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HTML化した人:ヤニ▲星半分と
厨二能力を授けよう、貰ったらそれ使って戦おうぜ
1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)2011/08/28(日) 11:15:05.52 ID:iEVSyI1t0
厨二病患者隔離スレへようこそ
そしてこのスレを開いてくれて有り難う
ルールを読んだ後は厨二妄想を爆発させよう

【基本ルール】 荒らしは全力で華麗にスルー!
※荒らしに反応した人も荒らしです。

チート無双、無理やりな防御&回避、確定攻撃は禁止
※1 酷い場合はそっと言ってみよう
 ただし煽るようなキツい言い方は好ましくないです。
※2 たまには攻撃に当たりましょう
 いつもと違うスリリングな闘いをしてみよう!

老若男女に人外キャラまで自由にどうぞ!
※好きなキャラを演じてスレの世界を楽しもう☆
 ただし鬼だから怪力、天使だから空を飛ぶ等は勿論なし!

一言「書き込む前に更新すると幸せになれるぞ!!」

――キミはもう 目覚めたかい――?

只今の能力授与スレ→http://yy72.60.kg/test/read.cgi/vipdetyuuni/1312249825/
@wikiURL→http://www26.atwiki.jp/vipdetyuuni/
vipが落ちてるときは避難所へ→http://yy72.60.kg/vipdetyuuni/

前スレ→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1313999665/
2 :【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風[saga]:2011/08/28(日) 12:12:01.39 ID:F91L8YSAO
>>1
3 :【神罰御手】@Wiki[sage]:2011/08/28(日) 12:24:09.76 ID:2PPFvAb30
>>1乙です
4 :【神等滅脚】@wiki2011/08/28(日) 12:25:42.50 ID:IuJMne3IO
>>1乙です。ありがとうございます
5 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 12:45:40.83 ID:gUDYDuQJo
【目映い光の燦々と降り注ぐ昼下がり、青々茂る木々は満足げに枝を撓らす】
【そんな、小さな森で一人と一匹は、何をするでも無く、佇んでいた】

おい…本当に良かったのか?

「良いじゃあないですか、たまには。…そんな事より、早く。」

【竜。】【尻尾の先から頭まで、7mはある空想の生物がそこには確かに、存在していた】
【深みがかった藍色を基調とした体躯の天辺で、浅葱色の眸が瞬く。】
【その肩に位置する部分に、女性は腰掛けていて。ジーンズを履いた脚をブラブラさせながら、時折竜の方にぶつけ】
【何かを、頼んでいる様であった。そんな女の額から、一筋の汗が零れ落ちる。やはり夏場の此の時間は、熱いらしい】

――…応。

【竜は幾らかの躊躇いを見せた後、軈て小さく息を吐いた。傍目でその様子を見ていれば、些か異常に見えるかも知れず。】
【そして竜は、目を閉じ集中力を高める。――…能力発動】【しん、と。急に辺りが、静寂に包まれた様な感覚が起こり】

「あー…快適、快適。やっぱり夏は、コレに限る。」

【明らかな変化は特にない。然し、一人と一匹の周囲は確実に、涼しくなっていた。それはもう、冷房をかけているかの様に】
【眼を開いた竜は能力をこんな事に使うのに抵抗が在るのか、未だ不満げであったが、何も言わない】
【そう反して女性の方は、とてもとても機嫌良さげであった――…長々と書いてきたが要するに】
【女が竜の能力を行使させ森のまっただ中で涼んでいた】

/>>1乙です
6 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/28(日) 12:49:11.35 ID:iEVSyI1t0
前スレ>>1000

「私は過信などしていません。コレはあくまで正当な評価の一つに過ぎませんから」

【剣が勝つ、此れこそが絶対の真理と信じて疑わない。もはやこれは過信というより盲信に近い】
【根が真面目であるため、コレと決めたら脇目も振らず一直線、というタイプなのである。そのせいで今はかなり危うい状況だ】

「では、よろしくお願いします」

【そう言って軽く頭を下げる、その間も視線は相手から離さない。男が2、3歩下がり無構えで突っ立っているのを見て、落ち着き払って自分も戦闘態勢に入った】
【左手で腰の刀の鍔元を軽く握り、右手は柄に柔らかく添えられている。右足を右斜め前に半歩踏み出し、重心をさらに落とし両膝に余裕を持たせておく】

【どっしりとした巌のような居合の構え。だがその実内部には強力なバネがたわめられている】


「どうぞ」


【男の 「来い」 という言葉にも特に反応せず逆に相手から向かってくるようにそろり、と舌先で言葉を転がした】
7 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 13:05:07.50 ID:gUDYDuQJo
>>5
/申し訳ない、用事が入ったのでこれ無しで…
8 :【神等滅脚】@wiki2011/08/28(日) 13:07:22.77 ID:mdYym06IO
「はい、はい」
【面倒そうに言ったと、同時にゆらりと一歩踏み出す】
【その直後に二歩、常人であれば反応するのが困難であろうスピードで一気に間合いを詰める】

【そして、間合いに入った刹那】

「ぅらぁ!」
【左脚を軸に、ギュルりと体を回転させ、右足の裏を相手の腹部目掛け蹴りを放つ】

【脚をまだ硬質化していないので、それによるダメージはないが、直撃すれば地面に突っ伏すぐらいの威力はある】
9 :【神等滅脚】@wiki2011/08/28(日) 13:08:40.66 ID:mdYym06IO
>>8
/ぬぁ、すいません安価わすれです
>>6さん宛です
10 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/28(日) 13:38:53.86 ID:iEVSyI1t0
>>8

「くぅっ、」

【速い、とんでもなく速い。気がついたら男の右足がすぐ目の前まで迫っていた。完全に出遅れた】
【身体が勝手に回避を選択する。無意識の内に女は能力を使用していた。それにより彼女の下半身が蒼く光る氣に纏われる】
【直後、女の身体全体がスライドするかのように高速で地面を流れていく。 『縮地』 という常人がかろうじて肉眼で捉えられる程の高速移動法である】
【その際に左脇腹を男の蹴りが掠めたが戦闘に支障はなさそうだ】

【男の左半身の方へ回り込みそのままの勢いで背後を取ろうとする。縮地は移動専門の技なので攻撃には向かないのだ】
【とりあえず背後を取ってしまってから自らの体勢を整え、次の行動に移るつもりである】
11 :【神等滅脚】@wiki2011/08/28(日) 13:59:35.08 ID:mdYym06IO
>>10
「!?」
(能力者か…)

【相手を能力者だと思っていなかったので、一撃で決める予定だったので少々動揺したようだ】

(右も左もいないとなれば…)
「後ろっ」

【軸にしていた左脚で上に軽く跳躍し、後方宙返り、その勢いで脚を振り下ろす】
【所謂、オーバーヘッドキックだ】
【ノールックで行っている為、命中率は低い】

【唯、はずした時のことも考え着地後すぐに行動できるような心構えはしている】
12 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/28(日) 14:23:43.62 ID:iEVSyI1t0
>>11

「憤っ!」

【相手の攻撃はある程度予想していた、しかしまさか上から来るとは。しかし今度は避けようとしない。その必要もない、これなら十分間に合う】
【居合の体勢を整え、今度こそ腰の刀を抜く――――かと思いきや、代わりにその蒼く光る右足を持ち上げ、なんと相手の足首目掛けて綺麗な足刀を放った】
【男ほどの速さも威力も無いが、それでもかなり並外れた動きである。そこには素人の蹴りとは思えないほどの鋭いキレが秘められていた】

【鋭さを秘めた蹴り、もちろんソレに当たればただでは済まない。なぜなら常人であれば足首が真っ二つになるだろうから】
【彼女の能力、それは居合に非ず己の脚の強度を鋼ほどに高め、日本刀のような切れ味を持つ蹴りが放てるというものだった】
【人間の身体ならば直撃せずとも、かすっただけで皮膚が裂け血が噴き出すだろう。まさに凶器の脚と言える】
13 :【神等滅脚】@wiki2011/08/28(日) 14:42:45.29 ID:mdYym06IO
>>12
「っ痛ぅ…」
【脚に激痛が走る】
【真っ二つにはなら無かったが、脹脛の側面を縦にスッパリ切られたらしい】
【切断された訳では無いが、かなり深い切り傷だ】


(あの青い光、警戒しておくべきだったな)
【相手能力を高速移動だと思っていたので予想外だったらしい】
(硬質化させとけばよかった…)
【後悔先に立たず、今更ながら着地と共に脚を硬質化】

【脚に痛みがあるが、そんなん気にしている場合ではない】
【大の負けず嫌いなのだ】
【着地、硬質化、同時に振り向き様の鳩尾目掛けた蹴りを放つ】

【今度は相手の位置を把握しているため、正確に鳩尾に向かっていく】
14 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/28(日) 15:14:21.82 ID:iEVSyI1t0
>>13

(浅いか……)

【切断には至らなかったがかなりの傷を負わせることとなった。しかもそれは人体を支える重要な役割を持っている脚である】
【これで多少は動きが制限されるだろう……と思っていたらそんな事はお構い無しに、さっきまでと変わらぬスピードで鳩尾に蹴りが迫って来た】

(……買い被り過ぎだったか)

【触れただけで斬れる脚を持つ相手にただ力が強いだけの蹴りでまだ挑むつもりなのか。少しばかり失望を感じながら自分も右の蹴りを放つ】
【今度こそ、男の足が切断され、宙を舞って、それでお終い。そう確信していた】
【しかし】


  ギィィン!!


「グッ? がはあぁっっ!!」

【鋼と鋼がぶつかる鋭くも鈍い金属音が辺りに響く。それの意味を理解する間もなく、 ドンッ、 という強烈な衝撃】
【全身の力が抜ける――――ああ、相手も能力者だったのか、それもよく似たタイプの――――続いて猛烈な嘔吐感、それを必死にこらえる】
【足は言うことを聞かず一向に力が入らない。立ち上がれない、油断していたのと相まって2倍以上のダメージである】

「 あっ、 カハァッ……」

【呼吸が出来ない、全身に鉛を詰め込まれたかのようなだるさがある。どう足掻いても立ち上がれない】
【確かに二人はよく似た系統の能力だったが決定的な違いがあった】
【それは破壊力、女の方が鋼の刃ならば男の方はさながら鋼の大槌と言ったところか】
【ソレにようやく気付きながら、腹を押さえて苦悶の表情で地面をのたうち回る】
15 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki[sagesaga]:2011/08/28(日) 15:30:34.72 ID:xJbVmojR0
……はぁ、平和だ…。


【昼の公園。 日曜ということで子供やその親たちで賑わっていた。】
【遊具のエリアが賑わう一方で、静かな広場のエリアで本を読むのは一人の女性である。】

【ベンチに座るその女性、クリーム色の長いストレートの髪と純白の裾長ワンピースを着ている。】
【読んでいるのは分厚い本。 【世界の神話18】と書かれている。】
【実は、女自身神である。それなのに神話の本を読むとは、変な女である。】


【比較的涼しい木陰の下にあるベンチ。 其処に座って、静かに本を読み続ける。】


……はぁ、平和だ…。


【大事なことだから2回言ったのかは知らないが、女がそう思っているのは真実であり、】
【誰かが来なければ、静かに女の時間は過ぎていく。】

【そのエリアに来たものにとっては、その女は結構目立つだろう。】
16 :【神等滅脚】@wiki2011/08/28(日) 15:32:02.21 ID:mdYym06IO
>>14
【蹴りを放ったと同時に金属の音が響き、相手を捉えた】

「?」
【青年は頭があまりよく無いので金属音がしたことを理解していない】

【悶絶する女の元へと歩みよる】
「おい、何で本気ださねぇ?」
「お前はまだ刀を抜いてないだろ?」

【つまり、女が手を抜いていると思っているのだ】
【そして、それが自分を舐めている為だと思っている】

【こんな強気発言だが、実際出血が頭がフラフラしている】

17 :【暗感炎黒】@wiki [sage saga]:2011/08/28(日) 15:48:58.23 ID:tQbo0yH20
>>15
/まだいますか?
18 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/28(日) 15:55:08.98 ID:iEVSyI1t0
>>16

「 っはぁっ、 グッ……」

【相手が近付いてきた。またやられる、あの圧倒的な力を秘めた蹴りが来る、恐怖で身体が固まってしまう】

「……?」

【しかし予想していた追撃は来ず、代わりに何か言っている。脳に酸素が足りていない所為か、頭がくらくらして良く聞こえない】
【相手が油断していると思い、その隙に地面に両手をつき這いつくばってでも起き上がろうとする】

「こ、 れはっ、 そういう、 刀なん、 ですよっ!」

【そう彼女はこの刀を使わない。否、使えないというのが正しいか。どうやっても鞘から抜くことが出来ない】
【刀を使わない剣士それが彼女の代名詞である、腰に差した日本刀 『瞬迅』 の呪われた特性によるものだ】

「破ァッ!」

【立ち上がると同時に地面を蹴って高く跳躍する。前転して跳び蹴りの姿勢、狙うは男の首一つ。当たらなくても掠りさえすれば致命傷を与えられると踏んだからだ】
【2mほどの高さから蹴り下ろす必殺の跳び蹴り。確かに直撃すれば首と胴体がおさらばだろう、しかし動きが大きいのでどうしても隙が出来てしまうようだ】
19 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki[sagesaga]:2011/08/28(日) 15:59:45.44 ID:xJbVmojR0
>>17
/サーセン遅れました! いますよ!
20 :【永舞悪魔】《サタン・デイ・ナイト》@wiki [sage saga]:2011/08/28(日) 16:13:18.40 ID:tQbo0yH20
>>19
/では!

>>15
【その公園に一人踊り狂っているチビッ子がいた】
【肩くらいまである長さの髪に大きく凛々とした目の女の子っぽい男の子】
【何故か公園の遊具では遊ばずに一人で踊っている。しかもコサックダンスを】

【あ、なんでかは分からないが本を読んでいる人の方に近づいて行った】
【勿論踊りながらだ。かなり変である】

「ねー、何読んでるのかな?」

【そして笑顔で話しかける】
【毎度のことだが、機嫌がいい。殺されかけても機嫌が悪くならないというある意味凄いチビである】
【そして答えを待たずに彼は続ける】

「ていうかあなた神様でしょ?あれ?」

【まあ、彼自身悪魔なのでそれくらいは分かったりする】
【この前も神様に会った気がするが、この人は別人だろう】
【ちなみにこのチビッ子が相手を『あなた』と呼ぶことは極めて稀有である】
【今回は相手の方が目上なので『あなた』を使ったのだろうことは明白であった】
21 :【神等滅脚】@wiki2011/08/28(日) 16:19:36.19 ID:4fKxSSVIO
>>18
【そういう刀…】

「そうか分かった」
【びっくりする程アッサリ納得したらしい】

【うんうんと頷いていると】
【突然に女が立ち上がり、跳躍】

「不意打ちたぁ卑怯な」
【しかし、先程の此方の蹴りに女が反応がしたのと同様、隙のデカい直線的な攻撃ならば、避けるのは容易】
【相手の側面へと回避】

「っく…」

【だが、出血の影響と不意な一撃だった為、反応が少々遅れ首を掠め、血液がしたたり落ちる】

「いい加減に…しろ!」
【相手の側面から地面に着くか着かないかのカウンター気味のタイミングで、背中を目掛けて思いっきり脚を振り切る】

【これが当たれば体が浮いている為、盛大に吹き飛ぶはずだ】



22 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki[sagesaga]:2011/08/28(日) 16:20:37.57 ID:xJbVmojR0
>>20

…ん?

【タッタッという地面を軽く蹴る音に気付いて顔を上げると、そこには少…年がいた。】
【少女っぽいが、何となく男のような気がした。】

【しかし、その少年はこの世界で言う、コサックダンスをしているではないか。】

(…な、何でコサックをしてるんだあの子は?)

【ちょっと危ない子かも知れない。 普通の人とは違うオーラが漂ってるし…。】
【そんなことを考えていると、その少年はこちらに近づいてきて、そんな質問をしてきた。】


…あぁ、これは【世界の神話】といtt…


【答えていると、また質問をしてくる。】
【話聞けよ…ちょっとイラッとするが、それよりその質問の内容である。】


…うん、そうだよ。
…そういう君は? 悪魔か天使ってとこかい?

【先ほどの「人とは違うオーラ」はこれだったか…女はそう思う。】
【直感で分かるのだ。 こういうのは。】
23 :【永舞悪魔】《サタン・デイ・ナイト》@wiki [sage saga]:2011/08/28(日) 16:29:17.19 ID:tQbo0yH20
>>22
【なんでコサックダンスをしているのかといえば、してないと死んでしまうからである】
【踊りを止めれば死ぬ。休むことは許されない。そんなこんなで3億年経った】

「【世界の神話】?神話ってなに?」

【神話を知らない悪魔であった】
【3億年も生きているくせに学がない】
【まあ、ずっと踊っているのだから仕方ないかもしれないが】

「やっぱりなんだよ!神様は分かり易いんだよ」

【雰囲気的に分かり易いらしかった】
【まあ、そりゃあそうだろう】

「僕は悪魔なんだよ!」

【踊りを司る悪魔。踊ってないと死ぬ。理不尽である】
【しかしそんな過酷な状況でもめげることなく生き続けている彼は結構偉いのかも知れなかった】
24 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki[sagesaga]:2011/08/28(日) 16:39:03.63 ID:xJbVmojR0
>>23

神話かい?
…人間が勝手に考えた空想の世界の話だよ。
…合っていることもあるけどね。


【その答えを言っている途中も、コサックが気になるのだが】
【女はこう考える。 「コサックをしている」のではなく、「しなければいけない」のだろうと。】

【だから、ツッコミはしなかった女だった。】

そんなに分かりやすかったかい?
人間にはあまり気付かれないけどね。


【やはり、こういう人間ではない者同士は分かりやすいのだろうか。 そう思う女。】
【しかし、この街には人間ではないものが多いなと感じた女だった。】

悪魔かい。 踊ってないと死ぬ感じかな。

【というのもいつまでも踊り続けているから言ったのだが、結果的に合っている。】

…で、君は何でここに居るんだい?
私はこの本を読みたいから…だけども。


【そもそも悪魔や神がこの公園にいるのがおかしいという物だが、一応尋ねてみた。】
25 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/28(日) 16:46:30.15 ID:iEVSyI1t0
>>21

【まさか。】
【嫌な予感が背骨を貫いた。男の首に足先が触れた時だ。その瞬間、得体の知れない重さを持ったものがぶつかってきた。まるで猛獣の一撃のように】

「っあ……」

【自分の背後で爆発が起きた、その爆風で根こそぎ体重を吹っ飛ばされたのだ。そう錯覚するほどの恐ろしい威力だった】
【宙に浮いている時、自分に何が起こっているかなんて考えようもなかった。人の蹴りが、まさか、あんなにパワーを持っていようとは】
【身体が宙に浮いて、横に移動した。中で身体が斜めになり、右肩から地面に落ちた。肺の中にあった空気を、その一撃でみんな外へ吐き出してしまう事となった】

(まだだ……)

【まだやれる、頭ではそう思っているのだが身体が言うことを聞かない。もはや指一本動かせない。この身体が自分の体でなくなってしまったように感じられた】
【そうしているうちに、ふとある言葉が胸の内から込み上げてきた】

( 剣 が、 負 け た )

【いや違う、剣が負けたのではないただ自分がこの相手に負けただけだ決して自分の信じていたものが無様に敗北したわけでは――――】


(…………)


【彼女の意識はそこで途切れた】
26 :【永舞悪魔】《サタン・デイ・ナイト》@wiki [sage saga]:2011/08/28(日) 16:47:42.71 ID:tQbo0yH20
>>24
「へえ…人間って偶に嫌な人もいるけど、ちゃんといい人間もいるからね!」
「なんていうか、いなくなってほしいとかは思わないんだよ」

【つまり…なにがいいたいのだろうか?】

【コサックでなくてもいいのだが、個人的に気に入っているのでコサックなのである】
【ちゃんと別の踊りも踊れる】

「分かり易いんだよ。なんだか神々しいんだもん」

【神々しいんだもんって理由で本当にいいのだろうか】
【逆に悪魔は禍々しかったりするのだろうか】

「そう!踊りをやめたら死んじゃうんだよ!すごいでしょ」

【確かにすごいけど、よくはない】
【そして何故か胸を張る彼。ポジティヴすぎる】

「なんで?いやー、暇だからなんだよ!」
「というか僕はいつも暇なんだよ!することがないんだもん」

【別に人間と契約したり、天界に攻め入ったりするきはない】
【意外と悪魔なんてそんなもんである】
27 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki[sagesaga]:2011/08/28(日) 17:03:12.93 ID:xJbVmojR0
>>26

もちろん、重々承知してるよ? それは。
この物語だって人間が書いた訳だし。

【少年の言葉を肯定する女。】
【女だって人間がリーダーを務める組織に加入している。】
【良い人と悪い人で溢れているのは、よく分かっているつもりなのだ。】

そうかい?
ふーん…いつの間にか神気が体から出て行ったのかな。

【神気…その名のとおりだが、其処まで自覚症状は無かった様子。】

へぇ…つまり、踊ってさえいれば不死なわけだ。 凄いじゃないか。
いいなぁ、私もいつかは老いていくのかな…はぁ。
…ん、ちょっと辛気臭くなったね。 ごめんごめん。

【老いるといっても人間よりかものすごいスローペースだが。】
【証拠に、この外見でウン億年生きているのだ。】

暇かい。
私も暇。 だから本を読んでいるのだけどね。

【こちらも、天界を荒らす悪魔を退治したり…元々そんな悪魔がいないのだが…そんなことはしていない。】
【ただ、天界は忙しいので仕事をしていたよ…そんなことも話した。】
28 :【神等滅脚】@wiki2011/08/28(日) 17:08:49.08 ID:4fKxSSVIO
>>25
【相手が吹き飛び、動かなくなるのを確認する】

「ふぅー…」
(危なかった…)
【首と、脚をから大量の血液が流れだし、今にも倒れるそうな青年】

「いやぁ、死合さながらの試合だったな」
【そう、頭に血を登らせたとは言え、当初の話し通り模擬戦なのだと思っている】
【しかし、青年は全力だった】
【全力でいかなければ、相手に失礼だと思ったからだ】
【そして、相手が本気で首を狙いにきたことなと全く気付いていないのだ】

「さて…」
【フラフラとした足取りで女へと近づき】

「一応…診てもらったほうがいい」

【おもむろに女を背負い】

「俺のついでだけどっ」
【そう言って病院へと足を運び始めた】

(あぁ、俺がもつかな)
【なんて事を思いながら…】

/病院でチョイロールします?
ここで〆ます?
29 :【永舞悪魔】《サタン・デイ・ナイト》@wiki [sage saga]:2011/08/28(日) 17:12:01.19 ID:tQbo0yH20
>>27
「まあ、ついこの間殺されそうになったんだけど!」
「でもお薬貰ったから許してあげたんだよ」

【本当にノリが軽い。ギャグ漫画みたいなノリである】
【第一にその薬が本当にいい薬なのかもわからないというのに】

「うーん?見た感じでわかったんだよ?」

【雰囲気だけで察知したようでした】
【勘がいいのかもしれないし、素晴らしい目なのかもしれなかった】

「でしょ!転ばないか心配だけど、気を付けてれば転ばないし問題ないんだよ!」
「え?僕ははやく大きくなりたいんだよ…」

【と、子供のようなことを言う悪魔】
【まあ3億年生きてこれではかなり成長が遅い方だろう。見た目は幼稚園児並みである】

「仕事かあ…」

【しんみり…】

「ところで話は変わるけど、人間に一つ言いたいことがあるんだよ!」
「天使は善で悪魔は悪みたいな考え方を改めて欲しいんだよ!悪い天使だっているし良い悪魔もいるんだよ!」

【何故神様に対してそんなことを言った】
30 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/28(日) 17:13:20.79 ID:iEVSyI1t0
>>28
/病院ロールでお願いします
/自分からの方が良いですかね?
31 :【神等滅脚】@wiki2011/08/28(日) 17:17:13.51 ID:4fKxSSVIO
>>30
/了解です!
お願いしたいです、どんな状況かはお任せします!
32 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki[sagesaga]:2011/08/28(日) 17:28:25.25 ID:xJbVmojR0
>>29

殺されそうになった対価が薬?
優しいね、君は。 でも、ちょっと軽すぎじゃないかい?

【一般論である。 ナカノヒトだったらやり返(ry】

ふーん…

【見る目があるのかな…そう思った。】
【ま、見た目からではそんなもの無いように思えるのだが。】

まぁまぁ、待っていれば大人には成れるさ。
気にしないで。

そう、仕事。
フフ、まぁ楽しいこともあったさ。

【ちょっとだけしんみりとなったので、軽く笑っておく。】
【そう辛いことばかりでもなかったのだ。 哀しいことでもない。】

ホントだね。 悪魔だったら、君みたいなね。

【何故神である自分に対して言ったのかは良く分からないが、確かにそうだ。】
【そう言ってそっと手を伸ばし、少年の頭を撫でようとする。】
【勿論少年の動きを阻害することが無いように、軽くだが。】
33 :【永舞悪魔】《サタン・デイ・ナイト》@wiki [sage saga]:2011/08/28(日) 17:35:45.15 ID:tQbo0yH20
>>32
「え?そうかな」

【薬では軽かったかぁ…】
【しかしそんなお馬鹿なところも彼のいいところである】


「もう結構待ってるんだよ!」
「何億年も待ってるけど全然体が大きくならないんだよ…」

【顔に影を落とす】
【早く大人になりたいなんて思うのは中学生までだが彼はもう3億歳なのである】

「楽しいの?仕事が?」

【そう聞いて不思議そうな顔をする悪魔】
【まず仕事をしたことがないので、それが楽しいのかつまらないのかすらわかっていないのだが】

「勿論悪い悪魔もいるんだけどね…」

【名前通りワルな悪魔がいるのも事実なのだ】
【そして堕天使が存在するものまた事実。結局どっこいどっこいなのである】
34 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/28(日) 17:38:28.61 ID:iEVSyI1t0
>>28

【とある病院】

「…………」

【女は病院のベットの上にいた。気絶している内にここに運ばれていたようで既に手当は完了している】
【アバラを少々痛めていたが数日で良くなるとのこと。普段から鍛えておいて良かった、と改めて実感する】
【しかし、問題が一つ。彼女の隣のベットに寝ている存在であった】

「……どうしよう」

【先程まで自分と殺し合っていたあの男。医者に聞いたところ、自分をここまで運んで来て、そのままブッ倒れたらしい】
【情けない、 と唇を強く噛み締める。止めを刺されなかったあげく、敵の情けを受けるとは。これ以上無い屈辱である】
【出来れば男が目を覚ます前に退散したいが、礼を言わずに立ち去る訳にも行くまい。やはり彼女はどこまでも真面目だった】
【そして悩んだ末彼女がとった行動とは――――】


「ふっ、 ふっ、 ふっ、 ふっ」


【男が目を覚ますまでヒンズースクワットをするというものだった。目の前に寝ている相手を眺めながらだと、自然とそのペースが速くなる】
【しかし彼より強くなるためには今より厳しい鍛練をするほかない。何とも矛盾した気持ちで、もやもやを抱えながらソレを続けていた】
35 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki[sagesaga]:2011/08/28(日) 17:47:03.95 ID:xJbVmojR0
>>33

命はお金や物と変えられないからね。
一度失ったら、もう戻ることは出来ないんだから。

【(自分の中では)丁寧に説明している(つもりの)女。】
【しかし、女が言うのは正論である。】

もう大きくならないんじゃないかい? 体質的に。
あ、馬鹿にしているんじゃないよ?

【元気付ける(付けているつもりの)女。】
【逆効果なら、元も子もない。】

楽しい時もつまらない時もあるんだよ。仕事って言うのはね。

【天界でのことを思い出す。】
【…うん、楽しいこともつまらないこともたくさんあった。 そういうことにしておこう。】

だね。
まぁ、名前で判断しちゃいけないってことかな。

さてと、私はもう帰るよ。
私はエネン=ルナ=アルト。 君の名前は?

【唐突にそう言って本を閉じ、立ち上がる。】
36 :【神等滅脚】@wiki2011/08/28(日) 17:51:50.18 ID:4fKxSSVIO
>>34
【朦朧とする意識のなか】

(ふっ ふっ ふっ …)

【誰かの掛け声が聞こえる】

(生きてたか…)

【そして、段々と意識が戻り視界が鮮明になっていくなか、何かが上下していることに気付く】

「んぁぁ、何やってんだお前?」
【上下していたのは他でもない女だった】

「そんな体でバカじゃねぇの…」
【一応、青年なりの気遣いである】
【本当ならばもう大丈夫なのか?と付けるのが普通だろうが、青年にはそれができないらしい】
37 :【永舞悪魔】《サタン・デイ・ナイト》@wiki [sage saga]:2011/08/28(日) 17:55:20.09 ID:tQbo0yH20
>>35
「うん。そうだけど…許してあげるのも大事な事なんだよ!」

【ずっと嫌いなままなんて勿体ないし気分が悪い】
【仲良くなれば全て円満である。というのが彼の持論】

「エッ――――!!?」

【驚愕ししょんぼりしてしまう悪魔】
【残念ながら逆効果だったようである】

「そうなんだ!」

【快活に返事をする彼】
【絶対に意味を理解できていない】

「そういうことなんだよ。見た目に騙されちゃいけないんだよ」

「ん?帰るの?」
「エネン=ルナ=アルトだね!僕は御佐入ヶ原 とら・エーミール=かやく・しろ・くろ・クレオ・マレス・ヌレタ・クチュル=ミレーナ・マリみけ・アヘル・思井 束綯 エミネム エルーっていうんだよ」

【長い!圧倒的に長い!】
【ま、それは置いといて、相手が立ち去るまでは見送る主義(?)なのでいつの間にかコサックダンスではなくロボットダンスを踊っている彼は】
【じっとその場を動かないでいる】
38 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki[sagesaga]:2011/08/28(日) 18:00:42.34 ID:xJbVmojR0
飯落ちなので、このまま別れたってことで。
絡み乙でした!
39 :【永舞悪魔】《サタン・デイ・ナイト》@wiki [sage saga]:2011/08/28(日) 18:02:31.76 ID:tQbo0yH20
>>38
/絡み乙でした!
40 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/28(日) 18:14:37.09 ID:iEVSyI1t0
>>36

「あぁ、おはようございます」

【努めて冷静に、極めて普通に無表情、無感動に挨拶をする。胸の内に渦巻く感情は無視、一切無視する】
【しかし感情など自分に必要ない、と真剣に考えているこの女が人一倍感情豊かであるというのもなんだか皮肉な話である】

「普段から鍛えてますから、もう大丈夫です。貴方もそうでしょう?」

【普段から積極的に自らの肉体を痛めつけている人間は、常人に比べて傷の回復が圧倒的に早い。彼女が言いたかったのはそういう意味の事である】
【そして思い出す、自分が何のためにここに残っていたのかという事を、その理由を。コホン、 と咳を一つして男に向き直る】

「気を失った私をここまで運んでいただいたそうですね。感謝します、ありがとうございました」

【気を付けの姿勢でぺこり、と頭を下げる。丁度腰の辺りで綺麗な直角が形作られていた】
【そのあとすぐに、しかし、 と前置きをして話を続ける】

「次はありません。今度は私があなたに勝ちますから」

「あと、今回は 『私が』 あなたに負けただけであって、決して 『剣が』 敗北したわけではありませんので」

【そのことをお忘れなく、 とご丁寧に釘を刺しておく。彼女にとってやはり剣の道は絶対なのだ。たとえ自分が刀を使えなくともそれだけは譲れないのである】



/すいません次レス遅れます
41 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 18:20:11.66 ID:LE6hwZyr0
【街の中の公園 (夕)】

「せいっ、せいっ、せいっ」(いつかは4次元ポケットみたいな道具も欲しいなぁ)
【空が赤くなっていき、子供たちが帰っていった小さな公園の中、一人の青年がいた】
【見た目はさながら大学生、しかし青年は拳法の型打ちらしき事をしており正直に言うとあまり似合っていない】

「せいっ、せいっ」(その前にもっと使えるアイテムだな)
【小さな公園でありながらも、人がたまに公園の横を通る場所で】
【青年は一人で静かに掛け声をあげていた】

/殺し合いの場合、危険になると逃げるのでご了承を
42 :【硬軟分泌】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 18:25:31.48 ID:c8JMpm6l0

「うーん……おかしいな……」

【そこはさながらアマゾンのような深い深い森の奥地】
【木の上からは猿の鳴き声が絶え間なく聴こえる】
【大量の木々の葉で日光が遮られるので、昼も夜もあまり関係なく薄暗い】
【そこに大きなリュックを背負った女性が一人】

「ここら辺に入るって聞いたんだけどなー……秘境の戦闘部族が」

【女性は両手に地図を広げてさっきからずっと眺めている】
【しかし、まるで漫画のようだが―――地図が上下逆である】
【どうやらこの女性はかなり方向音痴なようである】

「せっかく私がその実力を確かめてやろうと思ったのに……さては私に恐れをなして逃げたな!ハッハッハ!」

【ちなみに女性が目指していた場所は現在位置から徒歩1日はかかる距離の場所にある】
【一体何をどうしたらそんなに目的地と違う場所に着けるのであろうか】

「ハッハッハ……はーっ……」
「あーもう!!誰かいないのかああああああああああーーーー!!!!」

【その大声は森の隅々に響き渡る】

/模擬戦募集です!
43 :【神等滅脚】@wiki2011/08/28(日) 18:48:16.48 ID:I//4yJnIO
>>40
「まぁスクワットできる程じゃねぇけどな」
【と苦笑い】

「いいよ、ついでだから」
【ついで、を強調する】
【余りお礼を言われ慣れていないので、なんだかむず痒く…所謂、照れ隠しである】

「負けるかも知れねぇな」
「俺にはこの脚が硬くなる以外は何も無いからな」
【最初に見せた高速移動を連発されたら確かにわからない、しかもあの蒼光にはまだ仕掛けが有りそうだ、などと思っている】

「ん?そりゃそうだろ…お前は刀使ってないし」
【完全に脚技と脚技のぶつかり合いの感覚である】

「まぁお互い脚を武器とするもの同士高め合えればいんじゃね」
【遠回しに、また会ったときはまた組手よろしく!とか今度一緒に稽古しようぜ!的なことを言いたいらしいが、まず伝わらないだろう】
44 :【神等滅脚】@wiki2011/08/28(日) 18:49:26.96 ID:I//4yJnIO
>>40
/おっと、了解です!
/ごゆっくりどうぞ
45 :【硬軟分泌】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 19:16:58.13 ID:c8JMpm6l0
/>>42募集中です!
46 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/28(日) 19:24:43.65 ID:6ZwhOjVYo
>>42

「やばい迷っちまった…」

【背中に大きな十字手裏剣を構えた男が一人】

(おとなしく闘技場で強者待ってればよかったな…)
【こちら武器以外手ぶらで広い森を歩く】
【方向音痴ではないのだがこんかいばかりは迷ってしまったようだ】

「あ痛っ」
【右頬に枝を掠る、右目は失明してしまって死角になってしまっている】

「こんなときに猛獣なんかに出会ったらまずい  って今なんか聞こえたぞ!」
「なんかの部族か原住民か!?っtっとととにかく声の方向へ行ってみよう」

【あわよくば飯でももらおうと>>42へと近づいていく】
47 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 19:41:39.24 ID:LE6hwZyr0
>>41
再募集
48 :【硬軟分泌】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 19:45:10.43 ID:c8JMpm6l0
>>46

「ん……おっ!!いたな戦闘部族!!」

【少し物音がする方を見てみると、少し離れた所に男が一人立っていた】
【その雰囲気、背中にある武器、その男が自分の探していた戦闘を好む部族であろうと勝手に確信する】

「やいやいそこのお前!!突然で悪いが私と勝負してもらおうか!!」
「ルールは確かダウン2回かギブアップで負けでいいんだよな?よしいくぞぉぉぉ!」

【一気にそこまで喋りつくすと女は右手を空高くかかげる】

「うおおおおおおおおおおお!!!!!」

【その右手の上になにやら緑色のゼリーのような物体がでてきて、球状になっていく】
【サッカーボールほどの大きさになったそれが乗った右手を、男の方に向ける】

「くらえい!」

【ゼリーが右手から離れ、男の顔面に向かって飛んでいく】
【そのゼリーには粘着性があり、もしまともに顔面に当たれば窒息の危険性もある】
【しかし女と男は10メートル以上離れているため、回避はたやすいであろう】

/遅れましたすみません!
49 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/28(日) 20:00:10.73 ID:6ZwhOjVYo
>>48
「うわぁ!来たぁぁああ原住民だぁああ!!」
【突然若干野蛮な女性が近づいてきたため勘違いするのも無理は無い】
【そして黙って戦闘ルールを最後まで聞いてしまった】

「な…なんかよくわからないけど戦えるってんならよしとするか」

(よく見たら結構普通の人だ…あくまでも見た目はだけど…)

【一度相手の全身をまじまじと見つめそれらしい武器を持っていないことを確認した】

「なんだあの球状のプルプル…っと油断はいけねぇ毒かもしれない」
「この距離ならまだ余裕だ」

(一応物に当たった際の弾け飛ぶ可能性も考慮して…)

【まだ相手の能力をわかっていない今。少しでも危険なことは避けなければと色々な可能性を考え自分の思う最善の手を選ぶ】
【周りには木がたくさん生えている森であるため近くの木の裏に隠れ敵を観察する】
【】
50 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/28(日) 20:00:54.08 ID:6ZwhOjVYo
/最後の枠はミス
/多少の遅れなんて全然大丈夫ですよー
51 :【硬軟分泌】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 20:13:50.65 ID:c8JMpm6l0
>>49

「ちっ……隠れたか!」

【自分の放った攻撃が避けられ、敵が姿を隠したのを確認する】

(ならこっちも隠れてやるか!)
(けど守っているのは性に合わねえな……よし!)

【こちらも同じように木の裏に隠れる】
【そして再び右手を空高くかかげると、今度はゼリーを右手につけたまま糸のように放ち、木の枝に命中させる】
【そしてゼリーをゴムのように縮ませ、空高く舞い上がると近くの枝に乗った】
【このやり取りは男からは見えないであろう】

(ふっふっふ……このまま隠密に男を探して攻撃してやるぜ!)

【木の枝から枝へと跳んで移動を続け、男の位置を探す】
【しかし派手に移動しているためガサガサ激しい音がして、全然隠密じゃない】
【この女馬鹿である】
【だが素早く移動しているため、女の姿を捉えるのは難しい】
52 :【硬軟分泌】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 20:14:48.00 ID:c8JMpm6l0
>>50
/どうもです!
53 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/28(日) 20:23:10.27 ID:CxU4zIJIO
【公園】
【日も落ち、鬱陶しい暑さが幾分か柔らいだそこに一人の人物がいた。】

…ふむ…
だいぶ楽になってきたわね…

【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、】
【左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは右手の大きな片刃の大剣と、】
【左腰のコートで見え隠れするホルスターに納められたリボルバー。】
【それらが合間って、少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】
【また、辺りは季節的に暑いのだが、女は涼しげで、】
【その証拠に、彼女の周りだけまるでクーラーをあてがったかのように、程よく涼しい。】

…肩も治ったか…

【右手一本で大剣を上下に振りながら、肩の具合を確かめる女。】
【よく見ると、その剣の刀身からもくもくと冷気が吹き出ているのが分かる。】
54 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/28(日) 20:25:01.56 ID:6ZwhOjVYo
>>51

「とりあえずさっきの力を調べな    …い、いない!」
【そして周りの木々から飛び移るような音が聞こえたため高速で移動していると把握する】

「くそっ…速い やっぱりこの森で住んでいるだけはある。」
(止まってたら狙い撃ちにされる とりあえず走ろう!)

【男も木々の間をくねくねと移動し走り始める】
【これには相手に自分を追わせて来る方向をいち早く察知するためでもある】

「よく見えないが何かに引っ張られて移動してるように見えるな どうするか」
「いや敵のペースにはまっちゃ駄目だ…こっちも戦闘モードに入ろう」
【服から小さい十字手裏剣を取り出し見られないように両手に構える】
【精神を集中させて来た敵を迎え撃つつもりだろう】
55 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[saga]:2011/08/28(日) 20:38:17.85 ID:iEVSyI1t0
>>43

「あ、はい。そうですか……」

【キツめに言ったのに相手にあっさり返されてあっけにとられる。彼女は自分があくまで剣士だと思っているのだが、男にはどうもそれが今一つ伝わっていないようだ】
【少しホッとする反面やはり悔しい。何だか格下に見られている気がしてならないのだ】

「えぇ。今度会った時には 『剣士』 として、貴方を倒して見せます!」

【今回は相手の圧倒的なパワーに押し負けてしまった。剣道で言うところの鍔迫り合いで強引に押し切られた感覚だ】
【まずはどんな相手にも力負けしないようにすることが大事だと痛感させられた。その意味でも相手には感謝している。ちなみに男の言葉の真の意味には全く気付かなかった】

「申し遅れました、私は石動流剣術道場が一人娘、 石動 天剣(いするぎ てんけん) と申します。以後お見知りおきを」

【そう言ってこの女にしては珍しく、少しだけ微笑んでみせる。やはり一度戦った相手には名乗っておかないと気が済まないらしい】
【どこまでも真面目な彼女らしい、飾り気の無い素直な微笑みを浮かべながら相手を見つめていた】

「では、私はこれで失礼します。必ず、また会いましょう」

【すぐに表情を引き締めて別れを告げる。最後に一礼すると荷物をまとめて病室から出て行こうとする。止められなければ、振り返ることなく病院を後にするだろう】



/お待たせしましたー!
56 :【硬軟分泌】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 20:41:17.61 ID:c8JMpm6l0
>>54

「よし!見つけたぜ!」

【木々の間を移動している男を発見する】
【くねくねと複雑に移動する男の後を追うように枝を移動していく】
【途中で手頃な枝を折って左手に持つ】

「見つけたぜ!止まりな!」

【そして右手からゼリーを枝に放ってバンジージャンプのように地面に着地する】
【左手に持っていた枝にゼリーを糸のようにつけて、鎖鎌のようにブンブンと遠心力をつけながら回し始める】

「もう逃がさないぜ!これでもくらいな!」

【男に向かって走りながら回している枝を男の腹に向かって投げる】
【枝は男から見てハードルのように真横になっている】
57 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/28(日) 20:50:37.09 ID:6ZwhOjVYo
>>56

「来たか 不意打ちで来ると思ったがなんという武士道精神だ」
【止まりな!と大声で呼ばれたことに驚く反面笑ってしまった】

「 そうだな じゃあそろそろやりますかぁ!」

【枝を投げてきたと同時に相手の方に走る】
【男は戦闘経験がなかなか多く攻撃をした瞬間などの僅かな隙を見つけることに長けている】


「中途半端攻撃じゃ陽動にもならない、悪手だ!」
【横に飛んできた木の枝に両手拳をあわせ枝自体を壊しメリケンのように持った手裏剣で敵に殴りかかろうとする】
【もし何か罠があろうものなら行動は途中で中断されてしまうだろう】
58 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 21:00:36.79 ID:LE6hwZyr0
>>53
絡み大丈夫ですか。
59 :【硬軟分泌】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 21:05:00.01 ID:c8JMpm6l0
>>57

「いい動きだな!まさに期待以上と言わざる負えないな!」

【とっさに左腕を弾力性のあるゼリーで纏い、男の殴打を防ぐが、ゼリーが薄かったため左腕に創傷を負う】
【その後、バックステップして男との距離を2メートルほどに保つ】
【そしてやや横に移動して男の後ろの方に木がある位置に移動する】

「この距離なら避けれるかどうか……分からないぜ!」

【右手につけたままゼリーを糸のように男の顔に向かって放つ】
【しかし男の頭をかろうじてかすめるかどうかという避けやすい位置にゼリーを放っている】
【このゼリーは男に避けさせるのが目的である】

【もし男がゼリーを避けたならば、ゼリーは男の後ろの木に命中する】
【そして命中したならばすぐさまゼリーを縮ませて、その反動で男に勢いよくスライディングで突進する】
【ダウンを取る算段である】
60 :【神等滅脚】@wiki2011/08/28(日) 21:07:42.38 ID:jddujCRIO
>>55
「おぅそん頃には俺もまた強くなってると思うけどな」
【自分もまだまだ甘い、更に鍛錬を重ね精進しなければ、と思っている】

「天剣か…覚えておくよ」
「なんだ笑えんじゃねぇか」
【女が初めて見せた微笑みに思わず此方も顔が緩む】

「オレも名乗りたいんだが生憎名乗る名がなくてな」
【青年は実家である道場を出るときに名を捨てたのだ】

「まぁ適当に覚えててくれや」

「おぅ、またな」
【最後に「楽しかったぜ」っと小さく呟いたのが聞こえたか聞こえなかったかはわからない】
【少女は振り返ることなく部屋を後にした】

/おかえりなさい!
そして乙ありでした!
でいいんですかね?
61 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/28(日) 21:11:25.67 ID:CxU4zIJIO
>>58
/大丈夫です!…が、飯オチを挟みそうです…
62 :【夜の帳に煌めく跫】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 21:13:19.36 ID:WdV9yioUo
【険しく無い程度の自然をかいくぐった先には、少し開けた場所がある】
【其処には小規模な湖があり、月がよく見える。然して都心からは距離があるため、一足は殆ど無かった】
【そんな都合のいい場所に今日は、三日月が浮かんでいた。皎々と光るそれは、湖面にもよく栄えた】

「――…」

【さくさくと、よく乾いた大地を踏みしめる小気味良い音響かせながら、独りの少女が此の憩いの場に脚を踏み入れる】
【紺を基調とした着物を身に纏い髪は黒色、緑がかった黒の眸は、周囲に人がいない事を手早く確認していた】

「……はぁ。」

【少女は気が立っている時や悩みがあるような時、よくこの場所を訪れていた。】【それは今も、例外でない】
【少女は湖のほとりに立つと、なんとなし足元の小石を蹴飛ばした】

【小石は放物線を描きながら落ちていき、湖面の月を揺さぶり沈んだ】
63 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/28(日) 21:15:04.12 ID:6ZwhOjVYo
>>59

(!  手ごたえを感じない)

【未確認の物体を見たため反射的に敵と距離をとり相手の思うがままに移動してしまう】

「弾力性のある…ゼリー、 いやもっと硬いゴムのような」
(段々能力の輪郭が見えてきたぞ…あともう少しだ)

【考えていると真正面から糸状のゼリーを放ってくるのが見える】

(そんな柔らかいものに攻撃能力があるとは思えない…これは別の狙いに違いない)
(防ぐのも危険だ)
【男は糸に集中し紙一重で顔をずらし避けることに成功した】
【しかしそちらを警戒したばかりに敵の確認に少し遅れてしまった】

「 っ何! 」
(この不自然な動き…しまったこういう『能力』か!?)

【先ほど放たれた糸は木に吸着している。高速移動の招待も掴め把握した】
【が、気づくのが遅く足を取られてしまい咄嗟に地面に手をついてしまう】
64 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/28(日) 21:15:42.65 ID:iEVSyI1t0
>>60

「私も、少しだけ楽しかったですよ、名無しの権兵衛さん」

【病院を出て、女は男がいるであろう病室の窓を見上げる】
【ほんの僅かの間であったが色々大切なことを教わった気がした】

「また、会いましょう」

【病院に向かってぺこりと頭を下げると、怪我人とは思えないほど軽い足取りで夜道に消えていくのであった――――】



/こちらこそ乙&ありでした!
/戦闘すごく楽しかったですっ
/最後お待たせして申し訳ない……
65 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 21:15:54.94 ID:LE6hwZyr0
>>53
「こんにちはー、ロータスさん」
【近づきにくい彼女に、一人の青年がテクテクと公園の中へ入り、近づいてきた】
【見た目はさながら大学生、いつもニコニコしていそうな印象がある知的な表情をしていた】
【名前を知っている事から、彼は彼女の知り合いだと分かるだろう】

「少し前のテロでは大丈夫だったようで、最近何かありましたか?」
【軽い挨拶をしてから青年は最近大きい事は会ったか聞いてきた】

/大丈夫ですよ。
66 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/28(日) 21:21:07.95 ID:CxU4zIJIO
>>65

…あん…?

【ぐわん、と大剣を振りながら、顔だけをそちらに向けると】
【そこには一人の青年がいる。変装しているようだが、】
【女は前に会ったことがあった為、当然誰なのか知ることができた。】

…テロ…?…ああ、神殺のあれね…
いいや。特に何もないわよ。人殺したぐらいね。

…そっちは?

【やがて、薙ぎ払うのをやめてから質問する。】
67 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 21:26:00.73 ID:LE6hwZyr0
>>66
「えーと、テロについては自分も一人やっちゃいましたね」
【やっちゃいました、それは一人の神殺の者を殺害した事が分かるだろう】
【しかし青年の目は落ち着いており、決心したかのような目だった】

「後は…また危険な人物と会ったので、それについて、それとダイヤちゃんと手を組んだ事ぐらいかな?」
【腕を組んで、テロが起こった後の青年の出来事をしゃべった】
68 :[] [sage saga]:2011/08/28(日) 21:26:21.63 ID:IbbZ9/kI0
前スレ>>979

「元軍人…にしては体弱くない?ちゃんと訓練してたの?
 ――あ、そっか。もしかして技術者として軍に所属してたのかな」

口元を結びいじけた男を見て本当に軍人かと訝しく思いながら、笑う。
大の大人がそんな風にいじけているのはあまりにギャップがあって。
それが似合うのは女じゃないのかと思って。

「うっ……それは、そのぉ…
 騙されたと思って、運悪くお金が突風で飛ばされ攫われたと思って…」

声のトーンが落ちる。そりゃそうだ。
見ず知らずの、しかもさっきまで鬼気迫る表情で追いかけ、肩を強く握っていた
女軍人にお金を貸すという酔狂な人はいないだろう。

表情を曇らせながら、視線と顔の向きを男から逸らしていると不意にあきらめの籠ったため息一つ。
恐らく折れてくれたのだろう。
やった!と思いつつも、どこか哀れまれている気がした。けど考えるのを止めた。

「おおっ!さっすがー!アンタいい人だわぁ…ありがとう。
 捨てる神あれば拾う神ありってやつ?
 だとしたら神様ー、普段は信じてないけど今日だけ信じるわー
 ありがとう、私に救いの手を差し伸べた神様」

豹変。一気に嬉々とした表情を浮かべ、それが声にも現れている。
その所為か女軍人の声の存在感が大きくなり、人の意識を引っ張っていた。

だがその表情は―――

「―――……やっぱりそうよね。トイチなんてのは嫌。
 だけど後者については話を聞かせてもらう。それ如何によっては借りるのを止める」

再び豹変。目は鋭くなり、意識や警戒心によって何処か身構えていた。
この姿を見て、軍人ですと言われても問題は無いだろう。
69 :【剣奴銃儡】[sage saga]:2011/08/28(日) 21:26:46.66 ID:IbbZ9/kI0
/名前ミス…
70 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/28(日) 21:26:49.65 ID:CxU4zIJIO
/すいません!飯落ちします…
71 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 21:28:19.67 ID:LE6hwZyr0
>>70
どうぞー。
72 :【硬軟分泌】@wiki [sage]:2011/08/28(日) 21:32:25.50 ID:c8JMpm6l0
>>63

「よし!あと1ダウンで私の勝ちだな!」

【女は勝ち誇ったように男を指差す】

「思ったより手ごたえ無いな!こんな程度か!」

【女は今度は男の頭上の少し奥あたりの枝にゼリーを放つ】
【そして今度はターザンのように、ゼリーをロープのように使って男に跳び蹴り(?)を放ちにいく】
【狙いは男の胸の辺りである】
73 :【神等滅脚】@wiki2011/08/28(日) 21:32:53.19 ID:jddujCRIO
>>64
/自分も楽しかったです!
/全然気にしないでください、自分もマイペースだったんで!
/改めましてあり乙でした!
74 :【夜の帳に煌めく跫】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 21:35:44.37 ID:WdV9yioUo
>>62
/流れてしまったので一度だけ再募集させて下さい
75 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/28(日) 21:41:35.24 ID:6ZwhOjVYo
>>72

ブチッ ブチブチッ
【キレた】

(あんにゃろうぉ…)

「………」
【男は昔の戦い方に戻した、昔の戦い方とは『肉を切って骨を断つ』】
【そしてターザンキックが男に遅いかかる】

ドッ

【避けない。蹴り完全に受け止めるべく胸にわざと入れさせる】
【蹴りには遠心力が加わり肋骨にひびが入ってしまった】

「調子にのんなよ糞あまがぁああああああああ!!!!」
【右手に手裏剣を構え敵の腹の辺りに殴りかかる】
【もし避けた場合そのままのモーションで投擲し手裏剣が襲い掛かるであろう】
76 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/28(日) 21:46:50.49 ID:CxU4zIJIO
>>67

へえ…あんたが…
やるときはやるのね…

【少し意外そうな表情の女。相手はそんな度胸はないと思っていたのか、】
【それともそもそもテロ自体に参加したことになのかは定かではない。】

危険な人物…?砂田のことかしら?



/お待たせしましたー!
77 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 21:56:46.80 ID:LE6hwZyr0
>>76
「やるときって言うより、その時の状況・相手との相性・手加減の失敗やらが色々合わさって、殺す事になったんですよねぇ、生け捕りにすれば後味も悪くないしアジトも分かったかもしれないのに…」
【ため息をつきつつも少し前の記憶を呼び起こした青年、やっぱりと言うべきか未練が少々あるようだ】

「それもありますが、褐色の肌をした少女に会ったんですよ、その子は腕を口にしたりジェヴォーダンっていう食べたら進化をする種族で…」
【と、【黒獣禁腕】の容姿や、彼女の能力らしき情報をロータスに託した】
【そして最後に「能力者を食べるようなので自分は無能力者だと…って、能力者じゃ無かったっけ?」と付け足した】

/おかえりです。
78 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/28(日) 22:05:20.93 ID:CxU4zIJIO
>>77

ふん…めんどくさい…
向かってきたら殺しゃあいいのよ…

【相手の後悔の念を感じ取り、女は顔をしかめる。】
【それから手持ち無沙汰そうに、そっと大剣を背中に戻した。】
【「抜き身」所謂鞘無しで帯刀している。】

ふうん…そりゃまた厄介ね…
ま、私は無能力者だから関係ないけど…

【とつぶやく。】
79 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本2011/08/28(日) 22:10:52.20 ID:Q65FkYzfo

「―――はぁん、テラカワユス」

しんと静まり返った公園で、小さな呟きが生まれた
点在する街灯が弱々しい光を提供する。それらにぼんやりと照らされているのは、少女
膝を折りたたみ、尻を付けずに座り込んでいる

よく見てみれば、少女と言うには大人びた目鼻立ちをしていた
絹のような黒髪も手伝って、清楚な印象を与えやすい。可愛いと評するよりも、美人という言葉が適しているだろう
髪型はサイドテール。まとめた髪束を左肩の前を通して体の前に垂らしている
青縁の伊達眼鏡を掛けており、怜悧そうな顔立ちによく似合っていた
服装も青が主体だった。メインのシャツワンピースが、年齢相応の、幼気な雰囲気も醸し出す
―――ただ、白いベルトに吊り下げられたいくつものナイフホルダーそれだけが、いやにその風貌から浮いていた

その少女の視線の先には、一匹の三毛猫がいた
野良猫なのだろう、首輪は付いていない。つい先刻までは生きていたのだろう、血液がじんわりと地面に広がって行く


「至福の一時、なう…」


横たわる三毛猫の腹には、凶悪な形状のナイフが一本、深々と突き立てられている
少女の視線は猫の死体から動かない
死骸をこよなく愛する少女は、その整った顔立ちをほっこりとした幸福感で崩しているのだった
80 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 22:13:37.29 ID:LE6hwZyr0
>>78
「そうですかね? 自分は生かした方が都合がいいと思うんですが、まぁ殺しの概念は人それぞれという事で」
【腕を組み、眉をしかめた青年は自分の考えを言う】
【相手を生かせれば、相手の罪も償わせれるし、こちらにいい事尽くめだと思うが、まぁ強くなければできない芸当なのだろう】

「次は…不殺同盟から仕入れた情報と、…注意しとくべき人物、ですかね」
【言葉の切れが無いが、青年は二人目の特徴を言う】

「どうやらかなりやばい性格で、首が飛んでも生きていると言う恐ろしい奴です」
【今度は【不滅之徒】の容姿や性格の情報を提供した】
81 :【硬軟分泌】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 22:16:34.49 ID:c8JMpm6l0
>>75

「うぐっ……!」

【とっさにゼリーの膜を発生させ、攻撃を防ごうとするが、手裏剣は膜を斬り裂き腹部が深く切れる】

「捨て身の攻撃か……前言撤回しよう、中々やるようだ!」

【両手からゼリーを糸のように男の胸に向かって放つ】
【もし命中したのならば、思いきり下に向かって引っ張り、前のめりにダウンするように狙うだろう】

/すっごく遅れましたごめんなさい!
82 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/28(日) 22:19:05.74 ID:CxU4zIJIO
>>80

不殺…ああ、あんたあの組織にもコネがあんの…随分顔が広いのね…

【旅人である彼女は勢力関係に疎く、】
【組織の名前も聞いたことしかなかった。納刀した大剣を、】
【再び引き抜く。特に意味はない。両手が空いてて暇だったからだ。】

…あらら…そいつはまた…

…斬撃に耐性があるのかしら…?

【剣の属性は炎。】
【ゆらゆらと刀身に纏う赤色の火を見つめた。】
83 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 22:29:22.56 ID:LE6hwZyr0
>>82
「世の中情報が全て、そろそろ不殺とも接触をしていこうと考えています」
【少し疑問の目をしつつも大剣を眺める青年、もう少し強くなったら情報のやり取りも参加しようと考えていた】

「そこまでは…、まぁやばそうなので逃げるなり頭を潰すなりどうぞ、それではラスト」
【返答と助言をしてから、最後の情報を出す】

「まだ殺されそうな事はされていませんが、明らかに人間を見下しているハイエルフって言う種族と会いました」
【最後の人物、【奏創魔唱】の容姿を言った、殺人鬼では無いが、注意するべき人物であろう】

「罵倒しますけどキレて襲い掛からないように」
84 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/28(日) 22:32:03.42 ID:6ZwhOjVYo
>>81

「チッ」
(『アレ』が守ってやがるのか)

【冷静さを完全に失っている】

ピトッ


「 うあっ… 」

【狙い通り胸にゼリーを付着させられる】
【そして 転ぶ】

(俺が…俺がこんなふざけたやつに…)
【涙目になっている。このような能力の相手は初めてなので動揺したようだ】

/大丈夫ですwwwwww
/ゆっくりやりましょう
85 :【機技改触】《Ultimate Technology》 2011/08/28(日) 22:36:22.10 ID:6tHAhUyNo
>>68
────コロリとコロリと色《感情》は変わる、その女性の姿は四季に似ていた
春の様に喜び、夏の様に笑い、秋の様に曇れば……冬の様に冷ややかに、変わる

それを眺めていた男性は、白刃の鋭さを宿した目線を受けても、色を少し塗り替えて

「やはり、面白い人デスネ。アティさんは…………いやいやコッチの話です。」

同情が原材料の哀れみを、……フワリ、と。羽毛の様に軽い微笑をあたらしく
女性の瞳を見つめる瞳には何かを羨ましがる……そんな子供の様なモノで────
たが、それは数瞬の空白に浮かんだ感情。長財布を廻し弄びながら……カクリ、とを嗤う

「デハ、後者についてお話して上げましょうカ────────ま、簡単で」
「お金は、勿論イリマセン。痛くも……コレは人しだい、デスカ……ネェ?」

時が流れるに連れ口元は三日月の如く引き裂かれ、誘う意地悪なチシャ猫を思わせる
子供の様だった蒼き瞳は、満月の如く円の形に見開き、硝子の無機質な光に輝き、

「クカカッそんなに睨まないで下さいヨ────簡単な事、実に簡単な事」

────────彼は言う。


「……えっと………………────の、飲み友達に……なって貰えませんカ?」
「最近、唯一の友達が……死んじゃって……ひとり酒はチョッと寂しいデス」


────────そんな事っ?!
何時の間にか浮かべていた狂気色は消え去りて、目線は女性から外されていて
男性の白い頬には、羞恥色である朱が色鮮やかに染まっていた……つまり演技だったの

/気がつくのが遅れました……すいません
86 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/28(日) 22:36:46.28 ID:CxU4zIJIO
>>83

ふうん…ま、脳みそを潰しゃあ死ぬかしら。

【再び剣の属性を切り替える女。バリバリバリ、という乾いた音が辺りに伝わった。】

は、ハイエルフ…!?
…またそりゃ…すごいのがいるものね。

【何となくであるが、朧げにその種族のことを知っていた。】
【エルフにはあったことがあるのだが…】

罵倒する…か…
……絶対襲いかかっちゃうと思わ…自信あるの…

【電撃を纏った剣を一瞥してから言葉を紡いだ。】
【生粋の負けず嫌いである。】
87 :【硬軟分泌】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 22:38:50.75 ID:c8JMpm6l0
>>84

「これで俺の勝ちだな!ハッハッh―――ぐふぅ!」

【腹部の激しい痛みに思わずうずくまる】
【出血はあまり激しくないが、痛みは相当なものである】

「くっ―――さすがはこの辺りに住む戦闘部族だな!中々強かったぞ!ハッハッハ!」

【苦しみながらも、笑いながら男に話しかける】
【腹部をゼリーで覆い、止血をする】
88 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 22:42:30.20 ID:LE6hwZyr0
>>86
「まだまだ不明ですね、…本当に便利な剣だ」
【唸りつつだした発言の後ろに、ボソッと自分の正直な感想を付け加えた】

「自分も旅人ですが…、やっぱり珍しくてあまり人前に出ない種族なんですかね?」
【彼女の驚きようを見て、また新たな疑問が出てくる青年】

「いやいや…、せめて攻撃されてから正当防衛として襲ってくださいよ…」
【少し焦って忠告を入れておく】
89 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/28(日) 22:50:28.73 ID:6ZwhOjVYo
>>87

「はぁ…なんか落ち込む…」

【深手は負わせた。だが勝負に負けたただそれが悔しい】

(熱くなりすぎたな… まぁ面白かったが)
「ぐっ…フー…フー…」
【肋骨を折られてそこ周辺の内臓が少し傷ついたようだ】

「お前の能力…応用次第で相当やるな…甘く見ていた」
「ところで戦闘部族ってなんのことだ?お前こそこの森の原住民じゃないのか?」
「さっきも凄い身のこなしだったけど」

【勘違いが進み頭の整理がつかなくなってきている】
90 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/28(日) 22:50:35.52 ID:CxU4zIJIO
>>88

さあ、ねえ…でも人前に出ないのに人間をバカにするってどういうことよ…

【ポタポタと鋒からしたたる液体は、地面に落ちるとジュウジュウと音を奏でていた。】

……どうかしら……身体が先に動いちゃうかもしれないわ…

…で、あんたはそいつにあったの?…まだなのよね?

【毒の滴る剣を地面に突き刺してから、その柄尻に手を置いて質問する。】
91 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 22:56:40.76 ID:LE6hwZyr0
>>90
「ウワッ、テキジャナクテホントヨカッタ、ん? ああすみません、説明不足でした、自分会った事あります」
【恐ろしい剣を見て、相手に聞こえるか聞こえないかの音量で呟く青年はすぐに修正を加える】

「会った場所は…町外れの小さな丘です、テーブルやら置いて紅茶飲んでました」
「喋りにくて無視して丘に座ったら、イエローモンキーって呼ばれたここは自分の土地だ、とか言ってました」
【腕を組み、口をへの文字にしてさっきより眉間に皺を寄せて語る、青年も結構イラついていたようだ】

「そうだ、機械を使って風の精霊らしき物呼んでました、まぁこれぐらいかな?」
92 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/08/28(日) 22:57:04.49 ID:54mf9cLJo

夜の公衆便所。
月に穿たれた夜の空。
男性用の方から用を足す情けない音が鳴り響く。
某小便の音が止まると水道から水が出る音の後、男が公衆便所から出てくる。
金髪碧眼、THE外人とネーミングされそうな男。
髪を短く刈り込み、クリーム色のスーツを夏にも拘らず着ている。


「───本日までで計98人。 順調順調」
「己(オレ)の価値ももう少しで100人分だ。 うむ。」


流暢な日本語でその暗く輝く青い瞳を月に向けながら呟く。
両手を乾かすように振り、水気を飛ばす。
飛んだ水滴が、蒼白い街灯に照らされて輝きながら地面に落ちる。
背中には大きめの剣。
切っ先の無いその剣は『処刑人の剣』
突く必要が無い、『斬首刑』に使われていた、処刑人用の剣である。

//なんでもおk
93 :【剣奴銃儡】[sage saga]:2011/08/28(日) 22:57:39.37 ID:IbbZ9/kI0
>>85

(やはりただで金銭を借りれるほど世の中甘くない、か)
(この男元軍人とか言ってたけど何かしらの問題起こしていられなくなった)
(だが技術者として軍に居た。だからお願いという形を取ってその欲望を果たそうって肚?)

戦場で兵士として人を殺す軍人の顔が時間経過と共に色濃くなる。
先ほどまでだとただのバカ娘としか思えない女の顔は反比例して薄くなる。
男の「面白い」という発言はより一層警戒心を強める。

「―――……何?人体実験でもさせるのかしら?」

というセリフを言おうとしたら、思わぬ言葉が飛んでくる。
それは先刻までの狂気的な表情からの言葉からは予測できぬ言葉。
それは羞恥に駆られた乙女が勇気を振り絞って言い放つであろう言葉。

「――――――……へっ!!?それでいいのッッ!?」

だから、肩透かしを食らった。
だから、表情は警戒心と弛緩が混ざり合ったような形容しがたい間抜け面に成っていた。
…見る限り、嘘は無いのかもしれない。尤もそれを見抜けるほど人生経験など無く。眼力も無く。

「勿ッ論OKに決まってんじゃない。何よそれ…大の大人がそんな事を生娘のように言う?
 アッハハハハハハッ!!面白い人…だから一緒に飲もうじゃないの」

そう言って女軍人は陽気に男と肩を組もうとする。もしそうなったら強引に酒場へと直行である。

94 :【硬軟分泌】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 23:03:31.09 ID:c8JMpm6l0
>>89

「は?いや私はただの旅人だよ……なんだ戦闘部族じゃなかったのか!」

【戦っていたのが目的の戦闘部族ではないことを知り、落胆する】

「いや、単に慣れているだけだよ……色んな地を旅しているからな!」
「それにしても悪かったな…戦闘部族じゃなかったとは…すまなかったな」

【男に頭を下げる】
95 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/28(日) 23:03:43.75 ID:CxU4zIJIO
>>91

ふうん…会ったことことあんの。
丘で紅茶…か。

【上品なのか風流なのか。】
【ともかくエルフらしく、高貴なイメージはあった。】

…もし同じことを私が言われてたら…そうねえ…

【ゴオッ】
【瞬間――――――女が縦に剣を降ると、そこから放たれるのは巨大な縦向きの鎌鼬。所謂「斬撃」。】
【青年が何もしなかったら、彼の右隣スレスレを通過して、】
【背後の大木を両断するだろう。めりめりと鈍い音が響くことになる。】

…うん。突っかかっちゃうわね…
96 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/08/28(日) 23:06:15.60 ID:kILJSaiv0
「懐かしいなあ、見習いの頃は木を1から削ってゴーレムを作ったものだ」

【森の中倒れた木に腰掛け、しみじみと眺めている子供の影。】

「さて、1つやってみるとしよう」

【とんとんと木を小突く】【するとそこを基点に、木が形を変化させて1,5m程の人型を作り出す】

「さて、素材の差というものを見ておくとしよう」

【人型の力を借りてその肩に乗ると、当然の事ながら木の触感が返ってくる】
【そのまま森を駆け、木の1本に拳をぶつける】
【木は倒れず、森は直ちに静寂を取り戻す】

「ほう、この程度か…やはり運動性は威力とは相席してくれぬようだ」

【考察をしながら、森の中で夜の散歩をしている1人と1体がそこにはいた】

/絡み待ちだよ!
97 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 23:08:52.13 ID:LE6hwZyr0
>>95
「……ああ、もう」
【斬撃が飛んで数秒後、青年の微笑みの表情を崩さず、肩にかけているバッグに手を突っ込んで】

「あなたとあのエルフが出会わない事を切に願いますっ!」
【青年の顔はあっという間に急変、目も表情も起こっており、怒りに身を任せてバッグから薬瓶と水筒を引っ張り出す】
【そんな事をしたせいでダイヤのナイフやチタンダガーや香水やらが飛び出たが青年はお構いなく】
【胃薬をガリガリと磨り潰して、水筒を一気にあおった】
98 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/28(日) 23:11:11.46 ID:6ZwhOjVYo
>>94
「いやこちらこそ野蛮な…だと思ってた」

「これくらいならすぐ治る。そっちの方は…」
【傷口はぜりーでふさがっているのを見て安心する】

「実は俺も旅をしてるんだ。お前みたいに強いやつを探してね」
「じゃあもう行こうかな、腹減ったし」
【そろそろ引き下がろうと背中を向ける】

「 いやー…世界は広い!」
【最後はやや独り言風に言い捨て歩き去っていく】
【そういえば能力使ってないななどと思いながら】

/ありがとうございましたー!
/ゼリーの能力は本当に戦闘してて楽しい
/おつかれさまでしたー
99 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/28(日) 23:11:52.41 ID:CxU4zIJIO
>>97

くっくっく…まあ安心しなさいな。あんたには何にもしないから。

【その様子を可笑しそうに見つめながら、女は大剣を背に戻した。】
【それからふと、女の視線が一点に固定される。】

…これ、あんたの?

【そっと手に取ろうとするのは、ダイヤのナイフだ。】
【もっとも、相手が触れるなというなら即やめるだろう。】
100 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/28(日) 23:15:07.12 ID:tQbo0yH20
>>92
「……………」(うわあ…なんかいるよ…)

【公衆便所から出てきた男を見てすんごくげんなりした声を顔をするのは】
【左目が眼帯で覆われており、右足が綺麗さっぱりなく頭には包帯を巻いたそれはそれは美しい少女】
【いや、正確には男。なのだが、右足を失った時に一緒に男の勲章も失ったので何とも言えない状況である】

【謎の台詞と先端のない剣に唖然として出来るだけ目を合わせないように努めているが、それが逆に目立ってしまっている】
【右足がないので車椅子に乗っており、月光を反射していたりするので、もしかすれば視界にバッチリ入っているかもしれない】
101 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 23:15:40.72 ID:LE6hwZyr0
>>99
「マジでお願いします…」
【口から漏れ出た水を掌で拭いつつ、シュンとした顔になった】

「んっ? いや、先ほど言った自分が殺した相手が持っていた物です、…お知り合いで?」
【水筒の蓋を閉めつつ、相手がナイフを持つのを見守る】
102 :【硬軟分泌】@wiki[sage]:2011/08/28(日) 23:16:45.21 ID:c8JMpm6l0
>>98

「さて…じゃあ私もそろそろ行くか!」
「それにしても……戦闘部族は一体どこにいるんだ?」

【再び両手に地図を広げて眺める】

「―――ハッ!これ上下逆じゃないか!」

【ようやく自分のミスに気づく】

「なんてこった!全く逆の方向じゃないか!急いで戻ろう!」

【再び地図を眺めながら去っていく】

/ありがとうございました!
/レスが遅くて申し訳ないです!
/おつかれさまでしたー!
103 :【機技改触】《Ultimate Technology》 2011/08/28(日) 23:18:22.24 ID:6tHAhUyNo
>>93

「────そんなんじゃ、アリマセン……」

……心臓の鼓動は連続してその音を男性の身体に響かせる。ドクドク、ドクドク
それは緊張したから。拒絶されるかされないか。遊びに誘う子供の様な緊張

まぁ、答えは快い……少し豪快過ぎる位の承諾。勿論言葉は鳩が豆を食らった様な
そんな呆気ない表情を浮かべ、直ぐに軽やかに笑い出した、そんな女性からで
彼は、ホッと。震える息を零し落として……僅かに気を抜いていた……

「……ムゥ、生娘デスカ。まぁいいデショウ、では次のきか
      ────えっ?」

がしり、そんな音を上げながら女性の腕は彼の肩に回されて……翡翠の髪が頬を擽る
鼻腔に広がるのは焼けるアルコールに混じる女性の綺麗な香りで……されど意識する暇なし

「エット、ソット、あっと? 何故引き摺るのですか?、しかも……エッ?」
「も、もしかしてッッまた飲む気をデスカ、さっき飲んでましたよねッッッッ!」

たったたった、と音がした。女性に引き摺られ、慌てて脚を動かす男性の音がした
女性の力は言わずも知れずに体験済み、叶う筈も無く、連れていかれる、拉致られて

男性はそっと目を閉じて「……飲み友達間違えましたカ」言葉にせずに心に思った
女性の足は止まらない、男性の足も止まらない……次に目を開いたら、どんな光景だろうかと

彼の口元……楽しげに笑みを浮かべていたけれど。
104 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/28(日) 23:19:55.97 ID:CxU4zIJIO
>>101

…ま、あんた次第ね。

【と、サラッと言葉を紡ぎ、女はナイフを見つめた。】

いいや…知らないわ。随分といい物だったからちょっとね。

【職業柄、というべきか、刀剣類には興味がある。】
【刀身を撫でてから相手に返そうとした。】
105 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 23:25:51.74 ID:LE6hwZyr0
>>104
「…まぁあなたが攻撃してこない限り、自分は敵対しませんよ」
【また微笑みを作ってニコリとする青年】

「そうなんですか、でもこれダイヤで出来てるから狙われそうだし…創造系能力者との交渉に使うかもしれません」
【落ちた物を拾いつつダイヤのナイフを受け取る青年】
【見て良し戦って良しの道具は使いずらそうだ】

「じゃあ自分はそろそろ」
【言いたいことは言ったので、青年は彼女へ背を向けて出口へと向かうだろう】
【呼び止めるのは容易だ】
106 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/08/28(日) 23:26:26.19 ID:54mf9cLJo
>>100
手をスーツの裾で拭くと、中のYシャツの胸ポケットから煙草の箱を取り出し一本引き抜く。
それを元の位置に戻すと入れ替わりに同じところに入っていたライターを右手で取り出し
煙草を口に咥えて左手で煙草に吹く風を抑えながら、ライターのヒュボッという音と共に火を付ける。
ジリジリと煙草の焼ける音。
ライターを又してもYシャツの胸ポケットの奥深くに仕舞うと


「ふぅ〜………」


指に挟んで紫煙を吐く。
一瞬の出来事であるが、空にぽっかり空いた穴の様に浮いている月に小さな雲が掛かる。
と、同時に男は壱つの出来事に気付く。


「………誰だッ。 其処に居るのは」

影。
月が隠れてより暗くなった其の場は街灯の明かりのみが明るく周りを照らし出すも同然となる。
つまり、街灯に照らし出された少女の影が深く、濃く地面に刻まれ、其れに気付いたのみである。
未だ、男は相手を発見していない
107 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本2011/08/28(日) 23:27:55.43 ID:Q65FkYzfo
/>>79再募集
108 :【真双戒剣】[sage saga]:2011/08/28(日) 23:28:27.49 ID:CxU4zIJIO
>>105

そうなることを願うわ。知人を殺すのは嫌よ。

【ナイフを返してから、そう言葉を紡ぐ女。】

ああそう。…そいじゃあね。…またどっかで会いましょう。

【そう呟き、相手を見送った。】


/お疲れさまでしたー!
/ありがとうございました!
109 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/28(日) 23:33:14.44 ID:LE6hwZyr0
>>108
乙です。
110 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/28(日) 23:34:16.91 ID:tQbo0yH20
>>106
【煙草を吸いだしたので自分には気付いていないようだと考えて、音を出さないように逃げようと車椅子の起動ボタンに手を】
【と、そこで気付く。電動車椅子ではどう足掻いても音が出てしまうという悲しき事実に】
【かといって手動で動かすことも自分の体では適わないので絶望するしかない少女(?)】

(よし…アイツがいなくなるのをじっと待とう…それしかない)

【そう決意した瞬間。相手が自分(の影)に気付いてしまったようだ】
【肩をビクッと震わせて顔が青くなる彼女。恐る恐る男の方を見てみるが相手はこちらの姿を発見できていないようである】
【これなら誤魔化せると踏んだ彼女は上半身を畳み、影を小さくし隠れようと試みた…のだが、はっきり言って振り向かれれば丸見えである】

(……これ無意味だな)

【自覚はあった】
111 :【煉獄業火】@wiki【操作系】フード被ってて顔見えない、声女の子[sage saga]:2011/08/28(日) 23:37:46.34 ID:TH0bQHSp0
>>107
【公園上空】
【黒い洋服に身を包み、背中から蝙蝠を彷彿とさせるような翼を生やした少年】
【音も無く公園に着地する】

……なんだか妙な匂いがするな、まるで何か動物が死んだ時のようだ
なぁそこのお前、この匂いの発生源は何処だ?

【初対面の人間に向かっていきなりおまえ呼ばわりだが、少年はいつもそんな感じである】
【女性の影になっているので猫の死骸は見えていないようだ】
112 :【剣奴銃儡】[sage saga]:2011/08/28(日) 23:41:01.03 ID:IbbZ9/kI0
>>93

「アンタが誘ったんでしょ?なら文句言わない。元軍人なら潔く上官の命令を聞きなさいな」

ケラケラと年相応の、女性特有の柔らかい笑みを浮かべる女軍人。
何やら世迷言を何の違和感も感じさせぬくらいに自然に言ってのける。
だがアティ・クストスは一等兵です。上官ではありません。

酒場までの道程は省略し、連行された男が目を開ければそこは酒場である。
その酒場は一般人が好き好んで使うような場所で、安い酒を大量に浴びて酔いしれる場所。

「さぁ飲むわよ!飲んで飲んで飲んで飲んで愉しみましょ♪」

男をカウンター席の椅子に座らせるや否や女軍人はビールを二人分注文し。
即座に気の利いたマスターっぽいのがジョッキに注がれたビールを差し出す。

「辛い時はさ…誰かとバカなことやって笑ったり泣いたり喜んだり怒ったりすりゃいいのよ
 そのうち時間が解決してくれるからさ」

自身の体験談も入っている言葉。
辛いことは時間しか解決してくれない。
「時間は残酷だけれども、優しい」
――きっと男にも女軍人にも当てはまる、言葉。

「さぁ…じゃんじゃん飲むわよぉ!」

誰のお金で飲むんですか?という突っ込みは来るかもしれないが。
そうなったらその時。今を楽しもう。
113 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/08/28(日) 23:44:57.77 ID:54mf9cLJo
>>110
紫煙の噴出口こと煙草を再度咥えた状態で影の先を眼で追う。
その先に車椅子に座った少女……らしき人物が眼に入る。
訝しむ眼差しを青い瞳から出る視線に篭めて、男は相手に向かって歩き始める。
横っ面を口に咥えた其れから出る煙が撫でる。


「───己に何か用事が?」


此の男にとって見れば相手は陰に隠れてコソコソしていた不審人物であり
街灯で照らし出されても動き出さない様子から自分に何か用があったのかと思うことは
全く不自然でも不思議でも奇天烈でもなく、極自然な志向の結果である事を此処に宣言しよう。
少し短くなった煙草を口に端に咥え、もう片方で煙を外へ逃がす。
少女(?)の車椅子の前に立っている男は、少女(?)を見下ろしている。
114 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本[saga]:2011/08/28(日) 23:49:34.48 ID:Q65FkYzfo
>>111

「はぁ、テラ萌えs…えっ、私ですか?」

少々自分の世界に入り込んでいたようだ。数瞬の間の後に、それが自分へと掛けられた声だと気が付いた
顔だけ振り返り、青縁眼鏡の奥にある双眸をぱちくりとさせる

「で、ええとなんでしたっけ。死臭の発生源ですよね? それなら――」

少女はまた顔を正面に戻して猫の首根っこを掴む。乱暴ではないが、生き物を扱う手つきではない
そしてそのまま立ち上がりながら少女?へと向き直り、

「これですよ。ほぼ間違いなく」

左腕を伸ばし、四肢がだらりと垂れた猫を正面に差し出す。腹に刺さったナイフを見ればソレが死骸だとすぐに分かるだろう
少女はといえば悪びれる様子もなく、あまつさえ自慢気な表情さえ伺わせていた
115 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/08/28(日) 23:50:06.55 ID:kILJSaiv0
>>96
/まだ待ってます!
116 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/28(日) 23:52:36.60 ID:tQbo0yH20
>>113
【用なんて微塵もないのだが、何故か本能的にあの人には見つかりたくないと感じたので隠れていたのだ】
【まあ、隠れていないのだが】

「いあ、らい」

【訳・いや、ない】
【舌足らずなのか、噛みまくりである】
【しかし、噛んだのにはれっきとした理由があるのである】
【よく見れば彼女の右頬にはガーゼが張り付いており、怪我をしていることが分かるだろう】
【それで口を開け辛いのだということは予想できるだろう。だがそれだけではない】
【彼女の頭には包帯が巻かれているのだが、実は脳にも怪我を負っているのだ】
【そのせいで全身が麻痺しており、口も上手く動かせずこんなに滑舌の悪い人になってしまったのである】

「にゃ、にゃんらお!?」

【訳・な、なんだよ!?】
【此方に歩いて来て、遂には目の前までせまってきた男に驚きと戸惑いの表情を浮かべる】
【確かに彼女は不審な行動をしていたが、見下ろされるような覚えはない、とでも言いたげだった】
117 :【機技改触】《Ultimate Technology》 2011/08/29(月) 00:00:38.10 ID:5UUnc4h7o
>>112

「誘った……イヤイヤ誘いましたが……予想外デス。」

心が刻んだ時間は、一分か一時間かそれ以上か……わからない、だが一瞬と感じた。
軍人、鍛えた者が持つ特有の肩の筋肉、けど女性らしく柔らかくて……感じる暇無いけど

「────マァ、イイでショ」

閉じる瞼の裏が仄かな光に包まれて、男性はゆっくりと瞼を上げて……そこは酒場
感じるのは染み入る外とは違う熱気で、形がわからない雑音がひしめいていて……
ジョッキを酌み交わす人々は、笑って泣いて怒って……また笑って、色取り取り

それを眩しそうに眺めていたがカウンター席に座らされて、少し悲鳴を上げながら
でも、女性の心から楽しげ、子供の様な顔を見て……小さく吐息を零した男性は

「…………優しいデスねぇ、アティさんは
────やっぱり飲み友達に選んで正解でした」

差し出された、透明な黄金色の液体と泡が満ちるジョッキを手にとって……

「……それでは、優しい優しい貴方と時間に乾杯デスヨッッ!」


────────ちん♪と硝子がぶつかる音がした。
118 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/08/29(月) 00:03:45.21 ID:B4p6mCYyo
>>116

「そうか」
「つまりは、己の勘違いだったと言うわけか、致し方あるまい」


眼を瞑り、なるほど得心が行ったという表情で言葉を紡いだ後
再度、姿を現した月を後ろに背負い、眼を開く。
碧眼は、怪しく輝き、眼の色は変わっていないが変わっていた。
蒼は青のままであるが、暗く、濁る。
殺される寸前のまな板の上の鯉より淀んだ瞳をして、次の句を継いだ。


「なんだよ。と言われたならば」
「恥ずかしいので、貴様は己の99人目の命の拡張器具だ」
「────罪を数えるが良い。 直ぐに許されるだろう」

ギリギリまで短くなった煙草を灰ごと地面に落とすと革靴の底で火を消す。
舌打ちを一度した後に、背中に背負っていた『処刑人の剣』に手を伸ばし
皮で出来た隠す部分の方が少ない鞘……のようなものの一番上の止め具を外し
その状態で右手で柄を握りこみ、何時でも剣を抜けるように体勢を整えるのであった
119 :【石像魔物】 @好青年、喪服、ローファー[saga]:2011/08/29(月) 00:09:14.99 ID:bv5z0keO0
【ボリボリ、と音が鳴りそうなほど強く頭を掻く男】
【あくまでも気だるそうに背中を丸めながら歩く】
【きっと行く宛てもないのだろう】

『んー。迷ったか?』

【目的地もないのにどう迷うというのか】

/こんなんですが絡み待ち
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/29(月) 00:09:40.57 ID:ShkvWLCYo
(【過去英雄】さんいますか?)
121 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 00:13:36.74 ID:7IaEyQtU0
>>118
「うん」

【勘違いです】
【男の背後には月が、その光に照らされる男と少女】
【中々に粋な画であるが、二人とも心中は穏やかでないようだ】
【よく見れば男の目は淀んでいた。淀み切っていた。恐ろしいほどに】
【そして静寂を破るように男が口を開く】

「ひゃ?え、にゃにほえ?」
「え、ちょ、にゃにふるひ!?」

【訳・は?え、なにそれ?え、ちょ、ナニする気!?】
【少女の顔に焦りと恐怖が現れ始める。罪を数えろってなんですか】
【それと剣に手を伸ばさないで下さい。やめてください。怖いです】
【そして何より『貴様は己の99人目の命の拡張器具だ』ってどういう意味ですか】

「お、おい!みょしかしれ、こりょしゅきら!?」

【訳・お、おい!もしかして、殺す気か!?】
【剣を握り、戦闘態勢に入っているのだからそう思っても全く無理はない】
【そして今は抵抗できるような体ではない。彼女は死を悟ったとか、悟らないとか】
122 :【剣奴銃儡】[sage saga]:2011/08/29(月) 00:20:37.84 ID:KexBtZlV0
>>117

仄かな光に照らされ色んな声が聞こえた。
下品な大声で笑う声、縋るような、逃げるような泣き声。
他にもいろいろな声がある。

「優しい…か。もしかしたらただ甘いだけかもしれないわよ?」

何処か小悪魔的な、誘惑するような笑みを無意識のうちに零す。
先ほどは子供っぽい笑みだったのが、今度は大人のそれに変化していた。

「ええ、それじゃ…―――乾杯ッ!!」

そんな中、上品なバーで男女がグラスをぶつけるように女軍人と男はグラスをぶつけた。
グラスをぶつけた音はとても心地よく響く。その音を聞いた後女軍人は一気にグラスを飲み干す。

「ぷはぁ……うんまい!さぁ飲み明かしましょ」

123 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/08/29(月) 00:30:01.49 ID:B4p6mCYyo
>>121
目の前の少女の慌てぶりを訝しげに見据える。
柄に手をやったまま、男は語句をゆっくりと正確に発する。


「是、だ。 己は貴様を殺して命の価値を増やす」
「────当然、そのつもりで────」

肯定。非否定。
淀んだ瞳のまま複雑な表情で相手を見据え、何やら恐ろしげな事をひっそりと呟いていた。
が、何と言うか、無駄に邪気の無い相手に眉間に皺を寄せ、言葉を打ち切


「───あった。が、その気も失せた。」
「貴様の命  『人一人分』  の価値すらない。」


ったかに思えたが、すぐさま次の句を紡ぐことに大成功。万々歳。
左手で、パチリと先ほど外した鞘の止め具をとめると、剣から手を引く。
もっとも、男の言葉は何も『人を[ピーーー]のがイヤになった』とかそういうものではなくて
『何か可愛そうなものを見た』時に万人がするような、同情とも悲哀とも取れぬ
言い知れぬ、あざけりまで含まれた、ミックスピザのような表情をしているのであった。
124 :【石像魔物】 @好青年、喪服、ローファー[saga]:2011/08/29(月) 00:35:49.92 ID:bv5z0keO0
>>118>>123
【一方的に殺され…いや、切られようとしている>>118を視界に捉え】

『辻斬り…?』

【どこで覚えた】
【しかし危機は脱したようで張り詰めた空気は緩んだ……ようだ】
(なんで戦う事になったんだろう……ウズウズ)

/乱入おk?
125 :【機技改触】《Ultimate Technology》 2011/08/29(月) 00:38:23.51 ID:5UUnc4h7o
>>122
硝子と硝子の小さな水滴を飛ばしながらの反響が居心地の良い音を生み出して
……ドキリと、見つめられた蠱惑色に僅かに頬を染めながらは女性の喉を見つめていた彼は

誤魔化す様に、慌ててジョッキを傾け────喉は動き、液体を飲み干して

「……朝まで飲むツモリデスカ────
あ、ビールお代わり二つとつまめる物を適当に」

ストン、と。置く音は穏やかに。そしてマスターを見つめて注文を適当に紡いで
すぐさま出されたビールジョッキを女性の方へ、自分の方へ、適当に適当に

「ハイハイ、ありがとうゴザイマス。」

「……ところでイイのデスカ?
軍の仕事ッて、拙者のトコは早かったデスが、朝」

再びビールを味わって、出てきた枝豆やら唐翌揚げやらを摘まんで話す、語る
そんな感じに過ぎて行くのだろうか、二人の夜は、穏やかに賑やかに……
126 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/08/29(月) 00:38:37.61 ID:B4p6mCYyo
>>124
//こっちは全然おkどすえ〜
127 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 00:39:23.12 ID:7IaEyQtU0
>>123
【何言ってんだコイツは!そう思う少女であった】

(人殺しで命の価値が増えるとかなんなのこの人……)

【ココロの中で独りごちるのであった】
【しかし、何故か相手は戦闘態勢を解く。なにがあったのか、と訝しげに相手を見ると】
【突然暴言を吐かれて、自己の存在を否定された。俺が何をした】

「ろうゆう意味ら!」
「バカりしてるのら!?」

【訳・どういう意味だ!】
【訳・バカにしてるのか!?】
【当然怒る。自分の命が人一人分の価値もないと言われたのだ】
【そしてちょっと傷ついた】

「こりょせお!バカにしあらっれ!ちくそー!」

【訳・殺せよ!バカにしやがって!畜生ぉ!】
【そんなことを言われただけで泣くのもどうかと思うが、彼女は悔しくて泣いていた】
【なんで会ったばかりの変人にそんなこと言われなきゃならないんだ。と】
128 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 00:39:57.46 ID:7IaEyQtU0
>>124
/あ、おkですよー
129 :【石像魔物】 @好青年、喪服、ローファー[saga]:2011/08/29(月) 00:42:51.36 ID:bv5z0keO0
>>123>>127
【電信柱の影に隠れてゆっくりと様子を伺う】
【…が見事にバレバレ】

(…気づかれてないな。)

【馬鹿だ。】

/いい乱入が思いつかなかったり
130 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/29(月) 00:43:39.12 ID:+Yg8ZpfIO
【廃墟群】
【昔日の栄光を感じさせないその場所に一人の人物がいた。】

…しっかしねえ…

【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、】
【左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは背中の身の程もある大きな片刃の大剣と、左腰のコートで見え隠れするホルスターに納められたリボルバー。】
【それらが合間って、少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】
【また、辺りは季節的に暑いのだが、女は涼しげで、】
【その証拠に、彼女の周りだけまるでクーラーをあてがったかのように、程よく涼しい。】

あだだ…剣は振れるようになったといえ…

【肩を抑えながら、誰にいうでもなく言葉を紡ぐ女。】
【ある程度離れた距離からも冷気を感じることができるし、またよくよく見てみると、】
【大剣から霧のように白い水蒸気が吹き出しているのも分かる。】
131 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/08/29(月) 00:49:45.20 ID:B4p6mCYyo
>>124,127
男の視界には未だ青年の姿は入っておらず
完全に無防備な背中を晒して、少女を見下ろし、見下していたのであった。

Yシャツから再び煙草の箱を取り出すと
以前と同様の手際で、火をつけ、紫煙を燻らせる。
漆黒の闇に紫煙は溶けゆき、淀んでいた瞳に生気が戻る。

煙を、少女に向かって、強く吐いた後に


「どういう意味もクソッタレも有ったものか」
「芋虫」
「そんな言葉が似合うであろう貴様に、人と同様の命の価値があると本当に思っていたのか?」
「己の記念すべき99人目だからな。 人選を間違えるわけには行かない」


フンッと不遜に鼻息を鳴らす。煙が吹き出る。
罵詈雑言の嵐を少女に向かって発しながら、トントンと地面に煙草の灰を落とす。
まるで、吸わなきゃやってられねぇぜと言わんばかりの態度である。
132 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本[saga]:2011/08/29(月) 00:54:37.94 ID:6QRfzwnPo
/いらっしゃらないようなので、>>111>>114の絡みはなかったことで
133 :【剣奴銃儡】[sage saga]:2011/08/29(月) 00:55:09.12 ID:KexBtZlV0
>>125
出されたビールに手を伸ばす。
出されたビールはキンキンに冷えていて、喧騒も雰囲気も相まっておいしく思えた。
多分上品なバーで酒を出されても今のようにおいしくは思えないだろう。
だって女軍人は上品な場所が好きではないのだから。

「無論っ。今日は――」

ガハハ姉ちゃんみたいな雰囲気から一転
場に合う雰囲気から小説の一コマに出てくるような雰囲気を醸し出し

「寝 か さ な い わ よ」

と、誘惑しているが、それはただの酔っ払いの戯言である。
言葉が戯言だと言う事を示すかのように枝豆や空揚げに手を伸ばし食べる

「なんてねーっ!どう?ときめいた?あっはっハハハハッ
 明日は非番だから、仕事の心配はないってね。休暇最高ー!」

女軍人は安い酒場に似合った声を出す。男の事を完全に忘れ自分のペースに引き込んでいる。
普段から子供っぽく明るい女軍人であるがこれではただの酔っ払い。
状況から見れば致し方ないことで。楽しければそれでいいのだ。今は。

騒がしくも穏やかな夜はこんな風にさっそうと過ぎていく。
時間に換算すれば一日の四分の一以下。仕事中は長く感じるそれは短く感じた。
だって楽しいんだもの。どこかの偉い学者が言ってた相対性理論だってそう言ってた――気がする。
134 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/08/29(月) 00:57:00.04 ID:zTV1UbdO0
>>130
/大丈夫で?
135 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/29(月) 00:58:09.73 ID:+Yg8ZpfIO
>>134
/どぞどぞ
136 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 00:59:17.07 ID:7IaEyQtU0
>>129>>131
【なんとなく青年の姿は見えているが今はそれどころではない】
【目の前の男のことで頭がいっぱいで自棄が回っているのだ】
【しかも煙草の煙まで飛ばしてきやがった】

「けほっ!けほっ!にゃにしやがう!」

【訳・なにしやがる!】
【そして止まらない男の罵倒に暴言】
【ずたずたに引き裂かれる、元々ないようなほどの控えめな自尊心】

「ちくそー……ヒグッ……にゃんでしょんにゃころいわれなきゃいけにゃいんら!」

【訳・畜生…ヒグッ…なんでそんなこと言われなきゃいけないんだ!】
【元々滑舌が悪いのに、泣いているせいで尚更酷いことになってしまっている】
【というか本当に何故こんなに精神的に傷つけられているのだろうか】
【彼女は理解に苦しんだ。芋虫とか言われる筋合いはないはずだ】
【遂には大声でわんわん泣き出してしまうのであった】
137 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/29(月) 01:03:27.15 ID:L3D94ohh0
>>130
/よろしいですか?
138 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/29(月) 01:04:51.22 ID:L3D94ohh0
/おっと失礼
/リロってませんでした
139 :【石像魔物】 @ガーゴイル[saga]:2011/08/29(月) 01:06:01.06 ID:bv5z0keO0
>>131>>136
【相変わらず電柱の裏でコソコソ】
【聞き耳を立て会話を聞く】

『……ひどい状況。』

【変身を解く】
【男の正体は見るも無残なガーゴイル】

(イッツショータイム……!)

【顔に不気味な笑みを浮かべたまま>>131に向かってダッシュ】
【しかしこの男馬鹿である…どんなドジをやらかすやら】
【飛び上がり鋭い爪を振りかざす】
【うまくいけば>>131の皮膚をを思いきり切り裂くだろう】
140 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/08/29(月) 01:06:17.70 ID:zTV1UbdO0
/>>96は取り消して

>>130
【廃墟群にそぐわない、1人と1体が女の視界に入り込む】

「やはり、役目を終えたものというのは深みがあるようであるな」

【感慨深く、この風景を味わう子供の背格好の中身は年寄り】
【女には目もくれず、廃墟の壊れ具合をヒビ1つ見逃すことなく観察する】

「人というのは役目を失うと瞬く間に輝きを失うと聞く。ならば、今に生を得た我というのは」

【少し間を置いてから】

「これと同類であろうか」

【少し考えて、ふと思い出したが如く】

「しかし、君は何故このような辺鄙な場所にいるのかね?」

【背を向けたまま女に尋ねた】
141 :【機技改触】《Ultimate Technology》 2011/08/29(月) 01:15:05.25 ID:5UUnc4h7o
>>133
女性は変わるコロコロと時には子供の天真爛漫を、時には妖艶な大人の色気をと
けどその中に同じ物は一つも無くて、移り変わるそれはまるで万華鏡、思う……綺麗、と。

「…………は、ハハハ。」まぁ、でも流石に呆れる声しか上げれないけど
彼は、ゆらりとジョッキを持ち上げて一口、一口、味わう様に酒を飲む。
……素直に美味しい、と。心の奥で呟いた。混沌した熱気と隣の笑顔が隠し味

「まぁ拙者は呑気な技術屋デスカラネ……あぁ酒が上手イ」
「関係ナインデスヨネェ、HAHAHAなんであんな研究所に務めてイタンデショ?」

女性の雰囲気は次第に彼を包み始めて……楽しくて、楽しくて、嬉しくて、側に人
自然と軽やかに言葉を紡ぎ始めていて……彼はまた一口酒を飲む……自然と零れたのは笑顔だった。
142 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/29(月) 01:15:08.71 ID:+Yg8ZpfIO
>>140

【やがて女は自分で自分の肩を揉みほぐしながら、】
【歩みを進めていた。時間も遅いため、おそらく人に会うことはない…】

…は?

