わしの波動球は百八式まであるぞのラジオドラマ作ったけど
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48:名無しA雑民[sage ]
2025/11/21(金) 07:51:18.60 ID:U4n+MV6j0
## ■ 夕暮れの農道にて —棒人間の帰郷—
宮崎県・高千穂町。夕暮れは山の端にゆっくりと沈み、紫と橙が混ざりあう空の下、一本の農道だけがまるで世界から少し切り離されたように静かだった。その道を、棒人間がひょこひょこと歩いていた。影だけは妙に長く、風に揺れながら伸びている。
「ん〜〜……夕方の匂いって、いいよなぁ」
誰に聞かせるでもなく、ただ独り言がこぼれる。
「白人とか、黒人とか……中国とか韓国とか……イスラム教とかナメック星とか……ん〜?」
「まっいっか。別に誰がどうとかじゃないし……大丈夫だよ、うん」
「日本どうなるのかなぁ……いや、分からん。心配しても仕方ないか」
棒人間は足を再び前へ。石ころをコツンと蹴り飛ばした。
「日常を堪能しよう。これだけは裏切らん」
しかし、ふと彼の影が揺れた瞬間、また独り言が漏れた。
「けど……ピラミッドって、いつか崩れるよな。古いものは全部そうだ」
「大衆さまは……どうなるんだろ。いや、考えすぎか。イルミナティ? いや、ワンピースの世界政府が人気だしな……」
「……帰ろう。故郷に」
そう呟いた瞬間だった。彼の前の空間がふわりと揺れ、薄紫の輪郭を描く“ゲート”が開いた。
風が巻き込み、雑草がざわざわと震える。
「さてと。今日の散歩はここまで」
棒人間は軽く手を挙げ、ゲートへ一歩踏み込んだ。高千穂の夕風が、最後に彼の背中を押す。光の中へ吸い込まれると、ゲートは音もなく閉じた。農道には、夜の気配だけが残った。


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