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★
【剣と魔法と】ここだけ不思議の魔法学校【学園モノ?】
1 :
【見習魔王】
[age]:2015/09/29(火) 18:01:45.55 ID:tEhh5Jdlo
【ここだけ不思議の魔法学校】
ようこそここだけ不思議の魔法学校スレへ!
ここはこの世界に似て非なるどこかの世界!
科学の代わりに魔法技術が発展し人々が平然と魔法を使う世界!
エルフも獣人も魔王も誰もみんなみんなが魔法を使います。
当然…そんな世界である以上、住民は魔法を完全に扱えなければいけません!
だかや君達はここに連れてこられたんです!
ここは魔術師児童隔離区域、通称【魔法都市】
一つの都市を丸々と使い建てられた城の数々は全て教育施設である、
君達はこの【魔法都市】で卒業まで青春をしてもらうが準備は良いかな?
【ルール】
〈世界観に関して〉
基本的にファンタジーメイン!
世界観は中世ヨーロッパの魔法が反映した感じ!
モンスターもゴーレムもドラゴンもエルフもなんでもありだけど現代兵器だけはNG!
〈特殊能力に関して〉
基本的に自由!
好きに作って好きに暴れて自由に生きるべし!
他人を不快にしなきゃなんでもよし!
〈機械関係に関して〉
現代的装備を持ち込むのはNG!
別スレからのキャラクターを持ち込む場合、その性能に良く似た魔法兵器に変換されます。
〈キャラクター設定に関して〉
人外、魔族、人間、全て自由!
設定等の話し合いスレ
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1443458202/
魔法学校wiki
http://www8.atwiki.jp/mahogaku666/pages/1.html
2 :
【月舘もち】フードを被った風紀委員
[saga]:2015/09/29(火) 18:21:04.46 ID:RP6rL3E2o
――――季節が変わり、空気の香りが、空の色が、そして昇る月が変わった
まだ明るく太陽が照らしているはずだった時間に紅い月が昇り、太陽が沈む
紅く照らされた魔法都市の見知ったはずの城下町が全く見知らぬ場所に見える
そんな魔法都市の繁華街、普段の喧騒とは全く違う、悲鳴混じりの騒音が聞こえてくる
「―――待ち給えっ! 食い逃げは立派な犯罪行為っ!!
風紀委員としてそれを認めるわけにはいかんのだ!!」
「神妙にお縄に着いて皿洗いをしたまえ!! 後散らかした店内の片付けもだ!!」
繁華街の裏道へと逃げこむ茶髪の男子生徒、その後を追うのは兎耳収納スペースがついたフードを被った、風紀委員のバッジをつけた兎獣人の少年
ここは魔法都市、ありとあらゆる国の法に縛られない、自由の都市
3 :
【見習魔王】いだいなるまおー
[age]:2015/09/29(火) 18:28:58.99 ID:2Z/5SeU+O
>>2
「たったらーたったらー♪ たららぶぎゃっ!? 」
【突然だが魔法都市の闇は深い】
【学業と魔法の扱い方を教わるこの学校には数多の国の民が集まる都合上、政治的に─あるいは放棄的に─誰もが住人を罰する権利を持ってはいない】
【故に常日頃から悪行は絶えず、ともに争いや暴力が横行している】
【例えば、今頭の悪そうな歌声を響かせながら歩いていた黒髪の少年は突如として現れた茶髪の男に蹴り飛ばされ、その男の足に長いマントを絡ませながらゴロゴロと路地裏を転がっていた】
【唐突に理不尽な暴力が降り注ぐマッポーな都市、それが魔法都市なのだ】
【ちなみに茶髪もマントにあしを取られて転んだごようす。南無三】
4 :
【月舘もち】フードを被った風紀委員
[saga]:2015/09/29(火) 18:44:10.33 ID:RP6rL3E2o
>>3
『ち、クッソ! 食い逃げくらい認めろよこの―――!』
誰もが住人を罰する権利を持っていない だがそれは守るべきルールや法が存在しないという訳ではなかった
法が存在する場に人ができたのではない、人がいる場に法が存在するのだ
無法地帯であることを楽しむ人間にとっては、単なる独善行為でしかない自治組織の一つ、『風紀委員会』
法無きこの魔法都市においても、外の世界の法に準じた罪を正し、事前に防ぐ事をモットーにする、学園都市の組織の中でもトップクラスに人数が多い組織の一つだ
その風紀委員会のメンバーの一人である兎獣人に、罵声を浴びせようと顔を後ろに向ける
それが、仇となった
『ぶべらっ!?』
前方不注意により、楽しげに歌いながら歩いていた見習い魔王と激突する茶髪の不良
茶髪の不良の方が体格的に上、衝突したことこそは問題ではなかった
だが、足にマントが絡みつき、逃げようと動いたところで派手に前方に転んだ
「む、大丈夫かね!? いや、今はそれよりも優先すべきことがある!」
「さぁさぁ、追い詰めたぞ! おとなしく反省して店に戻りたまえ!単なる軽犯罪だと軽んじているとまともな大人になれないのだぞ!」
『く、くそ………!』
見習魔王の支援?もあって、追いついたらしい兎獣人
ジワリ、ジワリと不良に距離を詰めていく……
5 :
【見習魔王】いだいなるまおー
[age]:2015/09/29(火) 18:54:12.89 ID:tEhh5Jdlo
>>4
「むむ…ぐむむ…いたい…いたいよ…! 」
【食い逃げも魔法都市の自治風紀もそんなものはまるで魔王には関係無い】
【この小さな魔王にとっては蹴っ飛ばされ転がされ服が泥塗れになっていることだけが事実なのだ】
【ゆえに魔王は今、怒髪が天を突く勢いでおこっている。言うなればげきおこぷんぷんまるである】
「喧嘩はっ! 両ッ! 成敗ッ! 」
「必殺! ──めらぞーまぁっ! 」
【魔王の怒りが顕現したかのごとく、彼の右手から放たれるは巨大な灼熱球ッ! 】
【球体状の圧倒的業火は三十八度の超熱量を持って彼等を燃やし尽くさんとするッ!】
【当たればむわっとするぞ! 】
6 :
【月舘もち】フードを被った風紀委員
[saga]:2015/09/29(火) 19:05:35.89 ID:RP6rL3E2o
>>5
「上級の火炎魔術かね!? ま、まってくれたまえ!そんなもの街中で放っては―――!」
ビリリッ
「ん? あぁ!そこの健康優良不良少年君もだ! 君が逃げたら誰が、あぁこんなことしてる場合じゃないというのに!?」
布が裂ける音、茶髪の少年は手元に隠し持っていたナイフでマントを切り裂き、一人逃亡
同時に起こった二つの事柄、不良少年を取り逃がしては行けないしここで少年の魔法を行使させれば街に甚大な被害を及ぼす
身を屈め、前方へ、少年の方へ跳ぶ 最後の魔法の詠唱が終わり切る前に中断させるのだ
だが、その動きは間に合わない
すんでのところで少年の手から業火が放たれた
前方で腕をクロスさせ、来たるべく激痛に備え目をつぶる―――
「―――――微熱程度ではないかっ!!!!」
肌を撫でる炎の熱さに、見習魔王の頭をはたきながら大声で叫んだ
7 :
【見習魔王】いだいなるまおー
[age]:2015/09/29(火) 19:14:53.82 ID:tEhh5Jdlo
>>6
「今のはメラではない! メラゾーマだっ!」
【むっふーと鼻息を鳴らし薄っぺらい胸板を反らせる見習魔王】
【彼はもちに頭を叩かれると、あいてっ、と漏らし叩かれた場所を涙目で擦りながら男を睨み付けた】
「さいしょにひどいことをしたのはきみたちじゃないかっ! 」
「ぼくはわるいことしてないよ! このばか! あほ! 」
【魔王はやはりげきおこであった】
8 :
【月舘もち】フードを被った風紀委員
[saga sage]:2015/09/29(火) 19:22:27.73 ID:RP6rL3E2o
>>7
「た、確かに言われてみれば最初に君に害を与えたのは我々だった……!」
「君にまずすべき事は叱責ではなく謝罪であった!!風紀委員でありながらそんな単純なことを忘れるとは!!!
僕は自分自身が恥ずかしい!!すまなかった!!!」
さいしょにひどいことをしたのはきみたち、という言葉に体全身に衝撃が走るほどショックを受けた
なんと、自分は被害者である彼の頭を叩いてしまったのだ、それも自分の罪を棚に上げて!
直立不動になると罪悪感から涙目となり、90度の直角に頭を下げ彼に謝罪をした
9 :
【見習魔王】いだいなるまおー
[age]:2015/09/29(火) 19:33:26.54 ID:tEhh5Jdlo
>>8
【よくわからないがなぜか男は頭を下げている】
【それをみて魔王はふと、こいつじぶんよりよわいんじゃないか、という確信めいた予感を覚えた】
【もしもこいつが自分より弱ければ部下にしてやってもいいとおもう】
【まぁ、何はともあれ弱いだろうからためしてみるかと】
「ほんとさっ! うぇーい! 」
【ぺしっと下げられた男の頭を叩いて】
【またしても得意に胸を張り言葉を続ける】
「反省してぶかになるならゆるしてもいーよ! 」
10 :
【月舘もち】フードを被った風紀委員
[saga sage]:2015/09/29(火) 19:39:14.22 ID:RP6rL3E2o
>>9
ペシッと頭を叩かれた、フード越しに柔らかい毛皮の感触が手に広がるだろう
頭を叩かれても反応しない辺り自分よりも弱いのかもしれない、そうだ、きっと部下に
「それは断る! 僕は風紀委員であり法の下僕なのだ!
申し訳ないが君の部下にはなれないっ!!」
即答で断られ、頭を挙げ
見習魔王にみせつけるように風紀委員のバッジを掲げる
「確かに今回の件では僕に非があった、だがだからといって君の行為を見逃しはしないぞ!
