提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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◆zqJl2dhSHw
[sage saga]
2015/12/06(日) 23:06:48.92 ID:hT/G1Qws0
大井「きっと今までずっと我慢していたからですよ。さぁ、私の胸で泣いてください」
北上「……うん」
大井の大きな胸に顔を埋める。しばらく顔をあげることはできなさそうだった。
大井「北上さんをこんなになるまで放って置くなんて……。ちっ、なんて運用……」
提督「おい、龍驤」
龍驤「なんや?」
提督「大井の言葉に、俺はひどく傷ついた」
龍驤「甘んじて受けるしかないやろ。理由はどうあれ、事実は事実や」
提督「まぁ、な」
龍驤「あとで慰めたるから」
提督「わお!」
北上「大井っちの艤装はアタシとお揃いじゃないんだね。どして?」
大井「これですか? これは戦力削減のために練巡に艦種変更しているんですよ。本当なら北上さんとお揃いが良かったんですけども、提督がこんなんですから」
北上「そうなんだ。一緒に出撃したかったのにな」
大井「大丈夫ですよ、北上さん。一緒に出撃はできませんけど、これからの闘いはずっと一緒です」
北上「そだね、これからはずっと一緒だね」
大井「はい♪ ずっと一緒です」
龍驤「……ええ話やんか」
提督「うむ、全身全霊を持って交渉した甲斐があったな」
大井「提督!」
提督「なんだ?」
大井「私を着任させるのが遅すぎて、北上さんをここまで追い詰めたことは決して許しません!」
提督「あぁ、これに関しては完全に俺の実力不足だ」
大井「けれど、手段を選ばず私を着任させたことだけは認めてあげます。本当にありがとうございます!」
北上「提督、ありがとね」
提督「喜んでもらえて何よりだ。どうする、北上? 今日の出撃は誰か別の艦娘に替わってもらうか?」
北上「球磨型をナメないでよね。やることはちゃんとやるからさ」
大井「北上さん、素敵……。私も駆逐艦を遠洋練習航海に連れて行きますね。さあ、あなた達。航海の準備をしてきなさいな」
提督「素晴らしい」
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