とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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627: ◆A0cfz0tVgA[saga]
2016/05/23(月) 01:12:11.44 ID:+1M4Crvn0

学園都市に存在する、数多ある建物の中の一つ。
とある高校が所有する女子学生寮の一室。
その中で一人の少女が何をすることもなく、呆然とベランダから外を眺めていた。


屋内に灯りは点いておらず、電気機器のランプだけが蛍のように光っている。
故に部屋の光源は、専ら窓から差し込む月明かりのみ。
空から降り注ぐ明かりが部屋を淡く照らし、少女の影法師を細長く作っていた。


少女は空を見上げる。視線の先に浮かぶのは、億にも届く年月の間大地を見下ろし続けてきた満月。
それは普段見せている純白の姿から、ルビーにも似た紅い色へと様変わりしている。
まるで、自身の血潮を振りまいているようにも見えた。


その姿を見て、少女は『あの時も。こんな色だった。』と、心の中で漏らした。
彼女の心の中に去来するのは嘗ての記憶。忘れようにも忘れられない、惨劇の記憶。




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