21: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 12:30:12.51 ID:8m/ElpKNO
QB「ところで、僕からひとつ頼みがあるんだ」
杏子「あ? なんだよ」
QB「今日、杏子が魔女から助けたふたりの少女……覚えてるかい?」
杏子「あぁ……あいつらがどうかしたのか?」
QB「あのふたりには、魔法少女の素質がある」
杏子は思わず頭を抱えてしまった。
突然謎の魔法少女が現れたと思ったら、さらにふたりも増える可能性があるって……?
杏子「マジかよ……そういやなんか話してやがったな」
QB「ふたりともかなりの素質を持っていたけれど、特筆すべきは鹿目まどかだね。あれほど凄まじい素質を持った少女を見たのは初めてだ」
杏子「鹿目まどか……どっちだ?ピンクの方か?」
QB「そうだよ。ちなみに、もうひとりの子の名前は美樹さやかだ」
杏子「あの青い方か……」
QB「鹿目まどかが契約してくれれば、僕としてはうれしい限りだね。というわけで、彼女たちに魔法少女の素晴らしさを教えてあげてくれないかな」
バカかこいつ、と杏子はキュゥべえにあきれた目を向ける。
杏子「……お前、あたしがそんなことするとでも思ってんのか?」
QB「しないだろうね」
杏子「わかってんなら言うんじゃねーよ。そもそも、その鹿目まどかって奴は契約しないと思うぜ?」
QB「どうして?」
杏子「見るからに、私は今幸せですって面してやがったからさ」
別に妬んでいるわけではない。
ただ単純に、生きる世界が違うと感じたのだ。
460Res/310.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20