らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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391:こなたのSS講座[saga sage]
2014/07/27(日) 12:42:32.39 ID:RVbFgh740
こなた「やっふ〜かがみん」
いつもの笑顔で挨拶するこなた。こなたは徐に私の前に一冊の薄い本を差し出した。
かがみ「何よ、いきなりそんな物持ってきて」
内容は大体分っている。どうせ百合やら薔薇の内容に決まっている。
こなた「これを今度にコミケに出そうと思うんだけど読んでみて」
かがみ「なんで私が読まないといけないのよ」
こなた「この前つかさに書かせたのを否定されちゃったからね、これなら納得できるかなって思って……」
かがみ「納得しなかったらどうするのよ」
こなた「今回のコミケは参加しない」
何時になく真剣に語るこなた。しかも参加しないと言い切るにはそれなりの自信があるに違いない。
かがみ「内容が同じでキャラだけ変えても直ぐに分るわよ」
警告のつもりだった。だけどこなたは臆することなく私の顔の前に本を差し出した。わたしはその本を受け取った。
こなた「私が下地を作ってひよりんが漫画にしたものだよ」

 私はページを捲った。
田村さんの書いた絵が特徴を捉えている。主人公はこなた自身の様だ。
こなた「かがみがつかさにアドバイスしたのと、つかさが私に助言してくれたのを参考にして最初から作り直したんだよ」
私はこなたが話しているのを尻目にページを捲り続けた。
こなた「でもね、気付いたんだ、やっぱりなんだかんだ言っても結局読み手がどう感じるかが問題だってね、だから
    一部のコアな読み手じゃなくてもっと色んな人に見てもらいたいって、そう思いながら考えて作った
    面白いものを読んでもらいってね……」
漫画で薄い本、読むのにさほど時間はかからない。本を閉じてこなたに差し出した。
こなた「ど、どう……?」
心配そうに私の顔を覗き込むこなた。
かがみ「売れるかどうかは分らないけどコミケに出しても良いわよ……」
こなた「本当!?」
驚いた顔で念を押すこなた。
かがみ「こんなんで嘘をついてどうする」
こなた「やったー!!!」
本を受け取ると大喜びで何度も飛び跳ねた。こんなこなたを見るのは初めてだ。
こなたは私に背を向けると扉に方に向かって叫んだ。
こなた「ひよりん、やった、やったよ」
ひより「やったー」
田村さんがドアから飛び出してきた。そして二人は両手を上げてハイタッチをした。
ひより「ありがとうございます」
田村さんは深深と頭を下げた。
二人は喜びながら部屋を出た。

 本の内容は至って単純。幼い頃母を亡くした少女の想いが綴られている……ただそれだけの内容だった。
だけど涙を堪えるのが辛かった。
こなた自身の体験だったのだろうか。半分作ったとしてもそれは想像できる。
母が健在な私では作り得ない作品だった。
今頃になって涙が頬を伝っていく。慌てて涙を拭った。
田村さんの画力のせい……
私のアドバイスのせい……
つかさの助言のせい……
違う。
本を読んでいる時、こなたが言ったのを思い出した。
面白いものを読んでもらいたい……

 私もそんな物を作ってみたくなった。絵には自信はないけど、文章なら……
私はペンを手に取りノートを開いた。
そして考えた。
面白いものを読んでもらいたい。

終わり。


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