男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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19: ◆SetoseN//M[saga]
2015/05/20(水) 22:11:35.01 ID:MdRMK5Njo
同「正直、親とか親戚が内心引いてるし、嫌だと思っているのは子供ながらも察してたよ」

同「でも、それでもボクにはこの身体能力があると、強い力があるとそうも思ってたんだ」

男「そりゃ子供とは言え君には大人でも勝てないだろうね」

同「でも、その力はボクにも勝てない大人たちに媚びへつらう為のものだったんだよ」

同「それを知ったときは悲しいのか悔しいのか、それともキレてるのかわからなかったけど」

同「それからかなぁ、ボクが人外が嫌いになったのは」

同「同級生とかとあんま仲良くないってのは昔からだから変わってないんだけど」

男「君の先祖ってだけで、君とは関係無いと割り切ればいいんだけれどね」

男「時代が違うから、君のそれは受け入れられないのではなく、そもそも理解が、認識がされないんだから」

男「初代と違って半妖が理解されないんだから」

男「現代には妖怪なんていないんだから」

同「ボクの半分はいないようなもんだってこと?」

男「違うよ、半妖が理解されないなら君は何になる?」

男「普通は人間と一緒なら、それはもう」

男「君はそのままで、半人半妖のままでしっかりと人間なんだよ」

同「う゛ぅぅ」

男「それに初代と違って君は綺麗な半人半妖じゃないんだろう?」

男「かなりの割合で人に寄れるんだから、自分の吸血鬼率をある程度制御出来るのだから」

男「一層人間らしいじゃないか」

男「って、おいおい泣くなよ」

同「泣い゛でない゛も゛ん」

男「はいはい」

男「君の先祖は、墓から生まれて、そのまま寺に拾われて、育てられて」


男「それで、独立して退魔士業を始めたんだっけ」

同「あ゛ー待ってね」



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