【…というわけではなく。その姿を捉える。】
【まだ見える片目は、確かに相手を見つめていた。】
【もっとも、背中をなので表情までは分からないが。】

……なんなのよあんた…

【そして、紡ぐ言葉はやはり。素性を問う物。】
【かすかに小首を傾けてから、女は質問し返した。】
143 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/08/29(月) 01:17:26.16 ID:B4p6mCYyo
>>136,139
少女の訴え(?)を煙草の煙を吸いながら
半分ほど聞き流しつつ、半分ほど聞いていた。
ふぁーという間の抜けた声の後、ヤレヤレと言った具合に肩を竦め
言葉を発する。 背後から近づいてくる青年には未だ気がついていない。


「芋虫に芋虫と言って良いですか?何て、聞いたことは」
「己の人生の中で、一度たりとも無い。 事実だ」


つまりは、こういうわけだ。
芋虫に芋虫と言って何が悪いと。 結構酷い事を言っているがかなり遠まわしな表現。
蛾が纏わりついている街灯の灯りに照らされ、複雑な表情のまま少女を見詰めていた。
しかし
其処で、一瞬の静寂の後、何者かの気配と、地面を何者かが蹴って走る音。
男にとっては死角となる背後付近から走りこんでいたもののその音によって
ギリギリの所で何者かが自分に向かって走ってくることに気付く。

────ガギィン

「………今日は、芋虫と……何だ。 化物。」
「………厄日だな……」


止め具を無理やり外して、済んでの所で元青年の爪を受け止める。
本来なら、常人が上空から迫る元青年の鋭い爪を剣を片手で持った状態で受け止めることは出来ないであろうが
男は能力を使っており『元青年の速さ』を殺し、一時的に青年の速さを 0 にしてしまったのである。
口には未だ、煙草を咥えているが、その長さはドンドン短くなっていっている。
144 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/29(月) 01:23:17.98 ID:+Yg8ZpfIO
>>137>>138
っと、了解です。
145 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 01:24:23.48 ID:7IaEyQtU0
>>139>>143
「にゃっ!!?」

【もう完全に芋虫扱いである。酷いことこの上ない】
【破壊され尽くしたプライド。そんなものないよ。粉々になったよ】
【瞳には大粒の涙が溜まり、目の前の男の表情すらわからないくらい視界がにじんでいる】

(なんなんだよ!!なんでこんなこと言われなきゃいけないんだよっ!!)

【全く…度し難い】
【男が何者かに襲われたようだが、そんなこと知らん】
【芋虫は芋虫らしく泣いてますよーだ!と、不貞腐れている】

【辺りには彼女の泣き声が響いている】
146 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/08/29(月) 01:24:36.57 ID:zTV1UbdO0
>>142
【向こうの疑問に応えるように振り向く】【小学生の高学年程度の体つきに、大人びた顔つき】
【その子供の座る場所は、木製のゴーレムの肩。2m程度の背丈である】

「女君よ、このような草木も眠らんとする時に出歩くような趣味を持ち合わせているわけでもあるまい?」

【子供は、年齢を重ねた言いまわしで問いをかけ】

「我は、ただの魔術師のなりそこないだ。それ以上でもそれ以下でも無い」

【自嘲めいた自己紹介をする】
147 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/29(月) 01:30:03.88 ID:+Yg8ZpfIO
>>146

…ったく…ガキっぽくない喋り方ね…

【そもそも相手が座っている「物」によって、】
【その分類が何なのかは容易に推察することが出来た。】
【こんな時間に外にいるのだ。自分を含め、一般の人間であることはない。】

…んなの私の勝手でしょうが。特に理由はないわ。散歩よ。散歩。

【つっけんどんな物言いだが、これは何も相手のことを嫌っているとか、】
【そう言った物ではなく、彼女の「癖」の一種である。】
【この人物は、初対面の人間とは棘のある物言いしかできないという悪癖があった。】

…へえ、魔術師か……
…にしても…ゴーレムかしら…?また随分と頑丈そうな…

【相手に近づきながら、木製の彼を見つめる。】
148 :【石像魔物】 @ガーゴイル[saga]:2011/08/29(月) 01:30:34.83 ID:bv5z0keO0
>>143>>145
【案の定、と行って様子でニヤリと不敵な笑み】
【の直後ピキピキと顔が怒りに染まる】
【それを見分けられるかはわからないが】

『芋虫…?化け物…?』

【大きく息を吸い込み】

『人を……』
『化け物扱いするんじゃねえーー!』

【鳴き声と共に響きわたる怒号】
【と同時に口から火の玉を吐き出す】
【大きさは小さいが当たればまず腕は使い物にならなくなるだろう】
149 :【剣奴銃儡】[sage saga]:2011/08/29(月) 01:39:42.47 ID:KexBtZlV0
>>141

「へぇ…研究所とかの設備なしでもどうにかできんのねぇ…
 大抵の技術者って言ったら『設備がないと研究があぁあ!!』なんて言いそうだけど」

研究者…やはり。金銭をせびったときに察していたことは本当だった。
けどそれで終わり。今ここに居るのは酒飲み友達の元軍人ってことだけ。
だからこの話はここで終わり。酒の威力に身を任せてガンガン進もうではないか。

「その言い方だとまるで研究所が刑務所みたいよ
 もっとも、研究所の人間って何考えてるかわかんない奴とか頭おかしい奴とか陰険な奴とかが多いし
 …あ、別にアンタが頭おかしいって言ってる訳じゃないわ」

と少し、ばつの悪そうな顔をした。研究所に対する、普段の印象を少しかいつまんで言っても
それが批判であることには変わらず、目の前の技術者である男の気を悪くしないかと不安になる。

そしていつの間にか、眠気が襲い掛かっていた。
それに対して抵抗できなかったのか、知らぬうちに寝ていた。
150 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/08/29(月) 01:44:25.17 ID:B4p6mCYyo
>>145,148
青年の声色に敵意しか含まれて居ないことを感じると
受け止めていた剣を自分自身が少女の方向へ一歩進みながら抜き放ち、元青年に向き直る。
抜き放った剣は矢張り切っ先がなく『処刑人の剣』としては上等であろうが
普通に剣の構えをしている場合、本来余り役立つものではないのである。

煙草を口から横にペッと吐き出す。
コンクリートの地面に落ちて、紫煙を燻らせている。


「ハッ」
「自分の見た目を鏡で見直せばどうだ?」
「全世界の人間様は共通で貴様を『化物』って呼ぶだろう」


鼻で笑いながら、大きく息を吸った元青年を見て、何かしらがあるだろう。
そう思いながら、反論した直後、小さな火の玉が吐き出される。


「なんだァ? その程度か? 化物。 モンスターさんよ」

吐き出された火の球に対して、切っ先の無い、突きが出来ないであろう剣。
それで、火の玉を───────突くっ。
思ったよりも充分速かった火の玉をギリギリ突く事に成功した。
その結果、火の玉は先ほど男の剣が殺した『元青年の速さ』を付与され、ゆっくりとガーゴイルとなった元青年の
方向に進む事になる。


「…………クックックッ……でも、己は怖いんで、隠れさせてもらうとするか」

含みのある笑い声を上げると
男は、少女の背後に回って、ガーゴイルの火の玉を封じてしまおうとする。
もちろん、男の身体能力は常人であるため、背後に回りきるまでに充分な猶予はあるだろう
151 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/08/29(月) 01:46:08.01 ID:zTV1UbdO0
>>147
「我は肉体と生きている時間とが等号で結べないのだよ」

【要するに肉体を乗り換えたのである】
【非人道的なことをしているが、特に問題は無い】

「夜の散歩か…悪くない趣味であるな。我もこの廃墟を眺めつつ散策していたところだ」

【丁寧を欠いた言い方にも、特に気にすることも無く会話を続ける】
【別にこちらに何か悪意や敵意を持っている訳では無いのだから】

「我をその肩書きで呼ぶでない。呼ばれる価値はとうに失った。」

【魔力というものを移せなかった自分が憎らしい】

「うむ。正確には異なるが、この場では問題あるまい
頑丈に見えるならば、どうだ、君の得物でこれの強度を試してみては如何かな?」

【人型の肩から降りて、その体をぽんぽんと叩いて問うてみる】
152 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/29(月) 01:51:58.44 ID:+Yg8ZpfIO
>>151

…魔術師はだいたいそう見たいね…
大方他人の体を借りといて本体が別なところにあるか…はたまた不老か…そんなとこかしらね

【今までに会った術師も、だいたいは外見と内面の区別が逆である人物が多かった。】
【しかも、特徴的な人物が多いのだ。目の前の人間はそうみると実に魔術師らしいと言えた。】

は…?どういうことよ。魔法使いじゃないの…?

…って、冗談じゃないわ。刃がこぼれるわよ。

【本気を出せばぶった切れるかも知れないのだが、】
【怪我によりそれはかなわない。ゴーレムに触れようとしながら、女は言う。】
153 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 01:54:44.60 ID:7IaEyQtU0
>>148>>150
【涙を服の袖で拭い、一瞬前を見ると】

(……なにこれ)

【化け物と男が闘っていた。訳が分からない】
【自分が泣いている間に何が起こったというのだろうか。目を丸くする少女】

【しかも化け物の方は普通の事のように火の球を吐いている。本当になんだこれ】
【さらにそれを逆向きに跳ね返す男。その光景は彼女の理解を大きく超えていた】

(な、なんでこっちくるんだよ!やめろ!俺を盾にするな!)

【とりあえず状況が理解できない彼女は適当にてるてる坊主を出現させて男と化け物の両方に雷を落とそうとした】
【てるてる坊主の出現、それから雷の発射までは結構ラグがあるので躱すことは容易である】
154 :【石像魔物】 @ガーゴイル[saga]:2011/08/29(月) 01:58:29.45 ID:bv5z0keO0
>>150
【--化け物--になりたくてなったわけじゃない、と心の中で反論】
【大声を上げあんぐりと開けたままの口に遅め勢いの火の玉が襲来】
【そのままパクリと飲み込んだ】

(…飲み込まなくても良かった気がする。)

【全くだ】
【少女の後ろに隠れようとする…刀(♂)を目視】
【全速力で突進】
【戦略?なにそれおいしry】

【このまま行けば刀(♂)に直撃】
【雷を二人で食らうことになるだろう。恐らく。】
>>153
【テルテル坊主になぞ脇目も振らず突進】
155 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/08/29(月) 02:02:13.08 ID:zTV1UbdO0
>>152
「そこは、企業秘密というやつだ」

【大体あっているが、一応伏せておく】
【この町では接触数が極めて少ないので、まだ傾向が見えず、分析は出来ない】

「魔術師たるを占める力を失ったのだよ。今の我は、これ1体しか扱えぬ
以前ならば、より精巧かつより洗練された人型を作れたというのに」

【そのことを、常に嘆いているのである】【故に生にしがみ付いて良かったのかという問いを得ることになる】

「ほう、意外であるな。君ならば容易に成せると思ったのだが、腕が鈍ったか怪我でもしたかね?」

【殆ど2択しか無い答えに思えたので両方答えておく】
156 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/29(月) 02:08:48.86 ID:+Yg8ZpfIO
>>155

ふうん…魔法を使えなくなったのか…

つっても十分すごいと思うけどね…

【ゴーレムに触れるとなるほど。木の有機的な暖かさが伝わってきた。】
【素材をそのまま加工しているのだろうか。ともかく、純粋な魔法というよりは、】
【なんらかの「能力」のようなものかもしれない。】
【相手の話を聞きながら、彼女はそう思っていた。】

ああ…肩をね…
全く厄介よ。剣も振れないわ。

【だいぶマシになっているのだが、それでも痛いものは痛い。】
【肩を触りながら苦笑した。】
157 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/08/29(月) 02:09:23.72 ID:B4p6mCYyo
>>153,154

てるてる坊主が現れる。
男は、此のてるてる坊主は少女の仕業であろうと即座に判断。
理由は、単純明快、少なくとも自分ではないし、とガーゴイルの元青年の能力と考える事も難しいからだ。
男は、少女(?)の後ろに回りこむ事を諦める。
理由は、一瞬のうちに挟撃の形。 つまり、挟み撃ちに為りかねないからである。
少女が能力者であると分かった以上、することは決まっており


「フンッ! 化物どもめ」


指を剣の刃にあて『自身の重さ』をある程度殺し、軽くなる。
その状態で、剣の切っ先を地面に押し付けて、腕の力だけで剣ごと飛び上がる。
そうすることで、挟撃の形から離れ、更に、上空から攻撃を喰らわせることが出来るであろうという考えだ。
元青年と、男と少女は殆ど一直線上であったため、ガーゴイルさんの突進は
少女の方向へと向かうことになるかもしれない。
もっとも、空中に飛んでしまったため、格好の的となることも充分に考えられるが
158 :【機技改触】《Ultimate Technology》 2011/08/29(月) 02:11:43.76 ID:5UUnc4h7o
>>149
紡がれた言葉に、彼は暫く言葉を返す事は無くて……意識は狂乱の過去へと飛んでいた
……思い出す。昔の事────確かに皆々、何処かネジが緩んでいたなと、彼は
ジョッキに漂う白色の泡を眺めながら……クスリと、小さく過去からきた笑い声が漏れる

「い……や、あながち拙者も────てか、寝かさないんじゃ無かったのですカ?」

HAHAHAと、彼は軽やかに笑い声を上げた。それは横にいる睡魔の犠牲者に向けてだった
どうりで静かだと、彼は一人呟きを。カウンターにうつ伏せに、表情を覆う翡翠色の髪を
指で少し掻き分けて……やはりそこには眠りの姫、僅かに垂れる涎が滑稽で可愛らしかった。

「……ツレが寝てしまいましたねェって。? まぁイイですよ」

「本物の科学者ってヤツは例えば機材が無くてモ、可愛らしい女性が寝てでモ、冷静でいるモノですかカラ」

そう言って彼は再びビールを煽り始める。されど味は変わらない、横に友がいる。
僅かに穏やかになって行く酒場で彼は一人、眠れない彼は酔えないのに酒を飲む
彼は女性を起こす事も無く。静かな女性を眺めながら……相対性理論。時間は早く過ぎて行った。


もし女性が朝まで眠ったのであれば、そこには掃除をするマスターのみで誰もいない
マスターは言うだろう、料金は既に払われたと。

────そして、女性の手には何時の間にか男性の10万程入った長財布が握られていた。
159 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 02:16:02.37 ID:7IaEyQtU0
>>154>>157
【ピシャーンという音と共に辺りが白く光る】
【雷が落ちたのだ。しかしそれはどちらも不発】
【ただの近所迷惑になってしまった。残念】

(ねえ!?これどういう状況!?どういう状況なのこれ!?)

【未だにパニック状態である彼女はアタフタと慌てることしかできない】
【先のてるてる坊主だってテンパったから誤って出してしまったに過ぎないのだ】

【そして彼女のとった行動はと言えば、現実逃避をすることだった】

(………ね、寝よう)

【現実逃避の為にまずは寝ることにした】
160 :【石像魔物】 @ガーゴイル[saga]:2011/08/29(月) 02:16:06.04 ID:bv5z0keO0
>>157>>153
【目の前で突然刀(♂)が飛び上がる】
【そして目の前には少女】

『あぁ…もう……!』

【---変身---】
【一瞬で青年に元通り】
【…が勢いが少なくなるわけでは無い】
【衝突の衝撃は幾分か和らぐだろう】
161 :【石像魔物】 @ガーゴイル[saga]:2011/08/29(月) 02:17:25.40 ID:bv5z0keO0
/Oh…入れ違いですねぇ…
/じゃあ自分の方は寝てしまった>>159さんの上を通過ということで
162 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/08/29(月) 02:19:05.05 ID:zTV1UbdO0
>>156
「知識は確かにここにあるのだがな。」

【頭を小突いて、所在を明らかにする】

「感謝するよ。このような私にそのような言葉を掛けてくれるとはね」

【人型には特に触れられても問題は無い。能力で維持しているのだから、刻印があるわけでも無いので、そこは利点になりうるのである】
【そして、怪我の話については】

「なるほど、動く場所をやられたか。それでは傷にも障ろう、これを斬るようなことになればな」

【人型を扱う以上、肩へのダメージの影響は理解しているつもりである】

「しかし、我以外にも魔道を扱うものがここにはどれ程いるのだろうか?」

【最後に1つ質問を加える】
163 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/08/29(月) 02:25:07.20 ID:B4p6mCYyo
>>159,160
着地と同時に剣の先を自身の足先に当て、重さを戻す。
寝始めた少女は放っておいて、剣をゆっくりと構えながら
突進していく元青年────今は、戻ったため青年であろうか
を見据えて言葉を発する。


「…………此処までやって置きながら、今更だが」
「見逃してくれないか?」
「己は人を[ピーーー]事は生きがいだが、何処かの聖人みたいに後々語り継がれる」
「化物退治なんて必要ないんでな。」


その状態で発した言葉の意味は。
端的に言えば、殺さないでやるから見逃せ……ということだ。
随分傲慢な物言いであるが、言葉は本気である。本気で見逃して欲しそうなのである。
幾ら理由は不純を通り越していろいろとダメであっても、一応本気で思っている。
164 :【剣奴銃儡】[sage saga]:2011/08/29(月) 02:25:44.45 ID:KexBtZlV0
>>158

眼を覚ました時には男は居なかった。
一瞬で無一文だと言う事に気付き、動揺するが。
マスターがこともなげに「料金はすでに支払われている」と言った。
その言葉に胸を撫で下ろす。

「……ひとことぐらい言ってくれればよかったのに」

と、穏やかに笑いながら、10万ほど入った長財布をポケットに入れ、椅子から立ち上がる
その際に思った。
――またどこかで会えますように と

それにはいろいろな意味がある。
借りたお金を返すという意味合いとまた酒飲み仲間として飲もうという意味と。
多分両方とも叶うだろう。と確信しながら女軍人は自身のアパートへと足を進めていった

/遅くまで絡み乙でした!
165 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/29(月) 02:26:20.42 ID:+Yg8ZpfIO
>>162

そうよ…この怪我さえなければバッサリやってみるんだけどねえ…

【とはいえ、結構な硬さのこのゴーレム。果たして女の剣術を持ってしても刃を入れることはできるだろうか。】
【ひょっとしたら、弾かれてしまうかもしれない。】

…知らないわよそんなの。…ああでも、似たような能力を使うヤツならいたわね…

ま、こんなに大きくはないんだけど、そいつは「数」が多いわ。
土の兵隊を作り出すのよ。文字通り地面からね。騎馬兵やら槍兵やらね。

でもどうかしら…魔法…とは違うのかしら…?

【そして、女が戦ったことのあるとある能力者のことを説明する。】
【ふと、似たような召喚?系の能力であったので思い出したのだ。】
166 :【石像魔物】 @ガーゴイル[saga]:2011/08/29(月) 02:33:53.84 ID:bv5z0keO0
>>163>>159
【なんとか少女の上を飛び越え派手にコケる】
【そしてそんな相談をされたのだ】

『…踏んだり蹴ったり。』

【憂鬱な気分で小さく頷いた】
【刀(♂)…改め武士の真剣さを馬鹿なりに感じ取ったのだろう】

『次会ったら…話し合えるといいな。』

【聞こえるか聞こえないか、呟いた】

【そして軽々と少女を抱える】
【なんの抵抗もなければ綺麗に担がれるだろう】
167 :【石像魔物】 @好青年、喪服、ローファー[saga]:2011/08/29(月) 02:34:31.92 ID:bv5z0keO0
/>>166名前ミスした。
168 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/08/29(月) 02:38:43.72 ID:zTV1UbdO0
>>165
「完治した折にはその技を見せて頂くとしよう」

【鉄という訳でなし、案外簡単に切ってくれるだろうと期待している】【向こうの印象とは裏腹に】
【そして、似たような能力者の情報に】

「ほう。だが、実物を目にしないことには何とも言えぬな。
魔術は隠蔽でもされなければ1目で判るのだが…」

【恐らくそのようなことは起こりうるはずは無いのだが】

「我の現在の肉体にのみ発現した魔術は、誰もが使える訳ではあるまい
魔術とは、本来誰でも魔術が扱えるようにする学問なのだから
その前提に合わないものを魔術とは呼ばぬし、それしか扱えぬものは魔術師とは呼べぬ」

【少し矛盾も歩きがするが、今の自身の意見である】

「さて、これ以上話すと夜が白んでしまう
夜遊びは夜が終わる前に止めねばな」

【そう言って、また人型の肩に人型の力を借りて登る】
169 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 02:41:17.05 ID:7IaEyQtU0
>>163>>166
【寝ている】
【まあ、本当はこんな状況で寝れるわけもないので寝てはいない。フリだ】
【だから二人のやり取りも聞こえている】

(ケッ!虫のいい奴!)

【ココロの中で男を罵る少女】
【というか本当にどうして彼女は罵倒されて芋虫とか言われたのだろうか】

【まあ、とりあえず危機は去ったようで目を開ければ何故か青年に担がれていた】
【なんじゃこりゃあ!】

「!?」

【目を白黒させて何か声を出そうとするが何故か声が出てこない】
【そして何故か再び瞳からは涙が流れ出ていた】
170 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/29(月) 02:45:59.88 ID:+Yg8ZpfIO
>>168

ふふ…楽しみにしてなさい。「綺麗な太刀筋」のお手本を見せてあげるわ。

【「斬れるかどうかは別よ?」と付け加え、女はかすかに笑う。】
【やはり、剣術は得意なのか、その言葉は確固たる自信に裏打ちされていた。】

そうなの…どうかしらねえ…一瞬で作ってたわね…見事な腕よ。

ふうん…私でも頑張れば使えるのかしらね…

【そういえば、自分の剣も魔術的なことができなくもない。】
【それを操っているのが女自身である為、相手の言うことは的を得ているのかもしれなかった。】

あらそう…もう行くのかしら…?
…それじゃあ…私もそろそろ宿に帰るとするわ。

…いい話ができて良かったわ。またね?

【そう言って、踵を返す女。こつこつと足音をだんだん小さくしていき、】
【やがて、その姿を完全に夜の闇に消したのであった。】



/お疲れ様でした!
/楽しかったです!!ありがとうございましたー!
171 :【石像魔物】 @好青年、喪服、ローファー[saga]:2011/08/29(月) 02:47:18.27 ID:bv5z0keO0
>>169
(……とは行ったもののどうしようかこの子。)
(ホテル代握らせて帰ろうかな…。)

【馬鹿だ。】
172 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/08/29(月) 02:48:59.49 ID:B4p6mCYyo
>>166,169


「…化物を殺したところで己の命の価値が増えるわけじゃあないだけだからな」
「勘違いはやめておいたほうが良い。」

聞き取れた。
剣を皮の鞘に入れ、止め具を止めつつ、男は言葉を発する。
挑発とも取れる……が、男の行動が此の言葉が挑発ではないことを暗に示している。
つまり、本音である。


「では、己は行く」
「さらばだ、怪物と、其れに抱かれた芋虫か毛虫の類め」
「───もう、己の邪魔をするんじゃあないぞ」

完全に傲慢な一言をさらりと、全くさらりと言い残して男は踵を返す。
とめなければ、男はそのまま夜の闇に溶けていくことだろう。
173 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 02:51:03.33 ID:7IaEyQtU0
>>171
「うあーん!」

【青年が途方に暮れていると、声を出して盛大に泣き始めた】
【少女の中で何かが切れたらしく、泣き止む気配はない】
【顔は真っ赤で口からは涎が垂れているが、気にする様子もない】

「グスッ…うあーん!」

【というか本当に何故罵倒されt(ry】
174 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/08/29(月) 02:52:54.11 ID:zTV1UbdO0
>>170
「その時は、存分に見せてもらうとしよう」

【その心を理解したらしく、笑みを返した】

「熟練というものも要素足りうるからな
どのような形かわかれば、真似事は魔術であるならば可能であるよ」

【こちらは、頭に指を当てながら引っ張り出すように答えた】

「それでは、また会う日まで」

【こちらも、時計塔に戻らんとこの場を後にしたのであった】

/絡み、乙ありでした!
175 :【石像魔物】 @好青年、喪服、ローファー[saga]:2011/08/29(月) 02:56:45.14 ID:bv5z0keO0
>>172
【踵を返し】
『そうやって自分の信念を貫くのであれば止めはしない。只、力添えはしない。あくまでも俺は守る…守護者側なのだからな。孰れ又会うだろう。また会う日まで、悪人さん。』

>>173
(…泣き出しちゃったよ。)

【少し慌てる】
176 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 02:57:25.93 ID:7IaEyQtU0
>>172
【最後の最後まで『芋虫』『毛虫』扱いである】
【酷過ぎる。彼女が何をしたっていうのか】

(……………)

【もうココロの中で反論する気力さえ残っていない】
【勿論、引き止めるようなこともしない】
【もう彼女の自尊心やらプライドやらは木端微塵に砕かれている】
【なんだかネガティヴな性格に変貌しそうである】

【最近情けないぞ】

/絡み乙ありでした!
177 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/08/29(月) 02:59:36.72 ID:B4p6mCYyo
>>175,176
//絡みあり&乙津でした!!
//口が悪くてすみますん……ありでしたぁ!
178 :【石像魔物】 @好青年、喪服、ローファー[saga]:2011/08/29(月) 03:01:37.11 ID:bv5z0keO0
>>179
/絡みあり&乙です。
/ロール初心者でスイマセンでしたww
179 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 03:02:19.08 ID:7IaEyQtU0
>>175
「ろえはろうれ芋虫だりょ!グス」

【訳・俺はどうせ芋虫だよ!】
【もうだめだこの子。自尊心と一緒に自信も砕け散ったようである】
【いいことなさ過ぎてそろそろ自殺しそうな勢いである】
180 :【石像魔物】 @好青年、喪服、ローファー[saga]:2011/08/29(月) 03:02:25.93 ID:bv5z0keO0
/>>178>>177への安価
/なぜ未来安価したし俺
181 :【石像魔物】 @好青年、喪服、ローファー[saga]:2011/08/29(月) 03:05:22.22 ID:bv5z0keO0
>>179
【ネガティブなオーラを発する少女を担ぎ慌てる青年】
【なかなかシュール】

『あー。なんだ…その…芋虫だっていつかは蝶々になるもんだぞ。』
『だから元気出せ。』

【なんだそのくだらない慰め】
182 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 03:11:08.56 ID:7IaEyQtU0
>>181
【見ただけで不幸な少女だとわかるというのもなかなかすごい】
【少女は左目に眼帯。失明している。右足は無い。食われた。頭には包帯。大きなハンマーが直撃した。右頬にはガーゼ。テロに巻き込まれて刺された】
【しかもテロの首謀者に人質に使われたりもした。とことんついていない】

「がらもしえらいらん……」

【訳・蛾かもしれないじゃん……】
【なんだそのマイナス思考は】
183 :【石像魔物】 @好青年、喪服、ローファー[saga]:2011/08/29(月) 03:14:31.71 ID:bv5z0keO0
>>182
【何故医者に行かないのか、とかマイナス思考とか引っ括めて】

『これで元気出せ。』

【…と自販機で適当な飲み物を買って渡す】
【因みにまだ担いだまま】

/さぁてwwww時間が迫って参りましたwwww
184 :【布巻坊主】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 03:20:20.96 ID:7IaEyQtU0
>>183
【ちなみに医者には行っているが脳は損傷が激しく再生不能】
【足は食われたので再生不能。車椅子生活が開始】
【目には弓矢が刺さったのでもう手の施しようがなかった】
【右頬の傷はその内治る。ちなみに男の勲章もない。というか実は少女ではなく男である】
【と、青年からジュースを貰った】

「あ、ありらろ…」

【ありがと、とお礼の言葉を口にする】
【それでも顔と心の暗さは変わっていないのだが】

/そろそろ切りますか?
185 :【機技改触】《Ultimate Technology》 2011/08/29(月) 07:21:20.82 ID:5UUnc4h7o
>>164
/絡み乙でしたっ
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/29(月) 09:20:54.76 ID:nN+utN8K0
187 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/08/29(月) 13:09:53.34 ID:OGzOLSFGo

おお、人が沢山居るぞ!

【物珍しそうに街行く人々を観察する少女が一人】
【いかにも活発そうな少女はぴょこぴょこと視線を色々なところへ送り、楽しそうに見ている】

……ふぅむ、何をしようか悩むな……

【楽しい事が起きそうな気がする】
【そんな予感に胸を踊らせ、取り敢えずそこらをうろつくことにした】
【昔の何処かの部族の姫のような格好をした少女は人混みの中でも一層目立っていた】
188 :【紅蓮之魔術師】[sage]:2011/08/29(月) 13:22:03.39 ID:wiu7Gt8o0
>>187

(なんかうろついてるんですけど、なんか起きるフラグじゃねーか!)

【街中の人ごみの中で】
【紅いチョークを片手に今日もぶらぶらしていた青年は】
【おかしな格好で周りから浮きまくっている少女を見つけた】

(……うん、スルーしていこう)

【だが、その特異な服装に何かを感じて】
【そのまま黙って去っていこうとしたのだが】

ぐぇっ!!

【何故だか都合よく少女の近くでずっこけた】
【派手に転んでいるので、否応なしに目につくだろう】
189 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/08/29(月) 13:31:31.13 ID:OGzOLSFGo
>>188

うお!?

【目の前でずっこけた青年】
【大げさに驚き】

……バカがおる!?

【失礼な評価を下した】
【いきなり過ぎる】
190 :【紅蓮之魔術師】[sage]:2011/08/29(月) 13:35:28.85 ID:wiu7Gt8o0
>>189

……誰が馬鹿だゴラァ!!

【打ちつけた場所のジンジンとした痛みに耐えつつ対抗】
【なんかちょっと涙目である】

だいたいなんだその格好!なめてんですかぁ!?

【全然関係ない話に話題が移行している】
【この時点で当初の逃げるという事を忘れている】
191 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/08/29(月) 13:40:20.59 ID:OGzOLSFGo
>>190

どう見ても馬鹿だろう!
このような場所でずっこける馬鹿は初めて見たわ馬鹿!

【一呼吸に馬鹿が三回はいるとは】
【おもしろがっている。完全に。】

何が舐めておると?
これは正装じゃ!何がおかしい!

【ふんっ!と胸を張る少女】
【確かに正装に見えなくもないだろうが、そうだとしても部族のようなものである】
192 :【紅蓮之魔術師】[sage]:2011/08/29(月) 13:45:04.34 ID:wiu7Gt8o0
>>191

馬鹿って言うやつが馬鹿.....いや待てこれじゃあ俺も馬鹿じゃねぇか!

【それを口に出して言ってしまった時点でアウトです】
【そして、相手がこちらに対して何かを言ってくるのを聞き】

あぁん?アマゾネスかなんかの正装ですか??
猿から進化したばっかなんなんですかぁ??

【ぷーくすくすと言わんばかりに口元を覆っている】
【完全に嘲笑っていると分かる】
193 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/08/29(月) 13:58:35.92 ID:OGzOLSFGo
>>192

わしは馬鹿ではない!お前「だけ」、お前「だけ」が馬鹿なのだ!

【ビシィ!と指さし、宣言】
【やけに「だけ」を強調した】

あまぞねす……が何かは分からんがわしはリャン族が姫じゃ!
猿如きと一緒にするなぁ!

【確かに姫と呼ばれるだけの容姿はあるが、ただお淑やかさがない】
【少女とも少年ともつかず、「子供」というだけの印象を持ちやすい雰囲気だ】
194 :【紅蓮之魔術師】[sage]:2011/08/29(月) 14:02:58.43 ID:wiu7Gt8o0
>>193

いや違う!お前が俺を巻き込んだ形で馬鹿だね!

【相手の真似をしてビシィ!と指差す】
【ちなみに、既に馬鹿だと認めてしまっている事は言葉から分かる】

姫....最近の女の子の妄想は非常どころか異常になっちまったんですか??

【完全に信じていない、馬鹿にしている】
【多分、姫だと知ってもこの態度は変わらないだろうが】
195 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/08/29(月) 14:10:58.24 ID:OGzOLSFGo
>>194

お前のみが馬鹿だこの馬鹿!
そんなことも分からんとは流石馬鹿だな!
損な役に立たん頭は漬物石にしてしまえこの馬鹿!

【毒を吐き続ける】
【楽しそうにやっているから怒っているわけではないだろう】

ほぉう?
ならば見せてやろう、我が部族に伝わる術を……

【片手を前に突き出すと、光球が現れる】

大地の精霊、鉄の精霊よ!
御霊の力を用いて薙ぎ払う刃を現せ!

【周りの鉄、土が光球に吸い寄せられていく】
【鉄は無機質ながら立派な柄に】
【土は茶色が黒へ変わる間の色を持ち、刃に】
【一本の刀がその手に握られた】

どうじゃ!

【ふふん、と嘲笑う】
【見事な刀の刃が鈍く光っていた】
196 :【紅蓮之魔術師】[sage]:2011/08/29(月) 14:16:22.92 ID:wiu7Gt8o0
>>195

うわぁ腹立つ、めちゃ腹立つ....

【何故かドン引きしている様子】
【間違いなくここは引くシーンでは無い】

……いや、あのさ、確かにすごいよ、うん
でもそれくらい姫(笑)でなくても能力者ならだれでもできるんじゃね?

【と、少女が一通り詠唱などを行った後】
【何故だか少し低くなったテンションで問いかける】
【その視線は、少しばかり同情した様な色を含み】
【どうやら、本格的に少女をちょっと残念な能力者と思い始めたらしい】
197 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/08/29(月) 14:39:24.62 ID:OGzOLSFGo
>>196

……!?
珍しく無いのか!?

【びっくり】
【この少女の部族では、部族長の血統にしか能力が発現しなかった】
【それが珍しくもないということは……驚いても無理は無いだろう】

ぐぬぬぅ……

【切り札とも言える姫としての証明を小馬鹿にされ、戸惑う】
【人は自分の常識で対応できないことになると途端に弱くなるものである】
【といいつつ、また辺りの土を別に呼び出した光球に集め、鞘を作る】
198 :【紅蓮之魔術師】[sage]:2011/08/29(月) 14:43:12.13 ID:wiu7Gt8o0
>>197

え、当たり前じゃね?

【青年は、この少女はただ電波なのだと思ってのだが】
【ここまで常識が通用しないという事は、本当に姫なのかもしれないと思いなおす】

どうしたどうした??まだ何か有るんじゃないんですか??

【相手が戸惑い始めたのをいいことに】
【ニヤニヤしながら挑発】
199 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/08/29(月) 14:50:14.05 ID:OGzOLSFGo
>>198

……むう、世界はやはり広いのう……
師匠の言ったとおりじゃ……

【刃を鞘に納める】
【無骨な一振りはもはやただの土塊には見えない】

ぐ……
じゃ、じゃが祖霊の力を借りし精霊を呼ぶ神聖な力なのだぞ!
馬鹿にするでない!

【さもなくば……と言った体で柄を握る】
【誇りを穢されることに対しては少し本気で怒っているらしい】
200 :【紅蓮之魔術師】[sage]:2011/08/29(月) 14:56:51.47 ID:wiu7Gt8o0
>>199

師匠.....?

【師匠、というのが気になるらしく】
【うーんうーんと唸っている】

いやあのすいませんやめてくださいまだ死にたくないです

【尻餅をついてそう言いつつも】
【手に持った赤いチョークで魔法陣を書いている】
【直径一メートルほどのそれを書き終えた後】
【青年はゆっくりと立ち上がり】

それ『火球』!

【五十センチメートルほどの火球を召喚、相手に向かって飛ばす】
【真っ直ぐに飛んでいく為、回避は簡単だ】
201 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/08/29(月) 15:04:40.20 ID:OGzOLSFGo
>>200

【ニィ、と笑った】
【青年は一歩下がっていたため、当たらないのは分かっている】
【だからこそ――】

せァッ!

【火球を一閃した】
【もちろん、普通の刀じゃそのまま焼かれるのが落ちだ】
【しかしこの刀は――もっと言えば、この刀の「核」は違う】
【土が少し堕ちる】
【刃が燃える】

ふふん、どうじゃ

【そう、そこにあったのは刃が縦に半分、紅い刀】
【燃え盛る炎の色をした刃に、土の鈍重な峰】
【結果刀身が細くなったが――それは紛れも無い刀だった】
【一本の刀のしての形は壊れていない】
【何故なら、土が炎を吸収し、さながら固まったマグマのように残したのだ】
202 :【紅蓮之魔術師】[sage]:2011/08/29(月) 15:09:32.64 ID:wiu7Gt8o0
>>201

な、なんだってー(棒)

【最後までふざけて棒読み】
【反省も悔しさもこれっぽっちもないらしい】

よし、それでは俺は真っ二つにされる前に消えるか
ばーいばーい、その刀は意外と凄かったよー

【と、本人ではなく能力を褒めると】
【一目散に逃亡した】
【と言っても、身体能力の低い彼なので追いつこうと思えば追いつける】
203 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/08/29(月) 15:17:07.70 ID:OGzOLSFGo
>>202

ふん、分かればいいのだ分かれば!

【去っていく青年に対し、どこか満足気な表情で見送る】
【刀を鞘に収め】

さて!次は何をするか!

【また人混みに戻っていった】

/絡みおつありでした!
204 :【紅蓮之魔術師】[sage]:2011/08/29(月) 15:18:34.75 ID:wiu7Gt8o0
>>203
/絡み乙でした!
205 :【雅風閃華】 @wikiよろず[sage]:2011/08/29(月) 15:53:58.40 ID:sMsp9HEy0
「んー………」

眠そうな紫の眼は、森林の光景を捉えて、力無い声を紡いでいく
“何か”に腰掛けている少女、紫の短髪を揺らし
風に靡くスカートと特注制服の黒コート、深く光を見せない紫の瞳は、何処か遠くを見ているかのよう
背には×字に帯刀された、鞘入りの龍の紋様で白青に色分けされた装飾刀が二本

「温い………ーーー」

小さい円型の水筒に口を付けて告げる、水が温かったのだろうか
違う、現在、彼女が腰掛けているモノ、其れは森の中で潜んでいた大型の百足の死骸であった
青い甲殻に何本も延びる針金の様な紅い足
体長は1.5m位だろうか、妙な“焦げ跡”を残して絶命しているのが解る
相手にしては温かったのだ……ーーーー彼女からしては

「(こんなんじゃ………まだまだ安そうだなぁ、食費を稼ぐ位にはなりそうだけど)」
「(ボクとしては食う為に生きるんじゃなく、生きる為に食いたいなー……)」
「(………美味しいモノも食べたいけど、百足って美味しいのかな……)」

「いや、それはないなぁ」

空になった水筒を捨て、溜め息と共に瞳は木漏れ日に当てられて、程良いダルさから眠気が生じてくる
欠伸でごまかすけど、もう暫くはボッーとしていた
206 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/29(月) 16:07:04.46 ID:L3D94ohh0
>>205

【森の中】

「ふう、 いたたた……」

【長身の女剣士が道無き道を軽い足取りで歩いていた。右手には一振りの日本刀を持っている】
【藍染の剣道着と袴を着て、足には足袋と草鞋を履いている。頭には深編笠を被っているので、その奥の表情を窺い知ることは出来ない】

「たまには素振りもしたほうが良いかな」

【そう言いながら女性とは思えぬ膂力で右手に持った鞘付きのソレを前後左右にぶんぶん振り回す】
【一見するとかなり激しい勢いで危険に思えるが、どれだけ強く振ってもそれは一向に抜ける気配が無かった】
【足を踏み出すたびに背中まで垂らした黒髪のポニーテールがゆらゆらと揺れる。時折左手で脇腹を押さえるところを見るに、怪我を負っているのだろう】

「ん?」

【前方に人影+αを発見する。よく見ると背中に二本の刀を背負っている様子。どうやら向こうも剣士のようだ。なんとなく親近感を覚え、少し嬉しくなる】
【慌てて身なりを整え、手に持っていた刀を左の腰に差し直す。とにかく久々に出会った剣士という事で色々と話がしてみたい】
【しかし何分真面目な性格なもので、初対面の相手に対し気軽に話しかけるという事がどうも苦手だった。ちなみに相手の足元の死骸は見て見ぬふり、少し気になるが】
【仕方ないのでそのまま近くまで歩いて行き、すれ違う時にぺこりと頭を下げて通り過ぎようとする】
207 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/08/29(月) 16:28:23.57 ID:DTE4dLNKo
【青年は、由々しき事態に見舞われていた】
【燦々と辺りを照らす太陽は段々と斜めに、既に昼食どきは過ぎ】【ぐう、と、青年の腹が悲鳴をあげる。】
【昼間の公園、売店の前の事である】

「――…はぁ」

【思わず溜息を付きながら、近くのベンチへと腰掛ける。今日は朝から、何も食べていない】
【雀の涙ばかりの所持金が寝ている間に無くなってしまっていたからで、あった】
【意味も無く腹を摩りながら、うまそうな匂いを漂わせる店を睨む。】
【そんな様子に気付いた辺りの客は、段々とフェードアウトしていった】
【紅髪に目付きの悪い不良面が加われば、それだけで避ける理由には十分という事か。商売の良い迷惑である】
【腹は減ったが金はないし、何時もの様に強奪するには人目がありすぎる。】
【だからといって、動く気にもならないし――…思わず溜息を付きながら、ベンチに寝転がる】
208 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/08/29(月) 16:30:10.50 ID:sMsp9HEy0
>>206
「ん」

激しい素振りを為す剣士を見つけ、相手からも自分を見つけたらしい視線に気付く
特に自身からは、人が居るなぁ、程度な認識で、目立った動きは見せず、また視線を木漏れの光に当てようとしたら
近付いてくる、相手、一礼を交わしてきたので、こちらも軽く礼をし返す。

「(見た所、同業者な雰囲気では無い、というか寧ろ此の世界に自分以外の退魔は入るのかと)」
「(ん、素振りはもういいのかなぁ、太刀筋凄いなぁ……私は剣技苦手だしなー、憧れる)」
「(…………というか)」

何故か、通り過ぎて行く剣士らしき女性には、妙なよそよそしさと言うか
スルーはいけないオーラが染みだしている気がする、いわゆる武士の気迫かとも
考えたが、違う気がする、と、場の空気と勘で悟った。
職業柄か人間柄か、根拠無かれど勘とかにめっぽう頼るタイプなのだ。

「ぁー……そこの御方、お帰りになるのかな……?」
「町とかに行くなら、私も一緒に行ってもらって良いかねぇ?」
「なにぶん、地理には自信が無くって……」

呼び止める形で、そんな理由を作って言ってみた、我ながら都合の良い理由を作らないと
話も出来ない、素直じゃないのだ
209 :【警戒口調】@wiki[sage saga]:2011/08/29(月) 16:41:57.27 ID:GkUaYITo0
>>207
【お腹が空いてくるお昼時】
【一人の青年が、移動式の簡易屋台を引きながら公園に入ってきた】

【青年の脇には、ビニール袋が】
【そして青年は右手におにぎりを持っており、それをむしゃむしゃと食べながら、屋台を引いていた】

【その屋台には、よくみる『氷』と描かれた旗がついており】
【カキ氷の屋台であると一目瞭然であった】
【この暑さの中、カキ氷は売れるはずで、さらに屋台には『カキ氷一杯十円』と書かれていた】

【だがしかし、この青年も、不良並に目付きが悪いせいか】
【屋台に近寄る人の気配は無い】

「…売れねぇなぁ………」

【青年はおにぎりを食べながらそう呟き】
【そのままゆっくりと屋台を引きながら、ベンチの前を通り過ぎた】
210 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/08/29(月) 16:51:02.92 ID:DTE4dLNKo
>>209

【昼寝でもするかななどと、諦観し始めた青年の視界にふと、屋台が割り込んでくる】
【屋台の周囲、誰も人は居らず。漂う同族臭。不良に不良が絡んでも、誰も何も言わんだろう。】
【多分。青年はニッと口角を上げる。鴨が葱をしょってきたとは、この事だろうか。】

「おい、待てよ」

【寝そべっていた上体を起こしつつ、やってきた青年に声を掛ける。】
【かき氷もビニール袋も、両方頂く積りである。因に金は一銭も無い】
【振り向けば、この暑い中長袖の紅いパーカーを身に着け汗をだらだらと流す赤髪の青年が、黒の眸を向けているのが判るだろう】
【…更に良く見たならば青年が枕にしていた二尺八寸の刀の鞘が見受けられるかも知れない】
【相手が振り向いたのなら青年は、ちょいちょいと手招きし呼び寄せようとする】
211 :【警戒口調】@wiki[sage saga]:2011/08/29(月) 16:56:46.49 ID:GkUaYITo0
>>210
【そのまま、通りにでも行こうかと思っていたが】
【声をかけられれば当然止まる】

「ん?」

【すぐに後ろを振り向き、恐らく自らを呼び止めた人物を視界に入れる】

(…目付き悪ぃなおい、不良かよ)

【屋台から一旦出て】
【手招きする相手へと近づいていく】

「何だ?カキ氷だったら先払いだぞ」

【相手の刀を視界に入れつつも】
【この街では大して珍しくも無いと気にせず】
【多分客だろう、と考えている】
212 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/29(月) 16:58:13.44 ID:L3D94ohh0
>>208

「は、はいっ! なにか?」

【突然声を掛けられ、驚きと喜びの混ざった声が出てしまう。相手も同じ気持ちだったのなら、それはとても嬉しい事である】
【気分が高揚するのを感じ、それを押し殺そうと胸の内で努力しながら相手の方を振り向いた】

「いえ、先日改めて己の未熟さを痛感し、これからしばらく山に籠ろうと思い立った次第でして。手始めにこの辺りで修行をやり直そうかと考えていたところでありました」

「しかし、御先達が街に戻ると仰るのであれば喜んで同行する所存で御座います!」

【気が昂っていたのか、つい訊かれてもいないことまでべらべら喋ってしまった。嬉しさのあまり感情を殺すのを疎かにしていたようだ】
【それに気付き慌てて顔をいつもの無表情に戻す。深編笠で顔が隠れていることなどすっかり忘れている】
【ちなみに言葉遣いが馬鹿丁寧なのは、彼女が自分以外の剣士は全て尊敬の対象と考えているからだ】

「申し遅れました。私、石動流剣術道場が一人娘、 石動 天剣(いするぎ てんけん) と申します」

【そう言いながら編笠を外し素顔を晒す。もう一度深々と頭を下げた、が、その間も相手からは決して目を離さない。剣士として当然の習いである】
213 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/08/29(月) 17:06:25.42 ID:DTE4dLNKo
>>211

「そんな事どうでもいいからよ、それ」

【開口一番それとはやはり、警戒されているのだろうか】
【青年は相手の反応など気にも止めず、最初からそうする予定だったとでも言う様に、立上がる】
【左手には先程の刀が確りと、握られていた】【それ、といって指差したのは、彼の持っていたビニール袋】

「それ、置いてけよ。あとかき氷も二杯、…苺で。そしたら財布は、勘弁してやっからよ」

【青年の予想は外れていなかった。彼の言動は完全に、不良のそれ】
【太刀から鞘をスッと抜き右手に鞘を持つと、白刃を青年へと向ける。…実はこの刀、切る事は出来ない】
【然し脅しには、結構重宝している】

【どうせ屋台やってる餓鬼なんて、大した事――能力もないだろう、と、油断楽観を胸中に抱き】
【俗に言うカツアゲを、開始した】
214 :【警戒口調】@wiki[sage saga]:2011/08/29(月) 17:14:44.01 ID:GkUaYITo0
>>213
「あぁ?」

【相手の指差した方向には、自分が持っているビニール袋がある】
【…何だか嫌な予感しかしない】

「………」


「ふ、不良面してイチゴって…イチゴって…プックスクス」

【だがこの青年はウザかった】
【どうやら『苺で』がツボったらしい】

【が、相手が刀を抜くのをみてぽりぽりと頭をかくと】

「あーはいはい分かったよ」

【すると、右手に持ったおにぎりを口に押し込み】
【青年は空いた右手で自分のポケットをごそごそとし始めた】
【そして取り出したのは…財布】

「やるよ」

【ぽーん、とその財布を相手に投げた】
【何の変哲も無い、フツーの財布だ】

【が】

【105円………その財布の中に入っているのは105円だけだ】
【クレジットカードも何も入っていない、105円しか入っていない】
【何度確認しても、105円しか入っていないだろう、何故なら105円しか入っていないからだ】
215 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/08/29(月) 17:25:47.84 ID:sMsp9HEy0
>>212
「ぁー……それならお願いしたい、が………そ、そんなに畏まらなくても良い気がする……」

吃驚した、此のテンション差、まさしく何か苦手なタイプな気がする。
驚きと歓喜に近い元気の良い応答は別に悪くないのだが、こう
自分は押しに弱い気質があるのだ、だからこう言った勢いの有りすぎる言動は嫌いとも言わないが
こう、比較的弱いのだ……
やや口元をヒクつかせながら薄い愛想笑いを浮かべ、頷き応える

「ははぁ、山隠り修行かー……精が出てるねー……私も良く山隠りしてた。」

主に修行とかじゃ無く“化け物退治”でだ、生活バランスを崩す事は魔翌力に影響が生じるので
森でサバイバルしつつ、其れを意識するのが辛かった記憶がある
森や山などは、気を付けて隠ると基本的経験的に学ぶ事が多い
戦闘面以外でも良い訓練にはなるなぁ、と、彼女は懐かしげに頷きつつ告げる

「へぇ、本格的な剣士か……羨ましいな、っと、私はー……シオン」
「こう見えて旅を兼ねて主に化け物とかの駆除・狩りを仕事としてる身……よろしく頼もう」

挨拶に関しては最低限社交的なのが問われるので比較的丁寧にこちらも頭を下げる
名刺でもあれば良いが、生憎、忘れた
216 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/08/29(月) 17:26:25.78 ID:DTE4dLNKo
>>214

「…うるせぇ、俺が苺注文したら何か文句でもあるのかよ」

【やや空いた間、どのみちあっさり渡すしか無いと思い黙っていたのだが、相手の反応は少し予想外】
【味まで指定しなければ良かったと後悔しつつ、顔が熱くなるのを感じながら】
【相手の視界から自分の顔が隠れる様に、左腕を傾けた。刀は依り青年の方へと、近づいていく】
【一石二鳥、飽くまで平静を装いつつ金をせびろうとしていた】

「最初っから黙って、そうしてりゃ良かったんだよ」

【空いた手が無かったので、鞘を腰の低位置に刺しておきつつ、財布を受け取る】
【ビニール袋よりそっちを優先したのは意外だったが然し、遅い昼食にありつける事は変わらない。特に文句は無い】
【無い筈だった】

「…この、貧乏人」

【財布から顔を上げた青年は、憤りの様な哀れみの様な、複雑な顔をしながら、相手を睨みつけた】
【105円じゃ飲み物一つ買えやしない。何が税込みだやかましい】

「こんなんじゃジュース一つかえやしな」

【時間を無駄に消費している様な気がこの時点でしてきたが、かといってやる事も無いので】
【目の前の青年に突っかかった。このままじゃ終らせないとばかり】【然しその声は】
【結構勢いの良い腹の音に妨害され中断された。青年は沈黙する】
217 :【警戒口調】@wiki[sage saga]:2011/08/29(月) 17:32:25.39 ID:GkUaYITo0
>>216
「いやべっつにぃ〜?」

【ニヤニヤと笑いながら言う】
【ウザい】

【が、この状況では青年より相手の方が立場的に上のはずだ】

「貧乏人っつうか、金は全部銀行に預けてあるしな」
「まぁ、この辺じゃお前みたいな奴も多いし」

【やれやれ、と首を振る】
【つまり、銀行にほぼ全財産入っているのだろう】

「……お?」

【ぐるる、という音】
【恐らく…相手の腹が鳴いた音だろう】

「おいおい腹減ってんのかよ、もしかしてお前こそ一文無しなんじゃねーの?」

【やはり、相手をからかう】
【が、持っているビニール袋の中からもう一つおにぎりを取り出し】
【今度はそのおにぎりをぽーんと相手の方に投げた】
218 :【石像魔物】 @ガーゴイル[saga]:2011/08/29(月) 17:41:20.47 ID:bv5z0keO0
【街の少し外れ】
【薄暗く街灯も灯っていないような薄暗い道の】
【電信柱の天辺に『ソレ』は居た】

『………。』

【誰に見守られるでもなく石のような『ソレ』は静かに涙した】
【傍から見れば石像、見る人が見れば悪魔…だろう。】

/絡み待ちっス。
219 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/08/29(月) 17:49:52.53 ID:DTE4dLNKo
>>217

「…それ以上喋ったら斬る。俺がウザイと思ったら斬る。」

【カツアゲは成功しそうなのだが一方で、屈辱感というか羞恥というか、勝った気がしない】
【努めて平静な表情で青年を睨み言い放つが、そこに威厳なんて物は皆無であった】

「ああ、そうかよ。…カツアゲのしにくい、嫌な世の中になったもんだな」

【一般的には、喜ばしい傾向だと思うが。】
【不良面してるくせにしっかりしてやがると、恨めしそうにギッと青年を睨みつけた後】
【軈て疲れた様に溜息を付き、顔を逸らした。やり取りに徒労感しか残らない。】

「……金があったら、お前なんか相手にしねーよ...」

【負けた。諦めた。空腹は限界だしこれ以上凄む気にもならず、異様に気力の無くなった声でそう呟くと】
【刀を鞘に仕舞い、再び椅子に腰掛けた。これほど馬鹿にされて手元に残ったのが105円とは。涙が出てきそうだ】
【すっかり相手の事等忘れてしまったかの様にがっくり項垂れ視点は下向き。…すると何か柔らかい物が肩に辺り、ベンチに落ちた】

「……いいのか?」

【コレが石とかだったら八つ当たりに鞘でたたきにしてやろうかと、思いながらそれを拾い上げると、其処には。】
【青年の動機が全く理解出来なかったため、思わず聞き返してしまったが】
【その表情は必死というか切実というか、心情が顔に出てしまっていてまたからかわれてしまいそうであった】
220 :【警戒口調】@wiki[sage saga]:2011/08/29(月) 17:57:04.81 ID:GkUaYITo0
>>219
「え?あ、分かった分かった、黙るって」

【一応、からかうのはやめたらしい】
【ニヤニヤ笑っているのはからかうの内に入らないはず…うん】

「カツアゲってお前なぁ…剣扱えるんだったら何かあるだろ…ランカーズとかさあ」

【青年もよく知らない企業の名前をあげてみる】
【『嫌な世の中』には触れない事にしたらしい】

「何だ、結局文無しか」

【こちらを見る相手の表情にちょっと笑ってしまいそうになるが】
【文無しで食べ物もないとなると、青年もバカにする気にはなれず】

「いいのかってお前、駄目だったら渡す訳ないだろ、それ食って仕事探しに行け」

【というと、屋台に寄りかかって】
【自分もおにぎりを食べ始めた】
221 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/08/29(月) 18:15:18.88 ID:DTE4dLNKo
>>220

「…それじゃあお前は、何味のかき氷喰うんだよ」

【止まらないニヤニヤ笑い。それが一番腹立つってのに】【刀を握る手により力が籠る。】
【そして青年は、露骨に話題を変えた。喋るなと言っておいて、なにがしたいのだろうか】
【本当に斬ったら刀が斬る事の出来ない物だとバレてしまうし、こうするのが一番合理的と考えた】

「なんだよ、ランカーズって」

【聞いた事も見た事も、まるでなかったその名称】
【少しは興味が湧いたのだろうか、少し喰い気味に、青年は問いかけてみた】

【結局文無しか、と、言われても、何も言えない言わない。】
【半ば自棄に、言いたいだけ言えばいい、と。】

「…ありがとよ。」

【こっちは金よこせとか飯よこせとかしか言っていなかったのに。微妙な罪悪感に苛まれつつ】
【聞こえるか聞こえないか、か細い声で、礼を言った。パッケージを開け始める】

「仕事なんて、今さら無理に決まってる。俺、小学も中学も、高校も行ってねえし」

【久しぶりの白米は美味い。一口目を咀嚼し終えるとぽつり、と、呟いた】
【こんな事をコイツに言って何になるのだろうか。然し弱音を吐きたいという衝動が、無い訳ではなかった】
【中学校や高校はまだしも、小学校にも全く行っていないというのは、些か異常な経歴で】
【また、そんな人物を雇いいれようという企業があるとは思えなかったし、恐らく、ないだろう】
222 :【警戒口調】@wiki[sage saga]:2011/08/29(月) 18:25:32.26 ID:GkUaYITo0
>>221
「ブルーハワイとか?」

【とりあえずツっこみ所のない味にしておく】

「確か、企業の中に一位だか二位だかランク付けがあって」
「下の奴は上の奴に"試合で"勝つとそのランクを奪えてーとかなんとか…」
「能力者とか腕の立つ剣士とかがうようよしてるって噂だぞ」
「んで、そのランクに見合った仕事が回ってくるらしい…変な会社だろ?」

【青年もよく知らないのでかなり大雑把だ】

【相手の感謝の言葉が聞こえたか聞こえなかったか】
【青年はもしゃもしゃとおにぎりを食べ続けていた】

「ンー、ぶっちゃけこの街じゃ学歴なんてお飾りじゃねえのか?」
「俺だって中卒でこの街にいきなりぶち込まれてるけど、どうにか店やってっし…」

「お前も剣があるんだから、俺よりマシな仕事にありつけるんじゃないか」
「…ウン、丁度ランカーズとかさ」

【青年は、中身が無くなったビニール袋をくしゃくしゃに丸めるとポケットにしまい】
【屋台の中へと戻った】
223 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[saga]:2011/08/29(月) 18:30:21.15 ID:L3D94ohh0
>>215

「はっ! 申し訳ありません。つい我を失っておりました」

【ようやく落ち着きを取り戻したところで、相手が若干引いていることに気付く。しまった、大先輩に対して要らぬ話をしてしまったと後悔する】
【やはりまだ心を殺しきることは難しいようだ。人一倍感情豊かな自分自身が恨めしい】

「ほほう、やはり先達にもそのような時期がおありでしたか」

【やはり山籠りは剣士なら誰もが通る道なのか、と改めて納得する。孤独に身を置くことによって自分を見つめ直すには絶好の空間なのだろう】
【ここに来てみて本当に良かった、経験者の言葉が聞けただけでも大した収穫だ】

「シオン殿、ですね。良いお名前です」

「なるほど、シオン殿の職業は化け物狩りでしたか。人外を退治なされるとは、さぞかしお強いのでしょうね」

【彼女は人外相手の戦闘のエキスパートらしい。やはり未熟な自分とは格が違うのだなぁ、としみじみ思う。まさに雲の上の存在と相対している気分だ】

「はい、此方こそよろしくお願い致します」

【そう言って相手が歩き出すのを待っている。並んで歩くのは恐れ多いので、三歩後ろを付いて行くつもりなのだろう】
【心掛けは立派だが、それでどうやって道案内するつもりなのだろうか】



/すいません、急用が入ってしまいました
/20:00頃には戻れるのですがそれでもよろしいでしょうか?
224 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/08/29(月) 18:36:05.56 ID:DTE4dLNKo
>>222

「――…ふん」

【返す言葉が無かった。何となく格好が付かなかったので、鼻を鳴らし一笑。】


「…へえ、傭兵みたいなもんか。」

【答えるのには少し間が空いた。説明が意外に、複雑だったからだ。】
【そのような企業がこのご時世にあったとは、驚きは小さく無かった】
【然し、問題はある。】

「…でも、無理だな。オレには、戦えねぇ」

【青年はそう言うと、おもむろに左手で刀を抜き】
【どんな感情を持ってか、無表情で白刃を見据えると――…】【思い切り腹へと、突き刺した】

「――…ほら、な。」

【血は流れ出さないし、青年が痛みを感じている様子は無い。それもその筈、刀は只すり抜けているだけであった】
【それがこの刀の能力。特異はあるが、戦闘向けではない。自虐的な笑みを浮かべながら、青年を見据え】
【その様子は心無しか、寂し気でもあった。然し刀の秘密を漏らすとは、それだけ心を開いたという事なのだろうか】
【沈黙が訪れた所で、おにぎりを齧る。やっぱり美味い】
225 :【警戒口調】@wiki[sage saga]:2011/08/29(月) 18:46:11.77 ID:GkUaYITo0
>>224
「傭兵ねぇ、まあ能力者がいる世の中じゃ、変な仕事も多いんだろうよ」

【俺は知らないけど、と最後に付け加えた】

「ん?……う!?」

【相手が腹を刀で刺すのを見て、驚きに声をあげる】
【オイオイ大丈夫かよ、と声をかけようとして気付く】

【相手からは血の一滴も出ていない】

「ふーん…斬れない刀ねぇ………」

【一瞬、売ったら金になりそうだなぁ、と邪な気持ちを抱く】

「でもまぁ、使い道は何かあるだろ…この辺にゃ色々あるし…」
「対能力者の警察とか、学校とか色々」

「どっちにしろチンピラ以外にゃ色々道があるだろ」

【うーん、と大きく伸びをすると】

「んじゃ俺はそろそろ行くぜ、仕事早めに見つけとけよ」

【屋台を引きながら、ゆっくりとその場から離れようとしている】
【声を掛けるのは容易だろう】
226 :【警戒口調】@wiki[sage saga]:2011/08/29(月) 18:57:00.25 ID:GkUaYITo0
>>224
/次、1時間ほど遅れますすいません…
227 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/08/29(月) 19:02:28.27 ID:sMsp9HEy0
>>223
「(んー……、まぁ、本人が良いなら、良いんだけどね)」

頬をポリポリ掻きながら、呟く、敬語で話しかけられるのは何というかむず痒い
いや、口調の面ではまぁ良いのだろうが、自分自身特に偉い事を為した人間でも無いのに
尊敬的な念を浴びせられるのが、なんともつらい
自問自答で納得はするも、うん、つらい

「ん、でも別に貴女みたいに、修行でも無かった……仕事の関係上、ね」
「んー……退魔って呼ばれる仕事なんだけどね、仕事をやる条件は強ければ良いって事でも無い……」

「ただ、私も生きる為に必要だから、こうして退魔に身を置いている……」

シオンが良い名だと褒められると少しばかり嬉しい気持ちが芽生える、本名では無いが
其のコードネームには少し思い入れがあるのだ
その反面、退魔としての仕事の話になると、その分更に、尊敬の眼差しが痛い。
強ければ良いってモンじゃない……ーーー
私はその言葉の意味を痛感する程に知っている。

「ぁー……前、歩いてくれる? ほら、道が……」

頭を掻きながら、さすがにツッコんだ

/遅れて済まない、構いませんよー、了解と把握です
228 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/08/29(月) 19:03:05.18 ID:DTE4dLNKo
>>225

「なんか始めて、お前に勝った気がするわ」

【散々からかわれたものだから、驚いた相手を見て少し、気が晴れたらしい】
【然し声量を抑えながら静かに笑うその姿には、少し腹が立つかも知れなかった】

「そうか? まあそこまで言うなら、少し見て見っけどよ」

【好んで今の生活を続けていたい訳ではないらしく、青年は彼の提示した選択肢を少し当てにしてみる事にした】
【今まで眼を向けた事は無かったものの、ひょっとすればまともな生活という道もあるのだろうか。】
【少し、考えて見る事にした。無言でむしゃむしゃと、お握りを食べる】

「――…おう、出来たらな。 ……お前、名前は?」

【なんだかんだでこの男には、世話になった】
【もう一度礼を言う気にはならなかったがせめて、名前を聞いておきたくなった】
【少しの逡巡の後、去り行く背中に言葉を投げ掛ける】

>>226
/了解です、お気になさらずー
229 :【警戒口調】@wiki[sage saga]:2011/08/29(月) 19:45:02.14 ID:GkUaYITo0
>>228
「それ以外の事でお前に勝ってるから気にならん」

【こちらも引かない】

「おー…まあイザとなりゃあどっかの用心棒でもすりゃいいだろ」

【そうなるとちょっとダークな世界に入っちゃう可能性が高いが】
【他人に無闇に迷惑をかけないという意味であれば、選択肢に入るだろう】

「ナマエ?」

【足を止めてもう一度相手の方を向く】

「名前を聞く時はまず自分から名乗るもんだろ、お前の名前は?」

「って聞くと俺が名乗らなきゃいけなくなるから言うけど、俺は天都 灯(アマト トモル)ってんだ」

【どこから取り出したのか、一本のチョークを手に持ち】
【地面に漢字で名前を書いた】
230 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/29(月) 19:58:00.45 ID:L3D94ohh0
>>227

「なるほど、素晴らしい御職業のようですね。しかし退魔というのは強いだけでは駄目なのですか?」

【自分を誇らないその謙虚な姿に好感を抱く。だがなぜ強いだけでは駄目なのだろうか。そこがよく分からない】
【剣士とは強くさえあればそれでいい、と幼い頃から教えられてきたので、それ以外に自分に必要なものなど一度も考えたことなど無かったのだ】

「あっ、これは失礼しました。街への道はこちらです」

【恥ずかしそうに頭を掻きながら、右手に持った編笠で行き先を示しながら先に歩きだす。元来た道を真っ直ぐ辿ればいずれ到着するだろう】
【ゆっくりと歩きながら、背後の女性にさきほどから気になっていたことを尋ねてみる】

「あの、失礼ですがシオン殿の剣の御流儀を窺ってもよろしいでしょうか?」

【先程絶命していた大ムカデ、おそらく彼女が退治したのだろうが、それに付いていた不思議な焦げ跡が気になっていた】
【どうすればあんな傷が残るのか見当もつかない。そこでとりあえずは相手の流派名を聞いてみることにしたのである】
231 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/29(月) 19:58:24.23 ID:L3D94ohh0
/お待たせしました!
232 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/08/29(月) 20:07:58.10 ID:BRBGU8cwo
>>229

「けっ、そうやって言ってられるのも今のうちだぞ、ブルーハワイめ」

【平然と返され、何だか面白く無い】【軽く顔を顰めながら、軽口を叩いた】
【こういう態度が取れる所が、相手と青年の違いであり青年の敗因なのかも知れない】

「…ま、出来たらな」

【果たして自分の様な外見の男を、雇ってくれる所が在ればいいのだが】
【ダークな世界何てことは構わないが、そこが少し心配ではある】
【若干の逡巡を交えつつ、短く言葉を返した


「オレは――…静寂(しじま)だったかな。ま、適当に呼べ」

【以前人に付けてもらったその名前を、記憶から呼び起こし】
【若干適当に答えを返した。】

「天都、ね。…まあ、よろしく」

【チョークとは、変わった物を持ち歩いている物だ】
【そんな事を思いながら数少ない知り合いとなった男の名前を、脳裏に刻み込んだ】

/遅れましたー…
233 :【警戒口調】@wiki[sage saga]:2011/08/29(月) 20:15:07.60 ID:GkUaYITo0
>>232
「うっせえ苺野郎」

【カキ氷のシロップを引きずりすぎとかそんな事はないよ】

「それも出来なかったらもう駄目だろ」

【と現実を突きつけた】
【本当に駄目になったらどうするのか】

「だったかなって何だよだったかなって、自分の名前だろ」
「まいいや、よろしくなシジマ」

【よいしょ、と立ち上がると】

「んじゃ、俺はそろそろ行くぜ」

【と言って前を向き…また相手の方に向き直る】

「言い忘れてたが…」



「おにぎり一個150円、今度会った時に払えよ」

【ビシッ!と相手を指差して、おにぎりの代金を伝えると】
【すたこらさっさ、といった様子で少し急ぎ足で屋台を引っ張ってその場から離れようとする】

【だがゆっくりペース】

/こちらこそ遅れてしまって申し訳ありません…
234 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/08/29(月) 20:28:50.12 ID:sMsp9HEy0
>>230
「まぁ、強いての話……それなりの強さが無ければ稼げ無い職なのは事実ね………でも」
「退魔の世界は、剣道の様な一対一で強さを求めて戦う好敵手同士の戦いじゃない……」

「単純に言うなら、生か死か、それ以外のルールは無い」
「死んだら負け、勝つのは利口な奴、自然界では“弱肉強食”のサイクルに限りはほぼ無い……」
「素晴らしい職柄? 違う……何よりも卑怯で利己的な世界」

「………ごめん、ちと熱くなった」

自分は戦うしか能が無い、と言うより自分の道は戦う以外の選択は選ぶ余地すら無かった
そして必要も無い、そう頬の入れ墨にも誓った
人以外を限りなくひたすら狩られずに狩る
ただ己の命の為に、複数の命が消え、己の非力の為に、複数の命を巻き込む
職業柄そう言う体験はあるのだ、少なからず

ーーー流儀を聞かれ、しばし考え込む、もしや自分の刀を見て自分を剣士と思ったのか
間違っては居ないが、少し吐露するのに迷う

「……私の剣に流儀名は無い、けど、言う所の魔法剣士、かなぁ……」
「実は私は大層な剣技とか振るえない、代わりに刀を媒体とした魔翌力を扱う」

「ぁー……もし、普通の剣士とかと勘違いしてたなら、ごめん」
235 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/08/29(月) 20:38:46.69 ID:BRBGU8cwo
>>233

「し、しつけえぞお前…ッ!」

【あっさり動揺する所は、相変わらずであった】
【ブルーハワイの名前を出したのは、失敗だったろうか。】

「…ああ、分かってるよ」

【良いのか悪いのか、この男はオブラートに包むという事を知らないな】
【自分の事を差し置いてそんな事を考える青年、小さく頷いた】
【強ち短所とも、言えない事だとは思うが】


「まだあんまり馴染みがねえだけだ。…おう」

【苦笑しつつ、返事をし。立上がった青年を見送る様に、静かに見やる】

「ん? ……ああ、分かったよ」

【そのまま去るのかと思われたが然し、掛けられた言葉は少々予想外】
【次会う時には返せる様になっている事でも、彼なりに願ってくれていたのだろうか】
【推測する事しか出来ないが、何となく嬉しくなる青年であった】
【去っていく青年に聞こえないであろう、小さな声でもう一度礼を良い、】
【自らも夜の帳に消えていった】

/絡みお疲れさまでした! 楽しかったです。どうもありがとうございました
236 :【警戒口調】@wiki[sage saga]:2011/08/29(月) 20:42:00.79 ID:GkUaYITo0
>>235
「お前こそブルーハワイって言ったじゃんか」

【そういう問題らしい】

【自分の名前に馴染みが無いというのも変だが】
【まぁ色々あったのだろう、この街には本当に変な奴が集まるから】

「じゃなー、返さなかったら利子つけるからー」

【手を振りながらさらに代金を加算する可能性をちらつかせる】
【そう、青年はたた単に金を返してもらいたいだけだったのだ】

/絡みありがとうございました!
237 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/29(月) 20:48:20.07 ID:qmOetUfmo
「特殊な能力者が多すぎる」

【広い岩だらけの荒野に男が一人】

(くそっ…今のままじゃ絶対駄目だ 遅かれ速かれ強いやつに会えば確実に死ぬ)
(前まではこんなことありえなかったのに 化け物の集まりだ本当に)
【以前、能力者と交戦しあっさり敗れてしまったのだ】

「ただ能力を使うだけじゃ…工夫を、もっと技が欲しい…」

【岩の上に座り深く考え事をしている、背中には巨大十字手裏剣 右目に包帯。】
【この男決して弱くは無いが最近伸び悩んでいる】

/模擬戦募集します
238 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/29(月) 21:01:00.68 ID:L3D94ohh0
>>234

「…………。」

「辛い思いや悲しい思いを沢山なさったのでしょう。それがどれ程のものかは勿論私には分かりません。しかし、そうまでして貴女は退魔を続けている」

「その強さでもって、多くの人を救っている。それだけで、とても素晴らしい価値があると思います。もっと自分を誇ってください」

【不器用な、励ましともいえないような励まし。しかし自分なりに彼女の事を思って、一生懸命考えた末の言葉だった】
【この人には、もっと胸を張って生きてほしい。そんな思いであった】

「魔法剣士、 ですか。刀を媒体とした魔力……初めて耳にしました。そのような技が存在するのですね」

【今まで出会ったどの剣士にも当てはまらない、特殊な系統の剣技らしい。そもそも魔法を見たことが無いので想像もつかなかったが】
【しかしやはり背中の刀を使用することは確かなようだ。やはり自分とは全然違う】

「いえ、私など、この刀を満足に働かせてやることさえ出来ない、半人前以下の存在ですから……ハハ」

【そう言って乾いた笑い声を漏らしながら、左手で腰の刀を軽く叩いて見せる】
【顔は相変わらずの無表情だが、ズーン、という音が聞こえてきそうな黒い縦線を幾つも背負っていた】
239 :【雅風閃華】 @wikiよろず[sage]:2011/08/29(月) 21:35:26.84 ID:sMsp9HEy0
>>238
「んー………、どう、かなぁ、でも……有り難う」

励まされてしまった、自分なりに、誰にも称えられず地を這い付くばる様に戦う道を選んだ筈なのだが
こう言われると随分、あっさりしたものだ、同業者に知り合いは片手で数えられる程度しか
居なくなった、どうしても誇りとは思えない。
逆に、人外と言えども人のエゴで殺さなくて良い命も殺めて来たのだ……ーーー誇りには思えない
けど、彼女の優しさは無碍に出来ず、微かに笑みを含めて礼を返した。

「生まれつき……体に秘めた魔翌力だけは優れててねー……」
「それ以外はてんでダメダメって感じかなぁ……魔法も万能では無いし、それにね」

剣士たる彼女が刀を上手く働かせられない?そもそも、私なんか斬ると言う刀での当たり前な
行為が難しいと来ている、彼女の明確な強さは解らない
でも、胸を張っていて欲しい存在だとは思う。

「貴女が出来て、私が出来ない事、沢山あると思う」
「其れを見い出さずして半人前以下なんて卑下してしまうのは……何というか、勿体無い」
「人は化け物と違い、比較的対等な存在だもの……」

だから小さく笑って、自分なりに告げてみる
240 :【奏創魔唱】《Might and Magic》@wiki[sage]:2011/08/29(月) 21:41:09.74 ID:I8e+YEp9o
【夜、浜辺、テーブルと長椅子】

【その浜辺には洋風の白いテーブルと長椅子が置いてあった。足元にはそれらを中心とした半径2mもの魔法陣が石灰で描かれている】
【長椅子に座る少女が一人いた。白い服装に翠色の髪の毛と瞳、けれど、肌の色は日光を避けているかのように白く他の色を際立たせていた】
【ティーカップを右手で持ち、左手はテーブルに置いてあるスマートフォンをチチチチッと弄る。唇にアールグレイティーがくっ付くと独特の甘みが口内に広がった】
【夜風が、潮風が、潮の匂いが心地良い。満月は太陽の様に地上の人々を虐めたりはしないし、むしろ優しく抱擁してくれるかの様に静かに黒に浮かんでいる】
【そして、少女は毎度のことのように、さも当然かのように、それが自然の摂理であるかのようにこう思うのだ―――】

「―――はぁぁ……いつ来ても、美しいですわ……"私がいるこの光景"」
「私抜きではいい所50点の光景だと言うのに、私がそこに混じるだけであっという間に100点を超えてしまいそう……」

「ああ……私のせいで色んな光景が汚く見えてしまうことでしょうに……美しいって罪……はぁ」

【左手を左頬に添えながら溜め息を混ぜつつ自画自賛、自尊心溢れること極まりない言葉を発する少女。それが、一種の少女の日課であり趣味だった】
【こうして毎晩毎晩、色んなところへと足を向けては"私"をその光景に加えることによってその光景を完成へと導く――所謂、これは優越感の充填作業】
【ちょっと前に妙な事に巻き込まれてしまい危うく大事な『優越感』というのを失いかけたのだったが、そんなものこの少女にかかれば簡単に再生できる】
【ただ単に独りで自分がいる光景を想像しながら悦に浸るだけで良いのだ。存外、単純であり複雑でもある性格なのだった。ややこしい、とも言えるが】


/誰でもうぇるかむー!殺し合いから雑談までなんでもござれいっ
241 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/08/29(月) 21:41:28.03 ID:zTV1UbdO0
>>237
そちらに行ってよろしいか?
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/29(月) 21:54:09.28 ID:qmOetUfmo
>>241
/おkですよい
243 :【蠕寸歯牙】≪Dental Neglect≫[sage saga]:2011/08/29(月) 21:57:54.99 ID:KexBtZlV0
>>240

浜辺と夜景。それはさぞかしきれいなのだろう。浪漫チックなのだろう。
だけれどもそれがどうかしたのか?それは旨いのか?否、否否否否否否。
そんなものは食えるもんじゃねえんだよ。それはスパイスにすらならねぇ。

「ギャーッハハハッハハッハハッハハ!!たんまり詰まっていやがるぜぇ!!」

俺の声が下品だって?そんなことはあるまいよ。元々なんだから大目に見ろよ。
俺の身なりが下品だって?そんなことはねぇよ。俺ってイケてるだろ?
チンピラみてぇな服装で、しかも右手に人肉持ってて、その血液で汚れててもよ。

「おっ!うまそうな女はっけぇええええんんんん!!
 ギャッハッハァ!!なんだか旨そうだァ」

そう、俺は紳士的にふるまい、ベンチに座る女目がけて走りながら
喰いかけの人肉を投げたんだ。食欲ってのは本当にやばいよな。
俺は食欲に忠実なだけの獣じゃねぇよ。だって紳士的にふるまってるだろ。
表情だって紳士だし。え?只のケダモノだって?そう見えても可笑しくないかなぁ…。
244 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/29(月) 22:00:31.27 ID:L3D94ohh0
>>239

「…………、 はい。」

【自分の言葉はただ相手を困惑させただけかもしれない。しかし今更口から出た言葉を取り返すことも出来ず。ただ、力無く返事を返した】
【やはり、自分はまだまだ修行が足りないと痛感した。こんな足りないモノだらけの人間に励まされても迷惑なだけだろうな、などとぼんやり思う】

「私に、出来ること……」

【なんだろう、得意な技の事だろうか。それなら幾つか持っているが……と、的外れなことを考え始める】
【何でも剣の道に結びつけてしまうこの女の悪いところが出てしまった。一方向から物事を見ないため自分で自分の視野を狭めているのである】

「……。 蹴るのは、得意です」

【ポツリ、と最初に頭に浮かんだ言葉を口にした。しかし、剣士であるはずのこの女がなぜ “蹴り” なのだろうか。謎である】
245 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/08/29(月) 22:00:48.28 ID:zTV1UbdO0
/それでは
>>237
「おや、このような場所で人に会うとは」

【馬上で男が青年と定義されうる年代の男に声を掛ける】
【人っ子一人居ないこの場所に2人は人口密度が高いくらいだが】

「行くべき道でも見失いました?」

【何の変哲も無い問いかけ】【ただ異常なのは、馬は生きているそれではなく土で出来たそれであるということである】

246 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/29(月) 22:08:18.03 ID:qmOetUfmo
>>245

「  …ん」
(男の声が)
「…まぁ色々とな」

【そういいながら後ろを振り返る】

「………」
【そして男が乗っている馬の異常に気が付いた】
【が、もう驚きはしない。こういうものなのだろうと片付けてしまった】

「面白い物に乗ってるな」
【これだけを言い軽く微笑む】

「あんたは何か目的とかあるのか?」
【突拍子も無く聞いてみる。自分自身よくわからないが自然と口に出てしまったのだろう】
247 :【空間円視】@wiki[sage]:2011/08/29(月) 22:12:03.35 ID:ryYytO53o
>>243

【男の最初の様子から人肉を投げるのを一部始終目撃していた少女】

「あのお肉何?・・・・・」
「しかも・・・・あの人なんか怖い・・・・」

【近くの茂みに隠れながら、能力で男の事を見ている】

「・・・見つからないように帰んないと・・・」
「でも・・あの人あっち行く様子ないよ」

【そして男が投げた肉に視点を移し透視を始める】

「あれ・・・この構造・・・・・」
「牛でもなければ鳥や豚でもない・・・」

「・・・・人?」
【全てを理解した瞬間動きが止まる】

【その時に小さな悲鳴と、茂みを揺らす音が辺りに木霊した】
248 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/08/29(月) 22:14:38.50 ID:zTV1UbdO0
>>246
「あまり、詮索はしないでおきましょう。」

【向こうにも色々と事情がありそうである】
【そして、こちらの異常に何か言わない所を見ると、能力についてある程度知識のある人間と推定される】

「それはどうも、ならば貴方も乗ってみます?」

【軽い調子で、答える】

「ただの放浪癖といえばそれまでですが、すこし近所に用がありまして、その帰りですよ」

【何も疑うことなく答える、これに嘘は無い】
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/29(月) 22:23:51.69 ID:qmOetUfmo
>>248

「いや、遠慮しておくよ」
【警戒と思われると気分がよくないと思ったため柔らかな言葉で返す】

「へぇ… 俺も同じ。強いやつを探して海を渡って来たんだが」
「想像以上にここのやつは手ごわいんでねぇ」
【ハッキリとは言わないが今の自分の実力は低いところにあると言いたいようだ】

【立ち上がり岩から降りる】
「丁度腕を上げるために能力者を探していたんだよ」

【はっきりとは言わない。無理に誘っても意味が無いなと思い相手の返答を待っている】
250 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/29(月) 22:24:19.51 ID:qmOetUfmo
/名前忘れ!
251 :【奏創魔唱】《Might and Magic》@wiki[sage]:2011/08/29(月) 22:24:35.44 ID:I8e+YEp9o
>>243
/すいません!少し遅れてしまいました。今から書きますので申し訳ないのですが、もう暫しお待ちを……っ

>>247
/申し訳ないのですが、今日は複数ロールする気分ではないのです……
/今回は乱入お断りさせていただいてもよろしいでしょうか?
/ですが、是非、また次の機会があればロールをお願いしたいですっ
252 :【空間円視】@wiki[sage]:2011/08/29(月) 22:26:43.58 ID:ryYytO53o
>>251
/oh・・・・・
/すみません・・・誤爆です・・・忘れてくださいな・・・・
253 :【雅風閃華】 @wikiよろず[sage]:2011/08/29(月) 22:28:25.83 ID:sMsp9HEy0
>>244
「蹴り……、か、良いんじゃない……? 私なんかも、魔法を使うだけで剣士を名乗ってる身」
「剣を手で振るうだけが剣士である、なんて明確な取り決めは無い」
「蹴脚は手の力の三倍はあると聞くし……、貴女が浮かべた“蹴り”から」

「編み出せる何かがあるんじゃ? ……私は剣技に詳しくは無いから偉そうに言えないけど」
「“剣”とは即ち“己”の事を指すのよ……故に“剣士”」
「なにも腕の良さが大事なんじゃない………自分の“何か”をどうを貫くか、そうじゃない?」

刀を扱う身だけあって、自分は刀自身を神器とすら思う、其れは己の魂を映し出す鏡の様なモノ
刀を粗末に扱うものは粗末な剣技を扱う、逆に、大事に扱うものは大事に使い
掘り下げて語れば“刀を抜かずして勝利する”なんて言うのも
居合い等の逸話としては良くある事だ

「ーーーまたごめんね、偉そうに………私の剣を褒めてくれたのは」
「貴女が初めてだった、そんな貴女にだからこそ、自分の剣に誇りを持って貰いたい」

「……ん、久しぶり、剣について、こんなに語るのは」

胸に手を当てて語るーーー実は少し嬉しかった、自分の強さを純粋に見てくれた人が居て
懐かしい気持ちだ
254 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/08/29(月) 22:32:14.19 ID:zTV1UbdO0
>>249
「それは残念」
【特に気にはしていないようである】

【彼の身の上を1通り聞いて、男は思うところ合って馬から降り】
「海まで渡っていらっしゃるとは、そのご足労にも応えなくてはなりますまい」

【周囲に長剣と槍を装備した兵隊5体づつを展開して男の前方に展開する】
「無論、そちらの意思に拠りますが」

【戦う準備は整った、という訳である】
255 :【奏創魔唱】《Might and Magic》@wiki[sage]:2011/08/29(月) 22:37:19.59 ID:I8e+YEp9o
>>243
【―――奇声。聞こえる、耳に飛び込む、嗚呼、非日常の響き。背筋をぞくりとした冷たい物が走っていき、視線を声の発生源へと向けていく】
【見た感じは狂人。人間で狂人、少女は眉間にしわを寄せ蔑みと哀れみを混ぜた様な睨みの視線で相手の胸を一突きしようとする】
【だが、死ぬ可能性なんてのは一つとして感じてはいなかった。圧倒的自信、驚異的な自尊心によって少女の勝利へのシナリオは支えられたのだ】
【ふぅ、とあくまで落ち付きを保ちつつ溜め息を一つ吐き、紅茶をお皿の上に降ろしながら左手はチチチチッとスマートフォンを操作し始める】

「うるさいですわよ、人間」
「いや、狂人と言った方が正しいのかしら。」

「醜いですわね、とっても」

【――『風属性低級汎用魔術』――と記された項目、それの再生ボタンをとんっと押し、スマートフォンのスピーカーからは誰にも聞こえぬ音を発し始めた】
【否、正確には少女に従い少女の為に働き少女の為に戦う存在、精霊たちへとの命令の合図である。少女の周囲の空気の流れが一瞬にして変わった】
【びゅんっ―――と強く走り出す風。それは相手が投げてきた人肉へとぶつかり、押し返し、逆に青年の顔面へと目掛けて吹き飛ばし返した】
【少女が持つ力、異能、その名は『魔術』。足元の魔法陣を見ても分かる通り少女は明らかに魔術師であった。相手には関係の無い話かもしれないが】
256 :【超絶視力】E:ニューナンブM60 アーミーナイフ[sage]:2011/08/29(月) 22:37:55.66 ID:aCF0J0yXo
「はあ………」

【街中の、遊具も碌に無いような小さな公園のベンチに人が座っている】
【容姿はというと、珍しくも無いがボロボロの子供服に身を包み、酷くボサボサな髪をしていて】
【何でこんな時間にうろついているのかという事を覗けば、まあ普通と言えなくも無い少年だ】


「…居心地は良いけど、やっぱ不便だね」


【服がボロボロなのも、髪がボサボサなのも、こんな時間にうろついているのも】
【何を隠そうこの少年が宿無し、職無し、親無し、であるから来る物で】
【低身長なのを良い事に、地に着かない足をぶらぶらとさせながら嘆いている最中だった】

「空からお金が降ってきたりしないかなー……」

【もちろんそれで状況が解決するはずも無く、そのまま酷く退屈そうに夜空を見上げている】
257 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/29(月) 22:40:36.23 ID:qmOetUfmo
>>254
「!」
【武装した兵が創られるのを確認】
【服から十字手裏剣を2枚持ち構える。この動作も慣れたものである】

「こっちはもちろん。ヤル気十分だぜ」
【武器を構え両者が戦闘準備完了と把握した瞬間に動きだす】

「じゃあ…俺から行くぞ!」
(まずは様子見だ、兵隊の力を見よう)
【間合い外から普通の手裏剣を一枚を兵隊の群れに向けて投擲する】

(一応こっち(本体)の方も見ておく必要があるな)
【もう一つは【土塊兵站】の方向へ投げつける。両方とも十分避けれる距離とスピードであろう】
258 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 22:51:12.39 ID:7IaEyQtU0
>>256
/いいですか?
259 :【蠕寸歯牙】≪Dental Neglect≫[sage saga]:2011/08/29(月) 22:53:03.72 ID:KexBtZlV0
>>255

俺様がくれてやった人肉は見事に魔術の類か何かによって跳ね返される。
あーあ、お近づきのご挨拶とやらとしてくれてやったのに洒落のわかんねぇ女だな。
しかも「私はお前如きには殺されませんよ下等生物」と顔で言ってやがる。

「おーおーおーおー!!俺様の施しが受けれねえってか!
 せっかく厳選した21歳の人間の女の最上級の部分をくれてやったのによぉ!
 後、俺様は人間でも狂人でもねぇよ。気高き人外様よ」

俺は怒りに燃えながら右手を伸ばしながら『口』を生やし、跳ね返された人肉を食らう。
ああ、こんなに柔らかくて血液にもまろみがあるというのにどうして拒否するのかね。
喰らった後、俺は傲岸不遜な女を喰らう事を決めた。魔術師の肉を食うのは初めてだから心が踊るぜ。

「お嬢さん、アンタを食わせてくれよ。魔術師の肉なんて初めてだかんよぉ。
 人肉は食傷気味だったんだよ。ただの人間の肉なんてもう飽きちまったし」

口元と眼を醜く歪め、笑っている俺。これさ、上位種のヨユーってやつ?
目の前の肉が俺を見下すように、俺も見下してやるよ。だって喰らう側の方が強えんだぜ?
だから俺は、余裕の表情で今宵の肉目がけて駆け出した。
その際上着を脱いで両手両腕それぞれ一つずつ『口』生やしながら。
260 :【超絶視力】E:ニューナンブM60 アーミーナイフ[sage]:2011/08/29(月) 22:54:02.04 ID:aCF0J0yXo
>>258
/どうぞどうぞ
261 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/08/29(月) 22:55:51.88 ID:zTV1UbdO0
>>257
【得物の手裏剣を見て、男は更に背後に長弓兵を5体展開】

「それではお手柔らかに」
【動きを観察しつつ槍兵を差し向ける】

【手裏剣は其々剣兵に刺さる】【男の方に向かった手裏剣は剣兵の1体に体で守らせた】
【距離はあまり無いが、壁にもなり】【男を下がらせるには十分】【攻撃を受けた剣兵は、どちらも土に還った】

「威力はあるようで。ですが、機動力さえ殺げれば!」

【弓兵は射撃を開始。目的は向こうの移動を抑える為であり、それほど命中させる気は無い】
【近距離は槍、遠距離の弓、それをどう捌いてくれるか、見物である】
262 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 23:00:26.81 ID:7IaEyQtU0
>>256
【公園にいる所謂ホームレスの少年に近づくは怪しい人影】
【その人影は絶えず動き続けて少しずつ少年に迫っている】

「どーしたの?さえない顔してるけど?」

【その怪しい人影は少年に話しかける】
【外見は人畜無害な幼い女の子のような男の子。しかしてその正体は悪魔なのである】
【さらに一番の特徴は彼が踊っていること。現在はロボットダンスを踊っている】
【不可思議な動きは何かの儀式のようにも見えるかもしれない】

「空からお金が降ってくるわけないんだよ!」

【さらに野暮なツッコミをいれた】

/では
263 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/29(月) 23:03:38.11 ID:L3D94ohh0
>>253

「 『“剣”とは即ち“己”』……、 『自分の“何か”をどう貫くか』……。」

【衝撃的だった。自分は今まで周りの仲間と同じく、早く一人前の剣士になろうと必死になっていた。しかもそれは一生叶わぬ事を心の奥底で分かっていながら】
【だが、自分にしか出来ないこともあったのだ。ただそれを剣と呼ぶのを、認めるのを、躊躇っていただけなのだ。つまらない先入観と、価値観に縛られていた所為で】
【目の前の魔法剣士によってようやく気付かされた。うん、もう大丈夫だ。心が、身体が軽い。今ならあの男にも勝てる、そんな気がする】

「 ……いえ、シオン殿、ご指導ありがとうございます。先程の御言葉、私の胸の内に、しっかりと刻み込まれましたから!」

【飾り気の無い笑顔で、少し涙を浮かべつつも嬉しそうにそう叫ぶ。ああ、もう感情を殺す必要もない。そんな事をしては相手に感謝の気持ちを伝えられないではないか】
【後、余談ではあるがこの女、勝つときも負ける時も最初から最後まで刀を抜いたことが一度も無い。勿論それには理由があるのだが】

「私も久しぶりです。貴方と出会えて、本当に良かった」

【この人に出会っていなければ、自分は今も闇の中で、息を切らせながらひたすら突っ走っていただろう。更に暗い崖っぷちの方へと】
264 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/29(月) 23:05:52.59 ID:qmOetUfmo
>>261
「あれじゃきりがねえな」
【展開される土の兵隊に向けて呟く】

(投擲は駄目だ無駄に数を消費できない、やるなら決めるときのみだ)
「1...2...3...4...5......弓に槍、側面を取ればさほど怖くない」

【過去の経験もあり多数対一の戦いには慣れているようだ】
【そのせいで単調な攻撃が多いのもあるが】
【また手裏剣を二つだし両手に構える。今度はメリケンのように持ち接近戦を狙う】
【そして手裏剣は光を纏い始める。能力を発動した】

「…ッ!」

【彼にそれほどスピードは無い。だが体の身のこなしは自信ありといったようで】
【弓の起動や槍の突きを線で捕らえ全て紙一重で避けていく】

(今だッ!)
【兵の脇をすり抜け本体に殴りかかろうとする。刺されば爆破する】
265 :【奏創魔唱】《Might and Magic》@wiki[sage]:2011/08/29(月) 23:10:46.98 ID:I8e+YEp9o
>>259
【人外、成程、獣か。獣、野獣、猛獣―――】

「――じゃあ、害獣ですわね。」

【マトモな戦いは久しぶりである。とはいえ、毎回自分は一歩も歩くことは無く『如何に相手を近づけずに倒すか』が自分の戦闘スタイルなのではあるが】
【見ての通り華奢で可憐で美麗でか弱い少女。嗚呼、なんて可哀そうな"私"、オオカミに近づかれたらたちまち飲み込まれてしまうに違いない】
【ならば、勝つ、それまで。圧倒的な勝利を収めるか絶望的な敗北をするかの二択であり、少女には後者の可能性を微塵すら感じる思考は無い】

         モルモット
「丁度新しい『研究素材』が足りなかった所ですわ。」

「私を食べようとする事自体はあなたの自由ですけれど、私、かなり高く付きますわよ?」


【相手が自分に近づけたらもはやスマートフォンの操作やら呪文の詠唱だなんてのは絶対に間に合わない。ここで、潰す。でなければ勝ちは無い】
【既に魔術用のモード設定は済ませてしまっている手前、他の魔術への移行は比較的軽快に進み――『土属性低級攻撃魔術』――を選択】
【少女の傍らの地面から突然3個の土の塊、正確には拳サイズのとげとげした石のようなものが浮かび出し、そして、相手へと突進を繰り出す】
【簡単に言ってしまえば石つぶてを魔術的に再現しただけではあるが、同時に3個というのがミソ。普通の人型の生物ならば同時に二個しか投げられないからである】

【それと同時に―――"此処に真理の理は存在せず、また虚偽も存在はせず。だが、風の精霊の契約者の名に置いて―――"と何やらぶつぶつと呟き始めた】
【唐突で意味がわからない文句ではあるが少女が魔術師であるという点を踏まえると合点がいくであろう。低級魔術よりも強い魔術を行使しようと言うのだった】
【相手はどうやら接近するのが常であると判断した少女は対近接戦闘用の魔術を行使しようと言うのである。それさえ完成すれば、近づかれてもまずは安心できるからだ】
【戦略において重要なのは短所・弱点を失くすことである。中級以上の魔術にはいくらか時間がかかり、機械にも頼れないがしないわけにはいかないのだった】
266 :【超絶視力】E:ニューナンブM60 アーミーナイフ[sage]:2011/08/29(月) 23:13:42.68 ID:aCF0J0yXo
>>262
【声が聞こえてくる。誰かが近づいてきている。そして相手は恐らく自分だろう】
【足音が少し奇妙な気もしたが、そう思って視線を前に戻す】


「いやどーしたのってそりゃ……………は?」


【その瞬間、ロボットダンスをした少女が視界に飛び込んできた】


「………………は?」

【言うまでも無く、おかしい】
【常識と照らし合わせて、ダンスを踊りながら話しかけて来る少年――服を透視したのだ――はどう考えてもおかしい】

【一瞬、愛想笑いのようなものを顔に浮かべながら思考停止。ツッコミにすら対応しきれていない】
267 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/08/29(月) 23:17:20.26 ID:zTV1UbdO0
>>264
「力の差があるのですから、これくらいは妥当でしょう?」
【延々と展開される部隊】【今度は大型で刺の付いた方形の盾を装備した4体の盾兵】
【2体づつ、男の両脇に控える】
「私は弱卒しか従えられないのですから」

【毎度毎度、本体ばかり狙ってくる輩が余りに多いので、自然と対処の手を打ってしまう】
【これまでの兵の間をすり抜けるその身のこなしは評価できる】
【が、その拳は盾に止められる】【爆発も盾が壊れるだけ】


「貴方様の能力ですかな?この爆発は」

【余裕を浮かべて戦列を再構築しつつ槍兵は相手を囲い込もうとしている】
268 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 23:18:02.67 ID:7IaEyQtU0
>>266
【自分に話しかけられて固まる相手】
【何かしてしまったのか少し自分の行動を思い出すが思い当たる節は無い】
【ないったらない】

「ど、どうしたのかな?」

【さらっと『服を透視したのだ』と言っているが普通に危ない行動である】
【最初に少女だと思ったのに透視してしまうとはこれいかに】

「おーい?」

【とりあえず相手に近づいていく。踊りながら】
269 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/29(月) 23:28:45.72 ID:qmOetUfmo
>>267
「チィ…やっぱ対策はしてるよなー…」

(今のは防がれたが使えるぞ。近づき爆破すれば必ずダウンが取れる)
【爆破させたほうの手を見ると支障は無いが多数の傷を負っていた】
(そう多様できる技じゃないようだが)

「そう、俺の忍術。こっちでは能力という方が伝わりやすいか」
【そっと笑い会話を進めるが目は周りを取り囲む兵隊を見ていた】

「……こいつらはこれを使えば早く片付けられそうだ」
【そういうと背中の十字手裏剣に手を掛けた。先ほどと同じように光が纏っている】
【今度は光で大きさが拡大し威力もさっきより高い】

「そらっ!」
【周りの兵隊一人に向け『それ』を投げた】
【無事この兵隊を倒すことが出来たら急に起動が変わり青年の周りを回るように飛ぶであろう】
【多少の起動を操作する力もあったのである】
270 :【超絶視力】E:ニューナンブM60 アーミーナイフ[sage]:2011/08/29(月) 23:29:29.62 ID:aCF0J0yXo
>>268
(……オーケー、成る程、分かった)

【更に1秒程の膠着を経て、少年が我に帰る】

【分かったと言っても要するに、相手は変人なんだと割り切っただけなのだが】
【少年の常識に照らし合わせれば相手は変人となる。心の平静を保つためにもそう結論付ける】

【肝心のそれへの対処法はいうと……】


(…僕は何も見なかった、うん、僕は何も見なかった)

【『関わらないでおこう』という事らしかった。単純な策である】

【軽く目を逸らしながら、ベンチから立ち上がり】
【押し黙って、軽く戦々恐々としながら市街地の方向へ歩いていく】

【相手は傷つくかも知れないが関係無い―――引き止めなければそのまま公園から出ていくに違いない】
271 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/29(月) 23:30:20.31 ID:qmOetUfmo
>>269
/起動× 軌道○ 誤字すいません
272 :【雅風閃華】 @wikiよろず[sage]:2011/08/29(月) 23:30:53.81 ID:sMsp9HEy0
「………そか、よかった」

心から安堵し、安心しきった笑みを見せる、無責任な事を言ってしまって無いか、怖くもあった
自分にしか出来ない、他人にしか出来ない、能力を妬んでいる間は伸び悩む時がある
かく言う自分も、人よりも剣技が下手で伸び悩んでいた……ーーーだから解るのだ
人よりも劣ると言う怖さを、諦めると言う怖さを

「大した事は言ってない……初めから貴女は持っていた、己に向き合える力を」
「それだけの事、成るべくして成った……ーーーただ、些細なきっかけでも、力になれたなら」
「嬉しい、かなぁ……」

頬をポリポリと掻きながら、紫色の瞳を逆方向に向け
少しだけ照れ気味に告げる、彼女を支える事で、一番救われたのは自分だったりする
深すぎる闇に、光が点ったのは何時ぶりだろうか、光におびえ闇におびえ、衰弱し縮んだ私を
錆びを払う様に、闇を払ってくれた。

「……私も、貴女の笑顔を見れた事、これからの誇りにしたい位に、良かったと思ってる」
「んーん……誇りに、思う」

私の誇りは貴女の誇りでもあるのかも知れない、剣士を語るが、もう“人”相手に剣を交えるのを
止めるのを誓った身でもあるからだ。
273 :【蠕寸歯牙】≪Dental Neglect≫[sage saga]:2011/08/29(月) 23:35:50.94 ID:KexBtZlV0
>>265

「おいおい、そんなに自分の魔術に自信があんのかよ。
 そりゃ人間の言葉で言う過信だぜェ?それにちょうどいいのは俺もだ
 新しい味ってのに手ェ伸ばしたいところだったんだから、よォ!」

俺はエルフのお高く留まった言葉を鼻で笑い返した。
鮮度も高ければ態度もでかいってか。ギャッハハハ!面白い。
故に俺は嗤っていたんだろう。人間様が見れば見るに堪えないくらいにな。
例え自身を殺そうとする石つぶてが3つ来ても。

外側にある一つ目。右にサイドステップすることによって回避。
真ん中に二つ目。それを左腕に生やした口から生えている牙を射出することによって回避。
自分に最も近い三つ目。それを回避――できねぇ…。

「ガァァァァアアッ!!ッッてぇえぇなアァッ!!」

三つ目の石は俺の左肩の肉を貫く。って言っても少し肉を抉った程度だから問題ない。
だけど俺様の血が流れて仕方ねぇ…。ああ血に飢えるなんて洒落になんねぇぜ。

「マジぶっ殺すッ!テメェは骨も噛み砕いて骨の髄から髄までずずいっと喰らってやらァ!!
 ギャッハッハァ!!」

接近する途中俺は左手と右腕右手から牙を射出する。
咆哮こそエルフの女だが、精度求めんなよというくらいだから何処に行くか知らねぇ。
でも、ビビるだろ?接近するしか能がないと思ってんならよ。
274 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 23:36:45.71 ID:7IaEyQtU0
>>270
「ちょっと!無視は酷いんだよ!」

【踊ったままテケテケ少年の背中を追いかける彼】
【確かに変人であるが、踊っていなければ死んでしまうのだから仕方ない】

「もう!お金になりそうなものならあるから止まって欲しいんだよ!」

【踊りながら追いつくことは出来なさそうなので少年の背中に声をかける】
【これで止まらなければ…フフフ】
275 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/08/29(月) 23:40:06.08 ID:zTV1UbdO0
>>269
「同じような手を、二度も三度も食うほど、私の体は丈夫では無いのですよ!」
【損壊した盾を直ちに修復し、備える】

「ほう、それはそれは、私とは中々毛色の違う様だ」
【能力に興味を持った様だが、戦闘中である】

【そして背中の得物は投擲され、槍兵の1体を両断し、その後の回転で剣・槍・弓は全滅】
【これには、後退を続けていた男も驚く他無い】【が、即座にボウガン装備の兵5体を後方に、両刃の短めの剣を装備した兵5体を前方に配置】【陣形を整えなおす】

「消耗戦では、不利でしょうに!」

【もう殆どこちらが能動的に勝てる可能性を放棄しており、待ちの姿勢でもある】
276 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/29(月) 23:43:07.57 ID:la2at3sIO
( ^ω^)使い回すお

…手抜きだな

【大通り】
【流石に夜も遅い。チラホラとした人通りしかないそこに二人の人物がいた。】
【もう普通に日も落ちて、外灯と細やかな月の光のみが光源になっている。】

…で、どうしろと

【一人は青年だ。】
【すれ違っても全く印象に残らない、穏やかそうな青年。】
【この季節に合った派手でもない地味でもない服を来て、】
【かっこよくもブサイクでもない顔をしている。】
【もっとも、一つだけ、大きな特徴があった。そっちの方が人々の目がいくだろう。】
【それは、彼の背中の剣である。身の程もあるかなり長い両刃剣だ。】
【銀特有の柔らかな輝きがあり、量産されたモノでは無いことがわかる。】

( ^ω^)誰かに話しかけるお!

