31:ああああ ◆uN/cZMyokk[sage]
2012/02/19(日) 20:34:09.36 ID:19vD5SFX0
「――Eine Öffnung des Endes」
代々魔女の系譜に名を連ねてきた、異端の家系。
幼女は、自分がその歴史の最期を看取る役なのだと確信している。
懐の水晶製の短剣(アサメイ)を取り出し、突き出すように構えた。
震えは止らず、両手で硬く握る。
不安を押し[ピーーー]ように。
決意が揺れないように。
幼女は想う。
その短い日々を。
「Meine Liebe vereinigt die Welt――」
地に描かれる、青白く発光する魔法陣(サークル)。
陣の文字が浮き上がり、自身の体を這い上がりながら両腕に向かって移動する。
構えた短剣の周囲に魔法陣を成すと同時に、剣先へ収束する膨大な魔翌力。
「Hören Sie meinen Wörtern zu Ein weißes Tier」
魔女であり、幼女であること。
当然のように注がれる、人々からの愛と畏怖。
挫折も苦労も知らない、満たされていた日々。
それが幸福なのだと、信じて生きた。
ある日、突然堕ちてきた隕石(ぜつぼう)。
魔女である私にしか出来ないこと。
大丈夫と笑顔を作る私に向けられる、人々の安堵の笑顔。
全員が、納得の既定事項。
だから私は、生まれてから最後まで不幸なんて知らずに終わる。
なのに。
「Ich gebe mein Leben aus und zeige es――」
"魔女もようじょ関係ない。お前をあんな所には行かせない"
自分だけは認めない、と。
それは私の幸福を汚す一言だから。
嫌悪すべき侮辱、なのに。
「……ひっ…っく」
頬を伝うこの涙が、今の私には理解(わ)からない。
最後の最後。
知りたいと、生きたいと願ってしまった不覚。
彼から向けられた、私への言葉。
――それはきっと、初めて知った不幸(しあわせ)だったんだ。
「Ich zeige Macht und brenne die Ganzen alles ab!!」
白い雷光(さけび)は闇を裂き、彼女の命ごと地を目指す星を焼き尽くした。
某スレにてようじょと隕石で書いた。文章こんな感じになりますサンプル。
>>30
その時はよろしく
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