にこ「きっと青春が聞こえる」
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443: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/10/20(木) 23:03:40.52 ID:DRFjCdkxo

【Side:ことり】

花陽「あの……何度も何度も呼び出して、すみません」

ことり「ううん、気にしないで」

 昨日に引き続き部活後に私を呼び出した花陽ちゃんは、本当に申し訳なさそうに私に言った。
 
 その謝罪に対する私の言葉に嘘はない。

 むしろ謝るのは私の方。私たちの方。

 本気でアイドルに向き合う彼女たちを侮辱してる――私たちの方。

ことり「だけど……答えは変わらないよ?」

 それでも、譲れない気持ちがあるのも事実だった。

 このつながりが途絶えてしまったら、私たちはもう。

 残りの時間を無為にすることしかできないから。

花陽「いいんです」

 だけど、私の予想とは裏腹に。

 花陽ちゃんは強いまなざしで私を見つめていた。


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