【そしてもう一人は少年である。】
【全体的に丸顔な饅頭の様な頭と、癒し系の顔。】
【これだけ見れば、彼も一般人だが、やはり違うものがあった。】
【それは青年のように背中にからった得物だ。深緑の上品な色の銃身…大きな銃口。】
【帝政ロシア時代に広く普及したボルトアクション式狙撃銃である。】
【小柄な彼がこれを難なく持ち歩いているというのは少々驚くべきことだが、】
【彼愛用のライフルはそれが可能だった。また、】
【腰には可変型スコープとサイレンサー。そして二丁のハンドガン。】
【結構手馴れた様子でそこに収められている。】

…誰にするんだよ

( ^ω^)まだ考えてないお…

( ^ω^)……


( ^ω^)9mあいつにするお!!

【ビシッ】
【少年が指差した先には―――――――――――】
277 :【超絶視力】E:ニューナンブM60 アーミーナイフ[sage]:2011/08/29(月) 23:48:41.56 ID:aCF0J0yXo
>>274
(何も聞いて無い何も聞いて無い何も聞いて無い…)

【歩く速度は段々上がり、逃げるような勢いに】
【絡まれると厄介だ、という事が念頭にあるから掛け声も通じないのか、そのまま出ていこうとするが…】


「―――――――――――ほんとに?」


【ピタリ、と動きが止まる】
【厄介事とお金を、天秤にかけた結果である。やはりお金は欲しい。誰でも欲しい】
【お金に困っているこの少年からすれば尚更だ。一応話ぐらいは聞いておいても…と思ってしまう】

【振り向いて、若干まだ直視しきれていないが―――相手を見る】
278 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本[saga]:2011/08/29(月) 23:52:12.94 ID:6QRfzwnPo
>>276

――――そちらに背を向け、道端に屈み込んでいる女がいた

「……ェ…、 ァ…」

何やらぼそぼそと呟いている
自分よりも小さい何か――例えば、猫とか犬とか――に話しかけている様子にも見えるだろう

そして彼女に近づけば…錆びた鉄のような匂いが、ツンと鼻を衝くかもしれない
279 :【魔乃魅力】[sage]:2011/08/29(月) 23:53:47.28 ID:0r2/R8f7o
>>276
――【とある大通り】――
夜も遅く、人気の少なくなった大通りの中心を悠々と箒で進む女性が一人、頭に大きな三角帽子を乗せ、紅いコートと
黒いドレスを夜風にはためかせながら鼻歌を謳いながらゆらゆらと進む。

「ん〜…ふふ〜ん……♪」

「いい夜ねぇ……」

どこからどう見ても魔女にしかみえないその女性は、のんびりと進んでいたのだが―――正面にいる青年と丸顔の少年に視線を止める。
青年の背中には身の丈程もある巨大な剣。顔を遠くから見ようとするも、なんとも印象薄い。だが、穏やかで優しそうに見えた。
次いで、丸顔の少年に視線をやれば―――癒し系とでも形容できる、落ち着いた表情。だが、その丸顔の少年の背中にも、青年とは
違うものの、同じく大きな狙撃銃のようなものが見える。それに、腰についたハンドガン。完全に危ない人だ。
魔女は思わずその美しい顔、その額からたらーり…と冷や汗を流しながら方向転換しようと―――。

―――あいつにするお!!―――

「ひっ・・・!?」

思わず箒から情けない格好でずり落ち、頭の三角帽子もずるん、と目元までずれてしまう。
恐れおののいているのが遠めでも分かるだろう、というか、完全武装している相手なのだ、いくら魔女であるからと言って恐れないわけがない。
280 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/29(月) 23:53:47.27 ID:qmOetUfmo
>>275

「まぁ呼び方だけさ!」

(…!)
【顔の右頬に傷を負っていた】
【初めの弓矢の一つに当たっていたが敵に集中していたため気づかなかったのだ】

(やばいな…右が死角になっちまってる…)
【軽く手で血をふき取る】

「確かにそれじゃこっちの方が不利だ、もう手持ちが残り少ない」
【残っているのは6枚ほどの小型の手裏剣のみ】

(そうだ)

「俺の方はこれで最後の攻撃かもな…さっさとやんないとあんたの兵の数が多すぎる」
【そういうと服から5枚の手裏剣を取り出し光を纏わせる】

「雑な方法だが動きを封じるにはこれが一番だ」
【それを>>275に当てず周りの地面に向け投擲する。逃げ場を塞ぐためだ】
【今回は直ぐに爆破せずに時限式に爆破するようにしてあるらしい】

「ふー… こうしたらあんたはどう動くっ!」
【ラスト一枚の手裏剣を手に持ち本体へ投げる。武器も尽き能力の使いすぎで意識が少し遠のいている】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/29(月) 23:54:18.56 ID:0r2/R8f7o
/失礼しましたあああ>>279は取り消しいいいいい!!
282 :【抑揚双宮】[sage]:2011/08/29(月) 23:54:32.52 ID:wODkkxRzo
>>276

饅頭みたいな奇妙の形をしたナマモノと一人の青年。
方や目を引く格好と方や何も変哲もない格好のコンビ。
そんな二人はおお通りを歩いていて、何気なく指をさした。
その方向に居たのは・・・

双子と思える少女達であった(幼女)
こんな時間に幼女がいるとは・・・補導しないといけませんなチラッチラッ
283 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/08/29(月) 23:54:59.08 ID:7IaEyQtU0
>>277
「あと…それと…あ、そうだ!家もあげられるんだよ!同居することになるけど」

【ただでお家をプレゼント。素晴らしいではないか】
【頼めば家どころではなく、もっとすごい物も建てられるのだ】

「うん!ほら、この剣、売れるんだよ」

【彼はおもむろに服の中から水晶でできた剣を二つ取り出す。本当は八つ持っているのだが】
【全部あげる気はないようである】

「家がないなら作ってあげるんだよ!」

【もう一度言った】
284 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/29(月) 23:58:43.82 ID:L3D94ohh0
>>272

「えへへ……。そう言われると何だか照れますね」

【久々にためらいなく感情を解き放って顔とか変じゃないかなー、なんて思ってちょっと恥ずかしかったのに。それを誇りにする、なんて言われてしまった】
【でも嬉しい。この嬉しいと思えることもすごく嬉しい。自分の感情は決して必要無い物なんかじゃあなかったんだ。これは、相手と繋がる大事な宝物】

「シオン殿、いや、シオン先生。この御恩は決して忘れません。私も貴女と出会ったことを誇りに思います。まさに、一生の宝物です!」

【そう言い切ると同時に涙が溢れてきた。ああ恥ずかしい。慌てて剣道着の袖口で、目元を乱暴に拭う】
【拭いても拭いても涙は一向に止まらない。そうして、擦り過ぎて真っ赤になってしまったその目に、ようやく街の明かりが見えてきた】

「あっ。 街が……。」

【残念そうに呟く。街までという約束だったような気がするが、本音を言うともっと一緒に居たい。離れるのは嫌だ、でも先生の迷惑になるのはもっと嫌だ】
【複雑な感情が入り混じった、涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔で、相手を見つめている。自分から別れを告げることが出来ないでいた】
285 :【奏創魔唱】《Might and Magic》@wiki[sage]:2011/08/29(月) 23:59:03.94 ID:I8e+YEp9o
>>273
【――無様――相手の叫び声を聞いて、相手から噴き出る血液を見て、抉り散った肉を見て、少女は小さくほくそ笑んで嘲笑った】
【余裕ではないか。嗚呼、素晴らしきかな遠距離戦闘。剣だろうがペンだろうが自動小銃さえあればあっという間に皆殺しに出来てしまう】
【体中から牙を生やそうが所詮は獣の牙。野蛮な戦い方しかできぬなら、自分は余裕を持って優雅にここで相手をなぶり殺せばよい話】
【少女の頭の中には既に勝利後の予定が着々と立てられ、そうしながらも当然呪文の詠唱は着々と行われておりもはや勝利は自明の―――】


「―――あっ……ギゥ……え……」


【――刺さった。左脇腹に牙が刺さっている。しかし、相手はまだ少し離れた場所にいて――まさか、射出?バカな、常識外れ、なんたる非日常】
【牙が飛んでくるなんて予想できるわけがない。少女は完全に反応が遅れ、唖然としたように口を開けながら右手で傷口へと恐る恐る手を伸ばしていく】
【他の牙は幸いにも一本が右頬を掠めて肉を若干抉り取った程度であり、つーっと血が垂れて行くだけ。ああ、傷口がじんじんする。火傷の様に熱い】
【異能か、異能なのか、化け物めが、通常の理を逸脱した化け物め。心の中で罵倒しようとも現実は変わらず、脇腹から血がどくどくと滲み出してくる】

「グッ……くっ……わ、"我が命令にて虚偽の理を形成し、我が身を守るための力を真実の理に捻じ込まんと―――"」

【――が、何とか混乱を引き起こすのは目の前から迫りくる明確なる『恐怖』への認識を深めることによって回避した。まだ、これで終わるわけが無い】
【中級魔術の呪文詠唱が完成するまで後少し、それさえ完成すればこんな害獣―――少女には逃げると言う選択肢は無かった。逃げた所で、死ぬだけだ。必然】
【左手の指は更に焦りを表すかのように素早く動きを速めて行き――『風属性低級召喚魔術』――を行使する。時間稼ぎにはうってつけのはず、と予想を立てて】

【少女の目に前にパッと淡い光を放ちながら現れたのは半径10cm程度の緑色に光る球体。妖精の様な羽が二つあり、手足などは見当たらない】
【そのまん丸な精霊の周りにはリング状の刃がグルリとゆるやかな回転をしており、これがこの小さき精霊の武器であった。相手の致死を狙うのは難しいかもしれないが】
【それでも時間稼ぎ程度にはなってくれるはず―――――びゅんっ―――――精霊は叫び声をあげる人外へと向けて正面から体当たりを繰り出す】
【当然、その体当たりは打撃の怪我よりもリング状の刃による切り傷が主な攻撃手法となるものであった。残念ながら低級精霊では微風程度しか操れないのである】
286 :【抑揚双宮】[sage]:2011/08/30(火) 00:03:13.29 ID:e4AIti2Yo
>>282
/言わずとも取り消し
287 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/30(火) 00:04:12.91 ID:hOenzdhIO
>>278

(;^ω^)9m ……

……んー…ありゃ一体…

【指の先には、道行く人の中で、一人だけその動きを止めている(おそらくは)少女がいた。】
【人のことは言えないが、そもそもこんな時間に出歩くことは取り敢えず「普通」ではない気がし、】
【すたすたと歩いていき、彼女に近づくと、その予感がよりいっそう確信に近づいているような気がした。】

(^ω^;)「血みたいな匂いがするお」ヒソヒソ

…うへえ…どういうことだろ、…あのー…

【おそるおそる、】
【青年の方が後ろから声をかけた。】
288 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/30(火) 00:05:06.80 ID:hOenzdhIO
>>281>>286
/すまぬ…またの機会に…
289 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/08/30(火) 00:07:57.88 ID:FXSuPNKD0
>>280
【向こうの大事無い怪我など、計算に加えようも無い】

「さて、それでどうされますかな?」
【後退しかしていないのだから、男は汗が滴り落ちることもない】【手の中は、汗ばんではいるが】
【武器も、こちらとあちらの量は雲泥の差である】

「これを凌ぎ切ったら私の勝ちと言いますか!」
【周りの地面に刺さる手裏剣、恐らく爆発をすると思われる】【背中を見せれば即爆発】
【ならば】【その上に剣兵をうつ伏せに倒れこませる】【爆発の威力を減衰させようという魂胆である】
【それに、盾兵を爆弾の近くに配置するダメ押し】

【男に向かってくる手裏剣、それに対しては近くに居たボウガン兵の首を掴んで壁にした】
【手裏剣が刺さった瞬間に男はそのボウガン兵を蹴り飛ばし、距離を取る】

【これで、爆弾は全て対処した】【これ以上の威力なら万事休す、である】
290 :【超絶視力】E:ニューナンブM60 アーミーナイフ[sage]:2011/08/30(火) 00:09:39.33 ID:tYxHuj7no
>>283

「んー………」

【少し上のほうを見上げながら、思案する。お金は欲しい、それは間違いない】
【あれば間違いなく何かと便利であろうし、持っていて困る物でも無いだろう】

【だが、定住したいかと聞かれると――――それほどでもない】

【元々少年は家も金も一度手に入れて、あえてそれから家出していたから】
【むしろ、少しだけ不便を楽しんで、同時に本当に不満だった頃を懐かしんでいる節すらあった】

「……家は別に良いかも。欲しいのはお金だしね」

「―――――で、その剣は本当にくれるわけ?何か出せとか言わないよね」

【もちろん、そこまで世の中がうまく回っているとは少年も思わない】
【口調は冗談のようで、今はまだ話半分、といったところか。当然本当なら喜ぶだろうが】
291 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本[saga]:2011/08/30(火) 00:10:34.39 ID:mxVtliFao
>>287

「―――はい?」

振り向いた少女は、きょとんとした表情を浮かべていた

少女と言うには大人びた目鼻立ちをしている
絹のような黒髪も手伝って、清楚な印象を与えやすい。“可愛い”よりも、“美人”という言葉が適しているだろう
髪型はサイドテール。まとめた髪束を左肩の前を通して体の前に垂らしている。毛先はちょうど胸の辺りだ

「えっと…こんばんは?」

青縁の伊達眼鏡を掛けていて、怜悧そうな顔立ちだった。それが少しだけ、戸惑いを見せている
尚、服装も青が主体である。チェック柄のシャツワンピースが、年齢相応の、幼気な雰囲気も醸し出す
―――ただ、白いベルトに吊り下げられたいくつものナイフホルダーそれだけが、いやにその風貌から浮いていた
292 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/30(火) 00:15:58.24 ID:LfMclhWRo
>>289

「ふ、ふふふ…ふふふふ…」

【青年は見た】
【爆発し砂煙が上がる瞬間に土の兵隊が全ての爆破を受け止めたことを】

【実はもし爆破を防がれたとしても爆風によって視界を悪くし距離を詰めようとした】
【だが相手の男の冷静な判断力によって全ての算段は停止し攻撃する術を失ったのである】

「はぁ…俺の負けだ。」スッ
【一つため息をつき潔く両手を挙げる】

「こっちはもう一つも攻める方法が思いつかねえ」
「あんたつええよ…能力ってのは奥が深い…」

【また出会ったときのように深く考え込んでしまった】
【唯一違うのは清清しい顔をしていると言うこと】
【負けて文句なしというべきであろうか】
293 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/08/30(火) 00:16:18.81 ID:z+m6G7MT0
>>290
【家はいらないらしい。あら残念】

「勿論!対価なんていらないんだよ」
「それに僕踊ってないと死んじゃうからそんなに沢山あっても邪魔なだけなんだよ…」

【これが正直なところだ。踊るのに邪魔】
【それでも剣があれば踊りの幅が増えるのも事実なので、全部はあげられないのだ】

「本当に家はいいの?僕なら簡単に出せて、すぐに片づけられるんだよ?」

【定住地とはいかないまでも、帰りたくなったら帰ってくればいいんだよ!と続けた】
【帰る場所がある…こんなに嬉しいことはない…!という感じである】
【つまり、暇なときや、雨が酷い時は来ればいい、ということである】
294 :【蠕寸歯牙】≪Dental Neglect≫[sage saga]:2011/08/30(火) 00:20:12.37 ID:FJHL9/7/0
>>285

「ギャーハハハハハッ!!エリート様の面ァ歪ませてやったぜぇえええ!!
 でもよぉ…もっと苦しめよ、けど俺が喰らうその時までなんとか死なないでくれよな!
 俺様、鮮度の高い状態で魔術師喰いたいからよ、ぎゃぎゃハハハハッ!!」

どうしてこうも可笑しいのだろう。俺も、エルフも必死になっているのに。生存競争なのに。
下手したら見下されたままのたれ死ぬだけなのに。ああ、食事にありつくまでの過程って奴か。
実にいいね、ほんっとうに良いね!俺は今この過程を楽しもうじゃねぇかよ。
一方的に屠るなんて面白みねぇじゃんかよ。殺すか殺されるか。こりゃいいね。病みつきになる。

「ハッ!なぁに、ぼそぼそ呟いてやがんだ、よ!
 もっと必死さアピールして足掻けよ、ほら足掻えけよ!
 散、ハイ!ってな、ヒャッハハハハハッ」

精霊を喰らうべく敢えて体当たりを受ける。
切り傷によって出血量が増えるけど、妖精も喰ってみたかったんだよな。
これくらいの寄り道したっていいじゃん。だから俺は両手の掌に口を生やして妖精を喰らおうとした。
だがこれは悪魔で前菜。メインディッシュは目の前のいけ好かない女。
それに対して俺は両膝に口を生やして、牙を射出した。食欲に飢えてるからよ、少し口がデカいぜ。
295 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/30(火) 00:23:34.55 ID:hOenzdhIO
>>291

( ^ω^).。oO(めっさ綺麗な人だお。やばいお。)

ああ、ええと…はは…こんばんは。

【相手が振り返ると、二人ともごく一瞬だけ表情が驚いたものに変わる。】
【その理由は単純なもので、相手の容姿が二人の予想を遥かに上回ったからだ。】

【通常、夜の時間に出歩く女性といえば、一部を除いてまあ、】
【あんまり「綺麗」や「可愛い」とは言えないことが多いのだが、】
【目の前の人物はその全てにおいて「逆」といえた。】

…こんな時間に何されてるのかなー…と思いまして…

( ^ω^)一人だけ屈んでたから目立ってましたお。後血の匂いがしますお。

【微かな戸惑いを見せる相手に最初に言葉を紡いだのはやはり青年。】
【元々の性格も合間って、かなり穏やかな声色だった。】
というより、このような物言いしかできない。】

【そして、その後で付け加えるように口を開く少年。】
【思ったことをすぐ口にする性格らしく、またその二つの目はナイフホルダーを見つめていた。】
296 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/08/30(火) 00:28:57.63 ID:FXSuPNKD0
>>292
【全ての爆発が終わり、残存兵力を纏める】
【向こうの降参を聞いて】【兵隊は武器を捨て、全てが土に還った】

「おやおや、降参ですか。いやはや、私も冷や汗モノでしたよ、手裏剣を得物にする様な方は初めてでしたから定石がありませんでしたもので」
【戦う時には、基本の型とその場しのぎで戦っていたのである】【良い戦闘経験になったのは事実である】

「私もあそこまで避けられてしまうと、千日手にも等しいですからねえ
能力をより学びたいのならば、紹介でもしましょうか?」
【攻撃が殆ど当たらないのは十二分に脅威であった】【そこからの発展がなかったことが、男へ勝機をもたらした一因】

【だが、禍根の残らない戦いでよかったとも思える】
【このような、純粋な模擬戦というのは、中々悪くないものである、と思えた】
297 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/08/30(火) 00:29:09.43 ID:KXRN5NOe0
>>284
「己に自信を持つ、過大評価でも過小評価でも無く、純粋に自分を見る事が大事」
「……まぁ、此は私の教えじゃ無い、受け売りだ……宝物、かぁ」
「そこまで想ってくれるなら、此以上に幸せな事は無い……あ、あと、『先生』は止めてくれ」
「………貴女と私は、常に対等と想いたい、“友”として」

ーーー恥ずかしいな、此処まで恥ずかしいやり取りは生まれて初めてだ、でも悪い気はしない。
なんとなく初めて会った時、彼女は不器用で、自分から接するのが怖かったのだろうか
ただただ、感情を押し殺して、迷惑を掛けるのが怖くて
少なからず“似てるなぁ”なんて思ったり、街が見えて来たが急にしおらしくなった様子を
見据え、見つめる様子を見て、くすっ、と微笑む
沢山笑ったのも久しぶりだな。

「大丈夫、天剣、貴女が此の出会いを忘れないのと同じ様に」
「私も忘れない……ーーー願うなら、また会える……その時はもっと胸張っててくれ」

「その度に、私はもっと誇りに思う、壁にぶち当たっていても……無様には思わない」

言いながら自分も少し涙腺がヤバい、其れをごまかす為にも暖かみを再認識する為にも
軽く相手の胸へ、抱きつくだろう、ハグだ
298 :【超絶視力】E:ニューナンブM60 アーミーナイフ[sage]:2011/08/30(火) 00:29:29.68 ID:tYxHuj7no
>>293
「うん。まあ、家が無くても何とかなるしね」

【少年がどこへ行くのかは気分次第であり、行動範囲も広い】
【恐らく、手に入れても帰って来る日のほうが少ないに違いない】


「そういう訳だから、家は良いよ」

「剣は……邪魔なら貰っていくけどさ」

【金にしろ剣にしろ、あって困る事は無い】
【持ち運びに困るにしろ隠しておいても良いし、売っても良いし、最悪捨てても良い】
【それに相手も要らないと言うのなら、遠慮する必要も無いだろう】

(踊っていないと死ぬ…か。そういう能力もあるのかな)

【いつの間にか、踊りにも少し順応している。少なくとも目を逸らす事は無くなった】
299 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本[saga]:2011/08/30(火) 00:35:28.91 ID:mxVtliFao
>>295

「―――…ああ、そういうことですか」

合点がいったというよりも、返答に困って誤魔化したような言い方だった
ちらりと視線を外してから数瞬考え込む。そして落ち着いた仕草で視線を正面に戻す。少年たちからは綺麗なうなじが見えるだろう

しかしそれも束の間
少女は地面へ手を伸ばして何かを拾い上げ、振り向きながら立ち上がった

少女の左手は猫を持っていた
腹を鋭利な刃物で捌かれ、赤黒い血をぽたぽたと地面へ垂らしている
それは明らかにどう見ても間違いなく、死骸だった


「すみません、ちょっと―――趣味に興じてまして」


うっすらと笑みを浮かべる。外見こそ美麗だが、底の知れない気持ち悪さを孕んだような笑み
そして少女の右手には、抜き身のナイフ。まだ乾き切っていない血液で黒ずんでいた
300 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/08/30(火) 00:36:27.97 ID:z+m6G7MT0
>>298
「雨は冷たいんだよ」

【まあ、基本的に外にいて雨でも嵐でも踊っている彼が言っても全く説得力はない】
【しかもそれを三億年もである】

「売ればちゃんとお金になるんだよ!」

【それは保証できる】
【何故ならば彼自身が売ってみたから。イッポンも売らなければ1000本くらいあったのだ】
【どう考えても不必要なので売った。すると財布がパンパンになった】

【踊っていないと死ぬ。つまり転んでも、誰かに肩を掴まれても死ぬ】
【スペランカーみたいな悪魔である】

「じゃあ、僕はそろそろ帰るんだよ。どこかに」

【まあ、彼も少年と同じく定住地はないのだ】
【気が向けば家や城を建てるし、そうでないこともある】
【兎に角、引き止めなければ彼はこの場を去るだろう】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/30(火) 00:36:42.89 ID:m3v1nf7ro
(【過去英雄】さんいらっしゃいますか?)
302 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/30(火) 00:37:26.76 ID:LfMclhWRo
>>296

「弓とか槍相手はたくさんあったからね」
「戦争とかも駆り出されてたんだ」

【嘘ではないようだが半分運で切り抜けてきたところもあるだろう】

「能力を学べる場所?」
(一般的には隠されてるのだろうか。聞いたことが無い)
【独学で能力を会得してしまったためそのような知識は持っていない】

「頼む、教えてくれ。俺はもっと強くなりたい」

【敗北の悔しさはもう無くなり強くなることへの願望がより強くなる】
303 :【奏創魔唱】《Might and Magic》@wiki[sage]:2011/08/30(火) 00:46:17.31 ID:/z1Q/P7so
>>294
【ボリッ――喰われる、精霊。歯応えは異様に硬く、それでいて空気の様に何の味一つすらしないだろう。血液一つ流すことはない】
【これまた予想外と言わざるええない。面喰わざるを得ない。正になんでも喰う気かコイツ―――ここで死ぬのか、死にたくないのに死ぬのか】
【焦れば焦る程舌を噛みそうになる、速く詠唱をしようとすればするほど息が切れそうになる、呂律が、思考が、精神が、心が全てダメになりそうになる】
【そもそも魔術師は戦士だとかそういう戦う為の存在ではなく、言わば学者などに属する非戦闘員と同列なのだ。戦闘が得意であるはずがない】
【ただ頭が良いだけ。戦場で培った精神力だとか毎日鍛えあげた筋肉など存在はしないのだ。あるのはちょっと勉強ができたという事実だけ】

【飛んでくる、飛んでくる。また牙が飛んできた。目で捉えているのに体が反応してくれない、一般人がそう簡単に咄嗟の行動ができるはずがない】
【紙一重だなんて言葉は夢のまた夢。だというのに、そんな自分に向かって凶器が、狂気が――詠唱が間に合わない。いや、間に合え、間に合わす】
【後少し、後一言、後一言だけなのだ。口よもっと速く動け、喉よもっと震えてくれ―――"我が眼前にて現象と成さん"―――呪文が完成した―――】

「―――アギッ……!!!」

【―――右目に突き刺さる牙。激痛、だなんて描写では表し切れない。叫び声すら出てこない。堪らず、左目から雫が零れ落ちる。体がテーブルに倒れる】
【必死に両手でテーブルに食らいつき、か弱い力の限界を振り絞って両手に力を入れて痛みを堪えようとするがそんな努力など無に等しく】
【痛みはやがて熱量にさえ錯覚で着てしまい、嗚呼、熱い。まるでマグマを、硫酸を目玉にぶちまけられたような感覚。そんな経験ある訳も無いが】

【だが、状況は一変していた。それは少女にとって悪い意味ではなく―――良い意味で。二つ目の牙は地面に叩き落されていたのだ。何故?】
【答えは視覚で簡単に確認する事が出来る―――『土混合光属性中級召喚魔術 GUARDIAN』―――そこには白銀の鎧を着た騎士が立っていた】
【特殊な能力等は何一つ持っていないただの騎士。中身は土人形であり、外側は光属性の魔術に防護の加護が施された鎧なだけである】
【しかし、その身長はおよそ3m、地面に剣先を突き刺して柄の先に両手が乗ったその剣はこれまた大きな大剣、正に『守護者』の風格であった】

「あぁぁ……ッはぁ……くぅ……ハァ……おそ……い……」

【文句を垂れるように小声でぼそっと呟いた少女。能力者一人並みではないがそれでもそこらの無能力者風情ならなぎ倒せる守護者を見つめている】
【勝算は必ずしもあるわけではない。結局のところ、相手が何らかの方法で少女を真っ先に殺してしまったらそれでゲームオーバーなのは確実なのだ】
【それに、幾ら相手が手負いであるとはいえこの守護者で勝てるかどうかは未確定―――思わずギリっと歯軋りをする。荒い呼吸の中で少女は黙る】
【もはやスマートフォンを弄る余力もなければ呪文詠唱するには絶対的に時間が足りないと予測できる。ならば、後はもう成り行きに身を任せるだけなのだ。悔しいことではあるが】
304 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/08/30(火) 00:47:31.27 ID:FXSuPNKD0
>>302
「まあ、用途の広い武器ではありますからね。しかし戦争まで見ているとは、中々に壮絶なことで」
【驚きを隠すことなく晒している。戦場の空気を吸ったことのない人間には届きようのない世界である】

「よりかは、能力者のいる学校と言った感じでしょうね
『アカデミー』と『学園』の2つが有名ですねえ」
【一応選択肢は与えておく。それに今名前を晒すと余計な目に遭いかねない】

「対能力者への経験なら、積めるとは思いますがねえ…」

【その他の部類は、あまり期待できないと思われると前置きしておく】
305 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/30(火) 00:50:08.03 ID:hOenzdhIO
>>299

…?

(;^ω^)うなじハァハァ

【考え込む少しの間。青年は軽く首を傾げた。】
【とはいうのも、相手の反応が少々自分が予想していたものと違ったからである。】
【何となく、「誤魔化した」ような、どこか困ったような、そんな気がしたのだ。】

【少年は青年の考えなどどこ吹く風。ライフルを持ち直した。】
【視線が注がれているところは言うまでもない。】

……

( ^ω^)……

……

( ^ω^)…なるほど。ちょっと失礼しますお。

【相手の返答と、そして左手のたんぱく質の塊を見つめて数秒。】
【今度は少年が相手に断りを入れて、二人ともヒソヒソやり始めた。】


【審議中】

(^ω^;)「大変な人に話しかけてしまったお」ヒソヒソ

…お前なあ…毎回毎回どうして…つかあの人…

(^ω^;)「間違いないお。ネクロフィリア≠セお。異常性癖の持ち主だお…」

…だ、だよな…しかも笑い顔が…

(^ω^;)「ものすごく怖いお。猟奇的な何かを感じるお。どうするお…」

と、とにかく…あれだ。刺激しないようにだな…


【糸冬】



(;^ω^)な、なるほど。いい趣味ですおね〜…

ええと……ど、どういったご趣味で…?

【先ほどとは明らかに違う、引きつった笑い。】
【二人とも相手から数歩後退し、質問した。】
306 :【超絶視力】E:ニューナンブM60 アーミーナイフ[sage]:2011/08/30(火) 00:51:30.12 ID:tYxHuj7no
>>300
「もう嫌ってぐらい分かってるよ」

【三億年、とまではいかないが、少年が宿無しだった時期もそれなりに長い】
【野宿がつらい事も、それを凌ぐ術も、あらかた心得ているのだろう】

「ふーん……ま、ありがと」

【剣を両手で抱えるように、腕を切らないように注意深く持つ】
【そうでなければ少年には持てないだろうからだ。常時持ち歩く事は流石に出来ない】


「…分かった、じゃあね」

【貰える物は貰ったし、少年に不満は無い】
【引き止めずそのまま見送る。少年はこれから寝床を探さねばならない】

/乙でした…かな?
307 :【永舞悪魔】@wiki [sage saga]:2011/08/30(火) 00:52:57.82 ID:z+m6G7MT0
>>306
/絡み乙でした!
308 :【天翔飛竜】wiki参照 右目失明[sage]:2011/08/30(火) 01:03:53.63 ID:LfMclhWRo
>>304
「まぁそうたいしたもんでも」
【軽く頭をかく】

「アカデミー…学園…」
【聞いたことも無い行った事も無い】
【なのにその名前を聞いただけでワクワクが止まらなかった】

(2つもかぁ、どっちから先に行くかな)

「そこにはあんたのような能力者がうようよいるんだな…よし」
【そういうと荷物をまとめだした】

「感謝する!俺が言うのもなんだけど体に気をつけてな!」
【手を振り背中を向け歩き出す】
【今すぐにでも行きたい、この気持ちは相手にもわかってしまうだろう】

「…さぁーてどっちに行こうかなっ…と」チャリーン
「よしじゃあぼちぼち探しますか!」
【コイントスで決めた行き先を目指し進むのであった】

/絡みありがとうございましたー!
/今度どっちかに行ってみようと思います
/お疲れさまでした!
309 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本[saga]:2011/08/30(火) 01:05:17.53 ID:mxVtliFao
>>305

「………」

なぜだか、ひそひそ話に水を差してはいけない気がした
例えるならば…戦隊ヒーローの変身中に攻撃してはいけないというタブー
手持ち無沙汰になった時間、少女はだらりと両手を下げて、未だ地面に黒い斑点を描き続けている猫の死骸に視線を遣った
それを眺めているだけで、気分が高揚する


「―――もしかして、あなたも 分かるヒト ですか?」

審議終了。会話再会
ぎこちなくお世辞感丸出しの言葉に気を良くしたのか、ぱあっと笑みを広げた

「死骸ですよ、死骸っ。死骸…言葉の響きもイイですよね。テラ萌えですっ」

大人びた容姿が、少しだけ幼く見えるだろう
それほどまでに、無邪気に純粋に語る様子が見て取れる。僅かながら頬に桃色が差していた
310 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/30(火) 01:06:27.52 ID:Z/sY5LQV0
>>297

「 『己に自信を持つ、過大評価でも過小評価でも無く、純粋に自分を見る事が大事』。 ……うん、ありがとうございます」

「はい、……では、シオン“さん”。私たちはずっと友達ですね」

【友達、また一歩距離が近づいた。もうこれは怖い、離れるのが怖い、そう想える程に嬉しい】
【なぜ出会った時にあれほど距離を取っていたのか不思議に思える。それが、今では相手はもう目の前だ】

【気が付いたら、 とんっ、 と胸の中に飛び込まれていた。背が高い自分の顎先に、頭一つ分低い彼女の髪がさらりと触れる】
【おかしいな、自分はアバラを痛めていたはずなのに、少しも痛みを感じない。それどころかむしろポカポカして気持ちがいい】

「……はい。 あ、シオンさんもですよ。もっと胸張ってください」

【くすっ、と笑いつつ相手を軽くからかってみる。自分がこんな風に冗談を言うようになるなんて、思いもしなかった】
【強く強く抱きしめる。まるで、このぬくもりを自らの体内に閉じ込めようとするかの如く、ぎゅうっと抱きしめる】

「私はもう大丈夫です、シオンさん。また、会いましょうね。絶対ですよ?」

【再び壁にぶち当たることもあるだろう、しかし自分はもう一人ではない。貴女が、今、ここに居てくれた。それだけでもう大丈夫だ】
【そう、思えるようになった。これで少しは彼女に追いつけただろうか】

「では、さようなら。―――― ま た ね 」

【笑顔で手を振り別れの言葉。今度はちゃんと言う事が出来た】
【くるりと背を向け出会った時と同じく、或いはそれより、ちょっとだけ軽い足取りで前へと進みだした】
311 :【蠕寸歯牙】≪Dental Neglect≫[sage saga]:2011/08/30(火) 01:07:58.84 ID:FJHL9/7/0
>>303

精霊とやらは労力の割に不味い。まず味がしない。畜生。こんなの割に合わねえ。

「があああああああああああああああああああああああああああああああああああああ 
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

咆哮。食欲が満たされぬという飢餓から。
怒号。無味無臭で満たされぬという飢餓から。
俺は、これで喰い終わるだなんて認めねぇんだよッ!

「喰いてぇ喰いてェ喰いてぇ喰いてェ喰いてぇ喰いてェ喰いてぇ喰いてェ
 てめえも、そこの土人形も、何もかも、すべてすべてすべてーーー
 喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う
 喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰うッッッ!!」

渇望が、飢餓が、膨れ上がる。
まずは土くれの騎士様とやらを喰らおうじゃねーか。
だから、こんな小さい口じゃあ物足りネェよな。だからよぉ…
俺は胴体に巨大な口を作ってやった。これでおいしく迅速に喰えそうだ。
食事はすぐそこだ。ああ、ああ、ああ。旨そうだなぁ…アレ。喰いたいなァ…ソレ。
俺は全然食い足りネェんだよ!飢餓がある限り飢餓を満たすために喰うんだよッ。

俺は胴体の巨大な口と両膝両腕両手から牙を射出する。
半分以上は大剣とそれを握る手と腕を狙い、残りはのけ反りを狙って。
その間に俺は鎧騎士の懐に入いろうとする。鎧騎士を喰らいたいからだ。
312 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/08/30(火) 01:13:10.33 ID:FXSuPNKD0
>>308
「知らぬ身には、それでも十分興味深く思われますよ」
【照れた様子に追い討ちを掛ける】

【先の名前だけでも興奮が起こっているとは、何か火をつけるような事を言ったのだろうか】
「まあ、程度は異なれ色々な能力者や真人間が居ますよ」

【そして、忙しく立ち去ろうとする人に】
「まあ私の情報がお役に立てて何よりです。そちらも体にはお気を付けを」

【最後の言葉には耳を傾けないで、男は目的地への道を急ぐのであった】

/絡み乙ありでした!
/少し無茶があったかもしれませんが、ともかくありがとうございました!
313 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/30(火) 01:17:14.14 ID:hOenzdhIO
>>309

…はい!?…え、ええ…まあ…

(;^ω^)ほどほどにですお。「ほどほど」

【「同類か否か」】
【要約するとこのような質問に対し、二人は肯定寄りの曖昧な言葉で返した。】
【話し合いの結果互いに相手を刺激しないようにするとしたのだ。】

【ここで否定してしまうと気を悪くするかと思ったのだろう。】
【もう少し上手い言い方が無いわけでも無いが、とっさである。そこまで頭が回らない。】

…つまり…「それ」を見たり触ったりすることで快感を覚えると…?

(;^ω^)oh…マジキチお…

【青年は死体を指さし、確認するように口を開いた。】
【相手の様子は大変可愛らしく、その容姿のおかげでかなりの破壊力を持っていたのだが、やはり。】
【その左手の猫の死体のせいで何とも浮いている。】

【二人とも見ないようにしているが、しかし、どうしても瞳を動かしてしまうようだった。】
【さっきからチラチラチラチラナイフや死体を見ては、目を反らしている。】
314 :【奏創魔唱】《Might and Magic》@wiki[sage]:2011/08/30(火) 01:26:09.15 ID:/z1Q/P7so
>>311
【鎧を着た守護者は鈍重だった。腕に刺さる、手に刺さる、胴に刺さる。少女の代わりにとそれらの全ての牙をその身で受け止める】
【その装甲を貫通し深く刺さる牙。傷口から滲み出る紫色の液体、それはこの土人形にとっての血液なのかどうかは定かではなかった】
【あっという間にハチの巣になってしまった守護者。まさか、本当に盾となる為だけに生まれてきたのだろうかという疑問さえ抱きそうな程】
【そして、相手が鎧の騎士の懐に入ってきて、守護者をも喰らおうとする―――その時、守護者の両腕は大剣を真っ直ぐに真上へと持ち上げていた】

【人形。人形だったのだ。筋肉組織は無い、感覚神経は無い、あまつさえか五感すらないその人形が『重傷』程度で止まるはずがなかった】

【少女は白いテーブルの上にどっぷりと赤い血を吐き出す。激痛が脳を刺激するのか荒い呼吸を続かせ、両肩で大きく息をする】
【人形は主人がそんな状態であると言う事を認識する事は無い。別に人形はオートマチックではないのだ―――完全なるマニュアル操作】
【少女が命令を下し、少女が人形を支配する。文字通りの操り人形なのである。新しい少女の身体と喩えるのも面白いかもしれない】

「ガヒッ……ヒグッ……ゲギ……チェック……メイト……」

【欲張ると思った。喰らおうとすると予測した。強欲で貪食で暴食な野獣ならば絶対に目の前のモノ全てを喰らおうとすると判断した】
【自分ならそうするからである。深追いし、欲張り、絶対に眼前の敵を完膚なきまでに叩きのめそうとするのは当然の理ではないか。それこそ真実】
【別に相手や自分だけが特別な訳ではなく―――ボスキャラを倒す時にはまずザコキャラを倒す。そんなありふれた思想であってくれて良かった】

【大剣を持った人形は相手をわざと懐へと入らせ、そのまま大剣を素早く真下へと突き刺す様に振り下ろす。人形が壊れようと少女には実害は無い】
【目玉一個と脇腹への一撃、それから自分の美貌の象徴である顔に傷を付けたのには割に合わないと思えもしたが、まぁ、今はとにかく眼前が最優先】
【失敗したら何て考える余裕も必要性も一切無い。失敗すれば自分が喰われる―――そんな最悪の結末、直視できるわけがないのだ】
315 :【雅風閃華】 @wikiよろず[sage]:2011/08/30(火) 01:26:30.04 ID:KXRN5NOe0
>>310
「ふふっ………解ってる」

人外狩りを為す業深く罪深き十字架を抱えた私でも、此の位の贅沢は許されるだろうか
赦してくれとは言わない、ただ今気持ちを共有出来た事実は
私を前へ前へと赴いてくれる
暖かい背の高い彼女の温もり、其れは私の闇を浄化する光となる
“ありがとう”もう一度だけ聞こえるか聞こえないか、曖昧な声量を込めて放つ

「うん、なら良かった……また会える日を楽しみにしてる。ーーーー また会おうね」

同じく見送る事無く背を向け合い歩む、勿論離れる事で感じる余韻は寂しくもあったけど、こうして
互いに一歩踏み出せると言う事実は、また会えると言う確信と、離れていても感じ得る“絆”が
生んだのだろう……ーーー

  ーーーー胸を張ろう、幾つもの命と罪の上に、私は一人では無い、どんなに罪深くとも
其の事実だけが、私の魂を燃え上がらせるのだーーーー

飾ろう、闇の中に一筋の光を


/乙と絡み感謝ッ!遅レスなり此のキャラでの初ロールで至らぬ点が多くて済まなかったッ
/あと楽しませて貰い、改めて感謝っす
316 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士[sage saga]:2011/08/30(火) 01:30:51.87 ID:Z/sY5LQV0
>>315
/こちらこそ遅くまで絡み乙&ありでしたっ
/メチャクチャ楽しかったです! ホント良かったぁ〜
317 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本[saga]:2011/08/30(火) 01:36:22.52 ID:mxVtliFao
>>313


「ほどほど、ですかぁ♪」







「―――――――そんな薄っぺらい想いなんですね」


ガクン、と少女の纏う温度が下がった。物理学的な気温で表せない何かが極端に低下したのだ
そのせいで、触れ難く薄ら寒い穢れた感情―――即ち “狂気” が徐に姿を見せる


「その通りです。男性だって女性の身体の好きな部位ってあるでしょう?」
「それと同じ。私はソレが生命力に溢れ動き回っていた時の姿を思い浮かべて楽しみます。現実との剥離を認識する瞬間が…最高に萌えるんです」

ここで少女は不意に左手を開いた。どちゃり、と耳障りな音を立てて猫の死骸が地面に落ちる

「ちなみに私が一番好きなのは―――」

空いた左手で、微妙にずれていた眼鏡の位置を整えた。そして真っ直ぐ、少年らを見据え




                   「人型の死骸」



呟くように言った少女の唇は……愉悦に歪んでいた
それはまるで、もう少しで訪れる楽しみにあり付ける想像をした時のようで
318 :【蠕寸歯牙】≪Dental Neglect≫[sage saga]:2011/08/30(火) 01:41:04.49 ID:FJHL9/7/0
>>314

「喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う喰う――」

所詮土。不味いだろうが魔力が込められているならば味も変わろう。
だから懐に踏み込もうと疾駆するが――出迎えてくれたのは大剣。
エルフの自尊心を傷つけた代償は大きいと言わんばかりに振り下ろされた大剣。
それを左に回避するが、回避しきれていなかった。

「ググアグgゥアウgゥアウァァウグァウアウアャ!!! 
ぐぅぐぅぐうぐぅぐぅうぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅうぅぐぅぐぅぐぐぐぐゥ!!!」

右腕が切り落とされる。肩から先から血がドバドバ出ている。焼けるような痛撃に体と意識を刻まれる。
けれでも食と言う本能は消えず。益々増していき。狂気と言う獣の本能が色濃くなり。
本能が血肉を求めた故に、俺はいけすかねぇエルフの肉を喰らうべく守護者を後回しにして牙を射出。
出血で永くないだろうがその前に未知の味をくらわにゃいかんのだ、俺は。
319 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/30(火) 01:47:25.65 ID:hOenzdhIO
>>317

【相手の言葉を聞いた瞬間、二人は同時にこれは「真性」だなと思考した。】
【そもそも、希望的に、相手が何か悪い冗談でも言ってくれているのかということも考えていたのだが、】
【この瞬間、その選択肢は打ち砕かれる。】
【少女の声が幾分か冷たくなった気がするし、】
【視線も鋭いものに変わったように思えた。】

は、はあ…そう言われるとそうですけど…

(;^ω^)!!

【すると、間接視野に捉えていたネコの死体が落ちる。】
【二人は見ないようにしていたそれに、音を聞いた瞬間に視線を固定した。】

【それから歯車が壊れたように、ギシギシとゆっくりその持ち主を見つめる。】
【聞く言葉はなるほど。当然っちゃあ当然なのかもしれない。】

【やはり死体にもランクのようなものがあり、】
【生態系の最上位がそのまま直結しているのかもしれなかった。】

【さて、相手の言葉を聞いて二人は当然…】

















『「すいませんテレパシーで急用入りました。」』















【光の早さで背を向け、その場から立ち去ろうとした。】
【このまま何もなかったら、やがてあたふたと夜の闇に消えてしまうだろう。】
320 :【奏創魔唱】《Might and Magic》@wiki[sage]:2011/08/30(火) 01:49:14.32 ID:/z1Q/P7so
>>318
/すいません!ちょっと落ちねばらならないことに……凍結か、こちらが食されるみたいな〆とか、引き分け〆とかでお任せしたいです
/いいところなのに本当に申し訳ない……次レスするならば、多分夕方以降のレスになると思います……
321 :【蠕寸歯牙】≪Dental Neglect≫[sage saga]:2011/08/30(火) 01:50:48.31 ID:FJHL9/7/0
>>320
/では凍結でお願いします。
レスについては了解しました。今日はお疲れ様でした
322 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本[saga]:2011/08/30(火) 01:59:42.65 ID:mxVtliFao
>>319


「どこに行くの?」

少女には分かっていた。自分がこういう態度を取れば、大抵のヒトは逃走を図る
それは特別でもなんでもない推論で、それを導く理性も欠けてはいない

なので少女は、二人の背後に回り込んで行く手を阻んだ

当然ながら、常人…しかもまだ成長途中の少女が有するスピードでは成し得ない芸当だ
瞬時に相手の背後に回りこむトリック…現時点でそれを見破るのは難しいだろう
ヒントと言えば、音も気配もなく移動した事実と、腕の高さまで上がっているナイフだ
その切っ先はぴたりと少年らに向けられていて


「あなたたちは、私の獲物よ」


否が応でもその事実を認識させる為、諭すような口調で言い放った
そこには一切の温情が存在しない
ヒトをモノとしか見ていないような、気色の悪い視線が二人に絡み付く

そして少女は動き出した。人殺しに慣れた、戦闘用の体捌きである
数歩程度の距離を詰め、まずは動きの鈍そうな少年へと切り掛った
323 :【極限鬼神】 『鬼神拳』を操る拳法使い @wiki E:忍者刀&手裏剣[sagesaga]:2011/08/30(火) 02:05:52.29 ID:PqYL9Wt+0
【夜。 とある廃墟ビルの屋上。】
【アルバイト帰りの青年は、其処で暇を持て余していた。】


…飲むのは…無理か…。


【黒髪で、首に巻かれた漆黒のスカーフ以外はこれといった特徴の無いその青年。】
【青年が視線を送る先には、このビルが使われていたことを示す薄汚れた自動販売機。】
【多分、放置だろうなぁ…と思いながら。 いや、そもそも電気が通っていない。】
【しかも缶のパッケージが見るからに古い。】


【まぁどうでもいいかと、視線を虚空へと戻し、錆びた鉄柵へと凭れた。】

/1〜3レスほどで凍結入っちゃいそうですが、それでも良い方はどうぞ!
324 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/30(火) 02:10:29.43 ID:hOenzdhIO
>>322

な…!?

(;^ω^)おお!!速えお!

【というより、瞬間的に回り込んだような気がする。】
【振り返ると、そこには少女がいた。無音の移動術は、当然わかるはずも無く、驚くばかりである。】

お断り―――――――――――

( ^ω^)―――――――しますお

【死ぬのはごめんであるし、面倒ごとも却下である。】
【だが、そんなことで相手がこちらを逃がしてくれることもない。これもまた事実。】

(;^ω^)おお!!やめてくれお!!

バカ!!引っ張るなおい!!うわあああ!!!!!

【ザシュ――――――という鈍い音がして、ナイフの刃が青年の左肩を直撃した。】
【しかも少年に引っ張られた彼は、微妙に態勢を崩しながら、】
【二人の間に割って入る形になっている。】
325 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本[saga]:2011/08/30(火) 02:21:38.95 ID:mxVtliFao
>>324

「良いです…凄く良い…」

少女は心底楽しそうに頬を歪めた。歓喜の予兆に震える声音だ

ナイフが肉を切り裂く感触がした。鮮血が舞う
狙い通りにはいかなかったが、さして問題ではない。順序が入れ替わっただけなのだから

左下方向へ振り切った体勢から、かくんと腰を落とす。視界の右側に青年の足が見えた
まずは機動力を削ぐ。そういった狙いを以てして、刃を返したナイフを右方へ一直線に振ろうとした
まともに当たれば、太ももの辺りがざっくりと切れてしまうだろう
326 :【夜の帳に煌めく跫】@wiki[sage]:2011/08/30(火) 02:22:22.63 ID:ouQRBmWfo
>>323


「ねえ、こんなところでなにやってんの?」


【恐らくその声は、青年の背後から聞こえる筈だ】
【ビル屋上にある貯水タンク、少女は其処に、腰掛】
【紺の着物に黒髪と、容貌は以前会った時と変わらない。】【唯、変わっているとすれば】
【以前会ったときよりも増して、口調に苛立が混ざっている事――、だろうか】

「ほら、子供と立風紀人は寝る時間よ」

【何時もの様に軽口をたたきながら、貯水タンクから飛び降りる】
【着地の衝撃は普通に痛かったのかその場で少し留まった後、青年の方へと近寄っていく】
【傍から見ればなにをやっているのか、という感じである。少女の動きは何時にもまして、粗雑であった】

/よろしければー・・
327 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/30(火) 02:34:10.55 ID:hOenzdhIO
>>325

(;^ω^)うおおお!!外藤!!外藤!!!

…いや、お前のせいだからな今のは…

【バサッと左肩を切り裂かれ、青年は痛みに顔を顰める。】
【そういえば、この部位。とある盗賊の能力者にナイフで刺されたのだが、】
【その傷が治った途端にこれである。全くついていない。】

このっ―――――――――――あらら??

【そして、青年は思いっきり拳を振るのだが、それは空振り。】
【相手が腰を落とした「瞬間」の出来事であったため、】
【彼女の脳天のすぐ上を通過することとなった。】

やっべ…足がっ…!!

【そのままとっさに、青年は右足を真上に振り上げる。】
【とはいえ、相手の手馴れたナイフ捌きはそれよりも早い。付け焼刃が成功するわけもなかった。】
【肩のように「直撃」とまではいかないが、大腿部の裏側を削るように切り裂かれる。】

(;^ω^)やばいおやばいお

【あたふたとライフルに弾丸を込める少年。】
【この時、彼女は気づけるだろうか。二人が一瞬何かを確認するように目を合わせ、】
【そして二人の両足がぼんやりと白く光りだしていることに。】
328 :【極限鬼神】 『鬼神拳』を操る拳法使い @wiki E:忍者刀&手裏剣[sagesaga]:2011/08/30(火) 02:37:57.03 ID:PqYL9Wt+0
>>326

…その言葉、そっくりそのまま返したいな。

【振り返る。 やはり、この前の少女かと青年は思う。】
【着物も、髪も、この前と同じ。  しかし、何か違う物を感じながら青年は言葉を返した。】


…眠気が来ないんだよ。 暑いし。 寝苦しい。

…旭も、こんな所で何やってんだ。

【…なんか違うな…青年は、少女の動きを見て感じた。】
【何か、荒っぽいというか…しかし、知り合いに会えたのだ。 暇つぶしに話すのにはちょうど良い。】
【簡潔に理由を話した後、そう尋ねた。】
329 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本[saga]:2011/08/30(火) 02:46:12.29 ID:mxVtliFao
>>327

「――!」

足を振り上げた青年は体勢を崩すだろう。そう見込んでナイフの乱舞を繰り出そうとした時
少女は少年が用意しているライフルに気が付いた
能力の仕組み上、弾丸にはあまり良くないことを理解している少女は、まずそれに対する対策を講じた

だがそれは、右腕を引いて真っ直ぐに空を突くだけである

その切っ先はライフルに向いているが、特に何が起きる訳でもない
しかしこの局面で間合いも詰めずに空振りする道理はない。少女は今ので、ライフルへ向かって伸びる線を引いたのだ
空中に描かれた線は伸長していないため、今はまだナイフの起動に沿って描かれただけである
尚、この線は少女以外にとって非常に見えづらい。街中とはいえ、視界も暗い夜で視認するのは困難だろう

少女の行動の隙に、青年は体勢を立て直せるだろう
また、足の発光には気付いていない。とはいってもすぐに勘付くだろうが
330 :【夜の帳に煌めく跫】@wiki[sage]:2011/08/30(火) 02:50:26.13 ID:VbptRfqUo
>>328

「何、別にいいじゃない、私が何をしてたって」

【何処かいじけている様にも取れる返事】
【そんな言葉を返しながら、少女は歩く。軈て青年の隣鉄柵に、同様に凭れ掛かろうとするだろう】


「…貯金が、尽きたの」

【果たして此の青年に話して良いものか、少し迷っていたようだが】
【軈てぼそり、と、溜息混じりにその言葉を口にする。】
【普通は聞こえないであろうか細い声も、沈黙する廃墟ビルの屋上ではよく響いた】
【ぎしぃ、と、少女の寄りかかる柵が悲鳴を上げる】
331 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/30(火) 02:58:32.05 ID:hOenzdhIO
>>329

【青年は振り上げた足を、素早く地に戻した。】
【痛みが走り、走行に支障がでるが、それでも走れないほどではない。】
【そして、少年を見てから、位置を確認して身体を左に捌いた。】

(#^ω^)ナイフが銃に勝てると思うなお!!しねお!!

【ダアァァアン!!】
【少年の身体が大きく動いてから、銃口が火を吹く。】
【少女の腹部めがけて一発の弾丸が放たれた。】

【が、銃弾は進んでいても目でみることができる。】
【少年のライフルは少々普通のそれとは違い、弾速が異常に緩いのだ。】
【威力はさして変わらないが、速さは劣る。】

【そして、二人とも相手に向き直る。重心を限界まで下げ、】
【ガッチリと二の足で地面を踏み込んだ。そのまま力を入れ…】

さて俺たちだ!!このキチガイ!!

(#^ω^)食らうお!!!











【―――――――――――能力を開放。】
【両足の発光が最大になり、相手が弾丸を避ける、食らう、または対処するに関わらず走り出す。こちらも速さはそこまで速くないが、】
【重低な音と、そこから来る小刻みな「振動」によって、】
【威力を図れるかもしれない。もっとも、青年の方が怪我によって少年よりも遅いし、威力もガクッと落ちるのだが…】

【簡単にいえば、ぶちかまして相手を吹き飛ばそうとしていた。】
332 :【極限鬼神】 『鬼神拳』を操る拳法使い @wiki E:忍者刀&手裏剣[sagesaga]:2011/08/30(火) 03:03:14.58 ID:PqYL9Wt+0
>>330

…まぁな。

…お前も、俺が何してようと良かっただろうがな。

【そのいじけに青年は気付いているのかいないのか、流す様に返した。】
【少女が此方の鉄柵に凭れかかろうとするのを見ながら、最後はふざけて言ったのか、ちょっと苦笑い。】


…貯金?

【思わず少女の言葉を一部反芻する形になってしまった。】
【尽きた…? 青年は思案する。 ということはこの少女…。】


…今、一文無しな訳か。 食うものも無いし、住んでる所も追い払われちまう…みたいな?


【そう、尋ねた。】
【この前少女に会った時、こんなにか細い声だったか、なんて事も考えながら。】
【しかし、金が無くなったのは大変だ。 ギシッと柵が音を立てるのを聞いて、そうも考えた。】
333 :【夜の帳に煌めく跫】@wiki[sage]:2011/08/30(火) 03:19:10.92 ID:VbptRfqUo
>>332

「…別にいいじゃない、知り合いがこんな辺鄙なところにいたんだから、声かけたって」

【声をかけるにしても色々方法はあると思うが、さておき。】
【少女はそんな事を棚に上げ、口を尖らせながらそう言った。】
【迂遠なものいいながら、結局は話し相手が欲しかったと、そういうことなのだろう】


「人が気にしてる事を、繰り返すんじゃないわよ」

【いらっ、と】
【青年の悪意はないのだろうが、只でさえ自分でもそっとしておきたい”傷”を、繰り返されたものだから】
【忽ち怒りを露にした少女は、彼の腹へとストレートを放つ。尤も速度もお座なりで、力も殆ど籠っていないが】

「…泊まってたホテルの、料金が払えなくなったの。…こんな事ならさっさと、バイトなりするべきだったわ」

【旅に慣れている人がこの話を訊けば、呆れてしまうだろうか。】
【完全な、自業自得である。突っ込みどころは沢山あるだろう。少女は余り、自覚していないが。】
【握りしめた拳を見やる少女は悲しい、不安というより、行き場のない怒りや苛立を覚えている様だった】
【情け無く余り人に言いたいような類いの話ではないがその一方で、人に愚痴る事が出来て溜飲が下がったような気もした】
【そんな少女の心境に反応してかしないでか、鉄の柵は先程より大きく、その音をならした】
334 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本[saga]:2011/08/30(火) 03:19:12.70 ID:mxVtliFao
>>331

「“ 殺戮潜線 ”」

少女の呟きと同時、先程ライフルに向けて描いた線が一瞬にして伸長した
それは正確にライフル本体を射抜いており、即ち能力発動の条件を満たしている
少年が引き金を引く直前に発動した能力は少年の手からライフルを奪い去った
ゴトン、と重い音を立てて地面へと落ちる。落ちたのは少女の背中側――ナイフを振るった時の始点である
一連の動作は瞬く間に行われた。それもそのはず、少女が念じるだけでこの対抗策は行使できる状況に在ったのだ

引き金を引かれなければ弾丸を撃つことも出来ない
少女は踵でライフルを遠くへ弾き、次に放たれた攻撃へ対処する


「女の子に向かってキチガイだなんて、酷いわね」

ビリビリと力の波動を身で感じる中、少女は感情を込めずに言った
そして…くすりと笑んだ
素早くナイフを正面に突き出し、その過程に線を描いた。そしてすぐさまそれを3倍の長さに伸ばす
後は身体をほんのちょっとだけ動かして線に触れれば―――少年たちの背後まで伸びた線に吸われて移動する回避ルートが完成
始めの回り込みも、この手法を使ったものだ

少女は能力を発動した。自分を線の中に吸い込ませ、すぐにもう片方の端から出現する
二人の背後に回り込んだ少女は、迷うことなく青年の首筋目掛けてナイフを投擲した。まともに当たれば脊椎を砕き、動脈を裂くだろう
335 :【極限鬼神】 『鬼神拳』を操る拳法使い @wiki E:忍者刀&手裏剣[sagesaga]:2011/08/30(火) 03:33:14.04 ID:PqYL9Wt+0
>>333
…まぁ、そうだけども。
…暇だったところだ。 丁度良かった。

【あぁ、少女も話し相手が欲しかっただけか…。】
【そんなことを少女に言うと、「あのビー玉」をモロに喰らいそうなので、やめておいた。】


…痛…ッ、…すまん。


【やってしまった。 確認のつもりが、完全に裏目に出た。】
【イライラしているのは明白だ。 後でちゃんと謝らなければいけないな…そう考えて。】

【少女はストレートを放つ。 速度は、やはり遅い。】
【加えて青年の機動力なら楽に避けられたのだが、青年は、喰らった。】
【それが少女の苛立ちを抑える為にわざとやったのか、それとも気が抜けていて気付かなかったのか、それは青年にしか分からない。】

…。

【少女のその愚痴を聞くと、どうも哀しくなる。】
【旅をするならば、金は大事。 実際青年もこの街へと来る前、色々工夫をしたものだ。】
【本当は、色々アドバイスをしたいところだが。 それをすると何か悪い予感がする。 中止。】


…で、今後どうするか決めてあるのか?

【これも大事。 ハプニングが起こった際は、色々考えて動かなければ。 尋ねる。】
336 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/30(火) 03:36:30.69 ID:hOenzdhIO
>>334

( ^ω^)外藤、ライフルが消えましたお。

構わん!!どっかでてくるだろ!!走れ!!!

【少年はポカーン】
【撃つ直前に手元からまんま無くなったので仕方がないといえば仕方がない。】
【大方、目安は付いている。そもそも、最初の無音の移動――――瞬間移動とも呼べるべきそれで、】
【相手が能力者だと検討を付けていた。そして、】
【もし能力持ちなら何をしかけてくるか分からない。そういう世界である。】

(;^ω^)おっ!!美人なキチガイも消えたお!

くっそー!!何なんだ一体!!動き回られたら当たらんじゃないかっ!

【そして、二人は止まらない。いや、そもそも止まれなかった。】
【一旦走り出した暴走機関車は、「はずみ」が付いてしまうと制御できなくなるのだ。】
【それがリミッターを切っていたら尚更である。】

ライフルあるぞ!!って…あああああ!!!!…またかよ…

(;^ω^)あ、あぶねえお…今拾ってなかったら刺さってるお…

【少女が元居た場所のその背後。つまり彼女の踵の延長上に、それが転がっていた。】
【走りながら屈んで拾おうとすると、南無三。背後からの追撃。】
【屈んだ状態でやってきたそれは、青年の左肩をさらに切り裂く。】

ほら!しっかり持っとけよ!!

(;^ω^)で、どうすんだお!とゆうかお前遅えお!!

お前のせいだ!!とにかく走れ!!

【少年の肩に捕まりながら、必死に走る青年。】
【能力による走力に任せて戦線から離脱しようとしている。】

【が、やはりその早さは捉えられるもの。】
【相手の対応によっては迎撃も可能であるし、またはその逆、つまり見送ることもできる。】

【ひとえに、逃走が成功するかは相手次第であった。】
337 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本[saga]:2011/08/30(火) 03:49:50.84 ID:mxVtliFao
>>336
/すんません、眠くなったので凍結お願いします
/まぁあの、背後に移動→ナイフ投げるの過程に、速くない走力で遠くのライフルまで辿り着くほどの猶予はないかなぁと気になっちゃいました
/出来れば修正してもらいたいですが、面倒だったらそのままでおkです
/一旦乙です。おやすみなさい
338 :【夜の帳に煌めく跫】@wiki[sage]:2011/08/30(火) 03:50:19.36 ID:VbptRfqUo
>>335

「まああたしも。…丁度よかった、わ」

【青年のその予想は、当たっていたと言えるだろう】
【手持ち無沙汰で退屈を思った少女が、帯の辺りからビー玉を三つ取り出したからだ】

「―――…いいわよ、別に。」

【沸き上がる怒りに身を任せ、青年に腕を振り伸ばしてみたものの】
【素直に謝られると、罪悪感が募った。――此方が好き放題している自覚は、ない事も無かった】
【幾らか落ち着きを取り戻した声でそう呟くと、そっぽを向いて夜景を見下ろした。】【といっても廃ビル付近等に、殆ど明かりは見えない。】
【こんな夜景には一銭もくれてやれないな。ふと思った】

「…何、何か言いたい事でもあるの?」

【こんな時ばかり目敏い少女は、もの言いた気な様子の青年へと視線を向け、問いかけた】
【その傍らでは、出番を待つビー玉が一つ、くるくる浮翌遊していた】


「決まってる訳、ないじゃない。――…”あの家”に戻るしか、無いのかしら」

【重々しく、口を開く】
【一応戻るところはあるらしいが、然し】
【故郷を語る少女の言葉には、憤りやらやるせなさやら、負の感情が多く入り交じっていた】
【そんなに帰りたくないのだろうか】
339 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/30(火) 03:52:08.15 ID:hOenzdhIO
>>337
/おっと、了解しました!
/で、申し訳ない…明日、というか今日後日修正しときます…
340 :【極限鬼神】 『鬼神拳』を操る拳法使い @wiki E:忍者刀&手裏剣[sagesaga]:2011/08/30(火) 03:57:14.55 ID:PqYL9Wt+0
>>338

/スイマセン、眠気がMAXなので凍結お願いします…。
/明日は、と言うか今日は夜7時ごろから深夜まで居りますので…。
341 :【夜の帳に煌めく跫】@wiki[sage]:2011/08/30(火) 04:00:43.02 ID:VbptRfqUo
>>340
/はい、了解しましたー。元々留意してたので、問題無しですよ
/それでは一端、お疲れさまでしたっ
342 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/30(火) 13:43:08.97 ID:hOenzdhIO
>>334

( ^ω^)外藤、ライフルが消えましたお。

構わん!!どっかでてくるだろ!!走れ!!!

【少年はポカーン】
【撃つ直前に手元からまんま無くなったので仕方がないといえば仕方がない。】
【大方、目安は付いている。そもそも、最初の無音の移動――――瞬間移動とも呼べるべきそれで、】
【相手が能力者だと検討を付けていた。そして、】
【もし能力持ちなら何をしかけてくるか分からない。そういう世界である。】

(;^ω^)おっ!!美人なキチガイも消えたお!

くっそー!!何なんだ一体!!動き回られたら当たらんじゃないかっ!

【そして、二人は止まらない。いや、そもそも止まれなかった。】
【一旦走り出した暴走機関車は、「はずみ」が付いてしまうと制御できなくなるのだ。】
【それがリミッターを切っていたら尚更である。】

(;^ω^)どこにいるんだお!!

大方後ろだろ!!そらきた!

【振り向いた瞬間、間接視野に光るのは銀色の煌めき。】
【青年は身体を右に傾け、紙一重でナイフを捌こうとするが、】
【そもそも、手負いの身。完全に避けることなどできるはずもなく、】
【ガサッと右肩を切り裂かれた。これで両肩を負傷したことになる。】

( ^ω^)お!ライフルあったお!

遠くね?…まあいい!後ろに気をつけて走れ走れ!それから…

…ブーン、「あれ」も使えるようにしとけよ!

( ^ω^)分かってるお。あいつが「目の前」に来たら使うお

【さらに二人は走って行くもともと止められないのだから仕方がない。】
【青年は少年に掴まるようにし、前のめりになりながらも何とかスピードをあげている。】

【そして、互いの能力の真髄―――――――「機関車」は初速は遅いものの、】
【速度に乗れば手が付けられなくなる。それが暴走していたらなおのこと。】
【ライフルまではまだ遠く、しかし青年達はぐんぐんとスピードをあげて相手から離れ、】
【そのまま戦線を離脱しようとしていた。】



/というわけで修正っ!
/後、自分が本格的に来れるのは夜頃になります…すいません…
343 :【奏創魔唱】《Might and Magic》@wiki[sage]:2011/08/30(火) 18:53:51.57 ID:zMe2+NJuo
>>318
【―――ドッ―――横っ腹に鈍い音で鋭い物が突き刺さり、少女の軽い体重の身体を突き飛ばした。少女はテーブルからずり落ちる】
【自分の胴の横に深々と牙が刺さっているのがわかる。混乱が頂点に達する。恐怖が、全ての感情が、訳が分からないくらいに有頂天に】
【騎士の人形では間に合わなかったのだ。防ごうとした。それでも、元々人形はその体重故か鈍重であり、更には『ラグ』というものが生じていた】
【相手の動きを予測して若干早く命令をしなければ追いつけないほどのラグがそこにあるのである。頭の悪い出来そこないの守護者】

【瀕死とはこのことを言う。まるで手足をもがれた虫。地面に仰向けに倒れ伏し、右手を脇腹の傷口に当てながら呼吸を荒く吐くしかない】
【汗が止まらない、左目から溢れてくる涙も止まらない。目の前の相手には命乞いも何も通用しそうに感じられないのが余計に絶望を感じさせる】
【今から人形に命令を下したとしても少なくとも相手から繰り出される初撃は防ぎきれそうにない。つまり、その一撃で[ピーーー]ばそこで終わり、何もかも】

「やめ……て……たす……けて……」

「命だけは……おねがい……」

【もはやらプライドも高慢も自尊心も虚栄心も死への恐怖で塗り潰されてしまった。こうなってしまえば肩書きも魔術すらも自分の身を守ってはくれない】
【一応、騎士の人形は大剣を右に振りかぶるが『ラグ』によって直ぐには触れない。ただ自分の主が喰われるのを今は見守るしかないのだった】


/お返事しておきますね
344 :【極限鬼神】 『鬼神拳』を操る拳法使い @wiki E:忍者刀&手裏剣[sagesaga]:2011/08/30(火) 19:26:41.67 ID:PqYL9Wt+0
>>338

【少女が取り出したのは、この前見たビー玉だ。】
【クルクル浮遊するビー玉に、あの時は驚いたものだが。】

【そっぽを向いて下界を見る少女は、幾分落ち着いてきたようだが。】
【それでも青年は、何か腑に落ちないなと、そう思った。】

…いや、別に。
…考え事だから、気にしないでくれよ。

【自分が言いたげなのを見破ったか、そう質問する少女に、咄嗟に嘘をついた。】
【というか半分本当なのだが、それは気にしない方向で。 】

…あの家?

…いや、聞かないほうが良さそうだな。
…それより…帰る場所が無いんならよ、…………。

【少女は「あの家」に帰りたくないといった。 勿論青年はどの家なのか知るわけ無いが、それでも「帰りたくない」という意思は伝わった。】
【そして、青年はふかーく考える。 少女の家が無い状況で見知った少女を野垂れ死にさせない方法、しかも安く。】
【こうして、あるひとつの案が思い浮かんだ。 とても言えることじゃないのは、青年の沈黙からわかるだろうか。】

/>>338

とりあえず返しておきます…
345 :【夜の帳に煌めく跫】@wiki[sage]:2011/08/30(火) 20:34:35.17 ID:Rlfl5+0ro
>>344

「それなら、いいけれど。」

【少女は言葉の真意を読み取ろうとしているとでもいうように、青年の顔を見つめるが】
【流石に怒るような事も無く、そのまま静かに顔を背けた。】
【何を考えていたのかは、少し気になっていた様だが。訊くような事でもないのは勿論分かっている】


「訊きたいなら幾らでも教えてあげるわよ、あの家の碌で無さを」

【話す事に抵抗は無い様だったが、然し】【大方訊いたところで、ただの愚痴で終ってしまうだろう】
【訊かなくてももしかすれば、この言い方態度から大方の予想はつくかも分からない】

「…何、なんか案があるのっ?」

【何かもの言いた気な様子の青年、生憎言葉に詰まっているその理由は分かっていなさそうだが】
【他の道がある、あるかもしれないと青年の態度からそう思い、少女は直ぐに食いついた】

【それこそ、家に帰らずに済むならどんな手でも行使するつもりなのだろう。少女の右腕が伸びる】
【今度のスピードは、先程のパンチよりも速く、叶えば青年の左腕の手首を掴むつもりである】
【話すまで離さない、鋭い眼光に、そんな意志を込めながら。いや、ギャグでなく。】

/遅れて申し訳ない、今日もよろしくです
346 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本[saga]:2011/08/30(火) 20:39:12.96 ID:mxVtliFao
>>342

「―――いひひっ、勘は良いみたいですね」

ナイフを投擲した後の姿勢のまま、歯を剥き出しにして笑う。黒々とした狂気に、周囲の空気が犯されていった
刃物のような鋭さはないが、相手を無情に呑み込むような――そう、いわば沼の恐怖感に似たものが全身から滲み出ている

能力を駆使すれば追い付くことも不可能ではない
無論、少女に彼らを諦めるつもりはなかった―――のだが


―――ガタッ!!


レザーのサンダルが裂けそうな勢いで一歩を踏み出した瞬間だった
路地の影からいやに大きな物音が聞こえた
目を向けてみれば、そこには蒼白な顔をして足元に倒れている看板を見つめる少年がいた
大方、争いの気配を感じて野次馬しに来たのだろう

「これはこれはラッキーです。こっちの方が、簡単そう」

少女は別段、強い人間の死骸に興味があるわけではないのだ。強いて言えば若い方が好みだが、視線の先の少年は十分にその条件を満たしている
となれば、より “やりやすそうな” 方へ標的を変えるのは必然で

青年たちと少女のちょうど中間に一般人の少年はいる。彼を見捨てれば、青年らは簡単に逃げられるだろう
狂気にアテられて立ち竦む少年へ、少女は一歩ずつ歩み寄っていく


/修正ありがとうございます
347 :【極限鬼神】 『鬼神拳』を操る拳法使い @wiki E:忍者刀&手裏剣[sagesaga]:2011/08/30(火) 20:47:27.47 ID:PqYL9Wt+0
>>345

【少女はそれ以上の追及をしてこないようだった。】
【ほっと一安心。 だったのだが、これ以上辛いことになるのは次の場面だろうか。】


…いや、良い。
…相当な物だったのがわかるからさ…。


【なるほど、嫌な思い出しか残ってないわけか。 青年は納得する。】
【それでは、やはり、これを言うしかないのか。】
【しかし、他の案があるわけでもないし、かと言って少女を野垂れ死にさせたくない。】

―――…何、なんか案があるのっ?―――

【案の定、少女は食いついてきた。】
【そして、少女の右腕が伸びる。 先ほどの拳とは違った右手なのだと、よくわかる。】
【その手は見事青年の左手首を掴む。】

【少女のことだ、話すまで離さないだろう。 ギャグでなくて。】

【ふー…と息を吐くと、話す。】


…非常に言い難いんだが…。

…「俺の家に来るか?」

【言った。 下心とかそんなものは無くて、というか頭がそれしか思いつかなかっただけだが。】
348 :【夜の帳に煌めく跫】@wiki[sage]:2011/08/30(火) 21:05:42.91 ID:Rlfl5+0ro
>>347

「――それなら、良かった。」

【ただ少女にとって碌でも無かったからといってそれが、客観的な評価には繋がらない】
【傍から見れば其処まで悪い処でもないかも知れないが――青年にとってはどうでもいい事、だろうか】
【少女は、短く返事を返す。心無しか、嬉しそうでも会った】


【心の決心の要る言葉なのだろうか、青年がふっと息を吐いた】
【その様子を少女は、心無しかわくわくとした風で見ていて、言葉を待っていて――…そして】

「うんうん――…へ」

【軽く頷きながら、その言葉を聞いた。】【少し想像すればそれは、分かる事だったかもしれない】
【金も掛らず暮らす事が出来る方法なんて、そのくらいしかないからだ。】
【然し少女がそんな予想、全くしていなかったのは――…その表情を見れば、明らかで】
【ゆっくりと、咀嚼する必要があった。その言葉を。柄にも無く気まずそうな戸惑いの表情を浮かべながら、ぐるぐると逡巡する】

【やたらと突っかかってはいたものの、青年の人柄が悪く無い事は分かっているつもりだった。そんな事絶対に、口に出す積りは無いが】
【それならば、即決でその言葉に甘えても良いとも思うが――、然し、遠慮という感情が少女のなかに、無い訳ではない】
【迷惑であったらこんな提案はして来ないのであろうが然し、少女は先程と同様に、そんな想像はしていなかった】
【――軈て長い間を置いて、少女は口を開く。】【少女は思考を巡らせていたため感じていなかったが、青年にとっては気まずい時間かも知れない】


「――……貴方がいいなら、そうさせて貰う」

【苛つく言い方だ】
【青年に最終的な決断をさせる、悪く言えば卑怯でもあるものいい。それが少女の決断であった】
【少女の方としては、青年が嫌だったら断れる様にとそういう意味で言ったつもりであるのだが、自分で頷くのが気恥ずかしかったというのもある】
【敢えて視線は会わせず夜空を見つめ――されど青年の手首を掴む腕の力はどんどんと強く成っていって。】
349 :【蠕寸歯牙】≪Dental Neglect≫ [saga]:2011/08/30(火) 21:13:33.94 ID:iGRU+NEs0
>>343
/遅れました&別ID

「げひゃひゃひゃひゃひゃァ!!
 喰う喰う喰う喰うッッ ッゥ う ぐぅう、喰うゥゥウうゥうぅッッ!!」

俺はなりふり構わずエルフの喉笛に食らいつく。
食らいつく前に何か言ってたような気ぃするけどどうでもいい、煩わしい。
俺は未知の味に酔いしれてぇんだよ。右腕失ってまで喰いてぇんっだよ!

エルフの肉はとても柔らかかった。魔力が通っていてそれが癖のある味に仕立てていて。
コクがあって、どっしりとした味わいで、それなのにしつこくないなんて…最高だ。
だからすげぇ旨い。今まで喰ってたモン全てがゴミクズに思えるほどうめぇ…最高だ。
だから死にかけでも俺は至福のひと時とやらに浸った。たとえ背後から攻撃が来ようとも。

350 :【極限鬼神】 『鬼神拳』を操る拳法使い @wiki E:忍者刀&手裏剣[sagesaga]:2011/08/30(火) 21:23:16.81 ID:PqYL9Wt+0
>>348

【気まずい、非情に気まずい。 誤字ではない様だ。】
【少女がこの答えを予想していなかったのは、言葉と表情から明らかで。】
【その複雑な心境をぐっと堪え、少女の返事を待った。】


【仮にも、この前1回会った程度である。 知り合いでは有るが、圧倒的に回数が少ない。】
【そんな少女に、「家に来るか?」とか、失礼と取られてもしょうがなさそうである。】
【生か死か…拡大解釈するとこんな風にも捉えられる状況だとしてもだ。】

【青年は青年なりに考えていた時間が過ぎ、少女は口を開いた。】


…。


【何となく、少女らしい答え方かなと思う。】
【しかし、青年は何か呆れるような顔をした。】
【その顔には、笑いも含まれていたが。】

…嫌だったら、そんな提案しないんじゃないか?
…俺の部屋は結構広いんだ。 …人一人が来ても、全く問題ないし…。
…何より、知り合いのお前だ。 してやれることならしてやろうと思ってな。


【手首を掴む少女の力はどんどん強くなっていくが、お構いなし。】
【とりあえず、そう言い切った。】
351 :【奏創魔唱】《Might and Magic》@wiki[sage]:2011/08/30(火) 21:38:20.53 ID:6A+zssyso
>>349
【目を見開き、両肩を震わせ、口を大きくあんぐりと開けながら喉を喰われて声も出せずに悶える。死ぬ、か、死ぬ、し、しし、死。】
【失血により急激に意識が遠のいていくのが手に取るようにわかる。ああそういえばと止血の魔術があったことを思い出すが、意味は無い】
【遠い、遠い、今からスマートフォンを操作し流血を止血したところで喰われるというその現象をじっくりと味わう羽目になってしまうだけではないか】
【相手が死んでくれなければその意味は無い―――なら、ならば、なんとかするしかない。瞳から涙を溢れさせながらピクピクと痙攣しかける左手を動かす】
【画面を見ずに記憶を頼りに項目を動かし感覚を頼りにその項目を選択する。それが正しいかは確かめる暇は無い、とにかく魔術を行使する】

【――『光属性低級"発光"魔術』――つまるところの目くらまし、やはり記憶だけの操作ではどこに止血魔術があるのか特定できなかったのだ】
【少女の血液が一瞬だけ眩く赤い光を放つ魔術。正確には『自分が触れているモノを一瞬だけ発光させる』のであるが、血液が一番であると判断した結果である】
【だが、それはそれである意味いい気味である。ここで死のうとも、相手への一矢報いる一撃の成功率をあげられるかもしれないと思うだけで、充分】

「アひッ……ゲェ……あ……ぁぁ……ぁ…………」

【そして――――――――視界は暗転し、少女の上から目線で全てを見ていた人生は幕引き、誰もが思うのだ、良かった、と】


【死亡】



【――――――――ぶんっ―――――――――】

【ラグ、ラグだ。少女が下した命令は直ぐには反映されず、極僅かな時間を経て人形はやっとのこと動きだす。つまり、少女の死後動きだした】
【その巨大から繰り出される巨大な剣の一振りは少女を喰らった人外の横っ腹目掛けて、その胴を真っ二つに切断せんと繰り出された】
【残存している魔翌力は残り僅か、この一撃が終わって数秒で活動を停止してしまう様な心頼りない量。それでも、自らの創造主の仇を取らんとしたのだった】
352 :【蠕寸歯牙】≪Dental Neglect≫ [saga]:2011/08/30(火) 21:45:02.74 ID:iGRU+NEs0
>>351

じゅるじゅる…と音を立てながら食事にありつくその様はマナー違反なのだろう。
しかしてソレは人間にのみ当てはまるものであって人外で人害な俺様には関係ない。
美味しく食事してるとき、不意に閃光が俺の眼に襲いかかる。

「――――ギャッ!」

一瞬何も出来なくなる。ソレはほんの数秒で。
でもソレは背後の土くれが俺を引き裂くのに十分な時間で。
しかも達の悪い事に俺は最後まで食事の事しか考えていなかったようで。
両断されて数秒たってからようやく気付いた―――俺は殺されたと。

まぁいいか。俺は最後の晩餐とやらに美味しい最上級の食事をとったんだからよ

【死亡】
/乙でした!
353 :【夜の帳に煌めく跫】@wiki[sage]:2011/08/30(火) 21:49:00.02 ID:Rlfl5+0ro
>>350
【苦笑というのだろうか、呆れたような笑いが、自分の返事を聞いた青年の顔に、広がっていて】
【何が言いたい、と、また口を尖らせそうになるが】【それよりも速く、青年は口を開いていた。】
【それも正論、である】

「――…それじゃ、そうさせてもらうわ……ありがと」

【小さな声でぼそぼそと、されど満更でも無さそうに 少女は言葉を紡ぐ】
【お礼の言葉は中々喉元から出て来なかったが、流石に言わないままには出来ないと、そう思って】
【ほっとしたからか、それとも他に何かあるのか。青年の手首を掴む力は逆行、緩んでいく】
【そして何事も無かったかの様に鉄柵を離すと踵を返し、何気なく青年に背を向け屋上のコンクリートを歩いて】

「…じゃ、案内して?」

【深く息を吸い込み、吐く。そして青年の方を向くと、未だ見せた事の無いような、穏やかな笑みをその顔に浮かべて】
【青年にそう、頼むのであった。はしゃいでいる普段とは違った雰囲気の少女は、外見もどこか年相応に大人び際立って、見えるかも知れない】

「……あ、それと。今さら”知り合い”、だなんて。ちょいとよそよそしいんじゃないの。」

/遅れましたー…
354 :【奏創魔唱】《Might and Magic》@wiki[sage]:2011/08/30(火) 21:53:35.84 ID:6A+zssyso
>>352
/絡み乙でした!戦闘とっても楽しかったです!
/あと、私のレスや描写などに可笑しな部分、強過ぎる部分などありませんでしたでしょうか?
/もしあったならば、よければ雑談の方に書いてくれるととてもありがたいです。何分、かなり自由な能力でした故
/個人的には騎士召喚の辺りなどはやり過ぎな気もしましてっ……
355 :【極限鬼神】 『鬼神拳』を操る拳法使い @wiki E:忍者刀&手裏剣[sagesaga]:2011/08/30(火) 22:02:42.91 ID:PqYL9Wt+0
>>353

…大した事じゃないけどな…。 お礼は受け取っておくよ。

【少女のイメージに合わないそんな声で、彼女はお礼を言う。】
【それに対し青年はと言えば、そのお礼にやはり満更でない表情をしていた。】

【緩んだ手首を掴む力。 いきなり、自分に背を向けたかと思うと】

――…じゃ、案内して?――

【と、見たことの無い笑顔と共に振り返られると】

…あぁ、勿論。 行こうか。


【こちらも笑顔になると、どこか大人びたような少女に、声を掛けるのだった。】
【…ん、少女にそう言われた。 しかし、知り合い以外になんて言えばいいのか。さっぱり。】

…じゃ、なんて言えば良いんだ?
356 :【夜の帳に煌めく跫】@wiki[sage]:2011/08/30(火) 22:28:57.48 ID:Rlfl5+0ro
>>355

「大した事じゃない訳、無いでしょ。食費とか、どうするのよ」

【良いとは言ってくれたが然し、不安は未だ少し残っていた】
【別段表には出さないものの、そんな不安は問いかけという形で現れていた】
【余り負担をかけない様にしよう、とは思うが、然し。果たして宿無しになった自分に出来るのか】

「此処から近いの、遠いの? 言っとくけど私、あんたみたいにぴょんぴょん動けないからね」

【ぴょんぴょんという表現は如何なものなのだろうか――さておき】
【少女が口にした疑問も今度は、尤もであろうか。びしっと人差し指が、目の前の青年を指差す】

「そりゃ、決まってるじゃない。殴るわよ? ……ほら、友達とか、さぁ。」

【自分に言わせようというのだろうか、良い度胸だ】
【むっと青年を見据えながらも然し、ぼそり、と。その言葉を、呟くのであった】
【そして言葉を発して直ぐ、若干気恥ずかしそうにぷいっと顔を背けた】
357 :【極限鬼神】 『鬼神拳』を操る拳法使い @wiki E:忍者刀&手裏剣[sagesaga]:2011/08/30(火) 22:41:05.84 ID:PqYL9Wt+0
>>356

…大丈夫、余裕はあるんだ。
…余裕が無かったらこんな時間に出歩いてないだろうに。

【少女はまだ不安があるのか、青年に問いかける。】
【青年はというと、笑いながら答えた。】
【青年の言葉通り、バイトでなんとか食っていってるわけではなく、結構余裕があるようだった。】


…少なくとも、旭が疲れと空腹でぶっ倒れるようなとこではないな。
…近すぎず遠すぎずって所。 

【今日は少女がいるためそうは行かないが、普段の青年ならば1分足らずで着いてしまう様な所だ。】
【まぁ、途中でコンビニによる事になろうが。】

…そうだな。 

【青年としては、全くその気は無かったのだが。】
【それはともかく、恥ずかしそうに顔を背ける少女にそう短く言って、】

…じゃ、早く帰ろうぜ。

【そう促すのだった。 屋上から下へと降りる階段まで歩きながら。】

/こんな感じで乙ですかね?
358 :【夜の帳に煌めく跫】@wiki[sage]:2011/08/30(火) 22:55:41.04 ID:Rlfl5+0ro
>>357

「それなら、うん。…あんた同い年くらいなのに、どうしてそんな余裕なのよ」

【自分も落ち着いたらアルバイトなど始めて見ようか。そう、思いつつ】
【羨ましいというよりか不思議そうに、そんな突っ込みを入れるのだった】
【何という事も無い、とでも言う様に青年は笑っているが、はたして。】


「そりゃ、良かったわ。…一体、どんなところに済んでいるのかしら。」

【青年の脚があるなら、自分では遠出に部類されるようなところにでも平気で脚を運べそうであったが】
【ここから家までは、そう遠く無いらしい。ほっと小さく笑いながら、そんな事を呟いた】

「うん、――…分かった」

【屋上出口の脇に置いてあった二つの荷物をそれぞれ、能力を用い持ち上げる】
【便利なもので、少女の負担は殆どなかった】
【青年の背中に視線を置いて、何か考えながら。】
【軈て置いていかれないよう荷物を持って、少女は歩き出した】

/はい、お疲れさまでした、ありがとうございましたっ
359 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/30(火) 23:09:37.77 ID:hOenzdhIO
>>346

なん…だと…?

(#^ω^)ふざくんなお!見にきてんじゃねえお!

【思いっきり走っていた刹那、二人の耳にとある足音が響いた。】
【土煙を上げながら何とか止まり、振り返る。】

【そして、視界に映る光景を見て目を剥いた。】
【一人の少年が思いっきり相手と相対しているではないか。】

(;^ω^)おおお!!やられるお!!

ああ!まずいぞ!!…かと言って俺たちが百人でかかっても勝てそうにないし…

【相手のぬらりとした狂気…それに付随する様々な感情を肌で感じながら、二人は慌てた。】
【色でいうと「黒」…剣のような鋭さはないが、】
【しかしその「感情の無さ」と言うか、相手の情など一切介さない冷徹な「狂い」が見て取れた。】
【ただ無情に、じわじわと少しづつ、しかし確実に辺りを取り込んでゆく。】

【青年は考えた。正直言って、勝てる見込みはほとんどない。】
【無傷なら決死の覚悟で飛び込めばなんとかなるかもしれないが、】
【しかし彼は今負傷している。起動の要となる足と、】
【剣を振る軸となる両肩を斬っていた。だが、】
【あの子を見捨てるわけにもいかない。目の前の命を無碍にすることなど、】
【彼はできるわけもなかったのだ。】

おい!ブーン…いい!「あれ」を使え!

(;^ω^)はぁ?マジで言ってるのかお?一個しかねえお。これ使ったら無くな―――――――――――

いいんだ!急げ!あの子が死ぬだろ!

(;^ω^)で、でも

いいから速く!!あ、あ!待て!あいつの持ってるナイフから反れるように撃てよ

(;^ω^)んなことは僕が一番分かってるお!

【ざ、と少年は腕を振り上げる。そこにあるのは、】
【コックをはずした一つの手榴弾。】

(#^ω^)いくお!!必殺…

おい少年!!

―――――――――――来た道を全力で逃げろおおおおお!!!!!!!

(#^ω^)ホライゾン・フラァァッッッシュ!!!!!!!

【キィィィィイイイン…―――――ィィィィ…――ンンン…】

【手榴弾を少年の左あたり、相手のナイフを持つ手から外れた場所目掛けて思いっきり投げる。】
【着弾することができたなら、鼓膜を打ち破らんとする轟音と、】
【網膜を白に塗り替える程の堪え難い閃光が辺りに撒き散らされる代物である。所謂「閃光手榴弾」。】

【そして、目くらましが成功するしないに関わらず、】
【今度は二人とも能力を最大出力で…今までのどれとも比べられない速さで、逃走を試みるだろう。】

【ライフルは回収「できない」。速度が速すぎて、「屈む」という動作ができないのだ。】



/お待たせしましたー…遅れてすいません
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/30(火) 23:26:53.60 ID:m3v1nf7ro
(【過去英雄】さんいらっしゃいますか?)
361 :【殺戮潜線】自身の何かを振るという行為に対してその先端に特殊な線を描く能力 E:ナイフ数本[saga]:2011/08/30(火) 23:44:15.04 ID:mxVtliFao
>>359

一歩、また一歩と少年へ迫る。確かな足取りが、標的にされた少年には死神の足音のように聞こえていた
死にたくないとは思っていても、恐怖感に束縛されていて足が動かない
ああ、もうダメだ。少年が諦めかけたその時――――



『―――――――――――来た道を全力で逃げろおおおおお!!!!!!!』


その叫びが少年の筋肉に電流を流した。弾けるように身を翻し、全力で駆ける
無我夢中だった。誰が叫んだのか、逃げ切れるのか、そんなことを考える余裕すら存在しない

「逃がしまセンよ―――」

しかし少女はまったく動揺せず、ただ淡白に笑んだ。ただの少年の走力に負けるはずがない
こちらは幼い頃から殺人の技術を叩きこまれているのだ。今やその身体能力は達人をも凌ぐ

――――その驕りが、少女の敗因である






「――――…っ」

白光が止む。眩んだ目が視力を取り戻して少女が周囲を見回す頃には―――彼女の獲物は姿を消していた
残っているのは、何も言わずに転がっている猫の死骸とライフルだけ

「―――ちくしょうちくしょうちくしょうちくしょうちくしょう、せっかくの萌えを台無しにしやがって…!」

並ならぬ怨恨を青年たちへ送り続ける。少女は数日間この近辺で彼らを探しまわったが、結局見付ける事は出来なかった



/こちらも遅れました
/そして絡みあり乙でした!
362 :【内藤波紋】[sage]:2011/08/30(火) 23:55:32.99 ID:hOenzdhIO
>>361

うわあああああああああ!!!!!!

