはぁ…とため息をついた】

護君一体どこにいるのよ…

【持っていたコーヒー缶に目を落としながらそう言って、またため息】
【どうやら人を探しているらしい】

あーあ、今日も空振り!

【そう言って近くのゴミ箱に向かって空き缶を放り投げると、帰路につこうとする】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/06(金) 20:58:26.05 ID:/VeJ7jeSO
>>737

うぇ、臭い……

【出現した腐った蜥蜴を見、咄嗟に鼻を覆う】
【その刹那、放たれた液体弾】

えっ、ちょ、えぇ!?

【少年はまだ臨戦体制のりの字にも入っていなかった】

わ、わっ、わっ……

【急いで顔の前に腕を翳し、顔には当たらなかった】
【しかし、体には何発も液体の弾を被弾、コートがべとべとになる】

うげぇ、気持ち悪い……

【コートを脱ぎ捨てる】

【コートの下には何も着ていなかった】
【両腕には、手首から肩にかけて、黒く鋭い鱗がびっしりと生えている】
【背中の翼と相まって、彼が『人』でない事が確信出来るだろう】

し、仕掛けてきたのは貴方達の方ですからね!?

【ようやく状況が理解できた様子】

うあぁぁぁぁっ!

【叫び声を上げながら、蜥蜴に飛びかかり、蜥蜴の目に爪を突き刺そうとする】
【先程の乱射がまだ使えるのなら、打ち落とす事も可能だろう】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 21:02:41.18 ID:ApqA3CEOo
【空の国・とある病院】

アッハハハハァ!!!
てめーが病院送りされてちゃァ世話ねェなァ!

【誰かの見舞いに来たのだろうか―――病室で馬鹿騒ぎしているのは、グレーのスウェット姿のねーちゃん】
【濃いオレンジの長髪には鮮やかな毒花が挿され、身を包むグレーと相反して覚めるような色彩を持っていた】

「煩いよ、どこかオレの目に入らない場所に行ってくれないかな?」

【そんな彼女をあしらっているのは、紫の髪に、深い緑の瞳】
【夜会用のスーツを纏った、優しげな雰囲気の青年】

あァ?お前があの世にでも行けば済む話じゃねェかァ?

「………もう一度、君の葬儀をしてあげようか?」

【―――険悪なのか、仲が良いのか…】
【ちなみに、ねーちゃんの声が結構大きく迷惑である】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/06(金) 21:04:34.20 ID:8hknLw8Ko
>>741

……結局世の中、強者と美人が勝つんだよねー
強ければ何をしても文句を言われない、可愛いか綺麗なら誰かが助けてくれる
そんな世の中だから、生き延びてこれた、っていうのもあるけどさ……

【一人で全てこなせるか、誰かを味方につけられるか、生きる為にはそれが必要で】
【容姿や性格に愛らしさが有れば、後者の条件は満たす事は容易くなる】
【彼の行いに、不満が有る訳ではない。敢えて言うなら、自分がこうして正義の一翼を担う事を】
【過去の行いと比較して、全くおかしい話だと考えたのだろう】


……ま、良いや。多分その考えは、正しいんだと思うよ
正しいからどうする、間違ってるからどうする、そういう事は無いんだけどさ

でもね、正義の味方って立場からすると……
『殺人鬼』による『被害者』を気分で殺害する≠フは、やっぱり見過ごせない事だよ
私の仲間だったら、それこそ命がけで貴方を止めようとする人が幾らでも居る
貴方が守りたいと思った子を殺そうとする誰か、それを助ける為にね

味方は居なくなるよ、何時か。その子が、その子自身でどうにか出来ないなら
二人だけで引きこもって生きるには、ちょっとこの世界は狭い気がするし

【彼の思いを、否定はしない。寧ろ肯定した上で、そのやり方には忠告する】
【正義を叫ぶ熱血漢は、どこにでも居るという事は、身にしみて分かっているからだ】
【話題の彼女は、どうなるのか。正義に転向するか、傾城にでもなるか、一人だけに縋って生きるようになるのか】
【「開き直れると良いけど」 独り言にしても、声量は小さい】


【それ以降、暫くは携帯の操作音が続いた】
【情報を、上から下まで。数往復、全ての文字を追って】

……無い、ね。15番は、無い
というか……カノッサに関する情報が、思ったより少ないや
情報を募れば、もしかしたら見つかるかも知れないけど……

……どうしよう、ね。貴方の名前を出して、呼びかけてみる?
貴方のやり方の場合、リスクも増えるとは思うんだけどさ

【集積情報の中に、該当する名前は無い。番号も見つからない】
【書き込まれた情報は、全てを共有する。此処に無いのなら、誰も本当に書き込んでいない】
【我が事では無いからか、残念そうな素振りは薄いが、それでも次善の対応策を考える】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)2011/05/06(金) 21:07:15.63 ID:DfqaRPFr0
>>737

ククク…期待するぞ…!?貴様らが俺を「感動」させてくれる事をな…!ヒャハハハハハハハァ!!

【浮かび上がる魔法陣を見上げて笑いながら黒のネクタイを解く】
【すると解かれたネクタイが形を変え】
【漆黒の刀身が妖しく光る日本刀が彼の右手に握られる】
【目の前のトカゲの皮膚よりよっぽどドロドロとした禍々しいオーラを放つその剣を握りながら笑うその男はどう見ても狂人】

【そして始まった「殺し合い」――トカゲが放った散弾】
【おそらく皆「回避」、「防御」などのアクションを入れてから攻めに移行するであろうが――この男は違った】

(たとえ膨大なリスクを負おうと、前に行くッ…!踏み込むッ…!!それが傍目に暴挙に見え、結果的に圧倒的ピンチが訪れようとも)
(受身には絶対にならん…!!自らの意思で場を拓(ひら)く…!)
(リスクを恐れ、受身に周り、安全を求め逃げ回る人間に…何が出来るというのだッッ!!)

【散弾に向かい思いっきり突っ込んでトカゲとの間合いを詰める】
【幾つかの弾はその剣で弾くがやはり傷つくことは避けられず、脇腹に一発、左足に一発を受け軽いあざが赤く浮き上がる】
【しかし男は速度を落とすことなくトカゲに突っ込み、その剣を振り抜きその大きな口をさらに大きくせんと横一線で切ろうと試みる】

【この剣――名は、「蛭」。長くなったので説明は後にするが、この剣に切られたものはまるで蛭に噛まれたがごとく、】
【血が止まらなくなる、とだけは言っておこうか――】
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/06(金) 21:14:52.24 ID:K/UHd+AAO
>>742
/せっかくだし絡んで良いですかー?
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/05/06(金) 21:18:57.77 ID:9NFx38Z30
>>755
/折角だしどうぞ!!
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/06(金) 21:19:55.91 ID:NpeRdXtIo
【路地裏】

【平常通り、そこには幾つかの死体があった。壁に、光で出来た巨大な杭で打ち付けられている】
【そのさまはまるで悪魔退治の如くだが、死者たちは決して、人ならざる者では無くて】

【ソレをやったのは、反対側の壁に体重を預ける人物か。】
【ジーンズにジャケットという簡素な格好で、左手には贈り物らしい可愛げのある小包が】
【そして、右手は明確に死者らへ向けられていて、表情にはなんらかの焦燥が見え】


 ―――っ、唐突に話しかけてくる貴様らが、悪い………!


【と、額に汗して、肩で息を吐きながら言い捨てる。其は、女性。】
【褐色の肌に、銀髪―――碧い瞳は些か、混乱を呈した模様だが――――。】
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/06(金) 21:20:49.50 ID:jJqrtkZY0
>>746

【彼のその手慣れているであろう手の捌きに見入りながらもその答えを聞く】
【壁に寄り掛かるようにその答えを聞き、谷山がそれを言い終わったと同時に、低く頷き】

ありがとよ、谷山…汚れるなよ

【目を閉じ、微かに笑みを浮かべてこう言った】
【――もはや、これ以上の言葉は無用だと判断しての一言だったのだろう】
【心の中で彼は決意した、これをキッカケにでも良い、己の進む道を定めようと】
【同時に谷山のその信念を、どこか踏み外して欲しくないという個人的な意識も働いて――】

【また、この一言には“死ぬなよ”という意味も含まれているのだろうが、彼はそれを直接彼は口に出さなかった――】

【そして、彼は谷山に近づきそっと名刺を受け取る】
【――が、名刺に目を通した男は、谷山に表情を悟られない様に下を見つめる】
【その顔は、悔いの意を示すかのように曇っていた】


(…やはり、justicだったか…)

【「justic」――今現在、おそらく世界で最も認知されているであろう正義系統組織】
【お互い機関に対抗する、犯罪行為を抑圧するとなれば志は変わらないはずである】
【それでも、あの人≠ヘこう言っていた――そんな記憶が、男の頭の中で再び蘇る】
【“機関を山から降ろすまで、彼等とは共同戦線を張る――しかし私の予想が正しければ、後に彼等との衝突は避けられないかもしれない”】

――そろそろ時間も遅い、悪いが今日はこの辺りで帰って貰っても構わないか…?
俺は、風呂に入ってくるよ

【そう言うと、下を向いたまま、そそくさと逃げるように彼は風呂へ向かおうとするかもしれない】
【玄関から勝手に出ていけとでもいう、何とも礼儀を踏まえない行為である】
【おそらく、これも彼と敵対せざるを得ないことを考えての行動なのであろうが――】

【ただ、今この状態では部屋に一人――周囲を少し散策すれば、何か発見出来る可能性もある】
【安価な作りで出来るだけ高価に見せようという意識で作られたのであろうこの庶民的なアパート、案の定か盗撮も盗聴もされてはいない】
【この場で帰るなり、部屋を少し見ていくなり、それとも彼を引きとめるなり――行動の選択は、彼に委ねられる】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/06(金) 21:25:27.45 ID:s8xzayoAO
>>753

強いから、綺麗だから、っていうのは妬まれたり、恨まれたりする理由にもなるけどさ。
でも、やっぱり、それを含めても得はするんだろうね……。

まあ、今の自分を捨ててまでそうなりたいとは思わないけどさ。

【味方を作る、というのは簡単な事ではない、それの難度を無条件で下げれるのは、得なんだろう】
【でも、それだけ、得だとは思うが、羨ましいとは思わない、そうなりたいとも思わない、それに】
【『容姿』に惹かれた人間なんて、何時裏切るか解らない、そう思うから】

……そうだね、僕の行いが火に油を注ぐ事になるかもしれない、かな。

【あの街中の事を思い出せば、確かに思い当たる事は沢山有る】
【人外の血が流れているだけで襲撃された記憶もあるし、無罪の人間を斬ったりすれば尚更なんだろう】

でも、あの子の為、って名目では剣を振りたくないんだ。
ぶっちゃけてしまうと、前に、機関の情報を得る為に構成員を斬った事をかなりキツく咎められたからさ。
だから、そういうのを好まないのは、良く知ってるんだ。
自分の手は汚れても良いけど、他人が自分の為に手を汚すのは好まないらしくて、ね。

……解ってはいたけど、難しいよね、憎しみは簡単には消えないし、かといって放置は出来ないし、でさ。

【少女のやり方を優先して、その上で身を護ってやって、憎しみを重ねないようにする】
【そんな都合の良い答えが、果たして転がっているのだろうか、それすら解らない】

……僕の名前は、『多分』だけれどその機関員に割れているからね。
あの子と散々関わってしまったから、仕方ないけど。
だから、可能なら名前は出したくないんだ、それが切っ掛けであの子が殺されたら本末転倒にも程がある。

【でも、だからって、自分の代わりにJusticeの人達に聞いてくれ、なんて頼めない】
【寧ろ、初対面の、見ず知らずの人間の自分に、これだけ協力してくれている事に感謝しなくてはいけない位なのだから】
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/06(金) 21:26:28.68 ID:K/UHd+AAO
>>742
【ボーッとしている青年の耳に足音が聞こえてくるだろう】
【後ろを振り向けば、どこかぎこちない歩き方をする黒髪の少女が見えるだろう】
【歩く度に彼女の足元から風の魔翌力が流れているのが分かるはずだ】

護君、Justiceにいるのかなぁ…
明日探しても見付からなかったらお城≠フ方に行ってみようかな

【夜は声がよく通る。耳を澄ませばそんな呟きが青年の耳に聞こえてくるはずで】
【青年が黒い服を着ていたためか、少女は未だ青年に気付く様子は、ない】

/では失礼して!
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/06(金) 21:27:17.95 ID:ny4IEFduo
【水の国・港】

――――Restart in Peace......いや、Peopleかしら。
何にせよ、世界的に一つの区切りが付いたのは確かかしらね。

【地に着きそうな程長い青髪を真っ直ぐ伸ばし、足首辺りで鈴付きリボンで結び】
【濃い紫の、内腿や二の腕など、幾つか肌色の覗く一風変わった忍び装束】
【赤い紐が結び付けられた木の鞘に収められた居合い刀を左手に持つ】
【不思議な雰囲気を持つジト目の女性が、月明かりに照らされ光を放つ海を眺めている】

【時折吹き寄せる風が長い髪を揺らし、カランカランと大きな鈴が音を鳴らして】
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/06(金) 21:27:54.28 ID:afWjxVQXo
>>758
っは、汚してでも=A進むのさ。
だが、そうだな。汚さない事は、大切だ。素直に受け取っとくよ、アキラ。

【やはり、違う=z
【だが、その言葉は、ありがたくて、故に、受け取った】
【そして、名刺を渡し、直後の言葉を受けて】

なぁに、借りたのはこっちだ。気にする事ァ無い。
じゃあな、アキラ。

【そう言うと、学ランを羽織って、迷うこと無く谷山は部屋を去っていった】
【その前に、去っていったアキラを見送って、テーブルの上に紙片を置いて行ったが】

(……多分、何か、因縁が有る、そんな直感≠ェする。
きっと、俺達は、ぶつかる=B――――だが、其れまでは)

【――――其れまではどうか】

――――互いの正義が、貫けますように。



【残した紙片には、桜の国で大戦が起こる可能性が高い事が書かれている】
【櫻の国の大名、亞北 卍守 刻永≠ニいう男が、その元凶であるという事も】
【そして、出来ればその惨劇を防ぐことに、力を貸して欲しいという事も】

【Justice in my heart/正義は己の心の内に有り】

【どうするかどうかは、キミの正義/Justice≠ノ委ねられた――――】

//乙でしたー!!
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 21:30:33.84 ID:pP8Us6UEo
>>747

言ったでしょ──?一方的な『愛』でも、私はいいって。
それはそれでロマンチックだよねって──私はあの時そう言った
ふふ、物語によくあるよねーぇ。こんな展開

【「でも──私の『愛』は変わらないよ。シュバルツ君」】
【リーナの表情を見ていないのか。或いは気付いていて尚そう語るのか】
【くすくすくす、と笑みを湛えながら、彼女は静かにそう紡いだ】
【冗談の類なのだろうか。もしくは世間話の延長線上にある話題のひとつなのだろうか】
【『愛』を語る彼女の口元は、相も変わらず三日月が浮かんでいた】

(『卵』──なるほど、予想外に此処で引っかかってきた、か……)
(となると……檸檬ちゃん関係にタイムリミットが出来たわけ、だね──)
(さて、さて、さて──ふふ、時間制限アリの、ミスの許されないゲーム)
(面白くなってきたねーぇ──)

ふむ──レイド=E=ヴェイスねーぇ。『卵』と其の子が関係あるって事は初耳だけど……
確かにそれは、重要な情報だ。
加えて、≪Justice≫に対しての共同戦線。それは願ってもいないことだよシュバルツ君
≪Justice≫の連中は妙に機関に対して喧嘩を売ってくるし、活動も妨害されてばかり
≪Justice≫の活動を支援するなら兎も角として──
其の行動を阻害し攻撃する事に対して反対する機関員はそういないだろうねぇ

それに──へぇ?カーネルの殺害に成功したとは。
シュバルツ君の部下たちも中々やるねぇ
それならば尚更この同盟に意味はある──
世界が機関と其方で二分されるまでにはまだまだ敵が多い。
機関も暴蜂も、所謂正義組織の連中には良く思われていないからねーぇ。

ふふ────これは休戦協定にも似ているとは思わない?
期が満ちるまでは互いに戦わず、共通の敵を見据えた行動をする
とてもとても、それは効率のいいこと。違うかなーぁ、シュバルツ君


       ──── さぁ、 握手をしよう


同盟のために必要なものだ。古今東西、こういった約束事でのお決まりの遣り方。
カノッサ機関はキミたちへの協力を惜しまないだろうねーぇ
何せあの≪Justice≫を打倒できる格好の機会だ
いずれ来る世界を賭けた争いのために──この出会いに感謝しようじゃないか

【そっと──彼女はシュバルツへ対して右手を差し出した】
【其の意味は、語らずとも分かるだろう】
【この申し出に。この握手に、応じるか、応じないか】
【或いは既に、答えは決まっているのだろうけれど】
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/05/06(金) 21:34:33.15 ID:9NFx38Z30
>>760

あー呆けていてもあれですし……帰りますかね…ん?

【足音に反応し、横目で視線を向ける】
【少女の姿を確認すると、柔和な笑みを浮かべながら振り向き】

こんな夜更けにお一人でどうかなさいましたか…お嬢さん…?

それに…Justice≠ェどうだとか……フフーフフフ

【風で帽子が飛ばされないように抑えながら問いかける】
【瞳は品定めするかのような嫌なモノだ】
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[!red_res saga sage]:2011/05/06(金) 21:36:07.94 ID:29gOpBEY0
>>740(山本)>>745(カイ)


『   ――――  ≪ BUGABOO ≫  』


【囁くと、膨張したように青年の片腕が膨らんで恐竜のような巨大な腕を形成する】
【醜く重厚な、しかし扱う彼が振り回せば重さを感じさせない武器と変わるそれ――使い捨ての滅殺兵器】
【漆黒の鱗に覆われた掌は何倍にもなって分厚く、腕の太さも変形前とは比較にならない暴力的なフォルム】
【右手で帽子を抑えていた青年は、山本の接近に対してそれを、鍔の部分を握って刀へと突き刺そうとするだろう】
【柔らかな普通の帽子は、山本が何か特別なことをしなければ中腹まで刺さり、刃部分へと装飾のピンが当たるように計算されていて】

『10シリング6ペンス、で御座います――ッ!』

【なんて、呟かれるのは帽子の値段だ。もっともこの青年は被り物が嫌いなため、投げたのは早く脱ぎたかっただけなのかもしない】
【ともかく、今までの行動が成功していれば山本の横を通り抜けようとしながら鍔を後ろに引くだろう】
【上手くいけば彼の体勢を崩し、失敗していようとも武器を一瞬でも封じられれば僥倖といったところだ。成否にかかわらず彼の横を抜け――】

『配役の確認は、ご自身のその目でどうぞっ』

【振り抜かれたカイの、鞭の一撃に似た蹴りを左腕で掴もうとするだろう】
【防いだわけではないが表面上は痛みを見せず、もしそのまま握れたならば――力任せに彼を、コーロコルの召喚した死体へと投げ飛ばすはずだ】
【吹き出ている毒が身体に染みれば、いかにカイであれ一溜りはないだろうが、幸運なことに距離はある】
【彼の身体能力をもってすれば簡単ではあるかもしれないし、山本はこの間に体制を整えることが出来るだろう】
【そして、そこに―――】

>>748(重太郎)

『――――ッッ!』

【完全に思考外であった少年からの攻撃――!】
【いかに反射神経が良くとも、不意打ちを予見することはできず、青年の太腿からぱっと紅い華が散るだろう】
【命中――貫通こそしていないが、機動力を削ぐのは成功しただろう。舌を打つ“弟”に対して、】

「あーららぁ?
 なんだぁ、キミ。檸檬の持ってた喋る銃じゃぁん。白口、だっけぇ?」

【響き、割って入ったのは――“姉”の声】

/続きます
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/06(金) 21:38:47.68 ID:8hknLw8Ko
>>759

……何となく、思ったんだけどさ

ちょっとその子と、どうしたいのかをもう一度話し合ってみるのが良いんじゃないかな?
その子は、助けて貰いたいなら、どういう風にして欲しいのか
貴方は……嫌な言葉を使うけど、「どんなその子になって」欲しいのか

その子はどうしても死にたくないのか、爆弾に縛られる生き方が嫌なのか
貴方はその子にただ生きてて欲しいのか……自分の見える所で、生かしておきたいのか
有難うと貴方に微笑みかけて抱き付いてくれる、そんな彼女が見たいのか

……面倒だよね、人助けって。助けられる側だったから気付かなかったけど
以上で、おせっかいは終わりにしとくよ。これ以上は我ながら鬱陶しい所に行きそうだし

【何となく、との前置きの通り。この言葉に、明確な根拠はなかった】
【ただ、何となく。彼の言葉を聞いていて、こんな事を言いたくなったから、言っただけだ】
【ロジックとして分解していくなら、この言葉に必然性など無いのだろうし】
【それを自分で分かっているからこそ、敢えて終わりと宣言して、自分で続けられないようにした】


ん、分かった……そうなると、情報の入手はちょっとだけ難しくなるかな
仮に見つかったとして、情報が入るのは<Justice>か『対機関連合』
そのどちらかに、貴方の知り合いが居れば良いけど……そうじゃないと、中々ね
名前を出せないなら、見た目も駄目だろうし。得物はそうそう変えないでしょ?

だから、あんまり期待しないで待ってて
寧ろ貴方達には……不特定多数、二桁の能力者が気に掛けてる、って事の方が重要かもね

【彼の名前を出せない以上、偶然彼を見つけて知らせる、という事も中々出来ないだろう】
【情報網は優秀だが、人の動きに左右される。正直、この問題、期待は出来ないと考えていた】
【それでも、多くの能力者が、彼と「あの子」の為に、無償で行動するという事が】
【支えになってくれればいいなあと、正義に少しだけ染まった頭で思っていた】
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[!red_res saga sage]:2011/05/06(金) 21:39:49.92 ID:29gOpBEY0
>>743(獅子堂)

「痛めつけてはいないよぉ?
 従業員は逃がした、見舞い客も逃がした、ペットだって逃がしたぁ!ほら、良心的!」

【嗚呼、話を聞くような性質であればこんなことはしない】
【馬鹿にしているのか、本気なのか――彼の怒気を孕む声に、少女は真剣ぶった声で答えた】

>>749(神鷹)

ふふ、それでは名前を売る意味がないだろう?
――宜しくお願いします、“空人さま”

【そうして、本物(ツァーリ)が呼ばないといった名前を、偽物(クニャージ)が呼ぶ】
【赤い髪を揺らし、中性的な響きで。友達でも呼ぶように。――真似るように】
【楽しそうな敬語で、馬鹿にするように。それだけを言い終えると、痩躯は再び自動ドアを開いて内部へと戻るだろう】

>>744(ブルーローズ)

【左側、少し行ったところに細い路地があるだろう。建物と建物の間にある、ほんとうに僅かな隙間だ】
【もし目が良ければ、光の反射するのが分かり――窓があると気付けるはずだ】
【正面で戦闘に参加していたクニャージは中に戻り、プーシュカは反対方向。となれば、あとの障害はコーロコルのみ――!】

「……――――」

【戦闘に加わっている人数を数えているのか、まだ動きには気付かれていないが?】

>>751(ヘイロン)>>754(黒澤)(重太郎、獅子堂、神鷹、ブルーローズ)

【液体の散弾を吐き出し終わると、トカゲはとっとと舌を引っ込めて「溜めだ」というように目蓋までとじてしまう。】
【硬い唇に獅子堂の手裏剣がぶち当たり、追撃に黒澤の斬撃、目蓋にヘイロンの爪――しかしそのどれもが硬い皮にあたってしまい】
【接近した者たちはきづけるかもしれないが――この蜥蜴、“冬眠”に入ったようであった】
【液体の噴出も止み、今ならば接近も危うくはなかっただろう】

【―――が。】


[ ―――  GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAA ッッ !!]


【比較的やわい皮膚で守られていた背中を神鷹に抉られ、耳障りな叫び声を上げ始めた】
【接近している者たちには、少しばかり暴力に似ている怒号は止まず、神鷹を振り払おうと本能のままに暴れ始めた蜥蜴――】
【黒澤、ヘイロンなどには厄介極まりないが、ブルーローズたちにはチャンスだろうか。】

「うっさ……!」

【術者の少女が、耳をふさいでいたりするからだ】

【トカゲは、落ちないならば溶かしてやるとばかりに体を膨らませて溶解液を出そうとし――退避しなければ、危ういだろう】
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県)2011/05/06(金) 21:42:46.80 ID:egYM5Qm70
【街中】
「ね〜主〜」
なんだよ、ワルキューレ

【道ばたのベンチに二人組の人物が座っている】

「お金ないよ〜。 どうするの?」
【金髪で胸元、肩、胴、脚を露出して腰に両手剣を装備した女性だ】
仕事...いや、バイトかな
【もう一人は、黒のフードをきた女性にしか見えない人物だ】

【どうやら、金欠で困っているようだ】

「でも〜レストランに行ったらウェイトレスの服渡されたよね〜」
あっあれは!......俺は男なのに....
【何故か、このベンチ半径5mが負のオーラで覆われている気がする】

【用は仕事が欲しい】

769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県)[sage]:2011/05/06(金) 21:43:35.45 ID:jJqrtkZY0
>>762

おう――気を付けて、な

【去り際にそう一言だけ言い残し、彼は湯に浸かった】
【力を抜き、余計な考えを抱かないように――】

【天井を見上げながら、湯船と共に彼は考える】
【これからの世界の方向性、悪人を処刑する♀エ覚――】
【そして――犠牲になっていった、数えることなど不可能であろう一般市民への黙祷――】



【風呂から上がれば、すぐさま彼の目にはテーブルの上の紙片が映った】
【即座に拾い上げ、目を通す】

(櫻の国――!?――となると天華≠ェ間違いなく動くはずだ――!)


(――これは、嵐になる――!!)

【櫻の国は、彼等と強い関係のある裏組織の御膝元】
【これを知ってしまったからには、動かない訳にはいかない】
【その紙を強く握りしめると、彼は窓の外を眺め、改めてその心に言い聞かせた】

【――己の意志を、貫くのみ――!!】

/2日間有り難う御座います&お疲れ様でしたー!
/お陰で、アキラを動かす方向性をかなり考えさせられましたの!!
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/06(金) 21:47:24.51 ID:d46B6N6qo
>>765

――――シッ!!!

【青年が帽子を引けば、此方も刃≠引いた】
【キィ―――と耳障りな音と同時にただの装飾ピンを切り裂けるだろうか……】

―――三途の川の渡し賃と思えば良かろう

【ともあれ、彼の体勢は崩れぬものの、この動きは完全なロスタイム=z
【脇を通り抜けられれば青年の後を追う様に振り返りつつ上段に構える】
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/06(金) 21:47:48.29 ID:K/UHd+AAO
>>764
わっ──あ、こ、こんばんは…

【声をかけられて跳ねるように驚き、少し警戒した様子で挨拶をする】

それは海を見に…Justiceはちょっと知り合いに会いたいと思ってるだけ、です……

【青年の目にイヤなものを感じたのだろう、後退りしながらおずおずと答える】
【本人は気付かれないように行っているつもりだが腰は引けており、青年から見ればバレバレだろう】
【加えて、風でスカートの裾がはためいて義足がチラリと見えるはずだ】
【先のぎこちない歩き方と合わせて、逃げられたとしても追い付くのは容易だと推測できるかもしれない】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/06(金) 21:51:38.48 ID:I9Rs9N9mo
>>767
【猫は手応えがないことを判断するとすぐさま目標を切り替え、路地に存在する窓を捉えた】
【『彼』の魔翌力補正と猫と言う種族の特性により、感覚系は極めて優秀】
【正面に立つコーロコルを障害と認識し、突撃を仕掛ける】

”ロゥ、左手を開けろ”
言うとおりにするです!

【念話に何故か一瞬戸惑って、でも『声』指示に従い、左手の三爪をコーロコルの足元へ投擲】
【そのままコーロコルに向かって伸ばしていた猫の左手に、蒼い魔翌力の線が走った】

【がしゃん、コーロコルの背後に、騎士甲冑】
【純白の装甲に、魔翌力によって輝く蒼い線、全長190ちょっとの、リビングドールの如き空の鎧】
【魔翌力によって実体化されたそれは、大上段に振りかぶった刃渡り100センチ超の大剣を、彼女の持つ鐘に向かって振り下ろす】
【最悪腕ごと持っていこうと言う算段か】

”召喚器だな、破壊させてもらうよ、サマナー”

【少年の念話がコーロコルに告げる。鎧の操者だろう】
【その間、猫本人は右手に三爪を握ったまま走り抜けようとするだろう】
【投擲と大剣による二重の陽動、陽動止まりか、被害を拡大するかは、彼女次第】
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/06(金) 21:52:52.64 ID:fkWT54SSo
>>765>>767

て、てめぇ…

【少女の声に言葉もでない青年】

な、かてぇな…

【先ほどの手裏剣、牽制とはいえあまり効いていないようで】

あの硬さは接近技じゃねぇと無理そうだな

【青年は怒りながらも距離をとりながら冷静にあの化け物の弱点を探していて】

それにあいつに近づくのは危なそうだ…
じゃあこつならどうでぇ!

