魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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395: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/06/25(土) 21:33:18.57 ID:6Endy8Rh0

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天空宮殿 天守閣


近衛「人間世界は、上の神、下の魔――そのどちらからも逃れ、丸く転がり続ける球の表面でひっそりと生きています」

戦神妃「そん、な? 世界からの離別だと…? そんな。それでは、まるで・・・・・・」

魔王「父君と魔物による全体侵略。地表の全体に魔素が充ちていた……くく。我ながらド派手な大仕事だったがな」

戦神妃「地表は焼き尽くされたのではなく・・・」

近衛「引き剥がされたのですよ。陛下の、魔素を操る御業によって」


戦神妃「そんな、強引で荒い方法で。一歩間違えば、滅亡ではないか」

魔王「……滅亡したならその時はその時だ。元々は父君の侵略戦争・・・滅びるはずの物だった」

戦神妃「なぜ? いったい、なぜそんなことを? 何が目的だった?」

魔王「………――」


近衛「……目的など知りません。ですが陛下はおっしゃいました。『お前自身が、代価となれ』と」

戦神妃「お前自身が…代価…?」




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