(;^ω^)おおおおおおおおおおお!!!!!

【二人は走って走って走って走った。辺りのものを蹴散らし、そこら中にぶつかって体を傷だらけにしながらも足を動かした。】
【さながら壊れた歯車のように、力の限り逃げ回って行く。】

おおお…ぐはあっ!!!

(;^ω^)…おおっ!!!

【ビターン!!】
【そして、二人は能力の連続使用の時間に限界がくる。】
【かくん、と膝を折るようにその場に倒れ、そして足の発光が消えた。】

はあ…はあ…はあ……ま、まいたか…!?

(;^ω^)…の、ようだお。あの少年は無事かお?

【肩で息をしながら、二人は元いた道を見つめる。】
【おそらく、助かっているだろう。そう感じたのはきっと気のせいではない。】

【「刺す」ような憎悪の感情――――――その余波を感じたからである。】

…おい…

(;^ω^)…なんだお…

…今度からは……話しかける人を選べ…

(;^ω^)…そう…するお…

【その言葉ののち、二人とも目の前が真っ暗になった。】


/乙でしたー!
/ありがとうございましたっ!!
363 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/31(水) 15:11:31.23 ID:kusLnVUH0
【廃墟の街 大通り (昼)】

「…駄目だ…頭がこんがらがる…」
【暑い日差しが刺す廃墟群、そんな無人な街に一人の青年がいた】
【見た目はさながら大学生、首に綺麗なネックレスをかけている、しかし似合っていないのは…】
【青年が手に二mもの弓と矢筒を腰に装着している事と、何故か大通りの脇に生えているビルの壁に…立っている所だ】

【この青年、重力に逆らっている状況で20m先にある空き缶を弓矢で貫こうとしているのだが、かすってばかりいるのだ】

「重力の計算とかめんどくさいな…」(ど真ん中に当てなければ)
【乾いた唇を軽く舐めてから、青年はまた矢を弓の弦に当てる】
【鳥の鳴き声などが響く廃墟群、今日は空き缶が早い物体に当たる音も響き渡るだろう】
364 :【心通武工】@wiki[sage saga]:2011/08/31(水) 15:30:22.43 ID:aNL0MKvD0
>>363
【夏のダルさがピークに達する時期】

「いてっ」

【一人の少女が、大通りで転んだ、ズコー】
【丁度、青年が立っているビルから少し離れた辺りだ、青年もその様子がしっかりと見えるだろう】

【次の瞬間】

【晴天の空が一瞬光ったかと思うと】
【青年が狙っている空き缶の上に、一つの雷が落ちるだろう】

「あ…」

【少女は呆然と口を開けている】

【少女は右手に杖、背中に盾、腰に短剣を吊るしており】
【明らかに一般人ではなさそうだ】
365 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/31(水) 15:39:33.65 ID:kusLnVUH0
>>364
(早く夏おわ…!?)
【汗を出しつつも引いた弦を離そうとしたその時、雷鳴が落ちる】
【それを見た青年は一瞬で背筋を冷やし、目つきを厳しくする】

「……誰だい?」(面倒ごとは嫌だぞ…)
【青年は構えた弓を少女に向けて、眼鏡越しでも判るような冷たく厳しい目も向ける】
【壁に立っているせいで見づらいと思うが、彼の容姿は極めて普通で、気になるのは左手首に付けている銀のブレスレットと、右手にはめている指輪と、先ほど言ったネックレスだろう】
366 :【心通武工】@wiki[sage saga]:2011/08/31(水) 15:44:04.26 ID:aNL0MKvD0
>>365
【少女は急いで立ち上がると】

「またやっちまったぁ!」
剣賢『お前そろそろ転ばぬの杖とか持っといた方がいいぞ』
操作《人がいなくてよかったですね…》

【少女の周りから数人の声】
【だが、人影は無い、当たり前である、喋っているのは少女が持っている装備達なのだから】

「…!?」

【少女は上を見ていないので、まったく青年に気付いておらず】
【ビクッと肩を震わせながら上を見上げる】

【太陽の明るさに目を細めながら、ようやく青年を視界に入れると】

「俺は怪しい奴じゃないぞ!」
平和{人いたじゃん}
操作《すみません!すみません!》

【少女は左手でビシッと相手を指差しながら、怪しくないアピール、むしろ怪しい】
【そして少女の周りの誰かが(恐らく)青年に謝っている】
367 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/31(水) 15:49:17.35 ID:kusLnVUH0
>>366
(…複数人…いる? 能力者の類か?)
【少女の周りから聞こえる謎の声、青年は疑問符を浮かべながら推測を立てていく】

「…能力者かい? 敵意は無いよね? あまり戦闘はしたくないんだけど」
【とりあえず青年は一旦弓を下ろす、まだ矢が弦に引っ張られているが】
【そして青年はビルの壁を歩いて降りて、少女の元へ来るであろう】
368 :【心通武工】@wiki[sage saga]:2011/08/31(水) 15:52:41.49 ID:aNL0MKvD0
>>367
「無い!」

【即答】
【相手が降りてくるのを見て、その場から退く】

剣賢『あれ、実は壁を歩く為にめちゃくちゃ速く歩いてるんだけど、速すぎて普通に歩いてるように見えるんだぜ』
「マジで!?」
剣賢『いや知らない』
平和{能力でしょ}
操作《すいませんでしたほんと!怪我はありませんかっ!?》

【雷の事をまともに気にしているのは、刀剣だけだった】
369 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/31(水) 15:59:18.76 ID:kusLnVUH0
>>368
「…そうか、じゃあ大丈夫だね」
【その言葉を聞いて、青年の表情は変わり、優しく暖かい目になり知的そうな大学生の顔となった】
【さて、考察をしてみるが、おそらくこの能力者は物に自我を与えるのに近いはずだ】

「いや、怪我は無いよ、遠くにいたから、しかし君…達? は何でこんな場所へ?」
【相手から5メートル離れた場所に立って、弓を肩にかけながら聞いてみた】
370 :【心通武工】@wiki[sage saga]:2011/08/31(水) 16:01:42.99 ID:aNL0MKvD0
>>369
「………うん」

【自信なさげに頷いた】
【だがここで転べば間違いなく青年の頭の上に雷が落ちてしまうだろう、つまりはそういう事だ】

「『{迷子だから}』」

【三人同時に答える】
【どうやら迷子らしい、この辺りをうろうろしていたのだろう】
371 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/31(水) 16:06:39.35 ID:kusLnVUH0
>>370
「あー、迷子だったのか」
【理由がわかってとりあえず納得する青年】

「とりあえずあっちの方向へ進めば街に着くから」
【そういってまだ活発な街の方角を指差し微笑む青年】
【しかしこの青年、先ほどの冷酷そうな面影は全く残っていない、変えるのに慣れているのだろうか】
372 :【心通武工】@wiki[sage saga]:2011/08/31(水) 16:12:25.15 ID:aNL0MKvD0
>>371
「あっちか」
平和{覚えとかないとね}

【少女は確認するように、青年が指差した方向を指差す】
【そしてウンと一回頷くと】

「…で、何であんたは壁に登ってたんだ?」

【首をかしげながら、今更感たっぷりに聞いた】
【気になるのも当然でしょう】
373 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/31(水) 16:18:42.71 ID:kusLnVUH0
>>372
「何でって、えーと…自主練習さ」
【少し唸ってから、青年は口を開ける】

「壁に立つと少し方向感覚がおかしくなるし少しでも慣れようとね」
【できるだけ言葉を選び、自主練習をしていた理由を挙げた】
【その後青年は矢を矢筒にしまって、その矢筒も腰から外して青年の肩にかけているバッグへと入れた】

「で、まだ聞きたい事ある? 暑いから熱中症になっちゃうよ?」
【一応少女への注意もしておく】
374 :【心通武工】@wiki[sage saga]:2011/08/31(水) 16:23:14.79 ID:aNL0MKvD0
>>373
「自主練かー」

【恐らく、弓の事だろうなと考える少女】
【特に疑ってもいない】

剣賢『(一般人は壁に立つ事が無いんだからその練習は必要無いんじゃ…)』
操作《(壁に立てる時点で一般人じゃないでしょう)》
平和{(きっと壁に立つのが好きな人なんだよ)}

【少女はうーんと伸びをすると】

「ねっちゅーしょーか…じゃあそろそろ帰るかな」
剣賢『疲れたー』
「お前ら歩いてないじゃん」
平和{ナビしてるだけでも疲れるんだよこれが}
操作《それではさようなら》

【少女は大きく相手に手を振りながら、街へと歩いていく】
【呼び止める事は容易だろう】
375 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/31(水) 16:31:27.83 ID:kusLnVUH0
>>374
「…壁に立つ練習は…殺し屋から逃げる為さ」
【少女が背を向けて、しばらく歩いた後に、ボソリと呟く青年、表情はまた代わり、三日月のような口へと変化して、笑みを作る】
【その笑みの真実は、青年のみぞ知る】

「それじゃあね、気をつけて」
【そんな表情も青年が背を向ける事で見えなくなり、空き缶の元へと向かっていった】
【この暑い日差しの中、今青年は何を思っているだろうか】
376 :【心通武工】@wiki[sage saga]:2011/08/31(水) 16:33:04.74 ID:aNL0MKvD0
>>375
【青年の呟きは聞こえなかったようで】
【少女は、楽しげに笑い声をあげながら】
【街の曲がり角を曲がって姿を消した】

/絡みありがとうございました!
377 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/08/31(水) 16:36:48.44 ID:kusLnVUH0
>>375
乙です。
378 :【空耳制御】声を乗せた風を発生、自在に制御 大きいほど強く遠くへ E:マイク かくれマント くまちゃん[sage]:2011/08/31(水) 17:12:39.11 ID:SiU2GuM7o
うーん、いい風だにゃあ……
小腹が減ったよ〜っと

【日が翳り涼しくなってきたころ。
運河沿いの道で、夕風を楽しみつつ歩いている子供が一人。】
【身長140cm前後。水色の髪と目。年齢不詳性別不明。
服装は白と水色のカットソーにカプリズボン、デッキシューズと言う軽装だ。
なぜかマントっぽいものもつけている。】

【子供が見つけたものは、川沿いに立つ茶屋。
縁台に腰掛けてよく通る声で注文した】

すみませーん、ぜんざいとお茶ひとつー!!

\ハイヨー!/

【店のおくから声がする。しばらくすると注文の品が来るだろう。
子供はというとその間に、足を伸ばしてんーと伸びをした……】
379 :【空耳制御】声を乗せた風を発生、自在に制御 大きいほど強く遠くへ E:マイク かくれマント くまちゃん[sage]:2011/08/31(水) 17:13:41.54 ID:SiU2GuM7o
/あ、7:00-11:20の間は落ちてしまうのでよろしければと言うことで
380 :【空耳制御】声を乗せた風を発生、自在に制御 大きいほど強く遠くへ E:マイク かくれマント くまちゃん[sage]:2011/08/31(水) 18:44:07.68 ID:SiU2GuM7o
>>379
/まだすこし募集してみたりする……。
381 :【空耳制御】声を乗せた風を発生、自在に制御 大きいほど強く遠くへ E:マイク かくれマント くまちゃん[sage]:2011/08/31(水) 19:03:37.81 ID:SiU2GuM7o
>>380
【やがて注文の品が来た。
遅めのおやつを終え、代金を払うと、子供はまた鼻歌を歌いながら歩いていった】

よっしゃー、ごはんごはん!
今日のごはんはビーフカレー♪

【……まだ食うつもりであるらしかった】


/回収しますん
382 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/31(水) 20:38:20.33 ID:L7q3fmCIO
【公園】
【日も落ち、鬱陶しい暑さが幾分か柔らいだそこに一人の人物がいた。】

…ふむ…
だいぶ楽になってきたわね…

【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、】
【左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは右手の大きな片刃の大剣と、】
【左腰のコートで見え隠れするホルスターに納められたリボルバー。】
【それらが合間って、少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】
【また、辺りは季節的に暑いのだが、女は涼しげで、】
【その証拠に、彼女の周りだけまるでクーラーをあてがったかのように、程よく涼しい。】

…肩も治ったか…

【右手一本で大剣を上下に振りながら、肩の具合を確かめる女。】
【よく見ると、その剣の刀身からもくもくと冷気が吹き出ているのが分かる。】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/31(水) 22:39:01.36 ID:/4Joj84oo
(【過去英雄】さんいらっしゃいますか?)
384 :【瞬迅脚刃】[sage saga]:2011/08/31(水) 23:12:00.56 ID:JhuDw6Ru0
>>382
まだいらっしゃいますか?
385 :【真双戒剣】[sage]:2011/08/31(水) 23:27:16.98 ID:L7q3fmCIO
>>384
/すいません風呂に入ってました…
/戻りましたー
386 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wikiよろず[sage saga]:2011/08/31(水) 23:49:17.79 ID:JhuDw6Ru0
>>385
いえいえー


>>382

「な、何と……」

【公園で剣を振る女剣士を、物陰から見つめる影が一つあった】
【藍染の剣道着と袴を着て、足には足袋と草鞋を履いている。左の腰には一振りの日本刀を差し、頭には顔を隠すための深編笠を被っていた】
【格好だけ見れば明らかに剣士。それも、声の質と背中まで垂らした黒髪のポニーテールから察するにまだ若い女である。それにしてはやや長身であるが】
【少し前からここに隠れつつ、こっそりと向こうの様子を覗き見ていた】

「あれほど巨大な剣を、片手で軽々と扱うとは……」

【自分も膂力には自信がある方だが、 『アレ』 は流石に人の域を遥かに超えているように見える。その材質が木のように軽い物なら別だが】
【しかしあの大剣はとてもそんな風には見えない。おまけになぜか、もうもうと冷気のようなものを噴き上げているではないか】

「一体、あの方は何者なんでしょうか……?」

【ぶつぶつ呟きながら相手の正体を必死に考えている、いつの間にか声と気配を殺すのも忘れてしまうほどに】
【勘の鋭い、或いは耳の良い者なら既にその存在に気付いているかもしれない】



/何か絡みにくい文でごめんなさいです
387 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/01(木) 00:07:44.90 ID:MFU47OVIO
>>386

……まだ少し痛むけど…ん?

【剣を振る低い音の中に、うっすらと異音が混じったような気がした。】
【それも無機的な音ではなく、人のぬくもりを宿した、】
【まるで「声」のようなものが聞こえる。】

……

…盗み見か…?…ったく趣味の悪い…

【耳を済ませるとやはり。自分に向けられたものかどうか定かではないが、】
【確かに他者の声が聞こえた。男性ではなく、微かに高い、】
【自分と同じ様な女性の声が聞こえる。】

……

【ゴオオッ!!!】
【女はしかめ面した後、声の方向に向かって何気ない様子で大剣を斜めに振った。】
【その瞬間、唸る様にして繰り出されるのは薄い半月状の「氷」の塊。】
【たいへん鋭利になっているらしく、進行方向にあったベンチを真っ二つに「両断」してから声の方に進んで行った。】

【とはいえ、互いの距離は大きく空いている。】
【速度も早くないため、避けるのは余りにも容易い。】



/いえいえー!全然そんなことないですよ!
/よろしくお願いします!
388 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wikiよろず [sage saga]:2011/09/01(木) 00:28:30.88 ID:Fa7JuKPS0
>>387

「もしやあの方もシオンさんと同じ……ん?」

【そこまで呟いた時、異変に気付く。何かが空気を裂いて飛来する音が近づいてきている】
【慌てて振り向くと何やら透明な物体がすぐそこまで迫っていた。コレが何かは分からないがかなり危ない感じがする】
【そこまで気付いたとき、女の身体は無意識の内に居合の構えを取っていた。その右手が柄に触れた瞬間、両足が蒼く光る氣に纏われる】
【次の瞬間女の身体がスライドするかのような動きで、しかも常人がかろうじて肉眼で捉えられる程の高速で左に移動した】
【 『縮地』 と呼ばれる特殊な移動法である。女はコレを回避に使用するのが得意であった】

「あっ……」

【さっきまで自分がいた空間ををその何かが切り裂いて飛んで行く。よく見るとソレは薄い半月状をしていた】
【そして同時に気付く。自分の姿が今や相手に丸見えだという事に。恐る恐る、20mほど離れた所に居る例の大剣の持ち主に向き直る】
389 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/01(木) 00:42:27.69 ID:MFU47OVIO
>>388

あら…?

【高い音とともに、飛ばした薄い氷はバラバラに砕け散った。】
【冷たさからその周りに小さな霜のようなものが降りているため、正体を探ることは難しくない。】

【声の主は、それがどこにいるのか女は把握していなかった。】
【障害物に遮られており、大方の検討の元攻撃したのだ。】
【従って、今現状、目の前の女性は「いきなり現れた」ように見えてしまった。】

【その人物は一人の、やはり女性である。】
【腰の刀とその服装で、自分と同業であることがすぐに分かった。】

……コソコソ隠れて盗み見なんて、随分と感じ悪いじゃない?

…あんたでしょ?さっきからそこに隠れてたの。

【これは予想である。他に人影も見当たらないため、】
【相手を声の主だと結論付けたのだ。おそらく間違っていないだろう。そう考える。】

【それから彼女は相手が元いた場所を顎で示してから、質問を投げかけた。】
【大剣は肩に担ぐ様にして、まだ収めていない。】
390 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wikiよろず [sage saga]:2011/09/01(木) 00:55:04.11 ID:Fa7JuKPS0
>>389

【バレている。どうしよう。うん、こうなってしまっては仕方がない】
【一瞬の逡巡、すぐに女は覚悟を決める。右手で編笠を脱ぎ、そっと地面に置いたのち――――】



「申し訳ありませんでしたぁー!」



【地面に凄まじい勢いで両膝と両手をつき、頭を擦りつけた。いわゆる一つの 『土下座』 である、それも高速の】
【ちなみに頭は下げているが相手からは決して視線を逸らさない。剣士として当然の嗜みである】
391 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wikiよろず [sage saga]:2011/09/01(木) 00:56:45.10 ID:Fa7JuKPS0
/あ、書き忘れましたが脚の氣による光は今は消えています
392 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/01(木) 01:03:23.94 ID:MFU47OVIO
>>390

…はい?

【相手が微妙に迷っているように思え、女が声をかけようとした瞬間、】
【編笠がぱさり、と地面に落ちた。「ん?」と先が読めずに軽く首を傾げると…】

…な…!

……ああ…そりゃまたご丁寧に…

【ポカン、とした刹那。綺麗な土下座を見てから女は大剣を左腰に持っていく。】
【刀身の真ん中に一本入った筋から縦に剣を分けると、】
【その全てが淡い光に包まれて、二振りの「刀」になった。左腰に差している。】

……ま、まあいいわ。許したげるから頭上げなさい。

【予想外の行動に、女は少しだけ戸惑った。】
【その結果、彼女にしては珍しく穏やかに言葉を紡いでから、相手の元へ歩いて行く。】
393 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki[sagesaga]:2011/09/01(木) 01:03:50.22 ID:kdQ7EpnZ0
【人気の絶えた公園に2つの人影】
【1つは2mほどの大柄で木製のゴーレム】【その肩に乗るのは小学生ほどの男の子の】

「このような時間まで探し回らなければならぬとは、魔術も老いたものよ」

【中身は老人であった】
【ライフワークの魔術師探しも、今日はここまでにして】【缶コーヒーを飲み飲み明日の捜索エリアを選定していた】

「しかし、コーヒーとはここまで苦味があったか?」

【子供の舌は、苦味を良く感じるらしい】

/人町でござんす
394 :& ◆HKYMDLlGwqcW[sage saga]:2011/09/01(木) 01:12:04.66 ID:LFhwcEgs0
>>393
「ちょっと悪霊さん…」

『ごめんなさい…』

【その公園のベンチで途方に暮れている少女が一人】
【少女が口を開けば】

「これ本当に治せないんですか?」

【少女の声が】
【しかし再び開けば】

『多分治せますよ…しかし、時間がかかります。治し方が少々面倒なので…』

【男の声が】
【そして魔術師やソレに精通した者、霊感のある者ならば見えるだろうが、少女からは純粋で黒い】
【神にも引けを取らないほどの強大な魔力の内一部が溢れ出ていた。どうみても異様=z

【今、少女の中には二つの意志が。一つは少女の物。もう一つは魔術師の物】
【調子に乗った魔術師が同化してみたら治らなくなってしまったのである。馬鹿だ】
395 :【神髪繙界】≪Baldness Order≫ @wiki [sage saga]:2011/09/01(木) 01:15:53.08 ID:LFhwcEgs0
>>394
/名前〜!
396 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/09/01(木) 01:19:31.72 ID:kdQ7EpnZ0
>>394
【砂糖入り苦汁を飲んでいた子供の感覚に、稲妻走る】
【圧倒されるほどの力、この様な魔道士にはそうお目にかかれるものでは無い】
【慌てて、ゴーレムを走らせる】

「で、この光景か。何か壮絶な魔術を行使しているかと思えば、ただの1人芝居か」

【視覚的なものは失われたが、感覚はまだ生きている】
【男の声と女の声だが、どのような状況か判りかねるな】

【一応、軽口を叩いたようにも見えるが、警戒は解くはずも無い】
【その上で、向こうの出方を待ってみることにする】
397 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/09/01(木) 01:19:57.67 ID:kdQ7EpnZ0
>>396
/おっと、名前が
398 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wikiよろず [sage saga]:2011/09/01(木) 01:26:26.20 ID:Fa7JuKPS0
>>392

「は、はい! ありがとうございます!」

【相手の許しを得たので体勢はそのままに取り敢えず頭だけ持ち上げる。目鼻の整った真面目そうな顔が公園の明かりによって見えるだろう】

「申し遅れました、私、決して怪しいものではございません。石動流剣術道場が一人娘、名を 石動 天剣(いするぎ てんけん) と申します」

【そのままの状態で、近づいてくる相手に自己紹介。口調が馬鹿丁寧なのは彼女の性格もあるが、自分以外の剣士は全て尊敬の対象であるという考えによる所が大きい】
【ちなみに石動流剣術は殆ど世に知られていない、所謂幻の剣術である。しかし別に秘剣だとか暗殺剣だとかいうご大層な物では決してない】
【ただ片田舎の小さな町道場だからである】

「偶然通りかかったところを貴女様の凄まじい剣技を目撃してしまい、つい見惚れてしまっていた次第でありますっ」

【そしてこれまた馬鹿正直に、嘘偽りなくありのままの事情を相手に伝えた】
399 :【神髪繙界】≪Baldness Order≫ @wiki [sage saga]:2011/09/01(木) 01:27:35.19 ID:LFhwcEgs0
>>396
『なにか来ましたよ』

「それくらいわかります」

【この異様な魔力は少女の中に居候している男のものだ】
【男は元々伝説の大魔術師。それなりに有名な魔術師の一人だ】
【研究の末に男は神にも劣らない魔力を手にするが、媒体にする予定だった髪の毛がなくなった(ハゲになった)ため】
【結局一度も魔術を使えなかったという悲劇の魔術師としても有名である】

「なんですか?また魔術師ですか?」

『でしょうね。ほらゴーレム連れてますもん』

【それを聞いて少女は思わずため息】
【この男に会ってからというもの魔術師がよってきまくりなのだ】
【正直うんざりである】

「何か用ですか?」

【そしてやっと相手の方を見て話しかけるのだった】
400 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/01(木) 01:35:32.82 ID:MFU47OVIO
>>398

…なにも土下座までしなくても…

【とはいえ、自分の容姿を反芻してからそれも当然かもしれないと思ってしまった。】
【片眼の大きな傷と、腰の刀二本により一般の人間よりも相当怖いのだ。】
【今まであった中では、相対しただけで泣かれたりもした。つまりそれくらい怖い。】

【相手の顔立ちはなかなか端正であり、自分と違って綺麗であった。】
【目鼻立ちの整っているため、真面目そうで清楚な印象を受ける。】

剣術道場…ふうん。
…私はロータスよ。ロータス・ブラック。ま、見ての通りただの剣術家ね。

【やがて話せる距離に来てから、彼女は立ち止まった。】
【微かに乱れた髪を整えてから自分も名乗る。】
【相手が名前を明かしたのに、こちらだけそれに乗らないのはなんとなく悪い気がしたのだ。】

凄まじい…?
…べ、別にそんなことないでしょう…誰だってできるわよ…

【褒められて嬉しくない筈は無かった。相手の言葉を聞いてから、】
【女は照れ隠しに目を逸らす。単純といえば単純であった。】
401 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/09/01(木) 01:37:16.15 ID:kdQ7EpnZ0
>>399
【何か用かと問われれば、今回は素直に答える】

「このような魔術の憂き世において貴殿のような力を持った魔術師を是非とも我らが時計塔に招きたく、このように申し上げさせていただく次第でございます」

【平たく言うと、有名人は時計塔の看板役になってくれ、である】
【ゴーレムは膝を折って、敵意の無いことを示す】
【子供はそのままだが】

「しかして、なぜに貴殿は器をこのような力なきものとされたのですかな?
貴殿ほどの力があるならば、より力を引継やすい素体など選び放題だったのでは?」

【有名なものが、自身のように知識と命を惜しんで引継の素体は慎重を期せず適当な宿主に行くとは思えなかったのである】
402 :【神髪繙界】≪Baldness Order≫ @wiki [sage saga]:2011/09/01(木) 01:47:01.72 ID:LFhwcEgs0
>>401
『時計塔?』

【世間の事には疎いのである】
【なのでクエスチョンマーク。時計塔ってなによ】

「うぐ…」

【力なき者と言われて地味に傷つく少女。努力はできるが才能はないのだ】
【だから反論も出来ない】

『イイじゃないですか。可愛いんですし』
『それに、選びたい放題とはいきませんよ?私は古い人間ですから。自分の魔力を何かに自己封じして』
『所謂コールドスリープ状態になるっていう古典的な復活術しかなかったんですもの』
『しかも最初に私を見つけた人は精霊の加護があってうまく入り込めなかったんですよね』

【案外テキトーな男なのだ】
【それにどっちにしろ魔術は使えないのだ。創造系能力者ならばなんとかしてくれるかも分からないが】
【髪の毛があれば男は文字通り何でもできる。何でもだ】
403 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wikiよろず [sage saga]:2011/09/01(木) 01:56:09.55 ID:Fa7JuKPS0
>>400

「いえ、数々の非礼、改めてお詫び申し上げます」

【別にこの女は相手の顔が怖かったから土下座したわけではない、同じ状況で相手が小さな子供だったとしても同じようにしただろう】
【自分が悪い事をしたから、相手に申し訳ないから謝る。只々真面目な人なのである】
【再び頭を地面に擦り付ける、が相手からは決して目を逸らさない。剣士として当然の(ry】

「ロータス殿、ですか。とても良いお名前ですね」

【お世辞ではなく、本心からそう思ってニッコリと笑いながら褒める。まあ彼女は悪い名前などこの世に一つもないと思っているので、誰に対してもそう言うだろうが】

「いえ! あれほどの大剣を片手だけで軽々と……」

【そこまで言って初めて相手の腰に提げられている物達に注目する。うん、何かがおかしい。これは目の錯覚だろうか】

「あれ?」

【他人の目から隠すことが困難なほど大きな剣が消え、代わりに二本の太刀がある】
【座り込んだままあっけにとられた表情で、口をぽかんと開けたまま相手を見つめていた】
404 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/09/01(木) 01:58:50.10 ID:kdQ7EpnZ0
>>402
「神代の奇跡を呼び戻さんとする魔術師の集まりでございますが、近頃は魔術の不振により勢いを失っておりまして
3人寄らば文殊の知恵とも申しますし、ここは1つ、貴殿も時計塔に籍を置いて頂ければと」

【軽く説明を加えて、勧誘する】

「見てくれがよろしくとも、実利が伴わなければ意味はありませんな」

【追い討ちをかけるように言葉を差し込む】

「ほう、やはり貴殿の魔術の知識は貴い物に相違ございませんな
そのような失われた秘儀も学ばねばなりますまい
しかし、貴殿の力を以ってしてもその精霊とやらの加護が超えられぬとは、世界の広さを思い知らされますな」

【尊敬してばかりで、話があまり進んでいないようにも感じるが、問題ではない】
【もしかしたら時計塔の総力で髪が生やせる、ないしは魂を肉体に定着させることが出来ると思わせられれば良いと思われる】
405 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/01(木) 02:05:22.57 ID:MFU47OVIO
>>403

別にいいって…というか私の方が…

【微妙に相手を殺そうとしてしまったのだ。】
【目の前の女性の真摯な態度を目の当たりにして、自分が悪い気になってしまう。というか確実に悪い。】
【しかし、それを素直に謝れないのが、彼女の悪いところであった。】

そーお?……ん?どうかしたの…?

【言葉を紡ごうとする瞬間、相手の表情が気になり女は質問した。】
【どうもぽかんとされてしまっている。相手の視線を辿ってみると、】
【なるほど。その理由が分かったような気がした。】

大剣…ああ、…こいつのことかしら?

【腰の刀を抜き、それを二本合わせる。大量の魔の光に包まれ、淡く発光した。】
【ぼんやりとしたそれが終わると、目の前には鉄紺色の得物…】
【刃渡り140cm強の大剣が存在していた。】

…つっても、あんたのそれも普通の刀じゃないんでしょう?
「カン」で分かるわ。さっきの瞬間移動も気になるしね。
406 :【神髪繙界】≪Baldness Order≫ @wiki [sage saga]:2011/09/01(木) 02:11:18.34 ID:LFhwcEgs0
>>404
『ふーん。髪の毛があれば奇跡くらいちょろっと起こせるんですけどね』

【ちょろっと。というよりは起こそうと思ったら起きる】
【完全に自分の思った通りになるのだ。いやあ、なんてチート魔術】

「ぐぐぐ……」

『見た目大事ですよ〜?』

【ちょっと泣きそうな少女。だが、こんなことでは泣いていられないのである】
【ちなみに、魔術にとって見た目は結構大事なものだ】
【魔方陣の組み立てなどにも形式美とか黄金比とか美的な要素が強いことが多い】
【まあ、この男の場合はなんにも関係ないのだが】

『あれ?もしかして今のってもう使われてませんでした?』
『いやはや、私の古さを思い知らされますよ。ははは』

【男は苦笑い。だがそれは少女の顔なわけで、泣きそうになりながら苦笑いという表情になってしまっている】
【本当になんで精神を少女の体と仮同化させたんだろうこの人】

『精霊も数が寄れば神でもなんでも勝てなくなってしまうんですね』
『それにあの少女は多分私の事見えてませんでしたからね。ええ。都合が悪かったんですよ』

【自分のことが認識できないのは簡単に言えば面倒くさいのだ。乗り移るのが】
407 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wikiよろず [sage saga]:2011/09/01(木) 02:24:06.76 ID:Fa7JuKPS0
>>405

「あー、いえ。その、ですね」

【どうもおかしい。修行の疲れが溜まって幻覚でも見たのだろうか、そうだとしたら恥ずかしい。などと考えていると、突然謎の光】
【そのどこか不思議な淡い輝きが収まると、相手の手には先程の大剣が握られていた】

「お、おぉう……」

【言葉が出ない。コレが話に聞いていた魔法、というモノの現象なのだろうか。驚き過ぎて思考停止状態である】
【それに目を奪われていると、今度は相手から自分に不意の質問が投げ掛けられた】

「はい、おそらく異能の物だと思われます」

【持ち主のくせにどうもはっきりしない答えを返しながら、腰の物を鞘ごと抜き取って相手に見せる】
【コレといった特徴のない、全体的に黒っぽい普通の刀である。決してナカノヒトが設定を考えるのを忘れていた訳ではない】
408 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/09/01(木) 02:27:26.36 ID:kdQ7EpnZ0
>>406
「されど、絵に描いた餅を貴殿は食すことは出来ますかな?」

【机上の空論を華々しく言われても、痛いだけである】【現実的に生きなければ】

「目も当てられないような惨状よりはよろしいかと存じますが」

【傷に塩でも塗りたいのか?コイツは】【フォローのつもりなら酷い話である】

「我も、1つ世代は古いのではありますが、人体を素体にして、記憶を移植する手法が主流でしたな。我の場合はこの体に魔道機械が入っていて、老化が大変遅くなるよう出来ております」

【生身に別の記憶を刷り込めるので便利である】
【それでも、目の前の相手よりかはよほどハイテクである】

「あのような存在は何をしでかすか予測がつきませぬから、扱うものの気が知れませぬな
しかし、憑依というのも中々に難儀なものなのですな」

【憑依という不安定なものに頼らなければならないというのも哀しい話である】

「そうだ、時計塔のパンフレットを差し上げましょう。これなら此方に用があればいつでもいらっしゃることが出来ますな」

【ポッケから、観光地のパンフレットをだして渡す】【魔術師にしか見えない裏の入り口も併記している】
409 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/01(木) 02:33:39.29 ID:MFU47OVIO
>>407

私も詳しいことは分からないんだけど…いわゆる「妖刀」ってやつらしいわ。
…魔翌力で形を変えるみたいね…刀の形をした双剣とこの大剣に。

【相手の目の前に大剣を突き刺した。先端が大きく斜めに切り落とされたようになり、】
【鋭く尖っているため多少硬い地面でもやすやすと刺さる。】

【刀身の表面には幾重もの傷がついており、】
【刃の根元には複雑な虎の模様が彫り込んであった。】

ふうん…こいつと似たようなものかしら…?

【刺した大剣の柄頭をぺちぺちと叩いてから、女は相手の剣を見つめた。】
【触って見たかったのだか、初対面でそれは憚られる。】
【特に剣客にとって得物は自分の子供と言っても過言ではないため、】
【取り扱いにも細心の注意が必要であったのだ。】

【他人が触っていいものか。自分も剣士なので、】
【それがどう言った行為なのか理解している。】

…せっかくだから、抜いてみてよ。刀の刃の部分をみたいわ。
410 :【神髪繙界】≪Baldness Order≫ @wiki [sage saga]:2011/09/01(木) 02:40:41.98 ID:LFhwcEgs0
>>408
『ふっふっふ…髪の毛があればそれくらい容易ですよ』

【あくまで髪の毛があれば、であるが】

「っ………」

『もう、いじめるのはやめてあげてくださいな』

【遅いわ。もっと早く止めてあげなさいよ】
【今にも泣き出しそうじゃないの】

『ふむふむ、私の場合は完全に自分の魔力依存なのでね』
『人によっては魔力が足りなくて術を成功させられない人もいたけれど。その方法なら失敗は少なさそうですね』

【感心するように言う男】
【しかし、この方法を男が使うことはないだろう】

『扱っているというよりは、好かれているって感じでしたけどね』

【選ばれし者って感じか】
【まったく羨ましい限りである】

『どうも。しかし、髪の毛がない私に協力できることなんて毛ほどもありませんが?』

【そうなのだ。これでは凄いオーラの普通の人間なのだ】
【パンフレットはちゃんと受け取る】
411 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wikiよろず [sage saga]:2011/09/01(木) 02:53:18.79 ID:Fa7JuKPS0
>>409

「妖刀、ですか……」

【血に付きたてられたそれをまじまじと見つめるが、なにぶん魔法などというものは専門外なのでよく分からない】
【ただ刀身につけられた数多の傷は、数々の歴戦を乗り越えてきた強者の証に見えて、強い感動を覚えた】

「すいません、私にも詳しいことは分からないのです」

【旅立つ時に、父が餞別として此れをくれただけで、詳しい説明など何一つされなかった。今でもそれを悔やんでいる】
【そして、必ず来ると思っていた言葉がついに相手の口から出てきた】

「……申し訳ありません、それだけはどうしても出来ないのです」

【口で言うより体験してもらった方が早いと思い、両手で捧げ持ち相手の方へと差し出す】
【受け取って抜いてみようとすれば、理屈ではなく感覚によってすぐに理解できるだろう。どれ程力を込めようとも、決して鞘から抜くことなど出来ないという事が】
【コレがこの名刀(?) 『瞬迅』 の呪われた特性なのである】
412 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/09/01(木) 02:53:27.57 ID:kdQ7EpnZ0
>>410
「よほど、その力が素晴らしきもののようですが
目にしないことにはどうにも、実感というものが湧きませんな」

【暗に、たらればを嘲笑しているのである】

「貴殿がそう仰るのならば、そちらのか弱い方への意見は控えさせて頂きましょう」

【か弱いは、精神がそうだというものであり、最後にも毒を吐いた格好になる】

「成功率は高いのですが、魔力が完全に移せませなんだ。
故にこのような無骨なものに頼っております」

【ゴーレム技師としての誇りというものはあるのである】

「天賦の才でございますか。全く、持たざるものには羨ましい限りですな」

【一応努力はしているクチなので、努力なしというのも癪に障る】

「それでも頭の皺の1つくらいは残しておいででしょう?
それだけのご助力でも十二分でございますよ」

【パンフレットを受け取ったのを確認すると、男の子は不意に欠伸をして】

「失礼、これ以上は醜態を晒しかねませんな。
それでは、時計塔か、この町のどこかで」

【ゴーレムを立たせて、立ち去らんとする】【特に引き止めないならきえるであろう】
413 :【神髪繙界】≪Baldness Order≫ @wiki [sage saga]:2011/09/01(木) 03:07:30.37 ID:LFhwcEgs0
>>412
『でしょうね。ま、何時か見せられるように探しておきますよ。私の髪の毛』

【髪の毛があれば万能になれる】
【そうでなくとも異常な魔力は保持しているのだが】

「…………」(安い挑発よ……無心を保て私)

『是非そうしてください』

【ふう、なんとか収まった。色んな意味で】

『そうなんですか……。どっちもどっちというわけですね』

【魔力を完全に移せないのは正直辛い】
【特に今の男の状態は膨大な魔力があるからこそ成立しているわけで、魔力が減れば少女の精神を殺さざるを得なくなる】
【一つの体に二つの精神って何気に高等魔術なんだからね!】

『ですね』

【今の実力の殆どが努力依存なので才能なんて高価なものには憧れてしまう】
【天才とは生まれつき天才なのである。天才は努力をしないのだから。だから男は天才ではない】

『ふふ、嫌な言い方ですね』

【記憶力は昔と変わらないので知識はある】

『そうですか。では、また』

【男は少女を気遣ってかさっさと公園を後にする】
【そして心配して声をかける】

『大丈夫ですか?』

「全然」

【あー…怒ってるわ】

/絡み乙でした!
414 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sagesaga]:2011/09/01(木) 03:08:59.41 ID:kdQ7EpnZ0
>>413
/絡み乙ありでした!
415 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wikiよろず [sage saga]:2011/09/01(木) 03:35:28.47 ID:Fa7JuKPS0
/すいません眠気が……凍結していただけないでしょうか
/明日も同じ時間帯に来れると思いますので
/後>>411の二行目にに変換ミスが
/血に付きたてられたそれを→地に突き立てられたそれを
/でした
416 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/01(木) 03:36:04.19 ID:MFU47OVIO
>>411

そそ。ってはあ?…できないってどういう…
あ、ああ、わるいわね…

【抜かないではなく「抜けない」という言葉に再び剣を動かす女。】
【相手がもう充分見つめた後で、自分の剣を引き抜いてから背中ししまう。】
【抜き身、いわゆる鞘無しで帯刀していた。】

…いや、いいわよ?私みたいな初対面が触ることもないでしょう?

しかし…抜けない刀か…いろんなものがあるのねえ…

【感心したように呟く女。無論そのような得物と会うのは始めてである。】
【それからひとしきり見つめてから、踵をした。最後まで剣に触れなかったのは、】
【もちろん、相手のことを思ったからである。そのまま別れの言葉を述べ、】
【やがて、公園から出ていった。】


/夜も遅いのでこの辺で。
/お疲れ様でしたー!とても楽しかったです!
/ありがとうございました!で、最後の最後で遅れてすいません…
417 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/01(木) 08:56:35.47 ID:MFU47OVIO
>>415
/ぬおおすれ違い…orz
/最後の最後で本当に申し訳ない…
418 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/09/01(木) 15:01:28.80 ID:V4KjJnLJ0
【廃墟と化した街 大通り (昼)】

「ふんっ! せいっ! はぁっ!」(やっぱり10キロは重いぞ…これ)
【何らかの理由により整備もされず風化していくこの街に、一人の青年がいる】
【見た目はさながら大学生だが、似合っていないのは彼が今振っている…剣だ、水晶でできている美しい剣だが、片方の刃には鉄が覆われており、物騒しさがあった】

「せいっ…! はっ…!」(…早く秋来ないかなぁ)
【額から汗の玉を出しつつ、青年はふとそう思った】
【小鳥の鳴き声しかしない廃墟で、青年の掛け声が響き渡っていた】

/殺し合いの場合、危険になると逃げるのでご了承を
419 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/01(木) 15:22:23.56 ID:Pvy45j1AO
>>418
【そこに一人の男が歩いてくる】

今日の糧のためにもえーんやこら

【手拭いを頭に巻いた甚平姿の丸メガネ男だ】
【背には風呂敷が背負われており、ひょこりと剣の柄が覗いていた】

…ん?

(…街中に出るために入った廃街で剣振るってる物好きに出会うたぁ…)
(…ほう、いい仕事だな)

【顎に手を当て青年の所作をじっくりと眺めだす】
420 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/09/01(木) 15:28:26.14 ID:V4KjJnLJ0
>>419
「せいっ…、せいっ…」(やっぱり数十分も振るえる感じじゃ…あっ)
【だんだん疲れが見えてきたころ、青年の視界に人間が写る】
【やはりこんな無人な場所で人と会うと疑問が浮き出るので】

「えーっと、こんな所でどうしましたか?」
【一旦素振りをするのをやめて、自分を見ている男性に話しかけた】
421 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/01(木) 15:37:22.08 ID:Pvy45j1AO
>>420
いや、な
街に行商に行こうと歩いていたら剣振ってる兄さんを見かけたんでな
誰の仕事なのか、と眺めてたところさ

【すたすたと歩いて青年に近づき】

どっこいしょ

【手頃な瓦礫に腰掛けた】

見たところ、仕込み剣だな
業物を加工したってところか
鍛ってもらったはいいが仕込みのタネが重くて上手く振れないと見た
違うか?

【あぐらをかいて膝に頬杖をつく】
422 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/09/01(木) 15:43:04.34 ID:V4KjJnLJ0
>>421
「…? はぁ、金髪で派手なお兄さんに改造してもらいました」
【(武具を作ったりする人なのか?)、と思いつつ、手を加えてくれた人の容姿を大雑把に言った】
【見たところそこまで怪しい人では無いから安心して言いのだろう】

「あっ、判るんですか、確かに…中に銃が仕込まれているんですけど…ここぞと言うときにしか振るえそうにないんですよね」
【青年は一瞬迷ったがこの剣について語りだす、剣の鍔に手をかけて変形させ、銃の形へと姿を変えた】
423 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/01(木) 15:50:34.40 ID:Pvy45j1AO
>>422
ふーん
…知らねぇな
まだまだ職人芸が途絶えてないようでいいこった

【ふぁぁ…とあくび】
【かなり失礼なおっさんである】

銃か
ふーん…なるほどな

【キラリと丸メガネが光る】

銃は機構自体は簡単だが仕込みには基本的に向いてねぇ代物だ
スペースを取るし重量も増えるからな
どっちも剣士にとっちゃ死活問題だ
剣に銃仕込んでたらいつの間にか銃が本命になった、なんてのも珍しい話じゃねぇ
それくらい仕込み銃は難しいんだが…きっちり銃を仕込んでるな
いい仕事だ、大事にしな
しかし…銃を仕込むあまりに剣としてのバランスが狂っちまってる
その剣振ってると異常に疲れねぇかい?兄さん
424 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/09/01(木) 15:58:07.92 ID:mwAc+zawo

のうわぁあああああああああああああ!!!

「グルオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」

【草原】
【追いかけっこをする少女と化物】
【逃げる少女は必死の形相で】

これでも食らえ!

【光球が掌に顕れたかと思えば、地面の土がそこに集まり一本の槍となった】
【それを躊躇なく熊と狼を足したような化物に突き立てる】

「グァワアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

【偶然、片目に突き立った槍】
【土なので目潰し程度にしかならない】

散ッ!!

【と、突き立った土槍が破裂した】
【大きくひるむ化物を横目に、更に走る】

/絡み待ち!なんでもどうぞ!
425 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/09/01(木) 15:58:11.07 ID:V4KjJnLJ0
>>423
「はぁ…」(職人の世界の事はあまり知らないし…ここは黙っておくか)
【無闇に首を突っ込むと危なそうなので軽い返事だけにしておく】
【別に相手があくびをしても青年は表情を変えない、年上には敬意を持つタイプだ】

「確かに近距離と遠距離を同時にするのは大変そうで…、はい、1時間も連続で素振りできませんね、正確に測っていませんが…15、いや20キロはありますね、こいつ」
【仕込み水晶剣を剣に戻して、返答する】
【しかし改めて考えてみるとかなり大変な物へと変化した、振り下ろし攻撃が恐ろしい事になりそうだ】
426 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/01(木) 16:03:27.39 ID:Pvy45j1AO
>>425
…ふむ
どうだい兄さん、その剣俺に預けてみねぇかい?

【懐から何かを取り出す】
【それはえらく年季の入った金槌だった】

といってもガチンコの仕事じゃねぇ、いわばお試しってやつだ
ちょちょいと手直ししてやるよ、それでちったぁ楽になるはずだ

【ぽぉんと金槌を投げてキャッチ】

代金はいらねぇぜ
ただの手直しだからな
427 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/09/01(木) 16:08:22.07 ID:V4KjJnLJ0
>>426
「えっ?」
【青年は丸い目をして金槌を見る、何となく、何となくそういう展開になりそうだなとは思ったが、まさか本当になるとは】
【しかもタダとは、これに青年は少し唸ってから…】

「…判りました、それじゃあお願いしてみます」
【彼に自分の武器を任せると決めた、すこし前の青年ならかなり悩んでいただろう】
【青年は男性の元へ歩いて剣を渡す】
428 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て 二本[sage]:2011/09/01(木) 16:14:32.75 ID:ZQ8K/Ypeo
>>424
【近くの茂みから出てくる一人の少女】

【少女が目に捕えているのは戦う少女と化け物】
【一般人ならばここで逃げるのだろうが、少女は逃げなかった】

「・・・・・あんなに頑張ってる・・・」
「・・・・しかも能力者だし・・」
【大きなため息を付く】

「・・ま、助けてあげよう・・・・一人だと怪我しちゃう。」

【すると一つの蝋燭立てを取り出す】
【そして、どこからともなく禍々しい色の太い蝋燭が突き立てられている】
【化け物自身の寿命を見ているのだ】

【そして、戦っている女の方へと手招きを始めた】
429 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/01(木) 16:16:30.93 ID:Pvy45j1AO
>>427
あいよ
この手直しが気に入ったら【クリエイターズギルド】に来てくんな
兄さんなら格安で一本鍛ってやるよ

【笑いながら剣を受け取り】

…そうだな

【背中に背負った風呂敷に手を伸ばしてひょこりと出ている剣の柄を持つ】
【柄を引っ張ると鞘に納められた普通の西洋剣が顔を出した】

手直しの間、こいつでも振ってな
看板代わりの一本だが鍛練なら大丈夫だろ

【ひょいと青年に西洋剣を放り投げる】
【剣はずしりと重みを感じさせるが振るうとスムーズに振れ】
【最初に感じた重みが不快にならない『職人芸』であった】
430 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/09/01(木) 16:22:53.54 ID:V4KjJnLJ0
>>429
「クリエイターズの方でしたか」(じゃあ安心だな)
【その言葉にまた驚く青年、ついこの間、首にかけている綺麗なネックレスを作ってくれた勢力だ】
【そして彼が背中の風呂敷から何かを取り出し、投げられたのでキャッチしたら】

「……おお、あっ、ありがとうございます! こんな善人か悪人かも判らない自分にこんな物を貸していただいて!」
【手におさめられている物、それは西洋の剣、青年は一瞬その重量や輝きに見惚れたがすぐに正気に戻って頭を下げたお礼を言った】
431 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/01(木) 16:28:39.38 ID:Pvy45j1AO
>>430
つーか家借りだな
所属ってわけではないよ

【こんこんと軽く金槌で水晶剣を打つ】

大袈裟だな、そいつは兄さん用に打った代物じゃねぇ
剣には重心バランスってのがあってな
そいつが大きくずれてると重みが剣士に反映してスイングがぶれる
また逆にきっちりし過ぎてると軽く感じてどうにも心許なくなる
そこを上手く打ってやったら重すぎず軽すぎず、小気味良い剣が産まれる
まぁ、古い技術だよ
432 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/09/01(木) 16:36:37.15 ID:V4KjJnLJ0
>>431
「そうなんですか」
【ちょっとした誤解を解きつつ、鞘から剣を引きつつ刀身を見る】
【剣についての知識はド素人だが、普通が一番だなぁと重いつつ子供のような無邪気な目で刃を見る】

「こんな金属の薄板でもたくさんの技術や知恵があると思うと、頭が痛くなりますねぇ」
【苦笑いをしつつ、誰もいない空間へと向かって軽く剣を振るう】
【先ほど重い剣を振っていたギャップもあってか、かなり早く斜め斬りが出来た】
433 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/01(木) 16:45:34.39 ID:Pvy45j1AO
>>432
そりゃな
人類の進化は生活と戦争に彩られてきた
そのどっちにも必要だった刃物の技術はそれこそ腐るほどある、廃れた技術も含めてな
粗悪品が星の数ほどある世界だが、その中にキラリと光る業物がある
そいつを見つけるのも楽しみの一つだな

【懐から包帯のようにまとめられた革のベルトとハサミを取り出す】
【革のベルトを器用に水晶剣の柄にくるくると巻いていく】

…ふむ

【青年の斜め斬りをじっと見て】

…少し寄せるか
物が重いしきっちりし過ぎてるぐらいがちょうどいいかもな…

【こんこんと金槌で水晶剣の刃を打つ】
434 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/09/01(木) 16:54:11.87 ID:V4KjJnLJ0
>>433
「生まれた技術のほとんどが、生活の他に戦争などに使われるんですよねぇ、生活の包丁や果物ナイフ、戦争の刀や剣などがいい証拠ですよ」
【ため息を出しつつも青年は片手で剣を振っていく、刀は持った事があるがちゃんとした西洋の剣を持つのは初めてだ】

「ご慎重に、まぁ失敗しても別にいいんで気楽にどうぞ」
【一応そう言って肩の荷を降ろそうとする】
435 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/01(木) 17:07:21.71 ID:Pvy45j1AO
>>434
まぁ鍛冶屋にとっちゃ主婦も兵士もお客様だ
何に使われるかは知ったことじゃねぇが…お客様の人生変えるような一本を打ちてぇなとは思うよ

【水晶剣の柄を握り三度ほど軽く振る】

バカ野郎

【こん、と剣を打つ金槌が止まる】

自分の剣に適当な仕事されるのを容認するやつがあるか
剣を鍛冶屋に預ける時は「こんな気に食わねぇ仕事しやがって」と食らい付くぐらいの気概を持て
剣ってのは剣士が命を預けなきゃならない相棒だ
そんな代物に三流仕事やらかしてお足を頂戴するような半端やったらあの世の師匠が夢枕に立っちまうよ

【再びこんこんと金槌が剣を打つ音が響く】

…こんなところか
持ってみろ、今お前が持ってる剣とこいつは重量が違うってことを念頭に置いてな

【水晶剣を青年に差し出す】
【柄を握ると青年の手にあつらえたようにフィットし】
【あれだけ重かった剣が今持っている剣と同じ程度の重さに感じるだろう】
436 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/09/01(木) 17:15:21.94 ID:V4KjJnLJ0
>>435
「あっ、…すいません」
【彼の、職人の生き様というものに触れたのだろうか、心にくるものがある】
【やはり自分はまだ弱い、他人の信念すら上手く読み取れないのだから】

【数十秒後、剣の手入れが終わったので青年は左手に西洋剣を持って右手で受け取る】

「!?、金槌一本でここまで剣って変わるのか…!」
【表情を驚きの顔にしつつ、ダンベルを上げ下げするように右腕を上下に動かす】
【右手に握られている水晶剣と、左手に握られている鞘入り剣、交互に見つつ、しっかりと体で重量を味わう】
437 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/01(木) 17:26:51.53 ID:Pvy45j1AO
>>436
本当の仕事は火入れやらなんやらやってバランスを取りながら切れ味を増していく
金槌だけなら…まぁこんなところだろ
手直し程度だしな

【金槌と革のベルトとハサミを懐に仕舞う】

一応振ってみてくれ
兄さんの筋力に合わせたつもりではあるがな
438 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/09/01(木) 17:34:40.02 ID:V4KjJnLJ0
>>437
「いえ、これだけでも十分ですよ、奥深いなぁ…あっ、返します」
【ハッとして西洋剣を返しつつ、そして魔法を使ったみたいに軽くなった水晶剣を片手で振ってみる】

【ヒュン、と左から右へなぎ払うような横切りをして、青年はまた感動】

「うん、だいぶ楽になりました、改めて、ありがとうございます」
【自然に爽やかな笑みとなって、青年は上半身をしっかり倒してまた礼を言った】
439 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/09/01(木) 17:36:15.12 ID:h9Ms8pgdo
【目映い光の燦々と降り注ぐ昼下がり、青々茂る木々は満足げに枝を撓らす】
【そんな、小さな森で一人と一匹は、何をするでも無く、佇んでいた】

おい…本当に良かったのか?

「良いじゃあないですか、たまには。…そんな事より、早く。」

【竜。】【尻尾の先から頭まで、7mはある空想の生物がそこには確かに、存在していた】
【深みがかった藍色を基調とした体躯の天辺で、浅葱色の眸が瞬く。】
【その肩に位置する部分に、女性は腰掛けていて。ジーンズを履いた脚をブラブラさせながら、時折竜の方にぶつけ】
【何かを、頼んでいる様であった。そんな女の額から、一筋の汗が零れ落ちる。やはり夏場の此の時間は、熱いらしい】

――…応。

【竜は幾らかの躊躇いを見せた後、軈て小さく息を吐いた。傍目でその様子を見ていれば、些か異常に見えるかも知れず。】
【そして竜は、目を閉じ集中力を高める。――…能力発動】【しん、と。急に辺りが、静寂に包まれた様な感覚が起こり】

「あー…快適、快適。やっぱり夏は、コレに限る。」

【明らかな変化は特にない。然し、一人と一匹の周囲は確実に、涼しくなっていた。それはもう、冷房をかけているかの様に】
【眼を開いた竜は能力をこんな事に使うのに抵抗が在るのか、未だ不満げであったが、何も言わない】
【そう反して女性の方は、とてもとても機嫌良さげであった――…長々と書いてきたが要するに】
【女が竜の能力を行使させ森のまっただ中で涼んでいた】
440 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/01(木) 17:40:27.94 ID:Pvy45j1AO
>>438
大したことじゃねぇってのに

【ため息を吐きながら苦笑して剣を受け取る】
【西洋剣を背中の風呂敷に仕舞い】

うん、少しは馴染んだか
剣を鍛えたくなったり新しい一本が欲しくなったらギルドに来な
居ないかもしれないが居たら格安で請け負うよ

【どっこいしょ、と立ち上がり尻を叩く】

んじゃな
頑張れ若人

【ヒラヒラと手を振り名乗りもせずに街に向かって歩いていった】

/乙でしたー!
441 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/09/01(木) 17:47:07.06 ID:V4KjJnLJ0
>>440
「はい、またある程度経ったら甘い物でも持って行かせてもらいます、それでは」
【微笑みをしつつも彼の背中に腕を振って別れを告げた】
【自分は刃物に関しては全く知らないが、明日にでも図書館で調べようかな、と思った】

/これで乙です。
/水晶剣ですが、具体的にはどれくらいの重さになったでしょうか。
442 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/01(木) 17:49:21.14 ID:Pvy45j1AO
>>441
/重さ自体は変わってないです
/バランスが整ったおかげで重さを感じにくくなった、と思ってもらえたら
443 :【蟇弧護法】[saga sage]:2011/09/01(木) 17:51:59.13 ID:V4KjJnLJ0
>>442
/了解です、ありがとうございました。
444 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/09/01(木) 18:05:16.21 ID:mwAc+zawo
>>428

(くそう、如何するべきか――)

【と、逃げながら考え始めた所に少女が見えた】
【ろうそく?まだ明るいのに――と怪訝に思いつつもそちらへ跳ぶ】

【転がるように茂みに飛び込むと】

どうした、早く逃げろ!
襲われるぞ!

【真剣な形相でそう怒鳴る】
【といっても化物に聞こえない程度の声だが】

/物凄く遅れてごめんなさい……
/少しパソコンが何度もフリーズしてしまって……
445 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wikiよろず [sage saga]:2011/09/01(木) 18:15:47.07 ID:Fa7JuKPS0
>>416

【相手が剣を背負い直すのを見て残念そうな顔をしながら立ち上がる。欲を言えばもっとじっくり観察したかったから】

「いえ、どうぞ遠慮なさらずに」

【そのまま差し出し続けたが、相手はそれをじっと見つめるばかりで刀に触ろうともしなかった】
【そうしていると、突然くるりと背を向けられる。そして告げられる別れの言葉】

「え? あ、はい。おやすみなさい……」

【女が急の展開に驚いている隙に相手は素早く公園から立ち去ってしまった。一人両手で刀を捧げ持ったまま、その場で立ち尽くす】
【何か用事でも思い出したのだろうか。それとも、――――やはり、先程の件で気分を害していたのだろうか】


「うぅ……。ごめんなさい、ロータス殿。本当に、申し訳ありません……グスッ」


【どうしよう、余りの不甲斐無さと申し訳無さに涙が出てきて止まらない。しかし、泣いたところで相手が戻ってくるはずもなく】
【その公園には一人でグスグス泣きながら姿の見えない相手に向かって謝り続ける女剣士が残されていただけであった――――】



/遅くなってごめんなさい
/こちらこそ絡み乙&ありでした

>>417
/自分がはっきりしなかったのが悪いのです
/こちらこそ本当にすいません
446 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て 二本[sage]:2011/09/01(木) 18:21:23.53 ID:ZQ8K/Ypeo
>>444
【怯える様子もなくただ手招きを続けている】
【結構不気味である】

「・・・・早く来て。」
「大丈夫…怪我なんてしないから。」
【茂みに隠れる女に蚊の鳴くような声で言う】

【蝋燭立てを頭上に上げる】

「・・・・・ほら、おいで。」
【それは紛いもない化け物に対しての挑発であった】

【そのままにしておいたら蝋燭ごと少女に襲いかかるだろう】
【まぁ、それが少女の目的なのだが】

/こっちも遅れてすいません!
/全く気にしないでくださいな
447 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/09/01(木) 18:25:31.78 ID:mwAc+zawo
>>446

な、お前アレを見てなんとも思わんのか!?

【と叫ぶ】
【が、相手は余裕そうな雰囲気を醸し出している】

(……もしかしてこのピンチがわかっておらんのか!?)

【無論、分かっているのだろうが】

「ガァアアアア!!」

【化物が此方へ跳んでくる】
【片目は潰れたようだがもう片目で見つけたようだ】
【大きな爪で少女達を引き裂こうとする】

っちぃ!

【シャラン、と刀を抜く】
【刀身が炎と土でできた、特殊な刀】
【せめて少女だけでも逃がそうとする】

/ありがとうございますっ
448 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て 二本[sage]:2011/09/01(木) 18:35:33.75 ID:ZQ8K/Ypeo
>>447
「・・・・大丈夫よ・・勝手に無くなってくれるわ。」

【叫ぶ相手を宥めるように言う】
【表情は何一つ変わっていないのだが】

【蝋燭は未だ頭上に掲げたままだ】

「おいで・・・」

【飛んでくる化け物に対して微動だにしない】
【むしろ向かって行っている】
【そして蝋燭を怪物の目の前に移動させる】

「・・・・ちょっと・・」
【女が入ってきた事によって怪物の攻撃を免れてしまった】

「この蝋燭を壊して。」
【短くそう告げると蝋燭立てを持ち、女の方へ移動して行く】
449 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/09/01(木) 18:45:57.29 ID:mwAc+zawo
>>448

っりゃぁ!

【爪の一撃を刀で受ける】
【熱さを感じたのか、悲鳴を上げて大きく後方へ跳びずさる化物】

「グルオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

【威嚇の咆哮を上げる】
【身構え、出方をみているのだろう】

なぁ!?
こんな時に暢気なっ……てい!

【文句を言いながらも刀を一閃】
【蝋燭を真二つに切るだろう】
450 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て 二本[sage]:2011/09/01(木) 18:51:01.24 ID:ZQ8K/Ypeo
>>449
【獣の咆哮を聞きめんどくさそうな顔をする】
「・・・・・うるさい・・」
【凄く不愉快そうである】

「・・・・暢気って・・」
「こっちは必勝法持ってきてあげたのに・・」
【ボソッと呟く】

【蝋燭が真っ二つに斬れる】
【その瞬間に火が消えてしまう】

【目の前の獣は物凄く無念気な断末魔を上げる】
【そして、その内白目をむき口から泡を吹き死んでしまうだろう】
451 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/09/01(木) 18:53:41.42 ID:mwAc+zawo
>>450

【実に呆気無い物だった】
【化物は声一つ上げず、その場に倒れ伏せ、死んだ】

……な、なんなのだあれは……
お前、もしかして呪術師か何かか!?

【呟きは見事に耳に入らなかったらしい】
【感心と羨望の眼差しを向ける】
452 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て 二本[sage]:2011/09/01(木) 18:57:29.16 ID:ZQ8K/Ypeo
>>451
「・・・呪術師って言ったらそうなるわね。」
「でも・・違うわ。」

【素っ気なく言う】

「貴方は一体何なの?」
「見てて凄かったけど。」
【相手の能力の事に付いて問う】

「私は・・・寿命を視るだけの力よ。」

【最後にボソッと自分の能力に付いて教える】
453 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/09/01(木) 19:03:40.80 ID:mwAc+zawo
>>452

むぅ……よく分からん……

【少し考えるが問いかけられ、考えることを放棄する】
【純粋な笑顔を浮かべると】

うむ、よく聞いた!
わしはリャン族が姫、イリアだ!

【えっへん、と言い放つ】
【少年とも少女ともつかない身体付きは「子供」と表現したほうがわかりやすく】
【しかし納得できるであろう容姿であった】


/次レス遅れます!
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/09/01(木) 19:04:45.26 ID:4CPkMk0go
>>439

「…こちらR 誰かいるか」

【耳の小型無線機を抑えながら軍人らしき男が森を彷徨う】
【服は濃い紺の戦闘服…細部描写は難しいため想像に任せよう】
【腰にはポーチとFN-ファイブセブン(以下FN)が下げられている】
【男は何度か無線機に話し掛けたが答えがないと知ると取り外した】

「…厄介だな」

【FNを構え安全装置を外すと周囲を見渡して警戒する】
【その時、視界に少女と竜が目に止まった】
【男は2、3秒警戒してからFNを腰に戻し彼らに歩み寄って行った】

/よろしくです!
455 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て 二本[sage]:2011/09/01(木) 19:10:32.64 ID:ZQ8K/Ypeo
>>453
「・・・・ええ、私もよくわからないもの。」
「ま、気にしないで・・・考えるだけ無駄だから。」

【サラッと辛辣な言葉を吐く】

「・・・イリアね。」
「私は・・・・・風前 灯日(かざまえ ともか)」

【別にそこまで身分は気にしてないらしい】
【なので相手が姫でも無愛想な態度は変わっていない】

「・・・・迷子?」
【相手の容姿から判断したのか唐突にそんな事を言い始める?
456 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て 二本[sage]:2011/09/01(木) 19:11:27.97 ID:ZQ8K/Ypeo
>>453
/すみません自分も次遅れちゃいます!
/後、最後の?は】←です】
457 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/09/01(木) 19:16:48.68 ID:h9Ms8pgdo
>>454

「それにしても、浮かない顔をしてますねえ、貴方は」

肩に乗る女性はふふ、と笑みを造ると、竜へと語りかける
龍の表情等、分かる物なのだろうか。傍から見れば区別するのは、恐らく不可能であろう
無言を貫き通す竜に向い女は、続けて言葉を語り出す

「良かったのですよ、此れで。何度も、言っているじゃあありませんか。……ん?」

ふとして途切れた言葉が示すのは、二人の存在するこの風景に闖入する者の、存在
歩み寄る男に気付いた女性は、素早く視線を走らせ――見つけた

「こんにちは、こんばんわ。――初めまして? 何の御用でしょうか?」

女は変わらない調子で男に問いかける、口許に浮かぶのは、さっきと変わらない笑み
然し気付くだろうか、側に居る竜は男へと視線を送りながら、鋭い唸り声を漏らしていた。
歓迎すべき者ではないのである、目の前の男は。正体を隠している、一人と一匹にとって。
尤もこの後の展開は、男の行動に委ねられる部分が強いのであろうが――女性は首を、興味深そうに、傾け
458 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/09/01(木) 19:23:52.71 ID:mwAc+zawo
>>455

ぐぬぬぅ……

【ぐぅのネもでない】
【世間知らずな一面自分にはある、と自負していたからだ】

トモカだな、よろしく頼むぞ!

【ニカッ、と嬉しそうに返事をした】
【姫ではあるが、堅苦しいのは好きではない】
【むしろ無愛想な少女に好感を覚えていた】

いいや違うぞ

【きっぱりと言う】

わしらの部族の掟でな、仙人の修行を受けねばならんのだ
その修行が人探しでのう、「天使の少女と猫のような青年」を探せといわれておる
なんでもその二人は同じ顔をしているらしくてな、すぐ見つかると思ったのだが……

【うーむ……と腕を組み、半分愚痴のように言った】
【ころころと表情が変わる少女だ】
459 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/09/01(木) 19:24:25.31 ID:mwAc+zawo
>>456
/了解です!
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/09/01(木) 19:32:31.90 ID:4CPkMk0go
>>457

(竜に話し掛けている?会話が可能なのか)

【近づきながら思考する男】
【遠くから見た竜の大きさからか少女のように見えたがどうやら女性のようだ】
【そのまま気付かれてスピードを落とす】

「…驚かせてすまない」

【顔を無表情のまま女性に声をかける】
【手は腰の銃に違和感無くかかっていたが】

「…安心しろ、腰の銃はゴム弾だ」

【そう言って竜の唸り声に気付いて釈明する】
【竜を見たのにいたって冷静で口調は固いまま】
【おそらく男の本来の性格なのであろう】

「…すまないが此処は何処だ?」

【その冷静な態度のまま質問する】
【男自身、此処が何処なのか知らないようだ】
461 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て 二本[sage]:2011/09/01(木) 19:38:25.09 ID:ZQ8K/Ypeo
>>458
「・・・図星か。」

【相手の反応を見て笑いを洩らす】
【ここまで分かりやすい人間に出会うのは初めてだ】

「・・・トモカ・・ね・・・」
【下の名前で呼ばれるのは馴れていないのである】

「そう、じゃあ一人でこんな所まで何しに来たの?」
「化け物退治?」

「天使の少女と猫男?」
「お化け屋敷に行ったら猫男には会えるんじゃないかしら?」
【軽く誤解している】

「・・・・小さいのに色々悩んでいるのね。
【物凄く小さな声で喋っている】

/おくれてすいませんっ!
462 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/09/01(木) 19:43:00.10 ID:mwAc+zawo
>>461

う、うるさい!わしは馬鹿ではないからな!?

【無駄とわかっても否定はしておく】
【うぐぐぐぐぐぅ……とさらに唸る】

ふむ……その様子じゃトモカも知らないようだしのう……どうしたものか……

【更に考え込み】

お化け屋敷!?
化物がわんさかおるのではないのか!?

【どうやらよく知らないらしい】
【かなり驚いていた】

わしとて悩むことくらいは有るわい!

【微妙にズレたツッコミを返した】
【馬鹿にされた気がしたのだ】
463 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/09/01(木) 19:51:32.22 ID:h9Ms8pgdo
>>460

男の第一声は、謝罪から始まるものであった。となれば害意は、無いと見ていいのだろうか?
接近する男の様子を油断無く観察し、考察する。生きていく上では重要であり、当然のことだ

「ゴム弾だって、危ない事には代わりありませんよ。――…まあ」

女はおもむろに口を開くと、足を使って竜の身体を叩く。――と
警戒心からの唸り声は収束、女は再び、大地の上に足を降ろす事が出来た。ぱんぱん、と、衣服をはたく

「貴方が奇妙な事をすれば直ぐに。この竜に噛み裂いて貰いますけれど、ね。…貴方も、そのままでは離し辛いわよ?」

穏やかの声音の紙背に潜むのは、厳かな警告の意志。取り敢えずは男を、信用する事にしたのだろう
その後女は竜の方を向くと、何気ない仕草で声を掛ける。変化はそれから、すぐであった
竜の身体が見る見るうちに縮小を始め、陽炎が如く歪んでいく――再びその変化が止んだとき、其処にいたのは
藍色のバンダナを身につけた、目付きの悪い少年であった。
然し小さくなっても、男を睥睨するその姿からは、竜の威圧が粕かに伺えるかもしれない。

「ここは森ですよ、この通り、ね。…もしかして迷子、なのかしら。」

二歩三歩、女性は話し易い距離まで近づいていく。その後ろを、若干慌てた様子の少年が追いかけて――主従関係の様にも見える
余り参考にならないであろう回答と共に推測を口にする女性は、迷子という言葉を強調しながら、からかっているようでもあった
464 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て 二本[sage]:2011/09/01(木) 19:52:10.38 ID:ZQ8K/Ypeo
>>462
「・・・・まぁ、もし自分がバカだと思うなら手の平に三回バカって書いて三回まわれば天才になれるわ。」
【ここまで引っかかるバカはいないだろうと思っている】

【まぁ、期待はしているが】

「・・ええ、能力者に合うのも今日が初めてだもの。」
「・・・・本当にいるのね。びっくりしたわ。」

「でも本物じゃないわよ?」
「中には雇われた労働者が詰っているの。」
【子供の夢を壊すような事をサラッと口にするKYである】

「・・・・・まぁ、人間だものね。」
「・・悩みが無い人なんて無いんじゃないかしら?」

【人間は悩んでなんぼの生き物だと思っている】
465 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/09/01(木) 19:57:48.21 ID:mwAc+zawo
>>464

ふ、ふん!そんな訳がなかろう!

【といいつつも後ろで掌にバカと三回書き】

おおっと目が回るー(棒)

【三回回った】

うむ、能力者というのかどうかは知らんがこれは我が部族長の一家だけにのみ発言する力じゃ

な、なんじゃ……ならば怖くはないな……

【微妙な表情でそう頷いた】

ははっ!分かってるのう!
トモカほどの呪術師となれば当然のことかも知らんがな!

【楽しそうに笑った】
【本心、そう思うのだ】
【今日は良い人に出会えた気がする、と感じた】
466 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て 二本[sage]:2011/09/01(木) 20:05:13.45 ID:ZQ8K/Ypeo
>>465
「ええ、まぁ・・試す価値はあるんじゃないかしら?」
【やっぱりここまで馬鹿ではないかと思った】

【その直後、後ろを向いた少女が実践していたのだ】

「・・・・クスッ」
【初めて人前で笑ってしまったのだ】
「なにしてるのよ・・・嘘よ・・嘘。」

【笑ったのを隠すかのようにそう発言する】

「そうなんだ、凄いじゃない。」
【ここは能力者でいっぱいなんだなぁと思っている】

「だから・・呪術師じゃないの」
「寿命を見れるようにするだけなの」

【必死に説明している】
467 :【内藤波紋】[sage saga]:2011/09/01(木) 20:08:41.61 ID:Av420VzIO
【公園】
【日も落ち、チラホラと人々が存在している。】
【昼間の様な賑わいは無い。遊んでいた子供達も帰ってしまったし、】
【他の人達もそれぞれやることがあるのな、何処かへいってしまっている。】
【そんな閑散とした公園に、とある人物がいた。ベンチに座っている。】

しっかしあれは怖かったなぁ…

【一人は青年だ。】
【すれ違っても全く印象に残らない、穏やかそうな青年。】
【この季節に合った派手でもない地味でもない服を来て、】
【かっこよくもブサイクでもない顔をしている。】
【もっとも、一つだけ、大きな特徴があった。そっちの方が人々の目がいくだろう。】
【それは、彼の背中の剣である。身の程もあるかなり長い両刃剣だ。】
【銀特有の柔らかな輝きがあり、量産されたモノでは無いことがわかる。】

( ^ω^)
全くだお。あんな真性のマジキチ始めてみたお。

【そしてもう一人は少年である。】
【全体的に丸顔な饅頭の様な頭と、癒し系の顔。】
【これだけ見れば、彼も一般人だが、やはり違うものがあった。】
【それは、彼の「存在感」というべきか、全身から出るオーラの様なものである。】
【何となく、そう、他と違うような、そんな感じがしていた。】
【鋭い人間なら、それが「魔力」に由来しているということが分かる。】

あの子は…逃げたかな…

( ^ω^)
逃げたと思うお。閃光弾をモロに受けたんだからお。
足止めくらいはできると思うお。

【道行く人を眺めながら、ぼんやりとそんなことを話す二人。】
【微かに涼しくなったそこは、緩い時間が流れていた。】
468 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/09/01(木) 20:08:52.47 ID:mwAc+zawo
>>466

にゃっ!?
わしは何もしとらん!しとらんからな!

【少しショックを受けた風だが、すぐに必死に否定をした】
【わかりやすい嘘である】

むぅ、よく分からんがトモカは"能力者"なんじゃな!
ついでわしも能力者だ、と

【ようやく理解したようで頷く】

……所で、そんな無防備で大丈夫なのか?
さっきわしに態々蝋燭を切らせたのだ、自分では干渉できないんじゃろう?

【割と頭の回転は速いらしく】
【さっきのやりとりからそれだけの情報を得ていた】
469 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/01(木) 20:10:23.36 ID:Av420VzIO
すいません。>>467取り消します。
470 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て 二本[sage]:2011/09/01(木) 20:13:30.65 ID:ZQ8K/Ypeo
>>468
「・・・・三回まわって」
「・・・・クスッ」
【壺に入ってしまったらしい】

「ええ、そうみたいね。」
「でも、多いんでしょう?この街には」

【能力者という存在は知っているのだが、視るのは初めてである】

「ええ、干渉はできないわ。」
「でも、能力者以外はすべて蝋燭として表す事が出来るわ。」
【案外余裕なのはこのせいだろう】

「・・・あなたこう言うのは頭の回転速いのね・・・・・」
【素直に感心している】
471 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/01(木) 20:24:34.27 ID:4CPkMk0go
>>463

「…できれば痛みの無いようにしてもらおうか」

【言いながら手を頭の上に挙げる】
【あくまでも警戒のために安全装置は外しているが】

「…ほう、変化も可能か」

【驚きにより声が出る】
【会話が可能であることは予想していたがこれは予想外】
【男の頭の中で多少警戒度が高まったのか歩みが止まった】

「…迷子ではない旅人だ」

【からかいを軽くいなす男】
【だが、目線は別方向へと向いている】
【とりあえず、いじられることには慣れていないようだ】
472 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/09/01(木) 20:38:41.75 ID:mwAc+zawo
>>470

ううううるさいわああ!!

【顔を真赤にして叫んだ】
【若干涙目】

そうだのう……
種類も多いみたいだし、中々に面白い

【楽しそうに】
【珍しい物がみられるから悪くはない】

そうか……

【少し何か考え、化物の死体へ歩み寄る】

お前は強き獣だった
お前の牙、少し借り受けるぞ

【獣に膝まずき、黙祷を捧げる】
【そして右の掌を開き光球を召喚】
【その中で一番小さい牙――といっても小ぶりな剣程あるが――が抜かれ、その光球に】
【さらに死体から、周囲の土から、木から合わさっていく】
【そして球体はいつの間にか獣の牙で出来た短剣になっていた】

ほれ、護身用に持っておけ

【木でできた簡単な鞘にそれを仕舞い、差し出す】
【持ち手は土で出来ており、牙の根元を覆い、更にその上から獣の皮をかぶせることで持ちやすくしていた】
473 :【風前灯火】@wiki E蝋燭立て 二本[sage]:2011/09/01(木) 20:45:32.74 ID:ZQ8K/Ypeo
>>472
「・・・ごめんなさいね。」

【宥め始める】
【さすがに悪いと思ったのだろう】

「ええ、そうみたいね。」
「ま、大抵は視た目でわかるけど。」

【大抵能力者は奇抜な格好をしているのだ】
【自分然り】

「・・・・・凄いね」
「こんなことも出来るんだ・・・・」

【少女のする事にビックリしている】

「ありがと・・貰っておくわ。」
【短剣を受け取る】

「ごめんなさい。もう時間なの」
【そう言うと微笑みながら帰って行く】

/すみませんっ!
/ 急用ができたので・・・強引ですが〆させてください!
474 :【創核術式】周りにあるもので何か作る[sage]:2011/09/01(木) 20:50:18.18 ID:mwAc+zawo
>>473

分かれば良い、分かれば

【うむうむと頷く】
【腕を組み、若干偉そうに】

ふむ、それも手がかりにしてみるか……

【一転、真面目そうにつぶやいた】

どんな物も応用次第だ
お前の能力も色々使えると思うぞ!

【期待と嬉しそうな笑みを浮かべた】

そうか、ではまた会おう
リャン族はお前を友と認めるぞ

【一族が姫として、また一人の少女としてお礼の気持ちを込めた言葉だ】
【去りゆく少女に手を振って見送った】

/了解です!
/絡みおつありでした!
475 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/09/01(木) 20:52:25.13 ID:6PQkBc3Qo
>>471

「それは貴方次第、ですよ」

不敵な笑みは変わらず、然れど女の中の心境の変化は、少しずつ
警戒は和らぎつつ、あった。尤も表情からその事を察知するのは、些かばかり困難か

「ええまあ、ちょっと子供っぽくなっちゃいますけれどね」

『――…そんな事ねぇよ』

驚きの声も、当然だろうか
そんな反応にもこなれているのか女性は、綽々と言葉を続けていく。
一方の目付きの悪い青年は低い声で一言、異論を唱える。威厳ある竜も今は、不良の様にすら見える

「道が知りたいのなら、同じようなものでしょう?
 ほら、して欲しい事があるのなら、言ってご覧なさいな。…丁寧に、ね。」

道案内して欲しいなら、自分に頼めと
婉曲な言い回しをしているが、結局のところそんな事を言っていた。
どうやら目の前の男はこういったやり取りに慣れていないと踏んだらしく、それ故の発言なのだろう
言葉を紡ぐ女性は、実に楽し気であった。――諌める様な龍の視線も、気にしない気にしない
何とも子供じみた悪戯の様な真似――だが、そんな事を平気で言うのが、この女なのであった
476 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/01(木) 21:21:29.67 ID:4CPkMk0go
>>475

「…そうだな」

【そう言って手を下げる】
【口調の柔らかさから自身も警戒を解いたのだろう】
【その動作で腰のFNの安全装置をかける】

「…息子みたいだな」

【彼の頭に手を置いてなでる】
【あまりにも躊躇しないため同格に扱っているのだろう】
【ただ、どこか目が寂しそうなのも追記するべきか】

「…では付近の村まで案内を頼む」

【深くお辞儀をしながら男が言う】
【固い口調は残念ながら変えられないようだ】
【元軍属の者としては仕方の無いこととも言える】

/遅筆ですみません…
477 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/09/01(木) 21:46:08.71 ID:nsaIhtey0
そこは田舎道ひとつ
散り塗る夏風が去りぬ、輝き青し日々が鮮烈に蘇る頃、虫達の協奏曲と心地よい風
漆黒に近い藍色に染まった月光の黄金の黄昏に纏う、鼠と闇の色
葉と葉が身を寄せ合い擦り合わせ行く微かな音
……ーーーさわっ さわっ、葉が一枚、ゆらゆらと左へ舞っては右へ舞い、右へ舞っては左へ舞う
行き着く先は風がままに
一人の少女らしき人物の鼻先に、ぴとっ、と止まる。

「んー……いけない、うたた寝してt…………ふぁッ〜……ふぅ」
「ぁー……ひと雨きちゃうなぁ、コレは……」

だらしが無く口を大柄に開けては欠伸をし、半起きした瞳に僅かな滴を溜める
紫に紡がれる髪に、爪を立てた指で軽く掻く事で、真っ直ぐな短髪が少し乱れてしまう
困った様に口元をへの字に曲げて告げる。
彼女の何となくの予報は良く当たるーーー月を隠して行く鼠と闇、灰色の雲々は巣くって行く

ぽつり、当ても無い天井の無い屋根から水滴が一つ鼻先に止まる

「………彼処で雨宿りにしよう、携帯食料カビそうで怖いなぁ」

さぁぁぁー……静かなシャワーが少しずつ周囲に散りばめられて行く、彼女は
車が通る事も無い
屋根付きのボロくさいバス停に留まる事になる
478 :【暗感炎黒】 @wiki [sage saga]:2011/09/01(木) 21:53:55.24 ID:LFhwcEgs0
【○○公園】

【そこのベンチに一人の少女が座っていた】
【その少女の髪と目は真っ赤で、左腕は驚き程キラキラしている】
【左腕は見れば分かるだろうが普通の腕ではない。義手だ。しかもダイヤモンドでできている】
【少女はちいさな肩掛けバッグを大事そうに抱えていた】

「そろそろ……ですかね……」

【なにがそろそろなのか。聞く人が聞けば分かるだろうがそうでない人ならば何が何だかわからない】
【というかただの独り言だと受け取るだろう】
【そろそろ襲撃≠ゥな。少女はそう考えていた】

/なんでも対応です
479 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/09/01(木) 21:56:19.24 ID:vnBY2OT9o
>>476

「ッ! 子供扱――……」

撫でられるのは嫌いだった。理由は至極単純で、子供扱いされているような気がするから
然し彼の、竜の矜持は、そんな扱いを許せる筈も無かった。一体お前らの何倍生きていると思っている。――…然し
今まで冷静沈着であった男から”なにか”寂し気な感情を感じ取ると――、激する気も、失せてしまった
寂し気な眸の奥に、何を見ているのか。少年は不思議そうな不機嫌そうな表情で男を見据えながら、気が済むのを待っていた
そんな様子を女性は、意外そうに少し眼を見開きながら見ていた。女性の動揺が顔にまで出たのは、これが始めてであろうか


「……。まあ、ギリギリ、合格という事にしましょうか。…お名前を聞いても、宜しいかしら」

お辞儀する男を見据え、一考。――少しの間を置いて女は、声音に笑みを若干持たせながら、口を開いた。
直ぐさま踵を返し、村があると思しい方向に向けて歩いていく。

「私はウィト・アルマナイト。その黙って頭を撫でられてる子は、アサギと言います」

男の方を振り向かないまま、テキパキと答える。位置取り的には男と少年が並び、先を女性が歩く形であろうか。
対して少年は声を荒げながら、森に抗議の言葉を響かせるのだった。自己紹介もなにも、あったものではない。
何年も生きていると言っても精神年齢はまだ、子供に近いのである

/こちらこそ遅くて申し訳ないです…まったりやりましょう
480 :【再応斬軌】@wiki E:須々切丸、翠晶丸(wiki参照)[sage]:2011/09/01(木) 22:06:10.66 ID:ErWOaXdqo
>>477
雨が降り注ぐ田舎道を早歩きで歩く男が一人
後ろで一度結ってある鶯茶色の長髪は既に全体を濡らし、上下に身に纏った侍のような服装もまた然り
背中に背負った長大な大太刀は、その見た目綺麗な鞘に雨粒を幾つも付着させている
夏の暑さを少しだけ残したような気持ちの悪い雨の感触に顔を顰めながら歩いていた男だが、
ふと一つのバス停を目に留めて安堵するような表情へと変わった

「雨宿りができるでござ―――…る、か?」

嬉しげに呟いた独り言が途切れかけたのは、一人の少女を見つけたからであり
思わず足を止めてしまうと、バス停の前で立ち往生してしまう

「あー、拙者も入っていいだろうか?」

自身無さげに少女へ許可を取ろうとするが、公共の施設を利用するのに何をしているのだろうか
どうにも遠慮がちな性格の男であった
481 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/01(木) 22:14:37.10 ID:4CPkMk0go
>>479

「…ありがとう」

【最後に軽く頭をなでると男は手を引っ込めた】
【そのまま女性の方に向き直り再び深く頭を下げる】
【何も喋らず再び上げた目にはすでに感情は無かった】

「…私はR、名前など無くした」

【彼女に導かれるように音も無く歩き出す】
【音を立てずに歩いてしまうのはもはや仕事病である】
【背後に居るのかどうかは青年の足音で判断するしかないだろう】
482 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/09/01(木) 22:29:20.51 ID:nsaIhtey0
>>480
「ーーーーー」

眉をしかめさせながら、屋根越しに闇夜の暗雲と、冷ややかな雫達を見上げていた
暫く眺めていたからか、バス停の奥に在る、ベンチに座ると言う発想にはなかなか至らず
虚無の時間が立て続く……ーーーそんな中、やたら古風な言葉遣いが雨足と共に入ってきて
反射的に意識がそちらに向く

「……ん」

雨宿りか、と問われると、瞳を閉じながら短い応答で首をコクリ、と下に頷かせる
変わり映えしない表情、仏頂面、無愛想と言うよりかは
無意識、魂が抜けきった様な虚脱感に近い感覚、夜間という時間がそうさせるのか
だが男の遠慮がちな対応を見て、くすっ、と微かな笑みに息を漏らす

「別に私は此処のバス停を占拠してる訳じゃ無いよ……、言ってる暇があったら入りなよ、濡れるよ?」

まだ笑んだ余韻を残しながら、男へおかしげに告げる、濡れるよ、と首を傾けさせながら
応対する、当たり前じゃないか、入りなよ、みたいな視線を当てつけつつ
要約、ベンチに座る発想に至り、彼女は軽く腰掛ける
483 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/09/01(木) 22:29:43.81 ID:vnBY2OT9o
>>481

「まあ私たちも、いつまでもこうしている訳には行きませんから、ね。」

返事は素っ気ないながら、男のそれのように淡白という訳でも、無かった
名状し難い様な複雑な気持ちの入り交じった言葉は、男にどういった印象を与えるのであろうか。

「Rね。解りました」

全く振り返らず返事を返す事が出来るのは、男の隣に少年が居るからだろう
短く返事をして、ずいずいと進んで行く。
森は其処まで過酷でもなく、せいぜいが歩道よりも少し疲れ易い程度だろう。

「――…アルファベット一文字ってのも、つまんねぇな」

口を閉ざした女性の代わり、ゆっくりと声を発したのは、隣にいた少年であった
視線は前向き、男を見ている訳ではないが、その言葉の意味が何を刺しているかは、明白で
484 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/01(木) 22:43:37.27 ID:4CPkMk0go
>>483

「…そうだな」

【無表情のままうなずく】
【ある出来事から彼の心はほとんど壊死している】
【ゆえに相手の敵意を図ることは出来ても感情は理解できない】
【彼女の印象はあくまでも”付近住民”に過ぎなかった】

「…よろしく頼む」

【腰のFNに手を置く】
【彼自身と彼女らの護衛のための無意識の行動である】
【だが横を歩く青年にとってはどう見えるか判らない】

「…訪れる世界の住民に簡単に理解できるからだ」

【周囲を警戒しながら進む】
【彼の言葉に簡潔に答えるが相変わらず感情は無い】
【内容を理解できるかどうかは別にしてだ】
485 :【再応斬軌】@wiki E:須々切丸、翠晶丸(wiki参照)[sage]:2011/09/01(木) 22:45:23.64 ID:ErWOaXdqo
>>482
ぼぅっとした様な雰囲気であるな、と感じていた少女が微かな笑みを漏らすのを見て首を小さく傾げてしまう男
その顔は、心底よく解らないというような表情であったのだから、さぞかし間抜けに見えただろう

「有難い、そうさせて頂こう」

これ以上濡れるのは嫌である為、少女の問いかけに頷くとバス停の中へすっと入りこもうとし――

「ぐっ――!?」

――背中に背負った大太刀の柄をバス停の天井にぶつけてしまう
大太刀を背負うために肩に斜めに通した紐がピンと張ったことで胸に負荷がかかり、小さな呻き声
バス停の天井が軋む様な音を立てたこともあり、男は慌てて体を外に出すと
大太刀を両手に持ち替え、バス停に改めて入った―――何をやっているのだろうか、この男は

「――コホン。見苦しいところを見せてしまったな…」

ワザとらしく咳払いをすると、大太刀をバス停の壁へ立て掛けてから自身もベンチに腰掛ける
気恥ずかしさからくる羞恥心により頬が少し桃色であるが、すぐに戻るであろう

「やはり長い得物と言うのは扱いに困るな…」

少女に話し掛けるよりも先に得物の愚痴を言い出すのは剣士として如何なものであるが
どうしても、そんな言い訳じみたことを言いたくなってしまった
486 :【石像魔物】 @ガーゴイル[saga]:2011/09/01(木) 22:49:35.13 ID:nEloEWgb0
【宵も深まり月が皆を照らす中】
【悪魔】
【としか形容しがたい異形の者が一つ、小さくしゃがんでいた】

『………どうでもいいか。』

【と呆れたような顔をし、俯く】
【その姿は哀れ、とでも言えようか】

/絡んでおくれよ
487 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/09/01(木) 23:04:46.26 ID:vnBY2OT9o
>>484

「…おい、何やってんだ」

視線をずらし、男を一瞥…早速、食って掛かった。
歩みは止めないまでも、男の行動を訝しく思っているのは明らかであった

「へっ…面白くねぇ奴。おっさんは何の為に、生きてんだ」

答えを受け、男を見
出てきたのはこんな台詞であった。吐き捨てる様に口火を切ると、挑発的な台詞が続く
感情の見えない言葉、表情。それは少年の純粋な、疑問であった
感情を殺し、自分を[ピーーー]男の生き方は、少年のそれと正反対といっても、良いもので
だからこそ、何故そんな生き方をするのか。少年には、解らなかった
果たしてこの問いは、静謐に支配されているであろう男の心に、波紋を落とす事は出来るのであろうか

「ここから村までは、そう遠くありませんよ」

そんな二人のやり取りを知ってか、知らずか
女性は振り返らないままに歩みを進め、言葉を紡ぎ、村を目指していた
488 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/09/01(木) 23:14:44.29 ID:nsaIhtey0
>>485
「ーーーー」

ガチだったのか、と胸中、天然とも取れるのだろうか、如何せん屋根に
得物をぶつけたり、間抜けな面がある、何か抜けている様な、パッと見そんな印象に刈られ
特に警戒の色は見せなかった
……ーーー今の旅路には特に用いる事も無かれと、自身の得物は
長細い布に包まれて軽い荷物と共になっている、だが長さや収納される型を見れば、其れが
“刀”であると解る人には解るだろう

どちらにせよ、自身は“人”相手には、あまり刃物は向けたくは無い心構えがある。
不用心ではあろうが、刀を隠すと言うのは、人に対しては用いたく無い、と言う心の現れだ

「ん、大丈夫なら良いけどね……、ま、どちらにせよ、刀は高い、というか貴重なんだから」
「武士の魂とも言うし大事にしなよ……?」

軽く恥ずかしそうに伏せる男には、ニヤニヤと笑みを浮かべさせて紡いだ後に
得物に対する愚痴を聞いて、なかなか上物な雰囲気を漂わせて要るのが解る、多少の粗雑で
どうにかなる代物でもなかったりするかも知れない
なんて鑑定してる自分は少し卑しいだろうか

「やっぱ、貴方は見た目通り……、剣士なのかな?」

続けて、単純な興味から問い出した
489 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/01(木) 23:18:28.37 ID:4CPkMk0go
>>487

「…警戒に越したことは無い」

【冷静に言い放つ】
【すでに自衛の行動は自覚では止められないのだ】
【そこまで訓練を続けてきたと言うところか】

「…理由は無い。ただ

【言葉と同時に足が止まる】
【一瞬、記憶が頭に流れ思考が停止する】

 ―――― 隊長!