【青年は後方に跳び、近くの木の上に飛び移ろうとする最中に】
【青年は先ほどの雷の手裏剣を右手に2枚、左手に2枚ずつ発生させる】
【それを今がチャンスとばかりにトカゲの化け物の両目に向けて放つ!】
【もし目玉などの粘膜部分に当たれば体内にまで電流が流れるだろう】
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 21:53:47.82 ID:frvqOLXD0
>>763

[……そうだな。実に興味深い…………君のその『愛』が……実に興味深いものだ]

【シズリの本心は、相変わらず分からない。彼女の中にのみ、通る意味があるのだろう】
【それに関して、とやかく言う必要もない。自分を陥れようとしているのかもしれないが、今それをするメリットは無いはずだ】
【逆に、シュバルツはシズリの語る『愛』に、興味を抱いていた】
【――――この様に公然と語る以上、それは普通の『愛』ではあるまい】

[――――ならば、この同盟は成立だ。君たち機関は『Justice』壊滅のために我々に手を貸し、我々『暴蜂』は、君たちの目的の為に技術と拠点を貸す
――――私を否む者を、私は許さん…………我々の敵となる者には、絶対の鉄槌を下してやろうではないか…………]

【シズリの意志が、そのまま機関全体に作用するとも思えないが、少なくとも『共通の敵を前にして共闘する』と言う事実は出来あがった】
【ならば、現在『暴蜂』にとりもっとも目につく障害である『Justice』への対策は、大きく前進した事になる】

[その事についてだが…………リーナ]
「はい…………
我々は、リイロクローン…………あなたも恐らく地下研究所で姿を確認したと思いますが、あの兵士を3体、『ノクト・アルカディア』へと派遣しました
とは言え、彼女たちのみで殺害した訳ではなく、報告では14対1…………極めて多くの手製で挑んだものの様です
また、3体のリイロクローンの内2体が、任務達成のための捨石として、あの場で死亡しました」
[…………そういう事だ。決して我々の力だけでカーネルを殺害した訳ではない。その事は訂正しておこう…………
――――そして逆に言えば、一能力者に迫らんとする兵士を、我々は生み出そうとしていると言う事だ]

【リーナの説明する所によれば、リイロクローン3体だけではカーネルを殺害する事は叶わなかったらしい】
【だが、シュバルツの言う様に、リイロクローンもまた、決して非力な存在と言う訳ではなく、能力者相手に有効な『手駒』として使えるとも取れる】

[うむ…………短い間かもしれんし、あるいは末永く、互いに万難を排するために手を組むことになるかもしれんが…………よろしく頼むぞ]

【すっと目を細め、微かに目元をほころばせながらその手を取り、ぐっと握りしめる】
【この握手には、極めて大きな意味が込められている――――世界のパワーバランスは、今ここで機関側に傾こうとしている】

[さて…………ならば今後の事だ
機関との連絡のパイプ役を、シズリ、君に頼みたい。現状で、一番信頼を置ける機関の人間は、君と言う事になるからな
我々は現在、『風霊統主の城』襲撃の為に、周辺の地形の調査を行いながら、作戦立案を行っている…………
機が熟せば、君を通じて機関への協力を打診するつもりだ]

【握手を済ませた以上、ここからは本格的に協力体制についての話になる】
【シュバルツは、機関との連絡手段を欲していた。もちろん、連携を密にするために欠かせないからだ】

[それとは別に…………シズリ。君個人として、我々に対して要求する事があれば、答えよう…………
君に手勢が欲しければ、例のクローンを進呈しても良いし、君に武器や道具が欲しければ、それを進呈しよう…………
機関内部でも手に入るものではあるかも知れないが…………私なりの礼だ]

【更に、シュバルツはシズリに対し、要望があるなら答えようと言う】
【手を取るのなら、子々孫々にまで及ぶ加護を――――ガルンロードの言う様に、『身内』には手を尽くしてくれるのだろう】
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/05/06(金) 21:55:07.62 ID:9NFx38Z30
>>771

ええこんばんは……フフーフフフフフフ

【さっと嫌な視線を消し去り、笑顔になる】
【少女の挨拶に合わせるように帽子を外してお辞儀をする】

あぁ、そうなんですか、実は私もそうなんですよ…ハハハハハ
へぇ…Justice≠ノ知り合いがいるなんてすごいですねぇ………

あーそんなに怖がらなくても大丈夫ですよ?私怪しいものではありませんから

【ニッコリと笑いながらそう言う】
【しかし、発言、振る舞い、服装と明らかに怪しい】

城≠ノ行きたいならほら……教団≠フ掲示板に詳細がのってますよ
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/06(金) 21:58:56.32 ID:s8xzayoAO
>>766

……そうだね、僕とあの子で、互いに思っている『助ける/助かる』の形が違うのかもしれない。
うん、逢ったら、話してみる価値は十分に有ると思うし、そうさせて貰おうかな。

それと、鬱陶しくは感じなかったよ、ありがとう。

【気を遣ってくれているのが解るから、鬱陶しいとは感じなかった】
【善意を向けられて、不快になんてなれる筈がない】

……あ、そういえば去年の夏に正義組織に所属してる、と言っていた女の子……えっと、エルメアって言ってたかな。
一度しか逢ってないその子を知り合いに含んで良いのなら、居る、という事になるのかな。
……その子が対機関か『Justice』に所属してればの話だけどね。

……得物は、ずっとこれだからね、特別な思い入れもあるし、壊れでもしない限り変える予定は無いかな。

……はは、そう言われると、頑張らないと、って気になるよね。
人に協力して貰ってるんだから、僕が諦めるたり挫けたりする訳にいかない、って思えるよ、ありがとう。

【何というか、心遣いが身に染みる】
【この一件に無事に片が付いたら、この少女や『Justice』に何か礼をしないと、なんて考えが、頭の隅に過ぎる程に、ありがたかった】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/06(金) 22:00:11.22 ID:/VeJ7jeSO
>>767

硬っ……!

【爪は皮に弾かれ、同時に蜥蜴の顔の前に着地してしまう】

あ、やばっ…
(噛まれるっ……!)

【咄嗟に空中に飛び、高さ2メートル程に浮翌遊する】
【しかし、反撃は無い】

……?

【と、思ったのもつかの間、神鷹の攻撃により暴れ出す蜥蜴】
【溶解液を滲み出すが、既にヘイロンは空中におり、液体に触れることは無かった】

うわっ、怖ぁ……

【他人事のように呟き、蜥蜴の正面から2メートル程離れた所に着地する】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/06(金) 22:01:08.83 ID:jbK7OXFyo
【街中】
【とある街道の片隅で何か機械をガチャガチャいじっているような金属音がその場で響いていた】
【音の元は小柄な人影が壁にもたれかかった中型二輪車をバラし、そして金属パーツを補い、レンチで留めているような音】


…もう少し…もーちょい、よし、エンジンかけてみなよ


『…おー』


【声をかけられた灰のフード付きジャケットを頭から羽織った人物はキーをさしてぐる、と回す】
【点火成功、それを知らせるかのように…バロロロロロロンッ!と、重厚なエンジン音がその場で大きく鳴り響いた】

【してやったり、という顔で起き上がったのは黒髪に骸骨のようなモチーフのヒ―ローのプリントが付いた柄Tシャツと
黒いデニムの真新しいジーンズとスニーカー、上物の皮のベルトには携帯用工具入れをフックで填めて、その両手に機械の戦闘用ガントレットを装備した少年だった】


へっへーん、どうだい!これでもバイクいじるのは得意でね!
もっと小さい頃からバイクにはさんざん触れたから扱いには慣れてんのさ!

『おー』

【驚きを見せている客を見ながら、その少年は鼻の頭を照れくさそうに右の人差指でかいていた】
【工業油で鼻の頭が汚れてる、あまり気にしてないらしい】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/06(金) 22:01:55.32 ID:OUyeb5PNo
>>767


うぉっ!! ……――っるせぇなクソ蜥蜴……!!
だが、テメェに効いてる事は確実――って揺らすな揺らすな!!
この野郎、頭にもう一発ブッ刺……ッ!!


………。


………………。


――、―……さらば暗夜行路=A二束三文のお前にしては大金星だ。


【――此処で、もう一発でも入れれば格好も付くのだろうが】
【左手で耳を塞ぎつつも何とか喰らい付いていた彼も、予備動作≠ノ危機感を感じたらしい】
【黒刀をトカゲの体に刺したまま、揺れに合わせて大きく跳び退く=\―】

【……残された刀は、何らかの処理が施されているのだろうか】
【溶解液を受けたとしても、溶ける事は無いだろう】





――……突破路は開いたぞ!! やっちまえお前らッ!!





【着地と同時、もう一振りの刀――戦騎刀≠、抜き放って】
【蜥蜴の様子に注意を配りつつ、「丸投げ」っぽい言葉を吐き――】
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/06(金) 22:03:03.55 ID:I9Rs9N9mo
>>772
//訂正します

【魔翌力によって(後略)振り下ろす】

【魔翌力によって実体化された鎧は、横合いに振りかぶった刃渡り100センチ超の大剣を】
【その面によって叩き付けるように振りぬくだろう】

//としてください
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/06(金) 22:03:16.94 ID:fkWT54SSo
>>773

//放つ!→放とうとする 
//に訂正しますorz
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/06(金) 22:03:53.79 ID:JInzEnlFo
>>765>>767


「は?檸檬といたけど……会った事ないだろ?」
【初めて会ったような気はししてなかった、デジャヴと謂うものだろうか】
【言葉を紡ぐまでには、大分時間はあったのは、其の為か】

『僕も会った覚えはないけど……僕が織利さんのとこいってた時あったの?』
いや……俺もないよ……

【違和感を覚えたのは、白口だけでは無かったようで】

【そして、議論もお終い、今は、戦いに集中しよう――と、少年は思考し】


「おい!、どういうことか、教えろよ――!」

【紡がれたのは、白口の、どうすればいいか分からない事からの怒りの声】
【なお、少年は、何の行動もせず、様子見、といった感じである】

【だが、思考はあまりしておらず、複雑な攻撃が来れば、対処するのは難しいだろう】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/06(金) 22:06:25.45 ID:K/UHd+AAO
>>775
そう、ですか。気が合いますね、はは……

【乾いた笑いをしながら何とかそう口にする】
【第一印象はそう簡単に拭えるものではないらしい、やはり怯えている印象を受けるだろう】
【海から運ばれてきた生暖かな風が少女の不快感をより一層際立たせているようで──】

お城≠フ場所は分かります、有名ですから……

【そう呟いてそっと、ゆっくり腰に手を回し、念のため、あくまで念のためにと、護身用のデリンジャーを手に取ろうとする】
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[saga]:2011/05/06(金) 22:06:33.33 ID:0+ozRV4t0
【草原】

【水の国からいささか離れた草原に一人、歩み続ける少年がいた】

“抵抗”かァ…いい加減始めねェと鈍ッちまうからなァ・・・

【若草色に彩られた草原に心地よい清風が吹いており】
【その少年の服装をさらに“異様”に目立たせていた】

【周囲を焼き焦がすかのような真っ赤な短髪】
【それに相応するかのような深い漆黒の双眸】

【未熟といえるであろうか、幼さが顔にまだ残る少年】
【大人になれば恐らく精悍な青年に成りそうな、整った顔をしている】

【赤い、いや真紅に近いほど鮮やかな羽織を着ており、見る者を安心させる。が】
【反発するかのように右手には付けられた無骨な手甲があり】

【その拳部分には決して拭えない黒ずんだ血痕がこびり付いていた】

あァ、このまま機関の野郎ォにやられっぱなしじゃ癪だしな
しかしどうしたもんかな…?

【右手で何度か頭を掻き、何かを考えているようだ】
【落ち込んでいる様子は無い、むしろ微笑しているともいえる】
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 22:06:52.57 ID:tODNu5tSO
>>765>>767
【――――がァ、ン!!】

【衝突し、交差する手と脚。金属板でも仕込んでいるのか】
【鳴り響く音は、まるで開戦の鐘でも衝いたかのように重い】


う、わあぁぁあ――――ッ!?


【蹴りを受け止められ、彼は脚を振り切れずに空中で態勢を崩し】
【抵抗適わず、そのまま万力の篭った漆黒の装甲義手に、投げ飛ばされた】

――――ッ、とぉ!

【彼は空中にて身を捻り、重心移動とその勢いを利用して姿勢制御。どうにか左一本で片脚着地を決め】
【ざりざりと踵で地を削りながら、更に右足を突いてどうにか踏み止まる――】
【じゅう。毒の吹き溜まりに踏み込みかけて、靴底が白い煙を上げた】

……さて。失礼だけど、状況が状況だ。一寸ばかり、待っててねー?

【彼は左腕に抱いた少女の額に軽く口付けて、「後で見付けて=A弔ってあげる」なんて】
【少し気障っぽい仕種で告げれば立ち上がり、出来る限りやさしく彼女≠】
【ホームの庭の、出来るだけ柔らかな草の繁った芝生に、投げた。――如何な物だが、非常時ゆえ致し方ない】

【それから。ゆらり、プーシュカに歩み寄りながら、血に塗れた左手袋を、同じく食んで外すと】
【――笑顔のままに、それを。其方に向けて、投げ付けた。その動作の意味する所は、ご存知の通り、だ】


それ、あげる。プレゼントのお返し≠セよー……――さあ、始めようか=B


【投げ飛ばされ、無理な着地を決めたダメージが残っているのか。歩みは鈍いが】
【翻す左の掌は、それとは真逆に機敏だった。――クイック・ドロウ】

【右腰のホルスターから、ステンレス・シルバーの回転式拳銃を抜き放ちざま】
【彼は、それをプーシュカに向けて発砲する。狙いは重太郎が傷付けたのと逆の脚】
【角度と弾種から鑑みて、背後から近付く山本を誤射する可能性は、皆無と言って良いだろう】

【.357マグナム、ホロー・ポイント――何かに着弾すれば潰れて留まる凹型弾頭。跳弾の恐れは、無い】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)2011/05/06(金) 22:08:23.47 ID:DfqaRPFr0
>>767

【彼の身を削った横一線の斬撃も弾かれ、直後に響く耳障りな叫び声】

くッ…硬いわ五月蠅いわ…とりあえずこいつを斬る血が必要か…不本意だが…

【彼は暴れるトカゲの間合いから抜け出すように下がりながら自分の左手を刃にあてがい始める】
【左手から染み出したその血を剣が吸い取り始める―――!】

【この行動の意味は「剣の切れ味を上げる」ということ】
【もともと人体を一刀両断できるほどの切れ味を持つ「蛭」であるが、血を吸うことでその切れ味は更に跳ね上がる】

【そして彼が血を吸わせたのと同時に――トカゲは膨らみ溶解液を吐き出そうとする】
【どう見ても次に行う行動は―――退いて溶解液を喰らわない様にするのが「まとも」である】
【しかし彼に「まとも」は通用しない】

(出す前に、[ピーーー]ッ…!!ハイリスクを背負ったものにのみ、女神が微笑むッ…!!俺は他の奴とは違うッ、違うのだ…!!)

[ピーーー]よゴミクズがっっ!!

【その声とともに強靭な脚力で前方のトカゲの頭上へ飛び上がり、脳を貫かんと切れ味の跳ね上がった剣を頭の頂点に突き立てようとする】

(脳さえ貫けば…どんな化け物も一発…一発で死を迎えるッ…!間に合えば溶解液を出す前に仕留められる…いや、前に仕留める!!)
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/06(金) 22:08:33.49 ID:8hknLw8Ko
>>776

ん、エルメア?偶然だね、Justiceの創始メンバーだよ
確かに、人助けが趣味って感じだったけど……以外な所に人脈が有るね
貴方の名前は出せないから、向こうに知らせる方法も中々無いけど……
まあ、偶然顔を合わせたら、そして覚えてたら伝えておく

……どうでもいい事は覚えてるのに、結構重要な事を忘れる性質でさー

【自分の、こちらは知り合いと読んでまず問題ないだろう名前を聞かされると】
【右目だけはそのまま、左目をすこしばかり大きく開いて頷いた】

【必要な情報交換は済んだ、と思ったのだろう。そして、食事も十分】
【熊の腕、一本の半分を骨にして、内臓を幾らか頂いて】
【満腹になった少女は、ぴょんと跳ねるように立ちあがる】

それじゃ、動こうか。止まってるよりはよっぽど良い
世の中、100を望むと大変だけど、50想定で動いても80くらいにはなるもんだしね
……動かないと簡単にゼロになるのが、また怖い

………で、今更気付いたんだけど、お互いに名乗ってないよね
私は吟雪。現在の所属はJustice、昔の所属は≪ネル・ナハト≫

……まあ、おせっかいの理由はそんな所

【食事と会話と、それなりの時間を過ごした筈だったのに、相手を呼ぶ名前すら知らない】
【こんな所は、その場の勢いで話を進める彼女には、割と見られる部分だったりもする】
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 22:09:07.19 ID:ApqA3CEOo
752 自分:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日:2011/05/06(金) 21:02:41.18 ID:ApqA3CEOo
【空の国・とある病院】

アッハハハハァ!!!
てめーが病院送りされてちゃァ世話ねェなァ!

【誰かの見舞いに来たのだろうか―――病室で馬鹿騒ぎしているのは、グレーのスウェット姿のねーちゃん】
【濃いオレンジの長髪には鮮やかな毒花が挿され、身を包むグレーと相反して覚めるような色彩を持っていた】

「煩いよ、どこかオレの目に入らない場所に行ってくれないかな?」

【そんな彼女をあしらっているのは、紫の髪に、深い緑の瞳】
【夜会用のスーツを纏った、優しげな雰囲気の青年】

あァ?お前があの世にでも行けば済む話じゃねェかァ?

「………もう一度、君の葬儀をしてあげようか?」

【―――険悪なのか、仲が良いのか…】
【ちなみに、ねーちゃんの声が結構大きく迷惑である】

/再投下なのです〜
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)2011/05/06(金) 22:14:10.43 ID:DfqaRPFr0
>>786
/おおうすみませんミスです。
/なんで溶解液って解かってんだよ馬鹿俺。
/最後の文削除でお願いしますすみません。
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 22:23:23.59 ID:ApqA3CEOo
/うぎゃ…私事で申し訳ないですが投下取り消します
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[!red_res saga sage]:2011/05/06(金) 22:23:51.63 ID:29gOpBEY0
>>770(山本)>>785(カイ)

【ふつりと、柔らかな生地と共にピンも裂けた。名残の帽子も少し触れば落ちただろう】
【振り返れば青年は脚から血を流しており――これは勝機だろうか。】

【ぼう、と指先に灯り始めた魔力の明かりは、大砲(プーシュカ)の名に恥じぬ攻撃の核】
【未だチャージの段階だが、少し後には来るだろう――砲撃が】

【投げつけられた手袋に、映る表情は喜悦】
【氷が氷解するようなどろぢとした笑みのまま―――誘われるように彼はカイへと向かおうとして、】

『―――っ、』

【舌を打ち、足を止めると、何故だかまったくの別方向に溜めきれていない魔力を放つだろう】
【勿論、躱す余裕はない。山本が接近を試みていれば、それを防ぐ手段もない】
【だんっ、と足が貫かれる。しかし青年の気配は変わらない、愉悦】

>>772(ブルーローズ)

「――ッ、やっば!」

【彼女は近距離に対する攻撃手段をほとんど持たない。よくて牽制くらいだ】
【足元に爪を投擲されると、慌てたようにその場からブルーローズとは反対に退こうとして】
【しゅご、と、耳元で風を切るような音がして――】

【――がぁん、と。大剣に向かい、一丈の魔力砲がはじき飛ばそうとするように飛んでくるだろう】
【それを放ったのは、プーシュカだ。目の前の戦闘だって気は抜けないというのに――少なくともこれで、ブルーローズを阻むものはいない。窓を割れば侵入は果たされるだろう】

>>782(重太郎)

【弟の援護により窮地を脱した彼女に届く、白口の声――めんどくさい、というように少女は首を振る】

「だいたいさぁ、なんであの子から捨てられたんだ、とか、考えなかったのぉ?
 あぁ、考える必要ないもんねぇ。仮初のご主人様なんてぇ!」

【白口の混乱を、ひいてはそれを重太郎に響かせようとしながら、コーロコルは鐘を振った】

>>773(獅子堂)>>777(ヘイロン)>>779(神鷹)>>786(黒澤)

【錯乱で目の開かれたトカゲは、しかし頭を振り乱してもいた】
【故に狙いは少々逸れたが、左の柔らかな目玉を獅子堂の手裏剣が貫いた】
【体内に流れていく電撃――それはトカゲの“理性”を切り落とすには充分であったようで、ぐりんっと両目が裏返ると】
【その脳を貫くように、黒澤の剣が突き立てられる――トカゲの動きは止まった。が、】

「うふふっ、死体の頭刺したってどぉにもならないよぉ?」

【漂う腐敗臭は、トカゲはすでに死んでいることを表していて。黒澤の行動をバカにしたように少女が笑う】
【さぁ、体制を立て直すんだ。そういったように再び鐘を振り上げ、命令しようとして――――】


[   DRAAAAAAAAAAAAAAAAAa !!  ]


「……あれぇ?」

【トカゲが、何を思ったか猛烈なスピードでバックを始めるだろう】
【何もなければ黒澤を乗せたまま、背後にある老人ホームへと体当たりを初めて、再び口を開くと、舌を伸ばし】
【先程の散弾を全方位にばらまきながら、舌で接近しようとしてくるのを適当になぎ払おうとするだろう】
【攻撃範囲には山本やカイも含まれていて――】


「……暴走しちゃったぁ。てへっ☆」


【さぁ、面倒なことになった】
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/05/06(金) 22:25:38.84 ID:9NFx38Z30
>>783

それで……?Justiceの知り合い≠チてのはどなたですか?
そしてどんな関係ですか…?あぁ…まさか彼氏とか…?それは面白そうだ…

【再び瞳を開き、口元を歪めながらそう言い放つ】
【そして少女が腰に手を回したのを見て、トントンと靴で砂浜を叩く】

≪Vibration―――Clock
            刻み揺れる時=\――≫

そんな物騒なモノはやめましょうよ…フフーフフ

【突如、青年を中心に砂浜に波紋のようなモノが広がっていく】
【もしそれが少女に触れてしまったら、まるで蝋で固められたように¢フが重く感じるだろう】
【だが到達まではラグがある、上≠ヨの回避は可能だ】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/06(金) 22:26:29.46 ID:s8xzayoAO
>>787

あの子が、『Justice』の初期メンバーかぁ……外見で人を判断していたつもりは無いけど、何だか意外だったよ。
何というか、こう、ほんわかした雰囲気の、お人好しな子ってイメージだったからさ。

……いや、だから初期メンバーだったのかな、まあ良いか。

【青年が語った言葉は、全て正直な感想だ】
【教会の人間なのに、半分は吸血鬼だという話を聞いても特に嫌悪しなくて、その挙げ句、もし血の呪いに呑まれたら止めてくれると言った少女】
【その印象は、割と強く残っている】

……くっ、しまった、僕は全然食べてないじゃないか。
まあ放って置いても他の動物が食べてくれるんだろうけど……!

【少し未練があったが、まあ、熊肉を売っている店もあるだろう、珍味の類なんだろうけど】
【次の機会もあるだろうし良いか、と、すんなりと諦めて】

そうだね、適当にやっても割と成果は残せるけど、完璧にやろうとしても中々理想のように上手くはいかないんだよなぁ。

……っと、そうだね、全く気にしてなかったよ。
僕はカレル、カレル=レナントだよ。
どんな長さの付き合いになるか解らないけど、宜しくね、吟雪。

【元《ネル・ナハト》なのに『Justice』に、戦争の終わりには所属していた】
【ということは……とまで考えたが、そこで考えを打ち切る】
【人には踏み込んで良い領域と悪い領域が有る、少なくとも其処は、初対面の人間がずけずけと踏み込んで良い場所ではない】
【そう、思ったのだ】

……動くのは良いけど、どこか宛ては有るのかい?
幸い夜目は利くから、暗闇の森の散歩でも足を取られる心配はそんなに無いと―――

【がし、っと、木の根を蹴りつけ、バランスを崩し掛けて】
【慌てて体勢を立て直しながら、言葉の続きを紡ぐ】

―――うん、思うよ。
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/06(金) 22:34:57.86 ID:I9Rs9N9mo
>>791
”よろしい、君らの相手は僕がやろう”

【弾かれた大剣を担ぎ、騎士甲冑が見得を切る】
【巨躯といってもいいその体格、威圧感は不思議と感じない】
【どちらかと言えば、相手同様腹の底が見えないタイプ】

「にあっ!!」

【右の三爪で窓を割り、あっさりと内部へ進入する猫】
【そうして猫特有の足音を立てない、けれどすばやい身のこなしで奥へと進もうとするだろう】


【…そしてその距離が離れるたびに、表の騎士の姿にノイズが混じり始める】

”ま、あんまり長時間は無理ぽ…!?”

【いきなり暴走を始めたトカゲの化物に、驚愕の情をもらす騎士鎧】
【もちろん、老人ホーム内部の猫達も衝撃でしりもちをついたりしてしっちゃかめっちゃかだ】
【散弾を、左腕に出現させた大型のラウンドシールドで防ぎながら対象を見る】

”ちっ、ええぃ、もーどーにでもなーれーっ!!”

【担ぎ上げた剣に炎を纏わせ、コーロコルを放置してトカゲに進む鎧】
【更に電熱による放電も加わり、この剣の属性などもカオス】
【力任せに振り下ろされる剣が命中しようが、しまいが、攻撃が終了すれば甲冑は消えてなくなるだろう】


【一方、内部の猫達は、揺れる建築物に怯えながらも、人質を探して周囲を見渡すだろう】

施設案内板とかあるとわかりやすいんですがねぇ…?

【『声』が愚痴交じりに呟く間、猫は一応あの匂いから遠ざかれて安堵していた】
【建物が揺れるたびにびくびくとしていたけれど】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2011/05/06(金) 22:35:54.41 ID:8hknLw8Ko
>>793

……んー……そうだね。熊三頭相手にするよりは強そうだよ
いや、殴り合いだったらそりゃほんわかお人よしで済みそうだけど
殺し合いだったら……どうだろうね?

……と、動くのは、今じゃないよ
流石に今から動いたって、何も分からない、疲れるだけ
だったら今は休んで、また明日から。それが良いと思わない?

だから、今日はこれまで。まさか朝まで、熊肉パーティーを続けるつもり?
私にも、帰る家くらいは有るんだよー

【動くという言葉を、少女は、やや抽象的な意味で使っていた】
【移動するのではない、状況を動かすのだ】
【その為に今この瞬間出来る事は、身体を休める程度で】

それじゃ、カレル。一応程度に、集積情報には放り込んでおくから
それが何かに繋がる、って可能性、無くはないからね

【その為に、少女も帰る事を選択する】
【とーんと飛び上がり、着地するのは木の上。太い枝に、両足で降り】
【そこからまた跳んで、次の木へ、次の木へ。地上を走らず、進んでいく】
【視点が高い位置にある方が楽しいと、そんな単純な理由なのだが】
【兎に角、少女は何処かへと去っていった】


/お疲れさまでしたー
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/06(金) 22:38:50.68 ID:d46B6N6qo
>>791

…此方は眼中にも無しか。

【タッタンッ】
【プーシュカを、追う。先程と同じ…いや、先程より速く】
【刀を右手一本で持ち、肩に担ぐ様に構えて】

【嗚呼、どうやら少々―――】

――――癪に障る

【無視≠ウれたのが、気に入らないらしい】
【己が目を抉った青年が。自分より、帽子に意識をやって。自分より、背後に居た青年へと向かわれた事が―――】

【――――ズンッ】
【プーシュカの左後方から、隠すつもりもない様な強い踏込が有るだろう】
【肩に担ぐ様に構えた刀を振り下ろす――狙いは、プーシュカの左肩口】
【斬り落とす≠ツもりらしいが…果たして?】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 22:39:55.77 ID:K/ikFJvDO
>>774

ふふ──そう言ってくれると嬉しいよ、シュバルツ君
誰かに興味を持つということは、その誰かに対して気持ちや感情を傾けているということだ──
シュバルツ君が私に興味を持ってくれた……ふふ
それは私にとって、或いは機関との同盟以上に大切な事実かもしれないねーぇ

ま、それはさておき──
私の『愛』を知りたければ、もっとキミのことを教えてほしいかなーぁ、シュバルツ君
そうすれば私は、もっともっとキミを『愛する』ことが出来る

【決して早口ではなく。ゆっくりと、ゆったりとした口調で彼女は語る】
【其の語尾は甘く甘く、とろりと間延びしていて──】
【言葉の溶けた空気に指を触れさせれば、其の残滓が今にも纏わりついてきそうな程】
【「ねーぇ、シュバルツ君」】
【まるで恋人に囁きかけるかのように。彼女は愛おしげに、シュバルツの名を何度も紡ぐ】

リイロクローン──能力者に対抗出来る、「量産型人工能力者」
ふふ、素晴らしいよ……
3体中2体が死亡したとはいうけれど──1体は生還したということでしょう?
複数人との戦いではあるけれど、だ
世間を騒がせたテロリストのトップと戦い、生還出来るだけの能力──
それを有することが、クローンたちの優秀さを物語っている……私はそう考えるよ
ともあれ──その技術は酷く優れている
今後機関の技術部と協力すれば──更に強いものになることが出来るんじゃないかなーぁ?

