主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
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2:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2014/12/22(月) 23:21:57.58 ID:DrEO6+ax0

ーー ミーティングテーブル 主任男 ーー


朝のミーティングを始めようとすると係長がテーブルに来た。

今の俺の班、技術課2係2班を前に受け持っていた主任だ。何だか恐い顔をしている。

主査「主任男、ちょっと」コイコイ


主任男「何ですか?」

主査「何ですか?じゃねえよ。また提出期限遅れやがって。
物資消費の抑制計画と前節の成績考課表も今日提出だから忘れんなよ」コツン

主任男「スミマセン…」

主査「ん、分かれば宜しい。じゃ、今節もよろしくな」スタスタ


この体制になってもうすぐ1期が過ぎようとしている。正直、班長の仕事はまだ慣れない。


後輩女「主任男さーん、始めましょー」

主任男「おお、すまん。じゃあ始めるか」ストッ


気を取り直し業務の確認を行う。


前節まではH市側の現場に従事していた。

G県との境界に数本ある橋の内のひとつである新J大橋周りでの進捗だったが、
前節最後に事もあろうかその橋をFHW社が破壊しやがった。

旧J橋もかなり前に落とされており、これでG県への足掛かりはT橋と取水堰のみとなった。


特技男「今節はどこで業務展開するんですか?」

こいつは元々本部ベンチマーク班に所属していたがローテーションでウチに来た。

本人の希望で現場業務に関わりたいとのことで馴染みのある俺の班に配属された。

主任男「ん、あぁ。知っての通りH市での進捗は前節で終了した。
幸いG県側に取り残された社員もいなくてそちらは業務撤退の方向で決まった」


モブA「おー取り残されたの居なかったんだ、良かったー」

通信男「…そうは見えませんでしたが…」


主任男「なのでO市周辺の業務に回ることになる。はーいこっちに注目ー」ポチッ、ブゥン

ミーティングテーブルに据え付けられたPCにO市周辺地図が表示される。

半年前、先方の出張所、支店をシェアにし橋の西側地域に小さいながらも支店を出した。

そこ中心の地図だが、そこから広角画面に切り替えO市全体を表示する。


主任男「じゃあ後輩女、O市廻りの現状を説明して」

後輩女「はい、では…」スッ

レーザーポインタを取り出し説明を始める。
ずっと概要説明を任せ続けただけに慣れている。

だって俺が説明するより分かりやすいんだもん。


後輩女「ここがG県とを繋ぐT橋です。現状は我が社の管轄地となっており、
常時50名を越す技能班が詰めています」

後輩女「橋北岸から西側、ここの位置に我が社の支店が設けられています。
いつも思うんですが非効率極まり無い支店配置ですね…」


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