以下、VIPに変わりましてパー速民がお送りします<>saga<>2011/06/07(火) 18:22:02.83 ID:b7MmmCsm0<>厨二病患者隔離スレへようこそ!
そしてこのスレを開いてくれて有り難う!
ルールを読んだ後は厨二病の病状をより悪化させて遊ぼう

【基本ルール】 荒らしは全力で華麗にスルー!
※荒らしに反応した人も荒らしです。

チート無双、無理やりな防御&回避、確定攻撃は禁止!
※1酷い場合は注意しましょう!
 ただし煽るようなキツい言い方は好ましくないです。
※2たまには攻撃に当たりましょう!
 いつもと違うスリリングな闘いをしてみよう!

老若男女に人外キャラまで自由にどうぞ!
※好きなキャラを演じてスレの世界を楽しもう☆
 ただし鬼だから怪力、天使だから空を飛ぶ等は勿論なし!

一言「書き込む前に更新すると幸せになれるぞ!!」

さあ!空気を読んでを妄想を爆発させよう!

只今の能力授与スレ→http://yy72.60.kg/test/read.cgi/vipdetyuuni/1306148385/
@wikiURL→http://www26.atwiki.jp/vipdetyuuni/
vipが落ちてるときは避難所へ→http://yy72.60.kg/vipdetyuuni/<>厨二能力授けるからそれ使って闘うかい 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(鹿児島県)<>sage<>2011/06/07(火) 18:46:16.38 ID:DCkZQqllo<> 授けてくれ <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(鹿児島県)<>sage<>2011/06/07(火) 18:46:51.05 ID:DCkZQqllo<> 授けてくれ <> 名無しのパー速民<><>2011/06/07(火) 18:53:13.32 ID:xt86MHWAO<> >>2-3
>>1の授与スレいくヨロシ <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 18:57:17.33 ID:hgB9jp2Ko<> 【公園】
【天気のいいそこは、今空を切る乾いた音が響いている。】

「っ!!」

【その音源、つまり発信源は】
【一人の若い女性だ。豊かな長い黒髪に、】
【ほとんど黒といっても差し支えない春用の薄手のダークグリーンのコート。】
【何より印象的な点は二つ。一つは彼女の左目を斜めに切り裂くようについた大きな傷。】
【鋭利な刃物で素早く斬りつけられたと思われるそれは、】
【女が片目でしか物を見ることができないと知る事は容易い。】
【その証拠に、彼女の左目は、『生』の光が全く宿っておらず、ありふれた言い方だが死んだ魚の様で、】
【右目と比べて微動だにしていない。】
【「見る」という機能を失った眼球は、女の左目に「ある」だけになっていた。】

「―――――――――――っ!」

【そしてもう一つ。ある意味これが本物の音源だ。】
【それは女が右手で持っている身の程もある大きな片刃の大剣。】
【尖端が大きく鋭角に削られた様になっており、】
【刀身は黒に近い鉄紺色でそのちょうど真ん中に縦に一本真っ直ぐな浅い溝の様な物が見える。】
【また、刃の部分は光を反射して鈍く白っぽく刃物特有の輝きを帯びていた。】
【柄に巻かれた滑り止めの藍色の布は、ところどころ擦り切れており、】
【刃の根元付近の複雑な虎の紋様以外一切飾り気が無いが、】
【しかしその剣はどこか『普通』ではなく、】
【魔術に明るい者なら、極々微量の不可視の魔翌翌翌力が漏れ出していることがわかるだろう。】
【しかも、その魔翌翌翌力には『意思』の様な物が見え隠れしており、】
【持ち主…つまり女に異常なまでに『執着』していることも加えて分かるかもしれない。】

「まだまだっ…!!」

「強く…ならなくっちゃあ…!」

【そして、彼女は汗一つ流しておらず涼しげである。】
【その証拠に、まるで女の周りだけ、まるで四方からクーラーの涼風を流したかのように、】
【実に程よく涼しかった。】
【いかにも重そうな大きな剣を、「女が」「片手で」振り回している。】


(なんでも対応) <> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 18:58:09.32 ID:A9DE9Iuao<> 「〜〜〜〜♪」

【街の中心よりやや離れた場所に位置する路地にて、辺りの空気を震い掻き乱す軽快な音が鳴り響く】
【音の正体――燃える炎のように真っ赤なエレクトリック・ギターを掻き鳴らす制服姿の少女を取り囲むように、周りの観客たちはその音に聞き惚れていた】
【地面にはお捻りを貰う為の空き缶が置かれており、観客たちが吐きだすお金を今か今かと待ち構えているようだった】

【彼女の細く、繊細な指が弦を振るわせれば力強い音が飛びだし、爆発する】
【ただその爆発は暴発に有らず、きちんと制御され方向性を持った一つの音楽となる】

【路上ライブにしては多めの観客に囲まれたその空間は一つのライブ会場のようでもあった】 <> 【敍柳風声】歌うまい。歌詞である程度感情、行動、治癒力等制御 E:マイク キーボード<>sage<>2011/06/07(火) 19:05:22.55 ID:xr0i3c5ao<> >>1乙!

前スレ>>998
/ありがとう…!

そうだって。あんま畏まってると疲れるぜ?
すくなくとも俺はぜんぜん気にしてないからさ。気楽にしてくれよ

【微笑みかけた。いきなり切りつけられるということもなさそうだ
 まれに見るほどおだやかな、つつましい青年にこちらもほとんどの警戒を解いた】

ああ、気にしてたならすまん。
いや、俺もいろいろあってさ。詳しいことはちょっと内緒だけど

【気にしやすい性質のように思える青年に極力、軽い調子で謝った。
追求はしない。そもそも自分が、いろいろ気にしない性質なのだ。
自分だって――いつもは目的のために薬で女になってるとか、そうそう言えるものではない】

ああ、たまーにな。
っても、今日はちょっと久しぶりだったかな……
えっと、おにーさんもしょっちゅうここ来るのか?

【素直に話題転換にのり、んー、と伸びをする
そして、『ああ、俺リューっていうんだ』と軽く自己紹介、名前なしだと話しづらいかもだから】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 19:05:41.96 ID:hgB9jp2Ko<> おっと>>1乙 <> 【流体魔人】水の身体を持ち、液体・固体・気体のへの状態変化が可能@wiki<><>2011/06/07(火) 19:06:04.34 ID:l/mVTNuIO<> /遅い上にごめんなさいなんだけど、少し飯落ちします… <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 19:08:11.97 ID:uhRvfAsL0<> >>5
【そんな中、公園のベンチでグースカピーと寝息を立てながら気持ちよさそうに寝ている人影があった】
【下はダメパン、上は黒い長そでTシャツの美女…ではなく美男子】
【何処からどう見ても秀麗な女性だが、男なのである】
【特に寝ていると尚更女性っぽく見える】

「zzz…zzz……」

【それだけでもそれなりに人の目を引く出で立ちだが、彼の頭上には何故かてるてる坊主が浮かんでいた】
【てるてる坊主といえば明日が晴れになるようにと願いを込めて吊るしたりするアレである】
【そのてるてる坊主が浮かんでいるのである。実に不可思議】
【更には、そのてるてる坊主の下部のみ天候が周りと食い違っていた】
【快晴ともいえる天気の今日であるが、そこだけ空気がひんやりしていて、霧がかかっていた】

「zzz…zって!」

【あ、ベンチから落っこちた】

/>>1乙 <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 19:12:32.20 ID:uhRvfAsL0<> >>10
/うおー!名前間違えてとんでもないことに!正しくはこっちです! <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 19:12:49.47 ID:9mP8WiDUo<> むー……

【山の奥の中に立つ神社、その境内に座りつつ考える少女】

参拝客をどうふやすかの……

【ぐぬぬ……としばらく考えた後】

取り敢えず口調と容姿を変えて舐められぬようにせねば……

【ぶつぶつと呟く】
【おもむろに手元に鋏を呼び出すと、髪をざっぱりと切る】
【なんどもやっていたのか、活発なショートカットに綺麗に切れていた】

【逆に子供っぽく見えるのは気のせい】

/>>1乙です!
/なんでもどうぞ! <> 【敍柳風声】歌うまい。歌詞である程度感情、行動、治癒力等制御 E:マイク キーボード<>sage<>2011/06/07(火) 19:15:00.11 ID:xr0i3c5ao<> >>9
/そんなそんな、お気になさらないで!!
/多分自分もそろそろ落ちますので……そのときは11:15くらいに戻りますが、
/遅いッ!というようでしたら明日5:00位再開でも、まずいようならキンクリでもかですので!
/くってらっしゃい! <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 19:15:34.05 ID:hgB9jp2Ko<> >>10

【ふと、どさっと音がしたため、振り返ってみると一人の女(こちらには少なくともそう見えている)】
【ひときわ大きく剣をなぎ払った後、女は彼女に気づいた】

「……」

【大剣の刃を上にして肩に担ぐ。目を細めてみると、そこには一匹の照る照る坊主が。】
【…なんだあれは…と女は剣の手を止めていぶかしげに見つめた】 <> 【恣に封じる桎梏】 -† Loejingr & Dromi †-<>sage saga<>2011/06/07(火) 19:17:58.20 ID:kWwTVsujo<> >>1乙です!

前>>1000

「……あれ? どうしました?」

明らかな驚愕を滲ませる女性。見開かれた眼に、酷く薄気味悪い笑顔を揃え。
――想定外の反応だった。だが、個人的には“悪くない”。睨みを飄々と袖にする。
蓋然性の低い可能性だが、この女性と少年――“手配犯”か。だとすれば、好都合。


「あれ、君喋れたんですか?
  ……てっきり、置物か何かと思ってましたよ。いやー、申し訳ないっ!」

クヒッ、と性格の歪み具合を露顕させるような――不快感を齎す笑声を零した。
女性が胸に腕を充てたのを倣うように、掌を左胸に添わせ、ゆるり、と腰を曲げる。
所謂、謝辞を告ぐ基本的な姿勢――併し、やはりそこには嘲笑が透けて見えた。


「悪いだなんてとんでもない! ただ、私に隷って欲しいだけですよ」

「まっ、掻い摘んで話しますと。件の諜報部から“強力な能力者を捕縛せよ”――」
「……なーんて、大仰な命令を貰ってしまいまして。正直、面倒なんですよねえ。
 私、見ての通り戦闘は専門外でして。ついでに言うと……他にも目的が在りまして」

「ですから、適当に能力者をふん縛ってしまおうと」

紡がれるのは身勝手な世迷言。声帯が震え、大気を伝搬する過程すら、唾棄を催す。
さらり、と前髪を左掌が凪いだ。少年の果敢な仕草を見て、口角を釣上げるも――不相変。
呪詛を吐くように、眼前の“それら”を所望する。只管、我儘に横暴に。徹頭徹尾、相手を慮らず。


/こちらも遅れましたので、お気になさらず! <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 19:21:53.13 ID:uhRvfAsL0<> >>14
「いてて………」

【こういうのは意外と恥ずかしい物で誰かに見られていなかったかを確認するためキョロキョロ辺りを見回す】
【すると一人の女性がこちらを見ていた】
【つまりバッチリ見られていた】

「な、ナニ見てんじゃこらー!バカ!こっち見んなバカ!」

【顔を真っ赤にしてフルートを鳴らしたかのような透き通った声で女性にそう言い放つ】
【それから数秒後に女性が大剣を持っているのに気づき、さっきの言葉を激しく後悔した】

(やべ……殺されるぞ……)

【小心者であった】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 19:29:41.90 ID:hgB9jp2Ko<> >>16

「……バカ=c?」

【この女性、「病的」「異常」「基地外」と言われるくらいの負けず嫌い、】
【加えて、非常に煽り耐性、つまり自分の悪口に対する】
【「堪え性」というものが欠落していた。】

「え?…なに?…私に言ったのかしら…」

【威嚇するように小さく大剣を鳴らし、】
【女は静かに問いかける。穏やかな物言いは】
【冷徹な視線を向ける女と対照的であった】 <> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 19:31:05.95 ID:A9DE9Iuao<> >>6
/絡み募集中 <> 【流体魔人】水の身体を持ち、液体・固体・気体のへの状態変化が可能@wiki<><>2011/06/07(火) 19:32:02.44 ID:kkzsWO/IO<> >>7
/凍結把握です!
/夜は25時くらいが限度ですが…まぁ気長にやりませう

「そうですか……」

少年の言葉に再び「すいません」、と言いそうになるがなんとか飲み込み
警戒を解きつつ微笑む少年に、こちらも苦笑いではない笑みを浮かべた

「あ、リューさんですね…」
「僕は 水無月 龍之介と申します」
「以後、お見知りおきを…」

少年の名前が自分のあだ名と被っているのに若干戸惑いながらも、こちらも自己紹介をする
年下に見える少年にも敬語を使ってしまうのはいつもの癖だ


「僕もたまに散歩しにくる程度です」
「ここはあまり人が居ませんし…朝日がよく見えますからね」

そう語る青年の表情は、先ほどよりだいぶ明るいものになっていた
<> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 19:35:39.46 ID:9mP8WiDUo<> >>6
むお

【とことこと山奥から街に降り、散策していたら何やら人混みを発見】

なんの音かの……?

【てててて、と小走りにそちらに近寄る】



【そっと人混みの隙間からそちらを見る】
【普通の観客に混じる少女は狐耳としっぽが生えているため、異彩を放っている】 <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 19:36:58.03 ID:uhRvfAsL0<> >>17
(うわああああ!!怒りっぽい人だあああ!!)

【天を仰ぎ、頭を抱え自分の行動を後悔した。死ぬほど後悔した】
【それに連動しててるてる坊主の下の天候が曇りになる】

「いいいい、いえいえ!!違いますよ!!ぜんっぜんあなたに対してではありませんよ!!ほ、本当ですよ!!だから命だけは!どうか御慈悲を!!」

【「命だけは!」とか言ってしまったら自分がやったことを認めているようなものである】
【女性に対して全身全霊での土下座を披露する。恥がないのかなんなのか】
【ベンチから落ちたところを見られるより絶対恥ずかしいだろうに……】
【とまあ、これで女性の怒りが治まればいいのだが……】 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/07(火) 19:38:57.19 ID:9zoUInYto<> ーどこかの看板のない酒場

誰もいない、看板も立っては居ない酒場一人の女性が、そのカウンターに腰掛けて、グラスに入る赤いワインを飲んでいる
そうカウンターに座っている、椅子ではない、カウンターに

カウンターに腰掛けて、その伸びる長い足は椅子の上
この世の物では無い美しさ、美貌を持つ、全身、純白である女性が、その赤いワインを手にカウンターに座っている

女性以外は誰もいない、
ここは看板も無い、一つの酒場、小さな酒場

ここが今の彼女の住む場所である、酒場の店主、そう言う感じ

不敵な笑みを浮かべて、グラスを手に赤いワイン
吸血鬼であるその女性、ただ存在する吸血鬼と言われているような者では無い

霧化、獣化、特性は無く、悪く言えば、出来そこない、そう呼ばれるかもしれない、
否、決して出来損ないではい、他の特異点がある、ほかの吸血鬼にはない特異点、そんな吸血鬼、

椅子には、ホコリが溜まり、客も入りもない、それはいとも容易く理解できるであろう

その汚い、看板もない酒場で、絶世の美貌を持つ女が、カウンターに座って赤いワインを飲む

(はあ…片付けるの面倒だし、汚いのも嫌だし…面倒くさい…ああどうしようかしら…)
そんな事を思いながら、窓から見える月を見ながら、女性がいる
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 19:44:00.26 ID:hgB9jp2Ko<> >>21

「……ふーん…」

【慌てて土下座する相手をこれまた感情のこもらない、】
【非常に「冷たい」視線を送っていた。そもそも、】
【相手の言葉を聞く限りは自分の行いを知らず知らずのうちに認めているようだが】
【さすがの女もそこまで気が回らなかったようだ】

「…そんなら誰に言ったのよ…」

【しかし、女の次にはなった言葉は単純なようだがこれまた非常に厄介である。】
【二人しかいないこの公園の中…純粋な興味から放った質問は】
【小さな声だが、確実に相手の耳に届くことだろう】 <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/07(火) 19:46:21.33 ID:krhjrYeao<> >>15

「...。」

女はひらり、と半身に成っていた身体を反転、男の方へと向ける
動揺も幾分かは収まった様だった。対して乱れてもいない髪へと腕を伸ばし、掻き揚げた
気味の悪い笑みの裏で何を考えているのかは分からないが、碌な事ではないだろう

「ハッ、好き勝手言ってやがれ」

こう見えて少年の沸点は中々高く。
男の挑発する様にも取れる嗤いを一笑、併し其の瞳は確かに好戦的な色を湛えていた

「―――――、」

唖然、相手の横暴な言い分に加え、こちらへの確かな害意。
其処まで歪んだ目的を持っていたとは不良をいたぶっていた図から思いもよらず。
拘わり合いに成りたく無かったと思うも時は既に遅かった。

「...やってみな、出来るならよ」

戦闘は専門外、というが..どうやら逃げられそうもない、と。少年は感じていた。
女の方は不意を突かれた様に少年を見、手を伸ばす。
併し彼は動かない。ジッと男を見据え出方を伺おうとしていた。
不意に少年の腕の一部に藍色の鱗が生じ、鈍い光が放つ。
―――竜の威圧が僅かに、周囲へと溢れた <> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 19:50:20.84 ID:A9DE9Iuao<> >>20
「―――――――――――」

【少女が最後に力強く弦を鳴らし、終幕となる】
【静寂、ののちにそこらかしこから拍手が鳴り響く】

「あ、あの、えっと、その、有難うございます……」

【何か言いたい言葉があったのだろうが、結局言えずじまいのまま少女は小さな声で丁重にぺこりとお辞儀】
【緊張しているのだろう、おどおどとした様子はどこか小動物を思わせる】

【少女の言葉を聞き、路上ライブが終了したと理解した観客たちは空き缶の中にお金を投げ入れていく】
【だが、聞くだけ聞いてさっさと帰ってしまう観客だっている】
【いや、むしろそっちの方が多いのだろう】

(―――あ、あれ? あたしの目がおかしいのですか?)

【お捻りをもらえたり貰えなかった度にその表情をわたわたと変えていた少女は、ふと観客の中に不思議な生物を見た】
【その姿は狐を模した耳としっぽを装着した少女】
【随分可愛らしいコスプレかと少女は思ったが、その耳がしっぽが生き物のように動いているのを見て思わず目を見開いた】 <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 19:51:26.88 ID:uhRvfAsL0<> >>23
(キャー!明らかに見下されてるー!)

【心に大きな傷がついた。メンタルに難ありだった】

「誰に…って………えーっとぉ……」

【辺りを見回すが、自分と女性以外誰もいない】
【元気に遊ぶ子供も自分のように寝てる人も怪しげな人すら。人っ子一人いなかった】
【彼の額から冷や汗がドウドウ流れ落ちる】
【ドウドウってなんだよ。とツッコまれれば、それは考えるな。感じろ!としか言えないのだが】
【とりあえず非常にまずい。誰もいないのだ】
【流石に自分に対して言いました。というのは無理がある】

「えーっとぉ……あの……すみませんでしたああああぁぁぁぁっっっっつ!!!」

【結局、女性に対して全力で謝ることになった】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 19:56:20.99 ID:9mP8WiDUo<> >>25

お捻りをあげたい所じゃがわらわは今無一文じゃった……

【(´・ω・)】
【ぼそ、と切なそうに呟く】

(じゃ、じゃが上手な琴じゃったしその感想だけでも伝えねば!)
【わたわたしている少女の方へ近づいていき】

お主、上手じゃったぞ!

【ぱちぱち、と手を叩いた】
【にっこりとする少女のような子は、まるで本物の童女の様だ】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 19:57:40.72 ID:hgB9jp2Ko<> >>26

【全力で謝る相手。一昔前の彼女なら、】
【有無を言わさず頭のひとつでもカチ割ったのだろうが、今現在】
【彼女はいい意味で穏やかになっていた。「死」の重さを知ったといってもいい。そのため、】

「……まあ…いいわ……」

【などど、視線をはずしながら相手に言葉をつむぐ】
【その後、再び…】

「――――――ッ!!」

【空を切り裂く高い音を響かせながら】
【剣を振る稽古を再開した】 <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/07(火) 20:02:00.94 ID:krhjrYeao<> >>24
/すみません、飯落ちしますので遅くなるやも... <> 【妖魔凄殲】@wiki<>sage<>2011/06/07(火) 20:03:22.26 ID:QquuchEXo<> >>22
/まだいますか? <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 20:03:53.43 ID:uhRvfAsL0<> >>28
「助かった……」

【「よっしゃ!」と天高く腕を振り上げガッツポーズ】
【女性が大剣を振り回し始めたので少し見学。てるてる坊主の天候は小雨。涼しい】
【あんなの自分じゃ振り回せないなーとか考えながらてるてる坊主を二、三個新しく作り出す】
【大きさは30p程度でそれぞれ天候は晴れ、霧、曇り。それらをクルクル回したりして遊んでいる】
【ただし、視線は剣を振る女性から離さないが】 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/07(火) 20:04:41.58 ID:9zoUInYto<> >>30
/いますですよー <> 【恣に封じる桎梏】 -† Loejingr & Dromi †-<>sage saga<>2011/06/07(火) 20:06:12.32 ID:kWwTVsujo<> >>24

「おっ、蜥蜴か何かですか?」

少年の好戦的な眼差し、だがその肌合と反して理知的な性分らしく、落胆した。
激情に身を委ね、拳でも振翳してくれば痛快だったのだが――まあ、由としよう。
大気を染める威圧、剣呑な覇気。錯覚など到底叶わぬ“竜”たる片鱗、存在感。

――クヒッ、と嗤いが零れる。予想外、顛末は好転した。蓋し、強者に相違ない。
彼の右掌が虚空を凪いだ。――直後、御稜威の王を彷彿とさせる“陣”が掌に拡がる。


「やれやれ、大人しくしてくれませんかねえ……
 退魔封滅縛鎖展開、虚空漆喰・諧謔――――レーディング&ドローミ=v

「まあ、躱してください――なッ」

刹那、右人差指から紫黒色の“縛鎖”が現出した。未元物質が形成す、封魔の鎖。
耳障りな怨嗟にも似た、名状し難い叫声が轟き――――驀進。彼は上半身を捻らせ、
鎖を“射出”した。狙いは少年――ではなく背後の女性。頚を絡み捕ろうと、先端部が揺る。
十分な予備動作ではなく、射出に到るまでの空隙も過大。回避ないし迎撃は易いだろう。


/ご飯落ち、了解です! <> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 20:06:15.54 ID:A9DE9Iuao<> >>27
「あ、ありがとうです……」

【こちらに近づき、素直な感想を言ってくれる少女に照れくさいような、そんな感情を浮かべる少女】
【えへへ、と後頭部を掻きながら頬を赤らめる少女の頭には目の前の童女の不思議さなど既に存在していなかったのである】
【まだ背の小さい少女へ膝を折り、頭を撫でようとすると】

(そういえば、この子の親御さんが見当たらないのです)

【まさか、迷子なのだろうか】
【慌てた少女は、やはり小さな声で笑顔の童女に聞いてみる】

「あのあの、お父さんとお母さんは、どこに居るのかな?」

【ゆっくりと、不安にさせないようなるべく笑顔で少女に質問する】
【もし本当に迷子ならば街中を探し回らなければならない】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 20:08:59.54 ID:9mP8WiDUo<> >>34
う、ふゅ……

【くすぐったそうに撫でられる】
【誇りがどーの権威がどーのと考える割に、このへんの感性は子どもなのである】

【お父さんとお母さん?とオウム返しに呟くと】

居たは居たが、かなり前に遠いところへいってしまったの

【(神界的な意味で)】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/07(火) 20:12:45.20 ID:0J/AWp380<> 【夜の商店街】
【昼間とはまったく別に人間で構成された人混み】
【ほとんどの店はライトをつけているが、やはり昼間と比べると少し暗い】

「ごめんなさいごめんなさいいいい」

【そんな中でまるで自分の危険を周囲に知らせるように、大声で叫ぶ少年がいた】
【灰色の上から被るタイプのパーカーを着て、白のカーゴパンツを履き、降ろすと鎖骨あたりまである長さの髪を一つに縛った彼の姿は、完璧に人混みに紛れ込む】
【―――はずだった】

【運悪く、柄の悪いおっさんにぶつかったりしなければ】
【少年がぶつかった相手は、見た目30代前半くらいのアロハシャツを着た酔っ払いである】
【ピアスやら凶悪そうな顔を見る限り、ヤクザとかそっち系を思い浮かべてしまう】

『ごめんで済むと思ってんのか?あ?』

【身長は少年よりも大分高く、そんな相手にパーカーのフードを掴まれて顔を真っ青にしている少年】
【能力を使って逃げることもできるが、人混みでそんなことをするのは避けたいらしい】

/死合い以外でなんでも募集です <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/07(火) 20:13:09.17 ID:j2U73YWt0<> 【街外れの森の中】

「はっ、はっ、はっ」
【少し開けた場所に小さめの掛け声をして型打ちをしている青年がいる】
【青年は毎日これを計6時間しておりかなり苦しいものだった、しかしやめない、他にやることが飯を食う以外ないからだ】

「はっ、はっ、はっ」(………)
【青年は無心に、ただひたすら同じ動作を繰り返す、ちなみに青年のトレードマークのリュックは木の下、暗いので青年以外には見つけづらいだろう】

/殺し以外でお願いいたします <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 20:15:33.06 ID:hgB9jp2Ko<> >>31

「…ッ!!」

【超重量の金属の塊を「右腕一本」で振り回しながら、女は思考を泳がせる】
【相手…即ちさきほど全身全霊をかけて謝ってきた女性は】
【どうもテルテル坊主と友達かなんかだろうか】
【など、考えたが、結局思考はひとつの結論に収束した】
【相手は、何らかの能力者だろう。多様な能力が】
【右往左往しているこの世界。布を使役する異能があっても少しもいおかしくは無い】

「……」

「……」

「……なによ。まだなんか文句あんの?」

【剣を振りながら、ふと感じるのは視線】
【女は大剣の切っ先を地面にほんの僅かに突き刺し、再び相手を見つめた】 <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 20:21:55.66 ID:uhRvfAsL0<> >>38
「へ?」

【文句など……あるけど。口にだそうとはこれっぽちも思わない】
【だって殺されちゃうもの】

「もも、文句なんてありませんよー!えへへ……」

【最後にハニかむ意味は全くもってない気がするが、「敵意はないよ!」と思わせたかったらしい】
【右手で頭の後ろ辺りを掻く。てるてる坊主は彼の後ろでクルクル回っている】

「………い、いい剣ですね……それ…」

【彼に剣を見る目なんて微塵もないが相手を怒らせないためによいしょしておこうと思ったのであった】 <> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 20:22:59.98 ID:A9DE9Iuao<> >>35
「は、はひ!?」

【まさかまさか、と少女は両親が他界してしまったのだろうか、と顔を真っ青にさせ】
【あわあわと冷や汗を流しながら急に挙動不審な行動を取り始める】

(お、落ちつくですあたし! あたしと同じく“親戚”の家に預けられたかも―――)

【少女には親戚という言葉に縁と言う物が無い】
【だが、目の前の少女が自分と同じような目に有っている訳ではないだろうと思いなおし――】

「そ、それじゃあ、知り合いの大人の人とか、ここまで来る時に着いてきた大人の人とか、居ない、かな?」 <> 【妖魔凄殲】@wiki<>sage<>2011/06/07(火) 20:25:09.54 ID:QquuchEXo<> >>22
【巨大総合掲示板、特にそれのオカルト板なる場所には真偽不明の信憑性に欠ける奇怪な情報が数多に集まる】
【スマートフォンを使えばそれをどこからでも閲覧することが可能であり、誰もがその夢物語や怪談話みたいな情報に心躍らされる】
【そして、酒場の前に足を一歩踏み出す小さな人影が一つ―――口に銜えた棒の影からは白い煙がゆらゆらと月へと向かって昇っていく】
【その背中には一丁の小銃、聖なる彫刻が施され弾丸銃身共に法儀礼の施された一級品、腰に巻かれたベルトには二つの山刀が差し込まれている】
【この人物は左腕を怪我しているらしく首から左腕を吊り下げ、よく見れば腕の先、左手自体の影が月明かりによって生じさせられていなかった】
【肩から斜めにかけて下げた鞄には聖書やら聖水やらが収められ、右手でカリカリと弄るのはスマートフォン、開いているサイトは奇怪話集まる某掲示板】

 『少し前からとある酒場に客が入っているのを見たことがない』

                                             『そういえば、その酒場に行っていた友人が帰ってこない』

   『悪霊じゃね?坊さん呼べよ』
                                   『低脳乙、どうせ能力者だろ、幽霊なんていないし』

                                                    『ここはオカ板ですよ科学主義者さん(笑)^^』
     『なんでもかんでも幽霊のせいですかそうですか』            


                             《場所教えろ、幽霊なら祓ってくるから》


【――――そして、今に至るわけである、この身長低き子供の様な男はマルボロの味を噛み締めながら、頭の中で弾いているのは算盤であり、善意で動いている訳ではない】
【悪霊ならば地域住民から金をふんだくれるし、能力者ならば即行で逃げれば良い話、はたまた人食い人外の類ならば狩って売り捌けばイイ話だ、黒字間違い無し】
【ここのところ赤字続きで治療費ばかり積み重なるのが悩みの種だったのもあり、適当に話を見つけては手当たり次第にアタックする日がここのところ続いているのだ】

「さーってと……できればメチャクチャ弱い不死者の野郎なら一番助かるんだがなぁ」

【そう言いながら酒場の扉のノブを右手で掴んで引っ張ろうとし、扉を開こうとする少年らしき男―――口にはスマートフォンを銜え、懐中電灯アプリを起動させている】
【懐中電灯アプリ……少ない電池消費量でかなりの光を発するだけと言う災害対策用アプリケーションであるが、こういった暗いところの探索にも使っているのである】
【願わくば、右手一本だけで倒せるような相手ならば泣いて喜んでいもいいのだが】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 20:25:43.66 ID:9mP8WiDUo<> >>40
【あわあわと慌てる少女に優しげな、何処か悟ったような目を向け】

別に気にしておらぬ、わらわも何時かは行くところじゃからの

【はにかむ】


わらわは一人じゃぞ?
此処に来る前も、此処に来てからも

【何故そんな事を聞くんだろう、といった感じだ】 <> 【一見付与】@wiki <>sage<>2011/06/07(火) 20:26:27.21 ID:tfqpGc7e0<> >>36

【少女はいつも通りアップのランニングを始めていた】
【その途中、聞き覚えのある声を聴いて駆けつけてみればいつかの少年がヤクザに襲われている】

まったく、何やってんだかなぁ

【軽く苦笑いを浮かべると襲われている少年の方へ歩いていく】
【やはり知り合いが困っているのを放っては置けないらしい】

この子も、悪気はなかったんだと思うんですよ
謝ってますし、許してもらえませんか?

【とりあえず少年の横に来てヤクザに問いかけてみる】 <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/07(火) 20:32:53.06 ID:krhjrYeao<> >>33
「今に、解る」

どうやら相手は、笑ったようだった
手のひらが振り払われたかと思えば、掌に顕われる、陣
背後からの息を飲む音を聞きながら集中力を研ぎ澄ます。何が始まるのか...

「長ったらしく喚きやがって―――ッチ」

”躱してくださいな”男のやりそうな事である。
忌々し気に舌打ちすると、重圧を掛ける様に男を睨みつけ。
こちらへと襲い来るのは鎖。少年は迎撃すべく全身、鎖の弾道から身体を微妙に逸らし
自身を通過した際に鎖を、横から掴み取ろうとした。―――一方

女の方もただ立ち尽くしている訳もなく、鎖が飛来するのが解ると辛うじて身体を反らす。直撃は最低限避けたか
戦闘で役に立たない事は解っているし出しゃばろうととも思わない...だが
勿論少年をおいていく訳にも行かない。回避出来ていれば隅の方へと移動を始めるだろう

/大変お待たせしました...っ <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/07(火) 20:33:17.86 ID:0J/AWp380<> >>43
『は?』

「え?」

【ほぼ同時にヤクザと少年が声を出す】
【共に、どちらかというと少年の方がマヌケな顔で少女を見る】

「あっこの前の……」

【以前会った少女とのエピソードをうっすらと思いだしながら呟く】
【ヤクザの方はと言えば、酔っぱらってるせいなのか元からの人柄なのか、少女の態度が気に入らず絡みに行く】

『なんだてめぇ女の癖に、俺に指図しようってのか?』

【少女に顔を近づけ、酒臭い息と言葉を少女に振りまく】
【とことん柄の悪いおっさんである】
【少女が絡まれてしまったことで、責任を感じているのか、おろおろとヤクザと少女を交互に見ている】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 20:33:31.47 ID:hgB9jp2Ko<> >>39

「…あ、そう…」

【どうも面白くない、というようにブン!と大剣を振り】
【背中に納刀する。「抜き身」…いわゆる鞘無しで持ち歩いていることから】
【どれだけ手馴れているかが分かる】

「ん…」

「…別に良くはないでしょ…」

【なんて言っているが、満更でもない様子だ。】
【剣士たるもの、自分の剣をほめられてうれしくないはずはなかった】


(すいません飯落ちです) <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/07(火) 20:35:01.36 ID:9zoUInYto<> >>41

酒場の扉の開く音、室内に入ってくる、光…その光は、女性の所までは、届いては居ない
だがその光、遠くからでも眩しく、暗闇にずっと居た、その女には相当に眩しいものであった

暗闇の中であれば、その姿はみえただろう拳銃を持つ山刀を持つ、聖なる彫刻がほどこされた拳銃の、その彫刻でさえも
ただその光に阻まれて、相手の姿は全く見えない

「眩しいんだけど…ねぇ、」
その光に向かい、一言、話す、相手が聖職者であるなど全く知らない、その掲示板の内容なども全く知らない、
そんな掲示板どうせ只の噂である、現にこの店には誰も入ってきたことがない、今も昔も、現在来た其の者、其れが最初の

一番初めに足を踏み入れた人物であるからだ、その光に向かい、横暴な態度で、どこか面倒くさそうな口調で、言い放つ <> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 20:35:31.90 ID:A9DE9Iuao<> >>42
(ひ、ひぇーーーーーーーーーーーー!?)

【それは正しく魂の絶叫だったとのちの彼女は言う】
【ともかく、とんでもない厄介者を拾ってしまったと感じた少女】
【だが、一瞬でもそんな考えを思い浮かべてしまった事を恥じた】

(たとえ、どんなことがあっても自分の演奏を褒めてくれた観客には最大級の感謝を!)

【両親から教えてもらった教訓を胸に秘め、少女は力強く立ち上がる】
【が、直ぐに頭を押さえて】

「うう… それにしても迷子の子供だと思ったらとんでもないことになっちゃったです…… これからどうしましょう……」

【小さく、そうボヤキながら頭の中でこれからの事を考えてみる少女】 <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 20:39:13.99 ID:uhRvfAsL0<> >>46
「ええ…そうです…」

【何故か相手が気落ちしているように見えたが、きっと気のせいだろう】
【文句を言われて嬉しがるような人類には見えないし】

「いや…いい剣だと思いますよ…ええ……素人が言うことじゃないですけど…」

【最初は単によいしょするために言ってみたが、よく見れば素人でもわかってしまうほどにいい剣だった】
【いやあ、いい剣だ】

「うん……きっと世界に二本とない、伝説の剣的ななにかなんでしょうね!なんかこう…禍々しいというか…その……」

【剣からなにかを感じ取った様子であるが果たして…】

/了解です <> 【一見付与】@wiki <>sage<>2011/06/07(火) 20:39:28.22 ID:tfqpGc7e0<> >>45

そんなに怒るような内容ではないと思うのですが……

【特に現場は見ていない 酷いでっち上げである】

こんなに謝ってるんですから許してあげてもいいんじゃないでしょうか?
はっきり言って、『大人げない』ですよ?

【ヤクザ相手に特に怖がったりすることもなく話し続ける】
【子供相手にここまでしつこい大人はどうも好きになれないのか、言葉に多少棘があるようだ】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 20:39:35.76 ID:9mP8WiDUo<> >>48
【頭に?マークをたくさん浮かべる】
【何をこんなに悩んでおるのじゃ……?】

そうじゃな、迷子ではないぞ
わらわは神社にちゃんと住んで居るし、子どもではない!

【失礼な事を言われたと感じたのか、ぼやきに対して返してみる】
【少女の表情を見る限り強がってるようにしか聞こえないだろうが】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/07(火) 20:46:58.95 ID:0J/AWp380<> >>50
【余り動じていない少女に、感心しつつ早くこの状況をどうにかしなければと焦りを感じている】
【このままでは少女の身に危険が降りかかるかもしれない】

『はぁ!?このアマ、黙ってれば調子に乗りやがって』

【いつ誰が黙ったんだと言いたくなる台詞を吐くヤクザ】
【相手が怯えないのが気に食わないのだろうか】

【少年の服を掴んでいた右手を動かし、少女に殴りかかろうとする】

「わっ」

【その光景に目を見開く少年。次の瞬間少女がヤクザに殴られる想像をしてしまう】 <> 【妖魔凄殲】@wiki<>sage<>2011/06/07(火) 20:48:37.25 ID:QquuchEXo<> >>47
【視界に一番最初に入ったきたのは、ぼんやりとでよくは見えないが……女性、だろうか】
【しかし、その女性が怪しいのは事実であり、例の話が本当にしろ尾びれが付いたにしろそもそも虚偽だったにしろ、問い詰めてみる価値はある】
【一応警戒するは、相手が女性の形を取っている事もあって、ここは奇怪の匂いに包まれた空間―――何が起きるのがわからないのが、"ココ"能力者の世界】
【口に銜えていたスマートフォンに付いているストラップ状の紐、それに右手首を通して常に明かりを放てる様にしておき、尚且つ相手に言葉など無視で】

「そうかい」
「だが、お前の顔が見えないんじゃ、話ができないだろ」

「それと、お前はここで何をしてる?」
「返答次第では、神の名の下に俺の財布の為に狩られてもらうかもしれないんだが」

「人外狩りって言葉、聞いたことくらいはるだろ?」
「時と場所によっては悪魔狩り、魔女狩りだなんて名前を変えちゃいるけど……な」

【右手を腰に巻いているパーカーの内側へと伸ばし、そして取り出すのは両面テープが貼られた聖書の一ページ、破いて取ってあるらしくなんとも冒涜的だ】
【それを扉にぺたっと貼り付けようとする少年(?)、この聖書のページにも特殊な法儀礼を施しており、人外が近づくことを拒む結界となりえるのだ】
【不死者はもちろん狼男から魔女、吸血鬼、半人半妖、果てには天使や神様まで―――あらゆる人外を善悪関係無しに拒絶する聖なる障壁だ】 <> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 20:50:07.66 ID:A9DE9Iuao<> >>51
「神社…ですか?」

【もしかしたら神主さんか誰かの保護を――】
【と、少女は先ほど目の前の童女が言っていた“来る前も来てからも一人”という言葉を思い出す】

(ということはそう言う訳ではない……? 余計に意味が分からなくなったですー!?)

【ならば、参拝客が残したお供え物で食いつないでいたりするのだろうか】
【だが、毎日参拝客が大勢訪れるような神社などここに来てから聞いたことも見たことも無いと】
【目の前の(信じられないことに)管理人に向かって失礼なことを考える】

(ま、まさか神様とかお稲荷さんの加護があったり、なぁんちゃって)

【そんな阿呆なことを考えている場合では無かった】

「と、とりあえずその神社に案内して貰っても良いかな?」

【ともかく、行って確かめれば良いことだ、と少女は開き直った】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 20:50:44.15 ID:hgB9jp2Ko<> >>49

「禍々しい…?」

【相手から紡がれた言葉を聞いて、今度は女は、】
【訝しげに繰り返した。】

「ちょっと待った。あんたこの剣の妖気が分かるの?」

【スタスタと近づいていきながら、女は聞いた】


(お待たせしましたー) <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 20:52:42.91 ID:9mP8WiDUo<> >>54
うむ、神社ひゃ

【噛んだ!】

……こほん、よ、良いぞ

【少し恥ずかしくなり、それを少しごまかしつつも少しぶっきらぼうに歩き始める】

付いてくるのじゃ!

【とててて、と走りだす】
【割と早い】


【街を抜け、かなり山を奥に進むと神社が見えるだろう】 <> 【一見付与】@wiki <>sage<>2011/06/07(火) 20:53:40.77 ID:tfqpGc7e0<> >>52

ハァ…今度は暴力ですか…
どっちが子供なのやら……

【ため息をつくと顔に跳んでくる拳を頭から数センチのと距離で回避】
【瞬時、相手のヤクザの腕をひねり、関節を決め背後に移る】

許してあげたほうがいいですよ?
このまま長引くと腕がとんでもない方向に曲がってしまうかもしれませんし

【背後で腕の関節を決めながら囁く】
【ヤクザの腕の関節がギチギチと音を立てている】
【まったく、どちらが危険な人物なのか分からない光景である】 <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 20:56:33.66 ID:uhRvfAsL0<> >>55
「うお!」

【いきなり近づいてきた女性。ビクッと肩を震わせる】
【妖気が分かるかどうかと言われればNOだが、なにか感じるものはあった】
【それが能力者だからなのかは分からない】

「妖気…?いえ、別にその方向に特別詳しかったりはしませんけど……なんかこう…ぼわーっとしているというか……」

【非常に曖昧で抽象的である】
【だが、彼には確かに妖気と言うか魔力というかを肌で感じていた】

「えっもしかしてなんかいわくつきな剣なんですか!?」

【もしや、とは思いつつ聞く】

/おかえりなさいー! <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/07(火) 21:00:58.26 ID:0J/AWp380<> >>57
【余裕そうな少女に、余計苛立ったのか】
【ヤクザの拳は速さを増す……が】

【残念ながら少女の方がヤクザよりも何枚も上手だった】
【少年にはなにがあったのかわからないくらいの(瞬きしたせいもある)速さでヤクザの腕をひねる少女】

『いて、ぎっ……俺が悪かったから許してくれぃ!!』

【最初は抵抗を試みたのだろうが、すぐに無理だと悟ったらしい】
【さっきまでの(間違った)勇ましさはどこにいったのやら】
【目尻にはうっすらと涙まで溜めて、少女に許しを乞うヤクザ】
【そんな二人を茫然と見つめている少年。そしてその三人を囲むようにできた人だかり】
【夜の商店街は、なんだか面白いことになっていた】 <> 【恣に封じる桎梏】 -† Loejingr & Dromi †-<>sage saga<>2011/06/07(火) 21:01:16.18 ID:kWwTVsujo<> >>44

「おおっと、危ない――」

回避後、伸びた縛鎖を横手から把持――否、させない。右腕を背後に引き、
“鎖”を離(ず)らして逃れた。態とらしく口笛を吹いて、円舞曲を刻むように後方跳躍。
その折、右側に在った壁面を抉り削った。舞った粉塵を吸込み、ゲホゲホ、と咽た。


「ああ、もう……服が汚れてしまいます。
 おろ――? 御嬢さん、こんな少年を残して、舞台袖に逃避するんですか?
 ……感心しませんねえ。伴侶(パートナー)は常に一緒でないと……」

戦術的な意味合を兼ねた挑発ではない。単純に、彼は不快感を齎したく左掌を掲げ、
仰々しく宛然(さながら)悲劇を嘆き噎ぶ道化のような所作で、女性へ声を投掛ける。
――右掌の方陣が、二度(にたび)煌く。御稜威の王を中央に据える紫黒が、脈動し。


「逃がしませんよぉっ!」

右掌の中指から、縛鎖が射出される。軸に据えた左踵を旋転させ、右爪先を踏出す。
――加速は十全。先程の比でない迅速で、女性へ驀進する。迎撃は困難だが、未だ
回避は不可能でない水準。――現在、少年とは大凡2m、女性とは大方3~4m程距離を隔つ。


/ごめんなさい、遅れました! <> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 21:01:28.87 ID:A9DE9Iuao<> >>56
「あ、あわわ、待ってくださいですー」

【先ほどまで弾いていたエレクトリック・ギターを背負い、少女の後を追いかける】
【と、再び少女が目指す方角の山を見て】

「う〜ん、やっぱり知らない神社ですねぇ」

【小さく、小さく呟き、少女は不思議そうに首をひねっていた】



「はぁ…はぁ…はぁ… さ、流石に少し疲れるですねぇ…」

【ふぅ、と額の汗をぬぐい前を向いた先には確かに神社がそこにあった】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 21:01:49.73 ID:hgB9jp2Ko<> >>58

「な…!そんなに怖がらなくてもいいでしょ」

【実際彼女は外見だけでそれはそれは損をしていた】
【目が合っただけで目の前の人物のような反応を取られる。】

「うーん…いわくつきって言うかね…妖刀≠ネのよ。能力持ちの刀…って感じかしら。」

【相手の目の前で再び抜き去り、鉄紺色の刀身を見つめる女】
【本人は無能力者だが、この刀のおかげで他の能力者と互角異常に渡り合うことができた】

「…あんたも…幻想持ちでしょ?それ。」

【と、後ろのテルテル坊主を指差す】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 21:03:31.44 ID:9mP8WiDUo<> >>61
【そして山奥に立つ、寂れた神社】

此処がわらわの家じゃ!

【バーン!】

【こまめに掃除している様子だが、やはり時間には逆らえず所々錆びれたりしていて、古ぼけたようにみえるだろう】

いっらっしゃいじゃ、生憎お茶は出せぬがゆっくりしていってくれ♪

【久々の参拝客!と思い、うきうき顔】 <> 【一見付与】@wiki <>sage<>2011/06/07(火) 21:06:39.77 ID:tfqpGc7e0<> >>59

【男が情けない声を上げるのを聞くと、失望したような表情を浮かべる】
【なんでこんな男に技なんか使ってしまったんだろうという後悔からだろうか】

本当、どうして痛い目を見ないとわからない人ばかりなんだろう
口だけは達者な人ももう懲り懲りです

【ため息交じりの声を漏らしながらそのまま腕をほどく】
<> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/07(火) 21:06:45.74 ID:9zoUInYto<> >>53

「ずいぶんな口叩くじゃないか…ここは私の家だ、あんた失礼じゃないかい?」
「消しなよ、あんたの横にライトの電源があるからさ」

眩しいと言った、だが相手は、そのライトを消そうともしない人の家に勝手に上がりこんできて、いや、酒場であるから
人が来るのは不思議ではないのだが、その者の行動にイラつきを感じる
電源を消し、月の光のみの店内、それは女性が居やすいから、蛍光灯の光は苦手というわけではなが、消していたほうが落ち着くから
もちろん、暗闇で見えない相手の事情など知ったこっちゃ無い…暗いからライトを付けてくれ、そう言うのであればまだ良かった
だが此方の話も聞かずに、まだライトを当ててくる人物に少しのイラつきを覚える

「私を狩る…?ふざけてこと言ってんじゃ無いよ、私が何をしたっていうのさ?」
「あんた達、人間の方が私たちに危害を加えてくるんじゃないのかい?」
「あんたらは何時もそうだ、未知の生物をすぐ、排除したがる、あんたらが一番の害だよ、この世でね…」
「それを神だって?笑わせるね、あんたら人間が地球所で一番偉いってかい?素直に財布の為って言っとけばいいんだよ」

憎まれ口たっぷりのその言葉、『人外狩り』聞いたことはある、
聞いたことはあるが、何故、初めて合った人間に、こんな失礼な態度の人間に、上から言われなければいけないのだ
まるで、人が一番偉いとそう言わんばかりに、そういう人間が一番嫌いであり、イライラさせる、まぁ…いま目の前にいる者のことなのだが…

その人外狩り、その言葉を聞いても、なにも動じず、そう答えた、
<> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 21:08:56.36 ID:A9DE9Iuao<> >>63
/すいません、飯落ちっす <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/07(火) 21:10:31.66 ID:0J/AWp380<> >>64
【腕を解かれた男は、舌打ちを残して、人混みを掻きわけ去って行った】
【少年は、先程の騒動で注目されているのが気になるのか少しそわそわしている】
【それでも、お礼が先決と少し少女に近寄り】

「わ、た、助けてくれてありがとうございます!」

【ぺこりとお辞儀をする】
【女性に助けられた恥ずかしさからか、注目されているせいか、少し顔が赤い】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 21:10:45.34 ID:9mP8WiDUo<> >>66
/行ってらっしゃいです! <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 21:12:06.89 ID:uhRvfAsL0<> >>62
「あ、いやいきなり来られたから驚いただけでありますから」

【彼は見た目で人を判断しない】
【なぜなら彼自身が見た目のせいで色々と多難だからである】
【例えば男湯に入りづらかったり】

「マジか……」

【まさか自分の感覚が本当のことだとは思わなかった】
【否、確かになにかは感じていたのだから思ってはいたのだが…】
【そこでてるてる坊主を指さされて「幻想持ちでしょ?」と聞かれる】

「ええまあ一応…」

【彼はちょっと控えめにそうですと答えた】
【これは能力としてはそれなりに優秀なのだが、発現の仕方がかなりみっともなかった】 <> 【刺殺突神】 @wiki<>sage<>2011/06/07(火) 21:12:09.77 ID:kaDlBclh0<> 前>>788
自身の視点、左からは迫る身を裂く刀身の羽根の舞、右には神秘すら纏う刀身の巨大な羽根の斬撃
既に女には笑みは消えて居た、達人の境地“無空の突き”
生涯通じ、健・肉筋を裂こうが、腕を折ろうが、幾千万の突きを続け得る“無意識”の突き
其れを以てしても今の状況を切り抜るのは難関難題、然かし
“二本の腕”ならの話、背後に聳えた漆黒の亡霊、併せて四本の修羅にならん

ーーー……亡き戦友へ授けし我が背中《Vastige of Comrade》
語る余暇すら与えず、吸う息は鉄の味、一秒一年、音は無音、敵は漆黒の鎧
迫る斬撃の嵐に対し、避薙薙突突突突弾弾弾弾弾弾、脇腹三本、双眸の中央に切創、肩一本、左腿二本
煮えたぎる熱い我が血には痛みすら麻痺させ、躊躇を知らぬ、死に近い程、突きの速さ昇華せん

《 泗  天  壱  突 》

残された相手の羽根の刃が迫り、残された片方の銀色の小規模な衝撃波で、僅かに時間稼がんとし
即ち、蝶が如く紅い糸を纏い、亡霊と女の両腕の突き、其の疾さ……ーーーExceed
四手の突きはコンマすら越え同刹那に到り、奇跡と至上最高最速最大威力で
相手の胸一点に貫かんとす、至上たる四乗の壱撃
<> 【刺殺突神】<>sage<>2011/06/07(火) 21:13:03.55 ID:kaDlBclh0<> >>前788
/と、文字数制限で入り切らないので分け
/済みません、昨夜に来る筈が、昨日は完全に寝過ごしてしまいました……
/予定は不明ながら、返信はしときました、返すのはゆっくりでも良いので、本当に申し訳無い。 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 21:16:39.92 ID:hgB9jp2Ko<> >>69

「マジよ。」

【即答。】
【女は内心舌を巻いていた。。とはいうのも、この妖気に気づいたのは】
【目の前の女性が初めてだったからである】

「ふうん…その…結構珍しいわよね。」

【剣をしまいながら呟く】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/07(火) 21:19:22.28 ID:j2U73YWt0<> >>37
再募集 <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 21:21:05.66 ID:uhRvfAsL0<> >>72
「マジだったか…」

【予想外ですと言わんばかりであった】
【女の勘って怖い。男だけど】

「てるてる坊主がですか?あ、能力がかな?」

【昔、てるてる坊主を知らない人がいたが目の前の女性はそうではないだろう】
【つまり能力が珍しいのであろう。と勝手に自己完結】

「いやあ…これ雨の日は重宝しますよ」

【晴れにすれば濡れなくて済むのである。素晴らしい】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/07(火) 21:21:10.30 ID:QTP1peJdo<>

        コツ    コツ


「………ふぅ……昨日は飲めなかった初恋ジュースを探してみても」
「……………やっぱり、ここにしかないなァ……」

杖を突きながら、少年とも青年とも取れる微妙な年頃の男が
熱帯のような昼の暑さに熱せられたアスファルトの暑さに、溜息を吐きつつ
暗い路地で、一際目立つ色を発光している自動販売機に近づいていっている。

彼はかなり大き目の目隠しをしており
─────皮と鉄を組み合わせており頑丈そうである
足取りは、少しばかり覚束ない。


             ……………コツ  チャリンチャリン………ピッガシャン

「さて……と。   初恋ジュース……どんな味かねぇ……」

しかし、道に迷うわけでもなく正確に自動販売機のまん前までたどり着いた彼は
懐から小銭を取り出して、初恋ジュースを買う。
────この際、どれがそうだかまったく迷う様子も無かった。
そして、初恋ジュースの缶を開けながら……緊張したような微笑を口元に湛えている。

//主に、殺し合い以外を募集!! <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/07(火) 21:22:45.61 ID:7J0alKBxo<> >>60
鎖を攫むため伸ばした腕は空を切り、耳障りな音と共に仕切り直し
ちらと背後を瞥見し、女の位置を確認する。女は男と距離をとりつつ、斜めな位置へと移動していた

「.........自分の立場は、弁えているつもりですから」

ぎゅっ...と右手の拳が握られているのは、男から視認出来るだろうか
道化を演じる男に対し、飽くまで取り澄ました声を返した

「―――ッ!」

射出された鎖は尋常でない速さ。警戒はしていたが矢張り其のギャップは―――想定外
纏う衣服の端を翻し再度躱す...が、体勢を崩し、その場に尻餅を付く形になるか。
併し少年はその間も、男へと接近を続けていた。いかほど距離を、詰められただろうか。

「テメェの目当てはこっちだろが....ッ、次、同じコトやってみろ」

接近する脚は止まる事なく、男へと肉薄する事が出来れば、其の頭へと拳を放つだろう
尤も邪魔が入るもほぼ確実だろうが...少年の蒼い瞳の中で、静かに怒りが燃えていた

「殺すぞ」

/いえいえ、こちらも遅いですし...お互いさまという事で! <> 【妖魔凄殲】@wiki<>sage<>2011/06/07(火) 21:22:52.96 ID:QquuchEXo<> >>65
【予想通り敵対的な態度だ、まぁ、こちらも最初から敵対的なのだから当然の話ではあるが……今に始まったことではない】
【出来得るならば作業的に襲い掛かって作業的に狩って作業的に体をバラしたいところなのだが、万が一人間だったりすると非常に面倒なのだ】
【人外にならば人権は適用されないであろうが、人間には人権が存在してしまっているのである、下手をすれば指名手配にもなりかねない】

【唇の僅かに吊り上げて皮肉的な笑みを見せながら、ハッ、と鼻で笑い、それでもスマートフォンから垂れ流される白い光を消すことは無く】
【鞄に右手を突っ込みながらがさごそと何かを取り出そうとしつつ、相手へと二つの視線を向け、焦点を合わせながら口を動かし】

「悪い、俺は人間様至上主義なんで」
「いや、正確にはこの俺が良ければ全て良しっつゥか……ジコチューなんだわ」

「だから、お前の機嫌をイラつかせる為にライトも付けないし、お前に光を当て続ける」

「悔しかったらかかってきてくれても良いぜ?」
「女に襲われるなんて、男冥利に尽きるしね」
「どっちみち、俺がお前の首に襲い掛かるわけだしな」

【煙草の火がジリジリと唇へと近づいていき、その長さを徐々に縮めていくがまだ放置しておける範囲内であって、限界ギリギリまで吸いたくなるのが愛煙者心理】
【そもそも煙草と言うのは非常に高い……生憎と金をどぶに捨てれるほど大金持ちでもないので、今ある煙草を使えれるだけ使っておきたいのだ】
【とかくも、相手が壁をぶち破って逃げたりなんていう怪力を持っていたりしなければ、今のところは退路を絶っている状態、裏口があるのかどうかも知らないが】
【どちらにせよ、そんな状況を保っていられるのだからこちらも幾らか気分は楽である、逃走したいときに逃走できることほど心休まる空間は無いのだ】 <> 【激炎闘士】<>sage<>2011/06/07(火) 21:23:41.49 ID:m8icKWgAO<> >>37
迷ってみるもんだね。やっぱり修行は森か滝って相場が決まってるのかな?

【さくさく、と草を踏み分け青年に近寄るのはアカデミーの制服を着た赤髪の女の子】
【特に警戒や隠れる様子も無く、声をかける】

格闘家さん? <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/07(火) 21:27:34.04 ID:j2U73YWt0<> >>78
「いえ、弓使いです」
【首だけを相手に向けてきっぱり言う、こちらも警戒心が無いようだ】
【そして型打ちを続けながら質問】

「しかしなぜこんな所に?」
【八極拳の型打ちをしながら問う、もうすぐで終わる】

<> 【一見付与】@wiki <>sage<>2011/06/07(火) 21:31:29.34 ID:tfqpGc7e0<> >>67

いやいや、別にいいよ
でも気を付けなよ?あの手の人たちは自分より弱い立場の人間には容赦ないからね

まったく、ああいう風な人間にはなりたくないなぁ

【ハァ、とため息をつく ため息ばかりで色々大変そうである】
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 21:31:59.01 ID:hgB9jp2Ko<> >>74

「能力に決まってるでしょ…」

【照る照る坊主を知らない、と思われているかと勘違いし、】
【これ心外、とばかりに呆れた様子で呟いた】

「ふうん…天候を変えれるんだ…」

【と、ちょっと感心した様子で見つめる】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/07(火) 21:34:32.33 ID:0J/AWp380<> >>80
「はい、気をつけます」

【真面目な顔で頷く】
【いくら気をつけたところで、不幸な少年はきっとまたどこかで同じ様な目に合うだろう】

「はは……そうですね」

【少し情けない笑顔で言葉を返す】

【周りにいた野次馬達は、なんだもう終わりかと少しずつ散ってゆく】
【通報もせず見ているだけだった大人達に、少し苛立ちを覚えないでもない】 <> 【魔道美学】魔力のこもったものを創りだす<>sage saga<>2011/06/07(火) 21:36:15.78 ID:T1LYM46j0<> 【商店街】
【八百屋おもちゃ屋魚屋時計屋】
【様々な店舗が並ぶ一帯に、建物が】

【ボロボロで、洋風な外見の建物だ】
【比較的周りの店舗より大きなそれは、正におんぼろと言っていいほど古い】

【その中に…】

「やっぱり来ないわねー。」
「路上販売から華麗にクラスチェンジしたと思ったら、これよ」
「正に売れない店ね。ギャグも冴えないわ」

【こんなダウナーテンションの少女が】
【こんな少女が居るとしたら、そら客足も遠のくだろう。】

「店長のサービスが悪いからじゃないですか?」
「アンタぶん殴られたいの?」

【唯一の店員にもこのような接し方だ】

【そして少女は、何処からともなく新聞を取り出し】
【暇そうに読み始めるのだった】

【そこは、少女の経営する店】
【何でも創ります。売ります】

【そんな看板を掲げた】 <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 21:37:20.37 ID:uhRvfAsL0<> >>81
「ですよねー…」

【自己完結と同じ回答で安心した】

「お恥ずかしながら…小さい時に遠足に行きたくなくてですね……それで「行きたくなーい」tって駄々をこねていたらこんな能力が……」

【突っ込みどころ満載だが事実であった】
【しかも、結局遠足には行くことになった】 <> 【激炎闘士】<>sage<>2011/06/07(火) 21:38:07.59 ID:m8icKWgAO<> >>79
目的地も決めずに走ってたら見事に迷子!

【喧嘩等の興味を引かれるものを探して走るのが日課であるが、能力者ならば別に変わった事では無い】
【逆を返せば……】

それと本当に弓使い? ししょーに教わったのと同じような型打ちをしていたから格闘家と思ったんだけど、
本当ならまたなんで弓使いがそんな事をしているの?

【頭に疑問符を浮かべ、首を傾げながら思った事をそのまま尋ねてみる】
【因みにこの子が指すししょーとは【陰陽八極】の事であり、『似たような』では無く『同じ』ものであろう】 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/07(火) 21:38:08.09 ID:9zoUInYto<> >>77

「面倒だな、お前」
そのライトの光もなれ相手の姿が確実に見えた、人間とは違うその目、その者の持っている武器、容姿すべてが見える
その不自然な左の手、腕の動きでさえ

「ガキが…男のくせにその身長はないんじゃないか?」
そう言って、座っていたカウンターから、飛び降りる、女にしては身長が高い、ヒールを履いているのもあり更に、その身長差は広まる

その者の容姿、それを見てはじめに思った感想だ、声しか聞こえてこなかったその者の姿、見れば見るほど、幼く、まぁ此の者にとっては
誰もが幼いのであるが…1000年以上も生き続けているのだ、誰であろうともガキである

「首、に襲いかかるねぇ、フフフッ、やってみなよ、私は抵抗しないよ、あんたは指名手配さ、」
「もう一つ言ってやろうかい?私は人間じゃない、吸血鬼…あんたが狩る対象だねアハハハッ…」

もちろん人権など無い、ただ、能力者を取り締まる機関などいくらでもある、そんな安い挑発に乗るはずがない、イラついてはいるが
考えることは冷静である、その吸血鬼だといったことも、もしもの時は、逃げれる、逃げる方法などいくらでもあると、その余裕からである

そして女もカウンターの上にある煙草を加えて火をつけた、無類の煙草好き、吸っていると心が落ち着く、なにか口に入っていれば安心するというそういう感じである


<> 【恣に封じる桎梏】 -† Loejingr & Dromi †-<>sage saga<>2011/06/07(火) 21:39:48.14 ID:kWwTVsujo<> >>76

「御自分の立場をよぉく理解されているようで――――ケヒッ」

視界の隅、自らの立場に甘んじることを是と為さず、小さな拳を握る姿――
素晴らしく煽動された。慇懃無礼な応対は彼方へ、彼は歪んだ総てを曝ける。

回避し、尻餅を付いた瞬間。迫撃に縛鎖を射出せんと、上半身を捻ったが
――接敵する少年に阻まれた。漆黒の軍服を翻し、眼前に迫った“それ”を見据え。


「……ヒッ、は――――踏込みが甘いですねえ」

頭部へと放たれた拳を、邪魔立てせず享受した。彼の痩躯が“不自然に”宙空へ舞う。
拳が触れる刹那、後方へと飛び退き傷痍を最小限に留めたこと――察知できるだろうか。
彼は宙を舞いながら、縛鎖を右手側の壁面へ射出した。壁に先端部を喰込ませ――


「殺せるものなら♪」

――――振子の要領で重心を傾け、殴打の衝撃と跳躍の慣性を併せて飛躍した。
巧い具合、動作が運べば――彼は少年の頭上を抜けて、女性の目前へと降立つだろう。
剣呑どころでない殺意すら袖にして、加速度的、周囲一帯を破壊の渦に巻込んでゆく。


/有難うです! <> 【一見付与】@wiki <>sage<>2011/06/07(火) 21:43:28.13 ID:tfqpGc7e0<> >>82

後、こういう時は周りの人間はあてにならないことが多いから自分で逃げられるようにするか
自分で何とかできるようにしておきたいね

【とりあえずといった感じでもう少しだけ注意しておく】
【別に読心ができるエスパーではない ご都合上の問題です】

それじゃ、私はもういかせてもらうよ
まだトレーニングの途中だしね、じゃあ!

【そういうとまた走ってどこかへ行ってしまった】

/ちょっと用事で落ちます
絡み有り難うございました! <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/07(火) 21:44:09.64 ID:j2U73YWt0<> >>85
「迷子ですか…」
【少し苦笑いしながら型打ちを止める、ちょうど二時間経った、次は弓矢の練習だ】
【木の下にあるリュックに近寄りながら耳を傾けると興味深い話が…】

「師匠? …もしかして爛さんのことかな?」
【リュックから白いタオルと矢筒を取りつつ質問を投げかけてみる】
【もしかしてこの娘も彼女から八極拳を教えてもらったのだろうか?】

【そういうことを考えつつ汗を拭きつつ矢筒を腰に装着する】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 21:46:55.41 ID:hgB9jp2Ko<> >>84

「え、ええ〜…」

【おおよそ信じられない、というように感嘆の声を上げた】
【能力の発言にも様々な理由があるらしい。女ははじめてその事実に気づいた】

「でも…遠足かあ…女の子なら♀yしいもんじゃないの?」

【女は昔から異端だったため当然遠足なんか言ったことがない】
【相手を見ながら言う。目の前の青年を完全に女性と思っていた】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/07(火) 21:49:14.07 ID:0J/AWp380<> >>88
「はっはい」

【心を読まれたかのような少女の言葉に勢いよく頷く】
【ぶんぶんと風を切る音がかすかに聞こえるくらい勢いが良い】

「あ、はい!ありがとうございました!」

【最後にもう一度お礼を言って、去っていく少女を見送った】

【そして少年は今度こそ人混みの中に溶け込み、いつも通りの散歩へ戻った】

/了解です
/ありがとうございました!! <> 【妖魔凄殲】@wiki<>sage<>2011/06/07(火) 21:50:37.96 ID:QquuchEXo<> >>86
/すいません!これからって時にもしかしたら落ちるやもしれません……
/凍結か、適当に〆てくれるとありがたいです……そちらから〆るのが難しそうでしたら、こちらが逃げ出したってことでも構いませんッ
/ある程度したら戻ってこれるかもしれませんが、戻ってこれないかも的な微妙な感じでして……本当にごめんなさい <> 【激炎闘士】<>sage<>2011/06/07(火) 21:54:01.35 ID:m8icKWgAO<> >>89
そう、爛さん! ししょーの知り合いだったんだ!

【知り合いの名前が出た途端に先程よりも話に食い付き、若干表情が明るくなる】
【それと同時にこの場に居ない人間に向け、敬意の感情が現れ】

門下生が一般いるんだなぁ……。君はマスター出来た? アレ

【確か6年続けると習得出来る『氣』。弓使いでも習得しているなら手合わせをお願いしようかなと思いつつ聞いてみた】 <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 21:54:54.94 ID:uhRvfAsL0<> >>90
「ああー…ああいう時女子ってやたら騒ぎますからねー…」

【自分のことではないと思っているのかそんな返答】
【女子と何人かのDQNが喧しいイベントである】
【実に忌々しい】

「いや、というよりあなたも女の子でしょうに」

【突然そんなことを言い出した。特に他意はない】 <> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/07(火) 21:55:30.63 ID:g6M1kb/X0<> >>83
/よろしいでしょうかっ! <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/07(火) 21:56:49.57 ID:9zoUInYto<> >>92
/あら、了解しました!私も凍結となるとなかなか日にちが合わないことが多くなりそうでは有りますので、適当に〆ておきますね!
/楽しかったです!ありがとう御座いました! <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 21:59:24.68 ID:hgB9jp2Ko<> >>94

「…そうそう。まったく何が楽しいんだか。」

【忌々しそうに呟き、青年の隣に座る】
【大剣は傍らに立てかけた。ゴトリ、といかにも重そうな音が響く】

「ああ?…いや、そうだけど私は遠足なんていったことないし…」

【などと話す】 <> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 22:00:32.44 ID:A9DE9Iuao<> >>63
「うーん、やっぱり参拝客が来るようには見えないですね……」

【むしろ参拝客すらこない場所では無いのだろうか、と思うほどだ】
【だが、少女の様子を鑑みるにこの草臥れた神社に住んでいることは間違いないだろう】

「……そういえば驚きのあまりあの子の不思議な風貌について全く聞いてなかったです」

【今さらかよ! と思わなくもない】
【とりあえず、そのことについて聞いてみることにする】

/た、ただいま〜orz <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/07(火) 22:01:46.95 ID:j2U73YWt0<> >>93
(何人ぐらい弟子がいるのかな?)
【そんな事を考えつつ質問を答える】

「いや、自分は習ってまだ一ヶ月も経ってないから形だけだよ」
【おそらく氣のことだろう、正直に笑って話す、さて、そろそろ練習でもしよう】

「あっ、そういえば弓使いが拳法習ってる理由言ってなかったね」
【右手で矢筒から2本の矢を取ってさらに左手に大きさ約2mの弓が出てくる】

「戦いの時、接近戦でも戦えるようにする為さ」
【そう言った瞬間二本の矢を一瞬で放つ】
【飛んだ矢は数メートル放れた木に刺さる、さらに二本目の矢が一本目の矢の尻に】
【一本目の矢は真っ二つに割れて後の矢が残る、これで青年の実力がわかるだろう】 <> 【魔道美学】魔力のこもったものを創りだす<>sage saga<>2011/06/07(火) 22:01:58.27 ID:T1LYM46j0<> >>95
/時間の許す限りなら、お相手できます <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 22:04:28.71 ID:9mP8WiDUo<> >>98

……グスッ

【分かっていても言われると辛い、そんな現実】

わらわの容姿?
あ、ああ
この耳としっぽのことかの?

【ぴこぴこ、と動かし】

わらわは所謂お稲荷様じゃ!

【デーン!】

【……子どもの妄想と言われても仕方がない】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 22:04:50.63 ID:9mP8WiDUo<> >>98
/おかえりなしあ! <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 22:05:00.31 ID:uhRvfAsL0<> >>97
「おお…」

【女性が隣に座ってきた。少しドキドキする】
【顔も仄かに蒸気している】

「ないのかぁ……いいなぁ……」

【心の底からそう思う。言って何がしたいのか】
【遠くまで歩いてなにが楽しいのやら】

「………………」

【じーっと、女性を見る。近い】
【物凄く見ている。ゴクリと生唾を飲んだ音が聞こえたかもしれない】 <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/07(火) 22:09:21.30 ID:7J0alKBxo<> >>87
「....... 」

沈黙、本性を曝け出した男にかける言葉はなかった。
おそらく、何を言っても喜ばせるだけであろうから

(...手応えが...っくそ)

男の頭へと相違なく打ち込まれた拳に残る違和感。僅かに顔を顰め
併し衝撃を和らげたからといってなんだというのか、すぐに追撃しようと

「な――――ッ!?」

男の取った行動は予想外であった。鎖は壁面へ、男の身体は

「いい加減...に......しろ」

すとん、と女の目前へと降り立った。じり、じり、と一、二歩後ずさる。
一方の少年は焦りよりも、何より先立つ...怒りを感じていた。
少年の身体を中心に蒼い光が発せられ、周囲を冷たく照らす。其処で起きているのは、変貌

「グォォォオオオオッ!!!!」

振り返れば其処には、ビリビリと振動を感じる程の咆哮を上げる西洋の竜が鎮座している事だろう
深い藍色を中心とした巨躯に、唯面影の感じられる先程と同じ淡い藍の双眸

【覚悟、してもらうぞ...ッ】

その声は脳内に直接行き渡る。翼を羽ばたかせながら男の、二人の元へと
到達さえすれば右腕が鋭く、男へと振り下ろされる事だろう <> 【激炎闘士】<>sage<>2011/06/07(火) 22:09:28.98 ID:m8icKWgAO<> >>99
おおー! 凄いね!

【己が持ち合わせない技術に素直に驚き、】
【パチパチと拍手しながら手放しで感嘆の声をあげた。だが】

弓がそんなに上手く扱えるのに格闘術が必要なの?
弓を極めてかつ両立出来るの?

【本人も御節介である事は重々承知している。】
【だがその弓の技術が優れているからこそ格闘術は必要ないのではと思ったのだ。】 <> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/07(火) 22:12:04.49 ID:g6M1kb/X0<> >>83
「あらあら?」

【商店街を歩いていた女性が、ある店の前をその歩みをとめた】
【女性は着物の上にジャケットを羽織っており、外見は20歳前後ぐらいだろう】

「こんなお店あったかな・・・?」

「何でも創ります。売ります―――何だか楽しそうねぇ」

【これでもか、とゆうぐらいおんぼろの店だ 看板は割りと新しいので、やっているのだろうか】
【興味がわいた女は、中に入っている見ることにした】
【特に思いついていないが、とりあえず話でも聞いてみようか といったところだ】

「御免下さーい」

【古い扉を開いて、中に入ってみた】
【さて、一体何が出てくるのだろうか…】 <> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 22:13:28.20 ID:A9DE9Iuao<> >>101
「え?」

(いや、まさかそんな訳が…… あれ、でもよくよく考えてみたらもしこの子がお稲荷さんなら今までの疑問が解消される訳ですが……)

【お稲荷さんの加護でも持っているのかと思えば、実はお稲荷さん自身だったという衝撃事実】
【本当かどうかは分からない、だがそう当て嵌めてみれば彼女の疑問は全て氷解する】
【常識と非常識の狭間で揺れる彼女の脳裏にふと浮かんだ考え―――】

「あれ、ということはもしかして実はあたしよりも年上だったり、するですか?」

【彼女がお稲荷様だとすれば即ちこの童女の姿もまやかし、ということにもなりうる】
【ともすれば自分の対応はかなりの無礼だったのではないか、と今更ながらに冷や汗を流し始める】

【少女の嘘か本当かの区別が分からない言葉に真剣に悩む彼女は意外と素直で純粋なのであった】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 22:13:54.15 ID:hgB9jp2Ko<> >>103

【この人の中の人も異常に遠足が嫌いだ。集団行動は昔から苦手である。】
【そんなことは置いといて…】

「ないわ。集団行動は苦手でね。」

【孤高という言葉を好む彼女は言った】
【タバコを取ろうと内ポケットに手を突っ込むが…】

「…な、なによ。何か文句あんの?」

【相手が突き刺すような視線を送ってくるのを感じ】
【こちらも対抗するつもりなのか何なのかズイ、と顔を近づけた】 <> 【魔道美学】魔力のこもったものを創りだす<>sage saga<>2011/06/07(火) 22:14:28.04 ID:T1LYM46j0<> >>106
「へぇ……最近は健康食品がブームなのね。効果なさそうだけど」
「何でそういう夢も何もないこと言っちゃうんですか……」

【ドアベルが鳴る】
【少女はそれに不機嫌そうに眉毛を動かし、少年は振り向く】

「客が来たわ。相手して。面倒。ダルい」
「うぇえ……毎回その態度はダメですって」

「うっさいわね。もぐわよ」
「何でそう罵詈雑言が出てくるんですか……まったく」

【入ると、そこには無駄口をたたき合う二人の人物が】
【少女は新聞の健康食品のページに目を落としながら面倒そうにそうつぶやく】

【対照的に少年の店員は、入ってきた客の目の前まで歩き】

「雑貨屋ベーカーストリートにようこそ。何か御用でしょうか?」

【愛想良くそう話しかけ、相手の為に間をおいた】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/07(火) 22:16:14.65 ID:j2U73YWt0<> >>105
「ありがとさん」
【褒められたことに礼を言いつつ弓を杖のように立てる】
【さらに来た少女からの質問、少し考えてから】

「弓を扱えたらこそ格闘術が必要なんだ、いくら弓が上手くても近づかれたら全く使えない、護身術が欲しかったらら彼女に教えてもらったのさ」
【少し微笑みながら自分の考えを言う】

「後両立する為に毎日弓と型打ちの練習をがんばってるよ、一日の4分の一以上使っちゃうけど」
【また苦笑いをしながら言葉を付け加えた】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 22:16:41.37 ID:9mP8WiDUo<> >>107

信仰が無くなったせいかわからなぬが、能力があまり使えぬのじゃ……
じゃから今のわらわはただの人と大して変わらぬ

【淋しげに微笑む】
【一時とは神と言われた自分が、ここまで落ちている事が寂しい】
【心底、そう思っているのだろう】

たぶんそうじゃろうな
1000年位は生きておる

【……長命じゃからこそ、わらわは今は友達すらおらぬがの】
【胸中でそうつぶやいた】 <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 22:20:25.15 ID:uhRvfAsL0<> >>108
「わわ!…失礼。綺麗な方だなー…と思いましてね…」

【ちなみにお世辞成分0である】
【つまり完全に本音前回の言葉である】

「気を悪くしたならごめんなさい…」

【ぷいと横を向きながら言う】
【女性が顔を近づけてきてかなり接近して心臓がバクバク言っている】
【赤くなっていた。主に顔が】

/次遅れるかもです! <> 【戮黒翼殺】刀並みの切れ味を誇る黒の翼を生やせる。レスチャージで波動出したり防具出したりも。<>saga <>2011/06/07(火) 22:21:57.56 ID:zAlNUuzs0<> >>70
/お待たせしました

漆黒の鎧は確かに刺突を防ぐ。全ての威力を半減させる漆黒の衣は威力をも黒に染め上げる。
漆黒の突出刃は刺突狂いの女の肢体を侵蝕するが、凶刃は未だ遠く。遠く。

「ケヒャッ!キャハハハッハハハハハハハハハッッ!!!」
「良いわ!良いわ!!良いわ!!!最ッ高よぉ!私共々贄に成れるなんて、さぁ!!!」

言葉は自分の死期を悟っている証拠。
言葉は相手の死を手繰り寄せ、強引に命と魂を道連れに出来るという確信。
証拠に、黒翼の女は後退するという事をしない。自分から死にに行っている。死に前進している。
6枚全ての翼を斬撃に、刺突狂いを八つ裂きにせんとして、上下左右から襲い掛かる。

相手が渾身の一撃だからこそできる。自身が漆黒の鎧を纏っているからこそできる。
威力の半減は、死期を僅かに遅らせる。時間に換算するのならば1秒が関の山だろうか。
一見すれば短い時間。だがこの殺し合いに適応するならば絶望的に長い時間。

胸に刺突が命中する。口から鉄の味を伴い、紅の血が滴り落ちる。
肺を、心臓を、刺されたのだろう。前者は確実に、後者は定かでは無い。
呼吸が苦しくなる。当然である。だが、何も纏っていない時よりは楽である。
だからだろうか。口元は歪み、目は嗤っていた。 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/07(火) 22:23:50.30 ID:t2/RtQpR0<> 前スレ>>917

「ええ、そうでしたか。メタ発発言というのはあまり解りかねますが
帰って少しばかり思案させて頂きますね」

【男は何か諦めたように言って、全ての警戒体制を解いて立ち去る】
【土の兵隊は土に還った】

「しかし、次は覚悟しませんのでその御積りで」

【捨て台詞を吐いて、最寄の出口に向かった】

/〆させて頂きます
/絡みありでした <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/07(火) 22:26:55.83 ID:9zoUInYto<> >>92

その少年の容姿、武器から、なんらかの聖職者であろう、その口ぶりからも、今までいくらかの人外を相手にしてきたことが予想される
ただ、私は吸血鬼、他とは違う吸血鬼、その特性もまったく他のものとは違う、
だが相手の能力が解らぬままでは、此方も下手に手を出すことはまずい、ならば……私が手を出さなければいい、

私に手を出しということは、青年にもダメージがあるということ、私の傷は、その者にも与えられる…私が深い傷を覆えば追うほど…
相手の体の動きが止まる……其れに、血が出るのであれば、そこから無数の、異径を、悲しみに苦しみに支配されたその異径が開放される、
流石に相手でも、その複数人相手では、不誤記は鈍るだろう、その暗闇の中、女はそう考えていた、

挑発しながらされながら、むしろ此のまま挑発に乗ってくれるのであれば此方も楽である、私は何もしてないから、

そしてその場で立ち尽くす、此方かも攻撃はできない、相手の武器、容姿からして聖職者である、なにがあるかわからない
此方も無事に此処を回避できるか解らない、ただ相手も同じこと、その辺の普通の吸血鬼と同じだと、そう思って掛かってくるのであれば此方にも勝機はある

攻撃が効かずとも、逃げる隙を作ることも出来るはずである、
その2人の間に、緊張の間が流れる、相手も此方の挑発には乗ってこない、それもそうである、能力者を裁く機関などいくらでもある
私を殺せればいいが、逃がしてしまうと厄介である、最初に攻撃したほうが負け…正にその状況、お互いの能力も力もなにもわからないその状況
それに相手は、左腕を負傷しているようだ、そこまで無理なことはしないそう女は踏んだ

そして、その緊張の糸が次の言葉で解かれる

『すいませんが、此処に変な噂がたってましてね…その事を詳しくく教えていただきたいと思い…』
そう言って入ってきたのは、探偵か?警察かそれは分からないが、スーツの男、その某掲示板の情報に踊らされた一般人といったところか

「フフフッ…残念ね…坊や……お客さんが来たみたいだから、お話は…また今度…ウフフッ…」
先程の態度とは豹変し、そんな言葉をしゃべりかけ、其のスーツの男の方へと歩み寄る、
「じゃあ…私はこの人にいろいろ話さなきゃいけないから…此処の片付けは…よろしくね…ウフッ…」

そう言って、女性は其の店から去っていってしまった、少年は一人残され何を思うであろう、
金の成る木を逃がしたか、その負傷で吸血鬼と戦わなくてよかったか、何を思ったかはわからない、ただ、その店からは女性は居なくなり

ひと騒動起きそうであった光景は、ただの夜中の汚い酒場に成り下がった…
/こんな感じで〆ておきます、また機会があればよろしくお願いします! <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 22:27:08.32 ID:hgB9jp2Ko<> >>112

「ふん。よく言うわよ…」

【しかし、こちらはまったく嬉しそうではない。もともと】
【容姿にはまったく頓着無いのだ。剣を褒められたほうが嬉しい。】

「…ん?…熱でもあるの…?」

【相手の顔を覗き込みながら呟く。どうも、】
【顔が赤いような気がした。右手を青年の額に当て、体温を図ろうとする。】 <> 【激炎闘士】<>sage<>2011/06/07(火) 22:27:41.77 ID:m8icKWgAO<> >>110
んー……、でもねでもね!

【基本的にこの少女は達人が好きである。洗練された構えから動作、そして終わりへと流れる姿に引かれるのだ】
【だからこそ目の前の青年に弓を極めた人間になってもらいたく、完全に自分の為に食い下がる】

付け焼き刃の格闘術で勝てるの?
腕を使った攻撃なら弓を引くことなんて出来ないし、それこそ接近戦を得意とする人には適わないんじゃない!?

だからだから、えーっと……

【ガシガシと頭を書くが良い言葉が、そして接近された時の対象法が見つからない。】

私は賢くないし弓なんか扱った事が無いからわかんないんだけど、
接近されないようにする技術とか、動きながら……、
バックステップして僅かな間合いを作って射抜く技術を身に付けた方がいいんじゃないの!?

【早口で言葉を発するも、本人も言っている事が正しいのか分からず、苦い顔をしながら青年の様子を窺っている】 <> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 22:28:10.39 ID:A9DE9Iuao<> >>111
「むむむ…… じ、実は私より100倍も長く生きていたのですか……」

【ほへぇ、とその長さに思わずため息を吐く】
【彼女が旅をし始めてから一年間、始めて尽くしで非常に濃厚な内容だった】
【がそんな日々が1000年以上続くとなると流石に嫌になってくるのではないだろうか】
【目の前の少女の悲しそうな目を見ているとそう思わずには居られなかった】

「も、もし信仰が集まれば、また力が戻るですか?」

【信仰、というのは良く分からないが参拝者が増えれば良いのだろうか】 <> 【恣に封じる桎梏】 -† Loejingr & Dromi †-<>sage saga<>2011/06/07(火) 22:29:22.53 ID:kWwTVsujo<> >>104

「……おお、これはこれは――素晴らしいですねえ」

右掌に“陣”が浮かび、未元物質で形成された退魔封滅縛鎖は虚空に消えた。
――少年が変貌を遂げる過程を、彼は感嘆の念を以て“傍観”していた。掌を数度、
歌劇の終幕を賛歌する観客のように、パチパチ、と叩く。蒼い光耀が、顔貌を照り。


「んぅー……実にいい。そういう変化、大ッ好きですよ。格好いいなあ、もうっ」

現出した竜、轟く咆哮。細い瓦礫を巻上げ、その様相を遠目に眺望していた人々は、
直様、逃げ失せた。藍の双眸に、揃えた両眼は猛禽の如く。鶸萌黄の眼光を細め。


「けヒッ、怖い怖い…………よ――っと」

翼を羽ばたかせた直後、彼は眼前の女性に屈込んだ――その頚根を把持せんと、
素早く左腕を伸ばす。単純な男と女の膂力の差、振払うのには少々骨を折るだろうと思え。
頚根を掴めれば、彼は女性を“盾”として扱い乱暴に掌を引き、奮われる右腕の前へ突出す。 <> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/07(火) 22:32:22.62 ID:g6M1kb/X0<> >>109
【店に入ると少しの間をおいて、ブロンドの少年が出迎えてくれた】
【随分若いようで、彼女の息子よりも小さい】

「あらあらあら、随分かわいい店員さんね」

「御免なさい、ここはどう言ったお店なの?」

【愛想のいい少年に、彼女も笑顔で笑いかけ、少し姿勢を下げて視線を合わせた】
【そして、表の看板だけではよくわからなかったので、お店の概要を聞いた】

「何でも創ります って書いてあったから興味があったのだけど…」

「雑貨屋さん…クリエイターの方かしら?」

【少女の姿はまだ確認できていないので、この店の店主が誰かはわからない】
【今の段階では、所謂『職人』の姿を想像していた】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 22:32:45.47 ID:9mP8WiDUo<> >>118
うむ

【えっへん】
【割と脳天気】

それは分からぬ
でも、参拝客がたくさんいれば賑やかじゃろ?
それに、寝床やご飯もあわよくば……

【正直に願望を言う】

流石に板の上は硬いしの、ご飯もそろそろ油揚げとか食べたい(´・ω・)

【もはやそっちが目的じゃないのか、と突っ込みたくなるような言い様である】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/07(火) 22:38:02.40 ID:j2U73YWt0<> >>117
「ははは、なるほどね」
【少女の言うことに笑いながら何とか理解する、要は拳法使わず弓を使えということだろう】

「確かに移動しながら弓を打つ技術があれば拳法は必要ないかもしれない」
【そう言ったとたん青年はいきなりバックステップ・サイドステップをしつつ一瞬で矢を放ち狙ったと思われる木の真ん中に全弾当たる】

「こういうように飛びながら戦えばいいかもしれない、だけど弓を壊された場合、矢筒を破壊されたらどうする?」
【空を見ながら喋る】
「自分はそういう事態を想定して様々な戦い方、戦術を考えている、申し訳ないけど拳法の時間を割ることはしないよ、教えてくれた人に大変申し訳ないからね」
【これが自分の答え、相手は理解してくれるだろうか?】 <> 【魔道美学】魔力のこもったものを創りだす<>sage saga<>2011/06/07(火) 22:38:40.81 ID:T1LYM46j0<> >>120
「あはは……」

【その言葉に照れる少年、褒められる事は嫌では無い】
【彼はそれから少し相手と距離をとり、咳払いをしてから】

「はい。お客様、此処はお客様の希望に沿った物品を販売する店でございます」
「ご希望があれば、何なりとお申し付けください」

「相変わらず馬鹿丁寧な接客ね」

【丁寧に説明する少年、奥の方から聞こえる声は黙殺する】
【少年の向こう、ショーケースには】

【店長が創り、装備していた物品が並べられていた】
【その光景は言わずもがなである】

「僕は店員の『ワトスン』」
「向こうに居る、夢の何もですないやさぐれ」スパアン!

「……この上ない美少女がうちの店の店長、兼職人です」
「今度無駄口叩いたら床掃除3カ月よ。おぼえてなさい。このバカ店員」

【発言の最中にひっぱたく音が響く】
【頭をさする店員と苛々しながら座ったまま新聞紙を投げた体勢の店長】

【店長は露骨な舌打ちをしてから彼らに椅子の背面を向けた】
【店員は落ちた新聞紙を拾い上げ、手に持ってから】

「何か、御用はありますでしょうか?」

【店長とは対照的に少し目尻に涙を浮かべながらそう相手に問いかけた】 <> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 22:43:16.81 ID:A9DE9Iuao<> >>121
「あ、あはは…・・」

【意外と欲望に忠実な神様の姿に思わず苦笑いを浮かべる】
【我が神じゃ! 崇めよ! 天地創造じゃ! みたいなのを神と彼女は思っていたらしい】
【偏見が過ぎるというか、大分失礼である。特に最後のは無いだろう、最後のは】

「うむむ、でもあたしにもどうすることもできないですよ……」

【そう、所詮彼女も17しか生きていない小娘である】
【1000年以上もの生きた神様が思いつかないようなアイデアを思いつく筈も無い】
<> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/07(火) 22:47:42.23 ID:7J0alKBxo<> >>119
咆哮を納め、男を睥睨―――男の様子は、相変わらずであり

「...く...っはなし、てっ」

女の抵抗は虚しく、男女という力の差を前に屈服を余儀なくされ
苦し気に表情は歪み、ブロンドの髪が揺れる...盾の様に前方へ突き出された

「―――ッ」

ズドン、と。轟音を発して右腕が達したのは、地面だった
咄嗟に軌道は逸らされ其の衝撃に周囲の塵芥瓦礫が舞い上がる。実害はほぼないだろうが
竜は忌々し気に喉を低く鳴らす、がこの状態では手出しも出来ず。
盾として突き出された女の悔し気な表情と向き合いながら、ひたすらに男へと憎悪を込めていた

/頚根って首根っこの辺りで合ってますよね・・? <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 22:48:34.99 ID:uhRvfAsL0<> >>116
「え」

【気付けば額に女性の手が引っ付いていた】
【考える。いったい何が起こっているのであろうか】

「///」

【オーバーヒート】
【顔面が真っ赤っかになり体温も上がる】
【目のみを動かし、女性の方を見る】

「え……あの……なんでしょうか……?」

【口どもる。異性からのこういう素敵イベントは極珍しいことなのでビックリするほど耐性が皆無であった】

/遅れました! <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 22:48:53.54 ID:9mP8WiDUo<> >>124
……たまに、此処に着てくれるだけでも良いのじゃ

【一転し、寂しそうな、それを噛み潰すような表情】

そしたらわらわは一人じゃないんじゃ
だからの、本当にたまにでいいから……着てくれぬか

【少し潤んだ目で、上目遣いに】


……なんての、こんな山奥にまで来ることはない
どこかで会ったら声をかけてくれるだけでも良いぞ?

【ぐし、と目元を擦ってにぱっと笑う】 <> 【激炎闘士】<>sage<>2011/06/07(火) 22:51:05.99 ID:m8icKWgAO<> >>122
んーー……

【「弓を壊されないように」と返そうとしるも「教えてくれた人に大変申し訳ない」。その言葉により口をつぐむ】
【変わりに出るのは唸り声。少女は納得こそはしてないものの、】

接近格闘しか出来ない私だって接近戦を得意とする相手、
特に弓を壊しそうな刃物持ちなら勝てないかもしれないのに……

だけどわかったよ。でも弓を壊されたら逃げた方がいいからね!

【譲れない信念はこの少女にもある。だからこそこれ以上の押し付けるのは止め、】【変わりに相手を心配するような言葉をかけた】
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 22:53:11.90 ID:yPs9NroIO<> >>126

【少なくともこちらは相手を「異性」とは思っていなかった。】
【だからこそ、こんなことができるのだ。女は、】
【男には熱を図る名目で手を当てたりしない。】

「いや、熱があるんじゃない…うーん…」

【右手を青年の額に、左手を自分の額に当てながら温度差を図る女性。】
【相手の方が少し高い気がした。】



(おかえりです!)
(そしてすいません…風呂落ちします。) <> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 22:54:35.31 ID:A9DE9Iuao<> >>127
「…………(ぽん)」

【なんとかしてあげたい、だがどうしよう】
【自分にできることなど音楽しか―――――】
【その時、彼女は天啓とも言える閃きを見せる】

「そ、そういえばあたし、静かに練習できる場所探してるんだよね
どこかに静かで、だ誰にも邪魔されないような練習場所ないかなぁ、なんて」

【ね、と少女は寂しがりやな神様に微笑みかける】 <> 【刺殺突神】 @wiki<>sage<>2011/06/07(火) 22:56:07.10 ID:kaDlBclh0<> >>113
四方からの斬撃、逃げる余地無し、されど彼女は最後か最期か解らぬ行方に、笑む
其れは微妙に唇が動き、声にこそ成らねども、確かに言葉を放たんとする口唇の動き、笑みと共に

“私を誰だと思って居る”

確実にそう告げて居るのだ、彼女の四突は誰よりの突きよりも速く
持て余すが、突きの弱点、防御、攻撃範囲の脅威的小ささに威力は最大ながら、刃を受ける事は至難
防御に活かす事は至難

「……ーーー不死身のエクシード様よォッ!!」

防御面、確かに彼女のレイピアは胸を貫き離れない
成れば其の四つ共に束から“手を離し”彼女の二対の腕のバックラーで左右
亡霊のバックラーで突きを為し上下を防ぐ、薄い防御をカバーする為のバックラーなのだ
其れを弾いてから亡霊は薄らぎ、彼女は地に墜ちて行く
力抜けきり亡霊はもう微かな飛行能力しか残さない

「カハァッ、接近戦でよォ……私が……負ける……訳……が……無ェ……ってん……だ」
「ーーー……く……くッ……」

意識薄らぐ、此処で意地の反撃でも有ればドローか敗北か、どちらにせよ死ぬだろうが
私は決死の攻撃を防ぎ切り、最期まで生きる事に諦めは持たなかった
其れだけで我道、後悔は無し <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/07(火) 22:56:42.25 ID:j2U73YWt0<> >>128
「うん、壊されたら逃げるよ」
【そう言って弓を上空に放り投げる、すると地面に落ちる前に消えてしまう】
【もう気づいているかもしれないが青年は能力者だから弓を壊されても一レスあればまた作れるのだ、まぁ相手を納得させる為に言わないが】

「さて、確か君迷子だったね? 良かったら送ってあげようか?」
【彼女が迷子だったことを思い出し、道案内しようとする】 <> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/07(火) 22:56:49.60 ID:g6M1kb/X0<> >>123
「あらー、凄いのね!希望通りに創っていただけるの?」

「あらあらあら… ご、護身用にしては立派ね」

【少年の言葉通りだとすれば、相当凄いのじゃなかろうか 素直に感心するのだった】
【ショーケースの中身を見て、軽く絶句しつつオブラートに包んだコメントをするのだった】
【銃弾や剣など中々に物騒なものが多い】

「あら、ご丁寧にありがとうね ワトスン君」

「私は――」スパアン!

【名乗ろうとしたら、飛んできた新聞紙に少年がひっぱたかれた 思わず言葉を区切ってしまう】

「――え、ええ、よろしく…」

「あの方が店長さんで職人さんなの?お若いのに立派なのね!」

【ようやく確認した店長の姿は、思っていたより遥かに若かった】
【驚きつつ、感心してしまった】

「んーっと、そうね…」

「――ちょっと困りごとがあるのだけど、聞いてもらえないかな?」

【少年の様子に苦笑しながら、何も買わないのは失礼なので少し考えてみる】
【そして、思いついたのだが、それは可能なのか疑問に思ったので前置きをしてみる】 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/07(火) 22:57:06.04 ID:9zoUInYto<> ーー看板のないある酒場

なにやらその中で、一人の女と、一人の男が会話をしているようである

その女性はカウンターの奥に、男性はカウンターを挟み椅子にすわっている、男性はスーツを来ており
なにやらメモをとっているようだった、見るからに、警察官のようなそんな格好をしている

だがその取り調べの紙には、男の番号と、男の住所が書いてある紙、それが書かれているだけである

「お兄さん、あなたは何をしにいらしたの?取り調べ?それともナンパ?」
男性は取り調べをしに来たらしい、ここ最近有る、怪しい噂、此の酒場に女のお化けがいる、友だちが行ったが帰ってこない

根も葉もない只の噂、此の店には客など来たことがない、まぁ電気も消えていて看板も無い、そんな所に店があるなど誰も気づかないであろう
先程一人、人外狩りのものが押しかけてきて、命のが危うかったのだが…
この目の前の照れ照れしている警察官にその空気はぶち壊され、ここで2人で取り調べという名のナンパをされて居るところである

「もう全部言った、かえってくれないかしら?」
『そんな事言わずに……今からどこかにいこうよ!』

何度も何度もその会話が繰り返されたのか、女は我慢の限界にきていた、眉と、口角をピクピクさせながら、聞いている

「帰れ、邪魔だから」
そう女が言い放つ、今まで我慢してきたのか、女を演じていたのか、その女の本性が現れる、その声、表情をみた男は
まるで鬼でも見たかのように青ざめて、荷物を纏めて、外に飛び出していった、ものすごい勢いで走っていった男だ、
その男を見れば、その小屋でなにが有ったのか、興味がわく者もいるであろう

そして出て行く男を見送って、女は独り言のように喋り出す
「馬鹿が、お前みたいな不細工になんで私が付き合わなきゃいけないんだ…」と…… <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 22:58:38.98 ID:9mP8WiDUo<> >>130
【ぴこん!】
【尻尾と耳が元気よく跳ね上がる】

ならここはどうじゃ?
山奥じゃから誰も来ぬし、静かに練習できるぞ!

