主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
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14:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2014/12/28(日) 01:49:20.14 ID:gPhj3EDC0

ーー 連絡車外 後輩女 ーー


先輩男さんの声に反応しガードレールを飛び込え斜面を転がり落ちる。

端末『定点進捗を確認。本位置は影響範囲の可能性があります』

弾着予測アプリが今頃警告してくる。
探査遅延による動作遅れか…キツいなこれ


斜面を滑り降り上へと振り返る。

新人女「きゃあぁあぁ」ゴロゴロ
新人男「クッ」ズザザザ

良かった、二人共ちゃんと反応して回避できている。

他の係も含めてほぼ全員が集まれた様に見える。


新人女「痛たた」涙目

主任男「健康チェックは後!上からの進捗来るぞ!」ババッ

タタタタ、タタタタ


100人以上が身を隠すには遮蔽物が少な過ぎる
ここまでも計算済みか…

先輩男「上方に向け牽制開始、後退するよ」カカカ


各班長を最後尾に移動を開始する。

ちょっと向こうに給油施設跡が見える、あそこまで下がれば多少は凌げる。


先輩男「2係4班、先行して。定点進捗の追加あるかもしれないから上空の目視確認励行ね」

タタタタ、カカカ、カカカ


斜面からの距離がある程度取れ、上からの進捗も大分和らいできた。


ドーン、ズズン

東側の方から爆音が聞こえ大規模な煙が見える

出張所も同時に進捗されていたようだ…。


辛うじて給油施設跡に辿り着いた。
先方からの進捗は止んだ、もう安全圏だろう。


先輩男「主査、取れるか?出張所付近に爆煙を確認。状況が知りたい」

各係長、班長とその補佐が集合し緊急ミーティングが開かれる。

課長補佐である主査が本部にいる為情報伝達が早く助かる。


端末『主査:あぁ予想通りだよ、出張所は集中的な定点進捗で機能消失。
駐留社員も半数以上が退職したのが確認できている』

機能消失、半数退職。場の空気が重くなり誰も言葉を発しない。

先輩男「残りの半数は?」

端末『主査:うん、丁度して欲しかった質問だ。これからお前らの地点に集合させる。
そこの係長連中で工数集約再分配し組織編成をやってもらいたい。勿論技術部の許可は出てる』

主任男「再編成?」


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