過去ログ - 黒子「また、名前で呼んでもらえるまで」
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名無しGEPPER
2010/10/07(木) 19:48:46.91 ID:xMiyk2Io
「お帰りなさいませお姉様」
同日同時刻、常盤台学生寮。
「寮監の目を誤魔化すのも大変なのですから、夜遊びも程々にして欲しいですのー」
「別に……遊んでたわけじゃないわよ……」
お姉様などと呼ばれた少女は、自分のベッドへとフラフラと力無く進む。
「登校時間まで寝かせてもらうわ。朝食はパスするからテキトーに理由言っといて」
アンニャロウ…いつか…かなら…ず…
呟きながら、ベッドにボフッと倒れこむと、ものの二秒で夢の世界へと旅立ってしまった。
「また"あの殿方"ですの?夜通し追いかけっこするなんて非常識な行動を……」
ブツブツと愚痴をこぼしつつ、ため息を吐く。
枕を抱きしめ幸せそうな表情で眠る姿を見ていると、少々嫌な予感が思考を掠める。
「まさかお姉様に限って……ねぇ」
杞憂であることを祈りつつ、風邪をひかないように愛するお姉様に布団をかけてあげる。
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