【ぱぁああ!と満開の笑顔】

【変なところで子どもな神様は、相手の気遣いとは分かっていない】
【だからこそ、全身全霊で喜んでいる】
【見た目通りの、子どものように】 <> 【魔道美学】魔力のこもったものを創りだす<>sage saga<>2011/06/07(火) 23:04:04.79 ID:T1LYM46j0<> >>134
「何……悪い?」

【少女は背を向けたまま応える】
【その口調はぶっきらぼう、無遠慮ともとれるかもしれない】

「ちょっと店長……」
「……何?悪い?……さむ……」

【いつの間にか置かれる依頼書、店長は二人に向き直っていた】
【彼女の容姿は少女だったが、その瞳と雰囲気は険悪・不機嫌なものだった】

【依頼書とは、欲しい物を書く欄と、名前欄、個人情報欄に分かれる用紙だ】

「欲しい物はここに書いて、書ける所は出来るだけ書いてね」
「書いたらさっさと渡して。勝手に創るわ」

「お願いがあるんだったら、そういう事よね」
「ワトスン、説明」

【極めて険悪な雰囲気を醸し出しながら】
【問いかけ】

【ワトスンに説明を促した】
【ワトスンはそんな彼女に頭を抱えながら】

「このお店では通常の貨幣はお取り扱いはしていません」
「ここで使えるのは」

【ワトスンは指を二本立て】

「物品か、「行動」です」
「行動は、この店のために働くという事で」

「物品は、その物品によって創るものが決まります」

【何とか少年は言葉を絞りだしてから、頭を抱えて】
【すみません、と相手に謝った】

「で、貴方の困りごとって、何?」

【そして、少女がそう締めくくった】

/次レス遅れます…… <> 【魔道美学】魔力のこもったものを創りだす<>sage saga<>2011/06/07(火) 23:04:41.54 ID:T1LYM46j0<> >>134
「何……悪い?」

【少女は背を向けたまま応える】
【その口調はぶっきらぼう、無遠慮ともとれるかもしれない】

「ちょっと店長……」
「……何?悪い?……さむ……」

【いつの間にか置かれる依頼書、店長は二人に向き直っていた】
【彼女の容姿は少女だったが、その瞳と雰囲気は険悪・不機嫌なものだった】

【依頼書とは、欲しい物を書く欄と、名前欄、個人情報欄に分かれる用紙だ】

「欲しい物はここに書いて、書ける所は出来るだけ書いてね」
「書いたらさっさと渡して。勝手に創るわ」

「お願いがあるんだったら、そういう事よね」
「ワトスン、説明」

【極めて険悪な雰囲気を醸し出しながら】
【問いかけ】

【ワトスンに説明を促した】
【ワトスンはそんな彼女に頭を抱えながら】

「このお店では通常の貨幣はお取り扱いはしていません」
「ここで使えるのは」

【ワトスンは指を二本立て】

「物品か、「行動」です」
「行動は、この店のために働くという事で」

「物品は、その物品によって創るものが決まります」

【何とか少年は言葉を絞りだしてから、頭を抱えて】
【すみません、と相手に謝った】

「で、貴方の困りごとって、何?」

【そして、少女がそう締めくくった】

/次レス遅れます <> 【絶叫ナレーション】<>sage<>2011/06/07(火) 23:05:02.35 ID:A9DE9Iuao<> >>135
「え、本当ですか? そりゃ、あたしはとんでもない幸運ですね」

【ニコリ、と笑った後に彼女は背負ったギターを持ち出し】

「それじゃあ、景気付けに一曲だけ弾いちゃいますか……!」

【声は小さかったが、確かな力強さを感じる声音で呟くと】
【山中を騒がす様に、軽快な音を掻き鳴らすのであった】

/すみません、落ちます
絡み有難うございました! <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 23:05:12.83 ID:uhRvfAsL0<> >>129
「や…その…熱はないと……」

【相手はそれでいいだろうが、彼は終始テンパっていた】
【漫画的表現があったとすれば、目は渦巻になっているだろう程テンパっていた】
【と、そこで思った】

(これは…神が俺に与えた幸福のひと時なんだな…そうに違いない…では存分に…)

【完全に悟った】
【自分の人生の半分くらいは今のためにあった、と】

「…………………」

【なんというか、もうこの素敵イベントを甘んじて受けることにしたらしく】
【さっきとは逆にリラックスしきっていた】

/了解です! <> 【激炎闘士】<>sage<>2011/06/07(火) 23:06:10.55 ID:m8icKWgAO<> >>132
【決して動体視力は悪くない 。弓が消えた事を目視するも言及する事もしない。】
【そして代わりに行われたのは反省。そもそも他人に物事を教えるほど、】
【そして道を変えさせるほど自分は成熟して無いなと再確認し】

案内してくれたら嬉しいけど弓の練習中だったでしょ?
街への方向を教えてくれたら自力で帰れるよ

【相手の事を考慮してそう答えた】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/07(火) 23:09:23.44 ID:9mP8WiDUo<> >>138
うむ♪
これもわらわの加護じゃな!

【なんて冗談を言ったのでした】

/こちらも調度良いタイミングで!
 こちらこそおつありでした! <> 【魔道美学】魔力のこもったものを創りだす<>sage saga<>2011/06/07(火) 23:09:41.08 ID:T1LYM46j0<> >>137
/連投すみません…… <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 23:11:33.88 ID:yPs9NroIO<> >>139

「ん?…あら…?」

【どうも相手の様子が変わった気がしないこともない。】
【熱でぼんやりしているのだろうか。そんなことを考える。まさか、】
【相手が男性だとは思わないのだ。】

「ちょっと。…もしもし?」

【相手の顔の前で手をひらひら。】


(お待たせしましたー!) <> 【恣に封じる桎梏】 -† Loejingr & Dromi †-<>sage saga<>2011/06/07(火) 23:12:00.30 ID:kWwTVsujo<> >>125
/合ってます!


「健気ですねえ、うん。感涙モノですよ、素晴らしい」

舞上がった塵芥と瓦礫――視界を遮る夾雑物を厭い、猶々糸のように眼を細めた。
先程、理知的な少年だと思ったのは浅慮だったか。まあ、激情に身を委ねれば誰しも、
こうなるのか――何方(どちら)にせよ、彼には心底関心を懐けない行動ではあったが。


「ふむ、また軍服が汚れてしまいましたねえ……
 ……さて、貴方――――誰を殺すとか、死ぬとか宣ってました?」

女性の頚に更なる加圧を与えんと臂力を込め、歪んだ顔貌も最早掩蔽せず“竜”へ問う。
荒ぶ陣風が、対峙する者共の間隙を抜けて――髪を攫い、想念すら諸共掻攫ってゆく。
彼は欠伸交じり、眼前に忌々しながら荘厳な音色を奏でる“竜”を見据え、一頻り唸って。


「うーん、傷付いちゃったなあ僕。 誠意が欲しいなあ――ねえ? 土・下・座・♪
 とっととガキの身体に戻れよ蜥蜴野郎。 この嬢ちゃん、殺されてえか? ヒャハハハッ」

右腕を、振翳し――“鎖”を射出する真似事を披露し、取繕っていた慇懃な挙措が瓦解した。 
唾棄すように舌を突出すと、右中指を突立て“竜”に擬し――次いで、親指を地面へ仕向けた。
二人の悔し気な表情、怨嗟を紡ぐような眼差し、その総てが彼を扇動し、嗜虐へと駆立てる。 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/07(火) 23:12:08.55 ID:j2U73YWt0<> >>140
「いや、別にいいよ、だって自分弓の達人だし」
【リュックを背負いつつニヤッと笑う、本来青年は自分自身を過大評価はしないが彼女について知りたい、もしかしたら能力者かもしれないから】

「一日くらいサボったってだれにも怒られはしない、送るついでに自己紹介とかもしたいし」
【そう言い今度はリュックからペンとメモ帳を取り出す、書く気満々だ】

「じゃあ早速行こう、あっ、自分の名前は弓指卓矢、よろしく」
【先程とは違う優しい笑みを出しつつ街の方角へと足を動かす】 <> 【敍柳風声】歌うまい。歌詞である程度感情、行動、治癒力等制御 E:マイク キーボード<>sage<>2011/06/07(火) 23:14:18.77 ID:LaK8nkUfo<> >>19
/ありがとうです&お待たせしました! 自分もその程度くらいですので〜
/でも眠くなったら無理しないで下さいね!

【青年が『すいません』といいそうになったのは気配でわかった。
でも、抑えられたものに対しては突っ込まない。
こんなでも初対面に対する遠慮は一応、ある。

青年の様子を見つめてなんとなく思う――謝りがちなところは、ちょっとだけあいつに似ている。大事な大事な友人に。いまだほとんど、手がかりすらもつかめないが。

まあそれは今はいい。目の前の会話相手に、笑顔で答える。】

ああ、よろしくな!

【やっと素直に笑った青年にちょっとほっとするものを感じつつ。
擬似アジア系多文化圏出身の少年は、名乗られた名を反芻し分析した】

ミナヅキ リュウノスケ……ていうと、苗字水無月、龍之介名前、か
かっこいい名前じゃんか。もっと堂々としてりゃいいのに

【さりげなく無茶振りしてみる。そういや龍之介っていうとあだ名リューか……偶然とはあるものだとこちらも少し驚く。
が、とりあえずは苗字で呼ぶことにする。】

水無月もか。
確かに、静かに朝日に向かい合うなら、いい場所だよな。

【再び朝日を見やる。静かな海の眺めに、郷愁に浸りそうになる心。
 ぐっと引き戻して、言葉を捜す】

俺、ちょっと前まで人外屋敷に友達いたんだ。
知ってるかな? 『ココ』ってうさ耳少女。こたつの神様さ

【いきなり人外屋敷に住んでるのか? と聞けばひょっとして気にさわるかもしれない。
だから、今はなぜか人間になってしまった小さい友達のことを、だめもとで聞いてみる】 <> 【戮黒翼殺】刀並みの切れ味を誇る黒の翼を生やせる。レスチャージで波動出したり防具出したりも。<>saga <>2011/06/07(火) 23:15:12.69 ID:zAlNUuzs0<> >>131
全て防がれた。このまま死ねるものかシネルモノカ死ねるモノカ!
私だけが死に行くなんて我慢ならない。ならば、そうならば。今ここでテメェも殺してやる。
単純明快な殺人方法で。私と一緒に死にやがれ。

意識は遠のいていく。今まで手綱をつかんでいたものが手から離れていく気がした。
気のせいではない。実際に遠のいている。
羽を刃に見立て前へと突きだしながら相手に刺さるように、後を追うように落ちていく。

結末がどうなったかは知らない。一つ言えるのは地面に堕ちたときにはもう死んでいると言う事。
【殺黒翼殺】死亡
/絡み乙でした <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 23:16:14.86 ID:uhRvfAsL0<> >>143
「…あ!はいなんでしょう」

【幸せを享受していたので即座に反応できなかった】

「ははは……俺は今幸せを噛みしめていたところですよ…」

【などと遠くを見つめながら言った】
【流れるようにいったので気付くかどうかは微妙だが一人称は「俺」である】
【まあ、気付いたとしてもこの世には「俺っ子」なるものも存在しているので何とも言えないが】
【男は肩までのびた綺麗な黒髪に手櫛を通した】

/おかえりなさーい! <> 【激炎闘士】<>sage<>2011/06/07(火) 23:21:30.54 ID:m8icKWgAO<> >>145
あ、

【先程の技術により達人の内の一人である事を認めていたため、弓の達人なら格闘云々と話す事も、】
【まだ達人とは云々と言う事もせずに一歩遅れで目の前の青年について歩く】

ありがとうございます。
私の名前は火宮 有輝。アカデミーに通う極々普通の学生です

【また名乗り忘れる所だったなと思いつつ、相手の名前と顔を一致させて記憶しようとしていた】
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 23:23:49.43 ID:yPs9NroIO<> >>148

「はあ…?幸せ…?」

【熱があるのに幸せなんて変わり者だなあ…なんて失礼なことを考える。】
【キョトン、とした顔はすぐに元に戻った。再びタバコを取り出し、】
【一本口に咥える。】

「俺って…あんたずいぶん男勝りね…」

【特にその言葉は意識したわけではなく、】
【他に話すことがないから言っただけだった。それから、】
【彼女は立ち上がり、大剣を背負い直す。】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/07(火) 23:29:03.24 ID:j2U73YWt0<> >>149
「有輝ちゃんだね」(…能力者の可能性大か)
【復唱しながらメモ帳に書き込む、そして外見を書いてリュックに仕舞う】

「あっそうだ、上手くて安いお店を教えてげようか? 自分グルメだから」
【能力者か問い詰めるのはやめてグルメの話をしだす、青年の表情は優しいものだった】

/このまま能力の話をせずに乙っていいですか? <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 23:30:49.61 ID:uhRvfAsL0<> >>150
「最高に幸せな気分だーよ…」

【何故か変に訛った。特段意味はない】
【男の顔はほんわか夢色であった。幸せ者めが!】

「ええ…男勝り…………ってちょっと待てい!」

【幸せ気分だったため反応が遅れただけで、別にノリツッコミがしたかったわけではない】
【とりあえず女性をキッと見て、身振り手振りを交えながら語りだす】

「俺は男ですから!女じゃないですから!勘違いしてたのかい!」

【ちょっと怒りの混じった声で女性に向かって言う】
【違う、俺は女じゃない…と】 <> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/07(火) 23:32:27.45 ID:g6M1kb/X0<> >>137
「あら、御免なさい… 悪い意味じゃないの」

「ただ単に、凄いなって思っただけなの 本当に御免なさい」

【顔を傾けて謝罪する 悪気は全くなかったのだが、不快にさせてしまったと感じた】
【自分の言葉のどこかに落ち度があったと思ったのだ】

「そうね…ちょっと抽象的になっちゃうけど…」

[欲しいもの:幻獣に言う事を聞かせるもの(例:自分につける装飾品)]
[名前:黒崎 式]
[個人情報:主婦]

「こんな感じかしら・・・」

【我ながら抽象的なものを依頼していると思う 書いた紙を持ち上げて眺めながら苦笑する】
【「これでいい?」と苦笑しながら、依頼書を渡した】

「物品か行動… 困ったわね、私、家族がいるからあんまり働けないかもしれないわ」

「うーん・・・物なら無い訳じゃないのだけど」

【頬に掌をあてて、本当に困ったような顔を浮かべた】
【物品、といえば宝石があるのだがそれはどうなのだろう】

「そうね・・・私、召還士なのだけど、一部の子が言う事を聞いてくれなくって」

「ちょっとの間でいいから、言う事を聞いて欲しいの」

【しばらく使っていれば指示を聞くようになるので、その穴埋めができないかと考えていたのだ】
【多少の間、指示を聞くような道具が欲しかった】


/ちょっと遅れました・・・! <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 23:36:06.95 ID:hgB9jp2Ko<> >>152

「ゑ…?」

【頭上にクエスチョンマークを大量に浮かべながら】
【女は青年を見つめた。】

「…ええええええええええ!!!!????」

【素っ頓狂な声を上げる。】
【深夜の公園によく響いた】

「な…!どう考えても女の子じゃない!!」

【信じられない、と言った様子で言葉を紡ぐ。驚きのあまりタバコを落っことした】 <> 【激炎闘士】<>sage<>2011/06/07(火) 23:38:00.12 ID:m8icKWgAO<> >>151
出来ればまた今度がいいな。これ以上夜更かしすると明日の講義に響し、
そもそも提出物も終わってないから。

【この後、提出せず叱られるのは青年にとっても知るよしも必要も無いし、その上別の物語である。】
【それはさて置き、グルメという言葉を聞き】

ご飯は安い食堂で食べるから……
リクエストは和菓子屋さん。お饅頭の美味しい所!

【相手の心中を察しようともせず、友好的に会話を続ける】

/それはロールの流れ次第。どうとでもな〜れ
<> 【激炎闘士】<>sage<>2011/06/07(火) 23:38:40.26 ID:m8icKWgAO<> >>151
出来ればまた今度がいいな。これ以上夜更かしすると明日の講義に響し、
そもそも提出物も終わってないから。

【この後、提出せず叱られるのは青年にとっても知るよしも必要も無いし、その上別の物語である。】
【それはさて置き、グルメという言葉を聞き】

ご飯は安い食堂で食べるから……
リクエストは和菓子屋さん。お饅頭の美味しい所!

【相手の心中を察しようともせず、友好的に会話を続ける】

/それはロールの流れ次第。どうとでもな〜れ
<> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/07(火) 23:44:07.49 ID:sswiLVACo<> >>144
「――う...あ.....ッ」

首に力が込められると女は、苦し気な声を微かに漏らし、
唸り声はより大きいものへと代わり、尾が鋭く大地を叩いた。
吹荒ぶ風は女の髪を、意識をも吹き飛ばそうとしているかのように。

【...】

竜は黙したまま、然れどその姿は徐々に収縮する動きを
..併し其れを赦さなかったのは、女の方あった。首元を攫まれたまま、手首を僅かばかり上下させ
突き立てられる指に、女の浮かべた表情。竜は思考する。吹いた風は向かい風か、追い風か―――


風は、止まない

【...赦してくれ...。...行く、ぞ】

その声が届くのは、女の脳内のみ。密かに交わされた密約
風は止まる事なく髪をたなびかせる。一定のスピードを保ち、そして
突如、其の風は一瞬だけ、大幅に其の威力を増し暴れ狂った
それこそ此の竜の本懐―――男の体勢を崩す事に成功すれば、予め図っていた女は、男の手中からの脱却を図るだろう
盾にされているという事は一番竜に近い位置という事でもある。結果は...如何に? <> 【流体魔人】水の身体を持ち、液体・固体・気体のへの状態変化が可能@wiki<><>2011/06/07(火) 23:45:01.47 ID:ZWXAtAGIO<> >>146
/また遅れました…
/もし次凍結となったら裏で再開、でよいですか…?

「かっこいい…でしょうか」
「―――…ありがとうございます」

名前を褒められた青年は少し恥ずかしそうにはにかみ、少年にならって再び朝日を眺める
実はこの名前は、海の向こうの砂漠の国に住まう少女がつけてくれたもの。それを褒められるのは当然嬉しかったのだが―――同時に寂しくもなったのか、少し表情が曇る


―――が、苗字で名を呼ばれて我に帰り、薄く笑いながら

「ココさん…ですか…」
「残念ながら会ったことはありませんね…」

と、答えた
同じ屋根の下に住んでいながら、知らない住人も多いのだ
青年はまた謝りそうになっている自分が情けなくなっていた… <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 23:45:36.29 ID:uhRvfAsL0<> >>154
「畜生…間違えられてたのかよ……」

【一気にテンションガタ落ち】
【女と間違われるのは好きでない。むしろ嫌いだった】
【ちなみに女だと思ってナンパとかしてくる輩には容赦なく雷ドーンである】

「な…どう考えても女に見えるのか……」

【orz】
【まさにこの状態であった】

「言っとくけど胸とかないから!」

【無い胸を張って必死にないよアピール。なんじゃそりゃ】
【どう考えても女の子、と言うセリフは相当ショックだったようで少し心にグサッときた】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/07(火) 23:45:36.60 ID:j2U73YWt0<> >>156
「おーけー、和菓子か」
【またメモ帳を取り出しパラパラめくる、このメモ帳はグルメスポットと人物情報を配合した物だ!】

「表の物から裏の物まで教えてあげるよ」
【先程の優しい笑みはどこにいったか不気味な笑みを浮かべ喋りだす】
【まぁ裏は裏でも裏路地にある一週間に20個しか出ない伝説の和菓子屋のことだが】
【そのことを話す時も意気揚々に喋る、本当に楽しそうだ】 <> 【刺殺突神】 @wiki<>sage<>2011/06/07(火) 23:46:56.92 ID:kaDlBclh0<> >>147
「悪ィ………ーーーな、入社し……て……間も無い……んだわ」

面白い位に[ピーーー]事に固執しやがる、逆に笑えて来た、悪いが私は女と寝る趣味は無い
永遠の処女だ、人は運命なんざ簡単に変えられるんだ
もし、私に今すぐに[ピーーー]、と言われたら?
嗚呼、出来るか阿呆が、私は死ぬ時、死ぬ場面、死ぬ瞬間は私が決める、まだ墜ちる距離はやや有るが
ーーー……向かってくる刃、仕方無しと鉄臭い溜息を付く

「ーーー……Go to hell」

微かに残っていた着陸の為の飛行を残した、地面には距離は有るが亡霊を還させる
コンクリの地面は痛いだろうなァ……ーーーま、此で彼奴の手で殺されない訳で
薄れ行く意識はついに漆黒に象られた暗転の深淵に塗られる
早めに飛行を解いた故に墜ちる軌道は変わり、腹を貫く予定だったろう刃は、頬を掠める

あーぁ、顔に一生傷残しちまった、起きたら……血………ーーー止めねー……と……
…………我が戦友よ、すぐそっちの戦場に復帰する、なーに、私を誰だと思ってやがる

勝利の女神……ーーーExceed

【刺殺突神】死亡

/長期に渡り、乙でしたッ!! <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/07(火) 23:49:36.67 ID:yPs9NroIO<> >>159

「見える見える。しかも「美女」に見える。」

【この分じゃあ間違ってナンパしてくる様な人もいるんじゃなかろうか。】
【少なくとも女にはそう見えた。というか絶対いると思う。】

「胸……確かに無いわね…」

【と納得。なるほど男性のようだ。】
【人は見かけによらんもんだなあ…と妙なところで納得した。】

「さて…それじゃあ行こうかな…」

【とつぶやき、相手にお礼を言ってから踵を返す。】
【このまま何もなかったら、やがていなくなるだろう。多分。】 <> 【激炎闘士】<>sage<>2011/06/07(火) 23:54:28.66 ID:m8icKWgAO<> >>160
【普通なら「人物情報」やら「不気味な笑み」で警戒の色を見せてもいい。】
【しかし長所か短所か分からない、人を信じやすいこの少女は恐らく表面上のみの善意を受け取り足取り軽く森を歩く】

期待してますよ! あ、そろそろかな? 見えてきた気が

【そして進行方向に指をさす】 <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/07(火) 23:56:27.66 ID:uhRvfAsL0<> >>162
「美女…それが問題なんだよ!キモイ奴らに連行されたりナンパされたり…もう数えきれないし…」

【ちゃんと自覚はあるようだった】
【能力持ちでなかったら今頃どうなっていたかを想像すると背筋が凍る】
【とんでもないことになっているだろうと…】

「ないだろ?」

【まあ、貧乳とか言われてしまえばそこまでなのだが…】
【だが触ればわかる。触られたくないが】

「あ、お……じゃあまたねー…」

【ロウテンションのまま去っていくのであろう女性へと手を振る】
【普段ならば雷ドーンだが、今回は女性の剣が怖いので自粛させてもらった】
【名誉よりも命が大事だった】

/絡み乙でしたかな? <> 【敍柳風声】歌うまい。歌詞である程度感情、行動、治癒力等制御 E:マイク キーボード<>sage<>2011/06/07(火) 23:56:39.30 ID:LaK8nkUfo<> >>158
/もーまんたいです
/了解ですともっ!
/あ、明日に突入した場合ケータイからになるのですこしとろいですがお許しくだされ……

あ、…ああ
うん、似合ってると思うぜ
【素直にはにかむ様子が、なんだか可愛い、などと思ってしまい。
ごまかすように、朝日を見つめた】
【曇る表情から、彼もまた遠くの人を思っているのだと思う。自分と同じだ】

そか……。
あ、気にすんなよ? あいつ屋敷に突入してからまもなく、チカラを失っちまってさ。
いまは『ぷち・ぼぬーる』てとこに住んでるんだ。
うさみみもなくなって、人間になっちまったんだろな……

【しまった、また落ち込ませてしまいそうだ、失敗した】

あー、いやさ、そのだな!
ひょっとして水無月は人外屋敷に住んでるのかなって。
そのうちまたあすこに遊びにいこっかなーとか思ったから、それで……

【つまり、遊びに行きたいな、ということなのだが。
迷惑そうな様子が見えればそれ以上押しはしない】 <> 【真双戒剣】<><>2011/06/07(火) 23:58:35.35 ID:yPs9NroIO<> >>164
(ですね。)
(乙でしたー!) <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/07(火) 23:58:57.46 ID:j2U73YWt0<> >>163
「おっともうここまで来たか」
【メモ帳を仕舞いつつ心の中でため息をつく、もうすぐ饅頭の皮とあんこの黄金比を言おうとしたのに】
【まぁ別の機会にすればいいだろう】

「じゃぁ自分はここで」
【手を振って街の方角に走る、腹ペコだ】
「今度会う時は別のお話でもしよう」
【次にあった時は能力者か聞こう、そう決めて青年はでかいリュックを揺らしながら街へと消えた】

/ここらで乙らせてもらいます、ありがとうございました <> 【恣に封じる桎梏】 -† Loejingr & Dromi †-<>sage saga<>2011/06/07(火) 23:59:58.94 ID:kWwTVsujo<> >>157

「とっととしねえと、マジでこの女(アマ)殺すぞ――、――――!?」

何かを仕草していることには顧慮が及んでいた、併しこの顛末は想定の範囲外。
突如、吹き荒ぶ強風――足元が大きく揺らぎ、彼は把持する掌を“緩めて”しまった。
その隙を予め狙っていたのだろう、掌中に触れる感覚が抜けてゆく。歯軋り、体躯を退いた。


「――――、……もう素直にしてくださいよ。私としては穏便に済ませたいのですが」

風が吹き止んだ頃合、彼は再度後方跳躍を遂げて、彼我を離す。数度繰返し、大凡5m迄。
乱れ流れた髪を左掌で揃えながら――右掌に“陣”が描かれ、退魔封滅縛鎖が叫声を上げた。
歪んだ顔貌は、初邂逅のそれを沿(な)ぞるように、薄気味悪い微笑に推移し代わった。


「本当に戦闘は専門外なんですよう、大人しく捕まってくれません?
 今なら大・大・大・サービスッ!!って、ことで丁寧に“弄る”ようお願いしときますからぁ」

右人差指から現出する“鎖”を、名状し難い――怨嗟とも金属摩擦音とも判断難い――音と共、
石畳を這う蛇のように戯れさせ、如何にも慇懃を装って嘯いた。胡散たらしく猫撫声が残響する。 <> 【激炎闘士】<>sage<>2011/06/08(水) 00:03:21.64 ID:oLixEeQAO<> >>167
また会いましょう。ばいばーい!

【手を振りながら街を走る。今日もいい事があったなと上機嫌でアカデミー寮へと帰るのであった】


/乙&ありがとうございました! <> 【魔道美学】魔力のこもったものを創りだす<>sage<>2011/06/08(水) 00:08:39.87 ID:q/sZppJAO<> 「本当に面倒」
「幻獣狩りはいけるけど、幻獣使いは本当に面倒」

【面倒という部分を強調しながら】
【机に肘を付いて話す】
【相当なランクの道具だ】

【自身に訪れる未来に辟易しながら、紙を受け取った】
【そして、相手の話に耳を傾けながら、眉をひそめる】

「召還師ならそれ位きちっとしなさいよ」
「バカみたい」

「ただの主婦が通信教育感覚で召還師目指さないで頂ける?」
「初な結果の尻拭いをするのは私たちみたいな職人なんだから」

【容赦なく罵詈雑言を叩きつける】
【相手が家庭を持った人妻なのだから、尚更だ】

【それから、唯一装備している『魔法包帯』から】
【爪を5つ代償に】
【Bランク】

【少女は客に向き直り】

「高いわよ。貴女が希望したものは」
「でも、創るわ。そしてこれで貴女がどうなろうが・・・」

「私は知らないわ」
「其れだけは覚えておいて」

【Bランククリエイト】

【魔幻のコロン】
魔翌力のこめられたコロン(吹きかけるタイプ)
瓶にはみずがめ座の凝った彫刻が刻まれている
コロンの入った瓶に対象の何かを入れて自身に吹きかける事で、瓶の中に入れた対象の何かを持っていた何かにダイレクトに意志を伝えることが出来る
勿論この状態で自身の何かを入れて相手に吹きかけるとテレパシー擬きも出来る
効果は3レス
10回限りの使い捨て品
一回吹きかけると中の何かは溶けて消え、再使用には再び何かを入れなければならない。

【それを相手に見られないように創り出し】
【テーブルの上に置いた】

/遅れました。すみません <> 【流体魔人】水の身体を持ち、液体・固体・気体のへの状態変化が可能@wiki<><>2011/06/08(水) 00:16:30.38 ID:NAh5LLMao<> >>165
/了解しました!
/明日からはよるしかできませぬが…

「人外から人間、ですか…」

不思議なことがあるものだな、と思う
もし自分がチカラを失ったらどうなってしまうのだろうか…少し考えて、思考を辞めた

青年は少年の思ったとおり、少しテンションが下がったようだ
―――が、次の問いにぱっと(まぁさきまでとはいかないが)表情を明るくし


「えぇ、そうですよ」
「遊びにいらしたいならば、いつでもどうぞ」

にっこりと笑いながら、こう答えた
<> 【流体魔人】水の身体を持ち、液体・固体・気体のへの状態変化が可能@wiki<><>2011/06/08(水) 00:17:20.30 ID:NAh5LLMao<> >>165
/了解しました!
/明日からはよるしかできませぬが…

「人外から人間、ですか…」

不思議なことがあるものだな、と思う
もし自分がチカラを失ったらどうなってしまうのだろうか…少し考えて、思考を辞めた

青年は少年の思ったとおり、少しテンションが下がったようだ
―――が、次の問いにぱっと(まぁさきまでとはいかないが)表情を明るくし


「えぇ、そうですよ」
「遊びにいらしたいならば、いつでもどうぞ」

にっこりと笑いながら、こう答えた
<> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/08(水) 00:18:03.05 ID:eCh97QEIO<> 【公園】

「……はっ!」

【ズンッ】
【一人の少女が八極拳の形打ちをしていた。】
【十七歳くらいの一人の少女。】
【ショートカットの髪と赤縁のメガネ。】
【着古したようにくたびれた藍色の道着、】
【その上から黒い春用の薄手のコートを袖を通さずに羽織っている。その胸のらところには、】
【足を動かすたんびに、履いている下駄がカラコロとくぐもった、】
【優しい音を奏でた。】

「…しっ!!15勝6敗3引き分け!」

【踏み込む音が響く。】
【なかなかその動作は手馴れており、】
【彼女がその拳法を体得しているのがわかる。】


(何でも対応) <> 【敍柳風声】歌うまい。歌詞である程度感情、行動、治癒力等制御 E:マイク キーボード<>sage<>2011/06/08(水) 00:25:25.85 ID:iA0uxUx1o<> >>171
/ありがとうです、自分も夜と夕方だけですので超大丈夫ですとも

ああ。不思議なこともあるもんだと思ったな。

まあ、人外と人間の違いなんて、俺にはよくわかんねーけどな。
俺だって「普通の」人間じゃないし。……

【少しの思案の後、すこし明るさを取り戻し、快諾してくれた青年にこちらもにっこりと笑いつつ】

そっかー。じゃ今度うまい菓子とか仕入れていかせてもらうわ!
ありがとな、水無月。

【あの屋敷を訪れたのは一度だけだが、そこに流れる空気の心地よさは気に入っていた。
まして、この心根のよい青年がいるとなれば、ぜひとも遊びに行きたかったのだ。】

そんときは俺の歌も披露するぜ。楽しい気分になれる歌とか!

【楽しく明るい歌を、軽く数フレーズ口ずさむ。
ほんのすこしだけだが、心が軽くなるだろう。
能力によるものと、ひょっとして気づかれるかもしれない】 <> 【敍柳風声】歌うまい。歌詞である程度感情、行動、治癒力等制御 E:マイク キーボード<>sage<>2011/06/08(水) 00:26:09.17 ID:iA0uxUx1o<> >>171
/ありがとうです、自分も夜と夕方だけですので超大丈夫ですとも

ああ。不思議なこともあるもんだと思ったな。

まあ、人外と人間の違いなんて、俺にはよくわかんねーけどな。
俺だって「普通の」人間じゃないし。……

【少しの思案の後、すこし明るさを取り戻し、快諾してくれた青年にこちらもにっこりと笑いつつ】

そっかー。じゃ今度うまい菓子とか仕入れていかせてもらうわ!
ありがとな、水無月。

【あの屋敷を訪れたのは一度だけだが、そこに流れる空気の心地よさは気に入っていた。
まして、この心根のよい青年がいるとなれば、ぜひとも遊びに行きたかったのだ。】

そんときは俺の歌も披露するぜ。楽しい気分になれる歌とか!

【楽しく明るい歌を、軽く数フレーズ口ずさむ。
ほんのすこしだけだが、心が軽くなるだろう。
能力によるものと、ひょっとして気づかれるかもしれない】 <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 00:27:50.32 ID:2g+idXlto<> >>168
少ないとはとても言えないリスクを孕んだ行動ではあったが、事態は好転
女は竜の背後、とっても距離は殆ど離れていない。先程の出来事からの警戒か
併し此の窮地を脱する程の成果は無い。男の掌に再び陣が描かれ、耳を打つ金切り声

【弄る、たァ...寝言は、寝て言え。俺はもう、”自由”なんだ...】

神経を研ぎ澄ませ、冷静な頭を努めて取り戻しながら言葉を紡ぐ
すると、辺りへと徐々に変化が起こり始める事だろう
先程から強く吹付けている風に加え...雨が。しとしと、と少しずつ強さを増しながら降り始める。
空には積乱雲が発生しゴロゴロと不機嫌に音を鳴らしている。..能力に依るモノと、気付くだろうか?

【俺たちはもう、なンににも縛られねぇ...邪魔すんな】

そして、接近雨に濡れる女を後方に残しながら、歩幅は大きく、接近も難しくはないだろう。
先程の様な事がないよう出来る限り周囲の状況に気を配りながら、肉薄すべく <> 【流体魔人】水の身体を持ち、液体・固体・気体のへの状態変化が可能@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 00:27:56.20 ID:NAh5LLMao<> >>174
/すんません…想像以上に早く眠気が…
/続きは裏に返しときます…ごめんなさい <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/08(水) 00:28:13.74 ID:dgzt5DUT0<> >>173

/2時以降は寝落ちで凍結の可能性ありですが、大丈夫ですか?
<> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/08(水) 00:32:16.40 ID:eCh97QEIO<> >>178
(おkです。)
(因みにその場合解凍は明日で大丈夫ですか?) <> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/08(水) 00:33:58.45 ID:l29mHUCt0<> >>170
【少女の言葉を聞いて、軽く頭を振った女】
【瞳が髪に隠れて、次に現れた時にはもとのブラウンから蒼に変わっていた】

「ッ!…――――ハハハッ、俺だってなりたかったわけじゃないけどな」

「それでも、生まれた頃からの付き合いだからな、半端にもそろそろ飽きた」

【先程のおとなしい女性はどこにいったのか、まるで別人のような態度と口調で話し始めた】
【丁寧に前で重ねていた手をほどいて、ジャケットのポケットにつっこんでいる】
【そして、少女を言葉を鼻で笑って聞いた】

「ほえるなよ、ガキ お前が考えている以上に召還士は命はってんだ」

「全ての召還士が、完璧に操れる訳じゃないからな 自分以上に高位の存在なら特に」

「お前がどれだけの自信を持っているかは知らないが、よく知りもしないで適当な事を言うなよ」

【馬鹿にしたような態度で、少女に向かって言葉を返す】
【そして、少女の創り出した物を一瞥して、再び少女に視線を向ける】

「フン、元からそんなつもりもねぇよ、ガキんちょ」

「それで?どうしてほしいんだ?」

「創ったのはいいけど、俺が報酬を払わなかったらそれは無駄になるぞ」

【薄ら笑いを浮かべながら、少女をからかう様に言う】
【要するに、依頼を却下した場合の話を始めた】
【先程の依頼書には『依頼物、名前、個人情報』を書いただけで、誓約文はなかったからだ】 <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)<>sage<>2011/06/08(水) 00:34:50.78 ID:iA0uxUx1o<> >>177
/了解です! おやすみなさい!! <> 【敍柳風声】歌うまい。歌詞である程度感情、行動、治癒力等制御 E:マイク キーボード<>sage<>2011/06/08(水) 00:35:23.93 ID:iA0uxUx1o<> >>181
/名前ェ そしてなぜ大阪www <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/08(水) 00:40:40.70 ID:dgzt5DUT0<> >>179

/それで、大丈夫です



【夜回りの途中、公園にやってくる男】【夏に近づくというのにまだ暑そうな黒スーツである】
【適当なベンチに腰掛けると、修行をしている少女に目が留まる】

「ああ、あのような方とお手合わせ願えば、少しは近接戦の心得も身に付きましょうかねえ」

【思えば、近接戦に持ち込まれると、負けてばかりである】
【男があまり動きたくないのと兵隊の操作で体の動きが緩慢になりがちだからである】

「しかし、あのようなうら若き方がこのような時間に・・・」

【ベンチに座りながら、首をかしげている】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/08(水) 00:45:48.21 ID:eCh97QEIO<> >>183
(了解です!)
(それではよろしくお願いします!)


「……!」

【ズドン!】
【と鋭く震脚を続けながら、少女は型うちを続けていた。】
【すると、感じる視線。こんな夜中に珍しいな…】
【なんてことを考えながら、目を向けると、】

「……そこの方っ…!」

「…どうかっ…」

「したんですか…っ…!!」

【ドン!!】
【型打ちを続けながら聞いてみた。】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/08(水) 00:52:48.68 ID:dgzt5DUT0<> >>184

「いえ、君のような妙齢の方が、夜半の1人歩きは危ないのではと思いまして、気になっていたのですよ」

【稽古を止めぬままこちらに問いかけられるが、思ったままに返す】

「ここは何かと物騒ですから・・・」

【ベンチの周辺から兵隊が現れる】【その数5。装備は槍、但し刃はつけていない】
【一糸乱れぬ様子で襲い掛かる】

「こうやって、不審者に狙われることもありましょうしねえ」

【とりあえず、様子見である】【これは威力偵察レベルの攻撃】
【男は、まだベンチに座っている】 <> 【恣に封じる桎梏】 -† Loejingr & Dromi †-<>sage saga<>2011/06/08(水) 00:52:56.37 ID:GN8Y6JwIo<> >>176

「ああ、一刻の解放ですがね。
 また直ぐに、その鈍い図体を“雁字搦め”にして差上げましょう」

「退魔封滅縛鎖展開、虚空浸喰・諧謔レーシング&ドローミ=\―おや?
 雨ですか。参りました、この軍服換えを持ってきてないのですが。どうしましょう」

積乱雲から溢れる雨露が――次第に勢力を増し、肌を穿ち髪を濡らす。次いで雷鳴が轟く。
耳殻を揺るソレは、酷く不快に聞こえた。諸共を掌握したと、歪曲した優越感に耽れたのに。
――眼前の“蜥蜴野郎”の所為で総てが泡沫に帰した。内心の業腹は、最早筆舌に尽くし難い。


「……爬虫類臭いですよ、近寄らないで頂きたい」

前髪を左掌で掻上げ、鬱陶しく視界を阻害する毛髪を後方に追い遣った。――後退(あとずさ)る。
“竜”の体躯、その歩幅を考慮すれば接敵など容易い。それは必然、こちらの窮地に繋がってゆく。
――逡巡。ここで初めて、彼は思案に暮れた。周囲に気配っているのは、蓋し相違ないだろう。


「――はあ、参りました。降 参です、白旗でも掲げましょうかねえ? いやーお強い。
 私としては、まあ適当に虐めて“ポイッ”できればいいかなーとか考えてましたが……」

虚偽の言葉、伝搬する語句、それを象る彼者の想念は――総て嘘偽りで構築されていた。
猛禽の如く鋭利な眼光が“竜”を瞥見し、流れるような仕草で、右隣の瓦礫へと到った――刹那。

地を這う毒蛇のような“鎖”が、瓦礫を“弾いた”。殆ど拳程の物だが、それ故甚大な加速を遂げ
――文字通り“射出”に等しい累加を成し“竜”へ飛ぶ。だが、如何せん予備動作が大きかった。
回避は易いだろう、迎撃もまた然り――だが空隙が生じる。それを彼は峻厳に見逃さない。 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/08(水) 00:56:23.13 ID:eCh97QEIO<> >>185

「は?」

【キョトン、とした顔で思わず稽古をやめ、相手を見ていると、】
【どこからか兵隊が現れ、しかも襲って来た出はないか。】

「わ、わわわ!!」

「ちょっと!!何なんですかいきなり!」

【慌てて逃げながら、】
【少女は抗議する。】 <> 【魔道美学】<>sage<>2011/06/08(水) 01:02:22.33 ID:IHScCU0DO<> >>180
でも身の程を弁えないバカが死んでいくのも事実よ
所詮貴女は『力に使われている馬鹿』

扱いきれない力を振るった時点でそれは無謀、馬鹿
道具に頼る貴女に言われる筋合いはないわ

通信教育ってのは齟齬があるわね。内職気分?
命を張ってる?誰に向けて言ってるの?言い訳?

身の程を弁えなさい
命を張ってんなら言ってあげるわ

なんで愛し合ったの?恋愛したの?子供を産んだの?育てたの?家庭を築いたの?
命を張るなら何故?ってね
【怯む様子もない。あくまで受け答えをする】
【意地悪な問いを織り混ぜながら】

貴女の職業が主婦ってのが納得いかないのよね
後に残された人はどうなのかしら?

貴女に未来を差し出した人はどうなるのかしら?
命を張る?矛盾してるわ

むしろ私は普通の暮らしに逃げた貴女に覚悟を語っていただきたくないわ
気持ち悪いわ、貴女。馬鹿じゃないの?

【ストレートに嫌悪感と共に吐き出す】
【そしてコロンを弾いて】
子供の理屈ね
此れは物々交換じゃないの。ビジネスよ

あなたが依頼した時点で、貴女が受け取るのは決定している
お分かり?

大人の対応を期待させていただくわ
マダム黒崎?

【そう言って挑戦的に見つめ返した】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/08(水) 01:04:50.19 ID:dgzt5DUT0<> >>187

「これくらい、指先一つでダウンさせられるのでは?」

【兵隊が急に止まり、横に一列で並んで男の下に戻った】
【流石に、不意を突くのはあまり礼儀の無い行動であった】

「失礼、あまり武術の方面には疎うございまして」

【5体の槍兵がベンチの右横に並び、新たに5体の剣兵が左横に並ぶ】【剣には刃はついていない】

「そして、改めて頼みましょう。
お手合わせ頂けますかな?
勝てれば、何か食事でもご馳走しますよ」

【余裕めいた言い方で、男は模擬戦を提案した】

「負けたら、夜間徘徊についての反省文ですがね」

【こちらは冗談めいた言い方をする】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/08(水) 01:10:18.29 ID:eCh97QEIO<> >>189

「そりゃ…やろうと思えばできますけど…」

【いきなりだったのでいろいろと焦った。人間の基礎的な防衛本能で逃げ出したのだ。】
【そして新たに出現した兵を驚いた様子で見つめる。】

「む!…模擬戦でしたか。そうならそうと言ってくださいよ。」

【ガリガリと頭を掻きながら、呆れたように言葉を紡ぐ。】
【そして懐から黒いハチマキを取り出した。ところどころ擦り切れ、色落ちしており、】
【相当使い込んでいるのが分かる。】

「…それじゃあ…勝ったらラーメンを奢ってください!」

【頭にハチマキを巻きつけながらそんなことを言ってのける少女。】
【やる気満々である。】 <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 01:13:49.96 ID:kwUYTZ+zo<> >>186

【そんなちっぽけな鎖に囚われる程未だ落ちぶれちゃいないなァ...】

飽くまで冷静に、其の瞳に怒りを湛えて。
竜は一歩、また一歩と男へ接近していく。
不快な挑発も全て無視し、行動で其れらに応えてやる為に
ごろごろと雲は音を鳴らす。違和感はない、竜の意志が混ざっているとは思い難いだろう

「―――グォォ...ッ!」

追いつめた―――男から降参を表明する言葉が投げ掛けられ
それでも信用出来るのもじゃないと解ってはいた。今迄の言動からしての行為も
併し其れでも、気を赦した時間は須臾なれど確かに―――其処を突かれた
鎖が伸び、拘束で竜目がけて飛来する。併し鎖が放たれ、瓦礫を弾く。...防御動作を取るには充分
竜は右腕を使って瓦礫に対応する。高速で迫り来る其れに拳を叩き付け粉々に。
―――だが、反撃に転じる時間はない。掌に鈍い痛みを抱え、視線は飛んできた瓦礫の方へと向けられていた。 <> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/08(水) 01:18:06.35 ID:l29mHUCt0<> >>188
「随分口が達者に育ったんだな」

「あぁ、どうでもいい 実にどうでもいい」

【耳をかきながら聞き流した 正直、聞いてもしょうがない】
【問いに答える気は無いようだ そもそも、答える義理もないし】

「おーどんどんほざくな どうしてそんなにぽんぽん言葉が出るんだ?」

「まぁ…どうでもいいか」

【嫌悪感などしらないようだ そもそも、興味本位で入っただけなので、目的は完了している】
【欠伸を一つして、眠そうな目をさらに眠そうにした 学校の授業とか寝てすごすタイプ】
【何があったのか知らないが、子供が語ったところで滑稽でしかない】

「誓約書もなしにビジネスとは言えないだろ?依頼書に拘束力はないし」

「つうか、報酬の話を聞かずに創っちまったお前のミスだよ」

【もう一つ欠伸をしながら、挑戦的な視線を見ることもなくどうでもよさげに店内をぐるぐる見渡した】
【報酬の確認もとらずに作成するなど、どこか抜けていておかしかった】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/08(水) 01:18:38.44 ID:dgzt5DUT0<> >>190

「それは申し訳の無いことをしたようで」

【朗らかに答え、そして調子が変わる】

「さて、武道家に私が何処まで付いていけますやら」

【何処か油断ならない言い口】
【男がベンチから立ち上がり、そのまま地面に手を付け、1,5m程度の棒を取り出す】

「ラーメンには、チャーシューも付けておきましょうかねえ!」

【いい終わるが早く、前列に剣兵、後列に槍兵で突撃させる】
【剣で足止めさせて槍で回り込ませる】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/08(水) 01:25:22.05 ID:eCh97QEIO<> >>193

「さて…言っては見たものの…」

【はっきり言って物凄く分が悪い。広範囲攻撃を持ち得ない彼女にとって、】
【取り囲まれることは負けを意味する。】
【後方に槍兵が回り込むのをみて、それらが自分に近づく前に、】
【少女は素早く前方の剣兵に近づこうとし、】

「……」







【近づけたなら、震脚と同時に「目の前の二体」の剣兵に向けて背面でのタックルを放つ。】
【氣により威力を底上げされたその一撃は強力無比で、】
【「直撃すれば」打撃的な大ダメージを食らってから吹き飛ぶことになるだろう。】
【しかし、対応によっては完全回避することも十分に可能だ。】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/08(水) 01:37:25.33 ID:dgzt5DUT0<> >>194

「なるほどなるほど、まさに一騎当千の豪傑に相応しい」

【剣兵2体はものの見事にタックルを食らい、後ろの槍兵1体も巻き込んで、土に戻させた】
【それでも基本方針は変更しない。が、完全包囲は断念し、取り囲むように半月状に包囲する】
【防御を旨とするように剣兵は動かせ、攻撃は槍兵に任せる】

「しかし、動きを抑えて機動力を削げば、後はこちらのものですよ!」

【槍を持った騎乗兵を3体、男から見て右手に回らせ、包囲を完成させようとする】
【男は持った棒を地面に立てる様に持っていた】
<> 【恣に封じる桎梏】 -† Loejingr & Dromi †-<>sage saga<>2011/06/08(水) 01:39:40.20 ID:GN8Y6JwIo<> >>191

「足元が御留守ですよ……っと――!」

瓦礫を弾いた直後に、“鎖”は方陣に帰して――涅槃寂静を置去り、彼は疾駆(かけ)た。
石畳に左掌を突き、痩躯を跳ねて短距離でしか成せぬ強引な接敵を行うと、左掌を翳し。

過程、撓んだ路面に生じた水溜りへ靴先が接触し、盛大な飛沫を上げた。意に介さず、
右掌中に展開された紫黒の方陣から、人差指と中指を通して――縛鎖が叫声を奏で、奔る。


「――――今度は逃さねえぞ、ヒャハハハハッッ!!」

狙いは“竜”の両脚、共に踝周辺を絡み捕らんと“鎖”は操作された。万事、完璧に成せば。
彼は固着された“鎖”を手繰り、怒涛に接敵を行うだろう。――そして“竜”は退魔封滅縛鎖、
その効力に依り、何らかの弱体化を強要させられる。“鎖”の数は現状二本、弱体化の幅は
恐らく、然程ではないが――而して、趨勢を決するに過不足ないか。痩躯は地を這い、進み征く。 <> 【魔道美学】魔力のこもったものを創りだす<>sage<>2011/06/08(水) 01:41:12.52 ID:q/sZppJAO<> >>192
ひよるわねぇ貴女って
少なくとも貴女よりは育ちは良いつもりよ?

実にどうでもいいわ
それよりもこれ、貴女にあげる

【香水を投げて寄越す】

私が創りたいから創ったの。貴女には関係ないけど、欲しければどうぞってね

嫌なら置いて行きなさい

私は貴女みたいに低所得者層から巻き上げる趣味なんて無いし、ただにしてあげる。今回だけ。

それに年増にしてはやるじゃない?
新ジャンル、ヤンハバね

【依頼書の裏面をぴらぴらさせ】
【オロオロしているワトスンに声をかけ、奥に下がらせる】

まぁそのガキの質問に答えられなかった貴女の知能じゃ、理解できないかかもしれないけど?
まぁせいぜい死なない事ね

【そして手をひらひら振って、いすを回し背を向けた】
【依頼書を丸め、ごみ箱に放り込んで】

/絡み乙でした
コロンはお好きなようにしてもらってかまいません <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/08(水) 01:43:53.62 ID:eCh97QEIO<> >>195

「…キリがないですね…」

【そもそもいくら土の兵に攻撃し、数を撃破したとしても、】
【その「本体」が無傷だったら何の意味もない。少女は素早く辺りを見回した。】

「親玉はあなたですか!!」

【ダッ!!と大地を蹴り、】
【剣兵を吹き飛ばしたことによりできた「空間」めがけて走り出す。】
【もちろんその延長上には男。すなわち「司令塔」がいるわけで、】
【少女は彼に近づこうとしていた。】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/08(水) 01:51:44.51 ID:dgzt5DUT0<> >>198

【少女が、包囲のスキマからこちらに向かってくる】
【からくりに気付いたらしい】

「ご名答!しかし届きますかな!」

【男が地面から棒を引き上げると、その先端から長刀の刀身が現れる】
【それに包囲するはずの騎兵を少女の右横に突っ込ませる】
【槍、剣兵それぞれは陣形を気にせずに少女の後ろと左の包囲を命じる】
【男は、正面で長刀を構えて待ち構えている】【囮になるらしい】
【一種のチキンレースである】

<> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/08(水) 01:57:08.83 ID:l29mHUCt0<> >>197
「ハッ!育ちがどうこうってあんまり関係ないな」

「つうか、どうでもいいなら喋るな・・・よっと」

【投げられたコロンを喋りながら受け取って、眺める】
【そうか、くれるなら貰っておこう どうゆうつもりなのかは知らないが】

「そうかい、なら礼はいらねぇな」

「ガキが年増って言ったところで・・・・・・・、あぁ、もうどうでもいいや」

【喋っているうちに欠伸が出てきたので、面倒くさくなってやめた】
【ヤンハバ?オリジナルの造語だろうか まぁいいか】
【そして、コロンをポケットにしまって、手を出すと同時に再び瞳がブラウンに戻った】

「それじゃ、失礼するわね」

「また会いましょう?小さな職人さんに、ワトスン君」

【少女の捨て台詞も聞き流して、再び丁寧な物腰と口調で別れの言葉を告げた】
【背を向けた少女にくすっと笑って、店の扉を丁寧に開けて出て行った】

【性格が切り替わってしまったが、こちら性格ならおそらくまともな会話になったろうに、と少し残念に思った だったら礼ぐらい言えと】
【とにもかくにも、夜の街を再び歩いていった そういえば、どうして年齢がわかったのだろう どうでもいいけど】

/絡み乙でしたァ! <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/08(水) 01:59:06.76 ID:eCh97QEIO<> >>199

【前方以外を綺麗に囲まれる少女。】
【だが、最初から彼女の狙いは男一人であった。】
【もっとも、注意を払わないわけではない。辺りの兵士も油断なく警戒している。】
【だからと言って攻撃が来たらかわせるとは限らないのだが…】

「っ!!」

【長刀の先端部を左手の甲で左から右に叩き、構えを崩させようとしながら、】
【懐に潜り込もうとした。】 <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 02:07:09.66 ID:jGze2LLyo<> >>196

【あァ、クソ...】

視線を戻し男を視認する頃には既に、こちらへと走り向っていた所だった
訪れた静寂―――長くは続かない。再び顕われた鎖、自由から引きずり落す鎖

【”コレ”ァ飾りじゃねぇんだよ...ッ】

下半身、踝辺りを狙って射出された鎖...素早く、竜の翼が動き
滞空すると同時に飛来する鎖を交わし。雨の中の飛行は中々辛い部分もあるが、此処は我慢。
そして下方に位置する男を睥睨しつつ...能力を、次の段階へ

ゴロゴロと不機嫌な音を奏でていた積乱雲から轟音とともに一筋の光が大地を、男を貫こうと
其れはイカヅチに他ならなかった。奔る男の軌道を予測しつつ、落ちる
然し乍らこのイカヅチは即興であり能力の産物。...通常のモノ程の威力は、期待できないだろうか

竜は其の結果を確認する事なく、羽撃き移動する。...何処に?勿論、雨に凍える女の元に <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/08(水) 02:10:27.18 ID:dgzt5DUT0<> >>201

【自分を囮にした甲斐あって包囲はほぼ完成した】
【が、向こうもこちらの武器を落とさせようとする訳で】
【それで出来た隙を使って勝負を決めるらしい】
【それなら、意表を突いた行動の一つ取ってみるのも悪くない】


【男は長刀を押し出すように真ん前に投げた】
【投げた瞬間に長刀は土に戻り、うまくいけば目くらましにはなろう】

「!!」

【投げた瞬間に、先端が叩き折られた】
【が、構わない。そのまま無理に押しやって土に変える】

(先程の威力からすると、一撃で前後不覚ですよねえ・・・)

【などと思いつつ、運を天に任せた】
<> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/08(水) 02:16:44.10 ID:eCh97QEIO<> >>203

【少女は構えを崩壊させた後、素早く潜り込み震脚する。】
【地面を踏みしめ、肘撃の予備動作にはいるが…】

「うっっ!!」

【土に戻る散弾のような長刀に、少女のメガネが弾き飛ばされる。】
【ある意味目潰しよりも厄介だ。そもそも極度の近眼で有る彼女は、】
【メガネ無しでは対象を正確に捉えることができない。】

「やってくれましたね…」

【さらに一瞬構えを崩したことにより、】
【震脚の効果が消えた。少女は再び一歩下がり、そしてすぐに踏み込もうとする。】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/08(水) 02:26:01.69 ID:dgzt5DUT0<> >>204

「その一歩で終わりです!」

【少女の一歩下がると同時に男は2歩下がる】
【後ろは包囲網が口を開けているにも関らず】
【更に男がもと居た辺りに2体の徒手空拳の兵が地面から現れる】
【包囲網の兵達は下がった好機を見逃さず、一撃加えんと攻勢をかける】

(これを突破されたら、降参ですねえ)

【弾きとんだ眼鏡は、包囲網の遠くに飛んでおり、踏み潰す心配は無かった】

<> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/08(水) 02:33:13.59 ID:eCh97QEIO<> >>205

「ああ、いや、降参降参!!」

【そもそも目の前がぼやけて全く見えない。踏み込んだのだがそもそも技を放てないので、】
【少女は思いっきり叫んだ。この状況じゃあ受け身も取れないので、】
【大変危険である。だが、眼前にどうも新手が召喚されたらしい。】

「もう…降参って言ってるのに―――――――――――きゃっ!!!」

【ドカドカ、】
【と全攻撃が命中。少女は兵隊の中に埋もれるように、どさっと倒れた。】 <> 【恣に封じる桎梏】 -† Loejingr & Dromi †-<>sage saga<>2011/06/08(水) 02:37:39.05 ID:GN8Y6JwIo<> >>202

「――――っと、これは参りました!!」

“鎖”の鋒は、虚空に彎曲線を描いた――眼前に差迫った“竜”の体躯が羽撃(はばた)き、
雨中に飛行する。本能的に察知する、之は――不味い。瞬息、雷鳴が嘶き、迅雷が降った。
機転を利かし、近隣の電信柱に展開した“鎖”を巻付け、逃避を図るも――.一寸、出遅れた。


「…………か、勘弁して下さいよ……痛いし、もっ……痺れる――」

紫電は大気を裂き、石畳を粉砕したが――彼は運良く存命であった。否や、苦肉之策が
功を奏したのか。先の行動により、痩躯は“竜”の予測軌道から僅かに離れ――結果として、
全身を穿つ筈だった迅雷は、彼の右足に接触するに留まった。それでも十分に重症である。

伝搬した電撃の残滓――それですら、悶絶必至。最大威力で行使されていれば、十中八九
自分は消炭と化していただろう。死地を脱した感慨が、寸暇遅れて胸懐に去来してきた。


「はぁ……だから戦闘は嫌いなんです……ズボン破れちゃいましたし……
 逃げ逃げ、私は退散させて頂きます。 慣れないことはするもんじゃないですねえ本当」

「ではまた次回、仕切直しということで――私、ランドルフ=カーターは、執念深いですよう?」

大仰に芝居がかった仕草で曇天を仰いで、移動した“竜”へ道化の狂言廻しが如くに告いだ。
――逃しはしない、と。白菫色の髪に粉飾された鶸萌黄色の双眸は眼光鋭く、彼等を瞥見し。

嘆息した呼気が、雨露に霧散する幾許も厭って――彼は遠方に在るビルへ“鎖”を射出し巻いて。
漆黒の軍服を、強風に靡(たなび)かせながら、靉靆した高層構造物群の狭間へ消えてゆく――


/絡み乙でしたー! ありがとうございます、遅くまで本当にお疲れさまでしたっ! <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/08(水) 02:40:46.43 ID:dgzt5DUT0<> >>206

【しまった、と男は全て終わった後で思った】
【どうやらやりすぎてしまったらしい】
【慌てて全部隊を土に還した上で、眼鏡を拾い少女に近づく】

「えっと、意識はありますかねえ?」

【申し訳無さそうに言う】
【ポケットから、酵素で治す傷薬の瓶を取り出し】

「痛いところはあります?何処も折れてませんよね」

【意識あるのを前提に話を進めていた】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/08(水) 02:44:49.82 ID:eCh97QEIO<> >>208

「うぅ…すいません…」

【男が近づいてくるのを感じ、少女は上半身だけ起き上がる。】
【多分相手がいるであろう位置に向かって、】

「ああ…折れてはない…と思いますけど…右肩が…いだだだっ!」

【強く打ったらしく、打撲の様になっていた。】
【しかもさらに悪いことに、メガネは綺麗にレンズが「粉々」になっている。】 <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 02:52:10.36 ID:jGze2LLyo<> >>207
どうやら雷は、少なからず男へとダメージを与えたようだった。
女の隣へと移動し振り返ってみれば脚に怪我を負った、男の姿があった

【さっさと―――失せろ】

相変わらずな取り繕われた態度、道化の仕草...うんざりだ、吐き捨てる様に告げ
そんな言葉を聞くまでもなく男はビルを利用しながら消えていく..追うつもりは、毛頭なかった
雨は自然と収束していく...魔力も残りが少なくなっていた。顔を低く、女と目を合わせる

「あぁ、良かった―――。」

ギュッと弱々しく震える手で抱きしめられれば、目が細められ。決意はより強固なものと成った。
”自由”は誰のものでもなく、自由であり。此れを、彼女を...護る、と
併し件の邂逅を振り返ってみれば―――、暗澹とした想いが拭えない。危なかった、と認めざるを得ない
ランドルフ=カーター。忘れられない、名前に成りそうだ

/長い絡みお疲れさまでしたー!こちらこそ有り難うございました!楽しかったです <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/08(水) 02:55:46.58 ID:dgzt5DUT0<> >>209

「待ってください、今薬を塗りますから」

【男は手に傷薬を垂らすと、それを打撲のある辺りに塗った】
【打撲に効くかはわからないが、気休めにはなるだろう】

「その上眼鏡まで・・・これは新調しませんと」

【男は裏ポケットから名刺を取り出し、サインを加えて少女の手に持たせた】

「これがあれば、学園の商業区で買い物が出来ます。無料で」

【むしろ男の肩代わりなのだが、それは別にどうでもいい】

「そこで眼鏡は新調して下さい。その時はラーメンと言わず満漢全席でも用意しますよ」

【流石に男でも全席は難しい】

「お宅まで送ります、場所は何処ですか?」 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/08(水) 03:03:55.87 ID:eCh97QEIO<> >>211

「ひっ!!…いたたっ…すいません…」

【薬を塗る為に男の手が触れると、刺すような痛みが襲った。】
【そして何かを握らされる。目を近づけ、かつ細めてピントを絞りなんとか視認した。】

「む、無料…すごいですね…」

【立ち上がり、大事そうに名刺をしまいながら言った。】
【それなら髪の乱れを整いながら、】

「あ、いえ。それはご迷惑でしょうから…」

【と相手の誘いを丁寧に断る。そして、】
【「失礼します」とお礼と別れ廼言葉を述べて、歩き出すが、】

「……」

「あいっ!!!」

【ゴツン!!!】
【とベンチにぶち当たり、また転んだ。】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/08(水) 03:10:19.74 ID:dgzt5DUT0<> >>212

「それなら、無理強いは出来ませんが・・・
車になんて轢かれないで下さいね
それでは」

【男も一礼をして、逆の方に歩いていく】
【学園に来るであろう客人に対し、とても悲しい気分であった】
【何か大きな音もしたが、きっと振り返ったら強制的に運びそうなので、心を鬼にしてみないことにする】

/絡み乙ありでした!
/明日、学園に来ても多分対応できると思います
/22時ごろになりますが・・・
<> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/08(水) 03:13:40.88 ID:eCh97QEIO<> >>213
(乙でしたー!)
(学園の方にはいつか行きますww) <> 【真双戒剣】<>sage saga<>2011/06/08(水) 13:44:55.68 ID:t4hAyHxIO<> 【公園】
【天気のいいそこは、今空を切る乾いた音が響いている。】

「せえのっ!!」

【その音源、つまり発信源は】
【一人の若い女性だ。豊かな長い黒髪に、】
【ほとんど黒といっても差し支えない春用の薄手のダークグリーンのコート。】
【何より印象的な点は二つ。一つは彼女の左目を斜めに切り裂くようについた大きな傷。】
【鋭利な刃物で素早く斬りつけられたと思われるそれは、】
【女が片目でしか物を見ることができないと知る事は容易い。】
【その証拠に、彼女の左目は、『生』の光が全く宿っておらず、ありふれた言い方だが死んだ魚の様で、】
【右目と比べて微動だにしていない。】
【「見る」という機能を失った眼球は、女の左目に「ある」だけになっていた。】

「―――――――――――っ!」

【そしてもう一つ。ある意味これが本物の音源だ。】
【それは女が右手で持っている身の程もある大きな片刃の大剣。】
【尖端が大きく鋭角に削られた様になっており、】
【刀身は黒に近い鉄紺色でそのちょうど真ん中に縦に一本真っ直ぐな浅い溝の様な物が見える。】
【また、刃の部分は光を反射して鈍く白っぽく刃物特有の輝きを帯びていた。】
【柄に巻かれた滑り止めの藍色の布は、ところどころ擦り切れており、】
【刃の根元付近の複雑な虎の紋様以外一切飾り気が無いが、】
【しかしその剣はどこか『普通』ではなく、】
【魔術に明るい者なら、極々微量の不可視の魔力が漏れ出していることがわかるだろう。】
【しかも、その魔力には『意思』の様な物が見え隠れしており、】
【持ち主…つまり女に異常なまでに『執着』していることも加えて分かるかもしれない。】

「まだまだっ…!!」

「まだ私は……弱い!」

【そして、彼女は汗一つ流しておらず、全く暑くなさそうだ。】
【その証拠に、まるで女の周りだけ、まるで四方からクーラーの涼風を流したかのように、】
【実に程よく涼しかった。】
【いかにも重そうな大きな剣を、「女が」「片手で」振り回している。】


(なんでも対応) <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 15:44:39.08 ID:t4hAyHxIO<> >>215再募集してみます。 <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2011/06/08(水) 15:58:35.34 ID:dr9Eckzlo<> テレビ マスコミ 電通 関係図
http://mamorenihon.files.wordpress.com/2010/05/tv_kankei.jpg <> 【武防破壊】<>saga<>2011/06/08(水) 16:30:20.69 ID:FHAeiWjV0<> >>215
「公園でやる事ではないな、ここは貴様の私有地ではないのだからな。」

黒い髪に、茶色の瞳、何処にでもいるような青年は、いきなり言葉を発し始めた。
服の左側には鞘、そこには短剣、短剣が入っている、以上の情報はわかりそうにない。
その公園にいつからいたのか、今来たばかりなのかもしれない、女性より先にいたのかもしれない。
女性が大剣を振るい、空を斬る音、その動作の様子を見ながらも、話を続けていく。

「それに練習にしてはどうかと疑いたい物だな、素振りとは。」
「いや、我は大剣の事など知らぬが、素振りという物は効果があるのか?ん?」
「実践練習の方が効果があると思うが、それとも何か?素振りの大会でもあるのか、ここいらの地域には。」

そして目前の女性のしている行為を否定しはじめ、自論を展開し始める。

「その大剣は何か特殊な細工でもしてあるのか?」

そして勝手に話しては、独りでに話の話題を変える。青年はその大剣に何かの違和感を感じているようだが、その正体を掴めないらしい。

「貴様の近くから僅かな冷気のようなものを感じられる、それが正体か?それとも別の何かか?熱でも斬っているのか?」

絶えない質問、次々と言葉を浮かべていっては相手の返答を待つこともせず聞いていく。疑問が先走るのか、それとも相手の事を考えるつもりはないのか。
それともただ問いただしたいだけなのか。

/まだいますかね? <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 16:37:13.31 ID:t4hAyHxIO<> >>218

「…は?」

【振り抜こうとした瞬間、女は自分に向けられた言葉を聞いた。】
【微弱な冷気を発する大剣を刃を上にして肩に担ぐ。】

「ま、待った待った。ストップ。あんた何なのいきなり。」

【並み居る質問を受け、女は多少困惑しながら、】
【言葉を紡いだ。】


(います!) <> 【武防破壊】<>saga<>2011/06/08(水) 16:47:16.34 ID:FHAeiWjV0<> >>219
「今は我が質問しているのだが、どうした?」
「それとも我が質問に答えなければ貴様は我の質問に答えぬというのか?ならば仕方ない。」

「そうだな、あんた何なの……質問の意味が曖昧すぎる、何を聞きたい?名前か?職業か?」
「もう少し的を絞って貰えると有難いのだがな、この質問は保留だ。」
「それにいきなりとは何だ、我は数分前からここにいたが?」

目の前の女性とは対照的に、冷静な様子で青年は言葉をつむいでいく。
ベンチに座った青年は女性を見上げる形になるのだが、言葉遣いからみるに何処となく上から目線に聞こえる。少々堅いような、古臭い物言いの理由のせいか。それとも手を組んでいるからだろうか。全てが当てはまりそうでもある。
そして相手の言葉の意味をわかっているのかわかっていないのか、次は貴様の番だ、とでもいうかのように喋り終わると口を閉じ、女性を睨む様な目で見ている。 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 16:57:05.21 ID:t4hAyHxIO<> >>220

「…そりゃそうだけど…」

【大剣を背に戻し、女は唸った。】
【さてどうしたもんか、と考える。相手の物言いでは少し前から、】
【この場所にいた様だが、そもそも女は素振りに夢中だったので、】
【気づいていなかった。集中すると周りが見えなくなるのだ。】

「…で、何だっけ。…というか何で睨むのよ。」

【コートの内ポケットに手を突っ込みながら、】
【女は相手の鋭い突き上げるような視線を受け止めた。】 <> 【武防破壊】<>saga<>2011/06/08(水) 17:04:04.42 ID:FHAeiWjV0<> >>221
相手が黙りこんでも、青年は何もいわずに返答を待つだけ。
石のように動かず、ただ相手を睨む様な視線で視界にいれる。

「こちらの質問に答えてから答えてほしいといったばかりだが?」
「それに、睨んでいるわけではない、勘違いしないでもらいたいものだ。」

むしろ貴様の方が睨んでいるではないか、と目を伏せ呆れたように溜息を吐いた。
そして目線をあげてもう一度あいての方を見ると、幾分かは目の鋭さがなくなっていた。

「なら一つずつ質問していこう、面倒だがな。貴様は素振りをしていたな、何故だ?」 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 17:14:13.38 ID:t4hAyHxIO<> >>222

「いや…どう考えても睨まれてるんだけど…」

【などと呟きながら、懐から煙草を取り出し、】
【女は一本口に咥える。ライターでカチッとやった。】
【改めて相手を観察してみると、左腰には短剣。】
【自分と同業だろうか…無意識の内にそんなことを考えてしまう。どうも、】
【他人を観察するのは、この人物の癖だった。】

「…別に…特に理由はないわ。剣の腕が鈍らせない様にする為…かしらね…」

【深く紫煙を吸い込む。】
【青年の茶色の瞳を見つめるのは「氷」のように「蒼」い瞳で、】
【その右目は何処となく冷たい印象を与える。】 <> 【武防破壊】<>saga<>2011/06/08(水) 17:23:21.76 ID:FHAeiWjV0<> >>223
睨んでなどいないといった筈だが?とでもいいたげな、今度は明確に意味を持たせて相手を睨み、視線で訴えるが、すぐにその視線を止める。
煙草をすい、その癖に大剣を使う、益々奇怪だった。運動能力が鈍るではないかと頭を悩ませる。

「煙草をすっているのにか?剣の腕を鈍らせたくないのならその煙草をやめるべきだと思うが?」
「そして、何故公園で行う?家はないのか?何だ?それともここは貴様の私有地だったりするのか?」

冷たい印象を覚えた女性の瞳に、自然と目つきが鋭くなる。
微細な差でしかないが、瞳、眼の僅かな変化に気づく事は安易だろう。
一つずつ質問をするといった直後に二つの質問を相手に尋ねる。やはり不可解な、それでいて奇怪な点が多い、と思っていたようで
青年は一つずつというのがじれったいと感じるのだろう。 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 17:34:34.40 ID:t4hAyHxIO<> >>224

「ほらほらその目。」

【そらみろ睨んでるではないか、とでも言う様に、】
【女はびし、と相手の瞳を指差した。】

「…別に私の勝手でしょうが。」

「…私は旅人よ。家は無いわ。…私有地な訳無いでしょう。人が居ないから借りただけよ。」

「…で、大剣。これは妖刀=B魔翌力を帯びてるの。」

【そういえば、青年は自分の剣のことについても言っていた。】
【そう思い、質問される前に答える。煙を口から吐き出した。】

「で、質問はこれで全部でしょ。そんなら次は私。」

「あんた誰なの。その短剣を見る限り剣客かしら?」

【と質問】 <> 【武防破壊】<>saga<>2011/06/08(水) 17:55:37.93 ID:FHAeiWjV0<> >>225
「睨んでいないといっているだろうが、何だ?そんなに我が貴様を睨んでいる、という事にしたいのか?」
今さっき、ほんの少し前は間違いなく相手を睨んでいたのだが、本人は無自覚だったのか、それとも隠しているのか、睨んでいないと返答を変えない。

「それにしては矛盾しているな、煙草をすい続けるのなら剣の腕は落ちていく筈だ。体がついていけなくなるが……まあいい、それこそ貴様のいう、私の勝手、という奴だろうからな。」

公園を借りてやる理由にしても奇妙だが、そういう物なのだろう、と一言付け加えてこれ以上は追求しなかった。
しかし、いいたい事がまだあるのか、ふぅ、と眼を伏せてもう一度溜息、たまっていた何かを吐き出すように今度の動作は先ほどよりも長い。

「ほう、魔力を帯びている大剣か、珍しい。」

興味を示したのか、視線が大剣の方へと移る。魔力という物にはあまり面識がないのか、素質がないのか、そのようなものを青年は感じ取れそうにはなかった。
しかし、だとしてもこの大剣、目の前の女性が汗一つかかずに振るえる代物ではなさそうだ。何かしらの効果が働いているのだろう。

「我はカーネル、そう呼ぶがいい。ある流派の人間だ。剣客である事も肯定しよう。」

一旦自分の考えを止め、相手の質問に答える。
質問を受けている側だというのに偉そうな態度で質問に答え、左側にある鞘に眼を一度向ける。 <> 【武盾装攻】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 17:59:08.50 ID:u562iJkAo<> 【騒音―――まだ日は出ていると言うのに、バイクやらラッパのやかましい騒音が辺りに響き渡っている】
【そしてここは公園―――集まるは黒い特攻服を着た5人程度の若者たち、内一人は女性であるのがわかる】
【何かを囲んでいるらしく、その集まりの中央には右手に炎を纏いし青年、どうやら異能者、能力者の類いであるらしい】
【7人の若者たちはバットやらバールのようなものやらを持ちながら、下卑た笑みを浮かべつつその青年を見下ろしている】
【先程描写した女性はどうやらリーダー格らしく、いかにも不良、ヤンキーと言った感じの服装をし、一歩前へと踏み出すと】

「いい加減……諦めて金出せよッ!!!」

【ガッ―――鈍い音が辺りに響き渡る、どうやら女性(正確には未成年である為少女であるが)は鉄パイプを持っていたらしく】
【それを既に血を流しボロボロの青年へと向けて、胴へと目掛けて横に振るい、それが見事に脇腹にヒットしてしまったのだ】
【苦痛の声を漏らしながら地面へと倒れ伏す青年、右手の炎は弱々しく燃えており、徐々に降伏の意思が芽生えつつあることを示していた】

【周囲には真っ黒なバイクが数台、どれもマフラーが異様に長かったりしたりと多種多様様々な改造を施されているようだ】
【別の不良の一人が青年の腹へと蹴りを一発入れ、青年は思わずまた表情を険しくして呻き声をあげてしまった】
【しかしながら、周囲の人間はこれほどまでに派手にやっているというのに無視……面倒事には誰もが関わり合いたくないものなのだ】

/誰でもうぇるかむー、不良たちは適当にやっつけちゃっても良いですよん <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 18:02:20.90 ID:t4hAyHxIO<> >>226

「そう?…この世界では結構存在してるわよ。」

【髪を耳にかけながら、女は言う。】
【事実、魔術的な措置が下された武器や防具は、彼女も何回もみたことがあった。】

「ふーん…やっぱり…短剣使いかしらね。」

【と短剣を見つめた。女も剣術家であるため、】
【武器には詳しい。相手の剣は、かなりの業物に見える。】 <> 【武防破壊】<>saga<>2011/06/08(水) 18:10:14.20 ID:FHAeiWjV0<> >>228
「ほう……実に興味深いな。」

口元の端を僅かに吊り上げさせ、相変わらずの目つきの悪い顔でもう一度大剣を見る。
口ぶりから考えるには青年は魔法がかかった武器を見た事がない、と捉える事ができる。おそらくそうなのだろう。

「我はこれ一つで戦うのは中々に難しいと判断しているのだがな。」
「本来であればもう一つ短剣が必要だが……まあいい。」

「短剣使いといっても、我はこれを使う物は我の流派以外で見た事がないがな」

短剣を抜く事もせず、抜きたくないのか、別の理由があるのかは解らないがそれをしようとはしない。 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/08(水) 18:15:48.92 ID:Ig1IC8Ej0<> >>227
【別にウザいと思った訳では無い】
【弱肉強食、死ぬ気で努力すれば誰でもある程度強くなれるはずだがその努力をしない奴は食われても仕方が無い】
【別に怖いと思った訳では無い】
【もしもあのバットがこちらに向かってきたとしても、どうにか能力で切り抜ければいいだけだ】

【だが1つ、ただ1つだけ許せない事がある】


(……うるSEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!)


【公園の脇にある通りに、目付きの悪い一人の青年が座っていた】
【まるで屋台のような物を開いており、真横には『氷』と描かれたアレが掛かっている】
【カキ氷屋のようだ】

【だが、どうやら公園の中での馬鹿騒ぎに客が逃げていくようだ】
【先ほどまでは客足も多少あったが、もう公園に寄る物は居ない】
【先ほどまでイライラしていた青年であるが、もう我慢の限界だったらしい】

…………そこの不良ども!

【屋台から乱雑に出て来て公園の不良達に叫ぶと】
【両手を二回、パンパンと叩いた】

【次の瞬間、不良達の頭上に、数台のテレビが召還されるだろう、どうでもいいけど37インチ】
【重力に逆らう機能なんて無いテレビは、もちろんそのまま……】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 18:17:04.83 ID:t4hAyHxIO<> >>229

「あら。私は一人短剣を扱う剣士と戦ったことがあるわ。」

【「見たことが無い」という青年に対し、女は口を動かす。】
【その剣士も、相手が言う様に短剣を二本扱っていた。やはり、】
【短い剣は二刀が主流なのだろうか。そんなことを思考する。】

「…相当いい剣みたいね。」

【と正直な感想。】 <> 【武防破壊】<>saga<>2011/06/08(水) 18:24:39.17 ID:FHAeiWjV0<> >>231
「短剣を使う物ならば数多くいるだろう、我が使うのは大多数が使うような物ではない。」

相手が浮かべる短剣、というのは安易に想像がつく。
小回りが効く、レイピア等の類の物だろう。相手が短剣としか示していない所を見るとその可能性は高い。

「そうではない、あまり使いたがる物がいないだけだ。」
「貴様のように大剣を扱う相手に対してはあまり優位にたてんのでな。」

本来ならな、とまるでそれでも相手にできるかのような口ぶりで、しかしその短剣が何なのかは未だに明かさない。
知っていなくともおかしくない武器である、という事もあるが、青年は何故剣を振るうのかと言えばそれでしか食っていけなかったからという理由で。
別に相手に教える義理もないだろうと、あくまで剣を振るう物、としか共通点はないと思っている為か。
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 18:32:10.68 ID:t4hAyHxIO<> >>232

「へえー…」

【どうも相手の得物は、自分が思っている様なオーソドックスな短剣では無いらしい。】
【当然、想像などつくはずもなく、唸るしかなかったのだが。】

「あ、そ。まあ間合いが違うものねえ…」

【相手の言葉が少し気になる。「本来なら」と付け加える辺り、】
【戦えるのだろうか。大剣と渡り合う短剣使いもまた珍しいが、】
【相手が「能力者」と考えればそれも納得ができた。確証はないが…】
【それから女は自分の聞きたいことは聞き終えたのか、短くなった煙草を備え付けられた灰皿に捨て、】
【腕時計に視線を落とした。】 <> 【武盾装攻】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 18:34:43.61 ID:u562iJkAo<> >>230
「あ゛ぁあ!?なんか文句でも――――」

【リーダーらしき少女は表情を険しくさせ、顔をこちらへと声を投げかけてきた青年へと向けると】
【目をキッと尖らせて強く睨みつけたまでは良いのであったが―――続いて聞こえてくるは不良たちの呻き声】
【急いで周りを見回せば仲間の不良たちが倒れているではないか、いや、待てよ、となれば自分の頭上にも……】

「―――だらァッ!!!」

【伊達にリーダーやってはいないということであろうか、持っていた鉄パイプを縦に思いっきり振ってテレビを弾き飛ばす】
【しかしながら、ジーンッと鈍い衝撃と痛みが両腕に走り、テレビに下敷きにされるという事態は避けれたもののダメージは大きい】
【そして、リーダーらしき少女は直ぐに相手が能力者であると理解し、尚且つこれだけの人数を一斉に制圧が可能なレベル―――】

【―――実に潰し甲斐があるではないか、この弱小火炎能力者をいたぶるより遥かに優越感に浸れるというものだ】

「よくもやってくれたじゃぁねぇか……エ?能力者よぉ」

「俺の『仲間《ダチ》』の仕返しはキッチリとさせてもらうぜ?」

【視線を相手の方へと向けつつ、足を横に動かして近くに止めてある自分の真っ黒なバイクへと近寄ろうとしていく少女】
【そのバイクの後部座席には―――全長1,2mもの機械的な盾が積まれている―――不良には勿体ないくらいの"異能"だ】
【この不良集団たちが能力者相手に好き勝手やっている原因の一つ、それがこの持ってはならない者が存在する武器のせいなのだ】
【持ってはならない者、力を私利私欲の為に使い、厨二病的邪気眼的暗い過去を持たず、得として現状が最悪とも言えない者のことである】

【まぁ、要するに、いかにも強そうな武器を取ろうとしているのであった】 <> 【武防破壊】<>saga<>2011/06/08(水) 18:42:13.38 ID:FHAeiWjV0<> >>233
「あまりなのしれた物ではないからな。過去の歴史に興味があるのなら記憶の片隅ぐらいにあるのやもしれんが。」

現代を生きる物なら記憶になくて当然の物、レイピア等は現在も存在し、名を聞く事もあるがこの短剣だけは違うと、前にいた場所のテレビゲーム、という物でならたまにでてきた気はするが、やはりその程度だ。

「近距離と中距離という所か、小回りが効くか効かないかという違いでもあるな。」

元々短剣で大剣に勝負を挑むのは無謀、という物でもある。
だが、この世界では魔術という物があるらしい、ならば対抗策はいくらでもあるだろう。

「そういえば、貴様は何故剣を振るっていた?貴様は女性だろう、態々剣に時間を費やす事もあるまい。」 <> 【肉球拳法】特殊効果付きねこぱんちで、わるいひとをやっつけるぞ!@うぃき<>sagesaga<>2011/06/08(水) 18:43:19.60 ID:WREwU11P0<> 【某公園】

「…う〜」

【頭からネコミミをはやした少女が、下を向いて唸っている】
【何か不満でもあるのか、うろうろうろうろ】

「…うがああああああああああああっ!」
「最近出番が少にゃあああああああああああああああああああい!」

【…】
【正直、反省はしている】

「新キャラだかにゃんだか知らないけど、ただでさえ少ないロールの中でも出番少にゃぎる!」

【どこへ向けていいやらわからない怒りを、落ちていた空き缶に向ける】
【精一杯力を込めた足は見事に空き缶にあたり、缶はそのままきれいな放物線を描いて飛んでいく】
【だれかにあたるかもだが、そんなことお構いなしなのだ】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/08(水) 18:43:26.60 ID:Ig1IC8Ej0<> >>234
うるせぇ!

【相手の視線を一蹴】
【その目付きから不良によく絡まれるからなのかは知らないが、睨みとか不良とかには慣れているようで】
【恐怖より怒りを顔に浮かべている】

お前らのせいでこっちは商売上がったりなんだよ!

っつーかこんな暑い中そんなエネルギー発散させてんじゃねえ!見てるこっちが暑くなるわ!

【そういう問題か?】
【誰でもツッコみを入れられそうな事を叫びながら、両手を構える】
【次に青年が出したのは、二本の包丁】
【青年はその包丁を両手に持った】

【その包丁を構えながら、とりあえず様子見の態勢を取った】 <> 【武防破壊】<>saga<>2011/06/08(水) 18:43:39.06 ID:FHAeiWjV0<> 「そういえば、貴様は何故剣を振るっていた?貴様は女性だろう、態々剣に時間を費やす事もあるまい。」 はミスですね、すみません

「そういえば、貴様は何故剣客になった?貴様は女性だろう、態々剣に時間を費やす事もあるまい。」 にかえておいてください <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 18:47:26.47 ID:qpod7U4No<> 【陽が沈み、一日も後少し。辺りが薄暗くなりつつある頃】
【子供達が家路へと着き静寂を取り戻した公園にて、未だ其処を動こうとしない、影】

....ッ.....はぁ

【背丈は小学校高学年から中学生くらいか。ひとりの少年が自販機の前、何やら困っている様子】
【つま先立ちになって手を伸ばすも...どうやら、一番上のボタンに手が届かないようだ】

【外灯に照らされる容姿は歳の割には大人っぽく見える。少し煤けた様な銀髪は眉辺り迄伸び】
【此の歳にして不自然でも有る落ち着きが、そう見せるのかもしれない。瞳は淡い灰色で、やはり何処か冷めた印象を与える】
【と言っても、やはり子供である事は変わりなく。自販機の最上部に手が届かずに困っているのも紛れもない事実であった】
【少年がぷるぷると動くたびに纏う外套の裾がはためき、内からはかちゃかちゃと金属の触れ合う様な音が僅かに木霊する】

【旅路に出て暫くの彼、傍から見れば夜遊びに片足突っ込んだ困った少年にも見えるかもしれない、或は外套は其の印象を掻き消すかもしれない】
【公園に訪れたものがどんな印象を抱くのか、そもそも誰かが訪れるのか、少年は目的のジュースが買えるのか。其れは分からない】 <> 【武防破壊】<>saga<>2011/06/08(水) 18:52:41.26 ID:FHAeiWjV0<> /次レス遅れます、申し訳ない <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 18:54:25.58 ID:t4hAyHxIO<> >>235

「あ、ああ?…何で剣を振るか?」

【青年の口から出た女にとって以外な言葉だった。】
【その問いに関しては、なかなかまともに考えたことがない。】

「…別に…特に理由はないわ。」

「いろんな武器試してみて一番剣がしっくりきたのよ。」

「それに、普通の女みたいな「穏やかな」生き方ごめんよ。」

「…こうやって剣客やってるほうが楽しいわ。」

【二本目の煙草を取り出しながら紡ぐ言葉は、】
【おおよそ「普通」とは言い難い。】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 18:56:53.13 ID:t4hAyHxIO<> >>240
(おっと了解です。ごゆっくり!) <> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/08(水) 18:57:31.88 ID:l29mHUCt0<> >>236
/よろしいでしょうかっ! <> 【肉球拳法】特殊効果付きねこぱんちで、わるいひとをやっつけるぞ!@うぃき<>sagesaga<>2011/06/08(水) 18:59:21.15 ID:WREwU11P0<> >>243
/おkです <> 【武盾装攻】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 19:00:16.84 ID:u562iJkAo<> >>237
「はァ?そんなのこっちの自由だろうがよッ!!」

【と言いながら両手でバイクの後ろに積まれていた巨大な盾を持ち上げ、どんっと地面に置いてみせる】
【女性の身にありながらして持ち運べているのは結構凄いが、それでもやはりかなりキツそうな様子】
【持ち上げる際にだって、ほら、何だか歯を食い縛って何とかといった具合……武器と所有者が釣り合っていないいい例】

【そして、次に目を丸くして少女は驚いた―――さも当然科の様にこちらに向けられた包丁にだ】

「―――っ……てめぇ……」

【まさか向こうはこちらを[ピーーー]気満々なのだろうか?そうだとしたら頭可笑しいんじゃないのだろうか?これだから能力者は嫌いだ】
【怖気づいた様な様子でギリっと歯軋りをしながら相手を更に更にキツく睨みつけ、右足を思わず一歩後ろへと擦り下げてしまう】
【確かに人を鉄パイプで殴っている自分も自分であるが、足などは折ってもしなないではないか―――だが、包丁は大抵どこに刺さっても致命傷】
【腕ならばまだしも、足ならば数週間は歩けなくなるし、腹部にならばそれこそ一撃必殺……首から上ならば、それよもり少ない時間で、死】

「…………クソッ……普通に包丁で迎え撃とうとするとか頭イカれてんだろ……」

【ぶつぶつと呟きながら、殺し合いに発展してしまった現状に凄まじい疑問を抱きつつ、一向に勝負を仕掛ける様子を見せなかった】
【当然だ、なぜなら彼女は無能力者―――常人なのだ、包丁一本、拳銃一丁向けられただけで普通は怖気づいてしまうものなのである】
【だからこそ、この自分が持つ巨大な威圧感を持つ武器で他の不良たちを脅し続けてこれたのだが……殺し合いは心底御免だ】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/08(水) 19:05:11.31 ID:Ig1IC8Ej0<> >>245
【いや、こちらにだって殺す気はサラサラ無い】
【ちょっとぽかすかやって帰ってもらうだけである】
【ならなぜこの青年が包丁を取り出したのか?】

【それは、青年に取って、持って使う武器というのがこれしかないからである!】

(よし……うまく外せよ……切り傷だけだぞ……)

【頭の中でそんな事を考えながら】
【相手が盾を取り出したが何もしないのを見て、仕方なくこちらから仕掛ける事にしたようだ】
【どうやら相手の呟きは聞こえていない様子】

……とう!

【包丁の一本を相手に投げた】
【狙いは相手の足、ギリギリかすり傷程度で済む感じに狙ったが……別にナイフの達人な訳でも無いので狙いは外れ、動かなければかすりすらしないだろう】 <> 肉球<>sage<>2011/06/08(水) 19:08:21.68 ID:WREwU11P0<> /飯落ちです <> 肉球<>sage<>2011/06/08(水) 19:10:18.61 ID:WREwU11P0<> /飯落ちです <> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/08(水) 19:11:08.90 ID:l29mHUCt0<> >>236
【同じ公園でベンチに座っていた女性 外見年齢、20歳かそこら】
【着物の上にジャケットと、アホみたいに目立つ格好で】
【と、そこに飛んでくる缶が!コースは顔面直撃コースだ!】

「あらあらあら―――」

【随分おっとりとしていた女性は、缶を視認すると同時に雰囲気が激変した】
【さらに、瞳の色がブラウンから蒼に変わり、素早い動きで缶を顔の直前で掴み取った」

「・・・全く、誰だ?こんなつまらない事をするやつは」

「―――アイツか・・・ それっ!」

【溜息をつきながら、飛んできた空き缶を一瞥して周りを見渡す】
【飛んできたコースには一人?しかいなかったので、ネコミミ少女だと確信する】
【そして、座ったまま空き缶を投げ返した 中々見事なコントロールだ 高い放物線で、頭の上に真っ直ぐ落ちていく】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 19:11:22.45 ID:qpod7U4No<> >>239
/まだまだ募集中...っ <> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/08(水) 19:11:48.68 ID:l29mHUCt0<> >>248
/了解です
/いってらー <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/08(水) 19:14:45.51 ID:pIMU4LI20<> >>239
【そんな少年を、公園の入り口付近から発見する全身真っ黒な少年】
【もちろん、肌の色まで黒というわけではないが後ろで結ばれた黒い髪に黒いパーカ、黒いTシャツ、黒いカーゴパンツ】
【この服装をしているのが、もっと長身で顔が老けていてマスクでもしていたら、通報されていたかもしれないが】
【自動販売機の前にいる少年と、対して変わらない歳の彼が着ている分には対して問題ないだろう】

「……」

【予定より散歩が長引いてしまったので、公園に入るのはやめて早く帰らなければならないのだが】
【お節介な少年は、自分より小さく困っている存在を助けたいと思ってしまったらしく】

【公園内に入り、少年に駆け寄る】
【が、直ぐに声をかける勇気はなく、明らかに少年を気にしながら自販機と彼の周りをうろうろとする】
【怪しい人に他ならない】 <> 【武盾装攻】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 19:22:36.91 ID:u562iJkAo<> >>246
【『攻撃を紙一重で避けた!』】


「―――なっ……ってぇなぁこんのヤロウ……ッ!!!」

【―――なんて事はなく、そもそも常人の反射神経では飛んでくる凶器を易々と回避するなんて事は不可能であり】
【なにより死への恐怖やこの場の緊張、勘違いとは言え相手への一種の畏怖感情による思考の加速化及び混乱】
【そんな状態で足を満足に動かせるわけもない―――が、動かせない訳ではない、赤ん坊でも手足を動かすことは可能なのだ】
【つまるところ、要点を言うと、結果とまとめてしまうと、ようするに、避けようと思って足を動かしたら少し深めに足に掠りました】

「クソッ……このキチガイ野郎!!!」
「そ、そっちがその気ならこっちだって殺ってやろうじゃあねェかッ!!!」

【そう叫んでから盾の柄を持つ手にグッと力を入れると、その思考を電気信号として受け取った盾の内部でアクションが発生し】
【《Tranceformation "BIGSCISSORS" active onlin》という男性型の電子音声を発しながら盾の下部に青い線がピシッと走り】
【ガゴンッ―――と音を立てた途端、盾がまるで大きな鋏かのように開きだし、その鋭利な二つの刃をギラリと光らせる】

「こ、後悔してもしらねぇぞクソ野郎ッッ!!!」
「この俺を敵に回して生きて帰れると思うなよぉぉ!!」

【と叫ぶのではあるが――――それでも、本人自体は動かない―――――悲しいかな、無能力者根性が染みついてしまっているらしい】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 19:24:16.41 ID:BhvwuRQso<> >>252
......。 ...ん

【諦めて別のを買おうかな。足を確りと地に着け、そんな事を考えていたときだった】

【明らかに自分に対し意識を置きながらうろうろと歩く、少年が居た】
【辺りはもう薄暗く、公園にいるのは彼と自分のみである―――、明らかに、不審な】

...どうかしたんですか?

【相手の逡巡とは裏腹に、あっさりと少年は声を掛ける】
【表情こそ無表情で、瞳から発せられる光も冷めていた、が声からは微かに警戒心が滲み出ていた】

【まさかこんな少年が良からぬ事を、などとも思うが、この町に来たばかりでどんな所かも解らないし】

【加えて相手の黒尽くめと言う格好が、何となく妖し気なオーラを醸し出していた。】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/08(水) 19:28:39.04 ID:pIMU4LI20<> >>254
【少年が視線を自販機から逸らし自分を見る】
【突然声をかけられ、びくりと肩が震える】
【別に悪いことをしていたわけではないのだが、反射的に】

【無表情で冷めた視線、声から伝わる警戒心に少しびくつきながら話しかける】

「えっ、あ、いやなっ、失礼かもしんなけどちょっと困ってるみたいだったから」

【彼が身長が低いことを気にしてたらまずいなーとか】
【実は自分が思い違いをしてて彼は困ってなかったりしないかなとか】
【そんなことを考えながら慎重に言葉を選ぶ】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/08(水) 19:28:57.66 ID:Ig1IC8Ej0<> >>253
【青年は一瞬、心の中で、よし!とガッツポーズを取った】
【うまくかすった!と思ったのである】

【しかし】

……あれ?