あんな危険な魔法、街中で使ってはいけないではないかっ!!火事が起きたらどうするのかね!!!」
11 :
【見習魔王】いだいなるまおー
[age]:2015/09/29(火) 19:49:16.67 ID:tEhh5Jdlo
>>10
「むぐ…ぼくはさいきょーのまおーだから街なんて燃やしませんっ! 」
【最強の魔王ならば街の一つや二つ、平然と燃やしそうなものだが】
【最高位の詠唱を唱えて放った火炎球が先程の温風であったからもわかるようにこの魔王、最強でもなんでもなく、むしろ魔翌力量でいえば学園内でも最弱の部類に入るのだ】
【ゆえにというかだからというか、悲しいかな…魔王には街の一つや二つどころか、木の枝の一本や二本さえ燃やせないのだ】
【燃やせるもやせないよりも、危険な魔法を都市内で平然と発動するその精神こそ批判されてしかるべきといえばそれまでなのだが】
【そこはやはり見た目通りに幼い彼の行いだ。余程の堅物でなければ許してくれるだろう】
「もうしらない! かえる! ばーか! 」
【だが悲しいかな。これは頭の悪い魔王にもわかること】
【今めのまえにいる男は間違いなく許してくれないタイプの堅物だ】
【会話を続ければ怒られるのは間違いない】 【だから魔王は背中を向けて逃げ出した】
【知っているか? 魔王からは逃げられないが、その逆はそんなことなんてなかったりふるのだ▽】
12 :
【月舘もち】フードを被った風紀委員
[saga sage]:2015/09/29(火) 19:57:29.68 ID:RP6rL3E2o
>>11
「む、待ち給え!話はまだ終わっていないぞ!」
逃げようとする見習魔王に、兎獣人特有の脚力で追いかける
おそらく本人が何かしらの抵抗、ガチの攻撃魔法を仕掛けたりしなければ肩を掴み、
捕獲するはずであろう
「君の力量は僕の知るところではない、だがしかし簡単に攻撃魔法を使う事が問題なのだ!
幸いにも街には被害がないから軽い説教と罰…… 古い教科書の落書き消しで済ませるとしよう!
さぁ、風紀委員室に行くぞ!」
そして、肩を掴むと引きずるようにして学園に向かう筈だ
本人が全力で抵抗するようなら背負ってでも行くだろう
13 :
【見習魔王】いだいなるまおー
[age]:2015/09/29(火) 20:09:26.68 ID:tEhh5Jdlo
>>12
「やーめーれー! やーだー! わーわー! 」
【全力の抵抗も虚しく…魔王は風紀委員に連れられ学校へと連行されていく】
【きっと出荷途中の豚や牛はこんな気分なのだろう】
【明日からはきちんといただきますという言葉を大事にしようと思う】
「りふじんだぁ…しょうじきものがばかをみるぅ…ばかがみるうぶたのけつぅ…」
【魔王はくどくどと愚痴を漏らしながら力なく連行されていく…ナムアミダブツ…】
14 :
【月舘もち】フードを被った風紀委員
[saga sage]:2015/09/29(火) 20:12:07.44 ID:RP6rL3E2o
>>13
全力の抵抗も、くどくどとした愚痴も
意を介さずにずんずんと進む堅物風紀委員
その後食い逃げされた店の代金を支払い、見習魔王と共に風紀委員室に行き
じっくりと説教するのであった
がんばれ風紀委員、負けるな風紀委員
例え噛ませと呼ばれても彼らの戦いに終わりはない
15 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2015/09/29(火) 21:34:52.21 ID:YINd0+hLO
****
魔法都市から少し離れたところにある丘陵地帯を通っている時のことであった。
定期的に魔法都市に訪れては荷物を預かり方々に届けるこの荷馬車は、魔法都市から帰る途中で一休みをしようと手頃な木の下を見つけしばしの休息をとっていた。
「今月も荷物が多くて嫌になっちまうなぁ。歴史博物館宛の荷物なんかデカイし重いし…一体どんなブツが入ってんのやら……」
馬はのんびりと草を食んで、御者は木に身を委ねてため息をつく。ここまではいつも通りの光景だった。
「ちょっと開けて見てみようか?
……なーんてな!ヤバいもんだったらこっちの身が危ないし何より信用がガタ落ちするわな。さーてそろそろ行くとするk……」
荷馬車が跳ねたのと、御者が起き上がったのはほぼ同じタイミングだった。木箱が壊れるような音に驚いて馬は暴れて走り出した。
御者は突然のことであっけに取られていたが、すぐに顔を真っ青にして馬を追いかけた。
「おお〜〜〜い!!俺を置いていくなよぉ〜〜〜?!?!」
荷馬車から飛び出した黒い何かなど、気にする暇などこれっぽっちも無かった。
16 :
【バケツ】魔導機兵
[saga]:2015/09/29(火) 21:35:52.00 ID:YINd0+hLO
荷馬車から飛び出したそれは本来、帝国にある歴史博物館に送られるはずだった。
魔法学校の考古学サークルが活動中に掘り当てた大昔の魔導人形…正確に言えば古代魔導機兵。
さほど珍しくもなんともないそれが何故か、誰がスイッチを入れた訳でもないのに動き出して箱を壊し荷馬車を飛び出したのだ。
身体から煙を噴きながら丘を越え駆ける。
カメラが内蔵された4つの目が捉えていたのは遥か遠くにある魔法都市。
彼が魔法都市へと舞い戻るのには20分もかからなかった。
身体を軋ませながら、校舎を目指して通りを歩く。
石畳を重たい金属の脚で踏みしめながらーー。
17 :
【団五郎】イナセな法被を羽織った狸
[saga sage]:2015/09/29(火) 21:48:30.93 ID:RP6rL3E2o
魔法都市の端っこ、学園と外界のほぼ境目にその狸は立っていた
考えるのに疲れた時や視野が狭くなっていると感じた時、こうして学園の端っこから外の世界を眺める事にしているのだ
一度頭を休めるためにも、今自分が暮らしている世界が学園だけで構築された狭い世界ではないと認識するためにも
「―――――」
「―――――――?」
その日もその場所で、外を眺めていた
往来はある程度あるものの、基本的に静かな場所
だがしかし今日は違っていた。 どこかで聞いたような金属音が、なにか重いものが駆けてくるような音が聞こえてくる
そして視界の端に何か、煙のようなものが見えた気がした
18 :
【バケツ】魔導機兵
[saga]:2015/09/29(火) 21:58:22.53 ID:YINd0+hLO
>>17
煙を伴い現れたそれは金属製でありながら蘇った亡霊のように朧げだった。しかし、それは確かに今そこに存在し、自らの力で動いていた。
端にちょこんと写り込んでいたものは見られていることなど露知らず、視界の真ん中を突っ切りそのまま横切ろうとしている。
もし見間違いでなければ。それは間違いなく彼だろう。
いつか無惨に破壊されてしまった、あの……。
無理に動いたのがいけなかったのか、それは視界の真ん中から少し横にズレた辺りで動きを鈍らせる。黒い煙を吐き出してそれでもなお前に進もうとしている。
19 :
【団五郎】イナセな法被を羽織った熊
[saga sage]:2015/09/29(火) 22:06:38.81 ID:RP6rL3E2o
>>18
「――――!? た、大将!?」
始めは、見間違いかと思った 次に自分が、ついに狂ったのだと
だが体全身を走る振動が、煙の臭いが明らかに現実のものだと知らせている
すでに死んでしまっていたはずのバケツが動いているのを見て、狸が感じたのは喜びでも恐怖でも無く、困惑だった
「な、なんで…… ひょっとして、コアが……?」
いつしか見た、自分にとって都合のいいあの声、あの夢
結局アレが本物なのかわからない、知らされていない
だがこうしてバケツが戻っているのを見ると、コアに何かあったのだと感じるほかはなかった
無理に動いているバケツを止めるべきか、一瞬悩み
自身の姿を熊のモノへと変える
おそらく考古学サークルに向かっているのかもしれない、向かう先がどうあれ、手を貸そう
動きが鈍ったバケツの横に経つと腕の下に潜り込み、支えるようにしてバケツの行きたい方向へ脚を動かすだろう
20 :
【バケツ】魔導機兵
[saga]:2015/09/29(火) 22:21:02.84 ID:YINd0+hLO
>>19
手を貸してやるとオイルの焦げたような臭いが鼻を突き喉を刺激して、金属に覆われた機械仕掛けの身体は火傷するほどではないものの熱を放出する。
「……ガ………ガーーーーー…………」
突如現れた熊をバケツの4つの目が捉えた。何も言葉を話さない。代わりにやや不安定な駆動音がすぐそばで鳴り響いていた。
そのまま熊に化けた団五郎の力を借りて歩き続ける。走ることはできないものの、こうして力を借りることで歩くことはできる。
そのまま真っ直ぐ行けば考古学サークルのある研究棟にたどり着く……かに思われたが。
その手前でバケツは横道に逸れ出した。通りから離れて、人気の少ない狭い道を歩き始める。
どうやら彼が目指しているのは考古学サークルではないらしい。では、何処なのか?彼はノイズを吐くばかりで、何も話そうとしない…。
21 :
【団五郎】イナセな法被を羽織った熊
[saga sage]:2015/09/29(火) 22:28:29.68 ID:RP6rL3E2o
>>20
熊になった事により強化されたオイル臭が鼻を責める
いつしか涼ませて貰った時とは正反対の熱さが次第に痛みへと変わり体を傷めつける
だが、それでもバケツを支え歩き続けた
バケツが目指しているだろう考古学サークルに向けて歩き続けた
無茶を止めることも手助けすることもできなかったバケツへの贖罪を兼ねているように
歩いている方向が、明らかに研究棟から逸れている、とすぐに察することができた
断片的に残った記憶が自分が一番過ごした場所へ向かわせているのだろう、そう思っていた
だがバケツが向かうのは自分の記憶にはない人気の少ない道
バケツを見上げる
「―――――」
何を言うべきか、口を開いて考えたがすぐに口を閉じ、黙ってバケツに手を貸す
