64: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/21(日) 12:30:09.21 ID:7abQ0VEBO
 喫茶店を出て、ほむらは思考を巡らせていた。 
  
 昨日のことがあったから、今日改めてさやかに忠告したわけだが、実際にはまだそれほど心配する段階ではない。 
 なぜなら、さやかは契約する確率は高いが、契約のタイミング自体はそれほど早くないからだ。 
  
65: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/21(日) 12:33:43.07 ID:7abQ0VEBO
 *** 
  
 ほむらと別れたあと、さやかは病院へ向かった。 
 目的は、恭介のお見舞いだ。 
 ほむらとの待ち合わせがあったので、まどかには先に帰ってもらっていた。 
66: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/21(日) 12:35:20.00 ID:7abQ0VEBO
 そもそも、ほむらがさやかに契約しないように言うのは、とても良心からだとは思えない。 
  
 話していてわかるのだ。 
  
 さやかとほむらの仲はそれほどいいものではないが、それを抜きにしても、ほむらが純粋にさやかのことを思いやって忠告しているようには、さやかには思えなかった。 
67: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/21(日) 12:37:19.60 ID:7abQ0VEBO
 病室に入ると、恭介はさやかを歓迎してくれた。 
  
 恭介「こんなに何度もお見舞いに来てくれて、本当に助かるよ。ありがとう」 
  
 さやか「何言ってんのさ、水くさいよ」 
68: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/21(日) 12:38:35.79 ID:7abQ0VEBO
 さやか(……やっぱり、あたしは恭介が好きなんだ) 
  
 自分の気持ちを再確認したさやかは、ふと、恭介の顔を横目で見てしまった。 
  
 さやか「……!」 
69: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/21(日) 12:44:21.58 ID:7abQ0VEBO
 *** 
  
 ほむらは、とある病院の前にいた。 
  
 つい先程、さやかが中に入っていった。 
70: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/21(日) 12:46:16.70 ID:7abQ0VEBO
 それよりも、ひとつ気になることがある。 
  
 時期的に考えれば、そうでない可能性も高いのだが…… 
  
 ほむらは、キュゥべえに問いかけた。 
71: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/21(日) 12:50:18.31 ID:7abQ0VEBO
 大した使い魔もおらず、ふたりは難なくお菓子の魔女のもとにたどり着いた。 
 その姿を見た杏子が眉をひそめる。 
  
 杏子「あいつがその魔女か……? 全く強そうに見えないんだが、間違いないのか?」 
  
72: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/21(日) 12:52:12.80 ID:7abQ0VEBO
 杏子はシャルロッテに攻撃を仕掛け始めた。 
  
 杏子の基本的な戦闘スタイルは、槍を用いた近接戦闘である。 
  
 攻撃を受け、シャルロッテは逃げようとするが、杏子がそれを許すはずもない。 
73: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/21(日) 12:53:44.91 ID:7abQ0VEBO
 杏子が最後の攻撃を仕掛けようとした、その直前であった。 
  
 シャルロッテに、異変が起こる。 
  
 杏子「……!?」 
74: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/21(日) 12:57:04.78 ID:7abQ0VEBO
 と、次の瞬間。 
  
 何の前触れもなく、シャルロッテの胴体の数ヶ所が爆発した。 
  
 シャルロッテ「!?」 
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