提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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◆zqJl2dhSHw
[sage saga]
2016/06/07(火) 22:04:22.16 ID:2VZyhD7e0
長門「してやられたな」
加賀「双方旗艦は轟沈判定。龍驤さんが無傷な分、私達の勝利のようです」
長門「そのようだな」
龍驤「ごめんな2人とも。水さすような真似して」
長門「かまわないさ、提督が始まったばかりと言ったわけだからな。むしろ貴重な経験をさせてもらった。夜の航空戦力があれほど視えないとは思いもしなかった」
龍驤「暗いと見えんもんな」
長門「それに加賀だ。中破でなお戦闘続行できるとはな。ははは、赤城と隼鷹に申し訳がたたんな」
加賀「それはこちらも同じことです。まさか開幕の航空戦を乗り越えられるとは思いもしませんでした。第二次攻撃すら大破で耐えられましたし」
長門「これでも対空迎撃には自信があるからな」
加賀「えぇ、隼鷹さんと呑むたびに聞かせてもらっています」
長門「それにだ、皇国の誇りとまで謳ってもらった長門型の身体だ。そうやすやすと装甲は貫けんよ」
不可思議な構えで胸部装甲を誇示する。
豊満なそれにはこの国の思いが多く詰まっていた。
加賀「それは私も同じこと。改長門型として生を受けたこの身体です。改装空母となってもその強度は保持されているわ」
徐々に奇妙な構えに移行して胸部装甲を強調する。
この鎮守府で長門を上回る唯一の艦娘が彼女だった。
加賀「負けた身で言うのもなんですが。義姉さん、目は醒めましたか?」
長門「あぁ、単艦で挑むのはこれっきりだ。次は艦隊同士の戦いだ」
加賀「はい、一緒に戦いましょう」
龍驤「ええ雰囲気になったとこ悪いんやけど、曳航してくれん? バルジも外したから燃料もないし転覆しそうなんやけど」
加賀「長門さん、私もおねがいします」
長門「いや、私も動けないんだが」
龍驤「……」
加賀「……」
長門「……」
龍驤「日向! 日向、助けて!」
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