【クローンの話には、矢張り嫌悪感を示すことなく】
【むしろ完全に「駒」として扱う口調で、彼女はリイロクローンへの感想を述べる】
【そして、握り返された手の感触には──ゆるりと、微笑んで】

……我々の未来のために。
ふふ──これから、よろしくねーぇ?

【──誰かが戦い。誰かが語らう裏】
【ひとつの争いが終わり、人々がつかの間の安らぎを得ている時】
【また、ひとつの盟約が結ばれる】
【決して表沙汰にはならない、秘密の秘密の物語】
【──いつだって、作戦は誰もが知らないうちから始まっているのだ】

さて──パイプ役に関しては快諾しよう
むしろ当然の流れ、だよねーぇ
これは私の連絡先だ──24時間、というわけにはいかないけれど……
気がつき次第、反応を返そう
1日以上連絡がつかないってことはないと思うけれど、ねーぇ

それでもって──ふふ、嬉しい申し出をありがとう、シュバルツ君
今のところ、私はまだいろんな準備段階でねーぇ
何が必要になるか。それすら悩んでいる状態なんだーぁ
だから、まだこの場では何が必要か、シュバルツ君の力を借りるかは判断出来ない
でも、いつかきっとキミの力を個人的に借りる日がくるだろう──
その時を楽しみに待っていてね、シュバルツ君。私も、楽しみにしながら準備を進めるから

【握手を終えた後。ポケットから取り出すのは、一枚の名刺】
【彼女の連絡先の記された、ガルンロードに渡したものと同じ名刺だった】
【それをシュバルツにも渡そうとして──】
【シュバルツの申し出に対しては、「今は未だ」との返答をするのであった】

/遅れて申し訳ない……!
/携帯に移行ですのー
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/06(金) 22:41:07.58 ID:OUyeb5PNo
>>791



……、………あそこまで殺意を抱かせる「てへっ☆」は初めてだ。


【――怒りを表すマークが、笑みと共に浮き出る様な表情】

【直ぐに舌打ちと共に周囲の状況を再確認し始める神鷹】
【ローズ一行を除いては、全員が確認された――彼女達は、内部へと侵入したかと当たりを付け】



(……攻撃がバラバラすぎるな――此処まで人数の多い急造だと、無理も無ぇか。)
(止められなくても、奴の『舌』さえ何とかなりゃあボコれるんだが――。)


……オイ、野郎共!! 舌≠潰しちまえ!!
アレさえなけりゃあ、後は何とでもなる――……後、足止めてる奴は若ぇんだから動けッ!!



【駄目元で指示を出しつつ――弾丸≠ヨの反応は、若干遅れる】
【しゃがみこんだ際に頬を数発が擦り、つず、と出血を引き起こして――】




―――……、…あぁ、やっぱ返せ。 遠距離が不便だ。


【暗夜行路≠ナ無ければ、『斬撃波』が出せない―― 一つ、舌打】
【姿勢を低くしつつ、ジグザグに、刀を構えつつ蜥蜴へと接近を開始する――】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/06(金) 22:42:36.76 ID:DfqaRPFr0
>>791

【我信の刃がトカゲの脳を突き刺す】
【そして一瞬訪れる静寂、そしてつんとした腐敗臭からトカゲの死を確信する―――が】

[   DRAAAAAAAAAAAAAAAAAa !!  ]

なっ…!! 死んでない…?のかッ!?

【その叫び声とともに猛烈なスピードでバックを始めるトカゲ、それに振り落とされまいと「蛭」にしがみつく我信】
【今はそれで精一杯である】
【剣にしがみつきその振動に耐えるほど、突き刺さった剣はトカゲの脳をぐちゃぐちゃと掻き回す】

【ちなみにこの剣、血を吸うほど切れ味が上がると言ったが、ある程度の量を吸うと切れ味だけでなく刀身も伸びるのだ】
【おそらく脳の中では大量の血を吸っていると踏むと――今はおそらく15cm程度伸びているであろう(もともとの刀身の長さは75cm)】

【更に時間が経つにすれどんどん伸びるであろうこの「蛭」(MAX120cmにまでなる)が、じわじわと脳の奥を貫いていく―――】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/06(金) 22:42:53.39 ID:JInzEnlFo
>>791

「うるさい、黙れ!」
【そんなワケない、そんな考えが、白口の頭の中には渦巻いていて】
【頭などないが】

し、白口!こんな奴のいう事気にするな!
『まず、落ち着こう、ね?』
【苦し紛れのような、そんなフォローを白口へと入れるが、白口の様子はあまり変わらず】
【もう少し、上手いフォローをしたかったが、少年の頭ではこれが精一杯で】

チッ……

【トカゲの方を見るが、近距離に居る人間が多い今は、銃使いの自分ではどうしようもなく】
【先程同様に、うるさい姉の方へと、左手の銃、白口から実弾を発射する】

【狙いは、上半身、『[ピーーー]』つもりだ】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/06(金) 22:43:02.92 ID:fkWT54SSo
>>791

よし!やっぱり目玉はきくみてぇだな!

【彼の手裏剣が化け物にダメージを与えたのを確信し】

死体を操る術か…じゃあ術者をたおさねぇと意味がねぇみてぇだな

【青年はトカゲにではなく少女に狙いを定めるよういとした時、トカゲが暴れだしたのを見て】

トカゲはあいつらに任せておくか…オイラはあいつをたたく!

【青年は少女の方へ近づこうと木から飛び降り木を足に集中させ、疾風の様な速さで翻弄しながら近づいて後ろへ回り込もうとする】
【そして少女の背面に向けて気を纏った掌底を見舞おうとする】
【もし回り込めなかった場合は胸元に掌底を当てようとするだろう】
【当たれば体外に肉体的ダメージは少ないが、体内に損傷は受けるだろう】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東)[sage]:2011/05/06(金) 22:43:42.03 ID:s8xzayoAO
>>795

出来れば、あの子に剣を向けるような真似は避けたい所だけどね。
勝てる勝てない云々以前に、僕にだって罪悪感が有るからさ。

【好意的に接してくれる相手を裏切るような真似は、絶対にしない】
【敵意には敵意を、好意には好意を、恩には恩を、仇には仇を】
【それが、青年のやり方だから、好意的な対応をしてくれたお人好しな少女に剣を向けるような真似はしたくないと、本気で思う】

……ん、まあそれもそうか。
僕も帰って、どう動くかを考えておくよ。
じゃあね、吟雪、本当に今日の事は感謝してるよ、ありがとう。

【そう言って、去る姿を見送った後、くるりと背を向けて、月明かりすら差さない夜の森に、青年は消えて行く】


//絡みありがとうございましたー
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/06(金) 22:44:19.96 ID:K/UHd+AAO
>>792
あ、いや…それは……
面白くない…ですよ……

【青年への警戒のために少女の想い人≠フ名はその口から紡がれることはなかったが】
【返された少女の言葉。面白い≠烽フを見付けるというのが狙いであれば、それは達成されたかもしれない】


えっ──イヤッ!

【青年の靴の動きにつられて下を見ると、どこか不自然な砂のうねり】
【恐怖を感じて逃げようとするが、上方への逃走手段を持たない彼女はあえなくそれに触れてしまう】

うっ───くっ──

【少女は青年の方へ焦った顔を向けている。その時、少女の目の前に小さな球体が浮かんで───?】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/06(金) 22:47:35.57 ID:Pmzjv/nlo
【どこかの森の中】

ん゛ー……勘が外れたか?
この辺りなら連中みたいな人種は好きそうだと踏んだんだけどなあ。

【極度のツリ目そして眉間の深いシワ、その瞳の色は藍色】
【右目には物々しい黒い眼帯、丁度軍人とかが付けているような物を想像すれば良い】
【これといって手入れをしていないのか所々外に跳ねている赤黒い色の腰まで伸びた長い髪の毛】
【それらの特徴のどれを取ってもどこか攻撃的な様の女性】

【白のシャツと対比するようなワインレッドのネクタイは丁寧に結ばれて】
【シックな黒の上下スーツに身を包み黒色はその身を引き締まったように見せるだろう、それも胸以外は……だが】
【彼女の方には巨大なハンマーが載せられ、異様な存在感を周囲に放っている】

(盗賊だか山賊だか逆賊だか知らないけど、こそこそしてねーで出てこいってんだよ)
(つーかよう、アタイにこんなチョロイ仕事が回ってくるとかどういうこった、バカにしてんのか)
(こんなジメジメしてる森の中に行かせやがってクソったれが)

【ただでさえ悪い人相がより凶悪さを増し】
【イライラを現すように足で何度も地団駄を踏んでいる】

あーあー……なんかオネエサン腹ァ立ってきちゃったなあ。
賊とか構わずに誰でもいいから殴りてえ気分だわ、人間なぐるなら自然破壊にならねーし……。

【「チッ」という舌打ちの音は静かな森には響く】
【そんな女性は一見するとその場でグチグチ言っているだけのように思われるが】
【きちんと周囲に向けてその意識を伸ばして、言うなれば警戒をしている】
【誰かが近づいてくれば分かるような状態であった】
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/06(金) 22:48:44.01 ID:DfqaRPFr0
>>799
/ああんもうやだスミマセン
/[そしてつんとした腐敗臭から]という部分カットで。変なことかいちゃった
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/05/06(金) 22:52:24.70 ID:9NFx38Z30
>>803

いやいや面白いですよ……貴女の死体を城の前にでも吊るしておけば
きっとそのお友達≠焜Aホ面を晒してくれますよ……クックックックククク

【可笑しそうに帽子を抱えて笑いながらそう言い放つ】
【そしてゆっくりと少女に向けて歩きだす】

なんだ…?ああやっぱり貴女も能力者≠ナすか……フフフフフ

さぁ……少し遊びましょうか

【歩いている青年が徐々に空中に浮いていく、そして次第に逆さまに】
【いつの間にか青年は、空中に逆さまに立っていた―――】

【すると少女を束縛していた重さ≠ヘなくなるだろう】
【一連のこれはトリックか―――?】
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 22:58:00.97 ID:tODNu5tSO
>>791
【直撃。放った銃弾は、確かに脚を貫き徹した――良し】
【確かな手応えを感じながら、砲撃の向かった明後日の方向をちらと見遣れば】
【彼もまた少しずつ、痺れる脚を速めてゆき。山本との挟撃を狙って、その右≠――――】


――――が……は、ッッ!!?


【――その時だった。突如として横合いから雨霰と乱射される、散弾、散弾、散弾!!】

【この脚では、直ぐさま防御が適う訳もない。直撃の連打を浴びて、カイは勢いよく吹っ飛ぶ】
【左方へと4、5mばかり宙を舞い、地面へと叩き付けられる、彼の長身】


そんな可愛く言っても……全然、許す気に、なれないんだけ、ど……。

【臥した彼の前方には、スーツの袖諸共にその右掌から前腕半ばまでが転がっていた=\―――】

【だが。だが然し、プーシュカには理解出来るだろう。まだ、右≠ヘ死んでいない】
【残った彼の右腕が、びくりと蠢動する――――ずるん=A其処から漆黒≠ェ零れる】

【スーツに所々開いた穴から、紅い紅い血を垂れ流しながら。カイは、ふらりと立ち上がった】


――……さて。お披露目≠ニ、往こう……か。


【ごぼ、ごぼ=z

【コールタールのような粘性を帯びる漆黒の液体は、膨れ、拡がり】
【その右腕から肩までを包む、長大な繭≠フような形状を成して、固まった】

【何かが、来る=\―――?】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/06(金) 22:58:40.81 ID:/VeJ7jeSO
>>791

え、え?え?

【突然のゾンビ蜥蜴の暴走】
【誰かが「舌をどうにかしろ」と言ったような】
【混乱する頭でどうにか考える】

(え、えーとえーと、どうすれば……)
(……そうだ!アレを使えばどうにかできるかも!)

【何かを思いついた様子】
【しかし、その刹那、またも降りそそぐ液弾】

……ぇえいっ!!

【思いきり跳躍、弾をかわすが、少し足に掠った】
【しかし、そんな事など気にする暇はない】
【地上3メートル程の高さで浮翌遊、身体を少し丸める】

ぅぅぅううううウウウウゥゥゥゥ…

【低く唸り、身体が黒い球に覆われていく】
【妙な威圧感を与えているが、邪魔しようと思えば邪魔できるだろう】
【……蜥蜴ゾンビの理性が残っていれば】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 23:04:52.26 ID:frvqOLXD0
>>797

[…………役目や役割以上に、私の興味を得た事が君にとっては大事と。そういう事か…………]
…………
「…………っ」

【シズリの言葉に、場に居る全員が反応を見せる】
【言葉を直接受けるシュバルツは勿論、横でそれを聞いているガルンロードとリーナもだ】
【自分を貫くシズリの姿勢に、ガルンロードは何度目かもわからない愉悦を見せ】
【意図的に『誘い』を掛けている様に見えるシズリの姿勢に、リーナはいささか穏やかならぬ表情を見せた】

[私、か…………無論私にも、過去には色々とあった…………
こういう家柄に生まれた者は、一般の人間とはまた別の苦労に苛まれる事が多くてな…………私も家族に命を狙われた事もある
そして先代である父もまた、そうした苦労の中で死んでいったものだ…………まぁ、こうした話は長くなる。それはまたの機会に譲る事にしよう…………]

【シュバルツの事を知りたい。そういうシズリに対して、無表情のままに目を細めて、シュバルツは微かに己の過去を吐露する】
【――――完璧を心がける、傲岸で強気な支配者。しかし言うまでも無く、彼にも『少年時代』と言うものはあり、そして彼にも多くの苦労があったらしい】
【しかし、それは話すと非常に長くなる――――シュバルツは、今この場で思い出話に花を咲かせる事を避けた】

[そう評してもらえれば…………私の下で働く者たちも、そしてあの人形たちも――――ひいてはオリジナルも、喜ぶだろう…………
――――力は必要なのだ。この世界に、確固たる地位を築いて君臨するためにはな…………
そうして求めた結果の一部が、あのクローン達と言う事だ]

【一軍隊を構える程ではない。シュバルツの爪牙たる『暴蜂』は、常に『暗躍』してきたのだ】
【彼の言う君臨とは、世界に影響力を持つ事であり、その為にはこうした動きがもっとも確実なのだろう】
【――――しかし、一国家を築く、と言った形での君臨があり得ないかと言えば、そこはグレーな部分が残るのも、また事実――――】

[こちらこそ、だ…………互いの目的の成就のため、よろしく頼む]

【もう一度、ぐっと力を込めた後に、ゆっくりと手を離す】
【握手の力強さは、そのままそこに込められている『想い』を表している。この共闘体制の成立を、シュバルツはそれだけ重く見ているのだろう】

[うむ、了解した…………ならばこちらも連絡先を示しておこう…………実質的には彼女、リーナ=ヴェイセシスが取り仕切る事になるだろう…………]
「はい…………こちらが私の使用する、パブリックの連絡先です。そちらから何かあった場合、こちらにご一報を」

【名刺を受け取りながら、シュバルツはリーナに対して目配せをする】
【それを受けて、リーナは自身の名刺をシズリへと差し出す】
【そこには『ヴェイスグループ社長兼会長秘書 リーナ=ヴェイセシス』のサインと共に、連絡先が記載されていた】

[そうか…………なら、必要があればいつでも言ってくると良い…………パイプ役を受けた事の礼、そして同盟を組んだ事の礼だ
何時になろうと、私は構わんのでな…………]

【そう言いながら、シュバルツは一つ頷く】
【やはり、自分に利をもたらした者には、相応に報いる事を重視していると言えよう】

[さて…………こちらからの都合については一通り話したが、君から何か更に質問など無いか?
もしなければ…………下で夕食を共にしていくと良い…………君の分の食事も、用意させよう…………]

【提携の締結、そして情報交換なども一通り通して、シュバルツはそう聞きただす】
【もしシズリの側に何もなければ、言葉通りに部屋を後にして食事に誘うのだろう】

/了解ですー
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[!red_res saga sage]:2011/05/06(金) 23:09:04.26 ID:29gOpBEY0
>>794(ブルーローズ)

【老人ホームの内部はひどく静かだ】
【落ち着いた色彩、バリアフリーの床。きちんと整えられている】
【しかし恐ろしいのは全てが死んだような空気と沈黙の部屋――皆が皆、眠っているのだ】
【正確には、違うのかもしれない。しかし死んでいないことだけは確かで】

〈……――――あ、の〉

【一人。子供が立っていた】
【薄紫の髪に白いシルクハットを被った、翡翠の瞳の子供だ】
【チェックのワンピースにカーディガンを身に付けて、周囲に浮遊した羽根ペンを引き連れた子供は】

〈そ、外に、戻ってくれませんか。か?〉

【と、全く気弱な様子で懇願するだろう】
【そして――この建物。振動は響いてくるのに、内部は壊れた様子が欠片もない】
【少なくとも子供に敵意はないようだが――?】

>>796(山本)>>807(カイ)

【眼中に無し、というよりはどれもどれもが構ってられない】
【トカゲの暴走、撃ち抜かれた両足に姉へのフォロー。パンクしそうだった。】
【そしてそこへ、止めのような召喚獣の暴走――あのバカ殺す。彼はそう誓っていた】

――ッ、あぁくそっ!

【山本の攻撃と召喚獣の散弾、ならば前者の方が恐ろしい】
【彼は、山本の接近にあわせて後退。刀の根元で攻撃を受けながら、そのまま突き飛ばそうとするだろう】
【響くのは金属室な音。肩まではしっかりと義手のようながら、トカゲの算段を皆と同じく身に受けて】
【更にまだ沈んではいないカイの腕――苛立ちに任せると、彼は出血も気にせず二人から距離を取ろうとして】
【光る義手――大技が、くるのかもしれない】

>>798(神鷹)>>799(黒澤)>>808(ヘイロン)(ブルーローズ)

【トカゲの最優先事項は、一応は黒澤を振り落とすことだ】
【命令系統が狂ったこの状態で正常な思考が出来るわけもなく、がむしゃらに暴れまわっており】
【ついで、脂汗のように吹き出した溶解液が黒澤の肌を溶かそうと迫ってくるだろう】

【神鷹の接近、鎧の炎剣。どれも、じゃまをするような余裕はない】
【そこへ感じたヘイロンの威圧に――もはや口を閉じる余裕もないらしいトカゲは、間抜けな顔でそちらを見上げ動きを止める】
【なにかくるのが分かったのか――しかし命令系統がごちゃごちゃになりすひて、身を守ろうとする予備動作もしない、が?】

>>800(重太郎)>>801(獅子堂)

「もーいいやぁ、めんどくさいしぃ!
 檸檬は僕が殺した、キミはそれをただ傍観してたッ!これでいい、でしょっ」

【めんどくさそうに真実を言い放ちながら、向けられた実弾に対して鐘を薙ぐ】
【生まれた風の衝撃波でそれを撃ち落としながら――しかし、流石に獅子堂の攻撃へは間に合わない】
【咄嗟に前へと飛ぶも、薄い背中へと掌は確かに入ったのがわかるだろう】

「ぐ……っ、!」

【小さく苦しそうな声が響くも、トカゲの暴走は止まらない】
【先ほど黒澤が脳を潰したせいでリンクが切れたのだ――あれはあれで、なんとかしなければならにだろう】
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/06(金) 23:12:23.89 ID:K/UHd+AAO
>>806
さ…最っ低──ッ!

【青年の言葉に嫌悪を浮かべ、彼を精一杯睨み付ける】
【そして帽子を抱えていた手に目を向けてようやくその数字≠ノ気付いたのだろう、一瞬目を見開き、そしてすうっと細められ】

足元に気を付けな

【言葉と同時、浮かんでいた球体からボコボコと音をたてて肉が沸きだし】
【人間大の上半身のみの形態、体毛が無く濁った水色の体表を持ったアートマンが召還された】


/レギン氏の高さは如何程でしょうか
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/06(金) 23:21:26.91 ID:I9Rs9N9mo
>>810
【しがみついた黒澤に命中させるとまずいと判断したのか、剣の狙いは胴体へとシフト】
【かろうじて捉えられた動きに合わせ、雷撃と炎の合体剣を振り下ろすだろう】
【その一撃は剣撃ではなく、もはや溶断の域に達した、尋常ならざる熱量を発している】
【接触して振り下ろしきるか、外して地面に外れるかして、鎧と剣は忽然と姿を消すだろう】


「にぅ?」

【目にした異様を前に、猫の幼い思考では処理しきれないのか】
【金色の眼をまん丸にして、きょろきょろと周囲で眠る老人と、現れた子どもを何度も見るだろう】

”ただいま”
おかえりなさいまし、マスター。

【念話が帰ってくると、声が暢気に挨拶する】
【それから状況と子どもを認めたか、空気を引き締める】

”…それが望みだっていうんならいいけど、一つ教えて欲しい”
”戻らなきゃどうなるんだ?”

【念話の少年は、相手の子どもに対し威圧的な質問をするだろう】
【明らかにただの子どもではない、けれど敵やただの人質とも言い切れない相手に対し、短く】
【猫は、判断しかねているようだけど、右手の三爪は消さない】

【この場が半ば異界と化している事を、察知しているのか、周囲の警戒を本能にて怠らない】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/06(金) 23:22:05.01 ID:d46B6N6qo
>>810

【ギィ―――ン】

ちっ…ぃ!!!

【突き飛ばされながら、苛立ちを露わにするような舌打ちを零す】
【近づけば、散弾を喰らわず済むと言う考えだったが…甘かったらしい】

【バキンッ…と左手。ガラスに似たそれが割れる音が響いた】
【音の通り――義手だったものは粒子≠ヨと戻っていて】

――逃がさぬよ

【――この際、左腕はくれてやると判断】
【刀を水平に寝かして脇構え≠ナプーシュカへ迫る】

【近づかねば、斬れぬ。離れれば、相手の思うツボ】
【故に――近づく以外の選択肢はないと言う事か】

/自分とこの安価しか見て無かったです…ごめんなさい
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/05/06(金) 23:25:00.43 ID:9NFx38Z30
>>810
/顔が同じ位置にある感じですかね、描写不足申し訳ない


いやー最高の褒め言葉ですねぇ……ほら、お友達≠呼んだらどうです?
まぁ来るはずもないですよねぇ………誰も助けには来ない…

【堕ちないように帽子を抑えながらゆったりと空中を歩いていく】
【ふと、少しよく眼を見張ると何かが青年の前に浮いている】

おやおや……アートマン≠ナすか、久しぶりに見ました

さぁて……自らの闇≠ノ会いに行きましょう…ククク

【それは卵℃j上最悪の兵器――哲学者の卵=z
【それはフワフワと浮いた後、アートマンを通り過ぎるような機動で】
【少女の右肩に向けて放たれる、速度は少し速めだ】
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/06(金) 23:27:23.71 ID:/VeJ7jeSO
>>810

【蜥蜴が顔を向けた事により、弾はヘイロンに向かい放たれる、が】
【被弾する直前、黒い球が弾ける】



【体長、およそ2.5メートル】
【闇色の翼、漆黒の鱗に覆われた強靭な四肢、鋭く輝く紅い眼光】
【そこには、人々が「ドラゴン」もしくは「竜」と呼ぶ生き物がいた】



【竜はそのまま着地、散弾や溶解液など気にせず蜥蜴ゾンビを捕まえようと腕を伸ばす】
【捕まえる事に成功すれば、蜥蜴の口を空に向けて抑えこむだろう】
【散弾の被害を抑えると共に、老人ホームへの被害を抑えるつもりだ】
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 23:30:50.69 ID:tODNu5tSO
>>810
【右腕は、少なくとも未だ動かない。――あれが繭≠セと言うのなら、それが破れるまでには】
【決して少なくない時間が必要なのも、また道理。繭≠ヘ、ただ脈打つのみだ】

【それ故だろうか、笑みに細めた彼の瞳の奥にもまた、プーシュカに似た苛立ち――いや、焦燥か――がある】


(―――ッ!FCS起動、コ・プロセッサを接続し並列演算、戦術予測、開始!)
(高エネルギー反応≠セ?知ってるよんな事っ!……ああもう、どうにか時間稼ぎを……!!)

【距離を取るプーシュカ。光を纏い、只ならぬ気配を漂わすその義手に対して】
【彼は銃口を向けて、二度、三度と連続射撃。牽制程度だが、無いよりは遥かにマシだ】

【加えて、切り離された元・右手≠ェ動く。その輪郭を崩し、スーツと手袋を突き破り】
【小さな設置砲台≠フ形を成して、エネルギーをその砲身の内に溜め始めた】

【――右腕≠フ形成までの残レス数、3】
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/06(金) 23:32:29.23 ID:DfqaRPFr0
>>810

クソがッ…!!思いっきり暴れやがって…

【そう愚痴を零しながら剣をより力強く握り揺れに耐えるが、そこで溶解液が足元に迫ってきていることに気づく】
【この揺れに耐えることで精一杯の彼に溶解液を回避する手段が無いに思われたが、幸運にもヘイロンの威圧で動きが止まる】

(好機…!!女神はやはり臆せず立ち向かう奴にしか微笑まない…!!)

【彼は存分に血を吸い最長の120cmになった「蛭」を身体全体を使い引き抜き、目標をトカゲを操った女に変える】
【そしてトカゲの頭上から飛び降り着地、彼女の方を見つめ】

【ニヤァァァァァ。】

【狂ったものにしか出来ないであろうほどの気味の悪い笑み。】

さぁ…これからだろ?俺を「感動」させてくれるのは…

【通常時より45cmも長くなり、鋼鉄をも簡単に切り裂くほどの切れ味になった「蛭」の剣先を彼女の方に向けてこう告げる】
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/06(金) 23:35:30.46 ID:OUyeb5PNo
>>810


(やっぱ声が通らねぇか……、なら、一人でやるしか無ぇ。)
(アイツが『頭を刺した』後から、狂い始めたって事は――。)
(……少なくとも、司令≠ヘ脳から出てるって事だな。)


【ある程度接近したところで――神鷹は、双眸を紅く光らせる】
【同時、加速=c…、…『段階』を無視した――、】





      ――――、――ナイスだ、竜ッ!!!


           【 “ 爆 発 的 加 速 ” 】




【刀の峰に『左手』を当て、作った体勢は“両腕で押し込める”物――】
【彼の言葉と、其の『急加速』……加えて、体勢≠ゥら鑑みれば】
【放たれる攻撃内容≠ヘ、容易に想像できるだろう】

【――尤も、『乱れていない思考回路』ならば、だが】




……、…  ……行くぜ、蜥蜴野郎――。
動くなよ、一瞬で決めてやる。 ――乗ってる奴は避けろよ、何とかして。



……一ッ!!



【――――跳躍=z



…………ニのぉッ!!!



【――――体勢確保=c…刃を向けるは、『首』――】




 …………………三ぁン、でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーー―――ッ!!!!




【――――攻撃=\―、―彼の目論見通りならば、『首を切断』する事と成ろうか】
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/06(金) 23:35:31.87 ID:JInzEnlFo
>>810

「は?檸檬が殺されて―――」

【刹那、視界に走馬灯の如く目の前に映る、あの日の記憶】
【コーロコルの言葉によって、操作された記憶は、蘇り―――】


【同時に――白口より滲み出る、哲学者の卵の其れと似てる、黒い魔翌力】
【魔翌力の感知が出来る人間ならば、感じるだろう】

【そして、コーロコルの頭上に出現する、鏡で出来た剣が】
【剣は、落ちて行き、そのまま落ちればコーロコルへと当たるだろう】
【剣は、剣と呼べるほどの切れ味はもっておらず、硬い鉄で頭を叩かれたようなダメージを負うだろう】
【能力だけ見れば、少年のと思えるが――?】


――――!?



