ほむら「巴マミがいない世界」
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116: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/27(土) 19:46:37.41 ID:oa2aF0g3O
だが次の瞬間、ほむらは自分の見通しの甘さを思い知らされた。


まどか「さやかちゃん!?」


ほむら「!?」

今だけは、最も聞きたくなかった少女の声が聞こえた。

ぎょっとして声のした方向を探ると、やはりそこには、まどかが息を切らして立っていた。

偶然通りかかった?
そんなはずはない。
これは作為的なものだ。
それが誰の仕業かなんて、決まっている。

ほむらは物陰から、まどかの足元にいるそいつを睨み付けた。

ほむら(インキュ……ベーター……ッ!)

殺意にも似た感情が迸った。

あいつがこの場面にまどかを呼んだのだとしたら、その狙いはひとつしかない。

この状況を盾にして、まどかに契約を迫るつもりだろう。


まどか「本当に、わたしが契約すれば、ふたりを止められるの……?」


キュゥべえがまどかに何を伝えているのかはわからないが、まどかの台詞で大体の想像はつく。

放っておくわけにはいかない。


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