587: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/05/22(月) 16:33:03.46 ID:/PVFQV9zO
  
 にこ「え?」 
  
 「この世界はこれこれこういうものでした。おしまい」 
  
588: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/05/22(月) 16:33:30.06 ID:/PVFQV9zO
  
 「じゃあ、またやり直す?」 
  
 にこ「は?」 
  
589: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/05/22(月) 16:34:03.02 ID:/PVFQV9zO
  
 「――ここで黙ってしまうから、あなたはうそつきなの」 
  
 にこ「え?」 
  
590: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/05/22(月) 16:34:29.96 ID:/PVFQV9zO
  
  
  
  
  
591: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/05/22(月) 16:35:30.84 ID:/PVFQV9zO
  
 にこ「――――」 
  
 「3月のあの日。あなたはいつも通り眠りに落ちた」 
  
592: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/05/22(月) 16:36:26.85 ID:/PVFQV9zO
  
 「もう一度、改めて聞くわ」 
  
 「この世界の真実を知って。あなたは、どうしたい?」 
  
593: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/05/22(月) 16:37:17.81 ID:/PVFQV9zO
  
 「さっきも言った通り。この世界には、ひびが入り始めた」 
  
 「少しずつ、あなたが目覚める準備が整い始めた」 
  
594: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/05/22(月) 16:37:44.23 ID:/PVFQV9zO
  
 にこ「――――夢」 
  
  思わずほおをつねろうとして、やめる。この世界で痛い思いなんて、十分してきた。 
  
595: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/05/22(月) 16:40:15.65 ID:/PVFQV9zO
  
 にこ「…………」 
  
  「私」が指さした場所を、ぎゅっと握りしめる。 
  
596: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/05/22(月) 16:41:17.39 ID:/PVFQV9zO
 ここまで 
 一応あと5、6回の投下で終わる予定 
 続きはまたすぐ 
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