【これに対して、驚いた表情を見せたのは、主人である重太郎で】
【これはどうやら、重太郎の能力ではなく、白口の能力】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/06(金) 23:36:27.31 ID:fkWT54SSo
>>810

よし!

【青年は手ごたえを確信し、ふとトカゲのほうを見る】

化けモンが!しぶてぇな

【少女を攻撃してもトカゲの暴走は治まらないことから】
【最初に叩くべき主目標はトカゲの化け物とするべきなのだろうか】

【しかしトカゲの方には何人かの者達がすでに戦っている状態】
【加勢したとしても混戦になり不利に陥る状態もあるかもしれないと案じ】
【ならば先にこの少女から叩くのがこの戦況では正しいと判断したのだろう】

女の子を痛めつけるのは好きじゃねぇが、今回は我慢してくれよ!

【そう言うと、先ほどの両方の掌に気を纏い、双掌底を少女の後頭部に放とうとする】
【彼は少女を傷つけたくないのか、おそらく気絶狙いの一撃だろう】
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/06(金) 23:42:01.33 ID:K/ikFJvDO
>>809

そーいうことだよ、シュバルツ君
やっぱり誰かと関係を持つ以上は、同盟や協力関係なんて固い繋がりより
もっともっと個人的な関係を持ちたいと私は望んでいる
ねぇ、シュバルツ君。そう望むのはいけないこと、かなーぁ?

それに──その話の続きを、もっともっと知りたいというのもある
今の問いかけの答えは、次の機会にでも……ね?

【エメラルド色の視線は。今は真っ直ぐにシュバルツを捉えていた】
【両脇の、リーナとガルンロードの態度には気付いていたのだろうけれど──】
【彼女はそれを、敢えて2人へは反応を示さず】
【問いかけを、あたかも「宿題」のようにして】
【次なる邂逅に、楽しみを残そうとしており──】

力は確かに必要だ──世界に名を残したいのであれば、尚更ねーぇ
この同盟が、シュバルツ君。キミを目的へ更に近付けさせることを切に祈っているよ

【手に残る感触。シュバルツの「想い」】
【それを味わいながら──矢張りというか】
【シズリは彼へ、賛同の言葉を告げる】
【だが、それは偽りの思想ではない】
【確かに──力は必要だ】
【非力な存在が、何も持たずに世界を変えるなど。世界に名を遺すなど】
【そんな奇跡は──「あり得ない」と彼女は思っていたからだ】
【──あくまでも】
【「世界を変え、世界に名を遺す」ことに対してだけであればの話だけれども】

了解したよシュバルツ君
そして──よろしくねーぇリーナちゃん
今後恐らくは長い付き合いになるだろう
仲良くしていこうねーぇ?

【そして、リーナから名刺を受け取りつつ】
【軽い挨拶を交えてくすりと彼女は笑った】
【少なくとも彼女は、リーナに対してもシュバルツと共に対等な付き合いを望んでいるようで──】

分かったよ、『愛しの』シュバルツ君
頼みごとするときは、もしかしたらたぁーくさんお願いごとをするかもしれないけど、ねーぇ?

ふふ──そしてそして
私からこれ以上の質問はなし
食事のお誘いは、是非とも受けさせてもらおうかなーぁ
折角協力関係になれたことだし、さ

【にこりと微笑みながら、彼女は夕食の申し出を素直に受け取った】
【円滑なる関係を築くため、というのもあったのだろうけれど──】
【単純に、彼女自身シュバルツたちと他愛ない会話を交わしたいというのがあるのかもしれず】
【くす、くす、くす】
【──今日も彼女は、楽しげに愉しげに、笑っていた】

/このあたりで〆、でしょうかっ?
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/06(金) 23:43:39.20 ID:K/UHd+AAO
>>814
もういい、これ以上怒らせないで……

【怒りを孕んだ声で静かにそう告げるとアートマンが青年に向かって気持ち悪い程の速さのほふく前進で近付こうとする】
【無事接近に成功すれば肩を回すように右腕を振るい、頭を打ち据えようとする】
【攻撃速度そのものは速いものの、移動の関係上攻撃の直前に一瞬スピードが減退し、予兆として構えるのに十分な時間が与えられる】
【加えて軌道は単純なもので、このアートマンは正確性の低いタイプだと容易に推測できるはずだ】


あぶなっ──ッ!
(今の─何──!?)

【砂場に足を取られつつも何とか卵を避けることに成功する。ただでさえ移動に制限がかかる砂地、義足の少女にとってこれほど戦いにくい場所はないだろう】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[!red_res saga sage]:2011/05/06(金) 23:50:21.51 ID:29gOpBEY0
>>812(ブルーローズ)

【子供は、酷くこの場にミスマッチであった】
【なんのためにいるのか――門番、にしても頼りなさすぎて気が抜ける】
【羽根ペンを形成する魔力は強く、探知能力が優れていればその身に宿す魔力は外の二人やトカゲすらも凌ぐのが分かるのだが。】

〈え、えと、あの、も、戻れなく、なっちゃいます。す
 此処は、最初からいる人しか“認めて”ないから、だから、あの、えと……と、とにかくっ、危ないんです。す! 
 途中乱入しちゃうのは、その、だ、ダメです、よくないです、“壊れちゃいます。す!”〉

【子供だから、だろうか。言うことの要領は得ないが――少なくとも、ブルーローズの身の安全が保証できないことだけは伝わるだろう】

>>813(山本)>>816(カイ)

【音の素を確認する余裕は、ない】
【山本を手負いで倒せるような相手だとは判断していないし、無理だ】
【近付かれれば負ける――負けてもいいが、死ぬのはゴメンだ。そして、戦いに集中するには――】

『バカ姉、帰れッ!もうお前邪魔だ!』

「は、はぁ!?なにそれなにそれなにそれぇ!」

『いいからさっさと帰れっつてんだよ、いっそ死ね!くたばれ!』

【――そんな口論が、数秒響いたが。冷静になれば足を引っ張っているのは一目瞭然だ】
【そして駄々をこねるほど愚かではないらしい姉は――指先に栞を挟むと、それを振った】
【どうやらこれが、転送装置の代わりであるようで。少女の姿が徐々に解けていく――】

>>819(重太郎)>>820(獅子堂)

【間一髪――だろうか。両者の手を摺り抜けていくように、少女の姿が霞むように消えた】
【運が悪ければ白口の生み出した剣が獅子堂に当たる可能性もあるが――そこは分からない】

>>815(ヘイロン)>>817(黒澤)>>818(神鷹)(ブルーローズ)

【掴まれた、と。自分と同じくらいの体格の怪物が現れたことに気付いたようで――暴れようとするも、既に疲労し切った化け物には難しかったようだ】
【あやうく巻き込まれそうでもあった黒澤は直前で離脱。鎧が死肉をぞふりと削り落とす】
【そして神鷹の――その名の如く、鋭すぎる攻撃がトカゲの頭を断ち切った】

>>ALL

【――風船の割るような、音がした。ただしトカゲの内部でだ】
【体内にある溶解液を溜めた袋が破裂したらしい。すぐに凄まじい悪臭がトカゲを中心に吹き荒れる】
【内臓や骨を内部から溶かされる痛みに、ダメ押しされたようで。ずぅん、とその巨躯が沈む】
【死体は早送りするように朽ちていき、液状化。それらは全て――プーシュカのもとへ】
【ずるん、としたゲル状の物体が浮かび上がり、四面楚歌の見本のような状況だというのに――彼は小さく笑っていた】

【煌々と光る義手は危うさを孕み――これが、最後の一撃となるのだろうか】
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/05/06(金) 23:56:20.44 ID:9NFx38Z30
>>822

あらら………外しちゃいましたって………グハッッ!!!

【回避された卵は、そのまま少女の近くの地面に埋もれた】
【外した事に苦笑いしていた青年は、そのまま顔を打ち抜かれて吹き飛ぶ】

アイタタタタタ………これだから恐いんですよ、容赦がない…

さて、充分遊びましたし、引き揚げるとそましょうか……あぁ、それは差し上げます
そのお友達≠ノ見せれば褒めてもらえますよォ……フフーフフフ

【吹き飛ばされて数m先の砂浜に落下し、鼻血を出しながら帽子を払う】
【そして砂浜に刺さった卵≠指さして笑う】

それでは失礼……会えるといいですねぇお友達に…good night

【そのまま夜の闇に溶け込むように消えていった】

//すいません、なんだか体調が優れないので
//少し強引ですが、ここで閉めでお願いします、ありがとうございました!
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/06(金) 23:56:54.66 ID:frvqOLXD0
>>821

[とんでもない…………仕事に積極的な喜びを見出すのは、大事なことだ…………
そこを行くと、このガルンロードなど…………現在の役職は天職と言えるのではないか?]
全くだぜ……首領。お陰で退屈しねぇ、毎日が充足って奴だ……!
[そういう事だ。それに…………絆を結ぶと言うのも、素晴らしい事ではある…………
(――――だが、私と言う個人に必要なものは、『私』だけだ…………)]

【シュバルツの言葉に、ガルンロードが賛同する】
【とても目上に対する態度とは思えないが、シュバルツは特段咎め立てる様な様子は見せない】
【――――その胸中では、誰にも悟らせない様に、彼の思いが吐露されていたのだが――――】

[…………そうだな。互いに、後の楽しみとして取っておくべきか…………長い付き合いになるかもしれんのだからな]

【再会を期して、シュバルツもまた、しつこい追及はしない】

[…………こちらとて、同じ事だ。我々と盟を結んだ事が、君たちにとって利となり糧となる事を、祈ろう…………]

【単に力だけを振るう人間ならば、こうして君臨する事は出来ない】
【同時に人心を掌握してこそ、『覇者』は『王者』へと至る道を見いだせるのだ】
【――――相互利益を心情とするシュバルツの根幹は、それが答えの一つとなっている】

「はい…………後ほど、こちらからそちらへと連絡を試行しますので、確認をお願いします
こちらこそ、よろしくお願いします……」

【いささか、感情的に収まらない者を感じさせていたリーナも、すっと頭を下げる】
【シュバルツの言葉は絶対――――シュバルツの信を得た以上、引っ掛かるものはあろうとも、シズリは仲間なのだ】

[――――ならば行こう。ガルンロード、リーナ、お前たちも同席して良い…………]
へっ…………グルゴンの奴、貧乏くじ引いちまったもんだなぁ…………!
「ありがとうございます、お頭様……!」

【返事を受けて、立ち上がるシュバルツ】
【誘いを受けて、ガルンロードはこの場に居ないもう一人の暴蜂上級構成員――――グルゴンの事を思い出していやらしい笑みを浮かべ】
【リーナは、引き締まりつつもどこか喜色を滲ませる表情で、シュバルツへと深く頭を下げた】

【――――――――盟約成った後の彼等の晩餐は、得も言われぬ極上の美味となった事だろう】

/乙でしたー!
/二日間、ありがとうございましたー!
/あと、舞台裏で少々質問が……
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/06(金) 23:58:47.01 ID:/3sOkFlOo
【真夜中の公園、街頭の傍のベンチに、人工の光と月の光を同時に浴びる少女が一人】

【10〜12歳ほどの背丈に、細い体躯。真っ直ぐに下された腰に届く程長い樗色(おうちいろ)の髪】
【前髪は短く切り揃えられていて、澄んだ紫色の双眸を持ち、腰には鞘に収まった竹光をベルトで固定させていて】
【袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカーを履いて、腰にはベルトで刀を一本携えた、そんな少女だ】

【凍りついたように変化の無い無表情を携えて、ただそこに佇んでいる】
【周りには既に誰もいなくて、少女の保護者と思われる人影すらも、ない】


―――………。

【ほんの少し肩が上がったかと思うと、それはすぐに下がった。静かなため息を、一つ】
【そして、月を見上げて、それから、その周りに散らばる星を見遣る】

【そこには誰かが態と物音を立てるか、風が通らない限りは、無音の世界が広がっている――】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/06(金) 23:59:42.90 ID:d46B6N6qo
>>823

【拙い拙い拙い】
【脳の警鐘が3度ほど鳴る余裕が有っただろうか】
【ただ本能で理解しているつもりだった――――】

【その、左腕を―――】

――――貰い受ける!!!

【ヒュ――――】
【瞬きにも満たない刹那の時。閃光が奔る】
【異能者で無い山本と言う男の放てる最強の一撃。胴斬り=z
【読んで字の如く。本来は胴を切り裂くただの逆胴≠ナある。ただしその具足ごと、腰に携えた太刀ごとだが……】

【そして今回、その堅牢な左腕へ向けてそれを―――放つ!】            【間に合う――か?】


【剣士の心の曇りは剣に映り、僅か――その太刀を遅らせた】
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 00:00:07.30 ID:MuXi6HxAO
>>824
/今から〆レス書くんで待たずにゆっくり休んでください
お大事に。ありがとうございましたー!
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 00:01:40.05 ID:wV0sIpGDO
>>825
/指が悲鳴あげてたため申し訳ない、ここでお疲れさまでした、ありがとうございました!
/はーい、では続きは舞台裏にて
/改めて、2日間ありがとうございましたー!
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 00:02:27.85 ID:b/sa7UWVo
>>826
/よく確認せずに書いたらおかしくなった
/容姿の描写、本文4行目 腰には〜携えた を消してください。お願いします
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/07(土) 00:03:03.78 ID:B1xRqTK/o
>>823
”…観客はおとなしく見てろって事か”

【忌々しいと、念話の彼は吐き捨てた】
【彼は、魔術魔法にそれなりの覚えがあった。子どものつたない言葉からでも、主催者の仕掛けを大筋で見抜いたようだ】

【だが、彼には一つのっぴきならない事情があった】
【以前なら、この身体は使い捨てだからと吶喊することも可能だった】
【元々そのために作られたようなものだ、結果自分が昏倒しようとお構いなし…それが彼の思考】

【けれど、それがローズという命を宿した今、それを切り捨てることは出来なかった】
【何故なら、彼はブルーローズの生きたいという願いによって、昏倒から覚めたのだ】
【彼は義理堅く、また願いを叶える魔法使い…その意思を無碍には出来なかった】

”出るよ、何か仕掛けてくるはずだ”
はい、ローズ、脱出です!

【促されて、一瞬背筋を伸ばした猫は、くるりと踵を返した】
【入ってきた窓…ではなく、正面の自動ドアへ向かって全力疾走するだろう】
【けれどその途中、首だけ振り返って、笑う】

「あ、ありがとーっ!!」

【子どもの正体は、わからない】
【でもこちらの身を案じてくれたのは、間違いないから】
【そんな気持ちには、この言葉で報いるのだと、猫は知っていた】

(”結界の変種…逆巻く檻か。まあ、それで狙いが老人なのにもある程度得心がいったけど…”)
”…さて、すんなり行くかねぇ”

【左手の六爪を再生し、振りかぶる猫】
【もし障害がなければ、玄関ごと正面にいるモノを切り裂きつつ、外に躍り出ることになるだろう】
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/07(土) 00:04:39.67 ID:5HwdTggyo
>>823

【“断ち切った”――認識と同時に、鼻腔を突く其れが雄弁に立証する】
【空中で刀を振り、鞘に戻す。 ……無駄な所にまで能力を使い、数秒で終わらせ――】


(―――……、……酷ぇ匂いだ。……服も汚れた。)
(こうなったら、さっきのクニャージとか言う奴に弁償させるか――。)
(丁度良い、どっちにしろ中には突っ込まねぇと……)




 ――――……ってぇッ!?



【      どーん      】



【――老人ホームの壁に勢い余って激突し、今日最大のダメージ】
【ずるずると、痛みを感じつつも何とか地上まで壁に張り付いて粘り――何とも、締まらない】



………けほっ。


――、―あぁ、体痛ぇ。 ……中には若い奴何人か連れて行くか。
暗夜行路≠ヘ、っと。 ――、―あぁ、有った有った。 流石エセ業物。



【何とか立ち上がると、近隣に落ちていた黒刀を拾い上げ―― 一旦、辺りを再確認する】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/07(土) 00:08:10.66 ID:yP5rrkYNo
>>823

―――ッ!!?
獅子堂さん!危ない!

【剣のこれからを考えて、声を張り上げたのは少年で】
【彼の身体能力ならば、気づけば避けるのは容易いとは考えたが、声は反射的に出て】

『ねぇ……白口?』
「あぁ……?」

【白口の様子を見て、不審に感じたのか、口黒は、白口へと言葉を紡ぐが――】
【―――返されたのは、とても短くて、とても冷たい、そんな言葉】


クソッ……

【銃2丁のやり取りを見て、危険な予感がしたが、左手の銃をプーシュカへと向けて、実弾を放つ】
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 00:09:30.44 ID:AxCIH6ZSO
>>823
【じゅう――放った銃弾はゲル化した溶解液に防がれ、プーシュカには届かず溶け崩れたか】
【あの一撃に対応するには、小型砲台では如何にも不足だ。常の笑みすらも失せる程に、カイの焦りは強まってゆく】

【愉悦の嗤みを浮かべた敵手とは真逆に、彼はぎり、と小さく歯噛みして――――】

(……骨格形成完了、って。ぇ、何それ遅いよ莫迦なの死ぬの!?)
(うわぁ、お披露目がどうとかドヤ顔で言うんじゃなかった……じゃなくて!)

(……最悪、この儘じゃ此処で死ぬかも――――)

【先程に見た砲撃が、ふと脳裡を過ぎる。――あれでさえ、不完全だったのだ】
【恐らく、今度の威力はその比では有るまい。これを凌げれば、数で勝る此方が――】

【――――だが、凌げるのか?】

【そんな最悪の予想を振り払い、彼は前進する。それに合わせて、小型砲台が支援砲撃】
【一条の閃光が、プーシュカ目掛けて放たれた――威力は恐らく、それなり≠フ域を出ない】


…………えぇい、ままよーッ!!


【右腕′`成までの残レス数、2】
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 00:09:48.76 ID:BD9TH3cno
>>826
【荒れ狂う火焔そのものを形にしたかの如き腰ほどまで或る真紅の長髪を流し】
【地獄の業火を映すが如く、澄み渡る紅玉の瞳を煌かせて】
【その両腕には、焔と刃の意匠を感じさせる文様がびっしりと刻まれている】
【格好は、上半身晒布姿に下半身はデニムと言う物。なんかスタイリッシュ痴女みたいな感じだろうか】

あー、腹減った……。

【ふらふらと歩く少女は、かなりその姿もあり、目立つ】
【そして、姿は変わっているが、彼女の知る者の面影を感じるかも知れないくて……】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 00:12:47.66 ID:b/sa7UWVo
>>835

【しばらく夜空を眺めていたが、声が聞こえてきたのでそちらに目を遣る】


―――……?

【見知らぬ誰かなら、そのまま無視してまた夜空を見上げていただろう】
【けれども、その姿に懐かしさに似た何かを感じて――】


……………だれ?

【思わず、声を掛けてしまう】
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 00:14:15.99 ID:MuXi6HxAO
>>824
あ、待ちなさいよ!

【青年にそう叫ぶ…が既に青年は消えていて】

【ゆっくり卵の方へ歩いていくと恐々とそれを拾う】

(機関…自らの闇に会う…?)
もしかしてこれ…
哲学者の卵…?

/改めて、乙でしたー!
また機会あればよろしくお願いします!
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/07(土) 00:14:53.28 ID:i3ABC2NSO
>>823

【首を絶たれ、朽ちる蜥蜴をどさりと落とす】

【と同時、竜が黒い球に包まれ、縮み、弾ける】
【その中には、元の少年の姿が】

……やった…

【力尽きたのか、そのまま俯せに倒れる】
【しかし、目だけは青年――プーシュカの方を向いていた】
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/07(土) 00:15:00.90 ID:492r3Qsho
>>823

きえた!?

【少女が消えたことに驚くもつかの間】
【真上から鏡の剣の一撃が降りかかろうとし】

あぶねぇ!

【青年は間一髪でこれを交わすが】
【トカゲの方向からただならぬ異臭が発せられ】
【同時に対象が消え、彼の狙いはプーシュカのほうへと変わり】


――――――<雷光拳・斬>―――――――!

【青年は右手刀に気を集め、雷へと変換させ発生させる】
【其れは先ほどの手裏剣の青白い雷とは違う白銀の蒼い雷で】
【その雷が手刀に纏われ、鋭く美しい蒼銀雷の刀と成りて―――――】

【疾風の様にプーシュカの方へと近づき、その雷の手刀で左腕に向けて真横から斬りかかろうとする】
【それは山本正勝による斬撃と正反対の斬撃になるだろう】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 00:15:27.17 ID:BD9TH3cno
>>836
……、お?

【くりっ、と振り向く少女。顔には、明るい笑顔が】
【そして、眼に映る少女の姿を認めると、駆け寄っていき】

ゼーロじゃないかー!!
はっはっはー!!私だ私、分かるかー!?
なぞなぞだ!

【特徴的な笑い声、そして無駄にでかい声】
【分かりやすい鴨しれなかった】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/07(土) 00:16:22.21 ID:aPgaxHlZ0
>>823

「ずぅん」

【後ろに巨躯が沈む音】
【その音にふと振り返ると頭の無いトカゲが横たわっていた】

派手に殺したなぁ…俺には出来ない芸当だ

【と感心していると、死体は早送りするように朽ちていき、液状化。それらは全て――プーシュカのもとへ】
【その流れを目で追う我信、そして視線はプーシュカへ】
【彼の様子から何かしらの大技を出してくることは読めたが、我信は臆せず笑いながら彼に向かい低い姿勢で突っ込む】

なぁ…俺を殺してみろよ…傷つけてみろよ…!!そして殺そうとするお前を殺して俺は最高の「感動」を手にする…!!
破滅…イコール死と隣り合わせ…これほど熱い瞬間は…無ぇ!!

【この言葉とともに我信は全力で間合いを詰めながら剣を水平に構え、切っ先をプーシュカに向ける】
【正直左足と脇腹に受けた弾丸の痛みは大きいが彼の「狂気」が痛みを超えて麻酔のような働きをする】

【もしプーシュカとの間合いが2mまで縮まったなら彼は右手の剣を思いっきり彼の腹に突き刺そうとするだろう】
【血を存分に吸い、120cmの刀身と鋼鉄をも切り裂く切れ味をもつその「蛭」で】
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 00:21:32.97 ID:b/sa7UWVo
>>804

―――…!!

【バ火でかい声と豪快な笑い、それらを内包する人物はただ一人しか知らない――】
【筈なのだが】


えっと………もしかして…

火憐お姉ちゃん……?

【その声には不確定要素がこれでもかというくらいに含まれているが、取りあえず回答を口にした】
【風貌があまりにも違いすぎる為であろう。まだ、無表情のままで】
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 00:25:12.07 ID:b/sa7UWVo
>>842
/なななんでこんな間違いが起こるんだ…?
/安価ミスですただしくは>>840です。ごめんなさい
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 00:25:42.93 ID:BD9TH3cno
>>842
ああ、そうだ、火憐姉ちゃんだぞ。
ちょっと色々有ってな、イメチェンだと思ってくれ、びっくりしたか、ゼーロ。

【そう、疑問を含む声を漏らすゼーロを優しい眼で観るのは、間違いなく、花城火憐であった】
【前とは違う、少しばかり禍々しい気配を纏っているが、どこかその気配も優しかった】
【そのまま、火憐はゼーロの頭に手を載せ、撫でるだろう。その腕は、変わらず温かいはずだ】
【そして、イメチェンとしては、説明がつかなかった。質問をすれば正直に答えるだろう】

元気に、してたか?
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[!red_res saga sage]:2011/05/07(土) 00:29:20.68 ID:orataHdy0
>>831(ブルーローズ)

【伝わるかどうか不安で仕方がなかったらしい子供は、納得してくれたことに安心したようで小さく息を吐いた】
【それから、ちらちらと外を心配するように視線をやっていたが、ブルーローズが全力疾走を始めると】
【安心したように、ぱたぱたと掌を振る――そして突き破った自動ドアの先――トカゲはなく、満身創痍の青年が立っているだけだ】
【……纏う鬼気迫る気配に、安心できるかどうかはまた別なのだが】

>>827(山本)>>833(重太郎)>>834(カイ)>>839(獅子堂)>>838(ヘイロン)>>841(黒澤)

【伏せられていた青年の瞳が、持ち上がる】
【相手の何も映らない視界すら超えるような、ぞっとするほど餓え切った双眸が焦点を重ねて】
【獅子堂の接近にも気付いているだろうに――ぴくりとも、その場所を動かない】


   ――――――えぇ、“どうぞ”


【がぅうん―――ッッ!!】

【金属音と共に、二丈の閃光が青年から腕を切り離す。カイの閃光、重太郎の弾丸が体に穴を開ける――】
【なのに、鳴り止まない警鐘はなんだ。落とされた義手が、ゲル状物質へと飲み込まれていき、。】

>>ALL

【BUGABOO。その能力の真価は、義手を変化させることではない】
【“支配下にあるものを自分の武器として作り替える”――それの応用として、無理に義手を変形させていただけなのだ】
【比較的無事な右腕で頬を拭うと、四方を囲まれながら姉の置土産を支配下に置く。ゲル状物質に、夜色の模様がのたくった】

【ゲル状物質に左腕が溶けて分裂――それら全てが“筒”へと変わるだろう】
【余裕があれば拳銃やらなにやら、もっと凝ったものに変えてやることもできるのだが、それが無いのだから仕方ない】



     では、これにて幕切り
     ――――愉しい時間をありがとうございました

     お相手は、帽子屋。プーシュカ・サクラメント 
     最後にお土産のロリポップでも――どうぞ


【そうやって、笑った瞬間――筒から光が爆ぜる】




          ≪≪  Lost in Blue  ≫≫




【吹き出した群青の閃光は、小さな砲撃――】
【彼らの全てに風穴を開けようとする、無差別弾幕が放たれるだろう】

【見た目こそ派手だが、ひとつの威力はさほど高くない。接近しすぎた山本、獅子堂、黒澤も、急いで離れれば致命傷にはならないだろう】
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 00:36:58.39 ID:b/sa7UWVo
>>844

……う、うん…火憐お姉ちゃんがそう言うなら…

【まだ若干信じきれてはいないのか、声のトーンは低い】
【けれど、話方や、優しい眼差し、そして手から伝わる温かさが、眼前の人物が花城火憐だと物語っていて】
【くすぐったそうに眼を細めて、撫でられながら】


――…うん、わたしは元気にしてたけど………火憐お姉ちゃんは?

【やっぱり、イメチェンでは釈然としなくて、風貌を確認しながら恐る恐る尋ねるだろう】
【目を引くのはやっぱり髪の色。そして次に刀の有無】
【そして最後に両腕に刻まれた文様を見て――】

【無意識に、漆黒の魔翌力を流す】
【目の前の人物が魔翌力を保有しているか、否か。調べる為に】
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 00:39:23.80 ID:rmS2ysBeo
>>845

―――――

【「しまった」等と――考える暇すら無い】
【刀を振り切り、ほんの一瞬――離れるタイミングも、太刀運び同様に、遅れる】

【ボッ―――】
【弾幕に飲み込まれると同時、真っ赤な鮮血が…飛び散って】

―――が、あああぁぁぁぁっっ!!!

【一番の重傷は右腕が、まるで大量の銃弾でも浴びたかのように穿たれて】
【それ以外の箇所も多くの疵を負う】
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/07(土) 00:40:59.51 ID:492r3Qsho
>>845

こいつ…!?

【腕を切り落としたにもかかわらず不安は消え去ることはなく】
【ゲル状から筒状になった物質を見ながら】

こいつはまずいっ…

【筒状の物から何かが発射されそうになるのを見切ろうとしたのか】
【すかさず青年は距離をとりながら交わそうとするが、彼の動体視力と身体能力をもってしても】
【その弾幕はすべては交わせず、とっさにガードした青年の両腕に数箇所傷が生まれる】

チィッ!ややこしい事しやがって

【青年は両腕を負傷して痛みに耐えている】
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 00:43:26.98 ID:BD9TH3cno
>>846
はっは、やっぱりビックリするか。そりゃそうだ、私だって多分そうだからな。

【くしゃ、くしゃ。頭を撫でていて】
【泰然自若とした様子で、火憐はゼーロを撫でている】
【そして、ゼーロの質問に、うむ、と少し真面目そうな表情に成って】

――簡単に言うと、人じゃ無くなった!