「………………」

【感情を更に殺し再び歩みだす】
【「昔はあった」】【彼にとって昔はタブーである】
【壊死した原因、流浪を続ける理由】
【その耳にウィトの声は届いていなかった】
490 :【再応斬軌】@wiki E:須々切丸、翠晶丸(wiki参照)[sage]:2011/09/01(木) 23:29:44.16 ID:ErWOaXdqo
>>488
特に詮索するような眼差しを向けた訳でもないが、つと少女の荷物と思しき物を視界に入れ
そこにどうやら刀が入っているらしいという推測を立てる事が出来た
それに気付いた所で男の方に警戒心は芽生えず、ただ少しの興味が湧いたという位か
刀を携行せずに荷に纏めるという事は、あまり斬り合いを好む性格では無いのであろうか――とかそんな風に

「まあ、それも尤もではある。拙者とて、大事にしようという意思はあるのだがな…」

正論に近いような事を言われてしまえば碌に反論もできず、ぶつぶつと小言の様に言い訳を続けてしまう
先ほどから情けない姿ばかりの男であった――剣を構えない限りこんな調子なのだから、ある意味剣士らしい
…否、やはり情けないばかりと言えよう

「ああ、その通りだ。正心一刀流の門下生として日々研鑽を積んでいる。
 まあ極端に強い訳では無いが、剣士を名乗っても恥ずべき点は無い筈だ」

顔に笑みを浮かべ、自信と誇りを持っているかの様な返答
そして、今度は逆に尋ねてみたくなった

「貴殿も、剣士であるのか?」

問い掛けながら、自然と視線は少女の荷物の方へ
491 :【空耳制御】声を乗せた風を発生、自在に制御 大きいほど強く遠くへ E:マイク かくれマント くまちゃん[sage]:2011/09/01(木) 23:31:39.63 ID:2Z5EHEy1o
>>486
/まだいらっしゃいますか?
492 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/09/01(木) 23:36:02.78 ID:/8X/sciKo
>>489

「手前がその銃であいつを撃たないと、その保証が何処にある」

女が信用している程にこの少年は、男を信用していないのだろうか
――或はそれほどまで、女の身を少年が案じているのだろうか
どちらにせよ男が銃に手をかける事を少年は、よく思っていないようであった
落ち着きかけた表情は一転、ジッと男を睥睨し

「ただ?――……。」

男が動きを止める、何があったのかは解らないが、何かがあったのは確かだろう
停止した男の姿をじっと見て、暫し。……。

「お、おい、何とか言えよ…ッ」

垣間見えた男の本音
またさっきまでと同じに逆戻りするのは、ご免であった
相手の気持ちも、何故自分がそんな事に執着するのかも考えないまま咄嗟に
少年の腕が伸び、男の肩を掴もうとした
493 :【暗感炎黒】 @wiki [sage saga]:2011/09/01(木) 23:38:00.86 ID:LFhwcEgs0
>>478
/age
494 :【白鳳撃突】[sage]:2011/09/01(木) 23:46:47.67 ID:Av420VzIO
>>478>>493

…(あれは…)

【公園】
【もう夜も遅いそこに一人の人物がやってきた。】
【ギリギリ成人していると思しき一人の若い女性である。】
【左右で視力が違うらしく、右目に視力矯正用のレンズを掛けている。】
【長い藍色の髪は後ろで束ねていた。肩からかけるように袖を通さず羽織った薄手のワインレッドのコートは、】
【上品に仕立てられており、それが風に揺れる。】

【足を動かすたんびに硬い音が響くのは、彼女が鉄下駄を履いているからであり、重厚な音が響いていた。】
【また、季節的に暑いのだが、女は不思議と涼しげで、汗一つかいていない。】

…こんな時間に…

【時刻も時刻である。あんな可愛らしい少女が一人で何をやっているのか。】
【視線を送っていると、やがて「目が合う」】
495 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/01(木) 23:47:06.01 ID:4CPkMk0go
>>492

「…では襲われないという保証はどこにある」

【警戒しつづけたまま話す】
【戦場は場所を選ばない。女子供に容赦は無い】
【死に急ぐなら無防備で居れば良い】
【だが、今彼女らだけは】

「……………・……」

【伸ばされた腕を考えられなかった速度で掴む】
【何も言わず彼は青年の目を直視する】
【その目に感情は無い。何も語らない】

「   フ    レ    ル     ナ      」

【その言葉は重く歪な音のように聞こえるだろう】
【こぼれだすのは殺気と悲しみ?】
【壊死した心に残る”自衛”の感情が浮かぶ】
496 :【暗感炎黒】 @wiki [sage saga]:2011/09/01(木) 23:56:34.39 ID:LFhwcEgs0
>>494
【誰かに見られている気がする】
【しかしあえて反応はしない。反応したら負けかなと思っている】
【じっとその人物が去るのを待つ。待つけど去らない。どうしたことだ】
【そして挙句の果てには目が合ってしまった。流石にこれで反応しない訳にはいかないだろう】

「……誰ですか?」

【やれやれ…といったふうに両手をひらひらさせる】
【そしてそうしながら「ダイヤパンチ食らわせますよ…」とか物騒なことを呟いたりしている】
【ダイヤパンチ。まさにそのままダイヤのダイヤモンドの腕でのパンチ。この赤い少女の名前がダイヤなのだ】

「こんな時間に何してんですかい?危険ですよー」

【お前が言うなって感じである】
497 :【白鳳撃突】[sage]:2011/09/02(金) 00:04:00.83 ID:qKOvD+xIO
>>496

…名乗るほどのものでも無いさ。

【距離があるため話しづらく、女はそのまま少女の方に歩いて行く。】
【とは言え、初対面であんまり馴れ馴れしくするのも幅なられたし、】
【何より彼女自身も、あまり人との接し方に慣れていないこともあったため、】
【話せる距離で止まることにしておいた。】

…その言葉そっくり君に返す

…パンチか…フフ…やれるもんならやってみろ…

【あまり表面の無い彼女には珍しく、うっすらと笑みを浮かべていた。】
【相手がどういう人物なのか、まだ知らない。】

【そもそも、能力を持っているのか、持っていないのか、】
【はたまたどんなものなのかも知らない。】
【しかし、少なくとも「純粋な肉弾戦」においては自分は負ける気はしなかった。】

【そっと「氣」を練りながら、女は反応を待つ。】
498 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/09/02(金) 00:06:23.18 ID:ntjY6eJ5o
>>495

「そんなもん、俺が全部追い払ってやるよ。今までだって、ずっとそうしてきたんだ」

憮然とした態度で、少年は言葉を返す
こんな男の手を借りずとも、自分たちに危険は無いと、そう思っていた
過去に教われた事もあった、然し今ここでこうして生きている。男を迂闊に信用する方が危険だと
そう思っていた

「――ッ!…」

全く反応出来ずに、腕を掴まれる。それは一概に油断の所為だけだったと、言う事は出来ない
視界に写り込んでくる男の目。頑として何も語らないそれは、映さないのではなく、映したく無いと訴えているようにも見えて

「っ…悪かった、よ」

掠れた声の謝罪の言葉は、少なく無い震えを孕んでいて。それは少年の”怯え”、を、如実に表していた
恐ろしいまでに生々しい男の声に、少年は怯んでいた。自分で求めていた結果の筈なのに
溢れてくるのは行き場の無い怒りと哀しみ――それが何を意味するのか、追求する気分にはもう慣れなかった
追求しない方がいいのだろう、とも、思った。
少年は些か罰が悪そうに、視線を下に向けて――そんなときかかる声は、高く無機質な声

「――どうしたのですか? 速く行きますよ」

何かが在ったとは思っている様だが、それが大事だとは思っていない。大方またあの馬鹿が、人を怒らせたのだろうと
そんな感覚なのだろう。振り返り確かめると、直ぐにまた歩き出しそうな素振りを見せる。
村はもう、すぐだ
499 :【暗感炎黒】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 00:12:26.73 ID:y+3tks9U0
>>497
「素性を隠す気ですか!そうは行きませんよぉ」

【近づいてきた相手の顔をじっと見る】
【じー…………うん。なにもわからない】

「ダイヤに家はありませんもの〜。仕方ないじゃないですかー」

「相当な自信ですね…ふっふっふ…」

【別に闘う気はこれっぽちもないのだが】
【身体能力はちょびっと常人よりいい程度だ。相手が本業の片ならば勝てるわけがない】
【勝てるとしても今は闘う気はない。少なくとも本気は出さない。そういう気分でないのだ】

「あなたにダイヤは倒せませんよ?ダイヤは今結構ムカついてるんですよ。あなたにではないですけど」

【赤い少女の能力は腕と足から炎を出すこと。ネガティヴな感情に反応してその炎は熱と大きさ、黒さが増す】
【つまり怒ったり悲しくなったりすればそのぶんだけ強くなるのだ】

【キラキラ光っている左腕を月へ向けて伸ばす。月光を反射してソレはとても綺麗に光っていたとか】
500 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/09/02(金) 00:13:09.38 ID:NmbqqLy80
>>490
「そかそか、剣士を名乗っても恥はない、ね……」

自信に誇り、満ち溢れる其の真っ直ぐな応えは雨中の湿気すら感じざる程に清々しいと言うべきか
熱意熱心さ、の様な現れがそうさせて要るのだろうか、思わずこちらも
同じく小さい笑みを返し、あまりに普遍素朴な事故に言葉にはしないが尊敬の念を送った
だが逆に、私自身の立場の話をしてしまえば……ーーー

「ん、私? あぁ、此の荷物わかったんだね」
「私の場合はー………ま、剣士は剣士なのだけど、普通とは違う剣士って奴かな」
「私自身、刀は好きだけどね、それでも剣技を扱うと言うよりは」
「恥ずかしながら剣を無闇に振り回すしか出来ない素人だ……」

「ーーーでも、代わりに此の刀の真価を発揮する“力”を持っている……」
「ん……ズバリ“魔法剣士”とそう人は呼ぶね」

荷物の刀に手を当てながら語る……ーーー此の刀でしか己は“剣士”を名乗れない
完全な無能になる、自信と誇りと言うよりは、藁をも縋る様な依存に近い足掻きだろうか
それでも此の刀は己を選んで要る、己の力を欲している
己も刀の力を欲している、そんな相互関係
自身に剣としての才能が有れば、きっと其れは成り立たない
501 :【白鳳撃突】[sage]:2011/09/02(金) 00:19:08.11 ID:qKOvD+xIO
>>499

…別に隠すつもりはない。天真 白…ただの拳法家だ。

【相手がこちらを見つめてきたので、女は微妙に遠ざかりながら自己紹介する。】
【旅人で格闘家。名前も素性も全て事実である。】

…そうか。…ま、いい。別に倒す気はない。

……「そろそろ」とか言ってたな…あれとなんか関係があるのか?

【相手が一人でいる時の呟きが聞こえたらしく、】
【女は何気なく聞いてみた。特に意味は無いのだが、】
【その言葉を話していた時の相手の雰囲気というものが、】
【妙に印象に残っていたのだ。どこか思いつめた様な、そんな雰囲気を感じていた。】
502 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/02(金) 00:22:35.06 ID:T2bKs7Ljo
>>498

「…一生守れる人物など存在しない」

【冷酷に現実を突きつける】
【彼自身の経験でもあるから。青年が味わうであろう現実であるから】
【だから】

「…少なくとも今は守れる確率を上げる。ただそれだけだ」

【”自衛”の心だけは残る】
【それは皮肉にも過去の出来事によって再度作られた心】
【壊死した心に宿る数少ない感情の一つ】

【震えるアルドの頭に軽く手を置く】
【それは何か男の心の残り香が動かしたのだろうか】

「…これだけは憶えておいてくれ。俺には子供がいた」

【唯一、彼に語った過去】
【だが、これ以上は喋らない。いや、喋れない】
【過去と向き合う彼の限界】
【アルドに語れたのは奇跡であろう】

「…む」

【ウィトの声に反応し再び歩き出す男】
【彼女の感情行動には気付いていない】
503 :【暗感炎黒】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 00:26:25.47 ID:y+3tks9U0
>>501
「天真?あれ?八極拳?」

【八極拳なんて一言もいっていないのに出てくるところで相手はなにかを察せられるかも知れない】
【ちょっと知り合いと同じ苗字で、その知り合いは八極拳家なのである】

「ま、かなり見栄張りましたけどね」

【爽やかにウインク(出来ているつもり)】

「む、関係大有りですよ」

【聴こえていたとしてもなんの不思議もない】
【この静かな公園での大きな独り言。いやでも耳に入ってしまうだろう】
【多くの過ちを経て、赤い少女も成長して、自分の心を律せられるようになってきた】
【つもりだったのだが、まだまだ甘かったということだろう】
504 :【再応斬軌】@wiki E:須々切丸、翠晶丸(wiki参照)[sage]:2011/09/02(金) 00:30:38.44 ID:znL0bHxdo
>>500
少女の説明を聞いてもすぐには理解できなかったのか、男は一度目を閉じて考えを整理すると納得したようで
ひどく興味深げな眼差しを少女の方に向けるのであった

「“魔法剣士”であるかっ。刀の真価を発揮する力――何とも興味が惹かれるではないか」

聞きなれない単語を聞いた少しばかりの興奮と、言葉ばかりでは伝わらぬ少女の“力”に興味を大きく抱いてしまう
自身もまた能力者であるものの、それは刀剣を選ぶような類の物ではなく、どの刀を手にしても同じ
決して刀と己を結びつけるような“何か”は存在していないのだ
だからこそ、少女と刀を繋ぐ関係という者に興味を持ち、そして羨望にも似た思いを抱くこととなったのであろう

「ううむ、世には多くの剣士がいるがその様なケースもあるのか」

両腕を組んで感心した様に何度も首を縦に振る男
天候が雨でなければ、少女に力を披露してくれるよう懇願するか、或いは手合わせを願った筈だが
しかし雨は未だ静かな音を響かせながら降り続いている

「いやー、世は本当に広いでござる。そう言えば、貴殿はどうして此処に?」

感慨深げに呟くと、ふと思い出したようにそんな事を聞いてみた
バス停に雨が降る前からいたという事は、バスでも待っていたのだろう――とかそんな風にも考えてみながら
505 :【白鳳撃突】[sage]:2011/09/02(金) 00:38:54.39 ID:qKOvD+xIO
>>503

…!

…爛の知り合いか…そうだ。私も八極拳士だ。

【「姉だ」】
【女はそう付け加える。相手の言う二つの言葉は、】
【そのどちらも自分と自分の妹と共通していた。】

【もともとこの公園によったのも、その人物を探していたからである。】
【よくこの場で型打ちをしているのだ。早朝と昼と、そして夜間。】

…なんだそうか。……はは。可愛いじゃないか。

【ウインクを見て微妙に表情を崩す。並の男性なら普通に「秒殺」できそうな気がした。】
【それからふと、沈黙する。何か思案する様な顔つきになった。】

…言いたく無かったらそれ以上言わなくていいぞ。
…さっきの君の様子をみていると、どうも重要なことみたいだからな。初対面の人間にいうこともなかろう。

【その先を促そうとして、急遽付け加える女。】
【手持ち無沙汰なのか相手の隣に…それなりに距離を開けて座った。】
【鉄下駄が小さな音を立てる。吹く風は、藍色の髪を柔らかく揺らした。】
506 :【暗感炎黒】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 00:46:12.09 ID:y+3tks9U0
>>505
「ああー!やっぱりですか!」

【なにが「やっぱり」だこいつは】
【相手から言われなければ多分、同じ苗字なんだなー、くらいで流していたと思われる】
【調子のいいやつである】

【そう言えば最近会わないなー…なんて考えたりしている】

「お姉さんですか。妹さんにはお世話になりました」

【礼儀よくペコリと頭を下げてお礼を言う赤い少女】

「そうですよ。ダイヤなんて雑魚ですし」

【自虐ではない。真実だ】
【それと可愛い、と言われて少し赤くなりながらお礼を】

「まあ、あなたも聞いて得は無いですからね」
「かなり個人的なコトですよ」

【ちょっと距離を開けて座った相手にわざと近づく】
【相手が抵抗しなければピッタリくっつくくらい近づくだろう】

「いいこと教えてあげましょう」

【近づきながら言う。少し微笑みながら】
507 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/09/02(金) 00:47:49.94 ID:fEs5YFzb0
「全く、酒にも逃げたくなりますよねえ」

【仄暗いバーのカウンター席でカクテルを呷っている男】
【その姿は黒のスーツに哀愁を背負っており、普段以上に年を取ったように思われる】

「それでも、逃げようのないものはゴマンと有りますがねえ」

【自嘲気味に笑って、静かにバーの空気の中に沈み込む】

/こんな時間に待ってみる
/2:30には落ちるけど…
508 :【白鳳撃突】[sage]:2011/09/02(金) 00:51:49.15 ID:qKOvD+xIO
>>506

…そう。やっぱりだ。

【よくよく見てみれば、分かる。この女はまるで表情というものが無いため、】
【あまり気づけないが、目や口元が妹と似ていた。】
【やはり姉妹であるため、血は争えないということだ。】

…ああ…そりゃこちらこそ…だな。あいつは喧嘩っ早いから君にも迷惑を掛けたんじゃないかな。

【大体、というか本人以上に妹の性格は熟知している。】
【知り合いとなれば、どんなことをしているか、想像することは難しくなかった。】

…まあ、そうだろうな。私は旅人だ。
特に知る由も無い

……

な、なんだ?

【それか、こちらに近づいてくる相手に、少しキョトンとしながら、】
【微笑むその表情を見つめた。】
509 :【暗感炎黒】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 00:57:58.53 ID:y+3tks9U0
>>508
「うん!所々似てますね。今見れば」

【今気付いたがやはり血のつながりがあるのだろう】
【少し似ている所があった。姉妹なんだなぁと思うには十分なものだ】

「ダイヤのご主人様と何回か殴り合ってましたね…懐かしいですよ」

【それと赤い少女の血の繋がっていない妹(?)と一緒にいたりしてもいる】
【何かと接点のある人物である】

「知っても旅に役立ったりはしませんしね…」


【ニヤリと妖しい笑みを浮かべながら告げる】

「実はダイヤ…レズなんですよ」

【言いながら相手の肩に触れようとする】
【ちなみに本当にレズである。といっても今は遊びで言ってみただけなのでご安心を】
510 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/09/02(金) 01:00:15.36 ID:ntjY6eJ5o
>>502

「……そんな事、ない」

その言葉には不思議と重みがあって
少年は一瞬、目の前が暗くなる様な錯覚を覚えた
然し少年の覚悟は変わらない。一笑守りきってみせる、と
そう、固く決心をしていた。絞り出すように、言葉を返し

だが男が銃を構える事に付いてはこれ以上、何も言う事は無かった
自分なりに納得、したのだろう。

「ッ……おう。」

語られた過去、その一片
瑣細な事ではあるけれど、少年は確りとその事実を脳に刻み付けた
今の男の様子を見れば、その子供がどうなったかも何となく判る
それを聞こうとは思わない。ただ、ただ、抜け殻になってしまった男を哀れむだけ
今の自分に、彼の傷を癒す事は出来ない。そう、思ったから
また頭にぽんと置かれた手も今は、払う気にはなれなかった。

『何をしているんですか。――…まさかアサギが、そんなに心を赦すとは。』

呆れた溜息を付いてまた歩き出す女性は最後に、そんな呟きを零した
心を、赦す。今まで何人もの人に出会ってきてはいるものの
例えば先程のように会話をしたり、並列なやり取りを幼き竜交わした人物は、そう多く無かった。
女性はこの場面からそんな事を、感じているようであった

「うっせ…」

少年は一言ごちる。
そして何事も無かったかのように、歩みは再会された。
――数分後、森を抜けた三人の前に、開けた土地と村が見えた

/遅くなって本当に申し訳ない…
511 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/09/02(金) 01:02:24.41 ID:NmbqqLy80
>>504
「良く言えば、そうなる話なんだけどね……悪く言えば、此の刀以外を扱う事は許されない」
「鬼嫁みたいなモンかな……はは」

彼女のケース、剣術が出来ないのは、やらないからじゃない、やって出来ない
魔法に特化する事にもそれなりの訓練は必要ではあるが、
元々、其の才覚に恵まれた彼女には、其の魔翌力を扱う力は人としてズバ抜けてすさまじきものだった
だが剣術は、幾ら鍛錬しても型が整わない、素振りすら整わない
いわば刀をまともに扱う事が弱点と言うシビアな面が

「……剣は即ち己、私はそう思ってる、剣技は個性とも取れるしね」

頷きに同意しつつ応える
納得した様子は見て取れるが、多分、見ない限りは其の真価の全ては理解出来ないだろう
能力の使用を迫られれば断る事は無いが、やはり手合わせなどの対人は避けたい

「君と同じ、雨宿りだよ」
「旅してる身ながら不覚にも傘を携帯してなくてね……ま、月は見えるし」
「すぐに止むんじゃないかなぁ」

溜め息と僅かな憂いを込めて、呟くように返す

/さっきから遅れて済まないっ……
512 :【白鳳撃突】[sage]:2011/09/02(金) 01:05:41.10 ID:qKOvD+xIO
>>509

…そうか…?

【やはり表情が無い。…が、微妙に嬉しそうな気持ちが見て取れた。やはり姉妹。】
【「似ている」と言われて嬉しくないはずが無い。】

殴り合い…あいつは加減ができないからな…
殺したりしてないだろうな…

【昔から、一撃の破壊力と、その抑えの効かなさには閉口していた。】
【もっとも、それが彼女の特性とも言えたので、潰す様なことはできないのだが。】

…ダイヤ…ってのは君の名前か…

…れず…?

【「?」と首を傾げる。】
【横文字には弱い。もともとあんまり頭も良く無いのだ。】
【別に肩に触れられてもなんの抵抗もすることなく、】
【ただ、なんとなく「氣」を練り始めた。いや、本当になんとなくだろうか…】
513 :【描映爆筆】@wiki[sage saga]:2011/09/02(金) 01:05:41.82 ID:fdXZPSVV0
>>507

【渋い大人の空気を醸し出している男、その背後に小柄な人影が忍び寄る】

「な〜にいってんれすかぁ〜? おさけはねぇ、にげるためにのむもんぢゃないれすよぉ〜?」

【すでに出来上がっている声で呼びかけたのは、右手にビールの大ジョッキを持った小さな少女。どうやって酒を注文したのか謎である】
【振り向けばその少女の奇抜すぎる格好が目に入るだろう】

【背中まで伸ばした長めの髪はどうやって染めたのか玉虫色に輝いており、光の加減で刻々と変化していく】
【また瞳の色は吸い込まれそうなほど深みのあるサファイアブルーをしていた】
【だが顔だちは意外と幼い、また身長も低く華奢で起伏に乏しい残念な幼児体型である】
【服装は全体的にちぐはぐで、ショッキングピンクのハイカットスニーカーに安っぽい青のジーパン】
【裾を出し襟元をくつろげた真っ赤なワイシャツに緩く締めた明るい黄色のネクタイ】
【そしてその上からあちこち絵の具の付着した大きめのホワイトコート、要するにブカブカの白衣を羽織っている】

「わかってんのかこらぁー」

【そう言いながら何を血迷ったのか、いきなり男に向かってふらふらと頭突きを繰り出そうとする】
【まあ当たったところでハエも殺せないような威力なのだが】
514 :【金貨百枚分の絶望】@wiki2011/09/02(金) 01:07:15.61 ID:QQOQHAwIO
>>507
/よろしいですか?
515 :【金貨百枚分の絶望】@wiki2011/09/02(金) 01:08:46.34 ID:QQOQHAwIO
>>514は無しで!失礼しました
516 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/09/02(金) 01:15:32.92 ID:fEs5YFzb0
>>513
【こんな子供が酒を飲んで良い場所だったろうかここは】
【よく見ると、芸術家くずれのような格好をしているが、果たして真にその職業かは判別不可である】

「ですが、このような場所でのその振る舞いはあまり感心しませんよ?」

【こっちに向かって来ているようなので諭してみても意味はなく、服ごとぶつけられると汚れそうなので、頭突きの前に頭を右手で押さえてしまおうとする】

「判りましたから、水でも飲んでください」

【そして、バーテンに水を注文する】

/>>514
/申し訳ない、またの機会によろしくお願いします
517 :【再応斬軌】@wiki E:須々切丸、翠晶丸(wiki参照)[sage]:2011/09/02(金) 01:20:57.05 ID:znL0bHxdo
>>511

「ふうむ、それは確かに難儀な面もあるか」

尤も男とて、現在得物としている二振りの刀以外の物を直ぐに使いこなせる訳では無い
それでも鍛錬を重ねれば真面に扱うことが可能なわけで、それが叶わぬ少女の状況をきちんと理解したとは言い難い
ただ剣士としてそれは辛いであろうな――と考えてみるが、成程剣士では無く魔法剣士であったかと納得

「同感だ。皆が一様に同じ剣の振りをすることは有るはずも無く、個性が自ずと生じるものでござる」

それは何処かの流派に属している者も例に漏れず、家が代々受け継いできた流派に身を置く男も例外では無い
そもそも同じ能力が無いのだから、能力者であり剣士である者に一人として同じ形は存在しないだろう

「そうか、貴殿も雨宿りであったか。
 まったく拙者も人の事は言えんでござるよ。傘を持ち合わせていない旅人とは、お互い情けないものだ。

 パッと振ったものであるしな、止むのも直ぐであると期待しよう」

溜め息と憂いを交えた少女の言葉に、笑みを浮かべて明るい調子で言葉を送る
気落ちしていた所で事態は好転しないのだから、前向きに考えよう――そんなどこか楽天的な考え方が明らかであった

「そう言えば名を言っていなかったな。拙者は武神 鵑(たけがみ けん)でござる」

折角こうしてあったのだからとか理由は適当であるが、簡潔に自己紹介

/大丈夫ですよー
518 :【描映爆筆】@wiki[sage saga]:2011/09/02(金) 01:28:22.37 ID:fdXZPSVV0
>>516

「うにゅ〜」

【頭を押さえられてじたばたする少女、しかしその抵抗は弱いものだった。もうかなり酔いが回っているらしい】
【仕方がないので頭突きはあきらめると、男の左隣の席に乱暴に座り込む】

「みずなんかいりましぇん! びーるおかわり!」

【カウンターに空になった大ジョッキをドンッ、と叩きつける。まあ喉は乾いているので、水が出て来たら文句を言いながらも飲むだろうが】
【ビールと水をが来るのを待ちながらぐりっ、と身体ごと男の方へ向き直る】

「で、なにからにげてたんですかぁ? こわ〜いおくさんとかぁ?」

【ケラヶラ笑いながら酷いことを言う】



>>514
/すまない
519 :【暗感炎黒】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 01:28:40.21 ID:y+3tks9U0
>>512
「そうですよ!姉妹なんですもんね!」

【なんでテンションが高いのかは謎だ】
【基本的にその場のノリで生きている奴に理由を求めてはいけない】

「ご主人様は死んじゃいましたけど…」
「天真爛漫さんとの戦いで死んじゃったわけではないので問題ないです!」

【最初はもんのすごく暗く、段々その陰気さを吹き飛ばすように明るく話す】
【事情を知る人から見ればただの空元気である】

「そう!ダイヤの名前はダイヤです。ご主人様につけてもらいました」

【そしてたまたま今の左腕はダイヤモンド。本当にたまたまなんです】

「ああ、レズっていうのは女の子が好きな女の子のこと…だったかな」

【わざとはぐらかすように言う。相手の肩を揉みながら言う】
【かなり顔が近い】
520 :【白鳳撃突】[sage]:2011/09/02(金) 01:34:09.09 ID:qKOvD+xIO
>>719

そうか…死んだのか。それは悪いのことを聞いた…

後天真爛漫じゃない。天真爛、だ。

【余計なのが一文字くっついている、と女は指摘した。】
【なんとなく、相手が悲しみを散らさせる様にして話しているのがわかったが、】
【そこを突っ込むほど彼女は野暮ではない。】

【人にはいろいろと踏み込まれたくない「領域」のようなものがあり、】
【そこへ第三者が迂闊に踏み入れるべきではないのだ。】

ふうん…いい名前だな…

ほうほう…女の子が好きな女の子か………ん…?

…ちょ、ちょっと待て…君まさか…

【どうにも互いの距離が近いような気がする。】
【いや、「気がする」ではない。確実に近い。近すぎる。】
【女は少し後退しながら、相手に視線を送った。】
521 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/09/02(金) 01:38:11.59 ID:fEs5YFzb0
>>518

「あまり、騒ぎすぎても騒々しいだけですよ
騒ぎたいなら、居酒屋にでも行けばよろしいのでは?」

【バーテンダーに少女の注文を取り消して、水を前に置いてもらう】
【これ以上騒がれても、喧しいので酔いを醒まして貰おうというわけである】
【倒れられても困るのだから】

「何でしょうかねえ、きっとどうにも渡りにくいこの世間から逃げたいのでしょうよ
怖い妻ならば、指の一本でも切れば黙るでしょうしねえ」

【訳の判らないことと、恐ろしいことを並べて言う男も男である】【言葉を選ぶべきであろう】
【向こうの礼を欠いた言葉は、酒の席なので気にしていない】
522 :【暗感炎黒】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 01:41:01.28 ID:y+3tks9U0
>>520
「いえいえ、いいんですよ。よくあるよくある」

「アッ―!また間違えたッ―!よく間違えちゃうんですよね!」

【人の名前を間違えるとか失礼にもほどってもんがあるぞ】
【少なくともこれで三回は間違えている。しかも毎回同じ間違い方】

【相手が自分の痛いところにツッコんでこなくて正直助かった】
【そこによく知った人以外が触れることはあまりいい気分ではないのだ】

「流石ご主人様!惚れ惚れしちゃいますね」

「今更遅いわ〜!」

【肩に手を回したまま、赤い少女は体重を乗っけて押し倒そうとする】
【しかし大丈夫。赤い少女はどこまでもご主人様一直線。例え死んでしまってもその気持ちが曲がることはない】

【多分】
523 :【白鳳撃突】[sage]:2011/09/02(金) 01:49:43.18 ID:qKOvD+xIO
>>522

…おっとと!

(…なるほど…遊宮と似たようなパターンか…)

(にしても…毎回毎回…私は同性に好かれる「何か」があるのだろうか…?)

【実は、こう言った状況な初めてではなかった。前にも一度、】
【似たような場合に陥ったことがある。それも、今回とほとんど同じだ。】

…おい、悪ふざけはよせ。

【練った氣はそのまま。さらに密度をあげて行く。】
【押し倒された女は、相手を受け止めながら言葉を紡いだ。】
524 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/09/02(金) 01:50:02.50 ID:NmbqqLy80
>>517
降り注ぐ雨と共に感じる鈍重な気持ち、雨足が耳に入る時、それは雨が降って居た時の
記憶がふいに浮かんでしまったり“雨”となると良い記憶があんまり無い
何時も、“雨を降らす”時は倒すべき獲物を“化け物”を狩った時の記憶ばかり
勿論、それは一つの光景では無い雨の中で一つ一つの水滴が……ーーー
まるで過去の記憶を閉じ込めて居る様な、感じるたび、頬の入れ墨が疼く

「……ふふっ、そうだね、ま、刀を屋根にぶつけてしまう人よりかはマシと願いたいけれども」

明るい返事が返ると半ば憂いが隠った様な様子は、払拭される、気を使わせたかな?なんて
少し的を射て居るかも解らない配慮を感じていたのも有って
そのまま悪戯めいた小さな笑顔で、からかう様にして返す。

「武神、か、ふむ、まぁ、同じ旅人の好と言う事でこちらも、私はシオンだよ、よろしく」

譲り受けたコードネームでは有るが、親しい仲の人間にも本名は晒した事は無い。
と言うのも、こちらの名が気に入っているのだ
ベンチから立ち、握手を求める
一つの縁も大事にしたい、一期一会みたいなモノだろうか、その頃には
雨足は弱まって来てるのを感じた、月の欠片がこちらを覗き掛けてい
525 :【描映爆筆】@wiki[sage saga]:2011/09/02(金) 01:51:27.01 ID:fdXZPSVV0
>>521

「むぅ〜、わかりましたよぉ」

【ふくれっ面をしながらも大人しく出てきた水をちびちび飲んでいる。体力が無いので騒ぐのに疲れただけなのだが】
【そうしていると男が何か、ひどく抽象的な事と、なんか変な事を言っている】

「あぁ〜わかりますぅ。私もけっこー世間の風当たりは強い方ですからねぇ」

「まあ奥さん黙らせたかったら、頭ごとドカンと吹っ飛ばしちゃえばいいんですよぉ」

【渡る世間は鬼ばかりとはよく言ったもので、この少女も多くの人間から恨みを買っている身なのである】
【男の下手な冗談とも思えぬ言葉には笑ってそう切り返す、但し本人は大マジだったが】
526 :【暗感炎黒】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 01:54:53.68 ID:y+3tks9U0
>>523
「ふふふふ……」

【顔と顔が近い。数cmあるかないか。だ】
【遠くから見れば隙間なんて無いように見えるだろう】
【それほど密着していた。ピッタリ!】

「はい、すみませんでした……」

【相手に悪ふざけはよせ、と言われて簡単に引く】
【まあ、本当にご主人様一筋なのだからこれ以上をする気はなかったのだ】

「と、まあレズと百合には気を付けてくださいというアドバイスでしたーパチパチパチパチ」

【起き上がって一人拍手している赤い少女】
【誤魔化すの下手くそすぎである】
527 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/09/02(金) 01:59:50.80 ID:fEs5YFzb0
>>525

「解れば結構」

【騒々しいのが収まって、男も再びグラスを傾ける】
【そして、向こうも中々に穏当でない話である】

「まあ世間は広いですから、理解者の1人はいるでしょうよ」

【故に渡る世間に鬼は無しという言葉もあるのである】

「そうしたら、後始末が大変でしょう?人を片付けるのは労力が要りますからねえ」

【頭を吹き飛ばしたら気分は爽快だろうが、その後の処理で楽しい気分も吹き飛んでしまう】

「ところで、その格好からして、何か作っているのですか?」

【何気なく訊いてみる、目立つ格好への質問】
528 :【白鳳撃突】[sage]:2011/09/02(金) 02:09:08.51 ID:qKOvD+xIO
>>526
/申し訳ない…眠気が…
/凍結かキンクリをお願いしていい?お好きなほうでいいので…
529 :【再応斬軌】@wiki E:須々切丸、翠晶丸(wiki参照)[sage]:2011/09/02(金) 02:11:52.20 ID:znL0bHxdo
>>524

「ぐ…いや、拙者とて何時もこの様なミスをやらかす訳では無いのだが…」

からかう様に返された言葉に対し、何とも素直な…というか単純な反応を返す男
苦笑じみた笑みを浮かべているが、しかしそれはどこか楽しそうなものでもあった
それは、相手が一瞬だけ見せた陰りのような物が収まった――そう感じた事に起因していたりもする

「シオン殿か、こちらこそよろしく」

相手がベンチから立って求めてきた握手に対して座ったままで応じる男だが、別に礼がなっていないからではなく
単純に、身長の問題であった――身長差が30pもあれば握手の際にひどく窮屈な体勢になってしまうのだから、当然の判断と言えよう
それはさて置き、男の方もまた出会いと言うものを大切にする男であった
正しく偶然と言える状況で出会った相手が、しかも剣士であった事をこの上なく嬉しい展開であると感じているのだ

握手を交わすと、男の方も腰を上げて静かに外の様子に目をやる
その勢いを緩めた雨が完全に姿を消すまではあと僅か、そんな風に感じ取りながら男は壁に立て掛けていた大太刀を掴んだ

「そろそろ晩の宿を探しに行きたいのでな、拙者はこれで失礼させてもらおう。
 それではシオン殿。また会える縁を楽しみに、さらばでござる」

止みかけの雨の中に体を戻すと大太刀を背負いなおし、笑顔を浮かべながら少女の方に向けて別れの挨拶と共に手を小さく挙げる
そして踵を返すと、すぐに歩き始めてしまうのであった
呼び止められることが無ければ、そのまま田舎道をのんびり歩み去って行くだろう
530 :【暗感炎黒】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 02:12:15.74 ID:y+3tks9U0
>>528
/ではキンクリでお願いします
/絡み乙でした!!
531 :【白鳳撃突】[sage]:2011/09/02(金) 02:13:31.89 ID:qKOvD+xIO
>>530
/うい。申し訳ない…絡み乙です!
532 :【描映爆筆】@wiki[sage saga]:2011/09/02(金) 02:14:41.49 ID:fdXZPSVV0
>>527

「りかいしゃ、ねぇ」

【うーんと唸りながら考える。そんな人間は今までいた事が無い(正確には一人似たようなのと会っている)、はたして彼女が世間に認められる日は来るのだろうか】

「ま、そうですよねぇ」

【しれっとした表情であっさりと同意する。自分の手に掛かれば、一瞬で骨も残さず処理することが出来るが、まあそんなのはどうでもいい話である】

「ん? まあ絵を少々」

【まだまだ修行中の身ですけど、小さな声で付け加える。しかし絵描きと言っても彼女の中では創造<破壊であることが多い】
533 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/09/02(金) 02:22:56.79 ID:fEs5YFzb0
>>532
「君が全世界の人間と出会える筈はありませんから、まだ会っていないだけでしょうよ」

【確率論の世界に持ち込んでしまう。こうしてしまえば、0ではなくなる】

「それに、愛した人間を吹き飛ばすのは、中々に惜しいものですから」

【慈しみを持ちたいものである】

「絵…ですか。それでは一枚お願いできますかな?簡単にで構いませんから」

【男は持ち歩いている白紙のメモ用紙を一枚ちぎって渡した】

「練習だと思ってくだされば結構ですので」
534 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/09/02(金) 02:34:16.56 ID:NmbqqLy80
>>529
人の交わす握手と言うモノは、繋がりを感じさせる、手と手を触れ合わせ、互いの手の感覚を
肌で感じ合い、お互いに生きている証を分かち合える、人と人との距離間は
思いの他、単純の様で複雑だ……ーーー
こうして出会う度にも、自分の本質を隠す事に慣れている事が時に怖くもある
握手を放すと、僅かな生温い感覚が残った気がした

「ん、雨足も弱まってるしね……ーーーこちらこそ、じゃあね」

軽く手を振り、去り行く背中を見送った、雨はもう粒を軽く瞬く程度に弱まっていた
けどももう少しバス停に居座る事にした、バスを待ってる訳でも無い。
月がもう鼠色の闇を払拭して居て、こちらを覗いている
雨水を欲する草木に隠れた蛙の鳴き声が、周囲に合唱を成していた、

「縁、か」

ーーー自分が、狩ってきた化け物の記憶が在る様に
旅を重ねて、人と出会った記憶は大事にしまっておきたい、今日もまた、お気に入りの宝石箱に
しまっておくとする

/乙と絡み感謝ッ、遅駄レスすまんかった!
535 :【再応斬軌】@wiki E:須々切丸、翠晶丸(wiki参照)[sage]:2011/09/02(金) 02:38:05.89 ID:znL0bHxdo
>>534
/絡みあり乙でしたっ!
536 :【描映爆筆】@wiki[sage saga]:2011/09/02(金) 02:47:35.70 ID:fdXZPSVV0
>>533

「ふーん、まあそんなもんですかねぇ」

【相手が中々深イイことを言っているが、それを右から左へ受け流す】

「ええ、良いですよ」

【あっさり承諾。左手でメモ用紙を受け取りながら右手で宙をつかむ動作をする、するといつの間にか一本の筆が握られていた】
【筆は持ち主の意志を感じ取って自動的にインクを溢れさせる。少女は巧みな筆使いで、ひとときも手を止めることなく紙に黒と赤と金の線を描き込んでいく】

「はい、出来ました」

【僅か5分程でそれは完成、男へ紙を突き返す】
【そこに描かれているのは一匹の錦鯉。からだは赤黒金の三色で鮮やかに塗り分けられ、尾びれで力強く水をかいて泳ぎ回る様子が豪快なタッチで描かれている】
537 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/09/02(金) 02:57:56.89 ID:fEs5YFzb0
>>536
【返して貰った絵を見て、男は思わず息を飲んでしまった】
【絵を描くスピードと品質がここまでとは、驚かざるを得ない】

「貰ってしまっていいのかわからなくなりますよ…」

【困るくらいの品質である】

「理解者かもしれませんね、私は。この絵を手放したくないと思ってしまいましたよ
ともかく、我が家に戻って飾れる何かを探しませんと」

【即刻家に帰って飾りたいのである】【理解者とかもうしい】

「払っておいて下さい、おつりは良いので」

【1万の札と男の学園教師の職を示す名刺を叩きつけ、急いで店を後にしようとする】
【世の中は、これだから面白い】
【特に何も言われないようなら、全速力で消えるであろう】
538 :【描映爆筆】@wiki[sage saga]:2011/09/02(金) 03:15:43.48 ID:fdXZPSVV0
>>537

「あ、どうもです」

【なんかよく分からないうちに理解者が出来た、その実感が湧く間もなく手に名刺と金が渡される】
【それをぼーっと眺めている内に男は急ぎ足で立ち去ってしまった】

「……ま、いいでしょう」

【言い忘れていたが、あの絵は普通の絵ではない。もし男が帰り道に川や海など、どこか水辺を通ったならさぞかし驚くだろう】
【あの絵の鯉は自立して動くことが出来る。そして水辺を通ったら最後、紙から鯉が飛び出し近くの水辺に飛び込んで何処へともなく泳ぎ去ることだろう】
【自分がそうするように密かに命令してあるのだから。そして男の手元には、何も書かれていない只の白いメモ用紙が残されるだけになるだろう】

「さて、どうなることやら」

【そう呟き、再び水をあおる。男が無事に絵を持ち帰ることが出来たかどうかは、もはや彼女の知るところではない――――】
539 :【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて [sagesaga]:2011/09/02(金) 07:23:19.44 ID:fEs5YFzb0
>>538
/寝落ちしてました
/絵は持ち帰れたとさせて下さい
/それでは、このようになってしまいましたが、絡み乙ありでした!
540 :【描映爆筆】@wiki[sage saga]:2011/09/02(金) 13:42:20.37 ID:fdXZPSVV0
/はい、了解です
/こちらこそ絡み乙&ありでしたっ
541 :【液体変化】水を被ると色々変身ッ2011/09/02(金) 14:56:14.20 ID:qKUPN3Yro
【液体変化】

液体を被るとそれに対応した生き物に変化できる。
変化可能になる液体量は300ccから頭に被る位


「ふぃ〜〜大事だったかな。あのお嬢ちゃん」

【全ての音を切り裂くように乱雑に氷の冷たさを持つ雨が世界を撃ち弾ける音が鳴り響く。】
【されど一瞬だけ】【野太い悲鳴と殴る破撃の音楽演奏為れた路地裏で……はぁと女は溜息をついた】
【注ぐ暫く雨は止みそうに無いと、ワイシャツとジーンズから感じる不快感に凛とした顔を歪めながら】

「────────あぁすっかり忘れてた」

【鴉色ショートカットから水滴を落としながら色鮮やかな不良達が眠る路地裏で……再び女は溜息を零した】
542 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/02(金) 16:29:17.05 ID:gCliw8vCo
>>541

【その日は雨が降っていた、激しい雨が。
 乱雑に全ての雑音を掻き消すような上げしい雨が、
 悲鳴も衝撃音も全て掻き消され、外には漏れなかったかもしれない。
 そう、この場所は路地裏であった】

「あら酷いことをする。ソレは生きてるのかしら?」

【その場に現れたのは赤黒いコートを着込む少女であった。
 少女と言う姿にドス黒いコートは似合わず、この雨の中では無気味に冴えるかもしれない】
【雨に濡れた髪がしっとりと垂れ下がり、少女の長い髪が歩くたびに揺れる。
 少女はその現場に足を踏み入れようと、唯歩いているだけだ】
543 :【液体変化】水を被ると色々変身ッ2011/09/02(金) 17:16:36.41 ID:qKUPN3Yro
>>542

「おい戻って…………おっとちが、"違うのね"」

次第に強まる暴雨、路地裏に吹き込む風が凛とした女性の短い髪の毛を撫で
瞳を不快に細め舌を出し案外豊かな胸元より溜まる水を掻き出す最中に……聴く

それは地面を叩く雨に紛れた足音と、その場において不自然に冷静を帯びた声

女性のすっと瞳を開き、踵を軸にして体を声の持ち主に、紫が薄く染まる瞳を向け
そこには、自らと同じ雨と塗れた濡れ鼠時間がたった血液の様な色のコートきた少女が一人

「あら、大丈夫よ? チョットポカリとやって眠って貰っただけだから……」

────ぐっと、女性の声に答える様に、周囲の不良の曇り声が雨に小さく紛れ込む

/うわぁぁ、寝てました!
遅れてごめんなさい
544 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/02(金) 17:24:37.57 ID:gCliw8vCo
>>543

台風が近づいているのか、暴雨が酷く雨粒を乗せて風が飛ぶ。
バサバサと髪がたなびき大通りではせわしなく雑音が聞こえる。
ピチャリ、ピチャリ。裏路地は風の影響が少ないようで水を歩く音が鮮明に聞こえる。

「あら、生きているのならそれでいいのよ」

あくまで自然体に答える少女、その姿とは裏腹に外の雑音が騒がしく唸る。
その雑音に乗せてかすかに聞こえる不良の唸り声。
どうやら生きていることを確信する。

「その言動からして別の誰かでも来るの期待・・・。いや、アテが外れたかしら?」

女の言動、最初の一言から推理しての言葉である。
545 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/02(金) 17:27:36.77 ID:bSaDGNDAO
【街中】
【雨がしとしとと降る繁華街】
【家具類やキッチン用品を扱う雑貨屋から出てくる男】

あちゃ、雨か…
雨に降られる前に納品できて良かったな
…傘はないけど

【手拭いを頭に巻いた甚平姿の丸メガネ男だ】
【雨を落とす淀んだ空を見上げため息を吐く】

コンビニ寄ってビニール傘買うか…
あぁ余計な出費余計な出費…っと

【だらだらとどうでもいいことを呟きながら雨の中歩き出す】
546 :【液体変化】水を被ると色々変身ッ2011/09/02(金) 17:38:20.49 ID:qKUPN3Yro
>>544
「────いいえ」、と女性は様々な音が混ざり合い形を持たない雑音の世界の中
奇妙に鮮明と聞こえる少女の声にゆっくりと首を左右にふり紡ぎたしたのは否定色

ピシャリ、ピシャリと少女の歩く足音にまたピシャリ、ピシャリと重なる様に加わった
女性の不意に動き出す。それは僅かに不気味な冷徹さを纏う少女の方向へ、前進
接近する二人、女性が表情に染めるのは僅かに笑みを模っただけの無表情でしかなく

「だって、助けた子が戻ってくるのは確実に死亡フラグじゃないの……ほら」
「雨が強くなってきた……早くお家に帰らないと風を引いちゃうわよ、お嬢ちゃん」

このまま進めば、女性は少女の側を通り過ぎ風荒れ狂う大通りへその姿を消すだろう
ずさり、と。地面を擦る音がして不良達が起き上がる。そんな事を知ってか知らずか
547 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/02(金) 17:49:42.65 ID:gCliw8vCo
>>546

「えぇ、確かに。ソレは死亡フラグね」

凛とした少女の声、それは扇でも持ってたのなら似合いそうな雰囲気で
ピシャリとしたのは足音なのか、それとも彼女が放った声の空耳なのか。
女が少女に近づく。その顔に見えるのは鏡で見るような無表情な笑み、形だけの表情。
少女は嗤うように、くすりと微笑んだ。ソレは何処か怖気が走るような、魔悦な笑み。

「大丈夫よ、風邪なんてひかないわ」

ボゥとした擬音と共に手のひらに一つの炎がともった。
しかし炎はその場から動かず手のひらの上でゆらゆらと燃えているだけだ。

「何なら温めようか?燃えそうなものもあるし」

わざとらしく大きな声で、それは無論立ちあがった不良たちにも聞こえるだろう
548 :【魔法鍵士】《Key& ◆ouJreQVdrY.Z[sage saga]:2011/09/02(金) 17:50:01.38 ID:Dt0Q/0mR0
>>545

「あーめあーめふーれふーれもっと降れーっ」

【雨天を憂鬱に思う人々が多い中、その少女だけは妙に上機嫌だった】
【歳の頃は十代半ば。桃色の髪と臍だしの服、そして背負った剣のような鍵の武器が特徴的な少女だ】
【赤色の傘をくるくると回して雨の粒を弾く彼女は、前方に寛平姿の男の姿を発見する】

「……お?」

【よく見れば、彼は傘を差していない。忘れたのだろうか】
【それとも、何か嫌なことがあって雨に濡れたい気分なのだろうか】

「へーい! にいちゃん! 私と合い合い傘しようぜー!」

【男の背後へとダッシュで近づくと、その右肩をポンポンと叩き】
【傘の半分中へと、明るい笑顔と共に男を入れようとする】
549 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/02(金) 17:59:55.46 ID:bSaDGNDAO
>>548
傘持ってくりゃ良かったな…
…ん?

【いきなり雨を遮った傘と叩かれた右肩を順に見て振り返る】

…いや、ありがたいっちゃあありがたいんだが
俺ぁ相合い傘する歳じゃないんだけどな嬢ちゃん

【ポリポリと自分の頬をかき】

…だが、まぁ、ご厚意は受け取っておくか
近くのコンビニまで頼めるかい?
550 :【液体変化】水を被ると色々変身ッ2011/09/02(金) 18:05:00.99 ID:qKUPN3Yro
>>547

────ピタリ、と。少女と触れ合える距離で女性の足取りが止まる。

「これは……面白い手品を使うわね」

女性の瞳は正面で降り注ぐ涙にも消えずに妖艶に揺れる暖色の火炎に注がれていた。
無機質な表情はヒビ割れた様に、隙間からは驚きが覗いていた……だが数瞬の空白
「……でも」────浮かべたのは仄かな笑顔。童を眺める様な……穏やかな物

「暖まるなら、温かい紅茶でも飲みたいわ。」

起き上がる複数の不良達が本能に塗れた視線と唸り号を上げた時、女性は掴むだろう
それは少女が炎を生み出す手首……焼けるかも知れないが──子殺しはしてほしくないもの
551 :【液体変化】水を被ると色々変身ッ2011/09/02(金) 18:07:36.91 ID:qKUPN3Yro
>>550
/追加

それは少女が炎を生み出す手首……焼けるかも知れないが──子殺しはしてほしくないもの



それは少女が炎を生み出す手首……理由は表通りへの二人揃っての逃亡の為
もしかしたら、焼けてしまうかも知れないけど────子供に殺しはさせたくないもの

552 :【魔法鍵士】《Keysword to Order》[sage saga]:2011/09/02(金) 18:08:48.60 ID:Dt0Q/0mR0
>>549

「あー……確かにギリにいちゃんって感じ?」

【振り返った男の顔を見て、そこまで若い歳ではないのだと思う】
【三十代だろうか。しかし傘を一緒に使うのに年齢制限などない】

「そうそう、私の厚意と気まぐれは受け取っといて損はないよ?
 そんじゃ、近くと言わず遠い所のコンビニまでレッツラゴー!」

【男を自分の左側の傘に入れて、少女は歩き出す】
【雨の日なんてお構いなしに太陽の様に笑う彼女は、しばらく歩いた所ではっと何かを思い出したのか、立ち止まった】

「そういえば、あなたって誰だっけ?
 私は魔法鍵士のチェルっていうんだけど」

【傘に入れる前に尋ねるべきことを、今更自己紹介と共に尋ねた】
553 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/02(金) 18:15:19.65 ID:bSaDGNDAO
>>552
誰が加齢臭放ちそうだ小動物

【グリグリと少女の脳天に拳骨を押し付ける】

いや遠くまで歩くのは正直しんどいんだが…

【情けないことを呟きながら少女についていく】

っとと

【が、いきなり少女が立ち止まったためたたらを踏んで立ち止まった】

…またいきなりだな
剣崎 仁鉄(けんざき じんてつ)
鍛冶屋やってる
魔法鍵士?
…聞いたことねぇな
嬢ちゃんが背負ってる鍵だか剣だかわからない代物が関係してるのかい?
554 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/02(金) 18:16:41.39 ID:gCliw8vCo
>>550

脇にいる女を気にせずに、目の前にいる不良たちに目を向ける。
ソコには本能に塗れる視線と唸り声。果たしてソレは威嚇なのだろうか。
気がソコに向けられていたので掴む手には気がつかない。
反応が一瞬遅れ、手首をつかまれた数秒後にその炎は消える。

「あら、ココは路地裏ですわよ」

ソレとは関係なくに能力が発動する。
能力の一つとして自動発動型というのがあり、コレは持ち主が使おうとせずとも勝手に反応するものがある。
少女の属する能力はソレであった。訂正するならば彼女の能力の副産物である。
少女は他人に火傷を与えるほどの体温の持ち主であった。炎なんて関係せずにその身を焦がす能力者。

その動作から少女に殺意がないことが分かる、あくまで脅しの道具なのだろう。ようするに、誰も傷ついてほしくはないのだ。
だから聞こえるように炎で脅す、分かりやすく大きな声で伝える、偽物の殺意を。
それでも腕を掴まれてしまったのは予想外であったが
555 :【魔法鍵士】《Keysword to Order》[sage saga]:2011/09/02(金) 18:24:49.79 ID:Dt0Q/0mR0
>>553

「言ってねー! そして痛ってー!?」

【加齢臭のかの字も発していないというのにこの仕打ち】
【どうやら相手は随分と歳を気にしている(のかもしれない)ようだ】
【「あなたって何歳?」と後で聞こうと思っていたが、止めておくことにした】

「剣埼仁鉄? なんかごっついね、名前」

【率直に感想を述べると、再びコンビニへと歩を進める】
【歩きながら相手の方を見、質問に答える。思いっきり前方不注意である】

「鍛冶屋なのに知らないの? まあ、あんまり使い手はいないけどさ……。
 そうそう、この魔鍵を武器に戦う人のことだよ。ほれパース!」

【答えた直後、背負っていた両手剣程はある大きさの魔鍵を右手で引き抜き】
【勢いの良い掛け声に合わせ、それを男に押し付け持たせようとする】
【ちなみにパスと言っているが投げてはいないので厳密にはパスではない。手渡しだ】
556 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/02(金) 18:33:58.22 ID:bSaDGNDAO
>>555
お、ラップ
ヒップホップは聞かないんだが

【ぱたぱたと拳骨を押し付けた脳天を軽く叩き】

あぁ、自覚してる
…おいおい、危ないぞ

【前を見ない少女に軽く注意しながら歩き出す】

魔鍵?っと

【少女が押し付けてきた魔鍵を両手で受け取る】

鍛冶屋だって言ったろ?
魔具の類いは専門外だ
…ふむ

【ギラリと男の丸メガネが光る】

…武器として扱う代物じゃないな
刃もないし打突武器としちゃ形が心許ない
何らかの魔法魔術能力の発動補助的な代物と見たが?

/ちと風呂いてきます
557 :【液体変化】水を被ると色々変身ッ2011/09/02(金) 18:36:12.73 ID:qKUPN3Yro
>>554

「……だから────逃げましょ?」

脳に灼熱に熱せられたコテに押し付けられた様な痛みが届き、息が漏れる。
されど女は少女の手首から僅かに焦げた匂いを発し始めた自らの手を離さなかった。
背後の不良達は、打たれる雨にようやく明瞭な意識を取り戻し始め……こぶしを鳴らす

「相手をしちゃ、ダメよ? 可愛い女の子なんだから……早く逃げて」

額から滲み始めた苦悶の汗は雨に混じりて溶け込んで……女性は再び小さく息を
女性は足を急いで進め緩やかに少女の手首を引っ張った……表通りが近づいて

「貴方はどんな子かは知らないけど、一線を超えちゃいけないから……大人である」
「────私が認めないし、させないし。あったばっかり?それがどうした……」

女性は歩き続ける。強引な程に少女の顔は見てなくて、泣きそうな顔で……歩き
そして、ドン。と。いう音と共に彼女は地面に崩れ落ちた……背後で殴った不良が嗤う
558 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力[sage E:銀色の玉]:2011/09/02(金) 18:39:58.85 ID:PbKDUa3A0
 施工を中断した建築物はどこか淋しさを感じる。
 完成を待ちわび、風景に取り残され。

 未完成の高架橋の上。
 当然、ガードフェンスやA型バリケードに立ち入ることを禁止されているにもかかわらず。
 やってきたのは“独り”の女性。

 斜陽の橙に、月毛色の皚がふわりと靡く。
 目を閉じ、傍の漣の音を聞き、佇む。

「……」

 崩れないだろうか。
 鉄骨を足でとんとん、と叩き。
 文字通り石橋を叩いて渡ってみる。
559 :【魔法鍵士】《Keysword to Order》[sage saga]:2011/09/02(金) 18:43:37.87 ID:Dt0Q/0mR0
>>556

「あぁー、魔具か。でも一応武器何だけどね……」

【注意され、前を歩きながら呟くようにして言う】

「ん……そう? 私は結構これで叩いたりしてるんだけど……」

【武器の専門家である鍛冶屋が言うならば、間違ってはいないだろう】
【しかし鍵術を扱い普段からこれを武器として使っている少女は、少し気が沈んだ】

「……! おお、よく分かったね! それで差して、色々出来るんだよね!」

【が、少女の顔が曇ったのも一瞬のこと】
【男が魔鍵の用途を当てると、ぱあっと顔を明るくさせた】
【ちなみにまた前は見ていない】

/それじゃ、こっちもご飯食べてきます
560 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/02(金) 18:50:33.56 ID:gCliw8vCo
>>557

その言動に思わず涙がこぼれたのかも知れない。
それともソレは降り注いだ雨の一欠けらがこぼれおちたのかもしれない。
ただどちらにせよ少女の顔は無表情だ。だからソレは雨だったのだろう。

手を掴んで引っ張られるも、その手はきっと熱いはずなのに。
その手に釣られるように歩く。ただその言葉が耳に入らない。
都合のいい言葉なんて聞こえるはずもなく、視界の中で女が倒れた。
掴んでいた手も緩む。

「やれやれ・・・」

出た言葉は溜息であった。その言葉の何処かに呆れが見えてるかもしれない。
そしてクルリと振り返り不良たちの方向を見る。
次に出たのは意外な言葉であった。それは吐き捨てるように見捨てるように。

「それで私はどうするの?見逃してくれるのかしら?
 私自身はソコの女が玩具になろうと知ったこっちゃないんだけど」
561 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/02(金) 18:50:55.36 ID:T2bKs7Ljo
>>510

「…ここか」

【村を目にした男がつぶやく】
【感情の無い眼で眺めながらFNから手を離した】
【安全と判断したのであろう】
【少しの間 立ち止まってからウィトに向き直る】

「…すまないがこの世界の希少金属は何か教えてくれ」

【そう言って真剣そうな目つきで話す】
【相変わらず感情は無かったがとりあえず重要なことは確かだ】

/昨日は本当にすみませんでした。
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage saga]:2011/09/02(金) 18:50:58.60 ID:SQAAguoH0
>>558

その光景を不思議そうに見ている女性。
その女性は綺麗な金髪と白磁のような白い肌を持ち、身に纏う黒を基調とした地味な服は金と白を引き立てる。
右手にはフルートを収納したケース。左手は何をつかむまでも無くただ存在していた。

「……本当に石橋を叩いて渡る人がいるのね」

ポツリと呟く。冷淡な音調だというのに何処か可笑しげ。
物寂しさ漂う建造物を見て寂しさに酔っていたが、独りの女性の行動を見て何処か微笑ましく思えた。
563 :【幻想演奏】[sage saga]:2011/09/02(金) 18:51:23.80 ID:SQAAguoH0
/名前を忘れてました…
564 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力[sage E:銀色の玉]:2011/09/02(金) 18:58:58.28 ID:PbKDUa3A0
>>562

「!?」

 独りは、焦った。
 一つは、立ち入り禁止――自分以外に、“やってはいけないこと”をしでかして踏みいる人間がいたということ。
 一つは、高架橋――声のした方向を向くときに、その高さをつい目にしてしまったこと、へ。

「……ここ――」

――立ち入り禁止。ですよ。

 そう言おうとして、言葉を飲み込む。
 言ったところで、“じゃあ、あなたはどうなんだ”と言われることは容易に予想ができたからである。

 困ったように言葉を紡がず、独りを見ている女性に睥睨をくれる。
 ただし、左目で。
 ――右目には、眼帯をかけていたから。

「……飼い猫でも。迷い込、み、ましたか」

 テンポの悪い丁寧語が、女性へ訊ねた。
565 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/02(金) 19:00:07.98 ID:bSaDGNDAO
>>559
魔具は武器としての面と魔法魔術能力補助の面、2つの面がある
ただの鍛冶屋じゃ踏み込めねぇ領域なんだ
魔法が使えなきゃそもそも打てないし下手にいじって魔法行使ができなくなったら意味がないから打ち直しもできないからな

【ひゅん、と手首の返しだけで軽く魔鍵を振り】

鍛冶屋としちゃあまりオススメはしない使い方だな
頑丈そうには見えないし…まぁ魔具のことは門外漢だから話半分に聞いとけ

いろいろ?
具体的に何ができるんだ?…っていうか前向け前

【少女の頭をわしづかみ前に顔を向ける】

/ただいまです
566 :【液体変化】水を被ると色々変身ッ2011/09/02(金) 19:02:47.44 ID:qKUPN3Yro
>>560
地面に崩れ落ちた女性は意識を何処かに飛ばした様で、水溜りの中で黙り込む
じゅう、と。鳴る。女性の手は紅く染まり僅かに焦げて僅かな異臭が飴に途絶えた
女性を殴った不良は、向けられた少女の無機質、鏡の様な視線に弾ける様に後ろへ飛ぶ
それを見て仲間達が笑う嗤うワラウ。それは品性を感じさせない悪意が混じる下種な笑み
飛んだ男は、小さく地面に唾を吐き────懐からナイフを取り出し、それが合図
同じ様に仲間達も何処にあったのだろうか?バット鉄パイプナイフ……様々な凶器達
少女の問いは当たり前の様に無視をされた。ただ不良達の瞳には狩人が浮かべる残忍を

…………そして、不良達は駆け出すだろう。少女の正体なんて知る良しも無く
路地裏に宅産の足音が木霊する。掲げられたナイフは己の欲望を満たす為に、
567 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/09/02(金) 19:04:10.08 ID:LeEum6U5o
>>561

「レアメタル、ですか?…色々有りますよ。オリハルコンやら、アダマンタイトですとか。」

不意の質問に女性は、少し意外そうに
口許に手をやりながら思考すると、代表的な一例の名を連ねた。もちろん実際は他にも、何種類とあるのだが

「それにしても、不思議ですね。どうしてそんな事を私に? ”此の世界”なんて言い方も、始めて聞きましたよ」

続けた言葉は、男へと向けた問いであった。あのような言い回しで訊ねられれば、或は仕方なくもあるだろう
興味深そうに、薄らと微笑みを作りながら、訊ねる。元来好奇心は、人一倍に強いのだった。

『――…くぁ……。』

一方で
難しい話の解らない少年は、退屈そうに欠伸しながら、二人のやり取りを見守っていた
もういつも通り、という感じである。

/いえ、気にしないで下さいな。飯落ちするので、次遅れるかもしれません
568 :【石像魔物】 @ガーゴイル[saga sage]:2011/09/02(金) 19:08:35.04 ID:sLgooATQ0
『はぁ……。面白いことないかなぁ……。』

【ふと石ころを手に取りそれを思い切り放り投げた】
【飛距離はかなりの物だがスピードは余り無い】

『………。』

【ため息を付き、ベンチに座り込む】
【何も知らない人間から見れば恐ろしい光景だろう】

【なぜなら、その男がガーゴイルだからだ。】

/絡みまっち
569 :【魔法鍵士】《Keysword to Order》[sage saga]:2011/09/02(金) 19:10:47.82 ID:Dt0Q/0mR0
>>565

「ふーん……要するに専門外なんだね」

【頭を鷲掴みにされ、無理矢理前を見ながら納得したように頷いて見せる】
【具体的に何が出来る、との問いに、「んー」と少女は少し唸ってから】

「えっとね、流体以外の物体に差して、その物体を再構築と固定をすることが出来るんだよ。
 地面に差し込んで地面の壁を作ったり、鉄に差し込んで鍵に刃を纏わせたり……。
 そんな感じかな?」

【と、答えた】

/おかえりなさい
570 :【幻想演奏】[sage saga]:2011/09/02(金) 19:11:58.25 ID:SQAAguoH0
>>564

「やってはいけない」。それを破った人間特有の焦りを見た女性。
自分と似たような、どこか冷めた雰囲気を持つ独りの女性にもそんな自覚が在ったのだと。
だからか、途中で紡ぐのを止めた言葉に茶々を入れるという無粋な事をしなかった。

女性がこの場にいることに困ったのか歯切れの悪い言葉が飛んでくる。

「―――ええ、猫がここに迷い込んだ
 それもただの猫じゃなくてこんな場所にいると思っていると
 見透かしたかのように別の場所にいるかもしれない面倒な子猫だけれども」

自身の目的と重ねて比喩的表現を用いた、言葉。

歯切れの悪い独りの女性とは対照的に。
もの寂しげな建物を悼むかのような目で。
つらつらと言葉で尋ねる、女性。
571 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/02(金) 19:16:16.30 ID:bSaDGNDAO
>>569
そーいうこと
俺が魔具にやれるのは手直しぐらいのもんだ

【ポンポンと少女の頭を叩き】

…ずいぶんといろいろできるんだな、正直驚いた
飯を食うのに困ったら魔具の勉強もするかねぇ…

【ぽかーんと魔鍵を見て】

…しかし、そんだけいろいろできるなら俺ぁ礼もできないな
傘の礼に何か一本打ってやろうかと思ってたんだが
572 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/02(金) 19:19:52.86 ID:gCliw8vCo
>>566

恐らくは誰しも少女が避けるものだと思っていただろう。
バットも鉄パイプもナイフも全て脅しの道具でどうせ避けるのだろうと。

ザクリ、と。
ナイフは少女の体を突きさした。
鮮血が舞い、大地に流れ、水に薄れ消えて行く。
ナイフは当たり前のように突き刺さった、唯それだけ。
当たり前のように流血し出血する。当たり前だ、ナイフで斬られたんだもの。

「それで?」

少女の表情は変わらない、唯鏡のように何もうつさず無表情なままだ。
ナイフで多少の苦悶の表情を浮かべたものの、すぐに元に戻ってしまう。

「これからどうするのかしら?」

だから少女は不良たちへ向けて、たった一言だけ喋った。
573 :【空間円視】@wiki [sage]:2011/09/02(金) 19:20:21.74 ID:JN8VPy+yo
>>568

【学校の帰りが遅くなったらしく、早歩きで歩いている少女】
【時折暗い夜道を振り返りながら、スタスタと歩みを進めている】

「怖いなぁ・・何でこんなに遅くなっちゃったんだろ・・」

【そして問題のベンチの前を通り過ぎる】

「・・・・って・・え?」
【ベンチの何かに気付いたらしく、立ち止まる】
「こんな所に石像なんてあったっけ?」

「・・・・・うん、石像ではなさそうだね・・」
【能力を発動してしまったらしい】
【しかも石像の内部を透視してしまったらしい】

【石像を直視しながら固まっている】
574 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 19:22:40.68 ID:GPOYW3ux0
【空は少しずつ暗くなり始め、立ち並ぶ店に明かりが灯り始める】
【そんな商店街の中、黒いノースリーブのパーカーの下に灰色のTシャツ、黒緑のカーゴパンツを履いた少年が歩いている】
【目の下あたりまで伸びてしまった前髪をいじりながら、人の波を避けて歩く】

「そろそろ切ろうかな……」

【前髪をいじる指を見つめながら歩く】
【この人混みの中、そんなことしていたら誰かにぶつかってしまうだろう】

/なんでも募集です
575 :【魔法鍵士】《Keysword to Order》[sage saga]:2011/09/02(金) 19:23:20.82 ID:Dt0Q/0mR0
>>571

「って言っても、物体だけだからね。
 電気とか、炎とかは差しても何にも出来ないし……」

【頭を軽く叩かれながら、小さく笑みを零す】
【色々出来る、と言われると何だか褒められたような気分になった】

「礼って? 一本打ってやろうかって……あ、そっか。鍛冶屋だもんね
 魔具には何にも出来ないの?」

【それならちょびっと残念。と笑いながら言う】
【そうこうしている内に、前方に目当てのコンビニが見えてきた】
【が、少女はそのコンビニを通り過ぎて行こうとする。どうやらマジで遠いコンビニまで行くつもりらしい】
576 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力[sage E:銀色の玉]:2011/09/02(金) 19:24:01.79 ID:PbKDUa3A0
>>570

「……」

 じっ、と、相手の出方をうかがう。
 敵か、そうでないか。
 万が一にも、獣の様に血に飢えていたら、どうしようか、と。

 茶々を入れる、ということをしなかった彼女への詮索が始まる。
 ただ単に、何を言おうとしたのか分からない、単純な思考の持ち主だったのか。
 あるいは、察しのいい人間なのか。

 後者で、敵だったとしたら、嫌だった。
 独りが、どこまで抗えるか、と。

「……?」

 ただ。
 敵と判断するには、すこし納得ができなかった。
 捜しものをしているようであったから。

 ――尤も、獲物として。
 という察しには至らなかったようであるが。

「仔猫。ですか……案外、傍に。隠れている、かもしれ、ませんね?」

 あたかも雀蜂を思わせる黄色と黒の警戒色。
 それらに、ちら、と目を向ける。

 工事現場は、見た通り。
 物陰が多く、隠れるにはうってつけ。
 比喩としてではなく、本物の猫だとして、の推測。
577 :【液体変化】水を被ると色々変身ッ2011/09/02(金) 19:25:58.09 ID:qKUPN3Yro
>>572
/ごめんなさい……次遅れます
578 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/02(金) 19:28:22.16 ID:T2bKs7Ljo
>>567

「…その中で金・銀・プラチナと言ったものは存在するか?」

【少し考えてから質問を続ける】
【残念ながらオリハルコンなどと言う金属は彼にとって聞き覚えのない金属だ】
【とりあえず所有している物を聞いておく】

「…私は別の世界から来た者だ。この世界には存在しないハズの人間だ」

【目線を村に向けて話す】
【言うなれば彼は”平行世界の放浪者”】
【想像も出来ない流浪の旅を続けてきた者だった】

/私が言えることではありませんがどうぞごゆっくり!
579 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/02(金) 19:29:14.52 ID:bSaDGNDAO
>>575
いやそりゃそうだろ
実体のないものには差せんわ
ある業物は雷を斬ったとか聞いたことはあるが…それでも無茶だな

【ピシッと少女にツッコミ】

そーだなぁ…刀身の部分に金槌打つのは中身にどんな影響が出るか俺にはわからないしな…
…ってちょい待て

【魔鍵をじっと眺めながら考えこむ…が】
【ふと視界に入ったコンビニに気付き少女の首根っこを掴みながら足を止める】

コンビニあるじゃないか
…まさか本気で遠くまで行くつもりだったのか?

【ひくひくと口元が動く】
580 :【石像魔物】 @ガーゴイル[saga sage]:2011/09/02(金) 19:30:35.33 ID:sLgooATQ0
>>573
【早歩きでこちらに来る少女】
【…を見つけた化け物】

『面白そう……!』

【というや否や体を硬質化させる】

(これで石像の振りをして驚かす、我ながらなんと良い作戦!)

【そもそもこんなところに石像なんてあるはずないのだが】

---石像では無さそうだね---

【驚く】
【恐らく少女より驚いている】
【バレてしまっては作戦もへったくれも無い】

『こっ……こんにちは』

【と軽く挨拶】
【正しくはこんばんは、だが】
581 :【魔法鍵士】《Keysword to Order》[sage saga]:2011/09/02(金) 19:37:17.62 ID:Dt0Q/0mR0
>>579

「やーい、役立たずーっ。
 その雷を斬るとかいう無茶を出来てこそ一流でしょー?」

【舌をべーっと出して笑いながら、軽い調子でそんなことを言う】
【専門外の者にこんなことを言うこと自体失礼と言うか、間違っているのだが】

「うおう!」

【突然首根っこを掴まれ、少女の歩みは止まった】
【何かと男を見れば、口元がひくひくと動いている】
【信じられない、といった様子だろうか】

「うん、そうだけど? 歩くと健康にいいんだよ」

【だからもうちょい歩こうぜ!】
【輝かしい笑顔で言い、親指をグッと立てている】
582 :【幻想演奏】[sage saga]:2011/09/02(金) 19:39:05.07 ID:SQAAguoH0
>>576

警戒している独りの女性を見る金髪の女性。表情は変わらず鉄面皮。

独りの女性が金髪の女性を警戒するのは無理もない。それが普通だ。
こんな人を拒絶するような、人から忘れ去られた場所に居る人間など
往々普通ではない。迷い込んだのであれば話は別だけれども。

(――…無理も無い、か)
(仮に私が逆の立場だったとして、私も同じ行動をとるでしょうね)

独りの女性は金髪の女性を敵と判断しがたいのか探りを入れ続けている。
視線が警戒を示していて、第三者から見る私もきっとこんな感じなのかと
少し思考を張り巡らせる。

「…ええ、そうかもしれない。探すのは骨が折れるけれど。
 でも、探さないという選択肢は取れないから、ね」

少し、表情を崩し感情豊かな人から見れば起伏に欠けた笑みを零す。
でも、金髪の女性は表情に乏しいため落差が大きく見える。

「ねぇ…あなたはここで何してるの?
 私のように探し物?それとも独りになりたかったから?」

ほんの少しの、好奇心。猫を殺さぬ程度にとどめている…はず。
583 :【空間円視】@wiki [sage]:2011/09/02(金) 19:39:36.08 ID:JN8VPy+yo
>>580

「・・・こんばんわ・・」
【物凄く警戒した表情で石像を見つめている】
【少女にとってはここまではっきりとした人外を見るのは初めてなのだ】

「なんか・・・最近涼しくなってきましたよねー」
【愛想笑いを浮かべながら他愛もない話題を振る】
【でも、思いっきり笑顔が引き攣っている】

「わぁ・・・・素敵な角・・」
【会話を尽きさせない用に適当な話題ばっかり振っている】
【油断したら襲われると思ってるらしい】

【恐怖故かゆっくり後ずさっている】
584 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/09/02(金) 19:44:35.87 ID:LeEum6U5o
>>578

「ええ、もちろんですとも。」

男の問いに対し、あっさりと首肯を返す
どちらも馴染みのあるもので、考える必要も無い
そのため男の問いとは違い、殆ど間を置かずに訊ねる事が出来た

「――…へえ。どうして、また?」

今までのやり取りからして、
男はそんな、突拍子も無い様な嘘を付く様な男ではない
そう思っていたため存外あっさりと、男の言葉を信用し、問いを重ねた
男について更に、興味をもったようであった

退屈そうにじとっとした眼で話を聞いていた少年も、コレには驚いたらしい
先程聞いた過去の話もあって、より衝撃がましたのかも知れない
男の後ろから「おい、ほんとかよ」とでも言う様な、声が聞こえてくる筈だ

/ただいまもどりましたっ!
585 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/02(金) 19:46:38.01 ID:bSaDGNDAO
>>581
バカ野郎、俺なんざこの道じゃまだまだギリギリオシメが取れたぺーぺーだ
30歳から初心者って言われる世界だぞ、無茶言うんじゃねぇよ

【ため息を吐きながら苦笑し】

ふざけんな小動物
こちとら下職がやっと済んだからとっとと家帰って一杯引っかけたいんだよ
健康にいいなら一人で歩きやがれってんだトンチキショウ

【スパンと少女の頭を叩きため息を吐く】
586 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力[sage E:銀色の玉]:2011/09/02(金) 19:51:46.54 ID:PbKDUa3A0
>>582

 きゅ、と奥歯を噛み。
 次に、目を閉じる。
 それから、――深く、息吹く、一度。

――大丈夫、敵だったら……その時は、その時、ね。

 それから、目は女性の方を向き。
 ただし、目を合わせるわけではなく。
 あくまでも、視界に、女性が居る――に抑える。

 油断?
 否。
 少しだけ、信じてみた、というだけ。

「大切な。猫な、んですね……何て、言う――のですか? その子」

――あ。笑った。

 独りは、女性が笑った(様に感じたのは、表情を直視していないから)のをみて、少しだけ警戒が緩まる。
 独りが初め、女性にい抱いた印象は、冷淡――例えば、兎一羽に容赦しない獅子の如く。
 と、大げさではあったが、そういう印象だったために、笑った顔は、どこか綺麗だと感じていた。

「……。私は――」

 どうしたかったのか、言葉には出さなかった。
 その代わり。

 漣の、そう、海の方を指で指し示した。
 夕日が、沈む風景。
 それから、朧々と、星々が出始めているのであった。

「――」

――どう?

 とでも、言いたげな、視線と、仕草。
 行動は多くはなかった。
587 :【魔法鍵士】《Keysword to Order》[sage saga]:2011/09/02(金) 19:53:11.42 ID:Dt0Q/0mR0
>>585

「ふうん……そうなの?
 じゃあいつかその無茶が出来るようになればいいね」

【頑張れ、と気の抜けたエールを送る】

「っていった! 何なのさっきから! それに小動物小動物言うな!
 ……しょーがないなあ、おっちゃんは。じゃあさっさと傘買ってきなよ」

【叩かれた頭を片手で押さえながら、ジトリと軽く相手の顔を睨みつける。大して怖くは無い】
【加えて相手をおっちゃんと呼ぶなど悪態を示しながら、コンビニの前へと歩を進める】
588 :【石像魔物】 @ガーゴイル→好青年、喪服、ローファー[saga sage]:2011/09/02(金) 19:55:05.46 ID:sLgooATQ0
>>583
(あ…こんばんわだったか)

【ふと少女を見ると顔が凄まじく怖い】

(お…!襲われる!?)

【此処に勘違いが一つ生まれた】
【適当に会話を聞き流す】

『だ、だよねー。』

【違和感】

【まさかと思い変身】
【さて吉と出るか凶と出るか】
589 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/02(金) 20:02:16.14 ID:T2bKs7Ljo
>>584

「…助かった。換金できないと捨てるしかないからな」

【胸ポケットをひらいて平べったい金属を取り出す】
【形からしてipodのようだが陽に輝く色はまさしく金 】
【金銭ではなく希少金属を持ち歩いた方が何かと便利なのだ】
【換金できなければゴミ同然なのだが】

「…軍事機密だ。深くは教えられない」

【嘘】【教えられないのは自身の闇に触れることになるから】
【彼にとってはアサギに話した内容までが限界】
【これ以上は精神が持たないと無意識に拒絶していた】

「…本当だ」

【律儀に声を返したのはウィトの話を逸らすためだ】
【アサギならば深くは聞かないだろうと無意識の判断である】
【それが吉と出るか凶と出るか】

/レス遅れました!おかえりです!
590 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/02(金) 20:02:34.48 ID:bSaDGNDAO
>>587
いつになるかわからないけどな
俺の師匠は客が求めたら打つとは言ってたし俺も無理だとは言いたくないがよ

【ため息を吐く男は自信があるのかないのかわからないセリフを吐いた】

小動物に小動物って言って何が悪いんだ?

【ニヤリと笑い】

あぁ…っと
その前に…

【懐に手を入れて何かを取り出す】
【取り出したのは包帯のように巻かれた革のベルトとハサミだった】

礼代わりだ
鍛冶屋の領域の一端、見せてやるよ

【革のベルトを魔鍵の柄にくるくると巻いていく】
【適当なところまで巻いてハサミでチョキン】
【ハサミと革のベルトを懐に仕舞って魔鍵を差し出す】

持ってみな
嬢ちゃんの手に合わせてみた

【魔鍵の柄を持つと驚くかもしれない】
【ただ革のベルトを巻いただけなのに少女の手に吸い付くようにフィットするのだ】

んじゃ行ってくるわ

【ぷらぷらと手を振りながらコンビニに入る】
591 :【空間円視】@wiki [sage]:2011/09/02(金) 20:03:27.02 ID:JN8VPy+yo
>>588

「ですよねー、本当涼しくて・・・」
「でも、私暑がりなんですよ・・・・こんなに涼しいのに汗が止まんなくて・・・」
【少女よ世間一般ではそれを冷や汗と言う。なんて突っ込みを入れたくなるほどの量だ】

「でも、その角本当に素敵ですね」
【取りあえず角をべた褒めしている】

「・・・・うわっ!」
【男が変身した事に驚き、声を漏らしてしまう】

「止めてっ!私なんて食べてもおいしくないんですよっ!!」
「って・・え?」
【一瞬死を覚悟したのだが、目の前に立っているのは素敵なイケメン】

【またしても突然の事だったので少女は固まってしまった】
592 :【魔法鍵士】《Keysword to Order》[sage saga]:2011/09/02(金) 20:09:54.80 ID:Dt0Q/0mR0
>>590

「……? 何それ?」

【魔鍵に施されるその手際を、首を傾げながら眺める】
【そして出来上がった魔鍵を受け取ると、言われた通り柄を持ってみる】

「……! うわ……」

【確かに、驚いた】
【ただ革のベルトを巻いただけだ。なのに凄く持ちやすい】
【他の誰かが適当に巻いてもこうはならないだろう。流石は鍛冶屋と言ったところか】

「い、いってらっしゃい!」

【コンビニへと入る男の背中へと】
【魔鍵を右手に持ち、それを掲げて嬉しそうに大きく振った】
593 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/02(金) 20:13:28.28 ID:bSaDGNDAO
>>592
【少しして男がコンビニの袋とビニール傘をぶら下げて帰ってきた】

どーだ、様子は?
お前の手の大きさと体つきを見て調整してみたんだが
具合が悪ければ遠慮なく言ってくれ

【バサ、とビニール傘を広げる】
594 :【幻想演奏】[sage saga]:2011/09/02(金) 20:14:04.54 ID:SQAAguoH0
>>586

「ええ、とても大切な」

そう、とても大切な幻想。猫とは比喩表現に使った名詞に過ぎない。
とても大切で、とても、とても…

「そうね、その子の名前は「幻想」。私が追い求め続けてる、仔猫の名前」

金髪の女性の方を向いた、独りの女性。
それを見て一瞬だけどういう表情をすれば迷う。

今の金髪の女性の表情は言うならば、困惑。
どんな顔をすればいいのかという困惑。
普段の鉄面皮からは想像できない表情。

「―――」

言葉の代わりに独りの女性の指が独りの女性の言いたいことを代弁する。
指が示す先は、海の方。夕日が沈み星空へと変わる風景。
それはとてもきれいで。寂しげな場所だから余計に綺麗で。
思わず見とれてしまいながらも、内面で少し嫉妬。
自分の求めている物を見せられているから。魅せられているから。
595 :【石像魔物】 @ガーゴイル→好青年、喪服、ローファー[saga sage]:2011/09/02(金) 20:14:30.49 ID:sLgooATQ0
>>591
【スゲェ汗、と思ったが口には出さない】

【そして変身】
【思いっきり怖がられ驚かれしまいには食べないでくれ】
【踏んだり蹴ったりである】

『うわっ!…って酷いなぁ……。』
『……一応人間なのに。』

【ちょっと凹む】
【つまりは所詮《人間》である】

(でも誤解は溶けたみたいで良かった。)

【誤解に嘘を重ねた事に男は気づかない】
【ましてや少女にも嘘だと気づく術もない】

『た、たべないよ。』

/次遅れるかもしれません。
596 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/02(金) 20:15:35.82 ID:a+uE2wbIO
【公園】
【日も落ち、チラホラと人々が存在している。】
【昼間の様な賑わいは無い。遊んでいた子供達も帰ってしまったし、】
【他の人達もそれぞれやることがあるのな、何処かへいってしまっている。】
【そんな閑散とした公園に、とある人物がいた。ベンチに座っている。】

しっかしあれは怖かったなぁ…

【一人は青年だ。】
【すれ違っても全く印象に残らない、穏やかそうな青年。】
【この季節に合った派手でもない地味でもない服を来て、】
【かっこよくもブサイクでもない顔をしている。】
【もっとも、一つだけ、大きな特徴があった。そっちの方が人々の目がいくだろう。】
【それは、彼の背中の剣である。身の程もあるかなり長い両刃剣だ。】
【銀特有の柔らかな輝きがあり、量産されたモノでは無いことがわかる。】

( ^ω^)
全くだお。あんな真性のマジキチ始めてみたお。

【そしてもう一人は少年である。】
【全体的に丸顔な饅頭の様な頭と、癒し系の顔。】
【これだけ見れば、彼も一般人だが、やはり違うものがあった。】
【それは、彼の「存在感」というべきか、全身から出るオーラの様なものである。】
【何となく、そう、他と違うような、そんな感じがしていた。】
【鋭い人間なら、それが「魔翌力」に由来しているということが分かる。】

あの子は…逃げたかな…

( ^ω^)
逃げたと思うお。閃光弾をモロに受けたんだからお。
足止めくらいはできると思うお。

【道行く人を眺めながら、ぼんやりとそんなことを話す二人。】
【微かに涼しくなったそこは、緩い時間が流れていた。】
597 :【空間円視】@wiki [sage]:2011/09/02(金) 20:19:37.32 ID:JN8VPy+yo
>>595

「そうですよね・・・・・」
「変な偏見を持った挙句・・失礼なこと言っちゃってごめんなさい・・」
【頭を下げて謝る】

【こう言う所は素直な子なのだ】

「でも、凄いですね!しかも人間になれるなんて・・・」
【今の言葉は全て本心である】
【しかも男の姿は、少女にとって胸を射抜くかのような姿だったのだ】

(中身は絶対に視ない事にしておこう・・・・)
【やっと人だと分かって饒舌になれたのに、中身が人じゃ無かったりしたらまた元通りである】

「大丈夫です、もう何とか慣れましたから」
【ニコッとほほ笑む】
598 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子[sage]:2011/09/02(金) 20:20:53.92 ID:biOtULC0o
>>596

〜♪

【丁度その前を通り過ぎる少女】
【異国チックな見た目は人目を引きやすく、浮いて視えるかも知れない】

……ぎゃお?

【少し通り過ぎた後、なにか違和感を感じる】
【ふんふん、と犬のように辺りを嗅ぐ】
【それが「魔翌翌翌力」とは知らないが、引っ掛かったのだろう】
【目を閉じながら匂いを便りに歩いているため、二人にぶつかるかも知れない】

/よろしければ!
599 :【魔法鍵士】《Keysword to Order》[sage saga]:2011/09/02(金) 20:21:10.71 ID:Dt0Q/0mR0
>>593

「ぴったりぴったり! いい仕事しますね旦那!
 ありがと!」

【かなり気に入った様子で、背負おうとはせず未だ魔鍵は手に持ったままだ】
【嬉しそうに笑いながら、元気よく礼を言った】

「そんじゃ傘も買ったことだし、相合傘はもう終わりだね。
 じゃーね、おっちゃん! またいつか!」

【喜色満面と言った様子で別れの挨拶を告げると、魔鍵を持って赤い傘を差して】
【少女は雨の中を子供のように駆け去っていこうとする】
600 :【鍛冶強化】[saga]:2011/09/02(金) 20:24:20.84 ID:bSaDGNDAO
>>599
誰がおっちゃんだ小動物!

【走り去っていく少女の背中に声を張り上げ】

…ったく
元気一杯というかなんというか…

【ため息を吐きながら苦笑した】

/乙でしたー!
601 :【空間円視】@wiki [sage]:2011/09/02(金) 20:24:30.68 ID:JN8VPy+yo
>>595
/了解でっす
/私も多分遅れまっす
602 :【魔法鍵士】《Keysword to Order》[sage saga]:2011/09/02(金) 20:26:01.85 ID:Dt0Q/0mR0
>>600
/こちらこそ、絡み乙っした!
603 :【石像魔物】 @ガーゴイル→好青年、喪服、ローファー[saga sage]:2011/09/02(金) 20:27:00.91 ID:sLgooATQ0
>>597
【謝られ少し挙動不審】

『…ぉえ!?い、いや謝らなくて良いって!…ほらこう云うの慣れてるし?』

【語尾が異様に上がる】
【どうやら人に謝られた事は少ないらしい】


『お褒めに預かり光栄ですね。まぁ変身と言うかむしろこれが仮の姿。……!』

【失言】
【つまりこの姿は偽物、と自らバラシたのだ】
【やっちまった、と顔を手で覆う】

【恐る恐る少女の方を見る】
604 :【金貨百枚分の絶望】@wiki2011/09/02(金) 20:27:57.29 ID:Xw8IZchIO
【とある廃墟の中庭】

キーン……キーン……キーン……

【静寂しきった廃墟に唯一響く金属音】
【その音源となる場所には、銀髪に紫の瞳、褐色の肌をした青年が1人座っている】
【青ワイシャツ、黄色ネクタイ、黒ベストに黒ノータックパンツを乱れなく着こなしている】

うーん、表っ. キーン…

【親指で金貨を真上に弾き、手の甲でピタリとキャッチ】

よし、当たり!

【そんなことをし ながら暇つぶしをしているらしい】

/絡みまちーす
605 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/02(金) 20:27:57.09 ID:a+uE2wbIO
>>598

( ^ω^)
外藤、なんかいるお。

…なんだありゃ?…獣人か…?

【裸眼でも目のいい二人は、相手の頭に生えた耳と、】
【もう一つ。尻尾を捉えることができた。特にこちらが話しかけることもせず、】
【しかし、何となく気になったので目で追っていると、】

あらら?…ちょ、ストップストップ!

( ^ω^)
目開けなさいお。

【こちらに近づいてきて、そしてあろうことかそのままぶつかりそうになってしまった。】
【青年は片手で少女を受け止めようとしながら口を開く。】
606 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力[sage E:銀色の玉]:2011/09/02(金) 20:30:23.70 ID:PbKDUa3A0
>>594

――大切。

 独りには、それは羨ましくて、温かい。
 笑いは、決してしなかったが。
 どことなく、ぴりぴりとした、緊張感は薄らぐのだった。

 完全に信用した、というわけでもないが。
 少なくとも、悪い人ではなさそうである。

「幻想……ちゃん」

 比喩。
 それに、“ちゃん”をつける。
 ちょっとした違和感。

 独りの中では比喩ではなく、猫なのである。
 愚かしくも、察しの悪い。
 ――ただ、まるで気が付かなかったわけでは決してなく、“もしかして”程度に、猫以外のものを考えようとしていた。

「――」

 この、綺麗な風景を見たかった――と、言うわけではなさそうである。
 というのも、その風景をみて、目を細めたから。
 それは、眩しくて、ではなく、どこか寂しそうに。

 女性の、嫉妬にも似ているのかもしれない。
607 :【液体変化】水を被ると色々変身ッ2011/09/02(金) 20:31:54.75 ID:qKUPN3Yro
>>572
ナイフを振りかざした不良は親しみ深い裂く感触にニマリした笑みを浮かべ…
少女の身体に突き刺さった異物を引き抜いた────そして、ナイフを仕舞い込む
同時に仲間達も武器を捨てて、カランコロンと音がなる。だって彼らは理解した。

彼女は元々キチ◯イで、何もしねぇただの餌だと……美味しい美味しいただの餌

ナイフを突き刺した男と何時の間にか側にいた男、彼らは少女に手を伸ばす。
彼らは知らない……ただ欲望の赴くままに少女は自らの手に収まらない灼熱の花、
残った数人は、今だ意識を失った女性を担ぎ始める…何時の間にワイシャツが裂かれ胸がはだける

不良達の一人は言う────これならどうする?愉しい事だっうの

/遅れましたっただいま
608 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子[sage]:2011/09/02(金) 20:32:00.99 ID:biOtULC0o
>>605

【パチッ、と眼を開けた】
【紫色の無垢な大きな瞳】

ぎゃお!

【今度はふんふんと二人の全身を嗅ぎ始めた】

……のーりょくしゃの匂いがしますよう!

【暫くそんな失礼な事をするとこれまた失礼にも指をズバ!と指し、外藤と呼ばれた方の青年を見つめた】
【ぱったぱったとしっぽが揺れる】
609 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 20:32:50.28 ID:y+3tks9U0
>>574
/まだいますか?
610 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/09/02(金) 20:34:00.49 ID:AHMYc+8ho
>>589

「随分と高価なものを、持ち歩いているのね」

アレが見た目そのままならば、金である事に間違いは無いだろう
僅かばかり眉を顰め、感心したように声をあげる

「――…別に誰かに言ったりする訳じゃあ、ありませんよ」

男をジッと見据え、果たして嘘を見破ったのだろうか、
然し迂遠な物言いで答えを促すそのやり方からすれば、ただ単に納得出来ないだけのようにも見える
折角もう少しで、興味深い話が聞けるのだから。
軍事機密なんて壁に、阻まれたままで居るつもりは無いのだろう――…。

『――…おい、そんな事よりよ、そろそろ帰ろうぜ。お前ら話なげぇんだよ』

男の言葉に、幼き竜は答えない代わりに声がかかったのは、女性に対して、であった。
女性は明らかに不満げで 少年と数回言葉を交わすが結局、渋りながらも折れてしまった。
男が言えないと公言している上連れにまでそんな事を言われては流石に、追求も厳しかった様子

「それでは、私たちはこれで。――精々今度は、迷子にならないように、ね?」

腹いせのように少年の頬を抓りながら、男に声をかけた。薄笑いにからかいの言葉も、不機嫌からだろうか
丁寧な言葉遣いながら、相変わらず子供のような仕草である。眸を潤ませながら痛みを耐える竜と、そう年齢も変わらなさそうなくらいに。

/遅れました・・
611 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 20:35:18.34 ID:GPOYW3ux0
>>609
/11時くらいまでしかできませんがいます!
612 :【空間円視】@wiki [sage]:2011/09/02(金) 20:36:12.81 ID:JN8VPy+yo
>>603

「いや・・・でもね・・ごめんね?」
【謝らないと気が済まない性らしい】

【何度か頭を下げる】
【そのあとに謝ってまた頭を下げるの繰り返しだ】

「仮の姿・・・・?」
【徐にスカートの裾を持ち上げる】
【すると中からひも状の何かがボトッと落ちる】

【良く見ると分かるかもしれないが、毒々しい蛇である】

【そして少女の表情はまた引き攣ってしまっている】
613 :【空間円視】@wiki [sage]:2011/09/02(金) 20:36:46.81 ID:JN8VPy+yo
>>603
/ご飯落ちです!遅れまっす
614 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/02(金) 20:39:04.35 ID:a+uE2wbIO
>>608

な、なんだなんだ?

(;^ω^)
犬かお。あんまりいい匂いはしないと思うお。

【自分達の匂いを嗅がれ、「?」と首を傾げる二人。】
【さてどういうわけか。何となく声を掛けたらいけないような気がし、】
【無垢なる紫の瞳を見つめていた。そのままだと吸い込まれてしまいそうな感覚に陥る。】

のーりょくしゃ…?…確かにそうですけど…

(;^ω^)
な、なんなんだお一体。何か用かお?

【魔法′オ密には召喚術≠アれは確かに能力的なものであり、】
【青年は相手の人差し指を一瞥してか、肯定する。】
615 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 20:40:00.16 ID:y+3tks9U0
>>611
/では!

【結論から言えば少年は人にぶつかった】
【見ればその人は車椅子。見ればその人は右足がない。見ればその人は左目にアイパッチ。見ればその人は頭に包帯を巻いており】
【見ればその人は途轍もなく美麗な顔をしていた。そしてその顔色は悪く、真っ白だった】

「……………」

【ぶつかられても死んだように動かない】
【微動だにしない。しかし息はしている。この前突然現れた人物に尽く自分の存在を否定されたため死んだようになっているのだ】

【―――見ればその人の瞳は涙で潤んでいた】
616 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子[sage]:2011/09/02(金) 20:42:07.43 ID:biOtULC0o
>>614

ぎゃおー!合ってました!
早速食べてもいいですかねえ?

【キラキラと瞳を輝かせ、さらっととんでもない発現をする】
【この意味が分かるのは少女とその主位なのだが……】

【犬のお座りのように座ると、待てをされたかのようにしっぽをぶんぶん振りつつ相手の返事を待った】
【もう一人の方はほぼ無視していた】
617 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/02(金) 20:43:19.50 ID:gCliw8vCo
>>607

引き抜かれるナイフに思わず苦悶の声が漏れる。
その声は何処にでもいる少女のもので、無力な人間のものである。
それでも恐怖に引き攣ることはなく、凛として無表情に立っている。
自らよりも一回りもふたまわりも大きいとこ達を見上げるように、じっとしている。

「あら、そう。ならタノしいことをしましょう」

そして少女は手を挙げた、そのポーズは降参とも言わんばかりに両手を上げている。
あくまで何もしない、彼女はそういう人間なのだ。
618 :【幻想演奏】[sage saga]:2011/09/02(金) 20:43:54.55 ID:SQAAguoH0
>>606

思わぬ語尾に少し眼を、見開く。
本当に仔猫と思っているのかと思えばの事。或いは、他の何か。

「―――クスッ」

だから笑い声が漏れた。このやり取りで警戒心が薄れた気がした。
察しの突かないことは仕方ないし、何より文字通り取ってくれてよかった。
今この場に堅苦しい事は無用に思えてきたから。

「―――夜空ってどうしてこんなにも綺麗なのだろうか
 きっと人がソレを得ようとして求めても掴めないからね」

首を独りの女性の方に向けて、意見を聞く。
――あなたは、どう思う?と
619 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 20:45:04.90 ID:GPOYW3ux0
>>615
「イタ」

【人にぶつかった感覚はしたが、以前のように少年の身体が吹っ飛ぶようなことはなく】
【夜遊び中の子供にでもぶつかってしまったのかと不安になりながら相手を見ると――】
【なんと相手は車いすに乗った美しい……恐らく女性】
【いろいろ怪我もしているし、顔色は悪い】

「……大丈夫ですか!?ごめんなさい!」

【ぶつかってしまったというのに微動だにしない相手を見て少年が焦り出す】
【理由がぶつかってしまったからなのかはわからないが、相手の瞳には涙が浮かんでいる】
620 :【石像魔物】 @ガーゴイル→好青年、喪服、ローファー[saga sage]:2011/09/02(金) 20:47:46.99 ID:sLgooATQ0
>>612
【確かに顔が引きつった】
【当然だ】
【自分で築いた希望を自分からぶち壊したのだから】

【少したじろぐ】

【…がそれも束の間少女のスカートから落ちたソレに男は驚き飛び退り全力疾走】
【凄まじい速さで10m程度先の木の後ろに隠れた】

『頼むから早くそれを何処か自分の目の届かない場所に捨ててくれぇ!』

【10m先からの大声、響く響く】
621 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/02(金) 20:49:52.80 ID:T2bKs7Ljo
>>610

「…礼だ。ストックが幾つかある」

【金を手渡す】
【重さは約75g、価値がどれくらいかは知らない】
【だが彼にとってはどうでも良いのだろう返却される前に立ち去るまでだ】

「………」

【アサギから声がかかるまでただ無言】
【感情が無い暗い眼を続ける】

「…再び会ったときには話せるようにしておこう」

【嘘】【耐えられるほどなら彼は今、全てを話している】
【耐えられるほどならPTSDになどなっていない】

「…アサギ」

【街へと進めていた足を止め振り向いて青年を見据える】

「…死ぬな」

【そう小さくつぶやく】
【声が届くかどうかは関係が無い】
【男は再び前を向くと二度と振り返らず進んでいた】

/いえいえこちらこそ遅筆です…
/2日間のロールありがとうございました!
622 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/02(金) 20:50:07.82 ID:a+uE2wbIO
>>616

(#^ω^)
僕を無視してるお!ムカつくお!!

ま、待て待て。ええと…

【隣で地団駄を踏む少年を眺め、青年は思考した。】
【聞き間違いはない。相手は確かに「食べる」と言った。】
【何よりその表情や、キラキラした瞳の色が冗談ではないことを物語っているような気がする。】

どういうことかな?食べるってのは?

【そして、その真意を掴みかねる青年は質問する。】
【そのままの意味ではなさそうだ。もしそうだと仮定するなら、】
【こんな穏やかには話していないだろう。獲物は一息で食いついたほうがいい。】
623 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 20:51:46.96 ID:y+3tks9U0
>>619
【彼女は男だが。今はもう男ではなかった。そして女でもなかったのだ】
【彼女は右足を切断されたときに一緒にちんちんも斬られてしまったのである】
【よって男なのだがおとこでなく、顔のせいで女に見られてしまうという変な人物だった】
【自分を心配している少年の声が聞こえる。それは何故か凄く遠いものに感じられた】
【人間と自分とでは世界が違う。この前突如現れた人物に殺されそうになって】
【だが、殺されなかった。その理由は「殺す価値もないから」。相手はずっと自分を芋虫扱いだった】
【それに酷く傷ついてこんなことになっているのだった。下手すれば自殺しそうだった】

「らいろーうれつ」

【そしてこの滑舌の悪さ。「大丈夫です」そう言おうとしたらしい】
【今更ながら彼女の右頬には大きなガーゼが張られており、そのせいで口がうまくうごかせないのだろうということが窺える】
624 :【石像魔物】 @ガーゴイル→好青年、喪服、ローファー[saga sage]:2011/09/02(金) 20:53:19.30 ID:sLgooATQ0
>>612
/自分も飯なので遅れます
625 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力[sage E:銀色の玉]:2011/09/02(金) 20:55:01.91 ID:PbKDUa3A0
>>618

「……」

 彼女の笑いのお陰で何となく、確信に近づけた。
 猫ではない、例えば――別の誰かだろうか、と。
 恐らく、人と言ってしまえば、間違いでは決してないものの、当たりではまるで違う“猫”を、予想するのだった。

 ――ただし。
 笑われたことには、少し悔しく思った。
 はっきりとは表情には出していないが、うっすらとそれは、雰囲気として醸される。

「……そう。かもしれない、ですね」

「田舎に、居ると――例えば、周りに街がなくて、夜になったら真っ暗になる、そんなところの夜空は、手を伸ばせば星も掴めそう」

「夕焼けは、――火事みたいだから嫌い。ですが、夜空は心が落ち着く、のです……夜風が子守歌。みたいで」

 ――あなたはどうおもう?
 そんな、女性の仕草に。

 夕焼けを睨みつけるように。
 星を仰ぐように。
 それでいて、どこか淡白で。
626 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子[sage]:2011/09/02(金) 20:55:53.76 ID:biOtULC0o
>>622

ぎゃお?
そっちのはなんかよわそーですからねえ!