【よく見るとちょっと出血が酷いような気がする】
【もしかして、相手が下手に足を動かしてしまったのだろうか?】
【とここまで推測し、次に相手の行動に目を丸くした】
【なにやらあの盾は機械的工作が施されていたようで、大挟に変形した】

【あれ?やばくね?】

待て!待つんだ!今のはわざとじゃない!話し合おう話し合おう、な!?分かるって、話せば分かるって!

【包丁で牽制も出来るが、何だか牽制で致命傷を与えてしまいそうで怖い】
【ということで、とりあえず和平交渉を持ち出す事にした】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 19:40:14.73 ID:BhvwuRQso<> >>255

【声を掛けると目の前の少年の肩がぴくりと震えた。】
【果たして余程気が弱いのか、其れとも本当に後ろ暗い事を】

...あ、ああ

【併し少年の口から発せられた言葉は少々予想外、少しだけ驚きを露にし】
【納得した様に声を上げる。まさかそれだけの為に公園に?、そうだとしたら余程親切なのだろうか】
【相手の気遣いを他所に少年は自然体であり、やはりその歳では異様といえる程冷静であった】

...あれ、飲みたかったんです

【そう言って指差されたのは自販機の最上段に位置するボタン】
【それはごく普通のオレンジジュース、やはり味覚は年相応の様子で】
【因に料金は既にもう入っている。顔は俯き加減、だが何処か期待した様な視線を時たま少年に向けた】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/08(水) 19:46:00.07 ID:pIMU4LI20<> >>257

【どんなリアクションをするのか、疎まれたりしないかと考えていたのだが】
【少年は意外に素直に悩みの種を明かしてくれた】
【自ら歩み寄ったわけだがなんにせよ頼ってもらえると言う事実に顔を輝かす】

「わかった!」

【この街に来て変わった人に会うのに慣れてしまったのか】
【見た目よりも冷静な少年に大した違和感は感じていない】

【料金が既に入ってることを確認してから、腕をあげて彼が指差した――自販機の最上段にあるオレンジジュースのボタンを押す】
【少年は基本炭酸飲料ばかり飲んでいるので、あまり飲んだことのないジュースだった】

「はい!」

【ガコン、と音を立てて自販機の取り出し口に落ちてきたジュースを、持って少年に渡す】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 19:56:45.75 ID:BhvwuRQso<> >>258
【少年は悩みの種を話すとどうやら、表情が明るくなったようだった】
【自分としては取り立てて矜持が高い訳でも無く、話さない理由こそ皆無だっただけなのだが】
【喜んでもらえれば嬉しいし、...オレンジジュースが飲めれば、もっと嬉しい。】

ありがとう、ございます

【ガコン、と自販機特有の音が発せられ、取り出し口からジュースが】
【相手に差し出されたそれを、お礼を言って受け取ると少しだけ苦闘しながらプルタブを開け】
【少しだけ傾けながらゆっくりと中の液体を喉へと流し込む。...軈て、缶を口許から離し】

...おいしい

【淡白な表情に、控え目ながら笑みが浮かび。小さな声で独白が一言】 <> 【武防破壊】<>saga<>2011/06/08(水) 19:57:50.43 ID:FHAeiWjV0<> >>241
「大剣を使う所を見ると、あまり頭を動かしてないと見たが……まあ、魔力云々に関してはまだ我の知識不足だな。」

外見からしてあまり頭を使いそうにない、と見たらしい。大剣何か特にそうだと、遠慮するつもりがないのか天然なのか、どちらもなのだが。

「剣を振るうのが楽しい?我には理解できそうにないな。」
「確かに我にも剣を扱う物としての目標、という物はあるが、それとは別のようだな、剣を振るうのが楽しい、等とは普通は思えそうにはない。」

この青年でも目の前の女性の言っている事が普通ではないというのはわかるようで
隠す気もなく、そのままに狂っていると口にもらす。

/遅れて、申し訳ないです <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 19:58:39.55 ID:t4hAyHxIO<> (武防破壊さんすいません。)
(ひょっとしたら自分も遅れるかもです。) <> 【肉球拳法】特殊効果付きねこぱんちで、わるいひとをやっつけるぞ!@うぃき<>sagesaga<>2011/06/08(水) 19:58:46.55 ID:WREwU11P0<> >>249
「…ふぎゃっ!」カコンッ

【見事、直撃】
【軽い音とともに痛みが走り、その場にしゃがみ込む】

「にゃ、にゃんで向こうから空き缶が…?」

【自分で蹴ったことは完全に忘れている】
【都合の悪い記憶は即削除であった】

「…あ、すみませ〜ん!ここらへんで空き缶を人にぶつけようとした危にゃい人みませんでしたか?」

【ベンチの女声を見つけ、話しかける】
【結構失礼だが、自覚はない】

/ただいま帰還しました <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 20:00:02.37 ID:QnxYyQUIo<>
        コツ    コツ

「………ふぅ……昨日は飲めなかった初恋ジュースを探してみても」
「……………やっぱり、ここにしかないなァ……」

杖を突きながら、少年とも青年とも取れる
良く晴れた日に空を見上げるとソコにあるようなスカイブルーの髪色をした微妙な年頃の男が
熱帯のような昼の暑さに熱せられたアスファルトの暑さに、溜息を吐きつつ
彼が杖を突く音が一際目立つ、暗い路地で、蛍光灯の冷たい光を発光している自動販売機に近づいていっている。

彼はかなり大き目の茶色がかった目隠しをしており
─────皮と鉄を組み合わせており頑丈そうである
足取りは、少しばかり覚束ない。


  ……………コツ  チャリンチャリン………ピッガシャン
                              カコッ…………

「さて……と。   初恋ジュース……どんな味かねぇ……」
「噂では ─────甘くて酸っぱくて、さらには苦く、あまつさえしょっぱいというが………?」


しかし、道に迷うわけでもなく正確に自動販売機のまん前までたどり着いた彼は
懐から小銭を取り出して、初恋ジュースを買う。
────この際、どれがそうだかまったく迷う様子も無かった。
そして、初恋ジュースの缶を開けながら……緊張したような苦笑を口元に湛えている。
時を置かずして、缶を口元に運びながら、一層苦笑いを深め、彼は思っている。

───────俺は、今からある種の”死地”に此の手で赴こうというのか…………っ!!────と


//主に、殺し合い以外を募集!! <> 【武盾装攻】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 20:02:01.23 ID:u562iJkAo<> >>256
「バカにすんじゃねぇッ!!」
「ここで引き下がったら俺のメンツ丸潰れじゃねぇか!!」

【一度威嚇の為にとジョギンッと鋏を勢いよく閉じ、そしてシャンッと刃を大きく開いて見せ、相手に対し威圧を試みる】
【怪我をしてしまった左足の側面の切り傷、どうやら肉を軽く抉ってしまったらしく血がだらだらと垂れ流され】
【強い痛みと出血による脱力感に襲われ、左足が小刻みに震えてしまい、走ったりなんてとてもできそうではない】
【だが、相手をキツく睨みつける態度は一切変えず、いや、一切は言いすぎかもしれないが……とかくも、あくまで抗戦的】

「てめぇがそこで待ってろ!」
「今すぐその首を切り落としてやらぁ……っつ……ぅぅ……」

【―――威勢よく叫んでみるが、歩き出そうとした矢先にズキッとした鈍い痛みが左足に襲いかかり、思わず歩みを止めてしまう】
【暴力的な不良とはいえ、元々女性というのもあって他の不良も中々に手を出し難かったらしく、大した痛みを今までに経験した事が無いのだ】
【となれば、この傷はかなり大きい物と言う印象があってしまい、余計に痛みも増してくると言うものなのだ】
【苦痛を噛み締め、否、噛み[ピーーー]様にまたギリリっと歯軋りをし、目をギュッと瞑って痛みが一旦収まるまで堪えようとするのであった】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/08(水) 20:06:04.32 ID:pIMU4LI20<> >>259
「どういたしまして!」

【ジュースを受け取ってお礼を言う少年に、笑顔のまま答える】
【そして、少年がジュースを飲む姿をじっと見つめていた】
【見た目は自分より年下に見えるが、表情なんかは少し大人っぽい】

「そう、よかった」

【無表情だった少年の顔に控え目にだが笑みが浮かんでいることに少年の機嫌は殊更良くなる】

「……あの歳いくつ?」

【そのままのテンションで、訊いてみる】
【単に気になっただけで深い意味はないのだが】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/08(水) 20:06:56.29 ID:Ig1IC8Ej0<> >>264
め、メンツ!?メンツの問題なのか!?

【何だか予想していたより相手の怪我が酷いらしく焦る青年】
【手を叩けば包丁は消えるだろうが、そうすれば出血がさらに酷くなるだろう】
【だから今は消せない】

【相手がこちらに向かって来ようとするが、痛みに足を止めた】
【流石にまずいと思ったのか】

俺の首より自分の命を優先しろ!大丈夫だ、今取り巻きみんな寝てるから!寝てるから!

【とか言いつつ、急いで相手に近寄よろうとする】
【正直ここまで酷くする気は無かったので、見た目以上にかなり焦っている】 <> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/08(水) 20:10:18.12 ID:l29mHUCt0<> >>262
【見事に命中 年甲斐もなく小さくガッツポーズをしてみたりして】
【表情には出さないように、内心ちょっと嬉しかったりする】

「よっしゃ…―――おっと、いけないいけない」

【相手に聞こえないように、小さく歓喜の声を上げて・・・またしても瞳の色が変化して元のブラウンに戻った】
【雰囲気もそれに準じて、大人しい女性のものになった】

「あらあらあら、そんな危ない人がいるの?」

「私もたったいま、ぶつけられかけたの ちょうどあなたの方から飛んできたわ」

「不思議ねー 私の方にもあなたの方にも飛んでくるなんて」

【掌を頬に当てて、すっ呆けた 別に嘘は何一つ言っていない】
【確かにぶつけられかけたし、少女の方にも飛んできた】
【ただ、それが自分だと言わないだけだ そして、さらに一言付け加える】

「あなたも知らない?私の方に空き缶を飛ばしてきた失礼な女の子」

【シレッと女の子だという情報を加えて、暗に相手のせいだと言っている】


/お帰りなさいー <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 20:11:15.39 ID:RoUiH1ZI0<> >>263
【その目隠ししている少年を遠巻きに見ている―――正確には視界に入っているだけだが―――女性がいた】
【別に目隠しが珍しいとか、初恋ジュースってなんだろうとかそういうことが気になっているからとかではない】
【ただ単に視界に入っているだけ。ただそれだけだ】

「ふふ…」

【ジュースの缶を口に運ぶ少年を一目見、不敵に笑う】
【そして右手を肩の高さまで上げ、人差し指を少年に向ける】
【間もなくビームが発射された】

「不意打ちってね……」

【狙うは――――】

「バレずにするものだから」

【――――少年の口元にあるジュースの入った缶】
【もし命中すれば缶には穴が開き、少年の顔にジュースが降りかかることだろう】 <> 【変幻承腕】wiki<><>2011/06/08(水) 20:16:25.14 ID:6WgBGKd/0<>
ふむ……

【白い男がいる。掴み所が「削げ落ちた」かの様な雰囲気を持つ、
 白いスーツを羽織った白い髪の男。男は花が落ち緑樹となった桜の木を見つめている】

『桜の樹の下には屍体(したい)が埋まっている』か。
成る程、良く言ったモノだね。
花は散ろうと、未だ妖艶だ。

【月光に照らされ、吹き抜ける風の中に立ち尽くすその白い姿は、
 まさしく幽鬼の様。夢に囚われ狂った愚かで美しく凄絶な、鬼】

/こいよ能力者……銃なんか捨ててかかってこい! <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 20:16:55.99 ID:Sr4+vJaeo<> >>265
【ずっとニコニコと笑顔を崩さない目の前の少年、何がそんなに機嫌よくさせるのか】
【少年にはそれがよく分からなかったらしく、少し不思議そうでもあった】

...13、ですけど

【急に歳を聞かれると、やっぱり不思議そうに、小首を傾げてみせ】
【少し間を置いて再びオレンジジュースに口をつけた。その間の表情はやはりあどけない】 <> 【肉球拳法】特殊効果付きねこぱんちで、わるいひとをやっつけるぞ!@うぃき<>sagesaga<>2011/06/08(水) 20:17:37.53 ID:WREwU11P0<> >>267
「全く…にゃんて危険なことを…」
「?…そっちにも飛んだのにこっちでもぶつかってて…ん?」

【全然わかっておらす、首が取れそうなほどかしげてる】
【あほのこなんです】

「女の子が空き缶を…つまり!容疑者はこの公園内にいる女の子…」

【今は何というか微妙な時間で、大抵の子供は公園以外の場所にいる】
【当然、今この場にいる「女の子」はこいつ一人となる】
【首をかしげて考え込むこと一分…】

ド       「…犯人は、この私だァッ!!」          ン!

【よくできました】 <> 【武盾装攻】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 20:17:39.26 ID:u562iJkAo<> >>266
【相手が慌ててこちらへと近づいてくるのを見ると、鋏を持ち上げて二つの刃の間の部分の高さを相手の顔の位置と合せ】
【そのまま両脇を隙間なく腕とくっ付けて構えやすい体勢を取り、こちらへと相手が近寄れないようにしてしまう】
【もちろん、横からならば近づけるであろうが、刃を相手に向けている以上は正面から近づくのは困難であろう】

「これくらいで死ぬ訳ねぇだろっ!!」
「こんなんツバでもつけときゃ治るんだよ……!!」

「っつゥーか何様のつもりだ!?てめぇの投げた包丁が原因だろうがッ!!!」

「包丁投げてくるとか本当に正気の沙汰じゃねぇよ!!俺を[ピーーー]気かッッ!!!」

【武器を先に持ち出したのは一体どちらなのだろうか、それに鉄パイプで人を殴っていたら辺りどころが悪ければ一撃で死んでしまう気がするのだが)
【しかし、彼女は一般人とは言え不良……まだまだ子供であり、善悪観念のイロハもロクに理解できていないガキ同然なのだ】
【包丁を投げてくる方も方であるが、リンチをする方もする方である、一概にどちらが悪いとは言い切れない気もする状況】

【だが、少女からしてみればこの激痛の原因は確かに相手のせいなわけであって……怒りが頂点に達しないわけがないのだ】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 20:17:42.03 ID:Hz9tMH1F0<> 【街外れの森の中 (夕)】

「〜〜〜♪」
【少し開けた場所、鼻歌交じりに青年は弓と矢を握り的当てをしている】

【トントントンと心地よいリズムを奏で木に矢が刺さる】

「……はっ!」
【今度は早撃ちの練習か一瞬で腰の矢筒から矢を取り出して木のど真ん中に当てる】
(……これは練習だな)
【小休止か一息を付け出す青年、ちなみにリュックは木の下、夜だから置いた本人以外わからない】

/殺し合いは無しでお願いいたします <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 20:20:28.59 ID:QnxYyQUIo<> >>268

さて、所変わって、この彼。
実は、周りに二つ不可視の眼を浮かしており
ソレによって、視界を得ているわけなのであるが

────もちろん、(言い方は変だが)眼の目の前に居る、女性のことを見ていないわけではなかった。

──しかし


「────ッ!?  うわばらッ!??!」


不可視の瞳は、自身とは別の視点で物事を見ているため
彼は、一瞬誰に向かってそのビームが発射されたのか分からなかったのだ。
そのため、女性が放った、そのビームは見事なまでに缶を打ち抜き………
───彼の顔……否、彼の全身に初恋シャワーを浴びせかけた


「……ッッッ!! うげっ ごほっごほっ! にがっ!すっぱっ!? しょっぱッッッ!!!???」

「………ゴハッ……ま……マズぃ……超怒級に不味い……ゲホッゲホッ」

そう、巷の噂はあながちと言うより、一欠けらも嘘が混じっていなかった。
───甘いし、酸っぱいし、苦いし、しょっぱい。
彼は、その4つの神味(?)を同時に含んだシャワーを口一杯に頬張ってしまいむせ返る。
ピンク色をした、初恋ジュースが、黒いアスファルトの地面に飛び散っている。


<> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/08(水) 20:21:51.10 ID:T4cVNKsFo<> ーどこかの看板のない酒場

誰もいない、看板も立っては居ない酒場一人の女性が、そのカウンターに腰掛けて、グラスに入る赤いワインを飲んでいる
そうカウンターに座っている、椅子ではない、カウンターに

カウンターに腰掛けて、その伸びる長い足は椅子の上
この世の物では無い美しさ、美貌を持つ、全身、純白である女性が、その赤いワインを手にカウンターに座っている

女性以外は誰もいない、
ここは看板も無い、一つの酒場、小さな酒場

ここが今の彼女の住む場所である、酒場の店主、そう言う感じ

不敵な笑みを浮かべて、グラスを手に赤いワイン
吸血鬼であるその女性、ただ存在する吸血鬼と言われているような者では無い

霧化、獣化、特性は無く、悪く言えば、出来そこない、そう呼ばれるかもしれない、
否、決して出来損ないではい、他の特異点がある、ほかの吸血鬼にはない特異点、そんな吸血鬼、

椅子には、ホコリが溜まり、客も入りもない、それはいとも容易く理解できるであろう

「あなたは…何を守りたかったの?人間の何を?」
「私には…分からない、あなたの考えも…私たちを蔑ろにし…勝手に恐怖して…勝手に恨まれて…殺されて…」
「そんな人間のなにが守りたい?分からない…」


その汚い、看板もない酒場で、絶世の美貌を持つ女が、カウンターに座って赤いワインを飲む
誰もいない女一人の酒場で、誰に話しているのか…それすら分からない

明かりもつかない、月の光のみが挿し込む、そんな酒場

<> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/08(水) 20:24:16.79 ID:pIMU4LI20<> >>270

「じゅうさん?」

【もう少し下かと思っていたので、少し驚いて訊き返す】
【訊き返してから、あ、しまった。と思う】
【そんなことを思っていたのが伝わったら、彼は機嫌を悪くするのではないかと思ったのだ】

「わ、ごめん今のなし」

【再びあどけない表情でジュースを飲む少年に向かって続ける】
【おろおろビクビクとした態度が見て取れるだろう】 <> 【深層抱擁/呪縛式】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 20:24:33.44 ID:jsJloNB6o<> >>269

「死体のお陰で綺麗たァ、その桜は怪異かなんかじゃねぇのか?」

桜の下に立つ一人の白い男に話しかける者が一人
赤い髪を靡かせ、真紅の瞳を向ける――熱血バカだ

男の傍に近寄りながら桜を見上げるその横顔は、何も考えていないように見える

そこに人がいたから、話しかけ
桜があったから、見ている

ただそれだけ――深い考えなど持ってはいなかった

「あんた、何してんだ?」

立ち止まり、両腕を組んだ姿勢で問いを投げかける <> 【白澤半人】白澤の血を持つ半人 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 20:25:49.50 ID:ZgWCgIyTo<> >>269

特にこの桜は沢山の人を「喰った」そうだ
そこらを掘り返せばこの枝の数より多い死体があるだろうな

【す、と後ろから現れる女性】

こんばんは
やはり花が散ったあとの桜は夜に限るな

【妖しげな微笑みを浮かべつつ、男の横にたって桜を見つめる】 <> 【白澤半人】白澤の血を持つ半人 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 20:26:46.09 ID:ZgWCgIyTo<> >>278
/なかった事に! <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/08(水) 20:27:08.36 ID:Ig1IC8Ej0<> >>272
いや、お前それ死ぬぞ?出血多量でちょっとアブないぞ!?

【ツバつけて治る訳ねーだろ、と心の中で呟く】
【挟の刃をこちらに向けられ、ジワッと冷や汗をかく】
【が、相手が心配なのかその場から逃げるような真似はしない】
【しかし横から動いたら、本当に相手に殺されそうである……どうしたもんか】

馬鹿かお前、殺す気だったら足じゃなくて、胴体だとか首とか狙ってるつーの

【少しボリューム下げた声で言った】

俺がかすり傷で済ませてやろうとしたのが分からなかったか!

【むしろあのままだったら当たってすらいませんでしたよ?】
【だんだんイライラの色が混ざってきたようで】

鉄パイプで人リンチする奴が正気の沙汰を語るか!馬鹿?ねえ馬鹿だろ?馬鹿ですよね!?

【だんだんと挑発気味になってきた】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 20:27:08.51 ID:RoUiH1ZI0<> >>274
【見事に思惑通り少年の顔面に不味いジュースはぶちまけられた】
【全身がピンク色をした液体で濡れる】

「ふふ……」

【口の端を釣り上げ、引き攣るように笑う女性】
【ちなみに内心では腹を抱えて大笑いである】
【そしてトコトコ少年に歩み寄り、これで拭けとでも言わんばかりに薄いピンク色の布を少年に差し出す】

「申し訳ありません…手が滑ってしまいまして……」

【さっきまで笑っていたくせに、今は泣きそうな顔をしている】
【すばらしいポーカーフェイスの持ち主である】
【ちなみに差し出した薄いピンク色の布の正体は女性用のパンティである】
【ただし、女性の手に握られているそれは今現在少年から見ればただのタオルのようにしか見えないだろうが……】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 20:28:51.83 ID:t4hAyHxIO<> >>260

「…うるさいわねいちいち…」

【しかし、「天は二物を与えず」という言葉の通り、】
【彼女はあまり頭は良くない。一般常識を辛うじてで持ち合わせている程度だ。】

「ま、私も目標はあるけど。それとは確かに違うわね。」

【肩を竦めながらそう言葉を紡ぎ、】
【やがて女はもう一度時計を見やる。二本目の煙草を】
【灰皿に投げ捨ててから、】

「あー…それじゃあ…そろそろ行くわ…」

【と別れの言葉の後、踵を返した。このまま何もなかったら、】
【やがてその場から居なくなるだろう。多分。】


(お待たせしましたー!) <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/08(水) 20:29:53.30 ID:ZgWCgIyTo<> >>273
む?

【何処からか矢の音がする】

誰かおるのかの

【小走りに音の方へ走っていくと、青年が見える】

……見事じゃなぁ

【一応木陰に隠れつつ、ぽそりと呟く】
【隠れてるつもりで尻尾が見えてるかもしれない】 <> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/08(水) 20:33:22.91 ID:l29mHUCt0<> >>271
「ええそうね、とっても危険だわ」

【後半の言葉をあっさりと無視して、相手に同意する】
【結局ぶつけたのは自分だけだというのに、全く悪びれていない 怖い女だ】

「本当に危なかったわ・・・ もうちょっとで当たっちゃうところだったの」

【怖いわねーとか言いながら、少女の反応を見て楽しんでいる】
【一分間ほど考えていたようだ その間、女性は少女見つめてニコニコと笑っていた】

ド       「…な、なんですってェッ!!」          ン!

「―――はい、よくできましたーー!」パチパチ

「それで、私に当たりそうになった事に関して何かあるかしら?」

【相手のノリに合わせて、大げさなリアクションを返してあげた】
【そして、拍手しながら10年以上前に我が子を褒めていた時のような感じで拍手を贈る】
【自分からぶつけておいて、そんな事を言うのだった ニコニコと笑顔だが、後ろに仁王が見える気がする】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 20:35:17.77 ID:Sr4+vJaeo<> >>276
...

【回答に対し少年は少し、意外そうな風に見えた】
【ジュースから口を話すと、少年へと澄んだ視線を真っ直ぐに向ける】

...別に、怒ったりしませんよ

【無表情だが声色は少しおかしそうに、そう言った】

【こういった話をする事自体希有ではあったが、したに見られるのは日常茶飯事であり】
【一々そうやって怒る程少年の沸点は低く無かった。からかわれれば怒るだろうが】
【どう見ても自分の方が年下に見えるが、目の前の相手はどう見てもびくびくとこちらの反応を伺っている様に見える】

【その様子は少し、おかしくもあり。...無表情だから解り難いだろうがそこまで、気難しい訳ではない】

お兄さんは、どうしてここに?

【そして兼ねてから、微妙に気になっていた事を聞いてみる】
【口数は少ない方ではあるがどうやら、幾分か話し易い相手だと判断したようだ】 <> 【変幻承腕】wiki<><>2011/06/08(水) 20:35:57.06 ID:6WgBGKd/0<> >>277

ふむ、成程そのような考え方もあるね。
ただ――――それでも、桜は美しい。

【白い男は能面の如く感情の削げ落ちた微笑を浮かべ、
 突如として声をかけてきた男にも物怖じせず穏やかに返答をする】

何、少し花見をしていただけだよ
あまりに……余りに月が綺麗な夜だったのでね。

――――君も、そうなのではないかね?

【そこで白い男は初めて相手の方へと目を向ける
 その瞳に在るのは光でも闇でもない、深淵を彷彿とさせる暗い澱み】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 20:37:18.04 ID:Hz9tMH1F0<> >>283
(早撃ちか新技の練習どっちから…ん?)
【考え事をする時ちらりと獣の尻尾が目に入る】

(…珍しいなこっちから来る動物なんて)
【矢を仕舞いつつ木に隠れている者の正体を知ろうと木に近づき始める】
【理由は好奇心、どんな動物か知りたいが為に練習を中断した青年であった】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 20:37:28.44 ID:QnxYyQUIo<> >>281

彼は、近づいてくる女性を、不可視の瞳で見つめながら
彼のピンク色のジュースを被り、濡れた顔と目隠しを向ける。


「…………あ、あぁ……どうも?……」

先ほどまでの不敵な笑いを、”眼”で見ていた彼は、若干目の前の女性をいぶかしむ様に
口元を捻りながらも、親切にもタオルのようなものを差し出してくる女性に対して
感謝の意を示しながら、そのタオルと言う名の『例のあれ』を受け取り………


「…………手が滑ったならしょうがねぇ………って」

「───なんだこりゃあぁぁあぁああぁああぁあぁぁあ!!!???」

そのタオルと言う名の『例のあれ』で顔を少し拭いた後に………
────その『例のあれ』を手を躍らせて放り投げながら、叫ぶ。
その『例のあれ』は、風にあおられることもなく、パサリ と乾いた音を立てて、地面に落ち
地面のピンク色の液体を、吸い取る。
とりあえず、当然と言えば、当然の結果だろう。 相手の挙動からすれば。


「………え? 何!? 新手!? 新手の新興宗教、もしくは、イジメ!?」
「 何なんだ!? 金なら無いぞ? やるのかこのヤロー!!」

そして、動転した様に頬を赤らめて、言葉に詰まりながら、堰を切ったように言葉をマシンガンする。
挙動不審である。
──────特に、最終的に何故かファイティングポーズを目の前の女性に取ったところが。 <> 【肉球拳法】特殊効果付きねこぱんちで、わるいひとをやっつけるぞ!@うぃき<>sagesaga<>2011/06/08(水) 20:38:29.19 ID:WREwU11P0<> >>284
「それはそれは、犯人はいますぐ土下座して大声で謝るべきだにゃ」

【おま、おっおまお前…】
【当てられたのはこちらだが、空き缶と言うワードで普通自分が悪いと気付くだろうに】

「わーいほめられたー!」
「ふっこの名推理によって犯人も反省を…ん?犯人…?」

ド    「すみませんでしたァァァァァァァ!!!」   ン!

【大声】
【土下座】
【何というか、安いギャグ漫画のような展開だ】 <> 【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ/地竜石<>saga<>2011/06/08(水) 20:39:39.20 ID:u/HRM3b8o<>
「――――ふむ、困った」

鬱屈とした森の中、どことなく野性的な風貌の男はぽつりと呟いた
腕を組み、木々の隙間から漏れる月光を見上げる

男は、ちょっとした広場になっている此処を休憩所として使っていた
しかし零した言葉の通り、男は困っているのである


/遅レスになるかもですが絡み待ち <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/08(水) 20:41:16.31 ID:ZgWCgIyTo<> >>287

む?終わりなのかの?

【近づいてくるのに気づきひょい、と顔を出す】

かっこ良かったぞ!

【ぱちぱちと手を叩いて褒める】
【見た目はどう見ても童女に狐耳尻尾な容姿である】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/08(水) 20:41:23.29 ID:pIMU4LI20<> >>285
「あ、うんごめん」

【声色はおかしそうなのに、無表情な少年に少し違和感を感じながら答える】

【無表情なので彼が本当におかしそうにしているのかわからないが】
【仮に無表情でなくても、本当かどうかなんてわかんないのだが】

「お兄さんって程年上じゃないよ。歳も一歳しか変わんないし」

【お兄さんと言われ、少し慌てながら言う】

「えっと散歩で」

【こちらは普通に答える】
【本当は公園には入らない予定だったが、この少年を見つけて入ってきたとかそんな詳しいことまでは話さない】
【気を使わせるのも嫌だし、第一押しつけがましいだろう】 <> 【武盾装攻】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 20:43:13.23 ID:u562iJkAo<> >>280
「てめぇは曲芸しか何かか!?」
「でなけりゃ、狙ってかすり傷で済ませれるとでも思ってるのかよてめぇはよぉ!!」
「もし、もっと足に深々と刺さったらどうしてくれるつもりだったんだ!えぇ?」

【口減らずとは正にこの如し、怒鳴る声量は収まるどころかむしろ大きくなる一方である】

「ハーッ!もちろん俺は正気だねッ!!」

「能力者なんて化け物が我が物顔で歩いてるからいけねぇんだよ!!」
「てめぇも覚えとけよ!!今にこのボッコボコにしてやるからなぁ!!!」

【とは威勢が良いが、段々と平均間隔が遠のいてくる、いや、意識が遠のいてきたのだろうか】
【恐らくは出血による貧血症状、これだけ急速に貧血になったことを考えるとショック症状が起こる可能性も浮上してくる】
【だが、そんな医療知識など持っているはずもなく、前述した通り大抵の怪我は"ツバでもしとく"ので知識なんて乏しいもの】
【左足のガクガクとした震えは次第に振り幅を大きくしていき、徐々に立っているのすら困難にさせて行っているようだ】
【足に包丁が刺さった場合、筋肉繊維や神経に多大なダメージを与える、それに怪我を放置すれば黴菌が入り化膿する可能性すらも存在する】
【化膿しなくとも、何らかのウィルスに感染し怪我をした部位、今回は左足であるが―――感染した部位が壊死し、斬りおとす必要性がある前例も存在するのだ】
【とまぁ、傷や怪我と言うのはこれほどまでに死亡や人生を変化させてしまう危険性があるのである、少女は不良さながらの油断っぷりであるが】 <> 【深層抱擁/呪縛式】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 20:45:16.41 ID:jsJloNB6o<> >>286

「ふん、美しいってことに異論は無いな」

白い男の言葉に、大きく首肯を返す
相手の無感情の笑みにも深い疑問を抱かず、ただ同意だけをした
桜が美しいという点には何の異論も無かったのである

「花見―――か」

さほど大きくなく自分自身に言い聞かせるように呟いたその言葉とともに、桜の木を見上げる
そこにあるのは緑樹の姿
相手の言葉に疑問が生じる

「そうかもしれないし、そうでないかもしれん。花見では、無いからな」

否定せず、肯定もしない

「見るべき花はどこにある?」

白い男の顔を見据え、単純な疑問を投げかける
ただ直情的な炎を燃やし続けるその瞳で、相手の瞳を見つめ返すように <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 20:45:54.65 ID:RoUiH1ZI0<> >>288
【またも見事に少年が騙された。嬉しい】
【しかし今度は微塵も顔に笑いを浮かべず…といっても勿論内心では馬鹿笑いしているが】
【さらに申し訳なさそうにして頭をペコリと下げる】

「間違えました…」

【どう間違えたらタオルとアレを間違えるのかを聞きたい】
【いや、それより何故アレを持っているのかを聞きたかった】

「すみません……いじめです……今拭きますから…」

【あまりにも自然に「いじめです」といった女性。自然すぎて気づかないかもしれない】
【そしてフラフラと少年に近づいていき、ポケットから取り出したハンカチで少年を拭いていく】
【隅々まで拭いていく、丁寧な手つきで少年の顔なども拭こうとする】

「いやあ…本当にすみません……」

【演技かかった口調でそういった】 <> 【武防破壊】<>saga<>2011/06/08(水) 20:45:55.73 ID:FHAeiWjV0<> >>282
「そういう物は性格に現れると思っていたが、我の言う事は間違っていたか?」

まあ、我も学問はできた物ではないがな、と付け加える。
それが本当か否か、皮肉でいったのかどうかは、わからないが。どっちの答えもありえそうだ。

「じゃあな、次にあう時は多少は聞き分けがよくなっている事を祈ろう。」

別れの挨拶までもが上から目線で、相手が去ろうとすると別の方向に自らも立ち去ろうとする。
こちらも引き止めなければいってしまうだろう。間違いなく <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 20:48:15.62 ID:A3O01WHyo<> >>296

「…はいはい。それじゃ…」

【振り返ることなく、女はゆらゆらと左手を振り】
【相手を見送った。】


(乙でしたああああ!!!!) <> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/08(水) 20:51:11.83 ID:l29mHUCt0<> >>289
「そ、そこまでは求めていないのだけど・・・」

【とても愉快な少女に、苦笑を浮かべてしまう なんとも…なんともな少女だ】
【しかし、見ていて飽きない少女だ もって帰ったら駄目だろうか】

「ええ、とってもお利口だわ! 自分を犯人だと認める辺りが!」

「―――あらあらあら、本当に土下座しちゃったわ・・・」

【少女の土下座に、今週最大の苦笑を浮かべてしまう】
【いよいよベンチに座りっぱなしとはいかなくなってきたので、立ち上がって少女の横に移動してしゃがみこむ】

「そうね、駄目よ?人向けてに空き缶を飛ばしちゃ」

「でも、自分で謝れるのは偉いわよ」

【しゃあしゃあとそんな事をほざく女 その顔に、後悔は全く見られない】
【あくまで被害者面で、土下座する少女の頭に手を伸ばして撫でようとする ネコミミが気になる・・・】

<> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/08(水) 20:52:10.43 ID:Ig1IC8Ej0<> >>293
うるせぇ!こう、うまーくかする予定だったのに、お前が動いたから!

【なんとも理不尽な言い分である、どっちもどっち】

【しかし青年は、相手の次の言葉に一瞬黙った】
【『能力者なんて化け物』】

……無能力者だとか能力者だとか言ってるが
結局は、自分が弱いのを正当化する為に逃げてるだけだろうが
まさか能力者の奴らが、能力を下さいって神様に頼んだとでも思ってんのかよ?

【抑揚の無い声で呟くように言いながら、相手を睨みつける】
【そして、相手の左足をチラリと一瞥すると】

挟を退けろ、俺の包丁でお前の足を切断したくは無い

【と呟くと同時にしゃがみ込み、半ば強引に相手の左足を掴もうとする】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 20:52:31.08 ID:Hz9tMH1F0<> >>291
「…あっありがとう」
【一瞬脳内がフリーズした、なぜならこの少女只者じゃないからだ】

「えーと…ここで何してるの? あぶないよ」
【とりあえずこちらから話しかける、注意の言葉をかけてみるがおそらくこの子は普通じゃない】
【そう考えながら苦笑いで青年は考える】 <> 【変幻承腕】wiki<><>2011/06/08(水) 20:53:29.04 ID:6WgBGKd/0<> >>294

花はあるとも――――心の中に。

【白い男が両腕を広げると風が吹き、飛ばされた葉が吹雪の様に宙を舞う
 宵闇の中を、月光を反射し輝く葉は、まるで花弁の如く】

さて、青年。折角の夜だ。
ここで逢ったのも何かの縁。
少し「大人」の享楽に付き合ってくれないかね?

【そう言うと、白い男は相手に白い手袋を嵌めた掌を向ける】

月の綺麗な夜には、子供の様に舞おうではないか。

【それは、まるで踊りにでも誘うような――――武闘への誘い】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 20:53:57.30 ID:Sr4+vJaeo<> >>292
...そうなんですか

【一つ違い、という事は相手、十四歳と言った所か。そんな事を考えつつも、表情は少し困惑気味に】
【詰まるところ微妙に年上な少年をどう呼んだら良いか、迷っているのであった】

【気を取り直す様にジュースに口をつけ、口腔を潤し】

...なるほど、散歩ですか...

【落ち着いた声でそう、相槌をうった。空を仰ぎ見る】
【空は既に黒く塗りつぶされ、所々星が瞬いていた】
【散歩にしては少し、遅い時間じゃあないか―――?そんな事を、ふと考えるが】
【自分が言っても傍から見れば同じようなものだし、恩人でもある訳で】
<> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/08(水) 20:55:05.17 ID:ZgWCgIyTo<> >>300

わらわに危険なことなどないぞ!

何故ならわらわは稲荷神だからじゃ!
【\ババーン/】

こんな山奥で修行してたのかの?

【パタパタと尻尾を振りつつ】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 20:55:47.56 ID:QnxYyQUIo<> >>295

さりとて、彼も男。
女性に、素直に頭を下げられて、許さぬ!などと豪語することも出来ず
何とも言えない苦笑いを口に浮かべて、ピクッとこめかみを一瞬動かしただけで終わった。
しかし、此の彼。 ファイティングポーズにまったくツッコミが無かったせいで
素晴らしく、無様。


「………おほん………まぁ、間違えたんなら………」

壱つ、咳払いをすると、ファイティングポーズを解き
いたって普通の体勢に戻り、しょうがないかぁ……といった風にスカイブルーの髪を掻く。


「………いじめなら、しょうが………しょうが?………しょうがなくねぇ!!」

「謝る前に、何故こんなことをしたァ! 理由を言えぃ! 理由を!!」

拭かれる彼。 字面だけ見ると中々卑猥であるが光景としては、シュールレアリスムな感じである。
いたって、自然にイジメなことを伝えられたため、少年は拭かれ始めたのにも気づかず、思考を深くしていた。
そして、不覚にも、5秒ぐらいした後に、ようやく気づき。
顔を女性のほうに向けながら、顔を赤らめつつ言う。
そのとき、丁度顔を拭こうと女性がしていたため、爪が頬に突き刺さって、少し涙目になっている。 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 20:57:15.68 ID:Sr4+vJaeo<> >>302
/すみません、飯落ち! <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>saga<>2011/06/08(水) 21:00:05.21 ID:FHAeiWjV0<> >>297
はい、絡みありがとうございました!

>>275
まだいますか? <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 21:00:07.28 ID:Hz9tMH1F0<> >>303
「かっ…神?」(なん…だと…)
【苦笑いを続けながら青年は思考する、確かに少女の言う通り人間じゃ無さそうだ、尻尾ついてるし】

「あーうん、街じゃ迷惑になるしね、と言うより君は神様なの?」
【内心汗を出しつつ問う、もし事実なら自分は今すごい人と会話しているぞ】 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:00:42.33 ID:T4cVNKsFo<> >>306
いますですよー <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/08(水) 21:00:46.22 ID:pIMU4LI20<> >>302
【少年がジュースを飲むのを見て、自分もなにか買おうと自販機の方へ目を移す】

「うん」

【目を上から右へ下から左】
【それを繰り返して、結局いつも通り炭酸飲料に止まる】
【でも今回は、少年の影響もあってかグレープ味である】

「君はこんな時間になにしてるの?」

【値段を確認して、ポケットに入っている小銭を漁る】
【100円一枚と10円五枚を自販機に入れて、グレープ味のジュースを買う】 <> 【肉球拳法】特殊効果付きねこぱんちで、わるいひとをやっつけるぞ!@うぃき<>sagesaga<>2011/06/08(水) 21:01:27.40 ID:WREwU11P0<> >>298
「犯人でした!イエイ!」

【一体、何が理由でテンションが上がっているのか】
【今の言葉には明らかにほめる要素より皮肉のほうが多かった気がするのだが】

「うう…デキゴコロだったんです…」

【そう言ってうなだれる少女】
【ちなみに、この言葉が出たら大抵前科アリと相場が決まっている】

「っ…で、できるだけ耳は避けてもらえるとありがたいにゃ」

【少女のトラウマランキングベスト3を占めているのが全て耳&尻尾いじられ事件なので警戒心も強い】
【なでられても文句は言わないが、一応注意しておく】

/リアルの都合で、そろそろ終わらせたいです <> 【霊銃弾骸】ロボ幽霊@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:02:44.34 ID:yM1LsSV7o<> 前>>930

「あー……まあ、細かく言うと正しくは無いんだが、そういう事だ」

【世間一般における幽霊のイメージと対極にあるであろう、饒舌さ】
【怨念の欠片も感じられない移ろう幽霊の表情は眉根を一層鋭く、視線を男の顔へと向けて、】
【彼の讃える含み笑いを咎めんばかりに威嚇的なものへと変えられていた】


「ふむ、お前も軍人だったか──帝國の人間か、良かったな、敵同士でなくて」
「いや、私こそすまないね……苦手なんだ、目に入ると……涙が、な」

【女は己の出自を明かそうとはしない、それでも、帝國と聞いて露骨に敵意を示す素振りは無かった】

【煙が彼にとっての生命線、能力の前提条件である等露程も知らず、ただ純然な“煙たさ”から、顔を軽く顰めてみせる】
【そもそも何故幽霊が煙を気にかけるのか、超常的存在でありながら、至極些細な事が、煩わしいようで】
【臭いという物理的干渉を受け付けるのなら、存外触れる事が出来たりするのかもしれない】 <> 【深層抱擁/呪縛式】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:02:53.49 ID:jsJloNB6o<> >>301

「はん、悪くはねぇな」

相手の言葉に、笑みでこたえる
そういう考えも悪くない――そう思ったのだ

「へぇ―――大人の享楽、か」

向けられた白い掌を見やりながら、組んでいた両腕を解く
一度大きく肩を交互に回し、両脚を数度振ってやる
この男なりの準備体操なのであろう

「いいぜ、やろう!」

腕を構え、相手に飛び込むような姿勢を取りながら叫ぶ
その顔は、戦いに臨む喜びに包まれていた <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/08(水) 21:04:09.68 ID:ZgWCgIyTo<> >>307

うむ!

【\ババババーン/】
【とっても偉そうな態度だが、見た目が子どもなのでどうしても微笑ましい感じになってしまう】

ふむ……
所でお主、わらわの神社に参拝にこんかや?

【ぱたぱたぱたぱた】

(む、街では矢を打つ場所があると聞いたのじゃが……)

【ちょっと不思議そう】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 21:04:18.53 ID:RoUiH1ZI0<> >>304
「え?………あなたが面白い反応をするからです」

【キョトンとしてそう言い放った】
【酷い】
【それから涙目になっているのには全くツッコミをいれずに少年のこめかみに】
【ピストルの形にした右手を突きつける。いわゆる「動くな」的な状態にする】

「あの突然ですけど。動くな」

【普通ならば拳銃でもないのに動くなと言われても…って感じであろうが】
【彼女は普通ではない。指からビームを出す能力者】
【下手に動けば少年の脳をビームが貫通していくだろう】
【彼女は小さくふふ…と少年の耳元で笑った】 <> 【変幻承腕】wiki<><>2011/06/08(水) 21:08:10.66 ID:6WgBGKd/0<> >>312

名乗ろう。
私は企業が首魁、能力名【変幻承腕】――――いざ。

【相手の返答を聞いた直後、名乗りと共に白い男は駆け出す。
 予備動作は愚か、武道の構えすら無い単なる疾駆】

――――。

【左脚爪襲、構えが無い状態から放たれるその蹴りはしかし鋭い。
 天賦の才によって可能とされる「出所」の読めない一撃。
 それが相手のわき腹を抉る様に放たれる】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 21:08:38.16 ID:Hz9tMH1F0<> >>313
「はっ、はぁ…行かせてもらいましょうか」
【顔を強張らせつつ誘いに乗る、この街の少女は普通じゃないとよーくわかった】

【ちなみに青年が街の施設を利用しないのは目立たない為】
【この青年はもう弓矢の扱いが達人級になってしまったので他の人間に見られたら目だってしまうのである】 <> 【武盾装攻】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:09:26.36 ID:u562iJkAo<> >>299
「何言ってんだよてめぇ……いつだって世の中は能力者中心で動いてるじゃねぇか」
「悲劇のヒロイン、正義のヒーロー、悪のスーパーヒール……どいつもこいつも能力者ばっかり……!」

「てめぇらに何がわかるってんだよ、化け物の癖に……!!」

【鋏を横へと先を向け直してから地面へと降ろしていき、先端を地面へとザクッと突き刺す】
【下手に抵抗をして包丁が更に食いこんでしまうのも嫌なので、この場は大人しくする事にした様子】
【少女の足は、やはり不良集団のリーダー格であるが故かそれなりに鍛えてある足であり、だがやはり少女らしさもある】
【そもそも年齢の制約があるのだ、人間の体も年齢がある程度ないとどんなに鍛えても限界と言うのがある】
【まぁ、別に少女が限界まで鍛えているわけでもないのだが……少女以上、少年未満といったところか】

「取ったらとっとと消えてくれ、そこの『火炎系能力者《パイロキネシスト》』も今回は放置してやる」

「お前の顔なんて二度と見たくないね、才能がある癖に才能の無いヤツを見下してるてめぇなんかには」

【少女がどういった思想を持ち、どういった思考をしているのかは他者がわかることなんてそうそうないが】
【今現在、非常に不快な気分を持っているのは事実であり―――やはり、トコトン外れ者なのだ】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:12:25.99 ID:QnxYyQUIo<> >>314

「ちょ! ソレは流石に酷すぎる!! 何! 俺って玩具か何か!?」

キョトンとして言い放たれた言葉は的確に彼の心を抉っている。
なにやら、青臭い臭いを放つジュースを全身にぶちまけられ
さらには、『例のあれ』で身体を拭かされそうになる。
これが、面白いからとは………涙が溢れそうになっているが溢れるのは、不可視の目からである。 困ったことに。


「へ?   へ? え? ……………ヘイ、そこなレディー。 一体全体何の冗談だ?」
「───いや、頼むから冗談と言ってくれ………」

当初、彼はその状況を掴めていなかったが、先ほど指からビームを出していたのを不可視の瞳で見ていた彼は
数秒の思考の後、状況を把握すると、口元の苦笑いをさらに深めながら
相手の言葉に返す。 出来れば冗談であってほしいようで、冷や汗が額に浮かんでいる。
────因みに、『不可視』+『吹き飛ばし』の魔眼を作り出し最初からある『不可視』+『操作』の魔眼で操作し始める。
        ある程度、こういう状況には慣れているようだ。 <> 【隠密爆楓】煙幕を作り出す能力@Wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:12:39.91 ID:EvV7RiFeo<> >>311

相手が一体どこの国の軍人なのか、些か気になるところであったが
どうやら相手から敵意は感じられない。聞くだけ無駄といったところだろう。
わざわざ争いの種を蒔く理由もないため、尋ねはしなかった。

「ま、敵だろうとそうじゃなかろうと幽霊は倒せないと思うけどねぇ」

今までいろんな人間、人外と戦ってきたが幽霊との戦闘は未経験だ。
故に、まず攻撃が当たるのかわからないし、どんな性質を持つのかも知らない。
死ぬような無茶はしない。彼の信条の一つである。

「へぇ、幽霊でも煙、眼に入るんだ……飯とか食ったりすんの?」

てっきり一切干渉することが出来ないと思っていたため、少し意外そうに目を丸くした。
そして、気になったことを尋ねてみる。……なぜ食事についてなのかは謎である。 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/08(水) 21:13:22.51 ID:ZgWCgIyTo<> >>316
こっちじゃ!

【そう言って一人先にててててー!と走っていく】

【ちなみにこの子は色々と街について間違った知識が多い】

(……未だに忍がそこらに居るのかの?と聞いたら変に思われるかや?)

【どこかのアメリカ人みたいである】 <> &
◆af0StB87UOPt<>saga<>2011/06/08(水) 21:15:38.72 ID:FHAeiWjV0<> >>275
その店に、ふと一人の―――いや、一人という数え方は間違いかもしれない
一人の、吸血鬼。
この吸血鬼は、今日は酒でも飲んでやるーとか、つい先日ワインは飲む事ができるといって以来、ワインを飲もうとのらりくらり。
見つけた場所が店と経営できていない場所だったのは幸運なのか不幸なのか、ドアを開けて中をのぞいてみれば、偉く美人な、あまり思い出したくない「ちょっと前の頃」によく見た物達と同じくらいに、綺麗な女性。
しかも、何やらいってる……何だここ、電波なお店だったのか?あれあの人メンヘラ?あれ俺やばくね?またピンチな訳?
と、いまいち状況が掴めないでいる吸血鬼は、ドアを開けて、何 故 か カウンターに座っている女性を見て、固まってしまった。 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 21:16:32.34 ID:Sr4+vJaeo<> >>309
【どうやら少年も何か買うらしく、視線は自販機の方へ】
【何の気なしにその様子を見ていると、質問が投げ掛けられる】

あー…まあ、そうだな...貴方と一緒、です

【今度の質問には少し戸惑い気味で、逡巡】
【正直に家が無いから旅をしている、とは些か言い辛く】

【悩んだ挙げ句そんな答えに落ち着いてしまった。不意にジュースの缶を左右に振る】
【どうやらも中身は、残っていないようだった】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/08(水) 21:17:59.83 ID:Ig1IC8Ej0<> >>317
……

【相手が抵抗をやめたので内心ほっとする】
【相手が吐く言葉をしばらく聞き流す】

【青年はまた二回、パンパンと手を叩く】
【今度は青年の脇に、なにやら箱が現れた】
【パカッとその箱を開けると、中には救急セットが入っていた】

【青年はその中から、タオルと消毒液と包帯を取り出した】
【消毒液をタオルに着ける】

……誤解してるようだから教えといてやるが

【沈黙を解き口を開く青年】

俺が使ってるのは能力じゃない。
ただ、クソ真面目に努力してみただけだ。
その結果得たのは、便利な道具とほんのちょっとの話術。

【消毒液に漬けたタオルを、少し絞って相手の左足に刺さった包丁の周辺に押し付ける】

それを"才能"って呼ぶならそれで終いだがな……ちっと痛むぞ

【包丁を思い切り引き抜き、すぐにその部分をタオルで押さえつけた】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 21:18:12.35 ID:Hz9tMH1F0<> >>320
「あっ! まっ、待って!」
【急いで木の下のリュックを背負って少女の後を着いて行く】

【重そうなリュックを背負って走っても汗をあまりかかない青年だが今回は違う】
【短時間ですごい事になったので額から汗を滲ませ必死に心の中で記憶の整理をしたとさ】 <> 【深層抱擁/呪縛式】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:18:36.37 ID:jsJloNB6o<> >>315

「 術 式 開 放 ―――感情は【喜】っ!」

相手が走り始めたのを視界に入れた直後、能力を解き放つ
名乗りを聞きつつ、企業と言う言葉を聞きつつ―――その事に興味を持たない

相手の蹴りを見て、男は後ろに跳躍する
軽い動作であるが、しかしその速度は常人がするそれを遥かに上回っていた

「とりゃっ!」

そして男はさらに右へとステップを踏み、がら空きになった相手の左半身へと右の拳を突き出す <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 21:19:32.25 ID:RoUiH1ZI0<> >>318
「私にかかれば誰でも玩具なわけだ」

【うんうん唸りながらいう】
【こういうことをやるのは初めてではないらしい】

「冗談ですよ。冗談」

【無表情で彼に言う】
【冗談だと言っているが、少年から手を離さない】
【そのまま左手で少年を引き寄せ、唐突に抱き着く】

「ふふ……」

【身長の関係もあり意図せず上目づかいに……否、意図して上目づかいに】
【ただし、やっぱり少年から手を離しはしないが】
【優しく見える微笑みをたたえ、少年の顔を見る。主に口元を】
【何をしようとしているか?それは言えない】 <> 【宝玉飼獣】@wiki E:宝石<>saga<>2011/06/08(水) 21:19:51.79 ID:l29mHUCt0<> >>310
「あ、犯人である事自体は褒めてないからね」

【急に真顔に戻って釘を刺しておいた テンションの差が大きく広がってしまった】
【おい、真犯人 一番悪いのお前だろう】

「そうね・・・ 『私にとっては』初犯だから許してあげるっ」

【だが待ってほしい 厳密には、未遂だろう】
【温情裁定を下したつもりで、少女を許した 詐欺だろ、これ】

「あらあら、残念・・・ それじゃ、気になるけど…」

【ちょっと残念だったが、嫌ならよしておこう 耳をさけて、普通に頭を撫でた】
【我が子にもこんな時期があったのに・・・ いやいや、それはともかく】

「それじゃ、私はそろそろ失礼するわ ・・・もう空き缶を飛ばしちゃ駄目よ?」

【最後に冗談っぽく念押しして、立ち上がる】
【少し歩いて、突然振り返る その瞳は、蒼く染まっていた】

「じゃあな、チビ猫! ――御免なっ」

【最後に性格を切り替えて、缶をぶつけた事に謝罪する 主語がないので、伝わるかどうか】
【そして、相手が気づく前に、手を振ってさっさと公園を出て行ってしまったのだった】


/ではこんな感じで・・・
/絡み乙とありでしたっ! <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/08(水) 21:22:21.64 ID:ZgWCgIyTo<> >>324

ここじゃ!

【少女が立ち止まったところは廃れたっぽい神社の鳥井の前】

【てててー、と先にくぐり、くるりと青年の方を向くと】

いらっしゃいじゃ!

【満面の笑みで迎えた】 <> 【肉球拳法】特殊効果付きねこぱんちで、わるいひとをやっつけるぞ!@うぃき<>sagesaga<>2011/06/08(水) 21:22:47.64 ID:WREwU11P0<> >>327
乙! <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/08(水) 21:23:01.54 ID:pIMU4LI20<> >>322
「そうなんだ」

【自分が散歩好きなので、年下の少年がそんなことをいっても違和感は感じない】
【そういうことにはあまり気付かないと言うか、鈍いのかもしれない】

【また、ガコンと音をさせて落ちてきたジュースを取り出す】
【直ぐに開けると、落ちた時の衝撃で中身が漏れるかもしれないので少し待つ】

「でもあんまり夜遅くに出歩くのは……」

【そこまで言いかけて、自分も対して変わらないことに気付いた】

「……今のもなし……」

【はーと自分の失言に溜息をつきながら撤回する】 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:23:27.80 ID:T4cVNKsFo<> >>321
「あら…?だあれ…?」
扉の開くそのギギギッ…とそういう音を耳にして、その音の方向を眺める、そこにはなにやらやたら緊張している男がいる
此処は明かりも点いていない、そういう所、一般人、イヤ…誰であろうと、入ってしまっては、気まずくなる、
此処をマトモな店であるとそう思う者は誰も居ないであろう、
いや…まともな店では無いのではあるが…

「なにか飲まれる?ウフフッ…」
その男を見つめて、なにか考え込んだような素振りをしてからそう男に言った、
先程の言葉、まさか聞かれることは無いであろうと、いや聞かれていたとしても意味不明のその言葉

その言語の意味を追求してくる者もいないであろうと…そう思いながら、カウンターに座る女は、その固まる男に話しかける
もちろん相手が吸血鬼だとは、思っても居ないようである <> 【変幻承腕】wiki<><>2011/06/08(水) 21:27:01.98 ID:6WgBGKd/0<> >>325
【通常であれば直撃、相手の速度を鑑みても
 かする筈の一撃は、いとも容易く回避された。
 相手が何かをした訳ではない、白い男自身の硬直によってだ】

……ふむ、不思議だね。
躊躇う必要が無いというのに、身体が固まってしまったよ。
これが君の能力かね?

条件は不明だが――――

【続いて放たれる鋭い拳――――白い男はそれをあえて回避しなかった】
【代わりに、拳の接近と共に相手の「頭」が到達するであろう位置に自身の右腕を突き出す】

【そして――――突き出した腕が、燃えた】

【このまま行けば、相手は拳を打ち込む対価として、
 燃え盛る炎の中に顔を突っ込む事になるだろう】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 21:27:41.90 ID:Hz9tMH1F0<> >>328
「ふぅ…、お邪魔します…」
【深く呼吸しながら神社を見渡す、かなり古そうだ】

「えーと、ここはどういう神社でしょうか?」
【少し考える、少女は狐の耳と尻尾をしているがそれだけじゃよくわからない】
【戦闘系の神じゃないことを祈りつつ息を整えた】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:28:15.25 ID:QnxYyQUIo<> >>326

「………なん………だと………!?」

某オサレ漫画の決め台詞のような台詞を吐いて驚愕している彼。
眼を見ることはできなくとも、その声色から分かる。


「……冗談は冗談と分からないと冗談じゃ!? うわっ!何をッ!?」

無表情な相手を、不可視の眼で見ながら、答える。
そして、彼は、目の前の女性に引き寄せられる。
次に何をしてくるか、予想だに出来ていなかったのか、割と簡単に。
彼は、流石にこういう経験には乏しいのか、焦っているようである。
あばばばと、声が上擦っていることからも、分かるだろう。


「えーっと? あのその………あー……アンタ、綺麗な目をしてるなっ!」

下から眺められて、しかも、抱き着かれているという状況。
彼は、緊張しないはずもなく、口元を頼りなく、忙しなく動かしながらも、どうにか言葉を出そうとして
───結局、出た言葉がコレ。
何とか、緊張を取り繕おうと、口元だけ快活に笑うが、実際目隠しの下は目隠しの下で泳ぎまわっている。
───ちなみに、彼の視界の源、不可視の瞳(吹き飛ばし)は近くに浮いているが、どうやら、女性の見つめている先は分からないようである。 <> 【武盾装攻】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:32:21.99 ID:u562iJkAo<> >>323
「あーそうかよ……どっちにしろ、気味悪ぃ特技な事だね」

【鼻で皮肉的に笑ってのけて、特にそれに意味を見出したりも深く心で受け止めたりもしなかった】
【どちらにせよ、嫌いな相手だと言う事には変わりなく、それに"力"があるというこtにも変わりは無いのだ】

【そして、タオルが傷口に触れると―――】

「―――ってぇぇぇぇぇ……ッッッ!!!!!」

【思わず左膝を曲げ、ガクンと右膝を地面に付けてその場にしゃがみ込んでしまう】

「痛ぇなこのヤロウッ!!!」
「ボコすぞ!?[ピーーー]ぞ!!頭突きかましてやろか!!!」

【余程痛かったそうで、どうやら傷を負った時よりも痛いらしい、まぁ、そういうものである消毒と言うのは】
【針で突き刺されるような痛みと言うか、鋭い痛みと言うか、とかくも、痛いのである】 <> 【深層抱擁/呪縛式】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:33:51.06 ID:jsJloNB6o<> >>332

「――っ!」

相手への一撃を確かにしようと右足を踏み込みかけた所で、相手の腕に気づく
慌てて、左足を軸に上体を反らす――その真正面で腕が燃えていた
男の能力は、置かれた物には通用しない――だから、逃げるしか選択肢は無い

「はぁっ!」

不安定な状態ながらも、両脚に力を込めて後ろに何とか跳躍
息を整えながら、相手の方を見やった

「それが――あんたの能力かいっ!」

問いでは無く、ただの叫び
その顔は、喜びの表情を浮かべ、相手の能力にもまるで怯えていなかった <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 21:35:00.90 ID:Sr4+vJaeo<> >>330

【今度は先程よりか明瞭に、控え目ながら面白そうに笑い声をあげた】
【指摘はもっともだったが、いかんせん目の前の少年が口にすると説得力に欠けた】

はい、無し、ですね....

【そして、不意に踵を返すとゴミ箱に向けて空き缶を放り投げた】

【それは放物線を描いて見事にその中に収まった。ふぅ、と息を着き】

それじゃ、俺はもう行きますね。今日のねど..こほん

今のも、無しで...それじゃ

【喉元まで思わずでかかった言葉を押し込み、相手にその意味が伝わったかどうかは微妙な所だろうか】
【取り繕う様に咳をひとつ、外套に包まれながら薄い笑みを浮かべ、ふるふると手を振った】
【声をかけなければそのまま―――公園の出口、その闇へと姿を紛らわすだろう】 <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/08(水) 21:36:43.24 ID:eH7mqfGl0<> 【どこかの公園】
【綺麗な金色の長髪を靡かせてベンチに座りながら遠くをボンヤリと見ていた】
【別に大した目的がある訳でも無い。だが急ぐ事も無い。焦燥は何も生まないのだから】

随分と、熱くなったわ。蒸し暑いって言うのかな?
本当に嫌になる。ほんとヤだよ。暑くて寝られないし。

【大人しそうな高校生くらいの少女は定住先が無いのだ】
【齢17〜8くらいにしてホームレスなのだ。自身の目的の為放浪している】

/なんでも募集。 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/08(水) 21:37:56.95 ID:Ig1IC8Ej0<> >>335
んな機械盾持ってる方が気味悪いわ

【そしてタオルで止血を……】

はぁ!?治療してやってんのに頭突き!?ふざけんなてめー!
痛くてたりめーだろ!痛いのは貴方がまだ人間として正常であるという証拠です喜びなさいそして子供みたいに騒ぐな!

【まぁでも、青年の方も社会から見れば子供である】
【そして包丁を地面に捨て、右手でタオルを押さえつけながら左手で包帯を引っ張る】
【ぐるぐるぐる、と無駄なぐらい大量に包帯が伸びた】

【包帯はとりあえずそのままにしておき、左手でタオルを抑えながら右手で新しいタオルを取り出す】
【やはり消毒液に浸すと、左手のタオルと新しいタオルを交換】
【そして包帯で相手の左足とタオルを巻きつけた】

……これでよし

【だと思う】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 21:38:22.46 ID:RoUiH1ZI0<> >>334
「冗談冗談。マジで冗談」

【投げやりにもほどがあった】
【テキトーに返事しておいた女性。実にウザい】

「ありがとう。嬉しいわ」

【とは言うものの、あまり嬉しくなさそうである】
【声色は聞く限り不機嫌そのもの。目も少しじとっとしている】
【だがちゃんと嬉しい。リアクションは心の中にとどめておくが】

「ねえ……口を開けてくれない?」

【口を眺めながら言う】
【別にキスしようとかではない】

【その時、ようやっと少年のこめかみから右手を離す】
【今なら体格で勝る少年ならば彼女を突き飛ばして自由になることも可能である】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/08(水) 21:39:55.51 ID:pIMU4LI20<> >>337
【少年に笑われるが、カッとすることもなくこれ以上情けなくなることもなく】
【なんとなく雰囲気に釣られて少年もふっと笑ってしまった】

「うん、無し」

【笑ったまま言う】
【投げられた空き缶を目で追うと、お見事と言って拍手したくなるようなほど綺麗にゴミ箱に入った】

「あ、うん。じゃあ気をつけて」

【ねど、で止められた言葉に首を傾げるが】
【こちらは2度も前言撤回しているのでそれについて言及するのはどうかと悩んだ結果なにも訊かないことにした】
【少年が去ったのを見送ってから、自分も早く帰らねばと速足で公園からアカデミーへ向かう少年だった】

/絡みあり乙でした!! <> 【夜扈皇属】《ヴァンパイア》高貴なるヘタレ吸血鬼<>saga<>2011/06/08(水) 21:40:21.95 ID:FHAeiWjV0<> >>331
「え、えっとですね……あれです、私万屋と申しましてね、あれですよ、何か不気味な店あるから調べてー、とかいわれたりしただけなんですよあやしくないですよ別に、ええ。」

万屋、という職業事態既に危ない物で、この店を遠まわしに不気味といっているし、ならばこんなに驚くのはもっとおかしいと、可笑しい点が多いが彼なりの咄嗟の言い訳。

「じゃ、じゃあ……度数の高くないので」

無茶苦茶に、本当に適当。気まずさあがる事間違いなしの選択肢、未だにこの吸血鬼の中での女性の評価は「電波さん、それか怪しい人」な訳で。
うふふ何て笑い方に余裕のある様子を見せられると更に焦る。

(……電波さん、だよなぁ……自分は人じゃねーみたいな言い草だったし……)

今この場にいる相手が本当の人外で、尚且つ自分と同じ種族、という事は考えもしないのか。
それともこの前吸血鬼にあったばかりで、そう何度も吸血鬼にあう事はないと思っているのだろうか。
まあ、普通は相手が吸血鬼だなんて思ったりはしない訳だが。 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 21:40:50.94 ID:Sr4+vJaeo<> >>341
/あり乙でしたーっ! <> 【霊銃弾骸】@Wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 21:42:12.89 ID:xTiV4EBwo<> >>319

「案外倒せるものさ、私も触れられないと、私も敵を倒せないしな」
「私は“特別製”でね、食べる必要は無いが、食べようと思えば食べられない事もない」

【言葉の証明と言わんばかりに、ほれ、と手を差し出す】
【握ろうとしてみれば成る程、幽霊の手は確かに実体があって】
【それは“堅く”“冷たい”、明らかに人間のものでない質感であり、人肌よりは金属を思い起こさせる感触だった】


「不思議なもんだろう?別に腹が透けて中身が見えるといった事も無いしな」
「便利な体だよ、人間よりも頑丈で、食料も必要無い。まさに兵士にうってつけのスーパーソルジャーって訳さ」

【己を皮肉るように口角を吊り上げ、ニヒルな笑みを浮かべてみせた】

/戻りました、携帯からなので短文気味ですが…… <> 【変幻承腕】wiki<><>2011/06/08(水) 21:43:03.73 ID:6WgBGKd/0<> >>336

おや、中々良い判断だね。

――――ご明察。

腕に炎を灯すだけの簡単な能力だが、中々に厄介だろう?
ちなみに、この炎の性質は『引火すれば私の意志以外では消えない』だ。
重々注意したまえよ?

【白い男は瞬時の判断で後退した男に賛美の言葉を送ると、
 自身の能力について説明する――――無論、その内容は嘘だ
 ただ、仕合いにおいて手の内を晒すのは愚か者の選択。
 そういった意味では、この言動もまた、一種の武器である】

さて、追撃と行こうか。

【白い男は疾駆し再び距離を詰める。そして、今度は炎を纏う右手によって
 相手の鳩尾へ向けて掌底を放つ。無論、相手の能力によって回避される可能性はあるが、
 炎の面積分だけ硬直によって生まれる隙は緩和される筈だ】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:46:25.49 ID:QnxYyQUIo<> >>340

投げやりな返事に、唇を歪ませる彼。
ウザかったというわけではなく、反応に困っただけである。
なので、少しだけ肩をすくませていた。


「………おうっ! だっ、だろうっ!?」

彼には、むっとする暇と言うか、隙と言うか、余裕が無かった。
快活に、唇を笑わせている。 今にも歯を光らせそうな、サワヤカさを演出している。
ヘタすると、グッと親指を立てかねない。
が、そんな余裕も無く、ガチガチに身体を固めていた。


「………何をする気だっ……口を開けたら、ゴキブリホイホイなんてゴメンだぞ!」
「……俺には、何をされるか知る権利があるー、答えろー」

最初の方は、威勢よく。 だが、最後のほうになると何だか投槍に。
この理由は、今までの目の前(?)の女性の言動からすると確実に何か自分に都合が良くなさそうなことだろうし
かと言って、この状況から咄嗟に抜け出す手段があるわけでもない。
───なぜなら、彼は今、身体が固まっている。 と言うか、少し金縛りにかかっているぐらいだからだ。

<> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/08(水) 21:48:39.49 ID:ZgWCgIyTo<> >>333
ここはわらわの神社、稲荷神社じゃ
農耕を司っておる

【ふんす】
【本当はそれだけじゃないのだが――まぁ、些細な事じゃと思う】

最近また人が少しずつ着ておるんじゃが、でもまだ参拝客が少なくての

【にはは、と苦笑い】

/見落としてました・・・遅れましたごめんなさい <> 【武盾装攻】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:50:58.53 ID:u562iJkAo<> >>339
「ハ?」

「バッカヤロウ……こいつは私がある日土手の辺りを暴走してた時に落ちてるのを拾ってだなぁ」

【―――拾って手に入るものなのだろうか、というか機械盾ってそこら辺に落ちてるものなのだろうか】
【聞いた者に様々な疑問を持たせる力を持った言葉をさらりと吐き出すが、本人は特に違和感を覚えていないらしい】
【人間、慣れって恐ろしい】

「痛ぇもんは痛ぇんだよバカ」
「っつゥか、てめぇが付けた傷なんだから痛くないように手当しろっつぅの」

【中々の無理難題を垂れ流す少女、いや、非常に少女らしくないのではあるが】
【そして、大鋏を両手でグッと持ち上げると、バイクの荷台に乗せ、ベルトでカチッと固定すると】

「それと、そろそろバイトだから俺はもう行かせてもらうぜ」
「そこで伸びてる俺の仲間はー……まぁ、ほっとけ」

【―――意外と仲間想いではなかった少女、最初になんか仲間云々言っていたような気がするのだが】
【そして、バイクに乗り、しっかりと真っ黒なヘルメットを被ると、走り出すのであった―――】
【最後、『……まぁ、一応手当感謝しとくぜ』と言い残したような気もしたが、公園に吹いてくる風に持っていかれてしまった】


/そろそろ落ちねばならないので、強引ですがここで〆で!
/絡み乙でしたー! <> 【隠密爆楓】煙幕を作り出す能力@Wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:51:49.47 ID:EvV7RiFeo<> >>344

「……ほう。ふぅん。へぇ……」

差し出された女の手を恐る恐る触ってみる。
なるほどたしかに幽霊という割には普通に触れた。ただ、思ったよりは冷たいが。
感心しつつ感動しながら、この冷たさなら夏いたら便利だろうなどと無駄なことを考える。


「確かに兵士としては最適すぎる身体だな、うん」
「つってもさっきのごっこ遊びを見るとあんまり活用してないようにも思えるけど」

兵士にしては妙に平和ボケしているというか、いまいち幽霊っぽくも兵士っぽくもないような、とっつきやすい女。
兵士っぽくない、という点に関しては男も同じようなものだったが、自分は諜報とかのほうが得意なためこんなでも大丈夫なのだ。
せっかく話題を切り替えたというのに。またニヤニヤしながら青年も話題の軌道を微妙にずらす。 <> 【深層抱擁/呪縛式】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:52:04.04 ID:jsJloNB6o<> >>345

「―――ふぅん」

相手の言葉に一度頷く
だが、その表情はどこか疑い深げであった
戦闘中に自身の能力を明かす奴などいるのか――そう考えずにはいられなかった

その思考は中断される

「いくぜっ!」

相手の追撃を目で捉え、今度は男自身も駆け出す
そのスピードは瞬間的に増加され、相手との距離を僅かな時間で縮めた
走るコースは右に大きくずれ、炎を回避するように

「だりゃあぁぁあああっ!」

そして、相手と間もなく肉薄するというタイミングで――左腕を大きく横に突き出した
このまま進めば炎と衝突するだろうが、それと同時に相手の腹部にも勢いよくぶつかるだろう
左腕一本くれてやるという意気込みでのこの攻撃は、常人の速度で避けるのは難しいだろう <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 21:52:06.01 ID:t4hAyHxIO<> >>338

「あー…ったく…めんどくさい…」

【さてその公園に現れる一人の人物。】
【一人の若い女性だ。豊かな長い黒髪に、】
【ほとんど黒といっても差し支えない春用の薄手のダークグリーンのコート。】
【何より印象的な点は二つ。一つは彼女の左目を斜めに切り裂くようについた大きな傷。】
【鋭利な刃物で素早く斬りつけられたと思われるそれは、】
【女が片目でしか物を見ることができないと知る事は容易い。】
【その証拠に、彼女の左目は、『生』の光が全く宿っておらず、ありふれた言い方だが死んだ魚の様で、】
【右目と比べて微動だにしていない。】
【「見る」という機能を失った眼球は、女の左目に「ある」だけになっていた。】
【そしてもう一つは背中の身の程もある大きな片刃の大剣。】
【尖端が大きく鋭角に削られた様になっており、】
【刀身は黒に近い鉄紺色でそのちょうど真ん中に縦に一本真っ直ぐな浅い溝の様な物が見える。】
【また、刃の部分は光を反射して鈍く白っぽく刃物特有の輝きを帯びていた。】
【柄に巻かれた滑り止めの藍色の布は、ところどころ擦り切れており、】
【また彼女がその剣を「抜き身」で帯刀していることから、実に手馴れて扱えるようだ。】
【刃の根元付近の複雑な虎の紋様以外一切飾り気が無いが、】
【しかしその剣はどこか『普通』ではなく、】
【魔術に明るい者なら、極々微量の不可視の魔翌力が漏れ出していることがわかるだろう。】
【しかも、その魔翌力には『意思』の様な物が見え隠れしており、】
【持ち主…つまり女に異常なまでに『執着』していることも加えて分かるかもしれない。】

「…何で私が見回りなんかしなきゃいけないのよ……もう…」

【ランカーズ≠ニいう企業の社員である彼女。】
【今回任された職務は、最近不良がたむろしていると言われている繁華街、】
【及びその周辺地域の見回りである。】
【「まだ」相手には気づいて居ない。】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 21:52:20.88 ID:RoUiH1ZI0<> >>346
「なにをするのか?もちろん口に手を突っ込むだけですよ〜当たり前でしょ〜?」

【どう考えても】
【当 た り 前 で は な い】
【とりあえず、突っ込んで口の中でビームを発射しようと言うかなり恐ろしいことを考えている】
【実はこの女性。そうは見えないが殺人狂に近いものがあった】
【落ち着いた殺人。冷静な狂気】
【面白そうなら殺す、というとんでもない行動理念の持ち主なのである】

「そういう訳だから……大人しく口を開けるといいよ」 <> 【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ/地竜石<>saga<>2011/06/08(水) 21:53:04.57 ID:u/HRM3b8o<> />>290で再募集の巻 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/08(水) 21:54:06.33 ID:T4cVNKsFo<> >>342
「ああ…それはよかった…どうぞ…飲んでくださいなっ!」
「万屋……ああ…またそんな事言っている奴がいるのね…もう散々よ…昨日も人外狩りって名乗る生意気な坊やがくるし」
「まぁ言われてきただけなら仕方ないからね…いいのよ…貴方には全然怒ってないんだから…ウフフッ」

そう言いながらカウンターからそのカウンターの中に飛び降りる、そしてそのカウンターの中に有る、古い木のドアを開け
一本の古いワインを取り出した、ただ女性はワインの銘柄など全く知らない、度数など言われても…わからないのである

そしてそのコルクをカウンターの上にある、コルク抜きで栓を空け…女性が座っていた、いや、足をかけていたその椅子の前に其のまま置くのであった

「グラスは?イルの?いらないの?」
グラスも出さずに其の言い方は不自然ではあるが……

(あーー…さっきの会話きかれてしまってたのかね…変な目で見てくるよ…まったく…めんどうだね…)
そう思いながら、その男の様子をじっと見る、この暗い店の中、なにもその事には触れない男は初めてである、
その事も、考えながら、そのカウンターを挟んで男をじっと見つめている <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 21:54:30.33 ID:Hz9tMH1F0<> >>347
「おお、農耕ですか」
【その言葉を聞き安堵の息をつく、青年にぴったりじゃぁないか!】

【参拝のことを聞き顎を持って首を傾げる】

「よければ自分が知り合いに呼びかけましょうか? 自分以外と人脈広いんで」
【自分は怪我を治す仕事をしているので子供からヤの付くお仕事をしている人までお知り合いだ】
【そんな提案を言いつつ相手の姿をまた観察する】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/08(水) 21:58:37.45 ID:Ig1IC8Ej0<> >>348
なるほど、鍛冶師のお父さんに作って貰ったのか

【聞いた言葉を都合良いように解釈】
【……いや、解釈というより勝手に改変しやがった】

痛くない注射器ならあるけど、痛くない治療セットとかねえぞ?
えっ、何それ、全部俺のせいとか聞いてない

【呆れたような目で、バイクに乗る相手を見守る】
【あの挟、さっさとぶっ壊れないかな、とかぼんやり考えながら】

分かった、この辺にほったらかしに……


待て、ちょっと待つんだ

【不自然さに気付き相手を止めようとするが】
【時既に遅し。相手はそこから消えていた】

/絡みありがとうございました! <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 21:59:45.84 ID:+KAy7UR1o<> >>290
....。

【同刻、そんな森の中に足を踏み入れる、ひとりの少年がいた】

【身長は小学生高学年、或は小さめな中学生程度、だろうか】
【くすんだ様な暗色系の銀髪が歩調に合わせ、細かく揺れる】
【迷った訳ではない。寧ろ目的は此の、森の中にあった】

...どうかしました?

【ふと、そう遠く無い場所から男の呟きが聞こえた様な気がして】
【声のする方へと向ってみれば其処は開けた場所へと当たった。いたのはひとりの男】
【怯える事もなく何処か冷めた灰色の瞳を男に向け、訊ねた】 <> 【悪魔契約】@wiki E:銃型召還器<>saga<>2011/06/08(水) 22:01:12.10 ID:l29mHUCt0<> >>353
/まだいいでしょうか? <> 【変幻承腕】wiki<><>2011/06/08(水) 22:01:22.71 ID:6WgBGKd/0<> >>350

――――素直だね。嫌いではないよ。

【放たれた一撃、腹部を抉る様な勢いで放たれたその一撃に対し、
 白い男は相手の眼球に炎を纏う右腕の掌を向ける】

……。

【そうして、白い男のカードの一つ「吸収した物体の高速射出」によって
 ただの小石を高速で打ち出し、相手の眼球を貫こうとし――――】

が、っ……

【だが、寸前で腕の方向を変え、放たれた相手の腕を掴み速度を減衰させた】
【炎を纏った腕で掴んだ相手の腕だが、しかし急な判断であったので、
 威力を[ピーーー]事までは叶わなかった】
【骨を折る……とまではいかなかったが、拳は腹部に直撃し、
 肋骨を軋ませ、白い男を反動で数mも吹き飛ばす】

……ふぅ、いや、強いね。

【打たれた場所を左手で押さえつつ、白い男はそう言い――――】

降参しよう。この勝負、私の負けだ。

【炎を消して、相手に対し突然の降参を宣言した】 <> 【悪魔契約】@wiki E:銃型召還器<>saga<>2011/06/08(水) 22:01:48.38 ID:l29mHUCt0<> >>358
/気のせいだった <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 22:04:01.05 ID:QnxYyQUIo<> >>352

「それを、もちろんと言うか……アンタは……」

ようやく、ようやく言葉端から狂気の尻尾とでも言うのだろうか
───ある種の恐怖を感じ取ったようで
彼は、先ほどまでの苦笑いを取る。
取る、と言うよりは、取らざるを得ないといったほうが正しいだろう。
恐怖からは、逃げねばならぬ。 ならば?


「…………流石に、ソレは ”断る” ッ!!……ってな、ワケでちょいと離れるかよォ」


その恐怖を感じ取ったゆえだろう。
若干の、冷静さを取り戻した彼は、冷や汗を拭いながら
近くを漂っていた不可視の眼(吹き飛ばし効果)を不可視の眼(目玉を操作)で操り
────────触れさせた。



「────────  ゴフッ……」


彼自身に。
その瞳の効果により、横方向に吹っ飛んでいく彼こと仁王山 巌(ガン)
10cm大に巨大化させていても、痛かったのだろう
当たった瞬間に、肺から空気を排出している。
もしも、女性がしっかり彼を掴んでしまっていれば、女性も引っ張られてしまうだろう。
そのまま、掴んでおらず、着地まで何事も無かったならば


「………いでででぇ!?  いてぇ………」

着地に失敗して、熱い地面を転がり、結構な距離を離れることになるだろう <> 【夜扈皇属】《ヴァンパイア》高貴なるヘタレ吸血鬼<>saga<>2011/06/08(水) 22:04:57.50 ID:FHAeiWjV0<> >>354
「ははぁ……それはどうも。」

いつまでも入り口にたっているのは変だと吸血鬼は思ったのか、ドアを閉めて、カウンターの前の椅子に座ろうと歩き出し、一番近くにあった椅子に座る。流石に調査してこいとか適当な嘘をいってしまった上、そのままそそくさとは帰れない。
いや帰ってもいいのだが、帰りに何をされるかわかったもんじゃない、と自分の身が可愛い可愛い吸血鬼は安全策を取った。

「はぉ、貴方は人外……の方ですか?」

やっべーよこいつ自分の事人外とか思い込んじまってるよどうすんだよ
あれだな、容姿が綺麗な分他の場所が飛んじまったんだな、仕方ない、可愛そうにと。
この吸血鬼は自分が人外である事を棚にあげ、既にここ数日で吸血鬼とヴァンピール、という種族にあっている事もある癖に、目の前の人物がいう人外は信じられないようだ。
第一印象はこの吸血鬼の中で随分と大事なのだろう。
それに万屋という仕事の手前、本当に頭が可笑しい人、というのは来る物で、そういうせいもあるのだろう。

入ります、とグラスの事に対して返事を返し、溜まっていた何かを吐き出すように溜息を吐く。
心の中の緊張感は取れそうもなく、未だに何処か焦りを感じる。何であそこで失礼しましたー、とかいって逃げなかったんだろう俺……。

吸血鬼はといえば今更に後悔し頭を抱え始めている。傍から見れば変な奴、それか悩み事いっぱいの人に見えるだろう。両方ともあっているが。

吸血鬼が相手の独り言に対して聞かないのは「単純に巻き込まれたくないから」であって。
興味本位で効いた挙句、3時間近く付き合わされた事があるのが未だに心の中にしつこく残っているからだろう。 <> 【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ/地竜石<>saga<>2011/06/08(水) 22:06:40.69 ID:u/HRM3b8o<> >>357

「―――っと、こんな場所でヒトに会えるとはな」

どこか皮肉めいた語調だが、悪意はない
少年が敏感なら、“ヒト”という響きが常人と僅かに異なる色をしていたのを判別できるかもしれない

「いや、道に迷ってしまったようでな。君もか?」

ひどく落ち着いた様子を見てそうではないだろうなと思いつつ、尋ねてみる

>>358
/またの機会に! <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/08(水) 22:07:33.32 ID:ZgWCgIyTo<> >>355
!!!

【返事を忘れるくらいにコクコクとひたすら頷く】

これは神の助けなのかの!!??

【いや、あの、あなた神様じゃ】

ぜひじゃ!ぜひ頼む!

【ドゲザー!】
【尻尾と耳もペタンとする】 <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/08(水) 22:08:12.32 ID:eH7mqfGl0<> >>351
【先刻暑くて寝られないと言ったが、一瞬だけ意識が飛んでいた】
【寝ていた。気温の高さが原因だと思っていたかったが原因はそれではない】
【実際は不良共が怒号を上げて子猫のじゃれ合い科の如き喧嘩をしていたからである】

……あほらしい。彼らはどうしてあそこまで子猫のじゃれ合いで必死になれるのかしら 
わたしに飛び火しなかったらそれでいいかな。今日の宿どうしようかな?
こんな物騒な場所じゃ安眠できなさそうだし。

【と呟いたら、火の粉が飛んできた。子猫のじゃれ合いの範囲は拡大したのだ】
【それを冷めた目で見ていた。だからだろうか。不良の一部はこちらを睨んでいる】

「よぉ、俺らと遊ばねぇ?熱いからよぉ、心身ともに熱くなろうや」
『てぇ訳で?拒否権はネェから!んじゃ行くぞォオイ!』

【品のない不良の手が伸びる。触れる。相変わらず冷めている目】

触れないでよ。気持ち悪い。アンタらは一人の女の子を誘うのに群れなきゃ誘えない訳?
全く才もない、心もない。そのくせ名前だけは一人前に持ってるなんて。

【何処か前機関総帥【反転強制】を連想させるような表情と罵倒の文句】
【魂を分けた存在なのだ。似ている部分が出ていても仕方ない】 <> 【霊銃弾骸】@Wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 22:09:43.21 ID:xTiV4EBwo<> >>349

「……ほれっ」

【突然の出来事だった、女の手首から下が、文字通り“外れた”】
【男の手中に残された女の手、手首から先を失った腕を、得意気にひらひらと振ってみせる】
【その断面からは配線やプラグといった部品の数々が垣間見える。それが意味する事は、推すに容易い】


「だっ!だからあれはだな――――」

「もういい、言っても時間の無駄だと気付いたよ」
「軍ごとの風習、その違いが生じさせた誤解だ、国によって文化が違うのと同じさ」

【矢張り後に言葉が伴う事はなく、反論するでもなく、恨めしげに男を睨んだ】
【真偽こそ定かではないが、結局もっともらしい理由で締めて、これ以上は応答すまいと、ふんと鼻息を鳴らした】
<> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 22:11:49.97 ID:Hz9tMH1F0<> >>364
「いやぁぁーー!!?? 土下座しないでー!?」
【悲鳴をあげながら神様の両脇を持ち高い高いの姿勢へ、まぁ持ち上げるだけだが】

「土下座なんかしなくても自分しっかりやるんで頭下げないでください!」
【持ち上げた神様を降ろしつつ心臓ばくばくさせながら言う】
【もしこんな場面他の神に見られたらどうなるか、想像もしたくない】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 22:12:18.90 ID:RoUiH1ZI0<> >>361
「もちろんでありんす」

【謎の口調に変化したが深い意味があるわけではない】
【ただのノリである】

「断っちゃうの。別にいいけど」

【断られても特に悔しそうでも悲しそうでもない】
【面白くないならばやらない。というか実際のところ相手をイラつかせられれば万々歳なのである】
【女性から見れば少年はイラついてはいないように見える】
【ならばと新たな策を考えていた時】

「え」

【少年がいきなり吹っ飛んだ。不自然に吹っ飛んだ】
【結構がっちりつかんでいたので彼女もつられて吹っ飛ぶ】
【そして少年に密着したまま地面にだらりと転がる】

「おー…」

【何故か感慨深そうにしていた】
【恒例の吐血はまだない】 <> 【深層抱擁/呪縛式】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 22:12:40.72 ID:jsJloNB6o<> >>359

相手が掌をこちらに向けたのに気付いて一瞬怯むが、
次の瞬間訪れた左腕への熱に対して、思考が割かれる

「ぐっ!」

炎に包まれた腕によって自分の腕が掴まれたのだ、熱さ以上に痛みが全身を駆け抜けた
それでも相手へのダメージを与える事は成功したようだと感じ、足を止める

「…はぁ、はぁ」

肉弾戦を取りながらも、男の体力はそう高くない
息を整えながら、相手の言葉に耳を傾ける

「――そうかい、分かった!」

相手が降参した事を喜ぶように、両腕でガッツポーズを取る―――が、

「痛ぇっ!?」

焼け跡の残る左腕まで思いっきり動かしたせいで、激痛に見舞われていた

「っつつ―――そういや、名乗って無かったな。オレの名前は天現 王騎だ」

左腕を擦りつつ、男の方にゆっくり歩いていく <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 22:15:17.70 ID:t4hAyHxIO<> >>365

「さて…」

【異常は無いだろうと半分希望観測的に辺りを見回し、】
【そしてため息。彼女の思惑通りにことは運ばなかった。】
【面倒なことに限って、湧いてでてくるように目の前に転がっているのだ。】

「…ちょっと、あんた達。」

「…で、そこの不良!さっさと家に帰れ!!」

【緩慢な動作で髪を耳にかけながら、一悶着あっている輪の中に身を投じた。】
【本当は見て見ぬ振りをしてもよかったのだが、】
【女の子が絡まれていた為そう言った非常なこともできず、】
【手を出した不良の背後から女は煩わしそうに言葉を紡いだのだ。】 <> 【隠密爆楓】煙幕を作り出す能力@Wiki<>sage<>2011/06/08(水) 22:16:33.16 ID:EvV7RiFeo<> >>366

「うおっ?!……ロボット?となると魔術とかそっちの類のもんか?」

幽霊を名乗るロボット。本来ならば相容れない二つであるが、此処はこんな世界だ。
青年は詳しくなかったが、魔術とか呪術とかよくわからないそんな感じのを使えば実現も可能なのではないのだろうか?
外れた女の手の断面を興味深そうに眺めながら、そんなことを推測する。


「ほうほう。ま、そういう事にしておくか……ククッ」
「……そう睨むなよ。これやるから」

そういってどこからか乳酸菌飲料を取り出した。完全に餓鬼扱い。
どこから出したのか、とかなんでそんなモノを持っているのか、とかは謎である。
果たして機械にそんなモノを与えていいのだろうか?と思ったが食べ物を食べれるなら大丈夫だろう。 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 22:16:51.97 ID:+KAy7UR1o<> >>360
/ごめんなさいごめんなさいごめんなさい

>>363

【こんな夜に森の中ひっそりと佇む男。その言葉からも何処か常人離れした様な雰囲気を感じ取る】

【だがその正体までは判然とせず、無論相手が本当に人でない、などとは思いもしていなかった】

...僕は、違いますよ

【迷子の割には慌てている様には見えない、が先の発言からして嘘を付いているという訳でも無さそうだ】
【口数は少なく、やはり落ち着いたようすで男の問いに答える】
【少年の視線は徐々に相手を伺う様なものへと変化を遂げていた...男は気付くだろうか】 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/08(水) 22:18:28.37 ID:T4cVNKsFo<> >>362
あなたは人外ですか…………ああ…ついつい喋ってしまった、その日の事を思い出す度にイライラする、ついついその調子で
口に出してしまった…そんなもの自分が人外である、そう言っていることと同じである、ま………どうでもいい、特に自分が吸血鬼であることなど
隠す必要はない、自身があるから、その吸血鬼の血に自信を持っているから、一つもやましいことなど感じ無い

「ええ…そうだけど?なんか文句でもあるの?」
言ってしまったものは仕方がない、此処で隠すなど、自身のプライドが許さない、コソコソと隠すそんな事は絶対したくない
そのプライドが邪魔をして何時も第一印象は最悪、
いや第一印象どころか、そのままズルズルその印象を引きずって、素直になれた試しがない、此のまま行けば、また何時ものドSの傲慢女であろう
そう自分でも感じているところがあるのだが、出た言葉はコレである

その一番近くの席に座った男性、ワインはカウンターの奥の一番ドアから離れた所だろうか、
椅子5つ分程奥の席にワインが置いてある
その男性が座っている手前の席に、ワインを持ってく、そんな素振りもみせずにグラスをそのワインが置いてあるその横に置く
男性にこっちへ来いと言っている、そういう風に見えるかもしれない…

まぁ聞かれないのであれば、話す必要もない、聞かれても、そんな詳しく話すつもりはない、人に相談するそういう事が
大っキライである女性である
その頭を抱えた男性を見ながら…なんて情けない奴だと、男のくせに何をそんなに悩んでいるのかと、そう思っている

「悩んでないで、飲んじゃいなよ?なに?飲まないの?」
少々その姿にイラついたのか我慢していた、その言葉も出てしまう <> 【変幻承腕】wiki<><>2011/06/08(水) 22:19:25.26 ID:6WgBGKd/0<> >>369

【白い男は撃たれた場所を庇いながらそれでも微笑を崩さず立ち上がる】

ふむ。何分、私も必死だったのでね。済まない。
……「天現 王騎」君か。いい名前だね

【そう言うと、白い男は近づいてきた相手に対して握手を差し出す】

数奇な出会いだったが、この出会いに感謝しよう。

……ああ、そうだ。折角の出会いなのでね、次に繋げるとしよう。
王騎君、もし君に叶えたい「夢」があるならば【企業】という組織に来るといい。
そこは「夢を叶える」為の組織だ。君が夢に行き詰った時は、必ず力になれるだろう。 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 22:20:13.73 ID:QnxYyQUIo<> >>368

えっ?と言う暇も無く吹っ飛んでいく彼。
ああ、早とちり。 非常にも、いきなり吹っ飛んでいくのをとめることは出来なかった。



「……………………」    ハァ


地面に転がった状態で自身の横に転がっている女性を見ている。
最早、頑張って立ち上がるのも、面倒と言うのだろうか
面倒と言うより、色々と泣きたいのだろう。  小さく溜息を吐いた。
痛みに堪えながらも。 小さく溜息を吐いた。 大事なことなので二回言った。



「結局、アンタは何がしたいんだ? レディー。」
「………転がり仲間として、名乗っておくと 俺は 巌(ガン)だ。」
「…………よろしく、共に吹っ飛んで転がった知り合いの女性……」

恒例は良く分からないが、あまり感情の篭もっていない声で
相手が一体全体何をしたいのか聞いた。
その後、転がり仲間と言う、良く分からない括りを作って自己紹介と言うか、自身の下の名前だけを言う。
<> 【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ/地竜石<>saga<>2011/06/08(水) 22:21:35.24 ID:u/HRM3b8o<> >>372

「…ほう、そうか。ではこの森に要件でも?」

男はあくまで動揺のない口調で会話を続ける
まるで迷うことに慣れているかのようだ。正確なところは、森に慣れているだけなのだが

そして、観られていると感じ取った。警戒されているのかもしれない
だが、現時点では害意を感じ取れないし、発してもしない。無意味な誤解が生まれなければいいのだが <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/08(水) 22:21:42.09 ID:ZgWCgIyTo<> >>367

おー!

【きゃっきゃと嬉しそうに】
【変な所で子どもな神様】

でもありがとうじゃ!
お主、名前を教えてくれぬか?

【今度は正座】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 22:26:47.91 ID:Hz9tMH1F0<> >>377
(はぁ…幾つなんだろう、この人…)
【心の中でため息をつきつつこちらも正座をして】

「自分の名前は弓指 卓矢、よろしくお願いします」
【ペコリと頭を下げて挨拶、青年は相手の性格に合わせてこちらも変化する】
【この場合は優しい青年だ、相手に敬意を持つ優しい青年】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 22:27:32.44 ID:FukcWUSSo<> >>376
...一晩お世話になろうかな、と

【飽くまで正直に...取り繕う言葉が咄嗟にでてこなかった、というのもあるが】
【未だあどけなさの残る少年の言葉としては少し違和感があるかもしれないが、事実であり】
【身につけている外套からもその事は察する事が出来るだろう】

【貫徹して落ち着いた面持ちの男、注意深く観察こそすれこちらからなにかしようとは思っていなかった】
【本当に迷子ならば力を貸そうかとも思うが相手は動こうともしないようだし...。】 <> 【深層抱擁/呪縛式】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 22:28:11.13 ID:jsJloNB6o<> >>374

「いや、この位なんともないっ!」

そう言って笑いながら、左腕を振り回した
やせ我慢でもなく、単純に馬鹿だからとしか言いようのないアピールであった

相手の握手に応じながら、話を聞く

「「夢」―――か。オレの夢は覇道を為す事だっ!」

自信満々に胸を張ってそう言うと、相手に対して指を向けた

「そうだ、【変幻承腕】―――オレが勝ったのだから、あんたには友になってもらうぜっ!」

目上の人間相手に対して完全に上から目線だが、これがこの男の姿なのである

「企業って方はよくわかんねぇが、覚えとくっ!」 <> 【夜扈皇属】《ヴァンパイア》高貴なるヘタレ吸血鬼<>saga<>2011/06/08(水) 22:29:50.08 ID:FHAeiWjV0<> >>373
「いやいや、文句何てありませんよ?」

やっだなーあーははは、と見て解る位の空々しい爽やかな笑顔、第一印象だけは大事に、と整えた髪形、黒い服装等で見ればそれなりにいい面なのかもしれない。
しかし、今の女性に対してこの選択肢が正解かと言えば、間違いなく不正解に近い部類な訳で。

「で、何の人外なんですかー?」

やっべーよこいつマジモンじゃねーか。
確かこういう人は設定大好きだから、ちょっとずつ相手の引き出しを開けていけば面倒じゃなくなくなる筈だ。
と、無駄に学んだ電波な人の間違った℃gい方を実践する、少しずつ、少しずつ引き出しを開けていこう。
実際、一度開けたら引き出しは止まらないし、目の前の女性は電波じゃなくて、正真正銘の吸血鬼なんだが。

(……あっち行ったほうがいいんだよな、あれ。)

そしてワインが置かれるとゆっくりと表情を戻していき、自分の傍に置かれなかったワインのグラスを見て、僅かに顔を顰める。こういう所はまだ甘いか。
立ち上がり、ワインのグラスがある方へと座りなおす。仕方ない、仕方ないんだ。そうだ今日は飲んでやろう、何処まで飲めるか知らないけど、酔うと何でも忘れられる!……らしいし。

「いわれなくても飲みますよ、その為にきたんですからねー、ははは……」

情けない野郎だと思われているなんて露知らず、力強さが感じられない声で返事を返した後グラスを片手で持ち、ゆっくりと、口の中に中の液体を流し込んでいく。 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/08(水) 22:30:06.54 ID:ZgWCgIyTo<> >>378
わらわは稲(いな)
よろしくじゃ!貞矢!