【簡単過ぎるぞこのバカ】

ちょっと、大きな戦いに行ってな。ほら、私戦うと負担大きいだろ?
そのせいで、両腕、無くなっちゃってね、死にかけたのさ。
……んで、未だ、死ねない、そう思って、ね。
お祖父様の形見と、私の相棒は、私と一つになったよ。
形は変わったけど、ずっと一緒だし。それに――――。
人じゃないけど、こうしてゼーロの前にやって来れた。とりあえずは、それでいいかな、とも思ってね。

あ、そうだ。ニナと一緒に戦ったんだ。元気そうだったぞ、ニナも。

【確りと、ゼーロに事の顛末を火憐は話した】
【その時の表情は、普段のバカ面ではなく、理知的な、お姉ちゃん≠フ物であって】
【そして、ゼーロが探査を回したとしても、火憐の体からは魔力が感じられないだろう】
【或るのは、人の頃とは桁違いの気と生命力】
【気に付いては、刀の妖気と人の時の気が混ざり合い、何らかの効果を生んだ結果だろうか】
【生命力は、単純に生命体として進化したからだろう】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/07(土) 00:43:41.01 ID:5HwdTggyo
/神鷹中身ですが、眠気が限界なのでお先に失礼します
/最後まで参加出来なくて申し訳有りません、お疲れ様でした
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 00:53:54.68 ID:b/sa7UWVo
>>849

【途中、自分が何をしようとしているのかに気付くが、手遅れだった】
【でも火憐から魔翌力が感じられないとわかると、仕草には全く出さないが、内心酷く安堵する】
【もしも魔翌力が宿っていたなら、もう一緒にいられない、そんな気がしてたから】

【そして、事の顛末を聞くが…】


あ、え……っと………その、つまり…
人じゃない何かになった……ってこと…?

……刀も…腕になっちゃった…ってこと?

【予想もしてない答えに戸惑って、途切れ途切れで、自分なりに火憐の言葉をまとめる】
【少し落ち着いて、火憐が最初の方に何と言ったかを思い出して】


―――死にかけたの………?

【ぽつり、繰り返すように、確かめるように呟くだろう】
【できれば、嘘であってほしい。そんな願いを抱きながら】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/07(土) 00:54:48.57 ID:i3ABC2NSO
>>845

(…逃げ、なきゃ……)

【全身の力を振り絞って立ち上がり、できる限り遠くへ逃げようと歩き出す】
【しかし、間に合わず】
【背中と翼に無数の光弾を被弾、倒れる】
【両腕は鱗に守られダメージはそれほどでもないが、翼には風穴が空き、飛ぶ事も不可能だろう】

【流石は竜、この程度では死なない】
【しかし意識は飛んでしまった様子で】
【そのまま、今度こそ気絶してしまう】
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/07(土) 00:55:27.89 ID:yP5rrkYNo
>>845

【獅子堂の無事を見て、大丈夫だとは思っていたが、其の胸をほっ、と撫で下ろして】

【だが、代わりと云うかのように、別の心配事が、1つ】
【手の中の銃の事が、気になって仕方ないが、状況が状況の為に、其れは叶わず】


『来たよ――!』

【クソッ、と行儀の善くない声を辺りに撒き散らして、出現させるは、鏡】


【鏡は、砲弾より、少年を守るが、ピキ、と少し皹が入った其の刹那――】

【――鏡は消滅して】


―――っぁあ!!

【悲鳴を辺りに響かせて、肩と胸には砲弾による出血をしていて】

【ぽたぽた、と床に血を垂らしながら、少年はプーシュカを黒の双眸に映して】
【だが、攻撃はせず、相手の行動を伺う】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/07(土) 00:57:54.31 ID:B1xRqTK/o
>>845、>>ALL
【躍り出た先、敵性の青年を猫は認めた】


”全員、中には入るな。罠が仕掛けられている”


【猫が行動を起こすより先に、少年の念話が周囲の全てに対して呼びかけるだろう】

”やられた、老人達は皆撒き餌か、既に『食われた』後…術中だよ”
出てきたときには既に終わってたって訳です…胸糞悪いっ!!

【『声』と念話が毒づき、猫はプーシュカが放ち始めた弾幕に反応した】
【一瞬驚いたが、獣の反射神経で、拡散して密度が低い弾幕を叩き落とそうとするだろう】
【出来なければ、すぐにいなして位置関係を変えられる様にうまく立ち回るはずだ】
【足運びや位置取りに関して、猫は天性の何かがあるらしい…獣らしいともいえるか】

【弾幕の雨を掻い潜り、猫はプーシュカへの接近を試みるだろう】
【両手の六爪を集束、ジャマダハルの形状にしての刺突攻撃】
【攻撃の中断を目論んでいるようだ、発生源へ真っ直ぐ向かい、包帯を巻いた肩や腕に若干の被弾】
【肝心なときは肝が据わるようだ…或いは、獣の本能か】
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 01:00:28.29 ID:BD9TH3cno
>>851
んー……、多分、妖怪かな。妖刀で人を辞めたし。

……そうだな、なくなった腕の代わりに、刀が一緒になってくれた。

ほら、ちょっと私の頭触ってみるといい。

【そう言うと、しゃがみ込んで頭を差し出す】
【頭を触ると、小さな角≠ェ、二本。生えているだろう】
【髪の奥に有って分かりづらい。しかし、二本の角というのは、櫻の国の民話では、良く有る鬼≠ニいう妖怪のシンボルであった】
【そして、ゼーロの質問に、暫くの沈黙の後】

……ごめんな、ゼーロ。
お姉ちゃんなのに、いっつも心配かけてて。

……本当、ごめん。

【肯定を示すように、謝った】
【心配をさせているのは分かっていて。それでも、己は突き進んでしまうから】
【だから、心から、愛すべき妹に、謝った】
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/07(土) 01:02:26.72 ID:aPgaxHlZ0
>>845

【プーシュカの左腕が溶けて分裂――それら全てが“筒”へと変わるが我信はお構い無しに間合いを詰める】
【そして筒に変わってから数秒後、――筒から光が爆ぜた】

【群青の閃光の無差別弾幕が彼を襲う】

【しかし彼は退かない】

【我信は剣をかざし心臓の部分だけを守るようにして、更に間合いを詰めようと足を前に踏みだす】
【右足、左太もも、左肩――その部分が閃光に貫かれるが――彼は走り続ける】
【確かに速度は落ちている、が倒れない。常人では考えられないであろうこの現象】

【全ては――――「狂気」】
【狂気が痛みも何もかもを超越して――彼は立っている】

(ククク…死の淵の生は苦しくとも充実し…!また死地からの生還はこの世のものとは思えぬほど甘美…!!)
(狂気の沙汰ほど面白い…!!俺はこの状況を生き抜き…甘美を得る…!!)

【閃光で視界が奪われるが真っ直ぐ進めば先ほどプーシュカがいた場所】
【彼の視界も奪われているはず――そしてぼろぼろになった我信は右手の剣を先ほど彼のいた場所に向かって思い切り突く――!!】

(刺さったとしたら――腹…!!丁度へその部分に「蛭」が突き刺さっているはず…!!)
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 01:08:54.15 ID:AxCIH6ZSO
>>845

【右腕′`成まで、残り1カウント――――完成率、75%】
【Ex-S≠排除、関連ユニットを破棄して形成速度を高速化】
【――装甲、耐久性能低下。爪部、形成不可能】


――上等だ。こちとら、食欲には少しばかり自信が有ってね……。
サヨナラの序でにもう一遍、打ち噛ます――――ッ!!

【鳴り止まぬ危険信号(アラート)、現出する無数の砲身。対して彼は、前進を止めようとしない】
【其処彼処を散弾に撃ち抜かれた身体を引き擦って、尚も駆ける。群青の弾幕、夜色の死に向けて】

【硬化した繭を楯代わりに、此方から見て左から右へと力に任せて薙ぎ払いながら】
【少しでも多くの弾幕を、身を挺して味方、或いは往来へと届かぬよう引き受けんとしつつ、接近する】

――――喰ぅうううぅうぅう、

【砲撃を受けて削れる繭≠フ外部装甲。防御の薄い左半身を中心に、幾つもの閃光に被弾】
【夥しい黒と紅とを身体より噴き出させながらも、接近が適ったのならば】

らぁぁあぁああぁあァ――――、

【ばきり、砕ける繭=Bその内より不完全な漆黒の右腕を剥き出しにして】
【限界まで引き絞った弩の弦を放すよう、その握り拳に全身の発条と捻りを加え】


     ――……えええええェエ――――ッッ!!


    【 渾身の、拳打――――!! 】
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[!red_res saga sage]:2011/05/07(土) 01:15:23.32 ID:Qsx/JEQ20
>>854(ブルーローズ)>>856(黒澤)>>857(カイ)

【あるいは、猫の視力ならば捉えられただろう】
【自分の攻撃によって風穴の数を増やしながらも、一枚の栞を唇に挟んで逃亡しようとする青年の姿が】
【ふ、と。そして彼は、ひどく驚いた表情を浮かべていた。ここまで来る者がいるとは思わなかったらしい】

【――完敗だな。そういった感想を抱いて】
【両者ともに彼の肉を裂いた感覚が手に一瞬だけ伝わるだろう――その数瞬後にはすぐに消えてしまうものだったが】
【ブルーローズが見ていたならば。二人の刃は共に彼の胴体を突き刺していた】

【そして。】
【本当に、消える間際――カイの攻撃は、『届く』】
【ずがんと、背中から胸部への一撃。かふ、と、濁った血が肺から吐き出されて、彼は消えた】

【刃が貫通し切る前に転移して逃げた、殴り終わる前に手応えは失われた。】
【そしてあれはまだ死んでいない。そういったことは三人とも、直感で理解できるはずだ】

>>847(山本)>>848(獅子堂)>>850(神鷹)>>852(ヘイロン)>>853(重太郎)

【やがて、土煙が晴れた先。そこに青年は居なかった】
【彼も限界だった……弾幕攻撃で目を眩ませて、攻撃されながらも逃亡したようで】

【不意に建物内部が騒がしくなりはじめる……ブルーローズの確認した結界が解かれたらしい】
【どうやら眠りから覚め、異変に気付いた老人たちが騒ぎだした、というところだろうか。】
【勘違いしていたようだが、死んではいない。皆、生きている――撒き餌も、「終わっていた」も全て正しいのだが】

【そして不思議なことに、トカゲの突進で凹んでいたはずの老人ホームの壁に亀裂は残っておらず、地面すらも無傷。】
【あえていうならば最後、青年から吹き出した血が不気味に地面を汚していたが、水でも撒けば流れて消える】
【救急車とパトカーのサイレンで、先ほどとは別の要因でいっきに騒がしくなってきて――やがて彼らはテロリストから死者・損害ともにゼロで勝利した、ということになるだろう。幾許かの報酬も得られたはずだ】

【 けれど】
【ホームの老人のうち、数名がしばらくのあいだ意識不明であったという】
【彼らは、歴戦の戦士だったり、能力者であったり。いわば“彼ら”の先輩に当たる方々で】
【数日後には、長い夢から醒めたように普通に起きるものも居れば、そのまま息を引き取った方も居たという】

【もし貴方達が連絡先を教えていたならば、それらの情報は簡単に手に入るはずで】
【教えてなければ、新聞の隅を埋めるだけの情報として消える】


【ポイエーシス・オルガノン:Act*01=マッド・ティパーティ】
【コーロコル・サクラメント+プーシュカ・サクラメントvs山本正勝+宮本重太郎+獅子堂輝天+カイ=スケイプヴェルト+ヘイロン+神鷹空人+黒澤我信+ブルーローズ(ライン&ベル)】


【勝者:アリス(お茶会参加者)】
【物語の次のページの、行先は分からずに。穴はまだ深い】


//これにてテロは終了でございます
こんな大規模なのは初めてで、拙いところが多く申し訳ございませんでした
気になった点、注意等ございましたら舞台裏へとお願いします
参加していただきまして、ありがとうございました。お疲れ様でしたー!
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/07(土) 01:18:05.59 ID:CQVU8D4No
【とある通り】

【あまり栄えていないのだろう、閑散としたその場所】
【街灯だけが光源となる、仄暗い道に、一つの影】

…………暗い……昏(くら)い……冥(くら)い、です…………

【それは、ほんのり鶯色の和服を身に纏い、軽くウェーブのかかった黒い長髪の、身長は160弱くらいと思しき少女であった】
【何より目立つのは、彼女の両眼を覆う、目隠しの包帯だろうか】
【それとも、傍らの、高さ2メートルはある「点滴スタンド」だろうか】
【前が見えないのではとか、外出して大丈夫なのかとか、そんなあらゆる疑問を置き去りにして――】

……ごめんなさい……ごめんなさい…………こんな時間に出歩いてごめんなさい……

【――時間帯も相俟って非常に不気味かも知れぬ、左腕に点滴チューブを繋げた彼女は、ふらふらと道を行く……】
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 01:18:25.18 ID:rmS2ysBeo
>>858

……………虚し、すぎるに、御座るなァ。

【ギンッ……杖の様に刀を地面に突き立てるも、身体を支える腕すら振るえて】

………勝とうと、負けようと、世界は全部。奪って行くのか――

【キンッ……キッ……】

【その音すら―――だんだん遠ざかって行って】

/お疲れ様でしたー!
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/05/07(土) 01:21:47.44 ID:492r3Qsho
>>858

いてぇなぁ、しばらくはまた休養ってことか
それにしても、もうちょっと鍛えなおさねぇと…

【痛む腕を見ながら険しい表情で】
【青年も老人ホームから遠ざかるように無言のまま消えていく】
【残るはさびしげな桜の花びらがひとつ―――――】

//お疲れ様でしたー!
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 01:21:54.49 ID:b/sa7UWVo
>>855

【促されるまま、火憐の頭を撫でるだろう】
【コツ――。手に当たったそれは、骨ではないのだろう】
【でも信じられなくて、形を確かめるように2,3度摘むと、手を引っ込めて、自分の頭をさわる】
【当たり前だが、それは自分に付いてなくて。それがわかると、手を下ろして】


…………ほんとだ……。ほんとに…妖怪………になってる

【妖怪という単語には疑問符が付いた。色んな人に遭遇してきたが、妖怪には未だ出会っていなかったから】
【それに、つい先日まで人間だった人物が、妖怪になったなんて、信じられなかったから】
【だけど、手の感覚が、それは本当だと教えてくれた】


【―――――。】

【火憐の謝罪の後一瞬の間を置いて、やがてゼーロの表情に変化が現れる】
【無表情の中に僅かな嗚咽を混ぜて、紫色の瞳から、少しづつそれが流れ始める】


―――……お願い……

【ありったけの祈りを込めた声が、静かに零れる】


―――……お願いだから…っ…無茶をしないで……ひっく…
わたし……う゛ぅ゛……お姉ちゃんが居なくなったら――

―――うぁ……ひっく……ぁ……ああああああああああ!!

【以前自分と戦った時もそうだ。限界ギリギリになっても、それを超えても尚、火憐は立ちあがった】
【彼女は無茶をし過ぎている。今回は両腕で済んだものの、いつか命を落としてしまう日が、本当に来るかもしれない】
【――絶対に失いたくない。火憐は、これほどまでにゼーロにとってかけがえのない存在になっている】
【そんな人が居なくなることは恐怖でしかなかった。後の言葉も、紡げない程に】
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/07(土) 01:23:33.83 ID:B1xRqTK/o
>>858
「…っ!!!」

【切り抜ける直前、手応えが消えた】
【それは敵が転移にて逃げた事を察知したものであり、後味の悪さを残す】

【勢いのまま前に進んで止まり、気配が変わった事を察して六爪を消した】

「……うーっ」

【猫は大層不満なようだ、悔しそうに顔をゆがめて地団駄を踏んでいる】

いいのですよ、事態に収集がついたのですから。
(”向こうの目論みも概ね通ったみたいだけどね”)

【彼は、生死の問題を『食われた』と称したわけではない】
【『終わった』…すなわち、相手は既に目的を遂げていたと言う事】
【死んでいるかいないかの問題ではない、暴れていたプーシュカ達は、それそのものが陽動】

【要は、もし結界停止時に残っていたら捕まっていた、と言う一点】

(”まあ向こうに傷はつけたし、一矢は報いたんだろうけどさ”)

【釈然としないのは、彼もまた同じようだ】
【でも、切り替えて】

”帰るよ、ここにはもう何も無い”
はい、では転移しますよローズ。

「うーっ、うーっ!!」

【駄々を捏ね続ける猫だったけれどその姿は足元から徐々に消えて】
【仕舞いには、風に溶けるように姿を消した】

//お疲れ様でしたー!
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/07(土) 01:28:09.29 ID:yP5rrkYNo
>>858

……消えた?

幻覚かなんかじゃあ……ないんだよな

ってて……

【動向を気にしていた少年だが、目前に広がるハズだったプーシュカの姿は無く】
【肩やら、胸やら押さえたい気持ちを抑えて、ホルスターへと銃を戻し】

おい……白口……?
「何も言うな……寝る……」

【そんな、不穏な会話を辺りに残して、少年は老人ホームを去っていくのであった】

/おつかれさまでした、ありがとうございました
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/05/07(土) 01:29:00.03 ID:aPgaxHlZ0
>>858

…確かに感覚はあった…が、すぐ消えた…か。

【踏み込んで右手右足を突き出した状態を2,3秒保ち呟くと、ドシャァという描写がぴったり合うかのごとく崩れ地面に倒れる】

ククク…なかなかに楽しめたぞ…次に会った時…もしお前をこの手で殺めたなら…どんなに「感動」するだろう…!!
嗚呼…楽しみ…だ…

【狂気の麻酔が切れたようで、相当の重傷を負った彼は救急車が来るまで動けはしないだろう】
【その重症を負った中でもククク…と笑う彼を救急隊員は気味悪く思うのであった】

/固まってない新キャラでしたが有難うございました!!
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/07(土) 01:30:27.82 ID:i3ABC2NSO
>>858

/こちらヘイロン中です
/乙でしたー!
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[saga]:2011/05/07(土) 01:31:53.27 ID:BrgEakwvo
>>859

【そんな薄暗い道を一人の銀髪の少女が通りかかる】
【黒髪の少女の正面から歩いてきたその少女は、人影に気づくと立ち止まる】

……誰に向かって、謝ってるの?

その理屈で言えば……私も謝らないと、いけないし。

【くすんだ銀色のショートカット、林檎色の瞳を持つ少女】
【白色シャツの上に黒いパーカーを羽織り、下は黒のジーンズ】
【右眼は固く閉じられ、首全体が黒色の水晶で構成されている】
【水晶のように透き通った、翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【装弾数三発、トリガーが2つあるなどの特徴があるリボルバー式の銃を腰に提げている】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 01:34:42.63 ID:BD9TH3cno
>>862
ん……っ。角、なんか敏感でな。
生えたばっかりだから、かわからんが。

…………妖怪、怖いか?

【すっ、と立ち上がって、苦笑しながらゼーロを見る】
【その表情には、少し不安が見えて。人で無くなった己を、ゼーロは受け入れてくれるか、心配であった、が】

【だが】

【次の瞬間、目の前で泣き出したゼーロを見て、その心配が、吹き飛んだ】

……ごめんっ。

【ただただ、謝るしか、出来ない】
【そう言って、少し、沈黙して】

……無茶、しちゃうのは、多分、遺伝、かな。私。
そういえば、そうだった。お祖父様も、必ず帰ってくるぞ、って言って、私、ずっと待ってたのに。

待ってたのに、死んじゃって……、凄く、悲しくて。

そうか、私。こんなに、悲しかったのに、なのに……、同じこと、家族に……。

……ごめん、ごめんな……、ぜーろぉ……。

【火憐は、ゼーロを抱きしめて、静かに泣くだろう】
【己を置いて、逝ってしまった祖父。その時の気持ちを思い出して】
【同じことを、ゼーロに感じさせるところだった、と心のウチで思って】

【だから、決めた】

……私がゼーロのお姉ちゃん≠ナ居る限り。
ゼーロが、一人前≠ノ成るまでは、絶対に、死なないから。
無理は、しない。……ごめんな、本当。

本当、私、馬鹿だ、剣に必死で、お祖父様を追いかけるのに、必死で。
だから、大切な物が、見えていない。

だから、……ごめん、ゼーロ。
こんな私でも、ゼーロの、ゼーロの、お姉ちゃん≠ナ居ていいか?

【ゼーロが、一人前に成るまでは決して、死なないと】
【そして、ゼーロを抱きしめる腕に、力を込めて、問いかけた】
【こんなバカでも、姉で居ていいか、と】
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/07(土) 01:40:56.58 ID:CQVU8D4No
>>867

…………ひっ…………!

【声に反応して、びくっと身を震わせ、こちらも足を止めた】

……あ……あの、ごめんなさい……すいません……
わたしのようなふつつか者が……天下の公道を占有してしまってごめんなさい……
世間様の大切な町並みをそこねてしまってごめんなさい……!
……月の……光を浴びて……ごめんなさい…………

【かたかたと小刻みに震えながら、点滴スタンドにすがる彼女】
【顔だけはしっかり相手に向いているが、視界は確保できているのだろうか】

――あ…………えと…………わ、わたし……その……お金とかは……もってなくて……

【……更に、相手を強盗とでも思ったのか】
【相変わらずびくびくと萎縮しながら、そんなことまで言い始める始末であった】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[saga]:2011/05/07(土) 01:50:18.28 ID:BrgEakwvo
>>869

……いや。
そんなに謝られても……困る、けど。

…………目、見えてるの?

【困ると言いながらも、無表情】
【相手の目の前で手を振ったりしつつ、素朴な疑問をぶつける】

……───私が、強盗に見えるの?

【微妙に怒ったようで、相手の瞳を思い切り睨みつけた】

【だが変な銃を持ってたり外見も微妙に変だったりすることから、一般人で無いことは確かである】
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 01:51:14.68 ID:AxCIH6ZSO
>>858
【――着弾。だが、インパクトの刹那にプーシュカは転移、退却し】
【結果として放った拳打は、半ば空振ったような形に】

【ぐらり。カイは態勢を大きく崩し、その場に力無く倒れ込むと】
【ぎち、ぎち――久々に確かな形を得て、歓喜するように軋む右拳を擡げる】


排撃、完了――……ばぁん、なんちゃって。

【それから。人差し指と親指を開いて延ばし、銃のような形にして、プーシュカが居た場所へ向け】
【人差し指を跳ね上げて、微かに笑い。――――そのまま、落ちていく意識を手放した】

//遅ればせながらイベントお疲れ様です!楽しませて頂き、有り難うございましたーっ!
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/07(土) 01:58:13.30 ID:CQVU8D4No
>>870

あの……謝りすぎてごめんなさい…………

……その……「目」は…………病気で……もう……

【――失明、つまりはそういうことだ……が、】

…………けど…………「目」が使えなくても…………
…………なぜか、わたしは……見えるんです…………

……普通の視力以上にしっかりと…………目の前の光景が…………

【と、彼女が告げるのは不思議な事実】
【……いや――能力、魔法、魔術、科学……と、】
【ありとあらゆる「不思議」が蔓延するこの世界では、それほどの不思議でも、ないのだろうか――?】

……だから……あなたが武器を持ってるのがわかったから…………
ごめんなさい…………勘違い……だったでしょうか…………

【弱々しい言葉を紡ぎながら、僅かに、後ずさりする少女】

【……ぽたり、ぽたり、点滴パックの中の無色透明な液体が、時を刻む】
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 02:01:38.04 ID:b/sa7UWVo
>>868

【火憐の、祖父】
【それがどんな人物であったか、ゼーロは知らない】
【だけれど、火憐がこれだけ必死になって目指すところにいる、人物だ】
【そして、いなくなったことで火憐をこんなにも悲しませる人物でもある】

【きっと、喉が枯れるまで、その目標を諦めてくれと懇願したところで、それは叶わないだろう】
【そんなことは、十分に理解していた】

【だからゼーロは、火憐の祖父と自分を天秤にかけようなどしなかった】
【どちらが大切かなんて問いかけることは絶対にしなかった】


【    だから    】


―――お姉ちゃんが………おじいちゃんを追いかけることは……ひっく……ちっとも…悪いことじゃない…
……だけど……ぐずっ…これだけは約束……して…



―――― 絶対に死なないで…=@――――


……姉妹として――ひっく――妹≠ノ……約束してくれる……?


【火憐の腕の中――時折嗚咽を漏らしながら、泣きながら】
【火憐が自分のお姉ちゃんではなくしてしまうなんて、そんな回答をするわけがなかった】
【怖いか?その問いには数回かぶりを振って、否定する】
【妖怪だろうがなんだろうが、お姉ちゃんであることは変わりない。花城火憐であることに、変わりはない】

【夢を追いかけた果てに死んでしまっては元も子もない―――だろう?】
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[saga]:2011/05/07(土) 02:13:16.67 ID:BrgEakwvo
>>872

……ほら、また謝った。
次「ごめんなさい」って言ったら……デコピン一発ね。

【脅し(?)をかける少女】
【本気で鬱陶しがっているわけでは無いのだが】
【常に無表情を崩さないため、感情を読み取ることは難しいか】

……………何故か、か。

(原因不明って事は、十中八九能力だけど……。)

ま……いっか。

【幾ら不思議な出来事であっても、"能力"の二文字で片付いてしまう】
【基本冷静な性格の上場慣れしている少女は、此れ位の"不思議"では驚けないようだ】

確かに私は、"裏の世界"の住人……。
……でも、貴方を襲うつもりはない。

どうしても心配なら……この銃を、一旦置くけど。

【後退りした少女を見ると、両手を上に上げた】
【この少女は能力者であるため、武器がなくても充分に戦えるのだが──とにかく、敵意は全くないらしい】
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 02:13:41.40 ID:BD9TH3cno
>>873
【ゼーロの、その頼みに、抱く力を、より強くして】
【火憐は、決して破らない誓いを、胸の内の、燃え盛る刃に刻みこむ】

……ああッ!約束する、絶対だ!
我が妹の頼みを、約束を破らないと、私の剣に、誓う!

【之以上の言葉は、必要ない。花城火憐に取って、多くの言葉で誓いを装飾するのは、むしろ不誠実】
【だからこそ、剥き出しの言葉で、剥き出しの心で。だからこそ、真実の誓いを、妹≠ノ誓った】

――――絶対、生きて*゚ってくるから。
戻ってきたら、一緒に、のんびり、さ。暮らそうじゃないか。
畑、耕して、魚釣ったりして。私、剣以外ダメダメなお姉ちゃんだからさ。
その時は、ゼーロに教えて欲しいな。多分、私よりゼーロの方が、そっちの覚えは良さそうだから。

【約束と共に、必ず平和な日々に戻ってくると、そう言った】
【今の火憐の日常、血と焔と刃と死の日々からすれば、夢のような其れを、火憐は、約束した】
【火憐は、生粋の剣士であるが、やはり心のそこでは慈愛が或る、母性の或る少女だ】
【だからこそ、日常に、憧れる気持ちもあった。だから、ゼーロと共の日常を、己の胸に刻むことで】
【日常に、絶対に戻ってくる、と。生きて*゚ってくると】
【己に、そのルールを、課したのだった】

ああ、そうだ。言っておこうと思っていたが、家の道場、使っていいからな?
いつか、私に勝てる剣士に成るって、この前言っていただろう?
何なら、花鳥風月の技を盗んだっていい。楽しみにしているんだからな、ゼーロ。

ふっふふ……!あ、そうだ……これじゃまずいぞ!
剣でゼーロに負けたらお姉ちゃん他に自慢できることがないぞ!!

【結局、どこまで行っても、火憐は火憐で】
【それでも、火憐は、きっと。ゼーロとの約束を守る事だろう】
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/07(土) 02:23:58.20 ID:CQVU8D4No
>>874

…………うぅ…………ごめんなs――――

【――言いかけて、手で口を塞ぐ】
【デコピンが嫌なのか、相手を慮ってかは分からぬが、】
【相手の話を聞かないような人種ではない、ということか】

…………敵じゃない…………
……大声で助けを呼ばなくても大丈夫ってこと……ですね……?

【そうして、相手の言動により、徐々に警戒を解いていく】
【点滴スタンドにぎゅっとしがみつくのをやめないあたり、まだ怯えているのではあるのだろうが】

――あの…………じゃあ…………その裏の世界の住人さんは…………
…………こんな夜更けに何を…………?