せめて最後までエネルギーが尽きないように、自分が行きたい場所へとたどり着けるように
22 :
【バケツ】魔導機兵
[saga]:2015/09/29(火) 22:44:55.79 ID:YINd0+hLO
>>21
ノイズを吐いてばかりのバケツだったが歩いている最中、ノイズが和らいで言葉らしきものが聞こえるようになってきた。
何を言っているのか分からない。全く聞いたことのない言葉を彼はまるで呪文のように唱え続けている。
まるで何かの導きに従うかのように光の届かぬ狭くて複雑な道を迷うことなく進んでいく。
そうした道のりの果てにあったのは……教会だった。
団五郎は何度か脚を運んだことがあるはずだ。見覚えももちろんあるだろう。
そこはまさしく、バケツが破壊された場所だった。まだ修繕が終わっていないため、至る所に切り傷が残っている。バケツは教会の扉を開けて少し進むとようやく歩くのを止めて、崩れるように座り込んだ。
「追跡……終了……シマ……ス……?」
ようやく聞き取れた言葉。ステンドグラス越しの月明かりが冷たい金属の身体に様々な色を映している。
「………??????」
23 :
【団五郎】イナセな法被を羽織った狸
[saga sage]:2015/09/29(火) 22:54:16.93 ID:RP6rL3E2o
>>22
「……………あ………」
遠い昔に廃棄された教会
忘れたくとも忘れようがない、バケツが、そしてその翌日にクロツチが命を絶った場所だった
バケツが破壊されたことを聞いて、話を頼りに向かった場所
ミズチの匂いを嗅ぎつけ、巻き込まれたのだと思った場所
そしてミズチの匂いを頼りに歩き周り、戻ってきた時ミズチが冷たくなって発見された場所
中に入ると、バケツが座り込んだ
それと同時に変身を解き、正面から向き合う
熱かったはずのバケツの体が、触れていないとどこか冷たく感じた
「たい、しょう………? お、おい大将、ひょっとして意識があるのかい?」
24 :
【バケツ】魔導機兵
[saga]:2015/09/29(火) 23:10:29.80 ID:YINd0+hLO
>>23
「……私ハ、Endymion-342 デス。大将トイウ 名前デハ アリマセン。」
顔を上げたバケツからようやく、聞きなれた音声が聞こえた。しかしそれが発する言葉は以前の彼よりも平坦で、起伏が全くと言って良いほど無く……ひどく冷たいものだった。
団五郎を見る4つの目から送られる視線もよそよそしい。おそらくは殆どの記憶を失ってしまったのだろう。掘り出された時点の記憶から、壊される瞬間まで、全て。
しかし完全に失ったというわけではなく中途半端に残っている記憶もあり、彼はそれに導かれたのだ。
「貴方ハ 何者デスカ?」
25 :
【団五郎】イナセな法被を羽織った狸
[saga sage]:2015/09/29(火) 23:22:56.09 ID:RP6rL3E2o
>>24
いつしかの、彗星を見に行った時の声が響く
彼女の言っていたことは、自分の妄想などではなかった
壊れた中枢神経は、ちゃんと直っていた
彼女は理解していると言っていた メギストンコアがどれだけ大事なものかを
「…………あぁ、悪ぃな ちと違うやつと勘違いしてしまったみたいでさぁ」
データは破損していた そう言っていたではないか。 残っている部分のほうが少ないと
「あんまりそっくりだったもんで、つい声をかけちまったんだ、うん……」
よかったでは、ないか。 仲の良かった友人に破壊されたなんて悲しいこと、覚えていないほうが
その後コアが悪用され、色んな人を傷つけたなんて 知らないほうがいいに決まってる。
「俺ぁ団五郎っつー、しがない狸でさ この都市にある学校の生徒さ」
そう言って、バケツに微笑みかける
そうなんだ、よかったはず、なんだ
それなのに、毛皮の上をを熱い液体が流れ落ちるのは、なぜなのだろう
26 :
【バケツ】魔導機兵
[saga]:2015/09/29(火) 23:33:19.90 ID:YINd0+hLO
>>25
「ソウデスネ。私ハ大勢イマスカラ、間違エテシマウノハ 無理モアリマセン。」
そう言うとバケツは自らの胸に手をあてた。どちらも、よく見れば傷だらけだ。
中途半端な状態で蘇った彼は立ち上がると、まるで初めて出会ったかのように丁寧にお辞儀をした。
「初メマシテ 団五郎。素敵ナ 名前デスネ。
…ドウシテ泣イテイルノデスカ?」
そして団五郎もまた、微笑みかけているよう見えてよく見れば涙を流していた。それを察知したバケツは団五郎のそばまで歩み寄ると傷だらけのその手を伸ばし涙を拭おうとする。
「泣カナイデ下サイ。私ハ魔導機械デスガ、貴方ヲ襲ッタリ ハ シマセン。ダカラ ドウカ、ソンナ顔ヲシナイデ クダサイ…」
27 :
【団五郎】イナセな法被を羽織った狸
[saga sage]:2015/09/29(火) 23:44:06.55 ID:RP6rL3E2o
>>26
「……あー、違うのさ。 こいつぁ…… 単に目にゴミが入っただけなんだ、そうさ、抜け毛が入っただけさ」
目をバケツに拭われ、それでも止まらぬ涙を法被で拭う
希望を持っていた。期待していた。だが、やはりこう考えたほうがいいのかもしれない。
自分のためにも、本人のためにも。
………バケツは死んでしまったのだと、帰ってこないのだと
「……………ところでさ、どこか行かないといけない場所とか、やらないといけない事とかないかい?
もしなかったら俺に着いてきてくんねぇかい?会わせたい奴らがいてさ」
28 :
【バケツ】魔導機兵
[saga]:2015/09/30(水) 19:40:29.24 ID:8PbC0DDJO
>>27
「……ソウデスカ。」
団五郎の目もとから手を離してみれば、拭った涙が溝を伝う。
どこか行かないといけない場所は無いか、やらないといけないことは無いかと聞かれたバケツは腕を組み考えるような仕草をしてみせた。
「行カナイト イケナイ場所……、ヤラナイト イケナイコト……解リマセン。
何故カ ハ 解リマセンガ…私ハ此処ニ居ナクテハ ナラナイ。タダ ソレダケデ…気付イタラ 此処ニ イタノデス。タダ強ク…戻ラナクテハ ナラナイ、此処ニ居ナクテハナラナイ ト。
…何処カニおいるヲ補給シテクレル所ハ 無イデショウカ?内部デ空燃焼ガ起キテイル ヨウナノデス。」
バケツはオイルの補給ができる場所があればそこに連れて行ってほしいと言う。果たしてここにそのような場所はあるのか……
29 :
【団五郎】 な法被を羽織った狸
[saga sage]:2015/09/30(水) 19:49:19.18 ID:yPmFEN2Mo
>>28
「………そうかい。 だけどよ、いつまでもここにいるわけにはいかねぇな。
見ての通り体がボロボロで直してもらわなくちゃいけねぇし、オイルももちろん、な」
完全に記憶が失われているわけじゃない。 おそらく一番記憶に残った瞬間、殺される直前の事はぼんやりと覚えているのかもしれない
ここにいないといけない、やはりクロツチ関連だろう
「まぁ、会わせたい奴らってのはそれ関係さ。 ここから近いし多分間に合う……と思いてぇな。
もし無理そうなら電源落とすなり、どこかにとどまって体休めたりしてくれや、オイルだけでも持ってきてやるさ」
30 :
【バケツ】魔導機兵
[saga]:2015/09/30(水) 20:11:09.93 ID:8PbC0DDJO
>>29
「アリガトウゴザイマス、団五郎。10〜15分程度デ着ケル距離ナラ ナントカ行ケソウデス。」
そう言うとバケツは耳障りな音を出しながらゆっくり立ち上がった。見た目は傷があるだけだが内部の至る所に異常が起きているのだろう。
歩き出そうとすると中から何かが破裂したかのような音が聞こえる。今にも爆発してしまいそうな音だ。
連れて行くのであれば早めに連れていったほうが良いのかもしれない。
「…デハ行キマショウ。」
31 :
【団五郎】法被を羽織った熊
[saga sage]:2015/09/30(水) 20:18:54.79 ID:yPmFEN2Mo
>>30
「 」
座っている時はよくわからなかったが、どっからどう聞いてもダメな音が聞こえた
復活したのはいいがこの調子だと学園内にクレーターができそうである
暗い気持ちが一気にふっとんだ
「あ、あぁ!なるべく急いでな!ちと飛ばす……いやあんたはなるべく動くなバケツの大将!」
再び熊の姿へと早変わり、今度も支えるように、今度は自分主導で早歩きで研究棟へと向かう
途中で爆発したりしなければおそらく、考古学サークルまでたどり着けるであろう
扉の前まで誰かに会わずにたどり着いたのなら、扉をふっとばす勢いで開ける予定だ
32 :
【バケツ】魔導機兵
[saga]:2015/09/30(水) 20:34:30.86 ID:8PbC0DDJO
>>31
「ア、アァ……」
あれよあれよという間に熊に化けた団五郎に支えられるバケツ。歩いている間にも音は大きくなっていく。泡立ち、膨れ上がり、破裂して、装甲を押し上げている。
歩いている最中とうとうバケツの装甲の一部が剥がれ落ちた。団五郎の後ろで金属片が落ちる音がする。
爆発する前になんとか研究棟にたどり着く。団五郎が考古学サークルのある部屋のドアを叩けばそこから見知らぬ生徒が出てくる。
『……えぇと、どちら様ですか?見学の時間ならとっくに過ぎてますよ…ふわあぁ』
33 :
【団五郎】法被を羽織った熊
[saga sage]:2015/09/30(水) 20:44:05.31 ID:yPmFEN2Mo
>>32
説明するよりも見せるのが早い、グイッと破裂寸前のバケツを前に押し出した
時期が時期だけあって新入部員は恐らくはいっていないはず、新入部員であっても顔くらい知ってるだろう
頼む、そうであってくれと願いながらバケツを見せる
「説明してる時間が惜しいんだ! もともと知り合い、そうじゃなくても顔くれえは知ってるよな!?
