巫女さんや修道女が登場するギャルゲーを作りたい
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6:1[sage]
2014/05/06(火) 01:18:58.82 ID:EI2x4sgIo
・共通シナリオ3
そして数分後、ようやく警備員が駆け付けて、男を外に連れ出して行った。
「ふぅ……」
母さんを病室に入れて、一息つく。
周囲の病室の人たちに迷惑をかけた旨謝りに行こうと、再び廊下に出た時――
「あ……」
「あれ、君は……」
見知った女の子の姿があった。
「こ、こんにちは、お兄さん」
「真希の友達の、君島さんだっけ?」
「は、はい。君島鏡花です」
「ひょっとして、ずっと見てた?」
「い、いえ。それほどはっきりとは見ていませんでしたが。ちょっと聞こえるくらいで」
「恥ずかしいところを見せちゃったな」
「恥ずかしいだなんてそんな。真希ちゃんのご家族はきっと大変だろうと思っていましたし……お兄さんはとてもカッコよかったです」
「ありがとう。まあ、見ての通りだよ。真希はまだ意識を取り戻していない。そして母さんは、霊能力者と称する輩を信じ切っている」
「先ほどの男の人は、霊能力者だったんですね」
「母さんは騙されているんだよ。魂を見つけて話を聞くなんて、現実の話とは思えない」
「霊能力者の人は、魂を見つけてくれないんですか?」
「真希の生活していた場をよく知っている、霊力に優れた人じゃないと、難しいらしい。彼らの設備の買い増しや儀式に協力して、霊力を増してあげればできるようになるとか。結局はお金だ」
「私たちの学校をよく知っていて、霊力に優れた人……それなら何人かいますよ、お兄さん」
「え?」
「うちの高校は神社の娘さんだとか教会の娘さんだとかがいて、本物の霊力を持っているともっぱらの噂なんです。その子たちなら、無償で真希ちゃんの魂を探すことに協力してくれると思います」
「……母さんを落ちつかせるためには、いいかもしれないな。ありがとう」
無償で魂を探してくれる人がいると話をすると、母さんは大喜びだった。
結果が出るまで、あの霊能力者の男とは接触を持たないことを約束してくれた。
その夜、父さんと相談をした結果、僕は真希の通っていた高校に編入することになった。
霊能力や魂の話を信じているわけではないが、母さんに十分な説明をするために、魂探しを依頼をする子たちとよく話しておきたかったからだ。
そして何より、僕自身きちんと調べたいという気持ちがあった。
真希に、最愛の妹に何があったのかを。
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