【笑顔で酷い発現をした】
【にかっと笑っていったので悪気があるわけではなさそうだが】

そのまんまですよう?
がぶっと……じゃなくてかぷっといきますよう!

【右腕を獣化させた】
【身体の半分に刺青のような模様が浮き上がり、片目は金色に染まる】
【獣化した腕は今にも食いつかんばかりに涎を垂らしていた】
627 :【空間円視】@wiki [sage]:2011/09/02(金) 20:58:26.66 ID:JN8VPy+yo
>>620

「・・・って、ちょっと・・」
【男のビビり具合にビックリする】

「大丈夫ですって、噛みませんからっ」
【今まで自分が驚いていたのに、転じて次は男を宥める番になっていた】
「ほら、おいで。」

【蛇は少女のスカートの中へ戻って行く】

「そこまで驚かないでくださいよ。もう大丈夫ですから」
【男に手招きし始める】

/了解ですー
/ごゆっくりー
628 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 20:59:37.41 ID:GPOYW3ux0
>>623
【相手の事情など知るよしもなく、少年はすっかり女性だと思い込んでいる】

(大丈夫です……っていったのかな)

【相手の、よく聞き取れない言葉を自分の頭の中で訳す】
【ちゃんと喋れていないのは、恐らく頬に貼ってあるガーゼが原因だろう】

「えっと、本当ですか?」

【少し身体を縮ませて目線を合わせようとするが】
【商店街を行き気する人々が迷惑そうな目で見ていることに気づく】

「あ、えと、ここだとちょっと迷惑そうなので移動しますね……」

【そういって少年は相手の車椅子を道の端へ移動させる】
【ここなら人通りも少ないので立ち話していても問題ないだろう】

「あの、本当にすみませんでした」

【そういって少年は頭を下げる】

「痛いところとかありませんか?」

【それから3秒後、しゃがみ目線を合わせてから相手に問う】
629 :【雨候奔竜】@wiki[sage]:2011/09/02(金) 20:59:41.13 ID:AHMYc+8ho
>>621

「…私はただ、案内をしただけですよ?」

そう言いながらも受け取ると、手中に感じるずしりとした感覚
遠慮がちに声を掛けるが、あまり意味がないように思える


『……おう。何時か話が聞けるのを、俺は待ってるからな』

去り際振り返った男に、少年は確りと返事を返す
女は既に、少年の頬に赤い痕を残すとそのまま、森の方へと足を勧めていた
ニッと笑みを浮かべるその表情は純粋で、真っ直ぐであった
何時かきっと、過去に打ち勝つ事が出来るだろうと。そう思っているかのように

そして男の後ろ姿を少しの間、眺めていると
軈て女を追うため急ぎ足で、その場を立ち去った

//はい、ありがとうございました! 楽しかったです。
630 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/02(金) 21:04:02.87 ID:a+uE2wbIO
>>626

(#^ω^)
は?モグリかお。内藤の強さを知らないとは―――――――――――








∩(;^ω^)∩
降参しますお。


な…!

【「食べる」―――なるほど。二人は目の前のそれを見て、】
【ようやく合点がいったというように頷いた。】
【そして思わずベンチから飛び上がって後退する。大きな牙が見えたからだ。】
【ダラダラと垂れる唾液と、相手の様子が何となく、恐ろしい。】

ちょ、ちょい待ち!ちょい待ち!!
何も俺じゃなくても…もっと美味いものが…

( ^ω^)…(生まれて初めて自分の弱さに感謝したお)
631 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 21:08:10.03 ID:y+3tks9U0
>>628
【相手に車椅子を動かされている】
【景色が回る。自分を見ている視線はその全てが軽蔑の物だ。そう思い込んでいる】
【自分は社会不適合者でいらない存在なんだ。一生軽蔑されて生きていくんだ】
【なんで生まれてきたんだろう。そんなネガティヴな考えが彼女の中を渦巻く】

「らんれあやあうろ?」

【訳・なんで謝るの?】
【なんで?こんな人間とは比べものにならないような下等生物に謝るなんて】
【相当優しいんだね。そう思った。ああ、ご親切痛み入る】
【久々の人の温もりに思わず涙が溢れる】
【自分なんて…そう思えば世界は本当にそうなる。前から幸せなことは全然なかったが今は三割増しで不幸が降り注いでいた】
【被害妄想も入っているが、本当に不幸ずくめな人物なのだ】
632 :【液体変化】水を被ると色々変身ッ2011/09/02(金) 21:08:19.48 ID:qKUPN3Yro
>>617
手を上げる少女の姿はその瞳は紐を釣り上げられた姿は哀れなマリオネット
不良達は再び見合い嘲笑う────娼婦かよ、と伸びるのは薄汚れた無数の手
少女は抵抗の気配無く。コートのボタンがハズされた、現れたさぁもっとその下へ
不良達の手はさらに蠢く。それはまるで食べ物に集る蛆虫のようで…………触れた
それは一斉に、濡れた身体、髪顎腹部太腿更に下に上に全てを味わう様に名で始め
そして彼らは気がついた。触れた箇所から脳へ届いた痛みを理由に自らの行いを
全員が、全員。一斉に少女から離れて怒鳴り声を上げる。ちくしょう。何をしやがったと
その中で、一人が気がつく。人を離れたその態度、人形の様な態度、触れた時の熱をヒント
────能力者か。と誰か一人が呟いて、連鎖反応が湧き上がる。充満する怯えの気配
とうとう一人、逃げ出して。更にも一人逃げたして。釣られる様に一人一人みんなが逃げる

そして、少女の前から誰もいなくなる。だって能力者はみんなにとって悪魔だもん
静かになった裏路地で、もしかしたら少女は聞くかも知れないよ?逃げたした奥の奥
鳴り響く破撃がもたらす音楽会、雨に紛れて軽やかに前門の虎、後門の狼が怖い怖い
633 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子[sage]:2011/09/02(金) 21:08:51.28 ID:biOtULC0o
>>630

グル……いい?
いいですか?

【間延びした口調が無くなった】
【といってもまだ敬語にちかい言葉であるためすぐには噛み付かないようだ】

グルル、食べたいたべたいタベタイ……
美味しそう……

【ギラギラと獣の目は光るように見据える】
【模様が少しずつ少女の体を侵食していく】
【まだ自制が効いているが、何時飛びかかるか微妙な感じだ】
【飢えた獣のような、そんな雰囲気】
634 :【幻想演奏】[sage saga]:2011/09/02(金) 21:11:06.14 ID:SQAAguoH0
>>625

独りの女性が悔しそうな雰囲気を醸し出したことには気付かず。
でも、猫のネタで笑っているのも気が引けたので笑うのを止めた。
でも、雰囲気として何処か楽しげな金髪の女性であった。

「―――」

手を伸ばせば掴めそう。
その言葉に共感してしまうのはきっと金髪の女性もそう思っているから。
そして実際に手を伸ばしても、つかめないからで。

掴めないことによる焦りを隠すかのように淡泊な表情を浮かべ

「―――もし、星を掴めたらあなたは何を思う?」

と、星空の下で問うた。
635 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 21:12:29.57 ID:GPOYW3ux0
>>631
【相手がなにを考えているかなんかも知らずに少年は首を傾げた】

「なん……あう……」

【理解しきれなかった相手の言葉を口の中で少し転がして】

「あ、なんで謝るの?か」

【ポン、と手を打つ】
【なんとか解読したらしい】

「えっと、俺がぶつかっちゃって、本当に怪我とかしてないですか?」

【しつこいくらいに問うてくる】
【ただでさえけが人っぽいのにこれ以上なんかあったら大変だと思っているのだ】
【すると、何故だか相手の瞳から涙が零れた】

「えっわっやっぱどっか痛いところとかあるんじゃ!病院まで連れていきましょうか!?」
636 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/02(金) 21:15:17.88 ID:q4VT3k2vo
【最北地】

この季節に激しい吹雪が吹き荒れる最北の地、永住者など原住民くらいしかおらず、修行目的の旅人ばかりがこの地を探索する。

少女、剣と楯を持ち、頭には三角帽子。


一面が白銀の嵐に包まれ、旅人の行く手を阻む。

「ちくしょー、ここでテント張らないと凍え死ぬな...予報だともう少しで吹雪は止む筈なんだけど...」

白銀の嵐は空はおろか、足元すら覆い隠す。


手が、四肢が痺れるように痛む。全身の皮膚が縮み、肉を圧迫するような。血の脈がいつもよりも強く、強く感じる。

慣れた手つきでテントを展開すると、火炎魔法でテントの外に燃え盛る松明を設置する。


もし、この地を彷徨う者がいるならばこの柔らかな炎が見えるかもしれない。
637 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/02(金) 21:15:26.01 ID:a+uE2wbIO
>>633

ダメダメ。絶対ダメ。俺チクロ入り。

(;^ω^)
目こわこわお…今にも飛びかかりそうだお…

【少年の言葉の通り、確かに相手は怖い。雰囲気にびびって、】
【ふたりとも少しづつ後退していた。正直言ってこの距離なら、】
【獣の足なら一発で飛び掛られてしまう。そうなると後はもう…言うまでもない。】

( ^ω^)
因みに食ったらどうなるんだお?

…お前、んなこと聞いても仕方ないだろ。あの牙で肉を引き裂かれて…

【痛いのは嫌いである。「食べる」という行為に、】
【強い痛みが伴うと思っている青年は、少年が相手に質問するのを聞きながら顔を引きつらせていた。】
638 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力[sage E:銀色の玉]:2011/09/02(金) 21:18:37.84 ID:PbKDUa3A0
>>634

「……」

――楽しそうだから、悪くはない。か……

 悔しくはあったが。
 彼女は、楽しそう――。
 それは、悪い気はしなかった。

「……火傷すると。思います」

 夢の無い。

 勿論、それは冗談で。

「――つかめたら……掴めたら……?」

「……、……」

 そして、彼女の問いに。
 考えてみるが――。

 いざ、考えてみると、何も出てこない。
 掴めない、と分かっているから。
 もしくは――。

――。

 掌に湧くのは、黒い霧――否、星雲。
 更にそこから生まれるのは、ビー玉ほどの、“ニセモノ”の星。
 案外、常識から背いて、掴めているから。かもしれない。

 掴んだところで、何も変わらないのだから――と。
 今日は、どうしてこんなにも寂しいのだろう。
639 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/02(金) 21:19:32.26 ID:gCliw8vCo
>>632
「あら、運が良かったわね。今ので逃げなければ燃やしてた所よ」

コートのボタンをはずされても微動することなく、
ウジ虫のようにうごく手付きに臆することなく彼女は平常心であった。
結果、不良達は蜘蛛の子を散らすように逃げてしまって。残るのは彼女達二人だけであった。
少女はワイシャツをはだけ倒れている女を見据える。

「まぁこの雨だし燃えても助かったかもね。
 あぁそう言えば裏路地にはもう一人炎使いがいたな、噂で聞いただけだけど」

誰もしゃべる者がいなくなり、静けさが支配する。
ただ聞こえる音はゴォゴォという風の音と、ザァザァという雨の音。
雨は嫌いではない、晴れよりは静けさが紛れるもの。
640 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 21:22:18.37 ID:y+3tks9U0
>>635
【なんでこの人はこんなに自分を心配してくれるのだろうか】
【怪我人ってだけで人々に敬遠されたり、この前のテロの人質に使われたって理由で疎まれたり】
【世の中なんて理不尽で溢れかえっている。そしてその殆どは自分に降りかかってくる】
【なのになんで】

「やらしいんですね…」

【訳・優しいんですね】
【だがどう聞いても「いやらしいんですね」と聞こえるだろう】
【滑舌が悪いのが恨めしい】

「けらはしれまれんありゃ」

【訳・けがはしてませんから】
【いや、どう見ても怪我はしているのであるが】
641 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 21:27:12.79 ID:GPOYW3ux0
>>640
「え!?」

【案の定、相手の発言は少年にとってはやらしいんですねとそのまま聞こえたわけで】
【少年が一瞬フリーズする】

【そしてすぐに顔を背け】

「す、すみません!そんなつもりじゃなかったんですけど……」

【恐らく怪我がないかとじろじろ見ていたせいだ、と勝手に自己解釈】
【そしてまた聞こえる相手の言葉に、いや、怪我はしてますよね。と思いつつ言わないでおく】
【とりあえずどこかが痛いとかそんなことはなさそうだ】
642 :【石像魔物】 @ガーゴイル→好青年、喪服、ローファー[saga sage]:2011/09/02(金) 21:28:02.70 ID:sLgooATQ0
>>627
/帰ってきてすぐで申し訳ないのですが落ちます。
/絡み乙でした。
643 :【幻想演奏】[sage saga]:2011/09/02(金) 21:29:29.57 ID:SQAAguoH0
>>638

「そう…それは夢のない事」

冗談を冗談で返した後
返ってくるのは沈黙。
答えは帰ってこない。恐らく何も出てこないのだろう。

「―――」

自分も押し黙っていると独りの女性の掌から黒い霧のようなものが現れる。
それは星のように見える。手のひらサイズの、小さな、小さな星。
寂しげな女性二人と対照的に輝く星空。とても絵になる光景であろう。
644 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子[sage]:2011/09/02(金) 21:29:58.77 ID:biOtULC0o
>>637

チクロ?

【何か分からなかったらしい】
【腰を落とし、ゆっくりと】

"いんし"を"こぴー"するです……

【イントネーションがおかしいのは受け売りで話しているからか】
【グル、と一声唸ると】

我慢……無理……ガアアア!

【跳びかかった】
【相手の右腕、その二の腕あたりに軽く牙を立てようとする】
645 :【液体変化】2011/09/02(金) 21:31:06.12 ID:qKUPN3Yro
>>639
不良達は奥の奥。決して踏み入れてはなら無い危険地帯。誰か知ら無い能力者の餌となる
────ゴロン、と。少女の呟きに答える様に女性の身体が一回、転がって重なるのは二人の目線で

「…………いつぅ…お嬢ちゃんみたいな能力者が何人もいたらこまっちまう」
「あぁ、クソッタレ。ただいてぇ遠慮も無く殴りやがってなの餓鬼どもが」

顔を打つ雨に瞳を細めながら彼女は呟いた。先程までとは違う男勝りな乱暴に
だけどそれは不自然では無くまるで化けの皮が剥がれた様に勢い良く立ち上がり
首を左右に鳴らしながら、ワイシャツのボタンを止めながら、くぅと彼女は息を零した

「とりあえず…………大丈夫かい?」
646 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 21:31:37.14 ID:y+3tks9U0
>>641
【あ、顔を背けられた】
【これはアレか。あ、不幸な奴に優しくしたら不幸が移るってことで】
【今までのは優しいという気はなかったんだけど、相手が優しくしていると思っているということは優しくしてしまったということで】
【慌ててこの関係を断ち切ろうとしているのでは、と卑屈にもほどがある理論を展開する】

「あ……うう………」

【謝らせてしまった。そんなつもりじゃなかった、とは優しくするつもりじゃなかったということだろうか】
【瞳から流れ出る涙の量は増え続ける】
647 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/02(金) 21:35:20.23 ID:a+uE2wbIO
>>644

有害物質のこと―――――――え?

(;^ω^)
お…これは噛み付いてくるお

【相手の纏う雰囲気が、何となく一線を超えたような気がする。】
【すると、予想通り、というべきか…】

え…ええええええええ!!?うわあっ!!

おい!おいブーン!!助け―――――――――――




⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン




って、―――――――――――逃げるなああああああああああっ!!!!

【ガーン】
【少年は手を広げ、それこそ見えないくらい速くどこかへ走り去っていった。】
【やすやすと噛み付かれる青年。】
648 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 21:35:23.55 ID:GPOYW3ux0
>>646
「……?」

【背を向けているので相手の様子が良くわからないが……】
【もしかして、まだ泣いている?】

「えっ!?」

【振り向けば思った通り、相手の瞳からは涙が溢れていた】

「ご、ごめんなさい!やっぱりどっか……それとも俺なにか変なこと……」

【また慌てかえる少年】
【どうにも意思の疎通がうまくいかない二人である】
649 :【空間円視】@wiki [sage]:2011/09/02(金) 21:36:20.08 ID:JN8VPy+yo
>>642
/乙でしたー
650 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子[sage]:2011/09/02(金) 21:40:24.37 ID:biOtULC0o
>>647

【そのやり取りの間でもガブガブと噛む】
【甘噛みを少し強くした位だ】
【骨が折れたりすることはないだろうが、暫く傷が残りそうな】

オイシイ……

【虚ろな金色の眼でそうつぶやく少女】
【狂気を感じても無理は無いが、獣の耳と尻尾で妙になっとくしてしまいそうな】
【5回ほどもぐもぐとすると放すだろう】
651 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/02(金) 21:40:59.79 ID:gCliw8vCo
>>645

「いいじゃない。案外炎ってのは致命傷にはならないのよ。
 それに最後まで使わなかったんだし」

事実はどうなのか知らないが、炎の加減をすればそういうものだろう。
目の前の女が立ち上がる、そのことについて特になにも思わないけれども。

「えぇ無傷よ」

等と言い張るもコートのボタンはとれて、衣服も乱暴に乱れているのだが。
本人はナイフの攻撃を受けたのだがそのことについては記憶にない様子。
素で忘れているのか、それとも攻撃されたことにカウントしてないのか。

「さて、変な方向に逃げちゃったから助けにいかないとなー。出口を塞いでいたのかマズかったか」
652 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 21:42:49.23 ID:y+3tks9U0
>>648
「ごべんらしゃい……めいばうかけらって」

【訳・ごめんなさい……迷惑かけちゃって】
【泣いているのでさらに酷い】
【そして思う。この少年は普通に親切なのだと】
【泣いていたら放置。何言ってるか分かんないから放置。なんて人は良くいるので勘違いしてしまったというのもある】

「え、いあ。ごべんらしゃい。勘違いれしあ」

【訳・ごめんなさい。勘違いでした】
【勘違いだと分かって、少し嬉しくなる。服の袖で目元を拭う】
【優しくして貰えたことで少し元気が出た】
653 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/02(金) 21:43:54.07 ID:q4VT3k2vo
>>636
/おっと、私用により改修します
654 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 21:46:23.67 ID:GPOYW3ux0
>>652
【相手の言葉は泣いているせいでさっきよりも聞きとり辛い】
【でも雰囲気でなんとなくはわかった】

「いえ、全然。寧ろ迷惑かけちゃったの俺のほうだと思うし……」

【実際、ぶつかってしまったのも少年の不注意なわけだ】

「……あの、これからどこかに行く予定でもあるんですか?」

【相手が少し元気になったのを感じて少年が問う】
655 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/02(金) 21:47:03.30 ID:a+uE2wbIO
>>650

は、はなせっ!このっ!

【ちょうど五回噛まれた後、青年は無理やり腕を振りほどいた。】
【いわゆる「バッサリ」やられることはなかったが、】
【それでも痛いものは痛い。へた、と倒れ、裾をまくる。牙の鋭い後がつき、】
【そこから血が流れていた。もっとも骨に影響はない。】

いだだだ…あれ?…終わり?






|ω^)お?…全部食べたりしないようだお

【少し離れたところでそれを伺う少年。】
656 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子[sage]:2011/09/02(金) 21:49:44.43 ID:biOtULC0o
>>655

【シュル、と獣が解けるように消えた】
【同時に瞳の色も紫を取り戻し、刺青は消える】

……美味しかったですよう!!

【御機嫌な様子】
【右手が血に濡れていて若干アレな感じだが】

ありがとうですよう、つくねは嬉しいんですよう!

【久々に渇きが癒えた】
【やはり能力者を食べなければいけないんだ、と思った】

お礼にですねえ、暖かい何かあげますよう!
火のなんかでもいいですよう?

【お礼をするつもりのようだ】
【どういう事か理解力がないと難しい】
657 :【液体変化】2011/09/02(金) 21:51:18.71 ID:qKUPN3Yro
>>651

───無傷と少女は言う。呆気なく少女は言う。女性が見つめるその姿、とてもとても
何かを紡がんと口を開くが……再び閉じた。今だ痛む右手を見る触れられる者は居ない、と

彼女はちっとも気がつかない、少女が負った殺傷に。赤のコートが雨が隠して

五本の指を開いてワシャワシャと短い髪を掻いた女性は不思議を込めて首を捻る
「助ける……ねぇ」それは口元だけの言葉、緩んだ笑みを浮かべて彼女は言う

「助けに行くって…………俺とお嬢ちゃんを襲った奴らなんだけどねぇ?」
658 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力[sage E:銀色の玉]:2011/09/02(金) 21:53:16.04 ID:PbKDUa3A0
>>643
すみません、完全に見落としておりました……


 独りの掌の中に、煌々と皓く。
 星がぎらつく。

「……星。掴んでみる?」

 もし、その“ニセモノ”の星に触れることができたら。
 その手は焼けてしまうだろう。

 ただ、触れることは叶わない。
 こんなものを触れる人はいないだろうという考えと。
 もし伸ばしたとしても、ぱちんとはじくつもりだったから。

――。

 ぱちん。
 破裂して消えた“ニセモノ”の星は、宛らパーティーのクラッカー。
 本物の星を掴めたら、願いの一つは叶うのだろうか。

「……あなたなら。どう、しますか? 星を。掴めたのなら――」

 今度は、独りが女性に訊き返す。
 手を、ぱんぱん、とはたきながら。
659 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 21:54:41.81 ID:y+3tks9U0
>>654
【まあ、彼女の不幸に免じて許してほしい】
【と思ったら既に許されていた】

「ありがろうおらいあむ…」

【訳・ありがとうございます】
【ぶつかってしまったのは自分がボーっとしていたからというのもあるのだ】
【なのでごめんなさい。ありがとう】

「え?らいれつよ」

【訳・ないですよ?】
【彼女は家なし。文無し。人脈なしのなし尽くしだ】
【だからやることもなし、予定もなしなのだ】
660 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/02(金) 21:55:53.52 ID:gCliw8vCo
>>657

「単なる気まぐれよ。まぁ、もう助からないと思うけどね」

チラリと路地裏の奥を見つめた。その奥は陰りが多く良くは見えないが。
少女は単なる気まぐれと言い切るのであった。

「あの程度なんて襲われるに入らないわよ。
 まぁ・・・貴方は御愁傷様とだけ」
661 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/02(金) 21:57:38.37 ID:a+uE2wbIO
>>656

あ…ああそう…

(;^ω^)
やれやれ…なんだったんだお…

【何時の間にか戻ってくる少年。頭からバクっとやられたりしないかヒヤヒヤしていたところである。】
【青年は不機嫌そうに頷き、懐からハンカチを出して傷口をしまった。】

わ、わかったわかった。つくねって名前か…?

( ^ω^)
お礼ってなんだお。まあくれるならなんでももらうお。

【しかし、それでも怒れないところが青年の悪いところ、】
【というか性格的にはいいところ、となるのかもしれない。】
【相手が喜ぶ様子を見て、やれやれ怖かったなあ…と安堵のため息をついた。】
662 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 21:58:45.11 ID:GPOYW3ux0
>>659
「いえ……」

【お礼を言われ、今まで焦ってばかりだった少年がやっと頬の筋肉を緩ませ笑顔を見せた】

「じゃあ家まで送りましょうか?もう時間も遅いですし」

【気付けばだいぶ時間が経っていて】
【こんな美人がこんな不自由な状況でこんな遅くに外にいたら……】
【考えるだけでも恐ろしい】
663 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子[sage]:2011/09/02(金) 22:02:05.37 ID:biOtULC0o
>>661

ですよう!
えーっと、へたれもおかえりなさいですよう!

【逃げるやつ=ヘタレと色々と間違った知識が入っているようだ】
【笑顔で言い放つ】

じゃあ……

【テレビでみた、かっこいい人は紅いナイフで弾を切ったりしていた気がする】
【それを思い出し――能力発動、ズルリと右腕が変化したかと思うと、すぐに消える】
【ただ次の瞬間にはその手に刀身が温かいナイフが握られていた】

これあげるですよう!
しゃきーんってしてほしいですよう!

【幸い、ケースも覚えていたらしくワンセットだ】
【それを上等な笑顔と共に差し出した】
【しゃきーんが何を意味するかは……分かるか分からないか】
664 :【幻想演奏】[sage saga]:2011/09/02(金) 22:05:41.99 ID:SQAAguoH0
>>658

「……いえ、遠慮しておく」

なんとなく触らせてくれないと思ったから。
それに触れてしまえば火傷なりするかもしれないとも思ったから。

手のひらサイズのちいさな星は音を立てて消えた。
ニセモノだからなのだろうか?もしかしたらホンモノもそうなのかもしれない。
星について思考を張り巡らす事に専心していると

「―――」

同じことを問われた。こちらも同じように押し黙っていた。
数分くらい経っただろうか。金髪の女性は口を開き答えを紡ぐ。

「…きっと、傷つかぬよう大切に私の手で護っているでしょうね」
「盲目的に、それが全てと言わんばかりに。例え輝きを失っても慈しみ、愛すると思う」

質問に答えた後、楽器ケースからフルートを取り出し、組み立て始める。
演奏を聴きたいか、と聞かず。ただ、自分がそうしたいから。
665 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 22:06:28.18 ID:y+3tks9U0
>>662
【相手が笑顔になって思わず彼女も笑顔に】
【笑うとか本当に久しぶりである】

「あ……家にはかれりらうらいんれつ」

【訳・家には帰りたくないんです】
【実家はちゃんとある。家出してきたのだ五年位前に】
【親バカ過ぎて周りと合わず、そんな両親が嫌になって出てきたのだった】
666 :【液体変化】2011/09/02(金) 22:08:46.47 ID:qKUPN3Yro
>>660
路地裏には今だ微かな苦痛の悲鳴が雨に紛れて鳴り響き、消えて行く。
耳を済ます女性は、ククク、と。瞳を細めて猫の様な笑い声を上げていた。

「俺もアレぐらいじゃあ襲われたのにははいらねぇよ、痛いのは嫌いだけど」
「まぁ俺の事はどうでもイイが……やっぱ行くのかねぇ……やっさしいねぇ」

ピシャリ、と音がした。彼女は一歩脚を、フラつきながら進み出し、少女の横に
そして一度だけ、くしゃり、と。少女の頭を撫ぜてから……やっぱり熱いと顔を歪ませ

「行くなら一つアドバイス……路地裏のボスは肉体のみで殴り合う筋肉馬鹿、ってね」

それだけ一つ耳元で、囁きは楽しげに。彼女は跳ねる様に飛びたして嵐の中に消えて行った。

/絡み乙でしたっ
667 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 22:12:20.96 ID:GPOYW3ux0
>>665
「え、で、でも危ないですよ?襲われたりとか……」

【あまり言わない方がいいかなと気を使いながらも、家に帰った方がいいんじゃないかと伝えてみる】
【勿論実家の事など知らないし、見た目が若い為簡単な家でかなにかだとでも思っているようだ】

「えーっと……」

(でも帰りたくないなら無理強いも出来ないよなー……)

【そう思いながら頭をかく】
668 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/02(金) 22:12:26.53 ID:a+uE2wbIO
>>663

(#^ω^)ウゼェ

ま、まあ何はともあれ噛みちぎられなくてよかった…

【立ち上がり、土埃を払ってから再びベンチに座る。】
【相手が自分の何を食べたのか、少し気になったが、】
【まあ、大方予想はついていた。先の「能力者」という発言、】
【そして自分「そのもの」にはあまり興味がないらしい。ゆえに、おそらくは「異能」を食したのだろう。】

え?…くれるのか?…なんか悪いな…

( ^ω^)シャキーン…?

【青年はもう疲れているらしく、受け取るのは少年。】
【その後相手の言葉を聞いた。ナイフはどこか暖かく、普通のそれではないことがわかる。】

( ^ω^)……













( ^ω^)つ=lニフ シャキーン



…そういう意味か…?
669 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/02(金) 22:14:44.29 ID:gCliw8vCo
>>666

「さて、これだけ痛い目に会えば路地裏なんて足を運ばなくなるでしょ」

若干予定とはズレたものの、結局やることには変わらない。
もういなくなった不良達への言葉。
そんな中ポンと頭をなでられる、その行為は何処か懐かしくてうれしいけれどやはり違う。

「そのアドバイス、ありがたく貰っておくわ」

それだけ言うと奥へと進んでいくのであった
/お疲れ様でした
670 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子[sage]:2011/09/02(金) 22:15:11.53 ID:biOtULC0o
>>668

……でもそっちも食べてみてもいいかもですねえ……

【などと少年をちらりと見た】
【特に悪意があるわけではないが、タイミングが悪い】


【シャキーンをした少年を見、】

ぎゃおー!!違うですよう!!
こうばばば!をシャキン!でスパッ!ですよう!

【ばばば!の構えはスナイパーライフルか何かの構えに近い】
【もしや狙撃してくる弾を切れ、と言っているのだろうか】
【実際はそこまで考えていない】
671 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力[sage E:銀色の玉]:2011/09/02(金) 22:18:36.73 ID:PbKDUa3A0
>>664

『……いえ、遠慮しておく』

 この回答は、予想できた。
 火に抵抗のある能力でもなければ、触ろうとはすまい。

 独りの能力で作った星は、寿命が星よりも短い。
 そういう意味では、きっとニセモノなのだろう。

「……」

「……?」

 同じく。
 沈黙。

 やはり、悩んでしまうものなのだろうか。
 ただ、独りよりも長い沈黙――と、感じた。
 “ニセモノの星”さえも作れない一般人、もしくは作ることのできない能力者なのだから、考え方はより難しいのかもしれない。

「……?」

 そして、出てきた回答に訝しむ。
 星を、愛する。
 星は、いくらでも作ってきた、戦うたびに、希望を映しだすように、“それ”が自分であることを証明するために。

 ただ、一度も、星を愛する、と思うことはなかった。
 同時に、自分の能力を愛するという考えは、微塵たりともなかった。
 今も、昔も。

 彼女は、何かを取り出す。  フルート
 武器だろうか――否、それは、笛。

 独りは、“そうしたかった”から高架橋までやってきた。
 なら、彼女がそうしたいのなら、独りは止めようとはしなかった。
 ――むしろ、きいてみたい、とさえ思っていた。
672 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 22:19:08.96 ID:y+3tks9U0
>>667
「うぐ…」

【それを言われるとどうにも弱くなってしまう】
【襲われることなんてよくある。そしてこの体で襲われれば助からないことも明白だ】
【といっても今更帰りづらいし、帰りたくない】
【最近は公園で寝泊まり以外には考えられなかった】
【一回レズな人の家に泊まらせてもらったことはあったけれども】

「うー……ん……」

【こちらもつられて頭を掻く】
673 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 22:22:05.69 ID:GPOYW3ux0
>>672
「他に泊まる当てとかないんですか……?」

【遠慮がちに問う】
【でもこの様子だとここ!という場所はなさそうだ】

(どうしようか……)

【俯いて考える】
674 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/02(金) 22:22:56.15 ID:a+uE2wbIO
>>670

(;^ω^)つ=lニフ
僕は美味しくないお。

…へえ…しかし暖かいな。普通のナイフじゃないのか?

【抜き去られた刀身を見つめる青年。どのようなものか気になっていた。】
【とりあえず、武器はありがたい。特に刀剣類は手に入りにくいため、願ってもないことである。】

はは…そりゃあ無理だ。銃弾を刀で受け流すのは相当な技術がいるからな…

( ^ω^)つ=lニフ シャキーン
で、結局あんたなんなんですかお?人間じゃあないですおね?

【少年の質問を聞きながら、青年は立ち上がった。】
675 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子[sage]:2011/09/02(金) 22:26:52.38 ID:biOtULC0o
>>674

ぎゃおー、そうですねえ……

【品定めするように見るとやっぱりやめた】
【興味もなくしたようだ】

ぎゃおー……つまんないですよう

【そんなにかっこいいのが良かったのか】

つくねは"じぇうぉーだん"の"たいのーりょくしゃようばいおうえぽん"なんですよう!

【それは一番最初に少女を生み出した計画、その名前】
【当然意味はわかっていないが……】
676 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 22:28:30.88 ID:y+3tks9U0
>>673
「………にゃい」

【こうとしかいいようがない】
【お金もないのでホテルに泊まることも出来ない】
【八方ふさがりだぜ】

「……こうれんにれまうお」

【訳・公園に寝ますよ】
【いつも公園だ。きっと大丈夫。うん】
【そう思い、半ば投げやりにそう言う】
677 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 22:36:21.68 ID:GPOYW3ux0
>>676
「……」

【予想通りとはいえ言葉を失くす】
【子供(に見える)だし警察にでも預けてしまえばいいのかもしれないが、同じ子供なだけに気が進まない】

「そ、それは駄目ですよ!危ないですって!」

【かといって……】
(アカデミーって勝手に人泊めてもいいのかな……)
【そんな疑問よりも少年の中で1番怖いのは能力者だとばれることだが】
【アカデミー知らないといってくれれば。】
【ただの寮ということですんなり泊めて差し上げたいのだが】
【いや、でも男と同室で寝かせるなんて……】
【お金を貸してあげたほうがいいのだろうか】
【考えた結果】

「あの、よければこれでどっか泊まってください」

【少年がポケットから財布を取り出し、そこから一万円札が二枚】
【これだけあればネカフェやカプセルホテルで数日過ごせるだろう】
678 :【幻想演奏】[sage saga]:2011/09/02(金) 22:37:08.71 ID:SQAAguoH0
>>671

自分の言葉が独りの女性の気に障ったかと思い、少し気まずくなる。
もしかしたらさっきの答えが望ましい物では無かったのかと思って。

「……どうしたの?さっきの答えは不服だった?」
「―――もしそうで、気を悪くしたのなら、…謝る」

ばつの悪そうな表情のまま、謝った女性。

そのまま、金髪の女性はフルートを取り出し、組み立て。
そして音を出すべく、歌口に自分の口を重ね、息を吹き込み、音色を奏でる。

(――…今日も変わらない。いつもの、音色)

何時もの音色に安心感を得て、奏でる悲しげで儚げな音色。
既存の楽曲を奏でている訳では無く。
ただ自身の心境みたいなものを音色にしているだけ。

「―――」

演奏が終わり、独りの女性の方へと振り向き

「どうだった?偶には意見を聞きたいから聞くけど」
679 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/02(金) 22:39:24.02 ID:a+uE2wbIO
>>675

( ^ω^)つ=lニフ シャキーン

…いつまでやっとるんだお前は…

【相手の話を聞くと、「えっ」と。】
【少なからず驚きを隠すことはできない。】
【それもそのはずである。相手の言葉が正しいとするならば…】

…それって…

(;^ω^)対能力者用バイオウエポン≠フ「ジェウォーダン」ってことになるお…

ま、待ったつくねさん。生物兵器≠チて言葉わかりますか?

( ^ω^)人を[ピーーー]ことを目的とした生きた殺戮マシーンのことですお。分かりますかお?

【と質問。立ち去ろうとした足を止めた。】
680 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 22:43:41.78 ID:y+3tks9U0
>>677
「い、いあれも…あ、一応のーろくさでしゅかりゃ!」

【訳・い、いやでも…あ、一応能力者ですから!】
【言いながら彼女は小さなてるてる坊主を少年の眼前に召喚する】
【見た目は可愛らしいてるてる坊主だが、その下部の天候を自由に操れるのだ】
【雷を降らせれば何とかなったりしちゃうかもしれなかった】

【当たり前だが少年が能力者でもなんとも思わない】
【この街では能力者なんてよくいるのだ。よくいるよくいる】

【そして差し出されるお金】
【それにはぶんぶん首を左右に振ってお断りさせて頂く】
【そんな大金を受け取ることはできない】

「しょんにゃのもりゃれまれん!」

【訳・そんなのもらえません!】
【当たり前だ。受け取れる訳がない】
681 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子[sage]:2011/09/02(金) 22:44:00.10 ID:biOtULC0o
>>679

ぎゃおー……つくねは頭よくないですよう……

【圧倒的に偏った知識しか無い頭なのだ】
【その言葉が分からなくても無理は無い】

? ? ?

【よく分からない、といった様子】
【先日、主に「食べるのは許可をとってから」と言われたが】



【何か合点が行ったようだ】

わかりましたよう!
食べたら殺せばいいんですんねえ!

【無垢故に罪悪感もなく】
【無邪気にそういった】
682 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 22:48:38.42 ID:GPOYW3ux0
>>680
「へ?のーろくさ……?え!?」

【目の前に現れたてるてる坊主】


【どうやら、彼女は能力者らしい】


【だが、これが一体てるてる坊主を出せてなにが大丈夫なんだろう】
【能力の全てを知らない少年は未だ不安に思ってるようだ】

「いや、でもその、やっぱ危ないし、俺もそろそろ帰んないと……」

【腕時計を見ながら少年が言う】
【寮の消灯時間が迫っている】

「あの、えっと、これは困った人の為に使うお金なので!貰ってください!」

【勿論そんなお金ではないが】
【かくかくしかじかで大金を手に入れたはいいものの、生活にはさほど困っておらず使い道もなかったのだ】
【そう言って少年は熱心に相手を説得しようとする】
683 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力[sage E:銀色の玉]:2011/09/02(金) 22:51:19.22 ID:PbKDUa3A0
>>678

「……え」

 淡白、だった表情が。
 訝しむ。

「……どうして? ですか?」

 “ニセモノ”なのは、仕方がない。
 それが能力であり、所詮は、ツクリモノ。
 これは定めであり、越えられない。

 分かっていた。
 だから、それは悲しくも理解していた。

 ――謝られたのは、初めてだったから。
 きょとん、と。

「……なにか、私は……謝らせるようなことを、し、てしまったのでしょうか」

 察されるとは、思ってもいなかった。


――。
 ――――。
  ――――――。

 笛が奏でる、旋律。
 音楽、音を、楽しむ。
 独りには、むずかしいものではあった。

 ただ。
 素直に綺麗だと思った。

 宛ら、揺り籠のような安心感。
 柔らかくて。優しくて。
 ――ぴりぴりと、警戒していたことが、愚かしく思えてきた。

「――ねむい。です……」

 彼女の問いに返したのは。
 残念ながら、語弊を孕んだもの。

 しかし、つまらなかったわけではなく。
 心安らぎ、安心したということだった。

 彼女がそれを汲みとれるかは――。
684 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 22:57:16.11 ID:y+3tks9U0
>>682
【てるてる坊主は少年の目の前に座したまま微弱な雷を放った】
【微弱と言っても雷なので結構きついのだが】

【そして少年の眼前にいるのは彼女。もうお分かりかも知れないが自滅した】

「うぎゃー!」

【 雷 直 撃 !】
【まったく、何がしたいのかさっぱりである】
【しかも気絶しおったぞコイツめが】

「…………」

【気絶している】
【はた迷惑な奴である。気絶すんなよ!】
【勿論このまま捨て置くことも可能である】
685 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/02(金) 22:59:30.48 ID:a+uE2wbIO
>>681

……

(;^ω^)……

(;^ω^)ちょっと失礼しますお。


【審議中】

(^ω^;)
やばやばお。あれマジで言ってるお。

…どういうことだろう…あの人のことを聞く限りどっかで「作られた」ってことになるぞ…

(^ω^;)
「バイオウエポン」って時点で穏やかな雰囲気はしないお。
しかも当人が自覚してないじゃないかお。

…作られたとしたら…一体どこが…といっても意味もなく殺戮を繰り返しているわけでもなさそうだし…
…作る時にいい意味で失敗してるのかも…

(^ω^ )ハァ?

…能力者用の生物兵器だろ?普通なら対象を見つけ次第[ピーーー]はずだ。でもそれをさはなかったし、
何よりあの子、「純粋」だ。

(^ω^ )
お、ということは…

うん…今のままじゃまずい。俺達が「殺戮」を促すような発言をしちまった。

(^ω^ )
…訂正するお

【糸冬】


…ええと、つくねさん。これからはですね…

( ^ω^)
できるだけ「人助け」をしてくださいお。人が困ってたら話を聞いてあげてその人の力になってあげてくださいお。

そうですそうです。いいですか?「殺したら」いけません。
自分が殺害されそうになったら立ち向かっても構いませんが…

( ^ω^)
特に何もしてない人を[ピーーー]のはだめですお。

…そうすればもっと食べさせてもらえると思いますよ…それじゃあこの辺で…

( ^ω^)ノシ
ナイフありがとうですお。大切にしますお。

【言いたいことだけを言ってから、踵を返す二人。】
【その言葉に従うか従わないかは、ひとえに少女にかかっていた。】

【青年達は、「きっかけ」を与えたにすぎないのだ。】
【やがて、彼らは夜の闇に姿を消したのであった。】


/風呂落ちするのでこの辺で!
/絡みありがとうございました!すごく楽しかったです!!
686 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 23:01:13.92 ID:GPOYW3ux0
>>684

「…………」

【それを見て、なんというか……】
【呆れかえる少年】

「仕方ない……かな……」

【時間もないし】
【そう呟いて少年は車椅子を押し、自分の寮へ向かった】

【相手も能力者のようだし、勿論自分は変なことをする気なんてないので、多分大丈夫だろう】
【そう思い、溜息を吐きながら】

/すみません!時間がないので一日泊まらせた感じで終わらせていただけないでしょうか!
/自分勝手で申し訳ないです!
687 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/02(金) 23:04:39.22 ID:y+3tks9U0
>>686
/いえいえこちらこそ!気絶して申し訳ありませんっす!
/絡み乙でした!
688 :【黒獣禁腕】褐色なぎゃおーっ子[sage]:2011/09/02(金) 23:08:08.26 ID:biOtULC0o
>>685



【審議をしている事も知らず、やはり犬のように座って反応を待っていた】
【ふわあ……と眠たげなあくびを上げる】
【あれ?でも食べたしあの少年みたいなの食い殺したほうがいいんじゃないか?なんてことを考えているとふたりとも戻ってきた】

ぎゃお?

【何やら真剣な話が始まった】
【そんな空気を読んだのか真面目な顔で二人の言葉を聞く】

……わかりましたよう!
せーぶつへーきは人助けするものなんですねえ!

【何やら間違った解釈をしたらしく、こくこくと納得して頷く】
【しかし二人の目論見通り[ピーーー]ことは良くない、と言うことは理解したようだ】

ありがとうですよう、また遊んでほしいですよーう!

【夜の闇に溶け込んでいく二人に手を振って見送ると】

早速「人助け」してみるですよう!
まずは……

【といって公園から最寄りの街へ走って行こうとする】
【うっかり危ないお仕事を受けられそうになり、ごしゅじんさまに助けてもらったのはまた別の話】

/了解です!
/絡みおつありでした!
689 :【幻想演奏】[sage saga]:2011/09/02(金) 23:09:15.95 ID:SQAAguoH0
>>683

申し訳ないという気持ちが何処かに飛んでいき
思わぬ言葉によってどんな顔で、どんな表情で、独りに何を言えば良いか解らなくなる。
それはうろたえた表情で、普段からは予想できないほどにうろたえていて。

「えっ…どうしてって?
 わ、私はてっきりさっきの私の言葉が、あなたを不快にさせてしまったと思って…つい」

「だっ、だってさっき怪訝な顔をしていたでしょう?だから……
 あなたが謝る必要は、…ない」

言葉が出なくなる。言葉に詰まると言えばいいだろう。
こんな状況は初めてである。双方誤解しているのだろう。

―――――――――――――――――

語弊を孕んだ言葉を聞いて、頭を働かせる。
多分眠くなるほどにつまらない音色、では無くて
眠くなるほどに安心感を得られる音色、だと解釈。
というよりそう思いたかっただけである。

「――眠いなら、お家に帰らなきゃいけないわね。
 こんなところで寝ていると、風邪をひくだろうし」

独りの女性の感想に対して、「ありがとう」と言わんばかりに微笑みながら
家に帰るよう勧める。
690 :【掌開異能】[sage]:2011/09/02(金) 23:18:16.50 ID:GPOYW3ux0
>>687
/ありがとうございましたー!
691 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力[sage E:銀色の玉]:2011/09/02(金) 23:26:54.59 ID:PbKDUa3A0
>>689

「……そんなこと。ないです」

「知ってしまったら、案外――割りきれるから」

 だから。

 彼女に誤解させてしまったのだろう。
 割りきった故の、虚無な感じが。

 独りはきっと、気が付いていない。
 それが寂しいということに。

「――……なら、謝らない――けれど」

「笑ってほしい。です――」

 それはきっと。
 無茶なお願いなのかもしれない。
 ただ、独りは、期待していた。


「……そう。ですね――晴れたらいい、ですが、雨が降ったら困、りますよね」

「蚊も。居る、ことでしょう」

 どこか、ズレている。
 ――のは、冗談のつもりなのだろう。

「いつかまた、どこかで奏でて――嫌いじゃ、ない。ですから」

 ちら、と、フルートへ一顧を向け。
 言葉には出さずに、“たのしかったよ”と。
692 :【幻想演奏】[sage saga]:2011/09/02(金) 23:41:41.35 ID:SQAAguoH0
>>691

「―――」

独りの女性の言葉を一つたりとも聞き逃さないと言わんばかりに押し黙る女性。
きっと、独りの女性は寂しさを持っているのだろう。そう思える言葉だった。
自分とはまた違っているかもしれない寂しさを持つ女性から

『笑ってほしい。です』と言われた時は素直に頷いた。
そして返す刀で――

「――…ええ、そうする。
 私も一言良い?私は、あなたにも笑って…欲しい」

それはお互い似たようなものだと思っているからこその言葉。
独りの女性の言葉に応えるように、笑顔を浮かべる女性。
ふと思う。最近笑う事が多くなってきた、と。

「―――また何処かで。
 …自己紹介、しておく。別にしたくないならしなくていい
 私はジオ=ハーツ。ただの演奏家。或いは夢想家」

693 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力[sage E:銀色の玉]:2011/09/02(金) 23:52:06.74 ID:PbKDUa3A0
>>692

「……」

「……え」

 これは、困った。
 逆に、笑ってほしいと言われる。

 にゅっ、と口を動かして笑ってみようとはする――。
 が。

「……」

 無理に笑おうとしているその顔は、笑っている――とは言い難く。
 表情が堅い。
 これをみて、彼女は何を思うことだろう。

「夢想、家……そう。ですか――」

「私は、カヤ。カヤ ミルヒシュトラーセ……肩書きはないけれど、多分、クレヨン捜しの真っ最中。でしょうか」

 理由は、言わない。
 ただ、意味深。
694 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/02(金) 23:59:50.23 ID:a+uE2wbIO
【高原】
【比較的浅い森のような場所がある。開けており、】
【夏のうだる様な暑さを感じさせない緑色の風が吹き抜けていた。】

…ふむ…

【そんな中、とある木の前で思案するように呟き、突っ立っている人物がいた。】
【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、】
【左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは左腰の二振りの刀。一本は抜き去られ、彼女の右手に持たれている。】
【そして、左腰のコートで見え隠れするホルスターに納められたリボルバー。】
【それらが合間って、少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】

…燃える刀か…

【よくよくみれば、少々おかしなところがあった。】
【女の目の前の木が真っ二つに切り裂かれているところと、】
【その切り口がくすぶる様に微妙に燃えており、また、】
【彼女の持つ刀の刀身が、メラメラと赤色の炎を纏っているところである。】
695 :【幻想演奏】[sage saga]:2011/09/03(土) 00:09:18.83 ID:GYdlxzXC0
>>693

表情の硬い笑みともいえない形容しがたい表情を作っている独りの女性を見て
思わず笑ってしまう。しかも声を出して、笑う。それが余りに可笑しくて。

「フフッ…ごめんなさいね、つい
 悪気は、…ないから」

よほど笑っていないのだろう。まるで前の自分。今もそうなのかもしれないが。
いつか、自然に朗らかに笑えるといいなと思いながら。

「そう…お互い探し物を持ってるのね。
 ねぇ、カヤ。見つかると、いいわね。探し物」

意味深な言葉の意味を探る。だが、思いつかなかったから考えるのを止めた。
いつの間にか楽器ケースの中に楽器を仕舞っていた女性はケースの取っ手を右手で握り
独りの女性に背を向け

「――…また会えると、いいと思う
 今日は、良い夜…だった」

止めないのなら、その場から去っていくだろう
696 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力[sage E:銀色の玉]:2011/09/03(土) 00:18:36.21 ID:7ELbXmI60
>>695

『フフッ…ごめんなさいね、つい』

 笑われてしまった。
 しかし――

「――怒、り、ますよ? ふふ」

 力が抜けたと思えば。
 いつしか自然に口は笑み。

――あ。

 なんて思ってしまう。


「捜し物は、案外。現実には、存在、しないのかも、しれませんね」

 あくまでも、自分はそうだから。
 彼女も、当てはまるのだろうか。

 答えを聞くこともなく、彼女は、素敵な夜をしまっていく。
 右手に、楽器ケースを提げ、言葉を零す彼女。

「――今度は、こそこそしないでいいところで。ね」

 立ち入り禁止。
 どうして、こんなところに入ってきちゃったのだろう。

 本当は泣きたかったのに。
 しまいには笑っていた。

 独りは、彼女が苦手だった。
 思い通りにならなくて。
 でも、嫌いじゃなかった、のかもしれない。

 彼女がされば、しばらくして、その高架橋から独りも去ったという。


お疲れ様でした
途中すみませんでした
楽しかったです
697 :【幻想演奏】[sage saga]:2011/09/03(土) 00:20:03.05 ID:GYdlxzXC0
>>696
/乙でした!こっちも楽しかったです。
698 :【剣撃銃業】《Waltz with battlefielda》 [sage saga]:2011/09/03(土) 00:46:43.13 ID:GYdlxzXC0
>>694
高原には似つかわしくない男一人。

その男は自己主張の強い逆立てた銀髪と黒と赤を基調とした服を纏っていて。
その男の背には邪道をひた走る機械大剣が背負われていて。
その男の口に咥えられているのは、ショートホープと言う煙草で。

その男の意思は、まぎれもなく悪である。
騒乱が起これば、騒乱を起こしたくなる。そんな性質である。

「よぉ、そこの女…面白いモンもってんじゃねーの?ギャッハッハァ!」

699 :【流氷の堕天使】@wiki E:特殊拳銃×2[sage]:2011/09/03(土) 00:48:01.32 ID:kx3Rcsepo
【人通りの少ない路地裏】
【橙色の明かりを落とす街灯は一分の間も置かずに点灯を繰り返し、光と闇を作りだす】
【そんな場所に、幾人かの姿が有った】

【如何にも悪役面な者が3名、黒系統の制服に身を包み帽子を被った者が1名】
【制服姿の者は腰のホルスターから一丁の拳銃を取り出すと、怯えた表情を浮かべた一人の悪役面へ銃口を向ける】

「貴様は悪だ。この私が確りと両の目で目撃したのだから、間違いない。
 罪は何だ? 殺人か? 強盗か? ―――そんな物はどうでもいい。
 罪状はあの世で聞き直せばいいさ。今、重要なのはそんな瑣末事では無い。
 貴様が、貴様らが悪だという――ただその一点で十分だ。十全にして、完全――欠かす所の無い百点満点だ。

 ――さて、醜き悪のカタチよ。この街で悪を為す事の意味を解っているだろうな?
 跳梁跋扈する悪を駆逐し、駆除し、地獄の門番の元へと送りつける者共の存在を――知らぬ訳が無いな?

 おっと、逃げるなよ」

【銃口を向けられていない二人のうち一人が逃げ出そうとするが、間髪入れずに銃口が火を噴いた】
【響き渡る発砲音の中、逃げ出そうとした者は足を抱えて蹲っている】
【傍に居た一人がその様を目撃し、息を飲んだ】
【足が氷の様な物で撃ち貫かれているのだ―――血が溢れる傷跡は、休むことを許されずに冷たい激痛に苛まれる】

「愚かな、実に愚かな奴だ」

【呆れる様な声を上げるのは、制服姿の女】
【女の顔は、紅蓮の双眸を燃やしながらも白く透き通る肌を歪ませて、冷笑を形作っていた】
700 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/03(土) 00:55:47.32 ID:iQER/+ZIO
>>698

あん…?

【不意に自分だけがいたその空間に異音が走り、】
【刀を鞘に納めてから、女はあたりを見回した。】
【最初は気のせいかと思っていたが、それは確かに存在している。】

…なによ…
また随分と柄の悪い…

【相手の様子を見て一言。自分も似たようなものであるのだが…】
【棚にあげてそう言葉を紡いだ。ぶっきらぼうな物言いは彼女の悪癖である。】
【昔から、初対面の人間には棘のある物言いしかできなかった。】
701 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wikiよろず[sage saga]:2011/09/03(土) 01:05:42.75 ID:UG3CHjNh0

【猫の子一匹いない静かな公園のど真ん中。そこに緩やかに動く一つの人影があった】
【月の光がその者の飾り気の無い無骨な姿をぼんやりと照らしている。藍染の剣道着と袴を着て足には足袋と草鞋を履いた、やや長身の女剣士】
【彼女は地面に俯せになって両の爪先と両手の指先だけで全体重を支えながら、日課の腕立て伏せを真剣にこなしていた】



「ごひゃくじゅう、いち。 ごひゃくじゅう、に。 ごひゃくじゅう、さん。……」



【5秒ほどかけてゆっくりと地面すれすれまで身体を下ろしていき、再び5秒かけてゆっくりと体を持ち上げていく。それを休むことなく繰り返す】
【動き自体はとても穏やかではあるが、運動をしていない者では100回もやれば腕が熱を帯びてパンパンに腫れ上がる。翌日には鞄を持つ事すら出来なくなる】
【いや、まず100回もやらないうちにギブ・アップをするだろう】



「ごひゃくななじゅう、はち。 ごひゃくななじゅう、きゅう。 ごひゃくはちじゅ、うっ。……」



【動くたび、額から顎を伝って汗が地面に滴り落ち、背中まで垂らした黒髪のポニーテールがわずかに揺れる】
【しかし女の表情に苦痛や疲労の色は少しも見られず、その端正な顔は鉄のように硬い無表情のままピクリともしない】
【日も暮れて、ようやく気温も下がってきている穏やかな夏の夜。しかしその女のいる空間のみ、圧縮されて熱を持った濃密な時間(とき)が流れていた】




/何でも対応いたします
702 :【剣撃銃業】《Waltz with battlefielda》 [sage saga]:2011/09/03(土) 01:07:03.94 ID:GYdlxzXC0
>>700

「おーおー、随分とストレートに言っちゃうじゃないの
 キッヒヒヒヒッ 歯に衣着せぬその言動 間違ってもブラフじゃねぇよなぁ」

気味の悪い笑い声を下品な顔から絞り出すその様は間違いなく小悪党。三下。
ぶっきらぼうなその言動。棘のある物言い。気に入った。こういう人間は好きさ。

「面白れぇ姉ちゃんじゃねーの、面白いわ、アンタ
 ガラが悪いだなんてクッソ普遍的な言葉で俺を言い表すなよな
 もちっと気の利いた言葉で俺様を装飾してくれや、な?」

その後、「なーんてな!」と奇声を上げながら右手で髪をかき上げる。
チンピラ染みたその言動は、不快感を誘発させるのにもってこい。
そして男はそれを自覚していない。していたら、性質が悪すぎる。

「つーかよぉ、その刀、燃えてたな。魔剣か妖刀の類だろ?
 俺様の眼は誤魔化せネェってなッ!キヒッヒヒヒッ」

703 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/03(土) 01:19:38.89 ID:iQER/+ZIO
>>702

…柄の悪い奴に柄の悪いっていってなにが悪い…

【自分の存在を強くその場に知らしめる銀髪と、黒と赤を色の中心とした服。】
【見るからに悪そうであり、また女の相手に対する第一印象も「悪」であった。】
【咥え煙草もその印象に拍車を掛けているかもしれない。】

【鼻腔をくすぐるニコチンの匂いにそういえば、】
【自分も最近はほとんど喫煙していないな、などとどうでもいいことを考えてしまった。】

【もしかしなくとも、「チンピラ」「不良」。】
【そのような部類に分類される人間かと思っていたのだが…】

ふん…んなもん、知るか…

あ、ああ?……あんたの「それ」も同じようなもんでしょ?

【そう、男には街の路地裏を闊歩するよくいるチンピラとは、全く似つかなかった。】
【表現の都合上、このように記しただけであり、】
【本質はそれよりも遥かに「上」であることがわかる。】
【安っぽいチンピラとは似ても似つかないことが一目でわかったのだ。】

【それは、女が指差す先――――相手の背中に装備されている、大きな剣である。】
【自分のそれとは対局をなしていると言えた。】

【「魔」の力ではなく文明の結晶…「機械」で加工されている。】
704 :【剣撃銃業】《Waltz with battlefielda》 [sage saga]:2011/09/03(土) 01:33:45.80 ID:GYdlxzXC0
>>703

「別に悪かねぇよ。むしろ善人に見えますだとか
 優しげな人に見ますとか言われた日にゃ 寒気がしてそのまま凍りつきそうだぜぇ」

たばこが半分以上燃え尽きていた。
だから煙草を左手で持ち、上空に舞い上げ。
即座に両手で機械大剣「イルヴェグ」を振るう。
狙いは剣圧による消火といったところであろう。

「―――セイッ!!」

そして、消火されたタバコは草むらの中に紛れ込み、右足で踏みつぶした。
それも入念に。何度も何度も何度も。親の仇かのように。弱者をいたぶるかのように。

「ああ、そうよ。この俺様の機械大剣・イルヴェグは科学の結晶よ
 アンタのような魔術の結晶じゃねぇんだわ
 それによぉ、見やがるといいさ。この大剣を。刀でいうハバキの部分見ろよ」

「そこによぉ、銃口みたいなもんあんだろぉ?
 俺はこの剣にあるまじきモンがあるから気に入ってんだぜぇ
 まるで俺様のように邪道突き進んでんからよッ、ゲッヒャッヒャア!!」

セリフを言うたびに何処か「邪道をひた走る俺様カッコいい」のような雰囲気を漂わせている男。
これだけでも、真っ当な剣士でないことをうかがわせる。
セリフだけでなく、表情も「邪道剣士な俺」を誇るかのように愉快そうで、感情に富んでいた。

「と、まぁここで戯れは終わりにしようや…姉ちゃんよぅ
 【神殺機関】って知ってっかぁ?あのテロ起こした奴らだよ
 バカそうな俺様でさえ知ってんだから、わかるよな?」
705 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/03(土) 01:48:47.25 ID:iQER/+ZIO
>>704

安心しなさい…あんたを善人とかいう奴はこの世界中探してもいないから。

【軽口を叩いた刹那――――――――チャキ】
【とっさに女の右手が刀にかかり、二振りのそれが互いに重なって小さな音を奏でた。】
【理由は言わずもがな。剣客たるもの、相手が得物に手を掛けて置いるのをぼんやりと見ているわけにはいかない。】
【一秒でも遅れたら、それが仇となって斬り殺されたり、】
【腕をバッサリやられるかもしれないのだ。】

…ち…紛らわしいことを…

【ガチ、と刀を揺らしてから、そこから手を離す。】

【剣圧で煙草の蛍火を消すという行為の精密さに、】
【内心舌を巻いているのだがそれは表に出さない。】
【何となく、相手に驚いているところを見せるのが躊躇われた。】
【こんなところでも、やはり彼女は負けず嫌いである。】

…でしょうね…しかも結構な業物見たいだし…
ん?……あらら…ほんとに…「普通の」剣じゃないってわけ…

【だとすると、通常の「斬る」という動作に加え、】
【「撃つ」という従来の刀剣には行うことのできない挙動ができることになる。】

【つまり、相手は剣術とともにある程度の銃術もできるのだろうか。】
【少なくとも自分や自分がこれまで会ってきたような、】
【王道?な剣士ではないようで、相手の愉快そうな様子も、】
【それを推察する手がかりとなった。】

…神殺…?
…なんだ……あれがどうかしたの…?

あんたまさか…「機関」の残党じゃないでしょうね…
壊滅した組織の連中が何やってるの…

【暗に「知っている」と肯定。】
【それから微かに女の顔が険しくなる。】
706 :【剣撃銃業】《Waltz with battlefielda》 [sage saga]:2011/09/03(土) 02:05:06.55 ID:GYdlxzXC0
>>705

「キヒヒッ、悪ぃな。でも殺気は無かったろ?
 少なくともそんな物騒なモン持ってんだからソレくれぇ理解できると思ってな」

相手が剣士じゃなくても、やった。何のためらい無く、即決で。
そして相手が機関の名を聞いたとき、空気が変わった。
それはピリピリとした緊張感。これも病みつきになって仕方ねぇ。

「残党?ハァ!?なんでそんな負け犬の肥溜めにいなきゃなんないわけ?
 俺様は、そんなしょぼくれた悪党なんかじゃねーんだわ。
 あいつら今もこそこそ動いてんだろ?だからよぉ…」

ここで、チンピラが如き男の雰囲気が一変する。
それは本当に楽しそうで、本当に邪悪で、本当に下種で。

「俺様は、あいつ等ぶっ殺しに行くんだわ」
「負け犬たちがいつまでもコソコソ動いてんの見てると腹立つんだわ」

―――どうせ、敗残兵の糞悪党どもだ。遠慮なくぶっ殺すぜぇ!ギャーハハハハハハハッ!!

夜の高原に下劣な叫び声が如き笑いが闇夜を切り裂き、喰らう。
その笑いこそ、ゲスに等しき男を相応しく彩る。

「でよぉ、アンタも殺りにいかねぇ?アンタ強そうだからよ、アンタとなら共闘してみてぇ
 もし実力が未知数ってんなら闘りあったって構わんぜ?」
707 :【魔鎧音撃】魔導アーマーと無属性魔法と格闘[sage]:2011/09/03(土) 02:06:50.78 ID:ht0KQqudo
>>701

「ネタが無いんですよ、ネタが」

率直すぎる嘆きを口から漏らしながら、諜報員はどうしたものかと言わんばかりに首を捻る。
華奢な体には「学園」の夏服一式、手には「新聞部」である事を示す専用のベレー帽を握り。


「……ってな訳で、こういう時は適当にインタビューに限りますね」

―――とにかく、何でも良かったのだろう。対象の服装が出身地である「帝國」のそれと似ていたのもあるかもしれない。
ざくざくと砂を靴で擦りながら、たまたま近くで腕立て伏せを続けていた少女へと歩んでいく。


「はろー、いや、いぶにんぐ?」
「いずれにしてもこんばんは、差し支えない程度でお話、させて頂いても?」

出自や武道家としての心得を一つ二つ聞けば良いかと、至極学級新聞の記者らしい考えを胸に孕んで、一声。
表情は接待用、とでも言うべき柔和な笑顔――不自然な頬のひきつりは、少し無理をしているように見えた。
708 :【真双戒剣】[sage saga]:2011/09/03(土) 02:25:48.70 ID:iQER/+ZIO
>>706

ええ…動いてるわよ…トップを始め数人が死んだけど、もちろん生き残りもいるわ。

【母数は多い。先代の総帥の頃から確実に「あくとう」の数を増やし、】
【そして今に至った。テロという破壊活動を行えるほどの人員の数】
【―――――そしてその「質」も高い。女も何度か対峙したこともあるため身を持って知っているが、】
【構成員の戦闘力はずば抜けていた。当然、自分の勝率も芳しくない。】

…っ!

…なるほど…「あくとう」を狩る「あくとう」ってわけね…ふん…あんたも物好きね。

【男の雰囲気の豹変を、ビリビリと肌で感じる。】
【女は思わずその「密度」に顔をしかめた。なるほど黒い。】
【黒く、そして「惡」い。他者がどんなに泣き叫ぼうが、】
【年寄りだろうが女だろうが子供だろうが、殺すと決めたからには「殺す」。「必ず」。】
【そのような冷徹な感情をみて取ることができた。】

…フフ…私も?…その必要はないわ。

あいつらはね…「機関」の人間は「救済」にかまけて向こうから「仕掛けて」くるのよ?お分かりかしら…?

【「つまり」――――――そう言って女はゆっくりと刀を右手で抜く。】
【月光に照らされ、直刃の刃紋が鈍く光った。】

共闘となにも…

――――――「殺ら」ないと「殺られ」るのよ。…神殺と相対したら…

【ザンッ】
【女が相手に背を向け、刀を斜めに振り下ろす。】
【真っ直ぐな太刀筋は一閃。目の前の切り倒した大木の幹を、さらに両断した。】

そして…神殺の構成員はズバ抜けて強いわ…
あんたは…まだ戦ったことはないんでしょう?これから殺しにかかるのよね?
709 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wikiよろず[sage saga]:2011/09/03(土) 02:33:44.70 ID:UG3CHjNh0
>>707

「む?」

【砂を蹴る足音に続き女性の物と思しき声が聞こえる。こんな時間にいったい誰が……】
【動きを止めて怪訝そうな顔でそちらを見るとそこには学生らしき一人の少女。幼い外見であるのを見てとり、やや警戒を緩くする】
【すぐさま立ち上がり、姿勢を正して気を付けの姿勢、特に意味は無いが。自分より頭一つ分背が低い彼女を顎を僅かに引いて見下ろす】

「はい、こんばんは。 ええ、構いませんよ」

【相手の表情がやや硬いのを見て、それを解きほぐすかのように柔らかい笑みを浮かべその頼みを快諾する】
【そうしながらさりげなく少し離れたベンチに目を向ける。そこには修行を始めた時と変わらず自身の荷物が置かれたままになっていた】
【旅行用のリュックに顔を隠すための深編笠、そして剣士の象徴ともいえる一振りの日本刀。それを確認して一安心する】

「それで、お話というのは?」

【そのままの姿勢で話を進めるべく、相手の言葉を促した】
710 :【鋼鉄巨人】 @wiki[sage]:2011/09/03(土) 02:45:27.40 ID:/nRnMj9R0
【遠からん者は音に聞けぃッ!近くば寄って目にも見よッ!】
【大胆不適にしてッ、史上最鋼たる最硬にして最高な最功を成す超無敵機動戦士ッッ】
【理想を織りなす百万パゥワー!!!】
【アヴァロォォォォンッッ】
【そしてッ、美貌(?)にして美麗(!?)秀逸的(!!??)美少女(!!???)戦士ッッ!】
【ラウラァァァアアアアアッッ】

【《爆裂奮迅ッ!!電光石火が如く白鳥のポージングが華麗にッ!!》】


ーーーってな感じの登場シーンよくない?アヴァロン

『済まぬ、ギャグかと思った』

【ーーー今宵も、月明かりは静寂と閑散さと朧気な暗闇をよくよく象徴しきって居り】
【鈴虫やらの声がやたらと響く、竹林、若々しい竹達があちらこちらニョキニョキと立たせながら】
【涼しい風と揺れる笹の音が心地よく胸に響くーーーそんな中で、動かず巨体】
【鉄の甲殻、機械に張り巡らされた間接部位etc...】
【そう、これはある訓練の途中であったーーーおもにカッコいいポージングとかの】
711 :【魔鎧音撃】魔導アーマーと無属性魔法と格闘[sage]:2011/09/03(土) 02:46:25.92 ID:HEDUwuwro
>>709

「まあ、他愛も無い事なんですけどね、所詮学生の戯れ事ですから」
「えーと、何から聞きましょうか、話しかけた理由も単に服装が私の故郷と似ていた、というだけですし」

生来、感情を表にするのは苦手なのだろう。それでも無機質な顔立ちに似つかわしくない笑みは、絶やす事無く。


「とりあえず、剣士の方、という認識で構いませんか?軍人ではなく」
「もしそうなら、やっぱり流派とか技とかそういうの、差し支えない範囲で教えて欲しいなー、とは思います」

座学や戦闘技術の『講義』は受けたが、銃器剣術に詳しい訳ではない、故に細かい所は曖昧に括って。


「うちの学校、剣士の人も居たりするんですよ、だから生の意見は結構需要ありそうかなって」 どんな学校だよ。

「そういえば名乗ってなかったな」と一通り問うてから胸中、はっと気付くがそれは追求されてからにしようと決めて。
712 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wikiよろず[sage saga]:2011/09/03(土) 03:14:18.74 ID:UG3CHjNh0
>>711

「あぁ、貴女も 『帝國』 出身の方でしたか。」

【この街で同郷の人間に会うのは初めてだ。随分前に後にした故郷の村の事を懐かしく思う】

「はい、御覧の通り私は一介の剣士に過ぎません。祖父はその昔軍人だったと聞きましたが」

「流派、ですか。剣の基本となるものは一通り学びましたが、何分まだまだ未熟者ですので。強いて言うなら 『我流』 といったところでしょうか」

【幼い頃に家を出たのでかなり、というか使えるのはその殆どが自己流の技である。そして今のところそれに名前を付けるつもりもない】
【気楽にそんなものを考えられる余裕があるほど自分の剣が高みにあるとは到底思えないからだ】

「申し遅れました、私、石動流剣術道場が一人娘。名を 石動 天剣(いするぎ てんけん) と申します」

【まだ名乗っていなかったことに気づいてようやく自己紹介。それと同時にぺこりと頭を下げる】
【但し、視線は油断なく相手にジッ、と向けたまま。剣士として当然の嗜みである】

「なるほど、それは素晴らしい学校ですね。私などの意見が参考になるかは分かりませんが、どうぞよろしくお願いします」

【そう言って照れくさそうに頭を掻く。インタビューされるなど勿論初めての体験で、少し緊張もしていた】
713 :【魔鎧音撃】魔導アーマーと無属性魔法と格闘[sage]:2011/09/03(土) 03:30:03.04 ID:HEDUwuwro
>>712

「おお、同郷の士ですか!それはまあ、なんとなんと」
「私もまさか、とは思っていましたが、やはり嬉しいものです!」

湛えた笑みの不自然さが、一瞬で霧散する。
彼女にとって、本心から笑むに値する出来事だったのだろう、はっと顔を明るくさせて。


「……と、すいません。この界隈では同胞に出会う事もほとんどありませんからね、つい」
「申し遅れました、私の名前は氷奥 嵐(ひおう らん)、学園高等部で、新聞部をやらせて頂いております……堅苦しすぎますか」

直後、らしくない振る舞いを見せる自分を首を振って否定。
名乗りと共に自分の身分を誇示するかの如く、件の帽子を頭に乗せた。
きびきびとした緩みの無い学生らしからぬ動き、『軍人のように』背筋をぴんと伸ばして一礼。笑みがまた、引き攣る。


「ではでは早速……我流、と仰いましたけど、話を聞く限り、道場か何かで修練は積まれているように聞こえます」
「記者として、こういう謎はどうしても気になるものなんですが……どうして、我流なんでしょう?」
714 :【剣撃銃業】《Waltz with battlefielda》 [sage saga]:2011/09/03(土) 03:56:29.59 ID:GYdlxzXC0
>>708

「物好きィ?んぁ…確かにそう見えるだろうよ
 でもよ、あんな敗残兵どもが悪を名乗んじゃねぇよ
 悪である俺様まで低く見られるだけじゃなくて、悪党の品格まで下げられんだよ」

何処までも自分本位。男の中では機関員=敗残兵。そして悪の品格を下げるゴミ。
そう認識していた。今もなお悪の品格を下げ続けているに違いない機関員がいると思うと反吐がである。
だから憎々しげに、毒を吐き始める男。悪が悪を憎むというのもおかしな構図である。

「へぇ…あいつ等自分たちから来てくれるのかよ
 ならぶち殺さなきゃなァ!腕を千切って捨ててッ!指を弾いて踏みつぶしてェ!
 敗残兵の分際で悪を名乗ったことを後悔させながら殺さねぇとな、キヒヒヒッ!!」

不快感と愉悦が混じる男の表情がぴたりと固まる。
まっすぐな太刀筋は何処までも王道を行っていた。
もし自分が同じことをするならば力任せに、或いは銃撃によって為すだろう。

「愚問だぜ?そんな問い。ずば抜けて強くったって殺すだけだぜ
 だがよ、凄腕っつったって負け犬根性染み渡った湿気た悪党擬きにゃ負ける気がしねぇよ」

「なんなら、今ここで手合せでもしてみっかぁ!?
 俺様、自分で言うのもなんだが結構強いぜェ?キヒヒッ」
715 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wikiよろず[sage saga]:2011/09/03(土) 04:00:23.79 ID:UG3CHjNh0
>>713

「ええ、私もですよ」

【ようやく年相応の可愛らしい表情が見ることが出来てこちらも嬉しくなる――――すぐにまた、元の堅苦しいものに戻ってしまったが】

「氷奥殿、ですか。とても良いお名前ですね。御仕事も素晴らしい」

【本心からそう思って相手を褒める。まあ彼女が他人の名前や仕事を悪く言う事はまず無いのだが】
【それにしてもこの少女、すごく礼儀正しい。しかし、それは普通一般の礼儀作法とはどこかかけ離れたものであるような、小さな違和感が感じられる】
【そしてなぜかその事が、自分を少し悲しい気分にさせる】


「……私が旅に出る時、父から一振りの刀を選別に渡されました」

【あれです、といってベンチの方を指差す。そこには先程と変わらず例の日本刀が鞘に納められ、鈍い光を放っていた】
【一見すると全体的に黒っぽいだけの、何の変哲もない普通の刀に見える】

「私にはアレを 『刀』 として役立てることが出来なかった。だからそれまでの技を捨て、新たに別の技を磨くしかなかったのです」

【沈んだ口調でいきなり意味不明な話をする。自分の言っている事が支離滅裂なのには気付いていないようだ。もしこれだけで理解できたらその人は天才だろう】
716 :【魔鎧音撃】魔導アーマーと無属性魔法と格闘[sage]:2011/09/03(土) 04:11:38.30 ID:DPDWBYnUo
>>715

「仕事なんて、そんな大した事じゃあありませんよ」
「私はもっといち帝國人として、国の役に立つ事がしたい、そう思っていますし」

少女の表情が少し険しさを帯びる。新聞部には、さして興味が無いような物言い。
「気に入ってはいるんですけどね」と、繕うように、誤魔化すように付け加えた。


「……と、言いますと?現に、刀は持っているじゃあないですか」
「それはお父上から譲り受けたものでは無いのですか?例えば、誰かに奪われたとか」

刀の見掛けがごく普遍的なものだった事もあってやはり、言葉の真意を察するには至らず。
問いの答えを書き綴ろうと、胸ポケットに収めたメモ帳とペンを取り出す。
少女が新聞部員として、いち個人として興味を抱いたサインだった。
717 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki[sage saga]:2011/09/03(土) 04:28:58.49 ID:UG3CHjNh0
>>716

「そう、ですか」

【相手の何かを切り捨てるかのような物言い、それを聞いてやはりまた悲しくなる。この少女にはそんなものは似合わないというのに】
【相手の裏事情が分からないので、自分のこの気持ちを確かめる術も無く。余計な言葉は胸の内にしまい込む】


「いえ、アレは間違いなく父から貰ったものです。まあ、アレを奪おうとする物好きな輩などそうそう居ないと思いますが」

【相手が紙とペンを取り出すのを冷めた眼差しで見つめる。ふと思う、自分はなぜこんなつまらない事を話しているのだろう、と】
【ちょっと待っていてください、と言い残してベンチへと歩いていく。言葉で説明するよりも実際に体験してもらった方が早いと思ったのだろう】
718 :【魔鎧音撃】魔導アーマーと無属性魔法と格闘[sage]:2011/09/03(土) 04:45:48.82 ID:DPDWBYnUo
>>717

「好きではあるんですよ?ただ、理由を見出せないだけであって」
「やっぱり人間、好きなものに貢献したいものですからねえ。この方法じゃ、ちょっと」

深く息をひとつ、相手の気持ちを汲み取ったのか、もっともらしく、意味深な言い訳をひとつ。
真意は明らかにしない、しようとしないまま「あ、あなたが気に病む事じゃあないですよ」と言った。


「……と、言いますと。曰く付き、みたいな、そういう厄介なもの、とか?」
「と、了解しました。百聞は一見に如かず、記者の常識、ではないと思いますけど、そんな感じのものです」

それでも、相手へ問いを繰り返す姿は、様になっている気がする。
徐々に離れていく彼女の背中を視界の隅に置きながら、メモ帳の紙面に何かを書き綴り始めた。
719 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki[sage saga]:2011/09/03(土) 05:11:11.45 ID:UG3CHjNh0
>>717

「…………。」

【少女から離れてベンチへと向かいながら、女はこれまで幾度となく考えて続けてきたことを再び繰り返す】
【自分は 『無能』 、親からもらった刀でさえまともに扱えない、 そんな自分が剣士を名乗るだなんて……。 ああ、またいつものパターンだ】
【くだらない、もうとっくに結論は出ているではないか。そう解っていながらも、彼女の思考は泥沼に陥っていく】
【最近できた友達の温かい言葉が唯一の支えになっているとはいえ、一度染み付いた心の闇はそう簡単に拭い取ることはできない】

【ベンチに置いてあったソレを右手に持ち、すぐに少女の元へと駆け寄っていく。軽い足取りとは裏腹にその表情は少し暗い】
【両手でその刀を相手に捧げ持つようにして見せる。しかしどこをどう見ても普通の刀である。とても曰く付きの物には見えないだろう】


「どうぞ、手に取って抜いてみて下さい。そうすれば直ぐに解ります」

【相手に差し出した状態のまま、暗い笑顔を作って手に取ることを勧める】
【もし、相手がソレを受け取って抜いてみようとすれば、その瞬間に理屈ではなく感覚によって理解出来るだろう】


【 『どれ程力を込めようとも、此れを鞘から抜くことなど決して出来ないという事が』 】


【そう、この刀は誰にも抜くことが出来ない。だから刀身を見たものも今まで一人もいない】
【この名刀 『瞬迅』 の呪われた特性によるものである。ただそれ以外に直接の害は一切無いのだが】
720 :【魔鎧音撃】魔導アーマーと無属性魔法と格闘[sage]:2011/09/03(土) 05:30:06.17 ID:DPDWBYnUo
>>719

「……拝見します」

物々しい態度で刀を受け取り、一歩引いて眼前で鞘を横に倒す。

「…」その状態で柄を握り、引き抜……

「……」気を引き締めもう一度、今度はもう少し力を込めて。

「…………」華奢な体がその姿勢で出しうる力、全てを以て更に一度。


「ごめんなさい、壊れちゃったかも……なんて訳、無いですよねえ?」

おかしいな、どうなってるんだ、と呟きを繰り返しながら鞘と鍔の隙間を舐めるように見遣り、嘆息。
なるほど、抜けない。これでは刀として扱う事など到底できないではないか、これなら合点が行く。


「えーと、意味は理解しました。確かに、これじゃあただの長い棒ですね」
「……でも、石動さんに非が無いのであれば、問題は何も無いのでは?」

刀を相手へ差し出しながら、頭に沸いた疑問をそのまま口に出す。
貰った時から抜けないのであれば、ただの曰く付きの刀ではないか――と、やや遠回しに。
721 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki[sage saga]:2011/09/03(土) 06:05:44.14 ID:UG3CHjNh0
>>720

「なぜ私に非が無いと、そう言い切れるのですか?」
「確かに私も貴女もこの刀を抜くことが出来なかった。今まで出会った人たちも皆そう」
「しかし、だからと言ってこれがもう誰にも、絶対に抜く事が出来ないと、貴女は言い切れますか? 私には出来ない」
「もしかしたら、明日にでもこの刀を抜く事が出来る、此れの持ち主に真にふさわしい人が現れるかもしれない。それは無いと貴女は言い切れますか?」

「……恥を忍んで告白します。私には剣の才能がありません」
「しかし、この刀さえあれば、この能力(チカラ)さえあれば、私は剣士でいられるのです」
「シオンさんは――――私の友達ですが――――、こんな歪な私を 『剣士』 だと認めてくれました。私はそれに精一杯応えたい」
「世界で一番強い剣士になりたい。たとえこの刀が一生使えなくても、もう手放すつもりも誰かに譲るつもりも絶対にありません」

「……矛盾した事を言っているのは分かっています。しかし、私には、もうこれしか無いのですっ……!」


【気が付いたら、何もかもぶちまけていた、今まで誰にも話したことのない心の闇を】
【感情を殺すことを止めた所為か、最近すぐに心が暴走してしまう。しかも、胸の内ではそれに呆れかえっている自分もいるのだ】
【何を言っているんだ、友達でもない初対面の人間に対してこんなくだらない事を、ともう一人の自分が意地悪く囁く】

「ごめんなさい、訳の分からないことを言ってしまって」

【謝りながら、相手が差し出していた刀を受け取り、左の腰に差す】
【はぁ、と小さく息を吐いて波立っていた心を落ち着かせる。そうしながらも申し訳なさそうな顔で相手を見つめていた】



/何か語りが多くてすいません……
722 :【魔鎧音撃】魔導アーマーと無属性魔法と格闘[sage]:2011/09/03(土) 06:53:10.55 ID:8kdsYnMwo
>>721

「じゃあ逆に聞きますけど、剣士って何なんですか?」
「生憎私には剣の心得はありませんから、技術や才能の有無を論ずる事は出来ません」「でも」

「力量が不足している、剣を抜く事が出来ない、それがどうかしたんですか?」
「石動さんのそれはただの甘えだ、言い訳だ、それを続ける限り私はあなたを剣士とも、同胞とも認められない」

少女は本来、面と向かって他人を諌めるような事はしない質だった。
まして、感情―――明確な怒りを含みながらなど、ひょっとすれば生来初めての事かもしれない。
それはネガティブな同胞に対しての『憂国の士』としての怒りでもあり、似た境遇にある少女個人の怒りでもあった。


「刀が無くとも手刀は作る事が出来る、腕が無くとも足刀、四肢が無ければ口に刀を咥えれば良い」
「得物の形などただの体裁に過ぎず、真に己を剣士、戦士と定義付けるものは
精魂尽き果てるまで得物を己が武器として技を磨き、抗い続ける。大事なのはそういう覚悟なんだと思いますよ」


「―――というか、そう考えないと私がやってられませんよ、はあ」
「お気になさらず、私もつい地が出てしまったみたいで……出来れば、忘れて頂けると」

少女は所謂タカ派、右寄りの人間だった。紡がれる言葉は諫言と言うよりも扇動(アジ)に近い。
放っておけば、恐らくは陛下やら帝國他諸々の単語が頻発していた事だろう。

幸い途中で我に返り、言葉は大きな溜め息で締められ、今度は少女も意気消沈の様子。
色々な意味で言い過ぎたかもしれない。相手の凝視から逃れるように視線を逸らし、黙りこくる。
723 :【手蔓藻蔓】@wiki[sage saga]:2011/09/03(土) 15:23:32.78 ID:EHTi7zD00
【少し太陽が落ちてきた昼間】
【公園に、一人の女がいた】

【そしてその女は】
【体中を、褐色の触手にぐるぐる巻きにされた状態で】
【結構高い木の小枝に、吊るされていたのだった】

「………」

【女は顔だけ出ていて、みのむし状態】
【むすっ、と無表情で、ぷらぷらとたまに強風に煽られて揺れているのだった】
724 :[sage]:2011/09/03(土) 15:40:47.50 ID:DEDD3ncP0
>>723

にゃー、最近暇なんだぜぃ

【公園の入口の方から、ぶらぶらと入ってくる青年】
【季節にそぐわぬオーバーコートに、胡散臭げなサングラスが特徴的である】
【また、腰元には三つの顔を持つ剣が】

むむむ、面白そうな匂いだぜぃ
もし、そこなおじょーさん、どーしてぶら下がってんのかにゃー

【と、しばらく散策をしていた青年は】
【ぶら下がっている女を発見】
【そちらに近づき声をかける】
725 :【三手参剣】@Wiki[sage]:2011/09/03(土) 15:41:26.54 ID:DEDD3ncP0
/おっと名前欄......
726 :【手蔓藻蔓】@wiki[sage saga]:2011/09/03(土) 15:45:51.98 ID:EHTi7zD00
>>724
「…」

【女は、青年が来てもまったく嬉しそうな顔をせず】
【どころか、声を掛けてきた相手に、さらにむすっとする】

「………別に」

【ぼそっと呟くと、風に煽られて一回転した】
【別に…大丈夫、という訳ではなさそうだ】
727 :【三手参剣】@Wiki[sage]:2011/09/03(土) 15:55:10.85 ID:DEDD3ncP0
>>726

あ、じゃ放置させてもらいましょうかにゃー

【それだけ言うと、青年は踵を返す】
【そのまま帰ると相手に思わせるほどあっさりとした言葉と態度を見せた後】
【すぐに、剣を両手持ちにして振り向き】

おっと、手が滑っちまったぜぃ(棒)

【と、凄まじい棒読みと明らかな全力で剣を振りぬく】
【すると、剣から生み出された衝撃波は女の頭の上の辺りの触手へ】
【おそらく、それを切り裂き女を落下させるだろう】
【落ちてきたとしたら、おそらく青年が下敷きになってクッションになるはずだ】
728 :【手蔓藻蔓】@wiki[sage saga]:2011/09/03(土) 16:00:04.59 ID:EHTi7zD00
>>727
「…!?ちょっ」

【揺れながらも、引きとめようとする】
【何故なら、自分で降りる事どころか、この触手を解く事も出来ない状態だからだ】
【頼んででも青年には助けてもらわなければ】

【と慌てていると】
【いきなり剣を抜く青年】
【そして、"何か"が触手を斬った】
【手が滑ったなら仕方無い】

「あ」

【間抜けな声と共に、女はみのむし状態のまま、ひゅーと落下していく】
【そのまま青年の頭の上に落ちるだろう…が、高所から落ちた衝撃は半端ではないだろう】
729 :【三手参剣】@Wiki[sage]:2011/09/03(土) 16:08:25.65 ID:DEDD3ncP0
>>728

にゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

【正確に言えば、助けようとした寸前でぶっ倒れてしまっていた青年】
【つまり、うつぶせに倒れた上に女が降ってくることとなった】
【腰と肩に凄まじい痛みが走ったが、女が上に居るためにのたうちまわることもかなわず】

どいてほしいぜ....ぃ

【明らかに苦悶の表情を浮かべて女に尋ねた】
【ほっといたらそのまま死にそうな表情である】

/重いようなら裏に行きますか?
730 :【手蔓藻蔓】@wiki[sage saga]:2011/09/03(土) 16:15:17.55 ID:EHTi7zD00
>>729
【何か、痛々しい音が聞こえた気がしたけど気のせい】

「ちょ…待って…」

【もぞもぞ、と芋虫のように動く女】
【数秒後、女の周りにくっついていた触手がするすると、生き物のように解けていくだろう】
【そして…最終的に触手は四本だけ残り、女は立ち上がって、すぐに退いた】

【恐らく、相手が顔をあげれば、女の背中から四本の触手が生えているのが目に入るだろう】

/ですね、裏移動しますか
731 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/03(土) 16:27:53.36 ID:iQER/+ZIO
>>714

そうよ。…ま、探す手間は省けるわね…

【口角を上げる女も、相手に負けずを劣らず、】
【しかしどこか不自然に悪い。何となく、ゆがんだような、歪な感覚をみて取ることができる。】
【「元」機関員、「現」ランカー。ゆがんだ雰囲気はそのまま。】
【過去に女がまた、相手のように黒く染まっていたからである。】

【そもそも、当初の殺気を消すことは、女にとってまだ不可能であったのだ。】
【自分は意識していなくてもどうしても表に現れてしまう。】
【それこそ、人を[ピーーー]ことをなんとも思わないような、ドス黒い気が…】

はあ?…手合わせ…?あんたと…?

【少し考え始める。相手を見るに、見栄をはったり冗談でいっているようではないらしい。】
【つまり、それ相応の「自信」というものがあるということなのだろうか。だとすれば、】

…いいわね…せっかくだからその強さ見せてもらおうかしら…

【自分も、それが気になると言ったところ。】
【二つ返事で戦闘を承諾した女は、やはりどこか生き生きとしていた。】


/すいません見落としてました…
732 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/03(土) 16:42:45.99 ID:iQER/+ZIO
/追記
/ちょい遅れるかも…申し訳ないです…
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/09/03(土) 17:32:20.37 ID:GYdlxzXC0
>>731

女の快諾を聞き、心底愉快そうにしながら懐からタバコを取り出し

「キヒヒハハハハッ!!いいねぇ、いいねぇ。威勢がいい女だな
 俺はそういうの嫌いじゃないぜぇ……」

ニヒルな笑みを浮かべ、右目を見開いた。それも常軌を逸している所まで。
先ほど出した煙草を口に咥え、一服。その後背中に背負った大剣の柄を両手で握る。

機械大剣・イルヴェグには柄が二本ある。それだけでも異質な剣。
さらに全長2m、厚さ10cm、更に銃口とマガジンを挿入する部位まである。
それ故に小回りの利かない、斬馬刀のような剣なのだが男はそれを好き好んで愛用している。

「お互い剣士。…だったらやることは一つ、だよなァ!?」

―――どちらが強ぇか決めるため戦う。これだけだよなあッ!!

高原に反響する戦意。そこに善悪も、偽善も偽悪も無く、剣士としての性しかない。
単純にやりあいたい。そんなシンプルでわずらわしい事を考えなくて済む素晴らしい動機。
ただどっちが強いか弱いか。それを決めるだけの、古来から現代まで通用する道理をここに当てはめよう。

「今ッ!ここに善も悪も無ぇ!!偽善も、俺様の嫌悪する偽悪も無ェ!!
 んじゃ、…楽しもうや、斬り合いをよぉ!!」

煙草の煙がたゆたう。そんな中男は大剣を、構える。
まず様子見。この一連の動作に一片たりとも遊びは無く。
王道を進もうとも、邪道をひた走ろうとも、戦いは真剣そのもの。
734 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki[sage saga]:2011/09/03(土) 18:15:28.71 ID:UG3CHjNh0
>>722

「そんなことっ……!」

【態々言われるまでもなく分かっている、しかし頭で解っているからと言って心がソレを許容するわけではない】
【剣士や戦士とは本来戦う人そのものをさす言葉、得物の有無などは二の次であった。しかし】
【手にした刀を振るって戦い、相手を華麗に切り伏せてこその剣士。今はそういうものが通俗的な剣士像であり、自分もそれに憧れているのも確か】
【しかし、実際に他の剣士と戦うときは、自分は己の理想とは全くかけ離れた戦術を取らざるを得なくなる】
【そして勝負に勝っても負けても、相手の目が自分に対しこう言うのだ。 卑怯者、 正々堂々戦え、 そんなものは邪道だ、 お前など剣士ではない、 と】
【勿論それらを相手から面と向かって言われたこともある。そしてその度に自分の抱える心の闇はより一層深くなっていった】

「…………。」

【少女の言っていることは正しい、自分だってそういう人間になりたい。しかし一方で 『普通の』 剣士になるという希望を捨てられないのも事実】
【これは決して他人には理解されない、実際に同じ立場になってみなければ解らない、この女の根本に根を張っている強烈なジレンマなのである】


「ごめんなさい。貴女のおっしゃる通りこれは、ただの甘えで言い訳でしかない。的確な御指摘感謝します。……グスッ」

【そう言って黙ったままの少女に対しもう一度深々と頭を下げる。顔を歪ませ、両目から大粒の涙を零しながら】




/お待たせしました
735 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/03(土) 19:12:02.07 ID:vVFc+UZUo
【表通りの繁華街】

特に目的もなくふらつく少女が一人、何処か近寄りがたい雰囲気があり脇を通る人は若干避けている様子がある。
何しろその恰好が目立つ格好で、赤黒いコートを着込み歩いていた。
まだ幼さが残る顔とその恰好は似合わず、ある意味避けられる要因になっていた。

そういや世間では台風だとか。
ココも影響があるようで風は強いが雨は降っていない様子だ。

「さて…どうしようかなぁ…」

とくにすることもなくうろついているのであった。
736 :【輪燐罹淋】やる気に応じて有機リン系薬物を出せる、でもはたらかない@wiki E:パラオキソナーゼ[sage saga]:2011/09/03(土) 19:28:18.96 ID:myz7XiR30
>>735
【その視界の端、裏路地から半分ほど見える影】
【それは人影とは言えない代物だった】
【なので、ありのままの存在を言葉にして示そう】

【布団で上半身を簀巻きにされた人間である】




【……キャラの元ネタを混ぜるな危険!!】
737 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/03(土) 19:33:15.33 ID:vVFc+UZUo
>>736

目に見えてきたのはコメディな光景であった。
何かの漫画のように布団でくるまれ簀巻きにされている人間である。
一瞬見間違いと思って目をゴシゴシとするも目に見えてくるものは変わらない。

「コレはどうしようかしら」

どうしようもないので思わず口に出ていたようだ
738 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/03(土) 19:42:17.66 ID:0naMLsEh0
【公園 (夜)】

「あーゲッホ! ゲホン! …いい仕事ないかなぁ」
【昼の活気が無くなった公園に、一人の男性がいる】
【容姿はさながら地味だが、マスクをして少し顔色が悪い事から風邪を引いている事が分かる】
【現在青年はベンチに座って…求人雑誌を見ていた】

「…肉体労働とかできる気がないな」
【男性はそうボツリと呟き、また公園には沈黙が戻った】

/絡み待ち、絡みにくくて申し訳ない
739 :【輪燐罹淋】やる気に応じて有機リン系薬物を出せる、でもはたらかない@wiki E:パラオキソナーゼ[sage saga]:2011/09/03(土) 19:48:31.43 ID:myz7XiR30
>>737
【簀巻きにされた人体が、言葉を拾ったようでびくりと反応する】
【耳の部分が思いっきりふさがれているように見えるのだが、それでも聞こえるものらしい】


地ひゅうは狙われている!!!


【いきなりくぐもった奇声を発した簀巻きは、ゴロゴロと回転しながら声のした方向へ転がってくる】
【強風にあおられた前髪を迷惑そうに直していた女性が硬直し、鞄を抱えた休日出勤帰りのサラリーマンが悲鳴を上げる】
【散歩途中の犬が怯えながら猛烈に吠え掛かり、飼い主の主婦が呆然として口を丸く開け続ける】
【そんな中、簀巻きの頂点からアホ毛をはみ出させた物体Xが、精神的には加速度的な勢いで、
 実際には現実的な体の制約からやたらゆっくりと、目を擦っても消えない現実として迫りくる】
740 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/03(土) 19:52:04.12 ID:vVFc+UZUo
>>739

「はぁやれやれね」

そんな溜息を言う間もなく未知の物体Xが飛んでくる。
アレ、布団にくるみながらアホ毛ってそんなのが何処かにいたような…
そんな疑問をよそに転がってくる物体を足でガシっと止めようとする。
もしできたのなら、そのまま蹴りあげて路地裏の方向に飛ばそうとするだろう。
布団なので衝撃は少なそうだが
741 :【輪燐罹淋】やる気に応じて有機リン系薬物を出せる、でもはたらかない@wiki E:パラオキソナーゼ[sage saga]:2011/09/03(土) 19:58:02.36 ID:myz7XiR30
>>740
【がしっ、げしっ】

【そんな感じで遭えなく強制送還される簀巻き少女】
【周囲のざわめきが一際大きくなり、あるものは指を差して叫び、あるものは我関せずと足早に去ってゆく】
【衝撃を布団で吸収されながらも裏路地の壁に衝突した簀巻き人間はぴくりとも動かない】
【チカラなくアホ毛も垂れ下がり、そのまま沈黙してしまった】
742 :【百花繚乱】 @wiki[sage]:2011/09/03(土) 19:58:08.59 ID:kEs4VDxe0
「ーーーらん……らららん……らん、ららん……らららん、らん♪」

私は此処に居るーーー何時も会えないでいるそんな貴方は何処に居ますか?