【にこっ、と笑った】

【こちらもペコ、と頭を下げ】

わらわの能力はまだ不完全での、参拝客がこればもどるかもしれぬ!

【嬉しそうに尻尾ぴこぴこ】 <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/08(水) 22:32:10.80 ID:eH7mqfGl0<> >>370
【自身の罵倒につられ簡単に怒り狂う不良共】
【怒りに伴って不良の一人が腕を後ろに引き、殴りかかる】
【その動作に割って入った一つの声。それを聞き戦慄くまでもなく怒りと苛立ちを後ろへと向ける】
【その行動を行ったのは殴りかかった者以外の不良BCD】

「んだと、ゴラァ!テメェのようなババアに興味はねぇんだよぉ!」
『むかついちったから、リンチしようぜ!』

【口をそろえて不良たちは女に襲い掛かる。その一方で殴りかかっている不良Aの拳は少女の顔に命中する】

ガハッっ……!!

【わざと吹き飛ばされる。自分と不良たちに割って入った女が能力者なのは一目瞭然】
【コスプレでもない限りあんな剣を担ぐとは思えないからだ】

―――……プッ。女の顔を殴れて満足かしら?野蛮な猿。

【相変わらず冷めた目と態度。痛がる様子も、嗜虐を促す素振りも見せなかった】
【痛みよりも、目の前の些細な不良Aよりも、乱入した女の能力を写本として記す方がよっぽど重要だ】
【だから自身の能力を発動する。―――【魔綴鏡典】発動】 <> 【霊銃弾骸】@Wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 22:33:48.06 ID:xTiV4EBwo<> >>371

「近からず遠からずさ、魔術絡みなのは正解だけどな」
「あ、手ぇ返せ。スペアが無くてな、幽霊だから元には戻るんだが」

【お次は首、毛髪を掴み、無造作に取り外したそれの断面を、あろう事か件の手首へと接続して】
【出来上がったのは腹話術よろしく腕に喋る頭を備えた首無しの幽霊、という何ともシュールな構図】

【ここに取り付けろと言わんばかりに突き出された首のそれもまた、機械を思わせる部品で埋め尽くされていた】


「それで良い、それで良いのさ―――ああ、だからこの話題は二度と出すな」
「全く、人の負い目にぐちぐちとつけこむような奴は嫌―――あ、すまない、有り難う」

【憤慨といった風な表情を浮かべる首、その視界に乳酸菌飲料が入った途端に一転、顔を綻ばせて】
【片手で受け取ったそれを、乳児に与えるように口へと宛がい、勢い良く容器をもたげていく】
【かなり無茶な動作であるが、一連の行動に淀みは無かった。器用な女だ】 <> 【変幻承腕】wiki<><>2011/06/08(水) 22:34:23.13 ID:6WgBGKd/0<> >>380

いい夢だね。すばらしい夢だ。

【相手の言葉に対し、白い男はいささかも気分を害した様子は無い】
【聖人君子の様な表情を偽造(ツク)り、相手に応える】

ああ、構わないとも。これより私達は友人だ。
何かあったら頼ってくれたまえ。

【そうして、握手を離すと、地面に座る】

さて――――私はもうしばらく花見を続けるとしよう。
我が友人、君はどうするのだね? <> 【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ/地竜石<>saga<>2011/06/08(水) 22:35:08.44 ID:u/HRM3b8o<> >>379

「……旅人、か?」

少し考えて出した結論がそれであった
その風貌と言動から、そう推察するのは容易かった。しかし逆に言えば、浅い思考によって導かれた答えである

「もし地理に詳しかったら、案内を頼みたいんだが…」

こめかみを掻きながら告げた
旅人なら道に詳しいかもしれない。これもまた、単純な予想だ <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 22:35:26.06 ID:Hz9tMH1F0<> >>382
「はい、わかりました」
【こちらも微笑み頭の中でしっかり復唱する】

(…これは責任重大になってきたぞ)
【参拝客を呼ぶお仕事(ボランティア)、しっかり呼ぶ客を選ばなければ】

「さて、せっかく神社にきたんだからお参りさせてもらいます」
【ポケットから財布を取り出し小銭を確認しつつ立つ】
【ちょうどいい、ここで小さいのを処理しておこう】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 22:36:49.95 ID:RoUiH1ZI0<> >>375
【無様に地面に転がる女性と少年】
【ちょっと危険な画面である】

「何がしたいか?それは……ふふ…」
「あなたを彼氏にしたい」

【真っ赤な嘘である。が無駄に演技がうまい女性なのである。少年に見破れるかどうか】
【女性の顔も真剣そのもの】
【まるでこの一言を言うためだけに少年にちょっかいをかけていたような感じであるが……】

「あ、私の名前は古堂 影葉よ。宜しく」

【少年とは違いフルネームで答える女性】
【微かに頬が赤い…のは演技である。真っ直ぐに少年を見る】 <> 【深層抱擁/呪縛式】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 22:40:03.02 ID:jsJloNB6o<> >>385

相手の言葉を聞き、満足そうに一度大きく首肯を返す

「オレは今晩の鍛錬に戻らせてもらうっ! 花見はまた今度にするさ、じゃあなっ!」

笑顔でそう言うと右腕を大きく上げ、すぐに踵を返して歩き始めた
その表情は、ひどく晴れやかで満足げである

このまま男は堂々と去っていくだろう <> 【隠密爆楓】煙幕を作り出す能力@Wiki<>sage<>2011/06/08(水) 22:42:35.72 ID:EvV7RiFeo<> >>384

「……便利(?)な身体だな、おい。機械よりよっぽど優れてる」

手を相手の首に無造作にくっつけ、その断面を呆然と眺める。
全く今日は驚かされっぱなしである。なんか少しムカついた。
ともかく、目の前の光景はテレビ画面の中なら笑えるようなものではあるが現実に見ると恐ろしい。
周りに人は居ないだろうな、と確認した。


「ククッ、わかったよ。悪かった。ちょっと反応が面白いから調子に乗っちまった」
「……弱みってのは隠してこそ効果を発揮するものだしな」

表情は依然変わらず、ニヤケ面だが頭を下げて謝る。
最後のところは小さく、聞こえるか聞こえないかぐらいの声で言った。
尤も、この幽霊の弱みを知っておいてあとで得するとはあまり思えなかったが、面白いからよしとした。 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/08(水) 22:42:38.35 ID:ZgWCgIyTo<> >>387

頼んじゃぞ!

【賽銭箱の中には小石がいくつか】
【切ない】

これ、代わりにどうじゃ……?

【差し出した袋には魚と米と山菜がたっぷり】
【お礼のつもりらしい】 <> 【変幻承腕】wiki<><>2011/06/08(水) 22:43:56.39 ID:6WgBGKd/0<> >>389

そうかね――――では、また何れ。
因果と夢が交錯する場でまた会おう。マイフレンド。

【白い男は、そのまま葉桜を見上げる。
 ただ、風だけが静かに吹き抜け続ける……】

/絡みありでした!!! <> 【暗器手妻】 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 22:45:19.19 ID:PSqhcCrs0<> 月に闇に漆黒に焦がれ夕日を思い馳せる様な朱の赤髪、肩まで掛かる其の毛の筋を描く先は
非常に滑らか、故、偶に解れ掛かる髪の一、二本が
逆に其の少し抜けた本人の性格が滲み出し、完璧で無い故の色艶すら思わす
決して飾られた容姿を思わせないのに端正、可憐

ーーー華が揺れる、草木が揺れる、其れは軽く吹き抜く風の如く、一つ花の庭園の中心
刀身露わにしる仕込み杖を緩慢な動作で振るい、時には何も持たぬ腕で舞を繰り為し
歩法で体を旋風の如く、軽やかに一回転の足捌き

「………ーーー壱型《歩法・旋舞脚》、弐之型《双剣術・双隠兎》、参之型《短針術・陰縫》」

彼の今まで動作には一つの暗器で無く、複数の暗器を持ち合わせた想定が為されて居り
手に持つ仕込み杖はあくまで片鱗、彼は一息とも、鞘に収めて
紅瞳は月を眺む、光を帯びぬ淀み掛けた双眸

「……もうこんなの使わないのに、何やってんだ、僕」

庭園の草の絨毯に力無く倒れ込む、独り言、溜息に自身の愚かしさの後悔
此の旅に於いて、戦わぬ事に己の道の真髄を得る為に、選んだ道なのに、生まれ付きの運命の鎖
僕を蝕み離さない鎖、何か胸が苦しい、このまま寝て仕舞おうか
……僕は眸を薄く閉じる <> 【深層抱擁/呪縛式】@wiki<>sage<>2011/06/08(水) 22:45:32.11 ID:jsJloNB6o<> >>392
/乙でしたっ! <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 22:45:51.56 ID:FukcWUSSo<> >>386
ええ、そうですよ...ここは居心地が良さそう、なので

【男の問い掛けに対し、あっさりと肯定する。眠た気に小さく、欠伸を漏らし】

【少年の異様とも言える落ち着きも、冷めた様な目付きも、旅で培われたものだった】

【目尻に溜まった涙を拭いながら楽な姿勢に、重心を片足に乗せた】
【その時小さく、カチャリ、と金属の触れ合う音が響く...鋭い人物ならその音源にも察しが付くだろう】

...ええ、いいですよ。..来たときの道を、未だ憶えているので

【生憎此の森へと足を運んだのは始めてだった】
【ただ、こうした事を繰り返していれば自然と帰り道を把握するくらいの事は身に付いていた】
【あっさりと了承すると男が行動を起こすのを、静かに待つ】

/次少し遅れるかもしれません。 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/08(水) 22:46:48.39 ID:T4cVNKsFo<> >>381
「フフッ……そうね…それでいいのよ…」
何故か…最初の態度よりも少々キツく、なってきている、柔らかい言葉を最初は使おうとしていた、だがその言葉もかすれて行き、
なぜかその声色からも刺々しいものが感じられるかもしれない

そして自分の目の前に現れたその男性、黒一色の男、青い瞳、その顔は遠くから、見るその表情とは違い、
いやその情けない声を出しているその男とは違い、黙っていれば、いい男、そういう印象

「あら…あんたなかなか良い男なんじゃない?ああ勿体無い、あんた男でしょ?しっかりしなさいよ!」
そう言いながら、有無が言わさずに、そのグラスにワインを物凄い勢いで注ぐ、そして出来上がったのが
表面張力だけでその形を維持しているような、そんなワインが出来上がる

うむ、またこの感じ、何時もの感じ、もっと静かな女性になろうとした、だが失敗した
そんな事を、心の隅で思いながら、
近くにあった、煙草を口に加えて火をつける
その煙草を口に加える際に、その女の牙は見えるだろう、血を吸うために持ったその牙、異常に発達したその牙
人間のものでは無い、八重歯?いや全然違う
その者が吸血鬼であるのであれば、それと全く同じ物、その牙が見えるであろう

そしてその何の人外か、その質問の事など、その男によって与えられた、イライラにより
忘れてしまう、という所、まぁ、その男が悪いのではなく、此の女の正確に問題があるのだが…

「で?何の質問だったっけ?」
まったく女らしさの欠片も無いその言葉、容姿は非常に素晴らしいのだが…勿体無い…残念な人…である <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 22:47:54.71 ID:QnxYyQUIo<> >>388

「………そいつは、嬉しい限りだな」
「……まぁ、俺に惚れると火傷するぜってな ははは!」

不可視の眼で、相手のその真剣な演技の顔を見れていなくて良かったと
もし、彼がちゃんとした視界を手に入れた状態なら思っていただろう。
目隠しをした状態の彼にとってすれば、こんなことなど”ありえない”と言えるわけで
───ある意味、自虐とも取れる笑いは、目隠しの奥では瞳が笑っていないことを思わせる。
冗談と受け取ったのだろう。 その笑い顔のまま、頬をポリポリと掻きつつ言う。


「ん? あぁ、宜しく?因みに、俺は仁王山だ。」

「…………あー、えーっと?……杖、杖……」


彼は、女性の微かに紅い頬を別の視点で見ながら
ポリポリと頬を掻いていた手で、軽く挨拶のジェスチャー
────顔の前で、掌を相手のほうに向けて指を伸ばしている。

そして、アスファルトの上を転がりながら、杖のほうへと近づいていく。
吹き飛んだ際に、飛んで行ってしまったようであるからだ。
だが、転がりながら近づいているため、異様に遅い
<> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 22:48:11.02 ID:Hz9tMH1F0<> >>391
(OH……これはひどい)
【あまりの惨状に言葉が出ない、しっかり財布を見て】

【財布の中の小銭全部(1000円以下)・野口さん4枚・諭吉様3枚と約3万5千円を投入、後悔はしていない】

「あっ、いいんですか? こんなに…」
【差し出された袋を見て戸惑う、どれもこれもおいしそうな物だ】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 22:48:16.20 ID:t4hAyHxIO<> >>383

「なにぃ…」

【がら、と態度が変わる女。通常、人体には堪忍袋というものは存在しないらしいが、】
【女は確かに自分のそれが音を立てて切れるのを聞いた。】

「五体満足で許してやろうと思ったのに…」

【そういうや否や、女は大剣を右手で引き抜き、】
【襲いくる不良を一掃する為にそれを右から左に凪払おうとした。】
【もちろん、峰打ち≠ナある。女の剣は異常な切れ味を有している為、】
【「刃」を向けていたらそれだけで相手を真っ二つにしてしまうからだ。】


<> 【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ/地竜石<>saga<>2011/06/08(水) 22:52:57.54 ID:u/HRM3b8o<> >>395

「…まぁ、静かな所だしな。確かに居心地は悪く無いだろう」

ぐるりと周囲を見回してみてから、呟くような声で言った
やはり見た目の年齢よりも落ち着いているな、などと感心しつつ

「あー…すまない、森を出たい訳じゃないんだ」
「『学園都市』―――そこに行きたいんだが、場所を知っているか?」

そう、単に森を出るだけなら己の能力を行使すれば容易なのだ
男には目的地があり、そこに辿り着く為に少年へ道案内を頼む <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 22:55:09.91 ID:RoUiH1ZI0<> >>397
【残念ながらつられなかったようだ】
【ちょっと残念】

「ふふ……私に惚れたら貫かれるけどね」

【恐ろしい。なんと返事次第では貫こうとしていたのだ】
【しかも急所を外していたぶる気だったのだ】

「仁王山。だから?」

【名前を聞いて、だからどうした?と言った。失礼】
【そして少年が杖を求めているのを見て、シュタッと立ち上がり先に杖を取り上げる】
【からの一言】

「じゃ。私帰るわ」

【ばーい。といいながら少年を置いて帰ろうとする】
【しかも杖を持ったまま】 <> 【霊銃弾骸】@Wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 22:55:47.56 ID:xTiV4EBwo<> >>390

「機械と幽霊の合の子だからな、メンテナンスも勿論しなくて良い」

【なんと都合の良い存在だろうか、しかもそれを鼻にかけているらしく、無い胸を張り出してにぃと笑んだ】
【その間首から生えた手は親指を立てていて、所謂サムズアップを示したまま、微動だにしない】


「ふん、解れば良い、今回は特別に許してやる」
「今日のところは行かせて貰うが、次に会った時に同じことをのたまったら次は“ブッ呪う”ぞ、覚えておけ」

【踵を返し、捨て台詞を吐き捨てて足を踏み出す】
【引き留めなければゆっくりと、闇の中へ消失するように消えていくだろう】

<> 【夜扈皇属】《ヴァンパイア》高貴なるヘタレ吸血鬼<>saga<>2011/06/08(水) 22:58:00.03 ID:FHAeiWjV0<> >>396
ゾクリと、背中に冷たい何かを感じた。
その刺々しい言葉の言い方と声に、無意識的に反応を示す。
ああ、こいつはヤベェ―――最近あった熊位にヤベェ―――と。
顔から僅かに血の気が引いていく、不自然に小さく開いた口がパクパクと動き、聞き取れない程小さな声で無理に笑い声を出す。

そしていつのまにかできてるのは、何とも面白い、色んな意味で芸術的なワイン。
いやこれどうすればいいんだよ、てか男だからしっかりしろってないだろ、いつからこの世界はそうなっちまったんだよ……。
いい男っていわれても全然嬉しくない。せめてまともな女性がいいな、本当に。

「……」

そして、口を隠すように添えて、ワインをグラスから零さないように慎重に近づけて、口に入れる。
口を隠す理由は、自分が吸血鬼だと思われたくないからで。
電波な女性に吸血鬼だとバレたら何をされるかわかったもんじゃないと。
いや、別に相手が電波じゃなくても口元は隠すんだが、今日は特に、念入りに。

煙草をくわえる女性、ああ勿体ない、タバコの何処が美味しいんだか俺にはわからな―――

(―――あっれー?)

あれ、吸血鬼様特有の特徴的な牙じゃありませんかー、あれー……。

ぽかーんと、唖然として口を開けてその様子を見てしまう。折角隠した口の中が見えてしまう。
もし見えたら、女性に負けず劣らずの発達した牙が見える筈だ。

「……貴方、本物の吸血鬼な訳?」

上ずった、その上大きな声。
驚いたといわんばかりに眼を大きく開いて、質問の内容を更に確信に迫った物に変える。 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/08(水) 23:00:10.38 ID:ZgWCgIyTo<> >>398
お、お主!
そんなにいれてはお主の金が無くなるんじゃないのかや?!

【慌てて止めに入る】

うむ、わらわの能力とそこらで採ったものじゃ!

【少し誇らしげ】 <> 【隠密爆楓】煙幕を作り出す能力@Wiki<>sage<>2011/06/08(水) 23:01:04.80 ID:EvV7RiFeo<> >>402

「しかしその見た目は一般人にしたらあまりに恐ろしいぜ?」
「悪いことは言わねーからさっさと戻しとけよ」

首から映えた手が親指を立てている。なんとも言えない光景。
もはやニヤニヤも苦笑いに変わり果て、驚き疲れたのかため息を吐き出した。


「オーコワイコワイ。キヲツケサセテイタダキマス」
「……殺せると解ったら怖くないんだけどねー」

一応棒読みではあるが気をつける、と言う。まあ次あったときにはきっと忘れているだろうが。
機械幽霊女……スゴイものにあったな、今度誰かに自慢しようと思いながら、右手を軽く振って見送る。
女が消えたのを確認すると、葉巻に火をつけた。

/からみおつっした! <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/08(水) 23:04:26.15 ID:eH7mqfGl0<> >>399
峰での薙ぎ払いは不良共(BCD)を一掃する。
皆強い力で吹き飛ばされ、腰が抜けたようだ。あと冷静にもなった。
それを見た不良Aは逃げ出そうと―――せず、頬に打撃の跡が残る少女を盾に脅しをかける。

「お、おいッ!こいつがどうなってもいいのか?あぁ゛!?」
「オイ、お前ら、こいつやっちまえ!人質がいる今なら袋に出来るぞ!」
不良BCD『……やべぇよ、やべぇよ。こりゃあ、逃げた方がいいよな』
    『やっ、やるなら一人でやってくれぇええ!!』

芋虫のように這いずりまわる不良BCD。
不良Aの腕によって拘束された少女は何も見ていない。
ただ、流されるままに身を委ねる。
だから顔色は変わることは無い。ちょっと痛いな、と思う程度。
言うなれば蚊に刺されたなぁ。チクセウみたいな感じである。

少女の背後に展開された鏡は時間経過と共に文字が書かれゆく。
/1レス目 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 23:04:27.72 ID:QnxYyQUIo<> >>401

「………はっ、そりゃ困りモンだな。」
「………そういう趣味は無いからなァ」

地面を転がりながら、肩をすくめるという斬新かつ奇怪な行動に出る彼。
言葉は、なにやら皮肉めいていても
行動が、なにやらギャグめいている。


「……だから………だから、一生記憶に刻み込んでおけってワケだ。」
「………っておいおい!!」

少しの思考の後、女性が立ち上がったのを見て、彼も立ち上がりつつ言ったところ
女性が、いきなり、杖を取り上げたため
ソレを、諫め様と近づき始めた瞬間。


「………うぉーい……さっきと、逆だが………ソコで止まれ。影葉さんよ」

先ほど、彼と女性を吹き飛ばした不可視の目玉をやっぱり、不可視の目玉で動かして
歩いていく女性の横30cmほどのところまで近づける。
そして、先ほど自身が脅されたのとは逆に、脅し返すというか少し愉快そうに言う <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 23:05:07.75 ID:Hz9tMH1F0<> >>404
「いえ、大丈夫です、自分はそれなりに稼ぎがいい仕事をしています」
【爽やかな笑顔で相手に語る】
【この街は治安が悪いのか怪我人が多い、怪我を治せる能力者にとっちゃぁ最高の稼ぎ場だ、まぁ高くて一回一万円程度だが】
「これが自分ができる最大限の事です」
【神だからと言え一人暮らしは堪えるだろう、これが青年の善意だ】

「ありがとうございます、おいしく頂きます」
【そして袋を受け止めまた頭を下げる】 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/08(水) 23:10:09.42 ID:T4cVNKsFo<> >>403

「ったく…さっきから言ってるだろ、人間じゃないし、だから人外狩りの坊やが来たんじゃないのかい?」
ただ此の煙を履くためにその顔を横に向けているので、まだその時点では、その牙には気づいてないようであった
次の瞬間までは……

「てか…なんで分かるんだよ…?私は吸血鬼なんて………ひとこ……と……………え?」
(え?なに?この人?この牙……私の牙より凄い………まさか……いや……こんなダラシのない吸血鬼が)
(こんなヘタレな吸血鬼が……同族……?)

相当驚いたのか、自分の分もワインを継いでいた途中であった、そのワインは自身のグラスから溢れでて、そのカウンター一面に広がっていく

まさか同族と出会うとは思わなかった、今までどの位生きてきただろうか、それでも同族とあったのは何度かしか無い、その何年も何十年も、いや何千年も、
その中で、同じ種族、吸血鬼と合うなんてことは……今まで数回しか無い、それほど希少なことであり全く無い事…
その目は瞳孔が開き、驚きを隠せない様子、ただのヘタレの少しイケメンな、そんな男だと思っていた
まさか………吸血鬼だとは思っていなかった…

「え……もしかして?あなた………も?」
その今まで、の声色とは又違うその声、刺々しさも何も無い、唯そこにあるのは、驚き、其れのみである
そのワインは零れ続け、ワインの中身はカラになる……… <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 23:13:41.72 ID:RoUiH1ZI0<> >>407
「そう言う趣味はない?でしょうね」

【こんな趣味の人ばかりいたらたまったものではない】
【ムカつくだけでお腹いっぱいなのに、更に貫かれてしまうのだ】

「はい刻み込みましたー……これでいい?」

【かなりテキトーである】
【少年みたいな反応をされたのは初めてである為、少し戸惑ってもいる】
【それから視線を少年の杖に向ける】

「止まれ?止まれと言われたら………止まるわ」

【まさかの言うことを聞いて止まってくれた】
【止まって杖をクルクル回して遊んでいた】

「で?止まったけど?」

【クルクル回していた杖をポーンと遠くへ飛ばして、聞いた】
【杖は女性の後ろに落下した】

/すみません…風呂です <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 23:14:44.12 ID:mRN2zPnXo<> >>400
『学園都市』、ですか...

【少年の声のトーンが僅かに落ちる、其れは男の役に立てないという事を暗に示していた】

【この町には最近来たばかり、土地勘は殆どないと言って良かった】
【だからこそ此の森に辿り着いたのは幸運であり、利用させてもらおうと思っていたのだが...】

...ごめんなさい、知らないです

【軽く頭を男に向けて下げ、謝って見せる】
【残念ながら力及ばず。目の前の男はどうするのだろうか...、出来うる限りの事なら手伝いたい心情だが】

/すみません、お待たせ致しました! <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/08(水) 23:15:31.70 ID:ZgWCgIyTo<> >>408
そ、そうか……ありがとの!

【心底嬉しそうに】

そろそろ夜も遅いからの、山を降りるのなら送るぞ?

【どこかからホタルが飛んでいる】
【きれいな川があるらしい】
【夜の神社は、なぜだか少し神聖な物に見えるだろう】
【そこに居る少女も含め、ひとつの絵の様だ】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 23:18:51.22 ID:t4hAyHxIO<> >>406

「…手応え0ね…」

【ぐわん、と残心を取りながら、女は大剣を刃を上にして担ぎ直した。】
【後一人いたはずだが、と振り返ると、そこには女の子を盾にするように、】
【残り。つまり治安を荒らす不良の残党がいるではないか。】
【そこで、ふと、少女を観察する。殴られた後があるが、印象的なのはそこではなく、】

「……」

(…どうも…普通じゃ無いのよねえ…)

【相手の態度である。一般的には怯えたり、】
【拘束を解こうともがいたりしそうなものだが、どうも相手にはそれがない。】
【淡々としており、余裕さえ感じられた。流れに身を任せるその様子は、】
【何か別のこと≠ノ注意を払っているように感じられる。】

「…ん?」

「…ちょ、ちょっと!…後ろのあれ、何よ。あんたら幻想持ち?」

【とりあえず、このまま刺激していてはまた女の子に気概が及びかねないので、】
【女は大剣を背に戻した。そこで始めて、少女達の後方に展開された「鏡」に気づく。】 <> 【夜扈皇属】《ヴァンパイア》高貴なるヘタレ吸血鬼<>saga<>2011/06/08(水) 23:20:38.90 ID:FHAeiWjV0<> >>409
正直、入った直後に一人で何かを呟いていた時点で危ない人で、自分は人外だと思い込んでる
自然的に治るのを待つしかない頭の病気を抱えた人だと思っていた。
しかしそんな事はなく、目の前の女性も吸血鬼で、その証拠は人間でははやす事のできない、吸血鬼特有の牙を持っていて。
そしてこっちはおそらく口をあんぐりと開けていたんだろう、相手は相当驚いている。
そう、まさかなのだ。この短期間に既に二人、吸血鬼と、その血が混じった人にあっていたが
まさか、三人もあう事になる等とは思っていなくて、いや逆に会う可能性もあったのだが。
流石に三人目はないだろうと、そっちの方向に考えていただけに、その驚きは、大きかった。

「そう……だけど……。」
「じゃあ、本当に人外狩にもあったし、最初に来た時に喋ってた事は……。」

女性が零したワイン等視界に入らず、入っても恐らく目もくれず。
電波な人なんかじゃなくて、本物の同属の、吸血鬼。 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 23:21:21.12 ID:Hz9tMH1F0<> >>412
「いいってことですよ」
【照れくさそうに笑う、これでまた親友と呼べる者が増えた、本当にこの街は面白い】

「あっ、お言葉に甘えさせてもらいます」
【周りの景色を見ながら呟く、これはまた幻想的だ】

(…ホタルも神社もきれいだな、それにこの子、…顔も良いって何考えてるんだ…)
【軽く頭を振り邪念を飛ばす、神様とお付き合いなんてこんな一般人から見たら雲の上】
【自分が原因で神々と人類の戦争なんて洒落にならない、本当に】 <> 【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ/地竜石<>saga<>2011/06/08(水) 23:21:48.40 ID:u/HRM3b8o<> >>411

「そうか、仕方ないな。ありがとう」

気遣いの言葉は掛けず、感謝を述べた。見ず知らずの自分に協力してくれようとした心意気への謝意だ
そして男は空を見上げる。そこには変わらず月が在った

「――まぁ、自力でなんとかしてみせるさ」
「これ以上、邪魔になっても悪いしな。俺は行くとする」

少年に対する配慮だった。早く寝たいと思っているかもしれないのだから、早々に立ち去るべきだと判断する
脱出は――空から。背中から灰色の翼を生やした。それは紛れもない人外の証

「…………」

少年の反応が気になったので、すぐには飛び立たない。あくまで平然とした体裁を保ちながら様子を伺う <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/08(水) 23:23:34.01 ID:QnxYyQUIo<> >>410
相手の反応に矢張り肩をすくめて目隠しの下から少しだけのぞく眉を顰(ひそ)めている。
でしょうねといわれたら、そうだと答えるしかないので
彼は、この一連の行動で、そうだという意思表示をしたのであった。


「ソレで、一生もつモンか?……まぁ、別に良いんだけどよォ?」

適当な返事に、その覚え方で一生忘れないでいられるか?と聞く彼。
その後に、その質問に真面目に答えられても困るなという事で適当であることを伝え
不可視の魔眼を操っている。


「……だ〜か〜ら〜っ! その杖を………って、何してんだァ!」
「………良いから、動くなよっ?! ったく……アレが無いと落ち着かねぇってんのに……」

彼は、その魔眼を操ったまま、杖を渡すように
目の前の女性に言い放とうとするが、女性が自身の杖を
遠くへ放り投げたため、少し慌てると、もう一つの不可視の眼を操って着地点をを、目視している。

そして、彼は女性にそのままの状態で動くなと宣言すると
口元を歪ませながらも、放り投げられた杖に向かって歩いていっている <> 【飛翔脚昇】@wiki<>saga<>2011/06/08(水) 23:24:08.78 ID:l29mHUCt0<> 【廃墟の立ち並ぶ裏路地を、イヤホンをして歩く一人の男がいた】
【イヤホンの先は、今時逆に珍しいカセットの再生機だった】

「〜♪・・・〜〜♪」

【小さく鼻歌交じりで歩いていた 何故こんな怪しい場所を歩いているかと言うと、仕事の関係だ】
【ほんのちょっと、ちょっとだけグレーゾーンの仕事だったので報酬をこんなところで受け取った帰りだ】

「―――重い」

【かなりゴツイ作りのジェラルミンケースを片手に、ゆっくりと歩みを進めていた】
【もう数分も歩けば、まだまだ賑わう繁華街に出るだろう】


/こんな時間から絡み待ちしてみる… <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/08(水) 23:26:06.01 ID:ZgWCgIyTo<> >>415

じゃあ……面白いものをみせてやるぞ!

【ポン、と手を打つと街まで安全な道を案内するように鳥居が立つ】

ほれ、いくぞ♪

【手を引いて歩き出そうとする】

【幻覚の力を発動してあり、左右に等間隔に提灯が明かりをつけ、地面を照らしていた】

【ゆっくりと周りの景色を見ながら、街まで着くと少女は笑いながら見えなくなるまで手を振るだろう】

/絡み乙有りでした!
/落ちるので若干強引でごめんなさい <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/08(水) 23:32:25.46 ID:mRN2zPnXo<> >>416

ええ、お気をつけ..―――ッ!?

【行く、という男。帰り道はどうやら把握しているらしく】
【その『学園』とやらに無事辿り着けば良いけれど、そんな事を考えながら見送ろうとして―――唖然】

【灰色の目を見開き、驚きを露にする。感情の起伏が薄い少年にしてみれば、とても珍しい】

【人外を目撃した事等そう無いのだから仕方がなくもあるが。】
【..軈て、相手が様子を伺っている事に気付き、我に帰ると】

...お気をつけて、下さいね

【人外だと分かっても、掛ける言葉は変わらない】
【驚きの余韻を僅かに残しながらも無表情に近く、先程と同じ様に声を掛け見送った】

/絡みあり乙でした!話を広げられずごめんなさいでした・・ <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/08(水) 23:32:36.32 ID:Hz9tMH1F0<> >>419
「おー…」(きれいだな)
【神様の能力で見る景色は本当に美しい、しっかりとこの眼に刻もう】

(しかし問題がある…)
【こんな時に問題とはこれいかに、しかしこの内容は】
(かわいい子と手を繋いで歩くということだ…!)
【可愛らしい笑顔で手を引かれる、心なしか誰かに見られる感覚、ああ、あの時と同じだ】

【あまり深く考えないで街に着き、自分も見えなくなるまで手を振って帰っていったとさ】

/乙です! <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/08(水) 23:33:18.64 ID:T4cVNKsFo<> >>414

「…………」
此処に来た者は経営してから2人目、一人目は人外狩りの坊や、2人目は…この眼の前に入る、その吸血鬼
2分の1でこの吸血鬼、いや…其処ではない、こんな酒場に入ってくる時点で相当の確率なのであって………

言葉では現せない、この感覚、何かは解らなかったが、何かがその女の心のなかに出来たのである
今まで一人で孤独に生きてきて、久しぶりに会った同属………それは驚きも隠せないだろう、

「ええ……聞こえてたの?そうね…フフッ…ザマア無いわね」
「人外狩りの坊やにも会ったし……さっきの会話もそうね……恥ずかしいけど、そういう事、」
独り言、いや独り言ではあるが女の体には、無数の血が流れている、その無数の血の中にいる1人その1人の問いかけていた
答えは帰った来るはずもない、そんな事はわかっているが……そういう事である…
強がっていた、まさか聞かれていたとは、自分の弱いその部分、その会話を聞かれていた、

女は失笑しながら、その今までの、強気な女、その姿は無かった、

只の、強がりの、プライドだけが高い、ただの女、吸血鬼、ただそれだけである

ワインが全て無くなっているのに気づくが、その零れた液体を拭いている、そんな感じでもなく
その男の言葉に、素直に返事をした

「アハハッ………まさかこんな所で…同属に会うとはね…。情けない…アハハッ…」
情けないとは自分のこと、吸血鬼と言えどもやはり感情はある、弱いところは弱い、そういう感じ <> 【百式武装】@wiki E:トンファー、ヌンチャク、洋弓<>sage<>2011/06/08(水) 23:35:26.08 ID:jsJloNB6o<> >>418

「アハ――何持ってんノ?」

裏路地に快活な女の声が響き渡る
声の主は路地の出口の方から歩いてきており、興味深げに男の方を見ていた

「運ぶの手伝おうカ?」

特に深い意味も持たず、ただの親切心からそう尋ねる
女の方としては、こんな夜中に暇を持て余していた所だったので、その位の余裕はあった <> 【魔乃魅力】<>sage<>2011/06/08(水) 23:40:02.73 ID:zAA5tdHjo<> ――【夜、繁華街】――

朧月が虚しく照らしきれぬ廃墟郡を抜けたその先に、月よりも明るさを放ち続ける九龍城と見紛う程入り組んだ繁華街がある。
その繁華街の大通りに、人の間を縫うようにして箒で進む魔女が一人、今宵も暇を持余しながら夜の散歩に出かけていた。
大きな三角帽子に背中を大きく露出した真っ黒ドレス、ロングブーツに腰まで届く絹のような黒髪は、童話に出てくる魔女そのもの。
まぁ、魔女なのだが。―――それはさておき。今宵の魔女はただの散歩では無いようで、纏う雰囲気は少しだけ違っている。

「……久しぶりに…”食事”したいわねぇ……♪」

獲物を探しているような漆黒の双眸は絶え間なく通行人を行き来しており、細められている目はそのまま人を射殺してしまうのでは
という程に鋭い。朧月夜も相まって、それはそれは、街から浮いて見える事だろう。

「…んー……誰か、いるかしらぁ…?」



/何でも対応です <> 【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ/地竜石<>saga<>2011/06/08(水) 23:41:58.07 ID:u/HRM3b8o<> >>420

少年の驚愕は免れない
もしかしたら見慣れているかもしれないと心のどこかで期待していたが、これはどうにもならないことだ

しかし続いて掛けられた少年の言葉に、男は安堵する
人外にも同じように接してくれる者と一人でも多く会話できるのは、男にとって嬉しいことであり

「―――…ありがとう。驚かせてすまなかったな」

だからこそ、もう一度感謝を述べたのだった

そして男は大翼を躍動させ、飛翔する。月が近くなった気がした
最後に少年へハンドサインを送り、別れを告げる
バサリという羽搏く音を残して、男は少年の視界から消えた。少し遅れて、灰色の羽根が地面へ数枚舞い落ちた

/こちらとしては勘を取り戻せたので丁度良かったのですが、こちらから広げられず申し訳ないですorz
/乙ありでしたッ <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/08(水) 23:47:21.39 ID:eH7mqfGl0<> >>413
【女の発言によって後ろを振り向こうかと思ったが、それは罠なのではないかと猜疑心が強く働き喚く】

「うるせぇ!俺に隙を作って凹る算段なんだろ!あぁ!?」

【そんな姿を見てクスッと笑いをもらしそうになるが、相変わらず冷淡な表情を崩さない少女。】
【実際自分の能力なのだが、幻想呼ばわりはされたくなかった。これは自身の目的に密接に関連した作業なのだ。】
【能力を写す、いわば写本作成のための鏡なのだ。これによって自身の求めている物に手を伸ばすため。手にするため。】

幻想…?なぁに、それ?わたし、知らないわよ。
それに鏡が後ろにあるなんてSFの見すぎなんじゃないの?

【少女が不良Aに構わず顔を横に動かし横目で自分が出した鏡を見て、絶句するフリをする】
【元々が冷淡なので表情の変化はわずかしかない。そしてこの行動は不良Aをさらにイラつかせる】

不良A「てめぇ!何勝手な事してやがるッ!」

【不良Aは少女への拘束をさらに強めようとしている。表情は血走っている】
【少女は不良Aの言動を内心で嘲笑ってい。表情は至って冷淡】
<> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/08(水) 23:47:56.37 ID:eH7mqfGl0<> />>426
コピー作業 2レス目

を追加します <> 【飛翔脚昇】@wiki<>saga<>2011/06/08(水) 23:48:46.16 ID:l29mHUCt0<> >>423
「おや?」

【女性の姿を見て、空いているほうの手で片方のイヤホンを外す】
【もともとそんなに音量は大きくなかったので、別に外さなくても聞こえるのだが】

「あぁこれかい?実は・・・大金なんだ・・・」

【必要以上に深刻な顔をして言ってみた 普通の人間が見たら、冗談だと思うだろう】
【わざわざ隠す必要もだろうが、堂々という必要もないだろう】

「いや、大丈夫だよ なんとなく歩きたかっただけだから」

「君はどうしたんだい?こんなところで」

【柔和な笑みを浮かべて、相手の申し出を断った その気になれば、空を飛んで帰ってもいいのだ】
【わざわざ路地裏を覗き込んで、自分を見つけたようだ 暇なのだろうか 当たっているのだが】 <> 【夜扈皇属】《ヴァンパイア》高貴なるヘタレ吸血鬼<>saga<>2011/06/08(水) 23:48:55.55 ID:FHAeiWjV0<> >>422
「……」

目の前にいるのは、先ほどの強気な女性ではなく、何処か弱そうに見える同属の女性。
無理に笑って見せて、自分に対して言葉を放っている。先ほどの言葉も独り言ではあるが、明確に向けた相手がいるという事になる。

「……こういう時こそ、飲むんじゃないの?」

まあ、だからといってかかわってほしくないんだろうけど。
俺だって名前は答えたくない。過去に何があったのかだって答えたくない。
態々人がいない時にこんな場所でいう事。そんな事の予想は安易につく。

「ほら、零してるよ?入れ直して飲めばいいじゃない。」

と、いうより、この気まずい空気が嫌だったし、正直何のことかと聞いてまた高圧的な態度を取られるのも嫌だった。

話題逸らしにもなるし、結構いい手なんじゃね?と内心で自画自賛する吸血鬼。やっぱり小物である。 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/08(水) 23:57:44.65 ID:t4hAyHxIO<> >>426

「い、いやいや…」

【不良の対応でわかった。おそらく能力者≠ヘ少女であろう。】
【少なくとも彼は自身の後ろの鏡に気づいておらず、また、】
【器的にもそれを展開できそうな余裕は見当たらなかった。】
【簡単にいえば「現状」で手一杯ということだ。】

「…お前…さっきから「女」を殴ったり締め付けたり…」

【そろそろと左足を後ろに下げながら、女は鋭く不良に言った。】
【その間も思考は続く。不良に比べてもう一人、すなわち少女はどうだろうか。】
【今にも首でも閉めようかとしている様な形相の不良に拘束されているのに、】
【やはり涼しげだ、どこか世界を見切ったような、】
【冷淡な雰囲気は、女の知る「ある人物」を彷彿とさせた。】
【そして、ここで思考は中断。両足にぐっと力を入れ、重心を落とし、】

「いい加減にしろ!!!!」

【ダン!!】
【といきなり急接近しようとする。近づけたなら、】
【それこそ「虎」のような怪力で顔面を思いっきり殴るのだが。】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/08(水) 23:58:02.12 ID:RoUiH1ZI0<> >>417
「覚えたし、安禄山 厳でしょ?」

【わざと間違う】
【そして口から少し舌をだし、テヘペロする。無表情で】

「すみません、手が滑りました。ダイナミックに滑りました」

【こんなことを言う】
【しかし今回に限っては本当にダイナミックに手が滑っただけである】
【失敗したなあ……という表情をしている】

「動いたらどうなるのっと」

【スタスタと杖に向けて歩き出す】
【しかし、もし少年よりも先に杖のもとにたどり着いても拾ったり投げたり渡したりはしない】
【ただいるだけ】

/おくれました! <> 【百式武装】@wiki E:トンファー、ヌンチャク、洋弓<>sage<>2011/06/08(水) 23:58:10.03 ID:jsJloNB6o<> >>428

「へっ?」

男の言葉に拍子抜けしたような声を上げる
俄かには信じられないという表情を浮かべながら、

「イヤイヤ、無いでしョ」

片手を顔の前で振りながら、突っ込みを入れる
簡単に人を信じる女であったが、流石にこれは信じられなかったようだ

「そうかイ? ―――アタシはただの散歩だヨ」

男に断られた事にも、気にしたそぶりは見せずに返事を返す
目的も無く、フラフラしていただけなのだ <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 00:02:08.79 ID:Oty3t7dio<> >>429
勿論、話す気などはない、話たところで、なにも解決などしないし、もう自分の中では解決している事ではある
ただ、そのたまに出た、その言葉を聞かれただけ、そういう事、弱いところを見られただけ、
自分の思いに干渉されるのも嫌いであるし、真実を知らない物、まぁ彼女しか知らないのであるが、
真実を知らない者に何をいわれようとも、なにも変わらない、ダカラ、その会話も重い空気も此処で終わる、

「うるさいわね……私はもうさっきから飲んでるの、まだまだストックはあるんだけどね」
「あんたもさっきから全然進んでないわよ!飲みなさいよ!さっきまで頭を抱えていたあんたに言われたくもないわね!」

そう言いながら、その後ろの扉から、有るだけ有る、その酒をドンドンと置いていく、
酒はグラスで飲むのが一番旨いのだ、其れが一番いい、そして少量を入れるのが一番うまいのだ、

表面張力でその形が維持されている酒など、なにも美味しく感じない、とう言うことで、女性は、少量のワインをグラスにいれて
そのグラスを持った、

「あんた……今日の記憶は全部忘れさせてあげるから…全部飲みなさいよ…」
そう言いながら、グラスの口を、相手の方に向ける、乾杯しろと、そう言っているのか、
初めての乾杯、同属との初めての乾杯、
理由を聞いても聞かなくても、高圧的なことには変わらない、だが当初の高圧的な態度とは少し違い、
女である、そういう感じの、態度である、ワガママで、自分勝手で、でもどこか愛らしい、初めて他人にみせるその態度である、

相手がどんな男であろうと関係ない、自分の為に話を逸らした其れも関係ない、彼女にとって其れがありがたい事である事には変わらない、そういう感じ <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/09(木) 00:06:59.36 ID:eJkBAn/y0<> >>430
【強い猜疑心で反応が遅れ、強烈な一撃を顔に食らう事となった不良A】
【これを以て不良は一掃された。少女は自由の身になった】
【―――というのに。少女は顔色一つ変えない。相変わらず冷めた雰囲気】

―――……ありがとう。お姉さん。
お姉さんは強いんだね。尤も私には強さなんてのはいらないから関係ないけど。

【月に照らされた少女の表情は、月光を浴びた氷河の如き輝きで】
【何事も歯牙にかけず、金色の長髪を右手で梳いている】

【鏡を見ればわかるだろう。鏡には光沢を放つ文字が密集している】
【だが完結していない。一端を記しただけである】

/コピー 3レス目 
コピー完了 
【真双戒剣】
この能力の鏡典の使用時、【魔綴鏡典】は自身に怪力を付与する大剣を創造する。 <> 【飛翔脚昇】@wiki<>saga<>2011/06/09(木) 00:08:44.74 ID:ysKpwgZR0<> >>432
「アッハッハ・・・ そうだよね、普通無いよね」

【女の言葉に、小さく笑って肯定する】
【女を馬鹿にしたわけではなく、アリナシで言えばナシ の行動をしている自分が可笑しく感じた】
【そもそも、『色々あって』綺麗になった金だったはずだ 軽々しく言っている男が異常である】

「それはそれは、暇人なんだね?君も」

「いいんじゃないかな、俺もついさっき仕事が終わってね つまり暇人」

【賭けてもいい そんな大金を持った暇人はいない】
【どこかの店に入ったとしたら、店ごと買えるような金額を持った暇人は、ずっと楽しそうに笑っている】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/09(木) 00:09:15.56 ID:RKhFvdgRo<> >>431

「…はっ、巌だけは間違えないでくれりゃー、構いやしねぇよ」
「ただ、安禄山は止めろ。 赤城山とかなら、許さないでもねぇ」

鼻から息を出して笑うと、下の名前さえ覚えてくれれば特に不自由しないと言う。
そして、ニヤリと笑いながら、冗談のように言う。
許さないでもないので、許すわけではないのであるが。


「……何処のフィギュアスケート選手だよ。 バッキャロー」
「滑るんなら、ダイナミックに氷の上だけで頼みたいモンだなァ!」

女性のこの調子にも少しばかり慣れて来たのか
華麗に突っ込む彼。 チョットばかし分かりにくい気もしないではないが
口元がだらしなく緩んでいるため、自分では分かりやすいと思っているのだろう。


「……あー……そりゃ、考えてなかったなァ……」
「………まぁ、動かないでくれるとありがたい………って、おい!影葉さんよ!」
「…早速!? 早速、ご機嫌に動き始めちゃうのかよ!」

ボリボリと頭を掻きながら、杖に近づいていっていた彼は女性の質問に答えた
その直後、女性がスタスタと歩き始めたため、驚いたように口を開けると
直ぐに、気を取り直して、たったったと奔り始めた。
だが、所詮、身体能力もむしろ、低いぐらいの彼より、先に女性が着いてしまった。
それでも、目の前の女性は何をするわけでもなくただ、立っていたので、彼はその光景を不思議に思いながら近づいてきて


「………ふぅ……せめて、拾って俺に渡すって言う選択肢をセレクトして欲しかったかなァ!」

息を整えながら、杖を拾い上げつつ、女性のほうへ顔を向けて言う <> 【夜扈皇属】《ヴァンパイア》高貴なるヘタレ吸血鬼<>saga<>2011/06/09(木) 00:14:06.08 ID:Hd0Md8xd0<> >>433
「えちょ、俺初めてだからあんまり飲みたくないかなーって……」

あんたの事で悩んでたんだよ何て口が裂けてもいえない。
遠まわしに危ない人だと思ってました、といっているような物じゃないか。
そして自分のグラスだけはちゃんとワインを入れる女性、おいさっきのふざけたグラスはどういう事だったんだよと思わず突っ込んでやりたくなる。何と理不尽な事か。

「……付き合えばいいんでしょ、付き合えば……。」

ここでその誘いを断る程の勇気はないし、そこまでノリが悪い訳ではない。
何よりも相手は同属だ。少しくらいなら同属のわがままくらい聞いてやるかと。
相手がこちらに向けたワイングラスに、こちらのまだ中身が少量残ったワイングラスを、やさしくぶつける。
その手は何処か渋々やった、という感じが現れている乾杯で、隠すつもりもないのかはぁ、と大きく溜息を直後に吐く。
いきなり二日酔いという奴がわかるかもしれない、絶対解りたくないが、絶対に。

ただ、目の前の女性の態度が、何処か和らいだような気がしなくもない。
初めてあったばかりの俺でもわかるくらいに自分勝手な奴だな、とは思うけど。
後日、吸血鬼の頭痛がひどかったとか何とか

/キリがいいし、ここで終わらせますね!
/絡みありがとうございました!吸血鬼とロールできて楽しかったです! <> 【百式武装】@wiki E:トンファー、ヌンチャク、洋弓<>sage<>2011/06/09(木) 00:14:34.67 ID:d8ufAVGBo<> >>435

「ウン―――無いよ、普通」

普通は無い、ありえない
この女は決して普通の思考回路を持っているわけでは無いのだが、今回ばかりはマトモらしい
或いは、触れるべきではないと本能で感じているか――

「アハハ―――キミも暇人かァ。仕事ってどんな事してるんだイ?」

愉快そうに笑いながら、尋ねる
大金では無いだろう、と女の中で予想しつつ
――しかしやはり男の仕事とその荷物の中身に好奇心が向いていた <> 【隠密爆楓】煙幕を作り出す能力@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 00:14:46.75 ID:38+GoHXQo<> >>424

「――――ククッ」

女性とは反対方向から、一人の青年が歩いてきていた。
灰色の髪に白い肌、黒い瞳――――右目の下には十字架の刺青が刻まれている。
服装は灰色の楓を散らした黒いきもので、其の風貌はまさに白黒写真から抜けだした人間、といった物である。

「怖ぁい眼で何探してんの?」

女性とは別の意味でその場から浮いている青年。
その女性の目付きの恐ろしさに興味を持ったらしく、ニヤケ面で声をかけた。
まるで“狩猟者”のような眼で通行人を見る姿はとてもじゃないが観ていられるものではない。
本当に何か被害が出るのではないか、声をかけたのはそんな心配を胸中に抱いたからだ。 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 00:18:01.86 ID:Oty3t7dio<> >>437

(フフッ…万屋…また飲み相手にでもなってもらおうかしら……アハハッ)

そう思う吸血鬼が板とか居ないとか

/はい、楽しかったです!いろいろ分かりにくい点があったかもですがありがとう御座いました! <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/09(木) 00:21:10.54 ID:r/+Q16zz0<> >>436
【実は名前も間違っていたのだが気付かれなかったようだ】

「そうか……じゃあ昭和新山 巖で」

【昭和新山とは北海道の洞爺湖町付近にある、噴火によってできた小さい山のことである】
【ちなみに禿山】

「……つまらないよ」

【少年のツッコミをバッサリ斬り捨てる女性】
【心なしか辛辣な物言いになっている。つまりイラつかせたいからではなく、本心からそう思ったのだろう】
【随分厳しい評価基準である】

「考えてないの?考えなしのポンコツなの?頭の悪いボーフラなの?バカなの?」

【段々ただの悪口と化してきたが、これはイラついてくれればいいな、という切なる願いから来たものであって】
【本当にこう思っているわけではない。多分】
【とか言ってるうちに少年よりも先に杖のもとへたどり着く】
【だが別に拾ったりせずに突っ立っているだけであるが】

「あと3秒遅れてくれば拾うつもりだったのに」

【嘘である】 <> 【飛翔脚昇】@wiki<>saga<>2011/06/09(木) 00:21:14.37 ID:ysKpwgZR0<> >>438
「まぁ、大金を持った人間は心が荒むらしいから、俺は違うんだよきっと」

【問題点は、男がこの金額を大金だと思っていない点である】
【ジェラルミンケースいっぱいの札束が大金でなければなんだいうのか】
【柔和な物腰と口調からは、決して読めない感情だった】

「運び屋、かな こう見えても社長だったりする」

「とは言っても、全従業員は3人だけど」

【わざとらしいドヤ顔をして、片手の親指で自分を指差す】
【会社の規模と収益が釣り合っていないのは、こんな仕事も請け負うからなのだが】
【従業員三名、と聞いて立派だと思う相手はいないだろう】 <> 【魔乃魅力】<>sage<>2011/06/09(木) 00:22:13.15 ID:RGDCUCmOo<> >>439
喉を引っかくような笑い声に気づいた魔女は箒をぴたりと停止させ、声の方向へ視線を移動させる。
そこに立っていた人物は、一言で言うなら”モノクロ”な青年だった。どこかの古い写真から抜け出してきたような
不思議な感覚を覚えてしまう風貌、その右目の下に刻まれた十字架の刺青。魔女は相手から距離が離れて
いる場所でありながらも、よく通る艶がかった声で返事をする。

「こぉんばんわぁ……坊やぁ…?」

ニッコリと微笑みながら三角帽子をガンマンのように指先で押し上げ、右目の十字架をぼんやりと眺めつつ
当たり障り無く、適当な理由を立て並べる。

「今日は気持ちのいい夜だと思ったから、お散歩してただけよぅ?
                         ……坊やは何してたのかしらぁ?」

箒の上で足を組み替えながら問う魔女。
繁華街で人ごみに紛れていた魔女であったが、いつのまにか人々は青年と魔女を避けるようにして通っていく
ので二人の空間だけ切り抜かれたようにぽっかりと広がっていた。 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 00:22:43.84 ID:Jl0c1LqIO<> >>434

「ったく…それと、24歳をババアと言うな!!」

【倒れる不良をドカ、と蹴り、女は吐き捨てる様に口を動かす。】
【さて、と女の子と向き合うとやっぱり冷めた雰囲気。】

「…別に。能力持ってるならあんたのほうが強いんじゃない?」

【女は確信していた。間違いなくこの人は能力者だろう、と。】
【鏡を一瞥し、月夜に煌めく金髪をかく少女に言う。】 <> 【百式武装】@wiki E:トンファー、ヌンチャク、洋弓<>sage<>2011/06/09(木) 00:29:31.64 ID:d8ufAVGBo<> >>442

「そうなのかナ?」

小首をかしげながら、疑問を投げかける
大金を持った人間の心が荒む――という件に対しての疑問だが、他の意味にも取れるだろう

「運び屋さんカ、しかも社長! 凄いねッ!」

心底感心したように言う女
働いていない――もとい働くのが苦手な女としては羨ましかったのだろう
従業員三名と言う点はさして気にしていないようだった
所か、むしろそちらに興味が向いたようで――

「他の二人ってどんな人なのかナ?」

運送屋と聞いて女は思い当たる節があった
迷子になっていた二人組を案内した先も確かに運送屋であったと <> 【隠密爆楓】煙幕を作り出す能力@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 00:32:49.35 ID:38+GoHXQo<> >>443

人の雑踏、ざわめきをすり抜けるように青年の耳に女性の声が入ってきた。
随分と通る声である。彼が耳がいいという点を差し引いてもだ。
少なくとも普通の人間ではないだろうな、と笑みをわずかに深くした。

「ククッ、こんばんは」

挨拶を返しながら、女性との距離を詰めていく。
会話するのに適切な距離になると歩みを止め、女性と対峙した。

「散歩ねぇ……ククッ」
「俺?俺は面白いものを探してたのさぁ。例えば、常識から外れた人間とか、な」

要は普通じゃないものを探すためにわざわざ夜の街を歩いていたらしい。
女性の適当な言葉に対して、青年の言葉は嘘ではなかった。
彼の中での優先順位で、仕事と並んで君臨するのが“探求”である。 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/09(木) 00:33:17.71 ID:RKhFvdgRo<> >>441
ぐはっ ぐははっ 気づかなかったのは、気のせいです。たぷん。

「もう、巌だけで、構わねぇよ………やっぱり。」

どうやら、諦めたのだろう。
下の名前だけで、十分だと言う。 下の名前の漢字が難しくなっているが気にしてはいけない。読みは同じである。
溜息がどんどん深くなっているが、疲れているわけではない。


「………そう………かよ!……悪かったなァ!」
「……ちくしょう……」

余りの辛辣なバッサリ加減に、グッタリ来ている彼こと、仁王山君。
持っている杖に寄りかかって、グッタリと言うか、哀愁が漂っている感じになっている。
言葉節から、つまらないという意思が伝わってくるほどに正当な評価を受けたせいに違いない。


「……ソコまで言うか!?  いや、まぁ、賢くはねぇがよぉ?」
「流石に、そこまで言われるとは、思いもしてなかったぞ!!?」

ガビーンと言う、効果音さえ聞こえてきそうなほどに、落ち込みと、若干のイラつきを口元に表現している彼。
彼の口元に、同時に中々共存し得ない二つの感情が篭められている。

そして、目の前の女性の言葉に対して


「………その3秒後にも後、3秒遅れてくればって言うんじゃねぇだろうな?」

何だか、女性のやり口がだんだんと分かってきたような気がしている彼は
そんなことを言う。 <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/09(木) 00:34:20.54 ID:eJkBAn/y0<> >>444
さあ、ね。私は強さなんて求めない。求めるのは名前。
わたしの本当の名前。今ではない何時かに失った名前。それだけ。

【自身の目的をさらりと言ってのける】
【月が綺麗。そう呟いた後何かの演劇かのように腕を伸ばす】
【自身の追い求めている物をその手に掴まんとして】

<> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/09(木) 00:40:23.75 ID:RGDCUCmOo<> >>446
多少近くまで歩み寄ってきた青年を細めた目でみつめたまま、意味深にずっとニコニコ微笑を浮かべる魔女。
青年によれば、”常識から外れた人間”を探すために夜の街を歩いていた、そこで自身と出会った、といった
所だろうか。簡潔に言えば、青年の目的はすでに達成されたのだろう。目の前で浮遊する箒に乗った魔女に
出会ったのだから。魔女はニッコリと微笑を崩さないまま、間延びした声で言う。

「常識から外れた人間、ねぇ……んっふふー…よかったじゃなぁい、坊やの目的は今達成されたわよぅ…?」

それ以上の言葉は必要無いだろう、ニュアンスを込めてそこで言葉を区切ると箒からひょいっと飛び降り、硬い
コンクリートの地面にヒールの音を二つ響かせ、左手の指先をくいっと動かす。そうすると、箒は静かに魔女の背
に移動し、静止。モノクロと対峙する黒一色の魔女は、青年を見定めるように上から下まで見つめる。

「……んー……貴方、美味しいのかしらねぇ…?」

その意味は青年にとって定かでは無いだろうが、魔女も青年に興味を持ったようなのは確か。
こつん、こつん、と青年に歩み寄りながら、ほんの数メートル手前で止まると、魔女は突然―――。


「んっふふ……”食べていい”かしらぁ?…♪」

と、どこか上機嫌で聞くのだった。 <> 【飛翔脚昇】@wiki<>saga<>2011/06/09(木) 00:41:27.47 ID:ysKpwgZR0<> >>445
「少なくとも、俺の知ってる金持ちにロクなのはいないかな」

【過去のクライアントを思い出して、裏づけを証明する】
【ロクでもない依頼ばかりだった覚えがある 限定のフィギアなんぞ知るかよ】
【うんうん、と何となく無情さをかみ締めつつ一人で納得するのだった】

「元々一人で始めた商売だったからね、名目上そうなだけだよ」

【自分なんかに感心している女に、クスッと笑いながらそう言った】
【以前まで、社長兼秘書兼ヒラ社員だったのだ そんなに凄いと思った事は無かった】

「ん?ブロンドの落ち着いた感じの女性と空色の髪の男の子かな」

「知り合いの紹介でね、断る理由もなかったから最近雇ったんだ 秘書ってとこかな」

【ふむ、と従業員の容姿を簡単に説明した 別にこのぐらいいいだろうと思ったのだ】
【まさか従業員が世話になったとは知らず、そもそも自分のもとにたどり着いたのも女のおかげなど・・・】
【男は、まだ知らない事だった】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 00:42:15.15 ID:Jl0c1LqIO<> >>448

「ふうん…名前か…」

【どこまでも強さを追い求める自分とは違う様だ。女はぼんやりと思考した。】
【少女の呟きに顔をあげると確かに。虚空に浮かぶ月は、】
【ここ数日見たことないくらい大きく、そして存在感を放っていた。】

「あ、そうそう。私もう行くけど、あんたもまた不良に襲われない様にさっさと帰りなさいよ。」

【女は踵を返しかけたが、足を止めて少女にそう忠告した。】
【相手の演劇めいた仕草はしかし、月光が支配するこの公園に非常に合っており、】
【思わず見とれそうになる。やがて、】
【彼女はまた歩き出した。このまま止めなかったら、おそらく目の前から居なくなる。】
<> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/09(木) 00:44:28.01 ID:r/+Q16zz0<> >>447
「がーん」

【もんのすごくつまらないシャレを言う】
【我ながら酷い】

「ええ……残念ながら本当につまらなかったわ。うん」

【さらに追い打ちをかける】
【彼女の辞書に「容赦」や「遠慮」という単語はないようだった】
【やりたい放題に他人の心を傷つけ抉る。それが楽しいらしい】

「ふふ……」

【相手がやっと怒りを露わにして少し満足げである】
【口の端を釣り上げ押し殺した笑い声をあげる】
【目が右往左往しており、ちょっと気味が悪い】

「いえ、3秒たってもここに来なかったらビーム撃ってたわ」

【命拾いしたわね、と続けた】
【一応言っておくが嘘である。すぐ嘘つくもんなこの人】

【そして右手の人差し指からそばの壁に向かってビームを撃つ】
【壁には焦げ跡が付いた。ただそれだけ】 <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/09(木) 00:46:27.51 ID:eJkBAn/y0<> >>451
【忠告は耳から耳へと一方通行だった】
【もはや自身を助けてくれた女への興味は失せていて】
【ただ月を見上げることだけをしていた訳ではなく】

じゃあね、お姉さん。

【一応お別れの言葉を贈った】
【名無しはまだ夜を彷徨う】

/絡み乙でした! <> 【隠密爆楓】煙幕を作り出す能力@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 00:48:51.07 ID:38+GoHXQo<> >>449

「だろうなぁ。少なくともアンタは普通にゃ見えないしねぇ」

愉快そうに笑いながら、懐から葉巻を取り出す。
マッチをこすり、火をつける。葉巻から渦を巻くように煙が出始めた。
地面にマッチを落とすと、右足で踏みつけて火を完全に消す。


「……おいおい、カニバリズムは勘弁だぜぇ?」

その出で立ちに似合うようなその台詞に、ニヤニヤと笑いながら煙を吐き出す。
一体目の前の魔女がそれをどんな意味で言っているのかは定かではない。
だが、ひとつ言えることは多分、碌なことにはならないだろうという事だ。
懐に仕舞われたナイフの位置を目で確認し、上機嫌な魔女を視る。

「ま、俺に勝ったら考えてやらないでもないけどね」

勝負事は大好きだ。戦闘でもいいしコインでの裏表でもいい。
ともかく、ただで何かを与える、というのは割りに合わない。
その点、賭けるものがあれば勝負も盛り上がるし一石二鳥というわけだ。 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 00:49:10.23 ID:Jl0c1LqIO<> >>453
(絡み乙!!) <> 【百式武装】@wiki E:トンファー、ヌンチャク、洋弓<>sage<>2011/06/09(木) 00:50:23.26 ID:d8ufAVGBo<> >>450

「へー、そうなんダ―――キミも本当にそうならないかナ?」

キシシ と言った感じに笑いながら冗談を言う
男が感じている無情さなど、どこ吹く風といった具合だ

「イヤイヤ、その商売をやろうっていう心意気が凄いヨ!」

正直な感想を言いつつ手放しで褒める

「アハ――やっぱりウィトとアサギかァ」
「二人とも元気みたいだねッ」

自分が案内した位置で合っていたという安心と、二人が働いているという事を聞き、
心底嬉しそうな表情を浮かべる <> 【飛翔脚昇】@wiki<>saga<>2011/06/09(木) 00:58:02.04 ID:ysKpwgZR0<> >>456
「さてどうだろう?俺は楽しく生きるために生きてるからね」

「他人から見たら、とっくに荒んでるかも」

【白い歯をむき出して笑った 深い意味は無いが、嘘でもない】
【もっとも、他人がどう思おうと生き方を変える予定はないが】

「そうかな?まぁ、素直にお礼を言うよ ありがとう」

【どうあれ、ここまで褒められて悪い気はしない】
【照れ笑いを浮かべながら、素直に褒め言葉を受け取る事にした】

「おや?二人の知り合いかい?」

「あぁ、二人一組みたいな感じで元気にやってるよ」

【少し意外そうな表情を浮かべたが、すぐにまた笑顔になる】
【事務所での仕事ぶりは、よくやってくれている方だろう 楽しそうにそう言った】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/09(木) 00:58:04.07 ID:RKhFvdgRo<> >>452

「また、懐かしい………もっと子供の頃に言われた記憶がある程度だなァ……」

最早、彼に昔の思い出を思い出させるぐらいにのみ
そのシャレは、有効打であったのである。


「………糞……言い返せない自分が憎いッ!」

杖にもたれ掛かりながら、彼はそんなことを言っている。
実際、後から考えてみるとあんまり面白くなかったことに気づいたのだろう
彼は、唸っていた。 別にイラついてるからではなく、自分のセンスを挙げる方法を模索しているのだろう。


「……ったく、何笑ってんだよっ 憎たらしい笑い方しやがって……」

彼の表情を見て、満足げに笑っている女性を見て、彼は頭をボリボリと掻きながら
むっとした声で、言葉を発する。
眼が右往左往しているのに言及はしないが、不可視の魔眼が、見ているため
ソレによって、彼は少し噴出してしまいそうになるのを、憎たらしいと表現して堪える。


「怖いなおいっ! 3秒以内で着いても、3秒以上かかっても駄目って結構難しくないか!?」
「……まぁ、ビームを打たれるよりは自分で、取ったほうがマシ………か。」

盛大に突っ込もうとするが、途中で、彼自身の言葉に矛盾を感じたのだろう。
顎に杖をついていないほうの手を触れさせて、色々思考している。
<> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/09(木) 00:59:45.20 ID:RGDCUCmOo<> >>454
魔女を見た人間は全からず恐怖を覚えるか、美貌に酔いふらふらと炎に近づく羽虫に成り下がる。
だが、目の前にいる青年は違った。それは恐らくしなくとも青年が”普通”というカテゴリーから弾き
出された存在である無言のアピールに過ぎず、魔女の”食事”足り得る存在である事を意味している。
あまつさえ、ジョークと煙を吐き出しながらこちらへ”ギャンブル”を求めるのだ、魔女の目はより一層針の
ように細められ、美しい桜色の唇は三日月のように歪められる。その姿を見れば世の男が全て虜になってしまうだろう
なんて錯覚を抱かせる程に。

「カニバリズムぅ…?んっふふ…だぁいじょうぶ、貴方を本当に食べるわけじゃないわぁ?」
「…わかりやすく言えば…そうねぇ……貴方の”力”を、少しだけわけてもらいたいのぅ…♪」

それから、魔女は相手の提案に小さく笑みを零し、頷いてみせる。

「勝ったら、ねぇ……何でもいいわよぅ…?”痛い”のは嫌いだけど…」

それから、魔女は考えるようにして白雪のように真っ白で細い右手の指を顎に当てて視線を虚空に彷徨わせる。
何がいいだろうか、と。戦闘に雪崩れ込んで無理矢理相手の”能力”を奪うのは差して面白みは無い。相手がせっかく
提案してくれたギャンブルである。どうせなら―――くだらない方法でもいいじゃないか、と。
思いついたようにして、魔女はふっと指を顎から離すと、青年に向き直ってから、下がってきた帽子の位置を指で直しながら言う。


「…なら……コイントスで決めましょう?それならイーブン…坊やも私も、ハンデは無いでしょう…♪」


奇しくも、青年の思い浮かべている”コイントス”を選ぶ魔女は笑みを変えぬまま。
もちろん、条件提示も忘れない。

「…そうねぇ……私が勝ったら貴方を食べる…もちろん、痛く無いわよぅ?

               坊やが勝ったら…どうしたい…?」 <> 【百式武装】@wiki E:トンファー、ヌンチャク、洋弓<>sage<>2011/06/09(木) 01:07:05.15 ID:d8ufAVGBo<> >>457

「アハ――大丈夫、アタシにはそんな風には見えないかラ!」

女の方からはそう見えないからと言って、大した保障にもならないだろうが、ともかくそんな風に言う
だが、例えこの男の生き方が荒んでいようと、女の対応は何も変わらなかっただろう
――全てを等価値に見る女なのだから

「頑張ってネ、社長!」

満面の笑みで、男の事を応援する

「アハ――そいつは良かった! あの二人が迷子になってた所を案内してあげたんだよッ」

「―――そっか、あの場所なんだッ」

二人が元気である様を男から聞き、満足そうに首肯を返した
そして運送屋の場所を思い出しながら呟く <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/09(木) 01:09:58.97 ID:r/+Q16zz0<> >>458
「そうなの」

【子供は全く面白くないことを言うのが大好きなのでまあ、分からなくはない】
【あだ名とかね】

「これは完全に本当のことだから。安心していいわよ」

【そう安心していいのか良く分からないが、きっと安心していればいいのだろう】
【安心してこれからも滑っていけばいいのである】
【それこそ氷の上のスケート選手のように滑り続ければいいのだ】

「ふふ……誰かがイラついてるのを見るのが至福の時なのよ………フフ…」

【さりげなくえげつないことを口走る】
【かなり悪趣味である】

「えっあなた自分で取る方がよかったの?てっきり貫かれたかったのかとばかり」

【心底意外そうに眼を見開き口に手を当てる】
【勿論演技だし、貫かれたいと思ってるなんて思っていない】

「ほら…あなたってどう見ても真性の超ドM野郎じゃない?」

【失礼にもほどがあった】 <> 【真双戒剣】<>sage saga<>2011/06/09(木) 01:16:19.14 ID:Jl0c1LqIO<> 【公園】
【深夜、もう人が居ないそこは今、空を切る乾いた音が響いている。】

「…ふんっ!!」

【その音源、つまり発信源は】
【一人の若い女性だ。豊かな長い黒髪に、】
【ほとんど黒といっても差し支えない春用の薄手のダークグリーンのコート。】
【何より印象的な点は二つ。一つは彼女の左目を斜めに切り裂くようについた大きな傷。】
【鋭利な刃物で素早く斬りつけられたと思われるそれは、】
【女が片目でしか物を見ることができないと知る事は容易い。】
【その証拠に、彼女の左目は、『生』の光が全く宿っておらず、ありふれた言い方だが死んだ魚の様で、】
【右目と比べて微動だにしていない。】
【「見る」という機能を失った眼球は、女の左目に「ある」だけになっていた。】

「―――――――――――っ!」

【そしてもう一つ。ある意味これが本物の音源だ。】
【それは女が右手で持っている身の程もある大きな片刃の大剣。】
【尖端が大きく鋭角に削られた様になっており、】
【刀身は黒に近い鉄紺色でそのちょうど真ん中に縦に一本真っ直ぐな浅い溝の様な物が見える。】
【また、刃の部分は光を反射して鈍く白っぽく刃物特有の輝きを帯びていた。】
【柄に巻かれた滑り止めの藍色の布は、ところどころ擦り切れており、】
【刃の根元付近の複雑な虎の紋様以外一切飾り気が無いが、】
【しかしその剣はどこか『普通』ではなく、】
【魔術に明るい者なら、極々微量の不可視の魔力が漏れ出していることがわかるだろう。】
【しかも、その魔力には『意思』の様な物が見え隠れしており、】
【持ち主…つまり女に異常なまでに『執着』していることも加えて分かるかもしれない。】

「まだまだっ…!!」

「まだ私は……弱い!」

【そして、彼女は汗一つ流しておらず、全く暑くなさそうだ。】
【その証拠に、まるで女の周りだけ、まるで四方からクーラーの涼風を流したかのように、】
【実に程よく涼しかった。】
【いかにも重そうな大きな剣を、「女が」「片手で」振り回している。】


(なんでも対応) <> 【飛翔脚昇】@wiki<>saga<>2011/06/09(木) 01:16:23.71 ID:ysKpwgZR0<> >>460
「――そっか、ありがとう」

【短い言葉だったが、そこにちゃんと気持ちをこめた】
【例え誰一人賛成しなくても、どう思う事もないが、そう言ってくれるのはありがたい】
【大げさにするつもりはないが、ちゃんと言っておきたかった】

「ええ、是非ともご贔屓に・・・」

【急にまじめな口調で、宣伝するのだった】
【一応の礼儀 と言ったところだろうか】

「あぁ、随分迷ってたみたいだからね あの地図で・・・」

「うん、あそこが会社なんだ… おっと、いけない」

「俺は風祭 湊 二人が世話になったね すまない」

【知り合いの書いた地図だったが、丁寧でわかりやすいものだった 何故迷ったのだろうか・・・】
【その時は従業員ではなかったが、世話になったのは確かだ】
【自分から名乗って、謝罪しておく マナーは大事よな】 <> 【隠密爆楓】煙幕を作り出す能力@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 01:18:52.78 ID:38+GoHXQo<> >>459

あまりに妖艶な魔女の微笑み、無論青年もそれを見て美しいとは思う。
だが薔薇に棘があるように、“それ”も近づいたら怪我をしそうな、そんな予感、いや直感があった。
そんなモノに自分から近づいていくほど、青年はイカれていない。

「チカラだぁ?ククッ、いいね、面白いじゃん」

尤も、青年の能力は持ち主自体に戦闘力がないと逃走ぐらいにしか使えない。
ベットにしては少し安すぎる気がしたが、持ちかけてきたのは相手である。
あとで好き勝手に後悔してくれればそれはそれで面白い。

「あーん、別に俺は勝負したいだけだし何もいらないんだけどねぇ」

特に何かほしい物があるわけでもないし、それにお金にも困っていない。
となると“なんでもいい”というのはかなり困るわけで、はてさてどうしたものか。
空へと上がっていく煙に一瞬視線を移し、考える。

「コイントス、ね……シンプルでいいじゃん」

すぐに決まるし、まさに運勝負。手っ取り早くてなおかつ面白い。
さて、自分も相手に何を賭けてもらうのか決めなくてはいけないわけだが……。

「んじゃ、俺が勝ったら飯奢りってことで」

軽いノリで決めた。勝負内容的にも、自分のベットを考えるとこれぐらいがちょうどいいだろう。
というか、特にそれ以外に思いつかなかった。お金には困っていないし。
これといって、ほしい物も無かったため、考えた結果がこれである。

/普通に末尾でいいっすよね? <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/09(木) 01:22:05.47 ID:RKhFvdgRo<> >>461

彼は、そういうことだといわんばかりに、両手を肩まで上げる。
そして、首を少しだけ傾げた。


「……肝に銘じておくよっ! 安心してなっ!」

最早、開き直ったのだろうか、憮然とした態度で
相手が言うことを、そのまま受け取るという、超受動的な行動に出た。
両手は、既に降ろされている。


「……人の趣味に口出しする趣味はねぇが………」
「………まぁ、すげぇ至福だなァおい。」

彼は、ヤレヤレといった口振りでそんなことを言う。
相手の口走った事は、まぁ、今までの状況から鑑みるに強ち嘘でもないと思ったからであろう。


「………流石の俺でも被嗜虐趣味はねぇなぁ……合ったとしても、ビームに貫かれるのは勘弁願うだろうなァ…」
「………どこを、どう見たら真性の超ドM野郎に見えるのか、小一時間ぐらい問い詰めたいところだが……」

「……如何せん服がベタベタだし、身体もベタベタだし……そろそろ、お暇するかね」
「────真性の超ドSさん?」


色々と、酷く言われすぎて、イラつくというより、悲しみのほうが先にたつのだろう。
口走る言葉達に元気が篭もっていない。 元からあまり篭もっていないのに、さらに篭もっていない。

そして、彼は、服が乾いてきて、べたついて来た旨を伝え
チョット、お返しをしてみる <> 【白銀の頂に坐す襠】 @wikiよろず<>sage<>2011/06/09(木) 01:23:05.87 ID:mYL59/1M0<> 夏だし!六月だし!蚊うるさいし!シットダウンモスキートノイズだーしぃ!!
ふふふん♪しかぁし!サ●レを買った、白雪に隙は無かったのだし!!

【涼しげなワンピース、ひらひらふりふーり、付近のコンビニ〈ノーソン〉ローソンちゃいまっせ】
【そこから出てくる馬鹿が一人、蚊よりもうるさい馬鹿が一人】
【自動ドアから出るなり警戒に一回転を為し、今、私の幸せが最高にスーパー有頂天状態!】
【なんてったってサク●だもの、レモンだもの】

はいやッ!!あのコンビニ店員スプーンを忘れてるし!?
日本にサクレを手で食べる習慣なんざ無ェしッーーー!!!もーね、白雪さんショックですし!
此も管政権のせいだー……し、にしても……

暑いし……

【暑がり、涼しげな格好なのに汗だくだくに糸目で手をブーラブーラさせて居る】
【スプーン無い今、取りにコンビニ戻るのも忍びなく、仕方無いから今はお預けに決定】
【常に未来を見据える人間が幸福を掴むし!】
【まぁ、今流行(?)の文句でも呟きつつ、暑さで声ボリュームを下げる馬鹿一名】

ふっ、今なら全裸でそこらを走ってしまう事も吝かで無いし!

【……アグ●ス、来いよ、いやマジで】 <> 【百式武装】@wiki E:トンファー、ヌンチャク、洋弓<>sage<>2011/06/09(木) 01:23:18.00 ID:d8ufAVGBo<> >>463

「ウン」

男の礼に対して満足そうに頷く
自分の言葉をきちんと受け取ってくれるというのは、この女にとっても嬉しい物であった

「何か頼みたいのがあったらネ、お願いするヨ!」

とは言っても、身軽に生きるこの女が運送屋を頼る機会はほとんど無いのであろうが

「アハ――別に構わないヨ、アタシも二人と仲良くできて楽しかったシ!」

礼儀正しく言ってきた男に、笑顔でそう返す
もっとも案内した時間は僅か十分にも満たないであろう、短い間であったのだが・・

「折角だしアタシも名乗っちゃうヨ。アタシは武神 百」

そう言いながら右手を差し出す

「また会う機会があったらよろしくネ、湊」 <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/09(木) 01:28:13.99 ID:RGDCUCmOo<> >>464
――んじゃ、俺が勝ったら飯奢りってことで――

何とも軽い口調のまま、青年は面白そうに言う。魔女は一瞬だけ笑みを浮かべたまま固まり―――。

「…飯、奢りって…んっふふ……アッハッハッハッハ!!面白い子ねぇ?私に”食べられたら”一日は
疲れて動けなくなるのよぅ?んっふふふ……いいでしょう、坊やみたいな子、嫌いじゃないわぁ…♪」

高笑いを上げながら魔女は箒をふっと空中へ静止させ、その上にぽすんと腰を下ろす。戦闘になるどころか、
この青年の度胸、度量、いや、寧ろその心意気に魔女は相手へ戦闘の意思は無い事を暗に伝える。
箒の上で愉しそうにニッコリと微笑みを絶やさないまま、帽子の中に手を突っ込み―――何の変哲も無い、一枚のコインを取り出す。
それは本当にただの通貨であり、道すがら拾った意味の成さないただの”飾り”。だが、今回においてこの飾りは
青年とデートか、魔女が魔力を頂くかを決定する重要なアイテムとなる。魔女は特徴的な艶がかった笑い声を
押さえるように我慢しつつ、それを親指にぽん、と乗せる。

「私は…そうねぇ……表にしましょう…」
「…それじゃぁ……結果は、坊やが教えてくれるかしらぁ?」

相手に任せたのは、それ相応の信頼の現われか。魔女の親指から今、コインが―――パチン―――青年へ放物線を描いて飛んでいく。
それは狙い済ましたように相手の胸元へ飛んでいく。キャッチし、手のひらを開いたその時が―――勝負だ。


/末尾了解です。
/奇数が表で、偶数が裏、で!どぞ! <> 【飛翔脚昇】@wiki<>saga<>2011/06/09(木) 01:30:03.39 ID:ysKpwgZR0<> >>467
「武神、だな うん、よろしく」

【差し出された右手を掴んで、しっかりと握手をする】
【基本苗字を呼び捨てなので、その辺は勘弁して欲しい】

「それじゃ、俺はこれで・・・ 会いたくなったら、会社にきてよ」

「日中なら、誰かいるはずだから」

【会いにくれば、二人も喜ぶだろうと思う 勿論、依頼でも構わないのだが】
【別れの言葉をかわすと、予備動作もなしに空に舞い上がった】
【そこらのビルよりも高く飛ぶと、イヤホンを耳に刺して帰還するのだった】

/絡み乙とありがとうっ! <> 【百式武装】@wiki E:トンファー、ヌンチャク、洋弓<>sage<>2011/06/09(木) 01:33:26.82 ID:d8ufAVGBo<> >>469

「アハ――じゃあねッ!」

男が飛び去っていくのを、手を振りながら見送る

そして、男の姿が消えた辺りで――

「空飛ぶの良いなァ」

――などと呟くのであった

そして女は一度伸びをすると、満足そうな顔で繁華街へと歩き始めていったのである

/乙でしたっ! <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/09(木) 01:33:32.84 ID:r/+Q16zz0<> >>465
「安心して大丈夫だからね」

【念を押しておいた】
【少年。大丈夫か?】

「誰かさんがいきり立ってるのを見るとつい笑っちゃう…」
「一つだけ言えるのは、あなたは気が長いってこと。誇っていいんじゃない?」

【彼女のイラつく態度にも屈せずこれだけまともに会話が出来る人間なんて限られる】
【それだけでも少年はすごい。このペテン師と会話できるなんてすごい】

「とりあえずその眼。なんで隠してんのよ」
「そしてベトベトの服。なに羞恥プレイなの?それとも放置プレイなの?」

【後者は自分のせいだがそんなの知らんとでもいうように鋭く指摘する】
【そして暇するという少年】

「あっそ。じゃ……言っとくけど私はSじゃないし」

【彼女は別に止めるでもなく少年に背を向けて去って行こうとする】 <> 【隠密爆楓】煙幕を作り出す能力@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 01:34:56.00 ID:38+GoHXQo<> >>468

「ククッ、動けねーなら動かないだけだぜ。一日休めるなんて最高だなぁおい」

まさかそんなリスクがあったとは知らなかったわけだが、まあ些細な問題だ。
たった一日動けないことぐらい、大した事ではないだろう。多分。
女性がコインを取り出す動作を見つめながら、紫煙を吐き出す。
肺いっぱいに溜まっていた煙が、どんどん空へと上がっていった。

「……っと。後悔すんなよ?」

飛んでくるコイン――――妙にスローモーションなように感じられた。
青年の身体能力を以てすれば、どっちが裏で、どっちが表なのか解った状態でキャッチすることも可能……
しかし、そんなつまらない無粋な真似などするはずもなく
長い時間をかけ飛んできたコインを、右手でキャッチする。

「さぁーて、どっちかなっと……」

ゆっくりと右手を開く。果たして結果は―――― <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/09(木) 01:44:50.25 ID:RGDCUCmOo<> >>472
青年がゆっくりと右手を開くのは、魔女にもしっかり確認できた。
運命を握るコインが向いていたのは――――


「……あぁら…負けちゃったわねぇ……んっふふ…♪」

裏、であった。
しかし、魔女は悔しさを見せるどころか、潔く自身の敗北を認め、それでも微笑んでいる。
青年からコインを回収する事もせず、ただ辺りをきょろきょろと見回し始める。もちろん、逃げるためではない。

「どこかにいいお店なんてあったかしらねぇ……?」

律儀にも青年に食事を奢るという条件を守ろうとしているのだろう。青年が提示する店があるのならば、魔女は
そちらへついていくだろうし、提示する店がなければ手近な場所で食事を奢り、そのまま去っていくだけだろう。
それにおいても、今日は面白い人物に出会えた、ただそれだけで十分な報酬である。つけてギャンブルにまで発展
した出会いは負けに終わろうとも、どこか清々しささえ感じられる。
青年が魔女の唐突な提案に乗ってくれた事を、ただただ胸中で感謝するだけであった。



/お食事ロールしますか!それともキンクリしますか!お任せしますぜい! <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/09(木) 01:47:15.10 ID:RKhFvdgRo<> >>471

「………ファ○通の攻略本かッ!!」

駄目だ。
彼は、どうやら【禁則事項です】に触れてしまいそうである。
非常にメタな発言をする彼。


「…表現はともかくとして 笑いたきゃ、笑えばいいさ……」
「………言っとくが、俺が気が長い訳じゃあない。 別にそこまで怒る様な事もされてないしな」

イラついたのはあるが、怒ってはいない。そんな感じである。
彼は、ヤレヤレといった表情を解くことなく
むしろ、少し笑っていた。


「……誰かに見せて、気持ちが良いモンでもねぇし。」
「……後、初恋ジュースは影葉さんのせいだぞ? 放置と羞恥は強ち間違ってねぇがな」

目隠しについては、まぁ、そのままの理由だし
初恋ジュースも理由としては間違っていない。
彼は、言葉節にアンタのせいだろ!と含みを持たせている。 疲れが表情に見える。


「…………いや、確実に完璧にSだな……断言できるぞ」

そして、背を向けて去っていこうとする女性に言うと
その直ぐ後、どれ程も離れていない位置に女性がいるところで


「………うぉーい    ───ハハハッ」

女性を呼ぶと、目隠しを少しずらして両目を露出した状態でいる。 最も、女性が振り向くかどうかは分からないが振り向かなくても……だ
──────左目があるはずの部分には虚空が存在しており。
─────右目は紅く染まり、魔眼の何相応しい紋様が刻まれているのであった。

そして、女性が振り向こうが、振り向くまいが、気にせずに彼はすぐさま目隠しを戻すと
そのまま、夜の街に溶け込んでいくのであった………

//絡み乙でしたァ!!! <> 【鎖縛界克】@wiki<>sagesaga<>2011/06/09(木) 01:48:26.10 ID:w0xMWpt10<> >>462

「きょうの仕事も終わりっと、ん、アレは何かな?」

等ととある仕事、とはいえどぶ鼠狩りのようなものだが。
請け負えさえすれば何だってするのが、彼女の仕事である。
酷く目立つ赤い服を着て、今日の様子はトレンチコートのようだ。

「やや、ねーちゃん。こんな時間まで何してるんだい?」

等と気軽に話しかけるのであった。
<> 【隠密爆楓】煙幕を作り出す能力@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 01:54:42.43 ID:38+GoHXQo<> >>473

「――――ククッ、俺の勝ちっと……」

手のひらの上には裏返ったコインが鎮座している。
負けても潔く負けを認めている辺り、青年の中で女性は“いい女”という評価がついた。
偶然にも勝利することができて、さらに食事が付いてくるとはまた随分豪勢な話だ。

「……俺はここら辺の事はよく知らないから任せた」

この地にやってきたのはつい最近の話であり、まだ店を把握するほど此処に滞在しては居ない。
そのため、どこで食べるか、などは女性に完全に任せることにした。
不味いモノが出てきたところでタダなのだし、不味い店を知ることもできる。
おいしい店に行けたら僥倖、まずくてもその情報が手に入る。
どちらにせよ損はしない。

「んじゃ、よろしく」

手元のコインを弄びながら、短くなった葉巻を地面に落とし、火をもみ消した。

/時間も時間ですしキンクリでお願いしますっ <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 01:55:04.13 ID:Jl0c1LqIO<> >>475

「ん…?」

【ごおん、といかにも重たそうな重低音を響かせながら、女は剣を振っていた。】
【すると、視界の端…ちょうど右の辺りに、赤色が現れる。】
【瞳を向けてみるとそこには一人の女性。自分と同じくらいだろうか。】

「見て…っ!分かるでしょうがっ!」

「剣の…稽古よっ!!」

【大剣を振りながら女は言った】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/09(木) 01:58:49.60 ID:r/+Q16zz0<> >>474
「そう?なら今度もしまた会ったらもっと過激な事をするよ」

【なんと恐ろしい】
【含み笑いをする女性】

「初恋ジュースって……まずそう……」

【顔は無表情だが、雰囲気から不快感は感じれるだろう】
【何故初恋ジュースがまずそうだと思ったのかと言うと甘い人や甘い展開が嫌いだからだ】
【苦手ではなく嫌い】

「S?Sか……まあいい」

【SだろうがMだろうがNだろうが彼女には意味のないこと】
【誰かをいじめてイラつかせられればいいのだ】

【その時、背後から少年の声が。振り向く】

【すると、少年は目隠しを外していた】
【左目は存在すらしていなく、右目は真っ赤であった】
【だがそれを見ても表情一つ変えない】

「それで?――――――」

【と言いながら後ろを見て再び歩き出した】

/絡み乙でした!殺し合いにならなくてすみません! <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/09(木) 02:04:17.53 ID:RGDCUCmOo<> >>476
「任せられましたぁ…っと……♪」

きょろきょろと繁華街を見渡せば、一つ目に入ったのはとあるレストラン。一見すれば高級レストランであり、
一般人には近寄りがたいような雰囲気が漂っているのが遠目からでも分る。しかし、魔女は迷わず青年に
レストランを指差し示す。

「あのお店…知り合いがいるのよぅ……決定、ねぇ♪」

箒に乗ったまま青年を誘導するようにしてふらふらと進み始める魔女。暫くしてレストランへ到着すると、そこ
ではレストランであるというのにドアボーイ。しかも、魔女を見た瞬間に”いつもご贔屓に、ありがとうございます”とまで
言う始末。この高級レストランで何があったのか―――まあ、魔女の事である、男がらみである事は言わずもがな
であるが、顛末は想像にお任せしよう。
魔女は青年と共にレストランの奥へと陣取り、豪勢なフルコースディナーをご馳走する事となった。

青年が食事するのを眺めながら、魔女はニコニコと微笑んでワインを飲むだけに止まっていた。
ゆるやかなBGMの流れる高級レストランの一角で、モノクロの青年と、漆黒の魔女という不思議な絵柄が出来上がる。



―――――――――――――――――

――――――――――――

―――――――――


それから暫く、食事を終えてレストランを出る頃には、宵闇に浮かぶ月も眠そうに傾いている時刻であった。
魔女は少し紅く染まった頬を自身で撫でながら、箒に腰掛けて青年に笑いかける。

「んっふふ……今回は負けちゃったけど……今度は絶対に”食べちゃう”んだからねぇ、坊やぁ……♪」

愚鈍な動きで高度を上げていく箒、淡く吹き抜ける風に揺れる黒いドレスに大きな三角帽子。
ワインの熱に当てられた魔女は、今日も今日とて妖しさ満点。朧月夜に映える美貌を曝しつつ、青年にひらひらと片手を振ってみせる。

「約束は守ったわよぅ……それじゃぁ、おやすみなさぁい…♪」

ニッコリと微笑み、魔女はそのまま去っていく。


先ほどまでのギャンブルや、妖しい魔女が居た形跡はすでに無く。残る証拠は青年の記憶だけとなる。
そこにあるのは――――ぽっかりと浮かぶ、紅い三日月だけだ。 <> 【鎖縛界克】@wiki<>sagesaga<>2011/06/09(木) 02:04:40.27 ID:w0xMWpt10<> >>477

「へぇ、稽古ねぇ。中々重そうなものを振り回すね、触ってもいいかい?」

等と、相手の女の少々目立つ容姿を気にせずに、少々な無理難題を申し立てる。
赤色の彼女は興味本位、というより興味で動くというタイプなので、ある意味で面倒な種である。

「まぁ、無理にとは言わない。都合があるしな」

とはいえ、彼女は魔力というものを感知できないので、その剣の印象は只の大剣なのであるが。

<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 02:11:01.29 ID:Jl0c1LqIO<> >>480

【女は最後に思いっきり振り抜き、前方に剣圧を飛ばしてから残心を取った。】
【これで夜稽古は終わりだ。ふう、と息を吐く。】

「…別にいいわよ。減るもんじゃないし…」

【大剣は切っ先を地面に向けて、女の右手に握られていた。】
【相手は彼女の右側にいるので、普通に触ることができる。】
【よく見ると、刀身が極微量の冷気を霧の様に発しているのが分かるはずだ。】
【その証拠に、彼女の周りは、まるでクーラーの冷風を流しているかの様に涼しい。】

「…あんたこそ…こんな時間に何やってるのよ」

【と質問】 <> 【隠密爆楓】煙幕を作り出す能力@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 02:16:09.25 ID:38+GoHXQo<> >>479

「うわ、また高そうなところを……」

あんまりお固いのは苦手なのだが、任せるといったのは自分。
今さらその言葉を覆す気にもならず、おとなしく魔女について行く。

「……すご」

店員の魔女に対する対応を見て、それぐらいしか言葉が出てこなかった。
一体この女は何をしたんだと失礼なことを考えながら、あまり入ったことのない高級レストランの内装をぼーっと眺める。
きっとおそらくもう入ることはないだろうし、せっかくだからちゃんと眼に焼き付けておこう。
そんな貧乏性な考えのもと、店内を観察した。

青年曰く、今まで食べたものの中で二番目に美味しかったそうだ。
一番になり得なかった理由をあげるとしたら、やっぱりお堅いのは苦手なのと、もっと空腹の時に来るべきだった。


店を出て、大きく伸びをする。
おそらく三日分は食べただろう。かなり腹が膨れて動くのも億劫である。

「ククッ、俺に勝ったらいつでも喰わせてやるよ」

勝ったらだけどな、と付け足す。勝たない限りは絶対にやらないらしい。
小さい男である。だが、せっかくの楽しい勝負事を逃すのはもったいない。
面白いことが好きな青年は、きっと負けるまで食べさせることはないだろう。

「じゃーな」

短く別れの挨拶を告げると、えっちらおっちらゆっくりと歩き出す。
葉巻を取り出すとくわえ、ぼうっと火を着けた。
少し眠い目をこすりながら、紅い三日月の下歩を進めて行く。


/からみおつでした! <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/09(木) 02:17:49.25 ID:RGDCUCmOo<> >>482
/こちらこそ絡みありがとうございました!またお願いします!乙です!! <> 【鎖縛界克】@wiki<>sagesaga<>2011/06/09(木) 02:18:04.40 ID:w0xMWpt10<> >>481

「おう、ありがとよ」

等と礼を言って、剣を受け取る。
だが、受け取りはしたがその先からは動かない。

「あー駄目だな。よくこんな物を振り回せるな。
 私かい?私は仕事帰りだな」

等と言いつつも頑張っているようだが、やはり剣は動かない。

「へぇ、珍しいな。冷気を纏っているのか」 <> 【鋼劇戦魔】触れた金属を体内に吸収。それを体表に現出、操る。詳細wiki E:鋼鉄剣・アトワイト・金属大体十三t分<>sage<>2011/06/09(木) 02:57:52.35 ID:pMMrcp9Go<> 【とある街の図書館……静かな空間。アンティークの内装を踏まえ神秘的と呼べる空間】
【時は深夜零時。なのだがこの図書館の内部に時間は関係ない…いつでも開放されており来る物を拒まない】
【だが、こんな空間に来るのは研究に急く学者の卵、社会のしがらみから逃げた敗者】
【つまりは内向的な人物の場合が多い…しかしその一角にあるテーブルで大量にハードカバーを積み…真剣にその一冊を呼んでいる青年は】
【紫の髪、ロックバンドを意識させる服装から『例外』と呼べ、雰囲気的も浮いている】
【何を読んでいるのかと思えば、歴史書だったり、時空間の定義を問う古書だったりなど】
【一貫性がないように見える…が、統合してみれば…彼は『時間』について調べているようであった】


(なんでもありです) <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2011/06/09(木) 11:29:08.10 ID:Iptn97M2o<>
テレビ マスコミ 電通 関係図
http://mamorenihon.files.wordpress.com/2010/05/tv_kankei.jpg <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 13:04:04.35 ID:Jl0c1LqIO<> 【公園】

「……っ!!」

【空を切る高い音が響いていた。】
【その音源の主は…】

「……まだまだっ!!」

【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、】
【そして左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【さらに右手に持った身の程もある大きな片刃大剣。そのせいで、】
【少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】

