122:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 21:09:08.14 ID:VyTyW24Co
  
  教室までずっと二見と手を繋いで来たけど、周りのやつらの視線が半端なかった。絶対 
 にもう噂になってることは間違いない。俺と二見が付き合い出したことまでがうわさにな 
 るのかどうかはわからないけど、少なくとも俺と二見が手をつないで登校したことが有希 
 に知られるのは時間の問題だろう。 
123:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 21:09:37.45 ID:VyTyW24Co
  
 「悪いな呼び出しちゃって」 
  
 「あんたになら別にいいよ・・・・・・もしかして返事してくれるのかな」 
  
124:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 21:10:16.61 ID:VyTyW24Co
  
 「もう一つだけ聞いていい?」 
  
 「いいよ」 
  
125:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 21:10:46.06 ID:VyTyW24Co
  
 「おまえさあ」 
  
  何を言っているのか全然わからない。 
  
126:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 21:11:14.66 ID:VyTyW24Co
  
 「池山君」 
  
  こいつは、いつもは教室では昼飯食わないのに。俺のこと待っていたのか。 
  
127:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 21:11:51.27 ID:VyTyW24Co
  
 「美味しい?」 
  
 「うん」 
  
128:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 21:13:04.62 ID:VyTyW24Co
  
 「もう行こうぜ」 
  
 「うん」 
  
129:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 21:13:53.20 ID:VyTyW24Co
  
 「え? 何言ってるの」 
  
 「遠山さん、綺麗だし人気もあるし」 
  
130:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 21:16:10.18 ID:VyTyW24Co
  
 「ただいま」 
  
   ・・・・・・両親がいないのはいつものことだけど、今日は妹もまだ帰っていないようだ。二 
 見を家まで送ったせいで、麻衣の方が先に帰っているのかと思っていたんだけど。玄関の 
131:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 21:16:38.74 ID:VyTyW24Co
  
  電話を切られてしまった。何なんだよ。まあ、いい。麻衣はとりあえず無事らしいし、 
 カップ麺も好きだし。それに、妹の心配がまぎれると、あらためて二見との出来事が胸に 
 浮かんでくる。明日、二見と一緒に登校する約束とかすればよかった。せっかく家まで送 
 っていったのに普通にさよならして別れてしまった。俺はカップラーメンにお湯を入れて 
132:名無しNIPPER[sage]
2016/02/11(木) 21:17:07.45 ID:VyTyW24Co
  
 今日は以上です 
 また投下します 
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