401:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:28:13.19 ID:l/rfkXGJo
  
  同じ役員の女の子たちとも放課後よくお喋りするようにもなった。前の友だちと違って 
 カラオケやショッピングに行ったりというわけにはいかなかったけど、生徒会室で彼女た 
 ちと話をしていると頭のいい女の子たちでもお喋りの内容は前の友だちとあまり変らない 
 んだなとあたしは思った。 
402:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:29:13.52 ID:l/rfkXGJo
  
  生徒会に入るまでほぼビッチ扱いされていたあたしは、その頃清楚な生徒会の役員の女 
 の子として扱われるようになっていたので、今ではそういう風に見られている自分に十分 
 満足していた。あたしは成績のいい生徒会の役員たちにも仲間扱いされていたし、生徒会 
 役員や役員以外でも成績優秀な男の子たちにも何度か告白されるくらいに人気もあった。 
403:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:29:52.41 ID:l/rfkXGJo
  
  数日後、あたしは先生から生徒会長への用件を伝えるために、生徒会室を出て会長を探 
 す羽目になった。もう会長のことは念頭にはなかったのでそれは単なる副会長としての用 
 事に過ぎなかったのだけど、この時間には会長は二見さんと二人で図書室で過ごしている 
 はずだったので、いくら図々しいあたしでもさすがに少しそれを邪魔することに気が引け 
404:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:31:56.68 ID:l/rfkXGJo
  
  その時図書室のドアが開き中から出てきた会長があたしに声をかけた。 
  
 「副会長。ここで何してるんだ」 
  
405:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:35:18.61 ID:l/rfkXGJo
  
  こうして見るとこの三年生は会長や生徒会の人たちの仲間のようには見えなかった。ど 
 ちらかというと先輩の仲間のように見えたけど、それでもこの見知らぬ三年生は迷わず生 
 徒会長を助けたのだった。 
  
406:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 23:35:49.02 ID:l/rfkXGJo
  
 自宅で二人に会長の話をしだすとお姉ちゃんは前にも会長のことであたしに質問された 
 ことを思い出したようだった。 
  
  お姉ちゃんにならどう思われても構わなかった。お姉ちゃんそのことを口外する心配は 
407:名無しNIPPER[sage]
2016/11/27(日) 23:36:14.06 ID:l/rfkXGJo
  
 今日は以上です 
 また、投下します 
408:名無しNIPPER[sage]
2016/11/28(月) 14:31:28.30 ID:BcWYiPPA0
 妹友には名前の設定なかったんか 
  
 乙乙 
409:名無しNIPPER[sage]
2016/11/28(月) 23:40:35.61 ID:ElGl9x+To
  
 >>408 
  
 作者です。妹友は間違いです。なかったことにしてください 
 今回は二姉妹の設定に変更しましたので 
410:名無しNIPPER[sage]
2017/01/16(月) 12:35:05.66 ID:RO6yusYg0
 また落ちるのか 
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