28: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:25:57.91 ID:tNq3pxyB0
  
  
  
 魔神「終わったか?」 
  
 戦士「………まだ、終わってない」 
  
 魔女「――――…―――」 
  
 戦士「まだ、息があるんだ。 
    …頼む。治療を」 
  
 魔神「そこまでする義理はない」 
  
 戦士「………なら、仕方ない。 
    お前を倒して、………彼女を、助ける」 
  
 魔神「…面白い」 
  
  
 斧槍を構える。 
 …敵はデーモン種。 
 容易い敵ではない。 
  
 だが。 
  
  
 戦士「……………いくぞ」 
  
 魔神「そもそも、息がある事は、我にとっても僥倖だ」 
  
 戦士「オオオオオオオオオ!!!」 
  
  
 魔神の剣は鋭く、俺の身体ひとつはありそうな太い大剣を、 
 まるで細身の剣を振るうかの如く打ち付けてくる。 
 斧槍の柄は鉄製だが、 
 それでも、いなさずに受けてしまっては、折れてしまう事は明白だ。 
  
  
 魔神「人の身でそれだけの武器を鞭のように振るえるとは! 
    惜しい、そこの魔法使いと2人なら、心ゆくまで戦えたものを!」 
  
 戦士「うおおおおお!!!」 
  
 魔神「だが一人では、な! 
    魔法に対抗する手段が無いだろう!」 
  
  
  
  
  
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