あ……ごめんなさい…………そういうこと聞いちゃ……――あ、ごめんなさいって…………うぅ……ごめんなさいぃ…………あ、…………

【……ごめんなさい無限ループの完成の瞬間である】
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 02:31:27.61 ID:b/sa7UWVo
>>875

【しかと約束の言葉を受け取って】
【火憐らしい飾り気のないむき出しの言葉だからこそ、それ以上に心強いものはなかった】
【安堵からか泣き顔に僅かな笑みを浮かべて、でもやがてそれは涙に消されてゆく】


―――うん、……うん!…ひっく……ぜったい…だよ…っ…

【何度も何度も頷いて、どこからどう見たって普通の日常が送れることを願った】

【日常を憧れる気持ちは、ゼーロにもある】
【前回火憐も目にした、ゼーロの狂気――それが完全になくなるまでは、彼女は人としての生活を送ることは出来ない】
【もしかするとそれは、剣術で火憐と肩を並べるよりも、遥かに困難なことかもしれない】
【火憐が祖父を超えた後もなお、ゼーロは自分が自分であると確立できていないかもしれない】

【これもまた――――ひとつの競争に、なるのだろうか】

【火憐が祖父を超えるが先か―――】   【ゼーロが狂気に打ち克つが先か―――】

【運命は、神のみぞ知る】


………うん…わかった……ぐすっ…
お姉ちゃんに勝てるようになるまで……いっぱい修行する!……

【花鳥風月はゼーロの技量からして盗めないかもしれない】
【それでも、彼女は彼女なりに精いっぱい修行をすることだろう】


――――そんなことないよ……


【だって、お姉ちゃんはわたしよりも、こんなに優しいのだから】


【だんだんと、落ち着いてきたようだ】
【鼻を啜る音は聞こえるだろうが、嗚咽はもう聞こえてこない筈だ】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[saga]:2011/05/07(土) 02:41:25.78 ID:BrgEakwvo
>>876

……うん。
最も……貴方から攻撃してきたら、私も迎え撃つけど。
貴方は悪い人には見えないし、大丈夫でしょう……?

【声自体が冷ためというか、感情に乏しいものであるため】
【安心感を与えるには微妙に不向きだったりするかもしれない】

別に、隠すようなことじゃ無───

【「ごめんなさい」。この言葉を聞いた瞬間、話が途切れ】

…………私、言ったよね?
次「ごめんなさい」って言ったら────

【テクテクテクと歩き、相手に近づき】
【身長が約30cm程相手より低いので、若干背伸びしつつ左腕を伸ばし】

───デコピン一発って。

【相手の額を狙って、親指で思い切り中指を弾いた】
【──所謂、「デコピン」である】
【手加減と優しさとか一切無い、本気100%】

【所詮ちびっ子少女の一撃であるため、威力の程はお察しであるが】
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 02:41:36.45 ID:BD9TH3cno
>>877
ああ、絶対だ!

【火憐の、返事は力強い。恐らく、確実に、火憐はこの誓いを守る事だろう】

【火憐は、信じている。あの日の狂気を見て尚、決してゼーロが狂気に負ける事は無いと】
【其れは、お姉ちゃん≠ニしての、勘である。そんな、根拠の無いものだけれど】
【それでも、火憐は、信じ続ける。己の妹≠ニ共に、過ごせる日々を】

【神が、もしゼーロの道を決めて、その先に絶望が有ったとしても】
【だったら道を変えればいい、そう言ったのは、《R.I.P.》最終戦、人を辞めたその時の言葉】
【火憐は、口を開く】

――――運命は、変えられる。
刃で、切り開き、焔で焼き、燃やし、溶かし曲げ、そして、何なら道を作ってしまえばいい。
一本道なら、さ。横に道作っちゃえば全然別の道だろ?

【そんな、いかにも火憐な、楽観主義な言葉を、いつも通りの明るい様子で、掛けるだろう】
【このバカの手にかかれば、大抵のことが簡単そうに感じてしまうかも知れなかった】

はっはっは!!
だったら私も追いつかれないように、がんばらなきゃな!!
私の紅蓮剣姫/鬼≠フ完成が、お祖父様を超える日なんだから!

【胸を張って、待ち等しないから付いて来いと、そう言って】
【慈愛と誇らしさが或る瞳で、ゼーロを見つめて】
【そして、ゼーロの言葉に破顔】

……ありがと。

【そして、落ち着いてきたゼーロの頭をぽんぽん、と叩いて】

……そうだ、しばらくぶりに宿取ってるんだ。
……来るか?

【なんか、いっつも一緒の宿で一晩過ごしている気もするが】
【一緒にいたくて、そういった】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/07(土) 02:56:39.37 ID:CQVU8D4No
>>878

――――ひぃっ…………!

【デコピンこわいデコピンこわい】
【そんな感情が滲み出る悲痛な声】

【――が、逃げない】
【というか、逃げられない】
【腰砕けな上に、点滴している身である】
【すたこらと逃げ出したら、むしろそっちの方が驚きなくらいだ】

【……と、いうわけで――】


――…………あたっ…………!!


【――ベチンッ!!】

【クリティカルヒットしたデコピンに、へなっとその場にへたり込む彼女】
【しかし、なんとまあ情けない姿だろうか……】

…………ひどいぃ…………
…………裏の世界の住人さんは…………乱暴なんですか…………
………………うぅ…………これが……世界の選択………………
やはりわたしのような人間が外を出歩くなんて……おこがましい行為なんですね…………
……こんなていたらくだから勘当されるんですね…………お月様のおたんこフール…………

【おでこを抑え、伏し目がちに、ぐちぐち……】
【……驚きの弱さ!】
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 02:57:40.74 ID:b/sa7UWVo
>>879

【火憐の言葉を咀嚼して、反芻する】
【運命なんかに縛られることはない。それがもしも神によって創られた物でも―――】


―――うん……なんだか、火憐お姉ちゃんらしい、ねっ……

【嗚呼、絶望も神も、火憐と一緒ならば殴り飛ばせるのではないか】

【涙を腕で拭って、顔を上げ、火憐を見る】
【そこにはもう、笑顔が戻っているだろう――】


紅蓮剣姫/鬼=c……かあ…頑張ってね、お姉ちゃん

【自分が追いかけることで少しでも火憐の後押しになれたら、そう願う】
【真っ赤に腫れた眼は、それでも澄んでいて】
【まるで淀みのない祈りが宿っているようで―――】


うんっ

【一緒に居たいのは、彼女も同じだ】
【火憐の提案に、いつものように乗るだろう】
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 03:03:52.30 ID:BD9TH3cno
>>881
はっはっは!!細かいこと考えるのは、苦手だけどな。
でも、だからこそ、見えてくるものがある、らしいぞ?

【火憐の世界は、何時だって単純だ、だからこそ、火憐は迷わないし、突き進む】
【……だからこそ、無理をして、腕を失い、人を辞めるという事にもなるのだが】
【それでも、目の前の笑顔を見て、此方も笑顔を返して】

ああ、頑張るよ。
だから、ゼーロも、な!

【そう言うと、くしゃくしゃと元気づけるように髪をかき回すだろう】
【割と髪が崩れてぐしゃぐしゃに成りそうだ。力加減がバカなのは仕様である】

じゃ、行くか。割と近いんだよ。

【そう言って、暫く歩いていき】

【――――キング・クリムゾンッ!!】

【普段どおり、あまりきれいではないホテルに、たどり着いた】
【慣れた様子で、チェックインすると、一階の奥の部屋に歩いていくだろう】
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[saga]:2011/05/07(土) 03:10:57.53 ID:BrgEakwvo
>>880

……。

…………………えー。

【まさかへたり込まれるとは思わず、逆に驚いた少女】
【「もしかして私って意外と強かった?」】
【みたいな感じに勘違いしかけるが、直ぐに心の中で首を横に振り】

…………そんな、落ち込まないで。
……もう、デコピンはしないし、
外を出歩いちゃいけない人なんて、いないから……。

ほら……飴、舐める?

【色々通り越してもはや可哀想になってきたようで】
【しゃがみ込んで相手の目線に合わせると】
【ポケットから飴(イチゴ味)を取り出し、相手の顔の前にかざす】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 03:16:38.19 ID:b/sa7UWVo
>>882

お姉ちゃんに追いつくからがんばるもん!

【時には単純に、躊躇いを捨てて直感に頼るのもいいかもしれない】
【むしろゼーロは今までにその方法をあまりとったことがない分、ある意味では難しいのかもしれないが…】

【うぼあー。ぐらんぐらん。頭が揺れる】
【手を離すとてっぺんが一部逆立っているだろう】
【涙は、もうない】


―――――――

【部屋に入ると、布団を敷く】
【そして、もぐる】

【そう言えばいつも一言も話さずに寝るような…】
【火憐が先に寝てしまうからだと言うことにしておこうそうしよう】

【火憐が着替えると、笑顔で手招きをするだろう】
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/07(土) 03:19:43.19 ID:CQVU8D4No
>>883

…………あ…………ありがとうございます…………

【立ち上がることはせず、そのままの体勢で、飴を受け取って、】

……その……会話中に頂くのもお行儀悪いので……後で頂きますね……

【――と、懐にしまい込む】
【ぺこぺこと頭を下げる様は、やはりどうにもこうにも典型的気弱ぶりを漂わせる】

…………そ、そういえば…………聞きかけていたところでしたが…………
……あなたは…………こんな時間に…………何を…………?

【続けるのは、思い出した質問】
【彼女は、尋ねかけながら立ち上がろうと――】

………………腰が…………抜けました………………

【――立ち上がれませんでした】
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 03:22:35.35 ID:BD9TH3cno
>>884
ん、ちょっとまって服脱ぐ。

【そう言って、と言っても上半身は晒布のスタイリッシュ痴女】
【デニムを脱ぐだけで下着姿。着替えは楽だった】

……ありがとな、ゼーロ。

【ゼーロと一緒の布団に入って、ゼーロを抱きしめようとしながら、そう言う】

……ちょっと、さ。やっぱり人じゃなくなったら、怖がられるかな、って思ってたから。
…………私も、さ。そんなに、ゼーロが思ってるほど、強くないんだ。

でも、私お姉ちゃん≠セから。
だから、さ。いくらでも、頼ってくれていいんだぞ。
でも、さ。今日だけは……、少しだけ、抱きしめさせてくれ。

……色々有って、ちょっと、疲れた………………zzz……

【珍しく真面目なシリアスモードだったのに、結局寝てしまう】
【でも、妖怪と成って、姿は変わっても、火憐の寝顔は、全く変わっていなかった……】

//乙でしたー!!
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 03:30:55.56 ID:b/sa7UWVo
>>886

――――………。

【火憐の本音に、ゼーロは何も返さなかった】
【ただ、燃え盛るような紅蓮の髪に手を伸ばして――】


――――――もぅ……

【やっぱり寝てしまった火憐の寝顔を見て顔を綻ばせ】
【大丈夫だよ、そう諭すかのように撫でるだろう】

【やがて、腕の中で、静かに眠りにつくのであった……】


/お疲れさまでしたー!!
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[saga]:2011/05/07(土) 03:31:04.60 ID:BrgEakwvo
>>885

……連続殺人記録を、更新していた。
───……そういえば、貴方で丁度100人目ね。
おめでとう……そして、さようなら。



…………なんて、嘘だけど。

【嘘を明かすまでに結構な間を置いている】
【演技抜きで常にポーカーフェイスなため、こういう嘘は得意なようだ】

………………ぇー。

【なんだかもう、驚きでこっちが腰が抜けそうだよと】
【そんな感じの気持ちである少女】

ほら…………これで、立てる?

【先に立ち上がると、相手に向けて左手を伸ばし】
【もし相手がこの手を取ったならば、引っ張って立ち上がらせようとするだろう】
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/07(土) 03:46:36.93 ID:CQVU8D4No
>>888

…………………………

【――――――――ごぽっ】




…………あ…………嘘ですか…………
もう……驚かさないで下さいよ…………衝撃の余り吐きかけましたよ…………

【――――?】
【違和感を、感じた、かも、しれない】
【……この気弱少女自体は、相変わらず異常な気弱さを発揮しており、異変はない】
【だが……「点滴」――静かに雫を垂らすそれが、一瞬、「水泡」を生じた、ような――?】

…………お手数お掛けします…………

【そうして、何事もなく、彼女は手を取って、立ち上がらせて貰う】
【その手は、白く、冷たい、まさしく病人とでも言うべき手で――】

…………あ…………そうだ…………
外で人に出会ったら…………おたずねしたいと思っていたことが…………

【――ふらふらと体制を整えながら、ふう、と一息つくと、】


……わたし……色々と「世間」というものを知らなくて…………
裏の世界の住人さんは……きっとそういうものに詳しいような……
…………「あうとろー」っていうんでしょうか……そんな気がしまして…………

……「代表的な大国・都市」「立ち入らない方がいい場所や地域」「良い意味でも悪い意味でも有名な人や集団」……
それから……「よく人が死ぬ場所・国・地域・都市」…………

……あの……もしもよろしければ……ご教授いただけないでしょうか…………


【探り探り、相手の顔色を窺いながら、そんな風に、次なる質問を繰り出してみたり】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[saga]:2011/05/07(土) 04:03:02.77 ID:BrgEakwvo
>>889

…………?

【注意深い少女。違和感の正体──「水泡」に気づく】

……驚かせるために、嘘を付いた。
吐きかけたのなら……成功。

だから、何の問題もない…………。

【──が、世間知らず気味な少女】
【「水泡」も点滴の仕様なのだと勘違いしてしまい】
【結果、疑問すら抱かずスルーしてしまう】

…………私だって、詳しいわけじゃないけど。
まあ……世間一般の、常識程度なら。

代表的な大国は……水の国。
代表的な都市は、光の国の聖都……。

立ち入らない方がいい場所は、基本的に何処の国でも路地裏……。
……というより、人目につかない場所は、大体危険。
この時間帯に出歩くのも……あんまり、お勧めできない。

有名な集団……正義組織の「justice」とか、悪組織の「カノッサ機関」とか。

良く人が死ぬ場所……。
さっき言った危険地帯は普通に人が死ぬし……後は、テロが多い水の国とか。


…………ふぅ。
質問があるなら、聞くけど……。

【一気に全ての質問に答え、大きく息を吐いた】
【顔色は常に無】
【只でさえ感情表現の乏しい少女が、説明モードに入ったのだから当然といえば当然である】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/07(土) 04:19:56.65 ID:CQVU8D4No
>>890
【――結果、やはり、何も起こらない】
【つまるところ、疑問を抱かぬのは、間違いではないのだ、決して】

【……というわけで、彼女は、懇切丁寧な説明を、真摯に聞き入れる】

…………うんうん…………なるほど…………

【インプット、インプット、インプット】

…………あ……ありがとうございます…………確かに覚えました…………
……とても……その……参考になります…………

【そして、やっぱり頭を下げる、下げまくる】

……質問…………では…………お言葉に甘えて…………
…………可能ならば…………自己紹介……あ、いえ……「お名前」を……………………

【控えめに、極々控えめに、追加の質問】

…………あ、先に名乗らないのは失礼ですよね…………
わたし……わたしは……『千日紅(せんにちこう) ひゆ』…………と申します…………

……代々医者だった家系に……頭だけは……よく生まれまして……
…………これでも…………「医者」の端くれ…………だったりします…………
………………もう……千日紅の家系とは……縁を切られましたけど…………

【……未成年と思しき容姿でありながら、「医者」――】
【とんでもない人間も世の中にいるもんだ……が、「失明+点滴」、しかも勘当された、などという有様ということは……】
【――天は二物を与えず、という言葉が、相応しい、かもしれない】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都)[saga]:2011/05/07(土) 04:35:10.18 ID:BrgEakwvo
>>891

……そんなに、頭を下げなくてもいい。

【何事も程々が一番というか】
【行き過ぎた善意は、時として鬱陶しくなるものである】

ひゆ……覚えた。
医者だなんて、凄い…………。

【嘘偽り無く、本心から褒める】
【上手いフォローが出来ないから、"不幸"の部分には触れない】
【ただ、本心を隠しておくのも嫌だったようで、褒めた】

…………私は、ニナ。
そうね……自己紹介、か。
"人造人間"、やってる……───あ、これは嘘じゃない。

【人造人間といったが、少女の容姿に不自然な点は何も無い】
【いや、首だとか露骨な異変はあるが──それを除けば、完全に人だと言っても過言ではない】

……眠い。
そろそろ、帰る……またね、ひゆ。

…………帰り道には、気をつけて。

【ただ、もしひゆがこれらの事項に疑問を抱いたとしても】
【質問をする機会を得られる前に、少女はこの場から歩き去っていった───】

/お疲れ様でした!
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/05/07(土) 04:44:07.40 ID:CQVU8D4No
>>892

…………あぅ……すみません…………

【――結局、謝る】
【染み付いた行動原理というのは、直そうと思っても中々難しいもので……】

……あの……今日は……ありがとうございました…………
お礼になるかもわかりませんが…………もしも医者が必要な事態になりましたら……わたしが……
……あ……会えるかは……わかりませんけど…………
……お、お休みなさい……お気を付けて…………

【誠心誠意の言葉と共に、ニナを、見送るのであった――】



…………人造人間……です……かぁ…………

……世間には…………色んな方がいるとは思ってましたけど…………

………………隙がないってのは、手強い、ですね………………


【――――「カー、カー」――――】


【どこか、近くで、カラスの鳴く中、彼女は、またふらふらと、歩き出す――】


/ありがとうございました! お疲れ様です!
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[saga]:2011/05/07(土) 08:58:10.98 ID:MuXi6HxAO
【路地裏】
早く…早くJusticeに届けないと……
【黒髪ポニーテールの少女が焦ったような顔で血の匂いの籠った路地裏を足早に歩いていた】
【歩く度に足元から風の魔力を発生していて、歩行を補助しているのが分かるかもしれない】
【彼女はどす黒い魔力を発生させている何かを右手に持っている】
【それは哲学者の卵≠ゥのカノッサ機関最悪の兵器】
【昨夜とある事情でそれを手に入れてしまった少女はそれを捨てるわけにもいかず、こうして一刻も早く正義組織に預けてしまおうとしているのだ】
【少女が普段通らないような道。今までは運良く誰にも会っていないようだが──?】
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 09:04:13.99 ID:/QxMCK1Q0
>>894

うがあっ

【深紅の眼の男は、今日も今日とて路地裏にいた】

【何やら、少女にぶつかってしまったようだ】

あ、お嬢さんその手に持ってるものは一体何かな??

【男は、まったく敵意を見せず】

【強く、静かな闘意を見せた】
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 09:19:59.71 ID:MuXi6HxAO
>>895

きゃっ…

【青年にぶつかり、少しよろめく】
【そして青年から敵意が見えないのを悟ると少し安堵しながらも、一応距離を取りつつ回り込むように前へ進もうとする】

Justiceに哲学者の卵を届けようとしてるんです。早く行かなきゃ行けないので、これで……

【その口から出たのは一般市民にも十分に認知されている組織と兵器】
【Justice…水の国に居を構える正義組織の一、日々機関その他の悪と戦う市民の心の拠り所】
【哲学者の卵…埋め込まれるとその者の悪意を増幅させ、正気ではいられなくなるという噂の悪意の兵器】
【青年が常識的な知識と感性を持っていればそのまま通してもらえる──だろうか?】


/一般人の認識を書いたつもりです、詳しく知りたいならばwiki参照してください
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 09:24:11.45 ID:/QxMCK1Q0
へぇー、そうなんだぁ

【男、翼にはその時点で悪意もくそもなかった】

んなもん、スパっと壊した方が楽だとおもうけどなぁ

【なおも哲学者の卵を観ている翼】

それさ、今この場で砕いたりしたら起こる??
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 09:27:12.18 ID:/QxMCK1Q0
>>896

/ちょっと出かけてきます。すぐ戻るんで
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 09:32:57.82 ID:MuXi6HxAO
>>897

えっ…いや、怒りはしませんけど…
けど…何が起こるか分かりませんし止めといた方が……

【かけられた言葉に少々唖然とする少女。彼女にとってその考えは選択肢の外にあったのだろう】
【青年に何らかの影響を及ぼしたらと考えると易々とは任せられないのだろう、困ったような愛想笑いを浮かべながらやんわりと提案を拒絶する】
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 09:33:35.63 ID:MuXi6HxAO
>>898
/了解しましたー
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 10:28:41.13 ID:/QxMCK1Q0
>>899

うーん、そうかなぁ

【男は少々落ち込んだような様子を見せる】

【別にそこまで壊したいと思っているわけではない】

なら、まぁ先を急ぎな。後、路地裏なんてあんまし通るんじゃねぇぞ

【俺みたいなのばかりじゃないんだからな、と付け加える翼】
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 10:38:40.77 ID:MuXi6HxAO
>>901

そうですね、急いでJusticeに向かいます。ありがとう
あ、名前聞いても良いですか?私、セシリア・ランツって言います

【心配をしてくれた青年に笑みを浮かべて、少女は青年に名前を問う】
【返事を聞いたならば、出逢ったときよりも若干速い歩きで路地裏を進んでいく】
【路地を曲がる時に少し振り返って手を振り、少女は消えていった】

/乙でしたー!
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[saga]:2011/05/07(土) 10:41:47.27 ID:MuXi6HxAO
【路地裏】
早く…早くJusticeに届けないと……
【黒髪ポニーテールの少女が焦ったような顔で血の匂いの籠った路地裏を足早に歩いていた】
【歩く度に足元から風の魔力を発生していて、歩行を補助しているのが分かるかもしれない】
【彼女はどす黒い魔力を発生させている何かを右手に持っている】
【それは哲学者の卵≠ゥのカノッサ機関最悪の兵器】
【昨夜とある事情でそれを手に入れてしまった少女はそれを捨てるわけにもいかず、こうして一刻も早く正義組織に預けてしまおうとしているのだ】
【少女が普段通らないような道。今までは運良く良い人にしか会っていないようだが──?】

/再度募集、ただお昼を買いに出るので最初の返信遅れます
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 12:22:30.90 ID:GhAj4+sFo
【路地裏】

さァて、今日は何するかねェ…
blue justiceのお仕事か、本業の喧嘩か悩むところだなァ

【ふらりふらりと、覚束無い足取りで歩くグレーのスウェット姿のねーちゃん】
【じゃり、じゃりと耳障りな音を立てて、派手な健康サンダルを擦っている】
【濃いオレンジの長髪には鮮やかな毒花が挿され、身を包むグレーと相反して覚めるような色彩を持っていた】
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 12:37:50.53 ID:/QxMCK1Q0
>>904

ぐぎゃ

【最近路地裏でのエンカウント率が高いとか思っていると案の定誰かにぶつかる神裂翼】

【適当に謝ろうと相手の方を見ると、相手は何やら喧嘩なれした雰囲気を出している】

あー、もしかして怒ってますぅ??

【なんだかちょっと楽しくなってきて、翼は笑った】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 12:42:48.59 ID:GhAj4+sFo
>>905
【がん、と人とぶつかったにしてはやけに鈍い音が響き】

っとォ、オイオイ!
にーちゃんよォ、人とぶつかったらまず何て言うか習わなかったのかァ?

【怒っているかと聞かれて、彼女は男にガンを飛ばし―――】


      「やんのかコラァ!」だろうがァ!!!


【違う。断じて違う】

【―――尚、ぶつかってきた際に、彼女の体の妙な“硬さ”に気付いたかも知れない】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 12:48:22.60 ID:/QxMCK1Q0
そうですか、何なら本当にやりますかぁ??

【女性の態度を見て少しばかり好戦的な態度をとる翼】

【いつもならそこまでキレやすい訳ではないが、喧嘩は好きな方なのだ】

やるってんなら、手加減はしませんよぉっ!!!

【深紅の眼が、輝きを帯び始めた】
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 12:51:54.45 ID:GhAj4+sFo
>>907
【男の言葉に、ニタリと笑ってみせて】

最近運動不足だったしなァ…
いいぜェ、思う存分やり合おうさァ!!!

【そう叫び、戦闘態勢を取るねーちゃん】
【同時に、彼女の周囲に6つの“手”が現れる】
【それは手首までの女性の手で、派手なマニキュアが塗られており、空中にふわりふわりと浮いている】
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 12:57:56.47 ID:/QxMCK1Q0
>>908

うぇぇ、なんか恐ろしげな能力だなぁ

【口ではいいつつも、楽しげな翼】

【彼が欲するは、戦いであり、勝利】

【その魂に火がついた】

ひゃっはー!!!

【自分を中心にして、周りまきびしで囲う翼】

こいよ、おねぇさぁぁぁん!!!!

【大剣を構えて、笑う】
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 13:05:52.88 ID:GhAj4+sFo
>>909
(大剣―――パワータイプかァ?)
(あれじゃァ、オレの防御力でも危ねェかなァ…それにうかつに近寄れねェようだ)

【大剣と巻かれたまきびしに警戒したのだろう、彼女はまず遠距離攻撃で様子を伺うつもりのようだ】

そォらァ!!!

【女性の周囲の“手”が、男を指差してまっすぐに飛んでいく!】
【それはさながら、槍の雨のようで】
【スピードは遅いが、ひとつひとつの“手”は硬化されているため、当たればそれなりに痛いだろう】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 13:11:21.48 ID:/QxMCK1Q0
造作もないねぇ

【翼は、飛んできた手に対して大剣で対応する】

【大剣は能力によって燃えているため、手を上手くはじくことに成功した】

【そうはいっても二発ほどもらったのだが】

なかなかにおもしれぇ能力だが、遠距離だけで俺に勝てるのかな

【挑発する様な言葉をかける翼】

【そこには一つの意図があるが、女性はきずくのか??】
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 13:24:10.21 ID:GhAj4+sFo
>>911
【弾かれた“手”には、若干ヒビが入っており】

ちィ、小手先だけじゃ無駄ってかァ…
まァいい、今こそお披露目の時だなァ

機関・水の国支部の新作―――Calamity-β≠なァ!!

【何か隠し玉があるのだろう、女性は男目掛けて一直線に駆ける】
【そして懐に手を入れ、武器を取りだそうと―――】

………ん?
えっちょ、無い…!?

【男の3m程手前で、ぴたりと立ち止ってひたすら懐を探っているが…どうやら、出そうとしていた武器が無いらしい】
【ちょっとの間をおいて、何かを思い出したのか彼女は恐ろしい形相になり】

   
      ―――あんの野郎ォ、スりやがったなァ!!!!


【どうやら、出そうとしていた武器を誰かにスられたようで…】
【仕方なく、彼女は拳での戦闘に切り替える】
【まきびしの巻かれた中につっこみ、拳の形状にした“手”と共に男目掛けて殴りかかる!】
【合計7つの拳、大剣で全て弾くのは難しいか―――?】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 13:28:59.51 ID:/QxMCK1Q0
........かかったね

【その瞬間、まきびしどうしに仕掛けられたワイヤーによる網が起動する】

【自分は上手くさけると、翼は手と相手本体をまとめて閉じ込める】

あー、それ爆弾を細くしたワイヤーだから

―――で、まだ続けますかぁー??

【大剣をいつでも振り降ろせるように構えると、彼は笑った】
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 13:38:47.45 ID:GhAj4+sFo
>>913
【ワイヤーの網―――それは、彼女の全く予期していなかったもので】

何ッ…!?

【手もろとも、彼女は絡め取られてしまい。その状態では、目の前で大剣を構える男への対処策も無い】
【まさに一網打尽。剣持ってる相手に丸腰で突っ込んでいくようなアホの子には、相応しい姿かも知れない…】

あー、Calamity-β≠ウえあればなァ…ちっくしょォ
使いたくねェナイフはあるが、爆弾仕込まれたワイヤーじゃァうかつに切れねーし…

【ゔ〜〜〜〜と悩んだ末、彼女は仕方なく両手を上げて】

はいはい、降参!
アンタの勝ちだよ、ったく久々に完敗だぜェ?

【はぁー、とため息をついて。ただし楽しかったのだろう、笑顔を見せて男にそう言い】

んで、アンタの名前は?
オレは優蛾チャン。
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 13:43:46.96 ID:/QxMCK1Q0
あー、俺は神裂翼ってしがない男だよ

【実はもっと戦いたかったのだがそんな事は口が裂けても言わない】

【翼はワイヤー網を外し始めた】

所で、Calamity-β≠ツーのは何なんだ??

