75:名無しA雑民[sage]
2009/10/04(日) 05:32:17.09 ID:rhO9T4w0
だが、こうして様々な場所を回って気づいた。
『人』がいない。
雨の階段も不気味な洋館も森も動物園も水族館も遊園地も。
76:名無しA雑民[sage]
2009/10/04(日) 05:38:10.68 ID:rhO9T4w0
砂漠や、夕暮れの校舎、海の中、何かの体内のような場所。
散々歩き回ったというのにそのどこにも、人っ子一人いないのだ。
その事実に俺は悲しくなった。
77:名無しA雑民[sage]
2009/10/04(日) 05:40:54.70 ID:rhO9T4w0
夢の中で人探しなんて馬鹿げている、と自分でもわかっていたけれど、
探さないとならない気がしたのだ。
怖かった。
このまま誰もいなかったら、『自分は空っぽなのではないか』と。
78:名無しA雑民[sage]
2009/10/04(日) 05:43:45.03 ID:rhO9T4w0
そこは日本家屋だった。
自分が生まれるずっと前だろう。
大きな家の庭には小さな川が流れていて、その上に小さな橋が架けられている。
立派な家の縁側に、その少女はいた。
79:名無しA雑民[sage]
2009/10/04(日) 05:46:45.44 ID:rhO9T4w0
少女は白い着物を着ていた。
縁側で楽しそうに足をぶらぷらさせている。
その足も手もまっしろだ。
・・・・・・・・・更に、肩のあたりまで伸ばしている髪の毛も。
80:名無しA雑民[sage]
2009/10/04(日) 05:49:10.99 ID:rhO9T4w0
全身まっしろけの少女だった。
ただ違うのは、目の色が赤だというところだけ。
まるで白蛇だ。
81:名無しA雑民[sage]
2009/10/04(日) 05:51:38.40 ID:rhO9T4w0
・・・・・・俺に言ったのか?
いやまさかなぁ口には出していなかったはz
少女「聞こえなかった? そこの茂みにいる人」
82:名無しA雑民[sage]
2009/10/04(日) 05:55:16.44 ID:rhO9T4w0
少女「はじめまして」
俺「・・・はじめまして、なんでわかったんだ?」
少女「私目がいいんだよ。って早速ですか」
83:名無しA雑民[sage]
2009/10/04(日) 05:59:14.40 ID:rhO9T4w0
少女「なにそれ」
俺「そういうものもあるんだよ」
少女「へぇ・・・まぁ、いいや。ねぇ、今暇?」
84:名無しA雑民[sage]
2009/10/04(日) 06:00:34.68 ID:rhO9T4w0
俺「なんだ?」
少女「突き抜けなかった、がっかり」
俺「勝手に期待しないでくれ」
85:名無しA雑民[sage]
2009/10/04(日) 06:04:45.68 ID:rhO9T4w0
少女「幽霊さんはどこからきたの?」
俺「・・・・・・ずっと遠く、かなぁ」
少女「ふーん、適当だね。じゃあ、いくつなの?」
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