男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
1- 20
10: ◆SetoseN//M[saga]
2015/05/17(日) 17:02:39.84 ID:iieHGl5bo
男「何の用かと言われると困ったな」

男「先日は世話になったからさ」

同「それはボクだってそうじゃない」

同「ボクだけだったら死んでたよ」

男「そうかな、僕がいなければ逃げれたんじゃないかな?」

同「ボクが逃げる? 何から?」

男「僕に凄むなって、ま、たしかに君は怪物というか無差別的に被害を与える化け物は嫌いだよね」

男「かと言って同じく強くても知性的というか、人間に混じって生活していたりするものは、例えば神様とかだけど」

男「人型のものにはそこまでは厳しくない」

男「線引きの理由は何かな?」

同「特に決めてないよ、そうだったら昨日の疱瘡神だって戦ってないはずじゃない」

男「そうだねぇ」

男「君はあれだものね、人に危害を与えるものが嫌いなんだよね」

男「人型、というよりは人語を解するかあたりがその区分けの一つで」

男「解さないものは、意思疎通出来ないのが多いから大体嫌いで」

男「人型まで来ると結構な割合で会話が出来るからね、実際はその辺かな?」

同「わかっているなら、周りくどい聞き方する必要ないじゃん」

男「確かに」

男「そうだ、身体の方は大丈夫なのかな」

同「夕方に呼び出してる時点で、大体わかってるんでしょ」

同「知っての通りまだ治ってないよ」

同「ボクが寝ても治らないなんて久々だよ」

同「昔の人が常世をタブー視するわけだね」

男「割には元気そうだけれど」

同「元々この時間からは元気過ぎるくらいだから、弱っていても人並み以上だよ、心配ご無用」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
406Res/226.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice