過去ログ - ケセランパサラン、通称モシャス中尉の二言目
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312:モシャス中尉 ◆MOSYASSrDs[saga]
2009/03/20(金) 18:54:11.78 ID:Hw8budco
「そんなことより・・あなた」と黒く大きな瞳を鋭くさせて彼女は言った。
「こんな夜遅くまで起きてちゃ駄目じゃない、明日も学校でしょう」
「うーん、まぁ、そうなんだけど。夜に散歩をするのが楽しくてさ」
「駄目よ。今日だって遅刻しそうだったじゃない」
「え?なんで知ってるの・・?」
「それは・・・・その・・あなたのこと・・いつもここで見てるから・・・」
彼女は照れくさそうに言って、視線をそらした。
「もしかして、今日、驚かそうとしたのも僕が夜中に出歩かないようにするために・・・」
「べ・・・別に、そ・・、そ、そんなんじゃないわよっ!私がただ人を驚かせるのが好きなだけなんだから!」
顔を赤くさせて彼女が言った。おどおどとした表情が実に可愛らしい。
「そっか、それじゃあ、そうなのかな」
「そ、そうよ!私は人を怖がらせるのが好きな悪い霊なの!だから・・あなた夜更かししてたら祟っちゃうんだから!」
「うん、わかった。もう夜中に出歩くのは止すよ。」
「わ・・わかればいいの!それじゃあね!」
と言って彼女は、スーっと消えていった。

僕は約束の通り、それからは夜中に散歩をするのを止めた。
彼女にまた会いたいと思ったりもしたけれど、思いだけに留めている。
彼女は今日もこの公園で僕を見守ってくれているのだと思うから。
僕は立ち止まって誰もいない2本目の木を見つめ、軽く手を振った。


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