今オイルが尽きて空燃焼状態でさ、残っていたら早急に補給させてくれ!」
焦りが募り、つい怒鳴るような口調、怒鳴るような大声で考古学サークルメンバーに懇願する
ひょっとしたら中にアレクシスとか会長がいるかもしれない、中にも聞こえているようにと
願い
34 :
【バケツ】魔導機兵
[saga]:2015/09/30(水) 21:02:51.47 ID:8PbC0DDJO
>>33
出てきた生徒はかなりの寝不足なのだろう。目の下に濃いクマがくっきりと刻まれ、目はどんよりと生気を失っている。
そんな生徒も目の前に魔導機械をズイッと差し出され団五郎に怒鳴られると眉を顰めた。
『あーー……えっと。オイルが欲しいんですよね?魔導機械に入れるオイル……。良いですよ、余り物で良いなら……。』
慌ててオイルを取りに行く生徒。幸い近くにあったらしくすぐにオイルの入った缶を持って戻ってきた。
『給油方法までは分からないんですよ……。自分は魔導機械の担当じゃないんで。
……バケツくんだったら分かったかもしれないけど、このタイプは見たこと無いからサッパリだなぁ。……お力になれずすみません。』
オイル缶を渡すなり生徒はそう言ってバタンと扉を閉めてしまった。アレクシスも会長も、不在のようだ。
しかし変な話である。あの生徒はバケツのことを知っていながら、目にしていながら「このタイプは見たこと無いから分からない」と言った。それは何故なのか?
それは実に簡単な理由だった。バケツはここへたどり着くまでの間に見た目がすっかり変わってしまっていたのだ。
甲冑のような、ゴツゴツとした装甲は角が取れて流線型に
時間の経過によって燻んでいた鉄色は黒曜石のような漆黒へと変わり
痛々しげに残っていた傷も消えて、まるで別の魔導機械に様変わりしていたのである。
35 :
【団五郎】法被を羽織った熊
[saga sage]:2015/09/30(水) 21:09:39.19 ID:yPmFEN2Mo
>>34
「何、言ってるんだ? こいつぁどう、みた、って…………」
オイルを受け取り、お礼を言おうと思ったら耳を疑うようなことを言われた
バケツくんだったら? 確かに少しボロっちくなったがこいつは明らかにバケツ、
モット言えば外に放置できるレベルに発掘されていたEndymionだ、なぜこんな
「…………」
振り返って見てみると、そこにはバケツとは似ても似つかわしくないバケツの姿
4つの目はそのままに、いつしか戦った、あの魔導機械の残骸にどこか似ていた
「………た、大将 ほら、オイルだ」
呆けてる場合ではない、無理やり自分を立ててオイルをバケツに差し出す
自分じゃどうやって入れるかわからないのだ
36 :
【バケツ】魔導機兵
[saga]:2015/09/30(水) 21:28:07.82 ID:8PbC0DDJO
>>35
「助カリマシタ、団五郎。」
自らの変化に気づいているのかいないのか、バケツはオイル缶を受け取って蓋を開けた。
自分でもどうやって補給するのか分からないのだろうか、しばらく缶を持て余していた。ところが、もう一度あの生徒を呼ぶしかないのかと思った矢先バケツは不意に顎の辺りを引き上げた。
バケツの顔がまるで面甲のように跳ね上がる。その中身は…暗闇のせいか見えない。
そこへオイル缶を寄せて、まるで人間が一気飲みでもするかのように一滴残さずオイルを飲み干した。
「危ウク爆発スル所デシタ。貴方ハ私ノ命ノ恩人デスネ。……恩狸?」
空のオイル缶を手に首を傾げる。4つの目は青色に光っていた。
37 :
【団五郎】法被を羽織った熊
[saga sage]:2015/09/30(水) 21:36:01.15 ID:yPmFEN2Mo
>>36
「……ずいぶんとシンプルな補給の仕方なもんだ、ここまで来るまでに三年くれぇ寿命縮んだな……」
爆発するかもしれない魔導機械をここまで引っ張ってくるには身体的にも精神的にも辛いものがあった
気のせいかもしれないが体全身が痛い、いや確実に気のせいではない
明日は全身筋肉痛だろう、両腕がプルプルと痙攣を起こした
「………しかし当てが外れちまったな、少なくとも今日は会わせたかった奴らいねぇみてえだ
日をあらためて来たほうがいいなこりゃ」
アポ無しだからしょうがない、というかアポとる余裕なんて全く無かったのだ
部屋がどこかもわからない以上出直したほうがいいだろう、先ほどの生徒への礼も兼ねて菓子折り付きで
それまでバケツをどうするかというと
「恩人でも恩狸でもどっちでも構わねえさ、 ……あー、それより大将
多分だけどよ、体休めるところないんじゃねえかい? ちょっとの間だけどよ俺の部屋に来ねえかい?」
38 :
【バケツ】魔導機兵
[saga]:2015/09/30(水) 21:47:41.30 ID:8PbC0DDJO
>>37
「おいるノ補給ハ完了シマシタ。一人デモ歩ケマス。」
さっきまであんなにひどい音と煙を立てていたのがまるで嘘のようだ。バケツは滑らかにスタスタと歩いてみせる。これならもう一人で歩かせても大丈夫だろう。
スタスタと団五郎の前を歩いて行く。このまま彼の申し出を断ってどこかへ消えてしまうのか。
…不意にバケツが振り向いた。団五郎に向き直ると数歩ほど歩み寄って、身体を屈めて手を差し出す。
「貴方ノ部屋マデ運ビマス、Mr.ゴロー」
39 :
【団五郎】法被を羽織った狸
[saga sage]:2015/09/30(水) 21:58:35.10 ID:yPmFEN2Mo
>>38
「……ここまで綺麗に直るもんだったかい?」
オイルの補充を済ませただけで、こうも変わるものだったか
記憶にあるバケツは、確か人工筋肉がはみ出たりしてたはずだが
外側には自動修復機能無し、内側には付いている?
……広く浅くしか学んでいない狸にはその理由が思いつかなかった
何も言わずに、自分に背を向けて立ち去るのか、またあの教会に行くのか
そんな事を思っていると、こちらに戻ってきてくれて、身体を屈めて
「あぁいいさ、一緒に歩いて……… ………大将?」
今、フルネームではなく、懐かしいその呼び名で
ぽかんと口を開け、狸の姿へと戻った
「……んじゃあ……今回ばかしは頼もうかい、大将」
40 :
【バケツ】魔導機兵
[saga]:2015/09/30(水) 22:06:58.86 ID:8PbC0DDJO
>>39
素人目に見たとしてもそれは異常なことだった。さっきまで壊れそうになっていた魔導機械がものの数十分で修復してしまったのだ。
その理由は分からない。もしかしたら、バケツ自身も自分の身に何が起きているのか理解していないのかもしれない。
団五郎が受け入れればバケツは彼を優しく抱き上げる。感覚神経はちゃんと作動しているようだ。大事なものを扱うかのように団五郎を抱えるとバケツは研究棟から出るため玄関に向かう。
「…貴方ノ家ガ何処ニアルカ、教エテクダサイ 団五郎」
さっきのあれは聞き間違いか、それともただの偶然か。団五郎を胸に抱きかかえながらバケツは学生寮へと向かうだろう。
/そろそろ〆ますか
41 :
【団五郎】法被を羽織った狸
[saga sage]:2015/09/30(水) 22:14:06.18 ID:yPmFEN2Mo
>>40
抱きかかえられ、再び呼ばれたフルネーム呼び
場所を聞かれて、自分の寮の場所と部屋を教える
決めあぐねていた
恐らく失った記憶はもう、戻ってこない
記憶を無くしたバケツを、『以前のバケツ』と同じように接してやるべきなのか
はたまた、違う人物と割りきって接してやるべきなのか
自分の部屋へ向け歩き出したバケツの振動を身体に感じながら、
また答えが出るわけがない問いに頭を悩ませるのであった
//これにて〆で!
42 :
御岳堂 久吏
2015/10/01(木) 21:52:32.49 ID:zhq/Pcjg0
「なにがてめえ「飲めば身長が伸びる薬」だ馬鹿!」「伸びねえし髪抜けてきたじゃねえか!」
とある涙目の男子生徒が、もう片方――小柄で、金髪で――ジャージの上から白衣を着ている生徒――久吏――を怒鳴っている。
怒鳴っている生徒の手には怪しげな小瓶。久吏はその生徒に平身低頭。申し訳なさそうに両手合わせて謝罪をしていて……。
手に持つ小瓶を無造作に、そのどうしようもない怒りを込めて久吏に押し付ければ、その男子生徒は悲しそうに去っていくのだった。
「っち……、失敗かあ……。あいつには後で髪の毛が生える薬を与えるとして……、どこを間違えたかなあ……。」
久吏は、小瓶片手に、廊下のど真ん中で考え込み始め……。
43 :
【月舘もち】ウサ耳収納フードを被った兎獣人風紀委員
[saga sage]:2015/10/01(木) 22:06:58.51 ID:2MZQpo8Do
>>42
「―――そこの君!少しいいかね!!」
身長が伸びる薬に関して考え込む御岳堂の傍に、気がついたら180cmほどの長身の兎獣人が立っていた
まだ秋が始まったばかりだというのに冬服らしいフード付きのブレザーを羽織っており、制服であるYシャツの襟には風紀委員のバッジが取り付けられていた
ひょっとしたら、いやひょっとしなくても 今の会話、聞かれていたかもしれない
御岳堂の小柄を威圧するように、じっと見下される
「僕の耳が正しければたった今、自作の魔法薬に関しての問題が起こったように聞こえたが気のせいかね!?」
44 :
御岳堂 久吏
2015/10/01(木) 22:15:59.74 ID:zhq/Pcjg0
>>43
「はいッ!」
唐突に声をかけられれば、そちらを向いて良き返事。そのハキハキとした物言いと威圧感、自然と背筋が伸びてしまう。
光る風紀委員のバッジを視界に捉えれば、会話を聞かれていることを察して……、叱られることを予期する。
「――ち、違うんですよ……。いいですか?、あの人は身長が伸びないことに悩んでいた。そして僕はその手助けをしたいと思ったんです。
それは勿論……、同じ学び舎で勉学に励む、仲間だから!、仲間が困ってたら見過ごせないでしょう!だから僕は手を貸してあげたんです! そしてちょっと失敗しちゃっただけです!!」
ふう、と一息付けば、「これでしかりようもねーだろう」というしたり顔をうかべて……。
45 :
【月舘もち】ウサ耳収納フードを被った兎獣人風紀委員
[saga sage]:2015/10/01(木) 22:28:20.43 ID:2MZQpo8Do
>>44
「な、なんと…… 魔法薬の売買ではなく、仲間のために魔法薬を作り渡していたのかね!?
