16:ゾモー君(゚Д゚)ァ ◆CIgmxKPt5pGP[sage]
2013/09/03(火) 18:10:36.41 ID:hCV6TbP50
またちょろっと案
男は暑苦しさで目を覚ました
何でこんな部屋に…ここは2.5畳しかない
日が窓の面に直に当たりむわっといきれがする
同じ面に扉というよりは木の板がついていて小さい簡易鍵しかない
慌てていたからといってなんで碌々確認もせずこんな穴蔵でOKしてしまったのか
なんかあれだろう、慌てる者は、藁をもつかむ…だな。
正直、前の住所での人口局による訪問検査には音を上げてしまった
女が二人がかりで「大丈夫ですよ?」とか言いながらすったもんだの検査
それが何度も来るようになる…はっきり言うが、大らかなノリの人種向きだね
さて今日は住民票を持って行くついでに一言イヤミでも言おうと這い出した
ところが雑居通りのカウンターまで行くとそこのおばはんは顔色一つ変えない仏頂面で
斜め向かいのブースから別のおばはんが出てきて「そりゃあんたが悪い」と言われる
そしたら確かにそんな気がしてきて男はそこだけ照れ笑いしながら打ち解けたかのように謝るのだった
おばはんは「あんたが会いに来たのはあっちだと思うわよ」と言う
向かいのぼんやりと奥まった通路の角へ入っていくと
水槽の中にいそうなくらい皮膚の弱そうな娘が出てきた
娘は補助機器のついたベッドに寝ているのだった
部屋には母親か親戚らしき女性がおり
手前には男が使ったこともない学習机があり
上段には教科書や地図帳、星図などが几帳面そうに並べてある
男にとっては忘れていったり忘れてきたりするためのものでしかなかったそれが
随分と大切そうなもののように並べて立ててあった
生活品は自販機から出てくると言う
部屋に自販機か
一回4000…高い。
試してみる…はずれ。
はずれって?!
もう一回。4000。
出てきたのは…支柱ががふにゃふにゃの樹脂製の組み立てラックのようなもの
どう見ても400ぐらいだ
部屋内を見ると紐で吊るすなどして強度不足を補っているようだった
それにしてもこの娘がいずれ竹箒を振り回して跳び回るようになろうとは
全く想像つかないほど陰気な部屋だった
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