しっかし今日は哲学者の卵やら色々妙な名前聞く日だなぁ

【またしても出てきた新しい名前に興味があるそぶりな男】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/07(土) 13:49:57.13 ID:n1v1WJJDO
/横からですが、神裂さんの方
/【相手を纏めて閉じ込める】と書くと、「確定描写」になります
/回避出来る可能性の無い様に書かれた攻撃は、このスレでは禁止しています
/出来れば、【閉じ込めようとするだろう】等、貴方と攻撃の駆け引きが出来る描写を書いて頂ければ幸いです
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 13:53:06.10 ID:/QxMCK1Q0
>>916

/分かりました。>>914さんも申し訳ありませんでした。

>>912からやりなおした方が良いでしょうか??
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 14:00:02.38 ID:GhAj4+sFo
>>915
【ワイヤーから解放され、やれやれと優蛾は背伸びをして】

翼、な。覚えておくわ。
しっかし厄介なまきびしだなァ、捕まっちまえばそれ以上戦えねェしよォ…

【続く男の言葉に、彼女は知っている限りの情報を話し始める】

Calamity-β≠ヘ、オレがレギンっつー奴から貰った武器さァ
機関・水の国支部の新作兵器なんだとよ、ちなみにレギンはそこの支部長代理。

んで哲学者の卵っつーのは、まぁオレもお目にかかった事はないから何とも言えねェが…
機関の造った兵器で、埋め込まれると何かとんでもねェ目に遭うらしい。

【そして、思い出したようにもう一言付け加え】

ああ、ちなみにオレは“blue justice”っつー同盟に属してる。
“不殺”と“悪の更生”がモットーで、まぁ詳しくはいろんな所にポスター貼られてるから解るだろうさァ。

そう言う訳で機関とは敵対してることになるんだがなァ、まぁ奴らも全部が全部悪人って訳じゃねェ。
オレなりに見定めてから、ぶつかる。
そう決めてんのさァ…っと悪い、話が長くなったなァ

【そう言って、彼女はまた笑みを見せる】
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 14:02:49.85 ID:GhAj4+sFo
>>917
/おっと、見逃してました
/今回はこのまま続けてOKです!
/>>1を読むのは必須ですが、その他にもwikiの左メニューの『新規の人はまずこちら』の項目を読んでみると解りやすいですよー!
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[saga]:2011/05/07(土) 14:04:40.19 ID:MuXi6HxAO
【路地裏】
早く…早くJusticeに届けないと……
【黒髪ポニーテールの少女が焦ったような顔で血の匂いの籠った路地裏を足早に歩いていた】
【歩く度に足元から風の魔力を発生していて、歩行を補助しているのが分かるかもしれない】
【彼女はどす黒い魔力を発生させている何かを右手に持っている】
【それは哲学者の卵≠ゥのカノッサ機関最悪の兵器】
【昨夜とある事情でそれを手に入れてしまった少女はそれを捨てるわけにもいかず、こうして一刻も早く正義組織に預けてしまおうとしているのだ】
【少女が普段通らないような道。今までは運良く良い人にしか会っていないようだが──?】

/使い回しで申し訳ない
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 14:07:28.36 ID:/QxMCK1Q0
いや、構わねえよ

そういや、さっきセシリアってこが、あんたらの同盟とやらに哲学者の卵を届けに行ってたぜ

【軽い口調で話す翼】

“blue justice”かぁ、俺も入ってみてぇなぁ

なんつーか、そのモットーに共感できる

【うんうん、とうなっている翼、数日前は彼も悪に近かったのだが】

俺も更生させられた側だしなぁ
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/07(土) 14:13:23.29 ID:yP5rrkYNo
>>920

【路地裏の角から、青年が1人――】


ん……急いでる子がいるね……

【黒いスーツに、カーキのモッズコートを来た某刑事そっくりの服装】
【黒い瞳に、黒い髪を短く切り上げ、爽やかな印象の青年】

【身長は170後半で、年齢は20歳前後といった辺りだろう】

お……それは……
お嬢さん、それをどうするつもりなのかな……?

【少女を見るなり、右手の哲学者の卵に気づいて、そんな問い掛け】

【口調には何処か余裕があり、哲学者の卵の詳細を知ってるのだろう】
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 14:19:07.23 ID:GhAj4+sFo
>>921
【男の言葉に、優蛾は軽く首を傾げて】

セシリア?
…んー、知らねェなァ。
あー、もしかして『Justice』の方じゃねェかァ?
似たような名前だからなァ、オレがいる方の正式名称は『blue justice/青義同盟』っつーのさァ。

【そして、翼が入りたいという意志を見せている事に気づくと、嬉しそうな笑みを見せて】

OK、オレからの推薦つーことで、青義同盟の仲間になってくれ!
アンタみてーな強い奴なら、大将も大歓迎だろうさァ。
さぁ、どうする?

【翼が本当に入るかどうか、意志確認をして】

へェ…そうだったのかァ。
実はオレも更生させられた側でなァ。
何か似たもの同士だな、これからもよろしくしてくれよォ?

【そう言って、へへ、と笑い】
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 14:27:26.70 ID:/QxMCK1Q0
うーん、俺じゃお役に立てそうにないし、止めとくよ。フリーの方が気が楽だ

だが、何か用があったらたいってもらっていいぜ。相談に乗ってやる

【いつも見せない、子供の様な表情を見せる】

つってもあんまし役に立てねぇかもしんねぇかもよ

ま、宜しく頼むぜ優蛾さんよぉ

【くったくのない笑顔を見せる翼は、どこか本物の子供の様だった】

んじゃ、俺はそろそろ帰るわ。んじゃなー

/乙でしたー
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 14:28:36.49 ID:MuXi6HxAO
>>922
はぁ…はぁ…
あ、こんにちは…

【少々息を荒くしながら出会った青年に対して挨拶をする】
【少女にとって歩くこと≠ヘ重労働─正確には慣れていないだけのだが─らしく、頬は赤くなり、うっすらと汗をかいている】
【クセのある前髪が顔に張り付き、少し色っぽいかもしれない】

(優しそうな人だな…)
Justiceに届けようと思っています。昨日たまたま手に入れちゃったんですけど、怖いですから…

【青年の爽やかさに好印象を受けたのだろう、警戒心をあまり感じさせない様子でそう口にした】
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 14:34:45.51 ID:GhAj4+sFo
>>924
【男の言葉に、あらら、と言っておどけて見せて】

ざーんねん、でも確かにフリーのがずっと気楽だぜェ
決まり切った意志なんてそうそう持てるもんじゃねェのに、そいつを問われちまったりもするしよォ。

おお、何かあったときは遠慮なく力借りるぜェ?

【翼の言葉に、そう応えて】

んじゃーな、またどっかで会おうぜェ

【去っていく男に、“手”をひらひらと振った―――】

/乙でした!
/また機会があったら絡ませて下さい、では!
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/07(土) 14:38:48.73 ID:yP5rrkYNo
>>925

あ、どうも……
ごめんね……挨拶わすれちゃったよ……
【ふふ、と怪しい笑みを顔に貼り付けて】
【お兄さんっぽい雰囲気で挨拶を返すと】

Justiceに……?
どうせなら……俺が貰っておこうか……
俺Justiceじゃないんだけどね……

【怪しい笑みは絶やさずに、冗談っぽく青年は紡ぐが】
【右手は少女へと伸べられていて】


【尚―――少女が魔翌力を感知出来るようならば、青年の胸から、右手の哲学者の卵と同じ、黒い魔翌力が少し滲み出たのが分かるだろう】
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 14:51:04.95 ID:MuXi6HxAO
>>927
どうせだから≠ナJusticeじゃない…?
もしかして、対機関連合や青義同盟の方だったりするんですか?

【彼女に魔翌力を感知する術はない】
【故に、警戒すべき時に警戒することが出来ず】
【的外れなことを言いながら青年に歩み寄り、卵≠差し出そうとするだろう】
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 14:52:43.87 ID:MuXi6HxAO
>>926
/せっかくなんでついでに
/舞台裏でも質問したのですがセシリアは翼さんのお名前を聞いたということでよろしいでしょうか?
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/07(土) 14:59:49.17 ID:yP5rrkYNo
>>928

(ちょっとしくっちゃったな……、気をつけて抑えないと……)



ん……?
俺は……どこにも所属してないよ……

【少女へと言葉を返すが、頭の中には違うことが渦巻いていて】
【返事が、そっけなかったのはそのせいだろう】

【どうも、と礼を言ってから哲学者の卵を受け取り】
【丁寧に、コートのポケットへと卵を戻す】

【よく見れば、不自然な事に、ポケットに卵を入れてもポケットがあまり膨らんでいないのに気づくだろう】


あ……そうだ……
たまたまって……落ちてたワケじゃないでしょ……
君、いったいこれどこで……?

【言葉は問い詰めるようなものだが、口調がゆったりとしてるためか、そんな気にはあまりさせないだろう】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 15:12:57.59 ID:MuXi6HxAO
>>930
えっ、どこにもって…
そ、それじゃあ危ないですよ。やっぱりJusticeに届けないと──あ、あれ?そこのポケットに入ったはずなのに…

【話の流れから青年は正義組織に属していると思っていたため、彼の言葉を受けて少女は面食らった顔をする】
【そして返してもらおうとするがポケットに膨らみが見当たらず、困惑した顔を浮かべる少女】


昨日の夜、ナンバーズと小競り合いになっちゃって撃ち込まれそうになったんですよ
何とか避けれましたけどもし当たってたら……

【ブルッと体を抱くようにして身震いをする。汗が冷えてきたこともあるだろうが、決してそれだけが原因ではない】
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 15:18:15.13 ID:/QxMCK1Q0
>>929はい、OKです

ところで、乱入しても、よろしいですか??
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 15:22:47.22 ID:iusIsnrSO
>>932
/横ですが、セシリアさんの人とは先ほど絡んだばかりなのに、また絡みに行くのはどうかと…
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 15:26:07.47 ID:/QxMCK1Q0
>>933

/確かにそうですね、今回は止めておきます。
/まだあまりここになれていないので.......ご指摘ありがとうございました。
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 15:26:26.56 ID:MuXi6HxAO
>>932
/夜に予定があるので複数はごめんなさい、またの機会に!
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/07(土) 15:33:09.33 ID:yP5rrkYNo
>>931

そう……じゃあしかたないな……

あ……俺も能力持ちだからね……

【残念そうな表情を浮かべながら、右手を再びポケットへと突っ込むと】
【手に収まれたのは、実物大の哲学者の卵】

【と共に落ちるのは、十字架型のドットタグ】
【≪No.112≫と大きく書かれた其れは、カノッサ機関氷の国支部所属を表すと共に、カノッサ機関ナンバーズで在る事の証で】

【もし少女が、ドットタグに視線を移したり、拾おうとするのであれば、次の瞬間に目の前に広がるのは、卵を投げようとする青年の姿】
【狂気の篭った笑みと共に、少女目掛けて、卵が投げられるだろう】


【少女が、ドットタグを気に掛けないようであれば、ドットタグを拾うだろう】
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 15:49:13.98 ID:MuXi6HxAO
>>936
あ、何か落ちま──ッ!

【青年の狙い通り、少女はドッグタグに目を落とし、拾おうとして】
【その瞬間、青年が何か≠振りかぶるのを目にした】
【体は回避行動を取ろうとしたが完全に油断していたためそれは不十分で】
【卵≠ヘ少女の右肩に突き刺さった】

─あぐっ!
なっ…何を…──

【そのまま地面に尻餅をつき、痛む肩を押さえると、違和感】
【パッと肩に目をやると、ウじュうジゅと音をたてながら根を張っていく──卵──】

─────────ッ

【茶色の瞳は限界まで見開かれ、口をぱくぱくとさせながら、少女の顔は真っ青に真っ青になっていく】
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 15:50:19.54 ID:/QxMCK1Q0
【街中】

こんなとこにくんのは初めてだなぁ

【路地裏にいる事が多い深紅の眼の男は、街中にいた】

【とくに用事など無いが、路地裏にいても暇だったから来てみたのだ】

うーん、ネックレスでも買ってみようかなぁ?

【買い物の予定を考えてぼーっとしている彼の事なので、誰かがぶつかってきたりしても文句は言えまい】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 15:50:49.88 ID:RQ5Em/xSO
【大通り】
【首に赤いペンダント型のオルゴール、左右のお下げを縦ロールにした銀色の髪、色白な肌、左が鮮血色、右が黒っぽい血色の所謂「オッドアイ」】
【裾に白いフリル、胸元に小さな蒼いリボンが付いた黒のワンピース、その上から羽織っているのは両袖に黒いフリルが付いたケープコート、ズボン代わりか白いドロワースを履いており】
【靴は黒く、赤いリボンが付いた、モコモコとした素材のブーツと、人形のような服装の幼女が−】

【彼女を知る者ならこう言うだろう】
【“珍しいね”と。彼女は今、一人だ】

【実を言うと彼女は、今日病院を退院したばかりで。顔色は、少々悪い
【傍らに居る筈の彼は、彼女よりもやや傷が深く、未だ病院に居る−】

はぁ……っ。ヒマでヒマでしゃあないですから…………

【先程買ったばかりのアイスクリームを片手に、適当なベンチに腰掛けて】
【背もたれに全体重を預け、くつろいで往来を眺めている】



【知り合いだとしてもやや異様な光景】
【そして知り合いじゃないとすれば、「顔色の悪い幼女が一人きり」というのは、正義感なり悪趣味な考えなり、浮かんだりするのではないだろうか】
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 15:58:59.53 ID:/QxMCK1Q0
/>>938は取り消します。

>>939

うーい、チョッち君ぃ??

【悪意でも善意でもない、好奇心を向ける深紅の眼の男】

そんな所で何をしてんのさぁ、可愛い子が一人でいたら狼に襲われるぞぉ!?

【妙に高いテンションで幼女に話しかける彼】

まったく、保護者は何をしているんだ!!

【幼女の話は、耳に入っていない】
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/07(土) 16:05:41.70 ID:yP5rrkYNo
>>937

ごめんね……
まぁ……聞こえてるかどうかは分からないけど……

【うふふ、と言葉とは裏腹な、狂気に満ち溢れた声で少女へと話しかける】

やっぱり……悪いことってのは、気持ちいいんだなぁ……

特に……君みたいな……青春真っ盛りの女の子のコレからを奪うような事は……最高だなぁ……

【周りにあふれ出すのは、哲学者の卵の黒い魔翌力と狂気】
【ふははは、と辺りに、気味の悪い笑い声を撒き散らして】

もう……孵化しちゃったのかな……?

君の名前を教えてよ……
機関に報告しなくちゃいけないからね……

【少女へと近づき、見開かれた瞳に、自分の顔を映させるかのように、姿勢を低くして】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 16:15:34.15 ID:RQ5Em/xSO
>>940

【彼女は、聞こえた来た「嫌な」声に反応を見せる】
【ナンパかキャッチセールスか……しかし自分は(少なくとも見た目は)幼女だ。まさかこんな白昼堂々とナンパなんて……】

【辺りをキョロキョロと見回して、声の主と、声をかけられた“可哀相な人”を見付ようとするが−】

(……あっれー? もしかして、ワタクシですからー!?)

【どうも、声の主はこちらを向いていて】
【然し、無視するのはどうにも、「余計にヤバい」事を起こしそう】
【渋々、彼女はそちらを向いて】

あのっ、ワタクシこう見えて既婚だからナンパとかそういうのは……えへっ

【−ひどい嘘に、聞こえるだろう】
【事実、彼女には婚約者に近い存在が居るので、あながち嘘では無いのだが……】
【その「なんか妙に焦った」口調とあいまって、やや不信感を覚えるかも、……しれない】
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 16:22:34.04 ID:/QxMCK1Q0
>>942

へ....ナンパ??誰が??誰に??

【深紅の眼の男の眼は、おどろきで一瞬だけ白くなってしまった】

【ていうか幼女があんなことを言ったせいで】

ヒソヒソ.......ロリコンナノ.......イヤーネー

【あらぬ疑いを受けていた】

えぇー!!俺はロリコンなんかじゃないって!!ったく、おいこらガキ何言ってんだよォォォ!!

【遂に幼女に対してキレ始める翼】

【もはやあの妖怪を倒した覇気などどこにもなかった】
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 16:23:37.29 ID:MuXi6HxAO
>>941
【哲学者の卵、それは宿主に危険が訪れたり、精神的に不安定になった際に孵化する確率が高まると言う】
【逆に言えば、平穏無事に過ごしてさえいれば孵化の危険性は大きく下がる】
【だがしかし、単なる一般市民である少女は卵≠ノついて噂レベルの知識しか持ち合わせておらず】
【  埋め込まれたら終わり  】
【そういう風に考えていて、その動揺は──嗚呼、それは卵≠フ養分になるというのに──生半可なものではなかった】

───ひっ!!
────ッ!

【その本性に、その悪意に満ちた声に、その歪みきった笑顔に恐怖して】
【小さく叫び声をあげて近付いてきた青年から少しでも距離をとろうと倒れた姿勢のまま後ずさるが】
【トンッと壁に背中が当たり、ビクリとその体を跳ねさせる】


───う、うわああああぁぁぁ!!!!!

【青年の質問には答えず、最早青を通り越して真っ白になった顔で叫び声をあげて】
【腰にあるデリンジャーを掴み、彼に向かって標準を合わせようとする】
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/07(土) 16:35:38.28 ID:yP5rrkYNo
>>944

ふふふ……『弱いモノいじめ』って気持ちがいいなぁ〜……

【少女の表情を見て、まるで小動物をいじめる少年のような笑顔を見せて、少女へと、また其の顔を近づける青年】

【デリンジャーを向けられたのに対して、表情を崩さず、右手をポケットへと入れて、右手がポケットから出た頃には、手には刀が握られていて】

【鞘から刀を抜き、少女へと見せ付けるように右手を出すと】

名前……教えてくれないかなぁ……
教えてくれなかったら―――


                    ―――殺しちゃうかも


【向けられたデリンジャーは何にも恐くないようで、撃たれるというようなことは何も考えていない】
【脅しの意味合いを込めて、刀を少女の腹へと向けようとする】
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 16:39:22.07 ID:RQ5Em/xSO
>>943

と、とぼけるなですからこのヘンタイ!

【ロリコン、というモノが身近にある彼女にとっては、実の所「それ程気にする事では無いのでは」というのが内心】

【そのため、少々気まずそうな表情で往来の心ない(?)声を聞いていて】

(やっ、ヤバいですから……ワタクシのせいでこの人があらぬ疑いを…………)

(いや、でもヘンにごまかすと……)

【幼女らしからぬ……いや、「子供は意外と気を遣っている」と言うから、むしろ幼女らしいのか】
【ミョーに高い思考力を発揮して、この場を打開しようとするが、どうにもこうにも思い付かなくて】

ひっ−−

【「キレられた」】
【それが彼女の、“自衛の本能”……ニンゲンにならば必ず備わっている本能を、刺激したらしい】
【アイスクリームが、べちゃっと地面に落ちて−】

【彼女の背中から飛び出す、大量の……触手、に見えるだろう】
【その正体は、“黒い包帯”である。明らかに不自然な発生……“能力者”】
【しかも彼女の雰囲気は、明らかに「場慣れ」した戦士のモノ−】

【包帯が独りでに動いて、彼の四肢を拘束しようとする】
【抗えば、逃れるのはたやすい。速さは無いが、一度捕まれば、「普通の包帯」“ほどは”簡単にはちぎれない“それなりに高い強度”による“弱者には”十分な即席の拘束が出来上がりだ】

【その光景、そして翼の覇気の無さから往来の人々は、仮の「力関係」を把握したらしい】
【もはや、ミョーな噂などしていない。幼女に向けられる奇異や恐怖の視線と、翼に向けられる哀れみや軽蔑等の視線が、往来の意志を代弁している】
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 16:45:57.07 ID:LIU62UH1o
【公園】

【屋根の下、休憩所のベンチに一人の青年が座っている】

【汚れ一つない白いタキシードの下に赤いワイシャツをきっちりと着こなして、金色の双眸を持ち】
【同色のウェーブがかかった、所謂ソバージュの長髪。邪魔くさいのかそれを後部で一つに括っていて】
【首からは鏡で出来た十字架のネックレスを着用している、そんな目立つ優男だ】


嗚呼………ヒマだねー
夜になるまでお仕事もないし、……面白いことないかなー

【どうやら相当に暇しているらしく、鏡で出来たナイフを宙に放ってはキャッチを繰り返している】
【やがてそれにも飽きたのか、最後に柄を掴んだ瞬間】

【シュッ――、と手首のスナップだけでそれを投擲する】
【日光を反射してキラリと光るそれは、どこかの木に突き刺さるだろう】
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 16:47:57.12 ID:/QxMCK1Q0
ちぃぃぃっ!!!

【何故だか幼女から包帯が出てきたのだが、本能的にやべぇと思ったので大剣で切り裂きにかかる】

【なんだか堅かったのだが、なんとかして切り裂けた】

おおおぃ、俺は敵じゃないんですけどぉぉぉ!!

【どうやらそんな事言っても無駄なようなので、本気を出して大剣を日本刀にすると、幼女に突っ込んでいく】

/すいません、ちょっと飯食ってきます
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 16:50:25.60 ID:MuXi6HxAO
>>945
【気付けば腹に刀が向けられていて、撃ったとしてもすぐに斬られる】
【そう悟った少女はゆっくりとその手を、視線を地面に下ろしていき】

(で、でも…卵≠ノ蝕まれた私を見られるより、は……)

【ピタリとその動きが止まる】

【          】

【パッと青年の顔を見ると再び銃をあげて青年を撃ち抜こうとする】
【だがしかし、その前の挙動が致命的なまでに次の行動を予測させる】
【余程の油断をしていない限り、引き金が引かれる前に対処することが可能だ】
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 17:01:14.51 ID:RQ5Em/xSO
>>948

【それが翼の間違いである。いや、もしかすると最善の手なのかもしれないが−】

【幼女に、交戦の意志は無い。然し日本刀を持って襲い掛かって来る男に、無防備な身体を晒す筈は無い】
【「敵じゃないなら、逆ギレして襲い掛かって来る訳が無い」】
【「敵だ。それも、危険な」】

【図としては、白昼の大通りで幼女を“日本刀”で襲う男と、“能力”で必死で抵抗しようとする幼女】
【幸い「通りすがりの正義の味方」の皆様は、この場面にはいないようだが−】

〜〜〜〜っ……!!

【彼女はベンチから立ち上がり、ぐちゃぐちゃになったアイスクリームを踏み付けながら】
【「包帯」を、身の丈程ある“盾”のような形に「編み上げ」る】
【能力の一環であり、「十八番」のような技である。先程の「拘束」よりは、形状もあいまって突破し辛いだろう】

【背中と包帯で繋がる“それ”の後ろに、自分の身体を隠す】
【何も考えずに“真っ正面”からぶち抜くのは……翼の実力や刀の性能にもよるが、一般的には「困難」と言える】

/了解です
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 17:02:01.60 ID:RQ5Em/xSO
/すいません、スレ立て出来ないので、誰かよろしくお願いします
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga]:2011/05/07(土) 17:03:14.46 ID:36tCc0ev0
//では、他に居らっしゃらないなら行って参ります
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/07(土) 17:13:25.33 ID:yP5rrkYNo
>>949

ふふふ……それでいいんだよ……
それで名前を教えてくれれば……

【下げられた銃を見て、予想通りだったのか、笑みはどんどん薄気味悪くなっていって】

【笑みの薄気味悪さに比例するかのように、狂気と黒い魔翌力は大きくなっていく】

(止まったけど……なんかするつもり……?)


【思考した刹那―――青年の右の肩には銃弾でよって出来た穴が開いていて】

【右肩の穴を見て、青年は、ふらふらっと後ろへ3歩後退して】

……
痛いなぁ……
【不機嫌そうな顔になった、それだけで―――】

【肩を抑えるのと、口に出しただけで、痛いといった様子は他に見られず】

じゃあ……殺そっか……

【肩を抑えてた手を離し、1歩踏み出しながら、少女の横腹を掠めるように刀での突きを行う】

【下手に避けようとしなければ、少しの出血で済むだろう】



954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sagesaga]:2011/05/07(土) 17:14:32.61 ID:36tCc0ev0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1304756030/

//遂行です
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 17:29:10.78 ID:MuXi6HxAO
>>953
(良かった、良かった…私死んでない…ッ!)

【死は覚悟していたが、撃つと同時に斬られなかったことにやはり安堵して】
【自らのアートマンの核となる球体を呼び出して、急いで立ち上がろうとするが】

──あぁ゛!

【下手に動いた′級ハだ。刀は左肩に命中して立ち上がることは叶わなかった】

くっ…Hate!!

【彼女がその名を呼ぶと浮かんでいた球体からボコボコと肉が沸きだし、体毛の無い上半身のみの形態で、人間大の濁った水色をしたアートマンが召喚された】
【ソレの右肩にはぼつぼつと黒い斑点が広がっており、左肩には傷があり、気味の悪い液体が流れ落ちている】
【少女と感覚をリンクしていることが容易に推測できるだろうか】
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 17:37:46.82 ID:/QxMCK1Q0
>>950

―――炎壊っ!!!

【包帯で作られた盾に対し、再度大剣にした剣の真っ向上段の振り降ろしをかける翼】

【全力を込めた一撃は、縦にヒビを入れることに成功した】

【再度日本刀の出番となり、ヒビに集中的な突きを繰り出す】

【その攻撃はヒビ割れた盾を砕ける程度の威力はあるか??】
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 17:45:37.22 ID:LIU62UH1o
【公園】

【屋根の下、休憩所のベンチに一人の青年が座っている】

【汚れ一つない白いタキシードの下に赤いワイシャツをきっちりと着こなして、金色の双眸を持ち】
【同色のウェーブがかかった、所謂ソバージュの長髪。邪魔くさいのかそれを後部で一つに括っていて】
【首からは鏡で出来た十字架のネックレスを着用している、そんな目立つ優男だ】

【誰に向けるでもないヘラヘラとした笑みをその顔に張り付けて独りごちる】


嗚呼………ヒマだねー
夜になるまでお仕事もないし、……面白いことないかなー

【どうやら相当に暇しているらしく、鏡で出来たナイフを宙に放ってはキャッチを繰り返している】
【やがてそれにも飽きたのか、最後に柄を掴んだ瞬間】

【シュッ――、と手首のスナップだけでそれを投擲する】
【日光を反射してキラリと光るそれは、妨害しなければどこかの木に突き刺さるだろう】

/文章ちょっと変えて、再投下!
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 17:47:28.51 ID:MuXi6HxAO
>>956
/うーん…確定描写があるので書き直しをお勧めします
/それと大剣⇔日本刀の仕組み等は絡み毎に【】内での説明、補足をすれば相手の方も貴方に良いパスがしやすくなりますよ
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/05/07(土) 17:49:50.41 ID:LIU62UH1o
>>957
/急用が入りましたので、投下は無しで。ごめんなさい
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/07(土) 17:50:21.00 ID:yP5rrkYNo
>>955


アートマンか……
俺のも……見せちゃおうかな……

【少女の能力はアートマンという事は直ぐに判別出来て】
【左肩の傷からも、リンクの有る事は、少し時間がかかったが、判断出来た】

【だが、気になるのは青年の言葉、見せたのは、物を小さくする能力のみ】
【アートマン能力とは、一体―――?】


ふふふ……お披露目だね……
初めてが君みたいなちっぽけな女の子ってのが気にくわないんだけど……!


【刹那――青年の体から溢れ出る、今までとは比べ物にならないほどの狂気】


【青年の後ろに現れたのは、全身が鏡でコーティングされたような、痩せ型で、2mほどの、亜人型アートマン】

【其の頬は、にたぁーっと引き攣られていて】

「HEY!とうとう俺を出す気になったのかYO!」
「で?何だ?俺はこの気持ち悪いのを倒せばいいワケか?OK?!」

【喋った。凄く陽気に喋りだした。声はポケモン言えるかな?のイマクニをイメージして貰いたい】

そうだよ……んじゃあ、あの気持ち悪いのは任せたよ……
「OK!じゃあ俺に任せて、楽しくセッションと行こうじゃねーかYO!」
あ……殺さないでよ……?

【そう言うと、青年は自らのアートマンへと刀を投げ渡し】
【アートマンは、少女のアートマン目掛けて、刀を投げつける】
【運動するときのような、其れが[ピーーー]行為になるとは、微塵も思っていないようで】

んで……名前教えてくれないかな……次言わないと……本当に[ピーーー]よ……?

【狂気を纏わず、殺気を放ちながら、ポケットへと手を突っ込み、次の青年の手に握られたのは、拳銃】
【銃口を少女へと向けて、名前を言わなければ[ピーーー]、とでも言いたいのだろうか】
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 17:55:32.96 ID:/QxMCK1Q0
>>958

/指摘してくれてありがとうございます
/ちょっと直してみました

>950

―――炎壊っ!!

【翼の持つ大剣、大蛇は、その刀身を燃やすことで日本刀、八岐大蛇へと、八岐大蛇を炎で包むことにより大蛇に戻る】

【そして今、八岐大蛇は大蛇へと戻る】

【大蛇による真っ向上段ならば、盾にもそれなりに負荷をかけられるはず】

【そして、素早く大剣を溶かすと、日本刀にて盾への追撃を試みる】

【大なる一撃とたくさんの小による攻撃ならば、堅牢な盾すらも砕く―――か???】


/こんな感じでどうでしょうか
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 17:55:51.97 ID:RQ5Em/xSO
>>956

【盾に、皹が入り、日本刀による集中的な突きにより破られる】

くっ……

【新たな包帯が背中から伸び始めるが、彼女は今は隙だらけだ】
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 17:57:13.04 ID:RQ5Em/xSO
/>>962無しで。確定描写はされた方が一気に冷めるんで、気をつけて下さい。今から返信書き直します
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 18:00:18.62 ID:/QxMCK1Q0
>>962

だ・か・ら、俺は敵じゃないの!!