「…まだ私は…弱いっ!」

【「女が」「右腕一本で」「大剣を」軽々振っている。】



(殺し合い以外で募集します)
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 14:28:48.76 ID:Jl0c1LqIO<> >>487再募集 <> 【叉喰毒翔】様々な種類の毒を帯びた翼を生やせる<>saga<>2011/06/09(木) 14:50:30.85 ID:9Ux2j/Lbo<> >>488
まだいらっしゃいますか? <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 14:57:23.62 ID:Jl0c1LqIO<> >>489
(はい。) <> 【叉喰毒翔】様々な種類の毒を帯びた翼を生やせる<>saga<>2011/06/09(木) 15:03:48.61 ID:9Ux2j/Lbo<> >>487

「――アタシからすれば、充分強そうに見えるけどね」

極普通に、平然と
その派手な服装をした女は、女剣士へと歩み寄っていく。もちろん大剣のリーチには入らないが

呟いた感想も、やはり当たり前である
だが一切臆していないような態度は、やや異質。それは女が極度にマイペースだからだ <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 15:07:53.32 ID:Jl0c1LqIO<> >>491

「っとと!」

【声をかけられ、女は集中力を切らして、】
【大剣をブレさせてしまった。慌てて持ち直し、】

「…あら、…随分と派手ね。」

【切っ先を地面に軽く突き刺して、女は相手を見据えた。】 <> 【叉喰毒翔】様々な種類の毒を帯びた翼を生やせる<>saga<>2011/06/09(木) 15:13:04.69 ID:9Ux2j/Lbo<> >>492

「ああ、邪魔したかい? ごめんよ」

軽い笑みを浮かべながら言う。一応謝意はあるが、誠実さはない
ブレた大剣によって生まれた風圧が前髪を揺らしたので、それを撫で付ける

「そういうアンタは地味だね。うん、剣士っぽい」

右足に体重を乗せ、手を腰に当てた
どことなく偉そうで不誠実な姿勢を作り、相手の容姿を観察する。そこに遠慮はない <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 15:17:28.46 ID:Jl0c1LqIO<> >>493

「地味…ねえ…」

【目の傷や大剣を持っている女にとって、】
【この言葉は予想外だったらしい。乱れた神を耳にかけながら、】
【大剣を背に戻す。「抜き身」すなわち鞘無しで帯剣している辺り、】
【結構手馴れて扱える様だ。】

「……」

「……何よ…」

【何となく見られているのは落ち着かず、】
【コートの内ポケットに手を入れながら言う。】 <> 【叉喰毒翔】様々な種類の毒を帯びた翼を生やせる<>saga<>2011/06/09(木) 15:24:48.43 ID:9Ux2j/Lbo<> >>494

「ああ、服装の話だよ? その他オプションは派手…っていうより目立つね」
「うん、派手じゃなくても目を引くモノってあると思う」

それはつまり、大剣と目の傷を指しているのだろう。大剣を派手ではないと言うのは、女の感性からだった

顎に左手を当てて、更に観察を続ける

そして不意な質問を投げかけた時、女の瞳はその興味深げな輝きを維持していた
まるで今日の昼食を尋ねるかのように

「――アンタ、人殺したことある?」

そんな問いかけをした <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 15:32:35.55 ID:Jl0c1LqIO<> >>495

「ああなるほど…そういうわけね…」

【合点が言った、という様にうなづいた。】
【やはり目の傷と剣は目立つらしい。当たり前っちゃあ当たり前である。】

「…は?」

【すると、相手の瞳が極わずかに光った気がした。】
【女はポケットから煙草を取り出し、一本咥える。】

「そりゃ…ね。あるけど…」

「…あんたはどうなのよ。」

【しかし、女は相手は殺人の経験があると半分確信していた。】
【なぜならこの様な「大それた」会話でも、相手は実に気軽で、それによって】
【人殺しという行為に「慣れ」ていると感じたからだ。】 <> 【叉喰毒翔】様々な種類の毒を帯びた翼を生やせる<>saga<>2011/06/09(木) 15:38:16.42 ID:9Ux2j/Lbo<> >>496

「ああ、やっぱりね」

その答えを聞いて、華が咲くような笑顔を浮かべる

「そんな大層な得物持ってるんだもんね。アタシの推理は間違ってなかった」

どうやら相手が肯定したことよりも、自分の観察眼が正解を導いたことに対して喜んでいるようだ
それはまるで、子どものようで

「ん、アタシかい? あるよ。一人だけ」
「アタシはソイツが幸せ者だったから殺したんだけど、アンタはどうだい。相手の事情なんて考えずに斬る人?」

やはり平然と、世間話のテンションで会話を続ける <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 15:52:16.54 ID:Jl0c1LqIO<> >>497

「ま…飾りじゃないしね…」

【ライターで煙草に火をつけ煙をプカプカ。】
【相手の絢爛な笑みに思わずこちらも表情が崩れる。】
【しかし、その内容はなかなか刺激的だ。おおよそ、】
【この場の雰囲気にそぐわない。】

「へえ…幸せ者だったから殺したの…ふうん…」

【殺人を犯していた事実には驚かないが、しかしその理由には、】
【目を見張るものがあった。どうして幸せ者だったから殺したのか、】
【聞いて見たくもあったが、初対面の人にそこまで踏み込むのは何となく悪い気がする。】

「ん?…私…?」

「そんな無差別な殺戮はしないわよ。」

【苦笑しながら女は言う。一昔前は、それこそ片っ端から人斬りを行っていた時期もあったが、】
【少々事件がありそれが彼女を変えた。】

「…そうねえ…相手が「命懸け」で向かってきたら斬るわね。そうしないとこっちが殺されちゃうもの。」

【煙を吐き出し、肩をすくめる。】
<> 【叉喰毒翔】様々な種類の毒を帯びた翼を生やせる<>saga<>2011/06/09(木) 15:57:34.72 ID:9Ux2j/Lbo<> >>498

「そ。ゴミクズに成り果てる為にね」

この一言で要領を得るのは難しいだろう
しかし、ただ単に怨みや嫉妬で幸せ者を殺したのではない――そういう気配は、なんとなく感じられるかもしれない

「んー、じゃあつまり、アンタは基本的に正当防衛主義ってわけ?」
「幸せ者を殺したいとか、思ったことない?」

左手は顎に当てたままだ <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 16:08:54.13 ID:Jl0c1LqIO<> >>499

【「?」と相手のその言葉の意味が分からずに女はかすかに首を傾けた。】
【どうも相手の言い分では、目の前の人物はゴミクズに成りたいのだろうか。】
【少なくとも女にはその様に聞こえた。それに、】
【相手が幸せ者と言われる誰かを妬み嫉みなどのおおよそ「普通」な理由で殺害したのでは無いことも、】
【何となく分かる。だからこそ、女は相手に掴めない印象を持った。内情を読み取りづらい。】

「正当防衛か…それもあるけど…うーん…」

「剣士としてーピーーー]時は[ピーーー]ってことね。」

【大剣の柄に一度だけ手を触れ、女は言った。つまり、】
【命懸けの試合では相手が誰であれどんな状況であれ[ピーーー]し、逆に、】
【その範疇に属さなかったら無用な殺生はしないのだ。】

「幸せ者か…羨ましいとは思うけど流石に殺したいとは思ったことはないわねえ…」

「あー…なんで幸せ者だから殺したの?…どうも嫉妬とかそういうのじゃ無いみたいね…」

【そして、女は質問する。】
【聞かないでおこうと思ったのだが、やはり好奇心に負けた。】
【煙草を足元に捨て、二本目を取り出す。】 <> 【叉喰毒翔】様々な種類の毒を帯びた翼を生やせる<>saga<>2011/06/09(木) 16:19:54.96 ID:9Ux2j/Lbo<> >>500

「ふぅん…。剣士には剣士の矜持とか思想があるってことかな」
「悔しいけど、今のアタシにゃ判らないや」

左手を下ろし、肩を竦めた
その表情は淡白だが、言葉通り僅かに悔しさが滲んでいた。眉根が下がっている

「理由かい? まぁ、そりゃ不可解かもね。一言で言ったら、悪役の気持ちを知りたかったからさ」
「幸せ者を殺して、爽快になる。いかにもクズっぽいでしょ? 事実、その瞬間はそんな気分になったしね。微妙にしっくりきてないから困ってるんだけど」
「…あ、それとポイ捨ては感心しないよ」

左手の人差し指で、落ちた煙草を示す

尚、女が饒舌になったのには訳がある。無意識下で「嫉妬」という言葉に反応したからだ
女がしっくりきてないと言う理由は、ここにあるのだ。女自身は、まだそれに気付いていないが <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 16:25:59.59 ID:Jl0c1LqIO<> >>501

「ま、そんなもんね。」

【ライターはオイルが消え掛かってるのか、何回かパチパチやらないも火種ができなかった。】
【剣客になれば自然と分かるのに手を触れなんてことを、悔しそうにする相手を見ながら考える。】

「へー…どうもあんた、自分からクズに成りたがってる見たいね…」

「は?…フフ…クズ≠ノ言われたか無いわ…」

【足元を指差す相手に向かってニヤリ。】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 16:31:51.93 ID:Jl0c1LqIO<> >>502
(予測変換が…)
(【剣客になれば自然と分かるのに…なんてことを、】です。すいません。) <> 【叉喰毒翔】様々な種類の毒を帯びた翼を生やせる<>saga<>2011/06/09(木) 16:34:01.68 ID:9Ux2j/Lbo<> >>502

「いつかアタシも剣を習えば分かるようになるかな」

それは目の前の女へ向けた言葉ではなく、虚空へ向けた言葉だった
つまりは独り言である

「そうそう。だって興味ないかい? クズがどんなコトを考えてるのか―――」
「―――…あちゃー」

女剣士の笑みを見て、思わず手を額に当てる

「やっちゃったね。まだまだクズに成り切れてないみたいだ」
「アタシさ、綺麗な景色や風景が好きなんだよ。だから環境美化推奨派なのさ。…この思想も封印するべきなのかね」

やれやれ、といった様子で首を振った <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 16:41:08.24 ID:Jl0c1LqIO<> >>504

「そう言われてみれば気になるけど…なんにも考えてないからクズなんじゃないの?」

【そんなことを言いながら、女は大剣を抜刀した。】
【そして鋭い切っ先で煙草の吸い殻を突き刺す。】

「フフ…矛盾してるわ。ま、クズに成り下がるってのも難しいってことね。】

【ブンッ!!】
【と大剣を切り上げる様に振った。すると、】
【吸い殻が弧を描いて女の後ろのゴミ箱に入る。】

「それとも…成ろうと思ってなれるもんじゃないのかも…」

【と納刀しながら。】 <> 【閃幻播護】@wiki参照<>sage<>2011/06/09(木) 16:45:01.88 ID:7LClhPlV0<> 「…っ どうすれって……言うのよ…!」

【駅のベンチに座り込んでいる一人の少女】
【その姿は一目見ただけで、≪悩んでいる一人の少女≫とわかるだろう】
【こんな少女に話しかけるのは、基本的に普通の人ではない 見知らぬ人に話しかける、というレベルの問題ではないからだ】

【さて、そんな悩ましい彼女だが、悩みの種は非常に複雑だった】
【失恋したとか、恋患いをしたとか、友達と喧嘩したとか、そんな平凡な悩みではない】
【普通の悩みは、ある程度の選択肢があり、それを選ぶ事に悩むという至極簡単な物】
【だが、彼女の悩みに選択肢など無かった】
【あるのは現実だけ…、それも受け入れがたい現実……あらゆることを否定する現実だ】
【死んでいる猫を箱から見るような… パンドラの箱から悪夢が漏れているような…】
【知っていても何も出来ない 解決する術がない悩みを抱えていたのだ】

【そんな彼女に話をかけたのは…?】 <> 【叉喰毒翔】様々な種類の毒を帯びた翼を生やせる<>saga<>2011/06/09(木) 16:47:11.05 ID:9Ux2j/Lbo<> >>505

「―――ああ、それはあるんだよね。先生も、最悪は“思考停止”だって言ってたし」
「だけど、アタシがなんにも考えないと…結局いろんな所に首突っ込むだけなんだよね」

好奇心が本能と結びついてしまっているのだ

「うん、ホント難し――――い、よ。あはは、お見事」

言葉の途中で大剣が振られ、釣られるように振り向く。そこで、吸殻がゴミ箱に入る瞬間を見届けた
笑顔を浮かべ、軽く拍手を送る

「…いや、人間諦めたらそこで終わりだからね」

拍手を止めて、凡そクズらしくないことを言う。凛とした表情と声音だった <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 16:54:16.45 ID:Jl0c1LqIO<> >>507

「しかし…自分からクズに成り下がりたいなんて珍しいわねえ…ま、気持ちは分からなくも無いけど…」

【短くなった煙草をまた捨て…ようとしたが思い直して片手で転がす。】
【もちろん、目の前の人物のような思想の持ち主、つまり】
【自らクズに成り下がって見たいと思う人物と出会ったのは始めてである。】

「ま、頑張って…ってなんかおかしな感じだけど…」

「確かに諦めなかったらいつかなれるかもね。」

【と感慨深げに呟き、そして女は別れの言葉を述べた。】
【そして踵を返す。このまま何もなかったら、やがてその姿を消すだろう。】 <> 【叉喰毒翔】様々な種類の毒を帯びた翼を生やせる<>saga<>2011/06/09(木) 17:00:11.79 ID:9Ux2j/Lbo<> >>508

「ふふ、応援ありがと」
「いつかアンタか、アンタの大切な人を殺しに行くかもしれないから――その時はよろしくね」

浮かべた笑みには、作り物の邪気が含まれていた
止めようとはしない。本人としてはこのまま見送るつもりである <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 17:10:10.52 ID:Jl0c1LqIO<> >>509

「……ええ。それができたら…」

【ふと、返した足を止め、振り返る。相手の造物的な邪気を含む笑みを見つめた。】
【そして負けずににやっと笑って彼女も、】

「あんたもクズにより近づけるかもね…」

【そんなことを言ってのけ、】
【再び踵を返した。振り向かずにヒラヒラと右手を振り、】
【やがて女は公園から出て行った。】


/乙でしたッ!
/ありがとうございました! <> 【叉喰毒翔】様々な種類の毒を帯びた翼を生やせる<>saga<>2011/06/09(木) 17:13:06.19 ID:9Ux2j/Lbo<> >>510

「そんなこと言われたら―――俄然やる気が出てきちゃうじゃないか」

目を細め、うっすらと笑む
そして女を見送って、自身も桜色の翼を生やしてその公園を去った


/あり乙でしたッ! <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 17:54:55.76 ID:LLC7f4ido<> 【公園】

真っ黒なローブに身を包む少女は、心底だるそうに体をベンチに預ける。
その原因は単純、彼女は暑いのが苦手だから。
ならば脱げばよいのではないか、という疑問は、彼女のローブの下がそっくりそのままR-15であるために回答としては用いられない。

「くあー……夏なんてなくなればいいのに……」
すでに一日も半分以上が終了しているのだが、彼女の苦しみは終わらないようだ。

//殺し合い以外なら何でもどうぞー <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 18:30:49.32 ID:LLC7f4ido<> >>512
「それにしても暑いわ」
バタバタとローブの裾を揺らし、少しでも風を取り込もうとしているようだが、それほど効果はないらしい。

「せめて日差しだけでも防ごう……蒸発しそう……」
彼女がそう呟くと、いつの間にか少女の前に、日光を遮るように人型の影が立ち上っていた。それは生物とも無生物ともつかない、奇妙な質感を持っている。

「あー、冷却できるような能力ならよかったのになー」
少女が空を見上げてはあ、と息を吐くと、もうひとつ影が立ち上った。それは樹木の形をしている、真っ黒な立体だった <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/09(木) 18:44:29.10 ID:GDMkZDRn0<> >>513
【まだ夏じゃないはずだ】
【季節的には、まだ本格的な夏には入っていないはずだ】
【なのに】

……暑いィィィ…………

【目付きの悪い青年は、公園に入ってくるなりそう吐き捨てた】
【額から汗を流している辺り、かなり暑いのだろう】
【歩くのが精一杯なようで、少女にも影のような立体にも気付いていない】
【青年はふと思いついたかのように、手を二回パンパンと叩いた】

【すると、なんということでしょう。青年の手近にあった普通の木の幹に、エアコンが一機、どこからともなく現れ、設置された】
【何故か電気が通っているようで、涼しい風を送っている】

これで良し

【青年は満足気な顔である】
【エアコンの風が通っている所だけが涼しい、つまり青年は涼しい訳だ】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 18:50:16.61 ID:LLC7f4ido<> >>514

くっ、と少女は苦い表情を作る。
青年が公園に入り、だれていたのは良しとしよう。というか、もろ手を挙げて喜ぶべきことだ。
しかーし、樹にハイテク機器が現れたのはゆるせないのだ。理由は単純、うらやましいから。

「な、なんてうらやまけしからん能力……」

くそーう、と一つ声をもらし、少女は青年に近寄る。人陰と樹の陰は、少女に寄り添うように動く。影とはいえ木が動くというさまはなかなかに滑稽である。 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/09(木) 18:51:21.40 ID:AZci/eeR0<> 【暗い路地裏】
【そこで、首を傾げる黒い髪の少年】
【服装は、黒い長袖のTシャツ一枚と白いカーゴパンツ】

「あれ……」

【そう呟いて、あたりをきょろきょろと見回す】

「俺……いつの間にこんなところに……」

【どうやら、迷子のようだ】
【よくここで迷子になるな、と考えながらその場にうずくまった】

/死合い以外なんでも募集です <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 18:54:06.84 ID:Oty3t7dio<> ーー此処はどこかの森の中

太陽の陽が遮られるような、そんな森の奥、一人の女が歩いている、
何時もとは違う格好、コレだけ暑い、その日なのに、黒い布に全身覆われて、肌の露出が全くない、
履いている、靴はヒールであるにも関わらず、その森を何の不自由もなく歩いている、唯でさえ、高身長の女
そのハイヒールのせいもあり、ますますデカく見える、身が細い、やたらでかいその女、

なぜか、その背後には、大量の蝙蝠を引き連れている
いや引き連れてると言っても、使い魔、下僕、そんなモノではない
では何故か?
それはこの女、この世のものとは思えぬほどの美人であり、美貌を持つ、吸血鬼、人ではない
人にもその美しさはわかるが、吸血鬼、そういう者であるから、蝙蝠にも好かれるのかもしれない
だが当の本人はこの蝙蝠がとてもウザったいのである、
何故?それは目立ってしまう、キーキーと五月蝿い、とてもウザったい、
こんな暗い森の中であろうとも、個々まで五月蝿く、大量の蝙蝠に付いてこられれば、目立つのも当たり前

不機嫌そうな、そんな表情をしながら、森の中を歩いている、特に理由もなく、ただの散歩である

「あーーマジ勘弁してくれあんたら…さっきから……邪魔で邪魔でしかたがないんだよ」
『キー!!!』

そんな事を言いながら、ただ散歩しているだけ
/絡みお待ちしております <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/09(木) 18:55:46.89 ID:GDMkZDRn0<> >>515
うーむ、少しここで休んで……ん?

【しばらく冷気の心地良さを感じていたのだが、何故か近寄ってくる少女】
【多分、このエアコンのせいだろう……まあそれはいいが】

( ゜Д゜)

【ポカーン】
【少女の脇に佇むのは、黒い木……まるで少女の影のようである】
【口を呆然と開け、影を見つめていた】 <> 【着火選択】 変なライターを持った変な人<>sage<>2011/06/09(木) 18:59:46.95 ID:sej6PbeO0<> >>516
【ふと背後から真っ黒な人影】
【奇妙な笑い声も混ざって少し怖い】

「うふふふ…こんな所に何か用かしらぁ?」

【手をぶらぶらと振りながら歩き、相手に近寄る】

「暇ならわたしの話し相手になってくれなぁい?」

【依然薄気味悪い笑いを交えつつ】
【謎の提案を相手に持ちかけた】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 19:00:40.84 ID:LLC7f4ido<> >>518

ぞるりぞるり、そんな擬音が正しいだろうか、まるで何か液体の詰まった袋を引きずるような音とともに、一人と一人の影、そして一つの影は青年へと歩み寄る

「ご一緒してもいいかしら?」

勤めて冷静に少女は言うが、額には汗が浮かんでいる。そして日光から少女を守っている少女の影は、のっぺりとした、表情のない顔――文字通りの顔なし――で、青年を見つめた
対して木の影は、風が吹くわけでもないのにさらさらと揺れている。本物の木と違うのは、色と、木の葉のこすれる音がしないだけだろうか <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/09(木) 19:06:30.24 ID:AZci/eeR0<> >>519
【蹲っている少年の背後から聞こえる女性の声に、振り向く】

「え、いや迷子で」

【何の用かと訊かれ、あっさりと答える】
【最近慣れなのか、恥ずかしいとも思わなくなりつつある】

「へ?え、はい」

【手を振りながら近寄ってくる女性】
【謎の提案の意味もよくわからないままこくりと頷いてしまう】
【言った後で、あ、しまったと感じる】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/09(木) 19:11:38.72 ID:GDMkZDRn0<> >>520
ん……あ、あぁ……まぁ……

【やはり黒い木を気にしながら、断る理由も特に無い(し、相手も暑そう)ので首を縦に振る】
【しかし、そうなるとエアコン一機では厳しい物があるか】

エアコン搭載の柱……と

【ボソボソ呟きながらもう一度手を叩いた】
【今度は青年の目の前に、一本の大きな柱がででーん!と現れた】
【所々に穴が空いており、そこから涼しい風を四方向に放出している】

ソファとテレビと……ジュースは炭酸でいいか?

【手を連続で叩き、次々と家具を取り出す青年】
【まるで、家の中が丸々公園に移動してきたかのようである】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/09(木) 19:12:40.97 ID:GDMkZDRn0<> >>520
/次遅れるかもしれません、すいません…… <> 【着火選択】 変なライターを持った変な人<>sage<>2011/06/09(木) 19:14:29.06 ID:sej6PbeO0<> >>521
「ふぅん…迷子ねぇ、大変ねぇ、でも返す気はしばらくないわぁ…うふふふふ…」

【ニヤニヤとした表情に気味の悪い声色】
【何処からどう見ても変人奇人】

「じゃあ一つ、ちょっとやってみて欲しい事があるのだけれど…」

「このライター、点けてみない?」

【黒っぽいライターの角をつまみ、相手の前に差し出す】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 19:15:22.05 ID:LLC7f4ido<> >>522

「……なんとうらやまけしからん」
能力は不公平だくそう、と嘆きながら、少女はさらに背中を丸めた

「ん、ありがとう」
突っ込む気力も尽きたのか、少女はさらりとそれだけを言う。そして、思い出したように両隣の二つを手で触れた。

「御苦労さま」
 その言葉とともに、両隣の影はずぶずぶと音を立てて少女の影に溶け込んでいった

//おkですー <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/09(木) 19:20:12.67 ID:AZci/eeR0<> >>524
「あ、は、はあ」

【大変ねぇ、等と言いながらも気味悪い笑いを浮かべる女性から半歩距離を取る】
【小柄な少年にとっての半歩なので大した距離ではないが】

「へ?こうですか?」

【差し出されたライターを受け取り、訝しげに女性を見つめる】
【ライターを少し警戒したが、少年が見る限りでは普通のライターの様だ】

【力試しかなにかだろうか】
【どうやってライターで力試しなんかするのかわからないが、そんなことを考えながらライターに火を点ける】 <> 【睡快悪魔】@wiki参照<>sage<>2011/06/09(木) 19:20:42.76 ID:7LClhPlV0<> 「グッ 無駄よっ!」

【彼女の背中から生えた翼 それは飾りではなかった】
【低空なら、自由に飛べるのだ 高速移動はできないが…】
【それを利用し、空中で自分の身体を回転 それにより、ある程度ダメージを回避したのである】

【先ほど彼女が唱えた呪文……それは彼女の本気であり、抵抗は殆どできない 眠気もあるのだから尚更だ】
【さらに、彼女の能力によって起こる、この眠気に抵抗するにはかなりの精神力が必要である】
【その精神力も、彼女の呪文で乱されている……つまり、彼女の二つの能力は、互いに弱点を補い、効果を相乗させているのである】

【この二つがあれば無敵の方程式… 彼女に近距離相手で勝てるわけが無かった】
【そう… この計算式に……】

『もう止めてっ!』

【三人目がいなければ】

『もういいよ… これ以上戦わないで…』
「……」
『一緒に……帰ろ?』

【涙目の少女 冷徹な女】
【この状況だけなら、女が折れることはないだろう】
【だが、彼女の心境に変化があれば話しは別である】

「(確かに… これ以上は危ないし、なんか嫌な予感がするわ…)」
「そうね… 帰りましょ?」

「じゃあね 誰かさん」

【彼女は安心感を奪われてしまっている 故に、必要以上に踏み込まなかった】
【それは相手にとって吉か凶か… 一見すれば】

「夢の中で… 会いましょ?」

【凶に見える】
【長時間(2.5レス)彼女に触れていたのだ 眠気が表れないわけが無い】
【そして、彼女の第三能力… 他人の夢を操作する能力を使うとすれば、相手にとっては十分危険な事である】
/人待ちでありんす <> 【着火選択】 変なライターを持った変な人<>sage<>2011/06/09(木) 19:34:25.61 ID:sej6PbeO0<> >>526
「あらぁ、なかなか度胸があるのねぇ…」

【躊躇なく点けた相手を度胸がある、と評価】

「けれど…ちょっとあなたの判断は失敗かしらねぇ?」

【間もなく黒ずくめの男が短刀を持ち相手に襲いかかるだろう】
【相手から一歩ほど距離を離し、身構える】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 19:34:51.70 ID:Jl0c1LqIO<> 【どっかの森の中】

「……」

【大きな大木の前に、】
【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性が立っている。】
【ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、】
【そして左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは背中の身の程もある大きな片刃の大剣。それらのせいで、】
【少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】

「…さて…」

【女はゆっくりと剣を抜いた。木漏れ日が、】
【刃を白く反射させる。凶悪に光った。】
【タイミングを図るように、ゆっくりと深呼吸。2、3回の作業ののち、】

「―――――――――――っ!!」

【一閃】
【綺麗な太刀筋は、大木を「両断」した。】
【大きな斬撃の音が辺りに響く。】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/09(木) 19:38:37.16 ID:AZci/eeR0<> >>528
「えっ?」

【女性の言葉に首を傾げていると】

【どこから現れたのか、黒ずくめの短刀を持った男が自分に襲いかかってくる】
【どういうことだ、と思いながら反射的に両腕を男に向けて突き出す】
【掌から不可視の力を出し、男を吹っ飛ばそうとする】

/すみません、次遅れるかもです <> 【着火選択】 変なライターを持った変な人<>sage<>2011/06/09(木) 19:53:08.14 ID:sej6PbeO0<> >>530
【男は少し飛ばされながらもどうにか立て直す】

「大丈夫よぉ、刺されたって死にはしないわぁ」

【一応は平静を保っているように見える】

「けれど、少し疲れちゃうかもねぇ…」

「最も刺されれば、の話だけどぉ」

【一応警告はしておく】
【後々言われたって困る】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/09(木) 19:58:07.44 ID:AZci/eeR0<> >>531
「えっ」

【この女性と男の関係はなんなのだろうとか】
【疲れるってなんだよとか】
【もう刺される道しか見えねえよとか】
【いろいろな思いの詰まった「えっ」である】

【立て直した男に、向かって今度は掌から鎌鼬を繰り出す】
【当たれば、鋭い傷を受けるが痛みは感じないものだ】 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 20:04:54.25 ID:Oty3t7dio<> >>517
/まだ、募集しておりますっ!お待ちしております! <> 【着火選択】 変なライターを持った変な人<>sage<>2011/06/09(木) 20:06:04.85 ID:sej6PbeO0<> >>532
「えっ…と言われてもねぇ、それで説明は終わりなのよぉ…」

【刺されれば疲れる、それぐらいである】
【他に無い事もないが聞かれなければ答えようとも思わない】


【男は鎌鼬を受け、怯みつつ短刀で相手を狙い突きを繰り出す】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/09(木) 20:12:08.50 ID:AZci/eeR0<> >>534

【だめだこの人にはもうなにを訊いても無駄だ】
【女性の態度からそれを感じ取り、真剣に男と向き合うことにした】

【ふっ飛ばしたことで、男との距離はそこそこある……はず】
【少しずつ後ろに下がって狙い突きを避けながら、また不可視の力で相手を吹っ飛ばそうとする】 <> 警戒口調<>sage saga<>2011/06/09(木) 20:15:15.44 ID:GDMkZDRn0<> >>525
/PS3から。遅れてしまって申し訳ない・・・

「まあそう言うな、便利な物は所詮”便利"止まりなんだからよ」

呆れたように言いながら、出したソファにどっこいしょと座る
テレビのリモコンでテレビをつける訳だが・・・やはり電気を必要とせず、何の問題も無くついた

「この冷蔵庫に色々と入っているはずなんだが・・・・・・よし、いいぞ」

青年は脇にあった冷蔵庫をぱかっと明けた
中には数本のコーラやら何やら、飲料水が入っていた
超便利である

青年はその一本を取ると、テレビを見ながらジュースの口を明けた

「・・・コップも必要だな」

青年はまた手をたたき、今度はコップを二つ出した <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/09(木) 20:15:54.08 ID:pGd66I3s0<> >>517

【そんな森の中を歩く、1人の女…勿論、蝙蝠に好かれている女とは別人。】
【太陽の光が差し込まないその森の中を、日傘を差して歩いている。】
【ウェーブの掛かった長い金髪を揺らして。行き先は決まってない用だが。】

あ〜…暇だわ〜…。
2週間に1回ある「訳もなく、とてつもなく暇な日」だわ〜…。

「主人…あんまり暇暇言ってると、こちらまで欝な気分になりますよ・・・。」

仕方ないでしょ〜? 暇なんだから〜。

「…。」

【そんな女と話すのは、女の肩に乗った銀色の狐。】
【女があんまり暇を貫き通すので、最終的には黙ってしまった。】

【そんな感じで歩く女。】
【蝙蝠に好かれる彼女からは、そんな光景が見えるかもしれない。】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 20:18:56.26 ID:LLC7f4ido<> >>536

「本当にうらやましい限りだわ。それがあなたの能力かしら?」
 さりげなくソファに腰掛け、少女は言う。そして出たコップをみつめため息を吐いた。

「私ももう少し応用のある能力ならなぁ」

/おかえりんこ <> 【着火選択】 変なライターを持った変な人<>sage<>2011/06/09(木) 20:19:12.00 ID:sej6PbeO0<> >>535
「…ひどいわぁ」

【ニヤニヤした顔で言っても全くそう感じられない】
【なんとなくこんな状況を楽しんでいるのである】


【黒ずくめの男はというと突きを振り抜いた不意を突かれ大きく後ろに倒れていた】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/09(木) 20:19:18.65 ID:Jl0c1LqIO<>
【公園】

「……はっ!」

【ズンッ】
【一人の少女が八極拳の形打ちをしていた。】
【十七歳くらいの一人の少女。】
【ショートカットの髪と赤縁のメガネ。】
【着古したようにくたびれた藍色の道着、】
【その上から黒い春用の薄手のコートを袖を通さずに羽織っている。その胸のらところには、】
【足を動かすたんびに、履いている下駄がカラコロとくぐもった、】
【優しい音を奏でた。】

「…しっ!!15勝7敗3引き分け!」

【踏み込む音が響く。】
【なかなかその動作は手馴れており、】
【彼女がその拳法を体得しているのがわかる。】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/09(木) 20:23:54.39 ID:AZci/eeR0<> >>539
【男が倒れたのをいいことに、光の見える路地裏の出口に向かって一目酸に走る】
【あの女性からも男からも逃げねば、という気持ちでいっぱいだ】
【小柄なせいもあり、体力はあるがあまり足は速くない】
【男が直ぐに起きたなら、そのうち追いつかれてしまうだろう】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/09(木) 20:26:40.25 ID:k/bg/wTM0<> 【街外れの森の中 (夜)】

(さて、よく考えないとな…)
【開けた場所に木の下に腰掛け頭を掻いている青年がいる】
【現在青年は小休止中、その時間を使って考え事をしているのだ】

(…やっぱ年寄りを誘うべきかなぁ…)
【その考え事を昨日あった神様との約束、参拝客を連れて行くと言ったのだ】
【できるだけ善意を持っていそうな人物を頭を絞って選ぶ】

【ちなみに青年の近くの木は矢が突き刺さっており弓も立てかけられていた】

/殺し合い以外でお願いいたします <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 20:28:36.82 ID:Oty3t7dio<> >>537

蝙蝠に付けられているその最中、一人の日傘の女を見かける
誰だ、あの女?こんな所にいるなど、物好きな奴だ…だいたいこんな、日も当たらない場所で、何をしているんんだ?
傘など必要なのか?、こんな太陽も当たらない所で、黒い布に覆われている、その女が言える言葉ではないのだが、そう思いながら、女性を見る

だが此方は、蝙蝠にものすごくイラつかされているこの現状、その女よりも、蝙蝠をどうにか追い払うのに精一杯という感じ
日傘の女に気づくものの、蝙蝠を追い払うのが先だと、そういう感じ

「だ・か・ら、あんんたらが、どれだけ付いて来ようと、私はあんたらには興味がないから」
「だから大人しく、巣にでも戻ってくれないかい?」

『キー!!キキーーー!』

相手はなにやら銀色の狐と話しているらしく此方には気づいては居ないようである
その日傘の女と吸血鬼は対面にならんでおり、此のまま歩き続ければ、

その大量の蝙蝠を引き連れた吸血鬼と御対面、そんな感じになるであろう <> 全瞑心感<>sage saga<>2011/06/09(木) 20:29:19.96 ID:GDMkZDRn0<> >>527
/遅れて申し訳無い・・・・・・

「まるでダルマだなぁ、おい?」

相手が空中で姿勢を立て直すのを見て、面白そうに呟いた
・・・ダルマとはちょっとチガうような気もする

(さて、どうするか・・・・・・)

次の手を思考
と、ここでようやく気付く

さっきから、少し不自然なぐらい眠い

それを意識した途端、その眠気は急に増大したように感じられた
頭が朦朧とする、目の前の出来事が何か遠くの出来事であるような感じもする

「てめぇ・・・」

しかし気付いた時点でもう遅い
涙目になっている少女が何か叫んだ
どうやら、引いてくれる様子である

「・・・・・・ん、じゃ・・・」

相手の最後の言葉は聞き取れず
青年はその場に眠り込んだ <> 警戒口調<>sage saga<>2011/06/09(木) 20:33:29.72 ID:GDMkZDRn0<> >>538
「能力・・・・・・というより、特技って言った方が近いな」

コップにジュースを注ぎ、ゴクゴクと飲みながら言った

「俺のは応用"しか”出来ないからな・・・・・・そいや、あんたの能力は?」

まったく気にしていなかったがこの口振りから察するに能力者だろう
黒い陰のようなものを操っていたようだが・・・ <> 【着火選択】 変なライター持った変な人<>sage<>2011/06/09(木) 20:35:07.27 ID:sej6PbeO0<> >>541

【男が倒れている間に短刀を奪い、壊す。】

「あまり手荒な無粋な事はしたく無かったのだけれど・・・」

【そのうち男は消え去る】

「まあ長く生きていればこんな事もあるわぁ、気にしたら負けねぇ」

【そうひとりごちて路地裏のさらに奥に戻っていった】

/絡み乙でした <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 20:35:39.53 ID:LLC7f4ido<> >>545
「あー……」
わずかに、少女は言い淀む。能力をさらすということは、自らの最大の秘密をさらすことだから。
しかし少女は、言葉をつなげた。

「影を具現化する能力、かな」
詳しくは話はしないが、かねがねこの通りである。 <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/09(木) 20:38:35.52 ID:pGd66I3s0<> >>543

…あら〜?

「…どうしました?」

なんか、ものすごい蝙蝠が来るんだけど。…いや、人みたいね〜。

【暇談義の最中。正面から来る女性に気がつく女。】
【狐も漸く気がついたようで、正面を見やる。】

…なんか、すごい嫌がってるようね〜。
…からかったら面白そう〜。

「やっぱりドSですね…主人は…。」

そういうこと言わないの〜。

…こんにちは〜。
蝙蝠がお好きなんですね〜。

【相手にそう話しかける女。】
【女性は嫌がっている顔だが、そんなことを言う所、女は弄りたがりの様だ。】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/09(木) 20:40:17.54 ID:AZci/eeR0<> >>546
【後ろからは、誰も追ってくることなく、気付けば見慣れた商店街に出ていた】
【はあ、と溜息をついて、人混みに紛れて行く少年】

【これからまたいつも通りの散歩に戻ることだろう】

/絡みあり乙でした! <> 警戒口調<>sage saga<>2011/06/09(木) 20:41:28.00 ID:GDMkZDRn0<> >>547
「・・・ん?」

相手が能力を言うのをためらうのを見て
不思議そうな顔をする
その躊躇いが普通なのだが、この青年はその反応は初めてだった

相手の能力を聞き、へぇーと感心する

「ソレ、さっきの木みたいな形のままで具現化出来るなら十分、応用出来るじゃん」

テレビを見ながら言った
明日は晴れらしいです <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 20:43:17.44 ID:LLC7f4ido<> >>550
「地形で圧倒的に変わってくるのよ。特に平野とか見晴らしの良い場所での戦闘だともう八方詰みね」
やれやれ、と肩をすくめて。とはいえ、少女なりに考えた奥の手もあるのだが……。

「う、明日も晴れか……」
心底嫌そうに <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 20:48:00.87 ID:Oty3t7dio<> >>548

蝙蝠がお好きなんですね?何を言ってるんだこの女?フザケているのか?
吸血鬼の態度はその蝙蝠達と出会ってから終始、イライラしている、他の者から見てもそう思うはず
其れであるのに、お好きですか?ああ、フザケてる、私をおちょくってる、

「あら、こんにちは…」
「あら…あなたには私が蝙蝠を好きだと、そういう風にお見えになるの?」
「だとしたら…フフッ…あなたの目は節穴じゃなくて?」

その蝙蝠によるストレスによりイライラしていたその吸血鬼、
ついつい、流れで言ってしまう、イライラさえしてなければ、普通に会話出来たはずなのに

その会話の最中も、蝙蝠は後ろで五月蝿く、女性のイライラは、減ることを知らない、
さらにその女性も登場してきたもんだ、イライラは加速されていくのではないだろうか


<> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/09(木) 20:53:29.84 ID:GDMkZDRn0<> >>551
「手で形取ればいいんじゃないか?」

鋭利な形でも取れば、武器として使えそうだが……?

「……ん、晴れは嫌いか?」
「太陽の光が出てた方が何かと良いだろ、能力的にも」

相手に向けて怪訝そうな視線を向けた <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 20:55:42.87 ID:LLC7f4ido<> >>553
「材質も元々の物と同じになるのよ。だから手でかたどっても鈍器くらいにしかならないわ」
しれっと、そういう。

「太陽が出ても暑くなければ諸手を挙げて喜ぶわよ。ただ暑いと肌が焼けたりなんなりで嫌なの」
黒のローブを全身にまとう彼女、たぶん日焼けしたら首から下だけ痕がつかない <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/09(木) 20:57:19.64 ID:pGd66I3s0<> >>552

(フフッ、イライラしてるイライラしてる〜…。)

【相手が目に見えてイラついているのを、心の中で楽しむ女。】
【狐は、そんな女の顔で分かる心を読み、ハァとため息をつく。】

フフ、単なる冗談よ〜。
気にしないでくれると嬉しいわ〜。

「普通気にしますよ…。」

まぁまぁ、そんなイライラしないで〜…
良かったら〜、私がその蝙蝠たちをどこかに飛ばしてあげてもいいわよ〜。

【サラッとジョークを告白した。】
【そのサラッとさに、ますます呆れる狐。】

【そして、イライラが加速する女性に、そう提案する。】
【女性を落ち着かせるためにそう提案したのだが、イライラしている女性は乗ってくれるだろうか。】 <> 【浮遊魔法】あらゆる物を浮かせられある程度操る<>sage<>2011/06/09(木) 21:01:26.56 ID:RLSsPun3o<> 「お手、であります!」

【一般的な遊具が整った公園のベンチに座る一人の金髪の少女が声を上げる】
【少女の足元にはアルビノなのだろうか白い柴犬の子供が居て主人が差し出した】
【右手の掌にちょこんと小さなふにふにのにくきゅうがついた左前足を乗っけていた】

「上手です、しろちゃん!」

【散歩中の休憩らしく少女の手にはジャムパンが握られていてそれの一部をちぎると】
【主人は子犬にデレデレなのか嬉しそうな顔で子犬に与えているのだった】

【そんな少女は薄手の白のワンピースを着ていてベンチの横には大きめの肩掛けカバン】
【静かな夜の散歩を1人と1匹で楽しんでいるのだった】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/09(木) 21:04:33.71 ID:GDMkZDRn0<> >>554
「ちょっと大きめの石でも見つけて、投げりゃいい」

おや?かなりスケールが小さくなったぞ?

「暑くない……か、そうだな……」


「温度調節は出来た方がいいか?」

両手を構えながら聞いた
何か、呼び出す気だろうか <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 21:05:01.14 ID:Oty3t7dio<> >>555

「冗談…?私に?この私に冗談と?」
「何をいってるかさっぱり理解が出来ないわ…」

なにかその女性の表情、態度、容姿、そのすべてが気に食わないらしい、蝙蝠によるイライラと
この目の前の日傘女によるイライラ、その人をナメるようなその態度、この吸血鬼が一番されたくないこと、
まぁしかし此のまま、この女のペースに載せられるのも嫌ではある、
吸血鬼は、煙草を一本取り出して、口に加え、其れに火をつけた、

その時に、一瞬牙が見えるかもしれないが、日もくれてきたこの森だ、その一瞬の火の明かりによる判断は難しいだろう

「ええ、じゃあお願いするわ…この邪魔な奴らをどこかにやって頂戴」
そんな事出来るはずがない、只の人間ごときに、そう思いながら、
多少その態度にイラつきながら、女性に言った
<> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 21:09:44.57 ID:LLC7f4ido<> >>557
「まあ、そうなるわよねー」
はあ、と息を吐いて
「まあ自分の影を作れるのは利点かな」

「ん? そりゃあできた方がいいけど……って、何をするの?」 <> 【陰忍妖者】血液を代償に魔法が使える金属製短魔杖を持つ忍 E 杖/忍刀<>sage<>2011/06/09(木) 21:12:34.28 ID:IzPe0g9DO<> >>556
「ふむ、犬と子であるか。「試し」にはならんかね?」
ふつ、と気配が急に湧き上がった。今までそこに居たのに気付くことが出来なかったのだろうか?
覆面を被り、忍装束を着込み。腰には忍刀と、金属製の短杖を備えている。
漫画でみるような、ステレオタイプの忍者の存在がそこにはあった。 <> 【焔星紅獄】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 21:13:55.86 ID:1hzm0urmo<> 「ジャララジャッジャジャーン!!!」

【夜の公園に響く大声、それとアンプから放たれるギターの騒音、中々に近所迷惑極まりない感じで大変よろしくない】
【その元凶となっているのは真っ赤な長い髪の毛を振る女性、肩にかけているのは真っ赤な塗装のギター】
【近くにはアンプやらの周辺機材が用意されており、ご丁寧に延長コードで公園のコンセントから電源を引っ張ってきている】
【更には、わざわざ口でも擬音というか、その音色を大声で叫んで随分とノリノリ過ぎる様子を夜中に発散させているのだ】
【曲はオリジナルなのか、誰も聞いた事は無いであろう随分とハードなロッケンロールな感じで、腕前と言えば可もなく不可もなく】
【天才だとか超上手いとはお世辞にも言えないが、経験だとか回数だけは重ねているといった具合の弾き方】

「ジャラララララ……ジャジャジャジャーン!!!」

【ギャラリー居ずともライブを止めず、ギャラリーに嫌な目をされてもライブを止めず、今日も公開公害ライブは絶好調であった】 <> 【雨剣之森】<>sage<>2011/06/09(木) 21:15:28.52 ID:Cdu/rufS0<>
「人来ねえーーー誰か来いよーーー!!」

【とある深夜の公園】
【半月の光でうっすらと公園の様子が伺える】
【ベンチに一人の青年がぐでーっと仰け反りながら座っている】
【その青年の横に蛍光色の太字で文字が書かれている看板が置いてあった】

『ケンカ買います、半殺しにしてやんよ!』
『※ただし殺しはしないぜ!!』

【そうでかでかと雑に書かれている】
【何故か看板の隅々に刀の絵が大量に書かれている】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/09(木) 21:15:33.65 ID:GDMkZDRn0<> >>559
「よし、見てろよ」

青年は数秒手を擦ると
いつもより少し気合を入れ、ぽんぽんと手を叩いた

今度青年が出したのは、掌に乗る、機械のボールのような物
薄い赤と青で半分ずつされており、その赤と青がボタンになっていて押せるようになっている
紐がついていて持ち運べるようだ
それを掌に乗せて少し高く掲げると

「持ち運びエアコン!」

デデーン!!

「所有者の体感温度を一定に保ちます。赤で1℃高く、青で1℃低くなります」
「さらに、所有者から赤外線をある程度カット!真夏のお散歩にピッタリ!」

ちょっと棒読み気味に言うと、ポーンと相手に投げた

「おら、ちょっと試せ。既製じゃないから不具合があるかもしれない」

一応、きちんと作動するはずだ <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/09(木) 21:17:34.84 ID:pGd66I3s0<> >>558

そんな怒らないでよ〜。
ちゃんとその蝙蝠を飛ばしてあげるから〜。

【そう口で言っても、やはり内心は楽しそう。】
【女性がタバコに火をつけ、口元にやけに鋭い歯が見えた気がするが、気にしなかった。】

フフ、じゃ遠慮なく〜。

【女性から許可も貰ったことだし、と女は右腕を上げる。その先には、キーキーと鳴く蝙蝠。】
【その瞬間女性の後ろ、再び女性に纏わりつこうと女性に向かって飛ぶ蝙蝠の前方の空間が、ガバッと2mほど割れる。】
【割れたというか、元の空間を押しのけるように紫色の空間が現れた。】
【女性も振り向けば気がつくだろう、その空間の中には、無数の人間の目。実際は、目は見えるだけで触れないのだが。そんな不気味な空間だ。】
【勢いがついていた蝙蝠たちは、その空間に半ば吸い込まれるように、自分から入っていった。】

【すぐにその空間を閉め、女性に問いかける。】

駆除完了〜。
どこか遠くに飛ばしたわよ〜?

【ちなみに、100kmほど遠くの洞窟へと飛ばしたらしい。】
【少なくとも、戻ってくることはないだろう。】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 21:17:48.33 ID:LLC7f4ido<> >>563
それはそれは心底疑り深そうに、少女は青のボタンを数回押す。すると、少女の顔から笑みがほとばしった。
「何これすごい!」
その一言に、全てが内包されている。それほどに素晴らしい道具なのだろう <> 【浮遊魔法】あらゆる物を浮かせられある程度操る<>sage<>2011/06/09(木) 21:19:12.78 ID:RLSsPun3o<> >>560
「本当にしろちゃんはかわいいであります」

『ワンッ!』

【気配が沸いた時少女は犬を抱き上げ頬擦りをしている最中で気が抜けていた】
【―――がしかし流石は動物――飼い犬とはいえ気配には気付いたようで忍者が】
【現れると子犬が飼い主に警戒させるために気配の方向へと一吼え】

【耳元で鳴かれたことにより一時少女の身体がビクッと跳ねるも直に気配の方向へと】
【振り向き―――視界にその忍者の姿が入り込んだ】

「コスプレでありますか」

【少女の忍者に対する第一声はそんなもので彼が放つ言葉は耳に届いていないようだった】
【子犬といえば気が抜けている飼い主の頬を鼻で押し気をつけろ、と注意を続ける】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/09(木) 21:20:48.48 ID:GDMkZDRn0<> >>565
相手の笑みを見て、ガッツポーズ
どうやらちゃんと動くらしい

「よし、じゃあそれはお前にやる!!」

と呟くと同時、もう一度手を叩き、相手が持っている物とまったく同じ物を出す
青のボタンを何回かカチカチと押すと、ポケットに入れた

もう一度、手を叩く
今度は何か出すのではなく、消したようだ
周囲にあった家具の全てが消える
だが、『持ち運びエアコン』は消えていない

「じゃ、俺そろそろ帰る」

そのまま、『持ち運びエアコン』を相手に持たせたまま、背を向けて立ち去ろうとする
呼び止めようと思えば簡単に呼び止められるだろう <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 21:25:15.25 ID:LLC7f4ido<> >>567
「あ、ありがとう」
まだ実感がわかないようで、細い声でそう言葉を述べた。

「あ、ま、待って!」
少女ははっとしたように、大きな声を発する
「自己紹介まだだったわよね? 私はエレノア。エレノア・アーデルハイド! あなたは!?」
<> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 21:25:54.56 ID:Oty3t7dio<> >>564

その一部始終を煙草を加えながら、見ていた
なんだコレはと、こいつも、なにか変な力を持っている能力者という奴なのかと、
最近は、その能力者という者に会う機械が多い、この目の前の女もそうであるのか……

「へぇ…あなた、人間?、それとも能力者とか言う人?」
その光景をみた吸血鬼は、イライラなどはもう無く、その目の前の不思議な力をもった女性にただ興味が沸く
それだけ、そんな光景を見れば、多少のイライラなど、どうでも良くなる、そう言う者である

多少は癪に障るが、まぁ其れは良しとしよう…
その不気味な光景も、不気味ではあるが、そこは吸血鬼、ただ不思議、めずらしい物、そういう認識である
特にその空間に恐怖など、そういうモノも感じずに、その隙間があった場所を眺めながら、後ろにいる女性に問う
<> 【陰忍妖者】血液を代償に魔法が使える金属製短魔杖を持つ忍 E 杖/忍刀<>sage<>2011/06/09(木) 21:29:48.14 ID:IzPe0g9DO<> >>566
「……ふむ。本職である」
本気とも冗談ともつかぬ態度でそう答え、男は少女と犬に歩み寄りながら、腰に差した金属製の短杖を手に取る。

「問う、子よ。子は「異能を有するモノ」であるか?」
出来ることならば、否定して欲しい、と思う。そんな思考は見せぬように、淡々と問いかける。 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/09(木) 21:32:46.96 ID:GDMkZDRn0<> >>568
「……そういやそうだったか」

ふと足を止め、後ろを振り返る

「俺は天都 灯(アマト トモル)、ただの学生」

ハハハ、と面白そうに笑うとふと空を見上げる
もうそろそろ暗くなってきている

「……ちょっと楽するか」

手を叩く
青年の後ろに、ガラス張りのエレベーターのような物が現れた
エレベーターの上には、まるでブースターのような物が、四隅に四つ取り付けられている

「じゃーなー、アーデルハイド」

確か名前と苗字が逆さなんだよな……とぼんやり考えながら
エレベーターの中に入っていく青年

次の瞬間、シュボゥ!とブースターに火がつく
だんだんとエレベーターが浮上していく……そのままブースターは方向を変え、どこかへと飛び去っていく

青年は手を振りながら、エレベーターに乗ってどこかへと消えていった <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 21:36:14.34 ID:LLC7f4ido<> >>571
少女は――エレノアは、エレベータが消えるまで、手を振り続けていた。そして見えなくなった少し後に、ゆっくりと手を下した。
「アマト、トモル、かあ」
かみしめるようにその名前を反芻し、少女は笑みを浮かべた。
「おかしな人」
ふう、と息を吐きだし、先程彼にもらった道具、青色を数回押し、少女も歩き始めた。

//おあいてありがとうでしたー <> 【浮遊魔法】あらゆる物を浮かせられある程度操る<>sage<>2011/06/09(木) 21:37:12.00 ID:RLSsPun3o<> >>570
「忍者さんですか、わたしにも昔忍者の知り合いがいました」

【この世界でも忍者は結構珍しい―――しかし過去の出来事が信用させたらしく】
【彼の言葉に感心したように頷いていた――そして目は好奇心で輝き始める】

【目は忍者としては物珍しい杖のほうに動いていて少女の輝く蒼い目はジーっと】
【腰にぶら下がる短い杖を凝視しているのだった】

『グルルルル』

「異能……それって何ですか?」

【子犬のほうは忍者が放つ言葉に厭な物を感じたらしく警戒するように唸り始める】
【少女といえば言葉を聴くと暫し目を見開いたまま固まり思考した後そう答えた】

【少女は能力者であり今までそれなりの場数を踏んでいて荒事には慣れている】
【―――がやはり戦いにならない道があるのならばそっちを選ぼうと嘘を吐いていた】 <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/09(木) 21:37:13.65 ID:pGd66I3s0<> >>569

ん〜…能力は持ってるけど〜、人間じゃないわ〜。

ただ人間の形をしてるだけよ〜。

【サラリと、自分が人外であることを言う。】
【そういえば、自分が人外だと自分から言ったのは友人以外で初めてだな〜と、片隅に思いながら。】

「珍しいですね、主人がそういう事言うのは。」
ん〜?何となく言ってみただけよ〜。

さっきの空間はスキマって言ってね〜。
まぁ、言わなくてもわかるだろうけれども〜、私の能力よ〜。
…そう言う貴女は、何か能力とか、持ってるの〜?

【そう、空間があった場所を見る女性にそう言う。】
【蝙蝠に好かれていた辺り、只の女性とは思いにくいのだが。或いは人外か。】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 21:39:55.93 ID:Jl0c1LqIO<> >>562

「……へえ…」

「…珍しいもの買ってくれるのね…」

【そこへ通りかかり、興味深そうに看板を見つめるのは、】
【一人の若い女性だ。豊かな長い黒髪に、】
【ほとんど黒といっても差し支えない春用の薄手のダークグリーンのコート。】
【何より印象的な点は二つ。一つは彼女の左目を斜めに切り裂くようについた大きな傷。】
【鋭利な刃物で素早く斬りつけられたと思われるそれは、】
【女が片目でしか物を見ることができないと知る事は容易い。】
【その証拠に、彼女の左目は、『生』の光が全く宿っておらず、ありふれた言い方だが死んだ魚の様で、】
【右目と比べて微動だにしていない。】
【「見る」という機能を失った眼球は、女の左目に「ある」だけになっていた。】
【そしてもう一つは背中の身の程もある大きな片刃の大剣。】
【尖端が大きく鋭角に削られた様になっており、】
【刀身は黒に近い鉄紺色でそのちょうど真ん中に縦に一本真っ直ぐな浅い溝の様な物が見える。】
【また、刃の部分は光を反射して鈍く白っぽく刃物特有の輝きを帯びていた。】
【柄に巻かれた滑り止めの藍色の布は、ところどころ擦り切れており、】
【また彼女がその剣を「抜き身」で帯刀していることから、実に手馴れて扱えるようだ。】
【刃の根元付近の複雑な虎の紋様以外一切飾り気が無いが、】
【しかしその剣はどこか『普通』ではなく、】
【魔術に明るい者なら、極々微量の不可視の魔翌力が漏れ出していることがわかるだろう。】
【しかも、その魔翌力には『意思』の様な物が見え隠れしており、】
【持ち主…つまり女に異常なまでに『執着』していることも加えて分かるかもしれない。】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/09(木) 21:43:27.34 ID:GDMkZDRn0<> >>572
/絡みありがとうございましたー <> 【陰忍妖者】血液を代償に魔法が使える金属製短魔杖を持つ忍 E 杖/忍刀<>sage<>2011/06/09(木) 21:47:30.67 ID:IzPe0g9DO<> >>573
「で、あるか。ならば良し……聡いか、甘いか……」
その見え透いた嘘に、騙される嘘をつく忍。忍者失格である。

「ふむ、何処にでもおるものよな。故に草か……それ犬、気になるか、ほれ」
ヒョイと子犬に弧を描くようにして、「短杖を投げる」という愚挙。
『攻撃の意思は無い』というポーズだろうか。 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 21:51:15.82 ID:Oty3t7dio<> >>574

「へぇ……そうなの…」
自分が人外であるから、相手の人間では無い、その言葉に驚きも示さないのは自然なことである
コチラからしてみれば、私が普通であり、人間はまた別の種族であるから

「スキマ…なにか不思議な物ね、あの目といい、なにか魅入られる、そんな感じ」
これが正直な感想である、そのスキマにギッシリ浮き出る、人間の目玉、奇妙であり、不思議、魅入ってしまう
なにかそんな感じ

そして女性はその日傘の女の方向へ振り向く、
「私?、私は吸血鬼、私も人間じゃないわね、」
ただ吸血鬼は吸血鬼としての形がちゃんとある、人間の形をした何か、目の前の女は不思議な人物である
その返答も、サラッと答える、
女は吸血鬼で有ることに誇りをもっているから、特に隠す必要も何も無い、人間に間違われる方が、そのほうが屈辱である

「で…結局何者なの?人間でもない…妖怪化何かかしら?、」

狐が喋っていることには前々から気づいて入るものの、その事よりも、目の前の女性の方がそそられる、
喋る狐など、まぁ…珍しくはあるが、その日傘の女に比べると普通であろう <> 【雨剣之森】<>sage<>2011/06/09(木) 21:52:47.84 ID:Cdu/rufS0<> >>575

「……!!なんか…すごい人が来ちゃったね……!!」

【現れた女の並々ならぬ格好、ただならない気配のようなものにベンチから立ちあがる】
【青年は目の前の女性に少し恐怖を覚えた】
【しかしそれ以上に興奮、歓喜した】
【目の前の女性は見るからに実力者であり、自身の力を存分に発揮できるかもしれないことに】

「それで……ケンカを売ってくれるの?」

【顔にうっすらと笑みを浮かべ、目の前の女性を凝視しながら尋ねた】 <> 【浮遊魔法】あらゆる物を浮かせられある程度操る<>sage<>2011/06/09(木) 21:54:44.71 ID:RLSsPun3o<> >>577
「さとうがあまい……?」

【彼が放つ騙された―――という嘘の言葉を良く聞き取れず】
【意味のわからない言葉を返すもとりあえず自身の安全は確保できた】
【―――と考えほっと一息吐いて少し微笑んでいた】

『わん!』

「危ないであります!」

【子犬は少女の胸元で抱かれている以上否応無しに少女に向かって】
【短杖が飛ぶことになり咄嗟に少女は子犬を膝に落とすと両手で華麗に】
【杖をキャッチしているのだった】

「おー、何か格好いいであります」

【両手で握った杖を握りえい、と軽く振ったりしてみているのだった】
【しかしすぐ飽きてしまったのか座ったまま両手で杖を返そうとしていた】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 21:59:10.41 ID:Jl0c1LqIO<> >>579

「…どういう意味よそれ…」

【しかし、容姿で驚かれるのはもう慣れっこだ。】
【中には目かあっただけで泣き出す人もいる。相手の対応は、】
【まだましと言えた。それに、どこか喜んでいる節が見えなくも無い。】

「もちろん。誰かに売りたくてウズウズしてたところよ。」

【相手の穴が空くような視線を受け止め、

【女は飄々と言ってのける。】 <> 【陰忍妖者】血液を代償に魔法が使える金属製短魔杖を持つ忍 E 杖/忍刀<>sage<>2011/06/09(木) 22:02:04.36 ID:IzPe0g9DO<> >>580
「なに、こちらの話。……とって食らうわけでなし。そう怯えるな、犬」
しゃがみ込むと、犬をなでようと手を伸ばす。
「知り合いの忍びと言うたか。どんな御仁であったかね?」
しゃがみこみ、間近でみてわかることは、覆面の僅かな隙間から覗く肌は、口調や声音に反して若々しいソレである、ということ。 <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/09(木) 22:04:59.04 ID:pGd66I3s0<> >>578

フフ、そうでしょ〜?
私もそうなのよ〜。1000年ほどこの能力と一緒に生きてきたけどね〜。
全く飽きないって言うか〜…何て言うか〜。

【この能力に気づいた時には、女性と同じような感想を持ったなと思い出す。】
【今でも、このスキマは美しいと思ってしまうこともある。】

吸血鬼〜、なるほどね〜。
蝙蝠に好かれてたのって、ある意味必然ね〜。

【やっぱり、女はそう思う。】
【吸血鬼なら、蝙蝠の件も理解できる。女性がタバコに火をつけたとき、見えたのは吸血鬼特有の牙か、そうとも思って】

妖怪…その部類に入るのかもね〜。
とりあえず、「人でも動物でもない、何か」ってことになってるけども〜。
妖怪って言った方が、分かりやすいかもね〜。

【そういえば、妖怪という発想はなかった。】
【これからは妖怪と名乗ろうかしら〜。と心の中、小さく思った。】 <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/09(木) 22:05:14.73 ID:eJkBAn/y0<> 昨日は公園。今日は人通りの少ない街の中にある噴水付近。
青色のジーパンに無地の白Tシャツとおしゃれとは無縁な少女がそこに居た。

梅雨空ではなく、曇り一つなく、星が煌めく夜空。
それを見て果てしないと思った。まるで広大な砂漠に落とした小さなダイヤを探すかのように。
自身の目的も例えるならそんな感じである。先の見えぬ暗闇を手探りのみで前進するかの如く。

「今日も、何も得られなかった。…私は名をこの手で掴むことができるのかな?」

小さな声が星空に溶けて消えた。少女のちっぽけな心情吐露は誰にも聞こえない。
そもそも、この言葉自体が異質。まっとうな人生を歩んでいる者なら誰でも持っている名前。
それを探しているのだ。名無しの少女はそれを探しているのだ。自身の時間と命を削って。

/なんでも募集 <> 【浮遊魔法】あらゆる物を浮かせられある程度操る<>sage<>2011/06/09(木) 22:06:39.07 ID:RLSsPun3o<> >>582

『………』

【武器の一つを捨てたことで少しは警戒を緩めたのか忍者が手を伸ばすも】
【それを拒否しようとすることはなく素直に撫でられ満更でもない様子】

【そんな様子を見て少し子犬に危害が加えられないかとドキドキしていた飼い主】
【であるが彼が未だ何もしないことをみてほっと胸を撫で下ろす―――過保護なのだ】

「うーん…かなり昔になくなっちゃったのですけど……面白い人でした」

【相手は容姿について聞いたのだろうけれど少女は的外れな答えを返す】
【―――が本人は少し思い出したことで淡い表情を浮かべているのだった】

【子犬はにくきゅうを触ってもいいぞ、と右前足を相手に向ける】 <> 【天魔双翼擬態】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 22:16:31.90 ID:1hzm0urmo<> >>584
【忍び寄る一つの陰】

【背後から迫るは小さな影】


――…ァ……

【相手がもしもその呻く様な声に気が付き、その踵を返して振り返ったならばそこには小汚い、いや、汚い少女がそこにいるだろう】
【カメラのレンズを彷彿とさせる真っ黒な瞳を二つ持ち、だらんと垂らした二本の腕には力を入れている様子は無い】
【踵が見事に折れ、まるでサンダルの様に履き潰されたハイヒール、それから形だけを見るならばどこかのお嬢様を思わせるドレス】
【だが、その身なりは非常に汚く、臭いに敏感ならば―――否、臭いに鈍感だとしてもその異臭、正確には悪臭や腐敗臭の類いに気が付くだろう】
【右手を自分の腹部、よく見れば胃があるであろう辺りに当てながら、向ける視線は相手の喉元、それは一種の獣とも言える狩人的視線】 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 22:17:01.24 ID:Oty3t7dio<> >>583

「へぇ…じゃあ大体同じぐらいの時を生きているのね、貴方と私は」

この吸血鬼も、不老、寿命で死ぬことはまず無いのである、

「飽きさせない何かを持っているわね、アンタは正直ムカつくけど、その能力の素敵よ何か…綺麗…ウフッ…」
此処で、思っていたことを暴露、余計な一言というか、褒めているのか褒めていないのか…
コレも、この吸血鬼の正直な感想である

「蝙蝠ねぇ…毎回たいへんなのよね、アンタみたいな能力があれば、付いてく奴らも全部何処かにやれるのにねぇ…」
この女、その美貌が原因で、良い寄ってくる男、いや男どころか女まで、その数は数えきれないほである、まぁ相手にはしていないのだが…

「ところで、その蝙蝠達は何処へ行ったのかしら?」
そのスキマに入っていったことは分かる、だが、その先どうなったのかは解らない、死んでしまったのか、それとも閉じこめられたのか
近くの洞窟に運ばれていることなど、知る余地もない、

「化物…ね、それでいいんじゃないかしら?私も世間じゃそう言われてるみたい出し」
「吸血鬼って名前も好きじゃないんだけどね、化物でもなんでも呼んでくださいねって感じだわ。」

特に何でも良いと、自分で言ったことだが、いろいろな種族が多すぎる、このさい纏めて化物とそう呼ばれてるしそれでいいんじゃないかと
そういう人間には呆れているものの、べつに其れでも良いかと、そういう感じ
<> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/09(木) 22:17:17.53 ID:t5/oeQFZo<>
広々とした公園、辺りは既に暗く閑散とした空間が広がっている
独りの少年の姿が淡い外灯の明かりに晒されていた
身長は小学生くらいか、此の時間出歩くには些か幼い様にも見える
濃紺の外套を纏い何をするでもなく其処に佇んでいた

「...あ」

不意に声を上げ、少年は空を仰ぎ見る。何処までも黒い空。月は見えない
ぽつん、と頬に冷たい雫が降り落ちた。次第に頻度は増していく

「 ...。 」

次第に強くなってくる雨脚の中、少年は変わらず其処に立っている
鈍い銀色の髪は濡れて大人しくなっていく。淡い灰色の瞳は冷めた様子視線を空へと向けていた
このままでは風邪でも拗らせてしまいそうなものだが、気にする様子は無い

「...くしっ....」

あながち平気な訳でも、なさそうだが <> 【雨剣之森】1/7<>sage<>2011/06/09(木) 22:17:36.78 ID:O5WwM6IAO<>
>>581

「そうかい……じゃあさっそく始めようか!!」

【公園の景色がぼんやりと霞んでいく】
【そして何やら別の景色が徐々に見えてきた】

「ようこそ…【雨剣之森】へ」

【次の瞬間には辺りは雨がしとしとと降りしきる森になっていた】
【その森は雨の音以外は全くしない、恐ろしく静かな森であった】
【まるで自分達以外は虫一匹存在しないかのようであった】
【そして青年の目はさっきまでとは比べ物にならないほど冷たく鋭かった】

「いくぞ」

【青年が両手を振るうと、次の瞬間にはその両手に剣が握られていた】

「『地雨』」

【青年は女に向かって突進、そのまま舞うようなステップで隙の少ない横なぎ連続斬撃を行う】
【狙いは女の両肩である】 <> 【陰忍妖者】血液を代償に魔法が使える金属製短魔杖を持つ忍 E 杖/忍刀<>sage<>2011/06/09(木) 22:20:33.35 ID:IzPe0g9DO<> 「……良き人であったのだな。その御仁は」
良き忍びであった、とは言わない。この少女の淡い笑顔に、忍びという存在は、まるで似合わぬ物であると思えたからだ。

「ふむ、なれば遠慮なく……ほれほれ」
肉球をふにふにとつつきながら、喉をくすぐる。
「昔飼っていた犬を思い出されるな。所謂忍犬という奴よ、あれも柴犬だったか……」
そうしながら、しみじみと『昔』を思い出している。 <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/09(木) 22:23:58.07 ID:eJkBAn/y0<> >>586
何か異質な気配がする。
こぎれいな街に似つかわしくない気配・悪臭・腐臭・視線
振り返りて見れば人の形をした何か。どうやら自分を餌として見ているようだ。

「何?私に何か付いてるかしら?」

まずは様子見。見ればお腹を空かしているのだろうか?幸いポケットにはカロリーメイトが在った。
袋から取り出し、2本とも相手の方へと投げつける。
もし相手が襲い掛かるのであれば鏡典を召喚し逃亡、乃至撃退するだけ。
何もしないのであればそれに越したことは無いが果たしてどうなることやら。
<> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/09(木) 22:26:40.27 ID:d8ufAVGBo<> >>588
公園に一人の女が足を踏み入れる
漆黒の夜闇に紛れこむような黒の制服を纏ったその女は、黒の傘を手に足を進めていた
傘は折りたたみ式の物で、今日の天気を見越して持ち合わせていた物だ

「キミ、そんな所に居たら風邪をひくぞ」

強くなり始めた雨の中でも動かずに空を見上げている少年へと声をかけた
ゆっくりと歩みをそちらへ進めていく <> 【浮遊魔法】あらゆる物を浮かせられある程度操る<>sage<>2011/06/09(木) 22:27:58.42 ID:RLSsPun3o<> >>590
「へー…貴方もわんちゃんを飼っていたのですか……」
「忍犬……しろちゃんも倒立くらいやってみせます」

【昔―――ということは今はないのだろうということくらいはわかる】
【自身が飼っている子犬のことを想像してしまったのか少し強く子犬を撫でた】

【そして彼が放つ忍犬という言葉を聞くと何故か張り合い始め嘘を吐いていた】
【飼い主の無茶振りにふんと鼻を鳴らし呆れる子犬】

『わふ…』

【喉をくすぐられるのが良かったのかぽとんと彼の手のひらに顎を乗せ】
【でれでれの子犬―――少し飼い主の表情は厳しい】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 22:28:47.26 ID:Jl0c1LqIO<> >>589

「…!?」

【周りの景色が不自然に霞む。女は高いところから落ちるような錯覚に、】
【陥った。流れに身を任せ、そしてそれが終わるころには…】

「…ははあ…なるほど幻想持ちかあ…」

【合点が言った、というようにうなづく。】
【そして相手の目をみると、まあどうもうな猛禽類のように鋭いでは無いか。】
【それを確認し、こちらも本気になった。まだ見える右目が、】
【ギラリ、と光る。】

「…開戦ね…」

【言うや否や、女は大剣を右手で抜き去った。】
【左から来る剣を「峰」で受け、そのまま剣を地面と水平にしながら、】
【右から来る剣を「柄」で受けようとする。綺麗に両の斬撃を止めることができたならば、】

「……ふっ!!」

【そのまま剣に体重をかけ、前方に押し出そうとするだろう。】
【相手の態勢を崩させようとしたのだ。】 <> 【天魔双翼擬態】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 22:31:55.73 ID:1hzm0urmo<> >>591
――エウッ……!?

【受け取る――という行動にまで頭がそこまで早く回らなかったらしく、それに両腕を垂らしていたので即座な防御もできない】
【ぽすぽすっという軽快な音を出しながらカロリーメイト二本は少女の胸へと当たり、そのまま力を失って地面へと落ちてしまった】
【それを視線で追いつつも、大して痛くないことから迎撃だとは流石に思えなかったらしく、視線をカロリーメイトと相手の顔の間でちらちらと往復】
【最初、突然の出来事……というか、自分の方が突然相手の背中に近づいたわけではあるのだが……ともかく、この出来ごとに驚きと警戒の色を見せつつ】
【そろーっと身をゆっくりと屈めていきながら右手を地面に落ちたカロリーメイトへと伸ばしていき、それを拾い上げようとするのだ】

――………はむっ

【そして、しゃがみ込みながら毒かどうかとか特に警戒する事は結局無かったらしく、その袋のまま一本を自分の口の中へと突っ込み】
【歯を突き立てて噛み砕こうとするのであったが―――まぁ、無理―――噛み切れないもどかしさに眉間にしわを寄せながら上の歯と下の歯をグリグリと擦り合わせ】
【無理矢理に、なんとか強引に噛み千切ってみせんとするのであったが、それで噛み千切れるような袋ではなく延々と続く無駄な行為へと様変わりをし】
【さっきまで食べようと思ってたりした相手のことなど一瞬にして脳味噌から離れてしまったらしく、さながらガムを噛む犬の様に噛みちぎろうとする作業に夢中になっていた】 <> 【陰忍妖者】血液を代償に魔法が使える金属製短魔杖を持つ忍 E 杖/忍刀<>sage<>2011/06/09(木) 22:36:13.40 ID:IzPe0g9DO<> >>593
「くく、主がご立腹だぞ?倒立がお望みだそうな?」
子犬に対してか、少女の可愛い嫉妬をからかってか、優しく撫でながら、意地悪を言ってみる

「命は限りあるモノだ。今を存分にかわいがると良い……」
「もう………何十年になるか……ハナといってな、可愛い、私よりよほど強い、良い犬だったよ」 <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/09(木) 22:36:26.78 ID:pGd66I3s0<> >>578

あら〜? 貴女もそれ位生きているのね〜。
なんだか親近感が湧いちゃうわ〜。

【吸血鬼ということは、死ぬことは無いのだろうか。】
【自分も寿命は有って無いようなものだから、これも同じか。】

フフ、ムカつくって言われるのは褒め言葉として受け取ってるわ〜。

【女は、褒め言葉として受け取ったようだ。】
【狐は、またため息をつく。】

蝙蝠はね〜…
必然だから〜…とりあえず割り切った方がいいかもね〜。

【女性が、男やら女やらに言い寄られていることなど女は知らないのだが】
【とりあえず、綺麗だと思っていることは確かだった。】

あぁ、あの蝙蝠たち?
100kmぐらい遠くの洞窟に飛ばしたわ〜。とりあえずすぐ戻ってくることは無いでしょうに〜。
それどころか、そこに住み着いちゃうかもね〜。

【そう、簡単に説明する女。】
【蝙蝠の習性などは知らないので、戻ってくるか来ないかは知らないのだが。】

まぁ〜、どっちでもいいかもね〜。
怪物でも〜、化け物でも〜、ましてや人間って呼ばれても、どうでもいいわ〜。

【特段、女は気にしない。気にしたところでどうなると言うのか、そんな感じだ。】


…それじゃあ、私は帰るわね〜
あ、貴女の名前を聞いてなかったわ〜。
私は紫(ユカリ)〜。貴女は〜?

【帰ろうとしたらしいが、名前を聞き忘れていたらしい。】
【気の合う人物に会うと名前を聞く女は、今回も例に漏れず、そう女に尋ねた。】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/09(木) 22:37:52.52 ID:t5/oeQFZo<> >>592
ふと、唐突に傍から声をかけられ少年は振り返る
其処にいたのは黒い制服、黒い傘を持った女。声をかけられた

「...それも、そうですかね」

ずずっ、と鼻を啜り、こちらへと歩みを進める女を見ている
その歩みを拒む訳でも無くかといって歩み寄る訳でも無かった
冷えきった表情と視線、雨の所為だけではないだろう。其れを相手がどう感じるかは分からないが

「雨が降るとつい、こうやってぼーっとしちゃうんです」

頭を左右に振ると、髪から幾らかの雫が零れ跳ねた。
雨は降っているため、その行為は直ぐに無駄になってしまうが <> 【浮遊魔法】あらゆる物を浮かせられある程度操る<>sage<>2011/06/09(木) 22:42:04.23 ID:RLSsPun3o<> >>596
『わふん……』

【飼い主から無茶振りは何度もされているらしく疲れたように鳴くと】
【身体の力を抜き撫でられるがままになるも忍者へからかった仕返しか】
【指を甘噛みしようとしているのだった】

「可愛がって可愛がります……」

【その言葉に少し悲しげな表情で曖昧に頷きぽつりと言葉を零す】
【―――がいくらなんでもデレすぎだと飼い主の嫉妬やらが頂点に達したらしく】
【悲しげな表情など吹っ飛びぎゅっと無理やり子犬を抱き寄せ立ち上がろうとしていた】 <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/09(木) 22:43:33.63 ID:eJkBAn/y0<> >>595
どうやらカロリーメイトによる戦闘の回避は成ったのだろうか?
まだその確証はない。だから未だ警戒する。何しろ今眼前の何かは食料を食べることが出来ないのだから。
いつ対象が自分に切り替わるかもわからない。最後の一袋を相手に渡し、自分が食料になることを回避しようと考える。
最後の一袋で、これが最後の食料である。だが名無しのまま死ぬよりはマシである。

今度は袋から出して、カロリーメイトを相手の足元に下手で投げつける。相手に当たらないように。

「…ねぇあなたの名前は何?」

唐突に問いを投げかける。感覚としては愛玩動物に話しかけるような感覚。

「私は、名前が無い。あなたは名前を持っているとしたらそれは幸せな事よ」

ガムを噛む犬のような動作を見ながらつぶやいた言葉。
もし、目の前の存在のような名前という概念に悩まされる事のない、本能のまま生きるだけの存在であれば自分は何を思うのだろうか?
時間と命を削ってまで広大な砂漠で欠片を見つけるという事をしなくても良かったのだろうか。少し意識は思考へと集中する。
<> 【隠密爆楓】煙幕を作り出す能力@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 22:46:14.29 ID:38+GoHXQo<> 町の郊外にある、廃墟の群れ。
開発途中で事故があり、そのまま放置状態となったそこは、生命を拒絶するように静寂を保っていた。
とはいえ、利用者が居ないわけではない。
行き場を失った若者たち、家を亡くしたホームレス達。
ここは、そんな何かをなくした人間が集まる、廃墟街。

「――――はぁー」

そんな廃墟の群れの一つ、一際高い高層ビルの屋上。
白黒写真を切り出したかのような風貌の青年が、葉巻をくわえて地面を見下ろしていた。
灰色の髪に黒い瞳、白い肌――――右目の下には十字架の刺青が彫られている。
服装は灰色の楓を散らした黒い着物で、いろんな意味で周りから浮き出ている。

「アイス食べてぇなぁー……」

口から煙を吐き出す。それは髑髏の形状をして、ゆっくりと直進し薄くなっていく。
葉巻から出る煙は渦を巻きながら空へと上がって上っていっていた。
虚ろな風が髪を撫で、煙を散らしていく――――今日も月が綺麗だ。 <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/09(木) 22:47:47.18 ID:d8ufAVGBo<> >>598

「それも、そうですかね――では無い」

少年の言葉を繰り返し、呆れたような声を出す
そして、少年の傍まで来た所で傘の位置をずらして、少年がその下に入るようにした

その時、女は相手の表情を捉える
冷え切った表情、視線―――それらを見て、少し思考を働かせた
寒いのはこの少年自身もなのか――と考える

「――何か雨に思い出でもあるのか?」

問いかけるその声も、表情も、まるで変化を見せない女
それでも、それは感情が欠落した結果では無い
ただ、伝えないとしているだけ――相手に悟られないようにしているだけだ <> 【雨剣之森】<>sage<>2011/06/09(木) 22:48:14.76 ID:Cdu/rufS0<> >>594

「力で俺に対抗するか」

【剣を受け止められ、相手に押される】
【しかし上体だけを仰け反らせ、右手の剣を後ろの地面に突き立てて姿勢を保つ】

「『秋雨』」

【そして上体を反動で起きあがらせ、そのまま左手の剣の柄頭で女の胸めがけて突きを放つ】
【突きが防御されるされないに関わらず、その後女から見て左側から女の左足めがけて横なぎの斬撃】
【そしてその斬撃が完全に受け止められて剣が止まったりしなければ、右側から女の右足めがけて横なぎの斬撃を放つ】 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 22:51:08.47 ID:Oty3t7dio<> >>597

「ええ、長く生きてることは良いことよ、近頃のガキがムカつくけどね、」

もう誰にでもムカついている、短気、そうこの吸血鬼は短気である、そしてワガママ、傲慢、
ハッキリ言って残念な人、そういう感じ

「あら…そう、それは有難いこ事だこと…フフッ…」
ムカつくと言われ、そういう態度をとる相手は初めてであり、少々、呆気にとられる、結局この日傘の女に
ペースを握られたままであったが、まぁ良しとしよう、掴みどころがない、そう思って、口にした

「そうねぇ、危害は加えてこないんだけど、五月蝿くてね、今に始まったことじゃないからいいんだけどねぇ…」
「へぇ…尚更便利なのね、どこへでも直ぐ行けそうで、うらやましいわ…フフッ…」

「人様が何と言おうとも関係ないか、まぁそうね…私達は私達だもの、」
「名乗る名もしっかり有るようだし…ええ、私はコーデリア.スウェア…コーデリアでも何でもいいわ…」

「また何処かで…フフッ…」
名を聞かれたから、そう答えた、特に何も変哲もない只の名前、そう言う名の吸血鬼


<> 【陰忍妖者】血液を代償に魔法が使える金属製短魔杖を持つ忍 E 杖/忍刀<>sage<>2011/06/09(木) 22:53:08.05 ID:IzPe0g9DO<> >>599
「そうしておやり。犬、お前も、主を可愛がってあげなさい」
つん、と軽く鼻に触れると、忍びは立ち上がる。

「これは、独り言であるが……二三日、夜出歩くのはよした方が良い」
「怖いモノが現れて、子等をさらってしまうかもしれないよ」

それではな、と杖を取ると、最初のように、ふっとその場から忍びはその気配を消す。……去ったのだろう。

――後日、近辺で、能力者同士の戦闘の痕跡(死体)が発見されることになる――

//急用出来ました。落ちます <> 【鋼劇戦魔】触れた金属を体内に吸収。それを体表に現出、操る。詳細wiki E:鋼鉄剣・アトワイト・金属大体十三t分<>sage<>2011/06/09(木) 22:55:32.90 ID:pMMrcp9Go<> 【とある街の図書館……静かな空間。アンティークの内装を踏まえ神秘的と呼べる空間】
【時は深夜零時。なのだがこの図書館の内部に時間は関係ない…いつでも開放されており来る物を拒まない】
【だが、こんな空間に来るのは研究に急く学者の卵、社会のしがらみから逃げた敗者】
【つまりは内向的な人物の場合が多い…しかしその一角にあるテーブルで大量にハードカバーを積み…真剣にその一冊を呼んでいる青年は】
【紫の髪、ロックバンドを意識させる服装から『例外』と呼べ、雰囲気的も浮いている】
【何を読んでいるのかと思えば、歴史書だったり、時空間の定義を問う古書だったりなど】
【一貫性がないように見える…が、統合してみれば…彼は『時間』について調べているようであった】


(なんでもありです) <> 【天魔双翼擬態】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 22:57:10.02 ID:1hzm0urmo<> >>600
【食べれない理由は様々である、水分が無さ過ぎて食べたら喉が渇きそうだとか、こういう乾燥物は初めて口にするのだとか】
【噛み砕こうと思えば噛み砕けるのであるが、今は無理――未知のモノほど胃袋へと入れるのが怖いものはないのだ】
【まぁ、既に口へと入れてしまってはいるのだが……そして、サクッと音を立てた、ガリガリし過ぎて遂には上の歯と下の歯がくっ付いたらしい】

【もそっ】

【嗚呼、カロリーメイト――なんてもそっとした食感なのだ、口中の水分が急速に奪われて行く感覚、ちなみに味は何なのだろうか】
【どちらにせよ、味がチョコレートだろうとメイプルだろうと、はたまたあのボソボソした味のポテトだろうと、少女は眼を細めて微妙な表情をするだろう】
【首を右に傾けながら咀嚼したカロリーメイトを左頬に溜め込み、眉間に更にしわを寄せて一人審議タイムに入るのだ】

――……ェオァァ

【そして、しまいには口を開けて空気中の湿気でなんとか口内砂漠化現象を食い止めようとするのであった、下品であるのも仕方ない】
【ついでに描写するならば、少女は相手の質問にも投げてきたカロリーメイトにも何の反応も示さなかった、完全に自分の世界に没入中らしい】
【本能的に生きているが為に、生存に必要な事以外は基本的に興味を持たないのだ―――食事と睡眠、これ以外には殆ど】
【誰かに懐くこともなければ屈することもない、餌付けなんかは平気でされそうではあるが、幸いにも今のところそういったこともない(一部近いのがあったが)】
【名前が無ければ理性も無い、束縛も無い、自分の思想や思考も無いし毎日を生きる目標も無い、それでも少女はこう思う―――嗚呼、幸せだ―――と】 <> 【浮遊魔法】あらゆる物を浮かせられある程度操る<>sage<>2011/06/09(木) 22:58:49.01 ID:RLSsPun3o<> >>605
「犬じゃありません、しろまるです」

【名前があるのだから名前で呼べ、ということらしい】
【憎まれ口を叩きながらも会話は楽しかったらしく本気で怒っている】
【様子は無く子犬のほうも当初の警戒はどこにいったのか、といった感じである】

「……わかりました、さよならであります」

【忍者の言葉に素直に頷き従うことにする】
【そして少女も別れを告げると肩掛けカバンを背負い自身の部屋がある】
【アカデミーの寮へと歩き去っていった】

/絡みありがとうございました、お疲れ様です <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/09(木) 23:01:32.61 ID:t5/oeQFZo<> >>602

「...ありがとう、ございます」

傘が差し出されると、きょとんとした表情で女性の顔を見上げ
僅かばかりの逡巡の後に数歩、彼女に向けて身体を寄せた
勿論、相手の身体が濡れないよう配慮したものであり..他意は無い

「雨を見てると、忘れられるんです....色々、と。月並みに言えば、洗い流されてるっていうか

だから好き...それだけです」

小さな声ではあるが、此の距離ならば易々と耳に届く事だろう
薄らと曖昧な笑みを浮かべ、ぽつりぽつりと言葉を紡ぐ
それは本心からの言葉...聞かれたから答えただけの事
女の言葉からは何の意志も汲み取る事が出来ない。どんな反応が返ってくるかも分からなかった。
表情も今の位置からでは見る事が出来ず少年は、ぼんやりとこれからどうしようか、等と考え始めていた <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/09(木) 23:02:33.14 ID:pGd66I3s0<> >>604

怒りっぽいのね〜。
ま、それも個性よね〜。仕方ないって言った方がいいかもしれないけど〜。

【短気だな〜と、女と狐は同時に考える。】
【流石に、残念な人だとは考えなかったようだ。】

フフ、有り難かったかしら〜?
それこそこっちにとって有り難いわ〜。 逆上されたら困るもの〜。

【前に一度、こんな口調をしていたら胡散臭く思われて殺されそうになったことがある女。】
【そりゃ、胡散臭くは思われるだろうに。】

そうね〜、超巨大収納にワープがついた感じって言えばわかるわよね〜?
ワープは結構重宝してるわ〜。

【戦闘でも、相手の攻撃を隙間を使って相手に返すという戦法を持っている。】
【能力様様なのだ。かといって過信しているわけでも無いが。】

コーデリア・スウェアね〜。その名前、ちゃんと覚えたわ〜。
それじゃ、さよなら、コーデリア〜。
また会うときはよろしくね〜。

【そう言ってスキマを開く。そのままその中へと入って行き、手を振りながらそのスキマを閉じた。】

/乙でしたッ! <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 23:04:32.88 ID:Oty3t7dio<> >>610
/なにやら頭がボーッとしてたところが所々ありました…またよろしくお願いします! <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 23:06:17.10 ID:Jl0c1LqIO<> >>603

「ふんっ…その言葉そのままあんたに返すわ。」

【相手の力がどれくらいあるかは分からないが、】
【彼女は純粋な力に関していえば、それこそ「怪力」であった。】
【超重量の大剣を右腕だけで扱っている辺り、その様子がみて取れる。】

「…っ!!」

【カアン!!という金属音。】
【剣の腹で相手の刺突を防ぎ、剣をすぐさま地面と垂直にし、両手で持ち左側へ。】
【「柄」で相手の二撃目を受け止めた。その直後、】

「…こっちの番よ…」









【左足で踏み込むとともに、そのまま剣の広い刀身を、】
【相手に鋭くぶつけようとする。】
【大剣の性質上、「直撃すれば」大きな打撃系のダメージを受け、吹き飛ばされることになるだろう。】
【しかし、相手の対応、及び行動によっては回避、迎撃も容易い。】 <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/09(木) 23:11:33.26 ID:d8ufAVGBo<> >>609

少年が自分の方に身を寄せるのを、黙って見る
傘の下に二人の人間が入った状況は些か手狭に感じるかもしれない

「洗い流される――か」

女は、少年の言葉を聞いて、小さく呟く
視線を公園の方へ向ければ、所々に水たまりが出来始めており、水面に数多の波紋を浮かべていた
更に視線を上にあげれば、木々の葉に水しぶきが上がっているのも見える

「確かに――悪くないな。
 雨は普段と違う風景を演出する――だからこそ、その風景で培われた記憶もまた表情を変えていく」

そこまで言葉を紡ぐと、女は顔を少年の方に向けた
相変わらず、そこには何の感情も映し出してはいない

「キミが雨を浴びるのを――邪魔してしまったかな?」 <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/09(木) 23:12:22.53 ID:eJkBAn/y0<> >>607
見るからに野生。理性というのが無いのだろう。そして人の形をしているのに獣のような思考ロジック、本能。
理性がないからこそ悩むという事も無く、食事と睡眠さえ満足に取れれば満足なのだろう。幸福感に満たされるのだろう。
だからと言って少女はそれを羨ましいとは思わない。今更理性を捨て本能のまま生きれるという選択肢があっても、選択しない。
一度持ってしまった理性は自分にとって最重要。人が人であるのは単に言葉を話し、何かを思うことができるから。
自身の名前を掴み取るという目的を達成するための手段としても欠かせない理性。

目の前の存在は参考にならないなと思いつつ、噴水まで駆けて行き近くに投棄されていた器のようなものを拾い、水を汲む。
その後人ならざる何かへと駆けて行き、水の入った器を置いた。その表情実に冷淡。感情が無いのではない。

「水を用意してなかったのは私の配慮の至らなさからね。水が無いとそれは辛いというのにね」

一先ずは戦闘は回避できているのか?と考えながら本能のまま生きる生き物の姿を見ていた。
少女と何かの異質な光景は小奇麗な場所において浮いている。だから人が自分以外いない。
<> 【雨剣之森】3/7<>sage<>2011/06/09(木) 23:20:45.30 ID:Cdu/rufS0<> >>612

「怪力女め…」

【ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ッと剣が降ってきて自分の目の前に壁を作るかのように地面に突き刺さる】
【そして女の一撃を受け止めるが、壁となったほとんどの剣にひびが入る】

「そっちが力ならこっちは技でいくよ」

【壁とした剣を踏み台にして女を跳びこして女の後ろに周る】
【左手に剣を逆手に持つ】

「『時雨』」

【女に接近して右足を軸にして独楽のように高速回転】
【そして女の左肩を狙って高速3連斬撃を放つ】
【事前に回転の予備動作があるので割と楽に防げるかもしれない】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/09(木) 23:25:54.35 ID:t5/oeQFZo<> >>613
傘の中、視線は相変わらず外へと、雨へと向けられていた

「...いえ。難しい事は分からないですけど...風邪を引くのも、嫌ですし」

併し視線を感じると窮屈な空間ながらも少年は身体を反転
見上げる形になりながら、その視線を相手へと移ろわせた
身につけた外套は既に雨でびしょびしょ、髪の先からも雫が滴り落ちている

「――――、」

とはいえこのままここにいても、女性の迷惑になりかねないだろうし
そろそろ退散しようかと考えた所で...止まる
今も相変わらず雨は降りしきり、出て行けば当然濡れる事に成る
先程からそうだったし余り抵抗は無い、が...寝る段階に入れば、そういう訳にも行かない

「...貴方は、どうしてここへ?」

ふと、そんな事を訊いてみる。
寝床も無い彼は雨が収まるくらいまでの間は、こうしていられないだろうかと
尤も女が何らかのアクションを起こせば、その思考は様々な方向へと分岐するだろうが <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 23:31:36.05 ID:Jl0c1LqIO<> >>615

「…なっ!」

【女は目を剥いた。目の前に大量の刀が降ってきたではないか。】
【しかし、驚いている暇はない。女は素早く振り返る。油断なく相手を見据え、】

「っ!!小賢しい!」

【大剣の「峰」で斬撃を受ける。が、同じ箇所に鋭く連続して】
【攻撃を食らったため、威力が相乗的に増加してしまった。】

「―――――――――――!!」

【剣が弾かれ、上体が反れる。】
【しかし、そのまま追撃を食らうわけにはいかない。】
【はんば反射的に、右足で相手の腹を蹴ろうとした。】
【威力は高くない。まともに当たった所でなんら今後の行動に支障は無いだろう。が、】
【崩れた態勢を戻すぐらいの時間は稼ぐことができる。】 <> 【隠密爆楓】煙幕を作り出す能力@Wiki<>sage<>2011/06/09(木) 23:32:45.61 ID:38+GoHXQo<> />>601募集中、です <> 【天魔双翼擬態】@wiki<>sage<>2011/06/09(木) 23:32:52.08 ID:1hzm0urmo<> >>614
【もそもそ】

【一噛みする度にこのカロリーメイトは食べた者をミイラか干物にでもしてしまおうとしているのではいかという悪意さえ感じられる】
【少女にとっては初めての食感であるが、ファーストコンタクトはあんまりよくない結果となってしまった様なのであった】
【そもそも、少女は当初の目的だと血液溢れた瑞々しい人間を食べるつもりであったのだが――すっかり、忘れてしまったようで】

――ウー……アッ

【いつの間にか地面に水が置かれていた事に気が付くと、それに左手を持っていき感謝の言葉、態度、一つも出さずにそれを拾い】
【流石に器の使い方と言うか、飲み方と言うか、手の使い方と言うべきか……そういうのくらいは知識として知っていたらしく】
【器の端を唇にくっ付けると、グイッとそのまま口内へと水を流し込み、砂漠化現象の起きた口内に水を行き渡らせ、喉を鳴らして水を飲み込んでいく】
【ただ地面にしゃがみ込んでいるだけだと言うのに、食料や水を貰ったりとなんだかんだでいたせりつくせいである】

――イナフゥ……

【※胃袋から空気を吐き出しただけです、下品な言い方をすればげっぷです】

【なんというか、本当に我儘と言うか、超マイペースと言うか、ある意味これはこれで一つの人生の歩み方なのであろう】
【もう二本残っているカロリーメイトを地面にほったらかしながら、器を両手で持ち、なんだか知らないが一人で和んでしまっている】
【到底、この少女から学べることなど何一つとして無いだろう、何も持っていないのだから当然なのである、無知が故に】


/すいません、絡み始めたばかりなのではありますが、急に眠気がぶわァァっと……
/凍結か、少女が満足して去った感じとかそんな風なあれで適当に〆るとかで、お願いしたいです……本当に申し訳ない <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/09(木) 23:35:04.06 ID:eJkBAn/y0<> >>619
/ではここで〆ましょう。
乙でした! <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/09(木) 23:38:23.44 ID:d8ufAVGBo<> >>616

「そうか」

少年の様子を見ながら、一度首肯する
こちらへと向けられた視線を見返しながら、女の目は少しだけ和らいだ
ほんの些細な変化で、顔全体の表情を変えたわけでもないが

「私がここへ来た理由―――そんな物は無い」

少年の問いに、あっけらかんとした態度で答える
女とすれば、この公園に用事は無かった――その事実を簡潔に述べたのだ

「宿屋を探す途中で、ふとキミの姿を見かけて進路を向けたまでだ。理由と言う程の物は無い」

今ここに居る事は、女にとってはただ風に流されて進路がずれた様なもの
主目的に公園への滞在は含まれていなかった

「キミに目的地があるのなら、そこまで付き添ってやろう」

こうして傘に入れてやっておきながら、自分が立ち去る段階に再び野晒しにするわけにはいかない
―――そう考えたのである <> 【雨剣之森】4/7<>sage<>2011/06/09(木) 23:44:17.30 ID:Cdu/rufS0<> >>617

「予想外の収穫…好機だ!」

【両手に剣を逆手に持ち、女に接近しようとする】

「おっ……と、こざかしいな!」

【蹴りを腹に喰らい、少し態勢を崩す】
【即座に態勢の立て直しを図り、再び女に接近する】
【少し時間が空いたのでその間に何か行動を起こせるかもしれない】

「『村雨』」

【両手の剣で下から打ち上げるように×型に剣の刀身で打撃を放つ】
【狙いは女の顎である】
【その後、即座に剣を通常の持ち方に持ち替える】
【そして両手の剣で上から振り下ろすように||型に剣の刀身で打撃を放つ】
【狙いは女の頭部である】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/09(木) 23:49:24.03 ID:t5/oeQFZo<> >>621
少年は一回だけ、淡い灰色の瞳を瞬かせる
無表情だった女の表情が少しだけ柔らかくなっている気がしたのだ...

