過去ログ - 上条「…死体?」土御門「ああ、屋上と体育館裏で見つかった」
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24:極めて近く、限りなく遠い世界に(プロローグ)[sage saga]
2010/06/27(日) 02:14:51.20 ID:keb1pI20

 しかし刻みこまれていても、他の人々はできるだけ《学園都市》とは友好関係を築こうとした。他の人々は思考する。生物的には危険かもしれないが、『合理』的に考えれば、ここで《学園都市》と敵対しても損さえすれど、何の得にもならない、と。
 長いものには巻かれろ、油断せず静観。

 それが《学園都市》に対しての基本方針となった。

 そして、時は流れ――

 ――この『友好』関係が終わりを告げる。

 アメリカにある学園都市の姉妹都市である《学芸都市》への軍、介入。
 
 九三〇事件。学園都市に謎のテロ集団が侵入。

 イギリス国内でのクーデータの成功。

 そして、ロシアが《学園都市》に対してのいきなりの宣戦布告。
 その結果、世界有数の軍事力をもつロシアは、たかだか一国家ですらない《学園都市》に敗北を喫した。

 《ロシア国家》の敗因。
 戦局のターニングポイント。
 それはヨーロッパの東部とロシア北西部に接する小さな独立国家集合体、エリザーナ独立国同盟。その国境に近い、廃寺院での大きな戦闘だった。

 形式的な戦闘報告書だけで、具体的な状況は何も書かれていなかった。
 双方の被害は甚大。
 しかし『奇跡』的にもロシア軍の軍人の死傷数は、二桁をこさなかった。

 その一週間後、ロシアは大きな反攻作戦もなく、クーデータして間もないイギリスの仲介によって降伏勧告を受け入れた。



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