とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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808: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2017/02/13(月) 00:30:03.86 ID:/dRSXglt0

当麻でさえも一度は詰みかと思ったこの状況。しかし、それを覆す手段は彼の身近に存在した。
それが姫神秋沙『吸血殺し』。嘗て数多の吸血鬼を葬ったと噂される破魔の紅血。
もしもその噂が正しいとするならば、『吸血鬼の肉体』のみを選択的に取り除くことが出来るかもしれない。
正にこの状況にお誂え向きの能力。だが早々全てが都合良く済むわけではなく、解決すべき問題もある。


その問題とは、『彼女等が自身の肉体を破壊される事に、果たして耐えられるのかどうか』。
『吸血殺し』は保持者である姫神秋沙本人でも、一切制御することが出来ない。
血を吸わせた時点で、彼女等の肉体は人間の部分のみを残し、文字通り『破壊』される。
フランドールはおろか、全身の半分近くを変化させてしまっているであろうレミリアに至っては、
『吸血殺し』を口にした瞬間、自身の肉体の半分を一挙に失うことになるのだ。
常識的に考えればその時点でほぼ即死。仮に運良く生き残ったとしても、重篤な後遺症を抱えて生きていくことになる。
これではどんなに良く見積もっても、『大団円(ハッピーエンド)』とは言えないだろう。


つまるところ、それを回避するための冥土帰しなのだ。
『患者が望むものなら何でも用意してみせる』と豪語する彼ならば、もしかしたら――――
その一縷の希望を求めて、上条当麻は世界最高峰の医師を頼ったのである。




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