「そう、でしたか」

前にも同じ様なことを言われた気がする
果たして自分は其処まで目立つものなのだろうか、其れとも親切な人が多いのか

「...折角ですけど、ごめんなさい。目的地とか、特にないので」

女の提案に少年は、視線を少し下へとずらしながら、頭をぽりぽり掻き
生憎明確な目的地というものは少年には無かった
宿無し金無し唯一の持ち物は懐で時折金属音を立てる二本のダガー、くらいか
生きる事に精一杯でそんな人生に意味があるのかも分からず、だからこそ雨が好きだった
今日も適当な所で雨風を凌ぎながら一日を終えるだろう、恐らく <> 【鋼劇戦魔】触れた金属を体内に吸収。それを体表に現出、操る。詳細wiki E:鋼鉄剣・アトワイト・金属大体十三t分<>sage<>2011/06/09(木) 23:51:58.23 ID:pMMrcp9Go<> >>606
(まだ募集中です) <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/09(木) 23:55:25.99 ID:eJkBAn/y0<> >>624
/凍結前提となりますがよろしいでしょうか? <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/09(木) 23:57:09.40 ID:Jl0c1LqIO<> >>622

【態勢を崩させた瞬間、女もほとんど同時に上体を戻し、】
【浮いた重心を下げきった。】

「まだまだ!!」

【ギイン!!】
【と×字の中央に大剣の刃をあてがい、打撃を弾く、】
【そして相手が剣を持ち替えている間にこちらも左足で踏み込み、ガッチリと大地を掴んだ。】
【相手が剣を振り上げた瞬間、こちらも同様の動きをし…】

「……はあっ!」









【相手の「剣に」微かに斜めにした大剣を振り下ろし、】
【相手の攻撃を強引に叩きおり、なおかつ攻撃に転じようとした。】
【重力加速も伴い、女の一撃はまるで「猛虎」ののしかかりのようで、】
【「直撃すれば」大きな切断系のダメージを受けるだろう。運が悪かったら身体が真っ二つになっているかもしれない。】
【が、大剣の宿命。剣速が緩い。ゆえに、相手の対応によっては、】
【回避及び迎撃は十分可能だ。】 <> 【鋼劇戦魔】触れた金属を体内に吸収。それを体表に現出、操る。詳細wiki E:鋼鉄剣・アトワイト・金属大体十三t分<>sage<>2011/06/09(木) 23:57:41.91 ID:pMMrcp9Go<> >>625
(戦闘以外ならおっけーです) <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/09(木) 23:59:01.91 ID:d8ufAVGBo<> >>623

「目的地が無い――か」

女は少年の言葉を聞き、ぽつりと呟く
その視線の先では、未だ降りやまぬ雨がカーテンの様に公園を覆い尽くしている
少年は野宿をしているのか――と気付き、女は居た堪れなくなった

脳裏に蘇るのは今は遠き元いた世界での出来事
大戦の真っ只中にあった母国は、幾度かの空襲で都心部ですら建物が幾つも崩落していた
それでも、そんな状況であっても――雨の中で一晩を過ごすという事は無かった

この世界で、この時代に、少年がそれを受けるというのは、耐えがたい物であったのである
だから――女は少年に向けていた顔に、柔らかな笑みを作りだし、

「私と一緒に来れば、共に宿に泊めてやろう。それを拒むなら、私は雨が止むまで一晩中キミといよう」

少年に二択を提示した
表情を軟化させながらも、その声色は依然として固く――絶対に折れぬ意志を見せている <> 【夢幻鬼道】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 00:02:22.39 ID:aAfqb14ro<>
とある噴水広場。数本並び建つ街灯が、狭量な光源を以て辺りを照らしている。
皓々と月影を射す、下弦の月。その周辺を飾る、針先のように果敢なげな星屑達。
朧夜とは幾許、意趣を違えるも。茫漠とした風情は俯瞰に易く――想念を攫ってゆく。


「……仕事がねえ」

ひとつ、噴水に腰掛けた姿形が在る。夜気に揺れる金髪は、靡(たなび)く鬣が如く。
傍え、左眼の蒼碧のみが幽暗を望み。右は奇異な文字列と環状が刻された眼帯が掩蔽し、
優に膝下辺りまで到るだろう、丈長の灰白外套(コート)を居敷に広げた――――奇怪な男。
彼の右隣には、棺桶めいた漆黒の弦楽器保管具(ヴァイオリンケース)が荘重に鎮座している。


「仕事がねえよ畜生……ッ、腹……減った……」

深閑に谺(こだま)した、悲痛な叫び。寸暇遅れて、凄絶な飢餓感を告げる低音が轟いた。
――つまりは、男性が空腹に苦しんでいた。随分と特異な絵面ではあったが根幹はそこに帰す。



/何でも募集なのです <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/10(金) 00:06:39.24 ID:NOMZSy5i0<> >>627
/では絡ませていただきます。戦闘はしないです。

何時でも空いている図書館に居るのは何も内向的な者ばかりではない。
単純に宿の無い浮浪者だってそこに居るのだ。金を必要としない宿。
ただ数日風呂に入っていない者特有の匂い。その他に小汚い服装もその匂いを助長していた。

だからこの図書館を利用する者たちにとっては遺物にすぎなかった。
だがそんなことは気にしない。
自分が探している物をあっさりと掴み取り、その重みを理解していない連中に何を思われようがどうでもいい。

不図、自分以外の異質の姿が目に入った。だからと言って親近感を抱くわけではない。
ただ、その姿を見ていた。その男の本を見ていた。

<> 【月光官能】月の加護で強化 ○飛ばす @猫耳尻尾 E:喪章、籠手、十字架、脇差 あとメ欄<>sage sagaナイフ(REM.、H.o.G、十字)、盗聴器、壊れた手錠、麻酔針<>2011/06/10(金) 00:08:28.71 ID:5UCfjlyKo<> 【月の明るい木立のそばに人影がひとつ。
頭からなにやら、布のようなものをかぶっている】
【メールを打ち終わると、
腕に剣と盾を組み合わせた武具を取り付け、感触を確かめる
(メ欄に入りきらずすみません)】

やっぱり模擬戦で一度使わないと感覚がわからないかな……。
重量で機動力が落ちるのは仕方ないとして……
『属性攻撃を吸収、放出』か

【すぐそばにライトで照らされた看板が立っている。
『属性攻撃のできる方、模擬戦をお願いできないでしょうか?
ただのお話でも大丈夫です、勢力斡旋もします』なんて書いてある】

/できれば↑の条件でお願いできると大変ありがたいです…… <> 【雨剣之森】5/7<>sage<>2011/06/10(金) 00:12:14.40 ID:ZKNd3wNX0<> >>626

「まずい……」

【女の斬撃はこちらの剣を二つとも叩き折った】
【そしてそのままその斬撃は体に向かってくる】

「凄まじいが…避けれる!」

【相手の懐、女から見て左側の女の下あたりに潜り込むようにして大剣を避ける】
【その両手に剣はないが……】

「種明かしをしてやるよ…俺はこの雨を」

【右手を振るとその手に剣が握られていた】

「剣に変えられる……ゆえに俺の武器は無限大だ」

【アッパーの原理で剣の柄頭で女の顎を狙った打撃を放つ】
【そして今度は頭を狙った上から振り下ろす刀身の打撃】

「まだまだ!!」

【そして最後に思いきり上に跳びながら剣の刀身で再び女の顎を狙った打撃を放つ】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 00:16:29.05 ID:Ex7+Zyo6o<> >>628
「......?」

ぽつりと自分の言葉を反芻する女
どうやら何か考え事をしているようで、少年は視線を持ち上げて女の顔を見やり
何を考えているのかは判然としないが、自分の取る行動は変わらない、変わってはいけない
...そう、思っていたのだが

「...え」

女の言葉、提案は...少々、予想外であった
提示された選択肢はどちらにせよ女に、特に後者は負担をかけるものな様に思える。
何とか考え直して欲しかったが、その声音からは断固とした意志が見え隠れしている様に思え
そして何より...女の見せた、少年へと向けられた、柔和な笑み
戸惑ってしまった。差し出された無償の優しさに...どんな風に応えれば良いのか、分からない
見知らぬ土地に迷い込む様な戸惑い、自分は今まで、どんな受け答えをしてきたのだろう?

「.....じ、じゃあ」

辛うじてそれだけ絞り出すのが、精一杯だった
此の近距離でも雨音に掻き消されかねない...視線はとうに、俯き加減へと変貌していた
こんな返答では相手を怒らせてしまうのだろうか?..それすらも、分からなくなって <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 00:18:43.10 ID:N6Dd0ifXo<> >>629

その噴水広場の端の木がはえている周辺で女が一人、ベンチに座り月を見ながらワインを飲んでいた、
その狭量な光では、届かない、その場所、そこからなにやら叫び声が聞こえる

「うるせーぞ!人が飲んでる時に静かにしてれないのか!?静かにしてろよ静かによ!」

その声は、どう聞いても女の声、だが口調がどうも可笑しい、まるで女でないかのようなその口調
いや女ではあるのだが性格上こうなってしまった女、いや吸血鬼である
その姿はとても美麗で、この世の物だとは思えないほどの容姿をもつが、その口調により
いろいろ残念な人でもあり、まぁ…そもそも暗いので良く見えないとは思うのだが

血を主食とするその女性、ワインの摘みには何も無いようである、その男の空腹を満たせる物もなにもないのだが…
いやワインなら一応有るのだが…


/殺し合いではないのですが良いでしょうか? <> 【鋼劇戦魔】触れた金属を体内に吸収。それを体表に現出、操る。詳細wiki E:鋼鉄剣・アトワイト・金属大体十三t分<>sage<>2011/06/10(金) 00:22:36.79 ID:nPTX4FBto<> >>630
【ペラリ、ペラリ、青年は古びた紙で構成された歴史書を捲って行く。書かれている言語は古代ギリシャ語。】
【青年はイタリア語と日本語、英語以外は読めないので……辞書を引きつつ、別のノートに書き進めていく】
【おそらくこの作業を何時間もしているせいか……半分うつらうつらであり、青年は頭をかきつつもノートにイタリア語で年代や出来事を記している】

………ふぅ、ここまでがあの戦争の記述か…。次は……

【次に青年が取ったのは、名も無き学者が古くに残した時間転移の原理について書かれた書物】
【これは、当時から眉唾物とされており…事実机上の空論…あくまで学者が独学で進めていたもので】
【現代でも、かなり怪しいとされる書物である。とはいえ当時の世界観をありのままにし、風刺を含めた内容は評価されている】
【これの扱いは半ば小説扱いであり、学問の書物ではないのだが…青年はそれを開こうとした…】

【と、そこで青年は鼻を突く匂いと、自身の手にした書物にかかる視線を感じる…】
【青年は視線を辿り…みすぼらしい容姿をした少女を見つける。青年は彼女を視覚すると】
【手にした書物をテーブルに置き、声をかけた】

おい、そこの嬢ちゃん、なにかようかい? <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 00:26:51.72 ID:oKZMU0b8o<> >>633

女は柔らかな笑みをくずさぬまま、少年の様子を見守る
少年はどうやら逡巡しているようだ
二択のどちらを選んだ所で、女は嫌な顔一つせずに受け入れるだろう

「――ん?」

少年が擦れるような小さい声を出したのに気付き、顔を近づける
傘を持つ手はそのままに、上体だけを少し屈めて少年の声を聞き取ろうとする

「どちらにするのだ?」

忍耐強くない性格ゆえ、答えを促すような口調になった
それでも、今までの声色に比べれば十分に軟化していると言えるのだが <> 【月光官能】月の加護で強化 ○飛ばす @猫耳尻尾 E:喪章、籠手、十字架、脇差 あとメ欄<>sage sagaナイフ(REM.、H.o.G、十字)、盗聴器、壊れた手錠、麻酔針<>2011/06/10(金) 00:30:54.74 ID:5UCfjlyKo<> >>631
/もいっちょ募集ー
/このさいだ、属性攻撃はできなくてもOKです! <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/10(金) 00:31:52.60 ID:NOMZSy5i0<> >>635

【書物の題名を見てみると「時間」に関するものばかり】
【時間を浪費し、「時間」についての書物を読む。それが妙に可笑しく思えた】
【自分は今まで「時間」というものは背後から自分を急かす、大きな鎌を持った死神のような存在】
【そう思っていたから。だから冷淡な顔で相手に問いを投げかける。返答のついでに】

…別に。ただこの場にいるには異質だったから見てただけ。だったけど
あなたが読んでる書物はどれもこれも時間に関するものばかり。
あなたはそれを読んで何を得るの?時間を消費して時間に関する事を知るという事を経て、さ。

【純粋な疑問。冷淡な表情を作っている一端である冷めた蒼い瞳は口ほどにものを言っていた】
【自身の目的である「名前を得る」。そのことに関連しないと思っているが、好奇心なのだろう】
【今の自分がこんな質問を投げかけたのは気まぐれ】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/10(金) 00:33:33.56 ID:3eALy0UIO<> >>632

【剣士にとってはなんとも嫌な音が響く。】
【製鉄された刀剣がポッキリ折れる音は、いつ聞いても絶望を叩き出すのだ。】
【が、あろうことか相手は戦意喪失するわけもなく、勇猛果敢に女の懐に飛び込んできた。】

「!!そう言うわけね…」

【振り下ろした大剣を強引に引き寄せ、】
【右側から二人の間に入れ込み、打撃を刃の根元で受け、】
【そして剣を振り上げるが、それよりも相手の攻撃の方が早く、女は目の前に火花が散った。】
【短い悲鳴と共に、身体を無理やりに右側にもって行き、相手の最後の攻撃を避ける。なかなか痛い。クラクラした。】

「…これは予想以上…素晴らしいわ…」

【距離を取ろうと少しづつ後退しながら、女は呟く。】
【そして、無事彼我の距離を離すことができたなら、】
【重心を落とし、右手を自身の左側に持って行き、刃を上にして、峰を地面と水平にし、額くらいの高さに横向きに剣を構えるだろう。】
【相手にはその広い刀身が向いていることになる。】

「でも…これで終わりよ。あなたの強みが武器が尽きないことなら…」

「私の強みは威力≠ニ間合い=c」

「私はこの距離からでもあなたに攻撃できるのよ。」

【と付け加える】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 00:37:07.13 ID:Ex7+Zyo6o<> >>636

「あ、えと...お願いします、...泊めてもらう方、で」

相手の促す様な口調に背中を押される形で、言葉の続きを漏らした
今迄の態度とは明らかに相違のある、動揺を多分に孕ませた声音で
女性としても速く家路へと付きたいのではないか...其れに、まだ子供
自制も去ることながら建物の中で、もっと言えば宿で一晩を過ごしたいと強く感じたのも必然であった
自分で答えておきながら何を見るでも無く下方に注がれた視線は忙しなく泳ぎ回る
<> 【夢幻鬼道】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 00:37:30.99 ID:aAfqb14ro<> >>634

「――なッ」

唐突に、己の悲痛な叫声もとい世迷言めいた文言を戒飭され、彼は周囲を見渡した。
夜眼を凝らせば、長椅子(ベンチ)に座して美祿の類を煽る女。余りに目茶な言葉遣いに、
一瞬、扮装した男性かと思ったのだが結局、女性のようだった。暫時、二の句を継げず。


「テメエのが煩せえだろうが……」

――漸く、現状把握が務まった頃合。彼は緩慢ながら到るところに私憤を散見される挙措で、
腰を上げ、宵闇と見紛うばかりに黒洞々と染まった漆黒の弦楽器保管具を担いで――女の元へ。

一言、苦情を告ぐないし糾問しなければ気が済まなかった。徐々に視認できるようになった
女の顔貌が――俗に云う“美人”を逸脱した、宛然(さながら)傾城の美貌であったことには、少許。
不意を突かれたが、彼の表情は不相変。仏頂面とも名状し難い、憮然と取繕ったような面持だった。


/大丈夫ですよ!そして、遅れましたっ! <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/10(金) 00:39:56.98 ID:/MBM/RIJo<> >>631
―――夏のうだるような暑さの気配が宵闇を支配する中、三日月を背に魔女が一人やってくる。
鼻歌を歌いながらぼんやりと箒でふわりふわりと進むその姿は、童話から抜け出してきたようで。

「……面白い事してるのねぇ、坊やぁ…?」

気配を消して突如と現れたように見えるだろう。箒に乗っていたのだから、足音がしなかったのは確かだが。
目深にかぶった大きな三角帽子からは表情は窺い知れないが、不敵な笑みが浮かんでいるのはわかるだろう。

「…私に協力できるかしらねぇ……んっふふ…♪」

どうやら、看板の文字を読んで”相手”になろうとでもいうのか。 <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 00:44:06.70 ID:oKZMU0b8o<> >>640

「そうか、了承した」

女はにこりと笑みを浮かべて首肯する
それは女にしては珍しい「他者を安心させようとする表情」であったが、果たして伝わるのか

いざ歩き出そうと上体を戻した所で、女は何かを思い出したような表情を取る

「――名を言っていなかったな。私はリーザ=ベルクヴァイン―――リーザと呼んでくれて構わない」

そう言いながら、傘の柄を握るのとは反対の手を差し出した <> 【鋼劇戦魔】触れた金属を体内に吸収。それを体表に現出、操る。詳細wiki E:鋼鉄剣・アトワイト・金属大体十三t分<>sage<>2011/06/10(金) 00:45:24.23 ID:nPTX4FBto<> >>638
【青年の手にした書物は確かに『時間』という概念についてである】
【時間というのは確かに矛盾した存在である。常に動いているにも関わらず、その実態は不明】
【太陽が動く事が時とするならば…太陽のあたらない場所は時が無いのか?いや時は確かに闇でも存在している】
【無という存在も結局は時によって変動し続け、実態がつかめない。時を操る能力者も…その答えを知らないであろう】
【さて、それを問いかけた少女は、純粋な質問を放ちつつ…それ以外の答えを求めているよう感じた】
【青年は、ため息をつきつつ、テーブルに座り……手にしたボールペンを回転させつつ答えた】

…ん、そうか。俺も今あんたと容姿に関しては同じ感想を持っているんだが…。それはただの切欠か。

【青年は少女が自分に話しかけた『切欠』から繋がり興味を持った少女の目の前にペン回しを披露する】

何、ちょっとした娯楽のようなものだ。時間が有限と感じるならば誰しもが来たるべき『限界』を恐れる。
恐怖べき対象を調べているだけだ。それ以外の理由があるか?俺は見てのとおり学者じゃないし。
もし、時間を越えられるならば…子供の頃はみんなそう思うだろうよ…目的は千差万別としてさ。

【青年はそう答えると、少女の格好について質問をする】

そっちこそ、気を清める暇が無いほどに求めるものがあるのか?
それはおそらく自分という『存在』を見つける為の物…違うか? <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 00:49:29.72 ID:N6Dd0ifXo<> >>641

この吸血鬼は静かに飲んでいた筈だった、一人で月を見ながら、普段は太陽の光も見たくない、いや見れないといった方が正しいのか
、日中は自身の住む場所(酒場)に引きこもり、やっと其れから解放された今宵である

その腹の鳴る重低音は不快以外の何者でもなかった、その低音がここまで聞こえたことが素晴らしいことでもあるかもしれないが
その低音により雰囲気ぶち壊し、そんな感じである

「何?その顔?なんか文句でもあるわけ?え?」
物凄い喧嘩腰のその女、本人の性格上仕方ないことではあるのだが、傲慢、ワガママ、やたらプライドが高い、短気、その容姿だけに
一言で言えば残念な人である、

その音の方向に向い叫ぶだけでは物足らず、今眼の前に入る男に向かい、まだ悪態を就く、
なぜ、そんなに怒っているのか?そう聞かれてもそんな性格だから、そう言うしか無いのではあるが…

/はい!よろしくお願いします! <> 【月光官能】月の加護で強化 ○飛ばす @猫耳尻尾 E:喪章、籠手、十字架、脇差 あとメ欄<>sage sagaナイフ(REM.、H.o.G、十字)、盗聴器、壊れた手錠、麻酔針<>2011/06/10(金) 00:49:35.77 ID:5UCfjlyKo<> >>642
アレッサさん? こ、こんばんわ!

【どうも昨日の記憶がまだ新しいようで、ちょっとどもっている】
【心臓バクバクしているのは、たぶん気配がろくになかったからでけではない】

は、はい。
先日新しい武具を作っていただいたんですけど、なかなか使えなくて……
ご協力いただいてしまっても……いいでしょうか?

【しかし、ドレスのみの軽装の女性と戦うのはちょっと気が引ける気もする、
しかも相手は仲間である。
失礼かと思いつつ、申し出る言葉はちょっと遠慮がちになってしまう】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 00:50:55.99 ID:Ex7+Zyo6o<> >>643

「僕は...ニコラ、ニコラ・レンナート...宜しくリーザ、さん」

名前を名乗ったのも一体何時ぶりだっただろうか、ぎこちなく手を差し出し、確りと握手を
女の笑みに道を指し示された様な気分に成り、幾分かは落ち着いたようだ
少年にとってもまた、大凡珍しい明る笑みを、その顔に浮かべた

「...ありがとう、ございます」

そうして、漸く相手に向ってお礼の気持ちを伝えるのだった <> 【雨剣之森】6/7<>sage<>2011/06/10(金) 00:51:54.00 ID:ZKNd3wNX0<> >>639

「はっ……例えその距離から攻撃出来ようとも脅威ではないさ」
「俺には当初に見せた剣の壁という防御技があるからな」

【口ではそうは言ったものの、内心は焦っていた】
【その理由は―――時間制限である】
【この森の結界は時期に維持できなくなる、青年はそのことを確実に分かっている】
【遠距離戦となれば確実に長期戦となり、結界は消えてしまう】
【この結界が消えれば逃げるしかなくなる、しかしそんな幕切れの方法は望んでいない】
【故に青年の選択肢は一つ―――突撃、そして全力奥義】

「これで決めてやるよ!!」

【遠距離攻撃があるのならそれを放たれる前に接近し、攻撃するしかないと踏んだ】
【女に向かって全速力で突進する】

「『五月雨』」

【接近が成功したら青年は両手に剣を持ち、敵の右肩、左肩、右足、左足、そして最後に急所を外れている腹部へと5連突きを放つ】
【接近している途中でよほどの怪我を負わない限り、この技を放つであろう】 <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/10(金) 00:56:03.27 ID:/MBM/RIJo<> >>646
「…ベッドだけ提供してもらうのも悪いから、協力くらい、喜んで引き受けるわよぅ……?」

「もちろん、しっかりと戦わないと―――――”死ぬわよ”?」

その瞬間、魔女の纏う雰囲気は妖艶なものとは違う、それ相応のものとなる。
魔女は箒からとすんと降りると、大きな三角帽子を指で押し上げ、箒を左手でくるくると回してあたり
の広さを確認するように見回す。暫く見回した後、空を見上げれば、そこにあるのは真っ赤な三日月。

「…ジョンの前じゃあ手抜きできないわよ、坊やぁ…?」

ニッコリと微笑み、意味深に三日月にウインクしてから少年から離れていく魔女。
そのまま離れていくと、くるんと振り返って右手をくいっと誘うように振る。



「―――――レベル1……おいで…――――私の世界に、連れて行ってあげる」



どうやら、相手の出方を待っているようだ。 <> 【夢幻鬼道】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 01:01:43.80 ID:aAfqb14ro<> >>645

「……んの、女(アマ)――」

先んじて罵詈讒謗――改め、戒飭の文句を告ごうと口を開いた直後だった。
矢庭(やにわ)に喧嘩腰で接せられ、額に心做しか青筋を立てつつ、彼は口篭る。
女性に対しての耐性は、御世辞にも芳しくない彼。而して、その性分に縋ることもなく。


「あるに決まってんだろーがよ!? 人が腹空かせてんのに、テメエは何だ!?」
「いきなり口出してきたかと思えば――、ッ……畜生、叫んだら腹に響いたぞ……」

悪態に対抗して、彼も口穢くも抗議しようと――したの、だが。大凡距離も縮まり1m程、
がくん、と膝を付くように蹲ると言葉を噤んだ。予想以上に飢餓感が体躯を蝕んでいた。
――彼の碧眼は、それとなく女の美祿(ワイン)に注がれていた。注視の先を察するのは
相当容易いだろう。――絶対に言返す、と子供じみた驕傲と云うか、腹立ちを滲ませて。 <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 01:02:00.72 ID:oKZMU0b8o<> >>647

「ああ、よろしくニコラ」

少年握手に応じてくれた事、そして顔に笑みを浮かべた事を嬉しく思いながら笑みを浮かべる
先ほどまでの少年の態度に対し、女の方も態度を崩せずにいたが、その緊張も解けた

「礼を言われる事でもない。言ってしまえば――私の我儘なのだからな」

それが照れ隠しなのか本心なのかは定かではないが、ともかくそんな風に言う

「さて、行くとしよう」

そう言って女は少年の方に目を向ける――それは共に出発をしようという促し
二人揃って歩かなければ傘は役目を果たせないのだから、歩みを合わせる必要があるのだ <> 【夢幻鬼道】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 01:02:05.57 ID:aAfqb14ro<> >>645
/こちらこそ、宜しくお願い致します! <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/10(金) 01:03:55.05 ID:NOMZSy5i0<> >>644
【青年の回答は至極真当であった。怖いから知りたい。時間を超えられるならば、知りたい】
【古今東西、好奇心というものはくだらない物から起因する事が多い】
【納得できる部分は確かに多かった。しかし理解できない部分も多少在った】
【それは限界。自身は限界を恐れたことが無い。そもそも自分がなんなのか知らないから】
【それは時間を超える事。名前の欠如故の放浪以前の記憶がないのだから】

ふぅん。娯楽ね。面白いのかしらね。そんなのも。

【一呼吸置き】

私はわからない部分がある。
一つ目。限界って何?
二つ目。時間を超えられたらってみんな思うの?

私は名前の欠如に気づく以前は何も覚えていない。
だから子供時代なんて知らない。そして自分についても何も知らない。

【自身に投げかけられた問い。それに少し眉を動かす。眼球運動が行われる】

ある意味そうかもしれない。私は「名前」が無い。
だから厳密には「自分の名前」を得るため。この手で掴みとるためって言った方がいいわ。
<> 【月光官能】月の加護で強化 ○飛ばす @猫耳尻尾 E:喪章、籠手、十字架、脇差 あとメ欄<>sage sagaナイフ(REM.、H.o.G、十字)、盗聴器、壊れた手錠、麻酔針<>2011/06/10(金) 01:04:53.52 ID:5UCfjlyKo<> >>649
そんな……ありがとうございます
もちろん、ちゃんとがんばりますので!!

【礼儀正しく、ぺこり、と頭を下げた】
【そして、見上げる、頭上の赤い三日月。守護神と思う者の象徴】

ええ。手抜きなんてしませんから――

【そして、いざないの言葉を聞く】

幻術系……?

【今までに得た情報を総合する、能力を食らいつくすといっていた
そして「おいで」の言葉、固有結界か?
実戦なら距離をとりたいが――】

近づいていったほうがいいんですか?

【その場で衝撃波準備のみして、問いかける。顔には無邪気な笑み】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/10(金) 01:10:00.76 ID:3eALy0UIO<> >>648

「フフ…壁ごと″U撃すればいいでしょう?」

【女は斬撃を飛ばす≠アとができた。大剣の威力を、】
【離れた物体にそのままぶつけるのだ。所謂「遠当て」と言われる技を】
【この状況で使い、一気に終わらせようとしたのだが、】

「…でも…そんな終わり方じゃあ面白く無いわね…」

【と呟き、構えを解く。見る限り、相手は次の攻撃を、】
【今までで最高のものとするらしい。それなら、】
【それを受け、そしてその上で勝利を手にするのが剣士としての礼儀だと感じた。】

「さあ―――――――――――来なさいな。逃げも隠れもしないわ…近づいて終わらせましょう?」

【女は大剣を地面に突き刺し、両手を広げた。】
【冷徹なその微笑は、「逃げも隠れもしない」と察するのは容易だ。】
【つまり、相手の接近は成功する。そして、】

「―――――――――――っ!!」

【近づき、互いの距離が肉薄した瞬間に、】
【再び大剣ををとった。相手の連撃。】
【最初の二つは完璧に捌き切る。そして四つ目で完全に捌けずに左足を微かに切られ、】
【その瞬間に、大剣を大きく構えた。右側にもって行き、】

「さてこれで―――――――――――終わりよ!!」







【相手の最後の刺突とほぼ同タイミングで、】
【大剣を青年めがけて右から左に薙ぎ払おうとした。】
【重量のある大剣から繰り出されるその一撃は必要以上に「重」く、】
【峰側を向けているため、「直撃すれば」大きな打撃系のダメージを受け、吹き飛ぶことになるだろう。】
【また、この技の合否に関わらず、相手の攻撃、すなわち急所外の腹部への斬撃は、】
【成功することになる。ザクっと刺さるのだ。】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 01:13:44.72 ID:Ex7+Zyo6o<> >>651
「...」

それは違う、とハッキリと少年は思ったが
口に出すことも出来ず納得のいかない様な面持ちで、無言

「は、はい」

女に促され我に帰ると、相手に併せる様にぎこちなく足を動かす
その度にカチャリカチャリ、と戛然たる音が外套の奥から小さく響いた

/1、ここで切り2、宿屋迄キンクリ3、このまま続行
/何れで行きましょう?僕としては何れでもオールオッケーなのです <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 01:14:14.40 ID:N6Dd0ifXo<> >>650

なにか『怒っている様』である
その口から出た言葉はどこか尻下がり、最初の威勢いやその言葉の出だしもなにか可笑しかったが
女の目の前で蹲るその男
あ…腹が減りすぎているのかコイツ?さっきの音もコイツの腹の音か…マジやべーこんな時代に餓死とか無いわー
そんな事を思いながら

「アハハハッ!だらしねーなオイ!アハハッ!なんだ?もしかして腹が減っているのか?」
「それなら、そうと言えよ…アハハハッ!」

個々まで飢えに苦しんでいる者など初めて見る、今の時代、何処にでも食料などある時代、少しのお金さえあれば
何らかはそろう、そんな時代しかし何だ此の男は、目の前に蹲っている、その理由も腹を空かしていると…
大爆笑である、その飢えに苦しんでいる本人などお構いなしな程の笑いである

「ほら、やるよ、コレ、欲しいんだろ?ほらアハハッ!」
そう言って出されたのはワインである、食べ物では無い、その女の周りには食べる物、そんなモノなど無い、
ワインのみ、大量のワイン、
特にワインを飲んでいるからと言って女は酔っているわけでもない
そんな女から差し出された物、其れはワインであった <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/10(金) 01:18:12.35 ID:/MBM/RIJo<> >>654
―――近づいていったほうがいいんですか?―――

なんとも無いその言葉。そして顔に浮かぶ無邪気な笑み。背筋に冷たい何かが駆け抜け、ぞくりとした
快感を伝える。それは背筋を超え、首筋をかきむしり、脳髄へと甘美に突き刺さる感覚。

「ぁ、ふぁ……♪」

「んっふふ……近づけるかしらねぇ…?”看板”の通り、私は”雷”を使って坊やと遊んであげるつもりよぅ…?
私は人に夢を見せる事は出来るけれど…それは”ベッドの上”だ・け…私の本当の能力はねぇ……」

少しだけ甘い吐息を吐き出したかと思えば、針のように細められていた目がふっと見開かれる。
そこにあるのは漆黒の瞳。何もかもを染め上げ、吸い込み、溶かしてしまいそうなほどの闇を湛えた、純粋な闇。
白い場所が無くなっていくように黒が侵食し始め―――最後には、全て黒に染まる。これが魔女の能力―――魔乃魅力。

「私の能力は”魅了”するもの……私の目を見た瞬間、奴隷でも、魔人でも、神でも、悪魔でも…王様だって、”動けなく”するの…」

「私の瞳を避けなさい―――私の雷を避けなさい―――私の世界に―――飲み込まれるわよぅ……―――?」

少年の出方が分らない。どのような戦闘方法なのか、どれほどの強さなのか、そしてどれ程の経験をつんでいるのか。
あの顔に張り付いている笑みは子供の笑みか―――無邪気の仮面を被った、経験という血に塗れた猫のものなのか。
近づいても居ないというのに、少年から感じる肌を突き刺すようなぴりぴりとした気配、圧力、全てが久しぶりに―――愉楽に感じれる。
この少年は恐らく―――魔女すらも、喰らってしまうのではないかというほどに。

魔眼を発動した魔女は、そのまま少年を見つめ続けながら右手の人差し指で少年の地面を差す。



「―――レッスン1―――1000ボルト――――当たったら、もちろん痛いわよぅ―――♪」

少年に当てるつもりのないその黒い電撃は、相当な速度を持って飛来する。地面に衝突すれば多少の衝撃波が少年を襲う事となるだろう。
もちろん、衝突から衝撃が生まれ、そこから衝撃波が生まれて少年に当たるまではラグが生じる。回避できないものでは無いだろう。 <> 【雨剣之森】7/7<>sage<>2011/06/10(金) 01:21:46.74 ID:ZKNd3wNX0<> >>655

「がふっ……」

【こちらの最後の突きが成功すると同時に、女の一撃が横っ腹に直撃する】
【圧倒的な攻撃翌力の差、こちらの突きは浅くはないが深くもない刺し傷を敵の腹部に作り、あちらの攻撃は肋骨をへし折り内臓にまでダメージを及ばす】
【青年は大きく吹き飛び、近くの木に叩きつけられた】

「でたらめな一撃だな……技もへったくれもない……力技」
「くそ…俺の負け…みたいだな」

【辺りの景色が再び揺らぎ、次の瞬間には元の公園に戻っていた】
【青年は公園の茂みに突っ伏して気絶した】

/絡みあり乙でした!! <> 【鋼劇戦魔】触れた金属を体内に吸収。それを体表に現出、操る。詳細wiki E:鋼鉄剣・アトワイト・金属大体十三t分<>sage<>2011/06/10(金) 01:23:34.69 ID:nPTX4FBto<> >>653
【もっとも、青年の語る理由など…そこから生まれる『価値』でしかない】
【悪用する気も無いが、かといって他者の為に役立てる気も無い。まさに個人のための研究だ】
【……そして少女はそこから繋がる疑問を提示してきた…】
【前者はともかく、後者は青年のたった二十余年の年月から感じた主観である】
【しかし、何れも何らかの形で『現代』以外の時に思いを馳せるのだ】
【青年は答えられるだけ答える、青年はいずれ導かなければいけない答えを他者に委ねるのだ】

…限界というのは、色々だ。年老いたり環境だったり…何れも時間の経過で気づいてしまう。
たとえばとある男が世界地図を作るべく、世界を旅した。だが世界は広大で…その全てを記すためには一人では…不可能だった。
予定が時間の経過で狂ったりするし、自身の体力のこともある…結局その人は弟子に託して老衰してしまった。
しかし今では衛星なり飛行機なり…世界の形だけを知るものはいくらでもある。もしそんなものが未来にあるならばその男はそれを使ってもっと効率よく成果を挙げたであろう。
だが、やはりそういったものが生まれる前にその男は死んでしまった。これが限界というものだ。
求めるものが広大である以上、予備知識などの準備が要る。準備だけでも相当の時間だ。そして成し遂げるにも大量の時間。
そして成し遂げた成果を維持し、深める時間。これらを総合して限界が見えてしまうんだよ。
限界とは……自分ができる全ての頂点ということだ。未来過去現代を見極めた状態でな。

二つ目……それに関してはさまざまな理由がある。未来はどれだけ希望があるのだろう。過去の存在はどれだけ偉大だったのだろう。
そして現代から逃げたいという理由もあるな。俺もそんな時期があった。
まぁ例外はあまりいないんじゃないか?君も…『自分』がなんであったか…位は知りたいだろうし。

【……少女は『自身』そのものを見失っている。それがどんな意味を示すのか】
【青年は知る由もないし知る必要も無い。だが青年はこんな事を言い出した】

ふーん。なら思い出すまで…さ。『今』の自分に名前をつけるといい。
脳の欠陥かも知れないしな…一応俺医者だし見てやれないことも無いぞ。
まぁ何にしても……ここでは得られない。本棚とは切欠に過ぎない。
そこから乱雑に引っ張り出しても答えは無いのさ。だからまずは…
今の自分を『決める』ことからはじめてみればいい。

【青年はそういって医師免許を出した、名前の欄には【鋼劇戦魔】と書かれている】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/10(金) 01:25:49.81 ID:3eALy0UIO<> >>659

「っ……いいや…」

【激痛の世界に誘われた女は、その場に座り込み、】
【歯を食い縛り、剣を引き抜いた。】

「……引き分け…よ…ッッ!」

【そして、相手が気絶すると同時に、】
【女も全身の緊張を解き、仰向けに倒れこんだ。】



/絡み乙っ!
/楽しかったです! <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 01:27:40.29 ID:oKZMU0b8o<> >>656
/2でいかせて頂きます

「さて――と。ニコラ、部屋はどうしようか」

宿の前に着き、玄関の前で傘を閉じて滴を払いながら問いかける

傘立てにその傘を置くと、今度は帽子を取って幾らか付いた水滴を払う
帽子の中に収まっていた銀髪が頭を覆い、先ほどまでとは違った印象を見せていた

「私としては別に同室でも構わないのだが?」

宿は普通のビジネスホテル――女の方も別に金に多くの余裕があるわけでもなかったための選択だ
ロビーまでの距離も短く、ここで少年の返事を手っ取り早く聞く事にしたのである <> 【夢幻鬼道】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 01:29:38.65 ID:aAfqb14ro<> >>657

「……、――――」

何故、こうも自分は女運が皆無なのだろうと――彼は倨傲を浮彫りにする高笑いを聞き、
眼光鋭く、女を牽制しながら考えていた。遭逢したのは男女だったり色気と無縁の騎士様だったり。
その中には当然――眼前の“コイツ”も含まれていた。傾城の美貌だが、性格は傲岸不遜。

無自覚の内、額を押さえていた右掌を退けて、覚束ない挙動で再び起立する姿は、正しく幽鬼。
この光景(ありさま)が偏に空腹から齎されたのだから、とんだ御笑い種である――と自嘲して。

「――――どうも、有難うよ“おばさん”」

容貌や服装、その他諸々から考慮しても――絶対に中年期まで到らないだろう女へ、謝辞。
勿論、感謝の体(てい)を繕った痛烈な厭味なのだが。ともして、彼は美祿(ワイン)を奪取の威勢で、
引掴むと、蓋を路面で器用に叩き外し――目にも留まらぬ速さで、煽り始めた。看々(みるみる)内、
瓶内部の酒嵩が漸減してゆくのが看取できるだろうか。自暴自棄な節も半分程度、胸懐を占めていた。 <> 【月光官能】月の加護で強化 ○飛ばす @猫耳尻尾 E:喪章、籠手、十字架、脇差 あとメ欄<>sage sagaナイフ(REM.、H.o.G、十字)、盗聴器、壊れた手錠、麻酔針<>2011/06/10(金) 01:30:02.93 ID:S61SyubMo<> >>658
……ぇ?

【その反応は予想外。ほんとうにどうしてらいいかわかなかったから、聞いただけ。
すくなくとも、自分ではそのつもりだった
まさか、ひょっとして地雷ふんだ…? 冷や汗が流れる】

【“雷”を使うという言葉、属性攻撃可能と判断】
【これが模擬とはいえ戦いの場でなかったなら、あふれる色香に真っ赤になってうつむいていたに違いない、
しかし「スイッチを入れられた」状態である以上、その影響は相当に弱められてしまう――すこしだけ青く変わった瞳の色がその証左】

【そして続く真相――“魅了”。
ああ、そういう構成か、つまり】

おとぎばなしの魔女さんみたいな感じなんですか?

【御伽噺の魔女を思えばいい、その言葉を信じるなら。

黒く換わりゆく瞳に一瞬どきりとするが、すぐに目をそらす、無理やりに】

ぼくの能力は――まずこんなんです

【そして、地面に向けて衝撃波を一発。土煙を上げ、魔眼の影響を弱める算段だ】

【盾を構えつつ後退、どこから打ってくる?】 <> 【月光官能】月の加護で強化 ○飛ばす @猫耳尻尾 E:喪章、籠手、十字架、脇差 あとメ欄<>sage sagaナイフ(REM.、H.o.G、十字)、盗聴器、壊れた手錠、麻酔針<>2011/06/10(金) 01:30:27.32 ID:S61SyubMo<> >>664
/途中送信、少々お待ちを <> 【月光官能】月の加護で強化 ○飛ばす @猫耳尻尾 E:喪章、籠手、十字架、脇差 あとメ欄<>sage sagaナイフ(REM.、H.o.G、十字)、盗聴器、壊れた手錠、麻酔針<>2011/06/10(金) 01:34:59.13 ID:S61SyubMo<> /ちょっと後半かえます!
【黒く換わりゆく瞳に一瞬どきりとするが、すぐに目をそらす、無理やりに】

1000ボルト?! それ焦げませんかっ?!

【そういいつつ――とっさに盾を構え身を縮める
かくして、盾にあたった分は中に吸い込まれる
もっとも、掠めた雷撃により髪の毛が焦げたが。】

それじゃこちらも……反撃です!

【地面に向けて衝撃波を一発。
地表の状態をほんの少しだけラフにして、雷を乱反射させて防ごうと言うつもり。
同時に土煙を上げ、魔眼の影響を弱める算段だ……】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 01:36:39.53 ID:Ex7+Zyo6o<> >>662

「―――、貴方が...リーザさんがいいなら、同室で」

宿の前に到着、帽子を取った女の姿に少しの間気を取られる...が
はっと我に帰ると、落ち着いた調子でそう答えた。
別室と成れば余分に料金が嵩む訳で、女さえ良いのなら同室の方が合理的に思えた
少年は雫滴る外套を脱ぐとバサバサと叩き、水滴を振り払った
素っ気ない態度に逆戻りしたかの様な彼だが、その根本には確かに、僅かながらの安心が伺えた

/了解! <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/10(金) 01:39:49.05 ID:/MBM/RIJo<> >>664
少年から放たれた衝撃波は魔女の放った黒き雷から生じる衝撃波を飲み込み、土煙を当たりに撒き散らす。
それだけでも魔女の能力は無意味に成り下がり、少年がとっさに目を逸らした判断も相まって相当の経験を
詰んでいるという証拠にもなる。箒をくるくると回していた左手がぴたりと止まり、すっと箒を自身の前へ据える。

「衝撃波……近づいたらひとたまりも無いわねぇ…」

「なら……」

左手で握っていた箒を、空中で倒すように指で押せば、土煙の中心へ標準をあわせたようにぴたりと止まり、次の
指示を待つ”突撃兵”のように。それから、魔女は口で小さく少年へ警告する。

「御伽噺の魔女…いい例えだわぁ…♪………もちろん、御伽噺の魔女は―――”なんだってあり”よねぇ?」

左手を箒の端へあて、魔女は艶やかな声音で”突撃命令”を箒へ下す。

「―――――行きなさい」

左手から突如として発生した黒い雷が箒にまとわりつくのと同時、発生時の衝撃で箒は一直線に土煙の中へ進んでいく。
箒での物理攻撃と黒い電撃での属性攻撃が合わさった”突撃”は曖昧な狙いではあるが、衝撃波が発生した時、最後に
少年を見た位置にぴったりとロックされている。直撃すればそれなりのダメージだろうが、相手は土煙の中、それに相手は”属性攻撃”
を欲しているのだ。それなりのダメージが期待できる攻撃であるならば―――あの少年の次なる出方が分るかもしれない。

魔女は箒を放つと同時にどこからでも”目線”を合わせる事が出来るように魔眼を最大限まで顕現し、見張る。 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 01:42:53.34 ID:N6Dd0ifXo<> >>663

ピキッ………
なにやら其の様な音が聞こえた気がした

「……オイ……今なんていったんだ?コラ?あ?」
『おばさん』そう言われる事は今まで何回もあった、だが、その度にキレていた、今回もそうである
女は自身に自身がある、高飛車でありプライドが高く、其れを煽るように、その『おばさん』という言葉が胸に突き刺さる
確かにこの女1000年以上もの時を生きている、不老であるがために、老いでは死ぬこともなく、その美貌も未来永劫変わることはない

此の女も今までマトモな男には会ったことがない、自信をオバサン呼ばわりするものばかり、最近あった妖怪の女と吸血鬼の男はまだマシではあったのだが

久しぶりのオバサン呼ばわり、コレで何人目だろうか…その心はイラつき初め、その口角の眉の辺りがピクピクと痙攣し始める

その『おばさん』という言葉にここまでの反応、本人も気にはしているのであろう、その歳に

そのワインの入ったグラスを一気に空にして、そのグラスを地面に叩きつける

相当怒っている要である、悪く言えば単純であり、冷静になれていなくもあるが…
ただ、コレで数回有る此の場面、さすがの女性も落ち着こうと、思って履いた、その怒りで震えるその手で煙草を取り出して
口に加え、火をつける……先の言っていしまったことはもう仕方がない、
とりあえず落ち着こうと言う考えにシフトして、煙草に火をつけた <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 01:43:37.47 ID:oKZMU0b8o<> >>667

「了承した」

一度頷き、外套から水滴を飛ばす少年をそのままにロビーへと先行する
そして、慣れた手つきでチェックインを済ませた

鍵を掌で弄りながら、少年の方へ歩いて戻っていく

「4階だ。―――階段で行くぞ」

無論、このホテルにはエレベーターが設置されている
それでも敢えてこの女は、非常用と思われる階段で上の階へ行く事を提案――否、決定したのだ
しかもこの時だけ女は、にやりと悪戯をするような笑みを一瞬浮かべていた <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/10(金) 01:53:06.73 ID:NOMZSy5i0<> >>660

【自身の疑問に答えてくれる青年】
【青年が話す一字一句を聞き漏らす事無く頭に留めた】
【何も覚えていない、真っ白な少女にとっての一つの基準が出来上がった】
【主に限界と時間を超えられたらという題名に対して】

自分がなんであったか…それが私の求めているものに繋がるなら知りたい。
そうでなかったら、どうでもいい。

【と、ここで少女にとっての難題が飛びかかる。「今」の自分に名をつけろという難題が】
【そもそも今の自分とはなんだ?広大な砂漠で紛失した小さなダイヤを探すようなことをしている】
【いわば盲目の愚か者である。コンパスや地図はおろか、不必要なものさえ持たずに旅に出るような愚か者】

わたしは、今の自分に、名前を付けられない。
だから今の自分に名前を付けるのはしばらく先になる。

【医師免許を一瞥し、首を傾げる。本当に何も知らないのだ】
【常識も、道理も、自分のことも。本当に何も知らない】

医者って何?あとあなたの本当の名前ってその文字の羅列だけ? <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 01:55:58.26 ID:daw3DhZLo<> >>670

「...っ」

漸く水の滴りも収まってきた頃、先に女はロビーへと向っていた
少々慌てながらもその姿を見つけると、やや早足で付いていく

「かい....だん?」

漸く追いついた時言い渡された言葉、思わず反復する。
エレベーターもあるのに、何で...女は悪戯っぽい笑みを浮かべていた

「.....はぁ」

思わず溜息が、口から付いて出る。かといってこれから世話になる人の言う事を拒むのも...
生真面目にそんな風な事を考える。どうせ断っても無駄な気もするし

<> 【夢幻鬼道】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 02:00:55.72 ID:aAfqb14ro<> >>669

「……聞こえなかったか、“オバサン”つったんだよ。
 何だ、耳まで遠くなってんのかアンタ。それとも痴呆始まってんのか――」

特段、彼は常日頃から苛辣な物言いをしている訳ではない。今宵、この場に於いて
“こう”なってしまったのは――単純に女に煽動されたからだろう。美祿の効果も多少は、
拍車を掛ける形になったが。この惨憺、双方共に“身から出た錆”と云う言葉が似合だった。

――ピクピク、と女の憤怒を暗に、併し明確に告げるように痙攣する口角と眉を認知し、
彼は悪戯気に片頬笑んだ。尤もその頬も対峙した相手と同じく、矜持を保つ建前上のもの。
結構に無理をして笑っているのが、造作もなく理解できる筈だ。――最中も、瓶を傾斜させ煽る。


「……」

胡散たらしい目付き――所謂ジト目に区分されそうな視線で、熟視するのは女の煙草。
1m程離れて佇立していた彼は、それを機に放漫とした足取りを再開した。漆黒の弦楽器保管具は、
猶々に棺桶めいた風情で、金具が擦れる不調和を奏でた。女の右隣、同様の長椅子(ベンチ)に寄り。 <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 02:02:59.01 ID:oKZMU0b8o<> >>672

「くくっ、冗談だよ」

喉を鳴らすように笑い声を洩らしながら、女は愉快気に言った
少年の落胆した様子を、本気で面白がっているようである

「エレベーターがあるのだ。当然、使う」

あっけらかんとそう言い放ち、ポンと少年の頭に自分の帽子を乗せた
少年の反応を待たず、そのままエレベーターホールへと歩き始めている <> 【月光官能】月の加護で強化 ○飛ばす @猫耳尻尾 E:喪章、籠手、十字架、脇差 あとメ欄<>sage sagaナイフ(REM.、H.o.G、十字)、盗聴器、壊れた手錠、麻酔針<>2011/06/10(金) 02:04:49.17 ID:S61SyubMo<> >>668
【月明かりの下、土煙越しに、何かを準備する気配……】

【その間に自分も再び、二歩ほど左に位置をずらしつつ衝撃波準備。
来るのは――より強力な雷による直撃か?】

【とおもいきや命令一下、黒い雷をまとったほうきが、こちらにむけ突っ込んでくる】

うそお!

【たしかに、なんだってありだ。あまりのことに思わず笑ってしまう】
【選択は? 素直に盾を使うことにした。
ごすっ、かなりいい音がする、腕に衝撃が軽く走るが防御は成功のよう。雷も吸い込まれたらしい】

【しかし、このほうきでさらなる攻撃が仕掛けられるのかもしれない。とりあえずほうきから距離をとるべく駆け出す。
結果的に魔女からさらに距離をとることになる。魔眼と距離は関係があるのだろうか? とにかく遠ければ、目をはっきり見ないですむだろう。
土煙がゆっくりと晴れていく。
いまので、基本機動力に頼った戦法ということがわかるかもしれない】 <> 【鋼劇戦魔】触れた金属を体内に吸収。それを体表に現出、操る。詳細wiki E:鋼鉄剣・アトワイト・金属大体十三t分<>sage<>2011/06/10(金) 02:05:28.31 ID:nPTX4FBto<> >>671
【青年は懇切丁寧に相手に説明したつもりだったが……どうやら相手はまさしく真っ白ということらしい】
【彼女の過去は『全く』無い可能性もある。だがそれはそれで結局今の道を指し示す以外に他ならない】
【道なき道は作らなければならない。ならばそれを指し示す必要がある。そして少女を受け入れる場所が必要だ】

【青年は、相手の質問に全て答えることにするが…自分で目の前の少女に教えることができるだろうか?】
【青年はまず少女に確認をすることにした……】

じゃあ俺が名付けるというのはどうだ?ついでに住む場所もやる。まずは地盤を固めないと答えは出ないしな。
まぁ、そうだな。医者ってのは…怪我を治したりとか…病気を治したりとか…
とにかく体のおかしな部分を見て、それに対する対処をする人間だ。記憶が無いってのも病気や怪我が原因の可能性もある。
人間の頭の中には記憶を入れる部分があってな、腕がいい医者ならそこを見れるんだ。俺は専門じゃないけど。 <> 【鋼劇戦魔】触れた金属を体内に吸収。それを体表に現出、操る。詳細wiki E:鋼鉄剣・アトワイト・金属大体十三t分<>sage<>2011/06/10(金) 02:08:17.58 ID:nPTX4FBto<> >>676
(途中!)

んで、俺の名前だが…これは「こうげきせんま」…とよむ。
別に本名じゃないが…俺は基本的にこっちを名乗っているだけだ。いわゆる偽名って奴だ。
本名は都合があって言えないが…な。
お前も本当の名前じゃなくても、別の名前を名乗ってもいい。名前なんて個人を特定する一部に過ぎないしな <> 【天地開闢】<>sage<>2011/06/10(金) 02:11:30.06 ID:KSiaZLXOo<>
赤い夕立が降りそそぐなかで、ひとつの死があった
煉瓦の焼け焦げたあまい臭いと 人の油が揮発していくにがい匂いのなかで、ひとつの生があった

十三番街へと抜ける大通り 中央には百二十三メートルの時計塔 十年前から針は動いていない 二十三時三十六分二十二秒
取り囲む群集の中で、男の頭を抱きかかえる少女の姿があった 服を血で濡らす 分かれ身となった男の心はどちらに?
脳から脊柱へと繋がる神経群が雨の中で蔓草のように振舞う 男の心はどこに? 

神よ 彼女を赦し給え

彼女は[ピーーー]理由があった 彼女には[ピーーー]理由がたくさんあった

神よ 彼女を赦し給え

そして誰もそれを理解しなかった だから彼女は殺した

神よ 彼女を赦し給え

男は彼女を執拗に追い続けた 彼女にすべてを見たから 完全 調和 無限 曼荼羅
振りかざした剣先にいたのは無垢なる乙女 かつてない愉悦が男を支配していた 破壊することで 世界と一体になれる気さえしていたのだから
損壊 決壊 倒壊 崩壊
男と彼女の間にある沈黙 沈黙の中にはすべての言葉 どんなに些細なことも語りつくすことができなかったから 二人は沈黙を選んだ

彼女は死を選ぶしかなかった 彼女はもう大人であったので ひとつひとつ口にだすこともできない
夕立は降り続けていて、彼女を押し流していった 細胞が溶けだすように あの隅の排水溝へとみちびかれて

神よ 彼女を赦し給え

舗道は濡れていて どこまでも続いていた 赤と青が交互に続く信号機
彼女の行く先には夜が立ちふさがっていて 歩いていくこともできない 彼女は夜が怖かった だから彼女は殺した

男の頭を抱きかかえる少女の姿があった 取り囲んでいた群集は消え失せ 黒い雨だけが残った
マザー 僕も君も彼女も彼も 彼女を救うことはできない 累々たる死屍の咆哮が 地下から湧きあがり 彼女を押しつぶそうとしていた

だから彼女は殺した  神よ 彼女を赦し給え

叫びが無言となり 無言が死に見つめられるまで 彼女は そこにいた
やがて立ち上がり 彼女は歩く 彼女が神に与えられたのは一本の剣 だから彼女は殺した

神よ 彼女を救い給え

/ソロールです。時間も遅いので…… <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 02:11:47.25 ID:daw3DhZLo<> >>674

「な、なんだぁ...」

突然の事に戸惑いはしたが冗談だとは思っていなかったようだ
何だか本気で心配した自分が少し恥ずかしく、頬をぽりぽりと掻いた

「それなら最初から...、ッ」

むくれた様に口を尖らせながら言葉を紡ぐものの、帽子を乗せられた事で中断した
暫しの間ぱちぱちと瞬きを繰り返していると女はマイペースにエレベーターホールへと歩き出していた

「...調子、狂うな」

一言そう呟くと少年も彼女の後を追い、エレベーターホールへと歩みを進めた
其の表情は科白とは裏腹に、どことなく嬉しそうであったとか <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/10(金) 02:18:05.19 ID:NOMZSy5i0<> >>676

住む場所についてはありがたく貰う。けど名前だけは譲れない。私の名前は私がつけなきゃいけない。
私が私であることを証明するためには他人からつけられたものじゃだめなの。お願い。これだけは理解して。

【名前に関しては譲れない。そう力強く言い放った。ここにある種の強い意志が垣間見えるであろう】
【この少女の記憶を奪ったのは【反転強制】の分離された魂。歪んだ魂は弱い魂の彼女の記憶や名前を奪い去ったのだ】
【その代価として【魔綴鏡典】という力を得た。名前につながる確かな手持ちであった】

もし、医者が私を見たら何かわかる?私は知りたい。それが名前につながるなら。

【魂レベルでの話なので現代医療ではどうしようもない。もっとも何かしらの能力があれば話は別だが】

あなたは今日ここで一日を過ごすの?あなたの住まいからここは遠い?
<> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/10(金) 02:19:32.99 ID:/MBM/RIJo<> >>675
盾を使用して箒を防御した少年、それから箒を警戒して後退していくのを見て満足そうに頷く魔女。
相手の機動力は十分、否、十二分に高い。咄嗟の判断力然り、魔眼を警戒して両方を防ぐのをよく
理解しながら戦闘を行えている。魔女自身、戦闘はそこまで好きでは無いのだが、少年の無駄の無い
動きを見れば素人でも一目瞭然に、戦闘慣れが伺える。

「そうそう…私の魔眼も雷も避けないといけないから、だぁい正解よぅ…?」

「で・も……まぁだまだ…♪」

もちろん、相手が離れていれば”魔眼は”無意味だ。だが―――こちらは魔女である。
両腕を広げて”んっふふ…♪”と特徴的な艶やかさを秘めた声音で抑えるように笑い声をもらすと、バチチ、と
大きな音を両腕から聞こえ始めるだろう。段々と大きくなっていく黒い雷は両腕の先端に集約していき―――大きく
歪な形を成す。それを後退した少年へと定めると―――。


「…痺れるわよぅ♪」


その雷―――2000ボルト。
魔女の力からすればこれはまだまだ序の口、云わばお遊び程度の電撃である。精神力が削られるものの、それすらも
快感へと昇華させていく魔女には無意味に成り下がるもの。全ては少年のために、全ては自らの快楽のために。
ぞくぞくと全身に駆け巡る微弱な電流が両足を震えさせてしまう程に―――少年は、強い。ならばなお更、手抜き等は出来ない。
だからこそ魔女はきっちりと狙いを定めてその雷を―――少年へ放った。速度も上々、威力は絶大。少年の装備している盾が
先ほどから電撃を吸い込んでいっているのを理解していても、魔女はやめない。その後どのような反撃が来るのかを予測し、警戒しながらも、
相手から視線を離さない。離れていて魔力は届いては居ないものの、相手が攻撃を必要とするならば、電撃を飛ばせばいいのだから。
土煙の晴れたその先に飛翔する魔女の電撃、そのもっと先にいるのは、少年。

この電撃が―――どのように作用するか―――。 <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 02:19:34.38 ID:oKZMU0b8o<> >>679

エレベーター横のボタンを押すと、ドアは直ぐに開いた
中に乗り込み、4の数字が書かれたボタンを押すと、女は少年の方を振り向く

「運動は大事だ――健康的にも、精神的にも」

先ほどの冗談の真意だろうか、ともかく女はそう言い放った
特に深い意味も込めたわけでもなく、少年に言い聞かせるように

少年が乗り込めばエレベーターはすぐに動き出すだろう <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 02:20:14.83 ID:N6Dd0ifXo<> >>673

「坊や…その辺でお終いにしときなよ……」
「私にも我慢の限界ってもんがあるんだ……」

その煙草をすい、少しばかりの平常心、だがそのイラつきには到底及ばない平常心
無理に笑顔をつくって見せるその表情は、男と同じく引き攣って、その言葉は震えていて

男の表情を凝視しながらそう言うが、その夜目で見る光景は、その男の評定すべてがハッキリ見えて
その無理をしている事、自分と同じくプライドを保つために笑みを零していること、その行動はハッキリ分かる

(クソ…やり難い野郎だ…強がりやがって…ああ…やり難い…)
そう思いながらその状況を楽に仕様と?その瓶を傾斜させる男を見ていた

其の目、その言動、そのどっちつかずなその行動、全てにおいて腹ただしい、そう思って、我慢だ私と思っている最中である
男が突然に歩み出す、棺桶のような者にはいっていたその管楽器、ヴァイオリンだろうか、
その音はさらに女性のイラつきを煽る、リズムが全く合わないその音、まったく噛み合わないその音
まるで今の女と男のようなその感じ

女性はなにも言わずにワインの栓を抜き、自身の良いをさらに煽る

「フフッ…なんだいそりゃ…何かいいたいならハッキリイイなよ鬱陶しい…」 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 02:37:33.25 ID:daw3DhZLo<> >>682

「運動...ですか」

エレベーターに乗り込むと女は、言い聞かせる様な口調で話しかけてきた
少年は何故か、少し考え込む様に視線を下へと向け、暫し

不意に右手が動く。懐から取り出されたのは、一本のダガー

「こう見えて運動は怠ってない、つもりです」

ダーガーの取ってにはリングが付いており、少年は其処に指を掛ける
と、手慣れた様子でくるくると回転させ、少しばかり上に飛ばすと攫む様にしてキャッチした
どうやら扱いには手慣れているであろう事は、察する事が出来るだろう

自分がただの宿無しだと誤解されたままなのが、後ろめたかったようで
表情が少し思い詰めた風になっているのは、相手の反応が不安だからか
矢張り武器を使う様な人物といるのは、厭なものだろうか、と..遂弱気になってしまい

/済みません、眠気が...
/ここ迄来たらきっちり終らせたいので、凍結でも宜しいでしょうか...?
<> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 02:39:03.46 ID:oKZMU0b8o<> >>684
/了解です、おやすみなさい <> 【夢幻鬼道】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 02:40:18.00 ID:aAfqb14ro<> >>682

「年長者は寛大に――じゃねえのかよ」

路面に叩き割られた盃(グラス)の欠片を踏んで、長椅子の頂部に伸ばした掌。
感情を抑え込んだ表情は、頑なに仏頂面を象っていた。女と酷似した、その矜持。
彼自身も、到底筆舌に尽くしがたい想念を懐いていた。“やり難い”――面倒な奴だと。

それは単純な同類嫌忌だった。自らの弱味を意地でも露見させまいと、虚勢を張る姿。
剰さえ、互いにそれとなく理解を及ばせ、斟酌しているに拘らず――決して境界を超えない。
そんな自分が嫌で、だからこそ相手にも苛立を隠しきれないのだった。再度“不調和”が鳴る。


「煙草、寄越せ。後、酒もう一本」

鬱陶しい――成程、諸手を挙げて賛同できる言葉だった。彼もまた、装飾過多な文言や
容量を得ない回答を悉く嫌忌する性質(タイプ)だった。故に、簡潔に判然と、意志を伝えた。
背の弦楽器保管具を、長椅子に立掛けた後。彼も追随して、腰掛けた。暗天を仰いで、嘆息する。

――噛み合わない調子(リズム)が、浸々(ひたひた)と胸中を蝕んでくる感覚に、顔を顰めた。
空になった瓶を地面に置くと、彼は無造作に左腕を女へと突出し、催促するように指を戯れて。
<> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 02:41:15.14 ID:2Nsd92Oao<> >>685
/ありがとうございます、ではおやすみなさい... <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 02:52:47.14 ID:oKZMU0b8o<> >>684

「ふぅん、成程な」

少年が実演して見せたナイフの扱いを見ながら、一度首肯する
4階までは僅かな時間だが、それでも女は両腕を組んで壁に身をもたれ掛からせた

「悪くない。それだけ慣れていれば、部隊でも通用する」

感心したような声色でそう言う
部隊―――はっきり言ってしまえば軍隊内の物の事を指していたが、少年には伝わらないだろう

「だが勘違いするな。小手先だけの技術は、怪我の元だ。
 基礎体力をきちんと組み上げていなければ、宝の持ち腐れと言えよう」

そこは履き違えるな、と諭すような口調
思わず、身に染み付いてしまっていた軍人体質が出てしまっていた

/こちら側で区切っておきますっ <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 03:01:42.09 ID:N6Dd0ifXo<> >>686

「あ?長寿を敬えって言葉をしらねーのかガキが」
そう言いながら自身の煙草の箱を男に向かって投げつけ、それと同時に女の右隣にある其のワインを地面に落とし
右隣のベンチに向かって足で蹴り転がした、
ワインも投げてやろうかとそう考えていたが、流石に面倒であったので其れは辞めておいた、
その煙草の箱からは、やはり相手は女であるのか、女性特有の匂いもする、そんな感じ

「あーあーしかたがねーな何で此の私がガキの御守りに付き合わされてんだか…情けねー」
ワザと大きい声で、そのプライドで、余計なことは全部プライドで覆い尽くして、
憎まれ口を叩く、無理はしているようでもこれが自然なこと、
ただ、出所がわからない、そのイライラに向けて言った、面倒な自分に対して相手に対して
これは真実でもあり虚言でもあり、一言であれば面倒な、鬱陶しい、ワガママな女なのである

今まで悪態を付いてくるやつは腐るほどいたが、コレだけストレートに物を言う奴もそうは居ない
そのリズムが噛み合わさることのないが、ブツかることもないその曲は、流れ続けているようだ

<> 【鋼劇戦魔】触れた金属を体内に吸収。それを体表に現出、操る。詳細wiki E:鋼鉄剣・アトワイト・金属大体十三t分<>sage<>2011/06/10(金) 03:17:06.25 ID:nPTX4FBto<> >>680
【相手は名前を受け取ることを拒否した、なるほど。導くのは道までか】
【荒れ道を整備するのも彼女次第…青年は強く頷いた。少女の考えはなんとなく理解できたからだ】
【さて、青年はこの少女を『看る』ことにしたわけだが…それには時間がかかるだろう】
【それに自分は専門ではない…重度の記憶障害は気軽に扱えないのだ】

ふむ、俺はまだここにいる。だけど…せっかくだし道を指し示しておこう。
ここから遠いには遠いが…望めばたどり着く。俺の家は…今仕えないが最近買った空き家がある。
本当は、とある夫婦に譲る予定だったが…まぁ、今は少し厳しいみたいだ。

【青年は、回したボールペンを止めて…自身のノートに書き込んでいく】
【どうやら地図を描いているらしく、ときおり定規を使っている】
【書き終えれば青年は、ノートをページ毎破り…少女に渡した】
【そこには『理想郷』への道。理想郷の簡易マップ…そして青年が所有する丘の小屋の場所が書かれていた】
【どうやら、近くにリハビリの専用施設があり、青年の紹介で入れるようにサインがしてある】

よし、ここを使うといい。何、気にすることは無い。

(こんな感じでいいですかね?) <> 【夢幻鬼道】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 03:25:43.24 ID:aAfqb14ro<> >>689

「生憎、意地悪婆さんを慮る教育は受けてねえんでな」

投擲された煙草箱を受取り、路面を転がってきた美祿瓶(ワイン)を器用に爪先で蹴り上げた。
緩やかな円弧を描いた瓶は、彼の右掌に収まり、差当りは隣に放置して――煙草を取出す。
その過程、仄かに鼻腔を擽った香りに眉根を寄せた。横目で、ちらり、と女を瞥見して視線を戻す。

相手の性格がどうであれ、容姿だけに限れば“絶世”と比喩されて申し分ない美貌である。
それを今更ながらに再認識して、否応なく居心地が悪くなった。何も、恥入ることなど必要ないだろう。
ゴホン、と態とらしい咳払いをして、指先で煙草を弄んだ。火鑽(ライター)が手持にないと遅れ馳せ気付く。


「……こっちこそ、ババアと同席なんざ御断わりだっつーの」

憎まれ口に対して、性懲りもなく呼応するように罵倒を紡いだ。我儘なのは――彼女だけではない。
心做しか先刻までの威勢を衰えた声音は、残響を厭うように夜陰に紛れて消え去った。沈黙が谺する。
幾らかの逡巡。不図(ふと)――隣の女性のことを推量ってみるも、苛立の根幹には及ばなかった。


「そういやアンタ、こんなところで何してたんだ。……随分と夜更けなのに、活発なことで」

噛み合わない歯車のように、不調和は而して齟齬には到らない。そもそも、旋転すら始めていない。
そんな現状を打開しようと――した訳では無論なく、単純に興趣を惹かれて、彼は素朴な疑問を口にした。
煙草を置いて、今度は美祿瓶(ワイン)を手に取った。先の手順で蓋を外し、口腔で香りを味わい嚥下する。 <> 【魔綴鏡典】<>saga <>2011/06/10(金) 03:26:42.19 ID:NOMZSy5i0<> >>690
【理想郷への簡易マップと新しい住居の場所が書かれた紙を渡される】
【これを大事そうに、丁寧に折りたたみ、ぽっけの中に入れた】

ありがと…ございまっ…すっ…

【ぎこちなく礼を言った後、その場所へと足を進めた】
【手がかりがあるのならば、休み暇はないのだから】

/ちょいと強引になってしまいましたがこれで〆させてください。
遅くまで絡みおつでした! <> 【鋼劇戦魔】触れた金属を体内に吸収。それを体表に現出、操る。詳細wiki E:鋼鉄剣・アトワイト・金属大体十三t分<>sage<>2011/06/10(金) 03:29:59.99 ID:nPTX4FBto<> >>692
(乙でした!!) <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 03:46:40.41 ID:N6Dd0ifXo<> >>691

「チッ…可愛げがねーガキだこった」
そうして何処から出てきたのか、いや元々そこに置いてあったのだが、ワインに混ざる煙草の箱を取り出して口元で火をつけながら
舌打ち混じりに、その言葉を聞いた、その男の目線には気付くこともなく、その煙草に火を付けている

その咳払いに気づいたのか、そこでやっと、相手がライターを持っていないとそう気づき、女の手元にあったそのマッチの箱を無言で投げつける

「あいあい、言ってろ言ってろーあんたに分かんねーよ私の魅力なんざな」
そのイラつきもどこへ行ったやら、いやイラつきはしているが、そのイラつきにも慣れてきて、この
よく解らぬ不調和にも慣れてきて、第一、そのイラついていて疲れたのもあり、そんな適当な返事である
あいかわらず言っていることは、悪態の繰り返しただ自分の意見を言うだけで、なにも最初とはかわらずではあるが…

「ああ?酒を飲んでいるんだよ、見てわかんないか?」
「だいたい昼間だけが世のすべてじゃねーだろ、だから人間は嫌いなんだよ…クソが」
特に意味はないが、コレもその女の不満の一つ、
夜しか生きれない私達は異径だと、太陽の光を浴びれない私たちは異径だと
人間だけがすべてじゃねーんだぞと、そういう感じ、この発言から
女が人間じゃないかもしれない、そう言う可能性も出てくるかもしれない
とくに女は自身が吸血鬼だと言うことは隠しもしないが、わざわざ自分で言うこともない、ただ不満を言っただけである
相手が人間かも分からないが、大体は人間で、日中堂々と活動できる者であるとそう思い

「あんたも十分活発だと思うけどな…人の子といえねーだろうが」

その男性から発しられた質問?によりなんとか、悪態交りではあるがなんとか会話が始まろうとするのである
結果的にそうなった、思って入ることを口に出したら、そうなった、自然な会話の流れである




<> 【夢幻鬼道】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 04:11:48.47 ID:aAfqb14ro<> >>694

「煩えよ……」

相変らずの不躾な応対。だが、多少の心移りを感じさせるように苛辣さは棘を潜めた。
再び投擲された物体、それが聊か時代錯誤な燐寸(マッチ)箱と認め、彼は笑声を零す。
屈託ない、自然に漏れた声だった。美祿瓶を置いて煙草を取り、忙しなく燐寸に着火し――

紫煙を燻(くゆ)らせ、彼は煙草を咥えた。久々に味わう嗜好品の数々に、陶酔しながら。

「はッ、自分で言うことかソレ」

女の言葉を一笑に付して、阿呆らしいと強意して肩を竦めた。その仕草の到るに、悪意はない。
単純に戯れるように、馴れ親しんだ相手との他愛もない世間話を愉しむような口振で嘯いて。
――吐いた呼気に交じり、紫煙が流動して渦巻いた。軈(やが)て茫漠となって霧消してゆく。


「……飲んだくれかよ。
 つーか、アンタ人外か。よし、当ててやろう――――ズバリ、“吸血鬼”だろう」

意を汲んで、初邂逅の折から蟠っていた“違和感”に合点した。成程、広義に云えば“同族”である。
そして、この肌合。凡そ人間離れした美貌、似付かわしくない風情は、夜の支配者たる“闇の不死鳥”。
――即ちは吸血鬼。幾らかその魔血を受継いだ彼は、殆ど確信にも近い口調で述懐した。

「俺はいいんだよ、男だから。アンタは“一応”女だろう」

漸く、ぎこちなくも旋転を始めた歯車――遅い、酷く延滞した初動ではあったが由としようか。
これから潤滑油が注がれて、滑らかに会話が弾めば重畳。凶兆の気配は、不思議と感じなかった。 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 04:49:05.40 ID:N6Dd0ifXo<> >>695
「フフッ、自分に自信を持てない奴がなにしても無駄だろ?ダカラ私は美しいんだ分かるか?」
この相当の自身があっての女でありこの吸血鬼、その美貌を何をなにも躊躇なく美しいという、自分が美しいという
それは彼女が、美しいから、そういう事だ

その自身はドコまで行っても変わらないが、その言葉に嘘はない、自然な彼女である、
その笑いも、どこか愛らしく、そういう感じ、わざと大声で笑って見せたり、
わざと悪態を着いたり、言葉は同じだが、先までの当初の言葉とは、言葉は同じだが音色はちがった、
不調和は不調和だが、その不調和同士が重なり合う、そんな感じである、かもしれない

そうしてその何気ない会話が続いて、’そのアンタは吸血鬼だろう?’その言葉

「へぇ、大した目を持ってるじゃない…そうね、アンタも色々混じってるみたいだけど?そんな所じゃない?」
人間の血が混じっていようと、その吸血鬼の血が混じっているそのもの、
その血の反応は、薄いものの、只の人間ではない、そうはなにか感じていた
だからこそ、その愚痴、人間は嫌いなんだ、そういう愚痴が零れたのかもしれない、
その不満の元凶である人間にその事を言っても、なにも変わらないのは知っている

その吸血鬼の血を感じたから、無意識のうちにでも感じていたからそう言ったのかもしれない、まだその考えは正解かは分からないが
そうだとしたら、その違和感は解消される、そう言う感じ

「一言多いってんだよ…」
微笑しながら、そして女は遠くの空を眺めながら、横に会った漆黒のローブを見にまとう

「残念だね、坊や、私はもう行くよ、私の魅力が愛しくなったらいつでも、おいでよ、フフッ…」
「毎日此処に通えば何時かはまた会えるだろうさ…」
「セイゼイ、通いなよ、私を求め、私のために、アハハッ」

その混じり合おうとした、その音も、闇の支配が悪と同時に、消えていく、そう、そろそろ明るくなる頃である
女は帰らなければならない、その巣へ、街角の、看板のないその酒場に

女は何も言わずに立ち去るであろう、一言だけ、何か言えば其れくらいには答える、
名前、何処に帰るのか、まぁ聞かなくても聞いても何方でもいいことである、

とにかく女はもう外には入れぬ時間、わざわざローブを被ってまで此処にいるつもりはない…
その煙草、とマッチを置いて、その香りのみ置いていき、此処を去るであろう



<> 【夢幻鬼道】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 05:16:50.95 ID:aAfqb14ro<> >>696

「……ん、成程」

妙に納得できる理論だと、独りでに首肯(うなず)いてしまった。傲岸不遜――蓋し、
それは悪影響を齎す障害だと思っていたが、観念を少々改める必要がありそうだ。
蕩揺する“不調和”は、次第に乱れた調子(リズム)が耳に心地よく聞こえるまで到る。

「正解――
 意外と抜け目ないんだな、アンタ。陶然してる訳じゃなさそうだし」

煙草の灰が落ちた。それとなく視線を遣れば――もう、吸い切る間際。恭しく摘んで、
傍近の煙草塵箱に、放り捨てた。次いで美祿を仰いで、女性の呟いた愚痴を想起する。
理解不能に等しいが、片影は察せられ頬を弛めた。結局は、無意識の内に声帯が震った
――そんな御粗末な顛末の可能性も非(あら)ずだが、取り敢えずは密かな愉悦に耽る。


「アンタこそな……ああ、言っとけ――俺はフリードリヒ=ウィルヘルム。
 『なんでも屋』経営者だ。仕事願いがあるなら、ここに通えよ。俺を求め、俺の為に――」

「――そうだ、アンタの名前は?」

黎明の空が、地平線を染めていた。賛歌を彷彿とさせる鳥の囀りが、産声のように調和する。
夜の支配者、闇の不死鳥たる女性は――――之以上“ここ”には留まること叶わないのだろう。
問掛けに応える幾許すら、惜しいに違いない。故に、誰何(すいか)を問うような曖昧とした口調で、
女性に名を訊ねる。煙草と燐寸、美祿と“香り”――諸掌に余るほどの置土産を、如何しようと考え。 <> 【夢幻鬼道】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 05:52:14.51 ID:aAfqb14ro<> /御免なさい、お先に寝させて頂きます……!
/絡み乙&有難うでした!本当に感謝です! <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@wiki<><>2011/06/10(金) 09:34:59.83 ID:ShqIMRZIO<> >>697
その相手が納得して居る姿もタイミングが悪かったのか、見る事は無く、しかし何時もの反論が無いのだから、
やっと納得したか私の意見に
とそんな事を思いながら背を向けて歩いていた

そしてその名前の聞かれるのを聞いたのだが、わざとらしく聞こえぬふり.....

2mほどの間を開けてその女は振り返る

「最後までイラつく野郎ね、ええ、また餌付けでも...腹を好かせる貴方へ何か持って
きてあげるわ...アハハッ」

最後までよく分からぬ事を言い放ち、その男に向けた顔を元に戻す、
結局最後までその悪態は突き通した女であったが
その悪態には、昔からの友人をからかう様な、そんな感じるがするかも知れない、
その男が女に思った事と同じ、そんな感じ

何でも屋....へぇ、便利そうな物も有るんじゃ無いそう思いながら
その飢え死にしそうであったその男の姿を思い出しながら、少し笑ってしまうが
女は帰る
女は背を向けて歩き出す、日の光が出て
夜の闇は追いやられる、
そして闇は眠りにつく

「コーデリア.スウェア、私の名」

其れだけ言い残し女は去って行く

/本当に申し訳ないです、まさか寝落ちしてしまうとは....ゴメンなさい...
お疲れ様です!ありがとうございました!

<> 【夢幻鬼道】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 11:25:38.98 ID:aAfqb14ro<> >>699
/いえいえ、間延びさせてしまってこちらこそごめんなさい!
/改め、お疲れさまでした!あちがとうです! <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@wiki<><>2011/06/10(金) 14:49:15.40 ID:ShqIMRZIO<> >>700
/いえ、間延びなどとんでも無いです
楽しかったですー!それでは失礼しました!そしてレス消費申し訳ないです <> 【月光官能】月の加護で強化 ○飛ばす @猫耳尻尾 E:喪章、籠手、十字架、脇差 あとメ欄<>sage sagaナイフ(REM.、H.o.G、十字)、盗聴器、壊れた手錠、麻酔針<>2011/06/10(金) 17:29:54.71 ID:8JZG01UVo<> >>681
【晴れていく土煙の向こうから聞こえる声。対策は正解だったか、とほんのすこし安堵する
これが実戦ならば、ここから衝撃波を飛ばして相手を狙うところだが――
これは第一に新しい武具の使用練習が目的。よってそれは今回プライオリティを下げるべき。

しかしこれを使った場合の相手のケガも心配だ。
雷を操る魔女に雷属性レジストはあるかもしれない、いやあると考えるのが自然。
しかし万一があったら? 狙いをそらしても、よける動きで逆に直撃したら?
そう考えると……やはり怖かった】

どうしよう…ジョンさん、どうしたらいいんだろう?

【自前の衝撃波なら、不殺特性ゆえにあたっても死ぬことはない。
しかし、その恩恵はアイテムによる攻撃にまでは及ばないだろう。
思わず空の月に向かいつぶやいてしまう。
だが迷う間に次の攻撃が準備され放たれる。その威力、規模、さきほどより倍はあるだろう
ここで、ためていた雷を放出すれば相殺できるかも、いやでも相殺しあわずつきぬけてしまったら?
結局できたことは、またしても盾で受け止めることだけ。


いや、受け止めきれない。
雷が空気を引き裂く衝撃は属性攻撃そのものではなく、二次的なもので、そこまではカバーできない。やや小柄な身体は後ろに数メートル押されてしまう】

いった………!!

【そしてそれよりもきつかったのは、衝撃波がもたらす爆音の効果。
至近距離、耳が二対、しかもひとつはけもみみだからたまったものではない。
しばらくキーンという音が聴覚を支配していた。
これはこの武具があってもそう長くは戦えない。しかも武具じたいの重さが、スタミナをいつもよりはやく消耗させている。決着を急がねば。だから】

いままでの攻撃、ちょっとずつお返しします!
当たり所が心配ですから、動かないで下さいね!!

【敵対している者が聞いたら激怒するようなことをのたまって(本人に悪気はない)、
武具の『剣』の部分を向けた。魔女の足元、ちょっとこちら側にはずれた地点に。
雷による衝撃波で足元を崩し、軽くダメージを与えようという作戦。
同じ攻撃パターンを続けるなら同じ反撃パターンが繰り返されるということを推測させ、戦いを終結に導けるかなと思ったのだが……】

/なんか地の文ばかりですみません……お返ししときます! <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 17:46:23.18 ID:3eALy0UIO<> 【公園】

「……はっ!」

【ズンッ】
【一人の少女が八極拳の形打ちをしていた。】
【十七歳くらいの一人の少女。】
【ショートカットの髪と赤縁のメガネ。】
【着古したようにくたびれた藍色の道着、】
【その上から黒い春用の薄手のコートを袖を通さずに羽織っている。その胸のらところには、】
【足を動かすたんびに、履いている下駄がカラコロとくぐもった、】
【優しい音を奏でた。】

「…しっ!!15勝7敗3引き分け!」

【踏み込む音が響く。】
【なかなかその動作は手馴れており、】
【彼女がその拳法を体得しているのがわかる。】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 17:52:12.91 ID:3eALy0UIO<> 【公園】

「……はっ!」

【ズンッ】
【一人の少女が八極拳の形打ちをしていた。】
【十七歳くらいの一人の少女。】
【ショートカットの髪と赤縁のメガネ。】
【着古したようにくたびれた藍色の道着、】
【その上から黒い春用の薄手のコートを袖を通さずに羽織っている。】
【足を動かすたんびに、履いている下駄がカラコロとくぐもった、】
【優しい音を奏でた。】

「…しっ!!15勝7敗3引き分け!」

【踏み込む音が響く。】
【なかなかその動作は手馴れており、】
【彼女がその拳法を体得しているのがわかる。】


/すいませんこっちでお願いします。 <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 17:58:12.10 ID:hqb5U21G0<> >>703
「わーい!!今日は絶好のお散歩日和だー!」

『………』

【少女が八極拳の型打ちをしている傍でやたらハイテンションな黒いローブを纏った少女】
【そのテンションとは裏腹にボサボサの赤い長髪、クマのある虚ろで充血し腫れた瞳……】
【そして目を瞑り、無言のままの背中に背負った小さくて可愛らしい黒髪の少女】
【この黒髪の少女は赤髪の少女とは比べられないほど綺麗な状態】
【髪には艶があるし、肌も潤いを保っている。服装はどこかのお姫様が着ていそうな豪勢なドレス】
【ドレスの色は水色。フリルとかもついていたりする】

「最近は天気がすぐれないことが多かったですからね!」

『…………』

【問いかけても返事はない】
【だが、それでも赤い髪の少女は背中の少女を愛おしそうに見つめ、目を細めて微笑んだ】
【なにぶん声が大きいので、少女にその声は届いているかもしれない】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 18:06:01.11 ID:3eALy0UIO<> >>705

「んん……?」

【震脚を行い、型に移行しようとすると、どこかで聞き覚えのある声を聞いた。】
【型打ちをやめて振り返ってみると…】

「……あれは…」

「―――――――――――!!」

【何か≠ノ気づいた少女。】
【いや、しかし人違いかもしれない、と、】
【声をかけるのをためらう。】 <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 18:12:30.53 ID:hqb5U21G0<> >>706
「うふふミスドでも行きましょうか」

『…………』

【背負っている少女を微笑みながら見つめ、楽しそうにそう言う】
【背中の少女からの反応は皆無。無視である】
【それでもめげずに話しかける。ずっと。ずっと】

「むう…ご主人様!どこか行きたいところはありますか?」

『…………』

「そうですか…残念です……」

【返事がないのを行きたいところはない、と判断したのか。はたまた心で会話でもしたのか】
【一瞬顔をしかめ、しかしすぐに顔に笑顔を浮かべ直し公園に振り返る】
【するとそこには何度も会ったことのある少女がいた】

「あ…………」

【数瞬の沈黙。して急に焦りだす赤い髪の少女】

「あわわわわ……」

【とりあえずその場を行ったり来たりしてとても挙動不審である】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 18:16:20.12 ID:pV+kWF8To<> >>688

「部隊...?」

相手の言葉を聞いて、一先ず安心した
短刀を持ち歩く少年に対する反応等だいたいは碌なものではないから
それでも敢えて打ち明けたのはこれ以上隠していたく無かったし
それに何より、今迄のやり取りからある程度女を信用していたから...だろう

「はぁ...」

続く相手の言葉を聞くと、徐々に少年の中に疑問符が浮かび上がる
余りにもその反応は常軌を逸していたというか、普通でない気がしたのだ
そういえば着ている服も何だか制服のようだし。
尤も、相手がなんだったとしても少年の態度は変わらないだろうが

/返して置きますん <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 18:21:18.33 ID:3eALy0UIO<> >>707

「……」

【いや、人違いじゃない。少女は相手と目が合った瞬間に】
【確信した。何度もあったことがある人物ではないか。】

「……」

【挙動不審な態度も気になるが、それ以上のことが、】
【現在少女の頭の中を支配していた。】

「……」

「…あの…ダイヤ…さん…?」

【近づきながら声をかける】 <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 18:33:26.43 ID:hqb5U21G0<> >>709
「おわ!……」

【声をかけられビクンと跳ねる。と言うのは比喩表現だが、それくらいビクッとしていた】
【恐る恐る少女の方へと振り向く】

「あ………いや……その…………こんにちは…」

【もごもごと口どもりながら挨拶を繰り出した】
【まるでさっきまでの快活な性格から別の性格へ乗り替わったようである。実際間違いでもないが】

「あはは……」

【ただ今頑張ってなにか話題を模索中…】

「あ!そ、そうだ……我が妹は元気で………?」

【我が妹、とは目の前の少女の使い魔のことである】
【本当に血が繋がっているわけではないが】 <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 18:39:51.81 ID:euv307wZo<> 【昼間の公園に、一つの影。それは何かと激しい戦いを繰り広げていた】

しぇあッ、ていッ!

【殴っては屈み下段蹴り。飛んで距離を取っては防御。一見クローズドスキルのように見えてそうでない】
【一回一回の動きに誤差ではない「違い」を含ませ、影は「見えない相手」――「虚空」と闘う】

【しッ、と短い声と共に鋭い上段蹴りが宙を裂く。素早く足を戻すと影はそれ以上の動きを止めた】
【どうやら戦いは終焉の時を迎えたらしい。息を整え、影は口を開く】

…ふっ、俺っちの勝ちッスね

【声の主にして演者、昼の公園で舞踏していたのは獣人の少年だった】
【小柄な体躯に対し四肢は肥大的。全身を茶色の体毛で覆い、その上から黒い学ランのようなものを羽織り】
【立派な獣耳を頭頂部に据えたその顔立ちは犬を思わせる。締めた首輪が少し滑稽な獣人少年は】
【脳内で仮想敵者を作り上げ、それと真剣勝負を行っていたのだ。イメージトレーニングともいう】

【さて、こんな感じで昼の公園に息の上がった人外が居るのである。傍から見れば少し怪しい】
【そんな己の境遇を知る由もなく、少年はそこに立ち竦んでいた】

/なんでもおkでアリマス <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 18:48:15.06 ID:3eALy0UIO<> >>710

「……」

【だが、少女はその質問には答えず、】
【フラフラと、どこか頼りない足取りで、】
【話せる距離まで近づく。よく見ると、】
【血色が悪い。顔面は蒼白で、そもそも動揺していた。】

「……そんな……」

【か細い、そしてどこか震えた声で言葉を紡ぐ。】
【少女には分かる。表面上どんなに繕ったとしても、】
【例えば可愛らしい洋服を着せても、肌の手入れをし、どんなに、】
【人間のように℃謔闡Uったとしても、必ず隠せないものがあった。】
【それは、生きてさえいれば£Nでも体内を駆け巡っている。】
【死にそうなときも、その命が尽きる寸前まで、】
【誰でもそれを宿しているのだ。】





「なんで―――――――――――氣≠ェ感じられないんですか……」


「ジョーカーさん…し、死んだんですか……?」 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 18:51:54.44 ID:6bm18hmIo<> >>711
【公園】

ぱちぱちと、拍手の音が鳴る。その音の主は、黒いローブに身を包んだ少女であった。
彼女はローブをまとっているというのに、熱がる様子はなく少年に近付く。
「見事な演舞ね」

イメージトレーニングとは知らない彼女は、ハードな演武だと受け取ったようだ
「滾(たぎ)っちゃった」
てへ、と可愛らしく哂う少女の顔には、狂気ともとれる笑みが浮かぶ

/まだいらっしゃるでしょうか!? <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 18:56:23.27 ID:hqb5U21G0<> >>712
「あ……し、死んでなんか……」

【弱弱しく否定する】
【しかし、その否定はもはや無意味。何故なら目の前の少女は氣=z
【すなわち人間の生命力のようなものを感じることが出来、背中の少女が既に死んでいることくらいお見通しなのだ】
【隠しようがないのだ。どんなに頑張って体と首を縫い合わせても。自分の睡眠時間を割いて丁寧に手入れをしても】
【余りある金で綺麗な可愛い服を着せたって、死人は―――――死人なのだ】

「死んでない……死んでないもん…………寝てるだけ……だもん……」

【それは少女に話しているようで自分に対して言っていたのかもしれない】
【愛するご主人様は死んでいない。死ぬわけない…という】
【自己暗示】
<> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 18:56:42.67 ID:euv307wZo<> >>713

あ、うぃッス

【声に気づき振り向く少年。体毛は汗を吸い、額に貼りつく】
【それに少しの不快感を抱きつつも太短い指で払い、そして軽く挨拶の言葉を投げ】
【よく観察すれば常軌ではないその哂いに気付く事もなく、まるで無軽快に笑って見せ】

演舞ってワケじゃないッスけどね…まぁ、嬉しいっちゃうれしいッス!
…ところで、君は誰ッスか?

【褒められれば悪く思う奴はそうそういない。彼も普遍的な反応を見せ】
【そして唐突に現れた相手に、その名を問うてみる。警戒などまるで無い】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 19:02:09.28 ID:6bm18hmIo<> >>715
くつ、と少女は喉を鳴らす。
この笑みを驚愕に染めたらさぞかし楽しいだろう。それが彼女が考えていることだ。

「エレノア・アーデルハイド。貴方は?」

くるりと周囲を見渡しながら、彼女はそう問うた <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 19:03:42.53 ID:QMaRbFiQo<> >>714

「…な……!」

【否定されたが、しかしその言葉は少女の耳には入って居なかった。】
【取り上げ彼女としても状況を把握しかねる。これまで普通に話をしていた、】
【半分ライバルのような存在の人間が死んだのだ。】

「……寝てる…?」

【そう言うや否や、少女は相手の後ろに回り込み、】
【ガバッと死体を引き剥がそうとする。それができたなら、】
【その「顔」をよく見ようとするのだが。】 <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 19:06:36.68 ID:euv307wZo<> >>716

俺っちは…コウタ、人外屋敷のコウタっす

【相手が何を考えているのか、その一切を意に介さず、少年は名乗り返す】
【少年からしてみれば唐突に現れた少女も、今まで会ってきた人のような「いい人」に見えて】
【きっと今回も何かを教えてくれたり、若しくはトモダチになってくれたりするのだろう、そんな甘い考えと希望を持って】

実は俺っち、強くなりたいッス。さっきのやつもその為で
だから…お願いがあるッス

俺っちと、模擬戦してくれないッスか!?

【初対面にもかかわらず、無礼にも模擬戦を申し込んだ】
【きっとやってくれるだろう、勝手にそう思い込んで。少年の瞳にはやる気と、戦意が満ちて燃えている】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 19:09:44.87 ID:6bm18hmIo<> >>718
「人外屋敷……」
少女は乏しい知識の中から検索するための言葉を探す。何せ新参者の彼女は、この街のグループを知らない

模擬戦、という言葉が出た途端、少女の口元がまるで裂けんばかりにつりあがる。
少女はそれを素早く掌で隠すと、甘い声色で言葉を口にした。
「ええ、良いですとも、お願いします」
くつくつと、少女の肩は震える。なぜなら、滾っているのだから。 <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 19:10:56.71 ID:hqb5U21G0<> >>717
「ちょっと!」

【背中の寝ているように死んでいる少女を盗られる】
【混乱し、発狂寸前。この少女がいきなり死体を壊したりはしないと分かっていてもだ】
【今の彼女にとってこの死体はそれほどに重要であり、心の支えでもあった】

「なにするの…!………ふふ……ご主人様に…なにかしたら……ふふふ……あなたでも……許さないから………!」

【鬱モード降臨】
【赤い髪の少女の体からは不可視のどす黒いオーラが】
【両手からは目に見えるどす黒い炎が溢れ出ていた】 <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 19:16:44.29 ID:euv307wZo<> >>719
【人外屋敷、という言葉への反応、その様子に少しの懐疑と疑念を持つが、由無事。】
【少年の興味は失せ、そして】

あ、ありがとうッス!お願いするッス!
では…ッ!

【模擬戦への返事は肯定――歓喜を交え、少年は感謝の言葉を大きく口にして】
【腰を伏角45度に下げ、二秒の沈黙をもって礼となし、顔を上げて直ぐ、2mの距離をとり】

本気で行かせてもらうッス……――――超獣化(ビーストドライブ)ッッ!!

【変身の宣言を行った】
【すると――茶色だった毛並みに黒い線が浮かぶ。側頭部に付いていた獣耳は頭頂部へ、ぴんと立った精悍な耳に】
【瞳は黄色く、その姿は虎を思わせるものに移り変わり】

【少年の準備は整った。ただ今の状態はpower:コンクリート壁さえ破壊する腕力を持つスタイル――である】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 19:17:32.77 ID:QMaRbFiQo<> >>720

「ど…」

【少女は一目死んでいる少女の顔を見て言う。】
【確かに手入れされているが、それでもこの人物が生きて居ないと悟るのは容易い。】

「どこが寝てるんですか…」

「…どうして…」

【死体を寝かせ、顔を見つめながらガックリと肩を落とす少女。】
【背後から黒い嫌な氣を感じるが、しかし対応出来ない。】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 19:22:44.26 ID:6bm18hmIo<> >>721
「接近戦、かあ」

ふう、と息を吐き、少女は言う。近づかれれば、勝負は決してしまうだろう。
だからこそ、と少女は考える。

「近づかせないわ」
瞬きほどの一瞬の間に、少女の隣に一つの黒い影が現れた。
その影は目の前の少年――変身前のコウタと瓜二つの姿をしている
そしてふわりと、まるで羽根のように、少女はその影の背後へと歩き出した <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 19:26:59.56 ID:hqb5U21G0<> >>722
「死んでなんか……ふふ………ご主人様が……死ぬわけない………ふふ……」

【腕の炎がより黒く、強く燃え盛る】
【そして腕から炎を消した】

「…………どうして………ふふ……」

【少女の言葉を反芻する少女】
【いつの間にか赤い髪の少女は瞳に涙を浮かべていた】
【彼女の頬を濡らすように滴り落ちる涙は地面をも濡らす】

「ふふ………………知らない……そんなの知らない…!」

【微かに強くした語尾も憐れ泣き声に変換されていては迫力など微塵も生まれない】 <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 19:27:10.97 ID:euv307wZo<> >>723

…んあ?何だコレは…ッス

【戦意十分な少年の目に映るは…「己」?一瞬、思考が止まりかける】
【目を見開きその姿をしかと確認する。確かに自分だ、しかし、自分は此処だ。ならばアレは一体なんなのか】
【少年の思考の大半が「ソレ」の分析へと移行する間に、少年の行動を指示すべきキャパシティが足りなくなる】
【無防備にもその場に立ち尽くしたまま、動く気配など無くそれをただ見つめ】

どういう…ことッスか…?