君はなんて人間できた奴なんだ! そんな君に僕はなぜ叱りつけようとしたんだ!うおおお!すまないっ!!!!」
どこか言い訳がましい御岳堂の言葉に、よほど心を揺すぶられ、己の浅慮さを嘆いたからなのか、はたまた感動したからなのか
拳を震わせ、目に涙を浮かべ謝罪する風紀委員だが次の瞬間、目つきがするどい物となり、御岳堂を指差す
「だがしかしッ!! 見逃すわけにはいかんのだ! 風紀委員としても、先輩としても!そして魔法薬学科生としてもだ!
後輩のミスを手助けできずに何が先輩か!生徒を助けられず何が風紀委員かっ!! さぁその薬をちょっと貸してみたまえ!
何が問題か一緒に考えようではないか!ハッハッハ!」
46 :
御岳堂 久吏
2015/10/01(木) 22:36:12.19 ID:zhq/Pcjg0
>>45
「ほッ…。――え゙ッ。」(めんどくせッ)
うまくごまかせた――というのも実際は単純に悩める生徒を実験台にしただけだったのだが――と思ったらまた一難。相手の変なスイッチを押してしまったらしい。
この風紀委員が魔法薬学科の生徒というのも想定外……。無駄に熱血的に指導されそうで表情が固まる。少し躊躇いながら、小瓶を相手へ渡す……。
「べ、別にそんな今回の件はこれまでにして別の問題を探したほうがイインジャナイデスカナー」
ほんの少しの抵抗を見せながらも、彼らの立つ目の前の教室がきゅうりが利用していた研究室であり……。
47 :
【月舘もち】ウサ耳収納フードを被った兎獣人風紀委員
[saga sage]:2015/10/01(木) 22:44:25.83 ID:2MZQpo8Do
>>46
「いいや、今日できることは今日やろう、思い立ったが吉日なのだよ後輩君!
後回し後回しにしたら問題が雪だるま式で増えていくかもしれないのだからな、夏休みの宿題がいい例だろう!
僕は毎年初日に終わらせているからよくわからないがな!ハッハッハッハ!」
御岳堂の表情が固まったのにも気づかず、気持ちのいい声とともに笑顔を浮かべる風紀委員
逃れられる術がなさそうだ、下手に用事があると言っても日をあらためてやりそうである。 南無三
「む?都合がいいことに化学部の研究室ではないかね!? 渡りに船とはこのことだな!
さぁ朝日が昇るまで熱い議論を繰り広げようではないかね!」
48 :
御岳堂 久吏
2015/10/01(木) 22:53:31.30 ID:zhq/Pcjg0
>>47
(やばい……、こいつ、いろいろとマジだ……!)
この恵まれた体格の男がとろいはずがない、正直逃げられる気がしない。朝日が昇るまでという発言に血の気が引く。
研究室、黒いカーテンで日差しが遮られ、他に部員もいなさそうである。この青年にとってはオアシスだった。だが、この手のOBは頻繁に顔を出しそうな気がする。
好きな実験をめちゃくちゃにやれた。まだ一年だが、楽しい思い出もたくさんあった。棚にならぶ数々の薬品がその結晶だ……。
それをこの無駄に熱血なOBが無駄に頻繁に無駄に顔を出すと思うと……。そしてその度熱血的指導が入るとなると……。
「――先輩!ここは科学部!の部室ですから!あんまり勝手なことやられると困りますからね!!」
守らなければ……。この先輩を怒らせないように、自分の領域を守らなければ……。きゅうりの瞳には覚悟の炎が点っていた。
49 :
【月舘もち】ウサ耳収納フードを被った兎獣人風紀委員
[saga sage]:2015/10/01(木) 22:59:12.70 ID:2MZQpo8Do
>>48
「! そ、そうか……!朝まで議論を続けたら他の部員の迷惑になるかもしれないな……」
御岳堂の言葉に、都合のいい勘違いをしてくれた
気持ちのいい笑顔が曇り、ピクリとも動いていないウサ耳が気持ちうなだれたように見える
これは、もしや大成功……
「なら少しここから離れるが僕達の魔法薬学科の実験室を使う他無いな!
僕の担任は熱心な生徒が大好きだからな!授業前までならば快く許可してくれるはずさ!ハッハッハ!」
……のはずがなかった
50 :
御岳堂 久吏
2015/10/01(木) 23:03:30.98 ID:zhq/Pcjg0
>>49
「ふ、ふぇえ……。」
覚悟の炎がこみ上げる涙で消火。涙目になる。もはやオアシスにすらいられない……。
「そ、そーはいってもほら。僕みたいな虚弱で体育が苦手な生徒はそこまであるくとほら、足がつっちゃうから……。」
やめましょうよお……、という思いを込めた、悲哀の眼差し
51 :
【月舘もち】ウサ耳収納フードを被った兎獣人風紀委員
[saga sage]:2015/10/01(木) 23:09:59.86 ID:2MZQpo8Do
>>50
「いい機会ではないか!これを機に運動すればいい!
なあに心配するな後輩君!足がつっても僕がお姫様抱っこで運ぶから安心したまえ!
なんならそのままうさぎ跳びで向かってもいいぞ!」
「それに魔法薬を煎じるのには何かと体力が必要なのだよ!
僕が一年の頃は50〜60の工程を経て作成する魔法薬を複数種類組み合わせ
さらにそれを数時間かき混ぜ続けるという僕でも少しきつかった魔法薬を煎じたのだからな!
大事な仲間のためだ、一緒に成し遂げようではないか!!」
言い訳を1つ言ったら10は一緒にやる理由が返ってくる、帰さない理由が返ってくる
ひょっとしたら最初の段階で正直にゲロったほうがよかったのかもしれない、いやその場合これに説教と処罰が追加されていたのかもしれない
ジワジワと、ジワジワと御岳堂の逃げ道が塞がれていく……!
52 :
御岳堂 久吏
2015/10/01(木) 23:17:19.56 ID:zhq/Pcjg0
>>51
「い、い、……、いやだあああああああああ!!なんでこんなおっさん≠ニ二人きりで青春の汗を流さないとならないんだあああああ!!
せめて、せめて!!お姫様だっこは女性にされたいいいいいいい!!!――召喚!!!」
――ついに限界を迎えるきゅうりの精神。自暴自棄になった様子で手元に魔導機械である大型ナイフを召喚すれば、雷撃を飛ばす。
といっても、当たっても痛くも痒くもない。ただ、動きがちょっと鈍るという……、完全に逃亡目的の攻撃だ。
53 :
【月舘もち】ウサ耳収納フードを被った兎獣人風紀委員
[saga sage]:2015/10/01(木) 23:25:42.16 ID:2MZQpo8Do
>>52
「ま、待ち給え!僕が“おっさん”ならば君は“おっさん一歩手前”なのだぞ!?
一体、一体なにが悪かったというのかね!? 君は仲間のために魔法薬を煎じたいのではないのかね!!??!?」
そしてその御岳堂の錯乱は、風紀委員をいたく混乱させた
自分がおっさんと呼ばれたこと、男子高校生なのに子供のように駄々をこねはじめたこと
そしてお姫様だっこは女性に…… むっ
「後輩君、今聞き捨てならない事を言わなかったかね!? 不純異性交遊は風紀委員として認められないぞ!
君はやはり説教と懲罰が…… !?」
そしてその混乱が、足を引っ張った!
風紀委員から見れば突如として目の前に現れたように見える電撃、とっさに腕をクロスさせて身をかばう
それは御岳堂にとっていいチャンスだった!
54 :
御岳堂 久吏
[sage]:2015/10/01(木) 23:35:22.28 ID:zhq/Pcjgo
>>53
「ふッ、ふーーーッ!俺のオアシス及び俺の!青春の一ページは俺が守るッ!!」
今ならヤれる!先輩が両手を前にクロスされているということは視界が塞がれている
まさか、まさかきゅうりが追撃に走るとは思わないだろう――だッと駆けて、盛大なドロップキックをお見舞いしようとするだろう。
成功すればそのまま廊下を走って逃げようとするが……。
スマホなのでID変わるかもしれません。
55 :
【月舘もち】ウサ耳収納フードを被った兎獣人風紀委員
[saga sage]:2015/10/01(木) 23:42:45.56 ID:2MZQpo8Do
>>54
「――――――」
視界は塞がれていた、電撃により少し、動きは鈍ったかもしれない
だが忘れてはいけない、こんな先輩でも風紀委員なのだ
法なきこの魔法都市で、荒くれどもとやりあってきた一員なのだ
クロスさせた腕が動き、御岳堂のドロップキックを防いだ
さらにその瞬間足が動き、ドロップキックによる背後の後退が少ない
御岳堂がドロップキックを終え、地面に降りる頃
つかつかと歩み寄り、御岳堂の襟首を掴もうとするだろう
56 :
御岳堂 久吏
[sage]:2015/10/01(木) 23:48:39.73 ID:zhq/Pcjgo
>>55
「――えッ? ………ぐえ……。」
きゅうりのプランではドロップキック→地面に臥せさせる→その隙により遠くへ逃げる!であった。
――が、相手は倒れない、むしろ完全に防がれる。地面にばたんと倒れて、先輩を見上げる。
――――襟首を捕まれ、あわわわわわわ
57 :
【月舘もち】ウサ耳収納フードを被った兎獣人風紀委員
[saga sage]:2015/10/01(木) 23:52:18.73 ID:2MZQpo8Do
>>56
「―――さぁいくぞ、後輩君! 魔法薬学科の実験室の前に風紀委員室にな!」
180cm近くも在る、人よりも優れた身体能力を持つ兎獣人にとって小柄な御岳堂を連行することはとても容易かった
哀れ御岳堂、おとなしく実験室に行っていたほうがまだ楽であっただろう
言い訳無用の説教と懲罰が追加されてしまった
かくして処刑人を運ぶがごとく、風紀委員室への連行が始まるのであった
//切りがいいところですしそろそろ〆で!
