20: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/04/27(月) 00:44:23.86 ID:4ztp0q/L0
  
 レミリア「でも、そんなんじゃ駄目ね。 死ぬことを怖がらないなんて、生物として失格よ」 
  
  
  
 『死への恐れ』を捨て去ると言うこと。それは、『自ら死に近づく』ことに他ならない。 
 それはある意味、生物として最も重要なものを失っているのではないか。 
 もしそのようなことを躊躇せずにできる人間がいるとしたら、その者は正しく『狂人』と言って差し支えない。 
  
  
 そんなものは真っ平御免だ。故にレミリアは『死を恐れる』。 
 しかし勘違いしないで欲しいのは、彼女は『死から逃げている』というわけではないということだ。 
 もしそうであれば、彼女は最初からこの場に、戦場にはいないはずである。 
 『死を恐れる』という言葉の意味は、『甘んじて死を受け入れない』ということ。 
 どんなに絶体絶命の状況に瀕したとしても、生きることを諦めずに最後まで活路を模索する。 
  
  
 悪あがきだろうと何だろうと構わない。その姿を鼻で笑われようと気にする必要はない。 
 生きるために足掻くことの何が悪い。それは命あるものであれば、行って当たり前の行為である。 
  
  
859Res/553.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20