にこ「きっと青春が聞こえる」
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498: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/12/20(火) 01:35:13.44 ID:YNfrPH5eo

絵里「……そうね」

 小さくため息をつきながら、だけど生徒会長は否定をしませんでした。

 この人だってわかっているはずです。

花陽「ランキング100位に入ること、無理だって。わかってましたよね?」

絵里「別に、あなたたちの努力を否定するつもりはないのだけれどね」

絵里「だけど……そう、あなたの言う通り。あの出来栄えでランキング入りは――」

花陽「違います」

絵里「――――」

 みたび、話を遮られた生徒会長は。

 だけど、怒った風でもなく、静かに私を見つめています。

花陽「あの条件を出したときから、です」

絵里「…………」


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