58 :
御岳堂 久吏
[sage]:2015/10/01(木) 23:55:00.76 ID:zhq/Pcjgo
>>57
「うああああああああああああぁぁぁ・・・・・・・」
魔法薬学科には、普段は聞きなれない青年の叫び声が聞こえたという……。
/お疲れ様でした!!また絡んでください!
59 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
[saga]:2015/10/02(金) 21:21:32.79 ID:3dwG4JKfo
魔法を完全に扱えるよう指導すべく、未成年の魔法使いの卵を世界各国から集めた都市 通称魔法都市
ようやく小学校に上がったばかりの子供からもはや成人した大人まで種族老若男女問わず入学が許可される学校であるが、
基本的に本格的な攻撃魔法を教え始めるのは中等部に上がってからである
早熟な少年少女達ならばすでに初級魔法くらいお茶の子さいさいであろうが、初等部生達が教わる攻撃魔法は基本『相手に怪我を負わせられない程度に痛い呪詛やジンクス』であるのだ
技術的な問題ではなく、相手に攻撃魔法を使うということはどういうことなのか、という道徳的な面を教える意味合いが大きいのだろう
ただその考えが生徒たちまで伝わっているかは、学校の治安を見て察してほしい
そんなわけで、ほとんどが攻撃魔法(初級)のテストを控えた中等部生の一年生達
空いた教室や中庭で杖先から明るい火花を散らす光景がよく見られるであろう、
講義室で自作の木製的に向け明るい緑色の光線を金のタクトから発射している茶髪の少女も、その一人であった
「マジックミサイル! ……よし、またもや命中! 10発中1発は当たってるんだから大した命中精度だよねほんと」
的のギリギリを射抜き、誰も居ないことをいいことに自画自賛
今回のテストの目標はずばり『魔法を狙った場所に当てる事』である
使う攻撃魔法や属性、威力は指定されていない。 生徒一人ひとりによって使える属性や得意な方向性が違うからである
60 :
ライト・ハルノ
[sage]:2015/10/02(金) 21:40:38.80 ID:/f7ar3Gbo
>>59
テストを控えたことにより魔法の練習もしなくてはいけないと思ったのか、談話室に入ろうとどこにでもいそうな普通の少年が一人でドアを開けて現れた。
「…あっ、ここにも人がいるんだ、やっぱり部屋は空いていないのかな」
と、驚いたように呟いてその少しあとに
「えっと僕もここを使っても良いかな、邪魔にならないのなら、だけれどもね」
邪魔になるのならなら直ぐに出ていく、そう言う様子でドアに手をかけたまま、相手に聞いた。
61 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
[saga]:2015/10/02(金) 21:53:10.38 ID:3dwG4JKfo
>>60
「けれどもどうせならもっと精度を上げたい、5発中1くらい…… いやいや、3発中1発は必要だよね!」
流石に命中率10%は落第モノだろう、口では自画自賛するが頭のなかではわかっていた
まだまだ練習が必要、と金のタクトの先端に明るい緑色の光が宿る
「そーれもう一発! マジックミサ…… おっと!」
そして、扉の音とともにハルノが入って来たことに気付き、慌ててタクトを振って杖先の光を消す
命中率が低い以上、下手に発動したら人に飛ぶ可能性があるのだ 安藤の安は安全第一の安なのである
「あはは、こんにちはー…… あ、同じ中等部一年の?
他の教室借りられちゃってて大変だよねー、私もこの部屋借りるのに苦労したもんだよまったくもって」
自分の失態を笑い声でごまかし、相手が自分と同じ一年だろう、と察した
口で言っている通り、部屋が埋まっていることは知っているのだ、それなら断る同義がないと
ハルノの言葉にうなずいた 一緒に練習してもいいようだ
62 :
ライト・ハルノ
[sage]:2015/10/02(金) 22:30:52.45 ID:/f7ar3Gbo
>>61
杖先の光を消すのを見て安心したかのようにほっとした顔をして
「うん…中等部一年のライト・ハルノだよ
そうだよね他の教室も借りられて色々と場所を探してみたんだけど結構歩いて疲れたよ」
相手が基礎魔法の練習していたので薄々気付いてはいたが確認が取れて安心をして
「じゃあ、お邪魔します、かな?」
と言い扉を閉めて、入って行った
63 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
[saga]:2015/10/02(金) 22:43:20.08 ID:3dwG4JKfo
>>62
「あ、やっぱり! ふふん、私の観察眼にかかれば学年を言い当てることなんて余裕のよっちゃんだもんね!
私は安藤 夏海、同じく中等部一年生よ!よろしくね、ハルノ!」
よろしく、と笑顔を浮かべる、良く言えば元気がいい安藤、悪く言えばうるさい
ひょっとしたら同じクラスで何度か一緒に授業を受けたかもしれない、だが印象に残ってない辺り成績はよくも悪くもないのだろう
「いやはや、散らかっているし狭い場所ですし小汚い場所ですが自分の家だと思ってゆっくりしていってください
基礎魔法の練習って命中させる練習だよね?これ使う?」
ひらひらと、手で弓道部がよく使う的が描かれた木の板を振るう
至近距離で安藤が攻撃魔法を撃ってみると、あたった箇所が緑から赤へと変色し、再び緑へと早変わり
的の表面には傷一つ残っていない
64 :
ライト・ハルノ
[sage]:2015/10/02(金) 23:07:22.11 ID:/f7ar3Gbo
調子が良いな、と思いつつも元気が良いのは自分としても好ましいので言わないでおいて
「うんよろしく安藤さん
でも先輩に見えない先輩に出会ったらどうなるのか見てみたいな観察眼が働くのかどうかも」
微笑んでそう言いきるハルノ、よく言えば素直で悪く言えば主張が少ないハルノはあまり目立つタイプでも無いので印象に残っていないのであろう。
「いや、ここ普通の談義室だよね?散らかってるとか小汚ないとか狭いとか思わないよ僕は
っていきなり普通に戻るんだね…うん命中させる練習だから良ければ使わせてもらおうかな」
何かあまり分からないが一応この状況で渡されると言うことはテストに役立つものだろうとして使わせてもらおうとすることにした。
「これは、魔法が当たった色が変わる、と言うことなのかな傷も残っていないし頑丈なのかな」
65 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
[saga]:2015/10/02(金) 23:18:45.86 ID:3dwG4JKfo
>>64
「うん、中級以上の攻撃魔法だとさすがに壊れちゃうけれど、私達の初級の攻撃魔法くらいならすぐに再生できる優れもの! なんだって
先輩が作成キットくれたから作ってみたんだ」
ハルノの言葉に頷く、どうも先輩からのいただきものらしい、
こんな物作れる作成キットなんて購買部等で見た覚えはないだが。
なんにせよ魔法の実験台として使い勝手が良さそうである、
自分の物を少し窓際に移動させ、ハルノが的を設置できるスペースを作る
「的はずれな方向に飛んでいっても大丈夫なようにある程度距離を開けないとね!
教室の備品とか天井とかには保護魔法かかってるから外しても大丈夫だけども」
66 :
ライト・ハルノ
[sage]:2015/10/02(金) 23:53:46.50 ID:/f7ar3Gbo
>>65
「初級の魔法ではすぐ再生できるって結構凄いことだよねそれってその先輩も中等部一年でも作れるように作成キットを作るってそれ本当に凄いことだと思うよ」
素直に感心し頷いてでもこれって初級を鍛える為だけにって購買には無かったからその先輩が作ったのかなとか思いつつ
「そうだね保護魔法があるのなら初級魔法ぐらいなら安心できるね一番心配なのは安藤さんに当たらないかと言うことなんだけどまあ隣にいるなら大丈夫だろうけど
取り敢えず、自分の的を置かないとね」
67 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
[saga]:2015/10/03(土) 00:04:25.86 ID:bEeIZbH1o
>>66
流石に魔法は前に撃つのだし、狙わないかぎり隣に飛ぶことはないだろう
せいぜい少し横に逸れるだけ、間違いない
「うん、隣にいれば安全安心だよね!」
だがこうしてお互い大丈夫と言い合うと何故か大丈夫ではない気がしてくるのはなぜだろうか
何か事故りそうな気がしてならないのだ
かくして、ハルノが的を置き、位置につくと魔法の練習が再開された
安藤のタクトの先端に緑色の光が宿る
「よしっ! まずは私からいくよ! ここまで百発十中! このまま記録更新し続けるよ!
―――――マジックミサイル!」
決して芳しくない成績を堂々と言い張り、杖を振って本当に基礎的な攻撃魔法を放つ
杖の先端から緑色の明るい光線が放たれ、まっすぐと飛んだ
かくして光線は吸い込まれるように的に迎い、なんとど真ん中に命中した
安藤の的にではなく、少し離れた隣に設置されたハルノの的のどまんなかに
「……あれー?」
68 :
ライト・ハルノ
[sage]:2015/10/03(土) 00:15:09.16 ID:vrceVUTJo
>>67
「そうだよね安心で安全だよね!」
なんか互いに言い合っていたら不安になりかけていたので設置したら隣に戻って
「百発百中じゃなくて十中なんだ
あっお先にどうぞ」
と言って魔法を放つのを見てあれ、それを言う割には上手なんじゃないかと少し思ってその直後に
「お、おめでとう百発十一中になったよ!とか言えば良いのか才能があるねと言えば良いのか悩むところだね」
…と、悩んだように言い放った
69 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
[saga]:2015/10/03(土) 00:21:13.82 ID:bEeIZbH1o
>>68
「す、すごい!今杖の先端から45°くらい角度つけて発射されたよ!
