過去ログ - 垣根「いい加減返事をきかせろ、原子崩し」麦野「黙れ」
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10:名無しGEPPER[sage]
2010/05/31(月) 20:52:53.16 ID:.CG2gec0
 
「オマエが勝手にここまで来たンだろォが。わざわざ来てやったンだから感謝しろよ」

「おいおい、せっかく美琴ちゃ……、」

「ア"ァ?」


冷たい赤い眼孔が垣根へと向けられる。
「ゴゴゴゴゴッ」という効果音が似合いそうな形相だ。


(本当に、独占欲だけは一人前だな)


無意識に嫉妬している一方通行の姿を可笑しくて垣根はニヤニヤと笑った。
コレ以上からかうのはヤバいし、ここまでで勘弁してやろう。


「せっかく、御坂がデートに誘いに来てくれたんだろ?」

「垣根、オマエには関係ねェだろ。俺は帰って寝たいンですゥ」


一方通行の尊大な態度に、垣根はカチンと来た。
御坂がどれだけ一方通行のためだけに行動しているのか、目の前の男はちゃんと考えているのだろうか。
どんなに好意を伝えても相手にすらされない人間も居るのに、白髪野郎はあまりにも贅沢過ぎる。

好きな人が自分のために何かしてくれるなんて、なんて羨ましい――という、本心を垣根は意地でも言わないが。


「文句言うな、贅沢なんだよオマエ。マジなんなの、ソレ。
 自慢か、麦野に軽くあしらわれてる俺に対する自慢ですかこの野郎。ムカつくから一片死んでこいや!」

「ハッ、毎日毎日、金魚の糞みたく麦野につきまとってよく飽きねェよな。
 今日にでもストーカー被害で麦野が警備員にお前のことつきだすんじゃねェの、垣根くゥゥゥゥゥゥゥン?」

「はーい、ストップストップ! ガン飛ばし合わない! 能力を使おうとしないっ!!」


火花を散らし合う二人の間に割り込んで御坂は彼ら喧嘩の仲裁を試みた。


「うるせェ、オマエはひっこンで――、」

「こんなとこで喧嘩しないのッ! めっ!!」

「……っ」



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