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HTML化した人:lain.
ホームレスとの恋
1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)2013/12/09(月) 15:17:46.15 ID:gt8NkJIf0
昔の話をする。

携帯&バイト中なので、遅くなるけど、付き合ってくれる人だけ付き合って下さい。

ちなみに>>1は女です。
2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)2013/12/09(月) 15:35:42.76 ID:zABU/IFB0
ゆるーり書いてく。

私が高校生の時、両親が他界した。交通事故。
年の離れた兄が二人の生活費を稼いでくれた。なので、基本的には家に一人だ。
兄は朝から夜遅くまで働いてくれていたので、私は家事を一通りした。
高校は中退した。

朝早くに起きて、兄を起こして、兄は朝ご飯をろくに食べずに支度をして、家を出て行く。
それから私はもう一眠りして、洗濯、掃除などをして、テレビを見たりする。
そんな日々が一ヶ月程過ぎた頃、そろそろ外も暖かくなってきたので、私は散歩がてら公園へ行った。

缶コーヒーを買って、ベンチに座って一息つく。

その公園は割と広くて、ホームレスが何人かいる、という話を兄に聞いていた。
私は正直最初はホームレスのことをよく思ってなかった。
まぁ、みんなそうだよね。
汚いとか、プライドがないとか、ぶっちゃけ負け組とも思ってた。

でも、遠目からホームレス同士の人が楽しそうに話してるのをみると、なんか、性格が歪んでるわけではないのかな?とも思った。
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)2013/12/09(月) 16:16:05.32 ID:L8jSLm7l0
いつしか散歩が習慣になった私は、毎日その公園に行った。
ずっとホームレスを眺める。
失礼だとは思ってたけどね。

そんなある日、私がベンチでついうとうとしてしまっているところを、誰かに起こされた。
それは、黒いTシャツにGパン、スニーカーを履いた、頭のボサボサな男の人だった。その人は、私が遠巻きに見ていたホームレスの内の一人だ。
私が思わず身構えると、男の人は私の隣に腰掛けた。

男「暖かいのは分かるけど、女の子がこんなとこで居眠りしてたら危ないよ」
私「はぁ…すみません」
男「君最近よくここ来るね」
私「まぁ」

なんでこんなに気軽に馴れ馴れしく話しかけてくるのか、よく分からなかった。
私は何を言われても、曖昧な返事しか出来なかった。
でも、こんな態度でも全然気にする素振りを見せないその男性の笑顔は、なんか、優しかった。

それから公園に行くと、その男性が話しかけてきて、なんとなく世間話にどをするようになった。

その話の中で分かったのは、

・34歳
・会社をリストラされた為、ホームレスになった

ということ。
仮に匠さんにする。私は匠さんと話すのが楽しみになってきていた。
もちろん、兄にはそのことは話していなかった。
兄自体とそこまで話してなかったけど。
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2013/12/09(月) 16:36:37.01 ID:j0Dwqqhy0
ちょっと興味深い
ID変わってるからできればトリつけてくれ
5 :1 ◆1FZMEMBgIY2013/12/09(月) 16:52:38.93 ID:kpMTaD0y0
>>4
ありがとう。
トリこれでいいかな?

またしばらく経ってから、私は匠さんにお弁当を作って行った。
大きめのお弁当箱に、私と匠さんの分を詰めて。

匠「それ、なに?」
私「お弁当作ってきた。お腹空いてるかなって思って」
匠「いいの?」
私「うん。美味しいか分からないけど」

それから匠さんはまず卵焼きを口に入れた。少しの間咀嚼すると、飲み込んで、あの暖かい笑顔で、おいしい、と一言言ってから、次々にお弁当の中身を食べ始めた。
私の分も食べてしまったけど、私はなんか嬉しかった。
すると、他のホームレスのおじさんがこちらへ来た。

男「この子が匠ちゃんが言ってた子か?」
匠「そう。1ちゃんって言うんだ」
男「匠ちゃんばかりいい思いしてずるいなw」

って感じで、私は他のホームレスの方とも段々話すようになり、仲良くなった。
次からは、自分のお昼代を削って、大きなお弁当を作って、匠さんを含む三人のホームレスの方達とご飯を食べるようになった。
みんなの話を聞いてると、ホームレスでも楽しい、と私のイメージを覆すような話が聞けた。
私も、誰にも話せなかった身の上話などを話すようになった。
6 :以下、VIPにかわりましてパ一速民がお送りします2013/12/09(月) 16:58:29.98 ID:wugLMQ2AO
自演乙
7 :1 ◆1FZMEMBgIY2013/12/09(月) 17:01:18.46 ID:qNz6js9Z0
>>6
自演はしてないよ。
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2013/12/09(月) 19:02:20.11 ID:AxGv0z8So
続き待ってる
9 :1 ◆1FZMEMBgIY2013/12/10(火) 00:38:01.91 ID:sV3m8d/H0
こんばんは!遅くなった。申し訳ないです。
ゆるーり話していくので、ゆるーりお付き合いください。

質問などがあれば、随時書いてください。
見たらレスします。

あと、私の名前は梨花にしますね。ホームレスのおじさん二人は、義雄さん、晃司さんにします。

続き。

私「匠さんは家族は?」
匠「いないよ。帰る家も、待ってる家族もいない。でも、俺はこれはこれでいいかなって思ってる。確かにホームレスって褒められたものじゃないけど、意外と楽しいんだ」
私「そうなんだ…」
晃司「なんだなんだ、貧乏自慢でもしてるのかー?」
匠「はは。ところで梨花ちゃんはいくつ?」
私「17歳です」
晃司「中退か?」
私「はい」
匠「理由、聞いていいかな?」
私「両親が交通事故で他界したんです。今は兄と二人で住んでいて、兄は一生懸命働いてくれて、生活費を稼いでくれるんですよ。だから、高校に行き続けたいとは言えなくて」
義雄「…それは大変だったな」
匠「でも、考えは立派だよ。家事もこなしてるし、料理もうまいしねww」

なんて話してると、そろそろ時間。この時は帰るのがなんか名残惜しかった。

匠「梨花ちゃん!」

帰ろうと歩き出した匠さんが呼び止める。
私が振り返ると、あの笑顔で、

「また明日ね!」

と言ってくれたのが嬉しかった。



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