何これ使いづらいし才能ならいーらない!」
完全に本人の意図とは違う方向に発射されたらしい、まっすぐ飛んだのはいいが変に角度がついたようだ
ハルノの的の中心部が赤くなり、次の瞬間元に戻った
「狙いとはまるっきり違う場所だからこりゃ百一発十一中とは呼べないね、百一発十中だよ……
それじゃあ次、ハルノの番行ってみよう!」
70 :
ライト・ハルノ
2015/10/03(土) 00:35:10.52 ID:vrceVUTJo
>>69
「そうだね!僕もある意味凄いと思ったよ今さっきのは…」
まあ安藤さんの的は隣に有るのだからねらったのではないと分かっているのだが何度やっても同じことになるのなら才能があるんだよねと思いつつ
「じゃあ行こう攻撃魔法の基礎中の基礎、マジックミサイル」
杖から光線が出てハルノの的に向かっていった、しかし隣にすり抜けて壁にぶつかった
「ああーうん…驚く所もない普通の失敗だね」
71 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
[saga]:2015/10/03(土) 00:43:28.74 ID:bEeIZbH1o
>>70
「くっ、杖先から90゚くらい角度つけばよかったのに……!」
何故か普通の失敗に対し悔しがる安藤、よっぽど今の失敗が印象に残ったのか
光線がぶつかった壁は煙をたてていたが、少し時間が経つと何もなかったかのように新品同然となった
的の物よりも強大な魔術がかかっているらしい
「よーし! 目標135゚!いくよ102発目!」
目標がすり替わったことになど気付かず、杖を回し次なる魔法を用意し始める安藤
こうして魔法の練習は、二人の魔力が切れるまで続いたそうであった
72 :
ライト・ハルノ
2015/10/03(土) 00:47:58.29 ID:vrceVUTJo
「いや、それちょっと無理があるかなって思うんだけど!」
なんかもっとネタ的な事をした方がよかったのかとも思ったがそれは安藤さんに任せることにした
「じゃあ目標に当て続ける事ができるまで僕は練習しようかな」
…安藤さんが百発十中だったのはこれのせいなのかと思いつつ
そして魔法の練習を続けることになったのであった
73 :
【見習魔王】いだいなるまおー
[age]:2015/10/07(水) 21:29:36.97 ID:ak/nLBF6o
「健全なる魔翌力は健全なる肉体から…」
「むっふっふ…じだいおくれだよまほうがっこー! ぼくは楽してささっと魔翌力をげっとだよ! 」
【真夜中の理科室】
【怪しげな極彩色に満たされたフラスコを揺らす、小柄な影】
74 :
【アウレア・フォン・アリエス】
[saga]:2015/10/07(水) 21:46:53.21 ID:PggBp5hlO
>>73
アウレアが夜の見回りをしていると、理科室の入り口から一条の薄い光が差していた
「…あら〜?」
誰かいるのだろうか?下校時間はとっくに過ぎている。職員にしたってここにいるのは自分だけのはずだが……
「幽霊でも出たかしら〜?」
ランタンの明かりを頼りに理科室のドアに手をかける。開けるとそこにいたのは……
75 :
【見習魔王】いだいなるまおー
[age]:2015/10/07(水) 21:51:29.70 ID:ak/nLBF6o
>>74
【扉を開ければそこには…】
【誰も、だれもいない】
【小さな魔王も幽霊の類いもなにも、なにもいない】
【机の上には散らばった薬剤や割れたフラスコのかけらしかなく…】
【地面には怪しげな色の液体と…ぬいぐるみ…? 】
【手のひらサイズのテディベアのような何かが浮いていた】
「た、たすけてー! からだがちいさくなったよ! なにこれ! 」
【テディベアは余りにも小さな悲鳴をあげる】
76 :
【アウレア・フォン・アリエス】
[saga]:2015/10/07(水) 22:01:12.98 ID:PggBp5hlO
>>75
ランタンの明かりが煌々と理科室の一部を照らす。中に入り歩を進めればそこには割れたフラスコと液体。
「あら〜、いけないわね〜。使ったらちゃんと片付けなくっちゃ〜」
割れたフラスコを放置するのは危険だ。もしかしたら破片で怪我をする生徒が出るかもしれない。
近くのロッカーから箒と塵取りを持ち出し机の側まで行ってみると、小さな声が下から聞こえた。…見るとそこには怪しげな色の液体の上でテディベアらしきものが浮いている。
「まぁ!かわいいクマさんねぇ。どこから来たのかしら〜?」
77 :
【見習魔王】いだいなるまおー
[age]:2015/10/07(水) 22:13:15.29 ID:ak/nLBF6o
>>76
「くまじゃないよおばか! ぼくは見習魔王でだいまおーのミーナさんだよ! 」
【水溜まりの中で、余りにも小さく胸をはる自称大魔王】
【テディベアではなく学校の生徒のようだが…】
「魔翌力とからだがおおきくなる! くすりを! つかったら! ちいさくなっちゃった…!」
【魔王はたすけてー!と悲鳴をあげながら両腕をパタパタと】
78 :
【アウレア・フォン・アリエス】
[saga]:2015/10/07(水) 22:20:14.46 ID:PggBp5hlO
>>77
「見習い魔王のミーナちゃんね?ウフフッ、かわいい名前ねぇ!」
両手をパタパタとさせて悲鳴をあげる魔王をアウレアは笑顔で眺めていた。とても可愛らしい
「ごめんなさいねぇ〜。先にここを片付けさせてちょうだい〜?このままにしておくと危ないから〜」
とりあえず破片と液体をかたづけなくては。アウレアはそっとテディベア?こと見習い魔王のミーナを退けると箒と塵取りで掃除を始めた。破片を片付け終わると液体を拭くため片付けついでにモップを持ち出す
「あなたはこの学校の生徒かしら〜?」
79 :
【見習魔王】いだいなるまおー
[age]:2015/10/07(水) 22:33:26.88 ID:ak/nLBF6o
>>78
「ちゃんじゃない! さまかさんがいい! 」
【わがままほうだいのちんちくりん】
【アウレアがホウキやモップを動かすたびに逃げ惑うように走り回って…】
「生徒じゃなかったらこんなところにいないよおばか!」
「ぼくはエリートだからなんでもつかえるしね! すごいよ! えらいよ! 」
【宣言の証明か、魔王は蚊や蝿のような小さな炎をあちこちに飛ばして見せていた】
80 :
【アウレア・フォン・アリエス】
[saga]:2015/10/07(水) 22:40:03.61 ID:PggBp5hlO
>>79
「はいはい〜、おとなしく待っててね〜?」
おばかだなんだと言われてもなんのその。羽虫の一刺しにも劣る炎を物ともせずモップで液体を拭き取る。
「最近は怖い幽霊がでるからね〜、こうして見回りしてるのよ〜?ちょっと目を離すと幽霊が悪さをするからね〜?」
片付けを終えるとアウレアはミーナに向かい合った。じっと青い瞳でミーナを覗き込む
「薬は自分で作ったのかしら〜?なにを使ったか覚えてる〜?」
81 :
【見習魔王】いだいなるまおー
[age]:2015/10/07(水) 22:51:16.54 ID:ak/nLBF6o
>>80
「むぐ…ゆーれい…!? まじで…! 」
【幽霊の話を聞くとその場でまるまる大魔王】
【恐いものと強いものは嫌いなのだ。ちなみに勇者と野菜も嫌いなのだ】
【次には余りにも大きな彼女の瞳に覗かれて魔王はぷるっとふるえると】
「の、農学部から取ってきたオオキクナールb(ベータ)と砂糖とチョコレートとケミカルX…? あとは素敵なものをたくさん…? 」
【覚えていないようだ】
82 :
【アウレア・フォン・アリエス】
[saga]:2015/10/07(水) 22:59:08.41 ID:PggBp5hlO
>>81
「んーー…つまりよく覚えてないのね〜?」
アウレアは困った様子で腕を組んだ
「魔法薬というのはね、組み合わせによっていろんな効果をもたらすの〜。その組み合わせによってはそれぞれの効果を増幅したり、打ち消し合ったりするのよ〜。
あなたの飲んだ薬の材料が分かれば、解毒薬が作れるのだけど…困ったわねぇ。分からないとなると…自然に効果が切れるのを待つしかないかもしれないわね〜」
83 :
【見習魔王】いだいなるまおー
[age]:2015/10/07(水) 23:07:50.25 ID:ak/nLBF6o
>>82
「自然に!? 治るまでぼくはどーするの!? 」
【魔王には敵が多い…寮に住み着いた野良猫や城下町のイタズラっこ達(ゴム鉄砲と魔法の撃ち合いをしている)かいるのだから…】
【こんな姿では魔王の座を奪われかねないではないか…! 】
「ぐすん…稀少な無効化型能力者でもさがすよ…」
「おばか…おばか…おばか…」
【一言目は自分に二言目はアウレアに三つ目もついでにアウレアに…】
【見習魔王はしょんぼりと理科室を出ていくだろう】
84 :
【アウレア・フォン・アリエス】
[saga]:2015/10/07(水) 23:17:11.42 ID:PggBp5hlO
>>83
「そう落ち込まないで〜?そんなことしなくても……あら」
肩を落として去っていくミーナ。あの様子では多分呼び止めても無駄だろう。アウレアはミーナの背に向けて何かの紋様を描くと、ひとこと二言呪文を唱えた。
「これに懲りたら、ちゃんと薬学の勉強をするのよ〜?…ウフフッ」
ミーナが失意の中校舎から出る頃…姿は元に戻るだろう。ミーナは薬が早く切れたとしか思わないはずだ
85 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
2015/10/12(月) 20:56:35.60 ID:JY+cliSdo
「と、とどかない……! 後数センチ、いや1cm……!」
学園内にある学生達の自習や憩いの場として活用されている、とある休憩スペース
その一角には飲み物や菓子が販売されている自動販売機(魔動式)が設置され、
自習時のお供として愛用されている
そんな自動販売機(魔動式)の一つ、地面に顔をつけてまで下を覗き込み、
下に手を突っ込む中等部の少女の姿がそこにあった
86 :
【Mr Dr】男ゾンビの保険医
2015/10/12(月) 21:06:00.15 ID:3LmKqu7a0
ちっ…お菓子切れちまったよ…
確か自動販売機にお菓子売ってたな…イチゴ味の飴売ってあったかな
【口にチュッパチャップスを咥えて懐をあさくりながら休憩室に向かうゾンビ先生】
ん?