【ポツリ、言葉を漏らす。まるでバカらしく…いや、実際馬鹿なのだが】
【この瞬間に一撃を加えられたのなら一溜まりもないだろう。隙が有り過ぎている】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 19:31:47.49 ID:6bm18hmIo<> >>725
くつ、と少女は喉を鳴らす
「あっはははは! 良い顔よ貴方!」
大声で、少女は笑う。当初の目的である、「驚愕を与えること」が達成されたのだから。

「私の能力よ」
ぽつりと、少女は言う。そして少年は気づくだろうか。頭上からベンチのような形をしたものが降ってくるのが <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 19:32:31.41 ID:QMaRbFiQo<> >>724

「……ダイヤさん…」

【少女は涙を浮かべる相手に駆け寄る。】
【無事近づけたなら、両肩を掴み、顔を覗き込むようにして目を合わせながら言う。】

「いいですか。気持ちを強く持ってくださいよ。」

「いつ∞どこで∞どんな風にして≠なたのご主人様が亡くなったのか私にできるだけ詳しく教えてください。」

「あなたしか居ないんですから。しっかりして!」

【と言う。】 <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 19:39:00.29 ID:euv307wZo<> >>726

なっ、何なんスか一体…

【突如として印象が変わったことに驚嘆の一言を発す。印象など少年が勝手に決めたことだというのに】
【何かスイッチが入ったように笑い出す姿、急に冷めたようにポツリと呟く姿、その差が少年を惑わす】
【目の前の人物は一体何で、何を意図し、何故笑うのか。一向に読めぬ思考、少しの焦燥――】


【その時だった、ふと日差しが遮られたのを感じた。雲や鳥などでない大きな影を感じ、不可解に感じ上を見上げ】
【視界に入ってソレが何か分かるまでに、長い時間はかからなかった】

なっ…くそッ!

【反射的に手を伸ばした…もし今、自分がパワー形態でなかったのならこれで終わっていたかもしれない】
【冷や汗をかきつつ、半分押しつぶされながらもなんとかそれを受け止めた】 <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 19:41:55.20 ID:hqb5U21G0<> >>727
「うひ!」

【両肩を掴まれ、小さく悲鳴を上げるが】
【相手の言葉を聞き、冷静に、冷静に狂った】

「死んでないんですからそんなの……そんなの分かりませんよ……?」

【言いながら大泣き】
【両手で顔面を覆い隠す】

「しっかりして……ます……しっかりお手入れもしたし……しっかりお風呂にも入って…しっかり服も着せてますから……それに……ブツブツ」

【見当違いの返答】
【一発殴ってやらないと正気に戻れないようだ】
【いや、殴ったからと言って戻るかは不明だが】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 19:45:11.69 ID:6bm18hmIo<> >>728
「貴方、強くなりたいといったわよね?」
 少女が黒い影の肩をたたくと、コウタの姿をした影がコウタに近寄る

「余計な迷いは危険なんじゃないかしら?」
少女は目の前でベンチの影と格闘する少年を見つめ、呟いた <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 19:51:19.59 ID:euv307wZo<> >>730

迷い…

【迷いなど、とうの昔に捨ててきたはずだ。只強くなるために、それ以外の考えは捨ててきたはずだ】
【分からなかった。迷いは無かったはずなのに。それとも此処で言う迷いがもっと別の意味の何かなのかもしれないが】
【考えている暇はない。迷っているならば迷うな。少年は目の前の「敵」をブン殴ることだけを考え始め】

・・そうッス…ねッ!!

【「影」に寄られる前にこの状況を打開せねばなるまい。ならばこのクソ重いベンチをどかすのが先決だ】
【腕に力をこめ、小さな体躯からは想像もできないようなパワーでベンチを持ち上げ、あまつさえ投げ飛ばそうとする】
【その目既に闘志に染まり、野生の犬の如く】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/10(金) 19:51:34.11 ID:7b9mv7pq0<> 【公園の中 (夜)】

「ハッピバースデートゥユー♪ハッピバースデートゥーユー♪」
【公園のベンチに誰もが聞きなれた歌を歌っている青年がいた、その膝には二人用ホールケーキ(チョコ)が】

「ハッピバースデーイヤ……はぁ…」(やるせねえ…)
【歌を歌いきらずにため息、そしてケーキに刺さっている蝋燭を吹き消す】
【今日は青年の誕生日、その為ケーキを買ったが…、何で二人用のケーキ買ったん?】

「………」(うまいうまい)
【そして黙って蝋燭を片付け備え付けのフォークでケーキを食べる、目は軽く死んでいた】

/殺し合い以外でお願いいたします <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 19:57:26.63 ID:6bm18hmIo<> >>731
ほう、と女性は、で初めて驚愕の表情を浮かべる。
小柄な少年がベンチを持ち上げ、あまつさえそれを投げ飛ばそうとするのだ。
「なら」
少女が手を打つと、黒い少年の影が少女の前に出、仁王立ちの体制を作る
遠距離攻撃からの防御だろう <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 20:01:52.81 ID:euv307wZo<> >>733

やああッ…

【持ち上げ、立ち上がったのならそれを投げるまで。「影」が防御に出ようとも意に介さず】
【一気に力を込め】



 …どっかん!

【そのクソ重いベンチを投げつける。投げた後はかなりの隙ができるはずだが、それさえも気にしない】
【無駄に動かぬよりは一矢報いたほうがマシだと、そうとでも考えたのだろう、無茶な攻撃だ】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 20:03:41.23 ID:QMaRbFiQo<> >>729

「―――――――――――っ!」

【ブルっと、少女の体が震える。】
【自分も似たような経験がある。大切な人を失った悲しみで、】
【現実から逃げた。相手の言葉を借りるなら狂った。】
【少女はサッと右手をあげる。そして…】





【バシン!!!】





【と相手の左頬を思いっきり叩こうとした。】
【そしてそれができたなら、間髪入れずに相手を無理やり死体のところまで連れて行こうとする。】

「よく見てください!!!このどこが生きてるんですか!!」

「目を背けないでよく見てください!!そうですよ!この人はあなたが知ってるご主人様じゃないです!」

「当たり前でしょう!氣が感じられません!!これは抜け殻なんですよ!!」

「例えあなたが、どんなに毎日手入れしても…服を着せても髪を洗っても…」

「お風呂に入れても、どんなことをしたとしても、事実は事実なんですよ!生き返ったり話したりしないんです!!」

「あなただって分かってるでしょう!!この姿のジョーカーさんが今までで一言でも話しましたか!?動きましたか!?」

「そんなわけないですよね!!ええ。あるわけないです。死んでるんですから!」

「人は死んだらそこで終わりなんですよ!!話もしないし!動きもしない!!」

「あなたのご主人様はもうこの世に居ないんです!」

「もう一度いいますよ!あなたのご主人様は…」










「―――――――――――死んだんですよ!!!!!!!!!!」









【少女だって辛いし、そもそも信じたくない。】
【が、それはできなかった。目の前の人物の死は明確であり、】
【覆い隠すことが出来ない「事実」なのだ。それから逃げたら、】
【きっと、いや、必ず後悔することになる。】
【少女にとってこのようなことは「二度目」なのでそれは分かり切っていた。だからこそ、】
【同じ間違いを犯してほしくないため、彼女は「叫ぶ」】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 20:04:51.60 ID:6bm18hmIo<> >>734
ベンチを投げるのが早いか、影はベンチに向かって走り出す。そして――
衝突音とともに、二つの影は地面に落ちた。
どろどろと影は溶けあい、地面に戻ってゆく。

「あっちゃあー、さすがに無茶かあ」
特にうろたえる様子はなく、少女はあっけらかんとそういった <> 【雨剣之森】<>sage<>2011/06/10(金) 20:09:31.67 ID:ZKNd3wNX0<> >>732

「今日はさすがにケンカする気分じゃないな……」

【上下藍色のレザースーツを着ている青年が公園を歩いている】
【昨夜、久しぶりの激闘をしたので目に見えて疲労している】
【買い物帰りのようで手にはビニール袋を提げている】
【中身は1,5リットルの牛乳パックとチョコなどの菓子である】

「―――ん?なんだあいつ……」

【ふとベンチに座っている青年が目に入った】
【その青年はバースデーソングを一人で歌い、その後ケーキを食べ始めた】

(……なんか可哀想だなあいつ)

【無意識にベンチに座っている青年の目の前へと歩み寄って行った】 <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 20:10:01.35 ID:euv307wZo<> >>736

き…消え…?

【激運動に起因する激しい息切れの最中に、苦し紛れの言葉】
【目の前の「不思議な光景」への実直な感想を漏らして】
【影が消えてなお余裕の様子を見せる相手に此方はというと呆れ気味】


(やっちゃっていいッスかね…?)

【このまま殴りに行けば勝てるだろうが、無防備な女の子を殴ってしまえば漢とは呼べない。変なプライドに阻まれ、動かぬ少年】
【殴ろうか、やめようか、拳を見、相手を見、視線を泳がせながら葛藤】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 20:12:37.48 ID:6bm18hmIo<> >>738
「ひょっとして、あなた、私を殴るのをためらってたりするわけ?」
それはどこか怒りを含んだように、少女は言う。

「そうやって手加減されるのが、一番イライラするのよね」
ドロドロと溶けあった影はやがて、地面に吸い込まれるように消えた

「来なさいよ、全力で」 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/10(金) 20:15:03.67 ID:7b9mv7pq0<> >>737
「………モグモグモグ」(甘いよケーキおいしいよケーキ)
【鬱スイッチが入ったのか、無言で、半分死にかけた目はどこに向けているのかわからずただ手を動かしケーキを食べている】

【ケーキに集中しているのか考え事をしているのかわからないがどうやら近づいてくる人物には気づいていないようだ】 <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 20:17:34.65 ID:hqb5U21G0<> >>735
「うわ!!」

【ぶん殴られた】
【少女の左頬は赤く腫れあがり、少し吹き飛ばされる】
【彼女は意外と身体能力が高いので不恰好だが着地には成功した】
【そこを掴まれ、愛するご主人様のもとへと連行されていく】

「い……や………やめ………」
「だって……………ちが………」
「そ………やだ…………あ……」
「でも…………いや…………」
「そんな……………うう………」

【捲し立てる少女の言葉に狼狽え、必死に否定の言葉を探すしか出来ない】
【それだってもともな否定にはなっていない】

【――――――否定できることが、何一つない】

【そこに最後の一言】

―――――――――――死んだんですよ!!!!!!!!!!

「わ……わか………わかってるもん!!」
「そんなこと、ずっとわかってたもん!!!」
「本当はずっと寂しいし!悲しいし!泣きたいし!!」
「でも…でも!!」

【思いっきり叫ぶ】
【少女に負けじと赤い髪の少女は泣き叫ぶ】

/すみません!次遅れます! <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 20:19:09.27 ID:euv307wZo<> >>739
そ、それは…

【相手の言葉に狼狽える少年。焦燥と葛藤を加速させるように】
【思い返してみれば迷いとはこの事だったのかもしれない。急かされ、殴れば決別できるかもしれぬが】
【相手を見る限りではもう影を生み出す様子も無いし、女の子といえば儚い存在。殴る勇気が出ない】

【強くなりたいし、勝ちたい。だが、本当にそれでいいのだろうか、少年は葛藤の挙句】


…じゃあ、行くッス

【戦士としての責任を全うする覚悟を決めたらしい。拳を震わせながら近寄り――】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 20:22:22.33 ID:6bm18hmIo<> >>742
「ま、もう遅いんだけどね」
少女は両手を広げ、いう。

そして少年は気づくだろうか
自らの背後に、黒い姿の少年が立っていることを
そして、再び上空から、ベンチが降っていることを <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 20:26:48.67 ID:euv307wZo<> >>743
【無音の影に、それは気付くはずもない。真正面に向いた注意は最早後方へ向くことはなく】
【少年にはただただ、葛藤の末の意思が残っているだけで】

…許してくれッス

【泣き言のように呟き、腕を振る。嗚呼、これで終わる。これでいい筈だ、終焉が来るはずだった】



【次の瞬間である、少年の頭部を多大な衝撃が襲う、真上から落ちてきたベンチは頭頂部を見事に直撃して】
【少年はいとも簡単に地に伏した―――振りかぶった拳が相手を殴ることさえ叶わず】 <> 【雨剣之森】<>sage<>2011/06/10(金) 20:28:05.18 ID:ZKNd3wNX0<> >>740

(えーと……これはどうしたらいいのかな……)

【青年の目の前まで来てみたものの青年が自分の存在に気づく様子はない】
【目の前の青年は明らかに黒く禍々しいオーラのようなものを放っている――ような気がした】
【ヒシヒシと伝わってくるのは―――悲壮感】

(これは友達を待っている……訳ないよなー)
(いやでも……どうしようこれ……これは放っておけないよなー)

【目の前の青年を放っておくのはとてもできない】
【もしかしたらこのまま自殺でもしそうな気がするからだ】
【それと――目の前の青年に興味も持った】

「そ、そのケーキ美味しそうだね!!」

【とりあえず気づかせるためにも大きな声で声をかけた】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/10(金) 20:28:48.99 ID:jmdEHyfF0<> あーぁ…今日も見つからなかったなぁ…。
あのバカめ…何処にいるんだよ…。

【説明的なセリフを吐きながら、公園のベンチへとドサッと座る女】
【長い銀髪に、鈍い銀色のリングをたくさん付けた…魔改造されたTシャツとジーパン。】
【しかも、首や腕にもアクセサリーをジャラジャラ。】

【簡単に言うと、奇抜なファッションである。】

【そんな女、弟を探しているのだが一向に見つからない。】
【それもそのはず、もう既に死んでいるのである。だが、それを女は知らない。】

はぁー…

【ため息をつく。】
【女の座るベンチは、例の如く電灯の真下。】
【電灯の光を反射するリングを大量に付けた服は、公園に来た者であるなら、それなりに目立つだろう。】

/新しいキャラなので、死合以外でお願いします。 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 20:29:49.59 ID:6bm18hmIo<> >>744
素早く少女は背後へ跳ぶ。それは警戒の証。

「……勝ったかな」
殺し合いであれば、その先もするつもりだが、これは模擬戦だ
そう、模擬戦なのだ

「……やりすぎちゃったかも」
少年と同じ姿の黒い影は、眼下に倒れる少年を軽くゆする <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 20:32:02.40 ID:N6Dd0ifXo<> ーどこかの看板のない酒場

誰もいない、看板も立っては居ない酒場一人の女性が、そのカウンターに腰掛けて、グラスに入る赤いワインを飲んでいる
そうカウンターに座っている、椅子ではない、カウンターに

カウンターに腰掛けて、その伸びる長い足は椅子の上
この世の物では無い美しさ、美貌を持つ、全身、純白である女性が、その赤いワインを手にカウンターに座っている

女性以外は誰もいない、
ここは看板も無い、一つの酒場、小さな酒場

ここが今の彼女の住む場所である、酒場の店主、そう言う感じ

不敵な笑みを浮かべて、グラスを手に赤いワイン
吸血鬼であるその女性、ただ存在する吸血鬼と言われているような者では無い

霧化、獣化、特性は無く、悪く言えば、出来そこない、そう呼ばれるかもしれない、
否、決して出来損ないではい、他の特異点がある、ほかの吸血鬼にはない特異点、そんな吸血鬼、

椅子には、ホコリが溜まり、客も入りもない、それはいとも容易く理解できるであろう

その汚い、看板もない酒場で、絶世の美貌を持つ女が、カウンターに座って赤いワインを飲む

<> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/10(金) 20:34:23.84 ID:7b9mv7pq0<> >>745
「………モグモグ」(ケーキおいしいよケーキケーキ…はっ!)
【ケーキを半分食べ終わりそうな時に、鬱がピークに達する直前に声が聞こえ現実に戻る】

「ん…ああ、よかったらどうぞ」(あぶなかった…)
【青年は先程とは違う目、生きた目で相手を見て半分無くなったケーキともう片方のフォークを差し出す、ちなみに少し微笑んだ】

【もし彼が声を掛けてくれなかったらしばらくテンションが下がっていただろう】 <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 20:35:26.19 ID:euv307wZo<> >>747
ぐ…痛ぇ…

【普段ならば効いてない、そう元気よく叫んで顔を上げたものを、今日に限ってそれが出来ない】
【それが鉄壁の防御力を手に入れるNormal形態の力のおかげであると知ること無く、地に伏したまま】
【朦朧とする意識の渦の中で特に激痛を感じる箇所に手を当て、うう、と低く、苦痛に歪んだ声で唸り】

な…にが…

【恐らく打ちどころが悪かったのだろう、頭頂部より相当量の血を流し、赤に染まった掌を見ながら問う】
【何があったのか、と…意識は混濁し、相手の声すら耳に届かない】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 20:38:31.03 ID:6bm18hmIo<> >>750
「え? 本当に大丈夫? って血! どうしよう! 消毒……は大丈夫! でも止血! あわわわわ!!」
初めて会った時とは別人のように、少女はあわてる。
それもそのはず、少女は戦闘狂だが、命を取るつもりは毛頭ないのだから <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/10(金) 20:38:55.53 ID:PwSnYIJ/0<> >>748
【ギィ、と酒場のドアが軋む】
【ゆっくりとドアが開き、コツッと足音が響いた】

ちわーっす

【一人の青年が顔を出した】
【左肩から先が無く、狼の耳と尻尾をつけ、頭の上に黒猫を乗せた青年は】
【酒場をきょろきょろと見回す】

…………

【ふと青年の視界に入った、見覚えのある女性】
【青年は苦笑を漏らす】

……店主は?

【とても面倒臭そうに聞いた】
【まあ、誰も居ない酒場に一人だけ居る人間とすれば、だいたい予想は付くが……】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 20:41:20.46 ID:oe1X3hHIO<> >>741

「…それでも…」

【それから少女は小さな声だがハッキリと、】
【相手の目を見ながらまた肩を掴み、話を紡ぐ。】

「…逃げたらだめです…」

「……現実から逃げたら…そこでおしまいじゃないですか…」

「……あなたがそんな状況だったら…ジョーカーさんも悲しみますよ…」

【「それに…」と彼女は付け加える。】
【わずかに言うのをためらってから、言葉を繰り出す。】

「少なくとも…私はあなたの味方です…」

「あなたが寂しくなったら…いつでも会いにきてください…」 <> 【雨剣之森】<>sage<>2011/06/10(金) 20:43:52.10 ID:ZKNd3wNX0<> >>749

「あ、じゃあいただきます!」

【目の前の青年に生気が戻ったような気がしてホッとする】
【青年の隣に腰掛けてケーキを食べ始める】

「あ、よかったらこれを―――」

【先ほど買ってきた牛乳を―――】

(……紙コップねえじゃん!!!!)

「……これあげるよ!」

【先ほど買ってきたチョコの詰め合わせを開封して二人の間に置く】

「えーと、今日があなたの誕生日なの?」

【辺りに紙コップがないか見渡しながら尋ねる】 <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 20:44:03.61 ID:euv307wZo<> >>751
【朦朧としながら耳に入る、相手の狼狽の声。ああ、この血が原因なんだろうな、と感じ】
【掌についた血を見せないよう、拳を握り…とはいえ頭からの出血は収まらないのだが】

へへっ…こんなもん…全然効いてないッスから…

【安心させるため、弱い言葉を発する。勿論見え透いた嘘なのだが】
【血が左目に入り、しみる。左目だけを閉じ、混濁する意識のせいで半分閉じかかった右目で相手を見る様はどのように映るのだろうか】
【とても滑稽な敗者――そう、見えるのだろう。少年はそんなことを考えながら】 <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 20:46:04.37 ID:oKZMU0b8o<> >>708

少年の反応を見て、女は自身が少し話し過ぎていたかもしれないと感じる
身上の話をするのは避けていたのに――そう後悔の念に襲われていた

そんな女の悩みを余所に、上昇を続けていたエレベーターが動きを止める
4階に着いたようだ

「細かい事は気にするな」

そう言い残し、さっさと歩きだしていく
部屋の番号を見ながら廊下を歩いていき、一つの扉の前で足を止める

「――それとも、聞くか?」

ドアの鍵穴へ鍵を差し込んで、回しながら問いを口に出す
扉を開けると、やや手狭な感じのツインルームの内装が見えた <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 20:46:29.09 ID:N6Dd0ifXo<> >>752

なにか何処かで聞いた声、とてもイライラさせた、させられたことがある、その声
その方向に向ける表情は………苦笑いである

「あら…奇遇ね、店主は私なんだけど?其れくらい分かるでしょうよ」

その青年とは一度会ったことがある、人を小馬鹿にしたような、
そんな青年

町外れ、看板もない、此処に来るものなど極わずか、その僅かな確率で、この青年と会うとは
思わなかった、先日の事で、此の少年に対する怒りは収まっている、今のところは平常心
そんな感じ <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 20:47:57.46 ID:6bm18hmIo<> >>755
「ああもう! こんなことなら応急処置講座受けておくんだった!」
少女はローブの中から消毒液を取り出し、蓋を開けた
おそらく、それが降りかかったなら、途方もない痛みがあるはずだ

「痛むわよ?」
そして無情にも少女は、マキ○ンをひと吹き、傷口へかけた
<> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 20:51:56.03 ID:hqb5U21G0<> >>753
「逃げてなんか…………」

【逃げている。絶対に逃げている。死から、現実から逃げている】

「ご主人様………」

【寝たように死んでいる愛する人の死体を俯きがちに見つめる】
【きっと……否、絶対。絶対今この人物が息を吹き返しムクりと起き上がったとしたら】
【最初に赤い髪の少女は殴られるだろう。さっきの比ではない強さで思いっきり】
【……まあ…それでもこの少女は喜ぶだろうが】

「味方………ふふ……」

【少し口角を釣り上げて不気味に微笑む】

「でも……ご主人様は………生き返らせてみせる………ふふふふ……」
「可能性は……ゼロじゃない………ゼロでも……やるけど……ふふ……」

【なにをおいてもご主人様】
【三度の飯よりご主人様】
【自分の命に代えても生き返らせて見せます。ご主人様、待っていてください】

「……………ご主人様は…………死んで………死んだ……いや……死ぬわけ……うう…」

/おくれましたー <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/10(金) 20:52:03.85 ID:PwSnYIJ/0<> >>757
【予想通りの答えに、青年は小声でボソリと悪態をついた】
【相手に聞こえるかどうかは分からない、微妙なボリュームである】

あー、そう……まあ、繁盛していらっしゃるようで

【酒場をグルッと見回してからため息をついた】

……そうだ、この酒場って動物OK?駄目なら駄目でいいんだぞ、うん、帰るだけだから、うん

【とか言いながら、ジリジリと出口に後退り】
【何故こんな町外れの酒場に来る必要があったのか?何故なら、どの酒場でも動物がだいたい禁止だったからである】
【そしてウロウロウロウロしてたらいつの間にか町外れに来てしまった訳だ】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/10(金) 20:53:03.45 ID:7b9mv7pq0<> >>754
「ああ、すまないね、こんな姿を見せて」
【自嘲気味に笑いえんりょう無く差し入れのチョコを摘む】

「うん、今日が誕生日、いつもならこんなこと無かったんだけどここに着てからだいぶ友達ができてきてね…だいぶ変わってきたよ」
【チョコを噛みながら空を見上げる、いつもならケーキをぺろりと平らげて後は平常運転だが何故か今日はそうじゃなかった】
【自分自身がだいぶ変わったことに改めてしったのであった】

<> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 20:53:22.75 ID:euv307wZo<> >>758

な…何するッス…

【抑揚に薄い言葉を吐いた少年、そして、その直後…ッ!】

【振りかかる「マ○ロン」の魔の手ッ!少年のか弱い頭の傷に浸透し、無情に消毒を初めッ!】
【同時に頭に激痛を引き起こさせるッッ!!その痛みに気づいた少年はその目に涙を貯め、無言で耐えること数秒】



…ぬぎゃああああああああああああああっっっ!!

【耐え切れなくなった苦痛はついに口を割り、虚空へ放たれる。とんでもない音量の叫びは公園に残響し】


いっ…いっ…痛いッスうわああああん…

【ついに泣き出す始末!まだあどけなさを残す少年には痛みが過ぎたようです。ちなみに意識回復(痛みのせいで)】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 20:56:36.93 ID:6bm18hmIo<> >>762
「消 毒 完 了 ッッ!!」
すちゃっ、とマキロンを満足げにしまうと、少女は自らの背後に自らの影を立ち上らせる
そして少女は、影の纏う衣服を手で引き裂き始めた
とはいえ、のっぺりとした黒塗りの影、境界があるかはあやしい物なのだが

<> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 21:00:13.27 ID:euv307wZo<> >>763

痛いッスーおかーさーん…ウェッ

【頭を抑え非常に情けないさまで泣き言を喚く少年。実に弱々しい。先程までの威勢は何処へ行った】
【大粒の涙をこぼし、嗚咽、そしてえずく。鼻水だばー】

…帰ってもいいッスかね

【とりあえず、早く帰りたいらしい。充血した涙目で懇願するように問う】
【影の衣服を剥がそうとする様に「見てはいけないもの見てしまった」ような気がして、直ぐに視線をそらして】
【一体何をやってるんだろう・・・そんなことを思いつつ】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 21:01:20.63 ID:HUGjd0qOo<> >>756

「...はい」

...間もなく、エレベーターは4階へと到着
人に話したく無い事位、誰にだってあるものだ。...勿論少年にも
だからそんな返事を返し、いい加減に慣れた早足の歩調の後ろを付いていく

「―――っ、...」

だから扉を開けた時に女の放った言葉は予想外だった
中に見えるのは少々窮屈にも感じるツインルームの部屋。部屋、である
それだけで思わず込み上げるものもあり、少しの間、言葉が詰まる。
とことことベッド迄掛けると、ぼふんと音を立てて座り込む。柔らかい感触がした

「―――、リーゼさんが、良いなら」

俄に感動を感じながらも、此の時漸く返事を返した。
さっきは意識が部屋に行ってはいたが、矢張り女の話には興味があった
髪の先から雫を滴らせ、淡い灰色の瞳は女を見やる。少年の見せる表情は年相応のそれ、であった <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/10(金) 21:02:10.62 ID:jmdEHyfF0<> >>746
募集中ですよ! <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 21:02:14.98 ID:N6Dd0ifXo<> >>760

静かな静かな酒場なのだ、町外れ、車の音も、人の声も聞こえない、
少々の、小声であれば、直ぐにでも聞き取れる、店も狭い、そういう事もあり尚更である

「聞こえてるんですけど、ったく相変わらず口が減らない坊やね」
女は成長していた、少々の悪態では怒らないのだ、聞き流す、其の様な技を見つけたのである
青年の言葉も、華麗に聞き流す

「その猫前も連れてたわね、あんた…まぁ何でもいいわよ、ってかあんた飲めるの?」
「それに今気づいたけど手がないじゃない、前から?覚えてないわー全く覚えてない」

先日は、完璧に頭に血が登っていた、その腕の事など、目にもはいらなかったようである、
しかし猫の事は覚えていたらしい、狼の耳と尻尾をもつその青年の頭の上に乗る猫
それは覚えていた

「まぁ、座りなよ、帰るんだったら、さっさと帰って欲しいけどね」
本当に、店を経営していく気があるのやら、一度でもイザコザがあった青年であったにしろ
せっかく来た者に帰れと、まぁそう言う女であるから仕方が無い


<> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 21:05:00.59 ID:6bm18hmIo<> >>764
あらかた影から衣服を引き裂いた少女は、満足げにひも状になった衣服を少年に向ける
「帰るのもいいけど、応急処置くらいさせてよ。とりあえず包帯くらいは巻かないと」
少女は慣れたように、少年の頭に黒い包帯を巻いてゆく
「あ、長く持たないから、気を付けてね」
<> 【超法規定】有能秘書@wiki Eペン メモ帳<>saga sage<>2011/06/10(金) 21:08:17.94 ID:Ts/EEM6m0<> 【路地裏から黒いスーツを着た一人の女が出てくる】

「今回も能力者じゃありませんでしたね・・・」
【残念そうに肩をすくめる】
【女が今までいた路地裏には無数の人々が山積みになって放置されている】

「データーを取りたいと言うのに・・・・無駄足ばかりです・・」
【不機嫌そうにメモ帳を閉じる】

「ガセを掴んでしまったのかもしれませんね・・・・やはり確証のないデーターは信じるべきでは有りませんか・・」
【残念そうにため息をつく】

「このまま利益が挙がらなければ・・・会社に献上することができませんね・・・」 <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 21:08:56.37 ID:euv307wZo<> >>768

あっ、ど、どうもッス…

【成程、衣服を剥いでいたのは決してそういう性癖とか趣味なじゃくて応急処置のためだったのか】
【もしかしたら自分も引き剥がされてしまうのでは、なんて心配も今ではバカな発想である】
【特に抵抗することなく、黒い包帯を巻いてもらえばそれは少しカッチョいいバンダナっぽくて】

はい、有難うッス…あと

俺っちは…どうでしたか?さっきの

【先程の戦いのレビューを聞きたいらしい。まぁ、悩んだ挙句不意をつかれ、負けたという結果からおおよそどんな答えが帰ってくるかは分かっているのだが】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 21:10:33.13 ID:6bm18hmIo<> >>770
「君がもし、血も涙もない冷血漢なら、私は開始数秒で地面に倒れていたわ」
にっこりと、微笑みながら
「ま、相手に準備させる時間を与えて、あまつさえ万全の状態まで待機ってのは頂けないわね」
自分もそんなこと言えるような力はないけど、と付け加えて <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/10(金) 21:10:47.38 ID:PwSnYIJ/0<> >>767
悪ぃな、悪気は無かったんだ

【適当に右手で"悪かった"のジェスチャーをする】
【が、台詞が棒読みなだけあってまったく気持ちが入っていない】

【入れるつもりもありませんけど】

多分、成人はしているはず。していなくてもまぁ大丈夫だ
……手はまぁ気にするな、そんなに変じゃないだろ別に

【相手が自分を覚えていなかった事にも、特に嫌そうな顔をしない】
【むしろ、ほぼ面倒くさそうに対応している】

【とりあえず座れ、という言葉にしばし思考】
【帰っていいのであれば帰りたい……だがよく考えれば、この酒場なんて見た事も無いしかなり町外れなんじゃないだろうか】
【その町外れから自分は生還出来るのであろうか、この酒場に居た所でどうとなる物でもないが、少し休んでいくのもいいのでは……】
【と思考した後】

【ゆっくりとカウンターに近寄り、座った】
【女性とは3〜4個席を離した所である】 <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 21:11:30.39 ID:oKZMU0b8o<> >>765

ベッドへととことこ歩いていく少年の姿を、女は温かい眼差しで見た

「そうか――なら、少し話してみるかな」

部屋に設置されている机の前の椅子に腰を降ろしながら、呟く
背もたれに体を預け、ふうと息を吐き、机に肘を掛けた状態で少年の方に体を向けた

「私はこの世界とは違う所から来た」

ゆっくりと、努めて無感情な声で言葉を紡いでいく
あまり感傷的にはなりたくなかった

「いつ何時、世界を移動したのか記憶は無いが――それでも元の世界の事は記憶している」

「私が最後にその世界に居た当時、世界は戦争の真っ只中にあった」

女はそこで一旦言葉を区切り、少年の様子を窺う

「――止めるか?」 <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 21:14:57.92 ID:euv307wZo<> >>771

…はい

【認めざるをえない。それが戦士としてするべきことだと思っていたから】
【不意打ちとかが嫌いな少年にとっては認めたくはないが、それが時に己を滅すると、今日ので学んで】


今日は…ありがとうございましたッ!

【戦闘前と同じように頭を下げ、沈黙。きびきびと戦ってくれた恩者に感謝の念を伝え】

次は、次こそは…!

【四戦全敗…今の彼の戦績だ。次こそは勝つ、そう誓った】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/10(金) 21:17:25.69 ID:6bm18hmIo<> >>774
「こちらこそ、ありがとう」
狂気的な笑みは消え、温和で無邪気な笑みが浮かぶ
彼女自身、こんかいの闘いで学ぶところも多かったのだから

「それじゃあ、お大事に。ちょっと疲れちゃった」
少女は背を向け、暗闇に歩きだす。

/すいません、急用が……お相手ありがとうです <> 【雨剣之森】<>sage<>2011/06/10(金) 21:19:06.38 ID:53VTIt+AO<> >>761

「そっか……色々あったんだね」

【隣の青年は今までどんな人生を送ってきたのだろうか】
【そんなことを思い始める】

(牛乳……紙コップ……まあいいか)

【諦めた】

「……ねえ、君のこと色々聞かせてよ」

/レス遅れました! <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 21:20:24.98 ID:N6IlJsCTo<> >>759

「……」

【その様子を見て、少女はなんともいえない気持ちになった】
【まあ、自分の言いたいことは言ったので、これからどうするかは彼女しだいだ。】

「…火葬する気はないんですか…」

「ジョーカーさんのためにも…その方がいいと思うんですけど…」

【もし自分が死んでしまったら。死体を長期間保存されたいだろうか。】
【答えは否だ。ゆえに少女は提案した】

/すいません…見落としてました…申し訳ありません… <> 【三技一体】速さ・力・超生命の三形態に変身<>sage<>2011/06/10(金) 21:21:14.84 ID:euv307wZo<> >>775

ハイ、また今度、お願いするッス

【最後に垣間見れた優しく、温和な笑みを見れば少年も同じように優しい笑みで返し】
【背を向け、その先の暗い世界へと歩み、消えて行くのを見届けると、少年は己の家】
【人外屋敷へと帰っていった】

/絡みありがとうございました! <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 21:22:32.15 ID:N6Dd0ifXo<> >>772

「へぇ…座るんだ…で?何が欲しいの?あんた?酒しかねーんだけどな」

相変わらずの、なんの気持も入ってない、、その言葉、初めて会ったときは、それが物凄くイライラしたのだ
女はニヤニヤそながらその青年に話す、その何個か離れた席の青年に


「ホントテキトーだなアンタは多分ってなんだよ多分って、自分の歳もわかんねーのか?呆れるね、」
ゆっくリと、思ったことを口にするだけ、この女の今の状態、何も考えずに喋っている、
相手にテキトーとは言ったが、女性もテキトー、ちなみに女性自身も自身の年齢は覚えてないときたものだ

「あぁ、別にあんたの手があろうが無かろうが私には関係ないしね、で、早く言いなよ、何を飲むんだい?」
「私が酒をついでやろうと言ってんだ、早く答えろ」

先程、何を飲むのかと、聞いたばかりで、青年は席に座ったばかりであるのに、
女性はお構いなしである、まぁ何も考えずに喋っているのだ、こういう感じになるであろう



<> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/10(金) 21:25:04.61 ID:7b9mv7pq0<> >>776
「色々あったねぇ…」
【空を見続けながら思い出に軽く浸り始める、だがチョコを掴む手は止めない】

「? 大雑把で良いなら別に構わないけど」
【いきなり過去を話せと言われたので少し頭の中を整理する】

「…そうだな、まずは旅からだな、自分は中学校入るか入らないかでリュックを背負って旅に出た」
「その後金を稼いで色んな村・町に行って旨い物をたくさん食べて生活を続ける、そして今この街、驚く程能力者がいる街にたどり着いたってとこか」
【自分の今までやってきたことを簡単に説明しだす、できるだけ青年の真相を話さないように気をつけて】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 21:25:43.38 ID:h07C/RJho<> >>773
ゆっくりと女は、言葉を紡いでいく
少年はそれを無言でじっと聞いていた

「.....」

別の世界から来た、という女
そう言った話は聞いた事が無かったが嘘を付く思えないし、そんなものなのかな、と捉えた
魔術や能力が横行する此の世界ならばそんな事が起きてもおかしく無いだろう、そう思った

「...ッ」

寧ろその後の言葉、その方が衝撃的であった。
表情こそ殆ど変化しないものの、時折バタバタと動かしていた両足はだらりとベットの脇に垂れた

「...いえ」

少年の表情は、再び冷えきった、出会ったときを思わせる面持ちへと変わっていた
考えていたし、思い出してもいたのだ。話が途切れると、短く再開するよう促した <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 21:26:58.75 ID:N6IlJsCTo<> /そしてすいません…飯落ちです…
/すぐ食べてきます <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 21:28:41.27 ID:hqb5U21G0<> >>777
「火葬?………ご主人様と離ればなれは……いや……」

【我儘だった】

「だって…火葬したら……本当に…二度と会えなくなる……ふふ……」

【今現在、ご主人様を生き返らせるために企業に入っているが】
【死体がなければその夢≠煌垂ぬものとなるだろう】
【そして死体を背負っているという最大にして最凶のアイデンティティがなくなってしまうので中の人的にそれは出来ない】

「あ……そういえばご主人様が…いつ∞どこで∞どんな風にして≠チて………聞いてました?……よね………ふふ…」

【やっと冷静になってきたようでそんなことを聞いた】

/いえいえ! <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/10(金) 21:30:00.65 ID:PwSnYIJ/0<> >>779
あぁ、八時間ほど暇潰しの為にウロチョロしてたからな

【努力の方向が完全に違う】
【相手がニヤニヤ笑うのを見て】

……あんまりそういう笑いはしないほうがいいぞ、特におば……あんたの場合は

【何か言いかけたけど途中ですぐに変えた】
【もちろん悪気は無い、そこがウザい】

だってめんどくせーんだもん、自分の歳なんか憶えてても良い事なんて1つもねーし

【無表情で、何の感情も込められていない声で言った】

おいおい、高齢期障害か?んなセカセカしないでカルシウム取れよ……とりあえず、一番お勧めのでも頼む

【ポケットから小封筒を取り出しながら言った】 <> 【雨剣之森】<>sage<>2011/06/10(金) 21:35:53.54 ID:ZKNd3wNX0<> >>780

「へえー……行動力があるねー」

【自分も大変な目にはあってきたが、それは半ば強制的な運命であった】
【自分の意思を持ってそのような行動を起こすのには感心する】
【そしてふと思った疑問】

「……君も能力者?」

<> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 21:38:16.80 ID:oKZMU0b8o<> >>781

「そうか」

少年の様子を見やり、観察しながら呟く
自分の話が少年の表情を再び冷めた物にしているのを、女は冷静に感じ取る
それは、あまり望ましい物で無かったかもしれない――だが、少年は続きを促した
ならば話し続けるまで、と割り切る

「戦争を始めたのは私の母国だ」

「無論、理由なく開戦に踏み切った訳ではない―――芽は前大戦によって撒かれていた」

「開戦に踏み切ったのを、正当化しようと言うつもりも無い」

「だが踏み切らざるを得ない事情があった」

女はそこまでを一息に話すと一度髪を掻き上げ、息を吐いた
その顔は無表情を目指しながらも、どこか憂いを帯びている

「私はそこで軍人を努めていた」

重くその事を吐きだす
それは女にとって、本来望まなかった努め先 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/10(金) 21:41:05.21 ID:7b9mv7pq0<> >>785
「まあね」
【話を合わせるように相づち、そして】

「そうだね、自分も能力者さ、これで金を稼いだよ」
【見せ付けるかのように右手から光の矢が出てきてそのままペン回し、そして放り投げたかと思えば消えた】
【そして相手が能力者の可能性が出た為、相手の外見をチェックする】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 21:45:05.85 ID:N6IlJsCTo<> >>783

「…そうですか…」

【自分にそこまで強制することはできないため、】
【少女もそれ以上は踏み込まない。しかし、と】
【改めて死体を見てみる。恐ろしいくらいにきれいに手入れされているのが】
【なんともいえない「狂気」を醸し出していた】

「ん…ええ。できればお聞きしたいな…と。」

「私も協力したいですし…」

【と言う】



/お待たせしました!! <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/10(金) 21:48:44.95 ID:qikaoUG/o<> 繁華街……とは少し言い難い町の中心部
言いえて妙だが、一言で言うと寂れた大通り
郷愁の念すら覚えかねない不自然な光源と化しているネオンライトが瞬いている

荒廃と言う町自体にとっては不名誉な言葉が似合い掛けている
────有っても一般人は何処か生気が満ち溢れていない
その大通りには、シャッターと或はシャッターが立ち並んでいる
ネオンの光が眩しいのは、寂れたバーか、寂れたスナックか
夜の街としての機能すら十分に果たせているとは思い難い店が、疎らに、まるで
───────現存する店舗の方が不自然であるように見える


…………コツ………コツ

「ゲホッゲホッ……相変わらず埃っぽいなァ……」
「………ってか、此の映画館閉じちまってるのかよ………とんだ無駄足だったな……」


割れかけているアスファルトの地面に、安っぽい杖を軽く叩き付けてある男が咳をする。
やけに目立たないとは言い難い様相の彼は
─────皮と鉄で出来た目隠しと、スカイブルーの髪をしている
既に、シャッターが降りている映画館の前に立っていた。

ソコには、現存する中で最古ではと、見る人に思わせるほどに古ぼけた
白黒のテレビが、映画館より突き出している屋根からぶら提げられていた。
テレビからは、映画館が閉じてしまった後でも、意味の分からない最新C級映画の宣伝が延々と流れていた。

//雑談か、模擬戦を募集!! <> 【雨剣之森】<>sage<>2011/06/10(金) 21:49:36.69 ID:ZKNd3wNX0<> >>787

「うわー便利そうだねーそれ……」

【出現した光の矢を消えるまで見つめていた】
【青年の能力が少し羨ましくもあった】

「僕も能力者だけど…そんな気軽に見せられる能力じゃないんだよなー」
「あ、別に秘密にしたいとかじゃなくて……辺りが森になっちゃうんだよねー!」

【青年はケラケラと笑いながら話す】
【自分の能力は気軽に発動・消滅ができなかったりするのだ】

「『これで稼いだ』か…ボディーガード業でもやってるの?」
<> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 21:50:56.07 ID:N6Dd0ifXo<> >>784

「ハッ…それはいい暇潰しだ、結局暇じゃねーか」
そう言いながら、椅子に載せていた足をカウンターに載せて、カウンターの中に飛び降りる

「おば…なんだよ、おまえそれ以上言ってみろクソガキが、だいたいアンタに言われたは無いんだけどね」
「あんた前会ったとき、終始ニヤニヤしてたじゃないか、まぁ…それがムカついたんだけどさ」

今日は機嫌がいいようだ、いや2度目の経験は慣れるのだ、相手がそう言う奴だとわかっているから
其れに一々反応するのが面倒というのもあり、笑いながらそう返した

「へぇ…まったく分かんないやつだね、さっぱりだ、何を考えているのか分からないね………あんたはッ!」
青年に背を向けて、なにやら後ろの扉に入っていく、そしてその声だけが、扉の向こうから聞こえてくる
どうやら何か探しに行ったようである、
最初の印象もあり女がそういう事をやる印象など全く無いであろうが、とにかく、女は何かを探しに裏に入っていった

「高翌齢障害だと?私は老化はしないんだ、あんたらと違ってね!」
まぁなんとか会話は成り立っている様である、その高翌齢期障害ロ言う言葉を扉越しに聞きながら
右と左の手に瓶を2つ持って扉から出てきた、そしてその瓶をカウンターに叩きつけて

「どっちにするんだい?右?左?早く選びなよ」
右に有るのは真赤な液体が入ったもの、中身は言うまでもなく血であるが、なにか見た目はトマトジュースに見える

左にあるのは透明な液体『スピリタス』というウォッカらしい、アルコール90度をも超えるその酒、その酒は喉を通る
その感覚までも分かるという、そこまで旨い酒ではないが、まぁ酔いたい時のオススメということである

何方を選んでも地獄ではあるのかもしれない

「あ、あとお代は要らないよ、別に金には困ってないからね、フフフッ…」
金には困ってない、まぁ本当のことではある、その美貌で、いろいろしてるのである、その封筒を見ながらそういった <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 21:55:15.51 ID:h07C/RJho<> >>786

再び女は、言葉を紡ぎ始めた...本当は、やっぱり話したく無かったのだろうか
其れは判然としないが、今は言葉に耳を傾ける

「......!」

そして
語られたのは女の過去、戦争を仕掛けた国の、軍人であったという事
先程の言動への納得も去ることながら、その憂う様な後悔する様な表情が、目に焼き付いた
併し、掛ける言葉は見つからなかった。こんな話をした事も無ければ聞いた事も無い。当然といえば当然だろう
少年はただ歯がゆい想いを胸に抱きながら...拳はぎゅっ、とズボンを巻き込んで握りしめられ、淡い灰色は女を見ていた

/遅くなって澄みません <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/10(金) 21:56:48.37 ID:7b9mv7pq0<> >>790
「ほうほう」(能力者か、森を作るって…)
【相手の能力を聞き相づち、後でメモ帳に書こうと決めた】
【そして相手に誤解されそうなので】

「いや、この矢はまぁ簡単に言うとダメージを送ったり受け取ったりできるケーブル、軽い傷なら治せるんだよ」
【チョコをかみ締めながら呟く、もうすぐで無くなりそうだ】 <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 21:59:06.22 ID:hqb5U21G0<> >>788
「で、では……いつかといえば………三週間くらい前でしょうか……」

【実際は一週間弱しか経っていないが…】

「場所は…ありふれてますけど……裏路地広場ってとこでしょうか………」
「そこで前に一度闘ったジジイと死合いになりまして…………」
「相手は大剣を持ってて………それで………腕を斬られて………」
「もちろんご主人様も遅れを取らずに反撃しましたけど………なんというか……」
「その剣が予想以上に硬かったらしくて…………その……」

【そしてここから先は、自分は見ていない】
【ご主人様が逃がしてくれたから。命に代えて逃がしてくれたから】

「それで……うう……ううう………」

【またもや泣き出してしまう赤い髪の少女】
【あの時のことを思い出し「なんで逃げてしまったんだろう」と思ったのだ】
【なんで助けようとしなかったのだろう?なんで一緒に死ねなかったんだろう?なんで?なんで?】

「ふふふ……ふふ………バカだ……ふふふ……大バカ者だ……ふふ……」

【それはそれは大きな独り言を呟いた】

/お帰りなさい! <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/10(金) 22:00:49.96 ID:PwSnYIJ/0<> >>791
暇潰ししなくても暇だったからいいんだよ……

【遠い目で答えた】
【多分、凄く暇だからだろう】

つまり言ってもいいって事だな、おばさん
えー、だってババアがドヤ顔で街闊歩してるのが何か笑えたんだもん

【クククッと相手を小馬鹿にするように笑う】
【扉の奥に一体何が置いてあるのだろう、と考える】

餓鬼の考えなんか分かる必要ねーだろ、気にすんな

【そして相手が出した瓶を見て、苦笑】

嫌がらせにしても露骨過ぎんだろ……

【と言いつつも、どっちを選ぶか考える】
【恐らく、この前相手が使った技やら、歳を取らない発言からして、右の瓶は血だろう】
【しかし左は透明で、味もまだマシそうである】

ソッチ。ただの天然水である事を祈るぜ

【完璧に泡出てるのに、そんな冗談を言いながら相手から左の酒を受け取った】
【そして、出した封筒をまたポケットにしまうと】

コレって、飲んだら死にました。スイーツ(笑)とかにはならないよな……?

【訝しげにジロジロと瓶を見ながら言った】 <> 【雨剣之森】<>sage<>2011/06/10(金) 22:06:03.15 ID:ZKNd3wNX0<> >>793

「マジかー便利すぎるでしょそれー……」

(そうだよな…まあ僕みたいに汚れた仕事してないよね)

【自分の能力は戦闘、それも特に暗殺に関しては絶大な効果を持つ】
【過去に一体何人の人を暗殺してきただろうか―――ふとそんなことを思った】

「軽い傷か……ねえ、肋骨2本骨折って軽い傷に入るかな?」

【実は昨夜の能力者同士とのケンカで左わき腹の肋骨2本を骨折していた】
【一応気になって尋ねてみる】 <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 22:06:04.81 ID:oKZMU0b8o<> >>792

少年の反応を苦い思いで見つめる
やはりこんな話はする物では無いな――そう実感せざるを得ない
だが、それと同時に誤魔化したくないという思いを胸中に渦巻いていた

(これは、偽ってはいけない自分の歴史なのだ)

「私が軍に入ったのは、開戦から3年後―――当時の戦局は、どっちつかずの様相であった」

「軍に入る前は、私はそのプロパガンダの裏を見通せずにいたのだ」

自嘲するように、言葉を紡ぎ続ける
当時の自身が下した選択の愚かさをバカにするように

「国のやっている事は正しい、母国の勝利の為に、国民は持てる全てを捧げるべきだ、と」

「だが―――現実は違った。あの国は政治も思想もとうに腐敗してしまっていたのだ」

大きく首を横に振り、沈痛そうな声で断言する
無感情を貫き通そうと、感傷的になるのを避けようと―――心掛けていたのに、
いつしかそれは保てなくなっていた <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 22:06:29.10 ID:N6IlJsCTo<> >>794

「ふむふむ…ああ…裏路地ですか…」

【しかし、と思考。あの人物が、と今はなき宿敵のことを思い出した】
【自分の最大の攻撃…超出力のタックルを受けて、なおも立っていてあの人物が】
【やられてしまうとは…今だに信じられない】

「…ダイヤさん…」

【と呟き、慰めるように頭を撫でようとした】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/10(金) 22:10:19.89 ID:7b9mv7pq0<> >>796
「……怪我してんの?」
【変な質問で相手が怪我をしているのが何となくわかる】

「…軽いとは言えないけど痛みを消したり治りを早めるぐらいはいけるかな」
【さすがに青年でも骨折はきつい、ヒビが入ってるならぎりぎり治せたが…】

「治そうか? 初回利用ってことでタダにしてあげるから」
【立って軽い準備運動をする、本来骨折なら初回でも金を取るが相手は能力者、媚を売っておいて損は無い…はず】 <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 22:16:04.12 ID:hqb5U21G0<> >>798
「だって…両腕が……!」

【そう、純粋な格闘家である彼女にとって最初に両腕がやられるのは痛い】
【かたや斬られ、かたや粉砕骨折。勝てと言うのは酷であったが、それでも十分に闘えたというのだから】
【やはり普通ではない。きっと機械による制限がなければ勝っていたのだろう】
【そしてもっといえば、彼女は打撃ならば大概は耐えられるだろうが斬撃には耐性がない】
【皮膚が硬い訳ではないのだ。斬られれば斬れる】

「ぇぅ………」

【素直に撫でられる赤い髪の少女】
【僅かに呻く】

「ご、ご主人様がし……寝てしまったのは……その……ダイヤのせいなんです……」
「ダイヤがいなければ……逃げることだって………できたのに………」

【あの日からずっと自分を責めてきた。自分がいなければ逃げられたのに…自分がいなければ……死なずに済んだのに…と】 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 22:16:56.24 ID:N6Dd0ifXo<> >>795

「ああ、今日はアンタが客だからね、何でもイイなよ…でも我慢できなくなったら知らないけどね、フフッ」
「あたりまえじゃない、私が美しいから、綺麗なものが威張ってなにが悪いの?だいたいアンタも見たでしょ」
「あんな光景なかなか見れるもんじゃないよ……まぁ……坊やにわ解らないさ、私の魅力なんてね」

今回はヤタラおとなしい、大人しすぎて怖いくらいである、まぁ何故かは分からないが、今日は目の前の
その青年にイラつきはしていないようである、

「あんんたの其の笑いも相当人をイラつかせるだろうねぇ、ああ、ガキの考えなんて分かんないさ、分かりたくもないけどね」

青年はその透明な液体を選ぶ、アルコール度数90以上の酒だ、火を点けると燃える程の酒である、むしろ火も吹けてしまう

「さぁ?死んだら死んだで良いじゃない、フフッ」
まぁ死にはしないだろう、いやもしかして急性アルコール中毒、そんな感じになる可能性も無いわけでは無いが、死ぬことはない
あったとしても、今日と明日が、潰れるだけ、その酒によって

そう言って、相手の目の前に、やたらデカイグラスを置き、その中にその透明な液体を流し込む、普通は小さいグラスで飲む物なのではあるが…
まぁ仕方がない
そしてその片方の瓶、日の入った瓶はその女性の持っていたグラスに注ぎ込まれる

「はい、どうぞ?」
ニッコリ笑い、その青年に言った、正直不気味かもしれないが、その女性の笑顔なぞ
<> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 22:17:47.20 ID:h07C/RJho<> >>797
女の声音は次第に感情の波が大きくなっていく
その心中にどんな事を思うかは朧げながら、少年にも分かった

「...」

ベットからぴょんと飛び降りると、再び小さい歩幅で歩みを進め
特に拒否されなければ女の座る椅子、その隣へと腰を降ろすだろう
視線は相変わらず女に向けられていて。
言葉が終れば今度は...少年が口を開くのだろうか <> 【紙鬼折神】<>sage<>2011/06/10(金) 22:18:11.79 ID:mfEwT7u2o<> 【木製の、どこか温かみのあるその空間のカウンター】
【丈の長い黒色のマスター服というのだろうか、を身に纏う男は暇そうに頬杖を突く】
【店内はマスターである彼以外の人間は存在せず、天井につるされたライトがよけい、店内の物悲しさを浮かび上がらせる】
【入り口の扉に取り付けられた金色の鈴が鳴る気配は未だ無い】

【街の大通りから少し外れた裏路地に居を構えるこの店は】
【その立地の所為かほぼ固定客、それもとびきり癖の強い客が集まる喫茶店】

【その店の名前は、『≪歴史を綴る白書―White history≫』】 <> 【雨剣之森】<>sage<>2011/06/10(金) 22:19:33.17 ID:ZKNd3wNX0<> >>799

「本当に?助かるよ、ありがとう!」
「出来る限りでいいからお願いするよ!」

【正直、牛乳飲んで直すのは無理があった】

「この借りはいつか返すよ!」

【明るい笑顔で笑いかける】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 22:22:28.58 ID:N6IlJsCTo<> >>800

「……」

【そこは否定できなかった。確かに…目の前の少女がいなかったら】
【あの高身体能力で逃げることができたはずだ】

「…自分を責めたらだめです…」

「ジョーカーさんに生かされたなら…その…あなたがしょげててどうするんですか!ほら!!胸張ってください!」

【と、相手をさらに励ます】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/10(金) 22:22:39.79 ID:7b9mv7pq0<> >>804
「はいよ、痛みだけは一時的だからご了承を」
【そう言うが早し、光の矢を生産して手首を使って相手に投げる】

【当たれば痛みは消えて骨折した所の周辺もある程度治るだろう】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/10(金) 22:26:23.44 ID:PwSnYIJ/0<> >>801
じゃあ、まずはキャットフードとか出せよ……夜にいちいちペットショップ行くのは面倒臭い

【手で頭の上の黒猫を指差しながら、嘆くように言った】

残念だが、お前が威張るぐらいだったら俺は道端のタンポポに威張って欲しいね
そうか?……やろうと思えば出来るんじゃないか?

【能力で。と心の中で密かに呟いた】
【相手の大人しさに、少し違和感を感じるが、スルー】

まあ死んだとしても良いが……これがマズかったら、怨霊になって取り憑くぞ?割と本気で

【おいしさの問題らしい】
【そして、無駄に大きなグラスを持ってきて、笑う相手を睨む】
【凄く怪しい】

【が、怪しければ怪しいほど駆り立てられるのが好奇心という物で】
【"暇潰し"の為にグラスを持った】

……本当に大丈夫だろうな?

【だが、やはり最後まで怪しみながら、ゴクゴクと飲んでいく】
【普通に飲み干しそうな勢いである】 <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/10(金) 22:26:48.71 ID:xPcvCXWso<> >>702
少年が叫ぶようにして言った言葉には一切悪気は無いだろう。寧ろ心配の色が見て取れる。動けば多少の
痛手を負う、だからこそ動かないでくれ、というのは理解出来る。だがそれに対して憤慨してもしかたがないと
魔女は溜息を吐き出しながらやれやれといった風に首を横に振る。

「……私じゃなかったら怒られてるわよぅ、坊やぁ……」
「それはそうと、動くなって……これは戦闘で―――――」

言いながら一歩だけ前に踏み出したその瞬間―――少年の剣から電撃が発生するのを視認した。咄嗟に足を
引っ込めようと止まろうとしてみるも、その行動はすでに遅く、電撃の早さも相まって右足へと衝撃波が直に伝わる。
電撃の体勢があるからこそ、身体の表面を駆け巡るだけに終わったのだが、衝撃波は話が別であるが故に、その
衝撃は魔女にとって思わぬ竹箆返しとなってしまった。バランスを崩して少年の方向へ転びそうになりながらよろめく。

「っ…たぁ……!!」

「……んっふふ…おねーさん怒ったぞぅ…?」

強がりにも似た笑みを浮かべながら、今度は両腕を向けるのをやめ―――黒い高圧電流を自身に纏わせる。触れれば
痛手で済むはずも無いその電圧の強さ―――5000ボルト。

(……覚悟、決まって無いのねぇ……)
(仲間だから、レディーだから……そんな理由でためらってちゃぁ…だめよねぇ…)

魔女の中にふつふつと沸く理論の思考はかちりかちりとパズルのような音を立てながら頭で構築され、脳を支配する。
少年を逆に憤慨させねば―――――本来の力はまみえないだろう、と。


「おねーさんに触れられるかしらねぇ……坊やぁ…?」

「まぁ、坊やの事だから、”無理”でしょうけれど……ま、やってごらんなさぁい?」

ニコニコと相手を逆なでしながらその場で動きを止める。全身を駆け巡る5000ボルトの黒き電撃。
少年の動きを眺めながら―――どこからでもいらっしゃい、という風に右手をひらひらと振ってみせる。


/返しておきます!! <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 22:29:36.72 ID:oKZMU0b8o<> >>802

こんな事を話してどうする、少年に語ってどうする――女の中を自責の念が再び駆け巡る

(それでも、最後まで言い通さねばならない)

隣に少年が座るのを感じながら、女はそう決めた

「終戦前にその世界を離れた私には、今の母国がどうなっているか分からない」

亡国になっているのではないか――この世界に来てから、女は幾度となくその可能性を考えてきた
それは世界に望まれていた事だと感じながら、しかしやはりその考えを否定し続けてきている

「それが過ちだと、罪だと――そう自覚して、私は受け入れねばならない」

そして口を閉ざした
その目はひどく悲しみに包まれており、少年の方に向けられずにいる <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 22:29:51.79 ID:hqb5U21G0<> >>805
「でも…!だって……だってぇ!」

【でも、だってを繰り返し言う】

「生かされたって……ご主人様がいないんだったら…………」

【「死んだ方がマシだ」と言おうとしてやめた】
【それは自分の溺愛する人物の命がけの行動を否定することになるからだ】
【ご主人様にもらった命を粗末にすることはできない】

「ぁ………ぅ………お…忘れるところだった……」

【そういい、漆黒のローブから一つの便箋を取り出す】
【ジョーカーがダイヤに向けて書いた。「過去」のお話】
【それが綴られている紙を恐る恐る目の前の少女に差し出す】

「よかったら……読んでみてください………」

【これは比較的仲が良かった人物に読んでもらうことにしている】
【この少女ならご主人様もなにも言わないだろう】 <> 【雨剣之森】<>sage<>2011/06/10(金) 22:31:06.08 ID:ZKNd3wNX0<> >>806

「おおっ…一気に楽になったよ!」

【傷の痛みがなくなり、体が楽になる】

「ほんと便利だね!!また怪我したらお世話になろうかな〜!」

「あ、もうこんな時間か……」

【腕時計を見てゆっくりとベンチから立ちあがる】 <> 【暗器手妻】 @wiki<>sage<>2011/06/10(金) 22:32:14.41 ID:sg0jKhL60<> 人塵は嫌いだ、無防備で平然とした顔、街を歩く様はまるで生への執着心の薄さすら感じ
其れを見る度、嗚呼、どうにかしないとな、なんて思ってしまう。
結果、僕は何かしてしまう前に、逃げる。
……ーーー今日の僕はおかしい、今日も僕はおかしい
奥深い鈍重な雰囲気を漂わす森の小さな休憩所、背後を通り過ぎ行く痩せ細った野良犬
静寂を感じる度、抑圧する特殊な感情に蝕まれるかの様、人に会いたく無くなる

「……ーーーー嗚呼、神よ、どうして僕には信じて止まない神が居ないのか」
「僕の罪を灼く神が見えません、解りません、無知だった僕をお見捨てになったのでしょうか?」

首元の十字架を月に掲げる様に、己の紡ぐ見えぬ偶像はまるで縋りにならず。
一縷の罪を感じぬ己が罪、人が知らねばならぬ事を知らぬ事は罪、知ろうとせず逃避を重ねる己も罪
懺悔を捧げても、人は変わる事は難しい。
胸元へ十字架を強く抱え持つ、瞼を強く閉じ、暗闇に漆黒が塗られる。

「はぁ……馬鹿馬鹿しい、ね」

僕は神を信じないのに、然かし宗教の示す行動を日頃、良く示してしまう。
時には合唱、時には十字を刻み、時にはお経
……単なる気休めだ、僕は自分の吐いた呟きに後悔する。 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/10(金) 22:35:00.31 ID:qikaoUG/o<> //>>789再度っ! <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/10(金) 22:39:20.26 ID:7b9mv7pq0<> >>811
「その時はちょっとの怪我とちょっとの現金をお願いするよ」
【ベンチの下から大きいリュックを取り出し背負う、自分もここから出よう】

「じゃぁ自分も、まぁがんばりな、あっ、自分の名前は弓指卓矢だよ」
【そう言って出口に向かう、今日は色んなことを思い出してしまった】
【早く体を動かして忘れよう、そう決めた青年であった】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 22:39:28.66 ID:N6IlJsCTo<> >>810

「ジョーカーさんは…あなたに可能性を託したんですよ。」

「自分の生きる可能性…今後の全てをあなたに託したんでしょう…」

【頭を撫でながら少女は言った】
【そして、紙を差し出され。首を軽くかしげながらも】

「…読んで…いいんですね…?」

【と念を押し、中に目を走らせた】 <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 22:41:10.69 ID:N6Dd0ifXo<> >>807

「ったく…ワガママな坊やだこと…」
そう言いながら、その辺に置いてあった物。キャットフードなぞ有るわけはない、ここは酒場だから
ペットショップ何かでは無いのである、そしてその出されたものは、割かし普通の秋刀魚の缶詰であった、
まぁ猫でも食べれるであろう、多分……

「あらあら、タンポポも綺麗だからねぇ、まぁ私には及ばないけどね、」
前回少しは戦闘をした物の、その少年の力など知らない、ましてや能力者だということも知らないのである
そのやろうと思えば出来るというのも、まぁガキの戯言だろうとそう思いながら聞いていた

「ええ、いいわねぇー私は怨霊ににも好かれるみたいだから、あなたも仲間に入れてあげるわよ?フフッ…」
その酒は美味しいのか、いや、美味しくはない、10人中10人が美味しくないと思うかもしれない、とにかく態々、お金を出して飲むのも
ちょっとアレな物、もしかすると美味しいという人もいるかもしれない
まぁ『消毒用アルコール』みたいな味である、そんな風に例える人もいる

喉を通過する感覚が否ほどわかるアルコール度数、凶器といっても過言ではないかもしれない?

その酒を一気に開けようとする青年、既に、もう無くなりそうであるその様子を若干引きながら見ているが
青年は大丈夫なのであろうか、酒が強いのか?弱いのか、いや強くても、辛いものではあるが…

<> 【紙鬼折神】<>sage<>2011/06/10(金) 22:42:54.96 ID:mfEwT7u2o<> >>803
/再度ぼしゅー <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 22:44:36.69 ID:hqb5U21G0<> >>815
「そうでしょうか……ならば…」

【怒られてもいい、殴られてもいいから絶対に生き返らせなければ】
【そう改めて確認した】

「あなただったら……」

【そういいながらコクリと頭を小さく下げた】 <> 四次元袋 @wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 22:45:09.49 ID:LTFG6gZh0<> ここは大型ショッピングモール“G.T.S”
その中で一番大きな通路のド真ん中を彼は歩いていた
両手にはモール内の本屋で買い漁った本で塞がれ、かなりの冊数である

「とりあえず目当てのやつは買えたかな…………腹減った…」

本を探すのに夢中で、食事のことを忘れていたらしい
とりあえず何かいい店はないかと辺りを見回す <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 22:46:40.13 ID:FCWCJR9/o<> >>809
女の話は終った。部屋の中を沈黙が支配する。
隣から女の様子を伺ってみれば、ああ、なんて悲し気な顔
そんな表情を見ていると矢張り、なにか言わなくてはと思う。

「.....それでも 」

暫しの後、少年の小さな声が沈黙を貫いた
口の中はからからで、言葉が中々出てこない

「俺は貴方の、味方ですからね?昔軍人だったとしても、何をしていたとしても

...貴方の事は、正しいと信じてますから」

難しい事は分からないし、何といったら良いのかも分からなかった
だから少年は本心から思う事を―――それがどういう反応として返ってくるのかは分からない
歪んでいたとしても紛れもなくそれは本当の事で、とにかく悲しそうな表情をして欲しく無くて
善だろうが悪だろうが独りの少年に笑いかけてくれた女性は此処にいて、少年には裏切る事が出来ない <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/10(金) 22:47:13.22 ID:qikaoUG/o<> >>817
//被っちゃったね 絡んでもよかですか? <> 【雨剣之森】<>sage<>2011/06/10(金) 22:47:14.64 ID:ZKNd3wNX0<> >>814

「あ、僕の名前は雨海 五月雨だよー!」

【あちらの過去を聞くうちにこちらも過去を思い出していた】
【決して幸せではなかった、だがこれからに希望を持てばいい】

「それと誕生日おめでとー!!!」

【青年に向かって大声で叫ぶ】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/10(金) 22:47:58.79 ID:PwSnYIJ/0<> >>816
……

【まぁ酒場に秋刀魚の缶詰が置いてあるのも、ちょっとシュールな気もする】
【が、一応出されたので受け取ってポケットに入れた】
【猫が眠りから帰ってきたら食べさせよう】

…あぁ……そう……

【もう末期だ、とか考えている】
【そしてもう何を言っても無駄だと思ったのか、可哀想な目で相手を見つめるに留まった】

そのまま呪い殺されればいいのに……

【割と本心】

【青年は、ゴクゴクとそのままグラスを一杯飲み干し】
【コト、とカウンターに置くと】


うん、まあいいんじゃね?
だけどちょっと刺激が強すぎるかもな……ってかこれ、飲用のウォッカじゃねえだろ


【平然とした様子でペラペラと喋っていた】
【たかが一杯といえど、このアルコールの強さで、まずテンションが下がるはずだが】
【まったく変わらない調子で……なんとグラスを相手に向かって差し出し、『もう一杯入れろ』とでもいいたげである】
【酒に強いとかそういう次元じゃねぇ】 <> 【蟇弧護法】<><>2011/06/10(金) 22:52:33.88 ID:7b9mv7pq0<> >>822
「へへ、恥ずかしいな」
【頬を掻きながら足を動かす、中々いい気分になった】

(さて、行くか)
【ゴミ袋のビニール袋を持って公園から出る、良い思い出になった】

/絡み乙です! <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 22:52:34.85 ID:N6IlJsCTo<> >>818

「……」

【ぱら、と紙を広げ、一文一文落とさないように】
【慎重に視線を走らせる。瞳が微かに上下した。】

「…こんなことが…」

【その内容は、彼女の想像を絶するもので】
【少女は思わず唸る。これを基にすれば、】
【普段見せていたどこか悲しげな様子もうなずくことができる。】
【相手の悲しみが伝わってくるようで、少女は左手で目頭を拭った】 <> 【紙鬼折神】<>sage<>2011/06/10(金) 22:52:36.44 ID:mfEwT7u2o<> >>821
/全然大丈夫ですよ! <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 22:55:48.66 ID:oKZMU0b8o<> >>820

少年が何とかといった調子で掛けてくれた言葉を、噛み締める
こんな自分の味方だと言ってくれるとは、こんな自分を正しいと信じてくれるとは
―――女の心は、言い荒わせないほどの感謝の念に包まれていた
その事を、伝えねばならない

女は逸らしていた目線を少年の方にと戻し、

「ありがとう」

そう言って、優しく笑みを浮かべる
その笑みは、どこか先ほどまでの感情を抜けきれずにいて、些か固く見えたかもしれない

「さて、辛気臭い話は終わりだ」

女は気持ちを切り替えるように席を立つ
そしてふと思い出したように、少年の方を向き直るとその肩に手をやる

「私もニコラの味方だ」

笑顔でそう言った <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/10(金) 22:56:58.93 ID:PwSnYIJ/0<> >>816
/次遅れます! <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 22:59:22.03 ID:N6Dd0ifXo<> >>823

「え?飲んだ?………あら困ったわねぇ…」
まさかそのグラスを一気に飲んで、平然としているとは、この様子には流石に唖然とした、
いや、90度以上ある酒、火を吹ける酒を飲んだ後、ここまで平然としている青年、女は思う
コレは困った、もがき苦しむ姿を想像していたのに、まさかのおかわり……深い溜息を吐き、
その期待は裏切られた

「平気なの?ねぇ?あんた?」
目が点、そんな感じ、此の余裕、なんなんだ此の男はと、どこまでも思い道理に行かないその男
、いやしかし出されている物は仕方がない、その青年にその酒の入った瓶をまるまる渡す
頭に手を置きながら、呆れた用な感じで

「ああ、あんたには参ったよ、まさかコレを飲んで平気でいるなんてさ、ちょっとオカシイんじゃないの?あんた」
まったくもって失礼である、飲ませておいて、その発言、

「いやーアハハハ…まぁストレートではまず飲まないでしょうねぇ…アハハハ……」
呆然と、そういう感じである、酒が強い、弱いの次元を超えた男が目の前にいる、これは女もお手上げである

その赤い液体のグラスに口をつけ、溜息を出すのであった <> 【雨剣之森】<>sage<>2011/06/10(金) 22:59:53.61 ID:ZKNd3wNX0<> >>824

/絡み乙でした! <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 23:00:39.86 ID:hqb5U21G0<> >>825
「ご主人様が男性恐怖症だったのは…やっぱり過去に問題が………」

【彼女すらご主人様の過去はこの手紙を読んで初めて知った】
【それほど話したくない、思いだしたくない過去だったのだ】
【そこに書かれていた過去は悲惨で悲壮で残虐で救済のない、そんな悲劇。絵に描いたような悲劇の物語】

「…………………うう………………」

【意味もなく小さく唸った】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/10(金) 23:00:55.16 ID:qikaoUG/o<> //センキューッ!

>>803

………チリンチリーン

その物悲しい、空気の流動の少ない空間の空気を押し揺るがす現象
───すなわち、来客である。

現れたのは、一人の少年とも青年とも思しき男。
皮と鉄で構成された仰々しい目隠しをして、スカイブルーの髪を少し雨に濡らしている。
その彼は、明らかに大人とは言いがたいが、少年というべきなほどに、年若いとも見えない。


…………コツ

「………こんばんわーっ……チョットばかり雨が強くてね、雨宿りさせてもらいに来たぞ」

安っぽい、古ぼけた杖を鳴らしながら店内に入ってくる彼。
外には結構な量の雨が降っているのだろう、髪の先から少しばかり水滴が落ちている。
挨拶をする彼の口元には、若干の笑みが浮かべてある。これは、彼の常の表情だ。
因みに、雨の日に雨に濡れるのは、男のサガとでも、言うべきだろう。 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 23:02:02.67 ID:N6IlJsCTo<> /すいません!風呂落ちです。
神速で入ってきます <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 23:03:16.86 ID:N6Dd0ifXo<> >>828

/了解です!ごゆっくり! <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 23:04:59.81 ID:hqb5U21G0<> >>833
/では俺も入ってきます! <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 23:10:48.92 ID:FCWCJR9/o<> >>827

「...こちらこそ」

お礼を言いたいのは寧ろ、少年の方だった
自分に手を差し伸べてくれて、優しく笑ってくれて
氷解、こんなに優しい気持ちになったのは何時ぶりだろうか..否、始めての様にも感じる

「...ッ」

肩に手を置かれ再び笑顔を向けられる。..ああ、よかった
自分の、味方―――その言葉は少年が思っていたよりも深く、胸に突き刺さる
或る時からずっと独りで生きてきた...これからもそうだと、思っていた
ずっと生活を共にするという訳では無いだろう、併し味方に変わりはないのだ
それだけで、何れだけ彼の救いになったか...女を見つめる灰色の瞳には、涙が溜まっていた <> 【紙鬼折神】<>sage<>2011/06/10(金) 23:13:18.20 ID:mfEwT7u2o<> >>832
「ようこそ、私の城へ。そうそう、お客さんは紅茶か珈琲、どっちを呑むんだい?」

【入り口の扉が鳴った瞬間、男の行動は実に素早かった】
【先ほどまでだらけていたとは思えないほどの速さで立ち上がると】
【一瞬の内に服装の乱れを正し、営業用の笑顔――といっても皮肉気な要素が抜けきっていないが――を浮かべる】
【おどけたように男は客を迎え入れると、体の冷えた客に暖かいモノを入れてやろうと質問を投げかける】

「ああ、お代とかは気にしないでくれ。これはあくまで私からのサービスだ」

【男は踵を返し、裏手のキッチンに足を運ぼうとする】
【その足は軽やかで、久しぶりの来客の嬉しさがその歩みに現れているようであった】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/10(金) 23:13:52.67 ID:jmdEHyfF0<> あーぁ…今日も見つからなかったなぁ…。
あのバカめ…何処にいるんだよ…。

【説明的なセリフを吐きながら、公園のベンチへとドサッと座る女】
【長い銀髪に、鈍い銀色のリングをたくさん付けた…魔改造されたTシャツとジーパン。】
【しかも、首や腕にもアクセサリーをジャラジャラ。】

【簡単に言うと、奇抜なファッションである。】

【そんな女、弟を探しているのだが一向に見つからない。】
【それもそのはず、もう既に死んでいるのである。だが、それを女は知らない。】

はぁー…

【ため息をつく。】
【女の座るベンチは、例の如く電灯の真下。】
【電灯の光を反射するリングを大量に付けた服は、公園に来た者であるなら、それなりに目立つだろう。】

/使い回しとか気にしない!
/新しいキャラなので、死合以外でお願いします。
/このキャラの弟【具現銀装】を知っていなくても大歓迎ですよ! <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 23:19:55.63 ID:oKZMU0b8o<> >>836

少年が落ちついた様子を見せるのを温かく見守っていた、が

「――どうした?」

ふと、少年の瞳に光る物を見つけて慌てたように問いかける
何かマズイ事でもしたか――そう己の行動を省みてみた

「腹が減っているか? 食事を買ってきてやろうか?」

空腹だから泣くとか――赤ん坊ではあるまいし、そんな事は無いだろう
そういった通常の思考を出来ぬ程、女は動揺していた
人の涙は幾度も見た事があっても、この展開の中で見るのは初めてだったのである <> 【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ/地竜石<>saga<>2011/06/10(金) 23:20:38.26 ID:OABFU5yho<>
雑草の生い茂る河原

「――――ッ、と!」

男は大剣を振るい、そのコントロールを得ようと苦心していた
丸太のように太い腕は黒い体毛に覆われており、まるでゴリラのようである。事実、比喩ではないのだが

「…まだ、勘が取り戻せないな」

地面に大剣を立て、ぽつりと呟く
久方振りに扱った猫爪剣に、戸惑っていた


/戦闘ぼしう <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/10(金) 23:22:06.41 ID:qikaoUG/o<> >>837

「んむ?…………あぁ、俺は珈琲のほうが好きかな」
「……紅茶は、良い奴でも香りが好きになれなくてね」

上着のTシャツを無理矢理、頭に持っていくと自分の服で濡れた髪を拭き、周囲に水滴を飛ばすという
至極、後々の面倒を増やしそうなことを取りやめ
相手の質問に対して、目隠しの上から眼の横の辺りをポリポリと掻きつつ
彼自身の好みを伝える。


「………へぇ? そういうもんかい? そりゃありがたいね………いしょっと……」
「……生憎、映画に行って、金がねぇんだ。 詰まらん映画でも必要経費は一定だからな。」

軽やかにキッチンに向かう男を見送りながら、適当な椅子に座りつつ返答する彼。
そして、キッチンに向けて見えていないだろうが肩を竦めつつ言う。
外では、雨音が激しくなっている。 彼は、ソレを横目(と言っても、顔を向けただけだが)で眺めつつ溜息をつく <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/10(金) 23:27:45.00 ID:PwSnYIJ/0<> >>829
……え?飲むと困るって何それ怖い

【きょとんとした顔で、唖然とする相手を見つめる】
【まったく平気のようだ】

おう、大丈夫だぞ……ただ、やっぱりちょっとアルコールが強いのか知らんが、ちと重さはあるな

【とかなんとか、のんきな物である】
【瓶ごと渡され、それをグラスに注がす直接飲む辺り、嘘は言っていないようだ】

…え?そんなにヤバい物だったのか?
そしてお前、さりげなく俺にそれ飲ませようとしてた事晒したぞ?

【瓶から口を離し、ラベルを確認】

…………何これ……

【そして、記載されていたアルコール量に絶句】
【女と同じようにため息をつきながらも瓶を軽々と飲み干した】

さーて、そろそろ俺は帰るか……マズい酒飲まされたしな

【ちょっとテンション低めにボソッとつけたした】
【席を立ち、相手に背を向けて出口へと向かう】
【呼び止めようとすれば簡単に呼び止められるはずだ】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 23:28:54.41 ID:Y2CO8WyIO<> >>831

「そうだったんだ…」

【メガネに落ちた水滴を払いながら、少女はしかめ面。】
【自分だったらどうなっただろう、と手紙の内容を自分と置き換えてしまい、】
【慌ててその思考を切った。とても耐えられない。】

「…ありがとうございました…」

「あの…ダイヤさんはこれからどうするんですか…?」

【もし止まる場所がないなら、アカデミーの自分の部屋を貸そうかと思っていた。】



/お待たせしましたー! <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 23:34:24.89 ID:FCWCJR9/o<> >>839

「いえ、大丈夫です...」

どうやら少年の姿を見て女は、慌てているようだった
何だか気恥ずかしく感じられ、服の袖でごしごしと目元を拭い

「...それじゃ、俺はもう寝ますね」

照れくささを誤摩化す様に、椅子から降りるとベッド迄歩いていく
その小さな身体をベッドへと埋めた。相当疲労が溜まっていたのだろう
声をかけられたり等しなければ、すぐにすやすやと寝息が聞こえてくる筈だ
その寝顔は紛れもなく、子供の幸せそうな表情だろう <> 【監命獄締】絶世の美貌を持つ吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/10(金) 23:35:57.61 ID:N6Dd0ifXo<> >>842


目の前でのその酒がぐびぐびと無くなっていく、正直、苦笑、
その光景を苦笑いをしながらただただ見ていて、男の言っていることが耳に入っているのか入っていないのか…
そマトモな返答も全くなしに

「いや…もういいさ…まさか全部飲むとはね…ハハ…」
心ここにあらず、女は頭を抱え込み、暫くうずくまっていた
個々まで、酒を飲んでも反応が薄いとは…もうどうしようもない…
テンションの急激なダウンによりその女は何も言わずにただ為息だけを吐いていた
その帰ろうとする男をも目にくれず

只々、溜息のみ、そして女は黙って店の奥に消えていった

/お疲れ様でした!ありがとう御座いますっ!’! <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 23:38:04.63 ID:hqb5U21G0<> >>843
「なんでご主人様だったんでしょう……悪いことなんてしてないはずなのに……」

【この場合全く悪いことをしていないとは言いづらい。例えば不良を殺したりはしている】
【しかしそれも強盗が来なければしなくて済んだわけで、何とも言えない】

「どうするって……ご主人様を生き返らせるために尽力しますけど………」
「あ、寝床はあるんですよ……『学園』とかいう学校に勧誘されまして…」

【いやいや、お前が「制服姿のご主人様見てえええええ!!」とか言って無理やり入れたんでしょうが】
【ちなみに『学園』の寮と【企業】を交互に寝床として使っている】
【といっても大概は『学園』の部屋にいるが】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/10(金) 23:39:23.58 ID:PwSnYIJ/0<> >>845
まあ、何だ……気落ちしたんだったらあのウォッカでも飲んでろ、景気付けにはなるぞ

【相手が落ち込むのを尻目に、そんな事を提案してみる】
【別にからかってる訳ではない】

【そのまま、テンションの低い女を残して、酒場から立ち去った】

/絡みありがとうございました! <> 【流氷の堕天使】@wiki 所持:特殊拳銃 x 2<>sage<>2011/06/10(金) 23:40:38.75 ID:oKZMU0b8o<> >>844

「そうか」

少年が大丈夫だというのを聞いて、ほっと安心したような表情を取る
その声色も、安堵に包まれていた

「ああ、おやすみ」

微笑を浮かべて、少年がベッドに向かうのを見送る
感傷的に話をしてしまった事で、女の方もかなり疲れていた
自身のベッドに向かい身体を横たえると、直ぐに眠りに落ちていく

/乙でした! <> 【月光官能】月の加護で強化 ○飛ばす @猫耳尻尾 E:喪章、籠手、十字架、脇差 あとメ欄<>sage sagaナイフ(REM.、H.o.G、十字)、盗聴器、壊れた手錠、麻酔針<>2011/06/10(金) 23:41:15.21 ID:h7XKDyO2o<> >>808
【ため息をつきつつ、魔女がこちらをたしなめる
 そのとき、期せずして当たってしまった攻撃。
 一瞬息を呑むが――結果は、彼女に雷属性レジストがあることを明示するものだった。
つまり最悪の事態は逃れられたということで、痛みを訴える声に罪悪感を駆り立てられつつもほっとする】

あの……すみま……いえなんでも

【ごにょごにょと謝りかけて、やめる。それは失礼だろう。

魔女の次の一手は、自らに雷撃をまとわせるというもの。
見た感じも、上がるバチバチという音も、空気のこげる匂いも、さらに強力な電圧があることを示唆していた】

うーん……それは……難しいです

【ふれられるか、という挑発に対してかえしたのは率直にして、そのぶん情けないといえる一言。つまり、挑発がきいていないのだ】

【盾がなければ、理由がなければその場で撤退を決めてもおかしくない。ただで済むわけもないということを冷静に判断していた】

でもちょっと頑張ってみます!

【しかしここで撤退したら模擬戦の意味が完全に消失する。
そして手には、無理を無理でなくするキーアイテム。
盾をしっかり構えなおし、魔女に向けまっすぐ走り出す。
狙うはシールドアタック。盾での体当たりだ。防御ははたして?】

/お待たせしました!! <> 【紙鬼折神】<>sage<>2011/06/10(金) 23:41:43.66 ID:mfEwT7u2o<> >>841
「ははっ、そういうお客さんは良くいるよ」

【と、厨房から笑いながら返ってくるマスターの声】
【しばらくコポコポと珈琲を入れる静かな音をBGMに、静寂な空間が支配する】
【いつの間に掛かったのだろう和やかな、それでいて店内の雰囲気を崩さない曲が流れ始める】

「ほら、お待たせ。私が特別に配合した体の温まる珈琲だ」

【勘違いされやすいのだが、基本的に珈琲というのは体を温めるのではなく冷やす効果を持っていたりする】
【故に体を温めるには紅茶が一番なのだが、先ほどの男の言葉通り紅茶の香りが苦手という人も居たりする】
【ならば、とマスターは体が温まるようにと色々と研究していたりするのだ】

【カウンターに置かれた香り漂う珈琲の入った白いカップ】
【一口飲めば、ピリッとくる辛さが呑む人に襲いかかる】
【が、それは珈琲本来の美味しさを損ねないようにブレンドされた丁寧で上品な辛さ】
【勿論、マスター渾身の力作である】

/珈琲なんて知らないから適当に書いてます、すみません <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/10(金) 23:48:02.67 ID:FCWCJR9/o<> >>848
/有り難うございました! <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/10(金) 23:48:27.82 ID:N6IlJsCTo<> >>846

「…あ、そうだったんですか…」

【比較的大きな勢力である学園に籍を置いているなら】
【ひとまず人間的な暮らしは保障されているはずだ。少女は安堵の息を吐く】

「…それじゃあ…わたしはそろそろ…あ、これお返ししますね…」

【と、手紙を返し、それから少女は別れの言葉を述べ、】
【踵を返した。しかし、ふと思うことあって止まり…】

「…ダイヤさん…」

「…もう一度言います…あなたは一人じゃないですからね。」

【真剣な様子で相手の目を見ながら呟く。そして、】
【再び歩き出した。このまま何もなかったら、やがてその姿を消すだろう】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/10(金) 23:54:15.29 ID:qikaoUG/o<> >>850

「……はっ 特に俺みたいなC級映画を専門に見てると、当たらなさ過ぎてむしろ、清清しいんだけどな」
「……ったく、金は返さなくても良いが、時間は返して欲しいって感じだな」

………コツ

軽い、自虐の笑みと共に、口を歪めて、皮肉を言う彼。
────C級と言う選択肢が間違っているような気がするが。
静かなBGMと共に流れている皮肉めいた言葉は、ある意味、此の喫茶店にあっているようでもある。
そして、男は杖を、自分の足元に横にして置く。


「………おっ、センキュセンキュ」
「…サテンの珈琲なんて、何年ぶりだろうなぁ………」

カウンターに置かれた珈琲のカップに手を添えて、、若干冷えた手を温めつつ
ソレを持ち上げ、口元に運ぶ。 その際、彼は若干猫舌なのだろう、フーッフーッと息を吹きかけていた。
彼が、一口そのカップに口をつけると、直ぐに口元から離す。 多分、熱かったのだろう。
そして、ゴクリと口の中の珈琲を飲み干す音がする。


「……うめぇ……やっぱり、珈琲飲むんならサテンだよなぁー……」
「………ちなみに、このちょいとばかしピリッとすんのはアンタの特殊な配合か?」

彼は、ふむと頷きながら、口元を緩める。
そして、肺の中の空気を溜息のように押し出して、どの世代か良く分からないことをいう。
その後、彼は自身の舌が感じたピリッとした辛さの正体に探りを入れる
それにしても、此の彼、溜め口である <> 【暗感炎黒】@wiki<>sage saga<>2011/06/10(金) 23:55:48.83 ID:hqb5U21G0<> >>852
「ええ………なんか…地面から兵隊を出して脅されました……」

【いやいや、その脅しを無視して「制服ー!」て叫んでたでしょうが】

「はい……ありがとうございます…ふふ……」

【そういいながら大事そうに手紙を受け取る】
【そして懐に仕舞い込んだ】

「独りじゃない……ふふ……覚えておきます………ふふふふ…」

【気味の悪い笑いを交えながらそう言って、赤い髪の少女は地面に寝るご主人様を再び背負い直し】
【絶好のお散歩日和であるところの今日を二人で満喫することにしたのであった】

/絡み乙でした! <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/10(金) 23:58:01.25 ID:xPcvCXWso<> >>849
少年は否応無しに純粋で、良くも悪くも、とても優しい子である事がわかる。率直に”難しい”と明言しつつ、こちらの
思惑を汲んでいるように頑張ると言い走り出すその姿は、あぁ、もっと、魔女如きがまみえぬ高みへと目指す者の姿
であると思わされる。同時に―――覚悟を決めたその時の強さが、計り知れない事も。

真っ直ぐこちらへと走ってくるという事は、同時に距離が縮まってくるという事。距離が縮まれば少年の持つ盾に直撃
してしまうかもしれないという多大なる危険性を孕んでいるものの、同時に少年を”覚悟へと導く”最後のチャンスと言っても
過言ではないシーン。魔女が少年の覚悟を固める事が出来れば―――この子は―――もっと、もっと―――強く。

「……―――魔女の瞳は地獄色―――魔女の怒りは血反吐色――――」

「”頑張ってみる、ですってぇ…坊やぁ……?」

魔女の表情が一変し―――先ほどまで”見守るような”目線であったのが、突如として恐ろしい程冷徹なものへ変わる。
地獄を掌握し、天国をかきまわし、世界を嘲笑うようなその瞳と表情に浮かぶのは―――三日月の笑み。
(……まぁ…この子のためなら……多少の怪我くらい、構わないわねぇ……んっふふ…)
表情とは裏腹に、頭で回る思考はとても穏やかで、とても暖かで―――少年を、変わらず見守るもの。
(ジョンが世話になったんだもの……この子の覚悟を決めさせて、強くするのも、また―――)




「――――飽きたわぁ…♪」


「食い殺してあげる、坊や…――――♪」



盾での体当たりを防ぐ事は愚か、魔女は少年が近づいてくるぎりぎりまで待機し、自身と接触しそうになった瞬間、瞬時に身体をかがめる。
かがめると同時に硬いブーツで少年の足元を掬うように―――蹴りを放つ。これが成功すれば相手は仰向けに倒れてしまう事となる。
少年と魔女の差を徹底的に見せ付ける―――”ふり”をしようというのだろう。その表情に浮かぶ三日月の笑みは、少年を見下す”魔女”そのもの。 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/11(土) 00:02:03.37 ID:elXK5IvPo<> >>854
/乙でしたああ!! <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 00:03:57.25 ID:ahsnGsxa0<> >>838
/まだ募集中ですっ! <> 【紙鬼折神】<>sage<>2011/06/11(土) 00:09:19.11 ID:Wp6llw9oo<> >>853
「ええ、勿論です。
 少々香辛料を混ぜておりましてね、お客さんが感じたその辛さはきっとその所為だ」

【お気に召しませんか? とそんなことを思ってもいないような自信満々の笑顔で目の前の客に問いかけてみる】
【そして、客のタメ口に気に留めている様子は一切無い】
【というよりも、この店の固定客はどれも一癖も二癖もある存在で、正直なところタメ口の百や二百など軽いものである】

「ところで、お客さんその『サテン』というのは『喫茶店』の略称で良いのかい?」

【先ほどまで気になっていた疑問を投げかけてみる】
【最近の若者は喫茶店のことをそんな風に略すのが流行っているのだろうか、と内心首を傾げた】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/11(土) 00:17:13.43 ID:kZleoi8Zo<> >>858

「へぇ〜……珈琲も色々進化してんだなぁ」
「ズズー…アチッ………うめぇ」

感心するようにしきりに首を振ると、彼は、もう一度珈琲カップを持ち上げ
口に持っていく、今回は息を吹きかけていなかったが、どうやら熱かったらしく
舌をチビッと出して、熱そうにしていた。
そして、しみじみとした声色で素直に観想を言う。


「……ああ、そうだけど? あれ? いわねぇ? サテンって。」
「………あっれぇ? オカシイなァ………考えれば考えるほど、俺だけが言ってるような気がしていけねぇな」

「……にしても、流行ってねぇなァ、此処。」
「…………まぁ、今日が雨だって言うのもあるのかもしれねぇがなァ………」

相手の質問自体が疑問だったのだろう。
何か問題でも?といった具合で最初は聞いていたのだが、自分の中で考え始めると
ソレが、確信から、疑問に変わって行っている。

そして、彼は、多分、余計なお世話だといわれるかもしれな台詞を吐く。
自分以外に客が入っていない喫茶店を目隠しをした眼で見回している。
実際は、不可視の魔眼が宙を飛んでいるのであるが。 <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/11(土) 00:20:28.79 ID:Lf9LmdEGo<> >>838

「あぁ...くそっ」

同刻、女がベンチへと腰を降ろしたその公園へと足を踏み入れる、一人の男の姿
年齢は少年と言う表現が相応しい位、カーゴパンツに加え、幾ら熱く成ってきたとはいえ未だ早いと突っ込まれそうなTシャツ姿だ。
空色の髪はぼさぼさであちこちに跳ねており、それを纏める様に藍色のバンダナを巻いていた
特に何も考えず公園を進んでいき...一人の女を視認。その奇抜な格好に思わず目を引かれ、立ち止まった
そして相手の目も気にせずにじろじろと、淡い藍色の瞳で無遠慮に観察を始めるのだった <> 【月光官能】月の加護で強化 ○飛ばす @猫耳尻尾 E:喪章、籠手、十字架、脇差 あとメ欄<>sage sagaナイフ(REM.、H.o.G、十字)、盗聴器、壊れた手錠、麻酔針<>2011/06/11(土) 00:20:29.71 ID:NGBqSJzso<> >>855
【恐ろしげな歌とともに、かわる表情。それは怖い怖い、魔女のもの】
【『食い殺してあげる』と言うその言葉も、パターンどおり。
だからこそ怖くて、だからこそ、怖くない】

【感情を押し込める。瞳の色がまた青さを増す。今はただ走るのだ、決着のため】
【しかし、走る途中で湧き上がる疑念――あまりに構えをとらなすぎではないか?
考えられるのはギリギリひきつけての反撃。
実はこのパターンで3度は負けている、これで気づかなかったらさすがにアホだ】
【ほうきによる背後からの挟撃を警戒し、一旦横に飛ぶ。が、その対策は無駄に終わる。
軌道を変えても、けっきょく行き着く先は同じで、つまり蹴りによる攻撃は有効で】

【先の警戒からかろうじて転倒は免れる、しかし高圧電気をまとった蹴りはかすっただけでも大きなダメージを与える】

うわっ!!

【悲鳴とともにはじかれるように吹き飛び、すこし離れた地面に落ちて倒れる。
手にした盾がなければ、さらに身体にいくつもの金属製品を見につけていなかったら、死んでいたかもしれない。】

…………。

【見下ろす笑みが恐ろしい。
『食い殺される』。
逃れるためには――
しびれる腕でとっさに、全力で
武具の剣先部分を彼女に向け、いま吸収した雷をすべてうちはなつ。
狙いはぶれていて不思議ではないが、すこしもうろうとした頭では確認も難しい】

【もしもこれを放ったことで余裕ができれば、右手にもう一度衝撃波を準備するが、その余裕は与えられるだろうか? なければ――
いまので身体もしびれている、大ピンチである】 <> 【紙鬼折神】<>sage<>2011/06/11(土) 00:31:03.24 ID:Wp6llw9oo<> >>859
「流行ってないと言うよりも、いつも通りといった感じだねぇ」

【たはは、と苦笑しながら客の言葉に答えて見せるマスター】
【こうも目立たない位置に建っていては、そうそう道行く人の目に留まることは無いだろう】

「でも、私はこれで十分なんだよねぇ」

【マスターからしてみれば、穏やかな雰囲気で客と会話することが出来る絶好の空間なのだ。この人がなかなか来ない店は】
【そんなことで店をやっていけるのかと聞かれれば、実質この喫茶店はマスターである男の趣味兼カムフラージュ用なのだ】
【その収入の大半は男の裏の仕事でほぼ賄っていたりする】

「ところでお客さん、眼帯をしているのに良く分かるね」

【やはり五感の一つである視力が無い場合、他の四つの感覚が鋭くなるというのは本当なのだろうか】
【だが、それならば周りを見渡すと言う行為に少々疑問を感じてしまう】
【しかし自分には見えない世界が彼には見えているのだろう、と納得しその疑問は忘れることにした】
【故に、マスターに残ったのは客に対する感心の心だけだった】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 00:31:13.84 ID:ahsnGsxa0<> >>860

…何か用かな? バンダナの君。
そうも見ていると、セクハラだと思われるかもよ?

