38: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:35:09.57 ID:tNq3pxyB0
  
  
  
 「―――!!!!!」 
  
39: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:35:49.10 ID:tNq3pxyB0
  
  
  
 だが、それにも終わりが来る。 
 女性は大剣の渾身の一撃を捌き切れず、吹き飛ばされ――― 
40: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:36:33.42 ID:tNq3pxyB0
  
  
  
 眼球を焼くような閃光。 
 鼓膜が引き裂かれるような雷鳴と、 
41: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:37:29.83 ID:tNq3pxyB0
  
  
  
 背の翼を広げた瞬間、まるで空気抵抗を感じさせないように、デーモンは空へと飛び去ってしまった。 
 それを確認し、女性が掲げた手を振り下ろすと、 
42: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:38:21.31 ID:tNq3pxyB0
  
  
  
 勇者「それ、なんの事か、わかる?」 
  
43: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:40:08.01 ID:tNq3pxyB0
  
  
  
 戦士「!!!!!」 
  
44: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:41:04.27 ID:tNq3pxyB0
  
  
  
 兵士「兵長、戻りました。町内に魔物は残っていないようです。 
    ………デーモンの死体も、ありませんでした」 
45: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:41:54.31 ID:tNq3pxyB0
  
  
  
 魔女の魔法によるものなのか、 
 部屋に損傷はほぼなかった。 
46: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:43:03.08 ID:tNq3pxyB0
  
  
  
 魔女『うおっほん。えー、戦士。戦士、いるんだろう?』 
  
47: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:43:59.05 ID:tNq3pxyB0
  
  
  
 魔女『さて、私が死んだ時という事は、君にいくつか伝えた事があるはずだ。 
    …君を遺していってしまう、という状況は、できれば、…避けたい。 
48: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:45:04.46 ID:tNq3pxyB0
  
  
  
 魔女『これには、命の危険が伴う。 
    …だから言うべきじゃ、ないんだ。 
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