何だアイツ何やってるんだ?
【そして茶髪ショートの女を見つけると近くまで来ると】
………
【頭にチュッパチャップツの持つ所を落とす】
87 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
2015/10/12(月) 21:14:25.69 ID:JY+cliSdo
>>86
「もうちょっと…… もうちょっと……! とれ、 たっ!?」
近寄るMr.Drに気付くよしも無く自動販売機(魔動式)の下で格闘中
下に入った百円玉にようやく指が届いた、こっちに引き寄せる……
なんか頭に落ちてきた、痛くはないけど確実に何かが、微妙にべとついてる何かが
「ちょ、ちょっと待って、 今どくから…… いや頭に何落とし……」
頭に落ちた何かが気になるが、恐らく後ろの誰かが自動販売機を使うのに邪魔になっているのだろう
百円玉を引き寄せ掴み、顔を上げる
「………………」
「で、でたあああああああああ!!!ポマードポマードポマードポマードポマード!!!!」
視線に入ったのは、自分が大の苦手でもはやトラウマレベル
歩く人体模型のほうが身体を引きちぎらないだけマシな保険医であった
88 :
【Mr Dr】男ゾンビの保険医
2015/10/12(月) 21:25:52.74 ID:3LmKqu7a0
おう取れたか
取れたなら早くどいてくれお菓子が買えないじゃないか…ってこれ飲み物の自販機だ
【取れた事を確認して自販機を見るとお菓子のじゃない事に気づく】
何って…チュッパチャップス?食べ終わった
【キョロキョロと目も合わせずにお菓子の自販機を探す】
うわぁぁぁぁっ!?
何何!?いきなり叫びあげんな!あとそれは口裂け女に言うセリフな!
【いきなり悲鳴を上げた女子にゾンビ先生も声を上げる】
あん?お前…誰だっけかな?
どっかであったか?
【そして安藤の顔を見るなりジロッと顔を覗き込む】
89 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
2015/10/12(月) 21:33:35.27 ID:JY+cliSdo
>>88
「あっ、そうだった!ええっとべっこう飴べっこう飴……じゃないチュッパチュップスチュッパチュップスチュッパチュップスチュパッ!!!」
Mr.Drに訂正され、慌てて異なる呪文を唱える 盛大に舌を噛んだ、口を抑える少女
ちなみにべっこう飴は口裂け女の大好物であり呪文ではなく現物が必要であるため注意が必要である
涙目で口を抑える少女を見ていると、おそらく見覚えがあるであろう
いつだったか、墓場で会ったような…… 迷宮であったような…… その時に何か……
「! イイエ ワタシタチ ショタイメンデスー ハジメマシテ ホケンイサーン」
急に慌てた様子で、棒読みで自分たちが初対面だと主張しだした
90 :
【Mr Dr】男ゾンビの保険医
2015/10/12(月) 21:47:29.00 ID:3LmKqu7a0
>>89
落ち着けお前…一度深呼吸しろお前
はいゆっくり吸って吐け
【慌ててる安藤とは逆に冷たく落ち着いているゾンビ先生】
おうそうか初対面かそうだったかすまんなー
いや俺人の顔覚えるの少し苦手でよーお前と似た様な奴と見間違えちまったみたいか
うーんしかしやっぱりどこかであった様な…
【そして安藤の顔を見て考え込む】
【首をポリポリ掻きながら考えてる】
【そして首を繋げてる魔法糸がほつれてる】
91 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
2015/10/12(月) 21:57:52.79 ID:JY+cliSdo
>>90
「ヒ、ヒッヒッフー ヒッヒッフー」
ラマーズ法、これまたベタな呼吸法であった
ともあれ少しは落ち着いたらしい少女、それでも考えこむMr.Drを見て慌て出す
思い出されるのも面倒くさいが、首を接合する糸が解けてらっしゃる
蘇るあのトラウマ!
「ほほ、ほら! 学園内で何度かすれ違った事があるんだよきっと!
だから話したことはなくてもなんとなく印象に残ってるんじゃないかな!きっとそうだよ!うん!」
「あ、先生!そういえばチュッパチュップス好きなんだよね!? うんきっと好きなんだ間違いない!
ちょ、ちょっと待ってて!」
そう言って、菓子の自動販売機(魔動式)からチュッパチュップス詰め合わせ(約1000円)……
ではなくその隣のチュッパチュップスガチャ(一回100円)を回してみる
100円を入れるとルーレットが回り出し、4と表示された
チュッパチュップスが4本排出される プリン、コーラ、ラムネ、ミミズ味。
「は、はい!これどうぞ!」
92 :
【Mr Dr】男ゾンビの保険医
2015/10/12(月) 22:08:44.86 ID:3LmKqu7a0
それも違うから…
本当に慌ててどうしたんだよ心配になってくるわ
【それでも落ち着いたのをみてコチラもホッとする】
学校内で何度かなぁ…
まぁそういう事にしとくかあんまりお前の印象が無いという事はそのくらいなんだろうし
ん?
おぉそうだったちょうど飴系が切れちまってよ買いに来たんだった
てドコに…
………お…おうありがとう
貰っておくよ…ミミズ味ってなんだコレ…悪魔翌用か?
お前コレ食ってみるか?
93 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
2015/10/12(月) 22:19:12.48 ID:JY+cliSdo
>>92
誤魔化しきった! と、心の中でガッツポーズを決めた
大の苦手なセンコーなのだ、あまり関わりは持ちたくないのだ
だがしかし印象が無いと言われると少し悲しい
なんとなくまたアンデッドキラー自称したくなってきたのだった
「……あれ? ミミズ味ってまるで百味ビーンズみたいな
え、いいよいらないよっ! なんだか泥の味がしそうだし」
渡した時には気づかなかった、ミミズ味?
このガチャ特有の味なのだろう
94 :
【Mr Dr】男ゾンビの保険医
2015/10/12(月) 22:24:02.87 ID:3LmKqu7a0
>>93
お前いま心の中で何か思わなかったか?
それはそうとココってココア売ってないのか?粉状で後で作れる奴は
【アンデットでも味を確認できかなりのお菓子中になっているゾンビ】
【胸ポケットを見ると煙草の箱みたいなものが見えるがよく見るとお菓子の箱なのである】
ミミズ味の飴も食う気はないなぁ俺でも
後で誰かにあげとくか…学士あたりに
じゃあお前にはプリンの飴をやろう
【そういうと貰った飴のプリン味を渡す】
95 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
2015/10/12(月) 22:33:06.18 ID:JY+cliSdo
>>94
「オモッテナイヨー ナニモオモッテナイ」
再び棒読み、なぜバレたのか
顔がひょっとしてニヤけていたのかと口元を抑えた
Mr.Drの目からはまだ舌が痛むように見えるだろう、そうであってほしい
「ゲテモノ人に押し付けちゃってー、多分受け取ってもらえないよっ
ただプリン味の飴はありがたくもらうよ!
……インスタントのココアはここよりも売店の管轄かな」
96 :
【Mr Dr】男ゾンビの保険医
2015/10/12(月) 22:43:31.81 ID:3LmKqu7a0
>>95
むぅそうか?
気のせいか…もう長く人の顔見てきたから少し勘が良くなったとおもったがな
………まだ舌痛いかー?
【安藤の口元を見る】
ゲテモノ人に押し付ける俺も俺もだがコレ作った人も人だけどな
【そしてコーラ味の飴を開けると口にくわえる】
【コロコロ口の中で転がして味わう】
んぅそうか…ココアも切れてたからなー…あとコーラとサイダーも
97 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
2015/10/12(月) 22:49:53.89 ID:JY+cliSdo
>>96
「ちょ、ちょっと痛むだけでもう大丈夫大丈夫ー あは、あははは」
スイーッと口元が見られないように移動する
じんわりと血の味がするため舌を切ったのは事実だろう、部屋に戻って口内炎の薬を塗っておこう
ともあれなんとか険悪なムードにならず、ここは逃げられそうだ
よかったよかったと左手で頭を掻く
なんかベタベタしたものが手についた
「………!? そういえば、チュッパチュップスの棒、頭に置いたって……!!!」
98 :
【Mr Dr】男ゾンビの保険医
2015/10/12(月) 22:53:10.01 ID:3LmKqu7a0
あっ?
そうか…それなら安心できる…か?
【移動するのを見送ろうとすると叫んだのを見て】
あぁ頭に落としたぞ
チュッパチャップスの食べ終わった棒をな
99 :
【安藤夏海】茶髪ショートヘアのカメラ小娘
2015/10/12(月) 22:59:37.63 ID:JY+cliSdo
>>98
それを聞いてサッと顔が青くなった
冷静に考えると成人男性の口に入った棒が頭に付いているのである
おまけにベタベタしているせいで髪が絡まってしまっている
背中に一気に悪寒が走り、それと同時に実際に走り出した
「お、お風呂!! 早く髪を!!!!!」
髪は女子にとって命なのだ、液体Xがついたままの棒を放置して寝るなんて簡便である
こうして女子中学生は自分の部屋に向け、走り去るのであった
100 :
【Mr Dr】男ゾンビの保険医
2015/10/12(月) 23:02:35.05 ID:3LmKqu7a0
>>99
やっぱり頭に落とすもんじゃなかったか
まぁいいやお菓子買って俺も仕事に戻るとするかね
【特に気にもしないで飴を買い始める】
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