【翼はとりあいず日本刀を地面に突き刺すと、まきびしの袋を投げ捨て、Tシャツを脱ぐ】

分かるか??俺は敵意など無い。まさか下まで脱げとは言わないよな??

【とりあいず、自分が武器などを持っていない事をアピールするが、この決断、一歩間違えば死ぬ】

【だが、それでも翼は敵意の無さを証明してみせた】

【幼女に全力を出すなど、気が引けるのだ】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/07(土) 18:04:08.10 ID:/QxMCK1Q0
>>963

/分かりました。とりあいず、>>964は無かったということで。
/本当に、一気に覚めちゃってすいませんでした。あそこは、>>961ということで
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 18:09:09.97 ID:RQ5Em/xSO
>>965
/こっちこそ何かすいません

>>961

【いくら盾が堅牢とは言えど、それを操る彼女はあくまでも幼女】
【先に決壊の兆しが見え始めるのは、彼女の脚である。先日のとある戦いで傷付いたそこに、大剣の重みを叩き込まれ】

うくぅっ…………!

【体勢が、崩れる】
【それによりか、あるいは単に、大剣によるダメージが大きかったからか−】
【盾を、日本刀による超高速の連続突きがぶち抜いて。それが数回、“包帯の盾”は最早、蜂の巣】

(やばい−−殺られるですから……っ)

【新たな包帯が、両袖・ワンピースの裾・ドロワースの裾・ブーツの中から、大量に溢れ出し、“新たな何か”を編み上げようと−】
【然し、「今」は隙だらけ。説得にせよ抹殺にせよ、一番「やりやすい」タイミングが今……】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 18:13:07.99 ID:MuXi6HxAO
>>960
《ア゙ア゙アア゙ァア゙ァ゙ァアァ゙!!》

【少女のアートマンの移動法は気持ち悪い程の速度でのほふく前進】
【攻撃をまるで気にする様子なく、刀は右肩に真っ直ぐ突き刺さった】
【接近に成功すればアートマンの脚を払うように腕が振るわれる】
【速さも力もあるが、移動に腕を使っているために攻撃の直前アートマンの動きは一瞬減退し、攻撃の分かりやすい予兆となるはずだ。以下特筆しなければこのアートマンの攻撃には全てこの特徴が表れる】

私はセシリア・ランツ、よ。ここであなたを殺して、私も──ッ!

【少女─セシリアは名を名乗り、残弾一発となったデリンジャーを構えようとするが】
【瞬間、右肩から血が噴き出して銃を取り落とす】

う──あ゛ア゛ァ!!!

【同時に、宿主を取り込もうと活発に動いていた卵≠ェ更に動きを強めて、セシリアは苦痛の叫び声をあげる】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/07(土) 18:15:00.58 ID:/QxMCK1Q0
>>966

待て、俺の、俺の、俺の話を聞け〜〜........て、違う違う

俺に敵意は無い!!なんなら、武器をこの場で全部捨てて、上半身裸になってもいい!!ロリコン扱いが気に入らなかっただけなんだ!!

【最早すべてを捨てて、幼女に土下座を始める翼】

【もともと、ちょっと翼がキレ症なのが悪いのだ】

【しかしこの状況、幼女に土下座する青年と非常にシュールである】

気に入らなきゃ殴ってくれ、だから本当にごめんなさい!!
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 18:23:22.20 ID:GhAj4+sFo
>>1乙、だね

【空の国・とある病院】

―――どうしたものかな。
人の感情は、よく解らないね…特に“優しさ”なんてものは。

【紫の髪に、深い緑の瞳】
【夜会用のスーツを纏った、優しげな雰囲気の青年】
【病室のベッドの上に居る辺り、病人なのだろうが―――患者服も纏っておらず、目に見えた外傷なども無い】

【彼の膝の上には、羽を怪我した小鳥が蹲っていて】
【青年はそれにそっと手を近づけ、袖口から黒い触手を伸ばして触れる】
【―――と、小鳥の羽がゆっくりと再生し始めた】

嗚呼…暇だね。
誰か話し相手でも呼ぼうかな。

【そう言って、ぱちり、と指を鳴らす】
【すると彼の傍の空間に、紫の焔が燃え上がった】
【簡単な召喚魔法である。場所と相手を選ぶことは出来ないが、自身の近くに人を呼び寄せるもの】
【単純ゆえに、普通ならいともたやすく看破され弾かれる魔法。魔力の無い者か、意図的に召喚を受け入れた者しか呼ばれないだろうが―――?】

/病院って絡みづらいかも知れないので、こちらで糸口作っちゃいました
/もちろん別の糸口でも構わないのです
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 18:23:46.71 ID:GhAj4+sFo
/うん、上から一行目は無視してね…!
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/07(土) 18:29:27.70 ID:yP5rrkYNo
>>967

「ワーオ!何だこの!めっちゃはえぇじゃねーかYO!」
「つか武器よこせYO!おい、正次ちゃんYO!」

【ほふく前進に対して、あまりの速さに戸惑うアートマン】
【青年に武器を要求していることから、パワーはあまり無いのだろう】
【青年はアートマンのいう事に、構おうともせず】

「――――っガ!」

った……!俺も痛いんだった……

【会話しているうちに、少女のアートマンの攻撃が被弾】
【アートマンは其の場に倒れこむが、倒れこむと、苦し紛れに蹴りを行う】
【スピートと正確性には優れているが、パワーは一般人以下、数値で表すと、2くらいだろう】

【青年も倒れそうになるが、すぐさま体勢を立て直し】


(……名前聞くだけでいいと思ったけど……孵化させちゃうのも面白そうだよね……)

【少女の様子を見て、他人の卵が孵化する所が見たくなったのだろう】
【右手の拳銃を、少女の左の肩へと向けて発砲】


【銃口を向けていた時間が長い為、引き金に手を掛ける動作さえ見れば、回避は容易いだろう】
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 18:32:21.34 ID:RQ5Em/xSO
>>968

−−−−ッ

(この人、本気ですから?)
(いや……でも、もしかすると“何かやばい能力”の準備…………いや)
(さ、流石にそんなハズは無いですから……普通は、この状況でまだ“[ピーーー]”なんて思わな…………いやっ)

(果たしてそんな小さな事で、いきなり日本刀で襲い掛かるようなキ〇ガイが“普通の人”ですから……?)
(武器を捨てるなんて、“信用”には繋がらないですから……“能力者”かもしれないですからッ)

(でも、殴ってくれなんて−−はっ)
(ふ、「触れた物を服従させる能力」「発動条件:土下座」……ッ!?)

(いやそんなまさか……“有り得ない”ですからッ! そんな“恐ろしい”……)



(−信用するべきだけど、油断大敵ですから……“能力”じゃなくても、噂の「哲学者の卵」とか撃ち込まれたらたまったもんじゃ無いですから)
(ここは…………)

【長い長い思考や邪推の末、彼女が出した結論は最も“合理的”で“普通”で、そして“常識的”】
【少なくとも「土下座の体勢からロケット頭突き」とかそういう曲芸を持っていない限りは、翼は今の自分にとっての“害悪”となりえない−】

【そんな判断からの、“正しい”行動】

ひぃぃーーーッ!!!! ごめんなさいですからぁぁぁぁぁっ!!

【踵を返して、その場から少しでも離れようと“逃走”する】
【然し彼女は小さく、当然歩幅は狭い。つまり、足は遅い……追い付こう、と思えば追い付ける】

【思わなければ、彼女は逃走に成功する】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/07(土) 18:37:09.42 ID:/QxMCK1Q0
>>972

おいぃぃぃ!!!せめて誤解は解いていけよぉおお!!!

【逃げられるのは癪なので全力で追いかける翼】

【上半身全裸の男が幼女を追いかけるとかもう犯罪である】

うおおおぉぉぉ!!!誤解を解いてくれぇぇぇ

【しかし、そのあまりにも悲痛な願いは、翼の脚力に力を与えた】

【楽しい犯罪状態である】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 18:50:03.16 ID:MuXi6HxAO
>>971
/もうちょっとかかると思います。ゆっくりお待ちを
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/07(土) 18:50:51.86 ID:yP5rrkYNo
>>974
/了解しました、此方も頭が回ってないので、返しづらいロールを……申し訳ないです
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 18:53:12.69 ID:GhAj4+sFo
/暫く離席します、8時頃に戻るかと…
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/07(土) 18:55:43.79 ID:yulRxHkKo
【路地裏】

【平常通り、そこには幾つかの死体があった。壁に、光で出来た巨大な杭で打ち付けられている】
【そのサマはまるで悪魔退治の如くだが、死者たちは決して、人ならざる者では無くて】

【ソレをやったのは、反対側の壁に体重を預ける人物か。】
【ジーンズにジャケットという簡素な格好で、左手には贈り物らしい可愛げのある小包が】
【そして、右手は明確に死者らへ向けられていて、表情にはなんらかの焦燥が見え】


 ―――っ、唐突に話しかけてくる貴様らが、悪い………!


【と、額に汗して、肩で息を吐きながら言い捨てる。それは、女性。】
【褐色の肌に、銀髪―――碧い瞳は些か、混乱を呈した模様だが――――。】
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 19:01:17.55 ID:MuXi6HxAO
>>971
【アートマンの蹴りは確かに当たったがダメージは通らなかったのだろう、セシリアは気にした様子は無い】
【アートマンは両の手を握りしめ、倒れ込んだ彼のアートマンの脛辺りを狙って拳を叩き付けようとする】


【アートマンが次の攻撃をしようとする傍ら、肩を押さえて苦しそうに震えていたセシリアは青年の動きに気付く様子もなく】

───ッ!

【首に近い位置に被弾する。卵≠ヘそれを修復しようと】

【     孵化した     】

〜〜〜ッ!!
〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!

【卵≠ヘ肩から上方へと根を伸ばして傷を修復するとそのまま更に登りゆき、顔に到達】
【彼女の右の白目部分が真っ黒に染まった】
【セシリアはバタンと倒れ、泡を吹きながらびくん、びくんと痙攣している】

【その影響はアートマンにも顕れた】
【右肩の黒い斑点は首の、顔、頭の右半分に行き渡った。どうやら脳にまで根は侵蝕したらしい】
【頭を抱えていたかと思うと、セシリアが倒れたと同時、その体はボロボロと崩れ落ちていった】

/お待たせしました
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 19:01:44.32 ID:RQ5Em/xSO
>>973

(やっぱり来たですから……っ)

【脚力に力を与えられた翼と、脚にダメージを受けた彼女】
【その僅かな距離は、グングンと縮まって行き−】

−ひっ

【それは悲鳴か呼吸音か】
【虚しく響いたような、か細い音。それから数瞬後に、彼女は顔面から勢いよく、地面に−】

【……数秒間、地面とキスしたまま、微動だにしない−】
【−というより、驚き痛みその他諸々のぼんやりとしたマイナスな感情から、“微動だに出来ない”】

【その姿は、何と無く先程地面に落ちたアイスクリームを彷彿とさせる……………………かも、しれない】
【何はともあれ、「翼に向けいきなりトラックが突っ込む」とかそういう事故が無い限りは、これで追い付ける筈】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/05/07(土) 19:09:46.97 ID:/QxMCK1Q0
本当にすいませんでしたぁぁぁ!!!もうそろそろ許してください!!

【再三にわたる土下座作戦。闇に身をやつしていた面影の一つもない】

【ていうかこの幼女警戒心ツェーなオイとか色々思いながらも土下座は止めない】

【さらに、案に逃げられないような射程距離で土下座している】

本当に申し訳ございませんでした!アイスクリーム弁償でもするからぁ!!

【遂に泣き始めた翼。さすがの幼女も泣いてる彼をおいて逃げないはず】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/07(土) 19:18:03.87 ID:B1xRqTK/o

【櫻の国、ファミレス】

【知名度そこそこ、味もそこそこ、値段の割には量が多い事で有名なチェーン店である】
【時刻はボチボチ夕食時、七時を回ったあたりから客足が入り始めると言う、飲食店のピークタイム若干手前】

「はぐっ、むぐむぐっ、んむっ、んむぁ、ああむっ、はむは・・・むぐっ、んむんっ」

【厨房からシェフが顔を出し、レジ係は唖然、ウェイターは次がいつ来るかと戦々恐々で、店長は半泣き半笑い】
【普段なら嵐の前の静けさと言うに相応しいはずのファミレス店内は、既に満員状態のピーク時もかくやという緊張状態だった】

「はふっ、んまんむ、むむぐ、んむぬぅ、っふぅ、ごくごくごくっ、っぷはぁ!」」
これは大変なことになりましたよ…。

【何故かと問われれば、店の一番奥のボックス席が原因である】
【ファミリー用四人掛けできるボックス席、テーブルももちろん、四人分の食事を充分配膳できるスペースを確保した大型のものだ】
【そのテーブルには、所狭しと食品が並べられている】
【各種ハンバーグやスパゲティ、ピザ、グラタンにサラダ、和風・洋風定食セットにドリンク用のグラスが五つ】
【大口のお客かと、それだけならまあありえなくもないのだけれど、座っている人物は、ただの一人】

「じゅるるるる、ちゅるっ、あむっ、むしゃむしゃ、んぐぐぐ、んぬむっ、ぅあーむっ」
”……ああ、大事だね”

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+αの肉付き】
【クリームイエローの臍だし袖なしインナーに、ベリーショートのカットジーンズという必要最小限の布面積】
【その足元と首をナプキンにて完全防備し、ものすごい勢いで皿の上の料理を平らげる様は、はしたない、というほかなく】
【猫の周囲を行きかう少女の『声』と少年の『念話』は、呆れ交じりの溜息を先ほどから欠かせずにいる】


”連日テロだの最終決戦だのあって久しぶりに暇なのはわかるけどさぁ…”
今度は私達のお財布がハルマゲドンですよ? 死ぬの?

「ごっくん…おかーりー!」

【厨房にて悲鳴が上がった】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/05/07(土) 19:19:49.97 ID:yP5rrkYNo
>>978

「ワーオ……Really?」
「っイッタァァァァアイ!!」

【蹴りによる反応がなく、呆気の取られた表情を見せるアートマン】

【まんまと脛に拳を叩きつけられて、脛を押さえるアートマン】
【登場時の余裕はどこに言ったのかと思えるほど、情けない】


っったぁ!!
クソッ……この馬鹿アートマン……
「おいおい、そりゃあねぇだろうYO!正次ちゃんYO!」
「武器よこせって言って、くれなかったのYOUじゃねぇかYO!」

「ってか、そのガールは大丈夫なのかYO?」
知らんよ……孵化はしたようだし……
どうなるかが楽しみだけど……絶対足折れた……痛い……

【アートマンが倒れて安心したのか、少女を親指で指差して、自らのアートマンと会話する青年】
【足を押さえながら、とぼとぼと路地裏を去っていく】

【少女など、気にも掛けず―――】


/今からオチなければいけないので、俺はこれで!お疲れ様でした!
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 19:22:33.82 ID:RQ5Em/xSO
>>980

【−幼女は今、地面にキスをしている】
【“つまり、今彼女は翼を見ていない”のだ。だから、土下座なんて何の意味も無いし……】
【そもそも、「顔面から派手にすっころんだ状態の幼女」がまともな返答・反応を出来るハズが無い】

【そう、翼の行動はいつの間にか(まあ当然だが……)集まっている周囲の野次馬からすれば“奇行”でしか無い】


………………………


【返答は無い】
【包帯はいつの間にか消滅していて、“それが能力の産物である”と、理解するのは実にたやすいだろう】



【……返答は無い】
【無言の肯定、ととっても良いし、無理矢理返答を求めるのもそれはそれで良い、だろう】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 19:28:11.89 ID:/QxMCK1Q0
うーむ、これ以上変態なんかという不名誉なうわさが広がるなど困る

【男は、メモ帳に適当に名前と謝罪を書くと素早く逃げて行った】

フリーの能力者 神裂翼

本当にすいませんでした。

【彼女がこの文字を見るのは、いつになるやら】

/乙でした。なんか色々本当にすいませんでした
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/05/07(土) 19:33:05.93 ID:RQ5Em/xSO
>>984
【結論を言うと、彼女が件の紙を見る事になるのは5分後である】
【いくつかの擦りむきや切り傷が出来た顔をワンピースで拭い、その紙を拾い、その場を去ったという】

/お疲れ様でした。こちらこそ、いろいろと配慮が出来ず申し訳ありません
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/07(土) 19:48:17.58 ID:WAhV/q8a0
【路地裏】

       ・・・・・・・やべぇ・・・コイツはやべぇ・・・。
       
       『店長、しっかり。』・・・・マスターと呼べ・・・・。

【薄暗い路地裏で金髪金眼の深緑色の着物を着た青年が歩いている。】
【実はこの青年、今とても腹ペコ状態なのである。】
【横では白いランドセルを背負い白一色のメイド服を着た少女が青年を支えて歩いている】

・・・くそ、まさかいつの間にか財布をスられていたとは・・。

『このままでは餓死しますね。』

【さらりと無表情に恐ろしいことを言うメイド少女。】


/絡み希望です。
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 19:56:04.01 ID:GhAj4+sFo
【空の国・とある病院】

―――どうしたものかな。
人の感情は、よく解らないね…特に“優しさ”なんてものは。

【紫の髪に、深い緑の瞳】
【夜会用のスーツを纏った、優しげな雰囲気の青年】
【病室のベッドの上に居る辺り、病人なのだろうが―――患者服も纏っておらず、目に見えた外傷なども無い】

【彼の膝の上には、羽を怪我した小鳥が蹲っていて】
【青年はそれにそっと手を近づけ、袖口から黒い触手を伸ばして触れる】
【―――と、小鳥の羽がゆっくりと再生し始めた】

嗚呼…暇だね。
誰か話し相手でも呼ぼうかな。

【そう言って、ぱちり、と指を鳴らす】
【すると彼の傍の空間に、紫の焔が燃え上がった】
【簡単な召喚魔法である。場所と相手を選ぶことは出来ないが、自身の近くに人を呼び寄せるもの】
【単純ゆえに、普通ならいともたやすく看破され弾かれる魔法。魔力の無い者か、意図的に召喚を受け入れた者しか呼ばれないだろうが―――?】

/再投下です〜
/病院って絡みづらいかも知れないので、こちらで糸口作っちゃいました
/もちろん別の糸口でも構わないのです
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 20:02:54.19 ID:rmS2ysBeo
【公園】

………鈍った、か?
いや、慢心とは思うが………ううむ

【無精髭を生やした30代の男性が呟く】
【袖の破れた真っ白なワイシャツとGパン。サングラスを着用し】
【左腰に漆黒の下地に、鍔付近には青と燈色の線が五つ、短く絡む模様を持つ鞘と、それに納めた全長約90cm程の刀を差していて】

【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪は左程特徴的でも無く】

【サングラスでは隠しきれない程大きな切り傷が両目に奔っていて】
【右目の疵に至っては顎まで達している】

【計四本の刀と、その傷だらけの顔は嫌でも人目を引いてしまうが…】
【破れた両袖から覗く包帯で全体を覆った右腕も。存在すらしない左腕も、また気になるだろう】


【キチリッ……】
【耳触りな音と共に。彼の纏う粒子≠ェ光を反射した】
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 20:04:59.73 ID:BD9TH3cno
>>988
【荒れ狂う火焔そのものを形にしたかの如き腰ほどまで或る真紅の長髪を流し】
【地獄の業火を映すが如く、澄み渡る紅玉の瞳を煌かせて】
【その両腕には、焔と刃の意匠を感じさせる文様がびっしりと刻まれている】
【格好は、上半身晒布姿に下半身はデニムと言う物。なんかスタイリッシュ痴女みたいな感じだろうか】
【とまあ、そんな少女が、公園を歩いていた】
【そして、そこに居た、刀を持った男性に気が付き、興味深そうに近づいていくだろう】

……そこの人、剣士か?

【そう、問いかける声には、遠慮のない好奇心が視えるだろう】
【眼が見えないかも知れないが、歩く音や声の高さで少女と気づくかも知れない】
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 20:16:20.77 ID:rmS2ysBeo
>>989

……っ、と

【考え事をしていたらしく。周りを気にしていなかったらしい】
【声をかけられると少々驚いた様に其方を振り返って】

如何にも。
さして有名でも無い一介の剣士に候

【質問には何の澱みも無く答えると、身体ごと其方を向いて】

其方は?
帰宅途中で御座ろうか?

【声、そして気配で女性と判断し】
【肌寒さからして、少々暗くなってきたと判断した上で……確認≠オた】

【そして、気配を感じた折―――】

(誰かに。似ている…?)

【――感じた、疑問】
【同時に――】

(ま…剣士か、等と尋ねるで御座るから。やる事は1つ――か?)

【何となく…この刀を抜く事になるのだろうと、予感した】
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 20:20:12.18 ID:JqmsMlbF0
【其処は、電線の繋がっていない、廃鉄塔が一つ存在する平原だった】
【其の地に電気は通っていない筈だが、鉄塔に備え付けられていた照明灯が、白の光を放っていた。僅かだが、夜を掻き消す】


【そして、鉄塔には、夥しい数のモノクローム写真が貼り付けられていた。やや茶を帯びた其れは、昨今に撮ったものでは無いと判断出来る】
【風景を写した物が多い。海が見える線路、酷く散らかった古書店、噴水の近くに留めたカフェトラック等】
【其れは、誰かの想い出なのだろうか。記憶で装飾された鉄筋の集合体。古びたものに、古びたものが寄り添う】

……、

【鉄塔の傍には、光に照らされ、ぼんやりと立っている、赤と黒の色彩の異形の影が在った】
【左腕が歪な此の人物が、光景を作った本人かは分からない。異形は、写真を眺めている様子だった】

【異形の容姿は、黒の大きなキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア、蝋燭の様に白い、死人の様な肌、右頬に深い傷跡】
【今にも眠りそうな、ぼんやりした表情。死者の様に、生気の失った、然し、淡く輝く、オレンジの瞳】
【赤と黒のボーダー、タートルネックの、ニットワンピース。黒いオーバーニッソックスに、同色の、レースアップブーツ】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、悪魔の様な、鋭い爪を持つ巨大な異形の腕。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、六芒星が掘り込んである】
【異形の左を隠そうと、血で穢れた包帯を巻いているが、其れは意味を成さず。脈動するグロテスクな肉が、大きく覗いている】
【十字架型ドッグタグと、右手首に、「No.90」の刻印入りの銀のハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女だった】

……。誰が、……片付けるのかな……

【ふと、紡いだ言葉。問い掛けにも聞こえる其れに、答える者は、今は居なかった】
【風が吹く。写真は散らずに、異形の髪と木々の葉が舞う。異形の、赤錆色に近い其れも、年の流れを思わせる】

【古物が、三つ】
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/05/07(土) 20:22:17.82 ID:BD9TH3cno
>>990
そうか、いや、変わった姿で有るな、と思ってね。
少し、興味が湧いて話しかけてしまったんだ。

【はっは、と少し楽しく笑を零して】
【続く男の問いに、首を振って答える】

いや、ちょっと散歩でも、って思ってな。
ついでに剣でも降ろうかと思ったら、キミと出会った次第さ。

【描写を忘れていたが、右手にはコンビニの袋が有り、大量のおにぎりとペットボトルの麦茶が入っていた】
【おにぎりの一つをおもむろに口に放り込み、咀嚼し飲み込んで】

――――出来れば、少しばかり手合わせでも、どうかな?
最近、ちょっと体質が変わってね、未だ成れないんだ。少し、慣らしたいんだよ。

【相手は、気づくだろうか。彼女の方から流れてくる風が、夏の熱風の如く熱い事に】
【その風には、僅かな妖気≠煌ワまれていて。彼女が真っ当≠ネ剣客では無い事を示している】
【そして、此方も当然、目の前の剣士が隻腕で盲目で在ろうと油断をすることはない。逆に、それでも剣客を名乗れるということは、それらを覆す何かを持っているのだと思うから】
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/07(土) 20:24:16.11 ID:5HwdTggyo
【 街中 】


【人々が行き交う大通り――ショーウィンドウの前、佇む人物が一人】
【中には煌びやかな、指輪等のアクセサリー類が並べられていて】



――――……、……仕事、探した方が良いかなぁ。



【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】


【彼は、はぁ、と溜息を吐くと――ぼんやりと、再びウィンドウの中を見遣って】
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県)[sage]:2011/05/07(土) 20:25:13.65 ID:B1xRqTK/o
【櫻の国、大通り】

”…ったく、食うだけ食ったら寝るってフリーダム過ぎるだろ…”
まだまだお子様なのですから、仕方ありませんよ。

【毛皮で覆われた腹をさすりながら、道を行くのは一人の獣人】
【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+αの肉付き】
【クリームイエローの臍だし袖なしインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【ともすればはしたないとすら言えるけれど、その仕草には、ある程度の落ち着きがある】
【ボサボサの黒髪の下に糸目を隠しながら、猫はぼやく】

”寝てる間は僕の管轄で身体動かせるってのは、まあいいけどさ”
一応ローズのボディですからねぇ。

【猫は一人、同伴者の姿は見当たらないけれど、何処かから響き渡る少女の『声』と会話しているようだ】
【口を直接動かさず、少年のような念話によって会話する猫】
【念話は、普通の会話同様、周囲の人物達にも聞こえるだろう】

【そんな猫は、声との会話に夢中で周囲に注意を払っていない】
【誰かにぶつかる可能性が極めて高い】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/05/07(土) 20:28:37.57 ID:MuXi6HxAO
>>982
【青年が去った後、セシリアはゆっくりと立ち上がる】

は。理性が無くなるとかそんなんじゃないってことね…
力が溢れてきて…価値観が反転したような感じ……
ふふ、これは感謝しないといけないかもね。今までの私は傷付いてばかりだったけど、これからは色んなことが楽しくなりそう

【にこっと、以前の彼女と変わらない笑顔を浮かべつつ路地裏を出る】
【卵≠フ被害者がまた一人】

/乙でしたー!
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/07(土) 20:30:13.02 ID:WAhV/q8a0
>>993さん、絡んでも?
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/05/07(土) 20:31:59.09 ID:cUxlIdFS0
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 20:32:55.96 ID:GhAj4+sFo
>>991
【モノクロームの鉄塔を照らす灯りが、もうひとつ】

―――ゴウッ…

【紫の焔。空間に突如燃え上がったその焔の中から、一人の青年が現れ】

ん…珍しいね、こんな所に人、か。

【紫の髪に、深い緑の瞳】
【夜会用のスーツを纏った、優しげな雰囲気の青年】
【―――手負いなのだろうか。足取りは、何故か覚束無い】
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 20:33:07.41 ID:+E/m4UTg0
>>991

…………よぉ、久しぶりだねぇ…………

【暗がりから、ふいに掛けられる声が一つ】
【その姿は、闇にまぎれていて見えないが、その声は聞き覚えがあるはずの物で】
【――――その声色は、親しみと相手の身を案じるような響きが、同時に宿っていた】

…………こういう場所が好きなのかい、お前は?

【足音と共に、暗がりからその姿が現れてくる】
【銀色のウェーブがかったロングヘアーに、黒のライダースーツで全身を固めた、目元をサングラスで隠す、毒々しい赤い口紅が印象的な女性】
【その細い首筋には、首全体を覆う様にして、黒いハンカチがスカーフ代わりに巻き付けられている】
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/05/07(土) 20:33:38.27 ID:+E/m4UTg0
>>999
/おっと、こちらは引きます
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 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
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糞スレを晒すスレ @ 2011/05/07(土) 20:12:14.92 ID:Los+zK9Fo
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オリバ「ここが…池袋か…」 @ 2011/05/07(土) 19:48:00.03 ID:Ms7MtI3DO
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はねこ @ 2011/05/07(土) 19:26:35.05 ID:ZUWdWZXCo
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一方通行「そンな実験で絶対能力者になれるわけねェだろ」part2 @ 2011/05/07(土) 19:18:49.16 ID:7dWICm9Ro
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今度バンドくむからインパクトのある題名考えて @ 2011/05/07(土) 19:13:57.43 ID:1WNPsb1W0
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【嘘じゃ無いぜ】ここだけトレーディングカードゲーム1Turn【今始まる伝説】 @ 2011/05/07(土) 19:13:40.43 ID:sS01QEUSo
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【安価で】吹奏楽部の子と仲良くなりたい【メール】 @ 2011/05/07(土) 18:47:13.09 ID:kgS+X0AR0
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安価でギャルゲー作ったるwwwwwwwwwww in GEP @ 2011/05/07(土) 18:37:30.30 ID:1N7A2DAGo
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