男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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7: ◆SetoseN//M[saga]
2015/05/17(日) 16:58:20.45 ID:iieHGl5bo
男「じゃあ同族嫌悪かと思えばそうでもない」

男「彼女は妖怪が非常に嫌いな時もあれば、苦手程度で済んでいる時もあり統一感がなく不安定だ」

男「不可思議な存在を許せないわけでもなく、特定の何かが嫌いでもなく」

男「倒せる倒せないで決めているかと思えばそうでもなく」

店主「じゃあ何で突っかかる?」

男「自分が嫌いだから」

店主「あぁ、半分人間じゃないという半端さが嫌でってことか?」

店主「情けない、我々と違って自分の在り方を自分で決められるんだ、そんなことで」

男「うじうじしているわけじゃない、のだろうね」

店主「あん?」

男「まぁ、ココらへんまでかな、あとは憶測だし、他人に話すのは本当に気が引けるんでね」

男「それこそ、後でバレたら殺されてしまいそうだ」

店主「ふーん、ま、いいけどさ」

店主「こっちも見せたいものの準備が出来てきたんだ、暇なら見ていってくれ」

男「待ち合わせがあるからそんなにはいられないよ」

店主「あれま、忙しい中寄ってくれていたのかい、そいつは悪いね」

男「ここに寄るのも用の一つさ」

店主「そうかい、まぁいいもんだから見ていってくれよ」

店主「ほら、どうだ、やっと集め終わったんだ」

店主「探すのは手間だったよ」

男「どうして、これが?」

店主「不可思議屋は、どこにだって在るんだ、存在するもので誰も管理していないのなら集められるさ」

男「確かに、壊したりはしていないけど」

男「赤い靴、か」

男「それでこっちは学校の大鏡」

男「あっちは、サリーさん」


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