元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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◆k9ih1s9J/w
[saga sage]
2018/07/07(土) 04:19:52.58 ID:NQa1fbLao
配達屋「魔法防御みたいなのは無かったっすね……」
クルト「……俺を呼び出した理由は何だ? いなくなると宣言するだけが目的なら手紙にそう書けばよかったはずだ」
ミリエーラ「……国を離れる前に、クルトさんと話しておきたかった」
ミリエーラ「クルトさん、貴方に、ウベローゼン市の商人達が私を警戒するようになった、最初の事件について語らせてください」
彼女は、母に憧れており、母を助けられる仕事に就きたかった。
しかし彼女には体力が無かったため、軍人を目指す事はできなかったのだ。
それでも軍に関わる仕事をしたかった彼女は武器商となり、地下街やスラムなどで武器を求める人々に武器を売った。
彼女が武器を売った人々によって傷害事件が起きたこともあり、いつしか彼女は『闇の武器屋』『死の商人』と恐れられるようになっていた。
キュベレ「お母さんの強さは遺伝しなかったのね。……アタシが譲れるなら譲ってあげたいわよ」
クルト「だがやはり、ろくでもない商売人だな」
地道な行商を続け、とうとう彼女は店舗を持つに至った。
しかし、フリンデルの悪名と死の商人の肩書きは、その名を知った者に恐怖を与えた。
彼女の何気ない言動はプレッシャーを与え、近所の防具店店主は恐ろしい拷問や戦場に送られる未来を想像し、その運命が訪れる前に自ら死を選んでしまった。
クルトもまた、ミリエーラ・フリンデルの名を見て悪い想像を膨らませた内の一人であった。
クルト「俺たちが勝手に誤解しただけだと、そう言うのか?」
クルト「言い訳も大概にしろ。武器やハーブの販売を通じて、社会を混乱させたのは歴とした事実だろう!」
ミリエーラ「本当に……申し訳ございません。私は、道を誤ったんです……」
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