270:名無しNIPPER[saga]
2016/06/07(火) 00:23:54.53 ID:vAalNZ3Lo
  
  それで、麻衣とは以前のようにいつも一緒に行動するということはなくなった。朝の通 
 学や休み時間、そして下校時間まで俺と優はいつも一緒だったから、そうなることは当然 
 だった。妹は俺にお弁当を作ることはなくなったけど、朝食と夕食はこれまでどおり用意 
 してくれていた。ただ、前なら夕食後(場合によっては寝るときも)俺にべったりと寄り 
271:名無しNIPPER[saga]
2016/06/07(火) 00:24:38.69 ID:vAalNZ3Lo
  
 「処女厨ってやっかいなのよ。ある意味単なる荒らしよりたちが悪いの」 
  
  ある夜、優は俺の前で、モモの処女性に疑問を抱いたスレの住人を何とか宥めるレスを 
 しながら言った。 
272:名無しNIPPER[saga]
2016/06/07(火) 00:25:16.82 ID:vAalNZ3Lo
  
 『直前のセッションが強制的に終了されました。セッションを復元しますか?』 
  
  
  
273:名無しNIPPER[saga]
2016/06/07(火) 00:25:47.47 ID:vAalNZ3Lo
  
  何とか始業に間に合う電車に飛び乗った俺は、少し落ち着いていつも見ている車窓を眺 
 めた。今朝は登校時間に優に会えなかったけど、それよりも今は麻衣のことが気になる。 
  
  たとえ妹があのスレを見つけて内容を読んだとしても、画像は見られない。もちろん優 
274:名無しNIPPER[saga]
2016/06/07(火) 00:26:16.26 ID:vAalNZ3Lo
  
  ようやく休み時間になり、校舎の外に出て優に電話をしようとした俺に、いきなり夕也 
 が話しかけた。 
  
 「おい」 
275:名無しNIPPER[saga]
2016/06/07(火) 00:26:53.42 ID:vAalNZ3Lo
  
 「おまえ、来るの遅せえよ」 
  
  夕也が身勝手にも俺に文句をつけた。優に電話するのを先延ばしにしてまで付き合って 
 やっているのに。 
276:名無しNIPPER[saga]
2016/06/07(火) 00:27:27.46 ID:vAalNZ3Lo
  
 「そんで、教室に戻ったら二見が来てないじゃんか。いったいあいつ何をしでかしたんだ 
 よ。下着姿ってまさか・・・・・・」 
  
 「ああ」 
277:名無しNIPPER[sage]
2016/06/07(火) 00:27:56.50 ID:vAalNZ3Lo
  
 今日は以上です 
 また投下します 
278:名無しNIPPER[sage]
2016/06/08(水) 06:56:25.75 ID:Tx4CvWb30
 おつんつん 
279:名無しNIPPER[saga]
2016/06/26(日) 00:10:01.28 ID:RyWkrIEDo
  
   とりあえず、何とか担任が来る前に学校から抜け出せた。あいつの家に向かいながら電 
 話をしようと俺は思った。何度かコールしても優は電話に出ない。 
  
  俺はほとんど走るように足早に歩きながら考えた。これからあいつはどうなるんだろう。 
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