457:名無しNIPPER[sage]
2017/12/29(金) 19:20:23.66 ID:qIm9Vnu/0
 yatta-!! 
458: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/12/30(土) 00:33:40.49 ID:HfYWLYgWO
 遅れました。 
 2時ごろ投下予定です。 
459:名無しNIPPER[sage]
2017/12/30(土) 00:42:56.52 ID:xms/PAvJO
 全裸待機 
460: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/12/30(土) 01:59:57.04 ID:HfYWLYgWO
 投下していきます 
461: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/12/30(土) 02:00:29.64 ID:HfYWLYgWO
 ===== 
  
  
 最悪の寝覚めだった。 
 全身に冷や汗をかいていて、目が覚めた瞬間、呼吸の仕方を忘れてしまったのかというぐらいに息苦しく、眩暈がした。 
462: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/12/30(土) 02:04:03.74 ID:HfYWLYgWO
 ――正しい解答を導き出すのは、頭の良い方 
 ――努力が必ず報われるなら、不満を持つ人間なんかいない 
 当然のことだ。ジュウには頭が足りなかった。だからどれだけ努力しても自力で事件を解決などできなかった。 
 事件を終わらせることができたのは、いつでも隣に頭のいい奴がいたから。 
 堕花雨。 
463: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/12/30(土) 02:07:27.27 ID:HfYWLYgWO
 「ちょっといいか」 
  
 ジュウが声をかけると、その女子生徒は全身を硬直させた。 
 女子生徒と一緒に隣を歩いていた短髪の少女は怪訝な表情を浮かべて、ジュウと女子生徒の顔を見比べている。 
  
464: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/12/30(土) 02:08:00.90 ID:HfYWLYgWO
 視線の集中砲火はジュウにとっても耐えがたかったが、光に用があってわざわざここまで来た以上、逃げ出すことはできなかった。 
 光はジュウから逸らした視線を左右に忙しなく往復させた後、身体ごと勢いよく振り返り、今しがた出てきた校内に一目散に駆けていった。 
  
 「ちょ、ちょっと待ってて!」 
  
465: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/12/30(土) 02:08:39.92 ID:HfYWLYgWO
 仲良く下校していたところを邪魔されて、気が立っているのだろうか。 
  
 「急用なんだ」 
  
 「……怪しい」 
466: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/12/30(土) 02:09:09.37 ID:HfYWLYgWO
 「あ、アンタ、私の友達にまで手を出そうっていうんじゃないでしょうね」 
  
 「お前には俺がどんな風に見えてるのか知りたいよ」 
  
 そんなジュウの言葉を無視して、光は早々に前を歩き出した。 
467: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/12/30(土) 02:12:19.05 ID:HfYWLYgWO
 席に着いてから、なにやらそわそわしている光はようやく口を開いたが、目はなかなか合わせてくれなかった。 
 校門で待ち伏せしていたことをよほど怒っているのだろうが、連絡先を知らない光に確実に会うためには、そうするのが一番だとジュウは判断したのだ。 
 謝罪よりも用件の方を優先してくれた光に内心感謝しつつ、ジュウは切り出した。 
  
 「光、お前の通ってる道場ってところに連れて行ってくれ」 
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