軽く歌を口ずさむ、技術も無ければ芸術性も無い、ただの素朴な歌
夜風は、良く湯に染みる、秘境の山道に有る温泉が有る、だがそこは浸かるにはとても浅く
知名度だって少ない、まぁ、修行帰りの時などの、足湯に私のとっておきの場所だ
今も、靴と靴下を側に置き、立ちこめる湯気に並ぶ夜空を眺め堪能中だ

「ふーんふーん……ふふふーん……ふんふーん♪」

口ずさむ歌から鼻歌に変わる、自作の愉快になるリズムで
足湯の湯水を白い肌の足でパチャパチャと弾きながら、首を左右に揺らしては、だんだんと
ノリノリになってる様子で……ーーー

「……はぁ〜ぁ、家計、ギリギリだなぁ」

っと楽しんでるふうにしてるのは、ただ単に、ごまかしてるだけだ
こういう場に来るのは、大抵、失敗とか悩みとか考え事とか、そんな時に利用する
足で湯と戯れるのを止め、座ってる石場にそのまま寝転がる
……そして二日朝昼飯抜きが応えて、くぅ、と腹の虫も鳴る、そりゃ気も滅入りますよ……。
743 :【魔鎧音撃】魔導アーマーと無属性魔法と格闘[sage]:2011/09/03(土) 19:59:37.72 ID:j6WUj0Avo
>>734

「え、そ、そんな……泣く程の物言い、でしたかね……?」

言い過ぎたとの自覚はある。それでも、少女の思考に根差す軍人気質は、相手の反応に対して戸惑いの色を示す。
久方ぶりに出会った同郷の人間に泣かれてしまっては寝覚めが悪い。慌てて場を好転させようと、涙を零す相手の脇へすり寄り。


「あくまで、精神論ですからね、ほら」
「私の立場と重ね合わせてしまっていただけであって、石動さんは悪くない」

「正直に言えば、私にあなたの心境を理解する事はできません、不器用な人間ですしね」
「でも、相談に乗って解決策を考える事は出来るし、修練に付き合う事だって出来る」
「何てったって、同じ帝國人ですしね。もうその時点で、私と石動さんは友達ですから」

紡ぐ言葉は先のそれから一転して甘い、慰めを含んだもの。
頭を下げた相手の顔を覗き込み、柔らかい言葉を以てして、その涙を拭き取ろうと。

今表に出ている『我』は果たして『どちらの』ものなのだろうか。語る途上、そんな疑問が脳裏を過った。


/こちらこそ……色々と申し訳ないッスorz
744 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/03(土) 20:02:01.45 ID:vVFc+UZUo
>>741

「まぁ見ちゃったものだし仕方ないわね」

恐らくアレは眠っているのだろうが、それでも蹴飛ばした以上生死に不安が残る。
表通りで放置するよりは裏路地のほうかよかれと蹴飛ばしたのだが、間違ってしまったかもしれない。
一応近づいたら確認の為、アホ毛のある方を覗きこむ
745 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/03(土) 20:05:52.99 ID:iQER/+ZIO
>>733

…剣士になるって決めたときから「女」なんて捨ててるわ。

【す、と静かに刀を構える。鋒が天を睨む大上段―――――――――紅=B】
【ジワジワと、少しづつ表面の魔翌力が顕現して行き、やがて属性は「炎」。】
【互いの距離が把握しづらい闇の中、刀身の炎は極端にその存在を主張していた。】

そうよ。ここにはそんな煩わしいのは何もないわ。
あるのは「あんた」と「私」それだけよ…

【間合い、そして破壊力はおそらく向こうが上…】
【しかも通常の剣にはない「銃」というものでついている。】

【さてどうするか…女は刀を高く構えたまま、ゆっくりと間合いを詰めようとした。】


/遅れましたすいません…お待たせしました。
746 :【輪燐罹淋】やる気に応じて有機リン系薬物を出せる、でもはたらかない@wiki E:パラオキソナーゼ[sage saga]:2011/09/03(土) 20:09:44.11 ID:myz7XiR30
>>744
【1分ほど眺めていると、僅かに中身が上下しているのが分かった】
【裏路地に物体Xの姿が消えたため、表通りは先ほどの出来事を引きずりつつも通常営業へと戻ってゆく】
【おや、簀巻きの様子が?】


むごっ、ふがっ、ふっふっ、っふーーー!!


【ダンダンダンダンダンダンダンダーダンダンダンダンダンダンダンダーダン】
【的なBGMが流れているワケではないが、簀巻きがいきなり呼吸を荒くして蠢き始めた】
【そうしている内にも、簀巻きの布団の中へとアホ毛が埋まり、逆サイドから生えた足が少しずつ長くなってゆく】


んぐっ、んんっ……むぐーーっ!!


【そろそろうまれそう! ▼】
【おしますか? おしませんか? ▼】
【ニア (B)】
747 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/03(土) 20:15:31.01 ID:vVFc+UZUo
>>746
どうやら動いているのを見るともしもの心配は無かったようだ。
とりあえず心配なので眺めているとどうも様子がおかしい。

「呼吸でも苦しいのかしら」

等とは思いながらも手を出さない。
本当に危なければ手を出すのだが、今のところは必要ないようで放置している
748 :【輪燐罹淋】やる気に応じて有機リン系薬物を出せる、でもはたらかない@wiki E:パラオキソナーゼ[sage saga]:2011/09/03(土) 20:22:57.45 ID:myz7XiR30
>>747
【そうこうしている内に手がでてきて、そこから力を加えてやっと胸まで簀巻きから出てくる】
【そこからさらに力を加え、スポンっと頭が飛び出した】

ふい〜〜、やっと出られたッス〜〜

【やっと出てきた人物の素顔を拝むことは、再び叶わなかった】
【目元を完全に覆い隠すアイマスク、そこには太い文字で『はたらかない』の一文】
【布団の中でさらにアイマスクをつけているなどと誰が想像できようか!?】
【まあ、きっと相手も素顔になど興味はなかっただろうが】

試してみたら苦しいだけであんまり快眠できる環境じゃなかったッスねェ〜
まあ周りの反応が楽しかったからずるずる続けちゃったワケッスけど

【そう、先ほど簀巻きにされていた布団の上に身を乗り出して、抱き枕のようにしながら語る少女】
【簀巻きの状態なら立ち上がれないのは分かるが、なぜこの期に及んで立ち上がろうとしないのか】
749 :【剣撃銃業】《Waltz with battlefielda》 [sage saga]:2011/09/03(土) 20:23:25.74 ID:GYdlxzXC0
>>745

「ハッ!そりゃいい心がけだこった…」

威勢よく吐き捨てた言葉は戯言と戯れの終わりを告げる。
静かに刀を構えた女…否、剣士のその動作に無駄など無く。
刀と剣が打ち合えば剣が勝つ、と男は踏んでいるのだが。
目の前の刀は妖刀の類。普通の刀と一緒にするのは命とりか。
だから、まずつばぜり合いを狙う。まずは器量を図る。

「―――シッ!!」

先手を取ったのは男。
姿勢を低くしながら大剣の重量をものともしないかのような速さで踏み込み。
進行するのと同時に大剣を左斜めに傾け、銃口を女剣士に向ける。

「見せてやるよ…俺様の邪道をッ!」

男は歯を食いしばり、二つある柄を強く握りしめる。それがこの大剣の発砲の方法。
狙いは何処でも無く。ただ威嚇の意味合いを込めた銃撃故に外すことを前提としている。
真の狙いはつばぜり合い。自身の怪力には自信があり押し込んで一気にケリをつけるのが狙い。
そしてもう一つ狙いがある。それは相手の武器に「傷をつける」事。
これによって男の能力の発動条件を満たす算段である。
750 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/03(土) 20:26:48.12 ID:vVFc+UZUo
>>748

どうやらその心配は無用だったらしい。
言い分からしてどうやら寝起きのようだけど

「寝るのなら屋根の付いた場所…あぁ、それすら面倒なのか」

なんて勝手に納得する。立ち上がろうとしないあたり恐らくそうなのだが。

「あんまり睡眠しすぎるのは体の毒よ」
751 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/03(土) 20:35:11.53 ID:0naMLsEh0
>>738
再募集
752 :【輪燐罹淋】やる気に応じて有機リン系薬物を出せる、でもはたらかない@wiki E:パラオキソナーゼ[sage saga]:2011/09/03(土) 20:35:31.83 ID:myz7XiR30
>>750
まったく、これだから現代っ子は………
家の中に引き籠ってばっかりじゃダメダメッスよー?
ちゃんと外に出て、お日様の光に当たりながら寝るッス
日光がビタミンDの合成を促進して骨が丈夫になるとか云々と先生も言ってたッス

【うんうんと一人でうなずく少女】
【一言話しただけで、膨大な量の、そして無意味な言葉が返ってくる】
【寝起きのハズなのによく頭が回転するものだと感心するか、素直に鬱陶しがるかは個人の自由だ】

ちっちっち、分かってないッスね
「寝る子は育つ」という通り、睡眠は新陳代謝を行い昼間傷ついた肉体を癒すための大事な一時なのッス
睡眠不足でぶっ倒れた人間はいようとも、睡眠過剰で死んでしまった不幸な人間は歴史上存在しないッスよ?
眠らないよりは寝た方がいいッス!!
これは睡眠時間30分のキリンと睡眠時間18時間のコアラの寿命を比べても明らか、はい論破ッスー!!

【先ほどは個人の自由といったが、素直に鬱陶しがるに清き一票を投じたい】
【面倒事が嫌いなのに、人をおちょくるのは大好きという嫌すぎる人格の持ち主であった】
753 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/03(土) 20:37:55.58 ID:XOQzS68Jo
辺り一面に殺風景な岩肌が広がっている、少し先へ行くと崖があり、夜景の広がる街を一望出来る展望台がある。

街からはさほど離れていない為、浮世離れした変わり者や、何か思い悩む者、単純に遊びに来た者など、数は少ないにしろ隠れた名所になっている。

少し小高い岩に片膝を立て、もうひとつの足を空に遊ばせた状態で座るのは、剣と立てを携えた一人の少女。

頭には三角帽子、黒い半袖ジャケットに白いインナー。奇抜な格好である事は間違いない。

街から展望台に目を移すと、幸せそうに唇を重ね合わせるカップル、一人で夜景に浸っている者、何かを考えている者などそこそこの人数がいた。


それでもこの少女は目立つ。

「...。」

少女もまた、感傷的な気持ちに浸っていた。


「月が綺麗...」

/なんでも募集です!
754 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/03(土) 20:38:20.72 ID:iQER/+ZIO
>>749

(―――――――――――速い…!)

【自身と男との距離が縮まって行く中、先に行動を起こしたのは男である。】
【互いの間合いが交錯し、そしてそれに達した瞬間に、】
【相手は地面を踏みしめて一歩距離を詰めてきた。】

【相手の得物は、全長は大体2m…こちらのそれよりも遥かに大きく、】
【そして何より重そうであった。しかし、踏み込みはその重量をほとんど感じさせないくらい速く、そして鋭い。】

っ!…銃撃か…!!

【ダ――ァァンン!!!】
【銃口がこちらを向いた瞬間、構えを崩してから女は大きく前傾する。】
【至近距離の銃ほど厄介なものはなく、頭をかすめる弾丸を見送り、】

…そら!

【左側(相手から見て右側)に体を捌きながら、紅蓮の刀を払おうとした。】
【ちょうど相手の太ももあたり。斬撃系のダメージ、】
【そして傷口を焼く火属性特有のダメージを与えようと、刃が進んで行く。】
755 :【金貨百枚分の絶望】@wiki[sage]:2011/09/03(土) 20:40:39.61 ID:AbIb7khIO
>>751
遅レスですがよろしいですか?
756 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki[sage saga]:2011/09/03(土) 20:40:54.00 ID:UG3CHjNh0
>>743

「うぅ、すいません。……グスン」

【勝手に泣かれてさぞ迷惑だろうに、相手は優しく慰めの言葉を掛けてくれた】
【剣の腕は一向に上がらないのに、他人に迷惑を掛ける事だけはどんどん上達していくな、と思わず自嘲する】

「友達と、思っても、よろしいのでしょうか」

【これ以上この相手に余計な迷惑を掛けたくなくて、顔を上げながら恐る恐る尋ねてみる】
【人と深く関わり心を通わせるのが苦手な自分にとって、友達というのは遥か遠くに映る山影の如くぼんやりとしていて、そこまで辿り着くのが困難なモノなのである】
757 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/03(土) 20:41:09.64 ID:vVFc+UZUo
>>752

お前昼間寝てたから肉体傷つくことは無いんじゃない?
というツッコミしても面倒なので心の底にしまっておくことにする。
にしても面倒な人に突っ込んだものだと心のどこかで諦める。

「いや、人間とコアラを比べる時点で駄目じゃない」

などと適当に話を会わせることにした。
758 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/03(土) 20:48:47.11 ID:0naMLsEh0
>>755
少し遅れました、大丈夫ですよ。
759 :【輪燐罹淋】やる気に応じて有機リン系薬物を出せる、でもはたらかない@wiki E:パラオキソナーゼ[sage saga]:2011/09/03(土) 20:52:37.06 ID:myz7XiR30
>>757
おおお?
またまた人類ヒト科様が調子乗ってるッスねェ
我等が宇宙船地球号の志を同じくする船員に対して、こうも格差を造らずにはいられないとはいやはや……
ミミズだってオケラだってアメンボだってみんな生きているんッスよ?
それを比較する時点でダメだとか……こうして差別社会は築き上げられてゆくッスねェ
そしてやがては国家間の軋轢を生み、悲惨な戦争へと発展し、
南半球の国々では疲弊した国土を潤す外貨を求めて密猟者が跳梁跋扈
こうやってコアラたちの生息数がどんどん減っている現実は先進国である我々の責任でもあるんッスよ!!?

あんたは、それを、分かってそんなこと言ってるんッスか!!!

少しは良識的で建設的な意見を述べて欲しいッスよ、全く。

【それはそのままお前に返したい言葉だと思う】
【よく分からない論法を用いて、戦争や国際問題まで話を発展させた挙句、何故かコアラに戻ってきた】
【しかも声を大にして怒られた、理不尽ってレベルじゃない】
【ちなみにコアラは毛皮目的で密猟されたりもするが、保護が進んで生息数が増えすぎ、定期的に銃殺されてたりする】
760 :【金貨百枚分の絶望】@wiki2011/09/03(土) 20:52:45.02 ID:AbIb7khIO
>>758
ふぁ〜あ、疲れたー

【そう欠伸をしながら呟くのは、銀髪に紫の瞳、褐色の肌をした青年である】
【青ワイシャツ、黄色ネクタイ、黒ベストに黒ノータックパンツを乱れなく着こなしている】

【ベンチで一休み…なんて思っていると先客がいることに気づく】
【しかし、そんなことは気にしない青年】

【男の隣に無言で座り、胸ポケットからタバコを取り出すが…】

(ーゲホッゲホンー)

【さすがに咳き込んでいる人の隣で一服するのは気が引ける…渋々タバコを元に戻し】

風邪ですか?

【何となく無言で隣にいるのが気まずくなり、当たり障りのないことを聞いてしまった】

/よろしくお願いします!
761 :【魔鎧音撃】魔導アーマーと無属性魔法と格闘[sage]:2011/09/03(土) 20:54:25.77 ID:j6WUj0Avo
>>756

「もちろんですよ、"天剣"さん?」
「とはいえ人付き合いは苦手な方なので、こちらも迷惑をかけてしまうかもしれませんが」

異郷の地に一人、同郷の友人が出来る事は現状において考えうる最高の、『個人としての幸福』だった。
少女としての、ごくごく自然な苦笑を浮かべつつ思案する。
軍人としての生真面目な自分を押し退け友人、彼女の前では普通の少女であろうと。


「……そもそも、友達って何をすれば良いんでしょう?」

思い立った次に沸き立ったのは、そんな疑問だった。喋る?遊ぶ?打ち明ける?
笑みはより苦味を帯びて、相手に意見を乞うように視線を送った。
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/09/03(土) 20:55:28.85 ID:GYdlxzXC0
>>754

耳を劈く銃撃音が響く。
だが銃弾は肉を穿ち、血を啜り、中身を壊すという本来の役割を果たせず終わる。
けれどそれでよかった。まず大事なのは銃撃が来るかもしれないという警戒心を植え付ける事。

そう考えていたので男は弾が外れたことについて別段何も思わない。
斬撃を入れに来たという現象へと導くために撃ったのだからどうでもいい。

「―――甘ェ!」

自分から見て右側。紅蓮を纏う刀が自身の太もも付近を喰らわんとして襲い掛かる。
まず敵を制圧するには機動力。戦いの基本ともいえるその攻撃。
それをほくそ笑みながら女剣士と同じような姿勢から腰を右に動かし大剣の峰で斬撃に対応。
割と力を込めて振るったその一撃は衝撃を伝わらせ、震動として襲い掛かる。
武器に傷がついたかどうかはまだわからない。
763 :【剣撃銃業】《Waltz with battlefielda》 [sage saga]:2011/09/03(土) 20:55:56.29 ID:GYdlxzXC0
/おっと名前
764 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/03(土) 20:57:41.05 ID:0naMLsEh0
>>760
(デスクワークもなぁ…ん?)
【めんどくさそうにページをめくるが、隣から自分を呼ぶ声が聞こえたので手を止める】
【横を見ると先ほど自分と同じベンチに座っていた人だった】

「ええそうです、生まれつき少し体が弱くて」
【適度に微笑みつつ、言い終わったら明後日の方向を向いてまた軽く咳をした】

「…いきなりで失礼ですが、この街で体が弱くても働ける仕事って、ありますか?」
【青年は少し考え事をするような顔つきになって、おそるおそる彼へ聞いてみた】

/はい、新キャラなんでまだ性格が安定しませんがご了承を。
765 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/03(土) 21:00:18.76 ID:vVFc+UZUo
>>759

「馬鹿ね、ミミズもオケラもアメンボも終わったらそれでおしまいの命じゃない。
 人間も言わずともね、あー意味の取りようが間違っているのね」

面倒なので訂正はしないが。
にしても裏路地で大声を出しては困る。

「あーはいはい。後で聞いてあげるから逃げるわよ」

などと少し面倒そうに髪をかき上げながら、簀巻きしている縄と掴もうとする。
そのまま背負って何処かに行くつもりだろうか。
766 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/03(土) 21:00:20.47 ID:cpJqz1Wvo
【夜、森、林、木】

【真っ暗で何処もかしこも同じような景色。右を見ても左を見ても木、木、木。慣れていない者ならば高確率で迷子になる】
【おまけに残暑が湿気と混ざって不快感の塊みたいなコーラスを形成しておりここを通る者たちを苦しめる。不愉快極まりない】
【このまま蕩ける様な闇に身を投げ出したい気にもさせられるが、生憎と今歩いているこの翠色の髪を持つ女性にはそんな趣味は無かった】
【汗が垂れる。嗚呼、クソ暑い。それでいて女性の右腕は肘から先が無いらしくパーカーの袖が肘の辺りで結ばれ、左手はギブスで固定されていた】
【頼りの両足も長旅の疲れがどっと溜まっているらしくそろそろ休息を欲しがっているらしい。おまけにお金も殆ど尽きてしまって宿も取れそうに無い】

「あー……クソッ……このままだとシューマイになりそう……」


「……シューマイ食べたい……っていうかお腹空いた……腹いてぇー……」


【生物、どんな生物だろうと空腹と言うのが一番の苦痛である。空腹極まればチェーンソーで内蔵を抉られるよりも数倍数十倍の激痛となるだろう。多分】
【狩猟の技術があろうとも両手が使えず、それで且つ武器すらも無いのでは野生の動物を捕まえて食べると言うことすら妄想と同一の事象に過ぎない】
【目的地は遥かに遠い。ただでさえ遠いのに空腹やら疲労やらで更に遠く感じられる―――嗚呼、神様仏様社長様精霊様、誰か肉まんの雨をください。湿気は要りません】
【女性は細長い耳をやや横に垂らしながら心の中で呟いたのであった】


/誰でもうぇるかむー!殺し合いから雑談までっ
767 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/03(土) 21:06:14.79 ID:XOQzS68Jo
>>753
/まだ募集していたり
768 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/03(土) 21:08:32.56 ID:Rlk8yxdjo
>>767
/23時頃で凍結するかもしれませんがよろしいでしょうか……?
769 :【輪燐罹淋】やる気に応じて有機リン系薬物を出せる、でもはたらかない@wiki E:パラオキソナーゼ[sage saga]:2011/09/03(土) 21:08:40.85 ID:myz7XiR30
>>765
『生きることを諦めて死を受け入れるワタシイケてる☆』思考ッスか?
その厨二病とスイーツ(笑)の融合体みたいなの、ぶっちゃけ引くんで止めた方がいいと、
差し出がましい老婆心ならが、仏の心を持ち神の子の如き隣人愛を振りまくこの私が教えてあげるッス!

【いったいその言葉の引き出しはどこに存在するのかと聞きたくなるような文字の物量】
【会話が成り立たないというより、会話を成立させる気が最初からない】

………逃げる?
え、なになに、どうしたんッスか!?
私、面倒事に巻き込まれるのは嫌ッスよ!!?

【初めて会話らしいレスポンスがもらえた】
【見た目通りに軽い少女の体が布団ごと背負い上げられてしまう】
【不安そうな声というよりは、しくじった自分に対する軽い苛立ちを含んだ声で喚き続ける】
770 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/03(土) 21:09:24.62 ID:XOQzS68Jo
>>768
/全然構いませんよー
771 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/03(土) 21:10:43.84 ID:5z2EErRco
/>>766 0時を越えると寝落ちの危険性がありますが大丈夫ですか?
772 :【金貨百枚分の絶望】@wiki2011/09/03(土) 21:12:28.00 ID:AbIb7khIO
>>764
そうなんですか…
何か悪いことを聞いてしまいましたね

【唯の風邪だと思っていたので申し訳なさそうにそう言った】

体が弱くてもかぁ
体力仕事は無理そうだし…デスクワークとかならあると思うんだけど

【今の青年に思いつく仕事はデスクワークしか思い浮かばないらしい】

何か職種の希望とかあるんですか?

【相手がどういう仕事を望んでいるのかがわからないので考えが及ばないのかも、と思ったのだ】

/大丈夫です!自分もなんで…
773 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/03(土) 21:13:24.69 ID:cpJqz1Wvo
>>771
/あー、寝落ちはちょっとまいっちゃうのですが、凍結ならどんとこいんどですので
/もう寝そうで危ないなーってときに凍結したいって言ってくれるならば、ぜひっ
774 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/03(土) 21:13:52.04 ID:iQER/+ZIO
>>762

…なに…!

【ガチ――――――ガアンッ!!】
【ふっと相手の重心が下がる。その対応の早さに、女は目を見開いた。】
【通常、人は想定外の動きをされたら、例えそれを見ていたとしても多少なりとも戸惑い、】
【怯んだりして動きに「差」が生じる。しかし、】
【今、女の目の前の人物にはそれがない。】

くっ…さっきのは「囮」か…!!

【低姿勢から相手を見上げ、女は思わず言葉を紡いだ。】
【つまり自分は刀の動きを誘発させられたことになる。】

【そして、さらに厄介なのは刀を受け止められたこと―――――――ではなく、】
【そこから自分の利き腕に伝わる重たい「衝撃」。】
【金属音と、そしてしびれのようなのが手首を襲った。】
【そして、気づけるだろう。真正面から大剣を受けたのに、女の刀は傷一つついていない。】
【正確にはその「刀身」は…刃こぼれはおろか、汚れ一つついていなかった。が、】

小賢しい…っ!!

【確かに、男には聞こえるはずだ。刃の根幹である「鍔」に微かなヒビが入った音が…】
【持ち主の女はそんなこと気にも留めない。後で修理すればいいだけのこと。】
【刀を素早く持ち変え、空いた右手で腰のもう一つの刀の柄に手を掛けた。】
775 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/03(土) 21:17:45.06 ID:vVFc+UZUo
>>765
「前半のは適当な出まかせだけどね。そんな戯言は置いといて…」

どうやら大きく騒ぎらしい。ソレを快く思わない連中が奥から狙われてる、
しかし困った。もしこのまま背中に担いで逃げたら、もし狙撃の場合、このスマキは避けようがないし
巻き込まれたくないという、巻き込まれた側はコチラだけど。
さて、どうするのか。

背負い上げるのを止めて脇に担ぐ。

「まぁ諦めなさい」

というわけでその体制で走りだす。
776 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/03(土) 21:17:47.91 ID:0naMLsEh0
>>772
「別に気にしなくてもいいですよ、あまり生活に支障は無いので」
【ニコニコとしつつも雑誌を閉じて、本格的に会話する準備をする】

【そして自分の相談に乗ってくれた事に感謝しつつ】

「うーん、座って書く仕事ぐらいしか無さそうだけど…あんまりなぁ」
【腕を組んで唸りつつ男性はそう言う、何かとめんどくさい男だ】

「やりたい仕事もないんですよねぇ…能力しか取り柄が無いし…」
【はぁ…、とため息をつきつつも青年は答える】
777 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/03(土) 21:19:52.76 ID:Rlk8yxdjo
>>770
/ありがとうございます、それでは!

>>753

…………

【こちらもまた浮世離れした、何処かの部族のような格好をし、白銀の髪を揺らす少女が一人】
【展望台の先、どうやったのかその天辺に座っている】

【身体をあずけるようにし、此方も月を見ている】

………ふぁああ………

【あくびをひとつ】
【すると視界の端に妙な出で立ちの少女を見つけた】

……?

【とんっ】
【躊躇無く天辺から飛んだ】
【同時に光の玉が現れ、当たりの空気を吸引し、マットのようになったそれは空飛ぶじゅうたんのようで】
【それに飛び乗った少女はそれを幾つか生み出し、見えない階段を降りるように地面に立った】

お前、どうしたんだ?

【岩に座る少女に不思議そうな表情で問いかけた】
【特に理由はない、ただ気になったのだ】
778 :【輪燐罹淋】やる気に応じて有機リン系薬物を出せる、でもはたらかない@wiki E:パラオキソナーゼ[sage saga]:2011/09/03(土) 21:23:54.31 ID:myz7XiR30
>>775
もうやだぁ〜〜………

【ガックリとしょげ返るアイマスク少女、略してアイマス少女(嘘)】
【さらに小脇に抱えられ、邪魔そうだったので布団は投げ捨てておく】

………で、敵は何人ッスか?
あ、あんまりヒトの多いところに向かわないで欲しいッス
最悪の場合のこと考えるとやりにくいんで

【面倒そうな声と共に発されたのは、強気な言葉】
【不安さはほとんど見られず、『襲われたらどう潰そうか』という思考が透けて見えるような語り】
【唇に人差し指を当てて何かを考えている様子の少女は、ただ鬱陶しいだけの存在ではないようだ】
779 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/03(土) 21:24:05.50 ID:5z2EErRco
>>766>>773

【ダァン】【付近で響く銃声】
【少し経って森の間から濃い紺の戦闘服を着た男が出てくる】
【右手にはFN-ファイブセブン(以下FN)が握られている】
【その左手には頭が弾け飛んだ山鳩が握られている】

「…調理するがどうだ?」

【先ほどの声が聞こえていたのだろう】
【左手の山鳩(微グロ)を差し出して話す】
【恐ろしいことに此処まで真顔を続けている】

/了解でし!つらくなったら直ぐ言います!
/あと遅筆・短文ですがよろしくです
780 :【金貨百枚分の絶望】@wiki2011/09/03(土) 21:26:53.61 ID:AbIb7khIO
>>776
そう言って頂けると助かります

【相手の気分を害してないことがわかり、安心し微笑みながら言った】

デスクワークはダメですか…うーん

【手を顎に当てしばし考える姿勢にはいると"能力者"という言葉が耳にはいる】

え!? 能力者なんですか?

【青年の勝手なイメージだが能力者としてのイメージとはかけ離れていたのだ】
【少なくとも今まで出会った能力者達とは…】
781 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/03(土) 21:27:08.20 ID:XOQzS68Jo
>>777
/よろしくです!

空。深い闇、星が瞬き、月と共に地に住まう者達を優しく照らし出す。

ヒトの作り出した紛い物の光は、派手に、闇へ立ち上り、弱々しい自然の光を掻き消してゆく。


その紛い物の光が近づいて...近づく?

「?」

視線を空でも街でもなく、中間に、暫く捉える事を忘れられた水平に向ける。

光の玉、呆気に取られている内に視界に入る、ヒト。白銀の髪の少女。

「どうした、と言われても...」

空を見ている、それ位しかない。取り分けて特別な事をしている訳でもないのだ。

「月を見てる、かな。」
782 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/03(土) 21:29:57.23 ID:vVFc+UZUo
>>778

「巻き込まれたくはないんでしょ」

唯それだけ言うと大通りまでやってくる。
そのまま脇をかかえた少女をソコにおいてクルリと踵を返す。

「まぁ懲りたのなら変な所で寝ないことね」

それだけ言うと裏路地の方向に入ってしまう。
ほんのちゃっとすると、ぽーんと乱暴に布団が飛んでくる。
783 :【剣撃銃業】《Waltz with battlefielda》 [sage saga]:2011/09/03(土) 21:32:00.70 ID:GYdlxzXC0
>>774

衝撃は伝わるだろう。伝わらないはずがない。
2m程の大剣。しかも機械で作られた大剣。
玉鋼だとかで作られたものとは比較にならないほど重いモノ。
襲い掛かる衝撃は普通の剣の比ではない。

「キヒヒッ…頭いーだろー俺様」

ニヤリと口元を歪ませる。これで条件を満たすことは出来た。
後は面白おかしく王道を行く剣士を…と嘲笑う一方で違和感を感じた。

(何か、おかしいぞ…イルヴェグ程の大剣とつばぜり合いをしたんだぞ?
 なのにどうして刃こぼれしてねぇ…。刀なんて刀同士でさえ刃こぼれする代物のはず)

男は粗暴であるが戦闘に関しては抜け目がない。それが命とりにつながるからである。
一瞬の油断は、自身を敗北へと強い力で引きずりこむものである。
事実女剣士は使える右手でもう一つの刀の柄に手を掛けている。

「二振りもありゃ小回りが利きそうで良いこった、なッ!」

男は大剣の持ち方を逆手にし、右手だけで女剣士のもう一振りの剣目がけて振るう。
784 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/03(土) 21:32:11.30 ID:0naMLsEh0
>>780
「ん? そうだよ」
【相手が驚いたのに対して、青年は少し首をかしげて返事をする】

「自分の能力は…これ」
【能力者だと証明しようと考えた男は見てごらんといわんばかりに空を指差している】
【空を見上げると、どんどん鉛色の雲が出てきて、今にも雨が降ってきそうな雰囲気になるだろう】

「自分は台風を生み出す能力者、突風吹かせたり、大雨降らしたり、雷落とすぐらいしかできないけど」
【そう言ってから青年は能力を解除して、空はまた元の色にへと戻った】
785 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki[sage saga]:2011/09/03(土) 21:32:57.29 ID:UG3CHjNh0
>>761

「いえ、至らない事ばかりですが此方こそよろしくお願いします、 “嵐” さん」

【名前で呼ばれたので、こちらもニッコリ笑って名前で呼びかける。そうして涙で濡れた顔を剣道着の袖でごしごしと拭った】
【やはり友達が出来るというのは嬉しい、自分も不器用なので、また迷惑を掛けるかもしれないのが少し怖くはあるけれど】


「んー、シオンさんとはこうしていました」

【そう言ってから、いきなり相手に向かって両手を広げ抱きつこうとする。所謂ハグ、だ】
【一応断っておくが、別にこの女もシオンさんとやらもそういう特殊な趣味があったりする訳ではない。ただ温もりを与え合うための純粋な行為であり好意である】
786 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/03(土) 21:33:43.76 ID:Rlk8yxdjo
>>781

そうか

【こくん、と頷く】

………(会話が続かない……どうすれば……)

【澄まし顔で空を見上げるが、感慨深く見ているのでなく頭の中は割と大慌てだった】
【暫く考えると】

良い夜だな、今日は

【隣に胡坐をかいて座った】
【散々考えて出た言葉だ】
787 :【剣撃銃業】《Waltz with battlefielda》 [sage saga]:2011/09/03(土) 21:36:48.51 ID:GYdlxzXC0
>>783
/訂正
(何か、おかしいぞ…イルヴェグ程の大剣とつばぜり合いをしたんだぞ?
 なのにどうして刃こぼれしてねぇ…。刀なんて刀同士でさえ刃こぼれする代物のはず)


(何か、おかしいぞ…イルヴェグ程の大剣とつばぜり合いをしたんだぞ?
 なのにどうして刃こぼれしてねぇ…。刀なんて刀同士で打ち合っても刃こぼれする代物のはず)
に訂正
788 :【輪燐罹淋】やる気に応じて有機リン系薬物を出せる、でもはたらかない@wiki E:パラオキソナーゼ[sage saga]:2011/09/03(土) 21:38:25.16 ID:myz7XiR30
>>782
ちょ、ちょっと待つッスよーー!!

………ああ、もう

【置き去りにされる少女、投げつけられる布団】
【路地裏へと引き返す背中に叫び声を上げる】

ここまで着て除け者にされるのも面白く無いッスーー!!
ちゃんと連れて行けコラーーーー!!

【反応もなく虚しい響きだけが残れば、もう少女にはどうしようもない……のだろうか】
【大人しく面倒臭がって、ポリシーを守って立ち上がらなければ、そうなるのだろうが】
789 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/03(土) 21:39:35.32 ID:cpJqz1Wvo
>>779
【木々の間の闇から出てきた妙な服装の男を視線で捉え、硝煙の鼻に付く臭いを感じて若干眉間にしわを寄せて一歩だけ後ろに下がった】
【動物の死骸については今までの人生経験上見る機会が非常に多かったので耐性が付いてはいるのだが硝煙の臭いには中々慣れない】
【おまけにその男は表情を一切変えずに無表情を貫いているときている。心の中で実にユニークな状況であると軽く愚痴りたくもなった】
【とはいえ、ここで露骨にドン引きしてお断りを入れることにより餓死するのは本気で遠慮したい所もあるり、視線を一度相手から外してから】

「あー……じゃ、じゃあ、お言葉に甘えまして……」

【視線を再び戻しつつちょっと腰低い態度で言葉を返すのだった。食べれる時に食べなければ独り旅である手前次に食事にありつけるのかが怪しいのである】
【愛想笑いとも苦笑いとも取れる薄い笑みを浮かべながら周囲に気配がないかそれとなく視線を移してみたりするが、まぁ、こんなところにそうも大勢いるわけも無し】
【加えて、一応有り得ない選択肢としてはおくが相手から強引に奪い取るなどと言う選択肢もあるっちゃああるのではあるが、拳銃を持っていては力関係がハッキリし過ぎている】
【生憎と弾丸に追いつけるような速度だとか超絶鉄壁の防御力だなんていう都合の良い力など持っていないのである。あー、強いヤツ羨ましー、であった】
790 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/03(土) 21:41:04.58 ID:XOQzS68Jo
>>786
「うん。」

短く答えるも、後悔。

長時間一人でいると無愛想になりがちで困る。

他人と会話して沈黙の時間が妙に居心地が悪く感じるのはこの少女の人間だからであろう。

100万ドルの夜景とは到底言えない夜景に目を移す、その横顔は少女としては異様なまでに凛々しい。

「そうですねー。」

と、考え込む。ここで終わってしまえば振り出しに戻ってしまう。

(ええと、ええと...)

目まぐるしい速度で思考を重ね、なるべく違和感のない言葉を選択する。

「ラーメンはしょうゆ派ですか?塩派ですか?」

違和感しか無かった。
791 :【金貨百枚分の絶望】@wiki2011/09/03(土) 21:41:25.01 ID:AbIb7khIO
なかなか珍しいですね、自分の能力を隠さない方も
能力どころか能力者であることすら隠す方もいるというのに
【キョトンとした顔をしている】

【男が空を指差し、それに伴い自分も空を見上げる】
【すると、今にも振り出しそうな空模様にどんどん変わっていく】
【そして男が能力の概要を言い終わると空が元の空に戻る】

なるほどぉ…んー、この能力を生かせるような仕事があるといいですねぇ
………雨具屋さんとか?

【とても安直な考えである】
792 :【金貨百枚分の絶望】@wiki2011/09/03(土) 21:42:39.14 ID:AbIb7khIO
>>791
すいません安価忘れました!>>784さん宛です!
793 :【瞬間沸騰】[sage]:2011/09/03(土) 21:43:19.02 ID:vVFc+UZUo
>>788

その叫びも虚しくも帰ってくる言葉は無い。
道行く人々がほんの少しの間だけ君の興味を持ったが、すぐに自分の持ち場に戻ってしまった。
終わってしまったことにはどうでもなく、結局のところ少女にはどうしようもなかったのであった

/乙でした かな?
794 :【輪燐罹淋】やる気に応じて有機リン系薬物を出せる、でもはたらかない@wiki E:パラオキソナーゼ[sage saga]:2011/09/03(土) 21:46:20.80 ID:myz7XiR30
>>793

………あーあ

まあ雰囲気的に、直接私に関わる相手でもなかったっぽいし

もうど〜でもい〜や〜

【ばたり、と再び布団に倒れ込む少女】
【そのまま繁華街の利用者に奇異の視線を向けられながら、再び眠りへと就いた】

/ういうい、絡みあり乙っしたー!
795 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/03(土) 21:47:34.22 ID:0naMLsEh0
>>791
「んっ? そうなのかい?」
【自分も少し驚いたような顔になる】
【青年は当然ながらこの街の常識については全く知らない、今後も能力者だと名乗るべきか悩んでいるようだ】

「雨具屋さんって…晴れの日にいきなり雨を降らして傘を買わせるのかい?」
【クスリと笑いつつ青年は冗談を言う】

「…いっその事、この能力で悪人を捕まえる仕事でも就こうかなぁ」
【青年はまた顔を引き締めて考え事をする姿勢をとった】
796 :【魔鎧音撃】魔導アーマーと無属性魔法と格闘[sage]:2011/09/03(土) 21:55:29.50 ID:j6WUj0Avo
>>785

「何といいますか、面と向かって笑われると―――っ」

笑みと、涙を拭う仕草に反応し、赤みを帯びた頬を爪で軽く掻く。
気恥ずかしげに笑みながら、照れ隠しに視線を逸らした矢先――少女の体を人肌が包み込む。

そっちの気がある訳でもなければ、色恋事にも興味は無い。
それでも、唐突に抱き付かれるというのは恥ずかしいもので、頬を真っ赤にして、しばし沈黙。


「あ、あの……これ、本当に友達同士でする事、なんでしょうか?」
「いえ、別に嫌という訳ではないんですよ?ただ、ただ―――」

きょろきょろと周囲を見回して、やや不安げに。夜半とはいえ、人目があるかもしれない。
事情を知らない他人にこの光景はどう映るのだろうか、想像しただけで頬は更に赤く、熟れた林檎のように。


「……その、もうそろそろ下宿先に帰らないと……」

ごめんなさい、と付け足して、少女もまた相手の体へ腕を回す。決して嫌いではないと、せめてもの弁明に。
797 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/03(土) 21:58:45.84 ID:5z2EErRco
>>789

【相手の言葉を聞いてFNを腰に収める】
【そのままジャックナイフを取り出し鳩の首を切る】
【付近の枝に鳩を引っ掛けて血抜きをしている際に周囲の枝を集める】
【集めると懐から新聞紙とライターを出して着火した】
【この間3分と経っていない。実に慣れたものである】

「…周囲に危険生物はいない安心しろ」

【血抜きの終わった鳥を切りながらながら話す】
【出会ってからずっと真顔である。流石に異常に感じるかもしれない】

「…水だ」

【言いながら水筒を差し出す】
【日が落ちる前に中身を凍らした物で丁度いい感じの冷たさになっている】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/09/03(土) 21:59:01.70 ID:i3gk7enEo
(過去英雄さんいますか?)
799 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/03(土) 21:59:21.93 ID:Rlk8yxdjo
>>790

……らーめん?

【それ以前に食べたことがない少女だった】
【語感から何かのびーんとしたようなものなのだろうか】

し、しょうゆ?派だ!

【幸い、醤油と塩は知っている】
【このことから食べ物だということは分かるが……】

(……もしや魚の類か?)

【のびーん何処行った】
【必死で"らーめん"について考える】
【しかし凛とした雰囲気では有るため(対外的に)、何か噛み締めるように感じているように見えなくもない】
800 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/03(土) 22:00:32.48 ID:iQER/+ZIO
>>783

ちぃっ!!…痺れが…

【右手の感覚がまるで無かった。肩から先が別の空間に斬り落とされたかのように、】
【まるで自分が動かしている感覚がない。女は、】
【極めた剣術のカンだけで、刀の柄を持っている。】

【相手の大剣が翻る。男も短時間で素早く、状況を見極め、】
【そして対応してきた。女は逆手に持たれた機械の剣を見据え、】

【左手を刀を持ったまま、器用に腰の鞘へ。】
【右手は腰の刀の柄、そして左はその鞘―――――その構えから放つ剣戟は、相手なら当然知っているものだ。】
【普段はあまり使用する機会はないが、肉薄した零距離では重宝する。】
【「近距離の飛び道具」と言われるほど速度と威力が大きい。低い姿勢から起き上がるように…】

…小回り≠セけじゃないわ。「威力」もよ!!
















―――――――――――立=\――――――――――


【体を起こしながら、下から上に斜めに相手の「剣に」向かって放つ「居合い」。】
【鞘から放たれる一本の太刀筋は、閃光のように鋭く、速い。】
【そして、防御を捨て、「抜く」という行為に全力を使ったその一撃の威力は高く、】
【相手の大剣の威力を相殺にし、あわよくばそのまま体勢を崩させようとした。】

【とはいえ、刀の種類は「大剣」と「太刀」。】
【大きさ、重さなどはその全てにおいて前者が優っているため、】
【どうなるかは分からない。真正面から直撃させることができたとしても、】
【こちらが押し切られることも十分にあり得る。】
801 :【金貨百枚分の絶望】@wiki2011/09/03(土) 22:00:47.64 ID:AbIb7khIO
>>795
絶対に喋るなって程ではないですけど、能力者って知った途端に戦いを挑まれたり、襲ってくる方もいますし、殺しにかかってくる方もいます。
まぁ、後者の方の場合は能力の有無は関係ない方もいますが…

【仕事の関係上、品のいい客ばかりでないので、色々な揉め事を見てきているのだ】

はいぃ…そんな考えしか思い浮かびませんでした

【恥ずかしそうに人差し指で頭を掻く】

ならば尚更、能力は隠すべきですね
能力が相手に知られるということは此方が圧倒的に不利になるということですし

【青年も戦闘慣れはしていないが、基礎知識としてのアドバイスのつもりらしい】

そーいえば、そんな機関がありしたね…
ジェイルとかなんとって名前だったような

【詳しくは知らないが何となく耳にしたことがあるのだ】




802 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/03(土) 22:03:24.35 ID:Rlk8yxdjo
>>790
/すいません、少し早くなりましたが落ちますので凍結お願いいたします……
/此処までの絡みおつありでした!
803 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/03(土) 22:03:47.54 ID:9Z/TXob7o
>>799
「ええ、ラーメンです。」

始めてこの地に来た時。本当に最近の事であるが、夜道に迷った時偶然見つけた屋台のラーメンの味はラーメンなんて食べ物は存在しない地からやってきた少女にとって衝撃的な味であった。

「しょうゆ派ですか、同じですねー。」

まさか相手がラーメンの存在など知らぬとは思わない少女、だが時間も時間。この時間に食べ物の話など続けていては死んでしまう。

「貴方も物好きですね、こんな街外れに来るなんて。」

少女は修行の後、近くにいつも訓練している森がある。
804 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/03(土) 22:04:30.35 ID:9Z/TXob7o
>>802
/絡み乙でしたー
805 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/03(土) 22:06:45.13 ID:2IwD7cdvo
人気の無い夜道、外灯の光は疎らで頼りなく
月明かりはのっぺりとした灰色の雲に塞がれ、差し込む事は無い
蕭殺、退廃。荒れ果てたここにはいつものように、表通りを堂々と歩けないような、
そんな人々が集まっていた。怒声に罵声、たまに呻き声。何が起きているか、想像は容易。

「――けっ、最初から大人しくしてりゃあ良かったものを」

軈て、何も聞こえなくなったとき。
そこに立っていた人物は、ただひとり。季節外れの赤い長袖のパーカーを身に纏った、青年であった
周囲に倒れ伏した男達を瞥見すると、同じ位に柄の悪い顔を顰め、ぺっと唾を吐く
短めの紅髪を乱暴に掻くと、不良の身体を探り始める。
黒の眸はいかにも詰まらなさそうに細められ、目付きの悪さがより際立っていた

「――…畜生」

見れば青年の脇腹部分のパーカーが避けており、赤いパーカーが更に赤黒く染まっているのが判るだろうか
更正もなにも、ないのだなと。結局は、こうなのだと。
悪態付きつつ青年は、男らの財布を懐へと納め、空を仰ぐのであった
806 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/03(土) 22:10:24.40 ID:0naMLsEh0
>>801
「なるほど…、ありがとう、今後から気をつけるよ」
【この街の事を教えてくれた青年に感謝しつつも今度から能力については慎もうと決める】

「ジェイルか…分かった、色々と教えてくれて助かったよ」
【青年は復唱してその機関の名前を覚える】
【そして青年は立ち上がって改めて礼を言うだろう】
807 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/03(土) 22:19:49.21 ID:cpJqz1Wvo
>>797
【手慣れた動きを視て、相手も中々にサバイバル慣れしているのが伺える。水まで出てきていたせりつくせりであった】
【久しぶりに親切な人に会った気がしてならず、ある種の感動すらも覚えれたがそれは胸の内にしまって置く】
【とりあえず、親切心を断るのはむしろ無礼であると考えたので水を受け取ろうと思ったのだが―――手が使えない。】
【普段は非常に言い難いのだが足を器用に使って色々とこなしてきているのである。もちろん、言い難いので言う訳にはいかない】
【あれか、ギブスの上に乗せて何とかバランスを保ちながら―――難しい。こぼしたり落としたりしたら申し訳ない】

「……今は喉乾いてませんので、お気になさらず。お気持ちだけでもありがとうございます」

【どうも良い笑顔というのを普段からあんまりしないのでどうしても苦笑いと言うかなんというか、そういう一つ噛んだ様な笑みになってしまう】
【自分も何か手伝えればとは思うのだがこの様ではどうしようもない。いや、それでも必至になるべきなのではあるのだが、半ばあきらめてしまっているのもあった】

「あ、そ、そうだ。色々としてもらってるのに名乗らないのは失礼ですよね」

「私の名前はトーシャと言います。」

【首を傾げて自己紹介をしつつ、首を傾げた時に細長い耳も少しだけ揺れてその存在を若干主張したのであった。】
808 :【金貨百枚分の絶望】@wiki2011/09/03(土) 22:20:45.54 ID:AbIb7khIO
>>806
それがいいと思います
【ニッコリ微笑む】

いえいえお役に立ててよかったです
【人の役に立てたことが嬉しいらしい】

【立ち上がり礼を言おうとする男に】

もし貴方が世のためになる仕事に着くのであればコレを
【差し出したのは絶対に壊れることのない一枚の金貨】

お守りといいますか餞別といいますか…
悪を捕まえるならば何かに役立ててください
【つまりは何だかお礼を言われて気分良くなってしまったのだ】
809 :【金貨百枚分の絶望】@wiki2011/09/03(土) 22:24:41.13 ID:AbIb7khIO
>>808
/あっと、因みに一枚1kgです
810 :【布巻坊主】 @wiki [sage saga]:2011/09/03(土) 22:26:22.99 ID:GJhhseV40
>>805
/いいですか?
811 :【剣撃銃業】《Waltz with battlefielda》 [sage saga]:2011/09/03(土) 22:26:28.26 ID:GYdlxzXC0
>>800

「どうよ?キモチイイダロー?」

茶化したような口調で言葉を紡ぐ。その言葉は別に何の狙いも無く。
知らずして怒りを増長させるものなのかもしれない。

「ヒヒヒッ…おいおい、すげぇな
 痺れて感覚も無いのによくもまあそんな事ができるのかよ
 いやぁ…マジで楽しいわ。痺れて動かせませーんが関の山だと思ってたのによ」

素直に感心している。普通なら痺れて使えないはずのものを使っているのだから。
しかもそれが十全とは行かぬが機能しているのだから余計に。

大剣を下段から振り上げ、その刃が女剣士に届くか届かないかのところで襲い掛かるは居合。
それは知っている。けれど、鞘を必要としない自分には必要のない技術。
だが知らぬはその威力と鋭さ、速さ。それらは男の知っている刀から外れていた。

「…グッッ、オオッ!!」

威力が相殺されたばかりか、こちらの体勢まで崩される。

(やべぇ…ここまでのモンとは思ってなかったぜ
 だがよ…ここで終わるのはただの剣士だぜ?俺様は――邪道をひた走る剣士だからよ)

後退し、崩れた体制のまま右手に握った柄を強く握る。本日二度目の銃撃。
苦し紛れに放ったその一発は何処に行くのか。
当たろうが当たらまいが、男は後退し距離を取ろうとするだろう。
812 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/03(土) 22:27:12.95 ID:0naMLsEh0
>>808
「そう言ってくれると自分も…え?」
【返事をしようとしたが、目の前に差し出された物を見て目を丸くさせる】
【金貨だ】

「うわっ、これ本物かい? 助かるけど…」
【今日何度目かの驚きの表情をして、金貨を受け取りまじまじと見つめる】

「とにかく色々と世話になったよ、自分の名前は風崎 トモル(ふうさき ともる)、それじゃあね」
【金貨を仕舞ってから、青年は背中を向けて公園の出口へと向かうだろう】
813 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/03(土) 22:27:29.29 ID:2IwD7cdvo
>>810
/もちろん、okです
814 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/03(土) 22:34:45.85 ID:GJhhseV40
>>813
/では!

【青年の横にはいつの間にか幼女がいた】
【ニッコリ笑って青年を凝視している。だが話しかけようとはしない】
【そのスカイブルーの大きな瞳をパチクリさせて笑っている】
【口角を釣り上げて笑っている。青年の服の赤黒い染みを見て、笑っている】

【青年は気配で幼女に気付くことだろう。その真っ赤な髪は夜でも目立つ】
【来ている服は同じく真っ赤な布。首には高級なリボンがあり、どこからどう見ても幼女の首を絞めていた】

「あひゃひゃ!」

【突如声をあげて笑い出す】
【意味はない。だが笑っている】
815 :【金貨百枚分の絶望】@wiki2011/09/03(土) 22:35:14.43 ID:AbIb7khIO
>>812
はい本物です、いくらでもありますから遠慮なく…
が、悪いことに使おうとすれば消えちゃうかもしれないですね
【もちろん嘘である】
【金貨は能力によるものだが本物と言っても良いだろう、しかし、悪いことに使えば消えると言うのはウソ】
【せいぜい悪評を聞いたら消費してしまおうぐらいである】

私はクロード•ブレイトリングです
いずれまた何処かで
【そして青年を見送った】

/乙ありでした!



816 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/03(土) 22:36:55.11 ID:0naMLsEh0
>>815
ちょっと無理やりですいませんでした、絡みありがとうございました。
817 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/03(土) 22:37:07.80 ID:5z2EErRco
>>807

「…配慮が足りなかった」

【そう言って頭を下げる】
【うっかり相手が隻腕と言うことを忘れていた】

「…私に名前は無い。Rと呼んでくれ」

【彼も会釈する】
【長い耳には気付いていたが動じてはいない】
【平行世界を渡り歩いてきた彼にとっては見慣れたものである】

「…ところで聞きたいが此処はどう言う世界だ?」

【とりあえずいつも通り質問する】
【内容は突飛過ぎるかも知れないが本人はいたって本気である】
818 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki[sage saga]:2011/09/03(土) 22:37:10.24 ID:UG3CHjNh0
>>796

「大丈夫ですよ、嵐さん」

【少女の身体はほっそりとしていて、女の子らしい独特の柔らかさがあった。少し緊張で強張っているようだったが】
【それを解きほぐすために、そして自らの温もりを与えるためにぎゅっと強く抱きしめる】
【うん、やはり暖かい。時折冷たい印象を受けるこの少女も、やっぱり普通の可愛らしい女の子なのだ】
【相手の不安など知る由も無く、ただただ安心し切った表情で腕の中の小さな体を抱きしめ続けていた】


「あっ、そうなんですか……」

【そう言われて名残惜しげに腕の拘束を解く。悲しいが、相手も抱きしめ返してくれた事は素直に嬉しかった】
【そのままの姿勢で、赤い顔をしたままの少女を見つめている】


「もう遅いですし、宿舎まで送っていきましょうか?」

【小さな少女一人では色々と危険だと思ったのか、心配そうな顔で提案する】
819 :【金貨百枚分の絶望】@wiki2011/09/03(土) 22:39:29.33 ID:AbIb7khIO
>>816
/いえいえ楽しかったです!ありでした!
820 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/03(土) 22:46:02.68 ID:iQER/+ZIO
>>811

【勝った=\―――女は居合を放った瞬間に、】
【口角を上げて残忍にほくそ笑んだ。一撃必殺の抜刀術を、】
【もろに直撃させることができたのだ。体勢を崩していては、】
【剣を振ることができない。ましてや重たいそれである。振ることは不可能。】

―――――!?

【そう、「振ることは」不可能である。もしも、】
【相手が自分と同じようなタイプの…所謂基本に忠実な正統派な剣客であったならば、】
【勝負は決まっていただろう。しかし、相手には自分にはない強力なアドバンテージを持っていた。】

【―――――――――――ギィィイイン!!!】

【女の刀が火花を散らした。結論からいえば、】
【弾丸は喉元に突きつけようと翻した右手の刀の刀身のど真ん中に当たる。】

うぐあ…っ!!

…しまった…!

【高く回転しながら、刀は空中へ。女は弾丸の威力を殺しきれず、】
【また衝撃による痺れのせいで、刀を取り落としてしまったのだ。彼女の春か後ろに、音を立てて突き刺さる。】

【女は後方の刀を一瞥した。隙があり、その間で、】
【相手は充分に距離を取る時間があるだろう。】
【取ろうと思った距離だけ、余裕を持って間合いを離すことができるはずだ。】

…これだから銃は嫌いなのよ。

【右腕がだらん、と力なく下がっている。銃撃の弱い衝撃と、】
【大剣の斬撃による痺れで文字通り感覚がない。】
【利き腕を封じられ、刀を一本弾き飛ばされた女は、】
【青眼に素早く構え直してから悔しそうに相手を見据えた。】

【とはいえ、この状況。自分の負けはほとんど確実か…】
821 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/03(土) 22:46:23.60 ID:cpJqz1Wvo
>>817
【わざわざ頭まで下げてくれる相手。嗚呼、おお、うおお、なんて、なんて優しい心遣いを持つ人なんだ。と心の中で感極まってしまう】
【ここ最近会った人物たちと比較してもその差は明らかではないか。当然、それを表に出すようなはしたない真似はしないのではあるが】
【"アール"という名前もあだ名であるのかもしれない。某錬金術漫画には英国人っぽい名前を略してアルと呼ばれている人もいた】

「いえいえ、こちらこそ何にもできなくてごめんなさい。」
「あ、はい、この世界についてですか?この世界は―――――――」

「―――――…………はい?」

【しまった。思わずノリツッコミになりかけてしまったのを無理矢理抑え込んで相手に疑問形で聞き返す。何と言った、"此処はどういう世界だ?"か】
【それは手が吹き飛んだ直後の自分の心の嘆きと同一なので親近感が沸かない事もないのではあるが、この状況ではどう考えても邪気眼を感じざるを得ない】
【巷で噂の厨二病とかいうヤツだろうか。それとも、えっと、確かなりきり厨とかいう人なのだろうか。もしくは――リアルに異世界人なのか。】

「…………い、一応お聞きしますけど」

「あ、アメリキャンジョーク?」

【突然の展開に動揺を隠し切れず汗をだらだらと垂らしながらしどろもどろにこっちからヘンテコな質問を返してしまう女性。これが焦らずににいられるか】
822 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/03(土) 22:47:23.25 ID:Ty3G5sLAo
>>814
何時から、だったのだろうか
ふと、横からの視線を感じ青年は、身体をひねり辺りを見回した

「んぁ…? …ッ」

最初に感じたのは不気味だ、ということ
大きな眼で瞬きしながら唯、こちらを見つめている少女
彼女の外見と相俟って、この世の者でないホラーな存在にすら見えた

「なっ…なんか用かよ、てめぇ」

この状況、その姿、恐怖を覚えずにはいられなかった
一歩、後ずさりすると、強ばった声音でもって訊ねた
首を絞めるリボンを睨む、確かに首を、絞めている気がするが。
ひょっとすれば、本物の偽物――幽霊、だろうか。

冷や汗が、男の額を伝う
823 :【魔鎧音撃】魔導アーマーと無属性魔法と格闘[sage]:2011/09/03(土) 22:50:06.24 ID:j6WUj0Avo
>>818

何が大丈夫なのだろうか、拗ねたように頬を膨らせ、恨めしげに相手を見遣る。

「……一応、学生ですからね。寮生活ですし、夜間外出はあまり」

当初の調子と同じ――という訳ではないが、突然の抱擁で生じた羞恥が、ほんの少し少女の表情を固くさせて。

「お願いします、自分の身くらいは守れますけど、ここはお言葉に甘えて」

それでも笑みと判別できる程度には頬を弛緩させながら、相手の申し出を承けた。
何も起こらなければ、そう遠くない場所にある寮まで歩を共にするはず。

/キンクリでOKですかい?
824 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/09/03(土) 22:50:16.66 ID:COeIpXUAo

────ボゥ……

【100円均一の店で売られていそうな粗末なライター】
【息も絶え絶え小さく炎と言う名の息を吐く】
【ジジジジと煙草の先を焼く音】
【掌が紫煙と共に炎をも覆い隠し、湿っぽい空気を通さない】


「……ふウゥゥ……」

【溜息と煙を吐き出す湿っぽい吐息】


「相変わらず鬱陶しい暑さだ」
 オレ   ヤルキ
「 己の [ピーーー]気が刻一刻と失せていくな」
「丁度良い飯の種が通り掛らねぇかなぁぁ……」

【金髪碧眼であるが、流暢に日本語で独り言を呟くおじさんは】
【ジリジリと焼けていく煙草を面倒臭げにもう一度口に運ぶ】
【そして、雲に全てを覆い隠された空を仰ぎ見て、もう一度溜息を吐くのであった】

//なんでも募集!ですがいきなり殺しに掛かるかもです!
825 :【瞬迅脚刃】 刀を使わない剣士 @wiki[sage saga]:2011/09/03(土) 22:54:19.31 ID:UG3CHjNh0
>>823
/OKです
826 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/03(土) 22:55:20.68 ID:GJhhseV40
>>822
【幼女は人間だ】
【例え絶対に死なない体だったとしても、人間なのだ】
【青年がこの幼女を恐ろしく感じるのは幼女がこの状況に不釣り合いだと感じたからだろう】
【そうだ。このようなか弱そうで脆そうな小さな子供がいていいような場所ではない】

「ねえおにいちゃんさ、つよいんでしょ?」

【不意に幼女が青年に話しかける】
【幼女は青年に用事があった。否、今用事が出来たというべきだろうか】

「つよいんならさぁ」

【一歩、青年に歩み寄る】
【もし、青年が昼間にこの幼女と出会っていたならば、こんな物騒なところでなければ】
【幼女は本当にただの可愛い女の子に見えたかもしれない。如何にも人畜無害だ。見た目は】

「わたしをころしてよ」

【幼女は言い放った。何の気なく】
【痛みが欲しい。ソレが幼女にとっての悦び。快楽】
【痛みが幼女を気持ちよくさせる。傷つけることが幼女の楽しみ】

【幼女は微笑んでいる】
827 :【抑揚双宮】[sage]:2011/09/03(土) 22:56:54.60 ID:vVFc+UZUo
>>824
その男の目の前を通ったのは二人の双子であった。
また歳場も幼く少女というよりは幼女という感じで目の前を通り過ぎて行く。
夜中というのにソレは目立ったのだろう、加えて二人の衣服は襤褸切れのようなみすぼらしいものであった。

そんな少女二人は君に気付いた様子もなく、歩いているのだが。
仲がいいのか手をつないで、向こう側に歩いて行く。
828 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/03(土) 22:59:22.41 ID:5z2EErRco
>>821

「…残念ながら本当だ。アメリカは存在していなかったが」

【相手の動揺も見慣れたものだ。むしろ前回会った女性のほうが異常である】
【顔色一つ変えずに男はさらりと言い放つ】
【ちなみにアメリカを知っているのは良く似た世界を訪れたことがあるからだ】

「…証明するものは何も無いが話ならできる」

【固い口調だがよく行う手だ】
【通常なら別の世界の物を見せるのだが残念ながら所持していない】
【前の世界で身包みを剥されたのが主な理由ではあるが割愛する】

「…それで?質問には答えてくれるのか?」

【感情の無い眼差しで相手に問う】
【――肉が焼けるまでまだしばらく掛かりそうであった】
829 :【氷製容器】『空間』を凍結させる水が入ったペットボトルを召喚@wiki[sage saga]:2011/09/03(土) 23:08:29.19 ID:myz7XiR30
>>824

―――――君は何を望む?


【紫煙の混じる闇夜に響く声】
【反響し、溶解し、漆黒の夜空と混じり合う】
【まるで男を包む夜とその声が交りあい産まれ出でたように、そこには一人の男が佇んでいた】

【漆黒のシルクハットに、漆黒の外套】
【黒く染め上げられた髪と瞳】
【その帽子のつばに添えられた手袋と、その右目で煙草の燠の光を写す片メガネだけが、黒色を切り抜いていた】
【いや、黒色と呼ぶにはあまりにも深すぎる色であった】
【故にこう呼ぼう】

【夜色の男、と】
830 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/03(土) 23:09:28.87 ID:Ty3G5sLAo
>>826

その台詞、その容貌
俄に人間とは信じ難い程に、ソレは”出来上がって”いた
私を殺してよ、とは一体。鞘を付けたまま腰に付けた刀を抜き、切っ先を少女へと向ける

「――何者、だ」

だが、それだけだ。特に積極的な行動に移したりは、しない
構えは不良を全滅させたとは思えない程に隙だらけで、青年の動揺を思わせる
青年はこういった体験は、得意でなかった。苦手とは決して、言わないが。得意でなかった
今ならば簡単に、隙を付く事が出来るだろう。…尤も
それをするかどうかは少女次第であり、その得体の知れなさが、恐怖に繋がっているのだが
831 :【氷製容器】『空間』を凍結させる水が入ったペットボトルを召喚@wiki[sage saga]:2011/09/03(土) 23:09:30.91 ID:myz7XiR30
>>829
/ごめんなさい、すでにレスつけてる方いましたねorz 無視してください……
832 :【剣撃銃業】《Waltz with battlefielda》 [sage saga]:2011/09/03(土) 23:09:48.84 ID:GYdlxzXC0
>>820

苦し紛れの一撃は幸運にも女の太刀を弾き、宙高く舞い上げる。
居合による致命打に肝を冷やしたが、再び傲慢で余裕のある態度が出来上がる。

「―――……ックククククッ、クククッ、ギャーハハハハハハハハハハハハ!!
 ギャーハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!」

自身の勝利を確信したのか、腹の底から馬鹿笑い。
それは宙に舞う刀が地面に刺さってもなお、続く。
馬鹿笑いと共に、男は距離を取る。大剣が女剣士に届かぬくらいにまで。

「そりゃなんだ!?言い訳か?言い逃れか!?
 当たり前だろォ!?銃ってのはよ剣よりも強い悪意で作られたモンなんだから
 それが銃よりも弱ェ悪意で作られた剣よりも弱いはずねぇだろがッ!
 そしてこれは悪意の結晶だ。それもかなり強欲な悪意さ」

「人を穿ち、殺すだけじゃ事足りずにィ!?
 人を斬り、殺す事さえ求めた剣の形を取った悪意の象徴何だからよぉ!」

「まだ、やるかよ!?勿論闘るよな?殺るよなぁ!!」

833 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/09/03(土) 23:10:09.85 ID:COeIpXUAo
>>827

【視界に少女達が入る】
【眉をひそめた後、少女たちを値踏みするかのように下から上までじっくりと観察する】

「此の間の芋虫とか化物とかと違って一応は人間だしな」

【と、結論が出たのであろう】
【未だ長く吸える筈の煙草を地面に落として、足で踏み潰し】
【少女達に向かって早足に歩いていく】


「……少女趣味は無いが己の趣味を気にしている場合じゃあないからな」

「─────こんばんは」

【何の敵意も無く少女の後ろを追って行く】
【少女達に能力があるということなど露知らず、内心溜息をつきながらも】
【仮面を被ったかのように無表情で無防備に近づいていく】

【近づけたならば、表情を全く崩さずに声を掛けるだろう】
【背中に背負った『処刑人の剣』と呼ばれる切っ先が無く突く事が不可能である剣】
【その剣の柄に右手をかけた状態で】
834 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/03(土) 23:14:05.52 ID:cpJqz1Wvo
>>828
「あ、いや、まー……説明してほしいなら、お礼の代わりと言ってはなんですけど説明しますけど……」

【堪らず若干両肩を落として驚きだとか混乱による疲労が表に出る。なんというか溜め息が出る話題であった。まさか自分がいる世界について説明する事になるとは】
【そもそも、他の世界だとか言うのを視たことが無いのでどこをどう比較すれば良いのかがわからない。あれか、世界何十カ国全ての説明をしなくてはいけないのか】
【……少し思考が捻くれてきたのをそれではいけないと自分に言い付けて正し直し、簡単に思考を巡らせて言葉を選び始め】
【ちらっと視線を自分の両手に降ろした後に、いや、正確にはそこに両手は存在しなのではあるが、自分の両手の幻影に視線を向けた後に相手へと戻し】

「……まぁ、一言で言うと『人が歩けば棒に差される』ってところでしょうか」
「犯罪件数って言うか、なんというか、治安の悪さ?とも違うんですけど……」

「頭のわるーいサイコパスだらけとはいつも思ってますから、あなたも本当は矢鱈滅多に私みたいな旅人に話しかけない方が良いですよ」

「まぁ、あなたが私に話しかけてくれなかったら今頃お腹空き過ぎて倒れてたので、ありがたい話ではあるんですけどね」
「本当に感謝はしてるんですよ?ただ、私が突然あなたを殺しにかかるっていう可能性は、その他の世界とか言うのよりも高いんじゃないでしょうか」

「……あ、も、もちろんそんなことするつもりありませんからね」

【つまるところ命が幾つあっても足りないということであった。危険が多いだとかそういうレベルでは無いと昔故郷から旅だった自分はそう感じたのである】
【現に今の目的地だってその故郷ではあるのだが―――って、あ、そ、そういえばフードを今被っていなかった。全然気付かなかった。なんか喰う服とかですっかりぽーんと】
【……まぁ、異世界人らしいから良いか。と普段は自分の素性を隠していたのに普通に耳とか見せてしまったミスを心の中で片づけておくのだった】
835 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/03(土) 23:16:28.42 ID:GJhhseV40
>>830
「なにもの?」

【そこで幼女はキョトンとする】
【人を殺すのに名前を尋ねる必要がどこにあるのか】
【暫し考えてから言う】

「わたしは『むめつすずか』!よろしく!」

【刀を構えている青年に元気よくそう言いながら】
【「よろしく」と同時に青年に訪れるのは幼女の右足のつま先】
【幼女は何の前触れもなく青年の鳩尾に向かって蹴りを繰り出したのである】
【先手必勝。ゆったり話していてもつまらないじゃないか。では攻撃開始】

「あひゃひゃひゃ!ボーっとしすぎだぜぇ!?」

【幼女のけたたましい笑い声が辺りに木霊する】
836 :【抑揚双宮】[sage]:2011/09/03(土) 23:17:09.35 ID:vVFc+UZUo
>>833
声をかけられて真っ先に反応したのは先だって行動していた方、
つまりは姉と思わしき人物であった。

「こんばんは」

腕で隠すように妹を後ろの方へと庇う。
無表情に話しかける男は違って、少女は明らかに敵意というよりは警戒の念を出していた。
真っ先に妹をかばったのもそのあたりの理由だ。
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage saga]:2011/09/03(土) 23:20:44.34 ID:UG3CHjNh0
>>742
まだいらっしゃいますか?
838 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/03(土) 23:26:04.48 ID:Ty3G5sLAo
>>835

一応言葉は通じたらしい、とすれば人間なのだろうか
そんな瑣細な事に安堵していられるのも――束の間

「っぐ…ッ」

咄嗟に動かした刀は正確さを失い、空を切り。
少女の鳩尾が鳩尾に直撃した。子供といえども蹴りを喰らったのは急所
息が詰まる様な痛みと共によろめき後ずさりながら、少女を睥睨
考えて見れば、簡単な事であった。幾ら人間だとしても、こんな時間こんな場所にいて
まともな訳は無い。――膝が頽れ、蹲る様な形になりながら悔しさに、ぎりっと歯を噛み締めた

「――…ッ!」

このまま此方が回復するのを、相手が待っていてくれる筈が無い
体勢はそのままに青年は刀を横なぎ、少女の脚を掬おうとした
咄嗟の行動の為やはり精度は荒く、速度はまちまちであるが、このまま追撃されるよりかはマシだ
因にまだ、鞘は嵌めたまま。切れる事は無いだろう
839 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/03(土) 23:30:47.11 ID:5z2EErRco
>>834

「…………」

【トーシャの話を黙って聞きつづける】
【態度は真剣そのものでうなずく場面もあったのだが】

「…まだマシな世界を引いたか」

【終わってから軽く自己完結する】
【彼女にとっては驚きの言葉だろうが彼の素直な感想である】
【そのまま手帳のようなものを取り出し何かを書き込んだ】

「…安心しろ。何かするならコイツで対処しているはずだ」

【右手で腰のFNをかるくなでる】
【ちなみにFNには安全装置はかかっていない】
【彼ならばここで何かあれば楽にはしてもらえるだろう】

「…それで怪我をしたのか」

【相手の右腕に目を落とす】
【元軍属の彼としては五体は生死を分ける存在だ】
【腕の損失など計り知れないほどのハンデである。生きているのが不思議なほどだ】
【壊死しているはずの心で彼は小さく驚いていたのだが真顔のため気付くことも無いだろう】
840 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/03(土) 23:31:34.16 ID:iQER/+ZIO
>>832

何言ってんの…

…どんな得物でも、その使い手によって良し悪しが決まるものよ。
業物の刀でも、威力の高い拳銃でもおなじ。

…「銃」が悪なんじゃないわ。銃を扱う「あんた自身」が悪なんでしょうが…

【正中線に構えた刀を静かに下げてから、女は言葉を紡いだ。】
【相手の態度はどこか余裕そうで、それもそのはずである。誰が見ても、】
【この状況では軍配を男にあげるだろう。女ももう降参しようかと思っていたところだったが、】

…ま、いいわ。そんなもん関係はないわね。この場じゃ「勝つか」「負けるか」…

……これから神殺を狩ろうとするあんたに最後に一つ面白いものを見せてあげるわ。私からのプレゼントよ。

【す、と刀を構える。額程度の高さで左手を右耳の上辺りに持って行き、】
【刃を上を向け、峰を地面と平行に。横向きに構えた。重心を下げ、腰を落とす。】



―――――――――――「自分の目で見えるもの」が全てと思わないことね…



【二人の距離はかなり空いている。届くはずもない距離。】
【しかし、それを分かっていてなお女は構え、そして確かに笑っていた。】
841 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/09/03(土) 23:32:06.12 ID:COeIpXUAo
>>836

「────さて」

【微笑ましいものを見て内心「あぁ、良いなぁ姉妹間の友情って」】
【と、頬を緩ませていたわけであるが】
【外見からは全く想像は付かない】
【クリーム色のスーツを着て、紐付きの革靴を履き】
【柄を握った右腕の袖から時計が見える】
【サラリーマン風の容貌を完全に覆す大き目の剣の柄】
【その根元にある鞘の止め具を外すと】


「今から己はキミ達を[ピーーー]訳だけど」

「───キミ達はその理由を聞く権利がある。」
「───キミ達は抵抗する権利がある。」
「───キミ達は己に殺された後、己を恨む権利がある」
「───キミ達は自分が埋葬される土地を選ぶ権利がある。」
「───キミ達は自分が埋葬される方法を選ぶ権利がある。」

「───────キミ達は己を倒す権利がある。」

【ニッコリと先ほどまでの無表情を崩し、笑みを浮かべる】


「 さて、理由は聞きたいかな?」

【剣をゆっくりと抜き放ちながら男は問う】
【幾ら人通りが少ないとはいえ公衆の面前でさも当然の様に人殺しを行おうとする人物である】
【まともな返答が帰ってくるかどうかは怪しいところではあるが】
842 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/03(土) 23:34:49.14 ID:GJhhseV40
>>838
【命中だ】
【いつもは簡単に躱されて転ぶのが落ちだったが、今回は見事に命中した】

「あひゃひゃ!すこしはやるきでてきた!?」

【相手にやる気がなければ出させるまでだ】
【此方から一方的に攻撃を仕掛けることで相手もこちらを攻撃せざるを得なくなる】
【そして殺し合いに持っていく。ソレが幼女の常套手段】
【青年が刀を振るう。幼女は追撃に走る。幼女の足は刀の餌食と化す】
【しかしそんなことは全く気にせず、斬れていようがいまいが幼女は追撃の手を緩めない】
【例え今の刀によって足が切り落とされていたとしても、幼女は青年に一撃決めようと突っ込んでいくのだ】
【幼女が青年に繰り出すのはパンチ。狙いは顔面。だが、容易に躱すことが可能である】
【そして、その後隙は異様に大きい。攻撃を誘っているかのようだ】
843 :【抑揚双宮】[sage]:2011/09/03(土) 23:41:26.15 ID:vVFc+UZUo
>>841

「その必要はないわ。ここから逃げるもの」

他人は信用できない、あらゆるものが信用できない。
唯一つの例外があるとすればソレは妹だけだ。
近寄る男を初めから信用しない、何かしてくるという被害妄想。
まさにマイナス、マイナスなればその能力は彼女に相応しい

「凍れ」

手で銃口を作り、ソレを男の足元に向けて発射する。
発射されるのは空気と何ら変わらない冷気の塊、ほぼ不可視の球体で男の足元にむけて攻撃する。
もし当たってしまえば凍りつき、足止め程度にはなるだろ。

当たっても当たらなくても姉は怖がる妹を引っ張って走りだす。
とはいえ、成人男性と入る速度を比べれば違いは一目であるが
844 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/03(土) 23:44:30.61 ID:Ty3G5sLAo
>>842

「そっちがそのつもりなら…ッ」

刀を通して感じる、確かな感触
しかし少女の動きが止まる事は無かった。腕の先から全身に、驚愕が伝わる
そして繰り出されたパンチ。速度はそこまで速くも無いが、体勢は崩れ、剣は振り切っている
辛うじて首から上を逸らし直撃を免れると、腕に更に力を込めた
狙いは少女を吹き飛ばし、距離をとる事。顔も痛いし脇腹も痛いし鳩尾も痛い
今は一旦、休憩がしたかった。少女が赦してくれるとは、中々思えないが
845 :【剣撃銃業】《Waltz with battlefielda》 [sage saga]:2011/09/03(土) 23:45:56.55 ID:GYdlxzXC0
>>840

「あん?そりゃちが――いや何でもねぇ
 今こんなことで議論する気なんざ無ぇから、個人の解釈ってやつに任せるわ」

恐らくかかってこないと思っていた。
けれどプレゼントとやらをくれるらしい。
思わず口元が吊り上り、ニヤリと品のない笑みを零す。

「ほぉ…悟ってんじゃねぇぞ。てめぇは何か?修行僧か?
 ―――…まぁいい。とくと見せてもらおうじゃねぇか。」

そう言って男は体制を立て直した後剣を両手で構える。
女が笑うように、男も笑っている。
女のプレゼントとやらがどんなものなのかが楽しみで。
846 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/03(土) 23:48:14.33 ID:cpJqz1Wvo
>>839
「…………はぁ……マシな世界……?」

【これを聞いたマシな世界と言うか。つまり、それは両手が爆ぜただけでもまだ良い方ってことだろうか。形容し難いもやもやした気分になる】
【一応相手がただの邪気眼厨二病患者と言う可能性も留意しつつ会話をすることにし、何故か相手へと視線を向けれなくて森の闇へと移した】
【闇は深い。それに今はとっくのとうに慣れたとはいえ左目の眼帯のせいで遠近感が人よりも取り難いし、夜だろうと森だろうといつも視界の半分は闇だった】
【これがマシな世界か――と心の中で呟く。まぁ、そりゃ、例えば一歩歩いただけで爆死する様な世界があるのだとしたらそちらの方が酷いのは確実ではあるが、ではあるのだが】

【怪我の事を聞かれたのでハッと視線を相手へと戻す。思わずちょっとだけぼーっとしてしまっていた】

「あ、まぁ、自業自得って感じもするっちゃあするんですが……まぁ……はい」

「そ、それよりも、異世界人って言う証拠として一応何かお話しして下さいよ」
「あんまり突拍子も無い話は信じられないかもしれませんからね?」

【やや強引ではあるが話題を変えるようと相手に異世界の話を要求する女性。人にはタヴーな話の一つや二つくらいあって当然なのである】
847 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/03(土) 23:51:38.86 ID:GJhhseV40
>>844
【パンチはカスあたり。そして吹き飛ばされる幼女】
【そこまで遠くには飛ばされなかったが、隙は十分にある】

「あひゃひゃひゃひゃ!にげるとかいうなよ!?」
「まだまだはじまったばっかりなんだからさぁ!!」

【吹き飛ばされた際に地面に倒れていた体を起き上がらせる】
【そしてまたもや青年に向かって走り出す】
【ジャンプして、飛び蹴りだ。威力はなかなかだが、発生までには相当時間がかかるし、隙も大きい】
【青年が正常な思考の持ち主ならばあたることは絶対にないような攻撃だ】

【幼女はまだ笑っている】
848 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[sage]:2011/09/03(土) 23:55:44.68 ID:COeIpXUAo
>>843

「………何ッ?!」

【少女達が能力者である事を知らない男は】
【唐突に発射されたその冷気の塊を避ける事は叶わない】
【咄嗟に横方向へと避けようと足に力を篭めた時点で】
【パキンッという音と共に男の右足がカチンコチンに凍る】


「なるほど………己と同じ、能力者か」       ハードラック
「……又しても面倒な敵に当たっちまったなァ…… 不運  だぜ」

【男は体重を移動させようとしていた為に凍った右足を踏み出す】
【ガギンという音。 しかし、凍っているが為に痛覚が薄れているのであろう痛みは無い】
【直後、剣を抜き放つと『無い』切っ先を己の足に押し付ける】
【与えたのは『焚き火程度の熱』であり、己の凍った足を溶かす】


「……ま、悪運とまでは行かない辺りに神様の思し召しって奴が伺えるな」

「───飛べよ 鉄風 」

【そしてそのまま持っている剣を思いっきり振り上げる】
【この際、『空気と言う名前の混合物の 柔らかさ 』を殺した】
【鉄程度まで硬度の上がった風がカマイタチのように少女達を襲おうと追いかけ始める】
849 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/03(土) 23:55:56.32 ID:iQER/+ZIO
>>845

…いくわよ…

【ギリ…ギリ…ギリ…ギリ…】
【方向を計算しながら、少しづつ左手に力を入れる。ゆっくりと、】
【「獲物」を逃がすまいと「水」のように「碧」い瞳を相手に向けていた。】

…一刀流…遠当=c








―――――――――――覇



國=\――――――――――








【ゴオオオッ!!】
【女が刀を振った瞬間に、そこから繰り出されるのは縦向きの高水圧の「水流」―――すなわち「斬撃」。】
【男の真正面目掛けて、地を抉りながら轟音とともに進んで行く。】
【それが切れ味をやどしているのは、進行方向にある様々なもの…】
【木や枝や落ち葉を何もかも「真っ二つ」にしていることから、容易に分かることができる。】
【速度も速いが、それでも見切れない早さではなく、】
【相手の対応によっては回避も迎撃もできるだろう。】

【そして、女は水圧を放った瞬間に構えを解く。】
【荒ぶる殺気も、相手を威圧するような高い闘争心も消えた。】

【斬撃に耐えれば男の勝ち、それに耐えられなかったら女の勝ちだ。】
【勝敗はひとえに相手の力量、強さ、…そしてなによりどこまで「惡」に染まるか…】
【男の「勝ちを取りに行く心」に委ねられている。】
850 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/04(日) 00:00:46.67 ID:8svU48sEo
>>847
距離は取れた、身体を起こす
真っ直ぐに立ち深く息を吸うと、再び腰を落とし、刀を構える。未だ鞘は、付いたままだ

「あんま調子に乗んなよ、餓鬼。」

冷徹に光る眸は冷静で、最早先程の動揺は見られない。
――答えが出た以上、年下の小娘に主導権を握られるつもりは、毛頭なかった
相手が人間だろうが幽霊だろうが、自分に仇成す存在の末路は、決まっている
やる事が決まっている以上動揺する理由も当然――無い

「俺が――テメェから逃げる? 笑わせんな」

走り出した少女が繰り出したとび蹴りを横に移動し、避ける。そこまで難しくは、なかった
そしてそのままの勢いで刀の頭頂部を少女の腹に、突き立てようとした
隙は大きく、空中だ。交わすのは困難とみて、大胆な攻撃を選んだ。
命中すればそのまま地面に少女をつなぎ止める楔のように、刀を地面に押し付けるだろう
851 :【抑揚双宮】[sage]:2011/09/04(日) 00:04:36.72 ID:2PreLoAAo
>>848
男が嘆きの言葉をならし、凍った足を溶かした時には少女達は数10m先にいた。
奇襲は成功したようだが逃げるのにはまだ時間がたりなかったらしく、まだ視認できる距離だ。

男が振り落とした、自らの持つ異様な剣を。
唯ならぬ剣であるそれは『空気と言う名前の混合物の 柔らかさ 』を殺し、擬似的なカマイタチを作り上げ飛んでいく。
少女達は前を向いて走っていた、避けようがない。

「きゃぁあ!」

一人分の少女の悲鳴と共に、それと遅れて地面に倒れる音。
二人は双子なためどちらかに当たったことは確認するのは難しいだろう。
もう片方が心配そうにゆらし、その場に止まっている。

「おあねちゃん、しっかりして!」

その悲痛な叫び声から判断できるかもしれないが
852 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/04(日) 00:09:43.31 ID:2tWKu2Zlo
>>846

「…聞き流してくれ」

【かなり前に訪れた世界のことを思い出す】
【訪れる前に主要な銃器を手に入れたことが幸いして生き残ることが出来た】
【判りやすく言うと洋ゲーのFall outの10倍近い危険度だった】

「……そうだな」

【相手の話題を聞いて手元の手帳をめくる】
【話題を変えてきたことに気付きながらもそれに乗る】
【相手が拒絶していることにはあまり首を突っ込まない】
【彼自身が自身の過去に触れることを嫌うためである】

【捲っている手帳が止まる】

「…人間が一人もいない世界と言うのがあったな」
「…吸血鬼やエルフ、天使に魚人、何でもいた」
「…文明レベルは中世といったところか。酒が美味かった」
「…森林が多い大陸の首都は天を大樹に覆われていたな」

【手帳を見ながら話す】
【それはかれの行動記録を書き綴ったものだ】
【かなり年季が入っており所々、切れたり黄ばんでいたりする】

「…写真もあるぞ」

【そう言って手帳を見せる】
【白黒でお世辞にも綺麗とは言いがたいが森の住人や旅人が生活している写真があった】
【手渡しはしていないため見せれば直ぐに戻してしまうが】
853 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/04(日) 00:09:58.78 ID:nG20Y57X0
>>850
「よっしゃ!やるきでてきたなぁ!?」

【相手の刀が迫る。躱す気はない。ゼロだ】
【幼女の腹には刀が突き刺さる。そして抵抗も出来ずに地面とくっつく背中】
【その様に幼女は顔を歪める。ただし、悦びで歪んでいるのだ。痛みに歪んでいるわけではない】

「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

【快楽に身悶えする幼女】
【幼女は刀が刺さったまま動こうとする】
【勿論傷口は広がっていく。このままでは股が避裂けてしまうだろう】
【相手の抵抗がなければそのまま股は裂け、刀の捕縛から抜け出すだろう】
854 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[saga]:2011/09/04(日) 00:12:19.48 ID:Q/s9HPkxo
>>851
【カツッカツッ】
【音を鳴らしながら少女達の方向へと歩き始めた男は】
【言葉を紡ぐ】

「───キミ達はその理由を聞く権利がある。」
「───キミ達は抵抗する権利がある。」
「───キミ達は己に殺された後、己を恨む権利がある」
「───キミ達は自分が埋葬される土地を選ぶ権利がある。」
「───キミ達は自分が埋葬される方法を選ぶ権利がある。」

「───────キミ達は己を倒す権利がある。」


「逃走する権利………なんて一言も言っていないと思うが。この己は」

【カツッカツッカツッ】
【革靴の甲高い音が響き渡る】
【己の右腕に握っている剣を肩にかけ、さも当然の様に言い放つ】
【少女達を大きな石を除けた下に居た団子虫を見るような、そんな同情する眼で見つめていた】


「───さて、どうする?」

【男は無防備である】
【無論、先ほど冷静に冷酷に冷淡な冷気を放ってきた姉の方には充分注意を払いながらも】
【まさk、双子で尚且つその両方が能力者であるなどと言うことには考えが思い浮かばないようである】
【近づいていきながらも男は少女達に質問を問う】
855 :【機技改触】《Ultimate Technology》2011/09/04(日) 00:13:54.33 ID:9ytOoO7io

「いつもより泣き虫な空〜」

彼は歩く。

「傘の無い僕はまるで〜」

少し湿り、重たくなった白衣を揺らめかせ

「一人〜気まぐれに〜」

歌うのは調律をあえて乱した様な声

「ちょーーし外れに〜」

嘔吐物が広がる路地裏を通り抜け、色鮮やかなネオンが輝く大通り
様々な感情をアルコールが描く朱に染めた人々の乱れた隊列の中
形な無い闇色の夜空から降り注ぐ小さな涙を傘も差さずに多々浴びて
金髪の彼はただ歩く。足取りは周囲と同じくされど…酔った様子もなく

「吐かれた鼻歌の気分さ〜ット」

「……なんか最近技術屋してないヨウナ?────まぁイイカッ」
856 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/04(日) 00:17:24.18 ID:8svU48sEo
>>853

「ッ…気違いめ…!」

幾ら鞘が付いたままと言えど、無理矢理に動けば――それでも力を緩めるつもりは毛頭ない
だんだんと広がっていく傷口、そして、そして――…

「――ッ!?」

裂けた少女の身体、如何に決意を固めていたといっても、ここまで凄惨な光景を見る事はそう多く無い
縫い付ける刀に込めた力は弱まり青年は、一歩後ずさる。
波のように広がる動揺はこの光景の説明を求めていたが、とても青年に、理解出来る事ではなかった
857 :【抑揚双宮】[sage]:2011/09/04(日) 00:20:54.69 ID:2PreLoAAo
>>854

カイマイタチは姉の方に着弾したようで、背中に真新しい傷跡を残しながらふらふらと妹に支えながら立ちあがった。
妹の表情は今にも泣きそうで、姉の顔は苦しさを浮かべながらも心配かけまいと凛とした表情であった。
台風の影響もあってかこの地も風の影響が大きい。ゴォゴォと風が流れたながら紅い血も大きく風に乗って飛んでいく。

「…もし。妹だけでも助けてって言ったら?」

指で作った銃口を向けながら、男に言う。
妹はその横で驚いた顔を浮かべ、なにもできないでいる
858 :【剣撃銃業】《Waltz with battlefielda》 [sage saga]:2011/09/04(日) 00:23:18.25 ID:7bS/Rry20
>>849

静寂が場を支配する。それはまるで嵐の前の静けさみたいで。
今の男の状況は例えるならば、大荒れの海を船で渡ろうとする暴挙。
先ほどまでの余裕は消え去り、「プレゼント」を十全に貰う事に専心する。

「―――かかって、…来いやァァッ!!」

雄叫びの直後、飛来するは水流と言う名の斬撃。
距離を取った段階でもしやとは思っていたが、まさか来るとは思っていなかった。
轟音は焦燥を駆りたて、切れ味は歓喜を煽り。

男は、笑う。
このような出し物を目の前にして。
このような刹那をかみしめることができて。

剣を横に寝かせ、剣と共に腰をひねらせる。
意思を強固にし、両足にふんばりを利かせる。
逃げる?そんな選択肢は無い。男にあるのは一つ。

(―――存分に食らってやんよ!)

速くないとは言えど、刻一刻と迫る斬撃を前に男は剣を振るうタイミングをうかがっていた。

そして――時が来た。剣を、振るう。

「ウォラアァアアアアアアアァァアアアアアアアアァッ!!!」

王道を行く斬撃と、邪道をひた走る大剣が火花を伴って鍔迫り合いを始める。
その一撃は確かに重い。気を抜かずとも斬撃の力に負けてしまいそうで。
その一撃は確かに強い。邪道を有無を言わさず捻じ伏せるかのようで。

(―――王道に潰されて、たまるかよぉッ!!
 俺様の、悪意は、邪道は、こんな強ぇ王道になんざに塗りつぶされは死ねぇんだよッッ!!)

