187: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/05/11(水) 00:00:19.76 ID:8FHhUPvNo
真姫「ふぅん? つまり私の知ってる言葉で表すなら、あなたは未来人ってことになるのかしら」
にこ「あはは……まぁ、そういうことになるのかしらね」
真姫「…………」
場所を移して、音楽室。
腰を落ち着けて私の話を最後まで聞いた真姫ちゃんの反応は、正直予想外だった。
ぶっちゃけ「頭のネジ、足りてないんじゃない?」とか鼻で笑われると思ってたのに。
今目の前にいる真姫ちゃんは。
私の言葉を、真剣に考えてくれていた。
あの三人娘と友達になれた時も嬉しかったけど、それとは話が違う。
「今の私」の真実を受け入れてくれる、仲間。
すごく、すごく――救われた気がした。
にこ「――ありがと」
真姫「な、何よ急に」
にこ「いえ、ごめんなさい。こんな話、まさか信じてもらえるなんて思ってなかったから」
ちょっと涙目になった私の言葉を聞いて。
真姫「ばかね、あなた」
真姫ちゃんは、からかうように笑った。
真姫「そんな話信じるわけないじゃない」
にこ「ちょっとおおおぉぉぉぉぉおおおおお!?」
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