P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL2
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282: ◆bjtPFp8neU[sage saga]
2016/07/03(日) 10:08:11.40 ID:5d0dgUrZO
ー トロイアの町 パブ『迷宮』 ー


高木「……『彼女』と戦った感想はどうだい?」

黒井「……お前はどうなんだ、高木よ」

高木「そうだな……」

高木「正直なところ、私はあれが彼女の全力だったとは思えない。まだ実力を隠している気がするよ」

黒井「同感だ。『あれ』はただの前座に過ぎんのだろうな。まるで手応えが感じられかった」

高木「その割には、お前も音無君の力に合わせて技を使っていたようだが?」

黒井「フン……」グビッ

高木「やはり手加減したのか」

黒井「お前に言われたくはないな。……何が『魔力を斬った』だ」

黒井「お前も彼女を傷付ける勇気が無かった。そうだろう?」

高木「………」グビッ


高木「私は不安でならないんだ。彼女たちが争う事が」

高木「なぜ、あんなに仲の良い彼女たちが争わなければならないのか」

黒井「今さらそんな事を考えているのか? 方法は一つしか無いのだろう? だったら進まねばなるまい」

黒井「後ろ向きな考えなど、お前には似合わんぞ」

高木「はっはっは! まさかお前に慰められるとは思わなかったよ」

黒井「っ……ば、バカも休み休み言え! なぜこの私がお前を慰めなければならない!?」

高木「いや、気持ちはありがたく受け取っておくよ、黒井」

黒井「取り消せ! 今すぐその言葉を取り消せ!」

ギャーギャー…



翔太「あの二人、なんだかんだ言って仲良しだよねぇ」

北斗「そうだな。見てて微笑ましいよ」

冬馬「あれが男の友情ってヤツなのか?」

翔太「あれ? 冬馬君ひょっとして『そっち』方面も興味あるの?」

冬馬「んなワケねーだろ!」ガタッ

翔太「わ、ちょっと! ゴメンって! 急に立ち上がらないでよー!」ヨロッ

北斗「二人とも、オレたち一心同体だって事忘れてないか?」フラッ

ギャーギャー…



マスター(うーん、どう見ても人間じゃないよなー、あのお客さんたち……)




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