【気付いたのは腰を下ろして数分経ったときだろう。その時はあまり気にしていなかった。】
【だが、バンダナの男はこちらをジロジロと見ているではないか。】
【人の事を言えないが、Tシャツは早いだろう…そう思いながらも、声をかけた。】

【といっても、掛けた言葉はあまりふさわしくないだろう。】
【この女、言葉選びがあまり上手くない。ただ「何か用なのか」と言いたかっただけなのだが。】
【余計な一言を付け加えてしまった。】 <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/11(土) 00:34:05.90 ID:eP1AIeZYo<> >>861
少年を見下しながら、魔女は笑う、せせら笑う。

「…坊や、ぜぇんぜんつまんない子なのねぇ……?」

「どうせだから……”殺して”、”解体して”、”料理して”、”お腹一杯になるまで、食べて”あ・げ・る…♪」

魔女は紅潮した頬を隠す事もせず、どこか興奮しているような吐息を漏らしながら魔眼で真っ黒に染まった瞳の
まま少年を品定めするように全身見つめ、右手を伸ばして少年の首を掴もうと―――。

その瞬間、少年のもった剣が―――魔女の心臓を捕らえ―――最大のボルトを以ってして、直撃。
轟音が響くも、魔女に雷は意味を成さない。そう、無意味、全からず、無意味。だが、電撃の”威力”は関係無く、
その電撃から発生してしまう”光源”は―――?



「……っ……目、がっ…!!!」


「どぉこへ行ったぁああアアアアあああああああああアアアアあアアあああクソガキィイィイイイイ!!!!」


両目を左手で押さえながらよろめき、頭を何度も振って視界を確保しようとしている魔女。
言うなれば――閃光を受けたのだ、一時的に視界を奪われたのである。少年の警戒する魔眼も無ければ、視界も
定まらず少年を追う事すら出来ない魔女は、突如として汚い言葉を吐き出しながら見当違いな方向へ電撃や雷を
何度も何度も放ち、落とし、全てを焼き払おうとしている。幸運な事に、地面に倒れている少年へ真っ黒に染まった電撃や
雷がかする事も無く、反撃は可能。否―――これを逃せば、少年に後は無い。



「このアレッサ・クロウリーの”眼”を奪うなんて!!舐めた真似してくれるじゃないの坊やァァァアア!!!」

「出てきなさぁぁい!!!焼き殺してあげるからぁぁぁネェェェエエ!?アーッハッハッハッハッハ!!!!」

その瞬間―――紅い三日月の方向から淡い風が吹き―――魔女はそちらに向き直り、何度も1千万ボルトはあろうかという
程の雷を何度も、何度も放つ。直線状にある木々は全て焼き払われ、塵となり、その場に残るは荒野のようになった場所だけ。
紅い三日月は少年に味方したのだろうか―――その方向へ向いた魔女は今―――少年に背を向けている。―――チャンスだ。 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/11(土) 00:39:06.82 ID:kZleoi8Zo<> >>862
彼は、珈琲を啜りながら、目の前のマスターの話を聞いている。
悪い奴ではなさそう、が彼の相手に対する第一印象だ


「……まっ、こんな空気も嫌いじゃないがな。」
「…やけに、ざわついてるサテンなんて、ファミレスと何の違いもねぇし」

違いねぇやと口角を上げて、笑う彼。
嫌いじゃないと言いながらも、こうも笑うということはむしろ好きに近いということだろう。
その後の、ガヤガヤと五月蝿いサテンへの発現からもそれが窺い知れる。


「ズズー………んあ?……あぁ、コレか。」
「まぁ、アレだ。 俺のコッチは飾りみてぇなもんで、実際はアノあたりで見てるのさ。」
「……ちゃんとな」


珈琲を啜りながら、相手の言葉を聞くと、たまに聞かれるのだろう
馴れた様に、説明する。
コッチとは、目隠しの中の眼の事で。アノあたりとは、空中を指している。
実際、そのあたりに不可視の魔眼があり、自分自身が自分の眼を指差しているのが見えているのだ。 <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/11(土) 00:45:00.00 ID:Lf9LmdEGo<> >>863
「...ん。」

...と、何となくに観察を続けていると、女から声をかけられた
様々な所に動いていた少年の視線は相手の顔へと注がれる

「ケッ、なーにがセクハラだ、そんなヘンなかっこしてるくせに」

相手の余計な方の一言に反応し、矢張り失礼な言葉を相手に返した
右手をひらひらと振り、半分は本音半分は誤摩化しという所だろうか
そのまま歩みを進め、ベンチ、女の隣のスペースに腰を降ろすだろう
公共の場であるからしておかしい事ではないが、デリカシー諸々鑑みれば些か常識外れかもしれない

「用、なんてねーよ。...あぁ、クソッ」

ギィ、と木の撓る音を僅かに響かせながら腰を降ろすと、漸く返事を返した
先程ひらひらと振られていた右手は乱暴に少年の頭を掻き
近距離からならば尚、少年の苛立が顕著に感じられるかもしれない。何かあったのは確実だろうか <> 【月光官能】月の加護で強化 ○飛ばす @猫耳尻尾 E:喪章、籠手、十字架、脇差 あとメ欄<>sage sagaナイフ(REM.、H.o.G、十字)、盗聴器、壊れた手錠、麻酔針<>2011/06/11(土) 00:50:26.64 ID:NGBqSJzso<> >>864
【せせら笑い、自分を食べようとする魔女
演技である可能性は頭にあった、だが、やっぱり怖い、怖いもんは怖い。
猫鍋(食べるほう)にはなりたくない、猫鍋はめでるもの(錯乱中)】
【だから一瞬、起きた現象を理解できなかった】

………え……?

【実は、閃光の効果を考えていなかった、というかそんな余裕もなかった。
飛びまくる黒い雷撃の狭間、荒れ狂う魔女の言葉を何とかとらえる。
視界を奪ったか?

しかもそのとき、三日月が吹かせたかのごとき微かな風が、怒りに満ちた攻撃をいざなう。
幸運かそれとも――?】

【ともかく、いま止めないと、自分もあの木々のようになる
(とばっちりを食った木々に、心の中で謝らずにいられなかったが)
それもあるし……】

【しびれる腕で、盾を腕からはずし、握りを握る(しびれた手ではつらいが、いまは仕方ない)
その状態でナナメ下後方に向け、準備のできた衝撃波を放ち、自分を反動で吹き飛ばす。
再び魔女へ、その背中に向けて、盾からつっこんでいく。

盾が魔女の背中を直撃すれば、盾をはなしてその裏側を思い切り蹴ることで、追撃と離脱を同時に試みる。正直しびれた身体ではつらい、それでも】

もうやめてくださいよ!!
そんなアレッサさんを見てるの、悲しいです!!

【衝撃波が起こした轟音とこの声がとどき、防御されてしまうだろうか?
それでも強引に突っ込むつもりだ。
なんたって今度はけりで崩せる軸足が「無い」、成功は見込めるだろう――と信じて】 <> 【紙鬼折神】<>sage<>2011/06/11(土) 00:51:18.40 ID:Wp6llw9oo<> >>865
「はぁ、あのあたり……ですか」

【客が指差す方向へと視線を向けるが、依然として何も無い空間がそこにある】
【どこに見る要素があるのだろうと、マスターは首を捻り、気が付く】

「ああ、能力者の方ですか」

【納得が言った、と言わんばかりに頷いた】

【能力者、それは森羅万象の理を歪めし生物の頂点】
【彼の者一振りで山を砕き、彼の者予備動作を必要とせず雷光を操る等】
【能力者は十人十色千差万別だが、唯一共通している点は一つだけある】
【――――彼らの力は絶対的で無慈悲】

【といっても、理性ある能力者の方が多い為そこまで恐れるほどではない】
【寧ろ、納得が言ったと頷くマスター自身も能力者なのだ、その穏やかな雰囲気からは余り想像できないのだが】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 00:55:51.76 ID:ahsnGsxa0<> >>866

この大胆なファッションを変だなんて、分かってないね。

【フフン。と得意げ。完全にドヤ顔である。あたかも自分が正しいとでも言うような。】
【どちらにしろ、女のファッションセンスが壊滅的なのは目に見えているが。】

【男は女の隣に座り、短く返事を返した。】
【女の隣に男(性別的な意味で)。しかも赤の他人。女は、そういうことを余り気にしないようだ。】

まぁ、そんなイライラせずに。
何かあったの?私に話してみなよ。何か力になれるかもしれないからさ。

【初対面の相手にそういう事を言うのは如何な物か。女はデリカシー云々を見れば常識外れといえる。】
【服は勿論、首や腕のアクセサリーやリングがチャリンと金属的な音を出す中で、男にそう尋ねた】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/11(土) 01:01:28.24 ID:kZleoi8Zo<> >>868

「まっ、一言で言ってしまえばそうなるな。」
「……魔眼使いって所だ。 まぁ、その代わりコッチは何にもみえねぇんだがな」

「……おっと……ちょっと小ぶりになってきたか?」

直ぐに彼が能力者であることに気づいた相手に関したように同意する彼。
そして、自分の能力の一般的な呼び名を言い表すと
目隠しとツンツンと指で突きながら話している。
どうやら、外から雨の音が聞こえなくなってきたようである。


「……よっと…ご馳走さん。マスター。 代金はどうしようもねぇから……」
「お礼といっちゃあ何だが 俺の魔眼製作魔眼っつう奴をみせてやんよ。」


「………ククッ、あんまり見ても気持ちのいいもんじゃあねぇがな?」


珈琲を飲み終わったのだろう。カップをソーサーに置くと、杖を拾いながら立ち上がり
男は壱つ、大きな伸びをする。
そして、なんとも恩着せがましい気もしないでもないが その目隠しを少しずらしてその眼で相手を見つめる。
実際、視力は無く、何も見えていないのであるが。

──右眼は全体が紅く染まり、瞳にあたる部分に文様が描かれている。 そして、左目は……無かった。 虚空だった。

そして、彼は目隠しを元に戻して、くるりと踵を返す。 このまま行けば、またしても鐘を鳴らして出て行ってしまうだろう <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/11(土) 01:06:26.33 ID:eP1AIeZYo<> >>867
少年の声が背後から聞こえた瞬間、魔女の美しい顔がさらに美しく、美麗にいびつに歪む。
絶世の美貌と三日月の笑みが歪み、魔女の思考がかちりとはまり込む。

(……及第点ってところ、かしらねぇ……♪)

後ろを振り向き、左手を取り去ったその顔を少年へと向ければわかるだろう―――真っ黒な瞳から
すでに魔眼の魔力が解除されている事が。さらに、先ほどから立て続けに雷を打ち続けていたためか、全身を
覆う電圧も消え去っており、攻撃を加える事が出来る状態である事が。だが、それでも魔女は姿勢を崩さない。
ぎりぎりまで”ネタばらし”はしてはならないのだ。少年が魔女を跪かせるその時まで。


―――――ゴキンッ


背中では無く、振り返ったために腹部へ直撃した盾は突進と蹴りで圧倒できる威力を持って直撃。
その場から数メートル程後方へ吹き飛ばされた魔女は空中で体勢を整えながら着地するも――――。
ドサッ、と音を立て、初めて―――地面に、跪く。
大きな三角帽子でその表情は見えない、しかし、魔女はその帽子を震える指先でくいっとかっこつけながら押し上げる。
口の端に滲んでいるのは、深紅の血。それはかなりのダメージを受けた事を言葉無く少年へ届けるに十分だろう。
立ち上がる事の出来ない魔女は、不適な笑みを浮かべ―――――。


「やれば、出来るじゃなぁい…坊やぁ……?」

「合格、ねぇ……♪」




「っ……ぁ、ぐ…」

そして、その身体を地面に横たえるのだった。
少年の放った盾の突撃と、その盾の後ろから放った蹴りは魔女の柔肌を抉る程の威力を持っていた。
それに耐えうる程の身体能力は持ち合わせているが、連続で放ち続けた雷撃で消耗していた体力と同時、振り返った
反射的な筋肉の緩和によってその威力は10倍、否何十倍にも膨れ上がって魔女を捕らえたのだ。少年の行動が全て
歯車のように噛み合い出来上がった―――完全なる、勝利。


「……か、えったら……シャワー浴びないと、ねぇ……♪」

「…ちょっと、は、お役に立てた、かしらねぇ…?」

土に塗れながらも、自身の姿勢を崩さないまま。倒れこんだ格好のまま言う魔女。 <> 【紙鬼折神】<>sage<>2011/06/11(土) 01:11:08.62 ID:Wp6llw9oo<> >>870
「いやはや、なんというか能力者とは格も凄いモノですね」

【と、自分も能力者であるにも関わらずよくもぬけぬけとそんなことが言えたものである】
【そして、踵を返し立ち去ろうとする男に向かってマスターは】

「そうそう、私の店の珈琲は気にいって貰いましたか?
 もしよろしければ、また飲みに来てくれれば幸いです。では、さようなら」

【謳うようにマスターと呼ばれる男は帰ろうとする客に向かって言い放つ】
【口元には皮肉気な、そして楽しげな笑みを浮かべ、優雅にお辞儀をして見せる】
【その様子は道化を演じているように見えて、しかし様になっているのだから余計に性質が悪い】 <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/11(土) 01:12:09.83 ID:Lf9LmdEGo<> >>869
「大胆、ってか...まぁ、いいか」

反論を繰り出す女、少年は呆れた様な声を返すが、
相手の得意気な顔を見て指摘するのも億劫に成ったようで、そのまま言葉を濁した

そして相手は、初対面の相手に話してみるよう促してきた
親切なのかもしれないが、いかんせん常識が欠如している様な...
客観的に見れば自分もそれに当てはまるという事等いざ知らず、そんな感想を相手に抱き始めた。...小さく、咳払い

「俺の...あー、同居人が。突然腹が痛いと喚き出しやがった。」

「そんで五月蝿いから”仕方なく”薬を買いに行ってやったら、その帰りにメールが着た」

「トイレに行ったら直りました。ご苦労様。...ふざけんな」

遠慮なく、イライラの種を女に吐露した。と言っても只の、愚痴だが。最後の方は殆ど吐き捨てる様に
それでも少年にとっては力になって貰っている事になるだろう、尤も少年はそのくらいで謝意を見せたりしないが
同居人、というところで少し逡巡があったのは、女性だと知られればまたからかわれそうだと思ったからだ
話終えるとまた不機嫌そうにがしがしと頭を掻き、視線を前方の暗がりへと向けた

/遅れた..すみません
<> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/11(土) 01:17:02.94 ID:kZleoi8Zo<> >>872

ケラケラと愉快そうに笑う。
背中を向けているため表情は窺い知れないが。


「……そうだなァ……あれだ。」
「……また、外れの映画を引いちまったら来る。 自棄珈琲とでも名づけるかな」

「……んじゃっ、また。」

    …………コツ  コツ  コツ  コツ


彼は、立ち止まったまま、肩をすくめてそんなことを言う。
そして、杖を突きながら彼は鐘を鳴らして外の小雨の中へと飛び出して行った。
彼は、未だマスターの本性など知る余地もない。


//絡みあり&乙津でしたー!! <> 【紙鬼折神】<>sage<>2011/06/11(土) 01:18:24.31 ID:Wp6llw9oo<> >>874
/こちらこそ有難うございましたー! <> 【月光官能】月の加護で強化 ○飛ばす @猫耳尻尾 E:喪章、籠手、十字架、脇差 あとメ欄<>sage sagaナイフ(REM.、H.o.G、十字)、盗聴器、壊れた手錠、麻酔針<>2011/06/11(土) 01:20:54.66 ID:JIsNe5RZo<> >>871
【防御は――なかった】
【それどころか魔眼も解除されていた、もっとも、魔眼にかかっても止まらずにすむように、あえて進路変更の難しい衝撃波での駆動を選んだのだが】
【全身を包んでいた黒い電圧も消え去っている、これ以上ない好機、だが、
好機過ぎてかえってよくない。
果たして吹き飛び、ひざを突いた彼女は口の端に血をにじませている――やりすぎだ】

ご、ごめんなさい……
大丈夫ですか、ごめんなさい!!

【半泣きで駆け寄る。地面にくず折れた、もう怖くはない、優しい魔女のそばに座り込んだ】

すこし落ち着いたら、お医者さんに行きましょう? 内臓にキズがついてるかも……。
すごく勉強になりました。ありがとうございました、でもごめんなさい……。

【リュックを探り、大判のタオルケットを取り出し枕を作る。
拒まれなければ、彼女の頭の下にタオル製の枕を敷き、水の入ったペットボトルを手渡すだろう、せめてもの気遣い】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 01:24:44.16 ID:ahsnGsxa0<> >>873

【相手が自分に常識が欠如しているような感想を抱いているのも知らず。】
【まぁ、そんなことを言ったら、女はまた強引にこちらのペースに持っていくだろうが。それはともかく】
【男の悩みを聞く女。】

アハハ、それは災難だね。
…でも、優しいじゃん、君。
五月蝿いから行った、なんて建前だね。
ホントは心配してたってのが顔に出てるよ。

ちなみに、その同居人さんは男?女?
…あ、別に答えなくていいよ。興味本位だから。

【愚痴じゃん…そんな感想は胸に留めておいて、そんな風に返した。】
【まぁ、誰しも近くで人が苦しんでいたら助けるだろうが、男は心配が色濃く顔に表れてると。】
【別にカウンセラーとかそういう類の職種でもないのだが、とにかくそう感じた。】

【とりあえず、親身になって…そこまで行って無くても、真剣に、女は答えた。】
【また、最後に余計な質問を付け加えて。】 <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/11(土) 01:32:42.40 ID:eP1AIeZYo<> >>876
傍にある少年の顔が涙で濡れるのが見える。魔女はそれを見て優しく微笑むだけ。
(あ、あぁん……可愛い……)
脳内は全然元気なようだから大丈夫だろう。水の入ったペットボトルを受け取り、一口だけ含む。
ゆっくりと喉を通し、少し疲れた身体を休めるように全身の力を抜き、少年の頬へと手を伸ばす魔女。

「いいの…いいのよぅ……」

「…んふふ……坊や、かっこいいじゃなぁい……でも、これでわかったわ…」

魔女は一息吐き出し、口の端についた血を指先で拭ってから左手の指先を動かす。
それに呼応して、遠く離れていた箒がふわりふわりとやってくると、すっと魔女の横に鎮座。見届けた魔女は
箒をひと撫でしながら言う。

「……貴方に足りないのはねぇ…”覚悟”、かしらねぇ……貴方自身が絶体絶命な状況に陥らない限り、
貴方は私に攻撃するときだって気遣いしちゃうもの…それじゃぁ、貴方の”大切なもの”は、守れないわぁ…?」


それから魔女はわざと作ったような低い声で、くわえてもいない煙草を指先でつまむふりをしながら言った。


「全部賭けないと、ギャンブルは面白くないだろう?どうだいジェントル……覚悟って奴も、賭けてみようじゃあないか…なぁ?」

「…んっふふふ…ジョンなら、きっとこう言うわよぅ…?」

段々と浅くなる呼吸。深いダメージは、すぐさま拭いきれるものでは無い。
優しく細められていた目が、どことなく力なくなっていく。

「っ…ん、……もう、だめ、みたいねぇ…」

何がダメだというのか。魔女は新たに滲んだ血を拭う事もせず、ゆっくりと―――その呼吸を―――止め―――。




「帰ったら……シチューが食べたいんだけれどぉ……」



全然元気なようだ。寧ろお腹が減ってるようだ。
先ほどまでのダメージは残っているようで、若干よろつきながら立ち上がり、土をぽんぽんと手で払うと、箒に腰を下ろして足を組む。
それから、先端部分に開いた一人分のスペースをぺしぺしと叩きながら少年を呼ぶ。

「ほぉらぁ、帰るわよぅ…シャワーも浴びたいし、坊やのシチューも食べたいしぃ……ほらほらぁー」

魔女はやっぱり―――魔女である。 <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/11(土) 01:36:20.04 ID:Lf9LmdEGo<> >>877

「......ふん 」

思いの外真剣にこちらの言葉に耳を傾ける女に若干の驚きを抱きつつ
図星を当てられ、その上顔に出てる、とまで言われれば何も言えない
相手が思っている通り、腹痛の話が出たときはそれは心配したものだ、だからこそ怒りも大きかったが

「...女だ。勘違いすんなよ?同居してるだけだからな? 」

恐らく、相手が真面目な面持ちだったからだろう。
相手の余計な質問にもきちんと正直に答えた。釘を刺すのは忘れないが <> 【月光官能】月の加護で強化 ○飛ばす @猫耳尻尾 E:喪章、籠手、十字架、脇差 あとメ欄<>sage sagaナイフ(REM.、H.o.G、十字)、盗聴器、壊れた手錠、麻酔針<>2011/06/11(土) 01:47:40.67 ID:JIsNe5RZo<> >>878
【優しい微笑みに『だまされる』おひとよし少年、脳内が元気などと知るよしもなし】

うう……かっこよくなんてとっても……。

【もこもごといいつつ、続く言葉を聞く。
覚悟が足りない――また言われてしまった。克服したつもりでいたのに。
いや、このところのことで、持っていた弱さが戻ってきてしまったのだろう。】

はい……そうですね……。
ええ、ジョンさんなら、そう言いそうです
【懐かしさにくすり、笑う。同時にちょっと泣けてきたのは内緒】

でも、これはあなたを『賭ける』ことでしたから――えっ?!

【なんていっていると、『もうだめ』まるで死にそうな言葉と様子、そのまま泣き出しそうに顔がゆがんだ…のに】

え? しちゅー……?

【ダメージを残しつつも立ち上がる。むしろおなかが減っている様子にちょっとポカーン。
だが、タンデムポジションをすすめられ、ありがたく受けることにした、こちらもさきの電撃のダメージがまだある。
いや、もちろんシチューは作れる。というかダメでも作る。それがオーダーであるのだから】

あ、ありがとうございます、おじゃまします。
ではシャワーの間にシチュー、作っときますね。
ホワイトシチューとデミグラス、どちらがいですか?

【枕を回収。盾もちゃんと持った。ほうきに腰を下ろしつつ、無邪気に問いかける……】

/時間的に…なので、この辺で〆させてくださいませませ
/戦闘ありがとうでした!! 乙です!! <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 01:47:48.19 ID:ahsnGsxa0<> >>879

やっぱり心配してたんでしょ?
フフ、顔に出てる。

あ、女の子ね。
…別に、釘刺さなくてもいいのに。
やましい気持ち持ってるってことは無いだろうし。

【相手は返事をしなかったが、どうやら図星らしい。】
【追い討ちをかけた。要らぬ世話だろうが】

【そして、同居人は女らしい。】
【多分、可愛い女の子なんだろなぁ、と思いながら、そんなことを言った。】
【やましい気持ち云々は、余計な一言だ。】

じゃ、私が相談に乗ったから、君も、ちょっと質問に答えてくれる?
ちょっとした、人探しなんだけど。

【と、切り出す。】
【弟の情報を1つでも集めたかった。そのためには、誰にでも質問する。】 <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/11(土) 01:52:00.77 ID:udK8xX/jo<> >>880
「もっちろん、ホワイトシチューに決まってるじゃなぁい……あ、パンは焼かなくていいからねぇ?」

魔女は少年が箒に乗ったのを確認すると、足先から高圧電流を操作し、特殊な磁場を作り上げる。
様々な金属へと反応させながら高度を上げ―――綺麗な、紅い三日月を眺めながら。


「さぁって…シャワーを浴びて、シチューを食べて、ふっかふかのベッドで眠ってぇ…んっふふ…♪」

「振り落とされちゃだめよ坊やぁ……さぁ…行くわよぅ――――♪」



それから、最高速度まで一瞬で上げ、暖かな”家”へと――――帰るのだった。


/こちらこそ戦闘ありがとうございました!乙です!! <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/11(土) 01:54:57.12 ID:Lf9LmdEGo<> >>881

「....。」

追い討ちをかけられると今度は完全に、黙り込んでしまった
そこまで言われてしまえば何も出来ない、ぽりぽりと頬を掻いた

「ったりめえだ...誰があんな...」

端麗な部類では有るが、少年よりも年上である
からかったりされなかったのが矢張り意外では有ったが、その方が好都合だ
少々大袈裟気味に首を左右に振り、やましい気持ちを否定した

「...おう、知ってる事なら教えてやるよ」

どうやら女は人捜しをしているらしい。
相手に言葉を切り出されると、少しだけ間を置いて快く(少年にしては)返事した
なんだかんだで愚痴にも付き合ってもらい、好感度は悪く無かったようだ。
それと同時に背もたれに身体を預け、少々リラックスしたようで、楽な姿勢になった
だからなのか、僅かに少年の身体から龍の威圧の片鱗が漏れる...気付くかどうかは、分からないが

/すみません、凍結お願いしたく...
<> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 02:02:23.75 ID:ahsnGsxa0<> >>883
/おkです!
/一旦乙でした! <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/11(土) 02:03:57.62 ID:Lf9LmdEGo<> >>884
/有り難うございます...明日は2時ごろ以降なら大丈夫だと思いますので。
/それでは、おやすみなさい.. <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 02:19:17.09 ID:ahsnGsxa0<> >>883

フフ、やましい気持ちは無いけど、気にはなってるって感じ?

【「誰があんな」で言葉が詰まる相手。少しは意識しているようだ。】
【やはりこの女、からかうのが好きらしい。】

うん、ありがとう。
えっと、私の弟を探してるんだ。
短い銀髪で、身長は高め、私と同じくらいアクセサリーとかつけた男なんだけどね。
あ、そういえば最近、小さい女の子の使い魔を貰ったとか言ってた。

そんな感じの男なんだけど…どうかな、見たこととか、ある?

【弟からの手紙を頼りに、特徴を言う女。】
【男から、何かオーラのような物が漏れたのは、女の感覚ではわからなかった。】

/とりあえず返しておきますね。 <> 【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力<>saga E:--<>2011/06/11(土) 05:05:21.02 ID:SMGpgRhb0<>  漣静かな、月明かりも朝陽に紛れる渚。
 白鳥が群れで、睡りから覚めていく。

 さく、さく、と、砂を踏みしめるのは“独り”の女性。
 月明かりに染まったような月毛色のポニーテールは潮風に揺れて。
 白、皓、皎、の中にのぞくのは、赤い左目。

 一羽一羽、警戒しながら首を擡げ、“独り”に一顧をくれる。

 手頃な場所を見つけては、そこへ乙女座り。
 クロワッサンを齧っては、喉の奥に落としていく。

 朝ごはん、とばかりに寄ってくる、半ば警戒し、半ば諂う、白鳥たち。
 千切ってはそのかけらを、独りは白鳥に与えていく。 <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/11(土) 05:55:21.61 ID:ZBhAk4uX0<> 【朝】
・・・・・・・眠い
【気だるさと眠気の二つを浮かべた表情をしながら、道をフラフラと歩く男がいた】
【全身からやる気の無さを放っている、もうちょっとシャキッと歩けばいいのに】
・・・・・・・・・・・・zzz
【おっと、歩きながら寝やがった】 <> 【妖魔凄殲】@wiki<>sage saga<>2011/06/11(土) 09:00:09.20 ID:elZYoFyjo<> 「あー……金が無ぇー……やべー……煙草も無ぇー……死ねるーわー……」

【公園のベンチに座り、両手を背もたれに回しながら身長低き少年っぽい男が嘆いていた】
【ベンチの横には小銃が立てかけられており、その両腰、ベルトにはそれぞれ一本ずつ山刀が差し込まれ】
【武装は狩人スタイルであり、そんなのが虚ろな瞳で空を見上げていたのであった】

【ニコチンが無くて死にそう、ということらしい―――逆にニコチンを摂ったほうが死にやすいとおもうのだが】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/11(土) 11:54:22.75 ID:7y6R4kzIO<> 【公園】

「……はっ!」

【ズンッ】
【一人の少女が八極拳の形打ちをしていた。】
【十七歳くらいの一人の少女。】
【ショートカットの髪と赤縁のメガネ。】
【着古したようにくたびれた藍色の道着、】
【その上から黒い春用の薄手のコートを袖を通さずに羽織っている。】
【足を動かすたんびに、履いている下駄がカラコロとくぐもった、】
【優しい音を奏でた。】

「…しっ!!15勝7敗3引き分け!」

【踏み込む音が響く。】
【なかなかその動作は手馴れており、】
【彼女がその拳法を体得しているのがわかる。】



/なんでも対応 <> 【天地開闢】<>sage<>2011/06/11(土) 12:20:18.41 ID:GSpdeeELo<>
「うぅ……まただ。こんなにいらないのに……けほっ、けほっ」

しくしくと涙を溜めながらよろよろと歩く小さな少女がいた。黒のニーソックスを履いた脚はたよりなくて、骨格だけしかないようにさえ見える
両手に持った6つものビニール袋が彼女の悲しみのすべてを語っていた
何度行く店を変えても、そのたびにおまけと称して悠に五倍は詰め込まれるのだ。有難迷惑とはまさにこのこと

「冷蔵庫にはいるかなあ……」

ビニール袋をちらりと見て、飛びだす十本のネギに思いを馳せる。ビニール袋は畑じゃない、と

彼女の住む五番街はもうすぐだった。東の端にある十七番街の新しい食料品店までいったのだから大移動だった
このクルゼー通りの信号を左に曲がり、三つの小道を超えたところを右折し、小川沿いにいくとある旧市街に紛れこむ現代建築風の建物が彼女の住まいだった

べったりと張りついたような鉛色の雲が光を遮り、病気の太陽のような信号の赤が明滅していた
彼女はその前で、6つのビニール袋を持ち、蒼い羽織を着て、肩を落としているのだから、通りを行き交う人の視線を一身に集めてしまう
といっても、ここを通る人たちは彼女のことをよく知っていた。サムライガール? NO,モエガール キュート。という具合に

あまり異国文化に詳しくないこの街の人々は現代のシャガールかなにかだと勘違いしていたようだが、奇抜すぎる服装なのだから仕方ない <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 12:20:40.31 ID:/11e8Uij0<> >>890
「……こんな朝っぱらから武術の練習する奴なんて居るのか」

一人、目付きの悪い青年が公園に歩いてくる
公園に入った青年は、腰に、赤と青でデザインされた機械のボールのような物をつけていた
この夏季節の中、汗1つかかずに快適そうである

「一体何を目指してるのやら……」

呆れたようにため息をつくと、公園のベンチに座る
そして手をパンパンと二回叩く……

すると、青年の周りに、テレビやらエアコンやらがどこからともなく現れた!
電気なんて通っていないはずなのに、思い切り動いている電化製品
さらに青年は、冷蔵庫の中からコンビニ弁当を取り出した

何かカオス

手を叩き、割り箸を生み出す
割り箸を割り、何気なく練習をしている少女を眺めながら、コンビニ弁当を食べ始めた <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/11(土) 12:29:26.26 ID:7y6R4kzIO<> >>892

【それに対してこっちは暑そうで、額には玉の汗が光っていた。】
【時期が時期なだけに仕方が無い。かと言ってコートを脱いだら、】
【雨上がりという事もあり、今度は寒すぎる。微妙な気温であったのだ。】

「……っ!」

【ドンッ!!】
【と震脚。青年に見られていても鋭い型打ちを続けていた。】
【今までは、人が来たらそれだけで不快であった。自分の稽古を見られるのはあまり好きではない。】
【しかし、この世界に来てそのような事を経験するあまり、はんば「耐性」のようなものができてしまう。】

「……ふっ!!」

ドンッ

【つまり、ある程度は他人の視線があっても集中できるようになったのだ。】
【パンパン、とかしわでの音が聞こえる。少女はチラ、と視線を送った。】

(……うるさいですね…)

(…どうせまた……なんだ、冷蔵庫か。)

【そしてその視線を戻し、再び型打ちを続ける、】
【と思ったが―――――――――――】

「えっ!」

【慌てて振り返り、相手を見つめた。なんでこんなところに電源無しで動く、】
【冷蔵庫及び電化製品があるのだ。】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 12:31:19.04 ID:3wmrW7Gz0<> >>891
(なんだ……アレ……)

【散歩の途中、少女の後ろを偶然通りかかった少年】
【降ろすと鎖骨あたりまである長い髪を後ろで一つに縛っていて】
【服装は髪と同じくらい黒いTシャツ一枚と、灰色のカーゴパンツである】

【今日は休日ということで、いつもは通らないところまで散歩でやってきたのだが……】
【そこには不思議というか、奇抜な服装をした少女がいた】

【その少女の恰好に驚きつつ、つい後ろからじっと見つめてしまう】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 12:33:31.50 ID:/11e8Uij0<> >>893
【テレビはニュースを伝え、エアコンは涼しい風を流し、冷蔵庫はジュースを冷やしている】
【なんということでしょう】

……ん

【驚いた様子でこちらを振り向く相手】
【よく分からないが、こちらを向いたので】

おー、練習頑張れー

【どうでもよさそうな声で手を振った】
【そしてから揚げを口に入れると、少女から視線を外してテレビを見始めた】

【明日は晴れかな】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/11(土) 12:35:24.30 ID:SViVkMMZo<> ずるりずるりと黒いローブが地面をこする
ぞるりぞるりと影が蠢く
まるで少女をかばうように日光から身を呈して守っているのは、真っ黒い人型の何か
まるでそれは訓練されたボディガードのようでもあり、首輪で繋がれる犬のようでもあった
「さすがに日光はまぶしいわ……」
心底嫌そうに、少女は言う。
言葉とは裏腹に、汗は一筋たりとも伝ってはいない <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/11(土) 12:35:36.14 ID:7y6R4kzIO<> >>895

「あっとそうだ…練習練習。」

【相手から声をかけられ、慌てて型打ちを再開。】
【再び鋭い下駄の音を響かせるが、】

「…い、いやいや!!ちょっと待った!!」

【と再び振り向く。どうも相手があまりに自然な反応なので、】
【こちらも取り込まれてしまう。】

「な、なんでこんなところにこんなものがあるんですか!」

【と近づきながら。】 <> 【天地開闢】<>sage<>2011/06/11(土) 12:41:48.64 ID:GSpdeeELo<> >>894

人見知りの度を超えた彼女にとって、奇異の目ほどつらいものはない。青い放射線が全身を貫くように感じるのだ
そんなことだから、年頃の少年に見られたという恥ずかしさから、顔を真っ赤にして、すすっと信号機の柱に体を隠そうとした
こんなときに相手の行動が読めるという高級能力を無駄遣いするのが彼女の性質だった。いや、そのためにあるのかもしれない

「やぁ……こ、これはその……わたし、わるくない……」

ぼそぼそと自分に言い聞かせるようにうんうんと頷くものの、その姿は滑稽極まりない
大量のビニール袋を持って、補給兵のように中膨れした彼女にとって隠そうとした柱はあまりにも細すぎた。戦争はどこで行われているのか
もう全然隠れていなくて、それでも彼女は早く信号変われって心の中で祈りながら、俯いたまま体をすこし震わせていたのだ <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 12:44:26.81 ID:/11e8Uij0<> >>897
え?何でこんな所にって?

【不思議そうな顔をする】
【青年にとってこれが普通なのだから仕方が無い】

……使える場所を選ぶ商品なんて不便だろ

【らしいです】
【青年の手に掛かれば、"便利"で済まされる物なら何でも出せるのだ】
【つまり、"電気やコンセントを必要としない、便利な家電製品"を出している訳だ】

何か食うか?

【冷蔵庫の中から○ーラを取り出して飲みながら言った】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 12:46:58.06 ID:3wmrW7Gz0<> >>898
【細い柱が、少女の体の一部を隠す】
【なんだろうか、と思いながらまたじっと見てしまう】
【もう無意識の範疇だ】

【少年も信号で足を止め、少女の隣に立った】
【俯いたまま体を震わせる少女】
【どうしたのだろう、体調が悪いのだろうか】
【そんな疑問が頭をよぎる】

「あの……大丈夫ですか?」

【つい、声をかけてしまった】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/11(土) 12:51:51.02 ID:skNZZyjL0<> 【街外れの森の中 (正午)】

「……だいぶマシになってきたかな?」
【開けた場所でボソリと呟く腰に矢筒、左手にでかい弓を持った青年】
【青年が向けた視線は何本もの矢が刺さっている木、得におかしい所が無いように見えるが】

(早く名前考えないとなぁー)
【実はこれ、青年の新技練習だったのだ、何日何日もやってようやく安定してきた】
【いきなりこの場に座って頭を掻き考え事のポーズをする青年であった、後リュックは木の下だ】

/殺し合い以外でお願いいたします <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/11(土) 12:52:08.90 ID:7y6R4kzIO<> >>899

「いいですか。公園≠ノ電化製品≠ェあるんですよ。」

【その二つの言葉を強調した。エアコンの涼風が少女の汗を昇華させ、】
【非常に心地よいが、彼女は今それを感じる余裕はない。】

「…そりゃそうですが…」

【にしても場所を選ばなさすぎる。公園で起動する冷蔵庫など、】
【少女は生まれて始めてみたし、今後も見る事はないだろう。】

「ん…いいんですか?」

【ちょうど喉が乾いている。】
【驚きの感情が大きかったが、生理的欲求のほうが強い。】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/11(土) 12:56:56.89 ID:SViVkMMZo<> >>901
ぞるりぞるりと影は蠢く
ずるりずるりとローブはほつれる

少女が青年を目視すると、少女は驚いたように目を見開いて
「あら、先客かしら」
少女も訓練をしに来たのだろうか、彼女の背後には黒い人影が立ち上っている <> 【天地開闢】<>sage<>2011/06/11(土) 12:57:51.82 ID:GSpdeeELo<> >>900

少女はもう完全に自分の世界に入ってしまっていた。相手の心配など耳に入ってこない
考えているのは、早く信号変わって、そしたら走る、すぐに家に行く、だ。これ以上のことは考えていない

信号が変わった

「だいじょぶですから、だいじょぶですから……」

彼女はふわっと顔を起こし、全力で走り出した。だが、剣を持っていないときの彼女は最弱の人間といってもよかった
案の定、ビニール袋の重さに振られるようにして、横断歩道のちょうど真ん中で勢いよく転倒した。腹から打ち付けるほど激しい転び方だった

まったく動かない。先程の震えも、痛む様子もなくうつぶせていた

信号はまた赤になろうとしていた。ようやくなにが起きたのか理解したのか、小さな体をもぞもぞと抱きかかえるように立ち上がろうとする
時間がなかった。ぺたりと路上に座った彼女の膝からは血が流れ、ニーソックスは円を描くように破けていた

赤になる。車が動き出した。彼女はその横断歩道の中心で、クリアーにならない意識のまま、声を殺して涙を流していた……

彼女の不幸をよそに、一台のトラックが近づいていた。運転手は彼女に気づかない……あと数秒もすれば、白昼の悪夢となるだろう <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 12:58:31.62 ID:/11e8Uij0<> >>902
便利じゃねえか、設置さえすれば公園でも動く電化製品なんて

【便利であるかないかの問題らしい】

だろ?だからいいんだよ、配線なんてめんどくさい手間掛からないし

【満足気に笑みを浮かべた】

【手を叩いて、今度はコップを2つ出す】
【ジュースの蓋を開け、コップに注ぐと、その1つを相手に差し出した】

ほら、練習も疲れんだろ <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/11(土) 13:01:14.15 ID:skNZZyjL0<> >>903
「…んっ?」
【急に聞こえてきた声に驚き辺りを見回す、声の主は簡単に見つかった】
【黒いローブ、後ろの人影、青年は確信した、ああ、この人能力者だ】

「…えーと、こんにちは、あなたもここで練習を?」
【少し微笑み相手を見る、青年の中身は現在の状況を整理している】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/11(土) 13:03:28.54 ID:7y6R4kzIO<> >>905

「そりゃ…便利このうえないですけど…」

【相手の隣に腰を下ろし、少女は言った。】
【テレビや冷蔵庫はまごうごとなき「本物」である。】

「あ…すいません…」

【と呟き、こくんと喉を潤した。】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/11(土) 13:05:11.00 ID:SViVkMMZo<> >>906
「んー、まあ、ちょっとだけ試したいことがあってねー。公園でも良かったんだけど、環境破壊になりかねないし」
てへへ、と笑いながら少女は言う。
木に背中を預けると同時に、黒い人影は崩れるように地面と溶けあった <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 13:06:46.28 ID:3wmrW7Gz0<> >>904
【自分の心配の言葉は聞いていなかったのか無視なのか】
【返事もなく、少女は信号が変わった瞬間に走り出した】

「あっ」

【一瞬引きとめようと思い手を伸ばしたが、それは届かず宙に浮いた】
【仕方ない、彼女のことは忘れていつも通り散歩を続行しよう】
【そう思って普通に歩きだしたのだが】

「えっ」

【少女がこける】
【手を差し伸べた方がいいのだろうか、自分で立ちあがるだろうか】
【立ち止まって、悩んでいる間に信号が変わってしまった】
【少女に向かって、一台のトラックが近づいている】

「うわああああ」

【ほとんど叫びのような声を上げて、自分の身体は後ろ、先程自分が信号が変わるのを待っていた場所に近づきつつ】
【両手を少女に向かって突き出す】
【そこから不可視の力で少女を吹っ飛ばそうとする】
【上手くいけば少女は向こうの歩道まで吹っ飛び、トラックは事故を起こすこともなく普通に通過するだろう】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/11(土) 13:08:26.45 ID:skNZZyjL0<> >>908
「へぇ…もしかして能力者ですか?」
【立ち上がって肩をまわし始める、別に相手が能力者でも構わないが問題は青年の敵か味方か中立かと言うことである】

【彼女の能力を考えつつ人影が入った地面を見続けた】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 13:10:07.07 ID:/11e8Uij0<> >>907
……けど?

【何か問題点があるのだろうか、と、ほんの少し心配の色が入った顔で聞いた】
【販売する商品には、一つ足りとも欠点があってはならないのである】

にしても、朝っぱらから武術なんて、頑張る奴も居るもんだな

【相手がジュースを飲むのを見ながら何気なく言った】

結構慣れてるみたいだな、2〜3年やってるのか?

【八極拳のような物だったが……と考えながら質問】
【素人でも、あの動きは最近始めた人じゃないとは分かる】
【が、どのぐらい練習すればあの動きになるのか分からないので聞いてみた訳だ】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/11(土) 13:10:48.38 ID:SViVkMMZo<> >>910
「ん、その通り」
短く肯定の言葉を述べ、肩を回し始めた青年に軽く警戒を抱きながら。
数秒ほどで人影は完全に地面と同化した。少女はそれには目もくれず、ただ青年の弓を見つめていた
<> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/11(土) 13:15:46.45 ID:skNZZyjL0<> >>912
「そうですか」(…もう撤退するか)
【先ほどの証言から彼女はなんかとんでもないことをしそうなのでここから離れることにした】
【何の能力かは知りたいがそこまで青年は無謀じゃない】

「じゃぁ自分は場所を移しますね」
【そう言い手に持った弓を消して木の下のリュックを背負って木に刺さっている矢を抜き始めた】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/11(土) 13:15:51.77 ID:7y6R4kzIO<> >>911

「…いや、なんでも。そんな心配そうな顔しないでくださいよ。」

【相手が親切な人だったので、なんとなくこちらに罪悪感が生まれる。】

「…ま、日課みたいなものですから。」

【毎日毎日、雨の日も風の日も、】
【ひたすら型打ちを続けて来た。】

「ああ…ええと…6歳からだから…かれこれ11年くらいですね。」

【コップから口を離し答える。】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 13:19:08.88 ID:/11e8Uij0<> >>914
そうか、良かった

【安心したように微笑む】
【目付きはアレだが、けっこー良い青年である】

毎日あの練習か、俺なら三日でバテるな

【カラカラと乾いた笑い声を上げる】

……じゅう…いち…!?

【口がポカーンと開く】
【待てよ、毎日年中無休で11年稽古って、何なのこの人】

…学校とかはちゃんと行ってるのか?

【気になったので聞いてみた】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/11(土) 13:20:19.58 ID:SViVkMMZo<> >>913
「まあ、待ってよ」
くす、と笑みを浮かべ、少女は軽く自らの黒髪をなでる

「レディのお話し相手ぐらい、してくれても良いのではなくて?」
レディというよりはガールの方が適切であろう、どう多めに見積もっても16,7そこそこだ
<> 【天地開闢】<>sage<>2011/06/11(土) 13:24:18.50 ID:GSpdeeELo<> >>909

「……えっ?」

彼女が顔をあげたときに見えたのはトラックのバンパー。もう剣を握る間もない
とつぜん、体がふわりと浮いた―――彼女はバランスを崩す。横方向の力で横断歩道の上を駆け抜けた

運転手が気づいて、ハンドルを左に切った。そのまま角にあったタバコ屋に勢いよく衝突した
黒煙が上がる、爆音がする。旧市街の石造りの建物であったので、空の方からバラバラと直方体の石が落下しはじめていた

彼女は横断歩道の反対側にいてその様子を呆然と眺めていた。石の落ちるのがやけに遅く見えた

はっと気づいたときに彼女が取った行動はシンプルだった。この場から逃げないと面倒なことになる―――
横断歩道を走って渡り、両手を突き出している少年に近づく。能力者だということに気づいていた

能力者であることは迫害の対象になる―――この事故だって、トラックを動かしたと言われればそれで、ジ・エンドだ

自分を助けてくれた人を巻きこませるわけにはいかない、と恥ずかしいのを堪えて、ぎゅっと相手を見上げた

「……ここから、逃げないと……その、あの……わたしの家、すごく近いから……はやくっ…」

彼女は相手に擦りむいた手を差し出した。赤くなっていたが、血は出ていない
涙を溜めながら相手を見つめる。掴めばいっしょにこの場から逃げることになる―――遠くからサイレンの音が近づいていた <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/11(土) 13:25:36.04 ID:7y6R4kzIO<> >>915

「ま…気力の問題ですね。」

【相手が微笑むのを見て、こちらも表情を崩す少女。】
【その後残っていたジュースを全て飲み干した。】

「ん?…ああ、アカデミーってご存知ですか?私そこの生徒です。」

【もっとも、放浪の武道家である彼女は、

【殆ど講義には出席して居ない。ただ「籍を置いているだけ」である。】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/11(土) 13:26:17.39 ID:skNZZyjL0<> >>916
「…まぁ別にいいですけど」(面倒なことにならなければいいけど…)
【少し困った顔をしつつも矢筒に矢を収めて相手の方に向く】

「しかし話と言っても何を話せば…」
【腕を組んで考え事の仕草、相手から話しかけてくるのを待ってみる】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/11(土) 13:29:20.87 ID:SViVkMMZo<> >>919
「ッフフ、逆に尋ねるけれど、あなたも能力者かしら?」
片目を閉じながら、少女は柔らかに尋ねる

「それと、まさか私が見境なく人を襲うサイコパスだとは思っていないでしょうね?」
実際夜にはそうなるのだが、昼のうちは安全なはず……たぶん、きっと。
<> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 13:30:50.63 ID:3wmrW7Gz0<> >>917
「うわあ……救急車っパトカー!!!」

【事故を起こしたトラックを見ながら、叫ぶ】
【携帯なんかもっていない少年が直ぐに電話をかけることは無理で、公衆電話のありそうなタバコ屋は今の事故で崩壊した】
【周りにいた人々に声をかけて救急車を呼ぶよう頼んでいると】

【なんと、先程の少女が自分の方に走って寄ってきて】
【逃げないと、と言いながら少し赤くなった手をこちらに差し出してくる】

「え?」

【そういいながらも反射的に彼女の手をとった】
【彼女が走り出せばそれについて行くだろう】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 13:32:25.79 ID:/11e8Uij0<> >>918
「だよなあ……あ、そこのジュースは勝手に飲んでいいかんな」

【ふぅ、とため息をつく】
【そして、自分の持っていたジュースを飲む】

「アカデミーかあ、聞いた事はあるが……」


「……ってか、この時間帯に稽古してるって事は、全然出席してないだろ?」

【考えていた事をそのまま言ってみた】
【まあ、公園なんかで稽古しているのを見れば、そう考えるのが妥当だろう】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/11(土) 13:32:53.34 ID:skNZZyjL0<> >>920
「そうですね、自分も能力者です」
【証拠といわんばかりに右手から矢を生産してペン回し、そして消す】

「…まぁ正直に言えばめっちゃ怖いですね」
【無表情で答える、表面は無表情だが中身は辺りを見回して怪しいことをしないか考えている】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/11(土) 13:36:52.68 ID:SViVkMMZo<> >>923
「なるほどねぇ、遠距離系なわけかー」
分が悪いなー、と小さく呟いて

「あー、まあそう思われても仕方ないわよねー」
てへっ、と小さく笑いながら
「まあ、奇襲とか不意打ちとか闇打ちとかはしないから安心してよ。『ヨーイドン』でスタートするくらいの余裕は持ってるつもりだけど?」

「まあ、ここで能力を教えちゃってもいいんだけど、そうすると色々と厄介なのよね」
この少女、絶望的に能力の使い勝手をわかっていないのだ <> 【蹂躙ノ純白】<>sage<>2011/06/11(土) 13:38:24.44 ID:K6O3cXaGo<>
【重く深い鉛色の空から、しとり、しとり、と。穏やかな大気に染み入る様に雨が降る】
【これは、予め予報されていたもので、灰色の町のとても静かで……穏やかで】


「……お、おおぅ……」

【だれが、こんな事が起こっていると、思うのだろうか──甲高く澄んだ声が、町の一角】
【錆びた遊具達が、雨に打たれて、風に揺られて、小さく鳴き声あげる公園の中で】

【晴れた日の大空と同じ色に染まった、けど雨に濡れ手少し黒ずんだローブを着込んだ】
【小柄な……小学生と取れるかも知れない身長の人影が、遮断幕に覆われた空を見上げている】
【ローブからはみ出た、白く手はくたびれた地図を掴んでいて、覗く白い瞳は疲れに染まっていた】

「と、都会って──怖いよ……ここってど……こ」

【甲高い声が、不意に途切れた時】【腹部から連続した空腹の音が雨音を裂いて響き渡って】
【──ばたり、と人影の体は崩れ落ちて地面に蒼い青い花が咲き誇る……雨はただ人影を打っていく】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/11(土) 13:43:14.89 ID:7y6R4kzIO<> >>922

「あ、ありがとうございます」

【遠慮なく自分のコップにジュースを注いだ。】
【相手が飲むのを見て、自分も一口。】

「ん…なかなか鋭いですね…」

「まあ…ええ。出席してないなあ…武術の授業は出てるけど…」

【ベンチにうっかかり、空を見上げた言った。】
【今も普通に授業があっているようだが、欠席だ。】

「そういうあなたは?」

「…学校とかに行かれてるんですか?」

【と同じ質問をぶつけた。】 <> 【天地開闢】<>sage<>2011/06/11(土) 13:43:34.35 ID:GSpdeeELo<> >>921

「……うん」

ふにゅと相手の手を握り締めた。剣を振るうものにしてはやけにきれいな手だった

サイレンはもうすぐ近くまで来ていた。黒煙は赤い色が混じり、建物内部では火事が起きているのが分かった
人が集まり始めていた。彼女たちの顔を見たものは大勢いたが、なにが起きているのかみなが把握できない顔をしていた

彼女は少年の手を取り走り出した。ビニール袋は一つを残してその場に捨てた

横断歩道を渡る、三つの小道を抜ける、右に曲がり小川沿いの道を進む―――現代風の建築物、一軒家だ
心臓が痛いほど鼓動を繰りかえしていた。顔は真っ白になり、急速に体調が悪くなっていた

シルバー調の半螺旋階段を激しい音を立てて昇り、入口のドアにカードを滑らせる。開いた

バンッとドアを閉めたときには、二人は家の中にいて、彼女は玄関に倒れこんでいた

「……はぁ、はぁ……ここ、なら、だいじょぶです……けほっ、けほっ」

口元を抑えると、血が溢れた。急に走ったせいか、ケホケホ病が悪化したようだった

「ごめんなさい……助けてもらったのに……」

浅葱色の羽織の裾で血を拭いながら、相手にしゅんと頭を下げる。力が抜けたのか、ぐったりとしていた <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/11(土) 13:43:47.54 ID:skNZZyjL0<> >>924
「まぁ能力だけで戦うなら遠距離回復型ってとこですかね」
【空を見上げながら呟く、相手が奇襲をしないとわかって少し余裕を持つ】

「無理に話さなくてもいいですよ、あっ」
【と、彼女に語る、そして余裕ができたので】

「名前聞いてもいいかな? 自分の名前は弓指卓矢」
【相手の目を見て自己紹介、一応お話して知り合いになったから名前ぐらいは聞いておこう】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/11(土) 13:47:58.37 ID:SViVkMMZo<> >>928
「私はエレノア・アーデルハイド。よろしくね」
くつ、と喉を鳴らして

「回復系かあ。ペアでの支援に回ると強そうね」
にっこりとほほ笑んで。
「私は中距離型かな。っていっても、私は全然護身術とか使えないからなー」
ふいー、っと息を吐きながら。
<> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 13:48:24.03 ID:/11e8Uij0<> >>926
「意味ねーじゃん……三度の飯より稽古ってか……」

【呆れたような目で相手を見た】
【どうやら予想は当たってしまったようだ】

「う……まあそれを言われるとこっちも痛いんだが…」

【ぽりぽりと頬をかいた後】

「あー…何だ、まあ…家が今無くてさ、所謂……あー、ホームレスみたいな」

【学ラン着ているのにホームレスらしい】
【でも真実】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 13:48:57.15 ID:3wmrW7Gz0<> >>927
【少女に手を握られ、彼女について少年も走る】
【目的地らしいところ、恐らく彼女の家だろう】
【そこについた時には、少女は見るからに体調不良を起こしていた】

【玄関に倒れ込み、ケホケホと咳を吐く少女】
【気付けば口からは血液が溢れている】

「うわああ!?大丈夫ですか!?」

【血などにあまり耐性がないため、明らかにどうようしている】
【先程の事故やらこの少女の体調やら、少年にはショックが大き過ぎた】

「いえ、いいですけど……ど、きゅ、救急車呼びましょうか?」

【家の中を少し見回して電話を探しながら言う】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/11(土) 13:53:36.46 ID:skNZZyjL0<> >>929
「エレノアさんですね」
【復唱してしっかり覚える】

「護身ぐらいは覚えて損はありませんよ、自分もやってるんで」
【相手に近距離戦に対する護身術を勧めてみる、無いよりはだいぶマシになる】

「まぁナイフぐらい持っててもいいですしね、じゃぁ自分はそろそろ帰ります」
【リュックを背負いなおしてここから離れようとする】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/11(土) 13:55:14.90 ID:SViVkMMZo<> >>932
「考えておくわ、前向きに」
くすっと、無邪気に笑い

「ええ、お疲れ様。楽しかったわ」
いまだ木陰に背は預けたまま、きっと、青年が立ち去った後には彼女が試したかったことをするのだろう <> 【蹂躙ノ純白】<>sage<>2011/06/11(土) 13:56:27.21 ID:K6O3cXaGo<> >>925
ぼ、募集中でござんす <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/11(土) 13:59:31.69 ID:skNZZyjL0<> >>933
【その後は素直に街に帰ったとさ】

/これで乙です <> 【天地開闢】<>sage<>2011/06/11(土) 14:00:23.24 ID:GSpdeeELo<> >>931

彼女の家はメタリックな外観とは裏腹に北欧風の木を基調としたゆとりある内装だった
もともとここのオーナーが彼女の才能に惚れこみ、無理矢理貸しつけたものだったから、彼女のセンスではないのだが

「……あ、いつものことですから、だいじょぶです」

彼女は小さく笑みを作ると、ぱたぱたと脚についた砂をはたいて、立ち上がった

「とうぶん出られないと思いますし……その……あがっていきませんか?」

極度の人見知りの彼女にとって男の人は大の天敵であり、その上家に入れようというのはちょっと覚悟が必要だった
といっても、彼女は男性に対してあまりにも無知だったために、そういう感情はなかったのだが

彼女はウサギの耳のついたピンク色のスリッパを少年の前にそっと置いて、右奥のリビングに入っていった
ビニール袋は一つだけになってしまったが、材料は十分にあったし、これから昼食を作るつもりだったのだ

「……あのー、……すわっていてくださいね」

彼女の家はくらくらするような甘い匂いが充満していて、その中に木のすっとするような感じも混ざっていた
入っていったリビングは元からある家族用の大きなソファやテーブルがあり、布を被せた彼女の身長よりも大きいテレビもあった <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/11(土) 14:02:19.43 ID:7y6R4kzIO<> >>930

「ま、まあ時々はでてますから!」

【と一応言った。言い訳がましいが、そもそも相手の言う事が、】
【的を得ているのだから仕方が無い。】

「…なんだ…お互い様ですね。」

【と、幾分安心したように。】
【もう汗も引き、少女はだいぶ稽古の疲れを取り切っていた。】

「あの…これはあなたの能力ですか?」

【と尋ねる。】 <> 【黒影跋扈】@wiki<>sage<>2011/06/11(土) 14:02:43.69 ID:SViVkMMZo<> >>935
「……いったかしら」
しばらく後、少女は小さく呟く
「まあ、さすがにこれは見せられないしねー」
少女が軽く眼を閉じ、前に歩き出すと、先程まで少女が背を預けていた樹が縦向きに引き裂かれた
木には上下から、鋭い黒い影が突き刺さっている
「『落果狼藉』とでも言えばいいかしらね」
似合わないなー、と小さく呟き、少女は再び思考錯誤を繰り返す

/おつでしたー
<> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 14:05:29.12 ID:/11e8Uij0<> >>937
「そ、そうか……まぁそれならいいが……」

【特に追及する訳でも無い様子】

「だな……悲しいぜ……」

【ふぅとため息をつき、ジュースをコップに注いだ】
【ゴクッと一口飲むと】

「んー、まあ、特技みたいな物かな……やりすぎて能力みたいになっちまったが……」

【少し考えながらそう言った】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 14:06:43.49 ID:3wmrW7Gz0<> >>936

「そう、ですか?」

【家から彼女に視線を戻す】
【眉は心配そうに垂れ下がったままで、なかなか情けない顔をしている】

「あ、え、じゃあ……おじゃまします」

【いいのだろうか、親とかがいたら気まずくないだろうか】
【そんなことを考えながら、目の前に置かれたスリッパを右から履く】
【少年の趣味にあうはずもないスリッパだが、他人の家のことなのでたいして気にしていない】

「はい」

【彼女の言葉に返事をし、甘い匂いを嗅ぎながら家族用の大きなソファーに静かに座った】
【少し緊張しているようで、動きがきごちない】 <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/11(土) 14:06:58.34 ID:lNyLnQZdo<> >>886

「...んな訳、あるか」

からかうように言葉を紡ぐ女、やはり言わない方が賢明だったろうか
少年は頑に否定を繰り返す。正直な所自分でもよく分からなかった
と、ある事情から随分と長い間一緒に過ごしていたからなのか、自分の抱く感情の正体は判然としない
頬をぽりぽりと掻くと虚空へと向けられていた視線をさり気なく女へと向けた

「ふーん...」

どうやら女は、人捜しをしていたらしい。それも弟だとか
矢張り似るものなのだろうか、同じくらいのアクセサリー・・
そんなに目立つ格好をしているのならば会っていて忘れているという事は無いだろう

「..悪ぃ、会った事無いと思うわ」

念のためアイツにも聞いてみるか、そんな事を思いつつ
少しだけ声のトーンを落し柄にもなく申し訳無さそうに謝った

「...なんで、探してるんだ?」

そして、少し気になっている事を口に出し訊ねた。遠慮しておこうという思考は生まれなかったらしい
会うにしても何処かで落ち合う等別に方法も有りそうだが、家出でもしていたのだろうか?

/お待たせしました! <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/11(土) 14:13:28.91 ID:7y6R4kzIO<> >>939

「というよりこんな天気がいい日に授業なんて勿体無いですよ。」

【快晴の空を見てポツリ。】
【少女は気持ち良さそうにノビをした。】

「へえ…すごいですね…」

【と感嘆の声をあげる。】 <> 【天地開闢】<>sage<>2011/06/11(土) 14:15:36.48 ID:GSpdeeELo<> >>940

「……どうぞ」

ぶどうジュースを先に敷いたコースターの上に置くと、彼女は少年の向かいに座って、申し訳なさそうに顔を伏せた

「あの……けがとか、ないですか?」

膝の上にぎゅっと手をおいて、相手の顔をちらりと見る。心配そうにしてくれているのが分かって、よけいに申し訳なくなった
かけている大きなメガネをくいとあげて、メガネにあたるほど長いまつ毛をしばたたかせる

のどが渇いたのか、自分の前にも置いておいたジュースをストローで飲み、ごしごしの眼をこすった

人を家に入れたのがとたんに恥ずかしくなってきて、彼女は白い肌を朱に染めたままじっとうつむいてしまった

「あの、その……だいじょぶならいいんです」 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 14:17:13.45 ID:/11e8Uij0<> >>942
「……」

【むしろ逆じゃないか、と心の中で呟いた】

「ああ……でもまあ、"便利"止まりだからな」
「戦おうと思えば戦えるけど、他の能力者と比べると見劣りするしなあ」

【うーん、と困ったように声を上げる】
【確かに青年の出している物は、便利で珍しい物だが、それ以上の物は無い……冷蔵庫、テレビ、エアコンなどなど……】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 14:20:16.03 ID:3wmrW7Gz0<> >>943
「ありがとうございます」

【顔を伏せる少女と必死に目を合わせようとしながらお礼を言う】
【喉は乾いていたのか、直ぐにコップに口をつけてジュースを飲み始める】

「大丈夫ですよ」

【コップから口を離し、できるだけ彼女を安心させようと笑顔で答えた】

【少女のほうも喉が渇いていたようでストローでジュースを飲み始めていた】

「?」

【少女の白い肌が赤くなったのに気づき、首を傾げる】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/11(土) 14:21:46.54 ID:7y6R4kzIO<> >>944

「ああ…武器なんかは出せないんですか。」

【困ったような声を上げる青年を見て言う。】
【何でも感でも出せる、というわけにはいかないらしい。】

「さてと…それじゃあ私は…」

【と立ち上がり、再び公園の中央へ。】
【下駄の音を響かせ、型打ちを再開した。】 <> 【天地開闢】<>sage<>2011/06/11(土) 14:26:28.87 ID:GSpdeeELo<> >>945

「あの…・・ごはんとかたべますか? わたしのでよければつくりますけど……ごめんなさい、いらないですよね……ううぅ」

少女は立ち上がって、相手のソファから見える位置にあるキッチンに向かった
相手が食べなくとも、こちらは昼ごはんを作らなければならないのだ

「そういえば、おなまえ、きいてなかったですね……」

ビニール袋から材料を取り出しながら、少女は聞こえないほどに小さな声で尋ねた
使わないものは冷蔵庫に入れた。掛けていたまな板を取り出し、水を出した

「……わたし、ヘメラっていいます。たぶん、分かってると思うんですけど……」

彼女がそう言うにはわけがあった。彼女が着ているのは体操服で、胸にはひらがなで名前が書かれていたからだ <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 14:26:45.89 ID:/11e8Uij0<> >>946
「武器代わりになる便利な物はいくらでもあるけどな」

【ハハハと笑う】

「おう、頑張れー」

【中央で稽古を始める相手】
【しばらく相手の稽古を眺めた後】

「……さて、帰るか」

【帰る場所も無いのにそんな事を言いながら、手を二回叩く】
【すると周りにあった、青年が出した物は全て消える】

【青年はベンチから立ち上がると、そのまま公園から立ち去ろうとする】
【呼び止めようとすれば簡単に呼び止められるだろう】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 14:28:17.00 ID:ahsnGsxa0<> >>941

フフ、どうだかね。

【頑固だなぁ。そう思うもこれ以上の追及は無用だろう。】
【しかし、この男を弄るのは面白い。そう思ってしまう女。】

…そう。
なら仕方ないね。

はは、悪いと思う必要は無いさ。
この町で、弟に会った人なんて数えるぐらいしかいないだろうさ。

【申し訳無さそうに謝る男、しかし、知らない人間のほうが多いだろう。】

【なぜ、探しているのかを聞かれる。】

…弟はね、ちょっと前にココで暮らし始めたらしくて、私の家に手紙を送ってくれてたんだよ。
だけど、その手紙…定期的に送ってくれてたその手紙が、突然途切れちゃってね。

【遠慮しろよという考えは女には浮かばず。】
【弟のことを男に話した。弟は携帯を持っていなかったので、電話も通じない。そうとも言った。】

/遅れました…。 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/11(土) 14:29:55.33 ID:7y6R4kzIO<> >>948

「…あ、私天真爛と言います。」

「よろしければ…また、お会いしましょう!」

【型打ちを続けながら、去る相手の背中にそう告げた。】
【消える電化製品に内心舌を巻く。】
【その後、再び型打ちを続けていた。】



/乙でしたー! <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 14:31:03.97 ID:3wmrW7Gz0<> >>947
【少女の言葉に、そういえばまだ昼を食べていなかったことを思い出す】
【折角だからお言葉に甘えようか、流石に図々しいだろうか】

「えーっと……」

【悩んでいると、少女は自分からも見える位置にあるキッチンに立った】

「あ、俺は……蒼希です」

【少女の問いは聞こえなかったが、彼女が先に名乗ったのでそれに便乗する】
<> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 14:35:08.45 ID:/11e8Uij0<> >>950
「おー、じゃな、天真」

【後ろを振り向かず、手を振って立ち去る】
【……忘れていたのだろうか、名乗る事はしなかった】

/絡みありがとうございました! <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/11(土) 14:42:32.87 ID:lNyLnQZdo<> >>949

「ふーん... 」

成る程、それは確かに不安にもなるだろう。落ち着いた表情で腕を組み、相槌を打った。
折角なのだから手伝ってやりたいという気持ちも有るが、知らないものは知らないし
会った事が無いかと聞いて回る程の親切心が、少年に有る訳でも無い

「...ま、見かけたら教えてやるよ。..そんなヘンな格好なら、一発で分かるだろうしな」

従ってこんな風な答えを、相手に返した。
さっきのささやかな仕返しという意味を込めて変な格好、等とからかい気味に


「ふ...ぁ」

すると眠く成ってきたのだろうか、少年は暢気に欠伸など。何時も、就寝時間は早めだった
少し間の抜けた顔を特に気にする様子もなく垣間見せると、目尻に浮かんだ涙を拭う

「...そういえば、お前今夜のアテあんのか?」

思えばもう、結構な時間だ。そんな事を思い起こしながら、再び問い掛けた <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/11(土) 14:44:00.10 ID:WJ/fTuqzo<> >>949
/お気になさらず! <> 【天地開闢】<>sage<>2011/06/11(土) 14:44:55.52 ID:GSpdeeELo<> >>951

「そーき? ……へんなお名前ですね」

思ったことはそのまま言ってしまう癖があった。ギリシア生まれの彼女にとって、日本名はへんなお名前なのだ

「……はっ、すみません、すみません、すごくかっこいいお名前だと思います! あっ、いたっ!」

あたふたと暴れまわったせいで、鍋の入れてあるコンロの下の棚の取っ手に膝をしたたか打ちつけた
パスタを茹でようと思ったので、大きい鍋を取ろうとしていたところだった

「……ジェノバ風パスタはおすきですか?」

と言いながらも少女はもうパスタを茹で始めていて、その間にペスト・ジェノベーゼを作り始めていた
バジル、松の実、にんにく、パルミジャーノレジャーノをすりつぶしながら、オリーブオイルと塩コショウを混ぜる。一人暮らしも長く手なれたものだった

「この街には、なにをされにきたんですか……?」

キッチン越しに相手の様子を見つめていた <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 14:50:21.52 ID:3wmrW7Gz0<> >>955
「いえ……」

【慌てて謝る少女に、曖昧な笑顔で返事をする】
【名前を変だと言われたことはあまりないので、面食らってしまったが別に気分を害したりはしない】

「大丈夫ですか?」

【いたっ、と声を上げる少女に向かって心配そうに言う】
【ドジっ娘という奴なのだろうか……】

「ジェノ、?」

【聞き慣れない言葉に首を傾げるが、少なくともパスタは嫌いではない】

【少女の問いに、少年の動きが停止した】
【えーと……といいながら顔を背ける】
【無能力者である人間には、自分が能力者であることを打ち明けたくない】
【打ち明けて良いことなど滅多にないと、過去の経験から知っているからである】

「……ひ、一人暮らしがしたくて……」

【十四歳の少年が、一人暮らしがしたくて引っ越してくるなんて、なかなか苦しい嘘だ】
<> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 14:56:40.13 ID:ahsnGsxa0<> >>953

助かるよ。
まぁ、こんなノーマルな服なら、見つけるの大変そうだけどね。

【男に甘えておく。探す人物が多ければ多いほどいいのだ。】
【男がからかってきたので、それを受け流すように答える。】
【流石に、初対面の相手に聞いて回るほどのコミュ力があるとは思っていなかったので、見つけたら教えるぐらいでいい】

眠いのかい?
別に、私と話さずに帰ってもいいんだよ。

【欠伸する男に言う。何も合わせてくれなくても良いのだ。初対面だし。】

アテ…?
あぁ…無いね。
でも、まぁ宿でも見つけるからさ。大丈夫だよ。
心配してくれるのは、嬉しいけどね。

【そういえば、深夜だった。】
【女は、金には困らないので大丈夫だと言った。本当のことだ。】 <> 【天地開闢】<>sage<>2011/06/11(土) 15:01:57.70 ID:GSpdeeELo<> >>956

「ひとり暮らしですか……ここ五番街はすごく住みやすいですよ? みんなやさしい人だし」
「でも、東の方はだめです。他の国の労働者? っていうひとたちがあつまってて、すごくあぶないんです」
「だから西側のここらへんはすっごくいいんです……こわい男の人もいないし、ごはんもおいしいし……」
「わたし、すっごくいいひとをしってるから……こんど紹介しますね?」

相手の嘘など読みとれるはずもなく、松の実をすりながらこの街の情勢を語り続ける少女だった

茹であがったパスタと、隣で蒸していたじゃがいもを練り合わせて、ペースト状になるまで擦ったものを合わせた
バジルの緑が濃く出ていて、初めての人にはあまりおいしく見えないタイプのパスタだった

「……どうぞ」

彼女は少年の前に皿を置いた。食べるかの返答は聞いていなかったが、少女は食べるものだと思っていた
自分も座り、フォークをパスタに絡ませる。いつのまにか、わずかではあるものの笑顔になっていた <> 【雨候奔竜】@wiki<>saga sage<>2011/06/11(土) 15:08:46.98 ID:WJ/fTuqzo<> >>957

「それの何処がノーマルなんだよ...ま、いいけど」

綽々と受け流されてしまったが、忘れずに確りと突っ込んでおく
尤も、Tシャツ1枚姿の少年がとやかく言うというのもおかしな話である

「あぁ、それじゃ、遠慮なく...」

この時間から探すのも大変な気がしたが、本人がそう言うならいいだろうと
おせっかいよりも無愛想に近い少年はそう考えて、ベンチから立上がった。
適当にストレスを発散して帰えるつもりだったが、ついつい話し込んでしまった

「...またなー」

眠そうな重たい声で女に挨拶すると、緩慢な動作で歩みを進めた。
このペースで歩いていては付く迄大分時間がかかりそうだ...
女の姿が見えなく成った所で、少年は密かに竜へと変身
変えるべく場所を目指して飛び去っていく...もしかしたら、空で羽ばたく藍色の竜が見えるかもしれない

/絡みあり乙でしたー! <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 15:15:23.73 ID:3wmrW7Gz0<> >>958

「へえ……」

【少女の話しにすっかり聞き入る少年】
【気付けばジュースは全部飲み干してしまっていた】

「ど……どうも」

【この少年は、食に関してはあまり詳しくはなく】
【バジル、も初めてみたのか少年の目には毒々しく映ったのだろう】

【おずおず、といった感じで少女に倣ってフォークをクルリと回してパスタを絡める】
【口へ運び、ぱくりと食べてみると】

「わ、お、美味しいです」

【表情は明るく、素直な感想が口から出た】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 15:17:46.39 ID:ahsnGsxa0<> >>959

心配してくれてありがとね。
気持ちは確りと受け取っておくよ。

【その無愛想な顔が、心配している顔だと分かっている女。】
【立ち上がって、こちらに向かって挨拶する男に、こちらも手を振り、男の姿が見えなくなるまで見続けた。】

さーって、泊めてくれる所はあるのかなー…ん?
龍だ…今日は良い日になりそうだな。

【藍色の龍が見えた。】
【今日はラッキーな日だと思いながら、女は宿を探しに行くのだった。】

/乙でしたぁ! <> 【蹂躙の純白】<><>2011/06/11(土) 15:22:43.99 ID:K6O3cXaGo<> >>925
ら、ラスト <> 【天地開闢】<>sage<>2011/06/11(土) 15:29:54.60 ID:GSpdeeELo<> >>960

「おいしいですか……よかったです……げほっ、げほっ!」

ほっと胸をなで下ろした矢先、少女は緑色のパスタをトマトソースに変えるほどの量の吐血をした
テーブルの上は血まみれになり、下に引いてあったクリーム色の絨毯にも垂れ、濃い赤に染まっていく

青白い顔で相手にぎりぎりの笑顔を見せると

「……あ、気にしないでください……すぐなおりますから……あははっ……」

その言葉を最後に少女は弧を描くようにソファの上にばたと倒れて、意識を失った
口元からは今だ泡を含んだ血が流れ出しており、ソファを伝って床に広がり始めていた

肩まで伸びた黒い髪が半分ほど頬を隠していた。熱を帯びた頬はしだいに上気し、彼女の体もまた発熱しはじめていた

サイレンの音がこの家に近づいていた。玄関の方からは怒声、激しい打音―――最悪の白昼夢だった

/これで2回目なので、もう起きることはないです……このレスで終わりにさせてください <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 15:35:43.59 ID:3wmrW7Gz0<> >>963
「うわあ!?」

【先程と同じように、吐血する少女】
【少女は青白い顔で、ぎりぎり笑顔と認識できる表情をする】

「えっいや……」

【慌てている間に少女は意識を失ったようで】
【口からは未だに血液が漏れている】

【見たところ、発熱もしているようで、少年には対処のしようもないのだが】

【途端、外から聞こえる怒声と激しく叩かれるドアの音】
【流石に少女をこのまま放っておくことはできず、電話を見つけ出して救急車を呼んだ後、窓から逃げることにした】

/了解です、絡みあり乙でした!! <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2011/06/11(土) 15:38:00.95 ID:GSpdeeELo<> >>964
/乙でした―! ちなみに、最後の意味分かりました? この話は雑談の方で <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 16:08:40.67 ID:3wmrW7Gz0<> 【ある昼下がりの公園】
【子供達が元気よく遊具を使ったりして遊んでいる中、ブランコに座っている少年がいた】
【足を伸ばしたり曲げたりを繰り返してブランコを漕ぐと、降ろすと鎖骨あたりまである長さの後ろで縛られた髪と、肩にかけてある紐の長い鞄が揺れる】

【暇なのだろうか】
【面白いともつまらないともとれない顔でひたすらブランコを漕いでいる】

【服装は、髪と同じ黒のTシャツ一枚に、灰色のカーゴパンツ】
【そんな少年を、周りの彼より小さい子供達は多少避けていた】

/死合い意外でなんでも募集です <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 17:59:21.96 ID:3wmrW7Gz0<> >>966
/まだ募集中だったり <> 【永舞悪魔】@wiki<>sage saga<>2011/06/11(土) 18:15:22.93 ID:fNpgkFqn0<> >>967
/まだいますか? <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 18:20:02.13 ID:3wmrW7Gz0<> >>968
/います!とてもいます! <> 【永舞悪魔】@wiki<>sage saga<>2011/06/11(土) 18:29:25.91 ID:fNpgkFqn0<> >>966
【少年が暇そうにしている公園にほかのチビッ子とは一線を画するチビッ子がいた】
【男なのだが女の子に見えるその容姿……だけならばまだいい】

「〜♪」

【彼は現在猛烈に踊っていた】
【どれくらいかと言うとバブル時代の人々のパラパラに負けないくらい猛烈に踊っていた】
【ただし、パラパラではなくロボットダンスだったが。すごくカクカクした動きを披露している】
【そしてそんな彼もまた公園にいるチビッ子たちに避けられていた】

「〜♪……お」

【ブランコをキコキコと退屈そうに漕いでいる少年を発見した彼】
【見た目は幼稚園児に見える彼はその少し普通でない¥ュ年に興味を示し】
【踊ったまま近づいて行った】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 18:36:13.18 ID:3wmrW7Gz0<> >>970
【暇そうな顔で、ブランコを漕ぎながら公園内をちらりと見回すと……】
【幼い女の子……いや男……今一性別の判断できないチビッ子がいた】

【そのチビッ子は、なんだかカクカクした踊りをしていて周りから大分浮いていた】
【相手が近づいてくるのに気づき、少しだけブランコのスピードを遅くする】

【一体何の用だろうか、じっとチビッ子を見つめてい見た】
<> 【睡快悪魔】@wiki参照<>sage<>2011/06/11(土) 18:37:59.78 ID:1OL1G7c10<> 「フフッ そのまま寝てなさい… いい夢だと良いわね」

【いい夢… そんな物が見れるわけが無かった】
【相手が見ているのは、完膚なきまでに叩きつぶされる悪夢……それも、彼女自身に】
【無論、彼女の能力で見せているのである 一度限りの悪夢だが、相手には忘れることは、恐らく出来ないだろう】

「(それにしても…、私の魅惑魔術が効かなかったなんて… チョット悔しいな)」

【能力者とはいえ、相手は人間 それに対抗できなかったというのは、彼女にとって屈辱的なことであった】
【彼女がこの技を発動し、堕ちなかった相手は居なかった… それだけ強力な魔術だ】
【相手との相性があったとはいえ、彼女の魔術が通じない……彼女にとって、これは敗北を意味していた】

【ヘルとヘブンが混ざり合った空間から彼女は抜け出す 眠り込んだ敵をその場に残して】
【周りに居るのは狂った人のみ……警察に通報する者はいないだろう】
【つまり、彼が目覚めるまでは、彼の安全は保障されているという事である】

【さて、その場から離れた二人 片方の背中は破けている】
【が、それに対策はしていない できない】
【ファーストフード店にそんなものがあるわけない】
【結局そのまま帰るしかなかった】



「……今日のご飯は何にする?」
『えっ? ん〜… カルボナーラ!』

【他愛もない会話もどことなく悲しかった】
【なぜこんな事になってしまったのかは、彼しか知らない】
/絡み乙です <> 【永舞悪魔】@wiki<>sage saga<>2011/06/11(土) 18:39:40.77 ID:fNpgkFqn0<> >>971
「ねえ!」

【近づきながら少年に声をかける】

「なんで暇そうにしてるの?」

【そしてニッコリ笑顔でそんなどうでもいいことを聞いた】
【なおも踊り続ける彼】

「なんで?」

【結構大きい声でもう一度聞く】
【なんというか悪気はないのだろうがウザかった】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 18:46:04.34 ID:3wmrW7Gz0<> >>973
「えっ?」

【突然話しかけられ、少し驚きというか、動揺しているようだ】
【一応、会話する為に地面に足をつきブランコを止める】

「え……えっと……暇だから?」

【にっこり顔で大声で問うてくるチビッ子に、あまり答えになっていない答えを返す】
【もしかして面倒くさいのに絡まれてしまったのだろうか】
【そんな気持ちが表情にしっかりとでている】

「……君はなんで踊ってるの?」

【小さい子に話しかけて居る為か、口調も声の高さもいつもと違った】
【声は少し高くなっている】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 18:47:54.57 ID:/11e8Uij0<> >>972
(んー)

【ふと目を開けるが……ここはどこだろう】
【室内にも室外にも見えるし、明るいし暗いし】

【が、唯一分かるのは】

(……いてぇ)

【なにやら、先ほど戦っていた奴にボコボコにされているらしい】
【よく分からない、意識がボーッとしているが】

【とここで気付く……恐らく夢だろうここは】
【だとすればまあ、ボコボコにされてもいいかもしれない】
【青年はニヤニヤ笑いながらこちらに攻撃を加えてくる相手を見て】


せっかくの睡眠時間だし、ゆっくり寝かせてくれね?


【現実と夢の中で考え方が変わるほど、青年はまともな人間ではなかった】

/絡みありがとうございました! <> 【永舞悪魔】@wiki<>sage saga<>2011/06/11(土) 18:52:54.51 ID:fNpgkFqn0<> >>974
「暇だから暇そうにしてるのかー…なるほど!」

【そう、少年の予想通り彼は面倒くさいタイプの生物である】
【まず人間ですらない。悪魔だ】

「うーん……踊るのが大好きだしー…踊ってないと死んじゃうからね!」

【なんと彼は踊りをやめると死んでしまう、つまり生きるためには踊り続けなければいけないのだ!】
【故に寝たこともない。休息の時間もない】

「君は人間でしょ?僕は悪魔なんだよ!すごいでしょ!」

【まさかの悪魔宣言】
【事情を知らない人から見ればただの痛い人である】

/すみません!ちょっと用事が…今日中には戻ってこれるので凍結お願いします! <> 【手蔓藻蔓】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 18:53:14.74 ID:/11e8Uij0<> 【裏路地】
【夕方といえど、まだ陽は出ている表通りとは違い】
【ほとんど光の通らない裏路地に】
【いつもと同じ"平穏"はあった】

【数人の不良と一人の女】
【不良はその女に絡んでいるようだ】
【女は、ほんの少しだけ困惑したような表情を浮かべている】

【表通りからは結構よく見えるのだが、能力者でもない限り関わってくるような人間は居ないようだ】
【よって、みんな見て見ぬフリをしている】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 18:59:12.43 ID:3wmrW7Gz0<> >>976
「うんうん」

【なにをどう理解したのかわからないが、成程!と納得した様子のチビッ子】

「へ、え?」

【踊るのが好き、まではへーそうなのかと普通に流せるレベルなのだが】
【踊ってないと死んでしまうとはどういうことだろう】
【それほどまでに踊るのが好きと言う意味なのだろうか……】
【勝手に解釈をして納得した】

「へぇ、凄いね」

【最近の小さい子は自分のこと悪魔っていったりするんだなーと思いながら笑顔を向ける】
【きっと悪魔が主人公の小さい子向けアニメか漫画でも流行っているのだろうと思った】
【勿論、実際にこの子が悪魔だなんてまったく思っていない】

/了解です、えっと11時過ぎになるともう返せないけど大丈夫ですかね……? <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/11(土) 19:12:00.54 ID:7y6R4kzIO<> 【公園】
【人がいないその場所は、今現在空を切る音が響いている。】

「……ふんっ!!」

【その音源は、】
【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、】
【そして左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは右手に持った身の程もある大きな片刃の大剣。それらのせいで、】
【少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】

「…まだまだっ!!」

【『女が』『片手で』『大剣』を『軽々』振り回している。】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/11(土) 20:11:50.67 ID:7y6R4kzIO<> >>979再募集します <> 【永舞悪魔】@wiki<>sage saga<>2011/06/11(土) 20:14:38.20 ID:fNpgkFqn0<> >>978
「今「じゃあ動きとめてやる」とか思わなかった!?」

【思ってない】
【これは今までに何人かそういって体を拘束してこようとした人間が少なからずいたわけで】
【自己防衛の意識からの言葉である】

「あー!信じてないでしょ!!本当に悪魔なんだよ!」

【カクカク踊りながら言う。非常にシュールである】
【彼は本当に悪魔である。が、その所為は全く悪魔というイメージからかけ離れており、なかなか信じてもらえない】
【また、悪魔特有の禍々しさや邪悪なオーラ等を持ち合わせていないため、その道の人物…例えば司祭や神父など…でも悪魔だと識別するのは難しい】
【だが同じ異能の存在であれば悪魔だと本能的に分かるようである】

「僕は本当に悪魔なんだよ!聖水を飲んでも平気だけど悪魔なんだよ!」

【最後の一言が余計に胡散臭さを際立たせたが、マジもんの悪魔君である】

/うおおお!すみませんでした!帰還しました <> 【超法規定】有能秘書@wiki Eペン メモ帳<>saga sage<>2011/06/11(土) 20:18:52.47 ID:xElyZVh+0<> 【路地裏から黒いスーツを着た一人の女が出てくる】

「今回も能力者じゃありませんでしたね・・・」
【残念そうに肩をすくめる】
【女が今までいた路地裏には無数の人々が山積みになって放置されている】

「データーを取りたいと言うのに・・・・無駄足ばかりです・・」
【不機嫌そうにメモ帳を閉じる】

「ガセを掴んでしまったのかもしれませんね・・・・やはり確証のないデーターは信じるべきでは有りませんか・・」
【残念そうにため息をつく】

「このまま利益が挙がらなければ・・・会社に献上することができませんね・・・」

/使いまわしですが絡み待ちです <> 【心通武工】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 20:28:12.76 ID:/11e8Uij0<> >>982
【唐突に、裏路地の入り口から数人の声】
【その声は、何か言い争いのような物をしながらだんだんと女の方へと近づいてく】
【そして……】

「……あり?」

【ひょこりと姿を現したのは、一人の少女】
【先ほどまで言い争いをしていたはずだが、その相手はどこにも見えない】
【右手には杖、背中には大きめの盾……と、少し珍しい格好をしていた】

【少女は、女を一瞬見ると、次に山積みにされた人達に目を移す】
【頭の上にクエスチョンマークを浮かべている……何が何だか分かっていない様子だ】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 20:29:18.36 ID:3wmrW7Gz0<> >>981
「いや、全然思ってないけど」

【凄く無表情、というよりこれは呆れ顔か】
【まあ、そんな表情で淡々と答える】

「いや、信じてるよ、凄いね」

【やはりチビッ子の戯言だと思っているようだ】
【微笑ましい、といった感じで彼に言葉を返す】
【一人称が僕なので、やっと彼、と称することができた】

「そうなんだ……」

【よくこんなチビッ子が聖水とか知ってるな、それもアニメかなんかででてくるのかな】
【そんなことを思いながら答える】

/いえいえ!発見が遅れました <> 【超法規定】有能秘書@wiki Eペン メモ帳<>saga sage<>2011/06/11(土) 20:36:59.50 ID:xElyZVh+0<> >>983

【少し不機嫌そうに前を向く】

「ちょっとそこの子、適当に救急車でも呼んであげて」
【目の前の少女に気がついたらしくそんな事を言い放つ】

【少女の格好をまじまじと見つめる】
【そして何かを思いついらしい】
「お伺いいたしますが能力者様でしょうか?」

【女の質問は酷く機械的で声ーのトーンは淡々としている】 <> 【永舞悪魔】@wiki<>sage saga<>2011/06/11(土) 20:39:19.99 ID:fNpgkFqn0<> >>984
「それならいいけど……」

【何度か死ぬ思いをしているので警戒しないに越したことはない】
【本当に踊りを止めたら死ぬのだ】

「本当に信じてる?なーんか微妙なリアクションだね……」

【普通、悪魔に出会えばもっとオーバーなリアクションを取るはずなんだけど……と続けた】
【ちょっとさびしそう】

「そうなんだよ!本当に悪魔なんだよ!本当に本当だよ!!弱点は体を押さえつけられることだよ!」

【弱点を自ら明らかにする悪魔がどこにいるんだ、とつっこみたいが、ツッコんだら負けである】
【ちなみに聖水はドラ○エをプレイして知った】
<> 【心通武工】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 20:42:29.53 ID:/11e8Uij0<> >>985
「……は、はぁ…?」

【何の事かよく飲み込めていない様子】
【しかし、その言葉が気に入らなかったのは少女では無かった】

『お前がやったのであればお前が片付けるべきだろう』

【どこからか声が発せられた】
【先ほど少女と言い争いしていた声だ】
【よく聞けば分かるだろう……その声の発生源が杖であるという事に】

「え?あー、能力者………………じゃないよ」

【少女は、途中で言いかけていた事を変える】
【脳内で、杖や盾からストップを掛けられたからである】
【その事が相手に分からないとしても不自然な答え方である】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/11(土) 20:44:25.80 ID:NWKRNmh70<> >>979

【何の因果か、踏み込んだ公園】
【そこにいたのは、見てしまった相手な訳で】
【そこからの対処に困ってしまう】

「さてさて、どうしますかねえ
稽古中のようですし、戻りましょうかねえ」

【普通の人間には出来ない所業にも驚きを隠せない】
【足を元来た方に向けようとする】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/11(土) 20:45:50.56 ID:bw+34eSQ0<> 【街外れの森の中 (夜)】

「せいっ、せいっ、せいっ」(やっぱウィンドショットかなぁ…)
【開けた場所に八極拳の型打ちをしている青年一人、考え事をしながらやっている】

「せいっ、せいっ、せいっ」(いや、やっぱりエアロショット…?)
【何回も何回も同じ動作と掛け声を繰り返しているがもう青年は慣れた】
【暗い中、青年だけが新技の名前を考え動いていた、ちなみにトレードマークのリュックは木の下だ】

/殺し合い以外でお願いいたします <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/11(土) 20:48:17.66 ID:7y6R4kzIO<> >>988

【人の気配がしたのでチラリ、と視線を向けてみると、そこには一人の男性。】
【別段声をかけようとも思わず、再び稽古を再開するが…】

「……」

「――――――あ!!」

【と思わず剣を振るのをやめて振り返る。】
【見た事ある人物ではないか。】

「ちょ、ちょっと!」

【とっさに声をかけた。】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 20:49:55.19 ID:3wmrW7Gz0<> >>986
「うん」

【やはり少し警戒しているようないないようなチビッ子に笑顔で頷いて見せる】

「……実はあんまり信じてない……かも」

【彼の少し寂しそうな様子を見て、本音をぽろり】
【いや、そう言ったらそれはそれでショックを受けさせるかもしれないが、嘘をつき続けるよりマシだと判断したらしい】

「うーんでもあんまり悪魔っぽくないし……」

【本当だと訴えてくるチビッ子だが、イマイチ信憑性がない】
【彼は悪魔について詳しく知っているわけではないが、少なくとも一般的な悪魔のイメージと大きくかけ離れていることはわかる】 <> 【超法規定】有能秘書@wiki Eペン メモ帳<>saga sage<>2011/06/11(土) 20:54:34.57 ID:xElyZVh+0<> >>987

「取りあえず質問に答えてくれませんか?」
【少し急かす女】

「そうですね片づけましょう。」
【声の発生源には気が付いていないが片づけるつもりらしい】
【携帯を取り出し何処かに連絡する】

「救急車は呼んでおきました。」
【冷静に対処を進める】

「もう少しお話いいでしょうか?」
【どうやら少女の受け答えが怪しいので興味をもったらしい】 <> 【永舞悪魔】@wiki<>sage saga<>2011/06/11(土) 20:55:14.66 ID:fNpgkFqn0<> >>991
「やっぱり信じてなかったんだ!もう!」

【これだから人間は…的なことをブツブツ言っている】
【少年をチラチラ見ながらもう一歩近寄る】
【そして少年に言う】

「悪魔っぽくないかな?どうやったら悪魔っぽくなるのか教えて!」

【絶対に悪魔が言って良いようなセリフではない】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/11(土) 20:55:33.71 ID:NWKRNmh70<> >>990


【呼び止められると、ほとんど反射的に立ち止まり、振り向く】【そして後悔する】
【反応しないわけには行かなくなってしまった】

「はい?どうされました?」

【どうにも他人行儀の見える答え方である】
【大剣の行き先がわからないので、兵隊の準備だけはしておく】
【男の黒い部分を見たので、警戒心は最上級である】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/11(土) 20:58:12.53 ID:7y6R4kzIO<> >>994

「……」

【あ、と女も思う。とっさに声をかけたものの、】
【さて何を話せばいいのだろうか。】
【とりあえず大剣は背に収めた。「抜き身」所謂鞘無しで帯剣しているあたり、】
【かなり手馴れて扱えるらしい。】

「あー…あの死体は役に立ったの?」

【話題がないので、やはり尋ねるのはこの前の事となった。】 <> 【心通武工】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 20:58:25.88 ID:/11e8Uij0<> >>992
「え……あ、うん」

【何だかサクサクと話が進んでいき、少しついていけていない少女】
【チラリと杖を見る】
【杖は沈黙している……いや、相手を睨みつけているようにも見える】

「…………うん、いいよ」

【コクッと小さく頷いた】
【ちょくちょく沈黙を挟むのは、脳内会議をしているからだ】
【いつもはそんな面倒な事をしないのだが、相手が怪しいからだろう】 <> 【掌開異能】<>sage<>2011/06/11(土) 21:01:01.71 ID:3wmrW7Gz0<> >>993
「ごめんね」

【はは、と笑いながら謝る】
【あまり誠意は感じられないだろう】

「え?うーん……服を全体的に黒くするとか?」

【それは悪魔っぽくなるというより怪しくなるだけだろう】
【そして、このチビッ子がそんな格好をしたところでなにもない気もする】 <> 【超法規定】有能秘書@wiki Eペン メモ帳<>saga sage<>2011/06/11(土) 21:03:04.38 ID:xElyZVh+0<> >>996

「あの・・今さっきから時々黙りこみませんか?何か不具合でもあるのでしょうか?」
【気になるようで取りあえず問いただしている】

【先ほどの声がどこから聞こえてきたかは謎なのでその声の主を探しても居る】

「貴重なお時間ありがとうございます」
【黒ぶち眼鏡をクイっと上げる】
「では、まずこの町で不思議な力を扱う者を見たことがありませんか?」

【メモ帳を取り出し相手の話をメモる準備は万端だ】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/11(土) 21:05:50.61 ID:NWKRNmh70<> >>995

【まあ、世間話もそのような黒い話題になるのも致し方無い】
【返しも、かなり含みを帯びている】

「仏様ですか?
ええ、とても有用に多目的に活用しましたよ
彼らも誇りに思うほどに、ねえ」

【しかし、言った後で】【楽しげに話しすぎた、と感じた】
【洗脳の臨床実験で擂り潰すように使い、研究に発展を与えてくれたのだから】

「しかし、このような所で稽古なされてよろしいので?
貴女様の得物は法律に触れそうですが・・・」

【こちらも、話題をすり替えようとする】 <> 【心通武工】@wiki<>sagesaga<>2011/06/11(土) 21:09:25.83 ID:/11e8Uij0<> >>998
「…ッ……だ、大丈夫、大丈夫だよー」

【ニコッと無理して笑みを浮かべる】
【なんと嘘を隠すのが下手な少女であろう】
【正直、杖と盾が居なかったらここまで生きていたかどうかも疑問である】

「えーっと見た事は…………無いよ」
「でも……えー………聞いた事はあるかな」

【もちろん、杖と盾に言えと言われた言葉である】
【流石に能力者の街て聞いた事も無いというのは変だろう、という事らしい】 <> 1001<><>Over 1000 Thread<>
 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
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<> 最近建ったスレッドのご案内★<><>Powered By VIP Service<>空の青さに驚愕し感動するスレ @ 2011/06/11(土) 20:49:15.57 ID:K7bEoWkYo
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メルトスルー 秋山澪スレ @ 2011/06/11(土) 20:46:33.92 ID:cyKGt8rIo
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厨二な能力やるからそれ使って・・・ @ 2011/06/11(土) 20:41:13.71 ID:wgCXwPOAO
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石原慎太郎「日本衰退は欲深い国民のせい」 @ 2011/06/11(土) 20:40:03.29
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ここがツイッターだ @ 2011/06/11(土) 20:38:29.38 ID:kNtDgDJjo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1307792308/

A雑に不必要なやつ @ 2011/06/11(土) 20:35:55.60 ID:JTuOqObqo
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(´・ω・`) @ 2011/06/11(土) 19:07:20.47 ID:W2ZodaHto
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一方通行「やれやれだ」 @ 2011/06/11(土) 18:44:48.50 ID:lr8GisaJo
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