主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
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8:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2014/12/24(水) 00:41:54.06 ID:ELc5f/2Y0

ーー 連絡車内 主任男 ーー


主任男「みんな席に着いたな、じゃあ業務詳細説明するぞー」

班毎に分けられたテーブル、中央のモニターの電源を入れる。


テーブルが若干手狭だ…。
今期から班の編成が5人から7人に変更になった。

係長レベルで先期の振り返りを実施した結果、労災減員時の職務遂行能力を維持する為、
技術班一班当たりの人員増が提言され承諾された

しかし、急に人も設備も対応できるはずも無く、人員は新人採用で賄い、
設備は5人用を無理矢理7人で使用しているので、色々と歪みが出ている。


主任男「モニターに注目ー。後輩女がざっと説明してくれたが今回の起点はここの出張所だ」

主任男「T橋を越えて約1km地点にある施設だが、何せこの周辺すらも完全シェア化できてない」


端末『間も無くT橋に接近。G県との交錯域に入ります』


主任男「つまり、今アナウンスがあった通りシェア交錯地域の出張所だ。
何が起きても不思議じゃない地域だというのを念頭に置いてくれ」

事実橋の東側地域では毎日の様に折衝が行われており、出張所への間接折衝もある。


特技男「業務目標は出張所の安定化ですか?シェアの拡大ですか?」

主任男「ストレートに答えると 両方 だな」

特技男「また抽象的ですね…」


主任男「本部も考えあぐねているようだね。
何せH市ルートが業務展開不能になって急に決まった話だからなぁ」

通信男「しかし業務目標が明確で無くては私達としても個別目標に落とし込めません」クイッ


主任男「まぁ出張所にいけば仕事は嫌でも山ほどあるよ、その中で業務形成するさ」


班員達の意見も最もだ…。
正直、この指示では業務計画の立てようが無い。

希薄な業務目標、混乱気味の指揮系統…。

多数の不安と共に連絡車はG県へと近づく



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