372:1[sage]
2009/11/14(土) 15:14:37.03 ID:eRM0uLAo
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ムシキリ「あの娘の体内なんだが、病蟲がいること以外は異常がなかった。昔大病を患っていたわりには荒れてもいなかった」
男「むしくいさまっていうのはからだのなかの異常を取り除くものなんだろう。荒れてしまったものも食えるんじゃないか」
373:1[sage]
2009/11/14(土) 15:15:38.03 ID:eRM0uLAo
ムシキリ「だから、むしくいさまは、おそらく―――」
男「・・・むしくいさまは、病気ではなく別のものをたべているのか」
ムシキリ「そう」
374:1[sage]
2009/11/14(土) 15:16:00.88 ID:eRM0uLAo
男「しかし、なんでまた。病蟲のほうが美味しそうなのに」
ムシキリ「おまえは味覚障害だからだろうが。まぁ、ようするに、だ。―――人の"心"がそいつにとってのご馳走なんだろうよ」
男「んん? ・・・・・・あ、ああ。そうか、なるほど」
375:1[sage]
2009/11/14(土) 15:17:31.53 ID:eRM0uLAo
---------------翌 日---------------
門番1「旅の方か」
男「ああ、この村で有名な"むしくいさま"とやらに一目お逢いしたくてよ」
376:1[sage]
2009/11/14(土) 15:18:49.95 ID:eRM0uLAo
門番1「何も用意していないのなら、お引取りを・・・」
ムシキリ「門番さん、こいつじゃだめかね?」
377:1[sage]
2009/11/14(土) 15:19:09.91 ID:eRM0uLAo
男「よかったのか」
ムシキリ「ああ。大丈夫だよ。・・・どうせ、その内消えてしまうさ」
男「あ、そうか。あれはそういうものだったな」
378:1[sage]
2009/11/14(土) 15:20:21.87 ID:eRM0uLAo
?「――あら、いらっしゃい。随分変わった方がいらっしゃったと思っていたら、なんだ、同類なの」
男「銀糸の髪に、白い肌・・・ね、なるほど。あんたがむしくいさまか?」
むしくい「そうよ。わたしがむしくいさま。病を食べる、ありがたい存在よ」
379:1[sage]
2009/11/14(土) 15:20:55.68 ID:eRM0uLAo
むしくい「まぁ・・・そんなことまで知っているの。それはいけないわね。
あなたがた、病にかかっているわ。特に、見るからに弱そうな貴方」
ムシキリ「だれがよわそうだ!」
380:1[sage]
2009/11/14(土) 15:22:29.53 ID:eRM0uLAo
ムシキリ「きさまああああああああ!」
むしくい「あらあら。ほんとうに、病気ね。貴方、変な体だわ。まるで呪われているみたい。・・・でも、こころはとっても美味しそう」
男「よかったな褒められたぞ」
381:1[sage]
2009/11/14(土) 15:23:35.45 ID:eRM0uLAo
むしくい「ずいぶん積み重なっているのね、複雑。ほんとうに、おいしそう。 ・・・ね、病を取ってあげるから、食べさせて?」
ムシキリ「・・・悪いが、これは病気じゃなくて呪いなんだよ。・・・とにかく、心喰い蟲は許されない」
むしくい「あらあら。何を世迷いごとを言っているのかしら。
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