男は、引かない。確かにすばらしい一撃で、これほどのものはなかなかにお目に掛かれない。
だから男は引くわけには、負けるわけにはいかなかった。
足腰が限界を訴え始める。斬撃との鍔迫り合いで衝撃が体中を苛む。

けれど、けれど、けれど。引くものか、俺の悪の華ここで傷物にしてたまるかよ。
その一念が男を支えていた。結末はいかに―――
859 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/04(日) 00:23:58.41 ID:nG20Y57X0
>>856
【刀から抜けたはいいのだが股がこれでは動けない】
【というわけで幼女は両手で右側の股と左側の股をくっつけようとする】
【勿論普通の人ならばくっつくはずなどない。だが幼女の股はくっついた】
【腹から股間まで、綺麗にくっついたのだ】

「あひゃひゃ!きもちいいぜぇ!!?」

【青年に凄惨な笑みを向ける幼女】
【その口からはだらしなく涎がこぼれている。目は大きく見開かれて、青年を見つめていた】
【そして幼女は走り出す。再び攻撃するために】
860 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[saga]:2011/09/04(日) 00:26:48.23 ID:Q/s9HPkxo
>>857

「その姉妹愛に免じて助けるぞ?」

【淀み無く言い放つ】
【ニコニコとした無表情よりも無表情な表情を相手に向けたまま】
【何時でも切り捨てることが出来るように右腕に力を篭めている】


「───何せ、己は割りと優しいと巷で評判の男だからな」


【びゅうびゅうと吹き荒れる風を背に受けて】
【男は、全く嘘を吐く気配も無く嘘を言い放った】
861 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/04(日) 00:28:11.87 ID:f0x/L+Zuo
>>852
【人間が一人もいない世界、というのは中々に驚きを感じる言葉である。少なくともこの世界においては人間が大半を占めている】
【とはいえ人外の数も相当な物だという認識もあるにはある。目の前に吸血鬼が出てきても驚きはしないだろう、疑いはするが】
【写真も提示されたので黙ってそれをじっと見つめ合成写真だとかフォトショだとかではないかを確認する。うーん、確かにこれは】
【眉間にしわを寄せて重ね重ね調べるが怪しい点は無い様に思える。心霊写真にツッコミを入れるみたいに適当ないちゃもんを突ける点すら見当たらない】

「ふーむ……なるほど、まぁ、異世界人って嘘を吐いても意味はありませんし……うん、ですね」

【そんな訳で顔を離しつつ頷いて納得をした女性。奇々怪々溢れるこの世界で生きていくには適応力を高め、何事にも順応しなくてはいけないのである】
【流石に異世界人と言うワードにはピンと来なさ過ぎていたのだが、しつこく否定したところで話は一向に進まないものでもあるし】

「でしたら、じゃあ、大丈夫かもしれませんね」

「ですけど、本当に気を付けてくださいね。何が起こるか常にわからないって感じですから……ええ」

【そんなこんなで結局、自分の注意は相手には無駄であると言う事になりいよいよもって自分が相手に手伝えることは無いことを痛感したのであった】
【両手吹っ飛んでからなんか無能キャラが定着しつつあると自分を自虐したくなる。】
862 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/04(日) 00:30:11.07 ID:8svU48sEo
>>859

再び身体を結合し、こちらへと向ってくる少女。その姿は、尋常ではなかった
然し結局は、枯れ尾花といったところか。
彼女のタネが――能力の正体が分かってしまえば、先程まで驚く事は、今後無い筈だ

「――…気持ち悪ぃ、能力だな」

一言吐き捨てるように呟くと青年は、刀を片手で持ち。鞘を、抜き去った。
物理攻撃が効かないのであれば、こちらにもまだ手段はある。――使うのは、始めてであるが。

再び両手で刀を構え、白刃の切っ先を少女へと向けた。目付きは鋭利に、少女を見つめたまま
863 :【抑揚双宮】[sage]:2011/09/04(日) 00:32:51.07 ID:2PreLoAAo
>>860

「なら…駄目ね」

風にのせて攻撃が飛んでくる。
完全なる時間差攻撃、逃げるタイミングで能力を使用しその辺に球体を取りつけたのである。
後はこの風に乗せて当たるのを祈ればいい。数撃てば当たる話だが、当たらない確立だってある。
男の背後から冷気の塊が幾つか飛んでくるが、その全てが男に当たる訳ではない。

「私はこのこと一緒に行きたいもの」

牽制のつもりなのか銃口からは何も出ない。
ただ後ろにいる妹をがばっているだけだ。
864 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/04(日) 00:34:55.70 ID:r+6+jTtIO
>>858

【濃縮された水流は、辺り一面をずぶ濡れにするほどの量で、】
【相手の大剣と真正面からぶつかり、金切り声のような異音と、】
【強烈な振動をぶつける。しかし、男は不意に全体に掛かる力が消えるのを感じるだろう。】



…はは…お見事ね。

…「完敗」よ。

【水の剣圧が「散る」。噴水の様に四方に割れ、霧になり変わり、】
【そこから辺り一面を濡らしてから消えた。「邪道」が王道に勝った瞬間である。】

……ま、種明かしすると私の剣に距離は関係無いってことよ。

「刀だけ」でも銃みたいな扱いができるってことね。

…王道でも「見かけによらない」奇襲ができるってわけ。

【突き刺さった刀を引き抜いてから、二本とも鞘に収める。】
【晴れた重みが伝わった。左腰に二振り、これが一番落ち着く。】

…ああそうだ。私ロータス、ロータス・ブラックよ。

…あんた、名前は?剣を交じえた人間の名前は覚えておきたいからよかったら教えてくれないかしら。

【ふう、と息を吐き出し、目の前の邪道な剣士に質問した。】
865 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/04(日) 00:36:29.29 ID:nG20Y57X0
>>862
【やっと、と言ったところだろうか】
【相手が鞘を捨てた】

「おおう!それでおもいっきりわたしをきってくれるってことか!!」

【感嘆の声をあげる。遂に、刃に貫かれる、斬られる、嬲られる】
【あまりの甘美な響きに口から溢れる涎の量は増していく】

「あひゃひゃひゃ!!はやくっ!はやくやりあおうぜぇ!!!」

【特に何も考えずに、幼女は青年に突っ込んでいく】
【放つは頭突き。当たれば結構痛いだろうが例によって躱すことは容易である】
866 :【限定升力】30秒だけ本気出す[sage]:2011/09/04(日) 00:39:36.88 ID:4un2pVyP0
>>855
/まだいらっしゃいますか?
867 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/04(日) 00:42:25.48 ID:2tWKu2Zlo
>>861

【トーシャの反応に驚かされたのは2度目だ】
【適応能力が非常に高いのだ。大半は行動記録を見せても納得しないことが多いのだ】
【その点、彼女は簡単に納得してくれた】

(それなりに修羅場はくぐっているのだろうな)

【Rに珍しくトーシャの評価はかなり高めだ】
【おそらく「有能であり限界をある程度知っている」と言ったところだ】

「…無知の知というのを久しぶりに見たな」

【だからこそ語尾を濁した彼女に対して言葉をかけたのだろう】
【心の壊死した彼としては奇跡とも呼べる発言だ】
【気付けば肉の良い香りが漂っていた】

「…食え」

【肉の中でも大きい物を選び差し出した】
【情報料と言ったところか】
868 :【正悪与奪】奪ったり与えたりらじばんだり@wiki[saga]:2011/09/04(日) 00:42:54.74 ID:Q/s9HPkxo
>>863

「じゃっ」


「────己の命になれ」


【内心、だろうなとは思っていたのであろう】
【ゆっくりと、余韻に浸る暇も無く、男は剣を振る体勢に移った】
【背後から迫る冷気の塊に気付ける訳も無く】
【ただ、冷気が当たるのが先か、剣が当たるのが先かという二つの問題でしかなかった】


「────覇ッ!!!」


【両手で剣を持ち、突く事が出来ない処刑人の剣にて処刑を行う様に剣は振られ始める】
【………が】


「……………………っ?………」


【直撃】
【そして、直撃したのは頭】
【つまり、頭の血が 『完全に止まった』】
【されど降り始めた手が止まるわけでもなく、避けなければしっかりと振り下ろされることになるだろう】
【余りにもあっけなさ過ぎるが故の、最後の一挙動のようであった………】

死亡……
869 :【機技改触】《Ultimate Technology》2011/09/04(日) 00:46:20.10 ID:9ytOoO7io
>>866
/はーい。
870 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/04(日) 00:49:33.54 ID:8svU48sEo
>>865

「お前の期待通りにはならないし、させねえ。残念だったな」

喉を鳴らし嗤いながら、呟く
――言葉通り。きっと少女の願っている事が、叶う事は無いだろう
この刀は人を斬る事は、出来ないのだから

少女は先程と同じように、此方に突っ込んでくる。何がしたいのだろうか?
そんな事を考える必要は、無い。もうすぐ終る。――…そんな事を、思いながら
頭突きを先程と動揺、脇に身体を動かし避けると、背中から腹へ、刀を振り下ろした

――命中すれば青年の刀は少女を傷つける事無く、貫通してしまうだろう
この刀の刃は精神のみを対象とし
斬った者の戦意、怒り、憎悪などといった好戦や負の感情を切り伏せる
そういう、刀であった。青年には大凡、似つかわしくない効果である。然し今は、縋るしかあるまい
871 :【限定升力】30秒だけ本気出す[sage]:2011/09/04(日) 00:54:56.91 ID:4un2pVyP0
>>869
/では……

【男の進む大通りの少し先、一人の青年が建物の壁に寄り掛かって空を見上げていた】
【赤いシャツの上に黒いロングコートを羽織った青年は、男と同じく傘を差しておらず、また寄り掛かった場所には雨を防ぐ物が無い】
【青年の髪やコートが濡れているが、青年自身はそれを全く気にする事は無く、ただ茫然と暗い空を見上げていた】


………ふぅ。

【青年の溜め息が闇に溶けた。それは不幸という感情を少しばかり滲ませており、男の耳に届くかもしれない】
872 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/04(日) 00:57:20.50 ID:nG20Y57X0
>>870
【豪快に突っ込んで、豪快に斬られるはずだったのだ】
【しかし斬れていない。何故だ。何故斬れていないんだ】

「はあ!!?」

【どうして斬れないんだこの野郎とでも言いたげに青年を睨む】
【だが、次の瞬間。幼女の戦意や怒りなどの負の感情を消し去られた】
【そして幼女は】

「ねえ♪」

【ご機嫌そうに青年に近づいて行って】

「ころして♪」

【青年の目の前で両手を広げて棒立ち】
【幼女が青年を攻撃していたのは相手をやる気にさせる為】
【幼女は快感を求めていただけなのだ】
【だから戦意や怒りが消え去っても行動理念は全く消えていないので同じことを繰り返すだけなのだ】

「あひゃひゃ!」
873 :【剣撃銃業】《Waltz with battlefielda》 [sage saga]:2011/09/04(日) 00:57:38.69 ID:7bS/Rry20
>>864

「はぁ、はぁ、はぁっ…」

勝った。しかしその余韻に浸る暇なく。
全身全霊で振るった剣故に男は全力を使い切ってしまった。
だから買ったはずなのに膝をついていた。けど笑っていた。

「……はっ、そりゃ御大層なこったな
 剣を振るうだけで拳銃みたいな扱いができる、か
 これじゃ邪道も王道も変わらねぇな」

地面に刺さった剣を支えに立ち上がり

「特別におしえてやんよ。俺様の名前はライル。
 ロータスか…。今度会った時は待った無しの真剣勝負だ
 命の奪い合いをしようじゃねぇか、キヒヒッ」

疲れたのか男は大の字になりながら、地面にごろんと寝転がり、直ぐにねてしまった。

/遅くまで絡み乙でした!
874 :【抑揚双宮】[sage]:2011/09/04(日) 00:58:34.65 ID:2PreLoAAo
>>868

攻撃しなかったのは距離を置く為でもある。
何しろ二人はまだ少女、攻撃と言う雑念にとらわれれば回避するのは難しい。
例えそれが途中で本人の意が切れる中途半端な一撃でも。

最後の振り落としは何とか回避できた。
終わりは無傷でないが、生き残ることはできた。
それでも…

「………!」

始めてみた人の死、それを目撃した妹は壁に寄りかかり嘔吐した。
その背中を姉がさすり、やさしく声をかける。

「ほら、忘れましょ」

やがて二人は落ち着くと、その場を後にする。
残ったのは男一人。

男はこう言った「此の間の芋虫とか化物とかと違って一応は人間だしな」
ではソレは果たしてマトモな人間だったろうか。

嘔吐された物体のなかでピクピクと動くものがいる。
ソレは芋虫のような形態で多きもので数センチはある。一匹や二匹ではなく大量に。
それでも全てが動くわけではく、その中の数匹が動き始め立ち上がらない男に向かう。

果たしてソレは真っ当な人間なのであろうか
/おつでしたー
875 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/04(日) 01:01:39.87 ID:SpcUkffvo
>>867
【『無知の知』という評価にこれまた苦笑いを零さざるを得ない。褒め言葉ではあるとは思うのだが、褒めているのか貶されているのか】
【それにしてもここまでマトモ、いや、それ以上の人に会ったのは久しぶりであった。なんていうか、そう、親切なのである。無愛想でも充分過ぎるくらいに】
【自業自得ではあるが酒場で酒を飲めば殴り合いになり、自業自得ではあるが通り魔に両手が爆ぜさせられ、自業自得ではあるがイライラさせられた】
【それに比べれば、否、比べずとも水やら食料やらを分けてくれるだなんて―――クソッ、なんつうイケメン、性格がマジイケメン。と心の中で評価した】

【しかし、『食え』と言われてもどうやって食べたものか、いや、どうやって受け取ったものか少し躊躇ってしまった】
【足を使うとか首から吊り下げている左腕と胴で肉を挟むとか色々方法はありはあるのだが、何かと光景的に無様過ぎてとても誰かの前でできるものではない】
【特に足なんかは折角の貰い物を無下にしてる感じがして罪悪感がとてもある。くっ、これは、その、齧りつくか、口で、串ごと―――】

「……あ、後で食べるので申し訳ないのですけれど、置いておいてください……」

【結果として選んだ選択肢はそれであった。これも何か無礼な感じがして嫌なのではあるが仕方が無い。あれである、使い魔的なのが欲しいと切実に思った瞬間であった】
【だが残念ながらこの女性には魔術的知識はそこそこあっても技術だとか素質的にはできないのである。そういう異能を持っているわけでもなかった】
876 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/04(日) 01:05:38.19 ID:8svU48sEo
>>872

「――…はぁ」

どうやら
敵意を戦意を、此方に向けての脅威を斬る事には、成功したようであったが
結局余りは変わらない。棒立ち無防備となった少女が、殺せ殺せと迫ってくる
訳も分からず考えように依ってはよっぽど、うっとおしい状況とも言えた。
[ピーーー]事が出来ない以上は、他に方法も無かったのだが。思わず、溜息が溢れる

「…どうしてそこまで、殺して欲しいんだ?」

答えには余り、期待で来そうも無かったが
青年はじとりとした視線を少女に向けながら、重々しく問いかける
そして答えを聞かないまま後進、少女からの逃走を図る
そう簡単には、赦してくれない様な気がしたが。
877 :【真双戒剣】[sage]:2011/09/04(日) 01:07:01.46 ID:r+6+jTtIO
>>873

…そうよ。結局邪も王もないのかもしれないわね…

そんなものは主観で決めるもの。邪道でも勝ち続ければ「王道」になるかもしれないわ。

【乱れた髪を整えながら、女は言葉を紡いだ。】
【例えば正義と悪のように。結局、邪道も王道もないのかもしれない。】
【全ては「手段」であり、行動の一部。勝つ目標のために収束するなら、】
【どこまでが王道でどこまでが邪道かは線引きが難しいのかもしれなかった。】

ライル…ね。覚えたわよ。

…ふん、楽しみにしてるわ。それと、神殺をさっさと潰しなさい。

…「残党」に用は無いのよ…

【相手が寝転んだのを見届けてから、】
【女も踵を返し、背を向けた。】


/乙でしたー!
/楽しかったですっ!
878 :【機技改触】《Ultimate Technology》2011/09/04(日) 01:08:15.72 ID:9ytOoO7io
>>871
揺れる雑踏の中、当ても無く歩く彼の足取りはまさに雲の如く気分のままに
……そして、少し歩いたばかり。様々な色が入り混じり形を持たない雑踏の中

「────?」一つだけ、ヤケに明確に鼓膜に届いたのは溜息が一つ

ヒョコ、と。首を曲げて見るそれはその暗くタールの様な不運が零れた根源へ
闇に混じる様なコート。鮮血に染めたような赫いシャツ。男性の蒼き目は青年を捉え
一度…………男性は立ち止まった。途切れた列配合で軽い衝撃と文句が聞こえるが
男性は、特に気にする────否意識を送るともせず、青年に向けてサムズアップッッ

それはイイ笑顔と共に、僅かに男性は揺らめいてそのまま……流されてくッッ?!
879 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/04(日) 01:09:58.73 ID:nG20Y57X0
>>876
「はやく!はやくころして♪」

【死ぬときの痛みはどれほど気持ちいいだろうか】
【それを知りたい。感じたい】

「どうして?そんなのきまってるでしょ?」

【一息おいて幼女は満面の笑みで応える】

「どれくらいきもちいいかたいけんしてみたいからだぜぇ!」

【こんなものだ】
【逃げようとする青年の手を掴んで止めようとする。笑顔で】
【振り切ることも出来ないことはないのだが…?】
880 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/04(日) 01:21:51.80 ID:2tWKu2Zlo
>>875

「…置いたら食えないだろう。このまま食え」

【平然と感情無く答える】
【先ほどは水分のみであったが今回は食事だ】
【ましてや暖かい食料など目的地に着くまでは食えないであろう】
【男女混成部隊で負傷兵を世話していたため気恥ずかしさなど一切無い】
【PTSDによる失感情症もあるのだが彼女が知るはずも無い】

「…ところでもう一つ質問だが近くの都市を知らないか?」

【村から出て数日、目的としたのは都市だ】
【彼としては使い慣れた狙撃銃が欲しかったのだが村には5.7x28mm弾しかなかった】
【結果、銃の調達として都市に出ることとなったのだった】
【彼にとってはおそらく自身の五体より重要な問題だろう】

/そろそろやばいので凍結してもよろしいですか?
/とりあえず明日20時ごろに空きそうなのですが…
881 :【限定升力】30秒だけ本気出す[sage]:2011/09/04(日) 01:27:42.45 ID:4un2pVyP0
>>878
【ただ夜空を見上げていた青年は、その青い瞳で見る世界の隅に―――――なんかこう、変な人を見つけた】
【ゆっくりと空から普段の視点へと首を動かすと、雨が降っているというのに傘も差していない見知らぬ金髪の男が自身に向かって、こう、グッとしていた】
【雨が降っているのに傘を差してないという点が自分にも当てはまっている、というのは青年にも当てはまっているが、どうでもいい事であった】
【それを頭の片隅で疑問に思っていると、その男は間もなく人の波に呑まれていった】

……………。

【何だったのだ、今のは】
【軽く目元をマッサージするように片手で揉み、建物に寄り掛かった状態から直す】
【そうして、今度は注意深く人混みの中を見ようとする。主に男が人に呑まれていった所を】
882 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/04(日) 01:30:07.61 ID:8svU48sEo
>>879

「…ああ、そうかよ…」

手を掴まれ仕方なしに振り返ると、返答を受け
絞り出す様な返答をしながらああもうコイツとは、根本的に価値観が違うなと
そう、思った。多分自分には、正す事は不可能だろう。
いや、頑張れば、まともな思考が出来るように、諭す事も出来るのかも知れないが。
そんな事をする義理も無ければ理由も無ければ気分でも無かった。掴む腕を、強引に振り払おうとする

「節制を覚えろ、我慢しろ。…この猿野郎」

そして、罵声を浴びせた
自分が気持ちいいからと、人を振り回すなと。相手の価値観の側面を抉るように、言葉を放った
恐らく効果はないのだろうが、一言言ってやらなければ溜飲も下がらなかった。主に鳩尾の痛みの所為で
そして――…少しだけスッキリした青年は、”試してみるのも良いかも知れない”と、思い始めた。
これは善意というよりも、興味に近かった。勿論まともになればそれに越した事は無いとも、思うのだけれど

「…避けるなよ」

一言そういうと、二閃。少女の身体を横なぎに、白刃でもって斬りつけるだろう。効果は先程と同じ。
そしてそれに成功したならば――…青年は、更に次の行動を起こすだろう
883 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/04(日) 01:37:31.49 ID:nG20Y57X0
>>882
【青年は振り払おうとしたが存外強く握っていたために離れてくれない】
【ちなみに今までも何人か普通の道へ正そうとした人が居たが…結果は今の状態を見れば分かるだろう】

「ああっ!もっとののしって!」

【世紀のドMなので勿論暴言雑言でも快感を得られる】
【こんなことで落ち込んでいたらもう現在のような動きはしていないだろう】
【もう何度も言われてきた言葉だ】
【ニヤリとした表情のまま幼女は相手の腕を離す】

「よけるわけないぜ!」

【相変わらず無防備なままだ】
【そして斬られるが、やはり傷一つ付かない】
【どういうことだ。と青年を訝しげに見つめる幼女。黙って次の行動を待っている】
884 :【機技改触】《Ultimate Technology》2011/09/04(日) 01:44:12.04 ID:9ytOoO7io
>>881

「HAHAHAHA、悩める少年デスよ?悩める少年。まったくイイですねえ」

青年の目線の先、流れる様子は川の様に。無数の人ごみの中で明るい金髪は映え……
わずか先────何時の間にか男性は、側でふらつく酔っ払いの傘の下でケラケラと
互いに肩を組み合って……笑いのツマミは若者で、一際大きく響く笑いの声

「拙者達ハ〜もう年ですもんネェ。アンだけきらめいていた未来も真っ黒ケ」
「悩んでるヒマなんデ、ナインデスヨー。技術屋もキャクイネェですしッ」

そして、そのうちこの二人フラつく脚を無理矢理に、強引突破は人の濁流の中
文句を言われながらもお構いなしに飄々と────二人の酔っ払いは壁際に
そして、チン、と。音がして。青年の目線より少し先男性と何処かの酔っ払い

始まりだした飲み直し。ワンカップ酒がキラキラと街頭のした輝いて
885 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/04(日) 01:46:31.31 ID:SpcUkffvo
>>880
【相手の返答を聞いてぎょっとした。相手は慣れているんだか完全にそういうのを割り切れるタイプだとかなのかもしれないが、こっちは違うのである】
【大の大人が見知らぬ人、仮に相手が女性であったとしても相手の手を使って食べさせてもらうなど恥かしさはとてつもない。このまま食えって】
【若干顔を青ざめさせてううーと唸りどうしようかと思考に浸る女性。大人とか女性としてのプライドを取るか、食欲に従って肉を食べるかであった】
【もしかして相手は無感情キャラなのだろうかと言う疑問もぽつっと湧き出てくる。せめてそこにも親切心を頂戴と叫びたかったがぐっと堪えた】

【そして、悩んでいるところへと流れるように放たれた質問によりまたハッとしたように視線を向けなおす。どうも自分の思考に浸りやすい性格であるらしい】
【視線をちらっと空の方へと向けようとしたが空は木や木の葉に覆われていて所々しか星の光が漏れておらず、あー、と困ったような声を出した後に】

「えっと、確か街を出た時には北極星があの辺だった……気がする……から……えーっと……」

「あ、いや、森に入ったと気はあっちだったからー……うーんと……」

【一応の方角を得る知識を得ているような事を垣間見せるが少し怪しい感じで悩む。本当にこの女性の言ったことを信じてよいものかそういう風な所で信憑性に亀裂が入りそうだった】

「…………多分、ここから南東に3kmほどかと」

「あ、他の世界がどうかは知りませんがこの世界には科学やら魔法やら能力やらなにやらがたくさんあって」
「こう、ファンタジーな街とか高層ビルが立ち並ぶ街とか、色々あるんですね」

「んで、今言った場所の街は俗に言う『現代風』ってところでしょうか」

【随分と説明がアバウトっていうか曖昧な部分もある気はするがこれがこの女性の限界であった。別に頭が悪い訳ではないのだが詰めが甘いというか、なんというか】
【もしかしたらこういう性格だから両手が吹っ飛んだのかもしれないがそこは定かではないのである。とにかく、これが説明であった】


/うい、了解しました。お時間がある好きな時にお返事しちゃってくださいなっ
886 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/04(日) 01:47:52.03 ID:8svU48sEo
>>883

「ッ…気持ち悪ぃ」

自分の警告も、只の罵りだとしか捉えられていないらしい
我慢しろと、言っているのだが。やはり少女には無駄らしく
正真正銘の罵り言葉を浴びせ掛けると青年は、、口を紡ぐのであった


「よし、行くぞ――…」

ふーっと息を吐き、目を瞑り。練習は何度かしたが、実際人に向けて使うのは始めてであった
命中すれば、斬った相手の感情を愛や信頼というもので埋め尽くす
そんな業。愛も信頼も皆無な自分がこんな奥義を使えるのだから、面白い事もあるものだ
――尤もそんなことだから、使用機会は全くなかったのであったが。然しだからこそ、どうなるかは興味もある

《奥義 名称未決定ッ!!》

間の抜けた台詞を心の底で吐き出しながら、構えた白刃を一閃
それは先程までの斬撃と、比べ物にならないくらいに早かった

刀を鞘に戻すと、また深く息を吸い。ゆっくりと眼を開けて、眼前の少女を見据えた。
さあ、どうなる。
887 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/04(日) 01:54:31.89 ID:nG20Y57X0
>>886
「あひゃひゃ!」

【罵られて思わず笑いが漏れる】
【心なしか目がキラキラしているように見えるのだが…】


【青年は刀を構えだす】
【緊張しているのか、精神を統一しているのか、じっとしている青年】

【次の瞬間。幼女は斬られていた。傷一つなく、綺麗に素早く真っ二つだ】

「はぁぁ!」

【すると大きな瞳がキラキラする今度は絶対にキラキラしている】
【その目が見つめる先は青年。凝視している】

「わー!」

【そして青年に向かって走り出し、思い切り抱き着こうとした】
【愛で満ち溢れたからなのかどうかはさっぱりわからないが、抱き着こうとした】
888 :【甓に紅蓮を熾す妓】 エネルギーを運動、位置、熱エネルギーに変換 @wiki[sagesaga]:2011/09/04(日) 02:00:08.34 ID:03dAVKcX0
「ぎゃああああああああぁぁぁぁ!!」

【夜でも人で賑わう繁華街。 其処から一歩入った路地裏】
【男の絶叫が其処から聞こえてきた。 ついで、不良のような男が其処から飛び出してくる】
【男の服の一部は燃えていて、男は脱兎の如く駆けていった】


【男の叫びに一時足を止めた人々だったが、危ないことには近寄らない主義なのか、また普段の動きを再開させた】

―――

【その路地裏に居るのは、赤茶色の髪を持つ1人の少女】
【薄汚れたTシャツと、大きすぎる、だがウエストだけはピッタリのズボン。その上からボロボロで漆黒のローブを羽織る】
【見えにくいが、首から白銀に輝く十字架のチョーカーを下げていたりする】

―――はぁ。

【珍しくため息を吐く少女】
【あの不良が「勝手に置いていった」財布を拾い上げポケットにしまうと、不良というものが、つくづく馬鹿な連中だと思う】
【ホームレスの自分に声をかけ、金品を要求するのだから。 持っていないわけでも無いが。】

【何時ものように縁に座り、屋根のように少女が住む一帯を覆う透明の板を見上げながら、少女はまたため息を吐いた。】‪
889 :【限定升力】30秒だけ本気出す[sage]:2011/09/04(日) 02:02:07.02 ID:4un2pVyP0
>>884
【群衆から先程の男を見つけ、聞こえてきた男の言葉にまず、やはり俺か、という感想が第一だった】
【そんな感想を抱き、また無意識的に軽い溜め息を吐こうとした瞬間に男の姿がしっかりと見え出して――――――】


………は?

【いつの間にか男は酔っ払いと意気投合。何があって瞬間的にこうなったのか青年には分からない】
【周囲の人を気にせず騒ぐ変な男&酔っ払い。時間を考えろ、という普通の突っ込みをするのも忘れていた】
【そして何やら盛り上がっているようで、ワーワーと談笑している男と酔っ払いは千鳥足でこちらへ向かってくる】
【人混みを超え、フラフラとした足取りでこちらに来て、何かの音、自分の前で飲み始める二人組】

………。
【はぁ、と疲れた溜め息一つ】
【数歩ほどこちらから近づき】

人の事を話題にするのはいいが………
……酒ぐらいは自宅か店で飲んだ方が良いのではないか?

【言うだけ無駄だと思いながら、酔っ払い二人組にそう言う】
【面倒な事になりそうだ。そんな嫌な予感が青年の頭をよぎった】
890 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/04(日) 02:08:45.19 ID:8svU48sEo
>>887

「ん……うおっ」

愛と信頼で満たす、といっても
この行動は予想外で、あった。少女に抱きつかれ青年は、あからさまに顔を顰めた

「おい…なんだってんだよ」

幾らこんな少女だとしても、異性に抱きつかれているのは落ち着かない
戦闘時よりも更に、青年の拍動はその早さを増していた

少女の顔を抑え、突き放そうとするだろう。力はそこまで強く無い。
――ここまで顕著に効果が現れるとは思っていなかった。
これで少女が”まとも”な人間になっているのならまあ、一応は嬉しいと言えるが
…この様子だと、そんな事もないような気がした
891 :【機技改触】《Ultimate Technology》2011/09/04(日) 02:16:32.25 ID:9ytOoO7io
>>889
震える手つきで蓋を外して、傾けて。グビリグビリと揺れるのは二人の喉で
少なからず列の常識に縛られた者たちより注がれる視線は突き刺さる様に鋭くて
だけど構わず酒を飲む。世界なんて気にすんな。宿命の如く酒を飲む二人とも

ワイワイガヤガヤ二人の世界「────お?」その声は青年が語り終えた後に
金髪の男性は苦言なんぞ風の様に聞き流し……ようやく気づいて声を上げて
それは始まりの鐘となり、立ち上がる男性と酔っ払いと酔っ払いBッッ?

「おお、ちょうどきましたネェ。青年F君、────────サァサァッッ」
「今から、おじさん達のアツイアツイ人生相談会が開かれルので参加しナサイ、むしろシロ」

彼らは地面に脚を擦りながら青年の元へ進む。それはさながらゾンビのように。
……何時の間にか酔っ払いが増えてる?そんなの気にしない方が世の為で……
892 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/04(日) 02:16:46.09 ID:nG20Y57X0
>>890
【何故かは分からないが凄く青年が好きになった】
【理由は不明だが青年がこの上なく愛おしく感じる】
【甘えたい。ちゅーしたい。一緒に暮らしたい】
【何故だろうか。そんな考えが幼女の頭の中をかき回す】

「う…そのだな…」

【顔を赤くして青年をマジマジと見つめる】
【なんだろうこの感覚は】

「えとぉ…」

【なんて言い表せばいいのかわからない】
【どういうことなのか。なんでこんなに興奮しているのだろうか】
【痛いわけでもないのに】

【突き離されそうになっても思い切り抱き着いているので離れない】
【接着剤で張り付けたかのように青年から離れようとしない】

【暫く前までの幼女ならここで青年を殺そうとしていただろう】
【何故ならば殺すことは最上の快感。言ってしまえば愛情表現の一つだと思っていたから】
【しかし今はそういう気分は不思議と沸いてこない。何故だろうか】

【顔を赤らめた少女は青年にぎゅうっと抱き着いたままである】
893 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 02:27:40.38 ID:IhWtEsiJ0
>>888


「ん?」

【何処からか聞こえる不良の悲鳴、それを聞きつけ一人の男が足を止めた】
【ココは人で混みあう繁華街、だが男の10m以内に近寄る者は誰一人いない。その男の異形に気圧されていて近づくことが出来ないのだ】

【短い黒髪はきっちりとしたオールバックに整えられ、スーツにネクタイ、革靴と全く隙の無い格好である】
【それらの色を全て純白に統一する、というズレたセンスを除けば完璧と言っていいくらいだ】
【それだけ見ればただの仕事帰りのホストに見えなくもないのだが】
【彼の背中には大きな漆黒の翼が六枚生えていた】
【白と黒の対極を併せ持つその姿は、見る者を圧倒することだろう】


「なんだ?」

【路地裏から飛び出してくる、服に火の付いた男。それを見て訝しげに眉をひそめる】
【考え込むように立ち止まっていたが、しばらくして不良が出て来たその路地裏へと足を踏み入れた】
894 :【限定升力】30秒だけ本気出す[sage]:2011/09/04(日) 02:28:20.88 ID:4un2pVyP0
>>891
しろ、と言われてもな……
【ハイテンションな目の前の男達とは裏腹に明らかに乗り気でないようにそう返す】
【青年の中で目の前の男の評価が「金髪の変な男」から「ただの酔っ払い」に変化したのは言うまでもない】
【どう考えてもただで返してくれそうも無い。それに元は青年も暇な所が無かった訳では無い】

………時宮、だ。時宮 輝。
青年Fなんて呼び方は勘弁だ。
【酔っ払いに引っ掻き回される覚悟を決め、とりあえずはそこだけを訂正しようと名を名乗る】


【ちなみにいつの間にか酔っ払いが増えているなど、不思議な事にはもう気にしない事にした】
895 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/04(日) 02:32:12.31 ID:8svU48sEo
>>892

「……っ」

少女の表情を見て、目を併せ、ぎくりとした
仄かに赤らんだ顔、此方を見やる眸の奥――…
さっきまでの殺伐とした空間は、何処へいったのだろう

青年の顔までもが徐々に、熱を帯びていく――…決して
さっきまで殺し合っていた少女なんかに、惹かれた訳ではない。ただ
異性はおろか同性とすら殆どコミュニケーションをとらない、特殊な生活を長い間送っていたため
こういった状況に、全く耐性が無いだけであった。青年に言わせればコレは、弊害とも言うべき事だ

「お、お前の言い分なんて知るか。傷がいてえんだよ、[ピーーー]ぞ」

声は震えを帯びて、覚束ない。なんとも情けない話である。
脇腹の刺し傷は確かに、ぎゅっと締め付けられて痛かった。耐えられない程ではないが
ともかくこのままでは自分にとって良い方向に展開が向かない気がして
青年は虚勢を張りつつ、少女に退くよう促した。腕で掩蔽しようとしているが、顔が赤いのが判るかも知れない
896 :【機技改触】《Ultimate Technology》2011/09/04(日) 02:34:10.24 ID:9ytOoO7io
>>894
/眠気が凄いので凍結が。
このままてきとうに喋り終わったと

という事にしてください……すいません
897 :【甓に紅蓮を熾す妓】 エネルギーを運動、位置、熱エネルギーに変換 @wiki[sagesaga]:2011/09/04(日) 02:37:19.52 ID:03dAVKcX0
>>893

【邪魔者も追い払ったし、そろそろ寝ようかという時間】
【何時ものように縁を枕にして寝よう…そんなときに、足音が聞こえた】

――――なんだ?

【小さく、されど確りと耳に届くその男の声は、少女は起き上がらせるのには十分だった】

―――…。

【男が足を踏み入れた先には、ちょうどその少女が目に入るだろう】
【同時に、少女も男の姿を見ることとなった】
【純白のスーツや革靴。そして漆黒の翼】
【両端を併せ持つその姿に、少女はその無表情のまま暫し、言葉を失った】

【そして数秒後、何とか立ち直ると一言】


―――…何?

【いきなり、この家とも呼べる場所に入ってきたこの男】
【就寝前というその時間も相まって、少しだけその声にはイラつきが現れていた】
898 :【限定升力】30秒だけ本気出す[sage]:2011/09/04(日) 02:40:24.58 ID:4un2pVyP0
>>896
/了解です お疲れ様でしたー
/遅レス、微妙な反応本当にすいませんでしたァーッ!!orz
899 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/04(日) 02:41:23.36 ID:nG20Y57X0
>>895
【どうやら相手は自分が嫌いなようだ】
【涙目になりながらも渋々青年から離れる】

「ころせばいいぜ!」

【そして相手の虚勢に笑顔で応える】
【殺せばいい。殺せるわけないが、死にたいし、殺してくれればうれしい】
【好きな人に殺される。想像するだけで気持ちがいい。このまま果ててしまいそうなほど、魅力的だ】
【殺してほしい。この人に。それが今の幼女の願いだ】

「………おねがい」

【吐息交じりの甘い声で青年に懇願する】
【殺せなくてもいい。せめて首を斬るくらいはしてくれれば、それでいい】

【荒い息遣いに潤んだ目で青年を見つめる】
900 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 02:51:05.73 ID:IhWtEsiJ0
>>897


「ああ、こんばんは」

【目の前には襤褸を身にまとった一人の少女。それを見ても男は一向に動じない】
【相当な大物なのか、ただの馬鹿なのか】


「さっきここから火の付いた男が出てきたからね。何かあったのかなって思ってさ」

【そう言いながらあたりをきょろきょろと見渡す。別に火事があったわけではないようだ】
【単なる好奇心でここに来ただけであって、この少女がその原因だということには気付いていない】
901 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/04(日) 02:58:21.18 ID:8svU48sEo
>>899

涙目になった少女を見ると、胸が僅かに、然れど鋭く、ちくりと痛んだ
おかしな話ではある、相手は自分と敵対していた筈なのだから。それでもまあ、この痛みに変わりはない

「――…」

沈黙した
所謂言ってみただけという奴で。人を斬れない刀身と鞘では、絶対に[ピーーー]事は出来ないだろうと
そう思っていたし、そうなのだろう。少女の笑顔を直視出来ずさり気なく視線をそらして
やや気まずそうなまま、黙り込んだ。――…このままバッくれて、立ち去ってしまおうか
出来る筈も無い様な選択肢を脳裏に浮かべ、浮かんでは沈む思考に歯止めをかける。
いつも通りの一日だった筈なのに、どうして自分はこんなに悩む事になってしまったのだろう


「――無理だよ、俺には。お前も見ただろ」

甘い声で囁かれた、懇願
やや間を置いて青年は、溜息と共にかぶりを振った。出来もしない事を、するといっても仕方ない
もし、殺せたら。手元に刃物でもあったのならば。そうしたら自分は言われるがまま、少女を殺していたのだろうか
ふとそんな事を考えるが、結論は出ない。

「…それじゃあな、俺はもう行く」

まさか、こんな事になってしまうとは。自分には少し、いやかなり。複雑な話であった
いずれにせよ自分の能力に依り、少女の状況が好転するならいいのだが。まあ悪くなったとしても、どうかする気は今のところ無いが。
総括しつつ、軽く手を挙げる。そして少女の横を横切って、街路を歩いていこうとするだろう
擦れ違い様彼女の頭をぽん、と叩いて。引き止められればまた、止まる事になるだろうが
902 :【甓に紅蓮を熾す妓】 エネルギーを運動、位置、熱エネルギーに変換 @wiki[sagesaga]:2011/09/04(日) 03:02:20.07 ID:03dAVKcX0
>>900

【火の付いた男とは、先ほど少女が燃やした不良の事だろう】
【興味本位か―――理解した少女は、男に言葉を投げ掛ける】


―――私にぺちゃくちゃ喋るから、「燃やした」。
―――弾みで財布落ちたから、良いけど。

―――それで?

【嘘を言うのもなんだと思い、とりあえずありのままを喋った】
【…依然、そのイラつきは収まらない。】
【それも当然、他人が居ると眠れないから、居るだけでイラつきは増しているのだ】
【―――それで? という言葉には、若干イラつき度が大きくなっているのが分かるだろうか】
903 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/04(日) 03:10:14.92 ID:nG20Y57X0
>>901
【幼女の願いは叶えられない。誰にも叶えることはできない】
【幼女は死ぬことはできないから。例え灰になったとしても、意識という観点において『生きて』いる】
【喋ることも、考えることも出来ないけれど生きているのだ。確実に、絶対に】

「………無理なのはわかってるけど……」

【私は死なない。あなたでなくとも、何人たりとも私に『死』を与えることは出来ない】
【どんなに強力な武器を使っても、凄い能力の持ち主でも私にトドメはさせない】
【相手が死んだと思っていても、私は生きている。死なない。死ねない】
【哀しいよ。私】

「え…」

【自分の横を青年が通っていく】
【どこいくの?】

「ま、まって!」

【頭に優しく青年の手が置かれる】
【幼女は青年の衣服を右手で掴む。そして】

「あ…な、なまえ…おしえて……ください」

【と、誰にでも叶えられるお願いを青年に願う】
【幼女の目は視界から青年を離さない】
904 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 03:14:03.83 ID:IhWtEsiJ0
>>902

「燃やした? それはすごいな。俺は結構火が苦手でさ、料理とかもあんまりできないんだ」

【男は彼女のイラつきには全く気付かず、どこかズレた返事を返した】
【この飄々とした態度は、虚勢を張っている訳でも相手を馬鹿にしている訳でもなく、この男の自然体なのである】
【ちなみに火が苦手なのは、単純に背中の羽が燃えるから。前に料理をしているとき、そういうことが何度かあった】


「あ、でも子供があんまり火とか使わない方が良いよ。危ないからね」

【相手の幼い外見を見て、至極もっともな忠告をする。この状況で言う言葉ではないが】
905 :【甓に紅蓮を熾す妓】 エネルギーを運動、位置、熱エネルギーに変換 @wiki[sagesaga]:2011/09/04(日) 03:23:05.62 ID:03dAVKcX0
>>904

―――…そう。

【それがズレた返事であることを確認した少女は、今にでも頭を掻き毟りたい衝動に襲われる】
【相手はそうではないらしいが、こっちには馬鹿にしてるとしか聞こえなくて】
【返事自体は淡白だが、その口調には若干の変化が。 勿論、苛つき的な意味で】

―――知らない。
―――あっちが、仕掛けてきたんだから。

【相手のその忠告】
【あぁ、聞き飽きたその質問。 今まで道行く人に何回も何回も聞かれたその質問】
【まぁ、こんなところで何回も人を燃やして居れば、そんな質問も飛んでくるだろうが…】

【男が入ってきたことによる苛突きとは別に、そのうざったいを質問されたことによるイライラも加わり】
【ほぼ無意識に地面を叩き、エネルギーを充填させた】
906 :【小鳩丸】@wiki[sage]:2011/09/04(日) 03:26:52.15 ID:8svU48sEo
>>903

「俺は、静寂(しじま)。まあコレも人に付けてもらった名前だからな。好きに呼べよ」

また会う事があればな、と、心の中で付け加えた。
そして、小さく、ほんの小さな笑みを造ると、パーカーを掴む少女の右手を剥がした
不器用な手つきであったが、極力乱暴にならないよう、気をつけているようでもあった

「――…[ピーーー]ないんだったらその事は諦めて、生きてどうするのが幸せかを考えるんだな。
 ………俺に出来る限りなら、協力してやるからよ」

踵を返し数歩歩いた後。
やや躊躇いを見せながらも振り返り、青年は口を開いた。気まずそうに、頬を掻く
然し言葉に、偽りは無かった。言いたい事を言ってやっただけ。うん、満足だ

少女がこうなったのは、自分の所為だ
それならば少女の今後が好転するよう協力するのも、自分ではないのか
あどけない、年相応の少女の仕草を見ているうち、そんな感情は徐々に増していっていた
どうせ家も仕事も夢も、何も無い人生なのだから。このくらいの目標を持つ事くらい、悪い事じゃあないだろう
ふっと笑みを漏らすと、もう一度軽く手を上げ
青年は今度こそ、夜の帳に消えていった

/こんな感じで締めさせて下さい。絡みありがとうございました!楽しかったです。
907 :【不滅之徒】《ザ・アンデッド》 @wiki [sage saga]:2011/09/04(日) 03:37:12.48 ID:nG20Y57X0
>>906
「しじま…」

【いつものハイテンションな彼女はどこへやら】
【心の中に幼女はその言葉を刻み込んだ】
【例えこれが青年の能力による嘘の感情だったとしても、今の幼女の気持ちには偽りがない】
【嘘が本当になる。そんなこともあるのかもしれなかった。とりあえず初恋である】

「……………ありがとう」

【小さく弱弱しい声でお礼】
【青年に悟られないように密かに幼女は泣いていた】
【なんだか温かい気持ちで一杯だ】

【幼女の生き方は今までと変わらないだろう】
【しかし、確実に幼女の中で何かは変わった】
【それが何かは分からないが、何かは変わったのだ】
【幼女は涙を拭う】

「じゃあね!」

【青年に向かって精一杯手を振った】
【またあえたらいいな】

/絡みあり乙でした!!楽しかったです
908 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 03:39:05.84 ID:IhWtEsiJ0
>>905

「ん? あの男に何かされたのかい?」

【相手の言葉を聞いて男の方も口調が変わる。それまでの平坦なものから、彼女の身を心配するものへと】

「何かされたなら、警察にでも行った方が良いよ」

【純粋な厚意から、男は再びごもっともな言葉を述べた。能力者が多いこの街では大した意味を持たない物であったが】


「 ? 」

【少女が突然地面を叩いた。何だろう虫でもいたのかな、などと考えながらぼーっとそれを眺める】
【この男、基本的に警戒心というものを持たない稀有な人種らしい】
909 :【甓に紅蓮を熾す妓】 エネルギーを運動、位置、熱エネルギーに変換 @wiki[sagesaga]:2011/09/04(日) 03:49:26.36 ID:03dAVKcX0
>>908

―――別に。
―――されかけてやり返したようなものだから。

―――大体、警察なんて信じられない。

【男が自分を心配してくれているのは分かる。 言葉も、基本的に正しいだろう】
【だが、イライラは増大するばかり。 この男の、その純粋故の対応が、異常にムカつく】

―――もう話すこと、ないでしょ。
―――帰って。

【しかし、そのイライラを見ず知らずの優男に「攻撃という形で」発散させるのは、少女でも気が引けた】
【なので、ボソリとそう言って相手に帰るよう促した。 自分も、後ろを向いた】
910 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 04:05:02.29 ID:IhWtEsiJ0
>>909

「うん、そうだね。君も一緒に帰ろう。この辺は危なそうだし、送っていくよ」

【彼女の言葉にあっさり従う――――のかと思いきや、一つ条件を付けてきた】
【こんな時間に女の子を一人で帰らせる、などという事は出来ないらしい。見た目通りのホストっぷりである】
【別に送り狼になるつもりも無いが】


「ほら、行こう」

【そう促しながら少女に近寄り、右手を差し出して優しく手を繋ごうとする。この状況でも相手のイライラには気付かない】
【更に言うと、この場所が彼女のねぐらだという事にも気付いていない】
911 :【甓に紅蓮を熾す妓】 エネルギーを運動、位置、熱エネルギーに変換 @wiki[sagesaga]:2011/09/04(日) 04:17:10.28 ID:03dAVKcX0
>>910

【ブチッ…と、少女の中で何かが切れた】
【別に堪忍袋の緒ではないかもしれないが、とりあえず何かが断ち切れた】

―――…ここ、私の「家」だから…。
―――早く…早く帰って。

【あぁもう。 早く帰ってくれ…そう心から願うも口には出せず】
【早くしないと貴方に傷を負わせてしまうから…とも言えず】
【結局、冷たい言葉で相手が自分に愛想を尽かすのを待つだけなのだ】

【右手を差し出す男に、薄く恐怖感すら覚え】
【咄嗟に右腕を突き出し、相手の目の前(それでも、危なくない程度、驚かす程度)に炎を出現させる】
【相手に悪いとは思っていても、ここは私の「家」なのだ。】
912 :【甓に紅蓮を熾す妓】 エネルギーを運動、位置、熱エネルギーに変換 @wiki[sagesaga]:2011/09/04(日) 04:32:17.44 ID:03dAVKcX0
>>911
/5行目無しで。何かおかしい事書いてましたorz
913 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 04:37:13.08 ID:IhWtEsiJ0
>>911

「うわっ」

【びっくりした、表情に変化はないがすごくびっくりした。思わず体が硬直してしまう、だが、その炎が自分を傷つけることは無かった】
【危害を加えるつもりは無いらしい。やはり優しい子なんだな、と場違いなことを考えてほっと小さくため息をつく】


「……。馬鹿を言っちゃいけない。ここはただの路地裏だよ。君の家なんかじゃあない」

【怒っている風でもなく。ただ淡々と、やや説教がましく聞こえるがありのままの事実を述べた】
【本人は知る由もないが、この男と少女はあまりに育ってきた環境が違い過ぎた。これでは話が噛み合わないのも当然である】


「さあ、一緒に帰ろう。本当の家はどこだい?」

【そう言いながら再び手を差し出す。中々諦めが悪い】
914 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 04:39:37.37 ID:IhWtEsiJ0
>>912
/おっと、了解です
915 :【甓に紅蓮を熾す妓】 エネルギーを運動、位置、熱エネルギーに変換 @wiki[sagesaga]:2011/09/04(日) 04:59:44.82 ID:03dAVKcX0
>>913

―――何回も言わせないで。
―――此処が私の「家」。

―――貴方みたいな、「普通以上」じゃない。

【ありのままというのは少女でも容易にわかる事実】
【男の服装から容易に見て取れる男の育ってきた環境。 それにさえ、イラつく】


【こういうのは、嫌いだ。】

【なおも手を差し伸べてくる男】
【少女は横を向いたまま右手を再び突き出し、炎を出現させる】

【場所は男の目の前。 やはり驚かすだけだが少女はこうも言う】

―――…次は、「焦がす」。

/うは、眠気来ちゃいました。 凍結でもキンクリでもどうぞ…
/おやすみなさい。
916 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 05:24:39.43 ID:IhWtEsiJ0
>>915

「……そっか」

【少しだけ、悲しそうに呟く。相手に拒否された事ではなく、自分を 『普通以上』 だと言われた事に対してだ】
【裕福そうな外見とは裏腹に、いや、そうだからこそ男もそれなりに寂しい人生を送ってきた。彼女からすれば、それはほんの些細な物かもしれないが】


「仮にそうだとしても、君はここに居るべきじゃない。他に家が無いなら、とりあえず僕の家においでよ」

【差し出した右手はそのままに、優しく、少しだけ厳しく言葉を紡ぐ】
【もう相手の炎を見ても驚くことは無い、それに】


「無理だよ。俺にソレは効かない」

【静かに、何の気負いも無くそう宣言する。確信がある訳ではないが、なんとなく自分なら大丈夫な気がした】
【男の言葉に応じてか漆黒に輝く大きな六枚の羽たちが、さわさわと微かな音を立てて揺らめく】




/了解しました、では一旦乙です
/反応遅れるかもですがお好きな時に返レスをお願いします
917 :【甓に紅蓮を熾す妓】 エネルギーを運動、位置、熱エネルギーに変換 @wiki[sagesaga]:2011/09/04(日) 14:07:18.48 ID:03dAVKcX0
>>916

―――「べきじゃない」なんて、貴方にはわからない。
―――自分の考えを押し付けているだけ。


―――貴方に何が分かる。


【この前。 自分と同じくらいの少女が男と同じ事を言った】
【自分は今の男と同じ態度をとり、その少女を追い返したのだが―――】
【この男は、それと同じ方法では帰ってくれないようだ】
【それなら、と少女は、壁を叩いてエネルギーを充填】

―――効かなくても良い。
―――貴方が帰れば済む話だから。

―――帰れよ。 偽善者。


【少女は右手を振り、次の瞬間には熱風が吹く】
【普通の道路ならそれはたいしたもの無いだろう。 だが此処は狭い路地裏】
【少女が男を拒むように熱風は男を襲い、同時に少女への壁となる】

/寝てしまってスイマセンでした。
/よろしくです。
918 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/04(日) 16:50:24.65 ID:lQAz7wPBo
>>803

うむ、しょうゆは美味しいし好きだ

【嘘はいっていない】
【醤油そのものの味付けは好きだ】

わしは人探しの旅の途中なのだがな
猫の青年と天使の娘を探せ、と言われておるのだ

【それは師匠からの令】
【その日暮しの生活を繰り返し、遠い果ての地よりここまできたのだ】

お前はどうして此処まで来たのだ?
その言い草からしたらお前もこの地のものじゃないのだろう?

【意外と頭は回るらしい】
【手の中で光球を弄ぶ】
【その光は普通の光とは違く、自然に馴染む光だ】
919 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 17:18:40.73 ID:BJN72ok1o
>>918
「人探しの旅ですか、猫の青年と天使の娘...?一体どんな関係が。」

第一それらの者どもを探しだしてどうなるのか、そこが僅かに引っかかっていた。

特に質問しないのは他人ごとと割り切っての事であろう。

「どうしてここに来たか...というより何時の間にかここに居着いたって方が正しいかも。」

ここの街じゃなくても別にいいのだ。そんな感じの言い方。

「私は...」

一本の、腰元に携えていた剣を引き抜き、剣先を夜景の方向へ向ける。街の光を反射した剣は鋭く輝く。

「一人前の戦士になる為の修行の為に旅をしておりまして、それでまあ、能力者と呼ばれる人達の多いこの地に引き寄せられるようにと言いますかなんと言うか...」

つまりここの居心地が良すぎて他所へ中々行けない、そんな感じである。
920 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/04(日) 17:38:50.59 ID:lQAz7wPBo
>>919

なんでも世話になった兄妹なんだとか……

【それをなぜこの少女が追うのか】
【聞けば言うだろう】

ふむ

【珍しい理由だと感心】
【すると剣を抜いた少女】

……ほう
わしと戦ってみるか?見ての通り能力者だぞ

【此処であったのは何かの縁】
【土地が引きあわせたのかも知れない】
【此方も炎刀を抜き、笑う】
【その刀は光を反射することはなく、ただ燃えるのみ】
921 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 17:43:06.64 ID:BJN72ok1o
>>920
「兄妹ですか、成る程、生き別れのような感じですか?」

何故追うかは聞かない、だが探らない訳でもない。着かず離れず、その微妙な距離感が相手の心を侵食しないちょうど良い距離感、そう思う。

「戦う?ここで戦ったら警察呼ばれますよ?」

見ての通り展望台、人は割と多い。


それでもやるのか、そう問う。
922 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/04(日) 17:53:11.78 ID:lQAz7wPBo
>>921

いや、青年と娘が兄妹なのだそうだ
わしの師匠がその二人に命を救われたらしい

【気楽に話す姿は最初よりも柔らかくなっている】
【ちょうどいい距離感を見つけたのだから】

そんな些細な事は気にするな
命の取り合いまではしないのだろ?

【にぃ、と笑う】
【獰猛で、楽しそうな笑みを】
923 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 18:03:52.81 ID:BJN72ok1o
>>922
「ああ、貴方もその兄妹の一人という訳では無いのですね〜、へえ。」

肉親など見たことも気にした事も無いが、無論、殺されたとか失踪したとかではなく、純粋にこの少女の肉親は居ない。つまり自然発生したこの少女はそのような間柄には疎い。

だが、憧れもある。

「些細な事って...仕方ありませんね...」

こんな強引な方法は好かないが、相手はきっと引かないだろう。ならば。


少女は腰掛けている岩から飛び、地面に着地すると、その剣を自らの額に当て、集中。

金色の、視覚化される程の覇気が放出。一般人でも絶対に"ヤバい"と感じさせる最強の力の欠片は、少女の予想通り展望台に居た一般人を騒然となり、ここから立ち去る。

もはや温厚とは言わないまでも、そのオーラは普通の人間のものではない。化け物、修羅、鬼神。少女の内に眠る力の具現が目を覚ました瞬間である。

烈風が吹き荒れ、少女はそれに合わせて目を開ける。紅く光る眼は鬼、その鋭い瞳とオーラはこの少女にしては残酷過ぎる程のものである。

「本当に戦いますか?」
924 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 18:05:40.07 ID:BJN72ok1o
/騒然となり→騒然とさせ
/に変更です
925 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/04(日) 18:13:02.86 ID:lQAz7wPBo
>>923

うむ、違うぞ
わしの一族――リャン族は一部の者を仙人の元へ修行させるのだ
その仕上げがこの人探しなんだそうだ

【などと簡単に内情を話した】
【自分が姫だというのは、未だ言わない】


ッ!

【突如少女から顕れた鬼気】
【それに一瞬ひるむが】

……相手にとって不足なしだッ!

【光球を幾つも展開】
【それは土の槍となり、また空気の剣になる】
【それぞれ4つ召喚した】
926 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 18:13:36.16 ID:IhWtEsiJ0
>>917

「うーん、そうかもね」

【確かに自分のやっていることは正しいのかどうかは分からない。もしかしたらこの少女の言っていることがすべて正解なのかもしれない】
【でも、それでもこの男は帰らない。帰った所で何もすることは無いし、それに】


「一人は、寂しいじゃないか」

【ぽつり、と相手に向けてというよりは自分に言い聞かせるような口振りでそう呟く】
【少女の様子が変わったのを見てこちらもばさり、と大きく羽を広げる。男の周りに漆黒の其れが狭い路地裏いっぱいに展開された】

「おっ」

【こちらに向かってやってくる熱い風。それに対して男は小さく羽を動かす、ただそれだけ。羽ばたくとまでも行かない小さな動き】
【しかし、それによって大気が急速に不自然な動きをする。少女が起こした熱風に向かってそれを食い止めるべく同程度の、或いはそれ以上に強い風が吹く】
【ソレはたがいに空中でぶつかって男の起こした風は少女のソレを強引に押し戻そうとするだろう】
【ただし男の其れはあくまで普通の風なので少女の物と違い相手にダメージを与えるのは難しいかもしれない】




/お待たせしました
927 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/04(日) 18:19:22.37 ID:r+6+jTtIO
【公園】
【日も落ち、チラホラと人々が存在している。】
【昼間の様な賑わいは無い。遊んでいた子供達も帰ってしまったし、】
【他の人達もそれぞれやることがあるのな、何処かへいってしまっている。】
【そんな閑散とした公園に、とある人物がいた。ベンチに座っている。】

いやはや武器が手に入ってよかったな。

【一人は青年だ。】
【すれ違っても全く印象に残らない、穏やかそうな青年。】
【この季節に合った派手でもない地味でもない服を来て、】
【かっこよくもブサイクでもない顔をしている。】
【もっとも、一つだけ、大きな特徴があった。そっちの方が人々の目がいくだろう。】
【それは、彼の背中の剣である。身の程もあるかなり長い両刃剣だ。】
【銀特有の柔らかな輝きがあり、量産されたモノでは無いことがわかる。】

( ^ω^)
全くだお。これからはナイフ使いなるお

【そしてもう一人は少年である。】
【全体的に丸顔な饅頭の様な頭と、癒し系の顔。】
【腰に鳶色のナイフホルダーがあり、そこから黒い柄が覗いている。】
【これだけ見れば、彼も一般人だが、やはり違うものがあった。】
【それは、彼の「存在感」というべきか、全身から出るオーラの様なものである。】
【何となく、そう、他と違うような、そんな感じがしていた。】
【鋭い人間なら、それが「魔翌力」に由来しているということが分かる。】

あの子は…人助けしてるかな

( ^ω^)
してると思うお。あの瞳は純粋無垢で穢れを知らない輝きを帯びていたお。

【道行く人を眺めながら、ぼんやりとそんなことを話す二人。】
【微かに涼しくなったそこは、緩い時間が流れていた。】
928 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 18:19:46.91 ID:BJN72ok1o
>>925
「なんかよくわからない事情ですね...」

未だ理解に及ばない少女である。


-----------
月光を浴びた剣は怪しく輝いている、少女の覇気そのものは化け物。だが実際少女の腕はそこへ追い付いてはいない。

だが、一般人な能力者と性能差で比較した場合はやや上だろう。

実際、まだ成長限界には遠く遠く及ばない。

光の玉は姿を変える、何へ変化したかは分からないが、それが自身に危害を加えるもと言う事は想像に難くない。

「面妖な能力ですね、いや、能力の存在そのものが面妖ですが。」

抑揚の無い口調は、剣と似て鋭い。

「魔法剣ヴィルガ」

剣の根元から雷が吹き出し、剣はそれを纏う。剣を天に、構える。
929 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/04(日) 18:27:30.23 ID:lQAz7wPBo
>>928

一つだけ言っておこう

――わしの前で元素の力が聞くと思うな?

【空中に浮かぶ土の槍をそちらに飛ばした】
【それは目眩まし】
【被弾直前で破裂するだろう】

破ッ!

【空気の剣を左手に、左から右へ振るう】
【狙いは相手の剣】
【右の炎刀は未だ、振らない】
930 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/04(日) 18:33:20.90 ID:T5p1RgJ+0
>>927
ジェイル加入を前提として絡めますか?
931 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 18:34:44.00 ID:BJN72ok1o
>>929
「元素の力、なら試してみましょう。」

迫り来る土の槍、楯で殴りつけようとするも、破裂。

楯を構えていたお陰で体した被害はないが、衝撃、何かが剣に触れた。

「まさか、それで剣を落とせるとでも?」

落としてはいない、だが振るうには時間がない。

「空迷えし無数の透よ、集いて刃を成し、槍となり彼のものへ落ちよ。アリクアム。」

相手の真上に大きな氷の塊が発生、それが落ちていく。少しでも動けば無傷の回避は容易であるが、果たして氷の存在に気がつくだろうか。
932 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/04(日) 18:36:09.73 ID:r+6+jTtIO
>>930
/ロールの流れしだいですが大丈夫ですよ!
933 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/04(日) 18:38:15.27 ID:2tWKu2Zlo
>>885

【トーシャが話しているのを聞きながら自己分析する】
【おそらく、文明レベルとしては近代とそう変わらないレベルなのだろう】
【天体観測から大まかな位置を知ることが出来るがそれほど活用はしていない】
【ならば精密な地図を作る技術があってm

「…能力者だと?」

【能力】【その一言が男を変える】
【声は冷静と言うよりも驚きに近く、それとなしに震えている】
【何か琴線に触れたのか。今まで彫像のような感じがした男が急に人間味を帯び始める】

「…答えろ。どんな扱いを受けているんだ」

【肉を差し出したままの男が声を震わせて聞く】
【目には深い恐怖が浮き上がっていた】

/いらっしゃいますかー?
934 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/04(日) 18:40:03.98 ID:2tWKu2Zlo
模試も終わって俺復活!
…剣魂さんいますか?


>>148
インディペンデンスさん何してるんですか
935 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/04(日) 18:40:29.09 ID:2tWKu2Zlo
上記ミスです
936 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/04(日) 18:40:30.67 ID:lQAz7wPBo
>>931

ッ!

【空気の剣を爆発】
【その勢いを使い、後方へ飛び退く】
【直後、氷の塊が元いた場所へ堕ちた】

(戦士然としとるから不要な近接は無用……と思ったが魔法を使うか)

【ヒットアンドアウェイを念頭に置いた戦法】
【偶然今の一撃は避けたが何時まで通用するか】

ならばこうだ!

【5つの光球に土塊と空気が渦巻く】
【それぞれ先の丸い杭のような――言ってみれば槌のようなそれを、そちらに打ち出した】
【同時に掌に土の棍棒】
【槌を囮に、棍棒で剣をたたき落とす狙い】
【杭の発射と共に突っ込んでいく】
【狙いは3本が盾、1本が体の中心、もう1本は剣を狙った】
937 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/04(日) 18:43:05.90 ID:T5p1RgJ+0
>>927
【時は同じくして公園の入り口、一人の人間がこの公園に入ってくるのを確認できるだろう】

「…げほっ、げほっ」(まだ施設の場所も知らないから上手くジェイルについてよくわからんなあぁ)
【入ってきた男は、一目で体調が悪い青年と見えるだろう】
【マスクをしており、顔色も少し悪い、しかも咳をしていると言う事で完全に病人だ】
【何故そんな男性が横になっていないかと言うと…】

「…ジェイルどこだぁ…」(最悪通行人とかに聞くしかないな…)
【ボソリと、疲れた声をしてこの言葉を呟くだろう、勿論ベンチに座っている二人に聞こえる音量で】
【また咳をしつつ、青年は入り口を過ぎていった】

/それではよろしくお願いします。
938 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 18:49:04.27 ID:BJN72ok1o
>>936
「外れた...か。」

回避されて当然だったかもしれない、少女はそう思う。

光の玉に何やら渦巻いている、それが形作ったのは...杭であろうか。

「...!」

突如として地面が隆起、少女は地面に片膝を付くと、隆起した地面に完全に隠れた。まさに地の楯。

杭は少女の地の楯に阻まれる、だが、ここから次の攻撃が立て続けに来た場合、回避出来る自信は無い。
939 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/04(日) 18:52:28.74 ID:r+6+jTtIO
>>937

( ^ω^)
外藤、なんかいるお

…こんだ病人か…一体どういう

【どうにもキツそうな、おそらくは男性。二人は彼を見つめていた。】
【顔色も悪く、そしてマスク。足取りもどこか頼りない。】
【なんとなく危なっかしい。二人とも特になにをすることもなく、見つめていると、】

( ^ω^)!

……

( ^ω^)…今

…ああ。確かに「聞こえた」。

【二人とも小声でそう言葉を紡いだ。青年は背中の剣を、】
【外し、傍らへ。すぐに抜刀できるようにしているのは、】
【まだ相手が敵か味方かわからないからである。】

…そこの方、

…司法機関に何か御用で?

【青年は、相手の背後に声をかけた。】
940 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 18:54:37.02 ID:BJN72ok1o
>>936
/ごめんなさい!次かなり遅れます!
941 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/04(日) 18:57:01.61 ID:T5p1RgJ+0
>>939
(ちょっと休憩したらまた…うん?)
【次の行動を決めて実行しようとした瞬間、後ろから声をかけられた】

「ん? ええ、ジェイルで働きたいなぁと思って、もしかして場所知ってますか?」
【後ろにいる二人の姿をさっと見てから、青年はそう答える】
【この咳をしている青年、特に闘気など殺気などは無いが…、相手はどう行動をとるか】
942 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/04(日) 19:02:47.36 ID:r+6+jTtIO
>>941

( ^ω^)
隊員候補キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!お。

…へえ…働きたい…

【二人とも意外そうな表情。相手の様子をみるに、】
【病院の場所でも聞きたいのかと思っていたのだが、】
【どうやら違ったようだ。二人の予想を大きく裏切っていた。】

…ええ。知ってます。…が、その前に一つ。

…働きたい「理由」は?

【青年は静かに質問した。】
943 :【甓に紅蓮を熾す妓】 エネルギーを運動、位置、熱エネルギーに変換 @wiki[sagesaga]:2011/09/04(日) 19:02:48.83 ID:03dAVKcX0
>>926

―――そんなもの、貴方の考えに過ぎない。
―――私は、一向に寂しくない。

―――貴方が、「1人は寂しい」という考えを押し付けてる。

【その、まるで自分に言っていないかのような返事にも少女は怒りを募らせる】
【熱風は、男が起した風によって吹き返された。 自分の熱で、少女は傷つかない】
【だが、その風によってエネルギーは少しだけ溜まっていたりする】
【あくまで少しだけだが。】

―――仮に貴方が私の手首を掴んだとしても。
―――私は抵抗する。 貴方に噛み付いたり、蹴ったりする。
―――最悪、舌を噛み切って死ぬ。

―――全て、貴方が手首を掴まなければ、起こらないこと。

【いつでも攻撃できるように、右腕を相手に突き出しながらそんなことを言う少女】
【少女の目は、本気であることを示しており、そういう意味で、少女は男に脅しをかけた】
【自分だって、死ぬのは嫌だから】
944 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/04(日) 19:03:30.77 ID:lQAz7wPBo
>>938

……ふむぅ

【空気の剣と炎の刀】
【両方を持つ少女は目を細める】

【追撃はしない】
【今はその時でないと思ったからだ】
【あくまで慎重なのだ】

/了解です!
945 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/04(日) 19:10:16.14 ID:T5p1RgJ+0
>>942
「あっ、ジェイルの人でしたか」(これはラッキーだ)
【その言葉に驚いたような声になる、顔は風邪でしんどいのかあまり変わっていないが】
【そしてそのジェイルの人に、働きたい理由を聞かれる、青年は間を空けてから】

「理由は…生活費が欲しいのと、この街の犯罪率が減ればなぁと思って」
【彼の回答は、一言目に金、二言目に正義、らしき理由だった】
【表情からもあまり正義感が薄そうな青年、彼は雇われるのだろうか】
946 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/04(日) 19:17:57.97 ID:r+6+jTtIO
>>945

え…ええ…?

(;^ω^)
なかなか素直な人ですお。

【なるほど理由としては全うかも知らないが、さて二人は互いに顔を見合わせる。】
【確かに理由にはなっているが、さて、どうだろうか。】
【青年は視線を相手から外し、考えをまとめ始めた。】

…せめてその理由が「逆」ならですね…

( ^ω^)
金が欲しいならなにもジェイルじゃなくてもいいでしょうお。

それに、危ないですよここは。
しょっちゅうなんかの事件に巻き込まれます。
あなた見る限り身体も弱そうですし…他の仕事をなさった方が良くないですか?

【それから、「申し遅れました」と、二人は身分証を取り出す。】
【青年のものは顔写真の隣には、「第二執行部隊隊長・外藤」と記されており、】
【少年のものは「内藤」。そして「隊長補佐」と書かれていた。】
947 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/04(日) 19:27:24.20 ID:T5p1RgJ+0
>>946
「はぁ…」
【相手のセリフにさらに弱気になってくる青年】

「自分は確かに体が弱いんですが、デスクワークも上手くいける気がしなくて…できると思えば…畑仕事ですかねぇ…」
【目がショボンとなり、だんだん愚痴になっていくセリフを言っている途中、ふと青年の頭上に鉛色の雲ができていく】
【弱気になっせいでうっかり能力が発動してしまい、青年の頭上にある、もう直径50m程に成長した雲は雷でゴロゴロと音を立てる】

「隊長さんでしたか、自分は風崎 トモル(ふうさき ともる)…あっ、しまった」
【互いに自己紹介が済ました後、すぐに青年は能力が暴発した事に気づく】
【彼が黒い雲を睨んだかと思うと雲はすぐに掻き消えた】
948 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/04(日) 19:32:21.18 ID:r+6+jTtIO
>>947

( ^ω^)
流石に畠はないですお。

うーん…そうですね。能力でもあるならまだ―――――――――――

【そこで、青年は言葉を切った。空を見てみると、】
【鉛色の曇天な雲が出現している。今まで取り敢えず晴れており、】
【そして星空が輝いていたのに明らかにおかしい。】

…ちょ、ちょっと待った。あなた…能力者?

( ^ω^)
これは意外ですお。詳しくお願いしますお。
949 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 19:32:32.47 ID:BJN72ok1o
>>944
少女は覚悟を決めて護りを固めていた...が、追撃が来ない。

この状況で少女が攻撃を回避出来る可能性は限りなく低いというのに。少女は違和感を覚えていた。

「勿体無い事をしたな、時には」

地の楯を切り捨て、相手の懐目指して駆け出す。

細い電気の糸が数本、相手の少女を目掛けて襲いかかる、ダメージは皆無に等しいが、当然触れた場合激しい痺れに襲われるだろう。


しかも、直接的な動きの為、電気の回避は容易。

/あと30分程で安定するのでそれまで...
950 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 19:34:15.45 ID:IhWtEsiJ0
>>943

「……そっか。君は強いな」

【文字通り炎のように感情を燃やす少女を見て男はすこしだけ微笑む。その瞳には少女に対する敬意と称賛の色が映っていた】


「うーん、それは困る。痛いのは嫌だし、君が死ぬのも嫌だな」

【丁寧に整えられた髪を乱さぬよう頭を掻きながら、本当に困ったように首をかしげる】
【流石に彼女の言っていることが嘘ではないことは分かったようだ。しばらく相手の本気の目を見つめながら無言で考え込んでいたが】


「うん、分かった。今日はもう帰るよ」

【先程までとは打って変って素直に引き下がる。どういう心境の変化があったのか、それともそんなものは無かったのかは男にしか分からない】
【少女にくるりと背を向けてすたすたと歩きだす。しかしすぐに立ち止まり、首だけで後ろに振り返る】


「俺の名前は 追川 労(おいかわ つとむ) 。また来るよ、じゃ、おやすみ」

【自らの名と再び此処を訪れる旨を簡潔に告げると、男は再び歩みを進める。止められなければこのまま何処へともなく歩き去るだろう】
951 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/04(日) 19:35:20.78 ID:r+6+jTtIO
/すいません!飯落ちです…すぐ戻ります…
952 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/04(日) 19:40:38.84 ID:T5p1RgJ+0
>>948
「そうかぁ、畑はない…ん?」
【今後の就職先を考え始めたその時、なぜか隊長から質問をされる】
【能力者か? という質問だが、先日能力についてはあまり喋らない方がいいと助言されたので】

「ええ、一応能力者です、台風を創って操るだけですが」
【相変わらず落ち着いた様子で返答、できるだけ分かりやすく、一言で説明する台詞にした】
【青年は台風を操るだけとは言ったが、その気になれば強風で人間を吹き飛ばせたり、大雨で洪水を起こしたり、雷で人を殺せる程の出力を持っていた】

>>651
了解です、では自分も食ってきます。
953 :【甓に紅蓮を熾す妓】 エネルギーを運動、位置、熱エネルギーに変換 @wiki[sagesaga]:2011/09/04(日) 19:45:22.95 ID:03dAVKcX0
>>950

―――ッ。

【男の態度が一変し、拍子抜けと言うか、何と言うか】
【ともあれ、とりあえず連れて行かれることは無さそうだ】



―――……。

【だが、また男は来るという】
【実際来ないで欲しい。 どこかで命を落として欲しいとさえ思う】
【しかしそんなこと言えるはずも無く。 勿論少女は止めるはず無く、そのまま見送った】


【少女のあるリストに、【追川 努】の名が加わった】
【それは「きらいなひと」のリスト。 少女が思うには、「自分が正しいと思うことを他人にもうつしたがる、偽善者」なんだと】

/乙でしたッ!
/色々とすみませんでした…。
954 :【Upper Wing】 飛べない翼で空飛ぶ男 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 19:56:50.90 ID:IhWtEsiJ0
>>953

「うーん」

【少女と別れて、男は再び一人繁華街を歩く。その顔は何かに悩んでいる様子】


「お腹空いてたのかな? 女の子ってよく分からないなぁ」

【少女が聞いたらブチ切れそうな言葉を困惑気味に呟く。彼女が怒っていた理由が自分にあるとは未だに気付いていない】
【そのままとある屋台の前を通り過ぎる】


「……今度、何か美味しいものでも持っていこうかな」

【屋台に群がる人の群れを眺めながら、男は自らも少しばかり空腹を感じていた――――】



/絡み乙&ありでした!
/いえいえ楽しかったですっ お気になさらず〜
955 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/09/04(日) 19:57:50.06 ID:QZwCVDB00
ーーー森林の中、戦慄し立ちこめる獣臭さ、獰猛な唸哮、数匹の狼の群だ
其れは獲物に対し、追いつめたかの様にジリジリと人物に詰め寄る、其の人物は女性、紫の髪に
深く淡い紫の瞳、此の状況下に眉一つ動かさず、すらり、と刀を抜く

「“磁零”極刀魔迅……ーーー“Steelblue Thunder Ray”《暗青灰色の電撃閃光》」

ヂヂヂぢぢリヂリヂリッ、と地面を伝う複数の蒼い光柱、発信源は彼女の“蒼い電撃を纏った”
形状があやふやな刀だ、其の刀で持ち主が半円状に地を削り、其れは削った先から
範囲攻撃の様に流れる電流に変わる、拡散型故にさして距離は伸びないが
彼女に詰め寄っていた狼共を駆逐するには丁度位だ
ーーー予見通り、狼の悲痛の断末魔は、神経を司る電撃の鋭さを物語る
やや湿った地からは、残った電磁熱からか湯気がシュー、シューと沸き上がる

ーーーキンッ!と納刀する音と共に鋭い光は静まる。

「……狼鍋は旨いのかな、冗談だけども、なんの特色も無いただの狼、か」
「リストも入って無いし、無駄狩り、かぁ……御免ね、狼さん」

舌を垂らし倒れ伏せる狼に対し空虚に十字架を描き、一礼を為してから
背を向け足取りを進める。
956 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/04(日) 19:58:13.17 ID:lQAz7wPBo
>>949

何かしたか?

【にやり、と笑った】
【空気の剣、その空気を散らす】
【雷をその光球に引力を働かせ、剣の形とした】
【触れる事はできないので手には持たないが】

ありがとう
武器が増えたぞ?

【余裕の表情】
【その間に土で柄を創る】
【刃にするには剣に出来るほどの量はない、故に短剣にするつもりだ】
957 :【乙女を櫛る冱てる穂先】@wiki[sage]:2011/09/04(日) 20:01:39.64 ID:WgSPdihdo
一つの街の一つの通り―――
街灯が橙の光を落とし、車道を挟むように設置された石畳の歩道を、人が絶え間なく動く空間
夜空の黒さは街の明かりの眩しさによって霞み、今が夜であるという事を一瞬でも忘れてしまいそう
秋めいた風は昼の熱気を掃き出すように、通りを我が物顔で通り抜けていた

そんな所にいる一人の少年――
ニット帽をかぶっている以外は特に目立つことも無い、ただの北欧系の少年であるが
肩に水でできた透明な燕を乗せているというのは、少し異質と見えるかも知れない

「――…あれ? 道を間違えちゃったかな…」

少年は手にした地図と睨めっこしながら、自身無さげな声を吐き出した

顔を上げて、目の前の街灯に取り付けられたプレートを見る―――「67 STREET」
地図に目を移し、目的地のある通りの番号を確かめる―――「76 STREET」

数字を入れ替えて間違えちゃった、という典型的なミスであった
しかしこの少年――

「あれー?」

そのミスに気づいていない
67番通りと76通りは三つほど先の信号で交わる為、それに気付けばいいのだが
この調子では何時辿り着けるのだろうか、人の助けが有らん事を
958 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 20:04:08.82 ID:BJN72ok1o
>>956
「ああ、餌だ。」

と、その雷は光球に吸われ、剣となる。
少女はようやく相手の力を理解した。

だが、相手はまだこの少女の全ての力は見ていない。

「成る程、そういう事か。」

相手に武器が増えた所で攻撃を中止する訳もない。

「武器に頼れば隙が生じる、力を手にしたという安心感、いや、其の手の自信が...な。」

相手の武器に対する適性は分からないが本職が剣士の自分に勝る筈がない、そう見込んで至近距離に潜り込み、相手の顎を目掛けて楯で殴りつけようとする。

/回復です、お待たせしました。
959 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/04(日) 20:10:27.53 ID:EzXTAbyzo
>>933
【しどろもどろな自分の説明にも罪悪感と言うか"申し訳なさ"を感じてしまう。もう少し自分に対人スキルがあれば良かったのだがと思って時既にいなり寿司】
【どうにかこうにか相手へと説明を終えれたのでふぅ、と一息吐こうと思ったところで――血相を変えてこちらに言葉を投げかける眼前の異世界人】
【堪らず「ひぇっ」とへんてこな声を出しながら左足を後ろへと一歩引いてしまった女性。先程まで無表情だった人物が唐突に感情を帯びたのだから仕方ない】
【そして、なんて答えるのがベストであるのかがわからず余計に混乱が深まり始め、額に少し脂汗がじわっと出てきて、もう、混乱が深まり深まり】

「え、いや、どんな扱いって……そりゃ……―――」

「…………能力が無い人より強くて、色々と好き放題やってるっていうかー……」
「そのー……まー……ふ、普通の人より強いって感じ……?」

【何故説明をしている側が疑問形の言葉を使用するのかが実に怪しい点であったがこの女性が説明できるのはこれが限界なのであった】
【そもそも、相手が何を思ってそんな怖い顔をしているのかが汲み取れず、何て答えたら良いのかすらわからないのである。二度目であるが、対人スキルが欲しいと切実に思った】
960 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/04(日) 20:14:51.36 ID:r+6+jTtIO
>>952

(;^ω^)
はあ?台風ってあの台風かお?
つよつよお。

…天候を操るわけですか…これはこれは…

【なかなか協力そうな能力である。自分達が相対したら、】
【果たして戦えるだろうか。青年は考えようとしたが、すぐにやめた。】
【人間がどう戦って台風に勝てるというのだ。】

…となると…

( ^ω^)
そんだけ強かったら他にも雇ってくれるでしょうお。「ランカーズ」とかどうですかお?

あ、そりゃいいかもですね。金も入るし寝食もほとんどただになる。

【思いついたように言った。】


/お待たせしましたー!
961 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/04(日) 20:22:50.66 ID:T5p1RgJ+0
>>960
「そうです」
【相槌を打ちつつ、そっぽを向いてまた咳をする】
【いくら台風を操れるといってもそのほとんどが自分も巻き込むので以外とめんどくさいが】

「えっ? お金と寝食ただ? なんですかそのランカーズって言うのは」
【ここへ来て青年は初めて驚いたような顔になる】
【強かったら衣・食・住がほとんど揃う場所、少し怪しく聞こえる】
962 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/04(日) 20:30:22.23 ID:lQAz7wPBo
>>958

速――

【言い切る前に潜りこまれ、無様に顎を撃たれる】
【結構吹き飛びゴロゴロと転がると】

……成程、やるな

【唇の端が切れた】
【それを拭うと】

ならば近づかせないだけだ!

【天辺から降りてきたものと同じ、それの逆】
【つまり空気の床を作り、駆け上がる】
【傍目に見れば空気の階段が出来ている】
【不思議な光景だ】

はァッ!

【階段とは別に空気の塊を作り、撃ち出す】
【空中からの遠距離攻撃】
【剣士が苦手とするだろう攻撃だ】



【しかし少女は忘れていた】
【空気の階段は別に自分だけが使えるわけではないということを】
963 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/04(日) 20:34:18.73 ID:r+6+jTtIO
>>961

( ^ω^)
「能力者」による会社ではない。しかし、「能力者」がいないと成り立たない。そういった組織ですお。

…簡単にいえば所属する能力者に仕事を回す会社ですね。
構成員は「ランク」と呼ばれる数字で管理されます。
で、こいつが高ければ高いほどいろいろな恩恵を受けられるようになる。

( ^ω^)
ランクを上げたかったら自分より上の数字を持つ能力者と戦うことですお。
優秀な医療班が待機してるから致命傷を負ってもほとんど死ぬこともないですお。

仕事は定期的に連絡されます。予め登録した能力情報や本人の希望で様々。魔物の討伐やどこかの警備、はてはデスクワークまでありますよ。
はい、これが本社への地図です。

【青年は簡単な地図を相手に渡そうとした。】
964 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/04(日) 20:37:41.32 ID:2tWKu2Zlo
>>959

「…つまり人として扱われているのか?」

【震えが激しくなりそのまま肉を落とす】
【すでに呼吸は荒く、半ば過呼吸になりかけている】

「…そうなのか?」

【顔から血の気が引き、足はおぼつかない】
【肉体的に問題のない彼の唯一の欠点】
【PTSDの悪化】【理由は”過去との接点”】
【久々に悪化したのか彼自身何とか気を保っている状態だ】

/遅れますた…
965 :【三竦之一】 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 20:38:42.84 ID:IhWtEsiJ0
>>955

「……なんで俺こんなとこに居んだ?」

【森の中で男は混乱の極みにあった】
【黒い上下のトレーナーを身につけた一見どこにでもいるような短髪の男である】
【いつもならその右手には喧嘩相手の不良から奪った財布が握られているのだが、今は何もない全くの手ぶらの状態】
【それもそのはず、まともな不良ならこんな場所を根城にしない】


「やべぇな、こりゃいよいよ俺もボケてきたか」

【若年性アルツハイマーなんて洒落にならないが、本当に身に覚えがない。一人の少女と出会い、じゃんけんをしたところまでは覚えているのだが】
【そこから先がさっぱり思い出せない。仕方がないので男は――――とりあえず木に登ることにした】


「なんか見えねえかなー。……っとありゃあ、獣の群れか?」

【この辺りで一番背の高い木に登り、辺りを見渡すと、男の眼は何やらうごめく数体の影を捉えた】
【その前に立つのは一人の女性らしき人影。あぶない、と叫ぼうとした刹那蒼い雷光が煌めき狼たちが一瞬で地に倒れ伏す。そして男は】


「おわぁぁぁあっ!?」


【それに驚いて樹上からまっさかさまに落ちた。雷は最近出来たトラウマなのだ】
【派手な音を立てて地面に激突、女から少し離れた茂みの中に墜落した】
966 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 20:39:08.41 ID:BJN72ok1o
>>962
直撃、楯による打撃はさながら鈍器による一撃、見た目よりもずっとずっと強力だ。

少女は更なる一撃を与えようと駆け出した瞬間、相手は"空を登った"。

「?」

空気は不可視、故に空を歩いているように見える。

(あの人の力は何かを取り込んで何かの形を創造する力じゃないのか...?)

「!?」

衝撃、肩の関節部分。

弾かれるように剣を落とす、鈍い痛みで剣を拾うのが精一杯。

(剣を使う時に回復すれば良い、今は...)

「ヴィルガ」

小さくそう呟いた瞬間、大気が振動し、細い雷が相手を地面に叩き落とさんと襲いかかる。
967 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/04(日) 20:43:44.01 ID:T5p1RgJ+0
>>963
「…夢のような会社ですね」
【ランカーズについて聞いた青年は、また表情を変えて、喜びが少し混じった顔になる】

「へー、医療班もいるんですか、…ただ」
【地図を受け取りざっと見てから、青年は急にさびしげな顔になり】

「上の数字を持つ能力者と戦う、…つまり下の数字の人が襲い掛かってくるということですよね…どうしよう、戦闘になったら大変な事になるぞ…」
【思いつめた顔になりそう呟く】
【もしこの公園で戦闘をしたとしたら、遊具も木も吹っ飛び、びちゃびちゃな更地になるだろう】
【まぁ行く決心はできているが】
968 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/04(日) 20:45:15.12 ID:EzXTAbyzo
>>964
/次少し遅れます!
969 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/04(日) 20:46:06.75 ID:2tWKu2Zlo
/>>968 了解です。
/焼土下座しながら待機してます
970 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/04(日) 20:46:38.40 ID:r+6+jTtIO
>>967

( ^ω^)
ただ…?

ただ…?

【ふたりとも相手の顔を見つめる。】
【他にどんな弊害があるのだろうか。当然、ふたりともわかるはずもなく、】
【相手を見つめていた。】

(;^ω^)
…確かに…

…本社に移動てから戦う…とかじゃダメなんですか?

【青年は立ち上がり、剣をからいなおしながら質問した。】
971 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/04(日) 20:50:43.47 ID:lQAz7wPBo
>>966

ふははは!
わしの勝ちd――

【剣を取り落とした相手】
【勝利を確信したその瞬間】

えっ?

【空気の破裂する音】
【それが聞こえた瞬間にはもう遅かった】

びぎゃっ!?

【バシィン!と直撃】
【身体が硬直し、空気の階段から落ちる】

ああああああああああああああ!!!

【直前で空気を無理矢理目の前に集中、爆発】
【その反動を利用し、地面に落ちる勢いを相殺した】
972 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 20:57:27.00 ID:BJN72ok1o
>>971
楯を腰元へ収め、剣を両手持ち。右手は添えるだけ。

墜落した少女へゆっくりと歩き出す、勝利への確信を緊張へ変え、目は半眼。

視覚を半減させる事により五感を研ぎ澄ます、昔は勝利を確信した時によく失敗したものだ。


こんな時だからいつも以上に慎重に。

---------ドクン

「!」

今、一瞬だけ強く心臓が鼓動した。

「"兆候"か、こんな時に...!」

少女の顔が青ざめ、金色に輝く覇気と少女の紅い瞳は炯々と。

辛そうに足を引きずりながら接近を試みる。
973 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/04(日) 21:00:25.44 ID:T5p1RgJ+0
>>970
「その本社というのが頑丈なら大丈夫だと思いますが…まぁそこ以外でも力を凝縮したりセーフして戦いますよ」
【自分の考えを打ち明けながら、地図を折りたたんでポケットへとしまった】

「色々とありがとうございます、外藤さん、内藤さん、いつかお礼をさせていただきます」
【ペコリと頭を下げて一礼、相手が年下だろうが恩は忘れない性格だ】

「早速行かせてもらいます、それでは」
【そう言って青年は出口へ向かい、ランカーズ本社へと向かうだろう】
【呼び止めるのは簡単だ】
974 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/09/04(日) 21:04:12.47 ID:QZwCVDB00
>>965
「ーーーん、何か、視線……?」

少し訝しげに、眉を釣り上げ、納刀したばかりの刀を持ち直す……ーーーっと、茂みに落ちた
何か、今のは人だった様な、かなり軽装な、何故木の上からだろうか
殺気やらは感じられないし、よもや暗殺家など恨みを凭れる覚えは無いし、木から落ちる暗殺家など
知りやしない

「んー………」

単純に、吃驚させてしまったのだろうか、木の上で寝てたとか?いや、其れは其れで
こっちに非は無いけど……ーーー頭をポリポリと掻きながら、やや長考して、溜息とともに
少し気怠けした動作で、男が落ちた所へ歩み寄る

「大丈夫? 結構良い音がしたけども」

緩慢な動作でスカートを押さえながら茂みの中に中腰になって、首を傾げさせ問いかける
基本、人間相手には接する事は嫌わない性格だし、他人の心配だって普通にする
旅人で退魔で、それ以外なんら変わらない
ーーーただ、職業柄、その他の生き物には容赦が無い事で敬遠も去れがちだが、生憎と慣れてる

/悪い遅れたッ
975 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/04(日) 21:07:04.97 ID:r+6+jTtIO
>>973

( ^ω^)
本社は頑丈ですお。そこは保証ですお

そうですそうです。あれを壊そうなんてのは多分不可能ですよ。

【なぜそんなに知っているかというと、彼らもまた、過去にランカーだったからだ。】
【もっとも、今は引退してしまっている。ジェイルに就職する前の話であった。】

はは。お礼なんていいですよ。

( ^ω^)
今度すき焼きをおごってもらいますお。

ええ。頑張ってください。

【そのまま、二人とも手を振り、相手を見送った。】


/乙でしたー!
/ありがとうございました!
976 :【魔嵐霊帝】[saga sage]:2011/09/04(日) 21:09:48.02 ID:T5p1RgJ+0
>>975
/絡み乙です
/ランカーズの加入はソロールで大丈夫ですか?
977 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/04(日) 21:11:48.77 ID:EzXTAbyzo
>>964
「え、あ、お、お肉が……」

【訳が分からない。どうしてこうしてこうなるのだろうか、どいつもこいつも―――心の中で『世界』を呪おうが意味も無し。】
【女性は危機感を感じていた。このシリアスに流れそうな空気、能力者世界お決まりの黒い陰の存在が相手に明らかに見えるではないか】
【恥ずかしがってないでとっと肉を食って「じゃっ」と言い残して颯爽と去れば良かったのだ。これだから、赤の他人は】
【左目の眼帯は相手を捉えれず、露わになっている右の瞳で相手を捉えようとするが混乱のせいか少し視線が落ち付かなかった】

「あの、だ、大丈夫ですか……?」
「具合が悪いなら街まで送りますし―――」

【逆走になるのも仕方ない。今は状態が悪いみたいではあるが食料やらお水やらを分けてくれようとしてくれた相手なのだ。無礼無きようにしたい】
【生憎と両手が使えないので相手を支える方法が咄嗟には出てこなかったが、もし倒れそうになったら体で支えれる様にと数歩進んで歩み寄ろうとする】
978 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/04(日) 21:13:04.02 ID:lQAz7wPBo
>>972

【足元に、空気の塊を2つ】
【先程地面に落ちる時、やったように爆発】
【推進力を得て突進する】

らぁあああああ!!

【両手に空気の塊】
【ただの掌打に見えるかも知れないが、着撃と当時に爆発させれば威力は増す】
【それを打ちつけようとするが】

……おい、どうした

【直前で止まり、相手の変化を感じ取ったのか】
【戦闘を一時放棄した】
【まるで何かに憑かれたかのような少女に尋ねる】
979 :【内藤波紋】[sage]:2011/09/04(日) 21:13:46.98 ID:r+6+jTtIO
>>976
/乙でした!
/大丈夫ですよ!OSなのでソロールでもいいですし、そもそも省略してwikiの方を書き換えるだけでも大丈夫ですっ!
980 :【乙女を櫛る冱てる穂先】@wiki[sage]:2011/09/04(日) 21:15:32.46 ID:WgSPdihdo
>>957
/絡み待ち中ですー
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)2011/09/04(日) 21:17:13.04 ID:9ytOoO7io
982 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 21:19:34.11 ID:BJN72ok1o
>>978
足が思うように進まない、全身が鈍く痛む。魔翌力と覇気が望んでもいないのに全身から放出される。

爆発、急接近してくる相手。

剣を上げるも痛みで動きにキレは無く、全身を震わせる。

「何故止めた?まだ戦闘は続いていますよ?」

剣を落としてしまった、剣は地面に突き刺さり、月光を反射する。

「そうやって、他人の...心配をしていては!」

右手を前に、電撃...を繰り出すつもりだった、小さい電流が走っただけで相手には全く届かない。
983 :【三竦之一】 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 21:20:39.70 ID:IhWtEsiJ0
>>974

「ぐはっ、俺最近こんなんばっか……」

【茂みの中で男は悲しげに呻く。身体は頑丈な方だがこうも立て続けに不幸があると、いっそのこと今までの記憶を全て消し去りたくなる】
【うんうん唸っていると聞こえてくる一つの足音。仰向けに寝そべったままそちらに顔を向ける】

「あ? これが大丈夫に見えんのか?」

【彼女に対して怒っている訳ではないのだが、どうしても攻撃的な口調になってしまう。しっかりスカート押さえてるし。クソッ、残念】
【ズキズキと痛む頭を乱暴に掻き、寝そべった状態で彼女の紫色の目をじっと見つめていた】
984 :【三竦之一】 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 21:21:38.86 ID:IhWtEsiJ0
>>974
/いえいえー
985 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/04(日) 21:23:35.29 ID:2tWKu2Zlo
>>977

「……問 題 は 無い」

【声を掛けられていることも理解できず崩れ落ちる男】
【そのまま過呼吸を続けるが徐々に収まり始める】

「…心配を か けたな」

【まだ顔が青いが呼吸は落ち着き始める】
【震える手でポケットから精神安定剤を取り出すと口に放りこんだ】
【座り込み呼吸を落ち着かせる】
【とりあえず症状は治まり始めているようだ】

/お帰りなさい!
986 :【神髪繙界】≪Baldness Order≫@wiki [sage saga]:2011/09/04(日) 21:38:38.88 ID:nG20Y57X0
【公園】
【そこには何かを探している風な少女がいた】

『神無月のお兄さんってどんな風貌なんですか?今更ですけど』

【少女が口を開くと聞こえたのは男の声】

「本当に今更ですね…可愛くて目が真っ赤で白髪な兎みたいなやつですよ」

【もう一度開くと少女にふさわしい声】
【実は少女の中に男の思念が溶けてしまってこんな異様な状態になっているのだった】

『可愛い?』

「かなり、ね」

【兄の説明をしている間、少女はいい気分でないのかむすっとした顔をしていた】
【この少女は兄が嫌いで苦手で憎いのだ。なんでかと聞かれれば「理由なんて色々ありすぎて困ります」と言われるだろう】
【少女は最早、理屈なしに兄が嫌いなのだ】

『で、お兄さんを探している理由がぶん殴る為でしたっけ?』

「そうですけど……どうしたんですかそんな改まって」

『いや、なんとなくです』

【夜遅くの公園には変な少女が徘徊していた】
【誰かが通りかかればそれはそれは目立つことだろう】
987 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/04(日) 21:40:38.85 ID:EzXTAbyzo
>>985
【とりあえずは状況は平行線へと向けてその角度を緩めつつあるようではあるが、それでも根本的な解決と言う訳でもない】
【そもそも相手の地雷が何であるかは定かではないのであるし、気を付けるにしたって中々に難しいものである】
【腰を降ろして落ち付くように相手は努めている様ではあるがそれで全快するとも限らない。全く持ってどうしたものか】

「あー……とりあえず、お水でも飲んだ方が……?」

【当たり障りの無い至極当然の対処法しか言えないのだった。当然の如し】
988 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/04(日) 21:41:07.69 ID:lQAz7wPBo
>>982

此処で終わりだ

【凛とした、真剣な表情でそう語る】
【無理させるのは本意ではないからだ】

無理をするでない
今のお前、気付いてるかしらんが顔色が悪いぞ

【短剣と刀を仕舞った】
【何を言われようとこれ以上戦うつもりはない】
989 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/09/04(日) 21:43:42.62 ID:QZwCVDB00
>>983
「あれま、まぁ、今日が特別不幸じゃあ無かったって事で良かったね?」
「んー……頭が悪いの?」

旅用の軽い荷物袋を漁りながら紡ぐ、寝転がりながら、頭を押さえるのを見据えて
視線を向けて来る男へ告げる、何だか、頭の出来が悪い、みたいな言い方だが
頭が痛いのか、と聞きたいのだろう、ややこしいが故意では無い筈だ、たぶん……
取り出したのは、冷えた氷入りの水筒だ
旅人の身の為、こう言う日用品は常備して無ければ、この先生きのこれないのだ

「出血はしてない?」
「あー……あんまし掻くとハゲるよー……とりあえず痛いとこ教えて、冷やすからさ」

様子を見て、答えは行動で示していた
応急処置程度はするつもりらしい、ハンカチを少し湿らせ、氷を包み
片膝を付いて、寝転がる男に、やや羽おいする形に体を近付けて、頭を見やすい位置に移動する
其れを近づけつつ問いかける
990 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/04(日) 21:53:13.59 ID:2tWKu2Zlo
>>987

「…ただの精神病だ」

【過呼吸も収まりしっかりと会話を進める】
【精神安定剤を飲んだためか顔色も戻ってきている】

「…そうさせてもらおう」

【言って水筒を煽る】
【水を飲み落ち着いたのか少しの間呆けて】

「…先ほどはすまない」

【ゆっくりと立ち上がり深く頭を下げた】
【足はまだ震えてはいるが彼女に迷惑をかけたことは確かだ】
【彼にとって自身の体よりも礼節の方が重要だ】
【声を掛けられるまで頭は下げたままにするだろう】
991 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 21:54:52.62 ID:BJN72ok1o
>>988
「畜生、こんな時に...」

楯を腰元に、剣を地面から引き抜くと、再び先ほどの岩に倒れるように座り込む。

金色の覇気がより強く、少女の周りに展開された後、一気に体へ流れ込む。

この少女でなければ到底耐えれない急激な進化。

「離れて、危ないから。」

5回目の進化が始まった...


深刻な誤解が火の魔法、イグニスに進化させた。

異文化とお姉様が水の魔法、プラエストリに進化させた。

初勝利、雨天の真剣が雷の魔法、アルトリスに進化させた。

謎の黒い物体とよくわからない出会いが地の魔法、リドージに進化させた。

白銀の少女、月夜の敗戦が風の魔法、スピアに進化させた。

今までの戦闘経験が剣術と回復魔法を進化させる...


進化が終わった後、彼女はバッタリと後ろへ倒れた。意識はあるようだ。
992 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/04(日) 22:01:54.63 ID:lQAz7wPBo
>>991

お、おい!

【倒れる少女に近寄る】
【危ないという言葉は耳に聞こえたが、この際は無視】

大丈夫か!?

【倒れた少女の傍に屈み込む】
【意識は有るようで一安心した】

ほら、これをのめ

【何処からか水筒を取り出し、渡す】
【なかには少し薬草を混ぜたお茶が入っている】
993 :【三竦之一】 @wiki[sage saga]:2011/09/04(日) 22:06:07.67 ID:IhWtEsiJ0
>>989

「なんだそりゃ訳分からん」
「はいはい、どーせ俺は馬鹿ですよ。ほっとけ」

【相手からは感情が読みにくいが、なんとなく見下されているような気がしてそっぽを向く。怒るには体調が万全とは言えなかった、相手は武器も持っているようだし】
【起き上がるのも面倒なので、相手が荷物入れから何かを取り出すのを身じろぎもせずぼーっと眺める】


「あぁ多分な」
「ハゲ、っておい、……おう、悪ィな」

【親切な対応を受けても、相変わらず乱暴で横柄な口調は変わらない。優しくされるのに慣れていないので照れているだけだが】
【全身、特に頭と右足がずきずきと痛むが、幸い切り傷などの出血を伴う怪我はしていないようだ】
【そして男は相手が動くに任せて、自分は一切動かず痛い箇所である額の右上辺りを指差すだけであった。怠惰にも程がある】
994 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 22:07:13.91 ID:BJN72ok1o
>>992
「危ない...って...言ったじゃないです...か。」

大分落ち着いたようで、雰囲気もその辺りの少女とさほど変わらない。

視点が定まらない、一度水筒の横の空を掴み、次こそ水筒をつかむ。

「ありがとうございます。」

薬草の風味だ、少女はよく食べ物がない時薬草を食べる。そのお陰で薬草と解るようになっていた。

ゆっくり少女は起き上がる。

「次こそ負けません。」

そう、少女は歩き出そうとする。
995 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/04(日) 22:17:20.52 ID:EzXTAbyzo
>>990
【『俺の内なる闇の力がぁぁぁぁ』みたいな風でなかったとほっと胸を撫で降ろす。まぁ、撫で降ろす手が無いのではあるが】
【少なくともいきなり殺意が沸いてくるみたいなタイプでなかっただけかなり有り難い。もしそうであったら全力で逃げ出さざるを得ない】
【ふぅ、と自分を落ち付かせるための息を一つ吐いて視線を森の闇へと移し、それから再び1秒ほどをかけて相手へと視線を戻す】

「いえ、そんな」
「結局私は何もしてませんし、その……」

「何か変な事を言ってしまってたようなら、ごめんなさい」

【こちらからも念のために頭を下げるのだった。もしかしたら自分が何か無礼なことをしてしまったのではないかと】
996 :【創核術式】周りにあるもので何か作るよ![sage]:2011/09/04(日) 22:25:11.94 ID:lQAz7wPBo
>>994

馬鹿、お前が一番危なかったんだぞ!?

【呆れつつもそう返すと】

……おう、また今度は「本気で」頼むぞ

【歩き出す少女の後ろから声を掛けた】
【きっと見えなかったかも知れないが、笑っていた】

/絡みおつありでした!
/長々とありがとうございます!
997 :【雅風閃華】 @wiki[sage]:2011/09/04(日) 22:28:06.54 ID:QZwCVDB00
>>993
「? つまり君は馬鹿なの?まぁ、良いけどね、死ななくて良かったねって事だよ」
「もし、君が木から落ちた矢先に狼が飛びかかって来たりしたら、それはそれは大きな不幸」
「生きてれば、なんだって良いんだよ」

「生きてれば……ーーー」

馬鹿かどうかのくだりは素で首を傾げさせ、妙な納得に至る。
少し瞳を縮めて、少し物思いに耽る様に語る、生への享受、感謝、執着、幸福
それらを感じさせる言葉の重さ、逆に捉えてしまえば、自分が“生きてしまっている”という
卑屈にも聞こえなくは無い。

「んー……まぁ、多分、頭蓋骨陥没とか、そう言うレベルじゃなさそうだね、良かった」
「なに、私の前で、重傷負われて一生を棒に振る事態にはなられたら、心境上あまりよろしく無いし」
「あ、ハンカチは自分で押さえてね、そのハンカチあげるし、もう」

物騒な事を言い張りながらも、大事は無くて、ほっ、と胸を撫でおろす様に
やや微笑みを見せながら、安堵した様子
ハンカチは使い捨てする様だ、無地で安っぽい、黒地の何処にでもありそうなハンカチ

「っで、何で、木の上なんかに居たの?」

少し、間を空けて、羽おいしてた形から、離れて問いかける
998 :【螺旋射法】[sage]:2011/09/04(日) 22:29:21.53 ID:2tWKu2Zlo
>>995

「…頭を下げる必要は無い」

【首を振りながら肩に手を置く】
【精神病を説明しなかった彼にも責任がある】
【なにしろ発病したのはこちらなのだ。謝られても逆に困ってしまう】

「…とりあえず座らないか?」

【このままでは謝り合いになってしまう】
【そう判断して場をリセットする方向へ持ってゆく】

「…俺の世界では能力者が迫害されていた
 それで色々あって、な」

【薬を服用したためか過去について多少口が緩くなる】
【実際は色々どころではない、PTSDの理由の一つでもある】
【だが、ここで喋る必要も無い】
999 :【見習い戦士】Lv.4:exp(4/5)[sage]:2011/09/04(日) 22:30:39.36 ID:BJN72ok1o
>>996
「私は良いんですよ、これからも起こる事なんだから。」

少女は歩み始める、そして直後に歩みを止めると、こう言った。

「次私が本気を出したら命の保証は出来ないかもしれません。」

もし、次戦う機会があればその時この少女はどれ程の力を得ているだろうか。もし街そのものを一人で蹂躙出来る位になっていたら?

少女は自信の力の恐ろしさに改めて気がついた。

/二日に渡る絡み乙&ありがとうございました!
1000 :【剣魂逸適】《Mortal Combat》@wiki[sage]:2011/09/04(日) 22:49:00.81 ID:EzXTAbyzo
>>998
【相手に座るように促されたので一瞬躊躇いを入れながらも立ちっぱなしでもあるのもあれだし、相手の隣に片膝を立てて座り込む事にした】
【とは言っても人一人分くらいのスペースを間に空けて置き、近過ぎだなんていう無礼が生じないように気を払うのは当然怠らない】
【元々森は真っ暗であったが座ると闇が更に濃くなり、半分しか光を受け取れない目では相手が立っている時よりも遠くに感じられた】
【何が何やらわからないことが多過ぎて疲れてしまったのか人より細長いその耳は先程よりも少し下に向けて垂れを強めている】

「……はぁ、それはその……大変でしたね……」

【何て返答をすれば良いのだ。慰めか、深入りか、はたまた異世界人と言う認識をひっくり返して今更否定に回ってみるか。どれも適切には思えない】
【生憎と人の過去に土足でずぶずぶと入り込む様な図太い神経を持ち合わせていなければ初対面の相手の面倒を何から何まで視るようなお人好しと言う訳でもない】
【結局のところ、自分はただの"旅人"に過ぎず、こういった状況に際しての適切な対応を取れるような知識も経験もあるわけが無いのであった】

「……お肉……どうしましょうか」

【視線を相手に向けずどこかへと向けさせながら、一体自分でもどこを向いているのか自覚すらせずにぽつっとどうでもよい事を呟いた】
【それは自分が空腹であったからかもしれないし、相手の好意が誰のせいとも言えないとは言え無下になってしまったことによる罪悪感からかもしれなかった】
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